東京宝塚劇場にて、宙組公演「美しき生涯/ルナ・ロッサ」を観劇してまいりました。
3連休から、一日休んで今日の公演。
私は18日の15:30を観て、で今日の18:30を観たので、ほとんど連続で観たといっても良い状況だと思うのですが。
びっくりするほどお芝居の印象が違ってて、すごく良くなってました!
何がどう違う、と具体的に説明できないのが悔しいんですが……なんかぐっときたんですよね。まず、祐飛さんの集中力が半端なかった。そして、すみ花ちゃんの迫力もいつもと全然違った気がします。
テルくんはちょっと喉が辛いのかな?と思ったところがあったのですが、その分芝居に集中していたのか、かなり引き込まれました。
とにかく、台詞の間とか言い方とかがみんな変わっていたので、駄目だし稽古があったんだと思います。
ああでも、一番違ったのはみっちゃんの福島正則かもしれません。最後の牢獄でも、泣きすぎないで少し抑える感じになっていたような気がします。その調子で千秋楽まで「男らしく」いてください!
そして。
残念なことですが、天羽珠紀さんが休演されてました(涙)
どうしちゃったんでしょうねえ……心配。公式サイトによると、復帰時期は未定となっていますが、早くお元気になってくださいね。お待ちしています!
たまちゃんの代役は……
お芝居の山伏は、風莉じんさんが代役で入られてました。柔らかな美声の持ち主なんですが、たまちゃんの声の独特の剛さというか、個性的な硬い声がこの役(場面)には合っていたんだなーと思いました。まあ、経験値というか回数の差もあると思いますけどね。だいぶ緊張していらっしゃったようなので。
清州の丘の上と、関ヶ原直前の民衆は、一人少ないままでやっていたような気がします(違ってたらごめんなさい)。たまちゃんの台詞はこっしー(珠洲)とちや姉で分け合っていたと思います。
ショーのバザールの歌手はかいちゃん(七海ひろき)。声も良く出ていたし、味があってすごく良かったです。
そういえば、最初に旅行者たちが入ってくるとき、美風さんの肩を抱いているかいちゃんに吃驚するあまり、かいちゃんの代役に誰が入っていたのか確認するのを忘れた……(^ ^;ゞ。
らくだを曳くキャメルマンは、ちや姉。ここはもう、阿吽の呼吸が必要なので回数をこなさないと難しい場面ですよね。ちや姉、がんばれ!
祈りの歌手(コーラス)は……たしか美月遥くんだったと思います(違ってたらすみません。確認したんだけど、なんか記憶が曖昧)。かいちゃん以上に意外な人選だなーと思った。まあ、コーラス自体は影でも歌っているんでしょうけれども、ロケットに着替えるの大変だったろうなあ。
パレードは、カチャがたまちゃんの位置に入って降りてきました。その前のカチャセンターの5人降りが、センターが抜けて両側4人降りになったのがちょっと違和感。
今日は他にも、ショーの最初の「砂の城」で最初に舞台で踊りだす砂塵(男)が一人しかいなかったり(←どちらがいなかったのか不明)、最後のデュエットダンスですみ花ちゃんがコケッと転んでしまったり、いろいろなことがありました(T T)。
すみ花ちゃんには本気でびっくりしたよー!すぐに、満面の笑顔で立ちあがってくれたのですごくホッとしました。とはいえ、先週末も琵琶湖のほとりで草履が脱げちゃったり、デュエットダンスで躓いたりしていたので、非常に心配です。疲れているのかなあ……。
大階段での祐飛さんの帽子は、袖のちょっと手前くらいに着地。今日はみっちゃんがわざわざ出張して拾ってくれてました。大ちゃんが拾うと思っていたので、遠くまで拾いに行ったことにびっくり。……なんか、大ちゃんが拾って袖になげたら戻ってきた(汗)ことがあったらしい(私は観ていませんが)ので、基本みっちゃんが対応することになった、とか……?
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3連休から、一日休んで今日の公演。
私は18日の15:30を観て、で今日の18:30を観たので、ほとんど連続で観たといっても良い状況だと思うのですが。
びっくりするほどお芝居の印象が違ってて、すごく良くなってました!
何がどう違う、と具体的に説明できないのが悔しいんですが……なんかぐっときたんですよね。まず、祐飛さんの集中力が半端なかった。そして、すみ花ちゃんの迫力もいつもと全然違った気がします。
テルくんはちょっと喉が辛いのかな?と思ったところがあったのですが、その分芝居に集中していたのか、かなり引き込まれました。
とにかく、台詞の間とか言い方とかがみんな変わっていたので、駄目だし稽古があったんだと思います。
ああでも、一番違ったのはみっちゃんの福島正則かもしれません。最後の牢獄でも、泣きすぎないで少し抑える感じになっていたような気がします。その調子で千秋楽まで「男らしく」いてください!
そして。
残念なことですが、天羽珠紀さんが休演されてました(涙)
どうしちゃったんでしょうねえ……心配。公式サイトによると、復帰時期は未定となっていますが、早くお元気になってくださいね。お待ちしています!
たまちゃんの代役は……
お芝居の山伏は、風莉じんさんが代役で入られてました。柔らかな美声の持ち主なんですが、たまちゃんの声の独特の剛さというか、個性的な硬い声がこの役(場面)には合っていたんだなーと思いました。まあ、経験値というか回数の差もあると思いますけどね。だいぶ緊張していらっしゃったようなので。
清州の丘の上と、関ヶ原直前の民衆は、一人少ないままでやっていたような気がします(違ってたらごめんなさい)。たまちゃんの台詞はこっしー(珠洲)とちや姉で分け合っていたと思います。
ショーのバザールの歌手はかいちゃん(七海ひろき)。声も良く出ていたし、味があってすごく良かったです。
そういえば、最初に旅行者たちが入ってくるとき、美風さんの肩を抱いているかいちゃんに吃驚するあまり、かいちゃんの代役に誰が入っていたのか確認するのを忘れた……(^ ^;ゞ。
らくだを曳くキャメルマンは、ちや姉。ここはもう、阿吽の呼吸が必要なので回数をこなさないと難しい場面ですよね。ちや姉、がんばれ!
祈りの歌手(コーラス)は……たしか美月遥くんだったと思います(違ってたらすみません。確認したんだけど、なんか記憶が曖昧)。かいちゃん以上に意外な人選だなーと思った。まあ、コーラス自体は影でも歌っているんでしょうけれども、ロケットに着替えるの大変だったろうなあ。
パレードは、カチャがたまちゃんの位置に入って降りてきました。その前のカチャセンターの5人降りが、センターが抜けて両側4人降りになったのがちょっと違和感。
今日は他にも、ショーの最初の「砂の城」で最初に舞台で踊りだす砂塵(男)が一人しかいなかったり(←どちらがいなかったのか不明)、最後のデュエットダンスですみ花ちゃんがコケッと転んでしまったり、いろいろなことがありました(T T)。
すみ花ちゃんには本気でびっくりしたよー!すぐに、満面の笑顔で立ちあがってくれたのですごくホッとしました。とはいえ、先週末も琵琶湖のほとりで草履が脱げちゃったり、デュエットダンスで躓いたりしていたので、非常に心配です。疲れているのかなあ……。
大階段での祐飛さんの帽子は、袖のちょっと手前くらいに着地。今日はみっちゃんがわざわざ出張して拾ってくれてました。大ちゃんが拾うと思っていたので、遠くまで拾いに行ったことにびっくり。……なんか、大ちゃんが拾って袖になげたら戻ってきた(汗)ことがあったらしい(私は観ていませんが)ので、基本みっちゃんが対応することになった、とか……?
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石田三成~永遠の愛と美【6】
2011年7月19日 宝塚(宙)今日、滋賀県では、限定のふるさとフレーム切手「浅井三姉妹」「石田三成」「賤ヶ岳七本槍」が発売されました。
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2011/document/3001_09_04_911070801.pdf
このイラストでいいのか?本当に欲しいのか!?と自問自答しつつ、、、
「限定」ものに弱い猫は、会社でじたばたするほど長浜に行きたかったです(「石田三成」「七本槍」はいずれも長浜市内の郵便局でのみ販売)
あーあ、わずか1500セットかー。どうなんだろう。もう売り切れちゃったかなあ……(T T)。
去年(2010年)は、ひこにゃん・みつにゃん・島さこにゃん・大谷にゃんぶの4匹が彦根城を取り囲む、という、なんというか夢のような絵柄のフレーム切手が販売されていたようですね。
……欲しかったなーーーっ!!
ところで。
画像を見ていただくとわかるのですが(携帯の方ごめんなさい)、このシートの「七本槍」には、9人の人物が描かれています。
今回の舞台でも登場している福島市松(正則)、加藤虎之助(清正)、加藤孫六(嘉明)、脇坂甚内(安治)、糟屋助右衛門尉(武則)、平野権平(長奉)、片桐助作(且元)に、石河兵助(一光)と桜井佐吉(家一)の二人を加えて、全部で9人。
桜井・石河の二人は、一連の合戦の表彰では福島ら7人と同格の扱いをうけ、加増もされたんですが、「七本槍」というグループ(?)には入らなかったようです。まあ、若干資料によって入れ替わっている場合もありますが、基本的に「七本槍」は秀吉子飼いの直臣を引き立てるために秀吉自らが言いだしたもので、客観的な根拠があるものではないようです。
そもそも、一連の合戦の火ぶたとなった賤ヶ岳の戦いで、先陣を切ったのはカーテン前での会話通り、三成(たち)のはずですし、ね。
そういうのを考えると、秀吉の人心掌握術というか、人心のコントロール術というか、そういうものの恐ろしさについて考えてしまいます(^ ^;
そういえば。
スルーしていましたが、第二場(柴田との戦い準備)の場面タイトルが「長浜城」になっているのは何故なんでしょうね。清州会議の後、長浜城はいったん柴田に引き渡されて、秀吉は山城に移ってたはずなんだけど。
ついでに言えば、「雪が融ける前に出陣を」して攻めたのは、佐久間盛政ではなく、織田信孝(岐阜)であり柴田勝豊(長浜)であり、そのへんの連中なんですよね……。
……いや、あの、細々とどうでもいいことを失礼しました。
それでは、先日の続きを。
■第四場 長浜城(天正11年夏)
幕が上がると、さぎり(純矢ちとせ)を中心とした宴の場面。
構成はプロローグとよく似ていますが、人数が少なかったり、衣装がちょっとしょぼかったりして、主・秀吉の地位の違い(プロローグの時点で秀吉は関白)を感じます。
せーこちゃんの歌がちょっと色っぽいメロディラインで好きだったりします。日本舞踊の名取の舞は綺麗ですが、個人的には、もうちょっと(歌くらい)色気があってもいいのになー、と思っていたりします。
「やらずの雨」とかはちゃんと色っぽかったし、出来ないってことないと思うんだけどなあ。
今回は七本槍が正式に名乗りを挙げるところを見ると、なんというか、これは七本槍のお披露目の宴なのかな?と思ったりしました。
美穂さんの寧々が嫌味たっぷりに「石田三成たちは七本槍には入れないのか」と尋ねるあたりも含めて。
まあ、寧々の問いかけに対する秀吉の様子を見ると、「槍ばたらきしかできぬうつけ者は七本槍と呼んで讃えてやり、違う才を発揮できるものは、そういう仕事を任せて重用する」という評価軸がはっきりしているような気がします。
……未沙さんと美穂さんだからこそできる、大人の芝居、だなー(しみじみ)
茶々を連れて入ってくる三成。
美しい姫君に見惚れて、足元もおぼつかない秀吉。
秀吉の気持ちに気付いて、イラつく寧々。
酒臭い老人を嫌い、拒否する茶々。
「なんて美しい…」
ぽーっと茶々を賛美して、回りのメンバーに止められる加藤孫六(十輝いりす)。
「お市さまにそっくりじゃ!」
いらんことを指摘して、回りだけではなく寧々にまで叱られる片桐(凪七瑠海)。
最後には寧々が茶々を叩いて自分の立場をわからせ、権高く侍女を呼んで立ち去る。
「おかかさま!!」
と呼びながら後を追う七本槍の面々は、初めて見た動くモノを親だと思い込む雛鳥のように、寧々の後を追いかけて行く。秀吉の後ではなく、あくまでも寧々の後、なんですよね。大石さんの、このあたりの描写の巧みさというか、さりげなく人間関係を伝える情報量の多さはさすがだな、と思います。時間の限られるテレビドラマに慣れているっていうのはやっぱり違うんでしょうね。
プライドの高い小娘らしく、
「わが父は猿ではないっ!」
と叫んで立ち去る茶々、主に一礼して、後を追う三成。
それを凝っと見送る秀吉の、ねっとりとした目がとても怖いです。
……未沙さんの凄みを久々に実感しました。……たしかに、これはサヴィーリィチとか演じている場合ではなかったな~(←しみじみ)。
「気性も、美しさも、お市さまにそっくりじゃ……」
そう呟きながら酒宴に戻る秀吉。
ぴったりと付き従う小姓(彩花まり)。
上手花道には、さぎりとたつのになにやら指示を出す寧々の姿。
下手花道には、寧々たちを見張る疾風の姿。
それぞれが、それぞれの思惑で動いている。
大きな歴史の渦の中で。
■第五場 琵琶湖(天正11年?)
花道の人々が去り、真ん中のセットに入った秀吉と小姓、侍女たちがセリ下がると、、、セットの上に、琵琶湖のほとりに佇む三成と茶々が現れる。
二人のしっとりとした幸せそうな場面が少ないので、観るたびに、ああ、この場面好きだなあ……と思います。
気が強くて意地っ張りな姫君と、ちょっと気弱だけど有能で誠実な男、という組み合わせって、ある意味女性の夢なんでしょうか。「ベルサイユのばら」のオスカルとアンドレ、大和和紀の一連の作品、「エースをねらえ!」の竜崎麗香と尾崎、「銀河英雄伝説」のラインハルトとキルヒアイス……とか。(←ちょっと違うと思うが)(特に最後)
で、何が言いたいかというと。
すみ花ちゃんの茶々が可愛くて可愛くて、ちょっと身悶えしましたよ、とご報告したいの(^ ^)。
いろいろあったけど、心穏やかに暮らせるのは、そこに三成がいるから。そんな真っ直ぐな想いが面映ゆくて、切なくて。
そして三成は、そんな茶々に気付いていながら、あえて直視しないようにしているように見えました。
茶々は、「主筋の姫」だから。この時点で、彼は秀吉の気持ちに気付いていたのでしょうか。……無意識に気付いていて、だからこそ、あえて目を背けているのかな、と思う日もあれば、全然気付いていないのかな?と思う日もあるんですよね……相変わらず、芝居は日替わりなお二人です。
ところで。
初見の時から気になっていたんですが、この場面って、前場とつながっているわけではないんでしょうか……?
北ノ庄落城が、旧暦の4月(新暦6月)。そこからモミジが色づくまで、4~5ヶ月ありますよね?
演出的には、初や江を連れて茶々が退出し、三成が後を追ったあと、そのまま見晴らし台か何かであの会話をしている……ようにも見えるんですが、花道での寧々とさぎりたちの場面があるから、そこで切って、時間が過ぎたことにすればいいのか?
さぎりとたつのが茶々付きの侍女になるのも、寧々の指示によるんだろうし……。
なーんて、いろいろ考えすぎるのは私の悪い癖ですが。
群舞に入ったあと、ソロを歌う七瀬りりこ嬢の美声が耳に心地よく、いつもうっとりと眺めている場面ですが。
……弁財天さんたちの蒼い鬘にはどういう意味があるんでしょうね(^ ^;ゞ。
この世のものとは思えない幻想的な風景で、あれはあれで良いのかな、と思ってはいるんですけどね(^ ^)。でも不思議。
なかなか進みませんが、今宵はここまでにいたしとうございます……。
.
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2011/document/3001_09_04_911070801.pdf
このイラストでいいのか?本当に欲しいのか!?と自問自答しつつ、、、
「限定」ものに弱い猫は、会社でじたばたするほど長浜に行きたかったです(「石田三成」「七本槍」はいずれも長浜市内の郵便局でのみ販売)
あーあ、わずか1500セットかー。どうなんだろう。もう売り切れちゃったかなあ……(T T)。
去年(2010年)は、ひこにゃん・みつにゃん・島さこにゃん・大谷にゃんぶの4匹が彦根城を取り囲む、という、なんというか夢のような絵柄のフレーム切手が販売されていたようですね。
……欲しかったなーーーっ!!
ところで。
画像を見ていただくとわかるのですが(携帯の方ごめんなさい)、このシートの「七本槍」には、9人の人物が描かれています。
今回の舞台でも登場している福島市松(正則)、加藤虎之助(清正)、加藤孫六(嘉明)、脇坂甚内(安治)、糟屋助右衛門尉(武則)、平野権平(長奉)、片桐助作(且元)に、石河兵助(一光)と桜井佐吉(家一)の二人を加えて、全部で9人。
桜井・石河の二人は、一連の合戦の表彰では福島ら7人と同格の扱いをうけ、加増もされたんですが、「七本槍」というグループ(?)には入らなかったようです。まあ、若干資料によって入れ替わっている場合もありますが、基本的に「七本槍」は秀吉子飼いの直臣を引き立てるために秀吉自らが言いだしたもので、客観的な根拠があるものではないようです。
そもそも、一連の合戦の火ぶたとなった賤ヶ岳の戦いで、先陣を切ったのはカーテン前での会話通り、三成(たち)のはずですし、ね。
そういうのを考えると、秀吉の人心掌握術というか、人心のコントロール術というか、そういうものの恐ろしさについて考えてしまいます(^ ^;
そういえば。
スルーしていましたが、第二場(柴田との戦い準備)の場面タイトルが「長浜城」になっているのは何故なんでしょうね。清州会議の後、長浜城はいったん柴田に引き渡されて、秀吉は山城に移ってたはずなんだけど。
ついでに言えば、「雪が融ける前に出陣を」して攻めたのは、佐久間盛政ではなく、織田信孝(岐阜)であり柴田勝豊(長浜)であり、そのへんの連中なんですよね……。
……いや、あの、細々とどうでもいいことを失礼しました。
それでは、先日の続きを。
■第四場 長浜城(天正11年夏)
幕が上がると、さぎり(純矢ちとせ)を中心とした宴の場面。
構成はプロローグとよく似ていますが、人数が少なかったり、衣装がちょっとしょぼかったりして、主・秀吉の地位の違い(プロローグの時点で秀吉は関白)を感じます。
せーこちゃんの歌がちょっと色っぽいメロディラインで好きだったりします。日本舞踊の名取の舞は綺麗ですが、個人的には、もうちょっと(歌くらい)色気があってもいいのになー、と思っていたりします。
「やらずの雨」とかはちゃんと色っぽかったし、出来ないってことないと思うんだけどなあ。
今回は七本槍が正式に名乗りを挙げるところを見ると、なんというか、これは七本槍のお披露目の宴なのかな?と思ったりしました。
美穂さんの寧々が嫌味たっぷりに「石田三成たちは七本槍には入れないのか」と尋ねるあたりも含めて。
まあ、寧々の問いかけに対する秀吉の様子を見ると、「槍ばたらきしかできぬうつけ者は七本槍と呼んで讃えてやり、違う才を発揮できるものは、そういう仕事を任せて重用する」という評価軸がはっきりしているような気がします。
……未沙さんと美穂さんだからこそできる、大人の芝居、だなー(しみじみ)
茶々を連れて入ってくる三成。
美しい姫君に見惚れて、足元もおぼつかない秀吉。
秀吉の気持ちに気付いて、イラつく寧々。
酒臭い老人を嫌い、拒否する茶々。
「なんて美しい…」
ぽーっと茶々を賛美して、回りのメンバーに止められる加藤孫六(十輝いりす)。
「お市さまにそっくりじゃ!」
いらんことを指摘して、回りだけではなく寧々にまで叱られる片桐(凪七瑠海)。
最後には寧々が茶々を叩いて自分の立場をわからせ、権高く侍女を呼んで立ち去る。
「おかかさま!!」
と呼びながら後を追う七本槍の面々は、初めて見た動くモノを親だと思い込む雛鳥のように、寧々の後を追いかけて行く。秀吉の後ではなく、あくまでも寧々の後、なんですよね。大石さんの、このあたりの描写の巧みさというか、さりげなく人間関係を伝える情報量の多さはさすがだな、と思います。時間の限られるテレビドラマに慣れているっていうのはやっぱり違うんでしょうね。
プライドの高い小娘らしく、
「わが父は猿ではないっ!」
と叫んで立ち去る茶々、主に一礼して、後を追う三成。
それを凝っと見送る秀吉の、ねっとりとした目がとても怖いです。
……未沙さんの凄みを久々に実感しました。……たしかに、これはサヴィーリィチとか演じている場合ではなかったな~(←しみじみ)。
「気性も、美しさも、お市さまにそっくりじゃ……」
そう呟きながら酒宴に戻る秀吉。
ぴったりと付き従う小姓(彩花まり)。
上手花道には、さぎりとたつのになにやら指示を出す寧々の姿。
下手花道には、寧々たちを見張る疾風の姿。
それぞれが、それぞれの思惑で動いている。
大きな歴史の渦の中で。
■第五場 琵琶湖(天正11年?)
花道の人々が去り、真ん中のセットに入った秀吉と小姓、侍女たちがセリ下がると、、、セットの上に、琵琶湖のほとりに佇む三成と茶々が現れる。
二人のしっとりとした幸せそうな場面が少ないので、観るたびに、ああ、この場面好きだなあ……と思います。
気が強くて意地っ張りな姫君と、ちょっと気弱だけど有能で誠実な男、という組み合わせって、ある意味女性の夢なんでしょうか。「ベルサイユのばら」のオスカルとアンドレ、大和和紀の一連の作品、「エースをねらえ!」の竜崎麗香と尾崎、「銀河英雄伝説」のラインハルトとキルヒアイス……とか。(←ちょっと違うと思うが)(特に最後)
で、何が言いたいかというと。
すみ花ちゃんの茶々が可愛くて可愛くて、ちょっと身悶えしましたよ、とご報告したいの(^ ^)。
いろいろあったけど、心穏やかに暮らせるのは、そこに三成がいるから。そんな真っ直ぐな想いが面映ゆくて、切なくて。
そして三成は、そんな茶々に気付いていながら、あえて直視しないようにしているように見えました。
茶々は、「主筋の姫」だから。この時点で、彼は秀吉の気持ちに気付いていたのでしょうか。……無意識に気付いていて、だからこそ、あえて目を背けているのかな、と思う日もあれば、全然気付いていないのかな?と思う日もあるんですよね……相変わらず、芝居は日替わりなお二人です。
ところで。
初見の時から気になっていたんですが、この場面って、前場とつながっているわけではないんでしょうか……?
北ノ庄落城が、旧暦の4月(新暦6月)。そこからモミジが色づくまで、4~5ヶ月ありますよね?
演出的には、初や江を連れて茶々が退出し、三成が後を追ったあと、そのまま見晴らし台か何かであの会話をしている……ようにも見えるんですが、花道での寧々とさぎりたちの場面があるから、そこで切って、時間が過ぎたことにすればいいのか?
さぎりとたつのが茶々付きの侍女になるのも、寧々の指示によるんだろうし……。
なーんて、いろいろ考えすぎるのは私の悪い癖ですが。
群舞に入ったあと、ソロを歌う七瀬りりこ嬢の美声が耳に心地よく、いつもうっとりと眺めている場面ですが。
……弁財天さんたちの蒼い鬘にはどういう意味があるんでしょうね(^ ^;ゞ。
この世のものとは思えない幻想的な風景で、あれはあれで良いのかな、と思ってはいるんですけどね(^ ^)。でも不思議。
なかなか進みませんが、今宵はここまでにいたしとうございます……。
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石田三成~永遠の愛と美【5】
2011年7月17日 宝塚(宙)東宝劇場公演「美しき生涯」について。
■第三場B 厩(天正11年春)
北ノ庄を逃れた三成と茶々は、疾風の手引きでいったん厩に身を隠す。
気を失った茶々を守る三成に、水や薪を調達する疾風。
「忝い」
礼を言う三成に、さりげなく応じる疾風。
ここで、いきなりタメ口になってるのが、なんとなく疾風らしい。
茶々に口移しで水を飲ませる三成。
呑みこんでいきなり咳き込むあたりがリアルでした(^ ^)。そうだよね、気を失っているときに無理やり水を飲まされたら、普通に気管に入るよね(汗)。
姫の怪我を手当する三成。
そんな二人を、銀橋から見守る疾風。
個人的には、この話、疾風が愛した女を茶々ではなく市にすれば、かなりすっきりするのになあ……と思っていたりします。愛した女の忘れ形見を護る、というのはよくある設定だし、その方がその後の展開に無理がないのですが。
でも、大石さんはあえて疾風⇒茶々の恋を設定したんですよね……結構意図を感じたりもしますが。
銀橋のソロは、東京に来てちょっと雰囲気が変わったような気がします。なんかね、切なくなった(きゅん)……ような(?)。
「心を閉ざして生きる」というあたりの声の伸ばし方がかなり好きです(←細かい)
疾風については「心を持たない忍び」みたいな説明を自分で言ってますが、ぜーんぜんそんなことないじゃん!というのが率直な印象です。くっきりきっぱり、感情剥き出し。「体温低そう」と言われたテルくとは思えない(^ ^)。
祐飛さんと芝居する人って、みーんなそうなりがちなのが面白いなあ。
テルくんが「お茶々さま!」と呼びかけて袖に入ると、本舞台に照明が戻って、手当の終わった茶々が厩の外に出る。
「そなたの為すべきことは何じゃ?」
問いかける姫に、三成が静かに応じる。
一つ目は、天下統一の礎となること。
二つ目は、民が豊かに暮らせることを念じること。
そして、三つ目は?
