「銀河英雄伝説」先行画像
2012年6月12日 宝塚(宙) コメント (2)
次回宙組公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」の画像(先行)が公式に出ました!
最初に思ったこと。
なんで帝国軍の軍服なのに、黒銀じゃないの!?
次に思ったこと。
色は……だけど、でも、軍服が豪華で恰好良さげなのにホッとしました。外部舞台の衣装はショボくて悲しかったけど(←せっかくイケメン俳優を揃えたのに勿体ない)、、、これなら期待できそうですね♪ さすが宝塚!
いやー、それにしてもテルくん!本当に美形だなあ。
原作ファン的には、髪の色がちょっとプラチナっぽく見えるのが気になるけど(ラインハルトはあくまでも『金髪の孺子』なので)、「容姿はきわめて端麗」といわれるだけの説得力があるのは凄いですよね。
さすがテルくん(*^ ^*)、期待を裏切らないわ。
みりおん(実咲)も、ショートカットにキリっとしたメークがよく似合って、ヒルダの雰囲気が出ている気がします。うん、美男美女でお似合いお似合い(^ ^)。
物語的にどこまで描かれるのかわからないお二人ですが、そこは小池さんの手腕に期待しつつ。
他のメンバーも揃った、本ポスターが早くみたいです。
……ラインハルト以外は、ちゃんと黒銀の軍服を着ていますように(祈)。
ふと思ったこと。
私、先行画像のこと日記に書くの初めてなんじゃないか?
祐飛さんの卒業まで残り20日を切ったというのに、いったい誰のファンなんだお前。(←田中芳樹氏のファンだと思います。たぶん)
【7月1日まで、あと19日】
最初に思ったこと。
なんで帝国軍の軍服なのに、黒銀じゃないの!?
次に思ったこと。
色は……だけど、でも、軍服が豪華で恰好良さげなのにホッとしました。外部舞台の衣装はショボくて悲しかったけど(←せっかくイケメン俳優を揃えたのに勿体ない)、、、これなら期待できそうですね♪ さすが宝塚!
いやー、それにしてもテルくん!本当に美形だなあ。
原作ファン的には、髪の色がちょっとプラチナっぽく見えるのが気になるけど(ラインハルトはあくまでも『金髪の孺子』なので)、「容姿はきわめて端麗」といわれるだけの説得力があるのは凄いですよね。
さすがテルくん(*^ ^*)、期待を裏切らないわ。
みりおん(実咲)も、ショートカットにキリっとしたメークがよく似合って、ヒルダの雰囲気が出ている気がします。うん、美男美女でお似合いお似合い(^ ^)。
物語的にどこまで描かれるのかわからないお二人ですが、そこは小池さんの手腕に期待しつつ。
他のメンバーも揃った、本ポスターが早くみたいです。
……ラインハルト以外は、ちゃんと黒銀の軍服を着ていますように(祈)。
ふと思ったこと。
私、先行画像のこと日記に書くの初めてなんじゃないか?
祐飛さんの卒業まで残り20日を切ったというのに、いったい誰のファンなんだお前。(←田中芳樹氏のファンだと思います。たぶん)
【7月1日まで、あと19日】
6月11日のニュース
2012年6月11日 宝塚全体・OG コメント (6)大空祐飛さんの卒業まであと20日となった、今日。
次の花組大劇場公演での卒業生と、そして、雪組トップ娘役・舞羽美海の退団発表がありました。
まずは花組の卒業生から。
82期の愛音羽麗。
91期の輝良まさと。
92期の銀華水。
95期の愛羽ふぶきと雪華さくら。
………(T T)
まずは、みわっち。
もうこれは、「覚悟をしていた」というほかはありません。
景子さんはそんなに素直なタイプではないから、鈴木さんのように、「この星で生きてきた 後悔は何もない」なんて歌詞で歌わせたりしなかったけど、「いまのみわっち」の一番美しいところを存分に見せつけるあの作劇は、なによりの餞なんだろうな、と……個人的には感じていました。
無論、覚悟をしていたからなんともない、平気、というものではありません。
みわっちは大好きなスターの一人だけど、個人的に応援してきたわけではない私でさえ、ひどく寂しいし、切ないし、辛いし、悲しいです。
でも、それ以上に今は、「今までいてくれてありがとう」という気持ちが強い。今までみわっちが宝塚に、花組にいてくれたからこそ「近松」を観れたんだから。嘉平次に逢えたことも、景子さんの成長も、なにもかもがただひたすらに「幸せ」だったあの時間を、体験することができて、良かったと思います。
ありがとう。本当に、ありがとう。
最後の役は、ジャン・メルモーズ。
サンテックスの「夜間飛行」に出てくる飛行士たちのモデルとなったともいわれる、南大西洋横断の英雄。
谷さんがどう料理なさるかわかりませんが、最後の役が、やりがいのある良い役でありますように。
ハマくん。
長身スタイルよし、ハンサムで踊れるカッコいいダンサー。最初に注目したのは「銀ちゃんの恋」のダンサー(小夏のバックで煌雅あさひくんと一緒に踊ってた場面)かな。もちろん、その前から知ってはいましたが。
学年が上がって、オジサマ役者として良い味を出してくれそうだったのに、このタイミングでの卒業は残念ですが、最後のショーが藤井さんなのはとても嬉しい。最後まで舞台を楽しんで、思いっきり踊ってほしいなと思います。
そして、まさかの銀華(T T)。
真瀬・天真・銀華、そして93期の鳳龍。私の中で、勝手に『花組下級生小芝居カルテット』と呼ばせていただいていた4人のうち、鳳龍が抜け、真瀬が抜け、、、そして銀華も次で卒業して、残るは天真だけになってしまいます。
もちろん、小芝居してくれる下級生はどんどん出てきているので良いんですけどね。
サブリナのパパに始まる銀華の華麗なるおじさま遍歴も、ついに終止符が打たれるのか……と思うと、ひどく寂しいです。
あんなに素敵なのに、まだ新公学年なんだよね(T T)。まだまだ素敵な銀華に逢えると思っていたのに、これが最後だなんて。あの銀華が、小芝居の余地もなさげな谷作品で卒業してしまうなんて!!
………ああいう人には、男役10年を極めるまで頑張ってほしかったです。早すぎる。残念すぎる。
愛羽さん、雪華さんは、まだはっきりと把握できていないのですが、、、たしか愛羽さんは何かでソロを歌っていて、それがとても良かったような気がします。
まだ研4、まだまだこれから、としか思えないのになあ。
ところで、研4って大階段降りられるんでしたっけ?92期の安里舞生くんが大階段を降りずに辞めたのが「カサブランカ」で……あの時研いくつだった?89期が研7だったんだから、研4?(T T)
CSニュースのサヨナラインタビューもあったかどうか、という感じだったな、確か。寂しい……。
そんなニュースにしみじみと切なくなっていたら、、、もう一つの衝撃のメールが届きました。
年末の雪組公演で、雪組トップ娘役舞羽美海が、音月桂と同時退団、と(T T)。
結局のところ、今年卒業する3組のトップコンビは、3組とも同時就任&同時退団ということになりましたね。
もちろん、それぞれの考え方だと思うのですが、、、私は、同時退団はあまり好きじゃない……んです(T T)
まりもちゃんは元々が大人っぽいタイプだし、就任したのも研7だったから落ち着いていたけど、やっぱり研5で就任して研8で卒業するすみ花ちゃんや、研5で就任して研6で卒業するみみちゃんは、、、、ないわー、という気がしてなりません。
それでもすみ花ちゃんは3年やったけど、、、みみちゃんは、正式にトップ娘役に就任して、わずか3作、1年とちょっとですよ(T T)。絶対次期と組んでくれると思っていたのに……!!
なんだか、最近の流れを見ていると、もう娘役の成長とか、そういうのはどうでもよくなってしまったのかな、と思ってしまいます。
男役十年ではありませんが、娘役だって「娘役」として男役を支えられるようになるにはある程度の経験と年数が必要だと思うんですよね。もちろん、男役と違って十年はかからないし、必要な年数は人によって違うんでしょうけれども、とにかく、研1にはできないことがあると思うのです。でも、そういうのはもう求められていないのかな?みたいな。
でも、それってすごく勿体無いと思うんですよね。
ちゃぴ(愛希)も、みりおん(実咲)も、それぞれにダンスと歌という「圧倒的な売り」のある美少女で、トップ娘役就任には全く異論はないのですが……それでも、わずか研4で就任させるからには、少なくとも3年は居てほしいな、と本気で思います。
普通の会社の新入社員だって、1年経ってやっと半人前、丸2年かけてやっと一人前。だからこそ、転職するにしても3年はがんばってみろと言われるわけで。
ある程度できあがってから就任したならともかく、若く未熟なうちに就任するなら、せめて成長の過程を楽しませてほしい。トップ娘役として3年を務めて、研8で卒業するすみ花ちゃんでさえ、テルくんと1,2作組んでもバチはあたらないのに!!と思ってしまうのに、みみちゃんなんて、研6で卒業ですよ(T T)。
勿体無いにもほどがあるわ……。
可愛いみみちゃん。
「忘れ雪」くらいまでは、可愛いけど芝居がドライすぎてあまりピンとこないなーという印象を持っていたのですが、「オネーギン」で化けましたよね。
ジュリエットはもう、最初からみみちゃんで行けば良かったのに、と思ったくらい本当に可愛かったし、「黒い瞳」のマーシャも可愛くて可愛くて!
“本当に本当に、トップ娘役就任おめでとう!”と心の底から思ったあの日から、わずか1年、ですね(T T)。
本当の卒業の日まではまだ半年以上あるとはいえ、最後の大劇場は一本ものだから、作品で言えば「フットルース」と「仁」の二つだけ。それぞれ原作やオリジナルがあるからどんな役なのかはだいたいわかるけど、みみちゃんがどんな風に演じるのか、それがとても楽しみです。
可愛いみみちゃん。
元気なみみちゃん。
頑固なみみちゃん。
みみちゃんの可愛らしい魅力が大爆発する作品に、また巡り合えますように。
【7月1日まで、あと20日】
次の花組大劇場公演での卒業生と、そして、雪組トップ娘役・舞羽美海の退団発表がありました。
まずは花組の卒業生から。
82期の愛音羽麗。
91期の輝良まさと。
92期の銀華水。
95期の愛羽ふぶきと雪華さくら。
………(T T)
まずは、みわっち。
もうこれは、「覚悟をしていた」というほかはありません。
景子さんはそんなに素直なタイプではないから、鈴木さんのように、「この星で生きてきた 後悔は何もない」なんて歌詞で歌わせたりしなかったけど、「いまのみわっち」の一番美しいところを存分に見せつけるあの作劇は、なによりの餞なんだろうな、と……個人的には感じていました。
無論、覚悟をしていたからなんともない、平気、というものではありません。
みわっちは大好きなスターの一人だけど、個人的に応援してきたわけではない私でさえ、ひどく寂しいし、切ないし、辛いし、悲しいです。
でも、それ以上に今は、「今までいてくれてありがとう」という気持ちが強い。今までみわっちが宝塚に、花組にいてくれたからこそ「近松」を観れたんだから。嘉平次に逢えたことも、景子さんの成長も、なにもかもがただひたすらに「幸せ」だったあの時間を、体験することができて、良かったと思います。
ありがとう。本当に、ありがとう。
最後の役は、ジャン・メルモーズ。
サンテックスの「夜間飛行」に出てくる飛行士たちのモデルとなったともいわれる、南大西洋横断の英雄。
谷さんがどう料理なさるかわかりませんが、最後の役が、やりがいのある良い役でありますように。
ハマくん。
長身スタイルよし、ハンサムで踊れるカッコいいダンサー。最初に注目したのは「銀ちゃんの恋」のダンサー(小夏のバックで煌雅あさひくんと一緒に踊ってた場面)かな。もちろん、その前から知ってはいましたが。
学年が上がって、オジサマ役者として良い味を出してくれそうだったのに、このタイミングでの卒業は残念ですが、最後のショーが藤井さんなのはとても嬉しい。最後まで舞台を楽しんで、思いっきり踊ってほしいなと思います。
そして、まさかの銀華(T T)。
真瀬・天真・銀華、そして93期の鳳龍。私の中で、勝手に『花組下級生小芝居カルテット』と呼ばせていただいていた4人のうち、鳳龍が抜け、真瀬が抜け、、、そして銀華も次で卒業して、残るは天真だけになってしまいます。
もちろん、小芝居してくれる下級生はどんどん出てきているので良いんですけどね。
サブリナのパパに始まる銀華の華麗なるおじさま遍歴も、ついに終止符が打たれるのか……と思うと、ひどく寂しいです。
あんなに素敵なのに、まだ新公学年なんだよね(T T)。まだまだ素敵な銀華に逢えると思っていたのに、これが最後だなんて。あの銀華が、小芝居の余地もなさげな谷作品で卒業してしまうなんて!!
………ああいう人には、男役10年を極めるまで頑張ってほしかったです。早すぎる。残念すぎる。
愛羽さん、雪華さんは、まだはっきりと把握できていないのですが、、、たしか愛羽さんは何かでソロを歌っていて、それがとても良かったような気がします。
まだ研4、まだまだこれから、としか思えないのになあ。
ところで、研4って大階段降りられるんでしたっけ?92期の安里舞生くんが大階段を降りずに辞めたのが「カサブランカ」で……あの時研いくつだった?89期が研7だったんだから、研4?(T T)
CSニュースのサヨナラインタビューもあったかどうか、という感じだったな、確か。寂しい……。
そんなニュースにしみじみと切なくなっていたら、、、もう一つの衝撃のメールが届きました。
年末の雪組公演で、雪組トップ娘役舞羽美海が、音月桂と同時退団、と(T T)。
結局のところ、今年卒業する3組のトップコンビは、3組とも同時就任&同時退団ということになりましたね。
もちろん、それぞれの考え方だと思うのですが、、、私は、同時退団はあまり好きじゃない……んです(T T)
まりもちゃんは元々が大人っぽいタイプだし、就任したのも研7だったから落ち着いていたけど、やっぱり研5で就任して研8で卒業するすみ花ちゃんや、研5で就任して研6で卒業するみみちゃんは、、、、ないわー、という気がしてなりません。
それでもすみ花ちゃんは3年やったけど、、、みみちゃんは、正式にトップ娘役に就任して、わずか3作、1年とちょっとですよ(T T)。絶対次期と組んでくれると思っていたのに……!!
なんだか、最近の流れを見ていると、もう娘役の成長とか、そういうのはどうでもよくなってしまったのかな、と思ってしまいます。
男役十年ではありませんが、娘役だって「娘役」として男役を支えられるようになるにはある程度の経験と年数が必要だと思うんですよね。もちろん、男役と違って十年はかからないし、必要な年数は人によって違うんでしょうけれども、とにかく、研1にはできないことがあると思うのです。でも、そういうのはもう求められていないのかな?みたいな。
でも、それってすごく勿体無いと思うんですよね。
ちゃぴ(愛希)も、みりおん(実咲)も、それぞれにダンスと歌という「圧倒的な売り」のある美少女で、トップ娘役就任には全く異論はないのですが……それでも、わずか研4で就任させるからには、少なくとも3年は居てほしいな、と本気で思います。
普通の会社の新入社員だって、1年経ってやっと半人前、丸2年かけてやっと一人前。だからこそ、転職するにしても3年はがんばってみろと言われるわけで。
ある程度できあがってから就任したならともかく、若く未熟なうちに就任するなら、せめて成長の過程を楽しませてほしい。トップ娘役として3年を務めて、研8で卒業するすみ花ちゃんでさえ、テルくんと1,2作組んでもバチはあたらないのに!!と思ってしまうのに、みみちゃんなんて、研6で卒業ですよ(T T)。
勿体無いにもほどがあるわ……。
可愛いみみちゃん。
「忘れ雪」くらいまでは、可愛いけど芝居がドライすぎてあまりピンとこないなーという印象を持っていたのですが、「オネーギン」で化けましたよね。
ジュリエットはもう、最初からみみちゃんで行けば良かったのに、と思ったくらい本当に可愛かったし、「黒い瞳」のマーシャも可愛くて可愛くて!
“本当に本当に、トップ娘役就任おめでとう!”と心の底から思ったあの日から、わずか1年、ですね(T T)。
本当の卒業の日まではまだ半年以上あるとはいえ、最後の大劇場は一本ものだから、作品で言えば「フットルース」と「仁」の二つだけ。それぞれ原作やオリジナルがあるからどんな役なのかはだいたいわかるけど、みみちゃんがどんな風に演じるのか、それがとても楽しみです。
可愛いみみちゃん。
元気なみみちゃん。
頑固なみみちゃん。
みみちゃんの可愛らしい魅力が大爆発する作品に、また巡り合えますように。
【7月1日まで、あと20日】
華やかなりしクライマックス【5】
2012年6月10日 宝塚(宙) コメント (2)宙組東京宝塚劇場公演「クライマックス」より。
■第4景 ソワレ・ド・巴里 ~Revue-MAX~
中詰めらしい歌い継ぎの銀橋わたり(鳳翔センターの男役5人組⇒悠未+娘役⇒凰稀+男役)のあと、祐飛さんとすみ花ちゃんが出会ってすれ違う巴里の場面に。
キラキラのついた白いスーツが目に眩しくて、大劇場で最初に観た時は、これは千秋楽とかヤバいのでは…と思ったりもしましたが、、、大劇場はそれほどでもなかったな(^ ^)。東宝大楽はどうなるでしょうね。
ここのすみ花ちゃんはちょっとおすましさん。衣装が可愛くてお気に入りです。
出会った二人の間に割り込んでくるみっちゃん(北翔)の「CAN-CAN!!」コール。実はこの場面、意味がよくわからないのですが、、、カンカンガールたちが可愛いのであまり深く考えずに流すことにしています。
この場面の私のツボは、下手袖から出てくる警官たち。
最初に出てくる二人がえなちゃん(月映)とずんちゃん(桜木)、あとから出てくるのがまっぷー(松風)と星月くんなんですが、まっぷーが少し偉いという設定のような気がするけど、よくわからない。
彼らはCAN-CANを取り締まらなくてはいけないらしいのですが、あまりに皆が楽しそうなので、つい真似して踊りだしてしまい、終わってから慌てて笛を吹く……みたいな芝居をしているんですよねー。それも、かなり日替わりで、全然踊らない日もあったり、、、なんだか観るたびに違う小芝居をしているので気になって、最近あまりガールズが観れなくなってきています(汗)。
カンカンガールズが警官たちに追われて散ったあと、場面は……あの場面、設定は留置場の囚人たちだったのか!(@ @)
すみません、すごい今更ですよね…。実は、大劇場公演はバタバタしていたため、プログラムは買うだけ買ったけど読む暇がなくて、、、今になってびっくりの連続です。
ゴスペルの場面の設定は、さびれた裏通りの広場にたむろった移民か浮浪者たち……だとばかり思い込んでました。あはは。……どーして囚人のくせにあんな普通の衣装なんだよ(やつあたり)
祐飛さんのゴスペルは、大劇場後半あたりは声も出ていてとても良かったのですが、今はちょっとかすれ気味かな? 場面的にはああいう苦しげな歌い方も(芝居として)ありかな、と思うし、後半のコーラスに迫力があるので、気持ち的にはそれで昇華されるんですが……大劇場後半の声が戻ってくれたら、ファンとしては安心して浸れるから幸せだろうなあ(^ ^)。
そういえば。プログラムを見ると、この場面のラストに警官が出てくる(CAN-CANには出てこない)ことになっているんですね。演出自体は大劇場の時から今と同じなので、舞台稽古あたりで変更されたんでしょうか。東京のプログラムくらい直してくれたらいいのにー。
ゴスペルコーラスが「希望」を歌いあげて暗転すると、舞台は凱旋門広場へ。
すみ花ちゃんが上手から登場すると、祐飛さんの声が聞こえてきて、すぐに赤い上衣に着替えた祐飛さんが登場。……すごい早替りだと思うんですけど!!初見のときは、てっきり録音だと思いましたよあの歌。そのまま出てきて生で歌っているのを観て目を疑ったものです。……すごいなあ。
これに続くお二人のデュエットダンスは、このショーに3回あるデュエットダンスの2回目なわけですが、本当に可愛くてキャッキャウフフっぽい幸せな空気が溢れていて、とても好きです。数あるお二人のデュエットダンスの中でも5本の指に入る大好きな場面。二人とも可愛いなあ可愛いなあ!!ああいう長さのスカートでのデュエットダンス(リフトあり)って珍しいけど、いつも綺麗に乗っているすみ花ちゃんと、ちゃんときれいに魅せてくれる祐飛さんの息の合いようも素晴らしい、、、などと贔屓自慢してみたりする(^ ^)。
そのまま、場面は中詰めラストのレビューシーンへ。男役は白燕尾に赤いインナー、娘役は深紅のマーメイドドレス。膝元の三色リボンがポイントになって、すごくパリレビューらしい場面になっていたと思います。「華やかな中詰め」の締めにふさわしい、良い場面でした。
ただ、中詰め全体の流れで考えると、ちょっと冗長なところが気になるなー、と思ったのも正直なところ。
中詰めは中詰めとして、巴里だけにしたほうが良かったんじゃないかな、と思ったりしました。ゴスペルはなんかアメリカっぽいイメージがあるので、そこで流れが切れる感じがして。……私だけかなあ?
それは置いといたとしても、祐飛さん(シャルマン)が突然囚人になったり逃亡してすみ花ちゃんと出会うときには綺麗な上衣を着ていたりするのも何か不思議な感じだし……「カノン」といい今回といい、最近の三木さんのショーは、中詰めに中途半端にストーリーを詰め込もうとして意味がよくわからなくなりがちのような気がします。個々の場面は良いのに、「中詰め!」という盛り上がりに欠けるというか。中詰め自体は長いのに、最後の盛り上がりが短くて、乗り切れないうちに終わってしまうというか、、、そんな気がしました。
今までとは違う流れに挑戦する気概は素晴らしいと思うけど、ベテラントップのサヨナラくらいはオーソドックスに創ってほしかったような気もしました。……ま、ファンのエゴなのかもしれませんけどね、こういうのは。
■第5景 ローズ・ラメント ~Cry-MAX
綺羅星のごとき男役スターたち(凰稀・鳳翔・蓮水・凪七・七海・澄輝)の客席降りつきの銀橋でクールダウンしたら、次は、ドラマティックなスパニッシュの場面「ローズ・ラメント」。
最初に観た時は、なんじゃこれ?と思った(すみません)場面。でも、今はかなり好きです。祐飛さんすみ花ちゃんテルくんの、それぞれのドラマでの芝居がいい(^ ^)。もちろんビジュアルもお気に入りです。……テルくんの衣装のインナーだけは変えてほしかったけど(←すみません2)
プロローグと同じコロスの歌が場面の幕をあけるのですが、ここは完全に風莉さんを中心としたメンバー、という感じになっていたような。男声というか、低いパートがメインになる音楽だからかな。
宙組のコーラスメンバーは、同時に小芝居メンバーでもある(^ ^)ので、みんなかなり表情豊かに歌っています。東宝にきて、メンバー同士の絡みが少し変ったりしているので、耳だけじゃなくて目も離せません。
幕が上がると、そこは前世紀のスペイン。
最初に踊りだすのは、いっちゃん(鳳樹)とりっくん(蒼羽)。この振りは大劇場からありましたっけ……?(←記憶喪失)。めっちゃカッコいいんだけど、覚えてないってどういうことだ私。
舞台奥に祐飛さんが登場。テルくんと火花を散らす……というか、テルくんが一方的に喧嘩をふっかけてる感じかな?(^ ^)。そんな中に、上手袖から登場するすみ花ちゃんが艶やか。あの衣装、ドラマティックな場面に合うだけでなく、すみ花ちゃんを大人っぽく色っぽく魅せてくれますよねー!
