ミュージカル「レ・ミゼラブル」凱旋公演、千秋楽おめでとうございます!


千秋楽のカーテンコールで、2015年の再演が発表されたそうですね!30周年となる2017年も上演するでしょうから、しばらくは2年に一回ペースで上演していくのでしょうか。
演出は変われども、作品が元々持っている力はしっかり継承されて、、、むしろ、短縮版で消えてしまったものがほんのりと戻ってきたような気がして、十数年ぶりに感動できた公演でした。

2015年が楽しみです♪♪
願わくば、「心は愛に溢れて」リプライズがフルバージョンに戻っていますように(祈)



大した回数を観たわけではないのですが、印象に残ったキャストについては簡単に書かせていただきます。
全キャストを観たわけではないので、お気にさわる点がありましてもご容赦くださいませ。


まずは、なんといってもファンティーヌのたっちん(和音美桜)。
これはもう、宝塚ファンの贔屓目抜きで、、、というか、十周年時代からの「レ・ミゼラブル」のファンとして、歴代でも3本の指にはいるハイクオリティなファンティーヌだったと言いたいです。
ただ、一点残念だったのは、、、鬘はもう少しどうにかならなかったのかな、と。新演出になって、ファンティーヌが髪を切る場面で袖に引っ込むようになったので、鬘替えもしやすくなったと思うのですが、、、むしろ、過去の公演より頭が大きく見える鬘になったのは何故なのでしょう。前回の公演(旧演出というか短縮版)でのたっちんファンテは、見た目もとても可愛かったのに~!!


バルジャンとジャベールは、吉原光夫さんと鎌田誠樹原さんの、コンビが好きでした。力強さと優しさ(丸さ)のある吉原バルジャン、切ないほど一途で生真面目な鎌田ジャベール。どちらもとても好きです。芝居の相性がいいんだな、と思いました。


マリウスとコゼットは、山崎育三郎くんと若井久美子さんのコンビがイチオシでしょうか(*^ ^*)。歌も安定していて、しかも声質が合っているというか、ピッチがあっていて、デュエットがとても素敵。見た目にもとてもお似合いで、とくに二幕で髪をアップにして大人っぽくなった若井コゼットの美しさは衝撃的でした。芝居もすごく好きだった……凱旋公演ではどうしても予定が合わなくて若井さんのコゼットが観れなかったのですが、最後にもう一回観てみたかった!!2015年にも出演してくださることを祈ります。


個人的にKENTAROさんのテナルディエがツボでした。二枚目系のテナルディエ、好きなんです。
テナルディエ夫人は、今回出演された3人(森公美子、浦嶋りんこ、谷口ゆうな)とも似たようなタイプで、森さんの後継者を探しているのかなーという気がしました。似たような雰囲気に似たような役づくりだったし……夏木マリさんや大浦みずきさんが演じていたようなタイプのテナルディエ夫人は、もう出てこないのでしょうか。。。


あとは、なんといっても今回のヒットは、菊地まさはるさんのグランテールです!
もともと、グランテール好きなので気にしてはいたのですが、今回は本当に良かった(はぁと)。優しくて温かくて不器用で、子供が大好きで無力な、一人の青年。「恵みの雨」の跡や「共に呑もう」での芝居が観るたびに違っていて、どれも好きでした。演出の変更も良い方向に作用していたような気がします。
とにかく、大好き!でした(^ ^)。



新演出になって、学生たちや女たちの服装も立ち位置もだいぶ変わってしまったので、数回観た程度ではなかなか見わけられないのですが、、、だいぶ覚えてきたので、次の公演ではしっかりチェックしたいと思います♪
2015年のキャスト発表、楽しみにしています!


「デルフィニア戦記」などを書かれた作家・茅田砂胡さんが、作家生活20年を記念して作られた、ほぼ全ページ書き下ろしで700ページ強の本。


……いや、まあ、京極夏彦の一連の本を見ているので、そんなもんかと思うのですが。でも……あまりに重たくて持ち運べないし、分厚すぎて結構読みにくい(T T)一所懸命拡げて読んだけど……やりすぎ注意、ですね。バラけたりしたらどうにもならないし。いやあ、いまの製本技術ってすごいなあとしみじみ思いました……(^ ^;ゞ。


内容は、基本的に茅田さんの人気シリーズ(デルフィニア戦記、桐原家、もものき事務所、レディ・ガンナー)の番外編……の、新作(^ ^)と、イラストを描いていた沖麻実也・鈴木理華・成る瀬かおり・睦月ムンクの書き下ろし漫画など。他にインタビューや対談も少し。これで1500円は安い……かも(^ ^)
デルフィニア戦記番外編の「紅蓮の夢」をドラマ化したCDつきの豪華版もありますが、このCDがなかなか良かったです。「デルフィニア戦記」、アニメ化すればいのになー(←とっくにしてたらすみません)。



私が好きで読んでいる作家さんの中では比較的順調に新刊が出ている方なので、これからもがんばってほしいなと思います。最近ちょっとストーリーが弱いものが多いのですが、キャラクターの魅力と文章のテンポの良さでついつい読んでしまう(^ ^)。次の新刊を楽しみにしています!!


府中の森芸術劇場にて、月組全国ツアー公演「JIN/Fantastic Energy」を観劇いたしました。


雪組さんで上演されてから、1年ちょっと。東京組の猫にとっては、ちょうど一年、、、という気がする再演ですが、ずいぶん雰囲気の違う作品に仕上がったな、と思いました。

初演はやっぱり、トップコンビのサヨナラ公演で、他にも花帆杏奈ちゃんや詩風翠さんも卒業で……作・演出の齋藤さんの愛情がいっぱいに詰まった、思い出深い作品でした。
今回、全国ツアーということで10分ほど短くなり、詩風さんが演じた佐吉は役ごとなくなり、杏奈ちゃんの夕霧(都月)も最後の見得切りがなくなって、、、全体に枝葉が刈りこまれて、すっきりしたような気がします。

ただ、同時に主筋まで刈り込んでしまったような、そんな印象もありました。原作は長大な連作作品ですし、齋藤さん自身も初演を群像劇として組み立てていたと思うので、周囲のエピソードをおさえると、結果的に主筋も沈んでしまうんだと思うんですよね。
あと、舞台機構ですが、意外に銀橋の有無はこの作品に大きな影響を与えているなと思いました。銀橋の上と本舞台に分かれることで、「現代」と「過去」の距離感(遠さ)が感覚的に理解でき、「彼岸と此岸」にちゃんと見えたんですよね。それが、同じ本舞台で並んでしまうと、理性でワンクッションおかないと納得できないところはあるな、と。

まあでも、沢山のキャラクターが真剣かつ笑顔でその「時代」を生きていて、その、月組らしい端正な小芝居がすごくよかったです(*^ ^*)。まだ公演は始まったばかりなのに、いい空気ができているなと。これで、仁先生が「この場所で生きていく」と決意するまでの心境の変化と、決意した後の柔らかさが見えてくるとぐっと面白くなるはずなので、まさおには、もっと周りを信じて、劇場の空気に乗っかってほしいなと思いました。


橘咲のちゃぴ(愛希)は、とにかく可愛くて健気で一途な咲でした。……あの泣き虫ちゃぴが、龍馬も恭太郎も倒れ、仁先生もいなくなった後、仁友堂を泣きながら守ったんだなあと思うと泣けてくるんですよね(T T)。
「武士の娘」らしい強さはみみちゃん(舞羽)の方が上だったかなと思いますが、ちゃぴの健気さというか、必死で虚勢をはって「咲は武士の娘です!」と譲らないところが本当に可愛くて、ですねっ!!!(←落ち着け)


龍馬のコマちゃん(沙央)は、見た目の豪放磊落さと心奥の底知れなさのギャップをちゃんと表現していて、とても素敵でした♪ 口にする言葉や仁たちに見せる行動の軽やかさと、腹の中に抱えたモノの熱量のバランスがよくて、とても納得できる龍馬でした。
チギちゃんの二面性のある龍馬も良かったし、キムちゃんの仁にはその方が似合っていたような気がしますが、直情的なまさおの仁には、懐深く理想を抱えた優しい龍馬がとても合っていたような気がします。
公演後半の龍馬を観てみたかったです。。。。全国ツアーって難しいなあ(涙)


恭太郎のみやるり(美弥)。まっつ(未涼)の恭太郎もすごく好きだったけど、みやるりもとても良かったです!「あなたのそういうところが嫌いなんだ!」の言い方とか、記憶の中のまっつはもっと嫌みな感じでしたが、みやるりはちょっと諦めたように言うのが印象的でした。雪組版だとトップ同期のまっつが恭太郎で87期のチギちゃんが龍馬でしたが、月組は逆にトップ同期のコマちゃんが龍馬で下級生のみやるりが恭太郎で、、、どちらもありだけど、脚本的には恭太郎が下位のほうが解りやすいな、と思いました。(←言葉遣いとか)
妹の咲への愛情と、茜(晴音)をはじめとする町娘たちへの優しさと、旗本の総領息子としての信念と、そして、勝先生の弟子としてのプライドと確信と。恭太郎という人物を形成するさまざまな要素をちゃんと「一人の人物」としてまとめあげてくれて、物語のクライマックスでの行動にも説得力がありましたし、青天姿も素敵でした(*^ ^*)
殺陣は……がんばれ!!


勝先生のるうちゃん(光月)。初演がみっちゃん(北翔)だっただけに、ちょっと心配していたのですが、どうしてどうして、素晴らしかったです!!ちゃきちゃきの江戸っ子で、幕府の重鎮で、子供のように好奇心でいっぱいな、立派な大人。早口でべらべら喋っているのに、五月蠅くない落ち着いた声、芝居の間合いの良さ。とにかく、出過ぎず引きすぎずで、文句なく本当に良かったです!こういう役だったのか……と目から鱗でした。そして、あらためて新人公演の真那くんの勝先生を観たかった……!!と思いました(^ ^)。CSさん、早く流してくれないかなあ(^ ^)(12月に本公演の1st runなんだから、まだだいぶ先じゃない?)


