葛西選手、銀メダルおめでとうございます!!


なんというか。

長野もすっかり遠くなったなと思っていたのに、葛西さんがこれだけ見事なV字飛行とテレマークを見せてくれると、なんだかもう、、、涙とかじゃなくて、本当に感動が湧きあがってきます。


日本ジャンプ界、久々のメダル。しかも、葛西さんご本人にとって、個人でのメダルは初なんですよね、実は。カミカゼ・カサイとして、ワールドカップで勝ちまくっていたころのイメージがあるので、たくさんメダルを取っているかと思っていたのに。


日本は数十年ぶりの大雪で大混乱ですが(山梨のみなさまが何事もありませんように……)、
日の丸飛行隊、どうぞ団体戦も、楽しんでくださいますように。


吉野弘さんの訃報にふれて、久しぶりに昔のことを思い出しました。
すごく個人的な思い出なのですが、ちょっとだけ。



私は学生時代に混声合唱をやっていたのですが、吉野さんの詩による、高田三郎さん作曲の組曲「心の四季」は、とても好きな作品の一つでした。

中でも「雪の日に」が好きで、よく一人で勝手に歌っていたんですよね。。。

 雪がはげしく ふりつづける/雪の白さを こらえながら

そんなフレーズではじまるこの作品は、詩集「感傷旅行」所収。元々合唱からはいったせいもあって、私が彼の詩集に触れたのはずいぶん後なのですが、『言葉そのものが哀しいほど美しい』というよりは、『浮かぶ情景や心情がリアルでひどく辛い』という印象の詩が多かったような気がします。

詩というより、一遍の物語のような、、、いやむしろ、呟きのような?

 どこに 純白な心など あろう/どこに 汚れぬ雪など あろう

合唱曲として、一曲のクライマックスにあたるこのフレーズは、叩きつけるような激しいメロディと共に、いままでも何かあるたびに思い出していました。

 雪は 汚れぬものとして/いつまでも白いものとして/空の高みに生まれたのだ
 その悲しみを どうふらそう

白くあらねばならない悲しみ、自分はいつまでも白くはいられないのに、他人から白くあることを求められる苦しみ、その期待に応えられない悔しさ。そういう矛盾や切なさを、

記事に書かれている「夕焼け」が、「心の四季」の吉野さんと同じだと気がついたのは、実はずいぶん後でした(^ ^;ゞ。あの詩も好きでしたし、当時の国語教師がいくつか彼の詩をピックアップして教えてくれたりしたのも、けっこうよく覚えています。私はどちらかといえば抒情的な詩が好きだったはずなのですが、吉野さんの作品は、「詩」というよりは「物語」と受け止めていたような気がします。

 雪はおのれを どうしたら/欺かないで生きられるだろう

彼が言葉で描きだす、優しくて温かくて残酷な心象風景が、とても好きでした。
ずっと大ファンで詩集を何度も読んで、、、ということは無かったのですが、いま、ニュースにふれていろいろ思い出してみると、意外に私の感覚の根っこのどこかに彼の詩があるんだな、と、あらためて思ったりして、、、

 雪の上に 雪が/その上から 雪が

あの時期に、ちゃんと彼の「詩集」を読んでいたら、どうなっていたかな、なんて考えたりします。
いや、たぶんなにも変わらないんでしょうけれども。

 かさねられていく/かさなっていく かさねられていく

だって私は、私にしかなれなかったのだから。




長崎のハウステンボスが、常設の劇場と専属の歌劇団を結成するそうです!!


