How to Succeed !
2011年2月10日 宝塚(雪)待ちわびていた(←大袈裟な)雪組梅田芸術劇場公演が発表されましたー!
まさかの「ハウトゥサクシード」!!
おおー、これは楽しみです(はぁと)。
花組さんで上演されたときは、まだ全然宝塚ファンじゃなかった私。
私が唯一観たのは、だいぶ前に、当時の梅コマ(現・梅芸)だけで上演された東宝版(フィンチ=高島政伸)だけなんですよね。
その時の印象では、結構男尊女卑な話だし、今でいう「パワハラ」「セクハラ」が正々堂々とまかり通ったような話なので、なかなかリアルに男女キャストで上演するとあまり良い印象はもてないな……という感じでした。時代に合ってない、というか、逆に「ME AND MY GIRL」みたいに、「こんな時代もあったのね」的なお伽噺で割り切るには、まだちょっと身近すぎる、というか、、、、そんな感じで。
まあ、率直に言えば、「音楽はいいけど、なんか楽しくない……」という感じでした。
その印象のせいもあって、その後に何度か上演されているTMレボリューションの西川貴教さん版のは観に行く気になれず(T T)今に至っています。
まあ、西川さんは去年の「The Music Man」がとても良かったので、今度上演されたら行こう!とは思っていたんですが、その前に宝塚で再演されることになりました。
これは結構、個人的には楽しみです。宝塚だったら、フィンチという存在にもっと説得力が出せるかな?と(フィンチが問答無用ですべての人に愛されることに説得力があれば、どうにかなるのかな、と)。
フランク・レッサーの名曲の数々を歌うキムちゃん(音月桂)、というのは、とってもとっても楽しみな存在です。制作発表もありますよねー。楽しみだなあ。
バドは誰でしょうねえ。まっつも観たいけど、全ツでも組むので、梅芸はチギちゃんかな。
となるとまっつは何をやる(どこに出る)んだ?という話になるんですが。
……裏のバウは発表されなかったし、巴里祭はもうやらないっていうしなー。。。しょぼん。
とりあえず。
今の私の認識のままだと、この日記を読んでくださっている方の殆どと話が合わないと思うので(汗)、まずは私が観た公演のキャストと、花組さんのキャストの比較表を出しておきます。
フィンチ 高島政伸 真矢みき
ローズマリー 高嶺ふぶき 純名里沙
バド・フランプ 黒田アーサー愛華みれ
ビグリー社長 綿引勝彦 星原美沙緒
ウォンパー会長 植木等 海峡ひろき
トィンブル 小宮健吾 未沙のえる
ブラッド(人事部長)ルー大柴 香寿たつき
ミス・ジョーンズ 松金よね子 美月亜優
へディ 杉本彩 詩乃優花
スミティ 真織由季渚あき
ミス・クラムホルツ 寿ひずる 千紘れいか
あと、花組さんでは匠ひびき、初風緑、伊織直加……さんたちがやっていた「重役」は、戸井勝海、園岡新太郎……あたりが手分けしてやっていました。
高島さんは、なんかとことんフィンチって役に合ってない……と思った印象しかないんですよね。
ユキさんは、美人で歌も巧いんだけど、なんていうか、もっとキャリアウーマン志向に見えるのがキャラ違いだなーと思ったなあ。でも、なんか夢見がちなところもそれはそれで可愛かった♪
黒田アーサーのバドと、最後の最後に出てきてすべてをさらっていった植木等の会長さんがめっちゃ印象的でした。このお二人、今回は誰がやるんでしょうね。
あと、女性陣は割とみなさん当たり役でした。スミティもヘディもすごく嵌ってたし、寿さんも松金さんも良かったです。
とりあえず、雪組は上級生娘役が豊富なので、どう振り分けられるのかとても楽しみです!
………いや、そのまえにローズマリーを発表してくれ、頼むから……。
.
まさかの「ハウトゥサクシード」!!
おおー、これは楽しみです(はぁと)。
花組さんで上演されたときは、まだ全然宝塚ファンじゃなかった私。
私が唯一観たのは、だいぶ前に、当時の梅コマ(現・梅芸)だけで上演された東宝版(フィンチ=高島政伸)だけなんですよね。
その時の印象では、結構男尊女卑な話だし、今でいう「パワハラ」「セクハラ」が正々堂々とまかり通ったような話なので、なかなかリアルに男女キャストで上演するとあまり良い印象はもてないな……という感じでした。時代に合ってない、というか、逆に「ME AND MY GIRL」みたいに、「こんな時代もあったのね」的なお伽噺で割り切るには、まだちょっと身近すぎる、というか、、、、そんな感じで。
まあ、率直に言えば、「音楽はいいけど、なんか楽しくない……」という感じでした。
その印象のせいもあって、その後に何度か上演されているTMレボリューションの西川貴教さん版のは観に行く気になれず(T T)今に至っています。
まあ、西川さんは去年の「The Music Man」がとても良かったので、今度上演されたら行こう!とは思っていたんですが、その前に宝塚で再演されることになりました。
これは結構、個人的には楽しみです。宝塚だったら、フィンチという存在にもっと説得力が出せるかな?と(フィンチが問答無用ですべての人に愛されることに説得力があれば、どうにかなるのかな、と)。
フランク・レッサーの名曲の数々を歌うキムちゃん(音月桂)、というのは、とってもとっても楽しみな存在です。制作発表もありますよねー。楽しみだなあ。
バドは誰でしょうねえ。まっつも観たいけど、全ツでも組むので、梅芸はチギちゃんかな。
となるとまっつは何をやる(どこに出る)んだ?という話になるんですが。
……裏のバウは発表されなかったし、巴里祭はもうやらないっていうしなー。。。しょぼん。
とりあえず。
今の私の認識のままだと、この日記を読んでくださっている方の殆どと話が合わないと思うので(汗)、まずは私が観た公演のキャストと、花組さんのキャストの比較表を出しておきます。
フィンチ 高島政伸 真矢みき
ローズマリー 高嶺ふぶき 純名里沙
バド・フランプ 黒田アーサー愛華みれ
ビグリー社長 綿引勝彦 星原美沙緒
ウォンパー会長 植木等 海峡ひろき
トィンブル 小宮健吾 未沙のえる
ブラッド(人事部長)ルー大柴 香寿たつき
ミス・ジョーンズ 松金よね子 美月亜優
へディ 杉本彩 詩乃優花
スミティ 真織由季渚あき
ミス・クラムホルツ 寿ひずる 千紘れいか
あと、花組さんでは匠ひびき、初風緑、伊織直加……さんたちがやっていた「重役」は、戸井勝海、園岡新太郎……あたりが手分けしてやっていました。
高島さんは、なんかとことんフィンチって役に合ってない……と思った印象しかないんですよね。
ユキさんは、美人で歌も巧いんだけど、なんていうか、もっとキャリアウーマン志向に見えるのがキャラ違いだなーと思ったなあ。でも、なんか夢見がちなところもそれはそれで可愛かった♪
黒田アーサーのバドと、最後の最後に出てきてすべてをさらっていった植木等の会長さんがめっちゃ印象的でした。このお二人、今回は誰がやるんでしょうね。
あと、女性陣は割とみなさん当たり役でした。スミティもヘディもすごく嵌ってたし、寿さんも松金さんも良かったです。
とりあえず、雪組は上級生娘役が豊富なので、どう振り分けられるのかとても楽しみです!
………いや、そのまえにローズマリーを発表してくれ、頼むから……。
.
「黒い瞳」配役予想というか希望
2011年1月24日 宝塚(雪)だいぶ出遅れました(週末忙しかったの……)が、雪組全国ツアー公演「黒い瞳」の主な配役に反応させていただきます。
とりあえず、演目発表当時の私の予想(というか、希望)配役は……
ニコライ(真琴つばさ)音月桂
マーシャ(風花舞) 舞羽美海
プガチョフ(紫吹淳) 未涼亜希
発表済みの三人は全員正解!
まあ、結構自信があった(^ ^)ので、全く驚きませんでしたし、チケット取るぞ!という気合にも変化はないのですが。
その他の配役は、今回出なかったってことは、もう集合日まで発表されないんでしょうけれども、いちおうこんな感じで予想してました。
エカテリーナ(千紘れいか)晴華みどり
シヴァーブリン(初風緑) 彩那音 or 沙央くらま
マクシームィチ(樹里咲穂)彩那音 or 沙央くらま or 彩風咲奈
パラーシカ(西條三恵) 早花まこ
三人の精霊(嘉月絵理、霧矢大夢、大和悠河)
大湖せしる・大凪真央・香稜しずる・彩凪翔・真那春人・凛城きら・彩風咲奈・帆風成海・煌羽レオ・久城あす あたりの誰か。
というわけで。
とりあえず、発表済みの出演者からあらためて配役予想(希望)を。
エカテリーナ 晴華みどり
シヴァーブリン 彩那音
サヴェーリィチ 沙央くらま
マクシームィチ 彩風咲奈
パラーシカ 華吹乃愛 or 杏野このみ
三人の精霊 香稜しずる・帆風成海・月城かなと
ミロノフ大尉(立ともみ) 一樹千尋
ヴァシリーサ(藤京子) 花帆杏奈
イヴァン(光樹すばる) 飛鳥裕
ベロボロードフ(真山葉瑠)奏乃はると
フロプーシャ(卯城薫) 朝風れい
ザルービン(成瀬こうき) 凛城きら
トマーノフ(大空祐飛) 煌羽レオ
踊り子(美原志帆) 舞咲りん
そんな感じかなあ。
あと気になるのは、越乃さんがやっていた将軍の役ですが。
押し出しと声が良い……って、雪組さんだと誰になるのかなあ……にわにわ?
ああ、でもそうなるとベロボロードフがいないーーー↓(←るんぱさん格好良くて大好きだったので、下級生には無理だと思ってしまふ)
「黒い瞳」を上演する以上、当然のように未沙のえるさんは出演されるもんだと思いこんでました(汗)。
まさか出ないとは!そうなったら、サヴェーリィチは誰がやるんだっ!?
あの役は事実上の三番手をシヴァーブリンと分け合うような大役なので、専科の一樹さんがされるか、そうでなければ、ひろみちゃんかコマちゃんがやるしかない。
……だったらコマちゃんかな、という予想です。
もしかしたらヒロさんがなさるのかもしれませんけどね(^ ^)。
でも、そうなると大尉は誰がやるの?って感じだし、、、そもそもヒロさんのサヴェーリィチ?うーん……(汗)。
やっぱりヒロさんは大尉じゃないのかなあ……。
とにかく「黒い瞳」は嵌りまくった作品ですが、雪組さんのもなかなか面白くなりそうで嬉しいです♪
荷物になるけど、お願いだから盆は持って行ってくださいね!!
ついでに、「ニジンスキー」のディアギレフ=緒月遠麻、も正解でした(はぁと)
すごく嬉しい!!とっても楽しみです(^ ^)。
しっかし、雪組の誇るダンサーの大半が全国ツアーに回っているような気がするんですが、大丈夫なんでしょうかねぇ。特に娘役。
……まあ、今回は全ツも芝居は謝さんだし、ショーもあるしでダンサーは必要なんですが、、、仮にも「ニジンスキー」なのに、バレエシーンは創らないつもりなんでしょうか。
個人的に、ニジンスキーの子供時代があるなら笙乃茅桜ちゃんがやるんじゃないかと予想していたんですが、まさか沙月愛奈ちゃんと一緒に、二人とも全ツだとは……(^ ^;。
うーん、あのお芝居で役がつくとも思えないし、ショーで何か目立つところに置いてもらえると良いんですけどねぇ。どうなるんでしょう……。
.
とりあえず、演目発表当時の私の予想(というか、希望)配役は……
ニコライ(真琴つばさ)音月桂
マーシャ(風花舞) 舞羽美海
プガチョフ(紫吹淳) 未涼亜希
発表済みの三人は全員正解!
まあ、結構自信があった(^ ^)ので、全く驚きませんでしたし、チケット取るぞ!という気合にも変化はないのですが。
その他の配役は、今回出なかったってことは、もう集合日まで発表されないんでしょうけれども、いちおうこんな感じで予想してました。
エカテリーナ(千紘れいか)晴華みどり
シヴァーブリン(初風緑) 彩那音 or 沙央くらま
マクシームィチ(樹里咲穂)彩那音 or 沙央くらま or 彩風咲奈
パラーシカ(西條三恵) 早花まこ
三人の精霊(嘉月絵理、霧矢大夢、大和悠河)
大湖せしる・大凪真央・香稜しずる・彩凪翔・真那春人・凛城きら・彩風咲奈・帆風成海・煌羽レオ・久城あす あたりの誰か。
というわけで。
とりあえず、発表済みの出演者からあらためて配役予想(希望)を。
エカテリーナ 晴華みどり
シヴァーブリン 彩那音
サヴェーリィチ 沙央くらま
マクシームィチ 彩風咲奈
パラーシカ 華吹乃愛 or 杏野このみ
三人の精霊 香稜しずる・帆風成海・月城かなと
ミロノフ大尉(立ともみ) 一樹千尋
ヴァシリーサ(藤京子) 花帆杏奈
イヴァン(光樹すばる) 飛鳥裕
ベロボロードフ(真山葉瑠)奏乃はると
フロプーシャ(卯城薫) 朝風れい
ザルービン(成瀬こうき) 凛城きら
トマーノフ(大空祐飛) 煌羽レオ
踊り子(美原志帆) 舞咲りん
そんな感じかなあ。
あと気になるのは、越乃さんがやっていた将軍の役ですが。
押し出しと声が良い……って、雪組さんだと誰になるのかなあ……にわにわ?
ああ、でもそうなるとベロボロードフがいないーーー↓(←るんぱさん格好良くて大好きだったので、下級生には無理だと思ってしまふ)
「黒い瞳」を上演する以上、当然のように未沙のえるさんは出演されるもんだと思いこんでました(汗)。
まさか出ないとは!そうなったら、サヴェーリィチは誰がやるんだっ!?
あの役は事実上の三番手をシヴァーブリンと分け合うような大役なので、専科の一樹さんがされるか、そうでなければ、ひろみちゃんかコマちゃんがやるしかない。
……だったらコマちゃんかな、という予想です。
もしかしたらヒロさんがなさるのかもしれませんけどね(^ ^)。
でも、そうなると大尉は誰がやるの?って感じだし、、、そもそもヒロさんのサヴェーリィチ?うーん……(汗)。
やっぱりヒロさんは大尉じゃないのかなあ……。
とにかく「黒い瞳」は嵌りまくった作品ですが、雪組さんのもなかなか面白くなりそうで嬉しいです♪
荷物になるけど、お願いだから盆は持って行ってくださいね!!
ついでに、「ニジンスキー」のディアギレフ=緒月遠麻、も正解でした(はぁと)
すごく嬉しい!!とっても楽しみです(^ ^)。
しっかし、雪組の誇るダンサーの大半が全国ツアーに回っているような気がするんですが、大丈夫なんでしょうかねぇ。特に娘役。
……まあ、今回は全ツも芝居は謝さんだし、ショーもあるしでダンサーは必要なんですが、、、仮にも「ニジンスキー」なのに、バレエシーンは創らないつもりなんでしょうか。
個人的に、ニジンスキーの子供時代があるなら笙乃茅桜ちゃんがやるんじゃないかと予想していたんですが、まさか沙月愛奈ちゃんと一緒に、二人とも全ツだとは……(^ ^;。
うーん、あのお芝居で役がつくとも思えないし、ショーで何か目立つところに置いてもらえると良いんですけどねぇ。どうなるんでしょう……。
.
雪組さんの、全国ツアーとバウ公演の演目が発表されました!
3月の宙組(ドラマシティ&バウ)が11月5日、3~4月(東宝は5~7月)の月&星大劇場公演が11月10日、そして、5月の雪組(全ツ&バウ)が11月22日。
……うーん、発表タイミングの法則が読めない(; ;)。
■全国ツアー
ミュージカル・プレイ『黒い瞳』
脚本/柴田侑宏 演出・振付/謝 珠栄
ショー『ロック・オン!』
作・演出/三木章雄
初演当時の月組ファンとして、叫んでもいいですか。
「黒い瞳」が上演できるなら、なぜ1年半前の花組全ツ(「哀しみのコルドバ」のとき)で上演しなかったのっっっっっ!!
……彩音ちゃんのマーシャがあり得なかったのかなあ。
しょぼん。今の祐飛さんで、プガチョフを観てみたかったよー。
えーっと。とりあえず、妄想配役でも(←またかよ)
キムちゃん(音月桂)のニコライは、似合うんじゃないかと思います。
一番心配なのは軍服の着こなしかなあ(^ ^;ゞ
マーシャはみみちゃん(舞羽美海)でしょうか?マーシャが、というより、併演のショーが「ロックオン!」なので、美海ちゃんじゃないと厳しいんじゃないかと予想しているのですが。
「オネーギン」でロシアの空気を醸したばかりなので、観てみたい気がしますしね。
それとも、全ツで芝居のヒロイン役とショーのトップ娘役格が違うなんてことがありうるのかしら?その昔、千ほさちちゃんの卒業後、愛華みれさんがトップ娘役不在で全ツを回られたことがありますが、あのときは、芝居のヒロインは専科の城さんだと言われていたっけな(^ ^)。
「黒い瞳」のマーシャだけを考えるなら、真飛さんが卒業された後の蘭ちゃん(蘭乃はな)で観てみたい、かなあ。……歌はだいぶ微妙だけど、まあ、風花舞ちゃんもそんなに巧くはなかったし、キムちゃんが歌えるからフォローできるだろうし。
いや、でも、蘭ちゃんは蘭トムさんと蘭々コンビを組むはずなんだ!いかんいかん!
プガチョフ(紫吹淳)はまっつ(未涼亜希)でお願いします。
お願いですから、どうぞかみさま。うっわー、キムまっつの馬車とか、死ぬほど観たい。っていうか、聴きたい。
エカテリーナ女帝(千紘れいか)は、芝居で考えると涼花リサちゃんで観たいんですが、歌もあるので、現実としてはかおりちゃん(晴華みどり)かなあ。……ま、どちらかでしょう。雪組さん、女役は人材豊富ですもんね。
シヴァーブリン(初風緑)は……ひろみちゃんかコマちゃん、って感じかなあ。きたろう(緒月遠麻)という手もあるんですが、きたろうはチギちゃんのバウに回ると予想している(というか、回ってほしい)ので(^ ^)。
三人の精霊(嘉月絵理、霧矢大夢、大和悠河)
大湖、大凪、香稜、、あたりから複数から選ばれる感じでしょうか。若干歌もありますが、タニちゃんが入ってたくらいだから、せしるも全然大丈夫!(^ ^)
ただ、初演のときの学年で考えると、この中から一人+新公学年から二人、くらいな感じになるんですよね~。今、雪組さんの下級生ダンサーって誰になるんだろう。新公の死&愛コンビ?あるいは、「リオ」あたりから小人数口に入り始めた92期の彩凪翔・真那春人あたり?
あ、でも、この役は絵理ちゃんやきりやんが入っていたくらいだから、多少ぽっちゃりでも問題ないんだな。凛城さんとか、彩風さんとか、帆風くんとか、その辺が入ってくるかも…?
マクシームィチ(樹里咲穂)は……誰がきても驚きません。ひろみちゃん・コマちゃんから彩風さんまで、誰でも面白いと思う。
個人的にはひろみちゃんで観たいですが、そうなると西條三恵ちゃんがやっていた役はきゃびぃ(早花まこ)とかになるのかなあ(^ ^)。
大尉(立ともみ)は……うわぁ、今ってもう、ああいう役が似合いそうな専科さんがいらっしゃらないのね……(衝撃)。
組長さんだとちょっとイメージが違うので、にわにわ(奏乃はると)で観てみたい、かな。
今の雪組は、前回公演で癖のある大人の役を演じられる男役が一気に抜けたので、初演でるんぱさんやユカさんがやっていたプガチョフの部下たちを誰がやるのか、全く見当もつきません。とにかく芝居巧者が揃っていた時代だったので、、、うーん、どうなるんでしょうね。とにかく楽しみです。
「ロックオン!」は、キム&みみのピアノの場面はそのままやりそうですよね。
それ以外の場面は全然想像できないけど、キムちゃんががんばってくれることを信じています♪
あ。三木さんに一つだけお願いが。
ラテンとブルースは、どっちかだけにしてください。 全ツはそんな何回も観られないので、お願いします(涙)
■バウホール&日本青年館
バウ・ミュージカル『ニジンスキー』-奇跡の舞神-
作・演出/原田諒 主演/早霧せいな
えーっと。
ニジンスキーを、チギちゃん?
そ、そ、想像ができない………。
私の中で、チギちゃんは「攻めの人」。
攻め、っていうか。チギちゃんって、私の中には「破滅型ではない」っていうイメージがあるんですよね。
あの「殉情」の佐助を、破滅させなかった(=春琴を破滅させた)人、なので。
チギちゃんのお芝居は結構好きなんですが。
しかーし、破滅しないニジンスキー、って………。
想像の範囲外ですわ……。
カチャ(凪七瑠海)の相手役に花影アリスちゃんを持ってきて、ああいう作品を構成した原田さんのイマジネーションに、期待することにします。
で。
ディアギレフをきたろうでお願いします!
それだけが言いたかった(^ ^)。
にしても。
まさか、ディアギレフとニジンスキーの話が宝塚で実現するとは思いもしませんでした。
それがアリなら、ぜひともランボォとヴェルレーヌの愛憎劇をっ!!まさおのランボォにもりえちゃんのヴェルレーヌとか、そーゆー(黙)
だいもんのランボォにふみかのヴェルレーヌ、とかだと、完全に「宝塚」を逸脱してますよね……
ところで。
全国ツアーで、柴田&謝コンビの「激情」と「黒い瞳」を再演した、ってことは、「凱旋門」も近々再演されるということでしょうか?
とりあえず、来夏の博多座公演は轟さん主演で「凱旋門」に違いない!(短絡的な!)
……なーんて妄想を書いておきます。
ジョアン 白華れみ
ボリス 北翔海莉
すみません。妄想なので、お許しを~~~!!
とりあえず、れみちゃんのジョアンなら、私はたぶん観にいきます(^ ^)。
.
3月の宙組(ドラマシティ&バウ)が11月5日、3~4月(東宝は5~7月)の月&星大劇場公演が11月10日、そして、5月の雪組(全ツ&バウ)が11月22日。
……うーん、発表タイミングの法則が読めない(; ;)。
■全国ツアー
ミュージカル・プレイ『黒い瞳』
脚本/柴田侑宏 演出・振付/謝 珠栄
ショー『ロック・オン!』
作・演出/三木章雄
初演当時の月組ファンとして、叫んでもいいですか。
「黒い瞳」が上演できるなら、なぜ1年半前の花組全ツ(「哀しみのコルドバ」のとき)で上演しなかったのっっっっっ!!
……彩音ちゃんのマーシャがあり得なかったのかなあ。
しょぼん。今の祐飛さんで、プガチョフを観てみたかったよー。
えーっと。とりあえず、妄想配役でも(←またかよ)
キムちゃん(音月桂)のニコライは、似合うんじゃないかと思います。
一番心配なのは軍服の着こなしかなあ(^ ^;ゞ
マーシャはみみちゃん(舞羽美海)でしょうか?マーシャが、というより、併演のショーが「ロックオン!」なので、美海ちゃんじゃないと厳しいんじゃないかと予想しているのですが。
「オネーギン」でロシアの空気を醸したばかりなので、観てみたい気がしますしね。
それとも、全ツで芝居のヒロイン役とショーのトップ娘役格が違うなんてことがありうるのかしら?その昔、千ほさちちゃんの卒業後、愛華みれさんがトップ娘役不在で全ツを回られたことがありますが、あのときは、芝居のヒロインは専科の城さんだと言われていたっけな(^ ^)。
「黒い瞳」のマーシャだけを考えるなら、真飛さんが卒業された後の蘭ちゃん(蘭乃はな)で観てみたい、かなあ。……歌はだいぶ微妙だけど、まあ、風花舞ちゃんもそんなに巧くはなかったし、キムちゃんが歌えるからフォローできるだろうし。
いや、でも、蘭ちゃんは蘭トムさんと蘭々コンビを組むはずなんだ!いかんいかん!
プガチョフ(紫吹淳)はまっつ(未涼亜希)でお願いします。
お願いですから、どうぞかみさま。うっわー、キムまっつの馬車とか、死ぬほど観たい。っていうか、聴きたい。
エカテリーナ女帝(千紘れいか)は、芝居で考えると涼花リサちゃんで観たいんですが、歌もあるので、現実としてはかおりちゃん(晴華みどり)かなあ。……ま、どちらかでしょう。雪組さん、女役は人材豊富ですもんね。
シヴァーブリン(初風緑)は……ひろみちゃんかコマちゃん、って感じかなあ。きたろう(緒月遠麻)という手もあるんですが、きたろうはチギちゃんのバウに回ると予想している(というか、回ってほしい)ので(^ ^)。
三人の精霊(嘉月絵理、霧矢大夢、大和悠河)
大湖、大凪、香稜、、あたりから複数から選ばれる感じでしょうか。若干歌もありますが、タニちゃんが入ってたくらいだから、せしるも全然大丈夫!(^ ^)
ただ、初演のときの学年で考えると、この中から一人+新公学年から二人、くらいな感じになるんですよね~。今、雪組さんの下級生ダンサーって誰になるんだろう。新公の死&愛コンビ?あるいは、「リオ」あたりから小人数口に入り始めた92期の彩凪翔・真那春人あたり?
あ、でも、この役は絵理ちゃんやきりやんが入っていたくらいだから、多少ぽっちゃりでも問題ないんだな。凛城さんとか、彩風さんとか、帆風くんとか、その辺が入ってくるかも…?
マクシームィチ(樹里咲穂)は……誰がきても驚きません。ひろみちゃん・コマちゃんから彩風さんまで、誰でも面白いと思う。
個人的にはひろみちゃんで観たいですが、そうなると西條三恵ちゃんがやっていた役はきゃびぃ(早花まこ)とかになるのかなあ(^ ^)。
大尉(立ともみ)は……うわぁ、今ってもう、ああいう役が似合いそうな専科さんがいらっしゃらないのね……(衝撃)。
組長さんだとちょっとイメージが違うので、にわにわ(奏乃はると)で観てみたい、かな。
今の雪組は、前回公演で癖のある大人の役を演じられる男役が一気に抜けたので、初演でるんぱさんやユカさんがやっていたプガチョフの部下たちを誰がやるのか、全く見当もつきません。とにかく芝居巧者が揃っていた時代だったので、、、うーん、どうなるんでしょうね。とにかく楽しみです。
「ロックオン!」は、キム&みみのピアノの場面はそのままやりそうですよね。
それ以外の場面は全然想像できないけど、キムちゃんががんばってくれることを信じています♪
あ。三木さんに一つだけお願いが。
ラテンとブルースは、どっちかだけにしてください。 全ツはそんな何回も観られないので、お願いします(涙)
■バウホール&日本青年館
バウ・ミュージカル『ニジンスキー』-奇跡の舞神-
作・演出/原田諒 主演/早霧せいな
えーっと。
ニジンスキーを、チギちゃん?
そ、そ、想像ができない………。
私の中で、チギちゃんは「攻めの人」。
攻め、っていうか。チギちゃんって、私の中には「破滅型ではない」っていうイメージがあるんですよね。
あの「殉情」の佐助を、破滅させなかった(=春琴を破滅させた)人、なので。
チギちゃんのお芝居は結構好きなんですが。
しかーし、破滅しないニジンスキー、って………。
想像の範囲外ですわ……。
カチャ(凪七瑠海)の相手役に花影アリスちゃんを持ってきて、ああいう作品を構成した原田さんのイマジネーションに、期待することにします。
で。
ディアギレフをきたろうでお願いします!
それだけが言いたかった(^ ^)。
にしても。
まさか、ディアギレフとニジンスキーの話が宝塚で実現するとは思いもしませんでした。
それがアリなら、ぜひともランボォとヴェルレーヌの愛憎劇をっ!!まさおのランボォにもりえちゃんのヴェルレーヌとか、そーゆー(黙)
だいもんのランボォにふみかのヴェルレーヌ、とかだと、完全に「宝塚」を逸脱してますよね……
ところで。
全国ツアーで、柴田&謝コンビの「激情」と「黒い瞳」を再演した、ってことは、「凱旋門」も近々再演されるということでしょうか?
とりあえず、来夏の博多座公演は轟さん主演で「凱旋門」に違いない!(短絡的な!)
……なーんて妄想を書いておきます。
ジョアン 白華れみ
ボリス 北翔海莉
すみません。妄想なので、お許しを~~~!!
とりあえず、れみちゃんのジョアンなら、私はたぶん観にいきます(^ ^)。
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花組全国ツアー公演「メランコリックジゴロ/ラブ・シンフォニー」の関東公演(神奈川・さいたま)の前売りチケットが完売したようですね。(劇団公式にアップされていました)
昨日の、今日で、ってことなのでしょうか………。
なんだか、そんなことさえも切ない今日この頃。
そして、全国ツアーと同時期に行われる日本青年館公演「コード・ヒーロー」は、土日にアフタートークがつくんですね。
12月4日(土)
11時公演 (朝夏まなと・望海風斗・実咲凜音)
15時公演 (桜 一花 ・紫峰七海・梅咲衣舞)
12月5日(日)
11時公演 (祐澄しゅん・彩城レア・芽吹幸奈)
15時公演 (高翔みず希・華耀きらり・鳳真由)
うっわーーーーー!全公演観たくなっちゃうじゃないですか(^ ^)。っていうか、日曜日のマニアックな人選は誰が決めたんだ!!私か!?(←違います)(私だったら煌雅あさひくんを入れるよ!)
SkyStageさん、絶対に、全部流してくださいね!!まぁくん・凛音ちゃん・だいもんのところだけじゃなくって、全部よ、全部!!
そして、もうひとつ。
昨日の怒涛の発表ですっかり忘れられて(?)しまった、雪組「ロミオとジュリエット」新人公演配役。
最初は主役コンビだけかと思っていたら、いっぺんにほぼ全員発表されましたね。さすが、役が少ないだけのことはある(^ ^)。
ちなみに、括弧の中は私の予想です。
■ロミオ(彩風咲奈/香稜しずる)彩風咲奈
まあ、予定通りですね。。。
だからロジェをがおりちゃんにしておけばよk黙)
■ジュリエット(天舞音さら)愛加あゆ
……本公演の二人よりも上級生で、そこそこ歌える愛加さんが新公なのがとても不思議です。それだけは無い、と思ったからこその天舞音さん予想だったのに。
でも、あゆちゃんはこれで結果を出せば次につながるかもしれないわけだから、がんばってほしいなと思います。彩風さんとの並びは楽しみ。
■ロレンス神父(凛城きら)帆風成海
■ティボルト (帆風成海)凛城きら
ここは逆でした。うん、やっぱりこっちだったか。納得の配役ですね。
凛きらさんは、ここで実力を見せつけて、次の新公に臨んでほしいなと思います。
■ベンヴォーリオ(久城あす)香稜しずる
■マキューシオ (彩凪翔) 彩凪翔
がおりちゃんがロミオでなかった場合、一番可能性としては高いかな、と思っていたベンヴォーリオ。どうかなーと思っていたんですが、決まったら俄然楽しみになってきました。ゲンキンだなあ私。
そして、「オネーギン」の少年時代で話題をさらった彩凪くんは当たりましたね。楽しみです。
割と歌えるみたいだったので、彩風・香稜・彩凪の「世界の王」は死ぬほど楽しみだ!!
■ヴェローナ大公 (月城かなと)透真かずき
■キャピュレット卿 (透真かずき)朝風れい
■モンタギュー卿 (朝風れい) 央雅光希
■キャピュレット夫人(千風カレン)千風カレン
■モンタギュー夫人 (此花いの莉)此花いの莉
月城かなとくんが役なし、91期の央雅さんがモンタギュー卿に入って、透真さんと朝風さんは学年順、という感じですね。朝風さんの芝居を楽しみにしています。
女役二人は予想通り。やっぱりこのお二人、こういうイメージなんだなあ(^ ^)。
■乳母(愛加あゆ)透水さらさ
おお、ここはこうきましたか!なるほど納得、言われてみれば。
あゆちゃんジュリエット前提で考えていたら、私にも予想できたかもしれません。
■パリス(真那春人)真那春人
希望通りでとても楽しみです(はぁと)。それにしても、パリスはみっきぃさん、ひろみちゃん、まなはるくん、と、全パターン私の好きな人がやる感じですね(^ ^)。
■死(?) 煌羽レオ
■愛(煌羽レオ)久城あす
93期のお二人。煌羽さん、小柄だから愛にふったのに、同期の男役相手に「死」……大丈夫?と思って「おとめ」を開いたら、お二人とも168cmで同じでした(^ ^)
久城さんは歌の人かとおもっていたら、ダンスもいけるってことですよね。凄いなあ。歌えて踊れて小柄で美人。……やっぱりヒロコさん(久城彬)にイメージがかぶるような……。
■ピーター(予想せず)鳳華れの
■ジョン (予想せず)大澄れい
ピーター(乳母の従者)と、ジョン……って、星組では如月蓮くんがやっていた、ロレンス神父の使者のことですかね。どちらも台詞(ソロ)はないけど、芝居でちょっと目立つ、という感じの役ですが……
お二人とも目立つひとたちなので、がんばっていただきたいです!!
.
昨日の、今日で、ってことなのでしょうか………。
なんだか、そんなことさえも切ない今日この頃。
そして、全国ツアーと同時期に行われる日本青年館公演「コード・ヒーロー」は、土日にアフタートークがつくんですね。
12月4日(土)
11時公演 (朝夏まなと・望海風斗・実咲凜音)
15時公演 (桜 一花 ・紫峰七海・梅咲衣舞)
12月5日(日)
11時公演 (祐澄しゅん・彩城レア・芽吹幸奈)
15時公演 (高翔みず希・華耀きらり・鳳真由)
うっわーーーーー!全公演観たくなっちゃうじゃないですか(^ ^)。っていうか、日曜日のマニアックな人選は誰が決めたんだ!!私か!?(←違います)(私だったら煌雅あさひくんを入れるよ!)
SkyStageさん、絶対に、全部流してくださいね!!まぁくん・凛音ちゃん・だいもんのところだけじゃなくって、全部よ、全部!!
そして、もうひとつ。
昨日の怒涛の発表ですっかり忘れられて(?)しまった、雪組「ロミオとジュリエット」新人公演配役。
最初は主役コンビだけかと思っていたら、いっぺんにほぼ全員発表されましたね。さすが、役が少ないだけのことはある(^ ^)。
ちなみに、括弧の中は私の予想です。
■ロミオ(彩風咲奈/香稜しずる)彩風咲奈
まあ、予定通りですね。。。
だからロジェをがおりちゃんにしておけばよk黙)
■ジュリエット(天舞音さら)愛加あゆ
……本公演の二人よりも上級生で、そこそこ歌える愛加さんが新公なのがとても不思議です。それだけは無い、と思ったからこその天舞音さん予想だったのに。
でも、あゆちゃんはこれで結果を出せば次につながるかもしれないわけだから、がんばってほしいなと思います。彩風さんとの並びは楽しみ。
■ロレンス神父(凛城きら)帆風成海
■ティボルト (帆風成海)凛城きら
ここは逆でした。うん、やっぱりこっちだったか。納得の配役ですね。
凛きらさんは、ここで実力を見せつけて、次の新公に臨んでほしいなと思います。
■ベンヴォーリオ(久城あす)香稜しずる
■マキューシオ (彩凪翔) 彩凪翔
がおりちゃんがロミオでなかった場合、一番可能性としては高いかな、と思っていたベンヴォーリオ。どうかなーと思っていたんですが、決まったら俄然楽しみになってきました。ゲンキンだなあ私。
そして、「オネーギン」の少年時代で話題をさらった彩凪くんは当たりましたね。楽しみです。
割と歌えるみたいだったので、彩風・香稜・彩凪の「世界の王」は死ぬほど楽しみだ!!
