今日(10月1日)は、石田三成が斬首された日から411年目の記念日。
祐飛さんご本人はとっくにイタリア人になっていらっしゃるかもしれませんが、ファンはまだそのお姿を拝見していないもんで(^ ^;、まだまだ、あのざんばら髪の武将が懐かしいです。
早く頭を切り替えて、宙組モードにならねば~(^ ^)
雪組さんは、大劇場最後の週末なんですよね。
ひろみちゃん、かおりちゃん、大凪さん、、、、千秋楽まで、大激情を楽しんでくださいね!
東宝でお待ちしています。
……と。
そういえば、今月号の「歌劇」で、小林さんが雪組公演の演出変更について書いていらっしゃるそうですね。
私はまだ読んでいないので、伝聞で恐縮なのですが、大幅に演出に手を入れることと、DVDは東宝で録画する、ということが書いてあったとのこと。
噂には聞いていましたが、演出変更自体は今までにもあったのに、機関誌に正式な案内が載るのは初めてですよね!?びっくり(@ @)。
あ、DVDの発売延期があるから言い訳せざるをえなかったのかな。
いやでも、そもそもDVDにできないだなんて、いったい児玉さん何やらかしたんだ!?
過去にあれだけの問題(月夜歌聲)を起こした前科がある児玉さんに、何故大劇場公演を任せたのか、そのリスクについてどう考えていたのか、そっちの言い訳はあったんでしょうか……。今月の歌劇は早めに買いに行かねば(- -;ゞ
……ひろみちゃんたちの最後の作品、東宝では佳作になっていますように(真顔)。
最後の週末、といえば。
あーしーたーのー赤坂ACT「ロミオ&ジュリエット」千秋楽に、いーきーたーいー!!
まだこちらには感想を書いてませんが、先日観劇して、おもいっきり良知真次マキューシオに落ちました(苦笑)。
あうう、もいっかい観たいよーーーー。(でも、別件が入っているので当日券に並ぶこともできません。しょんぼり)
いちおう全キャスト観ましたが、私のベストキャストは山崎ロミオ+昆ジュリエット+良知マキューシオ……です(^ ^)。もちろん、城田ロミオもフランクジュリエットも石井マキューシオもとっても良かったですよ!純粋に好みの問題なので、ご容赦くださいませ(^ ^)。
死のダンサーはどちらも素晴らしかった!!そして、ティボルトは二人とも一長一短で決定打がない、、、という印象。あとはロミオ(&マキューシオ)との相性かな、と思いました。
演出についてはいろいろ言いたいことがありますが、、、まあ、そのあたり、詳しいことはまたいずれ、ちゃんと書きたいと思っています(^ ^)。とりあえず、ライブ版CD発売おめ! そして、祈・DVD化!!映像に残してほしい場面がたくさんあるんだもん……(「死」のダンスとか、「世界の王」での良知マキューシオのダンスとか!)(←そこか)
現時点で、まだ感想を書いていない作品は……
「灼熱の彼方」「ハウトゥサクシード」「三銃士」「ロミオ&ジュリエット」「スリル・ミー」……だけ、かな?
あとは「アルジェの男」新人公演と「ランスロット」が途中まで。
10月は久しぶりに観たい作品がたくさんあるので、あまり溜めすぎないようにがんばります(^ ^)。
あ、「スリル・ミー」は、3月に再演が決まったそうです。歓喜!!
.
祐飛さんご本人はとっくにイタリア人になっていらっしゃるかもしれませんが、ファンはまだそのお姿を拝見していないもんで(^ ^;、まだまだ、あのざんばら髪の武将が懐かしいです。
早く頭を切り替えて、宙組モードにならねば~(^ ^)
雪組さんは、大劇場最後の週末なんですよね。
ひろみちゃん、かおりちゃん、大凪さん、、、、千秋楽まで、大激情を楽しんでくださいね!
東宝でお待ちしています。
……と。
そういえば、今月号の「歌劇」で、小林さんが雪組公演の演出変更について書いていらっしゃるそうですね。
私はまだ読んでいないので、伝聞で恐縮なのですが、大幅に演出に手を入れることと、DVDは東宝で録画する、ということが書いてあったとのこと。
噂には聞いていましたが、演出変更自体は今までにもあったのに、機関誌に正式な案内が載るのは初めてですよね!?びっくり(@ @)。
あ、DVDの発売延期があるから言い訳せざるをえなかったのかな。
いやでも、そもそもDVDにできないだなんて、いったい児玉さん何やらかしたんだ!?
過去にあれだけの問題(月夜歌聲)を起こした前科がある児玉さんに、何故大劇場公演を任せたのか、そのリスクについてどう考えていたのか、そっちの言い訳はあったんでしょうか……。今月の歌劇は早めに買いに行かねば(- -;ゞ
……ひろみちゃんたちの最後の作品、東宝では佳作になっていますように(真顔)。
最後の週末、といえば。
あーしーたーのー赤坂ACT「ロミオ&ジュリエット」千秋楽に、いーきーたーいー!!
まだこちらには感想を書いてませんが、先日観劇して、おもいっきり良知真次マキューシオに落ちました(苦笑)。
あうう、もいっかい観たいよーーーー。(でも、別件が入っているので当日券に並ぶこともできません。しょんぼり)
いちおう全キャスト観ましたが、私のベストキャストは山崎ロミオ+昆ジュリエット+良知マキューシオ……です(^ ^)。もちろん、城田ロミオもフランクジュリエットも石井マキューシオもとっても良かったですよ!純粋に好みの問題なので、ご容赦くださいませ(^ ^)。
死のダンサーはどちらも素晴らしかった!!そして、ティボルトは二人とも一長一短で決定打がない、、、という印象。あとはロミオ(&マキューシオ)との相性かな、と思いました。
演出についてはいろいろ言いたいことがありますが、、、まあ、そのあたり、詳しいことはまたいずれ、ちゃんと書きたいと思っています(^ ^)。とりあえず、ライブ版CD発売おめ! そして、祈・DVD化!!映像に残してほしい場面がたくさんあるんだもん……(「死」のダンスとか、「世界の王」での良知マキューシオのダンスとか!)(←そこか)
現時点で、まだ感想を書いていない作品は……
「灼熱の彼方」「ハウトゥサクシード」「三銃士」「ロミオ&ジュリエット」「スリル・ミー」……だけ、かな?
あとは「アルジェの男」新人公演と「ランスロット」が途中まで。
10月は久しぶりに観たい作品がたくさんあるので、あまり溜めすぎないようにがんばります(^ ^)。
あ、「スリル・ミー」は、3月に再演が決まったそうです。歓喜!!
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Come, Look at the Freaks! ~サイド・ショウ~
2011年10月2日 ミュージカル・舞台北千住のシアター1010にて、ミュージカル「サイド・ショウ」を観劇してまいりました。
初演のときの日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/201004112353212130/
http://80646.diarynote.jp/201004190119517853/
いやー、あのときも感動したけど、また一段と素晴らしかったです。
樹里ちゃん(樹里咲穂)とかしちゃん(貴城けい)、お二人ともこの1年半でいろんな舞台に立って、いろんな経験をして、、、それがあって、今のこの、デイジーとヴァイオレットがいる。それが胸を締めつけるほど切なくて、そして、幸せでした。
初演からのキャスト変更(メインキャスト)は以下のお二人。
◆ジェイク=吉原光夫(初演:岡幸二郎)
ヒルトン姉妹を守る黒人の
初演と同様、肌はちょっと浅黒いくらいで、黒く塗っていたわけではないのえすが、髪型などもあって素直に「黒人」に見えました。さりげない立ち姿とか、むきだしの肩の感じとか、すごく陸上競技などで見かける黒人選手とよく似た雰囲気があって、はっきりと黒く塗らなくてもわかる気がしました。さすがシンバ!(^ ^)。
歌はさすがの力強さで、幸ちゃんのファンファーレみたいな華やかな歌声とは全く違う、重さのある声が良かったです。芝居もそうなんですがすごく実直というか、質実剛健って感じ。中身の詰まった、不器用な男っぷりでした。
だからこそ。
すごく良い人だし家族としては最高なんだけど、ヴァイオレット目線で見た時に恋愛の対象にはなりえない男だ、というのがすごく鮮明で、あの展開が悲しいけど仕方がない……というのが納得できたような気がします。
そして、そんな彼が結婚式の朝に立ち去ることも、バディの気持ちを揺るがしてしまうことも、すべては運命だったのだ……と、「I Will Never Leave You」と歌うデイジーとヴァイオレットを見なが打ちのめされた思いでした。
幸ちゃんのジェイクとは全く違うアプローチで、面白かったです。
ああ、吉原さんのバルジャン観たかったなあ……。
◆バディ=吉田朋弘(初演:伊礼彼方)
こちらは元気でやんちゃなバディでした。
お調子者で優しくて、ヴァイオレットが悲しそうにしていると、堪らなくなって深く考えずにプロポーズしてしまいそうな軽さが確かにありました。引っ込みがつかなくなってからの挙動不審ぶりといい、絵にかいたような小者っぷりが役の説得力を増していたような気がしました。
歌は、他のメンバーがメンバーなのでやや音程が不安定なところが目立ちましたが、6月のコンサートからの成長ぶりは著しくて、本番の幕があいた今、千秋楽までの間にどこまで進化するか、とても楽しみです。
テリー=下村尊則、座長=大澄賢也、そしてデイジーとヴァイオレットの4人は初演から継続。
テリーはそんなに違いを感じなかったかな?ただ、ジェイクとバディが替ったので、当然、その二人との関係が一番深いテリーもかなり違うんですが、、、なんというか、回りの変化が顕著なのであまり目立たなかったかな、と。
座長は、なんかだいぶ軽くなってたような気がします(^ ^;;;
役者が替わった二人とは対して絡まないので、大澄さん自身が変わったんだと思うのですが……初演の時は凄みがあって怖い男、というのが先に立っていたんですが、今回はなんというか、ひょうきんでいい加減なように見えて、実は怖ろしい、という感じに見えました。
テント小屋での真夜中のショーに踏み込んできたときの印象とか、そんなところが。
アンサンブルは若干メンバーが変わりましたが、相変わらず元四季組がほとんど、かな?
宝塚OGは牧瀬海さんと水月舞さん。「ロミオ&ジュリエット」を観た後なので、「サイド・ショウ」アンサンブルメンバーのダンスと歌のバランスの良さというか、レベルの高さに感心しました(^ ^)。
やっぱりアンサンブルが良いカンパニーは、観劇後満足度高いなあ~~。
シアター1010で10月10日まで、そして15日には大阪の森の宮でも公演があります。
重たい物語ですが、ぜひ一度体験してみてくださいませ(^ ^)。
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初演のときの日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/201004112353212130/
http://80646.diarynote.jp/201004190119517853/
いやー、あのときも感動したけど、また一段と素晴らしかったです。
樹里ちゃん(樹里咲穂)とかしちゃん(貴城けい)、お二人ともこの1年半でいろんな舞台に立って、いろんな経験をして、、、それがあって、今のこの、デイジーとヴァイオレットがいる。それが胸を締めつけるほど切なくて、そして、幸せでした。
初演からのキャスト変更(メインキャスト)は以下のお二人。
◆ジェイク=吉原光夫(初演:岡幸二郎)
ヒルトン姉妹を守る黒人の
初演と同様、肌はちょっと浅黒いくらいで、黒く塗っていたわけではないのえすが、髪型などもあって素直に「黒人」に見えました。さりげない立ち姿とか、むきだしの肩の感じとか、すごく陸上競技などで見かける黒人選手とよく似た雰囲気があって、はっきりと黒く塗らなくてもわかる気がしました。さすがシンバ!(^ ^)。
歌はさすがの力強さで、幸ちゃんのファンファーレみたいな華やかな歌声とは全く違う、重さのある声が良かったです。芝居もそうなんですがすごく実直というか、質実剛健って感じ。中身の詰まった、不器用な男っぷりでした。
だからこそ。
すごく良い人だし家族としては最高なんだけど、ヴァイオレット目線で見た時に恋愛の対象にはなりえない男だ、というのがすごく鮮明で、あの展開が悲しいけど仕方がない……というのが納得できたような気がします。
そして、そんな彼が結婚式の朝に立ち去ることも、バディの気持ちを揺るがしてしまうことも、すべては運命だったのだ……と、「I Will Never Leave You」と歌うデイジーとヴァイオレットを見なが打ちのめされた思いでした。
幸ちゃんのジェイクとは全く違うアプローチで、面白かったです。
ああ、吉原さんのバルジャン観たかったなあ……。
◆バディ=吉田朋弘(初演:伊礼彼方)
こちらは元気でやんちゃなバディでした。
お調子者で優しくて、ヴァイオレットが悲しそうにしていると、堪らなくなって深く考えずにプロポーズしてしまいそうな軽さが確かにありました。引っ込みがつかなくなってからの挙動不審ぶりといい、絵にかいたような小者っぷりが役の説得力を増していたような気がしました。
歌は、他のメンバーがメンバーなのでやや音程が不安定なところが目立ちましたが、6月のコンサートからの成長ぶりは著しくて、本番の幕があいた今、千秋楽までの間にどこまで進化するか、とても楽しみです。
テリー=下村尊則、座長=大澄賢也、そしてデイジーとヴァイオレットの4人は初演から継続。
テリーはそんなに違いを感じなかったかな?ただ、ジェイクとバディが替ったので、当然、その二人との関係が一番深いテリーもかなり違うんですが、、、なんというか、回りの変化が顕著なのであまり目立たなかったかな、と。
座長は、なんかだいぶ軽くなってたような気がします(^ ^;;;
役者が替わった二人とは対して絡まないので、大澄さん自身が変わったんだと思うのですが……初演の時は凄みがあって怖い男、というのが先に立っていたんですが、今回はなんというか、ひょうきんでいい加減なように見えて、実は怖ろしい、という感じに見えました。
テント小屋での真夜中のショーに踏み込んできたときの印象とか、そんなところが。
アンサンブルは若干メンバーが変わりましたが、相変わらず元四季組がほとんど、かな?
宝塚OGは牧瀬海さんと水月舞さん。「ロミオ&ジュリエット」を観た後なので、「サイド・ショウ」アンサンブルメンバーのダンスと歌のバランスの良さというか、レベルの高さに感心しました(^ ^)。
やっぱりアンサンブルが良いカンパニーは、観劇後満足度高いなあ~~。
シアター1010で10月10日まで、そして15日には大阪の森の宮でも公演があります。
重たい物語ですが、ぜひ一度体験してみてくださいませ(^ ^)。
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アルジェの若者たち【2】
2011年10月3日 宝塚(月) コメント (4)月組新人公演「アルジェの男」つづき。
メインの3人については書かせていただきましたので、他のメンバーについて。
◆アンリ(珠城りょう/明日海りお)
元々の持ち味の素朴さとガタイの良さ。それがあいまった「朴訥さ」がいかにも軍人らしくて、「不器用な男」という感じがとても嵌っていたと思います。
秘めた恋、というのとはちょっと違う感じでしたが(アナ・ベルとどうこうなりたいようには見えなかったので)、彼女を守ることで満足していた男が、守るべきものを喪った時に抱く絶望がしみじみと心に沁みました。何のために生きているのか、という絶望……なんでしょうか、あれは。
ラストシーン、銃の構え方がキマっていて格好良かった!ピタリと構えたその姿勢が、殺人機械として軍隊にいた時間を思わせて、アナ・ベルの傍にひっそりと立っていた彼とは全くの別人のようで。……痛々しい立ち姿だな、と。
その後のハケが花道を戻る形に変更されていましたが(本公演のアンリは、そのまま空港の門をくぐっていく)、あの役づくりだったらその場で自分の頭を撃った方が自然かも、と思いました。
◆エリザベート(咲希あかね/彩星りおん)
いや、もう、可愛くて可愛くて!!
本役のりおんが「プライドの高さ」を表に出した「可愛げのない女」(しかも、本人もそれを自覚している)という印象だったのに対して、ちゅーちゃんは「意地っ張りな少女」で押し通していた気がします。
ボランジュ邸での最初の出会いでの興味の持ち方も、りおんは「お父様がまた酔狂なことを」くらいな感じなのに、ちゅーちゃんは「あら、この生き物はなぁに?」みたいな、そんな目線を感じました。
美人だし、しっかりしているし、幼い感じは全然しないんだけど、「少女」でいられる人なんですよね、ちゅーちゃんは。エリザベートという役は、あくまでも「娘役」の大役であって、元々の持ち味が「女役」のりおんには案外ハードルの高い役だったんだな、と改めて思いました。
いやもう、ちゅーちゃん、本当に可愛かった!!(*^ ^*)。歌も良かったし、衣装もどれもすごく似合ってて、何よりゆりやんとの並びがゴージャスで♪
新公卒業してからも、ますますの活躍を期待しています!!
◆アナ・ベル(愛風ゆめ/花陽みら)
私、ゆめちゃんの声が大好きなんです。台詞の声も歌声も、すごく好き。ずっと聴いていたいと思う。
……でも、今回も化粧がとっても残念でした(T T)。元は美人だと思うんだけどなあ、、、どうしてああなっちゃうんだろう(泣)。
ちょっと華やかすぎるというか、ぶっちゃけケバいと思うんです。アナ・ベルという役に合ってない。もっと清楚な、おとなしくてピュアで、浮世離れしたお嬢さんに見えてほしい。
声だけ聴いているぶんには十分そういう雰囲気があるし、「目が見えない」芝居とか、ピアノとか、技術的に難しいこともちゃんとクリアできていると思うんですが、顔を見るとちょっと違う……という気がしてなりませんでした。
……せっかくの美人なのにーーーー!(惜しい)
◆ボランジュ総督(有瀬そう/越乃リュウ)
落ち着きと貫録があって、いかにも「偉い人」らしい総督っぷりでした!最初にジュリアンを連れて帰ってきた晩、彼を放置して書類を読んでいる姿とか、すごく良かったです。落ち着きのないゆりやんと威厳のある総督の対比が見事。
有瀬くん、下級生だと思っていたのに、いつの間にか新公の長なんですよねぇ。下級生の頃から篁くんと並んで印象的だった彼女も、これから本公演で使われるようになるといいなあ。
◆ボランジュ夫人(舞乃ゆか/花瀬みずか)
この公演で卒業するゆかちゃん。美人で芝居がうまくて、大好きだったのでとても残念ですが、最後に美しくてコケティッシュな大人の女性を好演してくれて、とても嬉しかったです。
ボランジュ氏が愛し、ジュリアンが大切に思う、浮世離れした女性。
「あれの良さは、君にはわかるまいな」
という総督の独白がしみじみと心に沁みる、素敵なルイーズでした(^ ^)。
◆シャルドンヌ夫人(白雪さち花/邦なつき)
◆ミシュリュー内相(貴千碧/星条海斗)
美しくて、華やかで、そして色っぽい、完璧なポーラ(*^ ^*)と、色っぽくてワルい内相。
お二人の並びもお似合いで、すごく良かったと思います。なんか、今更ですけど月組91期の人材豊富さって凄いなあ……(感心)。
それにしても、さち花ちゃんには本当にやられました。一癖も二癖もある貴婦人の貫録、内相を掌で転がしている感じがとても魅力的!新公ご卒業おめでとうございます♪
◆マダム・マルト(真愛涼歌/妃鳳こころ)
やっぱり涼歌ちゃんお芝居巧いな~(←大好き!)。課題はお化粧はと体型のキープですね。。。特にお化粧は、今回の役柄だったらもう少し地色が濃い方がいいかも……とか思ったりしました。
◆レイモン(篁祐希/一色瑠加)
◆ルーシー(晴音アキ/琴音和葉)
シャルドンヌ邸のパーティーの頭にソロで歌う二人。晴音アキちゃん、可愛くなったなあ(*^ ^*)。
篁くん、去年くらいに突然格好よくなっちゃって、一瞬見つけられなくなったりしていたのですが、久しぶりに歌が聴けて幸せ♪ ただ、せっかくお芝居好きそうな人なのに、がっつり芝居をする役を一度くらい観てみたかったなあ……いや、今後に期待、ですけどね!(^ ^)。
◆ミッシェル(煌月爽矢/青樹泉)
ジュリアンの秘書仲間の中でもリーダー格のミッシェル。
本役のもりえちゃんは、ひたすら優しくて気持ちの真っ直ぐな青年という感じで、生真面目で熱血そうな霧矢さんのジュリアンとも“良い仲間”という感じでしたが、新公のゆうきはちょっと違う印象を受けました。
なんというか、さりげなく上から目線というか、若干嫌味まじりなところが非常に面白かった!
親切そうにしながら内心では「お前なんか住む世界が違うんだ」という気持ちを腹に抱えているあたりとか、ジュリアンの立ち位置の微妙さ、危うさが判り易いな、と。
新公では、ボランジュ氏も下心なくジュリアンの能力に期待している感じだったので、ミッシェルの気持ちの微妙さも「嫉妬」というほど判りやすいものではないんですよね。「キミが好きだ」という気持ちも嘘じゃないけど、だからといってジュリアンが何か問題を起こした時に庇ってくれるとは思えない、という距離感が絶妙で、ジュリアンがジャックに脅された時に、咄嗟に銃をにぎる気持ちが自然で、判りやすかったような気がします。
役者一人の善し悪しとは別に、芝居全体を見通した時に、こういう役割を期待されている役だったのかな、と思いました。
◆秘書仲間たち
(千海華蘭、輝城みつる、天翔りいら、輝月ゆうま、朝美絢/光月るう、美翔かずき、宇月颯、紫門ゆりや、珠城りょう)
いやー、みんな可愛かったなー♪
銀橋で一生懸命客席を釣っている下級生さんたちが可愛くて可愛くて、デレデレしてしまいました。あはは(^ ^)。
◆ブランシュ頭取(翔我つばき/有瀬そう)
◆ブランシュ夫人(華那みかり/萌花ゆりあ)
翔我さんのお髭、似合ってた~♪華那さんも美しい上流婦人で素敵でした♪
あと印象的だったのは、最初のアルジェの場面でジャックに絡むイヴ(紗那ゆずは/憧花ゆりの)の圧倒的な美貌と、マチルド(都月みあ/咲希あかね)のパッと目を惹く可愛らしさ。
男役ではピエール(隼海惺/千海華蘭)の可愛らしさとクリスチャン(星那由貴/響れおな)の「イテテテテ…」かな(^^)。
本公演でヒロインの一角を占める花陽みらちゃんは、花売り娘が一番メインでしたが、あちこちで踊っててすごく可愛かった!
