風邪をひいたり、仕事がいそがしかったりで、すっかり間があいてしまいました……。
とはいえ、日記を書く時間はとれませんでしたが、それなりに観劇はしておりまして(←観劇に忙しくて日記を書く暇がない、ともいう)、
とりあえず、詳しくはまたあらためて書くことにして、とにかくファーストインプレッションを。
■月組東宝劇場公演「宙組「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」
短いけれども盛りだくさんの和物ショー、太平洋を渡る豪華客船を舞台にした短いお芝居、往年の名作「花詩集」からインスパイアされた藤井さんの新作ショーの3本立て。
昨年の星組公演以来の3本立てでしたが、最初の和物ショーが楽しかったので、全体の印象もだいぶ違うような気がしました。
やっぱりチョンパはいいです!!!
それと、大劇場のときから話題になっていましたが、「よさこい」の場面がすごく格好よくて素敵でした(*^ ^*)。としちゃん(宇月)、ちなつ(鳳月)、たまきち(珠城)のトリオは、並びといい雰囲気といい、本当にいい感じで、大好きです(はぁと)
お芝居は、石田さんらしい軽やかなコメディで、時間は短いですがいろんな人にエピソードを振り分けて、うまく構成したなーと思いました。ラストのほうで、ちゃぴ(愛希)が切る啖呵がとても素敵で、本当にちゃぴは可愛いなあ、とあらためて(毎回ですが)感激しました(*^ ^*)。
ショーは、とにかく衣装がすごかった!!
とにかく、出てくる衣装出てくる衣装、すべてがすごくて、いちいち目を瞠っているうちにどんどん場面が進んで、、、最期にパレードでとどめをさされた感じでした。いやー、なんだか、個々の場面の記憶がない。。。いやはや、あんな衣装着てよく踊れるなあ、みんな。
……タカラジェンヌってすごい(←いまさら)。
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とはいえ、日記を書く時間はとれませんでしたが、それなりに観劇はしておりまして(←観劇に忙しくて日記を書く暇がない、ともいう)、
とりあえず、詳しくはまたあらためて書くことにして、とにかくファーストインプレッションを。
■月組東宝劇場公演「宙組「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」
短いけれども盛りだくさんの和物ショー、太平洋を渡る豪華客船を舞台にした短いお芝居、往年の名作「花詩集」からインスパイアされた藤井さんの新作ショーの3本立て。
昨年の星組公演以来の3本立てでしたが、最初の和物ショーが楽しかったので、全体の印象もだいぶ違うような気がしました。
やっぱりチョンパはいいです!!!
それと、大劇場のときから話題になっていましたが、「よさこい」の場面がすごく格好よくて素敵でした(*^ ^*)。としちゃん(宇月)、ちなつ(鳳月)、たまきち(珠城)のトリオは、並びといい雰囲気といい、本当にいい感じで、大好きです(はぁと)
お芝居は、石田さんらしい軽やかなコメディで、時間は短いですがいろんな人にエピソードを振り分けて、うまく構成したなーと思いました。ラストのほうで、ちゃぴ(愛希)が切る啖呵がとても素敵で、本当にちゃぴは可愛いなあ、とあらためて(毎回ですが)感激しました(*^ ^*)。
ショーは、とにかく衣装がすごかった!!
とにかく、出てくる衣装出てくる衣装、すべてがすごくて、いちいち目を瞠っているうちにどんどん場面が進んで、、、最期にパレードでとどめをさされた感じでした。いやー、なんだか、個々の場面の記憶がない。。。いやはや、あんな衣装着てよく踊れるなあ、みんな。
……タカラジェンヌってすごい(←いまさら)。
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新しい波~月~【4】
2014年2月27日 宝塚(月) コメント (2)月組バウホール公演「New Wave~月~」。
気がつけば2月も終わりが近づき、、、公演が終わってからとっくに1ヶ月が過ぎちゃったんですね。
だいぶ記憶も薄れてきましたが、でもやっぱり、まだまだ鮮明に残っています。楽しい公演だったなあ(*^ ^*)
それでは、1幕は先日最後まで書いたので、2幕を。
■ムーン・クロニクル
まず、カゲコーラスによる「ごらんなさい」。
花組ではべーちゃん(桜咲)の「もう涙とはおさらばさ」で始まりましたが、月組はカゲコーラスなのでプログラムにも名前が載らず、、、残念。綺麗なコーラスでした。
緞帳があがると主演の4人(美弥、宇月、鳳月、珠城)による「月組自慢」トーク。1914年の劇団創立から7年後に花組と月組がわかれ……そして、「ベルばら」も「風共」も「ME AND MY GIRL」も、みんな月組が初演しました!!と自慢げに(^ ^)。
他の3人はともかく、月組に来て二年にもならないみやるりが、誰よりも自慢げにコメントしていたのはちょっと面白かったです。さすが(^ ^)。
その後は、「ハート・ジャック」から「With A Song In My Heart」まで、月組公演の音楽をメドレーで。マミさん(真琴)、リカさん(紫吹)時代の作品がメインだったので、私の記憶に刻まれた音楽も多く、懐かしかったです♪
印象に残ったのはちなつちゃん(鳳月)の「故郷の歌」でしょうか。コーラスも含めて、雰囲気があってとても良かった。あと、違う意味で、からんちゃん(千海)の「ミッドサマーイヴ」は驚きました……再演が決まっている作品の主題歌って、こういうところであまり歌わないイメージだったんですが。でも、からんちゃんがあまりにもイメージぴったりで、聴けて良かったなあと思いました(*^ ^*)。
あとは、「ヴァンパイア・レクイエム」のまゆぽん(輝月)! 踊る淑女のくらげちゃん(海乃)も可愛くて、短いながらいい場面でした!
■ラテン・フィーバー
ちなつちゃんの踊る女S------っっ!!!
ぜえはあ。
……いや、すみません。勝手に興奮しておいてなんですが、たとえ、ちなつちゃんの脚や小尻が無かったとしても、たぶん名場面として印象に残ったと思います。なんといっても、佐藤洋介さんの振付が、本当に恰好良かった……!!ぜひ次は本公演のショーでがっつり振付していただきたいなと思いました。
場面の最初に、白いスーツにソフト帽で登場するたまきち(珠城)も本当に恰好よくて、がっちりしてみえる体型にスーツが良く似合ってて、素敵でした(はぁと)。続けて登場するまんちゃん(貴千)、からんちゃん、星輝くん、あーさ(朝美)の4人もすごく良かったし、もちろん娘役さんたちも可愛かったー!!白のリリアンダルマがみんな良く似合ってて、早い振りを綺麗にキメていて、とても良かったです。くらげちゃん、ほっそいのに腰回りがしっかりあって、ダルマが映えるなあ(*^ ^*)。
ちなつちゃんが登場してからは、もう最後までちなつちゃん(&たまきち)しか観れないくらい集中してしまいましたが、本当に何度観ても飽きることのない場面でした。。。マイクを受け渡すところが大好きだった(←伝わらない)たまちな最強。
■El Tango!
「ベサメ・ムーチョ」が終わって舞台が暗転すると、客席後方のドアがあいて、みやるりが登場。客席を通って舞台へと歩きながら、しみじみと「黒き汝が瞳」を熱唱。
本舞台に上がって「黒い瞳」を歌いながら軽く一人で踊っているところに、さち花(白雪)が登場。曲が「エル・チョクロ」に変わり、色っぽく歌うみやるりとさち花。バックで踊るとしちゃんとちゅーちゃん(咲希)……いやー、素敵でした(*^ ^*)。
しかし、「タンゴ」の本番はここから。
「エル・チョクロ」が極まると美弥さんが抜けて、としちゃんセンターで「リベル・タンゴ」。宝塚に限らず、あらゆる舞台作品でしょっちゅう使われる(フィギュアスケートでも使われてましたね!)名曲中の名曲。直近では蘭寿さんの「Streak Of Light」が印象的ですが、パッと思いつくだけでも他にもいくつもあって。。。
でも、今回のとしちゃんの「リベル・タンゴ」は、そのストイックさとシンプルさに突き抜けたものがあったと思います。振付は名倉加代子さん。洗練されたシンプルなステップで、男女が組まずに群舞で踊るタンゴ。本当に美しかった……大劇場のショーであのくらいのダンスシーンがあってもいいと思うんだけどな。。。
歌はくらげちゃん。いい声だなあ。次の新人公演、楽しみです。行けますように!!
タンゴ・コーナーのラストは、美弥さんとたまきち、(咲妃)みゆちゃんの「月下の蘭」。
微妙に色の違う赤紫の衣装に身を包んだ3人が絡み合いながら踊る、、、色っぽくて素敵な場面でした……が!!ラストの、大きく身体を反らしたみゆちゃん、その胸に顔をうずめた美弥さん、唇を重ねるたまきち、というポーズが衝撃的で、途中の記憶が飛んだような気がします。。。おや?
すごくどうでもいいことなんですが。前場の「リベルタンゴ」で歌手をしていたくらげちゃんが、群舞に戻る時に小階段の途中にマイクを置いていくのを、あのマイクどうするんだろうー?と思いながら観ていたんですよね。……たまきちが階段を上がってマイクを拾って歌いだした時、思わず手を打ちそうになりました(^ ^;ゞ
■JAZZ MANIA
前場のラストのポーズに吃驚(@ @)しているうちに、舞台はさっと暗転して……灯りが入ると、そこにはスーツのちなつちゃんと、舞台の前方中央に逆さに立てられたトランペット。暗くなっている時間は本当にわずかなのに、いつの間に誰がトランペット置いたんだろう?と思っていたのですが、前方席で視たときに、ちなつちゃんが自分で持ってきて置いているのがしっかり見えました(^ ^)。最初、なんかちょとぐらついていたのを心配そうに視るちなつちゃんがめっちゃツボでした。
マミさんが初演してリカさんで再演し、全ツにも何度も持っていったショー「JAZZ MANIA」の「間奏曲」の再演を伸びやかに踊るちなつちゃん、とても恰好良かったです!!……祐飛さんファン的には若干トラウマになっている場面なので、慣れるまで少し時間がかかりましたが(苦笑)
花組でいえば「モータウンメドレー」をやっていたあたり……になるんですよね、たぶん。月組のテーマは「JAZZ」ということで、間奏曲に続いて「JAZZ MANIA」の場面をひとくさり。懐かしかったー!ただ、1幕のとしちゃんの場面も「JAZZ MANIA」からの再演だったので、なんだか「New Wave ~月~」全体が「JAZZ MANIA」な気がしてしまって、、、実際にはヴァラエティに富んだショーだったのに、なんだかちょっと勿体無かったかも、という気もしてしまいました。
とはいえ、一幕の客席降りがいまひとつ盛り上がりにくい曲だったので、ここで客席降りがあったのはとても嬉しかったです(^ ^)。
■Song&Dance
最初は燕尾服のちなつちゃんと、コーラス4人で「ムーンライト・セレナーデ」。こうやって思い出してみると、ちなつちゃんって場面の最初に盛り上げる役をすることが多かったんですね。
次はとしちゃんの「You Raise Me Up」。これがまた素晴らしかった……この作品全体で五指に入る印象的な一曲だったと思います。「Dancin’ Hero!」のラストに歌った「奇跡」を思い出させる、伸びやかで優しい、風のような声。元々大好きな声なのに、なかなかこういうテンションで歌わせてもらうことがないので、とても幸せでした。コーラスの4人(朝美・蓮・海乃・叶羽)も良かったです。
次はたまきちの「That’s Life」。懐かしい!!やっぱりこの曲好きだなあと思いながら。たまきちの声にもよく合ってて、良かったと思います。
ここから、コーラスはさち花・ちゅーちゃん・からんちゃん・まゆぽんという豪華メンバーに。いやー、みんなカッコイイよ……。
続いて美弥さんの「Unchain My Heart」。さらに、としちゃん以下の3人も加わっての「Unchained Melody」。この一連、大好きでした。“もうすぐ終わっちゃうー!!”と寂しく思いながら。
■フィナーレ
みゆちゃんの「Amazing Grace」で始まる場面は、ほぼほぼ花組版と同じ流れ。花組でゆきちゃん(仙名)が胸声で歌っていた「If It’s Over」は、はーちゃん(晴音)。ゆきちゃんの胸声の迫力は素晴らしかったな、と思いつつ、はーちゃんのソプラノも綺麗でした♪
ちょっと駆け足になってしまいましたが、そんな感じでしょうか。
この公演を最後に組替えしたみゆちゃんが、雪組っ子になってはや一ヶ月。全ツが観られないのがとても残念ですが、がんばってくれているでしょうか。
月組っ子のみなさんは、お稽古も山場な頃でしょうか。どうぞ、「New Wave!」でしかできなかった経験を生かしつつ、万全の体調で、楽しくお稽古してくれていますように。
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気がつけば2月も終わりが近づき、、、公演が終わってからとっくに1ヶ月が過ぎちゃったんですね。
だいぶ記憶も薄れてきましたが、でもやっぱり、まだまだ鮮明に残っています。楽しい公演だったなあ(*^ ^*)
それでは、1幕は先日最後まで書いたので、2幕を。
■ムーン・クロニクル
まず、カゲコーラスによる「ごらんなさい」。
花組ではべーちゃん(桜咲)の「もう涙とはおさらばさ」で始まりましたが、月組はカゲコーラスなのでプログラムにも名前が載らず、、、残念。綺麗なコーラスでした。
緞帳があがると主演の4人(美弥、宇月、鳳月、珠城)による「月組自慢」トーク。1914年の劇団創立から7年後に花組と月組がわかれ……そして、「ベルばら」も「風共」も「ME AND MY GIRL」も、みんな月組が初演しました!!と自慢げに(^ ^)。
他の3人はともかく、月組に来て二年にもならないみやるりが、誰よりも自慢げにコメントしていたのはちょっと面白かったです。さすが(^ ^)。
その後は、「ハート・ジャック」から「With A Song In My Heart」まで、月組公演の音楽をメドレーで。マミさん(真琴)、リカさん(紫吹)時代の作品がメインだったので、私の記憶に刻まれた音楽も多く、懐かしかったです♪
印象に残ったのはちなつちゃん(鳳月)の「故郷の歌」でしょうか。コーラスも含めて、雰囲気があってとても良かった。あと、違う意味で、からんちゃん(千海)の「ミッドサマーイヴ」は驚きました……再演が決まっている作品の主題歌って、こういうところであまり歌わないイメージだったんですが。でも、からんちゃんがあまりにもイメージぴったりで、聴けて良かったなあと思いました(*^ ^*)。
あとは、「ヴァンパイア・レクイエム」のまゆぽん(輝月)! 踊る淑女のくらげちゃん(海乃)も可愛くて、短いながらいい場面でした!
■ラテン・フィーバー
ちなつちゃんの踊る女S------っっ!!!
ぜえはあ。
……いや、すみません。勝手に興奮しておいてなんですが、たとえ、ちなつちゃんの脚や小尻が無かったとしても、たぶん名場面として印象に残ったと思います。なんといっても、佐藤洋介さんの振付が、本当に恰好良かった……!!ぜひ次は本公演のショーでがっつり振付していただきたいなと思いました。
場面の最初に、白いスーツにソフト帽で登場するたまきち(珠城)も本当に恰好よくて、がっちりしてみえる体型にスーツが良く似合ってて、素敵でした(はぁと)。続けて登場するまんちゃん(貴千)、からんちゃん、星輝くん、あーさ(朝美)の4人もすごく良かったし、もちろん娘役さんたちも可愛かったー!!白のリリアンダルマがみんな良く似合ってて、早い振りを綺麗にキメていて、とても良かったです。くらげちゃん、ほっそいのに腰回りがしっかりあって、ダルマが映えるなあ(*^ ^*)。
ちなつちゃんが登場してからは、もう最後までちなつちゃん(&たまきち)しか観れないくらい集中してしまいましたが、本当に何度観ても飽きることのない場面でした。。。マイクを受け渡すところが大好きだった(←伝わらない)たまちな最強。
■El Tango!
「ベサメ・ムーチョ」が終わって舞台が暗転すると、客席後方のドアがあいて、みやるりが登場。客席を通って舞台へと歩きながら、しみじみと「黒き汝が瞳」を熱唱。
本舞台に上がって「黒い瞳」を歌いながら軽く一人で踊っているところに、さち花(白雪)が登場。曲が「エル・チョクロ」に変わり、色っぽく歌うみやるりとさち花。バックで踊るとしちゃんとちゅーちゃん(咲希)……いやー、素敵でした(*^ ^*)。
しかし、「タンゴ」の本番はここから。
「エル・チョクロ」が極まると美弥さんが抜けて、としちゃんセンターで「リベル・タンゴ」。宝塚に限らず、あらゆる舞台作品でしょっちゅう使われる(フィギュアスケートでも使われてましたね!)名曲中の名曲。直近では蘭寿さんの「Streak Of Light」が印象的ですが、パッと思いつくだけでも他にもいくつもあって。。。
でも、今回のとしちゃんの「リベル・タンゴ」は、そのストイックさとシンプルさに突き抜けたものがあったと思います。振付は名倉加代子さん。洗練されたシンプルなステップで、男女が組まずに群舞で踊るタンゴ。本当に美しかった……大劇場のショーであのくらいのダンスシーンがあってもいいと思うんだけどな。。。
歌はくらげちゃん。いい声だなあ。次の新人公演、楽しみです。行けますように!!
タンゴ・コーナーのラストは、美弥さんとたまきち、(咲妃)みゆちゃんの「月下の蘭」。
微妙に色の違う赤紫の衣装に身を包んだ3人が絡み合いながら踊る、、、色っぽくて素敵な場面でした……が!!ラストの、大きく身体を反らしたみゆちゃん、その胸に顔をうずめた美弥さん、唇を重ねるたまきち、というポーズが衝撃的で、途中の記憶が飛んだような気がします。。。おや?
すごくどうでもいいことなんですが。前場の「リベルタンゴ」で歌手をしていたくらげちゃんが、群舞に戻る時に小階段の途中にマイクを置いていくのを、あのマイクどうするんだろうー?と思いながら観ていたんですよね。……たまきちが階段を上がってマイクを拾って歌いだした時、思わず手を打ちそうになりました(^ ^;ゞ
■JAZZ MANIA
前場のラストのポーズに吃驚(@ @)しているうちに、舞台はさっと暗転して……灯りが入ると、そこにはスーツのちなつちゃんと、舞台の前方中央に逆さに立てられたトランペット。暗くなっている時間は本当にわずかなのに、いつの間に誰がトランペット置いたんだろう?と思っていたのですが、前方席で視たときに、ちなつちゃんが自分で持ってきて置いているのがしっかり見えました(^ ^)。最初、なんかちょとぐらついていたのを心配そうに視るちなつちゃんがめっちゃツボでした。
マミさんが初演してリカさんで再演し、全ツにも何度も持っていったショー「JAZZ MANIA」の「間奏曲」の再演を伸びやかに踊るちなつちゃん、とても恰好良かったです!!……祐飛さんファン的には若干トラウマになっている場面なので、慣れるまで少し時間がかかりましたが(苦笑)
花組でいえば「モータウンメドレー」をやっていたあたり……になるんですよね、たぶん。月組のテーマは「JAZZ」ということで、間奏曲に続いて「JAZZ MANIA」の場面をひとくさり。懐かしかったー!ただ、1幕のとしちゃんの場面も「JAZZ MANIA」からの再演だったので、なんだか「New Wave ~月~」全体が「JAZZ MANIA」な気がしてしまって、、、実際にはヴァラエティに富んだショーだったのに、なんだかちょっと勿体無かったかも、という気もしてしまいました。
とはいえ、一幕の客席降りがいまひとつ盛り上がりにくい曲だったので、ここで客席降りがあったのはとても嬉しかったです(^ ^)。
■Song&Dance
最初は燕尾服のちなつちゃんと、コーラス4人で「ムーンライト・セレナーデ」。こうやって思い出してみると、ちなつちゃんって場面の最初に盛り上げる役をすることが多かったんですね。
次はとしちゃんの「You Raise Me Up」。これがまた素晴らしかった……この作品全体で五指に入る印象的な一曲だったと思います。「Dancin’ Hero!」のラストに歌った「奇跡」を思い出させる、伸びやかで優しい、風のような声。元々大好きな声なのに、なかなかこういうテンションで歌わせてもらうことがないので、とても幸せでした。コーラスの4人(朝美・蓮・海乃・叶羽)も良かったです。
次はたまきちの「That’s Life」。懐かしい!!やっぱりこの曲好きだなあと思いながら。たまきちの声にもよく合ってて、良かったと思います。
ここから、コーラスはさち花・ちゅーちゃん・からんちゃん・まゆぽんという豪華メンバーに。いやー、みんなカッコイイよ……。
続いて美弥さんの「Unchain My Heart」。さらに、としちゃん以下の3人も加わっての「Unchained Melody」。この一連、大好きでした。“もうすぐ終わっちゃうー!!”と寂しく思いながら。
■フィナーレ
みゆちゃんの「Amazing Grace」で始まる場面は、ほぼほぼ花組版と同じ流れ。花組でゆきちゃん(仙名)が胸声で歌っていた「If It’s Over」は、はーちゃん(晴音)。ゆきちゃんの胸声の迫力は素晴らしかったな、と思いつつ、はーちゃんのソプラノも綺麗でした♪
ちょっと駆け足になってしまいましたが、そんな感じでしょうか。
この公演を最後に組替えしたみゆちゃんが、雪組っ子になってはや一ヶ月。全ツが観られないのがとても残念ですが、がんばってくれているでしょうか。
月組っ子のみなさんは、お稽古も山場な頃でしょうか。どうぞ、「New Wave!」でしかできなかった経験を生かしつつ、万全の体調で、楽しくお稽古してくれていますように。
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新しい波~月~【3】
2014年1月29日 宝塚(月)月組バウホール公演「New Wave~月~」。
■ハーフムーン
まずは、ちなつちゃん(鳳月)メインの場面。
観る前は、「女二人でちなつちゃんを取り合う」(CSの稽古場レポートかなにかでそんな話があったような……)と思っていたのですが、、、実際に観てみたら、ちゅーちゃん(咲希)は最初からまったく相手にされてなかった(T T)。正直なこといえば、初日は「えええーーーっ、ちゅーちゃんの方が綺麗なのになんでーーっ!?」と思ってしまいました(←ごめんなさい)。いや、公演も終盤になれば、ちなつちゃんに愛されるくらげちゃん(海乃)もとても可愛くなってきて、違和感は消えたのですが。
くらげちゃんといえば、「春の雪」で、たまきち(珠城)を翻弄する房子役を演じていたのが印象深い人ですが、、、公演初日からわずか一週間で、化粧も表情も別人のように垢抜けて進化していたことに驚きました。細くてしなやかで、伸びやかな青い草の葉のような身体つきに、細面の小さな顔。挑戦的な瞳が仇っぽくて、そのギャップが魅力的だな、と思いました。いまのくらげちゃんで房子を観てみたいな、と。
ちなつちゃんは、「ESP!」でリカさん(紫吹)が着ていた、ツナギっぽい衣装。サイドの編み編み模様が印象的で、スタイルの良い人でないと着こなせない衣装ですが、、、いやもう、ちなつちゃんは今回スタイル担当でしたね!(真顔)
ちゅーちゃんは美しくてダンスもさすがで、ちなつちゃんは彼女に何の不満があって振るのかと問いただしたいくらい素敵でした。。。プロローグではあんなにラブラブで踊っているのにー!(←場面が違います)
3人でひとしきり踊って、ちなつちゃんとくらげちゃんが組んでポーズを極めたところで、檀上にからんちゃん(千海)、まゆぽん(輝月)、颯希くんが登場し、「サマータイム」を熱唱。からんちゃんやまゆぽんは定評がありますが、颯希くんも良い声で、とても良かったです(^ ^)。
平舞台にはまんちゃん(貴千)が登場してちゅーちゃんを口説き、同時に星輝&晴音、朝美&楓、夢奈&可羽の3組カップルが登場して色っぽく踊りはじめる。5組のカップルが順番に一組ずつピックアップで踊るところがとても恰好よくて、素敵でした(はぁと)。
そういえば、舞台セットは、基本的には花組と同じだったと思います。階段と、その両脇のミラーボールと、スライド式のセットと。この場面では、舞台奥の壁面に穴をあけて月を表現していたのですが、、、ハーフムーンというには少し丸い、下弦の月……だったかな。途中で色や位置が変化するのも雰囲気があって、綺麗でした。
■クレセントムーン
次は、たまきちとゆうみちゃん(咲妃)メインの場面。
月の姫・ゆうみちゃんが、まだみたことのない「新しい世界」への憧れを語り、その母親であるらしい月の女神・さち花(白雪)がその背を後押しする。。。「月の光」のメロディを歌うゆうみちゃんの透明感のある声と、さち花の包容力のある柔らかな声がとても素敵でした。
けれども、新しい世界に降りてきた姫を迎えるのは、クレールたち(貴千、千海、星輝、朝美、夢奈、蓮)。
黒いシンプルな衣装に身を包み、御織さんの色っぽい振付で、ゆうみちゃんを取り囲んで妖しく踊るクレールたちはとても素敵でした。特に印象的だったのは、あーさの挑戦的な瞳かな。。。?
