東京宝塚劇場にて、花組公演「オーシャンズ11」を観劇いたしました。
楽しすぎた!!
まさに「ちょいワル」の代名詞、苦みばしった佳い男、蘭寿とむのダニー・オーシャン。
女から視ても男から視ても魅力的な、「コイツについていけば新しい自分に出会えるに違いない」と思わせる何かを持った男。もう本当に、こんな嵌り役があろうとは、、、と開幕からラストまでずーっと思い続けたほどの素晴らしさでした。
キュートでコケティッシュで、たまらなく魅力的な蘭乃はなのテス。
歌も良かったし(一安心)、蘭寿さんの一言一言に揺れる女心が可愛くて、蘭ちゃんの少女らしさが良い意味で映える役だなと思いました。
あと、良い意味でダニーとテスの年齢差が自然で、「何度家宅捜索されても捕まったことのない」ベテラン詐欺師と「ウブな女子大生」にちゃんと見えたのが良かったな、と。星組の礼音くんとねねちゃんは、どう見ても大学の同級生カップルで、どうがんばっても年齢差は三年くらいが限界だったので(^ ^;ゞ,
脚本は、初演で「ええー、それはないよー!」というところがいくつか変更されていて、やっぱり小池さんは、再演か三回目くらいで脚本としても完成するんだな、と思いました(^ ^)
とはいえ、根本的に、ベネディクトが真面目な苦労人(^ ^)で、ダニーチームが逆恨み色の濃い犯罪者チームにみえる、という、物語の根幹に関わる矛盾は変えようがないんですが……
星組のときは、やっぱり初演の勢いというか、ハッタリの迫力ですべてが進んでいくので、観終わった後に何も残らない感じがあったのですが(いや、あれはあれで、とても楽しかったんですけどね!!)
でも今回は、ベネディクトの後味も良かったし、ラストのダイアナも最高に恰好良かったし、、、なんというか、ハリウッドだわー!!という華やかさと、花組観たわーーーー!!という楽しさがとても印象に残ったのでした(^ ^)。
特に、ベネディクトのラストのくだりは良くなったと思いました。フィナーレ初っ端の銀橋でだいもんがセリ上がってきた時、一瞬「Never Give UP!」を歌いだすんじゃないかと思ったくらい(←そんなことしません)、前向きで挫けない、意思の堅固なベネディクトでした(はぁと)。
天寿さんには、この花組バージョンで新人公演をやらせてあげたかったなあ……(溜息)柚香くんが羨ましい(真顔)。
真ん中がこれだけ嵌っていれば、あとは周りが楽しいのは実証済みの作品なので(^ ^)
花男は軒並み個性的で恰好良いし、花娘はどこ見ても可愛くてキレイで華やかなのがごろごろしてて、、、そんな素敵な人たちが、一瞬の隙もなくずーっと小芝居し続けているんですよ(滝汗)
もう、これは通うしかない!と思いました。
そんな「恰好良い花男」の中でも、今回私のツボど真ん中だった方がお二人。
まずはバシャーのみーちゃん(春風)!オープニング、ちょっと長めの前髪を振り乱して踊るのが死ぬほど恰好良い、、、とハートを飛ばしていたら、フィナーレですっかりヤラれてしまいました。うわぁ、花男のみーちゃんって、危険物。。。
そしてもう1人が、リヴィングストンの真由ちゃん(鳳)。すいません、私この人から溢れるミラクルが好きすぎるみたいです。何をやっても好きでたまらなくて、目が離せません。リヴィングストンって、こんなに芝居の役だったのか……!!(目から鱗)
あー、でもチャイナみつるは悶えるほど可愛かったし、黒塗りあきらも恰好良かったし、、、ああもう、みんな素敵でした!!花野じゅりあ様のポーラが観られなかったのはとても残念ですが、華雅りりかちゃんのポーラも可愛かったし、若き日のテスの春妃うららちゃんが可愛すぎてっっっ!!(悶)蘭寿さんのやにさがった顔なんて、久しぶりに観せていただきました(^ ^)。
べーちゃん(桜咲)が可愛いのはデフォルトなのですが、、、フィナーレの臍ピアス衣装がっ!!程よいボリューム感がオーガンジーの薄物から透けて見えるのがとてもリアルに色っぽくて、他の娘役さんの細すぎる肢体より、場面のゴージャスなアダルトさを表現できていたような気がします。
……いやいや、みんなゴージャスだし、みんなアダルトなんですけどね、花娘は(*^ ^*)。
男役も娘役も、隙なく恰好良くて可愛い花組「オーシャンズ11」。理屈は言いません。とにかく通うしかない!
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楽しすぎた!!
まさに「ちょいワル」の代名詞、苦みばしった佳い男、蘭寿とむのダニー・オーシャン。
女から視ても男から視ても魅力的な、「コイツについていけば新しい自分に出会えるに違いない」と思わせる何かを持った男。もう本当に、こんな嵌り役があろうとは、、、と開幕からラストまでずーっと思い続けたほどの素晴らしさでした。
キュートでコケティッシュで、たまらなく魅力的な蘭乃はなのテス。
歌も良かったし(一安心)、蘭寿さんの一言一言に揺れる女心が可愛くて、蘭ちゃんの少女らしさが良い意味で映える役だなと思いました。
あと、良い意味でダニーとテスの年齢差が自然で、「何度家宅捜索されても捕まったことのない」ベテラン詐欺師と「ウブな女子大生」にちゃんと見えたのが良かったな、と。星組の礼音くんとねねちゃんは、どう見ても大学の同級生カップルで、どうがんばっても年齢差は三年くらいが限界だったので(^ ^;ゞ,
脚本は、初演で「ええー、それはないよー!」というところがいくつか変更されていて、やっぱり小池さんは、再演か三回目くらいで脚本としても完成するんだな、と思いました(^ ^)
とはいえ、根本的に、ベネディクトが真面目な苦労人(^ ^)で、ダニーチームが逆恨み色の濃い犯罪者チームにみえる、という、物語の根幹に関わる矛盾は変えようがないんですが……
星組のときは、やっぱり初演の勢いというか、ハッタリの迫力ですべてが進んでいくので、観終わった後に何も残らない感じがあったのですが(いや、あれはあれで、とても楽しかったんですけどね!!)
でも今回は、ベネディクトの後味も良かったし、ラストのダイアナも最高に恰好良かったし、、、なんというか、ハリウッドだわー!!という華やかさと、花組観たわーーーー!!という楽しさがとても印象に残ったのでした(^ ^)。
特に、ベネディクトのラストのくだりは良くなったと思いました。フィナーレ初っ端の銀橋でだいもんがセリ上がってきた時、一瞬「Never Give UP!」を歌いだすんじゃないかと思ったくらい(←そんなことしません)、前向きで挫けない、意思の堅固なベネディクトでした(はぁと)。
天寿さんには、この花組バージョンで新人公演をやらせてあげたかったなあ……(溜息)柚香くんが羨ましい(真顔)。
真ん中がこれだけ嵌っていれば、あとは周りが楽しいのは実証済みの作品なので(^ ^)
花男は軒並み個性的で恰好良いし、花娘はどこ見ても可愛くてキレイで華やかなのがごろごろしてて、、、そんな素敵な人たちが、一瞬の隙もなくずーっと小芝居し続けているんですよ(滝汗)
もう、これは通うしかない!と思いました。
そんな「恰好良い花男」の中でも、今回私のツボど真ん中だった方がお二人。
まずはバシャーのみーちゃん(春風)!オープニング、ちょっと長めの前髪を振り乱して踊るのが死ぬほど恰好良い、、、とハートを飛ばしていたら、フィナーレですっかりヤラれてしまいました。うわぁ、花男のみーちゃんって、危険物。。。
そしてもう1人が、リヴィングストンの真由ちゃん(鳳)。すいません、私この人から溢れるミラクルが好きすぎるみたいです。何をやっても好きでたまらなくて、目が離せません。リヴィングストンって、こんなに芝居の役だったのか……!!(目から鱗)
あー、でもチャイナみつるは悶えるほど可愛かったし、黒塗りあきらも恰好良かったし、、、ああもう、みんな素敵でした!!花野じゅりあ様のポーラが観られなかったのはとても残念ですが、華雅りりかちゃんのポーラも可愛かったし、若き日のテスの春妃うららちゃんが可愛すぎてっっっ!!(悶)蘭寿さんのやにさがった顔なんて、久しぶりに観せていただきました(^ ^)。
べーちゃん(桜咲)が可愛いのはデフォルトなのですが、、、フィナーレの臍ピアス衣装がっ!!程よいボリューム感がオーガンジーの薄物から透けて見えるのがとてもリアルに色っぽくて、他の娘役さんの細すぎる肢体より、場面のゴージャスなアダルトさを表現できていたような気がします。
……いやいや、みんなゴージャスだし、みんなアダルトなんですけどね、花娘は(*^ ^*)。
男役も娘役も、隙なく恰好良くて可愛い花組「オーシャンズ11」。理屈は言いません。とにかく通うしかない!
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真瀬はるか 1st LIVE!
2013年3月30日 宝塚全体・OG
宝塚OGの真瀬はるかさんが、CDを出すことが決まったそうです!
それにともない、発売記念ライブをするということで案内がありました(はぁと)
「7月2日、渋谷、いまっち。」
【公演日】7月2日(火) 19:30~(19:00 open)
【会場】マウントレーニアホール渋谷
【発売日】2013年4月29日(月)午前10時
くわしくはこちら→
http://ameblo.jp/haruka-manase/
……なぜかCDの詳細についてはまだ何も書いてくれていないのですが、このライブ会場で先行発売されるそうです。
どんな曲が入るのかなあ。カバー曲とオリジナル曲だそうですが、、、、カバー曲、ってことは、ミュージカルナンバーはないのかな?いつか、ミュージカル曲のCDも出してほしいなあ、なんて思ったりもしつつ。(そして、ミュージカル曲だらけのライブもいつかは!)
また誰かゲストしてくれるのでしょうか。それとも、今度こそワンマンなのかなあ。
めおちゃんはさすがに無理だとしても(T T)、92期は皆好きなので、誰が出てくれても嬉しいです(はぁと)。えなちゃん(月映)とか、えなちゃんとか、えなちゃんとか!!
7月2日。ってことは、オーヴの花組「BASARA」千秋楽の翌日……また総出で来てくれるかな(^ ^)。来てくれたら嬉しいですが、今回は会場も狭いだろうし、現役さんは来てくださるとしても舞台稽古かもしれませんね。。。
東宝は雪組。……だけど、火曜日だから、組子は無理ですね……(しゅん)。
で。
オリジナル曲ってゆーのは、マナセさんの作詞とか、そういうものなんでしょうか……?(^ ^;ゞ
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それにともない、発売記念ライブをするということで案内がありました(はぁと)
「7月2日、渋谷、いまっち。」
【公演日】7月2日(火) 19:30~(19:00 open)
【会場】マウントレーニアホール渋谷
【発売日】2013年4月29日(月)午前10時
くわしくはこちら→
http://ameblo.jp/haruka-manase/
……なぜかCDの詳細についてはまだ何も書いてくれていないのですが、このライブ会場で先行発売されるそうです。
どんな曲が入るのかなあ。カバー曲とオリジナル曲だそうですが、、、、カバー曲、ってことは、ミュージカルナンバーはないのかな?いつか、ミュージカル曲のCDも出してほしいなあ、なんて思ったりもしつつ。(そして、ミュージカル曲だらけのライブもいつかは!)
また誰かゲストしてくれるのでしょうか。それとも、今度こそワンマンなのかなあ。
めおちゃんはさすがに無理だとしても(T T)、92期は皆好きなので、誰が出てくれても嬉しいです(はぁと)。えなちゃん(月映)とか、えなちゃんとか、えなちゃんとか!!
7月2日。ってことは、オーヴの花組「BASARA」千秋楽の翌日……また総出で来てくれるかな(^ ^)。来てくれたら嬉しいですが、今回は会場も狭いだろうし、現役さんは来てくださるとしても舞台稽古かもしれませんね。。。
東宝は雪組。……だけど、火曜日だから、組子は無理ですね……(しゅん)。
で。
オリジナル曲ってゆーのは、マナセさんの作詞とか、そういうものなんでしょうか……?(^ ^;ゞ
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一日遅れてしまいましたが、月組東京宝塚劇場公演千秋楽、おめでとうございます!
結局、チケットもなくて本公演一回と新人公演しか観られませんでしたが、宝塚を代表する名作に取り組んで学んだことを、これからの公演に生かしてくださいね。
そして。
あまりら(天翔)、ゆめちゃん(愛風)、あちょうさん(華央)、あーちゃん(花瀬)、、、ご卒業おめでとうございます(T T)。
とても寂しいですが、今日からの日々が充実したものになりますように、祈っています。
さて。
東宝千秋楽の翌日の今日は、バウホール公演「月雲の皇子」の配役が発表されました♪
【コメントをいただきましたが、集合日は30日だそうです。カナリヤさま、ありがとうございました!】
■允恭天皇の息子たち
細かいことを言うなら、この時代に(5世紀)には「天皇」とか「日本」とかいう表記はなかったのですが(どちらも大化の改新より後)。。。まあ、通例に従って天皇と書くことにします。
まずは、(役としては登場しないようですが)、允恭天皇。
5世紀前半に在位した倭王・済に比定される王。仁徳天皇の息子で、覆中・反正両王と兄弟で、安康(穴穂)・雄略(大長谷)両皇子の父親……と言われている人です。最近は、允恭は元々の王家の血筋につながる人間ではなく、新しい王朝の創始者であるという説もあるようですが、、、まあ、そういう話ではないんでしょう、きっと。
允恭の息子は、長兄が木梨軽皇子(珠城)で、次男が境之黒日子皇子(星那)、次が穴穂皇子(鳳月)、八瓜之白日子皇子(煌海)ときて、末弟が大長谷皇子(朝美)。この5人は全員同母兄弟(母親は皇后・忍坂大中津姫/琴音)なんですね。
このうち王位につくのは穴穂と大長谷の二人だけで、木梨軽皇子は允恭の死後に亡くなり、境之黒日子・八瓜之白日子両皇子は安康の死後に大長谷皇子によって粛清されたことになっています。
……木梨軽と穴穂以外の3皇子は、今回の物語の時代だとあまりエピソードがないはずなのですが、どういう扱いになるんでしょうか。子供時代があるのも二人だけ(木梨軽=千海、穴穂=楓)だし、名前だけかも?
ところで、允恭天皇が配役にないということは、天皇が亡くなったところから始まるという理解で良いのでしょうか?
人物名から見ても、配流されるのが木梨軽皇子であるところからも、基本は「古事記」を下敷きに組み立てているようなのですが(「日本書紀」だと配流されるのは軽大郎女/咲妃)、それだと、伊予の地で再会した二人が心中するだけで終わっちゃって、2幕には穴穂以下の皇子たちは出てこないことになりかねない……うーむ。
■伊予の蜘蛛族
貴千、千海、星輝、隼海、漣、 白雪、咲希、晴音と7人が配されている「蜘蛛族」。
「土蜘蛛」といえば神武伝説に出てくる葛城山の一族が有名ですが、意外と、全国の風土記に「まつろわぬ民」として登場するので、、、伊予にもいた、という解釈なのでしょうか。
……いや、今回配役に書いてあるのはあくまでも「蜘蛛族」であって、「土蜘蛛」とは書いてないんですけどね(^ ^;ゞ
それにしても、上田さんはどういう種族をイメージしていらっしゃるのかしら? 名前の傾向(キラン、ヤシュ、ガウリ、アミル、ポポ、ルク、パロ、ザンド)をみると、少なくとも韓国系ではないような気が……。アイヌ系でもない気がするし、ポリネシア系の名前なのかな?とか思ったりしたのdすが、どうなんでしょうね。ちなみに、古代韓国語もアイヌ語もポリネシア語もまったく知らないので、何の根拠もありませんすみません(汗)
メンバーの中では、「戦士」のまんちゃんと「女戦士」のちゅーちゃんがおいしそう…というか、目立つ役だったらいいな(*^ ^*)。お二人とも扮装も役柄もめっちゃ似合いそうで、今からワクワクしてしまいますね(^ ^)。
あとは、さち花ちゃんと隼海さんの母子も、なんとなく主筋に絡んできそうで楽しみ!みなしご(晴音)の役割も楽しみです。
ここで、公式サイトに書かれている「あらすじ」の最後のところを転記してみます。
> 運命に翻弄され流刑の身となった木梨軽皇子を衣通姫は追ってゆくが、
> 地の果てで再会した愛しい人の貌に、もはやかつての優しい「兄」の面影はなかった・・・。
> 古代の混沌から国家が形をなしていった日本の黎明期、歴史の大きな流れに
> 呑まれて消えていった人々の悲哀と、そして、「物語」に込められた思いを、
> 現代的な感覚で劇的に描きだす。
「歴史の大きな流れに呑まれて消えていった人々」というのが、「まつろわぬ者」であった土蜘蛛(蜘蛛族)のことを指すのであれば、まんちゃんやちゅーちゃんたちが対立軸の一方の主役になるはずなのですが。。。
うーん、どうなるかなあ。
主役が軽皇子で、ポスターにも出ている二番手が穴穂皇子ということは、普通に考えたら、メインの舞台になるのは大和朝廷内部の王位継承権の話になるはずなんですよね。でも、允恭天皇が出てこないこと、「伊予の蜘蛛族」に配された顔触れをみると、大和朝廷の中では話が終わりそうにないんですよね。。。
まあでも、「国家」としてはまだまだ未熟な「大和朝廷」を追われた軽皇子を助けた土蜘蛛たちが、穴穂皇子率いる大和朝廷に対する叛旗の象徴として軽皇子を掲げる。そんな騒ぎのさなかに、恋しい兄を追ってきた軽大郎女が伊予に到着する。。。
そんな展開ならありかなあ?(←たぶん、全然違うと思いますよ)
■允恭天皇の娘たち
咲妃みゆちゃんが演じる軽大郎女(=衣通姫)が第二皇女。
橘大郎女(都月)が第三、酒見郎女(紗那)が第四皇女。 第一皇女は出てこないんですね。
こまごまエピソードはあった気がしますが、どの程度の出番(役割)があるのかは謎だなあ。
それにしても、なんという美人姉妹!!ちびあず(琴音)、GJ!!(えっそこ?)
■朝廷の武人
物部大前宿禰(有瀬)・物部小前宿禰(貴澄)の二人。
元々は木梨軽皇子の味方だったのに、途中で寝返って穴穂皇子についたひとたち。この二人の事情をきちんと描くのか、軽皇子が世論を的に回したことの象徴になるのか、配役だけではなんともいえませんが……まあでも、「武人」が似合うお二人なので、楽しみです。
■渡来人たち
身挟村主 青(夏美)と 博徳(輝月)。
この二人の名前は、末弟の雄略天皇(大長谷皇子)の時代に中国(?)へ派遣された使者の名前として出てくるんですよね。(←漢織、呉織という職人たちを連れて帰国する人たち)
となると。。。
もしかして、物語全体が彼らの「回想」という枠にはまる可能性もあるかな?とか思ったりもしました。たとえば、大陸へ向かう舟の中で、青が語る昔話、、、みたいな構成だったりしてね、と。
さらに想像をたくましくすると、大長谷皇子の参謀として伊予攻めに従軍した青が、滅びた蜘蛛族の子供を拾って育て、舟漕ぎ童として大陸へ連れていこうとしている、とか?
まあ、安康天皇の時代はわずか3年と短いので、雄略8年にそれなりの地位にあった青と博徳が、安康の初期に現役であっても不思議はないのですけれども。
古代史の中でも、邪馬台国時代や欽明朝以降に比べると、間にはさまれた感のあるマイナーな時代ではありますが、日本の歴史の中でも大陸との関係の深いこの時代に、王家と“蜘蛛族”と渡来人、それぞれの愛と正義がぶつかり合うような作品になれば興味深いだろうな、と思います。
上田さんのデビュー作、期待しています!!
.