■ヴェローナ大公 (月城かなと)透真かずき
■キャピュレット卿 (透真かずき)朝風れい
■モンタギュー卿 (朝風れい) 央雅光希
■キャピュレット夫人(千風カレン)千風カレン
■モンタギュー夫人 (此花いの莉)此花いの莉
月城かなとくんが役なし、91期の央雅さんがモンタギュー卿に入って、透真さんと朝風さんは学年順、という感じですね。朝風さんの芝居を楽しみにしています。
女役二人は予想通り。やっぱりこのお二人、こういうイメージなんだなあ(^ ^)。
■乳母(愛加あゆ)透水さらさ
おお、ここはこうきましたか!なるほど納得、言われてみれば。
あゆちゃんジュリエット前提で考えていたら、私にも予想できたかもしれません。
■パリス(真那春人)真那春人
希望通りでとても楽しみです(はぁと)。それにしても、パリスはみっきぃさん、ひろみちゃん、まなはるくん、と、全パターン私の好きな人がやる感じですね(^ ^)。
■死(?) 煌羽レオ
■愛(煌羽レオ)久城あす
93期のお二人。煌羽さん、小柄だから愛にふったのに、同期の男役相手に「死」……大丈夫?と思って「おとめ」を開いたら、お二人とも168cmで同じでした(^ ^)
久城さんは歌の人かとおもっていたら、ダンスもいけるってことですよね。凄いなあ。歌えて踊れて小柄で美人。……やっぱりヒロコさん(久城彬)にイメージがかぶるような……。
■ピーター(予想せず)鳳華れの
■ジョン (予想せず)大澄れい
ピーター(乳母の従者)と、ジョン……って、星組では如月蓮くんがやっていた、ロレンス神父の使者のことですかね。どちらも台詞(ソロ)はないけど、芝居でちょっと目立つ、という感じの役ですが……
お二人とも目立つひとたちなので、がんばっていただきたいです!!
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エフゲーニィ・オネーギン【2】
2010年10月22日 宝塚(雪)月組東宝初日おめでとうございます♪
霧矢さん・まりもちゃん率いる月組のみなさま、千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします!
そして、大好きな85期の姐さん二人、みっぽーとほたる。最後の公演、毎日を楽しく過ごされますように(祈)。
というわけで、
日本青年館雪組公演「オネーギン」つづき。
■ワシーリィー・ニコラエヴィチ・オネーギン 一樹千尋
やっぱりヒロさんは素敵だ、という単純な事実をあらためて噛み締めました。
なんか、観れば観るほどどんどん好きになる(*^ ^*)ヒロさんの芝居って、素敵ですよね。ホント、シンプルに「貴族」に見える。
「貴族」の優しさも思いやりも責任感も傲岸さも、「貴族」という生き物の裏も表もきちんと持っている役者さんなんだな、と思います。19世紀初頭のロシア貴族、という存在の重みが、轟さんのオネーギンにちゃんと継承されていたのも、すごいなと思いました。
そして、ヒロさんはやっぱり、恋愛体質だなあ(^ ^)。いくつになっても男は色気がないと、ね!!
■マリーヤ・オネーギナ 美穂圭子
雪組の組子時代は、どちらかというとお堅い女教師系を得意としていた印象があった方ですが、専科に行かれてからの自由自在ぶりにはいつも目を瞠っています。
今回のお母様は、どちらかといえば得意分野の役。さすがの貫録でした。美しく、賢く、厳しく、甘さのない冷たさ。それでも、垣間見える優しさがとても魅力でした。
出番は少ないですが、ヒロさんともども、存在感抜群でロシアっぽさがあり、本当に良かったです。
■セルゲイ/コンスタンチン・ラフスキー 奏乃はると
■ミーシャ/エドウィン・コルフ 真那春人
一幕は、エフゲーニィの叔父ワシーリィの邸(ザハーロヴァ村)の使用人、セルゲイとミーシャ。時間がゆっくりと流れていそうな穏やかで明るい空気感の象徴のような、不思議な存在感がある二人。
出番はそんなに多くないのに強く印象に残りました。
おっとりと落ち着いた執事のセルゲイさんは、彼が出てくるだけで、ホッと一息つけるような気がするんですよね。目線が優しいからかな(*^ ^*)にわにわ、いいなあー。
すいすいと燕のように駆け回って用事を片づけているまなはるくんは、なんだか可愛くて可愛くてたまりませんでした。やっぱりあの声、好きだなあ。小野不由美さんの「黄昏の岸 暁の天」に出てくる少年・桂桂ってこんな感じだったのかな?と思ったりしました。なんて、誰にもわからない比喩を述べてみる。
二幕は、革命家たちの総元締め(?)ラフスキー将軍と、革命を志す青年の一人エドウィン。
にわにわの将軍がもつ、熱量と貫録、そして正義が伝わる明快な口跡。一幕の穏やかな空気とは真逆で、全くの別人みたいでした。カッコいいなあ~~!
エドウィンは、三人組の末っ子という感じでちょこまか動いていましたが、こちらも一幕の「子供」とは姿勢とかもだいぶ変えていて、がんばってるなーと思いました。ただ、相変わらず動きすぎなので、こういう役はもう少しどーんと構えてほしいなあ、と思ったりもします。まあ、そういうところも可愛いんですけどね(^ ^;ゞ
■ドミトリー・ラフスキー 蓮城まこと
■アントン・ルイーエフ/召使い(ギヨー) 透真かずき
順番が前後してしまいましたが(すみません)、まなはると一緒に革命家をされていたお二人。
いやはや。二人とも、軍服がよく似合っていてめっさ格好良かった!!(はぁと)
キングは一幕ではアルバイトでラーリン家の舞踏会の客を演じていましたが……思い切った崩しメイクと、やりたい放題な芝居。
……客席の何人が、あのキングと二幕のめっちゃ二枚目なラフスキー青年(にわにわの息子)が同一人物だとわかったんだろう?と思ったくらい、本当にすごかったです。
キング、最近本当に面白いわ(^ ^)。目が離せませんよホントに。
りーしゃも軍服が良く似合って格好良かったです。っていうか、あの、なんでまなはるは「ミーシャ/エドウィン」で、りーしゃは「アントン/ギヨー」なんだろう。どっちも、一幕が召使で二幕が革命家っていうのは同じなのに。
ギヨーさんは、ペテルブルクのエフゲーニィの家の召使の一人。これといって見せ場はありませんが、三人の召使たちの中では上級生で、楽しそうにやってました♪
■ダーリャ・ラーリナ(ラーニナ夫人) 麻樹ゆめみ
■フィリピエヴナ(乳母) 此花いの莉
ターニャの母で、地主の奥方ラーニナ夫人は、美穂さんの「貴族の奥方」とは全く違う、明るくて賑やかな空気感がありました。優しい母上。こういう役も巧くなりましたよねえ(感慨)。
乳母は、だいぶ年寄りに見せる芝居をしていましたが、此花さん、下級生なのになんであんなに巧いんだろう(^ ^;ゞ。いやー、将来が楽しみです!いや、将来まで待たずとも、次の「ロミオとジュリエット」新人公演では、ぜひぜひモンタギュー夫人を!!(^ ^)。
■オリガ・ラーリナ(オーレンカ) 透水さらさ
ターニャの妹でレンスキーの婚約者・オリガは、歌のソロがあるわけでもないのにどうしてさらさちゃんだったんだろう?と疑問に思ってしまいました。
さらさちゃんは可愛いんだけど、オリガはやっぱり「その地方一の美少女」でないと!あれじゃあ、ただのおぼこい田舎娘にしか見えないよ(T T)。姉のターニャを壁の花に追いやって、ボールルームのセンターで男たちに声を掛けまくられる存在にはとてもとても。まして、その「壁の花」が美海ちゃんだなんて、無理!!
この違和感は、植田景子さんの責任なんですよねー。さらさちゃんをこの役にするなら、別にオリガがアイドルである設定なんて外してしまって、ふつうに二人して“壁の花”しているところを、エフゲーニィがターニャに見せつけるようにオリガを誘う、という設定にすればいいだけのことなのに。
オリガ=アイドル設定にしたいなら、やっぱりこの作品を花組で上演して、オリガは姫花ちゃんで上演するべき!!(真顔)
■アンドレイ・グレーミン公爵 香綾しずる
まさか、がおりちゃんが髭役で出てこようとは……っ!!(髭萌え)すっごいよく似合ってました。しかーし。細すぎるせいか、さすがに貫録が足りないのかなあ(T T)。轟さんより若く見えるのは、もうこればっかりはしょうがない…って感じでしたけどね。いや、がんばってたし素敵なんですけど。
でもでも、本来ならエフゲーニィよりずっと格上のはずの役を、委縮することなく取り組んでいたのは嬉しかったです。まだこれからバウに行くし、千秋楽のその日まで、試行錯誤してみてほしいな、と思います。
一幕はいろいろアルバイトしていましたが、ラーリン家の舞踏会の客も思いっきり髭姿で、この公演でのがおりちゃんの髭率の高さにはうっとり(←え?)
■召使い(ルネ) 久城あす
■召使い(ジャン) 悠斗イリヤ
エフゲーニィのペテルブルク邸ではたらく召使たち。この2人+りーしゃがペテルブルクの場面になると揃って出てくる、みたいな感じでした。ウクライナあたりっぽいお揃いの衣装が可愛くてお気にいり。
久城あすちゃんは……台詞はあったっけ?でも、二幕にも出てきたので召使といえばあすちゃん、という印象だったかな。ザハーロヴァ村のラーリン家でも似たようなことをやっていたし(^ ^)。
テキパキとした動きと、顔全体で笑う笑顔が可愛いです。宙組の藤咲えりちゃんの妹さんですよね?あらためて観ると、あんまり似てないような。むしろ。笑顔の感じが蘭寿さんに似てるな、と想いながら観ていました。歌える人だった記憶があるけど、ダンスはどうなんでしょうね。
悠斗さんも可愛くて良かったです。
■ポリーヌ 天舞音さら
えーっと。彼女はニーナ(涼花リサ)の付き人、って感じなのかな?(よくわかっていない)
とにかく可愛かった!スカイステージの印象より、舞台の方が可愛いような。この子がオリガで良かったんじゃないか?と思ってしまいました(すみません)新公ジュリエット来ないかなあ(^ ^)。
あとは……
非常に残念なことに、祐輝千寿さんが休演されていましたが、バウも全休のようですね。せっかく重厚な芝居に向いた巧い人なのに、すごく残念。
本来の出番がわからないのですが、なんとなく、ちゃんとした代役はいなかったような気がします。革命家も三人のところを二人でやっていたから、あの二人(涼瀬みうと・久城あす)が代役みたいなものだったのでしょうか…?
朝風れいさんとか居たんだから、使えばよかったのにー、と思ったりもしつつ。
下級生娘役にはあまり役がなかったんですが、雛月乙葉ちゃんはラーリン家の舞踏会での大きなわっかの衣装がよく似合い、黒っぽい髪をセンターでわけて頬にかかるように結った髪型もシンプルで、大人っぽい美人でした。
華吹乃愛ちゃんは、オデッサの果物売りが美人で気風の良い感じが好きです。
同じ場面の花売り(妃桜ほのり)も可愛かったなー♪席が下手の端席だったので、上手側で轟さんとリサちゃんが芝居している間、靴磨きの少年(舞園るり)と喋っている小芝居が見切れてしまったのが残念。
笙乃茅桜ちゃんは、、、目立つ役は二幕のカテリーナ(花帆杏奈)のサロンでの侍女役でしょうか。今回はダンスシーンもないので、あんまり役がついてなかったけど、お化粧も良くなって、本当に可愛くなったな、と思います。
今日明日あたり、月組を観たり帝劇に行ったりするのかなー。
それとも、さっそくお稽古が始まっているのでしょうか。みんな、バウ公演もがんばってくださいね♪
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霧矢さん・まりもちゃん率いる月組のみなさま、千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします!
そして、大好きな85期の姐さん二人、みっぽーとほたる。最後の公演、毎日を楽しく過ごされますように(祈)。
というわけで、
日本青年館雪組公演「オネーギン」つづき。
■ワシーリィー・ニコラエヴィチ・オネーギン 一樹千尋
やっぱりヒロさんは素敵だ、という単純な事実をあらためて噛み締めました。
なんか、観れば観るほどどんどん好きになる(*^ ^*)ヒロさんの芝居って、素敵ですよね。ホント、シンプルに「貴族」に見える。
「貴族」の優しさも思いやりも責任感も傲岸さも、「貴族」という生き物の裏も表もきちんと持っている役者さんなんだな、と思います。19世紀初頭のロシア貴族、という存在の重みが、轟さんのオネーギンにちゃんと継承されていたのも、すごいなと思いました。
そして、ヒロさんはやっぱり、恋愛体質だなあ(^ ^)。いくつになっても男は色気がないと、ね!!
■マリーヤ・オネーギナ 美穂圭子
雪組の組子時代は、どちらかというとお堅い女教師系を得意としていた印象があった方ですが、専科に行かれてからの自由自在ぶりにはいつも目を瞠っています。
今回のお母様は、どちらかといえば得意分野の役。さすがの貫録でした。美しく、賢く、厳しく、甘さのない冷たさ。それでも、垣間見える優しさがとても魅力でした。
出番は少ないですが、ヒロさんともども、存在感抜群でロシアっぽさがあり、本当に良かったです。
■セルゲイ/コンスタンチン・ラフスキー 奏乃はると
■ミーシャ/エドウィン・コルフ 真那春人
一幕は、エフゲーニィの叔父ワシーリィの邸(ザハーロヴァ村)の使用人、セルゲイとミーシャ。時間がゆっくりと流れていそうな穏やかで明るい空気感の象徴のような、不思議な存在感がある二人。
出番はそんなに多くないのに強く印象に残りました。
おっとりと落ち着いた執事のセルゲイさんは、彼が出てくるだけで、ホッと一息つけるような気がするんですよね。目線が優しいからかな(*^ ^*)にわにわ、いいなあー。
すいすいと燕のように駆け回って用事を片づけているまなはるくんは、なんだか可愛くて可愛くてたまりませんでした。やっぱりあの声、好きだなあ。小野不由美さんの「黄昏の岸 暁の天」に出てくる少年・桂桂ってこんな感じだったのかな?と思ったりしました。なんて、誰にもわからない比喩を述べてみる。
二幕は、革命家たちの総元締め(?)ラフスキー将軍と、革命を志す青年の一人エドウィン。
にわにわの将軍がもつ、熱量と貫録、そして正義が伝わる明快な口跡。一幕の穏やかな空気とは真逆で、全くの別人みたいでした。カッコいいなあ~~!
エドウィンは、三人組の末っ子という感じでちょこまか動いていましたが、こちらも一幕の「子供」とは姿勢とかもだいぶ変えていて、がんばってるなーと思いました。ただ、相変わらず動きすぎなので、こういう役はもう少しどーんと構えてほしいなあ、と思ったりもします。まあ、そういうところも可愛いんですけどね(^ ^;ゞ
■ドミトリー・ラフスキー 蓮城まこと
■アントン・ルイーエフ/召使い(ギヨー) 透真かずき
順番が前後してしまいましたが(すみません)、まなはると一緒に革命家をされていたお二人。
いやはや。二人とも、軍服がよく似合っていてめっさ格好良かった!!(はぁと)
キングは一幕ではアルバイトでラーリン家の舞踏会の客を演じていましたが……思い切った崩しメイクと、やりたい放題な芝居。
……客席の何人が、あのキングと二幕のめっちゃ二枚目なラフスキー青年(にわにわの息子)が同一人物だとわかったんだろう?と思ったくらい、本当にすごかったです。
キング、最近本当に面白いわ(^ ^)。目が離せませんよホントに。
りーしゃも軍服が良く似合って格好良かったです。っていうか、あの、なんでまなはるは「ミーシャ/エドウィン」で、りーしゃは「アントン/ギヨー」なんだろう。どっちも、一幕が召使で二幕が革命家っていうのは同じなのに。
ギヨーさんは、ペテルブルクのエフゲーニィの家の召使の一人。これといって見せ場はありませんが、三人の召使たちの中では上級生で、楽しそうにやってました♪
■ダーリャ・ラーリナ(ラーニナ夫人) 麻樹ゆめみ
■フィリピエヴナ(乳母) 此花いの莉
ターニャの母で、地主の奥方ラーニナ夫人は、美穂さんの「貴族の奥方」とは全く違う、明るくて賑やかな空気感がありました。優しい母上。こういう役も巧くなりましたよねえ(感慨)。
乳母は、だいぶ年寄りに見せる芝居をしていましたが、此花さん、下級生なのになんであんなに巧いんだろう(^ ^;ゞ。いやー、将来が楽しみです!いや、将来まで待たずとも、次の「ロミオとジュリエット」新人公演では、ぜひぜひモンタギュー夫人を!!(^ ^)。
■オリガ・ラーリナ(オーレンカ) 透水さらさ
ターニャの妹でレンスキーの婚約者・オリガは、歌のソロがあるわけでもないのにどうしてさらさちゃんだったんだろう?と疑問に思ってしまいました。
さらさちゃんは可愛いんだけど、オリガはやっぱり「その地方一の美少女」でないと!あれじゃあ、ただのおぼこい田舎娘にしか見えないよ(T T)。姉のターニャを壁の花に追いやって、ボールルームのセンターで男たちに声を掛けまくられる存在にはとてもとても。まして、その「壁の花」が美海ちゃんだなんて、無理!!
この違和感は、植田景子さんの責任なんですよねー。さらさちゃんをこの役にするなら、別にオリガがアイドルである設定なんて外してしまって、ふつうに二人して“壁の花”しているところを、エフゲーニィがターニャに見せつけるようにオリガを誘う、という設定にすればいいだけのことなのに。
オリガ=アイドル設定にしたいなら、やっぱりこの作品を花組で上演して、オリガは姫花ちゃんで上演するべき!!(真顔)
■アンドレイ・グレーミン公爵 香綾しずる
まさか、がおりちゃんが髭役で出てこようとは……っ!!(髭萌え)すっごいよく似合ってました。しかーし。細すぎるせいか、さすがに貫録が足りないのかなあ(T T)。轟さんより若く見えるのは、もうこればっかりはしょうがない…って感じでしたけどね。いや、がんばってたし素敵なんですけど。
でもでも、本来ならエフゲーニィよりずっと格上のはずの役を、委縮することなく取り組んでいたのは嬉しかったです。まだこれからバウに行くし、千秋楽のその日まで、試行錯誤してみてほしいな、と思います。
一幕はいろいろアルバイトしていましたが、ラーリン家の舞踏会の客も思いっきり髭姿で、この公演でのがおりちゃんの髭率の高さにはうっとり(←え?)
■召使い(ルネ) 久城あす
■召使い(ジャン) 悠斗イリヤ
エフゲーニィのペテルブルク邸ではたらく召使たち。この2人+りーしゃがペテルブルクの場面になると揃って出てくる、みたいな感じでした。ウクライナあたりっぽいお揃いの衣装が可愛くてお気にいり。
久城あすちゃんは……台詞はあったっけ?でも、二幕にも出てきたので召使といえばあすちゃん、という印象だったかな。ザハーロヴァ村のラーリン家でも似たようなことをやっていたし(^ ^)。
テキパキとした動きと、顔全体で笑う笑顔が可愛いです。宙組の藤咲えりちゃんの妹さんですよね?あらためて観ると、あんまり似てないような。むしろ。笑顔の感じが蘭寿さんに似てるな、と想いながら観ていました。歌える人だった記憶があるけど、ダンスはどうなんでしょうね。
悠斗さんも可愛くて良かったです。
■ポリーヌ 天舞音さら
えーっと。彼女はニーナ(涼花リサ)の付き人、って感じなのかな?(よくわかっていない)
とにかく可愛かった!スカイステージの印象より、舞台の方が可愛いような。この子がオリガで良かったんじゃないか?と思ってしまいました(すみません)新公ジュリエット来ないかなあ(^ ^)。
あとは……
非常に残念なことに、祐輝千寿さんが休演されていましたが、バウも全休のようですね。せっかく重厚な芝居に向いた巧い人なのに、すごく残念。
本来の出番がわからないのですが、なんとなく、ちゃんとした代役はいなかったような気がします。革命家も三人のところを二人でやっていたから、あの二人(涼瀬みうと・久城あす)が代役みたいなものだったのでしょうか…?
朝風れいさんとか居たんだから、使えばよかったのにー、と思ったりもしつつ。
下級生娘役にはあまり役がなかったんですが、雛月乙葉ちゃんはラーリン家の舞踏会での大きなわっかの衣装がよく似合い、黒っぽい髪をセンターでわけて頬にかかるように結った髪型もシンプルで、大人っぽい美人でした。
華吹乃愛ちゃんは、オデッサの果物売りが美人で気風の良い感じが好きです。
同じ場面の花売り(妃桜ほのり)も可愛かったなー♪席が下手の端席だったので、上手側で轟さんとリサちゃんが芝居している間、靴磨きの少年(舞園るり)と喋っている小芝居が見切れてしまったのが残念。
笙乃茅桜ちゃんは、、、目立つ役は二幕のカテリーナ(花帆杏奈)のサロンでの侍女役でしょうか。今回はダンスシーンもないので、あんまり役がついてなかったけど、お化粧も良くなって、本当に可愛くなったな、と思います。
今日明日あたり、月組を観たり帝劇に行ったりするのかなー。
それとも、さっそくお稽古が始まっているのでしょうか。みんな、バウ公演もがんばってくださいね♪
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エフゲーニィ・オネーギン
2010年10月21日 宝塚(雪) コメント (2)日本青年館にて、雪組公演「オネーギン ―あるダンディの肖像―」を観劇いたしました。
っていうかその前に、千秋楽おめでとうございます!油断しているうちに青年館が終わってしまって焦っております(滝汗)。もう来週にはバウも始まるんですね。一週間が早い……。
先日もちょっと書きましたが、とても良くできた作品でした(^ ^)。
やっぱり植田景子さんのバウ作品に外れは無いわー♪
オペラ作品としても有名な作品ですが、残念ながら観たことはなくて、むかーしむかーしにプーシキンの全集みたいなのを読んだときに読んだはず………でも覚えてない(汗)、みたいな予備知識しかありませんでした。
なので、某さんは謎だったけど……でも、途中で読めたかな。もしかして、くらいには。
専科になられてからの轟さんの主演作の中では、1、2を争う佳作なんじゃないかと思います。これに匹敵するのは、珍作だったけど轟さんの使い方としては大正解だった「暁のローマ」、せっかくの名作だったのに出演者のバランスと演出がいまいちだった「キーン」、、、その二作くらいじゃないかなあ。
二幕の、若く情熱的な革命家たちを一歩下がって見守るオネーギンの醒めた存在感と浮き上がりっぷりが秀逸で、景子さん、お見事!と思いました。
美海ちゃんも、学年は若いけど持ち味や雰囲気が大人っぽいので、よく似合っていたと思います。
ただ、まあ、、、、景子さんが巧いこと改変して目立たなくしていたけど、「エフゲーニィ・オネーギン」って、本来は非常に深い恋愛譚なので、もうちょっと恋愛体質の人で観てみたかったような気がします。ラストの熱情がさっぱり出てこなかったのが残念だったので。
恋をしないカリスマ。いや、恋はしてもいいんだけど、女には惚れないカリスマ。……うーん、やっぱりシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」がぴったりな人だという気がします。あるいは、だよなあ。「暁のローマ」じゃなくて、「ジュリアス・シーザー」を改めて他の人で脚色して上演してほしいです。ブルータスは誰でもいいから(^ ^)。
それでは、キャスト別に。
■エフゲーニィ・オネーギン 轟悠
上でも書きましたが、もう少し恋愛体質な役者で観てみたかったなと思いました。もちろん、さすがなところも沢山あるんですけどね。
ただ、最近観た中では似合う役でしたね、間違いなく。
仲間たちからなんとなく一歩離れた感じとか。学年のせいなのかなあ?マミさんたち同期4人でトークしているのを観ても、結構そういう感じがするんですが。
作品を観ても「あるダンディの肖像」という副題がどこから出てきたのか良く判りませんでしたが、轟さんを見ていると「これがダンディなのか!」と納得する瞬間がありますね。
そういう意味でついた副題ならば、すごいな、と思いました。
■タチヤーナ・ラーリナ(ターニャ) 舞羽美海
美しい(^ ^)
ロシア風の首の詰まったドレスがとてもよく似合っていて、実に美しかった!毅然とした貴婦人ぶりで、課題の芝居もすごく良かったです。
思いこみの激しい、ちょっと内向的な女の子で、でも、思いつめたらああいう手紙を書いてしまうことに納得感がありました。ただ、華やかな人なので美しいドレスを着てパーティーにいるのに壁の花になっているとか、そういう設定がありえんなー、という感じでした。そこは、ミミちゃんがカバーするのはさすがに無理でしょうから、植田さんが少し手を入れてあげればよかったのにな。
歌も、ちょっと細いけど良く歌えていたし、なにより声質がすごく透明にきれいになって、娘役らしい声になりましたよね!ジュリエットに向けて特訓中なのかしら?(*^ ^*)
いやー、良かったです。久々のヒット!!このくらいできるなら、そのまま雪組トップ娘役として単独でジュリエットで良かったのでは?と思いました。みみちゃんジュリエットの日のチケット取れるといいなあ、と心から思ったくらい、素敵なターニャだったと思います(はぁと)
……轟マジックなのかもしれませんが。
■ウラジーミル・レンスキー 彩那音
オネーギンが田舎を離れるきっかけとなる幼馴染。
「ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台を踏んだ85期が、轟さん主演の公演で二番手役をやるなんてね!……と思ったら、だいぶ前に「キーン」がありましたね(^ ^;ゞ 失礼しました。
ひろみちゃん、やっぱり芝居が巧いなあ。基本的に一幕にしか登場しない役ですが、最初の頃のほわほわした可愛らしい青年ぶりと、後半、ぶち切れてからの怖さが同居した感じが良かったです。
ただ、もう少し前半から思いこみの激しいところを見せておいても良かったかもね。……これはひろみちゃん個人の資質の問題ではなく、演出の問題ですが。
■ある革命思想家 緒月遠麻
いやー、なかなか面白い役でしたね!やりがいがあったのではないでしょうか。謎の男でありながら、謎を感じさせない「ちぢれっ毛のおともだち」。
良い味だしてました(*^ ^*)
■ニーナ・グリュシンスカヤ 涼花リサ
ペテルブルグの女優。華やかで美しく、でも、ほんのすこし「とうが立った」感を感じさせる、「熟れきった女」。
リサちゃんのこういう役は、本当に魅力的です。轟さんとも随分と学年が違うのに、対等にやりあっていて見事、と思いました。
同期のキタロウとの並びの馴染みっぷりも素晴らしい♪ホント、リサちゃんって佳いオンナですよねっ(はぁと)
……と、一幕の冒頭からずーーっと見惚れっぱなしだったんですが。
歌、がんばってくださいませ(切望)
上級生女役って、やっぱりある程度歌えないと結構厳しいのかなあ……。あんなに良い芝居をする美女なのになあ(T T)
■カテリーナ・ブノワ侯爵夫人 花帆杏奈
フランスから亡命してきた貴婦人。彼女のサロンでは、夜毎革命談義が行われている。
こちらも実に華やかな美しさと貫録で、とても良かったです。杏奈ちゃん、チャキチャキした役(「ロジェ」のときみたいな)は苦手だけど、こういうおっとりと喋る役は良いですよね♪不思議な響きのある個性的な声なので、芝居は役を選ぶんですけど、今回は正解♪キタロウとのべたべたしない恋愛感情とか、オネーギンに話しかけるときの雰囲気とか、結構繊細な感情を丁寧に表現しようとしてくれる人なんですよね。
ふと気がつけば、女役としては副組長(84期の麻樹ゆめみ)、ヒメ(舞咲りん)ときて、杏奈ちゃんが三番目なんですね、もう。早いなあ(@ @)らぎちゃん(柊巴)が卒業されたときは、まだまだ上にたくさんいたのに、あれからパタパタっと皆卒業してしまったんだもんねえ……。
「星影の人」の役も素敵だったし、これからのご活躍を祈っています!
■14歳のエフゲーニィ 彩凪翔
颯爽と登場した美少年に度肝を抜かれました。っていうか、まずパンフレットに役の写真があったことにびっくり(@ @)そこは普通、杏奈ちゃんじゃないのか?
……違うんだねぇ……(溜め息)
美形だなあとは「ソロモンの指環」の小人数口で踊っていたころから思っていましたが、、、芝居でこんな大役が来ると思わなくて、かなり真顔で驚きました。ま、「ソルフェリーノの夜明け」の新公もチギちゃん(早霧せいな)の役だったんですよね。その前は全然役らしい役がついていなかったのであまり認識していなかったのですが、「ロジェ」の新公もがんばってましたもんね。
ただ、あのクラウス程度の役ならなんとか誤魔化せる台詞も、今回のように大役で台詞も多いとちょっと厳しい……かな(T T)。92期だから、そんなに下級生ってわけでもないですしね。ただ、ビジュアルは文句ないし、これから経験を積んで巧くなっていくはず、と期待しています。がんばってね!
そして。
植田さん、子役を選ぶときはサイズを考えましょう。
どう見ても轟さんより彩凪さんの方が長身だよね?単独で出てくるだけなら「あれっ?」くらいですむけど、あんなに何度も並んで歌ったり芝居したりしたらバレバレじゃん。
なんとなく、彩凪さんが猫背になって誤魔化そうとしているようにうも見えたのですが……姿勢が悪いとそれだけで格好良さが半減するから、もうちょっと違う工夫をお願いします。
.
っていうかその前に、千秋楽おめでとうございます!油断しているうちに青年館が終わってしまって焦っております(滝汗)。もう来週にはバウも始まるんですね。一週間が早い……。
先日もちょっと書きましたが、とても良くできた作品でした(^ ^)。
やっぱり植田景子さんのバウ作品に外れは無いわー♪
オペラ作品としても有名な作品ですが、残念ながら観たことはなくて、むかーしむかーしにプーシキンの全集みたいなのを読んだときに読んだはず………でも覚えてない(汗)、みたいな予備知識しかありませんでした。
なので、某さんは謎だったけど……でも、途中で読めたかな。もしかして、くらいには。
専科になられてからの轟さんの主演作の中では、1、2を争う佳作なんじゃないかと思います。これに匹敵するのは、珍作だったけど轟さんの使い方としては大正解だった「暁のローマ」、せっかくの名作だったのに出演者のバランスと演出がいまいちだった「キーン」、、、その二作くらいじゃないかなあ。
二幕の、若く情熱的な革命家たちを一歩下がって見守るオネーギンの醒めた存在感と浮き上がりっぷりが秀逸で、景子さん、お見事!と思いました。
美海ちゃんも、学年は若いけど持ち味や雰囲気が大人っぽいので、よく似合っていたと思います。
ただ、まあ、、、、景子さんが巧いこと改変して目立たなくしていたけど、「エフゲーニィ・オネーギン」って、本来は非常に深い恋愛譚なので、もうちょっと恋愛体質の人で観てみたかったような気がします。ラストの熱情がさっぱり出てこなかったのが残念だったので。
恋をしないカリスマ。いや、恋はしてもいいんだけど、女には惚れないカリスマ。……うーん、やっぱりシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」がぴったりな人だという気がします。あるいは、だよなあ。「暁のローマ」じゃなくて、「ジュリアス・シーザー」を改めて他の人で脚色して上演してほしいです。ブルータスは誰でもいいから(^ ^)。
それでは、キャスト別に。
■エフゲーニィ・オネーギン 轟悠
上でも書きましたが、もう少し恋愛体質な役者で観てみたかったなと思いました。もちろん、さすがなところも沢山あるんですけどね。
ただ、最近観た中では似合う役でしたね、間違いなく。
仲間たちからなんとなく一歩離れた感じとか。学年のせいなのかなあ?マミさんたち同期4人でトークしているのを観ても、結構そういう感じがするんですが。
作品を観ても「あるダンディの肖像」という副題がどこから出てきたのか良く判りませんでしたが、轟さんを見ていると「これがダンディなのか!」と納得する瞬間がありますね。
そういう意味でついた副題ならば、すごいな、と思いました。
■タチヤーナ・ラーリナ(ターニャ) 舞羽美海
美しい(^ ^)
ロシア風の首の詰まったドレスがとてもよく似合っていて、実に美しかった!毅然とした貴婦人ぶりで、課題の芝居もすごく良かったです。
思いこみの激しい、ちょっと内向的な女の子で、でも、思いつめたらああいう手紙を書いてしまうことに納得感がありました。ただ、華やかな人なので美しいドレスを着てパーティーにいるのに壁の花になっているとか、そういう設定がありえんなー、という感じでした。そこは、ミミちゃんがカバーするのはさすがに無理でしょうから、植田さんが少し手を入れてあげればよかったのにな。
歌も、ちょっと細いけど良く歌えていたし、なにより声質がすごく透明にきれいになって、娘役らしい声になりましたよね!ジュリエットに向けて特訓中なのかしら?(*^ ^*)
いやー、良かったです。久々のヒット!!このくらいできるなら、そのまま雪組トップ娘役として単独でジュリエットで良かったのでは?と思いました。みみちゃんジュリエットの日のチケット取れるといいなあ、と心から思ったくらい、素敵なターニャだったと思います(はぁと)
……轟マジックなのかもしれませんが。
■ウラジーミル・レンスキー 彩那音
オネーギンが田舎を離れるきっかけとなる幼馴染。
「ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台を踏んだ85期が、轟さん主演の公演で二番手役をやるなんてね!……と思ったら、だいぶ前に「キーン」がありましたね(^ ^;ゞ 失礼しました。
ひろみちゃん、やっぱり芝居が巧いなあ。基本的に一幕にしか登場しない役ですが、最初の頃のほわほわした可愛らしい青年ぶりと、後半、ぶち切れてからの怖さが同居した感じが良かったです。
ただ、もう少し前半から思いこみの激しいところを見せておいても良かったかもね。……これはひろみちゃん個人の資質の問題ではなく、演出の問題ですが。
■ある革命思想家 緒月遠麻
いやー、なかなか面白い役でしたね!やりがいがあったのではないでしょうか。謎の男でありながら、謎を感じさせない「ちぢれっ毛のおともだち」。
良い味だしてました(*^ ^*)
■ニーナ・グリュシンスカヤ 涼花リサ
ペテルブルグの女優。華やかで美しく、でも、ほんのすこし「とうが立った」感を感じさせる、「熟れきった女」。
リサちゃんのこういう役は、本当に魅力的です。轟さんとも随分と学年が違うのに、対等にやりあっていて見事、と思いました。
同期のキタロウとの並びの馴染みっぷりも素晴らしい♪ホント、リサちゃんって佳いオンナですよねっ(はぁと)
……と、一幕の冒頭からずーーっと見惚れっぱなしだったんですが。
歌、がんばってくださいませ(切望)
上級生女役って、やっぱりある程度歌えないと結構厳しいのかなあ……。あんなに良い芝居をする美女なのになあ(T T)
■カテリーナ・ブノワ侯爵夫人 花帆杏奈
フランスから亡命してきた貴婦人。彼女のサロンでは、夜毎革命談義が行われている。
こちらも実に華やかな美しさと貫録で、とても良かったです。杏奈ちゃん、チャキチャキした役(「ロジェ」のときみたいな)は苦手だけど、こういうおっとりと喋る役は良いですよね♪不思議な響きのある個性的な声なので、芝居は役を選ぶんですけど、今回は正解♪キタロウとのべたべたしない恋愛感情とか、オネーギンに話しかけるときの雰囲気とか、結構繊細な感情を丁寧に表現しようとしてくれる人なんですよね。
ふと気がつけば、女役としては副組長(84期の麻樹ゆめみ)、ヒメ(舞咲りん)ときて、杏奈ちゃんが三番目なんですね、もう。早いなあ(@ @)らぎちゃん(柊巴)が卒業されたときは、まだまだ上にたくさんいたのに、あれからパタパタっと皆卒業してしまったんだもんねえ……。
「星影の人」の役も素敵だったし、これからのご活躍を祈っています!
