蘭寿とむフォーエバー
2014年5月10日 宝塚(花)幸運にも、花組公演「ラスト・タイクーン/宝塚夢眩」の前楽を見ることができました!
お芝居のアドリブ的なものは、、、キキちゃん(芹香)が袖から登場したとき(セシリアをパーティーに誘う場面)、「あー、締切明日かあ……もう少し長くやってくれたらいいいのになあ」と言ったところぐらいでしょうか。
初のB席だったので、全体がよく見えて……あ、こんなところでこんなことしてたんだ、が結構あって、前楽にして新鮮でした。
最後の最後、白いスーツで振り返って微笑うところ、透明で無邪気で純粋な笑顔に、涙が溢れてしまって、、、最後まで視ているのが大変でした。。。。
そういえば、東宝に来てからの感想はちゃんと書いていないような気がするので、後日ちゃんと書きたいなと思っています。千秋楽が終わってからになると思いますが。
ショー「宝塚夢眩」は、、、「V・A・C・A・T・I・O・N」とかはもう皆やりたい放題なので、どれが前楽アドリブなのかよくわからなかったけど、とりあえず、オタク役の神房くんが「トム(はぁと)よっち(はぁと)ネコ」と書いたハチマキをしていました(^ ^)。手作り?
あと、最後に人魚を釣り上げてみんなが袖にハケるとき、神房くんが花蝶しほちゃんをお姫さま抱っこしてハケてった!!満面の笑顔で手を振るしほちゃんが激かわでしたっ!!いつもは普通にハケていたと思うので、たぶんアドリブ……だよね?(あまり自信ない)(だっていつもはべーちゃんの人魚を観てるから……)
ディアマンテの熱いエネルギー。黒燕尾の静謐。蘭寿さんのすごいところは、尽きることのないエネルギーの泉を持っていて、それを場面にあわせて出し入れできるところなんだな、と思う。以前は割と出したら出しっぱなしなタイプだと思っていたので、そう思うと、「(オーシャンズ11の時)舞台の上で力が抜けて自然に立てていると思ったので」という卒業動機も、うなずけるなあ。。。とあらためて思ったりしました。
さおりさん(高翔)による蘭寿さんのコメント読み上げと、蘭寿さんの初舞台の思い出話(おにぎりの話とか!蘭寿さん可愛すぎる!!「焼きおにぎりの子」と思っていたさおりさん素敵!!)の後、蘭寿とむサヨナラショーに。
普通だと「準備も出来たようでございます」とかで入るのに、「すみません、私の思い出話が長くなりすぎました」と言ってくれる組長さん、素敵だなあ。。。。
それでは、サヨナラショーについて、曲ごとに。
■Where In The World (ファントム)
■永遠の詩 (愛と革命の詩)
■愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
緞帳があがって、蘭寿さんが歌いだす「ファントム」。お披露目に戻った気分になって、聴き惚れました。素敵だったなあ、エリック。。。
歌いながら銀橋に出て、そのままメドレーでつないで「永遠の詩」、そして「愛した日々に…」。衣装が臙脂色の変わり燕尾(?違うかも)なのに、ちゃんとエリックにみえたり、アンドレアに見えたり、、そして、ちょい悪オトコに見えたりして、そのたびに色々思いだしてはうるうるしました(T T)。
■リベルタンゴ (Streak of Light)
蘭寿さんがハケて、本舞台の幕があがる。
リベルタンゴの音楽の中で、カツンと水色のドレスにスポットが。ルナちゃんっっっ!!と叫びそうになりました(^ ^;ゞ 美しいシルエット、リズミカルにしなやかに動く筋肉、パラリと頬にかかる少し長めの黒髪。一瞬息を呑んで、それからやっと相手役を視て。真由ちゃんっっっっ!?と、もう一度叫びそうになりました。
いやー、鳳&冴月のリベルタンゴ。思いのほかお似合いで、すごく格好良かったです。真由ちゃん、あんまり言われないけど、実はダンサーなんですよね。。。今回のショーの「銀狼」のBOYSもすごく素敵だし、もっとダンスで使ってもらえると良いのになあ。
ルナちゃんと真由ちゃんに気を取られていたので、次に踊りだすカップルはチェックできず(すみません)。。。その次の、二人にリフトされるのはきらりん(華耀)。たしかじゅりあだったはず。リフトしてた二人が誰だったのかはわかりませんでした。
蘭ちゃん、蘭寿さんが登場して、本番開始。
いやー、、、、すごかった!!!そんなに回数を観ていないので、振りが全く同じなのかどうかはわかりませんが、とにかく格好良かった!!!蘭寿さんカッコいい!蘭ちゃんサイコー!以上!!!
■プロローグの男役群舞 (Mr.Swing!)
蘭寿さんが紅いスーツに黒のソフト帽だなあ、、、とは思っていたのですが、まさかそのまま「Mr.Swing!」のプロローグにつなぐとは思わなかった。齊藤さん、やるなあ(*^ ^*)
ヤンさんの振付が連続で観れて、全然イメージが違うのに、どっちもめちゃくちゃ格好いい、、、すごいなあ。「リベルタンゴ」はダークなエネルギーに満ちて、「Mr. Swing!」はスタイリッシュでスピーディーで。ヤンさんの才能、というか、ヤンさんと蘭寿さんの才能のぶつかりあいを何度も観ることができて、今の花組ファンは本当に幸せだなあと思いました。
■FATE CITY (オーシャンズ11)
そして、そのまま「FATE CITY」ですよ!
ラスティがみつる(華形)ですよっっ!!
後から他のメンバーが出てくるのかと思っていたら出てこなくて、最後まで二人で踊り切りました。広い大劇場を埋めきった二人。みつるのラスティ、絶対似合っただろうなあ。。。。と思ったり。
ここの流れはなんというか、ホントにすごかった。花組の蘭寿とむ、ここにあり!と、蘭寿さんがあの笑顔で、全身で、告げていました。。。
■くらわんか (くらわんか)
……という、カッコいい流れでものすごくテンションがあがったところに、すとんと水をさす「はちごろうは~~~ん」という声。
「くらわんか」は残念ながら観ていないので、ほえーと思いながら観ておりましたが、ついさっきまでダニーとラスティだった蘭寿さんとみつるの切り替えの早さというか、、、いやもう、それ以前に着替えの早さにびっくりしました(@ @)みつるなんて、どこからどう見ても貧乏神だし(^ ^)
二人が可愛すぎて周りを視る余裕がなく。。。誰がいたんだろう。だいもんといぶちゃんはいたよね。あとは?
メンバーがハケた後、背中に「八五郎」とと書かれた法被を着た蘭寿さんが銀橋に出て、犬に説教する長台詞を。これはきっと場面の再現なんですよね?声色の使い方とか、巧いなあと思って聞いていました。
そして、最後の暗転際の笑顔が超素敵でした(^ ^)。
■主題歌 (カノン)
明日一緒に卒業する、よっち(月央)、ネコ(彩城)、遼、花蝶、凪咲がコーラス。懐かしいなあ、カノン。真瀬くんの卒業公演だったから、この蘭寿さんのサヨナラショーで観ると、感慨深いです。。。
■プロローグ(CONGA!!)
下級生たちの「カノン」でちょっとほっこりしたところで、またもやガツンと入ってくるリズムセクション。
「真実の愛」をやることは知っていたけど、プロローグもやるのか!!(@ @)っていうか、蘭寿さんの体力すごすぎる!!どっから出てくるんだそのエネルギーは!?誰よりも歌い、誰よりも踊り、誰よりも……反る振りでは誰よりも反るし、ジャンプでは誰よりも高く翔ぶし、この人って本当にすごい人なんだな、と。
衣装も公演のそのままで、みんなでガツガツ踊ってくれました。黒塗りじゃないのが残念なくらい(^ ^)。
壮ちゃんのポジションにはみりお(明日海)、みわっち(愛音)のポジションにはみつる。蘭寿さんが途中ではけた後は、だいもんも含めて3人で二人でがんばって盛り上げてくれました。いやーーーー、みりお、がんばってたなあ。。。
■真実の愛(CONGA!!)
そのまま場面が極まって、暗転すると……次は静謐。
カッチーニの「アヴェ・マリア」が流れて、セリの上にあの印象的なポーズで横たわる蘭々コンビ。
本公演のときは、意外とぐらぐらゆれていた蘭ちゃんの脚が、ピタッと静止していたのがすごいな、と思いました。蘭ちゃん、最近急激に筋力がついて、ダンスが安定してきたなと思っていたので、嬉しかったです。
あの印象的な花のセットが無かったのがとても残念でした。セットの裏で蘭ちゃんとルナちゃんが入れ替わるところとか、すごく好きだったので。
でも、本当に好きな場面だったので。。。もう一度観れて、本当に嬉しかった。
蘭寿さんも蘭ちゃんもよっちも本当に素敵だったけど、、、本公演では金髪ベリーショートでひどく野性的なイメージがあったルナちゃんが、ちょっと長めの黒髪を振り乱して踊る姿には、煽情的な色気と危険な匂いがプンプンして……いやー、次回公演はぜひルナちゃんのマデレーネでお願いしたいです。。。
みわっちが歌っていた「愛、愛、愛…」という歌は、だいもん(望海)。これまた素晴らしかった!!!
いやもう、ホントに。この場面だけでチケット代の元がとれた気がしました(^ ^)。
■主題歌(戦国BASARA―真田幸村編―)
蘭々コンビがセリ下がって、暗転……すると、またガツンとした音楽がはじまって。
下手すっぽんからみりおがセリ上がってきて、「戦国BASARA」の主題歌を歌いながら銀橋を渡ります。「真実の愛」の迫力で茫然としていた客席が、少しずつ手拍子にのっていくようすが、これからのみりおへのエールになるといいな、と思いながら。
■アシナヨ(ル・ポァゾン)
ああ、サヨナラショーももう終盤、とりあえず泣いていいかな、という空気の中で、蘭々コンビの、本当に幸せそうなデュエットダンス。
本公演のときは、まだコンビを組んで初のショーという感じで。。。ダンサーコンビだから形はとてもきれいだったけれども、こんなふうに、胸を締めつけるような優しい空気が出ていたかというと……どうかなあ、と。
白い優雅な衣装が華やかで、眩しくて、本当に美しかった。テクニックで押すのではなく、雰囲気で魅せる。最期にもう一度、進化したこのデュエットダンスを観ることができて、幸せでした。
いくつもの名場面を創ってきた二人が、最後に選んだデュエットダンスがこれであったことが、とにかく、嬉しかった。
■主題歌(Streak of Light)
「アシナヨ」が終わると、両袖から組子が登場。
そうか、蘭寿さんは最後にこの曲を選ぶのか…と思いました。一筋の光に向かって、真っ直ぐに。
みりおが紅薔薇を抱えてきて、蘭寿さんに渡しただけで、なんだかもう、涙でした。渡すみりお、受け取る蘭寿さん、どっちも本当にきれいだった……。
花束を抱えて銀橋へ。歌いながら客席に撒いて(この演出、最近多いなあ。。。)
優しくて華やかで、サヨナラショーが始まる前にさおりさんが仰っていたとおり、太陽のような笑顔。
「♪仲間がいれば 愛があれば この世界は美しい」という歌詞が、大好きで。蘭寿さんも同じ気持ちなんだなあ、と思いながら、気持ちよく泣きながら、降りてくる緞帳を涙とともに見守って。。。。。
で!
■クンバンチェロ(CONGA!!)
間違いなく途中まで降りてきた緞帳が、あっさりと観客の涙を裏切って巻き戻っていき、
華やかなリズムセクションの前奏の中で、蘭寿さんのきっぱりした掛け声。
「エル クンバンチェロ!」
いやーーーー、話には聞いていたのですが、実際に体験すると破壊力すごいです。
優雅な白いひらひらした衣装で、誰よりも熱く、誰よりも元気よく、誰よりも気障に、誰よりも恥ずかしく、歌い、踊る蘭寿さん。
大好き。
もう、大好き。
ラストの掛け声前の客席煽りもさすがの蘭寿さんで、いろんなところからヒューヒュー声が飛んでました。。。
今度こそ緞帳が完全に降りても、音楽が終わっても、拍手は止まず。
もう一度緞帳があがって、、、、
「もう一回観たいかーっ!?」
おーーーーーっ!!
というわけで、カーテンコールがありました(*^ ^*)。
お上品に「マエストロ、プリーズ(^ ^)」と笑顔でふる蘭寿さんが素敵すぎて。
クンバンチェロのラストのくんだりをもう一度やって、緞帳を降ろして、、、熱い拍手は止まる気配もなく、、、客席はいつの間にか総立ちで。
緞帳がもう一度上がって、息も乱れていない(たぶん)蘭寿さんが、
蘭寿「えー、まだ観たいの?」
客席「うん!」
蘭寿「踊る?」
客席「……うん!」
で、カーテンコール2回目。
3回目は、緞帳が上がるまでちょっと長め。蘭寿さんの笑顔がきらきらしてて、眩しくて。
蘭寿「ホントに踊った?」
客席「踊ったよ!!」
蘭寿「踊るんならやろうか」
客席「踊るー!」
……なんというか。
三回目のカーテンコールの最後の最後まで、組子の誰よりも元気に、いっぱいいっぱいに身体を反らして踊っていた蘭寿さんに、泣いてる場合じゃないんだけど、涙しかなくて。
すごいなあ、ホントにすごい人だなあ、と。
サヨナラショーが豪華すぎて、すごすぎて、蘭寿さんの体力の底なしっぷりに感動しかなくて。だって、今日なんて、2回公演の後ですよ!?2回公演やって、そのあとに、生半可なショー一本やるより大変そうな内容の濃いサヨナラショー……
すごい。神に選ばれた男(役)には、かなわないなあ……。
おおぞらさんのサヨナラショーなんて、このはんぶんくらいだったのに、ファンはみんなさいごまでもつのかをしんぱいしてたっけなあ(こっそり)(しかも、たぶんおおぞらさんがそつぎょうしたときより、じつねんれいは上だよね?)(こそこそ)
さすがに千秋楽は観られませんが、お見送りには行けるかな。。。。
いつの間にこんなに蘭寿さんが大好きになったのかよくわからないけど(^ ^)、大空さんトップ時代の前半を支えてくれた蘭寿さんはじめとする6名の卒業生のみなさま。
明日が幸せな一日になりますように。
.
お芝居のアドリブ的なものは、、、キキちゃん(芹香)が袖から登場したとき(セシリアをパーティーに誘う場面)、「あー、締切明日かあ……もう少し長くやってくれたらいいいのになあ」と言ったところぐらいでしょうか。
初のB席だったので、全体がよく見えて……あ、こんなところでこんなことしてたんだ、が結構あって、前楽にして新鮮でした。
最後の最後、白いスーツで振り返って微笑うところ、透明で無邪気で純粋な笑顔に、涙が溢れてしまって、、、最後まで視ているのが大変でした。。。。
そういえば、東宝に来てからの感想はちゃんと書いていないような気がするので、後日ちゃんと書きたいなと思っています。千秋楽が終わってからになると思いますが。
ショー「宝塚夢眩」は、、、「V・A・C・A・T・I・O・N」とかはもう皆やりたい放題なので、どれが前楽アドリブなのかよくわからなかったけど、とりあえず、オタク役の神房くんが「トム(はぁと)よっち(はぁと)ネコ」と書いたハチマキをしていました(^ ^)。手作り?
あと、最後に人魚を釣り上げてみんなが袖にハケるとき、神房くんが花蝶しほちゃんをお姫さま抱っこしてハケてった!!満面の笑顔で手を振るしほちゃんが激かわでしたっ!!いつもは普通にハケていたと思うので、たぶんアドリブ……だよね?(あまり自信ない)(だっていつもはべーちゃんの人魚を観てるから……)
ディアマンテの熱いエネルギー。黒燕尾の静謐。蘭寿さんのすごいところは、尽きることのないエネルギーの泉を持っていて、それを場面にあわせて出し入れできるところなんだな、と思う。以前は割と出したら出しっぱなしなタイプだと思っていたので、そう思うと、「(オーシャンズ11の時)舞台の上で力が抜けて自然に立てていると思ったので」という卒業動機も、うなずけるなあ。。。とあらためて思ったりしました。
さおりさん(高翔)による蘭寿さんのコメント読み上げと、蘭寿さんの初舞台の思い出話(おにぎりの話とか!蘭寿さん可愛すぎる!!「焼きおにぎりの子」と思っていたさおりさん素敵!!)の後、蘭寿とむサヨナラショーに。
普通だと「準備も出来たようでございます」とかで入るのに、「すみません、私の思い出話が長くなりすぎました」と言ってくれる組長さん、素敵だなあ。。。。
それでは、サヨナラショーについて、曲ごとに。
■Where In The World (ファントム)
■永遠の詩 (愛と革命の詩)
■愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
緞帳があがって、蘭寿さんが歌いだす「ファントム」。お披露目に戻った気分になって、聴き惚れました。素敵だったなあ、エリック。。。
歌いながら銀橋に出て、そのままメドレーでつないで「永遠の詩」、そして「愛した日々に…」。衣装が臙脂色の変わり燕尾(?違うかも)なのに、ちゃんとエリックにみえたり、アンドレアに見えたり、、そして、ちょい悪オトコに見えたりして、そのたびに色々思いだしてはうるうるしました(T T)。
■リベルタンゴ (Streak of Light)
蘭寿さんがハケて、本舞台の幕があがる。
リベルタンゴの音楽の中で、カツンと水色のドレスにスポットが。ルナちゃんっっっ!!と叫びそうになりました(^ ^;ゞ 美しいシルエット、リズミカルにしなやかに動く筋肉、パラリと頬にかかる少し長めの黒髪。一瞬息を呑んで、それからやっと相手役を視て。真由ちゃんっっっっ!?と、もう一度叫びそうになりました。
いやー、鳳&冴月のリベルタンゴ。思いのほかお似合いで、すごく格好良かったです。真由ちゃん、あんまり言われないけど、実はダンサーなんですよね。。。今回のショーの「銀狼」のBOYSもすごく素敵だし、もっとダンスで使ってもらえると良いのになあ。
ルナちゃんと真由ちゃんに気を取られていたので、次に踊りだすカップルはチェックできず(すみません)。。。その次の、二人にリフトされるのはきらりん(華耀)。たしかじゅりあだったはず。リフトしてた二人が誰だったのかはわかりませんでした。
蘭ちゃん、蘭寿さんが登場して、本番開始。
いやー、、、、すごかった!!!そんなに回数を観ていないので、振りが全く同じなのかどうかはわかりませんが、とにかく格好良かった!!!蘭寿さんカッコいい!蘭ちゃんサイコー!以上!!!
■プロローグの男役群舞 (Mr.Swing!)
蘭寿さんが紅いスーツに黒のソフト帽だなあ、、、とは思っていたのですが、まさかそのまま「Mr.Swing!」のプロローグにつなぐとは思わなかった。齊藤さん、やるなあ(*^ ^*)
ヤンさんの振付が連続で観れて、全然イメージが違うのに、どっちもめちゃくちゃ格好いい、、、すごいなあ。「リベルタンゴ」はダークなエネルギーに満ちて、「Mr. Swing!」はスタイリッシュでスピーディーで。ヤンさんの才能、というか、ヤンさんと蘭寿さんの才能のぶつかりあいを何度も観ることができて、今の花組ファンは本当に幸せだなあと思いました。
■FATE CITY (オーシャンズ11)
そして、そのまま「FATE CITY」ですよ!
ラスティがみつる(華形)ですよっっ!!
後から他のメンバーが出てくるのかと思っていたら出てこなくて、最後まで二人で踊り切りました。広い大劇場を埋めきった二人。みつるのラスティ、絶対似合っただろうなあ。。。。と思ったり。
ここの流れはなんというか、ホントにすごかった。花組の蘭寿とむ、ここにあり!と、蘭寿さんがあの笑顔で、全身で、告げていました。。。
■くらわんか (くらわんか)
……という、カッコいい流れでものすごくテンションがあがったところに、すとんと水をさす「はちごろうは~~~ん」という声。
「くらわんか」は残念ながら観ていないので、ほえーと思いながら観ておりましたが、ついさっきまでダニーとラスティだった蘭寿さんとみつるの切り替えの早さというか、、、いやもう、それ以前に着替えの早さにびっくりしました(@ @)みつるなんて、どこからどう見ても貧乏神だし(^ ^)
二人が可愛すぎて周りを視る余裕がなく。。。誰がいたんだろう。だいもんといぶちゃんはいたよね。あとは?
メンバーがハケた後、背中に「八五郎」とと書かれた法被を着た蘭寿さんが銀橋に出て、犬に説教する長台詞を。これはきっと場面の再現なんですよね?声色の使い方とか、巧いなあと思って聞いていました。
そして、最後の暗転際の笑顔が超素敵でした(^ ^)。
■主題歌 (カノン)
明日一緒に卒業する、よっち(月央)、ネコ(彩城)、遼、花蝶、凪咲がコーラス。懐かしいなあ、カノン。真瀬くんの卒業公演だったから、この蘭寿さんのサヨナラショーで観ると、感慨深いです。。。
■プロローグ(CONGA!!)
下級生たちの「カノン」でちょっとほっこりしたところで、またもやガツンと入ってくるリズムセクション。
「真実の愛」をやることは知っていたけど、プロローグもやるのか!!(@ @)っていうか、蘭寿さんの体力すごすぎる!!どっから出てくるんだそのエネルギーは!?誰よりも歌い、誰よりも踊り、誰よりも……反る振りでは誰よりも反るし、ジャンプでは誰よりも高く翔ぶし、この人って本当にすごい人なんだな、と。
衣装も公演のそのままで、みんなでガツガツ踊ってくれました。黒塗りじゃないのが残念なくらい(^ ^)。
壮ちゃんのポジションにはみりお(明日海)、みわっち(愛音)のポジションにはみつる。蘭寿さんが途中ではけた後は、だいもんも含めて3人で二人でがんばって盛り上げてくれました。いやーーーー、みりお、がんばってたなあ。。。
■真実の愛(CONGA!!)
そのまま場面が極まって、暗転すると……次は静謐。
カッチーニの「アヴェ・マリア」が流れて、セリの上にあの印象的なポーズで横たわる蘭々コンビ。
本公演のときは、意外とぐらぐらゆれていた蘭ちゃんの脚が、ピタッと静止していたのがすごいな、と思いました。蘭ちゃん、最近急激に筋力がついて、ダンスが安定してきたなと思っていたので、嬉しかったです。
あの印象的な花のセットが無かったのがとても残念でした。セットの裏で蘭ちゃんとルナちゃんが入れ替わるところとか、すごく好きだったので。
でも、本当に好きな場面だったので。。。もう一度観れて、本当に嬉しかった。
蘭寿さんも蘭ちゃんもよっちも本当に素敵だったけど、、、本公演では金髪ベリーショートでひどく野性的なイメージがあったルナちゃんが、ちょっと長めの黒髪を振り乱して踊る姿には、煽情的な色気と危険な匂いがプンプンして……いやー、次回公演はぜひルナちゃんのマデレーネでお願いしたいです。。。
みわっちが歌っていた「愛、愛、愛…」という歌は、だいもん(望海)。これまた素晴らしかった!!!
いやもう、ホントに。この場面だけでチケット代の元がとれた気がしました(^ ^)。
■主題歌(戦国BASARA―真田幸村編―)
蘭々コンビがセリ下がって、暗転……すると、またガツンとした音楽がはじまって。
下手すっぽんからみりおがセリ上がってきて、「戦国BASARA」の主題歌を歌いながら銀橋を渡ります。「真実の愛」の迫力で茫然としていた客席が、少しずつ手拍子にのっていくようすが、これからのみりおへのエールになるといいな、と思いながら。
■アシナヨ(ル・ポァゾン)
ああ、サヨナラショーももう終盤、とりあえず泣いていいかな、という空気の中で、蘭々コンビの、本当に幸せそうなデュエットダンス。
本公演のときは、まだコンビを組んで初のショーという感じで。。。ダンサーコンビだから形はとてもきれいだったけれども、こんなふうに、胸を締めつけるような優しい空気が出ていたかというと……どうかなあ、と。
白い優雅な衣装が華やかで、眩しくて、本当に美しかった。テクニックで押すのではなく、雰囲気で魅せる。最期にもう一度、進化したこのデュエットダンスを観ることができて、幸せでした。
いくつもの名場面を創ってきた二人が、最後に選んだデュエットダンスがこれであったことが、とにかく、嬉しかった。
■主題歌(Streak of Light)
「アシナヨ」が終わると、両袖から組子が登場。
そうか、蘭寿さんは最後にこの曲を選ぶのか…と思いました。一筋の光に向かって、真っ直ぐに。
みりおが紅薔薇を抱えてきて、蘭寿さんに渡しただけで、なんだかもう、涙でした。渡すみりお、受け取る蘭寿さん、どっちも本当にきれいだった……。
花束を抱えて銀橋へ。歌いながら客席に撒いて(この演出、最近多いなあ。。。)
優しくて華やかで、サヨナラショーが始まる前にさおりさんが仰っていたとおり、太陽のような笑顔。
「♪仲間がいれば 愛があれば この世界は美しい」という歌詞が、大好きで。蘭寿さんも同じ気持ちなんだなあ、と思いながら、気持ちよく泣きながら、降りてくる緞帳を涙とともに見守って。。。。。
で!
■クンバンチェロ(CONGA!!)
間違いなく途中まで降りてきた緞帳が、あっさりと観客の涙を裏切って巻き戻っていき、
華やかなリズムセクションの前奏の中で、蘭寿さんのきっぱりした掛け声。
「エル クンバンチェロ!」
いやーーーー、話には聞いていたのですが、実際に体験すると破壊力すごいです。
優雅な白いひらひらした衣装で、誰よりも熱く、誰よりも元気よく、誰よりも気障に、誰よりも恥ずかしく、歌い、踊る蘭寿さん。
大好き。
もう、大好き。
ラストの掛け声前の客席煽りもさすがの蘭寿さんで、いろんなところからヒューヒュー声が飛んでました。。。
今度こそ緞帳が完全に降りても、音楽が終わっても、拍手は止まず。
もう一度緞帳があがって、、、、
「もう一回観たいかーっ!?」
おーーーーーっ!!
