東京宝塚劇場花組公演「太王四神記」。



最後の三連休も始まり、千秋楽まであと三日。いよいよラストスパートです!!
花組子のみなさま+ほっしゃん先輩、最後まで、どうぞよろしくお願いいたします!

……と思いながらパタパタと打っていたのに、途中で寝てしまった……
というわけで、三連休の最初の一日が終わりました。





春の嵐だった3月20日。
一年前は日本青年館「舞姫」の千秋楽をやっていたこの春分の日に、とても嬉しいニュースがありました(喜)。
今年の巴里祭は、花組のまっつ(未涼亜希)がメインだそうです!!


今年の7月に巴里祭が可能なのは、花と宙のみ。
去年が宙(ともちん)だったんだから今年は絶対花だろうし、だとしたら絶対まっつだよね!?と予想してはいたのですが、発表されるとしみじみ嬉しいです。
わーいわーい、今度こそ行くぞ~~~っ!


まっつ、おめでとうございまっつ★

他には誰が出るんでしょうねぇ。とりあえず、アーサー(煌雅あさひ)とかが来てくれたら嬉しいなあ~(*^ ^*)








さて。

第2幕4場A 出立準備

パソン特製の鎧をつけて、左右から登場するタムドクチーム。
鎧をつけているのはコムル村組(ヒョンゴ、スジニ、ヒョンミョン)、シウ族(チュムチ他6人)、そしてコ将軍の11人。コ将軍の鎧って、パソン特製ですよね…?将軍なのに、自分用の鎧を持ってないの?歩兵なら国から制服がわりに貸与される可能性もあるけど、将軍はふつう漏っているだろう…。職業軍人どころか、家柄が将軍の家柄だろうに。

ちなみにこのとき、パソンとチュモンは着けていない。ってことは、この二人は非戦闘員で、ヒョンゴは戦闘員カウントなんですね。ほほぉ。パソンの方がよっぽど強そうなのに、と思うのは私だけ?


シウ部族は、ポンファ通りから引き続いての朝夏まなと・冴月瑠那・夏城らんかの3人に、ここで初登場する瀬戸かずや・鳳真由・真瀬はるか・真輝いづみで、合わせて7人。
彼らは元々傭兵なんですよね、たぶん。雇い主を探して国内城下へ来て、物色していたところでセドルやタムドクに出会い、友人になった。その後一緒に行動する中、どのタイミングで契約したのかはわかりませんが、この時点では正式にタムドクの部下として雇われているのでしょうか。
チュムチが「俺が仲間を集める!」って言ったときに契約した、って感じかな?ホゲが将軍として軍を治めることが決まった以上、なんらかの力を持つ必要にかられたでしょうから。


ルナちゃんとらんかちゃんは、前から行動を共にしていただけあって、チュムチと仲良さそう。タルビが登場したときも思いっきりチュムチをからかっていたりとか、なにかと絡んでくるのはこの二人、という印象です。
瀬戸くんは長身が衣装に映えて、すごく格好良い(*^ ^*)。髪型も超似合う~♪ちょっとだけ、卒業してしまった月組のしのちゃん(朝桐紫乃)に面影が似ていませんか?
ルナちゃんといつも隣にいるので、眼福眼福と思いながら観ています。

そして、真由ちゃんを観るたびに“武道大会では赤軍だったくせにっ!”と思ってしまいます(^ ^;。なにげに真瀬くんと並んでにこにこしている姿がお気に入り。真瀬くん、本当に格好良くなったなあ……(しみじみ)。戦闘シーンになると、この二人は本当に顔つきが変わる!かっこいいです♪
真輝いづみちゃんは、新公のときも思いましたが、よっち(月央和沙)に似てますよね(笑)。最初の頃は何度も見間違えました(汗)。最近は、逆に「よっちに似てるのは真輝さん」と思っているので、よっちを見間違えたりします↓↓



