月組バウ公演「Hollywood Lover」初日へのカウントダウンも、ついに残り10日となりました。


……磯野さん、五峰さん+月組生26名、がんばっていらっしゃるでしょうか…?


まだ歌劇12月号をGETしていないので、もしかしたらそちらには色々詳しい記事が出ているのかもしれませんが。
現時点での「…?」を少し。

●二人のコーマン
花瀬みずか嬢の「マギー・コーマン」と桐生園加氏の「ビリー・コーマン」。
……これは、夫婦なんでしょうかねぇ?あーちゃんと園加、って、結構意外な組み合わせだと思うのですが。

園加のビリーは、たぶん有名な『B級映画界の名プロデューサー』、ロジャー・(ウィリアム・)コーマンなんじゃないかなー、と思うのですが…

だとすると。
彼は1926年に生まれて、1950年代から本格的に活躍しはじめた人なので。

「Hollywood Lover」の主舞台となる(らしい)1940年代末には、コーマンはまだ駆け出しの映画監督、あるいはローガン(遼河はるひ)のアシスタントプロデューサーとかだったりするのかな…?



●シーラ・グレアム
言わずとしれた、スコット・フィッツジェラルドの晩年の愛人にして、「愛しき背信者」の著者、シーラ。1940年にスコットを喪ってから………10年弱、かな。どうして過ごしていたんでしょうねぇ。

いやあ、この役を、しかもまゆみさんがそのままで演じるとは思いませんでした。植田さんも粋なことをなさいますね♪
成長っぷりが楽しみです!



●ヘッダ・ホッパー
すずな(憧花ゆりの)の役は、ハリウッドの女優 兼 コラムニスト、というか。現実としては『ゴシップ記者』というのが一番正しい、のかな?
彼女は1885年生まれなので、1950年には65歳。ベテランもいいところだな(^ ^;ゞ


他は…リタ・ボーンとか、ブライトンとか、ベネットとか、な〜んとなく“それらしい”名前、くらいなら沢山あるのですが。
具体的に実在の人物だとわかったのはそのくらいかな?

かえちゃん(良基天音)の「ダニエル・デイ」とか、イギリス出身の俳優ダニエル・デイ=ルイスのことなのかな?とか思ったのですが、彼は1957年の誕生だから違うでしょうしね。

ちわわ(涼城まりな)のモニカ・アジャーニなんて、イザベル・アジャーニとモニカ・ベルッチを足して2で割った名前だとしか思えないのですが(汗)……でも、どちらも1950年代後半以降の誕生だしなぁ…。


結構色々調べた割には、さっぱりだなあ。
なんだか悔しいです(苦笑)。はやく歌劇を読みたいよー。



のこすところ、あと10日。

あと、とおか。



……ドキドキドキワクドキ…。


東京国際フォーラムCにて、「テイクフライト」を観て参りました。


題材と、「太平洋序曲」のワイドマン作&宮本亜門演出、に惹かれて取ったチケットでしたが。

ライト兄弟の池田成志&橋本じゅんが、最っ高に素晴らしかった!

1幕の飄々とした語り口、ものすごく真面目に「飛行機」に取り組んでいるのに、どこかおかしさが抜けない二人。

なのに。

そんな飄々とした二人が、2幕に入って苦しみ始める…

思い悩む弟・ウィルバー(池田成志)がメインで歌うナンバー「何してんだろう?」。
単純な、繰り返しのメロディ。
「でも、間違い!」と叫ぶシンコペーション。

あれをやってみた。
…でも駄目だった。
これもやってみた。
…やっぱり駄目だった。
今度はそっちを試してみよう。
…それでもまだ駄目だった。

そんな虚しい繰り返し。

じゃあ、あれをやってみるか?

……もう、何をしても無駄じゃないのか?

世界中の研究者たちが誰も飛べないのに、何故自分たちが飛べると思うんだ?

「空を飛びたい」という、子供のような夢を追いかけている最中に、そんな“つまんない大人”みたいなことを考えてしまったら、

夢はどこかへ消えてしまう。夢を追って走り続けてきた情熱ごと。



ウィルバーの迷い。
オーヴィルの戸惑い。

♪ああ、飛べると信じていたのに

二人は飛行実験を繰り返していたキティホークの砂丘を離れ、オハイオの家に戻る。

♪もう胸の火が消えていく/あんなに夢中だったのに

…このへんで泣きました。私は。


♪夜明け前/道は見えない/夜明け前/闇は深い


前人未踏の、「飛翔」という夢を追う人々。

他にも同じ夢を追っている人がたくさんいることを知っている。
でも、誰ひとり成功しない。
それは何故だ?
なぜ自分が成功できるなんて思えるんだ?

夜明け前の、深い闇。


朝日はすぐそこにあるのに、
東の空はすでに白みはじめているのに、


西の空は真っ暗で、星も見えない…





ちなみに。
この作品の主役は、ライト兄弟ではありません。

香盤で言うなら、アメリア・エアハート(レディ・リンドバーグ)の天海祐希が主演。
チャールズ・リンドバーグの城田優が2番手。

次が、ライト兄弟のお二人で、
アメリアの夫・ジョージ・パットナムの宮川浩さんがいて、
止めが、オットー・リリエンタールのラサール石井氏。

そんな構成でした。

しかし豪華キャストだったなー!
ミュージカル界では今拓哉、坂元健児、治田敦、花山佳子、杉村理加…このあたりはメインキャスト経験豊富なメンバーだし、宝塚OGは天海さんと華城季帆ちゃん、ミュージカル畑外からは小市慢太郎が参加。

さすが宮本亜門、か?(^ ^)。



物語は、3本の物語のエピソードを組み合わせる形で進んでいきます。
語り手はオットー・リリエンタール。

一つ目の物語は、最初にライト兄弟のエピソード。
リリエンタールの航空理論を元に、キティホークの砂丘で飛行実験を繰り返す自転車屋。
夢を見る力と、夢を追い続ける気力を与えられた、希有な仲良し兄弟、という設定でした。


二つ目が、1927年にNY〜パリ間無給油飛行を成し遂げたチャールズ・リンドバーグのエピソード。

無着陸で大西洋を横断するために、副操縦士無しの単独飛行を計画。限界まで機体を軽くし、30時間を超える長時間飛行を一人で飛んだ、超人。

機体を軽くした分、スピードも出るはず。なんとか限界を超える前にパリに到達できるはず、と、
それが、彼の理論。
体力と気力の限界に挑戦し、自分自身と闘いつづけた33時間30分。
その、純粋に夢を追いかける力と信念の持ち主。


城田くん、私は初めてでしたが、歌えるんですねぇ〜〜!
正直、あまり期待していなかったので(^ ^;ゞとても嬉しかったです。あの美貌、スタイル、素直な演技力に歌の力。
これからもどんどん経験を積んで、いい役者になってくれることを期待しています!



3つめ物語は、アメリア・エアハートのエピソード。
リンドバーグの歴史的飛行の翌年、彼の成功物語に味をしめた出版社・パットナム社のジョージは、経験豊富な女性パイロット・アメリアに、女性初の大西洋横断飛行の誘いをかける。

彼の思惑どおり、まんまとスターダムにのしあがり、「レディ・リンドバーグ」と呼ばれたアメリアは、しかし彼の思い通りには動かない。
私はリンドバーグの2番煎じじゃない!私一人で、ちゃんと大西洋を渡ることができるはず!

彼女の強い思いに引きずられて、パットナムは彼女の夢に協力する。良き伴侶として。
夫ジョージの協力を得たアメリアは、1932年の大西洋横断を皮切りに、次々と長距離無着陸飛行に成功。向かうところ敵なしのスターとなっていく…

そして。


彼女が空を飛ぶたびに、不安に苛まれる夫・ジョージを、宮川さんが実に見事に演じきってくださいました。

ウザいくらいうるさくて、やかましくて、
でも、誰よりもアメリアの夢を理解しているから止められなくて。
帰ってきてくれるのか不安で、
飛んでほしくない、飛ばせたくない、

あの機体だって、この俺がいなければ彼女の手には入らないのに!

この俺が、彼女に夢を追う力を与えているんだ、という誇り。
この俺が、彼女に自殺の道具を与えているんだ、という不安。

その誇りと不安に引き裂かれた「中年男」っぷりがまたハマッていて、とても素晴らしかったんです。

一幕の、格好良くて、男前で、エネルギッシュな彼と、

アメリアにメロメロに惚れていて、彼女を喪いたくなくて、喪わずにいるためにどうしていいのかわからなくて、とにかくボロボロな2幕のジョージと。


アメリアは、「最後の我が侭」とラスト・フライトに世界一周旅行を望み、

ジョージは溜息をついてそれを叶える。
愛しているから、止められない。



リンドバーグは33時間の旅を乗り越え、眼下に灯りを見いだす。
ほとんどヤクでもやっているかのような、朦朧とした意識の中で。



世界の果てで、リリエンタールがアメリアを見守っている。

♪“壮絶な最期”じゃない/そう!やったんだ!やり遂げたんだ!



世界の果てで、アメリアがリンドバーグに囁きかける。

♪お願い…降りないで/自由に舞うこの空こそ 栄光の場所/ゴールはあなたが決めればいいのよ

そして。

♪心が描いた/本当の私がいる

だから、

♪誰もできない/冒険に挑む/Take Heart/Take Wing/Take Flight…



夢。
叶いそうにない、夢。

夢を追う人。
夢を追う人を、見守る人。

そして、夢を求める“大衆”。

それぞれの人が、それぞれの立場で、
精一杯追い続けた、夢。

「空を飛びたい」

夢を追うために犠牲にしたものを、冷酷なまでに的確に指し示しつつ、それでも追わずにはいられない、“夢”というもの。

そんな、痛くて苦しい“夢”の詰まった、新作ミュージカル。


おもしろかった、とか、たのしかった、とか、
そんな一言では終わらせられません。

冗長なところもあったし、つまんないと思った場面もありました、というのが正直なところ。

でも。

観て良かった。

素直に、そう思えた作品でした。


.
文京シビックホールで行われた「TANA-GALA〜タナボタ企画 スペシャル・ガラ・コンサート」の続き♪

2幕はヨーロッパ系、というかロンドン&ウィーンミュージカル特集。



幕開きは、サンセット・ブールバードのインストゥルメンタル。
ニューシティ管弦楽団、さすがにすげーーや。いい音でした♪


恵理さんの「アルゼンチンよ泣かないで」は、会場を包みこむように美しく、


樹里ちゃん&山崎くんの「世界が終わる夜のように」は、熱く、激しく。

樹里ちゃんがエビータやって、公演でもキムを演じた恵理さんがこっちでも良かったのにな〜、とも思いましたが…樹里ちゃんのキムも予想外に良かったし、次のファントムメドレーにも恵理さんは必要だし…ま、いろいろ考えての選曲なんでしょうね。
うん。樹里ちゃんのキム、観たくなりましたよ、確かに☆



ファントムメドレーは、
「オペラ座の怪人」をアキラさん&小鼓音ちゃん、
「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を岡さん、
「ポイント・オブ・ノーリターン」を石井さん&恵理さん、という組み合わせ。

小鼓音ちゃんの軽々としたハイEとか、もうゾクゾクするほど美しかった!
ああ〜、本公演も観たかったなあ〜〜〜(私が四季を見始めた時には退団されていたんです泣)。

いつも必ずタナボタ的遊びが入る作品群の一つですが、今回は特に無しで…比較的マジメに歌ってました。アキラさんが手で半面隠して出てくるだけで笑いが起きるのはご愛敬(笑)。

そういえば今回の公演、全体的にお遊びは少なかったですね。やっぱり記念事業だから…?(^ ^;ゞ。遊ぶ時(DreamGirlsとか)は徹底的に、って感じでしたけど。



次は「ミー&マイガール」の「Leaning on a Lamppost」。2幕、街灯の下でビルがサリーを想うナンバーですが。
…アキラさんでした(笑)。いや、笑うナンバーじゃないんですけど(^ ^;ゞ。素敵でしたよ間違いなく。いやでも(^ ^)。



次は、待ちに待ったドリームキャスト。
あちこちのブログ様でも大評判の、

「闇がひろがる」by石井(Tod)&岡(Rudolf)。

昨年のコンサートに行けなかった身には、本当に切望の一曲でした(はぁと)。

正直、聴く前はトートとルドルフ逆なんじゃ?とか思っていたのですが…
うん、確かに石井さんより岡さんの方がルドルフ向きだ。それに、岡さんより石井さんの方が声に包容力があるので、また違うトート像を見せてくださいました。

「エリザベート」からは、残念ながらこの一曲のみ。
いやー、本当に残念で残念で(泣)。
「私だけに」も「夜のボート」も、それに「キッチュ!」だって、タレントは居るんだから聴きたかったのに………(涙)。
石井トート、岡ルドルフに小鼓音エリザベート、そして樹里ルキーニ(これも本当に絶品)で、通して上演してほしいよ〜☆(切望)



客席のざわめきが収まらないうちに、ちょっとポップな前奏が入って。
「ヨセフの〜」から、「Any Dream will Do」。
山崎くんでした。いやあ、爽やかだったなあ。見た目も、声も。一服の清涼剤のようでした。



