蒲田行進曲を愛したタカラヅカ
2008年10月8日 宝塚(花) コメント (8)ドラマシティ公演「銀ちゃんの恋」。
…個人的なことですが。
「ねこの手も借りたい」ということわざどおり、借りられっぱなしの猫は、会社から“直行直帰”のドラマシティ遠征でございました。夜行バスで戻ってそのまま出社して、銀ちゃんに貰ったパワーで完徹の夜をなんとか乗り切り、昨日久しぶりに家に帰ったのですが。
おそろしいことに、
……窓が開けっ放しでした(汗)。
いやー、仕事が忙しいときって何をするかわかりませんねー。
あまりに忙しくてろくに掃除もしていないため、何か無くなったものがあるのかどうかさえわからない(爆)という、悲惨な状況で。ぼろ雑巾のように疲れ切って、やっとの思いで帰ったというのに、家に着いたら余計に疲れてしまった、というエピソードでした。
世の中は期初。忙しい方は他にも多いかと思いますが、書きたいことが多すぎて頭が沸騰しそうな「銀ちゃんの恋」の更新がこんなに遅れたのは、そういう切羽詰った状況だったからなのです…と、自分に言い訳してみたりして(汗)。
さて。
「銀ちゃんの恋」。
ずっとずっと、再演を待っていました。
ビデオでしか観たことがないのですが、(汐風)幸ちゃんのヤスが好きで、好きで、大好きすぎて、どれだけ「ナマで観たかった!」と悔やんだことか。
卒業してもいいじゃないか!「心中・恋の大和路」みたいにOG公演してくれ!と、どれほど祈ったことか。
まさか。
まさか、祐飛さんの銀ちゃんなんて、想像したこともなかったけれども。
でも。
再演のくせに、宛書としか思えない祐飛さんの銀ちゃん。
ご本人はどう思っているんだろう?と勘繰りたくなるほどの、“いくらなんでもそれはあんまりじゃないの?”的な宛書っぷり。「あれって祐飛さんへの宛書っつーか嫌味だよね?石田さんって…」と思った台詞のアレもコレも、みーんな初演から変わってなかったと解ったときの、衝撃。
最近、一部で流行っている言葉を使わせていただくならば。
再演は再演であって、初演の再現なんて出来るわけがない。
なのに。
再演のくせに、祐飛さんの銀ちゃんは、ふつーに宛書だった……
初演の「銀ちゃんの恋」は、『異色作』でした。
まず、時代が違います。12年前、「デイジーはタカラヅカのヒロインらしくない」という理由で「華麗なるギャツビー」が却下され続けた時代から、それほどたっていない頃。
「蒲田行進曲をタカラヅカで?気でも違ったのか?」と言われたことでしょう、きっと。
「愛」を根本テーマとするタカラヅカと、対極にある世界観。
メインとなる3人が、許しあい、認め合うことのない世界。
小夏の愛に依存して生きてきた銀ちゃんは、小夏が自分の人生を歩き始めることを許さない。
ヤスの憧憬に依存して“スターとしての自分”を創りあげた銀ちゃんは、ヤスが成長して「親離れ」していくことに耐えられずに、壊れてしまう。
銀ちゃんという“突出した存在”に依存していた小夏とヤスは、銀ちゃんを喪ったお互いの心の隙間を、闇を、舐めあうことはできても埋めることができない。
だけど。
石田さんは、「タカラヅカ」で「つか」をやりたかった。
そこに久世がいたから、
汐風がいたから、
風花がいたから。
…私は、意外と石田ファンの自覚があるんですけれども。
彼には狂気があると思うんですよね。「これをやらずにはいられない!」という、宛書の欲に勝てない狂気が。
そこに絵麻緒がいたから、「谷崎」をやらずにはいられなかったように。
谷崎の「春琴抄(殉情)」は、まだ比較的『「愛」に近い「執着」』をテーマにしているから入りやすかったはずですが、それでも、石田さんは彼らの「愛」を説明する“先生”を出す、という卑怯な技を駆使して、かろうじて「タカラヅカ」の中に片足残して作品を構築していました。
なのに。
つかの「蒲田行進曲」は、そもそもテーマが「依存」です。
「執着」でさえない。
ヤスが「銀ちゃんが殴ってくれない」ことを哀しむのは、彼が痛みに快感を感じるからではない。なのにそれを、「なぜ殴ってくれないんですか」という言い方しかできないところに、銀ちゃんとヤスの関係の歪み、依存による関係のひずみがあるわけです。
それが「執着」だったら、それを銀ちゃんに言うことも出来ないはずなのだから。
それだけ、銀ちゃんには自分の思い通りになる「ヤス」という存在が必要であり、ヤスには「銀ちゃんに必要とされている」という実感が必要なのだ、と。
それは、タカラヅカでは絶対にあり得ない関係だし、そもそも、誰の心にも「愛」の無い人間関係を、なぜタカラヅカでやらなくてはならないのか、というのは自然な疑問だと思うのです。
それでも石田さんは、久世と汐風と風花が揃った月組で、「つか」をやらずにはいられなかった。
……「タカラヅカ」なのに。
だからそれは、完全に「タカラヅカ」の枠を外れた『異色作』にならざるをえなかった。
石田さんは、結構根本的なところに手をいれていて、銀ちゃんが最後には役者としてのヤスを認め、彼の成長を見届ける方向に変わっていたり、小夏の気持ちをかなり“愛”に近いものに変えていましたけれども。
それが“愛”だと割り切ってしまったら、「つかこうへい」をやる意味がないわけで。
難しいバランスを、よく守りきったと思います。石田さんも、当時の月組メンバーも。
なのに。
12年たって、今度は「そこに大空祐飛と華形ひかると野々すみ花が揃った」から、「銀ちゃんの恋」を再演する、と決めたとき。
「銀ちゃんの恋」は、「タカラヅカ」になっていた!!
台詞は同じです。
場面もほとんど同じ。
なのに。
銀ちゃんが、ヤスの成長を許している。自分を超えていくことを望んでいる。
銀ちゃんが、ヤスを愛している。
むしろ、ヤスの銀ちゃんへ向かう気持ちが薄れたような気が、しました。
初演はビデオでしか観ていないので、そのせいかもしれませんし、
ヤスと銀ちゃんが、ひたすら互いだけを見詰め合うのはではなく、二人が同じ方向=“いい映画”を夢見ているのだ、ということが、初演以上に強く感じられたせいかもしれません。
あと、印象として強いのが、
ヤスが初演より可愛くなって、でも、「その気になれば、それなりのところに就職だって出来たんだ」という台詞が、負け惜しみではなく事実として納得できる現実感があったこと。
その扉を、「映画で夢を創ることを選んだんだ」と、誇らしげに言うヤスが、すごく格好かった!
幸ちゃんは役者馬鹿すぎて、そんな風には見えなかったのに…(同じ台詞があったかどうかは覚えていないのですが)
……「異色作」だから、「タカラヅカ」だから、どっちが上だ下だどうだと言うつもりはありません。
初演は、「タカラヅカでよくこれを上演した」という衝撃があったのでしょうし、
再演は、「よくこれをタカラヅカにした!」という驚愕がありました。
というか。
初演が「タカラヅカが恋をした蒲田行進曲」の話だとしたら、
再演は「蒲田行進曲を愛したタカラヅカ」の物語だった。
そういう、違う物語だったから。
共通しているのは、「夢」かな。
ヤスの観る夢は、銀ちゃん。
銀ちゃんが主役で格好良くキメてくれる映画を、彼は作りたいのだ。
それを観れば、すべてのひとが幸せになれると信じているのだ。
銀ちゃんにはそれだけのパワーがある、と、信じきって、疑わない。
それだけのプレッシャーを、その広い(ちっちゃくない)肩に載せて。
銀ちゃんは今日も行く。
心のあらゆるところに傷を受け、どくどくと血を流しながらも、
ただただ、世界のすべてを愛している。
それがスターというもので、
銀幕のスターも、タカラヅカのスターも、ファンの夢を背負っていることは同じなのだ、と、
……そういう話だったのか、と。
ヤスが、自分を超えていく。
やれるもんならやってみろ、という敵愾心と、
今まで自分を無条件に認めてくれた唯一の瞳を、喪う恐怖と、
そして、大事な身近な人の成長と成功を喜ぶ、素直な気持ち。
銀ちゃんの中の、そういった感情が渦を巻く、二幕。
二幕はもともとヤスが主役の物語なのですが、それでも、ヤスの視線の先にある「銀ちゃん」という存在は常に舞台の上にあって。
「銀ちゃん」から目を逸らそうとするヤス。
それを許さない、小夏の存在と、
ヤスが逃げても、背を向けても、ただ愛してあげられる、銀ちゃん。
銀ちゃんがヤスに向ける感情が、愛なのだと。
彼の成長を喜ぶ気持ち、それが、無償の愛なのだ、と。
それが、「蒲田行進曲」が「タカラヅカ」になった証なのだ、と。
めお(真野すがた)ちゃんの橘が、ものすごく格好良くて“いい男”だった!
銀ちゃんに対抗できる、たった一人のスター!!という存在感が、いかにもそれらしくて、本当にこの人も宛書みたいにぴったりはまっていました。素晴らしかったです。
この役は、数年前のつか演出の舞台版では「中村屋」という“伝統ある梨園の御曹司”というスターとして描かれていた役で、彼が下積みから這い上がってきた“成り上がり”のスター・銀ちゃんを馬鹿にする、という設定まで追加されていて、すごくいい役だったのですが、
今回の橘は、「銀ちゃんと同期のライバル」で、性格の悪さはたいして変わらない(^ ^)ながら、ちょっと泥臭い熱さ・激しさを売りにする銀ちゃんに対して、『スマートな格好良さ』を売りにしているという設定が、なんだか本当にリアルな感じで。
みつるくんのヤス、めおちゃんの橘というのは、観る前からそれしかないだろう!と思ってはいましたが、やっぱりそれしかなかったか!という感じでした(はぁと)
きらりん(華耀きらり)の朋子は、もうコレ以上のものは無いと思ったほど可愛かった!
……あのぉ。背負っているリュックが、猿のバージョンと熊のバージョンがあったんですけど、あれは衣装なんでしょうか。それとも私物なんでしょうか。私の箪笥で眠っている白兎のリュックとか、三毛猫のリュックとかを差し入れしたら、使っていただけるのでしょうか……(夢)
そして、(初姫)さあや。
最初から最後まで、さあやが出てくるたびにそっちを観てしまって、困りまくりました。
もう本当に、なんとかしてほしいほど素敵でした。銀ちゃんさえ目に入らないほど、さあやに釘付け。カラオケバー「ししとう」は本当に何をするかわからなくて目が離せません。
今回の公演は、「美少女」モードの場面はほとんどなくて、終始「美人秘書」モード全開で、大変なことになってました。いやもう、ちょっと長めのボブが死ぬほど似合う。美人すぎるくらい美人なのに、リアルで違和感がない。
そしてとどめが、一幕後半の人吉での盆踊りの歌手でしょうね。ここだけ美少女バージョンですが、おぼこい田舎娘のナチュラルな魅力全開で、真顔で見惚れてました…。下ではみんな色っぽく踊っているのになーーーーーっ(T T)。
そして、通し役のついていない下級生たちの中で、今回ちょっと目を惹いたのがアーサー(煌雅あさひ)と輝良まさとくんのコンビ。背も持ち味も雰囲気も、そんなに合っているとは思えない二人ですが、コレだけコンビ扱いされてずーっと二人で並んでいるのを観ていると、だんだんお似合いに見えてくるから怖いです。
二人とも以前から気になる下級生ではあったのですが、輝良くんは美貌に磨きがかかったような気がしました。すましていると、月組の遼河はるひさんにちょっと似てる?…見た目だけですけどね。中身は濃いです。花組男役ですから。
アーサーは声が好きなので、歌がなかったのが残念なのですが、なんだか今回めちゃくちゃ素敵でした。一番印象的だったのは、小夏と銀ちゃんの出会いを描いた「任侠一代」の場面の、“舎弟”役かな。時代物でよく見かける衣装ですが、よく似合っていて、一癖も二癖もあるヤクザものの色気がありました。……「白い朝」とか、いつか見てみたいかも。
紫陽レネさんは、橘のマネージャーがとっても素敵でした。保険屋も良かったけど(^ ^;)。
真瀬(はるか)くんは本当に芝居が巧いなぁ…。ラストの殺陣師なんて、どこの上級生かと思いましたよ!!こういう人に、ちゃんとした役がつく宝塚であってほしいと思います。
通し役がついている上級生たちも、本当に良くがんばってました。
銀ちゃんの子分たちも、橘の子分たちも、スタッフ陣も、女の子たちも、みんなみんな。
まだ初日があけたばかりで、周りを見れていない人もたくさん居ましたけれども、一人ひとりが「今の自分」の精一杯を出して、出し切って、緊張感とプレッシャーを楽しんでいたのが印象的です。
一回一回、公演のたびに。
観ている私にも、(たぶん)演じている彼らにも、新しい発見があり、新鮮な驚きがあった公演。
初日からもうすぐ一週間。ちょうど公演も中日を迎えようという今、芝居がどれだけ進化しているか、気になって気になってなりません。
異色作だけど、タカラヅカ。
タカラヅカの枠の中にしっかりと納まった、異色作。
“タカラヅカ”の懐の広さ、
“タカラヅカが描く世界”の、奥行きの深さ。
「ソロモンの指輪」から「銀ちゃんの恋」まで、
私は、すべてのタカラヅカを愛している。
「銀ちゃんの恋」がスタンダードになることはないだろうし、
そもそも、そんな「タカラヅカ」に興味は無いけれども、
いつまでも、「銀ちゃんの恋」を受け止められる「タカラヅカ」であってほしい、と、
切に、そう祈っています。
.
…個人的なことですが。
「ねこの手も借りたい」ということわざどおり、借りられっぱなしの猫は、会社から“直行直帰”のドラマシティ遠征でございました。夜行バスで戻ってそのまま出社して、銀ちゃんに貰ったパワーで完徹の夜をなんとか乗り切り、昨日久しぶりに家に帰ったのですが。
おそろしいことに、
……窓が開けっ放しでした(汗)。
いやー、仕事が忙しいときって何をするかわかりませんねー。
あまりに忙しくてろくに掃除もしていないため、何か無くなったものがあるのかどうかさえわからない(爆)という、悲惨な状況で。ぼろ雑巾のように疲れ切って、やっとの思いで帰ったというのに、家に着いたら余計に疲れてしまった、というエピソードでした。
世の中は期初。忙しい方は他にも多いかと思いますが、書きたいことが多すぎて頭が沸騰しそうな「銀ちゃんの恋」の更新がこんなに遅れたのは、そういう切羽詰った状況だったからなのです…と、自分に言い訳してみたりして(汗)。
さて。
「銀ちゃんの恋」。
ずっとずっと、再演を待っていました。
ビデオでしか観たことがないのですが、(汐風)幸ちゃんのヤスが好きで、好きで、大好きすぎて、どれだけ「ナマで観たかった!」と悔やんだことか。
卒業してもいいじゃないか!「心中・恋の大和路」みたいにOG公演してくれ!と、どれほど祈ったことか。
まさか。
まさか、祐飛さんの銀ちゃんなんて、想像したこともなかったけれども。
でも。
再演のくせに、宛書としか思えない祐飛さんの銀ちゃん。
ご本人はどう思っているんだろう?と勘繰りたくなるほどの、“いくらなんでもそれはあんまりじゃないの?”的な宛書っぷり。「あれって祐飛さんへの宛書っつーか嫌味だよね?石田さんって…」と思った台詞のアレもコレも、みーんな初演から変わってなかったと解ったときの、衝撃。
最近、一部で流行っている言葉を使わせていただくならば。
再演は再演であって、初演の再現なんて出来るわけがない。
なのに。
再演のくせに、祐飛さんの銀ちゃんは、ふつーに宛書だった……
初演の「銀ちゃんの恋」は、『異色作』でした。
まず、時代が違います。12年前、「デイジーはタカラヅカのヒロインらしくない」という理由で「華麗なるギャツビー」が却下され続けた時代から、それほどたっていない頃。
「蒲田行進曲をタカラヅカで?気でも違ったのか?」と言われたことでしょう、きっと。
「愛」を根本テーマとするタカラヅカと、対極にある世界観。
メインとなる3人が、許しあい、認め合うことのない世界。
小夏の愛に依存して生きてきた銀ちゃんは、小夏が自分の人生を歩き始めることを許さない。
ヤスの憧憬に依存して“スターとしての自分”を創りあげた銀ちゃんは、ヤスが成長して「親離れ」していくことに耐えられずに、壊れてしまう。
銀ちゃんという“突出した存在”に依存していた小夏とヤスは、銀ちゃんを喪ったお互いの心の隙間を、闇を、舐めあうことはできても埋めることができない。
だけど。
石田さんは、「タカラヅカ」で「つか」をやりたかった。
そこに久世がいたから、
汐風がいたから、
風花がいたから。
…私は、意外と石田ファンの自覚があるんですけれども。
彼には狂気があると思うんですよね。「これをやらずにはいられない!」という、宛書の欲に勝てない狂気が。
そこに絵麻緒がいたから、「谷崎」をやらずにはいられなかったように。
谷崎の「春琴抄(殉情)」は、まだ比較的『「愛」に近い「執着」』をテーマにしているから入りやすかったはずですが、それでも、石田さんは彼らの「愛」を説明する“先生”を出す、という卑怯な技を駆使して、かろうじて「タカラヅカ」の中に片足残して作品を構築していました。
なのに。
つかの「蒲田行進曲」は、そもそもテーマが「依存」です。
「執着」でさえない。
ヤスが「銀ちゃんが殴ってくれない」ことを哀しむのは、彼が痛みに快感を感じるからではない。なのにそれを、「なぜ殴ってくれないんですか」という言い方しかできないところに、銀ちゃんとヤスの関係の歪み、依存による関係のひずみがあるわけです。
それが「執着」だったら、それを銀ちゃんに言うことも出来ないはずなのだから。
それだけ、銀ちゃんには自分の思い通りになる「ヤス」という存在が必要であり、ヤスには「銀ちゃんに必要とされている」という実感が必要なのだ、と。
それは、タカラヅカでは絶対にあり得ない関係だし、そもそも、誰の心にも「愛」の無い人間関係を、なぜタカラヅカでやらなくてはならないのか、というのは自然な疑問だと思うのです。
それでも石田さんは、久世と汐風と風花が揃った月組で、「つか」をやらずにはいられなかった。
……「タカラヅカ」なのに。
だからそれは、完全に「タカラヅカ」の枠を外れた『異色作』にならざるをえなかった。
石田さんは、結構根本的なところに手をいれていて、銀ちゃんが最後には役者としてのヤスを認め、彼の成長を見届ける方向に変わっていたり、小夏の気持ちをかなり“愛”に近いものに変えていましたけれども。
それが“愛”だと割り切ってしまったら、「つかこうへい」をやる意味がないわけで。
難しいバランスを、よく守りきったと思います。石田さんも、当時の月組メンバーも。
なのに。
12年たって、今度は「そこに大空祐飛と華形ひかると野々すみ花が揃った」から、「銀ちゃんの恋」を再演する、と決めたとき。
「銀ちゃんの恋」は、「タカラヅカ」になっていた!!
台詞は同じです。
場面もほとんど同じ。
なのに。
銀ちゃんが、ヤスの成長を許している。自分を超えていくことを望んでいる。
銀ちゃんが、ヤスを愛している。
むしろ、ヤスの銀ちゃんへ向かう気持ちが薄れたような気が、しました。
初演はビデオでしか観ていないので、そのせいかもしれませんし、
ヤスと銀ちゃんが、ひたすら互いだけを見詰め合うのはではなく、二人が同じ方向=“いい映画”を夢見ているのだ、ということが、初演以上に強く感じられたせいかもしれません。
あと、印象として強いのが、
ヤスが初演より可愛くなって、でも、「その気になれば、それなりのところに就職だって出来たんだ」という台詞が、負け惜しみではなく事実として納得できる現実感があったこと。
その扉を、「映画で夢を創ることを選んだんだ」と、誇らしげに言うヤスが、すごく格好かった!
幸ちゃんは役者馬鹿すぎて、そんな風には見えなかったのに…(同じ台詞があったかどうかは覚えていないのですが)
……「異色作」だから、「タカラヅカ」だから、どっちが上だ下だどうだと言うつもりはありません。
初演は、「タカラヅカでよくこれを上演した」という衝撃があったのでしょうし、
再演は、「よくこれをタカラヅカにした!」という驚愕がありました。
というか。
初演が「タカラヅカが恋をした蒲田行進曲」の話だとしたら、
再演は「蒲田行進曲を愛したタカラヅカ」の物語だった。
そういう、違う物語だったから。
共通しているのは、「夢」かな。
ヤスの観る夢は、銀ちゃん。
銀ちゃんが主役で格好良くキメてくれる映画を、彼は作りたいのだ。
それを観れば、すべてのひとが幸せになれると信じているのだ。
銀ちゃんにはそれだけのパワーがある、と、信じきって、疑わない。
それだけのプレッシャーを、その広い(ちっちゃくない)肩に載せて。
銀ちゃんは今日も行く。
心のあらゆるところに傷を受け、どくどくと血を流しながらも、
ただただ、世界のすべてを愛している。
それがスターというもので、
銀幕のスターも、タカラヅカのスターも、ファンの夢を背負っていることは同じなのだ、と、
……そういう話だったのか、と。
ヤスが、自分を超えていく。
やれるもんならやってみろ、という敵愾心と、
今まで自分を無条件に認めてくれた唯一の瞳を、喪う恐怖と、
そして、大事な身近な人の成長と成功を喜ぶ、素直な気持ち。
銀ちゃんの中の、そういった感情が渦を巻く、二幕。
二幕はもともとヤスが主役の物語なのですが、それでも、ヤスの視線の先にある「銀ちゃん」という存在は常に舞台の上にあって。
「銀ちゃん」から目を逸らそうとするヤス。
それを許さない、小夏の存在と、
ヤスが逃げても、背を向けても、ただ愛してあげられる、銀ちゃん。
銀ちゃんがヤスに向ける感情が、愛なのだと。
彼の成長を喜ぶ気持ち、それが、無償の愛なのだ、と。
それが、「蒲田行進曲」が「タカラヅカ」になった証なのだ、と。
めお(真野すがた)ちゃんの橘が、ものすごく格好良くて“いい男”だった!
銀ちゃんに対抗できる、たった一人のスター!!という存在感が、いかにもそれらしくて、本当にこの人も宛書みたいにぴったりはまっていました。素晴らしかったです。
この役は、数年前のつか演出の舞台版では「中村屋」という“伝統ある梨園の御曹司”というスターとして描かれていた役で、彼が下積みから這い上がってきた“成り上がり”のスター・銀ちゃんを馬鹿にする、という設定まで追加されていて、すごくいい役だったのですが、
今回の橘は、「銀ちゃんと同期のライバル」で、性格の悪さはたいして変わらない(^ ^)ながら、ちょっと泥臭い熱さ・激しさを売りにする銀ちゃんに対して、『スマートな格好良さ』を売りにしているという設定が、なんだか本当にリアルな感じで。
みつるくんのヤス、めおちゃんの橘というのは、観る前からそれしかないだろう!と思ってはいましたが、やっぱりそれしかなかったか!という感じでした(はぁと)
きらりん(華耀きらり)の朋子は、もうコレ以上のものは無いと思ったほど可愛かった!
……あのぉ。背負っているリュックが、猿のバージョンと熊のバージョンがあったんですけど、あれは衣装なんでしょうか。それとも私物なんでしょうか。私の箪笥で眠っている白兎のリュックとか、三毛猫のリュックとかを差し入れしたら、使っていただけるのでしょうか……(夢)
そして、(初姫)さあや。
最初から最後まで、さあやが出てくるたびにそっちを観てしまって、困りまくりました。
もう本当に、なんとかしてほしいほど素敵でした。銀ちゃんさえ目に入らないほど、さあやに釘付け。カラオケバー「ししとう」は本当に何をするかわからなくて目が離せません。
今回の公演は、「美少女」モードの場面はほとんどなくて、終始「美人秘書」モード全開で、大変なことになってました。いやもう、ちょっと長めのボブが死ぬほど似合う。美人すぎるくらい美人なのに、リアルで違和感がない。
そしてとどめが、一幕後半の人吉での盆踊りの歌手でしょうね。ここだけ美少女バージョンですが、おぼこい田舎娘のナチュラルな魅力全開で、真顔で見惚れてました…。下ではみんな色っぽく踊っているのになーーーーーっ(T T)。
そして、通し役のついていない下級生たちの中で、今回ちょっと目を惹いたのがアーサー(煌雅あさひ)と輝良まさとくんのコンビ。背も持ち味も雰囲気も、そんなに合っているとは思えない二人ですが、コレだけコンビ扱いされてずーっと二人で並んでいるのを観ていると、だんだんお似合いに見えてくるから怖いです。
二人とも以前から気になる下級生ではあったのですが、輝良くんは美貌に磨きがかかったような気がしました。すましていると、月組の遼河はるひさんにちょっと似てる?…見た目だけですけどね。中身は濃いです。花組男役ですから。
アーサーは声が好きなので、歌がなかったのが残念なのですが、なんだか今回めちゃくちゃ素敵でした。一番印象的だったのは、小夏と銀ちゃんの出会いを描いた「任侠一代」の場面の、“舎弟”役かな。時代物でよく見かける衣装ですが、よく似合っていて、一癖も二癖もあるヤクザものの色気がありました。……「白い朝」とか、いつか見てみたいかも。
紫陽レネさんは、橘のマネージャーがとっても素敵でした。保険屋も良かったけど(^ ^;)。
真瀬(はるか)くんは本当に芝居が巧いなぁ…。ラストの殺陣師なんて、どこの上級生かと思いましたよ!!こういう人に、ちゃんとした役がつく宝塚であってほしいと思います。
通し役がついている上級生たちも、本当に良くがんばってました。
銀ちゃんの子分たちも、橘の子分たちも、スタッフ陣も、女の子たちも、みんなみんな。
まだ初日があけたばかりで、周りを見れていない人もたくさん居ましたけれども、一人ひとりが「今の自分」の精一杯を出して、出し切って、緊張感とプレッシャーを楽しんでいたのが印象的です。
一回一回、公演のたびに。
観ている私にも、(たぶん)演じている彼らにも、新しい発見があり、新鮮な驚きがあった公演。
初日からもうすぐ一週間。ちょうど公演も中日を迎えようという今、芝居がどれだけ進化しているか、気になって気になってなりません。
異色作だけど、タカラヅカ。
タカラヅカの枠の中にしっかりと納まった、異色作。
“タカラヅカ”の懐の広さ、
“タカラヅカが描く世界”の、奥行きの深さ。
「ソロモンの指輪」から「銀ちゃんの恋」まで、
私は、すべてのタカラヅカを愛している。
「銀ちゃんの恋」がスタンダードになることはないだろうし、
そもそも、そんな「タカラヅカ」に興味は無いけれども、
いつまでも、「銀ちゃんの恋」を受け止められる「タカラヅカ」であってほしい、と、
切に、そう祈っています。
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銀ちゃんが恋した蒲田行進曲
2008年10月5日 宝塚(花) コメント (4)梅田のシアター・ドラマシティにて、 宝塚花組公演「銀ちゃんの恋」を観劇いたしました!!
面白かった!
切なくて、痛くて、苦しくて、
涙が止まらなくて、
でも、サイコーに楽しかったですp(^^)q!!
ぜひぜひ、一度は観てみてくださーい!!…みんな(主に心配なのは、銀ちゃんとヤス)の声が、ちゃんと出るうちに(笑)
なによりもまず、「銀ちゃん」のかっこよさに、乾杯。
思わず、「銀ちゃんかっこいい〜〜っ!!」と叫ばずにはいられない、輝かしさ。
そして、「小夏」の柔らかな可愛いらしさと「ヤス」の優しさ。おままごとのような、微笑ましい夫婦ごっこ。
この作品において、「銀ちゃん」はタイトルロールですが、観客の視点はつねにヤスに、あるいは小夏にあります。
一貫して、ヤスから見た「銀ちゃん」、小夏から見た「銀ちゃん」が描かれる。その二つの像は、つねに微妙な距離をおいて重なり合い、共鳴しあいつつ、「銀ちゃん」の実像には触れようとしない。
そこに居るのは、あくまでも“虚像のスター”としての倉丘銀四郎であって、“実在の個人”ではない。
だからこそ。
宝塚としては、あまりにリアルすぎて観るのも辛いほどだった、二幕のヤスと小夏の場面が、
(野々)すみ花ちゃんとみつる(華形ひかる)くんの、“かわいらしくて優しい”持ち味によってさりげなくカバーされ、その中で語られる銀ちゃんの性格破綻ぶりまでが、オブラートに包まれて、ファンタジーに、なる。
嘘のない、タカラヅカという名のファンタジーに。
銀ちゃんのカリスマぶりと、眩しいほどのスターオーラ。
そんなものが祐飛さんにあるなんて、今の今まで知りませんでした。
どんなに酷いひとでも、それ故にこそ愛さずにはいられない。それが、スターというものなのだ、と、
思い知って。
橘のめおちゃんの、さりげないスターオーラ。
まりんさんを中心とした、スタッフたちの手堅さ。
大部屋の俳優たち、
女優たち。
何よりも、下級生たちまで実に楽しそうに、遣りたい放題遣らせてもらって、楽しそうに輝いているのが、とても嬉しかったです。
楽まで、あと、10日。
みなさん、よろしくお願いいたします!!m(__)m
面白かった!
切なくて、痛くて、苦しくて、
涙が止まらなくて、
でも、サイコーに楽しかったですp(^^)q!!
ぜひぜひ、一度は観てみてくださーい!!…みんな(主に心配なのは、銀ちゃんとヤス)の声が、ちゃんと出るうちに(笑)
なによりもまず、「銀ちゃん」のかっこよさに、乾杯。
思わず、「銀ちゃんかっこいい〜〜っ!!」と叫ばずにはいられない、輝かしさ。
そして、「小夏」の柔らかな可愛いらしさと「ヤス」の優しさ。おままごとのような、微笑ましい夫婦ごっこ。
この作品において、「銀ちゃん」はタイトルロールですが、観客の視点はつねにヤスに、あるいは小夏にあります。
一貫して、ヤスから見た「銀ちゃん」、小夏から見た「銀ちゃん」が描かれる。その二つの像は、つねに微妙な距離をおいて重なり合い、共鳴しあいつつ、「銀ちゃん」の実像には触れようとしない。
そこに居るのは、あくまでも“虚像のスター”としての倉丘銀四郎であって、“実在の個人”ではない。
だからこそ。
宝塚としては、あまりにリアルすぎて観るのも辛いほどだった、二幕のヤスと小夏の場面が、
(野々)すみ花ちゃんとみつる(華形ひかる)くんの、“かわいらしくて優しい”持ち味によってさりげなくカバーされ、その中で語られる銀ちゃんの性格破綻ぶりまでが、オブラートに包まれて、ファンタジーに、なる。
嘘のない、タカラヅカという名のファンタジーに。
銀ちゃんのカリスマぶりと、眩しいほどのスターオーラ。
そんなものが祐飛さんにあるなんて、今の今まで知りませんでした。
どんなに酷いひとでも、それ故にこそ愛さずにはいられない。それが、スターというものなのだ、と、
思い知って。
橘のめおちゃんの、さりげないスターオーラ。
まりんさんを中心とした、スタッフたちの手堅さ。
大部屋の俳優たち、
女優たち。
何よりも、下級生たちまで実に楽しそうに、遣りたい放題遣らせてもらって、楽しそうに輝いているのが、とても嬉しかったです。
楽まで、あと、10日。
みなさん、よろしくお願いいたします!!m(__)m
タカラヅカな蒲田行進曲
2008年10月3日 宝塚(花) コメント (2)今日はいよいよ、ドラマシティ「銀ちゃんの恋」の初日公開舞台稽古の幕があがります。
……がんばれ、銀ちゃん。
10年以上も、前。
宝塚ファンになったばかり、月組ファンになったばかりの私が、
ビデオで観ただけにも関わらず、目が溶けるんじゃないかと思ったほど号泣した「銀ちゃんの恋」。
つかこうへいが好きで、「蒲田行進曲」が好きで。
「蒲田行進曲」をタカラヅカに持ってきた石田昌也の心意気に、惚れこんだあの時。
久世さんの銀ちゃん、
風花舞ちゃんの小夏、
汐風幸さんのヤス、
樹里ちゃんの橘。
監督さんから朋子まで、本当に全員が嵌り役だった初演の「銀ちゃんの恋」。
あれで、
あのビデオで私は月組ファンになったのかもしれません。
祐飛さん。
「銀ちゃん」主演おめでとうございます。
長いこと私は、祐飛さんのヤスが観てみたいと思っていました。
ずっと、本当に長いこと。
でも今、ヤスでなく銀ちゃんをやる祐飛さんを観ることができる、この幸せ。
みつるくんのヤスに、「銀ちゃんかっこいいーーーー!」と、
演技でなく言わせてしまうような銀ちゃんになってくれることを祈っています。
そして、めおちゃんの橘に「ケッ!」と思われるような銀ちゃんでもあってほしい。
はじめっから、同じものを観たいなんて思ってません。
だって、今は2008年で、ここは花組なんだもの。
初演が、月組の、月組による、最高に月組らしい作品だったように、
今回の再演が、花組の、花組による、花組らしい公演になりますように。
つかこうへいの世界と、タカラヅカの世界が初めて交わった、12年前。
久世さんみたいな役者が出てくることは二度とないだろうと思っていたのに、
思いもよらず、こうして再演が叶い……
そうして再び、こうしてあいまみえる「つかこうへいとタカラヅカ」の狭間。
二度と来ることのできないであろう世界で、思いっきり愉しみたいと思っています。
久世さん、優子姫、幸ちゃん、樹里ちゃん、檀ちゃん、さおり(高翔みずき)さん………
初演の関係者がみーんな“うち揃って”観に来てくださらないかなあ★
そんなメンバーが客席にいたら、祐飛さん、どんな貌をするんでしょうか(笑)。
…ま、とりあえずは。
初日をご覧になるみなさま、どうぞ愉しんでくださいね♪
で、猫にちょっと感想を教えてください!