三木さんのショーはいつも衣装のセンスがいいけど、今回もすべての場面ですみ花ちゃんが可愛くて可愛くて、毎回デレデレしてます。すみ花ちゃんは、胴が短すぎてローウェストの膝丈ワンピみたいなのが似合わないのですが、今回そういうのがなくて本当に良かった。うちのトップ娘役可愛いでしょ、と胸を張って言える(^ ^)。
KAZUMI-BOYさんの振りは、思ったよりオーソドックスなスパニッシュ。ドラマのところも良かったんですけど、やっぱり後半の群舞が好きだなあ。そして、最後に三人(大空・野々・凰稀)が残って2人ずつ絡むところが大好きです。祐飛さんとテルくんの並びっていいなあ~。血が騒ぐ(^ ^)。
額に銀の輪をはめたえりちゃん(藤咲)が、小柄な身体をいっぱいに伸ばして踊っていて、とても楽しそう。優等生らしく綺麗に踊るけど、いわゆる「ダンサー」というイメージではなかった彼女ですが、去年CSのダンス番組に出てから、ちょっと踊りに対する姿勢が変ったような気がしています。
いま、最後の公演で思い切って踊っている彼女がとても楽しそうで、幸せそうで。
そんな彼女を観るたびに、ひどく心がざわめきます。いろんな意味で。
これからなのに、という気持ちと、今だからこそ、という気持ちと、、、そして、最後にこんな弾けたえりちゃんに逢えてよかった、という想いを、ぜんぶまとめて抱きしめながら。
スパニッシュは、一人ひとりの役割というか色がはっきりしていていいなあ、と思います。男役はより恰好よく、娘役はより色っぽく、という方向がくっきりと鮮やかで。
宙組はあまり「男役らしさ」「娘役らしさ」みたいなものを気にしない組だと思うのですが、スパニッシュはやっぱり、その差が大きければ大きいほど映えるなあ、と実感しました。
祐飛さんやすみ花ちゃんたちの卒業公演に、こういう場面があってよかったな、と思います。これから宙組を支えていく組子たちにも、宝塚ならではの「男役らしさ」「娘役らしさ」を追求する気持ちが伝わっていきますように……と祈りながら。
そんなところかな?他にもあったような気がするので、思い出したらまた書きます。
とりあえず、フィナーレについてはまた後日。
【7月1日まで、あと21日】
■第4景 ソワレ・ド・巴里 ~Revue-MAX~
中詰めらしい歌い継ぎの銀橋わたり(鳳翔センターの男役5人組⇒悠未+娘役⇒凰稀+男役)のあと、祐飛さんとすみ花ちゃんが出会ってすれ違う巴里の場面に。
キラキラのついた白いスーツが目に眩しくて、大劇場で最初に観た時は、これは千秋楽とかヤバいのでは…と思ったりもしましたが、、、大劇場はそれほどでもなかったな(^ ^)。東宝大楽はどうなるでしょうね。
ここのすみ花ちゃんはちょっとおすましさん。衣装が可愛くてお気に入りです。
出会った二人の間に割り込んでくるみっちゃん(北翔)の「CAN-CAN!!」コール。実はこの場面、意味がよくわからないのですが、、、カンカンガールたちが可愛いのであまり深く考えずに流すことにしています。
この場面の私のツボは、下手袖から出てくる警官たち。
最初に出てくる二人がえなちゃん(月映)とずんちゃん(桜木)、あとから出てくるのがまっぷー(松風)と星月くんなんですが、まっぷーが少し偉いという設定のような気がするけど、よくわからない。
彼らはCAN-CANを取り締まらなくてはいけないらしいのですが、あまりに皆が楽しそうなので、つい真似して踊りだしてしまい、終わってから慌てて笛を吹く……みたいな芝居をしているんですよねー。それも、かなり日替わりで、全然踊らない日もあったり、、、なんだか観るたびに違う小芝居をしているので気になって、最近あまりガールズが観れなくなってきています(汗)。
カンカンガールズが警官たちに追われて散ったあと、場面は……あの場面、設定は留置場の囚人たちだったのか!(@ @)
すみません、すごい今更ですよね…。実は、大劇場公演はバタバタしていたため、プログラムは買うだけ買ったけど読む暇がなくて、、、今になってびっくりの連続です。
ゴスペルの場面の設定は、さびれた裏通りの広場にたむろった移民か浮浪者たち……だとばかり思い込んでました。あはは。……どーして囚人のくせにあんな普通の衣装なんだよ(やつあたり)
祐飛さんのゴスペルは、大劇場後半あたりは声も出ていてとても良かったのですが、今はちょっとかすれ気味かな? 場面的にはああいう苦しげな歌い方も(芝居として)ありかな、と思うし、後半のコーラスに迫力があるので、気持ち的にはそれで昇華されるんですが……大劇場後半の声が戻ってくれたら、ファンとしては安心して浸れるから幸せだろうなあ(^ ^)。
そういえば。プログラムを見ると、この場面のラストに警官が出てくる(CAN-CANには出てこない)ことになっているんですね。演出自体は大劇場の時から今と同じなので、舞台稽古あたりで変更されたんでしょうか。東京のプログラムくらい直してくれたらいいのにー。
ゴスペルコーラスが「希望」を歌いあげて暗転すると、舞台は凱旋門広場へ。
すみ花ちゃんが上手から登場すると、祐飛さんの声が聞こえてきて、すぐに赤い上衣に着替えた祐飛さんが登場。……すごい早替りだと思うんですけど!!初見のときは、てっきり録音だと思いましたよあの歌。そのまま出てきて生で歌っているのを観て目を疑ったものです。……すごいなあ。
これに続くお二人のデュエットダンスは、このショーに3回あるデュエットダンスの2回目なわけですが、本当に可愛くてキャッキャウフフっぽい幸せな空気が溢れていて、とても好きです。数あるお二人のデュエットダンスの中でも5本の指に入る大好きな場面。二人とも可愛いなあ可愛いなあ!!ああいう長さのスカートでのデュエットダンス(リフトあり)って珍しいけど、いつも綺麗に乗っているすみ花ちゃんと、ちゃんときれいに魅せてくれる祐飛さんの息の合いようも素晴らしい、、、などと贔屓自慢してみたりする(^ ^)。
そのまま、場面は中詰めラストのレビューシーンへ。男役は白燕尾に赤いインナー、娘役は深紅のマーメイドドレス。膝元の三色リボンがポイントになって、すごくパリレビューらしい場面になっていたと思います。「華やかな中詰め」の締めにふさわしい、良い場面でした。
ただ、中詰め全体の流れで考えると、ちょっと冗長なところが気になるなー、と思ったのも正直なところ。
中詰めは中詰めとして、巴里だけにしたほうが良かったんじゃないかな、と思ったりしました。ゴスペルはなんかアメリカっぽいイメージがあるので、そこで流れが切れる感じがして。……私だけかなあ?
それは置いといたとしても、祐飛さん(シャルマン)が突然囚人になったり逃亡してすみ花ちゃんと出会うときには綺麗な上衣を着ていたりするのも何か不思議な感じだし……「カノン」といい今回といい、最近の三木さんのショーは、中詰めに中途半端にストーリーを詰め込もうとして意味がよくわからなくなりがちのような気がします。個々の場面は良いのに、「中詰め!」という盛り上がりに欠けるというか。中詰め自体は長いのに、最後の盛り上がりが短くて、乗り切れないうちに終わってしまうというか、、、そんな気がしました。
今までとは違う流れに挑戦する気概は素晴らしいと思うけど、ベテラントップのサヨナラくらいはオーソドックスに創ってほしかったような気もしました。……ま、ファンのエゴなのかもしれませんけどね、こういうのは。
■第5景 ローズ・ラメント ~Cry-MAX
綺羅星のごとき男役スターたち(凰稀・鳳翔・蓮水・凪七・七海・澄輝)の客席降りつきの銀橋でクールダウンしたら、次は、ドラマティックなスパニッシュの場面「ローズ・ラメント」。
最初に観た時は、なんじゃこれ?と思った(すみません)場面。でも、今はかなり好きです。祐飛さんすみ花ちゃんテルくんの、それぞれのドラマでの芝居がいい(^ ^)。もちろんビジュアルもお気に入りです。……テルくんの衣装のインナーだけは変えてほしかったけど(←すみません2)
プロローグと同じコロスの歌が場面の幕をあけるのですが、ここは完全に風莉さんを中心としたメンバー、という感じになっていたような。男声というか、低いパートがメインになる音楽だからかな。
宙組のコーラスメンバーは、同時に小芝居メンバーでもある(^ ^)ので、みんなかなり表情豊かに歌っています。東宝にきて、メンバー同士の絡みが少し変ったりしているので、耳だけじゃなくて目も離せません。
幕が上がると、そこは前世紀のスペイン。
最初に踊りだすのは、いっちゃん(鳳樹)とりっくん(蒼羽)。この振りは大劇場からありましたっけ……?(←記憶喪失)。めっちゃカッコいいんだけど、覚えてないってどういうことだ私。
舞台奥に祐飛さんが登場。テルくんと火花を散らす……というか、テルくんが一方的に喧嘩をふっかけてる感じかな?(^ ^)。そんな中に、上手袖から登場するすみ花ちゃんが艶やか。あの衣装、ドラマティックな場面に合うだけでなく、すみ花ちゃんを大人っぽく色っぽく魅せてくれますよねー!
三木さんのショーはいつも衣装のセンスがいいけど、今回もすべての場面ですみ花ちゃんが可愛くて可愛くて、毎回デレデレしてます。すみ花ちゃんは、胴が短すぎてローウェストの膝丈ワンピみたいなのが似合わないのですが、今回そういうのがなくて本当に良かった。うちのトップ娘役可愛いでしょ、と胸を張って言える(^ ^)。
KAZUMI-BOYさんの振りは、思ったよりオーソドックスなスパニッシュ。ドラマのところも良かったんですけど、やっぱり後半の群舞が好きだなあ。そして、最後に三人(大空・野々・凰稀)が残って2人ずつ絡むところが大好きです。祐飛さんとテルくんの並びっていいなあ~。血が騒ぐ(^ ^)。
額に銀の輪をはめたえりちゃん(藤咲)が、小柄な身体をいっぱいに伸ばして踊っていて、とても楽しそう。優等生らしく綺麗に踊るけど、いわゆる「ダンサー」というイメージではなかった彼女ですが、去年CSのダンス番組に出てから、ちょっと踊りに対する姿勢が変ったような気がしています。
いま、最後の公演で思い切って踊っている彼女がとても楽しそうで、幸せそうで。
そんな彼女を観るたびに、ひどく心がざわめきます。いろんな意味で。
これからなのに、という気持ちと、今だからこそ、という気持ちと、、、そして、最後にこんな弾けたえりちゃんに逢えてよかった、という想いを、ぜんぶまとめて抱きしめながら。
スパニッシュは、一人ひとりの役割というか色がはっきりしていていいなあ、と思います。男役はより恰好よく、娘役はより色っぽく、という方向がくっきりと鮮やかで。
宙組はあまり「男役らしさ」「娘役らしさ」みたいなものを気にしない組だと思うのですが、スパニッシュはやっぱり、その差が大きければ大きいほど映えるなあ、と実感しました。
祐飛さんやすみ花ちゃんたちの卒業公演に、こういう場面があってよかったな、と思います。これから宙組を支えていく組子たちにも、宝塚ならではの「男役らしさ」「娘役らしさ」を追求する気持ちが伝わっていきますように……と祈りながら。
そんなところかな?他にもあったような気がするので、思い出したらまた書きます。
とりあえず、フィナーレについてはまた後日。
【7月1日まで、あと21日】
華やかなりしクライマックス【4】
2012年6月9日 宝塚(宙)東京宝塚劇場にて、宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」を観劇いたしました。
そういえば、ショーについてはほとんど何も書いていないような気がするので、簡単にショーのツボを書かせていただきます。
■第1景 プロローグ ~LAST WALTZ~
ドラマティックなコロスで始まるオープニング。お芝居ではヘディ・ミラーとして美声(?)を聴かせてくださる鈴奈副組長が、ここは文句なしの美声を響かせてコーラスをひっぱっているのが気持ち良いです。
宙組自慢のコーラスで掴みにくるあたり、三木さんらしい隙のなさだなあ。
幕があがると、コロスによって呼び醒まされたスター(大空)が踊りだす。テルくん(凰稀)、みっちゃん(北翔)、ともちん(悠未)、すっしーさん(寿)、と次々にスターたちが登場して、次第にセットも輝きを増していく。
“時を超えて蘇り、輝きを取り戻すボールルーム”というコンセプトであることはプログラムを読むまで知らなかったのですが。
「叶うならもう一度ワルツを」というリフレインが耳に沁み込んだところで、白に金の衣装で登場するすみ花ちゃんが可愛くて、愛おしくて、哀しくなるほどです。
少し二人で踊った後で、背後のセットから組子たちが登場。たぶん組子は全員勢ぞろい……ですよね?この場面は。
祐飛さん、すみ花ちゃんを囲む宙組生たち。3年間、苦楽を共にしてきたメンバー(もちろん全員ではありませんが)と笑顔を交わして踊る祐飛さんを観ると、あの暑い博多から、思えば遠くへ来たなあ、と思います。
人と人の絆は、脆いこともあるけれども、こんなにも強いものもにもなれるんだな、と。そんなことを思ってみたりします。考えすぎかな?という気もするんですけどね(^ ^)。
■第2景 ラスト・アリア ~Opera-MAX~
オープニングが気持ちよく決まった後、スターたちによる客席いじり場面を挟んで、テルくんの銀橋ソロ(「トスカ」の「愛に生き、歌に生き」)で次場面がスタート。
「Opera-MAX」という副題がついているだけあって、この後のすみ花ちゃんとテルくんのデュエットの曲も「愛の妙薬」の有名曲。その後の「モルダウ」はオペラではないけど、クラシック音楽の流れの中ではすんなりなじむな、と感心しました。
それにしても、「愛の妙薬」の影デュエットの二人(97期の夢なつきさん、留依蒔世さん)は凄いなあ~!声もいいし技術もしっかりしてる。特に、あの学年でしっかりした男役らしい美声を響かせてくれる瑠依さんには感心するしか(@ @)。てっきり、もっと上級生が歌っているんだとばかり……。
色っぽいデュエットダンスを踊る白いドレスのすみ花ちゃんを呼びにきたすっしーさんの、なんとも微妙な表情がとても好きです。全く気付いていない若い二人も結構好きだったりする。
それでも、罪悪感にかられて一度はテルくんを置いて去るすみ花ちゃんは、やっぱり女優だな、としみじみ思います。
紫の軍服を着た男役さんたちはみんな恰好良いし、娘役さんたちもみんな可愛い♪いちくん(鳳樹)と踊るえりちゃんが、とても真っ直ぐにいちくんを視ているんですが、その視線の強さがとても鮮やかです。
男役さんたちは「モルダウ」で再登場してテルくんセンターで踊るんですが、それがとても恰好良い(^ ^)。
私は、ダンスの技術的なことはさっっっぱりわからないのですが(だから祐飛ファンやってられるのかも?)、オペラグラスを使っていないときに目が行く人っていうのは割ときまっているんですよね。気がつくと、いちくんとか、下級生だと美月くんとか和希くんとか、そのあたりを観てることが多いです。たぶん、カウントの取り方が性に合うんだと思います。伸ばして止めるタイミングが気持ち良い、というか、そんなかんじ(^ ^)。
■第3景 ロスト・イン・ザ・スターズ ~JAZZ-MAX
テルくんとすみ花ちゃんのデュエットダンスが闇に沈むと、上手花道のセリから祐飛さんが登場。「ロスト・イン・ザ・スターズ」を少しけだるげに歌いながら銀橋を渡る。
下手の花道から、シルバーのハードな衣装を着たせーこ(純矢)とタラちゃん(愛花)が迎えに来て、アンダーグラウンドなプールバーへ。
まー、この場面はとにかくカッコいい!!です。ヤンさん(ANJU)、素敵な場面、本当にありがとうございます!!男役は存分に恰好よく、娘役は存分に色っぽく。そんなコンセプトが聴こえてくるような、魅力的な場面でした。特に、娘役の獣っぽい振付が好きです。中日劇場「Apassionado!」の新場面に続く、『野生の獣』の生命力と気概にあふれた娘役のパワフルなダンスは、良くも悪くも宙組っぽさなのかもしれません。
キューの扱いは、すっしーさんが抜群に鮮やか。さすがに年季が違う、と思いました。……すっしーさんなら、本当に銀座のプールバーでやっていても驚かないわ。若いダンサー連中が本当にみんなポロポロいろいろやらかしている中、いつも(私が観た回は)涼しげに踊っていらっしゃいました。かっこいい~~~~!!(*^ ^*)。
場面中盤、オレンジ色の衣装で下手奥の瀬セットの手すりを滑り降りてくる娘役(藤咲えり、すみれ乃麗、大海亜呼)が、三人三様の魅力とパワーでそれぞれに祐飛さんに絡んでいく場面がとても好きです。あああ、可愛いなあ可愛いなあ可愛いなあ(デレデレ)。
それにしても三木さんは「キャラバン」が好きだよね……すべてのショーに「キャラバン」が必要で、「キャラバン」がないとショーとして成立しない、とでも思っていらっしゃるのでしょうか。
長くなりそうなので、続きはまた今度。
【7月1日まで、あと22日】
そういえば、ショーについてはほとんど何も書いていないような気がするので、簡単にショーのツボを書かせていただきます。
■第1景 プロローグ ~LAST WALTZ~
ドラマティックなコロスで始まるオープニング。お芝居ではヘディ・ミラーとして美声(?)を聴かせてくださる鈴奈副組長が、ここは文句なしの美声を響かせてコーラスをひっぱっているのが気持ち良いです。
宙組自慢のコーラスで掴みにくるあたり、三木さんらしい隙のなさだなあ。
幕があがると、コロスによって呼び醒まされたスター(大空)が踊りだす。テルくん(凰稀)、みっちゃん(北翔)、ともちん(悠未)、すっしーさん(寿)、と次々にスターたちが登場して、次第にセットも輝きを増していく。
“時を超えて蘇り、輝きを取り戻すボールルーム”というコンセプトであることはプログラムを読むまで知らなかったのですが。
「叶うならもう一度ワルツを」というリフレインが耳に沁み込んだところで、白に金の衣装で登場するすみ花ちゃんが可愛くて、愛おしくて、哀しくなるほどです。
少し二人で踊った後で、背後のセットから組子たちが登場。たぶん組子は全員勢ぞろい……ですよね?この場面は。
祐飛さん、すみ花ちゃんを囲む宙組生たち。3年間、苦楽を共にしてきたメンバー(もちろん全員ではありませんが)と笑顔を交わして踊る祐飛さんを観ると、あの暑い博多から、思えば遠くへ来たなあ、と思います。
人と人の絆は、脆いこともあるけれども、こんなにも強いものもにもなれるんだな、と。そんなことを思ってみたりします。考えすぎかな?という気もするんですけどね(^ ^)。
■第2景 ラスト・アリア ~Opera-MAX~
オープニングが気持ちよく決まった後、スターたちによる客席いじり場面を挟んで、テルくんの銀橋ソロ(「トスカ」の「愛に生き、歌に生き」)で次場面がスタート。
「Opera-MAX」という副題がついているだけあって、この後のすみ花ちゃんとテルくんのデュエットの曲も「愛の妙薬」の有名曲。その後の「モルダウ」はオペラではないけど、クラシック音楽の流れの中ではすんなりなじむな、と感心しました。
それにしても、「愛の妙薬」の影デュエットの二人(97期の夢なつきさん、留依蒔世さん)は凄いなあ~!声もいいし技術もしっかりしてる。特に、あの学年でしっかりした男役らしい美声を響かせてくれる瑠依さんには感心するしか(@ @)。てっきり、もっと上級生が歌っているんだとばかり……。
色っぽいデュエットダンスを踊る白いドレスのすみ花ちゃんを呼びにきたすっしーさんの、なんとも微妙な表情がとても好きです。全く気付いていない若い二人も結構好きだったりする。
それでも、罪悪感にかられて一度はテルくんを置いて去るすみ花ちゃんは、やっぱり女優だな、としみじみ思います。
紫の軍服を着た男役さんたちはみんな恰好良いし、娘役さんたちもみんな可愛い♪いちくん(鳳樹)と踊るえりちゃんが、とても真っ直ぐにいちくんを視ているんですが、その視線の強さがとても鮮やかです。
男役さんたちは「モルダウ」で再登場してテルくんセンターで踊るんですが、それがとても恰好良い(^ ^)。
私は、ダンスの技術的なことはさっっっぱりわからないのですが(だから祐飛ファンやってられるのかも?)、オペラグラスを使っていないときに目が行く人っていうのは割ときまっているんですよね。気がつくと、いちくんとか、下級生だと美月くんとか和希くんとか、そのあたりを観てることが多いです。たぶん、カウントの取り方が性に合うんだと思います。伸ばして止めるタイミングが気持ち良い、というか、そんなかんじ(^ ^)。
■第3景 ロスト・イン・ザ・スターズ ~JAZZ-MAX
テルくんとすみ花ちゃんのデュエットダンスが闇に沈むと、上手花道のセリから祐飛さんが登場。「ロスト・イン・ザ・スターズ」を少しけだるげに歌いながら銀橋を渡る。
下手の花道から、シルバーのハードな衣装を着たせーこ(純矢)とタラちゃん(愛花)が迎えに来て、アンダーグラウンドなプールバーへ。
まー、この場面はとにかくカッコいい!!です。ヤンさん(ANJU)、素敵な場面、本当にありがとうございます!!男役は存分に恰好よく、娘役は存分に色っぽく。そんなコンセプトが聴こえてくるような、魅力的な場面でした。特に、娘役の獣っぽい振付が好きです。中日劇場「Apassionado!」の新場面に続く、『野生の獣』の生命力と気概にあふれた娘役のパワフルなダンスは、良くも悪くも宙組っぽさなのかもしれません。
キューの扱いは、すっしーさんが抜群に鮮やか。さすがに年季が違う、と思いました。……すっしーさんなら、本当に銀座のプールバーでやっていても驚かないわ。若いダンサー連中が本当にみんなポロポロいろいろやらかしている中、いつも(私が観た回は)涼しげに踊っていらっしゃいました。かっこいい~~~~!!(*^ ^*)。
場面中盤、オレンジ色の衣装で下手奥の瀬セットの手すりを滑り降りてくる娘役(藤咲えり、すみれ乃麗、大海亜呼)が、三人三様の魅力とパワーでそれぞれに祐飛さんに絡んでいく場面がとても好きです。あああ、可愛いなあ可愛いなあ可愛いなあ(デレデレ)。
それにしても三木さんは「キャラバン」が好きだよね……すべてのショーに「キャラバン」が必要で、「キャラバン」がないとショーとして成立しない、とでも思っていらっしゃるのでしょうか。
長くなりそうなので、続きはまた今度。
【7月1日まで、あと22日】
秋の星組全国ツアーとバウ公演の振り分けが発表されました。
全国ツアーのお芝居は、『琥珀色の雨にぬれて』。
クロード=礼音くん、シャロン=ねねちゃんは判っていましたが、ルイとフランソワーズは誰だろう……?と楽しみにしていたのですが。
祝!ルイ=十輝いりす、フランソワーズ=音波みのり!!
希望通りで嬉しいです!通うぞ!!
これでミシェル=しーらん(壱城)だったら完璧です。はるこちゃんとしーらんの兄妹!(はぁと)
それにしても。今回、男役最上級生は85期の二人で、その次はどいちゃん(鶴美)になるわけですが……
ジョルジュ(シャロンのパトロン)は誰がやるんでしょうか?まさかのどいちゃん…?(え?)(←いや、どいちゃんにはジゴロやってもらわないと!)(ある意味大役なので、むしろみっきぃさんで観てみたい)(私だけですが)
「セレブリティ」はまだ観ていないのでなんとも言えませんが、涼さんベニーれみちゃんと大量に抜けるので役替りもとても楽しみです!
どうぞ、誰ひとり怪我や病気をすることなく、踊りまくって楽しく楽まで走り抜けてくださいますように………ことだま、ことだま。
バウ公演は、植田景子さんの「王妃の調香師」。
タイトルロールのジャン・ルイ・ファージョン=紅ゆずるは判っていましたが、ヒロインはマリーアントワネットの早乙女わかばちゃん、二番手はフェルゼンの真風くん。ほぼ予想どおりの配役でした。
メンバーをざっと見ると、けっこう「メイちゃんの執事」の時と被るような気がしましたが、実際はどうなんでしょうね。もちろん、ヒロインも2番手も違うんだから、実際舞台で並んだら全然違うんでしょうけれども。
それにしても、どんな物語になるんでしょうね。
「近松」に続く景子さんのバウ。どんな作品になるのか、いまからワクワクしています。
この振り分けを見て思ったこと。
全ツメンバーって、もしかして新公主演しているのは礼音くんと麻央くんの二人だけ、ですか……?
バウにもベニー(紅)と真風くんしかいないし(滝汗)。
ともみん美弥さんキキちゃんと主演経験者が3人も組替えしたばかりだとはいえ、、、星組ってすごいなあ(^ ^;ゞ
最後に一言。
まさこちゃん、はるこちゃん、歌はがんばってね!(切祈)
(ベニーと真風くんは、オリジナルだからなんとかなる……よね?景子さんよろしくお願いします!)
【7月1日まで、あと23日】
全国ツアーのお芝居は、『琥珀色の雨にぬれて』。
クロード=礼音くん、シャロン=ねねちゃんは判っていましたが、ルイとフランソワーズは誰だろう……?と楽しみにしていたのですが。
祝!ルイ=十輝いりす、フランソワーズ=音波みのり!!
希望通りで嬉しいです!通うぞ!!
これでミシェル=しーらん(壱城)だったら完璧です。はるこちゃんとしーらんの兄妹!(はぁと)
それにしても。今回、男役最上級生は85期の二人で、その次はどいちゃん(鶴美)になるわけですが……
ジョルジュ(シャロンのパトロン)は誰がやるんでしょうか?まさかのどいちゃん…?(え?)(←いや、どいちゃんにはジゴロやってもらわないと!)(ある意味大役なので、むしろみっきぃさんで観てみたい)(私だけですが)
「セレブリティ」はまだ観ていないのでなんとも言えませんが、涼さんベニーれみちゃんと大量に抜けるので役替りもとても楽しみです!
どうぞ、誰ひとり怪我や病気をすることなく、踊りまくって楽しく楽まで走り抜けてくださいますように………ことだま、ことだま。
バウ公演は、植田景子さんの「王妃の調香師」。
タイトルロールのジャン・ルイ・ファージョン=紅ゆずるは判っていましたが、ヒロインはマリーアントワネットの早乙女わかばちゃん、二番手はフェルゼンの真風くん。ほぼ予想どおりの配役でした。
メンバーをざっと見ると、けっこう「メイちゃんの執事」の時と被るような気がしましたが、実際はどうなんでしょうね。もちろん、ヒロインも2番手も違うんだから、実際舞台で並んだら全然違うんでしょうけれども。
それにしても、どんな物語になるんでしょうね。
「近松」に続く景子さんのバウ。どんな作品になるのか、いまからワクワクしています。
この振り分けを見て思ったこと。
全ツメンバーって、もしかして新公主演しているのは礼音くんと麻央くんの二人だけ、ですか……?
バウにもベニー(紅)と真風くんしかいないし(滝汗)。
ともみん美弥さんキキちゃんと主演経験者が3人も組替えしたばかりだとはいえ、、、星組ってすごいなあ(^ ^;ゞ
最後に一言。
まさこちゃん、はるこちゃん、歌はがんばってね!(切祈)
(ベニーと真風くんは、オリジナルだからなんとかなる……よね?景子さんよろしくお願いします!)
【7月1日まで、あと23日】
「銀河英雄伝説」配役妄想【発表】
2012年6月4日 宝塚(宙)次回宙組公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」の、出演者と主な配役が発表されました。
まずは!!なんといっても!!
ヒロさん(一樹)・ソルーナさん(磯野)のダブル千尋さんの出演が嬉しいです!!