というわけで、カーテンコールがありました(*^ ^*)。
お上品に「マエストロ、プリーズ(^ ^)」と笑顔でふる蘭寿さんが素敵すぎて。
クンバンチェロのラストのくんだりをもう一度やって、緞帳を降ろして、、、熱い拍手は止まる気配もなく、、、客席はいつの間にか総立ちで。
緞帳がもう一度上がって、息も乱れていない(たぶん)蘭寿さんが、
蘭寿「えー、まだ観たいの?」
客席「うん!」
蘭寿「踊る?」
客席「……うん!」
で、カーテンコール2回目。
3回目は、緞帳が上がるまでちょっと長め。蘭寿さんの笑顔がきらきらしてて、眩しくて。
蘭寿「ホントに踊った?」
客席「踊ったよ!!」
蘭寿「踊るんならやろうか」
客席「踊るー!」
……なんというか。
三回目のカーテンコールの最後の最後まで、組子の誰よりも元気に、いっぱいいっぱいに身体を反らして踊っていた蘭寿さんに、泣いてる場合じゃないんだけど、涙しかなくて。
すごいなあ、ホントにすごい人だなあ、と。
サヨナラショーが豪華すぎて、すごすぎて、蘭寿さんの体力の底なしっぷりに感動しかなくて。だって、今日なんて、2回公演の後ですよ!?2回公演やって、そのあとに、生半可なショー一本やるより大変そうな内容の濃いサヨナラショー……
すごい。神に選ばれた男(役)には、かなわないなあ……。
おおぞらさんのサヨナラショーなんて、このはんぶんくらいだったのに、ファンはみんなさいごまでもつのかをしんぱいしてたっけなあ(こっそり)(しかも、たぶんおおぞらさんがそつぎょうしたときより、じつねんれいは上だよね?)(こそこそ)
さすがに千秋楽は観られませんが、お見送りには行けるかな。。。。
いつの間にこんなに蘭寿さんが大好きになったのかよくわからないけど(^ ^)、大空さんトップ時代の前半を支えてくれた蘭寿さんはじめとする6名の卒業生のみなさま。
明日が幸せな一日になりますように。
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花組トークスペシャル
2014年4月30日 宝塚(花)日経ホールにて、花組トークスペシャルに参加してまいりました。
飛び石連休の狭間で急ぎの業務もなく(やりたくても相手方がお休みだったりとか!)、久しぶりにちゃんと最初から参加できたので、簡単にレポートを。
メンバーは、88期の夕霧らいを中心に、菜那くらら、大河凛の93期コンビの3人。
入場するなり、司会の竹下さんに口をはさむ隙を与えず、とっとと挨拶して席に座ったらいらいが、さすが88期、でした……(^ ^;ゞ。いつも、座る前に軽くファッションチェックをする竹下さんが、とりあえず座ってから、らいらいの紅い細身のパンツにだけ突っ込んでいたのが微笑ましかったです(^ ^)。
ななくらちゃんは水色の清楚なミニワンピ。可愛くて大人っぽくて、その絶妙の塩梅がとてもお似合いで、素敵でした。
がりんちゃんは黒のスーツだったかな。らいらいは紅いパンツに黒のブーツが印象的すぎて上衣を忘れました。。。あまりテーマ的なものは無さそうでしたが、実際のところはどうだったのでしょうね。定番の話題なので、話してほしかったなあ。。。
最初だけでなく、全体に、竹下さんの司会とは無関係に、らいらい進行ですすんでいた印象でした。トークの順番もらいらいのペースだったので、なんだか、珍しいくらい竹下さんの突っ込みを聞いた気がしました。(「あら、もうその話に行きますか?」とか)
あと、らいらいが何度も「今のカットで」と(監督に?)言っていたんですが、……いや、このトークは収録一時間で放映も一時間だから、そんなにカットされませんよね……?
大まかな流れは、最初に「今公演で卒業される蘭寿さんについて」で、、、本公演のお芝居の話、新人公演、本公演のショー……と話して席替え、だったと思います。
本公演のお芝居については、3人とも同じ会社の社員ですね、と言われて、らいらいが「私は重役なので、二人とは違って、こんな感じ(ふんぞりかえって)ですけどね」と実演してくれました。あと、衣裳係のななくらちゃんが「手首に針山をつけて」という話をしたら、しみじみと「可愛い~」と呟いたりしてました(^ ^)。
がりんちゃんは大道具と小道具担当、だそうで、「脚立を運んでいます」だそうです。大劇場のとき、早替わりの都合か何かでギリギリになってしまい、ダッシュで運んだことがあるそうで、らいらいが「この華奢な身体で、すごい勢いで大きな脚立を運んでいくんですよ!」と話していました。
あと、「本当に普通の脚立なので、よく宝塚舞台さんの使うものと間違われます」というのがちょっと面白かった。。。今度観劇するとき良く見てみよう(^ ^)。
今回、具体的な動きは演出ではなく出演者に任されている場面が多い、、、という話で、ななくらちゃんが「ストライキをしたことがなく、それを実行するほどの怒りがわからなくて、どんな気持ちなんだろうとみんなで話し合って…」みたいな真面目な話をしていたら、らいらいに「怒ったことないの?わからなかった?」と突っ込まれて、ちょっと困り顔になっていたのがとても可愛かったです(←)
そのあとも何度も「(怒りはわからなくても)その気持ちはわかるんだ?」と突っ込まれて……いやー、可愛かったのですが、ちょっとだけ気の毒になりました(^ ^)。
ショーの話は……いろいろあったのですが、一番印象的だったのは、がりんちゃんの「ディアマンテ」でしょうか。
銀橋を渡るとき、「ただ渡らないで、何かして!」という指示があった(←なんてアバウトな)という話で、、、満面の笑顔で「飛んでます!」と。で、らいらいに言われて、舞台の下手から上手に向けて、走って、ジャンプして、指さしウィンク!という一連を実演してくれました(*^ ^*)。
ななくらちゃんも、銀狼の場面のステップを実演してくれて、全体に実演の多いトークショーでした(^ ^)。
そして。
始まる前に竹下さんが「サプライズがあります!」と言っていたので、なんだろう?と思っていたのですが。。。
席替えのタイミングで、「だって俺たちは映画バカ~♪」の場面の振付を教える「振付講座」がありました(^ ^)私たちは座ったままで、ななくらちゃんの実演と男役二人の歌にあわせて練習するのですが。。。素化粧にワンピでちょっと恥ずかしそうに踊るななくらちゃんが可愛くて可愛くて。。。。いや、らいらい、確信犯だなあ(^ ^)。
最後に音源でやってみたのですが、」「だって、俺たちは宝塚バカ~♪」と歌うはずだったのに、「映画バカ~」とやってしまって、悔むらいらいも可愛かったです(^ ^)。
そのあとは、宝塚百周年への思いとか、記念公演のこととか、お互いへの印象とか………いつもの話題を振りながら、らいらい進行で進んでいきました。
らいらいが自分のことを「いつも形式ばった、つまらない人間だねってみんなに言われて」って騙ったり(本当にそういうことを言われる人間は自分でそんなこと言いません)(っていうか両側で後輩がびっくりしてますよー)、いろいろあったのですが、たぶんほとんどカットされないと思うので(^ ^)詳しくは放送でご覧下さいませ。
それにしても。
らいらいの真骨頂は、最後に退場するときに後輩二人にかけた「ゆっくり!ゆっくり歩くんだよ!」ですよね!!
いやもう、夕霧らいと書いてタラシとよむ、的な。ゆっくり歩きながら笑顔を振りまくらいらいの花男っぷりに、頭痛がしました。。。。
.
飛び石連休の狭間で急ぎの業務もなく(やりたくても相手方がお休みだったりとか!)、久しぶりにちゃんと最初から参加できたので、簡単にレポートを。
メンバーは、88期の夕霧らいを中心に、菜那くらら、大河凛の93期コンビの3人。
入場するなり、司会の竹下さんに口をはさむ隙を与えず、とっとと挨拶して席に座ったらいらいが、さすが88期、でした……(^ ^;ゞ。いつも、座る前に軽くファッションチェックをする竹下さんが、とりあえず座ってから、らいらいの紅い細身のパンツにだけ突っ込んでいたのが微笑ましかったです(^ ^)。
ななくらちゃんは水色の清楚なミニワンピ。可愛くて大人っぽくて、その絶妙の塩梅がとてもお似合いで、素敵でした。
がりんちゃんは黒のスーツだったかな。らいらいは紅いパンツに黒のブーツが印象的すぎて上衣を忘れました。。。あまりテーマ的なものは無さそうでしたが、実際のところはどうだったのでしょうね。定番の話題なので、話してほしかったなあ。。。
最初だけでなく、全体に、竹下さんの司会とは無関係に、らいらい進行ですすんでいた印象でした。トークの順番もらいらいのペースだったので、なんだか、珍しいくらい竹下さんの突っ込みを聞いた気がしました。(「あら、もうその話に行きますか?」とか)
あと、らいらいが何度も「今のカットで」と(監督に?)言っていたんですが、……いや、このトークは収録一時間で放映も一時間だから、そんなにカットされませんよね……?
大まかな流れは、最初に「今公演で卒業される蘭寿さんについて」で、、、本公演のお芝居の話、新人公演、本公演のショー……と話して席替え、だったと思います。
本公演のお芝居については、3人とも同じ会社の社員ですね、と言われて、らいらいが「私は重役なので、二人とは違って、こんな感じ(ふんぞりかえって)ですけどね」と実演してくれました。あと、衣裳係のななくらちゃんが「手首に針山をつけて」という話をしたら、しみじみと「可愛い~」と呟いたりしてました(^ ^)。
がりんちゃんは大道具と小道具担当、だそうで、「脚立を運んでいます」だそうです。大劇場のとき、早替わりの都合か何かでギリギリになってしまい、ダッシュで運んだことがあるそうで、らいらいが「この華奢な身体で、すごい勢いで大きな脚立を運んでいくんですよ!」と話していました。
あと、「本当に普通の脚立なので、よく宝塚舞台さんの使うものと間違われます」というのがちょっと面白かった。。。今度観劇するとき良く見てみよう(^ ^)。
今回、具体的な動きは演出ではなく出演者に任されている場面が多い、、、という話で、ななくらちゃんが「ストライキをしたことがなく、それを実行するほどの怒りがわからなくて、どんな気持ちなんだろうとみんなで話し合って…」みたいな真面目な話をしていたら、らいらいに「怒ったことないの?わからなかった?」と突っ込まれて、ちょっと困り顔になっていたのがとても可愛かったです(←)
そのあとも何度も「(怒りはわからなくても)その気持ちはわかるんだ?」と突っ込まれて……いやー、可愛かったのですが、ちょっとだけ気の毒になりました(^ ^)。
ショーの話は……いろいろあったのですが、一番印象的だったのは、がりんちゃんの「ディアマンテ」でしょうか。
銀橋を渡るとき、「ただ渡らないで、何かして!」という指示があった(←なんてアバウトな)という話で、、、満面の笑顔で「飛んでます!」と。で、らいらいに言われて、舞台の下手から上手に向けて、走って、ジャンプして、指さしウィンク!という一連を実演してくれました(*^ ^*)。
ななくらちゃんも、銀狼の場面のステップを実演してくれて、全体に実演の多いトークショーでした(^ ^)。
そして。
始まる前に竹下さんが「サプライズがあります!」と言っていたので、なんだろう?と思っていたのですが。。。
席替えのタイミングで、「だって俺たちは映画バカ~♪」の場面の振付を教える「振付講座」がありました(^ ^)私たちは座ったままで、ななくらちゃんの実演と男役二人の歌にあわせて練習するのですが。。。素化粧にワンピでちょっと恥ずかしそうに踊るななくらちゃんが可愛くて可愛くて。。。。いや、らいらい、確信犯だなあ(^ ^)。
最後に音源でやってみたのですが、」「だって、俺たちは宝塚バカ~♪」と歌うはずだったのに、「映画バカ~」とやってしまって、悔むらいらいも可愛かったです(^ ^)。
そのあとは、宝塚百周年への思いとか、記念公演のこととか、お互いへの印象とか………いつもの話題を振りながら、らいらい進行で進んでいきました。
らいらいが自分のことを「いつも形式ばった、つまらない人間だねってみんなに言われて」って騙ったり(本当にそういうことを言われる人間は自分でそんなこと言いません)(っていうか両側で後輩がびっくりしてますよー)、いろいろあったのですが、たぶんほとんどカットされないと思うので(^ ^)詳しくは放送でご覧下さいませ。
それにしても。
らいらいの真骨頂は、最後に退場するときに後輩二人にかけた「ゆっくり!ゆっくり歩くんだよ!」ですよね!!
いやもう、夕霧らいと書いてタラシとよむ、的な。ゆっくり歩きながら笑顔を振りまくらいらいの花男っぷりに、頭痛がしました。。。。
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若者たちのラスト・タイクーン
2014年4月24日 宝塚(花)表題について語る前に、ひとつだけ。
まっつ(未涼)、ご卒業おめでとうございます………っ!!(泣)
まっつも研16。いつか必ずこの時が来ることはわかっていたのだし、覚悟もしていたつもりでした。
でも、まだ信じたくない。。。(T T)
麻樹ゆめみ副組長をはじめ、白渚すずさん、大澄れいさん、天舞音さらちゃん、寿春花果さん、そして壮ちゃんあゆっちまっつを含めて8人の卒業生。寂しくなりますね。。。いやでも、チギちゃんみゆちゃん以下、下級生まで充実した雪組が、9月以降も続きますように……。
ゆめみさん卒業後の副組長は、85期のにわにわ(奏乃)。私が初めて観た初舞台生が、もう管理職か……(←いや、花組のふみかの方が下ですから!!)
そんな動揺の中、花組新人公演「ラスト・タイクーン」を観劇してまいりました。
新人公演演出は、田渕大輔さん。生田さんもまだ若いから、新人公演も自分で演出するかも?と思っていたのですが、違いましたね。まだ東宝は1回しか観ていないので細かい演出の違いはあまりわかりませんでしたが、東宝にきての演出変更も含め、概ね本公演と同じ演出で、いかにも新人公演らしい新人公演でした
芸達者ぞろいの93期も、これが最後の新人公演。みんなそれぞれに存在感を見せて、良かったと思います。
一番印象に残ったのは、マキシム(真輝)のアルフレードとピート・ザブラス、かなあ。特にアルフレードは、本役の真由ちゃん(鳳)とは全然違う感じで、面白かったです。
あと、べーちゃん(桜咲)のケイティも、落ち着きと包容力があって、すごく良かった!カラ回りしがちな柚香くんのモンローをさりげなくフォローして、大人っぽくてしっかりしてて、、、本当に「包容力」という感じ。素敵でした♪ 本役の一花とは全然雰囲気が違っていて、べーちゃんらしい、気持ちの入った芝居はとても気持ちが良かったです。
がりんちゃん(大河)のボックスレーも印象的。特に、銀橋の歌が素晴らしくて、この役は意外に歌の役なんだなあとあらためて気がついたり。ただ、ラストのキャサリン、ピートとボックスレーが話す場面で、ちょっと違和感を感じたことは書いておきます。確かにあの3人、それまで全く接点がないのに、急に親しげに話しているんですよね。本公演ではまったく気にならなかったのに、なんでだろう。。。本公演では、やっぱり「蘭ちゃんとまりんさんとみつる」と思って観ているのかしら……?
ボックスレーといえば、彼を映画の世界にいざなう「或る女」の紗愛せいらちゃんがまた、謎めいて美しくて、とても良かったです(*^ ^*)美人はすべてを超えるなあ(真顔)
キキちゃんのブロンソンは、ほぼほぼ予想通り、かな。私がキキちゃん好きすぎて、ちょっと期待のハードルをあげ過ぎた……かも。
ちゃほちゃん(桜帆)は、マーサ(本役・鞠花)。鞠花さんの、なんとも切羽詰まった怖さはないのですが、必死感はよく伝わってきてきました。巧いなー、やっぱり。
こりのちゃん(美花)のジェーン(本役・遼)は、もっと全然役づくりを変えてくるかと思ったのですが、意外に本役どおりでした。動きとかはコミカルで可愛かったけど、あのキャラクターの方向性は演出指示なんでしょうか。。。
ななくらちゃんは、秘書(本役・芽吹)。やっぱり、こういう大人っぽい役のほうが良い!と思いました。
航琉さんはライディングウッド(本役・紫峰)。曲者感はないけど、それが逆に、「真面目にやってきたのに何故クビになるんだ!?」という不信感が素直に納得できるなーと思いました(^ ^)。
今公演で卒業する凪咲さんは、ピートの妻・テレサ(本役・梅咲)。CSのサヨナラインタビューでも語っていましたが、同期のマキシムと組んでの芝居は、気心のしれた感じがとても良かったです。
花奈さんは、ライディングウッドの後任で監督になる役がメインなのだろうと思いますが。。個人的には「二つの貌」で踊る女がとても印象的でした。
……この9人が、次から新人公演には参加しなくなるんですね。92期が卒業したときもすごく心配になったけど、蓋をあけてみれば93期がこれだけやってくれたのだから、94期も大丈夫かなあ(ドキドキ)。
花組新人公演は、私が観はじめただいもんの時代からずっとハイクオリティを保ってきたので、次回はがんばってほしいな、と思います(^ ^)。
93期を先に書いてしまいましたが、他に印象に残ったみなさまを。
主演の柚香くんは、やはりビジュアルのインパクトは圧倒的ですね(^ ^)。センターが似合うことといったら!
歌が弱いのはいずれ克服していただくとして(期待)、台詞の声が浅いのは気になるし、台詞量が増えると喉を痛めるので、もう少し深いところから出せるようになるといいんだけどなあ、と思いました。
6月にはバウ主演を控えて、いまは色々焦ってしまう時期かもしれませんが、これからの花組を背負って立つ逸材になるべく、発声をもう一度見直して、がんばってほしいです!バウは、チケット探します。。。(泣)
ヒロインの華雅さんは、「天使のはしご」の好演が印象に残っていたので楽しみにしていたのですが、、、包容力と落ち着きのある大人っぽい娘役さんだから、逆にこういう、ギリギリのところを歩いている不安定な女性は苦手なんだろうな、と思いました。もっと似合う役でのヒロインを観てみたかったなと思います。
……蘭ちゃんの芝居って、蘭ちゃんならではのキュートさで持っていくところがあるから、意外と新人公演では苦戦しがちなんですよね……。
ブレーディのマイティ(水美)は、水際立ったダンディさがとても良かったです。かーっこいいーーーーっ!!
もう少し、芝居として悔しさをあからさまに出しても良かったと思うのですが。。。そのへんはやっぱり、若さが出ちゃったかな。でも、歌も良かったし、がんばっていたと思います。若い二枚目役も観てみたいなあ♪
あと印象に残ったのは、仙名さんのヴィヴィアン(本役・華耀)。
コケティッシュで魅力的なきらりんのヴィヴィアンに対して、仙名さんのヴィヴィアンは、まさに「高慢で尊大な大女優」。おそらく、今回の新人公演で、意思をもって本役と違う役づくり(演出)になっていたのは彼女だけだったと思います。
台詞も動きも同じなのに、台詞の言い方(声)と仕草であんなに雰囲気が違うんだなあ、と。ハスキーで色っぽい、どちらかといえば迫力のある仙名さんの声は独特なので、ちょっと回りを小馬鹿にしたような尊大な態度(表情)とあいまって、とっても「大女優」感があったんですよね。
良い意味で、それがすごく出ていたのが、ストライキの場面でしょうか。あまり大袈裟な動きはせず、落ち着いて対応している感じがいかにも頭が良さそうで……きらりんの役づくりとは全く違ってて、すごく面白かったです。
ただ、ヴィヴィアンは最後に「私はモンローを選ぶわ。だって、彼のほうが佳い男だもの」という台詞で場を沸かせるという大事な役割があるのですが。。。そこまで尊大キャラで通していて、そこだけ急にコケティッシュになるのは難しいんだなあ、と思いました。決して悪くは無いけれども、微妙なところでバランスが悪いのが気になる……っていうか、ぶっちゃけ、惜しい!と思いました。
芝居全体、場面場面ではなくてプロローグからエピローグまでの芝居全体の流れの中で「1人の人物」を演じる、という意識がもう少し出てくると、良い役者になると思うんだけどなあ。。。それって、出来るようになる人とならない人がいるから、、、難しいことなんでしょうね、きっと。うーん、でもがんばってほしいなあ。
そしてもう一人、エドナ(仙名)役の真彩希帆ちゃんが!!
キュートで可愛くて元気いっぱいで、なのにちゃんとエドナの役割を果たしている絶妙の芝居勘に驚きました。歌も、綺麗なソプラノが本領かと思うのですが、少し胸声を混ぜた「二つの貌」のナンバーも魅力的で(*^ ^*)本役の仙名さんほど“危険”な感じではなかったけれども、ちゃんと“表と裏”のイマジネーションは伝わりました。
それにしても、、、、かーわーいーかーった、なぁーーーーーっ!!!
ただ、スチームローラーの場面など、スタッフの一員としてアンサンブルで出ている時もエドナの化粧のままなので、ちょっと回りから浮いてしまうのは少し気になりました。ショートの鬘はとても似合ってて可愛かったけど、化粧が直せないなら、もう少し顔を隠す髪型を考えるとか、もう少しなにかやれたんじゃないかなあ、と思ったりはしました。
なんて色々書いてますが、可愛かったのでなんでもいいです(投)。スタッフのときは、上手側で春妃うららちゃんや紗愛せいらちゃんと固まっていることが多くて、猫の幸せが集まった一角ができてました。。。
田渕さんありがとうございます!(*^ ^*)
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我が愛しのマデレーネ
2014年3月20日 宝塚(花)花組トップ娘役の蘭ちゃん(蘭乃はな)が、次回大劇場公演「エリザベート」で宝塚を卒業することが発表されました。
予想通りといえば予想どおりですが、まさかこんなに早く発表されるとは思っていなかったので、とても驚きました。
どんなに早くても、4月の100周年イベント以降だろうと思っていたのに、、、何故こんなに早かったんでしょうね。
単純に、ご本人がもう隠しておきたくない、と思ったとか、そういう理由だったりするのでしょうか。。。
直前に宙組の集合日があり、れーれ(すみれ乃)の卒業が発表されて、、、あのニュースを聞いたとき、心の片隅で“蘭ちゃんはどうするんだろう?”と思わなかったとは言いませんし、ご本人もいろいろ思うところあったのかもしれないな、と思うと、ちょっとせつないです。。。。(T T)
私は、以前から何度も書いているとおり、トップコンビは同時退団が美しいという感覚がないので、蘭ちゃんが蘭寿さんと一緒に卒業しなかったことについては特に何の感慨もありませんでした。
ただ、「オーシャンズ11」「愛と革命の詩/Mr. Swing」あたりで、お二人がすごくしっくりと馴染んで、“ひとつ”になったなーと感じたときが何度があったので、そのまま二人で翔びたってしまうのかしら、と不安になった時期もありました。
結果的には、蘭ちゃんは「エリザベート」を生きることを選び、新たな道に踏み込んでいくわけですが。
きっと苦労もたくさんあるでしょうけれども、芝居としては蘭ちゃんのシシィはすごくぴったりだと思うので。。。。あとは歌!問題は歌だけなの!!……がんばってくれるだろうことは判っているけど、どうぞ、その成果が公演に間にあいますように(祈)
宝塚が大好きで、大ファンで(^ ^)。高い意識と誇りをもって「娘役」を演じ、踊っていた蘭ちゃん。
組配属は「暁のローマ」。当時は隠れもない月組ファンだった私にとって、蘭ちゃんは、本当に小さい頃からずっと見守ってきた、“笑顔が可愛くてスタイル良くて踊れて芝居心もある”可愛子ちゃん。
一番最初に認識したのは、「ファンシーダンス」のロケットか何かで、一期上のバレリーナ・麗百愛ちゃんと並んで、足あげの角度や速さを競うようにガツガツ踊っていた時でした。
だから、つまり、、、私にとって蘭ちゃんは、何よりもまず“ダンサー”で、誰よりも“ショースター”だったのでした。
「Hollywood Lover」若き日のローズ。キュートで可愛くて、幸せそうな笑顔と伸びやかなダンスが魅力的で美しくて、、、祐飛ファンとして忘れられない作品の、忘れられない役。
「二人の貴公子」牢番の娘と、「ハムレット」のオフィーリア。可憐にキュートに繊細に、丁寧にこの大役を演じて、シェイクスピアの世界に観客を引き込む力を見せてくれた蘭ちゃん。どちらの役も大好きだった!!
花組トップ娘役に就任してからも色々な役を演じていますが、芝居の役として一番好きだったのは、実はお披露目の「麗しのサブリナ」だったような気がします。;キュートで可愛くて一途でけなげで諦めがよくて、、、大好きだったなあ(*^ ^*)。
蘭寿さんと組んでからの役は本当にどれも好きで、選べない(汗)。キュートで一途で頑固、というキャラクターの魅力が、どんな役を演じてもちゃんと活かされていて、どれもすごく違う役なのに、根っこにある蘭ちゃんの魅力は色褪せないなあ、と感心したものです。
「ラスト・タイクーン」のミナとキャシー、「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット、そして、「エリザベート」のシシィ。みりおくんと組む2作がどちらも再演なのは残念ですが、蘭ちゃんらしいマリーとシシィで、幼馴染みのみりおくんを支えてくださいますように。
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予想通りといえば予想どおりですが、まさかこんなに早く発表されるとは思っていなかったので、とても驚きました。
どんなに早くても、4月の100周年イベント以降だろうと思っていたのに、、、何故こんなに早かったんでしょうね。
単純に、ご本人がもう隠しておきたくない、と思ったとか、そういう理由だったりするのでしょうか。。。
直前に宙組の集合日があり、れーれ(すみれ乃)の卒業が発表されて、、、あのニュースを聞いたとき、心の片隅で“蘭ちゃんはどうするんだろう?”と思わなかったとは言いませんし、ご本人もいろいろ思うところあったのかもしれないな、と思うと、ちょっとせつないです。。。。(T T)
私は、以前から何度も書いているとおり、トップコンビは同時退団が美しいという感覚がないので、蘭ちゃんが蘭寿さんと一緒に卒業しなかったことについては特に何の感慨もありませんでした。
ただ、「オーシャンズ11」「愛と革命の詩/Mr. Swing」あたりで、お二人がすごくしっくりと馴染んで、“ひとつ”になったなーと感じたときが何度があったので、そのまま二人で翔びたってしまうのかしら、と不安になった時期もありました。
結果的には、蘭ちゃんは「エリザベート」を生きることを選び、新たな道に踏み込んでいくわけですが。
きっと苦労もたくさんあるでしょうけれども、芝居としては蘭ちゃんのシシィはすごくぴったりだと思うので。。。。あとは歌!問題は歌だけなの!!……がんばってくれるだろうことは判っているけど、どうぞ、その成果が公演に間にあいますように(祈)
宝塚が大好きで、大ファンで(^ ^)。高い意識と誇りをもって「娘役」を演じ、踊っていた蘭ちゃん。
組配属は「暁のローマ」。当時は隠れもない月組ファンだった私にとって、蘭ちゃんは、本当に小さい頃からずっと見守ってきた、“笑顔が可愛くてスタイル良くて踊れて芝居心もある”可愛子ちゃん。
一番最初に認識したのは、「ファンシーダンス」のロケットか何かで、一期上のバレリーナ・麗百愛ちゃんと並んで、足あげの角度や速さを競うようにガツガツ踊っていた時でした。
だから、つまり、、、私にとって蘭ちゃんは、何よりもまず“ダンサー”で、誰よりも“ショースター”だったのでした。
「Hollywood Lover」若き日のローズ。キュートで可愛くて、幸せそうな笑顔と伸びやかなダンスが魅力的で美しくて、、、祐飛ファンとして忘れられない作品の、忘れられない役。
「二人の貴公子」牢番の娘と、「ハムレット」のオフィーリア。可憐にキュートに繊細に、丁寧にこの大役を演じて、シェイクスピアの世界に観客を引き込む力を見せてくれた蘭ちゃん。どちらの役も大好きだった!!