週末の遠征を、楽しみにしています!
……がんばれ、銀ちゃん。
10年以上も、前。
宝塚ファンになったばかり、月組ファンになったばかりの私が、
ビデオで観ただけにも関わらず、目が溶けるんじゃないかと思ったほど号泣した「銀ちゃんの恋」。
つかこうへいが好きで、「蒲田行進曲」が好きで。
「蒲田行進曲」をタカラヅカに持ってきた石田昌也の心意気に、惚れこんだあの時。
久世さんの銀ちゃん、
風花舞ちゃんの小夏、
汐風幸さんのヤス、
樹里ちゃんの橘。
監督さんから朋子まで、本当に全員が嵌り役だった初演の「銀ちゃんの恋」。
あれで、
あのビデオで私は月組ファンになったのかもしれません。
祐飛さん。
「銀ちゃん」主演おめでとうございます。
長いこと私は、祐飛さんのヤスが観てみたいと思っていました。
ずっと、本当に長いこと。
でも今、ヤスでなく銀ちゃんをやる祐飛さんを観ることができる、この幸せ。
みつるくんのヤスに、「銀ちゃんかっこいいーーーー!」と、
演技でなく言わせてしまうような銀ちゃんになってくれることを祈っています。
そして、めおちゃんの橘に「ケッ!」と思われるような銀ちゃんでもあってほしい。
はじめっから、同じものを観たいなんて思ってません。
だって、今は2008年で、ここは花組なんだもの。
初演が、月組の、月組による、最高に月組らしい作品だったように、
今回の再演が、花組の、花組による、花組らしい公演になりますように。
つかこうへいの世界と、タカラヅカの世界が初めて交わった、12年前。
久世さんみたいな役者が出てくることは二度とないだろうと思っていたのに、
思いもよらず、こうして再演が叶い……
そうして再び、こうしてあいまみえる「つかこうへいとタカラヅカ」の狭間。
二度と来ることのできないであろう世界で、思いっきり愉しみたいと思っています。
久世さん、優子姫、幸ちゃん、樹里ちゃん、檀ちゃん、さおり(高翔みずき)さん………
初演の関係者がみーんな“うち揃って”観に来てくださらないかなあ★
そんなメンバーが客席にいたら、祐飛さん、どんな貌をするんでしょうか(笑)。
…ま、とりあえずは。
初日をご覧になるみなさま、どうぞ愉しんでくださいね♪
で、猫にちょっと感想を教えてください!
週末の遠征を、楽しみにしています!
もうひとつのベルサイユ、もうひとつのレビュー
2008年9月24日 宝塚(花) コメント (3)花組全国ツアー公演「ベルサイユのばら アラン編/エンター・ザ・レビュー」を観てまいりました。
芝居はともかく(^ ^;ゞ、ショーは本当に名作なんだなあ、と素直に思いました。
大劇・東宝と博多を観ていますが、今回もとても良かった。もう一回観たいです。いやマジで。
お芝居だって、一見の価値有り!!ですよ(^ ^)。
まとぶんはキレイでかっこいいし、壮ちゃんはキャラに合っているし、みわっちのオスカルは、オスカル編じゃないのがもったいないくらい良かったし。
まっつの……(こほん)、革命の場面のまっつはとっても素敵でした(はぁと)。
今回、あらためて「ベルサイユのばら」スピンオフを観て、思ったこと。
…植田(紳)さんって、実は天才なのかも?
小池さんを潤色の天才というならば、
植田(紳)さんは、“売れるネタを見つける天才”なんじゃないか、と。
いや、“売れるハズのネタをツマラナクする天才”かもしれませんが(汗)。
もう少し立体的なイマジネーションのある脚本家と組むことさえできたならば、もっともっと素晴らしい名作を生み出せたんじゃないか、と。残念ながら、ご自身で脚本を書かれることに固執したばかりに、名作の親となる機会を逸してますよねー、絶対(^ ^;ゞ
なぜそんなことを思ったかというと。
いま、この2008年の春と秋に、「スカーレット・ピンパーネル」にぶつける形でベルばらのスピンオフを出してきたから、です。
「スカーレット・ピンパーネル」の原作は有名な小説ですが、「ベルサイユのばら」に慣れ親しんだ宝塚ファンにとっては、あまり慣れない設定(革命軍が敵役、とか)の作品。時代は、1792年のジャコバン派の政権奪取から少し後。
そこに、「ベルサイユのばら」のスピンオフを持ってくる。
ジェローデル、アラン、ベルナールロザリーという、オスカルを愛し、そして革命後まで生き延びた3人を主人公にして、
彼らがいかにオスカルを愛したか、
彼女の夢見た理想郷をいかに実現しようとしたのか(失敗しますけど)、
分裂し、混乱した「革命軍」に、純粋な理想の灯をどうやって取り戻させようとしたのか、
植田さんは、そういう物語を創りたかったのじゃないか、と思うのです。
そして、これに成功していれば、絶対に受けたはず。
でも。
実際には。
植田さんは、まず「彼らがいかにオスカルを愛したか」が描けなかった。
「オスカルがどんな人物か」が描けてないのに、彼女を愛する男を描けるわけがない。
そして、
「オスカルがどんな人物か」を描けていないから、彼女の理想がどんなものであったのかもわからない。言葉では説明されるけれども、説得力がなくて腑に落ちないんです。オスカル自身の言葉として語られていないから。
貴族であった彼女が、何のために衛兵隊に身を投じ、「国民の96%を占める」平民のために、敬愛する国王と王妃を裏切ったのか、が見えてこない。
だから、「オスカルの夢見た理想」が良くわからない。
でも。
ベルばらファンの私たちは、オスカルがどんな人物か、も、ジェローデルやアランがどんなふうにオスカルを愛したか、も良く知っているわけで。
その記憶と想像力で一から十までフォローしながら観ると、これはこれで面白いんですよ!
いや本当です。
ただし、
幽霊さえ出てこなければ、な。
アランが格好良くて、
アンドレがヘタレで、
オスカルが素敵で、
平民が意味不明ながらカッコよくて、
衛兵隊士がみんな可愛くて、
その家族がみんなみんなみんな超美形ぞろいで(面会に来るのにオーディションがあるんじゃないかと思った)、
寝る暇ないほど忙しい100分間でした(はぁと)。
そして。
「エンター・ザ・レビュー」は、正統派のパリ・レビューを堪能させてくれました。
リナちゃん再び、くらいに予想していたエトワールの、圧倒的な美しさと存在感に瞠目。
やっぱり全然違いますね。迫力が違う。
そして、えりたんのコメディアン(…博多のユミコさんも大概切なかったけど………無言)をはさんで、次の場面でのピエロの可愛らしさ!
変顔で降りてきて、女の子たちの胸触りまくり、いたずらしまくり……舞台前方をあっちこっちにちょっかい出しながら散々うろうろした末に、
センターで踊っている可愛いルイーズに一目惚れ。
動きがぴたっ、と止まって、
目と口があんぐりとあいて、
ルイーズの動きにつれて、顔ごと目がうごく。追っていく。
ハッと我に返って、さっき誰かにあげたバラの花を取り返し、「ルイーズ、どうぞ!」と呟きながらルイーズにバラを渡す練習をするピエロ。
可愛くて、可愛くて、可哀相で………
大好きです、まとぶんのピエロ。
ルイーズも可愛い!私はふーちゃんのルイーズがいまひとつ納得できなかったので、彩音ちゃんのルイーズは大満足です♪
落ち込んだピエロが悲しく立ち去ると、次は「エンター・ザ・レビュー」最大の見所、猛獣使い。
本公演の樹里ちゃんの猛獣使い&あすかの猛獣も、二人のスタイルの良さが際立って物凄い場面でしたし、
博多座の園加の猛獣使い&としこさんの猛獣は、二人で思う存分踊りまくりで、中でも園加が色気垂れ流しで、違った意味で物凄い場面でした。猛獣使い園加の舞台写真は即行で買いましたもんね、私。
しかし、今回は。
すみません、ごめんなさい、猛獣さんに食いつきすぎて、壮ちゃんを観る余裕がありませんでした。
ベルシャルマンAの一花ちゃんも本当に麗しかったんですが。
観る前は、華月由舞ちゃんと一花ちゃん、どっちを観るか迷っていたんですが。
冴月瑠那ちゃんのダルマも滅茶苦茶楽しみにしていたのですが。
……いきなり。
本当にいきなり、はるちゃん(天宮菜生)のネコ科な笑顔に落ちまして。
いやあ、あの人は本当に人間とは思えん。絶対野生のネコ科の生き物ですってば。
中詰めとか、キレイなドレスを着て、口をちゃんと閉じて踊っていると、ごく普通の、スタイルが良くて大柄な美人、というだけなんですけど。
ニコっと笑った瞬間に、ネコ科の生き物な自分を思い出す。
時には都会の闇に潜む野良猫になり、時にはサンルームでのびのびと昼寝をする三毛猫になるけれども。
とりあえず、分類するなら“食肉目 ネコ科”。ロケットで雛になっても、笑顔はやっぱりネコ科(笑)。
いやーーーー。
猛獣はるちゃんを観るためだけでもいいから、もう一回観たい!と思いました…。
というか。
うう、一花ちゃんも由舞ちゃんも瑠那ちゃんも、もう一回観たいよーーーーっ(涙)。
花組の下級生も、だいぶ覚えたつもりだったのですが。
ロケットは半分くらいしかわかりませんでしたねぇ(T T)。89期までなら、全ツメンバーは全員わかるんですが、90期以下はずいぶんあやしい。うーん、道は遠いわ…。
日高大地くんは、今回はちょろっと台詞をもらっていたんですが、相変わらず……(^ ^;ゞ。
もう、次回の新公である程度の役が付いてしまうのは確実っぽいので、ちょっと本気でがんばって貰いたい、と真顔で思ったりします。
ダンスがずば抜けているだけに、本当に惜しい。アフロの男は、本当にカッコよかった!
瑠那ちゃんはホントにキレイですよねー!ちょっと、月組の明日海りおくんに似ている時があって、一瞬吃驚するんですけど、私だけでしょうか。横顔が似てると思うのですが(正面顔は多分、瑠那ちゃんの方が細い)。意外と化粧が似ているのかしら?
(祐澄)しゅんさまと月央和沙さん、お芝居の衛兵隊士カルテットも、ショーの群舞も、いつも楽しそうで、観ていて幸せな気分になります。とみぃのほんわかな笑顔も大好きだし、まぁくんの若さの輝きも可愛いし、花組88期は面白いなあと思います。
願わくば、次の新公では扇&きらりんのコンビで……(←おいコラ)
ミッドナイトシティは、みほちゃんのための場面だったんだなあ、とあらためて思い、
新場面の「ウナモール」は、シャドーの男たちの衣装がまともで良かったな、とホッとし、
グランエスカリエ(「愛しかない時」)は、最初の女たちの群舞から小階段での男役群舞、4組デュエットと、流れるような場面転換が大好きで、また観れてすごく嬉しくて、
なによりも、まとぶんがすっかり「真ん中」の羽に馴染んで、楽しそうにそこに立っているのが嬉しくて。
……いいショーを観たな、と、気持ちよく帰ることができました。
まとぶん、えりたん、みんなありがとうございました!
10月17日の三重公演まで、怪我や病気のないように、無理をしないでくださいね♪
.
芝居はともかく(^ ^;ゞ、ショーは本当に名作なんだなあ、と素直に思いました。
大劇・東宝と博多を観ていますが、今回もとても良かった。もう一回観たいです。いやマジで。
お芝居だって、一見の価値有り!!ですよ(^ ^)。
まとぶんはキレイでかっこいいし、壮ちゃんはキャラに合っているし、みわっちのオスカルは、オスカル編じゃないのがもったいないくらい良かったし。
まっつの……(こほん)、革命の場面のまっつはとっても素敵でした(はぁと)。
今回、あらためて「ベルサイユのばら」スピンオフを観て、思ったこと。
…植田(紳)さんって、実は天才なのかも?
小池さんを潤色の天才というならば、
植田(紳)さんは、“売れるネタを見つける天才”なんじゃないか、と。
いや、“売れるハズのネタをツマラナクする天才”かもしれませんが(汗)。
もう少し立体的なイマジネーションのある脚本家と組むことさえできたならば、もっともっと素晴らしい名作を生み出せたんじゃないか、と。残念ながら、ご自身で脚本を書かれることに固執したばかりに、名作の親となる機会を逸してますよねー、絶対(^ ^;ゞ
なぜそんなことを思ったかというと。
いま、この2008年の春と秋に、「スカーレット・ピンパーネル」にぶつける形でベルばらのスピンオフを出してきたから、です。
「スカーレット・ピンパーネル」の原作は有名な小説ですが、「ベルサイユのばら」に慣れ親しんだ宝塚ファンにとっては、あまり慣れない設定(革命軍が敵役、とか)の作品。時代は、1792年のジャコバン派の政権奪取から少し後。
そこに、「ベルサイユのばら」のスピンオフを持ってくる。
ジェローデル、アラン、
彼らがいかにオスカルを愛したか、
彼女の夢見た理想郷をいかに実現しようとしたのか(失敗しますけど)、
分裂し、混乱した「革命軍」に、純粋な理想の灯をどうやって取り戻させようとしたのか、
植田さんは、そういう物語を創りたかったのじゃないか、と思うのです。
そして、これに成功していれば、絶対に受けたはず。
でも。
実際には。
植田さんは、まず「彼らがいかにオスカルを愛したか」が描けなかった。
「オスカルがどんな人物か」が描けてないのに、彼女を愛する男を描けるわけがない。
そして、
「オスカルがどんな人物か」を描けていないから、彼女の理想がどんなものであったのかもわからない。言葉では説明されるけれども、説得力がなくて腑に落ちないんです。オスカル自身の言葉として語られていないから。
貴族であった彼女が、何のために衛兵隊に身を投じ、「国民の96%を占める」平民のために、敬愛する国王と王妃を裏切ったのか、が見えてこない。
だから、「オスカルの夢見た理想」が良くわからない。
でも。
ベルばらファンの私たちは、オスカルがどんな人物か、も、ジェローデルやアランがどんなふうにオスカルを愛したか、も良く知っているわけで。
その記憶と想像力で一から十までフォローしながら観ると、これはこれで面白いんですよ!
いや本当です。
ただし、
幽霊さえ出てこなければ、な。
アランが格好良くて、
アンドレがヘタレで、
オスカルが素敵で、
平民が意味不明ながらカッコよくて、
衛兵隊士がみんな可愛くて、
その家族がみんなみんなみんな超美形ぞろいで(面会に来るのにオーディションがあるんじゃないかと思った)、
寝る暇ないほど忙しい100分間でした(はぁと)。
そして。
「エンター・ザ・レビュー」は、正統派のパリ・レビューを堪能させてくれました。
リナちゃん再び、くらいに予想していたエトワールの、圧倒的な美しさと存在感に瞠目。
やっぱり全然違いますね。迫力が違う。
そして、えりたんのコメディアン(…博多のユミコさんも大概切なかったけど………無言)をはさんで、次の場面でのピエロの可愛らしさ!
変顔で降りてきて、女の子たちの胸触りまくり、いたずらしまくり……舞台前方をあっちこっちにちょっかい出しながら散々うろうろした末に、
センターで踊っている可愛いルイーズに一目惚れ。
動きがぴたっ、と止まって、
目と口があんぐりとあいて、
ルイーズの動きにつれて、顔ごと目がうごく。追っていく。
ハッと我に返って、さっき誰かにあげたバラの花を取り返し、「ルイーズ、どうぞ!」と呟きながらルイーズにバラを渡す練習をするピエロ。
可愛くて、可愛くて、可哀相で………
大好きです、まとぶんのピエロ。
ルイーズも可愛い!私はふーちゃんのルイーズがいまひとつ納得できなかったので、彩音ちゃんのルイーズは大満足です♪
落ち込んだピエロが悲しく立ち去ると、次は「エンター・ザ・レビュー」最大の見所、猛獣使い。
本公演の樹里ちゃんの猛獣使い&あすかの猛獣も、二人のスタイルの良さが際立って物凄い場面でしたし、
博多座の園加の猛獣使い&としこさんの猛獣は、二人で思う存分踊りまくりで、中でも園加が色気垂れ流しで、違った意味で物凄い場面でした。猛獣使い園加の舞台写真は即行で買いましたもんね、私。
しかし、今回は。
すみません、ごめんなさい、猛獣さんに食いつきすぎて、壮ちゃんを観る余裕がありませんでした。
ベルシャルマンAの一花ちゃんも本当に麗しかったんですが。
観る前は、華月由舞ちゃんと一花ちゃん、どっちを観るか迷っていたんですが。
冴月瑠那ちゃんのダルマも滅茶苦茶楽しみにしていたのですが。
……いきなり。
本当にいきなり、はるちゃん(天宮菜生)のネコ科な笑顔に落ちまして。
いやあ、あの人は本当に人間とは思えん。絶対野生のネコ科の生き物ですってば。
中詰めとか、キレイなドレスを着て、口をちゃんと閉じて踊っていると、ごく普通の、スタイルが良くて大柄な美人、というだけなんですけど。
ニコっと笑った瞬間に、ネコ科の生き物な自分を思い出す。
時には都会の闇に潜む野良猫になり、時にはサンルームでのびのびと昼寝をする三毛猫になるけれども。
とりあえず、分類するなら“食肉目 ネコ科”。ロケットで雛になっても、笑顔はやっぱりネコ科(笑)。
いやーーーー。
猛獣はるちゃんを観るためだけでもいいから、もう一回観たい!と思いました…。
というか。
うう、一花ちゃんも由舞ちゃんも瑠那ちゃんも、もう一回観たいよーーーーっ(涙)。
花組の下級生も、だいぶ覚えたつもりだったのですが。
ロケットは半分くらいしかわかりませんでしたねぇ(T T)。89期までなら、全ツメンバーは全員わかるんですが、90期以下はずいぶんあやしい。うーん、道は遠いわ…。
日高大地くんは、今回はちょろっと台詞をもらっていたんですが、相変わらず……(^ ^;ゞ。
もう、次回の新公である程度の役が付いてしまうのは確実っぽいので、ちょっと本気でがんばって貰いたい、と真顔で思ったりします。
ダンスがずば抜けているだけに、本当に惜しい。アフロの男は、本当にカッコよかった!
瑠那ちゃんはホントにキレイですよねー!ちょっと、月組の明日海りおくんに似ている時があって、一瞬吃驚するんですけど、私だけでしょうか。横顔が似てると思うのですが(正面顔は多分、瑠那ちゃんの方が細い)。意外と化粧が似ているのかしら?
(祐澄)しゅんさまと月央和沙さん、お芝居の衛兵隊士カルテットも、ショーの群舞も、いつも楽しそうで、観ていて幸せな気分になります。とみぃのほんわかな笑顔も大好きだし、まぁくんの若さの輝きも可愛いし、花組88期は面白いなあと思います。
願わくば、次の新公では扇&きらりんのコンビで……(←おいコラ)
ミッドナイトシティは、みほちゃんのための場面だったんだなあ、とあらためて思い、
新場面の「ウナモール」は、シャドーの男たちの衣装がまともで良かったな、とホッとし、
グランエスカリエ(「愛しかない時」)は、最初の女たちの群舞から小階段での男役群舞、4組デュエットと、流れるような場面転換が大好きで、また観れてすごく嬉しくて、
なによりも、まとぶんがすっかり「真ん中」の羽に馴染んで、楽しそうにそこに立っているのが嬉しくて。
……いいショーを観たな、と、気持ちよく帰ることができました。
まとぶん、えりたん、みんなありがとうございました!
10月17日の三重公演まで、怪我や病気のないように、無理をしないでくださいね♪
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もうひとつのベルサイユ
2008年9月23日 宝塚(花) コメント (4)「どうして二人(オスカルとアンドレ)は死ななくてはならなかったんだ!?」
『……坊やだからさ』
えっと。
花組全国ツアー公演「ベルサイユのばら アラン編/エンター・ザ・レビュー」を観てまいりました。
いやはや、
……すごい。
ショーは本当に最高でした。エンター・ザ・レビュー、大好きだ!ああ、もう一回観たいっ!!
そして、星組の「ベルナール編」をご覧になる予定のある方は、必見です。
……しかーし。
お芝居は、ほんとーーーーーっ!に凄かった……。
ネタすぎて、ある意味必見なんですけど。
あまりにもすごすぎて、書きたいことが山のようにあるので、ネタバレさせていただきます。
ごめんなさい。
何よりも凄いのは、これが池田理代子さんの原案と銘打たれていることです。
まるっと植田紳爾さんの創作なら、そんなこともあるかもね、と思うけど、この物語のそもそものテーマがディアンヌの兄への道ならぬ片思いだということになると、池田さんの意思も入っているはずですよね…?
ベルばらファンの、誰一人、思いつきもしなかったであろう、ディアンヌ・ド・ソワソンの自殺、衝撃の真相。……池田さんは、あの頃からディアンヌの動機をここにおいていらっしゃったのでしょうか…?こんなスピンオフを創る予定は当然無かったはずなので、ごく漠然としたものではあったとしても。
「エロイカ」に出すくらいには、アランというキャラクターへの愛はあったはずなのに?
……オスカルの死後、アランはどっかの酒場女と気楽にやってる、っていう設定では駄目だったのかなー。
俺の純情はオスカル一人のもの。オスカルのの遺志を継ぐために、今の俺のすべてがある、と思っているアランと、気風のいい、優しくて包容力のある大人の女(アランより年上)。
なんだったら、女の片思いでもいい。アランは、疲れたときは甘えに来るくせに、何かあrば何も言わずに出て行ってしまう身勝手な男。女を邪険に扱って、引き止める女を捨てて暗殺の現場に行くんだけど、最期に「あんがとよ」って言い置いて雪に埋もれて……って、それは違う話だが。
どうしても彩音ちゃんにディアンヌをさせなくてはならなかったとしても、せめて、一場面か二場面、生きたディアンヌも出してあげようよ。
ディアンヌとオスカルを出会わせてもいい。衛兵隊兵士を訪ねて家族がくるところに出しても良かったんじゃないか?
で、アランに妹を悼む歌の一曲くらい歌わせようよ。
幽霊なディアンヌは、アランをそっと見守るだけにして、あんな当たり前のように二人で笑いながら会話して、「お前はちょっと隠れてろ」みたいに背を押したりさせないでほしかった。
ああもう!!
せめて最後に「そろそろお前のところに行きたくなった」みたいなこと言わせるのだけはやめてほしかった!!そんなんアランじゃない!ついでに言えば、キリスト教徒なら、自殺者であるディアンヌの傍にはいけないんだからねっ!!きーーーーーっ!!
……いやー、「ソロモン/マリポーサ」と連続で観たもんで。
頭が痛いのを通り越して、途中から楽しくなってしまいましたわ(^ ^;ゞ
この物語は、雪組の「ジェローデル編」と裏表の関係になっています。
ジェローデル編のプログラムには「1795年10月」と明記して描かれている「ナポレオン皇帝暗殺未遂」事件。
今回のプログラムに明記してあるのは、「バスティーユの戦闘からおよそ10年の歳月が流れた」という一文。
そして、ナポレオンは未だ皇帝ではなく、『第一執政官』の地位にある。
…ちなみに。
史実をあたると、アランとの会話の中で語られる、ナポレオンの権力の源泉となるイタリア遠征は1796年~97年。
彼がクーデターを起こして権力を握り、第一ナントカ(訳語の問題もあるので役職名は省略)の地位につくのが1799年11月9日。バスティーユの陥落(1789年7月14日)からちょうど10年と4ヶ月後。
そして、ナポレオン一世の即位は1804年12月2日。
ジェローデル編のプログラムは誤植で処理するとしても、「新皇帝ナポレオンが即位したばかりの10月」というのはパラレルワールドにしか存在しないんだよね、という突っ込みは、前回は(もうどうでもいいやと思って)省略したんですが。
…まぁ、1799年か1800年の晩秋、世紀末に起こった事件だということで、ジェローデル編の記憶は修正しておきましょう(^ ^)。
今回の作品は、荒れ果てたベルサイユ宮殿跡地に佇むアランから始まります。
そして、ラストシーンでは、このベルサイユ宮殿跡地に雪が降り出す。
そして、アランは、
「ジェローデルが撃たれて死んだから、もう思い残すことは無い」(←すみません間はだいぶ端折っていますが、でも大意こういうことを言っていた)
と呟いて、ナポレオンの放った刺客に身をゆだねる。
いや、いちおう剣を抜いて闘う構えはみせますが、その前にディアンヌの幻に「今からお前のところに行く」と言ってるから、死ぬ気満々です。
なんで?どうして?
ジェローデル(フランス貴族の誇りにかけて、ナポレオンを暗殺しようとしたはず)が死ぬと、アラン(オスカルの遺志を継いで、自由・平等・博愛の国を作りたい)も死ぬの?二人の間にはどんな関係があるの?ねぇどうして?
バスティーユが陥落してから、10年間。
穏健派が脱落し、ジロンド派が脱落し、恐怖政治をしいたジャコバン派が崩壊し、ブルジョア政権による食料危機で再び民衆が立ち上がり、パリは混乱を極め……
そして、「力強いリーダー」として浮かび上がってきたナポレオンが権力を握るまで、
アランとジェローデルは何をしていたんでしょうか。
もとい。
アランは、まだわからんでもない。旧フランス衛兵隊を率いる将軍として、あっちこっちの戦争に駆りだされていたんでしょう、たぶん。プロシアと戦い、オーストリーと戦い、イギリスと戦い…、コロコロ変わる政権担当者に惑わされることなく「フランス」を守っていたんでしょう。
「隻腕将軍」と呼ばれて。
で、ジェローデルは?
近衛隊長であったはずのジェローデルは、パリ市民のヴェルサイユ行進の後、いったんパリを逃れ、スウェーデンのフェルゼンの元を訪ねる。王妃を救うためにフランスへ戻ることを誓うフェルゼンを見て、ジェローデルもまた、亡命貴族としてスウェーデンでソフィアと結婚する道を断り、パリへ戻った。
ヴェルサイユ行進で市民と戦ったであろう近衛隊長は、パリではお尋ねものだったんでしょうけれども、それなりに立憲王党派のひとびと(アメリカに一緒に行ったラ・ファイエット侯とか)に守られ、いろいろ策謀を練ったり、革命派の分裂を謀ったりしていたんだろうけど……。
この二人が組んでいたということは、彼らが、なんというか「オスカルの遺志を継ぐ会」を結成し、協力しあっていたってことでOK?
(そして、おそらくはベルナールがこの会の主催者なんですよね!?星組版が楽しみです☆)
しかーし!!
なぜ10年も待ったんだろう。
なぜ、ジャコバン派もブルジョア派も許せたのに、ナポレオンだけが許せなかったんだろう……
ナポレオンが「皇帝」になろうとしたから?
「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリーみたいに、「どんなに愚かな議会でも、議会が決めたことならば従う」みたいな思想の持ち主ならわかるんですよ。ジャコバン派も、ブルジョア派も、クーデターを起こしたり粛清したりはしていますけれども、あくまでも議会を表に立てていたことに変わりは無いから。
でも、そういう思想の持ち主には全く見えないんですよね、アランも、ジェローデルも。
議会政治は、そのリーダー格、たとえばトリューニヒト一人を殺しても、政治が混乱するだけであまりイイコトはありません。何一つ改善もしない。選挙するための態勢を整え、選挙を実施し、国民の意思を図らなくてはならないから。
しかも、暗殺事件による興奮状態で選挙をしても、大概ろくなことにはならない。わけのわからない風が吹いて、つまらない人物が勝つだけです。
でも、独裁者(ナポレオン)がいるならば。
その人を殺せば、その立役者がそのまま権力を握ることができる。それは、もともと「一人」に権力が集中するように構造ができているからです。
だから。
「オスカルの遺志を継ぐ会」のメンバーは、独裁者が現れるまで、どんなにパリが混乱を極めても、行動を控えて待っていた。
……ってことで納得しておけばいいですか? >植田(紳)さん
そのどこが、“オスカルの遺志”なんだよ。
「なぜ、二人(オスカルとアンドレ)は死ななくてはならなかったんだ!?」
『……坊やだからさ』
アランの悲痛な叫びに応えるのは、多分、齢33歳くらいの“若き”独裁者、ナポレオン・ボナパルト。
ハッチさんがやってるけど、でもたぶんアランより年下の、若き英雄。
青春の青い幻想に惑わされ、身分違いの恋に目が眩んで貴族の血を棄てた女と、
そんな女に身も心も捧げた平民の男。
そして、女が男と(事実上)心中してから10年も過ぎてさえ、「二人の遺志を継ぎたい」と社会の闇に紛れて活動を続ける二人(以上)の男。
『坊やだからさ』
政治的な覚悟も手腕も何も無い、坊やたちの革命だったのだ、と、
当時20歳になるならずだったナポレオンは、そう喝破する。自分の政治的優位と、今現在握らんとしている権力の大きさを自覚した“大人”として。
…もちろん、そんな台詞をハッチさんは言いませんが…。
アランは、死ぬ直前までディアンヌと楽しそうに会話しています。
明らかに脳内会話じゃない。電波な会話。
「オスカルとアンドレの、二人の遺志を継ぎたい」
「二人が死んだのは、パリを混乱に陥れるためじゃなかった。あんな独裁者に、フランスをいいようにさせるためじゃなかった。誰もが自由に、思うように生きられる社会を創ろうとして、その犠牲になったんだ」
「10年間がんばってきたのは、オスカルたちに顔向けできないと思ったからだ」
「でも、もういい」(なんでだ)
「ジェローデルも死んだ。俺も、もういいんだ」(だから何がだ。ジェローデルと何の関係があるんだ)
「後は誰かがやってくれる」(誰かって誰だよ)(ベルナールか?でもベルナールは君たちほどオスカルには傾倒してないぞ?)
「これでオスカルたちに顔向けできる」(だから何故なんだ?結局何もしてねーだろお前!?)
(あっ!ロザリーか?ロザリーなのか!?<オスカルの遺志を継いで、最後までやりぬく人)
オスカルの遺志を継ぎ、さらにアランの顔向けまでたててやるために、ナポレオンの失脚(廃位1814年)までさらに10年間、ベルナールとロザリーは待つんでしょうか……。
バスティーユから20年か。さすが夫婦、気が長いな……。
「もういいんだ」と、爽やかに宣言しつつ、ディアンヌを下がらせ、剣を抜いて見栄を切るアランは、物凄く!!カッコよかったです。はい。
後ろに並ぶ刺客メンバーが、何人かかっても絶対敵わないだろう、と確信できるほど。
しかーし。
そのカッコよさが何の役にもたっていないところが、涙が出るほど悲しかった。
アラン編は、いくらでもいい話に出来たと思うんです。ジェローデルと違い、原作でも十分書き込まれていたキャラクターだし、真飛聖という役者が、荒くれだけど結構純情一途なアランという役にぴったり嵌っているし。
実際、2001年の星組オスカル編で、まだ新公学年なのに本公演でアランという大抜擢だったときも、あまりにカッコよくて惚れそうだったんですよねー、私。
だから、今回の「アラン編」、結構楽しみにしていたんですよ。
なのに、
なぜこんな話になってしまったのか……悲しみは尽きません。
私に脚本書かせてくれ頼むから。
……長くなったので、キャストについてはまた次回。
.
『……坊やだからさ』
えっと。
花組全国ツアー公演「ベルサイユのばら アラン編/エンター・ザ・レビュー」を観てまいりました。
いやはや、
……すごい。
ショーは本当に最高でした。エンター・ザ・レビュー、大好きだ!ああ、もう一回観たいっ!!
そして、星組の「ベルナール編」をご覧になる予定のある方は、必見です。
……しかーし。
お芝居は、ほんとーーーーーっ!に凄かった……。
ネタすぎて、ある意味必見なんですけど。
あまりにもすごすぎて、書きたいことが山のようにあるので、ネタバレさせていただきます。
ごめんなさい。
何よりも凄いのは、これが池田理代子さんの原案と銘打たれていることです。
まるっと植田紳爾さんの創作なら、そんなこともあるかもね、と思うけど、この物語のそもそものテーマがディアンヌの兄への道ならぬ片思いだということになると、池田さんの意思も入っているはずですよね…?
ベルばらファンの、誰一人、思いつきもしなかったであろう、ディアンヌ・ド・ソワソンの自殺、衝撃の真相。……池田さんは、あの頃からディアンヌの動機をここにおいていらっしゃったのでしょうか…?こんなスピンオフを創る予定は当然無かったはずなので、ごく漠然としたものではあったとしても。
「エロイカ」に出すくらいには、アランというキャラクターへの愛はあったはずなのに?
……オスカルの死後、アランはどっかの酒場女と気楽にやってる、っていう設定では駄目だったのかなー。
俺の純情はオスカル一人のもの。オスカルのの遺志を継ぐために、今の俺のすべてがある、と思っているアランと、気風のいい、優しくて包容力のある大人の女(アランより年上)。
なんだったら、女の片思いでもいい。アランは、疲れたときは甘えに来るくせに、何かあrば何も言わずに出て行ってしまう身勝手な男。女を邪険に扱って、引き止める女を捨てて暗殺の現場に行くんだけど、最期に「あんがとよ」って言い置いて雪に埋もれて……って、それは違う話だが。
どうしても彩音ちゃんにディアンヌをさせなくてはならなかったとしても、せめて、一場面か二場面、生きたディアンヌも出してあげようよ。
ディアンヌとオスカルを出会わせてもいい。衛兵隊兵士を訪ねて家族がくるところに出しても良かったんじゃないか?
で、アランに妹を悼む歌の一曲くらい歌わせようよ。
幽霊なディアンヌは、アランをそっと見守るだけにして、あんな当たり前のように二人で笑いながら会話して、「お前はちょっと隠れてろ」みたいに背を押したりさせないでほしかった。
ああもう!!
せめて最後に「そろそろお前のところに行きたくなった」みたいなこと言わせるのだけはやめてほしかった!!そんなんアランじゃない!ついでに言えば、キリスト教徒なら、自殺者であるディアンヌの傍にはいけないんだからねっ!!きーーーーーっ!!
