秋の花組全国ツアーとドラマシティ公演の振り分けが発表になりました!!
■全国ツアー「エンター・ザ・レビュー」組……じゃない、「ベルサイユのばら〜アラン編/エンター・ザ・レビュー」組はこちら。
アラン・ド・ソワソン 真飛聖
ディアンヌ 桜乃彩音
アンドレ 壮一帆
オスカル 愛音羽麗
ここまでは、ほぼ予想どおり。
雪組の全国ツアー「ベルサイユのばら(オスカル編)」は観ていませんが、壮さんのアンドレはカッコイイって評判だったので楽しみだわ♪ みわっちのオスカルは普通に似合いそうだ☆
ところで。
……私は前回の全国ツアーを観ていないのですが、本公演の樹里ちゃん→壮ちゃん、ユミコちゃん→みわっち、になるんでしょうか?
コメディアンな壮ちゃんが想像できない……。
博多のユミコさんもかなり痛々しい感じでしたけど、どうなんですかねぇ。あれは樹里ちゃんのための、樹里ちゃんにしか出来ない役だと思うんですけど……あ、あと猛獣使いもね(こっちは園加も良かったですけど、あからさまにダンサーのための役なので)
酒井さん、なにか考えていただけないでしょうか?
「レ・ビジュー・ブリアン」の全ツでは、麻子さんと祐飛さんのために素晴らしい場面を追加してくださったじゃないですか。あんな感じで、今回も、壮ちゃんのために新場面を是非♪
他の出演者
専科:星原美沙緒
花組:
夏美よう 絵莉千晶 未涼亜希 桜一花 望月理世 花野じゅりあ 扇めぐむ
祐澄しゅん 愛純もえり 朝夏まなと 月央和沙 白華れみ 天宮菜生 華月由舞
浦輝ひろと 芽吹幸奈 彩城レア 遼かぐら 冴月瑠那 瀬戸かずや 夏城らんか
白姫あかり 鳳真由 花蝶しほ 春花きらら 初花美咲 日高大地 花織千桜
大河凜 桜咲彩花
えーっと。
アラン編って、誰が出てくるのでしょうか?ヒロインはディアンヌなんだから、原作中盤の話だけになるのでしょうか。
とりあえず、星原さんはブイエ将軍?かな?雪組全ツ(ジェローデル編)の一樹さんがえげつなく嫌な奴でとてもステキだったのですが……。ジャルジェパパは出てこないだろうし、えーと、あとは誰が考えられるのかしら。
まっつが全ツ組だったのはとてもショックです。
絶対ドラマシティに出てくれると思っていたのに。
だいたい、ベルばらって“芝居”として意味のある役がすっごい少ないのに、芝居巧者のまっつが行って何をするんだろう。
衛兵隊内部の人間関係をもっと濃く描いてくれるんだったら、アランの親友みたいなポジションの兵士をまっつにやってほしいんですけどね。ディアンヌとの淡い初恋みたいなのがあったりしたらさらに嬉しい。(←多分無い)
……でも、なんだかディアンヌを振る貴族の莫迦息子とかが回ってきそうで欝……。
エンター・ザ・レビューは、博多以来…ですか?>まっつ。
博多座でまっつに落ちた私なので、エンター出演はとても嬉しいです。ステキだったもんね。…とかいって、猛獣に入っていたらどうしよう………(鼻血)。いや、もっと怖いのはコメディアンか(涙目)
……そういえば。
マヌカンみほちゃんが今回で卒業されてしまいますが、あの場面は一体どうするのでしょうか。みほちゃん、本当に目が離せなくて最高に好きだったのに。
一花ちゃんあたりでやっちゃうのかなあ。好きだけど、ちょっと迫力が足りないような気が……。
一花ちゃんは、予想通り全ツ。
心の片隅で小夏を期待していたのに、残念!
オスカル様親衛隊のお嬢さんと、エンターの猛獣Sを楽しみに、絶対観に参ります!!(通えないのが辛い…)
れみちゃん、菜生ちゃん、由舞ちゃん、89期の可愛子ちゃんをそろえてきましたねぇ。ディアンヌの友達メンバーなのかなー、それともオスカル様親衛隊かなー(←自虐)
こ、個人的には、今回の大劇場公演初回観劇でいきなり覚えた日高大地くんが全ツなのが……残念なんですけど(じっくり観られないから)、でも、銀ちゃんだとダンスシーンがあまりないから、ショーのある全ツの方が本人的には嬉しいのかな?
絶対猛獣に入るよねっ!?すっげー楽しみです。はい。
酒井さん、よろしくです〜!
それにしても……あらためて、オスカル編とジェローデル編、同じ「ベルサイユのばら」で2回も全国を回った水くんって気の毒というべきか、大劇場でやらされてないだけ良かったねというべきか(^ ^;ゞ
花組も、全ツ終わって次の正月公演がベルばらでなくて、本当に良かったです………(^ ^;
■ドラマシティ公演「銀ちゃんの恋」組
専科:邦なつき
花組:
眉月凰 大空祐飛 悠真倫 華形ひかる 真野すがた 紫峰七海 初姫さあや
日向燦 白鳥かすが 紫陽レネ 夕霧らい 聖花まい 華耀きらり 雫花ちな
望海風斗 嶺乃一真 初輝よしや 煌雅あさひ 梅咲衣舞 瞳ゆゆ 野々すみ花
輝良まさと 真瀬はるか 鞠花ゆめ 月野姫花 菜那くらら 桜帆ゆかり
このメンバーだったら、小夏がきらりんかすみ花ちゃん、ヤスがみつるくんで橘がめおちゃん、って感じかなー?
あ、あの、橘って初演ではチョイ役だったみたいですけど、原作では格上の役者がやる敵役なので。ちょっと脚本を直していただいて、めおちゃんの柄の大きさや立ち姿の華を生かした役にしていただけたら良いんじゃないかな、と>石田さん。
みつるくんのヤスは結構はまりそう。ただ、「舞姫」でもちょっと思ったんですけど、「泣かせてやるぞ!」と思わないで役をつくってほしいなぁ〜。
ヤスは泣かせる役じゃないから。泣いてる役だから。
っていうか、個人的にはだいもんのヤスもカナリ興味があるんですけど(←たぶん私だけだろう)。
せっかくなので新公やってくれればいいのになー(笑)。DC公演に、こんなにたくさんスターさんが参加すると思わなかったので、ちょっとびっくりです…。
娘役も豊富ですよねぇ(*^ ^*)。
きらりんの小夏。
すみ花ちゃんの小夏。
どっちもいいだろうなあ。いっそ役替りしてほしいくらいですわ♪♪
ただ、問題は…
女役で、小夏以外に目立つ役って、銀ちゃんの新しい恋人と、ヤスの親戚の玉美、……そのくらいしかなかったような気が……(汗)
役替りじゃないとしたら、小夏じゃないほうは何をするんでしょうか。他にも、さあやちゃんとか月野姫花ちゃんとか可愛い子いますけど…娘役の役、増えるんだろうか…?(疑)
撮影所スタッフは、まりんさん、ふみかちゃん、マメちゃんあたり?さあやちゃんも入っていそうですね♪ちあき(白鳥かすが)もここでいいと思うんですけど、なんとなく橘の取り巻きに混ざっていそうな予感。
そして。
今回の発表で、一番衝撃だったのは、さお太(高翔みずき)さんが休養だったこと。
絶対「銀ちゃん」に出てくれるものと信じて疑っていなかったので、ものすごくショックです。初演メンバーだし、あの芝居を作っていくうえで、なくてはならない人だと思っていたのに。
お身体の具合なんでしょうか。今の花組に、さお太さんを遊ばせておく余裕なんぞないはずなのに(泣)。
…一刻も早く、お元気な姿を見せていただきたいです!!(; ;)
.
■全国ツアー「エンター・ザ・レビュー」組……じゃない、「ベルサイユのばら〜アラン編/エンター・ザ・レビュー」組はこちら。
アラン・ド・ソワソン 真飛聖
ディアンヌ 桜乃彩音
アンドレ 壮一帆
オスカル 愛音羽麗
ここまでは、ほぼ予想どおり。
雪組の全国ツアー「ベルサイユのばら(オスカル編)」は観ていませんが、壮さんのアンドレはカッコイイって評判だったので楽しみだわ♪ みわっちのオスカルは普通に似合いそうだ☆
ところで。
……私は前回の全国ツアーを観ていないのですが、本公演の樹里ちゃん→壮ちゃん、ユミコちゃん→みわっち、になるんでしょうか?
コメディアンな壮ちゃんが想像できない……。
博多のユミコさんもかなり痛々しい感じでしたけど、どうなんですかねぇ。あれは樹里ちゃんのための、樹里ちゃんにしか出来ない役だと思うんですけど……あ、あと猛獣使いもね(こっちは園加も良かったですけど、あからさまにダンサーのための役なので)
酒井さん、なにか考えていただけないでしょうか?
「レ・ビジュー・ブリアン」の全ツでは、麻子さんと祐飛さんのために素晴らしい場面を追加してくださったじゃないですか。あんな感じで、今回も、壮ちゃんのために新場面を是非♪
他の出演者
専科:星原美沙緒
花組:
夏美よう 絵莉千晶 未涼亜希 桜一花 望月理世 花野じゅりあ 扇めぐむ
祐澄しゅん 愛純もえり 朝夏まなと 月央和沙 白華れみ 天宮菜生 華月由舞
浦輝ひろと 芽吹幸奈 彩城レア 遼かぐら 冴月瑠那 瀬戸かずや 夏城らんか
白姫あかり 鳳真由 花蝶しほ 春花きらら 初花美咲 日高大地 花織千桜
大河凜 桜咲彩花
えーっと。
アラン編って、誰が出てくるのでしょうか?ヒロインはディアンヌなんだから、原作中盤の話だけになるのでしょうか。
とりあえず、星原さんはブイエ将軍?かな?雪組全ツ(ジェローデル編)の一樹さんがえげつなく嫌な奴でとてもステキだったのですが……。ジャルジェパパは出てこないだろうし、えーと、あとは誰が考えられるのかしら。
まっつが全ツ組だったのはとてもショックです。
絶対ドラマシティに出てくれると思っていたのに。
だいたい、ベルばらって“芝居”として意味のある役がすっごい少ないのに、芝居巧者のまっつが行って何をするんだろう。
衛兵隊内部の人間関係をもっと濃く描いてくれるんだったら、アランの親友みたいなポジションの兵士をまっつにやってほしいんですけどね。ディアンヌとの淡い初恋みたいなのがあったりしたらさらに嬉しい。(←多分無い)
……でも、なんだかディアンヌを振る貴族の莫迦息子とかが回ってきそうで欝……。
エンター・ザ・レビューは、博多以来…ですか?>まっつ。
博多座でまっつに落ちた私なので、エンター出演はとても嬉しいです。ステキだったもんね。…とかいって、猛獣に入っていたらどうしよう………(鼻血)。いや、もっと怖いのはコメディアンか(涙目)
……そういえば。
マヌカンみほちゃんが今回で卒業されてしまいますが、あの場面は一体どうするのでしょうか。みほちゃん、本当に目が離せなくて最高に好きだったのに。
一花ちゃんあたりでやっちゃうのかなあ。好きだけど、ちょっと迫力が足りないような気が……。
一花ちゃんは、予想通り全ツ。
心の片隅で小夏を期待していたのに、残念!
オスカル様親衛隊のお嬢さんと、エンターの猛獣Sを楽しみに、絶対観に参ります!!(通えないのが辛い…)
れみちゃん、菜生ちゃん、由舞ちゃん、89期の可愛子ちゃんをそろえてきましたねぇ。ディアンヌの友達メンバーなのかなー、それともオスカル様親衛隊かなー(←自虐)
こ、個人的には、今回の大劇場公演初回観劇でいきなり覚えた日高大地くんが全ツなのが……残念なんですけど(じっくり観られないから)、でも、銀ちゃんだとダンスシーンがあまりないから、ショーのある全ツの方が本人的には嬉しいのかな?
絶対猛獣に入るよねっ!?すっげー楽しみです。はい。
酒井さん、よろしくです〜!
それにしても……あらためて、オスカル編とジェローデル編、同じ「ベルサイユのばら」で2回も全国を回った水くんって気の毒というべきか、大劇場でやらされてないだけ良かったねというべきか(^ ^;ゞ
花組も、全ツ終わって次の正月公演がベルばらでなくて、本当に良かったです………(^ ^;
■ドラマシティ公演「銀ちゃんの恋」組
専科:邦なつき
花組:
眉月凰 大空祐飛 悠真倫 華形ひかる 真野すがた 紫峰七海 初姫さあや
日向燦 白鳥かすが 紫陽レネ 夕霧らい 聖花まい 華耀きらり 雫花ちな
望海風斗 嶺乃一真 初輝よしや 煌雅あさひ 梅咲衣舞 瞳ゆゆ 野々すみ花
輝良まさと 真瀬はるか 鞠花ゆめ 月野姫花 菜那くらら 桜帆ゆかり
このメンバーだったら、小夏がきらりんかすみ花ちゃん、ヤスがみつるくんで橘がめおちゃん、って感じかなー?
あ、あの、橘って初演ではチョイ役だったみたいですけど、原作では格上の役者がやる敵役なので。ちょっと脚本を直していただいて、めおちゃんの柄の大きさや立ち姿の華を生かした役にしていただけたら良いんじゃないかな、と>石田さん。
みつるくんのヤスは結構はまりそう。ただ、「舞姫」でもちょっと思ったんですけど、「泣かせてやるぞ!」と思わないで役をつくってほしいなぁ〜。
ヤスは泣かせる役じゃないから。泣いてる役だから。
っていうか、個人的にはだいもんのヤスもカナリ興味があるんですけど(←たぶん私だけだろう)。
せっかくなので新公やってくれればいいのになー(笑)。DC公演に、こんなにたくさんスターさんが参加すると思わなかったので、ちょっとびっくりです…。
娘役も豊富ですよねぇ(*^ ^*)。
きらりんの小夏。
すみ花ちゃんの小夏。
どっちもいいだろうなあ。いっそ役替りしてほしいくらいですわ♪♪
ただ、問題は…
女役で、小夏以外に目立つ役って、銀ちゃんの新しい恋人と、ヤスの親戚の玉美、……そのくらいしかなかったような気が……(汗)
役替りじゃないとしたら、小夏じゃないほうは何をするんでしょうか。他にも、さあやちゃんとか月野姫花ちゃんとか可愛い子いますけど…娘役の役、増えるんだろうか…?(疑)
撮影所スタッフは、まりんさん、ふみかちゃん、マメちゃんあたり?さあやちゃんも入っていそうですね♪ちあき(白鳥かすが)もここでいいと思うんですけど、なんとなく橘の取り巻きに混ざっていそうな予感。
そして。
今回の発表で、一番衝撃だったのは、さお太(高翔みずき)さんが休養だったこと。
絶対「銀ちゃん」に出てくれるものと信じて疑っていなかったので、ものすごくショックです。初演メンバーだし、あの芝居を作っていくうえで、なくてはならない人だと思っていたのに。
お身体の具合なんでしょうか。今の花組に、さお太さんを遊ばせておく余裕なんぞないはずなのに(泣)。
…一刻も早く、お元気な姿を見せていただきたいです!!(; ;)
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だいぶ昔のことになりますが。(ちょうど一ヶ月前だわ)
天王洲の銀河劇場にて、「Cali 〜炎の女・カルメン」を観てまいりました。
TSミュージカルファンデーション作品なので、演出・振付は当然謝珠栄。
脚本は小手伸也さん、音楽(歌唱指導も)は林アキラさん。
「タンビエットの唄」以来のTS。
また全然違う傾向の作品でしたが、非常に興味深かったです。
謝さん的には、「激情」を演出していたときからあたためていたネタなんでしょうかねぇ……。おハナさまのカルメンを思い出して、感慨もひとしおでした。
キャストは以下のとおり。
カルメン :朝海 ひかる
語り手
ジャン :今 拓哉(メリメの甥、という設定でした)
ビゼー :戸井 勝海(実は…という設定あり)
カルメンを愛した男たち
ホセ :友石 竜也
スニーガ隊長:宮川 浩
ガルシア :天宮 良
ヘンリー :野沢 聡
盗賊団員
ダンカイーレ:平野亙
レメンダード:良知真次
オマール :東山竜彦
ファニト :三浦涼
林アキラさんの音楽は随分久しぶり(←タナボタ以来)でしたが、相変わらず耳にも心にも優しい美しい旋律の連続で、うっとりでした。
歌唱力のあるメンバーが揃っていたので、厚みがあってとても良かったです♪いやー、TSは良い人が集まりますよね、本当に。それだけ良い作品を作り続けていて、評価が高いってことなんでしょうね。
「カルメン」。
メリメの書いた小説。名作だけに、いろんなメディアで取り上げられ、作品化されていますが。
すべて、タイトルロールはカルメン、相手役はホセ、という構造は変わらず。
オペラでは、一幕はスニーガ、二幕はエスカミリオが恋敵役。
あとはジプシー仲間くらいで、ガルシアもヘンリーも殆ど出てきません。
宙組の、というか柴田さんの「激情 −ホセとカルメン−」では、二番手のタカコさんがメリメとガルシアを二役で演じ、三番手のワタルさんがエスカミリオ。樹里ちゃん以下は盗賊団でした。こちらもヘンリーのエピソードはなし。
謝さんの「Cali」は、スニーガ、ガルシア、ヘンリーと、ホセの嫉妬心の犠牲になった3人の男をメインに取り上げて、エスカミリオは登場せず。
最初にプログラムを観たとき、エスカミリオを出さないでどうすんだ!!と思ったのですが。
いやー、見事な落ちでした。謝さん、ブラボー。
ちなみに、スニーガはホセが所属する軍隊の隊長。ガルシアは盗賊団の首領でカルメンの夫。ヘンリーは、カルメンがその財産を手に入れるために近づいて籠絡しようとする金持ち男。
全員、嫉妬に狂ったホセによって殺される男たち。
えーっと。
一言で説明するならば。
非常に斬新な、新解釈のカルメンでした。
ものすごく面白かったです。
コムちゃんのカルメンは素晴らしかったし!歌もよかったよ!(←なぜ字が小さいんだよ?>猫)
ただし。
カルメンの死まで、で終わらせればもっと良かったのに、と、残念でなりません。戸井さんファンの一人として、彼の見せ場に文句をつけるのは非常に心苦しいのですが(←役者本人は悪くなかったから余計に)、
後半のメリメとビゼーの論争は蛇足だろうがっ!!
それこそ、「堕天使の涙」の金斗雲くらい蛇足だったと思います。(←そ、それはさすがに…)
謝さんが組み立てたカルメンが、本編そのままで十分素晴らしかっただけに。
心情表現力の弱いコムさんが、黒い肌とキツいメークに助けられて、つれない台詞の裏の女心を、隠し切れないホセへの深く濃い愛情を存分に表現していただけに!
メリメとビゼーが“カルメンの愛”の意味を説明しようとするのが、ウザくてたまりませんでした。(ごめんなさい)
後半の論争部分を全部削除して、ネタばれみたいに繰り返される解説シーンを本編の中に「物語」としてうまく入れ込んで、
「溢れんばかりに愛情豊かなカルメン」という新解釈のカルメン像を、普通に作品として表現すればよかったのに。
だって私は、後半のネタバレ解説場面なんて見なくたって、カルメンがホセに向かって言う台詞がいちいち泣けて泣けて、本編のラストは号泣してましたよ?
あれで、十分に表現できていたと思うのです。本能のままに男を愛し、守り抜こうとする母性に溢れた大地の女神が。
ビゼーがオペラで描いたカルメンは、ファム・ファタルでした。
決してただの“魔性の女”ではないんだけど。でも、「ファム・ファタル」だった。
自分が、愛した男を幸せにすることのできない女だと知っていた。
束縛を嫌い、自由がないと生きられない小鳥のような女。
自分が自分自身であるために、愛も恋も投げ捨てて、自分の道を貫き通す。そのためにはどんな犠牲もいとわない。
愛なんて一時の気の迷い。なくては生きていけないけど、続くものじゃない。そんな刹那的な人生論。
でも、違う。
謝さんのカルメンは、違う。
メリメのカルメンは、愛した男を幸せにするために全てを捧げる女だという新解釈。
自分の幸せも、身体も、大事なものなど何もない。ただ、愛する男が、ホセがいればいい。
ホセのために。
ただ、ホセを幸せにするためだけ、に。
以前東宝で上演された「カルメン」(大地真央主演、ホセはニッキ)では、たしかカルメンがホセの幸せのために自ら身をひいて金持ちの家へ行き、ホセを田舎に帰らせる、という、
椿姫みたいなエピソードが入っていましたが。
(今回の舞台の、ヘンリーのエピソードか?)
そんな中途半端な自己犠牲とは真逆の、
荒野を生きる、野生の狼のような女。
狼は、“自由を愛する生き物”ではありません。
彼らは常に小さな血縁集団を形成し、群れることで自分より大型の草食動物を狩ることができるようになったのですから。個体の、集団に対する忠誠心は絶大なんです。一夫一婦制を守り、自由行動など絶対にありえない。
また、ものすごく頭がよくて環境適応力が高く、学習能力も高いのだそうです。
狼といえば、ふらふらと出歩いて赤頭巾ちゃんを襲う、そんな生き物、というイメージですが。
実在する「オオカミ」という生き物は、小さなパーティ単位で狩をする群れ生活者であり、忠誠心の高い、愛情深い生き物なのです。
“カルメン”は、そういう女なのだ、と。
「犬と狼は一緒には暮らせないんだよ」
繰り返しカルメンが口にする、この台詞。
台詞自体は柴田さんの「激情」の脚本にもありましたので、メリメの小説にある言葉なんでしょうね。
普通に解される「荒野でも一人で生きていける一匹狼」的イメージで理解されると、カルメンの本質を見失うのかなー、と思いました。
そして。
敬虔なキリスト教徒である“ホセ”は、荒野の生き物ではなかった。
彼はあくまでも柵の中で世話されて生きている羊であり、荒野で生きていくことはできない。
カルメンを“自分の付属物”としか考えられず、彼女が彼女自身の意思で男を守ろうとすることなど想像もできない。
信じられないのではなく、想像できないのです。
そういうふうに、自律的に物事を考えることのできる女、という存在を。
赦せないのかもしれない。男を守ろうとする女が。
…男よりも先を歩こうとする、女が。
柵の中の羊は、案外凶暴です。
牧羊犬を蹴り殺したりすることもあるらしい。
犬は自分の仕事を知っているから、抵抗できないんですね。
自分の能力(本来は羊を食う生き物だということ)を、知っているから、歯止めがかかってしまう。
ホセを“守る”ことを優先して、自分の身を守らなかった女。
ホセの誤解を解くよりも、ホセを守ることを優先した、女。
たぶんそれは、ホセがそこまで判っていないと思わなかったから、なんですよね。
自分の“愛”が、深すぎて重たすぎて、子供には理解できない愛だということを。
そして。
コムさんのカルメンも素晴らしかったけど、
友石さんのホセがまた、それはそれは素晴らしかったです!
もし再演するのならば、この二人は外さないでほしい(^ ^)。
あり得ないほど体育会系。
そして、のうみそまで筋肉。
そんな言葉が、観ている間中、頭の中をくるくると……(^ ^;ゞ
聡明で視野が広くて経験豊富な“カルメン”という女を、ただ子供が母親を慕うように恋しがるだけで、
母親が自分の仕事をすることが赦せなくて、自分のそばで自分のごはんを作って頭を撫でる以外のことをするのが許せなくて、怒り狂う子供。
自分のごはんをつくるためには、材料を買ってこなくてはならないことも知らずに。
そんな、
「荒野を生きていく」能力のない男。
カルメンの100倍くらい、本能的に生きている、男。
……大好きだ♪友石くん、「ライオンキング」も良かったけど、こういう“のうみそまで筋肉”系のマッチョ男は最高にかっこいいです。歌も迫力、芝居も迫力!
最後に、毅然と胸を張って刃を待つカルメン。
自分の愛に自信があるから。
自分の行動に迷いがないから。
ホセがどんなに莫迦で阿呆でも、あたしは彼のそんなところもひっくるめて愛してる、と言い切れる強さ。
あまりにも無自覚で盲目的な、母性的な、愛。
背を丸めて、卑屈な目をして刃を突き立てるホセ。
自分の愛に自信がないから。
自分の行動に、確信がないから。
すべてをカルメンのせいにして、
カルメンがすべて悪いんだと言い聞かせて、
自分に「悪しき言の葉」を囁きかけるサタンを撃退するように。
多分、カルメンに向けた刃は“魔避けの銀のナイフ”なのだろう。
…彼にとっては。
カルメンという魔に魅入られた自分を、守るために。
そして、
牢の中で、彼は叫ぶ。
「カルメン!!」
未来永劫、叫び続ける。
「俺を見ろ!俺を愛せ!」
……と。
他の誰よりも深く愛されていたことに、気づこうともせずに。
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天王洲の銀河劇場にて、「Cali 〜炎の女・カルメン」を観てまいりました。
TSミュージカルファンデーション作品なので、演出・振付は当然謝珠栄。
脚本は小手伸也さん、音楽(歌唱指導も)は林アキラさん。
「タンビエットの唄」以来のTS。
また全然違う傾向の作品でしたが、非常に興味深かったです。
謝さん的には、「激情」を演出していたときからあたためていたネタなんでしょうかねぇ……。おハナさまのカルメンを思い出して、感慨もひとしおでした。
キャストは以下のとおり。
カルメン :朝海 ひかる
語り手
ジャン :今 拓哉(メリメの甥、という設定でした)
ビゼー :戸井 勝海(実は…という設定あり)
カルメンを愛した男たち
ホセ :友石 竜也
スニーガ隊長:宮川 浩
ガルシア :天宮 良
ヘンリー :野沢 聡
盗賊団員
ダンカイーレ:平野亙
レメンダード:良知真次
オマール :東山竜彦
ファニト :三浦涼
林アキラさんの音楽は随分久しぶり(←タナボタ以来)でしたが、相変わらず耳にも心にも優しい美しい旋律の連続で、うっとりでした。
歌唱力のあるメンバーが揃っていたので、厚みがあってとても良かったです♪いやー、TSは良い人が集まりますよね、本当に。それだけ良い作品を作り続けていて、評価が高いってことなんでしょうね。
「カルメン」。
メリメの書いた小説。名作だけに、いろんなメディアで取り上げられ、作品化されていますが。
すべて、タイトルロールはカルメン、相手役はホセ、という構造は変わらず。
オペラでは、一幕はスニーガ、二幕はエスカミリオが恋敵役。
あとはジプシー仲間くらいで、ガルシアもヘンリーも殆ど出てきません。
宙組の、というか柴田さんの「激情 −ホセとカルメン−」では、二番手のタカコさんがメリメとガルシアを二役で演じ、三番手のワタルさんがエスカミリオ。樹里ちゃん以下は盗賊団でした。こちらもヘンリーのエピソードはなし。
謝さんの「Cali」は、スニーガ、ガルシア、ヘンリーと、ホセの嫉妬心の犠牲になった3人の男をメインに取り上げて、エスカミリオは登場せず。
最初にプログラムを観たとき、エスカミリオを出さないでどうすんだ!!と思ったのですが。
いやー、見事な落ちでした。謝さん、ブラボー。
ちなみに、スニーガはホセが所属する軍隊の隊長。ガルシアは盗賊団の首領でカルメンの夫。ヘンリーは、カルメンがその財産を手に入れるために近づいて籠絡しようとする金持ち男。
全員、嫉妬に狂ったホセによって殺される男たち。
えーっと。
一言で説明するならば。
非常に斬新な、新解釈のカルメンでした。
ものすごく面白かったです。
コムちゃんのカルメンは素晴らしかったし!歌もよかったよ!(←なぜ字が小さいんだよ?>猫)
ただし。
カルメンの死まで、で終わらせればもっと良かったのに、と、残念でなりません。戸井さんファンの一人として、彼の見せ場に文句をつけるのは非常に心苦しいのですが(←役者本人は悪くなかったから余計に)、
後半のメリメとビゼーの論争は蛇足だろうがっ!!
それこそ、「堕天使の涙」の金斗雲くらい蛇足だったと思います。(←そ、それはさすがに…)
謝さんが組み立てたカルメンが、本編そのままで十分素晴らしかっただけに。
心情表現力の弱いコムさんが、黒い肌とキツいメークに助けられて、つれない台詞の裏の女心を、隠し切れないホセへの深く濃い愛情を存分に表現していただけに!
メリメとビゼーが“カルメンの愛”の意味を説明しようとするのが、ウザくてたまりませんでした。(ごめんなさい)
後半の論争部分を全部削除して、ネタばれみたいに繰り返される解説シーンを本編の中に「物語」としてうまく入れ込んで、
「溢れんばかりに愛情豊かなカルメン」という新解釈のカルメン像を、普通に作品として表現すればよかったのに。
だって私は、後半のネタバレ解説場面なんて見なくたって、カルメンがホセに向かって言う台詞がいちいち泣けて泣けて、本編のラストは号泣してましたよ?
あれで、十分に表現できていたと思うのです。本能のままに男を愛し、守り抜こうとする母性に溢れた大地の女神が。
ビゼーがオペラで描いたカルメンは、ファム・ファタルでした。
決してただの“魔性の女”ではないんだけど。でも、「ファム・ファタル」だった。
自分が、愛した男を幸せにすることのできない女だと知っていた。
束縛を嫌い、自由がないと生きられない小鳥のような女。
自分が自分自身であるために、愛も恋も投げ捨てて、自分の道を貫き通す。そのためにはどんな犠牲もいとわない。
愛なんて一時の気の迷い。なくては生きていけないけど、続くものじゃない。そんな刹那的な人生論。
でも、違う。
謝さんのカルメンは、違う。
メリメのカルメンは、愛した男を幸せにするために全てを捧げる女だという新解釈。
自分の幸せも、身体も、大事なものなど何もない。ただ、愛する男が、ホセがいればいい。
ホセのために。
ただ、ホセを幸せにするためだけ、に。
以前東宝で上演された「カルメン」(大地真央主演、ホセはニッキ)では、たしかカルメンがホセの幸せのために自ら身をひいて金持ちの家へ行き、ホセを田舎に帰らせる、という、
椿姫みたいなエピソードが入っていましたが。
(今回の舞台の、ヘンリーのエピソードか?)