佐分利先生のとしちゃん(宇月)と、山田先生のからんちゃん(千海)。可愛かった!!出演者が半分になったあおりで、仁友堂のメンバーは全部カットされてしまったので、完全にこの二人+仁と咲の4人で切り盛りする羽目になったわけですが(^ ^)、とても和気藹藹と盛り上がっていて、楽しそうに演じてくれていました。
仁先生が「この場所で生きていく」と決意するには、まずはやはり仁友堂のメンバーの笑顔が重要なわけで、月組の誇る芝居巧者な二人ががっつり組んで芝居している仁友堂は、本当に楽しそうな空気があったと思います。小柄な二人ですが、態度や話し方で鷹揚な雰囲気を醸し出していたからんちゃんと、ひたすら猪突猛進で明るい人物を楽しそうに演じていたとしちゃん。月組の芝居力もまだまだ大丈夫、嬉しかったです。


高岡さまのちなつちゃん(鳳月)。いやはや、89期の恭太郎どころか、87期の龍馬より、ちゃんと格上に見える92期のちなつちゃんの貫録は、さすが、皇子経験者は違いますね(←そこ?)。
丸顔の白い頬に傷、という、齋藤さんお得意のキャラクター(初演も再演も)ですが、他の人のエピソード場面が細かく削られている分、フルで残った高岡さま(←元々出番が少なかったともいう)は、初演より印象が強くなっていたような気がします。
アルバイトの町人も可愛かったです~(*^ ^*)。


千吉のたまきち(珠城)。初演のともみん(夢乃)とはずいぶん印象が違っていて、驚きました。ともみんの千吉は可愛かったけど、たまきちは恰好良かった(*^ ^*)。生真面目で実直で不器用で、とても優しい千吉……たまきちの茂次とか、案外似合うんじゃないかなんて思いました。(嫁に来るのか来ねぇのか、どっちでぃっ!?)(あー、でも、たまきちは尻に敷かれている姿が似合うから、茂次は違うかも……?)



他にも、中岡慎太郎(美翔)の傾城的な美しさだとか、読売(響)の大活躍っぷりだとか、ルロンさん(瑞羽)の違和感のなさだとか、いろいろ語りたいことはたくさんあるのですが。

とりあえず、一つだけ叫んでもいいですか。
ちゅーちゃん(咲希)のお駒さんが観たかったよーーーーっ!!





それにしても。
一年前、雪組さんは東宝で「仁」を上演していたわけですが、月組トップコンビは、そのちょっと前まで「愛するには短すぎる」で全国を回っていたんですよね……。
まさおのフレッド、可愛くて好きだったなあ……(←莫迦な子ほどかわいい)(CS放送鑑賞なう)。
仁は現代人だから、作品の舞台は江戸時代がメインでも、オスカルやアンドレやビルやルパンより、フレッドにずっと近い役だと思うのですが……まさおの台詞回しは、むしろルパンに近いですよね。なぜ?齋藤脚本の仁先生は、あんまり発散系の人物像ではないから……でも、もうちょっと現代人っぽい喋り方でも構わないと思うんだけどなあ……(ぶつぶつ)



2日程遅れてしまいましたが、花組公演千秋楽おめでとうございます!


千秋楽は観られませんでしたが、CSニュースの映像をみて、朝からちょっとうるっときました。お芝居の方、裁判シーンでのモラン(春風)の激情と、兄に抱きしめられて茫然とするマリージョゼフ(華形)、という、私のツボ場面を二つともとらえてくれて、CSさんありがとうありがとうという気持ちです。



みーちゃん(春風)、こと華さん、蘭舞さん、ご卒業おめでとうございます。

もう、いまさら何も言うことはありませんが……ただただ、いま、このときに翔び立つ決心をしたことを絶対に後悔しないで、新しい道をまっすぐに進んでいってほしい、、、と。
希みはただ、それだけです。



お芝居もショーも、大好きな作品となった今回の公演。
蘭寿さんという素敵なトップさんのもとで、伸び伸びと舞台を楽しんでいる花組に、乾杯。



大阪のシアターBRAVAにて、「滝の白糸」千秋楽を観劇いたしました。


東京(シアターコクーン)で観劇したあとの日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20131008

あれからもう1ヶ月以上が過ぎて、コクーン公演がとっくにおわり、BRAVAで初日をあけて1週間。
もやは、全然違う作品を観ているかのような気さえしました。

コクーンの初日頃にはまだ『少女』だったお甲が、いつの間にやらすっかり大人になって、艶やかに美しく、魅力的でした。アリダ青年(窪田)に「娼婦……!!」と罵られるだけのことはある、裏も表もある危険な存在。『ピュアで真っ直ぐ』という本質は変わらないけれども、もう『少女』とはいえない、リアルな艶のある“女”がそこにいました。
ちょっとした仕草や動きも短い時間にずいぶん洗練されて、柔らかくなったな、と感心しました。

まだ若い窪田くんの成長っぷりも本当にお見事で、初日頃を思えば本当に自由に舞台の上で呼吸をしていらっしゃいましたし、「女優」としてはまだわずか1ヶ月しか生きていない祐飛さんの進化っぷりもさすが。
ベテラン平さんでさえ、随分こなれて雰囲気が変わってきたくらいですから、あの戯曲のもつ力も大きいのかな、と思いますが、、、千秋楽は、平さん祐飛さん窪田くんの呼吸も本当にしっくり馴染んで、一つひとつの会話がすごく深くなって……あの理不尽な物語を説得力をもって語ってくれたな、と思います。
なんというか、、、すごい作品に出させてもらったのだな、と、あらためて思いました。

「タカラヅカ」とは真逆の作品で輝いている祐飛さんに逢えて、とても幸せな日々でした(*^ ^*)。

祐飛さん、女優デビュー作の成功、おめでとうございます♪
唐さん、蜷川さん、共演者のみなさま、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました!!


次の舞台を、楽しみにしています(^ ^)。

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眠れない男

2013年11月12日 宝塚(星)
星組大劇場公演「眠らない男」の、一部の配役が発表されました。


集合日から3日目でやっと発表され、しかも一晩明けたら人が増えて、表記の順番も変わっている……という不思議な発表でしたが、とりあえず現時点では以下の通り。初日までにはだいぶ増えると思いますが。

ナポレオン   柚希 礼音
ジョセフィーヌ 夢咲 ねね

バラス     一樹 千尋
グランマルモン 英真 なおき
レティツィア  美穂 圭子
タレーラン   北翔 海莉

スタール夫人  万里 柚美
フーシェ    美稀 千種
クレール    毬乃 ゆい
メッテルニヒ  美城 れん
ジョセフ    十輝 いりす
テレーズ    音花 ゆり
ベルティエ   鶴美 舞夕
マルモン    紅 ゆずる
ブリエンヌ   壱城 あずさ
ナポレオン2世 天寿 光希
オルタンス   音波 みのり
ミュラ     真風 涼帆
ウジェーヌ   礼 真琴


ナポレオンの家族は…レティツィアが母上でジョセフが兄(ナポリ王→スペイン王)ですよね。カロリーヌ(妹)もポーレット(妹)もいないけど、カロリーヌの夫(ナポリ王ミュラ)がいる、っていうのが良く判らない……あと、後妻のマリー・ルイーズはいないけど、彼女の息子ナポレオン2世は登場するんですね……これもだいぶ謎だなあ。
あとは、(家族じゃないけど)秘書ブリエンヌと、腹心の部下マルモンとベルティエ、、、グランマルモンは、マルモンの関係者かな?(違)


ジョゼフィーヌの関係者は……連れ子のオルタンスとウジェーヌ、親友テレーズ、、、くらいでしょうか。ああ、もちろんバラス(パトロン)がいますが(当たり前)、最初の夫も愛人シャルル大尉とかも出てこないんですね。逆に、ナポレオンの愛人ヴァレフスカとか、そのあたりもいないから、宝塚らしい純愛劇になるのかしら。。。それとも、単にキャストが発表されていないだけ?(ありうる)


政治家たちは、ブリュメールのクーデターで倒されたバラスと、倒した側のタレーラン、フーシェ。クーデターの首謀者シェイエス役は、後から発表されるのでしょうか。まあ、クーデター自体にはナポレオンはそんなに深く関わっていないので、その後も長くナポレオンと関わる二人だけでやったことにするのかもしれませんが。
それにしても、このあたりの名前を見ていると、ついつい「トラファルガー」(というか、蘭トムさんのナポレオン)を思い出して懐かしいですね……。


他は、評論家としてナポレオンと対立したスタール夫人と、オーストリアの宰相メッテルニヒ。
ロベスピエールがいないということは、物語の時代は総裁政府時代以降、って感じなのでしょうか。

クレールは……誰だろう?クララ……?




個人的に。ナポレオン2世(天寿)には驚きました。
だって、彼は1811年生まれ。ナポレオンが失脚した時には、まだたったの4歳なんですよ!?義兄ウジェーヌ(礼)が1781年生、義姉オルタンス(音羽)が1783年生、フランツ坊やとは30歳近く違うのに。礼くんより30歳下の坊やを天寿さんが……(- -;ゞ

いくら子役としてティリアンの子供時代をはじめ数々の名演がある天寿さんといえども、さすがに研9になって子役はないと思う(思いたい)ので、、、彼が大人になって(21歳で亡くなるので、それでもかなり若いけど)、自分の父親の人生を調べようとする……みたいなのを物語の発端にしてくれたらなあ、と思ったりします。それだったら、メッテルニヒがさやかさん(美城)なのも納得だし。
でも、もしそうなるとすると、彼の母親が出てこないのは明らかにおかしいから、、、やっぱり違うのかな。早乙女わかばちゃんあたりがマリー・ルイーズとか発表されればいいのですが……本当にどうするんでしょうねえ。

……どうなるにせよ、いかにも出番が少なそうな役名なので、民衆役とかのアルバイトをさせてもらえることを祈っています(切実)(「愛と革命の詩」で、鳳真由ちゃんがアルバイト無しだったので…心配…)。



ところで。
フランツといえば、以前私は、彼を主人公にしたこんな小説を読みました。
http://80646.diarynote.jp/?day=20090407

ライトノベルですが、読み物として普通に面白かったので、お勧めです(^ ^)。
今のタカラヅカだったら、あのゾフィーが似合いそうなのは、はるこちゃん(音波)かなあ?華やかで気の強い、率直で優しいお姫様(はぁと)



花組公演に嵌りすぎて、頭がすっかりテルミドール前で終わっていたのですが、、、一部とはいえ配役が発表されて、テルミドール後もかなり楽しみになってきました。
次に出るのは相関図でしょうか?待ち遠しいな~♪



東京宝塚劇場にて、花組公演「アンドレア・シェニエ」を観劇してまいりました。


大劇場で観てから2カ月。東宝公演が開幕してからでも1ヶ月。今回は長期公演だからあと一週間ありますが、通常ならもう公演も終わりなんですよね。客席も満席で、凄い熱気でした……観客がみんな、一瞬たりとも見のがすまいと舞台にまっすぐ向き合っていたような気がしました。