2010年に就任してからわずか一年で、18年続いた赤字を黒字転換し、この10月に来期で退任の可能性を示唆した沢田社長の、最後のチャレンジになるのでしょうか。「ディズニーの真似をしない」「オンリーワンかナンバーワンか」といってきた名社長は、次は「宝塚の真似をしない」というのかな。

百周年を迎えた宝塚と、処女航海に出発したばかりのハウステンボス歌劇団。なかなか佐世保まで観にいくのは難しいですが、以前からハウステンボスには一度行ってみたいと思っていたので、機会があればぜひ観てみたいですね。
このニュースのおかげで、研ちゃん(優雅さん/研ルイス)の元気そうな顔がみれて良かったです。宝塚とは違う、オンリーワンの歌劇団を目指して、がんばってほしいなと思います(^ ^)。




受けて立つ(?)宝塚も、2014年の大劇場公演の演目を発表しました。

明日海りおのお披露目となる8月の花組公演は「エリザベート」。
噂には聞いていましたが、本当だったんだなあ~。普通に、「みりおくん、お披露目はタイトルロールかぁ」と思ってしまったのですが、違いますよね(汗)、みりおくんはトートで、蘭ちゃんがシシィですよね。
周りのキャストはいつごろ発表されるのでしょうか。一花がゾフィーは固いと思うのですが、だいもんは何をするのかな。フランツ?ルキーニ?ルドルフの役替りとかもありそうだし、詳細の発表が楽しみです。

とりあえず、ルナちゃんは黒天使ですよね!!CSで黒天使対談がありますように。


続く9月の月組は、「PUCK/CRYSTAL TAKARAZUKA」。
私は「PUCK」の初演は観ていませんが、話はよく聞くし、「真夏の夜の夢」はさんざん観ているので、とても楽しみです。ちゃぴのハーミア、絶対可愛いですよね!!(*^ ^*)月組で再演するという噂は聞いていましたが、本当だったんだなあ。
そして、久しぶりの中村尭ショー!めっちゃ楽しみです。いい作品になりますように。



ところで。
「エリザベート」も「PUCK」も小池さんですが……いつから小池さんは二人に増殖したのでしょうか……?



♪戦う者の歌が聴こえるか?


作詞家の岩谷時子氏が亡くなられたとの報に接し、一つの時代が終わったのか、と、寂しい気持ちでいっぱいです。


♪悔いはしないな たとえ倒れても 流す血潮が潤す 祖国を


ニュースは当然ながら、岩谷さんが日本歌謡曲界に残した偉大な功績を語るものがほとんどですが……私のようなミュージカルオタクにとっては、岩谷さん=レ・ミゼラブルの訳詞家兼、演出助手っぽいことまでなさっていた方、という印象が強くて。


♪列にはいれよ 我らの味方に


日本ミュージカル界……少なくとも東宝ミュージカルに対する功績は、語っても語りきれないものがあるのではないか、と思っています。


♪みな聴こえるか?ドラムの響きが


97歳での大往生。
30年前の「レ・ミゼラブル」日本初演時に岩谷さんがいてくださったこと、そして、その後も長いこと日本ミュージカル界の重鎮として居てくださった幸運を、ミュージカルオタクとして噛みしめています。


♪我ら夢見た明日が来るよ



.
ただただ、びっくり。。。。

あのお甲を、祐飛さんがですかっ!!?



すごい。さすが蜷川、考えることが違うわ。。。。





私が以前観たのは、藤原竜也のアリダと、富司純子のお甲、西岡徳馬の銀眼鏡、、、だったと思います。10年以上前だと思うんだけどな。

【追記】
 唐版「滝の白糸」の上演歴を調べてみました。
 ●1975年/大映撮影所 
 お甲/李礼仙 アリダ/沢田研二 銀メガネ/伊藤雄之助
 ●1989年/日生劇場
 お甲/松坂慶子 アリダ/岡本健一 銀メガネ/壌晴彦
 ●2000年/Bunkamuraシアターコクーン
 お甲/富司純子 アリダ/藤原竜也 銀メガネ/西岡徳馬

 ということなので、私が観たのは2000年ですね。。。わーお。
【追記終了】


詳しいことは忘れてしまいましたが、ラストシーン、血を浴びた竜也のぶっ飛んだ存在感と、空間を埋め尽くすかのような富司さんの迫力に、ただただ唖然としていたような気がします。
衝撃的な舞台だったので、あれをもう一度、ちゃんと観られるのは嬉しいな。


それにしても。
ゆひすみコンビは、どちらも蜷川のストレートプレイが本格的なデビューということになりましたね。
芝居志向の二人だから、違和感はないけど。


祐飛さん、エイベックスとはまた思いきった決断のような気もしますが。。。。
芝居を続けるなら、いつか出来るようになってほしい役があったりするので、がんばってほしいなあ、と思います。