結局、チケットもなくて本公演一回と新人公演しか観られませんでしたが、宝塚を代表する名作に取り組んで学んだことを、これからの公演に生かしてくださいね。
そして。
あまりら(天翔)、ゆめちゃん(愛風)、あちょうさん(華央)、あーちゃん(花瀬)、、、ご卒業おめでとうございます(T T)。
とても寂しいですが、今日からの日々が充実したものになりますように、祈っています。
さて。
東宝千秋楽の翌日の今日は、バウホール公演「月雲の皇子」の配役が発表されました♪
【コメントをいただきましたが、集合日は30日だそうです。カナリヤさま、ありがとうございました!】
■允恭天皇の息子たち
細かいことを言うなら、この時代に(5世紀)には「天皇」とか「日本」とかいう表記はなかったのですが(どちらも大化の改新より後)。。。まあ、通例に従って天皇と書くことにします。
まずは、(役としては登場しないようですが)、允恭天皇。
5世紀前半に在位した倭王・済に比定される王。仁徳天皇の息子で、覆中・反正両王と兄弟で、安康(穴穂)・雄略(大長谷)両皇子の父親……と言われている人です。最近は、允恭は元々の王家の血筋につながる人間ではなく、新しい王朝の創始者であるという説もあるようですが、、、まあ、そういう話ではないんでしょう、きっと。
允恭の息子は、長兄が木梨軽皇子(珠城)で、次男が境之黒日子皇子(星那)、次が穴穂皇子(鳳月)、八瓜之白日子皇子(煌海)ときて、末弟が大長谷皇子(朝美)。この5人は全員同母兄弟(母親は皇后・忍坂大中津姫/琴音)なんですね。
このうち王位につくのは穴穂と大長谷の二人だけで、木梨軽皇子は允恭の死後に亡くなり、境之黒日子・八瓜之白日子両皇子は安康の死後に大長谷皇子によって粛清されたことになっています。
……木梨軽と穴穂以外の3皇子は、今回の物語の時代だとあまりエピソードがないはずなのですが、どういう扱いになるんでしょうか。子供時代があるのも二人だけ(木梨軽=千海、穴穂=楓)だし、名前だけかも?
ところで、允恭天皇が配役にないということは、天皇が亡くなったところから始まるという理解で良いのでしょうか?
人物名から見ても、配流されるのが木梨軽皇子であるところからも、基本は「古事記」を下敷きに組み立てているようなのですが(「日本書紀」だと配流されるのは軽大郎女/咲妃)、それだと、伊予の地で再会した二人が心中するだけで終わっちゃって、2幕には穴穂以下の皇子たちは出てこないことになりかねない……うーむ。
■伊予の蜘蛛族
貴千、千海、星輝、隼海、漣、 白雪、咲希、晴音と7人が配されている「蜘蛛族」。
「土蜘蛛」といえば神武伝説に出てくる葛城山の一族が有名ですが、意外と、全国の風土記に「まつろわぬ民」として登場するので、、、伊予にもいた、という解釈なのでしょうか。
……いや、今回配役に書いてあるのはあくまでも「蜘蛛族」であって、「土蜘蛛」とは書いてないんですけどね(^ ^;ゞ
それにしても、上田さんはどういう種族をイメージしていらっしゃるのかしら? 名前の傾向(キラン、ヤシュ、ガウリ、アミル、ポポ、ルク、パロ、ザンド)をみると、少なくとも韓国系ではないような気が……。アイヌ系でもない気がするし、ポリネシア系の名前なのかな?とか思ったりしたのdすが、どうなんでしょうね。ちなみに、古代韓国語もアイヌ語もポリネシア語もまったく知らないので、何の根拠もありませんすみません(汗)
メンバーの中では、「戦士」のまんちゃんと「女戦士」のちゅーちゃんがおいしそう…というか、目立つ役だったらいいな(*^ ^*)。お二人とも扮装も役柄もめっちゃ似合いそうで、今からワクワクしてしまいますね(^ ^)。
あとは、さち花ちゃんと隼海さんの母子も、なんとなく主筋に絡んできそうで楽しみ!みなしご(晴音)の役割も楽しみです。
ここで、公式サイトに書かれている「あらすじ」の最後のところを転記してみます。
> 運命に翻弄され流刑の身となった木梨軽皇子を衣通姫は追ってゆくが、
> 地の果てで再会した愛しい人の貌に、もはやかつての優しい「兄」の面影はなかった・・・。
> 古代の混沌から国家が形をなしていった日本の黎明期、歴史の大きな流れに
> 呑まれて消えていった人々の悲哀と、そして、「物語」に込められた思いを、
> 現代的な感覚で劇的に描きだす。
「歴史の大きな流れに呑まれて消えていった人々」というのが、「まつろわぬ者」であった土蜘蛛(蜘蛛族)のことを指すのであれば、まんちゃんやちゅーちゃんたちが対立軸の一方の主役になるはずなのですが。。。
うーん、どうなるかなあ。
主役が軽皇子で、ポスターにも出ている二番手が穴穂皇子ということは、普通に考えたら、メインの舞台になるのは大和朝廷内部の王位継承権の話になるはずなんですよね。でも、允恭天皇が出てこないこと、「伊予の蜘蛛族」に配された顔触れをみると、大和朝廷の中では話が終わりそうにないんですよね。。。
まあでも、「国家」としてはまだまだ未熟な「大和朝廷」を追われた軽皇子を助けた土蜘蛛たちが、穴穂皇子率いる大和朝廷に対する叛旗の象徴として軽皇子を掲げる。そんな騒ぎのさなかに、恋しい兄を追ってきた軽大郎女が伊予に到着する。。。
そんな展開ならありかなあ?(←たぶん、全然違うと思いますよ)
■允恭天皇の娘たち
咲妃みゆちゃんが演じる軽大郎女(=衣通姫)が第二皇女。
橘大郎女(都月)が第三、酒見郎女(紗那)が第四皇女。 第一皇女は出てこないんですね。
こまごまエピソードはあった気がしますが、どの程度の出番(役割)があるのかは謎だなあ。
それにしても、なんという美人姉妹!!ちびあず(琴音)、GJ!!(えっそこ?)
■朝廷の武人
物部大前宿禰(有瀬)・物部小前宿禰(貴澄)の二人。
元々は木梨軽皇子の味方だったのに、途中で寝返って穴穂皇子についたひとたち。この二人の事情をきちんと描くのか、軽皇子が世論を的に回したことの象徴になるのか、配役だけではなんともいえませんが……まあでも、「武人」が似合うお二人なので、楽しみです。
■渡来人たち
身挟村主 青(夏美)と 博徳(輝月)。
この二人の名前は、末弟の雄略天皇(大長谷皇子)の時代に中国(?)へ派遣された使者の名前として出てくるんですよね。(←漢織、呉織という職人たちを連れて帰国する人たち)
となると。。。
もしかして、物語全体が彼らの「回想」という枠にはまる可能性もあるかな?とか思ったりもしました。たとえば、大陸へ向かう舟の中で、青が語る昔話、、、みたいな構成だったりしてね、と。
さらに想像をたくましくすると、大長谷皇子の参謀として伊予攻めに従軍した青が、滅びた蜘蛛族の子供を拾って育て、舟漕ぎ童として大陸へ連れていこうとしている、とか?
まあ、安康天皇の時代はわずか3年と短いので、雄略8年にそれなりの地位にあった青と博徳が、安康の初期に現役であっても不思議はないのですけれども。
古代史の中でも、邪馬台国時代や欽明朝以降に比べると、間にはさまれた感のあるマイナーな時代ではありますが、日本の歴史の中でも大陸との関係の深いこの時代に、王家と“蜘蛛族”と渡来人、それぞれの愛と正義がぶつかり合うような作品になれば興味深いだろうな、と思います。
上田さんのデビュー作、期待しています!!
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大空祐飛 蜷川舞台で11年ぶり女役「凄いチャレンジ」(スポニチ)
2013年3月22日 時事ニュース コメント (6)
ただただ、びっくり。。。。
あのお甲を、祐飛さんがですかっ!!?
すごい。さすが蜷川、考えることが違うわ。。。。
私が以前観たのは、藤原竜也のアリダと、富司純子のお甲、西岡徳馬の銀眼鏡、、、だったと思います。10年以上前だと思うんだけどな。
【追記】
唐版「滝の白糸」の上演歴を調べてみました。
●1975年/大映撮影所
お甲/李礼仙 アリダ/沢田研二 銀メガネ/伊藤雄之助
●1989年/日生劇場
お甲/松坂慶子 アリダ/岡本健一 銀メガネ/壌晴彦
●2000年/Bunkamuraシアターコクーン
お甲/富司純子 アリダ/藤原竜也 銀メガネ/西岡徳馬
ということなので、私が観たのは2000年ですね。。。わーお。
【追記終了】
詳しいことは忘れてしまいましたが、ラストシーン、血を浴びた竜也のぶっ飛んだ存在感と、空間を埋め尽くすかのような富司さんの迫力に、ただただ唖然としていたような気がします。
衝撃的な舞台だったので、あれをもう一度、ちゃんと観られるのは嬉しいな。
それにしても。
ゆひすみコンビは、どちらも蜷川のストレートプレイが本格的なデビューということになりましたね。
芝居志向の二人だから、違和感はないけど。
祐飛さん、エイベックスとはまた思いきった決断のような気もしますが。。。。
芝居を続けるなら、いつか出来るようになってほしい役があったりするので、がんばってほしいなあ、と思います。
女優でも男役でもない、「役者」大空祐飛のファンとして。
ちゃんと見届けて、、、いえ、見守っていきたいなと思います(^ ^)。
大空さんのファンのみなさまへ。
劇団に所属しない役者を追い掛けるのは、宝塚しか知らないファンの方には想像もできないほど大変なことです。
……お互い、がんばりましょうね(^ ^)。
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あのお甲を、祐飛さんがですかっ!!?
すごい。さすが蜷川、考えることが違うわ。。。。
私が以前観たのは、藤原竜也のアリダと、富司純子のお甲、西岡徳馬の銀眼鏡、、、だったと思います。10年以上前だと思うんだけどな。
【追記】
唐版「滝の白糸」の上演歴を調べてみました。
●1975年/大映撮影所
お甲/李礼仙 アリダ/沢田研二 銀メガネ/伊藤雄之助
●1989年/日生劇場
お甲/松坂慶子 アリダ/岡本健一 銀メガネ/壌晴彦
●2000年/Bunkamuraシアターコクーン
お甲/富司純子 アリダ/藤原竜也 銀メガネ/西岡徳馬
ということなので、私が観たのは2000年ですね。。。わーお。
【追記終了】
詳しいことは忘れてしまいましたが、ラストシーン、血を浴びた竜也のぶっ飛んだ存在感と、空間を埋め尽くすかのような富司さんの迫力に、ただただ唖然としていたような気がします。
衝撃的な舞台だったので、あれをもう一度、ちゃんと観られるのは嬉しいな。
それにしても。
ゆひすみコンビは、どちらも蜷川のストレートプレイが本格的なデビューということになりましたね。
芝居志向の二人だから、違和感はないけど。
祐飛さん、エイベックスとはまた思いきった決断のような気もしますが。。。。
芝居を続けるなら、いつか出来るようになってほしい役があったりするので、がんばってほしいなあ、と思います。
女優でも男役でもない、「役者」大空祐飛のファンとして。
ちゃんと見届けて、、、いえ、見守っていきたいなと思います(^ ^)。
大空さんのファンのみなさまへ。
劇団に所属しない役者を追い掛けるのは、宝塚しか知らないファンの方には想像もできないほど大変なことです。
……お互い、がんばりましょうね(^ ^)。
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一年前の今日、花組東宝公演「復活/カノン」が千秋楽を迎えました。
扇めぐむさん、浦輝ひろとさん、煌雅あさひさん、瞳ゆゆさん、彩咲めいさん、真瀬はるかさん、月野姫花さん、、、7人の卒業生を見送ったあの日から、1年。
ファンにとっては、卒業のその日よりも、発表された日(2011年11月19日)の方が印象に残っていたりもするのですが。
でも、ご本人にとっては、やっぱり卒業した最後の日だったり、あるいは劇団に届を出した日が印象的なんでしょうね、きっと。
というわけで、真瀬はるかさんの今日の日記はこちら。
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11492672325.html
……7月2日、渋谷、いまっち。
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扇めぐむさん、浦輝ひろとさん、煌雅あさひさん、瞳ゆゆさん、彩咲めいさん、真瀬はるかさん、月野姫花さん、、、7人の卒業生を見送ったあの日から、1年。
ファンにとっては、卒業のその日よりも、発表された日(2011年11月19日)の方が印象に残っていたりもするのですが。
でも、ご本人にとっては、やっぱり卒業した最後の日だったり、あるいは劇団に届を出した日が印象的なんでしょうね、きっと。
というわけで、真瀬はるかさんの今日の日記はこちら。
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11492672325.html
……7月2日、渋谷、いまっち。
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東京第一ホテルにて、「藤咲えり サロンコンサート」に参加してまいりました(はぁと)。
可愛かったー!! (←世界の真ん中で叫びたい)
幕開き、どこからともなくいきなり響いてきた『春一番』。
「雪がとけて川になってながれていきます~♪」
大好きな、透明感のある澄んだソプラノ。アイドル曲というより、むしろ唱歌かなにかのようでしたが(^ ^)、間奏で登場したえりちゃんは、淡いゴールドの膝丈のドレスで、まさにアイドルのように……いえ、そこらのアイドルなど目じゃないくらいにキュートで可愛かったです!
春つながりで、次の曲は『花』。こちらは正真正銘の唱歌(かな?)を真正面から。
さらに『Ombra mai fu』。天与の声っていうのは本当にすばらしいなあ、と溜息でした。
次は『Don’t Cry for me, Argentina』。トークで「音楽学校時代、こういう芝居の歌が本当に苦手で……」といつもの調子でお話されていたのですが、私はえりちゃんの芝居が大好きなので、真顔で吃驚(@ @)。いや、その話も初めてきいたわけではないので、ご本人は本気なんでしょうけれども。。。少なくとも、私が彼女に出会った「バレンシアの熱い花」新人公演の時は、素晴らしい芝居歌でしたよー(*^ ^*)。
今回も、ミュージカルではエヴィータがバルコニーから群衆に向かって話す演説シーンの曲ですが、えりちゃんが歌うと、もっと1人1人に語りかけるような柔らかさと率直さがあって、心に沁みました。ミュージカルのエヴィータは、野心に満ちた誇り高い「女」ですが、えりちゃんはやっぱり清らかで、リアルに生きているけど実は「神の子」なのかもしれないな、と思いました。
それにしても、歌詞が良かったです!四季版とは全然違っていたのですが、どなたが訳したんでしょうか?
次のコーナーは、プログラムによると「シャンソンメドレー」なのですが、実際には「『愛の賛歌』と『枯葉』、どちらか一曲を歌いたいと思います!どっちが良いですか?」という、アバウトなコーナーでした(^ ^;ゞ。
拍手の大きさで決める、というので、私は両方に大きな拍手をしましたが(→あれっ?)(だって両方とも聴きたいに決まってる!)、やっぱり拍手の大きさにはそんなに差がなかったようで、2曲とも歌ってくれることになりました。
拍手を聞いて、困り顔のえりちゃんがピアニスト(堺敦生)さんの方を振り返って“どうしましょう?”“まあ良いんじゃない?後奏の途中で抜けちゃえば”みたいに話していたのがめっちゃ可愛かったです!
2曲ともよく知っている名曲で、12月の「蛙たち」でのコンサートでも歌ってくれた曲ですが、えりちゃんの澄明な声で聴くと、いつものイメージとちょっと違う気がするんですよね。
ただ、今回は部分的に胸声を混ぜてきたのがまた新鮮で、魅力的でした。澄んだソプラノだけではない、「強さ」の表現。“娘役”を卒業して半年以上が過ぎて、えりちゃんはもう次のステージに進みつつあるんだなあ、と感じました。
ただ、残念ながらまだその音色で歌いきるだけの確信というか勇気はないみたいで、2、3小説胸声で響かせると、すぐにまた裏に返してしまっていましたが。。。これからさらに訓練して、あのヴェルヴェットのような艶やかな美声をモノにできたら、ミュージカル女優として強いだろうなあ……、と思うので、がんばってほしいです!
「枯葉」をさらっと歌いあげて、小さくお辞儀をして、そのまま楽屋へ戻ったえりちゃん。
そのまま「枯葉」のヴァリエーションで場を繋ぐ堺さんの妙技も素晴らしかったです。
そして。ふっ、と曲調が変わって、えりちゃんが着替えて登場。
今度は、淡い水色に白いレースがふんだんにあしらわれた、爽やかなのに甘い、華やかななロングドレス!えりちゃんの凛とした立ち姿にめちゃくちゃ良く似合ってて、本当に可愛かったです。
曲は、ディズニーの「魔法にかけられて」より、『歌ってお仕事』。
「蛙たち」でのコンサートのリトルマーメイドも良かったけど、こういうディズニーミュージカルのコケティッシュなナンバーは、えりちゃんの軽やかな声やキュートな芝居にとてもよく似合いますね。本当に楽しそうに唄ってくださって、、、絵本の世界から抜けだしてきたお姫さま、という設定がこんなにリアルで似合う人がいるのか!と新鮮な驚きでした。
「魔法にかけられて」を舞台化する話があるなら、ぜひキャスティングディレクターさんにはえりちゃんを観に来てほしい!(^ ^)。
宝塚時代のトークを挟んで、思い出の二曲。「仮面のロマネスク」より『恋の淵』と、「バレンシアの熱い花」より『瞳の中の宝石』。
ああいう、何もないコンサートの場で突然に唄うには、ドラマティックな「恋の淵」はハードルが高いと思うのですが、よく集中して歌ってくださったと思います。
ブログで「配役が発表されて、もう思い残すことはないと思った」的なことを書いていらっしゃいましたが、たしかにあの中日劇場のマリアンヌは、鬼気迫る存在感がありました。その名残が、あれから一年が過ぎてもまだえりちゃんの中に残っていることが、驚きでもあり、嬉しくもあります。もう忘れてしまっても良いはずだけれども、大事に抱えていてほしい気もする、、、それは、えりちゃんのファンであると同時に祐飛さんのファンでもある私の、一番のわがままかもしれません。
『瞳の中の宝石』については、「さよならショーで歌う曲を考えた時に、最後の“愛している”のリフレインを、応援してくださった皆さまへのメッセージをとして歌えばいい、とアドバイスされて。。。(大意)」と笑顔で語ってくださいました。歌ってくださっている時から、いろんなものがこみ上げて来て(それこそ、私がえりちゃんを知った曲ですから)涙が止まらなかったのに、そんなことを言われた日には。。。(ばったり)
そして次は、「レ・ミゼラブル」より『On My Own』。
えりちゃんの声で聴くと、この曲もミュージカルとは全然違う光景が浮かぶなあ。。。と、このレミゼファンでいろんな演出合わせて100回以上観ている私がそう思うんだから、すごいことだなと思います。いままでいろんなコンサートでこの曲を聞いてきたけど、こんなにも“違う情景”が見えたのは初めてでした。イメージ的には、ミュージカル「レ・ミゼラブル」より、映画の「レ・ミゼラブル」の「On My Own」に近かったのかな?あああ、「優しい雨」も聴いてみたいー!
あと、これも歌詞が素晴らしかったです。岩谷時子さんの東宝版とは全く違う、もっと原詞に近い、見事な訳詞でした。これも誰の詞なのかすごく知りたい!
次の曲は、「4月にCDを出させていただくことになりました!」という案内と共に、『円舞曲』。2月の「天使の牙」でも使われた曲ですが、「あの時は切ない歌でしたが、実際はもっと楽しげな、幸せな恋の歌なんですよ♪」と言いながら歌って、最後にはくるくると1人で踊ってくれました(*^ ^*)可愛かった………!!!えりちゃんのオルゴール人形がほしい。(真顔)
最後の曲は、『瑠璃色の地球』。曲の説明のときに、さらっと「妹がお茶会で歌ったと言ってて」とコメントしていたのですが。。。つい、雪組の久城あすくんのほかにも、娘役やってる妹さんがいるんだっけ?と思ってしまったよ。あすくんも立派な「妹」ですよね。(弟じゃなくて)
プログラムを見ていたので、これが最後の曲だというのは判っていたのですが、歌い終わったところでかろやかにお辞儀したえりちゃんが、何も言わずにさらっと楽屋に引っ込んだのには少し驚きました(^ ^)。
アンコールの拍手(いちおう)に呼ばれて再度登場したえりちゃんが、開口一番「最後の曲ですっていうのを忘れましたー」と言ったのには笑いましたが(^ ^)。
えりちゃん、しっかりしているように見えてそういうところはアレだからなー。
アンコール曲は、『The ROSE』。
「Some say love,it is a river....」
おもいの籠った柔らかで透明な声と、力強いしなやかな声の連環。
「冬の固い蕾も、春がくれば美しい花がひらく」
時間という名の刹那の花と、生きている意味と。春の歌で始まったこのコンサートを締めくくるにふさわしい、力強い「花の歌」でした。
卒業してからの9ヶ月を、えりちゃんがどんな風に過ごしてきたのか、、、ただの一ファンである私には、本当のところなぞ知る由もありません。
春になれば、藤の花も咲くことでしょう。爛漫の春を眼の前に、えりちゃんの目指す「次」を、一緒に追いかけていくことができたなら、とても幸せです。目指すところを、このタイミングでちょっとだけ見せてくれたえりちゃんに、感謝の気持ちと、「焦らすな!!」という気持ちと、両方を抱きつつ。
明日からのえりちゃんが、今まで以上に輝いてくださいますように。
会場は、第一ホテル東京の2階のレストラン「アンシャンテ」。
食事も美味しくて、とても素敵なところでした♪
コンサートが終わって外に出たら、ちょうど結婚式のパレードが始まったところで、ちょっと幸せのおすそわけをいただいたような気がしました。
4月に出るCDの案内チラシもありました(^ ^)。本当に出るんだなぁ~~!楽しみすぎる。えりちゃんの声、ホントに好きなんです。CDだなんて、嬉しくて、嬉しくて、ねぇ(*^ ^*)♪♪♪
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可愛かったー!! (←世界の真ん中で叫びたい)
幕開き、どこからともなくいきなり響いてきた『春一番』。
「雪がとけて川になってながれていきます~♪」
大好きな、透明感のある澄んだソプラノ。アイドル曲というより、むしろ唱歌かなにかのようでしたが(^ ^)、間奏で登場したえりちゃんは、淡いゴールドの膝丈のドレスで、まさにアイドルのように……いえ、そこらのアイドルなど目じゃないくらいにキュートで可愛かったです!
