ソチオリンピック フィギュアスケートの競技も、今夜のエキシビションを残すのみ。
男子初の金メダルとなった羽生選手をはじめ、選手団のみなさま、本当にお疲れさまでした。
感動をありがとうございました(^ ^)。

メダルには届かなかったけど、男子シングルの高橋選手、町田選手、女子シングルの浅田選手もエキシビションには出場されるとのこと。昔はフィギュアのエキシビションに日本人選手が複数出るなんて考えられなかったのに、4人か。。。本当にすごいなあ(感動)
フィギュアの醍醐味はなんといってもエキシビションなので、すごく楽しみです(^ ^)。



それにしても、、、

浅田選手のフリーの演技は、素晴らしかった!!

もちろん、鈴木選手や村上選手の演技も素晴らしかったけど、、、なんというか、世界が違ってた。自然に涙が出てきて、ああ、いま、日本にはこうして起きている人がたくさんいて、今の自分と同じ感動を感じている人も、きっとたくさんいるんだろうな、、、と思ったら、余計に涙が止まらなくなりました。

SPでの点差が大きすぎて、どんなに神がかった演技をしてもメダルは難しいだろうと解ってはいましたが、それでもフリーはトップでもおかしくないよ!と思いました。
冒頭のトリプルアクセルから、最後までにあれだけのジャンプを跳び、最後のステップも美しくのびやかで素晴らしくて……もう少し出ても良いだろうに、というのは、贔屓目なんでしょうか。



猫は、4年前にこんなつぶやきを書きました。
http://80646.diarynote.jp/?day=20100228

そして、いまでも、状況は全く変わらないんだな……と、あらためて感じた次第です。


トリプルアクセルをきちんと跳んで、基礎点を獲得するよりも、ダブルアクセルを美しく素晴らしく跳んで加点をもらうほうが、リスクもないし高得点を出しやすい。今の採点方式ってそういうことだと思うんです。
でも、それって、スポーツなんだろうか。。。と思ってしまうんですよ。


金メダルを取ったソトニコワ選手の演技は素晴らしかったし、SPとの総合で彼女の金メダルにはなんら疑問はありませんが、フリーで浅田選手とあんなに点差がつくとは思わなかったのもまた、正直なところ。

やっぱり、トリプルアクセルの基礎点って難度の割に低すぎるんだと思うんですよ……。

浅田選手しか跳べない(跳ばない)トリプルアクセル。
あの技に挑戦する人は、今後しばらく出てこないのかもしれないな、と思いました。リスクと価値のバランスが悪すぎて、挑戦しがいがなさすぎる。


……人間(女子)の限界なんですかね、トリプルアクセルって。
なんだか残念だなあ。。。




何はともあれ、エキシビションに出場される4選手、そして、一緒に闘ってこられた選手団のみなさま、本当に、たくさんの感動をありがとうございました。

最後まで、オリンピックを満喫してくださいますように。


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なでしこジャパン、女子W杯優勝、おめでとうございます!!


ドイツを破ったときから「もしかして?」と思ったりしていましたが、まさか本当に優勝するとは!!(@ @)

アメリカチームの選手が「日本は試合よりももっと大きなもののために闘っていた」というコメントを出されたそうですが、そういうこともあるかもしれないな、と思いました。



久々の、純粋に“明るい”、嬉しいニュース。
暗い世相に一筋の光が差し込んだかのような、そんな気がしています。


もちろん、彼女たちの努力と才能、そして彼女たちを見守ってきたスタッフたちのおかげなんですけれども、

でも!

日本、そして日本女性よ、諦めるな!!と言ってもらったような気がします。



喜びと勇気、そして自信を、ありがとう。
これからのご活躍も、心からお祈りしています!


