ハリウッドのイタリア人
2008年1月7日 宝塚(月)日本青年館「A-"R"ex」、初日おめでとうございます♪
シビさんもりんかちゃんも、いよいよラストスパートですねぇ。
あとわずかに一週間。思いっきり舞台を楽しんでくださいますように。
(毎回同じコメントでホントすみません汗)
ふと気がつけば、もう7日だというのに私はまだ今年の観劇初めをしていません(家族サービスと仕事以外、基本的にずっと引籠ってたもんで…)。
この調子だと、初観劇は週末の遠征になる…かな?
うーむ。観たいものは多いんですけどねぇ(涙)。
衝撃の組替発表からもうすぐ2週間。…うおお、半月たっちゃうよー。
そのおかげで若干間があいてしまいましたが。
リハビリがてら、「Hollywood Lover」について少しづつ思い出し語りをしたいと思います。
バウホール公演も終わったことだし、そろそろネタバレしてもいいんじゃないかなーという気もしつつ、まぁ、ねた切れするまでは差し障りのない範囲で語っていきたいと思います♪
と、ゆーわけで、
今日のテーマは、ステファーノ・グランディ監督が連れてきた、イタリアンな3人組について。
ちわわ(涼城まりな)は、衣装デザイナーのモニカ・アジャーニ。
りこ(麻月れんか)ちゃんのサム(AD?)が、空港で挨拶する前から知っていて、「憧れの人がココにっ!!」というハート目で見ているところからすると、かなりのスターデザイナーなんでしょうね。
そして、ステファーノの恋人。それが、今のモニカ。
今回のちわわは、本当に良かったです。
今まで観てきた中で、彼女のベストアクトだと思います。…しみじみと。
「The Last Party」のときは、子役だったせいか、ちょっとやりすぎのお芝居が鼻につくところもあったのですが、今回は本当〜に魅力的だった!!
美しくて、有能で、サッシーナで、優しくて、大人。
ステファーノが「理想の男」なら、モニカは「理想の女」だと思う。そのくらい、景子さんの気持ちの入った役だったと思います。
娘役じゃない「女」役であれだけ良い役って、柴田作品には時々あるけどそれ以外では滅多に出会えないよね、ってくらいの良い役。
そして、その期待に十二分に応えたちわわが、本当に本当に素晴らしかった!
小柄だけど、スタイルの良いちわわ。
景子さんが吟味し尽くしたであろうこだわりの衣装が、どれも物凄くよく似合って、高級感のある女になりきっていたのが、まず◎でした。
そして、“ちょっとした”仕草のさりげなさがポイント!
撮影現場の合間に、ステファーノにデザイン画を見せながら話す時の、手の置き方、体重のかけ方、話しかけるときの目線。甘えるのではなく、とにかく自然に「恋人」の雰囲気を醸しつつ、「でも今は仕事中」というクールさがあって。
また、そんなモニカの存在を自然に受け入れているステファーノが素敵すぎなんですけどっ(*^ ^*)。
私がこの作品中で一番好きな場面は、1幕中盤の撮影風景。あひちゃんのローガンから映画の内容にクレームが入った後の、撮りなおしの場面です。
「Filmin’ The Truth」…歌詞でいえば「カメラが映し出す真実」のリフレインのところ。
で、ね。
…ここのちわわが、最高に良い女なんですよ〜!
「ローズ(城咲あい)のために最高の映画を撮ってやりたい」と全力を尽くすステファーノの横顔を、遠く見つめるモニカ。
撮りなおしが決まって、最初はなんとなくぎこちなかった現場。それが、ステファーノの“撮りたいもの”がスタッフ一人ひとりにも見えてきて、空気が少しづつ流れはじめる、
そんななか、で、
元々、イタリアで“芸術的”なステファーノ監督の映画に付き合っていたメンバーたちは、かえってとまどいを隠せない。
なぜ妥協するの?
蒙昧な大衆に迎合する必要なんてないじゃない。あなたの芸術はとっくに認められているのに、なぜ今更?