春つながりで、次の曲は『花』。こちらは正真正銘の唱歌(かな?)を真正面から。
さらに『Ombra mai fu』。天与の声っていうのは本当にすばらしいなあ、と溜息でした。
次は『Don’t Cry for me, Argentina』。トークで「音楽学校時代、こういう芝居の歌が本当に苦手で……」といつもの調子でお話されていたのですが、私はえりちゃんの芝居が大好きなので、真顔で吃驚(@ @)。いや、その話も初めてきいたわけではないので、ご本人は本気なんでしょうけれども。。。少なくとも、私が彼女に出会った「バレンシアの熱い花」新人公演の時は、素晴らしい芝居歌でしたよー(*^ ^*)。
今回も、ミュージカルではエヴィータがバルコニーから群衆に向かって話す演説シーンの曲ですが、えりちゃんが歌うと、もっと1人1人に語りかけるような柔らかさと率直さがあって、心に沁みました。ミュージカルのエヴィータは、野心に満ちた誇り高い「女」ですが、えりちゃんはやっぱり清らかで、リアルに生きているけど実は「神の子」なのかもしれないな、と思いました。
それにしても、歌詞が良かったです!四季版とは全然違っていたのですが、どなたが訳したんでしょうか?
次のコーナーは、プログラムによると「シャンソンメドレー」なのですが、実際には「『愛の賛歌』と『枯葉』、どちらか一曲を歌いたいと思います!どっちが良いですか?」という、アバウトなコーナーでした(^ ^;ゞ。
拍手の大きさで決める、というので、私は両方に大きな拍手をしましたが(→あれっ?)(だって両方とも聴きたいに決まってる!)、やっぱり拍手の大きさにはそんなに差がなかったようで、2曲とも歌ってくれることになりました。
拍手を聞いて、困り顔のえりちゃんがピアニスト(堺敦生)さんの方を振り返って“どうしましょう?”“まあ良いんじゃない?後奏の途中で抜けちゃえば”みたいに話していたのがめっちゃ可愛かったです!
2曲ともよく知っている名曲で、12月の「蛙たち」でのコンサートでも歌ってくれた曲ですが、えりちゃんの澄明な声で聴くと、いつものイメージとちょっと違う気がするんですよね。
ただ、今回は部分的に胸声を混ぜてきたのがまた新鮮で、魅力的でした。澄んだソプラノだけではない、「強さ」の表現。“娘役”を卒業して半年以上が過ぎて、えりちゃんはもう次のステージに進みつつあるんだなあ、と感じました。
ただ、残念ながらまだその音色で歌いきるだけの確信というか勇気はないみたいで、2、3小説胸声で響かせると、すぐにまた裏に返してしまっていましたが。。。これからさらに訓練して、あのヴェルヴェットのような艶やかな美声をモノにできたら、ミュージカル女優として強いだろうなあ……、と思うので、がんばってほしいです!
「枯葉」をさらっと歌いあげて、小さくお辞儀をして、そのまま楽屋へ戻ったえりちゃん。
そのまま「枯葉」のヴァリエーションで場を繋ぐ堺さんの妙技も素晴らしかったです。
そして。ふっ、と曲調が変わって、えりちゃんが着替えて登場。
今度は、淡い水色に白いレースがふんだんにあしらわれた、爽やかなのに甘い、華やかななロングドレス!えりちゃんの凛とした立ち姿にめちゃくちゃ良く似合ってて、本当に可愛かったです。
曲は、ディズニーの「魔法にかけられて」より、『歌ってお仕事』。
「蛙たち」でのコンサートのリトルマーメイドも良かったけど、こういうディズニーミュージカルのコケティッシュなナンバーは、えりちゃんの軽やかな声やキュートな芝居にとてもよく似合いますね。本当に楽しそうに唄ってくださって、、、絵本の世界から抜けだしてきたお姫さま、という設定がこんなにリアルで似合う人がいるのか!と新鮮な驚きでした。
「魔法にかけられて」を舞台化する話があるなら、ぜひキャスティングディレクターさんにはえりちゃんを観に来てほしい!(^ ^)。
宝塚時代のトークを挟んで、思い出の二曲。「仮面のロマネスク」より『恋の淵』と、「バレンシアの熱い花」より『瞳の中の宝石』。
ああいう、何もないコンサートの場で突然に唄うには、ドラマティックな「恋の淵」はハードルが高いと思うのですが、よく集中して歌ってくださったと思います。
ブログで「配役が発表されて、もう思い残すことはないと思った」的なことを書いていらっしゃいましたが、たしかにあの中日劇場のマリアンヌは、鬼気迫る存在感がありました。その名残が、あれから一年が過ぎてもまだえりちゃんの中に残っていることが、驚きでもあり、嬉しくもあります。もう忘れてしまっても良いはずだけれども、大事に抱えていてほしい気もする、、、それは、えりちゃんのファンであると同時に祐飛さんのファンでもある私の、一番のわがままかもしれません。
『瞳の中の宝石』については、「さよならショーで歌う曲を考えた時に、最後の“愛している”のリフレインを、応援してくださった皆さまへのメッセージをとして歌えばいい、とアドバイスされて。。。(大意)」と笑顔で語ってくださいました。歌ってくださっている時から、いろんなものがこみ上げて来て(それこそ、私がえりちゃんを知った曲ですから)涙が止まらなかったのに、そんなことを言われた日には。。。(ばったり)
そして次は、「レ・ミゼラブル」より『On My Own』。
えりちゃんの声で聴くと、この曲もミュージカルとは全然違う光景が浮かぶなあ。。。と、このレミゼファンでいろんな演出合わせて100回以上観ている私がそう思うんだから、すごいことだなと思います。いままでいろんなコンサートでこの曲を聞いてきたけど、こんなにも“違う情景”が見えたのは初めてでした。イメージ的には、ミュージカル「レ・ミゼラブル」より、映画の「レ・ミゼラブル」の「On My Own」に近かったのかな?あああ、「優しい雨」も聴いてみたいー!
あと、これも歌詞が素晴らしかったです。岩谷時子さんの東宝版とは全く違う、もっと原詞に近い、見事な訳詞でした。これも誰の詞なのかすごく知りたい!
次の曲は、「4月にCDを出させていただくことになりました!」という案内と共に、『円舞曲』。2月の「天使の牙」でも使われた曲ですが、「あの時は切ない歌でしたが、実際はもっと楽しげな、幸せな恋の歌なんですよ♪」と言いながら歌って、最後にはくるくると1人で踊ってくれました(*^ ^*)可愛かった………!!!えりちゃんのオルゴール人形がほしい。(真顔)
最後の曲は、『瑠璃色の地球』。曲の説明のときに、さらっと「妹がお茶会で歌ったと言ってて」とコメントしていたのですが。。。つい、雪組の久城あすくんのほかにも、娘役やってる妹さんがいるんだっけ?と思ってしまったよ。あすくんも立派な「妹」ですよね。(弟じゃなくて)
プログラムを見ていたので、これが最後の曲だというのは判っていたのですが、歌い終わったところでかろやかにお辞儀したえりちゃんが、何も言わずにさらっと楽屋に引っ込んだのには少し驚きました(^ ^)。
アンコールの拍手(いちおう)に呼ばれて再度登場したえりちゃんが、開口一番「最後の曲ですっていうのを忘れましたー」と言ったのには笑いましたが(^ ^)。
えりちゃん、しっかりしているように見えてそういうところはアレだからなー。
アンコール曲は、『The ROSE』。
「Some say love,it is a river....」
おもいの籠った柔らかで透明な声と、力強いしなやかな声の連環。
「冬の固い蕾も、春がくれば美しい花がひらく」
時間という名の刹那の花と、生きている意味と。春の歌で始まったこのコンサートを締めくくるにふさわしい、力強い「花の歌」でした。
卒業してからの9ヶ月を、えりちゃんがどんな風に過ごしてきたのか、、、ただの一ファンである私には、本当のところなぞ知る由もありません。
春になれば、藤の花も咲くことでしょう。爛漫の春を眼の前に、えりちゃんの目指す「次」を、一緒に追いかけていくことができたなら、とても幸せです。目指すところを、このタイミングでちょっとだけ見せてくれたえりちゃんに、感謝の気持ちと、「焦らすな!!」という気持ちと、両方を抱きつつ。
明日からのえりちゃんが、今まで以上に輝いてくださいますように。
会場は、第一ホテル東京の2階のレストラン「アンシャンテ」。
食事も美味しくて、とても素敵なところでした♪
コンサートが終わって外に出たら、ちょうど結婚式のパレードが始まったところで、ちょっと幸せのおすそわけをいただいたような気がしました。
4月に出るCDの案内チラシもありました(^ ^)。本当に出るんだなぁ~~!楽しみすぎる。えりちゃんの声、ホントに好きなんです。CDだなんて、嬉しくて、嬉しくて、ねぇ(*^ ^*)♪♪♪
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今日は、初姫さあやちゃんのイゾラベッラ・サロン・コンサート初日ですね。
行きたかったなあ。。。
チケットはがんばったけどとれなかったし、たとえ取れていたとしても、とてもとても行けるような状況ではありませんでしたが。
でも、行きたかった。さあやは、こういう時にどんな曲を選ぶんだろう。どんな風に歌うんだろう。イゾラベッラはCSでも放送されないんだもんなあ……(涙)多少抜粋されてもいいから、30分くらいで流してくれたらいいのに。
というわけで、レポートをお待ちしております(はぁと)(←丸投げ)
早いもので、もう3月も半ば。
なんだかんだ言っても多少は観ているのですが、書く時間がない・・・いつも後だしですみません。
とりあえず、中日星組のお芝居はとても面白かったです(^ ^)。
あの時間でそれなりの数の役を創って、それなりに落ちまでちゃんとつけてくれる小柳さんは、宝塚の座付き作家としては得難い才能なんじゃないかと思いました。次こそは、45分でも二幕ものでもない、100分の芝居をみせていただきたいです!!
そして、花組大劇場公演が終わったということは、もうすぐ東京に来てくれるってことですよね。あああ、待ち遠しいなあ(*^ ^*)
バレンタインに何もしなかったにも関わらず、なぜかクッキーをもらえてうはうはな猫でした。
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行きたかったなあ。。。
チケットはがんばったけどとれなかったし、たとえ取れていたとしても、とてもとても行けるような状況ではありませんでしたが。
でも、行きたかった。さあやは、こういう時にどんな曲を選ぶんだろう。どんな風に歌うんだろう。イゾラベッラはCSでも放送されないんだもんなあ……(涙)多少抜粋されてもいいから、30分くらいで流してくれたらいいのに。
というわけで、レポートをお待ちしております(はぁと)(←丸投げ)
早いもので、もう3月も半ば。
なんだかんだ言っても多少は観ているのですが、書く時間がない・・・いつも後だしですみません。
とりあえず、中日星組のお芝居はとても面白かったです(^ ^)。
あの時間でそれなりの数の役を創って、それなりに落ちまでちゃんとつけてくれる小柳さんは、宝塚の座付き作家としては得難い才能なんじゃないかと思いました。次こそは、45分でも二幕ものでもない、100分の芝居をみせていただきたいです!!
そして、花組大劇場公演が終わったということは、もうすぐ東京に来てくれるってことですよね。あああ、待ち遠しいなあ(*^ ^*)
バレンタインに何もしなかったにも関わらず、なぜかクッキーをもらえてうはうはな猫でした。
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せんしゅうらくおめでとうございます
2013年3月12日 宝塚(花) コメント (2)花組大劇場公演、千秋楽おめでとうございます!
そして。
ご卒業おめでとうござます、さあや(; ;)
だいぶ遅くなってしまいましたが、やっとCSを視ることができました。
蘭トムさん、本当に恰好良いなあ~~。そしてなんか初演と同じ作品とは思えない(^ ^)。実際見たらどうなんでしょうねえ。東宝がとてもとてもとっても!!楽しみです(^ ^)。
さあやのご挨拶は、いかにもさあやらしいほんわかした柔らかなご挨拶。
なんて可愛いんでしょうか。東宝の楽が観れたらいいなあ。。。
なんて思っていたら、カーテンコールで「東京公演にも、来てくれるかなーっ!?」とドヤ顔で言ってるさあやにキュンっときました。あのギャップが堪らない。そして、ドヤ顔してても可愛い可愛い可愛……(←だめです)
花組さん、東京でお待ちしています(はぁと)
そして、次回大劇場公演も発表されました!
Musical
『愛と革命の詩(うた)』~オペラ「アンドレア・シェニエ」より~
脚本・演出/植田景子
景子さん、花組本公演は久しぶりですね。「洛陽のパレルモ」以来では?しかも、私はあの公演観てないので、、、、「ルートヴィヒII」も観てないし、もしかしたら、観るのは初めてかも?(バウは「近松」はじめ、いくつかやってますが)
「アンドレア・シェニエ」は観たことがないのですが、時代的には「ジャン・ルイ・ファージョン」と被る感じでしょうか。また違う視点から歴史の渦を眺めることができるなら、面白いものになりそうな気がします。
オペラ自体は“大恋愛もの”に入るはずですが、景子さんはあんまりロマンス向きじゃないからなあ……。まあでも、このタイミングで「蘭トムさん念願の大恋愛もの!!」とかなると不安もよぎるから、このくらいでちょうどいいのかも。
ショー・オルケスタ『Mr. Swing!』
作・演出/稲葉太地
景子さんが「私は初めて」なら、稲葉さんは正真正銘、花組本公演は初めて……じゃないかな?
最近だいぶ作風も安定してきたので、ダンサーコンビを筆頭に踊れる人が多い花組でのショー、素直に楽しみです。
それにしても、MR. SWING って!!!
さすが、蘭トムさん万歳\(^ ^)/
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そして。
ご卒業おめでとうござます、さあや(; ;)
だいぶ遅くなってしまいましたが、やっとCSを視ることができました。
蘭トムさん、本当に恰好良いなあ~~。そしてなんか初演と同じ作品とは思えない(^ ^)。実際見たらどうなんでしょうねえ。東宝がとてもとてもとっても!!楽しみです(^ ^)。
さあやのご挨拶は、いかにもさあやらしいほんわかした柔らかなご挨拶。
なんて可愛いんでしょうか。東宝の楽が観れたらいいなあ。。。
なんて思っていたら、カーテンコールで「東京公演にも、来てくれるかなーっ!?」とドヤ顔で言ってるさあやにキュンっときました。あのギャップが堪らない。そして、ドヤ顔してても可愛い可愛い可愛……(←だめです)
花組さん、東京でお待ちしています(はぁと)
そして、次回大劇場公演も発表されました!
Musical
『愛と革命の詩(うた)』~オペラ「アンドレア・シェニエ」より~
脚本・演出/植田景子
景子さん、花組本公演は久しぶりですね。「洛陽のパレルモ」以来では?しかも、私はあの公演観てないので、、、、「ルートヴィヒII」も観てないし、もしかしたら、観るのは初めてかも?(バウは「近松」はじめ、いくつかやってますが)
「アンドレア・シェニエ」は観たことがないのですが、時代的には「ジャン・ルイ・ファージョン」と被る感じでしょうか。また違う視点から歴史の渦を眺めることができるなら、面白いものになりそうな気がします。
オペラ自体は“大恋愛もの”に入るはずですが、景子さんはあんまりロマンス向きじゃないからなあ……。まあでも、このタイミングで「蘭トムさん念願の大恋愛もの!!」とかなると不安もよぎるから、このくらいでちょうどいいのかも。
ショー・オルケスタ『Mr. Swing!』
作・演出/稲葉太地
景子さんが「私は初めて」なら、稲葉さんは正真正銘、花組本公演は初めて……じゃないかな?
最近だいぶ作風も安定してきたので、ダンサーコンビを筆頭に踊れる人が多い花組でのショー、素直に楽しみです。
それにしても、MR. SWING って!!!
さすが、蘭トムさん万歳\(^ ^)/
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3月11日のつぶやき
2013年3月11日 呟き・ご挨拶・他2010年3月11日から、2年が過ぎました。
14:46に黙祷しながら、それを強制されない幸せも感じながら。
まずは、1年前の今日の日記に、リンクさせていただきます。
http://80646.diarynote.jp/?day=20120311
この時は、まだ前の部署だったんですよね……。
この1年の密度が濃すぎて、以前の記憶がだいぶ磨り減りつつあるのですが(最近のことは量が多すぎてそもそも記憶として定着しませんが何か)、やっぱり忘れられないことというのはいくつもあって。
2年前の311からの1年間に考えたことというのは、磨り減らないですね。。。
1年前の日記は、結構そんな気持ちが詰まっているので、つたない文章なのですが、リンクしてみました。
今日は2年前と同じ平日で、2年前とは全く違う理由で帰るに帰れず、、、でこの時間ですが、あの時の不安に比べれば幸せな夜なのだと思います。ええ。
忘れられない、あの日からの1年間。
忘れちゃいけない、あの1年間。
2年が過ぎても、まだまだ沢山の人が苦しんでいることを、忘れちゃいけないんだと思います。
何をすればいいのか?の答えは未だに出ませんが、一つわかったのは、「何もしない」は間違いだけど、「何をするのが正しいのか」の答えは無いんだってことです。
それは、「いま」が「現実」だから、なんですよね。生き方に正解はないのと同じように、支援にも「正解」はないんですよね、たぶん。
だから。
自分にできることは何もないかもしれないけれども、それは、何もしなくていいということとイコールじゃない。そう、信じて、やれることをやるしかない。
それしかできないし、それしかないんだ、と。
……こんな日なので、ちょっと支離滅裂なのはご容赦ください。。。
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14:46に黙祷しながら、それを強制されない幸せも感じながら。
まずは、1年前の今日の日記に、リンクさせていただきます。
http://80646.diarynote.jp/?day=20120311
この時は、まだ前の部署だったんですよね……。
この1年の密度が濃すぎて、以前の記憶がだいぶ磨り減りつつあるのですが(最近のことは量が多すぎてそもそも記憶として定着しませんが何か)、やっぱり忘れられないことというのはいくつもあって。
2年前の311からの1年間に考えたことというのは、磨り減らないですね。。。
1年前の日記は、結構そんな気持ちが詰まっているので、つたない文章なのですが、リンクしてみました。
今日は2年前と同じ平日で、2年前とは全く違う理由で帰るに帰れず、、、でこの時間ですが、あの時の不安に比べれば幸せな夜なのだと思います。ええ。
忘れられない、あの日からの1年間。
忘れちゃいけない、あの1年間。
2年が過ぎても、まだまだ沢山の人が苦しんでいることを、忘れちゃいけないんだと思います。
何をすればいいのか?の答えは未だに出ませんが、一つわかったのは、「何もしない」は間違いだけど、「何をするのが正しいのか」の答えは無いんだってことです。
それは、「いま」が「現実」だから、なんですよね。生き方に正解はないのと同じように、支援にも「正解」はないんですよね、たぶん。
だから。
自分にできることは何もないかもしれないけれども、それは、何もしなくていいということとイコールじゃない。そう、信じて、やれることをやるしかない。
それしかできないし、それしかないんだ、と。
……こんな日なので、ちょっと支離滅裂なのはご容赦ください。。。
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許されざる者への挽歌【2】
2013年3月9日 宝塚(雪)今日は、雪組さんの大劇場公演集合日。
専科の磯野さんが、この公演を最後に卒業されることが発表されました。
華やかな99期の初舞台公演で、専科の重鎮がまた一人去っていく。色っぽいダンスともの固い芝居。「血と砂」でのエル・マタドールもとても素敵でした。とても寂しいけれども、はればれと見送ることができるといいな、と思っています。
集合日ですので、詳細な配役も出ました。他の組のトップさんが特出される間、まっつやチギちゃんは何をするのかなー?と思っていたのですが、チギちゃんはベルナール(普段は彩凪翔)、まっつはランベスク公爵(普段は鳳翔大)、だそうですね。
えーっと。ベルナールって、フェルゼン篇ではどういう役割になるんでしょうね?オスカル篇のベルナールは良い役ですが、フェルゼン篇(←わたるさんのしか観たことない)のベルナールって……印象にない……。
そして、ランベスク公爵って誰でしょう。大ちゃんはアルマンもやるみたいだから、まっつがランベスク公爵を演じるときはアルマンだけになるってことですよね?ってことは、王宮の場面にしか出てこないのかな。出番少なそう(T T)。
チギちゃんがベルナールを演じる間、翔くん→アラン(彩風)、彩風→ロセロワ(帆風)、帆風→フランソワ(久城)。ってことは、その間あすくんは民衆を演じるのかな?役替りの中に入ったのはなんとなく嬉しいです!民衆も熱そうだなあ。。。観れないけど。
ロザリーは、まさかの(!)きゃびぃ。……ロザリーかぁ。小柄だけど、持ち味は大人な役者なんですよね彼女は。大好きなんだけど……新人公演で演じる星乃あんりちゃんの方が似合いそうだなあ(涙)。
ジャルジェ夫人はいるけど、ジャルジェ将軍はいないんですね。オスカルの母としてではなくて、アントワネットの侍女として出るのでしょうか?いや、オルタンス(大湖)がいるから、やっぱりオスカルの母として出るのかな。。。
新人公演も、主な役はほとんど出ましたね。早い!!