そんな中途半端な自己犠牲とは真逆の、
荒野を生きる、野生の狼のような女。
狼は、“自由を愛する生き物”ではありません。
彼らは常に小さな血縁集団を形成し、群れることで自分より大型の草食動物を狩ることができるようになったのですから。個体の、集団に対する忠誠心は絶大なんです。一夫一婦制を守り、自由行動など絶対にありえない。
また、ものすごく頭がよくて環境適応力が高く、学習能力も高いのだそうです。
狼といえば、ふらふらと出歩いて赤頭巾ちゃんを襲う、そんな生き物、というイメージですが。
実在する「オオカミ」という生き物は、小さなパーティ単位で狩をする群れ生活者であり、忠誠心の高い、愛情深い生き物なのです。
“カルメン”は、そういう女なのだ、と。
「犬と狼は一緒には暮らせないんだよ」
繰り返しカルメンが口にする、この台詞。
台詞自体は柴田さんの「激情」の脚本にもありましたので、メリメの小説にある言葉なんでしょうね。
普通に解される「荒野でも一人で生きていける一匹狼」的イメージで理解されると、カルメンの本質を見失うのかなー、と思いました。
そして。
敬虔なキリスト教徒である“ホセ”は、荒野の生き物ではなかった。
彼はあくまでも柵の中で世話されて生きている羊であり、荒野で生きていくことはできない。
カルメンを“自分の付属物”としか考えられず、彼女が彼女自身の意思で男を守ろうとすることなど想像もできない。
信じられないのではなく、想像できないのです。
そういうふうに、自律的に物事を考えることのできる女、という存在を。
赦せないのかもしれない。男を守ろうとする女が。
…男よりも先を歩こうとする、女が。
柵の中の羊は、案外凶暴です。
牧羊犬を蹴り殺したりすることもあるらしい。
犬は自分の仕事を知っているから、抵抗できないんですね。
自分の能力(本来は羊を食う生き物だということ)を、知っているから、歯止めがかかってしまう。
ホセを“守る”ことを優先して、自分の身を守らなかった女。
ホセの誤解を解くよりも、ホセを守ることを優先した、女。
たぶんそれは、ホセがそこまで判っていないと思わなかったから、なんですよね。
自分の“愛”が、深すぎて重たすぎて、子供には理解できない愛だということを。
そして。
コムさんのカルメンも素晴らしかったけど、
友石さんのホセがまた、それはそれは素晴らしかったです!
もし再演するのならば、この二人は外さないでほしい(^ ^)。
あり得ないほど体育会系。
そして、のうみそまで筋肉。
そんな言葉が、観ている間中、頭の中をくるくると……(^ ^;ゞ
聡明で視野が広くて経験豊富な“カルメン”という女を、ただ子供が母親を慕うように恋しがるだけで、
母親が自分の仕事をすることが赦せなくて、自分のそばで自分のごはんを作って頭を撫でる以外のことをするのが許せなくて、怒り狂う子供。
自分のごはんをつくるためには、材料を買ってこなくてはならないことも知らずに。
そんな、
「荒野を生きていく」能力のない男。
カルメンの100倍くらい、本能的に生きている、男。
……大好きだ♪友石くん、「ライオンキング」も良かったけど、こういう“のうみそまで筋肉”系のマッチョ男は最高にかっこいいです。歌も迫力、芝居も迫力!
最後に、毅然と胸を張って刃を待つカルメン。
自分の愛に自信があるから。
自分の行動に迷いがないから。
ホセがどんなに莫迦で阿呆でも、あたしは彼のそんなところもひっくるめて愛してる、と言い切れる強さ。
あまりにも無自覚で盲目的な、母性的な、愛。
背を丸めて、卑屈な目をして刃を突き立てるホセ。
自分の愛に自信がないから。
自分の行動に、確信がないから。
すべてをカルメンのせいにして、
カルメンがすべて悪いんだと言い聞かせて、
自分に「悪しき言の葉」を囁きかけるサタンを撃退するように。
多分、カルメンに向けた刃は“魔避けの銀のナイフ”なのだろう。
…彼にとっては。
カルメンという魔に魅入られた自分を、守るために。
そして、
牢の中で、彼は叫ぶ。
「カルメン!!」
未来永劫、叫び続ける。
「俺を見ろ!俺を愛せ!」
……と。
他の誰よりも深く愛されていたことに、気づこうともせずに。
.
15万アクセスありがとうございます。
2008年7月5日 呟き・ご挨拶・他 コメント (3)本日、15万アクセスを突破いたしました(はぁと)♪♪
いつもおいでくださって、コメントを下さっているいるみなさまのおかげです♪本当にありがとうございますm(_ _)m。
花組東宝公演中には達成できるかなーと思っておりましたが、思いのほか早くてびっくりしました。
…そういえば、先月は結構がんばったんですね、私。1ヶ月で22件は、もしかしたら記録かもしれません(^ ^)。
今日は、雪組さんの大劇場公演発売日でした。
らぎちゃんの最後の公演。久しぶりに並びに行ってまいりました♪
いや、だからどうってこともないんですが。もちろん、この私が楽が取れるような番号をひくはずもなく、星組さんの「スカーレット・ピンパーネル」と宙組さんのバウ「殉情」、二本立てで観て、楽しく帰ってまいりました。
…さて、雪組さんの楽は観られるんでしょうか私は(滝汗)。
先週、最後に月組を観たときは、紫城るいちゃんがかなり近くの席にいらっしゃってました。最後は泣いてらして、めちゃくちゃ可愛かったです♪
今日、星組さんには、ロベスピエールを演じたばかりの彩那音ちゃんがいらっしゃってました。「スカーレットピンパーネル」のロベスピエールは完全な悪役なんですけど、どう思われたのかな?
そして、バウを観終わって花の道をうろうろしていたら、絵麻緒ゆうさんと綺麗な女性(顔がよく見えなかったのですがたぶん紺野まひるちゃん)をお見かけしました。劇場内では気がつかなかったけど、観てらしたのでしょうか?
……なんか、仕事でいろいろトラブルがあって凹みまくりの1週間だったんですが、意外とそーゆー運は良かったんですねぇ、私。
明日はいよいよ、月組の千秋楽。
タキさん、まちおさん、かなみちゃん、えりおっと、まぐちゃん、悔いの残らない一日になりますように。
そして、花組もお稽古はそろそろおしまいですね。
祐飛さんも、他のメンバーも、東京でお待ちしております!!
最後に。
大劇場に、「銀ちゃんの恋」のチラシが出ていました。
………やっぱ銀ちゃん、サイコーにカッコイイよーーーーーっ!!(感涙)
.
いつもおいでくださって、コメントを下さっているいるみなさまのおかげです♪本当にありがとうございますm(_ _)m。
花組東宝公演中には達成できるかなーと思っておりましたが、思いのほか早くてびっくりしました。
…そういえば、先月は結構がんばったんですね、私。1ヶ月で22件は、もしかしたら記録かもしれません(^ ^)。
今日は、雪組さんの大劇場公演発売日でした。
らぎちゃんの最後の公演。久しぶりに並びに行ってまいりました♪
いや、だからどうってこともないんですが。もちろん、この私が楽が取れるような番号をひくはずもなく、星組さんの「スカーレット・ピンパーネル」と宙組さんのバウ「殉情」、二本立てで観て、楽しく帰ってまいりました。
…さて、雪組さんの楽は観られるんでしょうか私は(滝汗)。
先週、最後に月組を観たときは、紫城るいちゃんがかなり近くの席にいらっしゃってました。最後は泣いてらして、めちゃくちゃ可愛かったです♪
今日、星組さんには、ロベスピエールを演じたばかりの彩那音ちゃんがいらっしゃってました。「スカーレットピンパーネル」のロベスピエールは完全な悪役なんですけど、どう思われたのかな?
そして、バウを観終わって花の道をうろうろしていたら、絵麻緒ゆうさんと綺麗な女性(顔がよく見えなかったのですがたぶん紺野まひるちゃん)をお見かけしました。劇場内では気がつかなかったけど、観てらしたのでしょうか?
……なんか、仕事でいろいろトラブルがあって凹みまくりの1週間だったんですが、意外とそーゆー運は良かったんですねぇ、私。
明日はいよいよ、月組の千秋楽。
タキさん、まちおさん、かなみちゃん、えりおっと、まぐちゃん、悔いの残らない一日になりますように。
そして、花組もお稽古はそろそろおしまいですね。
祐飛さんも、他のメンバーも、東京でお待ちしております!!
最後に。
大劇場に、「銀ちゃんの恋」のチラシが出ていました。
………やっぱ銀ちゃん、サイコーにカッコイイよーーーーーっ!!(感涙)
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柊巴さま、お誕生日おめでとうございます
2008年7月7日 呟き・ご挨拶・他今夜は雨が降っていますが。
明日の夜は晴れるといいな。(そっちが本当の七夕の夜、ですよね?)
月組の楽のパレードを見にいってたんですが、雨男女のトップスター・瀬奈じゅん様の威力にもめげず、ギリギリのところで踏みとどまっていた雨が、パラつきはじめたのがちょうど日付の変わったあたり。
西の方から梅雨明けしつつある中、名残の雨になるのかなー、と思いつつ帰宅いたしました。
輝く笑顔で劇場を後にされた5人の卒業生たちに、幸いの星が降りますように……(祈)。
そして、日付は変わり。
今日は7月7日。猫がらぎちゃんのファンになって、2度目のお誕生日です。
……2回もお誕生日のお祝いが出来ただけ、ラッキーだったのかな、私は。
シャイで、
綺麗で、
いつも一生懸命で、
ちょっとゆっくりで、
そこがまた“守ってあげたい”気になってしまう、
らぎちゃん。
いわゆる“かに座”の特徴とはだいぶ違うような気がしますが、
(←いや、「綺麗」はそもそも関係ないし)
はにかんだ笑顔も、
追い詰められた芝居をするときの野良猫みたいな貌も、
誰かさんに負けない立派な肩幅も、
ダブルターンできないのに、途中で脚を突きつつ器用に誤魔化してくれる技術も、
(……アレ?褒めてる?)
(っつか、その技ぜひ祐飛さんに伝授を…)
みんなみんな大好きです。
あと一ヶ月で初日の幕があき、
4ヵ月半で、千秋楽の幕が降りる、
それまでの刹那の時間を、共に過ごせる幸運を噛み締めながら。
織姫と彦星が出会う今日、誕生日を迎えるあなたのために、
どうぞ、悔いのないように、と、
どうぞ、存分に楽しんでくださいね、と、
ただひたすらに、あなたの幸せを祈っています。
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明日の夜は晴れるといいな。(そっちが本当の七夕の夜、ですよね?)
月組の楽のパレードを見にいってたんですが、雨
西の方から梅雨明けしつつある中、名残の雨になるのかなー、と思いつつ帰宅いたしました。
輝く笑顔で劇場を後にされた5人の卒業生たちに、幸いの星が降りますように……(祈)。
そして、日付は変わり。
今日は7月7日。猫がらぎちゃんのファンになって、2度目のお誕生日です。
……2回もお誕生日のお祝いが出来ただけ、ラッキーだったのかな、私は。
シャイで、
綺麗で、
いつも一生懸命で、
ちょっとゆっくりで、
そこがまた“守ってあげたい”気になってしまう、
らぎちゃん。
いわゆる“かに座”の特徴とはだいぶ違うような気がしますが、
(←いや、「綺麗」はそもそも関係ないし)
はにかんだ笑顔も、
追い詰められた芝居をするときの野良猫みたいな貌も、
誰かさんに負けない立派な肩幅も、
ダブルターンできないのに、途中で脚を突きつつ器用に誤魔化してくれる技術も、
(……アレ?褒めてる?)
(っつか、その技ぜひ祐飛さんに伝授を…)
みんなみんな大好きです。
あと一ヶ月で初日の幕があき、
4ヵ月半で、千秋楽の幕が降りる、
それまでの刹那の時間を、共に過ごせる幸運を噛み締めながら。
織姫と彦星が出会う今日、誕生日を迎えるあなたのために、
どうぞ、悔いのないように、と、
どうぞ、存分に楽しんでくださいね、と、
ただひたすらに、あなたの幸せを祈っています。
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月組の彩星りおんくんが、女役に転向するとの発表がありました。
…「ME AND MY GIRL」新人公演のマリア公爵夫人の記憶も新たな今。すごく納得できる、というか、期待できる転向なんですよね。
歌えて、踊れて、芝居もできる。声が豊かで、大人の美女役を演じてくれるのが楽しみでなりません。
「ホフマン物語」で卒業してしまった青葉みちるちゃんみたいな、大物感のある美女役者になってくれることを祈ります。
ただ。
惜しい!!と思ってしまうのは止められません。
だって、大好きだったんだもん、男役・彩星りおんが。
「ME AND MY GIRL」本公演でも、二幕のランベスの点灯夫をはじめ、たくさんの役を演じたりおんくん。ひとつひとつの役を丁寧に、仕草や歩き方も工夫して演じているのがすがすがしくて、可愛くて、とても大好きでした。
「Hollywood Lover」でのとーやんの付き人役も、細かい芝居でつないでいてとても良かったし、男役としての歌も素晴らしかった。ダンサーとしては、ちょっと表現過多なところもあったりしましたけど(笑)、顔だけじゃなくて身体全体でしっかりと踊る人、という印象もあって、「マジシャンの憂鬱」の黒燕尾とか、とてもかっこよかったんですよね…。
小柄で美人で品も愛嬌もあって、となると、女役転向というのも選択肢としてありなんだろうなーとは思うのですが、個人的には、可能であれば嘉月絵理ちゃんみたいなポジションにずっと居てほしかった人です。
基本は男役で、燕尾をキレイに着こなしてキザに踊りつつ、時々女役で大ヒットを飛ばしつつ、という感じでいってほしかったし、いけたと思うんですよね……。
……なーんて。
つい、ぐちぐちと惜しんでしまいましたが、
もちろん、転向するからには心の底から応援します!
ああ、それにしても、せっかく転向するんだったら博多座でマリアをやってほしかったなあ(T T)。
園加ちゃんのジョン卿と、バランスもよかったでしょうに…。(京さんのマリアに何の不満もありませんが)
……まぐちゃんのジョン卿と超お似合いだった、りおんくんのマリア。
もう二人が組むことが二度と無いことは寂しくてなりませんが、
りおんくんの、ドレス映えする美貌を、今後の月組観劇の楽しみにさせていただきます♪
……大野さん、藤井さん、よろしくね(^ ^)。
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…「ME AND MY GIRL」新人公演のマリア公爵夫人の記憶も新たな今。すごく納得できる、というか、期待できる転向なんですよね。
歌えて、踊れて、芝居もできる。声が豊かで、大人の美女役を演じてくれるのが楽しみでなりません。
「ホフマン物語」で卒業してしまった青葉みちるちゃんみたいな、大物感のある美女役者になってくれることを祈ります。
ただ。
惜しい!!と思ってしまうのは止められません。
だって、大好きだったんだもん、男役・彩星りおんが。
「ME AND MY GIRL」本公演でも、二幕のランベスの点灯夫をはじめ、たくさんの役を演じたりおんくん。ひとつひとつの役を丁寧に、仕草や歩き方も工夫して演じているのがすがすがしくて、可愛くて、とても大好きでした。
「Hollywood Lover」でのとーやんの付き人役も、細かい芝居でつないでいてとても良かったし、男役としての歌も素晴らしかった。ダンサーとしては、ちょっと表現過多なところもあったりしましたけど(笑)、顔だけじゃなくて身体全体でしっかりと踊る人、という印象もあって、「マジシャンの憂鬱」の黒燕尾とか、とてもかっこよかったんですよね…。
小柄で美人で品も愛嬌もあって、となると、女役転向というのも選択肢としてありなんだろうなーとは思うのですが、個人的には、可能であれば嘉月絵理ちゃんみたいなポジションにずっと居てほしかった人です。
基本は男役で、燕尾をキレイに着こなしてキザに踊りつつ、時々女役で大ヒットを飛ばしつつ、という感じでいってほしかったし、いけたと思うんですよね……。
……なーんて。
つい、ぐちぐちと惜しんでしまいましたが、
もちろん、転向するからには心の底から応援します!
ああ、それにしても、せっかく転向するんだったら博多座でマリアをやってほしかったなあ(T T)。
園加ちゃんのジョン卿と、バランスもよかったでしょうに…。(京さんのマリアに何の不満もありませんが)
……まぐちゃんのジョン卿と超お似合いだった、りおんくんのマリア。
もう二人が組むことが二度と無いことは寂しくてなりませんが、
りおんくんの、ドレス映えする美貌を、今後の月組観劇の楽しみにさせていただきます♪
……大野さん、藤井さん、よろしくね(^ ^)。
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バウホールにて、宙組さんのワークショップ「殉情」を観てまいりました。
Aチーム、ちぎ(早霧せいな)ちゃんの佐助バージョン。
…公演が終わる前に感想を書こうと思っていたのですが、あっっっという間に楽になってしまいました……ごめんなさい。
(千秋楽、おめでとうございま〜す!!)
まずは、主なキャストから。
()内は再演(雪組DC/ACT)版キャストです。初演(星組バウ)は観ていないので割愛。
<もずや>
佐助(絵麻緒ゆう) 早霧せいな
琴(紺野まひる) 和音美桜
琴の父(飛鳥裕) 風莉じん
琴の母(灯奈美) 彩苑ゆき
番頭(麻愛めぐる) 暁郷
<現代>
マモル(音月桂) 凪七瑠海
ユリコ(涼花リサ) 天咲千華
石橋(風早優) 八雲美佳
<美濃屋>
利太郎(箙かおる) 寿つかさ
お蘭(森央かずみ) 純矢ちとせ
千吉(貴船尚) 麻音颯斗
こうしてキャストを書くために再演プログラムを引っ張り出してみて、あらためて自分の記憶力の無さに驚きました。
……そっか、マモルとユリコって、ACTではキムちゃんとリサちゃんだったのか!!(@ @)。なんだか、これの1年くらい前に上演した「猛き黄金の国」の現代人3人(美郷真也、朝海ひかる、愛耀子)と完全にごっちゃになっていて、こっちもコム&アミだと思い込んでいました……(汗)。全然違うじゃん>自分
うおおお、キム&リサ……ってことは、キムちゃんはともかく、リサちゃんを最初に認識したのはこの作品だったはず!可愛かったか?可愛かったよなっ!?
……覚えてなーーーーーいっ!!(←どうよソレ/涙)。
さておいて。
観に行って良かったです。
ほんとうに、おもしろかった。
元々この作品、構成的にはいろいろ不満もありますけれども、やっぱり石田さんって締める所は締めるんだなー、というか。
私は本来、“説明役”がいるお芝居ってあまり好きではないんですが、石田さんの説明役って「一つの役として」過去の物語に関する薀蓄を語るタイプの役になるから、比較的我慢しやすいんですよね。
それでも、ラストシーンの前後の石橋先生の語りはいらんやろ、とは思うのですが(特に、ネタバレになる場面直前のは、Bチームからでも遅くないから削除希望!)……まぁ、許容範囲かな、と。
しかし。
本当に難しい作品なんだなーーーっ、とも思いました。
作品、っていうか、佐助って本当に難しい役だよね、と。
えーっと、ですね。
ちぎちゃんと、たっちん。この二人って、同期なんですよね?
とてもそうとは思えないほど、
観ていてオロオロしてしまうほど、たっちんが可愛かったです。
多分、ですが。
ものすごく意識して、子供っぽい役づくりをしていたんじゃないでしょうか。表情も、喋り方も、声も、何もかもが終幕ぎりぎりまで“子供”のままだったから。
あえて「子供を生んだ」という事実を捨てて、「子供を捨てた子供」であることを選んだ演技プランだったんじゃないかなー、と。
演技巧者のたっちんが、あそこまで作り込んで始めて為せる、「心は子供のまま」の天才少女でした。
そして。
それに対するちぎちゃんは。
もの凄くハンサムで、カッコよくて、優しくて、甘やかで、大人で、
典型的な二枚目で、
声がステキで、
そして、
攻め系の佐助だった。
そ、それってアリなのか………!?と、驚愕の2時間半。
…アリでした。
ラストの石橋の台詞。
これまた同期のきみちゃんが、しみじみと呟くように言う、
「愛という名のロープで縛られたのは、春琴の方だったのかもしれない」
なるほど、ポン!と手を叩きそうになりました。
あえて、再演のぶんちゃん&まひるちゃんを思い出してみます。
ぶんちゃんってひとは、典型的な受身の役者でした。
竜馬をやっても受身。
トップスターになっても受身。
常に受動的な、運命のままに流されていく存在。
……竜馬をそれでやってのけたぶんちゃんって偉大だったよなあ、と、今更ながらしみじみと思ったりするわけですけれども。
佐助は、そんなぶんちゃんの受身キャラが全面的に出た役だったんですよね。
当たり役と言われ、私も大好きでしたし、実際ほんとうに素晴らしかった!
でも。
最後の石橋の「ロープで縛られたのは…」という台詞だけが、違和感があったんです…。
サディズムとマゾヒズムについて、なんて、偉そうに語るほどの知識も経験も(←当たり前だ)無いんですけれども。
でも、一つだけいえることは。
虐げられることを無条件に好む人、傷つけられることが無条件に快感につながる人というのは、滅多に存在しないと思うのです。
重要なのは、虐げるのが誰かということ。
『主君』であったり、あるいは『憧れの人』であったり…
とにかく、手の届かない、横に並んで歩くことのできない、肩を並べて歩くことのできない人が、自分に関心を持ってくれている証として、“せめて、虐待でもいいから”何事かのアクションがなされることを期待する…それが、“被虐”の一つの意味だと思うのです。
逆に、無条件に虐待することに愉しみを覚える人もあまりいないのではないでしょうか?
「愛情」の反対は「無関心」なのであって、「虐待」は愛の反語にはなりません。それは、愛の裏返しなのです。ちょっと子供っぽい心性ではありますが、「好きな子ほど苛めたい」というのは誰の心にもある悪戯心だと思うのです。
だから。
ぶんちゃんの佐助で一番印象的だったのは、全編とおして、非常に幸せそうだったこと、でした。
愛する春琴にどんなに怒られても、傍にいられるだけで幸せそうで。
羽織なんて貰っちゃったひには、天まで飛んでいきそうな勢いでした。
「春琴が好き」っていう感情を表に出すことができない(主君だから)にも関わらず、「幸せ」オーラを常に背負いつづけることで「主君への愛情」を表現してのけた。
それが、ぶんちゃんの佐助のすごいところだったと思います。
そしてそれは、佐助が「春琴」という運命を受け入れていたからなのではないか、と。
奉公にあがると決まったときに与えられた、“彼女の傍で生きる”という運命の流れの中で、泰然と生きていたから。
だから。
ぶんちゃんの佐助は、ラストに目を突くのがすごく自然だった。
芝居としては怯えるそぶりはするけれども、彼の心に「犠牲心」は無かった。ただ、運命の命ずるがままの行動だった。
……だからこそ、「念願叶い、いまこそ佐助は…」という痛々しい台詞を、何の気負いも衒いもなく言えたのだと思うのです。
ぶんちゃんの佐助は、与えられた運命の中で与えられた愛を受け入れるばかり。
その「受け入れ」っぷりに、主人である春琴の方が不安を覚えることが、「愛に縛られたのは春琴の方」という言葉の意味であるならば。
ぶんちゃんの佐助よりも、佐助に縛られた春琴の方が苦しかったのではないでしょうか。春琴は佐助に縛ってほしかったのに、佐助はそれ以外の全てを与えてくれたのに、それだけは出来なかっただろうから。
そして。
ちぎちゃんの佐助は、春琴の傍で生きることを能動的に選んだ佐助に見えました。
だから、ラストに目を突くのも、佐助の選択の結果だった。それこそ、「究極の愛」で、「究極の犠牲」だった。
「念願叶って…」と言いながら、ちぎちゃんの佐助は泣いていましたね。
自分自身の全てを捧げて、全ての感情が爆発した後の、空白の中で。
ぶんちゃんに無かった選択肢が、ちぎちゃんにはあった。
春琴を選ぶか、商人になるか、その二つの道を選ぶ権利、が。
でも。こんな選択肢は、無いほうが幸せなんです。運命ならば、受け入れてしまった方が楽だから。だから、ぶんちゃんの佐助は幸せだったし、ちぎちゃんの佐助は、ずっと苦しそうだった。
たとえば、この作品世界には出てこない「佐助の父親」が、万が一佐助を迎えに来たとしたら。
ぶんちゃんの佐助は、素直に郷里に帰ったかもしれない、と思うんですよね。春琴が帰るように言えば、ですけれども。
…そして、春琴は壊れてしまうのかもしれません。
でも。
ちぎちゃんの佐助は、絶対に帰らないでしょう。無理矢理帰らせれば、壊れるのは佐助の方。
だって、佐助はもう選んでしまったのだから。春琴の手を引く一生、を。
そんな。
同じ「佐助」という役で、
台詞が「へぇ」「すんまへん」ばっかりなのも同じ、
常に腰を屈めて、うつむきがちなところも、何もかもおんなじで、
こんなに違う人物設定が、アリだったとは。
これは、単純に役者のキャラクターの違いなのか、
石田さんの演出、というか、イメージそのものが変わったのか?
それを確認するためにも、ちーちゃん版も観てみたかったなー(すでに過去形)と思いながら帰って参りました…。
……ちーちゃんの方が、ちぎちゃんよりもっと攻め系キャラに見えるのは…気のせい、かなっ!?(^ ^)。いったいぜんたい、どんな佐助に(そして、どんな春琴に)なるんでしょうか……。
それにしても。
私って再演を心底楽しんでいるなあ、としみじみ思った帰路でした(^ ^)。
いつの日か「HOLLYWOOD LOVER」が再演される日がきても、「血と砂」が再演される日がきても、こんなふうに愉しんで受け入れられる自分でいたいなあ、と思います♪
(な、なんだか突然の決意表明ですみません………)
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Aチーム、ちぎ(早霧せいな)ちゃんの佐助バージョン。
…公演が終わる前に感想を書こうと思っていたのですが、あっっっという間に楽になってしまいました……ごめんなさい。
(千秋楽、おめでとうございま〜す!!)
まずは、主なキャストから。
()内は再演(雪組DC/ACT)版キャストです。初演(星組バウ)は観ていないので割愛。
<もずや>
佐助(絵麻緒ゆう) 早霧せいな
琴(紺野まひる) 和音美桜
琴の父(飛鳥裕) 風莉じん
琴の母(灯奈美) 彩苑ゆき
番頭(麻愛めぐる) 暁郷
<現代>
マモル(音月桂) 凪七瑠海
ユリコ(涼花リサ) 天咲千華
石橋(風早優) 八雲美佳
<美濃屋>
利太郎(箙かおる) 寿つかさ
お蘭(森央かずみ) 純矢ちとせ
千吉(貴船尚) 麻音颯斗
こうしてキャストを書くために再演プログラムを引っ張り出してみて、あらためて自分の記憶力の無さに驚きました。
……そっか、マモルとユリコって、ACTではキムちゃんとリサちゃんだったのか!!(@ @)。なんだか、これの1年くらい前に上演した「猛き黄金の国」の現代人3人(美郷真也、朝海ひかる、愛耀子)と完全にごっちゃになっていて、こっちもコム&アミだと思い込んでいました……(汗)。全然違うじゃん>自分
うおおお、キム&リサ……ってことは、キムちゃんはともかく、リサちゃんを最初に認識したのはこの作品だったはず!可愛かったか?可愛かったよなっ!?
……覚えてなーーーーーいっ!!(←どうよソレ/涙)。
さておいて。
観に行って良かったです。
ほんとうに、おもしろかった。
元々この作品、構成的にはいろいろ不満もありますけれども、やっぱり石田さんって締める所は締めるんだなー、というか。
私は本来、“説明役”がいるお芝居ってあまり好きではないんですが、石田さんの説明役って「一つの役として」過去の物語に関する薀蓄を語るタイプの役になるから、比較的我慢しやすいんですよね。
それでも、ラストシーンの前後の石橋先生の語りはいらんやろ、とは思うのですが(特に、ネタバレになる場面直前のは、Bチームからでも遅くないから削除希望!)……まぁ、許容範囲かな、と。
しかし。
本当に難しい作品なんだなーーーっ、とも思いました。
作品、っていうか、佐助って本当に難しい役だよね、と。
えーっと、ですね。
ちぎちゃんと、たっちん。この二人って、同期なんですよね?
とてもそうとは思えないほど、
観ていてオロオロしてしまうほど、たっちんが可愛かったです。
多分、ですが。
ものすごく意識して、子供っぽい役づくりをしていたんじゃないでしょうか。表情も、喋り方も、声も、何もかもが終幕ぎりぎりまで“子供”のままだったから。
あえて「子供を生んだ」という事実を捨てて、「子供を捨てた子供」であることを選んだ演技プランだったんじゃないかなー、と。
演技巧者のたっちんが、あそこまで作り込んで始めて為せる、「心は子供のまま」の天才少女でした。
そして。
それに対するちぎちゃんは。
もの凄くハンサムで、カッコよくて、優しくて、甘やかで、大人で、
典型的な二枚目で、
声がステキで、
そして、
攻め系の佐助だった。
そ、それってアリなのか………!?と、驚愕の2時間半。
…アリでした。
ラストの石橋の台詞。
これまた同期のきみちゃんが、しみじみと呟くように言う、
「愛という名のロープで縛られたのは、春琴の方だったのかもしれない」
なるほど、ポン!と手を叩きそうになりました。
あえて、再演のぶんちゃん&まひるちゃんを思い出してみます。
ぶんちゃんってひとは、典型的な受身の役者でした。
竜馬をやっても受身。
トップスターになっても受身。
常に受動的な、運命のままに流されていく存在。
……竜馬をそれでやってのけたぶんちゃんって偉大だったよなあ、と、今更ながらしみじみと思ったりするわけですけれども。
佐助は、そんなぶんちゃんの受身キャラが全面的に出た役だったんですよね。
当たり役と言われ、私も大好きでしたし、実際ほんとうに素晴らしかった!
でも。
最後の石橋の「ロープで縛られたのは…」という台詞だけが、違和感があったんです…。
サディズムとマゾヒズムについて、なんて、偉そうに語るほどの知識も経験も(←当たり前だ)無いんですけれども。
でも、一つだけいえることは。
虐げられることを無条件に好む人、傷つけられることが無条件に快感につながる人というのは、滅多に存在しないと思うのです。
重要なのは、虐げるのが誰かということ。
『主君』であったり、あるいは『憧れの人』であったり…
とにかく、手の届かない、横に並んで歩くことのできない、肩を並べて歩くことのできない人が、自分に関心を持ってくれている証として、“せめて、虐待でもいいから”何事かのアクションがなされることを期待する…それが、“被虐”の一つの意味だと思うのです。
逆に、無条件に虐待することに愉しみを覚える人もあまりいないのではないでしょうか?