次は小鼓音ちゃん。「ウーマン・イン・ホワイト」より、「すべてローラに」。
つい先日笹本玲奈ちゃんの絶唱を聴いたばかり。
芝居として1時間以上観てきて、その上で聴く、血を吐くような思いの強さ、「あたしのすべてはローラのため!」というサクリファイス。
マゾヒズムとは違う、あまりにも純粋な、
…ただひたすらに、ローラの幸せを祈るサクリファイス。

そんな強く重たい感情は、さすがにこの一曲だけで表現することはできないのですけれども。
小鼓音ちゃんのマリアンを観てみたい、と。
小鼓音ちゃんならどんなふうに演じるだろうか、と。

たった一曲だけど、十分に重たいほどの愛情と苦しみを表現しきった小鼓音ちゃんの「芝居」を、久しぶりに見てみたいなーと思いました…。



次が「アンセム」。もちろん、岡幸二郎です。
最近、戸井勝海さんが何回か続けて歌ってくれたので、ついそっちに慣れてしまいつつあったのですが……

やはり、この歌を持ち歌にして、というか、事実上この歌を日本のミュージカル界に紹介したのは岡さんだよね、とか思い出しました(^ ^)。

なんというか。
…渾身の。

あの岡幸二郎が、本当に精魂こめて歌っている
長身の、頭の天辺から足のつま先まで、びんびんに震わせて、まさに、全身に共鳴させて声が爆発してくる。

オーケストラのフォルティシモにも負けない声。
全身が楽器、という、アタリマエのことに驚きながら、声のシャワーに身体を預ける……。


戸井さん(や、他の歌い手)と比べてどうこう、って話じゃないんですよ。
岡さんの「アンセム」は、シャワーなんです。頭からひっかぶるしか、ない。そういうものだから。

戸井さんの「アンセム」は、一本の芝居でした。抑揚の振り幅の大きい、叫びと祈りが混在して、とても複雑な感情を惹き起こす。

でも。
岡さんの「アンセム」は、ただただ無情に降り頻り、心に降り積もる、そういうモノで。

天の声。

そういうものがあるんだなあ、と、久しぶりに思った一曲でした。
…オケが良かったのも大きいかな?(^ ^;



次は石井さんの「彼を帰して」
これ、「Nothin’…」的にはアキラさんの持ち歌なので、「あれっ?」とか思ったことを正直に告白します。

石井さんのバルジャンは、現バルジャン4人の中では一番好きかも、なので、久しぶりに聴けて満足!
でも、やっぱり石井さんのバルジャンは3時間の芝居が最高に良いので、この一曲だけだとちょっと物足りないなーーーー(我侭)。



ラストは勿論、「One Day More」。
マリウスは山崎くん一人で、石井さんはバルジャンに専念。岡さんは勿論二役、林さんはテナルディエ。
女性陣はもちろん恵理エポ、小鼓音コゼ、樹里マダムテナルディエ。


タナボタの「One Day More」を観るたび、一番のツボは、岡さんのアンジョルラス→ジャベールの早替わりなんですよね。

間は1小節かそこらしかないのに、一瞬で表情から声から全部ガラっと変わる。
決して演技派ではない人ですが、その分、役になりきっての雰囲気づくりはさすがだなあと思います。



そして、樹里ちゃん。
今回のメンバーの中で、一番「レ・ミゼ」に、そしてシェーンベルク作品そのものに関係の無い経歴の持ち主ですが。

テナルディエ夫人。

似合うだろうなあ、とは思っていましたが。
予想以上でした☆歌唱力も演技力も、素晴らしい!!
次回
次回のレ・ミゼ上演の際には、考えてみてほしいなあ、と思いました〜♪



タナボタって、私は10年以上前の下北沢での「真説・ロミオとジュリエット」以来のファンなのですが…

なんと言っても忘れられない名場面「レ・ミゼ・ちゃんちゃかちゃん」とか、たくさんの伝説に彩られたタナボタ企画。
でも。伝説は多かれども、元々抜群の歌唱力を持ったお二人が中心になって、歌唱力とキャラクターの両方を兼ね備えた人たちによって続いてきた、ミュージカル界の至宝(…ちょっと言い過ぎ?)、タナボタ企画。

今回。
何があったのか知りませんが、
こんな公的機関に認められて、
こんなオーケストラをバックに公演を打つ日が来ようとは、

まったく予想外でしたが……

公演の成功、おめでとうございます。
そして、文京区にお住まいのみなさまの、ご健康とご多幸をお祈り申し上げます…。




文京シビックセンターに、「TANA-GALA〜タナボタ企画 スペシャル・ガラ・コンサート」を観に行って参りました。

いやはや、すっげー楽しかったです♪♪
たぶん、あの楽しさは言葉では表しきれないと思いますが、ちょっとだけおすそわけ♪

えーっと。ナニから書こうかな。
そもそもこの企画は、「文京区区制60周年記念事業」の一環なんだそうです。

記念事業でよりによってタナボタを使おうだなんて、なんて剛毅な区なんでしょう。ぜひこんな区に住んでみたいと思いました、はい。



出演者:
メンバー:林アキラ、岡幸二郎
いつものゲスト:伊東恵里・吉岡小鼓音
ゲスト:石井一孝、山崎育三郎、樹里咲穂

ちなみに、演奏は東京ニューシティ管弦楽団でした。すっげー!!さすが区制60周年記念事業。
まぁ、メンバー&ゲスト全員がオケに負けない歌唱力の持ち主なので、聴き応えありましたね〜〜♪久々に感動しましたってば。


第一部「文京区ゆかりの作家による唱歌」

前半はメンバー&いつものゲストの4人で、「この道」などなどの日本の唱歌を歌ってくれました。

彼らのこういう歌ってなかなか聴く機会がないので、面白い企画でした!
あのメンバーは、っていうか、歌手っていうのはこういう歌も素晴らしいんですねぇ…(←当然)。CD出してほしい、と、久しぶりに切実に思いました。はい。


っていうか、ど平日のみ2日間、っていう公演期間をなんとかしてくれ〜!!お願い。もう一回観たかったよ〜〜。
(いくら剛毅な文京区でも、これ以上は………ってこと?/諦)


それにしても、本当に剛毅だな文京区。
「小さい岡小さい岡小さい岡出てきた♪」って聞こえたよ?
いいのか?いいのか?…ホントウに?

あ、それから。
タナボタを語る時は外せない、“お衣装”。
和柄を使った、あるいは和服生地のジャケットを、さりげなく着ていた岡さん&アキラさんに脱帽…。友人は「岡さんのパンツも和柄の刺繍(?)がっ!」と興奮していたけど、私は気がつきませんでした(涙)。



第2部(っていうか一幕後半)「Brodway Musicals」

タナボタ企画が毎年のように公演している「Nothin’ But Musicals!」のスペシャル版その1。

Nothin’…にしては、割とメジャーな曲が多かったのは、やっぱり剛毅な文京区に敬意を表した…のかな?(笑)


客席スタートの「42nd Street」で場面を切り替えて、
小鼓音ちゃんの「My Fair Lady」、
山崎くんの「Lion King」、
石井さんの「回転木馬」、
岡さんの「ラ・カージュ・オ・フォール」、、、

……たてつづけに、どれも素晴らしかったです。いやマジで。
オケも良かったし。ああ、帝劇オケも宝塚オケもあのくらい………(←無理)


ちなみに。
岡さんが歌った「ラ・カージュ・オ・フォール」は、彼の持ち歌(?)ともいうべき「I’m What I AM」ではなく、ジョルジュがアルバンに捧げる究極のラヴ・ソング「砂に刻む歌」でした。
すっげー良かったです。いやコレも本当に。

考えてみれば、ラ・カージュ・オ・フォールもずいぶん長いこと上演されていないんですよねー。

市村正親さんがアルバンを卒業されたら、最有力の後継者、と(私が勝手に)思っていた岡さんですが、
……もしかしたら、石井さんのアルバン+岡さんのジョルジュ、っていう方がハマリなのかなあ……なーんて思っちゃいました。(岡さんのアルバンだと、対抗するジョルジュがいないなーとずっと思っていたんですよね)

とりあえず、上演希望をここに書いておきます♪♪
役者が誰であれ、良い作品は上演してほしいので。


続いてアキラさんが「カンパニー」の「Being Alive」。
これも持ち歌ですね♪

樹里ちゃんは「キャバレー」。
いやあ〜、これもヒットでした。樹里ちゃん、案外と「キャバレー」の退廃的な雰囲気が出せてたと思います♪♪(←贔屓目?)
「キャバレー」に出演してほしいかどうかは置いといて、こういう形でコンサートとかでは歌い続けてほしいです★
細い肢体に衣装もよくお似合いでした♪岡さんありがとう♪♪

恵里さんは「Sound Of Music」。
いやー、透明な声は健在、というか、さらに磨き抜かれちゃってすでにこの世の声とも思えません…。
ううう、もっともっと歌ってほしいよ〜〜(T T)。

で。
一幕のラストは、何を持ってくるかなー?と思っていたら………

「ドリームガールズ」より、「One Night Only」。
もちろん、男4人のドレス、で。(←これがないとタナボタじゃない)

……岡さんの麗しさとか、アキラさんの可愛らしさとか、石井さんのソテキさとかはよーーーく知っていたつもりでしたが。

度肝を抜かれたのは、山崎育三郎くんの美しさ。
普通に美人だし。女優だし。細くて綺麗でめっちゃスタイル良い!マーメイドドレスが良く映えて、洒落になってなかったですアレは。

まぁね、予想通りっちゃ予想どおりなんですけどね…。一人だけ若いし。
でもでも。ホント綺麗だったー。ブロマイドほしいです(笑)。

いや、あの、このままコメントを忘れそうですが。
歌は本当にさすがでした。4人とも。はい。どんなにウツクしくなっても本業は忘れないプロ意識、素晴らしい〜〜!(←え"?)



休憩を挟んで、第3部(2幕)は、「European Musicals」

……長くなったので、いったん切ります。



4月の星組バウワークショップの主演者が発表になりましたね♪

ともみん(夢乃聖夏)、麻尋しゅんちゃん、主演おめでとうございます〜〜〜!!


 
次回月組の大劇場公演「ミー&マイガール」は、3月後半から4月にかけての初舞台生公演。
なので、この時期に上演される星組さんのバウは、絶対観に行くぞ!の気合い十分(^ ^)♪で、出演者の発表を心待ちにしていたのですが……


や、やっとともみんの芝居がじっくり観られるのね!(感涙)。
(その前に新公を観る予定ではありますが)



しゅんちゃんも、映像でしか観ていませんがだいぶ男役らしくなってきたみたいで…楽しみです♪って、両方行くんか?>自分。いくら贔屓組の大劇場公演中とはいえ(滝汗)



主演がともみん(87期)としゅんちゃん(88期)…ってことは、基本的には出演者は87期以下って感じになるのかな?86期以上は組長格で1人か2人程度…?

誰が出るのかなー。個人的には、アンナはやはり「文句無しの美人」に演じてほしい役なので、(羽桜)しずくちゃんで観てみたい……けど(^ ^;ゞ。

す、す、すみませんっ。星組さんのファンではないので、あんまり良く知らなくて……失礼があったら幾重にもお詫びをっっ。



それにしても。

(植田)景子さんにお願いが一つ。



大野さんお気に入りの(^ ^;ゞ 水輝(涼)くん、ぜひぜひ使ってあげてくださいませ!!
カレーニンなんてどうかしら?どうかしら?どうかしら〜〜っ?
(←仇な期待を…)


あと、同期のベニー(紅ゆずる)もね♪二人とも良い芝居しますよーっ!水輝くんは歌えるし♪♪


とか言いつつ、初演を観ていないのでどんな役があるのか全然知らなかったりするのですが(滝汗)。

名作の誉れ高い「アンナ・カレーニナ」。原作ファンですし、とても楽しみにしておりますので、お二人はじめ星組下級生のみなさま、ぜひぜひ力を尽くしてがんばってくださいませ!!

