若者たちのオーシャンズ【4】
2013年5月1日 宝塚(花) コメント (2)花組新人公演「オーシャンズ11」続き。
<95期>
■水美舞斗(ラスティ)
恰好良かった!!もう、ホントにイケメンで、大人の男で、色っぽくて!!
リヴィングストンを迎えに来る場面の演出もさりげなくて良かったし、全体に、学年を感じさせない落ち着きのあるラスティでした。本役が割とガチャガチャした感じで元気に演じているので、全然違う印象でした。歌も力強い声で「JUMP!」の熱気が伝わってきたし、芹香ダニーとの並びも良かったし、とにかく“佳い男”だったなあ~!!
「カナリア」でいきなり出てきた印象のあった95期。いやはや、95期の人材豊富さには、どの組を観ても驚くばかりです(@ @)。
■柚香光(ベネディクト)
配属直後から抜擢つづきで、ダンスはピカ一&歌と芝居もそこそこ出来る、という印象のあった柚香さん。今回は、演出が田渕さんだったせいもあってか、直前にあったバウ「Victorian JAZZ」のアルバート皇太子の印象が色濃く残ったベネディクトでした。
「自分は正しい」という根拠のない自信。「悪事」の自覚をもたない「夢を売る男」。こういう役、こういう演出で臨むなら、周囲に悪事の部分をそっと処理してくれる担当がいなくてはならないのですが、、、それが航琉くんのテーラーってことなんですよね、たぶん。浮世離れした、肥大した自意識と英雄願望の塊みたいな若者と、社会の底辺を歩いてきた大人の男というコンビは、なかなか意味性を感じる取り合わせではありました。
本役のだいもんとは全然違うテリーになるだろうなというのは予想していたのですが(だいもんのテリーに近いのは、作品違うけど、星組新公の天寿さんだと思う。。。)、それにしても全然違うキャラクターすぎて驚きました。
あれはあれで、作品としては斬新で面白かったけど、アルバート皇太子の転生かと思うような役づくり(演出)は、柚香さんの経験(成長)という意味では一作勿体無かったような気もしましたが。。。。そのあたり、田渕さんのお考えをきいてみたい気もしました。
■真鳳つぐみ
リヴィングストンを逮捕しにくるミニスカポリスが一番目立ってたかな?マイティのラスティ(←ダジャレみたいだ)に口説かれて、とろんとしてる姿がめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。
花組の誇る可愛子ちゃんの一人。そろそろ喋ったり歌ったりしてる姿も観てみたいなー。
■美蘭レンナ
しょみちゃんと一緒だったリヴィングストンを逮捕しにくる警官と、あとは、レストランでテリーを待つテスのところにワインを持ってくるソムリエでしょうか、単体で目立っていたのは。
キリッとした顔立ちなので、ああいうストイックな役柄だとシャープでカッコいいし、普通に「客の女」でドレスを纏えば、素晴らしく華やかで綺麗で、頭の小ささと首の長さ、デコルテの美しさが目に残ります。パッと目を惹く華やかさで、「ファントム」の頃から目立っていたのに、なかなか役がつかない。。。。成績が良くないとはいえ、あの美貌ならと思うんですが。もうちょっとボロが出なくなるのを待ってるのかな(←檀ちゃん的な?)不思議。
■こと華千乃
目立つ役といえるのは、ダイアナの最初のショーの生贄の役でしょうか。「すみませぇん!」の言い方とかも可愛かったです。
<96期以下(印象に残った方のみですすみません)>
■優波慧(ライナス)
キキちゃんにはあまりヘタレな空気がないので、もしかしたら新公の方が合うかも、、、くらいに思っていたのですが。でも、実際に観てみると、さすがに本役は本役だなあ、と思いました。似合わないなりに、ちゃんと「役」として生きることができているんですよね。
結構早くから抜擢されていて経験も積んでいるし、下手っていうのともちょっと違うんですが、なにを演じても“その役”じゃないなあ、という印象が残るのが残念。一度でいいから、ブルーザーとかテーラーみたいな役に取り組んでみたら勉強になるのではないかと思うんですが。。。
■乙羽映見(サファイア)、朝月希和(エメラルド)
歌も化粧も存在感も、とても良かったです♪ 桜帆ゆかりちゃんと合わせて3人、迫力のある良いトリオでした!
本公演ではダブルトリオにも入ってる二人。これからもがんばってください。
■蘭舞ゆう(バージル)、矢吹世奈(ターク)
モロイ兄弟、特にタークには思い入れのある私から観ても、可愛くて魅力的なタークでした。ちょっと雪組のホタテ(帆風)に似た印象の97期。本公演のギャンブラーにも入っているけど、並み居るダンサーと遜色なく踊れていて、すごいなーと思っています。これからも楽しみ!
■春妃うらら(ポーラ)
文句なく可愛い!!可愛くて可愛くて、ヘロヘロでした。
いやー、あんな幼いポーラだったら、ラスティが迷うのもわかるわー!!あの年の差が素敵★身体全体のスタイルバランスがちょっと子供っぽいのは残念ですが、お化粧や髪型はもっともっと磨けるはずだし、さらに素敵な娘役さんになってくれると信じて待っています(*^ ^*)。
そんなところでしょうか。
とにかく、花組若手のタレントの多さ、実力の平均点の高さに目を瞠った新人公演でした。みんな本当に巧い!特に、最初にも書きましたが、92期の芝居力の高さにはあらためて感じ入りましたし、93期以下も本当に巧い人が多いなあ、と思いました。
バウデビューを果たした田渕さんともども、花組若手の今後の活躍、楽しみにしています!
.
<95期>
■水美舞斗(ラスティ)
恰好良かった!!もう、ホントにイケメンで、大人の男で、色っぽくて!!
リヴィングストンを迎えに来る場面の演出もさりげなくて良かったし、全体に、学年を感じさせない落ち着きのあるラスティでした。本役が割とガチャガチャした感じで元気に演じているので、全然違う印象でした。歌も力強い声で「JUMP!」の熱気が伝わってきたし、芹香ダニーとの並びも良かったし、とにかく“佳い男”だったなあ~!!
「カナリア」でいきなり出てきた印象のあった95期。いやはや、95期の人材豊富さには、どの組を観ても驚くばかりです(@ @)。
■柚香光(ベネディクト)
配属直後から抜擢つづきで、ダンスはピカ一&歌と芝居もそこそこ出来る、という印象のあった柚香さん。今回は、演出が田渕さんだったせいもあってか、直前にあったバウ「Victorian JAZZ」のアルバート皇太子の印象が色濃く残ったベネディクトでした。
「自分は正しい」という根拠のない自信。「悪事」の自覚をもたない「夢を売る男」。こういう役、こういう演出で臨むなら、周囲に悪事の部分をそっと処理してくれる担当がいなくてはならないのですが、、、それが航琉くんのテーラーってことなんですよね、たぶん。浮世離れした、肥大した自意識と英雄願望の塊みたいな若者と、社会の底辺を歩いてきた大人の男というコンビは、なかなか意味性を感じる取り合わせではありました。
本役のだいもんとは全然違うテリーになるだろうなというのは予想していたのですが(だいもんのテリーに近いのは、作品違うけど、星組新公の天寿さんだと思う。。。)、それにしても全然違うキャラクターすぎて驚きました。
あれはあれで、作品としては斬新で面白かったけど、アルバート皇太子の転生かと思うような役づくり(演出)は、柚香さんの経験(成長)という意味では一作勿体無かったような気もしましたが。。。。そのあたり、田渕さんのお考えをきいてみたい気もしました。
■真鳳つぐみ
リヴィングストンを逮捕しにくるミニスカポリスが一番目立ってたかな?マイティのラスティ(←ダジャレみたいだ)に口説かれて、とろんとしてる姿がめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。
花組の誇る可愛子ちゃんの一人。そろそろ喋ったり歌ったりしてる姿も観てみたいなー。
■美蘭レンナ
しょみちゃんと一緒だったリヴィングストンを逮捕しにくる警官と、あとは、レストランでテリーを待つテスのところにワインを持ってくるソムリエでしょうか、単体で目立っていたのは。
キリッとした顔立ちなので、ああいうストイックな役柄だとシャープでカッコいいし、普通に「客の女」でドレスを纏えば、素晴らしく華やかで綺麗で、頭の小ささと首の長さ、デコルテの美しさが目に残ります。パッと目を惹く華やかさで、「ファントム」の頃から目立っていたのに、なかなか役がつかない。。。。成績が良くないとはいえ、あの美貌ならと思うんですが。もうちょっとボロが出なくなるのを待ってるのかな(←檀ちゃん的な?)不思議。
■こと華千乃
目立つ役といえるのは、ダイアナの最初のショーの生贄の役でしょうか。「すみませぇん!」の言い方とかも可愛かったです。
<96期以下(印象に残った方のみですすみません)>
■優波慧(ライナス)
キキちゃんにはあまりヘタレな空気がないので、もしかしたら新公の方が合うかも、、、くらいに思っていたのですが。でも、実際に観てみると、さすがに本役は本役だなあ、と思いました。似合わないなりに、ちゃんと「役」として生きることができているんですよね。
結構早くから抜擢されていて経験も積んでいるし、下手っていうのともちょっと違うんですが、なにを演じても“その役”じゃないなあ、という印象が残るのが残念。一度でいいから、ブルーザーとかテーラーみたいな役に取り組んでみたら勉強になるのではないかと思うんですが。。。
■乙羽映見(サファイア)、朝月希和(エメラルド)
歌も化粧も存在感も、とても良かったです♪ 桜帆ゆかりちゃんと合わせて3人、迫力のある良いトリオでした!