先日、妄想配役を載せようと色々考えていたときも、ヒロさんソルーナさんチャルさんあたりを総動員したいなあと思ってたんですよねー。
さすがに3人もは無理でしたが(←当たり前)、ヒロさんソルーナさん、本当にありがとうございます。中でも、キャピュレット卿よりもこちらを選んでくださったヒロさん(←ヒロさんが選んだわけではないかも?)には、どれだけ感謝しても足りないかも(*^ ^*)。
それにしても、ギリギリでしたね。
東宝公演の幕があいたところなので、そろそろ発表されるかも?と思っていた勘は正しかったようです(嬉)。良かったー、書けて(^ ^)。
発表された「主な配役」を眺めての印象は……、まあ予想の範囲内だったな、というかんじ。
先日書いたものはあくまで「予想」ではなく、私の「希望」でしたが、それでも[1]の皇帝篇でいえば、ラインハルト・ヒルダ・キルヒアイス・ミッターマイヤーと4人当たったし(^ ^)。ヤンはともちん(悠未)とキタロウ(緒月)どっちもありだなあと思っていて、もしキタロウがヤンならともちんはロイエンタールかオーベルシュタインどっちか、というところまでは考えてたので(^ ^)。
完全に予想外だったのは、カチャ(凪七)のアンスバッハ。
これは、配役が意外だったのではなく、アンスバッハ役があることが意外でした。
先日配役妄想を書いたときにも書いたとおり、私は、[1]皇帝篇の物語は原作の4~5巻が中心で、1~2巻のエピソードは回想で済ませると思っていたんですよね。
でも、アンスバッハがいるということは、2巻で終わるわけではないにしても、2巻のエピソードがかなり大きく扱われるはず。アンスバッハは2巻にしか出てこない(でも、2巻ではものすごく重要な)キャラクターですから。
しかし、2巻で終わるとなると、ヒルダをヒロインにしようがないし、ロイエンタール&ミッターマイヤーにもほとんど出番がない。だから、おそらく2巻のラストまでを一幕で描ききって、2幕で3~5巻をやるんじゃないかと思うんですよね。
新トップさんのお披露目だから、銀河の統一と若き皇帝の誕生で幕を降ろすがのきれいかなと思うし。
そうなると、、、
まぁくんはおいしい役だけど2幕は回想シーンくらいしか出番がない、ということになり、
キタロウはおいしい役だけど1幕は顔見世程度で本来の出番は2幕のみ、ということになり、
ともちんは、通しで出番があるけど、小池さんなので、世界征服を企む悪人になりかねない……
という感じでしょうか(^ ^)。ごめん、ともちん。
まあ、とりあえず、発表済みの役と出演者を照らし合わせて、今度こそ「配役予想」を書かせていただきたいと思います。
発表済みのキャストには「※」をつけています(^ ^)。
■帝国(ラインハルト)側:
鳳稀かなめ※ ラインハルト・フォン・ローエングラム
実咲凛音※ ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ
悠未ひろ※ パウル・フォン・オーベルシュタイン
朝夏まなと※ ジークフリード・キルヒアイス
蓮水ゆうや※ オスカー・フォン・ロイエンタール
七海ひろき※ ウォルフガング・ミッターマイヤー
風羽玲亜 アウグスト・ザムエル・ワーレン
天風いぶき ウルリッヒ・ケスラー
澄輝さやと ナイトハルト・ミュラー
愛月ひかる アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
星吹彩翔 コルネリアス・ルッツ
蒼羽りく エルンスト・フォン・アイゼナッハ
美月悠 エルネスト・メックリンガー
風馬翔 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
伶美うらら アンネローゼ・フォン・グリューネワルト
■帝国(貴族連合)側:
凪七瑠海※ アンスバッハ準将
磯野千尋 ブラウンシュヴァイク公
天玲美音 リヒテンラーデ公
松風輝 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
■同盟側:
緒月遠麻※ ヤン・ウェンリー
愛花ちさき フレデリカ・グリーンヒル
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
寿つかさ アレックス・キャゼルヌ
鳳樹いち ワルター・フォン・シェーンコップ
月映樹茉 イワン・コーネフ
凛城きら オリビエ・ポプラン
天玲美音 ヨブ・トリューニヒト
■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
うーん、2巻までが大きく扱われるとなると、同盟軍がどの程度出てくるのか謎ですね。イゼルローン攻略戦とかやってる暇はないだろうし、そうなるとそれぞれのキャラクターを見せる時間もなくなるだろうし……
難しいなあ。
同盟軍なら士官クラスに女性をいれやすいから、娘役の出番が増やせるかな、と思ったりもしていたんですが、むしろ、門閥貴族たちのパーティーとかを華やかにやったほうが、娘役の出番については良いかもしれませんね。
どっちにしても、娘役ファンには辛い公演になるのかなあ(T T)。
ヴェスターラントの住民たちの大コーラス&ダンスとかありそう……
なにはともあれ。
カイちゃん、銀英伝出演のみならず、疾風ヴォルフ役、本当に本当に!!おめでとうございます~~!!
【7月1日まで、あと27日】
まずは!!なんといっても!!
ヒロさん(一樹)・ソルーナさん(磯野)のダブル千尋さんの出演が嬉しいです!!
先日、妄想配役を載せようと色々考えていたときも、ヒロさんソルーナさんチャルさんあたりを総動員したいなあと思ってたんですよねー。
さすがに3人もは無理でしたが(←当たり前)、ヒロさんソルーナさん、本当にありがとうございます。中でも、キャピュレット卿よりもこちらを選んでくださったヒロさん(←ヒロさんが選んだわけではないかも?)には、どれだけ感謝しても足りないかも(*^ ^*)。
それにしても、ギリギリでしたね。
東宝公演の幕があいたところなので、そろそろ発表されるかも?と思っていた勘は正しかったようです(嬉)。良かったー、書けて(^ ^)。
発表された「主な配役」を眺めての印象は……、まあ予想の範囲内だったな、というかんじ。
先日書いたものはあくまで「予想」ではなく、私の「希望」でしたが、それでも[1]の皇帝篇でいえば、ラインハルト・ヒルダ・キルヒアイス・ミッターマイヤーと4人当たったし(^ ^)。ヤンはともちん(悠未)とキタロウ(緒月)どっちもありだなあと思っていて、もしキタロウがヤンならともちんはロイエンタールかオーベルシュタインどっちか、というところまでは考えてたので(^ ^)。
完全に予想外だったのは、カチャ(凪七)のアンスバッハ。
これは、配役が意外だったのではなく、アンスバッハ役があることが意外でした。
先日配役妄想を書いたときにも書いたとおり、私は、[1]皇帝篇の物語は原作の4~5巻が中心で、1~2巻のエピソードは回想で済ませると思っていたんですよね。
でも、アンスバッハがいるということは、2巻で終わるわけではないにしても、2巻のエピソードがかなり大きく扱われるはず。アンスバッハは2巻にしか出てこない(でも、2巻ではものすごく重要な)キャラクターですから。
しかし、2巻で終わるとなると、ヒルダをヒロインにしようがないし、ロイエンタール&ミッターマイヤーにもほとんど出番がない。だから、おそらく2巻のラストまでを一幕で描ききって、2幕で3~5巻をやるんじゃないかと思うんですよね。
新トップさんのお披露目だから、銀河の統一と若き皇帝の誕生で幕を降ろすがのきれいかなと思うし。
そうなると、、、
まぁくんはおいしい役だけど2幕は回想シーンくらいしか出番がない、ということになり、
キタロウはおいしい役だけど1幕は顔見世程度で本来の出番は2幕のみ、ということになり、
ともちんは、通しで出番があるけど、小池さんなので、世界征服を企む悪人になりかねない……
という感じでしょうか(^ ^)。ごめん、ともちん。
まあ、とりあえず、発表済みの役と出演者を照らし合わせて、今度こそ「配役予想」を書かせていただきたいと思います。
発表済みのキャストには「※」をつけています(^ ^)。
■帝国(ラインハルト)側:
鳳稀かなめ※ ラインハルト・フォン・ローエングラム
実咲凛音※ ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ
悠未ひろ※ パウル・フォン・オーベルシュタイン
朝夏まなと※ ジークフリード・キルヒアイス
蓮水ゆうや※ オスカー・フォン・ロイエンタール
七海ひろき※ ウォルフガング・ミッターマイヤー
風羽玲亜 アウグスト・ザムエル・ワーレン
天風いぶき ウルリッヒ・ケスラー
澄輝さやと ナイトハルト・ミュラー
愛月ひかる アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
星吹彩翔 コルネリアス・ルッツ
蒼羽りく エルンスト・フォン・アイゼナッハ
美月悠 エルネスト・メックリンガー
風馬翔 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
伶美うらら アンネローゼ・フォン・グリューネワルト
■帝国(貴族連合)側:
凪七瑠海※ アンスバッハ準将
磯野千尋 ブラウンシュヴァイク公
天玲美音 リヒテンラーデ公
松風輝 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
■同盟側:
緒月遠麻※ ヤン・ウェンリー
愛花ちさき フレデリカ・グリーンヒル
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
寿つかさ アレックス・キャゼルヌ
鳳樹いち ワルター・フォン・シェーンコップ
月映樹茉 イワン・コーネフ
凛城きら オリビエ・ポプラン
天玲美音 ヨブ・トリューニヒト
■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
うーん、2巻までが大きく扱われるとなると、同盟軍がどの程度出てくるのか謎ですね。イゼルローン攻略戦とかやってる暇はないだろうし、そうなるとそれぞれのキャラクターを見せる時間もなくなるだろうし……
難しいなあ。
同盟軍なら士官クラスに女性をいれやすいから、娘役の出番が増やせるかな、と思ったりもしていたんですが、むしろ、門閥貴族たちのパーティーとかを華やかにやったほうが、娘役の出番については良いかもしれませんね。
どっちにしても、娘役ファンには辛い公演になるのかなあ(T T)。
ヴェスターラントの住民たちの大コーラス&ダンスとかありそう……
なにはともあれ。
カイちゃん、銀英伝出演のみならず、疾風ヴォルフ役、本当に本当に!!おめでとうございます~~!!
【7月1日まで、あと27日】
華やかなりしクライマックス【3】
2012年6月3日 宝塚(宙) コメント (2)東京宝塚劇場にて、宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」を観劇いたしました。
大劇場公演との大きな変更点は、、、お芝居の最初、ウォリスキー邸のパーティーに乱入してきたロイ(凛城)とロナウド(大空)の会話だけ、だったかな?
ロイに「久しぶりだな」と話しかけられたロナウドが「ロイ……!!」と名前を呼ぶことと、そんな彼に、ロイが慣れ慣れしく肩まで抱いて「あんなはした金じゃ足りねぇよ」とささやく、その二言なのですが……
何のための変更なのか、意味不明なのは私だけですか?
まず、詐欺師として大芝居の真っ最中であるロナウドが、他のお客さま(社交界のお偉方)がいる場でチンピラの名前を呼ぶなんて言語道断……というか、あり得ないと思うんですよね。どんなに小声の呟きだったとしても、口にすること自体が危険きわまりない。
まして、昔のダチに金をせびられて払ってしまうこと自体、ありえないと思うんですけど。非合法なことをして稼いでいる人間が、いくら昔の知り合いとは言っても、小金を払って放置するなんて!!ロイを殺すことができない以上、いっさい認めずに無視するか、「うまい儲け話があるから今のファミリーからは足を洗え」とか説得して、仲間に入れるかすると思うんですよね……。
いや、まあ、元々の物語がだいぶいろいろ疑問符の飛ぶ話なので、今になって謎が一つや二つ増えても不思議はないんですが(^ ^;ゞ
変更してほしいところは他にたくさんあったのに、あえて変更するのはそこなのか!?というのが、、、ある意味面白かったです。
他にも細かいところではいろいろありましたが(オーディションで受かる子とか)、まあアドリブの範囲かな?という感じでしたね。フォーリーズの初日が終わった後のグラント(鳳翔)の登場は、今後もアドリブが楽しみです。ちなみに、今日は「紳士」たちのステップで登場してくれて、客席は爆笑でした。
【コメントでご指摘いただきました。お芝居では、ほかにフォーリーズレビューの場面で初舞台生が抜けた分、フォーメーションなどだいぶ変更になっています!】
ショーの変更点は、ロケットのみかなあ?(他にもあったら教えてください!)
初舞台生のロケットだったのが、93期以下の男役が結構入って、面白くなってました。
ロケットの一番最初に登場する暁千星さんは大劇場と同じなのですが、その両側にいた二人は組回りが違うので、まずそこにモンチ(星吹)たちが入っていて。いやーーー、まだ93期がロケットを卒業してからそんなに経っていないはずなんですけど、ものすごく「もう上級生なんだなあ~!!」という気がしました。
なるほどー、と思ったのは、初舞台生のロケットって可愛いんだな、ということです。
いや、何をいまさら、と思われるかもしれませんが……そういう意味ではなくて。初舞台性だと、みんなロケットの前の出番がないから、ロケット用の化粧なんですよね。今回は特に曲や振りが可愛いせいか、みんな化粧が薄くて、男役でも眉は細めの女顔化粧だったような気がするんです、大劇場では。
でも、今回ロケットに入った研2以上のメンバーは、モンチ(星吹)筆頭に多くが男役黒燕尾に出るので、黒燕尾用の化粧でロケットをやっていて……濃いんですコレが!!しかも、宙組下級生の中でも表情豊かな人が多く入っていて、、、えっと、それどうゆうこと?なくらい濃いロケットになっていました。可愛らしい曲や振付とのミスマッチが、なんともいえず楽しかったです(^ ^)。
「変更点」は、そんなところでしょうか。
祐飛さん、ちょっとお疲れのように見えましたが、、、ハードスケジュールですもんね。こういうことになってみると、東宝の月曜休演日はありがたいです。ゆっくり休んで、火曜日からまた、よろしくお願いいたします!
【7月1日まで、あと28日】
大劇場公演との大きな変更点は、、、お芝居の最初、ウォリスキー邸のパーティーに乱入してきたロイ(凛城)とロナウド(大空)の会話だけ、だったかな?
ロイに「久しぶりだな」と話しかけられたロナウドが「ロイ……!!」と名前を呼ぶことと、そんな彼に、ロイが慣れ慣れしく肩まで抱いて「あんなはした金じゃ足りねぇよ」とささやく、その二言なのですが……
何のための変更なのか、意味不明なのは私だけですか?
まず、詐欺師として大芝居の真っ最中であるロナウドが、他のお客さま(社交界のお偉方)がいる場でチンピラの名前を呼ぶなんて言語道断……というか、あり得ないと思うんですよね。どんなに小声の呟きだったとしても、口にすること自体が危険きわまりない。
まして、昔のダチに金をせびられて払ってしまうこと自体、ありえないと思うんですけど。非合法なことをして稼いでいる人間が、いくら昔の知り合いとは言っても、小金を払って放置するなんて!!ロイを殺すことができない以上、いっさい認めずに無視するか、「うまい儲け話があるから今のファミリーからは足を洗え」とか説得して、仲間に入れるかすると思うんですよね……。
いや、まあ、元々の物語がだいぶいろいろ疑問符の飛ぶ話なので、今になって謎が一つや二つ増えても不思議はないんですが(^ ^;ゞ
変更してほしいところは他にたくさんあったのに、あえて変更するのはそこなのか!?というのが、、、ある意味面白かったです。
他にも細かいところではいろいろありましたが(オーディションで受かる子とか)、まあアドリブの範囲かな?という感じでしたね。フォーリーズの初日が終わった後のグラント(鳳翔)の登場は、今後もアドリブが楽しみです。ちなみに、今日は「紳士」たちのステップで登場してくれて、客席は爆笑でした。
【コメントでご指摘いただきました。お芝居では、ほかにフォーリーズレビューの場面で初舞台生が抜けた分、フォーメーションなどだいぶ変更になっています!】
ショーの変更点は、ロケットのみかなあ?(他にもあったら教えてください!)
初舞台生のロケットだったのが、93期以下の男役が結構入って、面白くなってました。
ロケットの一番最初に登場する暁千星さんは大劇場と同じなのですが、その両側にいた二人は組回りが違うので、まずそこにモンチ(星吹)たちが入っていて。いやーーー、まだ93期がロケットを卒業してからそんなに経っていないはずなんですけど、ものすごく「もう上級生なんだなあ~!!」という気がしました。
なるほどー、と思ったのは、初舞台生のロケットって可愛いんだな、ということです。
いや、何をいまさら、と思われるかもしれませんが……そういう意味ではなくて。初舞台性だと、みんなロケットの前の出番がないから、ロケット用の化粧なんですよね。今回は特に曲や振りが可愛いせいか、みんな化粧が薄くて、男役でも眉は細めの女顔化粧だったような気がするんです、大劇場では。
でも、今回ロケットに入った研2以上のメンバーは、モンチ(星吹)筆頭に多くが男役黒燕尾に出るので、黒燕尾用の化粧でロケットをやっていて……濃いんですコレが!!しかも、宙組下級生の中でも表情豊かな人が多く入っていて、、、えっと、それどうゆうこと?なくらい濃いロケットになっていました。可愛らしい曲や振付とのミスマッチが、なんともいえず楽しかったです(^ ^)。
「変更点」は、そんなところでしょうか。
祐飛さん、ちょっとお疲れのように見えましたが、、、ハードスケジュールですもんね。こういうことになってみると、東宝の月曜休演日はありがたいです。ゆっくり休んで、火曜日からまた、よろしくお願いいたします!
【7月1日まで、あと28日】
「銀河英雄伝説」配役妄想
2012年6月1日 宝塚(宙)宙組東宝劇場公演初日おめでとうございます!
泣いても笑っても、あと一ヶ月。30日。祐飛さんをはじめとする6人の卒業生にも、組替えされるお二人にも、全ての宙組子にとっても、、、そして宙組ファンの皆様にとっても、悔いのない30日になりますように。
と言いつつ、今の公演の感想より先に(^ ^)次公演の妄想を書いてみたいと思います。
次回の宙組大劇場公演は、凰稀かなめ率いる新メンバーによる
スペース・ファンタジー『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
去年から上演されている舞台の、普通に男性が演じるラインハルトやヤンも良かったんですけど、宝塚の男役が演じるとまた違うだろうからとても楽しみです。
ただ。あちらの公演は、最初からいろんなバージョンを連続上演することが決まっている前提で脚本が書かれていて、その脚本がかなり良くできていたんですよねー。基本的には一本で完結させるはずの宝塚で、あの長大な物語を小池さんがどう料理するんだろうか?というのは、期待半分、不安半分というところかな。
まあ、小池さんはあの「太王四神記」をなんとかした実績があるので、不安はいらないのかもしれませんが(^ ^)
まあ、そのあたりは今更考えても仕方がないので、まずは物語の切り口とキャストをセットで3パターン考えてみました(^ ^)。
あ、けっこう露骨に原作のネタばれをしていますので、未読のかたはご注意くださいませ。
[1]皇帝篇
いま、劇団の公式ページに上がっている解説は、以下のとおり。
> 遥かな未来、限りなく広がる銀河を舞台に、彗星のごとく現れた名将を中心に
> 『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦いと、人間ドラマを壮大なスケールで描いたストーリー。
「彗星のごとく現れた名将」=ラインハルト、という前提と、「『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦い」がメインになってくることを考えると、「銀河英雄伝説」と言われて最初にイメージする、ラインハルトとキルヒアイスの友情譚(徳間ノベルズ全10巻の最初の2巻まで。銀河帝国内の内乱がメイン)ではなく、ラインハルトが帝国の実権を握ったあと、4~5巻のラグナロク作戦あたりがメインになるんじゃないかな、と思ったりしてみました。
最初は、ラインハルトが皇帝となってローエングラム王朝をひらいた6巻以降がメインになるんじゃないかと思っていたのですが。しかし、よーく考えてみたら、ローエングラム王朝には「敵」としての「自由惑星同盟」が無かったんだった……(^ ^;ゞ あはは。
ロイエンタールは旧同盟星域の支配者(?)としてラインハルトに叛くけど、それは「『自由惑星同盟』との戦い」とは言わないだろうし。
キルヒアイス・アンネローゼとのエピソードは回想で処理して、ヒルダとのちゃんとした恋人関係を描き、ヒルダがハイネセン制圧を依頼したことをヒルダからの愛の証と受け容れて……(←それラインハルトじゃないよ)、皇帝に即位したラインハルトがヤンと握手して、ヒルダの肩を抱いて「僕は宇宙を手に入れたよキルヒアイス!」と叫んで幕。どうでしょう(苦笑)。
というわけで、そのあたりの登場人物をメインに、イメージで割り振ってみました。
■帝国側:
鳳稀かなめ ラインハルト・フォン・ローエングラム
実咲凛音 ヒルデガルド(ヒルダ)・フォン・マリーンドルフ
緒月遠麻 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
蓮水ゆうや ナイトハルト・ミュラー
七海ひろき ウォルフガング・ミッターマイヤー
澄輝さやと オスカー・フォン・ロイエンタール
風羽玲亜 アウグスト・ザムエル・ワーレン
星吹彩翔 コルネリアス・ルッツ
蒼羽りく エルンスト・フォン・アイゼナッハ
愛月ひかる アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
美月悠 エルネスト・メックリンガー
天玲美音 パウル・フォン・オーベルシュタイン
朝夏まなと ジークフリード・キルヒアイス(回想)
伶美うらら アンネローゼ・フォン・グリューネワルト(回想)
■同盟側:
悠未ひろ ヤン・ウェンリー
愛花ちさき フレデリカ・グリーンヒル
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
寿つかさ アレックス・キャゼルヌ
凪七瑠海 オリビエ・ポプラン
鳳樹いち ワルター・フォン・シェーンコップ
天風いぶき アレクサンドル・ビュコック
月映樹茉 イワン・コーネフ
松風輝 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
風馬翔 ダスティ・アッテンボロー
凛城きら ヨブ・トリューニヒト
■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
5巻で終わるのであれば、地球教はなくてもいいかな、と思いつつ。
だいぶ適当なところもありますが、ご容赦くださいませ。
実際には、帝国軍も同盟軍も、将軍たちの何人かは女性に変更することになりそうだな、と思いつつ。
[2]同盟(イゼルローン)篇
同じ解説文を読んで、「彗星のごとく現れた名将」=ヤン・ウェンリー、というかなり無茶な曲解をしてみました。
いや、単純に、テルくんはキャラ的にラインハルト(獅子心王)よりヤン(歴史学者志望のクレバーな傍観者タイプ)だろうな、と感じるので、ちゃんと芝居で観てみたいんです!!
ああ、いや、ラインハルトの扮装をしたテルくんは、ホントにすっごい楽しみなんですけどね(^ ^)。
しかし、「同盟篇」……実現するとしたら、時代的にはイゼルローン奪回から9巻まで、、、かなあ?2時間でどういう展開になるのか想像できないけど……(←心配しなくても、やらないから大丈夫!)(T T)
■同盟側:
鳳稀かなめ ヤン・ウェンリー
実咲凛音 フレデリカ・グリーンヒル
寿つかさ アレクサンドル・ビュコック
悠未ひろ ワルター・フォン・シェーンコップ
緒月遠麻 アレックス・キャゼルヌ
風羽玲亜 ヨブ・トリューニヒト
鳳樹いち ダスティ・アッテンボロー
松風輝 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
月映樹茉 イワン・コーネフ
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
蒼羽りく オリビエ・ポプラン
愛花ちさき ジェシカ・エドワーズ(回想)
凛城きら ロベール・ラップ(回想)
■帝国側:
朝夏まなと ラインハルト・フォン・ローエングラム
蓮水ゆうや オスカー・フォン・ロイエンタール
七海ひろき ウォルフガング・ミッターマイヤー
澄輝さやと ナイトハルト・ミュラー
天玲美音 パウル・フォン・オーベルシュタイン
愛月ひかる フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
星吹彩翔 コルネリアス・ルッツ
伶美うらら ヒルデガルド(ヒルダ)・フォン・マリーンドルフ
■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
凪七瑠海 ルパート・ケッセルリンク
■地球教
人が足りない……特に、ちや姉が辞めた今、オジサマ役者が少なすぎる(涙)。
どなたか専科さんのご登場を希望します(切実)。
[3]キルヒアイス篇
解説文はマルっと無視して、「私が観たいテルくん」が、文句なくキルヒアイスなんだもん!!
なんでトップお披露目で銀英伝なんだ!!今の布陣でやってほしかったよ!!(←別に祐飛さんのラインハルトが観たいわけでもなく、祐飛さんに演じてほしいのはロイエンタールだったりします。ままならぬもの、それは宝塚)
いろいろボヤきつつ、いちおう夢は夢なので、書かせていただきます。
物語はもちろん2巻まで!なんだったら「白銀の谷」あたりからずーっとやってくれてもいいよ!