そして、なんと言ってもラストのカゲソロ(輝月ゆうま/宇月颯)!衝撃的な、素晴らしい声でした。いやー、もっと長く歌ってほしいなあ~~~。
.
メインの3人については書かせていただきましたので、他のメンバーについて。
◆アンリ(珠城りょう/明日海りお)
元々の持ち味の素朴さとガタイの良さ。それがあいまった「朴訥さ」がいかにも軍人らしくて、「不器用な男」という感じがとても嵌っていたと思います。
秘めた恋、というのとはちょっと違う感じでしたが(アナ・ベルとどうこうなりたいようには見えなかったので)、彼女を守ることで満足していた男が、守るべきものを喪った時に抱く絶望がしみじみと心に沁みました。何のために生きているのか、という絶望……なんでしょうか、あれは。
ラストシーン、銃の構え方がキマっていて格好良かった!ピタリと構えたその姿勢が、殺人機械として軍隊にいた時間を思わせて、アナ・ベルの傍にひっそりと立っていた彼とは全くの別人のようで。……痛々しい立ち姿だな、と。
その後のハケが花道を戻る形に変更されていましたが(本公演のアンリは、そのまま空港の門をくぐっていく)、あの役づくりだったらその場で自分の頭を撃った方が自然かも、と思いました。
◆エリザベート(咲希あかね/彩星りおん)
いや、もう、可愛くて可愛くて!!
本役のりおんが「プライドの高さ」を表に出した「可愛げのない女」(しかも、本人もそれを自覚している)という印象だったのに対して、ちゅーちゃんは「意地っ張りな少女」で押し通していた気がします。
ボランジュ邸での最初の出会いでの興味の持ち方も、りおんは「お父様がまた酔狂なことを」くらいな感じなのに、ちゅーちゃんは「あら、この生き物はなぁに?」みたいな、そんな目線を感じました。
美人だし、しっかりしているし、幼い感じは全然しないんだけど、「少女」でいられる人なんですよね、ちゅーちゃんは。エリザベートという役は、あくまでも「娘役」の大役であって、元々の持ち味が「女役」のりおんには案外ハードルの高い役だったんだな、と改めて思いました。
いやもう、ちゅーちゃん、本当に可愛かった!!(*^ ^*)。歌も良かったし、衣装もどれもすごく似合ってて、何よりゆりやんとの並びがゴージャスで♪
新公卒業してからも、ますますの活躍を期待しています!!
◆アナ・ベル(愛風ゆめ/花陽みら)
私、ゆめちゃんの声が大好きなんです。台詞の声も歌声も、すごく好き。ずっと聴いていたいと思う。
……でも、今回も化粧がとっても残念でした(T T)。元は美人だと思うんだけどなあ、、、どうしてああなっちゃうんだろう(泣)。
ちょっと華やかすぎるというか、ぶっちゃけケバいと思うんです。アナ・ベルという役に合ってない。もっと清楚な、おとなしくてピュアで、浮世離れしたお嬢さんに見えてほしい。
声だけ聴いているぶんには十分そういう雰囲気があるし、「目が見えない」芝居とか、ピアノとか、技術的に難しいこともちゃんとクリアできていると思うんですが、顔を見るとちょっと違う……という気がしてなりませんでした。
……せっかくの美人なのにーーーー!(惜しい)
◆ボランジュ総督(有瀬そう/越乃リュウ)
落ち着きと貫録があって、いかにも「偉い人」らしい総督っぷりでした!最初にジュリアンを連れて帰ってきた晩、彼を放置して書類を読んでいる姿とか、すごく良かったです。落ち着きのないゆりやんと威厳のある総督の対比が見事。
有瀬くん、下級生だと思っていたのに、いつの間にか新公の長なんですよねぇ。下級生の頃から篁くんと並んで印象的だった彼女も、これから本公演で使われるようになるといいなあ。
◆ボランジュ夫人(舞乃ゆか/花瀬みずか)
この公演で卒業するゆかちゃん。美人で芝居がうまくて、大好きだったのでとても残念ですが、最後に美しくてコケティッシュな大人の女性を好演してくれて、とても嬉しかったです。
ボランジュ氏が愛し、ジュリアンが大切に思う、浮世離れした女性。
「あれの良さは、君にはわかるまいな」
という総督の独白がしみじみと心に沁みる、素敵なルイーズでした(^ ^)。
◆シャルドンヌ夫人(白雪さち花/邦なつき)
◆ミシュリュー内相(貴千碧/星条海斗)
美しくて、華やかで、そして色っぽい、完璧なポーラ(*^ ^*)と、色っぽくてワルい内相。
お二人の並びもお似合いで、すごく良かったと思います。なんか、今更ですけど月組91期の人材豊富さって凄いなあ……(感心)。
それにしても、さち花ちゃんには本当にやられました。一癖も二癖もある貴婦人の貫録、内相を掌で転がしている感じがとても魅力的!新公ご卒業おめでとうございます♪
◆マダム・マルト(真愛涼歌/妃鳳こころ)
やっぱり涼歌ちゃんお芝居巧いな~(←大好き!)。課題はお化粧はと体型のキープですね。。。特にお化粧は、今回の役柄だったらもう少し地色が濃い方がいいかも……とか思ったりしました。
◆レイモン(篁祐希/一色瑠加)
◆ルーシー(晴音アキ/琴音和葉)
シャルドンヌ邸のパーティーの頭にソロで歌う二人。晴音アキちゃん、可愛くなったなあ(*^ ^*)。
篁くん、去年くらいに突然格好よくなっちゃって、一瞬見つけられなくなったりしていたのですが、久しぶりに歌が聴けて幸せ♪ ただ、せっかくお芝居好きそうな人なのに、がっつり芝居をする役を一度くらい観てみたかったなあ……いや、今後に期待、ですけどね!(^ ^)。
◆ミッシェル(煌月爽矢/青樹泉)
ジュリアンの秘書仲間の中でもリーダー格のミッシェル。
本役のもりえちゃんは、ひたすら優しくて気持ちの真っ直ぐな青年という感じで、生真面目で熱血そうな霧矢さんのジュリアンとも“良い仲間”という感じでしたが、新公のゆうきはちょっと違う印象を受けました。
なんというか、さりげなく上から目線というか、若干嫌味まじりなところが非常に面白かった!
親切そうにしながら内心では「お前なんか住む世界が違うんだ」という気持ちを腹に抱えているあたりとか、ジュリアンの立ち位置の微妙さ、危うさが判り易いな、と。
新公では、ボランジュ氏も下心なくジュリアンの能力に期待している感じだったので、ミッシェルの気持ちの微妙さも「嫉妬」というほど判りやすいものではないんですよね。「キミが好きだ」という気持ちも嘘じゃないけど、だからといってジュリアンが何か問題を起こした時に庇ってくれるとは思えない、という距離感が絶妙で、ジュリアンがジャックに脅された時に、咄嗟に銃をにぎる気持ちが自然で、判りやすかったような気がします。
役者一人の善し悪しとは別に、芝居全体を見通した時に、こういう役割を期待されている役だったのかな、と思いました。
◆秘書仲間たち
(千海華蘭、輝城みつる、天翔りいら、輝月ゆうま、朝美絢/光月るう、美翔かずき、宇月颯、紫門ゆりや、珠城りょう)
いやー、みんな可愛かったなー♪
銀橋で一生懸命客席を釣っている下級生さんたちが可愛くて可愛くて、デレデレしてしまいました。あはは(^ ^)。
◆ブランシュ頭取(翔我つばき/有瀬そう)
◆ブランシュ夫人(華那みかり/萌花ゆりあ)
翔我さんのお髭、似合ってた~♪華那さんも美しい上流婦人で素敵でした♪
あと印象的だったのは、最初のアルジェの場面でジャックに絡むイヴ(紗那ゆずは/憧花ゆりの)の圧倒的な美貌と、マチルド(都月みあ/咲希あかね)のパッと目を惹く可愛らしさ。
男役ではピエール(隼海惺/千海華蘭)の可愛らしさとクリスチャン(星那由貴/響れおな)の「イテテテテ…」かな(^^)。
本公演でヒロインの一角を占める花陽みらちゃんは、花売り娘が一番メインでしたが、あちこちで踊っててすごく可愛かった!
そして、なんと言ってもラストのカゲソロ(輝月ゆうま/宇月颯)!衝撃的な、素晴らしい声でした。いやー、もっと長く歌ってほしいなあ~~~。
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ロミオ&ジュリエット
2011年10月5日 ミュージカル・舞台 コメント (2)赤坂ACTシアターにて、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観劇いたしました!
いちおう全キャスト制覇しましたが、みなさんハイレベルですごく良かったです!
個人的な好み以外に、「この人は絶対パス!!」みたいなキャストはいなかったと思います。
後から追加で発表されたお二人のジュリエットも可愛らしくて、歌も及第点。
私が観たのは「山崎&昆」「城田&フランク」の組み合わせでしたが、どっちもそれぞれに良かったですー♪
とりあえず、キャストについては後でまとめるとして、先に作品についての感想を。
昨年7月に梅芸で初演し、博多まで持っていった星組版。
今年の1月に大劇場でお披露目し、東宝まで来てくれた雪組版。
それぞれ演出面で若干の違いはありましたが、概ね「宝塚版」としてまとまった、同じ演出のバージョン違い、という感じでした。
その、博多座公演の時に書いた作品論はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20100829
これに対して、雪組公演を観たときの感想は、
> でも、雪組版のロミオは、「不良少年」だったことなんてない、生真面目な優等生、という印象だったんです。
> 問題行動があるとすれば、せいぜい軽い放浪癖くらいで(^ ^)。昔からずーっと、ピュアで優しい、愛されて育ってきた優等生。
星組版のロミオは、やんちゃで元気で、他のメンバーを見ても尾なんとなく「West Side Story」っぽい印象だったのに、また全然違う世界観で、面白いなーと思ったのでした。
そして、3度目となる今回。
全体の構成(楽曲とか)は変わらないのですが、演出と衣装はずいぶん変わってました。
……とりあえず、衣装はうるさかったかな(汗)。
「獅子」の紋章を頂くキャピュレットは赤系のファーたっぷりの豹柄。
「ドラゴン」の紋章をいただくモンタギューは、モノクロのクロコダイル柄。
色合いも派手で、素材がいろいろで、しかも柄 On 柄(- -;ゞ
アンサンブルダンサーさんがあんまりスタイルの良い人がいなかったせいもあって、群舞が映えない衣装だなーというのが正直な感想でした。
とりあえず、アンサンブルさんはダンスをメインで選んだようですが、思ったよりそのダンスを披露する場面が少なかったんですよね……。一人ひとりはすごいダンサーなので、ちょっとした合の手みたいな、振付の隙間みたいなところで物凄く高くジャンプしていたり、ものすごい高速回転だったり……などなどあったのですが、残念ながら、違う畑のダンサーさんたちのコラボレーションだったので、群舞が揃わないんですよね、これが。
うーーーん、なんか消化不良……。
しかも、アンサンブルをダンス力前提で選んでいるせいなのか、コーラスが録音。
生オケじゃないだけでも悲しいのに、コーラスまで録音なので、群舞シーンの「生で観てる!(聴いてる!)」感がいまいち浅くて、ちょっとおいてきぼりな感じでした。
まあ、みなさん声は出していたようなので、前方席ならば若干聴こえる(ような気がする)んですけどね(T T)。
毎回観劇するたびに書いていますが、猫がこの作品で一番好きな場面の一つが「世界の王」なので。
そこが物足りないといろいろ切ない……。
演出は……うーん、今までにも何度か思ったことですが、宝塚で日本初演した舶来ミュージカル作品を普通の公演にひらく場合、小池さんが自分で演出するのはやめた方がいいと思うんですよね。
「宝塚=夢の世界」という基本的な枠組みをとっぱらって作品を創りなおそうとした時に、小池さんは、無闇に「リアル」な演出をしようとして失敗することが多いと思うんです。
宝塚版との違いを出そうとして玉砕してる感じ。「エリザベート」初演しかり、今回のロミジュリしかり。
衣装もそうだし、アンサンブルの選択基準もそうだし、あと、なんといってもネットでも話題だった携帯電話(スマートフォン)の扱い、とか。
いや、実際に観てみると、スマートフォンが普及している世界なのに何故ああいう生き違いが起こるのか?という疑問にはちゃんと解答があるので、別にストーリーが破綻しているわけではないのですが。
でも、「ロミオとジュリエット」って、根本的に現代の物語ではありえないじゃないですか。だって、殺人事件が起きるんですよ?あれは過失致死にはならない。明らかにロミオは殺意があったでしょう。情状酌量の余地はあるかもしれないけど、無罪とか正当防衛とかにはなりえない。なのに、警察は出てこないし、裁判もしない。大公が温情をもって裁くとか、街からの永久追放が刑罰として成立するとか、そんな時代と、スマートフォンやパソコンといったアイテムが違和感を引き起こすんですよね。
本筋には関係ないんだから気にしなければいいんだけど、喉に刺さった骨のように気になってしかたない。
あの小道具たちが演出上致命的な欠陥になっているとまでは言いませんが(←アンサンブルの迫力不足の方がつらい)、それを出すことによる効果も見えない(あるとは思えない)ので、、、いらねーなーと思ってしまいました。
なんか、好きな作品なので辛口ですみません。
宝塚版の演出が100%良かったとは思いませんが、今回の演出は失敗が多かったなあ、、、というのが正直な感想。
でも!
演出の駄目さを補ってあまりある、メインキャストの質の高さは本当に素晴らしかった!!
こんなに穴のないダブルキャスト、珍しいかも(←誉めすぎ?)
これは結構、もっと暇な時期だったら通いたかったです。
もし大阪で演出が変わるなら、大阪まで観に行きます!!
……というわけで、キャストについてはまた後日(^ ^)
.
いちおう全キャスト制覇しましたが、みなさんハイレベルですごく良かったです!
個人的な好み以外に、「この人は絶対パス!!」みたいなキャストはいなかったと思います。
後から追加で発表されたお二人のジュリエットも可愛らしくて、歌も及第点。
私が観たのは「山崎&昆」「城田&フランク」の組み合わせでしたが、どっちもそれぞれに良かったですー♪
とりあえず、キャストについては後でまとめるとして、先に作品についての感想を。
昨年7月に梅芸で初演し、博多まで持っていった星組版。
今年の1月に大劇場でお披露目し、東宝まで来てくれた雪組版。
それぞれ演出面で若干の違いはありましたが、概ね「宝塚版」としてまとまった、同じ演出のバージョン違い、という感じでした。
その、博多座公演の時に書いた作品論はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20100829
これに対して、雪組公演を観たときの感想は、
> でも、雪組版のロミオは、「不良少年」だったことなんてない、生真面目な優等生、という印象だったんです。
> 問題行動があるとすれば、せいぜい軽い放浪癖くらいで(^ ^)。昔からずーっと、ピュアで優しい、愛されて育ってきた優等生。
星組版のロミオは、やんちゃで元気で、他のメンバーを見ても尾なんとなく「West Side Story」っぽい印象だったのに、また全然違う世界観で、面白いなーと思ったのでした。
そして、3度目となる今回。
全体の構成(楽曲とか)は変わらないのですが、演出と衣装はずいぶん変わってました。
……とりあえず、衣装はうるさかったかな(汗)。
「獅子」の紋章を頂くキャピュレットは赤系のファーたっぷりの豹柄。
「ドラゴン」の紋章をいただくモンタギューは、モノクロのクロコダイル柄。
色合いも派手で、素材がいろいろで、しかも柄 On 柄(- -;ゞ
アンサンブルダンサーさんがあんまりスタイルの良い人がいなかったせいもあって、群舞が映えない衣装だなーというのが正直な感想でした。
とりあえず、アンサンブルさんはダンスをメインで選んだようですが、思ったよりそのダンスを披露する場面が少なかったんですよね……。一人ひとりはすごいダンサーなので、ちょっとした合の手みたいな、振付の隙間みたいなところで物凄く高くジャンプしていたり、ものすごい高速回転だったり……などなどあったのですが、残念ながら、違う畑のダンサーさんたちのコラボレーションだったので、群舞が揃わないんですよね、これが。
うーーーん、なんか消化不良……。
しかも、アンサンブルをダンス力前提で選んでいるせいなのか、コーラスが録音。
生オケじゃないだけでも悲しいのに、コーラスまで録音なので、群舞シーンの「生で観てる!(聴いてる!)」感がいまいち浅くて、ちょっとおいてきぼりな感じでした。
まあ、みなさん声は出していたようなので、前方席ならば若干聴こえる(ような気がする)んですけどね(T T)。
毎回観劇するたびに書いていますが、猫がこの作品で一番好きな場面の一つが「世界の王」なので。
そこが物足りないといろいろ切ない……。
演出は……うーん、今までにも何度か思ったことですが、宝塚で日本初演した舶来ミュージカル作品を普通の公演にひらく場合、小池さんが自分で演出するのはやめた方がいいと思うんですよね。
「宝塚=夢の世界」という基本的な枠組みをとっぱらって作品を創りなおそうとした時に、小池さんは、無闇に「リアル」な演出をしようとして失敗することが多いと思うんです。
宝塚版との違いを出そうとして玉砕してる感じ。「エリザベート」初演しかり、今回のロミジュリしかり。
衣装もそうだし、アンサンブルの選択基準もそうだし、あと、なんといってもネットでも話題だった携帯電話(スマートフォン)の扱い、とか。
いや、実際に観てみると、スマートフォンが普及している世界なのに何故ああいう生き違いが起こるのか?という疑問にはちゃんと解答があるので、別にストーリーが破綻しているわけではないのですが。
でも、「ロミオとジュリエット」って、根本的に現代の物語ではありえないじゃないですか。だって、殺人事件が起きるんですよ?あれは過失致死にはならない。明らかにロミオは殺意があったでしょう。情状酌量の余地はあるかもしれないけど、無罪とか正当防衛とかにはなりえない。なのに、警察は出てこないし、裁判もしない。大公が温情をもって裁くとか、街からの永久追放が刑罰として成立するとか、そんな時代と、スマートフォンやパソコンといったアイテムが違和感を引き起こすんですよね。
本筋には関係ないんだから気にしなければいいんだけど、喉に刺さった骨のように気になってしかたない。
あの小道具たちが演出上致命的な欠陥になっているとまでは言いませんが(←アンサンブルの迫力不足の方がつらい)、それを出すことによる効果も見えない(あるとは思えない)ので、、、いらねーなーと思ってしまいました。
なんか、好きな作品なので辛口ですみません。
宝塚版の演出が100%良かったとは思いませんが、今回の演出は失敗が多かったなあ、、、というのが正直な感想。
でも!
演出の駄目さを補ってあまりある、メインキャストの質の高さは本当に素晴らしかった!!
こんなに穴のないダブルキャスト、珍しいかも(←誉めすぎ?)
これは結構、もっと暇な時期だったら通いたかったです。
もし大阪で演出が変わるなら、大阪まで観に行きます!!
……というわけで、キャストについてはまた後日(^ ^)
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宙組公演「クラシコ・イタリアーノ/ナイスガイ」、初日おめでとうございます!
お芝居もショーも概ね好評のようで、とりあえずはホッとしています。遠征が楽しみ(^ ^)。
まずはその前に明日のニュースですね!いい映像をお願いしますよー!
そうそう。CSといえば、今日のニュースのタイトルコールは祐飛さんでした。おおー!と思いました(^ ^)。疲れているっぽかったけど、可愛かったなあ。ああいうのっていつ録るんでしょうね。
祐飛さんは、藤井さんとは宙組お披露目だった博多座の「Apasionado!!」以来、植田景子さんとは月組ラストの「Hollywood Lover」以来。どちらも思い出に残る作品で、こうしてトップになって本公演の宛書き新作で組むことができて、とても幸せです。
すみ花ちゃんは、藤井さんとは「Apasionado!!」以来だけど、景子さんとはもしかして「舞姫」以来??
テルくんは、、、景子さんとは「堕天使」以来になるのかな。藤井さんとは全ツの「ソウル・オブ・シバ」……以来、ですよね、たぶん。
それ以外のメンバーはみんな「パラダイス・プリンス」以来かな。藤井さんは「Rising!」「Appasionado」のどっちにも出てない人は「宙・ファンタジスタ」以来ってことになるのか。……ん?そうですよね?
ちょっと間があいてる人も、こないだ出たばっかりですね♪な人も、また新たな魅力を発見してもらって素敵な舞台ができますように♪ (←っていうか、そうなっているんですよねっっっ!?たのしみ!)
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お芝居もショーも概ね好評のようで、とりあえずはホッとしています。遠征が楽しみ(^ ^)。
まずはその前に明日のニュースですね!いい映像をお願いしますよー!
