今日は、次回宙組大劇場公演の集合日でした。
……一原さん、ちーちゃん(蓮水)、たらちゃん(愛花)、天風さん、れーれ(すみれ乃)、りあんちゃん(夢涼)、、、専科さんを含む6人のタカラジェンヌが、宝塚を卒業することが発表されました。
昨年夏にW主演で存在感を示したちーちゃん、同じ作品でWヒロイン格だったたらちゃん、いつも良い仕事をしてくれた天風さん、「翼ある人々」の中で、唯一翼を持たない「普通の女の子」を、高い娘役力で見事に演じたれーれ、そして、やっと新公を卒業して、バウでも少し役がつきはじめたばかりの、芝居上手なりあんちゃん。
毎回集合日のたびごとに、彼らの人生なのだから、彼らの「時が来た」という判断を大切にしたいとは思うのですが、、、、
でも、やっぱり寂しいです(T T)。祐飛さんがいた年月を、一緒に走ってくれた組子たち。もう誰ひとり欠けてほしくはなかったのに……なんて、そんなこと言っても仕方のない繰り言にすぎないのだけれども。
ああ、それにしても!!
どうして次の本公演がベルばらなのよーーーーっっっっっっ!!!
ベルナール役のちーちゃんはともかく(←いや、そういう問題ではありませんが)、たらちゃんのイザベルもれーれのルルーもりあんちゃんのジルベルトも、天風さんの平民議員も、、、彼らのもつポテンシャルを最大限に生かせる役になるとは思えな………いや、脚本を全面的に書き換えたそうですから、今までのイメージで考えてはいけないのかもしれませんけれども!!でも、植田(紳)さんが関わっている以上大した違いはないだろうし、、、なんてぐちゃぐちゃ考えてしまうんですよね。
どうせチケット難で何回も観ることもできないでしょうけれども、数少ない観劇の機会を大切に、集中して、最後まで見守りたいと思います。
がんばろう。うん。
話は違いますが。
先日、6月の花組振り分けと、大劇場公演「エリザベート」の主な配役が発表されました。
(日記を途中まで書いては寝落ちしてしまう…というのを繰り返していたためこんなタイミングに)
一番驚いたのは、、、巴里祭出演者が全員中日と掛け持ちだったこと、でしょうか。
公演中に掛け持ちでお稽古か。。。大変だなあ。
それにしても、なんだかえらい豪華メンバー(←私的に)ですが、私、これ何回観ればいい んですかね?(真顔)……財布の続く限り??(とっても真顔)
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……一原さん、ちーちゃん(蓮水)、たらちゃん(愛花)、天風さん、れーれ(すみれ乃)、りあんちゃん(夢涼)、、、専科さんを含む6人のタカラジェンヌが、宝塚を卒業することが発表されました。
昨年夏にW主演で存在感を示したちーちゃん、同じ作品でWヒロイン格だったたらちゃん、いつも良い仕事をしてくれた天風さん、「翼ある人々」の中で、唯一翼を持たない「普通の女の子」を、高い娘役力で見事に演じたれーれ、そして、やっと新公を卒業して、バウでも少し役がつきはじめたばかりの、芝居上手なりあんちゃん。
毎回集合日のたびごとに、彼らの人生なのだから、彼らの「時が来た」という判断を大切にしたいとは思うのですが、、、、
でも、やっぱり寂しいです(T T)。祐飛さんがいた年月を、一緒に走ってくれた組子たち。もう誰ひとり欠けてほしくはなかったのに……なんて、そんなこと言っても仕方のない繰り言にすぎないのだけれども。
ああ、それにしても!!
どうして次の本公演がベルばらなのよーーーーっっっっっっ!!!
ベルナール役のちーちゃんはともかく(←いや、そういう問題ではありませんが)、たらちゃんのイザベルもれーれのルルーもりあんちゃんのジルベルトも、天風さんの平民議員も、、、彼らのもつポテンシャルを最大限に生かせる役になるとは思えな………いや、脚本を全面的に書き換えたそうですから、今までのイメージで考えてはいけないのかもしれませんけれども!!でも、植田(紳)さんが関わっている以上大した違いはないだろうし、、、なんてぐちゃぐちゃ考えてしまうんですよね。
どうせチケット難で何回も観ることもできないでしょうけれども、数少ない観劇の機会を大切に、集中して、最後まで見守りたいと思います。
がんばろう。うん。
話は違いますが。
先日、6月の花組振り分けと、大劇場公演「エリザベート」の主な配役が発表されました。
(日記を途中まで書いては寝落ちしてしまう…というのを繰り返していたためこんなタイミングに)
一番驚いたのは、、、巴里祭出演者が全員中日と掛け持ちだったこと、でしょうか。
公演中に掛け持ちでお稽古か。。。大変だなあ。
それにしても、なんだかえらい豪華メンバー(←私的に)ですが、私、これ何回観ればいい んですかね?(真顔)……財布の続く限り??(とっても真顔)
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日本青年館公演にて、宙組公演「翼ある人びと」を観劇いたしました。
素晴らしかった!!上田久美子さんブラボー!!
すっごく正直なことを言えば、デビュー作の「月雲の皇子」はずるいなーと思っていたところもあったんですよね。「芝居の月組」を継承する芝居上手な下級生をほとんど全員集めて、ものすごくレベルが高いところで物語を語っていたので。なんというか、あの出演者なら良いものになって当たり前、というか。
だけど、今回の成功は本物かな、と。まぁくん(朝夏)もゆうりちゃん(伶美)も“芝居巧者”というタイプではないし、芝居のできる下級生も、大半が中日にもっていかれた中で、一人ひとりの個性や癖をしっかり読んで、よくあれだけの作品にまとめあげ、出演している役者たちの格をあげてのけたな、と。
宛書きの強み、劇団に座付き作家がいる意味というものを、すごくひしひしと感じました。
なんてお題目はおいといて。
まずは、なんといってもまぁくん、おめでとう!!と言いたいですね。苦節○年、やっとめぐり会えた佳作。作品がまともなら、まぁくん自身の美貌とスターとしての輝きは隠しようもなく、このもどかしくも美しい物語を見事に表現していたと思います。
そして、ゆうりちゃんの美貌と包容力も素晴らしかった!!
大人っぽい美貌と、落ち着いたまろやかな声。決して器用な役者ではないと思うのですが、居るだけで辺りが明るくなるような華やかさと、佇まいのふんわりとした柔らかさが、とても魅力的でした。シューマンとブラームス、そしてリスト。錚々たるメンバーに愛され、おそらくは神にも愛された美しい人。
ドレスの着こなしや姿勢、立ち姿にはまだまだ改良の余地がありますが、その辺であんなに隙だらけでも、それでも“美しい”という評価に納得せざるを得ないところはさすがだなあ、と思いました。
キタロウ(緒月)の包容力と底なしの優しさは、宙組に来てから神がかってきましたね。彼の優しさと愛がブラームスとクララを追い詰めるのですが、そうやって二人を追い詰めることでシューマン自身が追い詰められていく……という構図が、とても上田さんらしいなと思いました。
彼がクララとブラームスに捧げる愛の深さと執着。そこから自由になった彼が、ブラームスに手渡していく贈り物を、確かに受け止めたブラームスの、ラストシーンの台詞がとても寂しくて、温かくて……それがキタロウのシューマンなんだな、と思いました。
あっきー(澄輝)のヨーゼフ。「The Wild Meets The Wild」のネッドに少し似たところのある自由人で、台詞回しの調子も近い感じでしたが、ネッドより少し大人で、音楽と女を愛する、博愛主義的なバイオリニスト役。
本音と建前の使いわけとか、ルイーゼやロベルトに対するさりげない気づかいとか、そういう言葉に出さない部分の芝居がしっかりと伝わってきて、本当に良い役者になってきたなあ、としみじみ思いました。今回の公演に、あっきーが居てくれて本当に良かった。ラストの老人も素敵でした!
クララの弟子のルイーゼを演じたのはれーれ(すみれ乃)。上流階級の娘で、音楽で身をたてる夢を、家族は応援しているけれども、巧く行かないだろうと思っているんですかね。
3学年も下のクララと並んで、明らかにその庇護下にある美少女に見えるその娘役力に、あらためて感心しました(いまさら)あれこれ悩んで空回ってしまうあたりも、いかにも“思春期”って感じですごく良かったです。
リストの愛ちゃん(愛月)。愛ちゃんの美貌と立ち姿の迫力、そして、独特の個性的な声が活きた、見事な宛書きだったと思います。こういう使い方があったのか!と目から鱗。「BUND NEON」の姫花以来の目から鱗っぷりでした。
一幕の攻撃的なキャラクターと、二幕での“ロベルトの友人”としての二面性がうまく出ていて、あのあたりはホントに久美子さんGJ、なんだろうな、と。
凛きら(凛城)のベートーヴェン?。不思議な役でしたが、やっぱり凜きらは巧いなあ。迫力あってとても良かった。一幕の登場時とか、二幕冒頭とか……ギャグかと思いましたが(^ ^)、そのあたりをひょうひょうとこなしつつ、ちゃんとブラームスを追い詰めていくところはさすがでした。
2幕ラスト、客席の通路でブラームスをすれ違うところは、、、2階からはよく視えないよーーー、と嘆きつつ。
他にも色々印象的な人がたくさんいたのですが、とりあえず、シューマン家の娘を演じた遥羽ららちゃんの可愛らしさよ!!WMWのアンジェラも可愛かったけど、今回も本当に可愛かった……!!
物語を最後まで観て、あらためてチラシ(プログラムの表紙)をみたら、さりげなく手が触れていないことにあらためて気がついたりして。……まさにそういう物語でしたね。
上田さんのセンスと抒情性が結晶化したような台詞と、イメージを的確に伝える演出力。3作目はどんな題材でくるのか、本当に楽しみな人だなあと。
三作目も期待しています!
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素晴らしかった!!上田久美子さんブラボー!!
すっごく正直なことを言えば、デビュー作の「月雲の皇子」はずるいなーと思っていたところもあったんですよね。「芝居の月組」を継承する芝居上手な下級生をほとんど全員集めて、ものすごくレベルが高いところで物語を語っていたので。なんというか、あの出演者なら良いものになって当たり前、というか。
だけど、今回の成功は本物かな、と。まぁくん(朝夏)もゆうりちゃん(伶美)も“芝居巧者”というタイプではないし、芝居のできる下級生も、大半が中日にもっていかれた中で、一人ひとりの個性や癖をしっかり読んで、よくあれだけの作品にまとめあげ、出演している役者たちの格をあげてのけたな、と。
宛書きの強み、劇団に座付き作家がいる意味というものを、すごくひしひしと感じました。
なんてお題目はおいといて。
まずは、なんといってもまぁくん、おめでとう!!と言いたいですね。苦節○年、やっとめぐり会えた佳作。作品がまともなら、まぁくん自身の美貌とスターとしての輝きは隠しようもなく、このもどかしくも美しい物語を見事に表現していたと思います。
そして、ゆうりちゃんの美貌と包容力も素晴らしかった!!
大人っぽい美貌と、落ち着いたまろやかな声。決して器用な役者ではないと思うのですが、居るだけで辺りが明るくなるような華やかさと、佇まいのふんわりとした柔らかさが、とても魅力的でした。シューマンとブラームス、そしてリスト。錚々たるメンバーに愛され、おそらくは神にも愛された美しい人。
ドレスの着こなしや姿勢、立ち姿にはまだまだ改良の余地がありますが、その辺であんなに隙だらけでも、それでも“美しい”という評価に納得せざるを得ないところはさすがだなあ、と思いました。
キタロウ(緒月)の包容力と底なしの優しさは、宙組に来てから神がかってきましたね。彼の優しさと愛がブラームスとクララを追い詰めるのですが、そうやって二人を追い詰めることでシューマン自身が追い詰められていく……という構図が、とても上田さんらしいなと思いました。
彼がクララとブラームスに捧げる愛の深さと執着。そこから自由になった彼が、ブラームスに手渡していく贈り物を、確かに受け止めたブラームスの、ラストシーンの台詞がとても寂しくて、温かくて……それがキタロウのシューマンなんだな、と思いました。
あっきー(澄輝)のヨーゼフ。「The Wild Meets The Wild」のネッドに少し似たところのある自由人で、台詞回しの調子も近い感じでしたが、ネッドより少し大人で、音楽と女を愛する、博愛主義的なバイオリニスト役。
本音と建前の使いわけとか、ルイーゼやロベルトに対するさりげない気づかいとか、そういう言葉に出さない部分の芝居がしっかりと伝わってきて、本当に良い役者になってきたなあ、としみじみ思いました。今回の公演に、あっきーが居てくれて本当に良かった。ラストの老人も素敵でした!
クララの弟子のルイーゼを演じたのはれーれ(すみれ乃)。上流階級の娘で、音楽で身をたてる夢を、家族は応援しているけれども、巧く行かないだろうと思っているんですかね。
3学年も下のクララと並んで、明らかにその庇護下にある美少女に見えるその娘役力に、あらためて感心しました(いまさら)あれこれ悩んで空回ってしまうあたりも、いかにも“思春期”って感じですごく良かったです。
リストの愛ちゃん(愛月)。愛ちゃんの美貌と立ち姿の迫力、そして、独特の個性的な声が活きた、見事な宛書きだったと思います。こういう使い方があったのか!と目から鱗。「BUND NEON」の姫花以来の目から鱗っぷりでした。
一幕の攻撃的なキャラクターと、二幕での“ロベルトの友人”としての二面性がうまく出ていて、あのあたりはホントに久美子さんGJ、なんだろうな、と。
凛きら(凛城)のベートーヴェン?。不思議な役でしたが、やっぱり凜きらは巧いなあ。迫力あってとても良かった。一幕の登場時とか、二幕冒頭とか……ギャグかと思いましたが(^ ^)、そのあたりをひょうひょうとこなしつつ、ちゃんとブラームスを追い詰めていくところはさすがでした。
2幕ラスト、客席の通路でブラームスをすれ違うところは、、、2階からはよく視えないよーーー、と嘆きつつ。
他にも色々印象的な人がたくさんいたのですが、とりあえず、シューマン家の娘を演じた遥羽ららちゃんの可愛らしさよ!!WMWのアンジェラも可愛かったけど、今回も本当に可愛かった……!!
物語を最後まで観て、あらためてチラシ(プログラムの表紙)をみたら、さりげなく手が触れていないことにあらためて気がついたりして。……まさにそういう物語でしたね。
上田さんのセンスと抒情性が結晶化したような台詞と、イメージを的確に伝える演出力。3作目はどんな題材でくるのか、本当に楽しみな人だなあと。
三作目も期待しています!
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「ベルサイユのばら」配役
2014年1月22日 宝塚(宙)宙組公演「ベルサイユのばら オスカル篇」の主な配役が発表されました。
オスカル 凰稀 かなめ
ロザリー 実咲 凜音
ここまでは良いとして。
役替りは組内のみで、アンドレ、ジェローデル、アランの3役。
アンドレ 朝夏 まなと/緒月 遠麻
ジェローデル 七海 ひろき/朝夏 まなと
アラン 緒月 遠麻 /七海 ひろき
てっきり他組トップの特出があるとばかり思っていたので、組内だけだったことにびっくりしました……!!
まあ、言われてみれば、直前の月組公演にも特出があるし、そんなには続けないですね、確かに。
他組トップ特出がある前提で、組内アンドレはまぁくん固定とばかり思っていたのですが、、、特出がないとなると組内でアンドレを役替りするしかないのかあ。
だったら、ともちん(悠未)のアンドレが観たかったのにーーーーっ!!(繰り言ですすみません)
かいちゃんの本役はジェローデルなんですね。アランはともかく、ジェローデルって、、、なんか想像できないけど(- -;ゞ。 まあ、かいちゃんだからきっとなんとかしてくれるでしょう!!(言い聞かせ)
個人的には、どちらかといえばBパターンが楽しみです。まぁくんのジェローデル、似合うだろうし(はぁと)。。。樹里さんのアンドレが大好きだった私としては、キタロウにもがんばってほしいなと思います。
ただ、去年まっつアンドレを観たばかりだからなあ。。。比べちゃうだろうなあ。。。(ごめんね)
ところで。
月組版のときにあった、若い衛兵隊士の役替りは無しなんですかね。。。やればいいのになあ。というか、娘役も役替りしてほしい。。。無い役は替われないけど、ね!!
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オスカル 凰稀 かなめ
ロザリー 実咲 凜音
ここまでは良いとして。
役替りは組内のみで、アンドレ、ジェローデル、アランの3役。
アンドレ 朝夏 まなと/緒月 遠麻
ジェローデル 七海 ひろき/朝夏 まなと
アラン 緒月 遠麻 /七海 ひろき
てっきり他組トップの特出があるとばかり思っていたので、組内だけだったことにびっくりしました……!!
まあ、言われてみれば、直前の月組公演にも特出があるし、そんなには続けないですね、確かに。
他組トップ特出がある前提で、組内アンドレはまぁくん固定とばかり思っていたのですが、、、特出がないとなると組内でアンドレを役替りするしかないのかあ。
だったら、ともちん(悠未)のアンドレが観たかったのにーーーーっ!!(繰り言ですすみません)
かいちゃんの本役はジェローデルなんですね。アランはともかく、ジェローデルって、、、なんか想像できないけど(- -;ゞ。 まあ、かいちゃんだからきっとなんとかしてくれるでしょう!!(言い聞かせ)
個人的には、どちらかといえばBパターンが楽しみです。まぁくんのジェローデル、似合うだろうし(はぁと)。。。樹里さんのアンドレが大好きだった私としては、キタロウにもがんばってほしいなと思います。
ただ、去年まっつアンドレを観たばかりだからなあ。。。比べちゃうだろうなあ。。。(ごめんね)
ところで。
月組版のときにあった、若い衛兵隊士の役替りは無しなんですかね。。。やればいいのになあ。というか、娘役も役替りしてほしい。。。無い役は替われないけど、ね!!
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宙組東京宝塚劇場公演「風と共に去りぬ」
千秋楽おめでとうございます!
そして。
夢月くん、貴姿くん、咲花さん、そして、ともちん(悠未)、ご卒業おめでとうございます!!
明日からの日々が、夢に溢れた素敵なものになりますように。
今回の公演はチケットもなかったし、あんまり回数を観られなくて、、、あまり語る権利はないなと自分でも思うのですが(^ ^;ゞ。あくまでも個人的な印象を書くことを赦していただけるなら、組み合わせとして、Bパターンの方が興味深かったと思います。これで、パターンによらず「セントルイス・ブルース」のセンターはともちん固定だったら、文句なかったのになあ……と思ったくらいには。
ルネは、一幕のやんちゃさと二幕のギャップが大きいともちんの方が存在感があったし、
アシュレは、力強くて地に足がついた優しいともちんよりも、浮世離れした王子さまっぽさのあるまあくん(朝夏)のほうがイメージにあっていたと思うし……
スカーレットは、大人っぽくて美人の朝夏スカーレットよりも、最後まで少女のまま、大人の欲望に染まらないままだったBパターン(七海)のスカーレットが、私はとても好きでした。
脚本(お芝居)としては言いたいことは沢山ありますが、それでも、かいちゃんのスカーレットは魅力的で、バトラーが恋をするのも、そして、最後に「そんなふうに、君は子供なんだよ…」という言葉を(実感を篭めて)手渡して去っていくのも、すごく納得できたんですよね(T T)。
テルくん自身は「僕はいつだって独りだったんだから…」という台詞を大切に、そこに向けて役づくりをしているというお話を何かでされたようですが、Aパターンを観たとき、彼の孤独感が実感として伝わってきたので、ああ、こういう役づくりだったんだな、と思ったのでした。
ただ、Bパターンでは、かいちゃんの純粋さと子供っぽさの方が立ってみえて、バトラーの孤独よりも、スカーレットの子供っぽさ(バトラーとの世界観のずれ)のほうが印象として強くなっちゃうんですよね。
元々、バトラーの心情を追う脚本ではないので、どうしてもスカーレットに持っていかれてしまいがちで。。。AパターンとBパターン、スカーレットのキャラクターがあまりにも違うので、絡みの多いバトラーのテルくんは、本当に大変だっただろうな、と思いました。
そして、もう一人。今回の公演で「ほお」と感心したのは、メラニー(実咲)でした。正直、この脚本だとメラニーは作家が都合よく出してるだけで、意味のある台詞なんて殆どないのですが……それでも、みりおんの落ち着いた柔らかな声に良く似合っていたし、隙間のありすぎる脚本が、逆に彼女の性格に深み(想像の余地)を与えていたような気がします。
面白かったのは、みりおんのメラニーが天使じゃなかったことでした。
内心は、スカーレットと同じ進歩的な考え方を持ち、南部は今のままではいけないと考えているメラニー。敗戦で何もかも喪った後でも、豊かな北部と、もっと交流すべきだと思っているメラニー。
なのに、肝心なことは口には出さず、うるさ型の奥様方を上手にさばいて(←さばいている自覚もちゃんとあって)信頼を獲得し、、、ちょっとそこらには居ないくらい、ものすごく有能な参謀タイプなんじゃないか、と。
2幕後半を見ていて、へたをしたら、生活力のないアシュレ(朝夏)にうんざりしているんじゃないか、とか、むしろバトラーに憧れめいた気持があって、彼の一途な愛に応えてあげないスカーレットに苛ついているんじゃないか、とか、、、そんなことさえ勘繰りたくなるほど、リアリストで計算高くてしっかり者のメラニー。脚本全体のスカーレットの比重をもっと落して、バトラーとメラニーの心の交流をもう少し描いたら、面白い公演になったんじゃないか、、、なんてことも考えたくらい、みりおんのメラニーは印象的でした。
映画とは全然イメージが違ったので、本当にそれで良かったのかどうかはわかりませんが(^ ^;ゞ、
私は「風と共に去りぬ」は映画が好きで何度か視ています(とはいっても、映画館で視たことはなくてTVのみ)が、宝塚版は、轟さんがバトラーをされた日生劇場公演版を観たのみ。なので、、、プロローグが終わったらアトランタだった時には、驚愕のあまり声が出ました。まさかのタラ場面全カット……!!!日生劇場版が普通じゃないなんて誰も教えてくれなかった!!
その後も、スカーレットの妹が出てこないので、2人目の夫が飛ばされるのは予想していたのですが……まさかのプロポーズカットにも驚きました。恋愛ものなのになんでプロポーズがない!!?幕が上がったら結婚披露のパーティーだった時には、唖然として声も出ませんでした。
……話を聞くと、「バトラー篇」は昔からこういう脚本だったようなので、驚く私が今更なのでしょうし、今年上演した「ベルサイユのばら」の惨状を見るにつけ、今の植田(紳)さんが脚本変更しても、良くなるとは思えないので、そのままで正解なのだろうとは思うのですが。
しかし!!あれのどこがバトラー篇なのか、私には全くわかりませんでした!
(きっぱり)
バトラー篇というからには、樫の木屋敷(スカーレットの父母)と、カーテンのドレスを着たスカーレットが訪ねて来るところは必須なんじゃないかと…(T T)。私はスカーレット篇を観たことがないのですが、今回の脚本も十分に「スカーレット篇」だと思うんですよね。だって、徹頭徹尾スカーレット側の視点でしか語られないんだもの。
バトラーが自分が「南部の男」であることを自覚し、戦争に志願するきっかけになる少年兵のエピソードとか、戦争が終わってから一財産築くまでの間の彼の行動とか、、、タラの屋敷で困っているスカーレットとアシュレのエピソードとかいらないんですよ。緑のカーテンで作ったドレスを着こなしたスカーレットが、バトラーのところを訪ねてきたときに説明すればいい。どうせ説明台詞しかないんだから。
あるいは、スカーレットとアシュレの逢引がバレる経緯はあれでもいいけど、その噂をバトラーが聴きこんでショックを受ける場面をつくるとか……スカーレット篇とバトラー篇で、必要な場面は全く違うと思うんですよね。
……無意味に熱く語ってしまいました。どうせ誰にも届かないのに……せっかくの千秋楽に、すみません。
なにはともあれ、千秋楽おめでとうございました!!