黒金の衣装に紫のロングの鬘で登場するクレールS・たまきちとゆうみちゃんのデュエットダンス。怯えていたゆうみちゃんが、たまきちの優しい、ちょっと寂しげな瞳に気がついて心を寄せるまでの芝居がとても自然で、、、本当にお似合いの二人だなあ、と、今更ながら組替えが惜しくなりました。
たまきちは恰好いいし、ゆうみちゃんは美しいし、とても魅力的な場面だったと思うのですが、、、いかんせん「クライマックス」の黒燕尾で使われた「月光」が編曲そのままで使われていたので、大空ファンとしてはなかなか受け容れられなかったことも書かせていただきます。特に初見からしばらくは違和感が先に立ってしまい、、、“音”の記憶って深いものだなあ、と(- -;ゞ
「月光」がフィナーレに向かう盛り上がりの中でふたたびクレールたちが登場し、ボスに「その女をどうするのか」と問うた……のでしょうか。
NOWONでは、「愛しすぎたゆえに殺してしまう」、とたまきちが説明していましたが、、、んー、たまきちはあまり破滅的なタイプではないので、どちらかといえば“共に居るために解放する”的なイメージで観てました。そんな場面でもたまきちの手は優しいな、と思いながら。
ところで。
舞台奥の月は、三日月……だったっけ?下弦の月(デクレセントムーン)じゃなかった……?(うろ覚え)
■ブルームーン
次は、としちゃん(宇月)メインの場面。
としちゃん、GIの軍服の似合うことといったら!!「It don’t mean a thing」から「チリビンビン」にかけて、次々とカップルが再会して幸せそうに踊る中で、恋人が見つからなくてしょぼんと肩を落とすのが死ぬほど可愛かったです(はぁと)。香寿さんのも紫吹さんのも観ていますが、あんなにしょんぼりしてたっけ……?と思うほどの可愛らしさでした。
そして、遅れて登場して「It’s Magic」を歌い出す、紅いドレスに赤い靴、白いソックスのはーちゃん(晴音)の可愛いこと!! いやぁ、この二人が「春の雪」で遣る瀬無い逢引をしていた二人なのかと思うと、あらためてタカラジェンヌって凄いなあ、としみじみ。本当に可愛かったなぁー!!
他のGIメンバーもみんな軍服が似合ってて素敵でした♪ 中でも、ちゅーちゃんと組んでいたまゆぽんの恰好良さにちょっと惚れました。まゆぽんは大柄なので、ちゅーちゃんが凄く小柄で可憐な娘役さんに見えるんですよね(*^^*)学年差も感じなかったし、本当に可愛かったなあ~。
「ジャズマニア」のGIの場面をとしちゃんで再現、と聞いていたので、てっきり「Steppin’ Out」までやるものと思っていたのですが、「It’s Magic」の次は「ムーンライトロマンス」になったのでびっくりしました。いやー、「クレセントムーン」の「月光」もそうですが、音の記憶って身体の深いところにあるものなんですね……。
この場面は、タイトルこそ「ブルームーン」ですが、、、あまり関係は無かったなあ……。この場面だけ再演だったし、背景の月もなかったし、コンセプト的にも、場面の雰囲気的にも、他の3場面と並べてみると若干の違和感を感じたりもしました。
としちゃんのGIはとても似合って恰好良かったし、この場面の再演自体は良かったと思うのですけれども、“三木さんがとしちゃんのために作る新場面”も観てみたかったなあ、と思ったりはしました。
■ニュームーン
1幕ラストは、みやるり(美弥)メインの場面。
みやるり一人で歌う「Moon River」から、仮面をつけた女たちに囲まれての「No Moon At All」。……そうか、「のーむなとーる」って何だろう?と思っていたのですが、単純に「No Moon At All」って言ってただけか、、、(恥)
仮面をつけた女たちが色っぽくて、もっとみやるりと絡んで踊ればいいのに、と思いました。
その後、まゆぽんが壇上で「愛はるかに」を熱唱し、いかにも「タカラヅカ」らしい群舞になるところが好きでした。みんな良い貌で踊ってたなあ。「愛はるかに」って良い曲ですよね。すごく聞き覚えがあって、何の曲だろう……?と思っていたのですが、初出は大地さんの時代のショーだそうですね。
私が覚えたのは、どうやら「ロックオン!」のようですが(^ ^)。
理想の恋人を探し求めるみやるりの前にあらわれるゆうみちゃんが、衣装は他の人たちとそんなに違わないのに、まさに輝くばかりに美しくて、神々しいほど雰囲気があって、、、あの場面、とても好きでした。
Full Moonを背景に立つ姿の迫力というか、にじみ出る何かがすごいな、と。
ゆうみちゃん……雪組に行っても、がんばってね……(; ;)
以上で一幕は終わり。少し短めで、45分くらいだったような(後半はトークタイムがどんどん伸びて、収拾つかなくなってましたが)。
ハード(ちなつ)⇒ダーク(たまきち)⇒ポップ(とし)⇒タカラヅカ(みや)、という構成が、とても面白かったと思います。気になるところもイロイロありましたが、、、いやでも、やっぱり楽しかったです!
つ、つ、月組最高、最高!つ、つ、月組OK、OK!
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■ハーフムーン
まずは、ちなつちゃん(鳳月)メインの場面。
観る前は、「女二人でちなつちゃんを取り合う」(CSの稽古場レポートかなにかでそんな話があったような……)と思っていたのですが、、、実際に観てみたら、ちゅーちゃん(咲希)は最初からまったく相手にされてなかった(T T)。正直なこといえば、初日は「えええーーーっ、ちゅーちゃんの方が綺麗なのになんでーーっ!?」と思ってしまいました(←ごめんなさい)。いや、公演も終盤になれば、ちなつちゃんに愛されるくらげちゃん(海乃)もとても可愛くなってきて、違和感は消えたのですが。
くらげちゃんといえば、「春の雪」で、たまきち(珠城)を翻弄する房子役を演じていたのが印象深い人ですが、、、公演初日からわずか一週間で、化粧も表情も別人のように垢抜けて進化していたことに驚きました。細くてしなやかで、伸びやかな青い草の葉のような身体つきに、細面の小さな顔。挑戦的な瞳が仇っぽくて、そのギャップが魅力的だな、と思いました。いまのくらげちゃんで房子を観てみたいな、と。
ちなつちゃんは、「ESP!」でリカさん(紫吹)が着ていた、ツナギっぽい衣装。サイドの編み編み模様が印象的で、スタイルの良い人でないと着こなせない衣装ですが、、、いやもう、ちなつちゃんは今回スタイル担当でしたね!(真顔)
ちゅーちゃんは美しくてダンスもさすがで、ちなつちゃんは彼女に何の不満があって振るのかと問いただしたいくらい素敵でした。。。プロローグではあんなにラブラブで踊っているのにー!(←場面が違います)
3人でひとしきり踊って、ちなつちゃんとくらげちゃんが組んでポーズを極めたところで、檀上にからんちゃん(千海)、まゆぽん(輝月)、颯希くんが登場し、「サマータイム」を熱唱。からんちゃんやまゆぽんは定評がありますが、颯希くんも良い声で、とても良かったです(^ ^)。
平舞台にはまんちゃん(貴千)が登場してちゅーちゃんを口説き、同時に星輝&晴音、朝美&楓、夢奈&可羽の3組カップルが登場して色っぽく踊りはじめる。5組のカップルが順番に一組ずつピックアップで踊るところがとても恰好よくて、素敵でした(はぁと)。
そういえば、舞台セットは、基本的には花組と同じだったと思います。階段と、その両脇のミラーボールと、スライド式のセットと。この場面では、舞台奥の壁面に穴をあけて月を表現していたのですが、、、ハーフムーンというには少し丸い、下弦の月……だったかな。途中で色や位置が変化するのも雰囲気があって、綺麗でした。
■クレセントムーン
次は、たまきちとゆうみちゃん(咲妃)メインの場面。
月の姫・ゆうみちゃんが、まだみたことのない「新しい世界」への憧れを語り、その母親であるらしい月の女神・さち花(白雪)がその背を後押しする。。。「月の光」のメロディを歌うゆうみちゃんの透明感のある声と、さち花の包容力のある柔らかな声がとても素敵でした。
けれども、新しい世界に降りてきた姫を迎えるのは、クレールたち(貴千、千海、星輝、朝美、夢奈、蓮)。
黒いシンプルな衣装に身を包み、御織さんの色っぽい振付で、ゆうみちゃんを取り囲んで妖しく踊るクレールたちはとても素敵でした。特に印象的だったのは、あーさの挑戦的な瞳かな。。。?
黒金の衣装に紫のロングの鬘で登場するクレールS・たまきちとゆうみちゃんのデュエットダンス。怯えていたゆうみちゃんが、たまきちの優しい、ちょっと寂しげな瞳に気がついて心を寄せるまでの芝居がとても自然で、、、本当にお似合いの二人だなあ、と、今更ながら組替えが惜しくなりました。
たまきちは恰好いいし、ゆうみちゃんは美しいし、とても魅力的な場面だったと思うのですが、、、いかんせん「クライマックス」の黒燕尾で使われた「月光」が編曲そのままで使われていたので、大空ファンとしてはなかなか受け容れられなかったことも書かせていただきます。特に初見からしばらくは違和感が先に立ってしまい、、、“音”の記憶って深いものだなあ、と(- -;ゞ
「月光」がフィナーレに向かう盛り上がりの中でふたたびクレールたちが登場し、ボスに「その女をどうするのか」と問うた……のでしょうか。
NOWONでは、「愛しすぎたゆえに殺してしまう」、とたまきちが説明していましたが、、、んー、たまきちはあまり破滅的なタイプではないので、どちらかといえば“共に居るために解放する”的なイメージで観てました。そんな場面でもたまきちの手は優しいな、と思いながら。
ところで。
舞台奥の月は、三日月……だったっけ?下弦の月(デクレセントムーン)じゃなかった……?(うろ覚え)
■ブルームーン
次は、としちゃん(宇月)メインの場面。
としちゃん、GIの軍服の似合うことといったら!!「It don’t mean a thing」から「チリビンビン」にかけて、次々とカップルが再会して幸せそうに踊る中で、恋人が見つからなくてしょぼんと肩を落とすのが死ぬほど可愛かったです(はぁと)。香寿さんのも紫吹さんのも観ていますが、あんなにしょんぼりしてたっけ……?と思うほどの可愛らしさでした。
そして、遅れて登場して「It’s Magic」を歌い出す、紅いドレスに赤い靴、白いソックスのはーちゃん(晴音)の可愛いこと!! いやぁ、この二人が「春の雪」で遣る瀬無い逢引をしていた二人なのかと思うと、あらためてタカラジェンヌって凄いなあ、としみじみ。本当に可愛かったなぁー!!
他のGIメンバーもみんな軍服が似合ってて素敵でした♪ 中でも、ちゅーちゃんと組んでいたまゆぽんの恰好良さにちょっと惚れました。まゆぽんは大柄なので、ちゅーちゃんが凄く小柄で可憐な娘役さんに見えるんですよね(*^^*)学年差も感じなかったし、本当に可愛かったなあ~。
「ジャズマニア」のGIの場面をとしちゃんで再現、と聞いていたので、てっきり「Steppin’ Out」までやるものと思っていたのですが、「It’s Magic」の次は「ムーンライトロマンス」になったのでびっくりしました。いやー、「クレセントムーン」の「月光」もそうですが、音の記憶って身体の深いところにあるものなんですね……。
この場面は、タイトルこそ「ブルームーン」ですが、、、あまり関係は無かったなあ……。この場面だけ再演だったし、背景の月もなかったし、コンセプト的にも、場面の雰囲気的にも、他の3場面と並べてみると若干の違和感を感じたりもしました。
としちゃんのGIはとても似合って恰好良かったし、この場面の再演自体は良かったと思うのですけれども、“三木さんがとしちゃんのために作る新場面”も観てみたかったなあ、と思ったりはしました。
■ニュームーン
1幕ラストは、みやるり(美弥)メインの場面。
みやるり一人で歌う「Moon River」から、仮面をつけた女たちに囲まれての「No Moon At All」。……そうか、「のーむなとーる」って何だろう?と思っていたのですが、単純に「No Moon At All」って言ってただけか、、、(恥)
仮面をつけた女たちが色っぽくて、もっとみやるりと絡んで踊ればいいのに、と思いました。
その後、まゆぽんが壇上で「愛はるかに」を熱唱し、いかにも「タカラヅカ」らしい群舞になるところが好きでした。みんな良い貌で踊ってたなあ。「愛はるかに」って良い曲ですよね。すごく聞き覚えがあって、何の曲だろう……?と思っていたのですが、初出は大地さんの時代のショーだそうですね。
私が覚えたのは、どうやら「ロックオン!」のようですが(^ ^)。
理想の恋人を探し求めるみやるりの前にあらわれるゆうみちゃんが、衣装は他の人たちとそんなに違わないのに、まさに輝くばかりに美しくて、神々しいほど雰囲気があって、、、あの場面、とても好きでした。
Full Moonを背景に立つ姿の迫力というか、にじみ出る何かがすごいな、と。
ゆうみちゃん……雪組に行っても、がんばってね……(; ;)
以上で一幕は終わり。少し短めで、45分くらいだったような(後半はトークタイムがどんどん伸びて、収拾つかなくなってましたが)。
ハード(ちなつ)⇒ダーク(たまきち)⇒ポップ(とし)⇒タカラヅカ(みや)、という構成が、とても面白かったと思います。気になるところもイロイロありましたが、、、いやでも、やっぱり楽しかったです!
つ、つ、月組最高、最高!つ、つ、月組OK、OK!
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新しい波~月~【2】
2014年1月28日 宝塚(月) コメント (2)バウホール公演「New Wave~月~」、千秋楽おめでとうございます。
ゆうみちゃん(咲妃)、胸を張って雪組へ行ってください。ご活躍をお祈りしています。
さすがに千秋楽は観られませんでしたが、週末にMy楽を観てまいりました。
とにかく楽しかった!1週間前とは別物の舞台だった、という以前に、土曜日と日曜日でさえ別物で(^ ^)。指数関数的に盛り上がっていくさまを観ていると、最後の二日間が観られないのがとても残念に思えました。
まあ、でも、仕方がない。CSニュースの放送が楽しみです(^ ^)。
それでは、場面ごとに簡単に。
■オープニング
良く耳に馴染んだ「情熱の翼」の前奏と共に幕があがり、鮮やかなブルーと金のラテン衣装に身を包んだみやるり(美弥)と、青いレオタードに金の後ろスカートを巻いた娘役さんたちが階段に板付き。花組版では金とピンクの組み合わせだった場面。月組では黄色になるのかと思ったのですが、青でしたね。
「情熱の翼」でテンションMAXに振りきれる猫は、やっぱり月組ファンなんだなあと思いました(^ ^)。「ル・ボレロ・ルージュ」から「ジャズマニア」……私が「宝塚」に嵌った最初の時代と公演のメインの時代が丁度かぶっていたので、特にそう感じた気がします。
マミさんとリカさんがいた時代、月組93年の歴史のなかではごくごく短い一時期なんですけどね。
みやるりが階段を降りて踊りだすと、次はとしちゃん(宇月)、ちなつちゃん(鳳月)、たまきち(珠城)の3人が壇上に登場。2コーラス目を歌いながらおりてきて、女役男役も全員登場しての群舞に。情熱的だけれども落ち着きのある大人っぽいナンバーをきちんと表現していて、なんというのか。。。すごく月組らしいなとしみじみ思いました。
一回極まって、次はしっとりと「UNO」。みやるり×ゆうみちゃん、としちゃん×さち花(白雪)、ちなつちゃん×ちゅーちゃん(咲希)、たまきち×はーちゃん(晴音)の4組カップルでデュエットダンス。なんだかとっても、良い雰囲気でした。
次の曲は「エル・ビエント」。出演者全員が舞台に戻って総踊りして、客席降りに。展開そのものは花組と同じなのですが、曲がマイナーコードのゆるやかな曲なので、客席も盛り上がりようがないというか……いや、それなりにちゃんと盛り上がるのですが、花組の自由奔放ぶりを観てきた身としては、ちょっと物足りない気がしたのが正直なところ。出演者もちょっとやりにくそうでしたし、客席降りのときはもう少し盛り上がる音楽を使ってあげればいいのにな、と思いました。
出演者紹介と、「♪つ、つ、月組最高、最高!」をはさんで、下級生を一人ずつ(初日だけ二人)紹介するコーナー。
初日週に観た時は本当にぐたぐたで、どちらかといえば下級生が仕切ってくれていた印象もあったくらいでしたが、さすがに一週間が経ち、それなりに秩序ができていた……ような気がしました。
上級生二人が下級生を弄って、無茶ぶりして、、、下級生二人(ちなつ・たまきち)は、それをフォローしたりスル―して上級生に突っ込まれたり……(^ ^)。花組の場合は、キキちゃんが弄ってだいもんがまとめてあきらが黙って笑ってる、みたいな役割分担がはっきりしていたけど、月組はあんまりはっきりはしていなかったかなあ。
土曜日の11時公演がまゆぽん(輝月)の番だったそうなのですが、「専科さんのような貫録がある」「専科から特出ありがとうございます」などと大盛り上がりしたらしく、、、、その話が日曜日になってもまだ引っ張られていたので、おそらくはそのまま千秋楽まで続いたのではないかと思います(^ ^)。
私はその回は観られず、その日の14時半を観たのですが、、、はーちゃん(晴音)の紹介の途中で、突然まゆぽんの話で盛り上がられた時には、だいぶ戸惑ってしまいました(^ ^;ゞ。。。いちおう、11時を観た友人から噂は聞いていたので、なんとかついていけましたが。
そういえば、月組は、下級生の「夢」も、「どんな男役(娘役)になりたいか」みたいなお題があったので、あんまり吹っ飛んだものはなかったですね。花組は結構バリエーションが豊富でしたが。
あ、でも、私が観ていない回ではイロイロあったようですが。あーさ(朝美)は、「バウホールの真ん中で愛を叫ぶ」だったそうだし。
……花組の時も思ったけど、下級生紹介だけでも全部流してくれないかなあーーー。
とりあえず、プロローグはここまで、でしょうか。
次はちなつちゃんメインの「ハーフムーン」から。(←終わるの?)
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ゆうみちゃん(咲妃)、胸を張って雪組へ行ってください。ご活躍をお祈りしています。
さすがに千秋楽は観られませんでしたが、週末にMy楽を観てまいりました。
とにかく楽しかった!1週間前とは別物の舞台だった、という以前に、土曜日と日曜日でさえ別物で(^ ^)。指数関数的に盛り上がっていくさまを観ていると、最後の二日間が観られないのがとても残念に思えました。
まあ、でも、仕方がない。CSニュースの放送が楽しみです(^ ^)。
それでは、場面ごとに簡単に。
■オープニング
良く耳に馴染んだ「情熱の翼」の前奏と共に幕があがり、鮮やかなブルーと金のラテン衣装に身を包んだみやるり(美弥)と、青いレオタードに金の後ろスカートを巻いた娘役さんたちが階段に板付き。花組版では金とピンクの組み合わせだった場面。月組では黄色になるのかと思ったのですが、青でしたね。
「情熱の翼」でテンションMAXに振りきれる猫は、やっぱり月組ファンなんだなあと思いました(^ ^)。「ル・ボレロ・ルージュ」から「ジャズマニア」……私が「宝塚」に嵌った最初の時代と公演のメインの時代が丁度かぶっていたので、特にそう感じた気がします。
マミさんとリカさんがいた時代、月組93年の歴史のなかではごくごく短い一時期なんですけどね。
みやるりが階段を降りて踊りだすと、次はとしちゃん(宇月)、ちなつちゃん(鳳月)、たまきち(珠城)の3人が壇上に登場。2コーラス目を歌いながらおりてきて、女役男役も全員登場しての群舞に。情熱的だけれども落ち着きのある大人っぽいナンバーをきちんと表現していて、なんというのか。。。すごく月組らしいなとしみじみ思いました。
一回極まって、次はしっとりと「UNO」。みやるり×ゆうみちゃん、としちゃん×さち花(白雪)、ちなつちゃん×ちゅーちゃん(咲希)、たまきち×はーちゃん(晴音)の4組カップルでデュエットダンス。なんだかとっても、良い雰囲気でした。
次の曲は「エル・ビエント」。出演者全員が舞台に戻って総踊りして、客席降りに。展開そのものは花組と同じなのですが、曲がマイナーコードのゆるやかな曲なので、客席も盛り上がりようがないというか……いや、それなりにちゃんと盛り上がるのですが、花組の自由奔放ぶりを観てきた身としては、ちょっと物足りない気がしたのが正直なところ。出演者もちょっとやりにくそうでしたし、客席降りのときはもう少し盛り上がる音楽を使ってあげればいいのにな、と思いました。
出演者紹介と、「♪つ、つ、月組最高、最高!」をはさんで、下級生を一人ずつ(初日だけ二人)紹介するコーナー。
初日週に観た時は本当にぐたぐたで、どちらかといえば下級生が仕切ってくれていた印象もあったくらいでしたが、さすがに一週間が経ち、それなりに秩序ができていた……ような気がしました。
上級生二人が下級生を弄って、無茶ぶりして、、、下級生二人(ちなつ・たまきち)は、それをフォローしたりスル―して上級生に突っ込まれたり……(^ ^)。花組の場合は、キキちゃんが弄ってだいもんがまとめてあきらが黙って笑ってる、みたいな役割分担がはっきりしていたけど、月組はあんまりはっきりはしていなかったかなあ。
土曜日の11時公演がまゆぽん(輝月)の番だったそうなのですが、「専科さんのような貫録がある」「専科から特出ありがとうございます」などと大盛り上がりしたらしく、、、、その話が日曜日になってもまだ引っ張られていたので、おそらくはそのまま千秋楽まで続いたのではないかと思います(^ ^)。
私はその回は観られず、その日の14時半を観たのですが、、、はーちゃん(晴音)の紹介の途中で、突然まゆぽんの話で盛り上がられた時には、だいぶ戸惑ってしまいました(^ ^;ゞ。。。いちおう、11時を観た友人から噂は聞いていたので、なんとかついていけましたが。
そういえば、月組は、下級生の「夢」も、「どんな男役(娘役)になりたいか」みたいなお題があったので、あんまり吹っ飛んだものはなかったですね。花組は結構バリエーションが豊富でしたが。
あ、でも、私が観ていない回ではイロイロあったようですが。あーさ(朝美)は、「バウホールの真ん中で愛を叫ぶ」だったそうだし。
……花組の時も思ったけど、下級生紹介だけでも全部流してくれないかなあーーー。
とりあえず、プロローグはここまで、でしょうか。
次はちなつちゃんメインの「ハーフムーン」から。(←終わるの?)