「答えよ!答えねば、生きのびた意味もない」
茶々の強い声に、三成が答える。
「三つ目は……お茶々さまを生かすこと」
……この時点で、この二人は完全に恋に落ちている(しかもそれを自覚している)というのが、大石さんのイメージなんでしょうか。
銀橋を渡る二人が可愛くて、幸せそうで、ちょっと切なくなる場面です。
ちょっと短いのですが、お二人の愛にアテられたので(^ ^)、今宵はここまでにいたしとうございます。
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■第三場B 厩(天正11年春)
北ノ庄を逃れた三成と茶々は、疾風の手引きでいったん厩に身を隠す。
気を失った茶々を守る三成に、水や薪を調達する疾風。
「忝い」
礼を言う三成に、さりげなく応じる疾風。
ここで、いきなりタメ口になってるのが、なんとなく疾風らしい。
茶々に口移しで水を飲ませる三成。
呑みこんでいきなり咳き込むあたりがリアルでした(^ ^)。そうだよね、気を失っているときに無理やり水を飲まされたら、普通に気管に入るよね(汗)。
姫の怪我を手当する三成。
そんな二人を、銀橋から見守る疾風。
個人的には、この話、疾風が愛した女を茶々ではなく市にすれば、かなりすっきりするのになあ……と思っていたりします。愛した女の忘れ形見を護る、というのはよくある設定だし、その方がその後の展開に無理がないのですが。
でも、大石さんはあえて疾風⇒茶々の恋を設定したんですよね……結構意図を感じたりもしますが。
銀橋のソロは、東京に来てちょっと雰囲気が変わったような気がします。なんかね、切なくなった(きゅん)……ような(?)。
「心を閉ざして生きる」というあたりの声の伸ばし方がかなり好きです(←細かい)
疾風については「心を持たない忍び」みたいな説明を自分で言ってますが、ぜーんぜんそんなことないじゃん!というのが率直な印象です。くっきりきっぱり、感情剥き出し。「体温低そう」と言われたテルくとは思えない(^ ^)。
祐飛さんと芝居する人って、みーんなそうなりがちなのが面白いなあ。
テルくんが「お茶々さま!」と呼びかけて袖に入ると、本舞台に照明が戻って、手当の終わった茶々が厩の外に出る。
「そなたの為すべきことは何じゃ?」
問いかける姫に、三成が静かに応じる。
一つ目は、天下統一の礎となること。
二つ目は、民が豊かに暮らせることを念じること。
そして、三つ目は?
「答えよ!答えねば、生きのびた意味もない」
茶々の強い声に、三成が答える。
「三つ目は……お茶々さまを生かすこと」
……この時点で、この二人は完全に恋に落ちている(しかもそれを自覚している)というのが、大石さんのイメージなんでしょうか。
銀橋を渡る二人が可愛くて、幸せそうで、ちょっと切なくなる場面です。
ちょっと短いのですが、お二人の愛にアテられたので(^ ^)、今宵はここまでにいたしとうございます。
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石田三成~永遠の愛と美【4】
2011年7月15日 宝塚(宙) コメント (4)東宝劇場公演「美しき生涯」について。
■第一場B 清州城 銀橋(天正10年夏)
草の者である疾風(凰稀かなめ)を呼ぶお市の方(妃宮さくら)。
この公演で卒業予定だったさくらちゃん、しっかりした見せ場を貰えてよかったねえ(涙)と観るたびに思います。
「猿(秀吉)の世話になって生きること耐えられぬ」と言い切る強さと、「和睦はあり得ぬのか…?」と問うときの頼りなげな口調のギャップに女らしさがにじむのが好き。
つけつけとしたお市の口調と、ぶっきらぼうな疾風の返事。なんというか、狎れのない緊張感のある会話で、なんとなく好きです。
■第二場 長浜城下の中庭(天正10年末?11年初頭?)
寧々(美穂圭子)が子飼いの青年たちにおにぎりを食べさせている場面……なんですが。
すごーく細かいこと言ってもよければ、この七人はあくまでも「賤岳の戦いで武勲をあげた七人」であって、秀吉と寧々の子飼いとイコールではないんですよねーーーー。
片桐且元なんかは元浅井家臣という説もあって、能力的にもどちらかと言えば三成側の存在だし。まあ、細かいことなんですけどね。
基本的には軽い気持ちで微笑ましく眺めるべき場面なんでしょうけれども、案外と石田三成の人物像が語られていたりして、重要な場面なんですよね。
あの膨大な説明台詞をさりげなく聴かせてくれる美穂さんは何度観てもすごいなあ(@ @)。
そして、さりげなくちーちゃん(蓮水ゆうや)にカチャ(凪七瑠海)が突っ込むところがあったりして、7人の人間関係に興味がわく場面でもあります。
話が盛り上がったところで秀吉が登場。
好々爺に見えて、深いエネルギーと闇を抱えた年配の男を演じさせたら、未沙さんの右に出るものはいないかもなー、と思いました。
悪い人じゃないんだけど、まっすぐな人でもない。いろんな回り道をして生きてきて、今の地位に辿りついて、さらに上を目指している男。卑しい出自と蔑まれても、それに負けない何かを掴んだ男。
美穂さんの寧々ほどの女が愛するのも納得できる、重みのある人物像がさすがでした。
秀吉が「三成を見習え」と諭すのに反発して、銀橋へ出る福島正則(北翔海莉)。
さすがの美声で、若者らしいまっすぐな歌い方がみっちゃんらしいな、と思います。
それに続く、カーテン前での秀吉と三成との会話がかなり好きです。この主従が仲良くやっているのはここだけなので(汗)。
しかーし、「夜討ちなどという卑怯な真似はできん」っていう見識と、「雪が融ける前に出陣を」という提言は、矛盾しないんでしょうか………? >大石さん
■第三場 北ノ庄(天正11年春)
ここは、細かく動きを追うと話が終わらないので、なるべく省略させていただきたいと思います。
最初に集まってくる足軽姿の一段は、ル・サンクによると秀吉軍のようですね。さっつん(風羽玲亜)の台詞も攻める側だし。
でも、プログラムによると、さっつんは柴田軍なんだよなーーー。後半の立ち回りは、兜が邪魔で誰が誰やらさっぱりだし。うーん、よくわからない。
、、、なにはともあれ、さっつんは相変わらず声が素敵で格好良いです!……どっちの軍でもいいや、と思ってしまうくらいには(*^ ^*)。
柴田家の武将は、最初に城門から登場するのがモンチ(星吹彩翔)、上手から駆け込んでくるのがあっきー(澄輝さやと)。二人ともかなり古風な大振りの鎧を身につけているのは、柴田の旧弊を表しているのかなあ?と思ったりしつつ。
羽柴の武将は、七海ひろき・鳳樹いち・蒼羽りく・愛月ひかるの4人。
殺陣が入り乱れてくると誰がどちら側だかわかりにくくなってくるのですが、まあ、そんなに気にしなくていいのかなあ……?
お市と姫たちを護る、疾風と侍女たち。
疾風が持っている青い薄衣の意味が不明なのですが、当初の演出では、疾風はこの場面に侍女の扮装をして登場する予定だったそうですね。あの薄ものはその名残だとか。
……なるほどー。次の場面との絡みもあって男姿のままやることになったのでしょうか?
娘たちに別れを告げて、階段を上がる市。
柴田と運命を共にする決意で、織田家を護るために柴田に嫁いだ美しい人。
さくらの可愛らしい美貌が100%生きる役ではありませんでしたが、最後にこんな良い役をやらせてもらって、良かったね、、、と心から思いました。
背を向けた母を追う茶々(野々すみ花)、押しとどめる疾風。
羽織っていた薄衣で姫をくるんで連れ出そうとして……
そこに現れる三成。
いったん姫の傍を離れる疾風の、捨て台詞が好きです。
感情の無さが、いい。茶々しか目に入っていない三成には見えてもいないだろう、その距離感も。
この場面での茶々と三成の会話は、ラストシーンまでひっぱる重要なやり取りなんですが、結構後ろで闘っている武将たちが気になってつい目が泳いでしまう場面でもあります。
ちゃんと聞かなきゃー、とは思うんですが(^ ^; すみません。
姫を連れて脱出する三成、手引きをかって出る疾風。
そこに襲い掛かってくる柴田軍は……結局のところ、殿の子でもない「奥方の連れ子」は殺しても構わないっていう感じなんでしょうか。仮にも主(織田)筋の姫なんだけどなあ。
などと、細かい疑問には目をつぶりつつ。
今宵はここまでにいたしとうございます……。
.
■第一場B 清州城 銀橋(天正10年夏)
草の者である疾風(凰稀かなめ)を呼ぶお市の方(妃宮さくら)。
この公演で卒業予定だったさくらちゃん、しっかりした見せ場を貰えてよかったねえ(涙)と観るたびに思います。
「猿(秀吉)の世話になって生きること耐えられぬ」と言い切る強さと、「和睦はあり得ぬのか…?」と問うときの頼りなげな口調のギャップに女らしさがにじむのが好き。
つけつけとしたお市の口調と、ぶっきらぼうな疾風の返事。なんというか、狎れのない緊張感のある会話で、なんとなく好きです。
■第二場 長浜城下の中庭(天正10年末?11年初頭?)
寧々(美穂圭子)が子飼いの青年たちにおにぎりを食べさせている場面……なんですが。
すごーく細かいこと言ってもよければ、この七人はあくまでも「賤岳の戦いで武勲をあげた七人」であって、秀吉と寧々の子飼いとイコールではないんですよねーーーー。
片桐且元なんかは元浅井家臣という説もあって、能力的にもどちらかと言えば三成側の存在だし。まあ、細かいことなんですけどね。
基本的には軽い気持ちで微笑ましく眺めるべき場面なんでしょうけれども、案外と石田三成の人物像が語られていたりして、重要な場面なんですよね。
あの膨大な説明台詞をさりげなく聴かせてくれる美穂さんは何度観てもすごいなあ(@ @)。
そして、さりげなくちーちゃん(蓮水ゆうや)にカチャ(凪七瑠海)が突っ込むところがあったりして、7人の人間関係に興味がわく場面でもあります。
話が盛り上がったところで秀吉が登場。
好々爺に見えて、深いエネルギーと闇を抱えた年配の男を演じさせたら、未沙さんの右に出るものはいないかもなー、と思いました。
悪い人じゃないんだけど、まっすぐな人でもない。いろんな回り道をして生きてきて、今の地位に辿りついて、さらに上を目指している男。卑しい出自と蔑まれても、それに負けない何かを掴んだ男。
美穂さんの寧々ほどの女が愛するのも納得できる、重みのある人物像がさすがでした。
秀吉が「三成を見習え」と諭すのに反発して、銀橋へ出る福島正則(北翔海莉)。
さすがの美声で、若者らしいまっすぐな歌い方がみっちゃんらしいな、と思います。
それに続く、カーテン前での秀吉と三成との会話がかなり好きです。この主従が仲良くやっているのはここだけなので(汗)。
しかーし、「夜討ちなどという卑怯な真似はできん」っていう見識と、「雪が融ける前に出陣を」という提言は、矛盾しないんでしょうか………? >大石さん
■第三場 北ノ庄(天正11年春)
ここは、細かく動きを追うと話が終わらないので、なるべく省略させていただきたいと思います。
最初に集まってくる足軽姿の一段は、ル・サンクによると秀吉軍のようですね。さっつん(風羽玲亜)の台詞も攻める側だし。
でも、プログラムによると、さっつんは柴田軍なんだよなーーー。後半の立ち回りは、兜が邪魔で誰が誰やらさっぱりだし。うーん、よくわからない。
、、、なにはともあれ、さっつんは相変わらず声が素敵で格好良いです!……どっちの軍でもいいや、と思ってしまうくらいには(*^ ^*)。
柴田家の武将は、最初に城門から登場するのがモンチ(星吹彩翔)、上手から駆け込んでくるのがあっきー(澄輝さやと)。二人ともかなり古風な大振りの鎧を身につけているのは、柴田の旧弊を表しているのかなあ?と思ったりしつつ。
羽柴の武将は、七海ひろき・鳳樹いち・蒼羽りく・愛月ひかるの4人。
殺陣が入り乱れてくると誰がどちら側だかわかりにくくなってくるのですが、まあ、そんなに気にしなくていいのかなあ……?
お市と姫たちを護る、疾風と侍女たち。
疾風が持っている青い薄衣の意味が不明なのですが、当初の演出では、疾風はこの場面に侍女の扮装をして登場する予定だったそうですね。あの薄ものはその名残だとか。
……なるほどー。次の場面との絡みもあって男姿のままやることになったのでしょうか?
娘たちに別れを告げて、階段を上がる市。
柴田と運命を共にする決意で、織田家を護るために柴田に嫁いだ美しい人。
さくらの可愛らしい美貌が100%生きる役ではありませんでしたが、最後にこんな良い役をやらせてもらって、良かったね、、、と心から思いました。
背を向けた母を追う茶々(野々すみ花)、押しとどめる疾風。
羽織っていた薄衣で姫をくるんで連れ出そうとして……
そこに現れる三成。
いったん姫の傍を離れる疾風の、捨て台詞が好きです。
感情の無さが、いい。茶々しか目に入っていない三成には見えてもいないだろう、その距離感も。
この場面での茶々と三成の会話は、ラストシーンまでひっぱる重要なやり取りなんですが、結構後ろで闘っている武将たちが気になってつい目が泳いでしまう場面でもあります。
ちゃんと聞かなきゃー、とは思うんですが(^ ^; すみません。
姫を連れて脱出する三成、手引きをかって出る疾風。
そこに襲い掛かってくる柴田軍は……結局のところ、殿の子でもない「奥方の連れ子」は殺しても構わないっていう感じなんでしょうか。仮にも主(織田)筋の姫なんだけどなあ。
などと、細かい疑問には目をつぶりつつ。
今宵はここまでにいたしとうございます……。
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石田三成~永遠の愛と美【3】
2011年7月10日 宝塚(宙) コメント (2)宙組公演「美しき生涯」について。
書きたいことはいろいろありますが、当分はまとまりそうにないので、先に場面ごとの印象をまとめてみます。
■序 大阪城(天正17年5月)
いままさに関白となり、豊臣秀吉と名乗る男(未沙のえる)が催した、花見の宴。
秀吉とその妻・おね(美穂圭子)、秀吉付の小姓(彩花まり)を中心に、両脇に近習たち(七海ひろき他)が並び、さぎり(純矢ちとせ)を中心とした華やかな女舞を楽しんでいる。
チョンパでこそないものの、灯りが入った瞬間の華やかな舞台面はとてもキレイで、印象的でした。日本物の幕あきは、ぜひこうあってほしいものです(^ ^)。
女たちの謡が一段落すると、次は七本槍の面々による剣舞(っていうか、槍舞)。
えっちゃん(大海亜呼)、、綾音らいらちゃん、愛花ちさきちゃんが上級生順に割台詞で七本槍登場の口上を述べるんですが、滑舌のいい3人なので判りやすくて良いなあといつも思います。
そして、えりちゃん(藤咲えり)が「歌舞伎女A」6人の最下であることに吃驚……台詞もないんだもんなあ。さびしい(T T)。
七本槍(北翔・悠未・十輝・春風・鳳翔・蓮水・凪七)は、センターからセリあがり。
槍を構えた雄々しいポーズで、みんな格好良いです(はぁと)。
毛槍の扱いは、大劇場1ヶ月過ごして、だいぶこなれてきたかなあ……。宝塚の和物ショーでよくある花歌舞伎の場面が大好きなので、かなり楽しいです(^ ^)。
ひとさし舞い終わると、今度は下手の花道セリから、石田三成が登場。
紫の長衣がとてもよく似合ってて格好良いんですが……まあ、宝塚のお約束とはいえ、衣装があまりに豪華すぎてちょっと苦笑(^ ^;
かざしていた扇子をさりげなくはずして、舞台中央に向かって歩き出す後ろ姿。
……間違っても「センスがセンスしちゃってるってー!」な人と同一人物とは……以下略。
三成も、宴に華を添えるために登場したはずなのですが、彼がほとんど舞わないうちに、さぎりの妹・たつの(すみれ乃麗)が飛び込んできます。
「和子さまご誕生!!若様でございます!」
そう、ひざまずいて主君に告げるたつの。
「でかしたぞ!茶々!」
膝を打って立ちあがる秀吉。
「おめでとうございます」
伏礼して祝言を述べる家臣たち、女歌舞伎のメンバーたち。
そんな中で、たった一人、その場に根が生えたように立ち尽くして祝いの言葉も言えぬ男。
「和子さま……!!」
呟く声は、風に散らされて誰の耳にも入らず。
正妻を連れて我が子に逢いに行く秀吉の後ろ姿を見送りながら、ふと目を逸らして銀橋に出る三成。
♪美しき人生のため 守り抜こう
そっと目を伏せて。
♪心引き裂かれても 守り抜こう 我が秘密
……秀吉の初めての子が、誰の子であるか、という秘密を。
■第一場A 清州(天正10年夏)
本能寺の変の清州城を見下ろす丘の上。
領民たち(天羽・珠洲・風莉ら)が豊作を喜びながら収穫をしている。
男役6人、娘役3人の大所帯での「豊作じゃー、豊作じゃー」という踊りと歌が結構好きです(^ ^)。なんか気持ちが盛り上がるんですよね。
ただ、彼は実はただの農民ではないんですよね。珠洲さんのかごからこぼれてくるジャガイモとか、まだ日本に導入されたばかりの“最先端”の作物だったはず。
地味の低い荒れた土地でも生育する植物として、世界の多くの人を救った作物を当たり前のように導入している彼らは、新しいもの好きで下層民の自主性を育てることで国を育てようとした織田信長の膝元で生きてきた人々。
織田が目指した「能力主義」で効率の高い世界を、さらに発展させようとした秀吉。
そして、それをサポートすることを男子一生の仕事と思い定めた石田三成。
そんな男たちの大きさを感じる場面でもあります。
本能寺での信長暗殺以来、不安にさいなまれていた少女・茶々(野々すみ花)が、楽しげに農作業を続ける彼らに怒って飛び込んでくる。
「そなたたちには人の心がないのか?……不安は無いのかっ!」
彼らがそんな風に笑顔で作業をしていられるのは、織田信長が荒地でも育つ『新しい作物』を持ってきてくれて収穫高を増やし、商売を盛り上げてその作物を流通させ、、、さらに外敵から守ってくれていたからなのに。
伯父が亡くなった以上、その庇護も何もかもなくなったのだから、少しは嘆くべきだ、と少女は思うんですよね。
でも、農民たちにとっては、その日の天気がすべて。その日の収穫が、彼らのすべてだから、少女の怒りは空回りするばかり。
農民たちを叱り飛ばす茶々を諌める三成。
彼らに対する「早う行け」という台詞の優しい声に心が震えます。
そして、茶々に対して名乗りをあげるときの、涼やかさにも。
まだ幼いのにしっかりした話をする茶々、優しく諭す三成、
お互いに、相手に深い興味を抱いた自分にとまどう二人。
そして、陰から茶々を見守る疾風。
この場面での疾風の出し方、というか、なんだか妙に目立つ感じでわざわざ舞台の奥を突っ切らせ、三成が花を摘みに向かうセットの後ろに隠れて見守る……という動きがちょっとわざとらしくて、個人的には若干しらけてしまったりもするんですが。
石田さん、こういうところはもう少し細やかな演出をする人だと思っていたんですが、意外にアバウトでしたね(^ ^;)。
この農民たちとのエピソードは、三成の「三つの成ること」にかかわってくる重要な場面だと思うんですよね。演出的にはさらっと流していますけれども、本当はもう一度くらいこういう場面があってもいいのに、と思います。
関ヶ原の前の「石田さまは良い殿さまじゃ」「徳川さまはどんな人?」だけではなく、せめて、もう一場面くらい。
……あまりしつこくやると逆効果ではありますが。
農民たちのリーダーとなって、じゃがいもの育成方法を研究する男とかを出せばいいのに、と思ったり。役も増えるし、かいちゃんあたり、ちょうどいいと思うんだけどなー。……削るべき場面がないから、時間的に無理なのはわかっているんですけどね(汗)。
まだ第一場しか終わってませんが……とりあえず今夜はここまでにいたしとうございます……
(このナレーションって何だっけ…?)
.
書きたいことはいろいろありますが、当分はまとまりそうにないので、先に場面ごとの印象をまとめてみます。
■序 大阪城(天正17年5月)
いままさに関白となり、豊臣秀吉と名乗る男(未沙のえる)が催した、花見の宴。
秀吉とその妻・おね(美穂圭子)、秀吉付の小姓(彩花まり)を中心に、両脇に近習たち(七海ひろき他)が並び、さぎり(純矢ちとせ)を中心とした華やかな女舞を楽しんでいる。
チョンパでこそないものの、灯りが入った瞬間の華やかな舞台面はとてもキレイで、印象的でした。日本物の幕あきは、ぜひこうあってほしいものです(^ ^)。
女たちの謡が一段落すると、次は七本槍の面々による剣舞(っていうか、槍舞)。
えっちゃん(大海亜呼)、、綾音らいらちゃん、愛花ちさきちゃんが上級生順に割台詞で七本槍登場の口上を述べるんですが、滑舌のいい3人なので判りやすくて良いなあといつも思います。
そして、えりちゃん(藤咲えり)が「歌舞伎女A」6人の最下であることに吃驚……台詞もないんだもんなあ。さびしい(T T)。
七本槍(北翔・悠未・十輝・春風・鳳翔・蓮水・凪七)は、センターからセリあがり。
槍を構えた雄々しいポーズで、みんな格好良いです(はぁと)。
毛槍の扱いは、大劇場1ヶ月過ごして、だいぶこなれてきたかなあ……。宝塚の和物ショーでよくある花歌舞伎の場面が大好きなので、かなり楽しいです(^ ^)。
ひとさし舞い終わると、今度は下手の花道セリから、石田三成が登場。
紫の長衣がとてもよく似合ってて格好良いんですが……まあ、宝塚のお約束とはいえ、衣装があまりに豪華すぎてちょっと苦笑(^ ^;
かざしていた扇子をさりげなくはずして、舞台中央に向かって歩き出す後ろ姿。
……間違っても「センスがセンスしちゃってるってー!」な人と同一人物とは……以下略。
三成も、宴に華を添えるために登場したはずなのですが、彼がほとんど舞わないうちに、さぎりの妹・たつの(すみれ乃麗)が飛び込んできます。
「和子さまご誕生!!若様でございます!」
そう、ひざまずいて主君に告げるたつの。
「でかしたぞ!茶々!」
膝を打って立ちあがる秀吉。
「おめでとうございます」
伏礼して祝言を述べる家臣たち、女歌舞伎のメンバーたち。
そんな中で、たった一人、その場に根が生えたように立ち尽くして祝いの言葉も言えぬ男。
「和子さま……!!」
呟く声は、風に散らされて誰の耳にも入らず。
正妻を連れて我が子に逢いに行く秀吉の後ろ姿を見送りながら、ふと目を逸らして銀橋に出る三成。
♪美しき人生のため 守り抜こう
そっと目を伏せて。
♪心引き裂かれても 守り抜こう 我が秘密
……秀吉の初めての子が、誰の子であるか、という秘密を。
■第一場A 清州(天正10年夏)
本能寺の変の清州城を見下ろす丘の上。
領民たち(天羽・珠洲・風莉ら)が豊作を喜びながら収穫をしている。
男役6人、娘役3人の大所帯での「豊作じゃー、豊作じゃー」という踊りと歌が結構好きです(^ ^)。なんか気持ちが盛り上がるんですよね。
ただ、彼は実はただの農民ではないんですよね。珠洲さんのかごからこぼれてくるジャガイモとか、まだ日本に導入されたばかりの“最先端”の作物だったはず。
地味の低い荒れた土地でも生育する植物として、世界の多くの人を救った作物を当たり前のように導入している彼らは、新しいもの好きで下層民の自主性を育てることで国を育てようとした織田信長の膝元で生きてきた人々。
織田が目指した「能力主義」で効率の高い世界を、さらに発展させようとした秀吉。
そして、それをサポートすることを男子一生の仕事と思い定めた石田三成。
そんな男たちの大きさを感じる場面でもあります。
本能寺での信長暗殺以来、不安にさいなまれていた少女・茶々(野々すみ花)が、楽しげに農作業を続ける彼らに怒って飛び込んでくる。
「そなたたちには人の心がないのか?……不安は無いのかっ!」
彼らがそんな風に笑顔で作業をしていられるのは、織田信長が荒地でも育つ『新しい作物』を持ってきてくれて収穫高を増やし、商売を盛り上げてその作物を流通させ、、、さらに外敵から守ってくれていたからなのに。
伯父が亡くなった以上、その庇護も何もかもなくなったのだから、少しは嘆くべきだ、と少女は思うんですよね。
でも、農民たちにとっては、その日の天気がすべて。その日の収穫が、彼らのすべてだから、少女の怒りは空回りするばかり。
農民たちを叱り飛ばす茶々を諌める三成。
彼らに対する「早う行け」という台詞の優しい声に心が震えます。
そして、茶々に対して名乗りをあげるときの、涼やかさにも。
まだ幼いのにしっかりした話をする茶々、優しく諭す三成、
お互いに、相手に深い興味を抱いた自分にとまどう二人。
そして、陰から茶々を見守る疾風。
この場面での疾風の出し方、というか、なんだか妙に目立つ感じでわざわざ舞台の奥を突っ切らせ、三成が花を摘みに向かうセットの後ろに隠れて見守る……という動きがちょっとわざとらしくて、個人的には若干しらけてしまったりもするんですが。
石田さん、こういうところはもう少し細やかな演出をする人だと思っていたんですが、意外にアバウトでしたね(^ ^;)。
この農民たちとのエピソードは、三成の「三つの成ること」にかかわってくる重要な場面だと思うんですよね。演出的にはさらっと流していますけれども、本当はもう一度くらいこういう場面があってもいいのに、と思います。
関ヶ原の前の「石田さまは良い殿さまじゃ」「徳川さまはどんな人?」だけではなく、せめて、もう一場面くらい。
……あまりしつこくやると逆効果ではありますが。
農民たちのリーダーとなって、じゃがいもの育成方法を研究する男とかを出せばいいのに、と思ったり。役も増えるし、かいちゃんあたり、ちょうどいいと思うんだけどなー。……削るべき場面がないから、時間的に無理なのはわかっているんですけどね(汗)。
まだ第一場しか終わってませんが……とりあえず今夜はここまでにいたしとうございます……
(このナレーションって何だっけ…?)
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石田三成~永遠の愛と美【2】
2011年7月9日 宝塚(宙) コメント (4)東京宝塚劇場にて、宙組公演「美しき生涯/ルナ・ロッサ」を観劇してまいりました。
大劇場の千秋楽から3週間弱、私が最後に観てからは約4週間。
どんなふうに変わったかな、とワクワクしながら劇場に入ったのですが。
いやー、面白かったー!
具体的に『ここが変わったな』と思ったところは特になかったんですが、でも何となく、みんなにはゴールが見えてきたのかな?という気がしました。
目指す方向が一致しているのがわかった、というのかな。まだ完全にまとまってはいないけれども、ゴールのイメージは共有できている。そんな感じ。
……妄想かもしれませんが(^ ^;ゞ
ところで。
この作品を観た方にお伺いしたいことがあります。
#まだご覧になっていらっしゃらない方は、この先は読まない方がいいかもしれません。
#というわけで、改行をいれておきます。
みなさんは、この物語において、拾君(秀頼)は誰の子だという設定だと思われましたか……?