次は中日(キャパ/シトラスの風に)と、ドラマシティ。上田久美子さんの新作は、まさに今再演中の「月雲の皇子」をあらためて観て、また一段と期待値が上がっております。
プレッシャーもあるかと思いますが、どうぞ宙っ子をよろしくお願いいたします!!
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千秋楽おめでとうございます!
そして。
夢月くん、貴姿くん、咲花さん、そして、ともちん(悠未)、ご卒業おめでとうございます!!
明日からの日々が、夢に溢れた素敵なものになりますように。
今回の公演はチケットもなかったし、あんまり回数を観られなくて、、、あまり語る権利はないなと自分でも思うのですが(^ ^;ゞ。あくまでも個人的な印象を書くことを赦していただけるなら、組み合わせとして、Bパターンの方が興味深かったと思います。これで、パターンによらず「セントルイス・ブルース」のセンターはともちん固定だったら、文句なかったのになあ……と思ったくらいには。
ルネは、一幕のやんちゃさと二幕のギャップが大きいともちんの方が存在感があったし、
アシュレは、力強くて地に足がついた優しいともちんよりも、浮世離れした王子さまっぽさのあるまあくん(朝夏)のほうがイメージにあっていたと思うし……
スカーレットは、大人っぽくて美人の朝夏スカーレットよりも、最後まで少女のまま、大人の欲望に染まらないままだったBパターン(七海)のスカーレットが、私はとても好きでした。
脚本(お芝居)としては言いたいことは沢山ありますが、それでも、かいちゃんのスカーレットは魅力的で、バトラーが恋をするのも、そして、最後に「そんなふうに、君は子供なんだよ…」という言葉を(実感を篭めて)手渡して去っていくのも、すごく納得できたんですよね(T T)。
テルくん自身は「僕はいつだって独りだったんだから…」という台詞を大切に、そこに向けて役づくりをしているというお話を何かでされたようですが、Aパターンを観たとき、彼の孤独感が実感として伝わってきたので、ああ、こういう役づくりだったんだな、と思ったのでした。
ただ、Bパターンでは、かいちゃんの純粋さと子供っぽさの方が立ってみえて、バトラーの孤独よりも、スカーレットの子供っぽさ(バトラーとの世界観のずれ)のほうが印象として強くなっちゃうんですよね。
元々、バトラーの心情を追う脚本ではないので、どうしてもスカーレットに持っていかれてしまいがちで。。。AパターンとBパターン、スカーレットのキャラクターがあまりにも違うので、絡みの多いバトラーのテルくんは、本当に大変だっただろうな、と思いました。
そして、もう一人。今回の公演で「ほお」と感心したのは、メラニー(実咲)でした。正直、この脚本だとメラニーは作家が都合よく出してるだけで、意味のある台詞なんて殆どないのですが……それでも、みりおんの落ち着いた柔らかな声に良く似合っていたし、隙間のありすぎる脚本が、逆に彼女の性格に深み(想像の余地)を与えていたような気がします。
面白かったのは、みりおんのメラニーが天使じゃなかったことでした。
内心は、スカーレットと同じ進歩的な考え方を持ち、南部は今のままではいけないと考えているメラニー。敗戦で何もかも喪った後でも、豊かな北部と、もっと交流すべきだと思っているメラニー。
なのに、肝心なことは口には出さず、うるさ型の奥様方を上手にさばいて(←さばいている自覚もちゃんとあって)信頼を獲得し、、、ちょっとそこらには居ないくらい、ものすごく有能な参謀タイプなんじゃないか、と。
2幕後半を見ていて、へたをしたら、生活力のないアシュレ(朝夏)にうんざりしているんじゃないか、とか、むしろバトラーに憧れめいた気持があって、彼の一途な愛に応えてあげないスカーレットに苛ついているんじゃないか、とか、、、そんなことさえ勘繰りたくなるほど、リアリストで計算高くてしっかり者のメラニー。脚本全体のスカーレットの比重をもっと落して、バトラーとメラニーの心の交流をもう少し描いたら、面白い公演になったんじゃないか、、、なんてことも考えたくらい、みりおんのメラニーは印象的でした。
映画とは全然イメージが違ったので、本当にそれで良かったのかどうかはわかりませんが(^ ^;ゞ、
私は「風と共に去りぬ」は映画が好きで何度か視ています(とはいっても、映画館で視たことはなくてTVのみ)が、宝塚版は、轟さんがバトラーをされた日生劇場公演版を観たのみ。なので、、、プロローグが終わったらアトランタだった時には、驚愕のあまり声が出ました。まさかのタラ場面全カット……!!!日生劇場版が普通じゃないなんて誰も教えてくれなかった!!
その後も、スカーレットの妹が出てこないので、2人目の夫が飛ばされるのは予想していたのですが……まさかのプロポーズカットにも驚きました。恋愛ものなのになんでプロポーズがない!!?幕が上がったら結婚披露のパーティーだった時には、唖然として声も出ませんでした。
……話を聞くと、「バトラー篇」は昔からこういう脚本だったようなので、驚く私が今更なのでしょうし、今年上演した「ベルサイユのばら」の惨状を見るにつけ、今の植田(紳)さんが脚本変更しても、良くなるとは思えないので、そのままで正解なのだろうとは思うのですが。
しかし!!あれのどこがバトラー篇なのか、私には全くわかりませんでした!
(きっぱり)
バトラー篇というからには、樫の木屋敷(スカーレットの父母)と、カーテンのドレスを着たスカーレットが訪ねて来るところは必須なんじゃないかと…(T T)。私はスカーレット篇を観たことがないのですが、今回の脚本も十分に「スカーレット篇」だと思うんですよね。だって、徹頭徹尾スカーレット側の視点でしか語られないんだもの。
バトラーが自分が「南部の男」であることを自覚し、戦争に志願するきっかけになる少年兵のエピソードとか、戦争が終わってから一財産築くまでの間の彼の行動とか、、、タラの屋敷で困っているスカーレットとアシュレのエピソードとかいらないんですよ。緑のカーテンで作ったドレスを着こなしたスカーレットが、バトラーのところを訪ねてきたときに説明すればいい。どうせ説明台詞しかないんだから。
あるいは、スカーレットとアシュレの逢引がバレる経緯はあれでもいいけど、その噂をバトラーが聴きこんでショックを受ける場面をつくるとか……スカーレット篇とバトラー篇で、必要な場面は全く違うと思うんですよね。
……無意味に熱く語ってしまいました。どうせ誰にも届かないのに……せっかくの千秋楽に、すみません。
なにはともあれ、千秋楽おめでとうございました!!
次は中日(キャパ/シトラスの風に)と、ドラマシティ。上田久美子さんの新作は、まさに今再演中の「月雲の皇子」をあらためて観て、また一段と期待値が上がっております。
プレッシャーもあるかと思いますが、どうぞ宙っ子をよろしくお願いいたします!!
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宝塚大劇場宙組公演「風と共に去りぬ」千秋楽、おめでとうございます。
幸運にも友の会で当たったので、日帰りで見送りに行ってまいりました。
本公演の「風と共に去りぬ」については、実は先日Bパターンを観にいっていたのですが、やっとAパターンも観ることができましたので、後でまとめて書きたいと思います。
卒業生関連では、停車場の夢月車掌があちこちから構われていたことくらいしかわかりませんでしたが(←そもそも、1回しか観ていないので普段がどうなのかが解らない)、舞台と客席に漲る緊張感が気持ち良く、集中して観ることができました。
フィナーレは、夢月くんも貴姿くんもロケットでは花をつけていなくて、、、結局、全員パレードでしか花はつけていなかったと思います。……あ、ともちんはセントルイスブルースでつけてたかも?(泣いちゃったので覚えてませんすみません)
紅い衣装をビシっとキメて、客席にウィンクしながら「Comeon’ Baby!」と呼ばわったともちんは、くらっとくるほど素敵でした(はぁと)。
組長さんによるともちんの紹介をはさんで、「悠未ひろサヨナラショー」が開幕。
最初の曲は、「逆転裁判」の主題歌を、若手男役スター陣と一緒に。
エッジワースの扮装で、ビシッと「異議あり!」ポーズを決めるともちん。……きっと、3月には同じ場面がフェニックス・ライトでも(^ ^)再現されるんだろうな、と思ったら、元気が出るはずの曲なのにすでにうるっと(←早い)
曲が終わって群舞がはけると上手から黒い衣装のれーれ(すみれ乃)が登場。エッジワースの例の上着を脱ぎ捨てたともちんと、「逆転裁判3」の最後に踊ったデュエットを。あのデュエット、好きだったのでもう一度観られて嬉しかったです。……いや、振付を全部覚えているわけではないのですが。
この場面のカゲソロは誰だったのかなあ?
場面が終わると、暗転して二人でハケて……着替えの間、どうやってつなぐのかな?と思っていたら、すぐに、シャツの上に白い変わり燕尾の上着だけ羽織ったともちんが再登場!そのまま銀橋に出て、「傭兵ピエール」の「ラ・ピュセル」を熱唱。ともちんのおおらかな優しさが出ていて、ああ、良い歌だなあ……と思いました。
銀橋を上手から下手へ渡ったところで、下手花道の上級生女役さんたちに迎えられ、そのまま「銀ちゃんの恋」の全ツバージョンで追加された専務のソロに。たしか、ここは娘役さんに囲まれていたような……気がします。(違っていたらすみません)
歌い終わったところでどこからともなく緑色に輝くカラータイマーが登場。ちゃんと髪型も“秘書”に合わせて眼鏡まで用意してきたタラちゃん(愛花)を相手に、
「私はキザらないと死んでしまうんだ~!はああ、キザりたい~!」
「……ねえ、いつキザるの?」
「「今でしょ!」」
というネタを披露した末に、
「この指にすべてを託して……異議あり!(←それがキザることなんですか?)……あれっ?これ、カラータイマーじゃないじゃないの!」
「「「ぐっ!」」」
という流れから「銀河英雄伝説」の義眼ソング(←正式タイトル不明)へ。
いやはや、
……サヨナラショーって、泣くものだと思っていたよ……
義眼ソングはほんのワンフレーズで、そのまますぐに「ル・プティ・ジャルダン」の主題歌へ。
明るい流れで、この曲はたしか卒業生4人で絡みながら歌っていたと思います。……さすがに3人とも下級生すぎて、3人だけで歌う曲もないもんね……。もう一曲くらい「ル・プティ・ジャルダン」から歌ってくれるかと思ったのに、これだけだった……ディナーショーに取っておかれてしまったのかな。。。ディナーショーは行けないから悲しい……。
次の曲のイントロは、咄嗟には何の曲だか解らなかったのですが、、、気がついたら泣いてました。
「激情」の、十字架の曲。
本当に好きだったんです、あの場面。観るたびに泣いてたあの頃。あの作品に、下級生として参加していたともちんも、袖で毎日泣いていたのかな、なんて想像しながら。
♪振り返れば そこにはふるさとが いつも俺の心守り続けていた
という歌いだしが、この「風と共に去りぬ」という作品のテーマとも重なって見えて、ひどく切なくて。
ともちんのホセ、観てみたかった……と、これは今だから思うこと。聴いているときは、ただただ泣いてました。
ホセのパートが終わったところでまぁくん(朝夏)に引き継いで、ともちんはいったん退場。
さらにキタロウに歌い継いで、最後にみりおん(ミカエラ)が加わって、コーラスへ。
♪別れの時が来るとわかっても なぜか
サヨナラショーでこういう曲を歌わないでほしい……なぜかじゃないよ、ねえ(T T)(やつあたり)
♪愛すること、生きることは、どうして切ないのか
もともとこの曲は名曲なんですが、まぁくん、キタロウ、みりおんのコーラスが予想外に良くて、ずっと聴いていたい…と思いました。しみじみとした、しずかな追憶の時間。
人が変わり、時代が変わっても、やっぱり宙組はちゃんとコーラスを聴かせてくれる組でいてくれるのかな、と思いながら。
いい加減泣き疲れたあたりで、「明日へのエナジー」のイントロが流れて、ともちんが再登場。
すみません、もうこの頃には頭が飛んでいたので、ともちんが何を着ていたのか、どこから登場したのか、覚えていません(T T)
ただ、覚えているのは、ともちんの笑顔。
温かな、穏やかな、、、最近しばらく視ていなかったような気がする、明るい笑顔。
♪何億光年 彼方の星の光は語る
♪私の血潮には太古の記憶が流れてる
「激情」と「シトラスの風に」。
自分のサヨナラショーに、初舞台でもない下級生時代の作品から二曲選んだともちんの、「宙組」というものへの想いの深さと、熱さ。
宙組の生え抜きとして、「ミスター宙組」であることに誇りをもっていたともちんの、まだろくに役もついていなかった初代・姿月時代への憧憬の美しさと、痛々しさ。
最後に、自分の血潮に流れる「記憶」の色あいを確認したいと思ったのでしょうか。
ペンライトを振りながら、宙組自慢のコーラスに、ノックアウトされながら。
なんでこんなに切ないのかわからないのに、なんだか本当に涙が止まらなくて。
ともちんが去ってしまうから寂しいのも事実だけれども、たぶん、それだけじゃなくて。
宙組が発足したのは、1998年1月。
当時私は、まだ「宝塚ファン」としては初心者もいいところで、「新しい組ができた」ということの大変さなんて、何もわかっていなかったけれども。
それでも、「明日へのエナジー」の真ん中で「♪さあ翔んでゆけ 夢を信じて」と歌っていたずんこさんの姿は、何となく心のどこかに残っているような気がします。
昔が良かったとか、今いる人がどうこうとかじゃなくて。
宙組16年。宝塚100年の歴史の中ではほんのわずかな時間かもしれないけれども、それでもやっぱり、16年分の重みがあって。
その16年がすべてだった人が、いま、この宝塚を、宙組を、翔びたとうとしている。
♪さあ、翔んでゆけ。
私が「宝塚ファン初心者」時代にみた夢が綺麗に昇華されていくのを、涙と共に見送りながら。
♪遮るものはない
♪限りない力と 輝く若さと 夢を信じて
これは、ともちんから、後に残る宙組子たちへのメッセージなのだ、と。
終わって時計を見たら、わずか15分くらいの短いショーでした。
でも、そんな時間にはとても思えない、とても濃くて、笑うだけ笑って、泣くだけ泣いた、感情の起伏の激しい時間でした。
ともちんが、長いこと「宙組」という看板を背負ってきた自負と自信と、そして、愛。
長い時間の間にはいろいろな感情があったと思いますが、、、苦しみも悩みも、そのすべてを昇華させたような、ほんのりと温かなサヨナラショーでした。
挨拶は、下級生3人のほうがしっかりしてるかもしれん、なんて危惧したりもしたのですが、ともちんもしっかりと、「上級生」としての貫録を見せてくれて、ホッとしました(違)。
同期のお花は、元宙組トップ娘役、紫城るいちゃんから。「Dream A Dream」は今日はお休みなんだっけ。来てくれて嬉しいな。
東宝もるいちゃんが来てくれるのか、それともかなみちゃん(彩乃)か、、、はたまたみわっちさんとかあもたまさんとかそのあたりでしょうか?さすがに東宝の楽は観られないのですが、CSさんきっと流してくれますよね(^ ^)。
挨拶の内容は、記憶が曖昧なのと、どうせ明日のニュースで流れるだろうから、省略。
2回目のカーテンコールだったかな?緞帳があがったら、ともちんが一人で立ってる…と思ったら、その後ろからテルくんと卒業生たちがひょこっと顔を出したのがめっちゃ可愛かった!!あれ、センター席だと本当にともちんしか見えなかったんですよね。羽もないのに、すごいなあ(^ ^)。CSさん、センターカメラがあると良いんだけど!
緞帳が上がるたびに、テルくんがともちんにアイコンタクトしてて、君たちそこでラブラブしない!!と思いました。あと、何度目かのカーテンコールで、スカーレット役のまぁくんが、男役の恰好のまま、スカーレットの笑顔でアシュレともちんに笑いかけていたのが、とても微笑ましくて可愛かったです(^ ^)。テルくんもまぁくんも、ともちんとの身長差がとても良い感じで、二人に向けるともちんの笑顔の柔らかさと、首の角度がとてもツボでした。
ディナーショーのお稽古は、少しは余裕持ってやれるのでしょうか。
終わったらすぐに東宝が始まってしまうので、体調に気をつけて、楽しんでほしいなと思います。
東宝で、お待ちしています!(←チケットないけど/涙)
.
幸運にも友の会で当たったので、日帰りで見送りに行ってまいりました。
本公演の「風と共に去りぬ」については、実は先日Bパターンを観にいっていたのですが、やっとAパターンも観ることができましたので、後でまとめて書きたいと思います。
卒業生関連では、停車場の夢月車掌があちこちから構われていたことくらいしかわかりませんでしたが(←そもそも、1回しか観ていないので普段がどうなのかが解らない)、舞台と客席に漲る緊張感が気持ち良く、集中して観ることができました。
フィナーレは、夢月くんも貴姿くんもロケットでは花をつけていなくて、、、結局、全員パレードでしか花はつけていなかったと思います。……あ、ともちんはセントルイスブルースでつけてたかも?(泣いちゃったので覚えてませんすみません)
紅い衣装をビシっとキメて、客席にウィンクしながら「Comeon’ Baby!」と呼ばわったともちんは、くらっとくるほど素敵でした(はぁと)。
組長さんによるともちんの紹介をはさんで、「悠未ひろサヨナラショー」が開幕。
最初の曲は、「逆転裁判」の主題歌を、若手男役スター陣と一緒に。
エッジワースの扮装で、ビシッと「異議あり!」ポーズを決めるともちん。……きっと、3月には同じ場面がフェニックス・ライトでも(^ ^)再現されるんだろうな、と思ったら、元気が出るはずの曲なのにすでにうるっと(←早い)
曲が終わって群舞がはけると上手から黒い衣装のれーれ(すみれ乃)が登場。エッジワースの例の上着を脱ぎ捨てたともちんと、「逆転裁判3」の最後に踊ったデュエットを。あのデュエット、好きだったのでもう一度観られて嬉しかったです。……いや、振付を全部覚えているわけではないのですが。
この場面のカゲソロは誰だったのかなあ?
場面が終わると、暗転して二人でハケて……着替えの間、どうやってつなぐのかな?と思っていたら、すぐに、シャツの上に白い変わり燕尾の上着だけ羽織ったともちんが再登場!そのまま銀橋に出て、「傭兵ピエール」の「ラ・ピュセル」を熱唱。ともちんのおおらかな優しさが出ていて、ああ、良い歌だなあ……と思いました。
銀橋を上手から下手へ渡ったところで、下手花道の上級生女役さんたちに迎えられ、そのまま「銀ちゃんの恋」の全ツバージョンで追加された専務のソロに。たしか、ここは娘役さんに囲まれていたような……気がします。(違っていたらすみません)
歌い終わったところでどこからともなく緑色に輝くカラータイマーが登場。ちゃんと髪型も“秘書”に合わせて眼鏡まで用意してきたタラちゃん(愛花)を相手に、
「私はキザらないと死んでしまうんだ~!はああ、キザりたい~!」
「……ねえ、いつキザるの?」
「「今でしょ!」」
というネタを披露した末に、
「この指にすべてを託して……異議あり!(←それがキザることなんですか?)……あれっ?これ、カラータイマーじゃないじゃないの!」
「「「ぐっ!」」」
という流れから「銀河英雄伝説」の義眼ソング(←正式タイトル不明)へ。
いやはや、
……サヨナラショーって、泣くものだと思っていたよ……
義眼ソングはほんのワンフレーズで、そのまますぐに「ル・プティ・ジャルダン」の主題歌へ。
明るい流れで、この曲はたしか卒業生4人で絡みながら歌っていたと思います。……さすがに3人とも下級生すぎて、3人だけで歌う曲もないもんね……。もう一曲くらい「ル・プティ・ジャルダン」から歌ってくれるかと思ったのに、これだけだった……ディナーショーに取っておかれてしまったのかな。。。ディナーショーは行けないから悲しい……。
次の曲のイントロは、咄嗟には何の曲だか解らなかったのですが、、、気がついたら泣いてました。
「激情」の、十字架の曲。
本当に好きだったんです、あの場面。観るたびに泣いてたあの頃。あの作品に、下級生として参加していたともちんも、袖で毎日泣いていたのかな、なんて想像しながら。
♪振り返れば そこにはふるさとが いつも俺の心守り続けていた
という歌いだしが、この「風と共に去りぬ」という作品のテーマとも重なって見えて、ひどく切なくて。
ともちんのホセ、観てみたかった……と、これは今だから思うこと。聴いているときは、ただただ泣いてました。
ホセのパートが終わったところでまぁくん(朝夏)に引き継いで、ともちんはいったん退場。
さらにキタロウに歌い継いで、最後にみりおん(ミカエラ)が加わって、コーラスへ。
♪別れの時が来るとわかっても なぜか
サヨナラショーでこういう曲を歌わないでほしい……なぜかじゃないよ、ねえ(T T)(やつあたり)
♪愛すること、生きることは、どうして切ないのか
もともとこの曲は名曲なんですが、まぁくん、キタロウ、みりおんのコーラスが予想外に良くて、ずっと聴いていたい…と思いました。しみじみとした、しずかな追憶の時間。
人が変わり、時代が変わっても、やっぱり宙組はちゃんとコーラスを聴かせてくれる組でいてくれるのかな、と思いながら。
いい加減泣き疲れたあたりで、「明日へのエナジー」のイントロが流れて、ともちんが再登場。
すみません、もうこの頃には頭が飛んでいたので、ともちんが何を着ていたのか、どこから登場したのか、覚えていません(T T)
ただ、覚えているのは、ともちんの笑顔。
温かな、穏やかな、、、最近しばらく視ていなかったような気がする、明るい笑顔。
♪何億光年 彼方の星の光は語る
♪私の血潮には太古の記憶が流れてる
「激情」と「シトラスの風に」。
自分のサヨナラショーに、初舞台でもない下級生時代の作品から二曲選んだともちんの、「宙組」というものへの想いの深さと、熱さ。
宙組の生え抜きとして、「ミスター宙組」であることに誇りをもっていたともちんの、まだろくに役もついていなかった初代・姿月時代への憧憬の美しさと、痛々しさ。
最後に、自分の血潮に流れる「記憶」の色あいを確認したいと思ったのでしょうか。
ペンライトを振りながら、宙組自慢のコーラスに、ノックアウトされながら。
なんでこんなに切ないのかわからないのに、なんだか本当に涙が止まらなくて。
ともちんが去ってしまうから寂しいのも事実だけれども、たぶん、それだけじゃなくて。
宙組が発足したのは、1998年1月。
当時私は、まだ「宝塚ファン」としては初心者もいいところで、「新しい組ができた」ということの大変さなんて、何もわかっていなかったけれども。
それでも、「明日へのエナジー」の真ん中で「♪さあ翔んでゆけ 夢を信じて」と歌っていたずんこさんの姿は、何となく心のどこかに残っているような気がします。
昔が良かったとか、今いる人がどうこうとかじゃなくて。
宙組16年。宝塚100年の歴史の中ではほんのわずかな時間かもしれないけれども、それでもやっぱり、16年分の重みがあって。
その16年がすべてだった人が、いま、この宝塚を、宙組を、翔びたとうとしている。
♪さあ、翔んでゆけ。
私が「宝塚ファン初心者」時代にみた夢が綺麗に昇華されていくのを、涙と共に見送りながら。
♪遮るものはない
♪限りない力と 輝く若さと 夢を信じて
これは、ともちんから、後に残る宙組子たちへのメッセージなのだ、と。
終わって時計を見たら、わずか15分くらいの短いショーでした。
でも、そんな時間にはとても思えない、とても濃くて、笑うだけ笑って、泣くだけ泣いた、感情の起伏の激しい時間でした。
ともちんが、長いこと「宙組」という看板を背負ってきた自負と自信と、そして、愛。
長い時間の間にはいろいろな感情があったと思いますが、、、苦しみも悩みも、そのすべてを昇華させたような、ほんのりと温かなサヨナラショーでした。
挨拶は、下級生3人のほうがしっかりしてるかもしれん、なんて危惧したりもしたのですが、ともちんもしっかりと、「上級生」としての貫録を見せてくれて、ホッとしました(違)。
同期のお花は、元宙組トップ娘役、紫城るいちゃんから。「Dream A Dream」は今日はお休みなんだっけ。来てくれて嬉しいな。
東宝もるいちゃんが来てくれるのか、それともかなみちゃん(彩乃)か、、、はたまたみわっちさんとかあもたまさんとかそのあたりでしょうか?さすがに東宝の楽は観られないのですが、CSさんきっと流してくれますよね(^ ^)。
挨拶の内容は、記憶が曖昧なのと、どうせ明日のニュースで流れるだろうから、省略。
2回目のカーテンコールだったかな?緞帳があがったら、ともちんが一人で立ってる…と思ったら、その後ろからテルくんと卒業生たちがひょこっと顔を出したのがめっちゃ可愛かった!!あれ、センター席だと本当にともちんしか見えなかったんですよね。羽もないのに、すごいなあ(^ ^)。CSさん、センターカメラがあると良いんだけど!