女優でも男役でもない、「役者」大空祐飛のファンとして。
ちゃんと見届けて、、、いえ、見守っていきたいなと思います(^ ^)。




大空さんのファンのみなさまへ。

劇団に所属しない役者を追い掛けるのは、宝塚しか知らないファンの方には想像もできないほど大変なことです。
……お互い、がんばりましょうね(^ ^)。




女子バレーの銅メダル、おめでとうございます。
今回のオリンピックは、とにかく忙しすぎて夜中にテレビを見るとかそんな自殺行為なことは全くできず(T T)、この三位決定戦がライブで視ることができた唯一の試合になりそうです(T T)。
水泳も体操も大好きなので、いつもは結構視ているんだけどなあ。

バレー自体を視るのも久しぶりだったのですが、良い試合でした。結果でみると3-0のストレート勝ちですが、3セットとも序盤は日本リードながらも中盤追いつかれ、それでも最後はラリーを制してセットポイント、の繰り返し。実力の差はわずかなものだったと思うのですが、ちょっとムラがあった韓国と、最初から最後まで集中が切れなかった日本の差が点数にでたような気がします。

とにかく、良かった。28年ぶりのメダル、おめでとうございます。

スポーツの祭典も、あといちにち。参加されたみなさま、お疲れさまです!!
自己のベストが成績として残せた方も、残せなかったかたも、みんな胸を張って帰ってきてくださいね(^ ^)。




日刊スポーツの記事を読んで、ちょっとホロッとなりました。
こういう風に語っていただけるスターに、いつの間にかなっていたんですね。



ところで。
『もう1度、考え直してくれませんか』
って……

一度は考え直したんだな、ってゆう理解で良いんでしょうか(^ ^)。





記者会見の模様は、歌劇団の公式サイトにも載りましたね。
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/4d8ed5b4c4ec5fcd3aecc457fc3d7f42.html

穏やかなグレーのスーツと、爽やかな明るい笑顔が可愛いです。
研20には見えな………(黙)




ディナーショー、やはりあるんですね。
楽の二日後か。若いトップではないんだから、あまり命の危険を伴う冒険はしてほしくないけど、、、でもやっぱり、嬉しいです。
藤井さんかあ(*^ ^*)。トップになる前はあまり縁がなかった演出家なのに、トップになった途端にご縁が深くなりましたよね。「NICE GUY」での祐飛さんの独特の輝きを、ディナーショーでもう一度みられるかもしれないと思うととても楽しみです。

祐飛さんは、ショースターではないけど、自己プロデュース能力に秀でた人だから、ディナーショーはいつだってサイコーに楽しかった(*^ ^*)。チケットが手に入るかどうかわかりませんが、とりあえずお金をためて、休みもためて、最後のディナーショーに参加したいと思っています。



CSニュースに会見の様子が流れるのは、明後日でしょうか。
とりあえず、明日のニュースの予定には出てなかったけど。



ニュースといえば。
今日のニュースで流れた宙組千秋楽映像、たまちゃんと祐飛さんの
「世界中を探したって、宙組ほど良い組はねぇ~!」
「いつだって自分の組が世界一だと思ってる!宙組っ子らしい!」
というやりとりが、あらためて沁みました。


世界中の誰よりも、素敵なトップさんでした。
………私にとっては。




「言葉では言い表せないぐらい感謝しています」

って言ってくれたけど。

感謝するのは、私の方です。

夢をありがとう。
憧れをありがとう。
萌をありがとう。

そして、愛をありがとう。



あと、187日なんだなあ………。


今夜は全国的に皆既月食。
こんなに綺麗に晴れた空で、こんなにもくっきりとした「紅い月」を見たのは、もしかしたら初めてかも……?というくらい、きれいな月食でした。


なんか曇っていたり時間が合わなかったり忘れていたり(←たぶん最後のが多い)で、欠けてる姿(部分月食)は何度も見ているんですけどね。月が影から出る瞬間をちゃんと見たのは、生まれてから今日が初めてだった、と思います。