花組トップ娘役に就任してからも色々な役を演じていますが、芝居の役として一番好きだったのは、実はお披露目の「麗しのサブリナ」だったような気がします。;キュートで可愛くて一途でけなげで諦めがよくて、、、大好きだったなあ(*^ ^*)。
蘭寿さんと組んでからの役は本当にどれも好きで、選べない(汗)。キュートで一途で頑固、というキャラクターの魅力が、どんな役を演じてもちゃんと活かされていて、どれもすごく違う役なのに、根っこにある蘭ちゃんの魅力は色褪せないなあ、と感心したものです。
「ラスト・タイクーン」のミナとキャシー、「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット、そして、「エリザベート」のシシィ。みりおくんと組む2作がどちらも再演なのは残念ですが、蘭ちゃんらしいマリーとシシィで、幼馴染みのみりおくんを支えてくださいますように。
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宝塚大劇場にて、花組公演「ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA夢眩」初日を観劇いたしました!
いやはや、生田大和さんのファンとしては、大劇場デビューの初日は何が何でも観たい!!ということで、はりきって行ってまいったわけですが、、、、
完璧なまでに、“イクタ”と“サイトー”でした!幸せでした!(真顔)
私は、何度か書いていますが、本当に生田さんの作品のファンでして(^ ^)大劇場公演の初日、きちんとスーツを着てロビーでお客さまにご挨拶している生田さんにご挨拶できて、握手もしていただけて、ものすごくテンションがあがりました(^ ^)。
バウ公演「BUND NEON~上海」「ランスロット」「春の雪」「the WILD meets the WILD」、涼紫央ディナーショー「HOME」、そして大劇場公演「ラスト・タイクーン」……いまのところ、全作品コンプリートしてます。さすがに新人公演は観てないものもありますが、観た作品はどれも、役者にあわせた役づくりとキメ細かい演出が印象に残るものばかりで、この人がバウデビューしたら絶対に観に行こう!と思ったのも随分前です(^ ^)。
とはいえ、オリジナルの「BUND NEON」と「the WILD meets the WILD」の気持ちいいほどの破綻ぶりと、原作のある「ランスロット」「春の雪」の名作っぷりを観てきて、未完の作品を原作とした「ラスト・タイクーン」はいったいどうなることか、と心配していたわけですが。。。
未完の物語を未完のまま、すべての伏線を拾うことなくそのまま投げ捨ててくれました。
すごい。生田さんって本当にすごい。。。震撼。
原作とはずいぶん設定を変えていましたが、ラストの作り方がまさに「未完」で、、、その思い切りの良さに、本当に感動しました……すごい、すごすぎる。これは、もしかしたら大物になるかもしれない。。。(大袈裟な)
「映画」を「人生を賭けた夢」と言い切るプロデューサー、モンロー・スター(蘭寿とむ)。
同じような時代の、同じような過去をもつ人を題材にした原田さんの「華やかなりし日々」との違いは、モンロー(≒生田さん)の見た夢の美しさ、でしょうか。それとも、鮮烈さ、でしょうか。
オープニングの演出が「シニョール・ドンファン」や「クラシコ・イタリアーノ」にそっくりだったり、
他にもそこかしこに先行作品へのインスパイアが感じられて、この人は本当にタカラヅカが好きなんだなあ、と思ったりもしました。植田景子さんや小池さんの演出助手を多くやっていた印象がありますが、やっぱり演出技法といった面の影響は大きいものだな、と。
ただ、作品づくりのやり方というか、方向性は全然違うんですけどね(^ ^)。
「妄想が世界を回している」と言い切った「the WILD meets the WILD」に続く、今作の名言は、「過剰な会話(説明)は想像力を固定する」。モンローが映画に興味のない小説家ボックスレー(華形)に「映画」の見せる夢を説明する場面の台詞ですが、これこそが、生田作品の本質で、植田景子さんや小池さんとは一番違うところだな、と。
そして、一見のツアー客も多い大劇場で、この手法をどこまで貫けるかが彼の「宝塚の演出家」としての今後に大きな意味をもつわけですが、それをデビューだからといって中途半端にこっそり試そうとするのではなく、最初から全面的に出してくるその勇気に、拍手を送りたいです。
……初日に観た作品は、まだ大劇場の観客を納得させるレベルにはなっていないな、というのが正直な印象ではありますが。
たとえば、モンロー・スターの前半生(ミナとの結婚~死)は、もっと回想らしく処理したほうが良かったのではないか、とか。
「ミナ」は現実に存在しない幻で、モンローが愛したのは彼が創りだした「ミナ」ではなく、生命力に溢れ、違うと思えばスター女優にも平気で反論する「ジェシカ」であった、という話にするなら最初の場面だけでいいと思うし……そもそも、モンローが愛したのはあくまでも「ミナ」に見えるので……。
それなりの尺を取るなら、もっと彼女と愛を深めていく過程を見せてほしいと思ったんですよね。
逆に、パットがモンローに対して抱く感情について、もう少し想像を促すきっかけになる場面があっても良いんじゃないかな、と。いまは完全に観客の想像に任されているのですが、単なるサリエリとモーツァルト的な関係ではなく、もっと身内的な距離感があるんじゃないかと思うし、そのあたり、もうちょっと共通認識を持てれば、ラストの印象もまとまるんじゃないかな、と。
いや、そこは観客の想像にゆだねられていることは判っているのですが、、、もうちょっとだけ。
ああでも、それは、本来ならみりおくんの芝居でクリアするべきものなのかな。。。
ミナについては、「the WILD meets the WILD」でのモニカ(彩花まり)の処理が実に見事だったので、あのくらい印象的に処理しちゃっても良かったのではないかと思いました。
モンローの「幸福」の記憶のすべてでもあり、今の彼をしばりつける存在でもあるミナ。
大劇場公演だから「わかりやすく」することも大事なんですが、必要なのは「想像のきっかけ」であって、「説明」じゃないんですよね。映画だけじゃなく、演劇においてもそれが真理であることにかわりはないので。だったら、あんなに「ミナ」をリアルに出す必要はないのになあ、と。
それよりも、もっと前、モンローとパット(明日海)の出会いの場面とか、そのあたりを見せてほしかったなあ、と。ほら、「映画を創りたいんだ!」と懇願する少年モンローと、それを受け容れる青年パット、とか……観てみたいじゃないですか(*^ ^*)。
もとい。
まだ初日あけてすぐなので、探り探りな部分もありましたが、蘭寿さんがご挨拶で仰ったとおり、
ここから深めていくのは役者の仕事なのかもしれないな、と思いました。
たとえば、みりおくん(明日海)。不倫場面の後は、もうちょっと髪とか乱して出てきたらいいのに、とか……同じ場面で、くまちゃん(芽吹)の髪を撫でつける仕草の色っぽさに撃ち抜かれつつ、そんなことを考えておりました(←念のため補足。くまちゃんとみりおくんが不倫するわけではありません)
……とはいえ、生田さんのことなので、休演日明けにがらっとラストが変わったりしても驚きませんが!(^ ^;ゞ
いろいろ思うところはありますが、東京でお待ちしておりますので、どうぞ練り上げて持ってきてくださいますように。
ショーは、前半は楽しく明るくマニアックに進み、スパニッシュの中詰めをはさんで、後半は美しく流麗にクラシックに、、、という、齋藤さんの良いところと蘭寿さんの見せたい花組らしさを“良いところどり”をしたようなショーでした。
宝塚の定番からは微妙に外れた構成でしたが、息もつかせぬ見事な展開で、すごく良かったです。
鳴り物入りで招聘されたケント・モリさん振付の場面は、死ぬほど恰好良かった……!!
蘭寿さんの銀狼もMEGAKILLERみりおも素敵なんですが、J-BOY/GIRLやCITY BOY/GIRLのダンスが凄すぎて、なかなか真ん中を観られなかった……(←なので、ストーリーがよくわかってないかも)
……東京ではがんばります。
娘役で大活躍だったのは、まず、なんといってもきらりん(華耀)。スパニッシュで丸々一場面センターで踊る場面があって、美しすぎて驚きました。銀狼のJ-GIRLのダンスは凄い迫力!!だったし、プロローグのロックな衣装にあわせた鬘のセンスがまた素晴らしい。美しいは正義。
3RD STAGE「MUGEN TOURES」の「女の子」役で楽しそうに跳ね回っていた真彩希帆ちゃんも可愛かったなあ~!!あの場面、希帆ちゃんが「♪にゃー、にゃー」と歌っていたように聴こえたのですが気のせいでしょうか。猫は死ぬかと思いました(滝汗)。
春妃うららちゃんはダンサーですねえ。銀狼の黒い衣装にアシンメトリーボブも死ぬほど似合っていたし、7TH STAGE「夢眩少女」の人形のダンスも素晴らしかった。後半、髪をほどいてみりおくんの周りを踊るダンスの迫力も凄かった!もちろん、プロローグのピンクスパイダーは素敵です。ええ。可愛いも正義。
べーちゃん(桜咲)は、どの場面もとにかく可愛かったけど、出色は人魚でしょうか。だいもんと踊る姿がとてもキュートで、New Waveを思い出しました(^ ^)。
春花きららちゃんと美花梨乃ちゃんのCITY GIRLがすごく美しくて迫力があって、MUGEN LOVERSの紗愛せいらちゃんの美しさにうっとりして、スパニッシュの遼かぐらさんの颯爽ぶりや、少女プリンセスの凪咲星南さんたと少年騎士の花蝶しほちゃんの温かな空気感に涙して、、、とにかく!!娘役が大活躍のショーでした!!(*^ ^*)
卒業生には、それぞれの場面で個別に餞別場面を与えつつ、8TH STAGE「無限の愛」の中で短いながらも全員のピックアップ場面をつくったあたり、、、齋藤さんらしい、優しい配慮だなと思いました。
賛否あるとは思いますし、ケント・モリ氏の場面など、まだ踊り切れていないメンバーがいる場面もありましたが、東京に来るころにはすごく盛り上がるだろうな、と予想できる、素敵なショーだと思います。
蘭寿さん、よっち(月央)、ネコちゃん(彩城)、遼、花蝶、凪咲、、、彼らを応援してきた皆さんにとっても、素敵な思い出になりますように。
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いやはや、生田大和さんのファンとしては、大劇場デビューの初日は何が何でも観たい!!ということで、はりきって行ってまいったわけですが、、、、
完璧なまでに、“イクタ”と“サイトー”でした!幸せでした!(真顔)
私は、何度か書いていますが、本当に生田さんの作品のファンでして(^ ^)大劇場公演の初日、きちんとスーツを着てロビーでお客さまにご挨拶している生田さんにご挨拶できて、握手もしていただけて、ものすごくテンションがあがりました(^ ^)。
バウ公演「BUND NEON~上海」「ランスロット」「春の雪」「the WILD meets the WILD」、涼紫央ディナーショー「HOME」、そして大劇場公演「ラスト・タイクーン」……いまのところ、全作品コンプリートしてます。さすがに新人公演は観てないものもありますが、観た作品はどれも、役者にあわせた役づくりとキメ細かい演出が印象に残るものばかりで、この人がバウデビューしたら絶対に観に行こう!と思ったのも随分前です(^ ^)。
とはいえ、オリジナルの「BUND NEON」と「the WILD meets the WILD」の気持ちいいほどの破綻ぶりと、原作のある「ランスロット」「春の雪」の名作っぷりを観てきて、未完の作品を原作とした「ラスト・タイクーン」はいったいどうなることか、と心配していたわけですが。。。
未完の物語を未完のまま、すべての伏線を拾うことなくそのまま投げ捨ててくれました。
すごい。生田さんって本当にすごい。。。震撼。
原作とはずいぶん設定を変えていましたが、ラストの作り方がまさに「未完」で、、、その思い切りの良さに、本当に感動しました……すごい、すごすぎる。これは、もしかしたら大物になるかもしれない。。。(大袈裟な)
「映画」を「人生を賭けた夢」と言い切るプロデューサー、モンロー・スター(蘭寿とむ)。
同じような時代の、同じような過去をもつ人を題材にした原田さんの「華やかなりし日々」との違いは、モンロー(≒生田さん)の見た夢の美しさ、でしょうか。それとも、鮮烈さ、でしょうか。
オープニングの演出が「シニョール・ドンファン」や「クラシコ・イタリアーノ」にそっくりだったり、
他にもそこかしこに先行作品へのインスパイアが感じられて、この人は本当にタカラヅカが好きなんだなあ、と思ったりもしました。植田景子さんや小池さんの演出助手を多くやっていた印象がありますが、やっぱり演出技法といった面の影響は大きいものだな、と。
ただ、作品づくりのやり方というか、方向性は全然違うんですけどね(^ ^)。
「妄想が世界を回している」と言い切った「the WILD meets the WILD」に続く、今作の名言は、「過剰な会話(説明)は想像力を固定する」。モンローが映画に興味のない小説家ボックスレー(華形)に「映画」の見せる夢を説明する場面の台詞ですが、これこそが、生田作品の本質で、植田景子さんや小池さんとは一番違うところだな、と。
そして、一見のツアー客も多い大劇場で、この手法をどこまで貫けるかが彼の「宝塚の演出家」としての今後に大きな意味をもつわけですが、それをデビューだからといって中途半端にこっそり試そうとするのではなく、最初から全面的に出してくるその勇気に、拍手を送りたいです。
……初日に観た作品は、まだ大劇場の観客を納得させるレベルにはなっていないな、というのが正直な印象ではありますが。
たとえば、モンロー・スターの前半生(ミナとの結婚~死)は、もっと回想らしく処理したほうが良かったのではないか、とか。
「ミナ」は現実に存在しない幻で、モンローが愛したのは彼が創りだした「ミナ」ではなく、生命力に溢れ、違うと思えばスター女優にも平気で反論する「ジェシカ」であった、という話にするなら最初の場面だけでいいと思うし……そもそも、モンローが愛したのはあくまでも「ミナ」に見えるので……。
それなりの尺を取るなら、もっと彼女と愛を深めていく過程を見せてほしいと思ったんですよね。
逆に、パットがモンローに対して抱く感情について、もう少し想像を促すきっかけになる場面があっても良いんじゃないかな、と。いまは完全に観客の想像に任されているのですが、単なるサリエリとモーツァルト的な関係ではなく、もっと身内的な距離感があるんじゃないかと思うし、そのあたり、もうちょっと共通認識を持てれば、ラストの印象もまとまるんじゃないかな、と。
いや、そこは観客の想像にゆだねられていることは判っているのですが、、、もうちょっとだけ。
ああでも、それは、本来ならみりおくんの芝居でクリアするべきものなのかな。。。
ミナについては、「the WILD meets the WILD」でのモニカ(彩花まり)の処理が実に見事だったので、あのくらい印象的に処理しちゃっても良かったのではないかと思いました。
モンローの「幸福」の記憶のすべてでもあり、今の彼をしばりつける存在でもあるミナ。
大劇場公演だから「わかりやすく」することも大事なんですが、必要なのは「想像のきっかけ」であって、「説明」じゃないんですよね。映画だけじゃなく、演劇においてもそれが真理であることにかわりはないので。だったら、あんなに「ミナ」をリアルに出す必要はないのになあ、と。
それよりも、もっと前、モンローとパット(明日海)の出会いの場面とか、そのあたりを見せてほしかったなあ、と。ほら、「映画を創りたいんだ!」と懇願する少年モンローと、それを受け容れる青年パット、とか……観てみたいじゃないですか(*^ ^*)。
もとい。
まだ初日あけてすぐなので、探り探りな部分もありましたが、蘭寿さんがご挨拶で仰ったとおり、
ここから深めていくのは役者の仕事なのかもしれないな、と思いました。
たとえば、みりおくん(明日海)。不倫場面の後は、もうちょっと髪とか乱して出てきたらいいのに、とか……同じ場面で、くまちゃん(芽吹)の髪を撫でつける仕草の色っぽさに撃ち抜かれつつ、そんなことを考えておりました(←念のため補足。くまちゃんとみりおくんが不倫するわけではありません)
……とはいえ、生田さんのことなので、休演日明けにがらっとラストが変わったりしても驚きませんが!(^ ^;ゞ
いろいろ思うところはありますが、東京でお待ちしておりますので、どうぞ練り上げて持ってきてくださいますように。
ショーは、前半は楽しく明るくマニアックに進み、スパニッシュの中詰めをはさんで、後半は美しく流麗にクラシックに、、、という、齋藤さんの良いところと蘭寿さんの見せたい花組らしさを“良いところどり”をしたようなショーでした。
宝塚の定番からは微妙に外れた構成でしたが、息もつかせぬ見事な展開で、すごく良かったです。
鳴り物入りで招聘されたケント・モリさん振付の場面は、死ぬほど恰好良かった……!!
蘭寿さんの銀狼もMEGAKILLERみりおも素敵なんですが、J-BOY/GIRLやCITY BOY/GIRLのダンスが凄すぎて、なかなか真ん中を観られなかった……(←なので、ストーリーがよくわかってないかも)
……東京ではがんばります。
娘役で大活躍だったのは、まず、なんといってもきらりん(華耀)。スパニッシュで丸々一場面センターで踊る場面があって、美しすぎて驚きました。銀狼のJ-GIRLのダンスは凄い迫力!!だったし、プロローグのロックな衣装にあわせた鬘のセンスがまた素晴らしい。美しいは正義。
3RD STAGE「MUGEN TOURES」の「女の子」役で楽しそうに跳ね回っていた真彩希帆ちゃんも可愛かったなあ~!!あの場面、希帆ちゃんが「♪にゃー、にゃー」と歌っていたように聴こえたのですが気のせいでしょうか。猫は死ぬかと思いました(滝汗)。
春妃うららちゃんはダンサーですねえ。銀狼の黒い衣装にアシンメトリーボブも死ぬほど似合っていたし、7TH STAGE「夢眩少女」の人形のダンスも素晴らしかった。後半、髪をほどいてみりおくんの周りを踊るダンスの迫力も凄かった!もちろん、プロローグのピンクスパイダーは素敵です。ええ。可愛いも正義。
べーちゃん(桜咲)は、どの場面もとにかく可愛かったけど、出色は人魚でしょうか。だいもんと踊る姿がとてもキュートで、New Waveを思い出しました(^ ^)。
春花きららちゃんと美花梨乃ちゃんのCITY GIRLがすごく美しくて迫力があって、MUGEN LOVERSの紗愛せいらちゃんの美しさにうっとりして、スパニッシュの遼かぐらさんの颯爽ぶりや、少女プリンセスの凪咲星南さんたと少年騎士の花蝶しほちゃんの温かな空気感に涙して、、、とにかく!!娘役が大活躍のショーでした!!(*^ ^*)
卒業生には、それぞれの場面で個別に餞別場面を与えつつ、8TH STAGE「無限の愛」の中で短いながらも全員のピックアップ場面をつくったあたり、、、齋藤さんらしい、優しい配慮だなと思いました。
賛否あるとは思いますし、ケント・モリ氏の場面など、まだ踊り切れていないメンバーがいる場面もありましたが、東京に来るころにはすごく盛り上がるだろうな、と予想できる、素敵なショーだと思います。
蘭寿さん、よっち(月央)、ネコちゃん(彩城)、遼、花蝶、凪咲、、、彼らを応援してきた皆さんにとっても、素敵な思い出になりますように。
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新しい波~花~【2】
2013年12月22日 宝塚(花)花組バウホール公演「New Wave! -花- 」、千秋楽おめでとうございます!!
素晴らしかった。うん。
胸がいっぱいで、今は何も言葉がでてきません……(T T)。
ただ、ひとつだけ。
今の私の夢は、ルナちゃんと同じです!
「New Wave! -花- 」が、東京でも上演されますように!!(祈)
千秋楽をみながら、しみじみと思ったこと。
この公演って、そういえば「Young Wave」ではなくて「New Wave」なんですね!!(←いま?)
劇団の意図としては、単なる『フレッシュな若手による公演』というくくりではなく、宝塚の次代を牽引していかなくてはならないスターたちと、“ショー”に不慣れな下級生たちをいっぺんに鍛える場なんでしょうね、きっと。
舞台の真中に立つことで、ソロで場面を表現しようとすることで、初めてわかることが沢山あるのだろうから。
各場面は、おそらく既存のショーから引っ張ってきた場面がたくさんあるんでしょうね……私はそんなに三木作品を観ていないのでよくわかりませんでしたが、きっとやったことあるんだろうなコレ……というのはいろいろあったので。
せっかくの公演なのだから、全ての場面を演者に合わせて新規で…と思う気持ちもありますが、やっぱりそこはイロイロ(収益的にも)難しいと思うし、、、そんなに昔からずっと観ている訳ではない私くらいのファンにとっては、十分楽しい作品になっていたと思います。
三木さん、月組のこともどうぞよろしくお願い足します!!
もはや決して「下級生」とは言えない研11のだいもん以下、研10のあきらルナ、そして、研7の93期6人、94期3人、95期3人、96期3人、97期3人、98期1人、合計22名の花っ子たち。
大変なスケジュールの中での盛りだくさんな公演で、さぞ大変だったと思います。それでも、一人の休演者もなく無事に千秋楽が迎えられて、なによりでした。
大劇場公演の集合日前のたった一日の貴重なお休み、ゆっくり休んで、また来年も素敵な舞台を見せてください(^ ^)
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素晴らしかった。うん。
胸がいっぱいで、今は何も言葉がでてきません……(T T)。
ただ、ひとつだけ。
今の私の夢は、ルナちゃんと同じです!
「New Wave! -花- 」が、東京でも上演されますように!!(祈)
千秋楽をみながら、しみじみと思ったこと。
この公演って、そういえば「Young Wave」ではなくて「New Wave」なんですね!!(←いま?)
劇団の意図としては、単なる『フレッシュな若手による公演』というくくりではなく、宝塚の次代を牽引していかなくてはならないスターたちと、“ショー”に不慣れな下級生たちをいっぺんに鍛える場なんでしょうね、きっと。
舞台の真中に立つことで、ソロで場面を表現しようとすることで、初めてわかることが沢山あるのだろうから。
各場面は、おそらく既存のショーから引っ張ってきた場面がたくさんあるんでしょうね……私はそんなに三木作品を観ていないのでよくわかりませんでしたが、きっとやったことあるんだろうなコレ……というのはいろいろあったので。
せっかくの公演なのだから、全ての場面を演者に合わせて新規で…と思う気持ちもありますが、やっぱりそこはイロイロ(収益的にも)難しいと思うし、、、そんなに昔からずっと観ている訳ではない私くらいのファンにとっては、十分楽しい作品になっていたと思います。
三木さん、月組のこともどうぞよろしくお願い足します!!
もはや決して「下級生」とは言えない研11のだいもん以下、研10のあきらルナ、そして、研7の93期6人、94期3人、95期3人、96期3人、97期3人、98期1人、合計22名の花っ子たち。
大変なスケジュールの中での盛りだくさんな公演で、さぞ大変だったと思います。それでも、一人の休演者もなく無事に千秋楽が迎えられて、なによりでした。
大劇場公演の集合日前のたった一日の貴重なお休み、ゆっくり休んで、また来年も素敵な舞台を見せてください(^ ^)
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バウホールにて、「New Wave ―花―」を観劇いたしました!
楽しかった!!
観劇するまでは、なんとなく「ハロー!ダンシング」みたいな、あるいは、園加が主演した「Dancing Heros!」みたいな、とにかく“ダンスショー”的なものを想像していたのですが、、、
思いの外、歌がメインの「レビュー」でした。
どちらかといえば、まっつ主演の「インフィニティ」にイメージが近い……いや、むしろ、「ディナーショーのバウ版」というのが一番正しいかも。
「すごいダンス!!」を期待してくるとちょっともの足りないかもしれませんが、ドラマティックな歌で綴るショートストーリーの連続技は、本当に素晴らしかったです。
「主な出演者」として発表されたのはだいもん(望海)、あきら(瀬戸)、キキちゃん(芹香)の3人でしたが、蓋をあけてみたら、文句なくだいもん主演のバウ・レビュー、でしたね。
だいもん主演、あきらとキキちゃんがW2番手、この3人にべーちゃん(桜咲)と仙名さんを加えた5人がメイン、という構成。
とはいえ、この5人以外のメンバーも、それぞれに特技を生かして大活躍。とくに、羽立くん・和海くんの歌での活躍が目立ちました。他のメンバーも、ルナちゃん(冴月)はダンスで大活躍、マキシム(真輝)はダンスだけでなく歌もあって……水美くんは一人で丸っとソロを歌っていたし、柚香くんはキキちゃんとがっつり男役同士で絡む場面など、主にダンスで使われて、、さらに、95期二人で掛け合いで歌う一場面もあって……なんというか、三木さんわかってるなー、と思いました(^ ^)。
オープニングはラテン。
全員でがーっと盛り上げた後、メインの5人でしっとりと。ピンクのインナーに白と金のひらひらがついたラテン衣装がとても華やかで綺麗でした。みんな似合うなー!!さすがタカラジェンヌ。
そのあと、メインの3人で軽くMCしつつ、ラテンの打楽器「ティンバレス」を紹介し、ちょっとお披露目。
チューニングの時のやりとりはアドリブらしいのですが、基本的にキキちゃんの自由自在な奔放さと、だいもんの生真面目さの対比が面白くて、その両者の間をうまく取り持っているあきらの誠実さがとても好きでした(*^ ^*)
その後はまた全員が出てきて総踊りになり、みんなで客席へ。がーーーっ!!と客席も盛り上がって、そのまま下級生紹介コーナーへ。
メインの3人+日替わりで一人、という構成ですが、香盤の下の方から順番にやっていって、おそらく千秋楽はルナちゃん(冴月)かと思われます。
娘役だとメインの3人が口々に「かわいー」「かわいー!」と言いながらあれこれ紹介してくれるのに、男役だと割とフォローなく放置になるのが、、、なんというか、すごく花男どもでした(^ ^)。
コーナーが終わると、3人で歌いながら客席へ。私が観た頃は、握手とかハイタッチくらいだったはずなのですが、最近キキちゃんがお客さまを立たせて踊るようになったという噂をきいたので、、、次に観るときはいったいどうなっていることやら(汗)。
そうこうしている間に、本舞台には羽ダルマになった娘役が傘を持って登場。メインの3人も舞台に戻って、いろいろ絡みながら一曲。
途中で、春妃うららちゃんとキキちゃんがだいもんの歌のバックで踊る場面があって……うららちゃんが可愛すぎて、キキちゃんが犯罪者に見えました……(←嘘です恰好良かったです)
同じ場面でだいもんの歌にコーラスをつけていた乙羽映美ちゃんも脚長スタイルよしで綺麗だったなー♪
たしかこの場面は、他にもいろいろな曲を歌い継いでいたと思うのですが!