「愛情」の反対は「無関心」なのであって、「虐待」は愛の反語にはなりません。それは、愛の裏返しなのです。ちょっと子供っぽい心性ではありますが、「好きな子ほど苛めたい」というのは誰の心にもある悪戯心だと思うのです。
だから。
ぶんちゃんの佐助で一番印象的だったのは、全編とおして、非常に幸せそうだったこと、でした。
愛する春琴にどんなに怒られても、傍にいられるだけで幸せそうで。
羽織なんて貰っちゃったひには、天まで飛んでいきそうな勢いでした。
「春琴が好き」っていう感情を表に出すことができない(主君だから)にも関わらず、「幸せ」オーラを常に背負いつづけることで「主君への愛情」を表現してのけた。
それが、ぶんちゃんの佐助のすごいところだったと思います。
そしてそれは、佐助が「春琴」という運命を受け入れていたからなのではないか、と。
奉公にあがると決まったときに与えられた、“彼女の傍で生きる”という運命の流れの中で、泰然と生きていたから。
だから。
ぶんちゃんの佐助は、ラストに目を突くのがすごく自然だった。
芝居としては怯えるそぶりはするけれども、彼の心に「犠牲心」は無かった。ただ、運命の命ずるがままの行動だった。
……だからこそ、「念願叶い、いまこそ佐助は…」という痛々しい台詞を、何の気負いも衒いもなく言えたのだと思うのです。
ぶんちゃんの佐助は、与えられた運命の中で与えられた愛を受け入れるばかり。
その「受け入れ」っぷりに、主人である春琴の方が不安を覚えることが、「愛に縛られたのは春琴の方」という言葉の意味であるならば。
ぶんちゃんの佐助よりも、佐助に縛られた春琴の方が苦しかったのではないでしょうか。春琴は佐助に縛ってほしかったのに、佐助はそれ以外の全てを与えてくれたのに、それだけは出来なかっただろうから。
そして。
ちぎちゃんの佐助は、春琴の傍で生きることを能動的に選んだ佐助に見えました。
だから、ラストに目を突くのも、佐助の選択の結果だった。それこそ、「究極の愛」で、「究極の犠牲」だった。
「念願叶って…」と言いながら、ちぎちゃんの佐助は泣いていましたね。
自分自身の全てを捧げて、全ての感情が爆発した後の、空白の中で。
ぶんちゃんに無かった選択肢が、ちぎちゃんにはあった。
春琴を選ぶか、商人になるか、その二つの道を選ぶ権利、が。
でも。こんな選択肢は、無いほうが幸せなんです。運命ならば、受け入れてしまった方が楽だから。だから、ぶんちゃんの佐助は幸せだったし、ちぎちゃんの佐助は、ずっと苦しそうだった。
たとえば、この作品世界には出てこない「佐助の父親」が、万が一佐助を迎えに来たとしたら。
ぶんちゃんの佐助は、素直に郷里に帰ったかもしれない、と思うんですよね。春琴が帰るように言えば、ですけれども。
…そして、春琴は壊れてしまうのかもしれません。
でも。
ちぎちゃんの佐助は、絶対に帰らないでしょう。無理矢理帰らせれば、壊れるのは佐助の方。
だって、佐助はもう選んでしまったのだから。春琴の手を引く一生、を。
そんな。
同じ「佐助」という役で、
台詞が「へぇ」「すんまへん」ばっかりなのも同じ、
常に腰を屈めて、うつむきがちなところも、何もかもおんなじで、
こんなに違う人物設定が、アリだったとは。
これは、単純に役者のキャラクターの違いなのか、
石田さんの演出、というか、イメージそのものが変わったのか?
それを確認するためにも、ちーちゃん版も観てみたかったなー(すでに過去形)と思いながら帰って参りました…。
……ちーちゃんの方が、ちぎちゃんよりもっと攻め系キャラに見えるのは…気のせい、かなっ!?(^ ^)。いったいぜんたい、どんな佐助に(そして、どんな春琴に)なるんでしょうか……。
それにしても。
私って再演を心底楽しんでいるなあ、としみじみ思った帰路でした(^ ^)。
いつの日か「HOLLYWOOD LOVER」が再演される日がきても、「血と砂」が再演される日がきても、こんなふうに愉しんで受け入れられる自分でいたいなあ、と思います♪
(な、なんだか突然の決意表明ですみません………)
.
ル・テアトル銀座にて、湖月わたる芸能生活20周年記念公演「ACHE〜疼き」を観劇してまいりました。
作・演出は大野拓史。
大野さんの外部作品は初めて観た……のかな?私は。
しかも、芝居作品ではなくて、芝居付のショーという感じの構成。
大野さんのショーって、案外いいかも、と思いました。
荻田さんが神童系の天才(クリエーター)であるとするならば、大野さんはオタク系の天才なんだな、と(そして、石田さんは天才に憧れる普通の人なんだな、と…っていうのはまた全く別の話ですが)
出演者は、宝塚OGの彩輝なおと星奈ゆり。これにダンサーの附田政信と坂本まさる、そして芝居部分のみですが、ミュージカル俳優の戸井勝海、これにワタルさんを加えた6人。
振付は前田清美さんがメインで、御織ゆみ乃さん。
音楽は、玉麻尚一さん、長谷川雅大さん。
プログラムを買わなかったので、どの曲が誰、というのがわからないのですが、とりあえず主題歌(湖月わたる作詞)が素晴らしかったです。
ワタルさんって割と音域が狭い人だと思うんですけど、どんぴしゃの音域だけでもあんなにステキな音楽が作れるんだなー、と感心しました。正直な話、ワタルさんの歌を「ステキ♪」と思ったことはあんまりなかったんですけど、今回の主題歌は素直に良かったです。
作品は、ショー部分と芝居部分が半々くらいの割合で構成されていて、、、
お芝居部分のストーリーを説明してもかなり意味不明なんですけど(苦笑)、観ている分には面白かったです。
サエコさんの使いかたが見事で、さすが大野さんだなあ、という印象。「豊満な美女」と「妖しげな美少年」を、二役?二面性のある役?として演じるサエコさんは、本当に素晴らしかった。あのちょっと上擦ったような独特の声が色っぽくて、一幕ラストにワタルさんに向かって「もう忘れてしまったの?……僕を」を問いかけるところで、ゾクゾクっときました。
優里ちゃんは、サエコさんと対すると、余計にその硬質な美しさが映えますね。
オープニングから優里ちゃんとサエコさんが二人で踊っているんですが、とても印象的でした。優里ちゃんの優雅な仕草やスカートさばきに比べて、ダイナミックにスカートをフッ飛ばし、美脚を丸出しにして踊っているサエコさんの思い切りの良い美しさも捨て難くて。
二人が並んでいるところって初めて観たような気がするのですが、とてもお似合いでステキ♪
76期って本当に面白い期だったんだなあ、としみじみと思いますね。優里ちゃん、サエコさん、樹里ちゃん、優子姫(風花)、グン(月影瞳)ちゃん。…実に実に、バラエティに富んだ見事な期ですよね。
その中でも、優里ちゃんは、退団してから「優雅さ」に磨きがかかって、本当にうつくしいダンサーだな、と観るたびに感動します。
ワタルさんは、全編“ほぼ男役”で通されたのですが。
一幕ラストのダンスナンバーと二幕の頭は女性設定でした。
ちょっと感激したのは、一幕のラスト。
そもそもワタルさんの役は「舞台の上のスター」という役どころだったので、登場からそこまでずっと、細身のパンツに白いシャツ、そして白のかっこいいロング丈の上衣を着ていたのですが。
この上衣がかっこよくて。ホンモノの「男」である戸井さんたちよりも男らしい。背が高いだけじゃなくて、身体のラインが完全に“男”に見えるんですよね。肩幅も、出演者の誰よりもワタルさんが広かったんですよ(^ ^)。
その上衣を、ダンスナンバーの中で戸井さんが脱がせる。
すると。
細い肩を白い薄いシャツに包んだ、女性のラインが現れる…。
大野さんってひとは、こういう魔法を使う人なんだな、と。
実際に衣装を作るのはもちろん、衣装の有村さんなんでしょうが。その発想というか、「上衣を着ているときは誰よりも男らしくかっこいいスター」で、「上衣を脱ぐと、たおやかな女性」という、ギリギリのところを攻めて来たのは大野さんなんだろうな、と思ったのです。
二幕の頭は、うってかわって完全に女性の服。
パンツルックだけど、ギリシア風のドレープのたっぷり入ったやわらかな風合いのブラウスで、“美少年”サエコさんを翻弄する「どS」の女神。
胸元もしっかり創りこんで(←ちょっと盛りすぎかも…)、女性らしいライン、まさに“女神降臨”という迫力。
ワタルさんは、「男でもあり、女でもあるもの」。
サエコさんは「男でも女でもないもの」。
優里ちゃんは「完全なる女」。
そして戸井さんは、「不完全な男」。
この4人が織り成す、この世の外の物語。
物語としては観念的にすぎていまひとつでしたけれども、全体を一つのショーと捕えれば、色っぽくてとても面白い作品だった、と思います。
二幕の後半は、完全に「湖月わたる OnStage!」。
途中で「トーク&会場の皆様からの質問コーナー」というMCがあって。私が観たときは、サエコさんが相手をしていたんですけど(日替わりっぽいことを言ってましたが…)、ワタルさんと喋るサエコさん、めちゃくちゃ可愛かったです(はぁと)。
全編を通して、ワタルさん格好いいなぁ〜、と、素直に思える作品でした。
個人的には、ワタルさんといえば美脚なので(←お前だけだ)披露してくれなかったのがとっても残念ですが(←期待しすぎ)、
“漢”なワタルさんと“女神”なワタルさん、ふたりのワタルさんにいっぺんに会える、幸せなショーでした。
ふつーに“男役”をするんなら、宝塚を退団する必要が無いじゃないか、とか思っていた私ですが、
やはりホンモノの男性を相手に「男役」をやれる人というのはとても少ないし、そういう意味では、ワタルさんにしか出来ないショーだなあ、と、しみじみ思いましたね。
……戸井さん以外にも、あとせめて一人、歌える人がいたら、もっと良かったのになあ(^ ^;;;、なんぞとも思いつつ。
歌唱指導に入っていた千秋慎さんも、出てくれたらよかったのになーーーーーっ。
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作・演出は大野拓史。
大野さんの外部作品は初めて観た……のかな?私は。
しかも、芝居作品ではなくて、芝居付のショーという感じの構成。
大野さんのショーって、案外いいかも、と思いました。
荻田さんが神童系の天才(クリエーター)であるとするならば、大野さんはオタク系の天才なんだな、と(そして、石田さんは天才に憧れる普通の人なんだな、と…っていうのはまた全く別の話ですが)
出演者は、宝塚OGの彩輝なおと星奈ゆり。これにダンサーの附田政信と坂本まさる、そして芝居部分のみですが、ミュージカル俳優の戸井勝海、これにワタルさんを加えた6人。
振付は前田清美さんがメインで、御織ゆみ乃さん。
音楽は、玉麻尚一さん、長谷川雅大さん。
プログラムを買わなかったので、どの曲が誰、というのがわからないのですが、とりあえず主題歌(湖月わたる作詞)が素晴らしかったです。
ワタルさんって割と音域が狭い人だと思うんですけど、どんぴしゃの音域だけでもあんなにステキな音楽が作れるんだなー、と感心しました。正直な話、ワタルさんの歌を「ステキ♪」と思ったことはあんまりなかったんですけど、今回の主題歌は素直に良かったです。
作品は、ショー部分と芝居部分が半々くらいの割合で構成されていて、、、
お芝居部分のストーリーを説明してもかなり意味不明なんですけど(苦笑)、観ている分には面白かったです。
サエコさんの使いかたが見事で、さすが大野さんだなあ、という印象。「豊満な美女」と「妖しげな美少年」を、二役?二面性のある役?として演じるサエコさんは、本当に素晴らしかった。あのちょっと上擦ったような独特の声が色っぽくて、一幕ラストにワタルさんに向かって「もう忘れてしまったの?……僕を」を問いかけるところで、ゾクゾクっときました。
優里ちゃんは、サエコさんと対すると、余計にその硬質な美しさが映えますね。
オープニングから優里ちゃんとサエコさんが二人で踊っているんですが、とても印象的でした。優里ちゃんの優雅な仕草やスカートさばきに比べて、ダイナミックにスカートをフッ飛ばし、美脚を丸出しにして踊っているサエコさんの思い切りの良い美しさも捨て難くて。
二人が並んでいるところって初めて観たような気がするのですが、とてもお似合いでステキ♪
76期って本当に面白い期だったんだなあ、としみじみと思いますね。優里ちゃん、サエコさん、樹里ちゃん、優子姫(風花)、グン(月影瞳)ちゃん。…実に実に、バラエティに富んだ見事な期ですよね。
その中でも、優里ちゃんは、退団してから「優雅さ」に磨きがかかって、本当にうつくしいダンサーだな、と観るたびに感動します。
ワタルさんは、全編“ほぼ男役”で通されたのですが。
一幕ラストのダンスナンバーと二幕の頭は女性設定でした。
ちょっと感激したのは、一幕のラスト。
そもそもワタルさんの役は「舞台の上のスター」という役どころだったので、登場からそこまでずっと、細身のパンツに白いシャツ、そして白のかっこいいロング丈の上衣を着ていたのですが。
この上衣がかっこよくて。ホンモノの「男」である戸井さんたちよりも男らしい。背が高いだけじゃなくて、身体のラインが完全に“男”に見えるんですよね。肩幅も、出演者の誰よりもワタルさんが広かったんですよ(^ ^)。
その上衣を、ダンスナンバーの中で戸井さんが脱がせる。
すると。
細い肩を白い薄いシャツに包んだ、女性のラインが現れる…。
大野さんってひとは、こういう魔法を使う人なんだな、と。
実際に衣装を作るのはもちろん、衣装の有村さんなんでしょうが。その発想というか、「上衣を着ているときは誰よりも男らしくかっこいいスター」で、「上衣を脱ぐと、たおやかな女性」という、ギリギリのところを攻めて来たのは大野さんなんだろうな、と思ったのです。
二幕の頭は、うってかわって完全に女性の服。
パンツルックだけど、ギリシア風のドレープのたっぷり入ったやわらかな風合いのブラウスで、“美少年”サエコさんを翻弄する「どS」の女神。
胸元もしっかり創りこんで(←ちょっと盛りすぎかも…)、女性らしいライン、まさに“女神降臨”という迫力。
ワタルさんは、「男でもあり、女でもあるもの」。
サエコさんは「男でも女でもないもの」。
優里ちゃんは「完全なる女」。
そして戸井さんは、「不完全な男」。
この4人が織り成す、この世の外の物語。
物語としては観念的にすぎていまひとつでしたけれども、全体を一つのショーと捕えれば、色っぽくてとても面白い作品だった、と思います。
二幕の後半は、完全に「湖月わたる OnStage!」。
途中で「トーク&会場の皆様からの質問コーナー」というMCがあって。私が観たときは、サエコさんが相手をしていたんですけど(日替わりっぽいことを言ってましたが…)、ワタルさんと喋るサエコさん、めちゃくちゃ可愛かったです(はぁと)。
全編を通して、ワタルさん格好いいなぁ〜、と、素直に思える作品でした。
個人的には、ワタルさんといえば美脚なので(←お前だけだ)披露してくれなかったのがとっても残念ですが(←期待しすぎ)、
“漢”なワタルさんと“女神”なワタルさん、ふたりのワタルさんにいっぺんに会える、幸せなショーでした。
ふつーに“男役”をするんなら、宝塚を退団する必要が無いじゃないか、とか思っていた私ですが、
やはりホンモノの男性を相手に「男役」をやれる人というのはとても少ないし、そういう意味では、ワタルさんにしか出来ないショーだなあ、と、しみじみ思いましたね。
……戸井さん以外にも、あとせめて一人、歌える人がいたら、もっと良かったのになあ(^ ^;;;、なんぞとも思いつつ。
歌唱指導に入っていた千秋慎さんも、出てくれたらよかったのになーーーーーっ。
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かもめ -SEAGULL-
2008年7月12日 演劇 コメント (2)赤坂ACTシアターで上演されていた「かもめ」が、本日千秋楽でした。
この後、大阪・広島・名古屋と公演は続きますが、とりあえずひと段落ということで、忘れないうちに観劇の感想を。
コスチャに藤原竜也。
アルカージナに麻実れい。
トリゴーリンに鹿賀丈史。
キャストを聞いたときは、てっきり鹿賀さんが座長だと思っていたので、プログラムを見て竜也くんがトップクレジットだったことに、まず驚愕。「かもめ」って、きちんと観たことはないんですが、アルカージナとトリゴーリンが主役の物語だと思っていたので……でも、そう言われてみれば、物語世界を立ち上げるのはコスチャ(トレープレフ)とニーナ(美波)なんですね。アルカージナとトリゴーリンは、その世界に“登場”するだけで。
チラシの竜也コスチャは髭が生えていたので、勝手に髭萌えしていた猫ですが……。舞台では残念ながら(?)きれいに剃ってしまっていました。しょんぼり。
私が竜也くんを初めてみたのは、身毒丸の凱旋公演ですから……あれから10年以上たってるんですね。肩も腰もほそくて、それこそ今の早乙女太一くんみたいな身体だったのに(サッカーやってたせいか脚は太かったけど)、なんだかすっかり大人の身体になって…。顔は相変わらずまん丸くて童顔ですけどね(^ ^;ゞ……でも、やっぱり大人の顔になったなあ。昔はあんなに祐飛さんと似てるーと思ったのに、今はもう思わないですもんね。お二人とも、この10年で様々な経験をして、それぞれ違う方向に顔が変わったんでしょうね。
もちろん、今の方がかっこいい(*^ ^*)ですよ、ご両人とも♪
チェーホフの作品、って、シェイクスピアと違ってほとんど観たことがないので、作品についてはあまり語れないのですが。
プログラムで竜也くんが言っているとおり、劇構造として「ハムレット」に非常に良く似た設定をもっているんですね。若くて才能に溢れた若者と、美しくふしだらなその母と、若者の憎悪の対象となる母の恋人。
でも、根本的にこの作品は“喜劇”である。いや、非常にシリアスな物語を語るシリアスな世界なんですけど、なんとなくそれを茶化している雰囲気があるんですよね。
ハムレットが、殺された父を懐しみ、クローディアスへの恨みと煩悶を訴える場面なんて、ちょっと演出のテンポが悪かったり、役者のテンションが観客席をひっぱり切れなかったりしたらすぐ失笑が漏れてしまうんですけど、
それと全く同じことが、今回コスチャの嘆きやマーシャ(小島聖)の長台詞、トリゴーリンの自嘲などの場面で“笑いのネタ”として使われていたし、アルカージナは全編笑いを取りにきていたし。
それでも、二幕(戯曲的には“4幕”)で、戻ってきたニーナの語る物語を聞いているコスチャの、無表情の仮面を追うだけで、泣けて泣けて仕方ありませんでした。
一幕冒頭で、「ああ、ニーナの足音だ!」と叫んで飛び上がって喜ぶコスチャの、若々しい激情の暴発っぷりと、
自分を守ろうという保身のない、ただ衝撃が大きすぎて感情を表に出す方法を見つけられないが故の“無”の仮面と。
コスチャ、という一人の人間の、ほんの数年を間においた変貌ぶりに、藤原竜也という役者が、10年を経てここまできたんだな、と実感いたしました…
アルカージナの麻実れい。
彼女の美しさと迫力はたとえようもなく、『モスクワ一の大女優』という称号がぴったり!その驕慢さ、美しさ、迫力。赤ん坊のように全てを欲して我侭で、子供のように残酷な、そうでなくては『大女優』なんてやってられない!という輝き。
今なお美しい彼女に、いつか「サンセット・ブールバード」の“往年の大女優”ノーマを演じて欲しい、という野望は、未だ私の中に強くあるのですが。
いつかノーマになる女性、としてのアルカージナ。その残酷な驕慢さを観て楽しむ私たち観客が、たぶん一番残酷なんだろう、と、あらためて思ったりもしました……。
トレゴーリンの鹿賀丈史。
1年前の「ジキルとハイド」で、役者としての今後を危ぶんだベテラン俳優。最初の長台詞をきちんとこなしたとき、思わず涙が出ました。完全復活されて、本当に良かった……。心配したんですよぉ、あの時は(涙)。
ま、そんなことはおいといて、
トレゴーリン、ステキでした♪私がニーナだったら絶対ついていくね。お洒落でかっこよくて誠意がない。掴みどころのない、“都会的”な紳士がこんなに似合う人も珍しい!!
そして、麻実さんとめちゃくちゃお似合いで(*^ ^*)。
チェーホフの謎めいた世界は、鹿賀さんに合っているのかなーと思いました。…またもう一度、トレゴーリン中心の演出で観てみたいなーと思います。
ニーナの美波。
ポリーナ役で出演なさった藤田弓子さんが、「文学座の新人女優が、まず勉強するのがニーナ」とプログラムに書かれていらっしゃいますが。
確かに、オフィーリアの現代版ともいうべきこの美しいキャラクターは、「新人女優」の勉強の場にぴったりでしょうね。「女優」という仕事への、その世界への限りない憧れ。すべてを捨てて憧れに生きる決意と、転んでも弾き出されても、諦めない情熱。その両方を勉強できる、滅多に無い機会。
シェイクスピアのオフィーリアは記号的な存在ですが、チェーホフのニーナは、最終的にはコスチャを超えて羽ばたいていく“かもめ”の化身。
「かもめ」というタイトルは彼女の台詞から来ているわけですから、ある意味彼女こそがタイトルロールなわけですが(^ ^)、美波さんのニーナは、確かにそれだけの存在感がありました。
一幕と二幕の間に過ぎる“数年”という時間は、コスチャとニーナの上だけを過ぎる。二人以外の登場人物は、その程度の時間では誰一人歳をとりません。ただ二人だけが、容赦ない時の流れに洗われ、磨かれて、本質を剥き出しにされていく。
二人の悲劇は、時が止まったような湖の端で、二人の上だけを時が過ぎてしまったために起こる。
アルカージナも誰も彼も、彼らの上を通り過ぎた時間に気づかない。時間にも、それによって奪われたものにも。
マーシャの小島聖さんは、美しかった!
喪服が似合って、清楚で、なのにどSで。
素晴らしかったです。
ただ、お恥ずかしいんですが、この戯曲の中での「マーシャ」という人物が私にはよくわからなくて……(汗)。なので、マーシャに関しては、もう一回観るまでの宿題にさせてくださいm(_ _)m。
あと、オジサマ蓮ではドルンの中島しゅうさんと、ソーリンの勝部演之さんが素晴らしかったです♪♪大人のオジサマの包容力と色っぽさ。おばさんと恋を語っても美しいドルン、妹(アルカージナ)や甥(コスチャ)への愛情深いソーリン。
ステキだったー!
チェーホフの、シリアスな喜劇。
完全にコスチャに感情移入して観てしまいましたが、作品としてはいろんな解釈が成立しうる、興味深い作品だな、と思います。
また近々のうちに、竜也のコスチャをもう一度観てみたいです。
名古屋のあと、もう一度東京に帰ってこないかしらん…
(一回では掴み切れない部分がたくさんあったので)
そして。いつの日か必ず、竜也のトリゴーリンで「かもめ」が上演される日が来ますように、と。竜也には、そういう役者になってほしいな、という夢をみることができて、幸せです。
しばらくはコスチャに集中!でしょうけれども、また次の作品を楽しみにしています☆
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この後、大阪・広島・名古屋と公演は続きますが、とりあえずひと段落ということで、忘れないうちに観劇の感想を。
コスチャに藤原竜也。
アルカージナに麻実れい。
トリゴーリンに鹿賀丈史。
キャストを聞いたときは、てっきり鹿賀さんが座長だと思っていたので、プログラムを見て竜也くんがトップクレジットだったことに、まず驚愕。「かもめ」って、きちんと観たことはないんですが、アルカージナとトリゴーリンが主役の物語だと思っていたので……でも、そう言われてみれば、物語世界を立ち上げるのはコスチャ(トレープレフ)とニーナ(美波)なんですね。アルカージナとトリゴーリンは、その世界に“登場”するだけで。
チラシの竜也コスチャは髭が生えていたので、勝手に髭萌えしていた猫ですが……。舞台では残念ながら(?)きれいに剃ってしまっていました。しょんぼり。
私が竜也くんを初めてみたのは、身毒丸の凱旋公演ですから……あれから10年以上たってるんですね。肩も腰もほそくて、それこそ今の早乙女太一くんみたいな身体だったのに(サッカーやってたせいか脚は太かったけど)、なんだかすっかり大人の身体になって…。顔は相変わらずまん丸くて童顔ですけどね(^ ^;ゞ……でも、やっぱり大人の顔になったなあ。昔はあんなに祐飛さんと似てるーと思ったのに、今はもう思わないですもんね。お二人とも、この10年で様々な経験をして、それぞれ違う方向に顔が変わったんでしょうね。
もちろん、今の方がかっこいい(*^ ^*)ですよ、ご両人とも♪
チェーホフの作品、って、シェイクスピアと違ってほとんど観たことがないので、作品についてはあまり語れないのですが。
プログラムで竜也くんが言っているとおり、劇構造として「ハムレット」に非常に良く似た設定をもっているんですね。若くて才能に溢れた若者と、美しくふしだらなその母と、若者の憎悪の対象となる母の恋人。
でも、根本的にこの作品は“喜劇”である。いや、非常にシリアスな物語を語るシリアスな世界なんですけど、なんとなくそれを茶化している雰囲気があるんですよね。
ハムレットが、殺された父を懐しみ、クローディアスへの恨みと煩悶を訴える場面なんて、ちょっと演出のテンポが悪かったり、役者のテンションが観客席をひっぱり切れなかったりしたらすぐ失笑が漏れてしまうんですけど、
それと全く同じことが、今回コスチャの嘆きやマーシャ(小島聖)の長台詞、トリゴーリンの自嘲などの場面で“笑いのネタ”として使われていたし、アルカージナは全編笑いを取りにきていたし。
それでも、二幕(戯曲的には“4幕”)で、戻ってきたニーナの語る物語を聞いているコスチャの、無表情の仮面を追うだけで、泣けて泣けて仕方ありませんでした。
一幕冒頭で、「ああ、ニーナの足音だ!」と叫んで飛び上がって喜ぶコスチャの、若々しい激情の暴発っぷりと、
自分を守ろうという保身のない、ただ衝撃が大きすぎて感情を表に出す方法を見つけられないが故の“無”の仮面と。
コスチャ、という一人の人間の、ほんの数年を間においた変貌ぶりに、藤原竜也という役者が、10年を経てここまできたんだな、と実感いたしました…
アルカージナの麻実れい。
彼女の美しさと迫力はたとえようもなく、『モスクワ一の大女優』という称号がぴったり!その驕慢さ、美しさ、迫力。赤ん坊のように全てを欲して我侭で、子供のように残酷な、そうでなくては『大女優』なんてやってられない!という輝き。
今なお美しい彼女に、いつか「サンセット・ブールバード」の“往年の大女優”ノーマを演じて欲しい、という野望は、未だ私の中に強くあるのですが。
いつかノーマになる女性、としてのアルカージナ。その残酷な驕慢さを観て楽しむ私たち観客が、たぶん一番残酷なんだろう、と、あらためて思ったりもしました……。
トレゴーリンの鹿賀丈史。
1年前の「ジキルとハイド」で、役者としての今後を危ぶんだベテラン俳優。最初の長台詞をきちんとこなしたとき、思わず涙が出ました。完全復活されて、本当に良かった……。心配したんですよぉ、あの時は(涙)。
ま、そんなことはおいといて、
トレゴーリン、ステキでした♪私がニーナだったら絶対ついていくね。お洒落でかっこよくて誠意がない。掴みどころのない、“都会的”な紳士がこんなに似合う人も珍しい!!
そして、麻実さんとめちゃくちゃお似合いで(*^ ^*)。
チェーホフの謎めいた世界は、鹿賀さんに合っているのかなーと思いました。…またもう一度、トレゴーリン中心の演出で観てみたいなーと思います。
ニーナの美波。
ポリーナ役で出演なさった藤田弓子さんが、「文学座の新人女優が、まず勉強するのがニーナ」とプログラムに書かれていらっしゃいますが。
確かに、オフィーリアの現代版ともいうべきこの美しいキャラクターは、「新人女優」の勉強の場にぴったりでしょうね。「女優」という仕事への、その世界への限りない憧れ。すべてを捨てて憧れに生きる決意と、転んでも弾き出されても、諦めない情熱。その両方を勉強できる、滅多に無い機会。
シェイクスピアのオフィーリアは記号的な存在ですが、チェーホフのニーナは、最終的にはコスチャを超えて羽ばたいていく“かもめ”の化身。
「かもめ」というタイトルは彼女の台詞から来ているわけですから、ある意味彼女こそがタイトルロールなわけですが(^ ^)、美波さんのニーナは、確かにそれだけの存在感がありました。
一幕と二幕の間に過ぎる“数年”という時間は、コスチャとニーナの上だけを過ぎる。二人以外の登場人物は、その程度の時間では誰一人歳をとりません。ただ二人だけが、容赦ない時の流れに洗われ、磨かれて、本質を剥き出しにされていく。
二人の悲劇は、時が止まったような湖の端で、二人の上だけを時が過ぎてしまったために起こる。
アルカージナも誰も彼も、彼らの上を通り過ぎた時間に気づかない。時間にも、それによって奪われたものにも。
マーシャの小島聖さんは、美しかった!
喪服が似合って、清楚で、なのにどSで。
素晴らしかったです。
ただ、お恥ずかしいんですが、この戯曲の中での「マーシャ」という人物が私にはよくわからなくて……(汗)。なので、マーシャに関しては、もう一回観るまでの宿題にさせてくださいm(_ _)m。
あと、オジサマ蓮ではドルンの中島しゅうさんと、ソーリンの勝部演之さんが素晴らしかったです♪♪大人のオジサマの包容力と色っぽさ。おばさんと恋を語っても美しいドルン、妹(アルカージナ)や甥(コスチャ)への愛情深いソーリン。
ステキだったー!
チェーホフの、シリアスな喜劇。
完全にコスチャに感情移入して観てしまいましたが、作品としてはいろんな解釈が成立しうる、興味深い作品だな、と思います。
また近々のうちに、竜也のコスチャをもう一度観てみたいです。
名古屋のあと、もう一度東京に帰ってこないかしらん…
(一回では掴み切れない部分がたくさんあったので)
そして。いつの日か必ず、竜也のトリゴーリンで「かもめ」が上演される日が来ますように、と。竜也には、そういう役者になってほしいな、という夢をみることができて、幸せです。
しばらくはコスチャに集中!でしょうけれども、また次の作品を楽しみにしています☆
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東京宝塚劇場にて、花組公演「愛と死のエジプト−高潔なアラブの戦士になれなかったスコットランド人−/RED HOT SEA」を観てまいりました。
え?お芝居の副題が違う?
いいえ、違いませんよ。あなたのお手元のチラシだかプログラムだかが間違っているんです。
だって、トマスはアラブの戦士になんてならないもん
あ、違いましたか。違うのはそっちじゃなくて、タイトル自体も「愛と死のアラビア」だ、と?