大劇場で観た時は、「民衆」たちの迫力はすごいけど、肝心の主筋がちょっと弱いような気がしたのと、植田景子さんらしい語り過ぎな脚本と組子たちの過剰な芝居がかみあわずに、全体にメリハリのない芝居になってしまっているな……、なんて思ったのですが、、、いまは、そんな風に思ったことが嘘のように圧倒されっぱなしです。さすが、いま絶好調の蘭寿とむ率いる花組の底力!!(真顔)
蘭寿さんも、蘭ちゃん(蘭乃)も、他のみんなも、本当に素晴らしかったです(^ ^)。



物語の中心となるのは、1789年7月14日の、いわゆる「フランス革命」=バスティーユ陥落当日の朝から、テルミドール(1794年7月28日)の3日前(ってことは7月25日か)までの5年間。フランスはその後も混乱が続き……ナポレオンの戴冠と失脚、王政復古、ナポレオンの100日天下、、、そして、騒乱が一段落して、ルイ18世による第二復古王政の4年目である1819年に、パンジュ侯爵(望海)が、かつて共に生きた革命詩人を回想する、という構成。
アンドレアの遺した詩を読み、彼の生き様を聞くメンバーの中にヴィクトル・ユゴー(真輝)が居ることは、植田景子さんの中ではきっと大きな意味があったのだろうな、と思いました。お隣の帝国劇場で上演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」のジャヴェール警部と、「アンドレア・シェニエ」のモラン(春風)の類似と相違 が印象的だったので。

……しかし、パンジュ侯爵は物語の前半のアンドレアのことは何も知らないはずなので、彼を語り手にするのは無理があると思うんですけどね(^ ^)。



さて、何から書きましょう……まずは、全体の構成というか「構造」について。
ぶっちゃけ、この物語におけるアンドレア・シェニエとは「何」なのか、と。

実際、大劇場で観た時は、「アンドレア本人は何もしていない」という批判(?)に若干首肯するところがあったんですよね。植田景子さんの作品には、主人公の芸術家(あるいは職人)が、自分のやっていることや意義、あるいは世間の評価に悩んで行き詰まり、どん底に墜ちたところで、何かをきっかけに立ち直る……というゴールデンパターンがあり、この作品もその流れだろうという先入観があったのかもしれない、と、今では思います。

でも、先入観をとっぱらって、そういうものだと思って観た東宝公演。一番感銘をうけたのは、蘭寿さん演じるアンドレア・シェニエのゆるぎなさでした。
立っているだけで、この醜い現実ではなく、『理想』の世界だけを見て、『ミューズの聲』だけに耳を傾ける詩人。 こういう存在は、良く言えば「高潔な詩人」だけれども、悪く言えば「現実から目をそむけた無責任な男」にもなりうるわけです。主体的に物語を動かすのはジェラール(明日海)であり、モラン(春風)であり……なによりも、民衆たちの「幸せになりたい!」というひたむきなエネルギーであって、ひたすらに真理を追い求めるだけの『高潔な魂』は、歴史を動かす主体にはなれないのだけれども、それが芸術家の本質であり、そういう存在が鏡になって、一人ひとりが自らが生きる“現実”と向き合うことこそが、景子さんの語りたかった本当のテーマだったのかな、と。

結局のところ、この物語における「アンドレア・シェニエ」は、あくまでもタイトルロールであって、物語を動かす主体ではないということなんですよね。「ジュリアス・シーザー」におけるシーザー、あるいは「銀ちゃんの恋」における銀ちゃんのような、、、彼の存在によって物語は動き、時代をも変えていく。彼(アンドレア)は彼の物語を語っているだけなのだけれども、ジェラールは『理想』と出会ったことで革命の理想を思い出し、マリー・ジョゼフ(華形)は身近すぎる『高潔』に対する羨望と憎悪に苛まれ、、、そして、モランは詩人のみる『夢』の毒に身を灼かれる。
アンドレア自身が何をしたかではなく、彼の存在によって回りがどういう影響を受けたがが主筋なんだな、と納得させられたのでした。



いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、今日はとりあえずここまで。
続きはいつ書けるかなー?



宝塚大劇場宙組公演「風と共に去りぬ」千秋楽、おめでとうございます。


幸運にも友の会で当たったので、日帰りで見送りに行ってまいりました。

本公演の「風と共に去りぬ」については、実は先日Bパターンを観にいっていたのですが、やっとAパターンも観ることができましたので、後でまとめて書きたいと思います。


卒業生関連では、停車場の夢月車掌があちこちから構われていたことくらいしかわかりませんでしたが(←そもそも、1回しか観ていないので普段がどうなのかが解らない)、舞台と客席に漲る緊張感が気持ち良く、集中して観ることができました。

フィナーレは、夢月くんも貴姿くんもロケットでは花をつけていなくて、、、結局、全員パレードでしか花はつけていなかったと思います。……あ、ともちんはセントルイスブルースでつけてたかも?(泣いちゃったので覚えてませんすみません)
紅い衣装をビシっとキメて、客席にウィンクしながら「Comeon’ Baby!」と呼ばわったともちんは、くらっとくるほど素敵でした(はぁと)。




組長さんによるともちんの紹介をはさんで、「悠未ひろサヨナラショー」が開幕。


最初の曲は、「逆転裁判」の主題歌を、若手男役スター陣と一緒に。
エッジワースの扮装で、ビシッと「異議あり!」ポーズを決めるともちん。……きっと、3月には同じ場面がフェニックス・ライトでも(^ ^)再現されるんだろうな、と思ったら、元気が出るはずの曲なのにすでにうるっと(←早い)


曲が終わって群舞がはけると上手から黒い衣装のれーれ(すみれ乃)が登場。エッジワースの例の上着を脱ぎ捨てたともちんと、「逆転裁判3」の最後に踊ったデュエットを。あのデュエット、好きだったのでもう一度観られて嬉しかったです。……いや、振付を全部覚えているわけではないのですが。
この場面のカゲソロは誰だったのかなあ?


場面が終わると、暗転して二人でハケて……着替えの間、どうやってつなぐのかな?と思っていたら、すぐに、シャツの上に白い変わり燕尾の上着だけ羽織ったともちんが再登場!そのまま銀橋に出て、「傭兵ピエール」の「ラ・ピュセル」を熱唱。ともちんのおおらかな優しさが出ていて、ああ、良い歌だなあ……と思いました。

銀橋を上手から下手へ渡ったところで、下手花道の上級生女役さんたちに迎えられ、そのまま「銀ちゃんの恋」の全ツバージョンで追加された専務のソロに。たしか、ここは娘役さんに囲まれていたような……気がします。(違っていたらすみません)
歌い終わったところでどこからともなく緑色に輝くカラータイマーが登場。ちゃんと髪型も“秘書”に合わせて眼鏡まで用意してきたタラちゃん(愛花)を相手に、

「私はキザらないと死んでしまうんだ~!はああ、キザりたい~!」
「……ねえ、いつキザるの?」
「「今でしょ!」」

というネタを披露した末に、

「この指にすべてを託して……異議あり!(←それがキザることなんですか?)……あれっ?これ、カラータイマーじゃないじゃないの!」
「「「ぐっ!」」」

という流れから「銀河英雄伝説」の義眼ソング(←正式タイトル不明)へ。


いやはや、
……サヨナラショーって、泣くものだと思っていたよ……



義眼ソングはほんのワンフレーズで、そのまますぐに「ル・プティ・ジャルダン」の主題歌へ。
明るい流れで、この曲はたしか卒業生4人で絡みながら歌っていたと思います。……さすがに3人とも下級生すぎて、3人だけで歌う曲もないもんね……。もう一曲くらい「ル・プティ・ジャルダン」から歌ってくれるかと思ったのに、これだけだった……ディナーショーに取っておかれてしまったのかな。。。ディナーショーは行けないから悲しい……。



次の曲のイントロは、咄嗟には何の曲だか解らなかったのですが、、、気がついたら泣いてました。

「激情」の、十字架の曲。
本当に好きだったんです、あの場面。観るたびに泣いてたあの頃。あの作品に、下級生として参加していたともちんも、袖で毎日泣いていたのかな、なんて想像しながら。


♪振り返れば そこにはふるさとが いつも俺の心守り続けていた

という歌いだしが、この「風と共に去りぬ」という作品のテーマとも重なって見えて、ひどく切なくて。
ともちんのホセ、観てみたかった……と、これは今だから思うこと。聴いているときは、ただただ泣いてました。

ホセのパートが終わったところでまぁくん(朝夏)に引き継いで、ともちんはいったん退場。
さらにキタロウに歌い継いで、最後にみりおん(ミカエラ)が加わって、コーラスへ。

♪別れの時が来るとわかっても なぜか

サヨナラショーでこういう曲を歌わないでほしい……なぜかじゃないよ、ねえ(T T)(やつあたり)

♪愛すること、生きることは、どうして切ないのか

もともとこの曲は名曲なんですが、まぁくん、キタロウ、みりおんのコーラスが予想外に良くて、ずっと聴いていたい…と思いました。しみじみとした、しずかな追憶の時間。
人が変わり、時代が変わっても、やっぱり宙組はちゃんとコーラスを聴かせてくれる組でいてくれるのかな、と思いながら。




いい加減泣き疲れたあたりで、「明日へのエナジー」のイントロが流れて、ともちんが再登場。
すみません、もうこの頃には頭が飛んでいたので、ともちんが何を着ていたのか、どこから登場したのか、覚えていません(T T)

ただ、覚えているのは、ともちんの笑顔。
温かな、穏やかな、、、最近しばらく視ていなかったような気がする、明るい笑顔。


♪何億光年 彼方の星の光は語る
♪私の血潮には太古の記憶が流れてる

「激情」と「シトラスの風に」。
自分のサヨナラショーに、初舞台でもない下級生時代の作品から二曲選んだともちんの、「宙組」というものへの想いの深さと、熱さ。
宙組の生え抜きとして、「ミスター宙組」であることに誇りをもっていたともちんの、まだろくに役もついていなかった初代・姿月時代への憧憬の美しさと、痛々しさ。

最後に、自分の血潮に流れる「記憶」の色あいを確認したいと思ったのでしょうか。

ペンライトを振りながら、宙組自慢のコーラスに、ノックアウトされながら。
なんでこんなに切ないのかわからないのに、なんだか本当に涙が止まらなくて。

ともちんが去ってしまうから寂しいのも事実だけれども、たぶん、それだけじゃなくて。

宙組が発足したのは、1998年1月。
当時私は、まだ「宝塚ファン」としては初心者もいいところで、「新しい組ができた」ということの大変さなんて、何もわかっていなかったけれども。
それでも、「明日へのエナジー」の真ん中で「♪さあ翔んでゆけ 夢を信じて」と歌っていたずんこさんの姿は、何となく心のどこかに残っているような気がします。

