詩人の吉野弘さん死去(NHK)
2014年1月21日 時事ニュース
吉野弘さんの訃報にふれて、久しぶりに昔のことを思い出しました。
すごく個人的な思い出なのですが、ちょっとだけ。
私は学生時代に混声合唱をやっていたのですが、吉野さんの詩による、高田三郎さん作曲の組曲「心の四季」は、とても好きな作品の一つでした。
中でも「雪の日に」が好きで、よく一人で勝手に歌っていたんですよね。。。
雪がはげしく ふりつづける/雪の白さを こらえながら
そんなフレーズではじまるこの作品は、詩集「感傷旅行」所収。元々合唱からはいったせいもあって、私が彼の詩集に触れたのはずいぶん後なのですが、『言葉そのものが哀しいほど美しい』というよりは、『浮かぶ情景や心情がリアルでひどく辛い』という印象の詩が多かったような気がします。
詩というより、一遍の物語のような、、、いやむしろ、呟きのような?
どこに 純白な心など あろう/どこに 汚れぬ雪など あろう
合唱曲として、一曲のクライマックスにあたるこのフレーズは、叩きつけるような激しいメロディと共に、いままでも何かあるたびに思い出していました。
雪は 汚れぬものとして/いつまでも白いものとして/空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう
白くあらねばならない悲しみ、自分はいつまでも白くはいられないのに、他人から白くあることを求められる苦しみ、その期待に応えられない悔しさ。そういう矛盾や切なさを、
記事に書かれている「夕焼け」が、「心の四季」の吉野さんと同じだと気がついたのは、実はずいぶん後でした(^ ^;ゞ。あの詩も好きでしたし、当時の国語教師がいくつか彼の詩をピックアップして教えてくれたりしたのも、けっこうよく覚えています。私はどちらかといえば抒情的な詩が好きだったはずなのですが、吉野さんの作品は、「詩」というよりは「物語」と受け止めていたような気がします。
雪はおのれを どうしたら/欺かないで生きられるだろう
彼が言葉で描きだす、優しくて温かくて残酷な心象風景が、とても好きでした。
ずっと大ファンで詩集を何度も読んで、、、ということは無かったのですが、いま、ニュースにふれていろいろ思い出してみると、意外に私の感覚の根っこのどこかに彼の詩があるんだな、と、あらためて思ったりして、、、
雪の上に 雪が/その上から 雪が
あの時期に、ちゃんと彼の「詩集」を読んでいたら、どうなっていたかな、なんて考えたりします。
いや、たぶんなにも変わらないんでしょうけれども。
かさねられていく/かさなっていく かさねられていく
だって私は、私にしかなれなかったのだから。
.
すごく個人的な思い出なのですが、ちょっとだけ。
私は学生時代に混声合唱をやっていたのですが、吉野さんの詩による、高田三郎さん作曲の組曲「心の四季」は、とても好きな作品の一つでした。
中でも「雪の日に」が好きで、よく一人で勝手に歌っていたんですよね。。。
雪がはげしく ふりつづける/雪の白さを こらえながら
そんなフレーズではじまるこの作品は、詩集「感傷旅行」所収。元々合唱からはいったせいもあって、私が彼の詩集に触れたのはずいぶん後なのですが、『言葉そのものが哀しいほど美しい』というよりは、『浮かぶ情景や心情がリアルでひどく辛い』という印象の詩が多かったような気がします。
詩というより、一遍の物語のような、、、いやむしろ、呟きのような?
どこに 純白な心など あろう/どこに 汚れぬ雪など あろう
合唱曲として、一曲のクライマックスにあたるこのフレーズは、叩きつけるような激しいメロディと共に、いままでも何かあるたびに思い出していました。
雪は 汚れぬものとして/いつまでも白いものとして/空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう
白くあらねばならない悲しみ、自分はいつまでも白くはいられないのに、他人から白くあることを求められる苦しみ、その期待に応えられない悔しさ。そういう矛盾や切なさを、
記事に書かれている「夕焼け」が、「心の四季」の吉野さんと同じだと気がついたのは、実はずいぶん後でした(^ ^;ゞ。あの詩も好きでしたし、当時の国語教師がいくつか彼の詩をピックアップして教えてくれたりしたのも、けっこうよく覚えています。私はどちらかといえば抒情的な詩が好きだったはずなのですが、吉野さんの作品は、「詩」というよりは「物語」と受け止めていたような気がします。
雪はおのれを どうしたら/欺かないで生きられるだろう
彼が言葉で描きだす、優しくて温かくて残酷な心象風景が、とても好きでした。
ずっと大ファンで詩集を何度も読んで、、、ということは無かったのですが、いま、ニュースにふれていろいろ思い出してみると、意外に私の感覚の根っこのどこかに彼の詩があるんだな、と、あらためて思ったりして、、、
雪の上に 雪が/その上から 雪が
あの時期に、ちゃんと彼の「詩集」を読んでいたら、どうなっていたかな、なんて考えたりします。
いや、たぶんなにも変わらないんでしょうけれども。
かさねられていく/かさなっていく かさねられていく
だって私は、私にしかなれなかったのだから。
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宝塚バウホールにて、月組公演「New Wave ~月~」を観劇いたしました。
楽しかった!!
美弥さん、としちゃん(宇月)、ちなつちゃん(鳳月)、たまきち(珠城)、そしてゆうみちゃん(咲妃)の主演陣はもちろん、さち花(白雪)、ちゅーちゃん(咲希)、まんちゃん(貴千)の91期トリオ以下、出演者全員が本当にキラキラ輝いていて、自分にできる精一杯の最上のものを見せてくれたなーと思います。
細かいことを言いだせばキリがないけど、まだ公演は始まったばかり。あと一週間、どんどん進化し、深化していくであろう月組っ子を、楽しみにしています(^ ^)。
構成は花組版とは全く違っていて、同じだったのは2幕後半の「Amazing Grace」からの流れだけ、かな。
1幕前半も、流れだけなら似ていましたが、楽器演奏もなかったし、、、だいぶ違ってた印象です。
とはいえ、主演者たちのMC(日替わりで下級生を紹介)は花組と同じようにやっていたのですが、トークの内容がだいぶ違ったなあ。月組は、全体にトークはぐだぐだでしたね……だいもん(望海)は本当にしっかりしてたんだなあ(^ ^;ゞ いや、そんなところも月組らしくて愛おしいですが(真顔)。
月組は、むしろ呼ばれた下級生のほうがしっかりしていた印象。蓮つかさくんの仕切りのうまさには、ちょっと感動してしまいました(←タモリさんの拍手仕切りをやってくれました。本人的には「博徳先生の仕切り」だったようですが)
それに続く主演者たちの客席降りは、ちなつちゃんだけ「次の場面の用意があるので」ということでひっこんでしまい、3人だけでした。ちなつちゃんの客席釣りも観てみたかった!!残念!!
あの場面は、星組じこみの「お客さまと踊る」技を繰り出してきた美弥さんが一歩リード。そういえば、花組も最初にアレをやり始めたのはキキちゃん(芹香)だったっけ……星組こわい。
なんて言ってるけど、としちゃんも、最初は「ありがとうございました、ありがとうございました」と、まるで選挙活動か何かのように握手して回っていたのに、ふと気がついたらお客さまの手にキスして耳元で何かささやきかけていたし、たまきちは、通路から離れた席のお客さまにロックオンしてウインクして投げキッスして……月組も怖いよーーーー。
後ろの方の席でまったり観ていた私も、だいぶ体温が上がりました(^ ^)。やっぱりちなつちゃんも……(残念)
その後は、ちなつちゃん、たまきち、としちゃん、美弥さんの順に一場面ずつ。
どれもみんな恰好良かったです………!!でも、「クライマックス」からわずか1年半で、あの大階段黒燕尾の「月光」を、全く違うコンセプトの場面に、全く同じ編曲(音源?)で使いまわすのはどうかと思いますよ……!!>>三木さん
まあ、よくあることなのかもしれませんが、しかし(混乱)
……もとい。
2幕は、月組の過去の作品のメドレーと、いくつか場面をはさんで、花組で「モータウンメドレー」だったところが「JAZZ MANIA」。いやー、懐かしかったり恰好よかったりときめいたりで忙しかったです。
2幕全体の雰囲気は、1幕以上に花組とは全然違っていて、ストイックで生真面目で色っぽい、かなり大人なショーという感じでした。
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、詳しくはまた後日に書かせていただくとして、今日のところは2つだけ。
まず!2幕のとしちゃんが恰好良すぎた!!
「リベルタンゴ」も、その直前の「エル・チョクロ」でのちゅーちゃんとのタンゴも、「You Raise Me Up」も……本当に、素敵すぎて目眩がしました。惚れなおしましたわ(真顔)。
ストイックに真正面から音に向き合う姿勢は、下級生の頃から本当に変わらないんだけど、、、研10を超え、上級生になったいま、滲み出る男の色気と余裕が素晴らしかったです。一つ一つの動きに全く無駄がなくて、なめらかで、洗練されていて、、、後ろで踊っている下級生たちが、どれだけ勉強になっているだろうか、と。95期の朝美くんとか、ずーっと「リベルタンゴ」でとしちゃんの真後ろで踊っているんですが、、、公演期間は短いけど、しっかり学んでくれ!!と思いました。
いやもう、本当に、あのタンゴを観てしまったらMCがどんなにぐたぐたでも許せてしまう。。。いや、美弥さんのためにも、上級生なんだからもう少しがんばってほしいけどね(-^ ^)。
もう一つ印象に残ったのは……それはもう!ダルマのちなつちゃんとスーツたまきちの「ベサメ・ムーチョ」です!!
あまりの美しさと色っぽさと迫力に、客席でひれ伏したくなりました。。。。ちなつちゃんをダルマにした三木さん、Good Job!!
……願わくば、ダルマなちなつちゃんの単体と、たまきちとのツーショット、舞台写真で両方発売されますように(祈)
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楽しかった!!
美弥さん、としちゃん(宇月)、ちなつちゃん(鳳月)、たまきち(珠城)、そしてゆうみちゃん(咲妃)の主演陣はもちろん、さち花(白雪)、ちゅーちゃん(咲希)、まんちゃん(貴千)の91期トリオ以下、出演者全員が本当にキラキラ輝いていて、自分にできる精一杯の最上のものを見せてくれたなーと思います。
細かいことを言いだせばキリがないけど、まだ公演は始まったばかり。あと一週間、どんどん進化し、深化していくであろう月組っ子を、楽しみにしています(^ ^)。
構成は花組版とは全く違っていて、同じだったのは2幕後半の「Amazing Grace」からの流れだけ、かな。
1幕前半も、流れだけなら似ていましたが、楽器演奏もなかったし、、、だいぶ違ってた印象です。
とはいえ、主演者たちのMC(日替わりで下級生を紹介)は花組と同じようにやっていたのですが、トークの内容がだいぶ違ったなあ。月組は、全体にトークはぐだぐだでしたね……だいもん(望海)は本当にしっかりしてたんだなあ(^ ^;ゞ いや、そんなところも月組らしくて愛おしいですが(真顔)。
月組は、むしろ呼ばれた下級生のほうがしっかりしていた印象。蓮つかさくんの仕切りのうまさには、ちょっと感動してしまいました(←タモリさんの拍手仕切りをやってくれました。本人的には「博徳先生の仕切り」だったようですが)
それに続く主演者たちの客席降りは、ちなつちゃんだけ「次の場面の用意があるので」ということでひっこんでしまい、3人だけでした。ちなつちゃんの客席釣りも観てみたかった!!残念!!
あの場面は、星組じこみの「お客さまと踊る」技を繰り出してきた美弥さんが一歩リード。そういえば、花組も最初にアレをやり始めたのはキキちゃん(芹香)だったっけ……星組こわい。
なんて言ってるけど、としちゃんも、最初は「ありがとうございました、ありがとうございました」と、まるで選挙活動か何かのように握手して回っていたのに、ふと気がついたらお客さまの手にキスして耳元で何かささやきかけていたし、たまきちは、通路から離れた席のお客さまにロックオンしてウインクして投げキッスして……月組も怖いよーーーー。
後ろの方の席でまったり観ていた私も、だいぶ体温が上がりました(^ ^)。やっぱりちなつちゃんも……(残念)
その後は、ちなつちゃん、たまきち、としちゃん、美弥さんの順に一場面ずつ。
どれもみんな恰好良かったです………!!でも、「クライマックス」からわずか1年半で、あの大階段黒燕尾の「月光」を、全く違うコンセプトの場面に、全く同じ編曲(音源?)で使いまわすのはどうかと思いますよ……!!>>三木さん
まあ、よくあることなのかもしれませんが、しかし(混乱)
……もとい。
2幕は、月組の過去の作品のメドレーと、いくつか場面をはさんで、花組で「モータウンメドレー」だったところが「JAZZ MANIA」。いやー、懐かしかったり恰好よかったりときめいたりで忙しかったです。
2幕全体の雰囲気は、1幕以上に花組とは全然違っていて、ストイックで生真面目で色っぽい、かなり大人なショーという感じでした。
いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、詳しくはまた後日に書かせていただくとして、今日のところは2つだけ。
まず!2幕のとしちゃんが恰好良すぎた!!
「リベルタンゴ」も、その直前の「エル・チョクロ」でのちゅーちゃんとのタンゴも、「You Raise Me Up」も……本当に、素敵すぎて目眩がしました。惚れなおしましたわ(真顔)。
ストイックに真正面から音に向き合う姿勢は、下級生の頃から本当に変わらないんだけど、、、研10を超え、上級生になったいま、滲み出る男の色気と余裕が素晴らしかったです。一つ一つの動きに全く無駄がなくて、なめらかで、洗練されていて、、、後ろで踊っている下級生たちが、どれだけ勉強になっているだろうか、と。95期の朝美くんとか、ずーっと「リベルタンゴ」でとしちゃんの真後ろで踊っているんですが、、、公演期間は短いけど、しっかり学んでくれ!!と思いました。
いやもう、本当に、あのタンゴを観てしまったらMCがどんなにぐたぐたでも許せてしまう。。。いや、美弥さんのためにも、上級生なんだからもう少しがんばってほしいけどね(-^ ^)。
もう一つ印象に残ったのは……それはもう!ダルマのちなつちゃんとスーツたまきちの「ベサメ・ムーチョ」です!!
あまりの美しさと色っぽさと迫力に、客席でひれ伏したくなりました。。。。ちなつちゃんをダルマにした三木さん、Good Job!!
……願わくば、ダルマなちなつちゃんの単体と、たまきちとのツーショット、舞台写真で両方発売されますように(祈)
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ハウステンボスに歌劇団 劇場新設、宝塚OGら参加(日本経済新聞)
2014年1月10日 時事ニュース
長崎のハウステンボスが、常設の劇場と専属の歌劇団を結成するそうです!!
2010年に就任してからわずか一年で、18年続いた赤字を黒字転換し、この10月に来期で退任の可能性を示唆した沢田社長の、最後のチャレンジになるのでしょうか。「ディズニーの真似をしない」「オンリーワンかナンバーワンか」といってきた名社長は、次は「宝塚の真似をしない」というのかな。
百周年を迎えた宝塚と、処女航海に出発したばかりのハウステンボス歌劇団。なかなか佐世保まで観にいくのは難しいですが、以前からハウステンボスには一度行ってみたいと思っていたので、機会があればぜひ観てみたいですね。
このニュースのおかげで、研ちゃん(優雅さん/研ルイス)の元気そうな顔がみれて良かったです。宝塚とは違う、オンリーワンの歌劇団を目指して、がんばってほしいなと思います(^ ^)。
受けて立つ(?)宝塚も、2014年の大劇場公演の演目を発表しました。
明日海りおのお披露目となる8月の花組公演は「エリザベート」。
噂には聞いていましたが、本当だったんだなあ~。普通に、「みりおくん、お披露目はタイトルロールかぁ」と思ってしまったのですが、違いますよね(汗)、みりおくんはトートで、蘭ちゃんがシシィですよね。
周りのキャストはいつごろ発表されるのでしょうか。一花がゾフィーは固いと思うのですが、だいもんは何をするのかな。フランツ?ルキーニ?ルドルフの役替りとかもありそうだし、詳細の発表が楽しみです。
とりあえず、ルナちゃんは黒天使ですよね!!CSで黒天使対談がありますように。
続く9月の月組は、「PUCK/CRYSTAL TAKARAZUKA」。
私は「PUCK」の初演は観ていませんが、話はよく聞くし、「真夏の夜の夢」はさんざん観ているので、とても楽しみです。ちゃぴのハーミア、絶対可愛いですよね!!(*^ ^*)月組で再演するという噂は聞いていましたが、本当だったんだなあ。
そして、久しぶりの中村尭ショー!めっちゃ楽しみです。いい作品になりますように。
ところで。
「エリザベート」も「PUCK」も小池さんですが……いつから小池さんは二人に増殖したのでしょうか……?
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2010年に就任してからわずか一年で、18年続いた赤字を黒字転換し、この10月に来期で退任の可能性を示唆した沢田社長の、最後のチャレンジになるのでしょうか。「ディズニーの真似をしない」「オンリーワンかナンバーワンか」といってきた名社長は、次は「宝塚の真似をしない」というのかな。
百周年を迎えた宝塚と、処女航海に出発したばかりのハウステンボス歌劇団。なかなか佐世保まで観にいくのは難しいですが、以前からハウステンボスには一度行ってみたいと思っていたので、機会があればぜひ観てみたいですね。
このニュースのおかげで、研ちゃん(優雅さん/研ルイス)の元気そうな顔がみれて良かったです。宝塚とは違う、オンリーワンの歌劇団を目指して、がんばってほしいなと思います(^ ^)。
受けて立つ(?)宝塚も、2014年の大劇場公演の演目を発表しました。
明日海りおのお披露目となる8月の花組公演は「エリザベート」。
噂には聞いていましたが、本当だったんだなあ~。普通に、「みりおくん、お披露目はタイトルロールかぁ」と思ってしまったのですが、違いますよね(汗)、みりおくんはトートで、蘭ちゃんがシシィですよね。
周りのキャストはいつごろ発表されるのでしょうか。一花がゾフィーは固いと思うのですが、だいもんは何をするのかな。フランツ?ルキーニ?ルドルフの役替りとかもありそうだし、詳細の発表が楽しみです。
とりあえず、ルナちゃんは黒天使ですよね!!CSで黒天使対談がありますように。
続く9月の月組は、「PUCK/CRYSTAL TAKARAZUKA」。
私は「PUCK」の初演は観ていませんが、話はよく聞くし、「真夏の夜の夢」はさんざん観ているので、とても楽しみです。ちゃぴのハーミア、絶対可愛いですよね!!(*^ ^*)月組で再演するという噂は聞いていましたが、本当だったんだなあ。
そして、久しぶりの中村尭ショー!めっちゃ楽しみです。いい作品になりますように。
ところで。
「エリザベート」も「PUCK」も小池さんですが……いつから小池さんは二人に増殖したのでしょうか……?
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Shall we タカラヅカ?
2014年1月8日 宝塚(雪)東京宝塚劇場にて、雪組公演「Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!」を観劇いたしました。
楽しすぎた!!
年末に書いた「2013年のMy BEST 宝塚作品」では、お芝居の一位は花組の「愛と革命の詩」にしたのですが、、、東宝公演同士で比べたら、やっぱりこっちの方が上位になりそうです。「愛と…」は、東宝の後半にどんどんボルテージが上がっていったけど、「Shall…」は開幕直後の今の時点でこれだもの!!楽が近づく頃には、いったいどうなってしまうのだか。
だって、ねえ?今でもこんなに楽しいのに!!ですよ(^ ^)。
元々の映画が名作なのは間違いありませんが、その良さは、決して宝塚的な良さではないと思うんですよね。それなのに、その良さを殺さずに、宝塚作品として見事に成功させた小柳さんの手腕は、大したものだと思います。
(関係ないけど、今の小柳さんなら、萩尾望都作品にもう一度挑戦してみてもいいのでは、、、と思ったりしています)
壮ちゃんがいつの間にか身につけた、燦然と輝く主役力というものが、フェルゼンや文四郎のような役だけでなく、ヘイリーのような“普通の二枚目”でも十分発揮されていたことに、本当に感動しました。
観ている間中、壮ちゃんすごい、壮ちゃん格好良い、壮ちゃん素敵、壮ちゃんすごい、と繰り返してしまったくらい、本当に魅力的な「普通の男」でした。役所さんの素敵さとはまた違う、ちゃんと「タカラヅカのトップスター」としての輝きをもった上で、「普通の男」を舞台の上に描き出す。ヘイリー・ハーツという名前を持つ一人の男を、一人の夫、一人の父親を、ごく普通に、当たり前に。
優しくて真面目で、家族想いで……でも、ふとしたはずみに「日常」の扉を開いて「冒険」に飛び込でしまうやんちゃな一面にも説得力があるんですよね。不思議なスターだなと思います。スターっていうか、役者、でしょうか。。。いやもう、本当に素敵でした(*^ ^*)。
そして、まっつ(未涼)。まっつ、復帰おめでとうございます!!