緞帳が上がるたびに、テルくんがともちんにアイコンタクトしてて、君たちそこでラブラブしない!!と思いました。あと、何度目かのカーテンコールで、スカーレット役のまぁくんが、男役の恰好のまま、スカーレットの笑顔でアシュレともちんに笑いかけていたのが、とても微笑ましくて可愛かったです(^ ^)。テルくんもまぁくんも、ともちんとの身長差がとても良い感じで、二人に向けるともちんの笑顔の柔らかさと、首の角度がとてもツボでした。
ディナーショーのお稽古は、少しは余裕持ってやれるのでしょうか。
終わったらすぐに東宝が始まってしまうので、体調に気をつけて、楽しんでほしいなと思います。
東宝で、お待ちしています!(←チケットないけど/涙)
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星組「ロミオとジュリエット」Bパターンの公演が終わってAパターンが再開し、
花組「アンドレア・シェニエ/Mr. Swing」が初日を迎え、タカラヅカが100周年に向けてますます盛り上がっているいま。
宙組のともちん(悠未)をはじめとする4人が、年末の東宝で卒業されることが発表されました。
悠未ひろ、咲花莉帆、夢月せら、貴姿りょう。
莉帆ちゃん以下は、組ファンでないとわからないかもしれない下級生ですが、個人的には夢月くんは姿も綺麗だし、発声も良くてかなり期待していたので、とても残念です。貴姿さんも、やっと覚えたところだったのになあ……。
ともちんは、もう、「Cross Road」で和央さんの影をやっていたときから気になる人でした。
宙組誕生と同時に配属された「生え抜き」の最上級生。歴代最長身なうえに腰高でがっしりした、男役として“最高”に近いスタイル、ダイナミックなダンスと確かな歌唱力、ポチから色悪までこなす幅広い芝居力。どんな役でも「ともちんなら出来る」と思っていたし、ともちんの役を新人公演で担当する人は大変だなあ、と毎公演思っていました。
宙組にはともちんがいることが当たり前で、ともちんがいるところが宙組だと思っていたから、、、ともちんのいない宙組がいまは想像できなくて、かなり呆然としています。
寂しかったり切なかったりという感情が出てくるのは、公演が始まってからなんだろうなあ……。
「ル・プティ・ジャルダン」の再演希望が叶わなかったことが、とても残念です。せめてCSで放送してほしい!
あと、ともちんだったら最後にディナーショーがあるだろうと思っていたのですが、今日発表がなかったということは、ないのかしら(涙)。サヨナラショーもないみたいだし、そもそもショーのない一本立てだし……もっともっと歌ってほしいのにーーーー!!(泣)
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花組「アンドレア・シェニエ/Mr. Swing」が初日を迎え、タカラヅカが100周年に向けてますます盛り上がっているいま。
宙組のともちん(悠未)をはじめとする4人が、年末の東宝で卒業されることが発表されました。
悠未ひろ、咲花莉帆、夢月せら、貴姿りょう。
莉帆ちゃん以下は、組ファンでないとわからないかもしれない下級生ですが、個人的には夢月くんは姿も綺麗だし、発声も良くてかなり期待していたので、とても残念です。貴姿さんも、やっと覚えたところだったのになあ……。
ともちんは、もう、「Cross Road」で和央さんの影をやっていたときから気になる人でした。
宙組誕生と同時に配属された「生え抜き」の最上級生。歴代最長身なうえに腰高でがっしりした、男役として“最高”に近いスタイル、ダイナミックなダンスと確かな歌唱力、ポチから色悪までこなす幅広い芝居力。どんな役でも「ともちんなら出来る」と思っていたし、ともちんの役を新人公演で担当する人は大変だなあ、と毎公演思っていました。
宙組にはともちんがいることが当たり前で、ともちんがいるところが宙組だと思っていたから、、、ともちんのいない宙組がいまは想像できなくて、かなり呆然としています。
寂しかったり切なかったりという感情が出てくるのは、公演が始まってからなんだろうなあ……。
「ル・プティ・ジャルダン」の再演希望が叶わなかったことが、とても残念です。せめてCSで放送してほしい!
あと、ともちんだったら最後にディナーショーがあるだろうと思っていたのですが、今日発表がなかったということは、ないのかしら(涙)。サヨナラショーもないみたいだし、そもそもショーのない一本立てだし……もっともっと歌ってほしいのにーーーー!!(泣)
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割とマジにウェスタン【3】
2013年8月5日 宝塚(宙)宙組バウホール公演「the WILD Meets the WILD」、千秋楽おめでとうございます!
千秋楽の公演中に衝撃的なラインナップ発表がありましたが、それについては後日にとっておくとして(あ!でも一つだけ!各組バウ公演「New WAVE」、企画万歳!!)、
週末にバウ公演を観劇した友人からのメールを、許可をいただいて転載させていただきます♪
以下、ネタばれ注意!
> バウのラスト、りくが死ななくなってすごく良くなりましたよ
> 後味の悪さがなくなって、スカッと楽しめる、それこそ小さなツッコミ所も気にせず気持ちよく楽しめる作品に変わりました
やっぱりそうですよね~~!後味って大事!
> 変更するにあたり、それまでのりくの心情や表情をこまごまと丁寧に表現する場をいくつか増やしてました。
具体的には……
> 台詞は多分変えてない。
> 袖にはける前にスポットあてて切なそうな寂しそうな表情を見せたり、階段ですれ違うところの「パパ」っていう呼びかけが弱気さや素直な感じになったり、場面の隅でパパに縋るような視線があったり。
> あくどいことしてる時とパパに向き合う時の差ができて、りくに繊細な芝居を付けたなぁと。
このあたり、一部はもしかしたら先週末のうちに変っていたかも、、、と思うのですが、根本的な設定と運命をセットで変えたのは、きっと休演日なんでしょうね。
> りくが悪党ではなく「父親の愛に躍らされた悲しい息子」に変わりました。
観てみたかった……。
> その変更ではっちさんの悪行に救い?が出るし、狂人でなく愛に行き過ぎた人に変わったし、
> なによりちーかいの優しさや作品全体のあったかさ愛しさみたいなもの?魅力の底力アップになって、
> たったひとりを殺さないだけでこんなに印象が変わるものかと驚きでした。
> 演劇って奥が深い
わあああ、観たいよー観たいよー観たいよー!!割とマジに、じゃなくて、本当に心から再演東上してほしい~~!!
> 何がすごいって、台詞を変えずに人物を変える細工もすごいし、
> そのフォローが死ななくなった事の説得力になって、違和感やいきなり感がなかった。
> さりげなくてドヤ感もなくてね。
> 変わってわかったけど、殺す悪党キャラとして人間味を抑えてたんだなぁとか。
ああ、なんだか、そんなふうに感じていただけたなら嬉しいです……
って、お前は何者だよっていう感想になってきましたが(滝汗)。
正直、最初にこの作品を観たときは、来年の花組大劇場公演大丈夫!?やっぱり(←)まだ早かったんjないか!? と思ったんですよね……
でも、こうなってみると、本公演はバウと違って公演期間が長いのだから、逆に、お客さまの反応を視ながら練り上げて東京に持っていくことができるのかもしれないなー、と思えてきました……ドキドキ。
だってほら、「ラスト・タイクーン」は原作ありだからね!!大丈夫だよね!!(誰に)(あの原作、結末がありませんけどね……)
あああ、新演出バージョンも、一度でいいから観てみたかったなあ。
DVDが発売されない作品だから、半年待たずにCSで流れますよね。それを楽しみに生きて行きますわ。
それでは、最後にもう一度。
再演(東上)希望!!
。
千秋楽の公演中に衝撃的なラインナップ発表がありましたが、それについては後日にとっておくとして(あ!でも一つだけ!各組バウ公演「New WAVE」、企画万歳!!)、
週末にバウ公演を観劇した友人からのメールを、許可をいただいて転載させていただきます♪
以下、ネタばれ注意!
> バウのラスト、りくが死ななくなってすごく良くなりましたよ
> 後味の悪さがなくなって、スカッと楽しめる、それこそ小さなツッコミ所も気にせず気持ちよく楽しめる作品に変わりました
やっぱりそうですよね~~!後味って大事!
> 変更するにあたり、それまでのりくの心情や表情をこまごまと丁寧に表現する場をいくつか増やしてました。
具体的には……
> 台詞は多分変えてない。
> 袖にはける前にスポットあてて切なそうな寂しそうな表情を見せたり、階段ですれ違うところの「パパ」っていう呼びかけが弱気さや素直な感じになったり、場面の隅でパパに縋るような視線があったり。
> あくどいことしてる時とパパに向き合う時の差ができて、りくに繊細な芝居を付けたなぁと。
このあたり、一部はもしかしたら先週末のうちに変っていたかも、、、と思うのですが、根本的な設定と運命をセットで変えたのは、きっと休演日なんでしょうね。
> りくが悪党ではなく「父親の愛に躍らされた悲しい息子」に変わりました。
観てみたかった……。
> その変更ではっちさんの悪行に救い?が出るし、狂人でなく愛に行き過ぎた人に変わったし、
> なによりちーかいの優しさや作品全体のあったかさ愛しさみたいなもの?魅力の底力アップになって、
> たったひとりを殺さないだけでこんなに印象が変わるものかと驚きでした。
> 演劇って奥が深い
わあああ、観たいよー観たいよー観たいよー!!割とマジに、じゃなくて、本当に心から再演東上してほしい~~!!
> 何がすごいって、台詞を変えずに人物を変える細工もすごいし、
> そのフォローが死ななくなった事の説得力になって、違和感やいきなり感がなかった。
> さりげなくてドヤ感もなくてね。
> 変わってわかったけど、殺す悪党キャラとして人間味を抑えてたんだなぁとか。
ああ、なんだか、そんなふうに感じていただけたなら嬉しいです……
って、お前は何者だよっていう感想になってきましたが(滝汗)。
正直、最初にこの作品を観たときは、来年の花組大劇場公演大丈夫!?やっぱり(←)まだ早かったんjないか!? と思ったんですよね……
でも、こうなってみると、本公演はバウと違って公演期間が長いのだから、逆に、お客さまの反応を視ながら練り上げて東京に持っていくことができるのかもしれないなー、と思えてきました……ドキドキ。
だってほら、「ラスト・タイクーン」は原作ありだからね!!大丈夫だよね!!(誰に)(あの原作、結末がありませんけどね……)
あああ、新演出バージョンも、一度でいいから観てみたかったなあ。
DVDが発売されない作品だから、半年待たずにCSで流れますよね。それを楽しみに生きて行きますわ。
それでは、最後にもう一度。
再演(東上)希望!!
。
生田さんのおかげで 相変わらずバウに意識が飛んでいる猫でございます。
結末変更の内容、ご覧になった方のレポートを引き続き募集中です!
まあ、思い出してみれば、齋藤さんの「血と砂」も、初日あいて二日目に大工事があって、初日から観ていたメンバーは一人残らず“吃驚仰天”だったし、、、それ以降も毎回のように場面が戻ったり変わったりして、落ち着いたのは本当に終盤でしたが。。。
そんなところもかぶるなあ(^ ^;ゞ
「WMW」も、私が観ていた間にもちょっとした台詞(「りんごだわ!」とか)が増えたり、役者の出入りが変わっていたり、などと細々修正されてといたので……「彼」の運命の変更も、その延長線なのかな。でかい「延長」だけど。
ふわあ、観たいよぅーーーー。
.
結末変更の内容、ご覧になった方のレポートを引き続き募集中です!
まあ、思い出してみれば、齋藤さんの「血と砂」も、初日あいて二日目に大工事があって、初日から観ていたメンバーは一人残らず“吃驚仰天”だったし、、、それ以降も毎回のように場面が戻ったり変わったりして、落ち着いたのは本当に終盤でしたが。。。
そんなところもかぶるなあ(^ ^;ゞ
「WMW」も、私が観ていた間にもちょっとした台詞(「りんごだわ!」とか)が増えたり、役者の出入りが変わっていたり、などと細々修正されてといたので……「彼」の運命の変更も、その延長線なのかな。でかい「延長」だけど。
ふわあ、観たいよぅーーーー。
.
割とマジにウェスタン【2】
2013年8月1日 宝塚(宙) コメント (7)宙組バウホール公演「the WILD Meets the WILD」。
昨日は、公演中唯一の休演日でしたが…………
休演から明けたら、結末が変わっていたそうです。
以下ネタばれ注意。
ギルバート(蒼羽)が死ななくなったんですって!!!
えっと。
先日の日記で、猫はこう書きました。
> 少なくとも、神父(夏美)はともかく、あの展開でギルバート(蒼羽)を殺させちゃいかん!
……そのうちお手紙を書こうと思っていたんですが……もしかして、日記を読んでくださったのでしょうか?(←違います)
具体的にどのような変更があったのかわからないので何とも言えませんが、とにかく、銃を向けていたベンジャミンやエマに罪を与える展開がなくなったのなら、とりあえずぞれだけでも良かったんじゃないかなあと思います。
りっくんの、大きく目を見開いたままピクリとも動かない死にっぷり(←けっこう長いのに!!)も良かったので、あれが映像に残らないのは残念ですが。
舞台をご覧になる(なった)方に、切にお願いです。
ぜひぜひ、詳細を教えてくださいっっ!!
グレゴリーは亡くなるんですよね?イケメンの腕の中で(- -;ゞ。ギルバートが死なないっていうのは、気絶しているってこと?それとも、意識があって、そんな二人を視ているの……?(泣)
っていうか、観たい~!!
観に行って、生田さんが何をやらかしたのか、確認したい!!のに、どうして、よりによってこの時期なんでしょうか……(T T)。
作品的には「月雲の皇子」とだいぶ差があるけど、それでも、これだけチケットのない公演なんだから、2月の宙組中日の裏で東上してくれてもいいと思うのですが!(強く主張)
生田さんが忙しい時期だけど、花組大劇場の初日さえあいてしまえば……!!(←今日から演出が変わるくらいなんだから、公演中は無理なのでは?)
.
昨日は、公演中唯一の休演日でしたが…………
休演から明けたら、結末が変わっていたそうです。
以下ネタばれ注意。
ギルバート(蒼羽)が死ななくなったんですって!!!
えっと。
先日の日記で、猫はこう書きました。
> 少なくとも、神父(夏美)はともかく、あの展開でギルバート(蒼羽)を殺させちゃいかん!
……そのうちお手紙を書こうと思っていたんですが……もしかして、日記を読んでくださったのでしょうか?(←違います)
具体的にどのような変更があったのかわからないので何とも言えませんが、とにかく、銃を向けていたベンジャミンやエマに罪を与える展開がなくなったのなら、とりあえずぞれだけでも良かったんじゃないかなあと思います。
りっくんの、大きく目を見開いたままピクリとも動かない死にっぷり(←けっこう長いのに!!)も良かったので、あれが映像に残らないのは残念ですが。
舞台をご覧になる(なった)方に、切にお願いです。
ぜひぜひ、詳細を教えてくださいっっ!!
グレゴリーは亡くなるんですよね?イケメンの腕の中で(- -;ゞ。ギルバートが死なないっていうのは、気絶しているってこと?それとも、意識があって、そんな二人を視ているの……?(泣)
っていうか、観たい~!!
観に行って、生田さんが何をやらかしたのか、確認したい!!のに、どうして、よりによってこの時期なんでしょうか……(T T)。
作品的には「月雲の皇子」とだいぶ差があるけど、それでも、これだけチケットのない公演なんだから、2月の宙組中日の裏で東上してくれてもいいと思うのですが!(強く主張)
生田さんが忙しい時期だけど、花組大劇場の初日さえあいてしまえば……!!(←今日から演出が変わるくらいなんだから、公演中は無理なのでは?)
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割とマジにウェスタン
2013年7月29日 宝塚(宙)まず最初に、先日書いた藤咲えりちゃんのコンサートについて補足させてください。
曲目など、えりちゃん自身がブログに書いてくれたのですが。。。
http://ameblo.jp/eri-fujisaki/entry-11581682546.html
なんと!
9月15日に、銀座のシャンソニエ「蛙たち」でコンサートをするそうです!
わーいわーいわーい♪ まだ「蛙たち」のサイトには出ていないようですが、すごく楽しみです!(^ ^)。
さて、本題。
宝塚バウホールにて、宙組公演「the WILD Meets the WILD」を観劇いたしました!
………もう、ね。
理屈もへったくれもなく、生田大和さんの夢と妄想が詰まった2時間でした。
だってね、2幕中盤、起承転結の「転」にあたる大事なところで、ヒロインが、主人公に言う台詞がね、
「誰にも教えてもらわなかったみたいだから、一度だけ教えてあげる。世の中ってのはねぇ、想像力(=妄想)が動かしてるのよ!」(←だいぶ意訳)
なんだもん!!
生田さんファンの猫としては、もう、その開き直りっぷりにはひれ伏すしかありませんでした。。。
物語そのものは、デビュー作の「BUND NEON ~上海~」を凌駕した破綻ぶり。
そりゃあひどいもんでした。いくらファンでも、物語(脚本)の理屈が通っていないことはわかりますよ。
イチから十まで、疑問だらけの突っ込みポイントだらけで、あまりにも突っ込みポイントが多すぎてとても網羅しきれないくらい凄かった。
なのに!!
文句なく恰好よくて楽しかった!!のです(^ ^)。
生田さんの、ちーちゃん(蓮水)・かいちゃん(七海)・あっきー(澄輝)をはじめとする出演者一人ひとりへの深い愛情と、興味と、そして、彼らを応援する人々の想いに対する理解が、あまりにも的確で、涙が出るほど嬉しかったです。
脚本としての理屈を通すことよりも、役者の魅力を引き出すための場面を創ることに注力した作劇。
今回は、若干「僕(生田)が観たいもの」に流れた感はありますが(^ ^)、それでも決して作者の自己満足ではなく、役者を魅力的にみせるためのツボが随所にあって、そういうところが「大好き」です(告白)。
出演者全員、それぞれに「いつもの魅力」の極限を引き出してもらった人もいれば「いつもと違う、新しい魅力」を引き出してもらった人もいて、そういう意味では本当に見ごたえがありました(幸)。
まだ公演が始まったばかりなのでご覧になっていない方も多いかと思いますが、ネタばれで価値が変わるような作品ではないので、遠慮なくネタばれさせていただきますね。
気にされる方は、ここから先は観劇するまでお読みにならないでください。
といいつつ、あまり内容には踏み込まず、生田さんについて語らせてください。
(すみません!!ファンなので黙っていられなくて!!)
生田さんに一つだけ苦言を呈するとしたら。
役者の魅力を生かしたコメディで勝負したいなら、人を死なせることにはもっと慎重であってほしいというところでしょうか。
少なくとも、神父(夏美)はともかく、あの展開でギルバート(蒼羽)を殺させちゃいかん!銃を構えていたベンジャミン(七海)かエマ(花乃)、どちらかに傷を残すことになるし、、、なによりも、彼らにトラウマが残ってしまうくらいの丁寧な心理描写が、本来の生田さんの持ち味なんじゃないかと思うんですよね。今回はかなりブッ飛ばしてましたけど(^ ^)。
もちろん、一切人死にを出すな、という話ではなく。
2幕冒頭の賞金首(秋音)とその妻(愛白)とのエピソードは、ジェレミー(蓮水)のトラウマを説明するために必要だし、ジェレミーの母モニカ(彩花)も、彼女が生きていたなら、そもそも話が始まらないわけですし、そういうことを言っているんじゃないんですよね。
ただ、「コメディ」の範疇に納めるためには、やっぱりエピソードのある登場人物を死なせる時には、もっと慎重になってほしいな、と思いました。
なんて真面目なことも少し書いてみましたが、それ以外は、どんなに脚本がぶっ飛んでいても許せてしまったあたり、宙ファンかつ生田ファンだから仕方ないんだろうなあ。。。
とりあえず、出演者のファンではないけれども、興味本位で一回くらい観たいなー、という方は、絶対に定価以上のチケットには手を出さないことをお勧めします。
そんな価値はありませんから(←真顔)
でも、出演者のファンや、単なる生田さんのファン(^ ^)は、金に糸目をつけずに何枚でも確保したほうがいいですよ!
下級生もそれぞれに役がついて、役以外のアルバイトもあって……忙しそうでしたし、みんな本当によくやっていたと思います(*^ ^*)。
生田さん、まだまだ当分は完全オリジナルに挑戦するのはやめて、原作付きにしておいたら…?という気もしたりはするのですが(「BUND NEON」でやらかした後、「ランスロット」「春の雪」と2作連続で佳作を出していた流れの中だけに)、、、でも、やっぱり、いままで彼は2作連続でやらかしたことは(一応)ないので、今回のことで「ピカレスクロマン」や「コメディ」の物語の構築方法を学んだのなら、それでいいのかな、と思っています。
ちーちゃんやかいちゃんは上級生だし、彼らの魅力は存分に出ていたので、多少話が破綻していてもあまり大きな問題ではないだろうなと思いますし、ね(^ ^)。
とりあえず。
大空ファンの猫としては、全く違う作品なのに、そこかしこで「血と砂」を思い出してしまって、とっても大変でした!
バウ主演なんて考えたこともなかった上級生二人のW主演。二人がプライベートでも仲良いところも、演出家が凝り性のヲタク(←すみません)で、出演者たちのことが大好きなところも、終演後の挨拶が漫才なところまで、そっくりすぎて思い出が止まらない。。。(←そこ?)
フィナーレでのお遊びといい、色んな意味で、スタッフのノリがいいのも楽しくて良いですね。
観ている時はいろいろ考えるけど、フィナーレと挨拶が面白すぎて突っ込みポイントを忘れてしまいそうです(^ ^)。
作品全体の印象については、以上です。
詳細と出演者についてはまた後日♪
.
曲目など、えりちゃん自身がブログに書いてくれたのですが。。。
http://ameblo.jp/eri-fujisaki/entry-11581682546.html
なんと!
9月15日に、銀座のシャンソニエ「蛙たち」でコンサートをするそうです!
わーいわーいわーい♪ まだ「蛙たち」のサイトには出ていないようですが、すごく楽しみです!(^ ^)。
さて、本題。
宝塚バウホールにて、宙組公演「the WILD Meets the WILD」を観劇いたしました!