昔が良かったとか、今いる人がどうこうとかじゃなくて。



宙組16年。宝塚100年の歴史の中ではほんのわずかな時間かもしれないけれども、それでもやっぱり、16年分の重みがあって。
その16年がすべてだった人が、いま、この宝塚を、宙組を、翔びたとうとしている。

♪さあ、翔んでゆけ。

私が「宝塚ファン初心者」時代にみた夢が綺麗に昇華されていくのを、涙と共に見送りながら。

♪遮るものはない
♪限りない力と 輝く若さと 夢を信じて

これは、ともちんから、後に残る宙組子たちへのメッセージなのだ、と。





終わって時計を見たら、わずか15分くらいの短いショーでした。

でも、そんな時間にはとても思えない、とても濃くて、笑うだけ笑って、泣くだけ泣いた、感情の起伏の激しい時間でした。

ともちんが、長いこと「宙組」という看板を背負ってきた自負と自信と、そして、愛。
長い時間の間にはいろいろな感情があったと思いますが、、、苦しみも悩みも、そのすべてを昇華させたような、ほんのりと温かなサヨナラショーでした。




挨拶は、下級生3人のほうがしっかりしてるかもしれん、なんて危惧したりもしたのですが、ともちんもしっかりと、「上級生」としての貫録を見せてくれて、ホッとしました(違)。
同期のお花は、元宙組トップ娘役、紫城るいちゃんから。「Dream A Dream」は今日はお休みなんだっけ。来てくれて嬉しいな。
東宝もるいちゃんが来てくれるのか、それともかなみちゃん(彩乃)か、、、はたまたみわっちさんとかあもたまさんとかそのあたりでしょうか?さすがに東宝の楽は観られないのですが、CSさんきっと流してくれますよね(^ ^)。


挨拶の内容は、記憶が曖昧なのと、どうせ明日のニュースで流れるだろうから、省略。

2回目のカーテンコールだったかな?緞帳があがったら、ともちんが一人で立ってる…と思ったら、その後ろからテルくんと卒業生たちがひょこっと顔を出したのがめっちゃ可愛かった!!あれ、センター席だと本当にともちんしか見えなかったんですよね。羽もないのに、すごいなあ(^ ^)。CSさん、センターカメラがあると良いんだけど!
緞帳が上がるたびに、テルくんがともちんにアイコンタクトしてて、君たちそこでラブラブしない!!と思いました。あと、何度目かのカーテンコールで、スカーレット役のまぁくんが、男役の恰好のまま、スカーレットの笑顔でアシュレともちんに笑いかけていたのが、とても微笑ましくて可愛かったです(^ ^)。テルくんもまぁくんも、ともちんとの身長差がとても良い感じで、二人に向けるともちんの笑顔の柔らかさと、首の角度がとてもツボでした。



ディナーショーのお稽古は、少しは余裕持ってやれるのでしょうか。
終わったらすぐに東宝が始まってしまうので、体調に気をつけて、楽しんでほしいなと思います。

東宝で、お待ちしています!(←チケットないけど/涙)


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タカラヅカの次々世代を担う新人をクローズアップした特集本「New Generation」の第三弾がまた発売されるそうですね♪♪

題して「NEW GENERATION III」(11月29日発売予定)。
http://www.hankyubooks.com/t_kageki/guide/newgeneration3.html


春に若手本についてまとめた日記は、こちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20130302

この最後に、私が書いた予想を再掲します。

> きっと2014年には「New Generation III」が発売され、94~98期からピックアップされるんだろうな、という予想

……数ヶ月早かったですが、あと、94~98ではなく、94~97でしたが(←これは予想より早いせいもあるかも?)、ほぼ当たりましたね(^ ^)。

そして、

> せっかくの百周年なんだから、娘役本も出しましょうよ~~~!!>劇団

とも書いていたわけですが、今回は、娘役も掲載されるそうです!!
……男役と同様、94~97期ですが(T T)。「Rising…」には娘役は載らなかったんだから、せめて93期くらいは………!!と思いますが、、、いやでも、娘役が載るだけでもすごいことなので、それだけで満足です。
きっと、近々Graphあたりで特集してくれるに違いない!(圧力)



と、いうわけで、掲載者一覧です(^ ^)。

<男役>

94期
(花組)和海しょう
(月組)隼海惺
(雪組)久城あす、煌羽レオ
(星組)漣レイラ
(宙組)美月悠

95期
(花組)水美舞斗、柚香光
(月組)輝月ゆうま、朝美絢
(雪組)月城かなと
(星組)礼真琴、瀬央ゆりあ
(宙組)桜木みなと、七生眞希

96期
(花組)優波慧
(月組)春海ゆう
(雪組)真地佑果
(星組)紫藤りゅう
(宙組)和希そら

97期
(花組)矢吹世奈
(月組)蓮つかさ
(雪組)永久輝せあ
(宙組)留依蒔世


<娘役>

94期
(花組)仙名彩世、華雅りりか
(星組)早乙女わかば

95期
(月組)晴音アキ
(雪組)星乃あんり
(星組)妃海風
(宙組)伶美うらら

96期
(花組)朝月希和
(月組)咲妃みゆ
(星組)綺咲愛里
(宙組)花乃まりあ

97期
(花組)春妃うらら
(月組)海乃美月
(星組)城妃美伶


合計38人。月組の珠城、星組の麻央、宙組の風馬は、前回の「II」に掲載されたので、今回は掲載なし、ですね。
○○ちゃんがいるのになぜ●●さんは…というのはいくつかありますが、、、まあでも、概ね納得のメンバーでしょうか。劇団がこれから推していくのはこのあたりなんだろうな、と思いながら眺めています。
個人的には、、、93期娘役を載せてほしかったよー(涙)(でも、娘役が載っただけでも嬉しいのはホントです!)

何はともあれ、同期の仲良しショットがとても楽しみ☆新たに撮影されたショットはもちろん楽しみなんですが、「New Generation」にあったような音楽学校時代の写真とかも、意外なメンバーが一緒だったりしてとても面白いので、ぜひ載せてほしい!!と要望を書いておく(←もう入稿してるだろうから、今言っても無理ですよ)


結局、98周年の終わりから99周年にかけて、若手本が3冊出るんですね。
次は102周年当たりで出るのかな……?今後も、「New Generation」シリーズは娘役も載せてください(祈)



星組公演「日のあたる方へ」、千秋楽おめでとうございます。


千秋楽は観られませんでしたが、ドラマシティの終盤に観たときには思わなかったイロイロなことを感じさせてくれた青年館公演でした。

木村さんらしく、細かいところを突っ込み始めたらキリがない程度に穴だらけな脚本でしたが、「日のあたる方へ~♪」と繰り返すカゲコーラスに見守られたようなラストシーンが、とても好きでした。
真風くんも、風ちゃん(妃海)も、日のあたる場所に植えられたひまわりのように、まっすぐに育っていってほしい。おひさまに向かって。……そんなふうに、素直に思えたラストシーンでした。



先日の日記では書きませんでしたが、今回の公演のMVPは、実ははるこちゃん(音波)なのではないかと思っています。今回、ヒロインの風ちゃんがああいう役だったので(←あの風ちゃんは大好きです!)、宝塚作品に必要な「華」は、はるこちゃんが一手に引き受けていたんですよね。
ジキルとの関係、父親(一樹)とのやりとり、最後のマリアとの並びと、ブルーノ(天寿)に対する態度。
「華」であることを自分に課して、それをやり遂げている「女」としての存在感に惚れ直しました。脚本的には大して重みのない役なのですけれども、はるこちゃんが力づくで主筋に絡んできた印象。


はるこちゃんのジュリアがMVPなら、さやかさん(美城)のタナカは……なんだろう。基本的にさやかさんは、私にとって星組の宝なのですが……今回の公演に限るなら、「隠し玉」ですかね。
タナカが何故マリアに目をつけたのかは謎すぎて、彼に超能力があったとしか思えず……タナカが出てこなかったらこの話も始まらないんだよね……と思ったりもしましたが、、、いやだから、そこ突っ込んじゃダメだってば>自分。
そんな突っ込みはさておいて、さやかさんの、ちょっと気持ち悪い……というか、陰のある芝居がとても素敵でした。全体に、明るくてまっすぐな人ばかりの座組の中に、こういう癖のある役者が1人いるだけで芝居が面白くなるんだな、と嬉しくなりますね(^ ^)。


ファビオ(輝咲)とペドロ(瀬稀)の92期コンビは、お二人とも大きな役がついたのも初めてに近いんじゃないかと思いますが、とても良かったです!作品の中で求められる役をきちんと果たして、それ以上に盛り上げてくれていたなと。
「ファビオの物語」をメインにしたスピンオフを観てみたい、です(←それ宝塚じゃないよ)


組長(柚美)副組長(美稀)コンビの安定感はさすが。この二人に育てられたからこそ、ジキルがあんなに真っ直ぐに育ったんだな、と納得感がありました。
……「親友」のアルトゥールがそんな形で死んだ時に、「あいつが心中なんてするわけない!」→「一緒に組んで働いていたはずのヤツが怪しい!」とか、、、思わなかったのかなあ。「親友」だったのは若い頃のことで、メビウス夫妻が鉱山探査に嵌ってからは交流が絶えていた、とか、そういう状況なのかしら。なんて、イロイロ考えたりしつつ。


ところで。
市長は、最初から「殺すつもりで」メビウス邸へ行ったんですよね?「妻と子は留守のはずだった。巻き込むつもりはなかった…」と述懐するくらいなんだから。なのに、自首しようとしたって……意味分かんない。父親の基盤を継ぐためにブラジルに戻ってきてしまうくらいなんだから、大した罪の意識は無かったとしか思えないんですよね。そういう脚本じゃないはずなんだけど!!