いえ、だからそれも誤植なんですってば。物語の舞台は最初から最後までエジプトを一歩も出ることはなく、最後に語られるのもエジプトの独立なんですから。
……(疲)。
えっと、いきなりですがネタバレします。すみません。
まだ舞台をご覧になっていない、あるいは原作をこれから読もうと思っていらっしゃる方は、今日の日記はお読みにならないでくださいませ。
この作品のラストの後も原作はずーーーーっと続き、この作品で語られている部分の2倍か3倍くらいの分量がある、という事実は、ネットなどでだいぶ流布されておりますが。
少なくとも、原作ではこの場面でラストではない(=ここではトマスは死なない)ということはご存知の方も多いかと思います。
そもそも、「愛と死のアラビア」というサブタイトル自体が、原作後半(舞台では使われていない部分)のアラビア半島攻略とトマスのメディナ総督就任以降、物語の舞台がアラビアにうつるところで説得力を持つわけで。
あそこで終わらせるなら、このタイトルは最初から最後までおかしいんですよ(涙)。
原作では完全にトゥスンが準主役で、イブラヒムは大きな役ではなく、むしろザイド(今、悠真輪さんが演じている“ザイド”とは全然違うキャラクターなんですが……)の方が役としてはずーっと良い役。
かといって、原作のトゥスンの言動をイブラヒムと分け合っているわけでもなく、イブラヒムはほぼ谷さんのオリジナルキャラというか…うーん、かなり強引な性格付けだと思うんですが。
単純に配役で考えると、トマスに懐きまくる仔犬みたいな我侭息子を壮ちゃんに振りたくなる気持ちもわかるんですが……。でも、祐飛さんも案外似合うと思うんですよ。そもそもイブラヒムだってトマスよりは歳下なんだし、だったらトゥスンでも同じじゃないかー!で、壮ちゃんがドナルド、みわっちが原作のザイド。
まとぶんと壮ちゃんでイギリス人コンビ。祐飛さんがまとぶんと全てを分け合う義兄弟。いいトリオだと思うんですけど。ダメだったんですかね。(←ダメです)
祐飛さんをトゥスンにすると、同期の王子(眉月凰)がアジズなのもすごく意味が出てくるし!(アジズはトゥスンの寵愛をトマスと争うので)
……とってもいいと思うんですけど。どうしてダメなんでしょうか。(←だからもう遅いんだって)
……と、祐飛さんのファンとしては、イブラヒムさんの格好良さに惚れ惚れしながらも、いろいろ妄想してみたりします(笑)。
イブラヒムさんに不満はないんですけどねー。かっこいいし、ステキだし、お髭だし(←そこっ!?)
……って、書き始めるとキリがないのですが。
ネタバレ注意報中なので、今日はこのあたりで。
舞台の感想は、また後日書かせていただきますね(はぁと)。
.
え?お芝居の副題が違う?
いいえ、違いませんよ。あなたのお手元のチラシだかプログラムだかが間違っているんです。
だって、トマスはアラブの戦士になんてならないもん
あ、違いましたか。違うのはそっちじゃなくて、タイトル自体も「愛と死のアラビア」だ、と?
いえ、だからそれも誤植なんですってば。物語の舞台は最初から最後までエジプトを一歩も出ることはなく、最後に語られるのもエジプトの独立なんですから。
……(疲)。
えっと、いきなりですがネタバレします。すみません。
まだ舞台をご覧になっていない、あるいは原作をこれから読もうと思っていらっしゃる方は、今日の日記はお読みにならないでくださいませ。
この作品のラストの後も原作はずーーーーっと続き、この作品で語られている部分の2倍か3倍くらいの分量がある、という事実は、ネットなどでだいぶ流布されておりますが。
少なくとも、原作ではこの場面でラストではない(=ここではトマスは死なない)ということはご存知の方も多いかと思います。
そもそも、「愛と死のアラビア」というサブタイトル自体が、原作後半(舞台では使われていない部分)のアラビア半島攻略とトマスのメディナ総督就任以降、物語の舞台がアラビアにうつるところで説得力を持つわけで。
あそこで終わらせるなら、このタイトルは最初から最後までおかしいんですよ(涙)。
原作では完全にトゥスンが準主役で、イブラヒムは大きな役ではなく、むしろザイド(今、悠真輪さんが演じている“ザイド”とは全然違うキャラクターなんですが……)の方が役としてはずーっと良い役。
かといって、原作のトゥスンの言動をイブラヒムと分け合っているわけでもなく、イブラヒムはほぼ谷さんのオリジナルキャラというか…うーん、かなり強引な性格付けだと思うんですが。
単純に配役で考えると、トマスに懐きまくる仔犬みたいな我侭息子を壮ちゃんに振りたくなる気持ちもわかるんですが……。でも、祐飛さんも案外似合うと思うんですよ。そもそもイブラヒムだってトマスよりは歳下なんだし、だったらトゥスンでも同じじゃないかー!で、壮ちゃんがドナルド、みわっちが原作のザイド。
まとぶんと壮ちゃんでイギリス人コンビ。祐飛さんがまとぶんと全てを分け合う義兄弟。いいトリオだと思うんですけど。ダメだったんですかね。(←ダメです)
祐飛さんをトゥスンにすると、同期の王子(眉月凰)がアジズなのもすごく意味が出てくるし!(アジズはトゥスンの寵愛をトマスと争うので)
……とってもいいと思うんですけど。どうしてダメなんでしょうか。(←だからもう遅いんだって)
……と、祐飛さんのファンとしては、イブラヒムさんの格好良さに惚れ惚れしながらも、いろいろ妄想してみたりします(笑)。
イブラヒムさんに不満はないんですけどねー。かっこいいし、ステキだし、お髭だし(←そこっ!?)
……って、書き始めるとキリがないのですが。
ネタバレ注意報中なので、今日はこのあたりで。
舞台の感想は、また後日書かせていただきますね(はぁと)。
.
真っ赤で熱い砂の海【2】
2008年7月15日 宝塚(花) コメント (2)東京宝塚劇場にて、花組公演「愛と死のエジプト/RED HOT SEA」を観てまいりました。
今日は、ショー「RED HOT SEA」のお話を。
私、このショー好きです♪♪
まぁ、オープニングの新作の衣装とか、中詰めやフィナーレのどっかで何度も観たような衣装とか、パレードの(@ @;)な新作の衣装とか、いろいろ突っ込みたいところはありますが、
でも、好きなの(*^ ^*)。
1番好きなのは「かもめ」です。
むしろ、祐飛さんが出ていると場面全体を観る余裕がなくなるので、出ないでほしかったくらい好きな場面です。
2番目に好きなのは、「引き潮」。
これも同上。
3番目に好きなのがヴィエントなんですけど、その次くらいに、実はパレードが好きだったりします(^ ^;ゞ。
変形パレード、あんまり評判は芳しくないみいみたいですけど、なんだかすごく好き。
あの奇天烈な衣装も、実は結構飽きなくて好きだし(←見慣れたという噂もある)、大階段をうわーーーーーっ!といっせいに降りてくる迫力が結構気に入っています♪
そして、
まとぶんが段上にたったときに、平舞台がちゃんと海になっているのが大好き!
あそこで、まとぶんが上から降りてきて立ち止まって、
ふ、と海を見て、にこっと笑うのがステキなの(*^ ^*)。
ああ、お披露目なんだなあ、と思う。
新生花組のスタートなんだな、と。
そして、
このスタートの場に、居ることが出来てよかったな、と、心から思うのです。
トップさんのお披露目公演を観るのは初めてではないのに、なんで今回に限ってこんなに感慨深くなっちゃうのかなー、と不思議です。以前からまとぶんのことは好きだったけど、別にファンってわけではなかったはずなのに。
でも。
大階段の真ん中で、笑顔で歌う大羽根を背負ったトップさんと、平舞台で嬉しそうに羽を振って出迎える“海”の化身たち。
高く聳え立って崩れたつ波頭のように、青と白の羽が揺れて、
沸き立って、泡だって、
その真ん中から、現れ出でる海の神さまの、輝かしさに。
紅いリボンが降りてからの、無秩序なみんなの笑顔も楽しいです♪♪
まとぶんにアピールしすぎなえりたんとか、
祐飛さんに体当たりで甘えている(?)みつるくんとか、
その隣でちょっと大人っぽい顔で微笑っているみわっちとか、
まとぶんを中心にまとまってというより、組全体の平らな連帯感を感じるラスト。
ショーとしての出来はともかく、とりあえず、私は大好きなんで!ま、とにかく通っとけ、と思っていマス。
草野さんのショーって、楽しいと思うんですよ。
ありえない衣装とか、あってはならない被り物とか、確かにいろんなことが起こりますけれども(笑)、なんだか切なくなるほど幸せになれる場面っていうのが必ずあるの。
絢爛も好きだったけど、今回もかなり好きだなあ♪♪
ま、衣装については、藤井さんが許されているんだから別にいいじゃん、と思っちゃうんですよね。(ちなみに私は、どっちも大好き)(←普段の服装がしのばれます…)
ただ、被りものはせいぜい3場面まで、とか制限つけたいような気はしますね。必死で観ても、誰が誰だかさっぱりわかんないよっっ!!…草野さん、ここ読んでる?(^ ^)。
とりあえずは、オープニングから。
下手花道から、「釣り人」が3人登場。釣りをしているらしい。でもすぐに引っ込んじゃうんですよね。私、大劇場で初めて観たとき、全然気がつかなかったんです実は(汗)。2回目に観たときちょっとびっくりした。
舞台上の屋形船から起き上がる“海の妖精”みわっち。
………かわええ……。
あのひとってもしかして、ほんの半年とちょっと前に気風のいい美女やってた人?
ほんの5ヶ月前には顔に大きな傷のあるヤクザやってた人?
んでもって、ほんっの4ヶ月前には、生真面目な法律学者目指していた人………?
っつか、ほんの30分前まで軍服の似合う真面目なお医者さんだったよな。変わり身早すぎ。
妖精さんを追いかけるように、アフロの少年・ペドロ(野々すみ花)が登場。めっさ可愛いです。すみ花ちゃんドラマシティよろしくね。
「早く帰ってらっしゃ〜い」というママの声を聞きながら、こっそり遊びに行っちゃうペドロ。上手通路を通って客席から退場。あの通路際、一度座ってみたいわ♪
と。
本舞台の紗幕が透けて、奥に魚が泳いでいる。
………さかな。さかな。さかな。おさかな。
はい、さかなです。あれはお魚。
……ぎょっ。
あの衣装は、説明のしようがありません。百聞は一見にしかず。
気になる方は、ぜひ観にいらしてください。
ああいうのを「ありえない衣装」っていうんだな、と。
でもね、実は結構好きだったりします。少なくとも、娘役さんの衣装は。だって本当に流線型で、お魚みたいなんだもん☆
…男役さんは………(無言)
祐飛さんセンターで群舞。
大劇場で観たときは、すでにこの時点で心臓が止まりそうでした。
は、は、は、はなぐみさんのまんなかでゆうひさんがおどってるよ……?いいの…?(←いや、いいのかと聞かれても)
さすがに東宝では、その衝撃はだいぶ薄れましたが。
っていうか、がんばってるなー、祐飛さん。「必死」って顔に書いてあります(←すみません)。努力あるのみ。
目についた人。
ちあきはピンク(←やっぱりこの人のピンク率は高いと思う。っつか、似合う)
かりやんは……あれ?ずっと観てたのに。基本上手だったと思うんですが。黄色だったかな?【Cul様にコメントをいただきました。かりやんはピンクです!ごめんなさい!】
きらりんはオレンジ。
由舞ちゃんとさあやと天宮菜生ちゃんは黄色。
しばらく踊って、まとぶんが後ろから登場。
鱗はついているけど、シンプルな白の衣装。ちょっとロン毛でめちゃめちゃかっこいいです。
カラフルなお魚さんたちがはけると、彩音ちゃんが登場。こちらも白の衣装。スタイルいいよねー、相変わらず。
踊る二人の回りに、お魚さんが増えていって、6組デュエットになる……のかな?
祐飛さんとみほちゃんが紫。
えりたんと一花ちゃんが青。
まっつとすみ花(早替り!)が緑。
みつるくんときらりんがオレンジ。
めおちゃんと由舞ちゃんが黄色。
………で、あってますかね?
で、祐飛さんから始まるスターさんたちの歌い継ぎがあって、もう一度みんなが戻ってきて総踊り。
ここまで、とにかくお魚さんの衣装が凄すぎて、振り付けとかなんとか頭に入らないくらい衝撃的なんですけど、
でも、この“いかにも”な魚っぽい振り付けが、実はすごーく可愛かったりします。
みんながいろんな動きをしているので、いまひとつどこまでが振り付けなのかわかりにくいのですが、つぃーっと一方向に動いて、ふぃっと反対を向いてまたつぃーっと動く、その動きとか、ずーっと身体の後ろとかでひらひらさせている手とか。
大きな水槽の中で、ほとほとと泳いでる小魚の群れ。拡がって、またまとまって、また拡がる、その無秩序な動きを巧く模しているんだなーと思います。前の方より、むしろ2階で見た方がキレイかも、と思いました。
(被り物がある上にちょっと前屈みな姿勢なので、2階だと全然顔が見えないんですけどね(T T)。
由舞ちゃんとかさあやとかの横顔がキレイな人は、この「つぃーっ」という動きで特に目立ちますね♪♪(←単に好みなんじゃないの?)
ライトが落ちると、次は「かもめ」。
次回はそこから、ってことで♪
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今日は、ショー「RED HOT SEA」のお話を。
私、このショー好きです♪♪
まぁ、オープニングの新作の衣装とか、中詰めやフィナーレのどっかで何度も観たような衣装とか、パレードの(@ @;)な新作の衣装とか、いろいろ突っ込みたいところはありますが、
でも、好きなの(*^ ^*)。
1番好きなのは「かもめ」です。
むしろ、祐飛さんが出ていると場面全体を観る余裕がなくなるので、出ないでほしかったくらい好きな場面です。
2番目に好きなのは、「引き潮」。
これも同上。
3番目に好きなのがヴィエントなんですけど、その次くらいに、実はパレードが好きだったりします(^ ^;ゞ。
変形パレード、あんまり評判は芳しくないみいみたいですけど、なんだかすごく好き。
あの奇天烈な衣装も、実は結構飽きなくて好きだし(←見慣れたという噂もある)、大階段をうわーーーーーっ!といっせいに降りてくる迫力が結構気に入っています♪
そして、
まとぶんが段上にたったときに、平舞台がちゃんと海になっているのが大好き!
あそこで、まとぶんが上から降りてきて立ち止まって、
ふ、と海を見て、にこっと笑うのがステキなの(*^ ^*)。
ああ、お披露目なんだなあ、と思う。
新生花組のスタートなんだな、と。
そして、
このスタートの場に、居ることが出来てよかったな、と、心から思うのです。
トップさんのお披露目公演を観るのは初めてではないのに、なんで今回に限ってこんなに感慨深くなっちゃうのかなー、と不思議です。以前からまとぶんのことは好きだったけど、別にファンってわけではなかったはずなのに。
でも。
大階段の真ん中で、笑顔で歌う大羽根を背負ったトップさんと、平舞台で嬉しそうに羽を振って出迎える“海”の化身たち。
高く聳え立って崩れたつ波頭のように、青と白の羽が揺れて、
沸き立って、泡だって、
その真ん中から、現れ出でる海の神さまの、輝かしさに。
紅いリボンが降りてからの、無秩序なみんなの笑顔も楽しいです♪♪
まとぶんにアピールしすぎなえりたんとか、
祐飛さんに体当たりで甘えている(?)みつるくんとか、
その隣でちょっと大人っぽい顔で微笑っているみわっちとか、
まとぶんを中心にまとまってというより、組全体の平らな連帯感を感じるラスト。
ショーとしての出来はともかく、とりあえず、私は大好きなんで!ま、とにかく通っとけ、と思っていマス。
草野さんのショーって、楽しいと思うんですよ。
ありえない衣装とか、あってはならない被り物とか、確かにいろんなことが起こりますけれども(笑)、なんだか切なくなるほど幸せになれる場面っていうのが必ずあるの。
絢爛も好きだったけど、今回もかなり好きだなあ♪♪
ま、衣装については、藤井さんが許されているんだから別にいいじゃん、と思っちゃうんですよね。(ちなみに私は、どっちも大好き)(←普段の服装がしのばれます…)
ただ、被りものはせいぜい3場面まで、とか制限つけたいような気はしますね。必死で観ても、誰が誰だかさっぱりわかんないよっっ!!…草野さん、ここ読んでる?(^ ^)。
とりあえずは、オープニングから。
下手花道から、「釣り人」が3人登場。釣りをしているらしい。でもすぐに引っ込んじゃうんですよね。私、大劇場で初めて観たとき、全然気がつかなかったんです実は(汗)。2回目に観たときちょっとびっくりした。
舞台上の屋形船から起き上がる“海の妖精”みわっち。
………かわええ……。
あのひとってもしかして、ほんの半年とちょっと前に気風のいい美女やってた人?
ほんの5ヶ月前には顔に大きな傷のあるヤクザやってた人?
んでもって、ほんっの4ヶ月前には、生真面目な法律学者目指していた人………?
っつか、ほんの30分前まで軍服の似合う真面目なお医者さんだったよな。変わり身早すぎ。
妖精さんを追いかけるように、アフロの少年・ペドロ(野々すみ花)が登場。めっさ可愛いです。すみ花ちゃんドラマシティよろしくね。
「早く帰ってらっしゃ〜い」というママの声を聞きながら、こっそり遊びに行っちゃうペドロ。上手通路を通って客席から退場。あの通路際、一度座ってみたいわ♪
と。
本舞台の紗幕が透けて、奥に魚が泳いでいる。
………さかな。さかな。さかな。おさかな。
はい、さかなです。あれはお魚。
……ぎょっ。
あの衣装は、説明のしようがありません。百聞は一見にしかず。
気になる方は、ぜひ観にいらしてください。
ああいうのを「ありえない衣装」っていうんだな、と。
でもね、実は結構好きだったりします。少なくとも、娘役さんの衣装は。だって本当に流線型で、お魚みたいなんだもん☆
…男役さんは………(無言)
祐飛さんセンターで群舞。
大劇場で観たときは、すでにこの時点で心臓が止まりそうでした。
は、は、は、はなぐみさんのまんなかでゆうひさんがおどってるよ……?いいの…?(←いや、いいのかと聞かれても)
さすがに東宝では、その衝撃はだいぶ薄れましたが。
っていうか、がんばってるなー、祐飛さん。「必死」って顔に書いてあります(←すみません)。努力あるのみ。
目についた人。
ちあきはピンク(←やっぱりこの人のピンク率は高いと思う。っつか、似合う)
かりやんは……あれ?ずっと観てたのに。基本上手だったと思うんですが。黄色だったかな?【Cul様にコメントをいただきました。かりやんはピンクです!ごめんなさい!】
きらりんはオレンジ。
由舞ちゃんとさあやと天宮菜生ちゃんは黄色。
しばらく踊って、まとぶんが後ろから登場。
鱗はついているけど、シンプルな白の衣装。ちょっとロン毛でめちゃめちゃかっこいいです。
カラフルなお魚さんたちがはけると、彩音ちゃんが登場。こちらも白の衣装。スタイルいいよねー、相変わらず。
踊る二人の回りに、お魚さんが増えていって、6組デュエットになる……のかな?
祐飛さんとみほちゃんが紫。
えりたんと一花ちゃんが青。
まっつとすみ花(早替り!)が緑。
みつるくんときらりんがオレンジ。
めおちゃんと由舞ちゃんが黄色。
………で、あってますかね?
で、祐飛さんから始まるスターさんたちの歌い継ぎがあって、もう一度みんなが戻ってきて総踊り。
ここまで、とにかくお魚さんの衣装が凄すぎて、振り付けとかなんとか頭に入らないくらい衝撃的なんですけど、
でも、この“いかにも”な魚っぽい振り付けが、実はすごーく可愛かったりします。
みんながいろんな動きをしているので、いまひとつどこまでが振り付けなのかわかりにくいのですが、つぃーっと一方向に動いて、ふぃっと反対を向いてまたつぃーっと動く、その動きとか、ずーっと身体の後ろとかでひらひらさせている手とか。
大きな水槽の中で、ほとほとと泳いでる小魚の群れ。拡がって、またまとまって、また拡がる、その無秩序な動きを巧く模しているんだなーと思います。前の方より、むしろ2階で見た方がキレイかも、と思いました。
(被り物がある上にちょっと前屈みな姿勢なので、2階だと全然顔が見えないんですけどね(T T)。
由舞ちゃんとかさあやとかの横顔がキレイな人は、この「つぃーっ」という動きで特に目立ちますね♪♪(←単に好みなんじゃないの?)
ライトが落ちると、次は「かもめ」。
次回はそこから、ってことで♪
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真っ赤で熱い砂の海【3】
2008年7月16日 宝塚(花)ふと気がついたんですが。
私、「殉情」についての感想が途中なんですよね、まだ。なんたって、GO(暁郷)くんがどんなにカッコよかったか書いてない!!
Bチームの初日前に書こうと思っていたのに…早いもので明日が初日かぁ〜。
どなたも待ってはいらっしゃらないかもしれませんが、とりあえず、一段落ついたら書かせてくださいませ。
そして、ちー(蓮水ゆうや)ちゃん。
遠くから応援していますのでがんばってねっっ!ああ、初日映像が楽しみです☆
さて、花組東宝劇場公演「RED HOT SEA」。
お魚さんたちの群舞が終わって暗転すると、下手花道に釣り人さんたちが登場。
同時に上手花道に光が入って、
白いスーツの男、登場。
ポーズをつけて、鮮やかに空気を変える。気障な手の動き、たくましい肩のライン。
…あのかっこいい人、誰?と、初見時に真顔思ったのは私だけでしょうか…
一緒に出てくる二人は、まっつ(未涼亜希)とみつる(華形ひかる)。三人とも白いスーツで、祐飛さんは藍のシャツ、お二人は少し渋めの紅のシャツ。し、白いスーツですよあなた!ありえない衣装だらけのこのショーで、唯一のスーーーーーツっっ!!(絶叫)
こほん。
妖精さん(愛音羽麗)からサングラスを受け取って、三人で仲良く歌いながら銀橋へ。
いまひとつ歌詞が聞き取れない(←かろうじて聞き取れるのはまっつのみ)のですが、とにかく「海へ行こう、遊びに行こう」(祐飛)「大きな貝殻拾おう」(みつる)「女の子みつけよう」(まっつ)みたいな話をしているらしい。
大劇場ではなんとなく距離を感じた三人ですが、東宝にきたら、ずいぶん仲良くなってて吃驚。まだまだ探りあってる部分もあると思いますが、振りどおりに動くのではなく、ちゃんと互いの目を見て動けるようになったんだなー、と。
単純に振りや歌が身体に入って自由に動く余裕ができたってことなのか、
祐飛さんが花組さんに慣れてきた証なのか、
…やっと、下級生が祐飛さんに馴れてきてくれたってことなのか(^ ^;ゞ
銀橋を渡りきると、そこは海。
かもめが一羽、舞いこんでくる。
桜一花嬢のかもめは、絶品です。
上手の袖から駆け込んでくる白い鳥。つつっと駆けてきて、ふわっと跳ぶ。
音もなく、ただ風が舞うように。
純白の衣装に、鳥の象徴でもある白い羽根の髪飾り。
ちいさな顔がいつもよりもっと小さく見えます。細い身体はもっと細く。
そして、小さな身体が大きく見える、ふわっっと舞い上がった高いジャンプ。
上手袖から、次々に舞いこんでくるかもめたち。
ずっと月組ファンだったので、月組の娘たちほどカッコイイ娘役さんは他にはいない、と思っていました。
その気持ちは今も変わりませんが、花組の娘役さんたちの可憐な美しさは、また全然違う種類の特別さなんですね。
本当に本当にみんな可愛い。
かもめたちの愛らしさ、透明感、そして儚げな非現実感。生まれたばかりの赤ん坊のような、手に取るのが怖いような柔らかな脆さ。
ずっと一花ちゃんばかり見てしまっていたのですが、こないだは(華耀)きらりんと(天宮)菜生ちゃんにハマりました。二人とも首から肩にかけてのラインがきれいで、羽根飾りが良く似合って、腕が長くて表現力があるの(*^ ^*)。
ひっきりなしにポジションが変わるので、追いかけるの大変なんです(T T)。時々視界の端をかすめた(野々)すみ花ちゃん、次回はちゃんと観るぞ!
鳥を模した動きの一つとして、前場同様、腕を後ろに回してひらひら動かす振りも多いのですが、微妙にお魚さんの時と違うのが面白かったです。
手首から先だけを動かすと魚っぽくて、ひじから動かすと鳥に見えるのかな?そんな単純なものではないのかもしれませんが、ちゃんと「そう見える」のがすごいなーと思いました。
この場面、基本的に歌うのは祐飛さん。
……なんでまっつじゃないんだろう、まっつの歌が聴きたいよ、と、一花ちゃんに一点集中していた初見時は素朴に疑問だったんですが。
2回目。全体を観て、やっと理解しました。
……まっつ、踊れるんだね(←今更気づくな)。さすが花組。
これは無理だ。まっつ(とみつる)に踊っていただくしかない。
最初は祐飛さんセンターで、かもめたちと戯れる(←貝殻も女の子も落ちてなくて残念だね)「男」たち三人、として踊っているのですが。
祐飛さんが歌い始めたあたりから、次第に踊りの質が変わっていく。
かもめたちはそのままで、まっつとみつるは、次第にかもめに同化していくんですね。さすがに鳥振りはやらないけど、やんちゃで楽しそうだった表情が、次第に厳しくなっていって。
やわらかなターン、軽やかなジャンプ、重力を感じさせない、足音のしなさそうな、そんな踊りに。
かもめたちと戯れる“男”から、かもめたちと同じ側にいる“精霊”への変化。さっきまで「三人」だった白いスーツが、「一人」だけになったように見える。
白い鳥、白い精霊、精霊のまとう紅いシャツが、海に落ちる紅い夕陽のカケラのようで。
男を一人残して、飛び去るかもめ。
精霊も去った蒼い海に、取り残された男。
「海」の男たちも凄く好きです。
うすい水色のえりたん(壮一帆)を中心に、少し濃い色とかなり濃い色、海の碧のバリエーションが凄くキレイ。
フィナーレの、まとぶんを出迎える海原の表現と同じ御織ゆみ乃さんの振付。このひとの創る海が、私はとても好きなのかもしれません。
イメージとしては、砂浜ではなくて岩棚みたいなところなのでしょうか?風がおさまっているときはかもめが伸び伸び歩いていて、風が出てくると波が来る感じ。盛り上がって、砕けて、戻って、また盛り上がって……寄せては返す、波。
人間を襲おうという『意思』はないけれども、何かあれば人のひとりやふたり、簡単に引きずり込める力を秘めた、海。
波と戯れる人なのか、人と戯れる海なのか。
ここは、振りが激しくてあまり正面から顔を見るチャンスがないのと、被り物が意外と邪魔で、誰が誰だかさっぱりです。
(扇)めぐむくんと(祐澄)しゅんさんが確か濃い青の衣装で、ちあき(白鳥かすが)とだいもん(望海風斗)は薄い色だったような……気がするけど、気のせいかもしれません。めぐむくんは真顔、しゅんくんはちょっと挑戦的な笑顔、ちあきは厳しい顔、だいもんはなんだか嬉しそうな顔…をしているところを見つけました。
少しすると、またかもめたちが戻ってきてしまうので、海を見ている余裕があまりないのが残念です。
海とかもめ。
海とヒト。
ヒトとかもめ。
かもめと、海と、ヒト。
観るたびに、違うことを考えています。
海とヒトが対立しているように見えた日もありました。
かもめが、ヒトを助けに舞い込んできたように見えた日もありました。
逆に、海に襲われたかもめたちを、ヒトが助けようとしているように見えた日もありました。
そして、海とかもめが結託してヒトを翻弄しているように見えたことも。
プログラムでは「海と戯れるアミーゴ」と書いてあるだけ。ってことは、振付などの意図はそうなんでしょうねぇ。なんで日によって違ってみえるんでしょうか(^ ^;ゞ。っていうか、私だけ?
……か、かもめでこんなに長くなってどうするんだ私………。
すみません。次からはもう少しコンパクトにまとめたいと思います(←無理)
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私、「殉情」についての感想が途中なんですよね、まだ。なんたって、GO(暁郷)くんがどんなにカッコよかったか書いてない!!
Bチームの初日前に書こうと思っていたのに…早いもので明日が初日かぁ〜。
どなたも待ってはいらっしゃらないかもしれませんが、とりあえず、一段落ついたら書かせてくださいませ。
そして、ちー(蓮水ゆうや)ちゃん。
遠くから応援していますのでがんばってねっっ!ああ、初日映像が楽しみです☆
さて、花組東宝劇場公演「RED HOT SEA」。
お魚さんたちの群舞が終わって暗転すると、下手花道に釣り人さんたちが登場。
同時に上手花道に光が入って、
白いスーツの男、登場。
ポーズをつけて、鮮やかに空気を変える。気障な手の動き、たくましい肩のライン。
…あのかっこいい人、誰?と、初見時に真顔思ったのは私だけでしょうか…
一緒に出てくる二人は、まっつ(未涼亜希)とみつる(華形ひかる)。三人とも白いスーツで、祐飛さんは藍のシャツ、お二人は少し渋めの紅のシャツ。し、白いスーツですよあなた!ありえない衣装だらけのこのショーで、唯一のスーーーーーツっっ!!(絶叫)
こほん。
妖精さん(愛音羽麗)からサングラスを受け取って、三人で仲良く歌いながら銀橋へ。
いまひとつ歌詞が聞き取れない(←かろうじて聞き取れるのはまっつのみ)のですが、とにかく「海へ行こう、遊びに行こう」(祐飛)「大きな貝殻拾おう」(みつる)「女の子みつけよう」(まっつ)みたいな話をしているらしい。
大劇場ではなんとなく距離を感じた三人ですが、東宝にきたら、ずいぶん仲良くなってて吃驚。まだまだ探りあってる部分もあると思いますが、振りどおりに動くのではなく、ちゃんと互いの目を見て動けるようになったんだなー、と。
単純に振りや歌が身体に入って自由に動く余裕ができたってことなのか、
祐飛さんが花組さんに慣れてきた証なのか、
…やっと、下級生が祐飛さんに馴れてきてくれたってことなのか(^ ^;ゞ
銀橋を渡りきると、そこは海。
かもめが一羽、舞いこんでくる。
桜一花嬢のかもめは、絶品です。
上手の袖から駆け込んでくる白い鳥。つつっと駆けてきて、ふわっと跳ぶ。
音もなく、ただ風が舞うように。
純白の衣装に、鳥の象徴でもある白い羽根の髪飾り。
ちいさな顔がいつもよりもっと小さく見えます。細い身体はもっと細く。
そして、小さな身体が大きく見える、ふわっっと舞い上がった高いジャンプ。
上手袖から、次々に舞いこんでくるかもめたち。
ずっと月組ファンだったので、月組の娘たちほどカッコイイ娘役さんは他にはいない、と思っていました。
その気持ちは今も変わりませんが、花組の娘役さんたちの可憐な美しさは、また全然違う種類の特別さなんですね。
本当に本当にみんな可愛い。
かもめたちの愛らしさ、透明感、そして儚げな非現実感。生まれたばかりの赤ん坊のような、手に取るのが怖いような柔らかな脆さ。
ずっと一花ちゃんばかり見てしまっていたのですが、こないだは(華耀)きらりんと(天宮)菜生ちゃんにハマりました。二人とも首から肩にかけてのラインがきれいで、羽根飾りが良く似合って、腕が長くて表現力があるの(*^ ^*)。
ひっきりなしにポジションが変わるので、追いかけるの大変なんです(T T)。時々視界の端をかすめた(野々)すみ花ちゃん、次回はちゃんと観るぞ!