■14歳のエフゲーニィ 彩凪翔
颯爽と登場した美少年に度肝を抜かれました。っていうか、まずパンフレットに役の写真があったことにびっくり(@ @)そこは普通、杏奈ちゃんじゃないのか?
……違うんだねぇ……(溜め息)
美形だなあとは「ソロモンの指環」の小人数口で踊っていたころから思っていましたが、、、芝居でこんな大役が来ると思わなくて、かなり真顔で驚きました。ま、「ソルフェリーノの夜明け」の新公もチギちゃん(早霧せいな)の役だったんですよね。その前は全然役らしい役がついていなかったのであまり認識していなかったのですが、「ロジェ」の新公もがんばってましたもんね。
ただ、あのクラウス程度の役ならなんとか誤魔化せる台詞も、今回のように大役で台詞も多いとちょっと厳しい……かな(T T)。92期だから、そんなに下級生ってわけでもないですしね。ただ、ビジュアルは文句ないし、これから経験を積んで巧くなっていくはず、と期待しています。がんばってね!
そして。
植田さん、子役を選ぶときはサイズを考えましょう。
どう見ても轟さんより彩凪さんの方が長身だよね?単独で出てくるだけなら「あれっ?」くらいですむけど、あんなに何度も並んで歌ったり芝居したりしたらバレバレじゃん。
なんとなく、彩凪さんが猫背になって誤魔化そうとしているようにうも見えたのですが……姿勢が悪いとそれだけで格好良さが半減するから、もうちょっと違う工夫をお願いします。
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正月の雪組大劇場公演「ロミオとジュリエット」主な配役が発表されました。
なにはともあれ、「死」と「愛」が『ダンサーズ』にならなくて良かった です(^ ^)
ねこの希望配役はこちらで書いたとおり。
http://80646.diarynote.jp/201008240119246317/
実際には、これを書いたちょっと後で専科はヒロさん(一樹千尋)のみご出演、と発表されまして。
ヒロさんの乳母もすご~く観てみたかったけど、まあ、ないよね、ということで、キャピュレット卿=ヒロさんと、乳母を組子がやることがほぼ確定。
その場合、キタロウ(希望配役はキャピュレット卿でした)の役がないので、ベンヴォーリオ・マキューシオ・ティボルトの三役どれかか、あるいは「死」かな?と思っていました。
で、本日発表あれた実際のキャスティングはこちら。「⇒」の左側にねこの希望、右側に実際のキャスト、です。
■ベンヴォーリオ 未涼亜希⇒〃
■マーキューシオ 早霧せいな⇒〃
■ティボルト 沙央くらま⇒緒月遠麻
なにはともあれ、まっつ=ベンヴォーリオ!!おめでとう!!
嬉しいです。あの2幕のソロを、まっつに歌ってほしかったのよ!(^ ^)。ああ楽しみだ(感涙)。あと、キムちゃんとまっつがいれば、「世界の王」もなんとかなる!と思いたい!(^ ^)
そして、チギちゃんのマキューシオも楽しみ~! マキューシオは、基本的にロミオの親友だけどちょっと年下、って感じなんですよね。なので、チギちゃんはぴったりなんじゃないかな、と♪ 歌は……がんばれ!!たしかオリジナル版にはマキューシオのソロがあったと思うんですが、、、それが増えたりしませんように。(ごめんねチギちゃん)
キタロウが「死」ではなくて三役に入るとすると、キャラ的にはティボルトが似合うだろうな、とは思っていたし、キタロウの芝居はテルくんとは全然違うだろうから、とても楽しみです。とりあえず、ヘタレじゃないティボルトに逢えるのかしら?(テルくんのティボルトはヘタレが魅力でしたが)
それにしても、この二人(テルくんとキタロウ)が同じ役を分け合う日が来るとは思わなかった。意外だなあ……いつだって世界の反対側にいるような役ばっかりだったのに。
あとは、歌ですね。んー、誤魔化しのきかないソロが多い役なので、心配だなー。でもまあ、テルくんがなんとかしていた(博多座しか観てませんが)んだから、心配はいらないかも(*^ ^*)
■パリス 蓮城まこと⇒彩那音
ひろみちゃん、こっちに入るかー。役自体は似合うと思うので楽しみなんですが、、、パリス以外の出番があることを祈ります。
キングだったら星組のみっきぃ(天寿光希)並みにアルバイトさせてもらえるかな、と思ったんだけど、ひろみちゃんの学年だと、逆にアルバイト無しになりそうで、それが心配……。
(同じルドルフ役なのに、祐飛さんだけ、ほぼアルバイト無しだった↓)
■乳母 晴華みどり⇒沙央くらま
おおお、こうきたか!!
コマちゃんって女役は初めてでしょうか?すっごい期待しちゃいます!
今回の配役発表で、一番驚いたのは考える余地なく乳母でした(^ ^;
■ロレンス神父 奏乃はると⇒〃
わーいわーい、おめでとうございます~~~!(はぁと)
観~る~ぞ~~~!!
■キャピュレット卿 緒月遠麻⇒一樹千尋
■キャピュレット夫人 舞咲りん⇒晴華みどり
■モンタギュー卿 飛鳥裕⇒〃
■モンタギュー夫人 麻樹ゆめみ⇒〃
ヒロさんが出演される以上、星組と同じくキャピュレット卿をされるだろうし、かおりちゃんも乳母がなければ間違いなくキャピュレット夫人だろうし……なんというか、当然の配役、という感じ。いや順当で良かったです。ほ。
かおりちゃん、キャピュレット夫人のナンバーはあまり得意な音域ではないと思いますけど、がんばってね!
■ヴェローナ大公 ?⇒大凪真生
なるほどー!全然思いつかなかったんですが、大凪さんがいましたね!水輝くんと同期でしたっけ。
三役に入らなければコマちゃんかな?と思っていたのですが、これは楽しみです。
■愛 笙乃茅桜⇒大湖せしる
■死 香綾しずる⇒彩風咲奈
あああ……予想どおりっちゃ予想通りなんですけど、やっぱりがおりちゃんの「死」が観たかったよーーーー(彩風さんごめんなさい。踊れることは知ってます。期待してます)
せしるの女役ダンスは楽しみですが、「愛」かぁ。
透明感のある中性的なダンサーだった星組版とは、「愛」の役割が変わりそうですね。茅桜ちゃんは無理にしても、もっとずっと下級生のダンサーが来ると思っていたんだけどな。
こうしてみると、案外とねこの希望は通っているような気がする(^ ^)。
とにかくベンヴォーリオとマキューシオ、ロレンス神父が当たったのがとっても嬉しい♪
というか、一樹さんが出演されると発表されたあとの予想は、意外と確度が高かったですね、私(^ ^)。小池さんとはなにげに趣味が合うのかしらん(*^ ^*)。
とにかく役らしい役が少ない作品なので、ジュリエットだけじゃなくて全役役代わり、とかの可能性も考えていたのですが、それは無いみたいなんでホッとしました。
役は少ないけど「モンタギューの男女」も「キャピュレットの男女」も出番はそれなりに多いので、今回発表されていない方のファンも十分に楽しめると思います♪
そして、ついでに新公配役も希望は書いておこうっと。ことだま、ことだま
■ロミオ(柚希礼音)音月桂 彩風咲奈/香稜しずる
■ジュリエット(夢咲ねね)舞羽美海/夢華あみ 天舞音さら
とりあえず、がおりちゃんのロミオは諦めません(^ ^)。
■ロレンス神父(英真なおき)奏乃はると 凛城きら
前回は久城あすちゃんと書いたのですが、、、「オネーギン」を観たら、あまりにもキラキラした美少年だった(汗)。
いやあの、だからどうということではないのですが(汗)、、やっぱロレンス神父はちょっと時期尚早かな、と(^ ^;
■ベンヴォーリオ(涼紫央)未涼亜希 久城あす
■マキューシオ(紅ゆずる)早霧せいな 彩凪翔
■ティボルト(凰稀かなめ)緒月遠麻 帆風成海
「オネーギン」で彗星のごとく(←大袈裟)現れた14歳の美少年、彩凪翔くんをマキューシオにしてみました。歌も悪くなかったし(轟さんと一緒に歌ったりとかしてた)、いけるんじゃないかな、と。
帆風くんのティボルトは、本役がキタロウになったので余計に面白くなりそうです。ただし、もう二回りくらい絞ってほしいところではありますが(T T)。
■キャピュレット卿(一樹千尋)一樹千尋 透真かずき
■キャピュレット夫人(音花ゆり)晴華みどり 千風カレン
■モンタギュー卿(にしき愛)飛鳥裕 朝風れい
■モンタギュー夫人(花愛瑞穂)麻樹ゆめみ 此花いの莉
■ヴェローナ大公(水輝涼)大凪真生 月城かなと
■乳母(白華れみ)沙央くらま 愛加あゆ
ここは変らず……にしておきます。今のところは。
■パリス(天寿光希)彩那音 真那春人
まなはるくんが、ああいう役でどう出るか観てみたい!
■死(真風涼帆)彩風咲奈 ?
■愛(礼真琴)大湖せしる 煌羽レオ
本公演で叶えられなかったがおりちゃんの「死」を、せめて新公で!!……とも思ったのですが、、、、さすがに無いよなあ、やっぱり(T T)。というわけで、考えてみたのですが……ううう、誰も思いつかない。あずりんがいればなー(T T)。
元々は彩凪さんで考えていたんですが、彩凪さんをマキューシオにしたら「死」がいなくなっちゃったんですよね。
彩風さんより下の学年は全然わからないので、すみません。
「愛」は、美海ちゃんにそれなりの役がつくとしたらこれしか無いんですが、夢華さんともども、トップ娘役カウントで新公では役がつかないのなら、、、煌羽さんなら小柄だしキレイだし、本役がせしるなことを考えると、ありうるかな、と。
それにしても。がおりちゃんは今度の新公、何をやるんでしょうね(真顔)。
何をやっても驚かないわ。
ロミオでも、三役のどれかでも、「死」でも、ロレンス神父でも、キャピュレット卿でも、、、なんだったら乳母でも(!)、、、絶対に無い、と言い切れるのはジュリエットと「愛」くらいだな。
個人的には、三役のどれかに入るくらいなら、キャピュレット卿をやってほしいと思っていたりします。
その場合、ぜひともキャピュレット夫人は愛加あゆちゃんで!!
千風さんの乳母は是非とも観てみたい聴いてたいし、遠真さんは……あ、彼女って私の中では歌手カウントなんですけど、ダンスはどうなんでしょう。透真さんの「死」はアリなのかしら…?
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なにはともあれ、「死」と「愛」が『ダンサーズ』にならなくて良かった です(^ ^)
ねこの希望配役はこちらで書いたとおり。
http://80646.diarynote.jp/201008240119246317/
実際には、これを書いたちょっと後で専科はヒロさん(一樹千尋)のみご出演、と発表されまして。
ヒロさんの乳母もすご~く観てみたかったけど、まあ、ないよね、ということで、キャピュレット卿=ヒロさんと、乳母を組子がやることがほぼ確定。
その場合、キタロウ(希望配役はキャピュレット卿でした)の役がないので、ベンヴォーリオ・マキューシオ・ティボルトの三役どれかか、あるいは「死」かな?と思っていました。
で、本日発表あれた実際のキャスティングはこちら。「⇒」の左側にねこの希望、右側に実際のキャスト、です。
■ベンヴォーリオ 未涼亜希⇒〃
■マーキューシオ 早霧せいな⇒〃
■ティボルト 沙央くらま⇒緒月遠麻
なにはともあれ、まっつ=ベンヴォーリオ!!おめでとう!!
嬉しいです。あの2幕のソロを、まっつに歌ってほしかったのよ!(^ ^)。ああ楽しみだ(感涙)。あと、キムちゃんとまっつがいれば、「世界の王」もなんとかなる!と思いたい!(^ ^)
そして、チギちゃんのマキューシオも楽しみ~! マキューシオは、基本的にロミオの親友だけどちょっと年下、って感じなんですよね。なので、チギちゃんはぴったりなんじゃないかな、と♪ 歌は……がんばれ!!たしかオリジナル版にはマキューシオのソロがあったと思うんですが、、、それが増えたりしませんように。(ごめんねチギちゃん)
キタロウが「死」ではなくて三役に入るとすると、キャラ的にはティボルトが似合うだろうな、とは思っていたし、キタロウの芝居はテルくんとは全然違うだろうから、とても楽しみです。とりあえず、ヘタレじゃないティボルトに逢えるのかしら?(テルくんのティボルトはヘタレが魅力でしたが)
それにしても、この二人(テルくんとキタロウ)が同じ役を分け合う日が来るとは思わなかった。意外だなあ……いつだって世界の反対側にいるような役ばっかりだったのに。
あとは、歌ですね。んー、誤魔化しのきかないソロが多い役なので、心配だなー。でもまあ、テルくんがなんとかしていた(博多座しか観てませんが)んだから、心配はいらないかも(*^ ^*)
■パリス 蓮城まこと⇒彩那音
ひろみちゃん、こっちに入るかー。役自体は似合うと思うので楽しみなんですが、、、パリス以外の出番があることを祈ります。
キングだったら星組のみっきぃ(天寿光希)並みにアルバイトさせてもらえるかな、と思ったんだけど、ひろみちゃんの学年だと、逆にアルバイト無しになりそうで、それが心配……。
(同じルドルフ役なのに、祐飛さんだけ、ほぼアルバイト無しだった↓)
■乳母 晴華みどり⇒沙央くらま
おおお、こうきたか!!
コマちゃんって女役は初めてでしょうか?すっごい期待しちゃいます!
今回の配役発表で、一番驚いたのは考える余地なく乳母でした(^ ^;
■ロレンス神父 奏乃はると⇒〃
わーいわーい、おめでとうございます~~~!(はぁと)
観~る~ぞ~~~!!
■キャピュレット卿 緒月遠麻⇒一樹千尋
■キャピュレット夫人 舞咲りん⇒晴華みどり
■モンタギュー卿 飛鳥裕⇒〃
■モンタギュー夫人 麻樹ゆめみ⇒〃
ヒロさんが出演される以上、星組と同じくキャピュレット卿をされるだろうし、かおりちゃんも乳母がなければ間違いなくキャピュレット夫人だろうし……なんというか、当然の配役、という感じ。いや順当で良かったです。ほ。
かおりちゃん、キャピュレット夫人のナンバーはあまり得意な音域ではないと思いますけど、がんばってね!
■ヴェローナ大公 ?⇒大凪真生
なるほどー!全然思いつかなかったんですが、大凪さんがいましたね!水輝くんと同期でしたっけ。
三役に入らなければコマちゃんかな?と思っていたのですが、これは楽しみです。
■愛 笙乃茅桜⇒大湖せしる
■死 香綾しずる⇒彩風咲奈
あああ……予想どおりっちゃ予想通りなんですけど、やっぱりがおりちゃんの「死」が観たかったよーーーー(彩風さんごめんなさい。踊れることは知ってます。期待してます)
せしるの女役ダンスは楽しみですが、「愛」かぁ。
透明感のある中性的なダンサーだった星組版とは、「愛」の役割が変わりそうですね。茅桜ちゃんは無理にしても、もっとずっと下級生のダンサーが来ると思っていたんだけどな。
こうしてみると、案外とねこの希望は通っているような気がする(^ ^)。
とにかくベンヴォーリオとマキューシオ、ロレンス神父が当たったのがとっても嬉しい♪
というか、一樹さんが出演されると発表されたあとの予想は、意外と確度が高かったですね、私(^ ^)。小池さんとはなにげに趣味が合うのかしらん(*^ ^*)。
とにかく役らしい役が少ない作品なので、ジュリエットだけじゃなくて全役役代わり、とかの可能性も考えていたのですが、それは無いみたいなんでホッとしました。
役は少ないけど「モンタギューの男女」も「キャピュレットの男女」も出番はそれなりに多いので、今回発表されていない方のファンも十分に楽しめると思います♪
そして、ついでに新公配役も希望は書いておこうっと。ことだま、ことだま
■ロミオ(柚希礼音)音月桂 彩風咲奈/香稜しずる
■ジュリエット(夢咲ねね)舞羽美海/夢華あみ 天舞音さら
とりあえず、がおりちゃんのロミオは諦めません(^ ^)。
■ロレンス神父(英真なおき)奏乃はると 凛城きら
前回は久城あすちゃんと書いたのですが、、、「オネーギン」を観たら、あまりにもキラキラした美少年だった(汗)。
いやあの、だからどうということではないのですが(汗)、、やっぱロレンス神父はちょっと時期尚早かな、と(^ ^;
■ベンヴォーリオ(涼紫央)未涼亜希 久城あす
■マキューシオ(紅ゆずる)早霧せいな 彩凪翔
■ティボルト(凰稀かなめ)緒月遠麻 帆風成海
「オネーギン」で彗星のごとく(←大袈裟)現れた14歳の美少年、彩凪翔くんをマキューシオにしてみました。歌も悪くなかったし(轟さんと一緒に歌ったりとかしてた)、いけるんじゃないかな、と。
帆風くんのティボルトは、本役がキタロウになったので余計に面白くなりそうです。ただし、もう二回りくらい絞ってほしいところではありますが(T T)。
■キャピュレット卿(一樹千尋)一樹千尋 透真かずき
■キャピュレット夫人(音花ゆり)晴華みどり 千風カレン
■モンタギュー卿(にしき愛)飛鳥裕 朝風れい
■モンタギュー夫人(花愛瑞穂)麻樹ゆめみ 此花いの莉
■ヴェローナ大公(水輝涼)大凪真生 月城かなと
■乳母(白華れみ)沙央くらま 愛加あゆ
ここは変らず……にしておきます。今のところは。
■パリス(天寿光希)彩那音 真那春人
まなはるくんが、ああいう役でどう出るか観てみたい!
■死(真風涼帆)彩風咲奈 ?
■愛(礼真琴)大湖せしる 煌羽レオ
本公演で叶えられなかったがおりちゃんの「死」を、せめて新公で!!……とも思ったのですが、、、、さすがに無いよなあ、やっぱり(T T)。というわけで、考えてみたのですが……ううう、誰も思いつかない。あずりんがいればなー(T T)。
元々は彩凪さんで考えていたんですが、彩凪さんをマキューシオにしたら「死」がいなくなっちゃったんですよね。
彩風さんより下の学年は全然わからないので、すみません。
「愛」は、美海ちゃんにそれなりの役がつくとしたらこれしか無いんですが、夢華さんともども、トップ娘役カウントで新公では役がつかないのなら、、、煌羽さんなら小柄だしキレイだし、本役がせしるなことを考えると、ありうるかな、と。
それにしても。がおりちゃんは今度の新公、何をやるんでしょうね(真顔)。
何をやっても驚かないわ。
ロミオでも、三役のどれかでも、「死」でも、ロレンス神父でも、キャピュレット卿でも、、、なんだったら乳母でも(!)、、、絶対に無い、と言い切れるのはジュリエットと「愛」くらいだな。
個人的には、三役のどれかに入るくらいなら、キャピュレット卿をやってほしいと思っていたりします。
その場合、ぜひともキャピュレット夫人は愛加あゆちゃんで!!
千風さんの乳母は是非とも観てみたい聴いてたいし、遠真さんは……あ、彼女って私の中では歌手カウントなんですけど、ダンスはどうなんでしょう。透真さんの「死」はアリなのかしら…?
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週末の遠征でかなり力尽きてしまい、ちょっと間があいてしまいました。
すみません(汗)。
「銀ちゃん」の下級生レポは、、、ううう、海馬よどこにいったんだ。がんばって探さねば。
一日遅れましたが、花組の花峰千春さんの卒業に、地味にショックを受けています。
「銀ちゃんの恋」で卒業したちあき(白鳥かすが)の面影によく似た、はかなげな美貌が気になっていたのに、、、、ちゃんと芝居している姿を、一度観てみたかったなあ。
いやせめて、普通に大劇場でも発表していたなら、卒業生に優しい藤井さんは何か目立つ場面に出してくれたりしたかもしれないのになあ……しょぼん(T T)
今日は雪組さんの日経ホールのトークショー(大湖せしる、蓮城まこと、笙乃茅桜)に行ってまいりました♪
内容はCSでも流れますので割愛させていただきますが、とにかくひーこちゃんが可愛かったのと、せしるとキングがすごく仲良そうで、すごくお互いを信頼しあっているようすなのが素敵でした♪この二人が芝居でがっつり組んでいるところを観た記憶がない(「君を愛してる」の新公は未見)のですが、持ち味の全く違う二人なので、丁々発止してみたら面白くなりそうですね(^ ^)。
ちょっと緊張気味だったけどお姉さんなせしる、おっとりほわんな弟、しっかり者の末妹、という三人の組み合わせもヒットで、とても楽しかったです。
ちなみに、「やってみたい役」は、せしるが「カルメンみたいな色濃い女役」で、キングが「(お坊っちゃん役が多いので)色濃い役」と言っていたのですが……
もし、この二人で「激情」を上演したら、案外と魅力的かもね、と思ってみたりしました(^ ^)。
ちなみに、ひーこちゃんの「やってみたい役」も「色濃い役」だったと思います。あまり色気のない妖精タイプだと思っていたので意外でした(^ ^)。ただ、たしかに彼女は、容姿のイメージに比べて声は随分ハスキーなですねぇ。ひーこちゃんの声を聴いたのは初めてではないはずなんですが、予想外でびっくり(@ @)。
今日は緊張していたせいか発声がだいぶ不安定でしたが、十分にお稽古した舞台では大丈夫なのかな。でも外観がすっきり清純(?)系なので、あの声に似合う色気が出てこないと芝居では使いにくいのかもなー、と、新公での役づきの悪さにちょっと納得してみたりしました(T T)。
あとは、先日録画した「樹里のやっぱりGOGO!5」(凰稀かなめ、紅ゆずる、天寿光希、英真なおき)をやっと視ました♪
すっげー、みっきぃさん可愛いーーーー!!
いや、あの、テルくんも可愛いです(*^ ^*)。ああ、やっぱりテルくん好きなんだなあ私。あの、何を考えてるのか判らない空虚な笑顔が好きなんです。(←どーゆー意味だ) 罪な笑顔ですよね(←だからどういう)
そして、ベニーは面白すぎです。なんでそんなに次から次へとネタが出てくるんだ。組長さんも凄いけど、ベニーの回転率は本当に凄いなあ(感心)。樹里ちゃんがあんなにおとなしく笑ってる番組をひさしぶりに視た気がします(^ ^)。
それにしても、みっきぃさんが可愛い♪♪
博多で収録を観た友人から、放映されなかった小ネタについていろいろ情報をいただいたのですが、、、いやはや。一人で喋っているときは相当にクールでしっかりしているのに、下級生モードに入っているからといって、どうしてそう可愛らしいんだ(汗)。そのギャップに惚れそうです(^ ^;
みなこちゃん(愛原実花)のサヨナラ番組も、録画していたのをやっと視ました。
水さんも、みなこちゃんも、そらちゃんも、あずりんも、れなちゃんも、他のみなさんも、あと4日ですね。まだ実感はありませんが、最後の一回まで、舞台を楽しんでほしいなと思います。
もうチケットを持っていないし、千秋楽のパレードも予定があっていけないので、たぶんもう二度と「タカラジェンヌ」の彼女たちと会う機会はないと思うのですが……どうぞ存分に、燃え尽きてくださいね。
明日がお天気になりますように。(←それ?)
.
すみません(汗)。
「銀ちゃん」の下級生レポは、、、ううう、海馬よどこにいったんだ。がんばって探さねば。
一日遅れましたが、花組の花峰千春さんの卒業に、地味にショックを受けています。
「銀ちゃんの恋」で卒業したちあき(白鳥かすが)の面影によく似た、はかなげな美貌が気になっていたのに、、、、ちゃんと芝居している姿を、一度観てみたかったなあ。
いやせめて、普通に大劇場でも発表していたなら、卒業生に優しい藤井さんは何か目立つ場面に出してくれたりしたかもしれないのになあ……しょぼん(T T)
今日は雪組さんの日経ホールのトークショー(大湖せしる、蓮城まこと、笙乃茅桜)に行ってまいりました♪
内容はCSでも流れますので割愛させていただきますが、とにかくひーこちゃんが可愛かったのと、せしるとキングがすごく仲良そうで、すごくお互いを信頼しあっているようすなのが素敵でした♪この二人が芝居でがっつり組んでいるところを観た記憶がない(「君を愛してる」の新公は未見)のですが、持ち味の全く違う二人なので、丁々発止してみたら面白くなりそうですね(^ ^)。
ちょっと緊張気味だったけどお姉さんなせしる、おっとりほわんな弟、しっかり者の末妹、という三人の組み合わせもヒットで、とても楽しかったです。
ちなみに、「やってみたい役」は、せしるが「カルメンみたいな色濃い女役」で、キングが「(お坊っちゃん役が多いので)色濃い役」と言っていたのですが……
もし、この二人で「激情」を上演したら、案外と魅力的かもね、と思ってみたりしました(^ ^)。
ちなみに、ひーこちゃんの「やってみたい役」も「色濃い役」だったと思います。あまり色気のない妖精タイプだと思っていたので意外でした(^ ^)。ただ、たしかに彼女は、容姿のイメージに比べて声は随分ハスキーなですねぇ。ひーこちゃんの声を聴いたのは初めてではないはずなんですが、予想外でびっくり(@ @)。
今日は緊張していたせいか発声がだいぶ不安定でしたが、十分にお稽古した舞台では大丈夫なのかな。でも外観がすっきり清純(?)系なので、あの声に似合う色気が出てこないと芝居では使いにくいのかもなー、と、新公での役づきの悪さにちょっと納得してみたりしました(T T)。
あとは、先日録画した「樹里のやっぱりGOGO!5」(凰稀かなめ、紅ゆずる、天寿光希、英真なおき)をやっと視ました♪
すっげー、みっきぃさん可愛いーーーー!!
いや、あの、テルくんも可愛いです(*^ ^*)。ああ、やっぱりテルくん好きなんだなあ私。あの、何を考えてるのか判らない空虚な笑顔が好きなんです。(←どーゆー意味だ) 罪な笑顔ですよね(←だからどういう)
そして、ベニーは面白すぎです。なんでそんなに次から次へとネタが出てくるんだ。組長さんも凄いけど、ベニーの回転率は本当に凄いなあ(感心)。樹里ちゃんがあんなにおとなしく笑ってる番組をひさしぶりに視た気がします(^ ^)。
それにしても、みっきぃさんが可愛い♪♪
博多で収録を観た友人から、放映されなかった小ネタについていろいろ情報をいただいたのですが、、、いやはや。一人で喋っているときは相当にクールでしっかりしているのに、下級生モードに入っているからといって、どうしてそう可愛らしいんだ(汗)。そのギャップに惚れそうです(^ ^;
みなこちゃん(愛原実花)のサヨナラ番組も、録画していたのをやっと視ました。
水さんも、みなこちゃんも、そらちゃんも、あずりんも、れなちゃんも、他のみなさんも、あと4日ですね。まだ実感はありませんが、最後の一回まで、舞台を楽しんでほしいなと思います。
もうチケットを持っていないし、千秋楽のパレードも予定があっていけないので、たぶんもう二度と「タカラジェンヌ」の彼女たちと会う機会はないと思うのですが……どうぞ存分に、燃え尽きてくださいね。
明日がお天気になりますように。(←それ?)
.
東京宝塚劇場にて、雪組新人公演「ロジェ」を観劇してまいりました。
……新公が始まる前に、ブックマークを求めてキャトルレーヴへ行ってしまいました。発売は明日だっつーの(T T)。
土曜日に行く予定ですが、私の欲しいのが売り切れてませんように。ってゆーか、白華れみちゃんのは出そうよ >劇団
というわけで、「ロジェ」。
新公演出は田渕大輔氏。えーっと、宙組「薔薇に降る雨」以来、かな?そう思うと、田渕さんって正塚さんについてる感じなんですね。
あのときは本公演とはかなり印象が違う役者たちを巧く使っていてとても良かったんですが、今回は割と無難な演出だったような気がしました。
一回しか観ていないので違いがよくわからなかったんですが、それは宙組もそんなにかわら
実はオペラグラスを忘れてしまったので、あまり細かいところが見えませんでした。
「ラストソングの男」のまなはるくん(真那春人)とかも全然見つけられなくて、最後カーテンコールで並んだときに、すみからすみまで探しちゃいました(T T)。もう、そんな下級生じゃないっつーのに。
そもそも役が少ないので、あまり新しい発見がなかったのが残念。
その中で印象に残ったのは、娘役ではモニークの花瑛ちほ、男役ではクラウスの彩凪翔、ヴィンセントの煌羽レオ、そして、シュミットの凛城きら。
とりあず、正月の「ロミオとジュリエット」の大公役は、凛城さんでお願いします(結論)。
もとい。
彩風咲奈(ロジェ/水夏希)
「ソルフェリーノ」の新公を観られなかったので、彼女の主演を観るのは初めてでしたが、予想以上に落ち着いて、センターポジションが良く似合っていました。
一年前に比べて身体もずいぶん絞ったし、声も落ち着いてきましたね。
「ソルフェリーノ」「ロジェ」と水さんにしては精神的に若々しい役が続いているので、彩風さんの若さがよく生きたんじゃないかと思います。
ただ、根本的にものすごく華やかな人なので、こういう抑えた芝居でテンションを保つのが大変そうでしたね。ラスト、シュミットとの対決から銃を降ろすまでの葛藤が、子供がヒステリーを起こしたみたいに見えてしまったのがちょっと残念でしたが、本人的にはすごく成長できたと思います。
元々歌える人ですが、感情を込めた歌での安定感はまだ発展途上かな、と思いました。水さんの作品を二作主演できて、すごく勉強になったと思う。これからの活躍を、とても楽しみにしています!
香稜しずる(リオン/音月桂)
いやー、興味深かった。なんていうか、リオンってこういう役になれるんだな、と思いました。包容力のある、優しい男でしたね。ロジェに興味津々で、いろいろ調べてみたりはするけれども、あまり深入りはしないタイプ。あまり熱い芝居はしていませんでしたが、ロジェを見送る背中の芝居がすごく良かったです。
それにしても格好良い!!冒頭のダンスシーン、ロジェの咲奈ちゃんと並んで踊る場面の男役度の高さにびっくりしました。咲奈ちゃんも十分ダンサーだと思うんですが、魅せ方のレベルが全然違う。さぞ勉強になっただろう……(感心)。
ただ、リオンが本公演より大人っぽいつくりだったので、手錠の場面がちょっと違和感ありましたね。なんていうか、激情にかられて意味のわからないことをする子供(ロジェ)にリオンが付き合ってあげている感があって。それはそれで、話としてはありだと思うんですが、がおりちゃんが一生懸命焦った芝居をしているのが逆に妙な感じでした(^ ^;
最後の挨拶は、長のがおりちゃんも主演の咲奈ちゃんもごく落ち着いていて、しっかりした良い挨拶でした。まあ、無難だったともいうかもですが(汗)。
声が良い人は台詞を喋っても挨拶してもいいものは良いですねー♪
夢華あみ(レア/愛原実花)
猫はミナコちゃんのファンなので、あまり公正に評価できていない……かな、と思うので、多くは語りません。
……っていうか。やっぱり「娘役」って一つの芸なんだなあ、と思っちゃいました。
最近の正塚さんの芝居は比較的リアルな芝居を求められるけど、それでもひとかけらのファンタジーがあってこその「娘役」であり、「ヒロイン」なのではないか、と。
いや、もちろん娘役がリアルでも良いんですよ。ただ、その場合は一緒に芝居をする男役にそれだけの大きさが必要になるんですよね。咲奈ちゃんはまだ若いので、ちょっと厳しかったと思います。もしかしたら、ロジェががおりちゃんだったもうちょっとなんとかなったのかも。
ただ、素直に「若いのに巧いな」と思ったのは事実なので、それは明記しておきます。声もいいし、歌も巧い(^ ^)。カミーラとか、クリスティーヌとか、そういう落ち着いた大人の女役を観てみたかったな、と思いました。
ただ、スタイルが磨かれるまでにだいぶ時間がかかりそうだったんですが、ジュリエットまであと半年もないのが不安だ……衣装、どうするんだろう(^ ^;ゞ
帆風成海(バシュレ/未沙のえる)
「ラスト・プレイ」の宇月くんのときも思いましたが、未沙さんの役ってやりにくいんでしょうか。宇月くんも帆風くんも芝居のできる人なんだけど、老け役という演じ方をしていないんですよね。作品の中での位置づけとしては、脚本が変らない以上、ある程度老け役としての芝居をすることが必要なのに。
二人とも、やろうと思えば老け役も出来そうなタイプだし、そういうのを「やりたくない」と思うようなタイプにも見えないんだけど……演出指示なんでしょうかねぇ。不思議。
その違和感以外は良い出来だったと思います、帆風くん。
あの役なら体型の難も目立たないし、さすが芝居上手は一味違うな、という出来でした♪
煌羽レオ(ヴィンセント/彩風咲奈)
シャープな美貌と、ちょっと甘えたような喋り方が役によく合っていたと思います。咲奈ちゃんとはかなり違う雰囲気でしたが、あれはあれでOK(はぁと)な感じ。帆風くんとの会話での、心配している空気感も良かった♪ 「けど、最近増えているんじゃないのか?」の言い方とか、すごく好きです。
透真かずき(マキシム/沙央くらま)
いやー、この役はコマちゃん宛書きだったんですね(汗)。透真さんもデキるひとなんですけど、あの何とも言えない間は………一回限りの新公では難しいのかもしれません。
天舞音さら(ドミニク/愛加まな)
可愛かったけど、台詞はまだ発展途上な感じでしたね。まあ、本役さんもかなり苦戦しているので、正塚さんの書くああいう役って難しいんでしょうね。
さりげなくウザい感じは役にあってた、かな?
梓晴輝(ヤコブ/彩那音)
あーずーりーんーーーーーっっっ(涙)。これが最後だなんて、あの響きの綺麗な声がもう聴けないなんて、なんて残念なんだっっ。
良い役をおいしく演じてくれてましたが、でもでも、アルバイトもほとんど無いなんて(T T)しょぼーん。
月城かなと(アイザック/大湖せしる)
噂に高い月城さん。今回は歌がなかったので判りませんが、良い声ですね。格好良いし、次が楽しみです。
舞羽美海(カミーラ/花帆杏奈)
うーん、声はずいぶん通るようになりましたよね。滑舌があまりよくないのと、興奮した芝居になると一本調子になるのは残念ですが、貫録のある地方検事さんで良かったと思います。大人っぽい美人だこと♪
悠月れな(ローラ/涼花リサ)
れなちゃんもこれで最後かー。芝居のできる人なのに、正塚作品で卒業してしまうのは非常に残念です。っていうか、こういう持ち味の人が新公学年で卒業してしまうなんてすごく悲しい(T T)。役がつくのはこれからなのにー!!