……いやー、「ソロモン/マリポーサ」と連続で観たもんで。
頭が痛いのを通り越して、途中から楽しくなってしまいましたわ(^ ^;ゞ
この物語は、雪組の「ジェローデル編」と裏表の関係になっています。
ジェローデル編のプログラムには「1795年10月」と明記して描かれている「ナポレオン皇帝暗殺未遂」事件。
今回のプログラムに明記してあるのは、「バスティーユの戦闘からおよそ10年の歳月が流れた」という一文。
そして、ナポレオンは未だ皇帝ではなく、『第一執政官』の地位にある。
…ちなみに。
史実をあたると、アランとの会話の中で語られる、ナポレオンの権力の源泉となるイタリア遠征は1796年~97年。
彼がクーデターを起こして権力を握り、第一ナントカ(訳語の問題もあるので役職名は省略)の地位につくのが1799年11月9日。バスティーユの陥落(1789年7月14日)からちょうど10年と4ヶ月後。
そして、ナポレオン一世の即位は1804年12月2日。
ジェローデル編のプログラムは誤植で処理するとしても、「新皇帝ナポレオンが即位したばかりの10月」というのはパラレルワールドにしか存在しないんだよね、という突っ込みは、前回は(もうどうでもいいやと思って)省略したんですが。
…まぁ、1799年か1800年の晩秋、世紀末に起こった事件だということで、ジェローデル編の記憶は修正しておきましょう(^ ^)。
今回の作品は、荒れ果てたベルサイユ宮殿跡地に佇むアランから始まります。
そして、ラストシーンでは、このベルサイユ宮殿跡地に雪が降り出す。
そして、アランは、
「ジェローデルが撃たれて死んだから、もう思い残すことは無い」(←すみません間はだいぶ端折っていますが、でも大意こういうことを言っていた)
と呟いて、ナポレオンの放った刺客に身をゆだねる。
いや、いちおう剣を抜いて闘う構えはみせますが、その前にディアンヌの幻に「今からお前のところに行く」と言ってるから、死ぬ気満々です。
なんで?どうして?
ジェローデル(フランス貴族の誇りにかけて、ナポレオンを暗殺しようとしたはず)が死ぬと、アラン(オスカルの遺志を継いで、自由・平等・博愛の国を作りたい)も死ぬの?二人の間にはどんな関係があるの?ねぇどうして?
バスティーユが陥落してから、10年間。
穏健派が脱落し、ジロンド派が脱落し、恐怖政治をしいたジャコバン派が崩壊し、ブルジョア政権による食料危機で再び民衆が立ち上がり、パリは混乱を極め……
そして、「力強いリーダー」として浮かび上がってきたナポレオンが権力を握るまで、
アランとジェローデルは何をしていたんでしょうか。
もとい。
アランは、まだわからんでもない。旧フランス衛兵隊を率いる将軍として、あっちこっちの戦争に駆りだされていたんでしょう、たぶん。プロシアと戦い、オーストリーと戦い、イギリスと戦い…、コロコロ変わる政権担当者に惑わされることなく「フランス」を守っていたんでしょう。
「隻腕将軍」と呼ばれて。
で、ジェローデルは?
近衛隊長であったはずのジェローデルは、パリ市民のヴェルサイユ行進の後、いったんパリを逃れ、スウェーデンのフェルゼンの元を訪ねる。王妃を救うためにフランスへ戻ることを誓うフェルゼンを見て、ジェローデルもまた、亡命貴族としてスウェーデンでソフィアと結婚する道を断り、パリへ戻った。
ヴェルサイユ行進で市民と戦ったであろう近衛隊長は、パリではお尋ねものだったんでしょうけれども、それなりに立憲王党派のひとびと(アメリカに一緒に行ったラ・ファイエット侯とか)に守られ、いろいろ策謀を練ったり、革命派の分裂を謀ったりしていたんだろうけど……。
この二人が組んでいたということは、彼らが、なんというか「オスカルの遺志を継ぐ会」を結成し、協力しあっていたってことでOK?
(そして、おそらくはベルナールがこの会の主催者なんですよね!?星組版が楽しみです☆)
しかーし!!
なぜ10年も待ったんだろう。
なぜ、ジャコバン派もブルジョア派も許せたのに、ナポレオンだけが許せなかったんだろう……
ナポレオンが「皇帝」になろうとしたから?
「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリーみたいに、「どんなに愚かな議会でも、議会が決めたことならば従う」みたいな思想の持ち主ならわかるんですよ。ジャコバン派も、ブルジョア派も、クーデターを起こしたり粛清したりはしていますけれども、あくまでも議会を表に立てていたことに変わりは無いから。
でも、そういう思想の持ち主には全く見えないんですよね、アランも、ジェローデルも。
議会政治は、そのリーダー格、たとえばトリューニヒト一人を殺しても、政治が混乱するだけであまりイイコトはありません。何一つ改善もしない。選挙するための態勢を整え、選挙を実施し、国民の意思を図らなくてはならないから。
しかも、暗殺事件による興奮状態で選挙をしても、大概ろくなことにはならない。わけのわからない風が吹いて、つまらない人物が勝つだけです。
でも、独裁者(ナポレオン)がいるならば。
その人を殺せば、その立役者がそのまま権力を握ることができる。それは、もともと「一人」に権力が集中するように構造ができているからです。
だから。
「オスカルの遺志を継ぐ会」のメンバーは、独裁者が現れるまで、どんなにパリが混乱を極めても、行動を控えて待っていた。
……ってことで納得しておけばいいですか? >植田(紳)さん
そのどこが、“オスカルの遺志”なんだよ。
「なぜ、二人(オスカルとアンドレ)は死ななくてはならなかったんだ!?」
『……坊やだからさ』
アランの悲痛な叫びに応えるのは、多分、齢33歳くらいの“若き”独裁者、ナポレオン・ボナパルト。
ハッチさんがやってるけど、でもたぶんアランより年下の、若き英雄。
青春の青い幻想に惑わされ、身分違いの恋に目が眩んで貴族の血を棄てた女と、
そんな女に身も心も捧げた平民の男。
そして、女が男と(事実上)心中してから10年も過ぎてさえ、「二人の遺志を継ぎたい」と社会の闇に紛れて活動を続ける二人(以上)の男。
『坊やだからさ』
政治的な覚悟も手腕も何も無い、坊やたちの革命だったのだ、と、
当時20歳になるならずだったナポレオンは、そう喝破する。自分の政治的優位と、今現在握らんとしている権力の大きさを自覚した“大人”として。
…もちろん、そんな台詞をハッチさんは言いませんが…。
アランは、死ぬ直前までディアンヌと楽しそうに会話しています。
明らかに脳内会話じゃない。電波な会話。
「オスカルとアンドレの、二人の遺志を継ぎたい」
「二人が死んだのは、パリを混乱に陥れるためじゃなかった。あんな独裁者に、フランスをいいようにさせるためじゃなかった。誰もが自由に、思うように生きられる社会を創ろうとして、その犠牲になったんだ」
「10年間がんばってきたのは、オスカルたちに顔向けできないと思ったからだ」
「でも、もういい」(なんでだ)
「ジェローデルも死んだ。俺も、もういいんだ」(だから何がだ。ジェローデルと何の関係があるんだ)
「後は誰かがやってくれる」(誰かって誰だよ)(ベルナールか?でもベルナールは君たちほどオスカルには傾倒してないぞ?)
「これでオスカルたちに顔向けできる」(だから何故なんだ?結局何もしてねーだろお前!?)
(あっ!ロザリーか?ロザリーなのか!?<オスカルの遺志を継いで、最後までやりぬく人)
オスカルの遺志を継ぎ、さらにアランの顔向けまでたててやるために、ナポレオンの失脚(廃位1814年)までさらに10年間、ベルナールとロザリーは待つんでしょうか……。
バスティーユから20年か。さすが夫婦、気が長いな……。
「もういいんだ」と、爽やかに宣言しつつ、ディアンヌを下がらせ、剣を抜いて見栄を切るアランは、物凄く!!カッコよかったです。はい。
後ろに並ぶ刺客メンバーが、何人かかっても絶対敵わないだろう、と確信できるほど。
しかーし。
そのカッコよさが何の役にもたっていないところが、涙が出るほど悲しかった。
アラン編は、いくらでもいい話に出来たと思うんです。ジェローデルと違い、原作でも十分書き込まれていたキャラクターだし、真飛聖という役者が、荒くれだけど結構純情一途なアランという役にぴったり嵌っているし。
実際、2001年の星組オスカル編で、まだ新公学年なのに本公演でアランという大抜擢だったときも、あまりにカッコよくて惚れそうだったんですよねー、私。
だから、今回の「アラン編」、結構楽しみにしていたんですよ。
なのに、
なぜこんな話になってしまったのか……悲しみは尽きません。
私に脚本書かせてくれ頼むから。
……長くなったので、キャストについてはまた次回。
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花組ドラマシティ公演「銀ちゃんの恋」配役発表、
そして、3人の可愛い組子の卒業発表…と、昨日はニュースが山盛りだったのですが。
…家に帰り着いたらばたんきゅーだったので、何も反応できませんでした……
ちあき(白鳥かすが)。
「血と砂」以来、ってことはもう丸7年も見守ってきた、可愛い可愛い下級生。「RED HOT SEA」で、あまりにも儚げに可愛らしく微笑っているのを観てふと不安を覚えたものですが……
まさか、という気持ちです。
助監督。一紗さんがなさっていた役ですよね。いかにも月組らしい、さりげない佇まいが必要な役なので、ちあきにはぴったりなんじゃないかと思います。
祐飛さんの初(W)主演公演で初台詞、初めてのドラマシティ主演公演で卒業。偶然とはいえ、最後までしっかり見送ることが出来て嬉しいです。
最後まで、祐飛さんをどうぞよろしくお願いいたします!
雫花ちなさん。
ごめんなさい、まだ下級生あまり覚えていなくて申し訳ないのですが(汗)、「黒蜥蜴」の新公で少年探偵団の一人でしたよね?可愛いなあと思った子が、立ち位置的に雫花さんかな?という位置だったんですよね…。
花組の可愛い娘役さんたち、ひとりづつ覚えていこうとがんばっているところだったのになぁ。もちろん、「銀ちゃん」でしっかり覚える予定ですけれども。ああ、切ない…。
初輝よしやくん。
初舞台から注目していたわりに、「一人のタカラジェンヌ」としての初輝くんをちゃんと見分けられるようになったのは、なんだかんだいって今回の公演からだったような気がする……。
いや、新公のスレイマンが本当〜!に良かった♪ので、これからの活躍を楽しみにしていたのですが……
くすん。残念だなあ(T T)。
とにかく、3人とも、
「銀ちゃん」という作品を楽しんでくださいね。
石田さんが、当時のメンバーのために愛をこめて書いてくださった、たくさんの役。きっと彼のことだから、新しいメンバーのためにあれこれ頭をひねって考えてくださっているはず。
どうか、たくさんの愛を受け止めて、
選んだ道をまっすぐに進んでください…。
「銀ちゃんの恋」その他キャスト。
きらりん=朋子(銀ちゃんの新しい恋人)は当りましたね♪
でも、姫花ちゃん=玉美、はびっくりだー!!檀ちゃんの出世(?)作として有名な役ではありますが、、、、本来あんな可愛子ちゃんがやる役じゃないんだけどなぁ(汗)。
良くも悪くも「体当たり」でやるしかない役なので、がんばって殻を破ってほしいなあと思います!
祐飛さんがやっていた橘の子分(他にもいろいろやってましたが…)には、嶺乃くん、初輝くん、アーサー、輝良まさとさん。
TVスタッフの方は真瀬くん。他の役は適当に割り振られていそうですね。
気になる役が一つ。
「焼肉屋の女店主」鞠花さん。
………毎日焼肉食べるの?すき焼きじゃなくて??
.
そして、3人の可愛い組子の卒業発表…と、昨日はニュースが山盛りだったのですが。
…家に帰り着いたらばたんきゅーだったので、何も反応できませんでした……
ちあき(白鳥かすが)。
「血と砂」以来、ってことはもう丸7年も見守ってきた、可愛い可愛い下級生。「RED HOT SEA」で、あまりにも儚げに可愛らしく微笑っているのを観てふと不安を覚えたものですが……
まさか、という気持ちです。
助監督。一紗さんがなさっていた役ですよね。いかにも月組らしい、さりげない佇まいが必要な役なので、ちあきにはぴったりなんじゃないかと思います。
祐飛さんの初(W)主演公演で初台詞、初めてのドラマシティ主演公演で卒業。偶然とはいえ、最後までしっかり見送ることが出来て嬉しいです。
最後まで、祐飛さんをどうぞよろしくお願いいたします!
雫花ちなさん。
ごめんなさい、まだ下級生あまり覚えていなくて申し訳ないのですが(汗)、「黒蜥蜴」の新公で少年探偵団の一人でしたよね?可愛いなあと思った子が、立ち位置的に雫花さんかな?という位置だったんですよね…。
花組の可愛い娘役さんたち、ひとりづつ覚えていこうとがんばっているところだったのになぁ。もちろん、「銀ちゃん」でしっかり覚える予定ですけれども。ああ、切ない…。
初輝よしやくん。
初舞台から注目していたわりに、「一人のタカラジェンヌ」としての初輝くんをちゃんと見分けられるようになったのは、なんだかんだいって今回の公演からだったような気がする……。
いや、新公のスレイマンが本当〜!に良かった♪ので、これからの活躍を楽しみにしていたのですが……
くすん。残念だなあ(T T)。
とにかく、3人とも、
「銀ちゃん」という作品を楽しんでくださいね。
石田さんが、当時のメンバーのために愛をこめて書いてくださった、たくさんの役。きっと彼のことだから、新しいメンバーのためにあれこれ頭をひねって考えてくださっているはず。
どうか、たくさんの愛を受け止めて、
選んだ道をまっすぐに進んでください…。
「銀ちゃんの恋」その他キャスト。
きらりん=朋子(銀ちゃんの新しい恋人)は当りましたね♪
でも、姫花ちゃん=玉美、はびっくりだー!!檀ちゃんの出世(?)作として有名な役ではありますが、、、、本来あんな可愛子ちゃんがやる役じゃないんだけどなぁ(汗)。
良くも悪くも「体当たり」でやるしかない役なので、がんばって殻を破ってほしいなあと思います!
祐飛さんがやっていた橘の子分(他にもいろいろやってましたが…)には、嶺乃くん、初輝くん、アーサー、輝良まさとさん。
TVスタッフの方は真瀬くん。他の役は適当に割り振られていそうですね。
気になる役が一つ。
「焼肉屋の女店主」鞠花さん。
………毎日焼肉食べるの?すき焼きじゃなくて??
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宝塚花組東宝劇場公演「愛と死のエジプトアラビア/RED HOT SEA」、千秋楽おめでとうございます。
突っ込みどころ満載過ぎた「愛と死のアラビア」も、
「RED HOT SEA」も、本当に堪能しました(^ ^)。
特に「RED HOT SEA」は、大好きなショーの一つです。今となっては、大劇場で初めて観たときの「ぎょっ!!」という衝撃も懐かしい(笑)。
暑い夏に随分通わせていただき、おかげさまで下級生もかなり覚えることができました。おかげで“お気に入り”が増えちゃって、観劇するたびにチェックに忙しくてぐったり疲れ果ててしまうのですが(汗)。
…そういえば、お芝居の方は感想をちゃんと書かないままに終わってしまったなあ(T T)。とりあえず、女豹とシャルキーは必見です。花娘さんたち、本当に可愛い子ばっかりで目移りしまくり(^ ^;ゞ
ふと気がつけば。
祐飛さんの“衝撃の”組替え発表があった12月26日から、もうすぐ7ヶ月が経とうとしているんですね。
……っていうか、“感動の”青年館千秋楽からまだ半年も経っていないなんて、信じられない!!
ありえないほど温かく迎えてくださった花組および関係者のみなさまに、心から感謝申し上げます。祐飛さんも、新しい環境でとても伸び伸びやらせていただいているようで、長年の月組ファンとしては、あまりの幸せオーラに、なにやら複雑な気分になってくるほどで………
ま、ご本人が幸せなら幸せになれるのがファンというもの。
「銀ちゃんの恋」の再演も決まって、キャストも発表されて……本当に、夢のようです。
ありがとう。
本当にありがとう。
笑顔と涙で送り出してくれた月組っ子たちに、
笑顔で迎えてくれた花組のみなさまに、
そして、“花組”を、そして“花組の大空祐飛”を観てくださり、応援してくださるファンのみなさまに。
ディナーショーで、お芝居で、ショーで、一緒に作品を作り上げてきた仲間たちに囲まれて、幸せそうに笑っている祐飛さんを観ることができて、幸せです。
ありがとう。
本当に本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも。
長い付き合いになるのか、それとも短くても濃いお付き合いになるのかわかりませんが、
これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
そして。
今日、花園を巣立っていった84期の二輪の花たち、
出のパレードでのみほちゃんとかりやんの笑顔を心に刻んで。
二人の同期であるまっつの、疲れ果てて目の下にくまが浮いた貌を、まぶたに刻んで。
…お二人の今後のご活躍とお幸せを、心よりお祈り申し上げます。
.
突っ込みどころ満載過ぎた「愛と死のアラビア」も、
「RED HOT SEA」も、本当に堪能しました(^ ^)。
特に「RED HOT SEA」は、大好きなショーの一つです。今となっては、大劇場で初めて観たときの「ぎょっ!!」という衝撃も懐かしい(笑)。
暑い夏に随分通わせていただき、おかげさまで下級生もかなり覚えることができました。おかげで“お気に入り”が増えちゃって、観劇するたびにチェックに忙しくてぐったり疲れ果ててしまうのですが(汗)。
…そういえば、お芝居の方は感想をちゃんと書かないままに終わってしまったなあ(T T)。とりあえず、女豹とシャルキーは必見です。花娘さんたち、本当に可愛い子ばっかりで目移りしまくり(^ ^;ゞ
ふと気がつけば。
祐飛さんの“衝撃の”組替え発表があった12月26日から、もうすぐ7ヶ月が経とうとしているんですね。
……っていうか、“感動の”青年館千秋楽からまだ半年も経っていないなんて、信じられない!!
ありえないほど温かく迎えてくださった花組および関係者のみなさまに、心から感謝申し上げます。祐飛さんも、新しい環境でとても伸び伸びやらせていただいているようで、長年の月組ファンとしては、あまりの幸せオーラに、なにやら複雑な気分になってくるほどで………
ま、ご本人が幸せなら幸せになれるのがファンというもの。
「銀ちゃんの恋」の再演も決まって、キャストも発表されて……本当に、夢のようです。
ありがとう。
本当にありがとう。
笑顔と涙で送り出してくれた月組っ子たちに、
笑顔で迎えてくれた花組のみなさまに、
そして、“花組”を、そして“花組の大空祐飛”を観てくださり、応援してくださるファンのみなさまに。
ディナーショーで、お芝居で、ショーで、一緒に作品を作り上げてきた仲間たちに囲まれて、幸せそうに笑っている祐飛さんを観ることができて、幸せです。
ありがとう。
本当に本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも。
長い付き合いになるのか、それとも短くても濃いお付き合いになるのかわかりませんが、
これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
そして。
今日、花園を巣立っていった84期の二輪の花たち、
出のパレードでのみほちゃんとかりやんの笑顔を心に刻んで。
二人の同期であるまっつの、疲れ果てて目の下にくまが浮いた貌を、まぶたに刻んで。
…お二人の今後のご活躍とお幸せを、心よりお祈り申し上げます。
.
花組トークスペシャル【2】
2008年8月7日 宝塚(花) コメント (5)ヤクルトホール「花組トークスペシャル」後半です♪
まずは、新公についてのコメントから。
とみぃ(ムハンマド・アリ)
・通常より少し遅い新公だったので、お稽古もゆっくりできて、大劇場より落ち着いて演じられた。
・イブラヒム(望海風斗)との会話の場面で、雨の影響か(?)すごい音がしたらしいんですけど、二人とも気がつかなくて、袖に引っ込んでから言われてびっくりした。
(結構大きな音だったのに、凄い集中力!!)
・位の高い役は初めてで、「同じ所におりてきちゃダメ」と言われたけど難しかった。普通の会話とは違う“上からの会話”がなかなか出来なくて……(いや、ちゃんと出来てたから!)
きらりん(マブルーカ)
・とみぃと同じく、上から物を言うような役は初めてで、すごくく難しかった。(いや、ホントに良かったですよ)(司会にも「凜としてましたよ」と褒められてました)
・マブルーカとして出る場面は凄く短いので、確実に伝えられるお芝居を心がけました。
・お稽古で、太守とアミナの一家と女官たちで、台本のない芝居をした。マブルーカの役作りにも大きく効いたけど、本公演の女官役のときも、トマスが歌っている間の反応など、それをきっかけにすごく考えるようになった。
この、お稽古でのロールプレイングの話は結構盛り上がって、
トゥスンやイブラヒムの行動を設定する所からはじまって、女官たちの間の人間関係(いじめとかひがみとか)も細かく決めたんです、みたいな話がありました。
大まかなところは演出の鈴木さんが設定を決めて、細かいところは自分たちで決めなさい、みたいな感じだったらしい。
……そして、一番ほほえましかったのは、笑いながら話を聞いていためおちゃんが、「あたしも新公時代はそういうお稽古やったなぁ、とすごく懐かしくなった」と嬉しそうにコメントしたところかなあ(^ ^)。
そして、待っていました「下級生からみた真野さんはどんな人?」
…にこっと笑んで、下級生二人に「どうぞ」と手を伸べためおちゃんは、大人だったなあ……(月組のまさおは可愛かった☆)
とみぃ
一年前の「Mind Traveller」(めおちゃん花組デビュー)で初めてご一緒した。そのときの役が「DJ」で、すごく難しくて、行き詰ってしまったときに、いろいろアドバイスをしてくいただいた。
(めおちゃん、その前の年に「BourbonStreet Blues」でDJを演じた経験があったから、色々教えてあげたんでしょうね。あのDJ、すごく良かったから)
……下級生がせっかく心をこめて誉めているのに、めおちゃんの反応は
「………そうだっけ?」(T T)。
とみぃの「わ、わすれてる……」という悄然とした風情と、指差して笑っているきらりん(その前にめおちゃんに“ホリゾントですれ違った”事件を忘れ去られていたのをとみぃに笑われた復讐をしていたな)。
同期二人の仲の良さに、つい爆笑してしまった一幕でした(^ ^)。
……“真野すがた”という人の一面を、そのまんま見せてくれてありがとう、めおちゃん&とみぃ(はぁと)
ちなみにきらりんのコメントは。
「いらっしゃったばかりの頃は、しっかりした方だとばかり思っていました……あ、あの(焦る)、しっかりしてないって意味じゃないですよ?しっかりもされているんですけど(言葉は多少違うと思いますけど、だいたいこんなようなことを言っていたと思います)、
でも、ほんわかでした。」
…………きらりん。そんなこと言い切るなよ……。
ちなみに、めおちゃんのきらりんの印象は、
「いつも明るくて、元気で、うるさい」だったかな?
きらりんが「そんなことありません!誰かと間違えてます!」と主張したけど、二人に生ぬるく流されていたのは覚えてます。
とみぃについては、
「流れている空気がおっとりしてる」っていうようなことを言って、「めおさんのことじゃないですか」と突っ込まれていたような気がする。
あ、それは新生花組の印象だったかな……?(すみません。混乱)
この辺の会話は、いろんな面白い話が立て続けにでて、流れがわからなくなっているのですが。
めおちゃんが、「男役10年になりましたが」とふられて、
「10年はただの節目であって、何も終わらない」と清しくコメントしていたのが印象的でした。
普段から男役を意識しているわけじゃないけど、映画とかは男役の所作に注目してしまう…って話とセットだったかな?これは違う流れかな?
あと、「ファン時代」の話がちょろっと出て。
めおちゃんととみぃは、出待ちもしたことがあって、
めおちゃんは「写真とか撮ってました」
とみぃは「手紙を渡したことがある」
きらりんは、「ファンだったけど、家にすぐに帰らなくちゃいけなくて、出待ちとかはしたことがなかった」そうです。心の中だけ、と可愛らしく言ってました。
お茶会は、きらりんが「音楽学校生の時に初めて参加した」と。
……誰のだーーーっ!!
めおちゃんたちは出たことがないと言っていたかな?
あとは、「3人とも関東の人ですが…」という前振りで結構会話していたんですが、すみません、忘れてしまいました。
他にもいろいろあったのですが、とりあえず、最後に一つだけ。
「今後、やってみたい役は?」
めおちゃん
文芸作品の悲劇。
ちなみに、具体的な作品名を尋かれて、「『大いなる遺産』が大好きで…」だそうです。観たことはありませんが、佳作だときいているので、いつか再演できるよう、めおちゃんにがんばってほしいです♪
あと、「舞姫」が大好きで、ただのファンのように通いつめました、とのこと。うーん、めおちゃんの豊太郎はちょっと想像がつかないけど、やってみたら意外と似合うのかもしれませんね。
とみぃ
男の友情より、男女の愛で、一人の人をひたすら愛しぬく“大人の愛”を演じてみたい。
具体的な作品名を尋かれて、「憧れの男性像はアンドレ」と(*^ ^*)。
同期としてのコメントを求められたきらりん、「尽くすタイプですね。うん、想像できます、アンドレ」と。
……うん、すごーく想像できる。似合いそう!!全ツの役はわかりませんが、次の大劇場あたりでいい役が来ますように!
きらりん
長いこと「令嬢役」に挑戦してみたかったのですが、それは「蒼いくちづけ」で叶ってしまったので……と言ったあと、「お客様にも一緒に楽しんでいただけるようなコメディを」と。
具体的な作品名を尋かれて、「メランコリックジゴロ」を挙げていました。
……きらりんのラブコメ!!
ぜひ、ちょっと胸キュン(死語)な感じでお願いします!ごちですっっ!!と心の中で叫びました……。
ミナコ小夏の夢破れて、きらりん小夏の夢を育て始めている今日この頃……(←すみ花ちゃんの小夏になんら不足はありません!はい!)
そんなところでしょうか。覚えているのは。
きらりんがいつもめおちゃんの物まねをしている話とか、面白い話は他にもたくさんあったのですが。
すみません……私の海馬がそんなにいろんなことを覚えていられなかったようなので。ご容赦くださいませm(_ _)m。
とにかくとにかく!
なにはともあれ、三人ともめっちゃ可愛かったですっっ!!(デレデレ)
.
まずは、新公についてのコメントから。
とみぃ(ムハンマド・アリ)
・通常より少し遅い新公だったので、お稽古もゆっくりできて、大劇場より落ち着いて演じられた。
・イブラヒム(望海風斗)との会話の場面で、雨の影響か(?)すごい音がしたらしいんですけど、二人とも気がつかなくて、袖に引っ込んでから言われてびっくりした。
(結構大きな音だったのに、凄い集中力!!)
・位の高い役は初めてで、「同じ所におりてきちゃダメ」と言われたけど難しかった。普通の会話とは違う“上からの会話”がなかなか出来なくて……(いや、ちゃんと出来てたから!)
きらりん(マブルーカ)
・とみぃと同じく、上から物を言うような役は初めてで、すごくく難しかった。(いや、ホントに良かったですよ)(司会にも「凜としてましたよ」と褒められてました)
・マブルーカとして出る場面は凄く短いので、確実に伝えられるお芝居を心がけました。
・お稽古で、太守とアミナの一家と女官たちで、台本のない芝居をした。マブルーカの役作りにも大きく効いたけど、本公演の女官役のときも、トマスが歌っている間の反応など、それをきっかけにすごく考えるようになった。
この、お稽古でのロールプレイングの話は結構盛り上がって、
トゥスンやイブラヒムの行動を設定する所からはじまって、女官たちの間の人間関係(いじめとかひがみとか)も細かく決めたんです、みたいな話がありました。
大まかなところは演出の鈴木さんが設定を決めて、細かいところは自分たちで決めなさい、みたいな感じだったらしい。
……そして、一番ほほえましかったのは、笑いながら話を聞いていためおちゃんが、「あたしも新公時代はそういうお稽古やったなぁ、とすごく懐かしくなった」と嬉しそうにコメントしたところかなあ(^ ^)。
そして、待っていました「下級生からみた真野さんはどんな人?」
…にこっと笑んで、下級生二人に「どうぞ」と手を伸べためおちゃんは、大人だったなあ……(月組のまさおは可愛かった☆)
とみぃ
一年前の「Mind Traveller」(めおちゃん花組デビュー)で初めてご一緒した。そのときの役が「DJ」で、すごく難しくて、行き詰ってしまったときに、いろいろアドバイスをしてくいただいた。
(めおちゃん、その前の年に「BourbonStreet Blues」でDJを演じた経験があったから、色々教えてあげたんでしょうね。あのDJ、すごく良かったから)
……下級生がせっかく心をこめて誉めているのに、めおちゃんの反応は
「………そうだっけ?」(T T)。
とみぃの「わ、わすれてる……」という悄然とした風情と、指差して笑っているきらりん(その前にめおちゃんに“ホリゾントですれ違った”事件を忘れ去られていたのをとみぃに笑われた復讐をしていたな)。
同期二人の仲の良さに、つい爆笑してしまった一幕でした(^ ^)。
……“真野すがた”という人の一面を、そのまんま見せてくれてありがとう、めおちゃん&とみぃ(はぁと)
ちなみにきらりんのコメントは。
「いらっしゃったばかりの頃は、しっかりした方だとばかり思っていました……あ、あの(焦る)、しっかりしてないって意味じゃないですよ?しっかりもされているんですけど(言葉は多少違うと思いますけど、だいたいこんなようなことを言っていたと思います)、
でも、ほんわかでした。」
…………きらりん。そんなこと言い切るなよ……。
ちなみに、めおちゃんのきらりんの印象は、
「いつも明るくて、元気で、うるさい」だったかな?
きらりんが「そんなことありません!誰かと間違えてます!」と主張したけど、二人に生ぬるく流されていたのは覚えてます。
とみぃについては、
「流れている空気がおっとりしてる」っていうようなことを言って、「めおさんのことじゃないですか」と突っ込まれていたような気がする。
あ、それは新生花組の印象だったかな……?(すみません。混乱)
この辺の会話は、いろんな面白い話が立て続けにでて、流れがわからなくなっているのですが。
めおちゃんが、「男役10年になりましたが」とふられて、
「10年はただの節目であって、何も終わらない」と清しくコメントしていたのが印象的でした。
普段から男役を意識しているわけじゃないけど、映画とかは男役の所作に注目してしまう…って話とセットだったかな?これは違う流れかな?
あと、「ファン時代」の話がちょろっと出て。
めおちゃんととみぃは、出待ちもしたことがあって、
めおちゃんは「写真とか撮ってました」
とみぃは「手紙を渡したことがある」
きらりんは、「ファンだったけど、家にすぐに帰らなくちゃいけなくて、出待ちとかはしたことがなかった」そうです。心の中だけ、と可愛らしく言ってました。
お茶会は、きらりんが「音楽学校生の時に初めて参加した」と。
……誰のだーーーっ!!
めおちゃんたちは出たことがないと言っていたかな?
あとは、「3人とも関東の人ですが…」という前振りで結構会話していたんですが、すみません、忘れてしまいました。
他にもいろいろあったのですが、とりあえず、最後に一つだけ。
「今後、やってみたい役は?」
めおちゃん
文芸作品の悲劇。
ちなみに、具体的な作品名を尋かれて、「『大いなる遺産』が大好きで…」だそうです。観たことはありませんが、佳作だときいているので、いつか再演できるよう、めおちゃんにがんばってほしいです♪
あと、「舞姫」が大好きで、ただのファンのように通いつめました、とのこと。うーん、めおちゃんの豊太郎はちょっと想像がつかないけど、やってみたら意外と似合うのかもしれませんね。
とみぃ
男の友情より、男女の愛で、一人の人をひたすら愛しぬく“大人の愛”を演じてみたい。
具体的な作品名を尋かれて、「憧れの男性像はアンドレ」と(*^ ^*)。
同期としてのコメントを求められたきらりん、「尽くすタイプですね。うん、想像できます、アンドレ」と。
……うん、すごーく想像できる。似合いそう!!全ツの役はわかりませんが、次の大劇場あたりでいい役が来ますように!
きらりん
長いこと「令嬢役」に挑戦してみたかったのですが、それは「蒼いくちづけ」で叶ってしまったので……と言ったあと、「お客様にも一緒に楽しんでいただけるようなコメディを」と。
具体的な作品名を尋かれて、「メランコリックジゴロ」を挙げていました。
……きらりんのラブコメ!!
ぜひ、ちょっと胸キュン(死語)な感じでお願いします!ごちですっっ!!と心の中で叫びました……。
ミナコ小夏の夢破れて、きらりん小夏の夢を育て始めている今日この頃……(←すみ花ちゃんの小夏になんら不足はありません!はい!)
そんなところでしょうか。覚えているのは。
きらりんがいつもめおちゃんの物まねをしている話とか、面白い話は他にもたくさんあったのですが。
すみません……私の海馬がそんなにいろんなことを覚えていられなかったようなので。ご容赦くださいませm(_ _)m。
とにかくとにかく!
なにはともあれ、三人ともめっちゃ可愛かったですっっ!!(デレデレ)
.
花組トークスペシャル
2008年8月5日 宝塚(花) コメント (2)ちょっと間があいてしまいましたが、
ヤクルトホールにて、花組トークスペシャルに参加してまいりました♪
出演者は、真野すがた、扇めぐむ、華耀きらり。
「蒼いくちづけ」Aチームの主演、ヒロイン、二番手、ですね(*^ ^*)。メンバーの選定については、「ちょうどバウの公演中にお話があったので、バウのメンバーから選ばせていただきました」(byめおちゃん)とのこと。
男役二人は黒づくめのドレッシーなスーツ。
きらりんは、黒のバルーンスカートに黒のインナー、白い総レースの上衣。すごーーーーーーく可愛かった〜〜っっっ!!