本公演ではダブルトリオにも入ってる二人。これからもがんばってください。
■蘭舞ゆう(バージル)、矢吹世奈(ターク)
モロイ兄弟、特にタークには思い入れのある私から観ても、可愛くて魅力的なタークでした。ちょっと雪組のホタテ(帆風)に似た印象の97期。本公演のギャンブラーにも入っているけど、並み居るダンサーと遜色なく踊れていて、すごいなーと思っています。これからも楽しみ!
■春妃うらら(ポーラ)
文句なく可愛い!!可愛くて可愛くて、ヘロヘロでした。
いやー、あんな幼いポーラだったら、ラスティが迷うのもわかるわー!!あの年の差が素敵★身体全体のスタイルバランスがちょっと子供っぽいのは残念ですが、お化粧や髪型はもっともっと磨けるはずだし、さらに素敵な娘役さんになってくれると信じて待っています(*^ ^*)。
そんなところでしょうか。
とにかく、花組若手のタレントの多さ、実力の平均点の高さに目を瞠った新人公演でした。みんな本当に巧い!特に、最初にも書きましたが、92期の芝居力の高さにはあらためて感じ入りましたし、93期以下も本当に巧い人が多いなあ、と思いました。
バウデビューを果たした田渕さんともども、花組若手の今後の活躍、楽しみにしています!
.
月組バウホール公演「月雲の皇子」、初日おめでとうございます(^ ^)。
歴女のはしくれとして、とても期待しています♪
6月の花組バウホール公演「フォーエバー・ガーシュイン」、ヒロインのケイ・スウィフト(仙名)と、その夫(瀬戸)は先日発表されましたが、その他配役も発表されました(^ ^)
集合日前に全部発表されるのって珍し……いけど、たまにありますよね。発表が早い作品、遅い作品があるのは何故なんでしょうね。。。
何に驚いたって、長らくジョージとコンビを組んだ作詞家の兄アイラ・ガーシュインが天真だったところです。これは、野口さんの切り札なのかなあ?どんな役になるんでしょうね。
他にも、アステア姉弟がきらりん(華耀)と柚香くんだとか、ジョージ・ホワイトがマキシム(真輝)だとか、アーヴィング・バーリンがらいらい(夕霧)とか、アル・ジョルスンがボーイ(和海)とか、、、とにかくツボだらけの配役でめっちゃ楽しみです!!
マイティ(水美)のウォルター・ウィンチェルは、ゴシップ記者……ってことなので、ジョージとの関係が敵対なのか友情なのか、そのあたりが見どころになりそうな気がします。
7月の宙組バウホール公演「the WILD Meets the WILD」は、先行画像が出ました。。。
すごすぎる。(←何が)
若手演出家によるバウ公演。まだ雪組は情報が出ていませんが、100周年に向けて一番の急務はスターを育てられる演出家の育成だと思うので、上田さんも野口さんも生田さんも、この機会を生かして精進していただきたいと思います。
っていうか、理屈抜きで、単純に彼らの作品を観るのがとても楽しみです!!(^ ^)
.
歴女のはしくれとして、とても期待しています♪
6月の花組バウホール公演「フォーエバー・ガーシュイン」、ヒロインのケイ・スウィフト(仙名)と、その夫(瀬戸)は先日発表されましたが、その他配役も発表されました(^ ^)
集合日前に全部発表されるのって珍し……いけど、たまにありますよね。発表が早い作品、遅い作品があるのは何故なんでしょうね。。。
何に驚いたって、長らくジョージとコンビを組んだ作詞家の兄アイラ・ガーシュインが天真だったところです。これは、野口さんの切り札なのかなあ?どんな役になるんでしょうね。
他にも、アステア姉弟がきらりん(華耀)と柚香くんだとか、ジョージ・ホワイトがマキシム(真輝)だとか、アーヴィング・バーリンがらいらい(夕霧)とか、アル・ジョルスンがボーイ(和海)とか、、、とにかくツボだらけの配役でめっちゃ楽しみです!!
マイティ(水美)のウォルター・ウィンチェルは、ゴシップ記者……ってことなので、ジョージとの関係が敵対なのか友情なのか、そのあたりが見どころになりそうな気がします。
7月の宙組バウホール公演「the WILD Meets the WILD」は、先行画像が出ました。。。
すごすぎる。(←何が)
若手演出家によるバウ公演。まだ雪組は情報が出ていませんが、100周年に向けて一番の急務はスターを育てられる演出家の育成だと思うので、上田さんも野口さんも生田さんも、この機会を生かして精進していただきたいと思います。
っていうか、理屈抜きで、単純に彼らの作品を観るのがとても楽しみです!!(^ ^)
.
月組バウホール公演「月雲の皇子」を観劇してまいりました
たまきち(珠城)、バウホール公演初主演おめでとうございます!
そして、同時に、
上田久美子さん、初演出でこの出来、素晴らしいです!
いやはや、興味深い作品でした。
古事記に描かれたロマンティックな恋物語をベースにしつつ、斬新な新解釈による「ヤマトの国づくり」がリアリティをもって語られている。その国産みの辛さが痛々しくて、胸にずしんと響きました。
背景に描かれた大きな墨絵の月を生かした、シンプルな舞台装置。人間の肉体を絵筆にした謝珠栄の振付と、鮮やかな殺陣。それらを照らしだす美しい照明。舞台面の美しさも印象的でしたが、それ以上に印象に残ったのは、モノローグのないシンプルで明解な脚本でした。繰り返される「歌を詠む者と言葉を弄するもの」という台詞。故郷を喪った渡来人たちの思惑と、故郷を護ろうとする強い意志の相克。語るべき物語を見失った兄と、語られるべき物語を創ろうとした弟。
衣装やキャラクター設定に「あかねさす紫の花」や「太王四神記」などとの共通点が多く、場面場面で懐かしく思いだしたりもしたのですが、それらの名作の“焼き直し”とは違う、上田さんならではの豊かなイマジネーションに満ち溢れた、美しい舞台でした。
まだ開幕したばかりですのでネタバレは避けたいと思いますが、とにかく出演者も全員素晴らしくて、月組芝居の真髄を堪能できる2時間でした。
心情説明というものの全くないシンプルな脚本の行間を、流さずにしっかり表現してくれた役者たちに、ただただ拍手を贈ることしかできません。
88期のなっつ(夏月)、90期のちびあず(琴音)、91期のさち花(白雪)・ちゅーちゃん(咲希)という(比較的)上級生女役が特に素晴らしく、実力派ぞろいの若い座組みをしっかりとまとめていたのがまず高得点(^ ^)。中でも、ちびあずの威厳ある愛情深さと、ちゅーちゃんの凛々しさは、それだけでチケット代のもとがとれたと思うほどの素晴らしさでした!!