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ここまで騒ぎになっちゃったら、もう、仕方ないよなぁ……とは思いつつ。


往年の大相撲ファン(←蔵前時代しか知らないんだから、往年にも程がありますが)としては、切ない気持ちでいっぱいです。


まあ、認めないでゴチャゴチャ誤魔化そうとするよりは、建設的かな、と思いますが。





偉そうなことを言うつもりはありません。
ただ、関係のない力士たちの生活を守るためにも、一刻も早い根本解決を、と祈らずにはいられない。


根本解決に乗り出した上層部の勇気を称えつつ、
…興行中止で直接的な苦労がかかる筈の幕下力士たちや現場のスタッフたちの苦しみが、なるべく短期間で終わりますように。





バンクーバーオリンピックも、明日で終わりですね。
最後に女子の団体追い抜きでも銀を獲得し、日本のメダルは銀3つ、銅2つ。最後に登場する成瀬選手も、がんばってくださいね。他の選手団のみなさま、お疲れさまでした!


で。楽しみにしていたフィギュアスケートのエキシビションを観ました。
いや〜、皆さん伸び伸びと踊ってて、素敵だなあ♪♪と思いつつ、あらためて思ったことがあります。

1992年のアルベールビルオリンピック。このとき、銀メダルを獲得した伊藤みどり選手は、トリプルアクセルを五輪で初めて成功させ、大きな話題になりました。
……あれから18年が過ぎて。
2010年のバンクーバーで、トリプルアクセルに挑戦した選手は、浅田真央選手ただ一人。それどころか、五輪でトリプルアクセルを成功させた女子選手は、この18年間に一人もいなかったんですね。

何年か前に、安藤美姫選手が女子で初の4回転を競技会で成功し、大きな話題になったのに、その後はそういう話を聞きません。
あのときも、クワドラプル自体はアルベールビルの前後にスルヤ・ボナリーが成功させたことがあって(競技会では未成功)、そこまで大騒ぎしなくても……と思った記憶があります。
4回転でさえ、過去に飛んだ女子が複数居る。しかも一人は現役。
なのに、大会の大一番で大技に挑戦する人が一人しかいない現実が、元フィギュアファンとして非常に寂しい。女子も男子も、シングルの技のレベルは、20年近くも昔のあの頃と、何も変わっていないような気がしてしまいます。


でもそれは、今の選手に勇気がないとか、挑戦した選手は偉大だとか、そういう話ではないんですよね。フィギュアスケートがスポーツである以上、ルールに基づいて戦略を立てるのが当たり前。技の精度や美しさを求めて、大技の加点を抑えた現在のルール(点数体系)のもとでは、成功率の低さや体力消耗といったリスクを伴う大技に挑戦することは非常に困難だということなのです。

プログラム全体の技の精度を一つ一つ高め、全体を底上げすることに賭けたライザチェックと、キム選手。
大技に賭けたプルシェンコと、浅田真央選手。

今回の五輪の結果は、前者に軍配が上がりました。次のシーズンからは、おそらく技の精度を高める方針が主流になっていくことでしょう。それがいけないとは思いません。それを目指して磨き上げたキム選手のスケーティングの美しさには、本当に目を奪われました。現行ルール上、彼女の金メダルは当然だったと思います。まあ、得点はちょっと出すぎだと思いますが、フリーの順位に不満はありません。

ただ。
現在のルールは、もはや技の向上は望めなくなった時代のルールだと思うのです。女子の3回転半や4回転、男子の4回転や4回転半、そして5回転……それはもはや、人類という種の限界を超えた挑戦であり、不必要な危険である、と、競技団体自身が言っているようなもの。
それは真実なのかしら。現に成功している人が居るのに、と……そう、思うキモチは止められない。

まずはトライする人が居て、それが皆に広まって、次に精度を高める競争になる。そのうちに精度競争に飽きて次の奇跡にトライする人が出てくる。……それが、フィギュアスケートの醍醐味だったはずなのに。
美しさは必要です。だからこそ、「芸術点」と言われるものが存在する。ただジャンプを跳べばいいというものでは、ありません。

でも。それだけでもツマラナイ!!(←わがまま?)

もう少し、リスクを覚悟して奇跡に挑まんとする人の意欲を削がないようなルールを、検討してほしい、と強く思います。
技と美のバランスの取れたルールを、フィギュアスケートの未来のために。




高橋選手、銅メダル獲得おめでとうございます!