お捨(鶴松)は三成の子だと思うんですよ。
少なくとも、茶々と三成はそう思っていたんだろうな、と。
でも。
少なくとも、三成は秀頼を自分の子ではないと思っていたはずですよね?
「豊臣譜代の家臣を騙すことはできない」から、秀頼の影武者を立てることさえ拒否した三成が、秀頼の父親が自分だと知って、それを秀吉の跡取りとして立てることなどできるはずがない。
それは、物語の大前提にある三成の性格上、ありえないことです。
だいいち。
三成は、いくら「茶々に生きる意欲を与えてやってくれ」と言われても、主君の妻を抱くことなどできるはずがない、と思うんですよ。
『愛と忠義を秤にかけたら、忠義が重い男』だ、と、秀吉にも判っていたからこそ命じたのだし、茶々も、わかっていたからこそ『まだ妻ではない』今がただ一度のチャンスと思いきって飛び込んだのですから。
秀吉の申し出を受ける見返りに、恋しい男を手に入れる。
そんな決意で飛び込んだ茶々。
そして、二度目はないとわかっていたからこそ、ただ一度の夜を受け入れた三成。
二人だけの、最初で最後の夜。
そんな二人……というか、三成が、二度目の夜を受け入れるなんて考えられない!
100歩譲って、秀吉の死後ならあり得たかもしれませんけどね。でも、生前はありえないでしょう。
まして、自分の子が秀吉の後継者になったひには、腹を切ってお詫びしてしまいそう。
だから。
秀頼は三成の子ではない。それはもう、大前提でいいんじゃないかと思います。
ならば、秀頼は秀吉の子なのか?
……大劇場ではそう思っていたんですけどね。
東宝で観て、ちょっと考えが変わりました。
秀頼の父親は、疾風なんじゃないでしょうか。
そして、
茶々は、自分を抱いて子供を与えてくれた男が、三成だと信じていたんじゃないでしょうか。
「俺とお前は光と影」と銀橋で歌う二人をみながら、そんなことを考えました。
つまり。
疾風が、三成になりすまして茶々の閨に忍び込んでいたんじゃないのか、と。
そんなことを考えながら、最後まで観て。
夏の陣の片がつくまで、関ヶ原の後15年も茶々と秀頼を護っていた疾風の心中を思ったら、ちょっと泣けてきました(^ ^;ゞ
そして、
「俺もお前のように生きたかった!」
と叫びながら死んでいったデュシャン(byクロスロード)と、
「無理、かな……」
と呟いてセリ下がっていく疾風を、なんとなく比較したくなるのは………私だけでしょうね(^ ^;
まだ東京公演も始まったばかりなので、あまり深く突っ込むのはやめておきます。
ご覧になった方のコメントもお待ちしてます(^ ^)。
さいごにひとつ。
テルくんと祐飛さんの銀橋のデュエットは、またちょっと大劇場公演の前半なみに戻ってしまっていたので、、、、そこはぜひ頑張ってほしいなと思いました。
なんたって、「俺とお前は光と影」なんですから!(^ ^)
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大劇場の千秋楽から3週間弱、私が最後に観てからは約4週間。
どんなふうに変わったかな、とワクワクしながら劇場に入ったのですが。
いやー、面白かったー!
具体的に『ここが変わったな』と思ったところは特になかったんですが、でも何となく、みんなにはゴールが見えてきたのかな?という気がしました。
目指す方向が一致しているのがわかった、というのかな。まだ完全にまとまってはいないけれども、ゴールのイメージは共有できている。そんな感じ。
……妄想かもしれませんが(^ ^;ゞ
ところで。
この作品を観た方にお伺いしたいことがあります。
#まだご覧になっていらっしゃらない方は、この先は読まない方がいいかもしれません。
#というわけで、改行をいれておきます。
みなさんは、この物語において、拾君(秀頼)は誰の子だという設定だと思われましたか……?
お捨(鶴松)は三成の子だと思うんですよ。
少なくとも、茶々と三成はそう思っていたんだろうな、と。
でも。
少なくとも、三成は秀頼を自分の子ではないと思っていたはずですよね?
「豊臣譜代の家臣を騙すことはできない」から、秀頼の影武者を立てることさえ拒否した三成が、秀頼の父親が自分だと知って、それを秀吉の跡取りとして立てることなどできるはずがない。
それは、物語の大前提にある三成の性格上、ありえないことです。
だいいち。
三成は、いくら「茶々に生きる意欲を与えてやってくれ」と言われても、主君の妻を抱くことなどできるはずがない、と思うんですよ。
『愛と忠義を秤にかけたら、忠義が重い男』だ、と、秀吉にも判っていたからこそ命じたのだし、茶々も、わかっていたからこそ『まだ妻ではない』今がただ一度のチャンスと思いきって飛び込んだのですから。
秀吉の申し出を受ける見返りに、恋しい男を手に入れる。
そんな決意で飛び込んだ茶々。
そして、二度目はないとわかっていたからこそ、ただ一度の夜を受け入れた三成。
二人だけの、最初で最後の夜。
そんな二人……というか、三成が、二度目の夜を受け入れるなんて考えられない!
100歩譲って、秀吉の死後ならあり得たかもしれませんけどね。でも、生前はありえないでしょう。
まして、自分の子が秀吉の後継者になったひには、腹を切ってお詫びしてしまいそう。
だから。
秀頼は三成の子ではない。それはもう、大前提でいいんじゃないかと思います。
ならば、秀頼は秀吉の子なのか?
……大劇場ではそう思っていたんですけどね。
東宝で観て、ちょっと考えが変わりました。
秀頼の父親は、疾風なんじゃないでしょうか。
そして、
茶々は、自分を抱いて子供を与えてくれた男が、三成だと信じていたんじゃないでしょうか。
「俺とお前は光と影」と銀橋で歌う二人をみながら、そんなことを考えました。
つまり。
疾風が、三成になりすまして茶々の閨に忍び込んでいたんじゃないのか、と。
そんなことを考えながら、最後まで観て。
夏の陣の片がつくまで、関ヶ原の後15年も茶々と秀頼を護っていた疾風の心中を思ったら、ちょっと泣けてきました(^ ^;ゞ
そして、
「俺もお前のように生きたかった!」
と叫びながら死んでいったデュシャン(byクロスロード)と、
「無理、かな……」
と呟いてセリ下がっていく疾風を、なんとなく比較したくなるのは………私だけでしょうね(^ ^;
まだ東京公演も始まったばかりなので、あまり深く突っ込むのはやめておきます。
ご覧になった方のコメントもお待ちしてます(^ ^)。
さいごにひとつ。
テルくんと祐飛さんの銀橋のデュエットは、またちょっと大劇場公演の前半なみに戻ってしまっていたので、、、、そこはぜひ頑張ってほしいなと思いました。
なんたって、「俺とお前は光と影」なんですから!(^ ^)
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CSニュースのマグノリアコンサート
2011年6月27日 宝塚(宙)CSニュースで、マグノリアコンサートのダイジェストが流れましたね♪
いやー、宙組の誇る歌姫2名の歌声が堪能できた方が羨ましいなー。
個人的に、七瀬りりこ嬢が「ダンスはやめられない(byモーツァルト!)、アリエッティ(百千糸)が「空へ(byロミオの青い空)」、デュエットで「二人の世界(by夢から醒めた夢)」を歌ったと聞いてとてもワクワクしていたのですが、、、3曲ともニュースには流れなくて、ちょっとだけしょぼん。
著作権の問題かなあ……全編放送のときは、ぜひとも全曲お願いします。っていうか、CD出してくれてもいいんですけど!!
でもまあ、曲数的に、その三曲以外はほとんど流れたんでは?と思うくらいこまごまと流してくださって、とても楽しかったです。二人とも可愛いなあ~♪♪
カッチーニの「アヴェ・マリア」は、Studio Lifeや植田景子作品でよく使われているボーイソプラノの音源が印象的だったのですが、アリエッティの声で聴くと、また違う感動がありそうですね。
あああ、早くフルで聴きたい!全編放送が今から本当に楽しみです。
マグノリアコンサートも、発表になるたびに行きたい!と思うんですけど、他の作品とのかねあいとかがあってなかなか行けませんね。花組のときはバウ公演(BUND NEON~上海)を優先しちゃったし、月組のときも何かとかぶってて行けなくて。……そして今回は、とにかくチケットが無かった(涙)。けっこう真顔で探していたんだけどなー。
でも、素敵な試みだと思うので、これからも続けてほしいです!
次回は(メンバーにもよりますが)ぜひ参加したいなあ(*^ ^*)。いや、マグノリアコンサートじゃなくてエンカレッジコンサートでも良いんですけど、、、素敵な歌を聴ける機会は、たくさん作っていただけると嬉しいです♪♪ お願いします! >歌劇団さま
ふと気がつけば、6月も今週いっぱいでおわり。
最後のスカイふぇありーずも、任期満了まであと少しですね♪ 各組の卒業企画がどれも楽しくて萌え萌えです。んー、みんなあまりにも可愛くて、たまりませんわ(^ ^)
卒業企画といえば。就任前からこんなことを考えるのもナンですが、スカイナビゲーターさんたちも、来年の今頃にはこういうのをやっているんでしょうか。やっぱりふぇありーずじゃないから、違うのかなあ?いったいどうなるんだろうナビゲーターズ。
……いや、どうなったって好きな人たちばっかりなことにかわりはないんですけどね(^ ^;ゞ
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いやー、宙組の誇る歌姫2名の歌声が堪能できた方が羨ましいなー。
個人的に、七瀬りりこ嬢が「ダンスはやめられない(byモーツァルト!)、アリエッティ(百千糸)が「空へ(byロミオの青い空)」、デュエットで「二人の世界(by夢から醒めた夢)」を歌ったと聞いてとてもワクワクしていたのですが、、、3曲ともニュースには流れなくて、ちょっとだけしょぼん。
著作権の問題かなあ……全編放送のときは、ぜひとも全曲お願いします。っていうか、CD出してくれてもいいんですけど!!
でもまあ、曲数的に、その三曲以外はほとんど流れたんでは?と思うくらいこまごまと流してくださって、とても楽しかったです。二人とも可愛いなあ~♪♪
カッチーニの「アヴェ・マリア」は、Studio Lifeや植田景子作品でよく使われているボーイソプラノの音源が印象的だったのですが、アリエッティの声で聴くと、また違う感動がありそうですね。
あああ、早くフルで聴きたい!全編放送が今から本当に楽しみです。
マグノリアコンサートも、発表になるたびに行きたい!と思うんですけど、他の作品とのかねあいとかがあってなかなか行けませんね。花組のときはバウ公演(BUND NEON~上海)を優先しちゃったし、月組のときも何かとかぶってて行けなくて。……そして今回は、とにかくチケットが無かった(涙)。けっこう真顔で探していたんだけどなー。
でも、素敵な試みだと思うので、これからも続けてほしいです!
次回は(メンバーにもよりますが)ぜひ参加したいなあ(*^ ^*)。いや、マグノリアコンサートじゃなくてエンカレッジコンサートでも良いんですけど、、、素敵な歌を聴ける機会は、たくさん作っていただけると嬉しいです♪♪ お願いします! >歌劇団さま
ふと気がつけば、6月も今週いっぱいでおわり。
最後のスカイふぇありーずも、任期満了まであと少しですね♪ 各組の卒業企画がどれも楽しくて萌え萌えです。んー、みんなあまりにも可愛くて、たまりませんわ(^ ^)
卒業企画といえば。就任前からこんなことを考えるのもナンですが、スカイナビゲーターさんたちも、来年の今頃にはこういうのをやっているんでしょうか。やっぱりふぇありーずじゃないから、違うのかなあ?いったいどうなるんだろうナビゲーターズ。
……いや、どうなったって好きな人たちばっかりなことにかわりはないんですけどね(^ ^;ゞ
.
突然ですが。
いわゆる「大化の改新」って、645年6月12日なんだそうですね。
中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺した日。
鎌足と中大兄。両方を演じた経験のある祐飛さんが久しぶりの日本ものに取り組んでいる時に、こういう記念日が来るのも面白いな〜と思います。
一週間ぶりの遠征(←三週連続)で、お芝居のラストのオシドリたちを観ながら、しみじみ懐かしさに浸ってしまいました。
「飛鳥夕映え」も「あかねさす…」も、大好きだったなあ〜!
「美しき生涯」とは時代が違いますが、あれも大津京の話ですから、場所は被っているんですよね。壬申の乱のルートと関ヶ原に至るルートも似てる…というか、結局日本の歴史って琵琶湖廻りの交通の要所をおさえたものが天下を取るから、常にこの辺で闘っている印象。
…観ながら、そんなことを考えました(^_^)。
そういえば。
今回のお芝居の、関ヶ原合戦の場面。
背景のスクリーンに風景が映るんですが、それが三成の本陣から見た関ヶ原の風景によく似ていることに、あらためて感心しました。
結構広いんですよね、関ヶ原って。盆地をぐるっと山が取り巻いていて、西軍内でも、人がいるのはわかるけど、伝令を送ってもすぐには届かないくらいの距離がある。
その空間に、合計して15万を超える兵が詰め込まれたらどうなるか。
……まあ、実際には西軍の半分以上は働かずに逃げちゃったわけですが(^_^;。
あの風景はすごく印象的でした。本来なら西軍が負けるはずのない配置だったというのが、感覚で理解できたから。
でも、秀頼を引っ張り出せなかった西軍は、残念ながら人心をまとめる旗印がなかった。「裏切り者は許さん!」と叫んでも、人はついてこない。 そんなこと、交渉ごとに強かった三成はよくわかっていた筈だから、そのぶんを兵力で埋めようとしたんでしょうね。なだめすかして東軍より大きな兵力を揃え、相手の内部分裂を狙った。
残念ながら、大名たちに対する交渉戦では、経験豊富で軍隊の総合力も強い三河の狸に敵わなかった……ということなのかな、と。
秀吉のもとで三成が作った様々な制度が、そのまま徳川政権に引き継がれたのを見ると、三成の「三つのなすこと」のうち、民の平安は果たされたのかもしれません。
そう考えれば、最期の穏やかさも納得だな、と。
大劇場公演はこれで最後の遠征ですが、あと一週間でどう化けるか、東京で楽しみに待ってます♪
いわゆる「大化の改新」って、645年6月12日なんだそうですね。
中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺した日。
鎌足と中大兄。両方を演じた経験のある祐飛さんが久しぶりの日本ものに取り組んでいる時に、こういう記念日が来るのも面白いな〜と思います。
一週間ぶりの遠征(←三週連続)で、お芝居のラストのオシドリたちを観ながら、しみじみ懐かしさに浸ってしまいました。
「飛鳥夕映え」も「あかねさす…」も、大好きだったなあ〜!
「美しき生涯」とは時代が違いますが、あれも大津京の話ですから、場所は被っているんですよね。壬申の乱のルートと関ヶ原に至るルートも似てる…というか、結局日本の歴史って琵琶湖廻りの交通の要所をおさえたものが天下を取るから、常にこの辺で闘っている印象。
…観ながら、そんなことを考えました(^_^)。
そういえば。
今回のお芝居の、関ヶ原合戦の場面。
背景のスクリーンに風景が映るんですが、それが三成の本陣から見た関ヶ原の風景によく似ていることに、あらためて感心しました。
結構広いんですよね、関ヶ原って。盆地をぐるっと山が取り巻いていて、西軍内でも、人がいるのはわかるけど、伝令を送ってもすぐには届かないくらいの距離がある。
その空間に、合計して15万を超える兵が詰め込まれたらどうなるか。
……まあ、実際には西軍の半分以上は働かずに逃げちゃったわけですが(^_^;。
あの風景はすごく印象的でした。本来なら西軍が負けるはずのない配置だったというのが、感覚で理解できたから。
でも、秀頼を引っ張り出せなかった西軍は、残念ながら人心をまとめる旗印がなかった。「裏切り者は許さん!」と叫んでも、人はついてこない。 そんなこと、交渉ごとに強かった三成はよくわかっていた筈だから、そのぶんを兵力で埋めようとしたんでしょうね。なだめすかして東軍より大きな兵力を揃え、相手の内部分裂を狙った。
残念ながら、大名たちに対する交渉戦では、経験豊富で軍隊の総合力も強い三河の狸に敵わなかった……ということなのかな、と。
秀吉のもとで三成が作った様々な制度が、そのまま徳川政権に引き継がれたのを見ると、三成の「三つのなすこと」のうち、民の平安は果たされたのかもしれません。
そう考えれば、最期の穏やかさも納得だな、と。
大劇場公演はこれで最後の遠征ですが、あと一週間でどう化けるか、東京で楽しみに待ってます♪
「美しき生涯」といしだみつにゃん
2011年6月7日 宝塚(宙)宙組大劇場公演「美しき生涯/ルナ・ロッサ」を観劇してまいりました。
前回観劇してから一週間が過ぎ、芝居もショーも、かなりまとまってきたような気がします。
これは通える、というてごたえを感じて、友の会の入力も気合が入りました(^ ^)。
ちなみに、宙組東宝公演の友の会入力は今週★木曜日までです!!お忘れなく♪
今のところ、二本立てのお芝居としては今年一番、かな。今年に入ってからの二本立てのお芝居って、「愛のプレリュード」「バラの国の王子」と突っ込みどころ満載なのが続いて、「めぐり逢いはふたたび」がまあ佳作、って感じだから当然と言えば当然、かもですが(^ ^)。
そして。前回触れなかった茶々(野々すみ花)ですが。
今回のすみ花ちゃん、活き活きとしていてとても良い!です(はぁと)。気が強くて誇り高くてまっすぐで、わがままだけど情愛が深くてとても優しい。トップになってからの大劇場作品の中で、一番好きだ♪
イルザ、エマ、マリア。それぞれに全然違う役ではあるのですが、「愛されたがり」な子供であったところは共通していると思うんです。
そんな中で、4作目にして回ってきた茶々は「愛する」側の存在だった。そして、すみ花ちゃんは、「舞姫」のエリスといい「銀ちゃん」の小夏といい、「ひたむきに愛する」側の役でこそ輝く人だと思うんですよね。彼女の愛は無私の愛であり、犠牲的な愛なんです。だからこそ、彼女の泣き声は胸に刺さる。ひたむきでまっすぐだから、常に。
今回の茶々なんて、「石田三成の義のために、民の平安のために、猿の側女になろう。それが茶々の、三成への愛である」なんて言い切っちゃうくらい、ひたむきな無私の愛を見せてくれていて。一歩間違えれば不幸に酔った嫌味な女になりかねない役なのに、すみ花ちゃんの茶々はすごくポジティブで、清冽な印象でした。三成に犠牲を強いられたわけじゃない。自分の意志で道を選んだ茶々。母親(お市/妃宮さくら)に通じる潔さがとても魅力的で、三成も疾風も、茶々のこういうところで惚れたんだろうな、と納得できました。
なーんて、結構手放しで気に入っているんですけど(^ ^)
とはいえ、実はいくつか不満はあります。ただ、それが脚本由来なのか、演出なのか、はたまた役者が足りてないのかがよくわからない……。この一週間で解決された部分もあるので、もうちょっと様子見かな、と思ってます(^ ^)。
うーん、ただ、牢獄での三成と福島正則(北翔海莉)の別れの場面は………先週はこっそり泣いてたはずの福島が、子供のようにしゃくりあげながら去っていったんですが、あれは演出指導なんでしょうか。石田さんってあんまり男に無駄泣きさせないと思っていたんだけどなあ……。
そういえば、今日は新人公演だったんですよね。どうだったのかなあ。あっきー(澄輝さやと)の正則、か……ニュースに流れるのが楽しみです(^ ^)。
ショーは、楽しい(^ ^)。
こちらも、まだまだまとまっていないところがあったり、すわりが悪い部分があったりするんですけど、ちょうど私が遠征していた週末で中日を迎えて、だいぶ強引にまとめに入っていたような気がしました。
千秋楽へむけてもっともっと盛り上がって練られていくのが楽しみです(^ ^)。
そして。
この週末(5日)は、大空祐飛さんのお茶会でした。
公演のお話もオフのトークもとっても楽しかったんですが、なんといってもスペシャルゲストのいしだみつにゃんが登場!!してくれたおかげで、祐飛さんのトークがだいぶ吹っ飛んだような気がします(滝汗)。
いしだみつにゃんとは、石田三成の所領・佐和山の城下街・彦根の一部で大人気のゆるキャラ。
http://machinoeki.info/?mode=f11
私はこないだ彦根に遊びに行った時に、花しょうぶ通り商店街のお店にもちゃんと行って、あれこれ凄い量の買い物をしてきたりしたんですが、、、あの日は残念ながらいしだみつにゃん主従はお留守だったんですよね。
思いもよらないところで、思いもよらない時にみつにゃんにお会いできて、とってもとっても!!嬉しかったです(^ ^)。
ああ、祐飛さんが貰ってたみつにゃんグッズがほしいよーーーー!!
ちなみに、彦根には彦根城(井伊氏居城)のひこにゃんという人気キャラもいるんですが、なんとなく棲む世界が違っていたような気がするんですよね。共演もしないし、別に敵というわけでもないし(^ ^)。
で。
彦根城でグリーティングしてくれたひこにゃんも可愛かったけど、みつにゃんもすっげー可愛かった!!そして、この二人に共通していたことは………「自分の魅力を知っている」「何をすればファンが喜ぶかを知り尽くしている」ということ、ですね。
これがイコール、「スター」である、ってことなのかな、と思いました。
祐飛さんが「みつにゃんにプレゼントを」って言ったら、胸を押さえて「ドキドキ!」っていう仕草をしてみたりとか、祐飛さんからもらったプレゼントをちゃんとお披露目してくれたりとか。そういう細かい配慮の一つ一つに感じ入っちゃうんですよね。
そして、同じ会場にいた祐飛さんもまた、「自分の魅力を知って」いて、「何をすればファンが喜ぶかを知り尽くして」いるスターの一人だな、と。
隣に並んだ「スター」を見ながら、そんなことを考えていました(^ ^)。
ちなみに、この日のみつにゃんの様子はこちら。(みつにゃんの母・やまもとひまりさんのブログ)
http://ameblo.jp/7-v-7/entry-10915237991.html
米沢から飛行機で大返し………。
えらい無理をしてくださったみたいで、本当にありがとうございます。
でも、みつにゃんに逢えて、そしてみつにゃんに逢って大喜びしている祐飛さんを視ることができて、とても幸せでした(^ ^)。遠路はるばるいらしてくださり、本当にありがとうございます。
と、ここに書いても伝わらないかな(^ ^)。トラックバックができないのって、やっぱり致命的だわDiarynote。
……そういえば、彦根の街のあちこちに「美しき生涯」のチラシがおいてあったんですよねー。あれは、祐飛さんとこのスタッフさんが配っておいてくれたんでしょうか(^ ^;。
せっかくだからポスターも貼って貰えばよかったのに、ね(^ ^)。
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前回観劇してから一週間が過ぎ、芝居もショーも、かなりまとまってきたような気がします。
これは通える、というてごたえを感じて、友の会の入力も気合が入りました(^ ^)。
ちなみに、宙組東宝公演の友の会入力は今週★木曜日までです!!お忘れなく♪
今のところ、二本立てのお芝居としては今年一番、かな。今年に入ってからの二本立てのお芝居って、「愛のプレリュード」「バラの国の王子」と突っ込みどころ満載なのが続いて、「めぐり逢いはふたたび」がまあ佳作、って感じだから当然と言えば当然、かもですが(^ ^)。
そして。前回触れなかった茶々(野々すみ花)ですが。
今回のすみ花ちゃん、活き活きとしていてとても良い!です(はぁと)。気が強くて誇り高くてまっすぐで、わがままだけど情愛が深くてとても優しい。トップになってからの大劇場作品の中で、一番好きだ♪
イルザ、エマ、マリア。それぞれに全然違う役ではあるのですが、「愛されたがり」な子供であったところは共通していると思うんです。
そんな中で、4作目にして回ってきた茶々は「愛する」側の存在だった。そして、すみ花ちゃんは、「舞姫」のエリスといい「銀ちゃん」の小夏といい、「ひたむきに愛する」側の役でこそ輝く人だと思うんですよね。彼女の愛は無私の愛であり、犠牲的な愛なんです。だからこそ、彼女の泣き声は胸に刺さる。ひたむきでまっすぐだから、常に。
今回の茶々なんて、「石田三成の義のために、民の平安のために、猿の側女になろう。それが茶々の、三成への愛である」なんて言い切っちゃうくらい、ひたむきな無私の愛を見せてくれていて。一歩間違えれば不幸に酔った嫌味な女になりかねない役なのに、すみ花ちゃんの茶々はすごくポジティブで、清冽な印象でした。三成に犠牲を強いられたわけじゃない。自分の意志で道を選んだ茶々。母親(お市/妃宮さくら)に通じる潔さがとても魅力的で、三成も疾風も、茶々のこういうところで惚れたんだろうな、と納得できました。
なーんて、結構手放しで気に入っているんですけど(^ ^)
とはいえ、実はいくつか不満はあります。ただ、それが脚本由来なのか、演出なのか、はたまた役者が足りてないのかがよくわからない……。この一週間で解決された部分もあるので、もうちょっと様子見かな、と思ってます(^ ^)。
うーん、ただ、牢獄での三成と福島正則(北翔海莉)の別れの場面は………先週はこっそり泣いてたはずの福島が、子供のようにしゃくりあげながら去っていったんですが、あれは演出指導なんでしょうか。石田さんってあんまり男に無駄泣きさせないと思っていたんだけどなあ……。
そういえば、今日は新人公演だったんですよね。どうだったのかなあ。あっきー(澄輝さやと)の正則、か……ニュースに流れるのが楽しみです(^ ^)。
ショーは、楽しい(^ ^)。
こちらも、まだまだまとまっていないところがあったり、すわりが悪い部分があったりするんですけど、ちょうど私が遠征していた週末で中日を迎えて、だいぶ強引にまとめに入っていたような気がしました。
千秋楽へむけてもっともっと盛り上がって練られていくのが楽しみです(^ ^)。
そして。
この週末(5日)は、大空祐飛さんのお茶会でした。
公演のお話もオフのトークもとっても楽しかったんですが、なんといってもスペシャルゲストのいしだみつにゃんが登場!!してくれたおかげで、祐飛さんのトークがだいぶ吹っ飛んだような気がします(滝汗)。
いしだみつにゃんとは、石田三成の所領・佐和山の城下街・彦根の一部で大人気のゆるキャラ。
http://machinoeki.info/?mode=f11
私はこないだ彦根に遊びに行った時に、花しょうぶ通り商店街のお店にもちゃんと行って、あれこれ凄い量の買い物をしてきたりしたんですが、、、あの日は残念ながらいしだみつにゃん主従はお留守だったんですよね。
思いもよらないところで、思いもよらない時にみつにゃんにお会いできて、とってもとっても!!嬉しかったです(^ ^)。
ああ、祐飛さんが貰ってたみつにゃんグッズがほしいよーーーー!!