そうそう。CSといえば、今日のニュースのタイトルコールは祐飛さんでした。おおー!と思いました(^ ^)。疲れているっぽかったけど、可愛かったなあ。ああいうのっていつ録るんでしょうね。
祐飛さんは、藤井さんとは宙組お披露目だった博多座の「Apasionado!!」以来、植田景子さんとは月組ラストの「Hollywood Lover」以来。どちらも思い出に残る作品で、こうしてトップになって本公演の宛書き新作で組むことができて、とても幸せです。
すみ花ちゃんは、藤井さんとは「Apasionado!!」以来だけど、景子さんとはもしかして「舞姫」以来??
テルくんは、、、景子さんとは「堕天使」以来になるのかな。藤井さんとは全ツの「ソウル・オブ・シバ」……以来、ですよね、たぶん。
それ以外のメンバーはみんな「パラダイス・プリンス」以来かな。藤井さんは「Rising!」「Appasionado」のどっちにも出てない人は「宙・ファンタジスタ」以来ってことになるのか。……ん?そうですよね?
ちょっと間があいてる人も、こないだ出たばっかりですね♪な人も、また新たな魅力を発見してもらって素敵な舞台ができますように♪ (←っていうか、そうなっているんですよねっっっ!?たのしみ!)
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ロミオ&ジュリエット【2】
2011年10月8日 ミュージカル・舞台赤坂ACTシアター「ロミオ&ジュリエット」キャスト別感想です。
◆ロミオ 城田優
いやはや、二枚目!でした(^ ^)。
ロミオってこうだよね、という、真っ白な王子様そのもの。歌唱力も及第点で、トートで評判取っただけあるなあと感心しました。
あのビジュアルにあの歌唱力なら、これからどんどん舞台に立ってほしいですね!(…むしろ、そんな暇はない、かも?)
ただ、観ていてちょっと違和感があるというか、、、こういう若々しくて純な役よりも、もう少し大人の役が観てみたいなあと思わせるところがあって、ちょっと「ロミオ」という役が勿体無い感じがありました。
むしろティボルトで観てみたかった、というか。
あと、背が高すぎて、回りのキャストによってはリリパット国に来たガリバーみたいな感じ……とまで言ったら言い過ぎですが、アンサンブルのモンタギュー家メンバーに囲まれた時に明らかに頭一つ抜けていたのがちょっと不思議な感じでした(^ ^; もうちょっとスタイルの良いアンサンブルが居ればなあ(^ ^)。
◆ロミオ 山崎育三郎
小柄で若くて必死で可愛い、少年ロミオ!
私のイメージするロミオにぴったりで、歌唱力はもちろんだし、とにかくすっごく良かったです!なんだかもう、一途で無茶苦茶で力づくで、すごい可愛かった(^ ^)。
あえて難をいうなら、いかんせん、『ヴェローナじゅうの娘たちが夢中』だとかの設定が間違ってるように見えたのはあったかも(ごめんなさい)。そのあたり、ロミオがシングルキャストだったらどちらかの個性に合わせて回りの台詞も変わったのかなあ、とは思うのですが。
個人的な印象ですが、最初の留守録を消す場面は、雰囲気的に城田くんだと文字通り「夜の仕事」に近い立場の女の子たちが残した留守録に聴こえたけど、山崎くんだと、街の有力者のご婦人たちが若いツバメを探してるみたい……で、それはそれでありかな、と思いました(^ ^)。
◆ジュリエット フランク莉奈
若くて長身、可愛くてスタイルの良いジュリエット。城田くんとは並びもきれいでとってもお似合いでした(^ ^)。歌も、綺麗な声だし音程も及第点♪ 表情がまだすこーし硬いのが気になりましたが、これから色々な役を経験して成長して、もう一度ジュリエットを演じてほしいなと思います。
◆ジュリエット 昆夏美
表情豊かで可愛らしく、圧倒的な歌唱力のジュリエット。とても小柄なので城田さんと並ぶと大人と子供みたいでしたが、山崎さんとはちょうど良いバランスでした。声質もあっていて、今回のダブルキャストは城田&フランク、山崎&昆で固定でも良かったのでは、と思ったくらいお似合いでした(*^ ^*)。
芝居の方向性もよく噛み合っていて、説得力のある組み合わせでした。決して美人じゃないけど、ファニーで可愛くて私はとても好きです。あえて難を言うなら、立ち姿があまり美しくないので、姿勢にきをつけてほしいな。
今回は衣装もあまりよくないので余計スタイルが悪く見えるのですが(T T)、ロミオとジュリエットだけでもそれぞれのキャストに合わせた衣装デザインを起こしてくれたらよかったのになあ。
「似合わない」ことを別にしても、今回のジュリエットの衣装はどうかと思いました。…ずーっと肩を出しているのがすごく嫌。肩(と背中)を出す衣装は、よほど背筋を張って、筋肉をちゃんとつけないとすごく下品に見えるのに、大舞台の経験がない二人にあの衣装で『純真無垢な深窓の令嬢16歳』に見せろというのは厳しいですよ。結果として昆さんはお洒落した小学生みたいに見えたし、フランクさんはディスコ(←古いよ)に紛れ込んだ高校生みたいでした(T T)。
宝塚の娘役は肩を出すのが仕事というか、人に見せるための身体(肩とか背中とか)を創ることが仕事の第一歩なんだな、と、ああいうのを観ると思うんですよね。ある程度の年数を舞台で過ごした娘役OGを使うならあの衣装でも全然心配いらないでしょうけれども、新人を使うなら衣装でカバーしてあげるのがプロの仕事なんじゃないでしょうか。正直、お二人がちょっと気の毒な気がしました。
◇キャピュレット夫人 涼風真世
素晴らしかったけど、「さすがの歌唱力!」というべきなのか「…ちょっと崩しすぎ?」というべきなのか、若干迷うところがありました。
若者チームと大人チームで、あるいはキャピュレット夫妻とその他で歌の傾向が違うんですよね。まあ、あれはあれで面白かったんですが、表現過多というか、情感過多なところはあったような気がします。もう少し抑えても良かったのかも。
宝塚版と違っていたのは……パリスが最初のプロポーズに来たことをジュリエットに話す時、新曲が一曲入ったせいか、乳母とコーラスするナンバーは乳母のソロになって、キャピュレット夫人は後から登場して、新曲をソロで歌う形に変更されていたのが一番目立ったかな。
新曲、っていうか「宝塚版では採用されていなかった」曲なんですが、、、夫と結婚したのはそもそも財産目当ての父親に命令されたから。夫も若く美しい自分を抱いてみたかっただけで、お互いに愛したことも愛されたこともない。でも私は出会ってしまった、ただ一人愛する男に。そうしてお前が生まれた……という、まあそりゃー宝塚版では使えないわ、という内容の曲ですわ。
オリジナルに元々あった曲ではなく、最近追加された曲なので、来年の来日版でも使われるかどうか?ですが。
この歌の存在によって、キャピュレット夫人が明確に『ジュリエットの敵』になったのが面白い効果だなと思いました。「♪その美しい肌をみせておやり」とまで言って、自分の娘に娼婦まがいのことをさせようとする。それは自分の親にそう言われたから……という、「悪夢」の連鎖を再生産してしまう「大人」たち。
結局、両家の争いを止められないのも同じ理由なんだなあ、と思いました。理屈じゃないんですよ。単に気に入らないから、親が喧嘩してたから、「おまえのかあちゃんデベソ」って言われたから、、、あるいは昔、喧嘩で父親の弟が殺されたから。そんな理由にならない理由で「憎しみ」が再生産されるのは、「大人たち」が本気で止めようとしないからなんですよね。
親に言われて喧嘩をする少年たちのまま、そのまんま大人になって、親に言われたとおりに喧嘩を続ける。それでは連鎖は断ちきれない。
「♪私は憎む 貴方の中にある憎しみ…」と歌いながら、彼女の心には憎しみと嫉妬が渦を巻いている。まだまだ美しいのに、もはや夫にかえりみられることのない自分。若く美しく、そして、ティボルトに愛されている少女。自分の娘に本気で嫉妬する「女」の情念が強く出た女性といえば、私の中では有吉佐和子の「母子変容」なんですが……勿論あの森江耀子女史とは全く違うんですが、涼風さんのキャピュレット夫人も素晴らしく怖ろしくて、とても印象的でした。
◇キャピュレット卿 石川禅
いやもう、素晴らしかったです♪♪ 禅ちゃんいいわーーーー。
召使に次から次と手を出す色ボケ親父で、妻は飾りものだと思ってて、娘のことは溺愛しているけど彼女が何を考えているのかさっぱりわからない。そんな駄目親父がめっちゃ嵌ってて、ちょっとびっくりしました。ええ。
「娘よ」のソロは素晴らしかったです!が、夫婦揃って録音伴奏に苦戦してたかも。たっぷりと歌うことに慣れてる上に、私が観たのも赤坂ACT公演の終わり近かったしなあ……
キャピュレット夫人の追加曲に合わせて、「娘よ」の歌詞も大分変ってました。
「♪お前が3歳の時に気付いた。お前は私の子じゃない」「♪細い首に手をかけて……でも、できなかった」というモノローグが、すごく切なかったです。駄目親父なりの愛情と、駄目夫なりの、妻への情と。たぶん彼は、「父親」が誰なのか判ったんですよね。辛かっただろうなあ……と思った、重たい一曲でした。
◇乳母 未来優希
ハマコさん、Bravo!!
贔屓目かもしれませんが、素晴らしかったです♪ うん。ただ、乳母の音域って微妙なんだな、と思いました。ソロだけでも、もう1,2度下げて貰って地声で歌いきった方が良かったのでは?
宝塚版よりだいぶリアルというか品のないおばちゃんっぽく造っていましたが、たぶん今回の作品だとあれが正解なんでしょうね。キャピュレット夫人よりお高い感じじゃ困るし!衣装は赤と牛柄の組み合わせという凄まじいセンスで、あれはもう品よくつくるのとか無理だろうしなあ(- -;(溜)
◇ロレンス神父 安崎求
アロマおたくでネットサーファーな神父様。
……まあ、その設定はおいといて!!安崎さん、素敵だった~~~(*^ ^*)。
最初の登場の直後、薬草棚を覆っていた布を取って振りまわすところなんて、「よっ!マリウス!」と掛け声をかけたくなったくらいステキでした♪♪
トボけた味のある芝居は相変わらずで、どっちのロミオとの芝居もうまく引っ張っていってくれたと思います。そして、ハマコさんとのデュエットは秀逸だった♪♪もっと聴いていたかった♪♪
キャラクターのせいか、霊廟に現れる場面でつい笑いを取りに行ってしまうはやめてほしいんですが、、、うーん、あれで集中が切れるのは私がいかんのか?(T T)
◇モンタギュー卿 ひのあらた
渋くてスタイルよくて衣装が素晴らしく良く似合って、いやもう、ホントに格好良かった!
モンタギュー卿は出番も少なくてあまり見せ場がないんですが、出てくるたびに「うおお!」と思うほど格好良かったので満足です。大公閣下とはまた違う格好良さと色っぽさがあるところが好き!
歌は流石でした。ええ。さすが、っていうのはこういうことを言うのかああ、と思う今日この頃。
◇モンタギュー夫人 大鳥れい
みどりちゃん、初見では衣装に気を取られてあまり芝居を視る余裕がなかったのですが、、、うーむ、あんなものかなあ。「憎しみ」「さばき」「つみびと」と、結構見せ場があるわりに、あまり印象に残らなかったような。
堅実でしっかりした演技(歌も芝居も)をする人ですが今回はそれが若干裏目にでたのかもしれませんね。まあ、どうしてもこの作品はキャピュレット家の話がメインになっているから、立ち位置として難しいところではあるのですが。……やっぱり「つみびと」の歌いだしは、もう少し圧倒的な何かがあるともっと良かったような気がします。
自分が「罪人」であることの自覚と、相手に対する赦しと、その両方を伝え切れていなかったような気がする。……録音だからしかたないかなあ……。
あれっ、長くなりすぎ……。すみません、もう一回続くみたいです。
大公と、あと若い人たちをまとめて書きますね。
.
◆ロミオ 城田優
いやはや、二枚目!でした(^ ^)。
ロミオってこうだよね、という、真っ白な王子様そのもの。歌唱力も及第点で、トートで評判取っただけあるなあと感心しました。
あのビジュアルにあの歌唱力なら、これからどんどん舞台に立ってほしいですね!(…むしろ、そんな暇はない、かも?)
ただ、観ていてちょっと違和感があるというか、、、こういう若々しくて純な役よりも、もう少し大人の役が観てみたいなあと思わせるところがあって、ちょっと「ロミオ」という役が勿体無い感じがありました。
むしろティボルトで観てみたかった、というか。
あと、背が高すぎて、回りのキャストによってはリリパット国に来たガリバーみたいな感じ……とまで言ったら言い過ぎですが、アンサンブルのモンタギュー家メンバーに囲まれた時に明らかに頭一つ抜けていたのがちょっと不思議な感じでした(^ ^; もうちょっとスタイルの良いアンサンブルが居ればなあ(^ ^)。
◆ロミオ 山崎育三郎
小柄で若くて必死で可愛い、少年ロミオ!
私のイメージするロミオにぴったりで、歌唱力はもちろんだし、とにかくすっごく良かったです!なんだかもう、一途で無茶苦茶で力づくで、すごい可愛かった(^ ^)。
あえて難をいうなら、いかんせん、『ヴェローナじゅうの娘たちが夢中』だとかの設定が間違ってるように見えたのはあったかも(ごめんなさい)。そのあたり、ロミオがシングルキャストだったらどちらかの個性に合わせて回りの台詞も変わったのかなあ、とは思うのですが。
個人的な印象ですが、最初の留守録を消す場面は、雰囲気的に城田くんだと文字通り「夜の仕事」に近い立場の女の子たちが残した留守録に聴こえたけど、山崎くんだと、街の有力者のご婦人たちが若いツバメを探してるみたい……で、それはそれでありかな、と思いました(^ ^)。
◆ジュリエット フランク莉奈
若くて長身、可愛くてスタイルの良いジュリエット。城田くんとは並びもきれいでとってもお似合いでした(^ ^)。歌も、綺麗な声だし音程も及第点♪ 表情がまだすこーし硬いのが気になりましたが、これから色々な役を経験して成長して、もう一度ジュリエットを演じてほしいなと思います。
◆ジュリエット 昆夏美
表情豊かで可愛らしく、圧倒的な歌唱力のジュリエット。とても小柄なので城田さんと並ぶと大人と子供みたいでしたが、山崎さんとはちょうど良いバランスでした。声質もあっていて、今回のダブルキャストは城田&フランク、山崎&昆で固定でも良かったのでは、と思ったくらいお似合いでした(*^ ^*)。
芝居の方向性もよく噛み合っていて、説得力のある組み合わせでした。決して美人じゃないけど、ファニーで可愛くて私はとても好きです。あえて難を言うなら、立ち姿があまり美しくないので、姿勢にきをつけてほしいな。
今回は衣装もあまりよくないので余計スタイルが悪く見えるのですが(T T)、ロミオとジュリエットだけでもそれぞれのキャストに合わせた衣装デザインを起こしてくれたらよかったのになあ。
「似合わない」ことを別にしても、今回のジュリエットの衣装はどうかと思いました。…ずーっと肩を出しているのがすごく嫌。肩(と背中)を出す衣装は、よほど背筋を張って、筋肉をちゃんとつけないとすごく下品に見えるのに、大舞台の経験がない二人にあの衣装で『純真無垢な深窓の令嬢16歳』に見せろというのは厳しいですよ。結果として昆さんはお洒落した小学生みたいに見えたし、フランクさんはディスコ(←古いよ)に紛れ込んだ高校生みたいでした(T T)。
宝塚の娘役は肩を出すのが仕事というか、人に見せるための身体(肩とか背中とか)を創ることが仕事の第一歩なんだな、と、ああいうのを観ると思うんですよね。ある程度の年数を舞台で過ごした娘役OGを使うならあの衣装でも全然心配いらないでしょうけれども、新人を使うなら衣装でカバーしてあげるのがプロの仕事なんじゃないでしょうか。正直、お二人がちょっと気の毒な気がしました。
◇キャピュレット夫人 涼風真世
素晴らしかったけど、「さすがの歌唱力!」というべきなのか「…ちょっと崩しすぎ?」というべきなのか、若干迷うところがありました。
若者チームと大人チームで、あるいはキャピュレット夫妻とその他で歌の傾向が違うんですよね。まあ、あれはあれで面白かったんですが、表現過多というか、情感過多なところはあったような気がします。もう少し抑えても良かったのかも。
宝塚版と違っていたのは……パリスが最初のプロポーズに来たことをジュリエットに話す時、新曲が一曲入ったせいか、乳母とコーラスするナンバーは乳母のソロになって、キャピュレット夫人は後から登場して、新曲をソロで歌う形に変更されていたのが一番目立ったかな。
新曲、っていうか「宝塚版では採用されていなかった」曲なんですが、、、夫と結婚したのはそもそも財産目当ての父親に命令されたから。夫も若く美しい自分を抱いてみたかっただけで、お互いに愛したことも愛されたこともない。でも私は出会ってしまった、ただ一人愛する男に。そうしてお前が生まれた……という、まあそりゃー宝塚版では使えないわ、という内容の曲ですわ。
オリジナルに元々あった曲ではなく、最近追加された曲なので、来年の来日版でも使われるかどうか?ですが。
この歌の存在によって、キャピュレット夫人が明確に『ジュリエットの敵』になったのが面白い効果だなと思いました。「♪その美しい肌をみせておやり」とまで言って、自分の娘に娼婦まがいのことをさせようとする。それは自分の親にそう言われたから……という、「悪夢」の連鎖を再生産してしまう「大人」たち。
結局、両家の争いを止められないのも同じ理由なんだなあ、と思いました。理屈じゃないんですよ。単に気に入らないから、親が喧嘩してたから、「おまえのかあちゃんデベソ」って言われたから、、、あるいは昔、喧嘩で父親の弟が殺されたから。そんな理由にならない理由で「憎しみ」が再生産されるのは、「大人たち」が本気で止めようとしないからなんですよね。
親に言われて喧嘩をする少年たちのまま、そのまんま大人になって、親に言われたとおりに喧嘩を続ける。それでは連鎖は断ちきれない。
「♪私は憎む 貴方の中にある憎しみ…」と歌いながら、彼女の心には憎しみと嫉妬が渦を巻いている。まだまだ美しいのに、もはや夫にかえりみられることのない自分。若く美しく、そして、ティボルトに愛されている少女。自分の娘に本気で嫉妬する「女」の情念が強く出た女性といえば、私の中では有吉佐和子の「母子変容」なんですが……勿論あの森江耀子女史とは全く違うんですが、涼風さんのキャピュレット夫人も素晴らしく怖ろしくて、とても印象的でした。
◇キャピュレット卿 石川禅
いやもう、素晴らしかったです♪♪ 禅ちゃんいいわーーーー。
召使に次から次と手を出す色ボケ親父で、妻は飾りものだと思ってて、娘のことは溺愛しているけど彼女が何を考えているのかさっぱりわからない。そんな駄目親父がめっちゃ嵌ってて、ちょっとびっくりしました。ええ。
「娘よ」のソロは素晴らしかったです!が、夫婦揃って録音伴奏に苦戦してたかも。たっぷりと歌うことに慣れてる上に、私が観たのも赤坂ACT公演の終わり近かったしなあ……
キャピュレット夫人の追加曲に合わせて、「娘よ」の歌詞も大分変ってました。
「♪お前が3歳の時に気付いた。お前は私の子じゃない」「♪細い首に手をかけて……でも、できなかった」というモノローグが、すごく切なかったです。駄目親父なりの愛情と、駄目夫なりの、妻への情と。たぶん彼は、「父親」が誰なのか判ったんですよね。辛かっただろうなあ……と思った、重たい一曲でした。
◇乳母 未来優希
ハマコさん、Bravo!!
贔屓目かもしれませんが、素晴らしかったです♪ うん。ただ、乳母の音域って微妙なんだな、と思いました。ソロだけでも、もう1,2度下げて貰って地声で歌いきった方が良かったのでは?
宝塚版よりだいぶリアルというか品のないおばちゃんっぽく造っていましたが、たぶん今回の作品だとあれが正解なんでしょうね。キャピュレット夫人よりお高い感じじゃ困るし!衣装は赤と牛柄の組み合わせという凄まじいセンスで、あれはもう品よくつくるのとか無理だろうしなあ(- -;(溜)
◇ロレンス神父 安崎求
アロマおたくでネットサーファーな神父様。
……まあ、その設定はおいといて!!安崎さん、素敵だった~~~(*^ ^*)。
最初の登場の直後、薬草棚を覆っていた布を取って振りまわすところなんて、「よっ!マリウス!」と掛け声をかけたくなったくらいステキでした♪♪
トボけた味のある芝居は相変わらずで、どっちのロミオとの芝居もうまく引っ張っていってくれたと思います。そして、ハマコさんとのデュエットは秀逸だった♪♪もっと聴いていたかった♪♪
キャラクターのせいか、霊廟に現れる場面でつい笑いを取りに行ってしまうはやめてほしいんですが、、、うーん、あれで集中が切れるのは私がいかんのか?(T T)
◇モンタギュー卿 ひのあらた
渋くてスタイルよくて衣装が素晴らしく良く似合って、いやもう、ホントに格好良かった!
モンタギュー卿は出番も少なくてあまり見せ場がないんですが、出てくるたびに「うおお!」と思うほど格好良かったので満足です。大公閣下とはまた違う格好良さと色っぽさがあるところが好き!