鳥を模した動きの一つとして、前場同様、腕を後ろに回してひらひら動かす振りも多いのですが、微妙にお魚さんの時と違うのが面白かったです。
手首から先だけを動かすと魚っぽくて、ひじから動かすと鳥に見えるのかな?そんな単純なものではないのかもしれませんが、ちゃんと「そう見える」のがすごいなーと思いました。
この場面、基本的に歌うのは祐飛さん。
……なんでまっつじゃないんだろう、まっつの歌が聴きたいよ、と、一花ちゃんに一点集中していた初見時は素朴に疑問だったんですが。
2回目。全体を観て、やっと理解しました。
……まっつ、踊れるんだね(←今更気づくな)。さすが花組。
これは無理だ。まっつ(とみつる)に踊っていただくしかない。
最初は祐飛さんセンターで、かもめたちと戯れる(←貝殻も女の子も落ちてなくて残念だね)「男」たち三人、として踊っているのですが。
祐飛さんが歌い始めたあたりから、次第に踊りの質が変わっていく。
かもめたちはそのままで、まっつとみつるは、次第にかもめに同化していくんですね。さすがに鳥振りはやらないけど、やんちゃで楽しそうだった表情が、次第に厳しくなっていって。
やわらかなターン、軽やかなジャンプ、重力を感じさせない、足音のしなさそうな、そんな踊りに。
かもめたちと戯れる“男”から、かもめたちと同じ側にいる“精霊”への変化。さっきまで「三人」だった白いスーツが、「一人」だけになったように見える。
白い鳥、白い精霊、精霊のまとう紅いシャツが、海に落ちる紅い夕陽のカケラのようで。
男を一人残して、飛び去るかもめ。
精霊も去った蒼い海に、取り残された男。
「海」の男たちも凄く好きです。
うすい水色のえりたん(壮一帆)を中心に、少し濃い色とかなり濃い色、海の碧のバリエーションが凄くキレイ。
フィナーレの、まとぶんを出迎える海原の表現と同じ御織ゆみ乃さんの振付。このひとの創る海が、私はとても好きなのかもしれません。
イメージとしては、砂浜ではなくて岩棚みたいなところなのでしょうか?風がおさまっているときはかもめが伸び伸び歩いていて、風が出てくると波が来る感じ。盛り上がって、砕けて、戻って、また盛り上がって……寄せては返す、波。
人間を襲おうという『意思』はないけれども、何かあれば人のひとりやふたり、簡単に引きずり込める力を秘めた、海。
波と戯れる人なのか、人と戯れる海なのか。
ここは、振りが激しくてあまり正面から顔を見るチャンスがないのと、被り物が意外と邪魔で、誰が誰だかさっぱりです。
(扇)めぐむくんと(祐澄)しゅんさんが確か濃い青の衣装で、ちあき(白鳥かすが)とだいもん(望海風斗)は薄い色だったような……気がするけど、気のせいかもしれません。めぐむくんは真顔、しゅんくんはちょっと挑戦的な笑顔、ちあきは厳しい顔、だいもんはなんだか嬉しそうな顔…をしているところを見つけました。
少しすると、またかもめたちが戻ってきてしまうので、海を見ている余裕があまりないのが残念です。
海とかもめ。
海とヒト。
ヒトとかもめ。
かもめと、海と、ヒト。
観るたびに、違うことを考えています。
海とヒトが対立しているように見えた日もありました。
かもめが、ヒトを助けに舞い込んできたように見えた日もありました。
逆に、海に襲われたかもめたちを、ヒトが助けようとしているように見えた日もありました。
そして、海とかもめが結託してヒトを翻弄しているように見えたことも。
プログラムでは「海と戯れるアミーゴ」と書いてあるだけ。ってことは、振付などの意図はそうなんでしょうねぇ。なんで日によって違ってみえるんでしょうか(^ ^;ゞ。っていうか、私だけ?
……か、かもめでこんなに長くなってどうするんだ私………。
すみません。次からはもう少しコンパクトにまとめたいと思います(←無理)
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真っ赤で熱い砂の海【4】
2008年7月17日 宝塚(花) コメント (12)花組東宝劇場公演「RED HOT SEA」。
『かもめ』が終わると、下手舞台端の灯台の中から一人の人物が現れる。
灯台守(真飛聖)。
灯台守、っていうと、どうしても萩尾望都の、というか、レイ・ブラッドベリの「霧笛」を思い出してしまうんですよね。
まとぶんの歌うソロの歌詞も、「海の彼方からやってくる」愛するもの、とか、「まだ見ぬ愛」とか、そういう内容なので。
ついつい、“びょうびょう”とした「そんな音」に、耳を澄ましてしまう自分がいます。
夢の遊眠社(野田秀樹)の「半神」でも、印象的に使われていたモチーフ。
なにかこう、やるせない感じがするソロで、まとぶんの低くて柔らかな深みのある声によく合っていて、とっても好きです♪
まとぶんが銀橋上手に向かう間に本舞台の紗幕があがり、ピンクのドレスを纏って螺旋階段に佇む(桜乃)彩音ちゃんにスポット。さらに上手奥のカウンター4人のボーイさんが現れて、本舞台に戻ったまとぶんを出迎えます。
と同時に暗転、彩音ちゃんがゆっくりと踊りだし、それと同時に前後左右から人々がせりあがってくる。
「せり上がり」の効果を存分に使った場面で、ワクワク♪するんですよね!
音楽が入ると、キラキラの衣装に着替えたまとぶんがセンターに登場。洒落た音楽に合わせて踊りだすメンバーたち。
屋根の上には、まっつ、絵莉千晶さん、天宮菜生ちゃん、芽吹幸奈ちゃんの4人が残って、歌詞ナシで歌ってくれます。この歌が凄い!歌劇誌の座談会でも草野さんが話していたけど、たしかに凄い歌でした。まっつと絵莉さんの掛け合いが特に素晴らしい。菜生ちゃんも、「蒼いくちづけ」二幕のソロ良かったもんなー。赤いドレスが華やかな美人さん。可愛いです。
とりあえず、ここはまっつの歌を聴いているだけで幸せなんですけど。
でも、目は忙しいです。ものすごく。
まずは、立っているだけで色っぽいふみか(紫峰七海)に釘付け。螺旋階段の下で、手すりに寄りかかってまとぶんのダンスを横目で見ている時が一番色っぽい。薄水色のシャツに同色のひらひらがついた黒の変形燕尾が、とてもよく似合う。
…娘役さんと組んで踊っているときよりも、一人で立ってるほうが色っぽいってどういうこと?>ふみか
一花ちゃんは赤いドレス。さっきのかもめの透明感はカケラもない、コケティッシュでつかみどころのないお姉さま。
きらりんは濃い目の赤紫(?)のドレス。片側が長いボブの鬘が良く似合って、ピカ一のかっこよさです。
初姫さあやちゃんは薄い緑のドレス。髪をアップにして、黒塗りで目元にポイントを置いたさあやは、この場面に限らず、一瞬見落としてしまうほどふつーに美少女(*^ ^*)。見つけるたびに、あ、あれ?さあやってあんなにキレイだったっけ?と思ってしまう…(ごめんなさい)。
今回の公演、芝居もショーも“誰だっけあの美少女?”、と思うと例外なくさあやなんですよね(^ ^;ゞ。それも、“美女”じゃなくて“美少女”なところがポイント高い(^ ^)。
みほちゃんのドレスは黄色。前髪をぴったりフェースラインの沿わせた大人っぽい髪型がよく似合って、ちょっと挑戦的な瞳がステキ。
由舞ちゃんはオレンジ。
野々すみ花ちゃんは紫だったかな?
かりやん(貴怜良)とだいもん(望海風斗)は黄色だったかな?まめ(日向燦)ちゃんは確か青で、(扇)めぐむくんはオレンジだったような気がする。………あれっ?ちあきを覚えてないぞ。どこにいたっけ…?(←ごめんなさいごめんなさい)
【某友人からコメントをいただきました。ちあきは黄色チームで、最初はれみちゃんと踊っているそうです。そういえば真ん中へんにいたよね(^ ^;ゞ】
誰と誰が組んでるのね、っていうのも忙しくチェックしているんだけどなあ。海馬よ私を置いて逝くな…。
それにしても。
オープニングは「霧笛」を思わせるような幻想的な場面なのに、こんなに面白くなってしまって良いんでしょうか……?
いいんだよね、ね、まとぶん♪
最後に出てくる妖精さんが、いったいどこから現れたのか不思議で仕方ないんですが(笑)、最後にまとぶんと抱き合って終わるのもご愛嬌、ってことで。
暗転すると、まとぶんは逃げるように袖に走りこみ、舞台に残った妖精さんが、一瞬にして切り替えて(←切り替え早すぎ)、
コーヒー・ルンバで中詰めのスタート。
ちなみにコーヒー・ルンバって、原曲があったんですね(汗)。原曲は、ペローニの「Moliendo Cafe(モリエンド・カフェ)」。コーヒーを主題にはしているけれども、「コーヒー・ルンバ」の歌詞とは無関係なんだそうです。へーへーへー。
エキゾチックな曲だとは思っていたけど、そういう由来があったんですねぇ。(ちなみに、厳密には“ルンバ”のリズムではないんだそうですよ by Wikipedia)。
妖精さんの歌に合わせて、灯台からルンバの男(←役名違うし)が登場。壮さん、めお(真野すがた)ちゃん、まぁ(朝夏まなと)くん。
ソレはソレは物凄い、ありえない、だけどすっごく見慣れた感のあるラテンのふりふり衣装。白いパンツに合わせて、右身と左身で色が違う、ふりふりのアレです。ハローダンシングでも観たし、どっかの全ツでも観たし、とりあえずしょっちゅう見ている気がする、ありえない衣装筆頭。
しかし、この超絶スタイルのいい三人が着ると、この衣装もそれなりにサマになるから凄いなー。脚が細くて長いから、上半身に無駄にボリュームがあってもカッコイイんでしょうね。しみじみ。
歌っている内容は、「海の底にはお城があるんだってよ!」「へー、すげーな!」「行ってみようぜ!」「おお、そうだな、行きてぇな」みたいな暢気な会話なんですけれども、場面の終わり方が結構洒落ていて好きです。鼻をつまんでセリで沈んでいくめおちゃん&まぁくんと、妖精さんに背を押されて海に飛び込む振りをする壮ちゃん。
ちゃんと「海の底」に向かおうとしてるのが可愛い。
暗転。
暗闇に「ウノ、ドス、トレス…」とカウントダウンが響いて。
パッと明かりがつくと、銀橋一面にギラギラの群れ!!
いわゆる「チョンパ」という言葉は洋物作品ではあまり使わないららしいですが、チョンパで始まる華やかな和物ショーと同じ感動がありました。
うっわー、凄い!という感動。
……どっかで絶対観たことがある衣装だ、っていうのは、あんまり気にしないのが一番です。だって私の海馬は逃亡中だし!覚えてないから良いんだもんっ!!
『海のお城のフェスティバル』というテーマで、色んな人がいれかわりたちかわり、ひっきりなしに動き続け、歌い続ける、いかにも草野さんらしい中詰め。
華を添える金ダルマの娘役4人も、目の保養でめちゃめちゃ可愛い!(みほちゃん、一花ちゃん、れみちゃん、すみ花ちゃん)
妖精さんも人間の姿で登場。短い場面ですが、誰よりもギラギラと男役全開でキザっているみわっちが、超ステキです。
でも、この場面の一番のメインは、やっぱりエイトシャルマン。
「エンター・ザ・レビュー」の猛獣でほれ込んだかりやんの美脚を、もう一度観ることができてとても幸せです。(←おい)
退団を意識してか、白ダルマのかりやん。ラインの美しさが一番あらわに出る衣装を、完璧に着こなす完璧なスタイル。美人で目力があってスタイルが良くてダンサーで、本当にステキな人でした。もうちょっと観ていたかったのに、残念です。
あと一ヶ月、存分に踊ってくださいね。最後まで、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
赤ダルマのちあきは、男役の時より、逆にハニカミがなくて凛々しいかも(^ ^)。バックスタイルの美しさに惚れ惚れします。祐澄しゅんさんはかっこいい!
個人的には、せっかく「蒼いくちづけ」で覚えたつもりだった冴月瑠那さんも真瀬はるかさんも見分けられず、残念です。(かりやんに食いつきすぎて下級生を見る余裕がなかった……涙)
緑ダルマの日高大地くんをかろうじてチェックしたくらいかな?<下級生
ただ。
8人ともせっかくがんばって出てるのに、メインの場面が短すぎるのが物凄く不満です!!中詰めの最後にもう一回出てくるときもばたばたしているし!もったいない!!
とりあえず、中詰めはこんな感じです。
エイトシャルマン、せっかくやるんなら、もうちょっと銀橋に飾っといてくださいよ草野さん……(T T)。
.
『かもめ』が終わると、下手舞台端の灯台の中から一人の人物が現れる。
灯台守(真飛聖)。
灯台守、っていうと、どうしても萩尾望都の、というか、レイ・ブラッドベリの「霧笛」を思い出してしまうんですよね。
まとぶんの歌うソロの歌詞も、「海の彼方からやってくる」愛するもの、とか、「まだ見ぬ愛」とか、そういう内容なので。
ついつい、“びょうびょう”とした「そんな音」に、耳を澄ましてしまう自分がいます。
夢の遊眠社(野田秀樹)の「半神」でも、印象的に使われていたモチーフ。
なにかこう、やるせない感じがするソロで、まとぶんの低くて柔らかな深みのある声によく合っていて、とっても好きです♪
まとぶんが銀橋上手に向かう間に本舞台の紗幕があがり、ピンクのドレスを纏って螺旋階段に佇む(桜乃)彩音ちゃんにスポット。さらに上手奥のカウンター4人のボーイさんが現れて、本舞台に戻ったまとぶんを出迎えます。
と同時に暗転、彩音ちゃんがゆっくりと踊りだし、それと同時に前後左右から人々がせりあがってくる。
「せり上がり」の効果を存分に使った場面で、ワクワク♪するんですよね!
音楽が入ると、キラキラの衣装に着替えたまとぶんがセンターに登場。洒落た音楽に合わせて踊りだすメンバーたち。
屋根の上には、まっつ、絵莉千晶さん、天宮菜生ちゃん、芽吹幸奈ちゃんの4人が残って、歌詞ナシで歌ってくれます。この歌が凄い!歌劇誌の座談会でも草野さんが話していたけど、たしかに凄い歌でした。まっつと絵莉さんの掛け合いが特に素晴らしい。菜生ちゃんも、「蒼いくちづけ」二幕のソロ良かったもんなー。赤いドレスが華やかな美人さん。可愛いです。
とりあえず、ここはまっつの歌を聴いているだけで幸せなんですけど。
でも、目は忙しいです。ものすごく。
まずは、立っているだけで色っぽいふみか(紫峰七海)に釘付け。螺旋階段の下で、手すりに寄りかかってまとぶんのダンスを横目で見ている時が一番色っぽい。薄水色のシャツに同色のひらひらがついた黒の変形燕尾が、とてもよく似合う。
…娘役さんと組んで踊っているときよりも、一人で立ってるほうが色っぽいってどういうこと?>ふみか
一花ちゃんは赤いドレス。さっきのかもめの透明感はカケラもない、コケティッシュでつかみどころのないお姉さま。
きらりんは濃い目の赤紫(?)のドレス。片側が長いボブの鬘が良く似合って、ピカ一のかっこよさです。
初姫さあやちゃんは薄い緑のドレス。髪をアップにして、黒塗りで目元にポイントを置いたさあやは、この場面に限らず、一瞬見落としてしまうほどふつーに美少女(*^ ^*)。見つけるたびに、あ、あれ?さあやってあんなにキレイだったっけ?と思ってしまう…(ごめんなさい)。
今回の公演、芝居もショーも“誰だっけあの美少女?”、と思うと例外なくさあやなんですよね(^ ^;ゞ。それも、“美女”じゃなくて“美少女”なところがポイント高い(^ ^)。
みほちゃんのドレスは黄色。前髪をぴったりフェースラインの沿わせた大人っぽい髪型がよく似合って、ちょっと挑戦的な瞳がステキ。
由舞ちゃんはオレンジ。
野々すみ花ちゃんは紫だったかな?
かりやん(貴怜良)とだいもん(望海風斗)は黄色だったかな?まめ(日向燦)ちゃんは確か青で、(扇)めぐむくんはオレンジだったような気がする。………あれっ?ちあきを覚えてないぞ。どこにいたっけ…?(←ごめんなさいごめんなさい)
【某友人からコメントをいただきました。ちあきは黄色チームで、最初はれみちゃんと踊っているそうです。そういえば真ん中へんにいたよね(^ ^;ゞ】
誰と誰が組んでるのね、っていうのも忙しくチェックしているんだけどなあ。海馬よ私を置いて逝くな…。
それにしても。
オープニングは「霧笛」を思わせるような幻想的な場面なのに、こんなに面白くなってしまって良いんでしょうか……?
いいんだよね、ね、まとぶん♪
最後に出てくる妖精さんが、いったいどこから現れたのか不思議で仕方ないんですが(笑)、最後にまとぶんと抱き合って終わるのもご愛嬌、ってことで。
暗転すると、まとぶんは逃げるように袖に走りこみ、舞台に残った妖精さんが、一瞬にして切り替えて(←切り替え早すぎ)、
コーヒー・ルンバで中詰めのスタート。
ちなみにコーヒー・ルンバって、原曲があったんですね(汗)。原曲は、ペローニの「Moliendo Cafe(モリエンド・カフェ)」。コーヒーを主題にはしているけれども、「コーヒー・ルンバ」の歌詞とは無関係なんだそうです。へーへーへー。
エキゾチックな曲だとは思っていたけど、そういう由来があったんですねぇ。(ちなみに、厳密には“ルンバ”のリズムではないんだそうですよ by Wikipedia)。
妖精さんの歌に合わせて、灯台からルンバの男(←役名違うし)が登場。壮さん、めお(真野すがた)ちゃん、まぁ(朝夏まなと)くん。
ソレはソレは物凄い、ありえない、だけどすっごく見慣れた感のあるラテンのふりふり衣装。白いパンツに合わせて、右身と左身で色が違う、ふりふりのアレです。ハローダンシングでも観たし、どっかの全ツでも観たし、とりあえずしょっちゅう見ている気がする、ありえない衣装筆頭。
しかし、この超絶スタイルのいい三人が着ると、この衣装もそれなりにサマになるから凄いなー。脚が細くて長いから、上半身に無駄にボリュームがあってもカッコイイんでしょうね。しみじみ。
歌っている内容は、「海の底にはお城があるんだってよ!」「へー、すげーな!」「行ってみようぜ!」「おお、そうだな、行きてぇな」みたいな暢気な会話なんですけれども、場面の終わり方が結構洒落ていて好きです。鼻をつまんでセリで沈んでいくめおちゃん&まぁくんと、妖精さんに背を押されて海に飛び込む振りをする壮ちゃん。
ちゃんと「海の底」に向かおうとしてるのが可愛い。
暗転。
暗闇に「ウノ、ドス、トレス…」とカウントダウンが響いて。
パッと明かりがつくと、銀橋一面にギラギラの群れ!!
いわゆる「チョンパ」という言葉は洋物作品ではあまり使わないららしいですが、チョンパで始まる華やかな和物ショーと同じ感動がありました。
うっわー、凄い!という感動。
……どっかで絶対観たことがある衣装だ、っていうのは、あんまり気にしないのが一番です。だって私の海馬は逃亡中だし!覚えてないから良いんだもんっ!!
『海のお城のフェスティバル』というテーマで、色んな人がいれかわりたちかわり、ひっきりなしに動き続け、歌い続ける、いかにも草野さんらしい中詰め。
華を添える金ダルマの娘役4人も、目の保養でめちゃめちゃ可愛い!(みほちゃん、一花ちゃん、れみちゃん、すみ花ちゃん)
妖精さんも人間の姿で登場。短い場面ですが、誰よりもギラギラと男役全開でキザっているみわっちが、超ステキです。
でも、この場面の一番のメインは、やっぱりエイトシャルマン。
「エンター・ザ・レビュー」の猛獣でほれ込んだかりやんの美脚を、もう一度観ることができてとても幸せです。(←おい)
退団を意識してか、白ダルマのかりやん。ラインの美しさが一番あらわに出る衣装を、完璧に着こなす完璧なスタイル。美人で目力があってスタイルが良くてダンサーで、本当にステキな人でした。もうちょっと観ていたかったのに、残念です。
あと一ヶ月、存分に踊ってくださいね。最後まで、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
赤ダルマのちあきは、男役の時より、逆にハニカミがなくて凛々しいかも(^ ^)。バックスタイルの美しさに惚れ惚れします。祐澄しゅんさんはかっこいい!
個人的には、せっかく「蒼いくちづけ」で覚えたつもりだった冴月瑠那さんも真瀬はるかさんも見分けられず、残念です。(かりやんに食いつきすぎて下級生を見る余裕がなかった……涙)
緑ダルマの日高大地くんをかろうじてチェックしたくらいかな?<下級生
ただ。
8人ともせっかくがんばって出てるのに、メインの場面が短すぎるのが物凄く不満です!!中詰めの最後にもう一回出てくるときもばたばたしているし!もったいない!!
とりあえず、中詰めはこんな感じです。
エイトシャルマン、せっかくやるんなら、もうちょっと銀橋に飾っといてくださいよ草野さん……(T T)。
.
たった今、書き上げて読み直していた日記「真っ赤で熱い砂の海【5】」 が、全部消えてしまいました………(T T)
中詰めのトップコンビデュエットがとってもかっこいい話とか、
壮ちゃんロケットソロの話とか、
ロケットは日高大地君に釘付けだっていう話とか、
引き潮の3組は、時間を隔てた記憶の影のようなもので、同時に存在するのではないのではないか、っていう話とか、
例によって3千字超える分量を書いてたのに(泣)。
……もういいもん。次は絶対、天宮菜生ちゃんのイハの話からはじめてやる!(拗ね)
まだ新しいのに、最近良く落ちるなあ、このPC……(T T)。
そんなに酷使しているかしら、私…(←否定できない)
なお。
というわけで。
年末の、雪組さんのドラマシティ公演の演目が発表されましたね!
齋藤さんで、「カラマーゾフの兄弟」。
……萌えっ!!
振り分けはまだまだ先になるんでしょうけれども、誰が出るんでしょうか?
個人的に、ユミコさんには是非出てほしいんですけどっ。水さんとユミコさん、是非ともがっつり組んでいただきたい。
大劇場以外は再演が多かった2008年。完全な新作が珍しいので、余計にワクワクしますね♪きっと、原作とは全然違う萌え世界を創ってくるでしょうから、凄く楽しみです。
エル・アルコンで、思いっきりヤらかしてくれた齋藤さんですけれども。私は、この人は得意分野をやらせるよりも、しっかりした世界観のある文学作品を萌えモードで潤色させたほうが絶対に良いものを創るような気がするので(「血と砂」「A/L」「ミーマイ」新公)、めっちゃくちゃ期待しちゃってます。寺嶋さんの音楽もいいし、楽しみだなあ☆
それにしても、この流れって昨年の月組に良く似ているような気が…。去年は謝&正塚の大劇場作品の次に、荻田さんのドラマシティだったんですよね。荻田さんと齋藤さんを同列に並べちゃいけないかもしれませんが(汗)、なんとなく似てるような。
去年は、その裏に植田景子さんのバウと谷さん演出のワークショップが入ったわけですが、今年は誰かバウやらないのでしょうか?
キムちゃんは去年「ノン・ノン・シュガー」をやったばかり…だけど、あれは2月で今回は年末だから実質的には約2年あくわけだし。そろそろ良いような気がするんですけどね。
まぁ、カラマーゾフに出てくれるなら、やってほしい役があるので嬉しいんですけれども(*^ ^*)。
年末のクリスマスレビュースペシャル(←タイトルが違うと思います!)は、TCAの代わりなんでしょうか。去年に引き続き宙組さんが出られないのは気の毒だなー。
まぁ、去年は東宝でやったから、劇団的には出たことになっているのかもしれませんが。一組だけだったので、下級生もかなり美味しかったらしいですし。
でもでも、観客的には「5組揃った」ところを観てみたいのになぁ、と思うんですけどね…
まぁ、今回は月組もトップコンビ揃わないし(トップ娘役が不在だから)、雪組さんのドラマシティ組も出ないみたいですから、そういう「揃った」感はいずれにしても無い、のかもしれませんね……雪組さん、劇場はお隣なのにね(笑)。
さ。これでやっと、2008年の演目が出揃いました。
次は2009年の演目ですね♪ワクワクドキドキ。早く発表されますように!!(祈)
.
中詰めのトップコンビデュエットがとってもかっこいい話とか、
壮ちゃんロケットソロの話とか、
ロケットは日高大地君に釘付けだっていう話とか、
引き潮の3組は、時間を隔てた記憶の影のようなもので、同時に存在するのではないのではないか、っていう話とか、
例によって3千字超える分量を書いてたのに(泣)。
……もういいもん。次は絶対、天宮菜生ちゃんのイハの話からはじめてやる!(拗ね)
まだ新しいのに、最近良く落ちるなあ、このPC……(T T)。
そんなに酷使しているかしら、私…(←否定できない)
なお。
ショーのでの皆の衣装・立ち位置・ダンスのお相手など、モロモロのご指摘や情報をいただく都度、本文に追記・訂正をさせていただいておりますので、よろしければ時々読み返してみてくださいませ。
間違いをご指摘くださったり(本当にすみません…)、情報を下さった皆様に心より御礼(とお詫び)を申し上げますとともに、さらなる情報を心よりお待ちしておりまーーーーす!
というわけで。
年末の、雪組さんのドラマシティ公演の演目が発表されましたね!
齋藤さんで、「カラマーゾフの兄弟」。
……萌えっ!!
振り分けはまだまだ先になるんでしょうけれども、誰が出るんでしょうか?
個人的に、ユミコさんには是非出てほしいんですけどっ。水さんとユミコさん、是非ともがっつり組んでいただきたい。
大劇場以外は再演が多かった2008年。完全な新作が珍しいので、余計にワクワクしますね♪きっと、原作とは全然違う萌え世界を創ってくるでしょうから、凄く楽しみです。
エル・アルコンで、思いっきりヤらかしてくれた齋藤さんですけれども。私は、この人は得意分野をやらせるよりも、しっかりした世界観のある文学作品を萌えモードで潤色させたほうが絶対に良いものを創るような気がするので(「血と砂」「A/L」「ミーマイ」新公)、めっちゃくちゃ期待しちゃってます。寺嶋さんの音楽もいいし、楽しみだなあ☆
それにしても、この流れって昨年の月組に良く似ているような気が…。去年は謝&正塚の大劇場作品の次に、荻田さんのドラマシティだったんですよね。荻田さんと齋藤さんを同列に並べちゃいけないかもしれませんが(汗)、なんとなく似てるような。
去年は、その裏に植田景子さんのバウと谷さん演出のワークショップが入ったわけですが、今年は誰かバウやらないのでしょうか?