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宝塚バウホールにて、月組公演「New Wave ~月~」を観劇いたしました。
楽しかった!!
美弥さん、としちゃん(宇月)、ちなつちゃん(鳳月)、たまきち(珠城)、そしてゆうみちゃん(咲妃)の主演陣はもちろん、さち花(白雪)、ちゅーちゃん(咲希)、まんちゃん(貴千)の91期トリオ以下、出演者全員が本当にキラキラ輝いていて、自分にできる精一杯の最上のものを見せてくれたなーと思います。
細かいことを言いだせばキリがないけど、まだ公演は始まったばかり。あと一週間、どんどん進化し、深化していくであろう月組っ子を、楽しみにしています(^ ^)。
構成は花組版とは全く違っていて、同じだったのは2幕後半の「Amazing Grace」からの流れだけ、かな。
1幕前半も、流れだけなら似ていましたが、楽器演奏もなかったし、、、だいぶ違ってた印象です。
とはいえ、主演者たちのMC(日替わりで下級生を紹介)は花組と同じようにやっていたのですが、トークの内容がだいぶ違ったなあ。月組は、全体にトークはぐだぐだでしたね……だいもん(望海)は本当にしっかりしてたんだなあ(^ ^;ゞ いや、そんなところも月組らしくて愛おしいですが(真顔)。
月組は、むしろ呼ばれた下級生のほうがしっかりしていた印象。蓮つかさくんの仕切りのうまさには、ちょっと感動してしまいました(←タモリさんの拍手仕切りをやってくれました。本人的には「博徳先生の仕切り」だったようですが)
それに続く主演者たちの客席降りは、ちなつちゃんだけ「次の場面の用意があるので」ということでひっこんでしまい、3人だけでした。ちなつちゃんの客席釣りも観てみたかった!!残念!!
あの場面は、星組じこみの「お客さまと踊る」技を繰り出してきた美弥さんが一歩リード。そういえば、花組も最初にアレをやり始めたのはキキちゃん(芹香)だったっけ……星組こわい。
なんて言ってるけど、としちゃんも、最初は「ありがとうございました、ありがとうございました」と、まるで選挙活動か何かのように握手して回っていたのに、ふと気がついたらお客さまの手にキスして耳元で何かささやきかけていたし、たまきちは、通路から離れた席のお客さまにロックオンしてウインクして投げキッスして……月組も怖いよーーーー。
後ろの方の席でまったり観ていた私も、だいぶ体温が上がりました(^ ^)。やっぱりちなつちゃんも……(残念)
その後は、ちなつちゃん、たまきち、としちゃん、美弥さんの順に一場面ずつ。
どれもみんな恰好良かったです………!!でも、「クライマックス」からわずか1年半で、あの大階段黒燕尾の「月光」を、全く違うコンセプトの場面に、全く同じ編曲(音源?)で使いまわすのはどうかと思いますよ……!!>>三木さん
まあ、よくあることなのかもしれませんが、しかし(混乱)
……もとい。
2幕は、月組の過去の作品のメドレーと、いくつか場面をはさんで、花組で「モータウンメドレー」だったところが「JAZZ MANIA」。いやー、懐かしかったり恰好よかったりときめいたりで忙しかったです。
2幕全体の雰囲気は、1幕以上に花組とは全然違っていて、ストイックで生真面目で色っぽい、かなり大人なショーという感じでした。
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、詳しくはまた後日に書かせていただくとして、今日のところは2つだけ。
まず!2幕のとしちゃんが恰好良すぎた!!
「リベルタンゴ」も、その直前の「エル・チョクロ」でのちゅーちゃんとのタンゴも、「You Raise Me Up」も……本当に、素敵すぎて目眩がしました。惚れなおしましたわ(真顔)。
ストイックに真正面から音に向き合う姿勢は、下級生の頃から本当に変わらないんだけど、、、研10を超え、上級生になったいま、滲み出る男の色気と余裕が素晴らしかったです。一つ一つの動きに全く無駄がなくて、なめらかで、洗練されていて、、、後ろで踊っている下級生たちが、どれだけ勉強になっているだろうか、と。95期の朝美くんとか、ずーっと「リベルタンゴ」でとしちゃんの真後ろで踊っているんですが、、、公演期間は短いけど、しっかり学んでくれ!!と思いました。
いやもう、本当に、あのタンゴを観てしまったらMCがどんなにぐたぐたでも許せてしまう。。。いや、美弥さんのためにも、上級生なんだからもう少しがんばってほしいけどね(-^ ^)。
もう一つ印象に残ったのは……それはもう!ダルマのちなつちゃんとスーツたまきちの「ベサメ・ムーチョ」です!!
あまりの美しさと色っぽさと迫力に、客席でひれ伏したくなりました。。。。ちなつちゃんをダルマにした三木さん、Good Job!!
……願わくば、ダルマなちなつちゃんの単体と、たまきちとのツーショット、舞台写真で両方発売されますように(祈)
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楽しかった!!
美弥さん、としちゃん(宇月)、ちなつちゃん(鳳月)、たまきち(珠城)、そしてゆうみちゃん(咲妃)の主演陣はもちろん、さち花(白雪)、ちゅーちゃん(咲希)、まんちゃん(貴千)の91期トリオ以下、出演者全員が本当にキラキラ輝いていて、自分にできる精一杯の最上のものを見せてくれたなーと思います。
細かいことを言いだせばキリがないけど、まだ公演は始まったばかり。あと一週間、どんどん進化し、深化していくであろう月組っ子を、楽しみにしています(^ ^)。
構成は花組版とは全く違っていて、同じだったのは2幕後半の「Amazing Grace」からの流れだけ、かな。
1幕前半も、流れだけなら似ていましたが、楽器演奏もなかったし、、、だいぶ違ってた印象です。
とはいえ、主演者たちのMC(日替わりで下級生を紹介)は花組と同じようにやっていたのですが、トークの内容がだいぶ違ったなあ。月組は、全体にトークはぐだぐだでしたね……だいもん(望海)は本当にしっかりしてたんだなあ(^ ^;ゞ いや、そんなところも月組らしくて愛おしいですが(真顔)。
月組は、むしろ呼ばれた下級生のほうがしっかりしていた印象。蓮つかさくんの仕切りのうまさには、ちょっと感動してしまいました(←タモリさんの拍手仕切りをやってくれました。本人的には「博徳先生の仕切り」だったようですが)
それに続く主演者たちの客席降りは、ちなつちゃんだけ「次の場面の用意があるので」ということでひっこんでしまい、3人だけでした。ちなつちゃんの客席釣りも観てみたかった!!残念!!
あの場面は、星組じこみの「お客さまと踊る」技を繰り出してきた美弥さんが一歩リード。そういえば、花組も最初にアレをやり始めたのはキキちゃん(芹香)だったっけ……星組こわい。
なんて言ってるけど、としちゃんも、最初は「ありがとうございました、ありがとうございました」と、まるで選挙活動か何かのように握手して回っていたのに、ふと気がついたらお客さまの手にキスして耳元で何かささやきかけていたし、たまきちは、通路から離れた席のお客さまにロックオンしてウインクして投げキッスして……月組も怖いよーーーー。
後ろの方の席でまったり観ていた私も、だいぶ体温が上がりました(^ ^)。やっぱりちなつちゃんも……(残念)
その後は、ちなつちゃん、たまきち、としちゃん、美弥さんの順に一場面ずつ。
どれもみんな恰好良かったです………!!でも、「クライマックス」からわずか1年半で、あの大階段黒燕尾の「月光」を、全く違うコンセプトの場面に、全く同じ編曲(音源?)で使いまわすのはどうかと思いますよ……!!>>三木さん
まあ、よくあることなのかもしれませんが、しかし(混乱)
……もとい。
2幕は、月組の過去の作品のメドレーと、いくつか場面をはさんで、花組で「モータウンメドレー」だったところが「JAZZ MANIA」。いやー、懐かしかったり恰好よかったりときめいたりで忙しかったです。
2幕全体の雰囲気は、1幕以上に花組とは全然違っていて、ストイックで生真面目で色っぽい、かなり大人なショーという感じでした。
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、詳しくはまた後日に書かせていただくとして、今日のところは2つだけ。
まず!2幕のとしちゃんが恰好良すぎた!!
「リベルタンゴ」も、その直前の「エル・チョクロ」でのちゅーちゃんとのタンゴも、「You Raise Me Up」も……本当に、素敵すぎて目眩がしました。惚れなおしましたわ(真顔)。
ストイックに真正面から音に向き合う姿勢は、下級生の頃から本当に変わらないんだけど、、、研10を超え、上級生になったいま、滲み出る男の色気と余裕が素晴らしかったです。一つ一つの動きに全く無駄がなくて、なめらかで、洗練されていて、、、後ろで踊っている下級生たちが、どれだけ勉強になっているだろうか、と。95期の朝美くんとか、ずーっと「リベルタンゴ」でとしちゃんの真後ろで踊っているんですが、、、公演期間は短いけど、しっかり学んでくれ!!と思いました。
いやもう、本当に、あのタンゴを観てしまったらMCがどんなにぐたぐたでも許せてしまう。。。いや、美弥さんのためにも、上級生なんだからもう少しがんばってほしいけどね(-^ ^)。
もう一つ印象に残ったのは……それはもう!ダルマのちなつちゃんとスーツたまきちの「ベサメ・ムーチョ」です!!
あまりの美しさと色っぽさと迫力に、客席でひれ伏したくなりました。。。。ちなつちゃんをダルマにした三木さん、Good Job!!
……願わくば、ダルマなちなつちゃんの単体と、たまきちとのツーショット、舞台写真で両方発売されますように(祈)
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ちょうど今朝のCSニュースの総集編で、月組「Merry Widow」の千秋楽映像が流れてまして……あらためての実感として、ゆうみちゃん(咲妃)とちびあず(琴音)の別人ぶりに震撼いたしました。いやもtろん、なっつ(夏月)もさち花(白雪)も、他の子たちも凄いですよ!!本当にすごい!!
この映像が今日流れるくらい、つい最近までこの世界にどっぷり浸かっていたいたはずなのに、、、役者だなあ、みんな(感涙)。
というわけで、銀河劇場の「月雲の皇子」。
先日観劇したときは、2幕のパロ(晴音)の剣舞のキレが悪くて、もしかして具合でも悪いのかな?と密かに心配していたのですが……今日は、素晴らしいダンスで魅せてくれて、とても良かったです!
パロの芝居はこの作品の2幕の展開の鍵で、彼女と彼女を取り巻く人々の芝居が、詞で語ることをやめた木梨の心情を顕していくんですよね。パロのいう、「あたしは絶対、あんたの役に立つ!」という台詞は、一幕で穴穂(鳳月)が語る「必ず、お力になります」という誓詞と呼応していて……だから、その台詞をきいた木梨がふと目を逸らす芝居が、すごく切なかったりとか、そういう細かいディテールの積み重ねが、上田さんの良さなんだと思うんですよね
あと、銀河に来て、これはたぶん芝居(演出?)が変わったのだと思うのですが、アミル(千海)がパロを好きだという設定がすごく明確になったな、と思いました。不器用な、でも、包み込むようにやさしいアミルの愛情。最後の場面の、「なぜここに来たーっ!?」という切ない悲鳴がとても辛くて、脚本的には何も変わっていないのに、こんな風に心が動かされてしまう芝居の力に、改めて感嘆いたしました。
晴音さんはすごくいいものを持っている人だと思うので、月組の素晴らしい先輩(お手本)たちを目指して、素直にのびていってほしいと思います♪
渡来人の二人、身狭村主青(夏美)と檜隈民使博徳(輝月)。はっちさんと並んでなんの違和感もない研5の凄味は、バウのときから驚くばかりでしたけれども、あれから半年がすぎて、皇子たちの「目上」であることにすっかり慣れたまゆぽんの貫録に、あらためて驚きました。
すごいなー、かっこいいなー、博徳さま素敵(はぁと)。
銀河にきて、はっちさんの青が、なんというか……息子への愛に迷った感がだいぶ強くなった(^ ^)ので、それに対抗するかのように木梨に肩入れする博徳の、穴穂に対するさりげない意地悪(1幕ラストの「いまはあなたが勝者のようだ」とか)もかなり強調されていたと思うんですよね。
だけど、2幕ラスト、「この国を、良い国にしましょうなあ……」という詞に籠められた優しさは、バウよりずっと手厚かったと思います。
闇に堕ちても、兄から手渡された国を背負い続けようとする意地っ張りな穴穂を労わるような、ひどく優しく、癒えぬ傷に沁み入るような……壊れてしまったものを惜しみつつ、拾い上げた破片をそっと薄紙に包んでしまいこんだような一言が、それを受け止める穴穂の背中の痛々しさと共に、ものすごく刺さりました。
海へ漕ぎだして、永遠の春の世界に逝ってしまった兄と妹。
全てを喪い、この世に置いていかれた哀れな弟の瞳に、もはや「ぶつくしい」ものが映ることはないのだと解っている師匠の、弟子へ向ける情の温かさ。
博徳もまた、すべてを喪って故郷を離れたのだ、ということを思い出させる佇まい。彼には彼の人生があって、それは穴穂のものでも木梨のものでもなくて。それでも、彼は愛しているのだ、と。この国を、そして、不器用すぎた二人の弟子たちを。
彼とハッチさんが、安康(穴穂)・雄略(大長谷)の二人の天皇の在位の間、外交を担当して何度も呉と倭を往復するんですよね。倭国を「いい国」にするために。
彼らにとっての「いい国」とはどんな国か、そのビジョンもはっきりせぬままに。
ところで。
最後の一節を書きながらふと思ったんですが……、はっちさんの息子って、穴穂だけですよね? もう一人産んだりしてませんよねっっっ!!? >忍坂大中姫さま
.
この映像が今日流れるくらい、つい最近までこの世界にどっぷり浸かっていたいたはずなのに、、、役者だなあ、みんな(感涙)。
というわけで、銀河劇場の「月雲の皇子」。
先日観劇したときは、2幕のパロ(晴音)の剣舞のキレが悪くて、もしかして具合でも悪いのかな?と密かに心配していたのですが……今日は、素晴らしいダンスで魅せてくれて、とても良かったです!
パロの芝居はこの作品の2幕の展開の鍵で、彼女と彼女を取り巻く人々の芝居が、詞で語ることをやめた木梨の心情を顕していくんですよね。パロのいう、「あたしは絶対、あんたの役に立つ!」という台詞は、一幕で穴穂(鳳月)が語る「必ず、お力になります」という誓詞と呼応していて……だから、その台詞をきいた木梨がふと目を逸らす芝居が、すごく切なかったりとか、そういう細かいディテールの積み重ねが、上田さんの良さなんだと思うんですよね
あと、銀河に来て、これはたぶん芝居(演出?)が変わったのだと思うのですが、アミル(千海)がパロを好きだという設定がすごく明確になったな、と思いました。不器用な、でも、包み込むようにやさしいアミルの愛情。最後の場面の、「なぜここに来たーっ!?」という切ない悲鳴がとても辛くて、脚本的には何も変わっていないのに、こんな風に心が動かされてしまう芝居の力に、改めて感嘆いたしました。
晴音さんはすごくいいものを持っている人だと思うので、月組の素晴らしい先輩(お手本)たちを目指して、素直にのびていってほしいと思います♪
渡来人の二人、身狭村主青(夏美)と檜隈民使博徳(輝月)。はっちさんと並んでなんの違和感もない研5の凄味は、バウのときから驚くばかりでしたけれども、あれから半年がすぎて、皇子たちの「目上」であることにすっかり慣れたまゆぽんの貫録に、あらためて驚きました。
すごいなー、かっこいいなー、博徳さま素敵(はぁと)。
銀河にきて、はっちさんの青が、なんというか……息子への愛に迷った感がだいぶ強くなった(^ ^)ので、それに対抗するかのように木梨に肩入れする博徳の、穴穂に対するさりげない意地悪(1幕ラストの「いまはあなたが勝者のようだ」とか)もかなり強調されていたと思うんですよね。
だけど、2幕ラスト、「この国を、良い国にしましょうなあ……」という詞に籠められた優しさは、バウよりずっと手厚かったと思います。
闇に堕ちても、兄から手渡された国を背負い続けようとする意地っ張りな穴穂を労わるような、ひどく優しく、癒えぬ傷に沁み入るような……壊れてしまったものを惜しみつつ、拾い上げた破片をそっと薄紙に包んでしまいこんだような一言が、それを受け止める穴穂の背中の痛々しさと共に、ものすごく刺さりました。
海へ漕ぎだして、永遠の春の世界に逝ってしまった兄と妹。
全てを喪い、この世に置いていかれた哀れな弟の瞳に、もはや「ぶつくしい」ものが映ることはないのだと解っている師匠の、弟子へ向ける情の温かさ。
博徳もまた、すべてを喪って故郷を離れたのだ、ということを思い出させる佇まい。彼には彼の人生があって、それは穴穂のものでも木梨のものでもなくて。それでも、彼は愛しているのだ、と。この国を、そして、不器用すぎた二人の弟子たちを。
彼とハッチさんが、安康(穴穂)・雄略(大長谷)の二人の天皇の在位の間、外交を担当して何度も呉と倭を往復するんですよね。倭国を「いい国」にするために。
彼らにとっての「いい国」とはどんな国か、そのビジョンもはっきりせぬままに。
ところで。
最後の一節を書きながらふと思ったんですが……、はっちさんの息子って、穴穂だけですよね? もう一人産んだりしてませんよねっっっ!!? >忍坂大中姫さま
.
銀河劇場にて、月組公演「月雲の皇子」を観劇いたしました!
バウホールで観て大感動して、東上が発表されて狂喜乱舞して、、、ずっと待ち望んでいた公演。
やっぱり、良い作品だなあ、とあらためて感じ入りつつ、この半年間で成長し、大進化してくれた出演者たちの若いパワーに驚愕しっぱなしでした。
主演の珠城、咲妃、鳳月の美しさと心を動かす芝居。琴音・夏月・白雪・咲希の世界構築力。ベテラン勢も若手も、自分にできる精一杯を振り絞って、本当にいい仕事をしていましたが、、、なんといっても、新人公演での大役を経た蓮つかさくん(ザンド)の成長っぷりが印象的でした。なんというか、スターになったなあ~~!と(^ ^)。そしてもう一人、2幕後半で、主演二人の闘いを最後まで見守る大長谷皇子(朝美)がすごく良くなっていたのにも驚きました。長くて居方の難しい場面だけど、ちゃんと役で立てるようになったんだなあ、と感心しました。
脚本的には、、、細かい台詞の追加や変更はいろいろあったけど、大きな変更は無かったと思います。
一番印象的だったのは、1幕の回想(襲撃の夜)に登場する土蜘蛛の咲妃みゆちゃんが、木梨・穴穂の二人に「危ない、隠れて!」みたいなことをいう台詞のマイクが入った(?)ことでしょうか。たったあれだけのことで、遺された赤児(=衣通媛)が二人にとっては恩人の娘になるんだな、というのが面白いな、と。
バウホール公演観劇後の感想【ネタばれ】はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130512
今日は席があまり良くなくて、舞台の半分が見切れていたので、次はゆっくり全体を観たいなあ、と思っています。 殺陣の多い作品、慣れない劇場で大変だと思いますが、どうぞクリスマスイヴの千秋楽までがんばってください!(^ ^)
それにしても……、一週間前までヴァランシエンヌだったちびあず(琴音)の鮮やかな変貌には感嘆するばかりでしたわ。。。喋る声のトーンから速度から、なにもかもが違う。どう見ても別人。……うますぎる!
.
バウホールで観て大感動して、東上が発表されて狂喜乱舞して、、、ずっと待ち望んでいた公演。
やっぱり、良い作品だなあ、とあらためて感じ入りつつ、この半年間で成長し、大進化してくれた出演者たちの若いパワーに驚愕しっぱなしでした。
主演の珠城、咲妃、鳳月の美しさと心を動かす芝居。琴音・夏月・白雪・咲希の世界構築力。ベテラン勢も若手も、自分にできる精一杯を振り絞って、本当にいい仕事をしていましたが、、、なんといっても、新人公演での大役を経た蓮つかさくん(ザンド)の成長っぷりが印象的でした。なんというか、スターになったなあ~~!と(^ ^)。そしてもう一人、2幕後半で、主演二人の闘いを最後まで見守る大長谷皇子(朝美)がすごく良くなっていたのにも驚きました。長くて居方の難しい場面だけど、ちゃんと役で立てるようになったんだなあ、と感心しました。
脚本的には、、、細かい台詞の追加や変更はいろいろあったけど、大きな変更は無かったと思います。
一番印象的だったのは、1幕の回想(襲撃の夜)に登場する土蜘蛛の咲妃みゆちゃんが、木梨・穴穂の二人に「危ない、隠れて!」みたいなことをいう台詞のマイクが入った(?)ことでしょうか。たったあれだけのことで、遺された赤児(=衣通媛)が二人にとっては恩人の娘になるんだな、というのが面白いな、と。
バウホール公演観劇後の感想【ネタばれ】はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130512
今日は席があまり良くなくて、舞台の半分が見切れていたので、次はゆっくり全体を観たいなあ、と思っています。 殺陣の多い作品、慣れない劇場で大変だと思いますが、どうぞクリスマスイヴの千秋楽までがんばってください!(^ ^)
それにしても……、一週間前までヴァランシエンヌだったちびあず(琴音)の鮮やかな変貌には感嘆するばかりでしたわ。。。喋る声のトーンから速度から、なにもかもが違う。どう見ても別人。……うますぎる!
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日本青年館にて、月組公演「Merry Widow」を観劇いたしました♪
レハールの名作オペレッタを、谷さんが潤色した佳品。原作が元々もっている、陽気で底抜けに楽しい雰囲気をそのままに、あまりいじらないでタカラヅカに仕上げたところが、とても良かったと思います。カミーユのキャラクターをそう変えるか!?というのは結構目から鱗だったのですが、違和感なくまとまっていたし、ラストも説得力がありました(^ ^)
とにかく音楽が素晴らしい。レハールの名曲の数々を、ちゃんと歌いこなしてくれたキャストの面々には感心しました。中でも、タイトルロールでもあるハンナのゆうみちゃん(咲妃)とヴァランシエンヌのちびあず(琴音)は素晴らしく、やっぱり「メリー・ウィドウ」はプリマドンナの魅力で支えるオペレッタなんだな、と思いました。
ゆうみちゃんは、こういう「陽気」で「元気」で「積極的」な役を演じるのは実は初めてだと思うのですが、、、とてもキュートで魅力的で、しかもちょっと寂しがりやなのに強がりなところが可愛くて可愛くて(*^ ^*)、もうメロメロでした。ちょっとした仕草や、元恋人のダニロを見つめる視線がすごく切なくて、キュンっとするんですよね。清楚で神秘的な美しさが売りの人だと思っていたのですが、予想外に大人っぽくて、色っぽくて、華やかで。声がとても素敵なのですが、歌も本当にがんばっていたし、とにかくお芝居がとても良かった!!です(はぁと)
ちびあずは、「月雲の皇子」の女帝が嘘のように可憐で、ほっそりとしなやかで、ちょっと不安げに眉毛を下げた表情がとても寂しげで……、守ってあげたいNo.1という感じでした。歌は文句なく素晴らしく、特にカンカンチームの真ん中で歌う場面は「元・マキシムの売れっ子ダンサー」という経歴に恥じない華やかさと魅力が溢れていて、本当に素敵でした!