猫手の手振りつきで「美麗キャット」を歌い踊るべーちゃん(桜咲)と仙名さんに見惚れていたら、ロケットになって「にゃーお」「にゃーお」と口々に叫ぶ花娘たちの、あまりの可愛さに頭が真っ白になりました。。。
ロケットの後、傘を持って思い入れたっぷりにはけていく娘役さんたち。茶金の衣装に着替えただいもんが入れ替わりに登場して、色っぽく「Solo Que Me Falta」を熱唱。……後から加わるあきらとデュエットみたいになって、、、直接的な絡みはあまりなかったけど、なんだかいたたまれないくらい色っぽい場面になってました(^ ^;ゞ
これ、月組でもやるんだろうか……いったい誰が???(怯)(演者に合わせて構成は変えてくださいね、三木さん)
次の場面はキキちゃんメインの「光と影」。
キキちゃんと柚香くんが、白と黒の色違いのマタドール服で「光と影」に扮して踊るのですが。。。
天性の誘惑者・柚香くんに、闇を湛えた「悪」い貌で対峙するキキちゃんの色っぽさにちょっとやられてしまいました(*^ ^*)。「影」の男たち(冴月、真輝、和海、水美、矢吹、飛龍)のダンスがめっちゃ恰好よくて、途中で引っ込んでしまうのがとても残念でした(T T)。
次は、あきらメインのスーツの場面。
あきらの元(?)恋人役はルナちゃん。いやー、お二人お似合いですわ(真顔)。ダンスの息もぴったりだし、なんといっても二人で組んだ時のなんともいえない甘い雰囲気はたまらないものがありました。
あきらの誠実さ、真面目さ、そして、男役をも軽々包み込める包容力。彼の魅力が存分に発揮された場面でした(*^ ^*)。
次がだいもんメインの場面で、全体を通して、一番印象に残ったのはここの一連でした。
「オルフェ」役のだいもんが井上陽水の「傘がない」と「氷の世界」を熱唱しながら、「ユリディス」役のべーちゃんとすれ違いつつ踊るのですが。。。だいもんの歌の表現力の凄まじさと、べーちゃんはじめとする出演メンバーの繊細な身体表現が気持ちよく噛み合って、なにか物凄く切なくて奇麗な世界観に、どっぷり浸ることができました。
それにしてもだいもんの歌はすごい……!!(いまさら)陽水の歌をこんなふうに唄うのか。しかも、「♪窓の外には林檎売り」で始まる「氷の世界」のナンセンスな歌詞が、ホントに詩のようにすっと耳に入ってくることに感動しました。
すれ違ったまま出会うことのないべーちゃんとだいもん。違う空間で、だけど心は寄り添って、「♪誰か指きりしようよ/僕と指きりしようよ」……歌いながら小指を出して、「軽い嘘でもいいから」と握り締める、そのシンクロが素晴らしかった。元々「指きり」はいわゆる指詰めと同じ由来だともいわれているくらいで、相当に深い覚悟を示す仕草なわけですが……べーちゃんの思いつめたような視線の強さと迷いのない身の翻し方がドラマティックで、だいもんの切なさが倍増するような……とても美しいシーンでした。
最後に雨がやんで「Somewhare Over The Rainbow」が流れ、二人が出会ってデュエットダンスに至る……そこまでの流れも素晴らしくて、めっちゃテンションが上がった状態で休憩に入る、という見事な構成でした(^ ^)。
2幕は、過去の花組のショー作品の主題曲や、スタンダードナンバーで綴る「レビュー」。
どの場面もお洒落で好きでしたが、個人的に印象が強かったのは、だいもんが歌いつつメイン3人で踊る「Steppin’ Out」からの一連でしょうか。黒白の太いストライプスーツが3人とも良く似合ってて、だいもんの軽妙な歌声とダンスが本当に素晴らしく粋で。だいもんって本当に歌もダンスもなんでも出来るんだなあ~!と、いまさらの事実に瞠目しました(*^ ^*)。
あともうひとつ、べーちゃんがソロで歌った「Amazing Grace」が素晴らしかった!!
いままであまり歌が得意じゃないイメージだったべーちゃんですが、ヴェルヴェットのようななめらかなソプラノがとてもきれいで、音程も安定していて。。。今回の公演に出演している錚々たる歌手たちw差し置いてこの名曲を歌うことに違和感はなく、素晴らしかったです(*^ ^*)
各場面の詳しい内容はまた後日あらためて書かせていただければ、と。。
とにかく、みんな本当に楽しそうで、演じるたびに進化していて、、、本当に素敵な公演でしたっ!!三木さん、ありがとうございました~!!
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楽しかった!!
観劇するまでは、なんとなく「ハロー!ダンシング」みたいな、あるいは、園加が主演した「Dancing Heros!」みたいな、とにかく“ダンスショー”的なものを想像していたのですが、、、
思いの外、歌がメインの「レビュー」でした。
どちらかといえば、まっつ主演の「インフィニティ」にイメージが近い……いや、むしろ、「ディナーショーのバウ版」というのが一番正しいかも。
「すごいダンス!!」を期待してくるとちょっともの足りないかもしれませんが、ドラマティックな歌で綴るショートストーリーの連続技は、本当に素晴らしかったです。
「主な出演者」として発表されたのはだいもん(望海)、あきら(瀬戸)、キキちゃん(芹香)の3人でしたが、蓋をあけてみたら、文句なくだいもん主演のバウ・レビュー、でしたね。
だいもん主演、あきらとキキちゃんがW2番手、この3人にべーちゃん(桜咲)と仙名さんを加えた5人がメイン、という構成。
とはいえ、この5人以外のメンバーも、それぞれに特技を生かして大活躍。とくに、羽立くん・和海くんの歌での活躍が目立ちました。他のメンバーも、ルナちゃん(冴月)はダンスで大活躍、マキシム(真輝)はダンスだけでなく歌もあって……水美くんは一人で丸っとソロを歌っていたし、柚香くんはキキちゃんとがっつり男役同士で絡む場面など、主にダンスで使われて、、さらに、95期二人で掛け合いで歌う一場面もあって……なんというか、三木さんわかってるなー、と思いました(^ ^)。
オープニングはラテン。
全員でがーっと盛り上げた後、メインの5人でしっとりと。ピンクのインナーに白と金のひらひらがついたラテン衣装がとても華やかで綺麗でした。みんな似合うなー!!さすがタカラジェンヌ。
そのあと、メインの3人で軽くMCしつつ、ラテンの打楽器「ティンバレス」を紹介し、ちょっとお披露目。
チューニングの時のやりとりはアドリブらしいのですが、基本的にキキちゃんの自由自在な奔放さと、だいもんの生真面目さの対比が面白くて、その両者の間をうまく取り持っているあきらの誠実さがとても好きでした(*^ ^*)
その後はまた全員が出てきて総踊りになり、みんなで客席へ。がーーーっ!!と客席も盛り上がって、そのまま下級生紹介コーナーへ。
メインの3人+日替わりで一人、という構成ですが、香盤の下の方から順番にやっていって、おそらく千秋楽はルナちゃん(冴月)かと思われます。
娘役だとメインの3人が口々に「かわいー」「かわいー!」と言いながらあれこれ紹介してくれるのに、男役だと割とフォローなく放置になるのが、、、なんというか、すごく花男どもでした(^ ^)。
コーナーが終わると、3人で歌いながら客席へ。私が観た頃は、握手とかハイタッチくらいだったはずなのですが、最近キキちゃんがお客さまを立たせて踊るようになったという噂をきいたので、、、次に観るときはいったいどうなっていることやら(汗)。
そうこうしている間に、本舞台には羽ダルマになった娘役が傘を持って登場。メインの3人も舞台に戻って、いろいろ絡みながら一曲。
途中で、春妃うららちゃんとキキちゃんがだいもんの歌のバックで踊る場面があって……うららちゃんが可愛すぎて、キキちゃんが犯罪者に見えました……(←嘘です恰好良かったです)
同じ場面でだいもんの歌にコーラスをつけていた乙羽映美ちゃんも脚長スタイルよしで綺麗だったなー♪
たしかこの場面は、他にもいろいろな曲を歌い継いでいたと思うのですが!
猫手の手振りつきで「美麗キャット」を歌い踊るべーちゃん(桜咲)と仙名さんに見惚れていたら、ロケットになって「にゃーお」「にゃーお」と口々に叫ぶ花娘たちの、あまりの可愛さに頭が真っ白になりました。。。
ロケットの後、傘を持って思い入れたっぷりにはけていく娘役さんたち。茶金の衣装に着替えただいもんが入れ替わりに登場して、色っぽく「Solo Que Me Falta」を熱唱。……後から加わるあきらとデュエットみたいになって、、、直接的な絡みはあまりなかったけど、なんだかいたたまれないくらい色っぽい場面になってました(^ ^;ゞ
これ、月組でもやるんだろうか……いったい誰が???(怯)(演者に合わせて構成は変えてくださいね、三木さん)
次の場面はキキちゃんメインの「光と影」。
キキちゃんと柚香くんが、白と黒の色違いのマタドール服で「光と影」に扮して踊るのですが。。。
天性の誘惑者・柚香くんに、闇を湛えた「悪」い貌で対峙するキキちゃんの色っぽさにちょっとやられてしまいました(*^ ^*)。「影」の男たち(冴月、真輝、和海、水美、矢吹、飛龍)のダンスがめっちゃ恰好よくて、途中で引っ込んでしまうのがとても残念でした(T T)。
次は、あきらメインのスーツの場面。
あきらの元(?)恋人役はルナちゃん。いやー、お二人お似合いですわ(真顔)。ダンスの息もぴったりだし、なんといっても二人で組んだ時のなんともいえない甘い雰囲気はたまらないものがありました。
あきらの誠実さ、真面目さ、そして、男役をも軽々包み込める包容力。彼の魅力が存分に発揮された場面でした(*^ ^*)。
次がだいもんメインの場面で、全体を通して、一番印象に残ったのはここの一連でした。
「オルフェ」役のだいもんが井上陽水の「傘がない」と「氷の世界」を熱唱しながら、「ユリディス」役のべーちゃんとすれ違いつつ踊るのですが。。。だいもんの歌の表現力の凄まじさと、べーちゃんはじめとする出演メンバーの繊細な身体表現が気持ちよく噛み合って、なにか物凄く切なくて奇麗な世界観に、どっぷり浸ることができました。
それにしてもだいもんの歌はすごい……!!(いまさら)陽水の歌をこんなふうに唄うのか。しかも、「♪窓の外には林檎売り」で始まる「氷の世界」のナンセンスな歌詞が、ホントに詩のようにすっと耳に入ってくることに感動しました。
すれ違ったまま出会うことのないべーちゃんとだいもん。違う空間で、だけど心は寄り添って、「♪誰か指きりしようよ/僕と指きりしようよ」……歌いながら小指を出して、「軽い嘘でもいいから」と握り締める、そのシンクロが素晴らしかった。元々「指きり」はいわゆる指詰めと同じ由来だともいわれているくらいで、相当に深い覚悟を示す仕草なわけですが……べーちゃんの思いつめたような視線の強さと迷いのない身の翻し方がドラマティックで、だいもんの切なさが倍増するような……とても美しいシーンでした。
最後に雨がやんで「Somewhare Over The Rainbow」が流れ、二人が出会ってデュエットダンスに至る……そこまでの流れも素晴らしくて、めっちゃテンションが上がった状態で休憩に入る、という見事な構成でした(^ ^)。
2幕は、過去の花組のショー作品の主題曲や、スタンダードナンバーで綴る「レビュー」。
どの場面もお洒落で好きでしたが、個人的に印象が強かったのは、だいもんが歌いつつメイン3人で踊る「Steppin’ Out」からの一連でしょうか。黒白の太いストライプスーツが3人とも良く似合ってて、だいもんの軽妙な歌声とダンスが本当に素晴らしく粋で。だいもんって本当に歌もダンスもなんでも出来るんだなあ~!と、いまさらの事実に瞠目しました(*^ ^*)。
あともうひとつ、べーちゃんがソロで歌った「Amazing Grace」が素晴らしかった!!
いままであまり歌が得意じゃないイメージだったべーちゃんですが、ヴェルヴェットのようななめらかなソプラノがとてもきれいで、音程も安定していて。。。今回の公演に出演している錚々たる歌手たちw差し置いてこの名曲を歌うことに違和感はなく、素晴らしかったです(*^ ^*)
各場面の詳しい内容はまた後日あらためて書かせていただければ、と。。
とにかく、みんな本当に楽しそうで、演じるたびに進化していて、、、本当に素敵な公演でしたっ!!三木さん、ありがとうございました~!!
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高潔なる革命詩人【千秋楽】
2013年11月20日 宝塚(花)2日程遅れてしまいましたが、花組公演千秋楽おめでとうございます!
千秋楽は観られませんでしたが、CSニュースの映像をみて、朝からちょっとうるっときました。お芝居の方、裁判シーンでのモラン(春風)の激情と、兄に抱きしめられて茫然とするマリージョゼフ(華形)、という、私のツボ場面を二つともとらえてくれて、CSさんありがとうありがとうという気持ちです。
みーちゃん(春風)、こと華さん、蘭舞さん、ご卒業おめでとうございます。
もう、いまさら何も言うことはありませんが……ただただ、いま、このときに翔び立つ決心をしたことを絶対に後悔しないで、新しい道をまっすぐに進んでいってほしい、、、と。
希みはただ、それだけです。
お芝居もショーも、大好きな作品となった今回の公演。
蘭寿さんという素敵なトップさんのもとで、伸び伸びと舞台を楽しんでいる花組に、乾杯。
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千秋楽は観られませんでしたが、CSニュースの映像をみて、朝からちょっとうるっときました。お芝居の方、裁判シーンでのモラン(春風)の激情と、兄に抱きしめられて茫然とするマリージョゼフ(華形)、という、私のツボ場面を二つともとらえてくれて、CSさんありがとうありがとうという気持ちです。
みーちゃん(春風)、こと華さん、蘭舞さん、ご卒業おめでとうございます。
もう、いまさら何も言うことはありませんが……ただただ、いま、このときに翔び立つ決心をしたことを絶対に後悔しないで、新しい道をまっすぐに進んでいってほしい、、、と。
希みはただ、それだけです。
お芝居もショーも、大好きな作品となった今回の公演。
蘭寿さんという素敵なトップさんのもとで、伸び伸びと舞台を楽しんでいる花組に、乾杯。
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東京宝塚劇場にて、花組公演「アンドレア・シェニエ」を観劇してまいりました。
大劇場で観てから2カ月。東宝公演が開幕してからでも1ヶ月。今回は長期公演だからあと一週間ありますが、通常ならもう公演も終わりなんですよね。客席も満席で、凄い熱気でした……観客がみんな、一瞬たりとも見のがすまいと舞台にまっすぐ向き合っていたような気がしました。
大劇場で観た時は、「民衆」たちの迫力はすごいけど、肝心の主筋がちょっと弱いような気がしたのと、植田景子さんらしい語り過ぎな脚本と組子たちの過剰な芝居がかみあわずに、全体にメリハリのない芝居になってしまっているな……、なんて思ったのですが、、、いまは、そんな風に思ったことが嘘のように圧倒されっぱなしです。さすが、いま絶好調の蘭寿とむ率いる花組の底力!!(真顔)
蘭寿さんも、蘭ちゃん(蘭乃)も、他のみんなも、本当に素晴らしかったです(^ ^)。
物語の中心となるのは、1789年7月14日の、いわゆる「フランス革命」=バスティーユ陥落当日の朝から、テルミドール(1794年7月28日)の3日前(ってことは7月25日か)までの5年間。フランスはその後も混乱が続き……ナポレオンの戴冠と失脚、王政復古、ナポレオンの100日天下、、、そして、騒乱が一段落して、ルイ18世による第二復古王政の4年目である1819年に、パンジュ侯爵(望海)が、かつて共に生きた革命詩人を回想する、という構成。
アンドレアの遺した詩を読み、彼の生き様を聞くメンバーの中にヴィクトル・ユゴー(真輝)が居ることは、植田景子さんの中ではきっと大きな意味があったのだろうな、と思いました。お隣の帝国劇場で上演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」のジャヴェール警部と、「アンドレア・シェニエ」のモラン(春風)の類似と相違 が印象的だったので。
……しかし、パンジュ侯爵は物語の前半のアンドレアのことは何も知らないはずなので、彼を語り手にするのは無理があると思うんですけどね(^ ^)。
さて、何から書きましょう……まずは、全体の構成というか「構造」について。
ぶっちゃけ、この物語におけるアンドレア・シェニエとは「何」なのか、と。
実際、大劇場で観た時は、「アンドレア本人は何もしていない」という批判(?)に若干首肯するところがあったんですよね。植田景子さんの作品には、主人公の芸術家(あるいは職人)が、自分のやっていることや意義、あるいは世間の評価に悩んで行き詰まり、どん底に墜ちたところで、何かをきっかけに立ち直る……というゴールデンパターンがあり、この作品もその流れだろうという先入観があったのかもしれない、と、今では思います。
でも、先入観をとっぱらって、そういうものだと思って観た東宝公演。一番感銘をうけたのは、蘭寿さん演じるアンドレア・シェニエのゆるぎなさでした。
立っているだけで、この醜い現実ではなく、『理想』の世界だけを見て、『ミューズの聲』だけに耳を傾ける詩人。 こういう存在は、良く言えば「高潔な詩人」だけれども、悪く言えば「現実から目をそむけた無責任な男」にもなりうるわけです。主体的に物語を動かすのはジェラール(明日海)であり、モラン(春風)であり……なによりも、民衆たちの「幸せになりたい!」というひたむきなエネルギーであって、ひたすらに真理を追い求めるだけの『高潔な魂』は、歴史を動かす主体にはなれないのだけれども、それが芸術家の本質であり、そういう存在が鏡になって、一人ひとりが自らが生きる“現実”と向き合うことこそが、景子さんの語りたかった本当のテーマだったのかな、と。
結局のところ、この物語における「アンドレア・シェニエ」は、あくまでもタイトルロールであって、物語を動かす主体ではないということなんですよね。「ジュリアス・シーザー」におけるシーザー、あるいは「銀ちゃんの恋」における銀ちゃんのような、、、彼の存在によって物語は動き、時代をも変えていく。彼(アンドレア)は彼の物語を語っているだけなのだけれども、ジェラールは『理想』と出会ったことで革命の理想を思い出し、マリー・ジョゼフ(華形)は身近すぎる『高潔』に対する羨望と憎悪に苛まれ、、、そして、モランは詩人のみる『夢』の毒に身を灼かれる。
アンドレア自身が何をしたかではなく、彼の存在によって回りがどういう影響を受けたがが主筋なんだな、と納得させられたのでした。
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、今日はとりあえずここまで。
続きはいつ書けるかなー?
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大劇場で観てから2カ月。東宝公演が開幕してからでも1ヶ月。今回は長期公演だからあと一週間ありますが、通常ならもう公演も終わりなんですよね。客席も満席で、凄い熱気でした……観客がみんな、一瞬たりとも見のがすまいと舞台にまっすぐ向き合っていたような気がしました。
大劇場で観た時は、「民衆」たちの迫力はすごいけど、肝心の主筋がちょっと弱いような気がしたのと、植田景子さんらしい語り過ぎな脚本と組子たちの過剰な芝居がかみあわずに、全体にメリハリのない芝居になってしまっているな……、なんて思ったのですが、、、いまは、そんな風に思ったことが嘘のように圧倒されっぱなしです。さすが、いま絶好調の蘭寿とむ率いる花組の底力!!(真顔)
蘭寿さんも、蘭ちゃん(蘭乃)も、他のみんなも、本当に素晴らしかったです(^ ^)。
物語の中心となるのは、1789年7月14日の、いわゆる「フランス革命」=バスティーユ陥落当日の朝から、テルミドール(1794年7月28日)の3日前(ってことは7月25日か)までの5年間。フランスはその後も混乱が続き……ナポレオンの戴冠と失脚、王政復古、ナポレオンの100日天下、、、そして、騒乱が一段落して、ルイ18世による第二復古王政の4年目である1819年に、パンジュ侯爵(望海)が、かつて共に生きた革命詩人を回想する、という構成。
アンドレアの遺した詩を読み、彼の生き様を聞くメンバーの中にヴィクトル・ユゴー(真輝)が居ることは、植田景子さんの中ではきっと大きな意味があったのだろうな、と思いました。お隣の帝国劇場で上演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」のジャヴェール警部と、「アンドレア・シェニエ」のモラン(春風)の類似と相違 が印象的だったので。
……しかし、パンジュ侯爵は物語の前半のアンドレアのことは何も知らないはずなので、彼を語り手にするのは無理があると思うんですけどね(^ ^)。
さて、何から書きましょう……まずは、全体の構成というか「構造」について。
ぶっちゃけ、この物語におけるアンドレア・シェニエとは「何」なのか、と。
実際、大劇場で観た時は、「アンドレア本人は何もしていない」という批判(?)に若干首肯するところがあったんですよね。植田景子さんの作品には、主人公の芸術家(あるいは職人)が、自分のやっていることや意義、あるいは世間の評価に悩んで行き詰まり、どん底に墜ちたところで、何かをきっかけに立ち直る……というゴールデンパターンがあり、この作品もその流れだろうという先入観があったのかもしれない、と、今では思います。
でも、先入観をとっぱらって、そういうものだと思って観た東宝公演。一番感銘をうけたのは、蘭寿さん演じるアンドレア・シェニエのゆるぎなさでした。
立っているだけで、この醜い現実ではなく、『理想』の世界だけを見て、『ミューズの聲』だけに耳を傾ける詩人。 こういう存在は、良く言えば「高潔な詩人」だけれども、悪く言えば「現実から目をそむけた無責任な男」にもなりうるわけです。主体的に物語を動かすのはジェラール(明日海)であり、モラン(春風)であり……なによりも、民衆たちの「幸せになりたい!」というひたむきなエネルギーであって、ひたすらに真理を追い求めるだけの『高潔な魂』は、歴史を動かす主体にはなれないのだけれども、それが芸術家の本質であり、そういう存在が鏡になって、一人ひとりが自らが生きる“現実”と向き合うことこそが、景子さんの語りたかった本当のテーマだったのかな、と。
結局のところ、この物語における「アンドレア・シェニエ」は、あくまでもタイトルロールであって、物語を動かす主体ではないということなんですよね。「ジュリアス・シーザー」におけるシーザー、あるいは「銀ちゃんの恋」における銀ちゃんのような、、、彼の存在によって物語は動き、時代をも変えていく。彼(アンドレア)は彼の物語を語っているだけなのだけれども、ジェラールは『理想』と出会ったことで革命の理想を思い出し、マリー・ジョゼフ(華形)は身近すぎる『高潔』に対する羨望と憎悪に苛まれ、、、そして、モランは詩人のみる『夢』の毒に身を灼かれる。
アンドレア自身が何をしたかではなく、彼の存在によって回りがどういう影響を受けたがが主筋なんだな、と納得させられたのでした。
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、今日はとりあえずここまで。
続きはいつ書けるかなー?
.
……ちょっと風邪でダウンしておりまして、更新の間があいてしまいました……ご心配いただいたみなさま(←1人かな?)、申し訳ございません。。。生きてます。いちおう。
というわけで、ふらふらしつつも、東京宝塚劇場にて、花組新人公演「愛と革命の詩」を観劇してまいりました。
新人公演も、本公演と同じ植田景子さんの演出。
……すごくどうでもいいことなんですが、本公演と新人公演が同じ演出家、というのは、何か決まりがあるのでしょうか。以前よく新人公演も演出なさっていた正塚さんも、先日の「ルパン」は本公演に集中されていたし……ソボクナギモン。
本題に戻りまして。
演出として明解に変えていたところは特になかったと思いますが(←見落としているようでしたらご教示ください)、キャストの違いでかなり印象が違う舞台になっていたと思います。
一番違って見えたのは、メインのドラマと「民衆」のエネルギーの距離感でしょうか。
新人公演の方が「民衆」の人数は半な減しているのに、メインの芝居を喰ってしまいそうなほどのパワーを感じて、、、そこかしこの小芝居も面白かったし、なかなか興味深い新人公演でした。
芸達者ぞろいだった92期が抜けて、最初の新人公演。大丈夫かなあ?と、心の隅で心配していた部分もあったのですが、そういえば花組は93期も人材豊富なんだった!!と再認識いたしました。うん、心配はいらなかったですね。……ただ、92期ファンの感傷として、寂しいと思うことは止められませんでしたが。いやいや、彼らにはもう、本公演で頑張ってもらわなくては(←言い聞かせ)
非常に残念ながら、体調不良で若干朦朧としていたので、観れていない部分も多いかもしれませんが、、、とりあえずは、印象に残った出演者について、一言づつ(学年順)。
【93期】
■芹香斗亜
4度目の新人公演主演、おめでとうございます!