……いやいや、だから細かい突っ込みはやめようってば。
「傷ついた大人」の一樹さんは、色っぽくてたまらないほど素敵でした。どうしてあんなに素敵なのかしら。。。素敵すぎる(*^ ^*)
市長が、はるこちゃんのパトロンにしか見えなかったのはご愛嬌です(^ ^;ゞ



アンサンブルナンバーの合間に、1人ずつ割台詞を一単語ずつ言っていく場面が何度もありましたが(←木村さんだから)、こちらのチームの下級生は、声がいい男役が多いな、と思いました。新公での活躍が楽しみです。
逆に娘役はほとんど役がなくて残念でしたが、顔だしでの出番自体は多かったので、いろいろ勉強になったのでは。次の「ナポレオン」も、小池さんらしい下級生まで総動員の作品になるだろうから(←たぶん)、下級生もがんばってほしいなと思います♪




それにしても!
このタイミングでCSで流れる「ドン・カルロス」、つい二度見してしまいました……だって音楽おなj(黙)(←ちなみに「虞美人」やってても同じ反応)。



もうすぐ始まる雪組大劇場公演を、まっつ(未涼)が全休演することが発表されました。


怪我のため、ということで、状況は全くわかりませんが……

ぜったい無理をしないで、しっかり治して、、、そして、年明けにスタートする東宝公演には完治して参加できるよう、心の底から祈っています。



本番中の事故を目撃してしまうのもトラウマになりますが、こうして、お稽古中の怪我なのだと思いますが、実際の状況がわからないまま、「ニュース」の一文ですまされるのも不安をかきたてるものですね。


でも、まっつならきっと大丈夫。
そう自分に言い聞かせて。



代役をつとめる彩凪くん、帆風くん、凰くん、、、大変だろうと思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。

大劇場公演、楽しみにしています。



♪戦う者の歌が聴こえるか?


作詞家の岩谷時子氏が亡くなられたとの報に接し、一つの時代が終わったのか、と、寂しい気持ちでいっぱいです。


♪悔いはしないな たとえ倒れても 流す血潮が潤す 祖国を


ニュースは当然ながら、岩谷さんが日本歌謡曲界に残した偉大な功績を語るものがほとんどですが……私のようなミュージカルオタクにとっては、岩谷さん=レ・ミゼラブルの訳詞家兼、演出助手っぽいことまでなさっていた方、という印象が強くて。


♪列にはいれよ 我らの味方に


日本ミュージカル界……少なくとも東宝ミュージカルに対する功績は、語っても語りきれないものがあるのではないか、と思っています。


♪みな聴こえるか?ドラムの響きが


97歳での大往生。
30年前の「レ・ミゼラブル」日本初演時に岩谷さんがいてくださったこと、そして、その後も長いこと日本ミュージカル界の重鎮として居てくださった幸運を、ミュージカルオタクとして噛みしめています。


♪我ら夢見た明日が来るよ



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第一ホテル東京のレストラン「アンシャンテ」にて、初姫さあや嬢の初めてのコンサートに参戦してまいりました。



さあやのトークって、さあやの天然な魅力が全開になるんですね(感心)(←今更)(だってイゾラベッラもお茶会も行けなかったんだもん(泣)

あまりにも天然すぎて、いわゆる「トークが上手い」というのとは違うような気がするのですが、とにかく、歌の合間にさあやが何か一言いうたびに爆笑、曲目解説で何か言うたびに爆笑で、かなり腹筋が鍛えられました。
どこかのMCで、「え、今のは何が受けたの?」「何も面白いこと言ってないんですけどね…」という会話をピアニストの堺敦生さんとしていたんですが、いやいや笑うしかないんだけどと思ったり(^ ^)。

トークで一番愉快だったのは、宝塚を卒業してから何をしていたか、という話題。
なんと、事務のお仕事をしているそうなのですが……大丈夫なんでしょうか本当に。コピー機が進化していたと驚いていたり、FAXの送り方がホントにわかっているのか疑問だったりしたんですけど……なんかイロイロ心配。



衣装は……コンサートの前半は、シンプルな紅のドレス。ジブリメドレーの前でいったん引っ込んで、上半身はハードな感じの黒+スカートはペールピンクのふわっとしたドレスに着替えてきたのですが、どちらもすごく似合っていて、本当に綺麗で(*^ ^*)、タカラヅカの娘役として長年磨き上げてきた肩や背中の美しさに見惚れっぱなしでした。
あれを視ると、やっぱり半端な女優さんに肩や背中のあいたドレスを着せるのは冒険だなあ、と思ってしまいますね。

1回しか観られませんでしたが、もう一回は違うドレスだったのかなあ。。。衣装を着けた写真とか、販売してほしい。。。【追記:さあやのブログに写真がアップされていました!可愛い!!】



セットリストは下のとおり。

・BE OUR GUEST(美女と野獣)
・夢はひそかに(シンデレラ)
・Part Of Your World(リトル・マーメイド)

・蛍(by 福山雅治)

・O Mio Babbino Caro(ジャンニ・スキッキ)

・愛の賛歌

(ピアノソロ/枯葉)

・ジブリメドレー

・手紙~拝啓、十五の君へ~(by アンジェラ・アキ)

・Think Of Me(オペラ座の怪人)
・夢やぶれて(レ・ミゼラブル)
・私だけに(エリザベート)

アンコール:I Will Always Love You (ホイットニー・ヒューストン)



登場で使った「Be Our Guest」が、、、歌いだしのタイミングが合わずにしばらくバタバタしていましたが(^ ^)、さあやの笑顔が可愛くて素敵でした(^ ^)。ただ、あれって、手拍子をいれたくなる曲なんだけど、テンポがコロコロ変わるから手拍子を続けるのが難しい曲でもあるんですよね。いきなりハードル高いわ―とも思いました(苦笑)。

歌として一番印象に残ったのは、、、どれも良かったけど、あえてあげるなら、オープニング「夢はひそかに」とジブリメドレーでしょうか。さあやの声は素直でまっすぐだから、ああいうメロディラインの綺麗な曲が似合うような気がしました。
コロラトゥーラではないから、同じウェッバーのクリスティーヌでも「Think Of Me」より「墓場にて」が聴きたかったなと思ったり。
そして、違う意味で、「O Mio Babbino Caro」も素晴らしかった!さあやの本気のクラシックを聴く機会はなかったので、幸せでした。ただ、ああいう曲をああいうテンションで歌うなら、マイクは無い方が良かったかも……。あのくらいの広さなら十分な声量だったし、機会を通すと音が割れちゃって勿体無かった(T T)

「蛍」も、福山さんの歌声が想像できないほど可愛らしい曲になってて、とても良かったです。原曲聴いて驚いたのなんの(@ @)。


あ。でも、ぜひあの「夢やぶれて」をひっさげて、「レ・ミゼラブル」のオーディションを受けてほしい!とは思いました。次にいつ上演するかわかりませんが。
……たっちん(和音)とさあや、87期の歌姫が二人揃ってファンティーヌなんていう事態になったら、私が破産しそうですが(滝汗)



ちょっと面白いな、と思ったこと、、、同じ場所で一年前にコンサートをした藤咲えりちゃんは、一曲一曲をそれぞれ「芝居の歌」として、歌を演じてくれる“役者”なんですけど、同じ曲(「愛の賛歌」とか「リトルマーメイド」とか)でも、さあやは案外“歌手”として歌っているんだな、ということでした。
宝塚の現役時代は、芝居巧者な“役者”な面が目立っていたさあやですが、、、卒業したら役者というより歌手として活動していかれるおつもりなのでしょうか。。。

個人的には、さあやの声が聴けるならなんでもいいと思っていたりするので、、、年に一回でもいいからこういう場に出てきてくれて歌(&MCも)ってくれたら、とても幸せになれると思います(*^ ^*)。




他にもいろいろあったはずなのですが、、、なんか収拾がつかなくなってきたので……

いやもう。さあやが可愛くて綺麗で美しくて面白くて、最高のコンサートでした!(←まとめてみた)



ドラマシティと日本青年館にて、星組公演「日のあたる方へ ~私という名の他者~」を観劇いたしました。



作・演出は木村信司。原作というか、元本にあたるのは、スティーブンソンの有名な「ジキル博士とハイド氏」。私はこの原作は読んだことがないのですがワイルドホーンのミュージカル「Jekyl & Hyde」は、ブロードウェイで幕が開いてすぐに友人から勧められてCD嵌り、日本での上演が決まる前にブロードウェイまで観に行ったくらいのファンです。
今回、「Jekyl & Hyde」とはまったくの別物だと頭ではわかっていても、ワイルドホーンのミュージカルが好きすぎて、しかも石丸ジキルに濱田ルーシー、笹本エマというMy Best Castを観てしまったいま、木村さんの創る「ジキルとハイド」かぁ……という気持ちがあったのが正直なところだったのですが。

面白かった!

私は、この日記でも何度か書いているとおり、木村さんとはあまり感性が合わないというか、相性がよくないのですが、この物語の着想はとても興味深いものでしたし、キャストの良さを生かした明るいラストに癒されました(^ ^)。

ただ、こういう、観る側の反応が予測しにくい難しい題材を扱うにあたって、木村さんの、良くいえばパワフルで、悪く言えばデリカシーがないところは、魅力と嫌悪感の両輪になるんですね。その両輪は、両方あってこその木村作品で、どちらかだけでは作品として完成できない。今回の作品も、細かいことをいえば不愉快な点はいくつかありました。
ただ、最終的には主演コンビの真っ直ぐで伸びやかな魅力に救われたので、座付き作家の仕事としてはそれで良かったのだろう、と思っています(^ ^)。

「Next To Normal」、そして、まだこちらには書いていませんが「ヴォイツェク」から続けて観たので、そこかしこの詰めの甘さが気になったことも事実ではありますが。まあ、あまりそこを追求しても仕方がないので、、、「精神医学」に関わるあれこれはスル―することにして臨みたいと思います(決意)。



真風くん演じるジキルは、バウ初主演だった「ランスロット」と同様、思ったところに真っ直ぐつき進む、猪突猛進タイプの英雄的な青年、ちなみに年齢は27歳半。素直で優しくて、愛され要素たんまりで生真面目で、、、ヘタレでこそないけど、なんだか今までの真風くんのイメージまんまで、とても素敵でした。
そんな彼の、幼少期のトラウマから形成された別人格「イデー」。イデーとジキルが交互に顕れる場面はこの作品の演出的な白眉ですが、、、照明と芝居で表現する「別人格」は、なかなかリアルで、良かったです。

ちなみに、薬を飲んで過去に戻る途中で、博士論文を仕上げた時を再現する場面の芝居(台詞)からすると、木村さんのイメージするジキルの本質は、自信過剰で尊大な天才タイプということになるのですが、、、他の場面では全然そんな感じじゃないので(友人たちにも愛されているし)、なんであんな台詞を書いたのかなーと不思議だったりはしてます。ランスロットとキャラを変えたかったのなら、他の部分が中途半端だし、あっちの方がよっぽど二重人格っぽいんだけどなあ(- -;ゞ