いやもう、本当に良かったなあ。。。
ハンナの元恋人・ダニロ伯爵のみっちゃん(北翔)。歌はさすがで、レハールの名曲を聴かせてくださってありがとうございますという感じなのですが、どうして台詞を喋りだすとああも声が軽いのか……。ゆうみちゃんの声が歌と台詞でそんなにトーンが変わらないのに、ダニロは歌と芝居で別人みたいに声が変わるので、違和感を感じてしまいました。あの歌の声で喋ってくれたら、私なんて一発でファンになるのになあ。
あと、これは演出の問題かもしれませんが、ダニロがハンナ以外の女性といちゃいちゃする場面がないので、あまり「ハンナに振られた悲しみのあまり女から女へ渡り歩くようになり…」という雰囲気は感じられなかったかなあ。台詞でそう言われて「へーそうなんだー」という感じだったので、そのあたりは谷さんにもう少し考えてほしかったかも。
ヴァランシエンヌの元恋人・カミーユのカチャ(凪七)。いままでに観た中で、一番良いカチャだったような気がします。歌もあぶなげなく、本来ソプラノの歌もきれいに聴かせてくれて、さすがエリザベート経験者、と思いました(^ ^)。芝居も良かったし、華やかなフリルのブラウスにぴったりした上下という衣装も、カチャのスタイルの良さを強調して、、、なのに、いかにも責任能力のなさそうな、「吟遊詩人」らしい浮わっついた雰囲気もちゃんとあって(←誉めてます)、ヴァランシエンヌが迷う気持ちも理解できたし……とにかく、いろんな点がとても良かったです!
ヴァランシエンヌの夫にしてパリ駐在のポンテヴェドロ大使・ツェータ男爵のマギー(星条)。
いやはや、がんばってましたね。ツェータは原作でもコミカルな役なのですが、暑苦しいくらいがんばって笑いを取りに来ていて……もう少し軽やかに演じてくれるとお洒落な作品になるのですが、あれはあれで、月組らしくていいのかも、と思いました(^ ^)。
ヴァランシエンヌの最後の台詞は、私が以前観たオペレッタにはなかったと思うので、これはタカラヅカオリジナルだと思うのですが(違ったらすみません)、、、ツェータもツェータなので、そういう展開もありだね、と、すとんと納得できる空気が出来ていたと思います。谷さんとは相性が良いのかな……。
「貧乏貴族」の二人、ベルギー大使サン=ブリオッシュ(紫門)と、スペイン大使カスカーダ子爵(煌月)。歌もがんばっていたし、芝居も息のあったところを見せてくれて、面白かったです。
それぞれ、まゆぽん(輝月)の奥方オルガ(夏月)とサン=ブリオッシュ、朝霧くんの奥方シルヴィアーヌ(白雪)とカスカーダがそれぞれ恋仲になって、嫉妬深い夫と騒ぎになるところもテンポがよくて、主っ白かったです。
あ、でも、一番の見せ場は、大団円後の総踊りで、お互い相手がいなくて仕方なく二人で踊っている間に何かが芽生えてしまうあたり、でしょうか。。。いや、あの場面、ホントに面白かったっす。ぜひ真ん中ばかりでなく、あのカップル(?)も観てやってください。
ピンポイントな役ですが、ダニロに迫る老婦人役の真愛さんもキュートで可愛かったなあ~。デコルテが綺麗で、その年齢(老婦人)でそのデコルテは無理があるわーと思いながら観ておりました(^ ^)。
ダニロの従者・ニエグシュ(暁)と、ツェータの従者・ルクシッチ(春海)。超下級生の二人ですが、大量の台詞があって、しかも「会話」の間がが重要な役を、またえらい下級生にふったなあ、と思いましたが。。。役が与えられたからには、まずは発声からがんばってほしいな、と思いました。。。特に暁くんは、元々すごいダンサーなのだし、マキシムのダンサーのほうが本人のためにも良かったんじゃないかと思うのですが。。。まあ、劇団としては芝居の出来る子に育てたいんでしょうね。期待値が高くて大変だと思いますが、頑張ってほしいな、と思います。
それにしても、この作品の最大の魅力は、マキシムのダンサーたちでしたね……!!
ボーイたち(貴千、隼海、朝美、夢奈、蓮)、ガールズ(玲実、風凛、楓、叶羽、桜奈、海乃)、彼らによる華やかなショーの素晴らしさ。オッフェンバックの音楽を使った大カンカンは、何度でも観たくなる迫力で、、、本当に楽しかった!!
センターで踊るまんちゃんと、両脇を固めるゆーみん・あーさ。この3人のダンスは本当に恰好良い!!もちろん、夢奈・蓮も素晴らしかったし、ガールズの華やかさと確かな技術あってこそのカンカンなのですが。一分の隙もなく構築され、一瞬も止まることを許されないクライマックス感に、とても感動しました!
いろいろ懸念はありましたが、可愛い月組っ子が、みんな幸せそうに歌って踊って芝居していて、みんなが「何か」を掴もうとしているのが感じられて、とても良い公演だったと思います。
千秋楽まで、怪我のないように(←またすぐに次の公演が控えているので!!くれぐれも!)、そして、悔いのないよう、がんばってほしいなと思います。
月雲メンバーも、それ以外も、どうぞ集中して、公演を楽しんでください♪
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レハールの名作オペレッタを、谷さんが潤色した佳品。原作が元々もっている、陽気で底抜けに楽しい雰囲気をそのままに、あまりいじらないでタカラヅカに仕上げたところが、とても良かったと思います。カミーユのキャラクターをそう変えるか!?というのは結構目から鱗だったのですが、違和感なくまとまっていたし、ラストも説得力がありました(^ ^)
とにかく音楽が素晴らしい。レハールの名曲の数々を、ちゃんと歌いこなしてくれたキャストの面々には感心しました。中でも、タイトルロールでもあるハンナのゆうみちゃん(咲妃)とヴァランシエンヌのちびあず(琴音)は素晴らしく、やっぱり「メリー・ウィドウ」はプリマドンナの魅力で支えるオペレッタなんだな、と思いました。
ゆうみちゃんは、こういう「陽気」で「元気」で「積極的」な役を演じるのは実は初めてだと思うのですが、、、とてもキュートで魅力的で、しかもちょっと寂しがりやなのに強がりなところが可愛くて可愛くて(*^ ^*)、もうメロメロでした。ちょっとした仕草や、元恋人のダニロを見つめる視線がすごく切なくて、キュンっとするんですよね。清楚で神秘的な美しさが売りの人だと思っていたのですが、予想外に大人っぽくて、色っぽくて、華やかで。声がとても素敵なのですが、歌も本当にがんばっていたし、とにかくお芝居がとても良かった!!です(はぁと)
ちびあずは、「月雲の皇子」の女帝が嘘のように可憐で、ほっそりとしなやかで、ちょっと不安げに眉毛を下げた表情がとても寂しげで……、守ってあげたいNo.1という感じでした。歌は文句なく素晴らしく、特にカンカンチームの真ん中で歌う場面は「元・マキシムの売れっ子ダンサー」という経歴に恥じない華やかさと魅力が溢れていて、本当に素敵でした!
いやもう、本当に良かったなあ。。。
ハンナの元恋人・ダニロ伯爵のみっちゃん(北翔)。歌はさすがで、レハールの名曲を聴かせてくださってありがとうございますという感じなのですが、どうして台詞を喋りだすとああも声が軽いのか……。ゆうみちゃんの声が歌と台詞でそんなにトーンが変わらないのに、ダニロは歌と芝居で別人みたいに声が変わるので、違和感を感じてしまいました。あの歌の声で喋ってくれたら、私なんて一発でファンになるのになあ。
あと、これは演出の問題かもしれませんが、ダニロがハンナ以外の女性といちゃいちゃする場面がないので、あまり「ハンナに振られた悲しみのあまり女から女へ渡り歩くようになり…」という雰囲気は感じられなかったかなあ。台詞でそう言われて「へーそうなんだー」という感じだったので、そのあたりは谷さんにもう少し考えてほしかったかも。
ヴァランシエンヌの元恋人・カミーユのカチャ(凪七)。いままでに観た中で、一番良いカチャだったような気がします。歌もあぶなげなく、本来ソプラノの歌もきれいに聴かせてくれて、さすがエリザベート経験者、と思いました(^ ^)。芝居も良かったし、華やかなフリルのブラウスにぴったりした上下という衣装も、カチャのスタイルの良さを強調して、、、なのに、いかにも責任能力のなさそうな、「吟遊詩人」らしい浮わっついた雰囲気もちゃんとあって(←誉めてます)、ヴァランシエンヌが迷う気持ちも理解できたし……とにかく、いろんな点がとても良かったです!
ヴァランシエンヌの夫にしてパリ駐在のポンテヴェドロ大使・ツェータ男爵のマギー(星条)。
いやはや、がんばってましたね。ツェータは原作でもコミカルな役なのですが、暑苦しいくらいがんばって笑いを取りに来ていて……もう少し軽やかに演じてくれるとお洒落な作品になるのですが、あれはあれで、月組らしくていいのかも、と思いました(^ ^)。
ヴァランシエンヌの最後の台詞は、私が以前観たオペレッタにはなかったと思うので、これはタカラヅカオリジナルだと思うのですが(違ったらすみません)、、、ツェータもツェータなので、そういう展開もありだね、と、すとんと納得できる空気が出来ていたと思います。谷さんとは相性が良いのかな……。
「貧乏貴族」の二人、ベルギー大使サン=ブリオッシュ(紫門)と、スペイン大使カスカーダ子爵(煌月)。歌もがんばっていたし、芝居も息のあったところを見せてくれて、面白かったです。
それぞれ、まゆぽん(輝月)の奥方オルガ(夏月)とサン=ブリオッシュ、朝霧くんの奥方シルヴィアーヌ(白雪)とカスカーダがそれぞれ恋仲になって、嫉妬深い夫と騒ぎになるところもテンポがよくて、主っ白かったです。
あ、でも、一番の見せ場は、大団円後の総踊りで、お互い相手がいなくて仕方なく二人で踊っている間に何かが芽生えてしまうあたり、でしょうか。。。いや、あの場面、ホントに面白かったっす。ぜひ真ん中ばかりでなく、あのカップル(?)も観てやってください。
ピンポイントな役ですが、ダニロに迫る老婦人役の真愛さんもキュートで可愛かったなあ~。デコルテが綺麗で、その年齢(老婦人)でそのデコルテは無理があるわーと思いながら観ておりました(^ ^)。
ダニロの従者・ニエグシュ(暁)と、ツェータの従者・ルクシッチ(春海)。超下級生の二人ですが、大量の台詞があって、しかも「会話」の間がが重要な役を、またえらい下級生にふったなあ、と思いましたが。。。役が与えられたからには、まずは発声からがんばってほしいな、と思いました。。。特に暁くんは、元々すごいダンサーなのだし、マキシムのダンサーのほうが本人のためにも良かったんじゃないかと思うのですが。。。まあ、劇団としては芝居の出来る子に育てたいんでしょうね。期待値が高くて大変だと思いますが、頑張ってほしいな、と思います。
それにしても、この作品の最大の魅力は、マキシムのダンサーたちでしたね……!!
ボーイたち(貴千、隼海、朝美、夢奈、蓮)、ガールズ(玲実、風凛、楓、叶羽、桜奈、海乃)、彼らによる華やかなショーの素晴らしさ。オッフェンバックの音楽を使った大カンカンは、何度でも観たくなる迫力で、、、本当に楽しかった!!
センターで踊るまんちゃんと、両脇を固めるゆーみん・あーさ。この3人のダンスは本当に恰好良い!!もちろん、夢奈・蓮も素晴らしかったし、ガールズの華やかさと確かな技術あってこそのカンカンなのですが。一分の隙もなく構築され、一瞬も止まることを許されないクライマックス感に、とても感動しました!
いろいろ懸念はありましたが、可愛い月組っ子が、みんな幸せそうに歌って踊って芝居していて、みんなが「何か」を掴もうとしているのが感じられて、とても良い公演だったと思います。
千秋楽まで、怪我のないように(←またすぐに次の公演が控えているので!!くれぐれも!)、そして、悔いのないよう、がんばってほしいなと思います。
月雲メンバーも、それ以外も、どうぞ集中して、公演を楽しんでください♪
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仁を生きるひとびと【月】
2013年11月25日 宝塚(月) コメント (6)府中の森芸術劇場にて、月組全国ツアー公演「JIN/Fantastic Energy」を観劇いたしました。
雪組さんで上演されてから、1年ちょっと。東京組の猫にとっては、ちょうど一年、、、という気がする再演ですが、ずいぶん雰囲気の違う作品に仕上がったな、と思いました。
初演はやっぱり、トップコンビのサヨナラ公演で、他にも花帆杏奈ちゃんや詩風翠さんも卒業で……作・演出の齋藤さんの愛情がいっぱいに詰まった、思い出深い作品でした。
今回、全国ツアーということで10分ほど短くなり、詩風さんが演じた佐吉は役ごとなくなり、杏奈ちゃんの夕霧(都月)も最後の見得切りがなくなって、、、全体に枝葉が刈りこまれて、すっきりしたような気がします。
ただ、同時に主筋まで刈り込んでしまったような、そんな印象もありました。原作は長大な連作作品ですし、齋藤さん自身も初演を群像劇として組み立てていたと思うので、周囲のエピソードをおさえると、結果的に主筋も沈んでしまうんだと思うんですよね。
あと、舞台機構ですが、意外に銀橋の有無はこの作品に大きな影響を与えているなと思いました。銀橋の上と本舞台に分かれることで、「現代」と「過去」の距離感(遠さ)が感覚的に理解でき、「彼岸と此岸」にちゃんと見えたんですよね。それが、同じ本舞台で並んでしまうと、理性でワンクッションおかないと納得できないところはあるな、と。
まあでも、沢山のキャラクターが真剣かつ笑顔でその「時代」を生きていて、その、月組らしい端正な小芝居がすごくよかったです(*^ ^*)。まだ公演は始まったばかりなのに、いい空気ができているなと。これで、仁先生が「この場所で生きていく」と決意するまでの心境の変化と、決意した後の柔らかさが見えてくるとぐっと面白くなるはずなので、まさおには、もっと周りを信じて、劇場の空気に乗っかってほしいなと思いました。
橘咲のちゃぴ(愛希)は、とにかく可愛くて健気で一途な咲でした。……あの泣き虫ちゃぴが、龍馬も恭太郎も倒れ、仁先生もいなくなった後、仁友堂を泣きながら守ったんだなあと思うと泣けてくるんですよね(T T)。
「武士の娘」らしい強さはみみちゃん(舞羽)の方が上だったかなと思いますが、ちゃぴの健気さというか、必死で虚勢をはって「咲は武士の娘です!」と譲らないところが本当に可愛くて、ですねっ!!!(←落ち着け)
龍馬のコマちゃん(沙央)は、見た目の豪放磊落さと心奥の底知れなさのギャップをちゃんと表現していて、とても素敵でした♪ 口にする言葉や仁たちに見せる行動の軽やかさと、腹の中に抱えたモノの熱量のバランスがよくて、とても納得できる龍馬でした。
チギちゃんの二面性のある龍馬も良かったし、キムちゃんの仁にはその方が似合っていたような気がしますが、直情的なまさおの仁には、懐深く理想を抱えた優しい龍馬がとても合っていたような気がします。
公演後半の龍馬を観てみたかったです。。。。全国ツアーって難しいなあ(涙)
恭太郎のみやるり(美弥)。まっつ(未涼)の恭太郎もすごく好きだったけど、みやるりもとても良かったです!「あなたのそういうところが嫌いなんだ!」の言い方とか、記憶の中のまっつはもっと嫌みな感じでしたが、みやるりはちょっと諦めたように言うのが印象的でした。雪組版だとトップ同期のまっつが恭太郎で87期のチギちゃんが龍馬でしたが、月組は逆にトップ同期のコマちゃんが龍馬で下級生のみやるりが恭太郎で、、、どちらもありだけど、脚本的には恭太郎が下位のほうが解りやすいな、と思いました。(←言葉遣いとか)
妹の咲への愛情と、茜(晴音)をはじめとする町娘たちへの優しさと、旗本の総領息子としての信念と、そして、勝先生の弟子としてのプライドと確信と。恭太郎という人物を形成するさまざまな要素をちゃんと「一人の人物」としてまとめあげてくれて、物語のクライマックスでの行動にも説得力がありましたし、青天姿も素敵でした(*^ ^*)
殺陣は……がんばれ!!
勝先生のるうちゃん(光月)。初演がみっちゃん(北翔)だっただけに、ちょっと心配していたのですが、どうしてどうして、素晴らしかったです!!ちゃきちゃきの江戸っ子で、幕府の重鎮で、子供のように好奇心でいっぱいな、立派な大人。早口でべらべら喋っているのに、五月蠅くない落ち着いた声、芝居の間合いの良さ。とにかく、出過ぎず引きすぎずで、文句なく本当に良かったです!こういう役だったのか……と目から鱗でした。そして、あらためて新人公演の真那くんの勝先生を観たかった……!!と思いました(^ ^)。CSさん、早く流してくれないかなあ(^ ^)(12月に本公演の1st runなんだから、まだだいぶ先じゃない?)
佐分利先生のとしちゃん(宇月)と、山田先生のからんちゃん(千海)。可愛かった!!出演者が半分になったあおりで、仁友堂のメンバーは全部カットされてしまったので、完全にこの二人+仁と咲の4人で切り盛りする羽目になったわけですが(^ ^)、とても和気藹藹と盛り上がっていて、楽しそうに演じてくれていました。
仁先生が「この場所で生きていく」と決意するには、まずはやはり仁友堂のメンバーの笑顔が重要なわけで、月組の誇る芝居巧者な二人ががっつり組んで芝居している仁友堂は、本当に楽しそうな空気があったと思います。小柄な二人ですが、態度や話し方で鷹揚な雰囲気を醸し出していたからんちゃんと、ひたすら猪突猛進で明るい人物を楽しそうに演じていたとしちゃん。月組の芝居力もまだまだ大丈夫、嬉しかったです。
高岡さまのちなつちゃん(鳳月)。いやはや、89期の恭太郎どころか、87期の龍馬より、ちゃんと格上に見える92期のちなつちゃんの貫録は、さすが、皇子経験者は違いますね(←そこ?)。
丸顔の白い頬に傷、という、齋藤さんお得意のキャラクター(初演も再演も)ですが、他の人のエピソード場面が細かく削られている分、フルで残った高岡さま(←元々出番が少なかったともいう)は、初演より印象が強くなっていたような気がします。
アルバイトの町人も可愛かったです~(*^ ^*)。
千吉のたまきち(珠城)。初演のともみん(夢乃)とはずいぶん印象が違っていて、驚きました。ともみんの千吉は可愛かったけど、たまきちは恰好良かった(*^ ^*)。生真面目で実直で不器用で、とても優しい千吉……たまきちの茂次とか、案外似合うんじゃないかなんて思いました。(嫁に来るのか来ねぇのか、どっちでぃっ!?)(あー、でも、たまきちは尻に敷かれている姿が似合うから、茂次は違うかも……?)
他にも、中岡慎太郎(美翔)の傾城的な美しさだとか、読売(響)の大活躍っぷりだとか、ルロンさん(瑞羽)の違和感のなさだとか、いろいろ語りたいことはたくさんあるのですが。
とりあえず、一つだけ叫んでもいいですか。
ちゅーちゃん(咲希)のお駒さんが観たかったよーーーーっ!!
それにしても。
一年前、雪組さんは東宝で「仁」を上演していたわけですが、月組トップコンビは、そのちょっと前まで「愛するには短すぎる」で全国を回っていたんですよね……。
まさおのフレッド、可愛くて好きだったなあ……(←莫迦な子ほどかわいい)(CS放送鑑賞なう)。
仁は現代人だから、作品の舞台は江戸時代がメインでも、オスカルやアンドレやビルやルパンより、フレッドにずっと近い役だと思うのですが……まさおの台詞回しは、むしろルパンに近いですよね。なぜ?齋藤脚本の仁先生は、あんまり発散系の人物像ではないから……でも、もうちょっと現代人っぽい喋り方でも構わないと思うんだけどなあ……(ぶつぶつ)
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雪組さんで上演されてから、1年ちょっと。東京組の猫にとっては、ちょうど一年、、、という気がする再演ですが、ずいぶん雰囲気の違う作品に仕上がったな、と思いました。
初演はやっぱり、トップコンビのサヨナラ公演で、他にも花帆杏奈ちゃんや詩風翠さんも卒業で……作・演出の齋藤さんの愛情がいっぱいに詰まった、思い出深い作品でした。
今回、全国ツアーということで10分ほど短くなり、詩風さんが演じた佐吉は役ごとなくなり、杏奈ちゃんの夕霧(都月)も最後の見得切りがなくなって、、、全体に枝葉が刈りこまれて、すっきりしたような気がします。
ただ、同時に主筋まで刈り込んでしまったような、そんな印象もありました。原作は長大な連作作品ですし、齋藤さん自身も初演を群像劇として組み立てていたと思うので、周囲のエピソードをおさえると、結果的に主筋も沈んでしまうんだと思うんですよね。
あと、舞台機構ですが、意外に銀橋の有無はこの作品に大きな影響を与えているなと思いました。銀橋の上と本舞台に分かれることで、「現代」と「過去」の距離感(遠さ)が感覚的に理解でき、「彼岸と此岸」にちゃんと見えたんですよね。それが、同じ本舞台で並んでしまうと、理性でワンクッションおかないと納得できないところはあるな、と。
まあでも、沢山のキャラクターが真剣かつ笑顔でその「時代」を生きていて、その、月組らしい端正な小芝居がすごくよかったです(*^ ^*)。まだ公演は始まったばかりなのに、いい空気ができているなと。これで、仁先生が「この場所で生きていく」と決意するまでの心境の変化と、決意した後の柔らかさが見えてくるとぐっと面白くなるはずなので、まさおには、もっと周りを信じて、劇場の空気に乗っかってほしいなと思いました。
橘咲のちゃぴ(愛希)は、とにかく可愛くて健気で一途な咲でした。……あの泣き虫ちゃぴが、龍馬も恭太郎も倒れ、仁先生もいなくなった後、仁友堂を泣きながら守ったんだなあと思うと泣けてくるんですよね(T T)。
「武士の娘」らしい強さはみみちゃん(舞羽)の方が上だったかなと思いますが、ちゃぴの健気さというか、必死で虚勢をはって「咲は武士の娘です!」と譲らないところが本当に可愛くて、ですねっ!!!(←落ち着け)
龍馬のコマちゃん(沙央)は、見た目の豪放磊落さと心奥の底知れなさのギャップをちゃんと表現していて、とても素敵でした♪ 口にする言葉や仁たちに見せる行動の軽やかさと、腹の中に抱えたモノの熱量のバランスがよくて、とても納得できる龍馬でした。
チギちゃんの二面性のある龍馬も良かったし、キムちゃんの仁にはその方が似合っていたような気がしますが、直情的なまさおの仁には、懐深く理想を抱えた優しい龍馬がとても合っていたような気がします。
公演後半の龍馬を観てみたかったです。。。。全国ツアーって難しいなあ(涙)
恭太郎のみやるり(美弥)。まっつ(未涼)の恭太郎もすごく好きだったけど、みやるりもとても良かったです!「あなたのそういうところが嫌いなんだ!」の言い方とか、記憶の中のまっつはもっと嫌みな感じでしたが、みやるりはちょっと諦めたように言うのが印象的でした。雪組版だとトップ同期のまっつが恭太郎で87期のチギちゃんが龍馬でしたが、月組は逆にトップ同期のコマちゃんが龍馬で下級生のみやるりが恭太郎で、、、どちらもありだけど、脚本的には恭太郎が下位のほうが解りやすいな、と思いました。(←言葉遣いとか)
妹の咲への愛情と、茜(晴音)をはじめとする町娘たちへの優しさと、旗本の総領息子としての信念と、そして、勝先生の弟子としてのプライドと確信と。恭太郎という人物を形成するさまざまな要素をちゃんと「一人の人物」としてまとめあげてくれて、物語のクライマックスでの行動にも説得力がありましたし、青天姿も素敵でした(*^ ^*)
殺陣は……がんばれ!!