今夜は、たまたま友人たちと呑んでいて、帰ろうと外に出たら部分月食の最後の方の三日月状態⇒帰宅途中で完全に隠れて、影の満月に⇒月が影から出て、再び三日月型に、というところまで、(途中はすっ飛ばして)非常に効率よく見ることができました(^ ^)



月が影から出て、光が射した瞬間が本当に綺麗でした。
携帯しか持っていなくて、写真が撮れなかったのが残念です。


心のフィルムに、ぱちり。





紅い月、凍る夜、
あなたも一緒に旅してみませんか。





……ただいま日比谷にて、宙組絶賛公演中!(^ ^)


かろうじて一匹捕獲したのに、写真を撮る前に食べてしまったので(←意地きたなくてすみません)、記事にコメントします。



見た目はアレですが、合成着色料ではなくすべて天然色素で、身体に悪いものではないらしい。とりあえず身体を乗っ取られたりもしていないので(←スライムにそんな能力ないよ)、大丈夫みたいです。

味も普通においしかったです(^ ^)。井村屋の肉まんは普段あまり食べないので味の違いがよくわからないけど、具は同じなのでしょうか。暗闇で食べたらわからなかったりしてね(^ ^)。



しかし、一番面白かったのはケースにスライムが並んでいる姿と、そこに貼られた手描きPOPでした。店前の看板も素晴らしい!!やっぱり、面白い商品が出るとそれだけで店頭が活性化しますね。店員さんもいろいろ考えて盛り上げるの楽しいだろうし。

当たったからといって増産すると、途端に飽きられてしまったりするから難しいところですけれども……



とりあえず、味は普通でしたよ、というご報告でした(^ ^)。



2006年に公開され、2008年に舞台にもなった「フラガール」という映画をご存知でしょうか?
1960年代半ばに、事実上の閉山となった常磐炭田。町全体の存亡の危機となったこの状況で、新しい町おこしとして設立された常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の、知恵と情熱の物語。


東日本大震災とそれに続く大津波、そして原子力発電所問題。観光立国としては致命的なほどの大変な状況の中、もう一度立ちあがって歩き出そうとする彼らを少しでも応援したくて、今日の日記を書かせていただきます。



スパリゾートハワイアンズ
http://www.hawaiians.co.jp/index.html

いつか、ここのブログに全国巡業の予定が載ったなら、私は絶対に観に行って、そして、ちゃんと募金もすると誓います。
いや、できれば、営業が再開されたらなるべく早く行きたいと思う。義捐金としてではなく、彼らの経済活動そのものを支援するには、その経済活動の結果に対価を払う存在がいなくてはならないのだから。

あそこで苦しんでいるひとたちに、がんばっている沢山の人たちに、ほんの少しでも元気をお届けできますように。






バブル時代には似たような施設が全国に作られましたが、高度成長の真っ最中に、ああいう土地にこういうものを創って観光収入を得よう!というアイディアはとにかくすごい!と思うし、なかなか他に例を見ない成功例だと思うんですよね。
まだ温泉ブームの「お」の字もなかった時代に、湯量だけは豊富な温泉を「ハワイ」に見立てる!壮大にして斬新なアイディアだと思うし、それを実現するための工夫もすごかった。冬は乾いた木枯らしで冷え込む太平洋岸に、湯をめぐらせた巨大温室を建設してヤシを植えるとか、どんな狂人がそんな夢を見たんだろうか、という感じ。

私は、設立当時はまだ生まれていませんでしたが、子供の頃は地元に住んでおりました関係で、何度か行ったことがあります。今思い出しても、十分に「リゾート」として楽しめる完成度だったし、本当に日本にいるとは思えないような、いろんな工夫が楽しかったのを覚えています。


あの夢の世界が、炭坑街の起死回生策だったというコトを知ったのは、映画「フラガール」が公開されたときだったんですが(^ ^;ゞ
ごく普通に、湯本温泉のお湯をうまいこと演出したもんだな、くらいに思っていたので、本当に吃驚しました。