………もう、ね。
理屈もへったくれもなく、生田大和さんの夢と妄想が詰まった2時間でした。
だってね、2幕中盤、起承転結の「転」にあたる大事なところで、ヒロインが、主人公に言う台詞がね、
「誰にも教えてもらわなかったみたいだから、一度だけ教えてあげる。世の中ってのはねぇ、想像力(=妄想)が動かしてるのよ!」(←だいぶ意訳)
なんだもん!!
生田さんファンの猫としては、もう、その開き直りっぷりにはひれ伏すしかありませんでした。。。
物語そのものは、デビュー作の「BUND NEON ~上海~」を凌駕した破綻ぶり。
そりゃあひどいもんでした。いくらファンでも、物語(脚本)の理屈が通っていないことはわかりますよ。
イチから十まで、疑問だらけの突っ込みポイントだらけで、あまりにも突っ込みポイントが多すぎてとても網羅しきれないくらい凄かった。
なのに!!
文句なく恰好よくて楽しかった!!のです(^ ^)。
生田さんの、ちーちゃん(蓮水)・かいちゃん(七海)・あっきー(澄輝)をはじめとする出演者一人ひとりへの深い愛情と、興味と、そして、彼らを応援する人々の想いに対する理解が、あまりにも的確で、涙が出るほど嬉しかったです。
脚本としての理屈を通すことよりも、役者の魅力を引き出すための場面を創ることに注力した作劇。
今回は、若干「僕(生田)が観たいもの」に流れた感はありますが(^ ^)、それでも決して作者の自己満足ではなく、役者を魅力的にみせるためのツボが随所にあって、そういうところが「大好き」です(告白)。
出演者全員、それぞれに「いつもの魅力」の極限を引き出してもらった人もいれば「いつもと違う、新しい魅力」を引き出してもらった人もいて、そういう意味では本当に見ごたえがありました(幸)。
まだ公演が始まったばかりなのでご覧になっていない方も多いかと思いますが、ネタばれで価値が変わるような作品ではないので、遠慮なくネタばれさせていただきますね。
気にされる方は、ここから先は観劇するまでお読みにならないでください。
といいつつ、あまり内容には踏み込まず、生田さんについて語らせてください。
(すみません!!ファンなので黙っていられなくて!!)
生田さんに一つだけ苦言を呈するとしたら。
役者の魅力を生かしたコメディで勝負したいなら、人を死なせることにはもっと慎重であってほしいというところでしょうか。
少なくとも、神父(夏美)はともかく、あの展開でギルバート(蒼羽)を殺させちゃいかん!銃を構えていたベンジャミン(七海)かエマ(花乃)、どちらかに傷を残すことになるし、、、なによりも、彼らにトラウマが残ってしまうくらいの丁寧な心理描写が、本来の生田さんの持ち味なんじゃないかと思うんですよね。今回はかなりブッ飛ばしてましたけど(^ ^)。
もちろん、一切人死にを出すな、という話ではなく。
2幕冒頭の賞金首(秋音)とその妻(愛白)とのエピソードは、ジェレミー(蓮水)のトラウマを説明するために必要だし、ジェレミーの母モニカ(彩花)も、彼女が生きていたなら、そもそも話が始まらないわけですし、そういうことを言っているんじゃないんですよね。
ただ、「コメディ」の範疇に納めるためには、やっぱりエピソードのある登場人物を死なせる時には、もっと慎重になってほしいな、と思いました。
なんて真面目なことも少し書いてみましたが、それ以外は、どんなに脚本がぶっ飛んでいても許せてしまったあたり、宙ファンかつ生田ファンだから仕方ないんだろうなあ。。。
とりあえず、出演者のファンではないけれども、興味本位で一回くらい観たいなー、という方は、絶対に定価以上のチケットには手を出さないことをお勧めします。
そんな価値はありませんから(←真顔)
でも、出演者のファンや、単なる生田さんのファン(^ ^)は、金に糸目をつけずに何枚でも確保したほうがいいですよ!
下級生もそれぞれに役がついて、役以外のアルバイトもあって……忙しそうでしたし、みんな本当によくやっていたと思います(*^ ^*)。
生田さん、まだまだ当分は完全オリジナルに挑戦するのはやめて、原作付きにしておいたら…?という気もしたりはするのですが(「BUND NEON」でやらかした後、「ランスロット」「春の雪」と2作連続で佳作を出していた流れの中だけに)、、、でも、やっぱり、いままで彼は2作連続でやらかしたことは(一応)ないので、今回のことで「ピカレスクロマン」や「コメディ」の物語の構築方法を学んだのなら、それでいいのかな、と思っています。
ちーちゃんやかいちゃんは上級生だし、彼らの魅力は存分に出ていたので、多少話が破綻していてもあまり大きな問題ではないだろうなと思いますし、ね(^ ^)。
とりあえず。
大空ファンの猫としては、全く違う作品なのに、そこかしこで「血と砂」を思い出してしまって、とっても大変でした!
バウ主演なんて考えたこともなかった上級生二人のW主演。二人がプライベートでも仲良いところも、演出家が凝り性のヲタク(←すみません)で、出演者たちのことが大好きなところも、終演後の挨拶が漫才なところまで、そっくりすぎて思い出が止まらない。。。(←そこ?)
フィナーレでのお遊びといい、色んな意味で、スタッフのノリがいいのも楽しくて良いですね。
観ている時はいろいろ考えるけど、フィナーレと挨拶が面白すぎて突っ込みポイントを忘れてしまいそうです(^ ^)。
作品全体の印象については、以上です。
詳細と出演者についてはまた後日♪
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2013年のタカラヅカ【12】
2013年6月28日 宝塚(宙)秋の宙組「風と共に去りぬ」の、役替りが発表されました!
これで、今年の大劇場公演9本のうち、花組「オーシャンズ11」以外のすべての一本もので役替りが実施されることが決まりました。唯一役替りのなかった花組も、秋の公演のショーで役替りがあるから、全組一回は役替りがあるんですね(^ ^)。
観客としては、複数の役者が同じ役に挑むのは非常に興味深いことなのでとても楽しみなのですが、役替り初日のボロボロぶりを観ると、演じる方はやっぱり大変なんでしょうね(←当たり前)。
まあ、私は元々レミゼファンなので、役替りがあって当たり前的な意識もある(^ ^)のですが、宝塚は、どうしても役替りの相方はお休み、というわけにいかないですしね(^ ^;ゞ役替りで性別が替わる人も多いので、さぞ大変だろうなあ、、、、とは思いつつ。
でもでも、やっぱり楽しみです!
ちなみに、演目が発表されたときの予想はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130518
他組トップ特出は無かったか!!(←残念)
組内役替りは全く想定していなかったので、予想という意味では全く当たりませんでした(T T)。
実際の役替りは以下の通り。
バトラー 凰稀かなめ
スカーレット 朝夏まなと/七海ひろき
アシュレ 悠未ひろ /朝夏まなと
メラニー 実咲凜音
ベル 緒月遠麻
ルネ 七海ひろき/悠未ひろ
スカーレットII 純矢ちとせ/伶美うらら
メイベル 伶美うらら/純矢ちとせ
まあ、ここはやっぱり、素直に驚いておきます。
まぁくんとかいちゃんがスカーレット!?
……宙組89期は、本公演のヒロインを演じる運命なのでしょうか(汗)。
まぁくんは「ME AND MY GIRL」のジャッキー、かいちゃんは「ヴァレンチノ」のナターシャ。二人とも女役の大役経験もあり、キャラ的にもスカーレットは似合いそうな気がするのですが。。。テルくんとの並びはどうなんでしょう(汗)。
アシュレはともちんとまぁくん。私の予想も、ここだけは当たりました(^ ^)v アシュレの対役が、ともちんはルネ、まぁくんはスカーレットという違いはありますが。
ともちんのアシュレ……東宝の今井さん的なアシュレになるのかな?いや、あれはあれでありだったから、ともちんがどう組み立ててくるか楽しみです。バトラーがテルくんだから、キャラの違いは出しやすい気がしますしね。
映画のイメージだと、まぁくんの方がイメージは近いんですが、テルくんとの差を出すのに苦労しそう(っていうか、テルくんはスカーレットでなければアシュレで観たかった……←無理)
みりおんのメラニーは似合いそうな気がします。母性のある落ち着いた役のほうが魅力的なタイプだから。
まぁくんとの並びは「パッシーの館」でお似合いだったけど、ともちんとも身長差カップルで素敵だといいなあ。
ところで、配役にはフランクがいませんが、出ないのでしょうか……?
宝塚の「風と共に去りぬ」は、轟さんが日生でやったのしか観たことがないので、、、普通のバージョンでどういうキャラクターが登場するのか全く知らないんですよね(汗)。
ところで。
「ベル」って………「ベル・ワットリング」、ですか!?
キタロウ、大丈夫なのか!?(←ハマコさんのイメージが強烈すぎて!)
.
これで、今年の大劇場公演9本のうち、花組「オーシャンズ11」以外のすべての一本もので役替りが実施されることが決まりました。唯一役替りのなかった花組も、秋の公演のショーで役替りがあるから、全組一回は役替りがあるんですね(^ ^)。
観客としては、複数の役者が同じ役に挑むのは非常に興味深いことなのでとても楽しみなのですが、役替り初日のボロボロぶりを観ると、演じる方はやっぱり大変なんでしょうね(←当たり前)。
まあ、私は元々レミゼファンなので、役替りがあって当たり前的な意識もある(^ ^)のですが、宝塚は、どうしても役替りの相方はお休み、というわけにいかないですしね(^ ^;ゞ役替りで性別が替わる人も多いので、さぞ大変だろうなあ、、、、とは思いつつ。
でもでも、やっぱり楽しみです!
ちなみに、演目が発表されたときの予想はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130518
他組トップ特出は無かったか!!(←残念)
組内役替りは全く想定していなかったので、予想という意味では全く当たりませんでした(T T)。
実際の役替りは以下の通り。
バトラー 凰稀かなめ
スカーレット 朝夏まなと/七海ひろき
アシュレ 悠未ひろ /朝夏まなと
メラニー 実咲凜音
ベル 緒月遠麻
ルネ 七海ひろき/悠未ひろ
スカーレットII 純矢ちとせ/伶美うらら
メイベル 伶美うらら/純矢ちとせ
まあ、ここはやっぱり、素直に驚いておきます。
まぁくんとかいちゃんがスカーレット!?
……宙組89期は、本公演のヒロインを演じる運命なのでしょうか(汗)。
まぁくんは「ME AND MY GIRL」のジャッキー、かいちゃんは「ヴァレンチノ」のナターシャ。二人とも女役の大役経験もあり、キャラ的にもスカーレットは似合いそうな気がするのですが。。。テルくんとの並びはどうなんでしょう(汗)。
アシュレはともちんとまぁくん。私の予想も、ここだけは当たりました(^ ^)v アシュレの対役が、ともちんはルネ、まぁくんはスカーレットという違いはありますが。
ともちんのアシュレ……東宝の今井さん的なアシュレになるのかな?いや、あれはあれでありだったから、ともちんがどう組み立ててくるか楽しみです。バトラーがテルくんだから、キャラの違いは出しやすい気がしますしね。
映画のイメージだと、まぁくんの方がイメージは近いんですが、テルくんとの差を出すのに苦労しそう(っていうか、テルくんはスカーレットでなければアシュレで観たかった……←無理)
みりおんのメラニーは似合いそうな気がします。母性のある落ち着いた役のほうが魅力的なタイプだから。
まぁくんとの並びは「パッシーの館」でお似合いだったけど、ともちんとも身長差カップルで素敵だといいなあ。
ところで、配役にはフランクがいませんが、出ないのでしょうか……?
宝塚の「風と共に去りぬ」は、轟さんが日生でやったのしか観たことがないので、、、普通のバージョンでどういうキャラクターが登場するのか全く知らないんですよね(汗)。
ところで。
「ベル」って………「ベル・ワットリング」、ですか!?
キタロウ、大丈夫なのか!?(←ハマコさんのイメージが強烈すぎて!)
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2013年のタカラヅカ【8】
2013年2月27日 宝塚(宙)2013年の7月以降のラインナップが発表されました!
■宙組バウホール公演
バウ・ウェスタン・ピカレスク『the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-
作・演出/生田大和
主演/蓮水ゆうや、七海ひろき
わああああ、ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)、バウ初主演おめでとうございます~~!!
しかも、生田さんーーーーーっ!!
こんなことを書いていいのかわかりませんが、このタイミングでこのメンバー、、、「血と砂」を思い出させる状況だなあ、と思いました。いろんなしがらみを吹っ飛ばすような、勢いのある作品になりますように!
この発表をきいて、100人のうち98人くらいは「だったら『銀河英雄伝説 双璧篇』を………!!」と思ったと思いますが。まあ、双璧篇って、実際に上演するとなるといろいろ難しいのでね(^ ^)。ただ、あらすじを読んで、銀英伝の某外伝を思い出したのも私だけではないと思いますが。生田さん、そういうのは外さない気がするから、本気で楽しみです。
ジェレミーとベンジャミン。生田さんらしい凝ったストーリーになりそうですね。ああ、初日が観たいなあ。。。(←無理)
■雪組バウホール公演
バウ・ミュージカル『春雷』~ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」より~
脚本・演出/原田諒
えーっと、「作・演出」と「脚本・演出」って違うんでしょうか。生田さんと原田さん、タイプの全く違う二人の若手演出家ですが、確かに生田さんだと役者を見て「作(創)ってる」って感じがするし、原田さんだと「脚本」として完成度の高いものを目指している感じがしますが。。。え?そういうもの?
ちょうど韓国ミュージカル「若きウェルテルの悩み」が上演されていましたが、どうだったんでしょうか。観ればよかったかなあ。
翔くんはワークショップの「灼熱の彼方」以来の主演ですね。どんな若者像をみせてくれるのか、楽しみです。……ちょうど忙しい時期なので、観に行けるかどうかはわかりませんが(T T)。
振り分けはどうなるのでしょうか。バウ組のまなはるとホタテがどっちに入るのかが鍵かなあ(^ ^)。
■雪組全国ツアー
ミュージカル・ロマンス『若き日の唄は忘れじ』
~藤沢周平作「蟬しぐれ」(文春文庫)より~
脚本/大関弘政 演出/大野拓史
ロマンチック・レビュー『ナルシス・ノアールII』
作・演出/岡田敬二
「若き日の唄は忘れじ」再演おめでとうございます~~~!!
中日に観に行って、また観たい~~、と後ろ髪ひかれる想いで帰ってきたので、また観れることになって死ぬほど嬉しいです!
コマちゃんのところに誰が入るのかでだいぶ雰囲気が変わりそうですが、でも、壮ちゃんならなんとかしてくれるだろうし。文四郎さまにまた逢える!嬉しいな、嬉しいな。
ショーも、私は観たことがありませんが、名作の誉れも高い「ナルシス・ノワール」。全国ツアーに事実上の初演作品を創ってもらえるなんて、壮ちゃん凄いなあ(*^ ^*)。わー、本当に楽しみです!
■月組大劇場公演
ミュージカル『アルセーヌ・ルパン(仮題)』
モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋(ハヤカワ・ミステリ刊/ハヤカワ文庫近刊)」より
脚本・演出/正塚晴彦
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
タイトルだけ見て、ちゃぴのおてんば天使降臨っ!?と死ぬほどテンションあがったんですが、、、、違ってましたね(涙)。えー、ちゃぴのアニエスならめっちゃ通ったのにー!!残念。。。
「ブラックジャック」で復活した印象のある正塚さん。またコケないように頑張ってほしいなと思います。あらすじを読んだ感じでは、ちゃぴの視点で物語が進みそうですが、、、ちゃぴ、がんばって!!
しかし。3作目にして初の単独主演作のタイトルが、「最後の恋」ですか。……まさお、がんばれ。
ショーは中村一徳さん。まさおとちゃぴを中心とした新生・月組の魅力が伝わる作品になりますように(^ ^)。
いやー、劇団もいろいろやってくれるなあ、と思います(^ ^)。
いろいろな意味で、99周年、頑張ってますよね♪♪
.
■宙組バウホール公演
バウ・ウェスタン・ピカレスク『the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-
作・演出/生田大和
主演/蓮水ゆうや、七海ひろき
わああああ、ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)、バウ初主演おめでとうございます~~!!
しかも、生田さんーーーーーっ!!
こんなことを書いていいのかわかりませんが、このタイミングでこのメンバー、、、「血と砂」を思い出させる状況だなあ、と思いました。いろんなしがらみを吹っ飛ばすような、勢いのある作品になりますように!
この発表をきいて、100人のうち98人くらいは「だったら『銀河英雄伝説 双璧篇』を………!!」と思ったと思いますが。まあ、双璧篇って、実際に上演するとなるといろいろ難しいのでね(^ ^)。ただ、あらすじを読んで、銀英伝の某外伝を思い出したのも私だけではないと思いますが。生田さん、そういうのは外さない気がするから、本気で楽しみです。
ジェレミーとベンジャミン。生田さんらしい凝ったストーリーになりそうですね。ああ、初日が観たいなあ。。。(←無理)
■雪組バウホール公演
バウ・ミュージカル『春雷』~ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」より~
脚本・演出/原田諒
えーっと、「作・演出」と「脚本・演出」って違うんでしょうか。生田さんと原田さん、タイプの全く違う二人の若手演出家ですが、確かに生田さんだと役者を見て「作(創)ってる」って感じがするし、原田さんだと「脚本」として完成度の高いものを目指している感じがしますが。。。え?そういうもの?
ちょうど韓国ミュージカル「若きウェルテルの悩み」が上演されていましたが、どうだったんでしょうか。観ればよかったかなあ。
翔くんはワークショップの「灼熱の彼方」以来の主演ですね。どんな若者像をみせてくれるのか、楽しみです。……ちょうど忙しい時期なので、観に行けるかどうかはわかりませんが(T T)。
振り分けはどうなるのでしょうか。バウ組のまなはるとホタテがどっちに入るのかが鍵かなあ(^ ^)。
■雪組全国ツアー
ミュージカル・ロマンス『若き日の唄は忘れじ』
~藤沢周平作「蟬しぐれ」(文春文庫)より~
脚本/大関弘政 演出/大野拓史
ロマンチック・レビュー『ナルシス・ノアールII』
作・演出/岡田敬二
「若き日の唄は忘れじ」再演おめでとうございます~~~!!
中日に観に行って、また観たい~~、と後ろ髪ひかれる想いで帰ってきたので、また観れることになって死ぬほど嬉しいです!
コマちゃんのところに誰が入るのかでだいぶ雰囲気が変わりそうですが、でも、壮ちゃんならなんとかしてくれるだろうし。文四郎さまにまた逢える!嬉しいな、嬉しいな。
ショーも、私は観たことがありませんが、名作の誉れも高い「ナルシス・ノワール」。全国ツアーに事実上の初演作品を創ってもらえるなんて、壮ちゃん凄いなあ(*^ ^*)。わー、本当に楽しみです!
■月組大劇場公演
ミュージカル『アルセーヌ・ルパン(仮題)』
モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋(ハヤカワ・ミステリ刊/ハヤカワ文庫近刊)」より
脚本・演出/正塚晴彦
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
タイトルだけ見て、ちゃぴのおてんば天使降臨っ!?と死ぬほどテンションあがったんですが、、、、違ってましたね(涙)。えー、ちゃぴのアニエスならめっちゃ通ったのにー!!残念。。。
「ブラックジャック」で復活した印象のある正塚さん。またコケないように頑張ってほしいなと思います。あらすじを読んだ感じでは、ちゃぴの視点で物語が進みそうですが、、、ちゃぴ、がんばって!!
しかし。3作目にして初の単独主演作のタイトルが、「最後の恋」ですか。……まさお、がんばれ。
ショーは中村一徳さん。まさおとちゃぴを中心とした新生・月組の魅力が伝わる作品になりますように(^ ^)。
いやー、劇団もいろいろやってくれるなあ、と思います(^ ^)。
いろいろな意味で、99周年、頑張ってますよね♪♪
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銀河英雄伝説@HAKATAZA【4】
2013年2月9日 宝塚(宙) コメント (2)宙組博多座公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」第二幕。
すっかり間があいてしまい、その間に千秋楽もとっくに終わってしまいました……でも、まだ少し書きたいことがあるので、、、いまさらですがすみません。
■第1場 アムリッツァ星域会戦
本公演でビッテンフェルトの部下だったかける(風馬)がビッテンフェルト本人に昇格して、誰がその後に入るのか興味津々だったのですが。
……まさかのリヒテンラーデ侯(松風)でした(滝汗)。継続の和希くん含め、その3人じゃ止まるはずねーじゃん。誰だよその采配。
この場面のもう一つの見どころは、「キルヒアイスはまだか!」と苛々して舌打ちし、キルヒアイスが登場して戦場を支配すると、自慢げに笑って長い脚を組みかえる元帥閣下、なのですが。
かいちゃん(七海)のオーベルシュタインの無表情が良い意味でそれをスルーしている感があって、いい空気感だなーとと思いました。
■第3場 元帥府の一室
リンチ(和希)初登場。いやぁ、野心に溢れてエネルギッシュな「若い」リンチで!本公演の美月くんが良くも悪くも「全てを諦めた」虚無の人だったので、初見は結構衝撃的でした。
本公演のリンチにあったのは、ヤンに対する深い恨みと憎しみ。妬みから派生したその闇は、今となっては同盟そのものに対する憎しみに育ってしまっていて、自分でもどうにもならない。その切なさ、痛々しさがすごく好きだったんですが……和希くんの、直情的で野心的なパワーも、結果として歴史を動かすリンチという人物には似合っているのかも、と思いました。
原作のリンチは、どちらかといえば美月くんの持つ虚無に近いものを持った人物像だったと思いますが、@TAKARAZUKAな小池脚本には、どちらもありな気がしました。ただ、やっぱりオーベルシュタインがかいちゃんになると、リンチも似たタイプである美月くんより、アグレッシヴな和希くんの方がバランスが良いかも、とは思いましたが。
リンチと入れ違いに登場するヒルダ(実咲)。
少し痩せたのか、化粧か髪が変わったのか、それとも単に着慣れただけかもしれませんが、軍服が似合ってきたな、と思いました。うん。可愛かったです。
私が観たのは初日があいてすぐでしたが、就職(?)を許されて退出するときに余計なこと(東宝でやっていた「キャハッ☆」みたいなパフォーマンス)をしなくなったのが、とても良かったです。……これも数日後には復活していたらしいのですが(T T)。何故なんだ。どう考えても、小池さんの演技指導で無くなったとしか思えないのに、なぜ復活するんだよ。。。ヒルダはそんな娘じゃないのにぃ(涙)。
とりあえず、退出するオーベルシュタインのパフォーマンスが無くなったのは良かったです。ホッとしました。……これは復活してないよね?(まさか?)(せめて)
■第4場 捕虜交換式
大劇場で観た時から好きな場面ですが、ヤン(緒月)とキルヒアイスの間に流れる空気がさらに温かくなって、さらに良くなったなと思いました。
入場する捕虜たちの最後に入ってくるリンチ元少将。帝国軍と同盟軍が心を一つに歌う場面の途中でいったん袖にはけるのは本公演と同じですが、そこまでの芝居が美月くんと全然違うのが面白かったです。なんというか、普通だった(^ ^)。美月くんは、ヤンの前では「普通」を取り繕っていても、ヤンの眼が反れた途端に憎しみや恨みが溢れてしまうというか、、、装った仮面の下の真っ黒なモノが透けて見えるような雰囲気がありましたが、和希くんのリンチは、良い感じにやさぐれてはいても、そんなに真っ黒い感じではなくて。
美月くんの、最初のはけ際の昏い薄嗤いがひどく印象に残っていたので、和希くんの役づくりは真っ直ぐだなあ、と、こんなところでも思いました。良い悪いじゃなくて、違うんだなあ、と。
ただ、最後にもう一度登場したときの存在感は、少し物足りなかった、かも。。。舞台上にいる時間が短いので、そこはもう少し暗いオーラがあったほうが良かったんじゃないかな、と。……いや、公演の後半に良くなっていたかもしれませんが。
■第6場 オーディンの夜
チェス盤を囲むラインハルトとオーベルシュタイン。かいちゃんの役づくりだと、ますます元帥閣下と卓を囲むなどありえないという気がしますが、そこはキルヒアイスが出掛けてしまって寂しいラインハルトが、無聊を慰めようと無理矢理参謀を座らせた……という解釈をしてみたら、つい萌えてしまいました(汗)。嫌がるオーベルシュタインに無理強いする元帥閣下……素敵(←おい)。
ラインハルトとオーベルシュタインの関係は、本公演だとオーベルシュタインが一枚上手な感じだけど、博多座ではオーベルシュタインの希みが「納得できる主君(=ラインハルト)の許で能力を発揮すること」なので、同じことをしていても違う構図に見えてくるんですよね。役者の解釈だけで、特に何を変えたわけでもないのに、こんなに印象が変わるのか。芝居って面白いなあ。
「オーディンの夜」を歌う提督たち。
あっきー(澄輝)のロイエンタールは優しいな、と思いました。優しさがにじみ出ちゃって、ゆいちゃん(結乃)に触れる手も温かそうで……そんなことしたら女は愛されてると思っちゃうよ?と思った。相手の眼を視ないところくらいかな、「漁色家」に見えるのは。ゆいちゃんとの並びはとても綺麗でお似合いでした(*^ ^*)。
ミッターマイヤーのりっくん(蒼羽)は、元気で真っ直ぐで、そのまんま黄色い薔薇の花束を持って走って行きそうな“疾風”ヴォルフでした!