凰華れの(クロード/真波そら)
クロードってやっぱり美形枠なんだな、と納得した新人公演。
可愛い可愛いと思っていましたが、シャープな格好良さがでてきた気がします。芝居も最近ずいぶん良くなってきたなあ、と♪
真那春人(ゲルハルト/奏乃はると)
ああ、大好きな声でたくさん喋ってくれてとても幸せだ(←単純な真実)。
妻と娘を抱きしめて「必ず守る」と言い聞かせる場面の包容力とか、警察署でリオンと渡り合うときの堂々たる態度とか、さりげなく裏がみえつつも人間的な大きさがあってすごく良かったです(←贔屓目)。
ただ、いかんせん若いんだよなあ……。
24年前に党の幹部だったんだからもういい年の筈なのに、オールバックがまるでとってつけたみたいだし、スタイルの良い人なのにスーツのラインがいまいち合ってない気がする(T T)。
学年が違うとはいえ、にわにわはさすがだなあ、と感心。あの貫録がないと、役としてやっぱり物足りないよーーーー(涙)。
透水さらさ(クリスティーヌ/美穂圭子)
落ち着いた語り口が役にあっていて、今までで一番いい芝居をしてくれたような気がします。
花瑛ちほ(モニーク/早花まこ)
可愛いし、台詞も良かったー♪
声というか喋り方がちょっと叶千佳ちゃんに似ているような気がしたんですが、気のせい?歌は歌えるのかなあ。歌えるんだったら次が楽しみです。
凛城きら(シュミット/緒月遠麻)
いやーーーー、本当に良かったです。
深い声、過去と覚悟のある芝居。なんだか、エスコバルとかを演じて苦戦していた頃が不思議なくらいの落ち着きっぷりでした。
身体も少しは絞れたのかな?
出番が少ないぶん、芝居のキーマンたるべき存在感がしっかりとあったのはさすがでした(*^ ^*)。成長ぶりが気持ちいいです。
彩凪翔(クラウス/早霧せいな)
いやー、美形ですよね。びっくり!!
以前から綺麗な人だとは思っていたんですが、あらためて役がついてみると本当に格好良い。チギちゃんほど沸点の低い感じではなく、いかにも「暗殺者」という感じのシャープさでしたね。台詞は経験の少なさが出たかな、と思いましたが、予想していたよりもずっと良かったです♪♪
愛加あゆ(マリア/舞羽美海)
んー、可愛い。美海ちゃんとは全然違う雰囲気が、シュミットの性格の違いと組み合わせの妙になっていたような気がします。
何もかもを諦めた後ろ向きなキタロウのシュミットには、美海ちゃんの切ないマリアが合っていたし、
自分の罪と真正面から向き合いながら淡々と生きてきた凛城さんのシュミットには、ふんわりと柔らかいあゆちゃんのマリアが合っていたと思います。
千風カレン(ロサナ/麻樹ゆめみ)
此花いの莉(エルヴィラ/舞咲りん)
雛月乙葉(フィオナ/涼花リサ)
ベテラン三人の芝居は、さりげなく笑いをとっていきました(^ ^)。
本役ももちろんベテランなんですけど、余裕で対抗できそうな新公の三人もおみごとでした♪「ロミオとジュリエット」の両家の母は、この中から出るのかなー?
そんなところでしょうか。
それにしても、雪組は植田さんの「ソルフェリーノ」⇒正塚さんの「ロジェ」⇒舶来ミュージカル「ロミオとジュリエット」と、下級生、特に娘役には厳しい作品が続きますね(涙)。
ドラマシティの正塚さん(中劇場サイズなら問題ないはず)とバウの植田さん、良い子はたくさんいますので、どうぞよろしくお願いいたしまーす☆
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……新公が始まる前に、ブックマークを求めてキャトルレーヴへ行ってしまいました。発売は明日だっつーの(T T)。
土曜日に行く予定ですが、私の欲しいのが売り切れてませんように。ってゆーか、白華れみちゃんのは出そうよ >劇団
というわけで、「ロジェ」。
新公演出は田渕大輔氏。えーっと、宙組「薔薇に降る雨」以来、かな?そう思うと、田渕さんって正塚さんについてる感じなんですね。
あのときは本公演とはかなり印象が違う役者たちを巧く使っていてとても良かったんですが、今回は割と無難な演出だったような気がしました。
一回しか観ていないので違いがよくわからなかったんですが、それは宙組もそんなにかわら
実はオペラグラスを忘れてしまったので、あまり細かいところが見えませんでした。
「ラストソングの男」のまなはるくん(真那春人)とかも全然見つけられなくて、最後カーテンコールで並んだときに、すみからすみまで探しちゃいました(T T)。もう、そんな下級生じゃないっつーのに。
そもそも役が少ないので、あまり新しい発見がなかったのが残念。
その中で印象に残ったのは、娘役ではモニークの花瑛ちほ、男役ではクラウスの彩凪翔、ヴィンセントの煌羽レオ、そして、シュミットの凛城きら。
とりあず、正月の「ロミオとジュリエット」の大公役は、凛城さんでお願いします(結論)。
もとい。
彩風咲奈(ロジェ/水夏希)
「ソルフェリーノ」の新公を観られなかったので、彼女の主演を観るのは初めてでしたが、予想以上に落ち着いて、センターポジションが良く似合っていました。
一年前に比べて身体もずいぶん絞ったし、声も落ち着いてきましたね。
「ソルフェリーノ」「ロジェ」と水さんにしては精神的に若々しい役が続いているので、彩風さんの若さがよく生きたんじゃないかと思います。
ただ、根本的にものすごく華やかな人なので、こういう抑えた芝居でテンションを保つのが大変そうでしたね。ラスト、シュミットとの対決から銃を降ろすまでの葛藤が、子供がヒステリーを起こしたみたいに見えてしまったのがちょっと残念でしたが、本人的にはすごく成長できたと思います。
元々歌える人ですが、感情を込めた歌での安定感はまだ発展途上かな、と思いました。水さんの作品を二作主演できて、すごく勉強になったと思う。これからの活躍を、とても楽しみにしています!
香稜しずる(リオン/音月桂)
いやー、興味深かった。なんていうか、リオンってこういう役になれるんだな、と思いました。包容力のある、優しい男でしたね。ロジェに興味津々で、いろいろ調べてみたりはするけれども、あまり深入りはしないタイプ。あまり熱い芝居はしていませんでしたが、ロジェを見送る背中の芝居がすごく良かったです。
それにしても格好良い!!冒頭のダンスシーン、ロジェの咲奈ちゃんと並んで踊る場面の男役度の高さにびっくりしました。咲奈ちゃんも十分ダンサーだと思うんですが、魅せ方のレベルが全然違う。さぞ勉強になっただろう……(感心)。
ただ、リオンが本公演より大人っぽいつくりだったので、手錠の場面がちょっと違和感ありましたね。なんていうか、激情にかられて意味のわからないことをする子供(ロジェ)にリオンが付き合ってあげている感があって。それはそれで、話としてはありだと思うんですが、がおりちゃんが一生懸命焦った芝居をしているのが逆に妙な感じでした(^ ^;
最後の挨拶は、長のがおりちゃんも主演の咲奈ちゃんもごく落ち着いていて、しっかりした良い挨拶でした。まあ、無難だったともいうかもですが(汗)。
声が良い人は台詞を喋っても挨拶してもいいものは良いですねー♪
夢華あみ(レア/愛原実花)
猫はミナコちゃんのファンなので、あまり公正に評価できていない……かな、と思うので、多くは語りません。
……っていうか。やっぱり「娘役」って一つの芸なんだなあ、と思っちゃいました。
最近の正塚さんの芝居は比較的リアルな芝居を求められるけど、それでもひとかけらのファンタジーがあってこその「娘役」であり、「ヒロイン」なのではないか、と。
いや、もちろん娘役がリアルでも良いんですよ。ただ、その場合は一緒に芝居をする男役にそれだけの大きさが必要になるんですよね。咲奈ちゃんはまだ若いので、ちょっと厳しかったと思います。もしかしたら、ロジェががおりちゃんだったもうちょっとなんとかなったのかも。
ただ、素直に「若いのに巧いな」と思ったのは事実なので、それは明記しておきます。声もいいし、歌も巧い(^ ^)。カミーラとか、クリスティーヌとか、そういう落ち着いた大人の女役を観てみたかったな、と思いました。
ただ、スタイルが磨かれるまでにだいぶ時間がかかりそうだったんですが、ジュリエットまであと半年もないのが不安だ……衣装、どうするんだろう(^ ^;ゞ
帆風成海(バシュレ/未沙のえる)
「ラスト・プレイ」の宇月くんのときも思いましたが、未沙さんの役ってやりにくいんでしょうか。宇月くんも帆風くんも芝居のできる人なんだけど、老け役という演じ方をしていないんですよね。作品の中での位置づけとしては、脚本が変らない以上、ある程度老け役としての芝居をすることが必要なのに。
二人とも、やろうと思えば老け役も出来そうなタイプだし、そういうのを「やりたくない」と思うようなタイプにも見えないんだけど……演出指示なんでしょうかねぇ。不思議。
その違和感以外は良い出来だったと思います、帆風くん。
あの役なら体型の難も目立たないし、さすが芝居上手は一味違うな、という出来でした♪
煌羽レオ(ヴィンセント/彩風咲奈)
シャープな美貌と、ちょっと甘えたような喋り方が役によく合っていたと思います。咲奈ちゃんとはかなり違う雰囲気でしたが、あれはあれでOK(はぁと)な感じ。帆風くんとの会話での、心配している空気感も良かった♪ 「けど、最近増えているんじゃないのか?」の言い方とか、すごく好きです。
透真かずき(マキシム/沙央くらま)
いやー、この役はコマちゃん宛書きだったんですね(汗)。透真さんもデキるひとなんですけど、あの何とも言えない間は………一回限りの新公では難しいのかもしれません。
天舞音さら(ドミニク/愛加まな)
可愛かったけど、台詞はまだ発展途上な感じでしたね。まあ、本役さんもかなり苦戦しているので、正塚さんの書くああいう役って難しいんでしょうね。
さりげなくウザい感じは役にあってた、かな?
梓晴輝(ヤコブ/彩那音)
あーずーりーんーーーーーっっっ(涙)。これが最後だなんて、あの響きの綺麗な声がもう聴けないなんて、なんて残念なんだっっ。
良い役をおいしく演じてくれてましたが、でもでも、アルバイトもほとんど無いなんて(T T)しょぼーん。
月城かなと(アイザック/大湖せしる)
噂に高い月城さん。今回は歌がなかったので判りませんが、良い声ですね。格好良いし、次が楽しみです。
舞羽美海(カミーラ/花帆杏奈)
うーん、声はずいぶん通るようになりましたよね。滑舌があまりよくないのと、興奮した芝居になると一本調子になるのは残念ですが、貫録のある地方検事さんで良かったと思います。大人っぽい美人だこと♪
悠月れな(ローラ/涼花リサ)
れなちゃんもこれで最後かー。芝居のできる人なのに、正塚作品で卒業してしまうのは非常に残念です。っていうか、こういう持ち味の人が新公学年で卒業してしまうなんてすごく悲しい(T T)。役がつくのはこれからなのにー!!
凰華れの(クロード/真波そら)
クロードってやっぱり美形枠なんだな、と納得した新人公演。
可愛い可愛いと思っていましたが、シャープな格好良さがでてきた気がします。芝居も最近ずいぶん良くなってきたなあ、と♪
真那春人(ゲルハルト/奏乃はると)
ああ、大好きな声でたくさん喋ってくれてとても幸せだ(←単純な真実)。
妻と娘を抱きしめて「必ず守る」と言い聞かせる場面の包容力とか、警察署でリオンと渡り合うときの堂々たる態度とか、さりげなく裏がみえつつも人間的な大きさがあってすごく良かったです(←贔屓目)。
ただ、いかんせん若いんだよなあ……。
24年前に党の幹部だったんだからもういい年の筈なのに、オールバックがまるでとってつけたみたいだし、スタイルの良い人なのにスーツのラインがいまいち合ってない気がする(T T)。
学年が違うとはいえ、にわにわはさすがだなあ、と感心。あの貫録がないと、役としてやっぱり物足りないよーーーー(涙)。
透水さらさ(クリスティーヌ/美穂圭子)
落ち着いた語り口が役にあっていて、今までで一番いい芝居をしてくれたような気がします。
花瑛ちほ(モニーク/早花まこ)
可愛いし、台詞も良かったー♪
声というか喋り方がちょっと叶千佳ちゃんに似ているような気がしたんですが、気のせい?歌は歌えるのかなあ。歌えるんだったら次が楽しみです。
凛城きら(シュミット/緒月遠麻)
いやーーーー、本当に良かったです。
深い声、過去と覚悟のある芝居。なんだか、エスコバルとかを演じて苦戦していた頃が不思議なくらいの落ち着きっぷりでした。
身体も少しは絞れたのかな?
出番が少ないぶん、芝居のキーマンたるべき存在感がしっかりとあったのはさすがでした(*^ ^*)。成長ぶりが気持ちいいです。
彩凪翔(クラウス/早霧せいな)
いやー、美形ですよね。びっくり!!
以前から綺麗な人だとは思っていたんですが、あらためて役がついてみると本当に格好良い。チギちゃんほど沸点の低い感じではなく、いかにも「暗殺者」という感じのシャープさでしたね。台詞は経験の少なさが出たかな、と思いましたが、予想していたよりもずっと良かったです♪♪
愛加あゆ(マリア/舞羽美海)
んー、可愛い。美海ちゃんとは全然違う雰囲気が、シュミットの性格の違いと組み合わせの妙になっていたような気がします。
何もかもを諦めた後ろ向きなキタロウのシュミットには、美海ちゃんの切ないマリアが合っていたし、
自分の罪と真正面から向き合いながら淡々と生きてきた凛城さんのシュミットには、ふんわりと柔らかいあゆちゃんのマリアが合っていたと思います。
千風カレン(ロサナ/麻樹ゆめみ)
此花いの莉(エルヴィラ/舞咲りん)
雛月乙葉(フィオナ/涼花リサ)
ベテラン三人の芝居は、さりげなく笑いをとっていきました(^ ^)。
本役ももちろんベテランなんですけど、余裕で対抗できそうな新公の三人もおみごとでした♪「ロミオとジュリエット」の両家の母は、この中から出るのかなー?
そんなところでしょうか。
それにしても、雪組は植田さんの「ソルフェリーノ」⇒正塚さんの「ロジェ」⇒舶来ミュージカル「ロミオとジュリエット」と、下級生、特に娘役には厳しい作品が続きますね(涙)。
ドラマシティの正塚さん(中劇場サイズなら問題ないはず)とバウの植田さん、良い子はたくさんいますので、どうぞよろしくお願いいたしまーす☆
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昨日の続きを書くつもりだったのですが、ちょっとサボって正月の雪組公演での妄想配役を書かせていただきます。
あくまでも猫の希望ですので、おかしなことを書いていてもご容赦ください。
作品的に「この人で観たい」で書いていますので、あまり番手は気にしてません(^ ^;ゞ。だって、どうせ海外ミュージカルなので番手はどうにでもなるはずだし。
専科さんのご出演も、もちろん単なる願望です(^ ^)。
ロミオ(柚希礼音)音月桂
ジュリエット(夢咲ねね)舞羽美海/夢華あみ
とりあえず決定なのはこの二役。
シェイクスピア作品は元々女性の役が少ないので、ジュリエットのお二人の役替りはモンタギューの女かキャピュレットの女、どちらかでお願いしたい!
美海ちゃんはダンサーなので、モンタギューの優香りこさんのところ(冒頭の喧嘩の場面で引き離される恋人の役)か、キャピュレットの稀鳥まりやちゃんのところあたりが良いのでは。
夢華さんはダンスはどうなんでしょうか。成績がいいみたいだから心配いらない、かな?
ベンヴォーリオ(涼紫央)未涼亜希
マキューシオ(紅ゆずる)早霧せいな
ティボルト(凰稀かなめ)沙央くらま
ソロの数を考えると、まっつにィボルトのナンバーを歌ってもらいたいのはやまやまなのですが、役というかキャラとして考えた時に、ベンヴォーリオはまっつで観たい!と思ったのでした。
ジュリエットの死を知ったあとの慟哭を、まっつで観たい、聴きたい!!
チギちゃんは攻めの人なので、あの三人の中の誰かというなら、絶対マキューシオだと思うんですよね。普通の「ロミオとジュリエット」だったらティボルトが似合いそうなんですけど、この作品のティボルトは無力な子供なので、チギちゃんはちょっと違うような気がします。
猫の希望としては、この三人ならティボルトはコマちゃんです。テルくんとはだいぶ違う感じになりそうですが、虚無感を出せる人なので作品的には合うんじゃないかなあ。
いろんな意味でティボルトの出番を減らす必要があるのなら、「ティボルト」を削ればいいのではないでしょうか。いい曲だけど、演出的に若干浮いていたので。その分、ロミオたち三人がラブラブしている場面を増やしていただければ(^ ^)。
ロレンス神父(英真なおき)奏乃はると
髭役続きで恐縮ですが、とりあえずここは譲れません。ものすごく良い役なので、ぜひとも組子で観てみたい!!にわにわ、がんばれ!
キャピュレット卿(一樹千尋)緒月遠麻
キャピュレット夫人(音花ゆり)舞咲りん
実は、大人たちの中で最初にキャストが決まったのはこのお二人でした(^ ^)。
仇っぽくて気の強い(=声も鞭のようにしなやかに強い)夫人に、一癖も二癖もある夫。
キャピュレット夫人は涼花リサちゃんも似合いそうなんですが、最近の彼女がああいう音域で歌えるのかどうかわからなくて……ヒメの方が無難かな、と。リサちゃん、あの見た目や芝居の質に見合う低い音域で色っぽく歌えるようになったら、いくらでも役があると思うんですけどねぇ(T T)。
モンタギュー卿(にしき愛)飛鳥裕
モンタギュー夫人(花愛瑞穂)麻樹ゆめみ
キャピュレット夫妻より一回り上の落ち着いた夫婦。次からの雪組には「大人の男」ができる男役が少なくなってしまうので、配役が難しいですね。
モンタギュー夫人は、霊廟でのソロの歌いだしで泣かせる役なので、責任重大ですが、麻樹さんなら聴きたい!
パリス(天寿光希)蓮城まこと
とにかく可愛くて歌える、というので最初にキングが浮かびました。
ひろみちゃんとせしるは、ヘタにパリスあたりに入るより、モンタギューかキャピュレットの一員の方が出番が多くて良いのではないか、と思いましす。
とくにひろみちゃん。あのくらいの学年になると、パリスに入ってアルバイト無しになるくらいなら、中途半端に役がつかないほうが良いのではないか、と。
役をつけるとしたら、使者(如月蓮)とピーター(美城れん)を二人で分け合う感じかな。うーむ、って感じですが。
死(真風涼帆)香綾しずる
愛(礼真琴)笙乃茅桜
がおりちゃんの「死」は絶対いいと思うんですよ(*^ ^*)。クールで冷たくて残酷で。(←贔屓目?)
「愛」は、たぶん小池さんが私の知らない下級生を抜擢するんだろうと思っているのですが、希望なのでいちおう書いておきます。ただ、茅桜ちゃんは礼さんとはタイプの違うダンサーなので、もっとテクニカルな、彼女の能力を最大限に発揮できる振付をつけてあげてほしいな、と思いますが。
星組版と同じ振付でいくのであれば、むしろ「愛」をひろみちゃんに、という選択肢があるのかもしれません。……美しいぞ。ちょっと毒が強くなりますが、がおりちゃんと相対するなら、あのくらい毒があった方がいいかもしれないし(^ ^)。
ヴェローナ大公(水輝涼)未来優希特出 または ?
水輝くんクラスの歌手でさえ迫力不足といわれる大公。とにかく太くて強い、低音の響きのある声が欲しい!!
……ううむ。となると、専科で来るとしたらヒロさんになるのか?いや、その場合はキャピュレット卿をそのままヒロさんがやって、キタロウが大公、の方があるのかなあ。
組子から出すとしたら、、、にわにわをこっちに回してしまうと、ロレンス神父を専科に頼るしかなくなるのが残念な気が。っていうか、一度でもハマコさんで想像してしまうと、誰が来てもモノ足りない気がするんですが(涙)。
学年は若くても良い(若くして大公位を継ぐ人なんていくらでもいる)ので、小池さんがいい人材を発掘して、抜擢してくれますように。朝風れいさんあたりなら声も良いし、豪華な衣装にも負けないだろうし、シャープな切れ者感も役に似合いそう。あるいは凛城きらさんとか?
あっ、まっつ!!まっつが居た!!
まっつを大公にするとなると、えーっと……ベンヴォーリオにひろみちゃん、という手があるのかなあ?おお、それはそれで、歌はともかく、芝居は観てみたいかも(*^ ^*)。
乳母(白華れみ)美穂圭子 または 晴華みどり
この役は女役としての芝居が重要なので、できれば美穂さんの出演をお願いしたいところです。
組子から出すなら、やっぱりかおりちゃんかなあ。美しいソプラノを武器に、娘役として戦い続けるかおりちゃんにとって、脱皮のチャンスになればいいのですが。
……新公配役の方がおもしろいかも。
以上です。
あくまでも個人的な希望ですので、不愉快に思われる方もいらっしゃるだろう、とは思うのですが、どうぞご容赦くださいませ………m(_ _)m。
それにしても。
この作品って、役は少ないけど、数少ない役はどれも歌が重要なので、組子から探すのも案外大変なものなんですね(涙)。
そして、ここで名前をあげた以外のひとたちは、どうなるんだろう……。モンタギューとキャピュレットの男女をそれぞれ倍に水増しして、あとは舞踏会の客とヴェローナの市民、マントヴァの市民?うっわーーーーー(涙)。
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あくまでも猫の希望ですので、おかしなことを書いていてもご容赦ください。
作品的に「この人で観たい」で書いていますので、あまり番手は気にしてません(^ ^;ゞ。だって、どうせ海外ミュージカルなので番手はどうにでもなるはずだし。
専科さんのご出演も、もちろん単なる願望です(^ ^)。
ロミオ(柚希礼音)音月桂
ジュリエット(夢咲ねね)舞羽美海/夢華あみ
とりあえず決定なのはこの二役。
シェイクスピア作品は元々女性の役が少ないので、ジュリエットのお二人の役替りはモンタギューの女かキャピュレットの女、どちらかでお願いしたい!
美海ちゃんはダンサーなので、モンタギューの優香りこさんのところ(冒頭の喧嘩の場面で引き離される恋人の役)か、キャピュレットの稀鳥まりやちゃんのところあたりが良いのでは。
夢華さんはダンスはどうなんでしょうか。成績がいいみたいだから心配いらない、かな?
ベンヴォーリオ(涼紫央)未涼亜希
マキューシオ(紅ゆずる)早霧せいな
ティボルト(凰稀かなめ)沙央くらま
ソロの数を考えると、まっつにィボルトのナンバーを歌ってもらいたいのはやまやまなのですが、役というかキャラとして考えた時に、ベンヴォーリオはまっつで観たい!と思ったのでした。
ジュリエットの死を知ったあとの慟哭を、まっつで観たい、聴きたい!!
チギちゃんは攻めの人なので、あの三人の中の誰かというなら、絶対マキューシオだと思うんですよね。普通の「ロミオとジュリエット」だったらティボルトが似合いそうなんですけど、この作品のティボルトは無力な子供なので、チギちゃんはちょっと違うような気がします。
猫の希望としては、この三人ならティボルトはコマちゃんです。テルくんとはだいぶ違う感じになりそうですが、虚無感を出せる人なので作品的には合うんじゃないかなあ。
いろんな意味でティボルトの出番を減らす必要があるのなら、「ティボルト」を削ればいいのではないでしょうか。いい曲だけど、演出的に若干浮いていたので。その分、ロミオたち三人がラブラブしている場面を増やしていただければ(^ ^)。
ロレンス神父(英真なおき)奏乃はると
髭役続きで恐縮ですが、とりあえずここは譲れません。ものすごく良い役なので、ぜひとも組子で観てみたい!!にわにわ、がんばれ!
キャピュレット卿(一樹千尋)緒月遠麻
キャピュレット夫人(音花ゆり)舞咲りん
実は、大人たちの中で最初にキャストが決まったのはこのお二人でした(^ ^)。
仇っぽくて気の強い(=声も鞭のようにしなやかに強い)夫人に、一癖も二癖もある夫。
キャピュレット夫人は涼花リサちゃんも似合いそうなんですが、最近の彼女がああいう音域で歌えるのかどうかわからなくて……ヒメの方が無難かな、と。リサちゃん、あの見た目や芝居の質に見合う低い音域で色っぽく歌えるようになったら、いくらでも役があると思うんですけどねぇ(T T)。
モンタギュー卿(にしき愛)飛鳥裕
モンタギュー夫人(花愛瑞穂)麻樹ゆめみ
キャピュレット夫妻より一回り上の落ち着いた夫婦。次からの雪組には「大人の男」ができる男役が少なくなってしまうので、配役が難しいですね。
モンタギュー夫人は、霊廟でのソロの歌いだしで泣かせる役なので、責任重大ですが、麻樹さんなら聴きたい!
パリス(天寿光希)蓮城まこと
とにかく可愛くて歌える、というので最初にキングが浮かびました。
ひろみちゃんとせしるは、ヘタにパリスあたりに入るより、モンタギューかキャピュレットの一員の方が出番が多くて良いのではないか、と思いましす。
とくにひろみちゃん。あのくらいの学年になると、パリスに入ってアルバイト無しになるくらいなら、中途半端に役がつかないほうが良いのではないか、と。
役をつけるとしたら、使者(如月蓮)とピーター(美城れん)を二人で分け合う感じかな。うーむ、って感じですが。
死(真風涼帆)香綾しずる
愛(礼真琴)笙乃茅桜
がおりちゃんの「死」は絶対いいと思うんですよ(*^ ^*)。クールで冷たくて残酷で。(←贔屓目?)
「愛」は、たぶん小池さんが私の知らない下級生を抜擢するんだろうと思っているのですが、希望なのでいちおう書いておきます。ただ、茅桜ちゃんは礼さんとはタイプの違うダンサーなので、もっとテクニカルな、彼女の能力を最大限に発揮できる振付をつけてあげてほしいな、と思いますが。
星組版と同じ振付でいくのであれば、むしろ「愛」をひろみちゃんに、という選択肢があるのかもしれません。……美しいぞ。ちょっと毒が強くなりますが、がおりちゃんと相対するなら、あのくらい毒があった方がいいかもしれないし(^ ^)。
ヴェローナ大公(水輝涼)未来優希特出 または ?
水輝くんクラスの歌手でさえ迫力不足といわれる大公。とにかく太くて強い、低音の響きのある声が欲しい!!
……ううむ。となると、専科で来るとしたらヒロさんになるのか?いや、その場合はキャピュレット卿をそのままヒロさんがやって、キタロウが大公、の方があるのかなあ。
組子から出すとしたら、、、にわにわをこっちに回してしまうと、ロレンス神父を専科に頼るしかなくなるのが残念な気が。っていうか、一度でもハマコさんで想像してしまうと、誰が来てもモノ足りない気がするんですが(涙)。
学年は若くても良い(若くして大公位を継ぐ人なんていくらでもいる)ので、小池さんがいい人材を発掘して、抜擢してくれますように。朝風れいさんあたりなら声も良いし、豪華な衣装にも負けないだろうし、シャープな切れ者感も役に似合いそう。あるいは凛城きらさんとか?
あっ、まっつ!!まっつが居た!!
まっつを大公にするとなると、えーっと……ベンヴォーリオにひろみちゃん、という手があるのかなあ?おお、それはそれで、歌はともかく、芝居は観てみたいかも(*^ ^*)。
乳母(白華れみ)美穂圭子 または 晴華みどり
この役は女役としての芝居が重要なので、できれば美穂さんの出演をお願いしたいところです。
組子から出すなら、やっぱりかおりちゃんかなあ。美しいソプラノを武器に、娘役として戦い続けるかおりちゃんにとって、脱皮のチャンスになればいいのですが。
……新公配役の方がおもしろいかも。
以上です。
あくまでも個人的な希望ですので、不愉快に思われる方もいらっしゃるだろう、とは思うのですが、どうぞご容赦くださいませ………m(_ _)m。
それにしても。
この作品って、役は少ないけど、数少ない役はどれも歌が重要なので、組子から探すのも案外大変なものなんですね(涙)。
そして、ここで名前をあげた以外のひとたちは、どうなるんだろう……。モンタギューとキャピュレットの男女をそれぞれ倍に水増しして、あとは舞踏会の客とヴェローナの市民、マントヴァの市民?うっわーーーーー(涙)。
.
東京宝塚劇場雪組公演「ロジェ/ロックオン」初日を観劇してまいりました。
水さん、みなこちゃん(愛原実花)、(真波)そらちゃん、彩夏涼さん、紫友みれいさん、(悠月)れなちゃん、あずりん(梓晴輝)、美乃ほのかさん、花城舞さん、琉動真瑳さん。
東宝で一人ふえて、10人になった卒業生たち。組ファンではない私には判らない方もいらっしゃいますが(すみません)、どうぞ今日から一ヶ月、舞台を楽しんでくださいますように。
そして水さん。東京に秋を連れてきてくださったことには感謝しますが、あまり大雨を降らせないでくださいね(涙)。
正塚晴彦+水夏希、といえば、私の心に燦然と輝く名作「マリポーサの花」がありますが。
今回の「ロジェ」は、「マリポーサの花」とは全く違う方向で水さんの魅力をひきだすべく、正塚さんがんばったな、という印象でした。
まあ、あの、相変わらず下級生の出番は少ないわ、珍しく出てると思ったら帽子を目深に被っていて顔が全然見えないわで、二階席の猫はだいぶ涙目でしたが……。
水くんとキムちゃん(音月桂)、こうやって芝居でちゃんと組んでいる姿を観るのは全国ツアー「星影の人」の総司と土方……以来かな?やっぱりこの二人、意外に似合うんだよなあ、と。
クールでシャープな水さんと、熱血すぎて暑苦しいキムちゃん。正塚さんもそのままなキャラクターを二人に与えていて、役者をよく観ているな、と思いました。
水さんのロジェは、幼いころに理不尽に両親と妹を殺されたトラウマを抱えるインターポールの刑事。キムちゃんのリオンは、捜査に協力するパリ市警の刑事。
舞台となるのは、第二次世界大戦終戦から20数年たっているそうなので、1965年頃のヨーロッパ某国……じゃなくて、パリなのか、パリ市警だから。パリの空気感とか全く感じないけど。
水さんは、心に傷をかかえて生きている男が嵌りますねー。まあ、ちょっとばかり青臭いんですけど(汗)、「マリポーサ」のネロからイメージを離そうとすると若くするしかない。……今回は相棒もキムちゃんなので、あのくらい未熟な感じでちょうどいいのかも。っていうか、あのキャリアであれだけの『未熟さ』を真正面から表現できる水さんって凄いな、と思いました。お披露目の沖田総司を思い出しましたわ。
激しい復讐心に煽られて暴走しようとするロジェを、心配して引きとめようとするリオン。リオンのロジェに対する感情は、すごく素直で可愛いんですよね。ああいう真っ直ぐな愛情表現はキムちゃんの美点だと思うし、これからも大切にしてほしいと思います。
そして、それをそっけなくかわして先を歩いていく水さんの男役としての格好良さというのは、本当に余人をもって替え難いな、と。正塚さんの「マリポーサ」以降の作品の低迷ぶりを考えてみても、もしかしたら水さんが彼の最後のミューズになってしまうのかもしれないな、と思ってしまいました。
水さんと一緒に卒業を決めたみなこちゃんは、ひろみちゃん(彩那音)と一緒に戦犯たちを追うヴィーゼンタール機関の調査員。
もっと制服系というか、タイトスカートのイメージを勝手にもっていたのですが、意外と衣装はバリエーションが豊富で、どれもよく似合ってました♪
途中でロジェに片思いしていることを自覚して一曲歌いますが、残念ながらロジェうには全く相手にされず、「まあ、これからがんばりましょう」みたいな感じで終わってしまったのが若干残念(^ ^)。
……まあ、宙組のコンビがちょっと恋愛体質すぎるだけで、こういうクールなコンビも素敵だな、とは思うんですけどね。物語的に、恋愛の入る余地がない展開だし。
一緒に卒業するそらちゃんは、今回もなかなか絶妙な役♪ 出番は多く、喋りすぎず。本来の役(キムちゃんリオンの部下)でも結構出番が多いのに、さらにブエノスアイレスのタンゴダンサーもやっていて、これがまた超絶格好良い(はぁと)。
スポットの中で踊るタンゴダンサーの、ラインの美しさに惚れぼれしました。
雪組美形軍団の総元締めの卒業は寂しい限りですが、最後にじっくりとタンゴを観ることができて嬉しいです♪
同じく卒業するあずりんは、こまごまと色んなところで出番は多いのですが、残念ながら二階席から顔を観る機会はあんまりない、かも(涙)。
しょぼん。
ただ、後半のタンゴ酒場で、一緒に卒業する同期のれなちゃんと踊っているのが嬉しかったです。舞台前方、上手ががおりちゃん(香稜しずる)&沙月愛奈ちゃんで、下手があずりん&れなちゃん。……かっこいいぞ(ぼそ)(T T)。
役らしい役がついているのは、男役では水さん、未沙さん、キムちゃん、飛鳥組長、にわにわ(奏乃はると)、ひろみちゃん、そらちゃん、キタロウ(緒月遠麻)、チギちゃん(早霧せいな)、コマちゃん(沙央くらま)、(大湖)せしる、彩風咲奈ちゃん、、くらいかな。
娘役でも、物語上意味のある役なのはみなこちゃん、美穂圭子さん、花帆杏奈ちゃん、(涼花)リサちゃん、きゃびぃ(早花まこ)、(舞羽)美海ちゃんくらい。
今名前をあげたメンバー以外にもいくつか目立つ役がありますが(ロジェの家のメイド役の愛加あゆちゃんとか)、物語にはあまり関係ないんですよね。……とはいえ、「マリポーサの花」を考えたらだいぶ役も増えているのかな。正塚さん、がんばった?
とりあえず、猫的には、ラストのタンゴ酒場でのロジェとレアの語らいの場に、下級生が結構たくさん出て小芝居していたのが楽しかったです。雪組さんの小芝居は、よく練られていて興味深いです(^ ^)。
ネタばれというほどのネタでもないので(キタロウと違って)あまり気にせず書きますが、にわにわのゲルハルト氏(資産家で、戦犯の逃亡組織の資金源)が、なかなか面白い役でした。美しい奥様(美穂さん)と可愛いお嬢さん(きゃびぃ)を抱きしめて「お前たちを必ず守る!」(だっけ。違うかも)という場面はぐっときました(^ ^)。
ただ、ちょっと卑小なキャラにつくりすぎているような気もしたんですよね。彼の「真実の姿」を考えれえば、もう少し大物感があってもいいんじゃないかなーーー?、なんて。
チギちゃんのクラウスと対峙するところとか、ちょっと情けなさが先に立つのは、演出指導?(^ ^)。
チギちゃんは、クールでシャープなギャング(←違う)で、新境地、なのかな?