風ちゃん演じるマリアは、ジキルの患者にして、初恋の人。ちなみに、ジキルより年上で、29歳、なんだよね……。
声も芝居も伸びやかで、存在自体がまっすぐで明るい、本当にひまわりのような娘役さんだなあ、とあらためて感じました。「南太平洋」では、24年も先輩の轟さんにどーん!とぶつかっていましたが、今回は、4年上のはるこちゃん(音波)のお姉さんで、3年上の真風くんより2歳上の役で、、、まあ、年上に見えたかどうかはともかく(汗)、ちゃんと包容力もあったし、、、うん、とっても良かったと思います。

彼女の周りだけ陽が当たっているかのようなイマジネーションは、もちろん照明の助けもありましたけれども、彼女自身の明るさもすごく生きていたと思います。
あとね、5歳のマリアが可愛くて可愛くて、もう、、、ね!(*^ ^*)。



天寿さん演じるブルーノは、ジキルの友人で経済学者。
テレビによく出ているコメンテーターということで、人脈も幅広く、過去の事件に関わる情報を集めたり、コンピューター技士を呼んだり、、、と、木村さん的になくてはならない便利屋的な存在でしたが(- -)、天寿さん自身は、「日のあたる道を歩いてきたエリート」を嫌みなく演じていて、場を明るくする仕事もきちんとやり遂げて、とても良かったと思います。ジキルのあの「薬」を飲んでも大丈夫そうな人物像、に説得力を持たせていたのはさすがだな、と、これは若干の贔屓目もあるかもですが。

……ただ、芝居としてはあまりしどころのない役だったので……、天寿さんのお芝居を観たいファン心理としては、ファビオを観てみてみたかったなあ、と思ったりはしました。天寿さんの語る「ファビオの物語」をきいてみたかった……ええ!単純に一樹さんと天寿さんのガチ芝居を観てみたかっただけですよわかってますよ!!

ブルーノさん的に、一番好きな場面は、ラストの引っ込みでのはるこちゃんとの芝居です。いや、単純に天寿さんとはるこちゃんに絡みがあったのが嬉しくて仕方ないだけですが(←懲りない ^ ^)。



十碧くん演じるジョアンは、ジキルの友人にして同じ精神病理の同僚。ジキルは博士だけど、ジョアンはどうなのかな?そのあたりはハッキリ説明されてはいなかったな、と、、、「立場は違っても親友」という位置は、同じ部署にいたらはっきりとした順位付けがされてしまうだけに難しい関係になりがちですが、木村さんはそういうこと考えないんでしょうね。私が考えすぎなだけ?

いずれにしても、ジョアンはジキルの親友で、ジキルのためなら何でもする、正義感に溢れた熱血漢という脚本上のキャラクターは、よく現出できていたと思います。ただ、もう少し……同じ専攻なだけに、ジキルのやっていることの危険性も、患者への深すぎる思い入れが判断を狂わせていることも解ってしまう、、、というところは持っていてほしい気がしました。
親友だからジキルのやりたいことはやり遂げさせたい、でも、おそらくこれから彼がしようとすることは間違いだ……専攻の違うブルーノにはわからないことが、ジョアンには判る。なのに、ジョアンはその警告に目を瞑って、ブルーノと共に行ってしまう……その、去り際の気持ちの残し方がもう少し自然にできるようになれば、良い役になるのになあ……と。
青年館に来てだいぶ良くなっていたので、もう一息かな!?千秋楽までにはモノにできることを祈りつつ。




今回の作品、いろいろ突っ込みどころはありつつも、私としては木村作品にしては相当に高評価ではあるのですが、、、下級生にあまり役がなかったので、組ファンの皆さまには残念なところがあったかもしれません。
今回の座組の中では比較的上級生の輝咲くん瀬希くんに遣り甲斐のある役があったのは良かったけど、それ以外はちょっと寂しい……まして娘役は、出番も芝居のやりようも相当に限定的で、優香りこちゃんとか、それだけ!?って思ったし。
木村作品だから、みんなアンサンブルとして舞台に出ている時間は長かったし、台詞も、割台詞が何回かあったので、おそらくは全員が何回か喋っていると思うのですが、、、拓斗くんとかがしっかり役を貰って取り組む姿も、観てみたかった……。



……ちょっと風邪でダウンしておりまして、更新の間があいてしまいました……ご心配いただいたみなさま(←1人かな?)、申し訳ございません。。。生きてます。いちおう。



というわけで、ふらふらしつつも、東京宝塚劇場にて、花組新人公演「愛と革命の詩」を観劇してまいりました。


新人公演も、本公演と同じ植田景子さんの演出。
……すごくどうでもいいことなんですが、本公演と新人公演が同じ演出家、というのは、何か決まりがあるのでしょうか。以前よく新人公演も演出なさっていた正塚さんも、先日の「ルパン」は本公演に集中されていたし……ソボクナギモン。

本題に戻りまして。
演出として明解に変えていたところは特になかったと思いますが(←見落としているようでしたらご教示ください)、キャストの違いでかなり印象が違う舞台になっていたと思います。
一番違って見えたのは、メインのドラマと「民衆」のエネルギーの距離感でしょうか。
新人公演の方が「民衆」の人数は半な減しているのに、メインの芝居を喰ってしまいそうなほどのパワーを感じて、、、そこかしこの小芝居も面白かったし、なかなか興味深い新人公演でした。

芸達者ぞろいだった92期が抜けて、最初の新人公演。大丈夫かなあ?と、心の隅で心配していた部分もあったのですが、そういえば花組は93期も人材豊富なんだった!!と再認識いたしました。うん、心配はいらなかったですね。……ただ、92期ファンの感傷として、寂しいと思うことは止められませんでしたが。いやいや、彼らにはもう、本公演で頑張ってもらわなくては(←言い聞かせ)



非常に残念ながら、体調不良で若干朦朧としていたので、観れていない部分も多いかもしれませんが、、、とりあえずは、印象に残った出演者について、一言づつ(学年順)。


【93期】
■芹香斗亜
4度目の新人公演主演、おめでとうございます!
CSで、下級生がみんな口をそろえてキキちゃんのことを「新人公演は何度も主演されてて、先日はバウ主演も…」などと、なんというか……すごく“憧れの遠い人”的な感じで語っていたのが印象的だったのですが、今回の新人公演を観て、なんかちょっと納得してしまいました。
1人だけ、世界が違う……そんなかんじ。リリパット国のガリバーみたい、という表現で通じるでしょうか?あるいは、「蒲生邸事件」の彼のような(←もっと通じません)、何か根本的に「異質」なかんじ。
子供野球に大人が加わったような、そんな単純なものじゃなくて、キキちゃんだけ違う芝居をやっているかのような……うまく言えません。

ただ、よくもわるくも、「周囲」との距離感をすごく感じました。
逆に「群衆」たちの方が、彼の「仲間」や「敵」や「恋人」よりも彼の傍にいるかのような。そんな感じ。

蘭寿さんのもつ「天与の高潔さ」による近寄りがたさはなく、「高潔であろうと努力している」感じが表に出ていたので、かえって本公演のアンドレアよりも好感度が高くなっていたような気がします。

甘いマスク、スマートな容姿。いかにも女の子がのぼせあがりそうな外見と、意思の固い、芸術に身を捧げた者の薄情な確信。親しみやすい人間らしさと、憧れの対象であるにふさわしい崇高さ。
キキちゃんの本来の持ち味でもある「闇」の部分はちゃんと隠して、植田景子さんらしい「善」な面だけを出していたことも含めて、すべてにおいてさすがだな、と思いました。

最後は、長の長として、主演として、隙のないしっかりしたご挨拶。本当に、花組の新公だとはおもえな(黙)
花組の次の大劇場公演は、来年2月。去年は同じスケジュールで92期も出演しましたが……93期はどうなるんでしょうね。挨拶でも、特に「今回でラスト」という発言はありませんでしたが(←月組93期はラストだと言っていた)。せっかくなので、最後に専科さんの役とかさお太さんの役を経験してから卒業してもらいたいような気もしますが……さて。



■菜那くらら
そこかしこに出ていたので、本役がどれなのかよく判りませんが……一番印象に残ったのは、貴族を匿って連行される夫婦を告発する役でしょうか。
「あたしは視たんだ!」
と吐き捨てるように言う、その迫力……というか、恨みの深さと怒りの大きさに、目と耳を奪われました。厳格な修道院長と、同じ役者とは思えませんでした(←もちろん、別人なのですが)

可愛い子役のイメージが強い人ですけど、新公を観るたびに、大人っぽい演技の方が似合うのになあ、と思っていました(ここでも書いていたと思います)。今回も、どの役も本当に良かったです。ぜひ、本公演でも大人の役を!(希)



■真輝いづみ
アンドレアの友人・フォンダ役。本公演ではあきら(瀬戸)が演じていて、あのメンバーの中では体力勝負派(失礼)だと思うのですが、それでもあきらはいちおう貴族だったんだなあ、と実感。
マキシムは、、、フォンダより、裁判の民衆の方が私は好きでした……いや、頑張ってましたし、ビジュアルは違和感なかったですけれども!!

あ。一番良かったのは「恋人たち」のダンサーかも。ゆるやかな振りをすごくさりげなく、なめらかに踊っていて、ラインが本当に綺麗でした(はぁと)。



■大河凜
歌も芝居も心配ない…と思っていたのですが、思ったより苦戦していた印象。特にビジュアル面が、本公演で女役を演じているせいなのか、「貴族」化粧を意識しすぎたのか、、、地の色も白すぎるし、眉の描き方も……せっかくの2枚目なのに、なんだかすごくもったいない感じでした。
最初と最後の、20年後の姿も今一つで、私の期待値が高すぎたのかな、と……しょぼん。
どちらかといえば軽やかな芝居が持ち味だと思うので、ルーシェ(本役:悠真)みたいな役だったらもっと楽しめたのかも……?

