サブリナ・エキサイター
2010年10月10日 宝塚(花) コメント (4)東京宝塚劇場にて、花組公演「麗しのサブリナ/Exciter!」を観劇してまいりました。
本公演は3度目、新人公演を観た後最初の(そして多分最後の)観劇。
いやー、蘭ちゃん可愛かったーーーーっっっ!!
凛音ちゃんも美人だし巧いし魅力的なんですけど、『少女らしさ』っていうのは特別なスパイスなんですね。学年とも関係無いんだな、あれは。蘭ちゃんの当たり役は「Hamlet!」のオフィーリアとこのサブリナだと思うんですが、どちらも『少女』の役ですよね。この場合の少女というのは、年齢のことではなく、存在としての『少女』あるいは『聖少女』という意味なのですが。
一途だけど気分屋で、回りが全然見えてないくせに自己犠牲的。
そういうサブリナ(オフィーリア)だからこそ、愛さずにはいられない。彼女を知るすべての人が、当然のように彼女を愛するんです。そして、オフィーリアを追い詰めたのはその愛であり、サブリナを救ったのも同じ愛でした。サブリナとオフィーリア、蘭乃はなというタカラジェンヌが演じた二つの役が、裏と表になっていることに驚きます。
そのふたつの役は、たまたま蘭ちゃんに回ってきたんじゃなくて、蘭ちゃんだからこそ降ってきた役なんだな、と思ってしまう(真顔)。
……いやあの、あのときの月組にまさおくんがいて、としちゃんもたまきちも揃っていたからこその「ハムレット」だし、今の花組に真飛さんと壮ちゃんという対等でキャラが正反対の得難いワンツーがいてこその「麗しのサブリナ」なんですよ?もちろん。でも、蘭ちゃんを観ていると、お披露目での当たり役おめでとう!と思いつつ、心の片隅では「お披露目でジョーカーを切ってしまってこの先大丈夫?」と心配になってしまうんです(^ ^;ゞ
ま、「大江山」のときも「カサブランカ」のときもそう思ったけど、その後も祐飛さんはSORAにホレイシオに銀ちゃんに、と嵌り役が続いているんだから、蘭ちゃんも心配いらないかな?(^ ^)。
今日はおそらく最後の観劇になるはずなので、絵莉千晶さんをしっかり観よう!と思っていました。
……が。残念ながら、絵莉さんは若干体調を崩されていたみたい(?)で。喉が本調子ではないらしく、お芝居の方のモードのナンバーでも、メインのソロはほぼ歌わずに台詞にされていました(T T)。
日開けてすぐに観たときは、迫力にうっとりしたのになあ……。
声が全く出ないわけではなく、台詞は普通に喋っていらっしゃいましたが、感情が激してくると掠れていたので、ほぼ高音部は出ないみたいでしたね。歌も、まりんさんの歌に低音部でコーラスをつけるところはそっと歌っていらっしゃいましたが、、、あれってもしかして、音域をまりんさんと入れ替えていたのかなあ?(覚えていない)
そして、、、、せっかくの卒業公演での晴れのエトワールは、初姫さあやちゃんが代役に入っていました。
いろいろと忙しくてあまりネットを観ていなかったので、絵莉さんが喉の調子が悪そうなのは気付いていても、代役というのは全く思いもよらず(^ ^;。第一声を聴いて「えっ!?」という感じでしたね。部分休演ということはなく、出場場面は全場面出ていたと思うのですが、歌は苦しかったのかな。最後にパレードを脇から降りてこられて、切なかったです。千秋楽までにはなんとしても快復されて、美声を聴かせてくださいますように。
そして、代役を務めたさあや。
とりあえず、オペラグラスで顔を観る前にさあやの声だとわかった自分もすごいなあ、と感心してみたりしつつ(^ ^)。
可愛い顔にものすごい緊張を浮かべて、前半は声も若干緊張気味でした。あれっ?あらためてネットを見たら、私が観たのは代役初日ではなく、何日か経っていたはずなんだけどな?さあやって、そりゃあ今までそんな大舞台で一人でソロを歌ったことは無いかもしれないけど、普段はあんなに舞台度胸の塊みたいに見えるのに……
そんなふうに思ったのも束の間、後半は声も豊かに拡がって、さあや独特の、柔らかなぬくもりのある音色のトーンがとても気持ち良かったです。あああ、良い声だなあ(*^ ^*)。
いつか絶対、さあやが本役でエトワールを務める日が来ますように、と祈りつつ、
絵莉さんの一日も早いご本復を、心よりお祈り申し上げます。
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本公演は3度目、新人公演を観た後最初の(そして多分最後の)観劇。
いやー、蘭ちゃん可愛かったーーーーっっっ!!