衣装については「トークショーなので、いつもよりカッチリとモノクロでキメよう、と話してきました」だそうです。
そういえば、月組もモノクロでしたねー。理由も同じようなことを言ってたな。
「この暑いのに」という司会者のツッコミに、思わず沈黙する3人がLovely♪
「秋を先取り、ってことで」とナイスフォローな竹下さんでした。
で、“暑い”つながりで今回の芝居の衣装の話に。
「男役はだいたい三枚重ねで、しかもその下に胴着も着るので…」と、切なく訴えるめおちゃん。
「私は、自肩があるから胴着がいらないんで」と、あっさり爆弾発言するとみぃ(^ ^;
…これに対するに、しみじみと
「私は胴着を着ることが、イコール公演って感じ」と語るめおちゃんは、上級生でしたねぇ。
そっか、祐飛さんも胴着いらない組だから、少しは涼しいのかな…?(^ ^;
ちなみに、三人並んで座ったところを見比べると、上半身の細さ薄さはめおちゃんがダントツで、きらりんととみぃはあんまり変わらなかったような……。
きらりん、祐飛さんのディナーショーで「水泳をやっていたせいか凄い肩幅で」と語ってたけど、あの時は祐飛さんと見比べていたのでナンとも思わなかったんですよね…。
もともと華奢なメオちゃんはともかく、まさか、とみぃと大差がないとは思わなかったよ………(←そんな肩幅も可愛いです)
というわけで、きらりんのコメントは、
「娘役は薄着なので、暑さはそれほどでも」とあっさり。
ただ、「身体も塗るので、人とすれ違うときに相手の衣装についたりしないように凄く気を使います」とのこと。
この後は、“黒塗り”の色づくりについての話で盛り上がってました。
面白かったのは「黒塗りの色は、大劇場の初日前に、組長さんを中心に決めて指示される」っていう話かなー。ヌビア兵はこれくらい、ベドウィンはもっと濃い目に、と指定されるんだそうです。
あと、ある程度の量をまとめてつくるので、楽が近づくと妙に黒い(しっかり重ね塗りした)人が登場したりする、という話がありました。東宝も、楽近くに観る機会があったらチェックしてみたいと思います☆
ベドウィンの髭は、当初は「つけたい人がつける」ことになっていたのに、ある日突然張り出されたんだそうです。(めおちゃん、残念そうに話していたけど、実はつけたかったのか?)
農協貸切では、普段髭をつけている人とつけていない人が入れ替わってやってみたそうで、めおちゃんはとみぃの髭を借りたらしいのですが。
「口を大きくあけると取れそうになって…」と、普段つけている皆様を尊敬した、という感じでした(^ ^)。
そういえば、このときだったかな?とみぃときらりんが「似合ってて、格好良かった!」とめおちゃんを褒め称えたときに、
きらりんがめおちゃんとホリゾントですれ違った話(多分、『すれ違ったとき、すごく似合ってて素敵ですね、はぁと、って言ったんですよね!』的な話をしたかったんだと思われる)をしたんですが。
……めおちゃん、全く覚えておらず……。
「おっ、おぼえてないんですね…」とさびしそうに呟いたきらりんと、隣でめちゃめちゃ大ウケしていたとみぃが可愛かったです♪
公演の見所は?という質問に、迷わず
「文化の違いを乗り越える、男同士の友情」」みたいな話をはじめためおちゃんは、なかなか男前でした(^ ^)。
イスラム社会を勉強するためにやったことは、と聞かれて、
「本を読んだり、『アラビアのロレンス』を観たり」と。
ちなみに、娘役さんたちは皆で「ベリーダンス入門」を見て勉強したんだそうです(笑)。
コツは、『目ヂカラと、ゆるやかな腰の動き』だそうな。
ショーについては…
司会者に「幕開きが華やかで……」と言われて三人、顔を見合わせて
「お魚ですか」
「ギョッとしたよね」
「しましたね。でも、衣装より鬘の方が衝撃が……」
「そうだったそうだった」
「衣装は、お稽古中に衣装合わせがあるので、そこでギョッとできたんですけど、鬘は舞台稽古で初お目見えだったので」
「あらためてギョッ、と」
畳み掛けるような、テンポのいい会話。
全体に、ゆーったりのーーんびりしたトークショーの中で、ここだけ妙にテンションが高かったような気がしたのは…
気のせいではないだろう、多分。
好きな場面は?
めおちゃん…海が燃える。
「ロープを持って、ワルぶって踊るのが楽しい」そうです。縄を振り回すと“そういう気分”になるらしい(^ ^)。
とみぃ…(出ていないけど)引き潮。
「最初の、波がきてキャッキャしているところが可愛い」発言は、めおちゃんだったかな?とみぃは、普通に「素敵な場面で」だけだったかな…?
きらりん…(同じく出ていないけど)引き潮。あと、パレード。
「初めての形で新鮮だし、自由にやれるから」だそうです。
ちなみに。衣装合わせの時は、何の飾りもない、シンプルなブルージーンがわんさか出てきたので相当驚いたらしい。その中から上級生順に好きな形のを選んでいったら、ひとりひとりに合わせて、衣装部さんが飾りをつけてくれたのだそうです。
かつらも支給。娘役としては自分で用意するのが当たり前なのでびっくりした、と。
5種類(?)の中から好きなものを選んで、好きに飾り付けていいよ、という指示だったらしいです。切るのも自由で。
きらりんの、長めの金髪鬘(ちょい縦ロール)もすごい可愛いですよねっ♪
あと、手袋がないのが凄く新鮮!なんだそうです(^ ^)。へーへーへー。
とにかく何もかも新鮮!銀橋から走って帰るのも新鮮!と。
出演しているみなさんが楽しんでいらっしゃるのが、「RED HOT SEA」好きとしては嬉しい限りでした(^ ^;;
とりあえず、本公演についてはこんな感じ…だったかな?
多分、もうあちらこちらで散々報告されていると思うのですが、自分の備忘録兼ねて書かせていただいていますので、今更ですみません。
また、週末週明けと忙しく、他サイト様は全く読ませていただいておりません(汗)ので、この日記に発言内容の取り違えや抜けがございましたら(多分ある)、ぜひご指摘くださいませm(_ _)m。
月組の時は、まさお(龍真咲)がキッチリ仕切って下級生に話を振ったりしていたので(←「どうですか?」って聞く程度だったけど ゞ)、比較的テンポよく進んだのですが、
花組さんは、めおちゃんが超おっとりの“くるしゅうない”タイプのせいか、なんだかほのぼのゆったり、という感じでしたね★
とてもほんわかして、3人とも楽しそうでした。
最初はかなり緊張している風のきらりんも、後半は良く突っ込んでました。とみぃと二人で同期だったから、話しやすかったのもあるでしょうし、ね(月組ゆりやんと蘭ちゃんは一期違い)。
それでは、次は…たぶん、「下級生から観た真野さんは?」から、ですね(^ ^)
.
ヤクルトホールにて、花組トークスペシャルに参加してまいりました♪
出演者は、真野すがた、扇めぐむ、華耀きらり。
「蒼いくちづけ」Aチームの主演、ヒロイン、二番手、ですね(*^ ^*)。メンバーの選定については、「ちょうどバウの公演中にお話があったので、バウのメンバーから選ばせていただきました」(byめおちゃん)とのこと。
男役二人は黒づくめのドレッシーなスーツ。
きらりんは、黒のバルーンスカートに黒のインナー、白い総レースの上衣。すごーーーーーーく可愛かった〜〜っっっ!!
衣装については「トークショーなので、いつもよりカッチリとモノクロでキメよう、と話してきました」だそうです。
そういえば、月組もモノクロでしたねー。理由も同じようなことを言ってたな。
「この暑いのに」という司会者のツッコミに、思わず沈黙する3人がLovely♪
「秋を先取り、ってことで」とナイスフォローな竹下さんでした。
で、“暑い”つながりで今回の芝居の衣装の話に。
「男役はだいたい三枚重ねで、しかもその下に胴着も着るので…」と、切なく訴えるめおちゃん。
「私は、自肩があるから胴着がいらないんで」と、あっさり爆弾発言するとみぃ(^ ^;
…これに対するに、しみじみと
「私は胴着を着ることが、イコール公演って感じ」と語るめおちゃんは、上級生でしたねぇ。
そっか、祐飛さんも胴着いらない組だから、少しは涼しいのかな…?(^ ^;
ちなみに、三人並んで座ったところを見比べると、上半身の細さ薄さはめおちゃんがダントツで、きらりんととみぃはあんまり変わらなかったような……。
きらりん、祐飛さんのディナーショーで「水泳をやっていたせいか凄い肩幅で」と語ってたけど、あの時は祐飛さんと見比べていたのでナンとも思わなかったんですよね…。
もともと華奢なメオちゃんはともかく、まさか、とみぃと大差がないとは思わなかったよ………(←そんな肩幅も可愛いです)
というわけで、きらりんのコメントは、
「娘役は薄着なので、暑さはそれほどでも」とあっさり。
ただ、「身体も塗るので、人とすれ違うときに相手の衣装についたりしないように凄く気を使います」とのこと。
この後は、“黒塗り”の色づくりについての話で盛り上がってました。
面白かったのは「黒塗りの色は、大劇場の初日前に、組長さんを中心に決めて指示される」っていう話かなー。ヌビア兵はこれくらい、ベドウィンはもっと濃い目に、と指定されるんだそうです。
あと、ある程度の量をまとめてつくるので、楽が近づくと妙に黒い(しっかり重ね塗りした)人が登場したりする、という話がありました。東宝も、楽近くに観る機会があったらチェックしてみたいと思います☆
ベドウィンの髭は、当初は「つけたい人がつける」ことになっていたのに、ある日突然張り出されたんだそうです。(めおちゃん、残念そうに話していたけど、実はつけたかったのか?)
農協貸切では、普段髭をつけている人とつけていない人が入れ替わってやってみたそうで、めおちゃんはとみぃの髭を借りたらしいのですが。
「口を大きくあけると取れそうになって…」と、普段つけている皆様を尊敬した、という感じでした(^ ^)。
そういえば、このときだったかな?とみぃときらりんが「似合ってて、格好良かった!」とめおちゃんを褒め称えたときに、
きらりんがめおちゃんとホリゾントですれ違った話(多分、『すれ違ったとき、すごく似合ってて素敵ですね、はぁと、って言ったんですよね!』的な話をしたかったんだと思われる)をしたんですが。
……めおちゃん、全く覚えておらず……。
「おっ、おぼえてないんですね…」とさびしそうに呟いたきらりんと、隣でめちゃめちゃ大ウケしていたとみぃが可愛かったです♪
公演の見所は?という質問に、迷わず
「文化の違いを乗り越える、男同士の友情」」みたいな話をはじめためおちゃんは、なかなか男前でした(^ ^)。
イスラム社会を勉強するためにやったことは、と聞かれて、
「本を読んだり、『アラビアのロレンス』を観たり」と。
ちなみに、娘役さんたちは皆で「ベリーダンス入門」を見て勉強したんだそうです(笑)。
コツは、『目ヂカラと、ゆるやかな腰の動き』だそうな。
ショーについては…
司会者に「幕開きが華やかで……」と言われて三人、顔を見合わせて
「お魚ですか」
「ギョッとしたよね」
「しましたね。でも、衣装より鬘の方が衝撃が……」
「そうだったそうだった」
「衣装は、お稽古中に衣装合わせがあるので、そこでギョッとできたんですけど、鬘は舞台稽古で初お目見えだったので」
「あらためてギョッ、と」
畳み掛けるような、テンポのいい会話。
全体に、ゆーったりのーーんびりしたトークショーの中で、ここだけ妙にテンションが高かったような気がしたのは…
気のせいではないだろう、多分。
好きな場面は?
めおちゃん…海が燃える。
「ロープを持って、ワルぶって踊るのが楽しい」そうです。縄を振り回すと“そういう気分”になるらしい(^ ^)。
とみぃ…(出ていないけど)引き潮。
「最初の、波がきてキャッキャしているところが可愛い」発言は、めおちゃんだったかな?とみぃは、普通に「素敵な場面で」だけだったかな…?
きらりん…(同じく出ていないけど)引き潮。あと、パレード。
「初めての形で新鮮だし、自由にやれるから」だそうです。
ちなみに。衣装合わせの時は、何の飾りもない、シンプルなブルージーンがわんさか出てきたので相当驚いたらしい。その中から上級生順に好きな形のを選んでいったら、ひとりひとりに合わせて、衣装部さんが飾りをつけてくれたのだそうです。
かつらも支給。娘役としては自分で用意するのが当たり前なのでびっくりした、と。
5種類(?)の中から好きなものを選んで、好きに飾り付けていいよ、という指示だったらしいです。切るのも自由で。
きらりんの、長めの金髪鬘(ちょい縦ロール)もすごい可愛いですよねっ♪
あと、手袋がないのが凄く新鮮!なんだそうです(^ ^)。へーへーへー。
とにかく何もかも新鮮!銀橋から走って帰るのも新鮮!と。
出演しているみなさんが楽しんでいらっしゃるのが、「RED HOT SEA」好きとしては嬉しい限りでした(^ ^;;
とりあえず、本公演についてはこんな感じ…だったかな?
多分、もうあちらこちらで散々報告されていると思うのですが、自分の備忘録兼ねて書かせていただいていますので、今更ですみません。
また、週末週明けと忙しく、他サイト様は全く読ませていただいておりません(汗)ので、この日記に発言内容の取り違えや抜けがございましたら(多分ある)、ぜひご指摘くださいませm(_ _)m。
月組の時は、まさお(龍真咲)がキッチリ仕切って下級生に話を振ったりしていたので(←「どうですか?」って聞く程度だったけど ゞ)、比較的テンポよく進んだのですが、
花組さんは、めおちゃんが超おっとりの“くるしゅうない”タイプのせいか、なんだかほのぼのゆったり、という感じでしたね★
とてもほんわかして、3人とも楽しそうでした。
最初はかなり緊張している風のきらりんも、後半は良く突っ込んでました。とみぃと二人で同期だったから、話しやすかったのもあるでしょうし、ね(月組ゆりやんと蘭ちゃんは一期違い)。
それでは、次は…たぶん、「下級生から観た真野さんは?」から、ですね(^ ^)
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花組の若人たち【3】
2008年8月4日 宝塚(花) コメント (4)東宝劇場 花組新人公演「愛と死のアラビア」、その3。
前回の続きを書く前に、ちょっとだけ違う話を。
先日、花組東宝劇場公演「愛と死のアラビア」を観劇してまいりました。
本公演については別途書きますが、取り急ぎ、先日サミーラの芝居について書いた処を確認してまいりましたので、ご報告。
結論からいうと、れみちゃんのサミーラも“アノウドが痛みのあまり気を失ったとき、慌てて自分のヴェールを脱いでアノウドにかけようとする”お芝居をしているんですが(夜野さま、ご教示ありがとうございます)、新公とは微妙に違っていました。
本役のれみちゃんは、ヴェールに手をかけんながら、咄嗟に気絶したアノウドの許に走りよろうとしていましたよね?で、1,2歩出たところで、トマスに「布を裂いてくれ」といわれて受け取りに行く感じ。
すみ花ちゃんは、戸口に控えたままの姿勢で咄嗟にヴェールに手をかけるんですが、トマスに「布を裂いてくれ」と言われるまでは動かないんです。で、そう言われて慌てて駆け寄ってたと思います。(関係ないけど、アノウドにヴェールを巻いてあげるすみ花ちゃんの手つきは、ものすごーーーーく不器用だった………)
ただの思い込みかもしれませんが。
なんとなく、れみちゃんのサミーラは気が強くてしっかりしていて、女主人とも仲のいい“乳姉妹”で、すみ花ちゃんは、おとなしくて控えめな“端女”、というふうな印象を受けました。
そして、そんな控えめな下女であるすみ花サミーラが、思わず「見てはなりません!」と厳しい口調で言い募ってしまうくらい、肌を見られるというのは女性にとって大きなタブーなのだ、という認識を与えてくれたような気がします。
元気で可愛いれみちゃんのサミーラ、
身分制のしがらみの中で、それでも女主人を守ろうとしたすみ花ちゃんのサミーラ、
どちらも可愛かったです♪
国衣の歌手(絵莉千晶)愛純もえり
さすがに絵莉さんの低音の迫力には及びませんでしたが(当たり前?)、いい声でした。幕開きの雰囲気づくり、よく出来ていたと思います。
ラストの低音で伸ばすところは声が出なかったせいか、……あれっ?カットされていたんだっけ?“ああ、鈴木さんはこういうふうに工夫するのね”、と思ったことは覚えているんですが、具体的にどうなっていたのか忘れてしまった……(ごめんなさい!ご覧になった方、教えてください/汗)
女豹S(舞城のどか)華月由舞
シャルキーの女S(〃)〃
麗しい(*^ ^*)
黒塗りにキツいツリ目。女としてもベリーダンサーとしても、抜群のスタイル。色っぽくて、可愛くて、サイコーの女でした。
振付はみほちゃんとは少し違っていましたが、目を離せないほど魅力的。素晴らしい!「エンター・ザ・レビュー」の猛獣&マヌカンメンバーには絶対入ってほしい!(^ ^)。
シャルキーの女A(すみ花の位置?)月野姫花
か、か、かわええ………(呆然)たまらないほど可愛いです。はい。
姫花ちゃん、ダンス巧いなあ〜(←今頃?)うっとり。
侍女(白姫あかり、月野姫花)瞳ゆゆ、桜咲彩花
…新公の二人がどうこう、よりも、プログラムをチェックしたおかげで本公演の二人の意味がわかったことが嬉しいかも。
二人だけが「侍女」で、他のメンバーは「シャルキーの女」なんですね!
ゆゆちゃんの、控えめに目を伏せた風情に萌えました。
桜咲さん(凄い芸名!)も可愛かった☆
ドナルド(愛音羽麗)彩城レア
元々歌えるし、声も悪くない人なんですが、台詞声のカン高さと台詞回しの硬さが役に合ってない印象がありました。台詞のテンポも乱れがちで、前半つっかけてみたり、後半転んじゃったり、いかにも喋りなれていない感じ。
……それなりに今までも役がついていたのに、あれぇ?と思ってしまいました。
みわっちの声もそんなに低くないんですが、響きが柔らかいので落ち着いて聴こえるのと、ゆったりと余裕のある口調が、谷作品の大芝居演出によく合っていたんですよね。作品によって、役によって、口調をきちんと変えられるのは役作りの基本のキなので、ネコちゃんにはもう少しがんばってほしいです。
牢獄でスコットランド民謡「ローモンド湖」をトマスとあわせる場面は、さすがに耳に優しいなー(←みわっちごめんなさい)、と感心したのですが。
数少ない西欧人の役とはいえ、化粧が少し白すぎて軍服を着るとオスカルみたい(仕草もちょっと女の子っぽい)だったとか、見た目にもいろいろ反省点はあるんですけれども。
まずは、得意分野であるはずの声のコントロールから始めてみたら良いのではないでしょうか。
……個人的には、今回くらいのタイミング(研9?)で、デジュリエ大佐とかアジズとか、ああいう威厳と迫力を必要とする役をやらせてあげたほうが、ネコちゃん自身の勉強にはなったんじゃないかなー、と思いました。
メドヘッド(嶺乃一真)天真みちる
巧い!
下級生の子役は、ある程度のところまでは“出来て当たり前”なんですけど、この人は本当に巧いんじゃないかなぁ、と思いました。他の役はよく知らないので、なんとなく、ですが。
とにかく、ドナルドの一挙手一投足に注目して、彼のやり方を覚えたい、彼が要望を声に出す前に対応したい!という意欲がよく見える役作りでした。
この子(メドヘッド)は伸びる、いい医者になるだろう、と思わせるものがあったのが凄い!次の作品が、とっても楽しみ!!
今になって、あらためて新公プログラムを見て発見したこと。
エジプト兵に扇くんがいたり、
シャルキーの女にきらりんがいたり、
黒衣の女にすみ花ちゃんがいたり、
隊商に菜生ちゃんがいたり……
……したんですね(; ;)全然気がつかなかったよ(ToT)
牢獄の兵士(イブラヒムの私兵)たちの中に、冴月瑠那ちゃんを見つけたのは、自分でも感心したんですけど(汗)(←美人はすぐ見つけられるらしい)
まー、とにかく役の少ない公演ですので仕方ないんですが、特に娘役は、結局本公演も新人公演も同じ“シャランラの女”(シャルキーのこと。byきらりん)だったりする人も多くて、
ああ、もうすこし何とかならなかったのかなあ、と思ってしまいますねぇ。
でも、花組さんも一人ひとりは凄くがんばっていて、新人公演、やっぱりとても面白かったです!
次はもっとたくさん魅力的な役のある作品でありますように!
(一本物だそうなので、カットが心配ですが…)
……ま、とりあえずは今の公演を、あと2週間。
楽しませていただきますので、どうぞよろしくお願いいたしまーす!
ここ半月ほど、日記を書くたびに、毎回途中で一回か二回はデータが消えてしまいます。
たとえ書き始めたばかりだったとしても、書こう!という気がそがれてしまうんですよねぇ…(泣)。
……もしかして、diarynote.jpの編集画面に直打ちしちゃいけないのかしら………(T T)。
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前回の続きを書く前に、ちょっとだけ違う話を。
先日、花組東宝劇場公演「愛と死のアラビア」を観劇してまいりました。
本公演については別途書きますが、取り急ぎ、先日サミーラの芝居について書いた処を確認してまいりましたので、ご報告。
結論からいうと、れみちゃんのサミーラも“アノウドが痛みのあまり気を失ったとき、慌てて自分のヴェールを脱いでアノウドにかけようとする”お芝居をしているんですが(夜野さま、ご教示ありがとうございます)、新公とは微妙に違っていました。
本役のれみちゃんは、ヴェールに手をかけんながら、咄嗟に気絶したアノウドの許に走りよろうとしていましたよね?で、1,2歩出たところで、トマスに「布を裂いてくれ」といわれて受け取りに行く感じ。
すみ花ちゃんは、戸口に控えたままの姿勢で咄嗟にヴェールに手をかけるんですが、トマスに「布を裂いてくれ」と言われるまでは動かないんです。で、そう言われて慌てて駆け寄ってたと思います。(関係ないけど、アノウドにヴェールを巻いてあげるすみ花ちゃんの手つきは、ものすごーーーーく不器用だった………)
ただの思い込みかもしれませんが。
なんとなく、れみちゃんのサミーラは気が強くてしっかりしていて、女主人とも仲のいい“乳姉妹”で、すみ花ちゃんは、おとなしくて控えめな“端女”、というふうな印象を受けました。
そして、そんな控えめな下女であるすみ花サミーラが、思わず「見てはなりません!」と厳しい口調で言い募ってしまうくらい、肌を見られるというのは女性にとって大きなタブーなのだ、という認識を与えてくれたような気がします。
元気で可愛いれみちゃんのサミーラ、
身分制のしがらみの中で、それでも女主人を守ろうとしたすみ花ちゃんのサミーラ、
どちらも可愛かったです♪
国衣の歌手(絵莉千晶)愛純もえり
さすがに絵莉さんの低音の迫力には及びませんでしたが(当たり前?)、いい声でした。幕開きの雰囲気づくり、よく出来ていたと思います。
ラストの低音で伸ばすところは声が出なかったせいか、……あれっ?カットされていたんだっけ?“ああ、鈴木さんはこういうふうに工夫するのね”、と思ったことは覚えているんですが、具体的にどうなっていたのか忘れてしまった……(ごめんなさい!ご覧になった方、教えてください/汗)
女豹S(舞城のどか)華月由舞
シャルキーの女S(〃)〃
麗しい(*^ ^*)
黒塗りにキツいツリ目。女としてもベリーダンサーとしても、抜群のスタイル。色っぽくて、可愛くて、サイコーの女でした。
振付はみほちゃんとは少し違っていましたが、目を離せないほど魅力的。素晴らしい!「エンター・ザ・レビュー」の猛獣&マヌカンメンバーには絶対入ってほしい!(^ ^)。
シャルキーの女A(すみ花の位置?)月野姫花
か、か、かわええ………(呆然)たまらないほど可愛いです。はい。
姫花ちゃん、ダンス巧いなあ〜(←今頃?)うっとり。
侍女(白姫あかり、月野姫花)瞳ゆゆ、桜咲彩花
…新公の二人がどうこう、よりも、プログラムをチェックしたおかげで本公演の二人の意味がわかったことが嬉しいかも。
二人だけが「侍女」で、他のメンバーは「シャルキーの女」なんですね!
ゆゆちゃんの、控えめに目を伏せた風情に萌えました。
桜咲さん(凄い芸名!)も可愛かった☆
ドナルド(愛音羽麗)彩城レア
元々歌えるし、声も悪くない人なんですが、台詞声のカン高さと台詞回しの硬さが役に合ってない印象がありました。台詞のテンポも乱れがちで、前半つっかけてみたり、後半転んじゃったり、いかにも喋りなれていない感じ。
……それなりに今までも役がついていたのに、あれぇ?と思ってしまいました。
みわっちの声もそんなに低くないんですが、響きが柔らかいので落ち着いて聴こえるのと、ゆったりと余裕のある口調が、谷作品の大芝居演出によく合っていたんですよね。作品によって、役によって、口調をきちんと変えられるのは役作りの基本のキなので、ネコちゃんにはもう少しがんばってほしいです。
牢獄でスコットランド民謡「ローモンド湖」をトマスとあわせる場面は、さすがに耳に優しいなー(←みわっちごめんなさい)、と感心したのですが。
数少ない西欧人の役とはいえ、化粧が少し白すぎて軍服を着るとオスカルみたい(仕草もちょっと女の子っぽい)だったとか、見た目にもいろいろ反省点はあるんですけれども。
まずは、得意分野であるはずの声のコントロールから始めてみたら良いのではないでしょうか。
……個人的には、今回くらいのタイミング(研9?)で、デジュリエ大佐とかアジズとか、ああいう威厳と迫力を必要とする役をやらせてあげたほうが、ネコちゃん自身の勉強にはなったんじゃないかなー、と思いました。
メドヘッド(嶺乃一真)天真みちる
巧い!
下級生の子役は、ある程度のところまでは“出来て当たり前”なんですけど、この人は本当に巧いんじゃないかなぁ、と思いました。他の役はよく知らないので、なんとなく、ですが。
とにかく、ドナルドの一挙手一投足に注目して、彼のやり方を覚えたい、彼が要望を声に出す前に対応したい!という意欲がよく見える役作りでした。
この子(メドヘッド)は伸びる、いい医者になるだろう、と思わせるものがあったのが凄い!次の作品が、とっても楽しみ!!
今になって、あらためて新公プログラムを見て発見したこと。
エジプト兵に扇くんがいたり、
シャルキーの女にきらりんがいたり、
黒衣の女にすみ花ちゃんがいたり、
隊商に菜生ちゃんがいたり……
……したんですね(; ;)全然気がつかなかったよ(ToT)
牢獄の兵士(イブラヒムの私兵)たちの中に、冴月瑠那ちゃんを見つけたのは、自分でも感心したんですけど(汗)(←美人はすぐ見つけられるらしい)
まー、とにかく役の少ない公演ですので仕方ないんですが、特に娘役は、結局本公演も新人公演も同じ“シャランラの女”(シャルキーのこと。byきらりん)だったりする人も多くて、
ああ、もうすこし何とかならなかったのかなあ、と思ってしまいますねぇ。
でも、花組さんも一人ひとりは凄くがんばっていて、新人公演、やっぱりとても面白かったです!
次はもっとたくさん魅力的な役のある作品でありますように!
(一本物だそうなので、カットが心配ですが…)
……ま、とりあえずは今の公演を、あと2週間。
楽しませていただきますので、どうぞよろしくお願いいたしまーす!
ここ半月ほど、日記を書くたびに、毎回途中で一回か二回はデータが消えてしまいます。
たとえ書き始めたばかりだったとしても、書こう!という気がそがれてしまうんですよねぇ…(泣)。
……もしかして、diarynote.jpの編集画面に直打ちしちゃいけないのかしら………(T T)。
.
花組の若人たち【ムハンマド・アリ一家】
2008年7月31日 宝塚(花)東宝劇場 花組新人公演「愛と死のアラビア」
エジプト太守一家の章。……ちょっとは華やかになるといいなあ。
ムハンマド・アリ(星原美沙緒)扇めぐむ
貫禄!!
今回の新公、一番の功労者はこの人だった、と思います。
専科の重鎮が、今までの積み重ねで作り上げた難しい役ですが、過不足なく貫禄で演じきってくれました。素晴らしかった!
名場面のだいもんとの会話が、自然に“親子”で。もともと、長兄のイブラヒムがまだ20歳なくらいで、ムハンマドもそんなに歳ではないんですよね。30代後半か、せいぜい40そこそこというところ。
歴史に残る「ムハンマド・アリ」としての人生はまだまだこれから始まるわけで、そういう“曲者感”を良くみせてくれたと思います。(←べた褒め)
長としての挨拶も、下級生たちに目をくばっていたんだろうなーと思いました☆素の扇くんを知っているわけでは無いんですが、おおらかで優しい人、っていうイメージがあるんですよね。
88期も、次が最後の新人公演。長として勤めるのもさぞ大変でしょうけれども、がんばっていただきたいです♪
デジュリエ大佐(夏美よう)夕霧らい
一家の人間ではないんですけど、謁見の場には必ずいらっしゃる人なので、ついでに。
カチっとした軍服の似合いよう、押し出しの良さ。ハンサムでスタイルが良くて、王子様ではない「生身の男」の格好良さがありました。
私の中に、らいらいは祐澄さんとセットで出てくるという思い込みがあって、しかも、毎回お二人の並びの美しさに萌えていたのですが。今回、場面の端にさりげなく、でも存在感を持ってピンで立っているお姿を観ながら、ちょっとうっとりしてしまいました(^ ^;ゞ
いやはや。
声が良くて、芝居も落ち着きがある。トマスを諭すところも、「太守はいつも新しい武器をほしがりますが…」とか訴えてイブラヒムに反論されるところも、ちゃんと人間味があって。
アラブ世界を泳ぎ渡る西洋人の抜け目のなさと、“別世界”へのある種の憧れと、両方が垣間見えるのが良いなあ、と思いました。
同期のせいか、ムハンマド・アリとの親しみが本公演よりあって、逆にイブラヒムは、ちょっと敵愾心が強い感じでしたね(^ ^)。
アミナ(邦なつき)芽吹幸奈
こちらも専科さんの役を見事にこなしていらっしゃいました(はぁと)
おっとりとした優しさと、でも一筋縄ではいかない底の深さ。さすがに懐の大きさや温かみは邦さんには負けますが、父上が30台後半くらいなら、母上は下手すると20台かもしれない(!)わけで。
あのくらい野心が仄みえるアミナでもいいのかも。
削られてしまったストーリー(原作どおり、トマスを助けるために母上が動くところ)があったら面白かったろうな、と思わせるお芝居でした。
幸奈ちゃんは、他にも幕開きの女奴隷(舞城のどか)にナイルの精(新公のみ)と驚くほど出番も多くて、正直「あれっ?幸奈ちゃんってそんなに凄いダンサーなんだっけ?」と思ったりもしたのですが。
アミナ様は本当に素敵でした☆
マブルーカ(絵莉千晶)華耀きらり
……ものすごく綺麗だった……。
めちゃくちゃ甘口ですみません(^ ^;ゞ
元々ちょっとキツめの釣り目が色っぽくて大好きなんですけど、女官長では普段より大人っぽい化粧をされていて。黒い衣装と相俟って、びっくりするほど美しかったです。
なんとも言えない『雰囲気』がある役者、なんですね。
いつもと違った低めの柔らかな声を綺麗にコントロールされていたことにも驚きました。ナイリに「お嬢さまにしかできないお役目を…」というところも、小娘を黙らせる威力がありましたし。
キャストが発表されたときから「…え、絵莉さんの役…?」と不安だったのですが、予想外に良い出来で、とても嬉しかったです(^ ^)。
……幕開きのソロがなくて良かったぁ………ありがとうもえりちゃん!凄く良かったよ!!(こっそり呟き)
ナイリ(桜一花)天宮菜生
あの一花ちゃんが“身体の小ささを武器にして”作り上げた“まともでない少女”の役を、転向したばかりで娘役としてのスキルの低い菜生ちゃんにやらせるのは…無理があるだろうな、とは予想していたのですが。
……うーん、苦戦してましたねぇ…。
もともと歌える人なのでソロは良かったですし、衣装が違うのはもう仕方のないことですし。台詞も達者で、別に「ふつうのお嬢さん」程度だったら何も問題なかっただろうな、と思うのですが。
いかんせん、『ナイリ』としては無理が…(T T)。
ショーでは凄く可愛く笑えているのですが、役を作ったうえでの表情の見せ方が、まだ全然わかっていないんだなーと思いました。
月組だったらあれもありなんだけどなぁ。元々、月娘は強くて当たり前、顔芸やってなんぼなので。でも、花娘は可愛くて当たり前で、“娘役らしい表情の作り方”自体が一つの『芸』なんですね…。
……サミーラの野々すみ花ちゃんと逆の方が、二人とも勉強になったような気がしました。それがちょっとだけもったいなくて、とても残念な気がします。
ファハマ(野々すみ花)梅咲衣舞
サラーン(天宮菜生)菜那くらら 他、女官たち
名前のある二人も含めて、みんなホントに可愛かったです♪
ファハマとサラーン、本公演ではかなり印象的な二人ですが(背が全然違うのがツボなのです)、新公はちょっとおとなしすぎたかなー?