キムちゃんは去年「ノン・ノン・シュガー」をやったばかり…だけど、あれは2月で今回は年末だから実質的には約2年あくわけだし。そろそろ良いような気がするんですけどね。
まぁ、カラマーゾフに出てくれるなら、やってほしい役があるので嬉しいんですけれども(*^ ^*)。
年末のクリスマスレビュースペシャル(←タイトルが違うと思います!)は、TCAの代わりなんでしょうか。去年に引き続き宙組さんが出られないのは気の毒だなー。
まぁ、去年は東宝でやったから、劇団的には出たことになっているのかもしれませんが。一組だけだったので、下級生もかなり美味しかったらしいですし。
でもでも、観客的には「5組揃った」ところを観てみたいのになぁ、と思うんですけどね…
まぁ、今回は月組もトップコンビ揃わないし(トップ娘役が不在だから)、雪組さんのドラマシティ組も出ないみたいですから、そういう「揃った」感はいずれにしても無い、のかもしれませんね……雪組さん、劇場はお隣なのにね(笑)。
さ。これでやっと、2008年の演目が出揃いました。
次は2009年の演目ですね♪ワクワクドキドキ。早く発表されますように!!(祈)
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シアタークリエにて、ミュージカル「Duet」を観劇してまいりました。
元・劇団季の看板女優・保坂知寿の、退団後第一作、しかも石井一孝さんとの初共演!!ってことで話題を集めた作品。
ものすごく楽しかったです。はい。
まだ遅くない!ご興味のあったみなさま、明日にでもぜひクリエにGO!!(^ ^)v
脚本は、「おかしな二人」のニール・サイモン。
キャロル・ベイヤー・セイガーが詞をつけて、マービン・ハムリッシュ(コーラスライン)が作曲した佳作。
有名作曲家ヴァーノン(石井一孝)の元に、売れない作詞家(ヒット曲はたった一曲)のソニア(保坂知寿)が訪ねてくる。
エージェントに言われて、『良い仕事』をするために。
演出(と上演台本)は、最近私の中でブームになっている鈴木勝秀。
本当に良く出来た作品だったのですが、一番印象的だったのは、装置でした。(美術:松井るみ)
舞台いっぱいいっぱいに、(溢れんばかりに)大きな白いピアノのセットが一つ。“舞台装置”と言えるものは、これ一つ。
蓋があくと、中に部屋のセット。盆が回って、反対側に椅子を並べるとレストラン。尻尾の丸みの在る部分にライトをつけて自動車に。鍵盤側ではヴァーノンが作曲しているし、若干ですがソニアのダンスシーンもあったりする。
一つの装置が、盆の上でくるくる回りながら全ての場面のセットの元になることで、小さな舞台が大きく使えて、転換もスムーズ。スピード感があって巧い演出だなあ、と感心しました。
見立てが巧いのもスズカツ演出の特徴の一つですが、ホントしみじみと面白いこと考えてくれますよねぇ(*^ ^*)。
メインで芝居をするのは二人だけですが、作品としては男三人、女三人のコーラスメンバーがいます。
(あたしの中のソニアたち、あなたの中のヴァーノンたち)
GIRLS:久保田陽子、白神直子、中山眞美
BOYS:大嶋吾郎、KOHJIRO、結樺健
※私が観たときはこのメンバーでしたが、今は結樺健さんが体調不良で降板されていて、足立夏海さんが出演されているそうです。
スタジオを中心に活躍されている久保田陽子さん・大嶋吾郎さんは初めてでしたが、白神直子さんは何度か舞台で拝見しているはず。中山眞美ちゃんはGODSPELLのメインメンバーでしたね。(そういえば、GODSPELL最近上演していないような気が…。またやってください!> 青井陽治サマ)
KOHJIROさんと結樺(ゆから)健さんはRENT初演メンバー。(健さんはGODSPELL等、他にも何本か舞台に出ていますが)。っていか、まさかこんなところで伝説の(?)初演エンジェルとお会いでききるとは……。物凄くびっくりしました!相変わらずキレイな人だなあ(*^ ^*)。舞台復帰されていたんなら、今度のRENT再演も出てほしかったよー(オーディションは受けてくださったのかしら/涙)
そして。
純粋に実力で選ばれたシンガーたち(スズカツさんの人脈の広さには驚かされます)を従えて歌い踊る、日本ミュージカル界の誇るスター二人の、その圧倒的な存在感と芝居、そして実力と輝ける魅力。
ただもう、その輝きにうっとりと見惚れて、浸りきって、
良く出来た「ウェルメイド」な物語を愉しんで。
細かいことにうるさくて、あれこれと考えすぎなヴァーノン。
売れっ子作曲家だけど、その「幸運」がいつまで続くか不安で、心を支えきれずにカウンセラーに頼りながら。
それでも、心の泉から湧き出る“うつくしいもの”に容を与えるために必死で。しがみつくように曲を創って。
なけなしの「売れっ子」としてのプライドをソニアにコテンパンにヤられながら、それでもソニアを愛し、彼女を求めて、待ち続ける懐の大きさ。
石井さんの大きさ、情熱、そしてヴァルジャンを経て身についた包容力。
素の石井さんは、むしろソニアっぽいというか(笑)、語り始めると止まらないし、時間にてきとーで情熱の赴くままに本能で生きてるっぽいところがあるんですけれども、、、実際に作曲をなさっていらっしゃるだけに、創造にかける情熱やその苦しみを、とても良く知っている人なんだと思います。
自分を捨てて、格好悪い“莫迦で可愛い男”に成りきることができる、その思い切りの良さも素敵。歌唱力や芝居の巧さを語る以前に、「ヴァーノン」になれる素質っていうのは役者として大切な要素なんですよね。こういう役を演じるには技術も必要だけど、まず本人に魅力がないと、ただの“格好悪い男”になってしまうから。
…他に、この役をやれそうなスター俳優って思いつかないくらい、石井さんはハマり役でした。
そして、ソニア。
知寿さんの素晴らしささ、というのは、私が観始めてからだけでも
「永遠の処女テッサ」タイトルロールや水の妖精オンディーヌの透明感、
「李香蘭」川島芳子のシャープな格好良さ、
「クレイジー フォー ユー」ポリーの切なくて可憐な可愛らしさ、
「アスペクツ オブ ラヴ」ローズの愚かしい我侭さと美しさ、
そして何より、大評判を取った「マンマ・ミーア」ドナの、あの圧倒的な存在感と包容力……
こうして書き出してみると、役柄の幅の広さと華やかさには本当に驚かされるのですが。
スタイルが最高に良くて、歌えて踊れて芝居ができて華やかで。
知寿さんの魅力を語り始めたら絶対に5000文字突破してしまうんで自粛しますが、彼女の魅力が客席の一つ一つを直撃して観客を強制的に幸せにしてしまった、みたいな、そんな感動がありました。
なんなんでしょうね、あの逃れようのない魅力は。
あれが“華”とか“オーラ”とかいうものなのでしょうか…。
ストーリーをネタバレしないで語るのは結構難しいので、とりあえず割愛します。
とにかく、「売れっ子作曲家」と「売れない作詞家」が、互いを探りあい、共鳴しあいながら「新しい歌」をクリエートしていく、その過程が秀逸でした。
お互いに、相手の行動が想像を絶する奇矯な行動、としか思えなくて、どうしても理解しあえない二人。
それでも、お互いがクリエートする音楽と詞に惚れこんで、ぶつかりあいつつも仕事自体は実にスムーズに進む。
それが恋に変わり、さらに愛に落ち着くまでには、まだまだいろんなハードルがあって、ゴールはまるっきり見えないのだけれど。
良くある、「障害はたくさんあったけれども、二人で乗り越えられてよかったね」という“ウェルメイド”ではないところが、とても好きです。
いい作品だなあ、としみじみと思います。本当に面白かった!!
そして、もし万が一、この作品を宝塚で上演することになったならば、
……水&あすかでどうでしょうかねぇ。
(←それコンビじゃないし無理だから!)
(あ、でも、なんか水&となみも意外と似合うかも、という気がしてきた…)
OGまぜてもよければ、絶対絶対!!樹里&あすかなんですけどねっ!!
あるいは、コンビになる可能性が0じゃない二人で考えるなら、きりやん&たっちんとか案外嵌るかも?
なーんて、いろいろ妄想してみたくなるほど、楽しかったです(*~ ~*)v
あああ、花組と被ってさえいなければ、絶対もう一回観たのになぁ………(T T)。
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元・劇団季の看板女優・保坂知寿の、退団後第一作、しかも石井一孝さんとの初共演!!ってことで話題を集めた作品。
ものすごく楽しかったです。はい。
まだ遅くない!ご興味のあったみなさま、明日にでもぜひクリエにGO!!(^ ^)v
脚本は、「おかしな二人」のニール・サイモン。
キャロル・ベイヤー・セイガーが詞をつけて、マービン・ハムリッシュ(コーラスライン)が作曲した佳作。
有名作曲家ヴァーノン(石井一孝)の元に、売れない作詞家(ヒット曲はたった一曲)のソニア(保坂知寿)が訪ねてくる。
エージェントに言われて、『良い仕事』をするために。
演出(と上演台本)は、最近私の中でブームになっている鈴木勝秀。
本当に良く出来た作品だったのですが、一番印象的だったのは、装置でした。(美術:松井るみ)
舞台いっぱいいっぱいに、(溢れんばかりに)大きな白いピアノのセットが一つ。“舞台装置”と言えるものは、これ一つ。
蓋があくと、中に部屋のセット。盆が回って、反対側に椅子を並べるとレストラン。尻尾の丸みの在る部分にライトをつけて自動車に。鍵盤側ではヴァーノンが作曲しているし、若干ですがソニアのダンスシーンもあったりする。
一つの装置が、盆の上でくるくる回りながら全ての場面のセットの元になることで、小さな舞台が大きく使えて、転換もスムーズ。スピード感があって巧い演出だなあ、と感心しました。
見立てが巧いのもスズカツ演出の特徴の一つですが、ホントしみじみと面白いこと考えてくれますよねぇ(*^ ^*)。
メインで芝居をするのは二人だけですが、作品としては男三人、女三人のコーラスメンバーがいます。
(あたしの中のソニアたち、あなたの中のヴァーノンたち)
GIRLS:久保田陽子、白神直子、中山眞美
BOYS:大嶋吾郎、KOHJIRO、結樺健
※私が観たときはこのメンバーでしたが、今は結樺健さんが体調不良で降板されていて、足立夏海さんが出演されているそうです。
スタジオを中心に活躍されている久保田陽子さん・大嶋吾郎さんは初めてでしたが、白神直子さんは何度か舞台で拝見しているはず。中山眞美ちゃんはGODSPELLのメインメンバーでしたね。(そういえば、GODSPELL最近上演していないような気が…。またやってください!> 青井陽治サマ)
KOHJIROさんと結樺(ゆから)健さんはRENT初演メンバー。(健さんはGODSPELL等、他にも何本か舞台に出ていますが)。っていか、まさかこんなところで伝説の(?)初演エンジェルとお会いでききるとは……。物凄くびっくりしました!相変わらずキレイな人だなあ(*^ ^*)。舞台復帰されていたんなら、今度のRENT再演も出てほしかったよー(オーディションは受けてくださったのかしら/涙)
そして。
純粋に実力で選ばれたシンガーたち(スズカツさんの人脈の広さには驚かされます)を従えて歌い踊る、日本ミュージカル界の誇るスター二人の、その圧倒的な存在感と芝居、そして実力と輝ける魅力。
ただもう、その輝きにうっとりと見惚れて、浸りきって、
良く出来た「ウェルメイド」な物語を愉しんで。
細かいことにうるさくて、あれこれと考えすぎなヴァーノン。
売れっ子作曲家だけど、その「幸運」がいつまで続くか不安で、心を支えきれずにカウンセラーに頼りながら。
それでも、心の泉から湧き出る“うつくしいもの”に容を与えるために必死で。しがみつくように曲を創って。
なけなしの「売れっ子」としてのプライドをソニアにコテンパンにヤられながら、それでもソニアを愛し、彼女を求めて、待ち続ける懐の大きさ。
石井さんの大きさ、情熱、そしてヴァルジャンを経て身についた包容力。
素の石井さんは、むしろソニアっぽいというか(笑)、語り始めると止まらないし、時間にてきとーで情熱の赴くままに本能で生きてるっぽいところがあるんですけれども、、、実際に作曲をなさっていらっしゃるだけに、創造にかける情熱やその苦しみを、とても良く知っている人なんだと思います。
自分を捨てて、格好悪い“莫迦で可愛い男”に成りきることができる、その思い切りの良さも素敵。歌唱力や芝居の巧さを語る以前に、「ヴァーノン」になれる素質っていうのは役者として大切な要素なんですよね。こういう役を演じるには技術も必要だけど、まず本人に魅力がないと、ただの“格好悪い男”になってしまうから。
…他に、この役をやれそうなスター俳優って思いつかないくらい、石井さんはハマり役でした。
そして、ソニア。
知寿さんの素晴らしささ、というのは、私が観始めてからだけでも
「永遠の処女テッサ」タイトルロールや水の妖精オンディーヌの透明感、
「李香蘭」川島芳子のシャープな格好良さ、
「クレイジー フォー ユー」ポリーの切なくて可憐な可愛らしさ、
「アスペクツ オブ ラヴ」ローズの愚かしい我侭さと美しさ、
そして何より、大評判を取った「マンマ・ミーア」ドナの、あの圧倒的な存在感と包容力……
こうして書き出してみると、役柄の幅の広さと華やかさには本当に驚かされるのですが。
スタイルが最高に良くて、歌えて踊れて芝居ができて華やかで。
知寿さんの魅力を語り始めたら絶対に5000文字突破してしまうんで自粛しますが、彼女の魅力が客席の一つ一つを直撃して観客を強制的に幸せにしてしまった、みたいな、そんな感動がありました。
なんなんでしょうね、あの逃れようのない魅力は。
あれが“華”とか“オーラ”とかいうものなのでしょうか…。
ストーリーをネタバレしないで語るのは結構難しいので、とりあえず割愛します。
とにかく、「売れっ子作曲家」と「売れない作詞家」が、互いを探りあい、共鳴しあいながら「新しい歌」をクリエートしていく、その過程が秀逸でした。
お互いに、相手の行動が想像を絶する奇矯な行動、としか思えなくて、どうしても理解しあえない二人。
それでも、お互いがクリエートする音楽と詞に惚れこんで、ぶつかりあいつつも仕事自体は実にスムーズに進む。
それが恋に変わり、さらに愛に落ち着くまでには、まだまだいろんなハードルがあって、ゴールはまるっきり見えないのだけれど。
良くある、「障害はたくさんあったけれども、二人で乗り越えられてよかったね」という“ウェルメイド”ではないところが、とても好きです。
いい作品だなあ、としみじみと思います。本当に面白かった!!
そして、もし万が一、この作品を宝塚で上演することになったならば、
……水&あすかでどうでしょうかねぇ。
(←それコンビじゃないし無理だから!)
(あ、でも、なんか水&となみも意外と似合うかも、という気がしてきた…)
OGまぜてもよければ、絶対絶対!!樹里&あすかなんですけどねっ!!
あるいは、コンビになる可能性が0じゃない二人で考えるなら、きりやん&たっちんとか案外嵌るかも?
なーんて、いろいろ妄想してみたくなるほど、楽しかったです(*~ ~*)v
あああ、花組と被ってさえいなければ、絶対もう一回観たのになぁ………(T T)。
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真っ赤で熱い砂の海【6】
2008年7月21日 宝塚(花) コメント (6)東宝劇場花組公演「RED HOT SEA」
第18場「海が燃える」から。
引き潮が溶暗で終了し、紗幕が降りると。
下手花道に釣り人(大伴れいか)さんが登場。と同時に、上手の袖から美少女(天宮菜生)が駆け出してくる。
深いスリットの入った派手な花柄プリントのワンピースで、高々とグラン・ジュテ(?)で舞台面を横切っていく、美少女。
上手花道の舟の上にいる妖精さんも、
下手花道の釣り人も、一目で食いつくのが納得できる美しさ。
目の大きい、いかにも南国系の“美少女”。っていうか、人には見えないくらい可愛いです。イルカとかトビウオとか、そういう生き物に見える。
だから、
思わず追いかける妖精さん、思わず網を投げる釣り人、その気持ちがすごく良くわかるんです。
っつか、菜生ちゃん理屈抜きでホントにかわいいよ。………猫も網投げていいですか…?
菜生ちゃんが下手花道に消えていくと同時に、マルタ(桜乃彩音)が下手袖から登場。
今度はマルタに一目惚れした妖精さん。首から提げていた貝殻を、そっとマルタの足元に置いてみる。
海からのプレゼントを拾い上げ、「坊やよい子だ…♪」と歌いながら銀橋に出るマルタ。追う妖精さん。
本舞台の紗幕があがり、「愛する人…」というマルタの歌詞に合わせて、マリオ(真飛聖)にライト。
ニコニコしながらマルタを見守る海の妖精。
舞台上手から、マルタを迎えに銀橋へ出るマリオ。満面の笑みをうかべるマルタ。そっと銀橋に“拾った”貝殻を置いて、愛する人の許へ。
……真剣に「えっ(T T)」という顔をして、2、3歩マルタを追う妖精さんが本当に可愛い。マルタの置いていった貝殻を拾い上げ、まっすぐに差し出す。さびしげな笑顔。
愛する人をじっとみつめて、足許に気がつかないマルタ。
センターを見守ってしょぼんと肩を落とし、とぼとぼと下手に戻る妖精さん。……泣くなよ…?
本舞台には、絵莉さんと桜一花ちゃんが花籠を持って登場。マルタを呼んで手を振る二人。
……緑の派手なプリント柄のワンピを着た一花が、超絶可愛いです!!
青と黄色の縦縞のジャケットという、結構見慣れた“あり得ない衣装”を着た壮さんも登場。本舞台に戻ったマルタにちょっかいをかける……のはいいんだけど、今、彼がやったのはスカートめくりだよね……?(@ @;いったいぜんたい、年齢設定いくつなんですかあの人(苦笑)。
壮ちゃんを止めに入るマリオ。
「けっ」(?)と言い捨てて、いったんハケる壮ちゃん。
ちょっと間をおいて飛び出してくる、まっつを筆頭とした“壮ちゃんの仲間たち”。
手にはロープを持ち、マリオたちを囲んではやし立てる。
続いて出てくるのが、みつるを筆頭にした“マリオの仲間たち”
こちらは箒を手にしている。
麻咲梨乃さんの振付がすごくかっこ良くて、大好きな場面。小物の使い方が洒落てて素敵なんです☆
そして。
この場面で、オレンジの上衣で腰に赤いサッシュを巻いた、長身でスタイルの良い、さらさら髪の男役さんに落ちました。さお太(高翔みずき)さんの代わりにメンバーに入った、日高大地くん!珍しく一発で覚えましたねぇ。次のヴィエントでもすぐ判って、ずーっと追いかけてましたし。
スタイル抜群で、脚が長くて、腰が細くて、身体がものすごく柔らかい。バランスがよくて、結構無理なポーズでもキチっと止められる筋力がある。
いやあ、とにかくキレイでした。はい。場面の最後は、めお(真野すがた)ちゃんと取っ組み合いになって、負けてたのは確認しました。…めおちゃん、かっこいいじゃないか(*^ ^*)。
そんなこんな、上手の方に気を取られているうちに、
まとぶんと壮ちゃんの争いは、銃の暴発?でジ・エンド。
倒れこむマリオ。駆け寄るマルタ。
他のメンバーはいっせいにはけていって(マリオの仲間たちも逃げてしまうのが解せないっちゃ解せないんですが)、恋人たちに、ピンスポ。
「もしも俺が死んだら、海に流してほしい」
「死なないわ!」
愛する男を抱きしめて、切なく叫ぶマルタ。
「生まれてくる子供の名前は、ペドロが、いい…」
45分ほど前の、プロローグの少年の意味が、やっとわかってきたところで。
ぱたり、と落ちる手。
マルタの絶叫、そして、ゆっくりと下がるセリ。
暗くなる舞台。
ホリゾントに浮かび上がる、
……空飛ぶ棺。
マリオの希望通り、海に流されたのね、
あれは海なのね、と、頭で考えればちゃんとわかるのですが。
……でもやっぱり、ちょっとどうかと思うわよ、あのセット……。
舞台奥を、下手から上手へ抜けていく、葬列の群れ。
それを追うように走りこんでくる妖精さん。
ゆったりとした、荘厳でものがなしい音楽に合わせた、単調な、ゆっくりとした振付で、舞台を一周する。
……キツいだろうなあ、あのダンス……。
上手袖から現れる、白い衣装に空色の肩布をかけた祐飛さん。
妖精さんを追うように踊りだす。……ジャンプしても高さが同じだよ、とか、そういうことは突っ込みませんごめんなさい。
舞台下手で妖精さんに追いついて、後ろから抱きしめるヴィエント。風のように優しく、さりげなく。
……みわっちの細い身体を、完全に包み込める祐飛さんの肩幅…じゃなくて、大きさにちょっと感動してしまいました。また、良い貌してるんですよね、二人とも(*^ ^*)。大好き!
すこーしずつ音楽も明るく、軽やかになっていって。
一人、また一人とヴィエントが増えていく。
そして、センターからせりあがってくるマリオ。棺に供えられていた白い花を胸につけて、満面の笑顔で踊りだす。
……マリオを殺した壮ちゃんとか、その仲間のまっつとかがヴィエントに居るのが宝塚の面白いところだなあ、と思いながら(^ ^)。
下手に登場するマルタとペドロ(野々すみ花)。
ペドロが駆け出して、センターのマリオの回りを走り回るあたりがすごく好きです。自分を取り巻くように走る息子を、ちょっと眩しげに見凝めるまとぶんが、すごく優しい笑顔で。
ちょっと泣ける、かも(^ ^;
ここはねー、最初に上手に飛んでくるヴィエント・日高くんの、反った背がめちゃめちゃきれいなんですよ♪
そして、笑顔満面のかりやん(貴怜良)にかなり落ちました。みほ(舞城のどか)ちゃんと二人、センターで踊る振りがあって、振付の羽山さんの二人への愛が嬉しかった♪
途中でちょこっと、まとぶんと祐飛さんが組んで(←組んではいない。並んでるだけ)(でも手を繋いでるし!)踊るフレーズがあって、初めて見る並びにちょっとドキドキしました。
……色っぽさの方向性が微妙に違うお二人ですが、案外似合うような気が。…私の好みなだけかしら…?
そして、祐飛さんがハケた途端に振付のレベルがあがるのは…気のせい、だ、と……思いたい。
ヴィエントのくせに、無駄に色っぽいふみか(紫峰七海)。誰か何か言ってやってください。
ヴィエントのくせに挑戦的なきらりん、ヴィエントのくせに可愛い一花。お二人とも、いつまでもそのままで居て下さい。
そして、理世ちゃんの小顔っぷりに驚きます。こういう衣装だと全体の華奢さが強調されますよね。
……ああ、華奢といえばまっつが居たわね……(^ ^;ゞ
総踊りがキマると、また暗転。
客席にライトが入って、どこかへ遊びに行っていたペドロが帰ってくる。
プロローグの続き、ですね。
……とりあえず、そんなところでいったん切ります(^ ^;
.
第18場「海が燃える」から。
引き潮が溶暗で終了し、紗幕が降りると。
下手花道に釣り人(大伴れいか)さんが登場。と同時に、上手の袖から美少女(天宮菜生)が駆け出してくる。
深いスリットの入った派手な花柄プリントのワンピースで、高々とグラン・ジュテ(?)で舞台面を横切っていく、美少女。
上手花道の舟の上にいる妖精さんも、
下手花道の釣り人も、一目で食いつくのが納得できる美しさ。
目の大きい、いかにも南国系の“美少女”。っていうか、人には見えないくらい可愛いです。イルカとかトビウオとか、そういう生き物に見える。
だから、
思わず追いかける妖精さん、思わず網を投げる釣り人、その気持ちがすごく良くわかるんです。
っつか、菜生ちゃん理屈抜きでホントにかわいいよ。………猫も網投げていいですか…?
菜生ちゃんが下手花道に消えていくと同時に、マルタ(桜乃彩音)が下手袖から登場。
今度はマルタに一目惚れした妖精さん。首から提げていた貝殻を、そっとマルタの足元に置いてみる。
海からのプレゼントを拾い上げ、「坊やよい子だ…♪」と歌いながら銀橋に出るマルタ。追う妖精さん。
本舞台の紗幕があがり、「愛する人…」というマルタの歌詞に合わせて、マリオ(真飛聖)にライト。
ニコニコしながらマルタを見守る海の妖精。
舞台上手から、マルタを迎えに銀橋へ出るマリオ。満面の笑みをうかべるマルタ。そっと銀橋に“拾った”貝殻を置いて、愛する人の許へ。
……真剣に「えっ(T T)」という顔をして、2、3歩マルタを追う妖精さんが本当に可愛い。マルタの置いていった貝殻を拾い上げ、まっすぐに差し出す。さびしげな笑顔。
愛する人をじっとみつめて、足許に気がつかないマルタ。
センターを見守ってしょぼんと肩を落とし、とぼとぼと下手に戻る妖精さん。……泣くなよ…?
本舞台には、絵莉さんと桜一花ちゃんが花籠を持って登場。マルタを呼んで手を振る二人。
……緑の派手なプリント柄のワンピを着た一花が、超絶可愛いです!!
青と黄色の縦縞のジャケットという、結構見慣れた“あり得ない衣装”を着た壮さんも登場。本舞台に戻ったマルタにちょっかいをかける……のはいいんだけど、今、彼がやったのはスカートめくりだよね……?(@ @;いったいぜんたい、年齢設定いくつなんですかあの人(苦笑)。
壮ちゃんを止めに入るマリオ。
「けっ」(?)と言い捨てて、いったんハケる壮ちゃん。
ちょっと間をおいて飛び出してくる、まっつを筆頭とした“壮ちゃんの仲間たち”。
手にはロープを持ち、マリオたちを囲んではやし立てる。
続いて出てくるのが、みつるを筆頭にした“マリオの仲間たち”
こちらは箒を手にしている。
麻咲梨乃さんの振付がすごくかっこ良くて、大好きな場面。小物の使い方が洒落てて素敵なんです☆
そして。
この場面で、オレンジの上衣で腰に赤いサッシュを巻いた、長身でスタイルの良い、さらさら髪の男役さんに落ちました。さお太(高翔みずき)さんの代わりにメンバーに入った、日高大地くん!珍しく一発で覚えましたねぇ。次のヴィエントでもすぐ判って、ずーっと追いかけてましたし。
スタイル抜群で、脚が長くて、腰が細くて、身体がものすごく柔らかい。バランスがよくて、結構無理なポーズでもキチっと止められる筋力がある。
いやあ、とにかくキレイでした。はい。場面の最後は、めお(真野すがた)ちゃんと取っ組み合いになって、負けてたのは確認しました。…めおちゃん、かっこいいじゃないか(*^ ^*)。
そんなこんな、上手の方に気を取られているうちに、
まとぶんと壮ちゃんの争いは、銃の暴発?でジ・エンド。
倒れこむマリオ。駆け寄るマルタ。
他のメンバーはいっせいにはけていって(マリオの仲間たちも逃げてしまうのが解せないっちゃ解せないんですが)、恋人たちに、ピンスポ。
「もしも俺が死んだら、海に流してほしい」
「死なないわ!」
愛する男を抱きしめて、切なく叫ぶマルタ。
「生まれてくる子供の名前は、ペドロが、いい…」
45分ほど前の、プロローグの少年の意味が、やっとわかってきたところで。
ぱたり、と落ちる手。
マルタの絶叫、そして、ゆっくりと下がるセリ。
暗くなる舞台。
ホリゾントに浮かび上がる、
……空飛ぶ棺。
マリオの希望通り、海に流されたのね、
あれは海なのね、と、頭で考えればちゃんとわかるのですが。
……でもやっぱり、ちょっとどうかと思うわよ、あのセット……。
舞台奥を、下手から上手へ抜けていく、葬列の群れ。
それを追うように走りこんでくる妖精さん。
ゆったりとした、荘厳でものがなしい音楽に合わせた、単調な、ゆっくりとした振付で、舞台を一周する。
……キツいだろうなあ、あのダンス……。
上手袖から現れる、白い衣装に空色の肩布をかけた祐飛さん。
妖精さんを追うように踊りだす。……ジャンプしても高さが同じだよ、とか、そういうことは突っ込みませんごめんなさい。
舞台下手で妖精さんに追いついて、後ろから抱きしめるヴィエント。風のように優しく、さりげなく。
……みわっちの細い身体を、完全に包み込める祐飛さんの肩幅…じゃなくて、大きさにちょっと感動してしまいました。また、良い貌してるんですよね、二人とも(*^ ^*)。大好き!
すこーしずつ音楽も明るく、軽やかになっていって。
一人、また一人とヴィエントが増えていく。
そして、センターからせりあがってくるマリオ。棺に供えられていた白い花を胸につけて、満面の笑顔で踊りだす。
……マリオを殺した壮ちゃんとか、その仲間のまっつとかがヴィエントに居るのが宝塚の面白いところだなあ、と思いながら(^ ^)。
下手に登場するマルタとペドロ(野々すみ花)。
ペドロが駆け出して、センターのマリオの回りを走り回るあたりがすごく好きです。自分を取り巻くように走る息子を、ちょっと眩しげに見凝めるまとぶんが、すごく優しい笑顔で。
ちょっと泣ける、かも(^ ^;
ここはねー、最初に上手に飛んでくるヴィエント・日高くんの、反った背がめちゃめちゃきれいなんですよ♪
そして、笑顔満面のかりやん(貴怜良)にかなり落ちました。みほ(舞城のどか)ちゃんと二人、センターで踊る振りがあって、振付の羽山さんの二人への愛が嬉しかった♪
途中でちょこっと、まとぶんと祐飛さんが組んで(←組んではいない。並んでるだけ)(でも手を繋いでるし!)踊るフレーズがあって、初めて見る並びにちょっとドキドキしました。
……色っぽさの方向性が微妙に違うお二人ですが、案外似合うような気が。…私の好みなだけかしら…?
そして、祐飛さんがハケた途端に振付のレベルがあがるのは…気のせい、だ、と……思いたい。
ヴィエントのくせに、無駄に色っぽいふみか(紫峰七海)。誰か何か言ってやってください。
ヴィエントのくせに挑戦的なきらりん、ヴィエントのくせに可愛い一花。お二人とも、いつまでもそのままで居て下さい。
そして、理世ちゃんの小顔っぷりに驚きます。こういう衣装だと全体の華奢さが強調されますよね。
……ああ、華奢といえばまっつが居たわね……(^ ^;ゞ
総踊りがキマると、また暗転。
客席にライトが入って、どこかへ遊びに行っていたペドロが帰ってくる。
プロローグの続き、ですね。
……とりあえず、そんなところでいったん切ります(^ ^;
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真っ赤で熱い砂の海【7】
2008年7月22日 宝塚(花) コメント (9)東宝劇場花組公演「RED HOT SEA」
フィナーレ。
1階A席前の横通路、上手側の入り口があいて、ペドロ(野々すみ花)&釣り人三人(夏美よう、大伴れいか、悠真倫)が入ってくる。
横通路を歩いている間は、A席上手で観ていても、真っ暗で何も見えません(涙)。せっかく楽しみにしていたのに、残念。
S席のセンター脇の通路を舞台に向かって歩き出したあたりでライトが入るのですが、後方から見ていても完全にシルエットだけで何も見えず。
楽しみにしていたのに残念でした。
ペドロは、母の呼ぶ声を無視して遊びに行ってしまったので、叱られるんじゃないかと不安げで。
「ママ、怒ってるかなあ……」と呟くすみ花の声がツボです。本当に可愛い声ですよね、彼女は(^ ^)。
で、釣り人たちが「俺たちが一緒に行ってあげるから」だったかな?そんなことを言って慰めつつ帰らせる。
帰ってきたペドロの声をきいて、上手花道の舟のセット(すみ花の棲家/笑)の上に起き上がる妖精さん。可愛い子が帰ってきて、めちゃくちゃ嬉しそう。舟の上で飛び跳ねそうな勢いです。きゅんっとするほど可愛い!
あれでもう研12かと思うと……(え?)