エヴァンゼリン(愛白)は本公演から引き続きなんですが、一幕でヴェストパーレ男爵夫人を演じていたりするので、ちょっと違和感がありました。もう少し髪型や化粧で別人に見せるか、あるいは愛白さんはヴェストパーレを本役にしてエヴァンゼリンを役替りしても良かったのでは、と思うのですが。。。そうでなくても娘役は役らしい役が少ないのに、キャラの違う大きな役を二つも同じ人にやらせなくても(涙)。
「(恋人は)今夜探す!」と言い切ったビッテンフェルト。大好き(^ ^)。絡む二人はくるみちゃん(舞花)と彩花まりちゃん、だったかな?(違ったらすみません)二人を視るかけるのやにさがった顔が面白かった(誉めてます)。
ルッツの美月くんは、ゆみちゃん(桜音)とラブラブカップル。美月くんのリンチがすごく好きだったので、ルッツになってしまって残念……くらいの気持ちだったのですが(汗)、滅多に観られない娘役さんとのラブラブ場面はとても嬉しかったです。こんなに嬉しいものなんだなー(^ ^;ゞ。ゆみちゃんも本当に可愛かった!女神!
ワーレン(春瀬)とケンプ(七生)もがんばっていたと思います。。。すみません、いろいろ余裕がなくてあまり観られず(涙)。もっと回数観られればなあ~。
■第7場 ガイエスブルクとヴェスターラント
注目の役替りの一人、オフレッサー役の実羚淳くん。長身なので、最初の登場は迫力ありました。しかし……喋るとコケるのは相変わらずで(^ ^;ゞ。「シャングリラ」でちーちゃんの子供時代を演じてから早くも3年。もうすぐ研5なんだから、そろそろあの超絶なスタイルと美貌に見合った声を手に入れてほしいなあ。。。(切実)。
ブラウンシュヴァイク公爵夫人アマーリエ(愛咲)とエリザベート(真みや)が初登場。たしかに、ヴェスターラントにはフレーゲル1人ではどうにもならないので当然なんですが、だったら最初から出しておけばいいのに、と思ったりもしました。リッテンハイム家は無しで、ブラウンシュヴァイク家だけでも「ロイヤルファ・ミ・リー♪」って歌ってくれて良かったのでは、と思うんですが……なぜ前面カットになったんだろうなあ。残念ー。
まだあまりにも途中なのですが、ヴぇスターラントの前で一回切ります。
うーん、二幕は簡単に終わらせようと思っていたのに、書き始めたら止まらなかった……(涙)。しかも、一回最後まで書いたのにデータごと消えたのが痛すぎる……(T T)。
.
すっかり間があいてしまい、その間に千秋楽もとっくに終わってしまいました……でも、まだ少し書きたいことがあるので、、、いまさらですがすみません。
■第1場 アムリッツァ星域会戦
本公演でビッテンフェルトの部下だったかける(風馬)がビッテンフェルト本人に昇格して、誰がその後に入るのか興味津々だったのですが。
……まさかのリヒテンラーデ侯(松風)でした(滝汗)。継続の和希くん含め、その3人じゃ止まるはずねーじゃん。誰だよその采配。
この場面のもう一つの見どころは、「キルヒアイスはまだか!」と苛々して舌打ちし、キルヒアイスが登場して戦場を支配すると、自慢げに笑って長い脚を組みかえる元帥閣下、なのですが。
かいちゃん(七海)のオーベルシュタインの無表情が良い意味でそれをスルーしている感があって、いい空気感だなーとと思いました。
■第3場 元帥府の一室
リンチ(和希)初登場。いやぁ、野心に溢れてエネルギッシュな「若い」リンチで!本公演の美月くんが良くも悪くも「全てを諦めた」虚無の人だったので、初見は結構衝撃的でした。
本公演のリンチにあったのは、ヤンに対する深い恨みと憎しみ。妬みから派生したその闇は、今となっては同盟そのものに対する憎しみに育ってしまっていて、自分でもどうにもならない。その切なさ、痛々しさがすごく好きだったんですが……和希くんの、直情的で野心的なパワーも、結果として歴史を動かすリンチという人物には似合っているのかも、と思いました。
原作のリンチは、どちらかといえば美月くんの持つ虚無に近いものを持った人物像だったと思いますが、@TAKARAZUKAな小池脚本には、どちらもありな気がしました。ただ、やっぱりオーベルシュタインがかいちゃんになると、リンチも似たタイプである美月くんより、アグレッシヴな和希くんの方がバランスが良いかも、とは思いましたが。
リンチと入れ違いに登場するヒルダ(実咲)。
少し痩せたのか、化粧か髪が変わったのか、それとも単に着慣れただけかもしれませんが、軍服が似合ってきたな、と思いました。うん。可愛かったです。
私が観たのは初日があいてすぐでしたが、就職(?)を許されて退出するときに余計なこと(東宝でやっていた「キャハッ☆」みたいなパフォーマンス)をしなくなったのが、とても良かったです。……これも数日後には復活していたらしいのですが(T T)。何故なんだ。どう考えても、小池さんの演技指導で無くなったとしか思えないのに、なぜ復活するんだよ。。。ヒルダはそんな娘じゃないのにぃ(涙)。
とりあえず、退出するオーベルシュタインのパフォーマンスが無くなったのは良かったです。ホッとしました。……これは復活してないよね?(まさか?)(せめて)
■第4場 捕虜交換式
大劇場で観た時から好きな場面ですが、ヤン(緒月)とキルヒアイスの間に流れる空気がさらに温かくなって、さらに良くなったなと思いました。
入場する捕虜たちの最後に入ってくるリンチ元少将。帝国軍と同盟軍が心を一つに歌う場面の途中でいったん袖にはけるのは本公演と同じですが、そこまでの芝居が美月くんと全然違うのが面白かったです。なんというか、普通だった(^ ^)。美月くんは、ヤンの前では「普通」を取り繕っていても、ヤンの眼が反れた途端に憎しみや恨みが溢れてしまうというか、、、装った仮面の下の真っ黒なモノが透けて見えるような雰囲気がありましたが、和希くんのリンチは、良い感じにやさぐれてはいても、そんなに真っ黒い感じではなくて。
美月くんの、最初のはけ際の昏い薄嗤いがひどく印象に残っていたので、和希くんの役づくりは真っ直ぐだなあ、と、こんなところでも思いました。良い悪いじゃなくて、違うんだなあ、と。
ただ、最後にもう一度登場したときの存在感は、少し物足りなかった、かも。。。舞台上にいる時間が短いので、そこはもう少し暗いオーラがあったほうが良かったんじゃないかな、と。……いや、公演の後半に良くなっていたかもしれませんが。
■第6場 オーディンの夜
チェス盤を囲むラインハルトとオーベルシュタイン。かいちゃんの役づくりだと、ますます元帥閣下と卓を囲むなどありえないという気がしますが、そこはキルヒアイスが出掛けてしまって寂しいラインハルトが、無聊を慰めようと無理矢理参謀を座らせた……という解釈をしてみたら、つい萌えてしまいました(汗)。嫌がるオーベルシュタインに無理強いする元帥閣下……素敵(←おい)。
ラインハルトとオーベルシュタインの関係は、本公演だとオーベルシュタインが一枚上手な感じだけど、博多座ではオーベルシュタインの希みが「納得できる主君(=ラインハルト)の許で能力を発揮すること」なので、同じことをしていても違う構図に見えてくるんですよね。役者の解釈だけで、特に何を変えたわけでもないのに、こんなに印象が変わるのか。芝居って面白いなあ。
「オーディンの夜」を歌う提督たち。
あっきー(澄輝)のロイエンタールは優しいな、と思いました。優しさがにじみ出ちゃって、ゆいちゃん(結乃)に触れる手も温かそうで……そんなことしたら女は愛されてると思っちゃうよ?と思った。相手の眼を視ないところくらいかな、「漁色家」に見えるのは。ゆいちゃんとの並びはとても綺麗でお似合いでした(*^ ^*)。
ミッターマイヤーのりっくん(蒼羽)は、元気で真っ直ぐで、そのまんま黄色い薔薇の花束を持って走って行きそうな“疾風”ヴォルフでした!
エヴァンゼリン(愛白)は本公演から引き続きなんですが、一幕でヴェストパーレ男爵夫人を演じていたりするので、ちょっと違和感がありました。もう少し髪型や化粧で別人に見せるか、あるいは愛白さんはヴェストパーレを本役にしてエヴァンゼリンを役替りしても良かったのでは、と思うのですが。。。そうでなくても娘役は役らしい役が少ないのに、キャラの違う大きな役を二つも同じ人にやらせなくても(涙)。
「(恋人は)今夜探す!」と言い切ったビッテンフェルト。大好き(^ ^)。絡む二人はくるみちゃん(舞花)と彩花まりちゃん、だったかな?(違ったらすみません)二人を視るかけるのやにさがった顔が面白かった(誉めてます)。
ルッツの美月くんは、ゆみちゃん(桜音)とラブラブカップル。美月くんのリンチがすごく好きだったので、ルッツになってしまって残念……くらいの気持ちだったのですが(汗)、滅多に観られない娘役さんとのラブラブ場面はとても嬉しかったです。こんなに嬉しいものなんだなー(^ ^;ゞ。ゆみちゃんも本当に可愛かった!女神!
ワーレン(春瀬)とケンプ(七生)もがんばっていたと思います。。。すみません、いろいろ余裕がなくてあまり観られず(涙)。もっと回数観られればなあ~。
■第7場 ガイエスブルクとヴェスターラント
注目の役替りの一人、オフレッサー役の実羚淳くん。長身なので、最初の登場は迫力ありました。しかし……喋るとコケるのは相変わらずで(^ ^;ゞ。「シャングリラ」でちーちゃんの子供時代を演じてから早くも3年。もうすぐ研5なんだから、そろそろあの超絶なスタイルと美貌に見合った声を手に入れてほしいなあ。。。(切実)。
ブラウンシュヴァイク公爵夫人アマーリエ(愛咲)とエリザベート(真みや)が初登場。たしかに、ヴェスターラントにはフレーゲル1人ではどうにもならないので当然なんですが、だったら最初から出しておけばいいのに、と思ったりもしました。リッテンハイム家は無しで、ブラウンシュヴァイク家だけでも「ロイヤルファ・ミ・リー♪」って歌ってくれて良かったのでは、と思うんですが……なぜ前面カットになったんだろうなあ。残念ー。
まだあまりにも途中なのですが、ヴぇスターラントの前で一回切ります。
うーん、二幕は簡単に終わらせようと思っていたのに、書き始めたら止まらなかった……(涙)。しかも、一回最後まで書いたのにデータごと消えたのが痛すぎる……(T T)。
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千秋楽おめでとうございます
2013年1月28日 宝塚(宙) コメント (2)本日、二つの公演が千秋楽を迎えました。
日本青年館の「逆転裁判3」と、博多座の「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
どっちもとても面白くて、今の宙組の充実っぷりを実感した日々でした。
特に博多座は、本当に本当に本当に!!もう一回観たかったよーーーー(泣)。
いちくん、ご卒業おめでとうございます。
最後の日にお見送りは出来なかったけど、きっと素敵な笑顔でフィナーレを迎えられたんだろうな、と思うと、なんか眼が熱いです。
どうぞ、明日からのあなたの道が、平坦なものでありますように。
そしてカチャ、組替えおめでとうございます!
月組でも、あなたらしくがんばってくださいね。ご活躍を楽しみにしています。
ネタばれな感想は、また後日(^ ^)。
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日本青年館の「逆転裁判3」と、博多座の「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
どっちもとても面白くて、今の宙組の充実っぷりを実感した日々でした。
特に博多座は、本当に本当に本当に!!もう一回観たかったよーーーー(泣)。
いちくん、ご卒業おめでとうございます。
最後の日にお見送りは出来なかったけど、きっと素敵な笑顔でフィナーレを迎えられたんだろうな、と思うと、なんか眼が熱いです。
どうぞ、明日からのあなたの道が、平坦なものでありますように。
そしてカチャ、組替えおめでとうございます!
月組でも、あなたらしくがんばってくださいね。ご活躍を楽しみにしています。
ネタばれな感想は、また後日(^ ^)。
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日本青年館にて、宙組公演「逆転裁判3」を観劇してまいりました。
ともちん(悠未)、初の東上主演、本当におめでとうございます!!
本当は「ドラマシティ初主演」を祝うべきなのですが、今回ドラマシティでは観られなかったので、こちらで。
ともちんの主演作を観るのは、バウワークショップ「Le Petit Jordan」以来、2回目。あのアランも、優しくて温かくてすごくともちんらしい素敵な青年役だったけど、今回のエッジワースもとても良かったです(*^ ^*)。
正直、3年前に「逆転裁判2」でともちんのエッジワースを観た時は、「1」で同役を演じていた七帆ひかるさんのイメージが強すぎて、若干の違和感を感じていたのですが……、今回はエッジワースが主演ということもあり、また、周りのキャストも全部違っていたこともあって、すんなりと「世界」に馴染むことができたような気がします。
なお。
「3」は、設定的に「1」と「2」の間に位置する物語でした。「1」でフェニックス・ライト(蘭寿)との対決に敗れ、自分の「ルール」を見喪った天才検事が、3年間の彷徨の果てに幼馴染のラリーと再会し、故郷カリフォルニアへ戻る決心をしてから、実際に戻る前に巻き込まれた不思議な出来事。
正直、「2」のエッジワースの不可思議な言動は、今回の「3」で彼の身に起きた異常な体験の直後だったんだとしたら仕方ないかも、と納得させてくれるものになっていたと思います。。。えっと、え、3年前からそんな壮大な計画があったの?あの鈴木圭さんに??
まあ、そんなことは置いておいて。
青年館の緞帳にでかでかと貼られた「逆転裁判3」のステッカー。
「異議あり!」ポーズをキメたシルエットの髪型が、センターパーツです!!
まず、そこで死にそうになりました(^ ^)。
芸が細かいな鈴木圭。(チラシやプログラムにはロゴしかなかったと思うのですが。。。今更でしたらすみません)
プロローグの映像はさすがに恰好良いんですが、今回ちょっと動かし過ぎかも、と思いました。動きに違和感があるのはわざとのはずなんですが、観客が物語世界に入りこむ前にやられると「なんか変だなー」と思ってしまうんですよね。
前回みたいに、キメポーズで静止した状態で3Dにすり替わったほうが自然だったのになーと思いました。
……3D言うな>自分。
物語は、さすが鈴木圭、としか言いようのない荒唐無稽な展開でしたが、メインキャストのキャラクターは実によく嵌っていて、面白かったです。伶美うららちゃんが役柄的に勿体無かったくらいで、上級生はそれなりに役があって、みんな楽しそうに演じていました。
ただ、「1」「2」でも思ったのですが、下級生は基本的に陪審員とコロスしか出番がなくて、しどころの欠片もないんですよね(T T)。それなりに組ファンなはずの私でさえわからないような子ばっかりで、ある程度使える下級生は全員博多に出ていたんだなーとあらためて思ったりしました。。。
逆転裁判組の下級生も、これからがんばってくださいね!
とりあえず、ネタばれにならない範囲で、主要登場人物の印象を簡単に。
■マイルズ・エッジワース(悠未ひろ)<1=七帆、2=悠未>
今回はほんとうに、ともちんらしい、不器用だけど温かくて優しい正義漢キャラになっていて、素敵でした~~~(惚)。
アリソンに対する不器用な優しさや、グレゴリーに対する押しの弱さ、それでいて、意外に決断力というか割り切りの早さがあるあたりのギャップが、とても魅力的なエッジワースでした。
フェニックス・ライトとの対決に敗れ、3年間も彷徨った末に故郷へ帰ろうと飛行に乗ったら、、、ついたのは30年前だった、という唐突なタイムトラベルで始まる荒唐無稽さを、ともちんのお芝居にある人間味とリアル感がカバーして、なんとなく納得させられていたような気がします。
なんとなくですけど、小人の国に迷い込んだガリバー的な「エトランゼ」感があったんですよね、エッジワース。良い意味で浮いてる感じ。あれは何なんだろうなあ。。。不思議な感覚でした。
「1」での七帆くんの、シャープだけどか細くて、すぐに折れてしまうレイピアのような天才肌の鋭さと、一敗地にまみれても再び立ちあがってくる戦士のようなともちんの骨太さが、「エッジワース」という1人の人間の中に違和感なくまとまってみえたことが、今回の最大の収穫だったような気がします。とにかく素敵でした!まる!
■グレゴリー・エッジワース(蓮水ゆうや)
マイルズの父親。1987年にはまだ独身で、無罪判決を勝ち取るためには何でもしていたらしい。
エッジワース(初代)の父親なんですね、間違いなく。
ものすごく恰好良かったです!!トレンチコート似合いすぎ!帽子の扱いが素敵すぎる!!オールバック似合いすぎ!眼が青と黒じゃないのが残念!(←関係ない)いやはや、めっちゃときめきました。。。恰好良いよー!
■ラリー・バッツ(凪七瑠海)<1=鳳翔、2=不在>
可愛い子といえば声をかけまくり、「ときめ木」だのなんだのを植えまくっていたラリーが、3年たったら、「3つのing」って言って口説いてました。……いや、無理だろうそれも。
大ちゃんのラリーは莫迦すぎて可愛かったけど、カチャのラリーはウザ可愛かった!「仮面のロマネスク」のアゾランに続き、ああいうちゃっかりしたサムい役は似合うんだなあ(誉めてます)。
月組に異動して、ジェラルドとジャッキーの役替り、っていうのがすごく自然に想像できる。。。
■アリソン・トレーザ(すみれ乃麗)
普通にれーれがヒロインで良いんですよね?ナウオンもヒロイン席だったし、フィナーレの扱いとかも。
とにかく可愛かったー!「逆転裁判」といえば、れーれのマヤちゃん、というくらい印象的なキャラクターでしたが、今回は普通の、勇気ある女性の役。難しい役でしたが、よく表現していたと思います。可愛かったし、歌も良かったです!
■タイレル・バッド(愛月ひかる)
今回観劇前にナウオンを観たのですが、、、ともちんが“渋い髭役”ときいて不安がる愛ちゃんに「中味はともかく、外見は大丈夫なんだから!」と励ましたというエピソードにちょっと苦笑(^ ^;ゞ 非常に的確でしかも正しいけど、でも、若干失礼だと思う。。。。よ?>ともちん
そんなふうに言われていても、今回の愛ちゃんは、声も見た目も中味も、本当にがんばってました~!Bestではないけど、成長も感じられたし、良かったと思います!
ちなみに、もう一つナウオンネタ。
彼がいつもなめているチュッパチャップスについて、「最初の方で咥えているのは新しいやつ。公演の最後の場面では、咥えたまま喋りたいので、自分でなめて小さくしたのを使っています」と、結構あつく語っていました(^ ^)。おかげで、各場面のチュッパチャップスチェックに忙しかったです(苦笑)。
最後の場面の飴は、確かに小さいけど、ちゃんと咥えてる!と感動しました。ナウオンは視ておくべきですね!
あとは、コロスのセンターで場面を引っ張っていたえびちゃん(綾瀬)がめちゃくちゃ恰好良かった!!ひさびさにえびちゃんのダンスを堪能しました。素敵でした!
92期以上はなんだかんだいっても役がついていましたが、ネタばれに絡む人もいるので明日以降にまた書きます(^ ^)。
フィナーレの立ち位置は、完全にれーれがヒロイン。ちーちゃん・カチャ・愛ちゃんは、扱いとしては3人ほぼ同格だけど、並び順とかは学年順でちーちゃんが上。。。。相変わらず劇団もいろいろ考えるなあ。。。
そういえば。
私はゲームをしないので原作の設定を全く知らないのですが、最初に上演された「逆転裁判1」の物語は、2016年の物語なんだそうですね。
それから3年間あちこちを彷徨して、自分を取り戻しかけたところで、ラリーに再会し、カリフォルニアへ向かう飛行機に乗って・・・・ついたのは1987年。 ……あれ?30年前、って何度も言うけど、計算が合わない……(←鈴木圭ですが何か?)
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ともちん(悠未)、初の東上主演、本当におめでとうございます!!
本当は「ドラマシティ初主演」を祝うべきなのですが、今回ドラマシティでは観られなかったので、こちらで。
ともちんの主演作を観るのは、バウワークショップ「Le Petit Jordan」以来、2回目。あのアランも、優しくて温かくてすごくともちんらしい素敵な青年役だったけど、今回のエッジワースもとても良かったです(*^ ^*)。
正直、3年前に「逆転裁判2」でともちんのエッジワースを観た時は、「1」で同役を演じていた七帆ひかるさんのイメージが強すぎて、若干の違和感を感じていたのですが……、今回はエッジワースが主演ということもあり、また、周りのキャストも全部違っていたこともあって、すんなりと「世界」に馴染むことができたような気がします。
なお。
「3」は、設定的に「1」と「2」の間に位置する物語でした。「1」でフェニックス・ライト(蘭寿)との対決に敗れ、自分の「ルール」を見喪った天才検事が、3年間の彷徨の果てに幼馴染のラリーと再会し、故郷カリフォルニアへ戻る決心をしてから、実際に戻る前に巻き込まれた不思議な出来事。
正直、「2」のエッジワースの不可思議な言動は、今回の「3」で彼の身に起きた異常な体験の直後だったんだとしたら仕方ないかも、と納得させてくれるものになっていたと思います。。。えっと、え、3年前からそんな壮大な計画があったの?あの鈴木圭さんに??
まあ、そんなことは置いておいて。
青年館の緞帳にでかでかと貼られた「逆転裁判3」のステッカー。
「異議あり!」ポーズをキメたシルエットの髪型が、センターパーツです!!