主演のたまきち、2番手のちなつちゃん(鳳月)は、、、実力的にもビジュアル面も不足はないうえに、涼やかな立ち姿が実に実にお似合いで!! いやあ、月組新公をずっと観てきて、芝居巧者な二人のことは以前から好きなのですが、二人が組んで芝居しているところはあまり観たことがなく……こうしてがっつり組んで芝居をしているのを観ると、絵としてもよく映えるし、何より芝居の相性がよくて、お互いの良さを引き立てあえる二人だな、と思いました。
穏やかで優しい兄・たまきちと、俯瞰した視野をもつ苛烈な弟・ちなつちゃん。どちらも同じように愛情深くて、それぞれ違う方向に優秀で、、、優秀すぎた二人の互いへの愛が、ひどく哀しくて痛々しいんですよね。二人を繋ぐ妹・衣通媛(咲妃)の澄明な存在感が眩しく感じられるほどの、二人を包む闇の深さが印象的でした。
そして、そうやってすれ違って行く兄二人を、痛みをもって見守るしかない哀れな末弟・大長谷(朝美)が、後に雄略帝として日の本を統べるのだと思い至って、遣る瀬ない想いが溢れだす……そんな観劇後でした。
下級生では、ハッチさん(夏美)と対等に渡り合うまゆぽん(輝月)の渋さと、晴音アキちゃんの身のこなしのキレの良さが印象的。他にも、からんちゃん(千海)の巧さや、有瀬・貴澄の達者さ、1幕のあーさ(朝美)のやんちゃな笑顔など、挙げ始めたらきりがないくらいに皆良かった!
詳しくはまた、帰宅したらゆっくり書きたいと思います(^ ^)。
なにはともあれ、美しい物語が好きな方は、是非ご覧くださいませ♪
.
たまきち(珠城)、バウホール公演初主演おめでとうございます!
そして、同時に、
上田久美子さん、初演出でこの出来、素晴らしいです!
いやはや、興味深い作品でした。
古事記に描かれたロマンティックな恋物語をベースにしつつ、斬新な新解釈による「ヤマトの国づくり」がリアリティをもって語られている。その国産みの辛さが痛々しくて、胸にずしんと響きました。
背景に描かれた大きな墨絵の月を生かした、シンプルな舞台装置。人間の肉体を絵筆にした謝珠栄の振付と、鮮やかな殺陣。それらを照らしだす美しい照明。舞台面の美しさも印象的でしたが、それ以上に印象に残ったのは、モノローグのないシンプルで明解な脚本でした。繰り返される「歌を詠む者と言葉を弄するもの」という台詞。故郷を喪った渡来人たちの思惑と、故郷を護ろうとする強い意志の相克。語るべき物語を見失った兄と、語られるべき物語を創ろうとした弟。
衣装やキャラクター設定に「あかねさす紫の花」や「太王四神記」などとの共通点が多く、場面場面で懐かしく思いだしたりもしたのですが、それらの名作の“焼き直し”とは違う、上田さんならではの豊かなイマジネーションに満ち溢れた、美しい舞台でした。
まだ開幕したばかりですのでネタバレは避けたいと思いますが、とにかく出演者も全員素晴らしくて、月組芝居の真髄を堪能できる2時間でした。
心情説明というものの全くないシンプルな脚本の行間を、流さずにしっかり表現してくれた役者たちに、ただただ拍手を贈ることしかできません。
88期のなっつ(夏月)、90期のちびあず(琴音)、91期のさち花(白雪)・ちゅーちゃん(咲希)という(比較的)上級生女役が特に素晴らしく、実力派ぞろいの若い座組みをしっかりとまとめていたのがまず高得点(^ ^)。中でも、ちびあずの威厳ある愛情深さと、ちゅーちゃんの凛々しさは、それだけでチケット代のもとがとれたと思うほどの素晴らしさでした!!
主演のたまきち、2番手のちなつちゃん(鳳月)は、、、実力的にもビジュアル面も不足はないうえに、涼やかな立ち姿が実に実にお似合いで!! いやあ、月組新公をずっと観てきて、芝居巧者な二人のことは以前から好きなのですが、二人が組んで芝居しているところはあまり観たことがなく……こうしてがっつり組んで芝居をしているのを観ると、絵としてもよく映えるし、何より芝居の相性がよくて、お互いの良さを引き立てあえる二人だな、と思いました。
穏やかで優しい兄・たまきちと、俯瞰した視野をもつ苛烈な弟・ちなつちゃん。どちらも同じように愛情深くて、それぞれ違う方向に優秀で、、、優秀すぎた二人の互いへの愛が、ひどく哀しくて痛々しいんですよね。二人を繋ぐ妹・衣通媛(咲妃)の澄明な存在感が眩しく感じられるほどの、二人を包む闇の深さが印象的でした。
そして、そうやってすれ違って行く兄二人を、痛みをもって見守るしかない哀れな末弟・大長谷(朝美)が、後に雄略帝として日の本を統べるのだと思い至って、遣る瀬ない想いが溢れだす……そんな観劇後でした。
下級生では、ハッチさん(夏美)と対等に渡り合うまゆぽん(輝月)の渋さと、晴音アキちゃんの身のこなしのキレの良さが印象的。他にも、からんちゃん(千海)の巧さや、有瀬・貴澄の達者さ、1幕のあーさ(朝美)のやんちゃな笑顔など、挙げ始めたらきりがないくらいに皆良かった!
詳しくはまた、帰宅したらゆっくり書きたいと思います(^ ^)。
なにはともあれ、美しい物語が好きな方は、是非ご覧くださいませ♪
.
千秋楽おめでとうございます
2013年5月5日 宝塚(花) コメント (4)初姫さあやさん、ご卒業、おめでとうございます!!
祐飛さんが花組に組替えして最初のディナーショーで、幕開きのアナウンス(?)をしてくれたさあや。芝居上手で間がよくて、歌もダンスも標準以上の美少女。大好きなさあやの卒業はとても残念ですが、上級生にも下級生にも、そして花組ファンにも深く愛されていることが良く判る、愛に満ち溢れた千秋楽でした。
明日からのさあやが、あの美しい笑顔を忘れずに、胸を張って歩いていってくれることを祈っています。
2月に始まった「オーシャンズ11 花組Edition」も、ついに千秋楽。私は東宝でしか観られませんでしたが、大劇場ではみつる(華形)の部分休演、東宝ではじゅりあ(花野)の全休と事件も多く、大変な公演だったと思います。でも、宛書きだとしか思えない蘭々コンビの嵌りようと、個々のキャラクターの魅力がそこかしこで輝いていて、とても素敵な公演でした。
星組も楽しかったけど、花組版の完成度は素晴らしかったと思います(^ ^)。
とにかく楽しい公演で、5週間があっという間でした(- -)。何度観ても新しい発見があり、日替わりのアドリブも何箇所かあって、さあやもみっちゃんも冴えてたし、下級生たちも遠慮なくがんがん参加していて、、、とにかく飽きるヒマなんてないくらい楽しかったです~~!!
他の公演より1週間長いんですが、それ以上に楽しすぎて、ずごく短く感じました(^ ^)
また再演してくれないかなあ。。。蘭々コンビだからこそ、あるいは、他のメンバーも今の花組メンバーだからこそ嵌ったんじゃないかな、という気もしますが、今回があまりにも良かったので、また新しいメンバーで観てみたい気もします。……などと書きながら、やるとしたら雪組かな?と思った途端に配役に盛り上がってしまいました(^ ^)。
壮ちゃんダニー、あゆちゃんテス、チギちゃんラスティ、まっつテリー、大ちゃんフランク、せしるイエン、キングバシャー、がおりリヴィングストン、咲奈ライナス、翔&レオでモロイ兄弟、、、とか……ですよね、きっと。まなはる&あすくんでボブとディック、ダイアナが……あれ?ダイアナがいない(T T)残念!!【ダイアナ=ヒメ、というご意見をいただきました。なるほど!ありがとうございます♪】
……などと、ちょっと真剣に考えてみたくなったくらい、楽しい公演でした(*^ ^*)。
花組は、次はバウホールとシアターオーヴ。どちらも楽しみです!花組っ子たちに、幸あれ(はぁと)
.