歌は流石でした。ええ。さすが、っていうのはこういうことを言うのかああ、と思う今日この頃。
◇モンタギュー夫人 大鳥れい
みどりちゃん、初見では衣装に気を取られてあまり芝居を視る余裕がなかったのですが、、、うーむ、あんなものかなあ。「憎しみ」「さばき」「つみびと」と、結構見せ場があるわりに、あまり印象に残らなかったような。
堅実でしっかりした演技(歌も芝居も)をする人ですが今回はそれが若干裏目にでたのかもしれませんね。まあ、どうしてもこの作品はキャピュレット家の話がメインになっているから、立ち位置として難しいところではあるのですが。……やっぱり「つみびと」の歌いだしは、もう少し圧倒的な何かがあるともっと良かったような気がします。
自分が「罪人」であることの自覚と、相手に対する赦しと、その両方を伝え切れていなかったような気がする。……録音だからしかたないかなあ……。
あれっ、長くなりすぎ……。すみません、もう一回続くみたいです。
大公と、あと若い人たちをまとめて書きますね。
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ロミオ&ジュリエット【3】
2011年10月9日 ミュージカル・舞台赤坂ACTシアター「ロミオ&ジュリエット」キャスト別感想つづき。
◇大公 中山昇
レ・ミゼラブルなどでも美声は聴いていたつもりでしたが、「ヴェローナ」の迫力、素晴らしかったです(*^ ^*)。
最初の記者発表の場面も良かったし、「ヴェローナ」の合間の台詞も的確な感じでした。
なにより「裁き」の後で、独白のように「ヴェローナ」をリプライズするのが切なくて良かったです。あれは良い変更でした!
◇ベンヴォーリオ 浦井健治
歌も芝居も安心できる人ですが、さすがの安定感でした。一幕はストーリーテラーというか説明役も兼ねているので台詞も多いんですが、まったく危なげなく(^ ^)。かなりコミカルな役割も軽やかにこなして、いやもう、「さすが」としか。
2幕の、喧嘩を止めようとするロミオとの対話から「どうやって伝えよう」に繋がるまでの一連の流れも自然で、気持ちがちゃんとつながったのが凄いなあ、と。ジュリエットの死をロミオに伝えようと、いったんは電話をかけるけれども留守録になってしまう場面、普通の役者だったらその後に繋ぐのは難しいと思うのですが、緊張を切らさずにそのまま「どうやって伝えよう」にもっていけたのも、素晴らしかったと思います。
(いや、あれは、無駄にハードル上げた演出が……)
◆マキューシオ 良知真次
すごく良かった!先日も書きましたが、いままでにも何度も観ている良知くんにいまさら落ちまして、ライブにいってみたいなと思う程度に嵌っています(^ ^;
歌はちょこっと苦しそうでしたが十分及第点だったし、なによりダンスが素晴らしかった!踊れることは知っていたけど、こういうダンスが映えますね。「世界の王」が良かったのは良知くんのおかげだと思ってます(^ ^)。山崎&良知コンビの回を観てみたかった!!
とにかく表情豊かで、ティボルトやロミオの発言を聴いているときの「けっ!」という生意気な貌とか、ロミオに見せる頼り切ったような嬉しそうな笑顔とか、頭を撫でてあげたいくらいかわいかった!
小柄で童顔(というか女顔)で弟キャラで、かなりキレやすい……特にソッチ系のからかいに激怒しやすいマキューシオでしたが、ティボルトの襟首を掴みに行くのにもいちいち下からだったりとか、そういうのにも萌えてしまって大変でした(←そこ?)(^ ^;ゞ。
ちなみにメークは、ちょっと眉を長めに描いていたのと、右頬にタトゥーをいれていたのが特徴でしょうか。
◆マキューシオ 石井一彰
こちらはうって変わって、歌唱力のマキューシオでしたね。ダンスはイマイチだったけど、まあ、両方は無理だよね(^ ^;
歌は素晴らしかったです。以前コンサートで聴いた時も巧いなあ~と思ったけど、あれから時間が経ったぶん、成長してますね。表現力があって「マブの女王」ってこういう歌だったのかー、と感心しました。
長身でスタイル良し。シャープな美形で、良知くんの「キレやすい若者」っぽい感じと違って、もっと底光りするような、凄みのある怖さがありました。
メークも全体的にモード系でシャープで、右目の下睫毛だけ、目立つつけまをしていたのが特徴かな。どこを視ているのか判らない怖さもあって、うまいなあと思いました。
◆ティボルト 上原理生
すっごい格好良かった!!私は大好きです(きっぱり)。
ただ、「レ・ミゼラブル」のアンジョルラスが良かったのですごく期待していたんですが、アンジョルラスはハイバリトンで、ティボルトはテノールだった……(T T)。
いちおうちゃんと歌えていたし、ちゃんと及第点なんですけど、高音部が苦しそうというか。上原さんの本気の歌はこんなんじゃない!というか、そんな気はしました。
美形で格好よくてリーダーシップ(=華)があるのはアンジョルラスと同じで、基本的にはこういう役者がティボルト向きなんだろうなあ、と思いました。音域が合わなくて残念だったけど、また違う作品でお逢いできるのを楽しみにしています。
ちなみに、出番や歌はほぼ宝塚版と同じだったと思います。曲の順番とかは若干入れ替わっていたりもあったけど、そんなに大きくは違っていないと思います……たぶん。
◆ティボルト 平方元基
今日書いている人では最初の「初めて生で観た」人。
いやー、柔らかな美声で、最初ティボルトの声だと思えなくて吃驚しました(^ ^;
本当は、もう少し声に強さがあれば「リーダー」らしい迫力が出せるのになーと思うのですが、まあ、ああいうティボルトもありかなあ。優しくて親切で、女性の頼みは断れないタイプ。「心配しなくても俺が守ってやるよ。伯母上も、……ジュリエットも」っていう台詞が良く似あう、心優しいティボルトでした。
声は、強くて迫力満点な上原さん、柔らかくて優しい平方さん。
見た目は、濃い系の美形で体躯も引き締まって鞭のような上原さん、長身でがっしり系の、包容力を感じさせる平方さん。対照的な二人を持ってきたなあと思いました。
◆死 中島周
◆死 大貫勇輔
このお二人はまとめて書かせていただきますね。
私が観たのは山崎&大貫、城田&中島の組み合わせだったのですが、
大柄で、リアルな存在感を感じた大貫さんと、小柄で細身で、この世の外で踊っていた中島さん……という印象でした。
踊り手によって多少アレンジはあるでしょうけれども、基本は同じ振りだったと思うのですが、まったく違うふたつの表現を観ることができたような気がします。
山崎くんの表現力の高さもあってか、山崎さんの表現する苦悩の中で、その苦悩を深める方向に積極的に働きかけていた大貫さんの怖さ。
城田さんの苦悩とは違う世界で、ただ一心に踊っていた「隔り世の住人」中島さんの透明感。
大貫さんは「死」だけど、中島さんは「愛」と「死」が融合した存在のような気がしました。
ダンスのテクニックのことはよく判らないのでコメントを避けますが、とにかく、お二人とも醸しだす雰囲気が全然違っていたのが大変に印象的でした。
◇パリス 岡田亮輔
キャピュレットの獅子、モンタギューのドラゴンに挟まれた、ピンク色のパリス。
めっさ可愛いですよこの人。ピンクが似合うったら!いやもう、ホントにサー・トービーやってほしい。
歌も芝居も良かったです。こんなぶっ飛んだ芝居ができる方だったんですね!(感心)
キャスト別は以上です。
ダンサーさんたちは、目立つ方が何人かいらっしゃいましたが、、、私もコメントするほど自信がないので割愛させていただきますね。
「ミュージカルのアンサンブル」と、「ダンサー」っていうのは、似て非なるものなんだな、とこんなに強く思ったのは初めてでした。
そりゃそうだ。「アンサンブル」はダンスも演技のうちの一つですものね。
小池さんには、いろいろと再考いただきたい点がたくさんあった公演でしたが。
……だけど、やっぱりこの作品(音楽)が好きなんだよぉぉぉ……(←負け感満載)
再度書いておきますが、メインキャストのみなさんはとても良かったです(*^ ^*)。
若干辛口で書いている部分もありますが、基本の要求水準は全員余裕で超えていて、その上で「もう少しこうだったら……」を書いているだけですので、どうぞ誤解のなきように!
(自分の表現力のなさを言い訳するんじゃありません)
.
◇大公 中山昇
レ・ミゼラブルなどでも美声は聴いていたつもりでしたが、「ヴェローナ」の迫力、素晴らしかったです(*^ ^*)。
最初の記者発表の場面も良かったし、「ヴェローナ」の合間の台詞も的確な感じでした。
なにより「裁き」の後で、独白のように「ヴェローナ」をリプライズするのが切なくて良かったです。あれは良い変更でした!
◇ベンヴォーリオ 浦井健治
歌も芝居も安心できる人ですが、さすがの安定感でした。一幕はストーリーテラーというか説明役も兼ねているので台詞も多いんですが、まったく危なげなく(^ ^)。かなりコミカルな役割も軽やかにこなして、いやもう、「さすが」としか。
2幕の、喧嘩を止めようとするロミオとの対話から「どうやって伝えよう」に繋がるまでの一連の流れも自然で、気持ちがちゃんとつながったのが凄いなあ、と。ジュリエットの死をロミオに伝えようと、いったんは電話をかけるけれども留守録になってしまう場面、普通の役者だったらその後に繋ぐのは難しいと思うのですが、緊張を切らさずにそのまま「どうやって伝えよう」にもっていけたのも、素晴らしかったと思います。
(いや、あれは、無駄にハードル上げた演出が……)
◆マキューシオ 良知真次
すごく良かった!先日も書きましたが、いままでにも何度も観ている良知くんにいまさら落ちまして、ライブにいってみたいなと思う程度に嵌っています(^ ^;
歌はちょこっと苦しそうでしたが十分及第点だったし、なによりダンスが素晴らしかった!踊れることは知っていたけど、こういうダンスが映えますね。「世界の王」が良かったのは良知くんのおかげだと思ってます(^ ^)。山崎&良知コンビの回を観てみたかった!!
とにかく表情豊かで、ティボルトやロミオの発言を聴いているときの「けっ!」という生意気な貌とか、ロミオに見せる頼り切ったような嬉しそうな笑顔とか、頭を撫でてあげたいくらいかわいかった!
小柄で童顔(というか女顔)で弟キャラで、かなりキレやすい……特にソッチ系のからかいに激怒しやすいマキューシオでしたが、ティボルトの襟首を掴みに行くのにもいちいち下からだったりとか、そういうのにも萌えてしまって大変でした(←そこ?)(^ ^;ゞ。
ちなみにメークは、ちょっと眉を長めに描いていたのと、右頬にタトゥーをいれていたのが特徴でしょうか。
◆マキューシオ 石井一彰
こちらはうって変わって、歌唱力のマキューシオでしたね。ダンスはイマイチだったけど、まあ、両方は無理だよね(^ ^;
歌は素晴らしかったです。以前コンサートで聴いた時も巧いなあ~と思ったけど、あれから時間が経ったぶん、成長してますね。表現力があって「マブの女王」ってこういう歌だったのかー、と感心しました。
長身でスタイル良し。シャープな美形で、良知くんの「キレやすい若者」っぽい感じと違って、もっと底光りするような、凄みのある怖さがありました。
メークも全体的にモード系でシャープで、右目の下睫毛だけ、目立つつけまをしていたのが特徴かな。どこを視ているのか判らない怖さもあって、うまいなあと思いました。
◆ティボルト 上原理生
すっごい格好良かった!!私は大好きです(きっぱり)。
ただ、「レ・ミゼラブル」のアンジョルラスが良かったのですごく期待していたんですが、アンジョルラスはハイバリトンで、ティボルトはテノールだった……(T T)。
いちおうちゃんと歌えていたし、ちゃんと及第点なんですけど、高音部が苦しそうというか。上原さんの本気の歌はこんなんじゃない!というか、そんな気はしました。
美形で格好よくてリーダーシップ(=華)があるのはアンジョルラスと同じで、基本的にはこういう役者がティボルト向きなんだろうなあ、と思いました。音域が合わなくて残念だったけど、また違う作品でお逢いできるのを楽しみにしています。
ちなみに、出番や歌はほぼ宝塚版と同じだったと思います。曲の順番とかは若干入れ替わっていたりもあったけど、そんなに大きくは違っていないと思います……たぶん。
◆ティボルト 平方元基
今日書いている人では最初の「初めて生で観た」人。
いやー、柔らかな美声で、最初ティボルトの声だと思えなくて吃驚しました(^ ^;
本当は、もう少し声に強さがあれば「リーダー」らしい迫力が出せるのになーと思うのですが、まあ、ああいうティボルトもありかなあ。優しくて親切で、女性の頼みは断れないタイプ。「心配しなくても俺が守ってやるよ。伯母上も、……ジュリエットも」っていう台詞が良く似あう、心優しいティボルトでした。
声は、強くて迫力満点な上原さん、柔らかくて優しい平方さん。
見た目は、濃い系の美形で体躯も引き締まって鞭のような上原さん、長身でがっしり系の、包容力を感じさせる平方さん。対照的な二人を持ってきたなあと思いました。
◆死 中島周
◆死 大貫勇輔
このお二人はまとめて書かせていただきますね。
私が観たのは山崎&大貫、城田&中島の組み合わせだったのですが、
大柄で、リアルな存在感を感じた大貫さんと、小柄で細身で、この世の外で踊っていた中島さん……という印象でした。
踊り手によって多少アレンジはあるでしょうけれども、基本は同じ振りだったと思うのですが、まったく違うふたつの表現を観ることができたような気がします。
山崎くんの表現力の高さもあってか、山崎さんの表現する苦悩の中で、その苦悩を深める方向に積極的に働きかけていた大貫さんの怖さ。
城田さんの苦悩とは違う世界で、ただ一心に踊っていた「隔り世の住人」中島さんの透明感。
大貫さんは「死」だけど、中島さんは「愛」と「死」が融合した存在のような気がしました。
ダンスのテクニックのことはよく判らないのでコメントを避けますが、とにかく、お二人とも醸しだす雰囲気が全然違っていたのが大変に印象的でした。
◇パリス 岡田亮輔
キャピュレットの獅子、モンタギューのドラゴンに挟まれた、ピンク色のパリス。
めっさ可愛いですよこの人。ピンクが似合うったら!いやもう、ホントにサー・トービーやってほしい。
歌も芝居も良かったです。こんなぶっ飛んだ芝居ができる方だったんですね!(感心)
キャスト別は以上です。
ダンサーさんたちは、目立つ方が何人かいらっしゃいましたが、、、私もコメントするほど自信がないので割愛させていただきますね。
「ミュージカルのアンサンブル」と、「ダンサー」っていうのは、似て非なるものなんだな、とこんなに強く思ったのは初めてでした。
そりゃそうだ。「アンサンブル」はダンスも演技のうちの一つですものね。
小池さんには、いろいろと再考いただきたい点がたくさんあった公演でしたが。
……だけど、やっぱりこの作品(音楽)が好きなんだよぉぉぉ……(←負け感満載)
再度書いておきますが、メインキャストのみなさんはとても良かったです(*^ ^*)。
若干辛口で書いている部分もありますが、基本の要求水準は全員余裕で超えていて、その上で「もう少しこうだったら……」を書いているだけですので、どうぞ誤解のなきように!
(自分の表現力のなさを言い訳するんじゃありません)
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クラシコなYと70萬ヒット♪
2011年10月10日 宝塚(宙)今、帰宅してカウンターを見たら、70万ヒットを超えていました♪♪
いつも読んでくださるみなさま、コメントくださるみなさま、本当にありがとうございます!!
これからも、ぜひぜひどうぞよろしくお願いいたします。
そして、みなさまのコメントをお待ちしています(^ ^)。
さて。
宝塚大劇場にて、宙組公演「クラシコ・イタリアーノ/ナイス・ガイ」を観劇してまいりました!!
お芝居は、植田景子さんの渾身の宛書き。
シチリア生まれのイタリア人で、名前のイニシァルは「S」なサルヴァトーレ・フェリ=大空祐飛。
ナポリの海ちかく、仮面劇の一座に生まれた「何もないところで転ぶドジっ娘」ミーナ=野々すみ花。
サルヴァトーレのアメリカ進出を取材に来たアメリカ人カメラマン、レニー=凰稀かなめ。
そして、サルヴァトーレの右腕として工房を仕切る仕立て職人のマリオ=北翔海莉。
マリオの弟・ペッピーノの蓮水ゆうや、サルヴァトーレやマリオたちを仕込んだナポリ仕立ての親方に汝鳥ゆう、、、魅力的なキャラクターが満載で、久々に彼女の宛書き能力を堪能できて楽しかったです。
祐飛さんは眉間のシワあり、笑顔あり(はぁと)
すみ花ちゃんはもう、ホントなホントに可愛かった!!
テルくんは、あの独特の「見守る目線の優しさ」みたいなのが生かされていて、意外とこういうさりげない役って存在感を出すのが難しいんですけど、良かったと思います。
そして、みっちゃん!!
久々に、こねくり回さずまっすぐ「マリオ」に向かってるみっちゃんに会えて、嬉しいです!!
良い役だなあマリオ。酒場の場面のラスト、サルヴァトーレに上着を掛けてあげる時の、沁み入るような優しい瞳がすごく好きです。
「伝統」あるいは「芸術性」へのこだわりと、「革新」への渇望。
景子さんの作品には良く出てくるテーマですが、「革新」へむかう気持ちが常に「大衆」に向いているのが彼女のいいところだと思っています。
「貴族」「特権階級」のためのスーツではなく、「大衆」に届けることが可能なスーツを、という想い。
最終的に、そのテーマの結論は出さないのですが、「マーケティング」の観点から観ると、なかなかに面白いところに突っ込んでくれたんじゃないかな、と思います。
サルヴァトーレのアメリカ進出の取引先となる悠未ひろ、サルヴァトーレと敵対する十輝いりす…たちが若干中途半端に終わってってしまったのは残念でしたが、盛りだくさんなエピソードと盛りだくさんな宙組スター陣を破綻もさせず、よく使い切ったほうじゃないかなあ(^_^)。
温かな涙が溢れて、観終わった後は前向きになれる作品でした。
大劇場公演の100分間のお芝居のなかでは、今のところ(雪組のみ未見)は今年の一番♪です♪
ショーは、藤井くんの、藤井くんによる、藤井くんのためのショー!!でした(^w^)
祐飛さんとテルくん、という「耽美」ができる二人が揃った組を担当できて良かったね!と素直に喜びを分かち合いたいと思います(はぁと)。
…ま、細かいところはおいおいこなれていくでしょうから、次回観劇のお楽しみに取っておきましょう♪
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いつも読んでくださるみなさま、コメントくださるみなさま、本当にありがとうございます!!
これからも、ぜひぜひどうぞよろしくお願いいたします。
そして、みなさまのコメントをお待ちしています(^ ^)。
さて。
宝塚大劇場にて、宙組公演「クラシコ・イタリアーノ/ナイス・ガイ」を観劇してまいりました!!
お芝居は、植田景子さんの渾身の宛書き。
シチリア生まれのイタリア人で、名前のイニシァルは「S」なサルヴァトーレ・フェリ=大空祐飛。
ナポリの海ちかく、仮面劇の一座に生まれた「何もないところで転ぶドジっ娘」ミーナ=野々すみ花。
サルヴァトーレのアメリカ進出を取材に来たアメリカ人カメラマン、レニー=凰稀かなめ。
そして、サルヴァトーレの右腕として工房を仕切る仕立て職人のマリオ=北翔海莉。
マリオの弟・ペッピーノの蓮水ゆうや、サルヴァトーレやマリオたちを仕込んだナポリ仕立ての親方に汝鳥ゆう、、、魅力的なキャラクターが満載で、久々に彼女の宛書き能力を堪能できて楽しかったです。
祐飛さんは眉間のシワあり、笑顔あり(はぁと)
すみ花ちゃんはもう、ホントなホントに可愛かった!!
テルくんは、あの独特の「見守る目線の優しさ」みたいなのが生かされていて、意外とこういうさりげない役って存在感を出すのが難しいんですけど、良かったと思います。
そして、みっちゃん!!
久々に、こねくり回さずまっすぐ「マリオ」に向かってるみっちゃんに会えて、嬉しいです!!
良い役だなあマリオ。酒場の場面のラスト、サルヴァトーレに上着を掛けてあげる時の、沁み入るような優しい瞳がすごく好きです。
「伝統」あるいは「芸術性」へのこだわりと、「革新」への渇望。
景子さんの作品には良く出てくるテーマですが、「革新」へむかう気持ちが常に「大衆」に向いているのが彼女のいいところだと思っています。
「貴族」「特権階級」のためのスーツではなく、「大衆」に届けることが可能なスーツを、という想い。
最終的に、そのテーマの結論は出さないのですが、「マーケティング」の観点から観ると、なかなかに面白いところに突っ込んでくれたんじゃないかな、と思います。
サルヴァトーレのアメリカ進出の取引先となる悠未ひろ、サルヴァトーレと敵対する十輝いりす…たちが若干中途半端に終わってってしまったのは残念でしたが、盛りだくさんなエピソードと盛りだくさんな宙組スター陣を破綻もさせず、よく使い切ったほうじゃないかなあ(^_^)。
温かな涙が溢れて、観終わった後は前向きになれる作品でした。
大劇場公演の100分間のお芝居のなかでは、今のところ(雪組のみ未見)は今年の一番♪です♪
ショーは、藤井くんの、藤井くんによる、藤井くんのためのショー!!でした(^w^)
祐飛さんとテルくん、という「耽美」ができる二人が揃った組を担当できて良かったね!と素直に喜びを分かち合いたいと思います(はぁと)。
…ま、細かいところはおいおいこなれていくでしょうから、次回観劇のお楽しみに取っておきましょう♪
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10月11日のつぶやき
2011年10月11日 呟き・ご挨拶・他 コメント (4)貴城けいさま、一刻も早いご本復をお祈り申し上げます(祈)。
かしちゃんの休演、というか、「サイドショウ」東京千秋楽の公演中止を、1日遅れて今日知りました。
昨日は東京にいなかったし、ネットも全然見てなかったので……すみません。
http://blog.sideshow.jp/news/1
ついこないだ観劇したときは元気そうだったのになあ~~!!