■帝国:
鳳稀かなめ キルヒアイス
実咲凛音 アンネローゼ
悠未ひろ ロイエンタール
朝夏まなと ラインハルト
七海ひろき ミッターマイヤー
純矢ちとせ ヒルダ
鳳樹いち オーベルシュタイン
純矢ちとせ ベーネミュンデ侯爵夫人
■同盟側
寿つかさ キャゼルヌ
緒月遠麻 ヤン
蓮水ゆうや アッテンボロー
凪七瑠海 ポプラン
愛花ちさき フレデリカ
澄輝さやと シェーンコップ
こうやって配役を考えてみると、どのバージョンにしても、キャストが多いのはやっぱり魅力ですね♪
それぞれのキャラクターに印象的な台詞が必ずあるので、そのあたりをうまく使って構成してもらえたら、絶対組ファンにとって楽しい作品になると思います。
原作ファンなだけに不安もありますが、小池さんと宙組っ子を信じて、初日を楽しみにしています★
【7月1日まで、あと30日】
泣いても笑っても、あと一ヶ月。30日。祐飛さんをはじめとする6人の卒業生にも、組替えされるお二人にも、全ての宙組子にとっても、、、そして宙組ファンの皆様にとっても、悔いのない30日になりますように。
と言いつつ、今の公演の感想より先に(^ ^)次公演の妄想を書いてみたいと思います。
次回の宙組大劇場公演は、凰稀かなめ率いる新メンバーによる
スペース・ファンタジー『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
去年から上演されている舞台の、普通に男性が演じるラインハルトやヤンも良かったんですけど、宝塚の男役が演じるとまた違うだろうからとても楽しみです。
ただ。あちらの公演は、最初からいろんなバージョンを連続上演することが決まっている前提で脚本が書かれていて、その脚本がかなり良くできていたんですよねー。基本的には一本で完結させるはずの宝塚で、あの長大な物語を小池さんがどう料理するんだろうか?というのは、期待半分、不安半分というところかな。
まあ、小池さんはあの「太王四神記」をなんとかした実績があるので、不安はいらないのかもしれませんが(^ ^)
まあ、そのあたりは今更考えても仕方がないので、まずは物語の切り口とキャストをセットで3パターン考えてみました(^ ^)。
あ、けっこう露骨に原作のネタばれをしていますので、未読のかたはご注意くださいませ。
[1]皇帝篇
いま、劇団の公式ページに上がっている解説は、以下のとおり。
> 遥かな未来、限りなく広がる銀河を舞台に、彗星のごとく現れた名将を中心に
> 『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦いと、人間ドラマを壮大なスケールで描いたストーリー。
「彗星のごとく現れた名将」=ラインハルト、という前提と、「『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦い」がメインになってくることを考えると、「銀河英雄伝説」と言われて最初にイメージする、ラインハルトとキルヒアイスの友情譚(徳間ノベルズ全10巻の最初の2巻まで。銀河帝国内の内乱がメイン)ではなく、ラインハルトが帝国の実権を握ったあと、4~5巻のラグナロク作戦あたりがメインになるんじゃないかな、と思ったりしてみました。
最初は、ラインハルトが皇帝となってローエングラム王朝をひらいた6巻以降がメインになるんじゃないかと思っていたのですが。しかし、よーく考えてみたら、ローエングラム王朝には「敵」としての「自由惑星同盟」が無かったんだった……(^ ^;ゞ あはは。
ロイエンタールは旧同盟星域の支配者(?)としてラインハルトに叛くけど、それは「『自由惑星同盟』との戦い」とは言わないだろうし。
キルヒアイス・アンネローゼとのエピソードは回想で処理して、ヒルダとのちゃんとした恋人関係を描き、ヒルダがハイネセン制圧を依頼したことをヒルダからの愛の証と受け容れて……(←それラインハルトじゃないよ)、皇帝に即位したラインハルトがヤンと握手して、ヒルダの肩を抱いて「僕は宇宙を手に入れたよキルヒアイス!」と叫んで幕。どうでしょう(苦笑)。
というわけで、そのあたりの登場人物をメインに、イメージで割り振ってみました。
■帝国側:
鳳稀かなめ ラインハルト・フォン・ローエングラム
実咲凛音 ヒルデガルド(ヒルダ)・フォン・マリーンドルフ
緒月遠麻 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
蓮水ゆうや ナイトハルト・ミュラー
七海ひろき ウォルフガング・ミッターマイヤー
澄輝さやと オスカー・フォン・ロイエンタール
風羽玲亜 アウグスト・ザムエル・ワーレン
星吹彩翔 コルネリアス・ルッツ
蒼羽りく エルンスト・フォン・アイゼナッハ
愛月ひかる アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
美月悠 エルネスト・メックリンガー
天玲美音 パウル・フォン・オーベルシュタイン
朝夏まなと ジークフリード・キルヒアイス(回想)
伶美うらら アンネローゼ・フォン・グリューネワルト(回想)
■同盟側:
悠未ひろ ヤン・ウェンリー
愛花ちさき フレデリカ・グリーンヒル
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
寿つかさ アレックス・キャゼルヌ
凪七瑠海 オリビエ・ポプラン
鳳樹いち ワルター・フォン・シェーンコップ
天風いぶき アレクサンドル・ビュコック
月映樹茉 イワン・コーネフ
松風輝 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
風馬翔 ダスティ・アッテンボロー
凛城きら ヨブ・トリューニヒト
■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
5巻で終わるのであれば、地球教はなくてもいいかな、と思いつつ。
だいぶ適当なところもありますが、ご容赦くださいませ。
実際には、帝国軍も同盟軍も、将軍たちの何人かは女性に変更することになりそうだな、と思いつつ。
[2]同盟(イゼルローン)篇
同じ解説文を読んで、「彗星のごとく現れた名将」=ヤン・ウェンリー、というかなり無茶な曲解をしてみました。
いや、単純に、テルくんはキャラ的にラインハルト(獅子心王)よりヤン(歴史学者志望のクレバーな傍観者タイプ)だろうな、と感じるので、ちゃんと芝居で観てみたいんです!!
ああ、いや、ラインハルトの扮装をしたテルくんは、ホントにすっごい楽しみなんですけどね(^ ^)。
しかし、「同盟篇」……実現するとしたら、時代的にはイゼルローン奪回から9巻まで、、、かなあ?2時間でどういう展開になるのか想像できないけど……(←心配しなくても、やらないから大丈夫!)(T T)
■同盟側:
鳳稀かなめ ヤン・ウェンリー
実咲凛音 フレデリカ・グリーンヒル
寿つかさ アレクサンドル・ビュコック
悠未ひろ ワルター・フォン・シェーンコップ
緒月遠麻 アレックス・キャゼルヌ
風羽玲亜 ヨブ・トリューニヒト
鳳樹いち ダスティ・アッテンボロー
松風輝 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
月映樹茉 イワン・コーネフ
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
蒼羽りく オリビエ・ポプラン
愛花ちさき ジェシカ・エドワーズ(回想)
凛城きら ロベール・ラップ(回想)
■帝国側:
朝夏まなと ラインハルト・フォン・ローエングラム
蓮水ゆうや オスカー・フォン・ロイエンタール
七海ひろき ウォルフガング・ミッターマイヤー
澄輝さやと ナイトハルト・ミュラー
天玲美音 パウル・フォン・オーベルシュタイン
愛月ひかる フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
星吹彩翔 コルネリアス・ルッツ
伶美うらら ヒルデガルド(ヒルダ)・フォン・マリーンドルフ
■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
凪七瑠海 ルパート・ケッセルリンク
■地球教
人が足りない……特に、ちや姉が辞めた今、オジサマ役者が少なすぎる(涙)。
どなたか専科さんのご登場を希望します(切実)。
[3]キルヒアイス篇
解説文はマルっと無視して、「私が観たいテルくん」が、文句なくキルヒアイスなんだもん!!
なんでトップお披露目で銀英伝なんだ!!今の布陣でやってほしかったよ!!(←別に祐飛さんのラインハルトが観たいわけでもなく、祐飛さんに演じてほしいのはロイエンタールだったりします。ままならぬもの、それは宝塚)
いろいろボヤきつつ、いちおう夢は夢なので、書かせていただきます。
物語はもちろん2巻まで!なんだったら「白銀の谷」あたりからずーっとやってくれてもいいよ!
■帝国:
鳳稀かなめ キルヒアイス
実咲凛音 アンネローゼ
悠未ひろ ロイエンタール
朝夏まなと ラインハルト
七海ひろき ミッターマイヤー
純矢ちとせ ヒルダ
鳳樹いち オーベルシュタイン
純矢ちとせ ベーネミュンデ侯爵夫人
■同盟側
寿つかさ キャゼルヌ
緒月遠麻 ヤン
蓮水ゆうや アッテンボロー
凪七瑠海 ポプラン
愛花ちさき フレデリカ
澄輝さやと シェーンコップ
こうやって配役を考えてみると、どのバージョンにしても、キャストが多いのはやっぱり魅力ですね♪
それぞれのキャラクターに印象的な台詞が必ずあるので、そのあたりをうまく使って構成してもらえたら、絶対組ファンにとって楽しい作品になると思います。
原作ファンなだけに不安もありますが、小池さんと宙組っ子を信じて、初日を楽しみにしています★
【7月1日まで、あと30日】
5月28日のニュース
2012年5月28日 宝塚(雪) コメント (6)日曜日に、東宝劇場公演の千秋楽を迎えた雪組。
その雪組に関して、仰天のニュースが流れました。
「雪組 大湖せしる 女役転向について」(@ @)。
え?せしるって……研11、ですよね?
新公主演経験のあるスターが、研11で女役に転向!これを『仰天のニュース』と言わずして何をいうのか!?
もとい。
小柄でほっそりした美形のせしるは、ショーとかでもしょっちゅう女役をやっていたし、なんといっても「ロミオとジュリエット」の愛が素晴らしかったこともあって、女役転向はとても楽しみではあるのですが。
うーん、でもなあ。「男役が時々女役をする」のと、転向して「もう二度と男役として踊ることがない」ってのは、全然違うことなんですよね……(T T)。せしるのダンスは本当に恰好良いから、女役は勿論楽しみなんだけど、男役のダンスがもう見れなくなるのはとても寂しい。
以前、月組の彩星りおんや愛希れいかが転向を発表したときも書きましたが、こういうのって、もう少し早く発表するわけにはいかないんでしょうか……?
せしるの最後の男役姿を目に焼き付けたかったのに……と思う隠れファンも少なくないと思うのですが。(←自分のことです)
それとも、ご自身のファンには事前にこっそり案内したりしてるのでしょうか……(T T)。
でもまあ、かおりちゃん(晴華)とリサちゃん(涼花)を続けて喪った雪組の美女軍団の補強としては最善の人材である、というのはとても納得するので、仕方ないんでしょうね、きっと。
歌と台詞はちょっと不安が残るけど、ホンモノの美人だからなあ。
スケジュール的には、次のバウ公演から女役として出演。……ということは。
えーっと、も、もしかして、ともみん(夢乃)の恋人役とか、そんな事件 がありえたりするんでしょうかっっっ!?
わーわーわー、そんなことになったら楽しみすぎるっっっ!!
ああ、そうか。
ともみんと大ちゃん、近い学年の長身美形が二人も来てくれるから、せしるの女役も組む相手に困らなくなるんですね。(←ロイヤルストレートフラッシュでのチギちゃんとの並びも可愛かったですけどね!)
今までは、転向したくても回りが小柄すぎて無理でしたもんね!!なるほどー、研11での転向にも理由はあるのかもしれませんね。
バウで、あるいは次の大劇場公演で、美女・せしるがどんなふうに使われるのか、楽しみにしています!
とりあえずは、石田さん!!どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
【7月1日まで、あと34日】
その雪組に関して、仰天のニュースが流れました。
「雪組 大湖せしる 女役転向について」(@ @)。
え?せしるって……研11、ですよね?
新公主演経験のあるスターが、研11で女役に転向!これを『仰天のニュース』と言わずして何をいうのか!?
もとい。
小柄でほっそりした美形のせしるは、ショーとかでもしょっちゅう女役をやっていたし、なんといっても「ロミオとジュリエット」の愛が素晴らしかったこともあって、女役転向はとても楽しみではあるのですが。
うーん、でもなあ。「男役が時々女役をする」のと、転向して「もう二度と男役として踊ることがない」ってのは、全然違うことなんですよね……(T T)。せしるのダンスは本当に恰好良いから、女役は勿論楽しみなんだけど、男役のダンスがもう見れなくなるのはとても寂しい。
以前、月組の彩星りおんや愛希れいかが転向を発表したときも書きましたが、こういうのって、もう少し早く発表するわけにはいかないんでしょうか……?
せしるの最後の男役姿を目に焼き付けたかったのに……と思う隠れファンも少なくないと思うのですが。(←自分のことです)
それとも、ご自身のファンには事前にこっそり案内したりしてるのでしょうか……(T T)。
でもまあ、かおりちゃん(晴華)とリサちゃん(涼花)を続けて喪った雪組の美女軍団の補強としては最善の人材である、というのはとても納得するので、仕方ないんでしょうね、きっと。
歌と台詞はちょっと不安が残るけど、ホンモノの美人だからなあ。
スケジュール的には、次のバウ公演から女役として出演。……ということは。
えーっと、も、もしかして、ともみん(夢乃)の恋人役とか、そんな事件 がありえたりするんでしょうかっっっ!?
わーわーわー、そんなことになったら楽しみすぎるっっっ!!
ああ、そうか。
ともみんと大ちゃん、近い学年の長身美形が二人も来てくれるから、せしるの女役も組む相手に困らなくなるんですね。(←ロイヤルストレートフラッシュでのチギちゃんとの並びも可愛かったですけどね!)
今までは、転向したくても回りが小柄すぎて無理でしたもんね!!なるほどー、研11での転向にも理由はあるのかもしれませんね。
バウで、あるいは次の大劇場公演で、美女・せしるがどんなふうに使われるのか、楽しみにしています!
とりあえずは、石田さん!!どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
【7月1日まで、あと34日】
日本青年館にて、花組公演「近松・恋の道行」を観劇いたしました。
作・演出は植田景子。
景子さんって、本格的な(江戸以前の)和物は初めて……かな?何かやったことありましたっけ。(忘れていたらすみません)
若手で和物といえば大野さんというイメージでしたが、景子さんもロマンティックでいいなあ。飛鳥時代とか、一度挑戦してみてほしいです。
……なんてことを思ったくらい、お見事な作品でした(^ ^)。
観終わって最初に思ったことは、、、この作品、主役はもちろん嘉平次(愛音)なんですけど、タイトルロールはやっぱり近松門左衛門(夏美)であり、そのドラ息子の鯉助(春風)なんだな、と。
景子さんのライフワークともいうべき「クリエイターの苦悩」がこの作品においてもテーマになっていて、
普通の心中物……たとえば「心中・恋の大和路」のテーマが「純愛」であるのとはちょっと違う作品になっていたんだと思います。
そして。
一番印象に残ったのは、実は2幕ラスト前、嘉平次とさが(実咲)が生玉神社で心中した後の、翌朝の場面でした。
骸の処理を見物しながら、いつもどおりの日常に浸る人々、
悲嘆にくれる死者の家族たち、
無邪気に「心中ごっこしよう!」と騒ぐ子供たち、
現実を受け容れられずに、ただ声をあげて、全身全霊で嗤うことしかできない鯉助。
鯉助はこの時、初めて本当に「死」に触れて、それゆえに初めて「生きる」ことを理解したんですよね。
「本気で生きる」ことのできない者には「創作」は不可能である、というのは景子さんがずっと追いかけてきたテーマで、だからこそこの物語は、クリエイターである近松の物語であり、鯉助の物語でもあるんだな、と。
鯉助がこの後どんな物語を紡いだのかは問題ではなくて(←史実としては、残念ながら大した才能は無かったようですが)、彼がこの後は「本気で生きる」ことが出来たのかどうか、が問題で。
その謎かけへの答えを、あの高笑いだけですませた景子さん。今までの彼女だったら、最後の近松の口説の中で“その後の鯉助”を説明させてしまいそうなところを、役者・春風弥里と観客の感性に委ねることができたことは、彼女自身の充実を物語っているようで、彼女の作品のファンとしてとても嬉しかったです。
作品についてはこのくらいにして、出演者について簡単に。
■一つ屋嘉平次(松屋町の茶碗屋『一つ屋』の跡取り息子) 愛音羽麗
「上方絵草紙」という副題の意味が、みわっちが出てくるだけで伝わってくるような気がしました。
はんなり、という言葉が本当によく似合う、親に厳しく育てられた、真面目一方の好青年。
あまりの真っ直ぐさと曇りなさゆえに、幼馴染として近しいところで生きてきたはずの長作に憎まれるに至るところが悲しいですが、おさがが嘉平次に恋をするのも、その真っ直ぐさ故かと思えば、仕方ないことなのかな、と。
みわっちの芝居は、本当に情が深いというか、一挙手一投足に情緒があるんですよね。「くらわんか」「舞姫」「近松」と、主演作がどれも和物なのも、「和」の情緒があるスターといえばやっぱり今はみわっちが第一人者なのかな、と思ったりしました。
声の良さは元々なんですけど、今回は歌も心情がのっていてすごく良かったし、言葉に苦労していない分、芝居としての表現はさすがの深さでした。いやもう、要するにみわっちすっごくすっごく良かったよ!!ってことで(*^ ^*)。
■柏屋さが(嘉平次と相思相愛の『柏屋』の見世女郎) 実咲凜音
「カナリア」のアジャーニで、思いっきり弾けてくれたみりおん。今回は女郎役で、ぐっと抑えた役なのかと思えば、、、案外元気で前向きな人だったのでよく似合っていたような気がします。
アジャーニもそうでしたけど、おさがも「過去」に幸せな時代がないキャラクターなんですよね。そういえばクリスティーヌもそうだったなあ。。。客観的に見たらどんなに不幸でも、本人の気の持ちようで「幸せ」と感じることができる、という、ある意味すごく前向きな芝居が似合う人なんだな、と思います。
愛されることに素直で、愛することに怯えがない。過去に「幸せ」の記憶がないかわりい、「幸せを奪われた」こともないから、すごく前向きなんですよね。それが小弁との大きな違いで、だからこそ彼女は、死でさえも前向きに、幸せな気持ちで受け容れることができる……その対比が哀れで、切なくて、でも羨ましくさえあるのかもしれません。
■小弁(喜世)(さがの妹女郎、浅野家家臣・原惣右衛門の妾の娘) 桜咲彩花
「幸せな子供時代」の記憶と、「幸せを奪われた」記憶の両方を抱えて生きる娘。
それでも、「幸せ」の味を知っている彼女は、一時の激情にかられないかぎり、自ら死を選ぶことは無い。いつかその「幸せ」を取り戻すことができると信じる強さを、ちゃんと持っている人だから。
べーちゃんのことは、ずっと笑顔の可愛い元気娘というイメージで観てきたのですが、泣いていても、男に縋りついても、本当に可愛い!!!ですよね(*^ ^*)。本来は勝気でプライドの高いお嬢さんだけど、好いた男の前では必死になれるところとか、けなげで可愛いです。「殉情」のこいさんとか、ああいう役も似合いそうな気がします。……いや、もちろん、あの爆発的な笑顔をもっと生かした役も観てみたいんですけどね!でも、ああいう上から目線な泣き顔の可愛さというのも、べーちゃんの魅力の一つだなとすごく思いました。
■早水清吉(忠清)(小間物の行商人、赤穂浅野家家臣・原家に代々仕えた足軽の息子) 華形ひかる
いやはや。恰好良いです。ええ。もう、言葉もないほど恰好良い。
「舞姫」も良い役だったけど、今回も良い役ですよね。これ以上はない二番手役でした……素敵だった(*^ ^*)。
■杉森鯉助(近松景鯉)(浄瑠璃作家を目指す近松門左衛門の二男) 春風弥里
上で散々語ったので、省略。
■徳兵衛(浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、醤油問屋平野屋の手代) 柚香光
■お初 (浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、天満屋の見世女郎) 乙羽映見
柚香くんの美貌と姿の良さ、そして、なんともいえない独特の空気感を堪能させていただきました。人形振りも巧かったし、いろんな意味で印象的な存在だったと思います。
「Hollywood Lover」の過去の恋人たち(紫門・蘭乃)と同じような位置づけの存在でしたが、「生玉心中」自体が「曽根崎心中」の大ヒットという時代背景のもとに起こった事件であったことを考えれば、この二人は、劇中劇ではなくて物語の外枠なんですよね。ふわりと出てくるだけで空気を変えられる、その存在感はすごいなあと思いました。鼻たてをした和物メークの美しいこと!!舞台写真が出たら買いたいです(^ ^)。
他にも出演者はたくさんいるので、そのあたりのツボについてはいずれまた(^ ^)。
まー、花組の誇る芝居巧者を全員集めた完璧な布陣に感心しました。いや、景子さんってすごいなー。
【7月1日まで、あと35日】
作・演出は植田景子。
景子さんって、本格的な(江戸以前の)和物は初めて……かな?何かやったことありましたっけ。(忘れていたらすみません)
若手で和物といえば大野さんというイメージでしたが、景子さんもロマンティックでいいなあ。飛鳥時代とか、一度挑戦してみてほしいです。
……なんてことを思ったくらい、お見事な作品でした(^ ^)。
観終わって最初に思ったことは、、、この作品、主役はもちろん嘉平次(愛音)なんですけど、タイトルロールはやっぱり近松門左衛門(夏美)であり、そのドラ息子の鯉助(春風)なんだな、と。
景子さんのライフワークともいうべき「クリエイターの苦悩」がこの作品においてもテーマになっていて、
普通の心中物……たとえば「心中・恋の大和路」のテーマが「純愛」であるのとはちょっと違う作品になっていたんだと思います。
そして。
一番印象に残ったのは、実は2幕ラスト前、嘉平次とさが(実咲)が生玉神社で心中した後の、翌朝の場面でした。
骸の処理を見物しながら、いつもどおりの日常に浸る人々、
悲嘆にくれる死者の家族たち、
無邪気に「心中ごっこしよう!」と騒ぐ子供たち、
現実を受け容れられずに、ただ声をあげて、全身全霊で嗤うことしかできない鯉助。
鯉助はこの時、初めて本当に「死」に触れて、それゆえに初めて「生きる」ことを理解したんですよね。
「本気で生きる」ことのできない者には「創作」は不可能である、というのは景子さんがずっと追いかけてきたテーマで、だからこそこの物語は、クリエイターである近松の物語であり、鯉助の物語でもあるんだな、と。
鯉助がこの後どんな物語を紡いだのかは問題ではなくて(←史実としては、残念ながら大した才能は無かったようですが)、彼がこの後は「本気で生きる」ことが出来たのかどうか、が問題で。
その謎かけへの答えを、あの高笑いだけですませた景子さん。今までの彼女だったら、最後の近松の口説の中で“その後の鯉助”を説明させてしまいそうなところを、役者・春風弥里と観客の感性に委ねることができたことは、彼女自身の充実を物語っているようで、彼女の作品のファンとしてとても嬉しかったです。
作品についてはこのくらいにして、出演者について簡単に。
■一つ屋嘉平次(松屋町の茶碗屋『一つ屋』の跡取り息子) 愛音羽麗
「上方絵草紙」という副題の意味が、みわっちが出てくるだけで伝わってくるような気がしました。
はんなり、という言葉が本当によく似合う、親に厳しく育てられた、真面目一方の好青年。
あまりの真っ直ぐさと曇りなさゆえに、幼馴染として近しいところで生きてきたはずの長作に憎まれるに至るところが悲しいですが、おさがが嘉平次に恋をするのも、その真っ直ぐさ故かと思えば、仕方ないことなのかな、と。
みわっちの芝居は、本当に情が深いというか、一挙手一投足に情緒があるんですよね。「くらわんか」「舞姫」「近松」と、主演作がどれも和物なのも、「和」の情緒があるスターといえばやっぱり今はみわっちが第一人者なのかな、と思ったりしました。
声の良さは元々なんですけど、今回は歌も心情がのっていてすごく良かったし、言葉に苦労していない分、芝居としての表現はさすがの深さでした。いやもう、要するにみわっちすっごくすっごく良かったよ!!ってことで(*^ ^*)。
■柏屋さが(嘉平次と相思相愛の『柏屋』の見世女郎) 実咲凜音
「カナリア」のアジャーニで、思いっきり弾けてくれたみりおん。今回は女郎役で、ぐっと抑えた役なのかと思えば、、、案外元気で前向きな人だったのでよく似合っていたような気がします。
アジャーニもそうでしたけど、おさがも「過去」に幸せな時代がないキャラクターなんですよね。そういえばクリスティーヌもそうだったなあ。。。客観的に見たらどんなに不幸でも、本人の気の持ちようで「幸せ」と感じることができる、という、ある意味すごく前向きな芝居が似合う人なんだな、と思います。
愛されることに素直で、愛することに怯えがない。過去に「幸せ」の記憶がないかわりい、「幸せを奪われた」こともないから、すごく前向きなんですよね。それが小弁との大きな違いで、だからこそ彼女は、死でさえも前向きに、幸せな気持ちで受け容れることができる……その対比が哀れで、切なくて、でも羨ましくさえあるのかもしれません。
■小弁(喜世)(さがの妹女郎、浅野家家臣・原惣右衛門の妾の娘) 桜咲彩花
「幸せな子供時代」の記憶と、「幸せを奪われた」記憶の両方を抱えて生きる娘。
それでも、「幸せ」の味を知っている彼女は、一時の激情にかられないかぎり、自ら死を選ぶことは無い。いつかその「幸せ」を取り戻すことができると信じる強さを、ちゃんと持っている人だから。
べーちゃんのことは、ずっと笑顔の可愛い元気娘というイメージで観てきたのですが、泣いていても、男に縋りついても、本当に可愛い!!!ですよね(*^ ^*)。本来は勝気でプライドの高いお嬢さんだけど、好いた男の前では必死になれるところとか、けなげで可愛いです。「殉情」のこいさんとか、ああいう役も似合いそうな気がします。……いや、もちろん、あの爆発的な笑顔をもっと生かした役も観てみたいんですけどね!でも、ああいう上から目線な泣き顔の可愛さというのも、べーちゃんの魅力の一つだなとすごく思いました。
■早水清吉(忠清)(小間物の行商人、赤穂浅野家家臣・原家に代々仕えた足軽の息子) 華形ひかる
いやはや。恰好良いです。ええ。もう、言葉もないほど恰好良い。
「舞姫」も良い役だったけど、今回も良い役ですよね。これ以上はない二番手役でした……素敵だった(*^ ^*)。
■杉森鯉助(近松景鯉)(浄瑠璃作家を目指す近松門左衛門の二男) 春風弥里
上で散々語ったので、省略。
■徳兵衛(浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、醤油問屋平野屋の手代) 柚香光
■お初 (浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、天満屋の見世女郎) 乙羽映見
柚香くんの美貌と姿の良さ、そして、なんともいえない独特の空気感を堪能させていただきました。人形振りも巧かったし、いろんな意味で印象的な存在だったと思います。
「Hollywood Lover」の過去の恋人たち(紫門・蘭乃)と同じような位置づけの存在でしたが、「生玉心中」自体が「曽根崎心中」の大ヒットという時代背景のもとに起こった事件であったことを考えれば、この二人は、劇中劇ではなくて物語の外枠なんですよね。ふわりと出てくるだけで空気を変えられる、その存在感はすごいなあと思いました。鼻たてをした和物メークの美しいこと!!舞台写真が出たら買いたいです(^ ^)。
他にも出演者はたくさんいるので、そのあたりのツボについてはいずれまた(^ ^)。
まー、花組の誇る芝居巧者を全員集めた完璧な布陣に感心しました。いや、景子さんってすごいなー。
【7月1日まで、あと35日】
DOWNTOWN FOLLIES!
2012年5月26日 ミュージカル・舞台渋谷の大和田さくらホールで、ミュージカル・レビュー「ダウンタウン・フォーリーズ Volume8(deluxe)」を観劇してまいりました。
構成・演出は高平哲郎、音楽監督に島健、振付に川崎悦子というスタッフ陣も、島田歌穂・玉野和紀・吉野圭吾・北村岳子のオリジナルキャストも、10年前と変らず。それに、さらに平澤智と樹里咲穂という強力なメンバーを加えてのコント付きレビュー。
これまでの8公演、全部観れているわけではありませんが、今回は集大成ということで、だいぶ懐かしい場面もありました(^ ^)。
相変わらずのコント三昧でしたが、一番笑ったのは、最初の「カウボーイとエイリアン」かな(^ ^)。
28個のりんごを7人でわける算数の問題を久しぶりに観て、あらためて笑いました(^ ^)。歌穂ちゃん凄すぎる!