CSで、下級生がみんな口をそろえてキキちゃんのことを「新人公演は何度も主演されてて、先日はバウ主演も…」などと、なんというか……すごく“憧れの遠い人”的な感じで語っていたのが印象的だったのですが、今回の新人公演を観て、なんかちょっと納得してしまいました。
1人だけ、世界が違う……そんなかんじ。リリパット国のガリバーみたい、という表現で通じるでしょうか?あるいは、「蒲生邸事件」の彼のような(←もっと通じません)、何か根本的に「異質」なかんじ。
子供野球に大人が加わったような、そんな単純なものじゃなくて、キキちゃんだけ違う芝居をやっているかのような……うまく言えません。
ただ、よくもわるくも、「周囲」との距離感をすごく感じました。
逆に「群衆」たちの方が、彼の「仲間」や「敵」や「恋人」よりも彼の傍にいるかのような。そんな感じ。
蘭寿さんのもつ「天与の高潔さ」による近寄りがたさはなく、「高潔であろうと努力している」感じが表に出ていたので、かえって本公演のアンドレアよりも好感度が高くなっていたような気がします。
甘いマスク、スマートな容姿。いかにも女の子がのぼせあがりそうな外見と、意思の固い、芸術に身を捧げた者の薄情な確信。親しみやすい人間らしさと、憧れの対象であるにふさわしい崇高さ。
キキちゃんの本来の持ち味でもある「闇」の部分はちゃんと隠して、植田景子さんらしい「善」な面だけを出していたことも含めて、すべてにおいてさすがだな、と思いました。
最後は、長の長として、主演として、隙のないしっかりしたご挨拶。本当に、花組の新公だとはおもえな(黙)
花組の次の大劇場公演は、来年2月。去年は同じスケジュールで92期も出演しましたが……93期はどうなるんでしょうね。挨拶でも、特に「今回でラスト」という発言はありませんでしたが(←月組93期はラストだと言っていた)。せっかくなので、最後に専科さんの役とかさお太さんの役を経験してから卒業してもらいたいような気もしますが……さて。
■菜那くらら
そこかしこに出ていたので、本役がどれなのかよく判りませんが……一番印象に残ったのは、貴族を匿って連行される夫婦を告発する役でしょうか。
「あたしは視たんだ!」
と吐き捨てるように言う、その迫力……というか、恨みの深さと怒りの大きさに、目と耳を奪われました。厳格な修道院長と、同じ役者とは思えませんでした(←もちろん、別人なのですが)
可愛い子役のイメージが強い人ですけど、新公を観るたびに、大人っぽい演技の方が似合うのになあ、と思っていました(ここでも書いていたと思います)。今回も、どの役も本当に良かったです。ぜひ、本公演でも大人の役を!(希)
■真輝いづみ
アンドレアの友人・フォンダ役。本公演ではあきら(瀬戸)が演じていて、あのメンバーの中では体力勝負派(失礼)だと思うのですが、それでもあきらはいちおう貴族だったんだなあ、と実感。
マキシムは、、、フォンダより、裁判の民衆の方が私は好きでした……いや、頑張ってましたし、ビジュアルは違和感なかったですけれども!!
あ。一番良かったのは「恋人たち」のダンサーかも。ゆるやかな振りをすごくさりげなく、なめらかに踊っていて、ラインが本当に綺麗でした(はぁと)。
■大河凜
歌も芝居も心配ない…と思っていたのですが、思ったより苦戦していた印象。特にビジュアル面が、本公演で女役を演じているせいなのか、「貴族」化粧を意識しすぎたのか、、、地の色も白すぎるし、眉の描き方も……せっかくの2枚目なのに、なんだかすごくもったいない感じでした。
最初と最後の、20年後の姿も今一つで、私の期待値が高すぎたのかな、と……しょぼん。
どちらかといえば軽やかな芝居が持ち味だと思うので、ルーシェ(本役:悠真)みたいな役だったらもっと楽しめたのかも……?
しっかし、忙しかったですね!20年後のパンジュ侯爵がセリ下がったかとおもえば、すぐにコワニー伯爵家のパーティーにしれっと現れたのにも驚きましたし、スイスに脱出したはずのパンジュ侯爵が、アンドレアたちの裁判の傍聴席にいたのも驚きました(^ ^)。あの切り替えはさすがだなあ。
■桜帆ゆかり
民衆の場面はほとんど出ていた気がします。本公演でもいつも良い芝居していますが、本当にお芝居が好きなんだなあ、と思います。今回は作品が作品なので「役」はつかなかったけれども、本当に今回の新公で印象的だったのは「民衆」で、その迫力のうちの、もしかしたら半分くらいは彼女のがんばりで培われたものなのかもしれないな、と思ったりしました。。。
一番印象的だったのはどこ、と言えないくらい、どの場面もがんばってました(*^ ^*)
■桜咲彩花
本公演では「貴族の客」の役でしたが、新人公演は麗しのコワニー伯爵夫人(花野)。
サロンのホステスとしての威厳とたおやかさが両方ともちゃんとあって、そこだけスポッットライトが当たっているかのような華やかさもある、立派な「美女」でした。
一番好きなのは、マッダレーナの回想の中で「早くお逃げなさい!」と叫んで槍(?)で刺される、あの場面の芝居でしょうか。何がなんでも娘を守るのだ、という強い意志と、自分の立ち位置を絶対に譲らない、確信に満ちた迫力。この強さあってこその「宮廷の華」なんだな、と思うと、そんな覚悟もなく、勢いでバスティーユを陥としてしまった「革命」のその後の迷走も、ある程度は仕方がないのかな……なんてことを思ってしまったりしたくらい、べーちゃんの芝居には引き込まれました。
「民衆」役は、本公演とは設定を変えて、ジャコバン派の一員として生きていましたが、、、ユディット(真彩)がジェラールに受け容れられて、「万歳!」と叫んだ瞬間の歓喜の爆発っぷりには、久しぶりに「爆発的な笑顔」というフレーズを思い出しましたし、裁判の場面での「否定」のエネルギーの強さにも、あらためて感動しました。べーちゃんのお芝居は、いつだって本当に真っ直ぐで、心を撃ち抜きますよね!今回もすごく良かったです!
■航琉ひびき
編集者として、アンドレアを支えるルーシェ(悠真)。
同期ならでは、という何かがあったわけではありませんが、地に足のついた「ブン屋」っぷりで、髭もお似合いで(^ ^)良かったと思います。
手紙があるないでアンドレアとじゃれる場面も、さりげなくて良かったと思います♪
■凪咲星南
一番印象に残ったのは、恋人のベッドダンスシーン、、、でしょうか。美しく「魅せる」ことの難しい振りですが、とても綺麗で良かったです。切なくなるほど純粋な「愛」の場面。
うってかわって、の民衆の迫力も素敵でした。さすがです☆
■美花梨乃
群衆の少年(和海)。いや、良かったです。可愛くて強くて、残酷な子供。可愛い娘役さんという認識でしたが、思いの外美少年が嵌る!(@ @)。今回はやんちゃな小悪魔でしたが、もっと普通の、元気な少年も似合いそう……「スカーレット・ピンパーネル」のルイ・シャルルとか、観てみたい気がしました。
「フォーエバー・ガーシュイン」以来、芝居心が買われているなと感じられて、とても嬉しいです。これからも期待しています!
■花奈澪
この方も、役としてどの役がメインなのかよくわからない感じでしたが……もう、あの娼婦の親玉の迫力と色気ときたら!
カーテン前で客席に背中を見せたまま、ふぅっと煙管の煙を吐いて、乞食をしっしっ、と追い払う仕草のリアリティ。裁判の傍聴席で、娼婦仲間たちと冷笑しながら「死刑」の判決を待って、、、美味しいものを食べた猫のように満足げな顔で笑うところとか、怖くて怖くて、背筋が凍りそうに素敵でした。
そういえば、アンドレアたちがベルサイユに引っ越した後、手紙を持ってきたベルシに絡むのもなみお先輩でしたよね。あれも思いっきりアドリブかましてて、、、ホント、お見事でした!
きゅ、93期って多いなあ!10人……!(←いまさら)
ちょっと限界なので、94期以下はまた後日に。
あ、でも、あまりの可愛さに瞠目したお二人のお名前だけ!ユディット役の真彩希帆ちゃんと、がりんちゃんの娘(本役春妃うらら)の茉玲さや那ちゃん!! か わ い か っ た !!
花娘よ永遠に。
.
というわけで、ふらふらしつつも、東京宝塚劇場にて、花組新人公演「愛と革命の詩」を観劇してまいりました。
新人公演も、本公演と同じ植田景子さんの演出。
……すごくどうでもいいことなんですが、本公演と新人公演が同じ演出家、というのは、何か決まりがあるのでしょうか。以前よく新人公演も演出なさっていた正塚さんも、先日の「ルパン」は本公演に集中されていたし……ソボクナギモン。
本題に戻りまして。
演出として明解に変えていたところは特になかったと思いますが(←見落としているようでしたらご教示ください)、キャストの違いでかなり印象が違う舞台になっていたと思います。
一番違って見えたのは、メインのドラマと「民衆」のエネルギーの距離感でしょうか。
新人公演の方が「民衆」の人数は半な減しているのに、メインの芝居を喰ってしまいそうなほどのパワーを感じて、、、そこかしこの小芝居も面白かったし、なかなか興味深い新人公演でした。
芸達者ぞろいだった92期が抜けて、最初の新人公演。大丈夫かなあ?と、心の隅で心配していた部分もあったのですが、そういえば花組は93期も人材豊富なんだった!!と再認識いたしました。うん、心配はいらなかったですね。……ただ、92期ファンの感傷として、寂しいと思うことは止められませんでしたが。いやいや、彼らにはもう、本公演で頑張ってもらわなくては(←言い聞かせ)
非常に残念ながら、体調不良で若干朦朧としていたので、観れていない部分も多いかもしれませんが、、、とりあえずは、印象に残った出演者について、一言づつ(学年順)。
【93期】
■芹香斗亜
4度目の新人公演主演、おめでとうございます!
CSで、下級生がみんな口をそろえてキキちゃんのことを「新人公演は何度も主演されてて、先日はバウ主演も…」などと、なんというか……すごく“憧れの遠い人”的な感じで語っていたのが印象的だったのですが、今回の新人公演を観て、なんかちょっと納得してしまいました。
1人だけ、世界が違う……そんなかんじ。リリパット国のガリバーみたい、という表現で通じるでしょうか?あるいは、「蒲生邸事件」の彼のような(←もっと通じません)、何か根本的に「異質」なかんじ。
子供野球に大人が加わったような、そんな単純なものじゃなくて、キキちゃんだけ違う芝居をやっているかのような……うまく言えません。
ただ、よくもわるくも、「周囲」との距離感をすごく感じました。
逆に「群衆」たちの方が、彼の「仲間」や「敵」や「恋人」よりも彼の傍にいるかのような。そんな感じ。
蘭寿さんのもつ「天与の高潔さ」による近寄りがたさはなく、「高潔であろうと努力している」感じが表に出ていたので、かえって本公演のアンドレアよりも好感度が高くなっていたような気がします。
甘いマスク、スマートな容姿。いかにも女の子がのぼせあがりそうな外見と、意思の固い、芸術に身を捧げた者の薄情な確信。親しみやすい人間らしさと、憧れの対象であるにふさわしい崇高さ。
キキちゃんの本来の持ち味でもある「闇」の部分はちゃんと隠して、植田景子さんらしい「善」な面だけを出していたことも含めて、すべてにおいてさすがだな、と思いました。
最後は、長の長として、主演として、隙のないしっかりしたご挨拶。本当に、花組の新公だとはおもえな(黙)
花組の次の大劇場公演は、来年2月。去年は同じスケジュールで92期も出演しましたが……93期はどうなるんでしょうね。挨拶でも、特に「今回でラスト」という発言はありませんでしたが(←月組93期はラストだと言っていた)。せっかくなので、最後に専科さんの役とかさお太さんの役を経験してから卒業してもらいたいような気もしますが……さて。
■菜那くらら
そこかしこに出ていたので、本役がどれなのかよく判りませんが……一番印象に残ったのは、貴族を匿って連行される夫婦を告発する役でしょうか。
「あたしは視たんだ!」
と吐き捨てるように言う、その迫力……というか、恨みの深さと怒りの大きさに、目と耳を奪われました。厳格な修道院長と、同じ役者とは思えませんでした(←もちろん、別人なのですが)
可愛い子役のイメージが強い人ですけど、新公を観るたびに、大人っぽい演技の方が似合うのになあ、と思っていました(ここでも書いていたと思います)。今回も、どの役も本当に良かったです。ぜひ、本公演でも大人の役を!(希)
■真輝いづみ
アンドレアの友人・フォンダ役。本公演ではあきら(瀬戸)が演じていて、あのメンバーの中では体力勝負派(失礼)だと思うのですが、それでもあきらはいちおう貴族だったんだなあ、と実感。
マキシムは、、、フォンダより、裁判の民衆の方が私は好きでした……いや、頑張ってましたし、ビジュアルは違和感なかったですけれども!!
あ。一番良かったのは「恋人たち」のダンサーかも。ゆるやかな振りをすごくさりげなく、なめらかに踊っていて、ラインが本当に綺麗でした(はぁと)。
■大河凜
歌も芝居も心配ない…と思っていたのですが、思ったより苦戦していた印象。特にビジュアル面が、本公演で女役を演じているせいなのか、「貴族」化粧を意識しすぎたのか、、、地の色も白すぎるし、眉の描き方も……せっかくの2枚目なのに、なんだかすごくもったいない感じでした。
最初と最後の、20年後の姿も今一つで、私の期待値が高すぎたのかな、と……しょぼん。
どちらかといえば軽やかな芝居が持ち味だと思うので、ルーシェ(本役:悠真)みたいな役だったらもっと楽しめたのかも……?
しっかし、忙しかったですね!20年後のパンジュ侯爵がセリ下がったかとおもえば、すぐにコワニー伯爵家のパーティーにしれっと現れたのにも驚きましたし、スイスに脱出したはずのパンジュ侯爵が、アンドレアたちの裁判の傍聴席にいたのも驚きました(^ ^)。あの切り替えはさすがだなあ。
■桜帆ゆかり
民衆の場面はほとんど出ていた気がします。本公演でもいつも良い芝居していますが、本当にお芝居が好きなんだなあ、と思います。今回は作品が作品なので「役」はつかなかったけれども、本当に今回の新公で印象的だったのは「民衆」で、その迫力のうちの、もしかしたら半分くらいは彼女のがんばりで培われたものなのかもしれないな、と思ったりしました。。。
一番印象的だったのはどこ、と言えないくらい、どの場面もがんばってました(*^ ^*)
■桜咲彩花
本公演では「貴族の客」の役でしたが、新人公演は麗しのコワニー伯爵夫人(花野)。
サロンのホステスとしての威厳とたおやかさが両方ともちゃんとあって、そこだけスポッットライトが当たっているかのような華やかさもある、立派な「美女」でした。
一番好きなのは、マッダレーナの回想の中で「早くお逃げなさい!」と叫んで槍(?)で刺される、あの場面の芝居でしょうか。何がなんでも娘を守るのだ、という強い意志と、自分の立ち位置を絶対に譲らない、確信に満ちた迫力。この強さあってこその「宮廷の華」なんだな、と思うと、そんな覚悟もなく、勢いでバスティーユを陥としてしまった「革命」のその後の迷走も、ある程度は仕方がないのかな……なんてことを思ってしまったりしたくらい、べーちゃんの芝居には引き込まれました。
「民衆」役は、本公演とは設定を変えて、ジャコバン派の一員として生きていましたが、、、ユディット(真彩)がジェラールに受け容れられて、「万歳!」と叫んだ瞬間の歓喜の爆発っぷりには、久しぶりに「爆発的な笑顔」というフレーズを思い出しましたし、裁判の場面での「否定」のエネルギーの強さにも、あらためて感動しました。べーちゃんのお芝居は、いつだって本当に真っ直ぐで、心を撃ち抜きますよね!今回もすごく良かったです!
■航琉ひびき
編集者として、アンドレアを支えるルーシェ(悠真)。
同期ならでは、という何かがあったわけではありませんが、地に足のついた「ブン屋」っぷりで、髭もお似合いで(^ ^)良かったと思います。
手紙があるないでアンドレアとじゃれる場面も、さりげなくて良かったと思います♪
■凪咲星南
一番印象に残ったのは、恋人の
うってかわって、の民衆の迫力も素敵でした。さすがです☆
■美花梨乃
群衆の少年(和海)。いや、良かったです。可愛くて強くて、残酷な子供。可愛い娘役さんという認識でしたが、思いの外美少年が嵌る!(@ @)。今回はやんちゃな小悪魔でしたが、もっと普通の、元気な少年も似合いそう……「スカーレット・ピンパーネル」のルイ・シャルルとか、観てみたい気がしました。
「フォーエバー・ガーシュイン」以来、芝居心が買われているなと感じられて、とても嬉しいです。これからも期待しています!
■花奈澪
この方も、役としてどの役がメインなのかよくわからない感じでしたが……もう、あの娼婦の親玉の迫力と色気ときたら!
カーテン前で客席に背中を見せたまま、ふぅっと煙管の煙を吐いて、乞食をしっしっ、と追い払う仕草のリアリティ。裁判の傍聴席で、娼婦仲間たちと冷笑しながら「死刑」の判決を待って、、、美味しいものを食べた猫のように満足げな顔で笑うところとか、怖くて怖くて、背筋が凍りそうに素敵でした。
そういえば、アンドレアたちがベルサイユに引っ越した後、手紙を持ってきたベルシに絡むのもなみお先輩でしたよね。あれも思いっきりアドリブかましてて、、、ホント、お見事でした!
きゅ、93期って多いなあ!10人……!(←いまさら)
ちょっと限界なので、94期以下はまた後日に。
あ、でも、あまりの可愛さに瞠目したお二人のお名前だけ!ユディット役の真彩希帆ちゃんと、がりんちゃんの娘(本役春妃うらら)の茉玲さや那ちゃん!! か わ い か っ た !!
花娘よ永遠に。
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10月7日のつぶやき
2013年10月7日 宝塚(花)星組ドラマシティ公演、初日おめでとうございます!
真風くん以下、星組お芝居精鋭の舞台、観劇が楽しみです(^^)。
そんな、今日。
花組トップスター、蘭寿とむさんが、次回大劇場公演で卒業されることが発表されました。
CONGA!! 再演は、間に合わなかったか……。
2011年に「ファントム」でお披露目してから、2014年5月まで、、、約3年。ファントム、復活、サン・テグジュペリ、オーシャンズ11、アンドレア・シェニエ、そして、ラスト・タイクーンの6作。
100周年が始まる前に卒業されてしまうのでは……と怯えていたことを思えば、100周年の生田さんのデビューを蘭寿さんで観ることができることが、どれほどの幸せか、と思いつつ、、、
でも、何年いてくださろうと、何作されようと、どんなに外堀が埋まっていようと、やっぱり寂しいものは寂しいんです。。。
私が「蘭寿とむ」というスターを最初に好きになったのは、彩吹さんとW主演だった「月の燈影」。
あのときの蘭寿さんの、「人を愛する」という熱量、「譲らない頑固さ」というべきか「前向きな一途さ」というべきか迷うようなまっすぐさは、蘭寿とむという役者の本質だったと今でも思います。
その後は、私があまり花組を観ていなかったのもあって少し間があくのですが、宙組に組替えされて最初の公演「維新回天・龍馬伝」の慶喜公も好きでした。「負けっぷり」と朗々と歌いながら銀橋を渡る姿に唖然として、そうか、慶喜ってこういう人だったのかも……!と、、、それまで批判的に眺めていた「最後の将軍」を見なおすきっかけになりました。
そして、それに続いた主演作「Never Sleep」も大好きでした(*^ ^*)。この日記でもだいぶアツく語った記憶がありますが、蘭寿さんの、脇目もふらない真っ直ぐな優しさ、オトナカワイイ愛おしさにふれて、なんだかとってもメロメロになった記憶があります♪
「龍馬伝」(2007年東宝)の慶喜公にはじまり、「誰がために鐘は鳴る」(2011年東宝)のアグスティンに至る、約4年間の宙組時代。かしちゃんやタニちゃんとの並びも素敵でしたが、大空ファンとして、上に来てしまってごめんなさいと思いながらも、一緒にお芝居しているお二人の並びはとても贅沢で、あれを観ることができたのは、本当に幸せだったと思います。
「カサブランカ」のリックとラズロ、「シャングリラ」のソラとラン、「トラファルガー」のネルソンとナポレオン、「誰がために」のロバートとアグスティン。「親友」的に深く絡む役は無かったけれども、お芝居でもショーでも対等に、本当に遠慮なくやっていたお二人が、大好きでした。
蘭寿さんの花組トップが決まって、本当に嬉しかったけど、同時にすごく寂しくて、申し訳なくて、なんだかぐちゃぐちゃしていた日々のことは、忘れられません。
花組に戻られて、一回りも二回りも大きくなった蘭寿さん。あんなに色っぽいダンサーなのに、どこか現実感のない、ファンタジックなピュアさがあるところが、タカラジェンヌとしての蘭寿さんの素敵なところだと思うんですよね。
包容力と色気を兼ね備えた可愛らしさ、とか、、、本当に罪なひとだなあ、と(^ ^;ゞ
トップになってからは本当にどの作品もどの役もとても素敵だったけど……
でも、やっぱり、、一番好きな役をひとつだけ選ぶとしたら。。。「小さな花がひらいた」の茂次さんかなあ?
な~んて、つい考えてしまいますが。。。
まだまだ本当の千秋楽までは半年以上あるので、今はとにかく、高潔な詩人・アンドレア・シェニエに集中しつつ、生田さんの新作を楽しみにしています!
昨日、私の愛した月組の名残が雲に隠れ、今日、私の愛した花が散ることを知る。
……切ないです。
とはいえ、花は咲いたら散るのがさだめ。花は散ってこそ花なのだから、私も真摯に、最後まで見守りたと思います。
蘭寿さん、5月まで、宝塚をどうぞよろしくお願いいたします!
.
真風くん以下、星組お芝居精鋭の舞台、観劇が楽しみです(^^)。
そんな、今日。
花組トップスター、蘭寿とむさんが、次回大劇場公演で卒業されることが発表されました。
CONGA!! 再演は、間に合わなかったか……。
2011年に「ファントム」でお披露目してから、2014年5月まで、、、約3年。ファントム、復活、サン・テグジュペリ、オーシャンズ11、アンドレア・シェニエ、そして、ラスト・タイクーンの6作。
100周年が始まる前に卒業されてしまうのでは……と怯えていたことを思えば、100周年の生田さんのデビューを蘭寿さんで観ることができることが、どれほどの幸せか、と思いつつ、、、
でも、何年いてくださろうと、何作されようと、どんなに外堀が埋まっていようと、やっぱり寂しいものは寂しいんです。。。
私が「蘭寿とむ」というスターを最初に好きになったのは、彩吹さんとW主演だった「月の燈影」。
あのときの蘭寿さんの、「人を愛する」という熱量、「譲らない頑固さ」というべきか「前向きな一途さ」というべきか迷うようなまっすぐさは、蘭寿とむという役者の本質だったと今でも思います。
その後は、私があまり花組を観ていなかったのもあって少し間があくのですが、宙組に組替えされて最初の公演「維新回天・龍馬伝」の慶喜公も好きでした。「負けっぷり」と朗々と歌いながら銀橋を渡る姿に唖然として、そうか、慶喜ってこういう人だったのかも……!と、、、それまで批判的に眺めていた「最後の将軍」を見なおすきっかけになりました。
そして、それに続いた主演作「Never Sleep」も大好きでした(*^ ^*)。この日記でもだいぶアツく語った記憶がありますが、蘭寿さんの、脇目もふらない真っ直ぐな優しさ、オトナカワイイ愛おしさにふれて、なんだかとってもメロメロになった記憶があります♪
「龍馬伝」(2007年東宝)の慶喜公にはじまり、「誰がために鐘は鳴る」(2011年東宝)のアグスティンに至る、約4年間の宙組時代。かしちゃんやタニちゃんとの並びも素敵でしたが、大空ファンとして、上に来てしまってごめんなさいと思いながらも、一緒にお芝居しているお二人の並びはとても贅沢で、あれを観ることができたのは、本当に幸せだったと思います。
「カサブランカ」のリックとラズロ、「シャングリラ」のソラとラン、「トラファルガー」のネルソンとナポレオン、「誰がために」のロバートとアグスティン。「親友」的に深く絡む役は無かったけれども、お芝居でもショーでも対等に、本当に遠慮なくやっていたお二人が、大好きでした。
蘭寿さんの花組トップが決まって、本当に嬉しかったけど、同時にすごく寂しくて、申し訳なくて、なんだかぐちゃぐちゃしていた日々のことは、忘れられません。
花組に戻られて、一回りも二回りも大きくなった蘭寿さん。あんなに色っぽいダンサーなのに、どこか現実感のない、ファンタジックなピュアさがあるところが、タカラジェンヌとしての蘭寿さんの素敵なところだと思うんですよね。
包容力と色気を兼ね備えた可愛らしさ、とか、、、本当に罪なひとだなあ、と(^ ^;ゞ
トップになってからは本当にどの作品もどの役もとても素敵だったけど……
でも、やっぱり、、一番好きな役をひとつだけ選ぶとしたら。。。「小さな花がひらいた」の茂次さんかなあ?
な~んて、つい考えてしまいますが。。。
まだまだ本当の千秋楽までは半年以上あるので、今はとにかく、高潔な詩人・アンドレア・シェニエに集中しつつ、生田さんの新作を楽しみにしています!
昨日、私の愛した月組の名残が雲に隠れ、今日、私の愛した花が散ることを知る。
……切ないです。
とはいえ、花は咲いたら散るのがさだめ。花は散ってこそ花なのだから、私も真摯に、最後まで見守りたと思います。
蘭寿さん、5月まで、宝塚をどうぞよろしくお願いいたします!
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ミスター・スウィング!
2013年9月9日 宝塚(花)稲葉さんの、稲葉さんによる、蘭寿さんと花組のためのショーを観劇してまいりました!
もとい。
宝塚大劇場にて、花組公演「愛と革命の詩/Mr. Swing! 」を観劇いたしました。
いやはや。テンションあがりすぎました………
お芝居は、植田景子さんの新作「愛と革命の詩」。革命詩人アンドレ・シェニエの人生を綴ったオペラ「アンドレア・シェニエ」を題材とした新作。
大きな翼の生えた装置(松井るみ)がとても印象的で、音楽もダンスもとても良かったのですが、全体を貫くテーマがちょっと弱いな、という印象もありました。まだまだ役者も探り探りなところがあった気がするので、、、やっぱり、こういう作品だと、舞台として完成するのは東宝なのかもしれないな、と思いました。
というわけで、現時点ではあまり詳細は書かず、東宝を楽しみにしています(^ ^)。
といいつつ、一人だけは書きたい!みつる(華形)が演じたアンドレの弟マリー・ジョゼフが、素晴らしかった!!!
断片的な出番、少ない台詞の中で、実に的確に高潔な兄への憧憬と憎悪という背反する想いをにじませ、実に説得力がありました。自分が創るモノに対する自信と疑問、兄の高潔さに対する苛立ちと焦り。最後に牢獄へ現れる場面、泣けました……(; ;)。
植田(景)さんの過去の佳作のテーマを考えると、オペラに合わせてアンドレアとジェラールを中心にするよりも、実在のアンドレとマリー・ジョゼフという詩人兄弟を中心にしたほうが面白くなったのではないかと思うのですが……それでは蘭寿さんが希望した「大!恋!愛!物!!」にならないから、駄目なのか……(納得)
ショーは、すごく良かった!
一年前の今頃、藤井さんの「CONGA!」に狂っていたことを思いだすと、花組のショー力の高さをしみじみと感じますね。良い作品に当たっているのもあるんだろうけど、良い作品にする力もあるんだな、と。
私は稲葉さんのショーは「カルネヴァーレ」からずっと好きなので楽しみにしておりましたが、今までの傾向からいて、いきなり「スウィングしなけりゃ意味がない」から始まるとは思ってなくて、すごく吃驚しました(@ @)。いくらタイトルがタイトルだって、そういうベタなオープニングをするとは思わなかったんだよー!