やっぱり、本役は全然違うんだなと思いました。アルバートさんの一言一言の説得力が全然違うんですよね。エラ役のチギちゃん(早霧)との芝居の相性は、ベルばらのオスカルとアンドレでもすごく感じましたが、、、いやもう、本当に良かった。
エキシビションでの登場場面で、「若きプリンス」と紹介されたときはちょっと笑いそうになったりもしましたが(←ごめんなさい)、内面は落ち着いて一見老成して見えるけれども、実年齢は若い(エラより歳下)、実力派スターという風にちゃんと見えたのが凄いな、と。そして、そういうキャラなのに、本領ではないアイドルダンスでそれなりに客席を魅了している、という情景にすごく説得力があって。ちょっと斜に構えた歌の表現もすごく素敵でした(はぁと)。
その後のエラとの会話の誠実さ、毒を吐くミハエル(蓮城)やバーバラ(大湖)に対する批判的な視線、バーバラが倒れた時の驚愕と、病院での上着を脱いだ立ち姿。表面上はクールに見えて、その中身はとても包容力のある、率直で誠実で熱血な正義漢、、、という二面性の面白さ。
こういう役だったのか、という驚きと、こういう役だからこそ、ラストのパーティーでエラに手を差し出すキャラクターに説得力があるんだな、と思いました。立ち位置はどう見てもエラより“目下”なのに、その瞬間に発揮される包容力。「ブラックジャック」で見せた、ツンデレがふとした瞬間に見せる包容力の凄まじい大波に、何もかも持って行かれたなと思いました。
本格的な女役に挑戦したチギちゃん。チギちゃんの魅力でもある「不器用」な感じがすごく生きた、魅力的な役でした。ヘイリーさんが見惚れるに足る美しさ、「ラプンツエル」と呼びかけたくなる神秘性があるのがすごくいいな、と。
不器用で、自分自身を守るためにハリネズミのようになっていた女の子が、競技会でヘイリーとバーバラを拳を握りこんで応援する姿。その可愛らしさがアルバートの心を動かしたんだろうなと思うと、なんだか本当に愛おしくなります。
まあ、競技会があんな事故で中断してしまった後で、笑顔で銀橋を渡りながら歌う歌の内容にはちょっと疑問もありますが(^ ^)、でも、わかるような気もするんですよね、彼女の気持ちは。ダンスが楽しい、という気持ち、踊ることで人を幸せにする人が存在することの意味。それを教えてくれたヘイリーへの、まっすぐな想いがとても美しく見えました。
ヘイリーの妻ジョセリン(愛加)と、その娘エミリア(星乃)。可愛らしくてキュートで優しくて行動力があって勘がいい、この妻とこの娘がいたら、浮気はしない(できない)と心の底から納得できる、そんな素敵な家族。
競技会での事故の後、彼が心底反省したのは、この家族に心配をかけていたことに気がついたから、なんですよね。あの瞬間まで、彼はジョセリンが自分の行動に気づいているとは思っていなかったのだから。それでも、男はもう一度だけ扉をあける。自分が飛びこんだ小さな冒険の、後始末をするために。そして、もう一度「新しい明日」に向かって歩き出すために。
眼鏡女子なあんりちゃんも、「ミッキサーミッキサーミッキミッキサー♪」と歌いながらはけていくあゆっちも、本当に本当に可愛くて、宝塚ってすごい……と思いました。
物語の鍵を握る愛されキャラ、ドニー役のともみん(夢乃)と、バーバラ役のせしるの圧倒的な迫力も素敵でした。映画のキャラクターをそのままではなく、作品(物語)における彼らの存在意義を整理して、タカラジェンヌが演じるべき役に仕上げた小柳さんのセンス、その設定をきちんと生かして、作品をもりあげてくれた役者たち。いろんなものが「噛み合ってるなあ」と随所で感じることのできた作品でした。
それぞれの理由でダンス教室に通い、ヘイリーたちと共に競技会を目指すジャン(鳳翔)とレオン(彩風)、エラの個人レッスンの生徒であるザッキー(大澄)、教室でダンスを教えるシーラ(梨花)やアーカム(香稜)、ドニーやヘイリーの同僚キャシー(透水)、バーバラの娘コニー(桃花)、、、本当に、魅力的なキャラクターを上げ始めたらキリがないです。エラの父親(香音)も素敵でした(さすが)し、色んな場面で通行人として存在する老夫婦(央雅・白渚)も、とても良かった!!
一人ずつ挙げていてもキリがないので、最後に、あまりにもあまりにも印象的だった探偵さん(奏乃)を。
誠実な胡散臭さ という絶妙なバランスを崩さない、探偵らしいといえばあまりにも探偵らしいし、やりすぎだといえばあまりにもやり過ぎで、なのに、素敵といえばこの上もなく素敵なクリストファー・ジョーンズ。あまりにも胡散臭すぎて、シーラにばれるのも当たり前だという納得感がまた面白かったです。
そして、探偵助手のポール(大劇場では帆風、東宝では彩凪)。大劇場で観たホタテのポールがあまりにも嵌り役すぎて、これは本役の翔くんは大変だろうなーと心配していたのですが、よく頑張っていたと思います。助手として探偵に絡んでいるところは、可愛くて良かったと思います!
ただ、あの役は「語り手」なので、説明部分の台詞がもう少し自然だと良いんだけど、という気はしましたね。まあ、まだ初日があいたばかりなので、これからだと思いますが(^ ^)。
他にもまだ、会社員も教室の生徒たちもダンサーチームも、一人ずつ語りたいくらいなのですが。
とりあえず。エキシビションのダンサーチーム、まなはる(真那)とひーこ(笙乃)のカップルダンスは必見です!!とだけ。下手側のセンターよりで踊っていたのですが、ひーこの軽やかさとまなはるの濃さが良いバランスで、同期ならではの遠慮のなさが良い意味で目を惹きました。
……いやあの、6組全部、どれも本当に素敵なんですけどねっ!(*^^*)
お芝居も楽しくて、ショーも楽しくて盛り上がりまくりで、とにかく楽しい二本立てでした。
チケットは完売のようですが、ちらほらサバキも出ていたので、ぜひぜひ早いタイミングで一度観に行ってくださいね!絶対リピートしたくなっちゃうと思うけど!(^ ^)
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楽しすぎた!!
年末に書いた「2013年のMy BEST 宝塚作品」では、お芝居の一位は花組の「愛と革命の詩」にしたのですが、、、東宝公演同士で比べたら、やっぱりこっちの方が上位になりそうです。「愛と…」は、東宝の後半にどんどんボルテージが上がっていったけど、「Shall…」は開幕直後の今の時点でこれだもの!!楽が近づく頃には、いったいどうなってしまうのだか。
だって、ねえ?今でもこんなに楽しいのに!!ですよ(^ ^)。
元々の映画が名作なのは間違いありませんが、その良さは、決して宝塚的な良さではないと思うんですよね。それなのに、その良さを殺さずに、宝塚作品として見事に成功させた小柳さんの手腕は、大したものだと思います。
(関係ないけど、今の小柳さんなら、萩尾望都作品にもう一度挑戦してみてもいいのでは、、、と思ったりしています)
壮ちゃんがいつの間にか身につけた、燦然と輝く主役力というものが、フェルゼンや文四郎のような役だけでなく、ヘイリーのような“普通の二枚目”でも十分発揮されていたことに、本当に感動しました。
観ている間中、壮ちゃんすごい、壮ちゃん格好良い、壮ちゃん素敵、壮ちゃんすごい、と繰り返してしまったくらい、本当に魅力的な「普通の男」でした。役所さんの素敵さとはまた違う、ちゃんと「タカラヅカのトップスター」としての輝きをもった上で、「普通の男」を舞台の上に描き出す。ヘイリー・ハーツという名前を持つ一人の男を、一人の夫、一人の父親を、ごく普通に、当たり前に。
優しくて真面目で、家族想いで……でも、ふとしたはずみに「日常」の扉を開いて「冒険」に飛び込でしまうやんちゃな一面にも説得力があるんですよね。不思議なスターだなと思います。スターっていうか、役者、でしょうか。。。いやもう、本当に素敵でした(*^ ^*)。
そして、まっつ(未涼)。まっつ、復帰おめでとうございます!!
やっぱり、本役は全然違うんだなと思いました。アルバートさんの一言一言の説得力が全然違うんですよね。エラ役のチギちゃん(早霧)との芝居の相性は、ベルばらのオスカルとアンドレでもすごく感じましたが、、、いやもう、本当に良かった。
エキシビションでの登場場面で、「若きプリンス」と紹介されたときはちょっと笑いそうになったりもしましたが(←ごめんなさい)、内面は落ち着いて一見老成して見えるけれども、実年齢は若い(エラより歳下)、実力派スターという風にちゃんと見えたのが凄いな、と。そして、そういうキャラなのに、本領ではないアイドルダンスでそれなりに客席を魅了している、という情景にすごく説得力があって。ちょっと斜に構えた歌の表現もすごく素敵でした(はぁと)。
その後のエラとの会話の誠実さ、毒を吐くミハエル(蓮城)やバーバラ(大湖)に対する批判的な視線、バーバラが倒れた時の驚愕と、病院での上着を脱いだ立ち姿。表面上はクールに見えて、その中身はとても包容力のある、率直で誠実で熱血な正義漢、、、という二面性の面白さ。
こういう役だったのか、という驚きと、こういう役だからこそ、ラストのパーティーでエラに手を差し出すキャラクターに説得力があるんだな、と思いました。立ち位置はどう見てもエラより“目下”なのに、その瞬間に発揮される包容力。「ブラックジャック」で見せた、ツンデレがふとした瞬間に見せる包容力の凄まじい大波に、何もかも持って行かれたなと思いました。
本格的な女役に挑戦したチギちゃん。チギちゃんの魅力でもある「不器用」な感じがすごく生きた、魅力的な役でした。ヘイリーさんが見惚れるに足る美しさ、「ラプンツエル」と呼びかけたくなる神秘性があるのがすごくいいな、と。
不器用で、自分自身を守るためにハリネズミのようになっていた女の子が、競技会でヘイリーとバーバラを拳を握りこんで応援する姿。その可愛らしさがアルバートの心を動かしたんだろうなと思うと、なんだか本当に愛おしくなります。
まあ、競技会があんな事故で中断してしまった後で、笑顔で銀橋を渡りながら歌う歌の内容にはちょっと疑問もありますが(^ ^)、でも、わかるような気もするんですよね、彼女の気持ちは。ダンスが楽しい、という気持ち、踊ることで人を幸せにする人が存在することの意味。それを教えてくれたヘイリーへの、まっすぐな想いがとても美しく見えました。
ヘイリーの妻ジョセリン(愛加)と、その娘エミリア(星乃)。可愛らしくてキュートで優しくて行動力があって勘がいい、この妻とこの娘がいたら、浮気はしない(できない)と心の底から納得できる、そんな素敵な家族。
競技会での事故の後、彼が心底反省したのは、この家族に心配をかけていたことに気がついたから、なんですよね。あの瞬間まで、彼はジョセリンが自分の行動に気づいているとは思っていなかったのだから。それでも、男はもう一度だけ扉をあける。自分が飛びこんだ小さな冒険の、後始末をするために。そして、もう一度「新しい明日」に向かって歩き出すために。
眼鏡女子なあんりちゃんも、「ミッキサーミッキサーミッキミッキサー♪」と歌いながらはけていくあゆっちも、本当に本当に可愛くて、宝塚ってすごい……と思いました。
物語の鍵を握る愛されキャラ、ドニー役のともみん(夢乃)と、バーバラ役のせしるの圧倒的な迫力も素敵でした。映画のキャラクターをそのままではなく、作品(物語)における彼らの存在意義を整理して、タカラジェンヌが演じるべき役に仕上げた小柳さんのセンス、その設定をきちんと生かして、作品をもりあげてくれた役者たち。いろんなものが「噛み合ってるなあ」と随所で感じることのできた作品でした。
それぞれの理由でダンス教室に通い、ヘイリーたちと共に競技会を目指すジャン(鳳翔)とレオン(彩風)、エラの個人レッスンの生徒であるザッキー(大澄)、教室でダンスを教えるシーラ(梨花)やアーカム(香稜)、ドニーやヘイリーの同僚キャシー(透水)、バーバラの娘コニー(桃花)、、、本当に、魅力的なキャラクターを上げ始めたらキリがないです。エラの父親(香音)も素敵でした(さすが)し、色んな場面で通行人として存在する老夫婦(央雅・白渚)も、とても良かった!!
一人ずつ挙げていてもキリがないので、最後に、あまりにもあまりにも印象的だった探偵さん(奏乃)を。
誠実な胡散臭さ という絶妙なバランスを崩さない、探偵らしいといえばあまりにも探偵らしいし、やりすぎだといえばあまりにもやり過ぎで、なのに、素敵といえばこの上もなく素敵なクリストファー・ジョーンズ。あまりにも胡散臭すぎて、シーラにばれるのも当たり前だという納得感がまた面白かったです。
そして、探偵助手のポール(大劇場では帆風、東宝では彩凪)。大劇場で観たホタテのポールがあまりにも嵌り役すぎて、これは本役の翔くんは大変だろうなーと心配していたのですが、よく頑張っていたと思います。助手として探偵に絡んでいるところは、可愛くて良かったと思います!
ただ、あの役は「語り手」なので、説明部分の台詞がもう少し自然だと良いんだけど、という気はしましたね。まあ、まだ初日があいたばかりなので、これからだと思いますが(^ ^)。
他にもまだ、会社員も教室の生徒たちもダンサーチームも、一人ずつ語りたいくらいなのですが。
とりあえず。エキシビションのダンサーチーム、まなはる(真那)とひーこ(笙乃)のカップルダンスは必見です!!とだけ。下手側のセンターよりで踊っていたのですが、ひーこの軽やかさとまなはるの濃さが良いバランスで、同期ならではの遠慮のなさが良い意味で目を惹きました。
……いやあの、6組全部、どれも本当に素敵なんですけどねっ!(*^^*)
お芝居も楽しくて、ショーも楽しくて盛り上がりまくりで、とにかく楽しい二本立てでした。
チケットは完売のようですが、ちらほらサバキも出ていたので、ぜひぜひ早いタイミングで一度観に行ってくださいね!絶対リピートしたくなっちゃうと思うけど!(^ ^)
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100万回のおめでとう
2014年1月1日 宝塚(星)2014年、新年明けましておめでとうございます!
いよいよ宝塚も百周年。その、100年に一度のおめでたい元旦初日に、はるばる遠征してまいりました!
ミレニアムの時は全国的にいろんなイベントがあって盛り上がってましたが、今回は宝塚だけで、世間一般は普通の新年なんだよね、な~んてことを思いながらも、こうして百周年という記念すべき年に宝塚ファンとして、みなさんと一緒に祝える幸運は、ありがたいことだなあとしみじみ思いました(^ ^)。
星組公演「眠れない男~ナポレオン~」は、小池さん演出、プレスギュルヴィック氏作曲の新作。ナポレオンの士官学校時代から、ロシア遠征で失敗し、1814年に巴里を同盟軍に奪われるまでを、ジョゼフィーヌとの愛を主軸に、息もつかせぬ2時間半にまとめた作品。
正直、私は大劇場公演の初日というものを観るのが初めてで、どのあたりにハードルをおいておけばいいのかさっぱり見当もつかないままの観劇だったのですが、、、まあ壮大な舞台稽古でしたねー(真顔)。全員がものすごく集中して、段取りを考えながら演じているのが丸わかりでしたし、静かなシーンなのに、幕裏で指示を出しているスタッフさんの声がB席にまで聴こえてきたし。
人間関係にまで踏み込んだ表現ができていた人はごくわずかで、芝居としてはあまり成立していなかったかもしれないな、というのが正直な感想です。
それでも、音楽はどれも場面のイメージを膨らませてくれる素晴らしいものでしたし、小池さんらしい大胆なセットと贅沢な人の使い方が華やかで、豪華絢爛たる衣装と共に、詰め込みすぎで重厚な作品をスピーディーに魅力的に見せてくれました。
今日は舞台稽古でしたけど、これは面白い作品になるんじゃないかな、という期待感は高いです。
本筋の展開は、「よくわかる世界史」的で、「ベルサイユのばら」「スカーレット・ピンパーネル」「愛と革命の詩」「二都物語」「トラファルガー」など、、、あまたの既存作品をそこここで思い出しながら、複雑な政治の流れが、すっきりと整理されていたと思います。
一番わかりにくいのは、ナポレオンが「革命の理想」を実現するために帝政を布かなくてはならなかった矛盾でしょうか。。。それはおそらく、「銀河英雄伝説」の原作本の他にも、いたるところで語られてきた「理想的な君主の許での君主制と、腐った民主主義(共和制)では、どちらが人を幸せにできるか」という議論において、前者を選ぼうとした結果だと思うんですよね。
そして、ナポレオンが前者を選ぶことができたのは、圧倒的な民衆の支持があったから。だとしたら、彼が選んだ道は民主主義によって選択された帝政ということになる……理想的な君主の許での君主制と、腐った民主主義と。こうしてあらためて考えると、その結論は、21世紀の今になっても、真の意味では出ていないんだな、と思います。
あと、最後のタレーラン(北翔)の選択も、観ているときは疑問に思わず観ていたのですが、いま思い返すと、なぜあえて王政復古を選んだのかな、と思ったりしました。赤児のナポレオン2世をたてて傀儡政権を樹立する手もあっただろうに……。結局のところ、なぜ彼がナポレオンを裏切るのか、彼が望んだ「理想の体制」が何なのか、は語られていないんですよね。いや、それは歴史で決まっていることなんですけど(^ ^;ゞ。
キャストは皆、まだまだ段取りに追われてる感が強くて物足りない部分も多かったのですが、その中では、ジョセフィーヌ(夢咲)の色香、6歳年上の経験豊富な未亡人で愛人、という特殊な存在感は抜群でした。
猪突猛進な若い恋人に対するとまどいと、その反動としての意地の張り方がひどくリアルで、一歩間違えれば単なる「嫌な女」になるキャラクターを、歳上ゆえの悩みに昇華し、最後の離別の歌まで持っていった手腕はさすがでした。そして、ラストの痛々しい姿……。なかなかあそこまでやれるトップ娘役はいないと思うので、ひたすら感心するばかりでした。
2番手のマルモン(紅)は、今後に期待。初日はミュラ(真風)と同格っぽい扱いに見えましたが、脚本的にはミュラよりずっと書きこまれている役だと思うので、もっともっと存在感を出して、作品全体の語り部である老マルモン(英真)につながる芝居を見せてほしい、と思います。
憧れ、心酔していたナポレオンを裏切るまでの心理について、小池さんの解釈は、名馬に乗り続ける勇気のない男だった、というものなんですね。織田信長に対する明智光秀みたいなイメージなのかな。ミュラへの嫉妬をあからさまに見せたり、結構リアルな役だなと思いました。いずれにしても、紅さんの優しさと弱さに宛書きされた、良い役だと思うので、回を重ねるごとの進化を、楽しみにしています!