ちなみに、彦根には彦根城(井伊氏居城)のひこにゃんという人気キャラもいるんですが、なんとなく棲む世界が違っていたような気がするんですよね。共演もしないし、別に敵というわけでもないし(^ ^)。
で。
彦根城でグリーティングしてくれたひこにゃんも可愛かったけど、みつにゃんもすっげー可愛かった!!そして、この二人に共通していたことは………「自分の魅力を知っている」「何をすればファンが喜ぶかを知り尽くしている」ということ、ですね。
これがイコール、「スター」である、ってことなのかな、と思いました。
祐飛さんが「みつにゃんにプレゼントを」って言ったら、胸を押さえて「ドキドキ!」っていう仕草をしてみたりとか、祐飛さんからもらったプレゼントをちゃんとお披露目してくれたりとか。そういう細かい配慮の一つ一つに感じ入っちゃうんですよね。
そして、同じ会場にいた祐飛さんもまた、「自分の魅力を知って」いて、「何をすればファンが喜ぶかを知り尽くして」いるスターの一人だな、と。
隣に並んだ「スター」を見ながら、そんなことを考えていました(^ ^)。
ちなみに、この日のみつにゃんの様子はこちら。(みつにゃんの母・やまもとひまりさんのブログ)
http://ameblo.jp/7-v-7/entry-10915237991.html
米沢から飛行機で大返し………。
えらい無理をしてくださったみたいで、本当にありがとうございます。
でも、みつにゃんに逢えて、そしてみつにゃんに逢って大喜びしている祐飛さんを視ることができて、とても幸せでした(^ ^)。遠路はるばるいらしてくださり、本当にありがとうございます。
と、ここに書いても伝わらないかな(^ ^)。トラックバックができないのって、やっぱり致命的だわDiarynote。
……そういえば、彦根の街のあちこちに「美しき生涯」のチラシがおいてあったんですよねー。あれは、祐飛さんとこのスタッフさんが配っておいてくれたんでしょうか(^ ^;。
せっかくだからポスターも貼って貰えばよかったのに、ね(^ ^)。
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石田三成~永遠の愛と美
2011年5月29日 宝塚(宙)宝塚大劇場にて、宙組公演「美しき生涯~石田三成、永遠の愛と義~/ルナ・ロッサ」を観劇してまいりました!
いやはや、噂には聞いておりましたが。
祐飛さん、美しすぎる!
なんだかもう、なんというか。
もう、ここまできたらなにがどうでもいいや、と。
石田三成、永遠の愛と美でしたね、まさしく。
大石静さんの脚本に大島ミチルさんの音楽、と話題満載の作品でしたが、初の試みとしては一定の成功を収めらるんじゃないかという気がします。
とりあえず、大島ミチルさんのスケールの大きい音楽がとても良かった!!「美しき人生」とか「生きること、生かすこと」とか、いろんな人が同じ曲を何度も歌う構造がすごくミュージカルっぽくて。繰り返されるたびに重ねられていくものがあるのが興味深かったですね。
大島さんの脚本はすごいなあと思いました。なかなかあそこまで深い情、というか……「業」を表に出す作品って宝塚では珍しいと思うのですが、それを演じてしまうトップコンビ+未沙&美穂の専科コンビが、本当に凄いなと思いました。
まだちょっと脚本と演出と役者の芝居がかみあっていない部分がありましたが、まだ公演が始まって1週間なので、これからかなと思います。
中でも美穂さん(お寧々)の銀橋での歌は本当に本当に素晴らしかった!
いやもう、美穂さんに銀橋わたらせちゃいかんよ。舞台ごとさらっちゃうじゃん(^ ^;
愛と業をぶつけあう4人をよそに、カラッと明るい七本槍の場面を配したセンス……大島さんの発案なのか石田さんのアドバイスなのかわかりませんが、舞台には絶対必要な転換だと思うので、良かったと思います。
ただ、もう少し具体的に三成との対立の場面があっても良かったのになあ、と思ったりはしました。
福島正則(北翔海莉)がラストに、
「俺は昔から三成が大嫌いだった」
と独白するんですが……その裏付けが一個くらいあってもいいような気がするんですよね。そもそも、福島は本来、最後の最後の別れの場面で泣くようなキャラクターではないと思うんですが、、、そういう性格に作るなら、そういうエピソードがないと観ていてストンと落ちないなあ、という気がしました。
そして、三成を清廉潔白な聖人に設定したがために、本来は三成が差配していたはずの様々な裏工作を担当することになった甲賀者の疾風(凰稀かなめ)。
祐飛さんとの並びは絶対似合うだろうと思っていたんですが、予想以上に似合ってて良かったです(嬉)。ただ、声のピッチがあってないのでデュエットが苦しい(^ ^;;;。祐飛さんは常に低めだし、テルくんは微妙に上擦りがちなので、二人で合わせると不思議な世界になってしまうんだもん(T T)。これはもう、回数を重ねるうちに合ってくることを祈っています(祈)。
それにしても。
「関ヶ原」前の疾風との会話で見えてくる三成の性格は、戦国時代に曲りなりにも五奉行のひとりにまでなった石田三成像としては、どうしたものかと。
裏切りを抑えるために秀頼の出馬を乞うだけの知恵がある人が、「夜討ちのような卑怯なことはしない」とか莫迦なこと言わないから!そもそも彼は、兵站だけでなく、和平交渉や事前工作に通じていたからこそのあの地位なのになー。戦場での槍働きに匹敵するだけの武功は、兵站だけでは立てられないでしょう、やっぱり。
人に敬遠されるほどの『頑な』な清廉潔白さと、そういう交渉術っていうのは相反するものなのかもしれませんが、それにしても、「義のための戦いだから裏切りなどありえない」とか、どんだけお花畑なんだよみたいに描かれていたのは悲しい気がしました(^ ^)。
あと、脚本的に気になったことを二つほど。
・「『三成』は『三つのなすこと』と書くのであろう」と茶々が言うけど、、、正しくは「三つの成ること」じゃないか?「なすこと」なら「三為」になるのでは……?(「成す」って普通の使い方?)
・処刑の場面で家康(寿つかさ)が三成に初対面のような挨拶をしていましたが、そんなはずないですよね…?
ショー「ルナ・ロッサ」は、楽しかったです(^ ^)。まだ開幕から時間が経っていないせいか、まだまとまりがないというか、猥雑感が先に立っているような気もしましたが、、、あらためて稲葉さんのショーは面白いなあと思いました。
ただ、一つだけ大きな不満が。
月下美人は脚を出すべき!
それだけは譲れません。せっかくのテルくんの脚を隠すなんて、ありえん!!
好きな場面は「砂漠の豹」と「祈り」です。「砂漠の豹」は、振付が今一つなのが残念。音楽も良いし、いい場面になりそうなのになー。「祈り」は、みんなが舞台上を踊るんじゃなくて走り回っているのに最初は驚きましたが、なんていうか、あれはあれで、観ていてすごく発散できるんですよね。凄かったです。
でも、月下美人が脚を出してくれたら、月下美人が一番になるかも(^ ^)。
最後に、ナウオンの演出家インタビューで印象に残ったこと。
「カサブランカ」のとき、小池さんに「キスが巧い」と褒められた祐飛さん。
今度は、石田さんに「土下座が格好良い」と褒められてる(^ ^)。
どちらも、なかなか男役を褒めるポイントになりにくい部分だと思うんですが。……やっぱり祐飛さんってオンリーワンの存在なのかも。
しかし。
たしかに、今回の作品の一番の見せ場は、三成が土下座する3場面(秀吉にと茶々にと家康にと)のような気がするわ、、、演出家って凄いなあ(@ @)。
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いやはや、噂には聞いておりましたが。
祐飛さん、美しすぎる!
なんだかもう、なんというか。
もう、ここまできたらなにがどうでもいいや、と。
石田三成、永遠の愛と美でしたね、まさしく。
大石静さんの脚本に大島ミチルさんの音楽、と話題満載の作品でしたが、初の試みとしては一定の成功を収めらるんじゃないかという気がします。
とりあえず、大島ミチルさんのスケールの大きい音楽がとても良かった!!「美しき人生」とか「生きること、生かすこと」とか、いろんな人が同じ曲を何度も歌う構造がすごくミュージカルっぽくて。繰り返されるたびに重ねられていくものがあるのが興味深かったですね。
大島さんの脚本はすごいなあと思いました。なかなかあそこまで深い情、というか……「業」を表に出す作品って宝塚では珍しいと思うのですが、それを演じてしまうトップコンビ+未沙&美穂の専科コンビが、本当に凄いなと思いました。
まだちょっと脚本と演出と役者の芝居がかみあっていない部分がありましたが、まだ公演が始まって1週間なので、これからかなと思います。
中でも美穂さん(お寧々)の銀橋での歌は本当に本当に素晴らしかった!
いやもう、美穂さんに銀橋わたらせちゃいかんよ。舞台ごとさらっちゃうじゃん(^ ^;
愛と業をぶつけあう4人をよそに、カラッと明るい七本槍の場面を配したセンス……大島さんの発案なのか石田さんのアドバイスなのかわかりませんが、舞台には絶対必要な転換だと思うので、良かったと思います。
ただ、もう少し具体的に三成との対立の場面があっても良かったのになあ、と思ったりはしました。
福島正則(北翔海莉)がラストに、
「俺は昔から三成が大嫌いだった」
と独白するんですが……その裏付けが一個くらいあってもいいような気がするんですよね。そもそも、福島は本来、最後の最後の別れの場面で泣くようなキャラクターではないと思うんですが、、、そういう性格に作るなら、そういうエピソードがないと観ていてストンと落ちないなあ、という気がしました。
そして、三成を清廉潔白な聖人に設定したがために、本来は三成が差配していたはずの様々な裏工作を担当することになった甲賀者の疾風(凰稀かなめ)。
祐飛さんとの並びは絶対似合うだろうと思っていたんですが、予想以上に似合ってて良かったです(嬉)。ただ、声のピッチがあってないのでデュエットが苦しい(^ ^;;;。祐飛さんは常に低めだし、テルくんは微妙に上擦りがちなので、二人で合わせると不思議な世界になってしまうんだもん(T T)。これはもう、回数を重ねるうちに合ってくることを祈っています(祈)。
それにしても。
「関ヶ原」前の疾風との会話で見えてくる三成の性格は、戦国時代に曲りなりにも五奉行のひとりにまでなった石田三成像としては、どうしたものかと。
裏切りを抑えるために秀頼の出馬を乞うだけの知恵がある人が、「夜討ちのような卑怯なことはしない」とか莫迦なこと言わないから!そもそも彼は、兵站だけでなく、和平交渉や事前工作に通じていたからこそのあの地位なのになー。戦場での槍働きに匹敵するだけの武功は、兵站だけでは立てられないでしょう、やっぱり。
人に敬遠されるほどの『頑な』な清廉潔白さと、そういう交渉術っていうのは相反するものなのかもしれませんが、それにしても、「義のための戦いだから裏切りなどありえない」とか、どんだけお花畑なんだよみたいに描かれていたのは悲しい気がしました(^ ^)。
あと、脚本的に気になったことを二つほど。
・「『三成』は『三つのなすこと』と書くのであろう」と茶々が言うけど、、、正しくは「三つの成ること」じゃないか?「なすこと」なら「三為」になるのでは……?(「成す」って普通の使い方?)
・処刑の場面で家康(寿つかさ)が三成に初対面のような挨拶をしていましたが、そんなはずないですよね…?
ショー「ルナ・ロッサ」は、楽しかったです(^ ^)。まだ開幕から時間が経っていないせいか、まだまとまりがないというか、猥雑感が先に立っているような気もしましたが、、、あらためて稲葉さんのショーは面白いなあと思いました。
ただ、一つだけ大きな不満が。
月下美人は脚を出すべき!
それだけは譲れません。せっかくのテルくんの脚を隠すなんて、ありえん!!
好きな場面は「砂漠の豹」と「祈り」です。「砂漠の豹」は、振付が今一つなのが残念。音楽も良いし、いい場面になりそうなのになー。「祈り」は、みんなが舞台上を踊るんじゃなくて走り回っているのに最初は驚きましたが、なんていうか、あれはあれで、観ていてすごく発散できるんですよね。凄かったです。
でも、月下美人が脚を出してくれたら、月下美人が一番になるかも(^ ^)。
最後に、ナウオンの演出家インタビューで印象に残ったこと。
「カサブランカ」のとき、小池さんに「キスが巧い」と褒められた祐飛さん。
今度は、石田さんに「土下座が格好良い」と褒められてる(^ ^)。
どちらも、なかなか男役を褒めるポイントになりにくい部分だと思うんですが。……やっぱり祐飛さんってオンリーワンの存在なのかも。
しかし。
たしかに、今回の作品の一番の見せ場は、三成が土下座する3場面(秀吉にと茶々にと家康にと)のような気がするわ、、、演出家って凄いなあ(@ @)。
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ものすごーく今更なのですが。
やっと先週のCSニュースを見ました♪
■間もなく始まる宙組公演「美しき生涯」に先駆けて、祐飛さんたちが三成の生誕の地に行ったニュース。
ネットで祐飛さんとすみ花ちゃんの『デート企画』みたいなものだと聞いていたので、石田さんも一緒だったことにがっかり(←そこ?)
すみ花ちゃん髪のびたなあ♪ かわいーーーー!
で、最初の映像で、画面右下で写メしてるのは誰なんでしょう?めっちゃ気になるー。
琵琶湖の波打ち際で、座ろうとして当然のようにコケそうになるすみ花ちゃんと、真顔で(背中だけど)駆け寄ろうとする祐飛さん。噂は散々聴いていたんですが、実際に映像でみると本当に萌だなーーーー(しみじみ)
■宙組稽古場レポート
出演者:
壱番槍 フクくんこと福島正則(北翔) 奥方は鈴奈沙也さん
弐番槍 かぁくんこと加藤清正(悠未) 奥方は風莉じんさ
参番槍 カトくんこと加藤嘉明(十輝) 奥方は美風舞良さん
四番槍 ワキくんこと脇坂安治(春風) 奥方は花音舞さん
五番槍 ヒラくんこと平野長泰(鳳翔) 奥方は愛花ちさきさん
六番槍 カスくんこと糟屋武則(蓮水) 奥方は花露すみかさん
七番槍 カタくんこと片桐且元(凪七) 奥方は大海亜呼さん
話はなかなか盛り上がって楽しかったのですが、
ただでさえカオスになりがちな宙組なのに、レポーターいれて9人もいたら、そりゃー収拾つかないわなあ……。
みんな勝手に喋っているし、話飛びまくるし。
個人的に、ともちんがみーちゃんを「みさと」と呼んでいたのがツボでした。大ちゃんのことは「大ちゃん」なのに、どーしてみーちゃんのことは「みさと」なんだ!(*^ ^*)。
明日はいよいよ稽古場映像が流れるはず!これで少しは雰囲気が見えるでしょうか。楽しみです♪
……というわけで、もう寝ます(*^ ^*)
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やっと先週のCSニュースを見ました♪
■間もなく始まる宙組公演「美しき生涯」に先駆けて、祐飛さんたちが三成の生誕の地に行ったニュース。
ネットで祐飛さんとすみ花ちゃんの『デート企画』みたいなものだと聞いていたので、石田さんも一緒だったことにがっかり(←そこ?)
すみ花ちゃん髪のびたなあ♪ かわいーーーー!
で、最初の映像で、画面右下で写メしてるのは誰なんでしょう?めっちゃ気になるー。
琵琶湖の波打ち際で、座ろうとして当然のようにコケそうになるすみ花ちゃんと、真顔で(背中だけど)駆け寄ろうとする祐飛さん。噂は散々聴いていたんですが、実際に映像でみると本当に萌だなーーーー(しみじみ)
■宙組稽古場レポート
出演者:
壱番槍 フクくんこと福島正則(北翔) 奥方は鈴奈沙也さん
弐番槍 かぁくんこと加藤清正(悠未) 奥方は風莉じんさ
参番槍 カトくんこと加藤嘉明(十輝) 奥方は美風舞良さん
四番槍 ワキくんこと脇坂安治(春風) 奥方は花音舞さん
五番槍 ヒラくんこと平野長泰(鳳翔) 奥方は愛花ちさきさん
六番槍 カスくんこと糟屋武則(蓮水) 奥方は花露すみかさん
七番槍 カタくんこと片桐且元(凪七) 奥方は大海亜呼さん
話はなかなか盛り上がって楽しかったのですが、
ただでさえカオスになりがちな宙組なのに、レポーターいれて9人もいたら、そりゃー収拾つかないわなあ……。
みんな勝手に喋っているし、話飛びまくるし。
個人的に、ともちんがみーちゃんを「みさと」と呼んでいたのがツボでした。大ちゃんのことは「大ちゃん」なのに、どーしてみーちゃんのことは「みさと」なんだ!(*^ ^*)。
明日はいよいよ稽古場映像が流れるはず!これで少しは雰囲気が見えるでしょうか。楽しみです♪
……というわけで、もう寝ます(*^ ^*)
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宙組公演「美しき生涯」の新人公演のキャストが発表されました(^ ^)。
ありさちゃん(瀬音リサ)、初ヒロインおめでとうございます!!
可愛くて歌えるありさちゃんのヒロイン、可愛いだろうなあ(^ ^)。「ヴァレンチノ」のアリスも良かったし、良い役つくといいなあと思っていたので、すごく嬉しい。花組の大河凜・桜咲彩花に続く、93期コンビですね(^ ^)。楽しみ!!
今はまだ、本公演の役も「賤ヶ岳の7本槍」以外はほとんど発表されていないので、新人公演の役はほとんど発表された気がしますね(^ ^)。
個人的には、秀吉(未沙のえる)&寧々(美穂圭子)の夫婦がまっぷー(松風輝)&アリエッティ(百千糸)の同期コンビなのと、さぎり(純矢ちとせ)&たつの(すみれ乃麗)の「くのいち」姉妹が藤咲えりちゃん&伶美うららさんなのがめっちゃ楽しみ!特に、えりちゃんとうららさんの身長差萌え 美人姉妹!!
そして、お市の(妃宮)さくらが「主要役」扱いで新公まで先に発表されているのも、なんだかすごく嬉しいです。れーれがやるくらいだから、きっと出番も多いよねっ!?(期待)
テルくんの忍者はりっくん(蒼羽りく)、加藤清正(北翔海莉)はあっきー(澄輝さやと)。うーん、歌唱力で決めたような気がするのは気のせいだろうか?徳川家康(寿つかさ)の天玲美音、福島正則(悠未ひろ)はふーま(風馬翔)は納得(^ ^)。
個人的に気になるのは、今回で卒業する天輝トニカ・七瀬りりこが何をするのか?です。トニカは七本槍の誰かかなあ。りりこはあゆみさん(鈴奈さん)の役?まだ本公演の役も出揃ってないから、どうもよくわからないんですが(; ;)。
あとは、えなちゃん(月映樹茉)も気になるー。もうちょっと情報出てくると良いんだけどなあ……。
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ありさちゃん(瀬音リサ)、初ヒロインおめでとうございます!!
可愛くて歌えるありさちゃんのヒロイン、可愛いだろうなあ(^ ^)。「ヴァレンチノ」のアリスも良かったし、良い役つくといいなあと思っていたので、すごく嬉しい。花組の大河凜・桜咲彩花に続く、93期コンビですね(^ ^)。楽しみ!!
今はまだ、本公演の役も「賤ヶ岳の7本槍」以外はほとんど発表されていないので、新人公演の役はほとんど発表された気がしますね(^ ^)。
個人的には、秀吉(未沙のえる)&寧々(美穂圭子)の夫婦がまっぷー(松風輝)&アリエッティ(百千糸)の同期コンビなのと、さぎり(純矢ちとせ)&たつの(すみれ乃麗)の「くのいち」姉妹が藤咲えりちゃん&伶美うららさんなのがめっちゃ楽しみ!特に、えりちゃんとうららさんの
そして、お市の(妃宮)さくらが「主要役」扱いで新公まで先に発表されているのも、なんだかすごく嬉しいです。れーれがやるくらいだから、きっと出番も多いよねっ!?(期待)
テルくんの忍者はりっくん(蒼羽りく)、加藤清正(北翔海莉)はあっきー(澄輝さやと)。うーん、歌唱力で決めたような気がするのは気のせいだろうか?徳川家康(寿つかさ)の天玲美音、福島正則(悠未ひろ)はふーま(風馬翔)は納得(^ ^)。
個人的に気になるのは、今回で卒業する天輝トニカ・七瀬りりこが何をするのか?です。トニカは七本槍の誰かかなあ。りりこはあゆみさん(鈴奈さん)の役?まだ本公演の役も出揃ってないから、どうもよくわからないんですが(; ;)。
あとは、えなちゃん(月映樹茉)も気になるー。もうちょっと情報出てくると良いんだけどなあ……。
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MUGENの空へ【2】
2011年4月6日 宝塚(宙) コメント (2)グランドパレスで開催された、蘭寿とむディナーショー「MUGEN」について。
■逆転裁判メドレー
最初にラリー(鳳翔大)が、あのオレンジ色のパーカー(?)にジーンズの衣装で髪を逆立てて登場!一人でばーっと何か喋っているところに、フランジスカ・ヴォン・カルマ(藤咲えり)が登場。
ラリーは、公演でマヤちゃんを口説くのに使っていた「ときめ木」だの「やすら木」だのいうネタを披露するが、カルマのムチであっさり玉砕……みたいな、ある意味予想通りのサムいネタでスタート。
大くんは「逆転裁判1」にしか出ていないし、えりちゃんは「2」にしか出ていないんですが、最初二人のやりとりを見てるときはすっかり忘れてました(^ ^)。えりちゃんが冷たく「私たち同じ舞台に立ったことは無いのよ」と言ったときにやっと思い出した始末(^ ^;。
あ、大ちゃんラリーのジーンズは自前だそうです(@ @)。「逆転裁判2」の上演が発表されていたので、またすぐ出せるように箪笥の出しやすいところにしまっておいたらしい。故郷カリフォルニアに帰らせてもらえなかったラリー、可哀相に……。
この後に登場したマヤちゃんの珠洲春希さんは、どちらにも出ていないんですよね。だからこそあんな楽しい扮装を見せてくださったってことか?(^ ^)。いやー、れーれ(すみれ乃麗)の衣装、よく入ったな(- -;。だいぶミニスカートになってたような気もするけど、でも、ちゃんと違和感なく着てましたよね?凄いなー。
マヤちゃんお得意の、片足で立ってあげた足の膝を曲げたポーズがとても似合ってました♪キープ力すごい!
エッジワースのアイコちゃん(花里まな)は「1」のみですよね。もちろんエッジワースを演じたわけではありませんが(^ ^)。
っていうか、七帆くんだかともちん(悠未ひろ)だかの衣装をそのまま着ているアイコちゃんの可愛らしさにも撃ち抜かれました(汗)。「BUND NEON~上海」の真瀬くん(だぶだぶのタキシード着てパーティーに現れた場面)を思い出して、胸キュンでした!(←意味不明)
長髪ロン毛の鬘がよく似あって、ちゃんと男役に見えましたよ♪可愛かったけど(^ ^)。男役が女役をショートカットでやるのも難しいだろうけど、娘役がロングヘアの男役をやるのは物凄くハードルが高そうなのに、アイコちゃん凄いなーと思いました。
みんなで「逆転裁判といえば自分(のキャラ)!」と主張するところに割って入る鋭い声。
「異議あり!」
蘭トムさんのフェニックス・ライトは、しみじみと当たり役だったなあ……と思ってしまう迫力と魅力がありました。なんかね、キラキラしてるんですよね。他のコーナーに比べたら衣装とかは地味なくらいなのに。
あのコールが聴こえた瞬間に客席の温度が上がった気がしましたからねー(真顔)。
全員で一曲盛り上がってから、トークに。
ここのネタは毎回同じだったのか、それとも毎回違ったのでしょうか?
えりちゃんが毎日お稽古の後で鞭の素振り(?)を50回やっていた、という話にウケてしまいました。だって、皆が帰ったあとの稽古場に一人で残って、ばれないように(?)電気を消してやってた、って言うんですよ!?誰もないはずの真っ暗な教室から、鞭の音が……とか、それはめっちゃ怖いから!!