勝先生のるうちゃん(光月)。初演がみっちゃん(北翔)だっただけに、ちょっと心配していたのですが、どうしてどうして、素晴らしかったです!!ちゃきちゃきの江戸っ子で、幕府の重鎮で、子供のように好奇心でいっぱいな、立派な大人。早口でべらべら喋っているのに、五月蠅くない落ち着いた声、芝居の間合いの良さ。とにかく、出過ぎず引きすぎずで、文句なく本当に良かったです!こういう役だったのか……と目から鱗でした。そして、あらためて新人公演の真那くんの勝先生を観たかった……!!と思いました(^ ^)。CSさん、早く流してくれないかなあ(^ ^)(12月に本公演の1st runなんだから、まだだいぶ先じゃない?)
佐分利先生のとしちゃん(宇月)と、山田先生のからんちゃん(千海)。可愛かった!!出演者が半分になったあおりで、仁友堂のメンバーは全部カットされてしまったので、完全にこの二人+仁と咲の4人で切り盛りする羽目になったわけですが(^ ^)、とても和気藹藹と盛り上がっていて、楽しそうに演じてくれていました。
仁先生が「この場所で生きていく」と決意するには、まずはやはり仁友堂のメンバーの笑顔が重要なわけで、月組の誇る芝居巧者な二人ががっつり組んで芝居している仁友堂は、本当に楽しそうな空気があったと思います。小柄な二人ですが、態度や話し方で鷹揚な雰囲気を醸し出していたからんちゃんと、ひたすら猪突猛進で明るい人物を楽しそうに演じていたとしちゃん。月組の芝居力もまだまだ大丈夫、嬉しかったです。
高岡さまのちなつちゃん(鳳月)。いやはや、89期の恭太郎どころか、87期の龍馬より、ちゃんと格上に見える92期のちなつちゃんの貫録は、さすが、皇子経験者は違いますね(←そこ?)。
丸顔の白い頬に傷、という、齋藤さんお得意のキャラクター(初演も再演も)ですが、他の人のエピソード場面が細かく削られている分、フルで残った高岡さま(←元々出番が少なかったともいう)は、初演より印象が強くなっていたような気がします。
アルバイトの町人も可愛かったです~(*^ ^*)。
千吉のたまきち(珠城)。初演のともみん(夢乃)とはずいぶん印象が違っていて、驚きました。ともみんの千吉は可愛かったけど、たまきちは恰好良かった(*^ ^*)。生真面目で実直で不器用で、とても優しい千吉……たまきちの茂次とか、案外似合うんじゃないかなんて思いました。(嫁に来るのか来ねぇのか、どっちでぃっ!?)(あー、でも、たまきちは尻に敷かれている姿が似合うから、茂次は違うかも……?)
他にも、中岡慎太郎(美翔)の傾城的な美しさだとか、読売(響)の大活躍っぷりだとか、ルロンさん(瑞羽)の違和感のなさだとか、いろいろ語りたいことはたくさんあるのですが。
とりあえず、一つだけ叫んでもいいですか。
ちゅーちゃん(咲希)のお駒さんが観たかったよーーーーっ!!
それにしても。
一年前、雪組さんは東宝で「仁」を上演していたわけですが、月組トップコンビは、そのちょっと前まで「愛するには短すぎる」で全国を回っていたんですよね……。
まさおのフレッド、可愛くて好きだったなあ……(←莫迦な子ほどかわいい)(CS放送鑑賞なう)。
仁は現代人だから、作品の舞台は江戸時代がメインでも、オスカルやアンドレやビルやルパンより、フレッドにずっと近い役だと思うのですが……まさおの台詞回しは、むしろルパンに近いですよね。なぜ?齋藤脚本の仁先生は、あんまり発散系の人物像ではないから……でも、もうちょっと現代人っぽい喋り方でも構わないと思うんだけどなあ……(ぶつぶつ)
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10月6日のつぶやき
2013年10月6日 宝塚(月)月組東宝劇場公演 千秋楽おめでとうございます!
ナホちゃん(越乃)、(妃鳳)こころ、(沙那)ゆずは、三人の卒業生の笑顔に、乾杯\(^ ^)/
発表されたときも残念に思った3人の卒業なのですが。ラストデイがきてあらためて、、、役者の卒業を惜しむ気持ちとは別に、「私が愛した月組」を構成していたメンバーは、もう本当に少なくなってしまうんだなあ……と、しみじみ寂しくなってしまったのでした……(今更すみません)(T T)。
私が最初に宝塚ファンになった頃にいたメンバーはナホちゃんが最後だし、祐飛さんがいた時代に本公演である程度の役がついていたのは86期くらいまでだったし、最下は93期だったし……本当に感慨深いです。
いや、えっと、
トップが替わり、人が入れ替われば全体の雰囲気も変わるのが宝塚の常で。去りゆく人を惜しみはしても、変化を悲しむのは違うとわかっているし、今の月組も今の月組として良いのだとは思っているのです。
ただ、あの頃を知っている人がいなくなる、という事実が寂しいだけ。他の組は、どこも80期代前半が複数いて、、、一番少ない雪組でさえ、84期と85期が二人ずついるのに、月組だけ、飛鳥組長の次は86期なんだもん。。。ここ数年で、上級生減り過ぎですよ(T T)。管理職の任期が5組一短いのも寂しいし(涙)。
せめて、飛鳥組長とすーちゃん(憧花)は、長く居てくださいますように、組子がたのしく取り組める良い作品が回ってきますように、と祈りつつ、
……まずは、卒業生3人が明日からあゆむ道が、明るく平坦なものでありますように。
などといいつつ、「月組の芝居」は、ちゃんと90期以下の下級生たちにも引き継がれているのが嬉しいところです♪
全国ツアーとドラマシティと年末の銀河劇場を、心から楽しみにしています(^ ^)
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ナホちゃん(越乃)、(妃鳳)こころ、(沙那)ゆずは、三人の卒業生の笑顔に、乾杯\(^ ^)/
発表されたときも残念に思った3人の卒業なのですが。ラストデイがきてあらためて、、、役者の卒業を惜しむ気持ちとは別に、「私が愛した月組」を構成していたメンバーは、もう本当に少なくなってしまうんだなあ……と、しみじみ寂しくなってしまったのでした……(今更すみません)(T T)。
私が最初に宝塚ファンになった頃にいたメンバーはナホちゃんが最後だし、祐飛さんがいた時代に本公演である程度の役がついていたのは86期くらいまでだったし、最下は93期だったし……本当に感慨深いです。
いや、えっと、
トップが替わり、人が入れ替われば全体の雰囲気も変わるのが宝塚の常で。去りゆく人を惜しみはしても、変化を悲しむのは違うとわかっているし、今の月組も今の月組として良いのだとは思っているのです。
ただ、あの頃を知っている人がいなくなる、という事実が寂しいだけ。他の組は、どこも80期代前半が複数いて、、、一番少ない雪組でさえ、84期と85期が二人ずついるのに、月組だけ、飛鳥組長の次は86期なんだもん。。。ここ数年で、上級生減り過ぎですよ(T T)。管理職の任期が5組一短いのも寂しいし(涙)。
せめて、飛鳥組長とすーちゃん(憧花)は、長く居てくださいますように、組子がたのしく取り組める良い作品が回ってきますように、と祈りつつ、
……まずは、卒業生3人が明日からあゆむ道が、明るく平坦なものでありますように。
などといいつつ、「月組の芝居」は、ちゃんと90期以下の下級生たちにも引き継がれているのが嬉しいところです♪
全国ツアーとドラマシティと年末の銀河劇場を、心から楽しみにしています(^ ^)
.
東京宝塚劇場にて、月組新人公演「ルパン」を観劇してまいりました。
新人公演演出は、谷貴矢さん。本公演を一回しか観ていないので演出上の違いとかはよくわかりませんが、概ね違和感なくまとまっていたと思います。
ただ、群衆芝居のまとめ方がちょっと弱い気がして、、、この1年、月組は大劇場では一本ものが続いて、緻密な芝居を一度もやったことがない下級生が多いんだから、もう少し演出家が指導してあげたらもっと全体に良くなったんじゃないかな、と思ったところもありました。
……月組なので、群衆芝居は出来て当たり前だと思っていたんだな、私。すみません、勝手にハードルを上げていたのは私です多分。
では、メインキャストについて一言ずつ。
■アルセーヌ・ラウール・ルパン(珠城)
たまきちの包容力と優しさが活きた、とても「大人」なルパンだったと思いました。
さまざまな過去の経験、完全に癒えることはないたくさんの傷を背負ったまま、それでも、ためらわずに前を向いて歩いていこうとする強さと、人を愛することに憶病な弱さをあわせもつ、寂しい男。
カーラへの深い愛情は確かにそこにあるのに、それを“カーラのために”必死でおさえつけようとする優しさ。たまきちの芝居は、いつだって本当に優しくて、情が深くて、、、抑えた感じが大人だなあ、と思うんですよね。どちらかと言えば受け身の芝居を得意とするタイプだと思いますが、ルパンもとても素敵でした♪
喉の調子があまりよくなかったようで、いつも滑舌がよくて柔らかな台詞回しが何度もひっかかったり、歌も若干苦戦気味だったのが残念ですが、芝居は本当に良かったです(*^ ^*)。
■カーラ・ド・レルヌ(咲妃)
「ロミオとジュリエット」「月雲の皇子」と、たまきちとの相性の良さは証明済みのみゆちゃん。
どちらかといえば浮世離れした役が似合う姫役者ですが、カーラの「お嬢さん」なところがとても魅力的になっていて、納得の芝居でした。
本役のちゃぴ(愛希)が、かなり気が強くて一途でなイメージに創っていたのに対して、ヘアフォール伯爵が用意してくれた館で何年でも大人しく待っていそうな、そんな頑固さと絶妙な儚さのある芝居は、みゆちゃんの個性だなあ、と。特に、ラストでたまきちに手をひかれて一緒に銀橋を渡る場面の可愛らしさが印象に残りました。
歌も芝居も標準以上の研4.いつまでも月組にいてくださいますように。
■モーリス・ルブラン(輝月)
今回の新人公演の敢闘賞を差し上げたい。
髭が似合うのも歌えるのも芝居ができるのも知っていましたが、それにしても良かった!!
ルブランがルパンの熱烈なファンであることが、こんなにこの芝居をわかりやすいものにするのか!と目から鱗でした。大好きなスターの前で興奮してキャッキャしているルブランが可愛くて、可愛すぎて、うるさいお喋りもKYな行動も全然気にならなかったよ!!
まゆぽんの落ち着いた声と柔らかな台詞回しで、膨大な台詞もすんなり入ってきたし、なにより、たまきちとの会話のテンポのよさはさすがでした。プライベートの仲がどうなのかは知りませんが、バウでもずっと一緒だし、新人公演でもお互い大役で絡みの多い役をいろいろやっているから、気心知れた仲であることは間違いないでしょうし、ね。
■トニー・カーベット(輝城)
みくちゃん(花陽)と二人、新人公演離れした実力を見せつけた、長の期のジョーくん。
ちょっと投げやりな感じもあった本役のコマちゃん(沙央)とはあえて役づくりを変えて、真面目な色悪に挑戦していましたが、これはこれですごく良かったと思います。
いい芝居する人なんですよね、本当に。新人公演を卒業したら、本公演でもちゃんと役がつきますように(祈)。
■ヘアフォール伯爵(朝美)
カーラと二人だけで会話をする、かなり長い場面がある役ですが、途中でダレることもなく、説明台詞(歌)をきちんと聴かせていて、さすがでした。元々しっかりした人で、落ち着きのある大人っぽい役は得意分野なのだと思いますが、それにしても歌も芝居も良かったし、優しさもあって、とても素敵でした(*^ ^*)
あえて難をいうなら、衣装の着こなしはもう一工夫できたかな……本公演のコロスやショーでの着こなしは良いのに、どうもお芝居でスーツを着ると着られてしまいがちなのは何故だろう(涙)。スタイル抜群というタイプではないけど、補正でどうにでもなる範囲だとおもうのですが。
それと、こういう役では難しいのかもしれませんが、もう少し「あーさならでは」のものがあると良いのにな、と思いました。いや、別に何が足りないということもないのですが。。。なんだろうなあ、ちょっと理性が勝った役づくりだったからかな。
一年前のマーキューシオはとても良かったので、あのくらい没頭できる役にまた出会えるといいな、と思いつつ。
■ドナルド・ドースン(蓮)
すっきりした二枚目に気障な眼鏡。実に見事な二枚目っぷりで、眼を惹きました。
役らしい役がつくのも今回が初めて……ですよね、まだ研3ですものね。その経験値であの難役をよくやりきったな、と素直に誉めたい出来ではありました。声も良かったし、台詞も自然で聴きやすくて。
しかし、そもそも本役のカチャ(凪七)が東宝に来た今でも大苦戦している印象のぬぐえない役を、経験値0に近い蓮くんにあてるからには、試されているのは演出家の力量(指導力)だと思うんですよね。。。
ううむ、お芝居って難しいな。
蓮くん自身はとても良かった、と思います。彼女なりに人事を尽くして舞台に立っているのがわかる出来でした。これからのご活躍を楽しみにしています。
あと印象的だったのは、コロスの娘役二人(紗那ゆずは、晴音アキ)でしょうか。
手足をまっすぐ伸ばして踊る姿はとても美しくて、男役4人の誰よりも恰好良かった!!
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新人公演演出は、谷貴矢さん。本公演を一回しか観ていないので演出上の違いとかはよくわかりませんが、概ね違和感なくまとまっていたと思います。
ただ、群衆芝居のまとめ方がちょっと弱い気がして、、、この1年、月組は大劇場では一本ものが続いて、緻密な芝居を一度もやったことがない下級生が多いんだから、もう少し演出家が指導してあげたらもっと全体に良くなったんじゃないかな、と思ったところもありました。
……月組なので、群衆芝居は出来て当たり前だと思っていたんだな、私。すみません、勝手にハードルを上げていたのは私です多分。
では、メインキャストについて一言ずつ。
■アルセーヌ・ラウール・ルパン(珠城)
たまきちの包容力と優しさが活きた、とても「大人」なルパンだったと思いました。
さまざまな過去の経験、完全に癒えることはないたくさんの傷を背負ったまま、それでも、ためらわずに前を向いて歩いていこうとする強さと、人を愛することに憶病な弱さをあわせもつ、寂しい男。
カーラへの深い愛情は確かにそこにあるのに、それを“カーラのために”必死でおさえつけようとする優しさ。たまきちの芝居は、いつだって本当に優しくて、情が深くて、、、抑えた感じが大人だなあ、と思うんですよね。どちらかと言えば受け身の芝居を得意とするタイプだと思いますが、ルパンもとても素敵でした♪
喉の調子があまりよくなかったようで、いつも滑舌がよくて柔らかな台詞回しが何度もひっかかったり、歌も若干苦戦気味だったのが残念ですが、芝居は本当に良かったです(*^ ^*)。
■カーラ・ド・レルヌ(咲妃)
「ロミオとジュリエット」「月雲の皇子」と、たまきちとの相性の良さは証明済みのみゆちゃん。
どちらかといえば浮世離れした役が似合う姫役者ですが、カーラの「お嬢さん」なところがとても魅力的になっていて、納得の芝居でした。
本役のちゃぴ(愛希)が、かなり気が強くて一途でなイメージに創っていたのに対して、ヘアフォール伯爵が用意してくれた館で何年でも大人しく待っていそうな、そんな頑固さと絶妙な儚さのある芝居は、みゆちゃんの個性だなあ、と。特に、ラストでたまきちに手をひかれて一緒に銀橋を渡る場面の可愛らしさが印象に残りました。
歌も芝居も標準以上の研4.いつまでも月組にいてくださいますように。
■モーリス・ルブラン(輝月)
今回の新人公演の敢闘賞を差し上げたい。
髭が似合うのも歌えるのも芝居ができるのも知っていましたが、それにしても良かった!!
ルブランがルパンの熱烈なファンであることが、こんなにこの芝居をわかりやすいものにするのか!と目から鱗でした。大好きなスターの前で興奮してキャッキャしているルブランが可愛くて、可愛すぎて、うるさいお喋りもKYな行動も全然気にならなかったよ!!
まゆぽんの落ち着いた声と柔らかな台詞回しで、膨大な台詞もすんなり入ってきたし、なにより、たまきちとの会話のテンポのよさはさすがでした。プライベートの仲がどうなのかは知りませんが、バウでもずっと一緒だし、新人公演でもお互い大役で絡みの多い役をいろいろやっているから、気心知れた仲であることは間違いないでしょうし、ね。
■トニー・カーベット(輝城)
みくちゃん(花陽)と二人、新人公演離れした実力を見せつけた、長の期のジョーくん。
ちょっと投げやりな感じもあった本役のコマちゃん(沙央)とはあえて役づくりを変えて、真面目な色悪に挑戦していましたが、これはこれですごく良かったと思います。
いい芝居する人なんですよね、本当に。新人公演を卒業したら、本公演でもちゃんと役がつきますように(祈)。
■ヘアフォール伯爵(朝美)
カーラと二人だけで会話をする、かなり長い場面がある役ですが、途中でダレることもなく、説明台詞(歌)をきちんと聴かせていて、さすがでした。元々しっかりした人で、落ち着きのある大人っぽい役は得意分野なのだと思いますが、それにしても歌も芝居も良かったし、優しさもあって、とても素敵でした(*^ ^*)
あえて難をいうなら、衣装の着こなしはもう一工夫できたかな……本公演のコロスやショーでの着こなしは良いのに、どうもお芝居でスーツを着ると着られてしまいがちなのは何故だろう(涙)。スタイル抜群というタイプではないけど、補正でどうにでもなる範囲だとおもうのですが。
それと、こういう役では難しいのかもしれませんが、もう少し「あーさならでは」のものがあると良いのにな、と思いました。いや、別に何が足りないということもないのですが。。。なんだろうなあ、ちょっと理性が勝った役づくりだったからかな。
一年前のマーキューシオはとても良かったので、あのくらい没頭できる役にまた出会えるといいな、と思いつつ。
■ドナルド・ドースン(蓮)
すっきりした二枚目に気障な眼鏡。実に見事な二枚目っぷりで、眼を惹きました。
役らしい役がつくのも今回が初めて……ですよね、まだ研3ですものね。その経験値であの難役をよくやりきったな、と素直に誉めたい出来ではありました。声も良かったし、台詞も自然で聴きやすくて。
しかし、そもそも本役のカチャ(凪七)が東宝に来た今でも大苦戦している印象のぬぐえない役を、経験値0に近い蓮くんにあてるからには、試されているのは演出家の力量(指導力)だと思うんですよね。。。
ううむ、お芝居って難しいな。
蓮くん自身はとても良かった、と思います。彼女なりに人事を尽くして舞台に立っているのがわかる出来でした。これからのご活躍を楽しみにしています。
あと印象的だったのは、コロスの娘役二人(紗那ゆずは、晴音アキ)でしょうか。
手足をまっすぐ伸ばして踊る姿はとても美しくて、男役4人の誰よりも恰好良かった!!
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ファンタスティックなルパン
2013年8月31日 宝塚(月) コメント (5)東京宝塚劇場にて、月組公演「ルパン/Fantastic Energy!」を観劇いたしました。
お芝居は、正塚さんの新作。まさおと正塚さんというと、「マジシャンの憂鬱」の新人公演が良かったのでわりと期待していたのですが……ううむ、どうしてこんな作品を創っちゃったかな。正塚さんは宛書きしてナンボなのに、まさおの魅力を引き出すのではなくて、なんとなく恰好良さそうな2枚目キャラを持ってきた印象。
同じルパンをモチーフにするにしても、齋藤さんがタニちゃん(大和)にあてた「アール」のラウールはとても魅力的だったし、ああいうキャラの方がまさおにも似合ったんじゃないかと思うのですが。
ちゃぴも可愛かったけど、ちゃぴの魅力が出ていたとは言い難いし、みっちゃん(北翔)に至っては、魅力どころか、キャラクタ―もない狂言回し。せっかくのスターなのに、勿体無いなあと思いました。
メインキャストで、役者に合わせて書かれていたのは、コマちゃん(沙央)くらいでしょうか。ああ、あと、マギー(星条)かな(^ ^)。
なんて、だいぶ辛口で書いていますが、この公演を最後に卒業する上級生(越乃、妃鳳)が、出番は多くないですがちゃんと使われていてホッとしました。特に組長、正塚作品での印象はそれほど強くなかったのですが、今回は良かったなあ、と。
こころは、いつもがあまりに扱いが悪すぎるので、このくらいで当たり前という気もしつつ、今回も素敵でした♪ いつものことですが、本当に佳い女っぷり(はぁと)
ゆずはちゃん(紗那)は、役はついてないけど、出てくると必ず目立つ位置にいた印象。可愛かったなあ~(*^ ^*)。
中村一徳さんの新作ショーは、、、楽しかった!!!
みんな出突っ張りで、引っ込んだと思うと着替えて出てくる神業の連続で、あいた口がふさがりませんでした(^ ^)。大変だろうなあ……千秋楽まで怪我などないようよろしくお願いいたします。
あまりにも忙しくて時間がないせいか、下級生だと髪型とかもずーっと同じままな子が多い中、美弥さんが場面ごとに髪型も化粧も変えて出てきていて、さすがだなあと感心しました。ああいうところは見習ってほしいかも。
ただ。場面ごとに観るとどれも面白くて楽しいのですが、ショー全体では、中詰めの盛り上がりに欠けて、全体の構成が散漫になった印象がありました。
どの場面も大人数で押せ押せなので、どれが中詰めだかよくわからないんですよね、たぶん(←私だけ?)
もう少しメリハリがあるといいんだけどな。トップさんが登場したーーーーっ、わーーーーっ!!というのが弱い感じ。
卒業する3人は、3人とも歌って踊れるダンサーなので、ショーでの活躍ぶりは気持ち良かったです。あえてつくった餞別の場面(まさおから3人に薔薇を渡す場面)も勿論良いのですが、私は個人的に、そっちより各人の得意技を普通の場面の中でもちゃんと使ってくれたほうが嬉しいので、幸せでした!
そして、ちゃぴが可愛い、ちゃぴが可愛い、ちゃぴが可愛いったら可愛い~~!!