まず、そこで死にそうになりました(^ ^)。
芸が細かいな鈴木圭。(チラシやプログラムにはロゴしかなかったと思うのですが。。。今更でしたらすみません)
プロローグの映像はさすがに恰好良いんですが、今回ちょっと動かし過ぎかも、と思いました。動きに違和感があるのはわざとのはずなんですが、観客が物語世界に入りこむ前にやられると「なんか変だなー」と思ってしまうんですよね。
前回みたいに、キメポーズで静止した状態で3Dにすり替わったほうが自然だったのになーと思いました。
……3D言うな>自分。
物語は、さすが鈴木圭、としか言いようのない荒唐無稽な展開でしたが、メインキャストのキャラクターは実によく嵌っていて、面白かったです。伶美うららちゃんが役柄的に勿体無かったくらいで、上級生はそれなりに役があって、みんな楽しそうに演じていました。
ただ、「1」「2」でも思ったのですが、下級生は基本的に陪審員とコロスしか出番がなくて、しどころの欠片もないんですよね(T T)。それなりに組ファンなはずの私でさえわからないような子ばっかりで、ある程度使える下級生は全員博多に出ていたんだなーとあらためて思ったりしました。。。
逆転裁判組の下級生も、これからがんばってくださいね!
とりあえず、ネタばれにならない範囲で、主要登場人物の印象を簡単に。
■マイルズ・エッジワース(悠未ひろ)<1=七帆、2=悠未>
今回はほんとうに、ともちんらしい、不器用だけど温かくて優しい正義漢キャラになっていて、素敵でした~~~(惚)。
アリソンに対する不器用な優しさや、グレゴリーに対する押しの弱さ、それでいて、意外に決断力というか割り切りの早さがあるあたりのギャップが、とても魅力的なエッジワースでした。
フェニックス・ライトとの対決に敗れ、3年間も彷徨った末に故郷へ帰ろうと飛行に乗ったら、、、ついたのは30年前だった、という唐突なタイムトラベルで始まる荒唐無稽さを、ともちんのお芝居にある人間味とリアル感がカバーして、なんとなく納得させられていたような気がします。
なんとなくですけど、小人の国に迷い込んだガリバー的な「エトランゼ」感があったんですよね、エッジワース。良い意味で浮いてる感じ。あれは何なんだろうなあ。。。不思議な感覚でした。
「1」での七帆くんの、シャープだけどか細くて、すぐに折れてしまうレイピアのような天才肌の鋭さと、一敗地にまみれても再び立ちあがってくる戦士のようなともちんの骨太さが、「エッジワース」という1人の人間の中に違和感なくまとまってみえたことが、今回の最大の収穫だったような気がします。とにかく素敵でした!まる!
■グレゴリー・エッジワース(蓮水ゆうや)
マイルズの父親。1987年にはまだ独身で、無罪判決を勝ち取るためには何でもしていたらしい。
エッジワース(初代)の父親なんですね、間違いなく。
ものすごく恰好良かったです!!トレンチコート似合いすぎ!帽子の扱いが素敵すぎる!!オールバック似合いすぎ!眼が青と黒じゃないのが残念!(←関係ない)いやはや、めっちゃときめきました。。。恰好良いよー!
■ラリー・バッツ(凪七瑠海)<1=鳳翔、2=不在>
可愛い子といえば声をかけまくり、「ときめ木」だのなんだのを植えまくっていたラリーが、3年たったら、「3つのing」って言って口説いてました。……いや、無理だろうそれも。
大ちゃんのラリーは莫迦すぎて可愛かったけど、カチャのラリーはウザ可愛かった!「仮面のロマネスク」のアゾランに続き、ああいうちゃっかりしたサムい役は似合うんだなあ(誉めてます)。
月組に異動して、ジェラルドとジャッキーの役替り、っていうのがすごく自然に想像できる。。。
■アリソン・トレーザ(すみれ乃麗)
普通にれーれがヒロインで良いんですよね?ナウオンもヒロイン席だったし、フィナーレの扱いとかも。
とにかく可愛かったー!「逆転裁判」といえば、れーれのマヤちゃん、というくらい印象的なキャラクターでしたが、今回は普通の、勇気ある女性の役。難しい役でしたが、よく表現していたと思います。可愛かったし、歌も良かったです!
■タイレル・バッド(愛月ひかる)
今回観劇前にナウオンを観たのですが、、、ともちんが“渋い髭役”ときいて不安がる愛ちゃんに「中味はともかく、外見は大丈夫なんだから!」と励ましたというエピソードにちょっと苦笑(^ ^;ゞ 非常に的確でしかも正しいけど、でも、若干失礼だと思う。。。。よ?>ともちん
そんなふうに言われていても、今回の愛ちゃんは、声も見た目も中味も、本当にがんばってました~!Bestではないけど、成長も感じられたし、良かったと思います!
ちなみに、もう一つナウオンネタ。
彼がいつもなめているチュッパチャップスについて、「最初の方で咥えているのは新しいやつ。公演の最後の場面では、咥えたまま喋りたいので、自分でなめて小さくしたのを使っています」と、結構あつく語っていました(^ ^)。おかげで、各場面のチュッパチャップスチェックに忙しかったです(苦笑)。
最後の場面の飴は、確かに小さいけど、ちゃんと咥えてる!と感動しました。ナウオンは視ておくべきですね!
あとは、コロスのセンターで場面を引っ張っていたえびちゃん(綾瀬)がめちゃくちゃ恰好良かった!!ひさびさにえびちゃんのダンスを堪能しました。素敵でした!
92期以上はなんだかんだいっても役がついていましたが、ネタばれに絡む人もいるので明日以降にまた書きます(^ ^)。
フィナーレの立ち位置は、完全にれーれがヒロイン。ちーちゃん・カチャ・愛ちゃんは、扱いとしては3人ほぼ同格だけど、並び順とかは学年順でちーちゃんが上。。。。相変わらず劇団もいろいろ考えるなあ。。。
そういえば。
私はゲームをしないので原作の設定を全く知らないのですが、最初に上演された「逆転裁判1」の物語は、2016年の物語なんだそうですね。
それから3年間あちこちを彷徨して、自分を取り戻しかけたところで、ラリーに再会し、カリフォルニアへ向かう飛行機に乗って・・・・ついたのは1987年。 ……あれ?30年前、って何度も言うけど、計算が合わない……(←鈴木圭ですが何か?)
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銀河英雄伝説@HAKATAZA【3】
2013年1月20日 宝塚(宙) コメント (2)宙組博多座公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」続き。
■第5場B ヤンの家
ユリアンが玲美うららちゃんから花乃まりあさんへ。小柄な花乃さんですが、顔立ちがすごく男らしいのと、仕草がとても自然で、普通に小柄な男役さんに見えました……というか、小柄な男役さんだと思ってました(^ ^;ゞ
後ろ姿はさすがに女の子でしたけど、座っている姿や正面の立ち姿が男役にしか見えない、、、ってのは、凄いことなんじゃないだろうか。。。まだ研3で「娘役」の型もついてないのかもしれませんが、意識して身に付けたんだとしたら、この短期間に凄いなあと思いました。
……しかし、うららちゃんの美形オーラは、やっぱり凄かったんだなあ……(しみじみ)(いや、花乃さんも凛々しい美少年でしたけどね!)
ヤンのキタロウは、東宝の時より大きくなったような気がしました。大きくなったというか、おおらかになったというか、、、包容力を増したというか。
原作ファン的には、ヤンがそんなに包容力のある大人になってしまうと、ちょっと戸惑ったりもするのですが(^ ^;
■第6場 戦没者慰霊集会
トリューニヒトさま(星吹)、万歳!と言うしかない場面。大劇→東宝→博多と、どんどん進化していくところも若さだなと思いました。まだ研6かー、今年一年がどうなるか、とても楽しみです。
この場面の目玉は、なんといっても市民と遺族のアルバイトの皆さま(^ ^)。
ルビンスキー、双璧、ベーネミュンデ侯爵夫人、ドミニク、アンネローゼと、あまりにも錚々たるメンバーが揃う市民たちが面白すぎる。帽子を目深にかぶったロイエンタール、何も隠すものなどないらしいミッターマイヤー。
そんな中、れーれ(すみれ乃)と組んだ美月遥くんが、ものすごい勢いでトリューニヒトをリスペクトして、彼に対して批判的なジェシカに唾でも吐きそうな勢いで睨んでいたのが、とても面白かったです、はい。他のメンバーも結構小芝居してたなあ。。。ああ、もっと何度でも観たかったー。
最後に、どうでもいいことですが(汗)、ユリアンが小柄になったので、ヤンと並んで立ったときのバランスがちゃんと「大人と子供」になったな、と思いました。
■第7場 夕暮れの墓地
ヤンとジェシカの雰囲気は、東宝よりむしろ、切ない感じになっていたような気がします。歌もとても良かった。キタロウの音程はいつもちょっと不安定なんですが、今回はきれいにハモっていた気がします。
憂国騎士団は、声が違うのでだいぶ入れ替わってたのは判るんですが・・・・本公演は誰だったんだっけ(汗)。みんな良い声でした。でも、本公演に輪をかけて弱すぎた。。。
■第8場 新元帥府
新・元帥たちの印象をまとめてここで。
ミッターマイヤー(蒼羽)
なんというか、ヤンチャなミッターマイヤーでした(^ ^)。笑顔が明るくて可愛かった!このタイミングというより、一番最初にラインハルトに出会った外伝の頃のヴォルフのイメージが近いかもしれません。ロイエンタールへの友情はさりげなく深く、という感じで、かいちゃんのようにやたらにじぃっと見凝めていたりはしなかった印象。
ロイエンタール(澄輝)
この人も、どちらかといえば外伝のロイエンタールのイメージに近かったかも。あまり破滅的ではなく、ちょっとペシミスティックだけど普通に人間らしい幸せを求めているタイプに見えました。。。この場面ではありませんが、女に対する態度も優しいんですよね。あっきーの優しさがにじみ出てるなあと思いました。(←ちーちゃんは優しくないという話ではありません)
ビッテンフェルト(風馬)
いやもう、あまりにも似合いすぎて!!食堂云々の件りもさすがでした。間がいい人なんですよね、本当に。
ルッツ(美月)
ラインハルト父がとてもステキだった美月くん。本役のルッツは、当たり前に若々しいイケメンで、ふつーにスターさんに見えました。。。びっくり(@ @)
ワーレン(春瀬)
無難にこなしてるなーという印象でした。綺麗な人なので、軍服姿はかなり眼の保養でした(*^ ^*)。
ケンプ(七生)
この歌だけはどうもすっぽ抜けがちというか、、、声が女の子すぎて吃驚しました。今まで新公とかでいろいろ観てきているけど、あんなんじゃなかったと思うんですが。確かに声は高めだけど。りっくんは、いったいどうやって歌っていたんだろうか?
オーベルシュタイン(七海)については最初に叫んだので割愛。いやもう、本当に素敵でした。。。もう一回観たいよー(涙)。
■第9場 オペラ座
皇帝の「アンネローゼのいれる寝酒が」という台詞。本公演のすっしーさんは、「疲れたので安眠したい」という風に聴こえたけど、ソルーナさんだと違う意味に聴こえる……やっぱりソルーナさんは色っぽいなあ、と思いました。すっしーさんは、若い役だと死ぬほど恰好良いけど、年配の薬をすると枯れちゃうんですよね。。。専科さん恐るべし。
この場面に愛白さんが出てたのは知っていたけど、ヴェストパーレ男爵夫人として出てたとは思わなかった……どうせなら、アンネローゼと親しげに話ながら降りてくるとか、そのくらいやってもいいだろうに。
そして、貴族の女性たち(結乃、桜音、愛咲)が、就任式のとは違う豪華なドレスで舞台の隅に固まっていたのが残念。せっかくだから、もっと前に出してあげてほしい!
ベーネミュンデ侯爵夫人(美風)は、博多にきて神懸ってきたような気がします。すごい迫力でした。
そんなあおいさんにバッグをさしだすかいちゃんオーベルシュタインの異様さは、フレーゲル(桜木)に毛嫌いされるのも仕方ない気がしました。目線が定まらない人って怖い……。
■第11場 ブラウンシュヴァイク公爵邸
ここも、ロイヤルファミリーがいないのでどうなるのかなと思っていたのですが、なんの違和感もなくつながっていてびっくり。キーとなるのはフレーゲルだと思うのですが、さすがに芝居巧者のずんちゃん、ヒロさんとがっぷり4つに組む難しい役をよく消化していたと思います。
グレーザー医師(星月)は、銀縁眼鏡が良く似合う、ごく普通のお医者さん……に見えて、腹の底が真っ黒なところがとても素敵でした。美月くんと並んで、もっと大きな役で観てみたい人です。この公演は大活躍してくれて嬉しかったー!
■第12場B ハイネセン市街
トリューニヒトの側近は夢月くん。美形なのであんまり芝居には期待していなかったのですが(←失礼な)、聴きやすい落ち着いた声で、すごく良かったと思います。この役の他にも、本公演でずんちゃんがやっていた侍従とかが全部夢月くんに回ってきていて、小池さんの信頼がある子なんだなと感心しました。
この場面も元帥府メンバーが全員アルバイトしていましたが、盆が回ったあたりで抜けちゃうんですよね。またすぐ元帥たちとして出なくちゃいけないから……忙しい人たちです。
ジェシカに声をかける党員はありさちゃん(瀬音)……だったかな?すみません、忘れました。
個人的には、彩花まりちゃんが大人っぽく綺麗にまとめてて見惚れました。そして、結ちゃん(結乃)はかっこいい(*^ ^*)
■第15場 皇帝の寝室
13~14場まで飛ばして、皇帝の寝室へ。
ここで眼を惹いたのは、なんといっても謎の近未来的医療機器(たぶん点滴)。えっと、東宝までは普通の点滴だったと思うんですけど!!
何のために変えたんでしょうね。未来感を出すため?……いやしかし、東宝ならともかく、博多でわざわざ変える理由がわからん。。。
いやもちろん、医療機器ばかり観ていたわけではないんですよ!(←いまさら)
感心したのは、ソルーナさんの死に際の台詞回しですね。こういう時に経験が物を言うんだな、と想いました。さすがです。
■第16場 銀河の運命
ある程度回数を観ないことには、黒衣の貴婦人たちの並びが把握しきれない。。。もうちょっと顔が見えればわかるのになあ(溜息)。
アンスバッハ(凛城)は、ここが初登場なのですが、、、凛きらは、長身でこそないけどカチャよりだいぶたくましいので、ごく普通に「有能な軍人」に見えたのは良かったと思います。声も低いし、無表情なキャラクターは似合っていたような。
一幕終わりにふさわしい「大コーラスは、小池さんの“いつもの手”なんですけど、やっぱり感動しますね。人数が半分になっても、メンバー1人1人の気迫が倍になった分、全体の迫力が落ちてなかったのはさすがだと思いました。
元帥府メンバー、門閥貴族たち、同盟軍、、、と次々に登場して、芝居をしつつ歌い継いでいく構成の見事さに、あらためて感じ入りました。小池さんは神。
一幕が終わったので、次は二幕のアムリッツァから書いていきたいと思います。
あと一回で終わるかなー?
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■第5場B ヤンの家
ユリアンが玲美うららちゃんから花乃まりあさんへ。小柄な花乃さんですが、顔立ちがすごく男らしいのと、仕草がとても自然で、普通に小柄な男役さんに見えました……というか、小柄な男役さんだと思ってました(^ ^;ゞ
後ろ姿はさすがに女の子でしたけど、座っている姿や正面の立ち姿が男役にしか見えない、、、ってのは、凄いことなんじゃないだろうか。。。まだ研3で「娘役」の型もついてないのかもしれませんが、意識して身に付けたんだとしたら、この短期間に凄いなあと思いました。
……しかし、うららちゃんの美形オーラは、やっぱり凄かったんだなあ……(しみじみ)(いや、花乃さんも凛々しい美少年でしたけどね!)
ヤンのキタロウは、東宝の時より大きくなったような気がしました。大きくなったというか、おおらかになったというか、、、包容力を増したというか。
原作ファン的には、ヤンがそんなに包容力のある大人になってしまうと、ちょっと戸惑ったりもするのですが(^ ^;
■第6場 戦没者慰霊集会
トリューニヒトさま(星吹)、万歳!と言うしかない場面。大劇→東宝→博多と、どんどん進化していくところも若さだなと思いました。まだ研6かー、今年一年がどうなるか、とても楽しみです。
この場面の目玉は、なんといっても市民と遺族のアルバイトの皆さま(^ ^)。
ルビンスキー、双璧、ベーネミュンデ侯爵夫人、ドミニク、アンネローゼと、あまりにも錚々たるメンバーが揃う市民たちが面白すぎる。帽子を目深にかぶったロイエンタール、何も隠すものなどないらしいミッターマイヤー。
そんな中、れーれ(すみれ乃)と組んだ美月遥くんが、ものすごい勢いでトリューニヒトをリスペクトして、彼に対して批判的なジェシカに唾でも吐きそうな勢いで睨んでいたのが、とても面白かったです、はい。他のメンバーも結構小芝居してたなあ。。。ああ、もっと何度でも観たかったー。
最後に、どうでもいいことですが(汗)、ユリアンが小柄になったので、ヤンと並んで立ったときのバランスがちゃんと「大人と子供」になったな、と思いました。
■第7場 夕暮れの墓地
ヤンとジェシカの雰囲気は、東宝よりむしろ、切ない感じになっていたような気がします。歌もとても良かった。キタロウの音程はいつもちょっと不安定なんですが、今回はきれいにハモっていた気がします。
憂国騎士団は、声が違うのでだいぶ入れ替わってたのは判るんですが・・・・本公演は誰だったんだっけ(汗)。みんな良い声でした。でも、本公演に輪をかけて弱すぎた。。。
■第8場 新元帥府
新・元帥たちの印象をまとめてここで。
ミッターマイヤー(蒼羽)
なんというか、ヤンチャなミッターマイヤーでした(^ ^)。笑顔が明るくて可愛かった!このタイミングというより、一番最初にラインハルトに出会った外伝の頃のヴォルフのイメージが近いかもしれません。ロイエンタールへの友情はさりげなく深く、という感じで、かいちゃんのようにやたらにじぃっと見凝めていたりはしなかった印象。
ロイエンタール(澄輝)
この人も、どちらかといえば外伝のロイエンタールのイメージに近かったかも。あまり破滅的ではなく、ちょっとペシミスティックだけど普通に人間らしい幸せを求めているタイプに見えました。。。この場面ではありませんが、女に対する態度も優しいんですよね。あっきーの優しさがにじみ出てるなあと思いました。(←ちーちゃんは優しくないという話ではありません)
ビッテンフェルト(風馬)
いやもう、あまりにも似合いすぎて!!食堂云々の件りもさすがでした。間がいい人なんですよね、本当に。
ルッツ(美月)
ラインハルト父がとてもステキだった美月くん。本役のルッツは、当たり前に若々しいイケメンで、ふつーにスターさんに見えました。。。びっくり(@ @)
ワーレン(春瀬)
無難にこなしてるなーという印象でした。綺麗な人なので、軍服姿はかなり眼の保養でした(*^ ^*)。
ケンプ(七生)
この歌だけはどうもすっぽ抜けがちというか、、、声が女の子すぎて吃驚しました。今まで新公とかでいろいろ観てきているけど、あんなんじゃなかったと思うんですが。確かに声は高めだけど。りっくんは、いったいどうやって歌っていたんだろうか?
オーベルシュタイン(七海)については最初に叫んだので割愛。いやもう、本当に素敵でした。。。もう一回観たいよー(涙)。
■第9場 オペラ座
皇帝の「アンネローゼのいれる寝酒が」という台詞。本公演のすっしーさんは、「疲れたので安眠したい」という風に聴こえたけど、ソルーナさんだと違う意味に聴こえる……やっぱりソルーナさんは色っぽいなあ、と思いました。すっしーさんは、若い役だと死ぬほど恰好良いけど、年配の薬をすると枯れちゃうんですよね。。。専科さん恐るべし。
この場面に愛白さんが出てたのは知っていたけど、ヴェストパーレ男爵夫人として出てたとは思わなかった……どうせなら、アンネローゼと親しげに話ながら降りてくるとか、そのくらいやってもいいだろうに。
そして、貴族の女性たち(結乃、桜音、愛咲)が、就任式のとは違う豪華なドレスで舞台の隅に固まっていたのが残念。せっかくだから、もっと前に出してあげてほしい!
ベーネミュンデ侯爵夫人(美風)は、博多にきて神懸ってきたような気がします。すごい迫力でした。
そんなあおいさんにバッグをさしだすかいちゃんオーベルシュタインの異様さは、フレーゲル(桜木)に毛嫌いされるのも仕方ない気がしました。目線が定まらない人って怖い……。
■第11場 ブラウンシュヴァイク公爵邸
ここも、ロイヤルファミリーがいないのでどうなるのかなと思っていたのですが、なんの違和感もなくつながっていてびっくり。キーとなるのはフレーゲルだと思うのですが、さすがに芝居巧者のずんちゃん、ヒロさんとがっぷり4つに組む難しい役をよく消化していたと思います。
グレーザー医師(星月)は、銀縁眼鏡が良く似合う、ごく普通のお医者さん……に見えて、腹の底が真っ黒なところがとても素敵でした。美月くんと並んで、もっと大きな役で観てみたい人です。この公演は大活躍してくれて嬉しかったー!
■第12場B ハイネセン市街
トリューニヒトの側近は夢月くん。美形なのであんまり芝居には期待していなかったのですが(←失礼な)、聴きやすい落ち着いた声で、すごく良かったと思います。この役の他にも、本公演でずんちゃんがやっていた侍従とかが全部夢月くんに回ってきていて、小池さんの信頼がある子なんだなと感心しました。
この場面も元帥府メンバーが全員アルバイトしていましたが、盆が回ったあたりで抜けちゃうんですよね。またすぐ元帥たちとして出なくちゃいけないから……忙しい人たちです。
ジェシカに声をかける党員はありさちゃん(瀬音)……だったかな?すみません、忘れました。
個人的には、彩花まりちゃんが大人っぽく綺麗にまとめてて見惚れました。そして、結ちゃん(結乃)はかっこいい(*^ ^*)
■第15場 皇帝の寝室
13~14場まで飛ばして、皇帝の寝室へ。
ここで眼を惹いたのは、なんといっても謎の近未来的医療機器(たぶん点滴)。えっと、東宝までは普通の点滴だったと思うんですけど!!
何のために変えたんでしょうね。未来感を出すため?……いやしかし、東宝ならともかく、博多でわざわざ変える理由がわからん。。。
いやもちろん、医療機器ばかり観ていたわけではないんですよ!(←いまさら)
感心したのは、ソルーナさんの死に際の台詞回しですね。こういう時に経験が物を言うんだな、と想いました。さすがです。
■第16場 銀河の運命
ある程度回数を観ないことには、黒衣の貴婦人たちの並びが把握しきれない。。。もうちょっと顔が見えればわかるのになあ(溜息)。
アンスバッハ(凛城)は、ここが初登場なのですが、、、凛きらは、長身でこそないけどカチャよりだいぶたくましいので、ごく普通に「有能な軍人」に見えたのは良かったと思います。声も低いし、無表情なキャラクターは似合っていたような。
一幕終わりにふさわしい「大コーラスは、小池さんの“いつもの手”なんですけど、やっぱり感動しますね。人数が半分になっても、メンバー1人1人の気迫が倍になった分、全体の迫力が落ちてなかったのはさすがだと思いました。
元帥府メンバー、門閥貴族たち、同盟軍、、、と次々に登場して、芝居をしつつ歌い継いでいく構成の見事さに、あらためて感じ入りました。小池さんは神。
一幕が終わったので、次は二幕のアムリッツァから書いていきたいと思います。
あと一回で終わるかなー?
