雪組バウホール公演「凍てついた明日」を観てまいりました。
以前書いた感想はこちら。(すっかり途中で止まってました…すみません)
http://diarynote.jp/d/80646/20080602.html
http://diarynote.jp/d/80646/20080604.html
とりあえず。
いっこだけ叫ばせてください。
Bチームでジェレミーを演じた真那春人くんに、落ちたような気がします。
(またか)
(何人目だよ)
(ちなみに、ロイの香綾しずるくんの美しさには、Aチームの時点で落ちてました)
決してAチームの凜城きらさんが悪かったというのではなくて。
ただただ、相性の問題かとは思うのですが。
…ジェレミーのお二人って、同期なんですね。92期か…。月でいえば、蘭乃はなちゃんとか、そのあたりってこと?
か、か、下級生だなあ…。
ジェレミーだけじゃなくて、Aチームのジョーンズ・冴輝ちはやさんがいっこ上、Bチームのジョーンズ・彩風咲奈ちゃんとAチームのメアリー・舞羽美海ちゃんが93期。……凄いなあ。こんな下級生なのに、ワークショップとはいえこれだけの大役をこなして、しかも舞台成果がものすごく高い、なんて。
荻田マジックなのか、雪組のこのあたりの子がレベル高いのか。この子たちが特別なのか。
いやぁ、それにしても、
真那春人くん。
初めて名前を聞きました、くらいノーチェックな方でしたし、ジェレミー以外の役でどうなのか見当もつきませんが。
少なくとも、ジェレミーはものすごい嵌り役だったと思います。
メスヴィン農場へ案内する言葉の上擦りよう。
ラストの悲鳴の痛々しさ。力なく崩れ落ちる身体。
彼はこれからどうなるんだろう。
ビリーの傍で、生きていくことができるんだろうか。
ビリーはいつか、悔やむのだろうか。自分のしたことの、結果を。
……この二人には、本当に泣かされました。
(本公演で見つけられますように!)
AチームとBチーム、間があいていたせいか、演出の違いはよくわかりませんでした。
あ、役者が違う分、舞台の上を流れる空気が全然違うのは当然なんですけど、具体的にここ前回と違うよね、と気づいたところがあんまりなかったんです。
はっきりと台詞レベルで違っていることに気がついたのは、ラスト、銃弾の雨がボニー&クライドに降り注ぐところで、ジェレミーが悲鳴をあげたのと、何もかも終わったあとで、舞台前面に二人が出てくるとき、ボニーが「愛してる」と呟いたこと、くらい。
……この二つは、Aチームではやってなかったと思うのですが。
私の勘違いでしょうか?
他に多分、細かい違いはたくさんあったんでしょうねぇ…。
ご存知の方、教えてくださいませm(_ _)m。
えーっと。何から書こうかな。(書きたいことが多すぎる)
まずは、ボニーについて。
どうしても、先に観ているミナコ(愛原実花)ちゃんのボニーと比べることにはなってしまいますが。
(大月)さゆちゃんのボニー、予想よりずーーーーっと!良かったです(嬉)。
私は、実は昔からさゆちゃん好きなんですけど、でも、彼女はあんまりファンタジックな持ち味の役者ではないな、とも思っているんです。
なんていうか、ご近所のカワイコちゃん的な存在感なんですよね、彼女は。
逆に、リアルにご近所とかに居そうな女の子をやらせると、すごく魅力的。
ミナコちゃんは本当にファンタジックというか、根っからちょっと異常な世界に生きている役者タイプ。だからこそ、花組に特出して小夏をやったらさぞ似合うだろうと思ったりするわけですが。
さゆちゃんのボニーを観て。
ああ、ボニーにはこういう解釈もありだったのか、と思いました。
目から鱗。
クライドやジェレミーの目に映る、一種の女神のようなボニーではなくて、
ビリーの目にうつる、“こないだまで一緒に働いていたのに…”という、本当はごく普通の女の子だったはずのボニーが、
彼女がなぜ、メスヴィン農場への小径を歩み去るに至ったか。
舞台に流れる、とても乾いた空気。
初演で演じた月影さんの、からからに乾いた透明な空気ともまた違う、やわらかな霞がかかったような、でも乾いた空気。
クールでハンサムだった月影ボニー。
しっとりとウェットな、よわくて優しい愛原ボニー。
そして、凜として脆くて、寂しがりやの大月ボニー。
みなこボニーの死に顔は、きっと微笑んでいたんだろう。
さゆボニーの死に顔は、さびしそうだったかもしれない。
そんなことを考えながら。
そうそう。あと、ヒロインの場数って伊達じゃないんだな、と思いました。さゆちゃんのヒロインってそんなに観ているわけじゃないけど、娘役らしい落ち着いたお芝居でよかったと思います。声のコントロールとか、ちょっとした仕草とかに経験の差が出たかな、と。
あと、(凰稀)かなめちゃんとさゆちゃんって芝居の相性が良いような気がしますね。「堕天使の涙」の新公も、さゆちゃんのリリスはとても良かったし。
「シルバーローズ・クロニクル」はイマイチだったのですが…もともと異形のモノには徹底的に向いてない人なので仕方ないかなー。
好きか嫌いか、でいうと、私は“痛い物語”が好きなので、存在自体がものすごく痛々しいみなこちゃんのボニーが圧倒的に好きなんですけど、
普通の視点で見れば、さゆちゃんのボニーもとても良かったと思います。
後半に入ったせいか、かなめちゃんのクライドが集中力を増して、とてもかっこよくなっていたのも収穫でした。
うん、やっぱりさゆちゃんには“かなめちゃんをかっこよく見せる”効果があるのかも(*^ ^*)。
それでは、みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしつつ(*^ ^*)。
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以前書いた感想はこちら。(すっかり途中で止まってました…すみません)
http://diarynote.jp/d/80646/20080602.html
http://diarynote.jp/d/80646/20080604.html
とりあえず。
いっこだけ叫ばせてください。
Bチームでジェレミーを演じた真那春人くんに、落ちたような気がします。
(またか)
(何人目だよ)
(ちなみに、ロイの香綾しずるくんの美しさには、Aチームの時点で落ちてました)
決してAチームの凜城きらさんが悪かったというのではなくて。
ただただ、相性の問題かとは思うのですが。
…ジェレミーのお二人って、同期なんですね。92期か…。月でいえば、蘭乃はなちゃんとか、そのあたりってこと?
