今日、某所でもらったチラシに[ユーリンタウン」再演の出演者募集が入っていたんですが………

主演・別所哲也って書いてあるのは気のせい!?
……と思ったら、「警官ロックストック(千葉哲也さんが演じたロックスッポのこと)」と書いてありました。ほ。まさかボビーをやるとは思わなかったけどさ。っていうか、ボビー役も今回募集対象だし。

演出は一年前と同じ流山児祥で、流山児★事務所主催での上演らしいのですが……作品紹介にも「2002年トニー賞受賞→2009年日本「初」の小劇場ミュージカルとして上演」と書かれていて、2004年に別所さんのボビーで演出・宮本亜門で上演されたことは無かったことになってますけど!?
いや、まあ、たしかに、別物といっていいほど違う作品に仕上がってましたけどね……、そこであえて、役者としての別所さんを連れてくるところがさすが流山児だな、と思いました。

公演は2011年10月14日~30日。我こそはと思う方は、いますぐ流山児★事務所サイトへGO!
http://www.ryuzanji.com/



どこの回し者だお前、って感じですみません。ちょっと衝撃的なニュースだったもんで、つい。

ああ、衝撃的なニュースといえば、山本耕史さん演出で「GODSPELL」を上演する、というのも、実は今日知りました。最近ホントに話題に疎いなー。
シアターガイドも全然読まなくなってしまったので、劇場でもらうチラシだけが頼りなんですが、こういう公演だと、そんじょそこらの劇場ではチラシが入らないのね(T T)。
うーむ、どうすれば洩れなく観たい作品をチェックできるのだろうか……
(チェックできても観られるとは限らないけど)



ま、余談はこのあたりで。
今日観た舞台については、また後日あらためて書かせていただきますね。





と、いうわけで、花組新人公演「麗しのサブリナ」。

■エリザベス・タイソン(天咲千華)の月野姫花
千華ちゃんのエリザベスとは170度違う、実に興味深いエリザベスでした。
っていうか。姫花のエリザベスを観ながらずーーーーっと思っていたことは、「雨に唄えば」のリナが観たい!!でした。

聖少女にも姫にも見える抜群の美貌、その貌からは想像もできないような肉感的な肢体、そして、そのどちらからも想像できない、衝撃的なアニメ声。
もう少し発声が安定して、あの声なりに同じ品質で一公演もたせられるようになるならば、あの声とビジュアルのギャップそのものが武器になるのではないでしょうか。(真顔)
別に、すべての娘役がキャシーにならなくたって良いんです。リナを目指す美女がいてくれたって全然構わない。
でも、いまさら姫花がキャシーを目指しても仕方がないのではないか、と思ってしまうんですよね。だって、もう研5。変るならそろそろ変っているはず。でも、いっこうにあの声は変らない。変らないままに、少しづつだけれども通るようになってきているし、滑舌も良くなってきている。
だったら!だったら、ぜひともリナを極めてほしい、と思うのです。もちろん、今の姫花にはリナはまだ無理です。あのナンバーは結構難しいので。でも、姫花のリナを観てみたい!と思ったし、リナに限らず、ああいう役は似合いそうだな、と思いました。

完璧につくりこんで演技で仕上げた千華ちゃんのエリザベスとはあまりにも違う、完璧に天然に素直に演じていた姫花のエリザベス。
どちらが良いか、悪いかではない、同期二人の同じ役に対するアプローチの違いに、観ていて本当に、驚くばかりでした。



あああ、姫花のリナ……。他のキャストを考え始めるとドツボにはまるので、いっそのこと真瀬のドンに天真のコズモ、千華ちゃんのキャシーという92期カルテットでどうだ!!

………(壊)(そんなこと妄想しているから新公のレポートが書けないんだよ)




■タイソン氏(高翔みず希)の冴月瑠那
■タイソン夫人(芽吹幸奈)の白姫あかり

エリザベスのご両親。とはいっても、先日のトークでくみちゃんが嘆いていたとおり、夫妻そろって登場する場面は無いのですが。
タイソン夫人の方が出番は先で、サブリナがパリから帰ってきた直後のパーティーで、エリザベスの付添的な感じでモードたちと一緒に話しています。おっとり系の美人さんで、長身に衣装もよく似合ってました。ただ、もう少し姿勢や態度に「セレブな感じ」があるともっと良かったんじゃないかと思いました。
まあ、もともと「プエルトリコで二番目に大きいサトウキビ農家」なんだから、もっとガラッと雰囲気をかえて、田舎の成金っぽくする手もあったとは思うんですが、それにしては上品すぎるし、中途半端、って感じでした。
まあ、エリザベスが姫花だから、成金っぽくすると娘だけ浮いちゃいますけどね(^ ^)そのへんの「家族」としてのバランスが難しかったのかな、と思いました。