一番好きな場面は何だろう。。。意外と「Mr. FullSwing!」だったりするかも。みんな可愛くて可愛くてもう(←主に娘役が)
いや、どの場面も好きなんですけどね(真顔)
フィナーレ前の、みーちゃん(春風)を送り出す場面は、、、みーちゃんが卒業するから、というだけではなくて、場面としてとても良い場面だったのが嬉しかったです。スタイルが良くて歌える二枚目のダンサーが、美しくて軽やかなダンサー娘役とがっつり踊って、いろいろあって銀橋に出て客席を釣りながら歌って、、、思い入れを置いといても、ショーの一場面としてすごく好きです。
みーちゃんに思い入れのある人は何を観たって泣くんだけど、あれだったら、みーちゃんに興味がない(ツアー客とか)も、「おお、すごいな!」と思ってくれるんじゃないかな、と。
今回のショーの目玉でもある役替り、蘭寿さんとねっとりとデュエットを踊っていたのは、キキちゃん(芹香)。化粧替えの時間はないのでしょうが、がっつり男役化粧のままショートボブの鬘だけ被って、「ボーイッシュな美人」に見えるのは大したものだな、と思いました(*^ ^*)。ドレスは紅、割としっかり身体を覆った禁欲的なドレスで、情熱的な場面によく合っていました。……と思っていたのですが、初日映像を視てみたら、あきら(瀬戸)は肩回りがオーガンジーの紫のドレスだったので、3人ともドレスは違うのでしょうか。柚香くんは何色かなあ。……黒?(←それは芝居)
「稲葉さんらしさ」が少しずつ見えてきた、今回のショー。
東宝に向けて、さらに磨き上げられるのを楽しみに、大きな期待と共に!!東上をお待ちしています(^ ^)。
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もとい。
宝塚大劇場にて、花組公演「愛と革命の詩/Mr. Swing! 」を観劇いたしました。
いやはや。テンションあがりすぎました………
お芝居は、植田景子さんの新作「愛と革命の詩」。革命詩人アンドレ・シェニエの人生を綴ったオペラ「アンドレア・シェニエ」を題材とした新作。
大きな翼の生えた装置(松井るみ)がとても印象的で、音楽もダンスもとても良かったのですが、全体を貫くテーマがちょっと弱いな、という印象もありました。まだまだ役者も探り探りなところがあった気がするので、、、やっぱり、こういう作品だと、舞台として完成するのは東宝なのかもしれないな、と思いました。
というわけで、現時点ではあまり詳細は書かず、東宝を楽しみにしています(^ ^)。
といいつつ、一人だけは書きたい!みつる(華形)が演じたアンドレの弟マリー・ジョゼフが、素晴らしかった!!!
断片的な出番、少ない台詞の中で、実に的確に高潔な兄への憧憬と憎悪という背反する想いをにじませ、実に説得力がありました。自分が創るモノに対する自信と疑問、兄の高潔さに対する苛立ちと焦り。最後に牢獄へ現れる場面、泣けました……(; ;)。
植田(景)さんの過去の佳作のテーマを考えると、オペラに合わせてアンドレアとジェラールを中心にするよりも、実在のアンドレとマリー・ジョゼフという詩人兄弟を中心にしたほうが面白くなったのではないかと思うのですが……それでは蘭寿さんが希望した「大!恋!愛!物!!」にならないから、駄目なのか……(納得)
ショーは、すごく良かった!
一年前の今頃、藤井さんの「CONGA!」に狂っていたことを思いだすと、花組のショー力の高さをしみじみと感じますね。良い作品に当たっているのもあるんだろうけど、良い作品にする力もあるんだな、と。
私は稲葉さんのショーは「カルネヴァーレ」からずっと好きなので楽しみにしておりましたが、今までの傾向からいて、いきなり「スウィングしなけりゃ意味がない」から始まるとは思ってなくて、すごく吃驚しました(@ @)。いくらタイトルがタイトルだって、そういうベタなオープニングをするとは思わなかったんだよー!
一番好きな場面は何だろう。。。意外と「Mr. FullSwing!」だったりするかも。みんな可愛くて可愛くてもう(←主に娘役が)
いや、どの場面も好きなんですけどね(真顔)
フィナーレ前の、みーちゃん(春風)を送り出す場面は、、、みーちゃんが卒業するから、というだけではなくて、場面としてとても良い場面だったのが嬉しかったです。スタイルが良くて歌える二枚目のダンサーが、美しくて軽やかなダンサー娘役とがっつり踊って、いろいろあって銀橋に出て客席を釣りながら歌って、、、思い入れを置いといても、ショーの一場面としてすごく好きです。
みーちゃんに思い入れのある人は何を観たって泣くんだけど、あれだったら、みーちゃんに興味がない(ツアー客とか)も、「おお、すごいな!」と思ってくれるんじゃないかな、と。
今回のショーの目玉でもある役替り、蘭寿さんとねっとりとデュエットを踊っていたのは、キキちゃん(芹香)。化粧替えの時間はないのでしょうが、がっつり男役化粧のままショートボブの鬘だけ被って、「ボーイッシュな美人」に見えるのは大したものだな、と思いました(*^ ^*)。ドレスは紅、割としっかり身体を覆った禁欲的なドレスで、情熱的な場面によく合っていました。……と思っていたのですが、初日映像を視てみたら、あきら(瀬戸)は肩回りがオーガンジーの紫のドレスだったので、3人ともドレスは違うのでしょうか。柚香くんは何色かなあ。……黒?(←それは芝居)
「稲葉さんらしさ」が少しずつ見えてきた、今回のショー。
東宝に向けて、さらに磨き上げられるのを楽しみに、大きな期待と共に!!東上をお待ちしています(^ ^)。
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ガーシュインよ永遠なれ
2013年6月17日 宝塚(花)花組バウホール公演「フォーエバー・ガーシュイン」、千秋楽おめでとうございます!!
まずは、、、もう千秋楽ですが(←すみません!)、キキちゃん(芹香)、初主演おめでとうございます!!
幕開きの燕尾服からびっくりするほど恰好よくて、男前で、なのに可愛いところもあって……才能も色気もたっぷりある、魅力的な男。彼自身が立派なスターだった男。
ガーシュインって本当にこういう人だったのかもな、と思わせる男ぶりで、0番が本当にしっくり馴染んでて、、、これが初主演の研7だなんて、全然思えませんでした。
本当に恰好良かった!佳作での初主演、おめでとうございます。
演出は、こちらもデビューの野口幸作さん。野口さんの新公演出で、私が観たのは……雪組の「ロミオとジュリエット」と星組の「ノバ・ボサ・ノバ」、くらいかな。どちらも、あまり「新公ならでは」の面白みは追求せず、きちんと指導(演出)して舞台を成立させていた印象でした。
まあ、「ロミオとジュリエット」はまさかの仮面舞踏会スタートという荒技に驚かされましたが、月組でもほぼ踏襲されたことを考えると、あれも、演出家としての野口さんの発想というより契約の問題なのかな、と思ったり。
ただ、ちょっと気になったのですが、、、野口さん、キキちゃんとは「ノバ」で一緒にやっているけど、花組では新公演出やってないと思うんですよね。もちろん、演出助手で入ったことはあるはずなので、組子のことを知らないってことはないでしょうけれども。
最近デビューした若手演出家は、直前……一年以内にはその組で新公演出してたのに、珍しいなと。いや、だからどうだということはないんですが(^ ^;ゞ
作品全体の構成は、物語を主筋一本に絞ってシンプルにし、その分、華やかなショーシーンをふんだんに入れて、出演者の出番と見せ場を与える、という方向に特化していました。
本当に驚くほど、ストーリーは一本道でわかりやすくて、、、良く言えば王道、悪く言えばひねりがない、という印象。ジョージの人生自体が非常にドラマティックなので、それを追うだけで十分にドラマが成立するのですが、それだけでは2時間が埋まらない分を、物語(脚本)として枝葉をつけるのではなく、ショーシーンで埋めたのが、、、ああ、なるほどな、という感じでした。
脚本的に物語を面白くするなら、いくつか道はあったと思うんですよね。
たとえば、ケイ(仙名)とジェームズ(瀬戸)の夫婦のすれ違いをもう一本の柱にして丁寧に描く、とか。あるいは、アステア姉弟(華耀&柚香)との交流をもっとしっかり描いて、3人で描いた夢から、その実現、突然の死と追悼コンサート、という流れもありだったかな、と。
でも、野口さんはあえて、「ジョージ・ガーシュイン」だけに焦点を当てて、「ジョージ・ガーシュイン」のことだけを描こうとした。ケイが視たジョージと、“世間”が視たジョージ、その2面を中心に。
結果的には、それは正しい選択だったと思うし、主演者であるキキちゃんもその期待にしっかり応えて、彼女らしい「ガーシュイン」をきちんと成立させていたから、それで良かったのだと思います。
ただ、個人的には、もう少し脚本的な枝葉をつけて、可愛い花組子たちに芝居での見せ場もあげてくれたらな、と思ったことは、正直に書いておきたいと思います。
あと、物語を貫くテーマ、みたいなものがちょっと弱かったなあ、と。
とにかくガーシュインの人生がドラマティックすぎて、それに寄りかかってしまったのも要因の一つかとは思うのですが……宝塚的には、「夢」の扱い方がちょっと半端なんじゃないかな、という気がしました。
アステア姉弟と一緒に視た「夢」が実現したところが一つの大きなクライマックスであるべきなのに、それをショーシーンにしてしまったために、芝居としての重みに欠けていたり。
物語序盤でレミック社長(紫峰)がジョージに言う「生きていくためには夢を諦めるべきだ」という台詞や、「夢をあきらめてジェームズと結婚したケイ」と、「夢をあきらめずに作曲を続けたジョージ」の立ち位置の違いが、物語のクライマックスに向けて、あまり意味を持たなかったこととか。
……なんて、いろいろ書いていますが。全般的には、デビュー作とは思えないほどきれいにまとまった、でも、パワーと流れのある作品で、「やりたいこと(=ショー)がやれる!」という喜びに満ち溢れた、楽しい作品でした。
大劇場のお芝居も興味ありますが、それよりも、野口さんにはショーを創ってみてほしいな、と思います。ちょっとお芝居仕立ての、お洒落なショーを創ってくれそう(*^ ^*)。
これからのご活躍を、楽しみにしています!
それでは、登場人物について……キキちゃんについては書いたので、他のメンバーについて。
■ジェームズ・ワーバーグ(瀬戸)
今回の出演者の「もったいないおばけ」第一号。
いやー、お髭が良く似合って、渋くて落ち着きがあって、めっちゃダンディで素敵でした!!
ただ、いかんせん、芝居のやりようがない(T T)。ジェームズはケイを愛しているけど、ケイは生活の安定を求めて結婚しただけで、“夫を愛したことなどないわ”という状態なのは、、、やっぱりちょっと、ヒロインであるケイのキャラクター設計に問題があるのではないかと思ってしまいます。
だって、あきらが素敵すぎるんだもの!!何が不満なんだ(真顔)
「若くてハンサムで才能に溢れた時代の寵児」に対して、ジェームズが本当のところはどう思っていたのか、それを、夫婦の場面でもう少し描けていたら。そうしたら、ケイももう少し佳い女に見えたかな、という気がします。
2幕後半の追悼コンサートで、ケイの傍に寄り添って立っていたジェームズの、静謐。
ケイと彼が正式に別れたのはいつなんでしょうね。ジョージが死ぬ前なのか、後なのか。……後なのかな、なんて思いながら、あの場面のジェームズを見凝めていました。
■ケイ・スウィフト(仙名)
「ファントム」のカルロッタ以来、エキセントリックなバイプレイヤーとして定評のある仙名さんですが、やっぱりこういう落ち着いた「大人の女」の役は難しいんだな、と。うーん、でもきらりん(華耀)じゃ歌が厳しいしな……と、あれこれ考えあぐねてしまったくらい、難しい役でした。
ジェームズとの場面がもうあと2つくらいあれば、もう少しトータルで「ケイ」という人物が見えてきたと思うのですが、ちょっと作劇上のご都合主義的な人物像になっていたような気がします。
とはいえ、歌はさすがだったし、髪型なども工夫して“落ち着いた人妻らしさ”を出そうとしていたので、良かったと思います。台詞の語尾が少し走りがちなので、もう少し意識すると、年齢幅が広がると思うのですが。
■アイラ・ガーシュイン(天真みちる)
もしかしたら、天真とあきらの役を逆にして、アイラを語り手にした方が、作品としては創りやすかったかしれないな、なんて思ったくらい、ものすごくいい役でした。
また天真が、優しくて温かみのあるとぼけた味わいを見事に体現していて、この人は本当に幅が広いな、と感心しました。素敵だった。。。。!!最初と最後をアイラに持っていかせたのは、さすが野口さん、センスがあるな、と思いました(^ ^)。
他のメンバーもみんな良かったのですが、とりあえず、続きはまた後日。
最後に。
私が観劇したのは、まだ幕が開いて3日目でしたから、今日までの間にずいぶん進化しているんだろうな、と思います。CSでの放送が楽しみです!!(←気が早い)
そして、大事なことはもう一度。
キキちゃん&野口さん、初主演&演出家デビュー、本当に本当に、おめでとうございます!!(*^ ^*)
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まずは、、、もう千秋楽ですが(←すみません!)、キキちゃん(芹香)、初主演おめでとうございます!!
幕開きの燕尾服からびっくりするほど恰好よくて、男前で、なのに可愛いところもあって……才能も色気もたっぷりある、魅力的な男。彼自身が立派なスターだった男。
ガーシュインって本当にこういう人だったのかもな、と思わせる男ぶりで、0番が本当にしっくり馴染んでて、、、これが初主演の研7だなんて、全然思えませんでした。
本当に恰好良かった!佳作での初主演、おめでとうございます。
演出は、こちらもデビューの野口幸作さん。野口さんの新公演出で、私が観たのは……雪組の「ロミオとジュリエット」と星組の「ノバ・ボサ・ノバ」、くらいかな。どちらも、あまり「新公ならでは」の面白みは追求せず、きちんと指導(演出)して舞台を成立させていた印象でした。
まあ、「ロミオとジュリエット」はまさかの仮面舞踏会スタートという荒技に驚かされましたが、月組でもほぼ踏襲されたことを考えると、あれも、演出家としての野口さんの発想というより契約の問題なのかな、と思ったり。
ただ、ちょっと気になったのですが、、、野口さん、キキちゃんとは「ノバ」で一緒にやっているけど、花組では新公演出やってないと思うんですよね。もちろん、演出助手で入ったことはあるはずなので、組子のことを知らないってことはないでしょうけれども。
最近デビューした若手演出家は、直前……一年以内にはその組で新公演出してたのに、珍しいなと。いや、だからどうだということはないんですが(^ ^;ゞ
作品全体の構成は、物語を主筋一本に絞ってシンプルにし、その分、華やかなショーシーンをふんだんに入れて、出演者の出番と見せ場を与える、という方向に特化していました。
本当に驚くほど、ストーリーは一本道でわかりやすくて、、、良く言えば王道、悪く言えばひねりがない、という印象。ジョージの人生自体が非常にドラマティックなので、それを追うだけで十分にドラマが成立するのですが、それだけでは2時間が埋まらない分を、物語(脚本)として枝葉をつけるのではなく、ショーシーンで埋めたのが、、、ああ、なるほどな、という感じでした。
脚本的に物語を面白くするなら、いくつか道はあったと思うんですよね。
たとえば、ケイ(仙名)とジェームズ(瀬戸)の夫婦のすれ違いをもう一本の柱にして丁寧に描く、とか。あるいは、アステア姉弟(華耀&柚香)との交流をもっとしっかり描いて、3人で描いた夢から、その実現、突然の死と追悼コンサート、という流れもありだったかな、と。
でも、野口さんはあえて、「ジョージ・ガーシュイン」だけに焦点を当てて、「ジョージ・ガーシュイン」のことだけを描こうとした。ケイが視たジョージと、“世間”が視たジョージ、その2面を中心に。
結果的には、それは正しい選択だったと思うし、主演者であるキキちゃんもその期待にしっかり応えて、彼女らしい「ガーシュイン」をきちんと成立させていたから、それで良かったのだと思います。
ただ、個人的には、もう少し脚本的な枝葉をつけて、可愛い花組子たちに芝居での見せ場もあげてくれたらな、と思ったことは、正直に書いておきたいと思います。
あと、物語を貫くテーマ、みたいなものがちょっと弱かったなあ、と。
とにかくガーシュインの人生がドラマティックすぎて、それに寄りかかってしまったのも要因の一つかとは思うのですが……宝塚的には、「夢」の扱い方がちょっと半端なんじゃないかな、という気がしました。
アステア姉弟と一緒に視た「夢」が実現したところが一つの大きなクライマックスであるべきなのに、それをショーシーンにしてしまったために、芝居としての重みに欠けていたり。
物語序盤でレミック社長(紫峰)がジョージに言う「生きていくためには夢を諦めるべきだ」という台詞や、「夢をあきらめてジェームズと結婚したケイ」と、「夢をあきらめずに作曲を続けたジョージ」の立ち位置の違いが、物語のクライマックスに向けて、あまり意味を持たなかったこととか。
……なんて、いろいろ書いていますが。全般的には、デビュー作とは思えないほどきれいにまとまった、でも、パワーと流れのある作品で、「やりたいこと(=ショー)がやれる!」という喜びに満ち溢れた、楽しい作品でした。
大劇場のお芝居も興味ありますが、それよりも、野口さんにはショーを創ってみてほしいな、と思います。ちょっとお芝居仕立ての、お洒落なショーを創ってくれそう(*^ ^*)。
これからのご活躍を、楽しみにしています!
それでは、登場人物について……キキちゃんについては書いたので、他のメンバーについて。
■ジェームズ・ワーバーグ(瀬戸)
今回の出演者の「もったいないおばけ」第一号。
いやー、お髭が良く似合って、渋くて落ち着きがあって、めっちゃダンディで素敵でした!!
ただ、いかんせん、芝居のやりようがない(T T)。ジェームズはケイを愛しているけど、ケイは生活の安定を求めて結婚しただけで、“夫を愛したことなどないわ”という状態なのは、、、やっぱりちょっと、ヒロインであるケイのキャラクター設計に問題があるのではないかと思ってしまいます。
だって、あきらが素敵すぎるんだもの!!何が不満なんだ(真顔)
「若くてハンサムで才能に溢れた時代の寵児」に対して、ジェームズが本当のところはどう思っていたのか、それを、夫婦の場面でもう少し描けていたら。そうしたら、ケイももう少し佳い女に見えたかな、という気がします。
2幕後半の追悼コンサートで、ケイの傍に寄り添って立っていたジェームズの、静謐。
ケイと彼が正式に別れたのはいつなんでしょうね。ジョージが死ぬ前なのか、後なのか。……後なのかな、なんて思いながら、あの場面のジェームズを見凝めていました。
■ケイ・スウィフト(仙名)
「ファントム」のカルロッタ以来、エキセントリックなバイプレイヤーとして定評のある仙名さんですが、やっぱりこういう落ち着いた「大人の女」の役は難しいんだな、と。うーん、でもきらりん(華耀)じゃ歌が厳しいしな……と、あれこれ考えあぐねてしまったくらい、難しい役でした。
ジェームズとの場面がもうあと2つくらいあれば、もう少しトータルで「ケイ」という人物が見えてきたと思うのですが、ちょっと作劇上のご都合主義的な人物像になっていたような気がします。
とはいえ、歌はさすがだったし、髪型なども工夫して“落ち着いた人妻らしさ”を出そうとしていたので、良かったと思います。台詞の語尾が少し走りがちなので、もう少し意識すると、年齢幅が広がると思うのですが。
■アイラ・ガーシュイン(天真みちる)
もしかしたら、天真とあきらの役を逆にして、アイラを語り手にした方が、作品としては創りやすかったかしれないな、なんて思ったくらい、ものすごくいい役でした。
また天真が、優しくて温かみのあるとぼけた味わいを見事に体現していて、この人は本当に幅が広いな、と感心しました。素敵だった。。。。!!最初と最後をアイラに持っていかせたのは、さすが野口さん、センスがあるな、と思いました(^ ^)。
他のメンバーもみんな良かったのですが、とりあえず、続きはまた後日。
最後に。
私が観劇したのは、まだ幕が開いて3日目でしたから、今日までの間にずいぶん進化しているんだろうな、と思います。CSでの放送が楽しみです!!(←気が早い)
そして、大事なことはもう一度。
キキちゃん&野口さん、初主演&演出家デビュー、本当に本当に、おめでとうございます!!(*^ ^*)
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花組シアターオーブ公演「戦国BASARA」、初日を観劇してまいりました(はぁと)
スズキケイだった!!
いや、凄かったです。
私はゲームを全く知らないので、本当の面白さの半分もわかってないと思いますが、凄いってことは分かりました。
映像の使い方とかもだいぶ進化してて、迫力あったし。あれはオーブにもともとあるスクリーンなんでしょうか?すごく輝度の高い鮮明な映像で、その再現性にびっくりしました。
逆転裁判も楽しかったけど、ゲームのタイプも違うせいか、また全然違う感じでした。
蘭寿さんは、研究科いくつになっても、ああいう二次元系の青年がよく似合うのが凄いなあ、と。なんか今回、全国の戦国武将がこぞって蘭寿さん演じる真田幸村を育てる話なんですが(←いや、本当なんです)、あの学年でそういう役で違和感がないって凄いなあ、と。
なんていうか、可愛いんですよね本当に。スズキケイの紡ぐストーリーはかなりアレですが、蘭寿さんが可愛いから納得したいと思います(^^)。
蘭ちゃんのいのりは、単なる可愛子ちゃんかとおもったら、どうしてどうして、後半はがっつり本筋に絡んできたのですが……可愛くて一途で、こちらもよく似合っていたと思います。
みりおくんは、、、麗しかった……!!
あれは元々ああいう役なんですよね?上から目線に磨きがかかって、とても怖くて、素敵でした(はぁと)
べーちゃん(桜咲)のかすがは、、、えろ可愛かった!!
衣裳はゲームのそのままではないようですが(当たり前)、コンセプトは残っていて、ちゃんと色っぽくて可愛かったです♪ べーちゃんくらいムチムチな方が、あの衣裳は映えるだろうな、と。
せっかくのべーちゃんなのに、笑顔かなくて残念だなあと思っていたら、謙信さまとの妄想タイムがありました……びっくりした(@ @)。
だいもん(望海)の佐助は、儲け役ですね。一歩引いたスタンスがとても自然で、大好きです。
べーちゃんとの仄かなラヴもいとおしい(^^)。
みつる(華形)の信玄は、身体の小ささを感じさせない「人間」としての器の大きさが見えて、格好良かったです。声がちょっとかすれていたのが心配ですが、楽まで頑張ってください!
みーちゃん(春風)の伊達政宗は………お笑い担当?(←いやマジで)
いや、すっごく素敵なんですけど、出てくるたびに「あなた一体何しに来たの」状態で(^_^ゞ いやでも、文句なく格好良かったですけどね!
一言一言にいちいち笑いが起きていたのは、ゲームファンのためのネタがあったのでしょうか……?いや、ほとんどは私も面白かったんですが、さすがに分からないのもいくつかあったので。
スズキケイなので、ストーリーに辻褄や意味を求めてはいけませんが、エンターテイメントとしてはよくできていたと思います♪
アクションが見処の一つだとおもうので、みなさん怪我などしないよう、千秋楽まで走り抜けてください!
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スズキケイだった!!
いや、凄かったです。
私はゲームを全く知らないので、本当の面白さの半分もわかってないと思いますが、凄いってことは分かりました。
映像の使い方とかもだいぶ進化してて、迫力あったし。あれはオーブにもともとあるスクリーンなんでしょうか?すごく輝度の高い鮮明な映像で、その再現性にびっくりしました。
逆転裁判も楽しかったけど、ゲームのタイプも違うせいか、また全然違う感じでした。
蘭寿さんは、研究科いくつになっても、ああいう二次元系の青年がよく似合うのが凄いなあ、と。なんか今回、全国の戦国武将がこぞって蘭寿さん演じる真田幸村を育てる話なんですが(←いや、本当なんです)、あの学年でそういう役で違和感がないって凄いなあ、と。
なんていうか、可愛いんですよね本当に。スズキケイの紡ぐストーリーはかなりアレですが、蘭寿さんが可愛いから納得したいと思います(^^)。
蘭ちゃんのいのりは、単なる可愛子ちゃんかとおもったら、どうしてどうして、後半はがっつり本筋に絡んできたのですが……可愛くて一途で、こちらもよく似合っていたと思います。
みりおくんは、、、麗しかった……!!
あれは元々ああいう役なんですよね?上から目線に磨きがかかって、とても怖くて、素敵でした(はぁと)
べーちゃん(桜咲)のかすがは、、、えろ可愛かった!!
衣裳はゲームのそのままではないようですが(当たり前)、コンセプトは残っていて、ちゃんと色っぽくて可愛かったです♪ べーちゃんくらいムチムチな方が、あの衣裳は映えるだろうな、と。
せっかくのべーちゃんなのに、笑顔かなくて残念だなあと思っていたら、謙信さまとの妄想タイムがありました……びっくりした(@ @)。
だいもん(望海)の佐助は、儲け役ですね。一歩引いたスタンスがとても自然で、大好きです。
べーちゃんとの仄かなラヴもいとおしい(^^)。
みつる(華形)の信玄は、身体の小ささを感じさせない「人間」としての器の大きさが見えて、格好良かったです。声がちょっとかすれていたのが心配ですが、楽まで頑張ってください!
みーちゃん(春風)の伊達政宗は………お笑い担当?(←いやマジで)
いや、すっごく素敵なんですけど、出てくるたびに「あなた一体何しに来たの」状態で(^_^ゞ いやでも、文句なく格好良かったですけどね!
一言一言にいちいち笑いが起きていたのは、ゲームファンのためのネタがあったのでしょうか……?いや、ほとんどは私も面白かったんですが、さすがに分からないのもいくつかあったので。
スズキケイなので、ストーリーに辻褄や意味を求めてはいけませんが、エンターテイメントとしてはよくできていたと思います♪
アクションが見処の一つだとおもうので、みなさん怪我などしないよう、千秋楽まで走り抜けてください!
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千秋楽おめでとうございます
2013年5月5日 宝塚(花) コメント (4)初姫さあやさん、ご卒業、おめでとうございます!!