家の中に帰っていくペドロを見送って、舟を降りる妖精さん。
「もう帰ろうか…」と歌いだす。
海へ。
マルタに恋をした海の妖精が、
マリオの死後も、マルタとペドロを今まで見守ってきて、
そして、
母なる海へ、還ろうか、と。
空気を抱きしめるようなみわっちの表情が、とても好きです。
しみじみと優しい空気に満たされた劇場空間を、ふいに高らかなファンファーレが切り裂く。
客席から走りこんでくる熱帯魚たちと、
銀橋に登場する、ブルーの衣装の海の化身(大空祐飛)。
基本の衣装は、(祐飛さん以外は)オープニングと同じ魚の衣装。色も同じです。ただ、メインのメンバーはそれぞれの服の色に合わせた思い思いの鬘をかぶって銀橋にそろうので、だいぶ雰囲気が違いますが。
祐飛さんのソロは、残念ながら歌詞がほとんど聞き取れないんですけど(涙)いろいろと面白いことを言っているらしいです。「めだかの大西洋」とか(←めだかって淡水魚じゃないのか?)。
賑やかな、沸き立つ海のエネルギー。
思いっきり狂ったように踊る魚たち。
だいもん(望海風斗)の、“エネルギッシュな笑顔”に感動。そう、ただの“エネルギッシュ”じゃなくて、“エネルギッシュな笑顔”なんですよ、だいもんの場合。笑顔にパワーがある。
群舞の中にあの笑顔を見つけるたびに、幸せのコインを貰った気がします。
この場面に限らないんですが、ちあき(白鳥かすが)が、なんだか花組に来て可愛くなったような気がするのは妄想でしょうか。
顔を見ればわかるはず、と結構自信があった彩城レアちゃんが、ここまで一回も見つけられなかったことがショックだったので、この場面でやっと見つけられてとても嬉しかったです(^ ^)。なんで判らないんだろう、あんなに特徴的なお顔なのに。
声を聞けば判るんだけどなー。
娘役さんたちは本当に可愛いです。あの衣装も大好きだ!(←真顔)。
でも。
みんな、せっかくあの暑そうなお魚さんの衣装を着込んできたのに、結構短い場面なんですよね(T T)。ちょっとくらい歌い継ぎとかあっても良かったのになぁ…。
本舞台の幕があがると、大階段を使ったトップコンビのデュエットダンス。紅の衣装が華やかで、お二人とも良く似合ってる。
ただ、振付の雰囲気が中詰めのデュエットとちょっと似た感じなのが残念!どっちかは、がっつりホールドしてくるくる回るような振付で観たかったかも。銀橋での動きもちょっと似ているし。
大人っぽくて色っぽくて良いんですけど、どっちか一つはコケティッシュに、とか、可愛い感じに、とか、そういうのだったらもっと楽しかったのになー。
でもここは、見せ場のリフトがすごくキレイで素敵です。あぶなげなく、息のあったお二人ですね(はぁと)。
銀橋でポーズを決めるトップコンビ。
大階段でフォーメーションを決めるZCAP(ズカップ)の5人、
壮一帆、愛音羽麗、未涼亜希、華形ひかる、真野すがた。
えーっと。
ZCAPって、猫的には元月組トップスター久世星佳さんのサヨナラバウ「Non-Stop!」に出てきたアイドルグループなんですけど(^ ^;ゞ。さお太さんと祐飛さんがメンバーだったんですよね、あれ。今思うと、偶然って凄いなぁ…。
そんな思い出に浸りつつ、大階段の「花組版」ZCAPを愛でる。
ジーンズっぽい衣装に青白の背羽を背負って、ちょっとレゲエっぽい鬘。見慣れてきたせいか、最近「みんなかっこいいなあ」と思っている自分を見つけてしまったりしています。いや、かっこいいですよはい。…みんなスタイルいいなあ☆
7月15日の日記にもパレードの話は結構書いたので…あそこで書いてない話は、、、、と、
コーラスは、上手が愛純もえりちゃん&扇めぐむくん、下手がはるちゃん&アーサー(煌雅あさひ)……でしたっけ?はるちゃんがあんまり可愛くてロックオンだったので、ちょっと記憶が…。
パレードの中で、釣り人さんたちとペドロも斜めに降りてくるんですが、そのまま上手花道の舟に向かって、そのままよじ登るんですね。気がつくと舟の上で四人が大騒ぎしていて(笑)、可愛かったです。
祐飛さんは蒼一色の大羽根。ジーンズ風の衣装が誰よりも良く似合っててかっこいい、と思うのはたぶん欲眼(^ ^;ゞ
パレードは、初めての下手先頭。ぐるっと回っていくときに、すれ違うかりやんと合図しあっていたりするのをチェックするのが楽しいです。花組の皆様、祐飛さんを可愛がってくれて本当にありがとう!!
まとぶんは、白い大羽根に青い雉羽。白い衣装に青い雉羽が映えて、とてもキレイです。笑顔が優しくて、なぜか嬉しい。
パレードが終わって一息ついたところで、上からどさっ!!と落ちてくる赤いリボン。
並んでいたのがちょっと解けて、まとぶん・彩音ちゃん・祐飛さんをそれぞれ中心になんとなく塊をつくって再度盛り上がる感じに。
体当たりで甘えてくるみつるくんが可愛いのはここです。どうぞお見逃しなく(^ ^)(毎回やっているのかどうかは不明ですが)。
無秩序の秩序、水にゆらめくようなゆるやかな盛り上がりの真ん中に、下りてくる緞帳。
母なる海、
ふるさとの海、
還っていくところ。
草野さんのイメージする海が、好きです。
海の中は別世界で、
違う時間が流れていて、
でも同じ苦しみがあり、
ゆうるりと流れる時間があり、
幸せが、ある。
無秩序な、でも幸せな時間があって、
エネルギッシュで幸せな魚たちがいて。
だから。
彼らの描き出す「幻の海」に、また遊びに行きたくなるのです…。
……やっと終わったー!
自分の覚書を兼ねて書いていたので、本当に長くなってしまいました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そして。書いたことはすべて、ホントに心のメモですので。間違い・勘違い・嘘などなど、たくさんあると思います。「あれっ?」ということがありましたら、ご遠慮なさらず是非ともご教示くださいませm(_ _)m。
とりあえず、花組ファンの雛(^ ^)の面目を、少しですがほどこしたところで、また遠征(だいぶ前になってしまいましたが…)の話でも思い出してみたいと思います♪♪
最後まで長くなっちゃって、本当にすみませんm(_ _)m。
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フィナーレ。
1階A席前の横通路、上手側の入り口があいて、ペドロ(野々すみ花)&釣り人三人(夏美よう、大伴れいか、悠真倫)が入ってくる。
横通路を歩いている間は、A席上手で観ていても、真っ暗で何も見えません(涙)。せっかく楽しみにしていたのに、残念。
S席のセンター脇の通路を舞台に向かって歩き出したあたりでライトが入るのですが、後方から見ていても完全にシルエットだけで何も見えず。
楽しみにしていたのに残念でした。
ペドロは、母の呼ぶ声を無視して遊びに行ってしまったので、叱られるんじゃないかと不安げで。
「ママ、怒ってるかなあ……」と呟くすみ花の声がツボです。本当に可愛い声ですよね、彼女は(^ ^)。
で、釣り人たちが「俺たちが一緒に行ってあげるから」だったかな?そんなことを言って慰めつつ帰らせる。
帰ってきたペドロの声をきいて、上手花道の舟のセット(すみ花の棲家/笑)の上に起き上がる妖精さん。可愛い子が帰ってきて、めちゃくちゃ嬉しそう。舟の上で飛び跳ねそうな勢いです。きゅんっとするほど可愛い!
あれでもう研12かと思うと……(え?)
家の中に帰っていくペドロを見送って、舟を降りる妖精さん。
「もう帰ろうか…」と歌いだす。
海へ。
マルタに恋をした海の妖精が、
マリオの死後も、マルタとペドロを今まで見守ってきて、
そして、
母なる海へ、還ろうか、と。
空気を抱きしめるようなみわっちの表情が、とても好きです。
しみじみと優しい空気に満たされた劇場空間を、ふいに高らかなファンファーレが切り裂く。
客席から走りこんでくる熱帯魚たちと、
銀橋に登場する、ブルーの衣装の海の化身(大空祐飛)。
基本の衣装は、(祐飛さん以外は)オープニングと同じ魚の衣装。色も同じです。ただ、メインのメンバーはそれぞれの服の色に合わせた思い思いの鬘をかぶって銀橋にそろうので、だいぶ雰囲気が違いますが。
祐飛さんのソロは、残念ながら歌詞がほとんど聞き取れないんですけど(涙)いろいろと面白いことを言っているらしいです。「めだかの大西洋」とか(←めだかって淡水魚じゃないのか?)。
賑やかな、沸き立つ海のエネルギー。
思いっきり狂ったように踊る魚たち。
だいもん(望海風斗)の、“エネルギッシュな笑顔”に感動。そう、ただの“エネルギッシュ”じゃなくて、“エネルギッシュな笑顔”なんですよ、だいもんの場合。笑顔にパワーがある。
群舞の中にあの笑顔を見つけるたびに、幸せのコインを貰った気がします。
この場面に限らないんですが、ちあき(白鳥かすが)が、なんだか花組に来て可愛くなったような気がするのは妄想でしょうか。
顔を見ればわかるはず、と結構自信があった彩城レアちゃんが、ここまで一回も見つけられなかったことがショックだったので、この場面でやっと見つけられてとても嬉しかったです(^ ^)。なんで判らないんだろう、あんなに特徴的なお顔なのに。
声を聞けば判るんだけどなー。
娘役さんたちは本当に可愛いです。あの衣装も大好きだ!(←真顔)。
でも。
みんな、せっかくあの暑そうなお魚さんの衣装を着込んできたのに、結構短い場面なんですよね(T T)。ちょっとくらい歌い継ぎとかあっても良かったのになぁ…。
本舞台の幕があがると、大階段を使ったトップコンビのデュエットダンス。紅の衣装が華やかで、お二人とも良く似合ってる。
ただ、振付の雰囲気が中詰めのデュエットとちょっと似た感じなのが残念!どっちかは、がっつりホールドしてくるくる回るような振付で観たかったかも。銀橋での動きもちょっと似ているし。
大人っぽくて色っぽくて良いんですけど、どっちか一つはコケティッシュに、とか、可愛い感じに、とか、そういうのだったらもっと楽しかったのになー。
でもここは、見せ場のリフトがすごくキレイで素敵です。あぶなげなく、息のあったお二人ですね(はぁと)。
銀橋でポーズを決めるトップコンビ。
大階段でフォーメーションを決めるZCAP(ズカップ)の5人、
壮一帆、愛音羽麗、未涼亜希、華形ひかる、真野すがた。
えーっと。
ZCAPって、猫的には元月組トップスター久世星佳さんのサヨナラバウ「Non-Stop!」に出てきたアイドルグループなんですけど(^ ^;ゞ。さお太さんと祐飛さんがメンバーだったんですよね、あれ。今思うと、偶然って凄いなぁ…。
そんな思い出に浸りつつ、大階段の「花組版」ZCAPを愛でる。
ジーンズっぽい衣装に青白の背羽を背負って、ちょっとレゲエっぽい鬘。見慣れてきたせいか、最近「みんなかっこいいなあ」と思っている自分を見つけてしまったりしています。いや、かっこいいですよはい。…みんなスタイルいいなあ☆
7月15日の日記にもパレードの話は結構書いたので…あそこで書いてない話は、、、、と、
コーラスは、上手が愛純もえりちゃん&扇めぐむくん、下手がはるちゃん&アーサー(煌雅あさひ)……でしたっけ?はるちゃんがあんまり可愛くてロックオンだったので、ちょっと記憶が…。
パレードの中で、釣り人さんたちとペドロも斜めに降りてくるんですが、そのまま上手花道の舟に向かって、そのままよじ登るんですね。気がつくと舟の上で四人が大騒ぎしていて(笑)、可愛かったです。
祐飛さんは蒼一色の大羽根。ジーンズ風の衣装が誰よりも良く似合っててかっこいい、と思うのはたぶん欲眼(^ ^;ゞ
パレードは、初めての下手先頭。ぐるっと回っていくときに、すれ違うかりやんと合図しあっていたりするのをチェックするのが楽しいです。花組の皆様、祐飛さんを可愛がってくれて本当にありがとう!!
まとぶんは、白い大羽根に青い雉羽。白い衣装に青い雉羽が映えて、とてもキレイです。笑顔が優しくて、なぜか嬉しい。
パレードが終わって一息ついたところで、上からどさっ!!と落ちてくる赤いリボン。
並んでいたのがちょっと解けて、まとぶん・彩音ちゃん・祐飛さんをそれぞれ中心になんとなく塊をつくって再度盛り上がる感じに。
体当たりで甘えてくるみつるくんが可愛いのはここです。どうぞお見逃しなく(^ ^)(毎回やっているのかどうかは不明ですが)。
無秩序の秩序、水にゆらめくようなゆるやかな盛り上がりの真ん中に、下りてくる緞帳。
母なる海、
ふるさとの海、
還っていくところ。
草野さんのイメージする海が、好きです。
海の中は別世界で、
違う時間が流れていて、
でも同じ苦しみがあり、
ゆうるりと流れる時間があり、
幸せが、ある。
無秩序な、でも幸せな時間があって、
エネルギッシュで幸せな魚たちがいて。
だから。
彼らの描き出す「幻の海」に、また遊びに行きたくなるのです…。
……やっと終わったー!
自分の覚書を兼ねて書いていたので、本当に長くなってしまいました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。
そして。書いたことはすべて、ホントに心のメモですので。間違い・勘違い・嘘などなど、たくさんあると思います。「あれっ?」ということがありましたら、ご遠慮なさらず是非ともご教示くださいませm(_ _)m。
とりあえず、花組ファンの雛(^ ^)の面目を、少しですがほどこしたところで、また遠征(だいぶ前になってしまいましたが…)の話でも思い出してみたいと思います♪♪
最後まで長くなっちゃって、本当にすみませんm(_ _)m。
.
なんだか色々と発表されました(^ ^)。
個人的には、AQUA5のトーク&ライブイベントがすごく楽しそう〜!平日なんて絶対無理なので悲しいです。どなたか、いらっしゃる方様子をレポしてくださいませ。
…CSに期待しても無駄かしら…。
博多座なら平日にも観るんですが…博多座のイベントは関係ないんですね(T T)。こちらは園加ちゃんのサイン会ですか。楽にご覧になる方、もう一泊する価値はありそうですね♪
公演関連では、まずは月組日生公演「グレートギャツビー」の集合日でした。
春咲ころんちゃんの卒業はとても残念ですが、さらなる活躍の場を得るための転進だと思うので、ご活躍をお祈りしています!と叫んでおきたいと思います。
とりあえずは、「ギャツビー」でのご活躍を楽しみにしつつ。
そして、配役。
男役陣は、ニック=あひちゃん、
ウルフシェイム=ナホ(越乃リュウ)ちゃん、
トム・ブキャナン=もりえ(青樹泉)ちゃん。
まぁ、順当といえば順当…ってことになるのかな?
トムのもりえちゃんが凄く楽しみです!!雪組公演では海峡さんの役だったらしいですね♪大人の役なので、ぜひ髭つきでお願いします(^ ^)
彩星りおんくんがギャツビーの少年時代、というのはかなり意外でした。女役に転向しての第一作目が少年役、ですか…。
いや、それはもうさぞかし似合うことでしょうけれども。
りおんくんの男役姿も見納めかぁ、としみじみ思いながらミーマイを観たばかりなのに(笑)、少年役はまだ今後も有りうるのでしょうか…。
そして、みっしょん(美翔かずき)のボブって誰よ、ねぇ。
総じて、結構予想通りの配役になっているような…。小池さん、手堅くきたなーという印象なのですが、初演をご覧になっている方はどういう印象なのでしょうか?
そしてもう一つ、雪組新人公演配役発表もありました。
っていうか、やっと本公演の配役がわかったことの方が私にとっては重要なんですけど。
……新公のキャストを発表するために、本公演の配役を決めたんじゃないのか(T T)と勘繰りたくなりましたが……。
ってか、「月組日生のページをアップするから、ついでに出しとく?」みたいな空気を感じて切ないんですけど。
被害妄想?
ま、何はともあれ。やっと役名が判明した人多数で嬉しいです。
ひろみちゃんの役名がラファエル、
らぎちゃんの役名がコントレラス。
「マリポーサ」はキューバの国花なので、舞台は多分キューバ…なんですよねぇ?どっちもありそうな名前だなあ。
それにしても、配役は出たけどあらすじは全然更新されませんねぇ(T T)。まぁ、ひろみちゃんはともかく、らぎちゃんはどのみちあらすじに名前が出ることはなさそうなので、別に良いんですが(^ ^;ゞ
新公配役は……どう解釈したらいいのか悩みどころではありますが。
とりあえず、キング(蓮城まこと)がハマコさんの役ってことは、ハマコさんが二番手ってことでいいんでしょうか(^ ^;ゞ
ユミコさんの役は、凜城きらさんかー。
「凍てついた明日」で思いっきり落ちた、ロイ役のがおり(香稜しずる)ちゃんは、かなめちゃんの役。いいとこ来るなあ〜!楽しみです。
そしてもう一人、落ちたてほやほやのBチームのジェレミー、真那春人くんは、ひろみちゃんの役!確かにジェレミー良かったけど、さっそく役がつくと思わなかったのでびっくりです♪めちゃくちゃ嬉しいかも♪
で。なんと、Bチームのジョーンズ、彩風咲奈さんがキムちゃんの役ですか!この人は、真那春人くんよりさらにもう一つ下だったはず。…でも、歌も芝居も良かったもんなあ、楽しみ!だいぶサイズが違いそうなので、お衣装さんが大変そうですけど(^ ^)。
らぎちゃんの役は。凰華れのさん。本役も新公もキレイな人で揃えてきましたねー。……美貌が必要な役なのか?美貌しかいらなかったらどうしよう(涙)。
娘役は微妙な配役ですねぇ。きゃびぃ(早花まこ)に役がついて、さゆちゃんの名前が本役欄に無いあたり、正塚さんの好みが出ているような(笑)。さゆちゃんも良い娘役なんだけど…。
しかし、花帆杏奈ちゃんの名前があるあたり(しかも新公は花夏ゆりんちゃん)、絶妙に猫向けのキャスティングっぽい(笑)。
かおり(晴華みどり)ちゃんは、正塚さんお得意の「隠しキャラ」に使われていると予想(^ ^)。
笙乃茅桜ちゃんも、ヒメちゃんの役あたりに入っていることを期待しつつ。
そうこうしているうちに、博多座初日まであと1週間を切り、
雪組初日まであと2週間。
梅田の「雨に唄えば」も終わり、バウ「殉情」Bチームも今週末で千秋楽。
猫が東京で花組にかまけているうちに、時は凄いいきおいで流れているんですね…
みんなみんな、がんばってくださいね。
暑さに負けず、怪我にだけは気をつけて。
どうぞ、舞台の熱を愉しんでくださいますように。
.
個人的には、AQUA5のトーク&ライブイベントがすごく楽しそう〜!平日なんて絶対無理なので悲しいです。どなたか、いらっしゃる方様子をレポしてくださいませ。
…CSに期待しても無駄かしら…。
博多座なら平日にも観るんですが…博多座のイベントは関係ないんですね(T T)。こちらは園加ちゃんのサイン会ですか。楽にご覧になる方、もう一泊する価値はありそうですね♪
公演関連では、まずは月組日生公演「グレートギャツビー」の集合日でした。
春咲ころんちゃんの卒業はとても残念ですが、さらなる活躍の場を得るための転進だと思うので、ご活躍をお祈りしています!と叫んでおきたいと思います。
とりあえずは、「ギャツビー」でのご活躍を楽しみにしつつ。
そして、配役。
男役陣は、ニック=あひちゃん、
ウルフシェイム=ナホ(越乃リュウ)ちゃん、
トム・ブキャナン=もりえ(青樹泉)ちゃん。
まぁ、順当といえば順当…ってことになるのかな?
トムのもりえちゃんが凄く楽しみです!!雪組公演では海峡さんの役だったらしいですね♪大人の役なので、ぜひ髭つきでお願いします(^ ^)
彩星りおんくんがギャツビーの少年時代、というのはかなり意外でした。女役に転向しての第一作目が少年役、ですか…。
いや、それはもうさぞかし似合うことでしょうけれども。
りおんくんの男役姿も見納めかぁ、としみじみ思いながらミーマイを観たばかりなのに(笑)、少年役はまだ今後も有りうるのでしょうか…。
そして、みっしょん(美翔かずき)のボブって誰よ、ねぇ。
総じて、結構予想通りの配役になっているような…。小池さん、手堅くきたなーという印象なのですが、初演をご覧になっている方はどういう印象なのでしょうか?
そしてもう一つ、雪組新人公演配役発表もありました。
っていうか、やっと本公演の配役がわかったことの方が私にとっては重要なんですけど。
……新公のキャストを発表するために、本公演の配役を決めたんじゃないのか(T T)と勘繰りたくなりましたが……。
ってか、「月組日生のページをアップするから、ついでに出しとく?」みたいな空気を感じて切ないんですけど。
被害妄想?
ま、何はともあれ。やっと役名が判明した人多数で嬉しいです。
ひろみちゃんの役名がラファエル、
らぎちゃんの役名がコントレラス。
「マリポーサ」はキューバの国花なので、舞台は多分キューバ…なんですよねぇ?どっちもありそうな名前だなあ。
それにしても、配役は出たけどあらすじは全然更新されませんねぇ(T T)。まぁ、ひろみちゃんはともかく、らぎちゃんはどのみちあらすじに名前が出ることはなさそうなので、別に良いんですが(^ ^;ゞ
新公配役は……どう解釈したらいいのか悩みどころではありますが。
とりあえず、キング(蓮城まこと)がハマコさんの役ってことは、ハマコさんが二番手ってことでいいんでしょうか(^ ^;ゞ
ユミコさんの役は、凜城きらさんかー。
「凍てついた明日」で思いっきり落ちた、ロイ役のがおり(香稜しずる)ちゃんは、かなめちゃんの役。いいとこ来るなあ〜!楽しみです。
そしてもう一人、落ちたてほやほやのBチームのジェレミー、真那春人くんは、ひろみちゃんの役!確かにジェレミー良かったけど、さっそく役がつくと思わなかったのでびっくりです♪めちゃくちゃ嬉しいかも♪
で。なんと、Bチームのジョーンズ、彩風咲奈さんがキムちゃんの役ですか!この人は、真那春人くんよりさらにもう一つ下だったはず。…でも、歌も芝居も良かったもんなあ、楽しみ!だいぶサイズが違いそうなので、お衣装さんが大変そうですけど(^ ^)。
らぎちゃんの役は。凰華れのさん。本役も新公もキレイな人で揃えてきましたねー。……美貌が必要な役なのか?美貌しかいらなかったらどうしよう(涙)。
娘役は微妙な配役ですねぇ。きゃびぃ(早花まこ)に役がついて、さゆちゃんの名前が本役欄に無いあたり、正塚さんの好みが出ているような(笑)。さゆちゃんも良い娘役なんだけど…。
しかし、花帆杏奈ちゃんの名前があるあたり(しかも新公は花夏ゆりんちゃん)、絶妙に猫向けのキャスティングっぽい(笑)。
かおり(晴華みどり)ちゃんは、正塚さんお得意の「隠しキャラ」に使われていると予想(^ ^)。
笙乃茅桜ちゃんも、ヒメちゃんの役あたりに入っていることを期待しつつ。
そうこうしているうちに、博多座初日まであと1週間を切り、
雪組初日まであと2週間。
梅田の「雨に唄えば」も終わり、バウ「殉情」Bチームも今週末で千秋楽。
猫が東京で花組にかまけているうちに、時は凄いいきおいで流れているんですね…
みんなみんな、がんばってくださいね。
暑さに負けず、怪我にだけは気をつけて。
どうぞ、舞台の熱を愉しんでくださいますように。
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昨夜、宙組バウ「殉情」の感想第二弾をアップしてから寝たはずなのに……
朝起きたら消えてました(涙)。
くすん。
私は、一度書くために記憶を取り出すと、そのまま元には戻さずにDELETEしてしまうので、書いたものが消えてしまうと困るんですよーーーっ(涙)。
……とりあえず、思い出したことを箇条書きに。
●マモル&ユリコ(凪七瑠海、天咲千華)が、二人ともとても達者でいい芝居をしていたこと。
カチャ(凪七)は、以前から役もついていたしいつも達者な人ですけれども、今回の役はすごく似合っていました。かっこいい!でもちょっと気弱なところがとても可愛い♪
天咲さんは、一年前のマルガリータ新公の時はどうしようかと思いましたが、バレンシア全ツ、黎明とすごい勢いで伸びてますね(^ ^)。芝居も歌も、とても良かった。ぼてっとした唇がイマっぽい可愛らしさで、正月デートの和装もよく似合ってた。
そして、和装の天咲さんが出てきた瞬間にほけっと見惚れてしまうカチャはもっと可愛かった♪♪
前半のイチャイチャモードの時より、後半の少しすれ違ってしまったときの二人の雰囲気が切なくて。割と、こういう二人はただの“聞き手”になりがちな存在なんですが、この二人にはまた本題とは別のドラマがあったのがよく出ていました。
また、この二人をふぉろーするキミ(八雲美佳)ちゃんの存在が大きかったなー。
キミちゃん、本当に声が素敵です。何をしていても、髭をつけていても、声さえきけば一発でわかる(^ ^)。ああ、素敵。
お蘭は、これが宙組デビューになった(……んですよね?)、せーこ(純矢ちとせ)ちゃん。
なんていうか。
鮮烈なデビュー、だったんじゃないでしょうか。
芸者姿の粋な美しさ。伊達に芸者役でバウヒロイン(「やらずの雨」)してないなーと感心しましたね。仕草も目線も、本当に仇っぽくて。
はんなりとした美しさ、自分の芸への自信。
それが、自分より美貌も人間性も数段劣る琴に、芸で勝てないことが悔しくて、認められなくて……その恨みが、少しづつ憎しみに変わっていく過程が、実に丁寧に描かれていました。
ああ、この人は本当に巧いんだなー、と。
いつか。数年後に「心中・恋の大和路」を再演するときがきたら。
あるいは、「月の燈影」を再演する日がきたならば。
梅川も、喜の字も、この人で観てみたいな、と思いました。
(2作とも、宝塚の財産となるべき名作なので、是非再演していただきたいです!)
●暁郷へ愛をこめて
いよいよ、今日で郷くんが卒業してしまう。
初舞台の「花の宝塚風土記/シニョールドンファン」の時から、その男らしさとかっこよさ、そして何より声の良さで印象的だった人ですが。
……ああ、残念だわホントに……
先日「ME AND MY GIRL」で卒業した流輝一斗くんと同じ、89期。
なんでこのタイミングで89期の有名人が二人も旅立ってしまうのでしょうか………
なんて、いつまでも嘆いていても仕方がないので。
GOくんの番頭さん。
“怖い番頭さん♪”と唄にも唄われてしまう番頭さんですが。
GOくんの番頭さんは、怖いし厳しいけど、実に実に人情味溢れるひとでした。
押入れに隠れて三味線を弾く佐吉を見つけたときも、
主人に気に入られ、可愛がられて特別扱いされている佐吉への嫉妬を隠し切れず、
でも本人の将来(←佐吉は本来、商人になるために奉公に来ている筈だった)を心配しているのも嘘ではなくて。
そういう、複雑で裏表のあるキャラクターを、きちんと裏表のあるままに演じきる勇気。
いつだって、リアルに存在して、そのへんで息をしている一人の男、なんですよね、この人は。
バレンシア新公のルカノールも素晴らしかったし。
せーこちゃんが梅川やるなら、GOくんの八右衛門を観たい!
と思いました。
2008年のバウ・ワークショップ総括は、またいずれ書きたいと思いますが。
いい試みだったな、と思います。私は。
やっぱり、若手を育てるには「名作」と出会う必要があるのではないか、と。
このワークショップのために創った、若手のオリジナル作品ではなく、ある程度評価の定まった過去の名作の再演は、要するに2週間新公をやるようなものなのでとても勉強になったんじゃないかな、と。
ワークショップのためのオリジナル作品は、ショーの勉強にはいいと思いますが、芝居の勉強には難しいかな、と。
(若手の作品は、レベルに差があるので)
全部は観られませんでしたが、私はとても楽しかったです。
惜しむらくは、数日でもいいから東京でもやってほしかったなーーーーー。
泣いても笑っても、今日で「殉情」も千秋楽。
ちーちゃん&れーれのBチームは観にはいけませんでしたが、CSを観たかぎりでは、ちーちゃんめちゃめちゃカッコイイ!!ですよねっ!?(嬉)
CSでの全編放送が、凄く愉しみです。
卒業していく暁郷くんにとって、そして他の出演者にとっても、
素晴らしく思い出に残る一日になりますように。
悔いのないよう、最後までおもいっきり!!
弾けてくださいね♪♪
.
朝起きたら消えてました(涙)。
くすん。
私は、一度書くために記憶を取り出すと、そのまま元には戻さずにDELETEしてしまうので、書いたものが消えてしまうと困るんですよーーーっ(涙)。
……とりあえず、思い出したことを箇条書きに。
●マモル&ユリコ(凪七瑠海、天咲千華)が、二人ともとても達者でいい芝居をしていたこと。
カチャ(凪七)は、以前から役もついていたしいつも達者な人ですけれども、今回の役はすごく似合っていました。かっこいい!でもちょっと気弱なところがとても可愛い♪
天咲さんは、一年前のマルガリータ新公の時はどうしようかと思いましたが、バレンシア全ツ、黎明とすごい勢いで伸びてますね(^ ^)。芝居も歌も、とても良かった。ぼてっとした唇がイマっぽい可愛らしさで、正月デートの和装もよく似合ってた。
そして、和装の天咲さんが出てきた瞬間にほけっと見惚れてしまうカチャはもっと可愛かった♪♪
前半のイチャイチャモードの時より、後半の少しすれ違ってしまったときの二人の雰囲気が切なくて。割と、こういう二人はただの“聞き手”になりがちな存在なんですが、この二人にはまた本題とは別のドラマがあったのがよく出ていました。
また、この二人をふぉろーするキミ(八雲美佳)ちゃんの存在が大きかったなー。
キミちゃん、本当に声が素敵です。何をしていても、髭をつけていても、声さえきけば一発でわかる(^ ^)。ああ、素敵。
お蘭は、これが宙組デビューになった(……んですよね?)、せーこ(純矢ちとせ)ちゃん。
なんていうか。
鮮烈なデビュー、だったんじゃないでしょうか。
芸者姿の粋な美しさ。伊達に芸者役でバウヒロイン(「やらずの雨」)してないなーと感心しましたね。仕草も目線も、本当に仇っぽくて。
はんなりとした美しさ、自分の芸への自信。
それが、自分より美貌も人間性も数段劣る琴に、芸で勝てないことが悔しくて、認められなくて……その恨みが、少しづつ憎しみに変わっていく過程が、実に丁寧に描かれていました。
ああ、この人は本当に巧いんだなー、と。
いつか。数年後に「心中・恋の大和路」を再演するときがきたら。
あるいは、「月の燈影」を再演する日がきたならば。
梅川も、喜の字も、この人で観てみたいな、と思いました。
(2作とも、宝塚の財産となるべき名作なので、是非再演していただきたいです!)