早く出演者全員発表されないかな〜〜〜♪




そして。
宝塚歌劇団公式サイト、公演情報コーナーの本日の更新は、アンナ・カレーニナではなく、雪組東宝劇場公演のポスターでした♪♪

小さな字なのでよくわからないのですが……もしかしてキタロウ(緒月遠麻)の名前が載っているんじゃないっ!?
おお〜〜!チラシ貰いにいかなくてはっ♪

……そして、気づかなくていい事実に気づいてみたりしつつ………(泣)



花組東宝劇場 新人公演「アデュー・マルセイユ」を観てまいりました。


残念ながら仕事が終わらなくて遅刻してしまったのですが(涙)。

観終わって、プログラムを見返して。
「新人公演演出:児玉明子」という記載に、深くうなずいてしまった………(T T)


新公演出=児玉、といえば、月組ファンには忘れたい思い出が一つあります。

「ガイズ・アンド・ドールズ」新人公演。
一幕をほとんどカット無しでやって、幕が降りて、次に幕が開いたら2幕のラストシーンだった、伝説の新公。

あれこそ、“衝撃の幕切れ”って言うんです!!
芝居の組み立てとか、役づくりの方法論とか、そういったものを何もかも捨て去って、ただ「はい、時間が来たからおしまーい」的な発想の。
演出家、と、名乗っていただきたくない、とまで思ったあの時から、6年弱。

児玉さんって、やっぱり演出家としてどっか足りないんじゃないかなー、と、あらためて思ってしまいました(泣)。


元々チカラのある役者は、しっかりと良い仕事をされてました。
ヒロインの野々すみ花ちゃんとか、
マメ(日向燦)=星原さん・(初姫)さあやちゃん=みとさん・(祐澄)しゅん様=立さん・(夕霧)らいちゃん=組長さんのベテラングループとか。

まっつのジオラモを演じた扇めぐむくんは、ほのぼのとした(←せめて“おおらかな”くらいにしとけ)芸風が祟ってか、だいぶ苦戦していましたが。
それでも、締めるところはキチッと締めていらっしゃったし、

華月)由舞ちゃん=みわっち、(華耀)きらりちゃん=としこさんは、本気で『最高にキレイでステキ』でしたし、

主人公を囲む脇筋のメンバーは、皆良かったんですよね…。


でも。

朝夏・望海・白鳥を中心とする、物語のメインの流れが、弱い。

まぁくんはかっこいい、

だいもんはキレイだし巧い、

ちあきは、地味だけど芝居が上手、

……なのに、
3人とも、なんか芝居が噛み合ってないような気がしたんです(涙)。

まぁくんジェラール、対シモンについてだけでもいいから、もっともっと見凝めてほしいなー。
眼を逸らすのは、相手に気づかれる寸前でいいんです。
もっとお互いを“気にして”ほしいし、
お互いにとって“気になる存在”であってほしい。



だいもんは、基本的には巧い人だと思うのです。引くべきところはちゃんと引いていたし、元々歌える人だし。

ただ、まだ余裕がないというか、回りを全然見れてなかったな(笑)。まぁ、シモンはどちらかというと突っ走りタイプなので、あれでいいのかもしれませんが。
滑舌が悪かったのは、無理して低い声を出そうとしていたからでしょうか…?(まだまだ高かったですけど)



ちあきは、壮ちゃんみたいな天然記念物タイプとは全然違う、どちらかと言えば頭で役を考えてしまって行き詰まるキャラクターだと思うので(^ ^;ゞ
全体をもっとクールなキャラ設定にしておいて、ラストの、真相を知って愕然とする場面の芝居に力を入れて欲しかったです。

……新公の長の学年になってからの2作品が、どちらも壮ちゃんの役だったのは……、ちあきにとっても勉強になっただろうな、と思いますが、ちょっと可哀相だったかもね…。(壮ちゃんは天然なので)



とりあえず、まぁくんはもう少し、『距離感』を考えた芝居が出来るようになると面白い存在になるんじゃないかと思います。
「黒蜥蜴」の新公でも思いましたが、受ける芝居のときの距離感がわかっていないんじゃないでしょうか、まだ。
「Mind Traveller」の若人チームのリーダーみたいな、自分からガンガン突っ走って事を起こしていくタイプの役だと凄く良いんですけど、周辺で起こった出来事を受けて、まとめていくタイプの役は……、

まぁ、これから経験を積んで行くなかでわかってくれればいい話なので。
がんばってくださいませ。


花組で距離感の取り方が巧いなーと思うのは……誰でしょうねぇ。娘役は皆上手だけど、男役は……案外まとぶんが巧い、のかなあ…?(←ちょっと違うかも)



すみ花ちゃん、由舞ちゃん、きらりちゃんの娘役3人は、本当に素晴らしかった!

あえて苦言を呈するなら、きらりちゃんの鬘はもっと似合うものを研究してほしいなー(←本公演も、ね)。あんなに可愛いのに、惜しい感じでした。

あとは、由舞ちゃんの衣装が…。
いや、華やかでよく似合っていたんですけどね(^ ^;ゞ、もっともっとせくしぃな衣装でも良かったんじゃないでしょうかっ!?
本来は男役のみわっちには、あまり身体の線が出ない衣装で正解なんでしょうけど、せっかくスタイル抜群の由舞ちゃんがやるのにぃ〜〜〜っ!!
(新公の衣装って誰が決めるんでしょうねぇ?)



役者の一人一人は、すごーーーくがんばっていたと思います。
それぞれに役を考えて、悩んで、創ってきていることはよくわかりました。

でも。

それをまとめるものが無かった
ソレがすこーし残念です。

普通なら、役者ひとりひとりの“勝手な解釈”を、演出家がきちんとまとめてからイタに載せるのが当たり前。
でも、児玉さんに一番欠けているのは、まさにその「まとめる」能力なので。

演出家にできないのなら、主演者が力づくでまとめる。タカラヅカの本公演では、そういうのがかーなーりー多いですよね、はっきり言って。
でも、まぁくんはそういうタイプではないんですね…。いい演出家と組んで、きっちり使って貰えれば滅茶苦茶輝いてくれそうなんですけど、自分自身で“何とかする”のは、あまり得意では無いっぽい。

…まぁくんについては、花組だからそれで良い、って感じなのでしょうね。組カラーってあるんだなあ、としみじみ思った新公でした。


それにしても!由舞ちゃん、今回は芝居もものすごーーーーく良かったような気がします♪(←元々大好きなのであまり冷静に評価できない)
……89期って、どんだけ人材豊富なんだよ………。


DIAMOND☆DOGS「TANGO 2007 RHAPSODY in AUTUMN」の、つづき。



今日は、本当は花組新人公演を観てきたのですが♪♪、
ちょっと言葉にまとまるのに時間がかかりそうなので、またいずれ…。

あ、でも、今のうちに一言だけ。
すみ花、由舞、きらり…百花繚乱の“花組の娘役さんたち”を観ながら。花娘さんの可愛いらしさ、というのは、それ自体が個性なんだなあ、と思いました。
月娘たちの「個性的な気っ風の良さ」とは少し違う、嫋かなのに芯の強い存在の在り方というのが美しいなあ、と。

上級生になると個人個人の個性が強くなってくるんですけど、新公学年くらいだと、組による違い、というのが大きいんでしょうかねぇ。

…贔屓組だと“個人”を観てしまうので「全体像」に気づきにくいのですが、たま〜に観る組だと全体しか見ないので、つい傾向値で論じたくなってしまいますね〜。
お気に障ったようでしたらすみませんm(_ _)m。





で、本題。『DIAMOND☆DOGS』つづき。


子供たちが総出で盛り上げたところに、メンバー登場。

ああ、かっこいいなあ〜!
マジでかっこいい(*^ ^*)



去年の「TANGO 2006 FASHION in SUMMER」の時。
今だから正直に言いますけど、

……あれってタンゴ?いや、確かに物凄く格好良かったけどさ…?
というのが、初見での感想でございました(汗)。



元々、「エリザベート」で“東山くんのダンス凄いなー”、と思って、大好きで、『DIAMOND☆DOGS』も一度は観に行きたいと思いつつ、果たせないままに数年が過ぎていたのです。

だから、樹里ちゃんと共演するって聞いた時は滅茶苦茶嬉しくて、楽しみで楽しみで仕方なくって、一人で盛り上がっていたんですけど。

…だけど。

私の「タンゴ」に対する先入観というのもあったのかな、と。
「タンゴ」といえば、男と女がホールドして腰をぴったり合わせ、互いに脚を絡ませつつ踊るもの、という、勝手なイメージが染みついていて…

あと、会場もあまり良くなかったんですよ、確か。割とフラットな劇場で、私の前にかなり大柄な男性が座っていたので舞台の上手半分まるっと見えなかったりとか(涙)。



それに比べれば。
今回は、私の方も意識改革して観劇に臨んだ(←大袈裟)ので、しっかり“『DIAMOND☆DOGS』のタンゴの世界”にハマることができました♪♪

本当に、カッコヨかったですぅ〜!(*^ ^*)。





まだまだ勉強不足で、曲名を聞いても音楽が浮かばない(涙)。
なので、場面をひとつひとつあげていくことができないのですが…。

どの場面も、ひとつひとつ、1曲または連続した2曲の間に、一篇の詩があって、
言葉によって説明されることのない、肉体によって語られる物語が、ある。


一篇一篇、イメージでもいいから簡単に解説したプログラムがあれば、内容も思い出せるだろうけど…。

観ている時は、一つ一つの物語に酔っていられたのに、ひとつの物語が終わるごとに涙が出そうになっていたのに。

公演が終わると、言葉による表現ではないので、どうにも思い出しにくい…。

「文字」あるいは「言葉」の発明、というものが、「人間」を形成するにあたってどれほど重要なものであったのか、こういう時にしみじみと気づいたりします。
…いみじくも、荻田さんの創る世界は本能で感じるモノなんだなー、と、深〜く納得してみたりして……(溜息)。





えーっと。


2幕のラスト前の場面。

「千の風になって」〜「SWALLOWS」〜〜そして、フィナーレの「リベルタンゴ」に続く流れ。



あれこそ、まさに
荻田浩一ここにあり!という構成でした。



あのラストの流れって、『DIAMOND☆DOGS』の元々のファンの方には、どう受け止められているのでしょうか…?

私は、いつもどおり(苦笑)、荻田さんにしてやられて泣いていたんですけど(^ ^;ゞ



『DIAMOND☆DOGS』に限らず、肉体を武器にしたパフォーマンスには、根っこのところに“祈り”があるのが普通だから。
別に荻田さんでなくても、そういう要素は必ず入っていたんだろうと思うんですよ、今までも。



悲しい程に切ない想い、
子供の形をした、純粋なナニカ。



ただ、その純粋すぎて透明すぎて、目に見えない“コドモ”の部分を、
あそこまで前面に出したことは今までに無かったんじゃないのかな、と。

…彼らのパフォーマンスを全部観ているわけでもないのに、偉そうにすみません。でも、私はそんなふうに思いました…。



諍いの果てに喪った命と、それを見守る天使たち。



降りしきる恵みの雨のように、そっと手向けられる白い花。
こどもたちは「祈り」を形にして、墓標に捧げる。

自分の持つ、いちばん純粋で、いちばんあかるくて、いちばんやさしいもの、
いちばん大切で、捨てることのできないモノを惜しげもなく捧げて、

天使たちは飛び去っていく。

……つばめのように、軽やかに。





荻田作品の基本設定は、「過去」です。

あるいは「時間軸」と言ってもいいかもしれませんが。
「現在」に生きていながら「過去」しか見ていない、
「現在」を生きていない主人公、という設定の物語がとても多い。


「過去」を、あるいは自分自身の“幻想”の時間を生きている、主人公。



天使たちは飛び去り、
一人の男が残される。

「自分自身」の中に閉じこもり、
自分が生きてきた「過去」を追い続けるだけ、の人生の中でも、
ちょっと立ち止まって振り向いたならば、飛び去らんとする天使たちの微笑みが見えた筈なのに…




荻田さん、というクリエーターの創る世界の基本設定に、ひさしぶりに“ピタッ”と嵌るパフォーマーが見つかったみたいで、荻田ファン的には、とても幸せな公演でした。


「マラケシュ」で、樹里ちゃんにレオンを振った荻田さん。

お笑いと荻田ワールドの間を一瞬にして往き来できるメンバーの中で、一瞬たりともおいていかれることなく、むしろ(あらぬ方向へ)引っ張っていくチカラのある樹里ちゃん。


爆笑トークから「パッションインブルー」への流れに、心が震えたのは私だけじゃないはずだ…(←私だけなのかな?)。



…・…・… ☆ …・…・… ☆ …・…・…

全編を締めるアストロリコの名演奏。

これを2時間みっちり聴ける、というだけで満足できるくらいなのに、

さらに、若い(←若干名除く)ダンサーたちの輝かしいダンスナンバーがあり、
歌手の歌があり……

おいしさ3粒分!って感じの2時間でした。

楽しかったー!もっと長期間やってくれればいいのになーーーーーっ。





オマケ。


せっかくイケメンが揃っているのに、男どおしでホールドして踊るナンバーが無かったのは何故(T T)と思ってしまうのは、私が腐女子だからでしょうか?>荻田さん

今回、1幕で少しだけドレス姿の樹里ちゃんが東山くんとホールドして踊る場面もあったのですが、
……腰が離れすぎてんじゃなーいっ?もっとくっつこうよ、脚は絡めようよ、タンゴなんだからさぁっ!!……なーんて、



心の中で叫んでいたことは内緒です((((^ ^;




花組東宝劇場公演「アデュー・マルセイユ/ラヴ・シンフォニー」を観てまいりました。

…DIAMOND☆DOGSも途中ですが、それはまたおいおい(^ ^;




えーっと。

花組だったり、
サヨナラだったりする小池修一郎。


観るまで、かなりドキドキでした。

去年のドラマシティとか、
「薔薇の封印」とか、

…そんなものを思い出して……



ドキドキしながら観た「アデュー・マルセイユ」。

そっかー、オサさん、サヨナラなんだ………
わかっていた事実を、あらためてもう一度、心に刻む。



お芝居では珍しく、ラストシーンに大階段が出てきた時に、

ああ、あの階段を登って行ってしまうんだ、と……。



……実際には、銀橋渡って下手でスポット浴びて暗転、でしたけどね(笑)。


「GLORIOUS」とか、「ソウル・オブ・シバ」とかでの、大階段を登って去っていく卒業生、最後まで見送る組子たち、というシチュエーションが好きなんですけど、アレって藤井さんの専売特許なんでしょうか…?(^ ^)。