個人的には、ホタテ(帆風)のアンドレと久城あすくんのジェローデルが楽しみです!!花瑛ちほちゃんのオルタンスも、このタイミングでの発表というのに驚きました。本役もせしるだし、えーちゃんのシャープな強さが生きるカッコイイ系の役だったら嬉しいな。
あと、組回りから美貌で目立っていた研1の星南のぞみちゃんがさっそく新公で役がついてて、これも楽しみです♪
これから始まる公演についてはこのくらいにして、(すっかり間があいてしまいましたが)雪組公演「ブラックジャック~許されざる者への挽歌~」について。
千秋楽は、まっつの声も復調して、全部歌ってくれたそうですね。
私は残念ながらフルバージョンのブラックジャックにはお逢いできませんでしたが、記録として残るモノが本来の形に限りなく近いものになったのならばとても嬉しいです。
早く放映してくださいね、CSさん(はぁと)。
この作品の鍵は、どうしても地味になりがちな「ブラックジャックの日常」を吹っ飛ばすキャラクターとして設定されたバイロン侯爵のともみんと、カトリーヌせしるのハーレクイン・カップル。
彼らの人生の中でも特別にドラマティックな数日(数ヶ月?)間がメインとなっているせいか、凄まじいエネルギーがあるんですよね。普通の人よりも長い人生なんだから、普通の人より低燃費で生きていそうな気がするけど、ともみんは逆に、あのエネルギーで死を遠ざけているんじゃないか、というか、、、なんだか、そんな納得をしたくなる迫力でした(^ ^)。
正塚さんお得意の、心根は熱いのに表面的にはクールな主人公と、彼の恬淡とした日常をぶち壊しに顕れる暑苦しい二番手、という組み合わせが好きだなあ、と、あらためて思いましたなり。
「ブエノスアイレスの風」「クロスロード」「マリポーサの花」そして「メランコリック・ジゴロ」。
……ブラックジャックとバイロン侯爵の間には、特に友情めいたものはありませんでしたけどね(^ ^;ゞ
ブラックジャックとの間に友情が成立しているのは、山野先生(真那)と、トラヴィス(帆風)。
下級生ながら芸達者な二人ですが、二人とも本当に良かった。正塚さんが好きそうな役者だから、きっとおいしいだろうと思っていたけど、予想以上に大事にしてくれたなあと思います。
特に今回、まなはるが久しぶりに本領を発揮していて、とても嬉しかった!8年も学年の違うまっつと「対等」な友人役は難しかったんじゃないかと思いますが、落ち着いて演じていたと思います。とにかく声が好きなのですが、それだけじゃなくて、台詞の間がすごくしっくりくる。顔芸ばかりが言われがちですが、技術というか、そういうセンスのある人なんだと思っています。
山野がストレートにぶつけてくる優しさに、ちょっと捻って甘えるブラックジャックがとても可愛くて、それを笑って受け容れるまなはるくんの温かみが、とても良かったです。久しぶりに役らしい役を貰ったまなはるくんが幸せそうで楽しそうで、大先輩を相手に臆することなく発揮された包容力と、リアルな存在感に、いつの間にこんなに大きくなったのかと感心しました。
「凍てついた明日」のジェレミーから5年。こういう包容力のある役者に育つとは正直思っていなかったので、新鮮な驚きでした。
同時に、下級生に素直に(ではないけど)甘えるまっつの可愛らしさにも感心しましたけどね(^ ^)。
何をやっても危なげなく巧いホタテの使い方がまた、抜群に良かったです。
なんていうか、ブラックジャックがものすごく気に入ってしまうキャラクターの説得力がすごい(^ ^)。
帰国すると宣言したときのひどく寂しげな貌をするブラックジャックと、それに気がついて思わず目を逸らし、“気がついてません”な芝居をするトラヴィスの優しさがとても好きです。全然身辺警護の役は果たせていないけど、でも、その職務に一生懸命なところがブラックジャックの心を射ぬいているんですよね。
そして、ホタテの本当に凄味は、ただ可愛いだけじゃなくて、意外に恰好良いところにあると思います!
まっつがめっちゃ気に入ってて、いじりたくて仕方ないげなところがまた可愛いです(はぁと)。
そしてもう一人、カイト(彩風)。正塚作品によく出てくる“世の中をなめた不良少年”ですが、世を拗ねる理由(脚の怪我)がはっきりしているのと、彩風さんらしい素直さがあいまって、とても爽やかなイメージに仕上がったなと思います。
それにしても痩せましたよね。顔が丸顔だからわかりにくいけど、身体の線が出る衣装を着ると驚きます。年上彼女のエリ(沙月)との並びも良かったし、だいぶ色気が出てきたなあ、と、贔屓目かもしれませんが思うんですよね。
素直な芝居が魅力の人ですが、今回、最後にブラックジャックの家の前にケーキを置いて立ち去るときの晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。うん。がんばれがんばれ。
正塚作品は、主人公が誰か(何か)を深く愛していないとつまらないものになりがちなんですが、今回の「ブラックジャック」は、主人公が関わる人々すべてを深く愛しているのがとても良かったな、と。
「許されざる者への挽歌」という副題のついた物語ですが、この物語には、具体的な意味での「許されざるもの」はいないんですよね。ピノコは「本来は存在しないはずの命」ではありましたが、「許されない」者ではない。バイロン侯爵だって、そういう存在であるというだけで、存在自体が罪だという訳ではない。
むしろ、ブラックジャックは、自分自身のことを「許されざる者」だと思っているんじゃないかな、とちょっと思いながら観ていました。実際には許されているんだけれども、家族を喪い、名医の手で縫いとめられた自分の命を、そういうふうに感じていたんじゃないか、と。
それが、ピノコという家族を得て再生する。だから「挽歌」なのかな、と。
「ゆるされざる者」はもういない。でも、「ゆるされざる者」として生きてきた時間は無駄ではなかった。愛を知ったから。山野の友情、患者たちの感謝。そのすべてに感謝をしつつ、「ゆるされざる者」として生きてきた自分の過去に挽歌を捧げる。
「ハッピーバースデイ、ピノコ」と囁く言葉の優しさと、その言葉を離れたところで呟く孤独と、孤独だった過去へ捧げる挽歌が、「変らぬ想い」として溢れだす。愛する世界へ向けて。
ブラックジャックの孤独に気がつかないピノコだからこそ、ただまっすぐに愛することができるし、
ブラックジャックの孤独を知りぬいている山野だからこそ、待っていることができる。
誰よりも優しくて、誰よりも暑苦しい、ブラックジャックのことを。
他にも、きゃびぃの看護師(五條)とか、金髪美女の雛月乙葉さん(クリキントン)とか、なにかと話題の大澄くんとか、バイロン侯爵家の侍女頭の舞園るりちゃんとか、印象的な登場人物がたくさんいて、とても楽しかったです♪
この成功を引っ提げて、月組大劇場公演「アルセーヌ・ルパン」に挑む正塚さん。
しっかりした原作があるわけなので、大劇場でもヒットが出ますように、祈っています。
.
専科の磯野さんが、この公演を最後に卒業されることが発表されました。
華やかな99期の初舞台公演で、専科の重鎮がまた一人去っていく。色っぽいダンスともの固い芝居。「血と砂」でのエル・マタドールもとても素敵でした。とても寂しいけれども、はればれと見送ることができるといいな、と思っています。
集合日ですので、詳細な配役も出ました。他の組のトップさんが特出される間、まっつやチギちゃんは何をするのかなー?と思っていたのですが、チギちゃんはベルナール(普段は彩凪翔)、まっつはランベスク公爵(普段は鳳翔大)、だそうですね。
えーっと。ベルナールって、フェルゼン篇ではどういう役割になるんでしょうね?オスカル篇のベルナールは良い役ですが、フェルゼン篇(←わたるさんのしか観たことない)のベルナールって……印象にない……。
そして、ランベスク公爵って誰でしょう。大ちゃんはアルマンもやるみたいだから、まっつがランベスク公爵を演じるときはアルマンだけになるってことですよね?ってことは、王宮の場面にしか出てこないのかな。出番少なそう(T T)。
チギちゃんがベルナールを演じる間、翔くん→アラン(彩風)、彩風→ロセロワ(帆風)、帆風→フランソワ(久城)。ってことは、その間あすくんは民衆を演じるのかな?役替りの中に入ったのはなんとなく嬉しいです!民衆も熱そうだなあ。。。観れないけど。
ロザリーは、まさかの(!)きゃびぃ。……ロザリーかぁ。小柄だけど、持ち味は大人な役者なんですよね彼女は。大好きなんだけど……新人公演で演じる星乃あんりちゃんの方が似合いそうだなあ(涙)。
ジャルジェ夫人はいるけど、ジャルジェ将軍はいないんですね。オスカルの母としてではなくて、アントワネットの侍女として出るのでしょうか?いや、オルタンス(大湖)がいるから、やっぱりオスカルの母として出るのかな。。。
新人公演も、主な役はほとんど出ましたね。早い!!
個人的には、ホタテ(帆風)のアンドレと久城あすくんのジェローデルが楽しみです!!花瑛ちほちゃんのオルタンスも、このタイミングでの発表というのに驚きました。本役もせしるだし、えーちゃんのシャープな強さが生きるカッコイイ系の役だったら嬉しいな。
あと、組回りから美貌で目立っていた研1の星南のぞみちゃんがさっそく新公で役がついてて、これも楽しみです♪
これから始まる公演についてはこのくらいにして、(すっかり間があいてしまいましたが)雪組公演「ブラックジャック~許されざる者への挽歌~」について。
千秋楽は、まっつの声も復調して、全部歌ってくれたそうですね。
私は残念ながらフルバージョンのブラックジャックにはお逢いできませんでしたが、記録として残るモノが本来の形に限りなく近いものになったのならばとても嬉しいです。
早く放映してくださいね、CSさん(はぁと)。
この作品の鍵は、どうしても地味になりがちな「ブラックジャックの日常」を吹っ飛ばすキャラクターとして設定されたバイロン侯爵のともみんと、カトリーヌせしるのハーレクイン・カップル。
彼らの人生の中でも特別にドラマティックな数日(数ヶ月?)間がメインとなっているせいか、凄まじいエネルギーがあるんですよね。普通の人よりも長い人生なんだから、普通の人より低燃費で生きていそうな気がするけど、ともみんは逆に、あのエネルギーで死を遠ざけているんじゃないか、というか、、、なんだか、そんな納得をしたくなる迫力でした(^ ^)。
正塚さんお得意の、心根は熱いのに表面的にはクールな主人公と、彼の恬淡とした日常をぶち壊しに顕れる暑苦しい二番手、という組み合わせが好きだなあ、と、あらためて思いましたなり。
「ブエノスアイレスの風」「クロスロード」「マリポーサの花」そして「メランコリック・ジゴロ」。
……ブラックジャックとバイロン侯爵の間には、特に友情めいたものはありませんでしたけどね(^ ^;ゞ
ブラックジャックとの間に友情が成立しているのは、山野先生(真那)と、トラヴィス(帆風)。
下級生ながら芸達者な二人ですが、二人とも本当に良かった。正塚さんが好きそうな役者だから、きっとおいしいだろうと思っていたけど、予想以上に大事にしてくれたなあと思います。
特に今回、まなはるが久しぶりに本領を発揮していて、とても嬉しかった!8年も学年の違うまっつと「対等」な友人役は難しかったんじゃないかと思いますが、落ち着いて演じていたと思います。とにかく声が好きなのですが、それだけじゃなくて、台詞の間がすごくしっくりくる。顔芸ばかりが言われがちですが、技術というか、そういうセンスのある人なんだと思っています。
山野がストレートにぶつけてくる優しさに、ちょっと捻って甘えるブラックジャックがとても可愛くて、それを笑って受け容れるまなはるくんの温かみが、とても良かったです。久しぶりに役らしい役を貰ったまなはるくんが幸せそうで楽しそうで、大先輩を相手に臆することなく発揮された包容力と、リアルな存在感に、いつの間にこんなに大きくなったのかと感心しました。
「凍てついた明日」のジェレミーから5年。こういう包容力のある役者に育つとは正直思っていなかったので、新鮮な驚きでした。
同時に、下級生に素直に(ではないけど)甘えるまっつの可愛らしさにも感心しましたけどね(^ ^)。
何をやっても危なげなく巧いホタテの使い方がまた、抜群に良かったです。
なんていうか、ブラックジャックがものすごく気に入ってしまうキャラクターの説得力がすごい(^ ^)。
帰国すると宣言したときのひどく寂しげな貌をするブラックジャックと、それに気がついて思わず目を逸らし、“気がついてません”な芝居をするトラヴィスの優しさがとても好きです。全然身辺警護の役は果たせていないけど、でも、その職務に一生懸命なところがブラックジャックの心を射ぬいているんですよね。
そして、ホタテの本当に凄味は、ただ可愛いだけじゃなくて、意外に恰好良いところにあると思います!
まっつがめっちゃ気に入ってて、いじりたくて仕方ないげなところがまた可愛いです(はぁと)。
そしてもう一人、カイト(彩風)。正塚作品によく出てくる“世の中をなめた不良少年”ですが、世を拗ねる理由(脚の怪我)がはっきりしているのと、彩風さんらしい素直さがあいまって、とても爽やかなイメージに仕上がったなと思います。
それにしても痩せましたよね。顔が丸顔だからわかりにくいけど、身体の線が出る衣装を着ると驚きます。年上彼女のエリ(沙月)との並びも良かったし、だいぶ色気が出てきたなあ、と、贔屓目かもしれませんが思うんですよね。
素直な芝居が魅力の人ですが、今回、最後にブラックジャックの家の前にケーキを置いて立ち去るときの晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。うん。がんばれがんばれ。
正塚作品は、主人公が誰か(何か)を深く愛していないとつまらないものになりがちなんですが、今回の「ブラックジャック」は、主人公が関わる人々すべてを深く愛しているのがとても良かったな、と。
「許されざる者への挽歌」という副題のついた物語ですが、この物語には、具体的な意味での「許されざるもの」はいないんですよね。ピノコは「本来は存在しないはずの命」ではありましたが、「許されない」者ではない。バイロン侯爵だって、そういう存在であるというだけで、存在自体が罪だという訳ではない。
むしろ、ブラックジャックは、自分自身のことを「許されざる者」だと思っているんじゃないかな、とちょっと思いながら観ていました。実際には許されているんだけれども、家族を喪い、名医の手で縫いとめられた自分の命を、そういうふうに感じていたんじゃないか、と。
それが、ピノコという家族を得て再生する。だから「挽歌」なのかな、と。
「ゆるされざる者」はもういない。でも、「ゆるされざる者」として生きてきた時間は無駄ではなかった。愛を知ったから。山野の友情、患者たちの感謝。そのすべてに感謝をしつつ、「ゆるされざる者」として生きてきた自分の過去に挽歌を捧げる。
「ハッピーバースデイ、ピノコ」と囁く言葉の優しさと、その言葉を離れたところで呟く孤独と、孤独だった過去へ捧げる挽歌が、「変らぬ想い」として溢れだす。愛する世界へ向けて。
ブラックジャックの孤独に気がつかないピノコだからこそ、ただまっすぐに愛することができるし、
ブラックジャックの孤独を知りぬいている山野だからこそ、待っていることができる。
誰よりも優しくて、誰よりも暑苦しい、ブラックジャックのことを。
他にも、きゃびぃの看護師(五條)とか、金髪美女の雛月乙葉さん(クリキントン)とか、なにかと話題の大澄くんとか、バイロン侯爵家の侍女頭の舞園るりちゃんとか、印象的な登場人物がたくさんいて、とても楽しかったです♪
この成功を引っ提げて、月組大劇場公演「アルセーヌ・ルパン」に挑む正塚さん。
しっかりした原作があるわけなので、大劇場でもヒットが出ますように、祈っています。
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RISING STAR GUIDE!
2013年3月2日 宝塚全体・OG コメント (6)「RISING STAR GUIDE 2013」の発売が発表されました!
過去の若手本についてまとめた日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20100817
この最後で、
> きっと2012年には「Young STAR GUIDE 2012」が発売され、おそらく88期~94期の「NEW GENERATION」「〃 II」に掲載されたメンバーの中から20人くらいが選ばれるであろう、という予想でしょうか(^ ^)。
> 二年後にも私がこの日記を続けていたら、ぜひ検証してみたいと思います♪
なーんて自分でも書いているので、検証してみたいと思います(^ ^)。
去年11月に、88期~90期(+真風)の「RISING STAR GUIDE 2012」が発売されて、この4月に91期~94期の「RISING STAR GUIDE 2013」が発売されると発表されたばかり。
発売はズレましたが、この2冊は多分、セットで企画されたものなのだろうと思います。
【RISING STAR GUIDE 2012】
88期
(花)春風弥里
(雪)鳳翔 大
(星)紅ゆずる
(宙)蓮水ゆうや
89期
(花)望海風斗
(月)美弥るりか
(雪)蓮城まこと
(星)壱城あずさ
(宙)凪七瑠海、七海ひろき
90期
(花)瀬戸かずや
(月)宇月 颯
(雪)香綾しずる
92期
(星)真風涼帆
【RISING STAR GUIDE 2013】
91期
(花)鳳 真由
(月)紫門ゆりや
(星)天寿光希
(宙)澄輝さやと
92期
(月)煌月爽矢、鳳月 杏
(雪)彩凪 翔、真那春人
(宙)凛城きら
93期
(花)芹香斗亜、大河 凜
(雪)彩風咲奈
(星)十碧れいや
(宙)愛月ひかる、蒼羽りく
94期
(月)珠城りょう
(星)麻央侑希
2006年と2010年に発売された「New Generation」の88期以下メンバーと比べると、、、
88期 12人→ 4人
89期 11人→ 6人
90期 9人 → 3人
91期 6人 → 4人
92期 9人 → 6人
93期 10人→ 6人
94期 3人 → 2人
ちなみに、朝夏まなと、明日海りおは単独でパーソナルブックを出しているので、このシリーズからは卒業した感じです。
「RSG2012」が88期~90期+真風で合計14人、「RSG2013」は91期~94期で17人。
合計で30人以上が掲載されるわけなので、予想の(というか今までの)「20人くらい」よりだいぶ多いですね。だからこそ2冊に分れたんでしょうけれども。
椀飯振舞とはこのことか、と思いつつ、、、でも、おかげさまで私が好きな人が全員入ったわけなので、嬉しいんですけどね(^ ^)。
と、いうわけで!
きっと2014年には「New Generation III」が発売され、94~98期からピックアップされるんだろうな、という予想でしょうか(^ ^)。
来年はまだこの日記も続いていると思うので、ぜひ検証してみたいと思います♪
そして、
せっかくの百周年なんだから、娘役本も出しましょうよ~~~!!>劇団
なにはともあれ。
みっきぃさん、まなはるくん、ちなつちゃん、掲載おめでとうございます!!(←この一言が書きたかった)
買ーうーぞー!!
.