トークで一通り盛り上がった後は、「蘇る真実」で中締め。珠洲さん以下の4人は途中で抜けてしまったのが残念でした。このコーナーだけは、5人で最後にポーズを決めて終わってほしかった……(←戦隊物じゃないんだから)
ま、とにかく、猫はえりちゃんのカルマにまた会えて、とても幸せです。三木さんありがとう!!(^ ^)。しみじみ見てもあの再現率はすごいですよねーー!!青年漫画の萌えキャラそのもののプロポーションをリアルに再現してのけたえりちゃんに、乾杯!胴が短くてボンキュッボン(←上半身は衣装でかなり作りこんでますが)で、脚がすんなり細くて長くてまっすぐで。
細いくるぶしによく映える高いピンヒールと、長い鞭。
……花組で「逆転裁判3」を上演することがあったなら、ぜひともカルマは華耀きらりちゃんで!と思っていたりするのは内緒です(^ ^)。
■宝塚…夢
ジャンクション24/川霧の橋/ベサメ・ムーチョ
蘭トムさんの、“宝塚ファン時代の思い出の曲”を、一曲ずつ紹介しながら歌ってくれました。「川霧の橋」が好きだった、っていうのは意外な気がしましたが、考えてみたら、私が一番最初に好きになった蘭トムさんは「月の燈影」だった……(^ ^)。
「白い朝」とかも似合いそうな気がします。なんとなくですが。
■夢幻JAZZ
It don’t mean a thing/St. Louis blues/It’s All Right With Me/CARAVAN
ジャズの名曲を歌い継ぐコーナー。
黒いドレスの大ちゃんと蘭寿さんでデュエットを踊っていたのは……「St. Louis…」だったかな?すっごいキレイで、嬉しかったです。蘭トムさんよりだいぶ大きかったけど(^ ^)、その身長差を生かした振付も面白かった♪
「It’s All Right…」は、バンド紹介とメンバー紹介をした後、全員で客席に降りて、「All Right!」と叫ぶよう煽って盛り上げてくれました♪
満員でテーブルが詰め込まれていたせいか(?)、私が今までに参加したことのあるディナーショーの中では全体に客席降りが少ないショーで、コーラスが客席に降りたのはこの時だけだったと思います(客席登場は無し)。端の方のテーブルだったので近くには誰もきてくれなくて、ちょっと寂しかった(T T)。蘭トムさんは何回か客席降りして、客席登場もあったんですが、縦センターの通路を歩くだけだったしなー。
三木さんのショーはお洒落でいいけど、もうちょっとベタな演出もあればもっといいのになー(- -;。
蘭トムさんの「宙組時代」を振り返る、的なトークを挟んで、「CARAVAN]。
……いや、名曲だとは思うし私も好きなんですが、なんか三木さんのショーには必ず使われる気がする………。
■フィナーレ~無限~
My Body/So Amazing/僕こそミュージック/At This Moment
前半2曲はコーラスと、後半2曲は蘭トムさん一人で、だったかな?(←記憶曖昧ですみません)
蘭トムさんって、男役としてはちょっと高めの硬い声ですが、曲によってガラッと印象が変わるのが面白いなと思います。
「So Amazing」が凄く良かった!コーラスとのバランスも良くて、あれは編曲の勝利かも、と思いました。そして、大ちゃんが歌うまくなったなーと思ってみたり(^ ^)。
「僕こそミュージック」を歌った後、少し真顔のトークがありました。
阪神大震災の経験をまじえながら、「いま、この時に」「自分にできることを」「みなさんと一緒に」と語りかけてくれる誠実な瞳に、ちょっとうるっときました。
そして、(一応)最後の曲は「At This Moment」。いい曲だった!!(涙)
アンコールは「“R”ising!」より「RANJU」。
あれから半年。状況も、ご本人の立場もずいぶんと変わりましたが、蘭トムさんのエネルギーは変わらないな、と思いました。
5年間、宙組と共に歩いてきてくれてありがとう。
2年間、祐飛さんをがっちり支えてくれて、本当にありがとう。
そんな気持ちをこめて、しみじみと拍手してきました。
しばらくはゆっくりリフレッシュして、真飛さん卒業後の花組を背負えるよう、準備していてくださいね!
終演後のロビーでは、募金箱を前に出演者が勢ぞろい(^ ^)。
迷わずえりちゃんの前の箱になけなしのお金をいれてみて、えりちゃんの笑顔に癒されました(^ ^)。
あああ、本当に可愛いよ~~(すでに理屈じゃない)。「スマイル ○○円」という、某ファストフードチェーンのメニュー表を思い出してしまいました(^ ^)。
三木さんらしい、センターをしっかりとたてた、洗練されたショーだったと思います。
もっとコーラスの出番が少ないかも(三木さんだから)、と思っていたので、思ったより出番が多くてホッとしました。
珠洲さん、大ちゃん、えりちゃん、アイコちゃん。花も実もある4人、これからも宙組をよろしくお願いします!
そして蘭トムさん、次の宙組公演は客席で(^ ^)、という決まり文句で見送らせてください。
ご活躍を、心から祈っています。
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■逆転裁判メドレー
最初にラリー(鳳翔大)が、あのオレンジ色のパーカー(?)にジーンズの衣装で髪を逆立てて登場!一人でばーっと何か喋っているところに、フランジスカ・ヴォン・カルマ(藤咲えり)が登場。
ラリーは、公演でマヤちゃんを口説くのに使っていた「ときめ木」だの「やすら木」だのいうネタを披露するが、カルマのムチであっさり玉砕……みたいな、ある意味予想通りのサムいネタでスタート。
大くんは「逆転裁判1」にしか出ていないし、えりちゃんは「2」にしか出ていないんですが、最初二人のやりとりを見てるときはすっかり忘れてました(^ ^)。えりちゃんが冷たく「私たち同じ舞台に立ったことは無いのよ」と言ったときにやっと思い出した始末(^ ^;。
あ、大ちゃんラリーのジーンズは自前だそうです(@ @)。「逆転裁判2」の上演が発表されていたので、またすぐ出せるように箪笥の出しやすいところにしまっておいたらしい。故郷カリフォルニアに帰らせてもらえなかったラリー、可哀相に……。
この後に登場したマヤちゃんの珠洲春希さんは、どちらにも出ていないんですよね。だからこそあんな楽しい扮装を見せてくださったってことか?(^ ^)。いやー、れーれ(すみれ乃麗)の衣装、よく入ったな(- -;。だいぶミニスカートになってたような気もするけど、でも、ちゃんと違和感なく着てましたよね?凄いなー。
マヤちゃんお得意の、片足で立ってあげた足の膝を曲げたポーズがとても似合ってました♪キープ力すごい!
エッジワースのアイコちゃん(花里まな)は「1」のみですよね。もちろんエッジワースを演じたわけではありませんが(^ ^)。
っていうか、七帆くんだかともちん(悠未ひろ)だかの衣装をそのまま着ているアイコちゃんの可愛らしさにも撃ち抜かれました(汗)。「BUND NEON~上海」の真瀬くん(だぶだぶのタキシード着てパーティーに現れた場面)を思い出して、胸キュンでした!(←意味不明)
長髪ロン毛の鬘がよく似あって、ちゃんと男役に見えましたよ♪可愛かったけど(^ ^)。男役が女役をショートカットでやるのも難しいだろうけど、娘役がロングヘアの男役をやるのは物凄くハードルが高そうなのに、アイコちゃん凄いなーと思いました。
みんなで「逆転裁判といえば自分(のキャラ)!」と主張するところに割って入る鋭い声。
「異議あり!」
蘭トムさんのフェニックス・ライトは、しみじみと当たり役だったなあ……と思ってしまう迫力と魅力がありました。なんかね、キラキラしてるんですよね。他のコーナーに比べたら衣装とかは地味なくらいなのに。
あのコールが聴こえた瞬間に客席の温度が上がった気がしましたからねー(真顔)。
全員で一曲盛り上がってから、トークに。
ここのネタは毎回同じだったのか、それとも毎回違ったのでしょうか?
えりちゃんが毎日お稽古の後で鞭の素振り(?)を50回やっていた、という話にウケてしまいました。だって、皆が帰ったあとの稽古場に一人で残って、ばれないように(?)電気を消してやってた、って言うんですよ!?誰もないはずの真っ暗な教室から、鞭の音が……とか、それはめっちゃ怖いから!!
トークで一通り盛り上がった後は、「蘇る真実」で中締め。珠洲さん以下の4人は途中で抜けてしまったのが残念でした。このコーナーだけは、5人で最後にポーズを決めて終わってほしかった……(←戦隊物じゃないんだから)
ま、とにかく、猫はえりちゃんのカルマにまた会えて、とても幸せです。三木さんありがとう!!(^ ^)。しみじみ見てもあの再現率はすごいですよねーー!!青年漫画の萌えキャラそのもののプロポーションをリアルに再現してのけたえりちゃんに、乾杯!胴が短くてボンキュッボン(←上半身は衣装でかなり作りこんでますが)で、脚がすんなり細くて長くてまっすぐで。
細いくるぶしによく映える高いピンヒールと、長い鞭。
……花組で「逆転裁判3」を上演することがあったなら、ぜひともカルマは華耀きらりちゃんで!と思っていたりするのは内緒です(^ ^)。
■宝塚…夢
ジャンクション24/川霧の橋/ベサメ・ムーチョ
蘭トムさんの、“宝塚ファン時代の思い出の曲”を、一曲ずつ紹介しながら歌ってくれました。「川霧の橋」が好きだった、っていうのは意外な気がしましたが、考えてみたら、私が一番最初に好きになった蘭トムさんは「月の燈影」だった……(^ ^)。
「白い朝」とかも似合いそうな気がします。なんとなくですが。
■夢幻JAZZ
It don’t mean a thing/St. Louis blues/It’s All Right With Me/CARAVAN
ジャズの名曲を歌い継ぐコーナー。
黒いドレスの大ちゃんと蘭寿さんでデュエットを踊っていたのは……「St. Louis…」だったかな?すっごいキレイで、嬉しかったです。蘭トムさんよりだいぶ大きかったけど(^ ^)、その身長差を生かした振付も面白かった♪
「It’s All Right…」は、バンド紹介とメンバー紹介をした後、全員で客席に降りて、「All Right!」と叫ぶよう煽って盛り上げてくれました♪
満員でテーブルが詰め込まれていたせいか(?)、私が今までに参加したことのあるディナーショーの中では全体に客席降りが少ないショーで、コーラスが客席に降りたのはこの時だけだったと思います(客席登場は無し)。端の方のテーブルだったので近くには誰もきてくれなくて、ちょっと寂しかった(T T)。蘭トムさんは何回か客席降りして、客席登場もあったんですが、縦センターの通路を歩くだけだったしなー。
三木さんのショーはお洒落でいいけど、もうちょっとベタな演出もあればもっといいのになー(- -;。
蘭トムさんの「宙組時代」を振り返る、的なトークを挟んで、「CARAVAN]。
……いや、名曲だとは思うし私も好きなんですが、なんか三木さんのショーには必ず使われる気がする………。
■フィナーレ~無限~
My Body/So Amazing/僕こそミュージック/At This Moment
前半2曲はコーラスと、後半2曲は蘭トムさん一人で、だったかな?(←記憶曖昧ですみません)
蘭トムさんって、男役としてはちょっと高めの硬い声ですが、曲によってガラッと印象が変わるのが面白いなと思います。
「So Amazing」が凄く良かった!コーラスとのバランスも良くて、あれは編曲の勝利かも、と思いました。そして、大ちゃんが歌うまくなったなーと思ってみたり(^ ^)。
「僕こそミュージック」を歌った後、少し真顔のトークがありました。
阪神大震災の経験をまじえながら、「いま、この時に」「自分にできることを」「みなさんと一緒に」と語りかけてくれる誠実な瞳に、ちょっとうるっときました。
そして、(一応)最後の曲は「At This Moment」。いい曲だった!!(涙)
アンコールは「“R”ising!」より「RANJU」。
あれから半年。状況も、ご本人の立場もずいぶんと変わりましたが、蘭トムさんのエネルギーは変わらないな、と思いました。
5年間、宙組と共に歩いてきてくれてありがとう。
2年間、祐飛さんをがっちり支えてくれて、本当にありがとう。
そんな気持ちをこめて、しみじみと拍手してきました。
しばらくはゆっくりリフレッシュして、真飛さん卒業後の花組を背負えるよう、準備していてくださいね!
終演後のロビーでは、募金箱を前に出演者が勢ぞろい(^ ^)。
迷わずえりちゃんの前の箱になけなしのお金をいれてみて、えりちゃんの笑顔に癒されました(^ ^)。
あああ、本当に可愛いよ~~(すでに理屈じゃない)。「スマイル ○○円」という、某ファストフードチェーンのメニュー表を思い出してしまいました(^ ^)。
三木さんらしい、センターをしっかりとたてた、洗練されたショーだったと思います。
もっとコーラスの出番が少ないかも(三木さんだから)、と思っていたので、思ったより出番が多くてホッとしました。
珠洲さん、大ちゃん、えりちゃん、アイコちゃん。花も実もある4人、これからも宙組をよろしくお願いします!
そして蘭トムさん、次の宙組公演は客席で(^ ^)、という決まり文句で見送らせてください。
ご活躍を、心から祈っています。
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ホテルグランドパレスにて、蘭寿とむディナーショー「MUGEN」に参加してまいりました!
年度末のど平日のあの時間に会社を抜けることがどれだけ大変だったことか(汗)。
翌日には机が無いことは覚悟しました。かなり真顔で。
もう二度とやりません!……たぶん。
でも、悔いはないけどね(^ ^;ゞ。だって、楽しかった!
出演は、蘭トムさん、珠洲春希さん、鳳翔大くん、藤咲えりちゃん、花里まなさんの5人。
構成・演出は三木さん。基本的には、蘭トムさんが出演していた作品の中から自分で選んだ曲を並べた感じの、すごくオーソドックスなショーだったと思います。
秋のコンサート「“R”ising!」とは、衣装が共通なのが多かったので若干似た印象もありましたが、おもちゃ箱みたいだった前作に比べると、むしろクラシックなくらい、エレガントなショーでした。
逆転裁判パロディを除いて、ですが。
■プロローグ
MUGEN/I Love Paris
「“R”ising!」のオープニングとエンディングで着ていた衣装、だったと思います。
そういえば「“R”ising!」に出てなかったのはアイコちゃんだけなんですね、このメンバー。アイコちゃんは誰の衣装を着たんだろう?(^ ^)
いきなりディナーショーのタイトルソングをプロローグで歌のは珍しい、、、ですよね?だいたいラストかその前くらいに歌うことが多いと思ってたのに。
でも、そのおかげで衣装はそのままでも「“R”ising!」とは違うオープニングになったのが面白かったです。三木さん、考えたな。
衣装は同じでも、ショートカットの全鬘を被ったえりちゃんが、死ぬほど可愛くて、別人みたいでした。っていうか、しばらく同じ衣装なことに気がつかなかったよ……。あの髪型、色っぽくてキレイだったなー。
■宝塚メドレー・花
ハウトゥ/マノン/タンゴ・アルゼンチーノ/ミケランジェロ/琥珀色の雨に濡れて/VIVA!/Cocktail/Asian Sunrise/エリザベート(最後のダンス)
「マノン」以降は花組も一通りは観ていたはずなんですが、、、樹里(咲穂)ちゃんが出ていたので回数観た「ミケランジェロ」と、作品が好きだった「琥珀」くらいかな、曲を知っていたのは。
今まで、蘭トムさんを見て「花組だ!」とか思ったことはそんなになかったのですが(「蘭トムさんだ!」とは思ってたけど笑)、今回、園加のバウ(Dancin’ Heroes!!)を観て、「花組っぽい」と感じたのと同じ色を、非常につよく感じました。
三木さんだから、っていうのは重要でしょうけれども、やっぱり、蘭トムさん自身も花への異動を目前にして気持ちを作っている部分もあるのかなー。
それは個性の表し方なのであって、良い悪い、ではないんですけどね(^ ^)。
■宝塚メドレー・宙
コパカバーナ/Never Sleep/瞳の中の宝石/VENUS/我々は生きている
花組メドレーまでお着替えなしだったメンバーが、やっと着替えて登場。
「コパカバーナ」は星組さんしか観ていませんが、コーラスの4人が楽しそうに歌っているのがとても可愛かった!ブルードレスのえりちゃんとアイコちゃん、並びがとっても可愛い。しかーし、えりちゃんは前髪あった方が可愛いよ……。
「Never Sleep」は客席登場……だったんだっけ?あれ?
「瞳の中の宝石」は客席を歩きながら歌ってたんだけど(←ホンモノのイザベラ=ウメちゃんをいじっていたので)、どうだったっけ。
VENUSはノリノリでめっちゃ格好良かった!!そして、「我々は生きている」はちょっと泣けました。「カサブランカ」という作品の中でではなく、この一曲をこうして聴くと、どうしても今の時代と被ってしまって、すごくグッとくるんですよね(泣)。
作品の中で聴いていたときも、毎回良い曲だなあと思ってはいましたが、あらためて、この曲の持つポテンシャルを思い知った気がします。
……すみません、明日は早く出社しないといけないので、続きはまた明日以降に。
次回は、私が、年度末ど平日になんとしても行きたい!と思った最大の動機=「逆転裁判コント」から(^ ^)
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年度末のど平日のあの時間に会社を抜けることがどれだけ大変だったことか(汗)。
翌日には机が無いことは覚悟しました。かなり真顔で。
もう二度とやりません!……たぶん。
でも、悔いはないけどね(^ ^;ゞ。だって、楽しかった!
出演は、蘭トムさん、珠洲春希さん、鳳翔大くん、藤咲えりちゃん、花里まなさんの5人。
構成・演出は三木さん。基本的には、蘭トムさんが出演していた作品の中から自分で選んだ曲を並べた感じの、すごくオーソドックスなショーだったと思います。
秋のコンサート「“R”ising!」とは、衣装が共通なのが多かったので若干似た印象もありましたが、おもちゃ箱みたいだった前作に比べると、むしろクラシックなくらい、エレガントなショーでした。
逆転裁判パロディを除いて、ですが。
■プロローグ
MUGEN/I Love Paris
「“R”ising!」のオープニングとエンディングで着ていた衣装、だったと思います。
そういえば「“R”ising!」に出てなかったのはアイコちゃんだけなんですね、このメンバー。アイコちゃんは誰の衣装を着たんだろう?(^ ^)
いきなりディナーショーのタイトルソングをプロローグで歌のは珍しい、、、ですよね?だいたいラストかその前くらいに歌うことが多いと思ってたのに。
でも、そのおかげで衣装はそのままでも「“R”ising!」とは違うオープニングになったのが面白かったです。三木さん、考えたな。
衣装は同じでも、ショートカットの全鬘を被ったえりちゃんが、死ぬほど可愛くて、別人みたいでした。っていうか、しばらく同じ衣装なことに気がつかなかったよ……。あの髪型、色っぽくてキレイだったなー。
■宝塚メドレー・花
ハウトゥ/マノン/タンゴ・アルゼンチーノ/ミケランジェロ/琥珀色の雨に濡れて/VIVA!/Cocktail/Asian Sunrise/エリザベート(最後のダンス)
「マノン」以降は花組も一通りは観ていたはずなんですが、、、樹里(咲穂)ちゃんが出ていたので回数観た「ミケランジェロ」と、作品が好きだった「琥珀」くらいかな、曲を知っていたのは。
今まで、蘭トムさんを見て「花組だ!」とか思ったことはそんなになかったのですが(「蘭トムさんだ!」とは思ってたけど笑)、今回、園加のバウ(Dancin’ Heroes!!)を観て、「花組っぽい」と感じたのと同じ色を、非常につよく感じました。
三木さんだから、っていうのは重要でしょうけれども、やっぱり、蘭トムさん自身も花への異動を目前にして気持ちを作っている部分もあるのかなー。
それは個性の表し方なのであって、良い悪い、ではないんですけどね(^ ^)。
■宝塚メドレー・宙
コパカバーナ/Never Sleep/瞳の中の宝石/VENUS/我々は生きている
花組メドレーまでお着替えなしだったメンバーが、やっと着替えて登場。
「コパカバーナ」は星組さんしか観ていませんが、コーラスの4人が楽しそうに歌っているのがとても可愛かった!ブルードレスのえりちゃんとアイコちゃん、並びがとっても可愛い。しかーし、えりちゃんは前髪あった方が可愛いよ……。
「Never Sleep」は客席登場……だったんだっけ?あれ?
「瞳の中の宝石」は客席を歩きながら歌ってたんだけど(←ホンモノのイザベラ=ウメちゃんをいじっていたので)、どうだったっけ。
VENUSはノリノリでめっちゃ格好良かった!!そして、「我々は生きている」はちょっと泣けました。「カサブランカ」という作品の中でではなく、この一曲をこうして聴くと、どうしても今の時代と被ってしまって、すごくグッとくるんですよね(泣)。
作品の中で聴いていたときも、毎回良い曲だなあと思ってはいましたが、あらためて、この曲の持つポテンシャルを思い知った気がします。
……すみません、明日は早く出社しないといけないので、続きはまた明日以降に。
次回は、私が、年度末ど平日になんとしても行きたい!と思った最大の動機=「逆転裁判コント」から(^ ^)
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オレンジ色のヴァレンチノ【3】
2011年3月29日 宝塚(宙)シアター・ドラマシティ公演「ヴァレンチノ」。
■第8場 椿姫のセット
保護者(ジューン&ジョージ)つきで、「椿姫」のセットに入るルディー。
スタッフは「黙示録…」とほぼ同じ。監督はまりなちゃん(七生)、助監督は美月くん、カメラマンはモンチ(星吹彩翔)。みんなテキパキと働いていて、とても気持ち良かったです。
舞台奥で衣装を着ているアラ・ナジモヴァ(純矢ちとせ)。衣装がうまくキマらなくて、デザイナーのナターシャ(七海ひろき)を探している。低めの作り声と大袈裟な台詞回しがいかにも「サイレントの伝説的な大女優」っぽくて素敵でした。アラ・ナジモヴァって、もしかして「サンセット大通り」ノーマ・デズモンドのモデルだったりするのかなあ?(←多分違います)
ナジモヴァに呼ばれてセットの裏から登場するナターシャ。元々スタイルのいい人ですが、タイトなスカートが良く似合って、長身だけどちゃんと「美女」に見えましたよ♪
ナウオンなどで見ても随分髪が伸びていたからてっきり地毛でやるんだと思っていたんですが、鬘だったのが意外でした。長さもそんなに変わんないのにー。
「あたしのセットにそんなライトを当てないで頂戴!」というキツい物言いが、突っ張ってて可愛いなーと思ってしまった私は、たぶんかいちゃんを好きすぎるんだと思います。うん。
そして、ナジモヴァとの触れ合いに、全く妖しげなものを感じさせなかったのは凄いなあ(^ ^;。ナジモヴァとナターシャの「パートナーシップ」には色んな説があるようですが、せーこちゃんとかいちゃんは、同期のせいか(?)とっても仲の良い女友達以外のモノには見えなかったよ(^ ^;
ナジモヴァの衣装を簡単に直して(「おお!」と思いました。素敵な衣装だった!)、衣装係(特に妃宮さくら)を叱りつけるナターシャ。
ふと顔をあげて、ナジモヴァの相手役、ルドルフを見凝める。
本能で生きている男の心の底まで、見通そうとするかのように。
子供のように緊張してナジモヴァの前に立つルディーが死ぬほど可愛いです。
いやあん、もう、なんであんなに可愛いんだあの人!挨拶の声もひっくり返ってるし!!
「いらっしゃい、ヴァレンタ~イン?」
と呼びかけれて、
「ヴァレンチノ!」
と訂正するルディーもなかなかイケてます(はぁと)。が、まあ、ここの目玉は
「ナジン婆さん」
と呼びかけてしまうルディーなんですが(- -;ゞ
そう呼ばれて凍りつくナジモヴァ、そして回りのスタッフたち。
それを吹き飛ばすように、腹の底から笑いだすナターシャ、そして、そんなナターシャを見て「ハラショー!」とルディーを賛美するナジモヴァ。
シンプルなやり取りですが、結果的にスタッフたちをリラックスさせ、自分自身を含めたキャストの集中力を高めたルディーの本能は、やはり天性の役者だったってことかな、と思いました。
「椿姫」の撮影が無事終わり、「これまた大成功間違いなし!」と盛り上がる関係者ご一同。
そこへ、一通の電報が届く。
「ここに、ロドルフォ・グリエルミさんって人はいますかー?」
電報配達は美月遥くん……というか、あれは電報配達じゃなくて助監督が雑用の一環として電報も配ってくれただけなのか?相変わらず声は良いし、滑舌はいいし、なかなか役がつかないのが不思議な人だ…。
「あ、はい、ボクです」
と手を挙げて電報を受け取るルディー。カサカサと電報をあけて、、、そして、ぐったりと落ち込む。
「……どうしたの?」
「母が」
ナターシャの前でも臆することなく、あっさりと泣きごとを吐くルディー。
イタリア男らしいマザコンぶりをさりげなく芝居で魅せる祐飛さん。
……なんとゆーか、いいコンビ(?)だなあ。
「私の家に来るといいわ。……占い師のメロソープが来るの」
突然に、男を家に誘う女。
意識しているかどうかはともかく、この時点すでにナターシャに下心があるのは間違いない。
そして。
ルディーには、この時点ではまだ下心は無かったことも、たぶん間違いない……。
■第9場 ナターシャの家
下手から登場するメロソープ(天羽珠紀)の作りこみが素晴らしい!!
プログラムの写真もおおっと思いましたが、実物の怪しさはまた格別です(*^ ^*)。
クッションにローテーブル。アジアンテイストな置物だけでなく、ナターシャの家は生活様式そのものもアジア風なのかな?と思いました。そういえば、衣装も若干アジアンテイストがあるかも。
アラバマ生まれのアメリカ娘ヴィニフレッド・オショーネシーが、「芸術家」の仮面をつけようとして名乗った「ナターシャ・ランボア」。ロシア風の名前ですが、ロシアもウクライナあたりだと遊牧民が多くなるので、ああいう生活様式もありなのかなあ?
あまり深く考えてなくて、単純に「エキゾチックな生活」あるいは「エキゾチックな趣味」というだけのことなのかもしれませんが。
ナジモヴァに「もう祖国へ帰ることはない」と教え、
パラマウント映画の社長ラスキー(寿つかさ)に「今夜出会う若者」についての知識を与えるメロソープ、
言葉一つ一つを真剣に受けとめるナターシャ、
会話を聞き流しながら次の質問を考えてるナジモヴァ。
ルディーが登場するまでの、彼らの無言の会話が面白かったです。
やがてあらわれたルディーに、彼の母親の様子を語る。
「苦しまなかった。幸せに逝った」
「長いこと便りのない息子を心配している……」
ルディーの聞きたい言葉を、そして聞きたくない言葉を教えるメロソープ。
手で顔を覆って泣きだすルディー。
素朴でマザコンで家庭的なイタリアの農夫と、アラバマの田舎娘の恋。
「一緒にみたいものがあるの。……夜明けの海よ」
「……太平洋か!」
「そう。だから、……夜明けまで、一緒に居て」
縋るような女。女を喜ばせたい、悲しませたくない……ラテン男の本能が留まることを選ぶ。
芸術家のインスピレーションじゃない。男と女の、本能の恋。
……でも、ナターシャは認めない。それが本能であることを。
アーティスティック・インスピレーションである、と信じたい。
それがなければ、ナターシャ自身の存在の意味が無くなってしまうから。
ヴィニフレッドではなくナターシャである彼女。
棄てた名前、棄てた故郷。
家庭なんていらない。あたしはナターシャ・ランボア、芸術に魂を捧げた孤高のデザイナー。
家庭なんていらないけど、この男は欲しい。
切り離せると思っていたのか、男に意志があるとは思ってなかったのか。
彼の望む家庭を与えるつもりはまったくないまま、ナターシャは彼を手に入れる。
優しい男。女の夢を叶えるために生きている、ラテン・ラバー。
彼を手に入れた、と思った。
彼の心を手に入れた、と。
彼のことなど、何一つ知ろうとせぬままに。
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■第8場 椿姫のセット
保護者(ジューン&ジョージ)つきで、「椿姫」のセットに入るルディー。
スタッフは「黙示録…」とほぼ同じ。監督はまりなちゃん(七生)、助監督は美月くん、カメラマンはモンチ(星吹彩翔)。みんなテキパキと働いていて、とても気持ち良かったです。
舞台奥で衣装を着ているアラ・ナジモヴァ(純矢ちとせ)。衣装がうまくキマらなくて、デザイナーのナターシャ(七海ひろき)を探している。低めの作り声と大袈裟な台詞回しがいかにも「サイレントの伝説的な大女優」っぽくて素敵でした。アラ・ナジモヴァって、もしかして「サンセット大通り」ノーマ・デズモンドのモデルだったりするのかなあ?(←多分違います)
ナジモヴァに呼ばれてセットの裏から登場するナターシャ。元々スタイルのいい人ですが、タイトなスカートが良く似合って、長身だけどちゃんと「美女」に見えましたよ♪
ナウオンなどで見ても随分髪が伸びていたからてっきり地毛でやるんだと思っていたんですが、鬘だったのが意外でした。長さもそんなに変わんないのにー。
「あたしのセットにそんなライトを当てないで頂戴!」というキツい物言いが、突っ張ってて可愛いなーと思ってしまった私は、たぶんかいちゃんを好きすぎるんだと思います。うん。
そして、ナジモヴァとの触れ合いに、全く妖しげなものを感じさせなかったのは凄いなあ(^ ^;。ナジモヴァとナターシャの「パートナーシップ」には色んな説があるようですが、せーこちゃんとかいちゃんは、同期のせいか(?)とっても仲の良い女友達以外のモノには見えなかったよ(^ ^;
ナジモヴァの衣装を簡単に直して(「おお!」と思いました。素敵な衣装だった!)、衣装係(特に妃宮さくら)を叱りつけるナターシャ。
ふと顔をあげて、ナジモヴァの相手役、ルドルフを見凝める。
本能で生きている男の心の底まで、見通そうとするかのように。
子供のように緊張してナジモヴァの前に立つルディーが死ぬほど可愛いです。
いやあん、もう、なんであんなに可愛いんだあの人!挨拶の声もひっくり返ってるし!!