歌もダンスもなく、ただ銀橋を一人で渡っていく演出にちょっとびっくりしました。渡り終わったところでゲルハルトとすれ違って、ワンアクションあって、その後、花道をハケながら天を見上げて嘲うチギちゃんに、いきなり惹きつけられました。
コマちゃんは、役どころはだいぶ違いますが、作品の中の位置としては「マリポーサの花」の馬番と似ていたような。割と深刻な物語の中の、一服の清涼剤のような存在。本当に良い声だなあ(*^ ^*)。でも、そろそろ物語の本筋にかかわるような役をやらせてあげてほしいんですが……
彩風咲奈ちゃんは、ロジェの同居人(?)のヴィンセント。なんだか、「ブエノスアイレスの風に」のマルセーロ(初演は大和悠河、再演は霧矢大夢)のその後(ニコラスに引き取られて一緒に暮らしている設定)、みたいな感じのキャラでした。
ナウオンで自分で言ってましたが、観客に『で、なんで君がここにいるの?』みたいな疑問を抱かせたらおしまいな役なんですが、、、でもよくやっていたかな。小生意気で反抗期だけど、実は優しくてちょっと不器用、なあたり、タニちゃんよりきりやんのマルセーロに近いかな、と思ったり。
顔はまだだいぶ丸いけど、身体はずいぶん絞りましたね。男役らしくシャープになってきたと思います。新公が楽しみ!
ショーは大盛り上がりでした!!
っていうか、初日から客席テンション高すぎ(^ ^)。
とにかく、最初から最後まで盛り上がりまくり。ショースター・水さんの最後のショーは、本当に夢のように楽しいショーでした。
オープニングからいきなり客席降りはあるわ、二階にも下級生が来てくれるわ、楽しいったらないです。っていうか、本公演で客席降りがあるショーって珍しいのに、水さんのショーは客席降り多かった印象………
中詰めの始まりの、杏奈ちゃん・リサちゃんと彩夏涼さん・香音有希さんの場面が意外な配役で面白かったです。こういう場面にも拍手を入れたかったなー。
クールなLady-Killer水さんはめっちゃ格好よく、そしてシルバーのスリットドレスに包まれたみなこちゃんのゴージャスさは群を抜いて華やか。この輝きの頂点で翔びたっていくトップコンビを、ちゃんと見届けなくては、と思いました。
中詰めの後は、日替わりのShow Time。初日はBlues Versionなので、最初にみなこちゃん&チギちゃん&コマちゃんで銀橋をわたり、幕が上がると黒タキシードの水さん・キムちゃん・ひろみちゃん・そらちゃん・キタロウで格好よく踊ってくれました。
あと二回観る予定ですが、Latin Versionも観られますように!!
で。
このショーで一番度肝を抜いたのは、ロケット。
そらちゃん、卒業公演で研11ロケットかよ!!(@ @)
月組も宙組も91期以上はほとんどロケット卒業したのに、なんで雪組だけこんなに上級生が、しかもこんなに人数が少なくて、しかも銀橋で足あげ!!
うっわー、一階席で観てたら、ドキドキものだろうなあ……。
水さん+男役40人の黒燕尾は、キレイに揃っていて実に美しい(T T)。素晴らしい統率力!雪組さんは群舞がいつもキレイだなと思っていましたが、特に今回は人数が多い分、凄い迫力でした!
8人が配属され、10人が去る雪組。
組長さんに「これが最後の、初日のご挨拶」と言われて、ちょっと緊張気味にマイクの前に立った水さん。
あっという間の一ヶ月を楽しみたい、だったか、楽しんでください、だったかという挨拶の後、「たった一つの願いは、キャスト、スタッフ、お客様にいたるまで、全員が心身共に健康で、すがすがしく元気に千秋楽を迎えられること」と、本当にすがすがしく仰っていたのが印象的でした。
二度目のカーテンコールで客席はAll Standing。
笑顔で数歩前にでた水さんは、前方席のお客さんに
「泣いてますね?泣いてちゃだめですよ、笑って免疫力を高めないと」
と突っ込んでいらっしゃいました。……あなたが卒業するから泣いてるんだと思うんだけどな(^ ^;ゞ
その後も数を重ねるカーテンコールに、一回くらい水さん一人で出てきたりするのかなと思ったのですが、5、6回あったカーテンコールはすべて組子全員で。
そういうところ、水さんらしいなと思いました。
「雪組は客席参加型で」だったか
「客席参加型が根付いてきた雪組」だったか
そんなようなコメントで笑いをとりつつ、
「みなさんの拍手で緞帳をあげてください!」と、緞帳を持ち上げるゼスチャー付きで言ってみたい、
「(カーテンコールの回数の)ギネスに挑戦しますか!?」
なんて言ったりしつつ、それでも水さんになだめられて客席の拍手も止まり、、、
トップさんのサヨナラ公演の初日を観たのは初めてだったのですが、なんというか、爽やかなものなのだな、と思いました。
泣いている人もいましたけれども、総じて客席の空気はとにかく「熱」く、そして、矛盾するようですが「爽やか」でした(^ ^)。
あと一ヶ月。
水さんのお言葉どおり、関係者一同(観客含む)が全員、心身ともに健康で、さいごまで10人の卒業生を見送ることができますように(祈)
.
水さん、みなこちゃん(愛原実花)、(真波)そらちゃん、彩夏涼さん、紫友みれいさん、(悠月)れなちゃん、あずりん(梓晴輝)、美乃ほのかさん、花城舞さん、琉動真瑳さん。
東宝で一人ふえて、10人になった卒業生たち。組ファンではない私には判らない方もいらっしゃいますが(すみません)、どうぞ今日から一ヶ月、舞台を楽しんでくださいますように。
そして水さん。東京に秋を連れてきてくださったことには感謝しますが、あまり大雨を降らせないでくださいね(涙)。
正塚晴彦+水夏希、といえば、私の心に燦然と輝く名作「マリポーサの花」がありますが。
今回の「ロジェ」は、「マリポーサの花」とは全く違う方向で水さんの魅力をひきだすべく、正塚さんがんばったな、という印象でした。
まあ、あの、相変わらず下級生の出番は少ないわ、珍しく出てると思ったら帽子を目深に被っていて顔が全然見えないわで、二階席の猫はだいぶ涙目でしたが……。
水くんとキムちゃん(音月桂)、こうやって芝居でちゃんと組んでいる姿を観るのは全国ツアー「星影の人」の総司と土方……以来かな?やっぱりこの二人、意外に似合うんだよなあ、と。
クールでシャープな水さんと、熱血すぎて暑苦しいキムちゃん。正塚さんもそのままなキャラクターを二人に与えていて、役者をよく観ているな、と思いました。
水さんのロジェは、幼いころに理不尽に両親と妹を殺されたトラウマを抱えるインターポールの刑事。キムちゃんのリオンは、捜査に協力するパリ市警の刑事。
舞台となるのは、第二次世界大戦終戦から20数年たっているそうなので、1965年頃のヨーロッパ某国……じゃなくて、パリなのか、パリ市警だから。パリの空気感とか全く感じないけど。
水さんは、心に傷をかかえて生きている男が嵌りますねー。まあ、ちょっとばかり青臭いんですけど(汗)、「マリポーサ」のネロからイメージを離そうとすると若くするしかない。……今回は相棒もキムちゃんなので、あのくらい未熟な感じでちょうどいいのかも。っていうか、あのキャリアであれだけの『未熟さ』を真正面から表現できる水さんって凄いな、と思いました。お披露目の沖田総司を思い出しましたわ。
激しい復讐心に煽られて暴走しようとするロジェを、心配して引きとめようとするリオン。リオンのロジェに対する感情は、すごく素直で可愛いんですよね。ああいう真っ直ぐな愛情表現はキムちゃんの美点だと思うし、これからも大切にしてほしいと思います。
そして、それをそっけなくかわして先を歩いていく水さんの男役としての格好良さというのは、本当に余人をもって替え難いな、と。正塚さんの「マリポーサ」以降の作品の低迷ぶりを考えてみても、もしかしたら水さんが彼の最後のミューズになってしまうのかもしれないな、と思ってしまいました。
水さんと一緒に卒業を決めたみなこちゃんは、ひろみちゃん(彩那音)と一緒に戦犯たちを追うヴィーゼンタール機関の調査員。
もっと制服系というか、タイトスカートのイメージを勝手にもっていたのですが、意外と衣装はバリエーションが豊富で、どれもよく似合ってました♪
途中でロジェに片思いしていることを自覚して一曲歌いますが、残念ながらロジェうには全く相手にされず、「まあ、これからがんばりましょう」みたいな感じで終わってしまったのが若干残念(^ ^)。
……まあ、宙組のコンビがちょっと恋愛体質すぎるだけで、こういうクールなコンビも素敵だな、とは思うんですけどね。物語的に、恋愛の入る余地がない展開だし。
一緒に卒業するそらちゃんは、今回もなかなか絶妙な役♪ 出番は多く、喋りすぎず。本来の役(キムちゃんリオンの部下)でも結構出番が多いのに、さらにブエノスアイレスのタンゴダンサーもやっていて、これがまた超絶格好良い(はぁと)。
スポットの中で踊るタンゴダンサーの、ラインの美しさに惚れぼれしました。
雪組美形軍団の総元締めの卒業は寂しい限りですが、最後にじっくりとタンゴを観ることができて嬉しいです♪
同じく卒業するあずりんは、こまごまと色んなところで出番は多いのですが、残念ながら二階席から顔を観る機会はあんまりない、かも(涙)。
しょぼん。
ただ、後半のタンゴ酒場で、一緒に卒業する同期のれなちゃんと踊っているのが嬉しかったです。舞台前方、上手ががおりちゃん(香稜しずる)&沙月愛奈ちゃんで、下手があずりん&れなちゃん。……かっこいいぞ(ぼそ)(T T)。
役らしい役がついているのは、男役では水さん、未沙さん、キムちゃん、飛鳥組長、にわにわ(奏乃はると)、ひろみちゃん、そらちゃん、キタロウ(緒月遠麻)、チギちゃん(早霧せいな)、コマちゃん(沙央くらま)、(大湖)せしる、彩風咲奈ちゃん、、くらいかな。
娘役でも、物語上意味のある役なのはみなこちゃん、美穂圭子さん、花帆杏奈ちゃん、(涼花)リサちゃん、きゃびぃ(早花まこ)、(舞羽)美海ちゃんくらい。
今名前をあげたメンバー以外にもいくつか目立つ役がありますが(ロジェの家のメイド役の愛加あゆちゃんとか)、物語にはあまり関係ないんですよね。……とはいえ、「マリポーサの花」を考えたらだいぶ役も増えているのかな。正塚さん、がんばった?
とりあえず、猫的には、ラストのタンゴ酒場でのロジェとレアの語らいの場に、下級生が結構たくさん出て小芝居していたのが楽しかったです。雪組さんの小芝居は、よく練られていて興味深いです(^ ^)。
ネタばれというほどのネタでもないので(キタロウと違って)あまり気にせず書きますが、にわにわのゲルハルト氏(資産家で、戦犯の逃亡組織の資金源)が、なかなか面白い役でした。美しい奥様(美穂さん)と可愛いお嬢さん(きゃびぃ)を抱きしめて「お前たちを必ず守る!」(だっけ。違うかも)という場面はぐっときました(^ ^)。
ただ、ちょっと卑小なキャラにつくりすぎているような気もしたんですよね。彼の「真実の姿」を考えれえば、もう少し大物感があってもいいんじゃないかなーーー?、なんて。
チギちゃんのクラウスと対峙するところとか、ちょっと情けなさが先に立つのは、演出指導?(^ ^)。
チギちゃんは、クールでシャープなギャング(←違う)で、新境地、なのかな?
歌もダンスもなく、ただ銀橋を一人で渡っていく演出にちょっとびっくりしました。渡り終わったところでゲルハルトとすれ違って、ワンアクションあって、その後、花道をハケながら天を見上げて嘲うチギちゃんに、いきなり惹きつけられました。
コマちゃんは、役どころはだいぶ違いますが、作品の中の位置としては「マリポーサの花」の馬番と似ていたような。割と深刻な物語の中の、一服の清涼剤のような存在。本当に良い声だなあ(*^ ^*)。でも、そろそろ物語の本筋にかかわるような役をやらせてあげてほしいんですが……
彩風咲奈ちゃんは、ロジェの同居人(?)のヴィンセント。なんだか、「ブエノスアイレスの風に」のマルセーロ(初演は大和悠河、再演は霧矢大夢)のその後(ニコラスに引き取られて一緒に暮らしている設定)、みたいな感じのキャラでした。
ナウオンで自分で言ってましたが、観客に『で、なんで君がここにいるの?』みたいな疑問を抱かせたらおしまいな役なんですが、、、でもよくやっていたかな。小生意気で反抗期だけど、実は優しくてちょっと不器用、なあたり、タニちゃんよりきりやんのマルセーロに近いかな、と思ったり。
顔はまだだいぶ丸いけど、身体はずいぶん絞りましたね。男役らしくシャープになってきたと思います。新公が楽しみ!
ショーは大盛り上がりでした!!
っていうか、初日から客席テンション高すぎ(^ ^)。
とにかく、最初から最後まで盛り上がりまくり。ショースター・水さんの最後のショーは、本当に夢のように楽しいショーでした。
オープニングからいきなり客席降りはあるわ、二階にも下級生が来てくれるわ、楽しいったらないです。っていうか、本公演で客席降りがあるショーって珍しいのに、水さんのショーは客席降り多かった印象………
中詰めの始まりの、杏奈ちゃん・リサちゃんと彩夏涼さん・香音有希さんの場面が意外な配役で面白かったです。こういう場面にも拍手を入れたかったなー。
クールなLady-Killer水さんはめっちゃ格好よく、そしてシルバーのスリットドレスに包まれたみなこちゃんのゴージャスさは群を抜いて華やか。この輝きの頂点で翔びたっていくトップコンビを、ちゃんと見届けなくては、と思いました。
中詰めの後は、日替わりのShow Time。初日はBlues Versionなので、最初にみなこちゃん&チギちゃん&コマちゃんで銀橋をわたり、幕が上がると黒タキシードの水さん・キムちゃん・ひろみちゃん・そらちゃん・キタロウで格好よく踊ってくれました。
あと二回観る予定ですが、Latin Versionも観られますように!!
で。
このショーで一番度肝を抜いたのは、ロケット。
そらちゃん、卒業公演で研11ロケットかよ!!(@ @)
月組も宙組も91期以上はほとんどロケット卒業したのに、なんで雪組だけこんなに上級生が、しかもこんなに人数が少なくて、しかも銀橋で足あげ!!
うっわー、一階席で観てたら、ドキドキものだろうなあ……。
水さん+男役40人の黒燕尾は、キレイに揃っていて実に美しい(T T)。素晴らしい統率力!雪組さんは群舞がいつもキレイだなと思っていましたが、特に今回は人数が多い分、凄い迫力でした!
8人が配属され、10人が去る雪組。
組長さんに「これが最後の、初日のご挨拶」と言われて、ちょっと緊張気味にマイクの前に立った水さん。
あっという間の一ヶ月を楽しみたい、だったか、楽しんでください、だったかという挨拶の後、「たった一つの願いは、キャスト、スタッフ、お客様にいたるまで、全員が心身共に健康で、すがすがしく元気に千秋楽を迎えられること」と、本当にすがすがしく仰っていたのが印象的でした。
二度目のカーテンコールで客席はAll Standing。
笑顔で数歩前にでた水さんは、前方席のお客さんに
「泣いてますね?泣いてちゃだめですよ、笑って免疫力を高めないと」
と突っ込んでいらっしゃいました。……あなたが卒業するから泣いてるんだと思うんだけどな(^ ^;ゞ
その後も数を重ねるカーテンコールに、一回くらい水さん一人で出てきたりするのかなと思ったのですが、5、6回あったカーテンコールはすべて組子全員で。
そういうところ、水さんらしいなと思いました。
「雪組は客席参加型で」だったか
「客席参加型が根付いてきた雪組」だったか
そんなようなコメントで笑いをとりつつ、
「みなさんの拍手で緞帳をあげてください!」と、緞帳を持ち上げるゼスチャー付きで言ってみたい、
「(カーテンコールの回数の)ギネスに挑戦しますか!?」
なんて言ったりしつつ、それでも水さんになだめられて客席の拍手も止まり、、、
トップさんのサヨナラ公演の初日を観たのは初めてだったのですが、なんというか、爽やかなものなのだな、と思いました。
泣いている人もいましたけれども、総じて客席の空気はとにかく「熱」く、そして、矛盾するようですが「爽やか」でした(^ ^)。
あと一ヶ月。
水さんのお言葉どおり、関係者一同(観客含む)が全員、心身ともに健康で、さいごまで10人の卒業生を見送ることができますように(祈)
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今後の雪組に関係する人事が、一気に発表された本日。
カテゴリーを「雪組」にするか「宝塚全体」にするか若干悩みつつ、まずは私にとって一番衝撃だったニュースから。
まっつ(未涼亜希)、組替えですか!!!
前回公演でユミコさん(彩吹真央)が抜けて、今公演で水さんが卒業。
次期トップのキムちゃんは(一応)順当だとしても、その両脇をいったいどうするつもりなんだろう?と思っていたのですが。
まさかのまっつ投入(@ @)。
同期の名歌手ということなら、みっちゃん(北翔海莉)という手もあったと思うのですが、そこはあえてまっつなんですね……。
うーん、微妙だ。でも、まっつというキャラクターには案外雪が合いそうなので、かなり期待しています。
しかも、キムちゃんのお披露目大劇場公演は「ロミオとジュリエット」!!
まっつはベンヴォーリオかしら、ティボルトかしら、マキューシオかしら(^ ^)。
いやもう、あの美声を響かせてくださるなら大公でも嬉しいし、、、なんでもいいです。歌ってくれれば♪♪
キムちゃんトップにまっつ、コマって、耳には良い布陣だなあ~~。これはチギちゃんにも歌をがんばっていただかねばっ!!(^ ^)。
しかし、それと同時に発表になったトップ娘役不在………(T T)。
月組にまりもちゃんがきりやんの相手役として就任したとき、皆が(ファンは勿論だけど、組の上級生も)あんなに喜んでいたのにねぇ………。
私は、一般的な(?)宝塚ファンの中では、トップ娘役不在だとか、スター専科だとか、そういう『異例の人事』に抵抗の少ない方だと思います。問題なのは人事ではなく作品であって、異例人事をするなら異例人事をしなくてはやれない作品をやってね、とは思いますが、人事そのものについてはあまり悲観的にならないようにしているので。
ただ、宝塚は残念ながらそういう「異常事態」を生かすことはあまり得意ではなくて、轟さんがいなければやれなかった「暁のローマ」と、お芝居とショーのヒロインをわけた「夢の浮橋/Apassionado!」くらいだと思うんですよね、成功事例は。
で、今度の雪組はどうなるか……?
観てみなくてはわかりませんが、今までに観てきた印象で言うと、キムちゃんは相手役を固定してあげた方が良かったんじゃないかな、、と思うんですよね。
キムちゃんは非常に熱量の大きい芝居をする人なので、それをちゃんと受け止める器(包容力)のある娘役さんと組ませてあげたいんですが、今の宝塚にはそういうタイプの娘役が少ないので、固定して普段から呼吸を合わせていったほうが良いと思うんですよね。
どうしても一人に絞れないというなら、Wトップ娘役でもいいから、固定してあげたかったなあ。
みみちゃんは可愛いと思うし、雪組のトップ娘役になる人として何ら不足は無いと思うのですが、ただ、キムちゃんの相手役として100%かというと、ちょっと違うかも、とは思っていました。
みみちゃんも自分から押していくタイプなので、キムちゃんとだとぶつかってしまうんですよね。テルくんだったらちょうど良いんだけど。個人的には、キムちゃんの相手役には宙組の藤咲えりちゃんとか、ちょっと大柄だけど花組の天咲千華ちゃんとか、そのあたりが相手の芝居を受けることのできる包容力のあって良いんじゃないかなーと思っていました。
そういう意味では、お披露目のドラマシティ公演「はじめて愛した」のヒロインがみみちゃんではなく愛加あゆちゃんだというのは納得でした。
そして、みみちゃんが轟さんの「オネーギン」のヒロイン、というのも、納得。華やかなみみちゃん、すごく楽しみ。
しかーし。
だったら何故、ジュリエットはみみちゃんと夢華あみさんなんだろう(T T)
夢華さんは歌えるみたいだけど、歌をメインで選ぶならかおりちゃん(晴華みどり)は??と。
これだけ熱心な「宝塚ファン」をしていて、雪組も毎公演必ず二回以上観ている私でさえ、はっきり言って「観たことがない」娘役。
そりゃあそうですよ。彼女が配属されてからまだ東宝公演に来たことが無いんだから。
唯一、大劇場の「スカーレットピンパーネル」新公で観ているはずですが、まさかこんなことになるとは思わなかったからノーマークでした。僅かなソロフレーズについて「力強い良い声」と日記に書いている自分をちょっと褒めたい感じ(^ ^)。
露出しすぎると飽きられてしまいますが、ここまで全く露出の無い人では興味を持つことが難しい。
せめてもう少し、本公演で目立つ役をやってから評価してくれれば良かったのになあ。
非常に個人的な話なんですが。
実は、今現在が私の宝塚ファン生活で最大の“トップ娘役黄金期”なんですよね(^ ^;ゞ。
蘭ちゃん、まりもちゃん、みなこちゃん、ねねちゃん、すみ花ちゃん………全員芝居とスタイルがよくて、踊れて、情があって声が可愛い!!ああ、蘭ちゃんが就任してからみなこちゃんが卒業するまでの間に、ぜひとも5組がそろうイベントをやってほしかった!!!(涙)
なので、みなこちゃんが抜けた後は誰が来るんだろう?というのは非常に気になっていたのですが…………
誰も埋めないのか。そうか。
……それはそれで、納得かも(^ ^;
秋のドラマシティ(「はじめて愛した」)とバウ(「オネーギン」)の振り分けも発表になりましたが。
……新生雪組は、ドラマシティのメンバーを中心に進むんでしょうねぇ。・
なんだか、いろいろ切ないなあ………。
.
カテゴリーを「雪組」にするか「宝塚全体」にするか若干悩みつつ、まずは私にとって一番衝撃だったニュースから。
まっつ(未涼亜希)、組替えですか!!!
前回公演でユミコさん(彩吹真央)が抜けて、今公演で水さんが卒業。
次期トップのキムちゃんは(一応)順当だとしても、その両脇をいったいどうするつもりなんだろう?と思っていたのですが。
まさかのまっつ投入(@ @)。
同期の名歌手ということなら、みっちゃん(北翔海莉)という手もあったと思うのですが、そこはあえてまっつなんですね……。
うーん、微妙だ。でも、まっつというキャラクターには案外雪が合いそうなので、かなり期待しています。
しかも、キムちゃんのお披露目大劇場公演は「ロミオとジュリエット」!!
まっつはベンヴォーリオかしら、ティボルトかしら、マキューシオかしら(^ ^)。
いやもう、あの美声を響かせてくださるなら大公でも嬉しいし、、、なんでもいいです。歌ってくれれば♪♪
キムちゃんトップにまっつ、コマって、耳には良い布陣だなあ~~。これはチギちゃんにも歌をがんばっていただかねばっ!!(^ ^)。
しかし、それと同時に発表になったトップ娘役不在………(T T)。
月組にまりもちゃんがきりやんの相手役として就任したとき、皆が(ファンは勿論だけど、組の上級生も)あんなに喜んでいたのにねぇ………。
私は、一般的な(?)宝塚ファンの中では、トップ娘役不在だとか、スター専科だとか、そういう『異例の人事』に抵抗の少ない方だと思います。問題なのは人事ではなく作品であって、異例人事をするなら異例人事をしなくてはやれない作品をやってね、とは思いますが、人事そのものについてはあまり悲観的にならないようにしているので。
ただ、宝塚は残念ながらそういう「異常事態」を生かすことはあまり得意ではなくて、轟さんがいなければやれなかった「暁のローマ」と、お芝居とショーのヒロインをわけた「夢の浮橋/Apassionado!」くらいだと思うんですよね、成功事例は。
で、今度の雪組はどうなるか……?
観てみなくてはわかりませんが、今までに観てきた印象で言うと、キムちゃんは相手役を固定してあげた方が良かったんじゃないかな、、と思うんですよね。
キムちゃんは非常に熱量の大きい芝居をする人なので、それをちゃんと受け止める器(包容力)のある娘役さんと組ませてあげたいんですが、今の宝塚にはそういうタイプの娘役が少ないので、固定して普段から呼吸を合わせていったほうが良いと思うんですよね。
どうしても一人に絞れないというなら、Wトップ娘役でもいいから、固定してあげたかったなあ。
みみちゃんは可愛いと思うし、雪組のトップ娘役になる人として何ら不足は無いと思うのですが、ただ、キムちゃんの相手役として100%かというと、ちょっと違うかも、とは思っていました。
みみちゃんも自分から押していくタイプなので、キムちゃんとだとぶつかってしまうんですよね。テルくんだったらちょうど良いんだけど。個人的には、キムちゃんの相手役には宙組の藤咲えりちゃんとか、ちょっと大柄だけど花組の天咲千華ちゃんとか、そのあたりが相手の芝居を受けることのできる包容力のあって良いんじゃないかなーと思っていました。
そういう意味では、お披露目のドラマシティ公演「はじめて愛した」のヒロインがみみちゃんではなく愛加あゆちゃんだというのは納得でした。
そして、みみちゃんが轟さんの「オネーギン」のヒロイン、というのも、納得。華やかなみみちゃん、すごく楽しみ。
しかーし。
だったら何故、ジュリエットはみみちゃんと夢華あみさんなんだろう(T T)
夢華さんは歌えるみたいだけど、歌をメインで選ぶならかおりちゃん(晴華みどり)は??と。
これだけ熱心な「宝塚ファン」をしていて、雪組も毎公演必ず二回以上観ている私でさえ、はっきり言って「観たことがない」娘役。
そりゃあそうですよ。彼女が配属されてからまだ東宝公演に来たことが無いんだから。
唯一、大劇場の「スカーレットピンパーネル」新公で観ているはずですが、まさかこんなことになるとは思わなかったからノーマークでした。僅かなソロフレーズについて「力強い良い声」と日記に書いている自分をちょっと褒めたい感じ(^ ^)。
露出しすぎると飽きられてしまいますが、ここまで全く露出の無い人では興味を持つことが難しい。
せめてもう少し、本公演で目立つ役をやってから評価してくれれば良かったのになあ。
非常に個人的な話なんですが。
実は、今現在が私の宝塚ファン生活で最大の“トップ娘役黄金期”なんですよね(^ ^;ゞ。
蘭ちゃん、まりもちゃん、みなこちゃん、ねねちゃん、すみ花ちゃん………全員芝居とスタイルがよくて、踊れて、情があって声が可愛い!!ああ、蘭ちゃんが就任してからみなこちゃんが卒業するまでの間に、ぜひとも5組がそろうイベントをやってほしかった!!!(涙)
なので、みなこちゃんが抜けた後は誰が来るんだろう?というのは非常に気になっていたのですが…………
誰も埋めないのか。そうか。
……それはそれで、納得かも(^ ^;
秋のドラマシティ(「はじめて愛した」)とバウ(「オネーギン」)の振り分けも発表になりましたが。
……新生雪組は、ドラマシティのメンバーを中心に進むんでしょうねぇ。・
なんだか、いろいろ切ないなあ………。
.
今日は、雪組大劇場公演「ロジェ/ロックオン」の集合日でした。
予想通り(^ ^)正塚作品の配役は集合日当日に発表されることはなく、明日以降に持ち越し。
まあ、どうせ名前が出ても誰だかさっぱりわからないでしょうから、良いんですけどね。
で。
……卒業生は、9人。
とうに発表済みの水さん&ミナコちゃんの他に、7人も。
組ファンのみなさまには打撃だろうなあ……。
86期の真波そらちゃん。雪組の誇る美形軍団のトップだったのに、まさかこんなに早いとは。
美形軍団も、あとからあとから補充されているとはいえ、やっぱり上が抜けるのは哀しいです。そらちゃん、去年くらいから芝居もずいぶん良くなってきて、ダンスだけの人じゃなくなってきつつあったのにねぇ(T T)。
88期の彩夏涼さん、紫友みれいさん。
いきなり二人も抜けて、残るはきゃびぃ・大凪さん・せしる・祐輝さんの4人、か。……研9から11くらいって、本当にポロポロと抜ける時期なんですよね。新公を卒業して、気持ち的に一段落ついてしまうのでしょうか。年齢的にも微妙な時期だしなあ。他の組も大事な子が多い期なので、これからしばらくは集合日ごとに人知れずドキドキするしかないんだな……。
90期の悠月れなちゃん、梓晴輝さん、美乃ほのかさん。
ミナコちゃんと合わせて4人も抜けて、残りは88期と同じ4人になっちゃうんですね。まだ新公も卒業していないのに、早いよー、早すぎるよーーーーーっ!!
いつも達者な芝居で目を惹いたれなちゃん、可愛い笑顔の美乃さん、、、そして、あずりーーーーーんっ(T T)。
まさか新公卒業前にあずりんが卒業してしまうなんて思わなかった。最上級生になって、これからどんな役をやってくれるのか、楽しみにしていたのに。こんなに気に入っていたんだなあ、と、モバイルタカラヅカからのメールを見て初めて気がつきました。しみじみと哀しいです。
千秋楽のパレード、がんばって行ってみよう……。
93期の琉動真瑳さんだけは、ごめんなさい……わからないのですが、最後はしっかり見守れるようにがんばりたいと思います。
しかし、彼女は去年の(安里)舞生ちゃん同様、大階段は降りられないのでしょうか……?組によって決まりが違うのなら良いんだけど。私程度でも結構ショックだったので、やっぱり大階段を降りられるようになるまではがんばってほしい、と思わずにはいられません。
……にしても。
90期は辞めすぎじゃないのか………?(哀)
あーずーりーーーんーーー(嘆)「凍てついた明日」のボブ、大好きだったのにー。ロシアンブルーの新公もとっても印象的だった。あああ、本当に残念だわ(溜息)。
新しい道を選んだみなさまが、最後まで楽しく公演を務めてくださいますように、
そして、見送る組の仲間やファンの皆様にとって、思い出に残る素敵な作品でありますように、
……そんな決まり文句を自分自身に言い聞かせつつ。
.
予想通り(^ ^)正塚作品の配役は集合日当日に発表されることはなく、明日以降に持ち越し。
まあ、どうせ名前が出ても誰だかさっぱりわからないでしょうから、良いんですけどね。
で。
……卒業生は、9人。
とうに発表済みの水さん&ミナコちゃんの他に、7人も。
組ファンのみなさまには打撃だろうなあ……。
86期の真波そらちゃん。雪組の誇る美形軍団のトップだったのに、まさかこんなに早いとは。
美形軍団も、あとからあとから補充されているとはいえ、やっぱり上が抜けるのは哀しいです。そらちゃん、去年くらいから芝居もずいぶん良くなってきて、ダンスだけの人じゃなくなってきつつあったのにねぇ(T T)。
88期の彩夏涼さん、紫友みれいさん。
いきなり二人も抜けて、残るはきゃびぃ・大凪さん・せしる・祐輝さんの4人、か。……研9から11くらいって、本当にポロポロと抜ける時期なんですよね。新公を卒業して、気持ち的に一段落ついてしまうのでしょうか。年齢的にも微妙な時期だしなあ。他の組も大事な子が多い期なので、これからしばらくは集合日ごとに人知れずドキドキするしかないんだな……。
90期の悠月れなちゃん、梓晴輝さん、美乃ほのかさん。
ミナコちゃんと合わせて4人も抜けて、残りは88期と同じ4人になっちゃうんですね。まだ新公も卒業していないのに、早いよー、早すぎるよーーーーーっ!!
いつも達者な芝居で目を惹いたれなちゃん、可愛い笑顔の美乃さん、、、そして、あずりーーーーーんっ(T T)。
まさか新公卒業前にあずりんが卒業してしまうなんて思わなかった。最上級生になって、これからどんな役をやってくれるのか、楽しみにしていたのに。こんなに気に入っていたんだなあ、と、モバイルタカラヅカからのメールを見て初めて気がつきました。しみじみと哀しいです。
千秋楽のパレード、がんばって行ってみよう……。
93期の琉動真瑳さんだけは、ごめんなさい……わからないのですが、最後はしっかり見守れるようにがんばりたいと思います。
しかし、彼女は去年の(安里)舞生ちゃん同様、大階段は降りられないのでしょうか……?組によって決まりが違うのなら良いんだけど。私程度でも結構ショックだったので、やっぱり大階段を降りられるようになるまではがんばってほしい、と思わずにはいられません。
……にしても。
90期は辞めすぎじゃないのか………?(哀)
あーずーりーーーんーーー(嘆)「凍てついた明日」のボブ、大好きだったのにー。ロシアンブルーの新公もとっても印象的だった。あああ、本当に残念だわ(溜息)。
新しい道を選んだみなさまが、最後まで楽しく公演を務めてくださいますように、
そして、見送る組の仲間やファンの皆様にとって、思い出に残る素敵な作品でありますように、
……そんな決まり文句を自分自身に言い聞かせつつ。
.
今日は、朝7時からCSニュースをつけていたのですが。
朝っぱらから泣いては仕事にさしつかえる、と思って、5分でやめました(汗)。
いやあ、あの雪組千秋楽映像、相当な凶器ですね(^ ^;ゞ
さっき帰ってきてやっと観たんですが、なんか久しぶりにテレビみて声出して泣きました。
卒業生のご挨拶が、ただただ無垢に美しく、眩いまでに明るいのは、
……いつものことのような気もしますが。
さゆちゃんが可愛い。
じんじんがきれい。
ハマコさんがすてき。
ユミコさんが輝いてる。
そして。
水さんって、いいトップだなあ……(T T)
……本当に、本気でそう思ったんだもん(汗)。
さゆちゃんのお花は、香りたかいユージャリス(?)。
じんじんのお花は、芯のつよい白ばらとアマリリリス。
ハマコさんのお花は、眩しい白の胡蝶蘭に黄色いバラ。
ユミコさんのお花は、ピンクにけぶる枝垂れ桜。
ふんわりと癒し系なユミコさんの笑顔を包むように、やさしく揺れるピンクの雲。
パステルカラーの似合う男役さんでした。
これからは、パステルカラーの似合う女優さんになってくれるのかな?
「私の夢は永遠に続く」と言ってくださったユミコさん。
もう一度、舞台で会える日を楽しみにしています。
「水を置いていきます」と涙を零しながら言ったハマコさん。
……置いていくなよ……(T T)。
じんじんも、さゆちゃんも、これからの道が明るく、楽しい道でありますように。
あらたな世界に飛び込んだみなさまの幸いを祈りつつ、
……「ロジェ/ロックオン」、いつ観にいこうかな……。
.
朝っぱらから泣いては仕事にさしつかえる、と思って、5分でやめました(汗)。
いやあ、あの雪組千秋楽映像、相当な凶器ですね(^ ^;ゞ
さっき帰ってきてやっと観たんですが、なんか久しぶりにテレビみて声出して泣きました。
卒業生のご挨拶が、ただただ無垢に美しく、眩いまでに明るいのは、
……いつものことのような気もしますが。
さゆちゃんが可愛い。
じんじんがきれい。
ハマコさんがすてき。
ユミコさんが輝いてる。
そして。
水さんって、いいトップだなあ……(T T)
……本当に、本気でそう思ったんだもん(汗)。
さゆちゃんのお花は、香りたかいユージャリス(?)。
じんじんのお花は、芯のつよい白ばらとアマリリリス。
ハマコさんのお花は、眩しい白の胡蝶蘭に黄色いバラ。
ユミコさんのお花は、ピンクにけぶる枝垂れ桜。
ふんわりと癒し系なユミコさんの笑顔を包むように、やさしく揺れるピンクの雲。
パステルカラーの似合う男役さんでした。
これからは、パステルカラーの似合う女優さんになってくれるのかな?