(大事なことなので)
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お芝居は、正塚さんの新作。まさおと正塚さんというと、「マジシャンの憂鬱」の新人公演が良かったのでわりと期待していたのですが……ううむ、どうしてこんな作品を創っちゃったかな。正塚さんは宛書きしてナンボなのに、まさおの魅力を引き出すのではなくて、なんとなく恰好良さそうな2枚目キャラを持ってきた印象。
同じルパンをモチーフにするにしても、齋藤さんがタニちゃん(大和)にあてた「アール」のラウールはとても魅力的だったし、ああいうキャラの方がまさおにも似合ったんじゃないかと思うのですが。
ちゃぴも可愛かったけど、ちゃぴの魅力が出ていたとは言い難いし、みっちゃん(北翔)に至っては、魅力どころか、キャラクタ―もない狂言回し。せっかくのスターなのに、勿体無いなあと思いました。
メインキャストで、役者に合わせて書かれていたのは、コマちゃん(沙央)くらいでしょうか。ああ、あと、マギー(星条)かな(^ ^)。
なんて、だいぶ辛口で書いていますが、この公演を最後に卒業する上級生(越乃、妃鳳)が、出番は多くないですがちゃんと使われていてホッとしました。特に組長、正塚作品での印象はそれほど強くなかったのですが、今回は良かったなあ、と。
こころは、いつもがあまりに扱いが悪すぎるので、このくらいで当たり前という気もしつつ、今回も素敵でした♪ いつものことですが、本当に佳い女っぷり(はぁと)
ゆずはちゃん(紗那)は、役はついてないけど、出てくると必ず目立つ位置にいた印象。可愛かったなあ~(*^ ^*)。
中村一徳さんの新作ショーは、、、楽しかった!!!
みんな出突っ張りで、引っ込んだと思うと着替えて出てくる神業の連続で、あいた口がふさがりませんでした(^ ^)。大変だろうなあ……千秋楽まで怪我などないようよろしくお願いいたします。
あまりにも忙しくて時間がないせいか、下級生だと髪型とかもずーっと同じままな子が多い中、美弥さんが場面ごとに髪型も化粧も変えて出てきていて、さすがだなあと感心しました。ああいうところは見習ってほしいかも。
ただ。場面ごとに観るとどれも面白くて楽しいのですが、ショー全体では、中詰めの盛り上がりに欠けて、全体の構成が散漫になった印象がありました。
どの場面も大人数で押せ押せなので、どれが中詰めだかよくわからないんですよね、たぶん(←私だけ?)
もう少しメリハリがあるといいんだけどな。トップさんが登場したーーーーっ、わーーーーっ!!というのが弱い感じ。
卒業する3人は、3人とも歌って踊れるダンサーなので、ショーでの活躍ぶりは気持ち良かったです。あえてつくった餞別の場面(まさおから3人に薔薇を渡す場面)も勿論良いのですが、私は個人的に、そっちより各人の得意技を普通の場面の中でもちゃんと使ってくれたほうが嬉しいので、幸せでした!
そして、ちゃぴが可愛い、ちゃぴが可愛い、ちゃぴが可愛いったら可愛い~~!!
(大事なことなので)
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2013年のタカラヅカ【13】
2013年7月19日 宝塚(月) コメント (2)月組バウホール公演「月雲の皇子」が再演されることが発表されました!
◆天王洲 銀河劇場:2013年12月17日(火)~12月24日(火)
バウ・ロマン『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』
-衣通姫(そとおりひめ)伝説より-
作・演出/上田 久美子
いやー、久々に驚きました(@ @)。
植田景子さんの「舞姫」と「The Last Party」……以来ですかね、近年で予定に無かったバウ公演が後から東上するのは。(あ、石田さんの「おかしな二人」は、組が違うので別公演カウントにしてます)
バウ組は全員そのままスライドするとして(ゆずはが抜ける分、誰か1人増えるのでしょうか?)(ヴァレンチノの(妃宮)さくらみたいに、東宝を卒業しても、これだけ出てくれると良いんだけど)。
……月組は、3つにわかれることになるのでしょうか?
全国ツアーの千秋楽が12月8日、青年館(メリー・ウィドウ)の千秋楽が12月11日。重なってはいないけれども、全ツでも10日弱となると、両方に出演するのはかなり苦しいですよね。
「舞姫」の時も「The Last Party」の時も、前の公演との間にはもう少し間があったと思うから、やっぱり3つにわかれるのかなあ。
「メリー・ウィドウ」は役が少ないしなー、と思っていたのですが、思いきって少人数での公演になるのかもしれませんね。
ヒロイン役を期待していたみくちゃん(花陽)が部分休演になってしまったので、どうなるんだろうか、と心配しつつ。。。いっそ、すずな(憧花)ヒロインでも良いんだけど!?
「仁」は、役が多すぎて、本当に全ツで出来るのか?と懸念していたくらいでしたが、、、少しエピソードを減らすのかもしれませんね。時間も少し削らないといけないはずだし。。。まあ、バウが若い座組だったので、まるっと抜けてもメインのキャスティングにはあまり影響ないかもしれませんが。
いやはや、振り分けが楽しみでドキドキします。。。。
ただただ、純粋に嬉しい! 大好きだったあの物語世界に、もう一回浸れるなんて、思ってもいませんでした。完全に諦めていただけに、嬉しい(*^ ^*)。本当に、嬉しいです。
出演者たちはプレッシャーだと思いますが、本当に、ただただ嬉しくて、言葉にならないほど楽しみです。
嬉しいな、嬉しいな、嬉しいな。
で。
便乗して、一つお願いが。
宙組の「割とマジでウェスタン」も、東上してくださいぃぃぃぃ!!!
……ひっそりと祈りつつ。
.
◆天王洲 銀河劇場:2013年12月17日(火)~12月24日(火)
バウ・ロマン『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』
-衣通姫(そとおりひめ)伝説より-
作・演出/上田 久美子
いやー、久々に驚きました(@ @)。
植田景子さんの「舞姫」と「The Last Party」……以来ですかね、近年で予定に無かったバウ公演が後から東上するのは。(あ、石田さんの「おかしな二人」は、組が違うので別公演カウントにしてます)
バウ組は全員そのままスライドするとして(ゆずはが抜ける分、誰か1人増えるのでしょうか?)(ヴァレンチノの(妃宮)さくらみたいに、東宝を卒業しても、これだけ出てくれると良いんだけど)。
……月組は、3つにわかれることになるのでしょうか?
全国ツアーの千秋楽が12月8日、青年館(メリー・ウィドウ)の千秋楽が12月11日。重なってはいないけれども、全ツでも10日弱となると、両方に出演するのはかなり苦しいですよね。
「舞姫」の時も「The Last Party」の時も、前の公演との間にはもう少し間があったと思うから、やっぱり3つにわかれるのかなあ。
「メリー・ウィドウ」は役が少ないしなー、と思っていたのですが、思いきって少人数での公演になるのかもしれませんね。
ヒロイン役を期待していたみくちゃん(花陽)が部分休演になってしまったので、どうなるんだろうか、と心配しつつ。。。いっそ、すずな(憧花)ヒロインでも良いんだけど!?
「仁」は、役が多すぎて、本当に全ツで出来るのか?と懸念していたくらいでしたが、、、少しエピソードを減らすのかもしれませんね。時間も少し削らないといけないはずだし。。。まあ、バウが若い座組だったので、まるっと抜けてもメインのキャスティングにはあまり影響ないかもしれませんが。
いやはや、振り分けが楽しみでドキドキします。。。。
ただただ、純粋に嬉しい! 大好きだったあの物語世界に、もう一回浸れるなんて、思ってもいませんでした。完全に諦めていただけに、嬉しい(*^ ^*)。本当に、嬉しいです。
出演者たちはプレッシャーだと思いますが、本当に、ただただ嬉しくて、言葉にならないほど楽しみです。
嬉しいな、嬉しいな、嬉しいな。
で。
便乗して、一つお願いが。
宙組の「割とマジでウェスタン」も、東上してくださいぃぃぃぃ!!!
……ひっそりと祈りつつ。
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今日は、月組宝塚大劇場公演の集合日。
3人の卒業生が発表されました。
ナホちゃん。
気がつけば、長い付き合いになりました。「エルドラード」新人公演の船長さんとか、「黒い瞳」新人公演の大尉とか、大好きだったなあ……。
祐飛さんとは本当にずっと仲良し(^ ^)で、お茶会のゲストに来て手をつないで写真を撮られていたのも懐かしい思い出です。「長い春の果てに」プログラムの“世界で一番好きな人”エピといい、「Hollywood Lover」の日本青年館千秋楽の挨拶といい、、、なにもかもみななつかしい。
舞台ではあんなにダンディなのに、根は乙女で泣き虫なナホちゃん。「ME&MY GIRL」でジョン卿を演じると発表される前からずっと覚悟はしておりましたが、ここまで来たら100周年まではいてくれるのかな、と思っていました。
まだ配役が発表されていないので最後に何を演じるのかわかりませんが、、、、とりあえず、ショーでは元気にバリバリ踊ってほしい!です(^ ^)。
しかし。麻子さんの時代から月組の管理職は任期が短い気がしますよね。。。なんとなく組内が落ち着いてないような印象があるんだよなあ。
ナホちゃんが卒業したら、すーちゃん(憧花)が組長になって、、、、まいまい(萌花)が副組長になるんでしょうか。それとも、専科からどなたか来てくださるのかな? 星組からみきちぐかさやかさんが来てくれたらいいのになあ~!(祈)
こころ。
全く予想外だった、とは言いません。でも、今だとは思ってなかった……悲しいです。全ツの「仁」で、夕霧姐さんを演じてほしかった!!
歌えて踊れて芝居も達者で、しかも美女なのに、いったいどうしたことかと思うほど役がつかなくて、いつも不思議で仕方ありませんでした。最後の公演が正塚さんではあまり期待はできませんが、遣り甲斐のある役でありますように。
ゆずは。
これまた、歌えて踊れて芝居も達者な、美貌の娘役。ショーでは結構目立つところで使われていますが、バウでも新公でもなかなか大きな役がつかなくて、いつもやきもきしていました。そんな彼女が、卒業(T T)……せめてあと一年、新公を卒業するまで居てほしかった。とてもとても、残念です。
中村一徳さんはゆずはのダンスは好きだと思うので、ショーで何か目立つ場面があるといいなあ……。
三人とも、大事な月組の戦力で、財産で、大事な仲間でした。
どんな想いを抱えて、100周年を目前にしたこのタイミングで卒業していくのかわかりませんが、これからの4ヶ月が、ご本人たちにとってもファンのみなさまにとっても充実した日々となりますように。
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3人の卒業生が発表されました。
ナホちゃん。
気がつけば、長い付き合いになりました。「エルドラード」新人公演の船長さんとか、「黒い瞳」新人公演の大尉とか、大好きだったなあ……。
祐飛さんとは本当にずっと仲良し(^ ^)で、お茶会のゲストに来て手をつないで写真を撮られていたのも懐かしい思い出です。「長い春の果てに」プログラムの“世界で一番好きな人”エピといい、「Hollywood Lover」の日本青年館千秋楽の挨拶といい、、、なにもかもみななつかしい。
舞台ではあんなにダンディなのに、根は乙女で泣き虫なナホちゃん。「ME&MY GIRL」でジョン卿を演じると発表される前からずっと覚悟はしておりましたが、ここまで来たら100周年まではいてくれるのかな、と思っていました。
まだ配役が発表されていないので最後に何を演じるのかわかりませんが、、、、とりあえず、ショーでは元気にバリバリ踊ってほしい!です(^ ^)。
しかし。麻子さんの時代から月組の管理職は任期が短い気がしますよね。。。なんとなく組内が落ち着いてないような印象があるんだよなあ。
ナホちゃんが卒業したら、すーちゃん(憧花)が組長になって、、、、まいまい(萌花)が副組長になるんでしょうか。それとも、専科からどなたか来てくださるのかな? 星組からみきちぐかさやかさんが来てくれたらいいのになあ~!(祈)
こころ。
全く予想外だった、とは言いません。でも、今だとは思ってなかった……悲しいです。全ツの「仁」で、夕霧姐さんを演じてほしかった!!
歌えて踊れて芝居も達者で、しかも美女なのに、いったいどうしたことかと思うほど役がつかなくて、いつも不思議で仕方ありませんでした。最後の公演が正塚さんではあまり期待はできませんが、遣り甲斐のある役でありますように。
ゆずは。
これまた、歌えて踊れて芝居も達者な、美貌の娘役。ショーでは結構目立つところで使われていますが、バウでも新公でもなかなか大きな役がつかなくて、いつもやきもきしていました。そんな彼女が、卒業(T T)……せめてあと一年、新公を卒業するまで居てほしかった。とてもとても、残念です。
中村一徳さんはゆずはのダンスは好きだと思うので、ショーで何か目立つ場面があるといいなあ……。
三人とも、大事な月組の戦力で、財産で、大事な仲間でした。
どんな想いを抱えて、100周年を目前にしたこのタイミングで卒業していくのかわかりませんが、これからの4ヶ月が、ご本人たちにとってもファンのみなさまにとっても充実した日々となりますように。
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月組のミー&マイガール
2013年5月26日 宝塚(月) コメント (2)梅田芸術劇場メインホールにて、月組公演「ME AND MY GIRL」を観劇してまいりました。
再演を繰り返してきた月組の財産。
数年前の梅田芸術劇場公演(花組)のチケットがかなり余裕な感じだったので、今回も余裕だろうとばかり思っていたのですが、、まさかの土日完売には驚きました! やっぱり、この作品は「月組の財産」なんだなあ、と感慨深く思いつつの観劇になりました(^ ^)。
で!
ちゃぴのサリーが可愛すぎました!!
発表されたときから似合うだろうと予想し、私なりに精一杯ハードルを挙げて観に行ったわけですが、どんなハードルも軽々と越えていく透明な翼。ちゃぴの背中の翼は、彼女の涙でできているんだな、と思いました。
最初にヘアフォード邸にあらわれた時の蓮っ葉だけど可愛い「俺の女の子」っぷりから、早くもときめきが止まらない(汗)。まさおくんのビルが、驚くほどガキ(←子供じゃなくてガキ)っぽい役づくりだったので、サリーが、年齢は下なんだけど、その細い腕で精一杯ビルを包んで守ってきたのがわかるような気がしました。
大きなお邸にびっくりして目を瞠っていたサリー。降って湧いたチャンスに浮かれていた少女の、その澄んだ聡明な瞳に、邸の人々の様子がだんだんと見えてくる。「あたしが来ると、侯爵夫人はイヤな貌をするんだ」……貴婦人中の貴婦人であるマリア侯爵夫人が、そんな露骨に“嫌な貌”などするはずはないのですが、サリーの瞳には人の気持ちが映るんでしょうね。つくろった笑顔の裏の気持ち。でも、「悪意」がないこともわかっている。マリアにはマリアのやり方がある、ただそれだけ。
「侯爵夫人にはわかっているんだ……あの方が勝つのさ」
ビルの幸せのために必要なものは、自分ではなくマリアなのだと。自分が傍にいたのでは、ビルは「伯爵」にはなれない……それは、生まれついての彼の権利で、その場所に戻ることが彼のしあわせなのだから、と。
そのために何を喪うのか。サリーにはその覚悟があった。すべてを喪うことになっても、ビルのためなら、ビルの幸せのためなら怖くは無いと。
どんな運命も「あごで受け止めて」、、、「あたしは笑っているのさ」、と。
「あごで受け止めて」一曲で、あんなに泣いたのは初めてでした。
あの曲を、あんなに泣きながら歌うサリーも初めてみたような気がします。今にも“わっ”と泣きだしそうになって、その一歩手前で立ち止まって笑顔を浮かべるサリー。「笑ってんのさ」、と嘯きながら。
一生懸命で、けなげで、子供で、自分のことが見えてなくて、いつも必死な、守りたがりのちゃぴ。
本当に可愛くて、なんとしても幸せになってほしいと願わずにはいられないサリーでした。
ちゃぴのサリーを観ることができただけで、幸せです。ありがとう歌劇団。
私が観たのはBパターンなので、パーチェスターはコマちゃん(沙央)、ヘザーセットはマギー(星条)、ジャッキーがみやるり(美弥)でジェラルドがカチャ(凪七)でした。
コマちゃんとカチャは初月組子作品でしたが、まあ、、、特別公演でしたし、こういう作品ですのであまり違和感もなく(^ ^)普通に馴染んでいたと思います。まあ、大劇場で全員揃った時にどう見えるのかな、というのは気にはなりますが(^ ^)。
パーチェスターは、「貴族」でも「平民」でもない「ブルジョワ」階級(?)の人間として、この作品の中では特異な位置にいるんですが、そういう独特の立ち位置を、コマちゃんはちょっとイヤらしい感じに表現していて、面白いなと思いました。
ビルが「平民でも貴族でもない」サンドイッチのハムだとしたら、手に職のあるパーチェスターは、そもそも皿が違うサラダみたいな感じなんですよね、たぶん。そういう空気をあっさり醸し出せるあたり、さすがコマちゃんだなあ、と思いました。
ただ、「パーチェスター」という役に対して期待される“軽やかさ”みたいなものがちょっと足りなかったかも、とは思いました。地に足のついた実直さがコマちゃんの良いところだと思うし、組替えしたばかりで緊張していたのもあったのかもしれませんが。。。そう考えると、組替えしていきなりではなく、もう少し「月組」に馴染んでからこの役に取り組んでほしかったような気もしました。でも、逆に、その“浮いた”感じが役にあっていたのかもしれませんね。
みやるりのジャッキーは、歌の高音部はかなり苦しそうでしたが、見た目や芝居はとても良かったと思います。カチャのジェラルドの素直な感じも良かったし、軽やかで、やっぱりそういう役の方が似合うな、と思いました。
マリア侯爵夫人のすーちゃんは、期待以上に美しく貫録のある侯爵夫人ぶりでしたが、「30年以上も愛し合ってきた」と言われるのには少し若すぎたかも、、、という気もしました。やっぱり、京さんのマリアはキュートで可愛くて素敵だったなあ(^ ^)。
ジョン卿のナホちゃんは、可もなく不可もなく、という感じでしょうか。個人的にはコマちゃんのジョン卿が観てみたかったです。
としちゃんのボブ。
私は、ミーマイではいつもボブがすごく気になって、大好きなんですよね。すごく月組らしい役だと思うのです。いや、もちろん、花組で上演されたときもボブは良かったんですが、なんていうか、こういう役に命をかけるところが月組らしくてすごく好き。
サリーとの会話の一言一言、そして、閉じたドアに向かって軽く溜息をついて零す「幸運を祈っているよ、サリー」という祈りの言葉が、とても優しくて。ライトひとつあたらない舞台の隅でもずーーーーっと果物をいじったり乞食と小芝居しているのも、めっちゃ可愛かった!
ランベスに生きる人々の代表として、リアルな存在感のある役だと思うんですよね。ビルもまた、確かにここに生きていた、という片方の現実。そして、今となってはもう、ビルはランベスには戻れない、という現実もまた、ボブを見ているとわかってしまう。もう違う世界の住人なのだ、と。
そんな、ビルにとっては喪われた故郷ともいうべき「ランベス」を象徴する存在。
前回の博多座でボブを演じたのはひびきち(響)でしたが、あれからもうすぐ5年が経とうという今、ボブを演じるのは同期のとしちゃん(宇月)。いや、すごくいい役なので不満はないんですが、、、ミーマイって本当に役がないんだなあ(しみじみ)
るうちゃんのブラウン夫人。
目端がきいて儲け話は見逃さないけれども、約束はきちんと守る律義な人。生き馬の眼を抜くランベスで生き抜くすべと、その中で生きる仲間を見守る「大いなる母」の目線、両方を兼ね備えた人。るうちゃん(光月)の女役は初めて観たような気がしますが、思いの外自然だったし、おおらかな包容力があって、良かったと思います。
星組の美城さんみたいな、素敵な役者さんになってくれますように。
ゆりやんのサー・バターズビー。
姐さん女房(萌花)の尻に敷かれっぱなしの気弱なボンボン貴族。ゆりやんって、ああいう役にかけては天才的ですよね。なんともいえず間が良くて、大好きです。
……いや、「アルジェの男」のジュリアンもすごく良かったですよ!(←フォロー?)
特に印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
「ミー&マイガール」、良い作品なのですが、いかんせん役がないので、裏が下級生バウだけだと辛いですね(涙)。でも、ちゃぴのサリーを観ることができて良かった!!(大事なことなのでもう一度)あの「あごで受け止めて」だけでもいいから、もう一回観たい………です。(←無理)
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再演を繰り返してきた月組の財産。
数年前の梅田芸術劇場公演(花組)のチケットがかなり余裕な感じだったので、今回も余裕だろうとばかり思っていたのですが、、まさかの土日完売には驚きました! やっぱり、この作品は「月組の財産」なんだなあ、と感慨深く思いつつの観劇になりました(^ ^)。
で!
ちゃぴのサリーが可愛すぎました!!
発表されたときから似合うだろうと予想し、私なりに精一杯ハードルを挙げて観に行ったわけですが、どんなハードルも軽々と越えていく透明な翼。ちゃぴの背中の翼は、彼女の涙でできているんだな、と思いました。
最初にヘアフォード邸にあらわれた時の蓮っ葉だけど可愛い「俺の女の子」っぷりから、早くもときめきが止まらない(汗)。まさおくんのビルが、驚くほどガキ(←子供じゃなくてガキ)っぽい役づくりだったので、サリーが、年齢は下なんだけど、その細い腕で精一杯ビルを包んで守ってきたのがわかるような気がしました。
大きなお邸にびっくりして目を瞠っていたサリー。降って湧いたチャンスに浮かれていた少女の、その澄んだ聡明な瞳に、邸の人々の様子がだんだんと見えてくる。「あたしが来ると、侯爵夫人はイヤな貌をするんだ」……貴婦人中の貴婦人であるマリア侯爵夫人が、そんな露骨に“嫌な貌”などするはずはないのですが、サリーの瞳には人の気持ちが映るんでしょうね。つくろった笑顔の裏の気持ち。でも、「悪意」がないこともわかっている。マリアにはマリアのやり方がある、ただそれだけ。
「侯爵夫人にはわかっているんだ……あの方が勝つのさ」
ビルの幸せのために必要なものは、自分ではなくマリアなのだと。自分が傍にいたのでは、ビルは「伯爵」にはなれない……それは、生まれついての彼の権利で、その場所に戻ることが彼のしあわせなのだから、と。
そのために何を喪うのか。サリーにはその覚悟があった。すべてを喪うことになっても、ビルのためなら、ビルの幸せのためなら怖くは無いと。
どんな運命も「あごで受け止めて」、、、「あたしは笑っているのさ」、と。
「あごで受け止めて」一曲で、あんなに泣いたのは初めてでした。
あの曲を、あんなに泣きながら歌うサリーも初めてみたような気がします。今にも“わっ”と泣きだしそうになって、その一歩手前で立ち止まって笑顔を浮かべるサリー。「笑ってんのさ」、と嘯きながら。
一生懸命で、けなげで、子供で、自分のことが見えてなくて、いつも必死な、守りたがりのちゃぴ。
本当に可愛くて、なんとしても幸せになってほしいと願わずにはいられないサリーでした。
ちゃぴのサリーを観ることができただけで、幸せです。ありがとう歌劇団。
私が観たのはBパターンなので、パーチェスターはコマちゃん(沙央)、ヘザーセットはマギー(星条)、ジャッキーがみやるり(美弥)でジェラルドがカチャ(凪七)でした。
コマちゃんとカチャは初月組子作品でしたが、まあ、、、特別公演でしたし、こういう作品ですのであまり違和感もなく(^ ^)普通に馴染んでいたと思います。まあ、大劇場で全員揃った時にどう見えるのかな、というのは気にはなりますが(^ ^)。
パーチェスターは、「貴族」でも「平民」でもない「ブルジョワ」階級(?)の人間として、この作品の中では特異な位置にいるんですが、そういう独特の立ち位置を、コマちゃんはちょっとイヤらしい感じに表現していて、面白いなと思いました。
ビルが「平民でも貴族でもない」サンドイッチのハムだとしたら、手に職のあるパーチェスターは、そもそも皿が違うサラダみたいな感じなんですよね、たぶん。そういう空気をあっさり醸し出せるあたり、さすがコマちゃんだなあ、と思いました。
ただ、「パーチェスター」という役に対して期待される“軽やかさ”みたいなものがちょっと足りなかったかも、とは思いました。地に足のついた実直さがコマちゃんの良いところだと思うし、組替えしたばかりで緊張していたのもあったのかもしれませんが。。。そう考えると、組替えしていきなりではなく、もう少し「月組」に馴染んでからこの役に取り組んでほしかったような気もしました。でも、逆に、その“浮いた”感じが役にあっていたのかもしれませんね。
みやるりのジャッキーは、歌の高音部はかなり苦しそうでしたが、見た目や芝居はとても良かったと思います。カチャのジェラルドの素直な感じも良かったし、軽やかで、やっぱりそういう役の方が似合うな、と思いました。
マリア侯爵夫人のすーちゃんは、期待以上に美しく貫録のある侯爵夫人ぶりでしたが、「30年以上も愛し合ってきた」と言われるのには少し若すぎたかも、、、という気もしました。やっぱり、京さんのマリアはキュートで可愛くて素敵だったなあ(^ ^)。
ジョン卿のナホちゃんは、可もなく不可もなく、という感じでしょうか。個人的にはコマちゃんのジョン卿が観てみたかったです。
としちゃんのボブ。
私は、ミーマイではいつもボブがすごく気になって、大好きなんですよね。すごく月組らしい役だと思うのです。いや、もちろん、花組で上演されたときもボブは良かったんですが、なんていうか、こういう役に命をかけるところが月組らしくてすごく好き。
サリーとの会話の一言一言、そして、閉じたドアに向かって軽く溜息をついて零す「幸運を祈っているよ、サリー」という祈りの言葉が、とても優しくて。ライトひとつあたらない舞台の隅でもずーーーーっと果物をいじったり乞食と小芝居しているのも、めっちゃ可愛かった!