祐飛さんが花組に組替えして最初のディナーショーで、幕開きのアナウンス(?)をしてくれたさあや。芝居上手で間がよくて、歌もダンスも標準以上の美少女。大好きなさあやの卒業はとても残念ですが、上級生にも下級生にも、そして花組ファンにも深く愛されていることが良く判る、愛に満ち溢れた千秋楽でした。
明日からのさあやが、あの美しい笑顔を忘れずに、胸を張って歩いていってくれることを祈っています。
2月に始まった「オーシャンズ11 花組Edition」も、ついに千秋楽。私は東宝でしか観られませんでしたが、大劇場ではみつる(華形)の部分休演、東宝ではじゅりあ(花野)の全休と事件も多く、大変な公演だったと思います。でも、宛書きだとしか思えない蘭々コンビの嵌りようと、個々のキャラクターの魅力がそこかしこで輝いていて、とても素敵な公演でした。
星組も楽しかったけど、花組版の完成度は素晴らしかったと思います(^ ^)。
とにかく楽しい公演で、5週間があっという間でした(- -)。何度観ても新しい発見があり、日替わりのアドリブも何箇所かあって、さあやもみっちゃんも冴えてたし、下級生たちも遠慮なくがんがん参加していて、、、とにかく飽きるヒマなんてないくらい楽しかったです~~!!
他の公演より1週間長いんですが、それ以上に楽しすぎて、ずごく短く感じました(^ ^)
また再演してくれないかなあ。。。蘭々コンビだからこそ、あるいは、他のメンバーも今の花組メンバーだからこそ嵌ったんじゃないかな、という気もしますが、今回があまりにも良かったので、また新しいメンバーで観てみたい気もします。……などと書きながら、やるとしたら雪組かな?と思った途端に配役に盛り上がってしまいました(^ ^)。
壮ちゃんダニー、あゆちゃんテス、チギちゃんラスティ、まっつテリー、大ちゃんフランク、せしるイエン、キングバシャー、がおりリヴィングストン、咲奈ライナス、翔&レオでモロイ兄弟、、、とか……ですよね、きっと。まなはる&あすくんでボブとディック、ダイアナが……あれ?ダイアナがいない(T T)残念!!【ダイアナ=ヒメ、というご意見をいただきました。なるほど!ありがとうございます♪】
……などと、ちょっと真剣に考えてみたくなったくらい、楽しい公演でした(*^ ^*)。
花組は、次はバウホールとシアターオーヴ。どちらも楽しみです!花組っ子たちに、幸あれ(はぁと)
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祐飛さんが花組に組替えして最初のディナーショーで、幕開きのアナウンス(?)をしてくれたさあや。芝居上手で間がよくて、歌もダンスも標準以上の美少女。大好きなさあやの卒業はとても残念ですが、上級生にも下級生にも、そして花組ファンにも深く愛されていることが良く判る、愛に満ち溢れた千秋楽でした。
明日からのさあやが、あの美しい笑顔を忘れずに、胸を張って歩いていってくれることを祈っています。
2月に始まった「オーシャンズ11 花組Edition」も、ついに千秋楽。私は東宝でしか観られませんでしたが、大劇場ではみつる(華形)の部分休演、東宝ではじゅりあ(花野)の全休と事件も多く、大変な公演だったと思います。でも、宛書きだとしか思えない蘭々コンビの嵌りようと、個々のキャラクターの魅力がそこかしこで輝いていて、とても素敵な公演でした。
星組も楽しかったけど、花組版の完成度は素晴らしかったと思います(^ ^)。
とにかく楽しい公演で、5週間があっという間でした(- -)。何度観ても新しい発見があり、日替わりのアドリブも何箇所かあって、さあやもみっちゃんも冴えてたし、下級生たちも遠慮なくがんがん参加していて、、、とにかく飽きるヒマなんてないくらい楽しかったです~~!!
他の公演より1週間長いんですが、それ以上に楽しすぎて、ずごく短く感じました(^ ^)
また再演してくれないかなあ。。。蘭々コンビだからこそ、あるいは、他のメンバーも今の花組メンバーだからこそ嵌ったんじゃないかな、という気もしますが、今回があまりにも良かったので、また新しいメンバーで観てみたい気もします。……などと書きながら、やるとしたら雪組かな?と思った途端に配役に盛り上がってしまいました(^ ^)。
壮ちゃんダニー、あゆちゃんテス、チギちゃんラスティ、まっつテリー、大ちゃんフランク、せしるイエン、キングバシャー、がおりリヴィングストン、咲奈ライナス、翔&レオでモロイ兄弟、、、とか……ですよね、きっと。まなはる&あすくんでボブとディック、ダイアナが……あれ?ダイアナがいない(T T)残念!!【ダイアナ=ヒメ、というご意見をいただきました。なるほど!ありがとうございます♪】
……などと、ちょっと真剣に考えてみたくなったくらい、楽しい公演でした(*^ ^*)。
花組は、次はバウホールとシアターオーヴ。どちらも楽しみです!花組っ子たちに、幸あれ(はぁと)
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若者たちのオーシャンズ【4】
2013年5月1日 宝塚(花) コメント (2)花組新人公演「オーシャンズ11」続き。
<95期>
■水美舞斗(ラスティ)
恰好良かった!!もう、ホントにイケメンで、大人の男で、色っぽくて!!
リヴィングストンを迎えに来る場面の演出もさりげなくて良かったし、全体に、学年を感じさせない落ち着きのあるラスティでした。本役が割とガチャガチャした感じで元気に演じているので、全然違う印象でした。歌も力強い声で「JUMP!」の熱気が伝わってきたし、芹香ダニーとの並びも良かったし、とにかく“佳い男”だったなあ~!!
「カナリア」でいきなり出てきた印象のあった95期。いやはや、95期の人材豊富さには、どの組を観ても驚くばかりです(@ @)。
■柚香光(ベネディクト)
配属直後から抜擢つづきで、ダンスはピカ一&歌と芝居もそこそこ出来る、という印象のあった柚香さん。今回は、演出が田渕さんだったせいもあってか、直前にあったバウ「Victorian JAZZ」のアルバート皇太子の印象が色濃く残ったベネディクトでした。
「自分は正しい」という根拠のない自信。「悪事」の自覚をもたない「夢を売る男」。こういう役、こういう演出で臨むなら、周囲に悪事の部分をそっと処理してくれる担当がいなくてはならないのですが、、、それが航琉くんのテーラーってことなんですよね、たぶん。浮世離れした、肥大した自意識と英雄願望の塊みたいな若者と、社会の底辺を歩いてきた大人の男というコンビは、なかなか意味性を感じる取り合わせではありました。
本役のだいもんとは全然違うテリーになるだろうなというのは予想していたのですが(だいもんのテリーに近いのは、作品違うけど、星組新公の天寿さんだと思う。。。)、それにしても全然違うキャラクターすぎて驚きました。
あれはあれで、作品としては斬新で面白かったけど、アルバート皇太子の転生かと思うような役づくり(演出)は、柚香さんの経験(成長)という意味では一作勿体無かったような気もしましたが。。。。そのあたり、田渕さんのお考えをきいてみたい気もしました。
■真鳳つぐみ
リヴィングストンを逮捕しにくるミニスカポリスが一番目立ってたかな?マイティのラスティ(←ダジャレみたいだ)に口説かれて、とろんとしてる姿がめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。
花組の誇る可愛子ちゃんの一人。そろそろ喋ったり歌ったりしてる姿も観てみたいなー。
■美蘭レンナ
しょみちゃんと一緒だったリヴィングストンを逮捕しにくる警官と、あとは、レストランでテリーを待つテスのところにワインを持ってくるソムリエでしょうか、単体で目立っていたのは。
キリッとした顔立ちなので、ああいうストイックな役柄だとシャープでカッコいいし、普通に「客の女」でドレスを纏えば、素晴らしく華やかで綺麗で、頭の小ささと首の長さ、デコルテの美しさが目に残ります。パッと目を惹く華やかさで、「ファントム」の頃から目立っていたのに、なかなか役がつかない。。。。成績が良くないとはいえ、あの美貌ならと思うんですが。もうちょっとボロが出なくなるのを待ってるのかな(←檀ちゃん的な?)不思議。
■こと華千乃
目立つ役といえるのは、ダイアナの最初のショーの生贄の役でしょうか。「すみませぇん!」の言い方とかも可愛かったです。
<96期以下(印象に残った方のみですすみません)>
■優波慧(ライナス)
キキちゃんにはあまりヘタレな空気がないので、もしかしたら新公の方が合うかも、、、くらいに思っていたのですが。でも、実際に観てみると、さすがに本役は本役だなあ、と思いました。似合わないなりに、ちゃんと「役」として生きることができているんですよね。
結構早くから抜擢されていて経験も積んでいるし、下手っていうのともちょっと違うんですが、なにを演じても“その役”じゃないなあ、という印象が残るのが残念。一度でいいから、ブルーザーとかテーラーみたいな役に取り組んでみたら勉強になるのではないかと思うんですが。。。
■乙羽映見(サファイア)、朝月希和(エメラルド)
歌も化粧も存在感も、とても良かったです♪ 桜帆ゆかりちゃんと合わせて3人、迫力のある良いトリオでした!
本公演ではダブルトリオにも入ってる二人。これからもがんばってください。
■蘭舞ゆう(バージル)、矢吹世奈(ターク)
モロイ兄弟、特にタークには思い入れのある私から観ても、可愛くて魅力的なタークでした。ちょっと雪組のホタテ(帆風)に似た印象の97期。本公演のギャンブラーにも入っているけど、並み居るダンサーと遜色なく踊れていて、すごいなーと思っています。これからも楽しみ!
■春妃うらら(ポーラ)
文句なく可愛い!!可愛くて可愛くて、ヘロヘロでした。
いやー、あんな幼いポーラだったら、ラスティが迷うのもわかるわー!!あの年の差が素敵★身体全体のスタイルバランスがちょっと子供っぽいのは残念ですが、お化粧や髪型はもっともっと磨けるはずだし、さらに素敵な娘役さんになってくれると信じて待っています(*^ ^*)。
そんなところでしょうか。
とにかく、花組若手のタレントの多さ、実力の平均点の高さに目を瞠った新人公演でした。みんな本当に巧い!特に、最初にも書きましたが、92期の芝居力の高さにはあらためて感じ入りましたし、93期以下も本当に巧い人が多いなあ、と思いました。
バウデビューを果たした田渕さんともども、花組若手の今後の活躍、楽しみにしています!
.
<95期>
■水美舞斗(ラスティ)
恰好良かった!!もう、ホントにイケメンで、大人の男で、色っぽくて!!
リヴィングストンを迎えに来る場面の演出もさりげなくて良かったし、全体に、学年を感じさせない落ち着きのあるラスティでした。本役が割とガチャガチャした感じで元気に演じているので、全然違う印象でした。歌も力強い声で「JUMP!」の熱気が伝わってきたし、芹香ダニーとの並びも良かったし、とにかく“佳い男”だったなあ~!!
「カナリア」でいきなり出てきた印象のあった95期。いやはや、95期の人材豊富さには、どの組を観ても驚くばかりです(@ @)。
■柚香光(ベネディクト)
配属直後から抜擢つづきで、ダンスはピカ一&歌と芝居もそこそこ出来る、という印象のあった柚香さん。今回は、演出が田渕さんだったせいもあってか、直前にあったバウ「Victorian JAZZ」のアルバート皇太子の印象が色濃く残ったベネディクトでした。
「自分は正しい」という根拠のない自信。「悪事」の自覚をもたない「夢を売る男」。こういう役、こういう演出で臨むなら、周囲に悪事の部分をそっと処理してくれる担当がいなくてはならないのですが、、、それが航琉くんのテーラーってことなんですよね、たぶん。浮世離れした、肥大した自意識と英雄願望の塊みたいな若者と、社会の底辺を歩いてきた大人の男というコンビは、なかなか意味性を感じる取り合わせではありました。
本役のだいもんとは全然違うテリーになるだろうなというのは予想していたのですが(だいもんのテリーに近いのは、作品違うけど、星組新公の天寿さんだと思う。。。)、それにしても全然違うキャラクターすぎて驚きました。
あれはあれで、作品としては斬新で面白かったけど、アルバート皇太子の転生かと思うような役づくり(演出)は、柚香さんの経験(成長)という意味では一作勿体無かったような気もしましたが。。。。そのあたり、田渕さんのお考えをきいてみたい気もしました。
■真鳳つぐみ
リヴィングストンを逮捕しにくるミニスカポリスが一番目立ってたかな?マイティのラスティ(←ダジャレみたいだ)に口説かれて、とろんとしてる姿がめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。
花組の誇る可愛子ちゃんの一人。そろそろ喋ったり歌ったりしてる姿も観てみたいなー。
■美蘭レンナ
しょみちゃんと一緒だったリヴィングストンを逮捕しにくる警官と、あとは、レストランでテリーを待つテスのところにワインを持ってくるソムリエでしょうか、単体で目立っていたのは。
キリッとした顔立ちなので、ああいうストイックな役柄だとシャープでカッコいいし、普通に「客の女」でドレスを纏えば、素晴らしく華やかで綺麗で、頭の小ささと首の長さ、デコルテの美しさが目に残ります。パッと目を惹く華やかさで、「ファントム」の頃から目立っていたのに、なかなか役がつかない。。。。成績が良くないとはいえ、あの美貌ならと思うんですが。もうちょっとボロが出なくなるのを待ってるのかな(←檀ちゃん的な?)不思議。
■こと華千乃
目立つ役といえるのは、ダイアナの最初のショーの生贄の役でしょうか。「すみませぇん!」の言い方とかも可愛かったです。
<96期以下(印象に残った方のみですすみません)>
■優波慧(ライナス)
キキちゃんにはあまりヘタレな空気がないので、もしかしたら新公の方が合うかも、、、くらいに思っていたのですが。でも、実際に観てみると、さすがに本役は本役だなあ、と思いました。似合わないなりに、ちゃんと「役」として生きることができているんですよね。
結構早くから抜擢されていて経験も積んでいるし、下手っていうのともちょっと違うんですが、なにを演じても“その役”じゃないなあ、という印象が残るのが残念。一度でいいから、ブルーザーとかテーラーみたいな役に取り組んでみたら勉強になるのではないかと思うんですが。。。
■乙羽映見(サファイア)、朝月希和(エメラルド)
歌も化粧も存在感も、とても良かったです♪ 桜帆ゆかりちゃんと合わせて3人、迫力のある良いトリオでした!
本公演ではダブルトリオにも入ってる二人。これからもがんばってください。
■蘭舞ゆう(バージル)、矢吹世奈(ターク)
モロイ兄弟、特にタークには思い入れのある私から観ても、可愛くて魅力的なタークでした。ちょっと雪組のホタテ(帆風)に似た印象の97期。本公演のギャンブラーにも入っているけど、並み居るダンサーと遜色なく踊れていて、すごいなーと思っています。これからも楽しみ!
■春妃うらら(ポーラ)
文句なく可愛い!!可愛くて可愛くて、ヘロヘロでした。
いやー、あんな幼いポーラだったら、ラスティが迷うのもわかるわー!!あの年の差が素敵★身体全体のスタイルバランスがちょっと子供っぽいのは残念ですが、お化粧や髪型はもっともっと磨けるはずだし、さらに素敵な娘役さんになってくれると信じて待っています(*^ ^*)。
そんなところでしょうか。
とにかく、花組若手のタレントの多さ、実力の平均点の高さに目を瞠った新人公演でした。みんな本当に巧い!特に、最初にも書きましたが、92期の芝居力の高さにはあらためて感じ入りましたし、93期以下も本当に巧い人が多いなあ、と思いました。
バウデビューを果たした田渕さんともども、花組若手の今後の活躍、楽しみにしています!
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若者たちのオーシャンズ【3】
2013年4月28日 宝塚(花)花組新人公演「オーシャンズ11」続き。
<94期>
■舞月なぎさ(リヴィングストン)
可愛かった可愛かった可愛かった!!
実は私、彼女が入団する前のすみれ売りの頃からお気に入りなので(^ ^)、配役が発表されたときからだいぶ浮かれていたわけですが、いやー、可愛かったです!
本役の真由ちゃん(鳳)とは全然違う、どちらかといえば星組の美弥ちゃんをもっと若くしたような「普通の少年」っぽい感じの役づくりでしたが、とても楽しそうで、観ていて幸せな気持ちになりました♪
こんな大役がついたのは初めてで、台詞も歌もドキドキだったのですが、いやいや、危なげなくしっかりこなしてくれて、感心しました。顔がキレイなだけのタイプかと思っていたら、意外な実力者だったんですね。どんな舞台の隅っこで台詞もなくてもいつも楽しそうに小芝居していた人で、舞台勘もよさそうだし、これからがもっと楽しみになりました!
というか。
なにげに花組94期の首席であることを今初めて知りました……吃驚!!(←失礼)去年のおとめでは羽立くんより下だったので、研5の試験でがんばったんですね(@ @)凄いなあ!じゃあ、これからがんがん役がつく、かな? がんばれ~~!!
■仙名彩世(クイーン・ダイアナ)
この方はもう、文句なく最高の出来でした。カルロッタといい、今回といい、本当にこういう役が似合いますね。最後の啖呵の迫力といい、胸がスッとする出来でした(^ ^)。
べーちゃんのテスがすごく大人っぽい創りだったので、ダイアナのガチャガチャ感がうまい対比になっていたと思います。「Victorian JAZZ」の時とは違う関係だったけど、二人の芝居は方向性が全然違うので、うまく演出すれば作品の魅力を何倍にもするのかもしれない、と思いました。
そして、柚香くんとの並びはさすが経験者(^ ^)。田渕さん、ずるいなあ。
次のバウでのヒロイン役が発表されている仙名さん。どんな役になるのかわかりませんが、彼女の魅力が生きる役ならいいな、と思います。がんばれ!
■和海しょう(フランク)
歌はさすが。ダンスも悪くない。でも、「危険」な匂いがちょっと足りない……という印象でした。
いや、フランクは別に、危険じゃなくていいんじゃないか?星組はともみん(夢乃)だったんだし。。。という気もするのですが。「危険」というか、「裏街道」の匂いがしない、、、のかな。
いや、でも、恰好良かったです。色っぽかったし。バシャーも観てみたかったな、と思ったりしました……いや、がりんちゃんのバシャーに不満は無いですよ、もちろん(^ ^;ゞ
■華雅りりか(5年前のテス)
大劇場での本役は観ていないので、星組新公以来の「5年前のテス」。いやー、星組新公のりりかちゃんテスはすごく好きだったんですが、、、あれから1年が過ぎたいま、新公で演じるにはちょっと無理があるなと思いました。
キキちゃんとの並びは良かったんですが、りりかちゃんって「天使のはしご」あたりで一皮むけて、包容力のある、大人っぽい娘役になったと思うんですよね。「サン・テグジュペリ」の新公の方が、そういう意味では似合っていたと思います。今回はじゅりあの休演というアクシデントがあって新公でやることになってしまっただけで、本公演で蘭寿さん相手に演じる分には問題なかったかもしれませんが、春妃うららちゃんのテスを観てしまうと、ねえ。。。
■羽立光来(ハリー・ウッズ)
いつどんな役でも興味深く演じてくれる羽立くん。ハリーはどう来るのかと思っていたら、思いの外正攻法できた印象。さすがでした!いやもう、本当に素敵。ななくらちゃんとの並びも良い感じの身長差で、なんというか、妻の前ではデレデレしていそうな(←空想)、妻のために気軽く悪事に手を染めてしまいそうな、そんな盲目な感じがすごく説得力がありました。(←妄想)
■新菜かほ
役として目立ってたのは、ルーベン邸のメイドかな。一瞬だけど、落ち着いてて良かったです。あと、2幕はたしかディーラーにも入っていたはず。ちょっとした仕草がきれいですよね。
■夢花らん
役がついていないのでいろんな場面に出ていた可愛子ちゃんその2ですが、、、印象的だったのはJackPotの場面のディーラー、かな。色っぽくてキュートで、可愛かったです♪
プログラムを見たら、ベネディクトのオフィスで客人を案内してくるボーイも夢花さんだったんですね。気がつかなかった(涙)。
■冴華りおな(ルーベン)
ルーベン役と発表されたときはすごく意外に感じたのですが、実際観てみて納得。今まで恰幅の良い人というイメージがありましたが、冴華さんは特に胴布団を巻くでなく、ほっそりと華奢なスタイルのまま、ちょっと神経質なルーベンを演じていました。そうきたか!とちょっと手を打ちたい感じでした(^ ^)
いままで、普通の役をオカマにしてみたり、激しい顔芸で場をさらってみたり、癖の強い人だなあという印象が強かったのですが、今回は大役だったせいか、すなおに作品世界の中で演じていて、好感度がかなりあがりました(^ ^)。
まだ若いからいろいろやってみるのもすごく大事だけど、もう少しして新公でも上級生になってきたら、「場面を創る」ことを考えてみてほしいな、と思います。それができる人だと思うからこそ、余計に。
■紗愛せいら(ベス)
美人でしっかりしていて、さりげない色気もある、素晴らしい秘書でした。小池さんの現代ものにはだいたいこういう秘書が出てくるのですが、花組「オーシャンズ11」は、本公演・新公ともに、その面でも非常にレベルが高かったと思います(真顔)
というわけで、私の中ではかなりなレベルで「スター誕生!」という勢いで印象にのこった美女でした!成績が良くないみたいで心配ですが、芝居はすごく良かったと思うので、がんばってください!
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<94期>
■舞月なぎさ(リヴィングストン)
可愛かった可愛かった可愛かった!!
実は私、彼女が入団する前のすみれ売りの頃からお気に入りなので(^ ^)、配役が発表されたときからだいぶ浮かれていたわけですが、いやー、可愛かったです!
本役の真由ちゃん(鳳)とは全然違う、どちらかといえば星組の美弥ちゃんをもっと若くしたような「普通の少年」っぽい感じの役づくりでしたが、とても楽しそうで、観ていて幸せな気持ちになりました♪
こんな大役がついたのは初めてで、台詞も歌もドキドキだったのですが、いやいや、危なげなくしっかりこなしてくれて、感心しました。顔がキレイなだけのタイプかと思っていたら、意外な実力者だったんですね。どんな舞台の隅っこで台詞もなくてもいつも楽しそうに小芝居していた人で、舞台勘もよさそうだし、これからがもっと楽しみになりました!
というか。
なにげに花組94期の首席であることを今初めて知りました……吃驚!!(←失礼)去年のおとめでは羽立くんより下だったので、研5の試験でがんばったんですね(@ @)凄いなあ!じゃあ、これからがんがん役がつく、かな? がんばれ~~!!
■仙名彩世(クイーン・ダイアナ)
この方はもう、文句なく最高の出来でした。カルロッタといい、今回といい、本当にこういう役が似合いますね。最後の啖呵の迫力といい、胸がスッとする出来でした(^ ^)。
べーちゃんのテスがすごく大人っぽい創りだったので、ダイアナのガチャガチャ感がうまい対比になっていたと思います。「Victorian JAZZ」の時とは違う関係だったけど、二人の芝居は方向性が全然違うので、うまく演出すれば作品の魅力を何倍にもするのかもしれない、と思いました。
そして、柚香くんとの並びはさすが経験者(^ ^)。田渕さん、ずるいなあ。
次のバウでのヒロイン役が発表されている仙名さん。どんな役になるのかわかりませんが、彼女の魅力が生きる役ならいいな、と思います。がんばれ!
■和海しょう(フランク)
歌はさすが。ダンスも悪くない。でも、「危険」な匂いがちょっと足りない……という印象でした。
いや、フランクは別に、危険じゃなくていいんじゃないか?星組はともみん(夢乃)だったんだし。。。という気もするのですが。「危険」というか、「裏街道」の匂いがしない、、、のかな。
いや、でも、恰好良かったです。色っぽかったし。バシャーも観てみたかったな、と思ったりしました……いや、がりんちゃんのバシャーに不満は無いですよ、もちろん(^ ^;ゞ
■華雅りりか(5年前のテス)
大劇場での本役は観ていないので、星組新公以来の「5年前のテス」。いやー、星組新公のりりかちゃんテスはすごく好きだったんですが、、、あれから1年が過ぎたいま、新公で演じるにはちょっと無理があるなと思いました。
キキちゃんとの並びは良かったんですが、りりかちゃんって「天使のはしご」あたりで一皮むけて、包容力のある、大人っぽい娘役になったと思うんですよね。「サン・テグジュペリ」の新公の方が、そういう意味では似合っていたと思います。今回はじゅりあの休演というアクシデントがあって新公でやることになってしまっただけで、本公演で蘭寿さん相手に演じる分には問題なかったかもしれませんが、春妃うららちゃんのテスを観てしまうと、ねえ。。。
■羽立光来(ハリー・ウッズ)
いつどんな役でも興味深く演じてくれる羽立くん。ハリーはどう来るのかと思っていたら、思いの外正攻法できた印象。さすがでした!いやもう、本当に素敵。ななくらちゃんとの並びも良い感じの身長差で、なんというか、妻の前ではデレデレしていそうな(←空想)、妻のために気軽く悪事に手を染めてしまいそうな、そんな盲目な感じがすごく説得力がありました。(←妄想)
■新菜かほ
役として目立ってたのは、ルーベン邸のメイドかな。一瞬だけど、落ち着いてて良かったです。あと、2幕はたしかディーラーにも入っていたはず。ちょっとした仕草がきれいですよね。
■夢花らん
役がついていないのでいろんな場面に出ていた可愛子ちゃんその2ですが、、、印象的だったのはJackPotの場面のディーラー、かな。色っぽくてキュートで、可愛かったです♪
プログラムを見たら、ベネディクトのオフィスで客人を案内してくるボーイも夢花さんだったんですね。気がつかなかった(涙)。
■冴華りおな(ルーベン)
ルーベン役と発表されたときはすごく意外に感じたのですが、実際観てみて納得。今まで恰幅の良い人というイメージがありましたが、冴華さんは特に胴布団を巻くでなく、ほっそりと華奢なスタイルのまま、ちょっと神経質なルーベンを演じていました。そうきたか!とちょっと手を打ちたい感じでした(^ ^)
いままで、普通の役をオカマにしてみたり、激しい顔芸で場をさらってみたり、癖の強い人だなあという印象が強かったのですが、今回は大役だったせいか、すなおに作品世界の中で演じていて、好感度がかなりあがりました(^ ^)。
まだ若いからいろいろやってみるのもすごく大事だけど、もう少しして新公でも上級生になってきたら、「場面を創る」ことを考えてみてほしいな、と思います。それができる人だと思うからこそ、余計に。
■紗愛せいら(ベス)
美人でしっかりしていて、さりげない色気もある、素晴らしい秘書でした。小池さんの現代ものにはだいたいこういう秘書が出てくるのですが、花組「オーシャンズ11」は、本公演・新公ともに、その面でも非常にレベルが高かったと思います(真顔)
というわけで、私の中ではかなりなレベルで「スター誕生!」という勢いで印象にのこった美女でした!成績が良くないみたいで心配ですが、芝居はすごく良かったと思うので、がんばってください!