…とは思いつつ。
まだ一回目なので、あまりサヨナラモード全開にはならず。
お芝居のラストはちょっと泣けましたが。なんか、彩音ちゃんとの会話が心に沁みてね。
良い場面ですよね、あそこ。



作品そのものは……うーん、なんて無茶な、ってところも多かった、ってのも正直なところではありましたが。

まとぶん(真飛聖)がオサさんの幼なじみ、壮(一帆)さんが恋敵、なんですけど、うーん、役が逆でも良かったような気がしました。
まとぶんみたいなタイプの役者は、オサさんみたいなタイプと組むと、どうしても受けに徹して引いてしまうので…
オサさんの隣、というポジション限定で、壮ちゃんの方が似合ううのかなーと思いました。

あ、でも、シモンを壮ちゃんがやったら、浪越とキャラがかぶっちゃうかなー?(←単に浪越が好きなだけなんで、私は)

…あと、壮ちゃんの芝居って、温かいけど所謂「受け」要素を持っていない人なので、みわっち(愛音羽麗)の女役に喰われてしまったかも
っていうか、まとぶんって本当に尻に敷かれている姿が似合うんですよね〜〜♪みわっちジャンヌとの相性は最高に良かったなー♪、と。
ぶんちゃん(絵麻緒ゆう)ほど受け受けしくはないけれど、骨太な芝居を得意とする割に、良い感じで受け身でいられる、尻に敷かれていられるっていうのは貴重なキャラクターなんですよね。

まとぶんシモンの設定を、オサさんと「対等の幼なじみ」という設定ではなく、「いつも助けて貰っていた」設定のまま「年下の泣き虫」にしておけば、もう少ししっくり来たのかな?と思いつつ、



壮ちゃんだけが、そこを飛び越えられるのは何故なんだろう…。




今回の壮ちゃんは、笑顔が少ないので私は大変不満です。
壮ちゃんと星組のしい(立樹遥)ちゃんは、私の中では2大「笑ってくれればそれだけで幸せ♪」な人。
回りをぱぁっと明るく照らす、しいちゃんの笑顔と、
回りをじんわりと温める、壮ちゃんの笑顔、
この二つは宝物です♪なのに〜〜〜!(溜息)



彩音ちゃんは、前回の緑川夫人に比べればずーっと等身大の、やりやすい役だったのではないかと思います。
でも、微妙に緑川夫人をひきずっていたような気がしちゃいました。一番大きいのは、声や話し方が同じだったことでしょうか?
姿は全然違うのに。
可愛くて魅力的で華やかで。
なのに、話し方はどこか投げやりで気怠く語尾を誤魔化す、緑川夫人役の時と同じ。声のトーンも、前回低く落ち着いた声を身につけたと思ったら今回も近いトーン。
私は、個人的に低くてまろやかな声が好きなので、昔のキンキンした小鳥のような声より今の方が好きなのですが、役としてはもう少し若作りしても良かったんじゃないかなーと思いました。
あまりにも等身大の役すぎて、かえって考えすぎてしまったような印象。

でも、本当に可愛い♪あの衣装ってなかなか似合う人いないと思うんですけど、本当に可愛かったです♪こないだの娘役写真集には入らなかったけど、いずれウメちゃんと二人でもなんでもいいので出してほしいです!♪



みわっちのジャンヌは、とにかく最高にいい女♪♪
こういう、番手のつくような男役スターが芝居で通しの女役をやっるのに、トップスターと絡まないっていうのは割と珍しいと思うのですが…。
あまりにもまとぶんとお似合い過ぎて、次にまとぶんと組む彩音ちゃんが可哀相になるくらいでした(笑/いや、彩音ちゃんも良く似合うんですけど ^ ^)。

気っ風が良くて色っぽくて、いぢめっこで、センスがあってアイディア豊富なイイ女!

それがピッタリ嵌るみわっち。

小池さんって、時々スゴイことをするなあ、と、しみじみ…
また新公がだいもんと由舞ちゃん、ってところが……期待大!!です♪♪




まっつ(未涼亜希)は、オサさんと敵対するイタリアン・マフィア。
としこさんを“俺の女”にして、星原さんや組長さんと手を組み、壮ちゃんを利用して、自分の目的を遂げようとする。

「Mind Traveller」の時は、さお太(高翔みずき)さんやとしこさんに「利用される」“まっどさいえんてぃすと”、だったのに。
今回はむしろ、まっつが黒幕って感じです。…よね?

まっつかっこいいー。浅黒い肌に髭が色っぽいーーーー!
葉巻銜えてるよ葉巻ー!(ドキドキ)(←壊れすぎ)

真顔で言いますけど、まっつに色敵が演じられる、なんてこと、私は露ほども信じていませんでした。
でも。
良かったです。「がんばってた」じゃなくて、良かった。
…どちらかと言うと、努力が必要なのは観客(っつーかファン)側なんじゃないかと。
葉巻を銜えてとしこさんを抱き寄せるまっつ観て、思わず反射的に下を向いてしまうのは………

それは、まっつのファンだから。(疲)

相手役がとしこさんってのがまたステキです♪
最後に、お姐様にたっぷり可愛がられて触りまくって、踊っちゃって(*^ ^*)。
このカップル、新公は扇めぐむくんと華耀きらりちゃんなんですよね。また全然違うというか、きらりちゃんがどんなアプローチで来るのかすっごい楽しみです〜♪
扇くんがまっつのアノ歌を歌うのか。これまた……聴き応えありそう♪(*^ ^*)。

…真顔で書き忘れてましたけど。
歌は素晴らしいです。はい。「黒蜥蜴/タキシード」の時は、せっかくいただいた歌が歌い切れなくて(特に高音部)、ファンながら大変にもどかしかったのですが。
今回は、少なくとも私が観た時は声も艶やかに色気があって、とってもせくしー(←照れくさいのでひらがな)でした(はぁと)。




まとぶんシモンの忠実な部下は、めお(真野すがた)ちゃん、みつる(華形ひかる)くん、(望月)理世ちゃん、まぁ(朝夏まなと)くん、……かな?
ちょうど、「パリの空よりも高く」のボーイ4人みたいな感じの出ずっぱり感でしたけど、もう少し「4人」の関係を追求してみたら、芝居として面白くなるんじゃないかなー?という気がしました。

それにしても皆キラキラしていて、若いっていいねぇ♪♪と幸せな気分でした(^ ^)。



キラキラといえば、アルテミス同盟の女の子たちが!!
最っ高〜!に可愛かったです♪

いやぁん、もう、筆頭で(桜)一花♪ああもう、一花可愛い一花可愛い!!もはや「一花可愛い」で芸名かと思うほど可愛いかったです。

由舞ちゃん、その衣装は……サービス?(真顔)
また化粧が上手くなったような気がする。前より可愛い。いつ観ても可愛い…(壊)。

きらりちゃん、元は可愛いのに(T T)そ、その前髪は…時代の流行を取り入れるにも限度ってものが……。いや、でも可愛いよ。きらりちゃんは何しても可愛いよ?でも!!って感じです(←どんなだよ)

野々すみ花ちゃんも花野じゅりあちゃんも、もうとにかく可愛かったよ〜〜〜っ!!



オサさんの子供時代はだいもん(望海風斗)、シモンが冴月瑠那さん。
どっちも可愛かったし芝居も達者だった♪取調べ室で嶺輝あやとさんに責められるだいもんの芝居が結構良かったです。


脚本としてはどうかと思う展開もいっぱいありましたけど、
「薔薇の封印」とか「Mind Traveller」とかを最低値に想定していたので、全然おっけー大幅にクリア、って感じでした(笑)。

作品については、せめて新公が終わってから…、と思っています。まぁ、たいしたネタバレがあるわけでもないのですが、いちおう念のため、ね。



ショーの方は、いかにも中村一徳さんらしい、オーソドックスで当たり前な、定番の「タカラヅカ」そのもの。
オサさん、という特異なタカラジェンヌのサヨナラに、こういう「いかにも!」なタカラヅカを当てるのは、正解かもしれませんね。
前回の「TAXEED JAZZ」がぶっ飛んでいた分、今回の方が安心して楽しめる、って人も多いんじゃないかと思います。

しっかし、こうしてみると、「Revue Of Dreams」は、中村(徳)さんの中では異例の作品だったんだなあ〜。私は大好きだったけど(^ ^)。

しかし。
まとぶん=ピンク、ってイメージがあるんでしょうか…?「TAXEED…」でもピンクを着てたイメージがあるし、今回、センターの時もそうじゃない時も、全員お揃いの衣装以外はぜーーーーんぶピンク。ピンク、ピンク、ピンク!

壮ちゃんは暖色系から寒色系まで結構バラエティあったのに、まとぶんは濃いのから薄いのまで、とにかくピンク、って感じ。
なんでだろう?確かに甘い美貌によく似合いますけどねぇ。キャラクターも「クール」からは一番遠いタイプだし(笑)。

ちなみに、下級生ではちあき(白鳥かすが)が割とピンクの衣装が多いと思うんですが…。

不思議ですよねー、何故なんでしょうね。
ああいうのって、本人が撰ぶの?演出家が決めるの?衣装部さんが似合うのを撰んでくれる、とかなの…?



天王洲アイルの銀河劇場で、パフォーマンスユニット(「TAP GUY」のプログラムにそう書いてあった)『DIAMOND☆DOGS』の、
「TANGO 2007 RHAPSODY in AUTUMN」を、観て参りました。

ゲストの樹里咲穂さん目当てで行った公演でしたが、予想外の収穫でした!いやー、本当に良かったです。楽しかった!

最近すっかりメジャーになった「DIAMOND☆DOGS」。
アンジョルラスやトートダンサー(ご本人のプロフィールにはこの辺の役は書いてないので、もしかしたら不本意なのかもしれませんが…)など、ミュージカル界で大活躍中の東山義久さんを中心に、5人のダンサーと二人の歌手、という7人のユニット。

去年、東山くんと対で踊っていた大柄で印象的なダンサー・SHUNさんと、歌手チームでもなんとなくメインで歌ってらしたKYOHEIさんが卒業されていて、チーム全体の雰囲気もなんだかちょっと変わっていたような気がします。
なんだろう。すこーし若返って、勢いが出た感じかな?東山くんを中心に、ユニットらしくなったような気がします。……気のせいだと思いますけど。すみません。

昔からのファンの方は、さぞ寂しいでしょうけれども。

でも。

私は、今回の公演、ものすごーく好き、ですっ♪
明日で千秋楽でさえなければ、絶対もう一回行ったのにーーーーっ!!


去年の七夕にやっていた「TANGO 2006 FASHION in SUMMER」の、続編、くらいのつもりで観に行ったのですが。

まるっきり別物、でした!(^ ^;ゞ


まず、幕開きからして全然違う。

舞台に光が入る、
と。

小さな雪ン子、いや違う、ビニールのレインコートみたいなのを着込んだ、子供たちが、舞台上に並んでいる。


プログラム見ていなかったので、すっごい驚きました。
てっきり、去年と同様7人+樹里さんの8人だけでやるもんだと思いこんでいたので。

プログラムを見て、確認。
「DIAMOND★KIDS’s」というチーム名がついているらしい(笑)。

あれはどういう子供たちなんでしょうか?
今年のプログラム、紹介も何もないのは残念だー!(苦笑)。
一番小さい(ように見えた)山本瑠夏くんが、たぶん3つか4つ?あれで5歳以上としたら、早生まれでしょうねぇ、きっと。
一番大きい子で中学生くらいかな?女の子は、そろそろ骨盤が大きくなり始めた子もいましたが。

総勢24名。
そんな、縦も横も大きさバラバラな子供たちが、
舞台の上で踊り出す。

子供と動物には敵わない、と、よく言われます。

主に映像の分野ですけれども、舞台でもやっぱり、「子供」っていうのは本当に強いものなんですね…
眼を惹く。集中させる。
そして、子供の笑顔には、それだけで観客の心を高揚させるチカラがあるんです。

正直、ダンスのレベルはバラバラでした。
下手でもいいから、もう少しレベルが揃っていれば合わせて振り付けることもできるし、やりようによってはもっと見応えがあったと思う。
あるいは、あの中で踊れている子だけ撰んで、人数を半分にしても、あまり問題はなかったと思う。

でも。

どうしてもあの人数と、そしてあの大きさのバラエティが欲しかったんですね、演出家は。

……そのことは、フィナーレ前の場面で理解できたので、ヨシとしたいと思います。

…仕方ない、もんね…。


子供たちが「リベルタンゴ」に合わせて踊る……5分くらいあったよねアノ場面?子供たちが可愛くて、あまり気にしてませんでしたが…
だって、子供たち2回くらい着替えてたもんね。レインコート脱いで、さらにもこもこした上着を脱いでたよ確か。

また、こういう着替えの時間をつなぐための、小人数の振付が意外とカッコイイ♪(踊れてない子もいるけど)
今回、振付はD☆Dと港ゆりか、TETSUHARU(安室奈美恵のバックの彼?)の三チームなのですが、いったい子供たちの振付は誰がしたんだろう?

…なんか、森新吾くんが保父さんやっていたらしいので、
子供たちの部分は彼が振付したのかなー?(笑)。


で、演出ですが。

一幕を観ている間中、おかしいな、おかしいな、と思っていました。

私はこの世界を知っている。
絶対、知っている。それもたぶん、とても良く。

幕間にプログラムを見て、
納得。

構成・演出:荻田浩一

そ、そうだったのか!
…荻田さんだったのか!