ランベスに生きる人々の代表として、リアルな存在感のある役だと思うんですよね。ビルもまた、確かにここに生きていた、という片方の現実。そして、今となってはもう、ビルはランベスには戻れない、という現実もまた、ボブを見ているとわかってしまう。もう違う世界の住人なのだ、と。
そんな、ビルにとっては喪われた故郷ともいうべき「ランベス」を象徴する存在。
前回の博多座でボブを演じたのはひびきち(響)でしたが、あれからもうすぐ5年が経とうという今、ボブを演じるのは同期のとしちゃん(宇月)。いや、すごくいい役なので不満はないんですが、、、ミーマイって本当に役がないんだなあ(しみじみ)
るうちゃんのブラウン夫人。
目端がきいて儲け話は見逃さないけれども、約束はきちんと守る律義な人。生き馬の眼を抜くランベスで生き抜くすべと、その中で生きる仲間を見守る「大いなる母」の目線、両方を兼ね備えた人。るうちゃん(光月)の女役は初めて観たような気がしますが、思いの外自然だったし、おおらかな包容力があって、良かったと思います。
星組の美城さんみたいな、素敵な役者さんになってくれますように。
ゆりやんのサー・バターズビー。
姐さん女房(萌花)の尻に敷かれっぱなしの気弱なボンボン貴族。ゆりやんって、ああいう役にかけては天才的ですよね。なんともいえず間が良くて、大好きです。
……いや、「アルジェの男」のジュリアンもすごく良かったですよ!(←フォロー?)
特に印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
「ミー&マイガール」、良い作品なのですが、いかんせん役がないので、裏が下級生バウだけだと辛いですね(涙)。でも、ちゃぴのサリーを観ることができて良かった!!(大事なことなのでもう一度)あの「あごで受け止めて」だけでもいいから、もう一回観たい………です。(←無理)
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2013年のタカラヅカ【10】
2013年5月25日 宝塚(月) コメント (2)年末の月組公演の演目が出ました!
これで、あとは年末のイベント(あるとすれば)のみ……でも、それは「百周年」イベントの一環になりそうだから、「2013年」の演目としてはこれが最後、でしょうか。
最後の最後にびっくり演目がきて、、、100周年に向かう宝塚歌劇団の本気をみた、ような(^ ^)。
■月組全国ツアー公演
グランステージ『JIN-仁-』
原作「JIN-仁-」村上もとか(集英社「ジャンプコミックスデラックス」刊行)
脚本・演出/齋藤吉正
まさかの「仁」再演!
話題作でしたし、役も多くて楽しい作品でしたから、遠からずどこかで再演されるだろうとは思っていましたが、、、うーん、キムちゃんファンの方は複雑でしょうねぇ(- -;)。全国ツアーは11月から12月頭だから、東京の人間にとっては、雪組さんの「仁」が千秋楽を迎えてから「まだ一年も経ってない」んですよね……。
とはいえ、せっかく再演するなら、月組ファンだけでも盛り上がりたいところ。
普通の2本立てのお芝居より少し長めの作品でしたが、ツアーはどうなるのでしょうか。併演のショーはいつもと同じ長さだとしたら、お芝居を少し削るのかな?
いずれにしても、再演するなら脚本のこまごま壊れていたところは手当してほしいな、とは思いつつ。。。
ちゃぴの咲はぴったり!だと思うし、勝先生=コマちゃん、龍馬=みやるり、恭太郎=たまきち、千吉=としちゃん、ルロイ=ゆりやん、きんぐとがおりの二人をちなつちゃんとゆうきで、夕霧太夫=こころ、お駒=ゆずは、、、、とか妄想キャストを考えるのも、楽しくて仕方ありません(^ ^)。役が多いって素敵!!
そうそう!齋藤さん特権:野風=ちゅーちゃん(咲希)が発動されますように!!
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
全員総出の「仁」の後に、全員総出の中村ショー(^ ^)。なんだか勿体無い気がします。「風共」で泣いている宙組に、少し役を分けてほしい!!
……中村さんのショーは無条件に好きなので、楽しみです♪ としちゃんが踊りまくってくれますように!
■ドラマシティ公演
MUSICAL『THE MERRY WIDOW』
~オペレッタ「メリー・ウィドウ」より~
原作/フランツ・レハール
脚本・演出/谷正純
みりおくんが抜けて、たまきちがバウ主演した今年、年末のドラマシティはどうなるんだろう……W主演?? とか思っていたのですが。
……そっか、みっちゃんがいたか!
轟さんの「南太平洋」に続いて、今年2つ目の専科さん主演作品は、レハールの名作オペレッタのミュージカル化。同じ谷さんが演出したシュトラウスの「ジプシー男爵」よりメジャーな作品なので、観たことがある人も多いでしょうし、みっちゃんなら歌唱力も十分なので、楽しい公演になりそうですね。
ダニーロはみっちゃんとして、ヒロインのハンナは誰になるでしょうね。エネルギッシュで華やかな未亡人、パッと思いつくのはみくちゃん(花陽)なんだけど、、、みっちゃんとも合うと思うのですが。バウヒロインが続いたみゆちゃん(咲妃)だと、あのエネルギッシュな未亡人にはちょっと線が細いような気がするし。
で、二番手は男爵になるのでしょうか、色男のカミーユになるのでしょうか。男爵にマギー、カミーユにカチャで、男爵夫人にすーちゃん、、、とか、そんなキャストだったら面白くなりそう(^ ^)。
しかし、他に役がないのがなあ……。オペラ(オペレッタ)は少人数のスター歌手と大勢のコーラスが基本なので仕方ないのですが、、、「仁」が役の多い作品なので、こちらにはスターはあまり出ないのかもしれませんね。それとも、谷さんがオリジナルの役をたくさん創ってくれるかな?(←ちょっと危険な香り)
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これで、あとは年末のイベント(あるとすれば)のみ……でも、それは「百周年」イベントの一環になりそうだから、「2013年」の演目としてはこれが最後、でしょうか。
最後の最後にびっくり演目がきて、、、100周年に向かう宝塚歌劇団の本気をみた、ような(^ ^)。
■月組全国ツアー公演
グランステージ『JIN-仁-』
原作「JIN-仁-」村上もとか(集英社「ジャンプコミックスデラックス」刊行)
脚本・演出/齋藤吉正
まさかの「仁」再演!
話題作でしたし、役も多くて楽しい作品でしたから、遠からずどこかで再演されるだろうとは思っていましたが、、、うーん、キムちゃんファンの方は複雑でしょうねぇ(- -;)。全国ツアーは11月から12月頭だから、東京の人間にとっては、雪組さんの「仁」が千秋楽を迎えてから「まだ一年も経ってない」んですよね……。
とはいえ、せっかく再演するなら、月組ファンだけでも盛り上がりたいところ。
普通の2本立てのお芝居より少し長めの作品でしたが、ツアーはどうなるのでしょうか。併演のショーはいつもと同じ長さだとしたら、お芝居を少し削るのかな?
いずれにしても、再演するなら脚本のこまごま壊れていたところは手当してほしいな、とは思いつつ。。。
ちゃぴの咲はぴったり!だと思うし、勝先生=コマちゃん、龍馬=みやるり、恭太郎=たまきち、千吉=としちゃん、ルロイ=ゆりやん、きんぐとがおりの二人をちなつちゃんとゆうきで、夕霧太夫=こころ、お駒=ゆずは、、、、とか妄想キャストを考えるのも、楽しくて仕方ありません(^ ^)。役が多いって素敵!!
そうそう!齋藤さん特権:野風=ちゅーちゃん(咲希)が発動されますように!!
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
全員総出の「仁」の後に、全員総出の中村ショー(^ ^)。なんだか勿体無い気がします。「風共」で泣いている宙組に、少し役を分けてほしい!!
……中村さんのショーは無条件に好きなので、楽しみです♪ としちゃんが踊りまくってくれますように!
■ドラマシティ公演
MUSICAL『THE MERRY WIDOW』
~オペレッタ「メリー・ウィドウ」より~
原作/フランツ・レハール
脚本・演出/谷正純
みりおくんが抜けて、たまきちがバウ主演した今年、年末のドラマシティはどうなるんだろう……W主演?? とか思っていたのですが。
……そっか、みっちゃんがいたか!
轟さんの「南太平洋」に続いて、今年2つ目の専科さん主演作品は、レハールの名作オペレッタのミュージカル化。同じ谷さんが演出したシュトラウスの「ジプシー男爵」よりメジャーな作品なので、観たことがある人も多いでしょうし、みっちゃんなら歌唱力も十分なので、楽しい公演になりそうですね。
ダニーロはみっちゃんとして、ヒロインのハンナは誰になるでしょうね。エネルギッシュで華やかな未亡人、パッと思いつくのはみくちゃん(花陽)なんだけど、、、みっちゃんとも合うと思うのですが。バウヒロインが続いたみゆちゃん(咲妃)だと、あのエネルギッシュな未亡人にはちょっと線が細いような気がするし。
で、二番手は男爵になるのでしょうか、色男のカミーユになるのでしょうか。男爵にマギー、カミーユにカチャで、男爵夫人にすーちゃん、、、とか、そんなキャストだったら面白くなりそう(^ ^)。
しかし、他に役がないのがなあ……。オペラ(オペレッタ)は少人数のスター歌手と大勢のコーラスが基本なので仕方ないのですが、、、「仁」が役の多い作品なので、こちらにはスターはあまり出ないのかもしれませんね。それとも、谷さんがオリジナルの役をたくさん創ってくれるかな?(←ちょっと危険な香り)
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月組バウホール公演「月雲の皇子」、千秋楽おめでとうございます!
わずか10日間の短い公演でしたが、若いメンバーの熱気に溢れ、成長も著しい、素晴らしい公演でした。
上田久美子さん、バウホールデビュー作の大成功、おめでとうございます!気が早いかもですが、次作も期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)。
千秋楽もすぎましたので、ネタばれ解禁……と思いつつ、まだあまり頭がまとまっていなくて、何から書けばいいのか解らなかったりするので、まずは、作品とは直接関係ない話を。
初見で思ったのは「あかねさす紫の花」と「太王四神記」を足したような物語だな、ということでした。
王となるべき穏やかで優しい皇子と、その次の順位にある知略に富んだ勇猛な皇子が、互いに互いを思いあい、共に「お前が王になるなら私はその補佐として役に立とう」と思っている、という設定は「太王四神記」と同じで、その二人が揃って愛した娘が巫女であるというのも同じ。そして、3人の関係は少し違いますが、「あかね…」は、兄弟二人が愛する幼馴染みの巫女、という設定と、衣装や1幕ラストの3人の舞の場面が良く似ていて、とても懐かしく思い出しました。
衣装といえば、2幕の中心となる土蜘蛛軍は「太王四神記」だったなあ。。。
そして、これは余談ですが、「太王四神記」の主人公タムドクは、いわゆる高句麗の「好太王」のことであり、彼の在位は4世紀の後半から5世紀初頭。安康(穴穂)~雄略(大長谷)の在位は5世紀中葉~後半と言われており、好太王碑に残る「倭軍」を率いたのは、二人の父允恭天皇か、あるいはその兄であった履中・反正の時代であろう、というのが有力なようです。
タムドクと木梨・穴穂がほぼ同時代の人物(1世代違いますが)であるのは面白いなあ、と思いました。この時代、高句麗には中興の祖であるタムドクが登場して朝鮮半島南部の百済・新羅を圧迫し、多数の渡来人が倭国を訪れるきっかけとなったんですよね。そして、彼らがやってきて数十年が過ぎ、有能な者は大和朝廷でそれなりの地位についた頃に、木梨・穴穂の物語は始まる。その時間関係が、面白いな、と。
穴穂が驚いた“黒船”は、新羅の舟。その舟に山と積まれた鋼の武器。
日本にもそれなりの製鉄技術はあったものの、やはり大陸の方が技術は進んでいたはず。宋に朝貢して印綬を貰い受けてはいても、実際に中華の大国と地理的に近く、鉱物資源も豊富な朝鮮半島は、身近な敵ではあったのでしょうね。
同じものをみても、木梨は“技術”のもたらす生産力の向上と国の繁栄を信じ、穴穂は“敵”の存在に気づいて国の将来を憂う。木梨が蜘蛛族の間に立ち入ってしようとしたことは、彼らに技術を与えてヤマトの民と一体化させることであり、いろいろな行き違いから多くの人を巻き込んだ大きな闘いを始めてしまうけれども、そもそもの目的は「平和」であったのだ、と。。。その行き違いの切なさとともに、それが「国産み」なのだ、と。そこにある「国」を護るのではなく、「ヤマト」という国を創ろうとするときの、それが苦しみなのだ、と、、、そういうふうに上田さんは言いたかったのかな、と思いました。
……ま、兄弟げんかは家でやれよ、とも思うんですけどね!!(真顔)
うしろだて、といえば。
……博徳役のまゆぽん(輝月)が1幕で歌う「銅鏡」からの説明のくんだりは、大長谷皇子(後の倭王武に比定される雄略天皇)にとって、非常に重要な情報なんですよね。後ろで寝てる場合じゃないよ!と、観るたびに思ってました(^ ^)。
全体的に重苦しい、深刻な場面の続く作品の中で、あの場面は、あとにつながる説明として非常に重要な場面でありながらもテンポよく楽しく、まゆぽんの研5とは思えぬ落ち着きと貫録、皇子たち(星那、煌海、朝美)の学年相応(←あーさとまゆぽんが同期、あとの二人は上級生)の軽やかさが印象的な場面でした。
皇子たちの運命の渦には踏み込まないながら、その外側で、誰よりもしたたかに生き抜いていく博徳。
一幕も二幕も、〆の台詞は彼が言うんですよね。特に、2幕ラストの「この国を、“いい国”にしましょうなあ……」という慨嘆は、とても胸に痛く響きました。皇子たちの運命に対しては傍観者としての立ち位置を守りながら、『ヤマトの国産み』に対しては当事者であった彼の、愛弟子へ向けた精一杯の餞。その愛情と厳しさを飄々とした語り口に籠めつつ、兄の希みを叶えて全てを喪った弟皇子に道を示す、そのさりげない包容力。
この作品におけるまゆぽんの存在の巨きさは、はかりしれなかったと思います。これから彼女がどんな道を歩むのかわかりませんが、すなおに真っ直ぐに、歩いていってほしいな、と思っています。
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わずか10日間の短い公演でしたが、若いメンバーの熱気に溢れ、成長も著しい、素晴らしい公演でした。
上田久美子さん、バウホールデビュー作の大成功、おめでとうございます!気が早いかもですが、次作も期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)。
千秋楽もすぎましたので、ネタばれ解禁……と思いつつ、まだあまり頭がまとまっていなくて、何から書けばいいのか解らなかったりするので、まずは、作品とは直接関係ない話を。
初見で思ったのは「あかねさす紫の花」と「太王四神記」を足したような物語だな、ということでした。
王となるべき穏やかで優しい皇子と、その次の順位にある知略に富んだ勇猛な皇子が、互いに互いを思いあい、共に「お前が王になるなら私はその補佐として役に立とう」と思っている、という設定は「太王四神記」と同じで、その二人が揃って愛した娘が巫女であるというのも同じ。そして、3人の関係は少し違いますが、「あかね…」は、兄弟二人が愛する幼馴染みの巫女、という設定と、衣装や1幕ラストの3人の舞の場面が良く似ていて、とても懐かしく思い出しました。
衣装といえば、2幕の中心となる土蜘蛛軍は「太王四神記」だったなあ。。。
そして、これは余談ですが、「太王四神記」の主人公タムドクは、いわゆる高句麗の「好太王」のことであり、彼の在位は4世紀の後半から5世紀初頭。安康(穴穂)~雄略(大長谷)の在位は5世紀中葉~後半と言われており、好太王碑に残る「倭軍」を率いたのは、二人の父允恭天皇か、あるいはその兄であった履中・反正の時代であろう、というのが有力なようです。
タムドクと木梨・穴穂がほぼ同時代の人物(1世代違いますが)であるのは面白いなあ、と思いました。この時代、高句麗には中興の祖であるタムドクが登場して朝鮮半島南部の百済・新羅を圧迫し、多数の渡来人が倭国を訪れるきっかけとなったんですよね。そして、彼らがやってきて数十年が過ぎ、有能な者は大和朝廷でそれなりの地位についた頃に、木梨・穴穂の物語は始まる。その時間関係が、面白いな、と。
穴穂が驚いた“黒船”は、新羅の舟。その舟に山と積まれた鋼の武器。
日本にもそれなりの製鉄技術はあったものの、やはり大陸の方が技術は進んでいたはず。宋に朝貢して印綬を貰い受けてはいても、実際に中華の大国と地理的に近く、鉱物資源も豊富な朝鮮半島は、身近な敵ではあったのでしょうね。
同じものをみても、木梨は“技術”のもたらす生産力の向上と国の繁栄を信じ、穴穂は“敵”の存在に気づいて国の将来を憂う。木梨が蜘蛛族の間に立ち入ってしようとしたことは、彼らに技術を与えてヤマトの民と一体化させることであり、いろいろな行き違いから多くの人を巻き込んだ大きな闘いを始めてしまうけれども、そもそもの目的は「平和」であったのだ、と。。。その行き違いの切なさとともに、それが「国産み」なのだ、と。そこにある「国」を護るのではなく、「ヤマト」という国を創ろうとするときの、それが苦しみなのだ、と、、、そういうふうに上田さんは言いたかったのかな、と思いました。
……ま、兄弟げんかは家でやれよ、とも思うんですけどね!!(真顔)
うしろだて、といえば。
……博徳役のまゆぽん(輝月)が1幕で歌う「銅鏡」からの説明のくんだりは、大長谷皇子(後の倭王武に比定される雄略天皇)にとって、非常に重要な情報なんですよね。後ろで寝てる場合じゃないよ!と、観るたびに思ってました(^ ^)。
全体的に重苦しい、深刻な場面の続く作品の中で、あの場面は、あとにつながる説明として非常に重要な場面でありながらもテンポよく楽しく、まゆぽんの研5とは思えぬ落ち着きと貫録、皇子たち(星那、煌海、朝美)の学年相応(←あーさとまゆぽんが同期、あとの二人は上級生)の軽やかさが印象的な場面でした。
皇子たちの運命の渦には踏み込まないながら、その外側で、誰よりもしたたかに生き抜いていく博徳。
一幕も二幕も、〆の台詞は彼が言うんですよね。特に、2幕ラストの「この国を、“いい国”にしましょうなあ……」という慨嘆は、とても胸に痛く響きました。皇子たちの運命に対しては傍観者としての立ち位置を守りながら、『ヤマトの国産み』に対しては当事者であった彼の、愛弟子へ向けた精一杯の餞。その愛情と厳しさを飄々とした語り口に籠めつつ、兄の希みを叶えて全てを喪った弟皇子に道を示す、そのさりげない包容力。
この作品におけるまゆぽんの存在の巨きさは、はかりしれなかったと思います。これから彼女がどんな道を歩むのかわかりませんが、すなおに真っ直ぐに、歩いていってほしいな、と思っています。
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月組バウホール公演「月雲の皇子」を観劇してまいりました
たまきち(珠城)、バウホール公演初主演おめでとうございます!
そして、同時に、
上田久美子さん、初演出でこの出来、素晴らしいです!
いやはや、興味深い作品でした。
古事記に描かれたロマンティックな恋物語をベースにしつつ、斬新な新解釈による「ヤマトの国づくり」がリアリティをもって語られている。その国産みの辛さが痛々しくて、胸にずしんと響きました。
背景に描かれた大きな墨絵の月を生かした、シンプルな舞台装置。人間の肉体を絵筆にした謝珠栄の振付と、鮮やかな殺陣。それらを照らしだす美しい照明。舞台面の美しさも印象的でしたが、それ以上に印象に残ったのは、モノローグのないシンプルで明解な脚本でした。繰り返される「歌を詠む者と言葉を弄するもの」という台詞。故郷を喪った渡来人たちの思惑と、故郷を護ろうとする強い意志の相克。語るべき物語を見失った兄と、語られるべき物語を創ろうとした弟。
衣装やキャラクター設定に「あかねさす紫の花」や「太王四神記」などとの共通点が多く、場面場面で懐かしく思いだしたりもしたのですが、それらの名作の“焼き直し”とは違う、上田さんならではの豊かなイマジネーションに満ち溢れた、美しい舞台でした。
まだ開幕したばかりですのでネタバレは避けたいと思いますが、とにかく出演者も全員素晴らしくて、月組芝居の真髄を堪能できる2時間でした。
心情説明というものの全くないシンプルな脚本の行間を、流さずにしっかり表現してくれた役者たちに、ただただ拍手を贈ることしかできません。
88期のなっつ(夏月)、90期のちびあず(琴音)、91期のさち花(白雪)・ちゅーちゃん(咲希)という(比較的)上級生女役が特に素晴らしく、実力派ぞろいの若い座組みをしっかりとまとめていたのがまず高得点(^ ^)。中でも、ちびあずの威厳ある愛情深さと、ちゅーちゃんの凛々しさは、それだけでチケット代のもとがとれたと思うほどの素晴らしさでした!!
主演のたまきち、2番手のちなつちゃん(鳳月)は、、、実力的にもビジュアル面も不足はないうえに、涼やかな立ち姿が実に実にお似合いで!! いやあ、月組新公をずっと観てきて、芝居巧者な二人のことは以前から好きなのですが、二人が組んで芝居しているところはあまり観たことがなく……こうしてがっつり組んで芝居をしているのを観ると、絵としてもよく映えるし、何より芝居の相性がよくて、お互いの良さを引き立てあえる二人だな、と思いました。
穏やかで優しい兄・たまきちと、俯瞰した視野をもつ苛烈な弟・ちなつちゃん。どちらも同じように愛情深くて、それぞれ違う方向に優秀で、、、優秀すぎた二人の互いへの愛が、ひどく哀しくて痛々しいんですよね。二人を繋ぐ妹・衣通媛(咲妃)の澄明な存在感が眩しく感じられるほどの、二人を包む闇の深さが印象的でした。
そして、そうやってすれ違って行く兄二人を、痛みをもって見守るしかない哀れな末弟・大長谷(朝美)が、後に雄略帝として日の本を統べるのだと思い至って、遣る瀬ない想いが溢れだす……そんな観劇後でした。
下級生では、ハッチさん(夏美)と対等に渡り合うまゆぽん(輝月)の渋さと、晴音アキちゃんの身のこなしのキレの良さが印象的。他にも、からんちゃん(千海)の巧さや、有瀬・貴澄の達者さ、1幕のあーさ(朝美)のやんちゃな笑顔など、挙げ始めたらきりがないくらいに皆良かった!