祐飛さんが花組に組替えして最初のディナーショーで、幕開きのアナウンス(?)をしてくれたさあや。芝居上手で間がよくて、歌もダンスも標準以上の美少女。大好きなさあやの卒業はとても残念ですが、上級生にも下級生にも、そして花組ファンにも深く愛されていることが良く判る、愛に満ち溢れた千秋楽でした。
明日からのさあやが、あの美しい笑顔を忘れずに、胸を張って歩いていってくれることを祈っています。
2月に始まった「オーシャンズ11 花組Edition」も、ついに千秋楽。私は東宝でしか観られませんでしたが、大劇場ではみつる(華形)の部分休演、東宝ではじゅりあ(花野)の全休と事件も多く、大変な公演だったと思います。でも、宛書きだとしか思えない蘭々コンビの嵌りようと、個々のキャラクターの魅力がそこかしこで輝いていて、とても素敵な公演でした。
星組も楽しかったけど、花組版の完成度は素晴らしかったと思います(^ ^)。
とにかく楽しい公演で、5週間があっという間でした(- -)。何度観ても新しい発見があり、日替わりのアドリブも何箇所かあって、さあやもみっちゃんも冴えてたし、下級生たちも遠慮なくがんがん参加していて、、、とにかく飽きるヒマなんてないくらい楽しかったです~~!!
他の公演より1週間長いんですが、それ以上に楽しすぎて、ずごく短く感じました(^ ^)
また再演してくれないかなあ。。。蘭々コンビだからこそ、あるいは、他のメンバーも今の花組メンバーだからこそ嵌ったんじゃないかな、という気もしますが、今回があまりにも良かったので、また新しいメンバーで観てみたい気もします。……などと書きながら、やるとしたら雪組かな?と思った途端に配役に盛り上がってしまいました(^ ^)。
壮ちゃんダニー、あゆちゃんテス、チギちゃんラスティ、まっつテリー、大ちゃんフランク、せしるイエン、キングバシャー、がおりリヴィングストン、咲奈ライナス、翔&レオでモロイ兄弟、、、とか……ですよね、きっと。まなはる&あすくんでボブとディック、ダイアナが……あれ?ダイアナがいない(T T)残念!!【ダイアナ=ヒメ、というご意見をいただきました。なるほど!ありがとうございます♪】
……などと、ちょっと真剣に考えてみたくなったくらい、楽しい公演でした(*^ ^*)。
花組は、次はバウホールとシアターオーヴ。どちらも楽しみです!花組っ子たちに、幸あれ(はぁと)
.
MY FAIR LADY
2013年5月10日 ミュージカル・舞台日生劇場にて、ミュージカル「MY FARE LADY」を観劇いたしました。
G2さんの新演出版。なんというか、以前帝劇で観た時よりも、コンパクトにまとまった、観やすい舞台になっていたような気がします。そんなに覚えているわけではないので、どう違うとか言えないのですが、、、大きなセットで舞台面をつぶして、小さなエリアでの「芝居」に集中したのが良かったのかもしれません。
その分、華やかなダンスシーンがちょっと弱いのですが、そこは個人の魅力で魅せた、かな。
ただ、2幕の展開が緩いのは変えようがないんですけどね。。。一幕の怒涛の展開に比べて、2幕はイライザとヒギンズの「その後」の意地の張り合いがメインになるので、なかなか感情移入できないというか。演出的にも出演者的にも難しい作品だな、と思います。
1幕の展開をもう少し緩やかにして、クライマックスを2幕の頭にもってくるぐらいでもいいのに、と、これは以前観た時も思ったことです(^ ^)。
あと、一つ気になったものといえば、、、イライザのコックニー訛りの表現でしょうか。
原作だと、「ハヒフヘホ」が「アイウエオ」になるんですよね、たしか。だから、ヘンリーがランプを改造した不思議な装置を創る(「H」の発音ができていれば火が揺れて、できていなければ揺れない)ことになる。
でも、今回の舞台では、江戸っ子じゃないけど「サシスセソ」と「ハヒフヘホ」が区別がつかないというように描かれているんですよね。そうなると、「ハヒフヘホ」で揺れる火は、当然「サシスセソ」でも揺れるんですよっ!?その機械、おかしいんじゃ。。。
あと、歌も基本的に全部変っているようなのですが、有名な「スペインの雨は主に平地に降る」が……なんだっけ、「ひなたにひまわり」、みたいな、「ひ」を主体にした歌詞に変えてありした。それ自体は一貫性があっていいと思うのですが、この歌詞は、競馬場の場面で当たり障りのない「お天気の話」として「スペインの雨は……」と言いだす面白さにつながっているので、そこが曖昧になってしまったのは残念だなあ、と思いました。
「ひ」と「し」をテーマにするにしても、もう少し“お天気”または“健康”にまつわる歌になっていたら、と。
そんな、細かいところでいろいろ思った新演出版でしたが、全体の雰囲気やキャストはとても良かったと思います(^ ^)。
まず!
なんたって、ヘンリー・ヒギンズ教授の寺脇康文が素晴らしかった!(真顔)二枚目で、嫌味で、懐が小さくて(^ ^;ゞ 歌も良かったし、とにかく素敵でした(*^ ^*)。
そして、ピアス夫人の寿ひずる。さりげない佇まいがとても柔らかくて、優しい感じが伝わってっきました。本当に良い味出してるなあ~。
ヘンリーの母・江波杏子も素敵だったし、ピッカリング大佐(田山涼成)もドゥーリトル(松尾貴史)も、とてもよかったです!!……今回は本当に、年配陣が実力派をそろえていて、それがすごく成功しているイメージでした。
そしてそして!!今回の私の最大のヒットは、フレディ役の平方元貴!ですう(^ ^)。
柔らかな、落ち着いた響きのあるテノールと、味のあるとぼけた芝居。穏やかで温かみのある存在感で、“良いところのお坊っちゃん”らしい無力さと、それでもイライザを護りたいという強い意志、その両面をきちんと矛盾なく抱いているひと。
あまりに素敵すぎて、どうして最後にイライザがフレディを選ばないんだろう?と思ってしまったりもしがちなので、寺脇さんの絶妙の居方もすごいなあ、と思いました。
アンサンブルでは、月組OGの美鳳あやちゃんが、幕開き早々に花売り娘として1人で踊っていたのには驚きました(@ @)か、か、かわいいじゃないかぁ~~~!!
あとは、同じく月組OGの彩橋みゆちゃんと、後藤祐香ちゃんも同様な感じです。。。
で、肝心の(!)イライザ。
私が観た時は真飛聖さんでしたが、活き活きとして元気で、エネルギーの有り余ったイライザでした。顔芸も顕在(^ ^)。歌はちょっと苦戦気味かなあ……耳障りだというほどのことは全然なかったですが。
霧矢さんのイライザもすごくたのしみです♪
.
G2さんの新演出版。なんというか、以前帝劇で観た時よりも、コンパクトにまとまった、観やすい舞台になっていたような気がします。そんなに覚えているわけではないので、どう違うとか言えないのですが、、、大きなセットで舞台面をつぶして、小さなエリアでの「芝居」に集中したのが良かったのかもしれません。
その分、華やかなダンスシーンがちょっと弱いのですが、そこは個人の魅力で魅せた、かな。
ただ、2幕の展開が緩いのは変えようがないんですけどね。。。一幕の怒涛の展開に比べて、2幕はイライザとヒギンズの「その後」の意地の張り合いがメインになるので、なかなか感情移入できないというか。演出的にも出演者的にも難しい作品だな、と思います。
1幕の展開をもう少し緩やかにして、クライマックスを2幕の頭にもってくるぐらいでもいいのに、と、これは以前観た時も思ったことです(^ ^)。
あと、一つ気になったものといえば、、、イライザのコックニー訛りの表現でしょうか。
原作だと、「ハヒフヘホ」が「アイウエオ」になるんですよね、たしか。だから、ヘンリーがランプを改造した不思議な装置を創る(「H」の発音ができていれば火が揺れて、できていなければ揺れない)ことになる。
でも、今回の舞台では、江戸っ子じゃないけど「サシスセソ」と「ハヒフヘホ」が区別がつかないというように描かれているんですよね。そうなると、「ハヒフヘホ」で揺れる火は、当然「サシスセソ」でも揺れるんですよっ!?その機械、おかしいんじゃ。。。
あと、歌も基本的に全部変っているようなのですが、有名な「スペインの雨は主に平地に降る」が……なんだっけ、「ひなたにひまわり」、みたいな、「ひ」を主体にした歌詞に変えてありした。それ自体は一貫性があっていいと思うのですが、この歌詞は、競馬場の場面で当たり障りのない「お天気の話」として「スペインの雨は……」と言いだす面白さにつながっているので、そこが曖昧になってしまったのは残念だなあ、と思いました。
「ひ」と「し」をテーマにするにしても、もう少し“お天気”または“健康”にまつわる歌になっていたら、と。
そんな、細かいところでいろいろ思った新演出版でしたが、全体の雰囲気やキャストはとても良かったと思います(^ ^)。
まず!