本公演でも、アミナ様に乞われてトマスが故郷の歌を歌う場面で、後ろの女官たちがドキドキしながらトマスを“憧れ”の目で見たり、くすくす笑ったりしているのが超お気に入りで、いつもオペラグラスで舐めるように見ているのですが。
月野姫花ちゃん(きらりん位置?)が、トマスさまをう〜っとり!と眺めてみたり、立ち上がったナイリを見て騒いでいたり、凄く表情豊かだったのがすごくツボでした。
本公演でナイリの後ろにいるときは温和しいのに(^ ^)、なんでだ…。
トゥスン(壮一帆)嶺乃一真
娘役さんを書き始めたら、止まらなくなってしまいました。ごめんなさい。
嶺乃くん、本公演のメドヘッドで初めて認識したのですが、メドヘッドの延長線上にあるトゥスンだなあ、と思いました。
可愛くて、幼くて、身が軽くて、でも頭もちょっと軽い。そんな印象。
砂漠の夜、トマスのテントを訪ねてきて「カイロに行くことになったんだ。両親に紹介したいから、一緒に来てくれ」というトゥスン。
アノウドをどうすればいいんだ、と問われて「インシャラー」と答えるトゥスン。
……裏表のない『主役の親友』役の壮ちゃんが大好きな猫としては、あの率直さ、トマスが好きとなったらもう絶対大好き!誰にも譲らない!というガキっぽさがトゥスンの魅力だと思っているんですが。
嶺乃くんのトゥスンは、あまりにも子供すぎて、「大人のガキっぽさ」ではなくてただの子供に見えてしまったのが残念でした。
声がもう少し低くなるか、笑顔がもう少し男役らしい笑顔になるか、立ち居振る舞いにもう少し落ち着きがあるか、どれか一つでもいいから、それがあれば全然違うと思うのですが……(- -;ゞ
あまりにも可愛らしいので、てっきり下級生だと思っていたのですが、だいもんや浦輝くんと同じ89期なんですね!(@ @)
す、すみません、無知で…(^ ^;ゞ
とりあえず、太守一家はこんなところかな?
長くなってしまったので、もう一回続きます♪
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エジプト太守一家の章。……ちょっとは華やかになるといいなあ。
ムハンマド・アリ(星原美沙緒)扇めぐむ
貫禄!!
今回の新公、一番の功労者はこの人だった、と思います。
専科の重鎮が、今までの積み重ねで作り上げた難しい役ですが、過不足なく貫禄で演じきってくれました。素晴らしかった!
名場面のだいもんとの会話が、自然に“親子”で。もともと、長兄のイブラヒムがまだ20歳なくらいで、ムハンマドもそんなに歳ではないんですよね。30代後半か、せいぜい40そこそこというところ。
歴史に残る「ムハンマド・アリ」としての人生はまだまだこれから始まるわけで、そういう“曲者感”を良くみせてくれたと思います。(←べた褒め)
長としての挨拶も、下級生たちに目をくばっていたんだろうなーと思いました☆素の扇くんを知っているわけでは無いんですが、おおらかで優しい人、っていうイメージがあるんですよね。
88期も、次が最後の新人公演。長として勤めるのもさぞ大変でしょうけれども、がんばっていただきたいです♪
デジュリエ大佐(夏美よう)夕霧らい
一家の人間ではないんですけど、謁見の場には必ずいらっしゃる人なので、ついでに。
カチっとした軍服の似合いよう、押し出しの良さ。ハンサムでスタイルが良くて、王子様ではない「生身の男」の格好良さがありました。
私の中に、らいらいは祐澄さんとセットで出てくるという思い込みがあって、しかも、毎回お二人の並びの美しさに萌えていたのですが。今回、場面の端にさりげなく、でも存在感を持ってピンで立っているお姿を観ながら、ちょっとうっとりしてしまいました(^ ^;ゞ
いやはや。
声が良くて、芝居も落ち着きがある。トマスを諭すところも、「太守はいつも新しい武器をほしがりますが…」とか訴えてイブラヒムに反論されるところも、ちゃんと人間味があって。
アラブ世界を泳ぎ渡る西洋人の抜け目のなさと、“別世界”へのある種の憧れと、両方が垣間見えるのが良いなあ、と思いました。
同期のせいか、ムハンマド・アリとの親しみが本公演よりあって、逆にイブラヒムは、ちょっと敵愾心が強い感じでしたね(^ ^)。
アミナ(邦なつき)芽吹幸奈
こちらも専科さんの役を見事にこなしていらっしゃいました(はぁと)
おっとりとした優しさと、でも一筋縄ではいかない底の深さ。さすがに懐の大きさや温かみは邦さんには負けますが、父上が30台後半くらいなら、母上は下手すると20台かもしれない(!)わけで。
あのくらい野心が仄みえるアミナでもいいのかも。
削られてしまったストーリー(原作どおり、トマスを助けるために母上が動くところ)があったら面白かったろうな、と思わせるお芝居でした。
幸奈ちゃんは、他にも幕開きの女奴隷(舞城のどか)にナイルの精(新公のみ)と驚くほど出番も多くて、正直「あれっ?幸奈ちゃんってそんなに凄いダンサーなんだっけ?」と思ったりもしたのですが。
アミナ様は本当に素敵でした☆
マブルーカ(絵莉千晶)華耀きらり
……ものすごく綺麗だった……。
めちゃくちゃ甘口ですみません(^ ^;ゞ
元々ちょっとキツめの釣り目が色っぽくて大好きなんですけど、女官長では普段より大人っぽい化粧をされていて。黒い衣装と相俟って、びっくりするほど美しかったです。
なんとも言えない『雰囲気』がある役者、なんですね。
いつもと違った低めの柔らかな声を綺麗にコントロールされていたことにも驚きました。ナイリに「お嬢さまにしかできないお役目を…」というところも、小娘を黙らせる威力がありましたし。
キャストが発表されたときから「…え、絵莉さんの役…?」と不安だったのですが、予想外に良い出来で、とても嬉しかったです(^ ^)。
……幕開きのソロがなくて良かったぁ………ありがとうもえりちゃん!凄く良かったよ!!(こっそり呟き)
ナイリ(桜一花)天宮菜生
あの一花ちゃんが“身体の小ささを武器にして”作り上げた“まともでない少女”の役を、転向したばかりで娘役としてのスキルの低い菜生ちゃんにやらせるのは…無理があるだろうな、とは予想していたのですが。
……うーん、苦戦してましたねぇ…。
もともと歌える人なのでソロは良かったですし、衣装が違うのはもう仕方のないことですし。台詞も達者で、別に「ふつうのお嬢さん」程度だったら何も問題なかっただろうな、と思うのですが。
いかんせん、『ナイリ』としては無理が…(T T)。
ショーでは凄く可愛く笑えているのですが、役を作ったうえでの表情の見せ方が、まだ全然わかっていないんだなーと思いました。
月組だったらあれもありなんだけどなぁ。元々、月娘は強くて当たり前、顔芸やってなんぼなので。でも、花娘は可愛くて当たり前で、“娘役らしい表情の作り方”自体が一つの『芸』なんですね…。
……サミーラの野々すみ花ちゃんと逆の方が、二人とも勉強になったような気がしました。それがちょっとだけもったいなくて、とても残念な気がします。
ファハマ(野々すみ花)梅咲衣舞
サラーン(天宮菜生)菜那くらら 他、女官たち
名前のある二人も含めて、みんなホントに可愛かったです♪
ファハマとサラーン、本公演ではかなり印象的な二人ですが(背が全然違うのがツボなのです)、新公はちょっとおとなしすぎたかなー?
本公演でも、アミナ様に乞われてトマスが故郷の歌を歌う場面で、後ろの女官たちがドキドキしながらトマスを“憧れ”の目で見たり、くすくす笑ったりしているのが超お気に入りで、いつもオペラグラスで舐めるように見ているのですが。
月野姫花ちゃん(きらりん位置?)が、トマスさまをう〜っとり!と眺めてみたり、立ち上がったナイリを見て騒いでいたり、凄く表情豊かだったのがすごくツボでした。
本公演でナイリの後ろにいるときは温和しいのに(^ ^)、なんでだ…。
トゥスン(壮一帆)嶺乃一真
娘役さんを書き始めたら、止まらなくなってしまいました。ごめんなさい。
嶺乃くん、本公演のメドヘッドで初めて認識したのですが、メドヘッドの延長線上にあるトゥスンだなあ、と思いました。
可愛くて、幼くて、身が軽くて、でも頭もちょっと軽い。そんな印象。
砂漠の夜、トマスのテントを訪ねてきて「カイロに行くことになったんだ。両親に紹介したいから、一緒に来てくれ」というトゥスン。
アノウドをどうすればいいんだ、と問われて「インシャラー」と答えるトゥスン。
……裏表のない『主役の親友』役の壮ちゃんが大好きな猫としては、あの率直さ、トマスが好きとなったらもう絶対大好き!誰にも譲らない!というガキっぽさがトゥスンの魅力だと思っているんですが。
嶺乃くんのトゥスンは、あまりにも子供すぎて、「大人のガキっぽさ」ではなくてただの子供に見えてしまったのが残念でした。
声がもう少し低くなるか、笑顔がもう少し男役らしい笑顔になるか、立ち居振る舞いにもう少し落ち着きがあるか、どれか一つでもいいから、それがあれば全然違うと思うのですが……(- -;ゞ
あまりにも可愛らしいので、てっきり下級生だと思っていたのですが、だいもんや浦輝くんと同じ89期なんですね!(@ @)
す、すみません、無知で…(^ ^;ゞ
とりあえず、太守一家はこんなところかな?
長くなってしまったので、もう一回続きます♪
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花組の若人たち【ベドウィンとマムルーク】
2008年7月30日 宝塚(花) コメント (5)東宝劇場 花組新人公演「愛と死のアラビア」
ベドウィンとマムルークの章。……男役まみれですみませんっゞ
とにかく若くて、元気なメンバーでした!
ベドウィンスクワットも元気いっぱい(^ ^)な感じ、でした☆
ザイド(悠真倫)煌雅 あさひ
アーサー、見た目もきれいだし歌も巧いし、で結構チェックしていたつもりだったのですが……
芝居も巧いって初めて知りました!(^ ^)(←無知?)
豪放磊落なリーダーシップ。ほんの少し、原作のザイドの片鱗が(ほんとにちょっとだけ)あったような気がします。思わずトマスが頼ってしまう雰囲気があって、立派でした。なのに、楽しそうに「銃をぶっ放す!」と打ち明けるときの茶目っ気が好きです。
“戦場”を愉しんでいる生まれながらの戦士の血を感じました。
盆が回る間際の、「トマスの旦那は、…やはり我々とは違うのかなあ…」という台詞の思慮深さが印象的でした。包容力があるんですね、この人の芝居には。
ラストの牢獄での演技もすごく良かったです。思わず注目してしまった(^ ^;ゞ
アブ・サラン(未涼亜希)月央和沙
「俺の弟は奴らに殺された!」アブ・サランの台詞として一番印象的なところですけれども、ここに持っていくまでの芝居がちょっと弱かったかも。まっつはやっぱり巧いんだなー、と改めて思ってしまいました。
でも、滑舌も良かったし、直情的で猪武者っぽい雰囲気があって、本役さんとはまた違うキャラクターをちゃんと考えていたと思います。うん。
この人も88期かー。OGのさくら(月丘七央)ちゃんと似た名前の研1さんがいるわ、あら、ちょっと写真も似た感じ、と思った7年前から、もうそんなになるんですね…(すみません、関係なくて)。
オスマン(貴怜良)瀬戸かずや
笑顔の可愛いかりやんのポジションに入った瀬戸くん。立っているだけで目立つ人なので、アブ・サランやアル・マリクと剣の稽古をする場面もやたらにカッコよかったです(^-^)。
台詞とかはあんまりなくてちょっと残念。
アル・マリク(華形ひかる)鳳真由
ぱっと目に付くキレイな人、という印象。ただ、見た目がちょっと子供っぽくて(丸顔だから?)、「この傷の償いは死をもってあがなってもらう!」とわめく場面とか、ちょっと子供がヒステリー起こして八つ当たりしてるみたいに見えてしまったかも(^ ^;
ただ、「馬三頭と引き換えに」とトマスに提案されて、仲間たちに「きいたかよっ!馬くれるってよ!!」みたいなことをいいながら退場する場面、あまりにも子供みたいに嬉しそうで、ホント可愛かったです♪
ジューバ(真野すがた)真瀬はるか
芝居巧いなあ〜!92期だから、研3になったばかり、ですよね?
凄い……。「蒼いくちづけ」のレンフィールドもびっくりしたけど、なんだか新公メンバーの中に入ると巧さが際立ちますね。
将来がとても楽しみ!
アリ・ジム(朝夏まなと)日高大地
こ、こちらは………ごっごめんよ、正直、真瀬くんと同期とは思えないほど台詞回しが拙かったです……(涙)。
本公演を観て、自分でもすっっっっかり日高くんのファンになったつもりだったんですが(汗)、声を聴いたのはこれが初めてでした……。(「蒼いくちづけ」Aチームに出ていらしたことも今知ったんですけど、あのときは台詞ありましたっけ…?)
また真瀬くんと掛け合いみたいに続けて喋る台詞が多いんだよあの役(T T)。苛め?
まぁ、初めて役らしい役、そんなこともあるさ!(←開き直り)
ベドウィン衣装にくるまれていてもはっきり判るスタイルの良さ。小さな頭。ビジュアル的には本当に目立つ人だと思うので……とにかく頑張っていただきたい!!です(^ ^ゞ
ヤシム(望海風斗)大河凜
可愛かった!文句なく!
本役のだいもんとはちょっと違う感じでした。…なんだろうな、もっと子供っぽかったのかな?子供なりに、トマスのために何かしてあげたい、この人を守ってあげたい、というひたむきさがあって、とってもキュートでした。
でも、牢獄の泣き声はちょっとやりすぎたかな…?
93期、ですか。この辺の期はできる子が多いような気がするんですけど、どうなんでしょうか。若い子の子役は芸ではないので、あまり感心しすぎてはいけないんですけどね(^ ^;
アッバース長官(大伴れいか)浦輝ひろと
いい声だった!抑えた低音がよく響いて、存在感と迫力がありました。
この役は出番も少ないし、台詞も少ないし……でも、ムハンマド・アリが思わず怯んでしまうだけの存在感がないと意味がない役なので。
とても良かったと思います!!なんでしたら木曜日から…(自粛)
89期かー。人材の多い期で大変でしょうけれども、今後のご活躍を楽しみにしています♪♪
アジズ(眉月凰)祐澄しゅん
かっこいいーーーーーっ!!
渋いね。かっこいいね。素敵だね。
殺陣もきれいに決まってました。いったん負けが決まったのに、隙をみてもう一度!というよりは、「負けたと見せかけて隙を作らせ、確実に殺してやる」みたいな計画的なものを感じてみたりしました(^ ^)。
惜しむらくは、ナイリお嬢様への恋心があんまり表現されていなかったことかな。あのカッコよさで、ナイリへの渇望まで表現しちゃったら、客席がアジズ側についちゃってマズいか?(←言ってろ)
スレイマン(高翔みずき、代役・日向燦)初輝よしや
ひたすら面白いマメちゃんのスレイマンに比べて、硬軟自在だけど正統派の敵役、でした♪
彼の考え方っていうのは、必ずしも視野が狭いとかなんとか言われるものではなくて、単純に保守的なんですよね。トルコ世界、という、永く続いた比較的平和で繁栄したアラビアを守ろうとした、ただそれだけ。
マメちゃんみたいに、思わず笑ってしまうほどの「ディズニーアニメに出てきそうな悪役」を創りこむのも、こういう立場の役を演じるための一つの手法ですけれども。
初輝くんの役作りも、技術面はともかくとして(汗)面白かったと思います。
本来の本役であるさお太さんのスレイマンが観られなかったことが、とってもとっても残念……。
(さお太さん、早く元気なお顔を見せてくださいね!)
ラシード(紫峰七海)冴月瑠那
もともと、ふみかちゃんのイヤラシイ目に注目する癖がついてしまっているので、ラシードさんから目が離せないのは当たり前っちゃ当たり前なんですけれども。
「蒼いくちづけ」でも印象的だった冴月さんの美貌は、ふみかちゃんとは違う意味で心にも瞼にも残りますね(^ ^;ゞ
渋い台詞回しも、あの美貌から出てくるとなにか冷徹なものいいに聞こえてくる(汗)。だ、だめかも私……。
冴月さん、たしか「Mind Traveller」では元気な若者でしたよね…?すっごいキレイな人がいるーと思った記憶がかすかに。(←微かすぎる)
容姿も声ももろ好みなのに、どうして本公演で見つけられないんだろう……(自己嫌悪)(牢獄の衛兵しか判んないよー)
今日で男役さんは大分すすみましたね♪
あとはムハンマド・アリご一家と女官たち、西欧人たち、そしてショー場面、か・・・さてどこまで書けるかな?(^ ^)
.
ベドウィンとマムルークの章。……男役まみれですみませんっゞ
とにかく若くて、元気なメンバーでした!
ベドウィンスクワットも元気いっぱい(^ ^)な感じ、でした☆
ザイド(悠真倫)煌雅 あさひ
アーサー、見た目もきれいだし歌も巧いし、で結構チェックしていたつもりだったのですが……
芝居も巧いって初めて知りました!(^ ^)(←無知?)
豪放磊落なリーダーシップ。ほんの少し、原作のザイドの片鱗が(ほんとにちょっとだけ)あったような気がします。思わずトマスが頼ってしまう雰囲気があって、立派でした。なのに、楽しそうに「銃をぶっ放す!」と打ち明けるときの茶目っ気が好きです。
“戦場”を愉しんでいる生まれながらの戦士の血を感じました。
盆が回る間際の、「トマスの旦那は、…やはり我々とは違うのかなあ…」という台詞の思慮深さが印象的でした。包容力があるんですね、この人の芝居には。
ラストの牢獄での演技もすごく良かったです。思わず注目してしまった(^ ^;ゞ
アブ・サラン(未涼亜希)月央和沙
「俺の弟は奴らに殺された!」アブ・サランの台詞として一番印象的なところですけれども、ここに持っていくまでの芝居がちょっと弱かったかも。まっつはやっぱり巧いんだなー、と改めて思ってしまいました。
でも、滑舌も良かったし、直情的で猪武者っぽい雰囲気があって、本役さんとはまた違うキャラクターをちゃんと考えていたと思います。うん。
この人も88期かー。OGのさくら(月丘七央)ちゃんと似た名前の研1さんがいるわ、あら、ちょっと写真も似た感じ、と思った7年前から、もうそんなになるんですね…(すみません、関係なくて)。
オスマン(貴怜良)瀬戸かずや
笑顔の可愛いかりやんのポジションに入った瀬戸くん。立っているだけで目立つ人なので、アブ・サランやアル・マリクと剣の稽古をする場面もやたらにカッコよかったです(^-^)。
台詞とかはあんまりなくてちょっと残念。
アル・マリク(華形ひかる)鳳真由
ぱっと目に付くキレイな人、という印象。ただ、見た目がちょっと子供っぽくて(丸顔だから?)、「この傷の償いは死をもってあがなってもらう!」とわめく場面とか、ちょっと子供がヒステリー起こして八つ当たりしてるみたいに見えてしまったかも(^ ^;
ただ、「馬三頭と引き換えに」とトマスに提案されて、仲間たちに「きいたかよっ!馬くれるってよ!!」みたいなことをいいながら退場する場面、あまりにも子供みたいに嬉しそうで、ホント可愛かったです♪
ジューバ(真野すがた)真瀬はるか
芝居巧いなあ〜!92期だから、研3になったばかり、ですよね?
凄い……。「蒼いくちづけ」のレンフィールドもびっくりしたけど、なんだか新公メンバーの中に入ると巧さが際立ちますね。
将来がとても楽しみ!
アリ・ジム(朝夏まなと)日高大地
こ、こちらは………ごっごめんよ、正直、真瀬くんと同期とは思えないほど台詞回しが拙かったです……(涙)。
本公演を観て、自分でもすっっっっかり日高くんのファンになったつもりだったんですが(汗)、声を聴いたのはこれが初めてでした……。(「蒼いくちづけ」Aチームに出ていらしたことも今知ったんですけど、あのときは台詞ありましたっけ…?)
また真瀬くんと掛け合いみたいに続けて喋る台詞が多いんだよあの役(T T)。苛め?
まぁ、初めて役らしい役、そんなこともあるさ!(←開き直り)
ベドウィン衣装にくるまれていてもはっきり判るスタイルの良さ。小さな頭。ビジュアル的には本当に目立つ人だと思うので……とにかく頑張っていただきたい!!です(^ ^ゞ
ヤシム(望海風斗)大河凜
可愛かった!文句なく!
本役のだいもんとはちょっと違う感じでした。…なんだろうな、もっと子供っぽかったのかな?子供なりに、トマスのために何かしてあげたい、この人を守ってあげたい、というひたむきさがあって、とってもキュートでした。
でも、牢獄の泣き声はちょっとやりすぎたかな…?
93期、ですか。この辺の期はできる子が多いような気がするんですけど、どうなんでしょうか。若い子の子役は芸ではないので、あまり感心しすぎてはいけないんですけどね(^ ^;
アッバース長官(大伴れいか)浦輝ひろと
いい声だった!抑えた低音がよく響いて、存在感と迫力がありました。
この役は出番も少ないし、台詞も少ないし……でも、ムハンマド・アリが思わず怯んでしまうだけの存在感がないと意味がない役なので。
とても良かったと思います!!なんでしたら木曜日から…(自粛)
89期かー。人材の多い期で大変でしょうけれども、今後のご活躍を楽しみにしています♪♪
アジズ(眉月凰)祐澄しゅん
かっこいいーーーーーっ!!
渋いね。かっこいいね。素敵だね。
殺陣もきれいに決まってました。いったん負けが決まったのに、隙をみてもう一度!というよりは、「負けたと見せかけて隙を作らせ、確実に殺してやる」みたいな計画的なものを感じてみたりしました(^ ^)。
惜しむらくは、ナイリお嬢様への恋心があんまり表現されていなかったことかな。あのカッコよさで、ナイリへの渇望まで表現しちゃったら、客席がアジズ側についちゃってマズいか?(←言ってろ)
スレイマン(高翔みずき、代役・日向燦)初輝よしや
ひたすら面白いマメちゃんのスレイマンに比べて、硬軟自在だけど正統派の敵役、でした♪
彼の考え方っていうのは、必ずしも視野が狭いとかなんとか言われるものではなくて、単純に保守的なんですよね。トルコ世界、という、永く続いた比較的平和で繁栄したアラビアを守ろうとした、ただそれだけ。
マメちゃんみたいに、思わず笑ってしまうほどの「ディズニーアニメに出てきそうな悪役」を創りこむのも、こういう立場の役を演じるための一つの手法ですけれども。
初輝くんの役作りも、技術面はともかくとして(汗)面白かったと思います。
本来の本役であるさお太さんのスレイマンが観られなかったことが、とってもとっても残念……。
(さお太さん、早く元気なお顔を見せてくださいね!)
ラシード(紫峰七海)冴月瑠那
もともと、ふみかちゃんのイヤラシイ目に注目する癖がついてしまっているので、ラシードさんから目が離せないのは当たり前っちゃ当たり前なんですけれども。
「蒼いくちづけ」でも印象的だった冴月さんの美貌は、ふみかちゃんとは違う意味で心にも瞼にも残りますね(^ ^;ゞ
渋い台詞回しも、あの美貌から出てくるとなにか冷徹なものいいに聞こえてくる(汗)。だ、だめかも私……。
冴月さん、たしか「Mind Traveller」では元気な若者でしたよね…?すっごいキレイな人がいるーと思った記憶がかすかに。(←微かすぎる)
容姿も声ももろ好みなのに、どうして本公演で見つけられないんだろう……(自己嫌悪)(牢獄の衛兵しか判んないよー)
今日で男役さんは大分すすみましたね♪
あとはムハンマド・アリご一家と女官たち、西欧人たち、そしてショー場面、か・・・さてどこまで書けるかな?(^ ^)
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東京宝塚劇場にて、花組新人公演「愛と死のエジプト」 「愛と死のアラビア」を観てまいりました。
新公演出は鈴木圭。
私は彼が演出した舞台を観たのはこれが初めて…だと思います。たぶん。
水さんの「里見八犬伝」もみっちゃんの「SECOND LIFE」も観られなかったし、新公も観てないと思う。
バウ作品は、どちらも評判良かったみたいですし(身近で観た人がいないので良くわかりませんが…)、どちらかというと齋藤さん系の、ちょっと展開に無茶はするけど、ファンに「ここがスゴク好き!」と言わせる場面をきっちり創ってくるタイプの演出家なのかな、と思っていましたが、
今回の新公は『思いのほか手堅くきたな』、というのが率直な感想でした。
演出的にも、芝居に関してはほとんど変更なかったと思います
(ショー部分、特に「悠久のナイル」は大きく違いましたが)。
役者の演技についても、特に“演出としてこの人の解釈を変えたんだな”“演出変更の意図を持って演技指導したな”と思ったところは無かったような気がします。
手堅く。
きっちり。
ちゃんと。
…そんな印象。
トマス(真飛聖)朝夏まなと
この人は、主演ももう4回目?…ですよね?(マラケシュ、黒蜥蜴、アデュー、今回)最近一人で何回も新公をやる人が少ないので、すごいなあと素直に思います。
「蒼いくちづけ」Bチームは観られませんでしたが、「アデュー・マルセイユ」新公の時と今回と、ずいぶん雰囲気が変わったなーと思いました。
うん、やっぱり「蒼いくちづけ」の経験が生きているのでしょうか?
相手役がれみちゃんだったのも大きいかな?学年も近いし、経験値もちょうど釣り合ってる感じなので、やりやすかったのでは?
とにかく、二人の並びがすごくキレイで、よくお似合いでした。サイズ的にもちょうどいいし、いいコンビだと思います。
芝居の方向性もあっているような気がするので、いずれバウとかで組んでほしいかも?(今回は作品がアレなので、あまり自信がありませんが…)
ただ、トマス、という男の人間的な面白み、にかけては、さすがにまとぶんは巧かったんだなーと思いました。砂漠を追いかけてきたヤシムに、「さ、帰ろうか」と言うときの茶目っ気とか。
ああいう茶目っ気が、本公演でのトマスの人間的な魅力であり、最後の牢獄の場面でのドナルドとのやりとりも、そういうところがあるから余計に感動的になるんですよね…
まぁくんのトマスは、もっと生真面目で一生懸命な、「青臭い坊や」だったような気がしました。台詞のはしばしが。
それはそれで格好いいし、今回トゥスン(嶺乃一真)がものすごく幼くて吃驚するほど可愛らしかったので、それなりに全体のバランスは取れてはいたのですが、もう少し奥のある造形ができれば面白くなるのになー、と思いましたね。
「Mind Traveller」の若者役みたいな、賑やかしの発散系の役だと、もうそこしか目に入らないみたいな華やかなオーラを出す人なんですけれども、今回はトマスという役を、辛抱役だと思いこんでいたような気がします。
……まぁ、逆に正統派のトマスだったという言い方もできるんですけどね(^ ^)。
アノウド(桜乃彩音)白華れみ
ヒロイン経験豊富なれみちゃん、と書きだそうしたんですが、そういえば新公ヒロインはまだコレが二回目なんですね(ローマ、今回)。
ワークショップで二回ヒロインしていたので、つい。
姿が美しくて、いかにも“娘役”らしい風情がある人ですが、ポルキアといい、アノウドといい、なぜ数少ない新公ヒロインがいつも薄倖の「あなたのお傍にいたいのです」タイプの女性なんだろう…。
ワークショップ(「Young Bloods」「BourbonStreet Blues」)では、どちらも強気な現代っ子(←Bourbon…は’50s だけど)で、すごく可愛くて魅力的だったのに(^ ^)。もう一度ああいう役で観てみたいなー。
台詞の声が意外なくらい彩音ちゃんに似ていたのは、真似をしていたのでしょうか…?彩音ちゃんとは期も一期しか違わないんだし、もっと自信を持って「白華れみのアノウドはこれ!」って打ち出してほしかったような気がしました。
アノウドじゃ個性の出しようもないから仕方ないよね、とも思うんですが……でも、やり方はいろいろあると思うんですよ。たとえば、もっとお嬢様っぽく、毅然とした感じにする、とか。あるいは逆に、もっとおどおどと怯えた感じにしちゃう、とか。
まぁくんのトマスが、本役さんより生真面目で生硬な雰囲気になったぶん、アノウドはもっと母性を出してみるっていう手もあったんじゃないかなー、とか。
どうすればいいのか具体的には判りませんけれども、あの"堅物トマス"っぷりでは、あんな土壇場の瀬戸際になっても可愛い妹にあんな告白は出来なさそうな気がしてならなかったので……(*^ ^*)
まぁ、そのあたりは演出家の解釈だと思いますが。
…すみません、勝手なことばかり書いて。
えーっと、れみちゃんの、コスチュームの似合いようと、仕草の美しさがとにかく素晴らしかったです。伊達にポルキアやってないね!古代ローマ風の衣装と、アラビア風の衣装、着こなしが似てる気がします。とにかく文句なく美しかった!!
あと、奴隷として登場したときのお辞儀の仕方が可愛くてお気に入りです♪♪
サミーラ(白華れみ)野々すみ花
この人が、ある意味一番意外だったかも。
本役さんとは全然違うアプローチで来るだろう、と思っていたのですが、芝居自体は本役さんと殆ど変わらなかったような気が……(汗)
あ。でも、そういえば。
アノウドが治療の途中で気を失ったとき、咄嗟にヴェールを脱ごうとする芝居って、れみちゃんがやっているんでしょうか?あのときの焦った顔と反射的な手の動きがちょっと印象的だったんですが。(本公演では何を見ているんだろう私…?)
イブラヒム(大空祐飛)望海風斗
すげーカッコよかったです。ちゃんと20歳の若者だった(^ ^)。
まぁくんのトマスが若返っているのに、ちゃんとトマスより歳下の、怜悧で有能な20歳に見えました♪♪父上(扇めぐむ)とのバランスもGOODだったし、何よりあの学年できっちり目を利かせられるのが素晴らしい。
髭もとってもよく似合ってました(はぁと)♪
あれがほんの数時間前にはヤシムをやっていたのかと思うと……(しかもこれがまた当たり役だったりする)、すごーく不思議な気がします(^ ^)。
それにしても良い声だ!!
台詞の声も、歌も、絶品でした。うっとり。
ちょっと高めだけど、芯と深みがあって、なんていうか、嘉月絵理ちゃんみたいな声なんですね(*^ ^*)
歌はさすが。(エンカレメンバーだもんな……当然といえば当然か…)「アラビアの伝説を…」の歌の、最初の音程があやしいところも、嫌味かと思うほどきっちり歌ってくれました(^ ^)(…やっと正しい音程がわかったぞ!…がんばれ祐飛さん^ ^)(←祐飛さんの魅力はそんなところにあるんじゃないからいいの)
そんなところかな?
次回は……どうしようかな。太守一家の話からか、ベドウィンとマムルークか、それとも……明日考えます……。
.
新公演出は鈴木圭。
私は彼が演出した舞台を観たのはこれが初めて…だと思います。たぶん。
水さんの「里見八犬伝」もみっちゃんの「SECOND LIFE」も観られなかったし、新公も観てないと思う。
バウ作品は、どちらも評判良かったみたいですし(身近で観た人がいないので良くわかりませんが…)、どちらかというと齋藤さん系の、ちょっと展開に無茶はするけど、ファンに「ここがスゴク好き!」と言わせる場面をきっちり創ってくるタイプの演出家なのかな、と思っていましたが、
今回の新公は『思いのほか手堅くきたな』、というのが率直な感想でした。
演出的にも、芝居に関してはほとんど変更なかったと思います
(ショー部分、特に「悠久のナイル」は大きく違いましたが)。
役者の演技についても、特に“演出としてこの人の解釈を変えたんだな”“演出変更の意図を持って演技指導したな”と思ったところは無かったような気がします。
手堅く。
きっちり。
ちゃんと。
…そんな印象。
トマス(真飛聖)朝夏まなと
この人は、主演ももう4回目?…ですよね?(マラケシュ、黒蜥蜴、アデュー、今回)最近一人で何回も新公をやる人が少ないので、すごいなあと素直に思います。
「蒼いくちづけ」Bチームは観られませんでしたが、「アデュー・マルセイユ」新公の時と今回と、ずいぶん雰囲気が変わったなーと思いました。
うん、やっぱり「蒼いくちづけ」の経験が生きているのでしょうか?
相手役がれみちゃんだったのも大きいかな?学年も近いし、経験値もちょうど釣り合ってる感じなので、やりやすかったのでは?
とにかく、二人の並びがすごくキレイで、よくお似合いでした。サイズ的にもちょうどいいし、いいコンビだと思います。
芝居の方向性もあっているような気がするので、いずれバウとかで組んでほしいかも?(今回は作品がアレなので、あまり自信がありませんが…)
ただ、トマス、という男の人間的な面白み、にかけては、さすがにまとぶんは巧かったんだなーと思いました。砂漠を追いかけてきたヤシムに、「さ、帰ろうか」と言うときの茶目っ気とか。
ああいう茶目っ気が、本公演でのトマスの人間的な魅力であり、最後の牢獄の場面でのドナルドとのやりとりも、そういうところがあるから余計に感動的になるんですよね…
まぁくんのトマスは、もっと生真面目で一生懸命な、「青臭い坊や」だったような気がしました。台詞のはしばしが。
それはそれで格好いいし、今回トゥスン(嶺乃一真)がものすごく幼くて吃驚するほど可愛らしかったので、それなりに全体のバランスは取れてはいたのですが、もう少し奥のある造形ができれば面白くなるのになー、と思いましたね。
「Mind Traveller」の若者役みたいな、賑やかしの発散系の役だと、もうそこしか目に入らないみたいな華やかなオーラを出す人なんですけれども、今回はトマスという役を、辛抱役だと思いこんでいたような気がします。
……まぁ、逆に正統派のトマスだったという言い方もできるんですけどね(^ ^)。
アノウド(桜乃彩音)白華れみ
ヒロイン経験豊富なれみちゃん、と書きだそうしたんですが、そういえば新公ヒロインはまだコレが二回目なんですね(ローマ、今回)。
ワークショップで二回ヒロインしていたので、つい。
姿が美しくて、いかにも“娘役”らしい風情がある人ですが、ポルキアといい、アノウドといい、なぜ数少ない新公ヒロインがいつも薄倖の「あなたのお傍にいたいのです」タイプの女性なんだろう…。
ワークショップ(「Young Bloods」「BourbonStreet Blues」)では、どちらも強気な現代っ子(←Bourbon…は’50s だけど)で、すごく可愛くて魅力的だったのに(^ ^)。もう一度ああいう役で観てみたいなー。
台詞の声が意外なくらい彩音ちゃんに似ていたのは、真似をしていたのでしょうか…?彩音ちゃんとは期も一期しか違わないんだし、もっと自信を持って「白華れみのアノウドはこれ!」って打ち出してほしかったような気がしました。
アノウドじゃ個性の出しようもないから仕方ないよね、とも思うんですが……でも、やり方はいろいろあると思うんですよ。たとえば、もっとお嬢様っぽく、毅然とした感じにする、とか。あるいは逆に、もっとおどおどと怯えた感じにしちゃう、とか。
まぁくんのトマスが、本役さんより生真面目で生硬な雰囲気になったぶん、アノウドはもっと母性を出してみるっていう手もあったんじゃないかなー、とか。
どうすればいいのか具体的には判りませんけれども、あの"堅物トマス"っぷりでは、あんな土壇場の瀬戸際になっても可愛い妹にあんな告白は出来なさそうな気がしてならなかったので……(*^ ^*)
まぁ、そのあたりは演出家の解釈だと思いますが。
…すみません、勝手なことばかり書いて。
えーっと、れみちゃんの、コスチュームの似合いようと、仕草の美しさがとにかく素晴らしかったです。伊達にポルキアやってないね!古代ローマ風の衣装と、アラビア風の衣装、着こなしが似てる気がします。とにかく文句なく美しかった!!