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銀河英雄伝説@HAKATAZA【2】
2013年1月19日 宝塚(宙) コメント (6)宙組博多座公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
公演もとっくに中日を超えて、ますます盛り上がっている頃かと思います。
あああ、もう一回観たかった!!結構真顔で今週行きたいなと思ってあれこれ画策していたのですが、手ごろな飛行機が取れなくて断念(涙)。今になってみると、飛行機代の2万や3万がなんだ!とか真顔で思ってしまったりして(- -)。
どんだけ嵌ったんだよ自分、と不思議な感じです。こんな風に思ったのは結構久しぶり。
もうちょっと体力があればなあ~。
もっと早く続きを書きたかったのですが、間があいてしまってすみません(汗)。
どんな順番で書くか迷ったのですが、とりあえず、場面順に印象に残っていることを書きとめておきたいと思います。
■第1場A 銀河の覇者
銀橋のない博多座なので、オーベルシュタイン(七海)の登場は下手袖から。オーベルシュタインの口上→幕の奥からラインハルトの登場、の流れは同じ。階段のセットはそのまま持ってきたのでしょうか。サイズは博多座に持っていく前提で創ったんでしょうね、きっと。
帝国軍に見慣れない黒髪の美形が……と思ったら、鬘を被ったルビンスキー(鳳樹)さまだった!!やー、さすがダンサー、恰好良いです(*^ ^*)。こころなしか嬉しそうに見えるのは気のせいでしょうか?出たいって言ってたもんね。
■第1場B 自由惑星同盟軍
ラップ少佐(凛城)は役替り。カチャのラップは独特の狎れ狎れしさがあって不思議な存在感がありましたが、凛きらのラップは普通の「優秀な士官」という感じだったなあ。ヤンとのバランス的にはこっちの方が対照的で良い感じだったけど、ジェシカを賭けてコイントスとかしそうな感じはしなかった……かも。
大劇場のときから思っていたんですが、「私の命令に従えば助かる」というヤンの台詞に被る音楽、ビリー・ジョエルの「Goodnight Saigon」のオープニングに似てませんか……?
■第1場C 両陣営
プログラムを真剣に読むの初めてなんですが、こういうふうに場面が切られてたんですね。オーベルシュタインの口上から帝国軍の群舞までがプロローグで、その後はひとつながりで「アスターテ会戦」かと思っておりました。。。
こういう場面の尊大さはラインハルトらしくてすごくいいなあ、と思います。そして、キルヒアイスのまぁくんの佇まいが大きくなったような気がしました。組替えのせいなのか作品(役)のせいなのかわかりませんが、まぁくんがすごくステキに見える。良いことだ(^ ^)。
■第2場 フェザーン自治領
鬘を取って、いろいろ付け毛をつけて、たぶん化粧も少し足して(^ ^)登場するルビンスキーさま。一癖も二癖もある感じがすごく似合ってて、当たり役だな、と思います。あらためて博多で観てみて、いちくん本当はこの大劇場で卒業するつもりだったのに、博多まで続演するから残ってくれたのかな、と思ってみたりしました。
それにしても、歌って踊れて芝居のできるいちくんの戦線離脱は、宙組にとっては大きな損失だなあ。。。。(T T)
ルビンスキーとドミニク(←考えてみると、この二つを並べるのって変ですよね。アドリアンとドミニク、またはルビンスキーとサン=ピエールのどちらかだろう普通)が説明する「ロイヤル・ファミリー」の写真は、いない人も含めてそのまま使ってましたね。皇帝の写真だけはさすがに変えてたけど、ルドルフ大帝の写真はすっしーさんのままだったし(^ ^)……ソルーナさんの先祖がすっしーさんかぁー(←違います)
■第3場A 帝国元帥任命式典
ロイヤルファミリーがブラウンシュヴァイク侯爵(一樹)とフレーゲル(桜木)のみになったのでどうなるのかなーと思っていたのですが、歌はさくっとカットされて、違和感なく繋がっていたと思います。
ただ、個人的に、クリスティーネやエリザベートがやっていた「ラインハルトを踊りに誘うプリンセス」の役割を、ヴェストパーレ男爵夫人マグダレーナ(愛白)が皇帝の寵妃の一人として演じていたことにはちょっと納得しがたいなー。単なる身分高い貴族夫人でいいじゃん。。。そもそも、マグダレーナって皇帝の寵妃なんでしたっけ?アンネローゼと親しい貴族の一人、という認識だったんだけど(←どうでもいい)
えなちゃん(月映)ファンだった私としては、ずんちゃんがどんなフレーゲルを創ってくるのか非常に楽しみにしていたのですが、、、いやあ、期待を裏切らない人だ(*^ ^*)。子供のように無邪気な残忍さがあったえなちゃんとは違い、尊大さと卑屈さの2面性を前面に出した、計算高いフレーゲルでした。殆どの場面でブラウンシュヴァイク公と二人きりで、本公演ではリッテンハイム侯が果たしていた役割までこなさなくてはならないせいか、すごく「大人」だったような気がします。「大人」なのに「社会不適応」な、、、なんというか、歪んだ感じ。うん、良い役者だなあずんちゃん。……丸いけど(- -;。
リヒテンラーデ侯はまっぷー(松風)。皇帝に昇格したソルーナさんの跡を継ぐのはプレッシャーだったと思いますが、新公の好演をそのまま進化させたような、落ち着いた宰相ぶりでした。研7にしてこの貫録……考えてみたらすごいことですよね、ホントに。宙組見慣れていると当たり前なんだけど(汗)。
マリーンドルフ侯爵は星月くん。まだ研5だけど、大人の芝居ができる貴重な人です。
呼び出しは和希くんのままだったかな。。。よく視てなかったけど(すみません)、あの声は多分。
女性たちの立ち位置や衣装が結構変っていて、全員チェックは出来ませんでした(涙)。ありさちゃん(瀬音)の髪型、本公演のアシンメトリーなボブがすごく似合ってて可愛かったのに、どうして変えちゃったんだろう(涙)。結ちゃん(結乃)はやっぱり可愛い。彩花まりちゃんもすごく綺麗だった!でも、今回眼を疑ったのはゆみちゃん(桜音)です。いつも可愛いゆみちゃんですが、今回はちょっと大人っぽい鬘にシックなドレスで、美しすぎて女神かと思ったわ……(真顔)帝国一の美女は、アンネローゼじゃなくてゆみちゃんですよ絶対。何故皇帝は彼女に眼をつけなかったんだろう。。。(すごく真顔)
貴族男にかいちゃんが居るんじゃないかと期待して、すっごい探してしまいました。。。残念なり。
■第3場B 舞踏会
ロイエンタール(澄輝)とミッターマイヤー(蒼羽)については、後で書きます(*^ ^*)二人とも新鮮で面白かった!
マグダレーナが「赤毛の坊や」に声をかける件は本公演と同じですが、博多座ではこの前にラインハルトにもコナをかけて振られているので、なんというか、、、尻軽な商売女みたいに見えちゃいました(T T)。愛白さんは悪くないんですが、マグダレーナはそんな女じゃないのにぃ~!!演出変更が憎いです。ラインハルトに振られる役はゆみちゃんか彩花まりちゃんでは駄目だったのでしょうか。。。?
ロイエンタールに声をかける女性は結ちゃんのまま。相変わらず色っぽくてステキです。ミッターマイヤーに声をかけていたのがゆみちゃんだったかな?あんな美女にからかわれても揺るがないところが「愛妻家」の面目躍如?
■第3場C 王宮の片隅
ここは役替り無し……ですよね?特に演出的にも変更はなかったと思います。たぶん。
ラインハルトを見つけてホッとするキルヒアイスの表情が、また一段と温かくなったな、と思いました。その後ヒルダに気がついた瞬間に見せる、警戒(?)の表情が好きです。ラインハルトの銃として盾として生きるキルヒアイスの、本気。
■第4場A アンネローゼの館
タラちゃん(愛花)、東宝でぐっと良くなったなあと思いましたが、その延長線上でまた進化していたと思います。根本的に柄違いなんですけど、よく合わせてきたな、と。
ラインハルトとキルヒアイスも、東宝でだいぶ出来あがっていたので、そのまま持ってきた感じでしょうか。テルくんの甘えたなラインハルトが可愛くて、それを温かく見守るまぁくんキルヒアイス、という図もすごく好きです。
■第4場B 回想
まずは叫んでもいいですか。
美月遥さんのラインハルト父、素晴らしかったです!
いやもう、今日の日記の主題はこれです。ええ。もうね、この人だけで5千字書けそうなくらい嵌りました!
ちょっと熱く語ります(←前置き)。
天玲さんのセバスチャン・ミューゼルは、ラインハルト(とキルヒアイス)が覚えている父親でした。この場面は「回想」なわけで、ラインハルトとキルヒアイスが覇王の道を突っ走るきっかけになった事件を教える場面なわけで、卑怯で悪辣で父親失格な天玲セバスチャンは、子供が真っ直ぐに憎みつつ憐れむべき対象としてとても説得力がありました。
でも。
それはよーく理解したうえで、それでも、美月くんのラインハルト父はリアルな存在感があって良かった、と思う。権力に打ち勝つ術を持たない、弱い男。娘を護れない、息子の尊敬を得られない弱い自分を憎んで、酒に溺れる、哀しい男。ラインハルトが覚えている「憎い父親」ではなく、リアルにその時代に生きていた人間としてのセバスチャン。
役人たちに突き飛ばされた息子を助けようとして振りはらわれた瞬間の悲しげな貌が、忘れられません。たったあれだけの短い場面、センターでもないし、台詞も一言くらいしかないのに、、、それでもあれだけイメージを変えることができるんだ、と目から鱗でした。彼の悲しさや弱さを理解しようとしないラインハルトの純粋さが眩しくて、つい眼を逸らす彼の「父親失格」ぶりは、天玲さんのそれとは意味が全然違っていて、、、とにかく切なかったです。
ラインハルトがいかに「子供」で、彼が振りかざす「正義」が、いかに「子供の理屈」であるか、、、物語の発端となった事件でそのことが明らかになるのは、作劇上は結構な冒険だったと思います。特に大劇場では、セバスチャンは単なる悪役であってくれた方が正解だったと思うんですよね。
テルくんの芝居が深まった今だからこそ、セバスチャンが「独りの哀しい大人」になっても物語が成立するようになったのだと思います。いや、本当に、博多で公演があって良かったなあ、と思いましたよ……真顔で。
■第4場C アンネローゼの館~フレイアの星
女官(舞花)に呼ばれて、去って行こうとする姉を引き止めるラインハルトが、東宝より子供っぽくなっていて、とても可愛かったです。テルくんの、ああいうべたべたした感じは、意外にこのドライな作品の潤いになっているんだな、と感じました。姉やキルヒアイスの前で見せる貌と、他の人間に見せる貌のギャップが、大きければ大きいほど面白い(^ ^)。
くるみちゃんは、また一段と怖くなってました(^ ^)。ラインハルトが「待たせておけば良い!」的なことを言った時、ぴくんと反応して振り向き、ジロリと目線を動かすあたりが、、、もう、怖くて怖くて。可愛いばっかりだったくるみちゃんも、新公を卒業した途端、急に大人になったような気がします。長身でスタイルよしのくるみちゃん。ああいう怖さが出てくると、女役としての幅も広がるし、これからが楽しみです。
「フレイアの星」の場面は独立しているとばかり思っていましたが、違ったんですね……意外。
あらためて聴いて、テルくんとまぁくんの声は合うなあ、としみじみしました。ピッチが合うんですよね。どちらも別にすごく歌が巧いわけじゃないけど、合わせたときに+αがある二人だな、と思います。
大劇場の2週目くらいから、歌い終わった後に二人でちょっとイチャついた後、キャッキャウフフな感じで(←誤解です)花道に消えていくようになって、それがすごく違和感だったのですが、博多座で最初に観たときはそれがなくなったのが凄く嬉しかったです。普通にラインハルトが「行くぞ!」と言って、颯爽と花道に引っ込んでいったんですよ!!(興奮)絶対そのほうが恰好良い~!!
最近またキャッキャウフフ(←だからそれは誤解)が復活したらしいと聞きましたが・・・再考してくれ頼むから。
今日のところはこのへんかな。
セバスチャンの話を書けたので、個人的にには満足しました(^ ^)が、、、続きもさくさく書きたいと思います……なるべく。
博多でご覧になっているみなさま、宙組っ子の様子を教えてください。。。
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公演もとっくに中日を超えて、ますます盛り上がっている頃かと思います。
あああ、もう一回観たかった!!結構真顔で今週行きたいなと思ってあれこれ画策していたのですが、手ごろな飛行機が取れなくて断念(涙)。今になってみると、飛行機代の2万や3万がなんだ!とか真顔で思ってしまったりして(- -)。
どんだけ嵌ったんだよ自分、と不思議な感じです。こんな風に思ったのは結構久しぶり。
もうちょっと体力があればなあ~。
もっと早く続きを書きたかったのですが、間があいてしまってすみません(汗)。
どんな順番で書くか迷ったのですが、とりあえず、場面順に印象に残っていることを書きとめておきたいと思います。
■第1場A 銀河の覇者
銀橋のない博多座なので、オーベルシュタイン(七海)の登場は下手袖から。オーベルシュタインの口上→幕の奥からラインハルトの登場、の流れは同じ。階段のセットはそのまま持ってきたのでしょうか。サイズは博多座に持っていく前提で創ったんでしょうね、きっと。
帝国軍に見慣れない黒髪の美形が……と思ったら、鬘を被ったルビンスキー(鳳樹)さまだった!!やー、さすがダンサー、恰好良いです(*^ ^*)。こころなしか嬉しそうに見えるのは気のせいでしょうか?出たいって言ってたもんね。
■第1場B 自由惑星同盟軍
ラップ少佐(凛城)は役替り。カチャのラップは独特の狎れ狎れしさがあって不思議な存在感がありましたが、凛きらのラップは普通の「優秀な士官」という感じだったなあ。ヤンとのバランス的にはこっちの方が対照的で良い感じだったけど、ジェシカを賭けてコイントスとかしそうな感じはしなかった……かも。
大劇場のときから思っていたんですが、「私の命令に従えば助かる」というヤンの台詞に被る音楽、ビリー・ジョエルの「Goodnight Saigon」のオープニングに似てませんか……?
■第1場C 両陣営
プログラムを真剣に読むの初めてなんですが、こういうふうに場面が切られてたんですね。オーベルシュタインの口上から帝国軍の群舞までがプロローグで、その後はひとつながりで「アスターテ会戦」かと思っておりました。。。
こういう場面の尊大さはラインハルトらしくてすごくいいなあ、と思います。そして、キルヒアイスのまぁくんの佇まいが大きくなったような気がしました。組替えのせいなのか作品(役)のせいなのかわかりませんが、まぁくんがすごくステキに見える。良いことだ(^ ^)。
■第2場 フェザーン自治領
鬘を取って、いろいろ付け毛をつけて、たぶん化粧も少し足して(^ ^)登場するルビンスキーさま。一癖も二癖もある感じがすごく似合ってて、当たり役だな、と思います。あらためて博多で観てみて、いちくん本当はこの大劇場で卒業するつもりだったのに、博多まで続演するから残ってくれたのかな、と思ってみたりしました。
それにしても、歌って踊れて芝居のできるいちくんの戦線離脱は、宙組にとっては大きな損失だなあ。。。。(T T)
ルビンスキーとドミニク(←考えてみると、この二つを並べるのって変ですよね。アドリアンとドミニク、またはルビンスキーとサン=ピエールのどちらかだろう普通)が説明する「ロイヤル・ファミリー」の写真は、いない人も含めてそのまま使ってましたね。皇帝の写真だけはさすがに変えてたけど、ルドルフ大帝の写真はすっしーさんのままだったし(^ ^)……ソルーナさんの先祖がすっしーさんかぁー(←違います)
■第3場A 帝国元帥任命式典
ロイヤルファミリーがブラウンシュヴァイク侯爵(一樹)とフレーゲル(桜木)のみになったのでどうなるのかなーと思っていたのですが、歌はさくっとカットされて、違和感なく繋がっていたと思います。
ただ、個人的に、クリスティーネやエリザベートがやっていた「ラインハルトを踊りに誘うプリンセス」の役割を、ヴェストパーレ男爵夫人マグダレーナ(愛白)が皇帝の寵妃の一人として演じていたことにはちょっと納得しがたいなー。単なる身分高い貴族夫人でいいじゃん。。。そもそも、マグダレーナって皇帝の寵妃なんでしたっけ?アンネローゼと親しい貴族の一人、という認識だったんだけど(←どうでもいい)
えなちゃん(月映)ファンだった私としては、ずんちゃんがどんなフレーゲルを創ってくるのか非常に楽しみにしていたのですが、、、いやあ、期待を裏切らない人だ(*^ ^*)。子供のように無邪気な残忍さがあったえなちゃんとは違い、尊大さと卑屈さの2面性を前面に出した、計算高いフレーゲルでした。殆どの場面でブラウンシュヴァイク公と二人きりで、本公演ではリッテンハイム侯が果たしていた役割までこなさなくてはならないせいか、すごく「大人」だったような気がします。「大人」なのに「社会不適応」な、、、なんというか、歪んだ感じ。うん、良い役者だなあずんちゃん。……丸いけど(- -;。
リヒテンラーデ侯はまっぷー(松風)。皇帝に昇格したソルーナさんの跡を継ぐのはプレッシャーだったと思いますが、新公の好演をそのまま進化させたような、落ち着いた宰相ぶりでした。研7にしてこの貫録……考えてみたらすごいことですよね、ホントに。宙組見慣れていると当たり前なんだけど(汗)。
マリーンドルフ侯爵は星月くん。まだ研5だけど、大人の芝居ができる貴重な人です。
呼び出しは和希くんのままだったかな。。。よく視てなかったけど(すみません)、あの声は多分。
女性たちの立ち位置や衣装が結構変っていて、全員チェックは出来ませんでした(涙)。ありさちゃん(瀬音)の髪型、本公演のアシンメトリーなボブがすごく似合ってて可愛かったのに、どうして変えちゃったんだろう(涙)。結ちゃん(結乃)はやっぱり可愛い。彩花まりちゃんもすごく綺麗だった!でも、今回眼を疑ったのはゆみちゃん(桜音)です。いつも可愛いゆみちゃんですが、今回はちょっと大人っぽい鬘にシックなドレスで、美しすぎて女神かと思ったわ……(真顔)帝国一の美女は、アンネローゼじゃなくてゆみちゃんですよ絶対。何故皇帝は彼女に眼をつけなかったんだろう。。。(すごく真顔)
貴族男にかいちゃんが居るんじゃないかと期待して、すっごい探してしまいました。。。残念なり。
■第3場B 舞踏会
ロイエンタール(澄輝)とミッターマイヤー(蒼羽)については、後で書きます(*^ ^*)二人とも新鮮で面白かった!
マグダレーナが「赤毛の坊や」に声をかける件は本公演と同じですが、博多座ではこの前にラインハルトにもコナをかけて振られているので、なんというか、、、尻軽な商売女みたいに見えちゃいました(T T)。愛白さんは悪くないんですが、マグダレーナはそんな女じゃないのにぃ~!!演出変更が憎いです。ラインハルトに振られる役はゆみちゃんか彩花まりちゃんでは駄目だったのでしょうか。。。?
ロイエンタールに声をかける女性は結ちゃんのまま。相変わらず色っぽくてステキです。ミッターマイヤーに声をかけていたのがゆみちゃんだったかな?あんな美女にからかわれても揺るがないところが「愛妻家」の面目躍如?
■第3場C 王宮の片隅
ここは役替り無し……ですよね?特に演出的にも変更はなかったと思います。たぶん。
ラインハルトを見つけてホッとするキルヒアイスの表情が、また一段と温かくなったな、と思いました。その後ヒルダに気がついた瞬間に見せる、警戒(?)の表情が好きです。ラインハルトの銃として盾として生きるキルヒアイスの、本気。
■第4場A アンネローゼの館
タラちゃん(愛花)、東宝でぐっと良くなったなあと思いましたが、その延長線上でまた進化していたと思います。根本的に柄違いなんですけど、よく合わせてきたな、と。
ラインハルトとキルヒアイスも、東宝でだいぶ出来あがっていたので、そのまま持ってきた感じでしょうか。テルくんの甘えたなラインハルトが可愛くて、それを温かく見守るまぁくんキルヒアイス、という図もすごく好きです。
■第4場B 回想
まずは叫んでもいいですか。
美月遥さんのラインハルト父、素晴らしかったです!
いやもう、今日の日記の主題はこれです。ええ。もうね、この人だけで5千字書けそうなくらい嵌りました!
ちょっと熱く語ります(←前置き)。
天玲さんのセバスチャン・ミューゼルは、ラインハルト(とキルヒアイス)が覚えている父親でした。この場面は「回想」なわけで、ラインハルトとキルヒアイスが覇王の道を突っ走るきっかけになった事件を教える場面なわけで、卑怯で悪辣で父親失格な天玲セバスチャンは、子供が真っ直ぐに憎みつつ憐れむべき対象としてとても説得力がありました。
でも。
それはよーく理解したうえで、それでも、美月くんのラインハルト父はリアルな存在感があって良かった、と思う。権力に打ち勝つ術を持たない、弱い男。娘を護れない、息子の尊敬を得られない弱い自分を憎んで、酒に溺れる、哀しい男。ラインハルトが覚えている「憎い父親」ではなく、リアルにその時代に生きていた人間としてのセバスチャン。
役人たちに突き飛ばされた息子を助けようとして振りはらわれた瞬間の悲しげな貌が、忘れられません。たったあれだけの短い場面、センターでもないし、台詞も一言くらいしかないのに、、、それでもあれだけイメージを変えることができるんだ、と目から鱗でした。彼の悲しさや弱さを理解しようとしないラインハルトの純粋さが眩しくて、つい眼を逸らす彼の「父親失格」ぶりは、天玲さんのそれとは意味が全然違っていて、、、とにかく切なかったです。
ラインハルトがいかに「子供」で、彼が振りかざす「正義」が、いかに「子供の理屈」であるか、、、物語の発端となった事件でそのことが明らかになるのは、作劇上は結構な冒険だったと思います。特に大劇場では、セバスチャンは単なる悪役であってくれた方が正解だったと思うんですよね。
テルくんの芝居が深まった今だからこそ、セバスチャンが「独りの哀しい大人」になっても物語が成立するようになったのだと思います。いや、本当に、博多で公演があって良かったなあ、と思いましたよ……真顔で。
■第4場C アンネローゼの館~フレイアの星
女官(舞花)に呼ばれて、去って行こうとする姉を引き止めるラインハルトが、東宝より子供っぽくなっていて、とても可愛かったです。テルくんの、ああいうべたべたした感じは、意外にこのドライな作品の潤いになっているんだな、と感じました。姉やキルヒアイスの前で見せる貌と、他の人間に見せる貌のギャップが、大きければ大きいほど面白い(^ ^)。
くるみちゃんは、また一段と怖くなってました(^ ^)。ラインハルトが「待たせておけば良い!」的なことを言った時、ぴくんと反応して振り向き、ジロリと目線を動かすあたりが、、、もう、怖くて怖くて。可愛いばっかりだったくるみちゃんも、新公を卒業した途端、急に大人になったような気がします。長身でスタイルよしのくるみちゃん。ああいう怖さが出てくると、女役としての幅も広がるし、これからが楽しみです。
「フレイアの星」の場面は独立しているとばかり思っていましたが、違ったんですね……意外。
あらためて聴いて、テルくんとまぁくんの声は合うなあ、としみじみしました。ピッチが合うんですよね。どちらも別にすごく歌が巧いわけじゃないけど、合わせたときに+αがある二人だな、と思います。
大劇場の2週目くらいから、歌い終わった後に二人でちょっとイチャついた後、キャッキャウフフな感じで(←誤解です)花道に消えていくようになって、それがすごく違和感だったのですが、博多座で最初に観たときはそれがなくなったのが凄く嬉しかったです。普通にラインハルトが「行くぞ!」と言って、颯爽と花道に引っ込んでいったんですよ!!(興奮)絶対そのほうが恰好良い~!!