逆に、初日がすごく良かったので、このまま下手に色を足さず、今の芝居を保ってもらいたいのがタレーラン(北翔)。黒幕としての存在感や悪意の見せ方など、ちょうどいい感じでした。いつもやり過ぎて自爆しているみっちゃんですが、明日からも今の調子で、周りの呼吸にあわせて芝居を組み立ててほしいなと思います。
物語が語られるのは、皇帝ナポレオン1世がエルバ島へ追放されてから17年後、1831年のウィーン。
メッテルニヒ(美城)がライヒシュタット侯フランツ(ナポレオン2世/天寿)の許へ連れてくる客人は、老マルモン(英真)。老といっても、たった17年しか経過していないので、1774年生まれの彼はまだ57歳ですが(汗)、、、まあ、とにかく、かつてのマルモン元帥。
逢ったことのない偉大な父親に憧れ、資料を読みあさるフランツに、ウィーン宮廷は決して良い顔はしないけれども、止め立てする理由もない……といった冷ややかな空気の中に、放り込まれた一つの爆弾が、語り部としての老マルモン。彼もまた、ナポレオン先輩を崇拝し、ひたすら後をついていった一人の青年だった……という語りだしが秀逸でした。世代の違う二人が、「ナポレオンへの憧れ」という感情を共有し、それぞれの視点で一人の人物を再構築しようとする。ラストに、語り終えたマルモンに問いかけるフランツの叫びが痛々しくて、切なくて。「逢ったことのない英雄」を父親に持つ皇子の苦しみを、「追いつけなかった先輩」への憧憬と悔恨と諦念のままに優しく包み込むマルモン老元帥とのやり取りが、とても印象に残りました。
フランツは、観る前に懸念していたよりはずっと出番も多く、また、単なる狂言回しではなく、物語全体の大枠を支える“物語の聴き手”でした。思ったよりずっと、演じ甲斐のある役だなあ、と。
作品にとっても、この二人の芝居は非常に重要なファクターなのですが、まあ、ダンスやセットの段取りに惑わされることがないぶん、他のメンバーよりはちょっと先を歩いている印象でした。これから、本筋のメンバーがどんどん深化していくと思うので、それをうけて彼らがどういう化学反応を起こすのか、それも楽しみです。
百周年元旦のタカラヅカ。
鏡開きではじまり、轟さん+10組のトップコンビによる口上、新作初演と、盛りだくさんで充実した一日でした。
作品もこれから面白くなりそうだし、なんというか良い新年でした(^ ^)
最後に、大事なことなのでもう一度。
宝塚百周年、明けましておめでとうございました!!
今年も、どうぞよろしくお願いいたします!
.
いよいよ宝塚も百周年。その、100年に一度のおめでたい元旦初日に、はるばる遠征してまいりました!
ミレニアムの時は全国的にいろんなイベントがあって盛り上がってましたが、今回は宝塚だけで、世間一般は普通の新年なんだよね、な~んてことを思いながらも、こうして百周年という記念すべき年に宝塚ファンとして、みなさんと一緒に祝える幸運は、ありがたいことだなあとしみじみ思いました(^ ^)。
星組公演「眠れない男~ナポレオン~」は、小池さん演出、プレスギュルヴィック氏作曲の新作。ナポレオンの士官学校時代から、ロシア遠征で失敗し、1814年に巴里を同盟軍に奪われるまでを、ジョゼフィーヌとの愛を主軸に、息もつかせぬ2時間半にまとめた作品。
正直、私は大劇場公演の初日というものを観るのが初めてで、どのあたりにハードルをおいておけばいいのかさっぱり見当もつかないままの観劇だったのですが、、、まあ壮大な舞台稽古でしたねー(真顔)。全員がものすごく集中して、段取りを考えながら演じているのが丸わかりでしたし、静かなシーンなのに、幕裏で指示を出しているスタッフさんの声がB席にまで聴こえてきたし。
人間関係にまで踏み込んだ表現ができていた人はごくわずかで、芝居としてはあまり成立していなかったかもしれないな、というのが正直な感想です。
それでも、音楽はどれも場面のイメージを膨らませてくれる素晴らしいものでしたし、小池さんらしい大胆なセットと贅沢な人の使い方が華やかで、豪華絢爛たる衣装と共に、詰め込みすぎで重厚な作品をスピーディーに魅力的に見せてくれました。
今日は舞台稽古でしたけど、これは面白い作品になるんじゃないかな、という期待感は高いです。
本筋の展開は、「よくわかる世界史」的で、「ベルサイユのばら」「スカーレット・ピンパーネル」「愛と革命の詩」「二都物語」「トラファルガー」など、、、あまたの既存作品をそこここで思い出しながら、複雑な政治の流れが、すっきりと整理されていたと思います。
一番わかりにくいのは、ナポレオンが「革命の理想」を実現するために帝政を布かなくてはならなかった矛盾でしょうか。。。それはおそらく、「銀河英雄伝説」の原作本の他にも、いたるところで語られてきた「理想的な君主の許での君主制と、腐った民主主義(共和制)では、どちらが人を幸せにできるか」という議論において、前者を選ぼうとした結果だと思うんですよね。
そして、ナポレオンが前者を選ぶことができたのは、圧倒的な民衆の支持があったから。だとしたら、彼が選んだ道は民主主義によって選択された帝政ということになる……理想的な君主の許での君主制と、腐った民主主義と。こうしてあらためて考えると、その結論は、21世紀の今になっても、真の意味では出ていないんだな、と思います。
あと、最後のタレーラン(北翔)の選択も、観ているときは疑問に思わず観ていたのですが、いま思い返すと、なぜあえて王政復古を選んだのかな、と思ったりしました。赤児のナポレオン2世をたてて傀儡政権を樹立する手もあっただろうに……。結局のところ、なぜ彼がナポレオンを裏切るのか、彼が望んだ「理想の体制」が何なのか、は語られていないんですよね。いや、それは歴史で決まっていることなんですけど(^ ^;ゞ。
キャストは皆、まだまだ段取りに追われてる感が強くて物足りない部分も多かったのですが、その中では、ジョセフィーヌ(夢咲)の色香、6歳年上の経験豊富な未亡人で愛人、という特殊な存在感は抜群でした。
猪突猛進な若い恋人に対するとまどいと、その反動としての意地の張り方がひどくリアルで、一歩間違えれば単なる「嫌な女」になるキャラクターを、歳上ゆえの悩みに昇華し、最後の離別の歌まで持っていった手腕はさすがでした。そして、ラストの痛々しい姿……。なかなかあそこまでやれるトップ娘役はいないと思うので、ひたすら感心するばかりでした。
2番手のマルモン(紅)は、今後に期待。初日はミュラ(真風)と同格っぽい扱いに見えましたが、脚本的にはミュラよりずっと書きこまれている役だと思うので、もっともっと存在感を出して、作品全体の語り部である老マルモン(英真)につながる芝居を見せてほしい、と思います。
憧れ、心酔していたナポレオンを裏切るまでの心理について、小池さんの解釈は、名馬に乗り続ける勇気のない男だった、というものなんですね。織田信長に対する明智光秀みたいなイメージなのかな。ミュラへの嫉妬をあからさまに見せたり、結構リアルな役だなと思いました。いずれにしても、紅さんの優しさと弱さに宛書きされた、良い役だと思うので、回を重ねるごとの進化を、楽しみにしています!
逆に、初日がすごく良かったので、このまま下手に色を足さず、今の芝居を保ってもらいたいのがタレーラン(北翔)。黒幕としての存在感や悪意の見せ方など、ちょうどいい感じでした。いつもやり過ぎて自爆しているみっちゃんですが、明日からも今の調子で、周りの呼吸にあわせて芝居を組み立ててほしいなと思います。
物語が語られるのは、皇帝ナポレオン1世がエルバ島へ追放されてから17年後、1831年のウィーン。
メッテルニヒ(美城)がライヒシュタット侯フランツ(ナポレオン2世/天寿)の許へ連れてくる客人は、老マルモン(英真)。老といっても、たった17年しか経過していないので、1774年生まれの彼はまだ57歳ですが(汗)、、、まあ、とにかく、かつてのマルモン元帥。
逢ったことのない偉大な父親に憧れ、資料を読みあさるフランツに、ウィーン宮廷は決して良い顔はしないけれども、止め立てする理由もない……といった冷ややかな空気の中に、放り込まれた一つの爆弾が、語り部としての老マルモン。彼もまた、ナポレオン先輩を崇拝し、ひたすら後をついていった一人の青年だった……という語りだしが秀逸でした。世代の違う二人が、「ナポレオンへの憧れ」という感情を共有し、それぞれの視点で一人の人物を再構築しようとする。ラストに、語り終えたマルモンに問いかけるフランツの叫びが痛々しくて、切なくて。「逢ったことのない英雄」を父親に持つ皇子の苦しみを、「追いつけなかった先輩」への憧憬と悔恨と諦念のままに優しく包み込むマルモン老元帥とのやり取りが、とても印象に残りました。
フランツは、観る前に懸念していたよりはずっと出番も多く、また、単なる狂言回しではなく、物語全体の大枠を支える“物語の聴き手”でした。思ったよりずっと、演じ甲斐のある役だなあ、と。
作品にとっても、この二人の芝居は非常に重要なファクターなのですが、まあ、ダンスやセットの段取りに惑わされることがないぶん、他のメンバーよりはちょっと先を歩いている印象でした。これから、本筋のメンバーがどんどん深化していくと思うので、それをうけて彼らがどういう化学反応を起こすのか、それも楽しみです。
百周年元旦のタカラヅカ。
鏡開きではじまり、轟さん+10組のトップコンビによる口上、新作初演と、盛りだくさんで充実した一日でした。
作品もこれから面白くなりそうだし、なんというか良い新年でした(^ ^)
最後に、大事なことなのでもう一度。
宝塚百周年、明けましておめでとうございました!!
今年も、どうぞよろしくお願いいたします!
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2013年のタカラヅカ【14】
2013年12月30日 宝塚全体・OG今年も残すところあとわずか。
観劇のペースは昨年までとそんなに変わっていないのですが、なかなか日記を書く時間が取れなくて(←夜更かしできない身体になってしまったため)あまり更新できず、ちょっと悔いののこる一年です。
ちゃんと読みなおさないでUPしていたりするので誤字脱字も多く、本当に申し訳ないことがいろいろありました。もうちょっとがんばろう >自分
今年は年末が忙しすぎて(佳作が集中しすぎです!もう少しバラしてくれ!)毎年やっていた「ネットde宝塚」さんのアンケートをやり損ねてしまったのですが、宝塚公式サイトのバックナンバーを確認しつつ思い出し……
宝塚の公演で、今回一度も観られなかった作品は、宙組全国ツアー公演「うたかたの恋/アムール ’99」のみ。あとは、どこかの劇場で観せていただきました。ただ、イベント系(ディナーショーとかイゾラベッラとか)にはひとつも行ってないなあ……。まあ、去年が当たり年すぎただけですが。
さて、それでは、2013年のMyベスト作品です。
■本公演
年始の月組から年末の雪組まで、10作品。今年も無事全部観れました(^ ^)。大劇場で観たのは半分くらいでしょうか。ベルばらと風共のおかげで、全体の回数はだいぶ減った気がします。……あ、でも、「ロミオとジュリエット」は狂ったように観たから、どうかな……(真顔)
□お芝居
1.花組「愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-」
2.雪組「Shall we ダンス?」
3.宙組「モンテ・クリスト伯」
□ショー
1.花組「Mr. Swing!」
2.雪組「CONGRATULATIONS 宝塚!!」
3.宙組「Amour de 99!!-99年の愛-」
年明けの東宝で雪組に通ったら、1位と2位は逆転するかもしれません……と思いつつ、現時点での評価はこんな感じです。
□一本もの
1.星組「ロミオとジュリエット」
2.花組「オーシャンズ11」
3.該当なし
「風と共に去りぬ」と「ベルサイユのばら」は、選外すぎて順位には入りませんが、その中では、宙組の「風と共に去りぬ」Bパターンが、みんな役に嵌っていて興味深かったなと思います。
■大きな劇場(梅芸・中日・博多・シアターオーブ)、全ツ
1.雪組「若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアールII」(全ツ)
2.宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」(博多)
3.花組 「戦国BASARA -真田幸村編-」(シアターオーブ)
劇場が増えたので分類に悩みましたが、、、バウ・DCとそれ以外で分けてみました。
1位と2位は迷いなく。脚本・演出がイマイチだった「戦国BASARA」と、中日の「若き日/Shinin’ Rhythm!」のどちらを入れるか迷いましたが、、、べーちゃん(桜咲)のかすがの魅力でだいぶ底上げされたので、こちらで(^ ^)。
■DC、バウ
1.月組「月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』-衣通姫伝説より-」
2.花組「New Wave! -花-」
3.雪組「ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌」
4.宙組「the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-」
5.星組「南太平洋」と月組「THE MERRY WIDOW」
3位までは迷いなく。特に「月雲の皇子」は、大劇場公演や外部の公演まで含めた2013年の全作品の中で一番だったりします。うん。本当に良い作品だった。上田さんブラボー!!年末の再演は、視ながら、本当に芝居の神さまに愛された作品だなあと思って泣けたほどでした。
10年、20年が過ぎて、また芝居のできる若手が出てきたら、ぜひ再演してほしいなと思います。
「New Wave」は、とにかく楽しかった。蘭寿さんの創り上げた「ショーの花組」が、若手の心にちゃんと根を降ろしているのが嬉しいです。年明けの月組も楽しみ!!そして、雪星宙でもやってほしいよーーーー(切望)
「ブラックジャック」は、出演者に宛書きの正塚さんの良さがでていて、大した事件が起こるわけでもないけれどもじっくりと泣ける、良い作品でした。大劇場公演ではやっちまった正塚さんですが、スピンオフはよろしくお願いしますね!
「わりとマジで西部劇」は、、、脚本は相当にやっちまった感があったのですが、生田さん含む演者の熱意と勢いで、いろいろどうでもよくなったくらい嵌ったので、やっぱりここに。
「The Merry Widow」と「南太平洋」は、星組「第二章」とどっちにしようか迷ったのですが、どちらも作品がよくて、主役を取り巻く役者がよくて、カンパニーのまとまりがあって楽しかったので……セットでここにしました。
■個人賞
主演男役賞 壮一帆(最悪な脚本をねじ伏せたフェルゼン役/ベルサイユのばら)
新人男役賞 七海ひろき(“新人”ではありませんが、スターとしては新人なので)
助演男役賞 美城れん(乳母/ロミオとジュリエット、他の役も全部)
主演娘役賞 愛希れいか(サリー/ME AND MY GIRL)
新人娘役賞 妃海風(ネリー/南太平洋、マリア/日の当たる方へ)
助演娘役賞 琴音和葉(大中津姫/月雲の皇子、ヴァランシエンヌ/The Merry Widow)
審査員賞 天寿光希(マーキューシオ/ロミオとジュリエットBパターン)
コンビ賞 蘭寿とむ、蘭乃はな(芝居してもよし、踊っても良しの名コンビ)
新人娘役賞は、風ちゃんと咲妃みゆちゃん(衣通姫/月雲の皇子、ハンナ/The Merry Widow)とどちらにするか非常に迷ったのですが、作品の方ではベスト3に入らなかった星組を優先することにしました。。。ちょっと恣意的ですみません。ゆうみちゃんも素晴らしかったです!今の雪組なら芝居の相性もよさそうですよね。全ツには行けないのですが、本公演を楽しみにしています♪
そして、さやかさんは乳母だけだと「助演女役」になっちゃいますが(^ ^)、ルーサー/南太平洋とか、タナカ/日の当たる方へとか、男役でも名演がたくさんありました。来年専科へ異動されるさやかさん。組を超えてのご活躍を楽しみにしています!!
そんなところでしょうか。
バウのみ公演が増えたおかげで遠征が増えてしまって大変な一年でしたが、栄えある百周年にファンとして見守ることができるなんて、とても幸運なことなのだという気がしています。
祐飛さんの愛した宝塚。
タカラジェンヌみんなが愛している宝塚。
私も、まだもうしばらくは、タカラヅカを愛する人の一人でありたいと思っています。
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観劇のペースは昨年までとそんなに変わっていないのですが、なかなか日記を書く時間が取れなくて(←夜更かしできない身体になってしまったため)あまり更新できず、ちょっと悔いののこる一年です。
ちゃんと読みなおさないでUPしていたりするので誤字脱字も多く、本当に申し訳ないことがいろいろありました。もうちょっとがんばろう >自分
今年は年末が忙しすぎて(佳作が集中しすぎです!もう少しバラしてくれ!)毎年やっていた「ネットde宝塚」さんのアンケートをやり損ねてしまったのですが、宝塚公式サイトのバックナンバーを確認しつつ思い出し……
宝塚の公演で、今回一度も観られなかった作品は、宙組全国ツアー公演「うたかたの恋/アムール ’99」のみ。あとは、どこかの劇場で観せていただきました。ただ、イベント系(ディナーショーとかイゾラベッラとか)にはひとつも行ってないなあ……。まあ、去年が当たり年すぎただけですが。
さて、それでは、2013年のMyベスト作品です。
■本公演
年始の月組から年末の雪組まで、10作品。今年も無事全部観れました(^ ^)。大劇場で観たのは半分くらいでしょうか。ベルばらと風共のおかげで、全体の回数はだいぶ減った気がします。……あ、でも、「ロミオとジュリエット」は狂ったように観たから、どうかな……(真顔)
□お芝居
1.花組「愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-」
2.雪組「Shall we ダンス?」
3.宙組「モンテ・クリスト伯」
□ショー
1.花組「Mr. Swing!」
2.雪組「CONGRATULATIONS 宝塚!!」
3.宙組「Amour de 99!!-99年の愛-」
年明けの東宝で雪組に通ったら、1位と2位は逆転するかもしれません……と思いつつ、現時点での評価はこんな感じです。
□一本もの
1.星組「ロミオとジュリエット」
2.花組「オーシャンズ11」
3.該当なし
「風と共に去りぬ」と「ベルサイユのばら」は、選外すぎて順位には入りませんが、その中では、宙組の「風と共に去りぬ」Bパターンが、みんな役に嵌っていて興味深かったなと思います。
■大きな劇場(梅芸・中日・博多・シアターオーブ)、全ツ
1.雪組「若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアールII」(全ツ)
2.宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」(博多)
3.花組 「戦国BASARA -真田幸村編-」(シアターオーブ)
劇場が増えたので分類に悩みましたが、、、バウ・DCとそれ以外で分けてみました。
1位と2位は迷いなく。脚本・演出がイマイチだった「戦国BASARA」と、中日の「若き日/Shinin’ Rhythm!」のどちらを入れるか迷いましたが、、、べーちゃん(桜咲)のかすがの魅力でだいぶ底上げされたので、こちらで(^ ^)。
■DC、バウ
1.月組「月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』-衣通姫伝説より-」
2.花組「New Wave! -花-」
3.雪組「ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌」
4.宙組「the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-」
5.星組「南太平洋」と月組「THE MERRY WIDOW」
3位までは迷いなく。特に「月雲の皇子」は、大劇場公演や外部の公演まで含めた2013年の全作品の中で一番だったりします。うん。本当に良い作品だった。上田さんブラボー!!年末の再演は、視ながら、本当に芝居の神さまに愛された作品だなあと思って泣けたほどでした。
10年、20年が過ぎて、また芝居のできる若手が出てきたら、ぜひ再演してほしいなと思います。
「New Wave」は、とにかく楽しかった。蘭寿さんの創り上げた「ショーの花組」が、若手の心にちゃんと根を降ろしているのが嬉しいです。年明けの月組も楽しみ!!そして、雪星宙でもやってほしいよーーーー(切望)
「ブラックジャック」は、出演者に宛書きの正塚さんの良さがでていて、大した事件が起こるわけでもないけれどもじっくりと泣ける、良い作品でした。大劇場公演ではやっちまった正塚さんですが、スピンオフはよろしくお願いしますね!