知ってたら、最初からもっとチケット枚数確保したのにーーーーーっ!!(泣) ←予習不足の自業自得。

ってゆーか、荻田さん忙しいなあ。

ここ三ヶ月で、「蜘蛛女のキス」(11/18大阪楽)→「TANGO2007」(11/21〜25)→「A−"R"ex」(11/20集合)か!!いつ稽古見てるんだいったい!?

まぁ蜘蛛女の方は、11月頭に初日があいたところで演出の手は離れた筈なので、そこからTANGOのお稽古に入ったとして。
「A−"R"ex」の稽古に参加したら、TANGOの舞台稽古にはいっさい入れませんよね?

…いや、そんなこと気にしてもしょうがないっていうか、ちゃんと舞台は完成されているんだから全然構わないんですけど(^ ^)、

荻田さんの頭の中で、この3作品がいっぺんに動いていたのかと思うと………、ね(^ ^;ゞ。

今日のプチ吃驚、でした。


つづく
お台場・ヴィーナスフォートの、降雪祭&AQUA5イベントに行って参りました♪


…とはいえ。
あまり深く考えず、フラッと“行ってみた”感の私たち。

当たり前のように整理券はいただけず、会場の外で「立ち見」という形での参加となりました……



人波の隙間から、「『時々』見える」AQUA5のメンバー。

…どこぞの「富士見ヶ丘」から「晴れた日に見える」富士山のようで、
チラッと見えるだけでなんだか幸せな気分になれた私って、安上がりかなあ…と思いつつ(笑)、



悲しかったのは、トークがまったく聞き取れなかったこと。
真飛さんのファンの方、なんとしても抽選で当ててシートに座るか、あるいは早起きして整理券をゲットするか、どちらかがんばった方がいいですよ!会場外の立ち見は、スピーカーが無いのでトークは全く聞こえません………(涙)。
(歌は大丈夫でしたけど)

…ま、私なんぞに言われなくても、ファンは当然がんばられることと思いますが(^ ^)。



衣装は、思い思いの黒のジャケットに黒のインナー、ボトムは(色んな色があったけど)ジーンズで統一。キムちゃんのジャケットの形がちょっと面白かったり、ひろみちゃんのは燕尾みたいに後ろが長い形だったり、いろいろでした。


水さんは髪がすっかり普通の色に戻っていて(←そりゃーそうだろう)、まさに『今』CSで流れまくっているCMの、ど金髪の男前とは別人のよう(笑)。
それ以外の4人は、髪型とかはそんなに変わって無かったかな?あ、ひろみちゃんがちょっと髪を切ったので、5人とも同じような長さになっていたのが、お揃いっぽくて可愛かったなー。



12:45からのイベントでしたが、12:15くらいから立ち見(整理券無し)の人が並び始めたのかな?オサさんの衣装展示や、AQUA5のパネルの生写真、「Christmas Present」のCD収録風景の写真やビデオなどなど…を眺めて時間をつぶしているうちに、連れが立ち見に並んでいる人の列に巻き込まれて身動きが取れなくなり(笑)、ちょっと慌てました。

大して広くない通路にギッシリと人が並んだ頃、整理券を持った方々も入ってきて。
45分を1,2分過ぎたあたりでイベント開始。



5人は、奥の扉からいったん登場して挨拶した後、すぐにハケて…なんと会場の後方出口側(私たちと会場の間!)に出てきてくださいました♪
用意されたお立ち台に並んで、会場の方を向くと。


…ライトが落ちて、私たちがいる通路の上から、雪が降り出しました♪♪♪

ライトアップされた雪。
その向こうで、背中を向けて並んでいるAQUA5。

すっげーキレイでした!!



5人とも、笑顔をプレスのカメラ(会場内)に向けつつ、時々振り返っては嬉しそうに雪を観てくれたので。
私たちも、5人の笑顔をしっかり堪能させていただきました♪♪

…人波の隙間から、時々、でしたけどね(笑)。



「降雪式」が一段落すると、5人はまた舞台に。

会場の方が、お立ち台を片してプレス席を移動させてくれたので、立ち見客も前に出ることができたのですが…、距離は多少近づいても、障害物(人の頭)は変わらないので(^ ^;ゞ、見えるモノも聞こえるモノも、あんまり変わらなかったなー(涙)。

せめてトークが聞き取れるようになると良かったんだけど(T T)。


トークの内容は、そういう訳で割愛させていただきまして。


最後に、5人で「Time To Say」を歌ってくれました。

これまた「時々見える」メンバーを追いかけながら、でしたけれども、ちょうど私が居た位置からだと、上手にすこーーーしだけ視界の開けているポイントがあって。
曲の前半は、ちょうどそこにひろみちゃんが居たので良く見えました♪♪(幸)。

後半は、2列のW型フォーメーション(前列にキム・水・ユミコ、水の後ろにテル・ひろみ)になってしまったので……
それでも、時々奇跡のように(^ ^)テルちゃんが見えたり、キムちゃんがバッチリ見えたりして、とても楽しかったです。
さすがに歌はちゃんと聴こえてきたし(笑)。


1時間弱でイベントは終了。
終わったら「AQUA5カフェ」でお茶でもしようかと思っていたのですが、残念ながらものすごい行列でとても無理、な感じだったので諦めました。

コースター欲しかったなあ〜(涙)。




青山劇場で、ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」を観てまいりました。


原作は、1860年、ヴィクトリア朝のイギリスで出版された、ウィルキー・コリンズの傑作ミステリ「白衣(びゃくえ)の女」。
2004年にロンドンで初演。で、すぐブロードウェイでも開幕して。「あのA・L=ウェッバーの新作!」というので日本でも話題になってましたが、……たしか、あまり続かなかったんじゃないかな?
音楽的にちょっと難解な部分があるので、そのあたりが受けなかった理由かも。(とかなんとか言ってますけど、実は超大人気でロングランしていた、とかだったらごめんなさい!)


でもでも、私にはとても面白かった!
良かったですよ、とっても♪♪もう一回観たいと思っています♪


<キャスト>

主役・マリアンを笹本玲奈。

マリアンの異父妹で、父親の遺産を相続した資産家の美少女・ローラを神田沙也加。

姉妹が恋する貧乏な(下層階級の)美術教師・ウォルターを別所哲也。

ローラの許嫁・グライド卿を石川禅。

グライド卿の友人、エピキュリアンなイタリア男・フォスコ伯爵を上條恒彦。

白い服を着た謎の女、アン・キャスリックを、劇団☆新感線で大活躍の山本カナコ。

ローラの父の弟(ローラの叔父)で二人の後見者を、元四季の光枝明彦。


宝塚関係者は、ちあきしんさんくらい、だったかな?
マリアンやローラが暮らす村の女の子の母親役など、ちょこちょこソロのあるアンサンブルでご出演。カジノのシーンでグライド卿の禅ちゃんに絡む女性役が、麗しくてとっても素敵でした♪




で、とりあえず。

何よりもまず、最初に。


上條恒彦さんが素晴らしかった〜!!


はっきり言って主役は上條さんだったね。
特に2幕。
マリアンの笹本玲奈ちゃんを口説く場面(正確には、マリアンがフォスコを誘惑する場面なんだけど)が、しかもかなり長々とした場面(!)が、あるんですけど!

いや〜、中年…いや、老年にさしかかった男のイヤらしさを存分に出されていて、そりゃーもう素晴らしい!!の一言でした★

…お髭のない上條さんの顔を見たのは、そういえば初めてかもしれません…。

また、玲奈ちゃんが最高に色っぽくてコケティッシュで。
本当に本当に!!

素晴らしかったです。きっぱり。

あの場面を観ただけで、私が支払ったチケット代は元が取れた、かも……(^ ^)。



つい先月まで(?)、マリウスとエポニーヌだった(組んでないけど)、禅ちゃんと玲奈ちゃん。

…っていうか、それより衝撃的なのはバルジャンとジャベールであり、さらにバルジャンとマリウスだった(こっちは組んでる?)別所さんと禅ちゃんかな?(笑)


今回は本当に、典型的な「悪役」だった禅ちゃんですが。
金に汚くて、女に暴力をふるう最低な男。

…禅ちゃんの、何をやってもにじみ出てしまう「人の好さ」とか「優しさ」が、今回はうまくマスキングされていたような気がします。
表面を取り繕って、人前では“優しくて寛大な夫”を演じている姿とのギャップ、本来のキャラクターはちょうど逆、なんですけど(汗)、「2面性」というところを上手く役に生かしているなーと思いました。
これからますます役柄が拡がりそうです。

あのキャラクターであの歌が歌える役者、っていうのは、他にちょっと考えにくいくらい嵌っていたと思います。




別所さんのウォルターは、誠実で不器用で、

   心を隠せ 立場をわきまえろ
   住む世界が違いすぎる
   貧しい教師に 望みは、ない

と歌う一幕半ばのナンバー「Try To Not Notice」がよく似合う、「いかにも」なヒーロー、でした。

うぁあ〜、バルジャンとジャベールがデュエットしてるよ〜〜!と思ったりもしながら。

ちなみに、バルジャンとエポニーヌのデュエットは全然違和感無かったです。玲奈ちゃん大人っぽかったし。




うん。
今回の公演、立役者は何と言っても、玲奈ちゃんだったなー。

首の詰まったヴィクトリア朝の禁欲的なドレスがよく似合って。
ちょっと、退団直後の一路真輝さんを思い出させる美貌っぷりでした。エポニーヌでデビューした2003年の頃は、まだ頬がぷくぷくしていて可愛い感じだったのに、だいぶシャープになって、そして、お化粧も変わりましたよね。
初めて観た時から、歌も芝居もとても好きなタイプなので、順調に育っていくのを拝見するのはとても幸せです!(はぁと)

とにかくラストの絶唱に泣かされました。
うん。良かったよ。昔から人を引き込むチカラのある人だったけど、どんどん磨きがかかっているような気がします。
次の作品がまた楽しみになりました。

育ち盛りって怖いなあ〜〜!





そんな玲奈ちゃんのマリアンが、心からの愛情と忠誠を捧げる異父妹・ローラ。
ローラは父親の資産を受け継いで、土地持ちの資産家。
そして、マリアンはその影で、彼女の話し相手として一生を過ごすつもりだったのかな…?
姉妹というより、乳母とお嬢様みたいな、ちょっと微妙な関係の二人。

そんな二人が、突然現れた白馬の王子様ならぬ貧乏な美術教師に恋をする。

で、美術教師の方は、妹ローラに一目惚れ。

…さやかちゃん、もっとずっと圧倒的に可愛いと思っていたのに、意外に普通だったなぁ、というのが印象でした。
歌は、思ったより良かったけど、ソプラノはちょっと細すぎて不安定。せっかくの玲奈ちゃんカナコさんとのコーラスが、ちょっと微妙になっちゃったのが残念でした。

うーん、他にいなかったのかなー?とかつい思ってしまいますが………いなかったんだろうなあ(涙)。




山本カナコさんは、すっげー歌が上手いです!!
ビックリしたよ。
しかも、すごい小柄なんですね。大きな別所さんと一緒の場面が多いので、よけい小さく見えました。まさに、ヒラヒラした白い衣装に埋もれて、この世のものとは思えない小ささ、細さ、薄さ!!
別所さんに縋り付く、その小さな身体。
なのに、歌声は力強く空気を切り裂いて、異様な響きを滾らせて。

物語のキーとなる「白い衣の女」。
タイトルロールなんですよね、この作品の。
その、作品世界の色を決める大事な役割を、過不足なく果たしていらっしゃったと想います。

素敵でした。
またミュージカルに出て下さいね!




光枝さんは、もう今更言うまでもなく素敵でした。
はい。
もっと歌ってほしかったなー。ソロがたった一曲じゃ足りないよ(涙)。
フォスコ伯爵、代役は光枝さんなんだろうか…それもものすごーーーーく観たいキャストだ………(苦笑)。



 
私は、この作品の初演の頃に、ちょうどロンドンに遊びにいきたいなー、な〜んて計画を立てていて(いろいろあって頓挫しましたが)、「A・L=ウェッバーの新作かー、観たいな〜」とか思っていたんですよね。
…「白衣(はくい)のおんな?看護婦モノか?」とか思ったことは秘密です。


そして。
私にとって、この作品のホリプロ上演、というのは、特別な意味があります。

リアリー・ユースフルの作品を、劇団四季以外のカンパニーが日本でやる日が来たんだ!!という意味で。



笹本玲奈ちゃんが「ウェッバー作品に出るのが夢だった」とトークで話していましたが。
実際、この作品が決まるまで、それは「決して叶わぬ夢」だったんですよね…劇団四季に入らない限りは。

まぁ、大きな賞を獲った訳でもない作品だからこそ実現したのでしょうけれども。


でも。

この公演が『成功』して、リアリー・ユースフル側が「日本にも良いカンパニーは色々あるんだな!」ってことを理解してくださって、

そして、


「サンセット大通り」を、
麻実れい主演で上演する
、そんな許可が降りる日が。

いつかきっと、来てくれますように………(祈)




2008年1月14日(月組 東京特別公演千秋楽)付で、

専科の矢代鴻さんと、
月組88期の麻華りんか嬢が、

…卒業されることが発表されました。




シビさんのことは覚悟してました。
専科エンカレでも仰ってたし、
なによりも、月組東宝千秋楽のパレードで、お花をつけて降りていらっしゃった時から。

寂しいです。
悲しいです。

でも、今は、
恨み言よりも、最大限の感謝を捧げたい。

今まで歌を聴かせてくれてありがとう。
音楽の世界の深さ、広大さを、教えてくださってありがとう。



「ブエノスアイレスの風」で、初めて名前を覚えたシビさん。
あの旋律は、今でも忘れられません。

でも。
私が「専科の素敵でカッコイイ歌手のおねえさま」でない「矢代鴻」という“役者”を知ったのは、多分、第一回専科エンカレッジコンサートだったのだと思います。

歌は一つの芝居である、
シャンソンは一本のお芝居である、ということを教えてくれたシビさん。

今の今まで「すごーい専科の大先輩」だとばかり思っていたチャル(箙かおる)さんを、まるで子供扱いで。
MCのたびにメチャメチャ可愛がって(←苛めて?)いたシビさん(^ ^;ゞ。

素敵でした。
カッコヨくてね。

そして、

強烈でした。



ありがとう。

宝塚に居て下さってありがとう。
月組公演に、そして出演なさった全ての公演に、出て下さってありがとう。

宝塚を愛してくださって、本当にありがとう。

そしてこれからも、
ご活躍を(してくださいますよね!?)楽しみにしています!