あと、奴隷として登場したときのお辞儀の仕方が可愛くてお気に入りです♪♪
サミーラ(白華れみ)野々すみ花
この人が、ある意味一番意外だったかも。
本役さんとは全然違うアプローチで来るだろう、と思っていたのですが、芝居自体は本役さんと殆ど変わらなかったような気が……(汗)
あ。でも、そういえば。
アノウドが治療の途中で気を失ったとき、咄嗟にヴェールを脱ごうとする芝居って、れみちゃんがやっているんでしょうか?あのときの焦った顔と反射的な手の動きがちょっと印象的だったんですが。(本公演では何を見ているんだろう私…?)
イブラヒム(大空祐飛)望海風斗
すげーカッコよかったです。ちゃんと20歳の若者だった(^ ^)。
まぁくんのトマスが若返っているのに、ちゃんとトマスより歳下の、怜悧で有能な20歳に見えました♪♪父上(扇めぐむ)とのバランスもGOODだったし、何よりあの学年できっちり目を利かせられるのが素晴らしい。
髭もとってもよく似合ってました(はぁと)♪
あれがほんの数時間前にはヤシムをやっていたのかと思うと……(しかもこれがまた当たり役だったりする)、すごーく不思議な気がします(^ ^)。
それにしても良い声だ!!
台詞の声も、歌も、絶品でした。うっとり。
ちょっと高めだけど、芯と深みがあって、なんていうか、嘉月絵理ちゃんみたいな声なんですね(*^ ^*)
歌はさすが。(エンカレメンバーだもんな……当然といえば当然か…)「アラビアの伝説を…」の歌の、最初の音程があやしいところも、嫌味かと思うほどきっちり歌ってくれました(^ ^)(…やっと正しい音程がわかったぞ!…がんばれ祐飛さん^ ^)(←祐飛さんの魅力はそんなところにあるんじゃないからいいの)
そんなところかな?
次回は……どうしようかな。太守一家の話からか、ベドウィンとマムルークか、それとも……明日考えます……。
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真っ赤で熱い砂の海【7】
2008年7月22日 宝塚(花) コメント (9)東宝劇場花組公演「RED HOT SEA」
フィナーレ。
1階A席前の横通路、上手側の入り口があいて、ペドロ(野々すみ花)&釣り人三人(夏美よう、大伴れいか、悠真倫)が入ってくる。
横通路を歩いている間は、A席上手で観ていても、真っ暗で何も見えません(涙)。せっかく楽しみにしていたのに、残念。
S席のセンター脇の通路を舞台に向かって歩き出したあたりでライトが入るのですが、後方から見ていても完全にシルエットだけで何も見えず。
楽しみにしていたのに残念でした。
ペドロは、母の呼ぶ声を無視して遊びに行ってしまったので、叱られるんじゃないかと不安げで。
「ママ、怒ってるかなあ……」と呟くすみ花の声がツボです。本当に可愛い声ですよね、彼女は(^ ^)。
で、釣り人たちが「俺たちが一緒に行ってあげるから」だったかな?そんなことを言って慰めつつ帰らせる。
帰ってきたペドロの声をきいて、上手花道の舟のセット(すみ花の棲家/笑)の上に起き上がる妖精さん。可愛い子が帰ってきて、めちゃくちゃ嬉しそう。舟の上で飛び跳ねそうな勢いです。きゅんっとするほど可愛い!
あれでもう研12かと思うと……(え?)
家の中に帰っていくペドロを見送って、舟を降りる妖精さん。
「もう帰ろうか…」と歌いだす。
海へ。
マルタに恋をした海の妖精が、
マリオの死後も、マルタとペドロを今まで見守ってきて、
そして、
母なる海へ、還ろうか、と。
空気を抱きしめるようなみわっちの表情が、とても好きです。
しみじみと優しい空気に満たされた劇場空間を、ふいに高らかなファンファーレが切り裂く。
客席から走りこんでくる熱帯魚たちと、
銀橋に登場する、ブルーの衣装の海の化身(大空祐飛)。
基本の衣装は、(祐飛さん以外は)オープニングと同じ魚の衣装。色も同じです。ただ、メインのメンバーはそれぞれの服の色に合わせた思い思いの鬘をかぶって銀橋にそろうので、だいぶ雰囲気が違いますが。
祐飛さんのソロは、残念ながら歌詞がほとんど聞き取れないんですけど(涙)いろいろと面白いことを言っているらしいです。「めだかの大西洋」とか(←めだかって淡水魚じゃないのか?)。
賑やかな、沸き立つ海のエネルギー。
思いっきり狂ったように踊る魚たち。
だいもん(望海風斗)の、“エネルギッシュな笑顔”に感動。そう、ただの“エネルギッシュ”じゃなくて、“エネルギッシュな笑顔”なんですよ、だいもんの場合。笑顔にパワーがある。
群舞の中にあの笑顔を見つけるたびに、幸せのコインを貰った気がします。
この場面に限らないんですが、ちあき(白鳥かすが)が、なんだか花組に来て可愛くなったような気がするのは妄想でしょうか。
顔を見ればわかるはず、と結構自信があった彩城レアちゃんが、ここまで一回も見つけられなかったことがショックだったので、この場面でやっと見つけられてとても嬉しかったです(^ ^)。なんで判らないんだろう、あんなに特徴的なお顔なのに。
声を聞けば判るんだけどなー。
娘役さんたちは本当に可愛いです。あの衣装も大好きだ!(←真顔)。
でも。
みんな、せっかくあの暑そうなお魚さんの衣装を着込んできたのに、結構短い場面なんですよね(T T)。ちょっとくらい歌い継ぎとかあっても良かったのになぁ…。
本舞台の幕があがると、大階段を使ったトップコンビのデュエットダンス。紅の衣装が華やかで、お二人とも良く似合ってる。
ただ、振付の雰囲気が中詰めのデュエットとちょっと似た感じなのが残念!どっちかは、がっつりホールドしてくるくる回るような振付で観たかったかも。銀橋での動きもちょっと似ているし。
大人っぽくて色っぽくて良いんですけど、どっちか一つはコケティッシュに、とか、可愛い感じに、とか、そういうのだったらもっと楽しかったのになー。
でもここは、見せ場のリフトがすごくキレイで素敵です。あぶなげなく、息のあったお二人ですね(はぁと)。
銀橋でポーズを決めるトップコンビ。
大階段でフォーメーションを決めるZCAP(ズカップ)の5人、
壮一帆、愛音羽麗、未涼亜希、華形ひかる、真野すがた。
えーっと。
ZCAPって、猫的には元月組トップスター久世星佳さんのサヨナラバウ「Non-Stop!」に出てきたアイドルグループなんですけど(^ ^;ゞ。さお太さんと祐飛さんがメンバーだったんですよね、あれ。今思うと、偶然って凄いなぁ…。
そんな思い出に浸りつつ、大階段の「花組版」ZCAPを愛でる。
ジーンズっぽい衣装に青白の背羽を背負って、ちょっとレゲエっぽい鬘。見慣れてきたせいか、最近「みんなかっこいいなあ」と思っている自分を見つけてしまったりしています。いや、かっこいいですよはい。…みんなスタイルいいなあ☆
7月15日の日記にもパレードの話は結構書いたので…あそこで書いてない話は、、、、と、
コーラスは、上手が愛純もえりちゃん&扇めぐむくん、下手がはるちゃん&アーサー(煌雅あさひ)……でしたっけ?はるちゃんがあんまり可愛くてロックオンだったので、ちょっと記憶が…。
パレードの中で、釣り人さんたちとペドロも斜めに降りてくるんですが、そのまま上手花道の舟に向かって、そのままよじ登るんですね。気がつくと舟の上で四人が大騒ぎしていて(笑)、可愛かったです。
祐飛さんは蒼一色の大羽根。ジーンズ風の衣装が誰よりも良く似合っててかっこいい、と思うのはたぶん欲眼(^ ^;ゞ
パレードは、初めての下手先頭。ぐるっと回っていくときに、すれ違うかりやんと合図しあっていたりするのをチェックするのが楽しいです。花組の皆様、祐飛さんを可愛がってくれて本当にありがとう!!
まとぶんは、白い大羽根に青い雉羽。白い衣装に青い雉羽が映えて、とてもキレイです。笑顔が優しくて、なぜか嬉しい。
パレードが終わって一息ついたところで、上からどさっ!!と落ちてくる赤いリボン。
並んでいたのがちょっと解けて、まとぶん・彩音ちゃん・祐飛さんをそれぞれ中心になんとなく塊をつくって再度盛り上がる感じに。
体当たりで甘えてくるみつるくんが可愛いのはここです。どうぞお見逃しなく(^ ^)(毎回やっているのかどうかは不明ですが)。
無秩序の秩序、水にゆらめくようなゆるやかな盛り上がりの真ん中に、下りてくる緞帳。
母なる海、
ふるさとの海、
還っていくところ。
草野さんのイメージする海が、好きです。
海の中は別世界で、
違う時間が流れていて、
でも同じ苦しみがあり、
ゆうるりと流れる時間があり、
幸せが、ある。
無秩序な、でも幸せな時間があって、
エネルギッシュで幸せな魚たちがいて。
だから。
彼らの描き出す「幻の海」に、また遊びに行きたくなるのです…。
……やっと終わったー!
自分の覚書を兼ねて書いていたので、本当に長くなってしまいました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そして。書いたことはすべて、ホントに心のメモですので。間違い・勘違い・嘘などなど、たくさんあると思います。「あれっ?」ということがありましたら、ご遠慮なさらず是非ともご教示くださいませm(_ _)m。
とりあえず、花組ファンの雛(^ ^)の面目を、少しですがほどこしたところで、また遠征(だいぶ前になってしまいましたが…)の話でも思い出してみたいと思います♪♪
最後まで長くなっちゃって、本当にすみませんm(_ _)m。
.
フィナーレ。
1階A席前の横通路、上手側の入り口があいて、ペドロ(野々すみ花)&釣り人三人(夏美よう、大伴れいか、悠真倫)が入ってくる。
横通路を歩いている間は、A席上手で観ていても、真っ暗で何も見えません(涙)。せっかく楽しみにしていたのに、残念。
S席のセンター脇の通路を舞台に向かって歩き出したあたりでライトが入るのですが、後方から見ていても完全にシルエットだけで何も見えず。
楽しみにしていたのに残念でした。
ペドロは、母の呼ぶ声を無視して遊びに行ってしまったので、叱られるんじゃないかと不安げで。
「ママ、怒ってるかなあ……」と呟くすみ花の声がツボです。本当に可愛い声ですよね、彼女は(^ ^)。
で、釣り人たちが「俺たちが一緒に行ってあげるから」だったかな?そんなことを言って慰めつつ帰らせる。
帰ってきたペドロの声をきいて、上手花道の舟のセット(すみ花の棲家/笑)の上に起き上がる妖精さん。可愛い子が帰ってきて、めちゃくちゃ嬉しそう。舟の上で飛び跳ねそうな勢いです。きゅんっとするほど可愛い!
あれでもう研12かと思うと……(え?)
家の中に帰っていくペドロを見送って、舟を降りる妖精さん。
「もう帰ろうか…」と歌いだす。
海へ。
マルタに恋をした海の妖精が、
マリオの死後も、マルタとペドロを今まで見守ってきて、
そして、
母なる海へ、還ろうか、と。
空気を抱きしめるようなみわっちの表情が、とても好きです。
しみじみと優しい空気に満たされた劇場空間を、ふいに高らかなファンファーレが切り裂く。
客席から走りこんでくる熱帯魚たちと、
銀橋に登場する、ブルーの衣装の海の化身(大空祐飛)。
基本の衣装は、(祐飛さん以外は)オープニングと同じ魚の衣装。色も同じです。ただ、メインのメンバーはそれぞれの服の色に合わせた思い思いの鬘をかぶって銀橋にそろうので、だいぶ雰囲気が違いますが。
祐飛さんのソロは、残念ながら歌詞がほとんど聞き取れないんですけど(涙)いろいろと面白いことを言っているらしいです。「めだかの大西洋」とか(←めだかって淡水魚じゃないのか?)。
賑やかな、沸き立つ海のエネルギー。
思いっきり狂ったように踊る魚たち。
だいもん(望海風斗)の、“エネルギッシュな笑顔”に感動。そう、ただの“エネルギッシュ”じゃなくて、“エネルギッシュな笑顔”なんですよ、だいもんの場合。笑顔にパワーがある。
群舞の中にあの笑顔を見つけるたびに、幸せのコインを貰った気がします。
この場面に限らないんですが、ちあき(白鳥かすが)が、なんだか花組に来て可愛くなったような気がするのは妄想でしょうか。
顔を見ればわかるはず、と結構自信があった彩城レアちゃんが、ここまで一回も見つけられなかったことがショックだったので、この場面でやっと見つけられてとても嬉しかったです(^ ^)。なんで判らないんだろう、あんなに特徴的なお顔なのに。
声を聞けば判るんだけどなー。
娘役さんたちは本当に可愛いです。あの衣装も大好きだ!(←真顔)。
でも。
みんな、せっかくあの暑そうなお魚さんの衣装を着込んできたのに、結構短い場面なんですよね(T T)。ちょっとくらい歌い継ぎとかあっても良かったのになぁ…。
本舞台の幕があがると、大階段を使ったトップコンビのデュエットダンス。紅の衣装が華やかで、お二人とも良く似合ってる。
ただ、振付の雰囲気が中詰めのデュエットとちょっと似た感じなのが残念!どっちかは、がっつりホールドしてくるくる回るような振付で観たかったかも。銀橋での動きもちょっと似ているし。
大人っぽくて色っぽくて良いんですけど、どっちか一つはコケティッシュに、とか、可愛い感じに、とか、そういうのだったらもっと楽しかったのになー。
でもここは、見せ場のリフトがすごくキレイで素敵です。あぶなげなく、息のあったお二人ですね(はぁと)。
銀橋でポーズを決めるトップコンビ。
大階段でフォーメーションを決めるZCAP(ズカップ)の5人、
壮一帆、愛音羽麗、未涼亜希、華形ひかる、真野すがた。
えーっと。
ZCAPって、猫的には元月組トップスター久世星佳さんのサヨナラバウ「Non-Stop!」に出てきたアイドルグループなんですけど(^ ^;ゞ。さお太さんと祐飛さんがメンバーだったんですよね、あれ。今思うと、偶然って凄いなぁ…。
そんな思い出に浸りつつ、大階段の「花組版」ZCAPを愛でる。
ジーンズっぽい衣装に青白の背羽を背負って、ちょっとレゲエっぽい鬘。見慣れてきたせいか、最近「みんなかっこいいなあ」と思っている自分を見つけてしまったりしています。いや、かっこいいですよはい。…みんなスタイルいいなあ☆
7月15日の日記にもパレードの話は結構書いたので…あそこで書いてない話は、、、、と、
コーラスは、上手が愛純もえりちゃん&扇めぐむくん、下手がはるちゃん&アーサー(煌雅あさひ)……でしたっけ?はるちゃんがあんまり可愛くてロックオンだったので、ちょっと記憶が…。
パレードの中で、釣り人さんたちとペドロも斜めに降りてくるんですが、そのまま上手花道の舟に向かって、そのままよじ登るんですね。気がつくと舟の上で四人が大騒ぎしていて(笑)、可愛かったです。
祐飛さんは蒼一色の大羽根。ジーンズ風の衣装が誰よりも良く似合っててかっこいい、と思うのはたぶん欲眼(^ ^;ゞ
パレードは、初めての下手先頭。ぐるっと回っていくときに、すれ違うかりやんと合図しあっていたりするのをチェックするのが楽しいです。花組の皆様、祐飛さんを可愛がってくれて本当にありがとう!!
まとぶんは、白い大羽根に青い雉羽。白い衣装に青い雉羽が映えて、とてもキレイです。笑顔が優しくて、なぜか嬉しい。
パレードが終わって一息ついたところで、上からどさっ!!と落ちてくる赤いリボン。
並んでいたのがちょっと解けて、まとぶん・彩音ちゃん・祐飛さんをそれぞれ中心になんとなく塊をつくって再度盛り上がる感じに。
体当たりで甘えてくるみつるくんが可愛いのはここです。どうぞお見逃しなく(^ ^)(毎回やっているのかどうかは不明ですが)。
無秩序の秩序、水にゆらめくようなゆるやかな盛り上がりの真ん中に、下りてくる緞帳。
母なる海、
ふるさとの海、
還っていくところ。
草野さんのイメージする海が、好きです。
海の中は別世界で、
違う時間が流れていて、
でも同じ苦しみがあり、
ゆうるりと流れる時間があり、
幸せが、ある。
無秩序な、でも幸せな時間があって、
エネルギッシュで幸せな魚たちがいて。
だから。
彼らの描き出す「幻の海」に、また遊びに行きたくなるのです…。
……やっと終わったー!
自分の覚書を兼ねて書いていたので、本当に長くなってしまいました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そして。書いたことはすべて、ホントに心のメモですので。間違い・勘違い・嘘などなど、たくさんあると思います。「あれっ?」ということがありましたら、ご遠慮なさらず是非ともご教示くださいませm(_ _)m。
とりあえず、花組ファンの雛(^ ^)の面目を、少しですがほどこしたところで、また遠征(だいぶ前になってしまいましたが…)の話でも思い出してみたいと思います♪♪
最後まで長くなっちゃって、本当にすみませんm(_ _)m。
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真っ赤で熱い砂の海【6】
2008年7月21日 宝塚(花) コメント (6)東宝劇場花組公演「RED HOT SEA」
第18場「海が燃える」から。
引き潮が溶暗で終了し、紗幕が降りると。
下手花道に釣り人(大伴れいか)さんが登場。と同時に、上手の袖から美少女(天宮菜生)が駆け出してくる。
深いスリットの入った派手な花柄プリントのワンピースで、高々とグラン・ジュテ(?)で舞台面を横切っていく、美少女。
上手花道の舟の上にいる妖精さんも、
下手花道の釣り人も、一目で食いつくのが納得できる美しさ。
目の大きい、いかにも南国系の“美少女”。っていうか、人には見えないくらい可愛いです。イルカとかトビウオとか、そういう生き物に見える。
だから、
思わず追いかける妖精さん、思わず網を投げる釣り人、その気持ちがすごく良くわかるんです。
っつか、菜生ちゃん理屈抜きでホントにかわいいよ。………猫も網投げていいですか…?
菜生ちゃんが下手花道に消えていくと同時に、マルタ(桜乃彩音)が下手袖から登場。
今度はマルタに一目惚れした妖精さん。首から提げていた貝殻を、そっとマルタの足元に置いてみる。
海からのプレゼントを拾い上げ、「坊やよい子だ…♪」と歌いながら銀橋に出るマルタ。追う妖精さん。
本舞台の紗幕があがり、「愛する人…」というマルタの歌詞に合わせて、マリオ(真飛聖)にライト。
ニコニコしながらマルタを見守る海の妖精。
舞台上手から、マルタを迎えに銀橋へ出るマリオ。満面の笑みをうかべるマルタ。そっと銀橋に“拾った”貝殻を置いて、愛する人の許へ。
……真剣に「えっ(T T)」という顔をして、2、3歩マルタを追う妖精さんが本当に可愛い。マルタの置いていった貝殻を拾い上げ、まっすぐに差し出す。さびしげな笑顔。
愛する人をじっとみつめて、足許に気がつかないマルタ。
センターを見守ってしょぼんと肩を落とし、とぼとぼと下手に戻る妖精さん。……泣くなよ…?
本舞台には、絵莉さんと桜一花ちゃんが花籠を持って登場。マルタを呼んで手を振る二人。
……緑の派手なプリント柄のワンピを着た一花が、超絶可愛いです!!
青と黄色の縦縞のジャケットという、結構見慣れた“あり得ない衣装”を着た壮さんも登場。本舞台に戻ったマルタにちょっかいをかける……のはいいんだけど、今、彼がやったのはスカートめくりだよね……?(@ @;いったいぜんたい、年齢設定いくつなんですかあの人(苦笑)。
壮ちゃんを止めに入るマリオ。
「けっ」(?)と言い捨てて、いったんハケる壮ちゃん。
ちょっと間をおいて飛び出してくる、まっつを筆頭とした“壮ちゃんの仲間たち”。
手にはロープを持ち、マリオたちを囲んではやし立てる。
続いて出てくるのが、みつるを筆頭にした“マリオの仲間たち”
こちらは箒を手にしている。
麻咲梨乃さんの振付がすごくかっこ良くて、大好きな場面。小物の使い方が洒落てて素敵なんです☆
そして。
この場面で、オレンジの上衣で腰に赤いサッシュを巻いた、長身でスタイルの良い、さらさら髪の男役さんに落ちました。さお太(高翔みずき)さんの代わりにメンバーに入った、日高大地くん!珍しく一発で覚えましたねぇ。次のヴィエントでもすぐ判って、ずーっと追いかけてましたし。
スタイル抜群で、脚が長くて、腰が細くて、身体がものすごく柔らかい。バランスがよくて、結構無理なポーズでもキチっと止められる筋力がある。
いやあ、とにかくキレイでした。はい。場面の最後は、めお(真野すがた)ちゃんと取っ組み合いになって、負けてたのは確認しました。…めおちゃん、かっこいいじゃないか(*^ ^*)。
そんなこんな、上手の方に気を取られているうちに、
まとぶんと壮ちゃんの争いは、銃の暴発?でジ・エンド。
倒れこむマリオ。駆け寄るマルタ。
他のメンバーはいっせいにはけていって(マリオの仲間たちも逃げてしまうのが解せないっちゃ解せないんですが)、恋人たちに、ピンスポ。
「もしも俺が死んだら、海に流してほしい」
「死なないわ!」
愛する男を抱きしめて、切なく叫ぶマルタ。
「生まれてくる子供の名前は、ペドロが、いい…」
45分ほど前の、プロローグの少年の意味が、やっとわかってきたところで。
ぱたり、と落ちる手。
マルタの絶叫、そして、ゆっくりと下がるセリ。
暗くなる舞台。
ホリゾントに浮かび上がる、
……空飛ぶ棺。
マリオの希望通り、海に流されたのね、
あれは海なのね、と、頭で考えればちゃんとわかるのですが。
……でもやっぱり、ちょっとどうかと思うわよ、あのセット……。
舞台奥を、下手から上手へ抜けていく、葬列の群れ。
それを追うように走りこんでくる妖精さん。
ゆったりとした、荘厳でものがなしい音楽に合わせた、単調な、ゆっくりとした振付で、舞台を一周する。
……キツいだろうなあ、あのダンス……。
上手袖から現れる、白い衣装に空色の肩布をかけた祐飛さん。
妖精さんを追うように踊りだす。……ジャンプしても高さが同じだよ、とか、そういうことは突っ込みませんごめんなさい。
舞台下手で妖精さんに追いついて、後ろから抱きしめるヴィエント。風のように優しく、さりげなく。
……みわっちの細い身体を、完全に包み込める祐飛さんの肩幅…じゃなくて、大きさにちょっと感動してしまいました。また、良い貌してるんですよね、二人とも(*^ ^*)。大好き!
すこーしずつ音楽も明るく、軽やかになっていって。
一人、また一人とヴィエントが増えていく。
そして、センターからせりあがってくるマリオ。棺に供えられていた白い花を胸につけて、満面の笑顔で踊りだす。
……マリオを殺した壮ちゃんとか、その仲間のまっつとかがヴィエントに居るのが宝塚の面白いところだなあ、と思いながら(^ ^)。
下手に登場するマルタとペドロ(野々すみ花)。
ペドロが駆け出して、センターのマリオの回りを走り回るあたりがすごく好きです。自分を取り巻くように走る息子を、ちょっと眩しげに見凝めるまとぶんが、すごく優しい笑顔で。
ちょっと泣ける、かも(^ ^;
ここはねー、最初に上手に飛んでくるヴィエント・日高くんの、反った背がめちゃめちゃきれいなんですよ♪
そして、笑顔満面のかりやん(貴怜良)にかなり落ちました。みほ(舞城のどか)ちゃんと二人、センターで踊る振りがあって、振付の羽山さんの二人への愛が嬉しかった♪
途中でちょこっと、まとぶんと祐飛さんが組んで(←組んではいない。並んでるだけ)(でも手を繋いでるし!)踊るフレーズがあって、初めて見る並びにちょっとドキドキしました。
……色っぽさの方向性が微妙に違うお二人ですが、案外似合うような気が。…私の好みなだけかしら…?
そして、祐飛さんがハケた途端に振付のレベルがあがるのは…気のせい、だ、と……思いたい。
ヴィエントのくせに、無駄に色っぽいふみか(紫峰七海)。誰か何か言ってやってください。
ヴィエントのくせに挑戦的なきらりん、ヴィエントのくせに可愛い一花。お二人とも、いつまでもそのままで居て下さい。
そして、理世ちゃんの小顔っぷりに驚きます。こういう衣装だと全体の華奢さが強調されますよね。
……ああ、華奢といえばまっつが居たわね……(^ ^;ゞ
総踊りがキマると、また暗転。
客席にライトが入って、どこかへ遊びに行っていたペドロが帰ってくる。
プロローグの続き、ですね。
……とりあえず、そんなところでいったん切ります(^ ^;
.
第18場「海が燃える」から。
引き潮が溶暗で終了し、紗幕が降りると。
下手花道に釣り人(大伴れいか)さんが登場。と同時に、上手の袖から美少女(天宮菜生)が駆け出してくる。
深いスリットの入った派手な花柄プリントのワンピースで、高々とグラン・ジュテ(?)で舞台面を横切っていく、美少女。
上手花道の舟の上にいる妖精さんも、
下手花道の釣り人も、一目で食いつくのが納得できる美しさ。
目の大きい、いかにも南国系の“美少女”。っていうか、人には見えないくらい可愛いです。イルカとかトビウオとか、そういう生き物に見える。
だから、
思わず追いかける妖精さん、思わず網を投げる釣り人、その気持ちがすごく良くわかるんです。
っつか、菜生ちゃん理屈抜きでホントにかわいいよ。………猫も網投げていいですか…?
菜生ちゃんが下手花道に消えていくと同時に、マルタ(桜乃彩音)が下手袖から登場。
今度はマルタに一目惚れした妖精さん。首から提げていた貝殻を、そっとマルタの足元に置いてみる。
海からのプレゼントを拾い上げ、「坊やよい子だ…♪」と歌いながら銀橋に出るマルタ。追う妖精さん。
本舞台の紗幕があがり、「愛する人…」というマルタの歌詞に合わせて、マリオ(真飛聖)にライト。
ニコニコしながらマルタを見守る海の妖精。
舞台上手から、マルタを迎えに銀橋へ出るマリオ。満面の笑みをうかべるマルタ。そっと銀橋に“拾った”貝殻を置いて、愛する人の許へ。
……真剣に「えっ(T T)」という顔をして、2、3歩マルタを追う妖精さんが本当に可愛い。マルタの置いていった貝殻を拾い上げ、まっすぐに差し出す。さびしげな笑顔。
愛する人をじっとみつめて、足許に気がつかないマルタ。
センターを見守ってしょぼんと肩を落とし、とぼとぼと下手に戻る妖精さん。……泣くなよ…?
本舞台には、絵莉さんと桜一花ちゃんが花籠を持って登場。マルタを呼んで手を振る二人。
……緑の派手なプリント柄のワンピを着た一花が、超絶可愛いです!!
青と黄色の縦縞のジャケットという、結構見慣れた“あり得ない衣装”を着た壮さんも登場。本舞台に戻ったマルタにちょっかいをかける……のはいいんだけど、今、彼がやったのはスカートめくりだよね……?(@ @;いったいぜんたい、年齢設定いくつなんですかあの人(苦笑)。
壮ちゃんを止めに入るマリオ。
「けっ」(?)と言い捨てて、いったんハケる壮ちゃん。
ちょっと間をおいて飛び出してくる、まっつを筆頭とした“壮ちゃんの仲間たち”。
手にはロープを持ち、マリオたちを囲んではやし立てる。
続いて出てくるのが、みつるを筆頭にした“マリオの仲間たち”
こちらは箒を手にしている。
麻咲梨乃さんの振付がすごくかっこ良くて、大好きな場面。小物の使い方が洒落てて素敵なんです☆
そして。
この場面で、オレンジの上衣で腰に赤いサッシュを巻いた、長身でスタイルの良い、さらさら髪の男役さんに落ちました。さお太(高翔みずき)さんの代わりにメンバーに入った、日高大地くん!珍しく一発で覚えましたねぇ。次のヴィエントでもすぐ判って、ずーっと追いかけてましたし。
スタイル抜群で、脚が長くて、腰が細くて、身体がものすごく柔らかい。バランスがよくて、結構無理なポーズでもキチっと止められる筋力がある。
いやあ、とにかくキレイでした。はい。場面の最後は、めお(真野すがた)ちゃんと取っ組み合いになって、負けてたのは確認しました。…めおちゃん、かっこいいじゃないか(*^ ^*)。
そんなこんな、上手の方に気を取られているうちに、
まとぶんと壮ちゃんの争いは、銃の暴発?でジ・エンド。
倒れこむマリオ。駆け寄るマルタ。
他のメンバーはいっせいにはけていって(マリオの仲間たちも逃げてしまうのが解せないっちゃ解せないんですが)、恋人たちに、ピンスポ。
「もしも俺が死んだら、海に流してほしい」
「死なないわ!」
愛する男を抱きしめて、切なく叫ぶマルタ。
「生まれてくる子供の名前は、ペドロが、いい…」
45分ほど前の、プロローグの少年の意味が、やっとわかってきたところで。
ぱたり、と落ちる手。
マルタの絶叫、そして、ゆっくりと下がるセリ。
暗くなる舞台。
ホリゾントに浮かび上がる、
……空飛ぶ棺。
マリオの希望通り、海に流されたのね、
あれは海なのね、と、頭で考えればちゃんとわかるのですが。
……でもやっぱり、ちょっとどうかと思うわよ、あのセット……。
舞台奥を、下手から上手へ抜けていく、葬列の群れ。
それを追うように走りこんでくる妖精さん。
ゆったりとした、荘厳でものがなしい音楽に合わせた、単調な、ゆっくりとした振付で、舞台を一周する。
……キツいだろうなあ、あのダンス……。
上手袖から現れる、白い衣装に空色の肩布をかけた祐飛さん。
妖精さんを追うように踊りだす。……ジャンプしても高さが同じだよ、とか、そういうことは突っ込みませんごめんなさい。
舞台下手で妖精さんに追いついて、後ろから抱きしめるヴィエント。風のように優しく、さりげなく。
……みわっちの細い身体を、完全に包み込める祐飛さんの肩幅…じゃなくて、大きさにちょっと感動してしまいました。また、良い貌してるんですよね、二人とも(*^ ^*)。大好き!
すこーしずつ音楽も明るく、軽やかになっていって。
一人、また一人とヴィエントが増えていく。
そして、センターからせりあがってくるマリオ。棺に供えられていた白い花を胸につけて、満面の笑顔で踊りだす。
……マリオを殺した壮ちゃんとか、その仲間のまっつとかがヴィエントに居るのが宝塚の面白いところだなあ、と思いながら(^ ^)。
下手に登場するマルタとペドロ(野々すみ花)。
ペドロが駆け出して、センターのマリオの回りを走り回るあたりがすごく好きです。自分を取り巻くように走る息子を、ちょっと眩しげに見凝めるまとぶんが、すごく優しい笑顔で。
ちょっと泣ける、かも(^ ^;
ここはねー、最初に上手に飛んでくるヴィエント・日高くんの、反った背がめちゃめちゃきれいなんですよ♪
そして、笑顔満面のかりやん(貴怜良)にかなり落ちました。みほ(舞城のどか)ちゃんと二人、センターで踊る振りがあって、振付の羽山さんの二人への愛が嬉しかった♪
途中でちょこっと、まとぶんと祐飛さんが組んで(←組んではいない。並んでるだけ)(でも手を繋いでるし!)踊るフレーズがあって、初めて見る並びにちょっとドキドキしました。
……色っぽさの方向性が微妙に違うお二人ですが、案外似合うような気が。…私の好みなだけかしら…?
そして、祐飛さんがハケた途端に振付のレベルがあがるのは…気のせい、だ、と……思いたい。
ヴィエントのくせに、無駄に色っぽいふみか(紫峰七海)。誰か何か言ってやってください。
ヴィエントのくせに挑戦的なきらりん、ヴィエントのくせに可愛い一花。お二人とも、いつまでもそのままで居て下さい。
そして、理世ちゃんの小顔っぷりに驚きます。こういう衣装だと全体の華奢さが強調されますよね。
……ああ、華奢といえばまっつが居たわね……(^ ^;ゞ
総踊りがキマると、また暗転。
客席にライトが入って、どこかへ遊びに行っていたペドロが帰ってくる。
プロローグの続き、ですね。
……とりあえず、そんなところでいったん切ります(^ ^;
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真っ赤で熱い砂の海【4】
2008年7月17日 宝塚(花) コメント (12)花組東宝劇場公演「RED HOT SEA」。
『かもめ』が終わると、下手舞台端の灯台の中から一人の人物が現れる。
灯台守(真飛聖)。
灯台守、っていうと、どうしても萩尾望都の、というか、レイ・ブラッドベリの「霧笛」を思い出してしまうんですよね。
まとぶんの歌うソロの歌詞も、「海の彼方からやってくる」愛するもの、とか、「まだ見ぬ愛」とか、そういう内容なので。
ついつい、“びょうびょう”とした「そんな音」に、耳を澄ましてしまう自分がいます。
夢の遊眠社(野田秀樹)の「半神」でも、印象的に使われていたモチーフ。
なにかこう、やるせない感じがするソロで、まとぶんの低くて柔らかな深みのある声によく合っていて、とっても好きです♪
まとぶんが銀橋上手に向かう間に本舞台の紗幕があがり、ピンクのドレスを纏って螺旋階段に佇む(桜乃)彩音ちゃんにスポット。さらに上手奥のカウンター4人のボーイさんが現れて、本舞台に戻ったまとぶんを出迎えます。
と同時に暗転、彩音ちゃんがゆっくりと踊りだし、それと同時に前後左右から人々がせりあがってくる。
「せり上がり」の効果を存分に使った場面で、ワクワク♪するんですよね!