「わりとマジで西部劇」は、、、脚本は相当にやっちまった感があったのですが、生田さん含む演者の熱意と勢いで、いろいろどうでもよくなったくらい嵌ったので、やっぱりここに。
「The Merry Widow」と「南太平洋」は、星組「第二章」とどっちにしようか迷ったのですが、どちらも作品がよくて、主役を取り巻く役者がよくて、カンパニーのまとまりがあって楽しかったので……セットでここにしました。
■個人賞
主演男役賞 壮一帆(最悪な脚本をねじ伏せたフェルゼン役/ベルサイユのばら)
新人男役賞 七海ひろき(“新人”ではありませんが、スターとしては新人なので)
助演男役賞 美城れん(乳母/ロミオとジュリエット、他の役も全部)
主演娘役賞 愛希れいか(サリー/ME AND MY GIRL)
新人娘役賞 妃海風(ネリー/南太平洋、マリア/日の当たる方へ)
助演娘役賞 琴音和葉(大中津姫/月雲の皇子、ヴァランシエンヌ/The Merry Widow)
審査員賞 天寿光希(マーキューシオ/ロミオとジュリエットBパターン)
コンビ賞 蘭寿とむ、蘭乃はな(芝居してもよし、踊っても良しの名コンビ)
新人娘役賞は、風ちゃんと咲妃みゆちゃん(衣通姫/月雲の皇子、ハンナ/The Merry Widow)とどちらにするか非常に迷ったのですが、作品の方ではベスト3に入らなかった星組を優先することにしました。。。ちょっと恣意的ですみません。ゆうみちゃんも素晴らしかったです!今の雪組なら芝居の相性もよさそうですよね。全ツには行けないのですが、本公演を楽しみにしています♪
そして、さやかさんは乳母だけだと「助演女役」になっちゃいますが(^ ^)、ルーサー/南太平洋とか、タナカ/日の当たる方へとか、男役でも名演がたくさんありました。来年専科へ異動されるさやかさん。組を超えてのご活躍を楽しみにしています!!
そんなところでしょうか。
バウのみ公演が増えたおかげで遠征が増えてしまって大変な一年でしたが、栄えある百周年にファンとして見守ることができるなんて、とても幸運なことなのだという気がしています。
祐飛さんの愛した宝塚。
タカラジェンヌみんなが愛している宝塚。
私も、まだもうしばらくは、タカラヅカを愛する人の一人でありたいと思っています。
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大空祐飛さんの次の舞台が発表されました♪
「新作 天守物語」
原作:泉 鏡花
脚本補綴:村上 湛 / 総合監修:梅若六郎玄祥
演出:高橋正徳
出演: 大空祐飛/三上博史/梅若六郎玄祥
公演:2014年4月23日(水)大阪フェスティバルホール
2014年4月26日(土)・27日(日)オーチャードホール
まだ詳しい解説はありませんが、フェスティバルホールのサイトに案内が出ていました。
http://www.festivalhall.jp/
早く詳細も載るといいなあ♪♪♪
文学座の高橋正徳さんが演出、村上湛さんが脚色、56世梅若六郎さんが監修……という感じなんですよね、きっと。
「天守物語」は、以前、玉三郎さま「海神別荘」と一緒に上演した時に観たはず。。。玉さま、麗しかったなあ(*^ ^*)
個人的に、大空さんが宝塚を卒業したとき、そのまま舞台生活からは引退してもまったく不思議はないけれども、もし女優として活動するのであれば、いつか泉鏡花に出てほしいなあ~~、と思っていたので(真顔)、、、なんというか、嬉しいより先に驚きました(^ ^)。
あ、でも、「新作」とついているので、泉鏡花をそのままやるわけではないのでしょうか。。。?
村上さんの著作には「復曲・再構成」「著作」と並んで「新作」というコーナーがあり、梅若六郎さんが演じた作品がいくつかある(2006年上演の『真間の手古奈』など)ようなので。。。「新作 天守物語」も、ここに並ぶ感じになるのでしょうか。
それにしても、どんな作品になるんでしょうね。あまり見当がつきませんが、とにかく嬉しいです!
祐飛さん、素敵なクリスマスプレゼント(^ ^)を、ありがとうございました(^ ^)
。
「新作 天守物語」
原作:泉 鏡花
脚本補綴:村上 湛 / 総合監修:梅若六郎玄祥
演出:高橋正徳
出演: 大空祐飛/三上博史/梅若六郎玄祥
公演:2014年4月23日(水)大阪フェスティバルホール
2014年4月26日(土)・27日(日)オーチャードホール
まだ詳しい解説はありませんが、フェスティバルホールのサイトに案内が出ていました。
http://www.festivalhall.jp/
早く詳細も載るといいなあ♪♪♪
文学座の高橋正徳さんが演出、村上湛さんが脚色、56世梅若六郎さんが監修……という感じなんですよね、きっと。
「天守物語」は、以前、玉三郎さま「海神別荘」と一緒に上演した時に観たはず。。。玉さま、麗しかったなあ(*^ ^*)
個人的に、大空さんが宝塚を卒業したとき、そのまま舞台生活からは引退してもまったく不思議はないけれども、もし女優として活動するのであれば、いつか泉鏡花に出てほしいなあ~~、と思っていたので(真顔)、、、なんというか、嬉しいより先に驚きました(^ ^)。
あ、でも、「新作」とついているので、泉鏡花をそのままやるわけではないのでしょうか。。。?
村上さんの著作には「復曲・再構成」「著作」と並んで「新作」というコーナーがあり、梅若六郎さんが演じた作品がいくつかある(2006年上演の『真間の手古奈』など)ようなので。。。「新作 天守物語」も、ここに並ぶ感じになるのでしょうか。
それにしても、どんな作品になるんでしょうね。あまり見当がつきませんが、とにかく嬉しいです!
祐飛さん、素敵なクリスマスプレゼント(^ ^)を、ありがとうございました(^ ^)
。
2014年のタカラヅカ【4】
2013年12月24日 宝塚全体・OG月組公演「月雲の皇子」、千秋楽おめでとうございます。
5月のバウ公演から7カ月、というだけでなく、銀河劇場で幕をあけてからの一週間の進化っぷりは凄まじかった。作者も役者もまだ若くて、可能性の塊で……だからこそ、ぶつかり合ったその相乗効果の素晴らしさに感銘をうけました。
この3連休の3日間にも、役と役との関係性、力関係がどんどん鮮明になっていって、最終的にはまったくの別物に化けていった、あの空間。あれはきっと、クリスマスの奇蹟だったのだろう、と……本当に心から、そう思いました。
いろいろ書きたいことはとーーーっても沢山あるのですが、もう少し頭が落ち着いてからあらためて書きますね(最近そんなのばっかりだなあ…)
そして、今日は、劇団からのクリスマスプレゼント(?)がたくさんありました。
まずは、
みりおくん(明日海)、花組次期トップスター内定、おめでとうございます!
「夢の浮橋」新人公演以来(?)の蘭ちゃん(蘭乃)とのコンビ、めちゃくちゃ楽しみです!!
(みりおくんと蘭ちゃん……月組で組めれば良かったのに、、、という気もしますが涙)
みりおくんと蘭ちゃんコンビのお披露目は、中日劇場「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」。蘭ちゃんの王妃はともかく、みりおくんのフェルゼンは想像がつかないけど……がんばれ!!
アンドレとオスカルは誰がやるんでしょうね。みつるくん(華形)かだいもん(望海)かあきら(瀬戸)か真由ちゃん(鳳)か……ううむ、あまり想像できない(まず、前提としてみりおのフェルゼンが想像できないのもありますが)
しっかし。今更ですが、どうして宙組にオスカル篇をやらせるんでしょうねえ……。テルくんのオスカルはそりゃあ綺麗でしょうけれども、みりおはフェルゼンよりオスカルのほうが似合うだろうし、何より、「風と共に去りぬ」と連続でやらせなくても良いと思うのですが……(繰り言)
中日劇場公演の裏では、その時期にもう一つ、追加されたるバウホール公演が発表されました。
『ノクターン -遠い夏の日の記憶-』~ツルゲーネフ作「初恋」より~
主演/柚香 光
脚本・演出/原田 諒
まずは、柚香くん、バウ初主演おめでとうございます!!
星組の礼くんに続き、95期の「れい」くんの活躍っぷりは凄いなあ。楽しみですね♪
ただ、柚香くんはそんなに芝居の幅が広いタイプではないので、役柄が嵌らないとリカバリーが難しそうで……となると、あまり宛書しない原田さんの作品というのは心配ではあります。せっかくの若手の初主演なので、主演が素敵に見える作品を、くれぐれもお願いします!!>原田さん
題材というか原作は、ツルゲーネフの「初恋」。これはまた……難しい題材を。
いや、というか、なんとなく“似たような題材を持って来たな”、という印象になってしまうのは、「春雷」で「若きウェルテルの悩み」の根幹が描かれていなかったからなのか、私の理解不足なのか……?
「自由奔放で蠱惑的な年上の女性」と解説にも書かれたヒロインは、「若きウェルテルの悩み」でヒロインをつとめた(大湖)せしると同期の88期、きらり姫の満を持してのご登場だったりするのでしょうか。。。主演は、翔くんよりさらに3期も下の95期ですが(^ ^;ゞ
せっかく、柚香くんより下級生にも、春妃うららちゃんとか、真彩希帆ちゃんとか、可愛くて歌もダンスも芝居もいける娘役さんたちがたくさんいる花組なのに、と思うと、ちょっとだけ残念ですが、、、でもまあ、綺麗で歌えて踊れて芝居のできる実力派のお姉さま(93期のべーちゃん、94期のゆきちゃん含む)もたくさんいるので、とても楽しみです♪
そしてもう一つ、2番手は誰になるのでしょうね。普通に考えると…というか、公式のあらすじを見ても、大役なのは父親ということになりそうですが。。。誰がやるんだ?(←ハッチさんだったりして)
まあ、詳細……というか、出演者の発表が待ち遠しいです。
ちなみに。
ねこの個人的な希望は……だいもんのディナーショーが追加されますように!、です(*^ ^*)
さいごに。
花組の卒業生が発表されました(T T)。
蘭寿さんと一緒に卒業するのは、よっち(月央)、ねこちゃん(彩城)、遼かぐらちゃん、花蝶しほちゃん、凪咲星南さんの5人。思い出を辿りはじめたらキリがない5人です。寂しいけど、でも、精一杯の笑顔で見送りたいと思います。
そして、同じタイミングで、まりんさん(悠真)が専科へ異動。さやかさん(美城)に続いて、花組も名バイプレイヤーを手放すんですね……まりんさんが他の組にも出てくださるのはとても嬉しいけど、花組っ子ではなくなってしまうのが、とても寂しくもあります(; ;)。
※それにしても、星組がみきちぐ(美稀)を出さなかったのはすでに管理職だからなのかと思っていたのですが、関係なかったんですね……
そして、もうひとり。
本日付で、92期の日高大地さんがご卒業されたそうです……。
「Red Hot Sea」のさお太さん(高翔)の代役で伸び伸びと踊っていた姿が、今でも忘れられません。壊滅的だった芝居も少しずつ良くなってきて、これからを楽しみにしていたのですが、残念でなりません。というか、研8にもなって集合日付は無いよ~~!!(T T)
嬉しいクリスマスプレゼントから、哀しいニュースまで、盛りだくさんな一日でしたが、みなさまは、どんなクリスマス・イヴを過ごされたのでしょうか。
ぜひとも、良いクリスマスを♪
.
5月のバウ公演から7カ月、というだけでなく、銀河劇場で幕をあけてからの一週間の進化っぷりは凄まじかった。作者も役者もまだ若くて、可能性の塊で……だからこそ、ぶつかり合ったその相乗効果の素晴らしさに感銘をうけました。
この3連休の3日間にも、役と役との関係性、力関係がどんどん鮮明になっていって、最終的にはまったくの別物に化けていった、あの空間。あれはきっと、クリスマスの奇蹟だったのだろう、と……本当に心から、そう思いました。
いろいろ書きたいことはとーーーっても沢山あるのですが、もう少し頭が落ち着いてからあらためて書きますね(最近そんなのばっかりだなあ…)
そして、今日は、劇団からのクリスマスプレゼント(?)がたくさんありました。
まずは、
みりおくん(明日海)、花組次期トップスター内定、おめでとうございます!
「夢の浮橋」新人公演以来(?)の蘭ちゃん(蘭乃)とのコンビ、めちゃくちゃ楽しみです!!
(みりおくんと蘭ちゃん……月組で組めれば良かったのに、、、という気もしますが涙)
みりおくんと蘭ちゃんコンビのお披露目は、中日劇場「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」。蘭ちゃんの王妃はともかく、みりおくんのフェルゼンは想像がつかないけど……がんばれ!!
アンドレとオスカルは誰がやるんでしょうね。みつるくん(華形)かだいもん(望海)かあきら(瀬戸)か真由ちゃん(鳳)か……ううむ、あまり想像できない(まず、前提としてみりおのフェルゼンが想像できないのもありますが)
しっかし。今更ですが、どうして宙組にオスカル篇をやらせるんでしょうねえ……。テルくんのオスカルはそりゃあ綺麗でしょうけれども、みりおはフェルゼンよりオスカルのほうが似合うだろうし、何より、「風と共に去りぬ」と連続でやらせなくても良いと思うのですが……(繰り言)
中日劇場公演の裏では、その時期にもう一つ、追加されたるバウホール公演が発表されました。
『ノクターン -遠い夏の日の記憶-』~ツルゲーネフ作「初恋」より~
主演/柚香 光
脚本・演出/原田 諒
まずは、柚香くん、バウ初主演おめでとうございます!!
星組の礼くんに続き、95期の「れい」くんの活躍っぷりは凄いなあ。楽しみですね♪
ただ、柚香くんはそんなに芝居の幅が広いタイプではないので、役柄が嵌らないとリカバリーが難しそうで……となると、あまり宛書しない原田さんの作品というのは心配ではあります。せっかくの若手の初主演なので、主演が素敵に見える作品を、くれぐれもお願いします!!>原田さん
題材というか原作は、ツルゲーネフの「初恋」。これはまた……難しい題材を。
いや、というか、なんとなく“似たような題材を持って来たな”、という印象になってしまうのは、「春雷」で「若きウェルテルの悩み」の根幹が描かれていなかったからなのか、私の理解不足なのか……?
「自由奔放で蠱惑的な年上の女性」と解説にも書かれたヒロインは、「若きウェルテルの悩み」でヒロインをつとめた(大湖)せしると同期の88期、きらり姫の満を持してのご登場だったりするのでしょうか。。。主演は、翔くんよりさらに3期も下の95期ですが(^ ^;ゞ
せっかく、柚香くんより下級生にも、春妃うららちゃんとか、真彩希帆ちゃんとか、可愛くて歌もダンスも芝居もいける娘役さんたちがたくさんいる花組なのに、と思うと、ちょっとだけ残念ですが、、、でもまあ、綺麗で歌えて踊れて芝居のできる実力派のお姉さま(93期のべーちゃん、94期のゆきちゃん含む)もたくさんいるので、とても楽しみです♪
そしてもう一つ、2番手は誰になるのでしょうね。普通に考えると…というか、公式のあらすじを見ても、大役なのは父親ということになりそうですが。。。誰がやるんだ?(←ハッチさんだったりして)
まあ、詳細……というか、出演者の発表が待ち遠しいです。
ちなみに。
ねこの個人的な希望は……だいもんのディナーショーが追加されますように!、です(*^ ^*)
さいごに。
花組の卒業生が発表されました(T T)。
蘭寿さんと一緒に卒業するのは、よっち(月央)、ねこちゃん(彩城)、遼かぐらちゃん、花蝶しほちゃん、凪咲星南さんの5人。思い出を辿りはじめたらキリがない5人です。寂しいけど、でも、精一杯の笑顔で見送りたいと思います。
そして、同じタイミングで、まりんさん(悠真)が専科へ異動。さやかさん(美城)に続いて、花組も名バイプレイヤーを手放すんですね……まりんさんが他の組にも出てくださるのはとても嬉しいけど、花組っ子ではなくなってしまうのが、とても寂しくもあります(; ;)。
※それにしても、星組がみきちぐ(美稀)を出さなかったのはすでに管理職だからなのかと思っていたのですが、関係なかったんですね……
そして、もうひとり。
本日付で、92期の日高大地さんがご卒業されたそうです……。
「Red Hot Sea」のさお太さん(高翔)の代役で伸び伸びと踊っていた姿が、今でも忘れられません。壊滅的だった芝居も少しずつ良くなってきて、これからを楽しみにしていたのですが、残念でなりません。というか、研8にもなって集合日付は無いよ~~!!(T T)
嬉しいクリスマスプレゼントから、哀しいニュースまで、盛りだくさんな一日でしたが、みなさまは、どんなクリスマス・イヴを過ごされたのでしょうか。
ぜひとも、良いクリスマスを♪
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宙組東京宝塚劇場公演「風と共に去りぬ」
千秋楽おめでとうございます!
そして。
夢月くん、貴姿くん、咲花さん、そして、ともちん(悠未)、ご卒業おめでとうございます!!
明日からの日々が、夢に溢れた素敵なものになりますように。
今回の公演はチケットもなかったし、あんまり回数を観られなくて、、、あまり語る権利はないなと自分でも思うのですが(^ ^;ゞ。あくまでも個人的な印象を書くことを赦していただけるなら、組み合わせとして、Bパターンの方が興味深かったと思います。これで、パターンによらず「セントルイス・ブルース」のセンターはともちん固定だったら、文句なかったのになあ……と思ったくらいには。
ルネは、一幕のやんちゃさと二幕のギャップが大きいともちんの方が存在感があったし、
アシュレは、力強くて地に足がついた優しいともちんよりも、浮世離れした王子さまっぽさのあるまあくん(朝夏)のほうがイメージにあっていたと思うし……
スカーレットは、大人っぽくて美人の朝夏スカーレットよりも、最後まで少女のまま、大人の欲望に染まらないままだったBパターン(七海)のスカーレットが、私はとても好きでした。
脚本(お芝居)としては言いたいことは沢山ありますが、それでも、かいちゃんのスカーレットは魅力的で、バトラーが恋をするのも、そして、最後に「そんなふうに、君は子供なんだよ…」という言葉を(実感を篭めて)手渡して去っていくのも、すごく納得できたんですよね(T T)。
テルくん自身は「僕はいつだって独りだったんだから…」という台詞を大切に、そこに向けて役づくりをしているというお話を何かでされたようですが、Aパターンを観たとき、彼の孤独感が実感として伝わってきたので、ああ、こういう役づくりだったんだな、と思ったのでした。
ただ、Bパターンでは、かいちゃんの純粋さと子供っぽさの方が立ってみえて、バトラーの孤独よりも、スカーレットの子供っぽさ(バトラーとの世界観のずれ)のほうが印象として強くなっちゃうんですよね。
元々、バトラーの心情を追う脚本ではないので、どうしてもスカーレットに持っていかれてしまいがちで。。。AパターンとBパターン、スカーレットのキャラクターがあまりにも違うので、絡みの多いバトラーのテルくんは、本当に大変だっただろうな、と思いました。
そして、もう一人。今回の公演で「ほお」と感心したのは、メラニー(実咲)でした。正直、この脚本だとメラニーは作家が都合よく出してるだけで、意味のある台詞なんて殆どないのですが……それでも、みりおんの落ち着いた柔らかな声に良く似合っていたし、隙間のありすぎる脚本が、逆に彼女の性格に深み(想像の余地)を与えていたような気がします。
面白かったのは、みりおんのメラニーが天使じゃなかったことでした。
内心は、スカーレットと同じ進歩的な考え方を持ち、南部は今のままではいけないと考えているメラニー。敗戦で何もかも喪った後でも、豊かな北部と、もっと交流すべきだと思っているメラニー。
なのに、肝心なことは口には出さず、うるさ型の奥様方を上手にさばいて(←さばいている自覚もちゃんとあって)信頼を獲得し、、、ちょっとそこらには居ないくらい、ものすごく有能な参謀タイプなんじゃないか、と。
2幕後半を見ていて、へたをしたら、生活力のないアシュレ(朝夏)にうんざりしているんじゃないか、とか、むしろバトラーに憧れめいた気持があって、彼の一途な愛に応えてあげないスカーレットに苛ついているんじゃないか、とか、、、そんなことさえ勘繰りたくなるほど、リアリストで計算高くてしっかり者のメラニー。脚本全体のスカーレットの比重をもっと落して、バトラーとメラニーの心の交流をもう少し描いたら、面白い公演になったんじゃないか、、、なんてことも考えたくらい、みりおんのメラニーは印象的でした。
映画とは全然イメージが違ったので、本当にそれで良かったのかどうかはわかりませんが(^ ^;ゞ、
私は「風と共に去りぬ」は映画が好きで何度か視ています(とはいっても、映画館で視たことはなくてTVのみ)が、宝塚版は、轟さんがバトラーをされた日生劇場公演版を観たのみ。なので、、、プロローグが終わったらアトランタだった時には、驚愕のあまり声が出ました。まさかのタラ場面全カット……!!!日生劇場版が普通じゃないなんて誰も教えてくれなかった!!