そして、

…りんかちゃん。

嫌な予感は、言葉にしないでおいたのに。
黙っておけば、
見なかったフリをしていれば、

悪夢はどこかへ行ってしまうと思いたかったのに、


なのにあなたは行ってしまう。



みちるちゃんに続き、りんかちゃんまで!?
おーい!月組どうなってるんだよ!?
大丈夫なのか本当に?


ほんの数日前に、みちるちゃんに贈った言葉を、そのまま贈ります。

まだまだたくさんの芝居に挑戦してみてほしかった。
まだまだこれから、これから役がつくところだったのに……。


だって、まだ、研6だよ!!
みちるちゃんより、さらに2年も若いんだよ(涙)。

まだ新公学年の、ヒロイン歴もない娘役さんなのに、もう組ファンには名前も顔も売れている、
それはひとえに、彼女の今までの舞台成果があったればこそ。


「飛鳥夕映え」の歌垣の歌手(研3?)をかわきりに、本公演でも毎回のようにソロを歌ってくださった歌手という一面と、バウなどで見せる思い切ったお芝居のチカラと。
舞台に立つことを、ものすごく楽しんでいる人だとずっと思っていました。


まさかこんなに早く、違う道を選ぶとは……。



荻田さんは、すべての役者に深い愛情をかけて作劇してくださる方だから。
きっと、燃え尽きることのできる役を用意してくださっているのだろうと思います。


クレオパトラ。

これは、有名なプトレマイオス朝のクレオパトラ7世…なはずはないですよね?300年以上も時代がずれてしまうし。

まぁ、クレオパトラというのは、ギリシア世界ではありふれた名前だったようですから、アレクサンドロスやヘファイスティオンあたりの姉か妹か、あるいは愛人に居てもおかしくない名前ですが。
(「父の栄誉」という意味のある、割と高貴な名前だったはずなので、女中とか奴隷ってことはないはず)


りんかちゃんの最後の舞台が、ファンのみなさまにとって幸せなものでありますように、
そして、りんかちゃん自身も、存分に舞台を楽しんでくださいますように。






「A−“R”ex」

配役が発表されれば、もう少し“荻田さんの切り口”が見えてくるかと思っていたのですが…

さっぱりわからなかった(涙)。


とりあえずわかるのは…
セレウコスやアンティゴノスはいるけど、プトレマイオス(将軍。後に後継者としてエジプトを支配する)がいないってことは、アレクサンドロス大王の死後の話は無さそうですね。

あくまでも、「何故」「世界の覇者たる道を邁進するに至ったか」がテーマであって、彼の人生を追う作品では無いってことなんだろうな…。



父(萬あきら)と母(矢代鴻)は順当として、

アテナ(出雲綾)とニケ(彩乃かなみ)も、まぁ予想通り(私の予想はオリンピアとアテナが逆でしたが)であるとして、

わからないのが、きりやんのデュオニソス。

東方遠征中、アレクサンドロスのワインに毒が盛られる事件(本人が気づいたため大事には至らなかった)がありましたので、その関係でワインの神様が大王の敵として出てくるのかな?とか思ったのですが…

どうなんでしょうねぇ。この事件の首謀者であるフィロタスも出てこないし、関係ないのでしょうか。
荻田さんのお考えは、私にはまったくの謎でございます(^ ^;ゞ。




アリストテレス(師匠)=北嶋麻実
ヘファイスティオン(同い年の親友。美しく武勇に優れた人)=龍真咲
セレウコス(将軍。後に後継者の一人としてシリア以東の東方世界を支配する)綾月せり
アンティゴノス(将軍。後に後継者の一人としてマケドニア〜小アジアを支配する)=響れおな
カッサンドロス(将軍。アレクサンドロス3世の妹テッサロニケを妻にもち、大王の死後マケドニアの西側を領してマケドニア王を名乗るが、アンティゴノスに敗れる)=貴千碧


個人的には、ヘファイステオン=キルヒアイスだと思っているので(意味わかる人何人いるだろう…)、
ラインハルト アレクサンドロスとの友情エピソードがとっても楽しみなのですが!!

……まさおくんかぁ〜(←どういう意味だ)。
……荻田さん、よろしくお願いいたします…(←だからどういう)。


っていうか。
こうしてみると、アレクサンドロスの最大の敵であったはずのダリウス3世も出てこないし、やっぱりディオニュソスが敵ってことになるのでしょうか…。
もう少し詳しい解説、出ないかなぁ〜♪



娘役陣は。
タイス(アテナイの舞姫。プトレマイオスの愛人のはずですが、大王の愛人ってことにするのかな?)=音姫すなお
ヴァルシネ(愛妾。ダリウス3世の妻と同じ名前だけど…?)=天野ほたる
スタテイラ(妻。ダリウス3世の娘)=白華れみ

妻といっても、アレクサンドロス4世の母ロクサネは出てこないんですね。結婚したのがかなり晩年(若いけど)だったからかな?

タイスは東方遠征にも従軍し、ペルシア軍を打ち破った祝宴の席で「アテナイを焼いた憎きペルシア王の宮殿なんて焼いてしまえ!」と扇動する、というエピソードがあるのですが…
この話は入らないかな〜。おときち、たまにはそういう、“強い女”の役もやらせてみたら面白いと思うんですけどねぇ…なんか「きれいどころ」が多い人なので。


でもまぁ、あらためてまとめてみると、歌える人が揃った公演ですねぇ…。
歌えて、しかもキレイ!な人がほとんどだ(!)

荻田さんが、このメンバーを“使い切って”くれるのがとても楽しみです。
彼らの新しい面を、みせてくださいね♪



シビさんと、りんか。
お二人だけではなく、15人全員が思いっきりお芝居できる作品でありますように。
絵理さんが卒業されても、末子さんが卒業されても、「大丈夫」と請け合ってくれた「月組の伝統」のお芝居を、

どうか、かみさま、

出演するシビさん+萬さん+月組ッ子たちに幸せを、

そして私に、後ろの端でいいからせめて一枚のチケットを、

どうか、かみさま…(祈)




「Hollywood Lover」と「ホフマン物語」の話を書いたので、次は「A-“R”ex」の話を書くつもりだったのですが。

やっぱり、もう少し情報が出てこないと無理だなあ〜。
だいたい、荻田さんがどんな切り口でストーリーを作るのか見当もつかないもんなぁ(涙)。



荻田さんが作る以上、
「如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか」という長い副題に、意味が無いはずもなく。

…その程度には、私は彼を信頼しているので。


公式サイトのあらすじを読んだ印象だと、母オリンピアや、過去の栄光に縋り付くアテナイの守護神アテナ=ニケに踊らされて凄惨な闘いの日々へ踏み込んでしまった若者、みたいに読めてしまうのですが。
…違うんだろうな、きっと…。

詳細が出るのは明日らしいので、とても楽しみにしています。



いろいろ怖いこともあるけど、嫌な予感は言葉にしてはいけないものだから。

何事もなく一日が過ぎていけばいい…(by殿下)



・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・


月組千秋楽が終わって、丸一週間。
そろそろ腑抜けから立ち直らないとイカンな、と思いつつ、ついついホケーっと毎日を過ごして1週間、か…(いや、仕事はちゃんと【それなりに】してますよ勿論!)。

空白の期間が長いな、我ながら。



・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・


話はまったく違いますが。(唐突で本当に申し訳ない)

蘭香レアちゃんが、12月の武道館「Act Against AIDS 2007」(今年15年目を迎える、AIDSチャリティーイベント)に出演されるそうですね。

…チケットが既に完売している公演に、後から参加を発表しないでくださいお願いだから…(T T)。そうでなくても、先週の「Gravity」(元々はミュージカル女優・岡千絵、シルヴィア・グラブ、林希のトリオユニットによるライブ。今回は岡さんが公演中のため、シルヴィア+林希+レアちゃんの3人ライブでした)が月組公演中(というか、よりによって楽の週末)だった為、行けなくって泣いてたのにさ……。


くすん。

レアちゃんのばかぁ〜っ!(ヤツアタリもここに極まれり)



・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…・


なんだかどんどん壊れていく自分が怖い…。

…舞台を観ていないからなんだわきっと。馬に飼い葉が必要なように、私の海馬には舞台が必要なのよ。



おまえは馬なのか、私の海馬よ…(呆)。



今日はちょっと趣向を変えて(←変わってないか?)、年明けのバウホール作品「ホフマン物語」について。

とは言っても、私はもちろん菅沼さんの「ホフマン物語」は観たことがないのですが、ずーーーーっと遠い昔に観たオッフェンバックのオペラを思い出してみました。
…全く違うモノを探して部屋の掃除をしていたら、ふるーいプログラムが出てきたので(^ ^)。


いよいよこれも、来週24日が発売なんですね。
青葉みちるちゃんを見送るかどうか、決心するタイムリミットも近づいてきているなあ…。




さて。
私の手元のプログラムでは、一人の歌手が演じる役はこんな割り振りです。(○は、すぐ上の●と同じ人が演じる)



TN●ホフマン(詩人)
  1幕 2幕 3幕 4幕 5幕

MS●ミューズ(詩の女神)
  1幕          5幕
 ○ニクラウス(ホフマンの友人)
  1幕 2幕 3幕 4幕 5幕

BR●リンドルフ(ニュールンベルグの顧問官)
  1幕          5幕
 ○コッペリウス(スパランツァーニの敵)
     2幕
 ○ミラクル博士(医者)
        3幕
 ○ダッペルトゥット(魔術師)
           4幕

MS●アントニアの母の声
        3幕
 ○ステッラ(歌手)※台詞のみ
  1幕          5幕

SP●オランピア(自動人形)
     2幕

SP●アントニア(歌手)
       3幕

SP●ジュリエッタ(高級娼婦)
          4幕

BR●スパランツァーニ(発明家)
     2幕

BS●クレスペル(アントニアの父親)
        3幕

BR●シュレーミル(ジュリエッタの情夫)
           4幕

TN●アンドレス(ステッラの召使)
  1幕          5幕
 ○コシュニーユ(スパランツァーニの召使)
     2幕
 ○フランツ(クレスペルの召使)
        3幕
 ○ピティキナッチョ(ジュリエッタの下男)
           4幕

BS●ルーテル(酒場のおやじ)
  1幕          5幕

TN●ナタナエル(学生)
  1幕          5幕

BS●ヘルマン(学生)
  1幕          5幕


今発表になっているバウ公演のキャストをこれと見比べると…

・2幕(オランピア)と3幕(アントニア)が逆っぽい?

・みりおくんの時は、ミューズとニクラウスを違う人が演じることになる。(ミューズがニクラウスに姿を変える場面は結構印象的だったんですが、あそこは無いのかな?)

・「悪魔」という役があって、リンドルフに姿を変える場面があるらしい。(オペラでは、明示的には出てこない。リンドルフたち一連の敵役が悪魔なんだな、ということは判るけど)

・ステッラ役者が載っていない(役はあるらしいが。ちなみに、もりえちゃんの後半は美鳳あやちゃんが演じるらしい。他の時は誰がやるんだろう……)

・ルーテル/クレスペル/スパランツァーニ/ピティキナッチョを未沙さんが演じる。

・オペラでは、召使い・下男系は全幕一人の人が演じていてすごく面白かったけど、今回は3幕までで、4幕は別の人を演じる。

・もりえちゃんの時は、召使い3役は女性になっている。(みちるちゃん/涙)


オペラのプログラムに出ていない役については…
・テオドール・ウィルヘルム・エリオットは学生の役で、最初と最後のルーテル酒場に出るような気がする。
・グレッチェン・ファウスタ・レオノーレはルーテル酒場の女給か、ジュリエッタの娼婦仲間か?