病名は「急性肺炎」とのことで、最近ちょっとまた流行し始めているようで心配ですね。
大阪(10/15森の宮)はどうなるんでしょう………。復帰してくれるならそれが一番だけど。
あの作品はかなり息を合わせないと難しいので、代役は考えにくいし。
……うーむ。
【大阪公演については、正式にかしちゃんの休演と代役(谷合香子と牧勢海)が発表されました】
何はともあれ、かしちゃんの快復と、カンパニーおよび関係者のみなさまのご幸運を祈っています。
さて。
宝塚歌劇団 2012年3月の予定が発表されました(^ ^)。
雪組大劇場公演は、木村信司さんの『ドン・カルロス』と、中村一徳さんの『Shining Rhythm!』の2本立て。
「ドン・カルロス」は、16世紀のスペインが舞台。ドン・カルロスの祖父カルロス1世は、いわゆる神聖ローマ皇帝カール5世。レパントの海戦を勝利に導いたドン・ファン・デ・アウストリアは彼の叔父にあたるわけですね。
まあ、ドン・カルロスはレパントの海戦より前に亡くなる(享年24歳)ので、その辺は出てこないと思いますが。
シラーの戯曲「スペインの太子 ドン・カルロス」を原作に設定していますが、おなじ原作から創られたヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」は、音楽だけ聴いたことがある……はず!でもあんまり覚えてない!!(←駄目じゃん)
とりあえず、ソロがある人はスペイン王子ドン・カルロ、若き王妃エリザベータ、フェリペ2世、ロドリーゴ侯爵、エボリの姫、裁判長……くらいだったけど、、、解説を読むとだいぶ違うみたいですね。どうなるのかな。
「ばらの騎士」「トゥーランドット」「イル・トロバトーレ」などの一連のオペラに題材を採った一連の作品群になるのでしょうか。社会派のエピソードをいれたがる木村さんだから、きっとネーデルランド(フランドル?)独立運動の話は入れてくるんでしょうけど……。うまくまとまりますように。
っていうか。
お披露目こそ大作「ロミオとジュリエット」だったけど、2作目が児玉さんで3作目が木村さんの雪組さん………
……麻子さんの月組なんて、お披露目から谷→木村→植田(紳)だったんだぞ!それに比べれば!!(涙)
いや、あの。ちゃんと観に行きますから、がんばってくださいね。そして、こういう流れのときは、簡単に退団を考えちゃいけませんよ!!(組子全員に宛てて)
星組さんのドラマシティ公演は、藤井大介さんの『REON!』。
うおおお、血が騒ぎますね!どんなメンバーになるんでしょうか。今から楽しみです!
でも、藤井さん、2月の中日も忘れないでね(涙目)
で、その裏の(←すみません)青年館先行のバウ公演は、
涼紫央さん主演で、『天使のはしご』(脚本・演出 鈴木圭)
すずみん、バウ主演おめでとうございます!
礼音くんのドラマシティとの振り分けがどうなるかにもよりますが、あっちが踊りまくりのショーになるなら、こっちはしっとりと芝居重視でやっていただきたいな、と思います。
いい思い出に残る作品になりますように。
何はともあれ。
2012年も、藤井さんは忙しそうですね、、、、ってことで(^ ^)。
.
かしちゃんの休演、というか、「サイドショウ」東京千秋楽の公演中止を、1日遅れて今日知りました。
昨日は東京にいなかったし、ネットも全然見てなかったので……すみません。
http://blog.sideshow.jp/news/1
ついこないだ観劇したときは元気そうだったのになあ~~!!
病名は「急性肺炎」とのことで、最近ちょっとまた流行し始めているようで心配ですね。
大阪(10/15森の宮)はどうなるんでしょう………。復帰してくれるならそれが一番だけど。
あの作品はかなり息を合わせないと難しいので、代役は考えにくいし。
……うーむ。
【大阪公演については、正式にかしちゃんの休演と代役(谷合香子と牧勢海)が発表されました】
何はともあれ、かしちゃんの快復と、カンパニーおよび関係者のみなさまのご幸運を祈っています。
さて。
宝塚歌劇団 2012年3月の予定が発表されました(^ ^)。
雪組大劇場公演は、木村信司さんの『ドン・カルロス』と、中村一徳さんの『Shining Rhythm!』の2本立て。
「ドン・カルロス」は、16世紀のスペインが舞台。ドン・カルロスの祖父カルロス1世は、いわゆる神聖ローマ皇帝カール5世。レパントの海戦を勝利に導いたドン・ファン・デ・アウストリアは彼の叔父にあたるわけですね。
まあ、ドン・カルロスはレパントの海戦より前に亡くなる(享年24歳)ので、その辺は出てこないと思いますが。
シラーの戯曲「スペインの太子 ドン・カルロス」を原作に設定していますが、おなじ原作から創られたヴェルディのオペラ「ドン・カルロ」は、音楽だけ聴いたことがある……はず!でもあんまり覚えてない!!(←駄目じゃん)
とりあえず、ソロがある人はスペイン王子ドン・カルロ、若き王妃エリザベータ、フェリペ2世、ロドリーゴ侯爵、エボリの姫、裁判長……くらいだったけど、、、解説を読むとだいぶ違うみたいですね。どうなるのかな。
「ばらの騎士」「トゥーランドット」「イル・トロバトーレ」などの一連のオペラに題材を採った一連の作品群になるのでしょうか。社会派のエピソードをいれたがる木村さんだから、きっとネーデルランド(フランドル?)独立運動の話は入れてくるんでしょうけど……。うまくまとまりますように。
っていうか。
お披露目こそ大作「ロミオとジュリエット」だったけど、2作目が児玉さんで3作目が木村さんの雪組さん………
……麻子さんの月組なんて、お披露目から谷→木村→植田(紳)だったんだぞ!それに比べれば!!(涙)
いや、あの。ちゃんと観に行きますから、がんばってくださいね。そして、こういう流れのときは、簡単に退団を考えちゃいけませんよ!!(組子全員に宛てて)
星組さんのドラマシティ公演は、藤井大介さんの『REON!』。
うおおお、血が騒ぎますね!どんなメンバーになるんでしょうか。今から楽しみです!
でも、藤井さん、2月の中日も忘れないでね(涙目)
で、その裏の(←すみません)青年館先行のバウ公演は、
涼紫央さん主演で、『天使のはしご』(脚本・演出 鈴木圭)
すずみん、バウ主演おめでとうございます!
礼音くんのドラマシティとの振り分けがどうなるかにもよりますが、あっちが踊りまくりのショーになるなら、こっちはしっとりと芝居重視でやっていただきたいな、と思います。
いい思い出に残る作品になりますように。
何はともあれ。
2012年も、藤井さんは忙しそうですね、、、、ってことで(^ ^)。
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I LOVE YOU ~愛の果ては?
2011年10月12日 ミュージカル・舞台新大久保の東京グローブ座にて、オフ・ブロードウェイ。ミュージカル「I Love You, You’re Perfect, Now Change!」を観劇してまいりました。
わずか4人の出演者がとっかえひっかえ18のシーンを演じるオムニバス形式の、オフ・ブロードウェイ作品。
脚本・作詞はJoe DiPietro、作曲はJimmy Roberts。演出はオリジナルのジョエル・ビショフを招聘しての公演でした。
出演は中川晃教、白羽ゆり、神田沙也加、米倉利紀の4人。演奏は、ピアノ:栗田信生、ヴァイオリン: 高橋和葉のお二人。
この作品は、オフ・ブロードウェイで1996年に幕をあけてから2008年まで、12年にわたってロングランされたオフの傑作。日本では2003年に「I LOVE YOU ~愛の果ては?」というタイトルで初演されています。このときの演出は山田和也。出演は川平慈英・戸井勝海・絵麻緒ゆう・堀内敬子の4に、ヴァイオリン(工藤美穂)とピアノ(田中詞崇)の6人。このままのスタッフ&キャストで翌年再演され、全国を回った……はず。
私はこの初演と再演に死ぬほど通ったので、今回の上演をストレートに鑑賞できるか不安だったのですが……(^ ^;
特に、慈英くんと敬子ちゃんは本当にこの作品の立役者だったので……この二人がいない「I Love You…」なんて想像もつかない!舞台として成り立つのかこのキャストで!?
……なんて、今にして思えばひどく失礼なことを考えながらグローブ座に向かったのですが。
いやいや、心配ご無用でした!やっぱり傑作は傑作ですね!(^ ^)
舞台正面に3つのドアがある壁のセット。その2階部分にピアノとヴァイオリンの演奏者がいる…という基本の舞台構造は前回と同じでした。
衣装や小道具はかなり違っていたのですが、場面ごとの役の割り振りも、それどころか各キャストの基本的な動きはほぼ覚えていたとおり。前回公演の演出は山田和也さんですが、かなりオリジナルに忠実な演出だったんだな、とあらためて思いました。
歌詞や台詞も結構同じのを使っていたのはご愛敬?(全然違う曲もあったんですが、ほぼ記憶どおりでびっくりした場面もありました)
4人の役者が入れ替わり立ち替わり、さまざまなシチュエーションのカップルを演じ分ける、オムニバス形式の作品。
ドキドキワクワクしながら相手の気持ちを探り合う初デートの、甘酸っぱい気まずさ。
次のステップへ進みたいという気持ちと、そのステップでつまづきがちな自分たち。
結婚への踏ん切り。背中を押してくれる“Something”。
そして、結婚後のいろんないろんなアレやコレや。
ミュージカルなしの、芝居のみの場面もあれば、最初から最後まで歌いっぱなしの場面もある。
ダンスはあまり大したものはないけど、歌と芝居はハイレベルでないと成立しない、18篇のものがたりの集合。
誰であっても、観てみればたぶん、18編のうち数編は身に覚えがあるエピソードがあると思うんですよね(^ ^)。
結構リアルな台詞も多いので、心のどこかで傷になっているような思い出はちょっと痛むかもしれないけど。でも、この作品で笑い飛ばして貰えれば、その後はまた前を向いて歩いていけるような気がします。
とにかく、観ている間はアレコレあっても、観終わった後で「人を愛するって、幸せなことなんだな」と思える、そんな作品……だと思います、たぶん。
では、キャストについて簡単に。
■中川晃教(戸井勝海)
観る前は、中川くんと米倉さん、役が逆だと思っていたのですが……観てみて納得。これは中川くんはこっちだわー。
ただ、この役は本来、見るからに「マッチョ」な役者が演じるべき役なんじゃないかと思うんですよね。初演の戸井さんも「マッチョ」というタイプではなかったけど、中川くんはまったくもって「マッチョ」の「マ」の字もなさそうで、そんなところは若干痛かったかな。
でも、良かったです。小柄な身体で舞台いっぱいに弾けてて、とても可愛かった♪
個人的には、2幕のとなみちゃんとのタンゴがすごく好き。切迫感と若さがとても印象的でした。
ただ、一番の聴かせどころとなるはずの2幕後半のソロが、歌詞の変更もあって『私の』耳なじみが良くなかった……のは残念でした。こなれたころにもう一回観たい(聴きたい)な、と思っています。
■米倉利紀(川平慈英)
初演の慈英くんが、この作品にとってはあまりにも偉大だったのでいろいろ大変だったと思いますが(ごめんなさい)、単体で観ればまったく問題無く、すごく良かったです(はぁと)。
「RENT」のコリンズ役でしか知らなかった米倉さんですが、こんなに芸達者な方だとは!ええ、もう!慈英くんに負けてないって、凄いことだよ!!(@ @)。
この作品は、なんだかんだ言ってもこの役がポイントで、この役に誰を配するかで決まるところが大きいと思うのです。だから、プレッシャーも重かっただろうなあ……と思いつつ、ちゃんとその期待にこたえた米倉さん、さすが!と思いました。
個人的には、1幕の、結婚しないと決めたカップルの両親(父親役)がとても良かったと思いました。あと、ラストのお葬式の場面は大好きすぎる。とぼけた味わいがあって、素敵でした(はぁと)。
■白羽ゆり(絵麻緒ゆう)
良くも悪くも「宝塚出身女優」の枠から一生懸命はみ出して色っぽくやる……のが良いんでしょうね、この役は。最初からすみれコードもへったくれもない女優さんより、宝塚OG向きの役なんだと思います。
となみちゃんは、娘役にしては声も低くて色っぽいせいか、とてもよく似合ってました(^ ^)。
どの場面も良かったけど、今まで挙げてない場面では、1幕前半の「話を聞いてない女」がとってもキュートで可愛かったです(^ ^)。
■神田沙也加(堀内敬子)
慈英くんと並んで初演の立役者となった堀内敬子嬢の、役。怪演としか言いようのない名演技で話題をさらった人の後を継ぐのは大変だったと思いますが、よく頑張っていたと思います。
いや、予想よりずっと弾けてて、可愛くて、歌も芝居も本当に良かったです!
考えてみれば、「レ・ミゼラブル」でコゼットやってこの役、って、同じ流れなんだなあ……。
敢闘賞は、「ローズ・リッツのお見合いビデオ」に。あれはもう、、、、最後までちゃんと途切れることなく演じきれただけで十分感動しました。ええ、もう本当に。
そんなところでしょうか。
どうしても初演の思い出が色濃くて、このキャストで初めてご覧になった方がどういう印象を受けるものなのか判らないのですが(汗)、作品そのものが良いし、歌も芝居も大きな不足の無い4人が揃って、楽しい時間を過ごすことができました♪
何度観ても飽きない、観るたびに新たな発見がある作品。東京千秋楽までにもう一回観にいきたいな、と思っています(^ ^)。
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わずか4人の出演者がとっかえひっかえ18のシーンを演じるオムニバス形式の、オフ・ブロードウェイ作品。
脚本・作詞はJoe DiPietro、作曲はJimmy Roberts。演出はオリジナルのジョエル・ビショフを招聘しての公演でした。
出演は中川晃教、白羽ゆり、神田沙也加、米倉利紀の4人。演奏は、ピアノ:栗田信生、ヴァイオリン: 高橋和葉のお二人。
この作品は、オフ・ブロードウェイで1996年に幕をあけてから2008年まで、12年にわたってロングランされたオフの傑作。日本では2003年に「I LOVE YOU ~愛の果ては?」というタイトルで初演されています。このときの演出は山田和也。出演は川平慈英・戸井勝海・絵麻緒ゆう・堀内敬子の4に、ヴァイオリン(工藤美穂)とピアノ(田中詞崇)の6人。このままのスタッフ&キャストで翌年再演され、全国を回った……はず。
私はこの初演と再演に死ぬほど通ったので、今回の上演をストレートに鑑賞できるか不安だったのですが……(^ ^;
特に、慈英くんと敬子ちゃんは本当にこの作品の立役者だったので……この二人がいない「I Love You…」なんて想像もつかない!舞台として成り立つのかこのキャストで!?
……なんて、今にして思えばひどく失礼なことを考えながらグローブ座に向かったのですが。
いやいや、心配ご無用でした!やっぱり傑作は傑作ですね!(^ ^)
舞台正面に3つのドアがある壁のセット。その2階部分にピアノとヴァイオリンの演奏者がいる…という基本の舞台構造は前回と同じでした。
衣装や小道具はかなり違っていたのですが、場面ごとの役の割り振りも、それどころか各キャストの基本的な動きはほぼ覚えていたとおり。前回公演の演出は山田和也さんですが、かなりオリジナルに忠実な演出だったんだな、とあらためて思いました。
歌詞や台詞も結構同じのを使っていたのはご愛敬?(全然違う曲もあったんですが、ほぼ記憶どおりでびっくりした場面もありました)
4人の役者が入れ替わり立ち替わり、さまざまなシチュエーションのカップルを演じ分ける、オムニバス形式の作品。
ドキドキワクワクしながら相手の気持ちを探り合う初デートの、甘酸っぱい気まずさ。
次のステップへ進みたいという気持ちと、そのステップでつまづきがちな自分たち。
結婚への踏ん切り。背中を押してくれる“Something”。
そして、結婚後のいろんないろんなアレやコレや。
ミュージカルなしの、芝居のみの場面もあれば、最初から最後まで歌いっぱなしの場面もある。
ダンスはあまり大したものはないけど、歌と芝居はハイレベルでないと成立しない、18篇のものがたりの集合。
誰であっても、観てみればたぶん、18編のうち数編は身に覚えがあるエピソードがあると思うんですよね(^ ^)。
結構リアルな台詞も多いので、心のどこかで傷になっているような思い出はちょっと痛むかもしれないけど。でも、この作品で笑い飛ばして貰えれば、その後はまた前を向いて歩いていけるような気がします。
とにかく、観ている間はアレコレあっても、観終わった後で「人を愛するって、幸せなことなんだな」と思える、そんな作品……だと思います、たぶん。
では、キャストについて簡単に。
■中川晃教(戸井勝海)
観る前は、中川くんと米倉さん、役が逆だと思っていたのですが……観てみて納得。これは中川くんはこっちだわー。
ただ、この役は本来、見るからに「マッチョ」な役者が演じるべき役なんじゃないかと思うんですよね。初演の戸井さんも「マッチョ」というタイプではなかったけど、中川くんはまったくもって「マッチョ」の「マ」の字もなさそうで、そんなところは若干痛かったかな。
でも、良かったです。小柄な身体で舞台いっぱいに弾けてて、とても可愛かった♪
個人的には、2幕のとなみちゃんとのタンゴがすごく好き。切迫感と若さがとても印象的でした。
ただ、一番の聴かせどころとなるはずの2幕後半のソロが、歌詞の変更もあって『私の』耳なじみが良くなかった……のは残念でした。こなれたころにもう一回観たい(聴きたい)な、と思っています。
■米倉利紀(川平慈英)
初演の慈英くんが、この作品にとってはあまりにも偉大だったのでいろいろ大変だったと思いますが(ごめんなさい)、単体で観ればまったく問題無く、すごく良かったです(はぁと)。
「RENT」のコリンズ役でしか知らなかった米倉さんですが、こんなに芸達者な方だとは!ええ、もう!慈英くんに負けてないって、凄いことだよ!!(@ @)。
この作品は、なんだかんだ言ってもこの役がポイントで、この役に誰を配するかで決まるところが大きいと思うのです。だから、プレッシャーも重かっただろうなあ……と思いつつ、ちゃんとその期待にこたえた米倉さん、さすが!と思いました。
個人的には、1幕の、結婚しないと決めたカップルの両親(父親役)がとても良かったと思いました。あと、ラストのお葬式の場面は大好きすぎる。とぼけた味わいがあって、素敵でした(はぁと)。
■白羽ゆり(絵麻緒ゆう)
良くも悪くも「宝塚出身女優」の枠から一生懸命はみ出して色っぽくやる……のが良いんでしょうね、この役は。最初からすみれコードもへったくれもない女優さんより、宝塚OG向きの役なんだと思います。
となみちゃんは、娘役にしては声も低くて色っぽいせいか、とてもよく似合ってました(^ ^)。
どの場面も良かったけど、今まで挙げてない場面では、1幕前半の「話を聞いてない女」がとってもキュートで可愛かったです(^ ^)。
■神田沙也加(堀内敬子)
慈英くんと並んで初演の立役者となった堀内敬子嬢の、役。怪演としか言いようのない名演技で話題をさらった人の後を継ぐのは大変だったと思いますが、よく頑張っていたと思います。
いや、予想よりずっと弾けてて、可愛くて、歌も芝居も本当に良かったです!