なんたって、ヘンリー・ヒギンズ教授の寺脇康文が素晴らしかった!(真顔)二枚目で、嫌味で、懐が小さくて(^ ^;ゞ 歌も良かったし、とにかく素敵でした(*^ ^*)。
そして、ピアス夫人の寿ひずる。さりげない佇まいがとても柔らかくて、優しい感じが伝わってっきました。本当に良い味出してるなあ~。
ヘンリーの母・江波杏子も素敵だったし、ピッカリング大佐(田山涼成)もドゥーリトル(松尾貴史)も、とてもよかったです!!……今回は本当に、年配陣が実力派をそろえていて、それがすごく成功しているイメージでした。
そしてそして!!今回の私の最大のヒットは、フレディ役の平方元貴!ですう(^ ^)。
柔らかな、落ち着いた響きのあるテノールと、味のあるとぼけた芝居。穏やかで温かみのある存在感で、“良いところのお坊っちゃん”らしい無力さと、それでもイライザを護りたいという強い意志、その両面をきちんと矛盾なく抱いているひと。
あまりに素敵すぎて、どうして最後にイライザがフレディを選ばないんだろう?と思ってしまったりもしがちなので、寺脇さんの絶妙の居方もすごいなあ、と思いました。
アンサンブルでは、月組OGの美鳳あやちゃんが、幕開き早々に花売り娘として1人で踊っていたのには驚きました(@ @)か、か、かわいいじゃないかぁ~~~!!
あとは、同じく月組OGの彩橋みゆちゃんと、後藤祐香ちゃんも同様な感じです。。。
で、肝心の(!)イライザ。
私が観た時は真飛聖さんでしたが、活き活きとして元気で、エネルギーの有り余ったイライザでした。顔芸も顕在(^ ^)。歌はちょっと苦戦気味かなあ……耳障りだというほどのことは全然なかったですが。
霧矢さんのイライザもすごくたのしみです♪
.
月組バウホール公演「月雲の皇子」、千秋楽おめでとうございます!
わずか10日間の短い公演でしたが、若いメンバーの熱気に溢れ、成長も著しい、素晴らしい公演でした。
上田久美子さん、バウホールデビュー作の大成功、おめでとうございます!気が早いかもですが、次作も期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)。
千秋楽もすぎましたので、ネタばれ解禁……と思いつつ、まだあまり頭がまとまっていなくて、何から書けばいいのか解らなかったりするので、まずは、作品とは直接関係ない話を。
初見で思ったのは「あかねさす紫の花」と「太王四神記」を足したような物語だな、ということでした。
王となるべき穏やかで優しい皇子と、その次の順位にある知略に富んだ勇猛な皇子が、互いに互いを思いあい、共に「お前が王になるなら私はその補佐として役に立とう」と思っている、という設定は「太王四神記」と同じで、その二人が揃って愛した娘が巫女であるというのも同じ。そして、3人の関係は少し違いますが、「あかね…」は、兄弟二人が愛する幼馴染みの巫女、という設定と、衣装や1幕ラストの3人の舞の場面が良く似ていて、とても懐かしく思い出しました。
衣装といえば、2幕の中心となる土蜘蛛軍は「太王四神記」だったなあ。。。
そして、これは余談ですが、「太王四神記」の主人公タムドクは、いわゆる高句麗の「好太王」のことであり、彼の在位は4世紀の後半から5世紀初頭。安康(穴穂)~雄略(大長谷)の在位は5世紀中葉~後半と言われており、好太王碑に残る「倭軍」を率いたのは、二人の父允恭天皇か、あるいはその兄であった履中・反正の時代であろう、というのが有力なようです。
タムドクと木梨・穴穂がほぼ同時代の人物(1世代違いますが)であるのは面白いなあ、と思いました。この時代、高句麗には中興の祖であるタムドクが登場して朝鮮半島南部の百済・新羅を圧迫し、多数の渡来人が倭国を訪れるきっかけとなったんですよね。そして、彼らがやってきて数十年が過ぎ、有能な者は大和朝廷でそれなりの地位についた頃に、木梨・穴穂の物語は始まる。その時間関係が、面白いな、と。
穴穂が驚いた“黒船”は、新羅の舟。その舟に山と積まれた鋼の武器。
日本にもそれなりの製鉄技術はあったものの、やはり大陸の方が技術は進んでいたはず。宋に朝貢して印綬を貰い受けてはいても、実際に中華の大国と地理的に近く、鉱物資源も豊富な朝鮮半島は、身近な敵ではあったのでしょうね。
同じものをみても、木梨は“技術”のもたらす生産力の向上と国の繁栄を信じ、穴穂は“敵”の存在に気づいて国の将来を憂う。木梨が蜘蛛族の間に立ち入ってしようとしたことは、彼らに技術を与えてヤマトの民と一体化させることであり、いろいろな行き違いから多くの人を巻き込んだ大きな闘いを始めてしまうけれども、そもそもの目的は「平和」であったのだ、と。。。その行き違いの切なさとともに、それが「国産み」なのだ、と。そこにある「国」を護るのではなく、「ヤマト」という国を創ろうとするときの、それが苦しみなのだ、と、、、そういうふうに上田さんは言いたかったのかな、と思いました。
……ま、兄弟げんかは家でやれよ、とも思うんですけどね!!(真顔)
うしろだて、といえば。
……博徳役のまゆぽん(輝月)が1幕で歌う「銅鏡」からの説明のくんだりは、大長谷皇子(後の倭王武に比定される雄略天皇)にとって、非常に重要な情報なんですよね。後ろで寝てる場合じゃないよ!と、観るたびに思ってました(^ ^)。
全体的に重苦しい、深刻な場面の続く作品の中で、あの場面は、あとにつながる説明として非常に重要な場面でありながらもテンポよく楽しく、まゆぽんの研5とは思えぬ落ち着きと貫録、皇子たち(星那、煌海、朝美)の学年相応(←あーさとまゆぽんが同期、あとの二人は上級生)の軽やかさが印象的な場面でした。
皇子たちの運命の渦には踏み込まないながら、その外側で、誰よりもしたたかに生き抜いていく博徳。
一幕も二幕も、〆の台詞は彼が言うんですよね。特に、2幕ラストの「この国を、“いい国”にしましょうなあ……」という慨嘆は、とても胸に痛く響きました。皇子たちの運命に対しては傍観者としての立ち位置を守りながら、『ヤマトの国産み』に対しては当事者であった彼の、愛弟子へ向けた精一杯の餞。その愛情と厳しさを飄々とした語り口に籠めつつ、兄の希みを叶えて全てを喪った弟皇子に道を示す、そのさりげない包容力。
この作品におけるまゆぽんの存在の巨きさは、はかりしれなかったと思います。これから彼女がどんな道を歩むのかわかりませんが、すなおに真っ直ぐに、歩いていってほしいな、と思っています。
.