シリアスシーンでは、「All That JAZZ」で始まったレイバー&ストレーラーシリーズが素敵でした。岳子さんのオトナなダンスが久しぶりに堪能できて幸せ!一緒に踊る樹里ちゃんの、溌剌とした色気の無さもまた魅力だなと思いました。
一幕ラストの「実録・南太平洋」は、懐かしかったー!歌穂ちゃんの男役は、観るたびにうまくなっていくなーと感心しました。最初に観た男役はマリウス(レ・ミゼラブル)だったなあ。。。懐かしいわ。
2幕の目玉は、なんといっても「ジキルとハイド」より、対決。
ダウンタウンフォーリーズではありませんが、「That’s Japanese Musical」で市村さんが演ったネタを、吉野くんが再演しようとは!!
まだ「ジキルとハイド」がブロードウェイで幕を開けてから何年も経っていなかったあの頃。
私があの作品に嵌ったのは、市村さんのアレだったと言っても過言ではない……かもしれない、あの名場面。市村さんの、「(テレビに)出たいくせに~~~!!」というハイドの叫びが、今も耳に残っています。
吉野さんは、まだ「対決」を演じきれるほどの声のヴァリエーションはないんだな、と思いましたが、芝居としては良かったし、いずれあの役も演じてくれる日が来ることを楽しみにしています。
ただ、当時のミュージカル界と今とではあまりにも状況が違いすぎて、、、まだ「ミュージカル」がアングラの一部だったあの頃には本当に切実だったあの一連のやり取りが、今はもう遠いなあ、、、と、一抹の寂しさと共に思ってしまいました(^ ^)。
あと、日本初演前だった「That’s Japanese…」の時は有名なブロードウェイオリジナルと同じ演出だったのに、今回は吉野くんも出ていた日本版の演出になっていたのが残念な気がしました。あの演出、パロディされすぎてちょっとアレですが、やっぱり好きなんだもん。
あと、「ジキルとハイド」とセットでネタになっていた「ボニー&クライド」。
ブロードウェイ版は2週間のプレビューのみで打ち切りとなった失敗作でCDも出ていない、というネタで落ちをつけるはずが、「実はCDが出ているらしいと昨日お客さまから聴きました…」というのが落ちになってました(^ ^;ゞ あれは元々の仕込みなのか、本当に昨日わかったのか(^ ^)。
そういえば、私も1月に観たのに感想書いてなかったなあ。あははー。
「くるみ割り人形」をパロディにした「犯罪舞踏」は、前回観た時もすごいなーと思ったけど、やっぱり印象的だったなあ。「万引きの踊り」は樹里ちゃんが華麗に踊ってくれて、さすがでした!「不法投棄夫婦の踊り」と「結婚詐欺師の踊り」は以前と同じキャストで、これはもう文句なく素敵(はぁと)結構オリジナルのバレエの振りが残っているのがまた良いんですよね♪♪
インストの「ファンタジア」を経て、歌穂ちゃんがソロで歌ったのは、ホイットニー・ヒューストンの「The Greatest Love Of All」。これはもう、文句なく素晴らしかった!!
フィナーレは定番の3曲。この3曲、特にラストの「グッバイ」を聞くと、あーダウンタウン見たわー、という気がします。……そういえば、「Producers」の日本初演を観た時も「あーダウンタウンみ……てないよ!!!」と思ったっけなあ(^ ^)。だって歌詞も一緒だしー!!
いや、楽しい3時間でした。
アラフィフな4人+アラフォーな2人。みんな汗だくで、気持ちいいくらい笑顔で。楽しいんだろうな、と思ったらすごく嬉しくなりました。
10年前からこれをやってる4人(+1)と、何の違和感もなく馴染んで見えた樹里ちゃん。いいメンバーだなー、と、幸せな気持ちで家に帰りました。来年も楽しみにしています!(^ ^)。
【7月1日まで、あと36日】
構成・演出は高平哲郎、音楽監督に島健、振付に川崎悦子というスタッフ陣も、島田歌穂・玉野和紀・吉野圭吾・北村岳子のオリジナルキャストも、10年前と変らず。それに、さらに平澤智と樹里咲穂という強力なメンバーを加えてのコント付きレビュー。
これまでの8公演、全部観れているわけではありませんが、今回は集大成ということで、だいぶ懐かしい場面もありました(^ ^)。
相変わらずのコント三昧でしたが、一番笑ったのは、最初の「カウボーイとエイリアン」かな(^ ^)。
28個のりんごを7人でわける算数の問題を久しぶりに観て、あらためて笑いました(^ ^)。歌穂ちゃん凄すぎる!
シリアスシーンでは、「All That JAZZ」で始まったレイバー&ストレーラーシリーズが素敵でした。岳子さんのオトナなダンスが久しぶりに堪能できて幸せ!一緒に踊る樹里ちゃんの、溌剌とした色気の無さもまた魅力だなと思いました。
一幕ラストの「実録・南太平洋」は、懐かしかったー!歌穂ちゃんの男役は、観るたびにうまくなっていくなーと感心しました。最初に観た男役はマリウス(レ・ミゼラブル)だったなあ。。。懐かしいわ。
2幕の目玉は、なんといっても「ジキルとハイド」より、対決。
ダウンタウンフォーリーズではありませんが、「That’s Japanese Musical」で市村さんが演ったネタを、吉野くんが再演しようとは!!
まだ「ジキルとハイド」がブロードウェイで幕を開けてから何年も経っていなかったあの頃。
私があの作品に嵌ったのは、市村さんのアレだったと言っても過言ではない……かもしれない、あの名場面。市村さんの、「(テレビに)出たいくせに~~~!!」というハイドの叫びが、今も耳に残っています。
吉野さんは、まだ「対決」を演じきれるほどの声のヴァリエーションはないんだな、と思いましたが、芝居としては良かったし、いずれあの役も演じてくれる日が来ることを楽しみにしています。
ただ、当時のミュージカル界と今とではあまりにも状況が違いすぎて、、、まだ「ミュージカル」がアングラの一部だったあの頃には本当に切実だったあの一連のやり取りが、今はもう遠いなあ、、、と、一抹の寂しさと共に思ってしまいました(^ ^)。
あと、日本初演前だった「That’s Japanese…」の時は有名なブロードウェイオリジナルと同じ演出だったのに、今回は吉野くんも出ていた日本版の演出になっていたのが残念な気がしました。あの演出、パロディされすぎてちょっとアレですが、やっぱり好きなんだもん。
あと、「ジキルとハイド」とセットでネタになっていた「ボニー&クライド」。
ブロードウェイ版は2週間のプレビューのみで打ち切りとなった失敗作でCDも出ていない、というネタで落ちをつけるはずが、「実はCDが出ているらしいと昨日お客さまから聴きました…」というのが落ちになってました(^ ^;ゞ あれは元々の仕込みなのか、本当に昨日わかったのか(^ ^)。
そういえば、私も1月に観たのに感想書いてなかったなあ。あははー。
「くるみ割り人形」をパロディにした「犯罪舞踏」は、前回観た時もすごいなーと思ったけど、やっぱり印象的だったなあ。「万引きの踊り」は樹里ちゃんが華麗に踊ってくれて、さすがでした!「不法投棄夫婦の踊り」と「結婚詐欺師の踊り」は以前と同じキャストで、これはもう文句なく素敵(はぁと)結構オリジナルのバレエの振りが残っているのがまた良いんですよね♪♪
インストの「ファンタジア」を経て、歌穂ちゃんがソロで歌ったのは、ホイットニー・ヒューストンの「The Greatest Love Of All」。これはもう、文句なく素晴らしかった!!
フィナーレは定番の3曲。この3曲、特にラストの「グッバイ」を聞くと、あーダウンタウン見たわー、という気がします。……そういえば、「Producers」の日本初演を観た時も「あーダウンタウンみ……てないよ!!!」と思ったっけなあ(^ ^)。だって歌詞も一緒だしー!!
いや、楽しい3時間でした。
アラフィフな4人+アラフォーな2人。みんな汗だくで、気持ちいいくらい笑顔で。楽しいんだろうな、と思ったらすごく嬉しくなりました。
10年前からこれをやってる4人(+1)と、何の違和感もなく馴染んで見えた樹里ちゃん。いいメンバーだなー、と、幸せな気持ちで家に帰りました。来年も楽しみにしています!(^ ^)。
【7月1日まで、あと36日】
2012年のタカラヅカ【7】
2012年5月25日 宝塚(花)今年のラインナップ、最後に残されていた年末の花組の予定が発表になりました!
■バウホール公演
バウ・ミュージカル
『Victorian Jazz(ヴィクトリアン ジャズ)』
作・演出/田渕大輔
主演/望海風斗
おおー!だいもん、バウ初主演&田渕さんバウデビュー!!
お二人ともおめでとうございます!(はぁと)
バウのみなのが辛いところですが、絶対!!観たいです。
「上海」の劉、「コード・ヒーロー」ハル。まぁくん主演の2作品を2番手として支え、全く方向性の違うキャラクターを見事に造形しただいもんが、満を持しての主演。解説を読むと、あの美声でたっぷりとジャズを歌ってくれそうだし、、、なんだか本当に楽しみだなー。
しかも、演出はそれこそ“満を持して”の田渕さんデビュー。彼については、花組「ファントム」星組「オーシャンズ11」と新公演出で当てているので、そろそろオリジナルが観たいーと思っていたんです。
いやあ、嬉しいなあ。
ただ……このあらすじ、往年の月組ファン的にはすっごく見覚えがあるんですけど、、、大丈夫かしら(^ ^;ゞ
■シアター・ドラマシティ&日本青年館公演
蘭寿とむコンサート
Song & Dance『Streak of Light -一筋の光…-』
作・演出/酒井澄夫
主演/蘭寿とむ、蘭乃はな
ショースター・蘭寿とむに、酒井さんのショーを二幕!!
おめでとうございます。これはまた楽しみですね~♪ 酒井さんのプロデュースによる 蘭々コンビのコンテンポラリーダンスとか、マジ観たい!!(盛り上がり)
いや、ダンスに関してはあんまり期待してはいけないことは重々承知しておりますが。。。あああ、でもやっぱり、期待は高まっちゃうよー!!わーん、酒井さん、お願いしますう!!
星組さんの「REON」の時は、ねねちゃんが出演するかどうかは出演者発表までわからなかったのに、今回は最初から出てるんですね。……それにしても「蘭寿とむの過去・現在・未来」か……。悔いのないように観れるといいな。チケット取れますように(切実)
■日本青年館公演
バウ・コメディ
『おかしな二人』
-THE ODD COUPLE(Original Version) by Neil Simon-
原作/ニール・サイモン
脚色・演出/石田昌也
出演/轟 悠、華形ひかる ほか
やったーーーー!!「おかしな二人」東京再演!しかも、轟さんの相手役はみつる!!
これは通うしかない……と思ったら、なんとわずか4日間なんですね(T T)。っていうか、青年館かよ(涙)。博品館とか、東京芸術劇場小ホールとかが借りられたら良いのになあ……。
いや、でも、やっぱり名作にまた逢えるのは嬉しいです。ぜひ、バウで轟さんが演じたオスカーをみつるに、未沙さんが演じたフィリックスを轟さんでお願いしたいです!!
ちなみに、私は9月にこの作品を観劇した時に「他の組でも続演してほしい」と書いております。
http://80646.diarynote.jp/?day=20110923
で、その時の希望キャストが……娘役は、花組は初姫さあや&華耀きらりでした(^ ^)。
星組さんでは92期と93期の若手が演じた役ですが、ベテランでも出来る(むしろ、戯曲の本来の役柄的にはベテラン女優の役)し、面白くなりそうだなと思ったので。
ああでも、花組だったら春花きらら&鞠花ゆめとかめっちゃ良さそうで観てみたい。あと、若いところで菜那&紗愛とか?いつもながら、花娘は人材豊富すぎて候補がいっぱいいるわ(^ ^)。
ポーカー仲間は、どんな配役になるんでしょうね。
観劇時の妄想では、まりんさん(悠真)、真瀬、天真、銀華……の4人だったのですが(溜息)。
だいもんのバウにも、ある程度芝居のできる人が必要でしょうから難しいところだけど、、、まあでも、92期の男役4人のうち、一人か二人は出るだろうなあ。で、キキちゃん(芹香)か、がりんちゃん(大河)のどちらかは出そうな気がします。そこはかとなく黒い人が一人必要なので。
あともう一人は、95期の柚香くんかマイティー(水美)あたり?で、ベテランはまりんさんかふみかか。まりんさんならマレー警部、ふみかならスピードかロイ、って感じでしょうか。そうなると、95期がヴィニーかな?
……なんて、想像がいろいろ止まりません(^ ^)。
歌劇団さま、面白い公演を、ありがとうございました!!楽しみにしていまーす!
【7月1日まで、あと37日】
■バウホール公演
バウ・ミュージカル
『Victorian Jazz(ヴィクトリアン ジャズ)』
作・演出/田渕大輔
主演/望海風斗
おおー!だいもん、バウ初主演&田渕さんバウデビュー!!
お二人ともおめでとうございます!(はぁと)
バウのみなのが辛いところですが、絶対!!観たいです。
「上海」の劉、「コード・ヒーロー」ハル。まぁくん主演の2作品を2番手として支え、全く方向性の違うキャラクターを見事に造形しただいもんが、満を持しての主演。解説を読むと、あの美声でたっぷりとジャズを歌ってくれそうだし、、、なんだか本当に楽しみだなー。
しかも、演出はそれこそ“満を持して”の田渕さんデビュー。彼については、花組「ファントム」星組「オーシャンズ11」と新公演出で当てているので、そろそろオリジナルが観たいーと思っていたんです。
いやあ、嬉しいなあ。
ただ……このあらすじ、往年の月組ファン的にはすっごく見覚えがあるんですけど、、、大丈夫かしら(^ ^;ゞ
■シアター・ドラマシティ&日本青年館公演
蘭寿とむコンサート
Song & Dance『Streak of Light -一筋の光…-』
作・演出/酒井澄夫
主演/蘭寿とむ、蘭乃はな
ショースター・蘭寿とむに、酒井さんのショーを二幕!!
おめでとうございます。これはまた楽しみですね~♪ 酒井さんのプロデュースによる 蘭々コンビのコンテンポラリーダンスとか、マジ観たい!!(盛り上がり)
いや、ダンスに関してはあんまり期待してはいけないことは重々承知しておりますが。。。あああ、でもやっぱり、期待は高まっちゃうよー!!わーん、酒井さん、お願いしますう!!
星組さんの「REON」の時は、ねねちゃんが出演するかどうかは出演者発表までわからなかったのに、今回は最初から出てるんですね。……それにしても「蘭寿とむの過去・現在・未来」か……。悔いのないように観れるといいな。チケット取れますように(切実)
■日本青年館公演
バウ・コメディ
『おかしな二人』
-THE ODD COUPLE(Original Version) by Neil Simon-
原作/ニール・サイモン
脚色・演出/石田昌也
出演/轟 悠、華形ひかる ほか
やったーーーー!!「おかしな二人」東京再演!しかも、轟さんの相手役はみつる!!
これは通うしかない……と思ったら、なんとわずか4日間なんですね(T T)。っていうか、青年館かよ(涙)。博品館とか、東京芸術劇場小ホールとかが借りられたら良いのになあ……。
いや、でも、やっぱり名作にまた逢えるのは嬉しいです。ぜひ、バウで轟さんが演じたオスカーをみつるに、未沙さんが演じたフィリックスを轟さんでお願いしたいです!!
ちなみに、私は9月にこの作品を観劇した時に「他の組でも続演してほしい」と書いております。
http://80646.diarynote.jp/?day=20110923
で、その時の希望キャストが……娘役は、花組は初姫さあや&華耀きらりでした(^ ^)。
星組さんでは92期と93期の若手が演じた役ですが、ベテランでも出来る(むしろ、戯曲の本来の役柄的にはベテラン女優の役)し、面白くなりそうだなと思ったので。
ああでも、花組だったら春花きらら&鞠花ゆめとかめっちゃ良さそうで観てみたい。あと、若いところで菜那&紗愛とか?いつもながら、花娘は人材豊富すぎて候補がいっぱいいるわ(^ ^)。
ポーカー仲間は、どんな配役になるんでしょうね。
観劇時の妄想では、まりんさん(悠真)、真瀬、天真、銀華……の4人だったのですが(溜息)。
だいもんのバウにも、ある程度芝居のできる人が必要でしょうから難しいところだけど、、、まあでも、92期の男役4人のうち、一人か二人は出るだろうなあ。で、キキちゃん(芹香)か、がりんちゃん(大河)のどちらかは出そうな気がします。そこはかとなく黒い人が一人必要なので。
あともう一人は、95期の柚香くんかマイティー(水美)あたり?で、ベテランはまりんさんかふみかか。まりんさんならマレー警部、ふみかならスピードかロイ、って感じでしょうか。そうなると、95期がヴィニーかな?
……なんて、想像がいろいろ止まりません(^ ^)。
歌劇団さま、面白い公演を、ありがとうございました!!楽しみにしていまーす!
【7月1日まで、あと37日】
神奈川県民ホールにて、花組全国ツアー公演「長い春の果てに/カノン」を観劇してまいりました。
懐かしい思い出の作品、「長い春の果てに」。
「黒い瞳」ほどではないにせよ、色んな意味で好きだった作品の一つですが、今回の花組版は、また全然趣の違う作品に仕上がっていたと思います。
ステファンを取り巻くたくさんのキャラクター(役者)中心で動いていた月組初演と、物語優先で進んでいた花組全国ツアー版、という印象。一人ひとりのキャラクターやその関係性は弱いけど、その分、エヴァの吹っ飛び具合と「ステファン」という人物が浮かび上がってきていたと思います。
正直にいえば、一人ひとりのキャラクターは初演版の方が個性豊かで面白かったような気がするのですが、全国ツアーという場での芝居としては、娘役がちゃんと娘役を演じて、主筋がはっきりとメインになった今回の演出の方が、初見でもわかりやすくて良かったのではないかと思います(^ ^)。
手術の失敗で患者を死なせたことがトラウマになっている脳外科医・ステファン。
難病を抱えながら、「世界で一番好きな人」の傍にいるために必死になっている少女・エヴァ。
二人の「必死」が重なったときに、奇跡が起きる。
たとえば、正道を踏み外した親友が戻ってきてくれたり、いろいろな恋が実ったり。
ステファンだけじゃなく、ナタリーにもフローレンスにも、エヴァにも、ステファンにもクロードにも、アルノーにも。登場人物のそれぞれに瑕ついた過去があり、それを乗り越えて今がある。
けれども、その傷に目を瞑って、忘れたふりをしているだけでは未来に向かって歩きだすことはできない。「今」を生きることはできたとしても、「未来」は見えてはこない……そんなテーマがすごく前面にでてきて、共感しやすくなっていたような気がします。
蘭トムさんの演じるステファンは、とてもとても優しくて。その優しさは罪なんだけど、その罪ゆえに救われる人もたくさんいるんだろうな、と思いました。
彼が優しすぎるからこそ、クロード(壮)が闇に沈んでいく、その関係が、切なくてたまりませんでした。クロードの瑕はステファンの優しさでは癒されなかったけれども、彼自身がそれを乗り越えて正道に戻ることができたのは、自分を信じてくれるピエール(大河)と、ライヴァルとしてのステファンの存在があったからこそなのだろうな、と。
……っていうか、初演はもう少し、エヴァとクロードの間にやり取りがあって、クロードはステファンのためではなくエヴァのために検体になったような印象があったのですが……気のせいでしょうか…?
いやー、それにしても壮ちゃんのクロードは良かった!ここ数年の壮ちゃんは、本当に神がかっているような気がします。大好き(*^ ^*)。
きらりん演じるフローレンスが可愛くて可愛くて、ごくごく普通のオンナであることが魅力的で。
しっかり者の同業者ナタリーにも、ふんわりした可愛いフローレンスにも「本気」にはなりきれなかったステファンが、初めて本気で向かい合ったのが素直で真っ直ぐな子供だった、、、という事実の説得力が素晴らしい。
そして、「僕は綺麗になりたい奥様方に求められている」と嘯くアルノー(朝夏)も、「だってパリには君がいるから…!」と本音を零すブリス(望海)も、素直で普通の可愛い男たちで。
普通の男女が出会って恋をする、、、ちょっぴりステファンやエヴァに振り回されてはいても、惹かれあう男と女だから、そこはきっかけひとつ。そんなところもきちんと描かれていながらも、脇筋にきちんとはまっていたのは、キャラクターが突出していないから。そのあたり、石田さんの計算は確かだな、と思いました。
初演のパンフレットには、組子が一人ひとり「世界で一番好きな人」を書くコーナーがあって、祐飛さんのは誰かさんが勝手に書いてたっけな……なんてことを思い出しながらの観劇でした。蘭トムさんとリカさん、ぜんぜん違う個性を持ったスターなんですけど、宝塚スターとしてのあり方は案外似ているのかもしれないな、と思いました。
リカさんの作品はどれも蘭トムさんに似合いそうな気がするんですよね。以前から思ってましたが、やっぱり「Guys & Dolls」は、今の花組で再演するべきだ!!(真顔)
【7月1日まで、あと42日】
懐かしい思い出の作品、「長い春の果てに」。
「黒い瞳」ほどではないにせよ、色んな意味で好きだった作品の一つですが、今回の花組版は、また全然趣の違う作品に仕上がっていたと思います。
ステファンを取り巻くたくさんのキャラクター(役者)中心で動いていた月組初演と、物語優先で進んでいた花組全国ツアー版、という印象。一人ひとりのキャラクターやその関係性は弱いけど、その分、エヴァの吹っ飛び具合と「ステファン」という人物が浮かび上がってきていたと思います。
正直にいえば、一人ひとりのキャラクターは初演版の方が個性豊かで面白かったような気がするのですが、全国ツアーという場での芝居としては、娘役がちゃんと娘役を演じて、主筋がはっきりとメインになった今回の演出の方が、初見でもわかりやすくて良かったのではないかと思います(^ ^)。
手術の失敗で患者を死なせたことがトラウマになっている脳外科医・ステファン。
難病を抱えながら、「世界で一番好きな人」の傍にいるために必死になっている少女・エヴァ。
二人の「必死」が重なったときに、奇跡が起きる。
たとえば、正道を踏み外した親友が戻ってきてくれたり、いろいろな恋が実ったり。
ステファンだけじゃなく、ナタリーにもフローレンスにも、エヴァにも、ステファンにもクロードにも、アルノーにも。登場人物のそれぞれに瑕ついた過去があり、それを乗り越えて今がある。
けれども、その傷に目を瞑って、忘れたふりをしているだけでは未来に向かって歩きだすことはできない。「今」を生きることはできたとしても、「未来」は見えてはこない……そんなテーマがすごく前面にでてきて、共感しやすくなっていたような気がします。
蘭トムさんの演じるステファンは、とてもとても優しくて。その優しさは罪なんだけど、その罪ゆえに救われる人もたくさんいるんだろうな、と思いました。
彼が優しすぎるからこそ、クロード(壮)が闇に沈んでいく、その関係が、切なくてたまりませんでした。クロードの瑕はステファンの優しさでは癒されなかったけれども、彼自身がそれを乗り越えて正道に戻ることができたのは、自分を信じてくれるピエール(大河)と、ライヴァルとしてのステファンの存在があったからこそなのだろうな、と。
……っていうか、初演はもう少し、エヴァとクロードの間にやり取りがあって、クロードはステファンのためではなくエヴァのために検体になったような印象があったのですが……気のせいでしょうか…?