あの奇跡を、もう一度!
柳の下に同じどじょうはいなくても、きっとその一族が待ってるはず!
だから。くじけないで、諦めないで。
震災による被災地、そして、原子力発電所による風評被害からの回復を、祈っています。



常磐炭鉱自体は、「常磐」という言葉が表わすとおり、常陸から磐城にかけて、つまり茨城県北東部から福島県浜通りにかけて広く存在した炭鉱ですが、産出量は多いものの硫黄分が多くてあまり質が良いとはいえず、オイルショック後の石炭が再評価された時代にももはや炭田としては振り向かれることはなかった…そうです。
逆に、そんな炭田だったからこそ、すんなりと観光に軸足を替えられたのかもしれませんが(^ ^)。

世界を変えた「エネルギー革命」にも負けなかった常磐の、そのエネルギーを信じて。
心からのエールを送ります。



つかこうへい様

  心より、ご冥福をお祈り申し上げます。





いよいよ具合が良くないらしい、という噂も耳にしてはいましたが、心のどこかでまさか、と思っていたようで、衝撃が収まりません。

対馬海峡で散骨を、というご遺言も、いかにも故郷を離れて芸術に生きた人らしい気概を感じます。


昭和の演劇界を引っ張ってきた、巨匠たちの一人。
とはいえ、まだたったの62歳!!こんなにお若かったのか……と、驚きました。
戦後生まれなんですね。井上さんが75歳だったんだから、一回り以上も違うのか(@ @)。
言われてみれば、髪も黒々として、まだまだ現役!って感じですよね。「飛龍伝」のプログラムの写真だって同じ顔で写ってたはずなんですけど、見てないんだなあ、私って。




私が初めて観たつか作品は、「広島に原爆を落とす日」だった、と思います。
あの衝撃は結構大きくて。その後しばらく、つか作品が上演されれば必ず観る、という日々が続きましたね。

つか作品に共通のキーワードは、「痛み」。
心の傷をすべてさらけ出して、剥き出し心がぶつかりあって、余計に大きな傷を生む。
相手の心を知ろうともせず、ただ自分の心を、過去を、傷を、汚濁を、惜しみなくさらけ出して。

それでも、傷つけ合うことでしか関係性を確認できない、心弱き男たちと、女たち。



つか作品に関しては、「好き」とか「嫌い」とかを超えるものがあったような気がします。
楽しいからもっと観たい、じゃなくて、もう義務というか…(汗)、観たら絶対痛いし辛いに決まっているんだけど、でも観なくてはならない、という感じでした。

まあ、あの痛み、心をキリキリと突かれるようなあの痛みが、限りなく快感に近いものであったことは、否定しませんが(あっ言っちゃった)。







病床でも新作(「新・蒲田行進曲」)を執筆されていたようですが、その作品はいつか上演される日がくるのでしょうか。
今のところ、北区つかこうへい劇団は「今後の予定はすべて未定」とされていますが、、、脚本の完成度にもよるんでしょうけど、もしある程度の形ができているなら、いつか是非上演してほしい!と祈る思いです。

しかし、基本的に『口立て』で知られた方なのに、稽古場に行けるかどうかもわからない、俳優たちと対面できるかどうかさえ分からない状態での執筆、さぞもどかしかったことでしょう。
満足のいく作品になっていればいいのですが。




そういえば、直近でのつか作品の上演予定は、シアターコクーンの「広島に原爆を落とす日」……だけ、かな?これから追悼公演の企画もいろいろ立ち上がってくるでしょうけれども、現時点では他には無いですよね…?

あ、もちろん、「蒲田行進曲」を原作とした「銀ちゃんの恋」がありますけど(^ ^;ゞ




このタイミングで「銀ちゃんの恋」が再演されるのも運命、というか。
プレッシャーも大きいかと思いますが、祐飛さんもすみ花ちゃんも、石田さんも、つかさんの思いをしっかと受け止めて、前よりもさらに良い舞台にしてくれるだろう、と信じています。