「私の夢は永遠に続く」と言ってくださったユミコさん。
もう一度、舞台で会える日を楽しみにしています。
「水を置いていきます」と涙を零しながら言ったハマコさん。
……置いていくなよ……(T T)。
じんじんも、さゆちゃんも、これからの道が明るく、楽しい道でありますように。
あらたな世界に飛び込んだみなさまの幸いを祈りつつ、
……「ロジェ/ロックオン」、いつ観にいこうかな……。
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カルネヴァレの夢【2】
2010年4月25日 宝塚(雪) コメント (2)ハマコさん
ユミコさん
じんじん
さゆちゃん
ご卒業、おめでとうございます!
パレードだけでも見たいと思っていたのですが、残念ながら仕事が終わらず(T T)。
会社の窓から見える晴れた夜空ごしにお別れしてまいりました。
なんだか。
もっといろいろ伝えたい言葉があったはずなのに、今は何も思い浮かびません。
ただ、先日観ることのできた皆様の笑顔だけを心に留めて、これから往く道の幸を、祈るのみ、です。
と、いうわけで、昨日の続きを。
第8場「変身」から。
黒燕尾の紳士が並ぶ後ろに、せりあがる美女………ホントは水さんの女装なんですが、水さん、顔を隠しているし一瞬で暗転してしまうので、せっかくの演出(サービス?)だけど、あまり意味がないような。
いや、水さんだということは一目でわかるんですけどね。せめて引き抜きを明るいところでやってくれれば「おお!」となるだろうに。せっかくなのにもったいないなあ。
ま、それはともかく。
このあとの男役群舞が、すごく格好良い!!うっとり。結構下級生まで入っていて、大人数の群舞なんですが、よく揃っているのはさすが雪組さん、なのでしょうか?やっぱり群舞はそろってこそ華!いや~、かっこよかったです。
水さんとユミコさんが銀橋に出て二人で踊るのはここでしたよね?
最後に、お二人の集大成のような場面を見ることができて、すごくうれしかったです。
「許されるなら、もう少しだけでも」という歌詞が泣ける。
稲葉さん、ありがとう♪
それにしても。
この場面は、宝塚的黄金のパターンならフィナーレのラストなんですけどねえ……。
なんというか、中詰めで使ってしまうのがもったいない、という気がしてしまうのは、宝塚的ワンパターンにはまりすぎているのかな、私。
テーマ的に、フィナーレはどうしても「灰の火曜日」で締めくくりたかった稲葉さんの気持ちはすごくよく解るんですけどね。この作品が、ユミコさんの卒業公演だったりしなければ、こんなこと気にならないんですけどね………。
次の場面は、猫的にこのショーの目玉、「狂宴」。
本舞台の幕があがると、巨大なゴンドラに乗ったディアヴォラ(愛原実花)が登場。
よく響く低音の歌声が色っぽい。
歌声に導かれるように、次々にいろんな人たちが登場してくる。
彼らの細かい芝居が面白くて、もうちょっと何回か観たらいろいろ書きたかったのですが……
いかんせん二回しか観ていないので、ちょっと書けない感じ(涙)。
とりあえず、ヒメ(舞咲りん)のソロに圧倒されました(*^ ^*)。
この場面でのヒメのソロが印象的すぎて、荻田演出に似ているという評価がついちゃったような気がするのですが(全体の構造は全然似ていないと思うのに)、たしかにこの場面はヒメのソロでなければならなかったんだろうな、と思います。
毒のある歌い手っていうのは貴重だけど、使いすぎると作品全体の色が単調になってしまう。難しいバランスだと思うのですが、とりあえずデビューだし、使ってみたかったんだろうなあ(^ ^)。
そして。
あちこち皆さんいろんな芝居をしていてとても面白かったのですが。
……猫の小さな脳みそでは、「東洋の雀」な笙乃茅桜ちゃんがめっちゃ可愛かったことしか最終的には覚えてないかも(^ ^;)。あ。その雀の持ち主っぽい雰囲気だったのにほとんど絡んでいなかった「東洋の貴人」(香音有希)が格好よくて、雀がいかにも小さく見えたなあ(^ ^)。
いや、えっと、「彼岸の波」という役名で、青い大きな衣装をひらひらと舞わせていた4人(涼瀬・朝風・凰華・透真)が結構面白かったのとかは覚えています。最初顔がよく見えなくて残念だった(^ ^)。
そして、プログラムを見て知る真実。凛城さんと真那くんは「ペルシアの狼」ってゆー役だったのか……。普通に戦士だとばかり思ってましたわ。
場面の途中で乱入してくる、ロケットの天使たち。
……私は、ロケットはロケットで独立してやるか、あるいはいっそ無いなら無いでいい方なので、とってつけたように場面の真ん中に出てくるロケットはちょっと興ざめでしたが、、、
衣装も場面の中でういてたしなあ。いっそのこと、炎の鳥が降臨したあとの、炎のロケットならまだわかるんだけど。
稲葉さん的に、あんまりロケットを出したくなかったんなら、素直になしにすればいいのに、と思いました。せっかくみなこちゃんとヒメのソロで作った空気が、かわいい天使たちで壊れてしまうのがもったいない(T T)。
………いえ、あの、ロケットメンバーはみんなかわいくてスタイルも良くて目の保養だったんですけどね(^ ^;;;
このあたりの構造は、稲葉さんとしては、宝塚の「黄金パターン」に物申したいお気持ちがあったのでしょうかねぇ……。
もちろん、「黄金パターンじゃなくちゃいけない」なんて言うつもりはサラっサラ無いんですけどね。ただ、この作品であえて「黄金パターン」を崩すほどの意味づけを感じられなかったので、ちょっと違和感が残ってしまったような。
すみません、小さな違和感なのに長々と書いてしまったことをお詫びします。ほんとに、小さな違和感でした……。
ロケットがはけたあと、ディアヴォラが支配する海に降臨する、一羽の火の鳥(水夏希)。
すべてを焼き尽くす炎。
大きな衣装を脱ぎ棄てて、緑のパンツルックで炎の鳥と踊りだすディアヴォラ。
この、挑戦的なみなこちゃんがめちゃくちゃ魅力的で、大好きです。
スタイルがいいからパンツルックが死ぬほど似合う。水さんがゴテゴテのついた大きな衣装なのがいっそもったいない(T T)。
ぜひぜひ、最後のショーは二人ともシンプルなパンツでのデュエットをひとつお願いします>三木さん!
激しい炎もおさまり、新しい朝が来たとき。
ゴンドリエーレが祭りの終わりを歌いはじめる。
プロローグの登場と同じ形の、でも色は真っ白な衣装に身を包んだユミコさんのやわらかな笑顔がとても好きです。
贖罪の祭りを終えた、再生の朝。その再生の聖性を象徴する、真っ白な光。
ユミコさんの歌は、本当に癒し系だな、と思う。
キムちゃんやヒメの、毒のある歌とは違う、どこまでも柔らかくて優しく空間を包み込む、声。
光と闇、朝と夜。その対比が実に見事なショーでした。その一番の象徴が、この祭りが終わる日の朝の場面だと思います。
プロローグと同じ衣装に身を包んで、大階段を下りてくる群衆たち。
その笑顔がゴンドリエレに集中してく。
祝福を籠めて。
静けさが戻った街で、一人の男が踊る。
それに絡むカルネヴァーレたち(音月・彩那・大湖・蓮城)。
カゲソロがすごくいいなあ、と思っていたのですが、彩風咲奈さんだったのか(@ @)。
気がつかなかった……。やわらかな丸みのある中音域で、女役さんかな、と思っていたのですが。うーんいい声だ♪
その歌に乗って、上手から下手へ、グレープ色のスカートを翻して駆け去っていくみなこちゃん。グレイの衣裳の水さんと一瞬絡む、その一瞬の、時が止まったような空気感がすごく良い。
いろいろ言われているけど、本当に相性のいい二人だな、と思います。
……この場面の水さんが、役名を「アクア」なことを、今初めて知った(苦笑)。
みなこちゃんの「ケルビム」も謎だなあ。稲葉さんの命名のセンスはよくわからん……。
「Halleluya!…」「サウダージ」ときて、稲葉さんの作品を観るのは三作目。
ロケットの扱いとか、いくつか不満なところもありましたが、全体としては実に面白いショーでした(はぁと)嵌ったわ!(^ ^)(←しょっちゅう嵌ってないか?)
稲葉さんは、たぶん、毒のあるショーを創りたいんだろうな、と思いました。組子の使い方がそんな感じ(ヒメとか、ヒメとか、ヒメとか)。でも、荻田さんみたいな閉じこもった感じはしない。もうちょっと開放的で、突き放した感じ。もうちょっとウェットだと、初期の齋藤さんみたいになるのかもしれないけど、そのあたりはやっぱり個性の違いかな~。
とりあえず、藤井さんとか中村一徳さんとかとは真逆の方向性ってことかな(^ ^;
稲葉さんの目指す方向は、荻田さんほど夢幻的じゃなくて、もっとリアルで明るい世界なんじゃないか、と思います。ただ、その世界観を象徴するための武器(荻田さんでいえば矢代鴻さんにあたる存在)が見つからないので、まだ討って出られずにいる、とゆー印象をうけました。
……稲葉さんの武器になれる存在、って誰なんでしょうね。もしかしたらウメちゃんがそうだったのかもしれない(「Halleluya!…」の印象が強すぎる?)けれども、もう卒業しちゃったしな……。
なにはともあれ。
稲葉さん、大劇場デビュー、おめでとうございます!!
次作にも期待しています(はぁと)
そして、最後にもう一度。
ハマコさん、ユミコさん、じんじん、さゆちゃん、
ご卒業おめでとうございます&これからのご活躍を、こころから楽しみにしています!
.
ユミコさん
じんじん
さゆちゃん
ご卒業、おめでとうございます!
パレードだけでも見たいと思っていたのですが、残念ながら仕事が終わらず(T T)。
会社の窓から見える晴れた夜空ごしにお別れしてまいりました。
なんだか。
もっといろいろ伝えたい言葉があったはずなのに、今は何も思い浮かびません。
ただ、先日観ることのできた皆様の笑顔だけを心に留めて、これから往く道の幸を、祈るのみ、です。
と、いうわけで、昨日の続きを。
第8場「変身」から。
黒燕尾の紳士が並ぶ後ろに、せりあがる美女………ホントは水さんの女装なんですが、水さん、顔を隠しているし一瞬で暗転してしまうので、せっかくの演出(サービス?)だけど、あまり意味がないような。
いや、水さんだということは一目でわかるんですけどね。せめて引き抜きを明るいところでやってくれれば「おお!」となるだろうに。せっかくなのにもったいないなあ。
ま、それはともかく。
このあとの男役群舞が、すごく格好良い!!うっとり。結構下級生まで入っていて、大人数の群舞なんですが、よく揃っているのはさすが雪組さん、なのでしょうか?やっぱり群舞はそろってこそ華!いや~、かっこよかったです。
水さんとユミコさんが銀橋に出て二人で踊るのはここでしたよね?
最後に、お二人の集大成のような場面を見ることができて、すごくうれしかったです。
「許されるなら、もう少しだけでも」という歌詞が泣ける。
稲葉さん、ありがとう♪
それにしても。
この場面は、宝塚的黄金のパターンならフィナーレのラストなんですけどねえ……。
なんというか、中詰めで使ってしまうのがもったいない、という気がしてしまうのは、宝塚的ワンパターンにはまりすぎているのかな、私。
テーマ的に、フィナーレはどうしても「灰の火曜日」で締めくくりたかった稲葉さんの気持ちはすごくよく解るんですけどね。この作品が、ユミコさんの卒業公演だったりしなければ、こんなこと気にならないんですけどね………。
次の場面は、猫的にこのショーの目玉、「狂宴」。
本舞台の幕があがると、巨大なゴンドラに乗ったディアヴォラ(愛原実花)が登場。
よく響く低音の歌声が色っぽい。
歌声に導かれるように、次々にいろんな人たちが登場してくる。
彼らの細かい芝居が面白くて、もうちょっと何回か観たらいろいろ書きたかったのですが……
いかんせん二回しか観ていないので、ちょっと書けない感じ(涙)。
とりあえず、ヒメ(舞咲りん)のソロに圧倒されました(*^ ^*)。
この場面でのヒメのソロが印象的すぎて、荻田演出に似ているという評価がついちゃったような気がするのですが(全体の構造は全然似ていないと思うのに)、たしかにこの場面はヒメのソロでなければならなかったんだろうな、と思います。
毒のある歌い手っていうのは貴重だけど、使いすぎると作品全体の色が単調になってしまう。難しいバランスだと思うのですが、とりあえずデビューだし、使ってみたかったんだろうなあ(^ ^)。
そして。
あちこち皆さんいろんな芝居をしていてとても面白かったのですが。
……猫の小さな脳みそでは、「東洋の雀」な笙乃茅桜ちゃんがめっちゃ可愛かったことしか最終的には覚えてないかも(^ ^;)。あ。その雀の持ち主っぽい雰囲気だったのにほとんど絡んでいなかった「東洋の貴人」(香音有希)が格好よくて、雀がいかにも小さく見えたなあ(^ ^)。
いや、えっと、「彼岸の波」という役名で、青い大きな衣装をひらひらと舞わせていた4人(涼瀬・朝風・凰華・透真)が結構面白かったのとかは覚えています。最初顔がよく見えなくて残念だった(^ ^)。
そして、プログラムを見て知る真実。凛城さんと真那くんは「ペルシアの狼」ってゆー役だったのか……。普通に戦士だとばかり思ってましたわ。
場面の途中で乱入してくる、ロケットの天使たち。
……私は、ロケットはロケットで独立してやるか、あるいはいっそ無いなら無いでいい方なので、とってつけたように場面の真ん中に出てくるロケットはちょっと興ざめでしたが、、、
衣装も場面の中でういてたしなあ。いっそのこと、炎の鳥が降臨したあとの、炎のロケットならまだわかるんだけど。
稲葉さん的に、あんまりロケットを出したくなかったんなら、素直になしにすればいいのに、と思いました。せっかくみなこちゃんとヒメのソロで作った空気が、かわいい天使たちで壊れてしまうのがもったいない(T T)。
………いえ、あの、ロケットメンバーはみんなかわいくてスタイルも良くて目の保養だったんですけどね(^ ^;;;
このあたりの構造は、稲葉さんとしては、宝塚の「黄金パターン」に物申したいお気持ちがあったのでしょうかねぇ……。
もちろん、「黄金パターンじゃなくちゃいけない」なんて言うつもりはサラっサラ無いんですけどね。ただ、この作品であえて「黄金パターン」を崩すほどの意味づけを感じられなかったので、ちょっと違和感が残ってしまったような。
すみません、小さな違和感なのに長々と書いてしまったことをお詫びします。ほんとに、小さな違和感でした……。
ロケットがはけたあと、ディアヴォラが支配する海に降臨する、一羽の火の鳥(水夏希)。
すべてを焼き尽くす炎。
大きな衣装を脱ぎ棄てて、緑のパンツルックで炎の鳥と踊りだすディアヴォラ。
この、挑戦的なみなこちゃんがめちゃくちゃ魅力的で、大好きです。
スタイルがいいからパンツルックが死ぬほど似合う。水さんがゴテゴテのついた大きな衣装なのがいっそもったいない(T T)。
ぜひぜひ、最後のショーは二人ともシンプルなパンツでのデュエットをひとつお願いします>三木さん!
激しい炎もおさまり、新しい朝が来たとき。
ゴンドリエーレが祭りの終わりを歌いはじめる。
プロローグの登場と同じ形の、でも色は真っ白な衣装に身を包んだユミコさんのやわらかな笑顔がとても好きです。
贖罪の祭りを終えた、再生の朝。その再生の聖性を象徴する、真っ白な光。
ユミコさんの歌は、本当に癒し系だな、と思う。
キムちゃんやヒメの、毒のある歌とは違う、どこまでも柔らかくて優しく空間を包み込む、声。
光と闇、朝と夜。その対比が実に見事なショーでした。その一番の象徴が、この祭りが終わる日の朝の場面だと思います。
プロローグと同じ衣装に身を包んで、大階段を下りてくる群衆たち。
その笑顔がゴンドリエレに集中してく。
祝福を籠めて。
静けさが戻った街で、一人の男が踊る。
それに絡むカルネヴァーレたち(音月・彩那・大湖・蓮城)。
カゲソロがすごくいいなあ、と思っていたのですが、彩風咲奈さんだったのか(@ @)。
気がつかなかった……。やわらかな丸みのある中音域で、女役さんかな、と思っていたのですが。うーんいい声だ♪
その歌に乗って、上手から下手へ、グレープ色のスカートを翻して駆け去っていくみなこちゃん。グレイの衣裳の水さんと一瞬絡む、その一瞬の、時が止まったような空気感がすごく良い。
いろいろ言われているけど、本当に相性のいい二人だな、と思います。
……この場面の水さんが、役名を「アクア」なことを、今初めて知った(苦笑)。
みなこちゃんの「ケルビム」も謎だなあ。稲葉さんの命名のセンスはよくわからん……。
「Halleluya!…」「サウダージ」ときて、稲葉さんの作品を観るのは三作目。
ロケットの扱いとか、いくつか不満なところもありましたが、全体としては実に面白いショーでした(はぁと)嵌ったわ!(^ ^)(←しょっちゅう嵌ってないか?)
稲葉さんは、たぶん、毒のあるショーを創りたいんだろうな、と思いました。組子の使い方がそんな感じ(ヒメとか、ヒメとか、ヒメとか)。でも、荻田さんみたいな閉じこもった感じはしない。もうちょっと開放的で、突き放した感じ。もうちょっとウェットだと、初期の齋藤さんみたいになるのかもしれないけど、そのあたりはやっぱり個性の違いかな~。
とりあえず、藤井さんとか中村一徳さんとかとは真逆の方向性ってことかな(^ ^;
稲葉さんの目指す方向は、荻田さんほど夢幻的じゃなくて、もっとリアルで明るい世界なんじゃないか、と思います。ただ、その世界観を象徴するための武器(荻田さんでいえば矢代鴻さんにあたる存在)が見つからないので、まだ討って出られずにいる、とゆー印象をうけました。
……稲葉さんの武器になれる存在、って誰なんでしょうね。もしかしたらウメちゃんがそうだったのかもしれない(「Halleluya!…」の印象が強すぎる?)けれども、もう卒業しちゃったしな……。
なにはともあれ。
稲葉さん、大劇場デビュー、おめでとうございます!!
次作にも期待しています(はぁと)
そして、最後にもう一度。
ハマコさん、ユミコさん、じんじん、さゆちゃん、
ご卒業おめでとうございます&これからのご活躍を、こころから楽しみにしています!
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雪組公演「ソルフェリーノの夜明け/カルネヴァーレ~睡夢~」より、ショーの感想。
いよいよ最後の週末に突入した雪組公演。
ハマコさん、ユミコさん、じんじん、さゆちゃん、どうぞ、一日のさいごまで舞台を愉しんでくださいね。
さて。
リオとベネツィア、三大カーニバルのうち、2つをやった水さんの雪組。
で、誰もが思う(かもしれない)疑問。「三大カーニバル」の残る一つは、何?
ネットで調べてみたんですが、思いのほかいろんな説があるみたいでした(^ ^)
サイトによって違っていて、リオやヴェネツィアが入っていないところもたくさんあったんですよね……とくに、「カーニバル」と「サンバ・フェスティバル」をごっちゃにしたサイトが複数あったのには笑ってしまった。そりゃヴェネツィアは入らんわ(^ ^)。
でもまぁ、一般的にヴェネツィアとリオの二つは決まりでいいですよね?
というわけで、「もう一つ」さがし。
Wikipediaでは、トリニダード&トバゴの項目に『世界三大カーニバルの一つ』と書いてありました。なので、Wikipedia的にはヴェネツィア、リオ、トリニダード&トバゴ、ってことになるらしい。
あと有名どころでは、ニース(フランス)と、ニューオーリンズ(アメリカ)のマルティグラなど、諸説あるようです。旅行会社で、ニースとヴェネツィアを回る「世界三大カーニバルのうち二つを満喫!」というツアーを設定しているところが複数あったので、その業界ではそういうことになっているのかも?
ってなわけで。
雪組さんの次のショーが、マルティグラじゃないのがとても残念です(^ ^)。
……ま、そんな余談はおいといて。
カーニバル(謝肉祭)は、CSできゃびぃとそらちゃんが教えてくれた(ステージサイドウォッチ)とおり、元はといえば春のお祭り。ヨーロッパは緯度が高く、冬が長いので春の喜びはひとしおだったんでしょうね。
さらに昔は冬至祭だったようで、クリスマスと同じ起源を持つらしい。要するに、冬将軍を追い払って春の女神を迎えるお祭りだってことなんでしょうね。
で、仮装に象徴される『非日常』感が重要視され、時代や地域によっては一定期間の『無礼講』、暴飲暴食から乱暴狼藉まで含む『痴愚王』祭りだったこともあるようです。一時的に秩序を破壊するカーニバルを通過することによって全ての罪を曝け出し、その罪を誰か(人形や『痴愚王』に選ばれた人物など)に着せて、それを破壊することで祭りを終了し、罪を贖うと共に秩序を回復する。
そうやって新しい春を迎える、と。そういう祭りだったのでしょう。
稲葉さんは、そういう暴力的な祭りではなく、現代ヴェネツィアのカーニバル、世界中からものすごい数の観光客が訪れる洗練されたお祭りを舞台にあげたんだな、と思いました。
一番最初に登場するのは、コンメディア・デッラルテの面々。
ザンニ(飛鳥裕)は召使キャラ、パンタローネ(奏乃はると)は髭を生やした色悪な商人、ラ・ルフィアーナ(花帆杏奈)は噂好きな貴婦人。イル・カピターノ(緒月遠麻)は軍人で、インナモラート(沙央くらま)とインナモラータ(大月さゆ)は若い恋人、アルレッキーノ(早霧せいな)とコロンビーナ(舞羽美海)は道化師とその恋人。個性豊かなメンバーが口々に語りながら観客を世界に誘い、夜明けを待つ。
夜が明けると、ゴンドラを漕ぐゴンドリエレ(彩吹真央)が明るい声で歌いだす。
色とりどりの衣装を着た組子たちが、ひろみちゃん(彩那音)たちを先頭に上手奥から下手花道へ抜けていく。
サン・マルコ広場に朝が来る。
プロローグの華やかさがとても好きです。お芝居が重たいので、ここでパッと心が軽やかになって、空間が拡がる気がするのがとても良い。
ユミコさんの癒し系の声が優しく響くのも、お祭りの始まり、って感じがしてとても好きです。
華やかな総踊りは、若手の皆さんが何処にいるのかさっぱり見つけられなかったけど(^ ^)(あ、でもあずりんだけは滅茶苦茶目に入ってきたな今回)、元気を貰った気がしました♪
「仮面屋の男」という役名で、場面のつなぎつなぎを歌で綴るハマコさん(未来優希)。
あの声を聴くたびに、ああ、この声が次からは聴けないのか……と切ないです。朗々と歌い上げる一曲も好きだけど、こういうつなぎの音楽でのハマコさんの力量は、なかなか他に人材が居ないんですよね……。
外部でのご活躍も心の底から楽しみにしているんですが(ぜひぜひゾフィーを!!)、でもやっぱり、宝塚がハマコさんを喪うのは、いかにも惜しいよなあ……。
結婚式。
新郎(音月桂)と新婦(舞羽美海)が並んで祝福をうけている……ところに、大勢の男女を連れて乱入してくるアルレッキーノ。……新郎新婦の扮装をした下級生が、皆さんなかなかに男前だったり美女だったりで、ゆっくり観る暇がないのが残念。
あわただしい場面ですが、迷宮を駆け回る様子が面白くて、かなり笑わせていただきました。ミミちゃんに逢えなくて、わたわたしているキムちゃんが超可愛い(はぁと)アルレッキーノに扮するチギちゃんの身の軽さにびっくり(@ @)。そして、キムちゃんを真剣に探しているミミちゃんの大人っぽい美しさにちょっと見惚れました。いや~、また綺麗になったなあ(はぁと)。
結婚式の騒ぎが一段落したサンマルコ広場で、一人の詩人(彩那音)が歌いだす。
ちょっと「ソロモンの指輪」の「美青年」役に似た雰囲気でしたが、この一年間で身についた、微かな甘い「毒」の匂いが良かったです。
歌は、他にソロを歌う人がほとんど全員凄い歌手ばっかりなので若干損をしていたかも(^ ^;ゞ。他にはチギちゃんくらいだもんなあ、“歌手”じゃないのは。
本舞台では、向かい合った二つのカフェの客引き合戦が始まっている。上手側のカフェの楽士たちは金管楽器がメインで、リーダーは水さん、下手側のカフェは木管がメインで、ユミコさんがリーダー。この楽士たちの対決がこの場面のメインなんですけど、私はその後ろであれこれ小芝居しているコンメディア・デッラルテの面々とか、観光客の愛加あゆちゃんとラブラブ喋っているひろみちゃんとかが気になって、頭がとっちらかってしまいました(汗)。店主のはずのパンタローネさん、店の女の子やら観光客やらに次々手をだしているように見えたんですが、どうなんでしょう。そして、ひろみちゃんとあゆちゃんにちょっかいを掛けまくりなキタロウと杏奈ちゃんも面白すぎるし。あああ、コンメディア・デッラルテ・ビジョンがあるDVDがあったら、即買いするわ~~~。
……じんじんとユミコさんのデュエット、もっとじっくり観るつもりだったのになぁ↓↓
場面の最後に降り出すにわか雨。
あっさりと去っていくあゆちゃんを見送って、あらためて歩き出す詩人。
「雨が降れば…」と歌っていた彼は、この後どうなったのか。なんとなく余韻を残す雰囲気が、ひろみちゃんさすがだなと思いました。
美術館。
さっき結婚式を挙げたばかりの(?)キムちゃんミミちゃんカップルが、雨を避けて駆け込んでくる。
追いかけてきたアルレッキーノがバトンで悪戯をすると、絵の中の女性たちが動き出す……。
歌は苦手、と思っていたみなこちゃんが、低音の歌なら意外と歌えることがわかったのは収穫でした♪いや~、しかしワッカのドレスが似合うなあ!首が長くてデコルテが綺麗(*^ ^*)。ちょっと顔が丸いけど(^ ^;ゞ
リサリサ(涼花リサ)とかおりちゃん(晴華みどり)のドレス姿もさすがです。重厚で華やかな、いかにも貴婦人らしいお二人♪
そのまま、場面は仮面舞踏会へ。
さゆちゃんとチギちゃん(女装)でユミコさんを取り合う(?)かなりコメディな場面でしたが、なかなか良く出来ていたと思います。さゆちゃん、やっぱ天性のコメディエンヌだなあ♪
わざわざチギちゃんを出さなくても、さゆちゃんで充分だったような気がするんですけどねぇ。
一息ついて、深夜のカナル・グランデでの、幻想的なデュエットダンス。
今回、フィナーレのトップコンビデュエットが殆ど無いので、ココが一番メインのデュエットになるのですが。
……いや~、水さんとみなこちゃんのダンス、ステキだなあ~~(*^ ^*)
それにしても、この場面は贅沢でした!
ハマコさんの「誰も寝てはならぬ」は文句なく素晴らしいし、
透水さらさちゃんの透明感のあるカゲソロもすごく良かったし、
キムちゃんゆめみさんの毒のあるデュエットも、雰囲気があってすごく好き。
そして、聖も過ぎれば毒となるのかもしれない、と思わせた、みなこちゃん。毒も過ぎれば聖になる、と信じさせてくれた水さん。みなさん本当に素晴らしい♪
最後、みなこちゃんを求めて水の底へ沈んでいく水さんが、とても好きです。不幸に酔わない、ただ、自分の幸せ(=女と共に生きる人生)を求める、その求道者の貌、が。
祭りの中で恋人に振られた男たち(沙央、早霧)の歌。
銀橋で嘆く彼らの許に、恋人たち(大月、舞羽)が戻ってくる。
今回のショー、基本構造としては、さゆちゃんはコマちゃんの恋人で、ミミちゃんはチギちゃんの恋人。だけど、場面によってさゆちゃんはユミコさんの相手役を勤めるし、ミミちゃんはキムちゃんの相手役を勤める。結婚式のカップルはキムちゃんとミミちゃんで、それにチギちゃんが嫉妬していろいろ邪魔をするコトで物語が進む。さゆちゃんはコマちゃんという恋人がいるけど、あちこちでユミコさんにコナをかけていて、コマちゃんはそれを暖かく見守っている、という感じ(?)
この気儘な女の子たちに振り回される男二人が、めっちゃ可愛いです。
戻ってきた女の子たちも、相変わらずでステキ♪
さゆちゃんといえばユミコさんとの相性がよく言われるけど、私はコマちゃんとのコンビもとても好きで、今回のショーでも組んでる場面が多くて嬉しかったです。ただ、今回はユミコさんとも組むことを意識してか、衣装的にコマちゃんとは全然合ってなくて、それがちょっとだけ残念でした。チギ&ミミはお揃いなのになあ↓
……いえ、コマちゃんは爽やか系の色が似合っているし、さゆちゃんは紅がよく映えるので、単体で観る分にはいいんですけどね~、と拗ねてみたりする。
あれ?思いのほか長くなってきたような……。
ここからがこのショーの肝心な部分なんですが、いったんここで切らせてください。
明日はいよいよ、4月25日。
天気予報どおりの、春らしいお天気になりますように(祈)
.
いよいよ最後の週末に突入した雪組公演。
ハマコさん、ユミコさん、じんじん、さゆちゃん、どうぞ、一日のさいごまで舞台を愉しんでくださいね。
さて。
リオとベネツィア、三大カーニバルのうち、2つをやった水さんの雪組。
で、誰もが思う(かもしれない)疑問。「三大カーニバル」の残る一つは、何?
ネットで調べてみたんですが、思いのほかいろんな説があるみたいでした(^ ^)
サイトによって違っていて、リオやヴェネツィアが入っていないところもたくさんあったんですよね……とくに、「カーニバル」と「サンバ・フェスティバル」をごっちゃにしたサイトが複数あったのには笑ってしまった。そりゃヴェネツィアは入らんわ(^ ^)。
でもまぁ、一般的にヴェネツィアとリオの二つは決まりでいいですよね?
というわけで、「もう一つ」さがし。
Wikipediaでは、トリニダード&トバゴの項目に『世界三大カーニバルの一つ』と書いてありました。なので、Wikipedia的にはヴェネツィア、リオ、トリニダード&トバゴ、ってことになるらしい。
あと有名どころでは、ニース(フランス)と、ニューオーリンズ(アメリカ)のマルティグラなど、諸説あるようです。旅行会社で、ニースとヴェネツィアを回る「世界三大カーニバルのうち二つを満喫!」というツアーを設定しているところが複数あったので、その業界ではそういうことになっているのかも?
ってなわけで。
雪組さんの次のショーが、マルティグラじゃないのがとても残念です(^ ^)。
……ま、そんな余談はおいといて。
カーニバル(謝肉祭)は、CSできゃびぃとそらちゃんが教えてくれた(ステージサイドウォッチ)とおり、元はといえば春のお祭り。ヨーロッパは緯度が高く、冬が長いので春の喜びはひとしおだったんでしょうね。
さらに昔は冬至祭だったようで、クリスマスと同じ起源を持つらしい。要するに、冬将軍を追い払って春の女神を迎えるお祭りだってことなんでしょうね。
で、仮装に象徴される『非日常』感が重要視され、時代や地域によっては一定期間の『無礼講』、暴飲暴食から乱暴狼藉まで含む『痴愚王』祭りだったこともあるようです。一時的に秩序を破壊するカーニバルを通過することによって全ての罪を曝け出し、その罪を誰か(人形や『痴愚王』に選ばれた人物など)に着せて、それを破壊することで祭りを終了し、罪を贖うと共に秩序を回復する。
そうやって新しい春を迎える、と。そういう祭りだったのでしょう。
稲葉さんは、そういう暴力的な祭りではなく、現代ヴェネツィアのカーニバル、世界中からものすごい数の観光客が訪れる洗練されたお祭りを舞台にあげたんだな、と思いました。
一番最初に登場するのは、コンメディア・デッラルテの面々。
ザンニ(飛鳥裕)は召使キャラ、パンタローネ(奏乃はると)は髭を生やした色悪な商人、ラ・ルフィアーナ(花帆杏奈)は噂好きな貴婦人。イル・カピターノ(緒月遠麻)は軍人で、インナモラート(沙央くらま)とインナモラータ(大月さゆ)は若い恋人、アルレッキーノ(早霧せいな)とコロンビーナ(舞羽美海)は道化師とその恋人。個性豊かなメンバーが口々に語りながら観客を世界に誘い、夜明けを待つ。
夜が明けると、ゴンドラを漕ぐゴンドリエレ(彩吹真央)が明るい声で歌いだす。
色とりどりの衣装を着た組子たちが、ひろみちゃん(彩那音)たちを先頭に上手奥から下手花道へ抜けていく。
サン・マルコ広場に朝が来る。
プロローグの華やかさがとても好きです。お芝居が重たいので、ここでパッと心が軽やかになって、空間が拡がる気がするのがとても良い。
ユミコさんの癒し系の声が優しく響くのも、お祭りの始まり、って感じがしてとても好きです。
華やかな総踊りは、若手の皆さんが何処にいるのかさっぱり見つけられなかったけど(^ ^)(あ、でもあずりんだけは滅茶苦茶目に入ってきたな今回)、元気を貰った気がしました♪
「仮面屋の男」という役名で、場面のつなぎつなぎを歌で綴るハマコさん(未来優希)。
あの声を聴くたびに、ああ、この声が次からは聴けないのか……と切ないです。朗々と歌い上げる一曲も好きだけど、こういうつなぎの音楽でのハマコさんの力量は、なかなか他に人材が居ないんですよね……。
外部でのご活躍も心の底から楽しみにしているんですが(ぜひぜひゾフィーを!!)、でもやっぱり、宝塚がハマコさんを喪うのは、いかにも惜しいよなあ……。
結婚式。
新郎(音月桂)と新婦(舞羽美海)が並んで祝福をうけている……ところに、大勢の男女を連れて乱入してくるアルレッキーノ。……新郎新婦の扮装をした下級生が、皆さんなかなかに男前だったり美女だったりで、ゆっくり観る暇がないのが残念。
あわただしい場面ですが、迷宮を駆け回る様子が面白くて、かなり笑わせていただきました。ミミちゃんに逢えなくて、わたわたしているキムちゃんが超可愛い(はぁと)アルレッキーノに扮するチギちゃんの身の軽さにびっくり(@ @)。そして、キムちゃんを真剣に探しているミミちゃんの大人っぽい美しさにちょっと見惚れました。いや~、また綺麗になったなあ(はぁと)。
結婚式の騒ぎが一段落したサンマルコ広場で、一人の詩人(彩那音)が歌いだす。
ちょっと「ソロモンの指輪」の「美青年」役に似た雰囲気でしたが、この一年間で身についた、微かな甘い「毒」の匂いが良かったです。
歌は、他にソロを歌う人がほとんど全員凄い歌手ばっかりなので若干損をしていたかも(^ ^;ゞ。他にはチギちゃんくらいだもんなあ、“歌手”じゃないのは。
本舞台では、向かい合った二つのカフェの客引き合戦が始まっている。上手側のカフェの楽士たちは金管楽器がメインで、リーダーは水さん、下手側のカフェは木管がメインで、ユミコさんがリーダー。この楽士たちの対決がこの場面のメインなんですけど、私はその後ろであれこれ小芝居しているコンメディア・デッラルテの面々とか、観光客の愛加あゆちゃんとラブラブ喋っているひろみちゃんとかが気になって、頭がとっちらかってしまいました(汗)。店主のはずのパンタローネさん、店の女の子やら観光客やらに次々手をだしているように見えたんですが、どうなんでしょう。そして、ひろみちゃんとあゆちゃんにちょっかいを掛けまくりなキタロウと杏奈ちゃんも面白すぎるし。あああ、コンメディア・デッラルテ・ビジョンがあるDVDがあったら、即買いするわ~~~。
……じんじんとユミコさんのデュエット、もっとじっくり観るつもりだったのになぁ↓↓
場面の最後に降り出すにわか雨。
あっさりと去っていくあゆちゃんを見送って、あらためて歩き出す詩人。
「雨が降れば…」と歌っていた彼は、この後どうなったのか。なんとなく余韻を残す雰囲気が、ひろみちゃんさすがだなと思いました。
美術館。
さっき結婚式を挙げたばかりの(?)キムちゃんミミちゃんカップルが、雨を避けて駆け込んでくる。
追いかけてきたアルレッキーノがバトンで悪戯をすると、絵の中の女性たちが動き出す……。
歌は苦手、と思っていたみなこちゃんが、低音の歌なら意外と歌えることがわかったのは収穫でした♪いや~、しかしワッカのドレスが似合うなあ!首が長くてデコルテが綺麗(*^ ^*)。ちょっと顔が丸いけど(^ ^;ゞ
リサリサ(涼花リサ)とかおりちゃん(晴華みどり)のドレス姿もさすがです。重厚で華やかな、いかにも貴婦人らしいお二人♪
そのまま、場面は仮面舞踏会へ。
さゆちゃんとチギちゃん(女装)でユミコさんを取り合う(?)かなりコメディな場面でしたが、なかなか良く出来ていたと思います。さゆちゃん、やっぱ天性のコメディエンヌだなあ♪
わざわざチギちゃんを出さなくても、さゆちゃんで充分だったような気がするんですけどねぇ。
一息ついて、深夜のカナル・グランデでの、幻想的なデュエットダンス。
今回、フィナーレのトップコンビデュエットが殆ど無いので、ココが一番メインのデュエットになるのですが。
……いや~、水さんとみなこちゃんのダンス、ステキだなあ~~(*^ ^*)
それにしても、この場面は贅沢でした!