いやー、それにしても壮ちゃんのクロードは良かった!ここ数年の壮ちゃんは、本当に神がかっているような気がします。大好き(*^ ^*)。
きらりん演じるフローレンスが可愛くて可愛くて、ごくごく普通のオンナであることが魅力的で。
しっかり者の同業者ナタリーにも、ふんわりした可愛いフローレンスにも「本気」にはなりきれなかったステファンが、初めて本気で向かい合ったのが素直で真っ直ぐな子供だった、、、という事実の説得力が素晴らしい。
そして、「僕は綺麗になりたい奥様方に求められている」と嘯くアルノー(朝夏)も、「だってパリには君がいるから…!」と本音を零すブリス(望海)も、素直で普通の可愛い男たちで。
普通の男女が出会って恋をする、、、ちょっぴりステファンやエヴァに振り回されてはいても、惹かれあう男と女だから、そこはきっかけひとつ。そんなところもきちんと描かれていながらも、脇筋にきちんとはまっていたのは、キャラクターが突出していないから。そのあたり、石田さんの計算は確かだな、と思いました。
初演のパンフレットには、組子が一人ひとり「世界で一番好きな人」を書くコーナーがあって、祐飛さんのは誰かさんが勝手に書いてたっけな……なんてことを思い出しながらの観劇でした。蘭トムさんとリカさん、ぜんぜん違う個性を持ったスターなんですけど、宝塚スターとしてのあり方は案外似ているのかもしれないな、と思いました。
リカさんの作品はどれも蘭トムさんに似合いそうな気がするんですよね。以前から思ってましたが、やっぱり「Guys & Dolls」は、今の花組で再演するべきだ!!(真顔)
【7月1日まで、あと42日】
新歌舞伎座にて、「陽だまりの樹」を観劇してまいりました。
手塚治虫の名作漫画を原作とした、幕末の時代劇。
女に弱い、やんちゃな蘭医に上川隆也、生真面目な青臭い武士に吉川晃司。なかなかの豪華キャストで、どうしても観たいと思っておりましたので、無事観ることができて良かったです。
舞台でのお芝居には慣れていない吉川の堅苦しさが、頑なに「徳川さま」を守ろうとする伊武谷万ニ郎役にぴったりでした。そして、いい加減に生きているように見えても、熱い心で「人を救う」ことに命を賭けられる若き医師手塚良庵の、時代を超えた軽やかさは上川によく似合っていたと思います。
ただ、、、さすがの上川も、もうそろそろ良い年なんだな、とは思ってしまいました(^ ^;ゞ
立派な大人なんだけど、中身が若い(いやむしろ子供)っていうのが彼の魅力で、だからこそドラマの「ステップファザーステップ」の「俺」みたいな役がひどく良く似合うわけですが。
こういう、年齢的にも立場的にも「ひたすら若い」役、ていうのは、さすがにそろそろ厳しいな、と。
同い年の吉川晃司は若く見えたんだけどなー、さかやきの武士姿のせいなのかなあ……。
あと、印象的だったのは、手塚良庵の父親である蘭医、石倉三郎。
ごく普通の、女好きでちょっといい加減で、でも真面目な医者で。
良庵の熱い心は、この父親譲りなんだろうなと素直に納得できる良い芝居でした。
ヒロインは高野志保さんだったのですが、印象としてはイマイチだったかなあ。もうちょっと、透明感というか、少女らしい頑なさが欲しかった役のような気がしました。
芸者役の花影アリスちゃんは、さすがの美しさ。ストーリーにまったく絡まなかったのが残念なくらい、綺麗でたおやかで、なかなかの色っぽさでした。
最後の挨拶は、基本的に上川隆也が仕切ってましたね。まあ、散々やってて慣れてるからなー。挨拶、関係各位へのお礼、そして宣伝と手慣れた調子でまとめていて、さすがでした。
吉川はおとなしく、振られたら喋る、て感じでした。私が観た日の前日はかなり彼が喋ったみたいで、「俺は昨日ので反省したから今日はおとなしくしとく」みたいなことを言ってました(^ ^)。
物語としては、長い話をダイジェストにしているせいか、どのエピソードも中途半端な感じが否めませんでしたが、最後に向かっての盛り上がりはさすがでした。
幕末という時代を生きることの難しさ。何が正しいのか、「どっちが前なのか」がわからない時代に、自分の信じた方向が「前」なのだという信念を持ち続けることの難しさ。
彼らの生きた時代。
今の私たちが生きる時代。
「どっちが前なのか」に悩むのは同じだけど、その方向はだいぶ違うんだろうな、なんてことを考えながら帰りました。
生き延びて、末に手塚治虫につながった手塚家の系譜。
夢を抱いて「時代」を走り抜けた若者たちに、乾杯。
【7月1日まで、あと43日】
手塚治虫の名作漫画を原作とした、幕末の時代劇。
女に弱い、やんちゃな蘭医に上川隆也、生真面目な青臭い武士に吉川晃司。なかなかの豪華キャストで、どうしても観たいと思っておりましたので、無事観ることができて良かったです。
舞台でのお芝居には慣れていない吉川の堅苦しさが、頑なに「徳川さま」を守ろうとする伊武谷万ニ郎役にぴったりでした。そして、いい加減に生きているように見えても、熱い心で「人を救う」ことに命を賭けられる若き医師手塚良庵の、時代を超えた軽やかさは上川によく似合っていたと思います。
ただ、、、さすがの上川も、もうそろそろ良い年なんだな、とは思ってしまいました(^ ^;ゞ
立派な大人なんだけど、中身が若い(いやむしろ子供)っていうのが彼の魅力で、だからこそドラマの「ステップファザーステップ」の「俺」みたいな役がひどく良く似合うわけですが。
こういう、年齢的にも立場的にも「ひたすら若い」役、ていうのは、さすがにそろそろ厳しいな、と。
同い年の吉川晃司は若く見えたんだけどなー、さかやきの武士姿のせいなのかなあ……。
あと、印象的だったのは、手塚良庵の父親である蘭医、石倉三郎。
ごく普通の、女好きでちょっといい加減で、でも真面目な医者で。
良庵の熱い心は、この父親譲りなんだろうなと素直に納得できる良い芝居でした。
ヒロインは高野志保さんだったのですが、印象としてはイマイチだったかなあ。もうちょっと、透明感というか、少女らしい頑なさが欲しかった役のような気がしました。
芸者役の花影アリスちゃんは、さすがの美しさ。ストーリーにまったく絡まなかったのが残念なくらい、綺麗でたおやかで、なかなかの色っぽさでした。
最後の挨拶は、基本的に上川隆也が仕切ってましたね。まあ、散々やってて慣れてるからなー。挨拶、関係各位へのお礼、そして宣伝と手慣れた調子でまとめていて、さすがでした。
吉川はおとなしく、振られたら喋る、て感じでした。私が観た日の前日はかなり彼が喋ったみたいで、「俺は昨日ので反省したから今日はおとなしくしとく」みたいなことを言ってました(^ ^)。
物語としては、長い話をダイジェストにしているせいか、どのエピソードも中途半端な感じが否めませんでしたが、最後に向かっての盛り上がりはさすがでした。
幕末という時代を生きることの難しさ。何が正しいのか、「どっちが前なのか」がわからない時代に、自分の信じた方向が「前」なのだという信念を持ち続けることの難しさ。
彼らの生きた時代。
今の私たちが生きる時代。
「どっちが前なのか」に悩むのは同じだけど、その方向はだいぶ違うんだろうな、なんてことを考えながら帰りました。
生き延びて、末に手塚治虫につながった手塚家の系譜。
夢を抱いて「時代」を走り抜けた若者たちに、乾杯。
【7月1日まで、あと43日】
宙組ファン、いえ、大空ファンにとっては怒涛の一週間が終わり、今日は星組さんの大劇場公演初日ですね。
たった4日前の大劇場千秋楽が、もはや夢の中の出来事のように遠いです。
……なんだか、あまりよく思い出せないくらいに。
ずっと余裕がなくて視られなかった火曜日のCSニュースを、やっと視ました。
祐飛さんすみ花さんはもちろん、ちや姉(風莉)、れなさん(花露)、えりちゃん(藤咲)、アリエッティ(百千)、それぞれの見せ場をちゃんと抜いてくれてとても嬉しい。
「引き潮」の、そして「銀ちゃん」の祐飛さんの笑顔が目に沁みます。
あれから色々なことがありすぎて、もう風化しそうに遠い記憶のような気がしていたのですが。
あらためて映像で視ると、まだまだ心の一番やわらかいところに刻まれたまま、まったく癒えていない傷に気がついてしまいました(- -;
実際に客席で挨拶を聞いていた時よりも、こうして映像であらためて見た時のほうが切ない気がするのは何故なのでしょうね。あの劇場のあの空間で、階段を降りてくる彼らから放射される「幸せ」のオーラを浴びていたときは、気がつかなかった切なさと寂しさ、喪失感。
まだ東京組の私にとっては何も終わっていないのに、不思議なものです。
「ゆうひさーん」と組子たちに呼びかけられて「はいっ」とオトコマエな声で返事をした祐飛さん。
大方の予想通り、黒燕尾で降りてくる姿。白づくめのテルくんと、可愛らしいミニスカート姿のかしちゃん(貴城)から渡された、宙組カラーのブルーローズ。
相変わらずの完璧なご挨拶と、穏やかな笑顔。
この人を応援してきた日々に悔いはない。
そう思えたことが、嬉しい。
と、いうわけで、あらためまして。
祐飛さん、すみ花ちゃん、ちや姉、れなさん、えりちゃん、アリエッティ、
大劇場ご卒業おめでとうございました。
月曜日から数えて4回の夜のうち、徹夜1回に夜行バス2泊という強行軍の中で、いろいろな気持ちも感慨も磨り減ってしまいそうだったのですが、映像というのはすごいなあ、と思いました。
で、
……なにをそんなに強行軍だったのかと申しますと。
宝塚ホテルにて、大空祐飛ディナーショー「YUHizm」に参加してまいりました!(^ ^)
まだ東京があるので、ここはネタばれをしないよう、簡単にメモっておきたいと思います。
今までのディナーショーは、割と「みんなで」の場面が多かったのですが、今回は本当に「大空祐飛ディナーショー」にゲストが4人(美風、蓮水、凪七、純矢)という構成。
基本的な構成は、祐飛さんがソロで3曲歌うとゲストが登場、二人で舞台上手側に設置されたバーカウンターに座ってトークをして、デュエットして、また祐飛さんがソロ…の繰り返し。
で、このトークが!星組の某グループではありませんが、フリーダムかつランダムな爆笑トークで。
このキャッチフレーズは宙組にこそふさわしいよなあ、と思った次第でございます。
ま、とりあえず、死ぬほど笑いました(^ ^)。
すごく楽しかった!!
いや、その合間に多少泣いたりもしましたけど、ほとんどの時間は笑ってました。
サヨナラショーといい、ディナーショーといい、、、
祐飛さん、あなた、ファンを気持ちよく泣かせてくれる気はないのね………(^ ^;;;;
ゲストは基本学年順で、一番最初がカチャ。
小道具を持ってくるので、それを見た瞬間に「あ、もしかして!!」と思ったら、案の定……という感じでした。
トークはまあ置いといて(←カチャは「トークラッシャー」なんだそうです)、歌は良かったです。祐飛さん、声が出ててびっくり(@ @)。
個人的なツボは、、、カチャが歌っている間に祐飛さんが舞台下手奥のチビ階段を昇ってカチャに向かって手を差し伸べる振りがあるんですが、そのときの祐飛さんの表情がすごく好きでした。
うん。あの役は本当にもう一回観たかったよ………。
2番目はせーこ。
せーこについては、最後のディナーの回のトークで、祐飛さんが「せーこを解明するのは無理!」と宣言していたのがなんか説得力ありました(^ ^)。いい味出してるなあ、せーこ。
歌は素晴らしかったです。せーこ、ああいう役合いますねえ……。祐飛さんのピッチにきれいにあわせてくれるせーこの柔らかな声、とても良かったです。
次はちーちゃん。
ちーちゃんのトークの爆笑レベルは、89期の二人とはワンランク違う感じ。笑い疲れる、という域でした。
デュエットは本当に良かったです!曲自体もすごく好きなんですが、歌っているお二人が本当に楽しそうで、セッションを楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。
本当はこのお二人で歌ってほしかった曲があったのですが、観てみたら、これがやりたかったのねー、という気がしました(^ ^)。こういう雰囲気でがんがんやりあえる相手をみつけるのは難しいことだし、思いきりやっている二人が本当に幸せそうで。お稽古大変だったと思いますが、ちーちゃん、お付き合いくださってありがとう!と思いました♪
最後はあおいちゃん。
まあもう、出てきただけで笑いがとれるあおいちゃんは、さすがとしか言いようがありません。
トークもデュエットもハイレベルで、さすがだなあと感心しました。うん。デュエットは、本来は男3人で歌うナンバーを祐飛さんとあおいちゃんの二人で歌ったんですが、十分な厚みのある曲に仕上がったのがすごいなあと思いました。
どの曲も、あるいみ新鮮でとても良かったのですが、一番感動したのは最後の曲(アンコールじゃなくて、その前)。
祐飛さんの歌もとても良かったのですが、なによりたった4人で『宙組コーラス』を実現したあおいちゃん以下の4人に、乾杯したいです。
ネタばれなしで書けるのはこのくらいかなー。
そうそう、どの曲も、祐飛さん比で歌が巧くなっていて驚きました。
研21になっても、のびしろがある!さすが、伝説になるだけのことはありますね、祐飛さん。……もっと早くn(黙)
【7月1日まで、あと44日】
たった4日前の大劇場千秋楽が、もはや夢の中の出来事のように遠いです。
……なんだか、あまりよく思い出せないくらいに。
ずっと余裕がなくて視られなかった火曜日のCSニュースを、やっと視ました。
祐飛さんすみ花さんはもちろん、ちや姉(風莉)、れなさん(花露)、えりちゃん(藤咲)、アリエッティ(百千)、それぞれの見せ場をちゃんと抜いてくれてとても嬉しい。
「引き潮」の、そして「銀ちゃん」の祐飛さんの笑顔が目に沁みます。
あれから色々なことがありすぎて、もう風化しそうに遠い記憶のような気がしていたのですが。
あらためて映像で視ると、まだまだ心の一番やわらかいところに刻まれたまま、まったく癒えていない傷に気がついてしまいました(- -;
実際に客席で挨拶を聞いていた時よりも、こうして映像であらためて見た時のほうが切ない気がするのは何故なのでしょうね。あの劇場のあの空間で、階段を降りてくる彼らから放射される「幸せ」のオーラを浴びていたときは、気がつかなかった切なさと寂しさ、喪失感。
まだ東京組の私にとっては何も終わっていないのに、不思議なものです。
「ゆうひさーん」と組子たちに呼びかけられて「はいっ」とオトコマエな声で返事をした祐飛さん。
大方の予想通り、黒燕尾で降りてくる姿。白づくめのテルくんと、可愛らしいミニスカート姿のかしちゃん(貴城)から渡された、宙組カラーのブルーローズ。
相変わらずの完璧なご挨拶と、穏やかな笑顔。
この人を応援してきた日々に悔いはない。
そう思えたことが、嬉しい。
と、いうわけで、あらためまして。
祐飛さん、すみ花ちゃん、ちや姉、れなさん、えりちゃん、アリエッティ、
大劇場ご卒業おめでとうございました。
月曜日から数えて4回の夜のうち、徹夜1回に夜行バス2泊という強行軍の中で、いろいろな気持ちも感慨も磨り減ってしまいそうだったのですが、映像というのはすごいなあ、と思いました。
で、
……なにをそんなに強行軍だったのかと申しますと。
宝塚ホテルにて、大空祐飛ディナーショー「YUHizm」に参加してまいりました!(^ ^)
まだ東京があるので、ここはネタばれをしないよう、簡単にメモっておきたいと思います。
今までのディナーショーは、割と「みんなで」の場面が多かったのですが、今回は本当に「大空祐飛ディナーショー」にゲストが4人(美風、蓮水、凪七、純矢)という構成。
基本的な構成は、祐飛さんがソロで3曲歌うとゲストが登場、二人で舞台上手側に設置されたバーカウンターに座ってトークをして、デュエットして、また祐飛さんがソロ…の繰り返し。
で、このトークが!星組の某グループではありませんが、フリーダムかつランダムな爆笑トークで。
このキャッチフレーズは宙組にこそふさわしいよなあ、と思った次第でございます。
ま、とりあえず、死ぬほど笑いました(^ ^)。
すごく楽しかった!!
いや、その合間に多少泣いたりもしましたけど、ほとんどの時間は笑ってました。
サヨナラショーといい、ディナーショーといい、、、
祐飛さん、あなた、ファンを気持ちよく泣かせてくれる気はないのね………(^ ^;;;;
ゲストは基本学年順で、一番最初がカチャ。
小道具を持ってくるので、それを見た瞬間に「あ、もしかして!!」と思ったら、案の定……という感じでした。
トークはまあ置いといて(←カチャは「トークラッシャー」なんだそうです)、歌は良かったです。祐飛さん、声が出ててびっくり(@ @)。
個人的なツボは、、、カチャが歌っている間に祐飛さんが舞台下手奥のチビ階段を昇ってカチャに向かって手を差し伸べる振りがあるんですが、そのときの祐飛さんの表情がすごく好きでした。
うん。あの役は本当にもう一回観たかったよ………。
2番目はせーこ。
せーこについては、最後のディナーの回のトークで、祐飛さんが「せーこを解明するのは無理!」と宣言していたのがなんか説得力ありました(^ ^)。いい味出してるなあ、せーこ。
歌は素晴らしかったです。せーこ、ああいう役合いますねえ……。祐飛さんのピッチにきれいにあわせてくれるせーこの柔らかな声、とても良かったです。
次はちーちゃん。
ちーちゃんのトークの爆笑レベルは、89期の二人とはワンランク違う感じ。笑い疲れる、という域でした。
デュエットは本当に良かったです!曲自体もすごく好きなんですが、歌っているお二人が本当に楽しそうで、セッションを楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。
本当はこのお二人で歌ってほしかった曲があったのですが、観てみたら、これがやりたかったのねー、という気がしました(^ ^)。こういう雰囲気でがんがんやりあえる相手をみつけるのは難しいことだし、思いきりやっている二人が本当に幸せそうで。お稽古大変だったと思いますが、ちーちゃん、お付き合いくださってありがとう!と思いました♪
最後はあおいちゃん。
まあもう、出てきただけで笑いがとれるあおいちゃんは、さすがとしか言いようがありません。
トークもデュエットもハイレベルで、さすがだなあと感心しました。うん。デュエットは、本来は男3人で歌うナンバーを祐飛さんとあおいちゃんの二人で歌ったんですが、十分な厚みのある曲に仕上がったのがすごいなあと思いました。
どの曲も、あるいみ新鮮でとても良かったのですが、一番感動したのは最後の曲(アンコールじゃなくて、その前)。
祐飛さんの歌もとても良かったのですが、なによりたった4人で『宙組コーラス』を実現したあおいちゃん以下の4人に、乾杯したいです。
ネタばれなしで書けるのはこのくらいかなー。
そうそう、どの曲も、祐飛さん比で歌が巧くなっていて驚きました。
研21になっても、のびしろがある!さすが、伝説になるだけのことはありますね、祐飛さん。……もっと早くn(黙)
【7月1日まで、あと44日】
宙組大劇場公演「華やかなりし日々/クライマックス」が、千秋楽を迎えました。
土曜日から行っておりましたが、お芝居もショーもあまり大きな変化(アドリブなど)はなく、落ち着いた雰囲気で千秋楽までたどり着いた気がします。
千秋楽らしいアドリブは、フォーリーズの稽古場で、振付家のあっきー(澄輝)が踊り子のサリー(百千糸)を「すごくいいぞ!!」と褒め称えていたこと、かな。すかさずサリーに当たった白いピンスポが、すごく嬉しかった!!あらかじめ打ち合わせていたのかもしれないけど、こういうところ、宝塚は本当に優しいなあ、と思います。
あとは、キングの大ちゃん(鳳翔大)。
フォーリーズの初日終演後に出てきたときは「いやーキラキラしてたなあ、さすがトップスターは違うな」
としみじみ言ってた(^ ^)。その後愛ちゃん(愛月)に「ジュディをさらう計画は!?」と詰め寄られて「うるせえ!計画はナシだ!」とわがまま放題な感じで言ってたのが可愛かったです♪つ い数分前に(←違います)「お前の初舞台はイーストりヴァ―の川底だ!」といきがっていたのは別人ですか?(^ ^;ゞ
市長夫妻(風莉、藤咲)関連は特になかったような気がします。花露さんもか。
いや、トップコンビの二人に関しても、アドリブっていうのは特になかった……かな。
お芝居のラスト前、「ジークフェルト・フォーリーズ」のショーを観る祐飛さんの、口元に佩かれた儚い笑みがどんどん深みを増していくのが切ないくらいでした。
あれは、1階席の下手側通路よりの席で、客席を歩くロナウドの横顔をじっっくり視るのもとても良いんですが、銀橋について夢見るように上を見上げるロナウドを、2階の上手席から見下ろすのもツボです(*^ ^*)本当に、両方ともぜひ観ていただきたいです……一階席を歩くときって、本舞台ではフォーリーズのショーが華やかに繰り広げられているので、なかなか観れないんですけどね(^ ^;;;;;
ショーでの卒業生の胸のコサージュは、娘役3人が中詰めとフィナーレとパレード、ちや姉は中詰めとパレード。祐飛さんすみ花ちゃんは特につけていなかったような気がします。まあ、そんなものをつけなくても十分きらきらと華やかに輝いていましたけどね。
どの花も、それぞれにご本人らしいイメージの形と色でしたが、パレードのエトワール3人は、それぞれに違うデザインだけど青い花をモチーフにしたコサージュをつけていて、それがとても印象的でした。
……続いて降りてくる「パレードの歌手」のえりちゃんがピンクの可愛いコサージュだったから、余計にあの青いコサージュが印象的でした。
サヨナラショーは、思ったより短かったけど、充実していたと思います。
・カサブランカ(メドレー)←大空
・ファンキーサンシャイン(プロローグ)←全員
・誰がために鐘は鳴る(寝袋と煙草)←大空・野々
・トラファルガー(グランオーシャン)←大空・凰稀・北翔
・RED HOT SEA(引き潮)←大空&野々、鳳翔&すみれ乃、蓮水&綾瀬
・ナイスガイ(エトワール)←百千
・バレンシアの熱い花(瞳の中の宝石)←藤咲
・Apassionado2(プロローグ途中のスローナンバー)←花露
・エクスカリバー(未来へ)←風莉+花露・藤咲・百千
・ヴァレンチノ(アランチャ)←大空
・誰がために鐘は鳴る(主題歌)←大空
・銀ちゃんの恋(蒲田行進曲)←全員
以上、かな?(抜けていたら教えてください)
久しぶりに「カサブランカ」を聴いて、ああ、リックじゃなくて「大空祐飛」が歌ってるんだなーと思ったのですが、「トラファルガー」もネルソンではないなーと思いました……ただ、ネルソンについては、歌い継ぐテルくんがもちろんナポレオンではないので(^ ^)、バランスはよかったと思います。普通に、一曲の歌として壮大で良い曲だな、とあらためて思いました(^ ^)。
みっちゃんが途中から入って、そのままネルソンのパートを歌い続けるのも違和感なくて、、、みっちゃんとテルくんのデュエットもいいなあ、と思いました。あと、ここは宙組子のコーラスもすごい迫力でした♪
そして、これだけ時間をとって着替えるからには、何をやってくれるの……?と思っていたら。
幻のコンビによる「引き潮」!!!
今回サヨナラショーで一番観たかった場面だったので、とても嬉しかったです。可愛かったなあ~~(デレデレ)
両脇の2カップルをもっと観たいけど、、、むり(涙)。
卒業生のソロ場面は、百千が黄色、えりちゃんがピンク、花露さんが水色のドレス。それぞれの個性に合わせた色選びだなあ、と感心しました。そして、最後にセリ上がったちや姉は、宙組カラ―の紫のスーツ。それで「未来へ」を熱唱するちや姉を見たら、涙が止まらなくなりました(T T)。
すみ花ちゃんのソロがなくて(「寝袋と煙草」はほぼソロですが)、、、すみ花ちゃん本人が望んだんだろうけど、何かもどかしい気持ちになりました。お芝居もショーも、サヨナラショーまで「大空祐飛のサヨナラ公演」になっているのが、結構キツい。なのに、そんな私の気持ちとは関係なく、すみ花ちゃんがものすごく幸せそうなのが余計に切なかった。。。
やっぱりすみ花ちゃんには、祐飛さんを見送って、もう少し残ってほしかったなあ(T T)。どこからどう見てもご本人の希望にしか見えないから、何も言えませんけどね。しょぼん。
「ヴァレンチノ」と「誰がために」の祐飛さんは、いままで見たこともないような黒銀の豪華な衣装。
まあ、「アランチャ」の歌唱は素晴らしかったけど、祐飛さんにしては珍しいくらい、芝居抜きで歌っているように見えたのは……衣装から来る錯覚でしょうか(汗)。
ラストはお約束(というか、予想どおり)の「銀ちゃんカッコいい~!!」で、〆。
組子たちにもみくちゃにされる祐飛さんを見ながら、「Holllywood Lover」の「君は大勢の人に愛されてる」という台詞を思い出しました。……あのときの不安な気持ちと、今のこの感動。あのときの不安があったからこそこの幸せがあるんだな、と思うと、禍福は糾える縄のごとし、としか言いようがありません。
「銀ちゃん」という役に出会えたことは運命だと言った祐飛さん。
たしかに、あのタイミングで、花組と宙組の両方で「銀ちゃん」をやれたことは、とても幸せなことだったのだな、と思います。
大丈夫、あの人はたくさんの人に愛されてる。
舞台の上でも、舞台を降りても。
21年間という時間の重みと、それによって磨き抜かれた軽やかさ。
おおぞらゆうひ、という役者の凄みと、彼女に出会えた幸せと。
それを、あらためて感じた1日でした。
ご挨拶は、明日のCSに流れるはずなので、今はちょっと省略。
一番印象的だったのは、祐飛さんの「男役大空祐飛にリアリティを持たせることができた今、」というコメントかな。
百千から祐飛さんまで、無駄な言葉のない、よくまとまった挨拶でした。
みんな、祐飛さんの挨拶に慣れているだけあって巧いですよね。門前の小僧……というのとは違うかもですが。でも、本当に感心しました。
またすぐ(二日後)には大空祐飛ディナーショーの初日、
風莉じんイゾラベッラコンサート、
そして来週にはパレスホテルでの大空祐飛ディナーショーと野々すみ花ミュージックサロン……
詰め込み過ぎの2週間を経て、再来週の金曜日には東宝の初日。
あらためて書いてみると、物凄いというか凄まじいスケジュールですね……祐飛さんも他のメンバーも、本当に身体に気をつけてくださいね……(心配)。
これからの毎日が華やぎに溢れた幸せなものでありますように。
【7月1日まで、あと48日】
土曜日から行っておりましたが、お芝居もショーもあまり大きな変化(アドリブなど)はなく、落ち着いた雰囲気で千秋楽までたどり着いた気がします。
千秋楽らしいアドリブは、フォーリーズの稽古場で、振付家のあっきー(澄輝)が踊り子のサリー(百千糸)を「すごくいいぞ!!」と褒め称えていたこと、かな。すかさずサリーに当たった白いピンスポが、すごく嬉しかった!!あらかじめ打ち合わせていたのかもしれないけど、こういうところ、宝塚は本当に優しいなあ、と思います。
あとは、キングの大ちゃん(鳳翔大)。
フォーリーズの初日終演後に出てきたときは「いやーキラキラしてたなあ、さすがトップスターは違うな」
としみじみ言ってた(^ ^)。その後愛ちゃん(愛月)に「ジュディをさらう計画は!?」と詰め寄られて「うるせえ!計画はナシだ!」とわがまま放題な感じで言ってたのが可愛かったです♪つ い数分前に(←違います)「お前の初舞台はイーストりヴァ―の川底だ!」といきがっていたのは別人ですか?(^ ^;ゞ
市長夫妻(風莉、藤咲)関連は特になかったような気がします。花露さんもか。
いや、トップコンビの二人に関しても、アドリブっていうのは特になかった……かな。
お芝居のラスト前、「ジークフェルト・フォーリーズ」のショーを観る祐飛さんの、口元に佩かれた儚い笑みがどんどん深みを増していくのが切ないくらいでした。
あれは、1階席の下手側通路よりの席で、客席を歩くロナウドの横顔をじっっくり視るのもとても良いんですが、銀橋について夢見るように上を見上げるロナウドを、2階の上手席から見下ろすのもツボです(*^ ^*)本当に、両方ともぜひ観ていただきたいです……一階席を歩くときって、本舞台ではフォーリーズのショーが華やかに繰り広げられているので、なかなか観れないんですけどね(^ ^;;;;;
ショーでの卒業生の胸のコサージュは、娘役3人が中詰めとフィナーレとパレード、ちや姉は中詰めとパレード。祐飛さんすみ花ちゃんは特につけていなかったような気がします。まあ、そんなものをつけなくても十分きらきらと華やかに輝いていましたけどね。
どの花も、それぞれにご本人らしいイメージの形と色でしたが、パレードのエトワール3人は、それぞれに違うデザインだけど青い花をモチーフにしたコサージュをつけていて、それがとても印象的でした。
……続いて降りてくる「パレードの歌手」のえりちゃんがピンクの可愛いコサージュだったから、余計にあの青いコサージュが印象的でした。
サヨナラショーは、思ったより短かったけど、充実していたと思います。
・カサブランカ(メドレー)←大空
・ファンキーサンシャイン(プロローグ)←全員
・誰がために鐘は鳴る(寝袋と煙草)←大空・野々
・トラファルガー(グランオーシャン)←大空・凰稀・北翔
・RED HOT SEA(引き潮)←大空&野々、鳳翔&すみれ乃、蓮水&綾瀬
・ナイスガイ(エトワール)←百千
・バレンシアの熱い花(瞳の中の宝石)←藤咲
・Apassionado2(プロローグ途中のスローナンバー)←花露
・エクスカリバー(未来へ)←風莉+花露・藤咲・百千
・ヴァレンチノ(アランチャ)←大空
・誰がために鐘は鳴る(主題歌)←大空
・銀ちゃんの恋(蒲田行進曲)←全員
以上、かな?(抜けていたら教えてください)
久しぶりに「カサブランカ」を聴いて、ああ、リックじゃなくて「大空祐飛」が歌ってるんだなーと思ったのですが、「トラファルガー」もネルソンではないなーと思いました……ただ、ネルソンについては、歌い継ぐテルくんがもちろんナポレオンではないので(^ ^)、バランスはよかったと思います。普通に、一曲の歌として壮大で良い曲だな、とあらためて思いました(^ ^)。
みっちゃんが途中から入って、そのままネルソンのパートを歌い続けるのも違和感なくて、、、みっちゃんとテルくんのデュエットもいいなあ、と思いました。あと、ここは宙組子のコーラスもすごい迫力でした♪
そして、これだけ時間をとって着替えるからには、何をやってくれるの……?と思っていたら。
幻のコンビによる「引き潮」!!!