音楽が入ると、キラキラの衣装に着替えたまとぶんがセンターに登場。洒落た音楽に合わせて踊りだすメンバーたち。
屋根の上には、まっつ、絵莉千晶さん、天宮菜生ちゃん、芽吹幸奈ちゃんの4人が残って、歌詞ナシで歌ってくれます。この歌が凄い!歌劇誌の座談会でも草野さんが話していたけど、たしかに凄い歌でした。まっつと絵莉さんの掛け合いが特に素晴らしい。菜生ちゃんも、「蒼いくちづけ」二幕のソロ良かったもんなー。赤いドレスが華やかな美人さん。可愛いです。
とりあえず、ここはまっつの歌を聴いているだけで幸せなんですけど。
でも、目は忙しいです。ものすごく。
まずは、立っているだけで色っぽいふみか(紫峰七海)に釘付け。螺旋階段の下で、手すりに寄りかかってまとぶんのダンスを横目で見ている時が一番色っぽい。薄水色のシャツに同色のひらひらがついた黒の変形燕尾が、とてもよく似合う。
…娘役さんと組んで踊っているときよりも、一人で立ってるほうが色っぽいってどういうこと?>ふみか
一花ちゃんは赤いドレス。さっきのかもめの透明感はカケラもない、コケティッシュでつかみどころのないお姉さま。
きらりんは濃い目の赤紫(?)のドレス。片側が長いボブの鬘が良く似合って、ピカ一のかっこよさです。
初姫さあやちゃんは薄い緑のドレス。髪をアップにして、黒塗りで目元にポイントを置いたさあやは、この場面に限らず、一瞬見落としてしまうほどふつーに美少女(*^ ^*)。見つけるたびに、あ、あれ?さあやってあんなにキレイだったっけ?と思ってしまう…(ごめんなさい)。
今回の公演、芝居もショーも“誰だっけあの美少女?”、と思うと例外なくさあやなんですよね(^ ^;ゞ。それも、“美女”じゃなくて“美少女”なところがポイント高い(^ ^)。
みほちゃんのドレスは黄色。前髪をぴったりフェースラインの沿わせた大人っぽい髪型がよく似合って、ちょっと挑戦的な瞳がステキ。
由舞ちゃんはオレンジ。
野々すみ花ちゃんは紫だったかな?
かりやん(貴怜良)とだいもん(望海風斗)は黄色だったかな?まめ(日向燦)ちゃんは確か青で、(扇)めぐむくんはオレンジだったような気がする。………あれっ?ちあきを覚えてないぞ。どこにいたっけ…?(←ごめんなさいごめんなさい)
【某友人からコメントをいただきました。ちあきは黄色チームで、最初はれみちゃんと踊っているそうです。そういえば真ん中へんにいたよね(^ ^;ゞ】
誰と誰が組んでるのね、っていうのも忙しくチェックしているんだけどなあ。海馬よ私を置いて逝くな…。
それにしても。
オープニングは「霧笛」を思わせるような幻想的な場面なのに、こんなに面白くなってしまって良いんでしょうか……?
いいんだよね、ね、まとぶん♪
最後に出てくる妖精さんが、いったいどこから現れたのか不思議で仕方ないんですが(笑)、最後にまとぶんと抱き合って終わるのもご愛嬌、ってことで。
暗転すると、まとぶんは逃げるように袖に走りこみ、舞台に残った妖精さんが、一瞬にして切り替えて(←切り替え早すぎ)、
コーヒー・ルンバで中詰めのスタート。
ちなみにコーヒー・ルンバって、原曲があったんですね(汗)。原曲は、ペローニの「Moliendo Cafe(モリエンド・カフェ)」。コーヒーを主題にはしているけれども、「コーヒー・ルンバ」の歌詞とは無関係なんだそうです。へーへーへー。
エキゾチックな曲だとは思っていたけど、そういう由来があったんですねぇ。(ちなみに、厳密には“ルンバ”のリズムではないんだそうですよ by Wikipedia)。
妖精さんの歌に合わせて、灯台からルンバの男(←役名違うし)が登場。壮さん、めお(真野すがた)ちゃん、まぁ(朝夏まなと)くん。
ソレはソレは物凄い、ありえない、だけどすっごく見慣れた感のあるラテンのふりふり衣装。白いパンツに合わせて、右身と左身で色が違う、ふりふりのアレです。ハローダンシングでも観たし、どっかの全ツでも観たし、とりあえずしょっちゅう見ている気がする、ありえない衣装筆頭。
しかし、この超絶スタイルのいい三人が着ると、この衣装もそれなりにサマになるから凄いなー。脚が細くて長いから、上半身に無駄にボリュームがあってもカッコイイんでしょうね。しみじみ。
歌っている内容は、「海の底にはお城があるんだってよ!」「へー、すげーな!」「行ってみようぜ!」「おお、そうだな、行きてぇな」みたいな暢気な会話なんですけれども、場面の終わり方が結構洒落ていて好きです。鼻をつまんでセリで沈んでいくめおちゃん&まぁくんと、妖精さんに背を押されて海に飛び込む振りをする壮ちゃん。
ちゃんと「海の底」に向かおうとしてるのが可愛い。
暗転。
暗闇に「ウノ、ドス、トレス…」とカウントダウンが響いて。
パッと明かりがつくと、銀橋一面にギラギラの群れ!!
いわゆる「チョンパ」という言葉は洋物作品ではあまり使わないららしいですが、チョンパで始まる華やかな和物ショーと同じ感動がありました。
うっわー、凄い!という感動。
……どっかで絶対観たことがある衣装だ、っていうのは、あんまり気にしないのが一番です。だって私の海馬は逃亡中だし!覚えてないから良いんだもんっ!!
『海のお城のフェスティバル』というテーマで、色んな人がいれかわりたちかわり、ひっきりなしに動き続け、歌い続ける、いかにも草野さんらしい中詰め。
華を添える金ダルマの娘役4人も、目の保養でめちゃめちゃ可愛い!(みほちゃん、一花ちゃん、れみちゃん、すみ花ちゃん)
妖精さんも人間の姿で登場。短い場面ですが、誰よりもギラギラと男役全開でキザっているみわっちが、超ステキです。
でも、この場面の一番のメインは、やっぱりエイトシャルマン。
「エンター・ザ・レビュー」の猛獣でほれ込んだかりやんの美脚を、もう一度観ることができてとても幸せです。(←おい)
退団を意識してか、白ダルマのかりやん。ラインの美しさが一番あらわに出る衣装を、完璧に着こなす完璧なスタイル。美人で目力があってスタイルが良くてダンサーで、本当にステキな人でした。もうちょっと観ていたかったのに、残念です。
あと一ヶ月、存分に踊ってくださいね。最後まで、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
赤ダルマのちあきは、男役の時より、逆にハニカミがなくて凛々しいかも(^ ^)。バックスタイルの美しさに惚れ惚れします。祐澄しゅんさんはかっこいい!
個人的には、せっかく「蒼いくちづけ」で覚えたつもりだった冴月瑠那さんも真瀬はるかさんも見分けられず、残念です。(かりやんに食いつきすぎて下級生を見る余裕がなかった……涙)
緑ダルマの日高大地くんをかろうじてチェックしたくらいかな?<下級生
ただ。
8人ともせっかくがんばって出てるのに、メインの場面が短すぎるのが物凄く不満です!!中詰めの最後にもう一回出てくるときもばたばたしているし!もったいない!!
とりあえず、中詰めはこんな感じです。
エイトシャルマン、せっかくやるんなら、もうちょっと銀橋に飾っといてくださいよ草野さん……(T T)。
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『かもめ』が終わると、下手舞台端の灯台の中から一人の人物が現れる。
灯台守(真飛聖)。
灯台守、っていうと、どうしても萩尾望都の、というか、レイ・ブラッドベリの「霧笛」を思い出してしまうんですよね。
まとぶんの歌うソロの歌詞も、「海の彼方からやってくる」愛するもの、とか、「まだ見ぬ愛」とか、そういう内容なので。
ついつい、“びょうびょう”とした「そんな音」に、耳を澄ましてしまう自分がいます。
夢の遊眠社(野田秀樹)の「半神」でも、印象的に使われていたモチーフ。
なにかこう、やるせない感じがするソロで、まとぶんの低くて柔らかな深みのある声によく合っていて、とっても好きです♪
まとぶんが銀橋上手に向かう間に本舞台の紗幕があがり、ピンクのドレスを纏って螺旋階段に佇む(桜乃)彩音ちゃんにスポット。さらに上手奥のカウンター4人のボーイさんが現れて、本舞台に戻ったまとぶんを出迎えます。
と同時に暗転、彩音ちゃんがゆっくりと踊りだし、それと同時に前後左右から人々がせりあがってくる。
「せり上がり」の効果を存分に使った場面で、ワクワク♪するんですよね!
音楽が入ると、キラキラの衣装に着替えたまとぶんがセンターに登場。洒落た音楽に合わせて踊りだすメンバーたち。
屋根の上には、まっつ、絵莉千晶さん、天宮菜生ちゃん、芽吹幸奈ちゃんの4人が残って、歌詞ナシで歌ってくれます。この歌が凄い!歌劇誌の座談会でも草野さんが話していたけど、たしかに凄い歌でした。まっつと絵莉さんの掛け合いが特に素晴らしい。菜生ちゃんも、「蒼いくちづけ」二幕のソロ良かったもんなー。赤いドレスが華やかな美人さん。可愛いです。
とりあえず、ここはまっつの歌を聴いているだけで幸せなんですけど。
でも、目は忙しいです。ものすごく。
まずは、立っているだけで色っぽいふみか(紫峰七海)に釘付け。螺旋階段の下で、手すりに寄りかかってまとぶんのダンスを横目で見ている時が一番色っぽい。薄水色のシャツに同色のひらひらがついた黒の変形燕尾が、とてもよく似合う。
…娘役さんと組んで踊っているときよりも、一人で立ってるほうが色っぽいってどういうこと?>ふみか
一花ちゃんは赤いドレス。さっきのかもめの透明感はカケラもない、コケティッシュでつかみどころのないお姉さま。
きらりんは濃い目の赤紫(?)のドレス。片側が長いボブの鬘が良く似合って、ピカ一のかっこよさです。
初姫さあやちゃんは薄い緑のドレス。髪をアップにして、黒塗りで目元にポイントを置いたさあやは、この場面に限らず、一瞬見落としてしまうほどふつーに美少女(*^ ^*)。見つけるたびに、あ、あれ?さあやってあんなにキレイだったっけ?と思ってしまう…(ごめんなさい)。
今回の公演、芝居もショーも“誰だっけあの美少女?”、と思うと例外なくさあやなんですよね(^ ^;ゞ。それも、“美女”じゃなくて“美少女”なところがポイント高い(^ ^)。
みほちゃんのドレスは黄色。前髪をぴったりフェースラインの沿わせた大人っぽい髪型がよく似合って、ちょっと挑戦的な瞳がステキ。
由舞ちゃんはオレンジ。
野々すみ花ちゃんは紫だったかな?
かりやん(貴怜良)とだいもん(望海風斗)は黄色だったかな?まめ(日向燦)ちゃんは確か青で、(扇)めぐむくんはオレンジだったような気がする。………あれっ?ちあきを覚えてないぞ。どこにいたっけ…?(←ごめんなさいごめんなさい)
【某友人からコメントをいただきました。ちあきは黄色チームで、最初はれみちゃんと踊っているそうです。そういえば真ん中へんにいたよね(^ ^;ゞ】
誰と誰が組んでるのね、っていうのも忙しくチェックしているんだけどなあ。海馬よ私を置いて逝くな…。
それにしても。
オープニングは「霧笛」を思わせるような幻想的な場面なのに、こんなに面白くなってしまって良いんでしょうか……?
いいんだよね、ね、まとぶん♪
最後に出てくる妖精さんが、いったいどこから現れたのか不思議で仕方ないんですが(笑)、最後にまとぶんと抱き合って終わるのもご愛嬌、ってことで。
暗転すると、まとぶんは逃げるように袖に走りこみ、舞台に残った妖精さんが、一瞬にして切り替えて(←切り替え早すぎ)、
コーヒー・ルンバで中詰めのスタート。
ちなみにコーヒー・ルンバって、原曲があったんですね(汗)。原曲は、ペローニの「Moliendo Cafe(モリエンド・カフェ)」。コーヒーを主題にはしているけれども、「コーヒー・ルンバ」の歌詞とは無関係なんだそうです。へーへーへー。
エキゾチックな曲だとは思っていたけど、そういう由来があったんですねぇ。(ちなみに、厳密には“ルンバ”のリズムではないんだそうですよ by Wikipedia)。
妖精さんの歌に合わせて、灯台からルンバの男(←役名違うし)が登場。壮さん、めお(真野すがた)ちゃん、まぁ(朝夏まなと)くん。
ソレはソレは物凄い、ありえない、だけどすっごく見慣れた感のあるラテンのふりふり衣装。白いパンツに合わせて、右身と左身で色が違う、ふりふりのアレです。ハローダンシングでも観たし、どっかの全ツでも観たし、とりあえずしょっちゅう見ている気がする、ありえない衣装筆頭。
しかし、この超絶スタイルのいい三人が着ると、この衣装もそれなりにサマになるから凄いなー。脚が細くて長いから、上半身に無駄にボリュームがあってもカッコイイんでしょうね。しみじみ。
歌っている内容は、「海の底にはお城があるんだってよ!」「へー、すげーな!」「行ってみようぜ!」「おお、そうだな、行きてぇな」みたいな暢気な会話なんですけれども、場面の終わり方が結構洒落ていて好きです。鼻をつまんでセリで沈んでいくめおちゃん&まぁくんと、妖精さんに背を押されて海に飛び込む振りをする壮ちゃん。
ちゃんと「海の底」に向かおうとしてるのが可愛い。
暗転。
暗闇に「ウノ、ドス、トレス…」とカウントダウンが響いて。
パッと明かりがつくと、銀橋一面にギラギラの群れ!!
いわゆる「チョンパ」という言葉は洋物作品ではあまり使わないららしいですが、チョンパで始まる華やかな和物ショーと同じ感動がありました。
うっわー、凄い!という感動。
……どっかで絶対観たことがある衣装だ、っていうのは、あんまり気にしないのが一番です。だって私の海馬は逃亡中だし!覚えてないから良いんだもんっ!!
『海のお城のフェスティバル』というテーマで、色んな人がいれかわりたちかわり、ひっきりなしに動き続け、歌い続ける、いかにも草野さんらしい中詰め。
華を添える金ダルマの娘役4人も、目の保養でめちゃめちゃ可愛い!(みほちゃん、一花ちゃん、れみちゃん、すみ花ちゃん)
妖精さんも人間の姿で登場。短い場面ですが、誰よりもギラギラと男役全開でキザっているみわっちが、超ステキです。
でも、この場面の一番のメインは、やっぱりエイトシャルマン。
「エンター・ザ・レビュー」の猛獣でほれ込んだかりやんの美脚を、もう一度観ることができてとても幸せです。(←おい)
退団を意識してか、白ダルマのかりやん。ラインの美しさが一番あらわに出る衣装を、完璧に着こなす完璧なスタイル。美人で目力があってスタイルが良くてダンサーで、本当にステキな人でした。もうちょっと観ていたかったのに、残念です。
あと一ヶ月、存分に踊ってくださいね。最後まで、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
赤ダルマのちあきは、男役の時より、逆にハニカミがなくて凛々しいかも(^ ^)。バックスタイルの美しさに惚れ惚れします。祐澄しゅんさんはかっこいい!
個人的には、せっかく「蒼いくちづけ」で覚えたつもりだった冴月瑠那さんも真瀬はるかさんも見分けられず、残念です。(かりやんに食いつきすぎて下級生を見る余裕がなかった……涙)
緑ダルマの日高大地くんをかろうじてチェックしたくらいかな?<下級生
ただ。
8人ともせっかくがんばって出てるのに、メインの場面が短すぎるのが物凄く不満です!!中詰めの最後にもう一回出てくるときもばたばたしているし!もったいない!!
とりあえず、中詰めはこんな感じです。
エイトシャルマン、せっかくやるんなら、もうちょっと銀橋に飾っといてくださいよ草野さん……(T T)。
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真っ赤で熱い砂の海【3】
2008年7月16日 宝塚(花)ふと気がついたんですが。
私、「殉情」についての感想が途中なんですよね、まだ。なんたって、GO(暁郷)くんがどんなにカッコよかったか書いてない!!
Bチームの初日前に書こうと思っていたのに…早いもので明日が初日かぁ〜。
どなたも待ってはいらっしゃらないかもしれませんが、とりあえず、一段落ついたら書かせてくださいませ。
そして、ちー(蓮水ゆうや)ちゃん。
遠くから応援していますのでがんばってねっっ!ああ、初日映像が楽しみです☆
さて、花組東宝劇場公演「RED HOT SEA」。
お魚さんたちの群舞が終わって暗転すると、下手花道に釣り人さんたちが登場。
同時に上手花道に光が入って、
白いスーツの男、登場。
ポーズをつけて、鮮やかに空気を変える。気障な手の動き、たくましい肩のライン。
…あのかっこいい人、誰?と、初見時に真顔思ったのは私だけでしょうか…
一緒に出てくる二人は、まっつ(未涼亜希)とみつる(華形ひかる)。三人とも白いスーツで、祐飛さんは藍のシャツ、お二人は少し渋めの紅のシャツ。し、白いスーツですよあなた!ありえない衣装だらけのこのショーで、唯一のスーーーーーツっっ!!(絶叫)
こほん。
妖精さん(愛音羽麗)からサングラスを受け取って、三人で仲良く歌いながら銀橋へ。
いまひとつ歌詞が聞き取れない(←かろうじて聞き取れるのはまっつのみ)のですが、とにかく「海へ行こう、遊びに行こう」(祐飛)「大きな貝殻拾おう」(みつる)「女の子みつけよう」(まっつ)みたいな話をしているらしい。
大劇場ではなんとなく距離を感じた三人ですが、東宝にきたら、ずいぶん仲良くなってて吃驚。まだまだ探りあってる部分もあると思いますが、振りどおりに動くのではなく、ちゃんと互いの目を見て動けるようになったんだなー、と。
単純に振りや歌が身体に入って自由に動く余裕ができたってことなのか、
祐飛さんが花組さんに慣れてきた証なのか、
…やっと、下級生が祐飛さんに馴れてきてくれたってことなのか(^ ^;ゞ
銀橋を渡りきると、そこは海。
かもめが一羽、舞いこんでくる。
桜一花嬢のかもめは、絶品です。
上手の袖から駆け込んでくる白い鳥。つつっと駆けてきて、ふわっと跳ぶ。
音もなく、ただ風が舞うように。
純白の衣装に、鳥の象徴でもある白い羽根の髪飾り。
ちいさな顔がいつもよりもっと小さく見えます。細い身体はもっと細く。
そして、小さな身体が大きく見える、ふわっっと舞い上がった高いジャンプ。
上手袖から、次々に舞いこんでくるかもめたち。
ずっと月組ファンだったので、月組の娘たちほどカッコイイ娘役さんは他にはいない、と思っていました。
その気持ちは今も変わりませんが、花組の娘役さんたちの可憐な美しさは、また全然違う種類の特別さなんですね。
本当に本当にみんな可愛い。
かもめたちの愛らしさ、透明感、そして儚げな非現実感。生まれたばかりの赤ん坊のような、手に取るのが怖いような柔らかな脆さ。
ずっと一花ちゃんばかり見てしまっていたのですが、こないだは(華耀)きらりんと(天宮)菜生ちゃんにハマりました。二人とも首から肩にかけてのラインがきれいで、羽根飾りが良く似合って、腕が長くて表現力があるの(*^ ^*)。
ひっきりなしにポジションが変わるので、追いかけるの大変なんです(T T)。時々視界の端をかすめた(野々)すみ花ちゃん、次回はちゃんと観るぞ!
鳥を模した動きの一つとして、前場同様、腕を後ろに回してひらひら動かす振りも多いのですが、微妙にお魚さんの時と違うのが面白かったです。
手首から先だけを動かすと魚っぽくて、ひじから動かすと鳥に見えるのかな?そんな単純なものではないのかもしれませんが、ちゃんと「そう見える」のがすごいなーと思いました。
この場面、基本的に歌うのは祐飛さん。
……なんでまっつじゃないんだろう、まっつの歌が聴きたいよ、と、一花ちゃんに一点集中していた初見時は素朴に疑問だったんですが。
2回目。全体を観て、やっと理解しました。
……まっつ、踊れるんだね(←今更気づくな)。さすが花組。
これは無理だ。まっつ(とみつる)に踊っていただくしかない。
最初は祐飛さんセンターで、かもめたちと戯れる(←貝殻も女の子も落ちてなくて残念だね)「男」たち三人、として踊っているのですが。
祐飛さんが歌い始めたあたりから、次第に踊りの質が変わっていく。
かもめたちはそのままで、まっつとみつるは、次第にかもめに同化していくんですね。さすがに鳥振りはやらないけど、やんちゃで楽しそうだった表情が、次第に厳しくなっていって。
やわらかなターン、軽やかなジャンプ、重力を感じさせない、足音のしなさそうな、そんな踊りに。
かもめたちと戯れる“男”から、かもめたちと同じ側にいる“精霊”への変化。さっきまで「三人」だった白いスーツが、「一人」だけになったように見える。
白い鳥、白い精霊、精霊のまとう紅いシャツが、海に落ちる紅い夕陽のカケラのようで。
男を一人残して、飛び去るかもめ。
精霊も去った蒼い海に、取り残された男。
「海」の男たちも凄く好きです。
うすい水色のえりたん(壮一帆)を中心に、少し濃い色とかなり濃い色、海の碧のバリエーションが凄くキレイ。
フィナーレの、まとぶんを出迎える海原の表現と同じ御織ゆみ乃さんの振付。このひとの創る海が、私はとても好きなのかもしれません。
イメージとしては、砂浜ではなくて岩棚みたいなところなのでしょうか?風がおさまっているときはかもめが伸び伸び歩いていて、風が出てくると波が来る感じ。盛り上がって、砕けて、戻って、また盛り上がって……寄せては返す、波。
人間を襲おうという『意思』はないけれども、何かあれば人のひとりやふたり、簡単に引きずり込める力を秘めた、海。
波と戯れる人なのか、人と戯れる海なのか。
ここは、振りが激しくてあまり正面から顔を見るチャンスがないのと、被り物が意外と邪魔で、誰が誰だかさっぱりです。
(扇)めぐむくんと(祐澄)しゅんさんが確か濃い青の衣装で、ちあき(白鳥かすが)とだいもん(望海風斗)は薄い色だったような……気がするけど、気のせいかもしれません。めぐむくんは真顔、しゅんくんはちょっと挑戦的な笑顔、ちあきは厳しい顔、だいもんはなんだか嬉しそうな顔…をしているところを見つけました。
少しすると、またかもめたちが戻ってきてしまうので、海を見ている余裕があまりないのが残念です。
海とかもめ。
海とヒト。
ヒトとかもめ。
かもめと、海と、ヒト。
観るたびに、違うことを考えています。
海とヒトが対立しているように見えた日もありました。
かもめが、ヒトを助けに舞い込んできたように見えた日もありました。
逆に、海に襲われたかもめたちを、ヒトが助けようとしているように見えた日もありました。
そして、海とかもめが結託してヒトを翻弄しているように見えたことも。
プログラムでは「海と戯れるアミーゴ」と書いてあるだけ。ってことは、振付などの意図はそうなんでしょうねぇ。なんで日によって違ってみえるんでしょうか(^ ^;ゞ。っていうか、私だけ?
……か、かもめでこんなに長くなってどうするんだ私………。
すみません。次からはもう少しコンパクトにまとめたいと思います(←無理)
.
私、「殉情」についての感想が途中なんですよね、まだ。なんたって、GO(暁郷)くんがどんなにカッコよかったか書いてない!!
Bチームの初日前に書こうと思っていたのに…早いもので明日が初日かぁ〜。
どなたも待ってはいらっしゃらないかもしれませんが、とりあえず、一段落ついたら書かせてくださいませ。
そして、ちー(蓮水ゆうや)ちゃん。
遠くから応援していますのでがんばってねっっ!ああ、初日映像が楽しみです☆
さて、花組東宝劇場公演「RED HOT SEA」。
お魚さんたちの群舞が終わって暗転すると、下手花道に釣り人さんたちが登場。
同時に上手花道に光が入って、
白いスーツの男、登場。
ポーズをつけて、鮮やかに空気を変える。気障な手の動き、たくましい肩のライン。
…あのかっこいい人、誰?と、初見時に真顔思ったのは私だけでしょうか…
一緒に出てくる二人は、まっつ(未涼亜希)とみつる(華形ひかる)。三人とも白いスーツで、祐飛さんは藍のシャツ、お二人は少し渋めの紅のシャツ。し、白いスーツですよあなた!ありえない衣装だらけのこのショーで、唯一のスーーーーーツっっ!!(絶叫)
こほん。
妖精さん(愛音羽麗)からサングラスを受け取って、三人で仲良く歌いながら銀橋へ。
いまひとつ歌詞が聞き取れない(←かろうじて聞き取れるのはまっつのみ)のですが、とにかく「海へ行こう、遊びに行こう」(祐飛)「大きな貝殻拾おう」(みつる)「女の子みつけよう」(まっつ)みたいな話をしているらしい。
大劇場ではなんとなく距離を感じた三人ですが、東宝にきたら、ずいぶん仲良くなってて吃驚。まだまだ探りあってる部分もあると思いますが、振りどおりに動くのではなく、ちゃんと互いの目を見て動けるようになったんだなー、と。
単純に振りや歌が身体に入って自由に動く余裕ができたってことなのか、
祐飛さんが花組さんに慣れてきた証なのか、
…やっと、下級生が祐飛さんに馴れてきてくれたってことなのか(^ ^;ゞ
銀橋を渡りきると、そこは海。
かもめが一羽、舞いこんでくる。
桜一花嬢のかもめは、絶品です。
上手の袖から駆け込んでくる白い鳥。つつっと駆けてきて、ふわっと跳ぶ。
音もなく、ただ風が舞うように。
純白の衣装に、鳥の象徴でもある白い羽根の髪飾り。
ちいさな顔がいつもよりもっと小さく見えます。細い身体はもっと細く。
そして、小さな身体が大きく見える、ふわっっと舞い上がった高いジャンプ。
上手袖から、次々に舞いこんでくるかもめたち。
ずっと月組ファンだったので、月組の娘たちほどカッコイイ娘役さんは他にはいない、と思っていました。
その気持ちは今も変わりませんが、花組の娘役さんたちの可憐な美しさは、また全然違う種類の特別さなんですね。
本当に本当にみんな可愛い。
かもめたちの愛らしさ、透明感、そして儚げな非現実感。生まれたばかりの赤ん坊のような、手に取るのが怖いような柔らかな脆さ。
ずっと一花ちゃんばかり見てしまっていたのですが、こないだは(華耀)きらりんと(天宮)菜生ちゃんにハマりました。二人とも首から肩にかけてのラインがきれいで、羽根飾りが良く似合って、腕が長くて表現力があるの(*^ ^*)。
ひっきりなしにポジションが変わるので、追いかけるの大変なんです(T T)。時々視界の端をかすめた(野々)すみ花ちゃん、次回はちゃんと観るぞ!
鳥を模した動きの一つとして、前場同様、腕を後ろに回してひらひら動かす振りも多いのですが、微妙にお魚さんの時と違うのが面白かったです。
手首から先だけを動かすと魚っぽくて、ひじから動かすと鳥に見えるのかな?そんな単純なものではないのかもしれませんが、ちゃんと「そう見える」のがすごいなーと思いました。
この場面、基本的に歌うのは祐飛さん。
……なんでまっつじゃないんだろう、まっつの歌が聴きたいよ、と、一花ちゃんに一点集中していた初見時は素朴に疑問だったんですが。
2回目。全体を観て、やっと理解しました。
……まっつ、踊れるんだね(←今更気づくな)。さすが花組。
これは無理だ。まっつ(とみつる)に踊っていただくしかない。
最初は祐飛さんセンターで、かもめたちと戯れる(←貝殻も女の子も落ちてなくて残念だね)「男」たち三人、として踊っているのですが。
祐飛さんが歌い始めたあたりから、次第に踊りの質が変わっていく。
かもめたちはそのままで、まっつとみつるは、次第にかもめに同化していくんですね。さすがに鳥振りはやらないけど、やんちゃで楽しそうだった表情が、次第に厳しくなっていって。
やわらかなターン、軽やかなジャンプ、重力を感じさせない、足音のしなさそうな、そんな踊りに。
かもめたちと戯れる“男”から、かもめたちと同じ側にいる“精霊”への変化。さっきまで「三人」だった白いスーツが、「一人」だけになったように見える。
白い鳥、白い精霊、精霊のまとう紅いシャツが、海に落ちる紅い夕陽のカケラのようで。
男を一人残して、飛び去るかもめ。
精霊も去った蒼い海に、取り残された男。
「海」の男たちも凄く好きです。
うすい水色のえりたん(壮一帆)を中心に、少し濃い色とかなり濃い色、海の碧のバリエーションが凄くキレイ。
フィナーレの、まとぶんを出迎える海原の表現と同じ御織ゆみ乃さんの振付。このひとの創る海が、私はとても好きなのかもしれません。
イメージとしては、砂浜ではなくて岩棚みたいなところなのでしょうか?風がおさまっているときはかもめが伸び伸び歩いていて、風が出てくると波が来る感じ。盛り上がって、砕けて、戻って、また盛り上がって……寄せては返す、波。
人間を襲おうという『意思』はないけれども、何かあれば人のひとりやふたり、簡単に引きずり込める力を秘めた、海。
波と戯れる人なのか、人と戯れる海なのか。
ここは、振りが激しくてあまり正面から顔を見るチャンスがないのと、被り物が意外と邪魔で、誰が誰だかさっぱりです。
(扇)めぐむくんと(祐澄)しゅんさんが確か濃い青の衣装で、ちあき(白鳥かすが)とだいもん(望海風斗)は薄い色だったような……気がするけど、気のせいかもしれません。めぐむくんは真顔、しゅんくんはちょっと挑戦的な笑顔、ちあきは厳しい顔、だいもんはなんだか嬉しそうな顔…をしているところを見つけました。
少しすると、またかもめたちが戻ってきてしまうので、海を見ている余裕があまりないのが残念です。
海とかもめ。
海とヒト。
ヒトとかもめ。
かもめと、海と、ヒト。
観るたびに、違うことを考えています。
海とヒトが対立しているように見えた日もありました。
かもめが、ヒトを助けに舞い込んできたように見えた日もありました。
逆に、海に襲われたかもめたちを、ヒトが助けようとしているように見えた日もありました。
そして、海とかもめが結託してヒトを翻弄しているように見えたことも。
プログラムでは「海と戯れるアミーゴ」と書いてあるだけ。ってことは、振付などの意図はそうなんでしょうねぇ。なんで日によって違ってみえるんでしょうか(^ ^;ゞ。っていうか、私だけ?
……か、かもめでこんなに長くなってどうするんだ私………。
すみません。次からはもう少しコンパクトにまとめたいと思います(←無理)
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真っ赤で熱い砂の海【2】
2008年7月15日 宝塚(花) コメント (2)東京宝塚劇場にて、花組公演「愛と死のエジプト/RED HOT SEA」を観てまいりました。
今日は、ショー「RED HOT SEA」のお話を。
私、このショー好きです♪♪
まぁ、オープニングの新作の衣装とか、中詰めやフィナーレのどっかで何度も観たような衣装とか、パレードの(@ @;)な新作の衣装とか、いろいろ突っ込みたいところはありますが、
でも、好きなの(*^ ^*)。
1番好きなのは「かもめ」です。
むしろ、祐飛さんが出ていると場面全体を観る余裕がなくなるので、出ないでほしかったくらい好きな場面です。
2番目に好きなのは、「引き潮」。
これも同上。
3番目に好きなのがヴィエントなんですけど、その次くらいに、実はパレードが好きだったりします(^ ^;ゞ。
変形パレード、あんまり評判は芳しくないみいみたいですけど、なんだかすごく好き。
あの奇天烈な衣装も、実は結構飽きなくて好きだし(←見慣れたという噂もある)、大階段をうわーーーーーっ!といっせいに降りてくる迫力が結構気に入っています♪
そして、
まとぶんが段上にたったときに、平舞台がちゃんと海になっているのが大好き!