男子シングルで日本初のメダル。素晴らしいです(^ ^)。

そのむかし、カタリーナ・ビットとブライアン・オーサーのファンだった猫がフィギュアスケートを一番熱心に見ていた頃。あの頃は、日本のそれも男子選手がオリンピックでメダルを獲る日がくるなんて、想像もできませんでした。
イマドキの若い人って、本当にスタイルが良いし、センスがありますよね。
フィギュアスケートは、やはりスタイル(←衣装のセンスを含む)が大きくものを言うので、日本人は不利だとずっと思っていたのですが、並んでもスタイルバランスで各国選手にひけをとらない彼らには、いつも感心します。



フリーの試合前、4回転に挑むか挑まないかで話題になっていたようですが、今の採点方式では失敗してもきちんと立て直せる自信がなくては挑戦なんて絶対にできないので、その自信を持ちえたことを讃えたいと思います。
昔のように四回転さえ飛べば他がどうでも勝てる時代ではないし(^ ^;、無理しなくても安全策で…という意見が出ることは判るんですが、、、、それでも、4位の織田選手や5位のランビエールと5点以上の差があったから、ジャンプそのものの減点だけですむなら(その後立て直せれば)大丈夫、ということで踏み切ったんだろうと思います。
それだけの点数をショートプログラムで稼げていたことが素晴らしいな、と。



プルシェンコは、前回五輪での、滑り出した瞬間にもう「ああ、この人が優勝するんだろうな」と思わせた輝きがなくなっていて、ちょっと残念でした。ショートプログラムももう少し点数が伸びてもいいはずなのに、案外のびなくて。調子でも悪かったのでしょうか……?もともと、彼のあまりにも軽やか過ぎる演技はインパクトに欠けるような気がして個人的にはイマイチなのですが、それにしても精彩を欠いたような気がしました。


フィギュアスケートというスポーツにおいて、ジャンプの回転数を上げるというギャンブルに出るのではなく、ひとつひとつの技の精度を磨きあげることで見事金メダルを獲得したライザチェック。
私にとって、今まではそれほど印象に残るスケーターではなかったのですが、今回の演技は、前回のプルシェンコのように「ああ、この人が勝つのかもね」と思わせる何かがありました。
なんなんでしょうね、あれは。



ウィアーが思ったより点数が伸びなくて残念。大好きなのになあ。
ランビエールは、逆にフリーでやっと実力発揮という感じで、ショートプログラムのジャンプの失敗が惜しかったなあ、と改めて思いました。ショートも、「曲の解釈」は9点以上という凄い点をもらったのに……(T T)。

日本人3人の中では、個人的に織田選手を応援していたりするので、思いがけないハプニングは凄く残念。順位はともかく、『精一杯戦って』ほしいと思っていたので。でも、中断して再開したあと、点数的には『試合は終わった』後の、あの輝きは素晴らしかった!
あの演技を見ることができて、とても嬉しいです。

小塚選手はがんばりましたね!四回転をあの大舞台で成功させるなんて、すごい才能(@ @)。まだ若いので、四年後がとても楽しみです♪





新採点方式になってから、フィギュアスケートに対する興味はだいぶ薄れてしまった猫ですが、ブライアン・オーサーとブライアン・ボイタノが争っていた頃に今の採点方式が行われていたならば、二人の闘いはどんな結果になっていたんだろうなあ、なんて思ったりしました。
まあ、カルガリーオリンピックのボイタノは本当に素晴らしかったので、採点方式に関わらず、あれには勝てなかったかな、と思いますが……




余談。
今回の結果をみて、ちょっと今の宙組のことを考えました。
飛び道具は持っていないけれども、自分の持ち味を長い時間をかけて磨き上げてきたトップ。
ハイレベルな飛び道具の持ち主である準トップ。
ちょっとやんちゃな実力派の三番手。

……そんな感じ?(^ ^;ゞ。



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