過去の若手本についてまとめた日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20100817
この最後で、
> きっと2012年には「Young STAR GUIDE 2012」が発売され、おそらく88期~94期の「NEW GENERATION」「〃 II」に掲載されたメンバーの中から20人くらいが選ばれるであろう、という予想でしょうか(^ ^)。
> 二年後にも私がこの日記を続けていたら、ぜひ検証してみたいと思います♪
なーんて自分でも書いているので、検証してみたいと思います(^ ^)。
去年11月に、88期~90期(+真風)の「RISING STAR GUIDE 2012」が発売されて、この4月に91期~94期の「RISING STAR GUIDE 2013」が発売されると発表されたばかり。
発売はズレましたが、この2冊は多分、セットで企画されたものなのだろうと思います。
【RISING STAR GUIDE 2012】
88期
(花)春風弥里
(雪)鳳翔 大
(星)紅ゆずる
(宙)蓮水ゆうや
89期
(花)望海風斗
(月)美弥るりか
(雪)蓮城まこと
(星)壱城あずさ
(宙)凪七瑠海、七海ひろき
90期
(花)瀬戸かずや
(月)宇月 颯
(雪)香綾しずる
92期
(星)真風涼帆
【RISING STAR GUIDE 2013】
91期
(花)鳳 真由
(月)紫門ゆりや
(星)天寿光希
(宙)澄輝さやと
92期
(月)煌月爽矢、鳳月 杏
(雪)彩凪 翔、真那春人
(宙)凛城きら
93期
(花)芹香斗亜、大河 凜
(雪)彩風咲奈
(星)十碧れいや
(宙)愛月ひかる、蒼羽りく
94期
(月)珠城りょう
(星)麻央侑希
2006年と2010年に発売された「New Generation」の88期以下メンバーと比べると、、、
88期 12人→ 4人
89期 11人→ 6人
90期 9人 → 3人
91期 6人 → 4人
92期 9人 → 6人
93期 10人→ 6人
94期 3人 → 2人
ちなみに、朝夏まなと、明日海りおは単独でパーソナルブックを出しているので、このシリーズからは卒業した感じです。
「RSG2012」が88期~90期+真風で合計14人、「RSG2013」は91期~94期で17人。
合計で30人以上が掲載されるわけなので、予想の(というか今までの)「20人くらい」よりだいぶ多いですね。だからこそ2冊に分れたんでしょうけれども。
椀飯振舞とはこのことか、と思いつつ、、、でも、おかげさまで私が好きな人が全員入ったわけなので、嬉しいんですけどね(^ ^)。
と、いうわけで!
きっと2014年には「New Generation III」が発売され、94~98期からピックアップされるんだろうな、という予想でしょうか(^ ^)。
来年はまだこの日記も続いていると思うので、ぜひ検証してみたいと思います♪
そして、
せっかくの百周年なんだから、娘役本も出しましょうよ~~~!!>劇団
なにはともあれ。
みっきぃさん、まなはるくん、ちなつちゃん、掲載おめでとうございます!!(←この一言が書きたかった)
買ーうーぞー!!
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ロミオとジュリエットと役替り
2013年3月1日 宝塚(星)今週は2月の月末ということで死ぬほど忙しく。。。メールもろくすっぽ見てなくて、完全に処理が追い付かず、いろいろ情報に乗り遅れてしまいました。。。。
ぼちぼち追いかけていきますので、ちょっと周回遅れなのはご容赦くださいませ。
で。
ロミオとジュリエットの役替り!!
すごいなあ。この、ロミオとジュリエット以外は全員役替りしてるんじゃないかという豪華キャスト!!
ここまでやるなら、いっそのことロミオもジュリエットも役替りしてしまえばいいのに!(小声)
◆役替わり配役
【A】 【B】
ティボルト = 紅ゆずる / 真風涼帆
ベンヴォーリオ = 礼真琴 / 紅ゆずる
マーキューシオ = 壱城あずさ / 天寿光希
パリス = 天寿光希 / 壱城あずさ
死 = 真風涼帆 / 麻央侑希
愛 = 鶴美舞夕 / 礼真琴
とりあえず。
しーらん(壱城)、みっきぃさん(天寿)、マーキューシオ役おめでとうございます!
これは、さすがに衝撃的でした……(@ @)。
予想だにしていなかったです。月組ではとしちゃん(宇月)が青チームで恰好よく踊っていたから、みっきぃさんもそこに居てくれると信じて疑ってなかった(- -;ゞ。博多でのバイトは赤チームだったから、「世界の王」に入ったことがないんですよね。だから、世界の王に入ってほしいと思っていましたが。。。まさかの!!
実は、今回の公演はかなり大量の役替りがあるという噂を聞いていたので、しーらんのマーキューシオは有るかも……というか、だったらいいな、とは思っていたのですがね。いやでも、、、まさか、しーらんとみっきぃさんとか!!本当に予想外でしたわ(- -;ゞ
情報を知った瞬間、普通に仕事中だったのですが、しばらく止まっていたと思います(汗)。そして、ふらっと立ちあがって、そこらをうろうろ歩いて、席に戻った(^ ^;;;;
周りに誰もいなくて良かったです。いよいよおかしくなったと思われたに違いない(滝汗)。
ちょうど時期も時期なので、ちょっとだけ、祐飛さんのトップ就任が発表された時のことを思いだしてしまいました……なつかしい、なにもかもみななつかしい。というか、私どんだけみっきぃさんのファン(←いまさら)
そしてもう一人。礼くんのベンヴォーリオと愛、楽しみすぎる!!
これで新人公演がロミオだったら、すごいプレッシャーでしょうけれども。。。礼くんの場合、それでもサラッとやってしまいそうな凄味があるんですよね(*^ ^*)。もちろん、ご本人はさぞ大変なんだろうなと思うのですが、それでも。
うーん、これが「お気に入り」と「贔屓」の差なのかなあ、とか思ったり(^ ^;ゞ。安心して観ていられるかどうか。……って、あれっ?
ベニー(紅)はティボルトとベンヴォーリオ。これで主要3役制覇ですね(^ ^)。
真風くんはティボルトと死。いまの真風くんの「死」は、どれだけ進化していることか、と!!去年の「REON!」の一幕最後で見せた「死」と「愛」のストーリーダンスの迫力が、まああれは振付が全然違いますけど、でも、ああいうのが観れたらすっごい幸せです(*^ ^*)。
死と愛は、真風&鶴美コンビと、麻央&礼コンビ。真風&礼コンビがないのは残念ですが、新しいコンビも楽しみです。どいちゃんの愛!!「死」と「愛」コンビの力関係はキャストによって全然違うのが楽しくて仕方がないので、今回も新しい役割を果たしてくれますように。
大公閣下はまさこ(十輝)。えーっと、これって歌がメインの役なんですけどっ!?と思いつつ、でも、あの大きな衣装をまさこに着せたい気持ちはよくわかる!
フランス版「ロミオとジュリエット」での大公の演出(解釈)がとても好きなので、まさこちゃんにもああいう“やさぐれたちょい悪オヤジ”的なキャラに挑戦してみてほしいなあ、と思ったり。
乳母はさやかさん(美城)!わーい、さやかさんの乳母は、めっちゃ嬉しい!ああいう役は普通に似合うと思うし、さやかさんの温かな包容力と、絶妙の……なんというか、弱さみたいなものが出せる役者は貴重なので、大事にしてほしいと思っていたところです(*^ ^*)。
ありがとう小池さん、ありがとう劇団!
役替りの状況をみると、初日と楽が両方Aパターンなので、ティボルト2番手の博多座初演版に近い感じになるのかな?と思うのですが、、、そう思って配役を見ると、あらためて礼くんの凄さがしみてくる(汗)。91期でさえ、本公演で番手役を演じるのは(役替りとはいえ)今回のみっきぃさんが初!なのに、研5の95期だよ! 95期すげーーーーー。
博多座での初演から3年がすぎていますが、劇団的には、なるべく初演メンバーは残した感じなのでしょうか。
ロミオとジュリエット、ロレンス神父、キャピュレット夫妻、モンタギュー夫人が初演と同じ。死と愛とパリスは役替りの片割れとして初演メンバーが出演。
テル(凰稀)のティボルト、すずみん(涼)のベンヴォーリオ、れみちゃん(白華)の乳母、にしきさんのモンタギュー卿、じゅんな(水輝)の大公……完全に変った役は、これだけですものね。
花愛さんのモンタギュー夫人がとても好きだったので、またあの歌が聴けるのが嬉しいです(^ ^)。
あ、もう一回観たかった、といえば、なんといっても「愛」の礼くん!!もう一度お会いできて幸せです。こういうことってあるんだなあ。。。
そして、月から連続のじゅんこさん(英真)、一回間があいたヒロさん(一樹)、お二人揃うのは博多座以来、ですよね。星組っ子をよろしくお願いたしますm(_ _)m。
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ぼちぼち追いかけていきますので、ちょっと周回遅れなのはご容赦くださいませ。
で。
ロミオとジュリエットの役替り!!
すごいなあ。この、ロミオとジュリエット以外は全員役替りしてるんじゃないかという豪華キャスト!!
ここまでやるなら、いっそのことロミオもジュリエットも役替りしてしまえばいいのに!(小声)
◆役替わり配役
【A】 【B】
ティボルト = 紅ゆずる / 真風涼帆
ベンヴォーリオ = 礼真琴 / 紅ゆずる
マーキューシオ = 壱城あずさ / 天寿光希
パリス = 天寿光希 / 壱城あずさ
死 = 真風涼帆 / 麻央侑希
愛 = 鶴美舞夕 / 礼真琴
とりあえず。
しーらん(壱城)、みっきぃさん(天寿)、マーキューシオ役おめでとうございます!
これは、さすがに衝撃的でした……(@ @)。
予想だにしていなかったです。月組ではとしちゃん(宇月)が青チームで恰好よく踊っていたから、みっきぃさんもそこに居てくれると信じて疑ってなかった(- -;ゞ。博多でのバイトは赤チームだったから、「世界の王」に入ったことがないんですよね。だから、世界の王に入ってほしいと思っていましたが。。。まさかの!!
実は、今回の公演はかなり大量の役替りがあるという噂を聞いていたので、しーらんのマーキューシオは有るかも……というか、だったらいいな、とは思っていたのですがね。いやでも、、、まさか、しーらんとみっきぃさんとか!!本当に予想外でしたわ(- -;ゞ
情報を知った瞬間、普通に仕事中だったのですが、しばらく止まっていたと思います(汗)。そして、ふらっと立ちあがって、そこらをうろうろ歩いて、席に戻った(^ ^;;;;
周りに誰もいなくて良かったです。いよいよおかしくなったと思われたに違いない(滝汗)。
ちょうど時期も時期なので、ちょっとだけ、祐飛さんのトップ就任が発表された時のことを思いだしてしまいました……なつかしい、なにもかもみななつかしい。というか、私どんだけみっきぃさんのファン(←いまさら)
そしてもう一人。礼くんのベンヴォーリオと愛、楽しみすぎる!!
これで新人公演がロミオだったら、すごいプレッシャーでしょうけれども。。。礼くんの場合、それでもサラッとやってしまいそうな凄味があるんですよね(*^ ^*)。もちろん、ご本人はさぞ大変なんだろうなと思うのですが、それでも。
うーん、これが「お気に入り」と「贔屓」の差なのかなあ、とか思ったり(^ ^;ゞ。安心して観ていられるかどうか。……って、あれっ?
ベニー(紅)はティボルトとベンヴォーリオ。これで主要3役制覇ですね(^ ^)。
真風くんはティボルトと死。いまの真風くんの「死」は、どれだけ進化していることか、と!!去年の「REON!」の一幕最後で見せた「死」と「愛」のストーリーダンスの迫力が、まああれは振付が全然違いますけど、でも、ああいうのが観れたらすっごい幸せです(*^ ^*)。
死と愛は、真風&鶴美コンビと、麻央&礼コンビ。真風&礼コンビがないのは残念ですが、新しいコンビも楽しみです。どいちゃんの愛!!「死」と「愛」コンビの力関係はキャストによって全然違うのが楽しくて仕方がないので、今回も新しい役割を果たしてくれますように。
大公閣下はまさこ(十輝)。えーっと、これって歌がメインの役なんですけどっ!?と思いつつ、でも、あの大きな衣装をまさこに着せたい気持ちはよくわかる!
フランス版「ロミオとジュリエット」での大公の演出(解釈)がとても好きなので、まさこちゃんにもああいう“やさぐれたちょい悪オヤジ”的なキャラに挑戦してみてほしいなあ、と思ったり。
乳母はさやかさん(美城)!わーい、さやかさんの乳母は、めっちゃ嬉しい!ああいう役は普通に似合うと思うし、さやかさんの温かな包容力と、絶妙の……なんというか、弱さみたいなものが出せる役者は貴重なので、大事にしてほしいと思っていたところです(*^ ^*)。
ありがとう小池さん、ありがとう劇団!
役替りの状況をみると、初日と楽が両方Aパターンなので、ティボルト2番手の博多座初演版に近い感じになるのかな?と思うのですが、、、そう思って配役を見ると、あらためて礼くんの凄さがしみてくる(汗)。91期でさえ、本公演で番手役を演じるのは(役替りとはいえ)今回のみっきぃさんが初!なのに、研5の95期だよ! 95期すげーーーーー。
博多座での初演から3年がすぎていますが、劇団的には、なるべく初演メンバーは残した感じなのでしょうか。
ロミオとジュリエット、ロレンス神父、キャピュレット夫妻、モンタギュー夫人が初演と同じ。死と愛とパリスは役替りの片割れとして初演メンバーが出演。
テル(凰稀)のティボルト、すずみん(涼)のベンヴォーリオ、れみちゃん(白華)の乳母、にしきさんのモンタギュー卿、じゅんな(水輝)の大公……完全に変った役は、これだけですものね。
花愛さんのモンタギュー夫人がとても好きだったので、またあの歌が聴けるのが嬉しいです(^ ^)。
あ、もう一回観たかった、といえば、なんといっても「愛」の礼くん!!もう一度お会いできて幸せです。こういうことってあるんだなあ。。。
そして、月から連続のじゅんこさん(英真)、一回間があいたヒロさん(一樹)、お二人揃うのは博多座以来、ですよね。星組っ子をよろしくお願いたしますm(_ _)m。
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ベルサイユの若きばらたち
2013年2月28日 宝塚(月) コメント (15)東京宝塚劇場にて、月組「ベルサイユのばら」新人公演を観劇いたしました!
ゆうき(煌月)もオスカルがんばってたけど、ここはやっぱり、叫びたい!
ちなつちゃん、新人公演(事実上の)初主演、おめでとうございます!
いやあの、アンドレが大役なことは知っていましたが!それだけじゃなくて!
ちなつちゃんも挨拶があったの!!
驚きすぎて内容が記憶にまったく残らなかったので、ニュースに流れるのを楽しみに待っています!!……週明けか―、先だなあ(T T)。
いやでも、久しぶりに本気で驚きました。からんちゃん(千海)が「では、オスカルとアンドレの二人に」って言った瞬間に、客席で声出たよ……近くの席にいらした方、すみませぬm(_ _)m(私だけじゃなかったみたいですが)
からんちゃんの「では、まずは杏ドレ!」という呼びかけに、涙も止まりましたが(^ ^;ゞ
馬車に乗って登場するアンドレの、堂々たる立ち姿。衣装負けしない抜群のスタイルは本当に武器だなと思いました。ゆうきのオスカルを見凝める瞳に熱さにときめいてしまった(^ ^;ゞ
本公演とは違って客席の上までせり出すことはなく、舞台の上だけでちょこっと持ち上がっただけでしたが、大劇場ではそもそも出てこなかったと聞いていたので、それも嬉しかったです。うん♪
本公演はまだみりおくんのアンドレしか観ていませんが、ちなつちゃんのアンドレ、すごく良かった!優しくて一途で、しかも、ちゃんと影に徹したアンドレでした。オスカルも似合うだろうし観てみたいと思っていたけど、でも、このアンドレを観ることができて良かったです。
92期も、これで新人公演を卒業。
次のバウも、その後のご活躍も、とても楽しみです。これからも期待しています♪
……他の方についてはまた後日。
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ゆうき(煌月)もオスカルがんばってたけど、ここはやっぱり、叫びたい!
ちなつちゃん、新人公演(事実上の)初主演、おめでとうございます!
いやあの、アンドレが大役なことは知っていましたが!それだけじゃなくて!
ちなつちゃんも挨拶があったの!!
驚きすぎて内容が記憶にまったく残らなかったので、ニュースに流れるのを楽しみに待っています!!……週明けか―、先だなあ(T T)。
いやでも、久しぶりに本気で驚きました。からんちゃん(千海)が「では、オスカルとアンドレの二人に」って言った瞬間に、客席で声出たよ……近くの席にいらした方、すみませぬm(_ _)m(私だけじゃなかったみたいですが)
からんちゃんの「では、まずは杏ドレ!」という呼びかけに、涙も止まりましたが(^ ^;ゞ
馬車に乗って登場するアンドレの、堂々たる立ち姿。衣装負けしない抜群のスタイルは本当に武器だなと思いました。ゆうきのオスカルを見凝める瞳に熱さにときめいてしまった(^ ^;ゞ
本公演とは違って客席の上までせり出すことはなく、舞台の上だけでちょこっと持ち上がっただけでしたが、大劇場ではそもそも出てこなかったと聞いていたので、それも嬉しかったです。うん♪
本公演はまだみりおくんのアンドレしか観ていませんが、ちなつちゃんのアンドレ、すごく良かった!優しくて一途で、しかも、ちゃんと影に徹したアンドレでした。オスカルも似合うだろうし観てみたいと思っていたけど、でも、このアンドレを観ることができて良かったです。
92期も、これで新人公演を卒業。
次のバウも、その後のご活躍も、とても楽しみです。これからも期待しています♪
……他の方についてはまた後日。
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2013年のタカラヅカ【8】
2013年2月27日 宝塚(宙)2013年の7月以降のラインナップが発表されました!
■宙組バウホール公演
バウ・ウェスタン・ピカレスク『the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-
作・演出/生田大和
主演/蓮水ゆうや、七海ひろき
わああああ、ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)、バウ初主演おめでとうございます~~!!
しかも、生田さんーーーーーっ!!
こんなことを書いていいのかわかりませんが、このタイミングでこのメンバー、、、「血と砂」を思い出させる状況だなあ、と思いました。いろんなしがらみを吹っ飛ばすような、勢いのある作品になりますように!
この発表をきいて、100人のうち98人くらいは「だったら『銀河英雄伝説 双璧篇』を………!!」と思ったと思いますが。まあ、双璧篇って、実際に上演するとなるといろいろ難しいのでね(^ ^)。ただ、あらすじを読んで、銀英伝の某外伝を思い出したのも私だけではないと思いますが。生田さん、そういうのは外さない気がするから、本気で楽しみです。
ジェレミーとベンジャミン。生田さんらしい凝ったストーリーになりそうですね。ああ、初日が観たいなあ。。。(←無理)
■雪組バウホール公演
バウ・ミュージカル『春雷』~ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」より~
脚本・演出/原田諒
えーっと、「作・演出」と「脚本・演出」って違うんでしょうか。生田さんと原田さん、タイプの全く違う二人の若手演出家ですが、確かに生田さんだと役者を見て「作(創)ってる」って感じがするし、原田さんだと「脚本」として完成度の高いものを目指している感じがしますが。。。え?そういうもの?
ちょうど韓国ミュージカル「若きウェルテルの悩み」が上演されていましたが、どうだったんでしょうか。観ればよかったかなあ。
翔くんはワークショップの「灼熱の彼方」以来の主演ですね。どんな若者像をみせてくれるのか、楽しみです。……ちょうど忙しい時期なので、観に行けるかどうかはわかりませんが(T T)。
振り分けはどうなるのでしょうか。バウ組のまなはるとホタテがどっちに入るのかが鍵かなあ(^ ^)。
■雪組全国ツアー
ミュージカル・ロマンス『若き日の唄は忘れじ』
~藤沢周平作「蟬しぐれ」(文春文庫)より~
脚本/大関弘政 演出/大野拓史
ロマンチック・レビュー『ナルシス・ノアールII』
作・演出/岡田敬二
「若き日の唄は忘れじ」再演おめでとうございます~~~!!
中日に観に行って、また観たい~~、と後ろ髪ひかれる想いで帰ってきたので、また観れることになって死ぬほど嬉しいです!
コマちゃんのところに誰が入るのかでだいぶ雰囲気が変わりそうですが、でも、壮ちゃんならなんとかしてくれるだろうし。文四郎さまにまた逢える!嬉しいな、嬉しいな。
ショーも、私は観たことがありませんが、名作の誉れも高い「ナルシス・ノワール」。全国ツアーに事実上の初演作品を創ってもらえるなんて、壮ちゃん凄いなあ(*^ ^*)。わー、本当に楽しみです!
■月組大劇場公演
ミュージカル『アルセーヌ・ルパン(仮題)』
モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋(ハヤカワ・ミステリ刊/ハヤカワ文庫近刊)」より
脚本・演出/正塚晴彦
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
タイトルだけ見て、ちゃぴのおてんば天使降臨っ!?と死ぬほどテンションあがったんですが、、、、違ってましたね(涙)。えー、ちゃぴのアニエスならめっちゃ通ったのにー!!残念。。。
「ブラックジャック」で復活した印象のある正塚さん。またコケないように頑張ってほしいなと思います。あらすじを読んだ感じでは、ちゃぴの視点で物語が進みそうですが、、、ちゃぴ、がんばって!!
しかし。3作目にして初の単独主演作のタイトルが、「最後の恋」ですか。……まさお、がんばれ。
ショーは中村一徳さん。まさおとちゃぴを中心とした新生・月組の魅力が伝わる作品になりますように(^ ^)。
いやー、劇団もいろいろやってくれるなあ、と思います(^ ^)。
いろいろな意味で、99周年、頑張ってますよね♪♪
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■宙組バウホール公演
バウ・ウェスタン・ピカレスク『the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-
作・演出/生田大和
主演/蓮水ゆうや、七海ひろき
わああああ、ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)、バウ初主演おめでとうございます~~!!