詳しくはまた、帰宅したらゆっくり書きたいと思います(^ ^)。
なにはともあれ、美しい物語が好きな方は、是非ご覧くださいませ♪
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たまきち(珠城)、バウホール公演初主演おめでとうございます!
そして、同時に、
上田久美子さん、初演出でこの出来、素晴らしいです!
いやはや、興味深い作品でした。
古事記に描かれたロマンティックな恋物語をベースにしつつ、斬新な新解釈による「ヤマトの国づくり」がリアリティをもって語られている。その国産みの辛さが痛々しくて、胸にずしんと響きました。
背景に描かれた大きな墨絵の月を生かした、シンプルな舞台装置。人間の肉体を絵筆にした謝珠栄の振付と、鮮やかな殺陣。それらを照らしだす美しい照明。舞台面の美しさも印象的でしたが、それ以上に印象に残ったのは、モノローグのないシンプルで明解な脚本でした。繰り返される「歌を詠む者と言葉を弄するもの」という台詞。故郷を喪った渡来人たちの思惑と、故郷を護ろうとする強い意志の相克。語るべき物語を見失った兄と、語られるべき物語を創ろうとした弟。
衣装やキャラクター設定に「あかねさす紫の花」や「太王四神記」などとの共通点が多く、場面場面で懐かしく思いだしたりもしたのですが、それらの名作の“焼き直し”とは違う、上田さんならではの豊かなイマジネーションに満ち溢れた、美しい舞台でした。
まだ開幕したばかりですのでネタバレは避けたいと思いますが、とにかく出演者も全員素晴らしくて、月組芝居の真髄を堪能できる2時間でした。
心情説明というものの全くないシンプルな脚本の行間を、流さずにしっかり表現してくれた役者たちに、ただただ拍手を贈ることしかできません。
88期のなっつ(夏月)、90期のちびあず(琴音)、91期のさち花(白雪)・ちゅーちゃん(咲希)という(比較的)上級生女役が特に素晴らしく、実力派ぞろいの若い座組みをしっかりとまとめていたのがまず高得点(^ ^)。中でも、ちびあずの威厳ある愛情深さと、ちゅーちゃんの凛々しさは、それだけでチケット代のもとがとれたと思うほどの素晴らしさでした!!
主演のたまきち、2番手のちなつちゃん(鳳月)は、、、実力的にもビジュアル面も不足はないうえに、涼やかな立ち姿が実に実にお似合いで!! いやあ、月組新公をずっと観てきて、芝居巧者な二人のことは以前から好きなのですが、二人が組んで芝居しているところはあまり観たことがなく……こうしてがっつり組んで芝居をしているのを観ると、絵としてもよく映えるし、何より芝居の相性がよくて、お互いの良さを引き立てあえる二人だな、と思いました。
穏やかで優しい兄・たまきちと、俯瞰した視野をもつ苛烈な弟・ちなつちゃん。どちらも同じように愛情深くて、それぞれ違う方向に優秀で、、、優秀すぎた二人の互いへの愛が、ひどく哀しくて痛々しいんですよね。二人を繋ぐ妹・衣通媛(咲妃)の澄明な存在感が眩しく感じられるほどの、二人を包む闇の深さが印象的でした。
そして、そうやってすれ違って行く兄二人を、痛みをもって見守るしかない哀れな末弟・大長谷(朝美)が、後に雄略帝として日の本を統べるのだと思い至って、遣る瀬ない想いが溢れだす……そんな観劇後でした。
下級生では、ハッチさん(夏美)と対等に渡り合うまゆぽん(輝月)の渋さと、晴音アキちゃんの身のこなしのキレの良さが印象的。他にも、からんちゃん(千海)の巧さや、有瀬・貴澄の達者さ、1幕のあーさ(朝美)のやんちゃな笑顔など、挙げ始めたらきりがないくらいに皆良かった!
詳しくはまた、帰宅したらゆっくり書きたいと思います(^ ^)。
なにはともあれ、美しい物語が好きな方は、是非ご覧くださいませ♪
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一日遅れてしまいましたが、月組東京宝塚劇場公演千秋楽、おめでとうございます!
結局、チケットもなくて本公演一回と新人公演しか観られませんでしたが、宝塚を代表する名作に取り組んで学んだことを、これからの公演に生かしてくださいね。
そして。
あまりら(天翔)、ゆめちゃん(愛風)、あちょうさん(華央)、あーちゃん(花瀬)、、、ご卒業おめでとうございます(T T)。
とても寂しいですが、今日からの日々が充実したものになりますように、祈っています。
さて。
東宝千秋楽の翌日の今日は、バウホール公演「月雲の皇子」の配役が発表されました♪
【コメントをいただきましたが、集合日は30日だそうです。カナリヤさま、ありがとうございました!】
■允恭天皇の息子たち
細かいことを言うなら、この時代に(5世紀)には「天皇」とか「日本」とかいう表記はなかったのですが(どちらも大化の改新より後)。。。まあ、通例に従って天皇と書くことにします。
まずは、(役としては登場しないようですが)、允恭天皇。
5世紀前半に在位した倭王・済に比定される王。仁徳天皇の息子で、覆中・反正両王と兄弟で、安康(穴穂)・雄略(大長谷)両皇子の父親……と言われている人です。最近は、允恭は元々の王家の血筋につながる人間ではなく、新しい王朝の創始者であるという説もあるようですが、、、まあ、そういう話ではないんでしょう、きっと。
允恭の息子は、長兄が木梨軽皇子(珠城)で、次男が境之黒日子皇子(星那)、次が穴穂皇子(鳳月)、八瓜之白日子皇子(煌海)ときて、末弟が大長谷皇子(朝美)。この5人は全員同母兄弟(母親は皇后・忍坂大中津姫/琴音)なんですね。
このうち王位につくのは穴穂と大長谷の二人だけで、木梨軽皇子は允恭の死後に亡くなり、境之黒日子・八瓜之白日子両皇子は安康の死後に大長谷皇子によって粛清されたことになっています。
……木梨軽と穴穂以外の3皇子は、今回の物語の時代だとあまりエピソードがないはずなのですが、どういう扱いになるんでしょうか。子供時代があるのも二人だけ(木梨軽=千海、穴穂=楓)だし、名前だけかも?
ところで、允恭天皇が配役にないということは、天皇が亡くなったところから始まるという理解で良いのでしょうか?
人物名から見ても、配流されるのが木梨軽皇子であるところからも、基本は「古事記」を下敷きに組み立てているようなのですが(「日本書紀」だと配流されるのは軽大郎女/咲妃)、それだと、伊予の地で再会した二人が心中するだけで終わっちゃって、2幕には穴穂以下の皇子たちは出てこないことになりかねない……うーむ。
■伊予の蜘蛛族
貴千、千海、星輝、隼海、漣、 白雪、咲希、晴音と7人が配されている「蜘蛛族」。
「土蜘蛛」といえば神武伝説に出てくる葛城山の一族が有名ですが、意外と、全国の風土記に「まつろわぬ民」として登場するので、、、伊予にもいた、という解釈なのでしょうか。
……いや、今回配役に書いてあるのはあくまでも「蜘蛛族」であって、「土蜘蛛」とは書いてないんですけどね(^ ^;ゞ
それにしても、上田さんはどういう種族をイメージしていらっしゃるのかしら? 名前の傾向(キラン、ヤシュ、ガウリ、アミル、ポポ、ルク、パロ、ザンド)をみると、少なくとも韓国系ではないような気が……。アイヌ系でもない気がするし、ポリネシア系の名前なのかな?とか思ったりしたのdすが、どうなんでしょうね。ちなみに、古代韓国語もアイヌ語もポリネシア語もまったく知らないので、何の根拠もありませんすみません(汗)
メンバーの中では、「戦士」のまんちゃんと「女戦士」のちゅーちゃんがおいしそう…というか、目立つ役だったらいいな(*^ ^*)。お二人とも扮装も役柄もめっちゃ似合いそうで、今からワクワクしてしまいますね(^ ^)。
あとは、さち花ちゃんと隼海さんの母子も、なんとなく主筋に絡んできそうで楽しみ!みなしご(晴音)の役割も楽しみです。
ここで、公式サイトに書かれている「あらすじ」の最後のところを転記してみます。
> 運命に翻弄され流刑の身となった木梨軽皇子を衣通姫は追ってゆくが、
> 地の果てで再会した愛しい人の貌に、もはやかつての優しい「兄」の面影はなかった・・・。
> 古代の混沌から国家が形をなしていった日本の黎明期、歴史の大きな流れに
> 呑まれて消えていった人々の悲哀と、そして、「物語」に込められた思いを、
> 現代的な感覚で劇的に描きだす。
「歴史の大きな流れに呑まれて消えていった人々」というのが、「まつろわぬ者」であった土蜘蛛(蜘蛛族)のことを指すのであれば、まんちゃんやちゅーちゃんたちが対立軸の一方の主役になるはずなのですが。。。
うーん、どうなるかなあ。
主役が軽皇子で、ポスターにも出ている二番手が穴穂皇子ということは、普通に考えたら、メインの舞台になるのは大和朝廷内部の王位継承権の話になるはずなんですよね。でも、允恭天皇が出てこないこと、「伊予の蜘蛛族」に配された顔触れをみると、大和朝廷の中では話が終わりそうにないんですよね。。。
まあでも、「国家」としてはまだまだ未熟な「大和朝廷」を追われた軽皇子を助けた土蜘蛛たちが、穴穂皇子率いる大和朝廷に対する叛旗の象徴として軽皇子を掲げる。そんな騒ぎのさなかに、恋しい兄を追ってきた軽大郎女が伊予に到着する。。。
そんな展開ならありかなあ?(←たぶん、全然違うと思いますよ)
■允恭天皇の娘たち
咲妃みゆちゃんが演じる軽大郎女(=衣通姫)が第二皇女。
橘大郎女(都月)が第三、酒見郎女(紗那)が第四皇女。 第一皇女は出てこないんですね。
こまごまエピソードはあった気がしますが、どの程度の出番(役割)があるのかは謎だなあ。
それにしても、なんという美人姉妹!!ちびあず(琴音)、GJ!!(えっそこ?)
■朝廷の武人
物部大前宿禰(有瀬)・物部小前宿禰(貴澄)の二人。
元々は木梨軽皇子の味方だったのに、途中で寝返って穴穂皇子についたひとたち。この二人の事情をきちんと描くのか、軽皇子が世論を的に回したことの象徴になるのか、配役だけではなんともいえませんが……まあでも、「武人」が似合うお二人なので、楽しみです。
■渡来人たち
身挟村主 青(夏美)と 博徳(輝月)。
この二人の名前は、末弟の雄略天皇(大長谷皇子)の時代に中国(?)へ派遣された使者の名前として出てくるんですよね。(←漢織、呉織という職人たちを連れて帰国する人たち)
となると。。。
もしかして、物語全体が彼らの「回想」という枠にはまる可能性もあるかな?とか思ったりもしました。たとえば、大陸へ向かう舟の中で、青が語る昔話、、、みたいな構成だったりしてね、と。
さらに想像をたくましくすると、大長谷皇子の参謀として伊予攻めに従軍した青が、滅びた蜘蛛族の子供を拾って育て、舟漕ぎ童として大陸へ連れていこうとしている、とか?
まあ、安康天皇の時代はわずか3年と短いので、雄略8年にそれなりの地位にあった青と博徳が、安康の初期に現役であっても不思議はないのですけれども。
古代史の中でも、邪馬台国時代や欽明朝以降に比べると、間にはさまれた感のあるマイナーな時代ではありますが、日本の歴史の中でも大陸との関係の深いこの時代に、王家と“蜘蛛族”と渡来人、それぞれの愛と正義がぶつかり合うような作品になれば興味深いだろうな、と思います。
上田さんのデビュー作、期待しています!!
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結局、チケットもなくて本公演一回と新人公演しか観られませんでしたが、宝塚を代表する名作に取り組んで学んだことを、これからの公演に生かしてくださいね。
そして。
あまりら(天翔)、ゆめちゃん(愛風)、あちょうさん(華央)、あーちゃん(花瀬)、、、ご卒業おめでとうございます(T T)。
とても寂しいですが、今日からの日々が充実したものになりますように、祈っています。
さて。
東宝千秋楽の翌日の今日は、バウホール公演「月雲の皇子」の配役が発表されました♪
【コメントをいただきましたが、集合日は30日だそうです。カナリヤさま、ありがとうございました!】
■允恭天皇の息子たち
細かいことを言うなら、この時代に(5世紀)には「天皇」とか「日本」とかいう表記はなかったのですが(どちらも大化の改新より後)。。。まあ、通例に従って天皇と書くことにします。
まずは、(役としては登場しないようですが)、允恭天皇。
5世紀前半に在位した倭王・済に比定される王。仁徳天皇の息子で、覆中・反正両王と兄弟で、安康(穴穂)・雄略(大長谷)両皇子の父親……と言われている人です。最近は、允恭は元々の王家の血筋につながる人間ではなく、新しい王朝の創始者であるという説もあるようですが、、、まあ、そういう話ではないんでしょう、きっと。
允恭の息子は、長兄が木梨軽皇子(珠城)で、次男が境之黒日子皇子(星那)、次が穴穂皇子(鳳月)、八瓜之白日子皇子(煌海)ときて、末弟が大長谷皇子(朝美)。この5人は全員同母兄弟(母親は皇后・忍坂大中津姫/琴音)なんですね。
このうち王位につくのは穴穂と大長谷の二人だけで、木梨軽皇子は允恭の死後に亡くなり、境之黒日子・八瓜之白日子両皇子は安康の死後に大長谷皇子によって粛清されたことになっています。
……木梨軽と穴穂以外の3皇子は、今回の物語の時代だとあまりエピソードがないはずなのですが、どういう扱いになるんでしょうか。子供時代があるのも二人だけ(木梨軽=千海、穴穂=楓)だし、名前だけかも?
ところで、允恭天皇が配役にないということは、天皇が亡くなったところから始まるという理解で良いのでしょうか?
人物名から見ても、配流されるのが木梨軽皇子であるところからも、基本は「古事記」を下敷きに組み立てているようなのですが(「日本書紀」だと配流されるのは軽大郎女/咲妃)、それだと、伊予の地で再会した二人が心中するだけで終わっちゃって、2幕には穴穂以下の皇子たちは出てこないことになりかねない……うーむ。
■伊予の蜘蛛族
貴千、千海、星輝、隼海、漣、 白雪、咲希、晴音と7人が配されている「蜘蛛族」。
「土蜘蛛」といえば神武伝説に出てくる葛城山の一族が有名ですが、意外と、全国の風土記に「まつろわぬ民」として登場するので、、、伊予にもいた、という解釈なのでしょうか。
……いや、今回配役に書いてあるのはあくまでも「蜘蛛族」であって、「土蜘蛛」とは書いてないんですけどね(^ ^;ゞ
それにしても、上田さんはどういう種族をイメージしていらっしゃるのかしら? 名前の傾向(キラン、ヤシュ、ガウリ、アミル、ポポ、ルク、パロ、ザンド)をみると、少なくとも韓国系ではないような気が……。アイヌ系でもない気がするし、ポリネシア系の名前なのかな?とか思ったりしたのdすが、どうなんでしょうね。ちなみに、古代韓国語もアイヌ語もポリネシア語もまったく知らないので、何の根拠もありませんすみません(汗)
メンバーの中では、「戦士」のまんちゃんと「女戦士」のちゅーちゃんがおいしそう…というか、目立つ役だったらいいな(*^ ^*)。お二人とも扮装も役柄もめっちゃ似合いそうで、今からワクワクしてしまいますね(^ ^)。
あとは、さち花ちゃんと隼海さんの母子も、なんとなく主筋に絡んできそうで楽しみ!みなしご(晴音)の役割も楽しみです。
ここで、公式サイトに書かれている「あらすじ」の最後のところを転記してみます。
> 運命に翻弄され流刑の身となった木梨軽皇子を衣通姫は追ってゆくが、
> 地の果てで再会した愛しい人の貌に、もはやかつての優しい「兄」の面影はなかった・・・。
> 古代の混沌から国家が形をなしていった日本の黎明期、歴史の大きな流れに
> 呑まれて消えていった人々の悲哀と、そして、「物語」に込められた思いを、
> 現代的な感覚で劇的に描きだす。
「歴史の大きな流れに呑まれて消えていった人々」というのが、「まつろわぬ者」であった土蜘蛛(蜘蛛族)のことを指すのであれば、まんちゃんやちゅーちゃんたちが対立軸の一方の主役になるはずなのですが。。。
うーん、どうなるかなあ。
主役が軽皇子で、ポスターにも出ている二番手が穴穂皇子ということは、普通に考えたら、メインの舞台になるのは大和朝廷内部の王位継承権の話になるはずなんですよね。でも、允恭天皇が出てこないこと、「伊予の蜘蛛族」に配された顔触れをみると、大和朝廷の中では話が終わりそうにないんですよね。。。
まあでも、「国家」としてはまだまだ未熟な「大和朝廷」を追われた軽皇子を助けた土蜘蛛たちが、穴穂皇子率いる大和朝廷に対する叛旗の象徴として軽皇子を掲げる。そんな騒ぎのさなかに、恋しい兄を追ってきた軽大郎女が伊予に到着する。。。
そんな展開ならありかなあ?(←たぶん、全然違うと思いますよ)
■允恭天皇の娘たち
咲妃みゆちゃんが演じる軽大郎女(=衣通姫)が第二皇女。
橘大郎女(都月)が第三、酒見郎女(紗那)が第四皇女。 第一皇女は出てこないんですね。
こまごまエピソードはあった気がしますが、どの程度の出番(役割)があるのかは謎だなあ。
それにしても、なんという美人姉妹!!ちびあず(琴音)、GJ!!(えっそこ?)
■朝廷の武人
物部大前宿禰(有瀬)・物部小前宿禰(貴澄)の二人。
元々は木梨軽皇子の味方だったのに、途中で寝返って穴穂皇子についたひとたち。この二人の事情をきちんと描くのか、軽皇子が世論を的に回したことの象徴になるのか、配役だけではなんともいえませんが……まあでも、「武人」が似合うお二人なので、楽しみです。
■渡来人たち
身挟村主 青(夏美)と 博徳(輝月)。
この二人の名前は、末弟の雄略天皇(大長谷皇子)の時代に中国(?)へ派遣された使者の名前として出てくるんですよね。(←漢織、呉織という職人たちを連れて帰国する人たち)
となると。。。
もしかして、物語全体が彼らの「回想」という枠にはまる可能性もあるかな?とか思ったりもしました。たとえば、大陸へ向かう舟の中で、青が語る昔話、、、みたいな構成だったりしてね、と。
さらに想像をたくましくすると、大長谷皇子の参謀として伊予攻めに従軍した青が、滅びた蜘蛛族の子供を拾って育て、舟漕ぎ童として大陸へ連れていこうとしている、とか?
まあ、安康天皇の時代はわずか3年と短いので、雄略8年にそれなりの地位にあった青と博徳が、安康の初期に現役であっても不思議はないのですけれども。
古代史の中でも、邪馬台国時代や欽明朝以降に比べると、間にはさまれた感のあるマイナーな時代ではありますが、日本の歴史の中でも大陸との関係の深いこの時代に、王家と“蜘蛛族”と渡来人、それぞれの愛と正義がぶつかり合うような作品になれば興味深いだろうな、と思います。
上田さんのデビュー作、期待しています!!
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ベルサイユの若きばらたち
2013年2月28日 宝塚(月) コメント (15)東京宝塚劇場にて、月組「ベルサイユのばら」新人公演を観劇いたしました!
ゆうき(煌月)もオスカルがんばってたけど、ここはやっぱり、叫びたい!
ちなつちゃん、新人公演(事実上の)初主演、おめでとうございます!
いやあの、アンドレが大役なことは知っていましたが!それだけじゃなくて!
ちなつちゃんも挨拶があったの!!
驚きすぎて内容が記憶にまったく残らなかったので、ニュースに流れるのを楽しみに待っています!!……週明けか―、先だなあ(T T)。
いやでも、久しぶりに本気で驚きました。からんちゃん(千海)が「では、オスカルとアンドレの二人に」って言った瞬間に、客席で声出たよ……近くの席にいらした方、すみませぬm(_ _)m(私だけじゃなかったみたいですが)
からんちゃんの「では、まずは杏ドレ!」という呼びかけに、涙も止まりましたが(^ ^;ゞ
馬車に乗って登場するアンドレの、堂々たる立ち姿。衣装負けしない抜群のスタイルは本当に武器だなと思いました。ゆうきのオスカルを見凝める瞳に熱さにときめいてしまった(^ ^;ゞ
本公演とは違って客席の上までせり出すことはなく、舞台の上だけでちょこっと持ち上がっただけでしたが、大劇場ではそもそも出てこなかったと聞いていたので、それも嬉しかったです。うん♪
本公演はまだみりおくんのアンドレしか観ていませんが、ちなつちゃんのアンドレ、すごく良かった!優しくて一途で、しかも、ちゃんと影に徹したアンドレでした。オスカルも似合うだろうし観てみたいと思っていたけど、でも、このアンドレを観ることができて良かったです。
92期も、これで新人公演を卒業。
次のバウも、その後のご活躍も、とても楽しみです。これからも期待しています♪
……他の方についてはまた後日。
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ゆうき(煌月)もオスカルがんばってたけど、ここはやっぱり、叫びたい!
ちなつちゃん、新人公演(事実上の)初主演、おめでとうございます!
いやあの、アンドレが大役なことは知っていましたが!それだけじゃなくて!
ちなつちゃんも挨拶があったの!!
驚きすぎて内容が記憶にまったく残らなかったので、ニュースに流れるのを楽しみに待っています!!……週明けか―、先だなあ(T T)。
いやでも、久しぶりに本気で驚きました。からんちゃん(千海)が「では、オスカルとアンドレの二人に」って言った瞬間に、客席で声出たよ……近くの席にいらした方、すみませぬm(_ _)m(私だけじゃなかったみたいですが)
からんちゃんの「では、まずは杏ドレ!」という呼びかけに、涙も止まりましたが(^ ^;ゞ
馬車に乗って登場するアンドレの、堂々たる立ち姿。衣装負けしない抜群のスタイルは本当に武器だなと思いました。ゆうきのオスカルを見凝める瞳に熱さにときめいてしまった(^ ^;ゞ
本公演とは違って客席の上までせり出すことはなく、舞台の上だけでちょこっと持ち上がっただけでしたが、大劇場ではそもそも出てこなかったと聞いていたので、それも嬉しかったです。うん♪
本公演はまだみりおくんのアンドレしか観ていませんが、ちなつちゃんのアンドレ、すごく良かった!優しくて一途で、しかも、ちゃんと影に徹したアンドレでした。オスカルも似合うだろうし観てみたいと思っていたけど、でも、このアンドレを観ることができて良かったです。
92期も、これで新人公演を卒業。
次のバウも、その後のご活躍も、とても楽しみです。これからも期待しています♪
……他の方についてはまた後日。
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