宙から見守ってくださるであろう、つかさんの為にも。





そして、最後に。
みなこちゃん、、、(T T)。


あなたの悲しみを心から悼みつつ、
宝塚最後の日まで、どうぞ後悔のないように、と、

……祈っています。





昨日はバタバタしていて、全くニュースに触れていませんでした。
今朝、会社で新聞をチェックしていて、1日遅れのこの記事に気づきました。


7月に上演を予定していた「木の上の軍隊の執筆を延期する、との発表があったのが、たしか金曜日でしたよね?私がその記事を読んだのが土曜日(10日)の朝でした。もちろん、何の予感もなく
「『遅筆堂』とまで呼ばれた井上さんの脚本が遅れるなんていつものことなのに、今回は珍しく事前に発表するのねぇ」
程度の印象だったのですが。

……私があの記事を読んだときには、もう…………↓(T T)↓



三谷さんのコメントなどを読んでいると、しみじみ「巨匠」だったんだなあ、と思いますね。
「この素材を、井上さんならどう料理したか」ではなく、「どう書かないかを考えた」というコメントが秀逸で、このコメントが象徴する「井上ひさし」という存在の巨大さに心が震えます。

そして、宮部みゆきさんのコメントの切ないこと。
「自分が委員になってからも、委員の中に井上さんがいたから安心でした。まだまだ私は子供でいたかったのに、寂しいです」
……おもわず眼がうるみました。

井上さんって、その世界ではそういう存在だったんですね。
作品を通してしか存じ上げない方ですが(←当然です)、もっともっと、いろんな作品を観ておきたかったな、と思います。こまつ座の作品はかなり観ているつもりでしたが、あらためて著作リストを見てみると、タイトルは知っているけど観ていない作品が結構多くて、凹みました。
こまつ座って、作品ごとの上演期間があまり長くないので、ちょっと油断しているとすぐ終わっちゃうんですよね。「またすぐ次があるし」とか思ってしまうし。……次はないこともある、ってことを、忘れちゃいけないな、と思いました。


井上さん、たくさんの素敵な作品をありがとうございました。
「紙屋町さくらホテル」とか、「太鼓叩いて笛吹いて」など、何度でも観たい作品がたくさんあるので、こまつ座さんにはこれからももっともっと頑張ってほしいと思います。
7月に再演される「黙阿弥オペラ」もとても好きな作品なので、絶対チケット取ります!!




それにしても。
ネットで検索してみて、最初に出たのが「ひょっこりひょうたん島の脚本家」という称号であったことに吃驚しました。知らなかったー!!「ひょっこりひょうたん島」って、井上さんだったのか!
「ブンとフン」は知っていたんだけどなあ(↓)



………衝撃。

心より、ご冥福をお祈り申し上げます。




彼女の現役時代は、宝塚を観ていませんでした。
今、時折CSで流れる「あの時代」の花組ショーを観るたびに、どうして私はこの頃に観ていなかったんだろう……と悔やみます。

外部の舞台はいくつも観ています。最初は「蜘蛛女のキス」日本初演だったかな?「レ・ミゼラブル」のテナルディエ夫人が先かな?現役時代のことは全然知らなかったので、芝居(と歌)の人だと思っていました。
本領はダンスだと知ってから、ライフワークのようにやっていらっしゃったタンゴのコンサートに何回か行って、すごく感動しました。ストレートプレイからミュージカルに入った猫にとって、宝塚を観にいってもメインはあくまでお芝居で、ショーは「おまけ」みたいなものだったんですよね。ダンスの良し悪しとかよく判らなかったし(←今でも良く判っているとは言い難い)。それが、なつめさんのダンスコンサートを観て、ショーの面白さに目覚めた。

ああ、彼女の現役時代を生で観ていたら、どうなっていたんだろうか……。祐飛さんに落ちることもなく、今頃平安に暮らしていたのかしら(←え?)