しかも、生田さんーーーーーっ!!
こんなことを書いていいのかわかりませんが、このタイミングでこのメンバー、、、「血と砂」を思い出させる状況だなあ、と思いました。いろんなしがらみを吹っ飛ばすような、勢いのある作品になりますように!
この発表をきいて、100人のうち98人くらいは「だったら『銀河英雄伝説 双璧篇』を………!!」と思ったと思いますが。まあ、双璧篇って、実際に上演するとなるといろいろ難しいのでね(^ ^)。ただ、あらすじを読んで、銀英伝の某外伝を思い出したのも私だけではないと思いますが。生田さん、そういうのは外さない気がするから、本気で楽しみです。
ジェレミーとベンジャミン。生田さんらしい凝ったストーリーになりそうですね。ああ、初日が観たいなあ。。。(←無理)
■雪組バウホール公演
バウ・ミュージカル『春雷』~ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」より~
脚本・演出/原田諒
えーっと、「作・演出」と「脚本・演出」って違うんでしょうか。生田さんと原田さん、タイプの全く違う二人の若手演出家ですが、確かに生田さんだと役者を見て「作(創)ってる」って感じがするし、原田さんだと「脚本」として完成度の高いものを目指している感じがしますが。。。え?そういうもの?
ちょうど韓国ミュージカル「若きウェルテルの悩み」が上演されていましたが、どうだったんでしょうか。観ればよかったかなあ。
翔くんはワークショップの「灼熱の彼方」以来の主演ですね。どんな若者像をみせてくれるのか、楽しみです。……ちょうど忙しい時期なので、観に行けるかどうかはわかりませんが(T T)。
振り分けはどうなるのでしょうか。バウ組のまなはるとホタテがどっちに入るのかが鍵かなあ(^ ^)。
■雪組全国ツアー
ミュージカル・ロマンス『若き日の唄は忘れじ』
~藤沢周平作「蟬しぐれ」(文春文庫)より~
脚本/大関弘政 演出/大野拓史
ロマンチック・レビュー『ナルシス・ノアールII』
作・演出/岡田敬二
「若き日の唄は忘れじ」再演おめでとうございます~~~!!
中日に観に行って、また観たい~~、と後ろ髪ひかれる想いで帰ってきたので、また観れることになって死ぬほど嬉しいです!
コマちゃんのところに誰が入るのかでだいぶ雰囲気が変わりそうですが、でも、壮ちゃんならなんとかしてくれるだろうし。文四郎さまにまた逢える!嬉しいな、嬉しいな。
ショーも、私は観たことがありませんが、名作の誉れも高い「ナルシス・ノワール」。全国ツアーに事実上の初演作品を創ってもらえるなんて、壮ちゃん凄いなあ(*^ ^*)。わー、本当に楽しみです!
■月組大劇場公演
ミュージカル『アルセーヌ・ルパン(仮題)』
モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋(ハヤカワ・ミステリ刊/ハヤカワ文庫近刊)」より
脚本・演出/正塚晴彦
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
タイトルだけ見て、ちゃぴのおてんば天使降臨っ!?と死ぬほどテンションあがったんですが、、、、違ってましたね(涙)。えー、ちゃぴのアニエスならめっちゃ通ったのにー!!残念。。。
「ブラックジャック」で復活した印象のある正塚さん。またコケないように頑張ってほしいなと思います。あらすじを読んだ感じでは、ちゃぴの視点で物語が進みそうですが、、、ちゃぴ、がんばって!!
しかし。3作目にして初の単独主演作のタイトルが、「最後の恋」ですか。……まさお、がんばれ。
ショーは中村一徳さん。まさおとちゃぴを中心とした新生・月組の魅力が伝わる作品になりますように(^ ^)。
いやー、劇団もいろいろやってくれるなあ、と思います(^ ^)。
いろいろな意味で、99周年、頑張ってますよね♪♪
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許されざる者への挽歌
2013年2月24日 宝塚(雪) コメント (2)日本青年館にて、雪組公演「ブラックジャック~許されざる者への挽歌~」を観劇して参りました。
あらためまして、まっつ、東上公演主演おめでとうございます!
「ブラックジャック」連載40周年記念、ということで持ち上がった企画だそうですが、まっつのブラックジャックがとても素敵で、この役を演じるまっつに逢えてよかったなあ、と思いました。
孤独なんだけど、孤立してはいないブラックジャック。
クールにみえて実は熱血だし、客観的に周りを視ているように見えて、実は物凄く自己中で我侭で、、、そして、一生懸命な人にはとても優しい。一見クールに見えるところが「らしい」気がして、まっつが生来持っているクールな外観と不器用な優しさのギャップがそのまま魅力として生かされた「宛書き」っぷりに、正塚さんさすが!!と思いました。
某TCAでの「ブラックジャックの影」でまっつを知った私は、とても正しかったのかもしれない、と(真顔)
どんなストーリーか、と言われるとちょっと説明が難しくて。
……BJの“とある一年間”を淡々と綴っただけの主筋と、ドラマティックでSFチックで、ある意味すごく“タカラヅカ”的なラヴストーリー(夢乃&大湖)と、ものすごく“正塚晴彦”的な不良少年の更生物語(彩風・沙月)、、、そんな3つの物語が、BJを中心に交錯する作品、とか言えば少しは伝わるのでしょうか。
BJと「出会う」SPのホタテ(帆風)、謎の男バイロン侯爵(夢乃)、不良少年カイト(彩風)、それぞれに向けるBJの愛情がとてもキレイで。元同級生の山野(真那)、看護師の五条(早花)、そして、彼が命を与えるピノコ(桃花)に捧げる愛の、温かさと、深さ。
まっすぐに向けられる愛情に対しては、ちょっと照れがあるBJがとても可愛いです。ひねくれて受けるBJと、それを笑って受け容れる周囲。その交感がとても温かくて、寒い冬の公演なのに、逆にほっこりと温かな空気に浸らせていただきました(^ ^)。
ああ、みんな可愛かったなあ~~!!
中でも、ヒロインではないけど、主役の一人だったピノコの桃花ひなちゃん。少し前に卒業した89期の花夏ゆりんちゃんに似た寂しげな美貌と、コロコロした可愛らしい声。美人なのに新人公演でもなかなか役がつかなくて、やきもきしていた92期に、新公を卒業する今になってこんな大役が舞いこもうとは……。
1幕も2幕も、ラストで全部持っていった彼女の「一生懸命」さが、まっつBJの優しさを引き出し、この作品を支えたのだと思いました。
物語の舞台となる1年間。
BJにとっては28分の1年でも、ピノコにとってはそれが全てで、
ピノコにとって全てであるなら、BJにとってもそれが全てなわけで。
そんな二人がひっそりと寄り添ってすごす夜が、温かく平和なものでありますように、と祈りながら。
孤独を嗜んで生きてきたはずのBJが初めて得た温もりが、永遠のものになりますように、と。
正塚さん、まっつを愛してくれて、この作品を創ってくださって、ありがとうございました。
あなたの復活が、とても嬉しいです。次作にも期待しています!
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あらためまして、まっつ、東上公演主演おめでとうございます!
「ブラックジャック」連載40周年記念、ということで持ち上がった企画だそうですが、まっつのブラックジャックがとても素敵で、この役を演じるまっつに逢えてよかったなあ、と思いました。
孤独なんだけど、孤立してはいないブラックジャック。
クールにみえて実は熱血だし、客観的に周りを視ているように見えて、実は物凄く自己中で我侭で、、、そして、一生懸命な人にはとても優しい。一見クールに見えるところが「らしい」気がして、まっつが生来持っているクールな外観と不器用な優しさのギャップがそのまま魅力として生かされた「宛書き」っぷりに、正塚さんさすが!!と思いました。
某TCAでの「ブラックジャックの影」でまっつを知った私は、とても正しかったのかもしれない、と(真顔)
どんなストーリーか、と言われるとちょっと説明が難しくて。
……BJの“とある一年間”を淡々と綴っただけの主筋と、ドラマティックでSFチックで、ある意味すごく“タカラヅカ”的なラヴストーリー(夢乃&大湖)と、ものすごく“正塚晴彦”的な不良少年の更生物語(彩風・沙月)、、、そんな3つの物語が、BJを中心に交錯する作品、とか言えば少しは伝わるのでしょうか。
BJと「出会う」SPのホタテ(帆風)、謎の男バイロン侯爵(夢乃)、不良少年カイト(彩風)、それぞれに向けるBJの愛情がとてもキレイで。元同級生の山野(真那)、看護師の五条(早花)、そして、彼が命を与えるピノコ(桃花)に捧げる愛の、温かさと、深さ。
まっすぐに向けられる愛情に対しては、ちょっと照れがあるBJがとても可愛いです。ひねくれて受けるBJと、それを笑って受け容れる周囲。その交感がとても温かくて、寒い冬の公演なのに、逆にほっこりと温かな空気に浸らせていただきました(^ ^)。
ああ、みんな可愛かったなあ~~!!
中でも、ヒロインではないけど、主役の一人だったピノコの桃花ひなちゃん。少し前に卒業した89期の花夏ゆりんちゃんに似た寂しげな美貌と、コロコロした可愛らしい声。美人なのに新人公演でもなかなか役がつかなくて、やきもきしていた92期に、新公を卒業する今になってこんな大役が舞いこもうとは……。
1幕も2幕も、ラストで全部持っていった彼女の「一生懸命」さが、まっつBJの優しさを引き出し、この作品を支えたのだと思いました。
物語の舞台となる1年間。
BJにとっては28分の1年でも、ピノコにとってはそれが全てで、
ピノコにとって全てであるなら、BJにとってもそれが全てなわけで。
そんな二人がひっそりと寄り添ってすごす夜が、温かく平和なものでありますように、と祈りながら。
孤独を嗜んで生きてきたはずのBJが初めて得た温もりが、永遠のものになりますように、と。
正塚さん、まっつを愛してくれて、この作品を創ってくださって、ありがとうございました。
あなたの復活が、とても嬉しいです。次作にも期待しています!
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雪組中日劇場公演「若き日の唄は忘れじ/シャイニング・リズム」。
「若き日の唄は忘れじ」は、原作・藤沢周平の「蝉しぐれ」、脚本・大関弘政、演出・大野拓史。1994年の初演から20年弱が過ぎ、時代も環境も(演出も)変わっても、名作の薫り高さは変わらないのかな、と思いました。……いや、初演をリアルタイムでご覧になった方にはいろいろ仰りたいことがあるのかもしれませんが、私にとっては、素晴らしい名作以外のなにものでもなくて。
壮ちゃんの凛々しさ、チギちゃんの勢い、コマちゃんの温かさ。
少年時代の呑気な三人がそれぞれに真っ直ぐ自分の道を歩んでいくさまと、そうやって大人になっても、顔を合わせれば少年時代に戻ってしまう様子が、とても爽やかで、切ないほど美しかったです。
噂には聞いていましたが、想像以上の名作でした。演出の大野さんも良い仕事をしたと思うし、役者たちも実によくやっていたと思いますが、とにかく脚本が素晴らしかった!伏線のひきかた、拾い方、場面のつなぎもなめらかで違和感なくて。。。そしてなにより、言葉の美しさが!これぞ日本語の美しさ、和物の真骨頂だと思いました。こんなに美しい言葉の応酬を味わったのは久しぶり。会話の一つ一つにも無駄がなくて、とにかく素晴らしかった!
追っ手に追われて乗り込んだ舟の上、幼いころに流した笹舟を思いながら指きりの小指を見せるあゆちゃんと、それを視て苦しげに眼を逸らす壮ちゃんと。ラストシーンの緋毛氈の上、ちんまりとお雛様のように並んで言葉を交わす二人の間に流れる空気。言葉とは裏腹な気持ちを明解に突きつけてくれる壮ちゃんの芝居に、何度涙をぬぐっても止まりませんでした。
なんて真面目な感想はおいといて(←えっ?)、観ながらずっと叫びたかったこと。
壮一帆に今まで侍役をやらせなかったなんて、歌劇団はなんて勿体無いことをしてきたんだ!!
頬骨の高いすっきりした二枚目の細面に、青天がなんて美しく似合うことか!
剣道の初段を持っているという壮ちゃん。ご本人は「剣道は試合のための稽古だから、『見せる』ための殺陣は全然ダメ」と仰ってましたが、、、いやいや、上段に構えたときの腰の据わりようといい、安定感のある足さばきとい、流れるような剣の動きといい、、、本当に美しかったです。
殺陣は斬られ役が肝心とはよく言われることですが、今回は斬られ役より斬る側が魅せてくれた、珍しい例だと思いました(はぁと)
いやはや。日本物は集客が大変かもしれませんけど、それでもあえて、壮ちゃんには本公演で和物、それも武士ものをやってほしいです(*^ ^*)。江戸時代の旗本が理想だけど、、、もっと昔なら、たとえば伊達正宗とか真田幸村とか、、、、さらに遡って北条四郎義時とか、梶原景時とか、そういう感じの役!あああ、素敵だろうなあああ~。
なんというか、私って自分で自覚していた以上に壮ちゃんのファンであることに気がついてしまった名古屋でした(^ ^)。
メインのキャストは、82期の壮ちゃんと、87期のチギちゃん(小和田逸平)・コマちゃん(島崎与乃助)。
少年時代も大人になっても、どちらもあまり学年差を感じさせなかったのは、壮ちゃんが流石だったのか、下級生二人がしっかりしていたのか、……空気感を揃えられる、素敵なトリオでした。コマちゃんの組替えでこの3人の並びが二度と視られないのが、とても残念です。
相手役のあゆちゃん。最近では珍しい、新人公演を卒業してからの就任になりましたが、さすがの可愛らしさ(14歳!)と、藩主の側室「おふくさま」になってからの落ち着き、両方を備えているのはさすがだな、と思いました。
壮ちゃんが華奢な人だから、もう少し絞ってほしいなーとは思うのですが、壮ちゃんが組替え就任なだけに、組内から出てくれて良かったな、と思っています。がんばれ!
佐竹金十郎の大ちゃん(鳳翔)。いやー、青天の似合いようは壮ちゃんに負けず劣らずの素晴らしさでした!!声は「黎明」の頃から大好きだったので、こういう大人な役もいいなあと感心しました。
……ショーの挙動不審っぷりは面白かったですけどね!そんな大ちゃんが大好き!(真顔)
武部春樹のキング(蓮城)。良い人しか似合わないと思っていたキングが、意外にがんばっていたな、と思います。まだまだではありますが、ともみん、大ちゃんと長身スタイル抜群の上級生が組替えしてきて、今までのぬるま湯から少し脱皮しようとしているのかな、と思ったり。元々良い物を持っている人だと思うので、自分の魅力を見直すいい機会になっているなら嬉しいなあ。
加治織部正のがおり(香稜)。余命を数えられるような老人の役のはずなのに、ちょっと若々しすぎて違和感がありました。秘剣「村雨」を伝授する場面の落ち着きはとても良かったんですが、役は役なんだから、ちゃんとそこは演じてほしかったなあ。。。がおりちゃんならできたはずだと思うし。
ショーは大活躍でしたね!中でも、「クールリズム」は組んでいる白峰さん共々、素敵すぎて目眩がしそうでした。カッコいい~~~!!
■文四郎の家族:
助左衛門(文四郎の父)の夏美ようさん。
壮ちゃんが、「どうして言えなかったんだろう、あなたの子供に産まれて幸せだったと」と言いながらボロボロ泣いている場面。CSで稽古場風景を視た時からすごく印象的だったのですが、生舞台で実際に「父親」としてのはっちさんを観た後でその台詞を聴くと、本当にぐっと来てしまって……なんだかもう、こっちがボロ泣きでした(T T)。いい親子だなあ。
ショーでは、花組でも最近なかったくらい踊りまくってくれて、なんだかとっても素敵でした(*^ ^*)。
登世(文四郎の母)の梨花さん。
「仁」に続き、愛情をあまり表に出さない厳しい母親が本当に似合っていて、最近のみとさんは神がかっているような気がします。こういう母親に育てられたからこそ、まっつもみみちゃんも壮ちゃんも、ああも愚直なほど真っ直ぐに育ったんだな、と、そんな納得がすとんと落ちてくる。「和物の雪組」復活のきっかけは、案外みとさんの組長就任かもね、なんて思ってしまいました。
留伊(文四郎の実姉で武部の妻)の透水さらささん。
ちゃきちゃきしたしっかり者感がとても似合っていました。落ち着いてますよねー。背も高いし、大人っぽくて、壮ちゃんの姉にちゃんと見えたのはさすがでした。
ヒロインを演じた新人公演は観られなかったけど、これからも歌って踊れる佳い女枠での活躍の機会は多いだろうし、上級生になればなるほど楽しみなひとです。
藤十郎の朝風れいさん。いままでどちらかというと身分の高い役が多かったので、腰の低い朝風さんがちょっと新鮮でした(^ ^)。かっこいい~~~♪
小柳甚兵衛の央雅光希さん。役がつくたびに思いますが、ほんとうに巧いんですよね。早く上級生になってほしいわ(真顔)。
■里村側
里村左内のにわにわ(奏乃)。さりげない「悪意」の表現がとても怖くて、良かったです(^ ^)。ああいう貌を観てしまうと、ショーでキラキラ笑顔で踊っているのが信じられない気がしてなりません。
いやでも、そういえば「シャイニングリズム」の初演時、お芝居では異端審問官やってたんだなこの人は……。
三緒(にわにわの娘でキングの妾)の千風カレンさん。
父親譲り(?)の含み笑いが良い感じに怖くて、こちらもとても素敵でした。線の細いキングと並んだときの違和感は、演出的には予定通りなんだろうな、という気がします。歌があまり無かったのが残念。
おふね(藩主の側室)のヒメ(舞咲)。怖くて恐くて強くて、とても素晴らしかった。無表情におふくを打ち据える手首の細さや首筋に浮き上がる腱が印象的で、哀しい人だな、と感じました。
山根清次郎の彩凪翔くん。
文四郎の真っ直ぐな輝きに負けてしまった哀しいひと。単なる嫌な奴じゃなくて、そういう哀しさを見せたのは良かったなと思いました。発声がどうにかなればなあと思い続けて一年。。。がんばれー、という気持ちです。
犬飼兵馬の月城かなとくん。
これだけの大役がついたのは初めてでしょうか?美形だし殺陣もきれいで芝居上手で、感心しました。ご活躍を楽しみにしています。。。ベルばらの次あたり、ぜひ。
里村邸の侍女、白峰ゆりちゃん。仇っぽい娘役さんがいるなー、と思っていたら。。。ショーのクールリズムで、がおりちゃんと踊る彼女のあまりの美貌と色気に撃ち抜かれました。。。美人なことは知ってたし、ダンサーなことも知ってたけど、、、あの罪な空気は何事ですか!? なんで次がベルばらなんだ!!色気のつかいどころがないなんて、勿体無い!!
■おふくさまの周辺、その他
萩(おふくの腰元で、後に与乃助の妻になる娘)の星乃あんりちゃん。可愛くて元気で、与乃助を尻に敷いた感じがとても魅力的でした。いちおう二番手娘役という立場での出演だったと思うのですが、あゆちゃんとは違う魅力があって、良かったと思います。
ショーは「クールリズム」のセンターは、だいぶ色気が出てきて、初演時みたいな“視てはイケナイ”感はなくなってきたかな、と。歌はもうちょっと頑張ってほしいけど、バウヒロインを経て、ずいぶん成長したなあ、、と思いました。
磯貝(おふくの護り手)の久城あすくん。恰好良かった!!まだ若いけど、和物の似合う爽やかな美貌がとても良かったです。ショーのロケットボーイは可愛くて可愛くて(*^ ^*)。これからもがんばって!!
琴代(逸平の妻)のひーこ(笙乃茅桜)。チギちゃんとちゃんと絡む場面はあまり無かったのが残念ですが、花嫁道中は可愛かったなあ~。そして、ショーは相変わらずのガツガツぶりで、さすがの一言。スパニッシュのひーこが素敵すぎて息が止まりましたわよ……!
そんなところでしょうか。
ショーの感想もだいたい書いたつもりですが。。。中村一徳さんのショーってやっぱり良いなあ、と、観るたびに思うんですよね、毎回。ワンパターンといえばワンパターンだけど、「黄金のワンパターン」は、やっぱり「黄金」と言われるだけあるんですよね。
一つ一つの場面が良いのもさすがなんですが、場面のつなぎがさすがベテランの味、というかんじ。「クールリズム」も好きだしスパニッシュも好きだし、次から次とスターが出てくる中詰めも、まっつが抜けて翔くんが入った「光と影」も、王道のフィナーレも、みんなみんな大好き!です。一徳さん、ありがとう!