考えてみれば、「レ・ミゼラブル」でコゼットやってこの役、って、同じ流れなんだなあ……。
敢闘賞は、「ローズ・リッツのお見合いビデオ」に。あれはもう、、、、最後までちゃんと途切れることなく演じきれただけで十分感動しました。ええ、もう本当に。
そんなところでしょうか。
どうしても初演の思い出が色濃くて、このキャストで初めてご覧になった方がどういう印象を受けるものなのか判らないのですが(汗)、作品そのものが良いし、歌も芝居も大きな不足の無い4人が揃って、楽しい時間を過ごすことができました♪
何度観ても飽きない、観るたびに新たな発見がある作品。東京千秋楽までにもう一回観にいきたいな、と思っています(^ ^)。
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「スリル・ミー」と「三銃士」
2011年10月14日 ミュージカル・舞台2011年夏に観た作品で、まだここに書いていないものについて、簡単にコメントさせていただきます。
■アトリエフォンテーヌ「スリル・ミー」
1924年のアメリカで実際に起きた、犯罪史上に残る誘拐殺人事件を題材にしたミュージカル。
「エリート」として生きてきた二人の青年が、なぜ凶悪な犯罪に手を染めたのか……それを、牢獄での「私」の告白、という形式で描きだす緻密な心理劇で、非常に興味深い作品でした。
予定がなかなか決まらなかったので当日券に並んだのですが、わずか数枚のチケットに毎回何十人と並んでいて、びっくり(@ @)。平日の夜公演は開演時間が遅かった(20時開演)ので会社帰りに行きやすく、何度かトライできたのは幸運でした(^ ^)。
原作・音楽・脚本はSTEPHEN・DOLGINOFF。2005年にオフ・ブロードウェイで初演、今回の上演の翻訳・訳詞は松田直行、演出はベテラン・栗山民也。
「私」の視点で物語がすすむ、完全な二人芝居。キャストは2パターンあって、私が観たのは田代万里生(私)&新納慎也(彼)バージョンでした。ちなみに、もう一組は松下洸平(私)&柿澤勇人(彼)。
脚本は、言葉を削ぎ落して余計な説明をしていないのでとてもシンプル。その分わかりにくいというか、芝居で表現する部分が大きいので、集中していないと「私」と「彼」の台詞の中に潜む悪意や嘘をスルーしてしまいそうな危うさがあって。で、そういうのをちゃんと拾うのが面白い、みたいなつくりの作品でした。
最後に特別などんでん返しがあるわけでもないのに何度も観たくなるのは、あの吊り橋を歩いているかのような、足許の定まらない二人の青年(とくに「私」)の心理にどっぷりつ浸かって、その異常な心理を疑似体験するのが面白いからなんだろうな、と思います。
逆にいえば、あのくらい小さな、舞台と客席が近い緊密な空間でないと上演が難しい作品だな、……と。
田代くんを観たのは「マルグリット」初演以来。彼の初舞台でまるっきり「芝居」のなんたるかが判っていないな、という感じで、あまり良い印象は無かったのですが……今回は良かったです!非常に複雑な、繊細なキャラクターを丁寧に演じていて、あのラストにもとても説得力がありました。
「ピアフ」に「ボニー&クライド」とこれから猫が観るつもりでいる作品に出演されている彼。正直、期待半分、不安半分…という感じだったのですが、今回の「私」役で振り子は大きく「期待」側に傾いてくれました(^ ^)。とっても楽しみ♪
NIROくんは久々の「怖い」役。いやーステキでした!尊大でいじわるでドSなのに、実は気が小さい卑怯者!!いやん、小者っぷりが素敵すぎる(*^ ^*)。
まるでNIROくんのために書かれた役のように見える……というか、何を演じても「宛書き」に見える、というのは彼の能力(魅力)の一つだと思うのですが、、、いや本当に凄かったです。
音楽も良かった!
田代くんとNIROくん、声楽家としてのキャリアが全然違うお二人ですが、思いのほか声質も合っていて、デュエットのハーモニーがとてもきれいでした。ソロはもちろん素晴らしかった!
まざまな効果音をまじえつつ、音楽というか芝居をピアノがコントロールしている、という印象でした。小道具もあまりなく、虚仮威しのセットもない、シンプルな舞台。そんな中で、『一台のピアノ』というモノの表現力に感心しました。
ちょっと体調を崩していたため、あの重たい物語を完全に受け止められたかどうかあまり自信がないのですが、、、3月に同じキャストで再演されるそうなので、今度はちゃとチケットを取って行きたいと思っています(^ ^)。
■帝国劇場「三銃士」
2003年にロッテルダムで初演されたオランダミュージカル。オランダのミュージカルといえば「シラノ・ザ・ミュージカル」もあったなあ。
作詞作曲はロブ&フェルディ・ボーランド。脚本はアンドレ・ブリードランド、日本版の演出は山田和也。
あらすじは「三銃士」の王道どおり。
17世紀のフランス。銃士隊に入ることを夢見る若者ダルタニアンが、パリの街角で美しい少女コンスタンスとすれ違い、さらに、アトス・アラミス・ポルトスという3人の銃士に出会い、意気投合する。
その頃、王宮ではリシュリュー枢機卿が王と王妃を操り、権力を独り占めしようとしていた。
王妃とイギリス貴族バッキンガム公爵の秘密の恋を嗅ぎつけた彼は、イギリスとフランスの戦争の危機を王妃に吹き込み、バッキンガム公にイギリス王(チャールズ一世)との仲介を依頼するよう焚きつける。交渉の証に、夫の国王から送られた首飾りを渡す王妃。
しかしリシュリューは、王妃を追い詰めようと、次の舞踏会で首飾りをつけた王妃にお会いしたいと王を唆す。
絶対絶命の王妃を救うため、ダルタニアンに泣きつく侍女コンスタンス。恋人(?)のたえ、三銃士と共にバッキンガム公を追ってロンドンへ旅立つダルタニアン。リシュリューの命で彼らを追うロシュフォール。
舞踏会が始まるまでに、首飾りは無事王妃の手元に戻るのか……?
ちなみに、当時のフランス国王はルイ13世。「ナントの勅令」で有名な大アンリ(アンリ4世)とその王妃マリア・ディ・メディチの間に生まれた嫡男で、父王の暗殺により8歳で即位。
スペイン王フェリペ3世の娘アンナ(アンヌ・ドートリッシュ)を王妃に迎え、リシュリュー枢機卿の協力を得て大フランスの舵をとろうと努力する、生真面目であまり融通のきかない青年……だったようですね。事件の頃は20代前半。ちなみにルイ13世と王妃アンヌは1601年9月生まれの同い年。日本でいえば徳川家光と同世代の人です。
そんな時代の空気を感じさせつつ、「人間」をしっかり描いた冒険活劇でした。ラストはちょっと唐突だったけど、、、まあ「三銃士」ってああいうものかな、という気もする。
音楽は、耳に残るメロディはあまりなかったのですが、聴いていて心地いい曲がたくさんあって楽しかったです♪
それでは、キャストごとに簡単に。
■ダルタニアン 井上芳雄
「元気いっぱいの夢見る若者」。「エリザベート」のルドルフでデビューし、絶賛をはくしたとは思えないほど、こういうキャラがはまる人です。ホント可愛くて、一生懸命で、信じる・守ると決めた人に忠実で、諦めがわるくて……本当に魅力的でした!
ああ、ダルタニアンってこういう人なんだろうな、と思いました(^ ^)。
たっちんとの並びも思ったより良かったし、また共演してほしいなあ。
■コンスタンス 和音美桜
あまりしどころのない、いかにも「ヒロイン」という感じの役で、若くて可愛くて声が綺麗な子なら誰でもいいんじゃない?的な気持ちになりましたが、そういう役もきっちり勤まるところはさすがでした。ダテに8年も娘役やってません!ってか(^ ^)。
歌は……ちゃんとしたソロは無かったかな?でも、結構歌ってくれて嬉しかったです。井上くんは微妙にピッチが高いのでデュエットが難しい人なんですが、キレイに合わせていたのはさすがでした。
それにしても、ホントに可愛かったなあぁ~~~(*^ ^*)。
■アトス 橋本さとし
いやもう。カッコいいったらもう!!
渋くて色っぽくてしなやかで男っぽくて、ねぇ(*^ ^*)。役柄としてもミレディとのワケアリっぷりとか、ホントに「大人」って感じで素敵でした。
ああもう、素敵以外に言葉が出ない……。
■アラミス 石井一孝
いやもう、気障で暑苦しくて素敵で、誰よりも気障で!!カッコいいなあもう!!
この人がマリウスやってた頃は「王子様」とまで言われた、なんて、今しか知らない人は信じないかもしれないなあ……と思ってしまったほど、素敵なオジサマっぷりでした。
あと、個人的に吃驚したのは、殺陣がすごく格好良くキマっていたこと!橋本やんや岸さんは殺陣ができても不思議はないんだけど、石井さんってそんなに経験なさそうなのに……。いや、ああいうのは斬られ役側の力量でどうにでもなる部分は大きいのかもですが、それにしても頑張ったんだろうなあと思いました。
■ポルトス 岸祐二
三銃士の中ではだいたいお笑いキャラになりがちな人ですが、岸さんのポルトスは、いかにもな『気は優しくて力持ち』っぽいキャラクターで、素敵でした。
おっとりとした優しい笑顔が魅力的で、適度なおじさんぽさが、妙に現役なギラギラ感のあるアトス・アラミスのいいクッションになっていたと思います。
組み合わせの妙、というのを非常に感じた三人+ダルタニアンでした。まあ、この4人のキャスティングでほぼ成功間違いなし!という気がしますものね(^ ^;ゞ
■ルイ13世 今拓哉
■アンヌ王妃 シルビア・グラブ
今回、このお二人の芝居は本当に素晴らしかったです!!個人的にはこの作品の主役コンビは国王夫妻でしたね(^ ^)。
お互いに対する不器用な愛情表現と、下手糞な思いやり、そして、遠慮。勇気がなくて美しい妻とまっすぐに向き合えないルイと、孤独と不安から疑心暗鬼になっている王妃。ちょっとした二人のやりとりが切なくて、初恋みたいにドキドキしながら観ておりました。
今さん、ああいう役……気弱な為政者的な役も最高に似合いますよね!いつ観てもそのたびに新たな感動があります。優しくて、視野が広くて、、、でも気が弱くて強く出られない、みたいなキャラ。悪役や濃い役をしょっちゅう観てるだけに、なんか不思議な気がするんですけどねぇ。
シルビアもそういうところありますね。マダム・ヴォルフ的な役が一番の当たり役かと思えば、こういう気弱で流されやすい役も嵌るあたりが彼女の強みだなと思います。
本来なら、となみちゃん(白羽ゆり)あたりも合いそうな役なんですが、今さんのルイだったらやっぱりシルビアがいいだろうなあ、と思いますね。こちらも組み合わせの妙、かな。
■バッキンガム公爵 伊藤明賢
アンヌ王妃の元恋人。イギリスの外交担当として諸国を回るのが仕事の彼は、スペイン駐在時に王女アンヌと親しくなった……という設定の彼ですが、姿も良いし信頼のもてる男らしさがあるし、年若い少女がぽーっとなるのが納得できる佳い男ぶりでした。
ダルタニアンたちにはちょっと高飛車だったりする、いかにも「大貴族」らしい嫌らしさもあったのが逆に魅力的だったと思います♪
■役者/ジェームズ 坂元健児
語り手としていろいろな役で登場していた坂元くん。面白い役だし、彼の身体能力と歌唱力、両方を堪能できて楽しかったです。いろんな意味で、「さすが」という言葉にふさわしい役者だな、とあらためて思いました♪
■リシュリュー枢機卿 山口祐一郎
■ロシュフォール 吉野圭吾
■ミレディ 瀬奈じゅん
この三人が基本的に「敵役」あるいは「悪役」ということになるわけですが……
山口さんの一番の特徴は、ここ数年はずっと「山口祐一郎である」ことだし、麻子さんは元々、「瀬奈じゅんである」ことが個性なわけですが、、、最近、吉野さんも若干その域に達しつつあるのでは?という気がしました……
いや、えっと、すみません。なんか伝わらないですよねこれじゃ。お三方とも、自分の個性で勝負してらして、とても良かったと思います。とにかく三人とも楽しそうだった!ってことが言いたかったんです。役の個性というよりは、ご本人のキャラに近づけて演じる方々が揃っていたので、余計にそう思いました。
「東宝オールスター」的な、とにかくスター勢揃い!が売り、という公演でしたが、作品自体が面白いので、多士済々なスターたちが、ばらけることなくよくまとまっていたと思います。
音楽的にもう少し耳に残る曲があれば、もうちょっと席も埋まったんじゃないかなあ、と思いつつ。
あ。そういえば、今気がついたけど、私、麻子さんの女優姿を観たのはじめてだったんだ……(^ ^;ゞ。まあ、もともとMY BEST 麻子さんはシシィですから、女優姿にも演技にも違和感はなかったですが(^ ^)。
ああ、でも、衣装は違和感ありまくりでしたけどね!コンサートの時も思いましたが、どうして麻子さんに脚を出させたがる人がいるんだろう……?それだけは理解できーん!
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■アトリエフォンテーヌ「スリル・ミー」
1924年のアメリカで実際に起きた、犯罪史上に残る誘拐殺人事件を題材にしたミュージカル。
「エリート」として生きてきた二人の青年が、なぜ凶悪な犯罪に手を染めたのか……それを、牢獄での「私」の告白、という形式で描きだす緻密な心理劇で、非常に興味深い作品でした。
予定がなかなか決まらなかったので当日券に並んだのですが、わずか数枚のチケットに毎回何十人と並んでいて、びっくり(@ @)。平日の夜公演は開演時間が遅かった(20時開演)ので会社帰りに行きやすく、何度かトライできたのは幸運でした(^ ^)。
原作・音楽・脚本はSTEPHEN・DOLGINOFF。2005年にオフ・ブロードウェイで初演、今回の上演の翻訳・訳詞は松田直行、演出はベテラン・栗山民也。
「私」の視点で物語がすすむ、完全な二人芝居。キャストは2パターンあって、私が観たのは田代万里生(私)&新納慎也(彼)バージョンでした。ちなみに、もう一組は松下洸平(私)&柿澤勇人(彼)。
脚本は、言葉を削ぎ落して余計な説明をしていないのでとてもシンプル。その分わかりにくいというか、芝居で表現する部分が大きいので、集中していないと「私」と「彼」の台詞の中に潜む悪意や嘘をスルーしてしまいそうな危うさがあって。で、そういうのをちゃんと拾うのが面白い、みたいなつくりの作品でした。
最後に特別などんでん返しがあるわけでもないのに何度も観たくなるのは、あの吊り橋を歩いているかのような、足許の定まらない二人の青年(とくに「私」)の心理にどっぷりつ浸かって、その異常な心理を疑似体験するのが面白いからなんだろうな、と思います。
逆にいえば、あのくらい小さな、舞台と客席が近い緊密な空間でないと上演が難しい作品だな、……と。
田代くんを観たのは「マルグリット」初演以来。彼の初舞台でまるっきり「芝居」のなんたるかが判っていないな、という感じで、あまり良い印象は無かったのですが……今回は良かったです!非常に複雑な、繊細なキャラクターを丁寧に演じていて、あのラストにもとても説得力がありました。
「ピアフ」に「ボニー&クライド」とこれから猫が観るつもりでいる作品に出演されている彼。正直、期待半分、不安半分…という感じだったのですが、今回の「私」役で振り子は大きく「期待」側に傾いてくれました(^ ^)。とっても楽しみ♪
NIROくんは久々の「怖い」役。いやーステキでした!尊大でいじわるでドSなのに、実は気が小さい卑怯者!!いやん、小者っぷりが素敵すぎる(*^ ^*)。
まるでNIROくんのために書かれた役のように見える……というか、何を演じても「宛書き」に見える、というのは彼の能力(魅力)の一つだと思うのですが、、、いや本当に凄かったです。
音楽も良かった!
田代くんとNIROくん、声楽家としてのキャリアが全然違うお二人ですが、思いのほか声質も合っていて、デュエットのハーモニーがとてもきれいでした。ソロはもちろん素晴らしかった!
まざまな効果音をまじえつつ、音楽というか芝居をピアノがコントロールしている、という印象でした。小道具もあまりなく、虚仮威しのセットもない、シンプルな舞台。そんな中で、『一台のピアノ』というモノの表現力に感心しました。
ちょっと体調を崩していたため、あの重たい物語を完全に受け止められたかどうかあまり自信がないのですが、、、3月に同じキャストで再演されるそうなので、今度はちゃとチケットを取って行きたいと思っています(^ ^)。
■帝国劇場「三銃士」
2003年にロッテルダムで初演されたオランダミュージカル。オランダのミュージカルといえば「シラノ・ザ・ミュージカル」もあったなあ。
作詞作曲はロブ&フェルディ・ボーランド。脚本はアンドレ・ブリードランド、日本版の演出は山田和也。
あらすじは「三銃士」の王道どおり。
17世紀のフランス。銃士隊に入ることを夢見る若者ダルタニアンが、パリの街角で美しい少女コンスタンスとすれ違い、さらに、アトス・アラミス・ポルトスという3人の銃士に出会い、意気投合する。
その頃、王宮ではリシュリュー枢機卿が王と王妃を操り、権力を独り占めしようとしていた。
王妃とイギリス貴族バッキンガム公爵の秘密の恋を嗅ぎつけた彼は、イギリスとフランスの戦争の危機を王妃に吹き込み、バッキンガム公にイギリス王(チャールズ一世)との仲介を依頼するよう焚きつける。交渉の証に、夫の国王から送られた首飾りを渡す王妃。
しかしリシュリューは、王妃を追い詰めようと、次の舞踏会で首飾りをつけた王妃にお会いしたいと王を唆す。
絶対絶命の王妃を救うため、ダルタニアンに泣きつく侍女コンスタンス。恋人(?)のたえ、三銃士と共にバッキンガム公を追ってロンドンへ旅立つダルタニアン。リシュリューの命で彼らを追うロシュフォール。
舞踏会が始まるまでに、首飾りは無事王妃の手元に戻るのか……?
ちなみに、当時のフランス国王はルイ13世。「ナントの勅令」で有名な大アンリ(アンリ4世)とその王妃マリア・ディ・メディチの間に生まれた嫡男で、父王の暗殺により8歳で即位。
スペイン王フェリペ3世の娘アンナ(アンヌ・ドートリッシュ)を王妃に迎え、リシュリュー枢機卿の協力を得て大フランスの舵をとろうと努力する、生真面目であまり融通のきかない青年……だったようですね。事件の頃は20代前半。ちなみにルイ13世と王妃アンヌは1601年9月生まれの同い年。日本でいえば徳川家光と同世代の人です。
そんな時代の空気を感じさせつつ、「人間」をしっかり描いた冒険活劇でした。ラストはちょっと唐突だったけど、、、まあ「三銃士」ってああいうものかな、という気もする。
音楽は、耳に残るメロディはあまりなかったのですが、聴いていて心地いい曲がたくさんあって楽しかったです♪
それでは、キャストごとに簡単に。
■ダルタニアン 井上芳雄
「元気いっぱいの夢見る若者」。「エリザベート」のルドルフでデビューし、絶賛をはくしたとは思えないほど、こういうキャラがはまる人です。ホント可愛くて、一生懸命で、信じる・守ると決めた人に忠実で、諦めがわるくて……本当に魅力的でした!
ああ、ダルタニアンってこういう人なんだろうな、と思いました(^ ^)。
たっちんとの並びも思ったより良かったし、また共演してほしいなあ。
■コンスタンス 和音美桜
あまりしどころのない、いかにも「ヒロイン」という感じの役で、若くて可愛くて声が綺麗な子なら誰でもいいんじゃない?的な気持ちになりましたが、そういう役もきっちり勤まるところはさすがでした。ダテに8年も娘役やってません!ってか(^ ^)。
歌は……ちゃんとしたソロは無かったかな?でも、結構歌ってくれて嬉しかったです。井上くんは微妙にピッチが高いのでデュエットが難しい人なんですが、キレイに合わせていたのはさすがでした。
それにしても、ホントに可愛かったなあぁ~~~(*^ ^*)。
■アトス 橋本さとし
いやもう。カッコいいったらもう!!
渋くて色っぽくてしなやかで男っぽくて、ねぇ(*^ ^*)。役柄としてもミレディとのワケアリっぷりとか、ホントに「大人」って感じで素敵でした。
ああもう、素敵以外に言葉が出ない……。
■アラミス 石井一孝
いやもう、気障で暑苦しくて素敵で、誰よりも気障で!!カッコいいなあもう!!
この人がマリウスやってた頃は「王子様」とまで言われた、なんて、今しか知らない人は信じないかもしれないなあ……と思ってしまったほど、素敵なオジサマっぷりでした。
あと、個人的に吃驚したのは、殺陣がすごく格好良くキマっていたこと!橋本やんや岸さんは殺陣ができても不思議はないんだけど、石井さんってそんなに経験なさそうなのに……。いや、ああいうのは斬られ役側の力量でどうにでもなる部分は大きいのかもですが、それにしても頑張ったんだろうなあと思いました。
■ポルトス 岸祐二
三銃士の中ではだいたいお笑いキャラになりがちな人ですが、岸さんのポルトスは、いかにもな『気は優しくて力持ち』っぽいキャラクターで、素敵でした。
おっとりとした優しい笑顔が魅力的で、適度なおじさんぽさが、妙に現役なギラギラ感のあるアトス・アラミスのいいクッションになっていたと思います。
組み合わせの妙、というのを非常に感じた三人+ダルタニアンでした。まあ、この4人のキャスティングでほぼ成功間違いなし!という気がしますものね(^ ^;ゞ
■ルイ13世 今拓哉
■アンヌ王妃 シルビア・グラブ
今回、このお二人の芝居は本当に素晴らしかったです!!個人的にはこの作品の主役コンビは国王夫妻でしたね(^ ^)。
お互いに対する不器用な愛情表現と、下手糞な思いやり、そして、遠慮。勇気がなくて美しい妻とまっすぐに向き合えないルイと、孤独と不安から疑心暗鬼になっている王妃。ちょっとした二人のやりとりが切なくて、初恋みたいにドキドキしながら観ておりました。
今さん、ああいう役……気弱な為政者的な役も最高に似合いますよね!いつ観てもそのたびに新たな感動があります。優しくて、視野が広くて、、、でも気が弱くて強く出られない、みたいなキャラ。悪役や濃い役をしょっちゅう観てるだけに、なんか不思議な気がするんですけどねぇ。
シルビアもそういうところありますね。マダム・ヴォルフ的な役が一番の当たり役かと思えば、こういう気弱で流されやすい役も嵌るあたりが彼女の強みだなと思います。
本来なら、となみちゃん(白羽ゆり)あたりも合いそうな役なんですが、今さんのルイだったらやっぱりシルビアがいいだろうなあ、と思いますね。こちらも組み合わせの妙、かな。
■バッキンガム公爵 伊藤明賢
アンヌ王妃の元恋人。イギリスの外交担当として諸国を回るのが仕事の彼は、スペイン駐在時に王女アンヌと親しくなった……という設定の彼ですが、姿も良いし信頼のもてる男らしさがあるし、年若い少女がぽーっとなるのが納得できる佳い男ぶりでした。
ダルタニアンたちにはちょっと高飛車だったりする、いかにも「大貴族」らしい嫌らしさもあったのが逆に魅力的だったと思います♪
■役者/ジェームズ 坂元健児
語り手としていろいろな役で登場していた坂元くん。面白い役だし、彼の身体能力と歌唱力、両方を堪能できて楽しかったです。いろんな意味で、「さすが」という言葉にふさわしい役者だな、とあらためて思いました♪
■リシュリュー枢機卿 山口祐一郎
■ロシュフォール 吉野圭吾
■ミレディ 瀬奈じゅん
この三人が基本的に「敵役」あるいは「悪役」ということになるわけですが……
山口さんの一番の特徴は、ここ数年はずっと「山口祐一郎である」ことだし、麻子さんは元々、「瀬奈じゅんである」ことが個性なわけですが、、、最近、吉野さんも若干その域に達しつつあるのでは?という気がしました……
いや、えっと、すみません。なんか伝わらないですよねこれじゃ。お三方とも、自分の個性で勝負してらして、とても良かったと思います。とにかく三人とも楽しそうだった!ってことが言いたかったんです。役の個性というよりは、ご本人のキャラに近づけて演じる方々が揃っていたので、余計にそう思いました。
「東宝オールスター」的な、とにかくスター勢揃い!が売り、という公演でしたが、作品自体が面白いので、多士済々なスターたちが、ばらけることなくよくまとまっていたと思います。
音楽的にもう少し耳に残る曲があれば、もうちょっと席も埋まったんじゃないかなあ、と思いつつ。
あ。そういえば、今気がついたけど、私、麻子さんの女優姿を観たのはじめてだったんだ……(^ ^;ゞ。まあ、もともとMY BEST 麻子さんはシシィですから、女優姿にも演技にも違和感はなかったですが(^ ^)。
ああ、でも、衣装は違和感ありまくりでしたけどね!コンサートの時も思いましたが、どうして麻子さんに脚を出させたがる人がいるんだろう……?それだけは理解できーん!