わずか10日間の短い公演でしたが、若いメンバーの熱気に溢れ、成長も著しい、素晴らしい公演でした。
上田久美子さん、バウホールデビュー作の大成功、おめでとうございます!気が早いかもですが、次作も期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)。
千秋楽もすぎましたので、ネタばれ解禁……と思いつつ、まだあまり頭がまとまっていなくて、何から書けばいいのか解らなかったりするので、まずは、作品とは直接関係ない話を。
初見で思ったのは「あかねさす紫の花」と「太王四神記」を足したような物語だな、ということでした。
王となるべき穏やかで優しい皇子と、その次の順位にある知略に富んだ勇猛な皇子が、互いに互いを思いあい、共に「お前が王になるなら私はその補佐として役に立とう」と思っている、という設定は「太王四神記」と同じで、その二人が揃って愛した娘が巫女であるというのも同じ。そして、3人の関係は少し違いますが、「あかね…」は、兄弟二人が愛する幼馴染みの巫女、という設定と、衣装や1幕ラストの3人の舞の場面が良く似ていて、とても懐かしく思い出しました。
衣装といえば、2幕の中心となる土蜘蛛軍は「太王四神記」だったなあ。。。
そして、これは余談ですが、「太王四神記」の主人公タムドクは、いわゆる高句麗の「好太王」のことであり、彼の在位は4世紀の後半から5世紀初頭。安康(穴穂)~雄略(大長谷)の在位は5世紀中葉~後半と言われており、好太王碑に残る「倭軍」を率いたのは、二人の父允恭天皇か、あるいはその兄であった履中・反正の時代であろう、というのが有力なようです。
タムドクと木梨・穴穂がほぼ同時代の人物(1世代違いますが)であるのは面白いなあ、と思いました。この時代、高句麗には中興の祖であるタムドクが登場して朝鮮半島南部の百済・新羅を圧迫し、多数の渡来人が倭国を訪れるきっかけとなったんですよね。そして、彼らがやってきて数十年が過ぎ、有能な者は大和朝廷でそれなりの地位についた頃に、木梨・穴穂の物語は始まる。その時間関係が、面白いな、と。
穴穂が驚いた“黒船”は、新羅の舟。その舟に山と積まれた鋼の武器。
日本にもそれなりの製鉄技術はあったものの、やはり大陸の方が技術は進んでいたはず。宋に朝貢して印綬を貰い受けてはいても、実際に中華の大国と地理的に近く、鉱物資源も豊富な朝鮮半島は、身近な敵ではあったのでしょうね。
同じものをみても、木梨は“技術”のもたらす生産力の向上と国の繁栄を信じ、穴穂は“敵”の存在に気づいて国の将来を憂う。木梨が蜘蛛族の間に立ち入ってしようとしたことは、彼らに技術を与えてヤマトの民と一体化させることであり、いろいろな行き違いから多くの人を巻き込んだ大きな闘いを始めてしまうけれども、そもそもの目的は「平和」であったのだ、と。。。その行き違いの切なさとともに、それが「国産み」なのだ、と。そこにある「国」を護るのではなく、「ヤマト」という国を創ろうとするときの、それが苦しみなのだ、と、、、そういうふうに上田さんは言いたかったのかな、と思いました。
……ま、兄弟げんかは家でやれよ、とも思うんですけどね!!(真顔)
うしろだて、といえば。
……博徳役のまゆぽん(輝月)が1幕で歌う「銅鏡」からの説明のくんだりは、大長谷皇子(後の倭王武に比定される雄略天皇)にとって、非常に重要な情報なんですよね。後ろで寝てる場合じゃないよ!と、観るたびに思ってました(^ ^)。
全体的に重苦しい、深刻な場面の続く作品の中で、あの場面は、あとにつながる説明として非常に重要な場面でありながらもテンポよく楽しく、まゆぽんの研5とは思えぬ落ち着きと貫録、皇子たち(星那、煌海、朝美)の学年相応(←あーさとまゆぽんが同期、あとの二人は上級生)の軽やかさが印象的な場面でした。
皇子たちの運命の渦には踏み込まないながら、その外側で、誰よりもしたたかに生き抜いていく博徳。
一幕も二幕も、〆の台詞は彼が言うんですよね。特に、2幕ラストの「この国を、“いい国”にしましょうなあ……」という慨嘆は、とても胸に痛く響きました。皇子たちの運命に対しては傍観者としての立ち位置を守りながら、『ヤマトの国産み』に対しては当事者であった彼の、愛弟子へ向けた精一杯の餞。その愛情と厳しさを飄々とした語り口に籠めつつ、兄の希みを叶えて全てを喪った弟皇子に道を示す、そのさりげない包容力。
この作品におけるまゆぽんの存在の巨きさは、はかりしれなかったと思います。これから彼女がどんな道を歩むのかわかりませんが、すなおに真っ直ぐに、歩いていってほしいな、と思っています。
.
スカイナビゲーターズ
2013年5月14日 宝塚全体・OGスカイステージのスカイナビゲーターズ・スカイレポーターズの新メンバーが発表になりました!
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/25dda9635dea79459a688f5113a45156.html
■第2期スカイ・ナビゲーターズ
(花組)鳳 真由 / 春花きらら
(月組)紫門ゆりや/ 白雪さち花
(雪組)真那春人 / 桃花ひな
(星組)天寿光希 / 優香りこ
(宙組)澄輝さやと/ 綾瀬あきな
真由ちゃんにゆりやんにまなはるにみっきぃさんにあっきー!?
えっと、あの、どう見ても 私が選んだとしか思えない人選ですが、、、、いいんですね?それで。後悔はしませんね?いや、良いんですよ、勿論。その覚悟さえあれば。
みなさま、これからもよろしくお願いいたします。
毎朝楽しく起きられそうです(^ ^)。
あらためて学年をみてみると、雪組以外は全員91期、雪組だけ92期の同期コンビ。去年の夏にれみちゃんから引き継いだばかりのわんこちゃんだけ続投で、あとは全員変ったんですね。
男役は、まなはる以外は全員スカイフェアリーズ経験者。雪組は、92期は凜城さん、91期は冴輝さんで、もうどちらも組にいない卒業しちゃったからしかたないですね。
逆に、娘役は全員違うんですねー。マイコちゃん、さち花、ひなちゃん、えびちゃん、みんな可愛くて、大好きです。マイコちゃんとか、花娘は人材豊富すぎてなかなか本公演では台詞が回ってこないので、ぜひここでたくさん声を聴かせてください♪
……っていうか、この男役5人ってもしかして「宝塚Dream Forever」のナレーションメンバーですか? 番組を観るたびに、スカステの中に声の好みが私と同じ人がいるな~、と思っていたのですが(^ ^)。少なくとも、花・雪・星はそうですね。宙組は蒼羽りくちゃんだったような気がするから違うかも??
■第5期スカイ・レポーターズ
(花組)夕霧らい / 梅咲衣舞
(月組)光月るう / 夏月 都
(雪組)香綾しずる/ 千風カレン
(星組)如月 蓮 / 白妙なつ
(宙組)七海ひろき/ 純矢ちとせ
こちらも、るうちゃんとなっつの月組コンビ以外は全員交替なんですね。
このあたりがもう「上級生」なんだなあ、と思うとしみじみするのですが、それぞれトークに定評のあるメンバーで、いろんなレポート番組がいまから楽しみです♪
最後に。
今日、5月14日は、大空祐飛さんの大劇場サヨナラの大楽から、ちょうど一年目、でした。
東京住まいの猫にとっては、大劇場のサヨナラはあまり大きな意味はないのですが(^ ^)、それでも、いちおう忘れてはいなかったです。あの日は寒かったなあ、なんて思いだしたりして。
あれから一年。
新しい舞台へ続く道を、歩いていらっしゃる祐飛さんにとって、この1年はどんな一年だったんでしょうね。
10月の舞台を、楽しみにしています。
.
http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/25dda9635dea79459a688f5113a45156.html
■第2期スカイ・ナビゲーターズ
(花組)鳳 真由 / 春花きらら
(月組)紫門ゆりや/ 白雪さち花
(雪組)真那春人 / 桃花ひな
(星組)天寿光希 / 優香りこ
(宙組)澄輝さやと/ 綾瀬あきな
真由ちゃんにゆりやんにまなはるにみっきぃさんにあっきー!?