しっかし、忙しかったですね!20年後のパンジュ侯爵がセリ下がったかとおもえば、すぐにコワニー伯爵家のパーティーにしれっと現れたのにも驚きましたし、スイスに脱出したはずのパンジュ侯爵が、アンドレアたちの裁判の傍聴席にいたのも驚きました(^ ^)。あの切り替えはさすがだなあ。



■桜帆ゆかり
民衆の場面はほとんど出ていた気がします。本公演でもいつも良い芝居していますが、本当にお芝居が好きなんだなあ、と思います。今回は作品が作品なので「役」はつかなかったけれども、本当に今回の新公で印象的だったのは「民衆」で、その迫力のうちの、もしかしたら半分くらいは彼女のがんばりで培われたものなのかもしれないな、と思ったりしました。。。
一番印象的だったのはどこ、と言えないくらい、どの場面もがんばってました(*^ ^*)



■桜咲彩花
本公演では「貴族の客」の役でしたが、新人公演は麗しのコワニー伯爵夫人(花野)。
サロンのホステスとしての威厳とたおやかさが両方ともちゃんとあって、そこだけスポッットライトが当たっているかのような華やかさもある、立派な「美女」でした。

一番好きなのは、マッダレーナの回想の中で「早くお逃げなさい!」と叫んで槍(?)で刺される、あの場面の芝居でしょうか。何がなんでも娘を守るのだ、という強い意志と、自分の立ち位置を絶対に譲らない、確信に満ちた迫力。この強さあってこその「宮廷の華」なんだな、と思うと、そんな覚悟もなく、勢いでバスティーユを陥としてしまった「革命」のその後の迷走も、ある程度は仕方がないのかな……なんてことを思ってしまったりしたくらい、べーちゃんの芝居には引き込まれました。

「民衆」役は、本公演とは設定を変えて、ジャコバン派の一員として生きていましたが、、、ユディット(真彩)がジェラールに受け容れられて、「万歳!」と叫んだ瞬間の歓喜の爆発っぷりには、久しぶりに「爆発的な笑顔」というフレーズを思い出しましたし、裁判の場面での「否定」のエネルギーの強さにも、あらためて感動しました。べーちゃんのお芝居は、いつだって本当に真っ直ぐで、心を撃ち抜きますよね!今回もすごく良かったです!



■航琉ひびき
編集者として、アンドレアを支えるルーシェ(悠真)。
同期ならでは、という何かがあったわけではありませんが、地に足のついた「ブン屋」っぷりで、髭もお似合いで(^ ^)良かったと思います。
手紙があるないでアンドレアとじゃれる場面も、さりげなくて良かったと思います♪



■凪咲星南
一番印象に残ったのは、恋人のベッドダンスシーン、、、でしょうか。美しく「魅せる」ことの難しい振りですが、とても綺麗で良かったです。切なくなるほど純粋な「愛」の場面。
うってかわって、の民衆の迫力も素敵でした。さすがです☆



■美花梨乃
群衆の少年(和海)。いや、良かったです。可愛くて強くて、残酷な子供。可愛い娘役さんという認識でしたが、思いの外美少年が嵌る!(@ @)。今回はやんちゃな小悪魔でしたが、もっと普通の、元気な少年も似合いそう……「スカーレット・ピンパーネル」のルイ・シャルルとか、観てみたい気がしました。
「フォーエバー・ガーシュイン」以来、芝居心が買われているなと感じられて、とても嬉しいです。これからも期待しています!



■花奈澪
この方も、役としてどの役がメインなのかよくわからない感じでしたが……もう、あの娼婦の親玉の迫力と色気ときたら!
カーテン前で客席に背中を見せたまま、ふぅっと煙管の煙を吐いて、乞食をしっしっ、と追い払う仕草のリアリティ。裁判の傍聴席で、娼婦仲間たちと冷笑しながら「死刑」の判決を待って、、、美味しいものを食べた猫のように満足げな顔で笑うところとか、怖くて怖くて、背筋が凍りそうに素敵でした。

そういえば、アンドレアたちがベルサイユに引っ越した後、手紙を持ってきたベルシに絡むのもなみお先輩でしたよね。あれも思いっきりアドリブかましてて、、、ホント、お見事でした!



きゅ、93期って多いなあ!10人……!(←いまさら)

ちょっと限界なので、94期以下はまた後日に。
あ、でも、あまりの可愛さに瞠目したお二人のお名前だけ!ユディット役の真彩希帆ちゃんと、がりんちゃんの娘(本役春妃うらら)の茉玲さや那ちゃん!! か わ い か っ た !!

花娘よ永遠に。



シアターコクーンにて、「唐版・滝の白糸」初日を観劇いたしました。


以前に私が観たのは、西岡徳馬の銀メガネ、富司純子のお甲、藤原竜也のアリダで、たぶん2000年版。……もう13年も前なのかーーーーー、驚愕。


今回のキャストは、平幹二郎・大空祐飛・窪田正孝。

平さんの銀メガネがさすがの貫録で、蜷川デビューの窪田くん、女優デビューの祐飛さんをしっかりと引き上げて、舞台としてまとめてくれていたな、と。
物語前半の枯れた印象と、ラストに豹変してからの色気の発散がすごかった!!


窪田くんは、素直な芝居でとても好感をもちました。まだ初日なので、これからどんどん良くなるだろうな、と。
芝居の相手をしっかり視れているのが、すごくいい。非日常を描く難しい芝居なのに、素直で優しい少年の心情の変化がとてもストレートに伝わってきて、圧倒的な存在感で魅せた藤原竜也とはまた違う、魅力的なアリダでした(^ ^)。


祐飛さん、女優デビュー初日、おめでとうございます!
こういう役(芝居)で女優デビューできて、幸せな人だな、と思います。紅いシンプルなドレスがとてもよく似合って、可愛かった(*^ ^*)。登場した直後の数分間は声が出てなくて、大丈夫かな?と心配していたのですが、、、どうやら単純に緊張していただけらしく(^ ^;ゞ、最初のひとくさりが終わって台から降りた後は、とても良かったです。今まで舞台で聞いていたより少し高めの声は、発声に無理がないせいか聞きとりやすく、滑舌も良かったし(←贔屓目)、仕草も特に違和感なく、ウルフカットのミドルショートがとても良く似合って、本当に可愛かったです(*^ ^*)
……後半の水芸を見せる場面の和装(正装)は、、、なまじ着慣れているぶん、ちょっと男役がはみだしていましたが(^ ^)。

以前に観た冨司さんのお甲は、酸いも甘いもかみわけた、「大人のオンナ」の象徴的な存在に見えたのですが、祐飛さんのお甲は少女でした。
こんなにキャラクターが全然違っても、「芝居」として成立するところがすごいな、と思ったくらい。全然イメージが違ってて。でも、これはこれで、有りだなあ、と思ったんですよね。平さん・窪田くんに組み合わせるなら、あの「少女の必死」はありだなあ、と。
ハイティーンの少女が、守るべきものを守るために全てを投げ出してしまう必死さがとても強烈に印象的で、、、祐飛さんの、ああいう無茶な行動に説得力をもたせる力は相変わらずすごいなあ、と、素直に感心してしまいました。



……すみません、贔屓目すぎて、客観的なことがまったく書けていないのですが、、、あらためて、ああ、面白いお芝居だなあ、と思いました。昭和の(一万円札が聖徳太子だったり!)下町の、さびれた路地裏の、猥雑な世界観の中で繰り広げられる「くだらない」言い争い。そのリアルさとじっとりと湿った感じがすごく伝わってきて、ぞくっとするほど新鮮でした。

カーテンコールで登場された唐さん・蜷川さんも、ちゃんとゴキゲンに見えたので、初日としてはちゃんと良かったのではないかな、と勝手に思っています(^ ^)。

次に観る予定は週末なので、それまでにどのくらい進化しているのか、とても楽しみです!



星組ドラマシティ公演、初日おめでとうございます!
真風くん以下、星組お芝居精鋭の舞台、観劇が楽しみです(^^)。



そんな、今日。

花組トップスター、蘭寿とむさんが、次回大劇場公演で卒業されることが発表されました。

CONGA!! 再演は、間に合わなかったか……。




2011年に「ファントム」でお披露目してから、2014年5月まで、、、約3年。ファントム、復活、サン・テグジュペリ、オーシャンズ11、アンドレア・シェニエ、そして、ラスト・タイクーンの6作。
100周年が始まる前に卒業されてしまうのでは……と怯えていたことを思えば、100周年の生田さんのデビューを蘭寿さんで観ることができることが、どれほどの幸せか、と思いつつ、、、

でも、何年いてくださろうと、何作されようと、どんなに外堀が埋まっていようと、やっぱり寂しいものは寂しいんです。。。




私が「蘭寿とむ」というスターを最初に好きになったのは、彩吹さんとW主演だった「月の燈影」。
あのときの蘭寿さんの、「人を愛する」という熱量、「譲らない頑固さ」というべきか「前向きな一途さ」というべきか迷うようなまっすぐさは、蘭寿とむという役者の本質だったと今でも思います。

その後は、私があまり花組を観ていなかったのもあって少し間があくのですが、宙組に組替えされて最初の公演「維新回天・龍馬伝」の慶喜公も好きでした。「負けっぷり」と朗々と歌いながら銀橋を渡る姿に唖然として、そうか、慶喜ってこういう人だったのかも……!と、、、それまで批判的に眺めていた「最後の将軍」を見なおすきっかけになりました。
そして、それに続いた主演作「Never Sleep」も大好きでした(*^ ^*)。この日記でもだいぶアツく語った記憶がありますが、蘭寿さんの、脇目もふらない真っ直ぐな優しさ、オトナカワイイ愛おしさにふれて、なんだかとってもメロメロになった記憶があります♪



「龍馬伝」(2007年東宝)の慶喜公にはじまり、「誰がために鐘は鳴る」(2011年東宝)のアグスティンに至る、約4年間の宙組時代。かしちゃんやタニちゃんとの並びも素敵でしたが、大空ファンとして、上に来てしまってごめんなさいと思いながらも、一緒にお芝居しているお二人の並びはとても贅沢で、あれを観ることができたのは、本当に幸せだったと思います。
「カサブランカ」のリックとラズロ、「シャングリラ」のソラとラン、「トラファルガー」のネルソンとナポレオン、「誰がために」のロバートとアグスティン。「親友」的に深く絡む役は無かったけれども、お芝居でもショーでも対等に、本当に遠慮なくやっていたお二人が、大好きでした。
蘭寿さんの花組トップが決まって、本当に嬉しかったけど、同時にすごく寂しくて、申し訳なくて、なんだかぐちゃぐちゃしていた日々のことは、忘れられません。



花組に戻られて、一回りも二回りも大きくなった蘭寿さん。あんなに色っぽいダンサーなのに、どこか現実感のない、ファンタジックなピュアさがあるところが、タカラジェンヌとしての蘭寿さんの素敵なところだと思うんですよね。
包容力と色気を兼ね備えた可愛らしさ、とか、、、本当に罪なひとだなあ、と(^ ^;ゞ



トップになってからは本当にどの作品もどの役もとても素敵だったけど……
でも、やっぱり、、一番好きな役をひとつだけ選ぶとしたら。。。「小さな花がひらいた」の茂次さんかなあ?

な~んて、つい考えてしまいますが。。。
まだまだ本当の千秋楽までは半年以上あるので、今はとにかく、高潔な詩人・アンドレア・シェニエに集中しつつ、生田さんの新作を楽しみにしています!