後半はタイソン夫人としては出番がなく、もっぱらダンサーとしてイキイキと踊ってくれてました♪クラブ・プルチネラの客、羽扇の女、どちらもさすがでした♪プルチネラは輝良くんと踊ってた、かな……?(記憶曖昧)


タイソン氏は逆にクラブ・プルチネラより後がメインで、ライナスのオフィスで引き継ぎ資料を確認している場面と、最期の会議シーンの二回、かな? ララビー家のパーティーにも妻と一緒に出ればいいものを、こちらではただの「客」なんですよね(本公演と同じ)。何故なんでしょうね(T T)。
ま、ねこ的には、ルナちゃんの髭無し・髭有り両方の貌をじっくりと拝めて、嬉しかったですけど(^ ^)。ああ、やっぱりルナちゃん好きだあー!!

お髭の似合うダンディなタイソン氏は、なのにお茶目にもほどがある、素敵なオジサマ(なんか矛盾してる)でした。とにかく娘が可愛くて可愛くて可愛くて、本当に目にいれても痛くないんだろうな、と納得させられるキャラクター(はぁと)。

しかーし!!エリザベスとのやりとりとか、ライナスとのやりとりとか……いままで、(いちおうは)下級生らしく(?)芝居を壊さない程度にこっそりやっていたはずの小芝居を、今回は長の期ということもあってか、思いっきり表でやり過ぎていたのがナントモハヤ(^ ^;ゞ 
いや、あの、それ、場面壊れてるよ?と思いつつ、、、でもまあ、一度加減無しで思いっきりやらせてあげたいと思っていたので、なんか満足です(汗)。
ご本人も満足できたんじゃないかしら(^ ^)。

今後は学年的にも中堅に入るので、多少は役もつくでしょうし、やりたいようにやっても場面は壊さないようになっていく……はず、ですよね?あの美貌にあのキャラというのがたまらなく好きなので、これからも是非、舞台を愉しんでほしいなと思います(はぁと)。
ああ、このあたりのコメント、みっしょん(美翔かずき)に書いてたコメントとほぼ一緒のような気が………(諦)。




■モード・ララビー(絵莉千晶)の芽吹幸奈
■オリバー・ララビー(悠真倫)の彩城レア

ライナスとデイヴィッド兄弟のご両親。あの美形な兄弟が生まれたことに違和感のない、美男美女のバカップル♪
こちらは夫婦そろっての出番も多いし、なにより夫婦で歌うナンバーもあるので、同期お二人の息ぴったりのおしどりっぷりを楽しく見せていただきました♪

くみちゃんのモードは、良い感じにセレブ感があって、さすがでした♪うーん、素敵なママですよねぇ(はぁと)
凛音ちゃんのサブリナがパリから帰国した場面でのさりげない無関心さとか、嫌味なく「上流階級」な感じで、とても良かったです。
とびとびなりに出番があるので、アルバイトが無かったのがとても残念。

ねこちゃのオリバーは、まりんさんのあのやわらかーーーーいパパではなくもう少しシャープな感じ。本気でデイヴィッドに「ララビー銅山に送ってやる!」と言いそうなリアル感がありました。
こちらもお髭が良く似合って、素敵でした。前回の本公演は大抜擢でしたが、あれで度胸がついたのかな?格好良くなったなあ、と思います。歌もさすがで、くみちゃんとのハーモニーがとても綺麗でした。


考えてみれば、ララビー家は両親と長男(ライナス)が90期、ついでにマーガレットとジェニーと執事のエドガーまで同期なんですね。デイヴィッドが91期で、あとは全員92期以下、か……。なんとなく、役の上での上下関係が学年に沿っているから、下級生もやりやすかったのかもしれませんね。場面の中心になる人は、つねに香盤でもその場面の一番上、というあたりが。
っていうか、むしろ90期が人材豊富すぎるのか……。ララビー家のメンバーに、ストーリーテラーに、タイソン夫人。可愛子ちゃんチームの(瞳)ゆゆちゃんいれて、研7で9人だもんなあ(@ @)。
88期が卒業するときも思ったけど、今まで「レベルが高い」と言われ続けてきた花組新公を支えてきたメンバーが卒業して、91期は人数も少ないし、これから大変でしょうねぇ。……でもまあ、92期が11人もいるから、まだ当分は何とかなるかな、と思っていたりもするんですけどね(^ ^)。