えっと、あの、どう見ても 私が選んだとしか思えない人選ですが、、、、いいんですね?それで。後悔はしませんね?いや、良いんですよ、勿論。その覚悟さえあれば。
みなさま、これからもよろしくお願いいたします。
毎朝楽しく起きられそうです(^ ^)。
あらためて学年をみてみると、雪組以外は全員91期、雪組だけ92期の同期コンビ。去年の夏にれみちゃんから引き継いだばかりのわんこちゃんだけ続投で、あとは全員変ったんですね。
男役は、まなはる以外は全員スカイフェアリーズ経験者。雪組は、92期は凜城さん、91期は冴輝さんで、もうどちらも組にいない卒業しちゃったからしかたないですね。
逆に、娘役は全員違うんですねー。マイコちゃん、さち花、ひなちゃん、えびちゃん、みんな可愛くて、大好きです。マイコちゃんとか、花娘は人材豊富すぎてなかなか本公演では台詞が回ってこないので、ぜひここでたくさん声を聴かせてください♪
……っていうか、この男役5人ってもしかして「宝塚Dream Forever」のナレーションメンバーですか? 番組を観るたびに、スカステの中に声の好みが私と同じ人がいるな~、と思っていたのですが(^ ^)。少なくとも、花・雪・星はそうですね。宙組は蒼羽りくちゃんだったような気がするから違うかも??
■第5期スカイ・レポーターズ
(花組)夕霧らい / 梅咲衣舞
(月組)光月るう / 夏月 都
(雪組)香綾しずる/ 千風カレン
(星組)如月 蓮 / 白妙なつ
(宙組)七海ひろき/ 純矢ちとせ
こちらも、るうちゃんとなっつの月組コンビ以外は全員交替なんですね。
このあたりがもう「上級生」なんだなあ、と思うとしみじみするのですが、それぞれトークに定評のあるメンバーで、いろんなレポート番組がいまから楽しみです♪
最後に。
今日、5月14日は、大空祐飛さんの大劇場サヨナラの大楽から、ちょうど一年目、でした。
東京住まいの猫にとっては、大劇場のサヨナラはあまり大きな意味はないのですが(^ ^)、それでも、いちおう忘れてはいなかったです。あの日は寒かったなあ、なんて思いだしたりして。
あれから一年。
新しい舞台へ続く道を、歩いていらっしゃる祐飛さんにとって、この1年はどんな一年だったんでしょうね。
10月の舞台を、楽しみにしています。
.
I・NO・RI ~藤咲えり 1st Album~
2013年5月15日 音楽 コメント (2)
藤咲えりちゃんの1st Album、「I・NO・RI」が発売されました!
まずは、初アルバムおめでとうございます!!(はぁと)、の、キモチをこめて。
残念ながら地元のTSUTAYAには置いてなく(涙)、まだ手にいれていないのですが。。。
Amazonも品切れだし!!? あーあ、予約すればよかったなあ(反省)。
とりあえず、曲目リストだけでも。
1. 春の日の花と輝く ~eternal love~
原曲はアイルランド民謡。ハーヴァード大学の卒業式歌としても知られる曲、だそうです。
2. 幸せのおまじない
オリジナル曲
3. Greensleeves ~めぐる季節~
原曲はイングランド民謡。それをPOPにアレンジした…そうです。
4. 円舞曲
オリジナル曲
5. 祈り
オリジナル曲
くうう、いつになったら聴けるんだろう。。。えりちゃ~ん!!(おとなしくAmazonで視聴中)
GETされた方、いらっしゃったらぜひ、感想を教えてください★
.
まずは、初アルバムおめでとうございます!!(はぁと)、の、キモチをこめて。
残念ながら地元のTSUTAYAには置いてなく(涙)、まだ手にいれていないのですが。。。
Amazonも品切れだし!!? あーあ、予約すればよかったなあ(反省)。
とりあえず、曲目リストだけでも。
1. 春の日の花と輝く ~eternal love~
原曲はアイルランド民謡。ハーヴァード大学の卒業式歌としても知られる曲、だそうです。
2. 幸せのおまじない
オリジナル曲
3. Greensleeves ~めぐる季節~
原曲はイングランド民謡。それをPOPにアレンジした…そうです。
4. 円舞曲
オリジナル曲
5. 祈り
オリジナル曲
くうう、いつになったら聴けるんだろう。。。えりちゃ~ん!!(おとなしくAmazonで視聴中)
GETされた方、いらっしゃったらぜひ、感想を教えてください★
.
2013年のタカラヅカ【9】
2013年5月18日 宝塚全体・OG コメント (5)体力がなくてリアルタイムに反応できませんでしたが(涙)、先週、今年後半のラインナップが一気にでました♪
■宙組大劇場公演
宝塚グランドロマン『風と共に去りぬ』
原作/マーガレット・ミッチェル
脚本・演出/植田紳爾 演出/谷正純
前半のラインナップで、唯一の二本立て(ショー付き)だった宙組。
この様子だと、後半はショー無しかもなあ、と覚悟はしていたのですが………まさか、よりによって「風と共に去りぬ」が来るとは(- -;ゞ
でも。
前向きに考えると、99周年に「ベルサイユのばら」と「風と共に去りぬ」を両方上演するということは、100周年にはやらないってことですよね?で、この2作品を100周年にやらないってことは、、、植田(紳)さんは、100周年記念式典の演出を花道に隠退してくださるってことっっ!!?
そうだよ、と言ってくれさえすれば、今年はがんばって花道を飾ります。。。お願いします>>劇団
それにしても。いま出ているあらすじには、ごくごくありきたりなことしか書いてないのですが、これ、何篇をやる予定なのでしょうか?
私の希望は、テルくんが物語の主役を演じるスカーレット篇なのですが、どうなるのかなあ。
どうせ「風と共に去りぬ」なら、特出または役替りはきっとあると思うのですが、、、ちょうどこの時期(大劇場9/27~11/4)に特出できる組って、前半に雪組、後半に月組しかいないんですよね。。。
というわけで、個人的な希望は以下のとおり。
スカーレット:凰稀
メラニー:実咲
バトラー:壮/悠未
アシュレ:龍/朝夏
特出期間中、その役の組子(ともちんorまあくん)が何をやるかが問題ですが。。ご夫人方にまざる、くらいの思いきった役替りでもいいような気がします(^ ^)。
ちなみに東宝は、前半に礼音くん、後半に蘭寿さんが出演可能なので、、、こんな感じ?
スカーレット:凰稀
メラニー:実咲
バトラー:蘭寿/柚希/悠未
アシュレ:朝夏
ちなみに、一路さんがスカーレットをなさった雪組公演では、特出したのは各組2番手さんだったようですが。。。いま、2番手スターって固定てない組が多いので、特出できるのはトップさんだけなイメージです。
あるいは、バトラー篇でいくなら、こんな感じでしょうか。
バトラー:凰稀
スカーレット1:壮/龍/実咲
アシュレ/フランク:悠未/朝夏
メラニー:すみれ乃/実咲
スカーレット2:朝夏/悠未(真顔)
壮ちゃんスカーレット……いや、綺麗だと思います(^ ^)w
この場合は、特出は大劇場のみで、東宝は組内役替りだと予想。
うーん、どうなるんでしょうね。作品には興味ないけど、キャスティングには興味津々(汗)。
あ。もしバトラー篇をやるのであれば、新公はぜひ、スカーレット1/2を伶美/蒼羽で、「私とあなたは裏表♪」をお願いしますっ!
■雪組大劇場公演
ミュージカル『Shall we ダンス?』
~周防正行 原案・脚本・監督『Shall we ダンス?』より~
脚本・演出/小柳奈穂子
ショー・ビッグモニュメント『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
作・演出/藤井大介
祝!!小柳&藤井の二本立て!!
やっぱり、2作連続一本ものは無いですよね!良かった……!!何よりのラインナップです。
雪組さん、ホントに「Congratulation!!」ですね(はあと)
99周年の掉尾を飾り、100周年の最初の東宝劇場公演となるこの作品。まさか「アムール99」に続けて藤井さんで来るとは思いませんでしたが、、、劇団は藤井さんと心中する覚悟を決めたのでしょうか。。。
私は彼のショーが大好きなので、100周年が終わったら、少し充電期間をあげてほしいなあ、と思います。心から。
小柳さんは、100分のお芝居は初ですよね。原作も面白いですし、いままで短編で磨いてきた構成力とキャラクタライズの技を生かして、雪組の愉快な仲間たちにやりがいのある作品を創ってあげてくださいね♪
……100分ですよね?何も書いてないけど。
■星組ドラマシティ・日本青年館公演
ミュージカル『日のあたる方(ほう)へ ―私という名の他者―』
~スティーヴンソン作「ジキル博士とハイド氏の奇妙な物語」より~
脚本・演出/木村信司
真風くん、ドラマシティ(&東上)初主演、おめでとうございます!!