か、か、下級生だなあ…。
ジェレミーだけじゃなくて、Aチームのジョーンズ・冴輝ちはやさんがいっこ上、Bチームのジョーンズ・彩風咲奈ちゃんとAチームのメアリー・舞羽美海ちゃんが93期。……凄いなあ。こんな下級生なのに、ワークショップとはいえこれだけの大役をこなして、しかも舞台成果がものすごく高い、なんて。
荻田マジックなのか、雪組のこのあたりの子がレベル高いのか。この子たちが特別なのか。
いやぁ、それにしても、
真那春人くん。
初めて名前を聞きました、くらいノーチェックな方でしたし、ジェレミー以外の役でどうなのか見当もつきませんが。
少なくとも、ジェレミーはものすごい嵌り役だったと思います。
メスヴィン農場へ案内する言葉の上擦りよう。
ラストの悲鳴の痛々しさ。力なく崩れ落ちる身体。
彼はこれからどうなるんだろう。
ビリーの傍で、生きていくことができるんだろうか。
ビリーはいつか、悔やむのだろうか。自分のしたことの、結果を。
……この二人には、本当に泣かされました。
(本公演で見つけられますように!)
AチームとBチーム、間があいていたせいか、演出の違いはよくわかりませんでした。
あ、役者が違う分、舞台の上を流れる空気が全然違うのは当然なんですけど、具体的にここ前回と違うよね、と気づいたところがあんまりなかったんです。
はっきりと台詞レベルで違っていることに気がついたのは、ラスト、銃弾の雨がボニー&クライドに降り注ぐところで、ジェレミーが悲鳴をあげたのと、何もかも終わったあとで、舞台前面に二人が出てくるとき、ボニーが「愛してる」と呟いたこと、くらい。
……この二つは、Aチームではやってなかったと思うのですが。
私の勘違いでしょうか?
他に多分、細かい違いはたくさんあったんでしょうねぇ…。
ご存知の方、教えてくださいませm(_ _)m。
えーっと。何から書こうかな。(書きたいことが多すぎる)
まずは、ボニーについて。
どうしても、先に観ているミナコ(愛原実花)ちゃんのボニーと比べることにはなってしまいますが。
(大月)さゆちゃんのボニー、予想よりずーーーーっと!良かったです(嬉)。
私は、実は昔からさゆちゃん好きなんですけど、でも、彼女はあんまりファンタジックな持ち味の役者ではないな、とも思っているんです。
なんていうか、ご近所のカワイコちゃん的な存在感なんですよね、彼女は。
逆に、リアルにご近所とかに居そうな女の子をやらせると、すごく魅力的。
ミナコちゃんは本当にファンタジックというか、根っからちょっと異常な世界に生きている役者タイプ。だからこそ、花組に特出して小夏をやったらさぞ似合うだろうと思ったりするわけですが。
さゆちゃんのボニーを観て。
ああ、ボニーにはこういう解釈もありだったのか、と思いました。
目から鱗。
クライドやジェレミーの目に映る、一種の女神のようなボニーではなくて、
ビリーの目にうつる、“こないだまで一緒に働いていたのに…”という、本当はごく普通の女の子だったはずのボニーが、
彼女がなぜ、メスヴィン農場への小径を歩み去るに至ったか。
舞台に流れる、とても乾いた空気。
初演で演じた月影さんの、からからに乾いた透明な空気ともまた違う、やわらかな霞がかかったような、でも乾いた空気。
クールでハンサムだった月影ボニー。
しっとりとウェットな、よわくて優しい愛原ボニー。
そして、凜として脆くて、寂しがりやの大月ボニー。
みなこボニーの死に顔は、きっと微笑んでいたんだろう。
さゆボニーの死に顔は、さびしそうだったかもしれない。
そんなことを考えながら。
そうそう。あと、ヒロインの場数って伊達じゃないんだな、と思いました。さゆちゃんのヒロインってそんなに観ているわけじゃないけど、娘役らしい落ち着いたお芝居でよかったと思います。声のコントロールとか、ちょっとした仕草とかに経験の差が出たかな、と。
あと、(凰稀)かなめちゃんとさゆちゃんって芝居の相性が良いような気がしますね。「堕天使の涙」の新公も、さゆちゃんのリリスはとても良かったし。
「シルバーローズ・クロニクル」はイマイチだったのですが…もともと異形のモノには徹底的に向いてない人なので仕方ないかなー。
好きか嫌いか、でいうと、私は“痛い物語”が好きなので、存在自体がものすごく痛々しいみなこちゃんのボニーが圧倒的に好きなんですけど、
普通の視点で見れば、さゆちゃんのボニーもとても良かったと思います。
後半に入ったせいか、かなめちゃんのクライドが集中力を増して、とてもかっこよくなっていたのも収穫でした。
うん、やっぱりさゆちゃんには“かなめちゃんをかっこよく見せる”効果があるのかも(*^ ^*)。
それでは、みなさまからのコメントを楽しみにお待ちしつつ(*^ ^*)。
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