その後も、スカーレットの妹が出てこないので、2人目の夫が飛ばされるのは予想していたのですが……まさかのプロポーズカットにも驚きました。恋愛ものなのになんでプロポーズがない!!?幕が上がったら結婚披露のパーティーだった時には、唖然として声も出ませんでした。
……話を聞くと、「バトラー篇」は昔からこういう脚本だったようなので、驚く私が今更なのでしょうし、今年上演した「ベルサイユのばら」の惨状を見るにつけ、今の植田(紳)さんが脚本変更しても、良くなるとは思えないので、そのままで正解なのだろうとは思うのですが。
しかし!!あれのどこがバトラー篇なのか、私には全くわかりませんでした!
(きっぱり)
バトラー篇というからには、樫の木屋敷(スカーレットの父母)と、カーテンのドレスを着たスカーレットが訪ねて来るところは必須なんじゃないかと…(T T)。私はスカーレット篇を観たことがないのですが、今回の脚本も十分に「スカーレット篇」だと思うんですよね。だって、徹頭徹尾スカーレット側の視点でしか語られないんだもの。
バトラーが自分が「南部の男」であることを自覚し、戦争に志願するきっかけになる少年兵のエピソードとか、戦争が終わってから一財産築くまでの間の彼の行動とか、、、タラの屋敷で困っているスカーレットとアシュレのエピソードとかいらないんですよ。緑のカーテンで作ったドレスを着こなしたスカーレットが、バトラーのところを訪ねてきたときに説明すればいい。どうせ説明台詞しかないんだから。
あるいは、スカーレットとアシュレの逢引がバレる経緯はあれでもいいけど、その噂をバトラーが聴きこんでショックを受ける場面をつくるとか……スカーレット篇とバトラー篇で、必要な場面は全く違うと思うんですよね。
……無意味に熱く語ってしまいました。どうせ誰にも届かないのに……せっかくの千秋楽に、すみません。
なにはともあれ、千秋楽おめでとうございました!!
次は中日(キャパ/シトラスの風に)と、ドラマシティ。上田久美子さんの新作は、まさに今再演中の「月雲の皇子」をあらためて観て、また一段と期待値が上がっております。
プレッシャーもあるかと思いますが、どうぞ宙っ子をよろしくお願いいたします!!
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千秋楽おめでとうございます!
そして。
夢月くん、貴姿くん、咲花さん、そして、ともちん(悠未)、ご卒業おめでとうございます!!
明日からの日々が、夢に溢れた素敵なものになりますように。
今回の公演はチケットもなかったし、あんまり回数を観られなくて、、、あまり語る権利はないなと自分でも思うのですが(^ ^;ゞ。あくまでも個人的な印象を書くことを赦していただけるなら、組み合わせとして、Bパターンの方が興味深かったと思います。これで、パターンによらず「セントルイス・ブルース」のセンターはともちん固定だったら、文句なかったのになあ……と思ったくらいには。
ルネは、一幕のやんちゃさと二幕のギャップが大きいともちんの方が存在感があったし、
アシュレは、力強くて地に足がついた優しいともちんよりも、浮世離れした王子さまっぽさのあるまあくん(朝夏)のほうがイメージにあっていたと思うし……
スカーレットは、大人っぽくて美人の朝夏スカーレットよりも、最後まで少女のまま、大人の欲望に染まらないままだったBパターン(七海)のスカーレットが、私はとても好きでした。
脚本(お芝居)としては言いたいことは沢山ありますが、それでも、かいちゃんのスカーレットは魅力的で、バトラーが恋をするのも、そして、最後に「そんなふうに、君は子供なんだよ…」という言葉を(実感を篭めて)手渡して去っていくのも、すごく納得できたんですよね(T T)。
テルくん自身は「僕はいつだって独りだったんだから…」という台詞を大切に、そこに向けて役づくりをしているというお話を何かでされたようですが、Aパターンを観たとき、彼の孤独感が実感として伝わってきたので、ああ、こういう役づくりだったんだな、と思ったのでした。
ただ、Bパターンでは、かいちゃんの純粋さと子供っぽさの方が立ってみえて、バトラーの孤独よりも、スカーレットの子供っぽさ(バトラーとの世界観のずれ)のほうが印象として強くなっちゃうんですよね。
元々、バトラーの心情を追う脚本ではないので、どうしてもスカーレットに持っていかれてしまいがちで。。。AパターンとBパターン、スカーレットのキャラクターがあまりにも違うので、絡みの多いバトラーのテルくんは、本当に大変だっただろうな、と思いました。
そして、もう一人。今回の公演で「ほお」と感心したのは、メラニー(実咲)でした。正直、この脚本だとメラニーは作家が都合よく出してるだけで、意味のある台詞なんて殆どないのですが……それでも、みりおんの落ち着いた柔らかな声に良く似合っていたし、隙間のありすぎる脚本が、逆に彼女の性格に深み(想像の余地)を与えていたような気がします。
面白かったのは、みりおんのメラニーが天使じゃなかったことでした。
内心は、スカーレットと同じ進歩的な考え方を持ち、南部は今のままではいけないと考えているメラニー。敗戦で何もかも喪った後でも、豊かな北部と、もっと交流すべきだと思っているメラニー。
なのに、肝心なことは口には出さず、うるさ型の奥様方を上手にさばいて(←さばいている自覚もちゃんとあって)信頼を獲得し、、、ちょっとそこらには居ないくらい、ものすごく有能な参謀タイプなんじゃないか、と。
2幕後半を見ていて、へたをしたら、生活力のないアシュレ(朝夏)にうんざりしているんじゃないか、とか、むしろバトラーに憧れめいた気持があって、彼の一途な愛に応えてあげないスカーレットに苛ついているんじゃないか、とか、、、そんなことさえ勘繰りたくなるほど、リアリストで計算高くてしっかり者のメラニー。脚本全体のスカーレットの比重をもっと落して、バトラーとメラニーの心の交流をもう少し描いたら、面白い公演になったんじゃないか、、、なんてことも考えたくらい、みりおんのメラニーは印象的でした。
映画とは全然イメージが違ったので、本当にそれで良かったのかどうかはわかりませんが(^ ^;ゞ、
私は「風と共に去りぬ」は映画が好きで何度か視ています(とはいっても、映画館で視たことはなくてTVのみ)が、宝塚版は、轟さんがバトラーをされた日生劇場公演版を観たのみ。なので、、、プロローグが終わったらアトランタだった時には、驚愕のあまり声が出ました。まさかのタラ場面全カット……!!!日生劇場版が普通じゃないなんて誰も教えてくれなかった!!
その後も、スカーレットの妹が出てこないので、2人目の夫が飛ばされるのは予想していたのですが……まさかのプロポーズカットにも驚きました。恋愛ものなのになんでプロポーズがない!!?幕が上がったら結婚披露のパーティーだった時には、唖然として声も出ませんでした。
……話を聞くと、「バトラー篇」は昔からこういう脚本だったようなので、驚く私が今更なのでしょうし、今年上演した「ベルサイユのばら」の惨状を見るにつけ、今の植田(紳)さんが脚本変更しても、良くなるとは思えないので、そのままで正解なのだろうとは思うのですが。
しかし!!あれのどこがバトラー篇なのか、私には全くわかりませんでした!
(きっぱり)
バトラー篇というからには、樫の木屋敷(スカーレットの父母)と、カーテンのドレスを着たスカーレットが訪ねて来るところは必須なんじゃないかと…(T T)。私はスカーレット篇を観たことがないのですが、今回の脚本も十分に「スカーレット篇」だと思うんですよね。だって、徹頭徹尾スカーレット側の視点でしか語られないんだもの。
バトラーが自分が「南部の男」であることを自覚し、戦争に志願するきっかけになる少年兵のエピソードとか、戦争が終わってから一財産築くまでの間の彼の行動とか、、、タラの屋敷で困っているスカーレットとアシュレのエピソードとかいらないんですよ。緑のカーテンで作ったドレスを着こなしたスカーレットが、バトラーのところを訪ねてきたときに説明すればいい。どうせ説明台詞しかないんだから。
あるいは、スカーレットとアシュレの逢引がバレる経緯はあれでもいいけど、その噂をバトラーが聴きこんでショックを受ける場面をつくるとか……スカーレット篇とバトラー篇で、必要な場面は全く違うと思うんですよね。
……無意味に熱く語ってしまいました。どうせ誰にも届かないのに……せっかくの千秋楽に、すみません。
なにはともあれ、千秋楽おめでとうございました!!
次は中日(キャパ/シトラスの風に)と、ドラマシティ。上田久美子さんの新作は、まさに今再演中の「月雲の皇子」をあらためて観て、また一段と期待値が上がっております。
プレッシャーもあるかと思いますが、どうぞ宙っ子をよろしくお願いいたします!!
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新しい波~花~【2】
2013年12月22日 宝塚(花)花組バウホール公演「New Wave! -花- 」、千秋楽おめでとうございます!!
素晴らしかった。うん。
胸がいっぱいで、今は何も言葉がでてきません……(T T)。
ただ、ひとつだけ。
今の私の夢は、ルナちゃんと同じです!
「New Wave! -花- 」が、東京でも上演されますように!!(祈)
千秋楽をみながら、しみじみと思ったこと。
この公演って、そういえば「Young Wave」ではなくて「New Wave」なんですね!!(←いま?)
劇団の意図としては、単なる『フレッシュな若手による公演』というくくりではなく、宝塚の次代を牽引していかなくてはならないスターたちと、“ショー”に不慣れな下級生たちをいっぺんに鍛える場なんでしょうね、きっと。
舞台の真中に立つことで、ソロで場面を表現しようとすることで、初めてわかることが沢山あるのだろうから。
各場面は、おそらく既存のショーから引っ張ってきた場面がたくさんあるんでしょうね……私はそんなに三木作品を観ていないのでよくわかりませんでしたが、きっとやったことあるんだろうなコレ……というのはいろいろあったので。
せっかくの公演なのだから、全ての場面を演者に合わせて新規で…と思う気持ちもありますが、やっぱりそこはイロイロ(収益的にも)難しいと思うし、、、そんなに昔からずっと観ている訳ではない私くらいのファンにとっては、十分楽しい作品になっていたと思います。
三木さん、月組のこともどうぞよろしくお願い足します!!
もはや決して「下級生」とは言えない研11のだいもん以下、研10のあきらルナ、そして、研7の93期6人、94期3人、95期3人、96期3人、97期3人、98期1人、合計22名の花っ子たち。
大変なスケジュールの中での盛りだくさんな公演で、さぞ大変だったと思います。それでも、一人の休演者もなく無事に千秋楽が迎えられて、なによりでした。
大劇場公演の集合日前のたった一日の貴重なお休み、ゆっくり休んで、また来年も素敵な舞台を見せてください(^ ^)
.
素晴らしかった。うん。
胸がいっぱいで、今は何も言葉がでてきません……(T T)。
ただ、ひとつだけ。
今の私の夢は、ルナちゃんと同じです!
「New Wave! -花- 」が、東京でも上演されますように!!(祈)
千秋楽をみながら、しみじみと思ったこと。
この公演って、そういえば「Young Wave」ではなくて「New Wave」なんですね!!(←いま?)
劇団の意図としては、単なる『フレッシュな若手による公演』というくくりではなく、宝塚の次代を牽引していかなくてはならないスターたちと、“ショー”に不慣れな下級生たちをいっぺんに鍛える場なんでしょうね、きっと。
舞台の真中に立つことで、ソロで場面を表現しようとすることで、初めてわかることが沢山あるのだろうから。
各場面は、おそらく既存のショーから引っ張ってきた場面がたくさんあるんでしょうね……私はそんなに三木作品を観ていないのでよくわかりませんでしたが、きっとやったことあるんだろうなコレ……というのはいろいろあったので。
せっかくの公演なのだから、全ての場面を演者に合わせて新規で…と思う気持ちもありますが、やっぱりそこはイロイロ(収益的にも)難しいと思うし、、、そんなに昔からずっと観ている訳ではない私くらいのファンにとっては、十分楽しい作品になっていたと思います。
三木さん、月組のこともどうぞよろしくお願い足します!!
もはや決して「下級生」とは言えない研11のだいもん以下、研10のあきらルナ、そして、研7の93期6人、94期3人、95期3人、96期3人、97期3人、98期1人、合計22名の花っ子たち。
大変なスケジュールの中での盛りだくさんな公演で、さぞ大変だったと思います。それでも、一人の休演者もなく無事に千秋楽が迎えられて、なによりでした。
大劇場公演の集合日前のたった一日の貴重なお休み、ゆっくり休んで、また来年も素敵な舞台を見せてください(^ ^)
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ちょうど今朝のCSニュースの総集編で、月組「Merry Widow」の千秋楽映像が流れてまして……あらためての実感として、ゆうみちゃん(咲妃)とちびあず(琴音)の別人ぶりに震撼いたしました。いやもtろん、なっつ(夏月)もさち花(白雪)も、他の子たちも凄いですよ!!本当にすごい!!
この映像が今日流れるくらい、つい最近までこの世界にどっぷり浸かっていたいたはずなのに、、、役者だなあ、みんな(感涙)。
というわけで、銀河劇場の「月雲の皇子」。
先日観劇したときは、2幕のパロ(晴音)の剣舞のキレが悪くて、もしかして具合でも悪いのかな?と密かに心配していたのですが……今日は、素晴らしいダンスで魅せてくれて、とても良かったです!
パロの芝居はこの作品の2幕の展開の鍵で、彼女と彼女を取り巻く人々の芝居が、詞で語ることをやめた木梨の心情を顕していくんですよね。パロのいう、「あたしは絶対、あんたの役に立つ!」という台詞は、一幕で穴穂(鳳月)が語る「必ず、お力になります」という誓詞と呼応していて……だから、その台詞をきいた木梨がふと目を逸らす芝居が、すごく切なかったりとか、そういう細かいディテールの積み重ねが、上田さんの良さなんだと思うんですよね
あと、銀河に来て、これはたぶん芝居(演出?)が変わったのだと思うのですが、アミル(千海)がパロを好きだという設定がすごく明確になったな、と思いました。不器用な、でも、包み込むようにやさしいアミルの愛情。最後の場面の、「なぜここに来たーっ!?」という切ない悲鳴がとても辛くて、脚本的には何も変わっていないのに、こんな風に心が動かされてしまう芝居の力に、改めて感嘆いたしました。
晴音さんはすごくいいものを持っている人だと思うので、月組の素晴らしい先輩(お手本)たちを目指して、素直にのびていってほしいと思います♪
渡来人の二人、身狭村主青(夏美)と檜隈民使博徳(輝月)。はっちさんと並んでなんの違和感もない研5の凄味は、バウのときから驚くばかりでしたけれども、あれから半年がすぎて、皇子たちの「目上」であることにすっかり慣れたまゆぽんの貫録に、あらためて驚きました。
すごいなー、かっこいいなー、博徳さま素敵(はぁと)。
銀河にきて、はっちさんの青が、なんというか……息子への愛に迷った感がだいぶ強くなった(^ ^)ので、それに対抗するかのように木梨に肩入れする博徳の、穴穂に対するさりげない意地悪(1幕ラストの「いまはあなたが勝者のようだ」とか)もかなり強調されていたと思うんですよね。
だけど、2幕ラスト、「この国を、良い国にしましょうなあ……」という詞に籠められた優しさは、バウよりずっと手厚かったと思います。
闇に堕ちても、兄から手渡された国を背負い続けようとする意地っ張りな穴穂を労わるような、ひどく優しく、癒えぬ傷に沁み入るような……壊れてしまったものを惜しみつつ、拾い上げた破片をそっと薄紙に包んでしまいこんだような一言が、それを受け止める穴穂の背中の痛々しさと共に、ものすごく刺さりました。
海へ漕ぎだして、永遠の春の世界に逝ってしまった兄と妹。
全てを喪い、この世に置いていかれた哀れな弟の瞳に、もはや「ぶつくしい」ものが映ることはないのだと解っている師匠の、弟子へ向ける情の温かさ。
博徳もまた、すべてを喪って故郷を離れたのだ、ということを思い出させる佇まい。彼には彼の人生があって、それは穴穂のものでも木梨のものでもなくて。それでも、彼は愛しているのだ、と。この国を、そして、不器用すぎた二人の弟子たちを。
彼とハッチさんが、安康(穴穂)・雄略(大長谷)の二人の天皇の在位の間、外交を担当して何度も呉と倭を往復するんですよね。倭国を「いい国」にするために。
彼らにとっての「いい国」とはどんな国か、そのビジョンもはっきりせぬままに。
ところで。
最後の一節を書きながらふと思ったんですが……、はっちさんの息子って、穴穂だけですよね? もう一人産んだりしてませんよねっっっ!!? >忍坂大中姫さま
.
この映像が今日流れるくらい、つい最近までこの世界にどっぷり浸かっていたいたはずなのに、、、役者だなあ、みんな(感涙)。
というわけで、銀河劇場の「月雲の皇子」。
先日観劇したときは、2幕のパロ(晴音)の剣舞のキレが悪くて、もしかして具合でも悪いのかな?と密かに心配していたのですが……今日は、素晴らしいダンスで魅せてくれて、とても良かったです!
パロの芝居はこの作品の2幕の展開の鍵で、彼女と彼女を取り巻く人々の芝居が、詞で語ることをやめた木梨の心情を顕していくんですよね。パロのいう、「あたしは絶対、あんたの役に立つ!」という台詞は、一幕で穴穂(鳳月)が語る「必ず、お力になります」という誓詞と呼応していて……だから、その台詞をきいた木梨がふと目を逸らす芝居が、すごく切なかったりとか、そういう細かいディテールの積み重ねが、上田さんの良さなんだと思うんですよね
あと、銀河に来て、これはたぶん芝居(演出?)が変わったのだと思うのですが、アミル(千海)がパロを好きだという設定がすごく明確になったな、と思いました。不器用な、でも、包み込むようにやさしいアミルの愛情。最後の場面の、「なぜここに来たーっ!?」という切ない悲鳴がとても辛くて、脚本的には何も変わっていないのに、こんな風に心が動かされてしまう芝居の力に、改めて感嘆いたしました。
晴音さんはすごくいいものを持っている人だと思うので、月組の素晴らしい先輩(お手本)たちを目指して、素直にのびていってほしいと思います♪
渡来人の二人、身狭村主青(夏美)と檜隈民使博徳(輝月)。はっちさんと並んでなんの違和感もない研5の凄味は、バウのときから驚くばかりでしたけれども、あれから半年がすぎて、皇子たちの「目上」であることにすっかり慣れたまゆぽんの貫録に、あらためて驚きました。
すごいなー、かっこいいなー、博徳さま素敵(はぁと)。
銀河にきて、はっちさんの青が、なんというか……息子への愛に迷った感がだいぶ強くなった(^ ^)ので、それに対抗するかのように木梨に肩入れする博徳の、穴穂に対するさりげない意地悪(1幕ラストの「いまはあなたが勝者のようだ」とか)もかなり強調されていたと思うんですよね。
だけど、2幕ラスト、「この国を、良い国にしましょうなあ……」という詞に籠められた優しさは、バウよりずっと手厚かったと思います。
闇に堕ちても、兄から手渡された国を背負い続けようとする意地っ張りな穴穂を労わるような、ひどく優しく、癒えぬ傷に沁み入るような……壊れてしまったものを惜しみつつ、拾い上げた破片をそっと薄紙に包んでしまいこんだような一言が、それを受け止める穴穂の背中の痛々しさと共に、ものすごく刺さりました。
海へ漕ぎだして、永遠の春の世界に逝ってしまった兄と妹。
全てを喪い、この世に置いていかれた哀れな弟の瞳に、もはや「ぶつくしい」ものが映ることはないのだと解っている師匠の、弟子へ向ける情の温かさ。
博徳もまた、すべてを喪って故郷を離れたのだ、ということを思い出させる佇まい。彼には彼の人生があって、それは穴穂のものでも木梨のものでもなくて。それでも、彼は愛しているのだ、と。この国を、そして、不器用すぎた二人の弟子たちを。
彼とハッチさんが、安康(穴穂)・雄略(大長谷)の二人の天皇の在位の間、外交を担当して何度も呉と倭を往復するんですよね。倭国を「いい国」にするために。
彼らにとっての「いい国」とはどんな国か、そのビジョンもはっきりせぬままに。
ところで。
最後の一節を書きながらふと思ったんですが……、はっちさんの息子って、穴穂だけですよね? もう一人産んだりしてませんよねっっっ!!? >忍坂大中姫さま
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2014年のタカラヅカ【3】
2013年12月20日 宝塚全体・OG来年のラインナップの一部が発表されました。
■星組大劇場公演
|Musical『The Lost Glory ―美しき幻影― 』
|作・演出/植田 景子
植田景子さんとジャズエイジのニューヨーク、といえば……というのはおいといて(^ ^)、オスローに轟悠、という配役に震撼しました。これは楽しみ!!植田さんがいまの星組+轟さんをどう料理するのか、開幕を楽しみにしたいと思います。
|ラテン・グルーヴ『パッショネイト宝塚!』
|作・演出/稲葉 太地
ショー万歳!!!!