そういえば。「光と影」の場面、最初に踊りだす「影」は、橘幸さんと、もう一人はどなただったのでしょうか?橘さんって歌が得意なイメージがあったのですが、ダンスもキレイで感心しました(^ ^)。メイクや髪型はもう少しがんばってほしいけど、これからに期待しています!
【コメントで情報をいただきました。影のもうお一人は、永久輝せあさんだそうです!Aさま、ありがとうございました♪】
最後に、もう一度だけ。
壮ちゃん、あゆちゃん、お披露目おめでとうございます!
千秋楽まであと少し。たくさんの思い出ができますように。
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「若き日の唄は忘れじ」は、原作・藤沢周平の「蝉しぐれ」、脚本・大関弘政、演出・大野拓史。1994年の初演から20年弱が過ぎ、時代も環境も(演出も)変わっても、名作の薫り高さは変わらないのかな、と思いました。……いや、初演をリアルタイムでご覧になった方にはいろいろ仰りたいことがあるのかもしれませんが、私にとっては、素晴らしい名作以外のなにものでもなくて。
壮ちゃんの凛々しさ、チギちゃんの勢い、コマちゃんの温かさ。
少年時代の呑気な三人がそれぞれに真っ直ぐ自分の道を歩んでいくさまと、そうやって大人になっても、顔を合わせれば少年時代に戻ってしまう様子が、とても爽やかで、切ないほど美しかったです。
噂には聞いていましたが、想像以上の名作でした。演出の大野さんも良い仕事をしたと思うし、役者たちも実によくやっていたと思いますが、とにかく脚本が素晴らしかった!伏線のひきかた、拾い方、場面のつなぎもなめらかで違和感なくて。。。そしてなにより、言葉の美しさが!これぞ日本語の美しさ、和物の真骨頂だと思いました。こんなに美しい言葉の応酬を味わったのは久しぶり。会話の一つ一つにも無駄がなくて、とにかく素晴らしかった!
追っ手に追われて乗り込んだ舟の上、幼いころに流した笹舟を思いながら指きりの小指を見せるあゆちゃんと、それを視て苦しげに眼を逸らす壮ちゃんと。ラストシーンの緋毛氈の上、ちんまりとお雛様のように並んで言葉を交わす二人の間に流れる空気。言葉とは裏腹な気持ちを明解に突きつけてくれる壮ちゃんの芝居に、何度涙をぬぐっても止まりませんでした。
なんて真面目な感想はおいといて(←えっ?)、観ながらずっと叫びたかったこと。
壮一帆に今まで侍役をやらせなかったなんて、歌劇団はなんて勿体無いことをしてきたんだ!!
頬骨の高いすっきりした二枚目の細面に、青天がなんて美しく似合うことか!
剣道の初段を持っているという壮ちゃん。ご本人は「剣道は試合のための稽古だから、『見せる』ための殺陣は全然ダメ」と仰ってましたが、、、いやいや、上段に構えたときの腰の据わりようといい、安定感のある足さばきとい、流れるような剣の動きといい、、、本当に美しかったです。
殺陣は斬られ役が肝心とはよく言われることですが、今回は斬られ役より斬る側が魅せてくれた、珍しい例だと思いました(はぁと)
いやはや。日本物は集客が大変かもしれませんけど、それでもあえて、壮ちゃんには本公演で和物、それも武士ものをやってほしいです(*^ ^*)。江戸時代の旗本が理想だけど、、、もっと昔なら、たとえば伊達正宗とか真田幸村とか、、、、さらに遡って北条四郎義時とか、梶原景時とか、そういう感じの役!あああ、素敵だろうなあああ~。
なんというか、私って自分で自覚していた以上に壮ちゃんのファンであることに気がついてしまった名古屋でした(^ ^)。
メインのキャストは、82期の壮ちゃんと、87期のチギちゃん(小和田逸平)・コマちゃん(島崎与乃助)。
少年時代も大人になっても、どちらもあまり学年差を感じさせなかったのは、壮ちゃんが流石だったのか、下級生二人がしっかりしていたのか、……空気感を揃えられる、素敵なトリオでした。コマちゃんの組替えでこの3人の並びが二度と視られないのが、とても残念です。
相手役のあゆちゃん。最近では珍しい、新人公演を卒業してからの就任になりましたが、さすがの可愛らしさ(14歳!)と、藩主の側室「おふくさま」になってからの落ち着き、両方を備えているのはさすがだな、と思いました。
壮ちゃんが華奢な人だから、もう少し絞ってほしいなーとは思うのですが、壮ちゃんが組替え就任なだけに、組内から出てくれて良かったな、と思っています。がんばれ!
佐竹金十郎の大ちゃん(鳳翔)。いやー、青天の似合いようは壮ちゃんに負けず劣らずの素晴らしさでした!!声は「黎明」の頃から大好きだったので、こういう大人な役もいいなあと感心しました。
……ショーの挙動不審っぷりは面白かったですけどね!そんな大ちゃんが大好き!(真顔)
武部春樹のキング(蓮城)。良い人しか似合わないと思っていたキングが、意外にがんばっていたな、と思います。まだまだではありますが、ともみん、大ちゃんと長身スタイル抜群の上級生が組替えしてきて、今までのぬるま湯から少し脱皮しようとしているのかな、と思ったり。元々良い物を持っている人だと思うので、自分の魅力を見直すいい機会になっているなら嬉しいなあ。
加治織部正のがおり(香稜)。余命を数えられるような老人の役のはずなのに、ちょっと若々しすぎて違和感がありました。秘剣「村雨」を伝授する場面の落ち着きはとても良かったんですが、役は役なんだから、ちゃんとそこは演じてほしかったなあ。。。がおりちゃんならできたはずだと思うし。
ショーは大活躍でしたね!中でも、「クールリズム」は組んでいる白峰さん共々、素敵すぎて目眩がしそうでした。カッコいい~~~!!
■文四郎の家族:
助左衛門(文四郎の父)の夏美ようさん。
壮ちゃんが、「どうして言えなかったんだろう、あなたの子供に産まれて幸せだったと」と言いながらボロボロ泣いている場面。CSで稽古場風景を視た時からすごく印象的だったのですが、生舞台で実際に「父親」としてのはっちさんを観た後でその台詞を聴くと、本当にぐっと来てしまって……なんだかもう、こっちがボロ泣きでした(T T)。いい親子だなあ。
ショーでは、花組でも最近なかったくらい踊りまくってくれて、なんだかとっても素敵でした(*^ ^*)。
登世(文四郎の母)の梨花さん。
「仁」に続き、愛情をあまり表に出さない厳しい母親が本当に似合っていて、最近のみとさんは神がかっているような気がします。こういう母親に育てられたからこそ、まっつもみみちゃんも壮ちゃんも、ああも愚直なほど真っ直ぐに育ったんだな、と、そんな納得がすとんと落ちてくる。「和物の雪組」復活のきっかけは、案外みとさんの組長就任かもね、なんて思ってしまいました。
留伊(文四郎の実姉で武部の妻)の透水さらささん。
ちゃきちゃきしたしっかり者感がとても似合っていました。落ち着いてますよねー。背も高いし、大人っぽくて、壮ちゃんの姉にちゃんと見えたのはさすがでした。
ヒロインを演じた新人公演は観られなかったけど、これからも歌って踊れる佳い女枠での活躍の機会は多いだろうし、上級生になればなるほど楽しみなひとです。
藤十郎の朝風れいさん。いままでどちらかというと身分の高い役が多かったので、腰の低い朝風さんがちょっと新鮮でした(^ ^)。かっこいい~~~♪
小柳甚兵衛の央雅光希さん。役がつくたびに思いますが、ほんとうに巧いんですよね。早く上級生になってほしいわ(真顔)。
■里村側
里村左内のにわにわ(奏乃)。さりげない「悪意」の表現がとても怖くて、良かったです(^ ^)。ああいう貌を観てしまうと、ショーでキラキラ笑顔で踊っているのが信じられない気がしてなりません。
いやでも、そういえば「シャイニングリズム」の初演時、お芝居では異端審問官やってたんだなこの人は……。
三緒(にわにわの娘でキングの妾)の千風カレンさん。
父親譲り(?)の含み笑いが良い感じに怖くて、こちらもとても素敵でした。線の細いキングと並んだときの違和感は、演出的には予定通りなんだろうな、という気がします。歌があまり無かったのが残念。
おふね(藩主の側室)のヒメ(舞咲)。怖くて恐くて強くて、とても素晴らしかった。無表情におふくを打ち据える手首の細さや首筋に浮き上がる腱が印象的で、哀しい人だな、と感じました。
山根清次郎の彩凪翔くん。
文四郎の真っ直ぐな輝きに負けてしまった哀しいひと。単なる嫌な奴じゃなくて、そういう哀しさを見せたのは良かったなと思いました。発声がどうにかなればなあと思い続けて一年。。。がんばれー、という気持ちです。
犬飼兵馬の月城かなとくん。
これだけの大役がついたのは初めてでしょうか?美形だし殺陣もきれいで芝居上手で、感心しました。ご活躍を楽しみにしています。。。ベルばらの次あたり、ぜひ。
里村邸の侍女、白峰ゆりちゃん。仇っぽい娘役さんがいるなー、と思っていたら。。。ショーのクールリズムで、がおりちゃんと踊る彼女のあまりの美貌と色気に撃ち抜かれました。。。美人なことは知ってたし、ダンサーなことも知ってたけど、、、あの罪な空気は何事ですか!? なんで次がベルばらなんだ!!色気のつかいどころがないなんて、勿体無い!!
■おふくさまの周辺、その他
萩(おふくの腰元で、後に与乃助の妻になる娘)の星乃あんりちゃん。可愛くて元気で、与乃助を尻に敷いた感じがとても魅力的でした。いちおう二番手娘役という立場での出演だったと思うのですが、あゆちゃんとは違う魅力があって、良かったと思います。
ショーは「クールリズム」のセンターは、だいぶ色気が出てきて、初演時みたいな“視てはイケナイ”感はなくなってきたかな、と。歌はもうちょっと頑張ってほしいけど、バウヒロインを経て、ずいぶん成長したなあ、、と思いました。
磯貝(おふくの護り手)の久城あすくん。恰好良かった!!まだ若いけど、和物の似合う爽やかな美貌がとても良かったです。ショーのロケットボーイは可愛くて可愛くて(*^ ^*)。これからもがんばって!!
琴代(逸平の妻)のひーこ(笙乃茅桜)。チギちゃんとちゃんと絡む場面はあまり無かったのが残念ですが、花嫁道中は可愛かったなあ~。そして、ショーは相変わらずのガツガツぶりで、さすがの一言。スパニッシュのひーこが素敵すぎて息が止まりましたわよ……!
そんなところでしょうか。
ショーの感想もだいたい書いたつもりですが。。。中村一徳さんのショーってやっぱり良いなあ、と、観るたびに思うんですよね、毎回。ワンパターンといえばワンパターンだけど、「黄金のワンパターン」は、やっぱり「黄金」と言われるだけあるんですよね。
一つ一つの場面が良いのもさすがなんですが、場面のつなぎがさすがベテランの味、というかんじ。「クールリズム」も好きだしスパニッシュも好きだし、次から次とスターが出てくる中詰めも、まっつが抜けて翔くんが入った「光と影」も、王道のフィナーレも、みんなみんな大好き!です。一徳さん、ありがとう!
そういえば。「光と影」の場面、最初に踊りだす「影」は、橘幸さんと、もう一人はどなただったのでしょうか?橘さんって歌が得意なイメージがあったのですが、ダンスもキレイで感心しました(^ ^)。メイクや髪型はもう少しがんばってほしいけど、これからに期待しています!
【コメントで情報をいただきました。影のもうお一人は、永久輝せあさんだそうです!Aさま、ありがとうございました♪】
最後に、もう一度だけ。
壮ちゃん、あゆちゃん、お披露目おめでとうございます!
千秋楽まであと少し。たくさんの思い出ができますように。
.
中日劇場にて、雪組公演「若き日の唄は忘れじ/シャイニング・リズム」を観劇してまいりました。
まずは。
壮ちゃん、雪組トップスターお披露目公演、おめでとうございます!!
最近の充実ぶりをみていて、トップとしての組替えではあってもあまり心配はしていなかったのですが、
予想以上にしっくりと真ん中が似合う華やかさと、前向きでパワフルな舞台姿に、ただただ驚くばかりでした。
時が来た、っていうのは、こういうことなんだろうなあ、、、と。
壮ちゃんだけをずっと観てきた、とは言えないながらも、ここ数年、壮ちゃんからは眼を離さずにきたつもりの私からみても、やっぱり、この人の時は「いま」来ているのだな、というのがわかるような気がしました。
組替えしてトップになる、いわゆる「落下傘」という立場に引け目を感じることなく、組を引っ張って行きたい方向が明解で、実に迷いがない。その確信に満ちた後ろ姿に、組子はついていけるだろうなと思いました。壮ちゃんも、内心にはもしかしたら多少の迷いもあるのかもしれませんが、そういうものを感じさせない真っ直ぐさ、後ろを振り向かない潔さが、この作品で彼女が演じる牧文四郎という役柄にもぴったり合っていたような気がします。
真っ直ぐで真摯で、そして明るくパワフルなトップスターと、可愛くてキュートなトップ娘役、そして、そんなトップコンビをしっかり盛りあげてくれる組子たち、専科のみなさま。
まだ組の半分ですが、素晴らしいお披露目公演でした。
初演に思い入れのある方にはいろいろな想いもおありかと思いますが、芝居もショーも、とても良かった…と思います。贔屓目かもしれませんが(^ ^)、壮ちゃんが本当に素敵で、うっかり惚れそうでした(汗)。
チギちゃん、コマちゃんの同期並びがラストであることを惜しみつつも、壮ちゃん・チギちゃんの男役コンビもなかなかお似合いだったし、トップが変わった影響か下級生娘役が一気に魅力を増した感があって、とても楽しい公演でした。
これにまっつ以下のブラックジャック組が加わった本公演が、、、ベルばらであることがとても残念ですが(←だって役が少ないんだもん涙)、良い組になりそうでとても楽しみです。
公演もそろそろ中日。どうぞみなさま、怪我などなさらないよう気をつけつつ、名作と名古屋をたっぷりと満喫してください!
作品や出演者についての感想はまた後日(^ ^)(←いつ?)
.
まずは。
壮ちゃん、雪組トップスターお披露目公演、おめでとうございます!!
最近の充実ぶりをみていて、トップとしての組替えではあってもあまり心配はしていなかったのですが、
予想以上にしっくりと真ん中が似合う華やかさと、前向きでパワフルな舞台姿に、ただただ驚くばかりでした。
時が来た、っていうのは、こういうことなんだろうなあ、、、と。
壮ちゃんだけをずっと観てきた、とは言えないながらも、ここ数年、壮ちゃんからは眼を離さずにきたつもりの私からみても、やっぱり、この人の時は「いま」来ているのだな、というのがわかるような気がしました。
組替えしてトップになる、いわゆる「落下傘」という立場に引け目を感じることなく、組を引っ張って行きたい方向が明解で、実に迷いがない。その確信に満ちた後ろ姿に、組子はついていけるだろうなと思いました。壮ちゃんも、内心にはもしかしたら多少の迷いもあるのかもしれませんが、そういうものを感じさせない真っ直ぐさ、後ろを振り向かない潔さが、この作品で彼女が演じる牧文四郎という役柄にもぴったり合っていたような気がします。
真っ直ぐで真摯で、そして明るくパワフルなトップスターと、可愛くてキュートなトップ娘役、そして、そんなトップコンビをしっかり盛りあげてくれる組子たち、専科のみなさま。
まだ組の半分ですが、素晴らしいお披露目公演でした。
初演に思い入れのある方にはいろいろな想いもおありかと思いますが、芝居もショーも、とても良かった…と思います。贔屓目かもしれませんが(^ ^)、壮ちゃんが本当に素敵で、うっかり惚れそうでした(汗)。
チギちゃん、コマちゃんの同期並びがラストであることを惜しみつつも、壮ちゃん・チギちゃんの男役コンビもなかなかお似合いだったし、トップが変わった影響か下級生娘役が一気に魅力を増した感があって、とても楽しい公演でした。
これにまっつ以下のブラックジャック組が加わった本公演が、、、ベルばらであることがとても残念ですが(←だって役が少ないんだもん涙)、良い組になりそうでとても楽しみです。
公演もそろそろ中日。どうぞみなさま、怪我などなさらないよう気をつけつつ、名作と名古屋をたっぷりと満喫してください!
作品や出演者についての感想はまた後日(^ ^)(←いつ?)
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春の宙組公演が発表されたときの日記で、私はこう書きました。
http://80646.diarynote.jp/?day=20121030
> あれっっ!?ワイルドホーンの「モンテ・クリスト伯」じゃないの!?
フランク・ワイルドホーン作曲の「モンテ・クリスト伯」も、日本上演の噂がもう1年以上前からあったので、てっきりそっちだとばかり思っていたら、石田さんのオリジナルだったのですが。。。
東宝で12月に石丸幹二ダンテスで上演されることが発表されました!
http://www.tohostage.com/montecristo/index.html
こちらの演出は山田和也。「ジキルとハイド」で新境地を開いた石丸さんが、どんなダンテスを演じてくれるのか、とても楽しみです(*^ ^*)。
相乗効果で、宙組も新しいお客さまがたくさん来てくれるといいなあ。。。ってか、石田さん、責任重大!!
そういえば、寝不足すぎてオンタイムに反応できてませんでしたが、宙組公演新公配役が発表されましたね。
つい先日花組「オーシャンズ11」新公の全配役が出たばかりなので、早くてびっくりしました。そして、「主な配役」の人数が多くて嬉しいなあ(*^ ^*)。
せっかくなので、一覧表を。配役<新人公演>、[東宝]の順です♪
エドモン 凰稀<愛月>、[石丸幹二]
メルセデス 実咲<花乃>、[花總まり]
モレル社長 寿<星吹>、 [林アキラ]
ダングラール 悠未<美月>、[坂元健児]
ベルツッチオ 緒月<風馬>、
フェルナン 朝夏<蒼羽>、[岡本健一]
ヴィルフォール 蓮水<桜木>、[石川禅]
エデ姫 すみれ乃<伶美>、
とりあえず、美月くんのダングラールとずんちゃんのヴィルフォールが楽しみすぎる!!
物語の深みという意味でもこの二役は鍵になる役だし、東宝も、ここはサカケンに禅ちゃんと安全牌をもってきていて期待感をあおってくれますね(^ ^)。ワイルドホーンの曲がとても良いので、こちらもとても楽しみ(^ ^)。
話は全然違いますが。
あああ、「ピアフ」が終わっちゃったーーー!!
今度こそ観たかったのになあ(号泣)。
東宝さん、もう一回(と言わず、何度でも)再演してくださいぃぃぃぃ。
.
http://80646.diarynote.jp/?day=20121030
> あれっっ!?ワイルドホーンの「モンテ・クリスト伯」じゃないの!?
フランク・ワイルドホーン作曲の「モンテ・クリスト伯」も、日本上演の噂がもう1年以上前からあったので、てっきりそっちだとばかり思っていたら、石田さんのオリジナルだったのですが。。。
東宝で12月に石丸幹二ダンテスで上演されることが発表されました!
http://www.tohostage.com/montecristo/index.html
こちらの演出は山田和也。「ジキルとハイド」で新境地を開いた石丸さんが、どんなダンテスを演じてくれるのか、とても楽しみです(*^ ^*)。
相乗効果で、宙組も新しいお客さまがたくさん来てくれるといいなあ。。。ってか、石田さん、責任重大!!
そういえば、寝不足すぎてオンタイムに反応できてませんでしたが、宙組公演新公配役が発表されましたね。
つい先日花組「オーシャンズ11」新公の全配役が出たばかりなので、早くてびっくりしました。そして、「主な配役」の人数が多くて嬉しいなあ(*^ ^*)。
せっかくなので、一覧表を。配役<新人公演>、[東宝]の順です♪
エドモン 凰稀<愛月>、[石丸幹二]
メルセデス 実咲<花乃>、[花總まり]
モレル社長 寿<星吹>、 [林アキラ]
ダングラール 悠未<美月>、[坂元健児]
ベルツッチオ 緒月<風馬>、
フェルナン 朝夏<蒼羽>、[岡本健一]
ヴィルフォール 蓮水<桜木>、[石川禅]
エデ姫 すみれ乃<伶美>、
とりあえず、美月くんのダングラールとずんちゃんのヴィルフォールが楽しみすぎる!!
物語の深みという意味でもこの二役は鍵になる役だし、東宝も、ここはサカケンに禅ちゃんと安全牌をもってきていて期待感をあおってくれますね(^ ^)。ワイルドホーンの曲がとても良いので、こちらもとても楽しみ(^ ^)。
話は全然違いますが。
あああ、「ピアフ」が終わっちゃったーーー!!