今回サヨナラショーで一番観たかった場面だったので、とても嬉しかったです。可愛かったなあ~~(デレデレ)
両脇の2カップルをもっと観たいけど、、、むり(涙)。
卒業生のソロ場面は、百千が黄色、えりちゃんがピンク、花露さんが水色のドレス。それぞれの個性に合わせた色選びだなあ、と感心しました。そして、最後にセリ上がったちや姉は、宙組カラ―の紫のスーツ。それで「未来へ」を熱唱するちや姉を見たら、涙が止まらなくなりました(T T)。
すみ花ちゃんのソロがなくて(「寝袋と煙草」はほぼソロですが)、、、すみ花ちゃん本人が望んだんだろうけど、何かもどかしい気持ちになりました。お芝居もショーも、サヨナラショーまで「大空祐飛のサヨナラ公演」になっているのが、結構キツい。なのに、そんな私の気持ちとは関係なく、すみ花ちゃんがものすごく幸せそうなのが余計に切なかった。。。
やっぱりすみ花ちゃんには、祐飛さんを見送って、もう少し残ってほしかったなあ(T T)。どこからどう見てもご本人の希望にしか見えないから、何も言えませんけどね。しょぼん。
「ヴァレンチノ」と「誰がために」の祐飛さんは、いままで見たこともないような黒銀の豪華な衣装。
まあ、「アランチャ」の歌唱は素晴らしかったけど、祐飛さんにしては珍しいくらい、芝居抜きで歌っているように見えたのは……衣装から来る錯覚でしょうか(汗)。
ラストはお約束(というか、予想どおり)の「銀ちゃんカッコいい~!!」で、〆。
組子たちにもみくちゃにされる祐飛さんを見ながら、「Holllywood Lover」の「君は大勢の人に愛されてる」という台詞を思い出しました。……あのときの不安な気持ちと、今のこの感動。あのときの不安があったからこそこの幸せがあるんだな、と思うと、禍福は糾える縄のごとし、としか言いようがありません。
「銀ちゃん」という役に出会えたことは運命だと言った祐飛さん。
たしかに、あのタイミングで、花組と宙組の両方で「銀ちゃん」をやれたことは、とても幸せなことだったのだな、と思います。
大丈夫、あの人はたくさんの人に愛されてる。
舞台の上でも、舞台を降りても。
21年間という時間の重みと、それによって磨き抜かれた軽やかさ。
おおぞらゆうひ、という役者の凄みと、彼女に出会えた幸せと。
それを、あらためて感じた1日でした。
ご挨拶は、明日のCSに流れるはずなので、今はちょっと省略。
一番印象的だったのは、祐飛さんの「男役大空祐飛にリアリティを持たせることができた今、」というコメントかな。
百千から祐飛さんまで、無駄な言葉のない、よくまとまった挨拶でした。
みんな、祐飛さんの挨拶に慣れているだけあって巧いですよね。門前の小僧……というのとは違うかもですが。でも、本当に感心しました。
またすぐ(二日後)には大空祐飛ディナーショーの初日、
風莉じんイゾラベッラコンサート、
そして来週にはパレスホテルでの大空祐飛ディナーショーと野々すみ花ミュージックサロン……
詰め込み過ぎの2週間を経て、再来週の金曜日には東宝の初日。
あらためて書いてみると、物凄いというか凄まじいスケジュールですね……祐飛さんも他のメンバーも、本当に身体に気をつけてくださいね……(心配)。
これからの毎日が華やぎに溢れた幸せなものでありますように。
【7月1日まで、あと48日】
10月に始まるの雪組大劇場公演「仁」の主な配役が出ました♪
■南方仁 音月桂
■橘咲 舞羽美海
ここまでは予定どおり……なんですよね?私はドラマを視ていないのでよくわかりませんが。
■坂本龍馬 早霧せいな
チギちゃんの最後の新公主演って「竜馬伝」ですよね。
私は観てはいませんが、かしちゃんの竜馬は、可愛くて魅力的で素敵だったなあ。。
そういえば、私はぶんちゃん(絵麻緒ゆう)の竜馬(@猛き黄金の国)が大好きでした。「仁」の竜馬はまた違うキャラだとは思いますが、竜馬自体がすごく魅力的なキャラクターだと思うので、チギちゃんのお芝居がとても楽しみです(^ ^)。
■勝海舟 北翔海莉
うわあ!みっちゃん、専科生としての初出演は雪組!!
花組公演までは物理的に出られないし、宙組に出るなら専科に行く意味がないので、大劇場公演に出るとしたら雪組だなーとは思っていましたが、こんなに早く84期同期揃い踏みが実現するとは! まさかのキムちゃん卒業発表で、叶わぬ夢かもと思ったのに(^ ^;ゞ
それにしても、ちや姉が7月1日に卒業したら、全組でも5人しかいない84期が4人揃うんだ……凄いなあ。
いっそのこと美城さんも特出してしまえ!!…なんて思ったりする(^ ^)。
■橘恭太郎 未涼亜希
美海ちゃん演じる咲ちゃんのお兄さん、なんですね。
小出恵介くんの演じた役をまっつが!!すごいなあ~~!(*^ ^*)
このタイミングで配役が出るということは、ポスターに出ちゃったりするんでしょうか!(興奮)はやくみたいー。
他の配役も早く知りたいです♪
それにしても。
なぜ、8月末にスタートする宙組「銀河英雄伝説」の配役は出ないんですか?(素朴に疑問)
まあ、今までにも翻訳ミュージカルなどで制作発表があったりすると、他の公演よりも配役発表が早かったことはありますが、、、それにしても早い!という気がします。
みっちゃんが出演することを案内したいだけなら、出演者だけ発表しても良いのに。
ああ、いえ、もちろん配役を発表した方が盛り上がるし、宝塚に興味のない方も「仁」なら興味を持つでしょうから正しい戦略なんですけどね。なんだか、雪組公演「仁」については異例なことだらけだな……とあらためて思ってしまいました。
明日は新人公演ですね。
私は残念ながらお留守番(?)ですが、研7以下のみなさま、がんばってくださいね(^ ^)。
CSニュースを楽しみにしています!
【7月1日まで、あと54日】
■南方仁 音月桂
■橘咲 舞羽美海
ここまでは予定どおり……なんですよね?私はドラマを視ていないのでよくわかりませんが。
■坂本龍馬 早霧せいな
チギちゃんの最後の新公主演って「竜馬伝」ですよね。
私は観てはいませんが、かしちゃんの竜馬は、可愛くて魅力的で素敵だったなあ。。
そういえば、私はぶんちゃん(絵麻緒ゆう)の竜馬(@猛き黄金の国)が大好きでした。「仁」の竜馬はまた違うキャラだとは思いますが、竜馬自体がすごく魅力的なキャラクターだと思うので、チギちゃんのお芝居がとても楽しみです(^ ^)。
■勝海舟 北翔海莉
うわあ!みっちゃん、専科生としての初出演は雪組!!
花組公演までは物理的に出られないし、宙組に出るなら専科に行く意味がないので、大劇場公演に出るとしたら雪組だなーとは思っていましたが、こんなに早く84期同期揃い踏みが実現するとは! まさかのキムちゃん卒業発表で、叶わぬ夢かもと思ったのに(^ ^;ゞ
それにしても、ちや姉が7月1日に卒業したら、全組でも5人しかいない84期が4人揃うんだ……凄いなあ。
いっそのこと美城さんも特出してしまえ!!…なんて思ったりする(^ ^)。
■橘恭太郎 未涼亜希
美海ちゃん演じる咲ちゃんのお兄さん、なんですね。
小出恵介くんの演じた役をまっつが!!すごいなあ~~!(*^ ^*)
このタイミングで配役が出るということは、ポスターに出ちゃったりするんでしょうか!(興奮)はやくみたいー。
他の配役も早く知りたいです♪
それにしても。
なぜ、8月末にスタートする宙組「銀河英雄伝説」の配役は出ないんですか?(素朴に疑問)
まあ、今までにも翻訳ミュージカルなどで制作発表があったりすると、他の公演よりも配役発表が早かったことはありますが、、、それにしても早い!という気がします。
みっちゃんが出演することを案内したいだけなら、出演者だけ発表しても良いのに。
ああ、いえ、もちろん配役を発表した方が盛り上がるし、宝塚に興味のない方も「仁」なら興味を持つでしょうから正しい戦略なんですけどね。なんだか、雪組公演「仁」については異例なことだらけだな……とあらためて思ってしまいました。
明日は新人公演ですね。
私は残念ながらお留守番(?)ですが、研7以下のみなさま、がんばってくださいね(^ ^)。
CSニュースを楽しみにしています!
【7月1日まで、あと54日】
サンシャイン劇場にて、ミュージカル「薄桜鬼 ~斎藤一 篇~」を観劇いたしました。
「薄桜鬼」は、たぶん原作はゲームってことになるんですよね?
私は二宮サチさんが描いた漫画しか知りませんが、アニメにもなっているのかな。
脚本・演出・作詞は毛利亘宏、音楽は佐藤俊彦。制作の中心は30-DELUX、だそうです。
初めて作品に触れましたが、面白かったです。まあ、無理してミュージカルにせんでも……とは思いましたが、キャラクターの再現率といい、ストーリーの構成力といい、なかなかのレベルだったと思います。
特に原作ファンというわけではありませんが、新撰組という題材自体が面白いこともあって、楽しめました。なんたって、殺陣が本当に恰好良い!! 殺陣は斬られ役のレベルが重要なので、そこに巧い人が揃っている団体が主催している公演は良いんですよね。
またチャンバラものを上演してほしいです(期待)。
物語は、幕末の池田屋~会津戦争までを、「新撰組」の視点で描く本筋と、「薩長と手を組んだ鬼たち」と「人間を怪物化する薬」というエンタメでよくある設定を組み合わせた、ファンタジックなストーリー。
前半は「変若水(おちみず)」という薬をめぐる謎を追っているのに、1幕の半ばくらいでその謎はあっさり解けて、あとは「薬を飲むか飲まないか」の葛藤が人間側の中心テーマになっていくのがちょっと面白いというか、頭の切り替えが必要な感じでした。
現実の史実とは微妙に重なっているんですが、新撰組としてはマイナーな池田屋以降の活動がメインになっている上に、近藤局長や山南さん、伊東甲子太郎たちが誰も出てこないので、基本的にはオリジナルストーリーだと思って観た方がいいような気がします。
でも、戊辰戦争で敗北して事実上解散し、近藤を喪い、、、「甲陽鎮撫隊」と名前を変えても「新撰組」の精神を持ち続けた土方とその仲間たち という図がとても切なくて……物語の裏に流れる歴史を知っていて観ると、2幕後半は涙なくしては観られない感じでした。
別れてしまった仲間たちが戻ってくるラストは、大人のファンタジーなんだな、と。
そういう意味で、この物語全体が明治まで生き残った斎藤の夢として語られること自体が、衝撃的なのかも、と思いました。
それでは、キャストごとに簡単に。
■松田凌(斎藤一)
斎藤篇、ということで、彼の「変らなさ」がテーマになった構成の作品。
キャラクターの再現率、というか、芝居的にはとても良かったし、殺陣も斎藤のイメージにあっていて悪くなかったと思います。彼が「新撰組」の精神をちゃんと引き継いだからこそ、土方は笑って蝦夷地へ向かえたのだから、と。
ただ……うーん、ミュージカル作品で主演するには、歌がきつかったなあ……。
音楽的にも歌唱による表現力を必要とする作品ではなかったし、客層的にも作品的にも音響的にも、全編録音で良かったのでは、、、と思いました。すごい派手な殺陣をしながら歌っているところはどのみち録音なんだろうし(←違ってたらすみません)、普通のところも全部録音で音楽の質を高めた方が楽しめたと思うんですが。
……肉体的な面での表現力は十分ある人だと思うので、無理して歌わせなくてもいいのにな、と。
それがちょっと残念でした。
■廣瀬大介(沖田総司)
美形だなーとしみじみと。殺陣がもうちょっとシャープだと文句なかったんですが、、、キャラクターはすごく伝わってきたし、良かったと思います。
私にとって「沖田」はやんちゃ坊主なので、ああいう設定なのは嬉しかったな。
最初の登場のときから「星組の真風くんに似てるなー」と思っていたのですが、最後まで観て、真風くんの沖田が観たくなりました。秋のベニー主演のバウが新撰組ものじゃないのが、とても残念です(真顔)。
■矢崎広(土方歳三)
さすがにミュージカルの大舞台を踏んでいる人だけあって、歌い継ぎで土方さんが歌いだすとホッとする……の連続でした。
それにしても恰好良かった!!役も良かったけど、矢崎くん自身がすごく良かったです。手放しで絶賛(^ ^)。一幕の紫の着物も良かったけど、二幕の洋装は鼻血ものでしたわよ!(そこかよ)
■池田純矢(藤堂平助)
身体能力も、いろんな表現力も、なんだか凄かった。たまたま私が観た回は最後の挨拶で彼がコメントを述べてくれたんですが、その内容が本当に素晴らしくて、だいぶ惚れました。司会(?)の清水さんが「あれで19歳ですよ」と言っていたのがすごく印象的。
舞台歴は短いようですが、これからの活躍に期待いたします。
※ちなみに、途中で薬を飲んで羅刹になって大暴れする場面って、スタントですよね?あれは誰だったんだろう……。
■小野健斗(原田左之助)
長身スタイル抜群。赤毛もよく似合ってて、長槍を振りまわす原田役にぴったり!目が離せないくらい恰好良かったです。
豪放磊落な、兄貴分的な雰囲気があるのも良かったなあ。良い役でした(はぁと)。
■宮崎秋人(永倉新八)
原田といつも一緒にいる役。小柄で丸顔で可愛らしい雰囲気で、今までの永倉のイメージ(気は優しくて力持ち的な)とはだいぶ違ってましたが、長身でシャープな小野さんとの並びはとても良かったです。
■天野博一(山崎蒸)
山崎としては身軽で短刀を使った殺陣の見事さに見惚れました。監察らしい、一歩下がった雰囲気も良かったです。
30-DELUXのメンバーとして、清水さんと二人で開幕前のMCを担当されてましたが、さすがの呼吸でした。
■森大(井上源三郎)
ちょっと外した感じの存在感が凄く面白かった。元々私は源さんが大好きなのですが、この源さんも素敵だなあ、と。若いキャストがみんな生真面目にキャラクターを演じている中で、飄々と生きているおっさん(^ ^)が、とても魅力的でした。
■鈴木勝吾(風間千景)
「鬼」の首領として薩長と手を組み、「人間」たちの皆殺しを計画している……のかな?途中から目的がすり替わってる気もしましたが、いいのかな(^ ^)。
立っているだけで「空気が違う」のってすごく難しいんだな、と思いました。音楽とか照明とかでフォローしてくれているんですけどね。
でも、殺陣の動きの独特さはさすがでした。人間の動きとは違う、っていう感じがよく出てたと思います。
■清水順二(天霧九寿)
「鬼」の一員だけれども、「平穏に暮らす」ことが希望なだけで、人をどうにかしようとは思っていない。むしろ人に交じって生きて行きたいんだろうな、という感じ。そういう優しさと、でも人間とは少し思考回路が違う感じがちゃんと両立できていて、面白かったです。
殺陣はすごい!!「鬼」の(っていうか、素手の)殺陣だけじゃなくて、普通の人間としての(刀を持った)殺陣も観てみたかった(涙)。
■柏木佑介(不知火匡)
「鬼」の一員で、わがままな暴走坊や。
ありがちなキャラクターですが、なんだかすごく良かったです!身体能力の素晴らしさに唖然。歌も良かったし芝居も良かった!!……と思っていたら、結構ミュージカルにも出演経験があるみたいですね。今後の活躍が楽しみ!
■吉田仁美(雪村千鶴)
うたのおねえさんだったという経歴を見て納得の美声でした。役柄的にはもう少しシャープに動けると良かったのに、と思うのですが、、、まあ仕方ないかな。可愛かったです。小柄な斎藤ともお似合いでした(^ ^)。
【7月1日まで、あと56日】
「薄桜鬼」は、たぶん原作はゲームってことになるんですよね?
私は二宮サチさんが描いた漫画しか知りませんが、アニメにもなっているのかな。
脚本・演出・作詞は毛利亘宏、音楽は佐藤俊彦。制作の中心は30-DELUX、だそうです。
初めて作品に触れましたが、面白かったです。まあ、無理してミュージカルにせんでも……とは思いましたが、キャラクターの再現率といい、ストーリーの構成力といい、なかなかのレベルだったと思います。
特に原作ファンというわけではありませんが、新撰組という題材自体が面白いこともあって、楽しめました。なんたって、殺陣が本当に恰好良い!! 殺陣は斬られ役のレベルが重要なので、そこに巧い人が揃っている団体が主催している公演は良いんですよね。
またチャンバラものを上演してほしいです(期待)。
物語は、幕末の池田屋~会津戦争までを、「新撰組」の視点で描く本筋と、「薩長と手を組んだ鬼たち」と「人間を怪物化する薬」というエンタメでよくある設定を組み合わせた、ファンタジックなストーリー。
前半は「変若水(おちみず)」という薬をめぐる謎を追っているのに、1幕の半ばくらいでその謎はあっさり解けて、あとは「薬を飲むか飲まないか」の葛藤が人間側の中心テーマになっていくのがちょっと面白いというか、頭の切り替えが必要な感じでした。
現実の史実とは微妙に重なっているんですが、新撰組としてはマイナーな池田屋以降の活動がメインになっている上に、近藤局長や山南さん、伊東甲子太郎たちが誰も出てこないので、基本的にはオリジナルストーリーだと思って観た方がいいような気がします。
でも、戊辰戦争で敗北して事実上解散し、近藤を喪い、、、「甲陽鎮撫隊」と名前を変えても「新撰組」の精神を持ち続けた土方とその仲間たち という図がとても切なくて……物語の裏に流れる歴史を知っていて観ると、2幕後半は涙なくしては観られない感じでした。
別れてしまった仲間たちが戻ってくるラストは、大人のファンタジーなんだな、と。
そういう意味で、この物語全体が明治まで生き残った斎藤の夢として語られること自体が、衝撃的なのかも、と思いました。
それでは、キャストごとに簡単に。
■松田凌(斎藤一)
斎藤篇、ということで、彼の「変らなさ」がテーマになった構成の作品。
キャラクターの再現率、というか、芝居的にはとても良かったし、殺陣も斎藤のイメージにあっていて悪くなかったと思います。彼が「新撰組」の精神をちゃんと引き継いだからこそ、土方は笑って蝦夷地へ向かえたのだから、と。
ただ……うーん、ミュージカル作品で主演するには、歌がきつかったなあ……。
音楽的にも歌唱による表現力を必要とする作品ではなかったし、客層的にも作品的にも音響的にも、全編録音で良かったのでは、、、と思いました。すごい派手な殺陣をしながら歌っているところはどのみち録音なんだろうし(←違ってたらすみません)、普通のところも全部録音で音楽の質を高めた方が楽しめたと思うんですが。
……肉体的な面での表現力は十分ある人だと思うので、無理して歌わせなくてもいいのにな、と。
それがちょっと残念でした。
■廣瀬大介(沖田総司)
美形だなーとしみじみと。殺陣がもうちょっとシャープだと文句なかったんですが、、、キャラクターはすごく伝わってきたし、良かったと思います。
私にとって「沖田」はやんちゃ坊主なので、ああいう設定なのは嬉しかったな。
最初の登場のときから「星組の真風くんに似てるなー」と思っていたのですが、最後まで観て、真風くんの沖田が観たくなりました。秋のベニー主演のバウが新撰組ものじゃないのが、とても残念です(真顔)。
■矢崎広(土方歳三)
さすがにミュージカルの大舞台を踏んでいる人だけあって、歌い継ぎで土方さんが歌いだすとホッとする……の連続でした。
それにしても恰好良かった!!役も良かったけど、矢崎くん自身がすごく良かったです。手放しで絶賛(^ ^)。一幕の紫の着物も良かったけど、二幕の洋装は鼻血ものでしたわよ!(そこかよ)
■池田純矢(藤堂平助)
身体能力も、いろんな表現力も、なんだか凄かった。たまたま私が観た回は最後の挨拶で彼がコメントを述べてくれたんですが、その内容が本当に素晴らしくて、だいぶ惚れました。司会(?)の清水さんが「あれで19歳ですよ」と言っていたのがすごく印象的。
舞台歴は短いようですが、これからの活躍に期待いたします。
※ちなみに、途中で薬を飲んで羅刹になって大暴れする場面って、スタントですよね?あれは誰だったんだろう……。
■小野健斗(原田左之助)
長身スタイル抜群。赤毛もよく似合ってて、長槍を振りまわす原田役にぴったり!目が離せないくらい恰好良かったです。
豪放磊落な、兄貴分的な雰囲気があるのも良かったなあ。良い役でした(はぁと)。
■宮崎秋人(永倉新八)
原田といつも一緒にいる役。小柄で丸顔で可愛らしい雰囲気で、今までの永倉のイメージ(気は優しくて力持ち的な)とはだいぶ違ってましたが、長身でシャープな小野さんとの並びはとても良かったです。
■天野博一(山崎蒸)
山崎としては身軽で短刀を使った殺陣の見事さに見惚れました。監察らしい、一歩下がった雰囲気も良かったです。
30-DELUXのメンバーとして、清水さんと二人で開幕前のMCを担当されてましたが、さすがの呼吸でした。
■森大(井上源三郎)
ちょっと外した感じの存在感が凄く面白かった。元々私は源さんが大好きなのですが、この源さんも素敵だなあ、と。若いキャストがみんな生真面目にキャラクターを演じている中で、飄々と生きているおっさん(^ ^)が、とても魅力的でした。
■鈴木勝吾(風間千景)
「鬼」の首領として薩長と手を組み、「人間」たちの皆殺しを計画している……のかな?途中から目的がすり替わってる気もしましたが、いいのかな(^ ^)。
立っているだけで「空気が違う」のってすごく難しいんだな、と思いました。音楽とか照明とかでフォローしてくれているんですけどね。
でも、殺陣の動きの独特さはさすがでした。人間の動きとは違う、っていう感じがよく出てたと思います。
■清水順二(天霧九寿)
「鬼」の一員だけれども、「平穏に暮らす」ことが希望なだけで、人をどうにかしようとは思っていない。むしろ人に交じって生きて行きたいんだろうな、という感じ。そういう優しさと、でも人間とは少し思考回路が違う感じがちゃんと両立できていて、面白かったです。
殺陣はすごい!!「鬼」の(っていうか、素手の)殺陣だけじゃなくて、普通の人間としての(刀を持った)殺陣も観てみたかった(涙)。
■柏木佑介(不知火匡)
「鬼」の一員で、わがままな暴走坊や。
ありがちなキャラクターですが、なんだかすごく良かったです!身体能力の素晴らしさに唖然。歌も良かったし芝居も良かった!!……と思っていたら、結構ミュージカルにも出演経験があるみたいですね。今後の活躍が楽しみ!