あそこで、まとぶんが上から降りてきて立ち止まって、
ふ、と海を見て、にこっと笑うのがステキなの(*^ ^*)。
ああ、お披露目なんだなあ、と思う。
新生花組のスタートなんだな、と。
そして、
このスタートの場に、居ることが出来てよかったな、と、心から思うのです。
トップさんのお披露目公演を観るのは初めてではないのに、なんで今回に限ってこんなに感慨深くなっちゃうのかなー、と不思議です。以前からまとぶんのことは好きだったけど、別にファンってわけではなかったはずなのに。
でも。
大階段の真ん中で、笑顔で歌う大羽根を背負ったトップさんと、平舞台で嬉しそうに羽を振って出迎える“海”の化身たち。
高く聳え立って崩れたつ波頭のように、青と白の羽が揺れて、
沸き立って、泡だって、
その真ん中から、現れ出でる海の神さまの、輝かしさに。
紅いリボンが降りてからの、無秩序なみんなの笑顔も楽しいです♪♪
まとぶんにアピールしすぎなえりたんとか、
祐飛さんに体当たりで甘えている(?)みつるくんとか、
その隣でちょっと大人っぽい顔で微笑っているみわっちとか、
まとぶんを中心にまとまってというより、組全体の平らな連帯感を感じるラスト。
ショーとしての出来はともかく、とりあえず、私は大好きなんで!ま、とにかく通っとけ、と思っていマス。
草野さんのショーって、楽しいと思うんですよ。
ありえない衣装とか、あってはならない被り物とか、確かにいろんなことが起こりますけれども(笑)、なんだか切なくなるほど幸せになれる場面っていうのが必ずあるの。
絢爛も好きだったけど、今回もかなり好きだなあ♪♪
ま、衣装については、藤井さんが許されているんだから別にいいじゃん、と思っちゃうんですよね。(ちなみに私は、どっちも大好き)(←普段の服装がしのばれます…)
ただ、被りものはせいぜい3場面まで、とか制限つけたいような気はしますね。必死で観ても、誰が誰だかさっぱりわかんないよっっ!!…草野さん、ここ読んでる?(^ ^)。
とりあえずは、オープニングから。
下手花道から、「釣り人」が3人登場。釣りをしているらしい。でもすぐに引っ込んじゃうんですよね。私、大劇場で初めて観たとき、全然気がつかなかったんです実は(汗)。2回目に観たときちょっとびっくりした。
舞台上の屋形船から起き上がる“海の妖精”みわっち。
………かわええ……。
あのひとってもしかして、ほんの半年とちょっと前に気風のいい美女やってた人?
ほんの5ヶ月前には顔に大きな傷のあるヤクザやってた人?
んでもって、ほんっの4ヶ月前には、生真面目な法律学者目指していた人………?
っつか、ほんの30分前まで軍服の似合う真面目なお医者さんだったよな。変わり身早すぎ。
妖精さんを追いかけるように、アフロの少年・ペドロ(野々すみ花)が登場。めっさ可愛いです。すみ花ちゃんドラマシティよろしくね。
「早く帰ってらっしゃ〜い」というママの声を聞きながら、こっそり遊びに行っちゃうペドロ。上手通路を通って客席から退場。あの通路際、一度座ってみたいわ♪
と。
本舞台の紗幕が透けて、奥に魚が泳いでいる。
………さかな。さかな。さかな。おさかな。
はい、さかなです。あれはお魚。
……ぎょっ。
あの衣装は、説明のしようがありません。百聞は一見にしかず。
気になる方は、ぜひ観にいらしてください。
ああいうのを「ありえない衣装」っていうんだな、と。
でもね、実は結構好きだったりします。少なくとも、娘役さんの衣装は。だって本当に流線型で、お魚みたいなんだもん☆
…男役さんは………(無言)
祐飛さんセンターで群舞。
大劇場で観たときは、すでにこの時点で心臓が止まりそうでした。
は、は、は、はなぐみさんのまんなかでゆうひさんがおどってるよ……?いいの…?(←いや、いいのかと聞かれても)
さすがに東宝では、その衝撃はだいぶ薄れましたが。
っていうか、がんばってるなー、祐飛さん。「必死」って顔に書いてあります(←すみません)。努力あるのみ。
目についた人。
ちあきはピンク(←やっぱりこの人のピンク率は高いと思う。っつか、似合う)
かりやんは……あれ?ずっと観てたのに。基本上手だったと思うんですが。黄色だったかな?【Cul様にコメントをいただきました。かりやんはピンクです!ごめんなさい!】
きらりんはオレンジ。
由舞ちゃんとさあやと天宮菜生ちゃんは黄色。
しばらく踊って、まとぶんが後ろから登場。
鱗はついているけど、シンプルな白の衣装。ちょっとロン毛でめちゃめちゃかっこいいです。
カラフルなお魚さんたちがはけると、彩音ちゃんが登場。こちらも白の衣装。スタイルいいよねー、相変わらず。
踊る二人の回りに、お魚さんが増えていって、6組デュエットになる……のかな?
祐飛さんとみほちゃんが紫。
えりたんと一花ちゃんが青。
まっつとすみ花(早替り!)が緑。
みつるくんときらりんがオレンジ。
めおちゃんと由舞ちゃんが黄色。
………で、あってますかね?
で、祐飛さんから始まるスターさんたちの歌い継ぎがあって、もう一度みんなが戻ってきて総踊り。
ここまで、とにかくお魚さんの衣装が凄すぎて、振り付けとかなんとか頭に入らないくらい衝撃的なんですけど、
でも、この“いかにも”な魚っぽい振り付けが、実はすごーく可愛かったりします。
みんながいろんな動きをしているので、いまひとつどこまでが振り付けなのかわかりにくいのですが、つぃーっと一方向に動いて、ふぃっと反対を向いてまたつぃーっと動く、その動きとか、ずーっと身体の後ろとかでひらひらさせている手とか。
大きな水槽の中で、ほとほとと泳いでる小魚の群れ。拡がって、またまとまって、また拡がる、その無秩序な動きを巧く模しているんだなーと思います。前の方より、むしろ2階で見た方がキレイかも、と思いました。
(被り物がある上にちょっと前屈みな姿勢なので、2階だと全然顔が見えないんですけどね(T T)。
由舞ちゃんとかさあやとかの横顔がキレイな人は、この「つぃーっ」という動きで特に目立ちますね♪♪(←単に好みなんじゃないの?)
ライトが落ちると、次は「かもめ」。
次回はそこから、ってことで♪
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今日は、ショー「RED HOT SEA」のお話を。
私、このショー好きです♪♪
まぁ、オープニングの新作の衣装とか、中詰めやフィナーレのどっかで何度も観たような衣装とか、パレードの(@ @;)な新作の衣装とか、いろいろ突っ込みたいところはありますが、
でも、好きなの(*^ ^*)。
1番好きなのは「かもめ」です。
むしろ、祐飛さんが出ていると場面全体を観る余裕がなくなるので、出ないでほしかったくらい好きな場面です。
2番目に好きなのは、「引き潮」。
これも同上。
3番目に好きなのがヴィエントなんですけど、その次くらいに、実はパレードが好きだったりします(^ ^;ゞ。
変形パレード、あんまり評判は芳しくないみいみたいですけど、なんだかすごく好き。
あの奇天烈な衣装も、実は結構飽きなくて好きだし(←見慣れたという噂もある)、大階段をうわーーーーーっ!といっせいに降りてくる迫力が結構気に入っています♪
そして、
まとぶんが段上にたったときに、平舞台がちゃんと海になっているのが大好き!
あそこで、まとぶんが上から降りてきて立ち止まって、
ふ、と海を見て、にこっと笑うのがステキなの(*^ ^*)。
ああ、お披露目なんだなあ、と思う。
新生花組のスタートなんだな、と。
そして、
このスタートの場に、居ることが出来てよかったな、と、心から思うのです。
トップさんのお披露目公演を観るのは初めてではないのに、なんで今回に限ってこんなに感慨深くなっちゃうのかなー、と不思議です。以前からまとぶんのことは好きだったけど、別にファンってわけではなかったはずなのに。
でも。
大階段の真ん中で、笑顔で歌う大羽根を背負ったトップさんと、平舞台で嬉しそうに羽を振って出迎える“海”の化身たち。
高く聳え立って崩れたつ波頭のように、青と白の羽が揺れて、
沸き立って、泡だって、
その真ん中から、現れ出でる海の神さまの、輝かしさに。
紅いリボンが降りてからの、無秩序なみんなの笑顔も楽しいです♪♪
まとぶんにアピールしすぎなえりたんとか、
祐飛さんに体当たりで甘えている(?)みつるくんとか、
その隣でちょっと大人っぽい顔で微笑っているみわっちとか、
まとぶんを中心にまとまってというより、組全体の平らな連帯感を感じるラスト。
ショーとしての出来はともかく、とりあえず、私は大好きなんで!ま、とにかく通っとけ、と思っていマス。
草野さんのショーって、楽しいと思うんですよ。
ありえない衣装とか、あってはならない被り物とか、確かにいろんなことが起こりますけれども(笑)、なんだか切なくなるほど幸せになれる場面っていうのが必ずあるの。
絢爛も好きだったけど、今回もかなり好きだなあ♪♪
ま、衣装については、藤井さんが許されているんだから別にいいじゃん、と思っちゃうんですよね。(ちなみに私は、どっちも大好き)(←普段の服装がしのばれます…)
ただ、被りものはせいぜい3場面まで、とか制限つけたいような気はしますね。必死で観ても、誰が誰だかさっぱりわかんないよっっ!!…草野さん、ここ読んでる?(^ ^)。
とりあえずは、オープニングから。
下手花道から、「釣り人」が3人登場。釣りをしているらしい。でもすぐに引っ込んじゃうんですよね。私、大劇場で初めて観たとき、全然気がつかなかったんです実は(汗)。2回目に観たときちょっとびっくりした。
舞台上の屋形船から起き上がる“海の妖精”みわっち。
………かわええ……。
あのひとってもしかして、ほんの半年とちょっと前に気風のいい美女やってた人?
ほんの5ヶ月前には顔に大きな傷のあるヤクザやってた人?
んでもって、ほんっの4ヶ月前には、生真面目な法律学者目指していた人………?
っつか、ほんの30分前まで軍服の似合う真面目なお医者さんだったよな。変わり身早すぎ。
妖精さんを追いかけるように、アフロの少年・ペドロ(野々すみ花)が登場。めっさ可愛いです。すみ花ちゃんドラマシティよろしくね。
「早く帰ってらっしゃ〜い」というママの声を聞きながら、こっそり遊びに行っちゃうペドロ。上手通路を通って客席から退場。あの通路際、一度座ってみたいわ♪
と。
本舞台の紗幕が透けて、奥に魚が泳いでいる。
………さかな。さかな。さかな。おさかな。
はい、さかなです。あれはお魚。
……ぎょっ。
あの衣装は、説明のしようがありません。百聞は一見にしかず。
気になる方は、ぜひ観にいらしてください。
ああいうのを「ありえない衣装」っていうんだな、と。
でもね、実は結構好きだったりします。少なくとも、娘役さんの衣装は。だって本当に流線型で、お魚みたいなんだもん☆
…男役さんは………(無言)
祐飛さんセンターで群舞。
大劇場で観たときは、すでにこの時点で心臓が止まりそうでした。
は、は、は、はなぐみさんのまんなかでゆうひさんがおどってるよ……?いいの…?(←いや、いいのかと聞かれても)
さすがに東宝では、その衝撃はだいぶ薄れましたが。
っていうか、がんばってるなー、祐飛さん。「必死」って顔に書いてあります(←すみません)。努力あるのみ。
目についた人。
ちあきはピンク(←やっぱりこの人のピンク率は高いと思う。っつか、似合う)
かりやんは……あれ?ずっと観てたのに。基本上手だったと思うんですが。黄色だったかな?【Cul様にコメントをいただきました。かりやんはピンクです!ごめんなさい!】
きらりんはオレンジ。
由舞ちゃんとさあやと天宮菜生ちゃんは黄色。
しばらく踊って、まとぶんが後ろから登場。
鱗はついているけど、シンプルな白の衣装。ちょっとロン毛でめちゃめちゃかっこいいです。
カラフルなお魚さんたちがはけると、彩音ちゃんが登場。こちらも白の衣装。スタイルいいよねー、相変わらず。
踊る二人の回りに、お魚さんが増えていって、6組デュエットになる……のかな?
祐飛さんとみほちゃんが紫。
えりたんと一花ちゃんが青。
まっつとすみ花(早替り!)が緑。
みつるくんときらりんがオレンジ。
めおちゃんと由舞ちゃんが黄色。
………で、あってますかね?
で、祐飛さんから始まるスターさんたちの歌い継ぎがあって、もう一度みんなが戻ってきて総踊り。
ここまで、とにかくお魚さんの衣装が凄すぎて、振り付けとかなんとか頭に入らないくらい衝撃的なんですけど、
でも、この“いかにも”な魚っぽい振り付けが、実はすごーく可愛かったりします。
みんながいろんな動きをしているので、いまひとつどこまでが振り付けなのかわかりにくいのですが、つぃーっと一方向に動いて、ふぃっと反対を向いてまたつぃーっと動く、その動きとか、ずーっと身体の後ろとかでひらひらさせている手とか。
大きな水槽の中で、ほとほとと泳いでる小魚の群れ。拡がって、またまとまって、また拡がる、その無秩序な動きを巧く模しているんだなーと思います。前の方より、むしろ2階で見た方がキレイかも、と思いました。
(被り物がある上にちょっと前屈みな姿勢なので、2階だと全然顔が見えないんですけどね(T T)。
由舞ちゃんとかさあやとかの横顔がキレイな人は、この「つぃーっ」という動きで特に目立ちますね♪♪(←単に好みなんじゃないの?)
ライトが落ちると、次は「かもめ」。
次回はそこから、ってことで♪
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東京宝塚劇場にて、花組公演「愛と死のエジプト−高潔なアラブの戦士になれなかったスコットランド人−/RED HOT SEA」を観てまいりました。
え?お芝居の副題が違う?
いいえ、違いませんよ。あなたのお手元のチラシだかプログラムだかが間違っているんです。
だって、トマスはアラブの戦士になんてならないもん
あ、違いましたか。違うのはそっちじゃなくて、タイトル自体も「愛と死のアラビア」だ、と?
いえ、だからそれも誤植なんですってば。物語の舞台は最初から最後までエジプトを一歩も出ることはなく、最後に語られるのもエジプトの独立なんですから。
……(疲)。
えっと、いきなりですがネタバレします。すみません。
まだ舞台をご覧になっていない、あるいは原作をこれから読もうと思っていらっしゃる方は、今日の日記はお読みにならないでくださいませ。
この作品のラストの後も原作はずーーーーっと続き、この作品で語られている部分の2倍か3倍くらいの分量がある、という事実は、ネットなどでだいぶ流布されておりますが。
少なくとも、原作ではこの場面でラストではない(=ここではトマスは死なない)ということはご存知の方も多いかと思います。
そもそも、「愛と死のアラビア」というサブタイトル自体が、原作後半(舞台では使われていない部分)のアラビア半島攻略とトマスのメディナ総督就任以降、物語の舞台がアラビアにうつるところで説得力を持つわけで。
あそこで終わらせるなら、このタイトルは最初から最後までおかしいんですよ(涙)。
原作では完全にトゥスンが準主役で、イブラヒムは大きな役ではなく、むしろザイド(今、悠真輪さんが演じている“ザイド”とは全然違うキャラクターなんですが……)の方が役としてはずーっと良い役。
かといって、原作のトゥスンの言動をイブラヒムと分け合っているわけでもなく、イブラヒムはほぼ谷さんのオリジナルキャラというか…うーん、かなり強引な性格付けだと思うんですが。
単純に配役で考えると、トマスに懐きまくる仔犬みたいな我侭息子を壮ちゃんに振りたくなる気持ちもわかるんですが……。でも、祐飛さんも案外似合うと思うんですよ。そもそもイブラヒムだってトマスよりは歳下なんだし、だったらトゥスンでも同じじゃないかー!で、壮ちゃんがドナルド、みわっちが原作のザイド。
まとぶんと壮ちゃんでイギリス人コンビ。祐飛さんがまとぶんと全てを分け合う義兄弟。いいトリオだと思うんですけど。ダメだったんですかね。(←ダメです)
祐飛さんをトゥスンにすると、同期の王子(眉月凰)がアジズなのもすごく意味が出てくるし!(アジズはトゥスンの寵愛をトマスと争うので)
……とってもいいと思うんですけど。どうしてダメなんでしょうか。(←だからもう遅いんだって)
……と、祐飛さんのファンとしては、イブラヒムさんの格好良さに惚れ惚れしながらも、いろいろ妄想してみたりします(笑)。
イブラヒムさんに不満はないんですけどねー。かっこいいし、ステキだし、お髭だし(←そこっ!?)
……って、書き始めるとキリがないのですが。
ネタバレ注意報中なので、今日はこのあたりで。
舞台の感想は、また後日書かせていただきますね(はぁと)。
.
え?お芝居の副題が違う?
いいえ、違いませんよ。あなたのお手元のチラシだかプログラムだかが間違っているんです。
だって、トマスはアラブの戦士になんてならないもん
あ、違いましたか。違うのはそっちじゃなくて、タイトル自体も「愛と死のアラビア」だ、と?
いえ、だからそれも誤植なんですってば。物語の舞台は最初から最後までエジプトを一歩も出ることはなく、最後に語られるのもエジプトの独立なんですから。
……(疲)。
えっと、いきなりですがネタバレします。すみません。
まだ舞台をご覧になっていない、あるいは原作をこれから読もうと思っていらっしゃる方は、今日の日記はお読みにならないでくださいませ。
この作品のラストの後も原作はずーーーーっと続き、この作品で語られている部分の2倍か3倍くらいの分量がある、という事実は、ネットなどでだいぶ流布されておりますが。
少なくとも、原作ではこの場面でラストではない(=ここではトマスは死なない)ということはご存知の方も多いかと思います。
そもそも、「愛と死のアラビア」というサブタイトル自体が、原作後半(舞台では使われていない部分)のアラビア半島攻略とトマスのメディナ総督就任以降、物語の舞台がアラビアにうつるところで説得力を持つわけで。
あそこで終わらせるなら、このタイトルは最初から最後までおかしいんですよ(涙)。
原作では完全にトゥスンが準主役で、イブラヒムは大きな役ではなく、むしろザイド(今、悠真輪さんが演じている“ザイド”とは全然違うキャラクターなんですが……)の方が役としてはずーっと良い役。
かといって、原作のトゥスンの言動をイブラヒムと分け合っているわけでもなく、イブラヒムはほぼ谷さんのオリジナルキャラというか…うーん、かなり強引な性格付けだと思うんですが。
単純に配役で考えると、トマスに懐きまくる仔犬みたいな我侭息子を壮ちゃんに振りたくなる気持ちもわかるんですが……。でも、祐飛さんも案外似合うと思うんですよ。そもそもイブラヒムだってトマスよりは歳下なんだし、だったらトゥスンでも同じじゃないかー!で、壮ちゃんがドナルド、みわっちが原作のザイド。
まとぶんと壮ちゃんでイギリス人コンビ。祐飛さんがまとぶんと全てを分け合う義兄弟。いいトリオだと思うんですけど。ダメだったんですかね。(←ダメです)
祐飛さんをトゥスンにすると、同期の王子(眉月凰)がアジズなのもすごく意味が出てくるし!(アジズはトゥスンの寵愛をトマスと争うので)
……とってもいいと思うんですけど。どうしてダメなんでしょうか。(←だからもう遅いんだって)
……と、祐飛さんのファンとしては、イブラヒムさんの格好良さに惚れ惚れしながらも、いろいろ妄想してみたりします(笑)。
イブラヒムさんに不満はないんですけどねー。かっこいいし、ステキだし、お髭だし(←そこっ!?)
……って、書き始めるとキリがないのですが。
ネタバレ注意報中なので、今日はこのあたりで。
舞台の感想は、また後日書かせていただきますね(はぁと)。
.
秋の花組全国ツアーとドラマシティ公演の振り分けが発表になりました!!
■全国ツアー「エンター・ザ・レビュー」組……じゃない、「ベルサイユのばら〜アラン編/エンター・ザ・レビュー」組はこちら。
アラン・ド・ソワソン 真飛聖
ディアンヌ 桜乃彩音
アンドレ 壮一帆
オスカル 愛音羽麗
ここまでは、ほぼ予想どおり。
雪組の全国ツアー「ベルサイユのばら(オスカル編)」は観ていませんが、壮さんのアンドレはカッコイイって評判だったので楽しみだわ♪ みわっちのオスカルは普通に似合いそうだ☆
ところで。
……私は前回の全国ツアーを観ていないのですが、本公演の樹里ちゃん→壮ちゃん、ユミコちゃん→みわっち、になるんでしょうか?
コメディアンな壮ちゃんが想像できない……。
博多のユミコさんもかなり痛々しい感じでしたけど、どうなんですかねぇ。あれは樹里ちゃんのための、樹里ちゃんにしか出来ない役だと思うんですけど……あ、あと猛獣使いもね(こっちは園加も良かったですけど、あからさまにダンサーのための役なので)
酒井さん、なにか考えていただけないでしょうか?
「レ・ビジュー・ブリアン」の全ツでは、麻子さんと祐飛さんのために素晴らしい場面を追加してくださったじゃないですか。あんな感じで、今回も、壮ちゃんのために新場面を是非♪
他の出演者
専科:星原美沙緒
花組:
夏美よう 絵莉千晶 未涼亜希 桜一花 望月理世 花野じゅりあ 扇めぐむ
祐澄しゅん 愛純もえり 朝夏まなと 月央和沙 白華れみ 天宮菜生 華月由舞
浦輝ひろと 芽吹幸奈 彩城レア 遼かぐら 冴月瑠那 瀬戸かずや 夏城らんか
白姫あかり 鳳真由 花蝶しほ 春花きらら 初花美咲 日高大地 花織千桜
大河凜 桜咲彩花
えーっと。
アラン編って、誰が出てくるのでしょうか?ヒロインはディアンヌなんだから、原作中盤の話だけになるのでしょうか。
とりあえず、星原さんはブイエ将軍?かな?雪組全ツ(ジェローデル編)の一樹さんがえげつなく嫌な奴でとてもステキだったのですが……。ジャルジェパパは出てこないだろうし、えーと、あとは誰が考えられるのかしら。
まっつが全ツ組だったのはとてもショックです。
絶対ドラマシティに出てくれると思っていたのに。
だいたい、ベルばらって“芝居”として意味のある役がすっごい少ないのに、芝居巧者のまっつが行って何をするんだろう。
衛兵隊内部の人間関係をもっと濃く描いてくれるんだったら、アランの親友みたいなポジションの兵士をまっつにやってほしいんですけどね。ディアンヌとの淡い初恋みたいなのがあったりしたらさらに嬉しい。(←多分無い)
……でも、なんだかディアンヌを振る貴族の莫迦息子とかが回ってきそうで欝……。
エンター・ザ・レビューは、博多以来…ですか?>まっつ。
博多座でまっつに落ちた私なので、エンター出演はとても嬉しいです。ステキだったもんね。…とかいって、猛獣に入っていたらどうしよう………(鼻血)。いや、もっと怖いのはコメディアンか(涙目)
……そういえば。
マヌカンみほちゃんが今回で卒業されてしまいますが、あの場面は一体どうするのでしょうか。みほちゃん、本当に目が離せなくて最高に好きだったのに。
一花ちゃんあたりでやっちゃうのかなあ。好きだけど、ちょっと迫力が足りないような気が……。
一花ちゃんは、予想通り全ツ。
心の片隅で小夏を期待していたのに、残念!
オスカル様親衛隊のお嬢さんと、エンターの猛獣Sを楽しみに、絶対観に参ります!!(通えないのが辛い…)
れみちゃん、菜生ちゃん、由舞ちゃん、89期の可愛子ちゃんをそろえてきましたねぇ。ディアンヌの友達メンバーなのかなー、それともオスカル様親衛隊かなー(←自虐)
こ、個人的には、今回の大劇場公演初回観劇でいきなり覚えた日高大地くんが全ツなのが……残念なんですけど(じっくり観られないから)、でも、銀ちゃんだとダンスシーンがあまりないから、ショーのある全ツの方が本人的には嬉しいのかな?
絶対猛獣に入るよねっ!?すっげー楽しみです。はい。
酒井さん、よろしくです〜!
それにしても……あらためて、オスカル編とジェローデル編、同じ「ベルサイユのばら」で2回も全国を回った水くんって気の毒というべきか、大劇場でやらされてないだけ良かったねというべきか(^ ^;ゞ
花組も、全ツ終わって次の正月公演がベルばらでなくて、本当に良かったです………(^ ^;
■ドラマシティ公演「銀ちゃんの恋」組
専科:邦なつき
花組:
眉月凰 大空祐飛 悠真倫 華形ひかる 真野すがた 紫峰七海 初姫さあや
日向燦 白鳥かすが 紫陽レネ 夕霧らい 聖花まい 華耀きらり 雫花ちな
望海風斗 嶺乃一真 初輝よしや 煌雅あさひ 梅咲衣舞 瞳ゆゆ 野々すみ花
輝良まさと 真瀬はるか 鞠花ゆめ 月野姫花 菜那くらら 桜帆ゆかり
このメンバーだったら、小夏がきらりんかすみ花ちゃん、ヤスがみつるくんで橘がめおちゃん、って感じかなー?
あ、あの、橘って初演ではチョイ役だったみたいですけど、原作では格上の役者がやる敵役なので。ちょっと脚本を直していただいて、めおちゃんの柄の大きさや立ち姿の華を生かした役にしていただけたら良いんじゃないかな、と>石田さん。
みつるくんのヤスは結構はまりそう。ただ、「舞姫」でもちょっと思ったんですけど、「泣かせてやるぞ!」と思わないで役をつくってほしいなぁ〜。
ヤスは泣かせる役じゃないから。泣いてる役だから。
っていうか、個人的にはだいもんのヤスもカナリ興味があるんですけど(←たぶん私だけだろう)。
せっかくなので新公やってくれればいいのになー(笑)。DC公演に、こんなにたくさんスターさんが参加すると思わなかったので、ちょっとびっくりです…。
娘役も豊富ですよねぇ(*^ ^*)。
きらりんの小夏。
すみ花ちゃんの小夏。
どっちもいいだろうなあ。いっそ役替りしてほしいくらいですわ♪♪
ただ、問題は…
女役で、小夏以外に目立つ役って、銀ちゃんの新しい恋人と、ヤスの親戚の玉美、……そのくらいしかなかったような気が……(汗)
役替りじゃないとしたら、小夏じゃないほうは何をするんでしょうか。他にも、さあやちゃんとか月野姫花ちゃんとか可愛い子いますけど…娘役の役、増えるんだろうか…?(疑)
撮影所スタッフは、まりんさん、ふみかちゃん、マメちゃんあたり?さあやちゃんも入っていそうですね♪ちあき(白鳥かすが)もここでいいと思うんですけど、なんとなく橘の取り巻きに混ざっていそうな予感。
そして。
今回の発表で、一番衝撃だったのは、さお太(高翔みずき)さんが休養だったこと。
絶対「銀ちゃん」に出てくれるものと信じて疑っていなかったので、ものすごくショックです。初演メンバーだし、あの芝居を作っていくうえで、なくてはならない人だと思っていたのに。
お身体の具合なんでしょうか。今の花組に、さお太さんを遊ばせておく余裕なんぞないはずなのに(泣)。
…一刻も早く、お元気な姿を見せていただきたいです!!(; ;)
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■全国ツアー「エンター・ザ・レビュー」組……じゃない、「ベルサイユのばら〜アラン編/エンター・ザ・レビュー」組はこちら。
アラン・ド・ソワソン 真飛聖
ディアンヌ 桜乃彩音
アンドレ 壮一帆
オスカル 愛音羽麗
ここまでは、ほぼ予想どおり。
雪組の全国ツアー「ベルサイユのばら(オスカル編)」は観ていませんが、壮さんのアンドレはカッコイイって評判だったので楽しみだわ♪ みわっちのオスカルは普通に似合いそうだ☆
ところで。
……私は前回の全国ツアーを観ていないのですが、本公演の樹里ちゃん→壮ちゃん、ユミコちゃん→みわっち、になるんでしょうか?
コメディアンな壮ちゃんが想像できない……。
博多のユミコさんもかなり痛々しい感じでしたけど、どうなんですかねぇ。あれは樹里ちゃんのための、樹里ちゃんにしか出来ない役だと思うんですけど……あ、あと猛獣使いもね(こっちは園加も良かったですけど、あからさまにダンサーのための役なので)
酒井さん、なにか考えていただけないでしょうか?
「レ・ビジュー・ブリアン」の全ツでは、麻子さんと祐飛さんのために素晴らしい場面を追加してくださったじゃないですか。あんな感じで、今回も、壮ちゃんのために新場面を是非♪
他の出演者
専科:星原美沙緒
花組:
夏美よう 絵莉千晶 未涼亜希 桜一花 望月理世 花野じゅりあ 扇めぐむ
祐澄しゅん 愛純もえり 朝夏まなと 月央和沙 白華れみ 天宮菜生 華月由舞
浦輝ひろと 芽吹幸奈 彩城レア 遼かぐら 冴月瑠那 瀬戸かずや 夏城らんか
白姫あかり 鳳真由 花蝶しほ 春花きらら 初花美咲 日高大地 花織千桜
大河凜 桜咲彩花
えーっと。
アラン編って、誰が出てくるのでしょうか?ヒロインはディアンヌなんだから、原作中盤の話だけになるのでしょうか。
とりあえず、星原さんはブイエ将軍?かな?雪組全ツ(ジェローデル編)の一樹さんがえげつなく嫌な奴でとてもステキだったのですが……。ジャルジェパパは出てこないだろうし、えーと、あとは誰が考えられるのかしら。
まっつが全ツ組だったのはとてもショックです。
絶対ドラマシティに出てくれると思っていたのに。
だいたい、ベルばらって“芝居”として意味のある役がすっごい少ないのに、芝居巧者のまっつが行って何をするんだろう。
衛兵隊内部の人間関係をもっと濃く描いてくれるんだったら、アランの親友みたいなポジションの兵士をまっつにやってほしいんですけどね。ディアンヌとの淡い初恋みたいなのがあったりしたらさらに嬉しい。(←多分無い)
……でも、なんだかディアンヌを振る貴族の莫迦息子とかが回ってきそうで欝……。
エンター・ザ・レビューは、博多以来…ですか?>まっつ。
博多座でまっつに落ちた私なので、エンター出演はとても嬉しいです。ステキだったもんね。…とかいって、猛獣に入っていたらどうしよう………(鼻血)。いや、もっと怖いのはコメディアンか(涙目)
……そういえば。
マヌカンみほちゃんが今回で卒業されてしまいますが、あの場面は一体どうするのでしょうか。みほちゃん、本当に目が離せなくて最高に好きだったのに。
一花ちゃんあたりでやっちゃうのかなあ。好きだけど、ちょっと迫力が足りないような気が……。
一花ちゃんは、予想通り全ツ。
心の片隅で小夏を期待していたのに、残念!
オスカル様親衛隊のお嬢さんと、エンターの猛獣Sを楽しみに、絶対観に参ります!!(通えないのが辛い…)
れみちゃん、菜生ちゃん、由舞ちゃん、89期の可愛子ちゃんをそろえてきましたねぇ。ディアンヌの友達メンバーなのかなー、それともオスカル様親衛隊かなー(←自虐)
こ、個人的には、今回の大劇場公演初回観劇でいきなり覚えた日高大地くんが全ツなのが……残念なんですけど(じっくり観られないから)、でも、銀ちゃんだとダンスシーンがあまりないから、ショーのある全ツの方が本人的には嬉しいのかな?
絶対猛獣に入るよねっ!?すっげー楽しみです。はい。
酒井さん、よろしくです〜!
それにしても……あらためて、オスカル編とジェローデル編、同じ「ベルサイユのばら」で2回も全国を回った水くんって気の毒というべきか、大劇場でやらされてないだけ良かったねというべきか(^ ^;ゞ
花組も、全ツ終わって次の正月公演がベルばらでなくて、本当に良かったです………(^ ^;
■ドラマシティ公演「銀ちゃんの恋」組
専科:邦なつき
花組:
眉月凰 大空祐飛 悠真倫 華形ひかる 真野すがた 紫峰七海 初姫さあや
日向燦 白鳥かすが 紫陽レネ 夕霧らい 聖花まい 華耀きらり 雫花ちな
望海風斗 嶺乃一真 初輝よしや 煌雅あさひ 梅咲衣舞 瞳ゆゆ 野々すみ花
輝良まさと 真瀬はるか 鞠花ゆめ 月野姫花 菜那くらら 桜帆ゆかり
このメンバーだったら、小夏がきらりんかすみ花ちゃん、ヤスがみつるくんで橘がめおちゃん、って感じかなー?
あ、あの、橘って初演ではチョイ役だったみたいですけど、原作では格上の役者がやる敵役なので。ちょっと脚本を直していただいて、めおちゃんの柄の大きさや立ち姿の華を生かした役にしていただけたら良いんじゃないかな、と>石田さん。
みつるくんのヤスは結構はまりそう。ただ、「舞姫」でもちょっと思ったんですけど、「泣かせてやるぞ!」と思わないで役をつくってほしいなぁ〜。
ヤスは泣かせる役じゃないから。泣いてる役だから。
っていうか、個人的にはだいもんのヤスもカナリ興味があるんですけど(←たぶん私だけだろう)。
せっかくなので新公やってくれればいいのになー(笑)。DC公演に、こんなにたくさんスターさんが参加すると思わなかったので、ちょっとびっくりです…。
娘役も豊富ですよねぇ(*^ ^*)。
きらりんの小夏。
すみ花ちゃんの小夏。
どっちもいいだろうなあ。いっそ役替りしてほしいくらいですわ♪♪
ただ、問題は…
女役で、小夏以外に目立つ役って、銀ちゃんの新しい恋人と、ヤスの親戚の玉美、……そのくらいしかなかったような気が……(汗)
役替りじゃないとしたら、小夏じゃないほうは何をするんでしょうか。他にも、さあやちゃんとか月野姫花ちゃんとか可愛い子いますけど…娘役の役、増えるんだろうか…?(疑)
撮影所スタッフは、まりんさん、ふみかちゃん、マメちゃんあたり?さあやちゃんも入っていそうですね♪ちあき(白鳥かすが)もここでいいと思うんですけど、なんとなく橘の取り巻きに混ざっていそうな予感。
そして。
今回の発表で、一番衝撃だったのは、さお太(高翔みずき)さんが休養だったこと。
絶対「銀ちゃん」に出てくれるものと信じて疑っていなかったので、ものすごくショックです。初演メンバーだし、あの芝居を作っていくうえで、なくてはならない人だと思っていたのに。
お身体の具合なんでしょうか。今の花組に、さお太さんを遊ばせておく余裕なんぞないはずなのに(泣)。
…一刻も早く、お元気な姿を見せていただきたいです!!(; ;)
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