「いらっしゃい、ヴァレンタ~イン?」
と呼びかけれて、
「ヴァレンチノ!」
と訂正するルディーもなかなかイケてます(はぁと)。が、まあ、ここの目玉は
「ナジン婆さん」
と呼びかけてしまうルディーなんですが(- -;ゞ
そう呼ばれて凍りつくナジモヴァ、そして回りのスタッフたち。
それを吹き飛ばすように、腹の底から笑いだすナターシャ、そして、そんなナターシャを見て「ハラショー!」とルディーを賛美するナジモヴァ。
シンプルなやり取りですが、結果的にスタッフたちをリラックスさせ、自分自身を含めたキャストの集中力を高めたルディーの本能は、やはり天性の役者だったってことかな、と思いました。
「椿姫」の撮影が無事終わり、「これまた大成功間違いなし!」と盛り上がる関係者ご一同。
そこへ、一通の電報が届く。
「ここに、ロドルフォ・グリエルミさんって人はいますかー?」
電報配達は美月遥くん……というか、あれは電報配達じゃなくて助監督が雑用の一環として電報も配ってくれただけなのか?相変わらず声は良いし、滑舌はいいし、なかなか役がつかないのが不思議な人だ…。
「あ、はい、ボクです」
と手を挙げて電報を受け取るルディー。カサカサと電報をあけて、、、そして、ぐったりと落ち込む。
「……どうしたの?」
「母が」
ナターシャの前でも臆することなく、あっさりと泣きごとを吐くルディー。
イタリア男らしいマザコンぶりをさりげなく芝居で魅せる祐飛さん。
……なんとゆーか、いいコンビ(?)だなあ。
「私の家に来るといいわ。……占い師のメロソープが来るの」
突然に、男を家に誘う女。
意識しているかどうかはともかく、この時点すでにナターシャに下心があるのは間違いない。
そして。
ルディーには、この時点ではまだ下心は無かったことも、たぶん間違いない……。
■第9場 ナターシャの家
下手から登場するメロソープ(天羽珠紀)の作りこみが素晴らしい!!
プログラムの写真もおおっと思いましたが、実物の怪しさはまた格別です(*^ ^*)。
クッションにローテーブル。アジアンテイストな置物だけでなく、ナターシャの家は生活様式そのものもアジア風なのかな?と思いました。そういえば、衣装も若干アジアンテイストがあるかも。
アラバマ生まれのアメリカ娘ヴィニフレッド・オショーネシーが、「芸術家」の仮面をつけようとして名乗った「ナターシャ・ランボア」。ロシア風の名前ですが、ロシアもウクライナあたりだと遊牧民が多くなるので、ああいう生活様式もありなのかなあ?
あまり深く考えてなくて、単純に「エキゾチックな生活」あるいは「エキゾチックな趣味」というだけのことなのかもしれませんが。
ナジモヴァに「もう祖国へ帰ることはない」と教え、
パラマウント映画の社長ラスキー(寿つかさ)に「今夜出会う若者」についての知識を与えるメロソープ、
言葉一つ一つを真剣に受けとめるナターシャ、
会話を聞き流しながら次の質問を考えてるナジモヴァ。
ルディーが登場するまでの、彼らの無言の会話が面白かったです。
やがてあらわれたルディーに、彼の母親の様子を語る。
「苦しまなかった。幸せに逝った」
「長いこと便りのない息子を心配している……」
ルディーの聞きたい言葉を、そして聞きたくない言葉を教えるメロソープ。
手で顔を覆って泣きだすルディー。
素朴でマザコンで家庭的なイタリアの農夫と、アラバマの田舎娘の恋。
「一緒にみたいものがあるの。……夜明けの海よ」
「……太平洋か!」
「そう。だから、……夜明けまで、一緒に居て」
縋るような女。女を喜ばせたい、悲しませたくない……ラテン男の本能が留まることを選ぶ。
芸術家のインスピレーションじゃない。男と女の、本能の恋。
……でも、ナターシャは認めない。それが本能であることを。
アーティスティック・インスピレーションである、と信じたい。
それがなければ、ナターシャ自身の存在の意味が無くなってしまうから。
ヴィニフレッドではなくナターシャである彼女。
棄てた名前、棄てた故郷。
家庭なんていらない。あたしはナターシャ・ランボア、芸術に魂を捧げた孤高のデザイナー。
家庭なんていらないけど、この男は欲しい。
切り離せると思っていたのか、男に意志があるとは思ってなかったのか。
彼の望む家庭を与えるつもりはまったくないまま、ナターシャは彼を手に入れる。
優しい男。女の夢を叶えるために生きている、ラテン・ラバー。
彼を手に入れた、と思った。
彼の心を手に入れた、と。
彼のことなど、何一つ知ろうとせぬままに。
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オレンジ色のヴァレンチノ【2】
2011年3月28日 宝塚(宙)ドラマシティ公演「ヴァレンチノ」。
■第3場 メトロ撮影所
メトロ映画の撮影所で、エキストラの仕事を探すルディー。
この場面は、回りのメンバーにおされて仕事がもらえないルディーのオロオロっぷりよりなにより、とにかく仕事を取ろう!!というメンバーが面白すぎで目が離せませんでした(^ ^)。
まず、配役係のまりなちゃん(七生眞希)が、下級生なのになかなか良い声で、良い芝居をしていましたねー。エキストラ希望のメンバーが濃い人ばかりの中で、ちょっととぼけた感じですいすい配役していて、微妙にヘタレた感じが可愛かったです。
「サロメの侍女!小柄な人!」と呼ばれて、アリエッティ(百千糸)やえびちゃん(綾瀬あきな)が選ばれていく中、公称164cmの彩花まりちゃんが膝を曲げて小さくなって役を取っていくのが、何度観ても笑えました(^ ^)。そして、するするっとえびちゃんより小さくなっておいて、まりなちゃんに指名された途端、再びするするっと膝を伸ばして大きくなる彼女を横目で見ながら、「えええーーーっ!?」という顔をしているメンバーにも、めっちゃ笑わせていただきました。
可愛い青いワンピで、役を取るために目立つ場所を取ろうとうろうろしたあげく、タイミングを外しまくって仕事がとれない(琴羽)桜子。
「老人!」って言われてあわてて老人になりきって役をGETしていたのは誰だったかっけ??その彼について、まるで介助者であるかのようなさりげない芝居をしながらスタジオに入っていく桜子がとても不思議(^ ^)。中に入ってどうするんだ?ギャラはもらえるのだろうか…?
なかなか仕事が取れなくて泣き崩れるのは、可愛いピンクのワンピースに身を包んだ風馬翔。背は高いけどおとなしそうな役作りで、もしかしてどっかのお嬢さんなんじゃないの?という雰囲気。
それが、殆ど終わりかけた頃に「ゴリラ役!6フィート以上!……ああ、君だ!」とまりなちゃんに言われて、本気で吃驚して戸惑っているように見えたのがツボでした。かけるくん、良い味出してるわ~~!!
でも、なんといっても、まりなちゃんが
「今日はここまで!……また、明日」
と涼やかに言ってのけて袖にはけた後、がっくりと肩を落とし、ルディーに一言ぼやいて去っていくこーまい(光海舞人)の、なんとも言えない弱々しい背中が、とても印象的でした。
「もう二日も食ってない…」と呟きながらルディーが口ずさむ歌が、とても切なく、遠くを見上げるルディーのうつろな瞳が、とても好きでした。
■第4場 ジューンのバンガロー
オレンジの樹が立ち並ぶバンガロー。脚本家のジューン(野々すみ花)が、「黙示録の四騎士」の脚本を直しながら電話をしている。
「ジュリオはアルゼンチン人なのよ!アングロ・サクソンの男には無理ね。ラテン系の新人を探して頂戴!」
プライドの高い、理知的で有能なクリエーターの貌。
すみ花ちゃんの、これは久々の当たり役だと思いました。
宛書きかと思ったくらいに嵌ってたし、なにより本当に魅力的(はぁと)。しっかりした大人の女でありながら、ハンサムなラテン男にイカれて頬を染める少女のような可愛らしさも併せ持っている二重性が、すごくすみ花ちゃんらしいな、と。
庭に忍び込んできた怪しい男にまっすぐ銃を向ける強さと、空砲を鳴らすときの悪戯っ子のようなコケティッシュな笑顔。
ああもう、すみ花ちゃんかわいーーーーーっ!!
ルディーと話しているうちにどんどん表情が柔らかくなって、どんどん気を許していくのが目に見えるのが凄い。優しくて親切な、情の深い女性。
そんなジューンに、特に興味を持った様子でもなく、「女性には優しく」というイタリア男の本能のままに笑顔を見せるルディーは、本当に可愛くて、罪な男だな、と思いますね。
祐飛さんったら、研20を目前にしてこんなに可愛くなるとは!!
「血と砂」や「The Last Party」の少年時代も可愛かったけど、あれから何年経ったんだ?ここ数年、若者役や少年時代を演じる機会もめっきり減りましたが(汗)、今回、全編を通して迸る「若さ」というエネルギーに吃驚しました。
ものすごく素朴で真っ直ぐな、シンプルなエネルギー。ジューンを巻き込み、彼女の心を攫っていくラテン・ラバー。
ラテン・ラバーっていうのは、色気で女をたらしこむ男ではなく、ジューンの歌う歌詞にあるとおりの「情熱の恋人、灼熱の恋」……計算のない、本能に生きる男、なんでしょうね、きっと。獲物を狙ったことなどなく、ただそこに立っているだけで女が惹きつけられる。意志ではなく、本能的な魅力。
ナウオンで祐飛さんが「今まで、ルディーはいつでも誰かに助けてもらってた」と言っていましたが、思わず助けたくなってしまう魅力って確かにあるんだなあ、と思いました。
ジューンの部屋に招き入れられて、手当を受けるルディー。
「いてっ!」という悲鳴が情けなくてとても良いです(^ ^;ゞ。
ジューンのタイプライターに興味をもって、断りもせずにつっつく様子は、まるで好奇心いっぱいの仔猫みたい。ジューンが持ってきてくれた夜食のソーセージを頬張る姿は、悪ガキそのもの。
それを見守るジューンの楽しげな笑顔がまた良いんですよねー。一人暮らしで、電話以外には話す相手もいない(かもしれない)女性が、元気な悪ガキを眺める優しいまなざし。
包み込むような、温かな、やわらかな視線。
ルディーの夢見るアランチャ実る丘を、ルディーと同じ夢を見る、ジューン。
「ホントにうまくいくと思う!?」
と問われて、笑顔で「ええ」と答える大人の女。勢いのまま、そんなジューンに抱きつくルディー。抱きつかれて焦るジューン……紅く染まった頬、大きく見開かれ、煌めいた瞳。どんどん、母親目線から恋する乙女になっていくジューンが、本当に魅力的でした。
軽やかにイタリア語で「おやすみ」と言って背を向ける男に、思わず「待って」と声をかけるジューン。
引き止めて何を言おうとしたのでもない、ただ、引き止めるためだけに掛けた声。
雪組さんの「ロミオとジュリエット」を観た直後だったので、余計にジュリエットとジューンの共通点を強く感じました。
かけられた声に振り向いた男の問いかけるような笑顔に、思わず何かを求めて部屋の中を見回し、机の上に置きっぱなしになっていたアランチャの枝を取り上げて、手渡す。
ジューンからルディーに渡される、「希望」の枝。
見えなくなった背中に向かってかるく手を挙げ、「チャオ!」と囁いて照れる女心。
すっかり舞い上がって、恋をした少女そのもののようなジューン。こめかみに短銃をあてても、幸せそうに笑み崩れてしまうところも本当に可愛い。
学年で13年も離れている祐飛さんとすみ花ちゃんの、新たな可能性をあらためて見せてくれた場面でした。
ちなみに。
最近で祐飛さんが演じた若者の役って、「RED HOT SEA」の「砂浜」になるのかな…?あれは若さというよりピュアさが前面に出ていた印象ですが、若さもすごく感じたしなー。
……その前って、もしかして「パリの空よりも高く」か?(- -;ゞ
そういえば。ラジオの「ただいまの曲を持ちまして、放送を終了させていただきます」という落ち着いたアナウンスは、誰の声なんでしょうか。真剣に聞いたけど、どうもよくわからない…(T T)。
■第5場 ジョージのオフィス
翌朝、メトロ映画の宣伝マン、ジョージ・ウルマン(春風弥里)のオフィス。秘書のアリス(瀬音リサ)が、勝手に入ってきた客を追ってくる。
みーちゃんのジョージも本当に当たり役ですよね!(はぁと)。
明るくて、優しくて、情が深くて、温かい。彼がジューンを愛したのは当然だし、ジューンが似すぎている彼ではなくルディーを選んだのも仕方のないことだった。
ジューンはクリエーターで、ジョージはそのクリエートを支える存在だったから。
彼女にインスピレーションを与えてくれるのはルディーだけ。そんな二人。
アリスのありさちゃんもめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。この役、再演では純名里沙ちゃんが演じていたそうですが、道理でキレイなソプラノでした。この声で選ばれたのかな?
いかにも「新進娘役」がやりそうな可愛らしい儲け役で、みーちゃんとの並びも可愛かったです。しっかりした有能な秘書にちゃんと見えたところがツボ。
「浮浪者のような」ルディーを変身させる「魔法の鏡」。
一流映画会社の宣伝マンであるジョージが抱えるスタイリストとメーキャップアーチストが、総出でルディーを飾り立てる。舞台の上で、服装のみならず髪型からメークまで全部替える、まさに「魔法の」演出でした。
ヘアのまっぷー(松風輝)、メークの(美影)凜ちゃん、そして衣装係のえなちゃん(月映樹茉)他のメンバー。せっせと働く彼らのキビキビした動きに、「Hollywood Lover」のスタッフたちを思い出しました。プロって凄いなー。
個人的に、衣装を一枚一枚丁寧に形を整えて、脚を通しやすいように、袖を通しやすいように、と舞台上でセットしているえなちゃんの仕草がとても好きでした(^ ^)。
それにしても。僅かな時間でちゃんと髪もメークも直している祐飛さんはやっぱり凄いな……。
■第6場 黙示録の四騎士のセット
ジョージに「ルドルフ・ヴァレンチノ」という名前を与えられたルディー。
ヴァレンチノとしての初仕事に臨む。
ヒロイン役の桜子と踊る蒼羽りく。二人に次々指示を飛ばすイングラム監督のこーまい。さっぱり思うような画が撮れず、段々機嫌が悪くなっていく監督に声をかけるジューン。
……あれ?こーまいってば、さっき(第3場)まで失業者だったのに、一晩明けたら監督になってる……?(←いいから放っておきなさい)
せっかく桜子とりっくんが組んでいるのに、振付がイマイチで残念……いや、そこで格好良く踊られても困るんですが(汗)。でもでも、やっぱり残念ー。
祐飛さんのジュリオは、振付にだいぶ助けられてましたが(^ ^;ゞ、いやでも、格好良いからいいんです、よねっ!?
桜子のダンスが、パートナーが変わったとたんに凄くしなやかに色っぽくなるのが良いです(*^ ^*)。りっくんと踊ってるときは「怒ってる」っていう芝居もしているから当然なのかもしれませんが……ダンサーって凄いなあ。
ヘア・メーク・衣装はジョージの「魔法の鏡」と同じ顔ぶれ。ほほー、本撮影にも立ち会うようなメンバーがスタッフなのか。凄いなあジョージ。
メジャーを首にさげたえなちゃんの困った笑顔がやっぱり好きだー!役を降ろされたりっくんが、撮影後までしつこく文句を言うのを、「困った笑顔」で交わそうとして交わしきれないところとか、ついついじぃーっと観てしまう私は、相当にえなちゃんが好きなんだと思います(困)。
「黙示録の四騎士」の脚本家・ジューンと、イングラム監督、ヒロインのドミンゲスらは史実どおり。その後の作品の一部(「シーク」「熱砂の舞」)の脚本はジューンではなく違う人のようですが、それ以外は案外と史実に沿った設定なんだな、と思いました。(「椿姫」「血と砂」はジューン)
■第7場 ジョージのオフィス
「黙示録の四騎士」が公開された朝。
ジョージのオフィスで新聞評を読み上げるアリス。大評判!大当たり間違いなし!という各紙の記事の中で、「全米の床屋が、ヴァレンチノ・ヘアを今年のスタイルと認定!」という記事を読み上げるジョージ。
机の上に立てていた新聞を倒すと、ちりちり巻き毛のジョージが、ぺったりとオールバックに!!(@ @)。
この演出は(また次の場面では元に戻っていたことも含め)非常に印象的でしたが、一番印象的だったのは、もう公演も終盤だったにも関わらず、毎回本気にしか見えない様子で吹き出していたすみ花ちゃんの成り切りっぷりでした。
一観客の自分は、二回目までは笑えても三回目になると「みーちゃん可愛いなー」くらいなものだったのですが、すみ花ちゃんは、千秋楽まで毎回新鮮に、本当に可笑しそうに、「こらえきれずに」吹き出してくれました。
……すごいなあ。やっぱり野々すみ花は女優なんだなあ……。
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■第3場 メトロ撮影所
メトロ映画の撮影所で、エキストラの仕事を探すルディー。
この場面は、回りのメンバーにおされて仕事がもらえないルディーのオロオロっぷりよりなにより、とにかく仕事を取ろう!!というメンバーが面白すぎで目が離せませんでした(^ ^)。
まず、配役係のまりなちゃん(七生眞希)が、下級生なのになかなか良い声で、良い芝居をしていましたねー。エキストラ希望のメンバーが濃い人ばかりの中で、ちょっととぼけた感じですいすい配役していて、微妙にヘタレた感じが可愛かったです。
「サロメの侍女!小柄な人!」と呼ばれて、アリエッティ(百千糸)やえびちゃん(綾瀬あきな)が選ばれていく中、公称164cmの彩花まりちゃんが膝を曲げて小さくなって役を取っていくのが、何度観ても笑えました(^ ^)。そして、するするっとえびちゃんより小さくなっておいて、まりなちゃんに指名された途端、再びするするっと膝を伸ばして大きくなる彼女を横目で見ながら、「えええーーーっ!?」という顔をしているメンバーにも、めっちゃ笑わせていただきました。
可愛い青いワンピで、役を取るために目立つ場所を取ろうとうろうろしたあげく、タイミングを外しまくって仕事がとれない(琴羽)桜子。
「老人!」って言われてあわてて老人になりきって役をGETしていたのは誰だったかっけ??その彼について、まるで介助者であるかのようなさりげない芝居をしながらスタジオに入っていく桜子がとても不思議(^ ^)。中に入ってどうするんだ?ギャラはもらえるのだろうか…?
なかなか仕事が取れなくて泣き崩れるのは、可愛いピンクのワンピースに身を包んだ風馬翔。背は高いけどおとなしそうな役作りで、もしかしてどっかのお嬢さんなんじゃないの?という雰囲気。
それが、殆ど終わりかけた頃に「ゴリラ役!6フィート以上!……ああ、君だ!」とまりなちゃんに言われて、本気で吃驚して戸惑っているように見えたのがツボでした。かけるくん、良い味出してるわ~~!!
でも、なんといっても、まりなちゃんが
「今日はここまで!……また、明日」
と涼やかに言ってのけて袖にはけた後、がっくりと肩を落とし、ルディーに一言ぼやいて去っていくこーまい(光海舞人)の、なんとも言えない弱々しい背中が、とても印象的でした。
「もう二日も食ってない…」と呟きながらルディーが口ずさむ歌が、とても切なく、遠くを見上げるルディーのうつろな瞳が、とても好きでした。
■第4場 ジューンのバンガロー
オレンジの樹が立ち並ぶバンガロー。脚本家のジューン(野々すみ花)が、「黙示録の四騎士」の脚本を直しながら電話をしている。
「ジュリオはアルゼンチン人なのよ!アングロ・サクソンの男には無理ね。ラテン系の新人を探して頂戴!」
プライドの高い、理知的で有能なクリエーターの貌。
すみ花ちゃんの、これは久々の当たり役だと思いました。
宛書きかと思ったくらいに嵌ってたし、なにより本当に魅力的(はぁと)。しっかりした大人の女でありながら、ハンサムなラテン男にイカれて頬を染める少女のような可愛らしさも併せ持っている二重性が、すごくすみ花ちゃんらしいな、と。
庭に忍び込んできた怪しい男にまっすぐ銃を向ける強さと、空砲を鳴らすときの悪戯っ子のようなコケティッシュな笑顔。
ああもう、すみ花ちゃんかわいーーーーーっ!!
ルディーと話しているうちにどんどん表情が柔らかくなって、どんどん気を許していくのが目に見えるのが凄い。優しくて親切な、情の深い女性。
そんなジューンに、特に興味を持った様子でもなく、「女性には優しく」というイタリア男の本能のままに笑顔を見せるルディーは、本当に可愛くて、罪な男だな、と思いますね。
祐飛さんったら、研20を目前にしてこんなに可愛くなるとは!!
「血と砂」や「The Last Party」の少年時代も可愛かったけど、あれから何年経ったんだ?ここ数年、若者役や少年時代を演じる機会もめっきり減りましたが(汗)、今回、全編を通して迸る「若さ」というエネルギーに吃驚しました。
ものすごく素朴で真っ直ぐな、シンプルなエネルギー。ジューンを巻き込み、彼女の心を攫っていくラテン・ラバー。
ラテン・ラバーっていうのは、色気で女をたらしこむ男ではなく、ジューンの歌う歌詞にあるとおりの「情熱の恋人、灼熱の恋」……計算のない、本能に生きる男、なんでしょうね、きっと。獲物を狙ったことなどなく、ただそこに立っているだけで女が惹きつけられる。意志ではなく、本能的な魅力。
ナウオンで祐飛さんが「今まで、ルディーはいつでも誰かに助けてもらってた」と言っていましたが、思わず助けたくなってしまう魅力って確かにあるんだなあ、と思いました。
ジューンの部屋に招き入れられて、手当を受けるルディー。
「いてっ!」という悲鳴が情けなくてとても良いです(^ ^;ゞ。
ジューンのタイプライターに興味をもって、断りもせずにつっつく様子は、まるで好奇心いっぱいの仔猫みたい。ジューンが持ってきてくれた夜食のソーセージを頬張る姿は、悪ガキそのもの。
それを見守るジューンの楽しげな笑顔がまた良いんですよねー。一人暮らしで、電話以外には話す相手もいない(かもしれない)女性が、元気な悪ガキを眺める優しいまなざし。
包み込むような、温かな、やわらかな視線。
ルディーの夢見るアランチャ実る丘を、ルディーと同じ夢を見る、ジューン。
「ホントにうまくいくと思う!?」
と問われて、笑顔で「ええ」と答える大人の女。勢いのまま、そんなジューンに抱きつくルディー。抱きつかれて焦るジューン……紅く染まった頬、大きく見開かれ、煌めいた瞳。どんどん、母親目線から恋する乙女になっていくジューンが、本当に魅力的でした。
軽やかにイタリア語で「おやすみ」と言って背を向ける男に、思わず「待って」と声をかけるジューン。
引き止めて何を言おうとしたのでもない、ただ、引き止めるためだけに掛けた声。
雪組さんの「ロミオとジュリエット」を観た直後だったので、余計にジュリエットとジューンの共通点を強く感じました。
かけられた声に振り向いた男の問いかけるような笑顔に、思わず何かを求めて部屋の中を見回し、机の上に置きっぱなしになっていたアランチャの枝を取り上げて、手渡す。
ジューンからルディーに渡される、「希望」の枝。
見えなくなった背中に向かってかるく手を挙げ、「チャオ!」と囁いて照れる女心。
すっかり舞い上がって、恋をした少女そのもののようなジューン。こめかみに短銃をあてても、幸せそうに笑み崩れてしまうところも本当に可愛い。
学年で13年も離れている祐飛さんとすみ花ちゃんの、新たな可能性をあらためて見せてくれた場面でした。
ちなみに。
最近で祐飛さんが演じた若者の役って、「RED HOT SEA」の「砂浜」になるのかな…?あれは若さというよりピュアさが前面に出ていた印象ですが、若さもすごく感じたしなー。
……その前って、もしかして「パリの空よりも高く」か?(- -;ゞ
そういえば。ラジオの「ただいまの曲を持ちまして、放送を終了させていただきます」という落ち着いたアナウンスは、誰の声なんでしょうか。真剣に聞いたけど、どうもよくわからない…(T T)。
■第5場 ジョージのオフィス
翌朝、メトロ映画の宣伝マン、ジョージ・ウルマン(春風弥里)のオフィス。秘書のアリス(瀬音リサ)が、勝手に入ってきた客を追ってくる。
みーちゃんのジョージも本当に当たり役ですよね!(はぁと)。
明るくて、優しくて、情が深くて、温かい。彼がジューンを愛したのは当然だし、ジューンが似すぎている彼ではなくルディーを選んだのも仕方のないことだった。
ジューンはクリエーターで、ジョージはそのクリエートを支える存在だったから。
彼女にインスピレーションを与えてくれるのはルディーだけ。そんな二人。
アリスのありさちゃんもめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。この役、再演では純名里沙ちゃんが演じていたそうですが、道理でキレイなソプラノでした。この声で選ばれたのかな?