●暁郷へ愛をこめて
いよいよ、今日で郷くんが卒業してしまう。
初舞台の「花の宝塚風土記/シニョールドンファン」の時から、その男らしさとかっこよさ、そして何より声の良さで印象的だった人ですが。
……ああ、残念だわホントに……
先日「ME AND MY GIRL」で卒業した流輝一斗くんと同じ、89期。
なんでこのタイミングで89期の有名人が二人も旅立ってしまうのでしょうか………
なんて、いつまでも嘆いていても仕方がないので。
GOくんの番頭さん。
“怖い番頭さん♪”と唄にも唄われてしまう番頭さんですが。
GOくんの番頭さんは、怖いし厳しいけど、実に実に人情味溢れるひとでした。
押入れに隠れて三味線を弾く佐吉を見つけたときも、
主人に気に入られ、可愛がられて特別扱いされている佐吉への嫉妬を隠し切れず、
でも本人の将来(←佐吉は本来、商人になるために奉公に来ている筈だった)を心配しているのも嘘ではなくて。
そういう、複雑で裏表のあるキャラクターを、きちんと裏表のあるままに演じきる勇気。
いつだって、リアルに存在して、そのへんで息をしている一人の男、なんですよね、この人は。
バレンシア新公のルカノールも素晴らしかったし。
せーこちゃんが梅川やるなら、GOくんの八右衛門を観たい!
と思いました。
2008年のバウ・ワークショップ総括は、またいずれ書きたいと思いますが。
いい試みだったな、と思います。私は。
やっぱり、若手を育てるには「名作」と出会う必要があるのではないか、と。
このワークショップのために創った、若手のオリジナル作品ではなく、ある程度評価の定まった過去の名作の再演は、要するに2週間新公をやるようなものなのでとても勉強になったんじゃないかな、と。
ワークショップのためのオリジナル作品は、ショーの勉強にはいいと思いますが、芝居の勉強には難しいかな、と。
(若手の作品は、レベルに差があるので)
全部は観られませんでしたが、私はとても楽しかったです。
惜しむらくは、数日でもいいから東京でもやってほしかったなーーーーー。
泣いても笑っても、今日で「殉情」も千秋楽。
ちーちゃん&れーれのBチームは観にはいけませんでしたが、CSを観たかぎりでは、ちーちゃんめちゃめちゃカッコイイ!!ですよねっ!?(嬉)
CSでの全編放送が、凄く愉しみです。
卒業していく暁郷くんにとって、そして他の出演者にとっても、
素晴らしく思い出に残る一日になりますように。
悔いのないよう、最後までおもいっきり!!
弾けてくださいね♪♪
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東京宝塚劇場にて、花組新人公演「愛と死のエジプト」 「愛と死のアラビア」を観てまいりました。
新公演出は鈴木圭。
私は彼が演出した舞台を観たのはこれが初めて…だと思います。たぶん。
水さんの「里見八犬伝」もみっちゃんの「SECOND LIFE」も観られなかったし、新公も観てないと思う。
バウ作品は、どちらも評判良かったみたいですし(身近で観た人がいないので良くわかりませんが…)、どちらかというと齋藤さん系の、ちょっと展開に無茶はするけど、ファンに「ここがスゴク好き!」と言わせる場面をきっちり創ってくるタイプの演出家なのかな、と思っていましたが、
今回の新公は『思いのほか手堅くきたな』、というのが率直な感想でした。
演出的にも、芝居に関してはほとんど変更なかったと思います
(ショー部分、特に「悠久のナイル」は大きく違いましたが)。
役者の演技についても、特に“演出としてこの人の解釈を変えたんだな”“演出変更の意図を持って演技指導したな”と思ったところは無かったような気がします。
手堅く。
きっちり。
ちゃんと。
…そんな印象。
トマス(真飛聖)朝夏まなと
この人は、主演ももう4回目?…ですよね?(マラケシュ、黒蜥蜴、アデュー、今回)最近一人で何回も新公をやる人が少ないので、すごいなあと素直に思います。
「蒼いくちづけ」Bチームは観られませんでしたが、「アデュー・マルセイユ」新公の時と今回と、ずいぶん雰囲気が変わったなーと思いました。
うん、やっぱり「蒼いくちづけ」の経験が生きているのでしょうか?
相手役がれみちゃんだったのも大きいかな?学年も近いし、経験値もちょうど釣り合ってる感じなので、やりやすかったのでは?
とにかく、二人の並びがすごくキレイで、よくお似合いでした。サイズ的にもちょうどいいし、いいコンビだと思います。
芝居の方向性もあっているような気がするので、いずれバウとかで組んでほしいかも?(今回は作品がアレなので、あまり自信がありませんが…)
ただ、トマス、という男の人間的な面白み、にかけては、さすがにまとぶんは巧かったんだなーと思いました。砂漠を追いかけてきたヤシムに、「さ、帰ろうか」と言うときの茶目っ気とか。
ああいう茶目っ気が、本公演でのトマスの人間的な魅力であり、最後の牢獄の場面でのドナルドとのやりとりも、そういうところがあるから余計に感動的になるんですよね…
まぁくんのトマスは、もっと生真面目で一生懸命な、「青臭い坊や」だったような気がしました。台詞のはしばしが。
それはそれで格好いいし、今回トゥスン(嶺乃一真)がものすごく幼くて吃驚するほど可愛らしかったので、それなりに全体のバランスは取れてはいたのですが、もう少し奥のある造形ができれば面白くなるのになー、と思いましたね。
「Mind Traveller」の若者役みたいな、賑やかしの発散系の役だと、もうそこしか目に入らないみたいな華やかなオーラを出す人なんですけれども、今回はトマスという役を、辛抱役だと思いこんでいたような気がします。
……まぁ、逆に正統派のトマスだったという言い方もできるんですけどね(^ ^)。
アノウド(桜乃彩音)白華れみ
ヒロイン経験豊富なれみちゃん、と書きだそうしたんですが、そういえば新公ヒロインはまだコレが二回目なんですね(ローマ、今回)。
ワークショップで二回ヒロインしていたので、つい。
姿が美しくて、いかにも“娘役”らしい風情がある人ですが、ポルキアといい、アノウドといい、なぜ数少ない新公ヒロインがいつも薄倖の「あなたのお傍にいたいのです」タイプの女性なんだろう…。
ワークショップ(「Young Bloods」「BourbonStreet Blues」)では、どちらも強気な現代っ子(←Bourbon…は’50s だけど)で、すごく可愛くて魅力的だったのに(^ ^)。もう一度ああいう役で観てみたいなー。
台詞の声が意外なくらい彩音ちゃんに似ていたのは、真似をしていたのでしょうか…?彩音ちゃんとは期も一期しか違わないんだし、もっと自信を持って「白華れみのアノウドはこれ!」って打ち出してほしかったような気がしました。
アノウドじゃ個性の出しようもないから仕方ないよね、とも思うんですが……でも、やり方はいろいろあると思うんですよ。たとえば、もっとお嬢様っぽく、毅然とした感じにする、とか。あるいは逆に、もっとおどおどと怯えた感じにしちゃう、とか。
まぁくんのトマスが、本役さんより生真面目で生硬な雰囲気になったぶん、アノウドはもっと母性を出してみるっていう手もあったんじゃないかなー、とか。
どうすればいいのか具体的には判りませんけれども、あの"堅物トマス"っぷりでは、あんな土壇場の瀬戸際になっても可愛い妹にあんな告白は出来なさそうな気がしてならなかったので……(*^ ^*)
まぁ、そのあたりは演出家の解釈だと思いますが。
…すみません、勝手なことばかり書いて。
えーっと、れみちゃんの、コスチュームの似合いようと、仕草の美しさがとにかく素晴らしかったです。伊達にポルキアやってないね!古代ローマ風の衣装と、アラビア風の衣装、着こなしが似てる気がします。とにかく文句なく美しかった!!
あと、奴隷として登場したときのお辞儀の仕方が可愛くてお気に入りです♪♪
サミーラ(白華れみ)野々すみ花
この人が、ある意味一番意外だったかも。
本役さんとは全然違うアプローチで来るだろう、と思っていたのですが、芝居自体は本役さんと殆ど変わらなかったような気が……(汗)
あ。でも、そういえば。
アノウドが治療の途中で気を失ったとき、咄嗟にヴェールを脱ごうとする芝居って、れみちゃんがやっているんでしょうか?あのときの焦った顔と反射的な手の動きがちょっと印象的だったんですが。(本公演では何を見ているんだろう私…?)
イブラヒム(大空祐飛)望海風斗
すげーカッコよかったです。ちゃんと20歳の若者だった(^ ^)。
まぁくんのトマスが若返っているのに、ちゃんとトマスより歳下の、怜悧で有能な20歳に見えました♪♪父上(扇めぐむ)とのバランスもGOODだったし、何よりあの学年できっちり目を利かせられるのが素晴らしい。
髭もとってもよく似合ってました(はぁと)♪
あれがほんの数時間前にはヤシムをやっていたのかと思うと……(しかもこれがまた当たり役だったりする)、すごーく不思議な気がします(^ ^)。
それにしても良い声だ!!
台詞の声も、歌も、絶品でした。うっとり。
ちょっと高めだけど、芯と深みがあって、なんていうか、嘉月絵理ちゃんみたいな声なんですね(*^ ^*)
歌はさすが。(エンカレメンバーだもんな……当然といえば当然か…)「アラビアの伝説を…」の歌の、最初の音程があやしいところも、嫌味かと思うほどきっちり歌ってくれました(^ ^)(…やっと正しい音程がわかったぞ!…がんばれ祐飛さん^ ^)(←祐飛さんの魅力はそんなところにあるんじゃないからいいの)
そんなところかな?
次回は……どうしようかな。太守一家の話からか、ベドウィンとマムルークか、それとも……明日考えます……。
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新公演出は鈴木圭。
私は彼が演出した舞台を観たのはこれが初めて…だと思います。たぶん。
水さんの「里見八犬伝」もみっちゃんの「SECOND LIFE」も観られなかったし、新公も観てないと思う。
バウ作品は、どちらも評判良かったみたいですし(身近で観た人がいないので良くわかりませんが…)、どちらかというと齋藤さん系の、ちょっと展開に無茶はするけど、ファンに「ここがスゴク好き!」と言わせる場面をきっちり創ってくるタイプの演出家なのかな、と思っていましたが、
今回の新公は『思いのほか手堅くきたな』、というのが率直な感想でした。
演出的にも、芝居に関してはほとんど変更なかったと思います
(ショー部分、特に「悠久のナイル」は大きく違いましたが)。
役者の演技についても、特に“演出としてこの人の解釈を変えたんだな”“演出変更の意図を持って演技指導したな”と思ったところは無かったような気がします。
手堅く。
きっちり。
ちゃんと。
…そんな印象。
トマス(真飛聖)朝夏まなと
この人は、主演ももう4回目?…ですよね?(マラケシュ、黒蜥蜴、アデュー、今回)最近一人で何回も新公をやる人が少ないので、すごいなあと素直に思います。
「蒼いくちづけ」Bチームは観られませんでしたが、「アデュー・マルセイユ」新公の時と今回と、ずいぶん雰囲気が変わったなーと思いました。
うん、やっぱり「蒼いくちづけ」の経験が生きているのでしょうか?
相手役がれみちゃんだったのも大きいかな?学年も近いし、経験値もちょうど釣り合ってる感じなので、やりやすかったのでは?
とにかく、二人の並びがすごくキレイで、よくお似合いでした。サイズ的にもちょうどいいし、いいコンビだと思います。
芝居の方向性もあっているような気がするので、いずれバウとかで組んでほしいかも?(今回は作品がアレなので、あまり自信がありませんが…)
ただ、トマス、という男の人間的な面白み、にかけては、さすがにまとぶんは巧かったんだなーと思いました。砂漠を追いかけてきたヤシムに、「さ、帰ろうか」と言うときの茶目っ気とか。
ああいう茶目っ気が、本公演でのトマスの人間的な魅力であり、最後の牢獄の場面でのドナルドとのやりとりも、そういうところがあるから余計に感動的になるんですよね…
まぁくんのトマスは、もっと生真面目で一生懸命な、「青臭い坊や」だったような気がしました。台詞のはしばしが。
それはそれで格好いいし、今回トゥスン(嶺乃一真)がものすごく幼くて吃驚するほど可愛らしかったので、それなりに全体のバランスは取れてはいたのですが、もう少し奥のある造形ができれば面白くなるのになー、と思いましたね。
「Mind Traveller」の若者役みたいな、賑やかしの発散系の役だと、もうそこしか目に入らないみたいな華やかなオーラを出す人なんですけれども、今回はトマスという役を、辛抱役だと思いこんでいたような気がします。
……まぁ、逆に正統派のトマスだったという言い方もできるんですけどね(^ ^)。
アノウド(桜乃彩音)白華れみ
ヒロイン経験豊富なれみちゃん、と書きだそうしたんですが、そういえば新公ヒロインはまだコレが二回目なんですね(ローマ、今回)。
ワークショップで二回ヒロインしていたので、つい。
姿が美しくて、いかにも“娘役”らしい風情がある人ですが、ポルキアといい、アノウドといい、なぜ数少ない新公ヒロインがいつも薄倖の「あなたのお傍にいたいのです」タイプの女性なんだろう…。
ワークショップ(「Young Bloods」「BourbonStreet Blues」)では、どちらも強気な現代っ子(←Bourbon…は’50s だけど)で、すごく可愛くて魅力的だったのに(^ ^)。もう一度ああいう役で観てみたいなー。
台詞の声が意外なくらい彩音ちゃんに似ていたのは、真似をしていたのでしょうか…?彩音ちゃんとは期も一期しか違わないんだし、もっと自信を持って「白華れみのアノウドはこれ!」って打ち出してほしかったような気がしました。
アノウドじゃ個性の出しようもないから仕方ないよね、とも思うんですが……でも、やり方はいろいろあると思うんですよ。たとえば、もっとお嬢様っぽく、毅然とした感じにする、とか。あるいは逆に、もっとおどおどと怯えた感じにしちゃう、とか。
まぁくんのトマスが、本役さんより生真面目で生硬な雰囲気になったぶん、アノウドはもっと母性を出してみるっていう手もあったんじゃないかなー、とか。
どうすればいいのか具体的には判りませんけれども、あの"堅物トマス"っぷりでは、あんな土壇場の瀬戸際になっても可愛い妹にあんな告白は出来なさそうな気がしてならなかったので……(*^ ^*)
まぁ、そのあたりは演出家の解釈だと思いますが。
…すみません、勝手なことばかり書いて。
えーっと、れみちゃんの、コスチュームの似合いようと、仕草の美しさがとにかく素晴らしかったです。伊達にポルキアやってないね!古代ローマ風の衣装と、アラビア風の衣装、着こなしが似てる気がします。とにかく文句なく美しかった!!
あと、奴隷として登場したときのお辞儀の仕方が可愛くてお気に入りです♪♪
サミーラ(白華れみ)野々すみ花
この人が、ある意味一番意外だったかも。
本役さんとは全然違うアプローチで来るだろう、と思っていたのですが、芝居自体は本役さんと殆ど変わらなかったような気が……(汗)
あ。でも、そういえば。
アノウドが治療の途中で気を失ったとき、咄嗟にヴェールを脱ごうとする芝居って、れみちゃんがやっているんでしょうか?あのときの焦った顔と反射的な手の動きがちょっと印象的だったんですが。(本公演では何を見ているんだろう私…?)
イブラヒム(大空祐飛)望海風斗
すげーカッコよかったです。ちゃんと20歳の若者だった(^ ^)。
まぁくんのトマスが若返っているのに、ちゃんとトマスより歳下の、怜悧で有能な20歳に見えました♪♪父上(扇めぐむ)とのバランスもGOODだったし、何よりあの学年できっちり目を利かせられるのが素晴らしい。
髭もとってもよく似合ってました(はぁと)♪
あれがほんの数時間前にはヤシムをやっていたのかと思うと……(しかもこれがまた当たり役だったりする)、すごーく不思議な気がします(^ ^)。
それにしても良い声だ!!
台詞の声も、歌も、絶品でした。うっとり。
ちょっと高めだけど、芯と深みがあって、なんていうか、嘉月絵理ちゃんみたいな声なんですね(*^ ^*)
歌はさすが。(エンカレメンバーだもんな……当然といえば当然か…)「アラビアの伝説を…」の歌の、最初の音程があやしいところも、嫌味かと思うほどきっちり歌ってくれました(^ ^)(…やっと正しい音程がわかったぞ!…がんばれ祐飛さん^ ^)(←祐飛さんの魅力はそんなところにあるんじゃないからいいの)
そんなところかな?
次回は……どうしようかな。太守一家の話からか、ベドウィンとマムルークか、それとも……明日考えます……。
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花組の若人たち【ベドウィンとマムルーク】
2008年7月30日 宝塚(花) コメント (5)東宝劇場 花組新人公演「愛と死のアラビア」
ベドウィンとマムルークの章。……男役まみれですみませんっゞ
とにかく若くて、元気なメンバーでした!
ベドウィンスクワットも元気いっぱい(^ ^)な感じ、でした☆
ザイド(悠真倫)煌雅 あさひ
アーサー、見た目もきれいだし歌も巧いし、で結構チェックしていたつもりだったのですが……
芝居も巧いって初めて知りました!(^ ^)(←無知?)
豪放磊落なリーダーシップ。ほんの少し、原作のザイドの片鱗が(ほんとにちょっとだけ)あったような気がします。思わずトマスが頼ってしまう雰囲気があって、立派でした。なのに、楽しそうに「銃をぶっ放す!」と打ち明けるときの茶目っ気が好きです。
“戦場”を愉しんでいる生まれながらの戦士の血を感じました。
盆が回る間際の、「トマスの旦那は、…やはり我々とは違うのかなあ…」という台詞の思慮深さが印象的でした。包容力があるんですね、この人の芝居には。
ラストの牢獄での演技もすごく良かったです。思わず注目してしまった(^ ^;ゞ
アブ・サラン(未涼亜希)月央和沙
「俺の弟は奴らに殺された!」アブ・サランの台詞として一番印象的なところですけれども、ここに持っていくまでの芝居がちょっと弱かったかも。まっつはやっぱり巧いんだなー、と改めて思ってしまいました。
でも、滑舌も良かったし、直情的で猪武者っぽい雰囲気があって、本役さんとはまた違うキャラクターをちゃんと考えていたと思います。うん。
この人も88期かー。OGのさくら(月丘七央)ちゃんと似た名前の研1さんがいるわ、あら、ちょっと写真も似た感じ、と思った7年前から、もうそんなになるんですね…(すみません、関係なくて)。
オスマン(貴怜良)瀬戸かずや
笑顔の可愛いかりやんのポジションに入った瀬戸くん。立っているだけで目立つ人なので、アブ・サランやアル・マリクと剣の稽古をする場面もやたらにカッコよかったです(^-^)。
台詞とかはあんまりなくてちょっと残念。
アル・マリク(華形ひかる)鳳真由
ぱっと目に付くキレイな人、という印象。ただ、見た目がちょっと子供っぽくて(丸顔だから?)、「この傷の償いは死をもってあがなってもらう!」とわめく場面とか、ちょっと子供がヒステリー起こして八つ当たりしてるみたいに見えてしまったかも(^ ^;
ただ、「馬三頭と引き換えに」とトマスに提案されて、仲間たちに「きいたかよっ!馬くれるってよ!!」みたいなことをいいながら退場する場面、あまりにも子供みたいに嬉しそうで、ホント可愛かったです♪
ジューバ(真野すがた)真瀬はるか
芝居巧いなあ〜!92期だから、研3になったばかり、ですよね?
凄い……。「蒼いくちづけ」のレンフィールドもびっくりしたけど、なんだか新公メンバーの中に入ると巧さが際立ちますね。
将来がとても楽しみ!
アリ・ジム(朝夏まなと)日高大地
こ、こちらは………ごっごめんよ、正直、真瀬くんと同期とは思えないほど台詞回しが拙かったです……(涙)。
本公演を観て、自分でもすっっっっかり日高くんのファンになったつもりだったんですが(汗)、声を聴いたのはこれが初めてでした……。(「蒼いくちづけ」Aチームに出ていらしたことも今知ったんですけど、あのときは台詞ありましたっけ…?)
また真瀬くんと掛け合いみたいに続けて喋る台詞が多いんだよあの役(T T)。苛め?
まぁ、初めて役らしい役、そんなこともあるさ!(←開き直り)
ベドウィン衣装にくるまれていてもはっきり判るスタイルの良さ。小さな頭。ビジュアル的には本当に目立つ人だと思うので……とにかく頑張っていただきたい!!です(^ ^ゞ
ヤシム(望海風斗)大河凜
可愛かった!文句なく!
本役のだいもんとはちょっと違う感じでした。…なんだろうな、もっと子供っぽかったのかな?子供なりに、トマスのために何かしてあげたい、この人を守ってあげたい、というひたむきさがあって、とってもキュートでした。
でも、牢獄の泣き声はちょっとやりすぎたかな…?
93期、ですか。この辺の期はできる子が多いような気がするんですけど、どうなんでしょうか。若い子の子役は芸ではないので、あまり感心しすぎてはいけないんですけどね(^ ^;
アッバース長官(大伴れいか)浦輝ひろと
いい声だった!抑えた低音がよく響いて、存在感と迫力がありました。
この役は出番も少ないし、台詞も少ないし……でも、ムハンマド・アリが思わず怯んでしまうだけの存在感がないと意味がない役なので。
とても良かったと思います!!なんでしたら木曜日から…(自粛)
89期かー。人材の多い期で大変でしょうけれども、今後のご活躍を楽しみにしています♪♪
アジズ(眉月凰)祐澄しゅん
かっこいいーーーーーっ!!
渋いね。かっこいいね。素敵だね。
殺陣もきれいに決まってました。いったん負けが決まったのに、隙をみてもう一度!というよりは、「負けたと見せかけて隙を作らせ、確実に殺してやる」みたいな計画的なものを感じてみたりしました(^ ^)。
惜しむらくは、ナイリお嬢様への恋心があんまり表現されていなかったことかな。あのカッコよさで、ナイリへの渇望まで表現しちゃったら、客席がアジズ側についちゃってマズいか?(←言ってろ)
スレイマン(高翔みずき、代役・日向燦)初輝よしや
ひたすら面白いマメちゃんのスレイマンに比べて、硬軟自在だけど正統派の敵役、でした♪
彼の考え方っていうのは、必ずしも視野が狭いとかなんとか言われるものではなくて、単純に保守的なんですよね。トルコ世界、という、永く続いた比較的平和で繁栄したアラビアを守ろうとした、ただそれだけ。
マメちゃんみたいに、思わず笑ってしまうほどの「ディズニーアニメに出てきそうな悪役」を創りこむのも、こういう立場の役を演じるための一つの手法ですけれども。
初輝くんの役作りも、技術面はともかくとして(汗)面白かったと思います。
本来の本役であるさお太さんのスレイマンが観られなかったことが、とってもとっても残念……。
(さお太さん、早く元気なお顔を見せてくださいね!)
ラシード(紫峰七海)冴月瑠那
もともと、ふみかちゃんのイヤラシイ目に注目する癖がついてしまっているので、ラシードさんから目が離せないのは当たり前っちゃ当たり前なんですけれども。
「蒼いくちづけ」でも印象的だった冴月さんの美貌は、ふみかちゃんとは違う意味で心にも瞼にも残りますね(^ ^;ゞ
渋い台詞回しも、あの美貌から出てくるとなにか冷徹なものいいに聞こえてくる(汗)。だ、だめかも私……。
冴月さん、たしか「Mind Traveller」では元気な若者でしたよね…?すっごいキレイな人がいるーと思った記憶がかすかに。(←微かすぎる)
容姿も声ももろ好みなのに、どうして本公演で見つけられないんだろう……(自己嫌悪)(牢獄の衛兵しか判んないよー)
今日で男役さんは大分すすみましたね♪
あとはムハンマド・アリご一家と女官たち、西欧人たち、そしてショー場面、か・・・さてどこまで書けるかな?(^ ^)
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ベドウィンとマムルークの章。……男役まみれですみませんっゞ
とにかく若くて、元気なメンバーでした!
ベドウィンスクワットも元気いっぱい(^ ^)な感じ、でした☆
ザイド(悠真倫)煌雅 あさひ
アーサー、見た目もきれいだし歌も巧いし、で結構チェックしていたつもりだったのですが……
芝居も巧いって初めて知りました!(^ ^)(←無知?)
豪放磊落なリーダーシップ。ほんの少し、原作のザイドの片鱗が(ほんとにちょっとだけ)あったような気がします。思わずトマスが頼ってしまう雰囲気があって、立派でした。なのに、楽しそうに「銃をぶっ放す!」と打ち明けるときの茶目っ気が好きです。
“戦場”を愉しんでいる生まれながらの戦士の血を感じました。
盆が回る間際の、「トマスの旦那は、…やはり我々とは違うのかなあ…」という台詞の思慮深さが印象的でした。包容力があるんですね、この人の芝居には。
ラストの牢獄での演技もすごく良かったです。思わず注目してしまった(^ ^;ゞ
アブ・サラン(未涼亜希)月央和沙
「俺の弟は奴らに殺された!」アブ・サランの台詞として一番印象的なところですけれども、ここに持っていくまでの芝居がちょっと弱かったかも。まっつはやっぱり巧いんだなー、と改めて思ってしまいました。
でも、滑舌も良かったし、直情的で猪武者っぽい雰囲気があって、本役さんとはまた違うキャラクターをちゃんと考えていたと思います。うん。
この人も88期かー。OGのさくら(月丘七央)ちゃんと似た名前の研1さんがいるわ、あら、ちょっと写真も似た感じ、と思った7年前から、もうそんなになるんですね…(すみません、関係なくて)。
オスマン(貴怜良)瀬戸かずや
笑顔の可愛いかりやんのポジションに入った瀬戸くん。立っているだけで目立つ人なので、アブ・サランやアル・マリクと剣の稽古をする場面もやたらにカッコよかったです(^-^)。
台詞とかはあんまりなくてちょっと残念。
アル・マリク(華形ひかる)鳳真由
ぱっと目に付くキレイな人、という印象。ただ、見た目がちょっと子供っぽくて(丸顔だから?)、「この傷の償いは死をもってあがなってもらう!」とわめく場面とか、ちょっと子供がヒステリー起こして八つ当たりしてるみたいに見えてしまったかも(^ ^;
ただ、「馬三頭と引き換えに」とトマスに提案されて、仲間たちに「きいたかよっ!馬くれるってよ!!」みたいなことをいいながら退場する場面、あまりにも子供みたいに嬉しそうで、ホント可愛かったです♪
ジューバ(真野すがた)真瀬はるか
芝居巧いなあ〜!92期だから、研3になったばかり、ですよね?
凄い……。「蒼いくちづけ」のレンフィールドもびっくりしたけど、なんだか新公メンバーの中に入ると巧さが際立ちますね。
将来がとても楽しみ!
アリ・ジム(朝夏まなと)日高大地
こ、こちらは………ごっごめんよ、正直、真瀬くんと同期とは思えないほど台詞回しが拙かったです……(涙)。
本公演を観て、自分でもすっっっっかり日高くんのファンになったつもりだったんですが(汗)、声を聴いたのはこれが初めてでした……。(「蒼いくちづけ」Aチームに出ていらしたことも今知ったんですけど、あのときは台詞ありましたっけ…?)
また真瀬くんと掛け合いみたいに続けて喋る台詞が多いんだよあの役(T T)。苛め?
まぁ、初めて役らしい役、そんなこともあるさ!(←開き直り)
ベドウィン衣装にくるまれていてもはっきり判るスタイルの良さ。小さな頭。ビジュアル的には本当に目立つ人だと思うので……とにかく頑張っていただきたい!!です(^ ^ゞ
ヤシム(望海風斗)大河凜
可愛かった!文句なく!
本役のだいもんとはちょっと違う感じでした。…なんだろうな、もっと子供っぽかったのかな?子供なりに、トマスのために何かしてあげたい、この人を守ってあげたい、というひたむきさがあって、とってもキュートでした。
でも、牢獄の泣き声はちょっとやりすぎたかな…?
93期、ですか。この辺の期はできる子が多いような気がするんですけど、どうなんでしょうか。若い子の子役は芸ではないので、あまり感心しすぎてはいけないんですけどね(^ ^;
アッバース長官(大伴れいか)浦輝ひろと
いい声だった!抑えた低音がよく響いて、存在感と迫力がありました。
この役は出番も少ないし、台詞も少ないし……でも、ムハンマド・アリが思わず怯んでしまうだけの存在感がないと意味がない役なので。
とても良かったと思います!!なんでしたら木曜日から…(自粛)
89期かー。人材の多い期で大変でしょうけれども、今後のご活躍を楽しみにしています♪♪
アジズ(眉月凰)祐澄しゅん
かっこいいーーーーーっ!!
渋いね。かっこいいね。素敵だね。
殺陣もきれいに決まってました。いったん負けが決まったのに、隙をみてもう一度!というよりは、「負けたと見せかけて隙を作らせ、確実に殺してやる」みたいな計画的なものを感じてみたりしました(^ ^)。
惜しむらくは、ナイリお嬢様への恋心があんまり表現されていなかったことかな。あのカッコよさで、ナイリへの渇望まで表現しちゃったら、客席がアジズ側についちゃってマズいか?(←言ってろ)
スレイマン(高翔みずき、代役・日向燦)初輝よしや
ひたすら面白いマメちゃんのスレイマンに比べて、硬軟自在だけど正統派の敵役、でした♪
彼の考え方っていうのは、必ずしも視野が狭いとかなんとか言われるものではなくて、単純に保守的なんですよね。トルコ世界、という、永く続いた比較的平和で繁栄したアラビアを守ろうとした、ただそれだけ。
マメちゃんみたいに、思わず笑ってしまうほどの「ディズニーアニメに出てきそうな悪役」を創りこむのも、こういう立場の役を演じるための一つの手法ですけれども。
初輝くんの役作りも、技術面はともかくとして(汗)面白かったと思います。
本来の本役であるさお太さんのスレイマンが観られなかったことが、とってもとっても残念……。
(さお太さん、早く元気なお顔を見せてくださいね!)
ラシード(紫峰七海)冴月瑠那
もともと、ふみかちゃんのイヤラシイ目に注目する癖がついてしまっているので、ラシードさんから目が離せないのは当たり前っちゃ当たり前なんですけれども。
「蒼いくちづけ」でも印象的だった冴月さんの美貌は、ふみかちゃんとは違う意味で心にも瞼にも残りますね(^ ^;ゞ
渋い台詞回しも、あの美貌から出てくるとなにか冷徹なものいいに聞こえてくる(汗)。だ、だめかも私……。
冴月さん、たしか「Mind Traveller」では元気な若者でしたよね…?すっごいキレイな人がいるーと思った記憶がかすかに。(←微かすぎる)
容姿も声ももろ好みなのに、どうして本公演で見つけられないんだろう……(自己嫌悪)(牢獄の衛兵しか判んないよー)
今日で男役さんは大分すすみましたね♪
あとはムハンマド・アリご一家と女官たち、西欧人たち、そしてショー場面、か・・・さてどこまで書けるかな?(^ ^)
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