「11人か…あれ?もう一人は?」
と問うパソンに、実はもう一人、どうしても参加したいという人がいて、と登場するフッケ将軍。
……だーかーらー、フッケ将軍は将軍なだけじゃなくてチョルロ部族の長なんでしょう?自前の鎧はないの?律数段階は鎧の数なんだから、将軍二人が自前になれば、シウ族の戦闘員をあと二人連れて行けるのに。

案外と予算の都合だったりしてね。…国王も大変だねぇ……。



そうこうしているところに、タルビ(野々すみ花)が登場。「がんばります!」すみ花ちゃんの声で激励されて、みんなが「おお!」と雄叫び(?)をあげると、皆が一斉にくるん!と回れ右して行進を始める。
みなが奥へ行進していく間に盆が回りはじめ、上手からカンミ城のセットが回ってくる……。





っと、場面はかわってカンミ城になるんですが、
その前に。先日の日記で、ここの一つ前のタムドクチームミーティングのことを書いたとき、なんだか色んなことを書き忘れていたので、追記(汗)。


①「7日間で何枚できる?」の問いに、両手で日数を数えつつ「ひ、ふ、み、、、12枚!」と、全然7でも12でもない数字を表示しているようにしか見えないのに、確信を持って答えるチュモン(嶺乃一真)。その数字、どっから出てきたの?
しかもそれには、タムドクの分は入っていないんですね。もしかして、普通の鎧は一日二枚作れるけど、“タムドク様のためのトックベツな奴”を作るのには丸一日かかる から、(7-1)日×2=12枚、“トックベツ”な奴は別、っていう計算だったのか…?


②ヒョンゴが「腹が減っては戦は出来ぬ。料理の出来る知り合いはいないか?」と言ったときに、上手で思いっきり手をあげてアピールしているパソン(←恋する娘)と、それを必死で止めようとパソンの袖を引くチュモン。
マイク入ってないけど、「り、料理なんてできないくせにっ!」と口が動いてる…ような気がする。


③「お待ちください!」と出てくるコ将軍って、とっても格好良い(見た目)んだけど、実は情けない(自軍を掌握できてなかった)ですよね。そのギャップが素敵♪


④そんなコ将軍の力を計ろうとして、まったく太刀打ちできずにすぐに降るチュムチが可愛い。


……たぶん、他にもたくさんあるんだろうけど、今日のところは以上、です。





第2幕4場B カンミ城

盆で回ってくる、山道のセットを天守(?)に見立てているらしい。
音楽も変わり、青い照明と共に密やかな、何か異様な空気感を盛り上げる。

膝をついた髭の老軍人(側近のカグン将軍/高翔みずき)と、水煙管(?)を嗜む仮面の男。西百済を治める、カンミ城のチョロ(真野すがた)。
カグン将軍がコムル村の村長(ヒョンゴ)からの手紙を差し出す。
「チュシンの王・タムドクに、青龍の神器を差し出してほしい」という手紙を。

「神器は俺の心臓の中だ。…死ねということか?」
唇の端を吊り上げて、チョロは問う。

そこに駆け込んでくる伝令(浦輝)。いい声なのに、柔らかな声質なので伝令役には不向きなのがちょっと残念。


百済兵は、意外な豪華キャストに毎回驚きます。近衛隊長(望月理世)に黄の長(紫陽レネ)に緑の長(夕霧らい)!しかも、ヤン王葬儀の場からそんなに時間の余裕はないと思うのですが、理世ちゃんは男役になっているし、レネちゃん・らいらいもちゃんーんとひげを取って化粧も変えているのが凄い。
彼らは次の場面(キハの記憶)にも出るのですぐにハケてしまうのですが、残ったメンバーが倒れた王(チョロ)を心配そうに見守る姿もとても好きです。下手の席で観たとき、くいいるようにチョロを視ているレネちゃんとか、祈るように目を閉じる花峰千春ちゃんとかに目を奪われました。