いかにも「新進娘役」がやりそうな可愛らしい儲け役で、みーちゃんとの並びも可愛かったです。しっかりした有能な秘書にちゃんと見えたところがツボ。
「浮浪者のような」ルディーを変身させる「魔法の鏡」。
一流映画会社の宣伝マンであるジョージが抱えるスタイリストとメーキャップアーチストが、総出でルディーを飾り立てる。舞台の上で、服装のみならず髪型からメークまで全部替える、まさに「魔法の」演出でした。
ヘアのまっぷー(松風輝)、メークの(美影)凜ちゃん、そして衣装係のえなちゃん(月映樹茉)他のメンバー。せっせと働く彼らのキビキビした動きに、「Hollywood Lover」のスタッフたちを思い出しました。プロって凄いなー。
個人的に、衣装を一枚一枚丁寧に形を整えて、脚を通しやすいように、袖を通しやすいように、と舞台上でセットしているえなちゃんの仕草がとても好きでした(^ ^)。
それにしても。僅かな時間でちゃんと髪もメークも直している祐飛さんはやっぱり凄いな……。
■第6場 黙示録の四騎士のセット
ジョージに「ルドルフ・ヴァレンチノ」という名前を与えられたルディー。
ヴァレンチノとしての初仕事に臨む。
ヒロイン役の桜子と踊る蒼羽りく。二人に次々指示を飛ばすイングラム監督のこーまい。さっぱり思うような画が撮れず、段々機嫌が悪くなっていく監督に声をかけるジューン。
……あれ?こーまいってば、さっき(第3場)まで失業者だったのに、一晩明けたら監督になってる……?(←いいから放っておきなさい)
せっかく桜子とりっくんが組んでいるのに、振付がイマイチで残念……いや、そこで格好良く踊られても困るんですが(汗)。でもでも、やっぱり残念ー。
祐飛さんのジュリオは、振付にだいぶ助けられてましたが(^ ^;ゞ、いやでも、格好良いからいいんです、よねっ!?
桜子のダンスが、パートナーが変わったとたんに凄くしなやかに色っぽくなるのが良いです(*^ ^*)。りっくんと踊ってるときは「怒ってる」っていう芝居もしているから当然なのかもしれませんが……ダンサーって凄いなあ。
ヘア・メーク・衣装はジョージの「魔法の鏡」と同じ顔ぶれ。ほほー、本撮影にも立ち会うようなメンバーがスタッフなのか。凄いなあジョージ。
メジャーを首にさげたえなちゃんの困った笑顔がやっぱり好きだー!役を降ろされたりっくんが、撮影後までしつこく文句を言うのを、「困った笑顔」で交わそうとして交わしきれないところとか、ついついじぃーっと観てしまう私は、相当にえなちゃんが好きなんだと思います(困)。
「黙示録の四騎士」の脚本家・ジューンと、イングラム監督、ヒロインのドミンゲスらは史実どおり。その後の作品の一部(「シーク」「熱砂の舞」)の脚本はジューンではなく違う人のようですが、それ以外は案外と史実に沿った設定なんだな、と思いました。(「椿姫」「血と砂」はジューン)
■第7場 ジョージのオフィス
「黙示録の四騎士」が公開された朝。
ジョージのオフィスで新聞評を読み上げるアリス。大評判!大当たり間違いなし!という各紙の記事の中で、「全米の床屋が、ヴァレンチノ・ヘアを今年のスタイルと認定!」という記事を読み上げるジョージ。
机の上に立てていた新聞を倒すと、ちりちり巻き毛のジョージが、ぺったりとオールバックに!!(@ @)。
この演出は(また次の場面では元に戻っていたことも含め)非常に印象的でしたが、一番印象的だったのは、もう公演も終盤だったにも関わらず、毎回本気にしか見えない様子で吹き出していたすみ花ちゃんの成り切りっぷりでした。
一観客の自分は、二回目までは笑えても三回目になると「みーちゃん可愛いなー」くらいなものだったのですが、すみ花ちゃんは、千秋楽まで毎回新鮮に、本当に可笑しそうに、「こらえきれずに」吹き出してくれました。
……すごいなあ。やっぱり野々すみ花は女優なんだなあ……。
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オレンジ色のヴァレンチノ
2011年3月27日 宝塚(宙)宙組バウ公演「記者と皇帝」、千秋楽おめでとうございます。
無事バウホールで観ることができましたが、さすが大野さんらしい、ハートフルな物語で、とても面白かったです。
とにかく、皇帝の磯野さんと、清掃局長のちや姉(風莉じん)が、素晴らしかった!!「街いっぱいに花を咲かせたかった……」というちや姉の台詞に、思いっきり涙腺が緩みました(; ;)。
あああ……大野さんに、祐飛さん主演でコメディを創ってほしかった……(号泣)。
さて、「ヴァレンチノ」。
まずは時系列に沿って書いてみたいと思います。
<第一幕>
■序章 クリーヴランド号甲板
1913年12月23日。
イタリアからの移民船クリーヴランド号の甲板で、子供たち(綾瀬・百千)が騒ぎだす。
「自由の女神だ!」
「アメリカだ!!」
なだめる母親(美風)のなだめる声にも耳を貸さず、騒ぐ子供が、一人の青年の足許で転ぶ。咄嗟に彼を助け起こした青年こそ、後のルドルフ・ヴァレンチノ(大空祐飛)。新大陸でオレンジ農園を手に入れる夢を抱いた18歳の青年は、朝靄の中に浮かび上がる自由の女神(Statue of Liberty)を見凝めていた……。
きゃらきゃらとじゃれあうえびちゃんとアリエッティが可愛くて可愛くて!!そして、二人をそっとなだめるあおいさんの低い声がとても優しくて素敵。
今回あおいさんは大活躍だったんですが、このお母さんもとても良かったです。
三等船室に窓はないので、あれはみんな甲板に出てるんですよね?船の上は暗いので、なんとなく朝靄の中にうかびあがる自由の女神を思い浮かべていたんですけど、彼らはいったい何をするために甲板にいたんだ?
早起きの子供たちが甲板に遊びに出て自由の女神を見つけ、三等船室まで母親を呼びに行った……みたいな感じなのかな?
ニューヨークの自由の女神像は、湾内にあるリバティ島に立ってるので、ニューヨークの摩天楼とあんなふうに並んだりはしないんだけどなあ……という違和感に目をつぶれば、とても良い場面でした。
ちょっと舞台が暗くて移民たちの一人ひとりの表情まで見えなかったのが残念。
船長(寿)とルディーの会話がとても良かった!自然な感じのカタコトでの会話と、さりげなく入る固有名詞の巻き舌感。すっしーさんの穏やかな声が、アメリカという国の懐の深さのようで。それに対して、必死になって語りかけるルディーの言葉が、彼の一途な野心をあらわすようで、その素朴なひたむきさが、とても好きでした。
■第1場 マキシム
ルディーが「職を点々としたあと、ダンスホールのマキシムでNo.1ダンサーになった」という説明が紗幕に出て、「1918年」という案内が出た……と思うので、NYに着いてから5年、ルディーは23歳。
紗幕があがると、マキシムの大ホール。お揃いの衣装のダンサーたちと踊る女性たち。
そんな中、うろうろとお目当てのダンサーを探しているマダム(美風舞良)。ダンサーって要はホストってことなのね?(^ ^;客に指名権があって、でもその指名されたダンサーがあいてなければ大人しく待つしかない、と。
奥の扉があいて、ルディーが登場。いやー、カッコいいです。さすが。
美風さんのマダムが恨み事を言うのを軽くいなしながら踊りだす。他のダンサーと踊っている女性たちがいっせいに注目するのがちょっと面白いです。
「貴族の出ですよ」と言いながら、マダムの出すお金を受け取るまでのクールな佇まいと、「ありがとう!」と破顔一笑してからの元気なルディーとのギャップがとても可愛い♪
マフィアの情婦・ビアンカ(大海)が登場。
次のタンゴは自分と踊るように要求して、激しく踊りだす。決してダンスが得意ではない祐飛さんですけど、いろいろな経験を経て、タンゴだけはかろうじて格好がつくんですよね(はぁと)。えっちゃんの華やかなダンスをしっかり支えていたと思います♪
個人的に「黒い瞳」は学生時代の思い出もあってとても好きな曲なので、こういう形でタンゴに編曲されて使われているのを聴くとなんだかテンションがあがります。なんか嬉しい♪
そこになだれ込んでくる黒服の男たち。鳳樹いち、美月遥の二人を従えたジャック・デ・ソウル(悠未ひろ)の迫力はさすがですが、ビアンカに銃を奪われてからのヘタレっぷりも素敵でした(^ ^)。
マフィアたちが入ってきて銃を向けたとき、思いっきり怯えて客の女性の後ろに隠れようとしてたダンサーが何人かいましたが……誰だったっけ。えなちゃん(月映)とか七生くんとかだったかな。違ってたらすみません。
……ダンサーと女性たちのペアもチェックしたのに、すっかり忘れちゃったなあ……。観たらすぐ書かなくては、っていうのはいつも思うことなんだけどなあ。
■第2場 カリフォルニア~ハリウッド
ビアンカにすぐニューヨークを出て西海岸に向かうよう言われ、大陸横断鉄道に乗るルディー。
ともちん・あおいさん・えっちゃんでカリフォルニアの歌を歌ってくれたのは楽しかったですが、ますますデ・ソウルが可愛いヘタレに見えて仕方ない……。いいのかなあ、あれ。2幕のラストを考えると、デ・ソウルはあくまでも強面でいてほしいような気がするのですが……。
ダンサーや客の女性たちから早替りでエキストラになったメンバーがセット裏で踊っているのが楽しいです。ジャンプして斜めに反る(?)振りがあるんですが、えびちゃんのジャンプ力に毎回瞠目しておりました。可愛いー!!
カリフォルニアに着いたルディーを迎えてくれる車掌(星吹彩翔)の声がとても良くて、「歓迎」されているな、と感じました(^ ^)。声が良いって、それ自体が素晴らしいことだ!!と思いつつ。
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無事バウホールで観ることができましたが、さすが大野さんらしい、ハートフルな物語で、とても面白かったです。
とにかく、皇帝の磯野さんと、清掃局長のちや姉(風莉じん)が、素晴らしかった!!「街いっぱいに花を咲かせたかった……」というちや姉の台詞に、思いっきり涙腺が緩みました(; ;)。
あああ……大野さんに、祐飛さん主演でコメディを創ってほしかった……(号泣)。
さて、「ヴァレンチノ」。
まずは時系列に沿って書いてみたいと思います。
<第一幕>
■序章 クリーヴランド号甲板
1913年12月23日。
イタリアからの移民船クリーヴランド号の甲板で、子供たち(綾瀬・百千)が騒ぎだす。
「自由の女神だ!」
「アメリカだ!!」
なだめる母親(美風)のなだめる声にも耳を貸さず、騒ぐ子供が、一人の青年の足許で転ぶ。咄嗟に彼を助け起こした青年こそ、後のルドルフ・ヴァレンチノ(大空祐飛)。新大陸でオレンジ農園を手に入れる夢を抱いた18歳の青年は、朝靄の中に浮かび上がる自由の女神(Statue of Liberty)を見凝めていた……。
きゃらきゃらとじゃれあうえびちゃんとアリエッティが可愛くて可愛くて!!そして、二人をそっとなだめるあおいさんの低い声がとても優しくて素敵。
今回あおいさんは大活躍だったんですが、このお母さんもとても良かったです。
三等船室に窓はないので、あれはみんな甲板に出てるんですよね?船の上は暗いので、なんとなく朝靄の中にうかびあがる自由の女神を思い浮かべていたんですけど、彼らはいったい何をするために甲板にいたんだ?
早起きの子供たちが甲板に遊びに出て自由の女神を見つけ、三等船室まで母親を呼びに行った……みたいな感じなのかな?
ニューヨークの自由の女神像は、湾内にあるリバティ島に立ってるので、ニューヨークの摩天楼とあんなふうに並んだりはしないんだけどなあ……という違和感に目をつぶれば、とても良い場面でした。
ちょっと舞台が暗くて移民たちの一人ひとりの表情まで見えなかったのが残念。
船長(寿)とルディーの会話がとても良かった!自然な感じのカタコトでの会話と、さりげなく入る固有名詞の巻き舌感。すっしーさんの穏やかな声が、アメリカという国の懐の深さのようで。それに対して、必死になって語りかけるルディーの言葉が、彼の一途な野心をあらわすようで、その素朴なひたむきさが、とても好きでした。
■第1場 マキシム
ルディーが「職を点々としたあと、ダンスホールのマキシムでNo.1ダンサーになった」という説明が紗幕に出て、「1918年」という案内が出た……と思うので、NYに着いてから5年、ルディーは23歳。
紗幕があがると、マキシムの大ホール。お揃いの衣装のダンサーたちと踊る女性たち。
そんな中、うろうろとお目当てのダンサーを探しているマダム(美風舞良)。ダンサーって要はホストってことなのね?(^ ^;客に指名権があって、でもその指名されたダンサーがあいてなければ大人しく待つしかない、と。
奥の扉があいて、ルディーが登場。いやー、カッコいいです。さすが。
美風さんのマダムが恨み事を言うのを軽くいなしながら踊りだす。他のダンサーと踊っている女性たちがいっせいに注目するのがちょっと面白いです。
「貴族の出ですよ」と言いながら、マダムの出すお金を受け取るまでのクールな佇まいと、「ありがとう!」と破顔一笑してからの元気なルディーとのギャップがとても可愛い♪
マフィアの情婦・ビアンカ(大海)が登場。
次のタンゴは自分と踊るように要求して、激しく踊りだす。決してダンスが得意ではない祐飛さんですけど、いろいろな経験を経て、タンゴだけはかろうじて格好がつくんですよね(はぁと)。えっちゃんの華やかなダンスをしっかり支えていたと思います♪
個人的に「黒い瞳」は学生時代の思い出もあってとても好きな曲なので、こういう形でタンゴに編曲されて使われているのを聴くとなんだかテンションがあがります。なんか嬉しい♪
そこになだれ込んでくる黒服の男たち。鳳樹いち、美月遥の二人を従えたジャック・デ・ソウル(悠未ひろ)の迫力はさすがですが、ビアンカに銃を奪われてからのヘタレっぷりも素敵でした(^ ^)。
マフィアたちが入ってきて銃を向けたとき、思いっきり怯えて客の女性の後ろに隠れようとしてたダンサーが何人かいましたが……誰だったっけ。えなちゃん(月映)とか七生くんとかだったかな。違ってたらすみません。
……ダンサーと女性たちのペアもチェックしたのに、すっかり忘れちゃったなあ……。観たらすぐ書かなくては、っていうのはいつも思うことなんだけどなあ。
■第2場 カリフォルニア~ハリウッド
ビアンカにすぐニューヨークを出て西海岸に向かうよう言われ、大陸横断鉄道に乗るルディー。
ともちん・あおいさん・えっちゃんでカリフォルニアの歌を歌ってくれたのは楽しかったですが、ますますデ・ソウルが可愛いヘタレに見えて仕方ない……。いいのかなあ、あれ。2幕のラストを考えると、デ・ソウルはあくまでも強面でいてほしいような気がするのですが……。
ダンサーや客の女性たちから早替りでエキストラになったメンバーがセット裏で踊っているのが楽しいです。ジャンプして斜めに反る(?)振りがあるんですが、えびちゃんのジャンプ力に毎回瞠目しておりました。可愛いー!!
カリフォルニアに着いたルディーを迎えてくれる車掌(星吹彩翔)の声がとても良くて、「歓迎」されているな、と感じました(^ ^)。声が良いって、それ自体が素晴らしいことだ!!と思いつつ。
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オレンジ色のゆうひさん
2011年3月26日 宝塚(宙)一日遅れてしまいましたが、花組東宝劇場公演、初日おめでとうございます(^ ^)。
当面、平日夜公演は休演ということになったようですが、昼間の公演だけでも上演できる幸せを噛みしめて、がんばってほしいなと思います。
余計なことは考えないで、貴女たちのエネルギーとパワーを、それこそ太陽のように降り注いであげてください。それはきっと、なんらかの形で、被災された方々のところに届くはずだから。
私の観劇予定はまだ先ですが、みんなのパワーを受け止めて、それを伝えていける観客でいたいな、と思っています。できるかどうかわからないけど。
ま、とりあえず、福沢諭吉を握り締めて参りますわ(^ ^)。
今日は、本来ならば青年館で「ヴァレンチノ」が初日を迎えるはずだった日、です。
ニュースの映像で千秋楽の様子を観て、あらためて涙が出ました。
本来なら収録しないはずのドラマシティの千秋楽。満席の客席をつぶすわけにもいかず、音響ブースの脇にひっそりと一台だけあった少し小柄なカメラを、切なく思い出しました。
千秋楽の全編映像は無理なんですよねえ、きっと。すごく良い舞台だったので、遺してほしかった気がするのですが……まあ、ぼやいても仕方がない。同じメンバーで東上がかなうことを祈るのみ、です。
初演も再演も観ていませんが、なんとなくのイメージで、高嶺さんが演じられたナターシャ役はもっと支配的な存在だったんじゃないかな、と、台詞や歌の端々から思いました。
ちらっと観たことがある映像のイメージとか、魔術師メロソープ(天羽珠紀)の場面の雰囲気とか、、、からの想像ですが。
もしそうだったとするならば、この物語全体は、ルディーの成長物語になる……んですよね、たぶん。
「支配されるもの」であったルディー(ヴァレンチノ)が、ナターシャの支配を脱して「自分の意志で」マスコミと戦い、さらに愛する女性(ジューン)を取り戻すまでの物語、感じの。
そんなイメージを(あまり根拠なく)もっていたのですが、かいちゃん(七海ひろき)のナターシャは、ぜんぜんそんな感じではなかったんですよねー。
ぶ厚い鎧の下に本来の自分を押し隠して、「ロシア系の芸術家」として認められようとした、哀れな娘。
今回の再々演は、小池さんがプログラムで語っているとおり「台本は再演版を踏襲している。(中略)基本的に演出も一緒」なのですが。
「今の私(小池修一郎)がこの題材を書いたなら、やはりルディーとナターシャの愛のもつれを主軸にした物語になっていくだろう」という言葉のとおり、台本や演出の表向きは変わっていなくても、自然と(時代にあわせて?)ルディーとナターシャの関係性がメインのテーマになっていたと思います。
二人の対等な愛と、それ故に傷つけあう二人がすごく切なくて、痛々しくて……。でも、その時間があるからこそ、ジューンによって救われたルディーの強さが際立ったんだな、とも思いました。
ナターシャに支配されたのではなく、お互いに愛し合っていた二人。なのにすれ違ってしまったのは何故なのか?
それは結局、ナターシャの弱さだったんだろうな、と。
ルディーが愛した「ナターシャ」は、彼女自身が忘れたいと思っていた「素朴で一途なな田舎娘」の部分だった。その愛が真実であればあるほど、必死に外面を取り繕っていたナターシャは耐えられない。
真実の自分をさらけ出すには、ナターシャはもう、すれた大人になり過ぎて、身を守る鎧はあまりに厚すぎて。
ナターシャが愛した「ルディー」は、オレンジ色の夕日に染まった南向きの斜面を夢見る優しい農夫だったはずなのに、彼女自身がその愛を認められない。彼の「役者」の部分を愛しているのだと思いこもうとする。
突っ張った挙句の「芸術家」の仮面ごとナターシャを愛そうとしたルディーと、自分が変わるのが怖いばっかりに、ルディーをスクリーンの中の虚像に押し込めておきたいナターシャ。その矛盾が、ナターシャの芸術家としての感性をゆがめていく。……一幕ラストの「血と砂」撮影場面でルディーに着せる紅い闘牛服あたりから顕著になる、ナターシャのセンスの後退っぷりの具体的な実例に、目を覆いたくなりました。骨格自体が奇跡のような大空祐飛が演じるルディーに着せるにはあまりにもゴテゴテと飾りが多すぎて、もの凄くスタイルが悪く見えるし(^ ^;ゞ。脚の太さの半分以上を占める太いラインとか、ホント邪魔!!と(汗)。ナターシャが彼に恋するあまり、彼をこれ以上売りたくないんだとしか思えませんでした……(←考えすぎ)。
ルディーが恋したナターシャと、ルディーが愛したジューン。
そして、
ルディーの虚像に恋したナターシャと、ルディーそのものを愛したジューン。
……でも、ジューンだって、ルディーと出会ったばかりの時は、完全に恋する乙女だったんですよね。
最初の出会いの夜。
別れ際に「待って!」と呼びかけるすみ花ちゃんのジューンは、どうみても「ロミオとジュリエット」のバルコニーシーンみたいでした。
呼びかけてから「あら?私なんで引き止めちゃったのかしら?」とハテナが飛んでいたのが可愛くて可愛くて、萌まくり(^ ^)。
引き止めちゃった理由をなんと説明しようか部屋の中をキョロキョロして、「あっ!」という顔をしてテーブルに置きっぱなしのオレンジの枝を取りに行くジューン。その背に生えた透明な翼が、とても可愛らしかった(*^ ^*)。
そして、呼ばれて振り返ったルディーの、どうみても他意のない、「ん?なに?」という罪のない笑顔も、とても好きです(はぁと)。
あの罪のない笑顔が、ルディーをスターにしたんだろうなあ……。
「ラテン・ラバー」……そういえば、祐飛さんって意外とラテン男の役が多いような気がします。
同期の瀬奈さんみたいに、ショーでのラテン場面を得意とするタイプでは全然ないけど、「血と砂」のプルミタスはスペイン人、「Hollywood Lover」のステファーノはイタリア人。……なんとなく、素朴とクールのブレンド具合が絶妙に女心をくすぐるタイプなんですよね、不思議なくらいに。
銀ちゃんと、ルディー。どちらも「映画スター」の役ですが。
性格も運命も180度違っているようで、不思議なくらいどちらも「大空祐飛」のキャラクターにぴったりに見えるのは、なんらかの共通点なあるからなのかもしれません。
だとしたら多分、どちらも「本気じゃなかったことなんてない!」から、なんだろうな……
ヤスを殴るのも、小夏を蹴るのも、ナターシャに優しい言葉をかけるのも、全部「本気」だから。だから愛されるし、愛することができる。あたしの銀ちゃん、あたしのルディー。祐飛さんとすみ花ちゃんは、そういう、ちょっとずれた「愛」が似合うコンビなのかもしれません。
「ヴァレンチノ」。
観る前に持っていたイメージは、「夭折した大スター」の愛と死の悲劇の物語、だったのですが。
実際に観て驚いたのは、ラストの印象がとても前向きで、後味がすごく明るかったこと、です。
ネタ的には、児玉さんの迷作「忘れ雪」と同じような終わり方なんですけど、終わらせ方を工夫するだけでこんなに爽やかな後味が残せるんだな、と感心しました。
最後にジューンに渡されるオレンジの枝。それは、初めて出会った夜にジューンがルディーに渡した「希望」であり、「夢」だった。それが返されたことがとても切なくて、でも、それをちゃんと返せたルディーが、とても幸せそうにもみえて。
これはルディーの成長物語というよりは、ルディーの「愛」の物語なんだな、と思ったのでした。
すみ花ちゃんのラストの絶唱と、彼女の心の中にあったルディーのイメージの美しさ(ゴテゴテした飾りのないシンプルな衣装を着た、4人の役者たち)。
そして、ジョージ(春風弥里)の温かな語り口。
心に残る、素晴らしいラストでした。小池さん、素敵な作品を、ありがとうございました!
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当面、平日夜公演は休演ということになったようですが、昼間の公演だけでも上演できる幸せを噛みしめて、がんばってほしいなと思います。
余計なことは考えないで、貴女たちのエネルギーとパワーを、それこそ太陽のように降り注いであげてください。それはきっと、なんらかの形で、被災された方々のところに届くはずだから。
私の観劇予定はまだ先ですが、みんなのパワーを受け止めて、それを伝えていける観客でいたいな、と思っています。できるかどうかわからないけど。
ま、とりあえず、福沢諭吉を握り締めて参りますわ(^ ^)。
今日は、本来ならば青年館で「ヴァレンチノ」が初日を迎えるはずだった日、です。
ニュースの映像で千秋楽の様子を観て、あらためて涙が出ました。
本来なら収録しないはずのドラマシティの千秋楽。満席の客席をつぶすわけにもいかず、音響ブースの脇にひっそりと一台だけあった少し小柄なカメラを、切なく思い出しました。
千秋楽の全編映像は無理なんですよねえ、きっと。すごく良い舞台だったので、遺してほしかった気がするのですが……まあ、ぼやいても仕方がない。同じメンバーで東上がかなうことを祈るのみ、です。
初演も再演も観ていませんが、なんとなくのイメージで、高嶺さんが演じられたナターシャ役はもっと支配的な存在だったんじゃないかな、と、台詞や歌の端々から思いました。
ちらっと観たことがある映像のイメージとか、魔術師メロソープ(天羽珠紀)の場面の雰囲気とか、、、からの想像ですが。
もしそうだったとするならば、この物語全体は、ルディーの成長物語になる……んですよね、たぶん。
「支配されるもの」であったルディー(ヴァレンチノ)が、ナターシャの支配を脱して「自分の意志で」マスコミと戦い、さらに愛する女性(ジューン)を取り戻すまでの物語、感じの。
そんなイメージを(あまり根拠なく)もっていたのですが、かいちゃん(七海ひろき)のナターシャは、ぜんぜんそんな感じではなかったんですよねー。
ぶ厚い鎧の下に本来の自分を押し隠して、「ロシア系の芸術家」として認められようとした、哀れな娘。
今回の再々演は、小池さんがプログラムで語っているとおり「台本は再演版を踏襲している。(中略)基本的に演出も一緒」なのですが。
「今の私(小池修一郎)がこの題材を書いたなら、やはりルディーとナターシャの愛のもつれを主軸にした物語になっていくだろう」という言葉のとおり、台本や演出の表向きは変わっていなくても、自然と(時代にあわせて?)ルディーとナターシャの関係性がメインのテーマになっていたと思います。
二人の対等な愛と、それ故に傷つけあう二人がすごく切なくて、痛々しくて……。でも、その時間があるからこそ、ジューンによって救われたルディーの強さが際立ったんだな、とも思いました。
ナターシャに支配されたのではなく、お互いに愛し合っていた二人。なのにすれ違ってしまったのは何故なのか?