のーてんきなサムの言葉。
「ステファーノ監督、本領発揮!って感じッスね〜!」
でも、モニカは賛同できない。
「…いいえ…、」
“本領発揮?そんなはず、ない。そんなんじゃないはずよ…だって、”
「あんなステファーノ見るの、はじめてよ…」
その。
搾り出すようなたった一言の、声、が。
切ない声、でした…(T T)。
(光月)るうちゃんは、音楽担当のエドウィン・シュバーク。
きっしー(彩央寿音)は、照明のマリオ・カヴァッリ。
この二人は、ほぼコンビで登場。出番は2幕中盤で終わりますが、それまではリチャード・ローガンがメインの場面以外ほとんど出てるんじゃないかな…?
いやー、まだ研6なのに、この二人の芝居の巧さときたら……
感銘。
二枚目俳優役のとーやん(榎登也)を見ながら「…頭悪そうだもんなぁ……」とさらっと言ってのけるきっしー。
「新曲のメロディができた!」と貌をあげる瞬間に、喜びの中に“隠し味としての不安”と“ひとつまみの自信”を混ぜこんで見せる るうちゃん。
(嘉月)絵理ちゃんが言っていた「月組の芝居」は、さりげなさが真骨頂で。
まだ新公学年の下級生に、こんなにも脈々と受け継がれているのを見ると、それだけで本当に幸せになります。
っていうか、なにげに月組88期ってすごいですよね♪♪
この二人以外にもあちょう(華央あみり)さんがいて、鼓(英夏)さんがいて…、芝居好きの猫には、将来が楽しみでたまらないメンバーです♪
この3人と、ステファーノ。
「ハリウッド」という“異世界”の中で、この4人だけが共通の下地を持っています。
ステファーノの目指す映像、
ステファーノの目指す芸術、
我々がいなくては、それを達成することはできない、と自負している。
彼らが「イタリア映画界」でどのようなポジションにいて、ステファーノと出会い、一緒に仕事を始めてからどのくらいの時間がたっているのか、
いままでにどんな作品を作っているのか、
それは、作品中で語られることはありませんが。
たぶん、景子さんの頭の中には、そのへんもきっちり設定があるんだろうなあ〜〜〜。
(ほとんど妄想設定の域ですが)
景子さん、ぜひとも来週あたりに『「Hollywood Lover」の裏設定、ひとつのこらずぜ〜〜〜んぶ話してあげようトークショー』をやってくれないかなあ………。
(景子さんは荻田さんと違って、結構話したがりっぽく見えるので、場を与えれば絶対喋ってくれるとおもうんですけどぉ……)
.
シビさんもりんかちゃんも、いよいよラストスパートですねぇ。
あとわずかに一週間。思いっきり舞台を楽しんでくださいますように。
(毎回同じコメントでホントすみません汗)
ふと気がつけば、もう7日だというのに私はまだ今年の観劇初めをしていません(家族サービスと仕事以外、基本的にずっと引籠ってたもんで…)。
この調子だと、初観劇は週末の遠征になる…かな?
うーむ。観たいものは多いんですけどねぇ(涙)。
衝撃の組替発表からもうすぐ2週間。…うおお、半月たっちゃうよー。
そのおかげで若干間があいてしまいましたが。
リハビリがてら、「Hollywood Lover」について少しづつ思い出し語りをしたいと思います。
バウホール公演も終わったことだし、そろそろネタバレしてもいいんじゃないかなーという気もしつつ、まぁ、ねた切れするまでは差し障りのない範囲で語っていきたいと思います♪
と、ゆーわけで、
今日のテーマは、ステファーノ・グランディ監督が連れてきた、イタリアンな3人組について。
ちわわ(涼城まりな)は、衣装デザイナーのモニカ・アジャーニ。
りこ(麻月れんか)ちゃんのサム(AD?)が、空港で挨拶する前から知っていて、「憧れの人がココにっ!!」というハート目で見ているところからすると、かなりのスターデザイナーなんでしょうね。
そして、ステファーノの恋人。それが、今のモニカ。
今回のちわわは、本当に良かったです。
今まで観てきた中で、彼女のベストアクトだと思います。…しみじみと。
「The Last Party」のときは、子役だったせいか、ちょっとやりすぎのお芝居が鼻につくところもあったのですが、今回は本当〜に魅力的だった!!
美しくて、有能で、サッシーナで、優しくて、大人。
ステファーノが「理想の男」なら、モニカは「理想の女」だと思う。そのくらい、景子さんの気持ちの入った役だったと思います。
娘役じゃない「女」役であれだけ良い役って、柴田作品には時々あるけどそれ以外では滅多に出会えないよね、ってくらいの良い役。
そして、その期待に十二分に応えたちわわが、本当に本当に素晴らしかった!