最近またキャッキャウフフ(←だからそれは誤解)が復活したらしいと聞きましたが・・・再考してくれ頼むから。
今日のところはこのへんかな。
セバスチャンの話を書けたので、個人的にには満足しました(^ ^)が、、、続きもさくさく書きたいと思います……なるべく。
博多でご覧になっているみなさま、宙組っ子の様子を教えてください。。。
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銀河英雄伝説@HAKATAZA
2013年1月12日 宝塚(宙) コメント (2)ご無沙汰いたしておりますm(_ _)m。年始早々、あまりの寒さとあれやこれやで冬眠しておりました……すみませぬ。
観たい舞台はいろいろあるのですが、いくつ観られることやら。相変わらず、宝塚以外はチケットを取る習慣がなくなってしまったので、大竹しのぶの「ピアフ」もすみ花ちゃんの「祈りと怪物」もハナちゃんの「空に落ちた涙」も、観れるかどうか・・・・(T T)。
そんな中、博多に行ってまいりました。
いやー、宙組公演「銀河英雄伝説@HAKATAZA」、最高でした!
テルくん@ラインハルト、キタロウ@ヤン、まぁくん@キルヒアイスが素敵なのは、なんというか、予想の範囲内というか予想の延長上というか、ステキで当たり前的な感じなのですが。
カイちゃんのオーベルシュタインがっ!!(興奮)
ともちんのオーベルシュタインも、なんというか、大劇場を埋めるに値する華やかなオーベルシュタインで、あれはあれで、原作のイメージとは別物の「オーベルシュタイン@TAKARAZUKA」として十分に成立していたし、とても恰好よくてステキだった……のですが。
カイちゃんのオーベルシュタインは、、、原作ファン的に、涙が出るほど「パウル・フォン・オーベルシュタイン」、でした。
弱々しい痩躯、両眼の先天的障害のため義眼をいれている、世が世なら「劣悪遺伝子排除法」によって生きることを許されなかったはずの、男。
いろいろなところで箍がゆるん時代に、その“ゆるさ”のおかげで生き延びた男が、苛烈な獅子心王のもとで帝国の打倒を謀る。緩さを許せない冷徹かつ精緻な策略家は、その能力を預けるに足る主君を得て満足するわけではなく、主君の覇気と能力を、自らの目的のために利用しようとする。
表情の動かない、のっぺりとした蒼白い顔、歩き方や仕草の一つ一つの、ロボットめいたどこか不自然な動き……そして何より、宙空をまっすぐに見据える、不自然な目線。オーベルシュタインの眼は、原作では片眼ではなく両眼が義眼なので、そっちに沿って役づくりをしているんだろうな、と思いましたが、、、カイちゃんの本気、怖かった!!
決して小柄とはいえないカイちゃんですが、やっぱりともちんと比べると明らかに小さいので(^ ^)、「弱者」側の存在だというのが伝わってくるんですよね。「天使と悪魔」の歌も、キルヒアイスとオーベルシュタインのサイズが同じくらいなので、バランスが良くなったような(^ ^)。
ただ、オーベルシュタインをああいう“独自の目的をもつ真面目なキャラ”として造形してしまうと、「悪魔」という表現にはちょっと違和感を感じました。
ともちんオーベルシュタインは、完全に「悪魔」からスタートした役づくりで、ラインハルトを翻弄するための存在でした。そこが原作からの一番大きな変更点でもあった訳ですが、ラインハルトがそのままでオーベルシュタインだけが原作出身(^ ^)になると、どうしても違和感があるんですよね。本公演のオーベルシュタインがああなったのは、舞台という限られた表現の中でラインハルトの葛藤をわかりやすく表現しようとしたからで、テルくんの心優しい、甘えたなラインハルトにはそちらの方がわかりやすかった。でも、カイちゃんのオーベルシュタインは、妥協を許さない冷徹な参謀役に徹していてゴールデンバウム王朝への憎しみを隠さない。ラインハルトに対する態度も、ちょっとおかしな執着を感じたともちんと違って、彼のもつ能力と覇気を、自分の目的(正義)のために利用する気満々なところがわかりやすくて、とても良かったんですが、「悪魔」じゃないんですよね……。
もともと「天使と悪魔」の歌はラインハルトの葛藤を表現するナンバーで、あそこに出てくるキルヒアイスもオーベルシュタインもラインハルトのイメージなわけですが、現実のオーベルシュタインがカイちゃんになると、ラインハルトの脳内はどうなっているんだ、という気も(^ ^;ゞ
原作ファン的には全くの無問題だったのですが、小池さんの本来の演出意図との乖離は、ちょっとだけ気になったかもしれません。細かいところは案外辻褄があっていて、ほとんどカイちゃんが演出だったんじゃないのかと思うくらい、いろんなことが原作寄りになっていたのですが、根本的な作劇上の大きな改変部分が浮いたまま残っちゃった感じ。「天使と悪魔の対立」というのは、ある意味小池脚本の焦点(「スカーレット・ピンパーネル」のシャルル王太子的な)なので、オーベルシュタインが悪魔じゃなくなると困るんですよね(^ ^;ゞ
でも!
そんな違和感も気にならないくらい、カイちゃんのオーベルシュタインは本当に素敵でした(^ ^)。
元々の原作ファンでもないのに(←最初の方をちょっと読んだことがあっただけ、とご本人が仰ってました。全編読んだのは上演が決まってからだったと)、よくぞあそこまで読みこんでくれた!と、とても嬉しくなりました(はぁと)。
(特に)原作ファンの方は、ぜひぜひ!今すぐ博多にGO!!
役替りした下級生もみんな頑張っていたし、この公演が最後となったいちくんも、アルバイトもたくさんしていて、とっっても良かった!!のですが。
とりあえず、今夜のところはカイちゃん万歳!!と叫んで寝ます。
続きはまた後日。
どうでもいいことですが、「@TAKARAZUKA」と「@HAKATAZA」、「ア段」が多くてパッと見がなんとなく似ているところがなんとなく面白い(^ ^)。
銀英伝は「@TAKARAZUKA」、東宝は「Etoir de TAKARAZUKA」。どちらも宇宙と宝塚のコラボなところが面白いなあ、と思いました。星空を眺めて身近な生き物の絵を見出した古代の人々の浪漫と、銀河を駆け巡る人々を想像する現代人の浪漫。その両方を包含する宝塚の懐の深さに、年の初めから感慨深い遠征でした(^ ^)。
宝塚99周年。いま、この時にファンでいられる幸運に感謝しつつ。
.
観たい舞台はいろいろあるのですが、いくつ観られることやら。相変わらず、宝塚以外はチケットを取る習慣がなくなってしまったので、大竹しのぶの「ピアフ」もすみ花ちゃんの「祈りと怪物」もハナちゃんの「空に落ちた涙」も、観れるかどうか・・・・(T T)。
そんな中、博多に行ってまいりました。
いやー、宙組公演「銀河英雄伝説@HAKATAZA」、最高でした!
テルくん@ラインハルト、キタロウ@ヤン、まぁくん@キルヒアイスが素敵なのは、なんというか、予想の範囲内というか予想の延長上というか、ステキで当たり前的な感じなのですが。
カイちゃんのオーベルシュタインがっ!!(興奮)
ともちんのオーベルシュタインも、なんというか、大劇場を埋めるに値する華やかなオーベルシュタインで、あれはあれで、原作のイメージとは別物の「オーベルシュタイン@TAKARAZUKA」として十分に成立していたし、とても恰好よくてステキだった……のですが。
カイちゃんのオーベルシュタインは、、、原作ファン的に、涙が出るほど「パウル・フォン・オーベルシュタイン」、でした。
弱々しい痩躯、両眼の先天的障害のため義眼をいれている、世が世なら「劣悪遺伝子排除法」によって生きることを許されなかったはずの、男。
いろいろなところで箍がゆるん時代に、その“ゆるさ”のおかげで生き延びた男が、苛烈な獅子心王のもとで帝国の打倒を謀る。緩さを許せない冷徹かつ精緻な策略家は、その能力を預けるに足る主君を得て満足するわけではなく、主君の覇気と能力を、自らの目的のために利用しようとする。
表情の動かない、のっぺりとした蒼白い顔、歩き方や仕草の一つ一つの、ロボットめいたどこか不自然な動き……そして何より、宙空をまっすぐに見据える、不自然な目線。オーベルシュタインの眼は、原作では片眼ではなく両眼が義眼なので、そっちに沿って役づくりをしているんだろうな、と思いましたが、、、カイちゃんの本気、怖かった!!
決して小柄とはいえないカイちゃんですが、やっぱりともちんと比べると明らかに小さいので(^ ^)、「弱者」側の存在だというのが伝わってくるんですよね。「天使と悪魔」の歌も、キルヒアイスとオーベルシュタインのサイズが同じくらいなので、バランスが良くなったような(^ ^)。
ただ、オーベルシュタインをああいう“独自の目的をもつ真面目なキャラ”として造形してしまうと、「悪魔」という表現にはちょっと違和感を感じました。
ともちんオーベルシュタインは、完全に「悪魔」からスタートした役づくりで、ラインハルトを翻弄するための存在でした。そこが原作からの一番大きな変更点でもあった訳ですが、ラインハルトがそのままでオーベルシュタインだけが原作出身(^ ^)になると、どうしても違和感があるんですよね。本公演のオーベルシュタインがああなったのは、舞台という限られた表現の中でラインハルトの葛藤をわかりやすく表現しようとしたからで、テルくんの心優しい、甘えたなラインハルトにはそちらの方がわかりやすかった。でも、カイちゃんのオーベルシュタインは、妥協を許さない冷徹な参謀役に徹していてゴールデンバウム王朝への憎しみを隠さない。ラインハルトに対する態度も、ちょっとおかしな執着を感じたともちんと違って、彼のもつ能力と覇気を、自分の目的(正義)のために利用する気満々なところがわかりやすくて、とても良かったんですが、「悪魔」じゃないんですよね……。
もともと「天使と悪魔」の歌はラインハルトの葛藤を表現するナンバーで、あそこに出てくるキルヒアイスもオーベルシュタインもラインハルトのイメージなわけですが、現実のオーベルシュタインがカイちゃんになると、ラインハルトの脳内はどうなっているんだ、という気も(^ ^;ゞ
原作ファン的には全くの無問題だったのですが、小池さんの本来の演出意図との乖離は、ちょっとだけ気になったかもしれません。細かいところは案外辻褄があっていて、ほとんどカイちゃんが演出だったんじゃないのかと思うくらい、いろんなことが原作寄りになっていたのですが、根本的な作劇上の大きな改変部分が浮いたまま残っちゃった感じ。「天使と悪魔の対立」というのは、ある意味小池脚本の焦点(「スカーレット・ピンパーネル」のシャルル王太子的な)なので、オーベルシュタインが悪魔じゃなくなると困るんですよね(^ ^;ゞ
でも!
そんな違和感も気にならないくらい、カイちゃんのオーベルシュタインは本当に素敵でした(^ ^)。
元々の原作ファンでもないのに(←最初の方をちょっと読んだことがあっただけ、とご本人が仰ってました。全編読んだのは上演が決まってからだったと)、よくぞあそこまで読みこんでくれた!と、とても嬉しくなりました(はぁと)。
(特に)原作ファンの方は、ぜひぜひ!今すぐ博多にGO!!
役替りした下級生もみんな頑張っていたし、この公演が最後となったいちくんも、アルバイトもたくさんしていて、とっっても良かった!!のですが。
とりあえず、今夜のところはカイちゃん万歳!!と叫んで寝ます。
続きはまた後日。
どうでもいいことですが、「@TAKARAZUKA」と「@HAKATAZA」、「ア段」が多くてパッと見がなんとなく似ているところがなんとなく面白い(^ ^)。
銀英伝は「@TAKARAZUKA」、東宝は「Etoir de TAKARAZUKA」。どちらも宇宙と宝塚のコラボなところが面白いなあ、と思いました。星空を眺めて身近な生き物の絵を見出した古代の人々の浪漫と、銀河を駆け巡る人々を想像する現代人の浪漫。その両方を包含する宝塚の懐の深さに、年の初めから感慨深い遠征でした(^ ^)。
宝塚99周年。いま、この時にファンでいられる幸運に感謝しつつ。
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今日は宙組の博多座公演の集合日。
最近、大劇場公演以外で卒業する人は少ないので(最近続きましたが)油断していたのですが。
……いちくん(泣)
博多座行くことにしといて良かったなあ!!
配役も発表されて、突っ込みたいこともいくつかありますが。
……いちくーん(ρ_;)
最近、大劇場公演以外で卒業する人は少ないので(最近続きましたが)油断していたのですが。
……いちくん(泣)
博多座行くことにしといて良かったなあ!!
配役も発表されて、突っ込みたいこともいくつかありますが。
……いちくーん(ρ_;)
千秋楽おめでとうございます
2012年11月18日 宝塚(宙)宙組東京宝塚劇場「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」千秋楽を観劇いたしました。
いつも控えめな優しい笑顔で踊っていた(雪乃)心美ちゃん、
「お芝居が大好きだから、一本もので卒業したい」と語っていたえなちゃん(月映)、
ご卒業、おめでとうございます。
えなちゃんの気持ちはわかるつもりだし、小池さんのえなちゃんに対する評価の高さ(「カサブランカ」でトネリ大尉を演じた時、まだ研4だったんですよあの人)もよくわかるから、その決断も納得せざるをえなかったんですが……
でも、寂しい。ごめんね、やっぱり寂しいよ。
おめでとう、と笑顔で見送りたい気持ちとは別に、もっと色々な役を生きるタカラジェンヌの彼女を見守っていたかった気持ちも、今日まで消えることはなくて。あんなにお芝居が好きで、男役が好きな人なのに、どうして卒業してしまうんだろう、と切なくて。
フレーゲル男爵がヴェスターラントで殺された後、暗転するまで、階段の影でぴくりとも動かないえなちゃんの小柄な身体をずっと追っていたら、なんだか涙が止まらなくなりました。
まだ出番はあるけど、「月映樹茉」の宝塚でのお芝居は、もう観れないんだな、と実感したんですよね……。最後にやりがいのある面白い役で、本当に良かったです。小池さんありがとうございます!!
シリアスなお芝居の一本ものとあって、特にアドリブを入れるようなところもなく、卒業されるお二人とも、ごく端正に、まっすぐに、どの場面も役になりきって演じていらっしゃったと思います。
フィナーレのドレスに紅いコサージュをつけていた心美ちゃん。
大階段で、白い小薔薇のコサージュをつけていたえなちゃん。
ピンクをメインにした、こんもりと丸い、娘役さんらしい可愛いブーケの心美ちゃん。
真ん中が白くて、外側の花弁だけ淡いピンクの薔薇を、祐飛さんの青薔薇のブーケのように、茎を長く揃えた形にまとめて銀のリボンで結んだシャープな花束のえなちゃん。
ご挨拶も、まっすぐに短くストレートで。とても可愛いのに、とても心に響きました。
昼間は晴れていて暖かかったのに、終演時はびゅうびゅうと木枯らしが吹き荒れる寒い夜。
緑の袴で赤ん坊のような無垢な笑顔を包んで、雲の上でも歩いているかのような軽やかな足取りで去っていったお二人の明日に、幸多かれと祈りつつ。
なんだか結局、作品についてちゃんと書かないうちに千秋楽になってしまったな………(すみません)
東宝で観て、いろいろ細々変ったなと思ったのですが(アンネローゼが2幕ずっと喪服だったこととか、オフレッサーの登場が恰好よくなってたこととか、他にも色々)。
いちばん驚いたのは、「オーディンの夜」でした。
私はやっぱり原作ファンなので、ああいう女々しい歌を歌うロイエンタールがどうも受け付けなかったのですが、東宝に来たら、ロイエンタールの「最後かもしれない夜を一緒に過ごしたいたった一人の人」=ミッターマイヤーという図式があまりに明解に提示されていて、吃驚しました(滝汗)。
いいのか、宝塚なのにそんなんで(←いいんですよモチロン!!)
一時の愛人(結乃かなり)に対する優しい愛撫と、なのに彼女とは殆ど視線を合わせずに、宙をさまようヘテロクロミア。あからさまにミッターマイヤーの方を視るわけでもないところが良いんです(*^ ^*)ミッターマイヤーの代わりに女を抱いてるわけじゃないから(そういう対象ではない ←当たり前)。ただ、女では埋まらない虚無が、友と酒を飲みながら語り合えば埋められる、という感覚なんですよね。
「寂しい」のとも違う、もっと切実な感情。
戦闘場面ではミッターマイヤー(七海)の方がアイコンタクトしたがってロイエンタール(蓮水)に無視されているのに、プライヴェートではミッターマイヤーが愛するのはエヴァンゼリンただ一人、というのが、私のイメージ通り(←原作どおりかどうかは、もはや不明としか)でした。
あああ、博多では双璧二人とも変っちゃうんですよね。。。この場面も、どうなることか。
博多といえば、いくつか小池さんに再考してほしいところがあるので、忘れないうちに個人的にメモっておきたいと思います。
・「滅ばなかった国はない」っていう言い方に違和感を感じるのは私だけ?「滅びない」じゃなのか……?あぅ、私だけなのかなあ。。。
・ラインハルトがヒルダを呼ぶ時は、(せめて最初の元帥就任式だけでもいいから)フロイライン・マリーンドルフと呼んでほしい。
・新公でルビンスキー(美月)が言ってた「常勝の英 雄ラインハルト、不敗の魔術師ヤン」っていう決め台詞を採用してほしい。
・同じく新公でオーベルシュタイン(愛月)が言った「皇帝は死にました」も自然で良かった!(本公演では「皇帝の死が告知されました」だったはず) 新公演出の児玉さんは原作ファンなのかしら…?
あと、ラインハルトのソロだけでいいから、「皇帝が亡くなった」を「死んだ」に修正してほしい。。。コーラスは良いんですけど、ラインハルトが皇帝に敬語を使うのは違和感があるんですよ(T T)。……あ、でも、皇帝が「すべてを見抜いていた」設定に替えてるから、そこは仕方ないのか?
他にもいろいろあったはずなので、思いだしたらまた書くかも。
こんなところに書いてないで、ファンレターでも出せってご意見は、、、ごもっともです……(汗)。
【友人に指摘されて気がつきました。文字で読んで美しい詞と、耳できいてわかりやすい言葉は違いますよね。舞台脚本の常識なのに、原作が好きすぎてちょっと目が眩んでましたすみません。今のままでお願いします】【っていうか、小池さんさすが!!】
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いつも控えめな優しい笑顔で踊っていた(雪乃)心美ちゃん、
「お芝居が大好きだから、一本もので卒業したい」と語っていたえなちゃん(月映)、
ご卒業、おめでとうございます。
えなちゃんの気持ちはわかるつもりだし、小池さんのえなちゃんに対する評価の高さ(「カサブランカ」でトネリ大尉を演じた時、まだ研4だったんですよあの人)もよくわかるから、その決断も納得せざるをえなかったんですが……
でも、寂しい。ごめんね、やっぱり寂しいよ。
おめでとう、と笑顔で見送りたい気持ちとは別に、もっと色々な役を生きるタカラジェンヌの彼女を見守っていたかった気持ちも、今日まで消えることはなくて。あんなにお芝居が好きで、男役が好きな人なのに、どうして卒業してしまうんだろう、と切なくて。
フレーゲル男爵がヴェスターラントで殺された後、暗転するまで、階段の影でぴくりとも動かないえなちゃんの小柄な身体をずっと追っていたら、なんだか涙が止まらなくなりました。
まだ出番はあるけど、「月映樹茉」の宝塚でのお芝居は、もう観れないんだな、と実感したんですよね……。最後にやりがいのある面白い役で、本当に良かったです。小池さんありがとうございます!!
シリアスなお芝居の一本ものとあって、特にアドリブを入れるようなところもなく、卒業されるお二人とも、ごく端正に、まっすぐに、どの場面も役になりきって演じていらっしゃったと思います。
フィナーレのドレスに紅いコサージュをつけていた心美ちゃん。
大階段で、白い小薔薇のコサージュをつけていたえなちゃん。
ピンクをメインにした、こんもりと丸い、娘役さんらしい可愛いブーケの心美ちゃん。
真ん中が白くて、外側の花弁だけ淡いピンクの薔薇を、祐飛さんの青薔薇のブーケのように、茎を長く揃えた形にまとめて銀のリボンで結んだシャープな花束のえなちゃん。
ご挨拶も、まっすぐに短くストレートで。とても可愛いのに、とても心に響きました。
昼間は晴れていて暖かかったのに、終演時はびゅうびゅうと木枯らしが吹き荒れる寒い夜。
緑の袴で赤ん坊のような無垢な笑顔を包んで、雲の上でも歩いているかのような軽やかな足取りで去っていったお二人の明日に、幸多かれと祈りつつ。
なんだか結局、作品についてちゃんと書かないうちに千秋楽になってしまったな………(すみません)
東宝で観て、いろいろ細々変ったなと思ったのですが(アンネローゼが2幕ずっと喪服だったこととか、オフレッサーの登場が恰好よくなってたこととか、他にも色々)。
いちばん驚いたのは、「オーディンの夜」でした。
私はやっぱり原作ファンなので、ああいう女々しい歌を歌うロイエンタールがどうも受け付けなかったのですが、東宝に来たら、ロイエンタールの「最後かもしれない夜を一緒に過ごしたいたった一人の人」=ミッターマイヤーという図式があまりに明解に提示されていて、吃驚しました(滝汗)。
いいのか、宝塚なのにそんなんで(←いいんですよモチロン!!)
一時の愛人(結乃かなり)に対する優しい愛撫と、なのに彼女とは殆ど視線を合わせずに、宙をさまようヘテロクロミア。あからさまにミッターマイヤーの方を視るわけでもないところが良いんです(*^ ^*)ミッターマイヤーの代わりに女を抱いてるわけじゃないから(そういう対象ではない ←当たり前)。ただ、女では埋まらない虚無が、友と酒を飲みながら語り合えば埋められる、という感覚なんですよね。
「寂しい」のとも違う、もっと切実な感情。
戦闘場面ではミッターマイヤー(七海)の方がアイコンタクトしたがってロイエンタール(蓮水)に無視されているのに、プライヴェートではミッターマイヤーが愛するのはエヴァンゼリンただ一人、というのが、私のイメージ通り(←原作どおりかどうかは、もはや不明としか)でした。
あああ、博多では双璧二人とも変っちゃうんですよね。。。この場面も、どうなることか。
博多といえば、いくつか小池さんに再考してほしいところがあるので、忘れないうちに個人的にメモっておきたいと思います。
・「滅ばなかった国はない」っていう言い方に違和感を感じるのは私だけ?「滅びない」じゃなのか……?あぅ、私だけなのかなあ。。。
・ラインハルトがヒルダを呼ぶ時は、(せめて最初の元帥就任式だけでもいいから)フロイライン・マリーンドルフと呼んでほしい。
・新公でルビンスキー(美月)が言ってた「常勝の英 雄ラインハルト、不敗の魔術師ヤン」っていう決め台詞を採用してほしい。
・同じく新公でオーベルシュタイン(愛月)が言った「皇帝は死にました」も自然で良かった!(本公演では「皇帝の死が告知されました」だったはず) 新公演出の児玉さんは原作ファンなのかしら…?
あと、ラインハルトのソロだけでいいから、「皇帝が亡くなった」を「死んだ」に修正してほしい。。。コーラスは良いんですけど、ラインハルトが皇帝に敬語を使うのは違和感があるんですよ(T T)。……あ、でも、皇帝が「すべてを見抜いていた」設定に替えてるから、そこは仕方ないのか?
他にもいろいろあったはずなので、思いだしたらまた書くかも。
こんなところに書いてないで、ファンレターでも出せってご意見は、、、ごもっともです……(汗)。
【友人に指摘されて気がつきました。文字で読んで美しい詞と、耳できいてわかりやすい言葉は違いますよね。舞台脚本の常識なのに、原作が好きすぎてちょっと目が眩んでましたすみません。今のままでお願いします】【っていうか、小池さんさすが!!】
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