今度こそ観たかったのになあ(号泣)。
東宝さん、もう一回(と言わず、何度でも)再演してくださいぃぃぃぃ。
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もう一つのアマデウス・モーツァルト
2013年2月12日 ミュージカル・舞台シアターオーヴにて、ロックオペラ「モーツァルト」を観劇いたしました。
ちょっと今は詳しいことを書く体力がないのですが、公演期間の短い公演なので、とりあえず一言だけ。
面白かったです!!
私が観たのは、中川晃教ヴォルフ&山本耕史サリエリバージョン。中川くんは、ウィーンミュージカル「MOZART!」のヴォルフガングを彷彿とさせる出来映えで、こちらも非常に良かったのですが、とにかくサリエリが本当に素晴らしかった!!
いやー、逆バージョンも観てみたいけど……公演期間が短すぎて!諦めました。。。まあでも、耕史さんのヴォルフガングはなんとなく想像できるけど、中川くんのサリエリが本当に想像できません(^ ^;ゞ。どうなるんだろう一体。
女性陣も素晴らしかったです。いや、メンバーみんな良かった!
そして、どう考えても「ミュージカル」としか思えないこの作品が、ぴあの分類上は「演劇」に入っている不思議。ロックオペラ≒ミュージカル、なんでしょうか。謎。
詳しくはまた後日。
とりあえず、公演は2月17日(日)までです(^ ^)。
16日(土)の二回のみ山本サリエリバージョン、あとは全て中川サリエリ(山本ヴォルフ)バージョンという難しい日程……うー。
こういう良作がなかなか満席にならない今の日本(東京)。
作品は良かったので、とりあえず宣伝させていただきました(^ ^)。
詳しくはまた後日!
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ちょっと今は詳しいことを書く体力がないのですが、公演期間の短い公演なので、とりあえず一言だけ。
面白かったです!!
私が観たのは、中川晃教ヴォルフ&山本耕史サリエリバージョン。中川くんは、ウィーンミュージカル「MOZART!」のヴォルフガングを彷彿とさせる出来映えで、こちらも非常に良かったのですが、とにかくサリエリが本当に素晴らしかった!!
いやー、逆バージョンも観てみたいけど……公演期間が短すぎて!諦めました。。。まあでも、耕史さんのヴォルフガングはなんとなく想像できるけど、中川くんのサリエリが本当に想像できません(^ ^;ゞ。どうなるんだろう一体。
女性陣も素晴らしかったです。いや、メンバーみんな良かった!
そして、どう考えても「ミュージカル」としか思えないこの作品が、ぴあの分類上は「演劇」に入っている不思議。ロックオペラ≒ミュージカル、なんでしょうか。謎。
詳しくはまた後日。
とりあえず、公演は2月17日(日)までです(^ ^)。
16日(土)の二回のみ山本サリエリバージョン、あとは全て中川サリエリ(山本ヴォルフ)バージョンという難しい日程……うー。
こういう良作がなかなか満席にならない今の日本(東京)。
作品は良かったので、とりあえず宣伝させていただきました(^ ^)。
詳しくはまた後日!
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エトワールのめぐり会い
2013年2月10日 宝塚(星) コメント (4)星組東宝劇場公演「宝塚ジャポニズム~序破急~/めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~/Étoile de TAKARAZUKA」、千秋楽おめでとうございます!
今回の卒業生は、91期の千寿はるさん。ここ数作、他の組でも91期の卒業が目だってきていて寂しい限りですが、新人公演も卒業して、いろいろ考える時期なんでしょうか……いや確かに、新公も卒業していないのに宝塚を卒業するなんて言語道断なんだから、それよりはずっと良いんですけどね。でも、そのたびに寂しい気持ちです。91期には好きな人がたくさんいるので、みんながんばってね、と言いたくてなりません。
……ご自身の人生なんですから、無理は言えませんが、それでも、ね。
かずなさん、いままでそんなに良く知らなかったけど、CSのサヨナラインタビューで、「太王四神記II」新人公演と「ランスロット」について『如月さんと天寿と3人で』ってすっごく懐かしそうに語っていたのが印象的でした。「ランスロット」良かったですよね。アーサー王に向ける優しい愛が、とても温かかった。あと、「ロミオとジュリエット」の娘役もすごくよく覚えてます。私、あの公演で千寿さんを覚えたので、娘役なんだと思ってました(^ ^)。綺麗で迫力あってスタイルよくて、タイプの娘役さんだなーと思ったら普段は男役だったという(汗)。
ショーの千寿さんは、フィナーレの男役群舞とパレードだけ、胸に花をつけて颯爽と踊っていらっしゃいました。パレードの最後に幕が降りるまでちゃんと舞台上にいらっしゃいましたが、、、星組ではそれが普通なんでしょうか?今まで私が観た千秋楽では、サヨナラショーが開催されるケース以外で、パレードの最後まで卒業生が並んでいた記憶がないのですが。。。。大概は銀橋に出る並びの途中で袖に消えていたような。あるいは、階段を下りて挨拶してそのまま袖に引っ込んで出てこない、とかもあったような。。。組によって違うのでしょうか。
花は、真っ白な胡蝶蘭の大きな束。半分は礼音くんから、半分はみっきぃさんから。
終始笑顔で、「入る前より宝塚が好きになった」「一生仲間でいたいと思えるひとたちに出会えた」「これからの新しい人生も、宝塚歌劇団の卒業生として、清く正しく美しく歩んで参ります!」と、真摯な気持ちのこもったご挨拶がとても印象的でした。可愛かったー!
千秋楽なので、コメディ場面はいくつかアドリブがありましたが、全体にはよくまとまった公演だったと思います。
一番ヤバかったのは、ショーの「射手座」。千寿さんが礼音くんと絡んでハイタッチする場面、客席もかなり泣いていましたが、とにかく舞台上が凄かった!星組みんな泣きすぎ……特に91期は号泣しすぎですよ、こら。(←ココだけではありませんが) みっきぃさんなんて、千寿さんが動きだした時にはもう泣いてたし。まだ袖から出てきたばっかりなのに!まさこさんが苦笑してましたよね。
そうそう。このハイタッチを、一瞬ですけど最後の挨拶の後に二人で再現してくれました(^ ^)。大羽を背負った白い衣装のトップスターと、緑の袴に胡蝶蘭を抱えた卒業生が、ジャンプしてハイタッチ!という図はなかなか観られるものではないですよね(^ ^)貴重なもの観たな~♪
それでは、今更なんですが、作品について簡単に。
■宝塚ジャポニズム
「序」の桜の散らし方は、最後までいろいろありましたが、、、まあ、致命的なことはやらかさなかったのでよしとしましょう!(←偉そう)みっきぃさんの若衆姿には惚れなおしました。。。。そういえば、私は祐飛さんの若衆(花の宝塚風土記)も死ぬほど好きだったな。何度でも同じ穴に堕ちる、と。そこに穴があるから。……そこに若衆がいるから、仕方がない、と(違)
場面後半、舞台面が明るくなってからも、セットの桜の裏からちらほらと花弁が落ちてくるのがとても綺麗。その花弁に合わせて、白い光がちらちらと落ちていくのも、とても幻想的でキレイでしたー!!楽まで気がつかなくて、花弁だけだと思ってましたすみません。
「破」のみっきぃさんは、前半はちゃんと怒りに満ちた芝居をしているんですが、礼音くんの弥勒菩薩が登場した後は、すごく「空」な貌をしているなあ、と観ながら思います。全てを受け容れて、ただ祈り、赦して浄化する、、、そんな貌。場面の意味的なものは、海外公演の試演作としてどうかなあと今でも思いますけれど、あのみっきぃさんに逢わせてくれたことには感謝しているかもしれません。。。
「急」の後半、全員が五三の桐紋がでかでかと入った着物を着ていることに初見ではすごく突っ込んでいたのですが、なんかもう見慣れちゃってあまり思わなくなったなあ。。。。でもまあ、他の作品では使えない衣装だと思うので、ちょっと勿体無い気もしています。せっかく色合いが綺麗なのにね。「美しき生涯」を再演するとなったら使えるかな?(←しませんよ)
■めぐり会いはふたたび
何度観てもほっこり幸せ気分で終われる作品って、偉大だな、と。
ユリウスさんは、東宝の前半からはまた変わってきた感じでした。少し落ち着きがでて、やり過ぎ感がなくなってきたし、最後の手紙を読み上げる場面も、天寿光希さんが夢乃さんや美弥さんや涼さんのモノマネをしているのではなくて、「ユリウスがリュシドールやアジスやマリオを演じている」のが更に明解になってきたのが良かったな、と思いました。
それでは、突っ込みどころをいくつか。
・かぼちゃ
きっとコンテスト出品用に村の威信をかけて大事に大事に育ててきたかぼちゃ……だったりするのでしょうね(^ ^)。農作業をほっぽらって村人総出で探した末に、かぼちゃが戻ってきたらあっさり許してくれるあたり、そういうふうにでも考えないと納得できない(^ ^)。
クラウスたちが盗んだのがアレじゃなくてもっと普通の小さなかぼちゃだったら、あんなに騒がれずにすんだのかもしれませんね。
・シルヴィアのドレス
いろいろ物議をかもしたらしいシルヴィアのドレス。ピンクの飾りがとても可愛くて素敵なドレスだと思うけど、膨らんでもないし長くもないような気がするのは気のせいでしょうか…?
・執事たちと女中たち
今日初めて気がついたのですが、最初の余興のお稽古を観ているとき、オルゴン家の執事さんたちと女中さんたちがとってもラブラブで可愛かったです(はぁと)。千寿さんと妃白ゆあちゃんがずっと舞台奥に並んでラブラブ芝居しているなーと思ったら、その隣も、その隣も、みんなバカップルな感じで。
なんだか愛に溢れたお屋敷で、、、ユリウスさんも誰かに声をかけたりしているんでしょうか、と思いつつ。
・クラウス
ねねちゃんシルヴィアと銀橋のドラントがデュエットする場面。歌を聴きながら(←いや、聴いてるわけではないんですが)、舞台下手側で膝を抱えてちんまりと座っているクラウスががとても可愛らしいです。
しかし、「こんな大事になるなんて!」って、、、結婚詐欺なんて女の子にとっては大事件に決まってるじゃないか!?
・ルーチェ・ド・オルゴン
「もうすぐ15歳」のオルゴン家の末息子。ラスト、ユリウスにガールフレンドとの喧嘩の仲裁をされて、少ししょぼくれながら「姉上をよろしく、義兄上(あにうえ)」とドラントに呼びかける背中がとても可愛くて、本当にこの研4はすごいなーと心の底から感心しました。いやもう、本当に。
単なる子役ではなく、メインキャストの一人として、物語を支える良い仕事してました。末恐るべし(いや、末も減ったくれもなく、今すでに恐るべき子供ですが)。
ところで。ルーチェのあの子供っぽい台詞回しは、あれは役づくりなのでしょうか?違う役ならまた違う喋り方をしてくれるのかな。少なくとも、歌を聞く限りあの声がベースではないので、、、いやもう、新人公演ロミオが楽しみでなりません(←信じて疑わない)
■エトワール・ド・タカラヅカ
初日を観た後に少し書いているので、そこには書いていない突っ込みポイントを。
・アリエスは「牡羊座」……っていうくらいだから♂のはずなんだけど、、、何がどうなって「仔羊ちゃん」「狼さん」になったんでしょうか……(謎)
.ピスケスの照明がうまく「深海」をイメージして創られていて、とても素敵。マリンスノーっぽい光珠がとてもきれい。あの闇の中を滑るように踊る紅いドレスが不思議なイマジネーションだな、と。
テーマが人魚なので、マーメイドドレスでも良かったんじゃないかと思うのですが、さすがに踊りにくいから却下されたのでしょうか。あの衣装の不思議な光り方は結構好きなんですが。
「めぐり会いは再び」はこれで本当に最後ですが、1部と3部はまだ中日&台湾があるんですよね。
さすがに台湾には行けませんが、中日には行く予定なので、またメンバーと真ん中のお芝居が変わってどんな感じになるのか、とても楽しみにしています!
中日の初日まであとわずか1ヶ月弱。大変だと思いますが、皆さんがんばってくださいね(^ ^)。
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今回の卒業生は、91期の千寿はるさん。ここ数作、他の組でも91期の卒業が目だってきていて寂しい限りですが、新人公演も卒業して、いろいろ考える時期なんでしょうか……いや確かに、新公も卒業していないのに宝塚を卒業するなんて言語道断なんだから、それよりはずっと良いんですけどね。でも、そのたびに寂しい気持ちです。91期には好きな人がたくさんいるので、みんながんばってね、と言いたくてなりません。
……ご自身の人生なんですから、無理は言えませんが、それでも、ね。
かずなさん、いままでそんなに良く知らなかったけど、CSのサヨナラインタビューで、「太王四神記II」新人公演と「ランスロット」について『如月さんと天寿と3人で』ってすっごく懐かしそうに語っていたのが印象的でした。「ランスロット」良かったですよね。アーサー王に向ける優しい愛が、とても温かかった。あと、「ロミオとジュリエット」の娘役もすごくよく覚えてます。私、あの公演で千寿さんを覚えたので、娘役なんだと思ってました(^ ^)。綺麗で迫力あってスタイルよくて、タイプの娘役さんだなーと思ったら普段は男役だったという(汗)。
ショーの千寿さんは、フィナーレの男役群舞とパレードだけ、胸に花をつけて颯爽と踊っていらっしゃいました。パレードの最後に幕が降りるまでちゃんと舞台上にいらっしゃいましたが、、、星組ではそれが普通なんでしょうか?今まで私が観た千秋楽では、サヨナラショーが開催されるケース以外で、パレードの最後まで卒業生が並んでいた記憶がないのですが。。。。大概は銀橋に出る並びの途中で袖に消えていたような。あるいは、階段を下りて挨拶してそのまま袖に引っ込んで出てこない、とかもあったような。。。組によって違うのでしょうか。
花は、真っ白な胡蝶蘭の大きな束。半分は礼音くんから、半分はみっきぃさんから。
終始笑顔で、「入る前より宝塚が好きになった」「一生仲間でいたいと思えるひとたちに出会えた」「これからの新しい人生も、宝塚歌劇団の卒業生として、清く正しく美しく歩んで参ります!」と、真摯な気持ちのこもったご挨拶がとても印象的でした。可愛かったー!
千秋楽なので、コメディ場面はいくつかアドリブがありましたが、全体にはよくまとまった公演だったと思います。
一番ヤバかったのは、ショーの「射手座」。千寿さんが礼音くんと絡んでハイタッチする場面、客席もかなり泣いていましたが、とにかく舞台上が凄かった!星組みんな泣きすぎ……特に91期は号泣しすぎですよ、こら。(←ココだけではありませんが) みっきぃさんなんて、千寿さんが動きだした時にはもう泣いてたし。まだ袖から出てきたばっかりなのに!まさこさんが苦笑してましたよね。
そうそう。このハイタッチを、一瞬ですけど最後の挨拶の後に二人で再現してくれました(^ ^)。大羽を背負った白い衣装のトップスターと、緑の袴に胡蝶蘭を抱えた卒業生が、ジャンプしてハイタッチ!という図はなかなか観られるものではないですよね(^ ^)貴重なもの観たな~♪
それでは、今更なんですが、作品について簡単に。
■宝塚ジャポニズム
「序」の桜の散らし方は、最後までいろいろありましたが、、、まあ、致命的なことはやらかさなかったのでよしとしましょう!(←偉そう)みっきぃさんの若衆姿には惚れなおしました。。。。そういえば、私は祐飛さんの若衆(花の宝塚風土記)も死ぬほど好きだったな。何度でも同じ穴に堕ちる、と。そこに穴があるから。……そこに若衆がいるから、仕方がない、と(違)
場面後半、舞台面が明るくなってからも、セットの桜の裏からちらほらと花弁が落ちてくるのがとても綺麗。その花弁に合わせて、白い光がちらちらと落ちていくのも、とても幻想的でキレイでしたー!!楽まで気がつかなくて、花弁だけだと思ってましたすみません。
「破」のみっきぃさんは、前半はちゃんと怒りに満ちた芝居をしているんですが、礼音くんの弥勒菩薩が登場した後は、すごく「空」な貌をしているなあ、と観ながら思います。全てを受け容れて、ただ祈り、赦して浄化する、、、そんな貌。場面の意味的なものは、海外公演の試演作としてどうかなあと今でも思いますけれど、あのみっきぃさんに逢わせてくれたことには感謝しているかもしれません。。。
「急」の後半、全員が五三の桐紋がでかでかと入った着物を着ていることに初見ではすごく突っ込んでいたのですが、なんかもう見慣れちゃってあまり思わなくなったなあ。。。。でもまあ、他の作品では使えない衣装だと思うので、ちょっと勿体無い気もしています。せっかく色合いが綺麗なのにね。「美しき生涯」を再演するとなったら使えるかな?(←しませんよ)
■めぐり会いはふたたび
何度観てもほっこり幸せ気分で終われる作品って、偉大だな、と。
ユリウスさんは、東宝の前半からはまた変わってきた感じでした。少し落ち着きがでて、やり過ぎ感がなくなってきたし、最後の手紙を読み上げる場面も、天寿光希さんが夢乃さんや美弥さんや涼さんのモノマネをしているのではなくて、「ユリウスがリュシドールやアジスやマリオを演じている」のが更に明解になってきたのが良かったな、と思いました。
それでは、突っ込みどころをいくつか。
・かぼちゃ
きっとコンテスト出品用に村の威信をかけて大事に大事に育ててきたかぼちゃ……だったりするのでしょうね(^ ^)。農作業をほっぽらって村人総出で探した末に、かぼちゃが戻ってきたらあっさり許してくれるあたり、そういうふうにでも考えないと納得できない(^ ^)。
クラウスたちが盗んだのがアレじゃなくてもっと普通の小さなかぼちゃだったら、あんなに騒がれずにすんだのかもしれませんね。
・シルヴィアのドレス
いろいろ物議をかもしたらしいシルヴィアのドレス。ピンクの飾りがとても可愛くて素敵なドレスだと思うけど、膨らんでもないし長くもないような気がするのは気のせいでしょうか…?
・執事たちと女中たち
今日初めて気がついたのですが、最初の余興のお稽古を観ているとき、オルゴン家の執事さんたちと女中さんたちがとってもラブラブで可愛かったです(はぁと)。千寿さんと妃白ゆあちゃんがずっと舞台奥に並んでラブラブ芝居しているなーと思ったら、その隣も、その隣も、みんなバカップルな感じで。
なんだか愛に溢れたお屋敷で、、、ユリウスさんも誰かに声をかけたりしているんでしょうか、と思いつつ。
・クラウス
ねねちゃんシルヴィアと銀橋のドラントがデュエットする場面。歌を聴きながら(←いや、聴いてるわけではないんですが)、舞台下手側で膝を抱えてちんまりと座っているクラウスががとても可愛らしいです。
しかし、「こんな大事になるなんて!」って、、、結婚詐欺なんて女の子にとっては大事件に決まってるじゃないか!?
・ルーチェ・ド・オルゴン
「もうすぐ15歳」のオルゴン家の末息子。ラスト、ユリウスにガールフレンドとの喧嘩の仲裁をされて、少ししょぼくれながら「姉上をよろしく、義兄上(あにうえ)」とドラントに呼びかける背中がとても可愛くて、本当にこの研4はすごいなーと心の底から感心しました。いやもう、本当に。
単なる子役ではなく、メインキャストの一人として、物語を支える良い仕事してました。末恐るべし(いや、末も減ったくれもなく、今すでに恐るべき子供ですが)。
ところで。ルーチェのあの子供っぽい台詞回しは、あれは役づくりなのでしょうか?違う役ならまた違う喋り方をしてくれるのかな。少なくとも、歌を聞く限りあの声がベースではないので、、、いやもう、新人公演ロミオが楽しみでなりません(←信じて疑わない)
■エトワール・ド・タカラヅカ
初日を観た後に少し書いているので、そこには書いていない突っ込みポイントを。
・アリエスは「牡羊座」……っていうくらいだから♂のはずなんだけど、、、何がどうなって「仔羊ちゃん」「狼さん」になったんでしょうか……(謎)
.ピスケスの照明がうまく「深海」をイメージして創られていて、とても素敵。マリンスノーっぽい光珠がとてもきれい。あの闇の中を滑るように踊る紅いドレスが不思議なイマジネーションだな、と。
テーマが人魚なので、マーメイドドレスでも良かったんじゃないかと思うのですが、さすがに踊りにくいから却下されたのでしょうか。あの衣装の不思議な光り方は結構好きなんですが。
「めぐり会いは再び」はこれで本当に最後ですが、1部と3部はまだ中日&台湾があるんですよね。
さすがに台湾には行けませんが、中日には行く予定なので、またメンバーと真ん中のお芝居が変わってどんな感じになるのか、とても楽しみにしています!
中日の初日まであとわずか1ヶ月弱。大変だと思いますが、皆さんがんばってくださいね(^ ^)。
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