ハマコさんの「誰も寝てはならぬ」は文句なく素晴らしいし、
透水さらさちゃんの透明感のあるカゲソロもすごく良かったし、
キムちゃんゆめみさんの毒のあるデュエットも、雰囲気があってすごく好き。
そして、聖も過ぎれば毒となるのかもしれない、と思わせた、みなこちゃん。毒も過ぎれば聖になる、と信じさせてくれた水さん。みなさん本当に素晴らしい♪
最後、みなこちゃんを求めて水の底へ沈んでいく水さんが、とても好きです。不幸に酔わない、ただ、自分の幸せ(=女と共に生きる人生)を求める、その求道者の貌、が。
祭りの中で恋人に振られた男たち(沙央、早霧)の歌。
銀橋で嘆く彼らの許に、恋人たち(大月、舞羽)が戻ってくる。
今回のショー、基本構造としては、さゆちゃんはコマちゃんの恋人で、ミミちゃんはチギちゃんの恋人。だけど、場面によってさゆちゃんはユミコさんの相手役を勤めるし、ミミちゃんはキムちゃんの相手役を勤める。結婚式のカップルはキムちゃんとミミちゃんで、それにチギちゃんが嫉妬していろいろ邪魔をするコトで物語が進む。さゆちゃんはコマちゃんという恋人がいるけど、あちこちでユミコさんにコナをかけていて、コマちゃんはそれを暖かく見守っている、という感じ(?)
この気儘な女の子たちに振り回される男二人が、めっちゃ可愛いです。
戻ってきた女の子たちも、相変わらずでステキ♪
さゆちゃんといえばユミコさんとの相性がよく言われるけど、私はコマちゃんとのコンビもとても好きで、今回のショーでも組んでる場面が多くて嬉しかったです。ただ、今回はユミコさんとも組むことを意識してか、衣装的にコマちゃんとは全然合ってなくて、それがちょっとだけ残念でした。チギ&ミミはお揃いなのになあ↓
……いえ、コマちゃんは爽やか系の色が似合っているし、さゆちゃんは紅がよく映えるので、単体で観る分にはいいんですけどね~、と拗ねてみたりする。
あれ?思いのほか長くなってきたような……。
ここからがこのショーの肝心な部分なんですが、いったんここで切らせてください。
明日はいよいよ、4月25日。
天気予報どおりの、春らしいお天気になりますように(祈)
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ソルフェリーノの愛【3】
2010年4月22日 宝塚(雪) コメント (3)雪組公演「ソルフェリーノの夜明け」。
■ベネディック将軍(汝鳥伶)
いや~、ステキでした(はぁと)。
汝鳥さん、ここしばらく雪組が続いていますが、やっぱり芝居のタイプが合うんでしょうか。どれも当たってる。
出番は決して多くはないのですが、最初のポポリーノ(真那春人)への声かけから、愛情に溢れた名将軍であることがなんとなく伝わってくる。最後に上手へ歩み去るところで、余計な力が抜けているのはさすが年の功、と思います。
■医者たち(ハーベルマン:未沙のえる、グラン:真波そら)
未沙さんもさすがの巧さなんですが、なんとなく、植田さんの作品にはあまり合わないのかも、と思いました。大芝居で魅せていく作品を、雪組さんらしい重厚なお芝居で舞台にあげているので、軽やかさを身上とする未沙さんの芝居が浮いて見えてしまうのかもしれないな、と。
……とは言っても、さすがの存在感にかわりはないんですけどね(^ ^)。
ただ、どうしても植田さんが脚本の流れを無視して入れたいろんな台詞を一番背負っている人なので、あっちこっちで「ハーベルマン先生、ちっとは空気を読んでよ……」と思われてしまうのが気の毒でした。いや、私一人だけが思っていたのかもしれませんが(汗)。
グラン先生の真波そらちゃんは、意外に白衣がよく似合って、少女漫画にでも出てきそうな、誠実なイケメン医師って感じでした(*^ ^*)。なのに、オーストリア兵をこっそり治療してあげる場面が、あまり手際良さそうに見えないのはなんでかな(^ ^;ゞ。
飄々としたハーベルマン先生、優しいエクトール先生、熱血イケメンなグラン先生。なかなか目移りしそうな豪華なラインナップで、戦地のど真ん中だとゆーのに、あれだけたくさんの美人ナースが働いている理由がよくわかります(はぁと)。
■ファンティ長官(未来優希)
威厳のある指揮官で、オーストリア軍のベネディック将軍と対峙できるだけの器と存在感を感じさせてくれる79期。
いや~、偉大な副組長でした。ここしばらく腹黒なオヤジ役が続いていましたが、最後にこんな良い役を観ることができて、とても嬉しい。ラスト、敬礼するまでの水さんとの目での会話が、とても好きです。植田さんありがとう。
……しか~し、最初のプロローグが終わった後の説明場面、もう少しなんとかならなんかったものでしょうか。ハマコさんの声はとても素晴らしいし滑舌も素晴らしいんですけど、響きすぎちゃって日本語として聞き取ることができない……(猫だけ?)
■ポルリノ参謀長(音月桂)
ユミコさんとハマコさん、二人の卒業生にはさまれて、一番ワリを食ったのはミナコちゃんとこの人かもね、と思いました。そもそも軍服があまり似合わないタイプなので、軍人で威厳が必要な役自体が難しいんでしょうね。声が良いので叱咤にも迫力がありましたが、より以上に迫力満点なハマコさんと一緒だし(^ ^;ゞ。
そういえば、キムちゃんのこういう“怖さ”が必要な役ってあまり観たことないんだなあ……。
私が観たのは東宝公演も半ばを過ぎた頃でしたが、そのときもまだ何かしっくり来ていない感じがして、キムちゃんにしては珍しいな、と思いました。割と仕上がりは早いほうだと思っていたのですが。
このタイミングでこういう勉強できる役が来るのも演出家の愛だと思うので、あと三日間、最後に何かを掴んでくれるといいな、と思います。諦めずにがんばって追求してみてください!
■ヘルディおじさん(奏乃はると)
素晴らしかった(絶賛)。出番が少ないのが残念ですが、あの朴訥とした雰囲気とか、話し方の独特の空気が、他のメンバーとは全然違うんですよね。凄いなあ。
もうちょっと、少女たちとの交流とか、デュナンさんたちと一緒に治療を手伝っている様子とか、そういう場面があってもいいと思うんですが……しょぼん。
しか~し!今回は芝居もショーも髭部専任って感じのにわにわですが、まだまだ当分、二枚目でもがんばっていただきたいです♪(^ ^;ゞ。でも、雪組さんは、この公演が終わると髭が似合う男役の筆頭がにわにわになってしまうので、髭部は続きそうだなあ……。
■イタリア兵(モラルド:彩那音、カルドナ:沙央くらま、他)
コマちゃんの歌(&マンドリン)にあわせて舞台中央で踊るひろみちゃん、めっちゃ男前でした!(*^ ^*)。ずっと“可愛い”とばかり思っていたひろみちゃんの、意外な一面…のような気がしたんですけど、、、前からあんなに格好良かったんでしたっけ?(^ ^;ゞ
コマちゃんは、マンドリンの場面以外あまり印象に残りませんでしたが(汗)、相変わらず良い声でした。コマファンモードから未だに抜けていない自分に、びっくり(@ @)。
■オーストリア兵(ハンデル:緒月遠麻、ベルガー:早霧せいな、他)
勝手に脱走してベネディック将軍を窮地に陥れる軽率なハンデルさんですが、なかなか力持ちの働き者で、いい味を出していますね。ちょっとだけ、「ゾロ」のガルシア軍曹に似た役作りに見えましたが(^ ^;、キタロウは意識してやっていたのかなあ?
しっかし、キタロウのああいう役って、愛さずにはいられないのは何故だろう……
最初にソルフェリーノの荒野でデュナンに拾われるベルガーさんは、なんというか、本当に熱い!!ですよね(^ ^;。
一番好きなのは、「アヴェ・マリア」の場面で、みんなが歌いだした後、縋るようにベルガーの軍服の裾を掴むポポリーノに、満面の笑顔で笑いかけながら、力づけるように手を握ってあげるときの、笑顔のパワーかな(*^ ^*)。なんだか一瞬、くらっときました。
にしても。ちょっと謎だったのは、「アヴェ・マリア」で、オーストリア兵はなぜすぐに歌いださないのか、なのですが。
ポポリーノが口火を切るまで、歌っているのはシスターと看護婦たちだけなんですよね。単純に意地になってる、っていう解釈でいいのかなあ……。
そして。
ハンデルさんにしてもベルガーさんにしても、ポポリーノを偏愛しすぎな気がするんですが、あれはどうなんでしょう。なんとなく、ベネディック将軍の忘れ形見っぽい気がしちゃっているのでしょうか?
それにしたって、「ポポリーノが血を吐いたんだ!助けてやってくれ!!」って……「いや、今それどころじゃないから!」って、いつもは穏やかなエクトール先生の顔に書いてありますけど?
もしかして、植田さん的には、最初の原稿ではポポリーノを運ぶための担架隊だったのかな?と思ったりもしたのですが、どうだったんでしょうか。
で、あの荷車の列の中には、ポポリーノも寝かされているんでしょうか。ハンデルとベルガーが大事そうに曳いている荷車がそれなのかしら。……そんなことを考えながら、ラストシーンを観ていたのは私一人なんだろうな。(寝かされている人形の髪型をいちいちチェックしてしまった…)
■マリアン(大月さゆ)
しっかり者で一生懸命な、優しいマリアン。
理想とかそんなものとは関係なく、目の前で苦しんでいる人と共に苦しみを分かち合い、自分にできる精一杯をせずにはいられない、優しくて強い女性。
この作品の中で、役として一番良い役なのは、娘役ではマリアンだな、と思いました。
ベネディック将軍に対する優しさは、いわゆるファーザーコンプレックスなのか、それとも本気で恋をしている(歳上好みな)のか?というのがちょっと気になりますが(←お前だけだ)、今回の作品で一番好きなさゆちゃんは、やっぱり将軍に敬礼するときの、笑顔。
泣き笑いの優しいピエロ。『大月さゆ』という魅力がギュッと詰まった、哀しい笑顔だと思います。
研1の「ジュビリーズ」で、大役を体当たりで演じていたさゆちゃん。思い切りが良くてコメディセンスのあったさゆちゃんが、『典型的な宝塚娘役』というものを目指してしまったばっかりに、随分遠回りをしたんだな、と、今になってしみじみと思います。
彼女が成長する時代のトップ娘役が、まーちゃん(舞風りら)だったことは、さゆちゃんにとっては不利な条件だったのかもしれませんね。「お隣の女の子」っぽいリアルな存在感と、『典型的な宝塚娘役』としての儚げな雰囲気の両方を持っていたまーちゃんを追いかけてしまったばっかりに、地に足のついた元気印な女の子、という“さゆちゃん本来の輝き”を見失っていた時代が長かったのが勿体無い。
娘役は、男役との並びも大切だけど、娘役同士の並びも大切なんだな、と思います。
「凍てついた明日」でのヒロイン二人の相性の良さは特筆ものでしたが、ミナコちゃんとさゆちゃんは、どちらもお互いに無いものを埋めあえる、いいコンビだったんですよね。芝居としてがっつり組んだところは殆ど観たことがありませんが、なんていうか、この二人がそれぞれの出番で役を生きてくれると、物語が鮮明に立ち上がってくるんですよね。二人が直接言葉を交わす場面はなくても、存在感が拮抗していて、しかも、空気感がまったく逆だから。
素晴らしい並びだったと思います。
せめて一本でいいから、柴田作品をこの二人で観てみたかった。
あああ、「雪景色」のさゆちゃんもステキだったけど、全ツに回って「バルセロナ」のリンダを演じるさゆちゃんを観てみたかったよ~~~っっっ!!(←かおりちゃんのリンダに不満があるわけではありません)
アンリエット、マリアン以外の看護婦ちゃんたちも、めっちゃ可愛い子ぞろいでしたね♪
患者も医者もイケメンだらけで、たまに通りがかる旅人も死ぬほどイケメン。あんな病院があったら、多少命の危険があっても気にしないかも(^ ^;ゞ、と思っていたのですが、逆を言えば、あれだけ看護婦のレベルが高くて、シスターたちも美人のお姉さんぞろいで、時々可愛らしい少女たちが駆け込んでくる、となれば、兵士たちの居心地も最高だろうなあ(^ ^)。
■村の少女たち(早花まこ、白渚すず、舞羽美海)
かーわーいーいー!!
きゃびぃも白渚さんも可愛いんですけど、さすがにみみちゃんの可愛らしさは群を抜いていますね(*^ ^*)。芝居の中の役としては、あまり意味の無い賑やかしですが、可愛い娘さんたちが舞台を駆け回っているのを観るのはたのしいです♪
ちょっと間があいてしまったので、書こうと思っていたことを結構忘れてしまったような気がしますが……
でも、みんな良い芝居してたなあ(しみじみ)あれで脚本が(黙)
なにはともあれ、あと、三日。
最後の週末を、舞台の上の人も客席の人も、みんなみんな、悔いなく過ごすことができますように。
……あ~した天気にな~ぁれっ!
.
■ベネディック将軍(汝鳥伶)
いや~、ステキでした(はぁと)。
汝鳥さん、ここしばらく雪組が続いていますが、やっぱり芝居のタイプが合うんでしょうか。どれも当たってる。
出番は決して多くはないのですが、最初のポポリーノ(真那春人)への声かけから、愛情に溢れた名将軍であることがなんとなく伝わってくる。最後に上手へ歩み去るところで、余計な力が抜けているのはさすが年の功、と思います。
■医者たち(ハーベルマン:未沙のえる、グラン:真波そら)
未沙さんもさすがの巧さなんですが、なんとなく、植田さんの作品にはあまり合わないのかも、と思いました。大芝居で魅せていく作品を、雪組さんらしい重厚なお芝居で舞台にあげているので、軽やかさを身上とする未沙さんの芝居が浮いて見えてしまうのかもしれないな、と。
……とは言っても、さすがの存在感にかわりはないんですけどね(^ ^)。
ただ、どうしても植田さんが脚本の流れを無視して入れたいろんな台詞を一番背負っている人なので、あっちこっちで「ハーベルマン先生、ちっとは空気を読んでよ……」と思われてしまうのが気の毒でした。いや、私一人だけが思っていたのかもしれませんが(汗)。
グラン先生の真波そらちゃんは、意外に白衣がよく似合って、少女漫画にでも出てきそうな、誠実なイケメン医師って感じでした(*^ ^*)。なのに、オーストリア兵をこっそり治療してあげる場面が、あまり手際良さそうに見えないのはなんでかな(^ ^;ゞ。
飄々としたハーベルマン先生、優しいエクトール先生、熱血イケメンなグラン先生。なかなか目移りしそうな豪華なラインナップで、戦地のど真ん中だとゆーのに、あれだけたくさんの美人ナースが働いている理由がよくわかります(はぁと)。
■ファンティ長官(未来優希)
威厳のある指揮官で、オーストリア軍のベネディック将軍と対峙できるだけの器と存在感を感じさせてくれる79期。
いや~、偉大な副組長でした。ここしばらく腹黒なオヤジ役が続いていましたが、最後にこんな良い役を観ることができて、とても嬉しい。ラスト、敬礼するまでの水さんとの目での会話が、とても好きです。植田さんありがとう。
……しか~し、最初のプロローグが終わった後の説明場面、もう少しなんとかならなんかったものでしょうか。ハマコさんの声はとても素晴らしいし滑舌も素晴らしいんですけど、響きすぎちゃって日本語として聞き取ることができない……(猫だけ?)
■ポルリノ参謀長(音月桂)
ユミコさんとハマコさん、二人の卒業生にはさまれて、一番ワリを食ったのはミナコちゃんとこの人かもね、と思いました。そもそも軍服があまり似合わないタイプなので、軍人で威厳が必要な役自体が難しいんでしょうね。声が良いので叱咤にも迫力がありましたが、より以上に迫力満点なハマコさんと一緒だし(^ ^;ゞ。
そういえば、キムちゃんのこういう“怖さ”が必要な役ってあまり観たことないんだなあ……。
私が観たのは東宝公演も半ばを過ぎた頃でしたが、そのときもまだ何かしっくり来ていない感じがして、キムちゃんにしては珍しいな、と思いました。割と仕上がりは早いほうだと思っていたのですが。
このタイミングでこういう勉強できる役が来るのも演出家の愛だと思うので、あと三日間、最後に何かを掴んでくれるといいな、と思います。諦めずにがんばって追求してみてください!
■ヘルディおじさん(奏乃はると)
素晴らしかった(絶賛)。出番が少ないのが残念ですが、あの朴訥とした雰囲気とか、話し方の独特の空気が、他のメンバーとは全然違うんですよね。凄いなあ。
もうちょっと、少女たちとの交流とか、デュナンさんたちと一緒に治療を手伝っている様子とか、そういう場面があってもいいと思うんですが……しょぼん。
しか~し!今回は芝居もショーも髭部専任って感じのにわにわですが、まだまだ当分、二枚目でもがんばっていただきたいです♪(^ ^;ゞ。でも、雪組さんは、この公演が終わると髭が似合う男役の筆頭がにわにわになってしまうので、髭部は続きそうだなあ……。
■イタリア兵(モラルド:彩那音、カルドナ:沙央くらま、他)
コマちゃんの歌(&マンドリン)にあわせて舞台中央で踊るひろみちゃん、めっちゃ男前でした!(*^ ^*)。ずっと“可愛い”とばかり思っていたひろみちゃんの、意外な一面…のような気がしたんですけど、、、前からあんなに格好良かったんでしたっけ?(^ ^;ゞ
コマちゃんは、マンドリンの場面以外あまり印象に残りませんでしたが(汗)、相変わらず良い声でした。コマファンモードから未だに抜けていない自分に、びっくり(@ @)。
■オーストリア兵(ハンデル:緒月遠麻、ベルガー:早霧せいな、他)
勝手に脱走してベネディック将軍を窮地に陥れる軽率なハンデルさんですが、なかなか力持ちの働き者で、いい味を出していますね。ちょっとだけ、「ゾロ」のガルシア軍曹に似た役作りに見えましたが(^ ^;、キタロウは意識してやっていたのかなあ?
しっかし、キタロウのああいう役って、愛さずにはいられないのは何故だろう……
最初にソルフェリーノの荒野でデュナンに拾われるベルガーさんは、なんというか、本当に熱い!!ですよね(^ ^;。
一番好きなのは、「アヴェ・マリア」の場面で、みんなが歌いだした後、縋るようにベルガーの軍服の裾を掴むポポリーノに、満面の笑顔で笑いかけながら、力づけるように手を握ってあげるときの、笑顔のパワーかな(*^ ^*)。なんだか一瞬、くらっときました。
にしても。ちょっと謎だったのは、「アヴェ・マリア」で、オーストリア兵はなぜすぐに歌いださないのか、なのですが。
ポポリーノが口火を切るまで、歌っているのはシスターと看護婦たちだけなんですよね。単純に意地になってる、っていう解釈でいいのかなあ……。
そして。
ハンデルさんにしてもベルガーさんにしても、ポポリーノを偏愛しすぎな気がするんですが、あれはどうなんでしょう。なんとなく、ベネディック将軍の忘れ形見っぽい気がしちゃっているのでしょうか?
それにしたって、「ポポリーノが血を吐いたんだ!助けてやってくれ!!」って……「いや、今それどころじゃないから!」って、いつもは穏やかなエクトール先生の顔に書いてありますけど?
もしかして、植田さん的には、最初の原稿ではポポリーノを運ぶための担架隊だったのかな?と思ったりもしたのですが、どうだったんでしょうか。
で、あの荷車の列の中には、ポポリーノも寝かされているんでしょうか。ハンデルとベルガーが大事そうに曳いている荷車がそれなのかしら。……そんなことを考えながら、ラストシーンを観ていたのは私一人なんだろうな。(寝かされている人形の髪型をいちいちチェックしてしまった…)
■マリアン(大月さゆ)
しっかり者で一生懸命な、優しいマリアン。
理想とかそんなものとは関係なく、目の前で苦しんでいる人と共に苦しみを分かち合い、自分にできる精一杯をせずにはいられない、優しくて強い女性。
この作品の中で、役として一番良い役なのは、娘役ではマリアンだな、と思いました。
ベネディック将軍に対する優しさは、いわゆるファーザーコンプレックスなのか、それとも本気で恋をしている(歳上好みな)のか?というのがちょっと気になりますが(←お前だけだ)、今回の作品で一番好きなさゆちゃんは、やっぱり将軍に敬礼するときの、笑顔。
泣き笑いの優しいピエロ。『大月さゆ』という魅力がギュッと詰まった、哀しい笑顔だと思います。
研1の「ジュビリーズ」で、大役を体当たりで演じていたさゆちゃん。思い切りが良くてコメディセンスのあったさゆちゃんが、『典型的な宝塚娘役』というものを目指してしまったばっかりに、随分遠回りをしたんだな、と、今になってしみじみと思います。
彼女が成長する時代のトップ娘役が、まーちゃん(舞風りら)だったことは、さゆちゃんにとっては不利な条件だったのかもしれませんね。「お隣の女の子」っぽいリアルな存在感と、『典型的な宝塚娘役』としての儚げな雰囲気の両方を持っていたまーちゃんを追いかけてしまったばっかりに、地に足のついた元気印な女の子、という“さゆちゃん本来の輝き”を見失っていた時代が長かったのが勿体無い。
娘役は、男役との並びも大切だけど、娘役同士の並びも大切なんだな、と思います。
「凍てついた明日」でのヒロイン二人の相性の良さは特筆ものでしたが、ミナコちゃんとさゆちゃんは、どちらもお互いに無いものを埋めあえる、いいコンビだったんですよね。芝居としてがっつり組んだところは殆ど観たことがありませんが、なんていうか、この二人がそれぞれの出番で役を生きてくれると、物語が鮮明に立ち上がってくるんですよね。二人が直接言葉を交わす場面はなくても、存在感が拮抗していて、しかも、空気感がまったく逆だから。
素晴らしい並びだったと思います。
せめて一本でいいから、柴田作品をこの二人で観てみたかった。
あああ、「雪景色」のさゆちゃんもステキだったけど、全ツに回って「バルセロナ」のリンダを演じるさゆちゃんを観てみたかったよ~~~っっっ!!(←かおりちゃんのリンダに不満があるわけではありません)
アンリエット、マリアン以外の看護婦ちゃんたちも、めっちゃ可愛い子ぞろいでしたね♪
患者も医者もイケメンだらけで、たまに通りがかる旅人も死ぬほどイケメン。あんな病院があったら、多少命の危険があっても気にしないかも(^ ^;ゞ、と思っていたのですが、逆を言えば、あれだけ看護婦のレベルが高くて、シスターたちも美人のお姉さんぞろいで、時々可愛らしい少女たちが駆け込んでくる、となれば、兵士たちの居心地も最高だろうなあ(^ ^)。
■村の少女たち(早花まこ、白渚すず、舞羽美海)
かーわーいーいー!!
きゃびぃも白渚さんも可愛いんですけど、さすがにみみちゃんの可愛らしさは群を抜いていますね(*^ ^*)。芝居の中の役としては、あまり意味の無い賑やかしですが、可愛い娘さんたちが舞台を駆け回っているのを観るのはたのしいです♪
ちょっと間があいてしまったので、書こうと思っていたことを結構忘れてしまったような気がしますが……
でも、みんな良い芝居してたなあ(しみじみ)あれで脚本が(黙)
なにはともあれ、あと、三日。
最後の週末を、舞台の上の人も客席の人も、みんなみんな、悔いなく過ごすことができますように。
……あ~した天気にな~ぁれっ!
.
ソルフェリーノの愛【2】
2010年4月21日 宝塚(雪) コメント (2)雪組東宝劇場公演「ソルフェリーノの夜明け/カルネヴァーレ~睡夢~」を観てまいりました♪
前回と同じく、「……どこが“生涯”?」と心の底から突っ込みつつ、愉しんでまいりました(^ ^)
しか~し、一番の突っ込みどころは「アヴェ・マリア」なんですよねぇ。
どうしてアレで皆が団結してしまうのか、二回観てもやっぱり猫にはわからなかったんですが(T T)。
そもそも、どうしてシューベルトの「アヴェ・マリア」なんですか?あれは賛美歌でもなんでもない世俗曲(もとはイギリスの叙事詩に曲をつけたもの)だし、シューベルト自身も、オーストリアの作曲家であってイタリアとは関係ない筈なのに。
なのに、どうしてイタリア兵まで『我が故郷の歌!』みたいな顔をして泣きながら歌いだすの?シューベルトってそんなにイタリアで人気のあった人なのでしょうか?
役者さんたちはすごく入り込んで演じていらして、感動的な場面にはなっていたのですが、、、
……すみません。猫は感性が違うらしく、ここはどうしても理解できなかったのでした……
ハーモニカを吹くポポリーノ(真那春人)はオーストリア軍の少年兵だけど、名前がイタリア系なので、おそらく当時オーストリア領だった北イタリアの出身、つまり、ソルフェリーノからそう遠くない地域で生まれ育った可能性が高い。
そのあたりでは、文化的にもオーストリアの影響が強いでしょうから、もしかしたらシューベルトの音楽=「故郷の歌」という認識があるのかもしれないな、などと考えてはみたのですが。
……コマちゃんが、マンドリンを弾きながら「ナポリがどうこう」って言ってるじゃん(↓)
う~ん。あえて世俗曲であるシューベルトの「アヴェ・マリア」を選んだ理由が知りたい。グノーかカッシーニならわかるんですけど。
普通に賛美歌ではダメだったのかなあ。……ポポリーノがソロの口火を切るところで盛り上がりたいから、賛美歌は厳しいのかしら。
オーストリア兵のポポリーノがカンツォーネを吹けば、それはそれでイタリア兵は盛り上がるかもしれないけど、オーストリア兵が納得しないだろうしなあ……う~む。
どうしてもあの構造でやりたいんのであれば。
カンツォーネにあわせてで楽しく歌い踊るイタリア兵たちの場面で、もう一曲、「じゃあちょっとしっとりした曲もやっとくか?」みたいなノリで「アヴェ・マリア」を弾いておく、っていう手はどうでしょう。
「にっくきオーストリアの作曲家だけど、この曲は良いよなあ」
「俺も好きだな、この曲は。前を向いてがんばろう!という気になれる」
とか、そんな会話をしておけばいいと思うんですが。
いかがでしょうか。
……って、今更提案しても遅いんですけどね(^ ^;ゞ
もとい。
作品全体についての突っ込みその他のアレコレは前回書きましたので、今回はキャストごとに。
■アンリ・デュナン(水夏希)
いや~、ホントに格好良かった(*^ ^*)。
前回の日記でも縷々書きましたが、この作品におけるデュナンの思想って、完全に「安っぽいヒューマニズム」じゃないですか(19世紀末に実際に生きていたデュナン氏の思想がいかに先進的であったかは前回も書きました。あくまでも、植田さんの描く“デュナンの思想”ね)。
でも、水さんが演じると、その“安っぽさ”さえ、“青さ”にみえてくるんですよね…。
彼女の最大の当たり役は「マリポーサの花」のネロだと思うんですが、それに匹敵する当たり役として、私は結構「星影の人」の沖田総司がお勧めなんですよね。
あの役で見せた、どんなに上級生になっても、ああいう真直ぐな若さ、青々とした伸び盛りの苗のような可能性のある若々しさを喪わないのは、常に諦めることなく『理想』を追い求める頑なさを持つ水さんの個性ならでは、と思うんです。
それでこその「ロシアンブルー」だったし、このアンリ・デュナンなのだ、と、あらためてそう思いました。
……正塚さん、水さんの男役最後の舞台に、どんなキャラクターを持ってきてくれるのでしょうか。楽しみにしていますので、よろしくお願いしますよっ!?
■アンリエット(愛原実花)
彼女については、前回かなり語ったので、今日は割愛。
リアルで等身大な女性像を不得意分野とするミナコちゃんって、とことん興味深い素材なんだな、と思いました。さすが、ボニーもアニスも幻想の世界の住人にしてのけただけのことはあるわ……。
■エクトール医師(彩吹真央)
デュナンのように声高に主張するのではなく、さりげなく、出来る範囲で、『新しい思想=ヒューマニズムを裏切らない自己』を実現しようとがんばっている人。
立派な家柄の出身で、大学で正式に医学を学んだにもかかわらず、戦地医療に身を投じた……というような説明がなされていましたが、たしかに、いいところのボンボンっぽさがありましたね♪アンリエットを心配してうろうろしているところとか、可愛かった~~(*^ ^*)。ユミコさんは、ここしばらく“可愛い”系の役を演じていなかったので、ちょっと懐かしく、また嬉しかったです♪
しか~し、不器用な愛ですよね(T T)、エクトールさん。
優しすぎちゃって、相手のコトを思いやり過ぎちゃって、強く出られない人。その不器用な生き方が、ユミコさんの一番の魅力なのかもしれないな、と思いました。
でも!マントヴァまで戦場を突っ切って患者たちを運ぼう!と決めた後のアンリエットとエクトールの場面は、植田さんの愛情の発露なんだろうとは思うのですが、劇構造的には不要な場面だな、と思っております。
まあ、90歩くらい譲って、場面はあっても良いんですけど、あんなに長々とやらなくてもいいだろうに、と。
「僕は君を愛している。だから心配で、本当は行かせたくないんだ」
「ありがとうございます。でも、今まで私は間違っていました。だから、その償いをしたいんです」
「君の代わりに、僕が行くよ」
「いいえ、先生はここで必要な方です。それに、あの人たちを助けるためには、道を知っている私でなければ。行かせてください」
「必ず戻ってくると約束してくれるかい?」
「ええ、もちろん。必ず、先生のもとに戻ってきますわ」
「帰ってきたら、『ジャン』と呼んでくれよ」
「……そ、そんな(真っ赤)」
みたいな感じではダメだったのかな。
とにかく、そこでハーベルマン先生は出てこなくていい!!と思うんですけど、ダメなんでしょうか…。せめてラヴシーンで終わらせてやってください。しみじみ。
そして、銀橋の歌も前の場面とあまり関係ないんだよな……。私は芝居は芝居として楽しみたいほうなので、ああいうのはちょっと醒めてしまったりするのですが(T T)。ううむ、そういうのが“宝塚らしさ”では無いと思うんだけどなあ……(黙)。
ついでに言うならば、(エクトール医師とは関係ありませんが)シスターたちがデュナンを止めようとする場面も本当はいらないと思うんですよね。マントヴァへの道程がキリスト教で禁じられている「自殺」に等しい行為だ、な~んてこと、いくら言い募っても無駄だと思うんですよ。
血の十字架を思いついてから出発するまで、荷車の準備やらなにやらで皆大忙しだろうに、中心となるべきデュナンとアンリエットが長々と愁嘆場を演じているのが、すごく舞台のテンポを壊している気がしました。
シスターたちの見せ場としては、この場面よりもっと前、シスターたちが一生懸命患者さんのお世話をするのを手伝うデュナン、みたいな場面がほしかったような気がします。あの教会の人々とデュナンの心の交流を、もっと丁寧に描けば、「アヴェ・マリア」の場面にも、もう少し説得力を持たせられたんじゃないか、と思うんですけどね……。
■ポポリーノ(真那春人)
こんな位置ですみません。真那くんのこの役には、本当にびっくりしました。
「パリの空よりも高く」のときのみりおくん(明日海りお)みたいな感じですよね(^ ^;ゞ。本公演初台詞くらいなんじゃないかと思うのに、この大役っぷり(汗)。すごいなあ。
ファン目線なのであまり客観的にはなれていないと思いますが、抜擢にはよく応えていたと思います。大柄な方とは言えないけど、雪組では小柄というほどでもない……みたいな半端なサイズなうえに、元々のスタイルが良すぎてあまり子供っぽくは見えませんでしたが、そこは芝居でカバーできていたと思います。たぶん。
べネディック将軍(汝鳥伶)に抱きつくところの勢いとか、怯えた仕草とか。
「凍てついた明日」でもちょっと気になった、「動きすぎ」なところは、早めに改善したほうがいいかも。今までは役も小さかったし立ち位置も後ろだったから、うろうろしていてもあまり気にならなかったけど、ああいう位置であれだけの大役になると『必要のないときは動きすぎない』というのが舞台全体のバランスを取る上では非常に重要なことなんだな、と思います。
思い切りの良い芝居をする人ですが、視界が広くなったらもっと良くなるだろうなあ、と思いました。
これからに期待してもいいのかしら……ドキドキ。
それにしても声が不安定なんですねぇ(涙)。いろんな意味での『不安定さ』が彼女の魅力でもあるのですが、それにしてもちょっと、喉が弱いのは心配な感じ。声質自体は凄く好きなんだけどなあ。
「WEST SIDE STORY」の頃までの、喉を壊す前の祐飛さんの声を思い出す……のは、たぶん私だけだと思いますが(^ ^;ゞ。でも、ドラマティックないい声だと思うんですよね。大事にしてほしいなあ。
あと、ハンデルやベルガーがあっさり治癒しつつあるのに、ポポリーノ一人悪化している、っていうのは、子供で抵抗力が弱いとか、成長期なのに食べ物が足りないとか、そういう理由なんでしょうかね。たしかに、雪組さんのあのあたりの学年は比較的がっしりした人が多いので、まなはるくんのか細さは似合っていたとは思いますが。
と、ポポリーノまででいったん切ってみたりする。
続きはまた後日。
.