それは結局、ナターシャの弱さだったんだろうな、と。
ルディーが愛した「ナターシャ」は、彼女自身が忘れたいと思っていた「素朴で一途なな田舎娘」の部分だった。その愛が真実であればあるほど、必死に外面を取り繕っていたナターシャは耐えられない。
真実の自分をさらけ出すには、ナターシャはもう、すれた大人になり過ぎて、身を守る鎧はあまりに厚すぎて。
ナターシャが愛した「ルディー」は、オレンジ色の夕日に染まった南向きの斜面を夢見る優しい農夫だったはずなのに、彼女自身がその愛を認められない。彼の「役者」の部分を愛しているのだと思いこもうとする。
突っ張った挙句の「芸術家」の仮面ごとナターシャを愛そうとしたルディーと、自分が変わるのが怖いばっかりに、ルディーをスクリーンの中の虚像に押し込めておきたいナターシャ。その矛盾が、ナターシャの芸術家としての感性をゆがめていく。……一幕ラストの「血と砂」撮影場面でルディーに着せる紅い闘牛服あたりから顕著になる、ナターシャのセンスの後退っぷりの具体的な実例に、目を覆いたくなりました。骨格自体が奇跡のような大空祐飛が演じるルディーに着せるにはあまりにもゴテゴテと飾りが多すぎて、もの凄くスタイルが悪く見えるし(^ ^;ゞ。脚の太さの半分以上を占める太いラインとか、ホント邪魔!!と(汗)。ナターシャが彼に恋するあまり、彼をこれ以上売りたくないんだとしか思えませんでした……(←考えすぎ)。
ルディーが恋したナターシャと、ルディーが愛したジューン。
そして、
ルディーの虚像に恋したナターシャと、ルディーそのものを愛したジューン。
……でも、ジューンだって、ルディーと出会ったばかりの時は、完全に恋する乙女だったんですよね。
最初の出会いの夜。
別れ際に「待って!」と呼びかけるすみ花ちゃんのジューンは、どうみても「ロミオとジュリエット」のバルコニーシーンみたいでした。
呼びかけてから「あら?私なんで引き止めちゃったのかしら?」とハテナが飛んでいたのが可愛くて可愛くて、萌まくり(^ ^)。
引き止めちゃった理由をなんと説明しようか部屋の中をキョロキョロして、「あっ!」という顔をしてテーブルに置きっぱなしのオレンジの枝を取りに行くジューン。その背に生えた透明な翼が、とても可愛らしかった(*^ ^*)。
そして、呼ばれて振り返ったルディーの、どうみても他意のない、「ん?なに?」という罪のない笑顔も、とても好きです(はぁと)。
あの罪のない笑顔が、ルディーをスターにしたんだろうなあ……。
「ラテン・ラバー」……そういえば、祐飛さんって意外とラテン男の役が多いような気がします。
同期の瀬奈さんみたいに、ショーでのラテン場面を得意とするタイプでは全然ないけど、「血と砂」のプルミタスはスペイン人、「Hollywood Lover」のステファーノはイタリア人。……なんとなく、素朴とクールのブレンド具合が絶妙に女心をくすぐるタイプなんですよね、不思議なくらいに。
銀ちゃんと、ルディー。どちらも「映画スター」の役ですが。
性格も運命も180度違っているようで、不思議なくらいどちらも「大空祐飛」のキャラクターにぴったりに見えるのは、なんらかの共通点なあるからなのかもしれません。
だとしたら多分、どちらも「本気じゃなかったことなんてない!」から、なんだろうな……
ヤスを殴るのも、小夏を蹴るのも、ナターシャに優しい言葉をかけるのも、全部「本気」だから。だから愛されるし、愛することができる。あたしの銀ちゃん、あたしのルディー。祐飛さんとすみ花ちゃんは、そういう、ちょっとずれた「愛」が似合うコンビなのかもしれません。
「ヴァレンチノ」。
観る前に持っていたイメージは、「夭折した大スター」の愛と死の悲劇の物語、だったのですが。
実際に観て驚いたのは、ラストの印象がとても前向きで、後味がすごく明るかったこと、です。
ネタ的には、児玉さんの迷作「忘れ雪」と同じような終わり方なんですけど、終わらせ方を工夫するだけでこんなに爽やかな後味が残せるんだな、と感心しました。
最後にジューンに渡されるオレンジの枝。それは、初めて出会った夜にジューンがルディーに渡した「希望」であり、「夢」だった。それが返されたことがとても切なくて、でも、それをちゃんと返せたルディーが、とても幸せそうにもみえて。
これはルディーの成長物語というよりは、ルディーの「愛」の物語なんだな、と思ったのでした。
すみ花ちゃんのラストの絶唱と、彼女の心の中にあったルディーのイメージの美しさ(ゴテゴテした飾りのないシンプルな衣装を着た、4人の役者たち)。
そして、ジョージ(春風弥里)の温かな語り口。
心に残る、素晴らしいラストでした。小池さん、素敵な作品を、ありがとうございました!
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アランチャ(オレンジ)と笑顔
2011年3月23日 宝塚(宙)バタバタしておりましてずっと更新できずにおりましたが、無事、シアタードラマシティにて「ヴァレンチノ」を観劇してまいりました。
ご心配くださったみなさま、大変失礼いたしました&ありがとうございました。
大震災からもうすぐ半月。いろいろなことがありましたが、なにはともあれ、この公演を観ることができた幸せを噛みしめています。
たぶん、たくさんの方々が東京で観るつもりだったり、ドラマシティに行く予定だったのに駄目になったりしていらっしゃることでしょう。
だから。
……観ることができた私は、この作品を語り伝えたいと思っています。
祐飛さんが終演後の挨拶で仰ったように、あの舞台に立っていた宙組っ子30人にいただいた勇気と元気と笑顔を、観にいけなかった方々と分け合うために。
笑顔になることを恐れることなく、
「ヴァレンチノ」という舞台によってたくさんの元気をもらったことに、ファンとしての誇りを持って。
なんて言ってはみたものの、今は本当にいろんなことがあって、なかなか文章をまとめる頭と時間がないのですが……(汗)。
たぶんあまり巧くお伝えできないと思うのですが(←ごめんなさい祐飛さん)、努力することは諦めないでいたいと思います。
ミュージカル「ヴァレンチノ」。
初演も再演もまったく知らない私が思ったことは。
とにかく、この作品でデビューした小池修一郎は、ホンモノの天才だったんだろうな、……と。
まあ、デビュー作とは言っても再演時にだいぶ手を入れられたようですから、今回上演されたものは完全な「デビュー作」ではないのかもしれませんが。
それでも、こういう題材をこういう切り口で!という着眼点と、非常に緻密に構成されたエピソードの積み重ね自体は最初から変わっていないはずですし、本当にお見事!としか言いようがなくて。
いやー、面白かったです。
最下まで全員に何かしら見せ場があって、しかも、その見せ場以外にも出番が多く、いろんなキャラクターのいろんな役で場面ごとに違うグループ芝居をしてたのがとても楽しかったです♪
私は公演のラストの方しか観ていませんが、初日頃とはだいぶ違う出来だったみたいですね(^ ^)。なによりも、みんながすごく頑張っていて、しかも楽しそうなのがすごく嬉しかったです(^ ^)。
通し役でないと学べないこともあるけれども、逆に、こうやっていろんな場面にいろんな役で小芝居しつつ、芝居の本筋や場面そのものを壊すことのないようにチェックしあって、全体で一つの「世界」を創り上げていくのを眺めるのは、なんというか……、ショーと同じ愉しみを感じました。
次の作品は和モノですが、この作品で学んだ「芝居の中の自分の居方」みたいなものを生かしつつ、作品をよくするのは自分たちだと自覚をもって取り組んでほしいな、と思います。
それにしても、この下級生の使い方はすごい!!と思っていたら……実質的な演出指導は、助手の生田大和さんがなさったようですね。小池さんも、雪組「ロミオとジュリエット」、東宝「Mitsko」と複数の作品が同時進行している状況下で、こういう細かいところを安心して任せられる助手がいるのはありがたいことでしょうね。
生田さん、新作も観たいけど、こういう既存の名作を演出するのも巧いんですよねー。役者をよく観ているし、一人ひとりにあった使い方をしてくれる人だから。
柴田さんの古い作品も、中村暁さん木村信司さんばっかりじゃなくて、こういう若い人に演出を任せて再演したら、どうなるんでしょうね。大野さんの「紫子」も良かったし、そういう試みがこれから増えていくといいなあ。
……っていうか生田さん、次の大劇場公演も演出助手に入って、新公演出してくださいませんか?(*^ ^*)
それにしても、下級生含めて、宙組ッ子はみんな、本当にがんばっていた!と思います♪
そしたら当然、役付きのメンバーはそれ以上にがんばるはず!
ヴァレンチノと対立するN.Y.のギャング、ジャック・デソウル(悠未ひろ)と、メトロ映画の宣伝マンで、のちにヴァレンチノのマネージャー格になるジョージ・ウルマン(春風弥里)。
どちらも印象的な役で、歌も芝居もダンスも、どっちもすごくよかった(はぁと)です(*^ ^*)。
でも、今回の公演で、主筋となって物語を動かすのはヴァレンチノを取り巻く二人の女、でしたね。
「イタリア移民」という名の「エトランゼ」であり、出会う人すべてを愛していた素朴な田舎者、ルドルフ・ヴァレンチノ(大空祐飛)。
インテリだけど家庭的で優しい、母性愛に満ちた「嘘のプロフェッショナル」ジューン・マシス(野々すみ花)。
そして、勝気だけど素朴なアラバマの田舎娘の素顔を「ロシア人芸術家」という仮面の下に押し隠し、突っ張って生きてきたナターシャ・ランボア(七海ひろき)。
いやーーー、この三人のトライアングルは、本当に興味深かったです。
たぶん、初演・再演のキャラクターとは全然違うんだろうなあ、と思いながら観ておりました。うん、実に、実に!素敵だった♪
……と言いつつ、今日のところはこのあたりにさせてください……m(_ _)m。
そうこうしているうちに少しずつ少しずつライフラインの復旧が進み、一人でも多くの人々が日常に戻っていけると良いのですが。
とりあえず、私はとっくに成人しているし、今検出されている程度の放射能はまったく怖くないから、牛乳もほうれん草も捨てないで出荷してほしい………(T T)。
たとえ今後数値が上がったとしても、福島県は大変に広いので、福島県全域の農産物がダメになることはあり得ない。同じ県内といったって、浜通りの原子力発電所から県中央部なんて、東京と大して距離は変わらない(しかも間に山がある)んだから(T T)。
今まで散々風評におどらされてきた都会人ですけど、今回ばかりはセンセーショナルな風評に踊らされずに、福島県産の(出荷可能な)野菜はしっかり食べなくてはいけないな、と思っています。
本当の意味の「復興」は、義捐金ではまかなえない。義捐金にできることはライフラインが整うまでで、真実「復興」を遂げるためには、現地の産業を支え、その生産物を消費してあげなくてはいけないんですから。
被災地で苦しんでいるみなさまが、一日でも早く「日常」に戻れますように。
そして、「日常」に戻ってきた宝塚ファンのみなさまが、今回の宙組メンバーが精魂かけて再構築した「ヴァレンチノ」という名作の再々演を、関東で愉しむことができますように、と祈りつつ。
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ご心配くださったみなさま、大変失礼いたしました&ありがとうございました。
大震災からもうすぐ半月。いろいろなことがありましたが、なにはともあれ、この公演を観ることができた幸せを噛みしめています。
たぶん、たくさんの方々が東京で観るつもりだったり、ドラマシティに行く予定だったのに駄目になったりしていらっしゃることでしょう。
だから。
……観ることができた私は、この作品を語り伝えたいと思っています。
祐飛さんが終演後の挨拶で仰ったように、あの舞台に立っていた宙組っ子30人にいただいた勇気と元気と笑顔を、観にいけなかった方々と分け合うために。
笑顔になることを恐れることなく、
「ヴァレンチノ」という舞台によってたくさんの元気をもらったことに、ファンとしての誇りを持って。
なんて言ってはみたものの、今は本当にいろんなことがあって、なかなか文章をまとめる頭と時間がないのですが……(汗)。
たぶんあまり巧くお伝えできないと思うのですが(←ごめんなさい祐飛さん)、努力することは諦めないでいたいと思います。
ミュージカル「ヴァレンチノ」。
初演も再演もまったく知らない私が思ったことは。
とにかく、この作品でデビューした小池修一郎は、ホンモノの天才だったんだろうな、……と。
まあ、デビュー作とは言っても再演時にだいぶ手を入れられたようですから、今回上演されたものは完全な「デビュー作」ではないのかもしれませんが。
それでも、こういう題材をこういう切り口で!という着眼点と、非常に緻密に構成されたエピソードの積み重ね自体は最初から変わっていないはずですし、本当にお見事!としか言いようがなくて。
いやー、面白かったです。
最下まで全員に何かしら見せ場があって、しかも、その見せ場以外にも出番が多く、いろんなキャラクターのいろんな役で場面ごとに違うグループ芝居をしてたのがとても楽しかったです♪
私は公演のラストの方しか観ていませんが、初日頃とはだいぶ違う出来だったみたいですね(^ ^)。なによりも、みんながすごく頑張っていて、しかも楽しそうなのがすごく嬉しかったです(^ ^)。
通し役でないと学べないこともあるけれども、逆に、こうやっていろんな場面にいろんな役で小芝居しつつ、芝居の本筋や場面そのものを壊すことのないようにチェックしあって、全体で一つの「世界」を創り上げていくのを眺めるのは、なんというか……、ショーと同じ愉しみを感じました。
次の作品は和モノですが、この作品で学んだ「芝居の中の自分の居方」みたいなものを生かしつつ、作品をよくするのは自分たちだと自覚をもって取り組んでほしいな、と思います。
それにしても、この下級生の使い方はすごい!!と思っていたら……実質的な演出指導は、助手の生田大和さんがなさったようですね。小池さんも、雪組「ロミオとジュリエット」、東宝「Mitsko」と複数の作品が同時進行している状況下で、こういう細かいところを安心して任せられる助手がいるのはありがたいことでしょうね。
生田さん、新作も観たいけど、こういう既存の名作を演出するのも巧いんですよねー。役者をよく観ているし、一人ひとりにあった使い方をしてくれる人だから。
柴田さんの古い作品も、中村暁さん木村信司さんばっかりじゃなくて、こういう若い人に演出を任せて再演したら、どうなるんでしょうね。大野さんの「紫子」も良かったし、そういう試みがこれから増えていくといいなあ。
……っていうか生田さん、次の大劇場公演も演出助手に入って、新公演出してくださいませんか?(*^ ^*)
それにしても、下級生含めて、宙組ッ子はみんな、本当にがんばっていた!と思います♪
そしたら当然、役付きのメンバーはそれ以上にがんばるはず!
ヴァレンチノと対立するN.Y.のギャング、ジャック・デソウル(悠未ひろ)と、メトロ映画の宣伝マンで、のちにヴァレンチノのマネージャー格になるジョージ・ウルマン(春風弥里)。
どちらも印象的な役で、歌も芝居もダンスも、どっちもすごくよかった(はぁと)です(*^ ^*)。
でも、今回の公演で、主筋となって物語を動かすのはヴァレンチノを取り巻く二人の女、でしたね。
「イタリア移民」という名の「エトランゼ」であり、出会う人すべてを愛していた素朴な田舎者、ルドルフ・ヴァレンチノ(大空祐飛)。
インテリだけど家庭的で優しい、母性愛に満ちた「嘘のプロフェッショナル」ジューン・マシス(野々すみ花)。
そして、勝気だけど素朴なアラバマの田舎娘の素顔を「ロシア人芸術家」という仮面の下に押し隠し、突っ張って生きてきたナターシャ・ランボア(七海ひろき)。
いやーーー、この三人のトライアングルは、本当に興味深かったです。
たぶん、初演・再演のキャラクターとは全然違うんだろうなあ、と思いながら観ておりました。うん、実に、実に!素敵だった♪
……と言いつつ、今日のところはこのあたりにさせてください……m(_ _)m。
そうこうしているうちに少しずつ少しずつライフラインの復旧が進み、一人でも多くの人々が日常に戻っていけると良いのですが。
とりあえず、私はとっくに成人しているし、今検出されている程度の放射能はまったく怖くないから、牛乳もほうれん草も捨てないで出荷してほしい………(T T)。
たとえ今後数値が上がったとしても、福島県は大変に広いので、福島県全域の農産物がダメになることはあり得ない。同じ県内といったって、浜通りの原子力発電所から県中央部なんて、東京と大して距離は変わらない(しかも間に山がある)んだから(T T)。
今まで散々風評におどらされてきた都会人ですけど、今回ばかりはセンセーショナルな風評に踊らされずに、福島県産の(出荷可能な)野菜はしっかり食べなくてはいけないな、と思っています。
本当の意味の「復興」は、義捐金ではまかなえない。義捐金にできることはライフラインが整うまでで、真実「復興」を遂げるためには、現地の産業を支え、その生産物を消費してあげなくてはいけないんですから。
被災地で苦しんでいるみなさまが、一日でも早く「日常」に戻れますように。
そして、「日常」に戻ってきた宝塚ファンのみなさまが、今回の宙組メンバーが精魂かけて再構築した「ヴァレンチノ」という名作の再々演を、関東で愉しむことができますように、と祈りつつ。
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木曜日(24日)に星組中日劇場公演が千秋楽を迎え、翌25日付で、凰稀かなめさんが宙組に組替えされました。
テルくん、ようこそ!これからどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
メンバーも揃って、次回大劇場公演の情報が出るかな?と思ったら、25日は画像と解説が出ただけで。今日、やっと出演者が発表されました。
専科からは、未沙のえるさんと美穂圭子さんがご出演。なかなかの豪華キャストですね(^ ^)。宙組はいつも専科さんが出てくださって、とっても心強いんだけど、上級生の芝居上手がなかなか使われないのは少し勿体無い気も(涙)。大石さん、役はなるべくたくさん作ってあげてくださいね!!
どういう切り口になるのかさっぱりわかりませんが、未沙さんが出られるってことは、秀吉は未沙さんの可能性が高い…のでしょうか。あるいは家康か?秀吉も家康も、ストーリー的に大きな役になることが明らかで、でも若いスターがやるのはちょっと難しい役、ということで、どちらかは「困ったときの未沙のえる」になりそうな気がします。
秀吉と家康なら家康の方が大分若いし、関ヶ原の当事者だから、こっちをともちん(悠未ひろ)かみっちゃん(北翔海莉)あたりが演じて、秀吉を未沙さん、北政所を美穂さん、、、なんてありそうな感じ。
あるいは、三成を小谷(浅井)の家臣だった説でいくなら、お市を美穂さんはありそうだなー。
それだったら、浅井長政をともちんでお願いしたい、かも(^ ^;ゞ(←猫にとっての浅井長政は、「おんな太閤記」の風間杜夫なのですが汗)
なーんて(^ ^)。
脚本の切り口が判らないと、配役の妄想もやりにくいですね……。
そして。
……気になったんですが、この出演者って、人数が合ってませんよね……?
本日時点で78人いる組子が、76人しかいない。抜けているのは、組替えが決まっている蘭寿さんと、89期の雅桜歌さん。
退団発表も休演発表もないのに、出演者に名前が無いってどういうことっ!?もしページの制作担当のミスならとっとと修正していただきたいですし、何らかの理由で休演するなら、その発表は同時に出していただきたいものです。
下級生の集合日付け退団者でも、事前の「出演者」には出ていましたよねえ?少なくとも、花組のナルちゃん(華城季帆)と澪乃せいらちゃんの時は、自分で確認したので間違いない。最近だって何人か集合日付けがいましたけど、こんな風に、退団発表の前から出演者に入っていない、なんてことはなかったはず。
雅さん、綺麗で目の保養だったので、本当に出ないんだったらとても残念です(T T)。
そして、もう一つ。
専科さんの出演者を見て、最初に思ったこと。
美穂さんが宙組に出るってことは、花組のカルロッタ役は誰がやるのっ!?
美穂さんじゃないってことは、組子の誰かがやるってことですよね!?
……まあ、月組博多座「ME AND MY GIRL」のマリア侯爵夫人も、同じことを考えていたら京さんだったわけで、まだ油断はできませんが……。
まあでも、さすがにあのキャラクターで京さんってことはないだろうし、あと可能性があるとしたら、歌唱力的に一樹千尋さんくらい?(専科エンカレメンバーも大分辞めてしまわれましたね…)
……とりあえず、組子がやるっていう前提で話を進めますが(強引)。
個人的な希望は、前にも書いたことがありますが、(初姫)さあやに是非!!(真顔)。CSでしか視ていませんが、新公がとっても良かったので、絶対やれると思う!
しかし、最近の傾向(「ロミオとジュリエット」の乳母がコマちゃんだったり)を考えると、それこそだいもん(望海風斗)とか、そのへんの男役さんの女装でいくのでしょうか?(鳳)真由ちゃんとか、がりんちゃん(大河凛)とか……。
いやでも、だいもんは「虞美人」で女役やったばかりだし、真由ちゃんとがりんちゃんはいくらなんでも貫録が足りないですよね(- -;ゞ
うーん、となると誰だろう。カルロッタって、「歌が難しい」とか以上に、役として本当に大きな役なので、組子にやらせるとなるとイロイロと難しい役なんですよね。
「おっ!観たい!」と思えるキャストでありますように。
……とりあえず、組長さんは無しでお願いしたいです(; ;)。組長さんがやるくらいだったら、さお太さん(高翔みずき)or まりんさん(悠真倫)にお願いしたいです(- -;
がりんちゃんと言えば。
花組新公のニュース映像をやっと視ました♪ がりんちゃんもべーちゃん(桜咲彩花)も可愛いなあ(はぁと)。真由ちゃんは格好良かったし、真瀬くんもがんばってましたね♪ 私の回りではハマ(輝良まさと)が「格好良い!」と評判なのですが、どうなんでしょうか。実際に観るのが、とても楽しみです!
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テルくん、ようこそ!これからどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
メンバーも揃って、次回大劇場公演の情報が出るかな?と思ったら、25日は画像と解説が出ただけで。今日、やっと出演者が発表されました。
専科からは、未沙のえるさんと美穂圭子さんがご出演。なかなかの豪華キャストですね(^ ^)。宙組はいつも専科さんが出てくださって、とっても心強いんだけど、上級生の芝居上手がなかなか使われないのは少し勿体無い気も(涙)。大石さん、役はなるべくたくさん作ってあげてくださいね!!
どういう切り口になるのかさっぱりわかりませんが、未沙さんが出られるってことは、秀吉は未沙さんの可能性が高い…のでしょうか。あるいは家康か?秀吉も家康も、ストーリー的に大きな役になることが明らかで、でも若いスターがやるのはちょっと難しい役、ということで、どちらかは「困ったときの未沙のえる」になりそうな気がします。
秀吉と家康なら家康の方が大分若いし、関ヶ原の当事者だから、こっちをともちん(悠未ひろ)かみっちゃん(北翔海莉)あたりが演じて、秀吉を未沙さん、北政所を美穂さん、、、なんてありそうな感じ。
あるいは、三成を小谷(浅井)の家臣だった説でいくなら、お市を美穂さんはありそうだなー。
それだったら、浅井長政をともちんでお願いしたい、かも(^ ^;ゞ(←猫にとっての浅井長政は、「おんな太閤記」の風間杜夫なのですが汗)
なーんて(^ ^)。
脚本の切り口が判らないと、配役の妄想もやりにくいですね……。
そして。
……気になったんですが、この出演者って、人数が合ってませんよね……?
本日時点で78人いる組子が、76人しかいない。抜けているのは、組替えが決まっている蘭寿さんと、89期の雅桜歌さん。
退団発表も休演発表もないのに、出演者に名前が無いってどういうことっ!?もしページの制作担当のミスならとっとと修正していただきたいですし、何らかの理由で休演するなら、その発表は同時に出していただきたいものです。
下級生の集合日付け退団者でも、事前の「出演者」には出ていましたよねえ?少なくとも、花組のナルちゃん(華城季帆)と澪乃せいらちゃんの時は、自分で確認したので間違いない。最近だって何人か集合日付けがいましたけど、こんな風に、退団発表の前から出演者に入っていない、なんてことはなかったはず。
雅さん、綺麗で目の保養だったので、本当に出ないんだったらとても残念です(T T)。
そして、もう一つ。
専科さんの出演者を見て、最初に思ったこと。
美穂さんが宙組に出るってことは、花組のカルロッタ役は誰がやるのっ!?
美穂さんじゃないってことは、組子の誰かがやるってことですよね!?
……まあ、月組博多座「ME AND MY GIRL」のマリア侯爵夫人も、同じことを考えていたら京さんだったわけで、まだ油断はできませんが……。
まあでも、さすがにあのキャラクターで京さんってことはないだろうし、あと可能性があるとしたら、歌唱力的に一樹千尋さんくらい?(専科エンカレメンバーも大分辞めてしまわれましたね…)
……とりあえず、組子がやるっていう前提で話を進めますが(強引)。
個人的な希望は、前にも書いたことがありますが、(初姫)さあやに是非!!(真顔)。CSでしか視ていませんが、新公がとっても良かったので、絶対やれると思う!
しかし、最近の傾向(「ロミオとジュリエット」の乳母がコマちゃんだったり)を考えると、それこそだいもん(望海風斗)とか、そのへんの男役さんの女装でいくのでしょうか?(鳳)真由ちゃんとか、がりんちゃん(大河凛)とか……。
いやでも、だいもんは「虞美人」で女役やったばかりだし、真由ちゃんとがりんちゃんはいくらなんでも貫録が足りないですよね(- -;ゞ
うーん、となると誰だろう。カルロッタって、「歌が難しい」とか以上に、役として本当に大きな役なので、組子にやらせるとなるとイロイロと難しい役なんですよね。
「おっ!観たい!」と思えるキャストでありますように。
……とりあえず、組長さんは無しでお願いしたいです(; ;)。組長さんがやるくらいだったら、さお太さん(高翔みずき)or まりんさん(悠真倫)にお願いしたいです(- -;
がりんちゃんと言えば。
花組新公のニュース映像をやっと視ました♪ がりんちゃんもべーちゃん(桜咲彩花)も可愛いなあ(はぁと)。真由ちゃんは格好良かったし、真瀬くんもがんばってましたね♪ 私の回りではハマ(輝良まさと)が「格好良い!」と評判なのですが、どうなんでしょうか。実際に観るのが、とても楽しみです!
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