昨日、私の愛した月組の名残が雲に隠れ、今日、私の愛した花が散ることを知る。

……切ないです。

とはいえ、花は咲いたら散るのがさだめ。花は散ってこそ花なのだから、私も真摯に、最後まで見守りたと思います。



蘭寿さん、5月まで、宝塚をどうぞよろしくお願いいたします!



月組東宝劇場公演 千秋楽おめでとうございます!

ナホちゃん(越乃)、(妃鳳)こころ、(沙那)ゆずは、三人の卒業生の笑顔に、乾杯\(^ ^)/



発表されたときも残念に思った3人の卒業なのですが。ラストデイがきてあらためて、、、役者の卒業を惜しむ気持ちとは別に、「私が愛した月組」を構成していたメンバーは、もう本当に少なくなってしまうんだなあ……と、しみじみ寂しくなってしまったのでした……(今更すみません)(T T)。

私が最初に宝塚ファンになった頃にいたメンバーはナホちゃんが最後だし、祐飛さんがいた時代に本公演である程度の役がついていたのは86期くらいまでだったし、最下は93期だったし……本当に感慨深いです。

いや、えっと、
トップが替わり、人が入れ替われば全体の雰囲気も変わるのが宝塚の常で。去りゆく人を惜しみはしても、変化を悲しむのは違うとわかっているし、今の月組も今の月組として良いのだとは思っているのです。
ただ、あの頃を知っている人がいなくなる、という事実が寂しいだけ。他の組は、どこも80期代前半が複数いて、、、一番少ない雪組でさえ、84期と85期が二人ずついるのに、月組だけ、飛鳥組長の次は86期なんだもん。。。ここ数年で、上級生減り過ぎですよ(T T)。管理職の任期が5組一短いのも寂しいし(涙)。

せめて、飛鳥組長とすーちゃん(憧花)は、長く居てくださいますように、組子がたのしく取り組める良い作品が回ってきますように、と祈りつつ、
……まずは、卒業生3人が明日からあゆむ道が、明るく平坦なものでありますように。



などといいつつ、「月組の芝居」は、ちゃんと90期以下の下級生たちにも引き継がれているのが嬉しいところです♪ 

全国ツアーとドラマシティと年末の銀河劇場を、心から楽しみにしています(^ ^)



上期の最終日の今日、2014年初頭の宝塚についていくつか発表がありました。

とりあえずは、発表順に。


■宙組ドラマシティ公演 一部の配役発表

朝夏まなと主演の『翼ある人びと―ブラームスとクララ・シューマン―』 。
ヒロインのクララ=伶美うらら、その夫ロベルト・シューマン=緒月遠麻の二人が発表されました。

クララよりロベルトが先に名前がある、ってことは、うららちゃんも本来的な意味での「ヒロイン」ではない扱いにする、ってことですか?
最近の劇団の「ヒロイン」役の扱いって、よくわからないなあ。。。


まあ、なにはともあれ、これで同時上演の中日劇場「ロバート・キャパ」のヒロイン・ゲルダは実咲凛音ちゃんがやることも決定ですよね。
ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)はどっちに出るんでしょうね。「the WILD MEETS the WILD」を再演するとしたら、中日公演の終了後が一番可能性があるんだけど……。





■月組梅田芸術劇場メインホール公演 配役発表

個人的な目玉は、コマちゃん(沙央)のアシュレです。
目玉もへったくれも、出演者が発表になった時点で予想できたキャストじゃないかと仰る方もいるかもしれませんが……すみません、期待して違うと辛いので、あまり考えないようにしておりました。。。。あああ、良かった!!楽しみですし、嬉しいです。本当に嬉しい!
梅田のみの公演ということで、行けるかどうかわかりませんが、だいぶ心が動いています(^ ^;ゞ

もう一つの目玉は、ベル・ワットリングの(光月)るうちゃん。「ME AND MY GIRL」のブラウン夫人が良かったから、、、なのかなあ?大役ですが、がんばってほしいなあと思います。

スカーレットII はカチャ(凪七)。まさおとカチャ、宝塚でも1,2を争う小顔の二人が、「私とあなたは裏表~♪」と歌うのか……感慨深いな。

そして、ひびきち(響)のルネが嬉しいです!!
宙組とはだいぶ違うようなので、どんな役になるのかわかりませんが……それでも、ちゃんとエピソードのある役をするひびきち自体が久しぶりですよね……(涙)大好きなひびきち。良い役でありますように。

マミーの汝鳥さんは、宙組本公演から引き続きですね。どうぞよろしくお願いいたします!


作品としては、轟さんが日生劇場で演じたバージョンに近いものになる……のかな?
具体的なことはあまり覚えてはいませんが、脚本的にはあまり引っかからなかったような気がするので、安心して観れるのかも?

あああ、どうしよう……観にいけるのかなあ私(悩)





■星組大劇場公演 出演者

ヒロさん(一樹)、じゅんこさん(英真)、美穂さん、みっちゃん(北翔)、、、4人の専科さんが出演!?
プレスギュルイック氏の書き下ろしの音楽を使ったミュージカルの世界初演、という状況に対する劇団(小池さん?)の気合を感じる出演者ですね。。。

しかし!ヒロさんじゅんこさん美穂さんはともかく、みっちゃんって、実質の稽古期間は3週間もないくらいですよね……?ご自分が主演する「Merry Widow」の千秋楽が12月11日なんだから!!

ちびあず(琴音)たち、「Merry Widow」と「月雲の皇子」の両方に出るメンバーも、稽古期間1週間弱で「月雲の皇子」初日という過酷なスケジュールですが、、、いやいや、今年上演したばかりの公演の、ほぼ同じメンバーでの再演と、小池さんの新作は全然違うでしょうに。
そこまで無理してみっちゃんを出さなくても、、、という気がするんですが……なにか、みっちゃんでないと駄目なナニカがあるのかなあ?(T T)。

……お願いですから、小池さんの脚本はどうせ2週間くらい前にならなきゃ来ないから、大丈夫! とか言わないでください……ドキドキ。



今日は、雪組大劇場公演の集合日。
5人の卒業生が発表されました(T T)。
香音有希さん、亜聖樹さん、芽華ららさん、夢華あみさん、凰いぶきさん、、、千秋楽まで、よろしくお願いいたします。

全国ツアーでも芝居達者なところを見せつけてくれた香音さん、亜聖さん。上級生になればなるほど魅力を発揮しそうな役者が、この学年で抜けてしまうのはあまりにも残念すぎて……ショックすぎる(T T)。
この公演が終わったら、89期はたった二人、93期も3人になってしまうんですね(涙)。

94期の芽華ららちゃん、96期の夢華あみさんと凰いぶきさん。3人とも、これからだったのになあ。特に、夢華さんは、研1の時に娘役スキル0で抜擢された時の悪印象が強すぎて、、、最近やっと、将来はいの莉さんや花音舞ちゃんみたいな素敵な女役さんになれるかも、と期待しはじめていたのにな……。
なんというか。
卒業を発表したときに、惜しむ前に「なんだったんだろうあれは」と思わせてしまうような抜擢をしてはいかん な、と、あらためて思ってしまいました(- -)。





配役も発表されましたたが、まずは、ぜんぶおいといて、一言叫ばせてください。

月城かなとくん、新公初主演、おめでとうございます!!

次かその次くらいにはもしかしたら…と思っていましたが、思ったより早かったなあ(*^ ^*)楽しみ!!
新公は、チギちゃん(早霧)が演じるエラ役がヒロイン格のでしょうか。で、そこに(星乃)あんりちゃん?なるほどー!あんりちゃん、全ツがすごく良かったので、期待です。
それで、あゆちゃんの演じる本公演のヒロイン役は誰が演じるんでしょうか……それこそ、夢華さんの予定だったけど、卒業することが決まって変更になったとか?だったら今日発表されなかったことも納得ですが。
大人っぽいタイプの方がいいのであれば、長の期の舞園るりちゃんとか?雪組さんは下級生に可愛い子がいっぱいいるから、誰がきても眼福になりそうで楽しみです。あるいは、いっそのこと思いっきり若いところで、98期の星南のぞみちゃんとかどうでしょう?(←どうって何が)





本公演配役は……映画を観ていないので何ともいえませんが、話題の「竹中直人」がやっていた役がともみん(夢乃)、「渡辺えり」が演じた役が(大湖)せしる、で合っているのでしょうか?それとも、それはともみんの役の相手役候補になっているあゆみちゃん(沙月)?

大ちゃん(鳳翔)の「不器用な男性」と、その婚約者きゃびぃ(早花)のカップルも滅茶苦茶楽しみだー!

個人的には、「ダンサー」の男女がおいしすぎて、彼らの扱いが気になるところです。
……「めぐりあいは再び」の旅芸人sみたいなものなのか、それとも……(ドキドキ)





月組全国ツアー「仁」の配役も、今日出たんですね。
個人的な希望はいろいろあったのですが、、、残念ながらほとんど外れちゃいましたね。

コマちゃん(沙央)の龍馬と、美弥さんの恭太郎。どっちも楽しみです!
勝先生にはるうちゃん(光月)。ここの頑張りが肝心、かな。

齋藤さん、やったね!と思ったのは、ルロンさんのみずきちゃん(瑞羽)と、みあちゃん(都月)の夕霧太夫です。夕霧は演出的にあのラストの演出は出来ないと思うけど、落ち着いて佳い女を見せてほしいなと思います。
ルロンさんは、初演が初演なので大変かと思いますが、顔の濃さなら負けないので(^ ^)がんばってほしいなと思います♪

としちゃん(宇月)が佐分利先生で、からんちゃん(千海)が山田純庵。小柄な二人が角つきあわせてかんかんがくがくやったら、楽しそうですね。
としちゃんは、せっかくコマちゃんがいるんだから、あの軽やかなお芝居を勉強させていただけたらいいな、と思います。

ちなつちゃん(鳳月)の高岡は、「切れ者」な感じが出ると良いですね。くノ一の楓が早桃さつきちゃんなので、可愛いコンビになりそう♪(←いや、ちゃんとシャープに演じてくれると思います)

みくちゃんの野風は普通に楽しみです。うーん、でも「メリー・ウィドウ」のヒロインも観てみたかったよーーーー。

ちゅーちゃん(咲希)とまいまい(萌花)は、逆でもいいじゃんかー、と思いつつ……


まあでも、概ね納得の配役ですよね(^ ^)。
あまり予定があわなくて、いろいろなところには行けないのですが……そのぶん、集中して観劇したいと思います。楽しみにしています♪♪


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