元になったオペラはオッフェンバックの最後の作品で、未完成のまま作曲家が亡くなってしまったためか、いろいろな版があるらしいです。順序もいろいろだし、ミューズがいる版・いない版。4幕構成の版もあるみたいですね。



みりおくんがホフマンの時は、もりえちゃんが悪魔でニクラウスが宇月くん、ミューズはみっぽーちゃん。
なんとなく………サイズで撰んだのか!?>谷さんってゆー気がしないでもないですが(^ ^;ゞ、それにしても宇月くんは大抜擢ですね!あんまり踊る役ではなさそうなのが残念ですが、彼女は芝居も凄く良いので、せっかくの大役、ものにしていただきたいです(*^ ^*)。
その辺りに小柄な人が揃うので、悪魔のもりえちゃんの長身が映えるだろうなあ〜♪3役それぞれ癖があって難しい役ですが、今回コルネールさんを3ヶ月やり通して、ものすごく大きなものを得たと思うので。ぜひこの機会に、「役者・青樹泉」を見せつけていただきたいです。
それにしても。本来はセットの筈のミューズとニクラウス…みっぽーと宇月くん、って、お二人ともハイレベルなダンサーかつ芝居巧者、っていう似た者同士の組み合わせですね(笑)。どんな演出になるのか楽しみだなあ♪二人で踊ってくれたらいいんだけど(←みりお一人になったらどうすんねん)

3人のヒロインは、羽咲まなアントニア/夢咲ねねオランピア/青葉みちるジュリエッタ→みちるアントニア/みっぽーオランピア/ねねジュリエッタ。
……どっちのバージョンもすごい魅力的だ…。みちるちゃんとねねちゃんはそもそものお目当てだし、まなちゃんのアントニアなんて当に「歌姫」だろうし、みっぽーのオランピア…(涎)。な、何故?何故ヒロインだけこんなに細かく役替わりするんですかーーーーっ!!
……全部観られる幸運な方が羨ましい…(諦)。


もりえちゃんがホフマンの時は、みりおくんがミューズ/ニクラウスでマギー(星条海斗)が悪魔。
黒天使のマギーの迫力が忘れられない私には、悪魔ってすごい楽しみ!どんなになるのかなー。もりえちゃんと二人並んだら、スタイル抜群同士、すごい迫力でしょうねぇ(笑)。
みりおくんのミューズは……チラシ見てこれも絶句しちゃいましたが(笑)、動いてもキレイだろうなあ(笑)本来メゾソプラノのズボン役なので、みりおくんには本当にぴったりな役ですよね♪

ヒロインは、ねねアントニア/花陽みらオランピア/みっぽージュリエッタ→3役ともねねちゃん。

…み、み、みっぽージュリエッターーーーーーーーっ(壊)。
花陽みらちゃんは本当に大抜擢ですねぇ。オランピアってことはダンサーなのかな…?本公演では見つけられませんでしたが、ご活躍を楽しみにしています。

CSで全バージョン流れることを心の底から祈りつつ。



月組屈指のバレエダンサー・麗百愛ちゃんはオランピアに入るかな〜?と思っていましたが、「影法師S」をまぐ(流輝一斗)ちゃんとコンビで。
たぶん、4幕(ジュリエッタ)に影を奪う魔術師ダッペルトゥットというのが出てくるので、ここで奪われるホフマンの影法師のイメージ、みたいな感じなんじゃないかなーと思うのですが。「オクラホマ!」のまぐちゃんみたいな感じ?
それとも、全幕を通して悪魔の象徴的に後ろで踊ってるとか、そんな感じの役なのかな…?いや、まぐちゃんのテオドール、もえちゃんのレオノーレが、私の推測通りルーテル酒場の場面で出るキャラだとすると、全幕じゃなくて2〜4幕ですね。たとえば、幕を降ろしてセット転換している間をダンスでつないでくれる、とか(*^ ^*)。



最後に。
バウ作品として上演するにあたっての問題は、1幕2幕をどこでわけるかなのですが…。
私が観たオペラは、ルーテル酒場〜オランピア〜アントーニアまでが連続で、少し休憩。で、ジュリエッタ〜再びルーテル酒場、が2幕でした。

でも、菅沼さんの脚本が、もし本当にアントーニアが先だとしたら。
せっかく「悪魔」も出しているので、ルーテル酒場(の外?)でのミューズと悪魔の争いをしっかり描いて、アントーニアまでを1幕、オランピア〜ジュリエッタ〜エピローグで2幕、という可能性はあるかな。

そうすると、3人の中でもアントーニアとジュリエッタが役として大きい感じになりますかねぇ…
ううううう、みちるちゃんを見送るにしても、ジュリエッタとアントニア、両方観たいし(涙)、ラストの3役はもっと観たいし(泣)、……っていうか、本当に行くのか私………?




花組東宝劇場公演、初日おめでとうございます!

私が劇場前に着いたのが、ちょうど終演時間直後で。
…あまりの熱気に、思いっきり感動しました(*_*)。


クリスマスイブまで、一ヶ月ちょっと。
日増しに寒くなりますが、皆様風邪などひかないよう、十分にお気をつけて、最後まで走り抜けてくださいねm(__)m。



そして。
私のお目当ては、キャトルレーヴ♪♪

今日は、パーソナルカレンダーの発売日でした。
…そんな理由でわざわざキャトルに向かう自分に、呆れ果てながら…(汗)。



店内真ん中、賑やかな販売台に掛けられた、そこだけしん、と静かな空間。

わずかにセピアがかったモノクロームの、

静謐、という名の。



いやあ、あらためて実物が並んでいるのを見ると、
しみじみ、今回の祐飛さん表紙は異色ですねえ…(感慨)。



しかも。
中を見たら、白い浴衣に唐笠をさした写真まであるんですよっ!!!



ねこは壊れて破片になりました………(ばらばら)



ありがとう祐飛さん。





ところで。
先日、私は「あの表紙は湖をイメージさせる」ということから、金子光晴氏の『湖水』という詩を引用したのですが。
あの日記を読んだ友人から、「なぜ湖だと思ったの?」と尋かれました…

確かに、実物を見ても水面ではないんですね、あの写真。

…あれ?



……だ、だって私の心の目には、ちゃんと湖底を彷徨う魂が見えるよっ!?


…どうなんでしょうか。祐飛さんに尋いてみたいなあ…(ドキドキ)。

.
月組の青葉みちる嬢が、バウ公演楽での卒業を発表されました。


「いい女」ぞろいの月組86期の中でも、ピカ一の芝居巧者。

「飛鳥夕映え」新公の小足媛。
「The Last Party」の秘書ローラ。
「エリザベート」新公の家庭教師。
「BourbonStreet Blues」のマイラ。
「JAZZYな妖精たち」のバンシー。

そして、

「パリの空よりも高く」新公のエレノール。

エレノールについては、この日記でも散々書かせていただきました。
本当に素晴らしかった!
まだ研8。
まだまだたくさんの芝居に挑戦してみてほしかった。
まだまだこれから、これから役がつくところだったのに……。



“役者”青葉みちるに、もう会えないなんてアリエナイ。
いつまでもいてほしい、なんていわないよ。
でも、

いつまでも、いつまでも、観ていたかった、のに………。

そして、私は結構彼女のダンスも好きだったんですよね。
芝居だけだけじゃなくて。

「ファンシーダンス」の街の場面でのダンスとか、
今回の「マジシャンの憂鬱」の幽霊のダンスとか。

“髪振り乱し系”のダンスのときのみちるちゃん、キレイでかっこよくて、とっても大好きだったんです。

最後の晴れ舞台は、バウホール公演「ホフマン物語」。

みりおくん主演の前半は、“妖艶な娼婦”ジュリエッタ。
後半は、“瀕死の歌姫”アントニア。
もりえちゃん主演のときは、通しでアンドレア/フランシスカ/コシュニーユの3役。

…全部は観にいけないけど、せめて一回、みちるちゃんにちゃんとお別れを言いに行きたいな……と思いはじめています…。
うーん、どうしよう…(汗)。


彼女の決めたことだから。
私にできることは、前途の幸いを祈ることだけ。

ただ、私はさびしいです。悲しいです。
せめて大劇場で、東宝で、しっかりと見送りたかった……。
それだけが、心残りです。



雪組さんも、灯さんと千はふりちゃんのお二人がご卒業。

灯さんは、汐風さんの「心中・恋の大和路」の太夫で最初に拝見して以来、ずーっと副組長として雪組公演には必ずいらっしゃる方でした。
ある意味、雪組といえば灯さん、みたいな感覚があります。
おっとりと優しい語り口調や穏やかな声が、大好きでした。

「星影の人」染香姐さんの、花道での八千代獅子が目に焼きついています。仕草ひとつが実に美しく、緑の帯がよくお似合いでsた。

千さんは、残念ながら舞台でちゃんと拝見したことはないと思うのですが…(T T)、
お二人とも、どうぞ3月末まで、精一杯舞台を楽しんでくださいませ。



そして!

美穂圭子さんの専科移動と、未来優希さんの雪組副組長就任のニュース。

五峰さんに続き、雪組女役さんが専科に移動されるんですね。
美穂さんの歌も芝居も本当に大好きなので、ぜひぜひ月組にも出ていただきたいです!

なんでしたら、「ミー&マイガール」のマリアおばさま、な〜んて♪いかがでしょうか?(*^ ^*)。

ハマコさんは…越乃リュウちゃんが副組長になるとの発表があった時から、遠からずハマコさんも管理職になられるんだろうなあ、とは思っていたのですが。
案の定、って感じです〜♪

なんの心配もいらなそうな副組長さん(笑)。これからも、雪組を盛り立てていってくださいね。


月組「Hollywood Lover」組には卒業生がいなかったことにホッとしつつ、こんなことがあると、ドラマシティ公演の集合日までドキドキしてしまいます…(; ;)。

東宝楽での卒業が、後から発表になった常磐みづのちゃんといい、皆さんそれぞれにご事情あるんでしょうけれども。
組ファンがじっくり見送れない状況での卒業は、考え直してほしいなぁ、と、切に思いますぅ……(涙)。

.
あと一ヶ月。
あと一ヶ月で、バウホール公演「Hollywood Lover」の幕があく。

あと、ひとつき。


チケットは一枚も持ってないけど(涙)、
絶対絶対!観るぞーっ!(決意)。

……どなたか親切な方、私を拾ってバウホールへつれてってくださいませんか………(泣)。



みっちゃん(北翔海莉)のバウ公演も、チケット全然無いみたいですね…。
宝塚ファンだから、チケットが無い=“嬉しくもあり、悲しくもあり”…。最近は早い時期にCSで流れたりするけど、やっぱり舞台はナマモノだから…できるものならナマで観たいんですよねぇ。

…みっちゃんのバウも、「舞姫」みたいに後から東上してくれたら嬉しいです♪

そして、祐飛さんのバウも。
東京の後、「凱旋♪」ってな感じでもう一回バウで………(←願望)。
やっぱり、「バウホール」っていう劇場自体がとても良い劇場だし、あの空間でこそ観たい!という気持ちはあるんですよね…。
ああ、バウのチケット、ほしいよお〜〜〜(T T)。


な〜んて繰り言を言っても仕方が無いんですけどね…。
ま、諦めずにがんばります。

祐飛さんたちも、そろそろ集合しちゃうのかな?
短いお休みでしたけど、ゆっくりリフレッシュできたでしょうか。

日本古代&20世紀半ば(?)の中欧から、
20世紀半ば、第二次世界大戦後のアメリカ・ハリウッドへ。

…長旅のような、そうでもないような(笑)。



ハリウッド。

実は。
…私はずっと、Holywood(聖なる森)だと思っていました。
ビリー・ジョエルの「さよならハリウッド」の歌詞をしみじみと読むまでは。

正解は、Hollywood(柊の森)なんですよね。


いや、違う。嘘はいかん嘘は。
そもそも私は、「Holy」に「聖」って意味と「柊」って意味と両方あるんだと思い込んでいたんですよね。だから、「Holy Night」には柊を飾るんだ、と納得してた。完全に信じ込んでましたね。


もとい。
1910年代に、アメリカ映画界の聖地となったハリウッド。

なぜハリウッドが選ばれたか、というのには面白い理由があるんですね。

まず?、メキシコに近かったから。
当時、アメリカ映画界は機器の特許問題で揺れていて、違反とされる撮影が多かったらしいんですね。だから、東海岸から遠くて監視の目が届きにくく、何かあればすぐ国境を越えて逃げられる(!)西海岸南部が選ばれたのだそうです。

そして?、当時の機材は今のように感度が良くなく、また照明設備も今とはレベルが違ったので、基本的によく晴れた屋外でしか撮影はできなかったのだそうです。
だから、晴天率が高く、夏季の日の長い高緯度乾燥地帯、ヨーロッパでいえば地中海性気候に近い、大陸西海岸性気候のサンフランシスコに目をつけた。


へーへーへー(笑)。


過去に上演された「ヘイズ・コード」や「SlapStick」といった作品は、第二次世界大戦前の1930年代アメリカ映画界が舞台。
厳しい倫理規定(ヘイズ・コード)による表現(特に男女の肉体的な接触)の規制があった時代でした。

大野さんの「ヘイズ・コード」は、この厳しい倫理規定を「無意味なもの」として笑い飛ばしていましたが、逆に「ソレに至る過程」を大事に面白おかしく描く作品(スクリューボールコメディ)が作られていた時代、でもあるんですよね…。

それを考えると。

ヘイズ・コード以上に厳しい「スミレ・コード」に規制される「宝塚」は、まさに「ソレに至る過程」をドラマティックに描き出すことが主題。
規制が厳しければ厳しいほど、描きたいものを描き出すための努力を、作家・役者ともども必死にやらなくてはならないんですよね。もちろん、すべてのアイディアを出し尽くした上で、「ここだけはどうしても譲れない」一線は、「ヘイズ・コード」のウッドロウのように、無い裏道を創ってでも守るべきなんでしょうけれども…。



1940年代には、ヘイズ・コードも廃止されたようですし、
今回は植田景子さんなので、シリアスな…というかドロドロの映画界ものになりそうですね♪♪(←嬉しいんだな?)