前回と同じく、「……どこが“生涯”?」と心の底から突っ込みつつ、愉しんでまいりました(^ ^)
しか~し、一番の突っ込みどころは「アヴェ・マリア」なんですよねぇ。
どうしてアレで皆が団結してしまうのか、二回観てもやっぱり猫にはわからなかったんですが(T T)。
そもそも、どうしてシューベルトの「アヴェ・マリア」なんですか?あれは賛美歌でもなんでもない世俗曲(もとはイギリスの叙事詩に曲をつけたもの)だし、シューベルト自身も、オーストリアの作曲家であってイタリアとは関係ない筈なのに。
なのに、どうしてイタリア兵まで『我が故郷の歌!』みたいな顔をして泣きながら歌いだすの?シューベルトってそんなにイタリアで人気のあった人なのでしょうか?
役者さんたちはすごく入り込んで演じていらして、感動的な場面にはなっていたのですが、、、
……すみません。猫は感性が違うらしく、ここはどうしても理解できなかったのでした……
ハーモニカを吹くポポリーノ(真那春人)はオーストリア軍の少年兵だけど、名前がイタリア系なので、おそらく当時オーストリア領だった北イタリアの出身、つまり、ソルフェリーノからそう遠くない地域で生まれ育った可能性が高い。
そのあたりでは、文化的にもオーストリアの影響が強いでしょうから、もしかしたらシューベルトの音楽=「故郷の歌」という認識があるのかもしれないな、などと考えてはみたのですが。
……コマちゃんが、マンドリンを弾きながら「ナポリがどうこう」って言ってるじゃん(↓)
う~ん。あえて世俗曲であるシューベルトの「アヴェ・マリア」を選んだ理由が知りたい。グノーかカッシーニならわかるんですけど。
普通に賛美歌ではダメだったのかなあ。……ポポリーノがソロの口火を切るところで盛り上がりたいから、賛美歌は厳しいのかしら。
オーストリア兵のポポリーノがカンツォーネを吹けば、それはそれでイタリア兵は盛り上がるかもしれないけど、オーストリア兵が納得しないだろうしなあ……う~む。
どうしてもあの構造でやりたいんのであれば。
カンツォーネにあわせてで楽しく歌い踊るイタリア兵たちの場面で、もう一曲、「じゃあちょっとしっとりした曲もやっとくか?」みたいなノリで「アヴェ・マリア」を弾いておく、っていう手はどうでしょう。
「にっくきオーストリアの作曲家だけど、この曲は良いよなあ」
「俺も好きだな、この曲は。前を向いてがんばろう!という気になれる」
とか、そんな会話をしておけばいいと思うんですが。
いかがでしょうか。
……って、今更提案しても遅いんですけどね(^ ^;ゞ
もとい。
作品全体についての突っ込みその他のアレコレは前回書きましたので、今回はキャストごとに。
■アンリ・デュナン(水夏希)
いや~、ホントに格好良かった(*^ ^*)。
前回の日記でも縷々書きましたが、この作品におけるデュナンの思想って、完全に「安っぽいヒューマニズム」じゃないですか(19世紀末に実際に生きていたデュナン氏の思想がいかに先進的であったかは前回も書きました。あくまでも、植田さんの描く“デュナンの思想”ね)。
でも、水さんが演じると、その“安っぽさ”さえ、“青さ”にみえてくるんですよね…。
彼女の最大の当たり役は「マリポーサの花」のネロだと思うんですが、それに匹敵する当たり役として、私は結構「星影の人」の沖田総司がお勧めなんですよね。
あの役で見せた、どんなに上級生になっても、ああいう真直ぐな若さ、青々とした伸び盛りの苗のような可能性のある若々しさを喪わないのは、常に諦めることなく『理想』を追い求める頑なさを持つ水さんの個性ならでは、と思うんです。
それでこその「ロシアンブルー」だったし、このアンリ・デュナンなのだ、と、あらためてそう思いました。
……正塚さん、水さんの男役最後の舞台に、どんなキャラクターを持ってきてくれるのでしょうか。楽しみにしていますので、よろしくお願いしますよっ!?
■アンリエット(愛原実花)
彼女については、前回かなり語ったので、今日は割愛。
リアルで等身大な女性像を不得意分野とするミナコちゃんって、とことん興味深い素材なんだな、と思いました。さすが、ボニーもアニスも幻想の世界の住人にしてのけただけのことはあるわ……。
■エクトール医師(彩吹真央)
デュナンのように声高に主張するのではなく、さりげなく、出来る範囲で、『新しい思想=ヒューマニズムを裏切らない自己』を実現しようとがんばっている人。
立派な家柄の出身で、大学で正式に医学を学んだにもかかわらず、戦地医療に身を投じた……というような説明がなされていましたが、たしかに、いいところのボンボンっぽさがありましたね♪アンリエットを心配してうろうろしているところとか、可愛かった~~(*^ ^*)。ユミコさんは、ここしばらく“可愛い”系の役を演じていなかったので、ちょっと懐かしく、また嬉しかったです♪
しか~し、不器用な愛ですよね(T T)、エクトールさん。
優しすぎちゃって、相手のコトを思いやり過ぎちゃって、強く出られない人。その不器用な生き方が、ユミコさんの一番の魅力なのかもしれないな、と思いました。
でも!マントヴァまで戦場を突っ切って患者たちを運ぼう!と決めた後のアンリエットとエクトールの場面は、植田さんの愛情の発露なんだろうとは思うのですが、劇構造的には不要な場面だな、と思っております。
まあ、90歩くらい譲って、場面はあっても良いんですけど、あんなに長々とやらなくてもいいだろうに、と。
「僕は君を愛している。だから心配で、本当は行かせたくないんだ」
「ありがとうございます。でも、今まで私は間違っていました。だから、その償いをしたいんです」
「君の代わりに、僕が行くよ」
「いいえ、先生はここで必要な方です。それに、あの人たちを助けるためには、道を知っている私でなければ。行かせてください」
「必ず戻ってくると約束してくれるかい?」
「ええ、もちろん。必ず、先生のもとに戻ってきますわ」
「帰ってきたら、『ジャン』と呼んでくれよ」
「……そ、そんな(真っ赤)」
みたいな感じではダメだったのかな。
とにかく、そこでハーベルマン先生は出てこなくていい!!と思うんですけど、ダメなんでしょうか…。せめてラヴシーンで終わらせてやってください。しみじみ。
そして、銀橋の歌も前の場面とあまり関係ないんだよな……。私は芝居は芝居として楽しみたいほうなので、ああいうのはちょっと醒めてしまったりするのですが(T T)。ううむ、そういうのが“宝塚らしさ”では無いと思うんだけどなあ……(黙)。
ついでに言うならば、(エクトール医師とは関係ありませんが)シスターたちがデュナンを止めようとする場面も本当はいらないと思うんですよね。マントヴァへの道程がキリスト教で禁じられている「自殺」に等しい行為だ、な~んてこと、いくら言い募っても無駄だと思うんですよ。
血の十字架を思いついてから出発するまで、荷車の準備やらなにやらで皆大忙しだろうに、中心となるべきデュナンとアンリエットが長々と愁嘆場を演じているのが、すごく舞台のテンポを壊している気がしました。
シスターたちの見せ場としては、この場面よりもっと前、シスターたちが一生懸命患者さんのお世話をするのを手伝うデュナン、みたいな場面がほしかったような気がします。あの教会の人々とデュナンの心の交流を、もっと丁寧に描けば、「アヴェ・マリア」の場面にも、もう少し説得力を持たせられたんじゃないか、と思うんですけどね……。
■ポポリーノ(真那春人)
こんな位置ですみません。真那くんのこの役には、本当にびっくりしました。
「パリの空よりも高く」のときのみりおくん(明日海りお)みたいな感じですよね(^ ^;ゞ。本公演初台詞くらいなんじゃないかと思うのに、この大役っぷり(汗)。すごいなあ。
ファン目線なのであまり客観的にはなれていないと思いますが、抜擢にはよく応えていたと思います。大柄な方とは言えないけど、雪組では小柄というほどでもない……みたいな半端なサイズなうえに、元々のスタイルが良すぎてあまり子供っぽくは見えませんでしたが、そこは芝居でカバーできていたと思います。たぶん。
べネディック将軍(汝鳥伶)に抱きつくところの勢いとか、怯えた仕草とか。
「凍てついた明日」でもちょっと気になった、「動きすぎ」なところは、早めに改善したほうがいいかも。今までは役も小さかったし立ち位置も後ろだったから、うろうろしていてもあまり気にならなかったけど、ああいう位置であれだけの大役になると『必要のないときは動きすぎない』というのが舞台全体のバランスを取る上では非常に重要なことなんだな、と思います。
思い切りの良い芝居をする人ですが、視界が広くなったらもっと良くなるだろうなあ、と思いました。
これからに期待してもいいのかしら……ドキドキ。
それにしても声が不安定なんですねぇ(涙)。いろんな意味での『不安定さ』が彼女の魅力でもあるのですが、それにしてもちょっと、喉が弱いのは心配な感じ。声質自体は凄く好きなんだけどなあ。
「WEST SIDE STORY」の頃までの、喉を壊す前の祐飛さんの声を思い出す……のは、たぶん私だけだと思いますが(^ ^;ゞ。でも、ドラマティックないい声だと思うんですよね。大事にしてほしいなあ。
あと、ハンデルやベルガーがあっさり治癒しつつあるのに、ポポリーノ一人悪化している、っていうのは、子供で抵抗力が弱いとか、成長期なのに食べ物が足りないとか、そういう理由なんでしょうかね。たしかに、雪組さんのあのあたりの学年は比較的がっしりした人が多いので、まなはるくんのか細さは似合っていたとは思いますが。
と、ポポリーノまででいったん切ってみたりする。
続きはまた後日。
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東京宝塚劇場にて、雪組公演「ソルフェリーノの夜明け/カルネヴァーレ(睡夢)」を観劇して参りました。
悪くない公演でした。
あともう一回、来週も観る予定なので、詳細はまたその時に書きたいと思いますが、とりあえず、芝居も予想していたよりずっと良かったし、ショーはすごく好きかもしれません。
ただ。
どこが「アンリ・デュナンの生涯」なの?
某「高潔なアラブの戦士となったイギリス人」以来の大嘘サブタイトルだと思うんですが…?
………とか、そういう細かい(←いや、細かくないだろう)突っ込みは、大劇場からご覧になっている雪組ファンのみなさまが散々なさっていると思うんですよね、たぶん。
でも。
それでも、どうしても一つだけ言いたいことがあります。
この時代の思想を語るうえで、「安っぽいヒューマニズム」なんて言葉を簡単に使うな!!
「トーマの心臓」に出てくる「ルネッサンスとヒューマニズム」の「ヒューマニズム(人間主義)」とは違う、もっと近代的な「人道主義」「博愛主義」的な意味合いの言葉として使われてますよね?この作品では。だったら、それはまさにこの時代(19世紀末)に発達した思想だったはず。
当時は手垢もついてなければ安っぽくも無い、最新の思想だったと思うんですけど?
捕虜は勝利者側の財産であり、奴隷にしようと身代金を請求しようと自由だった時代は、そう古いものではありません。
そして。その時代だったら、敵軍だろうとなんだろうと、自分たちの財産なんだから大切に治療もしたはずなんですよ。死んでしまえば労働力にもならないし、身代金も取れないんだから。
でも。
フランス革命による「国は国民のもの」という認識の浸透と、ナポレオンの軍制改革によって、近代徴兵制というものが始まってから、半世紀が過ぎたこの時代はもう、戦いの前線に出てくるのは、身代金の取れる騎士階級ではなく、徴兵による国民兵なんですよね。
身代金が取れないんだから、それまでの価値観のままでいれば、当然ながら治療の優先順位は下がります。戦争、というこの世でもっとも効率が重視される価値観の中では、仕方のないこと。
そんな時代に、それでも同じ人間じゃないか!と叫ぶことが、どれほど新しかったことか。
ハマコさんやキムちゃんたち、イタリア指揮官たちの言うことも、全然間違ってない……当時としては、ですが。
古い価値観だけれども、まだ新しい価値観が成立していない段階なんですから。
その『新しさ』が、……この脚本からは、全く感じられません(T T)
せっかくいい題材で、重たいけれども演劇として良いテーマだと思うのに、あまりにも脚本が通り一遍すぎる、と、思うんです。
まるっきり「現代」の思想で語られているから、わかりやすいっちゃわかりやすいんですけど、結局「安っぽいヒューマニズム」以上のものになれてない。
そうじゃない。赤十字思想っていうのは、そんな手垢のついた「ヒューマニズム」とは対極にあるものだったはず。
デュナンが語ったのは、もっと具体的で、実行力のある、そして実効力のある発想だったはずなのに。
あまりにも反戦思想が前面に出すぎているのもどうなの?、と思いました。
……それとも、赤十字って、設立当初は反戦団体だったんでしょうか……?
そりゃ、戦争が無くなればそれに越したことはないとは思っているでしょうけれども、
根本的に、あれは互助組織みたいなものですよね?大きな災いがあったとき(←戦争も災いの一つ)に、国に囚われず、中立の立場で人道的支援を行うための。そのために、平時から加盟国が支援し、積み立てておくという。
なんか、赤十字思想そのものを植田さんが大きく勘違いしているような気がするのは、気のせい?……なんですよね、きっと……?
いや、あの。
役者はすごく良かったんです(真顔)。
若干理想主義的な面はあるけれども、誠実で行動力もあるデュナン(水)。
ひたすら優しい人道的な医師エクトール(彩吹)。
過去の哀しい傷から逃れられない看護婦アンリエット(愛原)。
高圧的なイタリア軍指導者(未来・音月)。
そして、必死に生きようとする両軍兵士たちも。
……みんな、すごく良かった。
だからこそ、脚本の乱暴さが、惜しいなあ、と(涙)。
それに。今回、ユミコさんのサヨナラ公演、ということを相当に意識して、後付けでそれらしい場面(銀橋でのソロとか)を与えてくれたのは植田さんらしい思いやりなんだろうな、と微笑ましく思うんですけども。
でも、それゆえに壊れた部分も大きい、と思いました。
いつも白衣で、あまり身なりに構わなそうなエクトールさんが、愛するアンリエット(愛原)を見送るために一張羅を着て登場するところまでは、まあ、許すとして。
その後、銀橋に出て歌う一曲が、恋人の無事を祈る歌とかではなくて、思い出にふける「ユミコさんの」テーマソングなのは……どうなんでしょうか。私は、あの場面ではエクトールさんの心情を語るような歌が聴きたかったんですけど。
いや、ユミコさんご自身は、ちゃんと「エクトール」として、エクトール自身の気持ちを歌っていらっしゃると思います。でも、どうしたってあの歌詞を聴いたら、ねぇ……。
宝塚のお約束的な、「トップ娘役=トップスターの役の恋人役」という前提を崩した芝居も、ユミコさんのサヨナラだから、花を持たせて…という発想があったんじゃないかと思うんですが。
でも、脚本的にあまり書き込まれていないのと、水さんがあまりに愛情にあふれすぎているし、ユミコさんは優し過ぎるし、みなこちゃんは不器用なタイプだし、、、というわけで、若干微妙なバランスのまま終わってしまった印象でした。
やっぱり宝塚のお約束を破る場合は、脚本的なフォローが必要だと思うんですよね。じゃないと、いろんなところに無駄な負担がかかってしまう。今回は特に、ヒロインに対してその負担を感じました。
そう。みなこちゃん、今回はあらゆるところで物凄く苦労していましたね~。
外観はすごく磨かれて、ドキっとするほど可愛かったんですけど(^ ^;ゞ。
本質的に不得手な役なんだと思うんですよね。みなこちゃんが得意なのはもっと非現実的な役で、ああいうリアルな普通の女性なら、たぶん、さゆちゃんの方が巧いと思う。
前回の「ロシアン・ブルー」と同様、ツンデレな女性なら得意だろう、という発想で役を振られたような気がするのですが、イリーナとアンリエットはまったく違う!!同じツンデレでも、萌えがあるかないか、というのは凄く大事な違いなんです。(真顔で力説)
ただ。みなこちゃんが見事だな、と思ったのは、両親を殺したオーストリー兵に対する気持ちを、憎しみや恨みで表現するのではなく、心の傷として表現しようとしたところ。
そういう微妙な表現をしにくい脚本なので余計に苦戦していましたけれども、私はやっぱり、みなこちゃんの芝居は好きなんだなあ、と思いました。
……今日のみなこちゃんにはカミカミの神様が取り付いていたみたいで、すごく大事なところで何度も噛んでましたけどね(T T)。あれさえなければ……。
親を殺した仇、、、といえば。
話はぜんぜん違うのですが、最近観たばかりの「シャングリラ」と比較して、面白いな、と思ったのは、ヒロインの心の傷の意味、でした。
「シャングリラ」のヒロインは、十年前に父親を殺された、ミウ(野々すみ花)。
その軍の指揮を執っていたはずの、ソラ(大空祐飛)。
そして、ソラの顔を覚えていた、ミウの幼馴染であるラン(蘭寿とむ)。
ソラは、記憶を取り戻すと同時に、彼女の父親の仇が自分である(手を降したのは部下であるにせよ、責任をとるべき立場にあった)ことを思い出す。
ミウは、そのときの記憶がないらしい。
でも、ランによってその「仇」がソラであることを暴かれても、あまり動揺を見せないんですよね。父親が死ぬ現場に居合わせたわけではなかったのかな、と納得しようとしたほどに。
「シャングリラ」は、テーマとしてはむしろソラたちの傷、『汚れたこの手にこびりつく血』というフレーズに象徴される「奪った側の傷」を重視しているので、ミウの傷にはあまり深入りしようとしません。
いや、ミウどころか、ソラの顔を覚えていたランでさえ、父親に言われてあっさりソラを受け入れてしまったりするんですよね。まあ、あの脚本なので、深く考えるだけ無駄なのかもしれませんが……(^ ^;ゞ
でも。「ソルフェリーノの夜明け」という作品のテーマは、「奪われた側の傷」なんですよね。
アンリエットの傷は、ミウよりずっと深い。それは、その死の現場に居合わせた、というのもあるかもしれませんが、説明的なことを言うならば、それは、その傷こそがテーマに関わるから、だと思うのです。
ハーベルマン医師(未沙のえる)も同じ傷を抱えているし、他にも、脚本には書かれていませんが、似た傷をもつ人は何人もいるんでしょう、きっと。
デュナンには、そういう傷は無かった。
でも彼は、傷病者をそのままにして立ち去ることが出来なかった。それは、そんなことをすれば自分の心に傷として残ることがわかっていたから、だと思うのです。
凄惨な戦場のありさまを見てしまったことが彼の傷で、おそらく、そのまま立ち去ったならトラウマとして残ったことでしょう。
その治療行為の一環として、彼は献身的に治療に協力する。彼らが快癒するまで、デュナン自身がこの悪夢から逃れられないから。
そしておそらく、エクトール医師も同じなのではないか、と、書かれてもいないことを想像してみたりする。
奪った側の傷と、奪われた側の傷。
奪った側の傷は、自然に治癒するものではありません。基本的に、『許される』ことによってしか治らない。自分でどうにかできるものではないのです。
でも、奪われた側の傷は、忘却という『神の恩寵』によって癒すことができるのです。『幸せ』という特効薬によって。
だから。ミウがソラを赦すことが出来たのは、蛇の目一座で幸せだったことの証かな、なんて思ったんですよね。フォン(十輝いりす)に守られて、ランに、そして一座の仲間たちに愛されて。神の恩寵によって『奪われた傷』が癒されることによって、『奪った傷』を癒してあげることができる。そういう連環があるのかな、と。
ならばなぜ、アンリエットはあんなにも深く傷ついたままだったのか?
……それは、(逆説的に)彼女が戦場に身をおいたからなのではないか、と。
悲惨な戦争の悪夢が、両親の死という悪夢を呼び醒ます。彼女が忘れようとしても忘れさせてくれない。死体をみるたびに、負傷者の血糊を見るたびに、フラッシュバックする、その苦しみ。
高圧的な態度の裏に、いつも何かに怯えきった、小さな子供の姿が見える。
そんな怯えた小さな子供の、背中を押してくれたデュナン。
ただ盲目的に彼女を守ろうとしたエクトール。
アンリエットは、デュナンによってエクトールの腕の中という檻を脱し、「行かせてください」と訴えることができた。
「必ず帰ってきます」と。
そんな彼女の手を離してあげることができたエクトールもまた、何かの傷から自由になれたのかもしれない、と。
それもまた、デュナンのおかげなのだ、と。
そんなことを思いながら、ユミコさんの美声に聴き入っていました。
なんだか、どうでもいいことを書いているうちに時間切れしたような気が(^ ^;すみません。
えっと、
ポポリーノの真那春人くんがあまりにも良い役で(短いけどソロフレーズ歌っちゃうんですよ!)驚愕したこととか、
さゆちゃんの看護婦姿があまりにも嵌っていて惚れ直したこととか、
ヘルディーおじさんの奏乃はるとさんがとってもいい味を出していたこととか、
マンドリン持って歌っているコマちゃんを観ながら、コマファン継続中な自分に気づいたこととか、
ショーの楽師対決で、ひろみちゃんとあゆちゃん(と、キタロウと花帆杏奈ちゃん)の様子が面白くてツボりまくりだったのに、楽師さんたちもステキすぎて何を観たらいいのかわからずパニックになりかけたこととか、
フィナーレ前で、青い中国服で踊っていた小雀の笙乃茅桜ちゃんがメッチャ可愛かったこととか、
……また後日、まとめて書かせていただきます。
あ、そうそう。
稲葉さん、大劇デビュー、おめでとうございます!!
次作も期待しています♪
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悪くない公演でした。
あともう一回、来週も観る予定なので、詳細はまたその時に書きたいと思いますが、とりあえず、芝居も予想していたよりずっと良かったし、ショーはすごく好きかもしれません。
ただ。
どこが「アンリ・デュナンの生涯」なの?
某「高潔なアラブの戦士となったイギリス人」以来の大嘘サブタイトルだと思うんですが…?
………とか、そういう細かい(←いや、細かくないだろう)突っ込みは、大劇場からご覧になっている雪組ファンのみなさまが散々なさっていると思うんですよね、たぶん。
でも。
それでも、どうしても一つだけ言いたいことがあります。
この時代の思想を語るうえで、「安っぽいヒューマニズム」なんて言葉を簡単に使うな!!
「トーマの心臓」に出てくる「ルネッサンスとヒューマニズム」の「ヒューマニズム(人間主義)」とは違う、もっと近代的な「人道主義」「博愛主義」的な意味合いの言葉として使われてますよね?この作品では。だったら、それはまさにこの時代(19世紀末)に発達した思想だったはず。
当時は手垢もついてなければ安っぽくも無い、最新の思想だったと思うんですけど?
捕虜は勝利者側の財産であり、奴隷にしようと身代金を請求しようと自由だった時代は、そう古いものではありません。
そして。その時代だったら、敵軍だろうとなんだろうと、自分たちの財産なんだから大切に治療もしたはずなんですよ。死んでしまえば労働力にもならないし、身代金も取れないんだから。
でも。
フランス革命による「国は国民のもの」という認識の浸透と、ナポレオンの軍制改革によって、近代徴兵制というものが始まってから、半世紀が過ぎたこの時代はもう、戦いの前線に出てくるのは、身代金の取れる騎士階級ではなく、徴兵による国民兵なんですよね。
身代金が取れないんだから、それまでの価値観のままでいれば、当然ながら治療の優先順位は下がります。戦争、というこの世でもっとも効率が重視される価値観の中では、仕方のないこと。
そんな時代に、それでも同じ人間じゃないか!と叫ぶことが、どれほど新しかったことか。
ハマコさんやキムちゃんたち、イタリア指揮官たちの言うことも、全然間違ってない……当時としては、ですが。
古い価値観だけれども、まだ新しい価値観が成立していない段階なんですから。
その『新しさ』が、……この脚本からは、全く感じられません(T T)
せっかくいい題材で、重たいけれども演劇として良いテーマだと思うのに、あまりにも脚本が通り一遍すぎる、と、思うんです。
まるっきり「現代」の思想で語られているから、わかりやすいっちゃわかりやすいんですけど、結局「安っぽいヒューマニズム」以上のものになれてない。
そうじゃない。赤十字思想っていうのは、そんな手垢のついた「ヒューマニズム」とは対極にあるものだったはず。
デュナンが語ったのは、もっと具体的で、実行力のある、そして実効力のある発想だったはずなのに。
あまりにも反戦思想が前面に出すぎているのもどうなの?、と思いました。
……それとも、赤十字って、設立当初は反戦団体だったんでしょうか……?
そりゃ、戦争が無くなればそれに越したことはないとは思っているでしょうけれども、
根本的に、あれは互助組織みたいなものですよね?大きな災いがあったとき(←戦争も災いの一つ)に、国に囚われず、中立の立場で人道的支援を行うための。そのために、平時から加盟国が支援し、積み立てておくという。
なんか、赤十字思想そのものを植田さんが大きく勘違いしているような気がするのは、気のせい?……なんですよね、きっと……?
いや、あの。
役者はすごく良かったんです(真顔)。
若干理想主義的な面はあるけれども、誠実で行動力もあるデュナン(水)。
ひたすら優しい人道的な医師エクトール(彩吹)。
過去の哀しい傷から逃れられない看護婦アンリエット(愛原)。
高圧的なイタリア軍指導者(未来・音月)。
そして、必死に生きようとする両軍兵士たちも。
……みんな、すごく良かった。
だからこそ、脚本の乱暴さが、惜しいなあ、と(涙)。
それに。今回、ユミコさんのサヨナラ公演、ということを相当に意識して、後付けでそれらしい場面(銀橋でのソロとか)を与えてくれたのは植田さんらしい思いやりなんだろうな、と微笑ましく思うんですけども。
でも、それゆえに壊れた部分も大きい、と思いました。
いつも白衣で、あまり身なりに構わなそうなエクトールさんが、愛するアンリエット(愛原)を見送るために一張羅を着て登場するところまでは、まあ、許すとして。
その後、銀橋に出て歌う一曲が、恋人の無事を祈る歌とかではなくて、思い出にふける「ユミコさんの」テーマソングなのは……どうなんでしょうか。私は、あの場面ではエクトールさんの心情を語るような歌が聴きたかったんですけど。
いや、ユミコさんご自身は、ちゃんと「エクトール」として、エクトール自身の気持ちを歌っていらっしゃると思います。でも、どうしたってあの歌詞を聴いたら、ねぇ……。
宝塚のお約束的な、「トップ娘役=トップスターの役の恋人役」という前提を崩した芝居も、ユミコさんのサヨナラだから、花を持たせて…という発想があったんじゃないかと思うんですが。
でも、脚本的にあまり書き込まれていないのと、水さんがあまりに愛情にあふれすぎているし、ユミコさんは優し過ぎるし、みなこちゃんは不器用なタイプだし、、、というわけで、若干微妙なバランスのまま終わってしまった印象でした。
やっぱり宝塚のお約束を破る場合は、脚本的なフォローが必要だと思うんですよね。じゃないと、いろんなところに無駄な負担がかかってしまう。今回は特に、ヒロインに対してその負担を感じました。
そう。みなこちゃん、今回はあらゆるところで物凄く苦労していましたね~。
外観はすごく磨かれて、ドキっとするほど可愛かったんですけど(^ ^;ゞ。
本質的に不得手な役なんだと思うんですよね。みなこちゃんが得意なのはもっと非現実的な役で、ああいうリアルな普通の女性なら、たぶん、さゆちゃんの方が巧いと思う。
前回の「ロシアン・ブルー」と同様、ツンデレな女性なら得意だろう、という発想で役を振られたような気がするのですが、イリーナとアンリエットはまったく違う!!同じツンデレでも、萌えがあるかないか、というのは凄く大事な違いなんです。(真顔で力説)
ただ。みなこちゃんが見事だな、と思ったのは、両親を殺したオーストリー兵に対する気持ちを、憎しみや恨みで表現するのではなく、心の傷として表現しようとしたところ。
そういう微妙な表現をしにくい脚本なので余計に苦戦していましたけれども、私はやっぱり、みなこちゃんの芝居は好きなんだなあ、と思いました。
……今日のみなこちゃんにはカミカミの神様が取り付いていたみたいで、すごく大事なところで何度も噛んでましたけどね(T T)。あれさえなければ……。
親を殺した仇、、、といえば。
話はぜんぜん違うのですが、最近観たばかりの「シャングリラ」と比較して、面白いな、と思ったのは、ヒロインの心の傷の意味、でした。
「シャングリラ」のヒロインは、十年前に父親を殺された、ミウ(野々すみ花)。
その軍の指揮を執っていたはずの、ソラ(大空祐飛)。
そして、ソラの顔を覚えていた、ミウの幼馴染であるラン(蘭寿とむ)。
ソラは、記憶を取り戻すと同時に、彼女の父親の仇が自分である(手を降したのは部下であるにせよ、責任をとるべき立場にあった)ことを思い出す。
ミウは、そのときの記憶がないらしい。
でも、ランによってその「仇」がソラであることを暴かれても、あまり動揺を見せないんですよね。父親が死ぬ現場に居合わせたわけではなかったのかな、と納得しようとしたほどに。
「シャングリラ」は、テーマとしてはむしろソラたちの傷、『汚れたこの手にこびりつく血』というフレーズに象徴される「奪った側の傷」を重視しているので、ミウの傷にはあまり深入りしようとしません。
いや、ミウどころか、ソラの顔を覚えていたランでさえ、父親に言われてあっさりソラを受け入れてしまったりするんですよね。まあ、あの脚本なので、深く考えるだけ無駄なのかもしれませんが……(^ ^;ゞ
でも。「ソルフェリーノの夜明け」という作品のテーマは、「奪われた側の傷」なんですよね。
アンリエットの傷は、ミウよりずっと深い。それは、その死の現場に居合わせた、というのもあるかもしれませんが、説明的なことを言うならば、それは、その傷こそがテーマに関わるから、だと思うのです。
ハーベルマン医師(未沙のえる)も同じ傷を抱えているし、他にも、脚本には書かれていませんが、似た傷をもつ人は何人もいるんでしょう、きっと。
デュナンには、そういう傷は無かった。
でも彼は、傷病者をそのままにして立ち去ることが出来なかった。それは、そんなことをすれば自分の心に傷として残ることがわかっていたから、だと思うのです。
凄惨な戦場のありさまを見てしまったことが彼の傷で、おそらく、そのまま立ち去ったならトラウマとして残ったことでしょう。
その治療行為の一環として、彼は献身的に治療に協力する。彼らが快癒するまで、デュナン自身がこの悪夢から逃れられないから。
そしておそらく、エクトール医師も同じなのではないか、と、書かれてもいないことを想像してみたりする。
奪った側の傷と、奪われた側の傷。
奪った側の傷は、自然に治癒するものではありません。基本的に、『許される』ことによってしか治らない。自分でどうにかできるものではないのです。
でも、奪われた側の傷は、忘却という『神の恩寵』によって癒すことができるのです。『幸せ』という特効薬によって。
だから。ミウがソラを赦すことが出来たのは、蛇の目一座で幸せだったことの証かな、なんて思ったんですよね。フォン(十輝いりす)に守られて、ランに、そして一座の仲間たちに愛されて。神の恩寵によって『奪われた傷』が癒されることによって、『奪った傷』を癒してあげることができる。そういう連環があるのかな、と。
ならばなぜ、アンリエットはあんなにも深く傷ついたままだったのか?
……それは、(逆説的に)彼女が戦場に身をおいたからなのではないか、と。
悲惨な戦争の悪夢が、両親の死という悪夢を呼び醒ます。彼女が忘れようとしても忘れさせてくれない。死体をみるたびに、負傷者の血糊を見るたびに、フラッシュバックする、その苦しみ。
高圧的な態度の裏に、いつも何かに怯えきった、小さな子供の姿が見える。
そんな怯えた小さな子供の、背中を押してくれたデュナン。
ただ盲目的に彼女を守ろうとしたエクトール。
アンリエットは、デュナンによってエクトールの腕の中という檻を脱し、「行かせてください」と訴えることができた。
「必ず帰ってきます」と。
そんな彼女の手を離してあげることができたエクトールもまた、何かの傷から自由になれたのかもしれない、と。
それもまた、デュナンのおかげなのだ、と。
そんなことを思いながら、ユミコさんの美声に聴き入っていました。
なんだか、どうでもいいことを書いているうちに時間切れしたような気が(^ ^;すみません。
えっと、
ポポリーノの真那春人くんがあまりにも良い役で(短いけどソロフレーズ歌っちゃうんですよ!)驚愕したこととか、
さゆちゃんの看護婦姿があまりにも嵌っていて惚れ直したこととか、
ヘルディーおじさんの奏乃はるとさんがとってもいい味を出していたこととか、
マンドリン持って歌っているコマちゃんを観ながら、コマファン継続中な自分に気づいたこととか、
ショーの楽師対決で、ひろみちゃんとあゆちゃん(と、キタロウと花帆杏奈ちゃん)の様子が面白くてツボりまくりだったのに、楽師さんたちもステキすぎて何を観たらいいのかわからずパニックになりかけたこととか、
フィナーレ前で、青い中国服で踊っていた小雀の笙乃茅桜ちゃんがメッチャ可愛かったこととか、
……また後日、まとめて書かせていただきます。
あ、そうそう。
稲葉さん、大劇デビュー、おめでとうございます!!
次作も期待しています♪
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宝塚雪組 大劇場公演千秋楽、おめでとうございます!
ハマコさん、
ユミコさん、
神さん、
さゆちゃん、
………大劇場ご卒業おめでとうございます & 東宝でお待ちしております m(_ _)m。
ソロモンの指輪/マリポーサの花が大好きな猫は、サヨナラショーでユミコさんが「生きて何を」を歌ってくれたとか、ハマコさんユミコさんがソロモンの歌を歌ってくれたとか聞いて、なんだちょっとホロッとしました。
明日にはニュースに流れるかなあ。聴きたい……。
ほんの少しだけお休みして、東宝の初日は、宙組青年館公演と同じ3月26日。「シャングリラ」が終わり次第、カルネヴァルにどっぷり浸りにいく予定です♪どうぞ、体調など崩されることなく、全員お揃いで東宝へいらしてくださいね!!
そして。
明日はドラマシティ公演「シャングリラ」初日。
CSのお稽古風景もやっと観られて、だいぶテンションがあがってきました♪
……なにがなんだかさっぱり判らないことに変わりはありませんが(^ ^;ゞ。
明日の初日にいらっしゃるみなさま、ぜひぜひ、レポートお待ちしてます(^ ^)。
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ハマコさん、
ユミコさん、
神さん、
さゆちゃん、
………大劇場ご卒業おめでとうございます & 東宝でお待ちしております m(_ _)m。
ソロモンの指輪/マリポーサの花が大好きな猫は、サヨナラショーでユミコさんが「生きて何を」を歌ってくれたとか、ハマコさんユミコさんがソロモンの歌を歌ってくれたとか聞いて、なんだちょっとホロッとしました。
明日にはニュースに流れるかなあ。聴きたい……。
ほんの少しだけお休みして、東宝の初日は、宙組青年館公演と同じ3月26日。「シャングリラ」が終わり次第、カルネヴァルにどっぷり浸りにいく予定です♪どうぞ、体調など崩されることなく、全員お揃いで東宝へいらしてくださいね!!
そして。
明日はドラマシティ公演「シャングリラ」初日。
CSのお稽古風景もやっと観られて、だいぶテンションがあがってきました♪
……なにがなんだかさっぱり判らないことに変わりはありませんが(^ ^;ゞ。
明日の初日にいらっしゃるみなさま、ぜひぜひ、レポートお待ちしてます(^ ^)。
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