凛音ちゃんも美人だし巧いし魅力的なんですけど、『少女らしさ』っていうのは特別なスパイスなんですね。学年とも関係無いんだな、あれは。蘭ちゃんの当たり役は「Hamlet!」のオフィーリアとこのサブリナだと思うんですが、どちらも『少女』の役ですよね。この場合の少女というのは、年齢のことではなく、存在としての『少女』あるいは『聖少女』という意味なのですが。
一途だけど気分屋で、回りが全然見えてないくせに自己犠牲的。
そういうサブリナ(オフィーリア)だからこそ、愛さずにはいられない。彼女を知るすべての人が、当然のように彼女を愛するんです。そして、オフィーリアを追い詰めたのはその愛であり、サブリナを救ったのも同じ愛でした。サブリナとオフィーリア、蘭乃はなというタカラジェンヌが演じた二つの役が、裏と表になっていることに驚きます。
そのふたつの役は、たまたま蘭ちゃんに回ってきたんじゃなくて、蘭ちゃんだからこそ降ってきた役なんだな、と思ってしまう(真顔)。
……いやあの、あのときの月組にまさおくんがいて、としちゃんもたまきちも揃っていたからこその「ハムレット」だし、今の花組に真飛さんと壮ちゃんという対等でキャラが正反対の得難いワンツーがいてこその「麗しのサブリナ」なんですよ?もちろん。でも、蘭ちゃんを観ていると、お披露目での当たり役おめでとう!と思いつつ、心の片隅では「お披露目でジョーカーを切ってしまってこの先大丈夫?」と心配になってしまうんです(^ ^;ゞ
ま、「大江山」のときも「カサブランカ」のときもそう思ったけど、その後も祐飛さんはSORAにホレイシオに銀ちゃんに、と嵌り役が続いているんだから、蘭ちゃんも心配いらないかな?(^ ^)。
今日はおそらく最後の観劇になるはずなので、絵莉千晶さんをしっかり観よう!と思っていました。
……が。残念ながら、絵莉さんは若干体調を崩されていたみたい(?)で。喉が本調子ではないらしく、お芝居の方のモードのナンバーでも、メインのソロはほぼ歌わずに台詞にされていました(T T)。
日開けてすぐに観たときは、迫力にうっとりしたのになあ……。
声が全く出ないわけではなく、台詞は普通に喋っていらっしゃいましたが、感情が激してくると掠れていたので、ほぼ高音部は出ないみたいでしたね。歌も、まりんさんの歌に低音部でコーラスをつけるところはそっと歌っていらっしゃいましたが、、、あれってもしかして、音域をまりんさんと入れ替えていたのかなあ?(覚えていない)
そして、、、、せっかくの卒業公演での晴れのエトワールは、初姫さあやちゃんが代役に入っていました。
いろいろと忙しくてあまりネットを観ていなかったので、絵莉さんが喉の調子が悪そうなのは気付いていても、代役というのは全く思いもよらず(^ ^;。第一声を聴いて「えっ!?」という感じでしたね。部分休演ということはなく、出場場面は全場面出ていたと思うのですが、歌は苦しかったのかな。最後にパレードを脇から降りてこられて、切なかったです。千秋楽までにはなんとしても快復されて、美声を聴かせてくださいますように。
そして、代役を務めたさあや。
とりあえず、オペラグラスで顔を観る前にさあやの声だとわかった自分もすごいなあ、と感心してみたりしつつ(^ ^)。
可愛い顔にものすごい緊張を浮かべて、前半は声も若干緊張気味でした。あれっ?あらためてネットを見たら、私が観たのは代役初日ではなく、何日か経っていたはずなんだけどな?さあやって、そりゃあ今までそんな大舞台で一人でソロを歌ったことは無いかもしれないけど、普段はあんなに舞台度胸の塊みたいに見えるのに……
そんなふうに思ったのも束の間、後半は声も豊かに拡がって、さあや独特の、柔らかなぬくもりのある音色のトーンがとても気持ち良かったです。あああ、良い声だなあ(*^ ^*)。
いつか絶対、さあやが本役でエトワールを務める日が来ますように、と祈りつつ、
絵莉さんの一日も早いご本復を、心よりお祈り申し上げます。
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