「ハリウッドの恋人」・女優ローズ(城咲あい)。
今のあいちゃんなら、最高に美しい“女優”を演じきってくれそうで、とっても楽しみです。

まだ若いあいちゃんだけど、ポスターの画像を観ただけで心が震えました。この若さで、この表情ができるあいちゃん。生きて動く実物の「ローズ」は、どれほど魅力的でしょう。

そして、その“ローズ”の仕掛け人だった、映画監督ステファーノ。
第二次世界大戦と、それに続く混乱の数年間を、ハリウッドとイタリアに別れてすごした二人。


「大人の恋」かぁ〜(*^ ^*)。
本当に本当に、楽しみです!
こんなに期待値をあげてしまって大丈夫なのか!?と心配になってくるほど、楽しみで仕方ありません。

ああ、あと一ヶ月。
あと、ひとつき。

…無事に初日の幕があがりますように、
よろづの神に、手をあわせつつ。


.
月組東宝公演が終わって、はや二日。
なんだか、ものすごく賦抜けています。

今回の公演でこんなんなっちゃって、次回以降がおそろしいわ……。


えーっと。
今のうちに、宙組全国ツアー公演の続きでも書こうかな、と思ったのですが……
なんとビックリすることに、あまりにも賦抜けな私の海馬は、先日書いたこと以外の公演の記憶をすっきりさっぱり捨ててしまったらしい(涙)。

おーいっ、私の記憶よ、帰ってこーーーーーい(T T)。



「レ・ミゼラブル」20周年公演が博多で幕を降ろしたら、今思っていることを全部書こう!と思って、原稿もだいぶ前にほとんど書いてしまったりしているのですが、

……それも今更、になってしまったし、なぁ……。



というわけで。
ちょっとした戯れ言なんですけど、昨日見た夢の話を。

……すごーーーーく下らない話なので、怒らないと約束して下さる方だけ、読んでくださいm(_ _)m。


夢の中で。

海岸を歩いていると、
向こうからカッコイイ人が歩いてくる。

顔の判別がつく距離ではないのに、なぜカッコイイと思ったのかは謎ですが、とにかく、このまま歩き続ければ、普通にすれ違うはずのところを歩いている。

そろそろ顔が見えるかな?という距離に近づいた時、

ふいに、沈みかけの真っ赤な太陽が雲の間から顔を出して、その人のキレイな顔を紅く染める。

くしゃっとした髪が、丸い輪郭を象って。
紅い光で染まった頬、冷たくて厳しいのに、どこか原初の闇を思わせる温かさを秘めた瞳、
そして、ニッと笑うとこの上もなく可愛らしくなる口元。


“…そうよね。祐飛さんは、オレンジじゃないわ。りんごなんだわ”

そう思って、目が醒め…………

…………………(泣)。

あ、あ、あ、あたしが考えたんじゃないもんっっっ!!!
夢の中のひとがかんがえたんだもんっ!!

ってゆーか、どうして祐飛さんがりんごなの?ねぇっ!?>自分




あまりの驚愕に、今朝の目覚めは近頃珍しいくらいバッチリで、
…だけど、衝撃が大きすぎて二度寝してしまいました………意味無し(涙)。


多分ね、始まりは中原中也なんですよ、この夢。
(慌ててフォローしてみたりして)

ずっと長いこと、中原中也と小林秀雄と長谷川泰子の物語を、祐飛さんと誰かでやって欲しいと願っていたんですけど。
ちょうど先日、某パーソナルカレンダーがきっかけで近現代詩を調べたりしたもんで、その熱がぶり返してしまったみたいで。

ここしばらく、あれこれ話の設定を考えたりして妄想にふけっていたんです(苦笑)。


今年は中原中也生誕100年ってことで、いろいろ本も出たりしましたし、彼の誕生日である4月末頃はすごーく自分の中でも盛り上がっていたんですよね。
ちょうど「舞姫」が発表されていたので、「景子さん、どうせなら中也をやればいいのに」「でも、みわっちに中也取られたら泣いてやる……」とか思ったりして(←いや、取らないから誰も)。


でもって。
私のイメージの中で、中也と小林は夜の浜辺でデート(←デート言うな)していることが多いので(←何故!?)、その夢の本来の部分が吹っ飛んで残滓(オチ)だけが頭に残ったのかな、と、

……言い訳してみたりして。


ちなみに。
ケロさんがいた頃は、中也=祐飛さん、小林=ケロさんで妄想しておりました。

でも。
今だったら、今の祐飛さんで観たいのは、小林ですねぇ…。

泰子はあいあいで良いとして、中也は……うーん難しいな(^ ^;ゞ。
小柄で、横柄で超我侭でこの上なく理不尽な、『尊大な子供』で、混じりけ無しの『天才』。
……思いつかない…。


あああ、どんどん収拾つかなくなっていくよ…(涙)。


嘉月絵理さま、ご卒業おめでとうございます。

瀧川末子さま、ご卒業おめでとうございます。

宝生ルミさま、ご卒業おめでとうございます。

草風ななちゃん、ご卒業おめでとうございます。


ただ、ひたすらに、
みなさまの前途の幸いを、よろずの神に手を合わせて祈りつつ。


今までありがとう。
本当にありがとう。

月組にいてくれてありがとう。
宝塚にいてくれてありがとう。

素敵な時間をプレゼントしてくれて、ありがとう。

…心からの感謝を込めて。




幸運なことに、今日の11時公演と千秋楽公演、両方観ることができました。

11時公演は、色んな意味で面白かった!
とりあえず、祐飛さん、あなたがそこ(←白鷺)で泣いてどうするんですかっ(T T)。
まだもう一公演あるというのに、そ、それはいくらなんでもルール違反だろうっ!!と、かなり仰天してしまいました…。

千秋楽でしっかり建て直されたのは、さすが年の功(え?)なのかな?挨拶の間中怖い顔してたのは許してあげよう(笑)。



酒場の場面では、いつもタキさんギーゼラと踊る絵理さんラーズロが、なぜか妃鳳こころちゃんと踊っていたんですけど…なんでそんなことになっていたのかご存知の方教えてください。

そして、祐飛さんジグモンドとレオーの龍真咲ちゃんは、上手でしばらく喋ったあと、ジグモンドが白華れみちゃんをナンパしてきてレオーに紹介し、レオーとれみちゃんがテーブルのところで仲よく酒を飲み始めて…その間に、ジグモンドは草風ななちゃんをナンパして踊り始めました
……ななちゃんは知っていたのかなあ?すごくビックリしていたように見えましたが(^ ^)。



千秋楽は、CSで放送されるせいか、特に何事もなく、酒場もごく普通に何事もなく過ぎて、ごく端正な公演になりました。
園加司祭に「行きなさいっ!」と言われたシビさんが、ちょっと言い返したくらいだったと思う…多分(笑)。


祈りの籠もった今回の作品が、この収穫の祭の時期に上演された幸せに浸った1ヶ月半。

この作品を実現させることができた宝塚歌劇団を、
出雲組長と嘉月副組長が率いた、今の宝塚月組を、
…そのファンである自分自身を(^ ^;)、誇りに思います。



フィナーレ、ロケット後の黒燕尾と青のドレス。
絵理さんは白いコサージュ、ルミ姐とななちゃんはそれぞれに意匠を凝らした花飾りを胸につけて。

薄紫のドレスの末子姐は、スポットが来た瞬間にものすごい拍手でしたが。
美しい、淡色の、かなり大きな花飾り。

ラストのパレードは、ななちゃんとルミ姐はそれぞれ前の場面のとは違う花をつけていたと思います。
末子姐は、色違いの少し濃いめの紅い花で、形は同じでした。
絵理さんは同じコサージュ。



そして、

矢代鴻さんも、胸に花をつけて降りてこられました。

何も発表も挨拶もありませんでしたが………そういうものなんでしょうか……(涙)。

シビさんと立さんのディナーショーとかがあったら、行きたかったなあ。



黄色いハート形の花束は、草風ななちゃんへ。
同期代表で花束を持ったまさおくんは、ちょっと涙目。

かなみちゃんは、黄色いハートの片割れをななちゃんに渡して、すぐに薄いピンクの花束に持ち替えて、
ルミ姐へは、祐飛さんとかなみちゃんから薄いピンクと白の花束。

末子姐へは、きりやんとあー(花瀬みずか)ちゃんから、薄紫の胡蝶蘭。
一色瑠加ちゃんが優しく微笑みかけていたのが印象的でした。

絵理さんへは、麻子さんと、そして湖月わたるさんが駆けつけてくださいました。
長身を黒で包んだワタルさん、また一回り細くなられたような?ホストのよう、というには胸元がドレッシーにあいたスーツでしたが、現役時代以上のかっこよさでした(*^ ^*)。



絵理さんのご挨拶の間中、怖い顔をしていた祐飛さんは、挨拶の後の「すみれの花咲く頃」でやっと笑顔が出ました。
麻子さんは逆に、「すみれの花咲く頃」で泣き出したのかな?
カーテンコールでは目の下びしょぬれでしたね。



「月組が大好きです」
「月組最高!」とまで言って下さった、生粋の月組っ子たち。



長いようで短かったね。

月組の芝居は、楽しかったよ。

元気でね。


…ありがと(はぁと)。



今日はバウホール公演「hollywoodLover」の発売日。
私にしては珍しく、かなり本気で取り組んだのですが。

…もちろん玉砕(茫然)。


今回、一般にはいったい何枚出回ったんですかっ!?(泣)。身内で埋まっちゃうんなら公演回数増やしてくれよっ!!(ヤツアタリ)。

……青年館は、頑張ります。ハイ(号泣)。



気を取り直して、本題。

宙組全国ツアー「バレンシアの熱い花/宙ファンタジスタ」を、観て参りました♪


東宝で観て以来、約一ヶ月。

バウ主演コンビのみっちゃん(北翔海莉)とたっちん(和音美桜)、花影アリスちゃんたちが抜けて、下級生が大活躍していました♪

そして
ウメ(陽月華)ちゃん、ホントにホントにホントに素敵だったよ〜!!(はぁと) 



役替わりの1番の目玉=七帆くんのロドリーゴは、期待していたほどサド系ではなく(←ナニを期待してたんだオイ)、生真面目な貴族のボンボン系。
どちらかというと、蘭トムくんよりみっちゃんのロドリーゴに近かったかな?

ただ、この人は案外持ち味が優しいんですね。ネバースリープの時はあんなに鋭利な雰囲気を纏っていたのに、今回は、本来の情の温かさと柔らかな光が滲み出てしまって(そういう役づくりなの?)、情熱ゆえにシルヴィアを追い詰めてしまう愚かさがちょっと足りないような気がしました。
このロドリーゴなら、彼女の過ちも許せてしまうんじゃないか!?という感じ。そこだけが、少し残念でした。



みー(春風弥里)ちゃんのドン・ファン・カルデロ。…あの、声の良さと台詞の巧さ!あれは、本当に新公学年とは思えません(惚)。ラストの、父親(ホルヘ=寿つかさ)とのやりとりも、情があってとても良かったです。

ただ、「気障」は…、そ、そんな要素はかけらも見つけられなかったよ…?(T T)。
お願いだから、技術に見合うだけの外見を、本当に早急に身につけてくださいまし…(さめざめ泣)



娘役二人、マルガリータの天咲千華さんとローラのすみれ乃麗さん。どちらも新公キャストですが、新公の時よりずーっと良かったです。
天咲さんは歌がだいぶ安定したし、すみれ乃さんは芝居に勢いが出てきたな、と。

そして(多分一番大切なこと)、二人とも可愛いですよねえ〜♪♪


 

ともちん(悠未ひろ)は、本当にほんっとーに素晴らしい役者になって(感涙)。ルカノールはホントに素敵です!
しかも、ショーの火星での珠洲さんとのエロエロダンスがグレードアップしちゃってo(><)o。一人でハクハクしちゃって大変でしたわ(苦笑)。

ここ(火星)は、ウメちゃんが最高にかっこ良くて、七帆くんが色っぽくて、すっしいさんや珠洲さんやみーちゃんたちが後ろでガンガン踊っていて、目玉があと10個くらい要るんですけどっ!!
なんであんな、一つの場面になにもかもぶち込むんですか藤井さん…(泣)。もうちょっとバラしてくれてもいいと思うんだけど?



エトワールは、ともちんと大海亜呼ちゃん。
みっちゃん&たっちんの歌神コンビの後なので心配してしまいましたが、全然OKでした♪お二人とも本当に上手いですね!聞き惚れました♪



今日は外からなので、短いですがこの辺で♪♪


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