「Mr. Swing!」で存在感をみせた稲葉さんのラテンショー!……「ノバ・ボサ・ノバ」以来の黒塗りでしょうか?楽しみだー!!
■月組ドラマシティ公演
『THE KINGDOM(仮題)』
作・演出/正塚 晴彦
みやるり(美弥)、ドラマシティ初主演&東上おめでとうございます!
あ、カチャも東上は初ですね(^ ^)本当におめでとう!!
それにしても正塚さんによる「ルパン」のスピンオフとは、劇団も思い切ったことを……。本公演を観ていて、あの仲間たちにはきっといろんなエピソードが(正塚さんの中には)あるのだろうな~~とは思っていたのですが。まさか本当にそんなことが……(@ @)
ヘアフォールの若い頃とか、ドースンとの友情とか、ネタとしては非常に面白そうなので、観劇を楽しみにしております(^ ^)中小劇場作品には定評のある正塚さん、「ブラックジャック」のヒットが継続できるかどうか、期待していおります(はぁと)
あー、それにしても、、、スピンオフがあるなら、「マジシャンの憂鬱」のスピンオフも観てみたかったなー(←いまさらのよまいごと)
■月組博多座公演
これは、大劇場公演と全く同じ3本立てですね。
カチャとみやるりをはじめとするDCメンバーが抜けて、どんな公演になるのでしょうね。。。博多まで行くのは難しいかもですが、、、楽しい公演になりますように。
んで、6月の花組中日公演の演目はどうなっているのでしょうか!?
こんなにも、公演丸ごとあっさり飛ばして次の公演を発表するのは珍しいと思うんですよね。まあ、花組は後任人事を発表しないと演目も出せないのかなと思うのですが、だったら何故月組を出したんだろう……?星組大劇場だけ出せばそんなに違和感無かったのに。。
博多座はいつも制作発表をするからかな?と思ったのですが、、、それにしても例年よりだいぶ早いと思うんですよね。。。来月でもいいはずなんだけどなあ……?
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■星組大劇場公演
|Musical『The Lost Glory ―美しき幻影― 』
|作・演出/植田 景子
植田景子さんとジャズエイジのニューヨーク、といえば……というのはおいといて(^ ^)、オスローに轟悠、という配役に震撼しました。これは楽しみ!!植田さんがいまの星組+轟さんをどう料理するのか、開幕を楽しみにしたいと思います。
|ラテン・グルーヴ『パッショネイト宝塚!』
|作・演出/稲葉 太地
ショー万歳!!!!
「Mr. Swing!」で存在感をみせた稲葉さんのラテンショー!……「ノバ・ボサ・ノバ」以来の黒塗りでしょうか?楽しみだー!!
■月組ドラマシティ公演
『THE KINGDOM(仮題)』
作・演出/正塚 晴彦
みやるり(美弥)、ドラマシティ初主演&東上おめでとうございます!
あ、カチャも東上は初ですね(^ ^)本当におめでとう!!
それにしても正塚さんによる「ルパン」のスピンオフとは、劇団も思い切ったことを……。本公演を観ていて、あの仲間たちにはきっといろんなエピソードが(正塚さんの中には)あるのだろうな~~とは思っていたのですが。まさか本当にそんなことが……(@ @)
ヘアフォールの若い頃とか、ドースンとの友情とか、ネタとしては非常に面白そうなので、観劇を楽しみにしております(^ ^)中小劇場作品には定評のある正塚さん、「ブラックジャック」のヒットが継続できるかどうか、期待していおります(はぁと)
あー、それにしても、、、スピンオフがあるなら、「マジシャンの憂鬱」のスピンオフも観てみたかったなー(←いまさらのよまいごと)
■月組博多座公演
これは、大劇場公演と全く同じ3本立てですね。
カチャとみやるりをはじめとするDCメンバーが抜けて、どんな公演になるのでしょうね。。。博多まで行くのは難しいかもですが、、、楽しい公演になりますように。
んで、6月の花組中日公演の演目はどうなっているのでしょうか!?
こんなにも、公演丸ごとあっさり飛ばして次の公演を発表するのは珍しいと思うんですよね。まあ、花組は後任人事を発表しないと演目も出せないのかなと思うのですが、だったら何故月組を出したんだろう……?星組大劇場だけ出せばそんなに違和感無かったのに。。
博多座はいつも制作発表をするからかな?と思ったのですが、、、それにしても例年よりだいぶ早いと思うんですよね。。。来月でもいいはずなんだけどなあ……?
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銀河劇場にて、月組公演「月雲の皇子」を観劇いたしました!
バウホールで観て大感動して、東上が発表されて狂喜乱舞して、、、ずっと待ち望んでいた公演。
やっぱり、良い作品だなあ、とあらためて感じ入りつつ、この半年間で成長し、大進化してくれた出演者たちの若いパワーに驚愕しっぱなしでした。
主演の珠城、咲妃、鳳月の美しさと心を動かす芝居。琴音・夏月・白雪・咲希の世界構築力。ベテラン勢も若手も、自分にできる精一杯を振り絞って、本当にいい仕事をしていましたが、、、なんといっても、新人公演での大役を経た蓮つかさくん(ザンド)の成長っぷりが印象的でした。なんというか、スターになったなあ~~!と(^ ^)。そしてもう一人、2幕後半で、主演二人の闘いを最後まで見守る大長谷皇子(朝美)がすごく良くなっていたのにも驚きました。長くて居方の難しい場面だけど、ちゃんと役で立てるようになったんだなあ、と感心しました。
脚本的には、、、細かい台詞の追加や変更はいろいろあったけど、大きな変更は無かったと思います。
一番印象的だったのは、1幕の回想(襲撃の夜)に登場する土蜘蛛の咲妃みゆちゃんが、木梨・穴穂の二人に「危ない、隠れて!」みたいなことをいう台詞のマイクが入った(?)ことでしょうか。たったあれだけのことで、遺された赤児(=衣通媛)が二人にとっては恩人の娘になるんだな、というのが面白いな、と。
バウホール公演観劇後の感想【ネタばれ】はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130512
今日は席があまり良くなくて、舞台の半分が見切れていたので、次はゆっくり全体を観たいなあ、と思っています。 殺陣の多い作品、慣れない劇場で大変だと思いますが、どうぞクリスマスイヴの千秋楽までがんばってください!(^ ^)
それにしても……、一週間前までヴァランシエンヌだったちびあず(琴音)の鮮やかな変貌には感嘆するばかりでしたわ。。。喋る声のトーンから速度から、なにもかもが違う。どう見ても別人。……うますぎる!
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バウホールで観て大感動して、東上が発表されて狂喜乱舞して、、、ずっと待ち望んでいた公演。
やっぱり、良い作品だなあ、とあらためて感じ入りつつ、この半年間で成長し、大進化してくれた出演者たちの若いパワーに驚愕しっぱなしでした。
主演の珠城、咲妃、鳳月の美しさと心を動かす芝居。琴音・夏月・白雪・咲希の世界構築力。ベテラン勢も若手も、自分にできる精一杯を振り絞って、本当にいい仕事をしていましたが、、、なんといっても、新人公演での大役を経た蓮つかさくん(ザンド)の成長っぷりが印象的でした。なんというか、スターになったなあ~~!と(^ ^)。そしてもう一人、2幕後半で、主演二人の闘いを最後まで見守る大長谷皇子(朝美)がすごく良くなっていたのにも驚きました。長くて居方の難しい場面だけど、ちゃんと役で立てるようになったんだなあ、と感心しました。
脚本的には、、、細かい台詞の追加や変更はいろいろあったけど、大きな変更は無かったと思います。
一番印象的だったのは、1幕の回想(襲撃の夜)に登場する土蜘蛛の咲妃みゆちゃんが、木梨・穴穂の二人に「危ない、隠れて!」みたいなことをいう台詞のマイクが入った(?)ことでしょうか。たったあれだけのことで、遺された赤児(=衣通媛)が二人にとっては恩人の娘になるんだな、というのが面白いな、と。
バウホール公演観劇後の感想【ネタばれ】はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130512
今日は席があまり良くなくて、舞台の半分が見切れていたので、次はゆっくり全体を観たいなあ、と思っています。 殺陣の多い作品、慣れない劇場で大変だと思いますが、どうぞクリスマスイヴの千秋楽までがんばってください!(^ ^)
それにしても……、一週間前までヴァランシエンヌだったちびあず(琴音)の鮮やかな変貌には感嘆するばかりでしたわ。。。喋る声のトーンから速度から、なにもかもが違う。どう見ても別人。……うますぎる!
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バウホールにて、「New Wave ―花―」を観劇いたしました!
楽しかった!!
観劇するまでは、なんとなく「ハロー!ダンシング」みたいな、あるいは、園加が主演した「Dancing Heros!」みたいな、とにかく“ダンスショー”的なものを想像していたのですが、、、
思いの外、歌がメインの「レビュー」でした。
どちらかといえば、まっつ主演の「インフィニティ」にイメージが近い……いや、むしろ、「ディナーショーのバウ版」というのが一番正しいかも。
「すごいダンス!!」を期待してくるとちょっともの足りないかもしれませんが、ドラマティックな歌で綴るショートストーリーの連続技は、本当に素晴らしかったです。
「主な出演者」として発表されたのはだいもん(望海)、あきら(瀬戸)、キキちゃん(芹香)の3人でしたが、蓋をあけてみたら、文句なくだいもん主演のバウ・レビュー、でしたね。
だいもん主演、あきらとキキちゃんがW2番手、この3人にべーちゃん(桜咲)と仙名さんを加えた5人がメイン、という構成。
とはいえ、この5人以外のメンバーも、それぞれに特技を生かして大活躍。とくに、羽立くん・和海くんの歌での活躍が目立ちました。他のメンバーも、ルナちゃん(冴月)はダンスで大活躍、マキシム(真輝)はダンスだけでなく歌もあって……水美くんは一人で丸っとソロを歌っていたし、柚香くんはキキちゃんとがっつり男役同士で絡む場面など、主にダンスで使われて、、さらに、95期二人で掛け合いで歌う一場面もあって……なんというか、三木さんわかってるなー、と思いました(^ ^)。
オープニングはラテン。
全員でがーっと盛り上げた後、メインの5人でしっとりと。ピンクのインナーに白と金のひらひらがついたラテン衣装がとても華やかで綺麗でした。みんな似合うなー!!さすがタカラジェンヌ。
そのあと、メインの3人で軽くMCしつつ、ラテンの打楽器「ティンバレス」を紹介し、ちょっとお披露目。
チューニングの時のやりとりはアドリブらしいのですが、基本的にキキちゃんの自由自在な奔放さと、だいもんの生真面目さの対比が面白くて、その両者の間をうまく取り持っているあきらの誠実さがとても好きでした(*^ ^*)
その後はまた全員が出てきて総踊りになり、みんなで客席へ。がーーーっ!!と客席も盛り上がって、そのまま下級生紹介コーナーへ。
メインの3人+日替わりで一人、という構成ですが、香盤の下の方から順番にやっていって、おそらく千秋楽はルナちゃん(冴月)かと思われます。
娘役だとメインの3人が口々に「かわいー」「かわいー!」と言いながらあれこれ紹介してくれるのに、男役だと割とフォローなく放置になるのが、、、なんというか、すごく花男どもでした(^ ^)。
コーナーが終わると、3人で歌いながら客席へ。私が観た頃は、握手とかハイタッチくらいだったはずなのですが、最近キキちゃんがお客さまを立たせて踊るようになったという噂をきいたので、、、次に観るときはいったいどうなっていることやら(汗)。
そうこうしている間に、本舞台には羽ダルマになった娘役が傘を持って登場。メインの3人も舞台に戻って、いろいろ絡みながら一曲。
途中で、春妃うららちゃんとキキちゃんがだいもんの歌のバックで踊る場面があって……うららちゃんが可愛すぎて、キキちゃんが犯罪者に見えました……(←嘘です恰好良かったです)
同じ場面でだいもんの歌にコーラスをつけていた乙羽映美ちゃんも脚長スタイルよしで綺麗だったなー♪
たしかこの場面は、他にもいろいろな曲を歌い継いでいたと思うのですが!
猫手の手振りつきで「美麗キャット」を歌い踊るべーちゃん(桜咲)と仙名さんに見惚れていたら、ロケットになって「にゃーお」「にゃーお」と口々に叫ぶ花娘たちの、あまりの可愛さに頭が真っ白になりました。。。
ロケットの後、傘を持って思い入れたっぷりにはけていく娘役さんたち。茶金の衣装に着替えただいもんが入れ替わりに登場して、色っぽく「Solo Que Me Falta」を熱唱。……後から加わるあきらとデュエットみたいになって、、、直接的な絡みはあまりなかったけど、なんだかいたたまれないくらい色っぽい場面になってました(^ ^;ゞ
これ、月組でもやるんだろうか……いったい誰が???(怯)(演者に合わせて構成は変えてくださいね、三木さん)
次の場面はキキちゃんメインの「光と影」。
キキちゃんと柚香くんが、白と黒の色違いのマタドール服で「光と影」に扮して踊るのですが。。。
天性の誘惑者・柚香くんに、闇を湛えた「悪」い貌で対峙するキキちゃんの色っぽさにちょっとやられてしまいました(*^ ^*)。「影」の男たち(冴月、真輝、和海、水美、矢吹、飛龍)のダンスがめっちゃ恰好よくて、途中で引っ込んでしまうのがとても残念でした(T T)。
次は、あきらメインのスーツの場面。
あきらの元(?)恋人役はルナちゃん。いやー、お二人お似合いですわ(真顔)。ダンスの息もぴったりだし、なんといっても二人で組んだ時のなんともいえない甘い雰囲気はたまらないものがありました。
あきらの誠実さ、真面目さ、そして、男役をも軽々包み込める包容力。彼の魅力が存分に発揮された場面でした(*^ ^*)。
次がだいもんメインの場面で、全体を通して、一番印象に残ったのはここの一連でした。
「オルフェ」役のだいもんが井上陽水の「傘がない」と「氷の世界」を熱唱しながら、「ユリディス」役のべーちゃんとすれ違いつつ踊るのですが。。。だいもんの歌の表現力の凄まじさと、べーちゃんはじめとする出演メンバーの繊細な身体表現が気持ちよく噛み合って、なにか物凄く切なくて奇麗な世界観に、どっぷり浸ることができました。
それにしてもだいもんの歌はすごい……!!(いまさら)陽水の歌をこんなふうに唄うのか。しかも、「♪窓の外には林檎売り」で始まる「氷の世界」のナンセンスな歌詞が、ホントに詩のようにすっと耳に入ってくることに感動しました。
すれ違ったまま出会うことのないべーちゃんとだいもん。違う空間で、だけど心は寄り添って、「♪誰か指きりしようよ/僕と指きりしようよ」……歌いながら小指を出して、「軽い嘘でもいいから」と握り締める、そのシンクロが素晴らしかった。元々「指きり」はいわゆる指詰めと同じ由来だともいわれているくらいで、相当に深い覚悟を示す仕草なわけですが……べーちゃんの思いつめたような視線の強さと迷いのない身の翻し方がドラマティックで、だいもんの切なさが倍増するような……とても美しいシーンでした。
最後に雨がやんで「Somewhare Over The Rainbow」が流れ、二人が出会ってデュエットダンスに至る……そこまでの流れも素晴らしくて、めっちゃテンションが上がった状態で休憩に入る、という見事な構成でした(^ ^)。
2幕は、過去の花組のショー作品の主題曲や、スタンダードナンバーで綴る「レビュー」。
どの場面もお洒落で好きでしたが、個人的に印象が強かったのは、だいもんが歌いつつメイン3人で踊る「Steppin’ Out」からの一連でしょうか。黒白の太いストライプスーツが3人とも良く似合ってて、だいもんの軽妙な歌声とダンスが本当に素晴らしく粋で。だいもんって本当に歌もダンスもなんでも出来るんだなあ~!と、いまさらの事実に瞠目しました(*^ ^*)。
あともうひとつ、べーちゃんがソロで歌った「Amazing Grace」が素晴らしかった!!
いままであまり歌が得意じゃないイメージだったべーちゃんですが、ヴェルヴェットのようななめらかなソプラノがとてもきれいで、音程も安定していて。。。今回の公演に出演している錚々たる歌手たちw差し置いてこの名曲を歌うことに違和感はなく、素晴らしかったです(*^ ^*)
各場面の詳しい内容はまた後日あらためて書かせていただければ、と。。
とにかく、みんな本当に楽しそうで、演じるたびに進化していて、、、本当に素敵な公演でしたっ!!三木さん、ありがとうございました~!!
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楽しかった!!
観劇するまでは、なんとなく「ハロー!ダンシング」みたいな、あるいは、園加が主演した「Dancing Heros!」みたいな、とにかく“ダンスショー”的なものを想像していたのですが、、、
思いの外、歌がメインの「レビュー」でした。
どちらかといえば、まっつ主演の「インフィニティ」にイメージが近い……いや、むしろ、「ディナーショーのバウ版」というのが一番正しいかも。
「すごいダンス!!」を期待してくるとちょっともの足りないかもしれませんが、ドラマティックな歌で綴るショートストーリーの連続技は、本当に素晴らしかったです。
「主な出演者」として発表されたのはだいもん(望海)、あきら(瀬戸)、キキちゃん(芹香)の3人でしたが、蓋をあけてみたら、文句なくだいもん主演のバウ・レビュー、でしたね。
だいもん主演、あきらとキキちゃんがW2番手、この3人にべーちゃん(桜咲)と仙名さんを加えた5人がメイン、という構成。
とはいえ、この5人以外のメンバーも、それぞれに特技を生かして大活躍。とくに、羽立くん・和海くんの歌での活躍が目立ちました。他のメンバーも、ルナちゃん(冴月)はダンスで大活躍、マキシム(真輝)はダンスだけでなく歌もあって……水美くんは一人で丸っとソロを歌っていたし、柚香くんはキキちゃんとがっつり男役同士で絡む場面など、主にダンスで使われて、、さらに、95期二人で掛け合いで歌う一場面もあって……なんというか、三木さんわかってるなー、と思いました(^ ^)。
オープニングはラテン。
全員でがーっと盛り上げた後、メインの5人でしっとりと。ピンクのインナーに白と金のひらひらがついたラテン衣装がとても華やかで綺麗でした。みんな似合うなー!!さすがタカラジェンヌ。
そのあと、メインの3人で軽くMCしつつ、ラテンの打楽器「ティンバレス」を紹介し、ちょっとお披露目。
チューニングの時のやりとりはアドリブらしいのですが、基本的にキキちゃんの自由自在な奔放さと、だいもんの生真面目さの対比が面白くて、その両者の間をうまく取り持っているあきらの誠実さがとても好きでした(*^ ^*)
その後はまた全員が出てきて総踊りになり、みんなで客席へ。がーーーっ!!と客席も盛り上がって、そのまま下級生紹介コーナーへ。
メインの3人+日替わりで一人、という構成ですが、香盤の下の方から順番にやっていって、おそらく千秋楽はルナちゃん(冴月)かと思われます。
娘役だとメインの3人が口々に「かわいー」「かわいー!」と言いながらあれこれ紹介してくれるのに、男役だと割とフォローなく放置になるのが、、、なんというか、すごく花男どもでした(^ ^)。
コーナーが終わると、3人で歌いながら客席へ。私が観た頃は、握手とかハイタッチくらいだったはずなのですが、最近キキちゃんがお客さまを立たせて踊るようになったという噂をきいたので、、、次に観るときはいったいどうなっていることやら(汗)。
そうこうしている間に、本舞台には羽ダルマになった娘役が傘を持って登場。メインの3人も舞台に戻って、いろいろ絡みながら一曲。
途中で、春妃うららちゃんとキキちゃんがだいもんの歌のバックで踊る場面があって……うららちゃんが可愛すぎて、キキちゃんが犯罪者に見えました……(←嘘です恰好良かったです)
同じ場面でだいもんの歌にコーラスをつけていた乙羽映美ちゃんも脚長スタイルよしで綺麗だったなー♪
たしかこの場面は、他にもいろいろな曲を歌い継いでいたと思うのですが!