「スーザンを探して」の休演が発表されたとき、こんな大事だとは思っていませんでした。
まだお若いのに。
まだまだ踊っていただきたかったのに。




もう二年も前のことになってしまいましたが。
「Dancin’ Crayzy」が実現したことは、とても幸運なことだったんだな、と、今あらためて思います。
当時を知っていたファンの皆様には、本当に幸せな時間だったことでしょう。

そして、出演されていたご本人たちにとっても。




宝塚における「舞神」であった大浦みずき。
貴女の姿を観ることができないことはとても残念ですが、
これからも、どうぞ、たくさんの舞台を、高いところから見守っていてくださいね。



心よりお悔やみを申し上げます。



中島梓さん=栗本薫さんとして、いったい何冊の本を書かれたのか、誰か数えた方はいらっしゃるのでしょうか?
56年と言う、今の時代に決して長いとは言えない一生の間に、いったい何人分のエネルギーを費やされたのか。本だけではなく、ネットでも精力的に活動して巨大コミュニティを運営し、舞台脚本を何本も書き、演出もし、音楽も創り…

二つのペンネームを駆使して次から次と本を出し、さらにネットにも、毎日毎日大量の文字をアップされていた、偉大なるクリエーター。



練りに練ったものではなく、ただ身体の裡からあふれ出してくる“何か”を、叩きつけるように形に成していく彼女のクリエートは、時として粗が多く不完全なものに見えたこともありました。そんなこともあって、ここ数年はあまり読んでいなかったというのが正直なところです。

だけど。
あれだけのパワーとエネルギーを持つクリエーターは、しばらく現れることはないかもしれない、と思うと、とても寂しくなります。

何度も癌の手術をして、闘病記も書いていた。なのに、私は彼女がこんなに早く儚くなるとは夢にも思っていなかったみたいで。
還暦、いえ米寿も過ぎてからになるかもしれないけど、今まで勝手気ままに溢れ出てきて彼女を煽りつづけた“才能”が落ち着いて、彼女の感性がじっくりと物語に向かい合う時間をが来る日を、ただひたすらに待っていたような気がします。


有り余る“創造”のエネルギーが、彼女の生命を削っていたことは、今にして思えば明白なのに。





私が一番最初に読んだ彼女の作品は、たぶん「やさしい密室」だと思います。図書館で、本棚の隅から隅まで片っ端から読んでいた時代なので、順番はあまりよく覚えていませんが……
その頃出ていた本を片っ端から読んで、嵌ったのが「心中天浦島」でした。「グイン・サーガ」も「ぼくらの時代」や「猫目石」などの推理小説も好きでしたけど、やっぱり彼女は、初期のSF短編に秀逸なものが多いと思います。「心中天浦島」所収の「遥かな草原に…」も印象的でしたし、「レダ」も好きだった(*^ ^*)。



「心中天浦島」については、後年「さらしなにっき」所収の「ウラシマの帰還」と、それに関する後書きの著者コメントを読んで哀しい思いをしたりもしましたが……(T T)。でもそれも、ある意味“良い思い出”だったりします。作品は、発表された瞬間に作者の手を離れて読み手のものになるんだな、と納得したりして。
自分が創った物語世界に執着しない栗本薫は、やはり巨匠たる器だったってことなのだろうな、と、今では思います。(自分はなかなかそんなふうに思い切れない…)




話がちょっと飛びますが。

先日、シアター1010で、「The Game Of Love ~恋のたわむれ~」を観劇してまいりました。


ミュージカル俳優の岡幸二郎さんが主演格(友人役の今井清隆さんとW主演みたいな感じでしたが…)で、5人の“美女”(寿ひずる、彩輝なお、紫城るい、菊池美香、小笠原一葉)たちとの“恋のゲーム”の思い出をたどる…みたいな作品。
作品としても大変よく出来た実に面白いミュージカルで、キャストも皆嵌り役で、こんな短期間の公演だったことが悔やまれてならない…という思ったのですが(涙)。


ちょうど日記で感想を書こう!と思った日に、直接は全然関係ないんですけど、観劇したときには思いもよらなかったニュースが飛び込んできたことに驚きました(T T)

岡さんと中島さんの間には、(私にとっては)浅からぬ縁があるので。

……岡幸二郎さん、といえば、まずは「レ・ミゼラブル」のアンジョルラス!という方が今でも多いかと思うのですが。
猫にとって、アンジョルラスの次に来たのが、ミュージカル「グイン・サーガ ~炎の群像~」のイシュトヴァーン、でした。中島梓作・演出のこの作品は、、、ご存知ない方も多いんでしょうねぇ…。今にして思えば結構豪華キャストだったんですが。