小柄だけど、スタイルの良いちわわ。
景子さんが吟味し尽くしたであろうこだわりの衣装が、どれも物凄くよく似合って、高級感のある女になりきっていたのが、まず◎でした。
そして、“ちょっとした”仕草のさりげなさがポイント!
撮影現場の合間に、ステファーノにデザイン画を見せながら話す時の、手の置き方、体重のかけ方、話しかけるときの目線。甘えるのではなく、とにかく自然に「恋人」の雰囲気を醸しつつ、「でも今は仕事中」というクールさがあって。
また、そんなモニカの存在を自然に受け入れているステファーノが素敵すぎなんですけどっ(*^ ^*)。
私がこの作品中で一番好きな場面は、1幕中盤の撮影風景。あひちゃんのローガンから映画の内容にクレームが入った後の、撮りなおしの場面です。
「Filmin’ The Truth」…歌詞でいえば「カメラが映し出す真実」のリフレインのところ。
で、ね。
…ここのちわわが、最高に良い女なんですよ〜!
「ローズ(城咲あい)のために最高の映画を撮ってやりたい」と全力を尽くすステファーノの横顔を、遠く見つめるモニカ。
撮りなおしが決まって、最初はなんとなくぎこちなかった現場。それが、ステファーノの“撮りたいもの”がスタッフ一人ひとりにも見えてきて、空気が少しづつ流れはじめる、
そんななか、で、
元々、イタリアで“芸術的”なステファーノ監督の映画に付き合っていたメンバーたちは、かえってとまどいを隠せない。
なぜ妥協するの?
蒙昧な大衆に迎合する必要なんてないじゃない。あなたの芸術はとっくに認められているのに、なぜ今更?
のーてんきなサムの言葉。
「ステファーノ監督、本領発揮!って感じッスね〜!」
でも、モニカは賛同できない。
「…いいえ…、」
“本領発揮?そんなはず、ない。そんなんじゃないはずよ…だって、”
「あんなステファーノ見るの、はじめてよ…」
その。
搾り出すようなたった一言の、声、が。
切ない声、でした…(T T)。
(光月)るうちゃんは、音楽担当のエドウィン・シュバーク。
きっしー(彩央寿音)は、照明のマリオ・カヴァッリ。
この二人は、ほぼコンビで登場。出番は2幕中盤で終わりますが、それまではリチャード・ローガンがメインの場面以外ほとんど出てるんじゃないかな…?
いやー、まだ研6なのに、この二人の芝居の巧さときたら……
感銘。
二枚目俳優役のとーやん(榎登也)を見ながら「…頭悪そうだもんなぁ……」とさらっと言ってのけるきっしー。
「新曲のメロディができた!」と貌をあげる瞬間に、喜びの中に“隠し味としての不安”と“ひとつまみの自信”を混ぜこんで見せる るうちゃん。
(嘉月)絵理ちゃんが言っていた「月組の芝居」は、さりげなさが真骨頂で。
まだ新公学年の下級生に、こんなにも脈々と受け継がれているのを見ると、それだけで本当に幸せになります。
っていうか、なにげに月組88期ってすごいですよね♪♪
この二人以外にもあちょう(華央あみり)さんがいて、鼓(英夏)さんがいて…、芝居好きの猫には、将来が楽しみでたまらないメンバーです♪
この3人と、ステファーノ。
「ハリウッド」という“異世界”の中で、この4人だけが共通の下地を持っています。
ステファーノの目指す映像、
ステファーノの目指す芸術、
我々がいなくては、それを達成することはできない、と自負している。
彼らが「イタリア映画界」でどのようなポジションにいて、ステファーノと出会い、一緒に仕事を始めてからどのくらいの時間がたっているのか、
いままでにどんな作品を作っているのか、
それは、作品中で語られることはありませんが。
たぶん、景子さんの頭の中には、そのへんもきっちり設定があるんだろうなあ〜〜〜。
(ほとんど妄想設定の域ですが)
景子さん、ぜひとも来週あたりに『「Hollywood Lover」の裏設定、ひとつのこらずぜ〜〜〜んぶ話してあげようトークショー』をやってくれないかなあ………。
(景子さんは荻田さんと違って、結構話したがりっぽく見えるので、場を与えれば絶対喋ってくれるとおもうんですけどぉ……)
.
コメント