猫手の手振りつきで「美麗キャット」を歌い踊るべーちゃん(桜咲)と仙名さんに見惚れていたら、ロケットになって「にゃーお」「にゃーお」と口々に叫ぶ花娘たちの、あまりの可愛さに頭が真っ白になりました。。。
ロケットの後、傘を持って思い入れたっぷりにはけていく娘役さんたち。茶金の衣装に着替えただいもんが入れ替わりに登場して、色っぽく「Solo Que Me Falta」を熱唱。……後から加わるあきらとデュエットみたいになって、、、直接的な絡みはあまりなかったけど、なんだかいたたまれないくらい色っぽい場面になってました(^ ^;ゞ
これ、月組でもやるんだろうか……いったい誰が???(怯)(演者に合わせて構成は変えてくださいね、三木さん)
次の場面はキキちゃんメインの「光と影」。
キキちゃんと柚香くんが、白と黒の色違いのマタドール服で「光と影」に扮して踊るのですが。。。
天性の誘惑者・柚香くんに、闇を湛えた「悪」い貌で対峙するキキちゃんの色っぽさにちょっとやられてしまいました(*^ ^*)。「影」の男たち(冴月、真輝、和海、水美、矢吹、飛龍)のダンスがめっちゃ恰好よくて、途中で引っ込んでしまうのがとても残念でした(T T)。
次は、あきらメインのスーツの場面。
あきらの元(?)恋人役はルナちゃん。いやー、お二人お似合いですわ(真顔)。ダンスの息もぴったりだし、なんといっても二人で組んだ時のなんともいえない甘い雰囲気はたまらないものがありました。
あきらの誠実さ、真面目さ、そして、男役をも軽々包み込める包容力。彼の魅力が存分に発揮された場面でした(*^ ^*)。
次がだいもんメインの場面で、全体を通して、一番印象に残ったのはここの一連でした。
「オルフェ」役のだいもんが井上陽水の「傘がない」と「氷の世界」を熱唱しながら、「ユリディス」役のべーちゃんとすれ違いつつ踊るのですが。。。だいもんの歌の表現力の凄まじさと、べーちゃんはじめとする出演メンバーの繊細な身体表現が気持ちよく噛み合って、なにか物凄く切なくて奇麗な世界観に、どっぷり浸ることができました。
それにしてもだいもんの歌はすごい……!!(いまさら)陽水の歌をこんなふうに唄うのか。しかも、「♪窓の外には林檎売り」で始まる「氷の世界」のナンセンスな歌詞が、ホントに詩のようにすっと耳に入ってくることに感動しました。
すれ違ったまま出会うことのないべーちゃんとだいもん。違う空間で、だけど心は寄り添って、「♪誰か指きりしようよ/僕と指きりしようよ」……歌いながら小指を出して、「軽い嘘でもいいから」と握り締める、そのシンクロが素晴らしかった。元々「指きり」はいわゆる指詰めと同じ由来だともいわれているくらいで、相当に深い覚悟を示す仕草なわけですが……べーちゃんの思いつめたような視線の強さと迷いのない身の翻し方がドラマティックで、だいもんの切なさが倍増するような……とても美しいシーンでした。
最後に雨がやんで「Somewhare Over The Rainbow」が流れ、二人が出会ってデュエットダンスに至る……そこまでの流れも素晴らしくて、めっちゃテンションが上がった状態で休憩に入る、という見事な構成でした(^ ^)。
2幕は、過去の花組のショー作品の主題曲や、スタンダードナンバーで綴る「レビュー」。
どの場面もお洒落で好きでしたが、個人的に印象が強かったのは、だいもんが歌いつつメイン3人で踊る「Steppin’ Out」からの一連でしょうか。黒白の太いストライプスーツが3人とも良く似合ってて、だいもんの軽妙な歌声とダンスが本当に素晴らしく粋で。だいもんって本当に歌もダンスもなんでも出来るんだなあ~!と、いまさらの事実に瞠目しました(*^ ^*)。
あともうひとつ、べーちゃんがソロで歌った「Amazing Grace」が素晴らしかった!!
いままであまり歌が得意じゃないイメージだったべーちゃんですが、ヴェルヴェットのようななめらかなソプラノがとてもきれいで、音程も安定していて。。。今回の公演に出演している錚々たる歌手たちw差し置いてこの名曲を歌うことに違和感はなく、素晴らしかったです(*^ ^*)
各場面の詳しい内容はまた後日あらためて書かせていただければ、と。。
とにかく、みんな本当に楽しそうで、演じるたびに進化していて、、、本当に素敵な公演でしたっ!!三木さん、ありがとうございました~!!
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2014年のタカラヅカ【2】
2013年12月12日 宝塚全体・OG宝塚歌劇団 2014年の組替えが発表になりました!
まずは最初に、月組。
「New Wave! -月-」千秋楽翌日付で、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)が雪組へ。
組替え後の初出演は、チギちゃん主演の全国ツアー「ベルサイユのばら」。(星乃)あんりちゃんも出る予定なので、役はちょっと読めませんね。娘役豊作な雪組ですが、がんばってほしいなと思います。
次は、宙組。
中日劇場公演「ロバート・キャパ/シトラスの風」千秋楽翌日付で、花乃まりあさんが花組へ。
85期から98期まで、娘役が豊作過ぎてレベルが高すぎて役のつけようもない花組 に、よりによって、宙組から花乃さん。うわー、あらゆる意味で大変そう。。。(- -;ゞ
最後に、星組。
4月7日付で、さやかさん(美城れん)が専科へ、
そして、日本青年館公演「第二章」千秋楽翌日付で、早乙女わかばちゃんが月組へ。
さやかさんが……っ!ついに、「星組の宝」を卒業して、「宝塚の宝」になられるのですね……!!
同期のみっちゃんともども、大活躍くださいますようお祈りしています(はぁと)
わかばちゃんも、「第二章」での成長を引っ提げて、みゆちゃんが抜けた月組へ。ちゃぴより一期上のゴージャス美女を、どんな役でつかっていってくれるのでしょうか。
それにしても、今回の娘役の異動は、ねねちゃん月→星組、れみちゃん月→花組、しずく星→月組の異動を思い出しますね。あの時は、ねねちゃんはすぐに星組トップになり、しずくは月組で卒業、れみちゃんは星組へ異動して女役として進化してから卒業。。。
みゆちゃん月→雪組、花乃さん宙→花組、わかばちゃん星→月組。3人とも、幸せになりますようにと祈っています。
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まずは最初に、月組。
「New Wave! -月-」千秋楽翌日付で、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)が雪組へ。
組替え後の初出演は、チギちゃん主演の全国ツアー「ベルサイユのばら」。(星乃)あんりちゃんも出る予定なので、役はちょっと読めませんね。娘役豊作な雪組ですが、がんばってほしいなと思います。
次は、宙組。
中日劇場公演「ロバート・キャパ/シトラスの風」千秋楽翌日付で、花乃まりあさんが花組へ。
85期から98期まで、娘役が豊作過ぎてレベルが高すぎて役のつけようもない花組 に、よりによって、宙組から花乃さん。うわー、あらゆる意味で大変そう。。。(- -;ゞ
最後に、星組。
4月7日付で、さやかさん(美城れん)が専科へ、
そして、日本青年館公演「第二章」千秋楽翌日付で、早乙女わかばちゃんが月組へ。
さやかさんが……っ!ついに、「星組の宝」を卒業して、「宝塚の宝」になられるのですね……!!
同期のみっちゃんともども、大活躍くださいますようお祈りしています(はぁと)
わかばちゃんも、「第二章」での成長を引っ提げて、みゆちゃんが抜けた月組へ。ちゃぴより一期上のゴージャス美女を、どんな役でつかっていってくれるのでしょうか。
それにしても、今回の娘役の異動は、ねねちゃん月→星組、れみちゃん月→花組、しずく星→月組の異動を思い出しますね。あの時は、ねねちゃんはすぐに星組トップになり、しずくは月組で卒業、れみちゃんは星組へ異動して女役として進化してから卒業。。。
みゆちゃん月→雪組、花乃さん宙→花組、わかばちゃん星→月組。3人とも、幸せになりますようにと祈っています。
.
日本青年館にて、月組公演「Merry Widow」を観劇いたしました♪
レハールの名作オペレッタを、谷さんが潤色した佳品。原作が元々もっている、陽気で底抜けに楽しい雰囲気をそのままに、あまりいじらないでタカラヅカに仕上げたところが、とても良かったと思います。カミーユのキャラクターをそう変えるか!?というのは結構目から鱗だったのですが、違和感なくまとまっていたし、ラストも説得力がありました(^ ^)
とにかく音楽が素晴らしい。レハールの名曲の数々を、ちゃんと歌いこなしてくれたキャストの面々には感心しました。中でも、タイトルロールでもあるハンナのゆうみちゃん(咲妃)とヴァランシエンヌのちびあず(琴音)は素晴らしく、やっぱり「メリー・ウィドウ」はプリマドンナの魅力で支えるオペレッタなんだな、と思いました。
ゆうみちゃんは、こういう「陽気」で「元気」で「積極的」な役を演じるのは実は初めてだと思うのですが、、、とてもキュートで魅力的で、しかもちょっと寂しがりやなのに強がりなところが可愛くて可愛くて(*^ ^*)、もうメロメロでした。ちょっとした仕草や、元恋人のダニロを見つめる視線がすごく切なくて、キュンっとするんですよね。清楚で神秘的な美しさが売りの人だと思っていたのですが、予想外に大人っぽくて、色っぽくて、華やかで。声がとても素敵なのですが、歌も本当にがんばっていたし、とにかくお芝居がとても良かった!!です(はぁと)
ちびあずは、「月雲の皇子」の女帝が嘘のように可憐で、ほっそりとしなやかで、ちょっと不安げに眉毛を下げた表情がとても寂しげで……、守ってあげたいNo.1という感じでした。歌は文句なく素晴らしく、特にカンカンチームの真ん中で歌う場面は「元・マキシムの売れっ子ダンサー」という経歴に恥じない華やかさと魅力が溢れていて、本当に素敵でした!
いやもう、本当に良かったなあ。。。
ハンナの元恋人・ダニロ伯爵のみっちゃん(北翔)。歌はさすがで、レハールの名曲を聴かせてくださってありがとうございますという感じなのですが、どうして台詞を喋りだすとああも声が軽いのか……。ゆうみちゃんの声が歌と台詞でそんなにトーンが変わらないのに、ダニロは歌と芝居で別人みたいに声が変わるので、違和感を感じてしまいました。あの歌の声で喋ってくれたら、私なんて一発でファンになるのになあ。
あと、これは演出の問題かもしれませんが、ダニロがハンナ以外の女性といちゃいちゃする場面がないので、あまり「ハンナに振られた悲しみのあまり女から女へ渡り歩くようになり…」という雰囲気は感じられなかったかなあ。台詞でそう言われて「へーそうなんだー」という感じだったので、そのあたりは谷さんにもう少し考えてほしかったかも。
ヴァランシエンヌの元恋人・カミーユのカチャ(凪七)。いままでに観た中で、一番良いカチャだったような気がします。歌もあぶなげなく、本来ソプラノの歌もきれいに聴かせてくれて、さすがエリザベート経験者、と思いました(^ ^)。芝居も良かったし、華やかなフリルのブラウスにぴったりした上下という衣装も、カチャのスタイルの良さを強調して、、、なのに、いかにも責任能力のなさそうな、「吟遊詩人」らしい浮わっついた雰囲気もちゃんとあって(←誉めてます)、ヴァランシエンヌが迷う気持ちも理解できたし……とにかく、いろんな点がとても良かったです!
ヴァランシエンヌの夫にしてパリ駐在のポンテヴェドロ大使・ツェータ男爵のマギー(星条)。
いやはや、がんばってましたね。ツェータは原作でもコミカルな役なのですが、暑苦しいくらいがんばって笑いを取りに来ていて……もう少し軽やかに演じてくれるとお洒落な作品になるのですが、あれはあれで、月組らしくていいのかも、と思いました(^ ^)。
ヴァランシエンヌの最後の台詞は、私が以前観たオペレッタにはなかったと思うので、これはタカラヅカオリジナルだと思うのですが(違ったらすみません)、、、ツェータもツェータなので、そういう展開もありだね、と、すとんと納得できる空気が出来ていたと思います。谷さんとは相性が良いのかな……。
「貧乏貴族」の二人、ベルギー大使サン=ブリオッシュ(紫門)と、スペイン大使カスカーダ子爵(煌月)。歌もがんばっていたし、芝居も息のあったところを見せてくれて、面白かったです。
それぞれ、まゆぽん(輝月)の奥方オルガ(夏月)とサン=ブリオッシュ、朝霧くんの奥方シルヴィアーヌ(白雪)とカスカーダがそれぞれ恋仲になって、嫉妬深い夫と騒ぎになるところもテンポがよくて、主っ白かったです。
あ、でも、一番の見せ場は、大団円後の総踊りで、お互い相手がいなくて仕方なく二人で踊っている間に何かが芽生えてしまうあたり、でしょうか。。。いや、あの場面、ホントに面白かったっす。ぜひ真ん中ばかりでなく、あのカップル(?)も観てやってください。
ピンポイントな役ですが、ダニロに迫る老婦人役の真愛さんもキュートで可愛かったなあ~。デコルテが綺麗で、その年齢(老婦人)でそのデコルテは無理があるわーと思いながら観ておりました(^ ^)。
ダニロの従者・ニエグシュ(暁)と、ツェータの従者・ルクシッチ(春海)。超下級生の二人ですが、大量の台詞があって、しかも「会話」の間がが重要な役を、またえらい下級生にふったなあ、と思いましたが。。。役が与えられたからには、まずは発声からがんばってほしいな、と思いました。。。特に暁くんは、元々すごいダンサーなのだし、マキシムのダンサーのほうが本人のためにも良かったんじゃないかと思うのですが。。。まあ、劇団としては芝居の出来る子に育てたいんでしょうね。期待値が高くて大変だと思いますが、頑張ってほしいな、と思います。
それにしても、この作品の最大の魅力は、マキシムのダンサーたちでしたね……!!
ボーイたち(貴千、隼海、朝美、夢奈、蓮)、ガールズ(玲実、風凛、楓、叶羽、桜奈、海乃)、彼らによる華やかなショーの素晴らしさ。オッフェンバックの音楽を使った大カンカンは、何度でも観たくなる迫力で、、、本当に楽しかった!!
センターで踊るまんちゃんと、両脇を固めるゆーみん・あーさ。この3人のダンスは本当に恰好良い!!もちろん、夢奈・蓮も素晴らしかったし、ガールズの華やかさと確かな技術あってこそのカンカンなのですが。一分の隙もなく構築され、一瞬も止まることを許されないクライマックス感に、とても感動しました!
いろいろ懸念はありましたが、可愛い月組っ子が、みんな幸せそうに歌って踊って芝居していて、みんなが「何か」を掴もうとしているのが感じられて、とても良い公演だったと思います。
千秋楽まで、怪我のないように(←またすぐに次の公演が控えているので!!くれぐれも!)、そして、悔いのないよう、がんばってほしいなと思います。
月雲メンバーも、それ以外も、どうぞ集中して、公演を楽しんでください♪
.
レハールの名作オペレッタを、谷さんが潤色した佳品。原作が元々もっている、陽気で底抜けに楽しい雰囲気をそのままに、あまりいじらないでタカラヅカに仕上げたところが、とても良かったと思います。カミーユのキャラクターをそう変えるか!?というのは結構目から鱗だったのですが、違和感なくまとまっていたし、ラストも説得力がありました(^ ^)
とにかく音楽が素晴らしい。レハールの名曲の数々を、ちゃんと歌いこなしてくれたキャストの面々には感心しました。中でも、タイトルロールでもあるハンナのゆうみちゃん(咲妃)とヴァランシエンヌのちびあず(琴音)は素晴らしく、やっぱり「メリー・ウィドウ」はプリマドンナの魅力で支えるオペレッタなんだな、と思いました。
ゆうみちゃんは、こういう「陽気」で「元気」で「積極的」な役を演じるのは実は初めてだと思うのですが、、、とてもキュートで魅力的で、しかもちょっと寂しがりやなのに強がりなところが可愛くて可愛くて(*^ ^*)、もうメロメロでした。ちょっとした仕草や、元恋人のダニロを見つめる視線がすごく切なくて、キュンっとするんですよね。清楚で神秘的な美しさが売りの人だと思っていたのですが、予想外に大人っぽくて、色っぽくて、華やかで。声がとても素敵なのですが、歌も本当にがんばっていたし、とにかくお芝居がとても良かった!!です(はぁと)
ちびあずは、「月雲の皇子」の女帝が嘘のように可憐で、ほっそりとしなやかで、ちょっと不安げに眉毛を下げた表情がとても寂しげで……、守ってあげたいNo.1という感じでした。歌は文句なく素晴らしく、特にカンカンチームの真ん中で歌う場面は「元・マキシムの売れっ子ダンサー」という経歴に恥じない華やかさと魅力が溢れていて、本当に素敵でした!
いやもう、本当に良かったなあ。。。
ハンナの元恋人・ダニロ伯爵のみっちゃん(北翔)。歌はさすがで、レハールの名曲を聴かせてくださってありがとうございますという感じなのですが、どうして台詞を喋りだすとああも声が軽いのか……。ゆうみちゃんの声が歌と台詞でそんなにトーンが変わらないのに、ダニロは歌と芝居で別人みたいに声が変わるので、違和感を感じてしまいました。あの歌の声で喋ってくれたら、私なんて一発でファンになるのになあ。
あと、これは演出の問題かもしれませんが、ダニロがハンナ以外の女性といちゃいちゃする場面がないので、あまり「ハンナに振られた悲しみのあまり女から女へ渡り歩くようになり…」という雰囲気は感じられなかったかなあ。台詞でそう言われて「へーそうなんだー」という感じだったので、そのあたりは谷さんにもう少し考えてほしかったかも。
ヴァランシエンヌの元恋人・カミーユのカチャ(凪七)。いままでに観た中で、一番良いカチャだったような気がします。歌もあぶなげなく、本来ソプラノの歌もきれいに聴かせてくれて、さすがエリザベート経験者、と思いました(^ ^)。芝居も良かったし、華やかなフリルのブラウスにぴったりした上下という衣装も、カチャのスタイルの良さを強調して、、、なのに、いかにも責任能力のなさそうな、「吟遊詩人」らしい浮わっついた雰囲気もちゃんとあって(←誉めてます)、ヴァランシエンヌが迷う気持ちも理解できたし……とにかく、いろんな点がとても良かったです!