父親の手によって心臓の中に埋め込まれた神器。神器は身体を蝕み、皮膚を石化させていく……ってことで良いのでしょうか?(^ ^;)。
自分を滅ぼしかねないモノを、取り除いてくれたチュシンの王。美しい皮膚を取り戻し、タムドクの前に膝をついて忠誠を誓うめおちゃんの美貌が、輝いていてとても良いです。
そして、主が美しい姿を取り戻して嬉しそうなカグン将軍と百済兵たちが、とてもとても可愛いです☆




第2幕5場 靺鞨

そんな幸せそうな主従を載せて、盆は回る。
和気藹々とした明るい空気が、一瞬にして凍りつく。

狭苦しく舞台前方に張り出した岩のセット。上下で襲われている靺鞨の人々。

「床下まで軍隊を送り込み、虱潰しに調べたが白虎の神器は出てきません」
と報告するイルスに、
「お前たちの探し方が手ぬるいのだ!」
癇癪を起こすヨン・ホゲ。

「見つからないなら賞金をだし、密告させるのだ!」

下手側のセットの上で、捕まえた村人にむかって威嚇のニヤリ笑いを見せる遼かぐらちゃんが、めちゃくちゃステキです。
上手側のセットの上がアーサーとじゅりあ(民衆)…でしたっけ?あそこも本当に暗くて、チラっと見たくらいじゃ判別つかないんですよねぇ…(T T)(←さすがにここはホゲ様としゅん様を観ているので、なかなかチェックできない…)。



っつーか、さ、「床下まで軍隊を送り込み」って……どんな軍隊ですかソレ。訓練された鼠の部隊、とか?



もとい。

真ん中の階段を中ほどまであがり、

「白状しないなら、村中皆殺しに!」
と叫ぶヨン・ホゲ。

「それはやりすぎでは!?」
というチョク・ファンの諫言も、耳には届かず。



今はもういない幻のチョク・ファンについては、煮えたぎっていた頃に散々書いたので、ここでは省略させていただきます。
http://80646.diarynote.jp/?day=20090126


でも、なんだかんだ言って、今のチョク・ファンも大好きなんです私(*^ ^*)。
職業軍人の矜持とホゲへの憧憬、そして棄てきれない信頼がいとおしい。本当に優しい人なんだなあ、と思います。
この人の信頼を得ることができたホゲは、本質的に王にふさわしくない人ではなかったんだよね。チュシンの王ではなかった、というだけで。

ホゲの進む道がどこへ繋がっていようとも、そこに道がある限りついていくのだろうイルスと、
“正しい道”へ戻ってほしいと願いながら、帰る道を見つけられないチョク・ファンと。

二人のどちらが幸せだったのか、それは誰にもわからないことなんだろうな、と思いながら。




第2幕6場A

花道の両側にプルキルとキハがせり上がり、銀橋をゆっくりと歩いて出会う。
プルキルはキハの前世(虎族の女王カジン)の記憶を思い出させようとして、ついうっかり“消したはずの過去の記憶”(サビ城落城)を取り戻させてしまう……

新公ではあっさりカットされた場面ですが、確かに、物語的には不要な場面だなーと思ってしまいます。
大長老様がただのウッカリさんだということがバレて、だんだんギャグキャラに見えてきてしまうし…。

心配そうにキハを見守るサリャン(華形ひかる)とか、麗しのキハ母(天宮菜生)とか、いろいろ観るところが多くて場面としては無くなったら寂しいんですけどね(涙)。
なんたって、虎族(ふみか・らいらい・よっち)・熊族(理世・浦輝ひろと・輝良まさと)が意味もなく豪華。……さっきまで、ふみか以外は皆百済兵だったのに、忙しいなあ(^ ^;。




第2幕6場B タムドクの帰還 ~ スジニの花嫁衣裳

タムドクチームの凱旋を、こっそりと出迎える大神官さま。

「一緒に来てくれたみんなのおかげだ」
嬉しそうに笑う、タムドク。


“街にも出たことが無”く、“隠された皇子”“愚かでひ弱な皇子”として蔑まれて育ち、パロ宮廷で寂しく育ったディーン(マリウス)(←判る方いらっしゃいますか?)のような存在だったタムドク。
彼にとって、西百済への遠征は“初めての長旅”で、12人(戦闘員)+3人(非戦闘員)は、ホゲ以来はじめて得た「ともだち」であったはず。