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アルジェのロマネスク【2】
2011年10月15日 宝塚(月) コメント (4)東京宝塚劇場にて、月組公演「アルジェの男/ダンス・ロマネスク」を観劇してまいりました。
新公以来の観劇でしたが、お芝居は変ったところもあり、変らなかったところもあり……というところ。
なぜ今の月組でこの作品だったのかな、という疑問に答えは出ませんでしたが、やっぱり作品としては名作のひとつなんだなという気持ちは変わらず。
霧矢さん以下、勉強になったことは間違いないと思うので、次の全ツやバウそして来年の作品に生かしていっていただければ、と思います。
ショーはやっぱり良いですねー!
初めての二階席だったのですが、ショーは2階席だなあと思いました(^ ^)。前回観劇したときに、「カモメ」の場面を二階で観たい!と思ったので、その希望が叶いました♪ いやー、良かったです!二階席のカモメ。誰が誰だかはさっぱりですが、そこを気にせず、全体から伝わってくるメッセージに集中するには二階席がやっぱり良いなあ、と。
客席降りの場面が寂しいかなあと思っていたのですが、下級生が舞台の上で一生懸命アピールしているのが可愛くて、嬉しかったです。
あと、下手席だったので、最近お気に入りの朝美絢くんが正面にいてくれることが多くて、楽しかった!一生懸命気障ってアピールしているのが可愛いよ♪
千秋楽は観られないので、今日は卒業生をしっかりと目に焼き付けようと思って観ておりました(T T)。
羽咲まなちゃんは、お芝居冒頭のアルジェの若者たちのダンスで、としちゃん(宇月颯)と組んで踊るところから、目に沁みるほど溌剌として綺麗でした。
一番の見せ場はショーの最後のエトワールということになるかと思いますが、芝居もショーも出てる場面はどこもキラキラしていて、歌も芝居もダンスも標準以上の彼女の活躍をもっと観ていたかったな、と残念に思います。
妃乃あんじちゃんも、舞乃ゆかちゃんも、お芝居でもショーでもすっごく輝いていて、眩しいくらい。特にゆかちゃんは、新人公演で柔らかくて包容力のある魅力的な大人の女性を好演したばかり。薄紫のドレスに身を包んだゆかちゃんの美貌を見上げながら、本当に勿体無いなあ、と寂しく見守るしかありませんでした…。
そして、きっしー(彩央寿音)。
アルジェの若者のキレっぷりが見事。マルトの店の客の小芝居から目が離せない。お芝居でもショーでも、きっしーをみるたびに『月組を観たなあ~』、という満足感を感じていました。
やっと新公を卒業して、これから本公演でも役がつくようになる時なのになあ、と思うと(毎回のことですが)とても残念です。歌もダンスも標準以上で、芝居とスタイルは抜群で、笑顔が可愛い(^ ^)。いかにも月組らしい、舞台の上での居方にセンスのある人でした。
4人とも可愛い月組っ子で、いなくなってしまうのはとても寂しいです。
明日という日が卒業生とそのファンにとって素敵な一日になりますように。
そして、明後日からの毎日が、素敵な日々になりますように。
.
新公以来の観劇でしたが、お芝居は変ったところもあり、変らなかったところもあり……というところ。
なぜ今の月組でこの作品だったのかな、という疑問に答えは出ませんでしたが、やっぱり作品としては名作のひとつなんだなという気持ちは変わらず。
霧矢さん以下、勉強になったことは間違いないと思うので、次の全ツやバウそして来年の作品に生かしていっていただければ、と思います。
ショーはやっぱり良いですねー!
初めての二階席だったのですが、ショーは2階席だなあと思いました(^ ^)。前回観劇したときに、「カモメ」の場面を二階で観たい!と思ったので、その希望が叶いました♪ いやー、良かったです!二階席のカモメ。誰が誰だかはさっぱりですが、そこを気にせず、全体から伝わってくるメッセージに集中するには二階席がやっぱり良いなあ、と。
客席降りの場面が寂しいかなあと思っていたのですが、下級生が舞台の上で一生懸命アピールしているのが可愛くて、嬉しかったです。
あと、下手席だったので、最近お気に入りの朝美絢くんが正面にいてくれることが多くて、楽しかった!一生懸命気障ってアピールしているのが可愛いよ♪
千秋楽は観られないので、今日は卒業生をしっかりと目に焼き付けようと思って観ておりました(T T)。
羽咲まなちゃんは、お芝居冒頭のアルジェの若者たちのダンスで、としちゃん(宇月颯)と組んで踊るところから、目に沁みるほど溌剌として綺麗でした。
一番の見せ場はショーの最後のエトワールということになるかと思いますが、芝居もショーも出てる場面はどこもキラキラしていて、歌も芝居もダンスも標準以上の彼女の活躍をもっと観ていたかったな、と残念に思います。
妃乃あんじちゃんも、舞乃ゆかちゃんも、お芝居でもショーでもすっごく輝いていて、眩しいくらい。特にゆかちゃんは、新人公演で柔らかくて包容力のある魅力的な大人の女性を好演したばかり。薄紫のドレスに身を包んだゆかちゃんの美貌を見上げながら、本当に勿体無いなあ、と寂しく見守るしかありませんでした…。
そして、きっしー(彩央寿音)。
アルジェの若者のキレっぷりが見事。マルトの店の客の小芝居から目が離せない。お芝居でもショーでも、きっしーをみるたびに『月組を観たなあ~』、という満足感を感じていました。
やっと新公を卒業して、これから本公演でも役がつくようになる時なのになあ、と思うと(毎回のことですが)とても残念です。歌もダンスも標準以上で、芝居とスタイルは抜群で、笑顔が可愛い(^ ^)。いかにも月組らしい、舞台の上での居方にセンスのある人でした。
4人とも可愛い月組っ子で、いなくなってしまうのはとても寂しいです。
明日という日が卒業生とそのファンにとって素敵な一日になりますように。
そして、明後日からの毎日が、素敵な日々になりますように。
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小さな花とル・ポアゾン
2011年10月16日 宝塚(花) コメント (6)月組東京宝塚劇場公演、千秋楽おめでとうございます!
今日で宝塚を卒業する4人の幸いを、心からお祈りしています。
さて。
市川市文化会館にて、花組公演「小さな花がひらいた/ル・ポアゾンII」を観てまいりました。
#昨夜一度UPしたのですが、いろいろ間違っていたので若干修正しました。すみませんm(_ _)m。
お芝居は柴田さんの佳品。演出の中村暁さんも、あまりいじらずにそのまま板に載せたのかな、と思いました。個々の役者の個性が活きていて、良かったと思います。
大工の棟梁、茂次の蘭トムさんが格好よくていなせで青天に半纏が死ぬほど似合ってて、格好よくて(×100)……格好良かったです(T T)。
その家中の大工、くろのみつるは、、、なんだかすごく見慣れたみつるだと思ったのですが、実際にはああいう役やったことあるのかな?なんというか、「銀ちゃんの恋」の1幕前半のヤスにまた逢えた、という気がしました(^ ^)。ヤスは物凄くいろんなものを背負っている役なので全然違うんですけどね。
だいもんはみつるの兄弟子の大六。原作だとこっちのほうが役として大きかったと思うのですが(←遠い昔すぎて殆ど覚えていないのですが)、もともと初演もくろが二番手……なんですよね?ちょっと生真面目なところとか、くろとの違いが判りやすくて、宛書きかと思いました(^ ^)。
おりつの蘭ちゃんは、そりゃーもう可愛くてけなげで一途で、ホントに可愛かったーー!
娘役の大役・おゆうは花野じゅりあ嬢。いや、こういう役もできるんですね!(^ ^)おっとりと純真で上品な、心の綺麗なお嬢さん、という役で、こんなじゅりあ初めて観たよ!!と思いましたが、よく似合ってました。ふんわりとした笑顔が良いですねー。
あっちゃんの月野姫花は、「BUND NEONー上海ー」に並ぶ、『正しい姫花の使い方』でした。いやー、これはあのシンシアを超える当たり役かもしれません………(^ ^;;;
この辺りまでは本当に宛書きかと思うほど役と役者がぴったり嵌っていて、とても気持ち良かったです。宛書きでもなんでもないのにこんなに嵌り役が多い作品も珍しい、と思うほど、素晴らしかったです。
ただ、残念ながらこれ以外にはまともな役が子役しかない、という……あああ、切ない。
大工仲間(夕霧、煌雅、瀬戸、神房、冴華)も、皆いなせで格好良いんですけど、いかんせん出番が少ないんですよね(T T)。
他に目立つ役というと、番頭の助二郎(夏美)とおゆうの母親で質屋の女主人・お久(京三沙)くらい。あとは茂次の父親の弟弟子であるらしい伊吉(紫峰)と兼六(彩城)、町役人のさお太さん(高翔みず希)、鳶の頭の勘助(輝良)、町人の梅咲・遼・航流、おゆうの連れの瞳・彩咲、、、出番は少ないけど、みんな良いお芝居していました!
個人的には、輝良くんの和もの化粧の格好よさにちょっと見惚れました(^ ^)。
子役たちはみんな可愛かったなあ~!
しっかりものの梅(芽吹)、優等生っぽい言葉遣いが妙にこまっしゃくれてて面白い忠(冴月)、悪ガキの代名詞のような菊二(鳳)、、、他のメンバーもそれぞれに結構な長台詞があって、良い勉強になっただろうなと思いました。それにしても、一言喋るたびに笑いを取っていたルナちゃん、可愛かったなあ(*^ ^*)。あっちゃんの姫花と忠のルナちゃんが、今回子役の中でも特に印象に残りました。
登場人物の誰ひとり「悪人」がいなくて、全編通じて「悪意」の一欠けらもない、ほんのりと優しい物語。「ハートウォーミング」と銘打っても、一本の芝居として上演するなら、それなりに「敵役」の一人や二人はいるのが普通なのに。
こんなにも優しい人たちだけでも「芝居」は成立するんだな、と感心しました。
で。
この物語における一番の「ワル」は、蘭トムさんの茂次じゃないか!?と思いました(^ ^)。
お久のいう「利子」の意味はちゃんと通じたはずなのに、きれいさっぱり無視してのけるなんて(@ @)。もちろん、彼のことだから500両+利子はきちんと返すんでしょうけれども、そもそもお久が「500両」の価値を認めたのは、あの看板じゃなくて茂次なのに、ね(^ ^;ゞ
ショーは、岡田さんの名作「ル・ポアゾンII」。今年の2月に中日で星組さんが上演したものと、内容的にはそんなに違わなかったと思います。
……まあ、私も中日で観たときの記憶はかなりぶっ飛んでいるので、あまり自信はありませんが(汗)。
どちらにしても、蘭トムさんにぴったりの大人っぽいショーで、とても良かったと思います。
格好良かったし、蘭ちゃんともお似合いでした(はぁと)。お正月の大劇場公演での三木さんのショーが楽しみです!
全国ツアーは、下級生の「おっと!そこで君が!?」というのがポイント高いのですが、今回のいちばんの吃驚は、ルナちゃん(冴月瑠那)の、「愛の誘惑」の女役センター、、、かな。
星組版ではしーらん(壱城あずさ)が踊ったところですが、ルナちゃんもめっちゃ美しくて色っぽくて、素敵でした(*^ ^*)。
ルナちゃん以外は、彩城レアちゃんが紫、大河凜ちゃんが赤、和海しょうくんが緑、舞月なぎささんが青、、、だったかなあ?(違ってたらご指摘ください)4人とも美しかった!ついつい赤を観てしまって、らいらいに色っぽくしなだれかかるがりんちゃんに目を瞠りました……。
真由ちゃんも女役だと信じて疑っていなかったので、しばらく男役の側にいることに気が付きませんでした(汗)。ちなみに真由ちゃんと踊っていたのはたぶんネコちゃん。あきらくんは舞月くん、、、ってことは、ふみかが和海くんだったような気がします。(違っていたらすみません)
……っと、女役レポートで終わります(^ ^)。
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今日で宝塚を卒業する4人の幸いを、心からお祈りしています。
さて。
市川市文化会館にて、花組公演「小さな花がひらいた/ル・ポアゾンII」を観てまいりました。
#昨夜一度UPしたのですが、いろいろ間違っていたので若干修正しました。すみませんm(_ _)m。
お芝居は柴田さんの佳品。演出の中村暁さんも、あまりいじらずにそのまま板に載せたのかな、と思いました。個々の役者の個性が活きていて、良かったと思います。
大工の棟梁、茂次の蘭トムさんが格好よくていなせで青天に半纏が死ぬほど似合ってて、格好よくて(×100)……格好良かったです(T T)。
その家中の大工、くろのみつるは、、、なんだかすごく見慣れたみつるだと思ったのですが、実際にはああいう役やったことあるのかな?なんというか、「銀ちゃんの恋」の1幕前半のヤスにまた逢えた、という気がしました(^ ^)。ヤスは物凄くいろんなものを背負っている役なので全然違うんですけどね。
だいもんはみつるの兄弟子の大六。原作だとこっちのほうが役として大きかったと思うのですが(←遠い昔すぎて殆ど覚えていないのですが)、もともと初演もくろが二番手……なんですよね?ちょっと生真面目なところとか、くろとの違いが判りやすくて、宛書きかと思いました(^ ^)。
おりつの蘭ちゃんは、そりゃーもう可愛くてけなげで一途で、ホントに可愛かったーー!
娘役の大役・おゆうは花野じゅりあ嬢。いや、こういう役もできるんですね!(^ ^)おっとりと純真で上品な、心の綺麗なお嬢さん、という役で、こんなじゅりあ初めて観たよ!!と思いましたが、よく似合ってました。ふんわりとした笑顔が良いですねー。
あっちゃんの月野姫花は、「BUND NEONー上海ー」に並ぶ、『正しい姫花の使い方』でした。いやー、これはあのシンシアを超える当たり役かもしれません………(^ ^;;;
この辺りまでは本当に宛書きかと思うほど役と役者がぴったり嵌っていて、とても気持ち良かったです。宛書きでもなんでもないのにこんなに嵌り役が多い作品も珍しい、と思うほど、素晴らしかったです。
ただ、残念ながらこれ以外にはまともな役が子役しかない、という……あああ、切ない。
大工仲間(夕霧、煌雅、瀬戸、神房、冴華)も、皆いなせで格好良いんですけど、いかんせん出番が少ないんですよね(T T)。
他に目立つ役というと、番頭の助二郎(夏美)とおゆうの母親で質屋の女主人・お久(京三沙)くらい。あとは茂次の父親の弟弟子であるらしい伊吉(紫峰)と兼六(彩城)、町役人のさお太さん(高翔みず希)、鳶の頭の勘助(輝良)、町人の梅咲・遼・航流、おゆうの連れの瞳・彩咲、、、出番は少ないけど、みんな良いお芝居していました!
個人的には、輝良くんの和もの化粧の格好よさにちょっと見惚れました(^ ^)。
子役たちはみんな可愛かったなあ~!
しっかりものの梅(芽吹)、優等生っぽい言葉遣いが妙にこまっしゃくれてて面白い忠(冴月)、悪ガキの代名詞のような菊二(鳳)、、、他のメンバーもそれぞれに結構な長台詞があって、良い勉強になっただろうなと思いました。それにしても、一言喋るたびに笑いを取っていたルナちゃん、可愛かったなあ(*^ ^*)。あっちゃんの姫花と忠のルナちゃんが、今回子役の中でも特に印象に残りました。
登場人物の誰ひとり「悪人」がいなくて、全編通じて「悪意」の一欠けらもない、ほんのりと優しい物語。「ハートウォーミング」と銘打っても、一本の芝居として上演するなら、それなりに「敵役」の一人や二人はいるのが普通なのに。
こんなにも優しい人たちだけでも「芝居」は成立するんだな、と感心しました。
で。
この物語における一番の「ワル」は、蘭トムさんの茂次じゃないか!?と思いました(^ ^)。
お久のいう「利子」の意味はちゃんと通じたはずなのに、きれいさっぱり無視してのけるなんて(@ @)。もちろん、彼のことだから500両+利子はきちんと返すんでしょうけれども、そもそもお久が「500両」の価値を認めたのは、あの看板じゃなくて茂次なのに、ね(^ ^;ゞ
ショーは、岡田さんの名作「ル・ポアゾンII」。今年の2月に中日で星組さんが上演したものと、内容的にはそんなに違わなかったと思います。
……まあ、私も中日で観たときの記憶はかなりぶっ飛んでいるので、あまり自信はありませんが(汗)。
どちらにしても、蘭トムさんにぴったりの大人っぽいショーで、とても良かったと思います。
格好良かったし、蘭ちゃんともお似合いでした(はぁと)。お正月の大劇場公演での三木さんのショーが楽しみです!