ヴァランシエンヌの夫にしてパリ駐在のポンテヴェドロ大使・ツェータ男爵のマギー(星条)。
いやはや、がんばってましたね。ツェータは原作でもコミカルな役なのですが、暑苦しいくらいがんばって笑いを取りに来ていて……もう少し軽やかに演じてくれるとお洒落な作品になるのですが、あれはあれで、月組らしくていいのかも、と思いました(^ ^)。
ヴァランシエンヌの最後の台詞は、私が以前観たオペレッタにはなかったと思うので、これはタカラヅカオリジナルだと思うのですが(違ったらすみません)、、、ツェータもツェータなので、そういう展開もありだね、と、すとんと納得できる空気が出来ていたと思います。谷さんとは相性が良いのかな……。
「貧乏貴族」の二人、ベルギー大使サン=ブリオッシュ(紫門)と、スペイン大使カスカーダ子爵(煌月)。歌もがんばっていたし、芝居も息のあったところを見せてくれて、面白かったです。
それぞれ、まゆぽん(輝月)の奥方オルガ(夏月)とサン=ブリオッシュ、朝霧くんの奥方シルヴィアーヌ(白雪)とカスカーダがそれぞれ恋仲になって、嫉妬深い夫と騒ぎになるところもテンポがよくて、主っ白かったです。
あ、でも、一番の見せ場は、大団円後の総踊りで、お互い相手がいなくて仕方なく二人で踊っている間に何かが芽生えてしまうあたり、でしょうか。。。いや、あの場面、ホントに面白かったっす。ぜひ真ん中ばかりでなく、あのカップル(?)も観てやってください。
ピンポイントな役ですが、ダニロに迫る老婦人役の真愛さんもキュートで可愛かったなあ~。デコルテが綺麗で、その年齢(老婦人)でそのデコルテは無理があるわーと思いながら観ておりました(^ ^)。
ダニロの従者・ニエグシュ(暁)と、ツェータの従者・ルクシッチ(春海)。超下級生の二人ですが、大量の台詞があって、しかも「会話」の間がが重要な役を、またえらい下級生にふったなあ、と思いましたが。。。役が与えられたからには、まずは発声からがんばってほしいな、と思いました。。。特に暁くんは、元々すごいダンサーなのだし、マキシムのダンサーのほうが本人のためにも良かったんじゃないかと思うのですが。。。まあ、劇団としては芝居の出来る子に育てたいんでしょうね。期待値が高くて大変だと思いますが、頑張ってほしいな、と思います。
それにしても、この作品の最大の魅力は、マキシムのダンサーたちでしたね……!!
ボーイたち(貴千、隼海、朝美、夢奈、蓮)、ガールズ(玲実、風凛、楓、叶羽、桜奈、海乃)、彼らによる華やかなショーの素晴らしさ。オッフェンバックの音楽を使った大カンカンは、何度でも観たくなる迫力で、、、本当に楽しかった!!
センターで踊るまんちゃんと、両脇を固めるゆーみん・あーさ。この3人のダンスは本当に恰好良い!!もちろん、夢奈・蓮も素晴らしかったし、ガールズの華やかさと確かな技術あってこそのカンカンなのですが。一分の隙もなく構築され、一瞬も止まることを許されないクライマックス感に、とても感動しました!
いろいろ懸念はありましたが、可愛い月組っ子が、みんな幸せそうに歌って踊って芝居していて、みんなが「何か」を掴もうとしているのが感じられて、とても良い公演だったと思います。
千秋楽まで、怪我のないように(←またすぐに次の公演が控えているので!!くれぐれも!)、そして、悔いのないよう、がんばってほしいなと思います。
月雲メンバーも、それ以外も、どうぞ集中して、公演を楽しんでください♪
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2014年のタカラヅカ
2013年12月7日 宝塚全体・OG春の星組ラインナップが発表されました♪
シアターオーヴは、ミュージカル「太陽王」。
噂には聞いたことがありますが、まだ音楽もきいたことがないので、とても楽しみです♪ 趣味のバレエでも有名なルイ14世ってことは、がっつりバレエシーンがあるのかな。だから礼音くん?だったらすごく楽しみー。
それにしても、「ナポレオン」といい「ルイ14世」といい、、、星組さんは、妙なところで祐飛さんと縁があるのは面白いですね。「薔薇の封印」で祐飛さんが演じたフィリップ王子は登場するのでしょうか……?誰がやるんだろう(興味津々)
作・演出は木村さん。木村さんで海外ミュージカルっていうと、「アーネスト・イン・ラブ」を思い出しますね……あれは楽しかったなぁ(*^ ^*)
そして、まさかの「第二章」東上!思いの外早かったので驚きました。一回しか観られなかったので、もう一度観られるのは嬉しいです♪♪
「おかしな二人」の時みたいに、違う組で再演されるかも、と思っていたのですが、やっぱりジェニファーはねねちゃんしかいないのかな。嬉しいな嬉しいな嬉しいな♪
もう一つは、バウ公演「かもめ」。
礼くん、バウ初主演おめでとうございます!!
当然、礼くんがコスチャですよね。そうなると、ヒロインはニーナになるのかな? 誰がやるんだろうなあ。
その配役だと、アルカージナとトリゴーリンが誰になるのか気になる……!!天寿さん、トリゴーリンを演じてくれたら嬉しいんですが、、、どうだろう。あまり老け役経験のないひとですが、男役10年のこのタイミングで新境地を開拓してくれたら、嬉しくて泣きます私。
そして、アルカージナは、はるこちゃん(音波)でどうでしょうか!!(←誰に)(本当はねねちゃんに出てほしいところだけど……そうもいかないか)
ここしばらくヒット続きの小柳さん。どんな切り口でくるのか、とても愉しみです。
……っていうか!!
星組は「New Wave」いつやるの!? 今でしょっ!? まさかまさかまさか、花と月だけで打ち止めとかないよねっ!?全組やると信じて疑ってないんですけど!!年末に、全ツとドラマシティとバウの3つに分けるほど人材豊富だったっけ星組……2年越しでやるの?なんで?にゃーーー(泣)
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シアターオーヴは、ミュージカル「太陽王」。
噂には聞いたことがありますが、まだ音楽もきいたことがないので、とても楽しみです♪ 趣味のバレエでも有名なルイ14世ってことは、がっつりバレエシーンがあるのかな。だから礼音くん?だったらすごく楽しみー。
それにしても、「ナポレオン」といい「ルイ14世」といい、、、星組さんは、妙なところで祐飛さんと縁があるのは面白いですね。「薔薇の封印」で祐飛さんが演じたフィリップ王子は登場するのでしょうか……?誰がやるんだろう(興味津々)
作・演出は木村さん。木村さんで海外ミュージカルっていうと、「アーネスト・イン・ラブ」を思い出しますね……あれは楽しかったなぁ(*^ ^*)
そして、まさかの「第二章」東上!思いの外早かったので驚きました。一回しか観られなかったので、もう一度観られるのは嬉しいです♪♪
「おかしな二人」の時みたいに、違う組で再演されるかも、と思っていたのですが、やっぱりジェニファーはねねちゃんしかいないのかな。嬉しいな嬉しいな嬉しいな♪
もう一つは、バウ公演「かもめ」。
礼くん、バウ初主演おめでとうございます!!
当然、礼くんがコスチャですよね。そうなると、ヒロインはニーナになるのかな? 誰がやるんだろうなあ。
その配役だと、アルカージナとトリゴーリンが誰になるのか気になる……!!天寿さん、トリゴーリンを演じてくれたら嬉しいんですが、、、どうだろう。あまり老け役経験のないひとですが、男役10年のこのタイミングで新境地を開拓してくれたら、嬉しくて泣きます私。
そして、アルカージナは、はるこちゃん(音波)でどうでしょうか!!(←誰に)(本当はねねちゃんに出てほしいところだけど……そうもいかないか)
ここしばらくヒット続きの小柳さん。どんな切り口でくるのか、とても愉しみです。
……っていうか!!
星組は「New Wave」いつやるの!? 今でしょっ!? まさかまさかまさか、花と月だけで打ち止めとかないよねっ!?全組やると信じて疑ってないんですけど!!年末に、全ツとドラマシティとバウの3つに分けるほど人材豊富だったっけ星組……2年越しでやるの?なんで?にゃーーー(泣)
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真瀬はるか in 渋谷【2】
2013年12月6日 宝塚全体・OG渋谷の「マウントレーニアホール」にて、真瀬はるかライヴ「MANASE HARUKA LIVE〜GOLD〜」に参加してまいりました!
仕事が全然終わらなくてちょっと遅れてしまいましたが(すみません)、女子力UP!した可愛い真瀬の、サイコーの歌と楽しいMD(MCじゃなくて“漫談”のMDだそうな)と客席コラボで、とっても楽しい時間でした♪♪
ライブ当日の楽しい様子はこちらからどうぞ♪
http://ameblo.jp/haruka-manase/
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仕事が全然終わらなくてちょっと遅れてしまいましたが(すみません)、女子力UP!した可愛い真瀬の、サイコーの歌と楽しいMD(MCじゃなくて“漫談”のMDだそうな)と客席コラボで、とっても楽しい時間でした♪♪
ライブ当日の楽しい様子はこちらからどうぞ♪
http://ameblo.jp/haruka-manase/
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東京芸術劇場プレイハウス(旧:中ホール)にて、NODA・MAP 第18回公演「MIWA」を観劇いたしました。
当年とって78歳の美輪明宏(78才)をモデルに、「アンドロギュヌス」というフリークス(古田新太)に憑かれた美青年の半生を宮沢りえが演じきり、「昭和」の空気を見事に再生した舞台でした。
私は美輪さんの舞台は観たことが……もしかしたら無いのかしら?チラシを観るたびに観たいとおもっていたけど……結局、観ていないような気がします。
そんな私ですが、とても面白かったです。
主演の宮沢りえさんが瑞々しく美しく、そんなに似ているわけではないのでしょうけれども、こういう魅力のある人だったんだろうなあ、と、素直に納得できる気がしました。愛する人にすべてを否定され、あらゆる辛酸を舐めたひとが、ラストに辿りついた澄明な笑顔の美しさ。彼「女」の人生のすべてを観て、呑みこんできた「楽屋の鏡」ごしにみるその輝きに圧倒されて、茫然と見送ることしかできませんでした。
お目当てだった浦井健治さんは、銀巴里時代の歌手仲間。同性愛者であることを母親に否定されて死を選ぶ若い美青年の役で、「StarS」武道館コンサートで見せていたボケボケなイメージからは想像もつかない感じでした(←いまさら)。そして、タイツ姿で何度も脚線美を披露してくださいましたが、さすがでした。。。(なにが)
池田成志さんの七変化っぷりというか、たくさんの役の演じ分けもすごかったけど、それをあっさりネタにして「僕がここにいるから、オーナーは帰って来られないんだよ」とか言わせちゃう野田さんってやっぱり神だなあ、と思うのです。。。
古田さんの「アンドロギュヌス」の存在感はさすがすぎて、なんというか、飛び道具でしたね。野田作品では定番ともいえる、「いつも傍にいる」と約束してくれたフリークス。
決して美しくはない「化けもの」なのに、ぶっきらぼうに丸山少年を慰め、彼に生きる力を与えていたアンドロギュヌス。長じて自分の脚で歩きだし、銀巴里に居場所を見つけた彼がアンドロギュヌスを必要としなくなるとあっさり離れ、またっさりと戻ってくるあたりの展開もさすが。アンドロギュヌスが去った後、無意識にあたりを探る丸山青年の視線が寂しかったし、戻って来た時の感動的な演出のいっさいないさりげなさがとても好きでした。
野田さんがこの作品を思いついた次点で、すでに古田さんの登場は決定だったのだろうな、と思いました。
演出的に秀逸だったのは、原爆後の光景でしょうか。「世界」を覆う黒い薄布の下、苦しみもがく芝居にみせて、こっそり黒服に着替えていた「死体」たち。2階席の最後方センターの立ち見席から見下ろしたその光景は、巨大な光と熱量によって一瞬に焼けただれ炭になった人々の表現として、実にリアルでうつくしくて、凄惨で。
……そして、その「世界」を踏みつけて歩く「美少年」の輝かしさが眩しかった。踏みつけて、踏みしめて、彼は歩む。凄惨な世界の中を、諦めることなく、飽きることもなく、ただ、まっすぐに、「美」をもとめて。
それにしても!!
プログラムにある高校生時代の美輪さんの美しさには思わず息をのみました……まさに「奇跡の美貌」。あれはもはや、平凡な幸せなど望んでも得られないだろうから、ああやって燃え上がるしかなかったのだろう、と、、、すごくいろんなことがすとんと落ちた、そんな気がしました。
舞台とは全く関係ありませんが。
芸劇に行ったのは久しぶりだったのですが、建物の中の吹き抜けの空間に、正面から見ると羊の頭で、裏から見るとなんだかよくわからない容をした、不思議なバルーンオブジェ(?)があったのですが、、、あれはいったい何なのでしょうか?
昔読んだ童話「はなはなみんみ物語」に出てくる“おそろしい羊びと”を思い出したのは私だけ? 山を囲む雲が凝って生まれた化物、という設定にぴったりの姿だったんですが……(怖)
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当年とって78歳の美輪明宏(78才)をモデルに、「アンドロギュヌス」というフリークス(古田新太)に憑かれた美青年の半生を宮沢りえが演じきり、「昭和」の空気を見事に再生した舞台でした。
私は美輪さんの舞台は観たことが……もしかしたら無いのかしら?チラシを観るたびに観たいとおもっていたけど……結局、観ていないような気がします。
そんな私ですが、とても面白かったです。
主演の宮沢りえさんが瑞々しく美しく、そんなに似ているわけではないのでしょうけれども、こういう魅力のある人だったんだろうなあ、と、素直に納得できる気がしました。愛する人にすべてを否定され、あらゆる辛酸を舐めたひとが、ラストに辿りついた澄明な笑顔の美しさ。彼「女」の人生のすべてを観て、呑みこんできた「楽屋の鏡」ごしにみるその輝きに圧倒されて、茫然と見送ることしかできませんでした。
お目当てだった浦井健治さんは、銀巴里時代の歌手仲間。同性愛者であることを母親に否定されて死を選ぶ若い美青年の役で、「StarS」武道館コンサートで見せていたボケボケなイメージからは想像もつかない感じでした(←いまさら)。そして、タイツ姿で何度も脚線美を披露してくださいましたが、さすがでした。。。(なにが)
池田成志さんの七変化っぷりというか、たくさんの役の演じ分けもすごかったけど、それをあっさりネタにして「僕がここにいるから、オーナーは帰って来られないんだよ」とか言わせちゃう野田さんってやっぱり神だなあ、と思うのです。。。
古田さんの「アンドロギュヌス」の存在感はさすがすぎて、なんというか、飛び道具でしたね。野田作品では定番ともいえる、「いつも傍にいる」と約束してくれたフリークス。
決して美しくはない「化けもの」なのに、ぶっきらぼうに丸山少年を慰め、彼に生きる力を与えていたアンドロギュヌス。長じて自分の脚で歩きだし、銀巴里に居場所を見つけた彼がアンドロギュヌスを必要としなくなるとあっさり離れ、またっさりと戻ってくるあたりの展開もさすが。アンドロギュヌスが去った後、無意識にあたりを探る丸山青年の視線が寂しかったし、戻って来た時の感動的な演出のいっさいないさりげなさがとても好きでした。
野田さんがこの作品を思いついた次点で、すでに古田さんの登場は決定だったのだろうな、と思いました。
演出的に秀逸だったのは、原爆後の光景でしょうか。「世界」を覆う黒い薄布の下、苦しみもがく芝居にみせて、こっそり黒服に着替えていた「死体」たち。2階席の最後方センターの立ち見席から見下ろしたその光景は、巨大な光と熱量によって一瞬に焼けただれ炭になった人々の表現として、実にリアルでうつくしくて、凄惨で。
……そして、その「世界」を踏みつけて歩く「美少年」の輝かしさが眩しかった。踏みつけて、踏みしめて、彼は歩む。凄惨な世界の中を、諦めることなく、飽きることもなく、ただ、まっすぐに、「美」をもとめて。
それにしても!!
プログラムにある高校生時代の美輪さんの美しさには思わず息をのみました……まさに「奇跡の美貌」。あれはもはや、平凡な幸せなど望んでも得られないだろうから、ああやって燃え上がるしかなかったのだろう、と、、、すごくいろんなことがすとんと落ちた、そんな気がしました。
舞台とは全く関係ありませんが。
芸劇に行ったのは久しぶりだったのですが、建物の中の吹き抜けの空間に、正面から見ると羊の頭で、裏から見るとなんだかよくわからない容をした、不思議なバルーンオブジェ(?)があったのですが、、、あれはいったい何なのでしょうか?
昔読んだ童話「はなはなみんみ物語」に出てくる“おそろしい羊びと”を思い出したのは私だけ? 山を囲む雲が凝って生まれた化物、という設定にぴったりの姿だったんですが……(怖)
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星組大劇場公演『眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に― 』の、その他配役が発表されました。
「主な配役」が発表されたときの日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20131112
さすが小池さん、ほぼ全ての人物を網羅してきましたね。。。すごいなあ。
ナポレオンの家族がらみでは、弟リュシアン(如月)と妹カロリーヌ(早乙女)、ポーリーヌ(妃海)が発表されました。エリザ(夢妃)とルイ(夏樹)も弟妹でしょうか?ジロラモもそのうち発表されるのでしょうか。
彼の愛人となることを断ったレカミエ夫人(優香)は出てくるけど、愛人たちはまだ出てこないですね。この後でるのか、それともいないのか。あ、でも、後妻にしてナポレオン二世の母親、マリー・ルイーズ姫(綺咲)は発表されましたね。良かった、ママが出てくるなら、ナポレオン二世が語り手となってもおかしくない(^ ^)。
ジョゼフィーヌがらみでは、愛人のイッポリト大尉(十碧)くらい、かな?
政治家では、シェイエス(美城)とロベスピエール(輝咲)が判明。そうだよね、いないはずはないよね(^ ^)。「日のあたる方へ」で抜擢された輝咲くんのロベスピエールは楽しみです♪ しかし、彼のもう一つの役、ミシェルは何だろう。。。?
オージュロー(海)、マッセナ(汐月)、ベシェール(漣)はナポレオンの元帥。
ロシア皇帝アレクサンドルI世(麻央)はそのままですが、ローマ法王(瀬稀)……って、ピウス六世か7世か、そのあたりでしょうか。固有名詞ではなく役職名なのは何か意味があるのかもしれませんが。
マリア・テレジアの夫にしてマリー・テレーズの父フランツ一世は、一樹さんが演じるってことはナポレオン二世の庇護者として出てくるのでしょうか。ナポレオン本人とは一歳しか違わない人ですから(^ ^)。
オランプ(白妙)は、女権活動家のオランプ・ド・グーシュでしょうか。あと、ダヴィッド(大輝)はポスターにもなった例の肖像画を描いたジャック=ルイ・ダヴィッド?
最初の発表でいないなーと思った人は、だいたい出てきましたね。あと謎なのはナポレオンの愛人たちくらい?
それにしても、リュシアンはやっぱりハンケチを振ってくれるのでしょうか?(←もしもし?齋藤さんに毒されてますよ?)
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「主な配役」が発表されたときの日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20131112
さすが小池さん、ほぼ全ての人物を網羅してきましたね。。。すごいなあ。
ナポレオンの家族がらみでは、弟リュシアン(如月)と妹カロリーヌ(早乙女)、ポーリーヌ(妃海)が発表されました。エリザ(夢妃)とルイ(夏樹)も弟妹でしょうか?ジロラモもそのうち発表されるのでしょうか。
彼の愛人となることを断ったレカミエ夫人(優香)は出てくるけど、愛人たちはまだ出てこないですね。この後でるのか、それともいないのか。あ、でも、後妻にしてナポレオン二世の母親、マリー・ルイーズ姫(綺咲)は発表されましたね。良かった、ママが出てくるなら、ナポレオン二世が語り手となってもおかしくない(^ ^)。
ジョゼフィーヌがらみでは、愛人のイッポリト大尉(十碧)くらい、かな?
政治家では、シェイエス(美城)とロベスピエール(輝咲)が判明。そうだよね、いないはずはないよね(^ ^)。「日のあたる方へ」で抜擢された輝咲くんのロベスピエールは楽しみです♪ しかし、彼のもう一つの役、ミシェルは何だろう。。。?
オージュロー(海)、マッセナ(汐月)、ベシェール(漣)はナポレオンの元帥。
ロシア皇帝アレクサンドルI世(麻央)はそのままですが、ローマ法王(瀬稀)……って、ピウス六世か7世か、そのあたりでしょうか。固有名詞ではなく役職名なのは何か意味があるのかもしれませんが。
マリア・テレジアの夫にしてマリー・テレーズの父フランツ一世は、一樹さんが演じるってことはナポレオン二世の庇護者として出てくるのでしょうか。ナポレオン本人とは一歳しか違わない人ですから(^ ^)。
オランプ(白妙)は、女権活動家のオランプ・ド・グーシュでしょうか。あと、ダヴィッド(大輝)はポスターにもなった例の肖像画を描いたジャック=ルイ・ダヴィッド?
最初の発表でいないなーと思った人は、だいたい出てきましたね。あと謎なのはナポレオンの愛人たちくらい?
それにしても、リュシアンはやっぱりハンケチを振ってくれるのでしょうか?(←もしもし?齋藤さんに毒されてますよ?)
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