そんなタムドクに、フッケ将軍はある提案をする。
嫁をとってはどうか、と。
東百済のサビ城の姫である、スジニを、と。


フッケ将軍は、チョルロ(絶奴)族の長。他の4部族には「田舎者」と蔑まれていますが、歴史的には絶奴族こそ妃部、つまり王妃を出す家柄でした。(ヤン王やセームの母親がどお部族だったのかはわかりませんが)

いずれにしても、フッケ将軍は本来、一族の娘から王妃を出す予定だったはず。たまたま娘(よっちの妹?^ ^;)がいないのか、スジニが良い子だから気に入ったのか、とにかく慣習をやぶってスジニを王妃に薦めるフッケ将軍。
用意されていた花嫁衣裳を奉げ持ってくる、パソンとタルビ。見交わす目が楽しそう。
見たとたんにそっちに向かってダッシュしてわくわくしているルナちゃんと真瀬くんが可愛いです(*^ ^*)。スジニをとっ捕まえて服を着せるメンバーたち。口ではあれこれ言いながら、まんざらでもなさそうなスジニ。
かーわーいーいー!


ここで、まっつが「でもスジニは花嫁になれない…」と語り始める、そのきっかけが結構難しいのか、わりとタイミングを外しがち(^ ^)。もしかしてわざとのなんでしょうか。なんだか、千秋楽まであと2日と迫った今になっても、まだちょっとここの会話はテンポが良くないなあ、と思うことがあります。
…明日に期待。


大神官様が、空気の読めないフッケ将軍を怒り狂いながら牽制しようとしているのに、気づきゃしないまりんさんがステキです☆




皆が退散したあとの、タムドクとスジニとの会話。

ス「親友だと思っていた人を愛してしまった、でもそれは、愛してはいけない人だったんだ…」
タ「……私も同じだ」


………へー?


えーっと。
タムドクさん?君の親友はホゲだよね?
キハがいつ“親友”になったのっ!?


いえ、タムドクが「私も同じ」だと同意しているのは「愛してはいけない人だった」ってところなんだろうなー、とゆーのは判るのですが。せっかくなのでいろいろ深読みしたくなる台詞ではあります。

しかも、

タ「いつまでも、兄と妹のようでいてくれ…」

いやー、それはどうかと思うよ>タムドク。

タムドクはスジニの気持ちに気づいているのかいないのか?については、私は「気づいてる」派です。ただし、気づくのは「親友だと思っていた人を愛してしまった…」という台詞を聞いたときに、だと思ってますが(そういう反応をしているから)。

でも、気持ちを知っててこういうことを言う男って最悪よね……(汗)



「…うん、」
と、ちいさく答えるスジニが、切なくていとおしいです。




第2幕7場 ヨン・ホゲの帰還 ~ 愛のない結婚

暗転して光が入ると、トラジの店の女の子たちが縦一列に並んでいる。(でもトラジはいない…/涙)暗いのにきれいに並ぶよなあ、みんな。



ひとさし舞って、ばらけるメンバー。
上手にイルス&チャンミ(華耀きらり)、下手にチョク・ファン&メファ(白華れみ)。
……一度に観たいのにー(T T)。

きらりんと楽しそうに喋っているイルス、れみちゃんに迫られて、ちょっと後退り気味のチョク・ファン。
二組とも大好きだ!




これは、ヨン・ホゲの凱旋&婚約披露パーティ、であるらしい。神器は見つからなかったけど、“靺鞨の蛮族を征伐する”という目的は果たされたから、凱旋カウントなのか(^ ^)。なるほど。
紹介を受けて、二人で並んで前に出てくるホゲとキハ。





だいぶ進んだなー。……よくがんばってるな>自分。
ここから先は、明日書きま~す!


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