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若者たちのオーシャンズ【2】
2013年4月27日 宝塚(花)花組新人公演「オーシャンズ11」続き。(大幅に間があいててすいません。。。)
<93期>
■菜那くらら(アン・ウッズ)
芝居も歌も標準以上なのに、毎回子役ばっかりで、いつになったら大人の役が回ってくるんだろう?とずっと思っていたななくらちゃん。アン・ウッズのさりげない存在感も良かったし、自然に大人の女性の立ち居振る舞いができていて、やっぱりそろそろ子役は卒業させようよ、と、あらためて思いました。
ベネディクトの部屋でのアドリブは「頑張ったね」という感じでしたが、VIPルームで、ダニーに「調べましたよ?」と言われた時のさりげなさとか、大仰すぎなくてでも印象的で、巧いなー、と感心。ただ、全体にちょっと「手堅い」感があったので、役的には大人なんだけどもう少し弾けても良かったかもね、と思いました。
■真輝いづみ(イエン)
すっごい可愛かった!そして、身のこなしの軽やかさが半端ない!!ラスティに紹介される場面の片手側転とか、鮮やかすぎて驚きました。
オープニングのダンスとか、恰好よすぎて溜息ものでしたわ。大劇場でみつるくんが部分休演しているときも、マキシムが誰かの代役で前に出て踊っていたと聴いた記憶が。。。恰好良かっただろうなあ。
とはいえ、ヨーヨーの扱いは、さすがに何ヶ月もの間毎日真剣勝負の中で磨かれている人とは比べられないというか(汗)、いやいやこの短期間によくやったよというか、、、、お疲れさまでした、というか(^ ^;
芝居は以前から巧いなあと思っていた人ですが、あまり台詞のないこういう役でも、相槌の間とかが凄く良いんですよね。舞台勘のある人なんだな、と思います。そして、ダンスだけじゃなくて歌も良かった! なんだ、3拍子揃ってるじゃないか(@ @)。
次は長の学年になるんだし、しどころのある役がつくことを祈ります。
■大河凜(バシャー)
本役のみーちゃん(春風)から学んだ色気が、どちらかといえば可愛い系の容姿と爽やかな持ち味にプラスされて、なんともいえない魅力的なバシャーでした。みーちゃんみたいな「危険」な感じの色香じゃなくて、華やかに人を惹きつける綺麗な花のような。
ジョルジュ役も可愛かったです、ええ(^ ^)。
思えば、「愛と死のアラビア」新人公演でだいもんの役を演じていたのが最初の認識なんですよね。華奢で可愛くて、でもそれだけじゃなくて学年のわりに達者だなあと思ったっけなあ。「
愛のプレリュード」は残念な出来だったけど、いまのがりんちゃんには、もう一度主演させてあげたいと思う魅力があると思います。べーちゃんが今回のテス役で見事に「大人の女」で魅せてくれたように、がりんちゃんにももう一度、その実力を見せるチャンスが巡ってきますように。
■桜帆ゆかり(ルビー)
歌えることは知っていましたが、あんなに歌えるんだ!びっくり!
迫力のある良い声でした。黒塗りのお化粧も似合ってて、大人っぽくてびっくり。銀ちゃん組の下級生が、いつの間にかこんなに、ねえ。。。
■航琉ひびき(テーラー)
本公演もハロルドで抜擢されている航琉くん。うすくあごひげをつけた容貌はなかなかの悪い男で、切れ者の副官感と胡散臭さをが両立させていて凄いなあ、と感心しました。ほっそりした柚香くんと並ぶと、ボディーガードあがりっぽいゴツさがあるのもイイなあ、と(*^ ^*)。
いままであまり目立たなかったけど、ここのところ急速に役がついてきている気がするんですよね。どれも過不足なく演じていて、これからが楽しみです。たまには歌も聴いてみたいな(^ ^)。
■凪咲星南(エイミー)
ルナちゃん(冴月)演じる振付のエディを女性に変えての演出。ハロルド役と合わせてこの二役が女性になっているのは星組と同じ変更ですが、私、この女の子ばっかりの「クイーン・ダイアナ」軍団、大好きだったんですよね。女同士だからこその遠慮のなさとか、和気藹々としつつ大事なところにはシビアだったり、逆に見て見ぬふりしてあげたり、さりげない気づかいがあって良いなと思っていたのです。
特に今回は、3人とも学年が近いせいか、本当に学生時代からサークルで組んでやっていて、たまたまダイアナがスターになったからそのままプロになった的な(良い意味での)親しさが垣間見えて、それが逆に「プロ意識」の低さというか、ダイアナの我侭を放置する、ぬるま湯的な感覚にもつながっているような気がしました。。。。ラスト、ダイアナが1人でブロードウェイに旅立つのは、ベネディクトだけではなくエイミーたちをも捨てていくわけで。ダイアナというスターを喪った二人がこれからどうやってショービジネスを泳いでいくのか、そんなことを考えてしまいました。
……もし、意識して演出したんだとしたら、田渕さん、すごいなあ(^ ^)
■美花梨乃(ジュリー)
同期の航琉くんのハロルド役を女性に変えた役。演出上の意義は上に書いたとおりなので割愛しますが、すごく良かったです! 以前から可愛いなあと思っていたのですが、なかなか役がつかなくて、よほど芝居ができないのかとおもっていたのですが(失礼)、聴きとりやすいしきれいな台詞回しで、ダイアナやエイミーとの関係性もリアルだったし、とにかく良かったです。
髪型やアクセも、裏方らしくあまり凝り過ぎず、でも魅力的に自分の美貌を生かしていて、似合ってました。初めての役らしい役でも、与えられた役柄以上のものを見せてくれたと思うので、次もぜひ、やりがいのある役がつきますように!
■花奈澪(ローラ)
羽立くんが演じるバッキー・ブキャナンを女性に変えた役。思いきったメイクや鬘で、一瞬の出番なのにしっかり印象付けて、さすがだなと思いました。
他の場面はだいたい「客の女」でしたが、本公演とはだいぶ違うゴージャスな感じにつくっていて、そういうところはさすが花娘だなあと感心(^ ^)。いや、花奈さんだけじゃないですけどね(^ ^)。
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<93期>
■菜那くらら(アン・ウッズ)
芝居も歌も標準以上なのに、毎回子役ばっかりで、いつになったら大人の役が回ってくるんだろう?とずっと思っていたななくらちゃん。アン・ウッズのさりげない存在感も良かったし、自然に大人の女性の立ち居振る舞いができていて、やっぱりそろそろ子役は卒業させようよ、と、あらためて思いました。
ベネディクトの部屋でのアドリブは「頑張ったね」という感じでしたが、VIPルームで、ダニーに「調べましたよ?」と言われた時のさりげなさとか、大仰すぎなくてでも印象的で、巧いなー、と感心。ただ、全体にちょっと「手堅い」感があったので、役的には大人なんだけどもう少し弾けても良かったかもね、と思いました。
■真輝いづみ(イエン)
すっごい可愛かった!そして、身のこなしの軽やかさが半端ない!!ラスティに紹介される場面の片手側転とか、鮮やかすぎて驚きました。
オープニングのダンスとか、恰好よすぎて溜息ものでしたわ。大劇場でみつるくんが部分休演しているときも、マキシムが誰かの代役で前に出て踊っていたと聴いた記憶が。。。恰好良かっただろうなあ。
とはいえ、ヨーヨーの扱いは、さすがに何ヶ月もの間毎日真剣勝負の中で磨かれている人とは比べられないというか(汗)、いやいやこの短期間によくやったよというか、、、、お疲れさまでした、というか(^ ^;
芝居は以前から巧いなあと思っていた人ですが、あまり台詞のないこういう役でも、相槌の間とかが凄く良いんですよね。舞台勘のある人なんだな、と思います。そして、ダンスだけじゃなくて歌も良かった! なんだ、3拍子揃ってるじゃないか(@ @)。
次は長の学年になるんだし、しどころのある役がつくことを祈ります。
■大河凜(バシャー)
本役のみーちゃん(春風)から学んだ色気が、どちらかといえば可愛い系の容姿と爽やかな持ち味にプラスされて、なんともいえない魅力的なバシャーでした。みーちゃんみたいな「危険」な感じの色香じゃなくて、華やかに人を惹きつける綺麗な花のような。
ジョルジュ役も可愛かったです、ええ(^ ^)。
思えば、「愛と死のアラビア」新人公演でだいもんの役を演じていたのが最初の認識なんですよね。華奢で可愛くて、でもそれだけじゃなくて学年のわりに達者だなあと思ったっけなあ。「
愛のプレリュード」は残念な出来だったけど、いまのがりんちゃんには、もう一度主演させてあげたいと思う魅力があると思います。べーちゃんが今回のテス役で見事に「大人の女」で魅せてくれたように、がりんちゃんにももう一度、その実力を見せるチャンスが巡ってきますように。
■桜帆ゆかり(ルビー)
歌えることは知っていましたが、あんなに歌えるんだ!びっくり!
迫力のある良い声でした。黒塗りのお化粧も似合ってて、大人っぽくてびっくり。銀ちゃん組の下級生が、いつの間にかこんなに、ねえ。。。
■航琉ひびき(テーラー)
本公演もハロルドで抜擢されている航琉くん。うすくあごひげをつけた容貌はなかなかの悪い男で、切れ者の副官感と胡散臭さをが両立させていて凄いなあ、と感心しました。ほっそりした柚香くんと並ぶと、ボディーガードあがりっぽいゴツさがあるのもイイなあ、と(*^ ^*)。
いままであまり目立たなかったけど、ここのところ急速に役がついてきている気がするんですよね。どれも過不足なく演じていて、これからが楽しみです。たまには歌も聴いてみたいな(^ ^)。
■凪咲星南(エイミー)
ルナちゃん(冴月)演じる振付のエディを女性に変えての演出。ハロルド役と合わせてこの二役が女性になっているのは星組と同じ変更ですが、私、この女の子ばっかりの「クイーン・ダイアナ」軍団、大好きだったんですよね。女同士だからこその遠慮のなさとか、和気藹々としつつ大事なところにはシビアだったり、逆に見て見ぬふりしてあげたり、さりげない気づかいがあって良いなと思っていたのです。
特に今回は、3人とも学年が近いせいか、本当に学生時代からサークルで組んでやっていて、たまたまダイアナがスターになったからそのままプロになった的な(良い意味での)親しさが垣間見えて、それが逆に「プロ意識」の低さというか、ダイアナの我侭を放置する、ぬるま湯的な感覚にもつながっているような気がしました。。。。ラスト、ダイアナが1人でブロードウェイに旅立つのは、ベネディクトだけではなくエイミーたちをも捨てていくわけで。ダイアナというスターを喪った二人がこれからどうやってショービジネスを泳いでいくのか、そんなことを考えてしまいました。
……もし、意識して演出したんだとしたら、田渕さん、すごいなあ(^ ^)
■美花梨乃(ジュリー)
同期の航琉くんのハロルド役を女性に変えた役。演出上の意義は上に書いたとおりなので割愛しますが、すごく良かったです! 以前から可愛いなあと思っていたのですが、なかなか役がつかなくて、よほど芝居ができないのかとおもっていたのですが(失礼)、聴きとりやすいしきれいな台詞回しで、ダイアナやエイミーとの関係性もリアルだったし、とにかく良かったです。
髪型やアクセも、裏方らしくあまり凝り過ぎず、でも魅力的に自分の美貌を生かしていて、似合ってました。初めての役らしい役でも、与えられた役柄以上のものを見せてくれたと思うので、次もぜひ、やりがいのある役がつきますように!
■花奈澪(ローラ)
羽立くんが演じるバッキー・ブキャナンを女性に変えた役。思いきったメイクや鬘で、一瞬の出番なのにしっかり印象付けて、さすがだなと思いました。
他の場面はだいたい「客の女」でしたが、本公演とはだいぶ違うゴージャスな感じにつくっていて、そういうところはさすが花娘だなあと感心(^ ^)。いや、花奈さんだけじゃないですけどね(^ ^)。
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若者たちのオーシャンズ【2】
2013年4月13日 宝塚(花) コメント (4)花組新人公演「オーシャンズ11」。
新人公演学年まで芝居上手なタレントが揃った花組で、多すぎるほど男役の役が多い「オーシャンズ11」!本当に楽しかったです。
キャストについての感想は、久しぶりに学年順でいきたいと思います(^ ^)。
<92期>
■鞠花ゆめ(テレサ)
「銀ちゃんの恋」の焼き肉屋の女将で鮮烈なデビュー(←私的に)を果たしてから、、、4年半?今研8になったばかりだから、あのときまだ研3だったんですよね。。。あの頃からすでに完成された芝居巧者でしたけど、学年を重ねてさらに包容力を増して、大地のように優しくて大らかな、素敵な女役になったなあ、と思いました。
ちょっと蓮っ葉だけど温かいテレサの、娘に対する時と父親に対する時で微妙に違う優しさが、とても魅力的。リカルドに「(店は)お前がいれば大丈夫だ!」と言われる信頼感にも納得。お客さんたち(←いなかったけどねっ!)に信頼され、甘えられるママっぷりに説得力があって、「こういうひと絶対いる。。。」と思わされました。
最後のご挨拶も、かなり緊張していたようですけれどもしっかりと伝えるべきことを伝えてくれたと思います。最後にキキちゃんを呼ぶときの「(92⇒93期の)バトンタッチの想いを」という一言に篭められた万感が、胸に響きました。
赤毛のときの思いきった化粧やアクセも素敵だし、「客の女」でのゴージャスな衣装も良く似合う。芝居だけじゃなくて、そういう外見的な表現まで含めた幅の広さとセンスの良さも、本当に大好き!末永く花組をよろしくお願いいたします!!(真顔)
■天真みちる(ソール)
誰しもが予想したソール役。今回の新公で一番期待された役の一人だったと思いますが、予想以上の出来でした。本公演のやりすぎなガツガツぶりとはうってかわった、ちょっと枯れた男の役。
ああいう役を演じているタソは、本当に恰好良いなあと思うんですよね。本公演でも、早くああいう役が回ってくる立場になってほしいものです(^ ^)。
どちらかといえば、まりんさんより初演のマヤさんのソールに近い印象でしたが、「JUMP」の前の「飛ぶんだ、ライナス」という台詞の言い方が全然違っていて、、、なんというか、すごくグッときました。あの瞬間に、急にタソが大きくなったような気がしました。
そして!今回の瞠目ポイントは!
ゼルガのカイゼル髭が恰好良かった!!
あああ、素敵。。。素敵すぎる。。。
■日高大地(チャールズ)
芝居についてはいろいろいろいろある人ですが、ビシッとスーツを着こなした立ち姿は文句なく恰好良かった!ダンディな大人の男にちゃんと見えるんですよね、ああいう恰好をすると。本当に恰好良い。
芝居や歌はアレでも、ダンスができる生粋の花男は貴重なので、もう少しがんばってほしいな、と思います。いやあの、芝居も少しずつ良くなっていると思うので、これからも精進してください(^ ^)。
■神房佳希(リカルド)
この人の真骨頂は、「さりげない巧さ」なんですよね。鞠花ゆめちゃんのテレサとのやり取りが、遠慮がなくて本当に自然で、とても良かったです。テレサやポーラが心配するのも無理はない、ふわふわした無責任な軽やかさがあって、なのにちゃんと「父親」で。
昔からお芝居好きなんだろうなあ、と思っていましたが、最近やっと役らしい役がつくようになってきて嬉しいです。これからもがんばってください!
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新人公演学年まで芝居上手なタレントが揃った花組で、多すぎるほど男役の役が多い「オーシャンズ11」!本当に楽しかったです。
キャストについての感想は、久しぶりに学年順でいきたいと思います(^ ^)。
<92期>
■鞠花ゆめ(テレサ)
「銀ちゃんの恋」の焼き肉屋の女将で鮮烈なデビュー(←私的に)を果たしてから、、、4年半?今研8になったばかりだから、あのときまだ研3だったんですよね。。。あの頃からすでに完成された芝居巧者でしたけど、学年を重ねてさらに包容力を増して、大地のように優しくて大らかな、素敵な女役になったなあ、と思いました。
ちょっと蓮っ葉だけど温かいテレサの、娘に対する時と父親に対する時で微妙に違う優しさが、とても魅力的。リカルドに「(店は)お前がいれば大丈夫だ!」と言われる信頼感にも納得。お客さんたち(←いなかったけどねっ!)に信頼され、甘えられるママっぷりに説得力があって、「こういうひと絶対いる。。。」と思わされました。
最後のご挨拶も、かなり緊張していたようですけれどもしっかりと伝えるべきことを伝えてくれたと思います。最後にキキちゃんを呼ぶときの「(92⇒93期の)バトンタッチの想いを」という一言に篭められた万感が、胸に響きました。
赤毛のときの思いきった化粧やアクセも素敵だし、「客の女」でのゴージャスな衣装も良く似合う。芝居だけじゃなくて、そういう外見的な表現まで含めた幅の広さとセンスの良さも、本当に大好き!末永く花組をよろしくお願いいたします!!(真顔)
■天真みちる(ソール)
誰しもが予想したソール役。今回の新公で一番期待された役の一人だったと思いますが、予想以上の出来でした。本公演のやりすぎなガツガツぶりとはうってかわった、ちょっと枯れた男の役。
ああいう役を演じているタソは、本当に恰好良いなあと思うんですよね。本公演でも、早くああいう役が回ってくる立場になってほしいものです(^ ^)。
どちらかといえば、まりんさんより初演のマヤさんのソールに近い印象でしたが、「JUMP」の前の「飛ぶんだ、ライナス」という台詞の言い方が全然違っていて、、、なんというか、すごくグッときました。あの瞬間に、急にタソが大きくなったような気がしました。
そして!今回の瞠目ポイントは!
ゼルガのカイゼル髭が恰好良かった!!
あああ、素敵。。。素敵すぎる。。。
■日高大地(チャールズ)
芝居についてはいろいろいろいろある人ですが、ビシッとスーツを着こなした立ち姿は文句なく恰好良かった!ダンディな大人の男にちゃんと見えるんですよね、ああいう恰好をすると。本当に恰好良い。
芝居や歌はアレでも、ダンスができる生粋の花男は貴重なので、もう少しがんばってほしいな、と思います。いやあの、芝居も少しずつ良くなっていると思うので、これからも精進してください(^ ^)。
■神房佳希(リカルド)
この人の真骨頂は、「さりげない巧さ」なんですよね。鞠花ゆめちゃんのテレサとのやり取りが、遠慮がなくて本当に自然で、とても良かったです。テレサやポーラが心配するのも無理はない、ふわふわした無責任な軽やかさがあって、なのにちゃんと「父親」で。
昔からお芝居好きなんだろうなあ、と思っていましたが、最近やっと役らしい役がつくようになってきて嬉しいです。これからもがんばってください!
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若者たちのオーシャンズ
2013年4月11日 宝塚(花) コメント (2)花組新人公演「オーシャンズ11」を観劇いたしました。
キキちゃん(芹香)、べーちゃん(桜咲)、同期コンビ万歳!!
もう、本当に素晴らしかったです(^ ^)。
発表されたときから似合うだろうと思っていたキキちゃんのダニーはさすが!の一言。蘭寿さんのダニーとはまた全然違っていて、もっとリアルな、、、なんというか、“本当に居そうな感じ”がありましたね。蘭寿さんは、良くも悪くも芸風が劇画タッチなので(←そこが素敵なんです!!力説!!)、最高に「ハリウッド映画みたい」でしたけど、キキちゃんはもっと、、、なんだろうな、もっとリアルな質感のあるダニーでした。
というか、この学年で崩した色気が出せるのはすごいなあ、と思います。これからが、というか、まずは初のバウ主演に大いに期待!!
そして、発表された時は、芝居は合うだろうけど、技術的な(←主に歌の)面がすごく心配だったべーちゃんのテス。いつの間にか美しいソプラノを響かせるようになってくれて(←音程はちょっと怪しかったけど)、ファンとしてとても幸せでした(^ ^)。
あーもう、可愛い可愛いばかり思っていたべーちゃんですが、いつの間にこんなに美しくなったんだろう?と目から鱗で!べーちゃんの笑顔パワーは無敵の武器だけど、それだけじゃ役者としては物足りない……と思っていたところに、笑顔を封じてキリッとした「デキる女」で通す作品。劇団はよくかんがえているなあ、と思いました。
その美貌と程よいボリューム感が、テスの女らしさと意地っ張りな可愛らしさを強調していて、「あいつが惚れるのも無理はない、魅力的なイヴ」そのもの。特に、最初の登場シーンでカッ!とライトが当たった瞬間の輝きは、まさに女神と言うかなんというか……あー、本当にキレイだった!
べーちゃんの女優っぷりに乾杯。
元々の脚本は、ダニーとテスにはかなり年齢差がある設定(「ウブな女子大生に堕ちた」)。
花組は、星組とは逆に、本公演の方が年の差があって新人公演は同期カップルという組み合わせでしたが。。。星組本公演で強く感じた「年齢差を感じない」違和感は、実際には「年齢差」の問題ではなかったんだな、と思いました(いまさら)。
キキちゃんとべーちゃんは、どう観ても、同い年の対等カップルにしか見えなかったのですが、違和感はなかったんですよね。なんでだろう?と思いながらずーっと見て、、、本当の意味で「対等」な二人だからなのかな、と思いました。礼音くんダニーとねねちゃんテスは、見た目は対等に見えるけど、精神的には支配者と従属者であることが見えてきていたから、それが違和感だったのかな、と。
そう思うと、蘭寿さんと蘭ちゃんは、年齢差はあるけど対等なんですよね。蘭ちゃんが蘭寿さんの掌で空回っている感じではなくて、蘭寿さんも蘭ちゃんに振りまわされているいるし、蘭ちゃんも蘭寿さんに振りまわされている、、見た目の年齢差と、そういう対等感が両立していたからこその面白さだったのかもしれない、と、完全に対等な新人公演の二人を観ながら思ったのでした。
……いやえっと、若いテスが華雅りりかちゃんだったこともあって、今までで一番「ウブな女子大生に堕ちた」感のない公演ではあったのですけど、ね(^ ^)
演出は田渕大輔さん。彼の新公は結構観ていて、どれも良かったのですが、今回は待望のバウ「ヴィクトリアンジャズ」初演出の直後に続けて花組、ということで、良い関係をつくっているな、と感じました。彼の役者に対する宛書きの仕方はわりと独特で面白いのですが、「オーシャンズ11」は新人公演でのキャラ替えの余地が大きいので、わりと好き勝手やってましたね。
ああ、他の組でも彼のバウを観てみたいなあ~!!
本公演との演出の違いは、基本的には星組と同じ考え方だったような気がします。記者会見とか、2幕の繋ぎ方とか。スピーディーにうまく繋いであって、違和感はなかったですね
いやもう、とにかく良い新公でした(はぁと)
他のメンバーも皆良かったので、がんばって続きを書きたいです!特に良かったのは、今回で新公を卒業する92期!絶賛!!
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キキちゃん(芹香)、べーちゃん(桜咲)、同期コンビ万歳!!
もう、本当に素晴らしかったです(^ ^)。
発表されたときから似合うだろうと思っていたキキちゃんのダニーはさすが!の一言。蘭寿さんのダニーとはまた全然違っていて、もっとリアルな、、、なんというか、“本当に居そうな感じ”がありましたね。蘭寿さんは、良くも悪くも芸風が劇画タッチなので(←そこが素敵なんです!!力説!!)、最高に「ハリウッド映画みたい」でしたけど、キキちゃんはもっと、、、なんだろうな、もっとリアルな質感のあるダニーでした。
というか、この学年で崩した色気が出せるのはすごいなあ、と思います。これからが、というか、まずは初のバウ主演に大いに期待!!
そして、発表された時は、芝居は合うだろうけど、技術的な(←主に歌の)面がすごく心配だったべーちゃんのテス。いつの間にか美しいソプラノを響かせるようになってくれて(←音程はちょっと怪しかったけど)、ファンとしてとても幸せでした(^ ^)。
あーもう、可愛い可愛いばかり思っていたべーちゃんですが、いつの間にこんなに美しくなったんだろう?と目から鱗で!べーちゃんの笑顔パワーは無敵の武器だけど、それだけじゃ役者としては物足りない……と思っていたところに、笑顔を封じてキリッとした「デキる女」で通す作品。劇団はよくかんがえているなあ、と思いました。
その美貌と程よいボリューム感が、テスの女らしさと意地っ張りな可愛らしさを強調していて、「あいつが惚れるのも無理はない、魅力的なイヴ」そのもの。特に、最初の登場シーンでカッ!とライトが当たった瞬間の輝きは、まさに女神と言うかなんというか……あー、本当にキレイだった!
べーちゃんの女優っぷりに乾杯。
元々の脚本は、ダニーとテスにはかなり年齢差がある設定(「ウブな女子大生に堕ちた」)。
花組は、星組とは逆に、本公演の方が年の差があって新人公演は同期カップルという組み合わせでしたが。。。星組本公演で強く感じた「年齢差を感じない」違和感は、実際には「年齢差」の問題ではなかったんだな、と思いました(いまさら)。
キキちゃんとべーちゃんは、どう観ても、同い年の対等カップルにしか見えなかったのですが、違和感はなかったんですよね。なんでだろう?と思いながらずーっと見て、、、本当の意味で「対等」な二人だからなのかな、と思いました。礼音くんダニーとねねちゃんテスは、見た目は対等に見えるけど、精神的には支配者と従属者であることが見えてきていたから、それが違和感だったのかな、と。
そう思うと、蘭寿さんと蘭ちゃんは、年齢差はあるけど対等なんですよね。蘭ちゃんが蘭寿さんの掌で空回っている感じではなくて、蘭寿さんも蘭ちゃんに振りまわされているいるし、蘭ちゃんも蘭寿さんに振りまわされている、、見た目の年齢差と、そういう対等感が両立していたからこその面白さだったのかもしれない、と、完全に対等な新人公演の二人を観ながら思ったのでした。
……いやえっと、若いテスが華雅りりかちゃんだったこともあって、今までで一番「ウブな女子大生に堕ちた」感のない公演ではあったのですけど、ね(^ ^)
演出は田渕大輔さん。彼の新公は結構観ていて、どれも良かったのですが、今回は待望のバウ「ヴィクトリアンジャズ」初演出の直後に続けて花組、ということで、良い関係をつくっているな、と感じました。彼の役者に対する宛書きの仕方はわりと独特で面白いのですが、「オーシャンズ11」は新人公演でのキャラ替えの余地が大きいので、わりと好き勝手やってましたね。
ああ、他の組でも彼のバウを観てみたいなあ~!!
本公演との演出の違いは、基本的には星組と同じ考え方だったような気がします。記者会見とか、2幕の繋ぎ方とか。スピーディーにうまく繋いであって、違和感はなかったですね
いやもう、とにかく良い新公でした(はぁと)
他のメンバーも皆良かったので、がんばって続きを書きたいです!特に良かったのは、今回で新公を卒業する92期!絶賛!!
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