全国ツアーは、下級生の「おっと!そこで君が!?」というのがポイント高いのですが、今回のいちばんの吃驚は、ルナちゃん(冴月瑠那)の、「愛の誘惑」の女役センター、、、かな。
星組版ではしーらん(壱城あずさ)が踊ったところですが、ルナちゃんもめっちゃ美しくて色っぽくて、素敵でした(*^ ^*)。
ルナちゃん以外は、彩城レアちゃんが紫、大河凜ちゃんが赤、和海しょうくんが緑、舞月なぎささんが青、、、だったかなあ?(違ってたらご指摘ください)4人とも美しかった!ついつい赤を観てしまって、らいらいに色っぽくしなだれかかるがりんちゃんに目を瞠りました……。
真由ちゃんも女役だと信じて疑っていなかったので、しばらく男役の側にいることに気が付きませんでした(汗)。ちなみに真由ちゃんと踊っていたのはたぶんネコちゃん。あきらくんは舞月くん、、、ってことは、ふみかが和海くんだったような気がします。(違っていたらすみません)
……っと、女役レポートで終わります(^ ^)。
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昨日千秋楽を迎えた月組公演「アルジェの男」で、艶めかしいシャルドンヌ夫人を演じていらした邦なつきさんの卒業が、発表されました。
月組公演千秋楽付……つまり、事後発表、でした。
私が最後に観劇したとき、東宝の初日があいてすぐに観た時にくらべて格段に艶めいて美しいなあと思い、、、人生の酸いも甘いも味わいつくした素敵な女性像に、とてもときめいたのですが。
……そういうことだったのかな、と。
専科さんの卒業って、いろいろですよね。
あれは、ご本人の希望なんでしょうか。
萬さん、星原さん、そして先日卒業が発表された未沙さんのように、本公演の集合日に卒業が発表され、千秋楽に大階段を下りて挨拶をする方もいれば、
矢代鴻さんみたいに中小劇場作品で特別な挨拶をせずに卒業される方もいるし、
藤京子さんや今回のように、卒業された後で発表される方もいて。
「宝塚」という世界では「卒業」が一つのイベントとして成立しているから、こういうふうに「最後のお見送り」という気持ちで観ることができなかったことがとても寂しい……という気持ちはあります。
もちろん、ご本人のお気持が一番大切なんですけどね。ただ、寂しい、というだけで。
それにしても。
専科さんがどんどん定年を迎える中で、これからどうやって芝居を組み立てるのか……と不安になりますね。春日野さんや松本さんはともかく、京さんから一原さんまで、そんなに学年差があるわけじゃないし。
まあ、組の中にそういう役のできる上級生がいる組は良いのかもしれませんが……ベテランは短期間で育成することのできないものなのに、そのあたり、どう考えているんでしょうね、劇団は。
なんて、邦さんとは関係のないことですみません。
昨日卒業した組子さんたちともども、邦さんの今日からの毎日が、充実した日々でありますように。
同時に卒業が発表された、研一の舞矢聖華さん。
先日「オーシャンズ11」の全休が発表された方ですよね。がんばって音楽学校を卒業して、初舞台に立ち、公演をこなしたんだろうに、残念でしょうね…。
確か休演の理由は体調不良だったと思うので、まずは身体を治して、、なにもかもそれから、なのかな。
新しい道が、平坦なものでありますように。
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月組公演千秋楽付……つまり、事後発表、でした。
私が最後に観劇したとき、東宝の初日があいてすぐに観た時にくらべて格段に艶めいて美しいなあと思い、、、人生の酸いも甘いも味わいつくした素敵な女性像に、とてもときめいたのですが。
……そういうことだったのかな、と。
専科さんの卒業って、いろいろですよね。
あれは、ご本人の希望なんでしょうか。
萬さん、星原さん、そして先日卒業が発表された未沙さんのように、本公演の集合日に卒業が発表され、千秋楽に大階段を下りて挨拶をする方もいれば、
矢代鴻さんみたいに中小劇場作品で特別な挨拶をせずに卒業される方もいるし、
藤京子さんや今回のように、卒業された後で発表される方もいて。
「宝塚」という世界では「卒業」が一つのイベントとして成立しているから、こういうふうに「最後のお見送り」という気持ちで観ることができなかったことがとても寂しい……という気持ちはあります。
もちろん、ご本人のお気持が一番大切なんですけどね。ただ、寂しい、というだけで。
それにしても。
専科さんがどんどん定年を迎える中で、これからどうやって芝居を組み立てるのか……と不安になりますね。春日野さんや松本さんはともかく、京さんから一原さんまで、そんなに学年差があるわけじゃないし。
まあ、組の中にそういう役のできる上級生がいる組は良いのかもしれませんが……ベテランは短期間で育成することのできないものなのに、そのあたり、どう考えているんでしょうね、劇団は。
なんて、邦さんとは関係のないことですみません。
昨日卒業した組子さんたちともども、邦さんの今日からの毎日が、充実した日々でありますように。
同時に卒業が発表された、研一の舞矢聖華さん。
先日「オーシャンズ11」の全休が発表された方ですよね。がんばって音楽学校を卒業して、初舞台に立ち、公演をこなしたんだろうに、残念でしょうね…。
確か休演の理由は体調不良だったと思うので、まずは身体を治して、、なにもかもそれから、なのかな。
新しい道が、平坦なものでありますように。
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あの日、あのとき みつきねこ
2011年10月20日2001年10月20日。
ちょうど10年前の今日、月組バウホール公演「血と砂」が初日を迎えました。
好きな人の主演初日ってこんなに緊張するのか!(@_@)と思い知った、あの日。
1幕終わったら、握りしめた拳に爪の跡がついてたっけ。
時間オーバーで、翌日の公演からいきなりカットの嵐。ソロ歌を丸ごとカットされたカルメン(椎名葵)をはじめ、2日目を観たときは違う意味で手に汗握ったなあ…。
汐美真帆、大空祐飛、西條三恵、椎名葵……。大空さん以外はもうほとんどが卒業してしまいました。 ひろみちゃん(彩那音)が卒業したら、ホントにガチャ(一色瑠加)をはじめほんの数人になっちゃいますね。……むしろ、10年が過ぎてまだ居る大空さんがすごすぎるのか(^_^;)
明日はいよいよ、雪組東宝劇場公演「仮面の男/ロイヤルストレートフラッシュ」の初日ですね。
舞台稽古は順調だったのでしょうか。
大劇場では観られなかった猫は、いったいどんな作品なのかとワクワクしています。
と言いつつ、週末は不在なので来週以降になりますが(^_^;。
短いお稽古期間で大変だったと思いますが、千秋楽までよろしくお願いいたします。
そして!
明日は旧暦の9月15日にあたるんだそうですね(@_@)。
関ヶ原の合戦から411年目の記念日は、明日なのか……。
いしだみつにゃんたちもいろんなところのイベントで大忙しのようですね(^_^)。
あああ、秋の佐和山、行きたいなあ………
。
ちょうど10年前の今日、月組バウホール公演「血と砂」が初日を迎えました。
好きな人の主演初日ってこんなに緊張するのか!(@_@)と思い知った、あの日。
1幕終わったら、握りしめた拳に爪の跡がついてたっけ。
時間オーバーで、翌日の公演からいきなりカットの嵐。ソロ歌を丸ごとカットされたカルメン(椎名葵)をはじめ、2日目を観たときは違う意味で手に汗握ったなあ…。
汐美真帆、大空祐飛、西條三恵、椎名葵……。大空さん以外はもうほとんどが卒業してしまいました。 ひろみちゃん(彩那音)が卒業したら、ホントにガチャ(一色瑠加)をはじめほんの数人になっちゃいますね。……むしろ、10年が過ぎてまだ居る大空さんがすごすぎるのか(^_^;)
明日はいよいよ、雪組東宝劇場公演「仮面の男/ロイヤルストレートフラッシュ」の初日ですね。
舞台稽古は順調だったのでしょうか。
大劇場では観られなかった猫は、いったいどんな作品なのかとワクワクしています。
と言いつつ、週末は不在なので来週以降になりますが(^_^;。
短いお稽古期間で大変だったと思いますが、千秋楽までよろしくお願いいたします。
そして!
明日は旧暦の9月15日にあたるんだそうですね(@_@)。
関ヶ原の合戦から411年目の記念日は、明日なのか……。
いしだみつにゃんたちもいろんなところのイベントで大忙しのようですね(^_^)。
あああ、秋の佐和山、行きたいなあ………
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シアタードラマシティにて、花組公演「カナリア」を観劇いたしました。
初演は観ていませんので、それと比べて…というのはわかりませんが。
一言で言うなら、
面白かった!
です(はぁと)。
「生まれながらの悪魔」なえりたんが可愛くて、初演を観ていない私には、これが宛書きとしか思えませんでした(^_^;
みりおんも体当たりの迫力で、難役・アジャーニを走り抜けてくれました。「サブリナ」新公での一生懸命だけど伝わってこなかった不器用な芝居を思えば、研3の一年って長いんだなあ…としみじみ実感しますね。
みわっちの神父さまの曇りのない無茶苦茶ぶり、
一花ちゃんのキュートな達者さ、
仙名さんの落ち着き、、、
きっと初演とは全然違うんでしょうけれども、それぞれにキャラに嵌った宛書きぶりに、正塚芝居ここにあり!と強く思いました。
「メランコリック・ジゴロ」といい、正塚コメディと花組は相性良いですよね〜!
きらりん筆頭に、小悪魔たちはみんな可愛いし、
さあやはくらくらするほど素敵だし、よっちは可愛いし、美容師も一瞬の出番でいろいろさらってくれたし、、、これで組の半分だなんて、花組の人材豊富さはすごいわ!(はぁと)
梅田に花組が大集合!の今週末、上下どちらも超オススメな作品で、とても楽しかったです(はぁと)。
・
初演は観ていませんので、それと比べて…というのはわかりませんが。
一言で言うなら、
面白かった!
です(はぁと)。
「生まれながらの悪魔」なえりたんが可愛くて、初演を観ていない私には、これが宛書きとしか思えませんでした(^_^;
みりおんも体当たりの迫力で、難役・アジャーニを走り抜けてくれました。「サブリナ」新公での一生懸命だけど伝わってこなかった不器用な芝居を思えば、研3の一年って長いんだなあ…としみじみ実感しますね。
みわっちの神父さまの曇りのない無茶苦茶ぶり、
一花ちゃんのキュートな達者さ、
仙名さんの落ち着き、、、
きっと初演とは全然違うんでしょうけれども、それぞれにキャラに嵌った宛書きぶりに、正塚芝居ここにあり!と強く思いました。
「メランコリック・ジゴロ」といい、正塚コメディと花組は相性良いですよね〜!
きらりん筆頭に、小悪魔たちはみんな可愛いし、
さあやはくらくらするほど素敵だし、よっちは可愛いし、美容師も一瞬の出番でいろいろさらってくれたし、、、これで組の半分だなんて、花組の人材豊富さはすごいわ!(はぁと)
梅田に花組が大集合!の今週末、上下どちらも超オススメな作品で、とても楽しかったです(はぁと)。
・
ミュージカル・スター
2011年10月24日 宝塚(月) コメント (2)月組トップスター、霧矢大夢さんが、次回大劇場→東宝公演千秋楽をもって卒業されるとの発表がありました。
…いずれ、ということはわかっていたつもりでした。
そんなに先のことではないだろうことも。
でも、寂しい。
いまはただ、それだけしか。
初めてきりやんを知ったのは、東宝の「エルドラード」。
組替えしてきたばかりの若いスターに宛書きの新役を、本当に活き活きと演じていた彼女の弾けるような若さを、とても懐かしく思い出したりします。
ミュージカル向きの豊かな強い声。
基礎のしっかりした流麗なダンス。
そして、タフで明るい、少年めいた純粋さが似合う個性。
「ウェストサイドストーリー」のベイビージョン、新公のベルナルド、「ガイズ&ドールズ」のアデレイド、「エリザベート」のルキーニとフランツ、「ミー&マイガール」のジョン卿とビル、、、そして、「スカーレットピンパーネル」のパーシー。
いかにも「宝塚歌劇」な作品も素敵でしたけど、私にとっての霧矢さんは、永遠のミュージカルスター(^_^)です。
宝塚初演のミュージカルへの出演があまりなかった(新公主演した「ハウトゥサクシード」くらい?)のは残念ですが、たくさんのミュージカルに出演してくれて、その全てでとても楽しませていただきました。
祐飛さんが居た時代からずっと、本当に長いこと月組を支えてくださり、ありがとうございました!
4月まではまだまだ長いので、いまはあまり先のことは考えず、目の前の全国ツアーに集中してほしいし、私も集中しよう、と思っています。
梅田に観にいくことにしておいて良かったな、と。
あと、半年。
どうぞ体調に気をつけて、悔いの残らぬよう走り抜けてくださいませ。
…それにしても、シューマッハで最後に残るのが祐飛さんだなんて……!!
あの頃の私がそんな話をきいたら、思いっきり笑い飛ばしただろうなあ(;_;)
。
…いずれ、ということはわかっていたつもりでした。
そんなに先のことではないだろうことも。
でも、寂しい。
いまはただ、それだけしか。
初めてきりやんを知ったのは、東宝の「エルドラード」。
組替えしてきたばかりの若いスターに宛書きの新役を、本当に活き活きと演じていた彼女の弾けるような若さを、とても懐かしく思い出したりします。
ミュージカル向きの豊かな強い声。
基礎のしっかりした流麗なダンス。
そして、タフで明るい、少年めいた純粋さが似合う個性。
「ウェストサイドストーリー」のベイビージョン、新公のベルナルド、「ガイズ&ドールズ」のアデレイド、「エリザベート」のルキーニとフランツ、「ミー&マイガール」のジョン卿とビル、、、そして、「スカーレットピンパーネル」のパーシー。
いかにも「宝塚歌劇」な作品も素敵でしたけど、私にとっての霧矢さんは、永遠のミュージカルスター(^_^)です。
宝塚初演のミュージカルへの出演があまりなかった(新公主演した「ハウトゥサクシード」くらい?)のは残念ですが、たくさんのミュージカルに出演してくれて、その全てでとても楽しませていただきました。
祐飛さんが居た時代からずっと、本当に長いこと月組を支えてくださり、ありがとうございました!
4月まではまだまだ長いので、いまはあまり先のことは考えず、目の前の全国ツアーに集中してほしいし、私も集中しよう、と思っています。
梅田に観にいくことにしておいて良かったな、と。
あと、半年。
どうぞ体調に気をつけて、悔いの残らぬよう走り抜けてくださいませ。
…それにしても、シューマッハで最後に残るのが祐飛さんだなんて……!!
あの頃の私がそんな話をきいたら、思いっきり笑い飛ばしただろうなあ(;_;)
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10月26日のニュース
2011年10月26日 呟き・ご挨拶・他今日のCSニュースは、なかなか盛りだくさんでした。
最初は、霧矢さんの記者発表。
秋らしい素材のスーツに身を包んだ霧矢さんの柔らかな笑顔がとても綺麗(^ ^)。
今の月組について「みんなが非常に力をつけてきてくれて」「安定してる時だからこそ、次のステップに」と落ち着いて語る姿に、、、(; ;)。
「退団モードに流されたくない」というあたり、霧矢さんらしいな、と思いました。
ディナーショーもあるんですね。……行きたいけど、チケット取れるはずがないよなあ……↓
その次は、花組公演「カナリア」のアフタートーク(愛音・桜・朝夏・実咲)。
えっと。みわっちの独壇場に見えたのは気のせい?……金塊の被りものをかぶったみわっちの幸せそうな笑顔に非常に癒されました(^ ^)。
そして、続けて舞台レポート。
次から次と下級生たちが入れ替わり立ちかわり後ろを通行していくせいで、メインの方々(壮・実咲・愛音・悠真・桜+初姫)の話を全く聴かないうちに一回目が終わりました……おい、そこで小悪魔たちのヘアやメークを直してる美容師!きみたちはいったい何をしているんだ?
何度か巻き戻して、3回目にしてやっと話を聞きました。……壮ちゃんに「おばあちゃんになるタイミングが良くなった」と褒められてとても嬉しそうなみりおんが可愛い♪
アフタートークに引き続き、全体的にみわっちがトバしまくりでした(*^ ^*)。まりんさんはお茶目だなあ。壮ちゃんとの会話のテンポがたまりません。そして、一花ちゃんは大人だね~~。舞台の上ではあんなに「いいオンナ」っぷりでカッコいいさあやが、「Bright」のときそのまんまのボケボケっぷりなのがとても素敵です♪
それにしても、壮ちゃんが素敵すぎてクラッときました。
蘭トムさんは「素敵すぎて惚れる」んですが、壮ちゃんは「素敵すぎて目が離せない」感じ……って、それはいったいどう違うんだい?>自分
その次は、すずな(憧花ゆりの)のイゾラベッラ・サロンコンサート。
普段、あまり歌姫扱いされないすーちゃんですが、実は歌える人なんですよね(*^ ^*)。元々の声質がソプラノではないので合わない曲もあったけど、「見果てぬ夢」~「あの子は彼を愛してる」あたりはフルで聴いてみたかったです。
どうしてイゾラベッラは放送が無いんでしょうね(涙)。平日にしかやらないなんて酷過ぎるー!
そして。
CSとは関係ありませんが、来年の1月11日に、タカラジェンヌが歌う懐メロのカバーCDが発売されるそうです♪
http://www.tca-pictures.net/shop/press/111026_oldies.html
メンバーは各組3人(男役2人、娘役1人)ずつ、15人。
花組:壮一帆、彩城レア、仙名彩世
月組:龍真咲、珠城りょう、愛希れい
雪組:紗央くらま、蓮城まこと、此花いの莉
星組:毬乃ゆい、天寿光希、夏樹れい
宙組:美風舞良、風莉じん、春風弥里
「スタジオジブリ」や「オトコウタ」に出た人は外して……あとはなんというか、組によって選定基準がだいぶ違うような(^ ^)。でもまあ、曲と歌い手の組みあわせとか、いろいろいろいろツボはたくさんあるんですが!そのへんは実際に音を聞いてからにさせていただくとして、ここはやっぱり、みっきぃさん(天寿)がメンバーに入ったことを素直に喜びたいと思います♪♪
わーーー、楽しみだなあ~!!
編曲はどなたがされるんでしょうね。「オトコウタ」の時みたいに、齋藤さんががっつり入って下さったら面白いんだけどなあ。(←歌手のファンとしては、若干の不安もありますが)
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最初は、霧矢さんの記者発表。
秋らしい素材のスーツに身を包んだ霧矢さんの柔らかな笑顔がとても綺麗(^ ^)。
今の月組について「みんなが非常に力をつけてきてくれて」「安定してる時だからこそ、次のステップに」と落ち着いて語る姿に、、、(; ;)。
「退団モードに流されたくない」というあたり、霧矢さんらしいな、と思いました。
ディナーショーもあるんですね。……行きたいけど、チケット取れるはずがないよなあ……↓
その次は、花組公演「カナリア」のアフタートーク(愛音・桜・朝夏・実咲)。
えっと。みわっちの独壇場に見えたのは気のせい?……金塊の被りものをかぶったみわっちの幸せそうな笑顔に非常に癒されました(^ ^)。
そして、続けて舞台レポート。
次から次と下級生たちが入れ替わり立ちかわり後ろを通行していくせいで、メインの方々(壮・実咲・愛音・悠真・桜+初姫)の話を全く聴かないうちに一回目が終わりました……おい、そこで小悪魔たちのヘアやメークを直してる美容師!きみたちはいったい何をしているんだ?
何度か巻き戻して、3回目にしてやっと話を聞きました。……壮ちゃんに「おばあちゃんになるタイミングが良くなった」と褒められてとても嬉しそうなみりおんが可愛い♪
アフタートークに引き続き、全体的にみわっちがトバしまくりでした(*^ ^*)。まりんさんはお茶目だなあ。壮ちゃんとの会話のテンポがたまりません。そして、一花ちゃんは大人だね~~。舞台の上ではあんなに「いいオンナ」っぷりでカッコいいさあやが、「Bright」のときそのまんまのボケボケっぷりなのがとても素敵です♪
それにしても、壮ちゃんが素敵すぎてクラッときました。
蘭トムさんは「素敵すぎて惚れる」んですが、壮ちゃんは「素敵すぎて目が離せない」感じ……って、それはいったいどう違うんだい?>自分
その次は、すずな(憧花ゆりの)のイゾラベッラ・サロンコンサート。
普段、あまり歌姫扱いされないすーちゃんですが、実は歌える人なんですよね(*^ ^*)。元々の声質がソプラノではないので合わない曲もあったけど、「見果てぬ夢」~「あの子は彼を愛してる」あたりはフルで聴いてみたかったです。
どうしてイゾラベッラは放送が無いんでしょうね(涙)。平日にしかやらないなんて酷過ぎるー!
そして。
CSとは関係ありませんが、来年の1月11日に、タカラジェンヌが歌う懐メロのカバーCDが発売されるそうです♪
http://www.tca-pictures.net/shop/press/111026_oldies.html
メンバーは各組3人(男役2人、娘役1人)ずつ、15人。
花組:壮一帆、彩城レア、仙名彩世
月組:龍真咲、珠城りょう、愛希れい
雪組:紗央くらま、蓮城まこと、此花いの莉
星組:毬乃ゆい、天寿光希、夏樹れい
宙組:美風舞良、風莉じん、春風弥里
「スタジオジブリ」や「オトコウタ」に出た人は外して……あとはなんというか、組によって選定基準がだいぶ違うような(^ ^)。でもまあ、曲と歌い手の組みあわせとか、いろいろいろいろツボはたくさんあるんですが!そのへんは実際に音を聞いてからにさせていただくとして、ここはやっぱり、みっきぃさん(天寿)がメンバーに入ったことを素直に喜びたいと思います♪♪
わーーー、楽しみだなあ~!!
編曲はどなたがされるんでしょうね。「オトコウタ」の時みたいに、齋藤さんががっつり入って下さったら面白いんだけどなあ。(←歌手のファンとしては、若干の不安もありますが)
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ミュージカル・ダンサー
2011年10月31日 宝塚(月)月組トップ娘役、蒼乃夕妃さんが、霧矢さんと一緒に、次回大劇場→東宝公演千秋楽をもって卒業されるとの発表がありました。
……覚悟はしていました。
わかっていたつもりでした。
でも、どうしたって寂しいんです。
宝塚のファンになって何年もたって、何人のトップを送りだしても、なお。
「キーン」の我侭お嬢さんの溌剌とした迫力に圧倒されてから、もう4年が経ったんですね。
「太王四神記」のカクダンもすごく好きでした。
そして、「コインブラ物語」のイネスと、元気いっぱいで魅力の塊だったミランダ!
月組に来てくれてからの、霧矢さんとの息のあいようは観ていて気持ちよくて。
タイプは全然違うけど、大好きだった優子姫(風花舞)を彷彿とさせる存在感と、
誰よりも男前で格好良かったダンスは、月組を観るときの楽しみの一つでした。
トップ娘役として大劇場5作。
中日の「紫子」から、丸2年とちょっと。
長いようで短い時間でしたが、大好きな月組で霧矢さんを支えてくれて、本当に感謝しています。
大劇場の後は、霧矢さんのディナーショーに一緒に出るのかなあ。それとも、別にミュージックサロンをするんでしょうか。
個人的には、ミュージックサロンじゃなくてダンス公演をやってほしいんですがー(懇願)。
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……覚悟はしていました。
わかっていたつもりでした。
でも、どうしたって寂しいんです。
宝塚のファンになって何年もたって、何人のトップを送りだしても、なお。
「キーン」の我侭お嬢さんの溌剌とした迫力に圧倒されてから、もう4年が経ったんですね。
「太王四神記」のカクダンもすごく好きでした。
そして、「コインブラ物語」のイネスと、元気いっぱいで魅力の塊だったミランダ!
月組に来てくれてからの、霧矢さんとの息のあいようは観ていて気持ちよくて。
タイプは全然違うけど、大好きだった優子姫(風花舞)を彷彿とさせる存在感と、
誰よりも男前で格好良かったダンスは、月組を観るときの楽しみの一つでした。
トップ娘役として大劇場5作。
中日の「紫子」から、丸2年とちょっと。
長いようで短い時間でしたが、大好きな月組で霧矢さんを支えてくれて、本当に感謝しています。
大劇場の後は、霧矢さんのディナーショーに一緒に出るのかなあ。それとも、別にミュージックサロンをするんでしょうか。
個人的には、ミュージックサロンじゃなくてダンス公演をやってほしいんですがー(懇願)。
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