作曲もほとんど中島さんご自身がなさってて、イシュトヴァーンのソロナンバー「消えた蜃気楼」は本当に本当に本当~~~っ!!に!!素晴らしい名曲でした。
歌った岡さんの才能ももちろんですけれども、本職ではないはずの中島さんのメロディラインが本当に美しくて、役にも役者にもぴったり合っていて……本当に才能のある人なんだなあ、としみじみ感動したんですよね。

そんなご縁もあって、私は岡さんを見るたびに私はイシュトヴァーンを思い出すので、このタイミングでのニュースに、とても驚いたのでした…。


#宝塚ファン的に、ミュージカル「グイン・サーガ」について「ナリス様は紫苑ゆう様しかないって作者自ら書いてたくせにっ!!」と怒りの対象だった、ってのは本当でしょうか?
あ、ちなみに、朝香じゅんさんのアムネリスがとても綺麗で素敵でした(*^ ^*)♪

#中島さんからは逸れますが、アンジョルラス、イシュトヴァーンと来て、猫の思う岡幸二郎ベスト3の3つ目は、「真説・カサブランカ」だったりします。……どなたにもわからない話ですみません(汗)。






一人の偉大なクリエーターの死去を悼み、完結していないシリーズたちの今後に心を痛めつつ、
ただただ昔の本を引っ張り出しながら、ご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

たくさんの素敵な物語たちを世に送り出してくれて、本当にありがとうございましたm(_ _)m



WHOが警戒水準をフェーズ5へひきあげた、とのニュースが流れています。

関係者各位の努力に心から感謝するとともに、現在闘病中の方々の、一日も早い快復をお祈り申し上げます。




私の勤めている会社では、これから始まるゴールデンウィークでのプライベートでの海外旅行は自粛するように、という指示も出ました。

そして、さっき友人から届いたメール。

>(帰りに)ドラッグ(ストアに)よったけど、マスク品切れだったよ(泣)


……情報化社会ですねぇ。

フェーズ5という指針が出れば、すべてのメディアがそれを伝えて、一般庶民にきちんとその情報が届く。
昔のように回覧板とかで何日もかけて回すんじゃなくて、いろんなルートでダイレクトに情報が拡がっていく。

単なる群体的な多細胞生物ではなく、中枢とコントロール器官をそなえた高等動物のような、進化した社会。
日本だけではなく、国際社会全体が情報を交換しあって生存の道を探っている。



しっかし、4月も終わりになってマスクが品切れする事態とは。
高度に情報化されればされるほど、パニックにもなりやすい、というのは定説ではありますが。
メディアを介した先鋭的なニュースに流されることなく、大元の情報を自分で取りにいける(この場合ならWHOのサイトを見るとか)ことが、情報化社会の強みなんですよねぇ。

…めんどうだから、ついYAHOOニュースとかチェックしてすませてしまいがちですけれども(^ ^;ゞ




まぁ、私はゴールデンウィークに遠出する予定を何一つ入れていない負け組なので(汗)、
とりあえず、冬の間に買い貯めたマスク(←単に、風邪をひくたびに前回の残りを探すのが面倒で新しい6枚いりのマスクを買っていただけ)を大事にしつつ、今を乗り切りたいと思います。




公演も中盤に向かう、宙組大劇場公演。
明日、初日の幕をあげる、雪組東宝劇場公演。
2日に初日を迎える、花組全国ツアー公演。
そして、8日に初日を迎える、花組バウホール公演。

それぞれに、
卒業を迎える人がいたり、
組替えしてきて初めてその組の舞台にたつ人がいたり、
この公演を最後に組替えする人がいたり……

誰かにとって、そして、出演するすべてのひとにとって、いいえ、観る人すべてにとっても、一期一会の大切な舞台。



この騒ぎが大事にならず、舞台を最後までまっとうできますことを祈りつつ。





5月2日は、さっそく市川の人ごみに紛れる予定の私ですが。
……マスクはしていきましょうね、みなさん(- -)。