■吉田仁美(雪村千鶴)
うたのおねえさんだったという経歴を見て納得の美声でした。役柄的にはもう少しシャープに動けると良かったのに、と思うのですが、、、まあ仕方ないかな。可愛かったです。小柄な斎藤ともお似合いでした(^ ^)。
【7月1日まで、あと56日】
「ロミオとジュリエット」配役【2】
2012年5月5日 宝塚(月) コメント (2)5月5日は「晴れ」の特異日。
昨日も昼から豪雨、明日の天気予報も「雨」の中、今日だけはぽっかりと五月晴れ!半袖でも汗ばむくらいの陽気に、特異日ってすごいなあ、とあらためて思った一日でした。
そういえば、昨日は雨が上がった後(夕方)に綺麗な虹が見えたので、宙組公演の初舞台生ロケット(Somewhere Over The Rainbow)を思い出したんですよね(^ ^)。
今日の陽射しは今年初めての「ファンキーサンシャイン」だったし、なんだか感慨深いです。
しかも、このGWは月が地球に大接近している満月(スーパームーン)。
ほぼ真円形の、驚くほど大きな銀盤が、晴れ渡った東空のちょうど目の高さくらいにあって、、、あの眩しい光は何だろう?と真顔で思ったほどでした。
さて。
そんな今日は、月組さんの集合日。
とはいえ、新トップのお披露目で卒業する人はいつも少ないし、配役はほぼ全部出てしまっているので、今日は特に何もないかな?と思っていたのですが……
なんと、新人公演配役が全部出ました!(@ @)
集合日に新人公演の配役が、しかもほぼ全員出たのは割と珍しい……ですよね?
とりあえず主演コンビ(せいぜいティボルトまで)が先に出るだろうから、そしたら希望配役を書こう~と思っていたのに、まんまとヤラれちゃいました(苦笑)。
というわけで、せっかくなのでキャストごとに。
■ロミオ(珠城)、ジュリエット(咲妃)、ティボルト(煌月)
これは、ほぼ大方の予想通り……ですよね?(^ ^)
まずは咲妃さん、初ヒロインおめでとうございます!可憐な容姿は役にぴったりだと思うけど、歌は……どうでしたっけ汗 まあでも、ジュリエット役はまずは容姿が重要な役なので、期待しています(^ ^)。
■ロレンス神父(英真)のからんちゃん(千海)
うーん、こうきましたかー。
ロレンス神父は、実はゆうき(煌月)を希望していたんですよね。この役は新公の長の学年が担当するべき役だと思うし、新公主演経験者であるゆうきは、卒業前に一度こういう役をやってみた方が、スターとして大きく成長できると思うので。
でもまあ、新人公演という「一つの公演」のことを考えたら、からんちゃんの方が適役かな、と納得しました。「長の学年の長」にふさわしい役だから。
■乳母(美穂)のはーちゃん(晴音)
個人的には、モンタギュー夫人の真愛涼歌ちゃんと逆が希望だったんですが。
でも、みりおくんDSでしっかり上級生をフォローしつつ盛り上げていたはーちゃんをみて、もしかしたら乳母に来るかも、と思っていたので、今ではとても楽しみです。
芝居は「可憐な娘役」みたいな役より大人っぽかったり弾けてたりする役の方が魅力的なタイプだし、なんたって、歌は文句なしですからね!
■死(珠城)のちなつちゃん(鳳月)
いやー、ダンサー・ちなつの本気のストーリーダンスをがっつり観られるかと思うと(^ ^)すごく楽しみです!
歌と芝居の実力は去年散々見せてもらったので、今年の一作目は芝居とダンスですね。「死」は2幕とおして、芝居歌ならぬ芝居ダンスをずーっと遣り続ける役なので、やりがいあるだろうなあと思います(^ ^)
……カットがないことを祈る(←でも多分、プロローグは削られちゃうだろうなあ……残念)
■愛(煌月)の隼海さん
小柄なダンサー枠で、ずっと抜擢されてきている隼海さん。「ダンス・ロマネスク」の子カモメも可愛かったので、今回も期待しています!
■キャピュレット夫人(憧花)のみくちゃん(花陽)
これは本役で希望していたくらいなので……ある意味、勿体無いなーと思います。
ジュリエットのナンバーも、何かで聴いてみたいです(^ ^)
■キャピュレット卿(越乃)のスミス(貴澄)
おお~、スミス良い役来ましたね!
個人的には、本公演で大公役に大抜擢された輝月くんのキャピュレット卿を楽しみにしていたんですが、ベンヴォーリオに取られたんじゃ仕方ない。スミスには期待してます!
■モンタギュー夫人(花瀬)の真愛涼歌ちゃん
■モンタギュー卿(綾月)のジョー(輝城)
キャピュレット夫妻は卿が92期で夫人が93期。モンタギュー夫妻はその逆できましたね。
お二人とも包容力のある歌ウマさんなので、とても期待しています。とくに真愛さん、「罪びと」の歌いだし、がんばってくださいね。
■ベンヴォーリオ(星条)のまゆぽん(輝月)
■マーキューシオ(美弥)のあーさ(朝美)
95期コンビできましたか!!(@ @)。ロミオがたまきち(94期)で友人二人が95期。……わっかいなあ!!しかも、もしかしてトリオでの歌唱力は今までで一番じゃないか……?(←いやいや、本公演も十分歌ウマですから!)
大柄で男前なまゆぽん、切れ味鋭い美形のあーさ。たまきちの両側にこの二人で「世界の王」って!!本当に楽しみすぎます(^ ^)。
■パリス(紫門)のきえちゃん(星輝)
きえちゃん、コメディ得意だから楽しみだなあ~。ゆりやんとは全然違うパリスになりそうですね。可愛いだろうな(*^ ^*)。
■大公(輝月)のあまりら(天翔)
本公演も大抜擢ですが、新人公演も今までの役づきで考えると相当な抜擢ですよね。あまりら大好きなのですごく嬉しいし楽しみです!
大公だなんて全然考えてなかったから、ちょっとだけ「愛」を期待していたりしたんですが、、、いやー、まさか大公役が来ようとは!がんばれーーー!!
ジョンとピーターが「*」表示になっているのは、新公ではカットされる予定だからなんでしょうか。それとも、単純にまだ決まっていないだけなんでしょうか。
個人的には、ピーターは侍女に替えて紗那ゆずはちゃんか愛風ゆめちゃんに振る手があるかなあ、と思うのですが……ああでも「キレイは汚い」は丸ごとカットされそうだなあ…。
雪組の新人公演は、1幕の前半をALL CUTして「仮面舞踏会」からスタート、という無謀な構成でしたが……今回はもう少し丁寧に構成してくれる方が担当してくださいますように。
次のバウが生田さんだから、もしかしたら生田さんが助手に入ってる、かも……?(←めっちゃ羨ましい)
【7月1日まで、あと57日】
昨日も昼から豪雨、明日の天気予報も「雨」の中、今日だけはぽっかりと五月晴れ!半袖でも汗ばむくらいの陽気に、特異日ってすごいなあ、とあらためて思った一日でした。
そういえば、昨日は雨が上がった後(夕方)に綺麗な虹が見えたので、宙組公演の初舞台生ロケット(Somewhere Over The Rainbow)を思い出したんですよね(^ ^)。
今日の陽射しは今年初めての「ファンキーサンシャイン」だったし、なんだか感慨深いです。
しかも、このGWは月が地球に大接近している満月(スーパームーン)。
ほぼ真円形の、驚くほど大きな銀盤が、晴れ渡った東空のちょうど目の高さくらいにあって、、、あの眩しい光は何だろう?と真顔で思ったほどでした。
さて。
そんな今日は、月組さんの集合日。
とはいえ、新トップのお披露目で卒業する人はいつも少ないし、配役はほぼ全部出てしまっているので、今日は特に何もないかな?と思っていたのですが……
なんと、新人公演配役が全部出ました!(@ @)
集合日に新人公演の配役が、しかもほぼ全員出たのは割と珍しい……ですよね?
とりあえず主演コンビ(せいぜいティボルトまで)が先に出るだろうから、そしたら希望配役を書こう~と思っていたのに、まんまとヤラれちゃいました(苦笑)。
というわけで、せっかくなのでキャストごとに。
■ロミオ(珠城)、ジュリエット(咲妃)、ティボルト(煌月)
これは、ほぼ大方の予想通り……ですよね?(^ ^)
まずは咲妃さん、初ヒロインおめでとうございます!可憐な容姿は役にぴったりだと思うけど、歌は……どうでしたっけ汗 まあでも、ジュリエット役はまずは容姿が重要な役なので、期待しています(^ ^)。
■ロレンス神父(英真)のからんちゃん(千海)
うーん、こうきましたかー。
ロレンス神父は、実はゆうき(煌月)を希望していたんですよね。この役は新公の長の学年が担当するべき役だと思うし、新公主演経験者であるゆうきは、卒業前に一度こういう役をやってみた方が、スターとして大きく成長できると思うので。
でもまあ、新人公演という「一つの公演」のことを考えたら、からんちゃんの方が適役かな、と納得しました。「長の学年の長」にふさわしい役だから。
■乳母(美穂)のはーちゃん(晴音)
個人的には、モンタギュー夫人の真愛涼歌ちゃんと逆が希望だったんですが。
でも、みりおくんDSでしっかり上級生をフォローしつつ盛り上げていたはーちゃんをみて、もしかしたら乳母に来るかも、と思っていたので、今ではとても楽しみです。
芝居は「可憐な娘役」みたいな役より大人っぽかったり弾けてたりする役の方が魅力的なタイプだし、なんたって、歌は文句なしですからね!
■死(珠城)のちなつちゃん(鳳月)
いやー、ダンサー・ちなつの本気のストーリーダンスをがっつり観られるかと思うと(^ ^)すごく楽しみです!
歌と芝居の実力は去年散々見せてもらったので、今年の一作目は芝居とダンスですね。「死」は2幕とおして、芝居歌ならぬ芝居ダンスをずーっと遣り続ける役なので、やりがいあるだろうなあと思います(^ ^)
……カットがないことを祈る(←でも多分、プロローグは削られちゃうだろうなあ……残念)
■愛(煌月)の隼海さん
小柄なダンサー枠で、ずっと抜擢されてきている隼海さん。「ダンス・ロマネスク」の子カモメも可愛かったので、今回も期待しています!
■キャピュレット夫人(憧花)のみくちゃん(花陽)
これは本役で希望していたくらいなので……ある意味、勿体無いなーと思います。
ジュリエットのナンバーも、何かで聴いてみたいです(^ ^)
■キャピュレット卿(越乃)のスミス(貴澄)
おお~、スミス良い役来ましたね!
個人的には、本公演で大公役に大抜擢された輝月くんのキャピュレット卿を楽しみにしていたんですが、ベンヴォーリオに取られたんじゃ仕方ない。スミスには期待してます!
■モンタギュー夫人(花瀬)の真愛涼歌ちゃん
■モンタギュー卿(綾月)のジョー(輝城)
キャピュレット夫妻は卿が92期で夫人が93期。モンタギュー夫妻はその逆できましたね。
お二人とも包容力のある歌ウマさんなので、とても期待しています。とくに真愛さん、「罪びと」の歌いだし、がんばってくださいね。
■ベンヴォーリオ(星条)のまゆぽん(輝月)
■マーキューシオ(美弥)のあーさ(朝美)
95期コンビできましたか!!(@ @)。ロミオがたまきち(94期)で友人二人が95期。……わっかいなあ!!しかも、もしかしてトリオでの歌唱力は今までで一番じゃないか……?(←いやいや、本公演も十分歌ウマですから!)
大柄で男前なまゆぽん、切れ味鋭い美形のあーさ。たまきちの両側にこの二人で「世界の王」って!!本当に楽しみすぎます(^ ^)。
■パリス(紫門)のきえちゃん(星輝)
きえちゃん、コメディ得意だから楽しみだなあ~。ゆりやんとは全然違うパリスになりそうですね。可愛いだろうな(*^ ^*)。
■大公(輝月)のあまりら(天翔)
本公演も大抜擢ですが、新人公演も今までの役づきで考えると相当な抜擢ですよね。あまりら大好きなのですごく嬉しいし楽しみです!
大公だなんて全然考えてなかったから、ちょっとだけ「愛」を期待していたりしたんですが、、、いやー、まさか大公役が来ようとは!がんばれーーー!!
ジョンとピーターが「*」表示になっているのは、新公ではカットされる予定だからなんでしょうか。それとも、単純にまだ決まっていないだけなんでしょうか。
個人的には、ピーターは侍女に替えて紗那ゆずはちゃんか愛風ゆめちゃんに振る手があるかなあ、と思うのですが……ああでも「キレイは汚い」は丸ごとカットされそうだなあ…。
雪組の新人公演は、1幕の前半をALL CUTして「仮面舞踏会」からスタート、という無謀な構成でしたが……今回はもう少し丁寧に構成してくれる方が担当してくださいますように。
次のバウが生田さんだから、もしかしたら生田さんが助手に入ってる、かも……?(←めっちゃ羨ましい)
【7月1日まで、あと57日】
東京宝塚劇場にて、雪組公演「ドン・カルロス/シャイニングリズム!」を観劇いたしました。
あまり事前に情報を入れないようにして観劇したのですが、お芝居は予想していたよりずっと良作でしたし、ショーは曇りなく中村一徳節全開のショー(^ ^)で、どちらもなかなか面白かったです!!
まずは、お芝居の「ドン・カルロス」。
作・演出は木村信司。まあ、あの、私が木村作品と相性があまりよくないのは今まであれこれ書いているとおりですが。
でも、そういえば私、「君を愛してる」は割と好きだったんですよね。雪組+木村さんの組み合わせは好きなのかも?(フィラントのキムちゃん、大好きだったなぁ~!)
オペラとは吃驚仰天なほど話が違いますが、まあ、、、先入観なくみれば、こういう展開もアリかな、と。
カルロス王子とフェリペ二世の父子関係、王妃イサベルの寂しさと葛藤、すべてを見守る王妹フアナの威厳、、、興味深い題材を、いじりすぎず、かなりの程度で役者に任せて、素直に舞台にのせていたような気がします。(史実とも全然違いますが以下同文)
一番印象に残ったのは、今回で卒業する涼花リサちゃんが演じた、王妹フアナ。
フェリペ2世(未涼)の妹にしてポルトガル前王妃。夫の死後、王子を遺してスペインへ戻り、留守がちな兄の摂政を務めた女傑。そんな史実のイメージに近い、視野が広く感性鋭く謹厳実直な、姿も心も凛として美しい人。
要所要所で発する彼女の「声」が、とても心に刺さりました。
昔から……伝説の「殉情」や「さすらいの果て」以来、ずっと大好きな女優が卒業してしまうのはとても寂しいのですが、最後に大輪の花を見事に咲かせてくれてありがとう(T T)という気持ちの方が強いかな。
広い領土を見回るために不在がちの兄フェリペの代理として、生まれてすぐに母を亡くした王子カルロスの母代りとして、若くして嫁いできた王妃イザベルの教育係として、、、王女として国に尽くし、王妹としての責任を果たそうとした貴婦人。
彼女が育てたカルロスやイザベルが、理解しがたいほど真っ直ぐで生真面目でお堅くて、国民の幸せを真剣に考える人間に育ったのは、フアナ自身がそういう人間だからなのだ……と。机上の空論ではない、説得力のある生真面目さがフアナの凛とした佇まいから漂ってくるから、彼女が育てた子供たちも自然とそう考えるようになったんだろうな、と……そういう納得の仕方があるんだな、と思いました。
最後の大役で、あえて歌わせなかったことも含めて、木村さんのリサちゃんに対する愛情は本物だな、と思いました。一人のファンとして、本当に感謝しています。
そしてもう一人、忘れられない人。フェリペ二世のまっつ。
凛として強く、誰よりも「正しい」フアナに対して、人を……息子を信じきれない卑屈で孤独な王者。
王は自分が「正しくない」ことを知っているんですよね。彼にとっては、フアナやカルロスの真っ直ぐさは眩しすぎて直視できないもの。……「他人」を信じて心を開ける妹や息子を羨ましいく思う気持ちに気づくことさえゆるされない「絶対君主」という立場。
抑圧された羨望の念が「国王」という立場ゆえに歪み、曲がって……その末に「疑心暗鬼」という鬼に食われてしまいそうになる。自分の心が産み育てた鬼、に。
カルロスの父である彼は、本来はものすごく愛情深い人だと思うんですよね。最初の王妃を喪った痛手から、何年も過ぎても完全に立ち直れないくらい、「思いこんだら一直線」な人なんだと(カルロスの一途さは遺伝に違いない!)
そんな彼が、息子と現王妃イザベルとの仲を疑う場面の演出がとても好きです。木村さんって、こういうケレン味のある演出が素晴らしい。そこは素直に称賛したいです。心から。
で。そんな疑いを持つということは、少なからず王妃に興味が……愛情を持っている、ということなんだけど。隔離されて育ち、人の感情(愛情)に疎いフェリペは、自分の気持ちに名前がつけられない。苛立ちがばかりが募って、どうしたらいいのかわからない。そんな兄を、妹が歯がゆく、でも口は出さずに遠くから見守っている……その図がとても好きでした。
何もできずにただ見守るしかない立場、ってのも辛いんですよね、きっと。
イサベルの教育係であるフアナがもう少し動いてあげていれば、話があんなによれなくて済んだのでは?とも思うんですが、、、フアナはスペインの摂政であると同時に、ポルトガル次期国王の母親でもある。しがらみは当然あるんですよね、おそらく。フェリペもそれは判っていて、妹に甘えつつ、プライドの高さが邪魔をしてそれを認められない。フアナは兄の立場を理解して、一歩下がって国を支えつつ不器用な二人を見守る。
そんな兄妹をみていると、王子カルロスは一直線すぎて、まだまだ子供なんだな、と思います。
……そんな裏設定(?)のどこまでが木村さんの意図なのかはよくわかりませんが。
王子カルロスは、私の中ではキムちゃんの当たり役認定なんですが、ファンの皆様にとってはどうなのでしょうか?
お芝居冒頭の銀橋で「すべてを与えられた人、そう育てられてきた…」という歌を歌っているのが、ひどく胸に沁みました。
印象的な歌だったのでプログラムに歌詞が書いてあるかなと思ったのですが、なくて残念。でも、「僕自身だけが空っぽな僕を知っている」みたいなところに続いてましたよね。
……この歌とか、お芝居のラストの解決策とか、、、もしかしてキムちゃん、この作品で卒業する予定だったの? 早すぎる卒業と思っていたけど、むしろ一作伸びたのではないか!?……と思ってしまったほど、「クラシコ・イタリアーノ」並みに卒業作品的な構造の作品だという気がしてしました。
いや、「フットルース」があるんだから、そんなことあり得ないと思うんですけどね。
とにかく、キムちゃんが本来持っている熱量がしっかりと生きた役で、アテガキとしては成功だったと思います。表面的な明るさや正義感(責任感)と、その裏にほのみえる孤独な少年時代。フィラントみたいな吹っ飛んだ役も好きだけど、2面性のあるこういう役も良いなあ、と思いました。
ただ、、、衣装は残念だった……(←ごめんなさい)。色は綺麗だったんだけど、形が……有村さんかー、もうちょっとどうにかならなかったのかなあ(; ;)。
スタッフ陣ではもう一人、印象的だったのが装置の大田創さん。
形自体はシンプルなスペイン風セットで木村さんらしいデフォルメのし方なんですが……、今回面白いなと思ったのは光の扱いです。
セット自体が光と影に染め分けられていて、照明と相俟って、スペインの強い陽射しを感じさせてくれました。
一つのセットで長い時間の経過を表現する場面がないからこそ使えた装置ですが、木村さんらしいハッタリのある舞台面を造るのに非常に効果的だったと思います。
大枠で書きたかったのはそのくらいかな。
宗教改革の扱いについては色々言いたいことがありますし、ましてネーデルランド問題については、、私が語りだすとウザいと思うので、、、ネタばれしてもいけないし、ここは「木村さんだから仕方ない!」という一言で終わらせたいと思います(^ ^)。
【7月1日まで、あと58日】
あまり事前に情報を入れないようにして観劇したのですが、お芝居は予想していたよりずっと良作でしたし、ショーは曇りなく中村一徳節全開のショー(^ ^)で、どちらもなかなか面白かったです!!
まずは、お芝居の「ドン・カルロス」。
作・演出は木村信司。まあ、あの、私が木村作品と相性があまりよくないのは今まであれこれ書いているとおりですが。
でも、そういえば私、「君を愛してる」は割と好きだったんですよね。雪組+木村さんの組み合わせは好きなのかも?(フィラントのキムちゃん、大好きだったなぁ~!)
オペラとは吃驚仰天なほど話が違いますが、まあ、、、先入観なくみれば、こういう展開もアリかな、と。
カルロス王子とフェリペ二世の父子関係、王妃イサベルの寂しさと葛藤、すべてを見守る王妹フアナの威厳、、、興味深い題材を、いじりすぎず、かなりの程度で役者に任せて、素直に舞台にのせていたような気がします。(史実とも全然違いますが以下同文)
一番印象に残ったのは、今回で卒業する涼花リサちゃんが演じた、王妹フアナ。
フェリペ2世(未涼)の妹にしてポルトガル前王妃。夫の死後、王子を遺してスペインへ戻り、留守がちな兄の摂政を務めた女傑。そんな史実のイメージに近い、視野が広く感性鋭く謹厳実直な、姿も心も凛として美しい人。
要所要所で発する彼女の「声」が、とても心に刺さりました。
昔から……伝説の「殉情」や「さすらいの果て」以来、ずっと大好きな女優が卒業してしまうのはとても寂しいのですが、最後に大輪の花を見事に咲かせてくれてありがとう(T T)という気持ちの方が強いかな。
広い領土を見回るために不在がちの兄フェリペの代理として、生まれてすぐに母を亡くした王子カルロスの母代りとして、若くして嫁いできた王妃イザベルの教育係として、、、王女として国に尽くし、王妹としての責任を果たそうとした貴婦人。
彼女が育てたカルロスやイザベルが、理解しがたいほど真っ直ぐで生真面目でお堅くて、国民の幸せを真剣に考える人間に育ったのは、フアナ自身がそういう人間だからなのだ……と。机上の空論ではない、説得力のある生真面目さがフアナの凛とした佇まいから漂ってくるから、彼女が育てた子供たちも自然とそう考えるようになったんだろうな、と……そういう納得の仕方があるんだな、と思いました。
最後の大役で、あえて歌わせなかったことも含めて、木村さんのリサちゃんに対する愛情は本物だな、と思いました。一人のファンとして、本当に感謝しています。
そしてもう一人、忘れられない人。フェリペ二世のまっつ。
凛として強く、誰よりも「正しい」フアナに対して、人を……息子を信じきれない卑屈で孤独な王者。
王は自分が「正しくない」ことを知っているんですよね。彼にとっては、フアナやカルロスの真っ直ぐさは眩しすぎて直視できないもの。……「他人」を信じて心を開ける妹や息子を羨ましいく思う気持ちに気づくことさえゆるされない「絶対君主」という立場。
抑圧された羨望の念が「国王」という立場ゆえに歪み、曲がって……その末に「疑心暗鬼」という鬼に食われてしまいそうになる。自分の心が産み育てた鬼、に。
カルロスの父である彼は、本来はものすごく愛情深い人だと思うんですよね。最初の王妃を喪った痛手から、何年も過ぎても完全に立ち直れないくらい、「思いこんだら一直線」な人なんだと(カルロスの一途さは遺伝に違いない!)
そんな彼が、息子と現王妃イザベルとの仲を疑う場面の演出がとても好きです。木村さんって、こういうケレン味のある演出が素晴らしい。そこは素直に称賛したいです。心から。
で。そんな疑いを持つということは、少なからず王妃に興味が……愛情を持っている、ということなんだけど。隔離されて育ち、人の感情(愛情)に疎いフェリペは、自分の気持ちに名前がつけられない。苛立ちがばかりが募って、どうしたらいいのかわからない。そんな兄を、妹が歯がゆく、でも口は出さずに遠くから見守っている……その図がとても好きでした。
何もできずにただ見守るしかない立場、ってのも辛いんですよね、きっと。
イサベルの教育係であるフアナがもう少し動いてあげていれば、話があんなによれなくて済んだのでは?とも思うんですが、、、フアナはスペインの摂政であると同時に、ポルトガル次期国王の母親でもある。しがらみは当然あるんですよね、おそらく。フェリペもそれは判っていて、妹に甘えつつ、プライドの高さが邪魔をしてそれを認められない。フアナは兄の立場を理解して、一歩下がって国を支えつつ不器用な二人を見守る。
そんな兄妹をみていると、王子カルロスは一直線すぎて、まだまだ子供なんだな、と思います。
……そんな裏設定(?)のどこまでが木村さんの意図なのかはよくわかりませんが。
王子カルロスは、私の中ではキムちゃんの当たり役認定なんですが、ファンの皆様にとってはどうなのでしょうか?
お芝居冒頭の銀橋で「すべてを与えられた人、そう育てられてきた…」という歌を歌っているのが、ひどく胸に沁みました。
印象的な歌だったのでプログラムに歌詞が書いてあるかなと思ったのですが、なくて残念。でも、「僕自身だけが空っぽな僕を知っている」みたいなところに続いてましたよね。
……この歌とか、お芝居のラストの解決策とか、、、もしかしてキムちゃん、この作品で卒業する予定だったの? 早すぎる卒業と思っていたけど、むしろ一作伸びたのではないか!?……と思ってしまったほど、「クラシコ・イタリアーノ」並みに卒業作品的な構造の作品だという気がしてしました。
いや、「フットルース」があるんだから、そんなことあり得ないと思うんですけどね。
とにかく、キムちゃんが本来持っている熱量がしっかりと生きた役で、アテガキとしては成功だったと思います。表面的な明るさや正義感(責任感)と、その裏にほのみえる孤独な少年時代。フィラントみたいな吹っ飛んだ役も好きだけど、2面性のあるこういう役も良いなあ、と思いました。
ただ、、、衣装は残念だった……(←ごめんなさい)。色は綺麗だったんだけど、形が……有村さんかー、もうちょっとどうにかならなかったのかなあ(; ;)。
スタッフ陣ではもう一人、印象的だったのが装置の大田創さん。
形自体はシンプルなスペイン風セットで木村さんらしいデフォルメのし方なんですが……、今回面白いなと思ったのは光の扱いです。
セット自体が光と影に染め分けられていて、照明と相俟って、スペインの強い陽射しを感じさせてくれました。
一つのセットで長い時間の経過を表現する場面がないからこそ使えた装置ですが、木村さんらしいハッタリのある舞台面を造るのに非常に効果的だったと思います。
大枠で書きたかったのはそのくらいかな。
宗教改革の扱いについては色々言いたいことがありますし、ましてネーデルランド問題については、、私が語りだすとウザいと思うので、、、ネタばれしてもいけないし、ここは「木村さんだから仕方ない!」という一言で終わらせたいと思います(^ ^)。
【7月1日まで、あと58日】