いやー、研8でドラマシティ主演かあ、すごいなあ(@ @)。
そして、木村さん(@ @)。てっきり年末の雪組大劇場公演だと思っていたので、かなり驚きました。彼の中小劇場って、壮ちゃんの「オグリ」くらいしか覚えてないけど、最近何かやったっけ?(汗)(潤色を除く)(ドラマシティは「不滅の棘」以来でしょうか)。
「ジキルとハイド」を原作にしつつ、ヒロインはジキルの父親ポジになるようなので、また全く違う構造の物語になるんでしょうね。。。
ここで真風くんがドラマシティということは、やっぱり、100周年にむけて、バウホールに何か手を入れる予定でもあるのでしょうか…?よくできた劇場だけど、だいぶ古くなっているはずだし。
バウホール公演は楽しくて大好きなので、これからも、いろいろな企画に挑戦してみてほしいです!ええ、内容的にも、キャスティング的にも、ね!!
■星組国際フォーラム・博多座公演
柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!II』
作・演出/藤井大介
えーっと。藤井さん、死なないでね。。。
私は、去年観た「REON!!」で一番好きだったのが「バーレスク」のれみちゃんと、一幕ラストの愛と死のデュエットダンス だったので、、、そのどちらもメインキャストが出られなくて、同じモノが観られないのがとても残念です。
いや、まあ、また新しいキャストで素敵な場面を魅せていただければ良いんですけどね!
……真風くんは、死も残念だけど、“ちえちゃんのママ”も観られなくて残念です(T T)。
さて、振り分けはいつごろ出るのでしょうか。今日、雪組の振り分けが出たところなので、遅くても1ヶ月後には出てるはず?早くわかるといいなあ。
みっきぃさんは、きっと去年出られなかった「REON!!」に出たいと思っているんだろうなあ。。。。ちっ。
これで、のこるは年末の月組(全国ツアー&ドラマシティ)のみ。
あ、あとイベントがどうなるか、ですね。100周年に向けて、ファンとしても盛り上がっていきたいなと思います♪
あ。最後に。
今日、雪組バウホール公演の「主な配役」が発表されました。
まさかの!4期上のヒロイン&二番手!!
92期の彩凪翔くん主演のバウなのに、ヒロイン(大湖)と二番手(鳳翔)が揃って88期ですよ!!いやー、これを驚かずして何に驚くというのか!
上級生が出るかも、とは思っていましたが、まさか88期が出るとは思いませんでした。
しかも!まなはる(真那)、ほたて(帆風)、あす(久城)と、私のお気に入りの下級生が軒並み出演するんですけど!彼ら全員に遣り甲斐のある役が与えられるのでしょうか!!!?
原田さんの今までの作品を振り返るに、難しそうだなあ。。。。まあ、次の大劇場が小柳&藤井だから、バウは諦められるか!?
チギちゃんのディナーショー(全ツ出演なし)にも驚きました。
これで、中日の「若き日の唄は忘れじ」のメインキャストで抜けるのはチギちゃん、コマちゃん、大ちゃん、翔くん。全ツで加わるのが、まっつ、ともみん、彩風さん……で、がおりちゃんあたりが替わるかな?結構、ガラっと雰囲気変わりそうですね。楽しみ♪♪♪
.
■宙組大劇場公演
宝塚グランドロマン『風と共に去りぬ』
原作/マーガレット・ミッチェル
脚本・演出/植田紳爾 演出/谷正純
前半のラインナップで、唯一の二本立て(ショー付き)だった宙組。
この様子だと、後半はショー無しかもなあ、と覚悟はしていたのですが………まさか、よりによって「風と共に去りぬ」が来るとは(- -;ゞ
でも。
前向きに考えると、99周年に「ベルサイユのばら」と「風と共に去りぬ」を両方上演するということは、100周年にはやらないってことですよね?で、この2作品を100周年にやらないってことは、、、植田(紳)さんは、100周年記念式典の演出を花道に隠退してくださるってことっっ!!?
そうだよ、と言ってくれさえすれば、今年はがんばって花道を飾ります。。。お願いします>>劇団
それにしても。いま出ているあらすじには、ごくごくありきたりなことしか書いてないのですが、これ、何篇をやる予定なのでしょうか?
私の希望は、テルくんが物語の主役を演じるスカーレット篇なのですが、どうなるのかなあ。
どうせ「風と共に去りぬ」なら、特出または役替りはきっとあると思うのですが、、、ちょうどこの時期(大劇場9/27~11/4)に特出できる組って、前半に雪組、後半に月組しかいないんですよね。。。
というわけで、個人的な希望は以下のとおり。
スカーレット:凰稀
メラニー:実咲
バトラー:壮/悠未
アシュレ:龍/朝夏
特出期間中、その役の組子(ともちんorまあくん)が何をやるかが問題ですが。。ご夫人方にまざる、くらいの思いきった役替りでもいいような気がします(^ ^)。
ちなみに東宝は、前半に礼音くん、後半に蘭寿さんが出演可能なので、、、こんな感じ?
スカーレット:凰稀
メラニー:実咲
バトラー:蘭寿/柚希/悠未
アシュレ:朝夏
ちなみに、一路さんがスカーレットをなさった雪組公演では、特出したのは各組2番手さんだったようですが。。。いま、2番手スターって固定てない組が多いので、特出できるのはトップさんだけなイメージです。
あるいは、バトラー篇でいくなら、こんな感じでしょうか。
バトラー:凰稀
スカーレット1:壮/龍/実咲
アシュレ/フランク:悠未/朝夏
メラニー:すみれ乃/実咲
スカーレット2:朝夏/悠未(真顔)
壮ちゃんスカーレット……いや、綺麗だと思います(^ ^)w
この場合は、特出は大劇場のみで、東宝は組内役替りだと予想。
うーん、どうなるんでしょうね。作品には興味ないけど、キャスティングには興味津々(汗)。
あ。もしバトラー篇をやるのであれば、新公はぜひ、スカーレット1/2を伶美/蒼羽で、「私とあなたは裏表♪」をお願いしますっ!
■雪組大劇場公演
ミュージカル『Shall we ダンス?』
~周防正行 原案・脚本・監督『Shall we ダンス?』より~
脚本・演出/小柳奈穂子
ショー・ビッグモニュメント『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
作・演出/藤井大介
祝!!小柳&藤井の二本立て!!
やっぱり、2作連続一本ものは無いですよね!良かった……!!何よりのラインナップです。
雪組さん、ホントに「Congratulation!!」ですね(はあと)
99周年の掉尾を飾り、100周年の最初の東宝劇場公演となるこの作品。まさか「アムール99」に続けて藤井さんで来るとは思いませんでしたが、、、劇団は藤井さんと心中する覚悟を決めたのでしょうか。。。
私は彼のショーが大好きなので、100周年が終わったら、少し充電期間をあげてほしいなあ、と思います。心から。
小柳さんは、100分のお芝居は初ですよね。原作も面白いですし、いままで短編で磨いてきた構成力とキャラクタライズの技を生かして、雪組の愉快な仲間たちにやりがいのある作品を創ってあげてくださいね♪
……100分ですよね?何も書いてないけど。
■星組ドラマシティ・日本青年館公演
ミュージカル『日のあたる方(ほう)へ ―私という名の他者―』
~スティーヴンソン作「ジキル博士とハイド氏の奇妙な物語」より~
脚本・演出/木村信司
真風くん、ドラマシティ(&東上)初主演、おめでとうございます!!
いやー、研8でドラマシティ主演かあ、すごいなあ(@ @)。
そして、木村さん(@ @)。てっきり年末の雪組大劇場公演だと思っていたので、かなり驚きました。彼の中小劇場って、壮ちゃんの「オグリ」くらいしか覚えてないけど、最近何かやったっけ?(汗)(潤色を除く)(ドラマシティは「不滅の棘」以来でしょうか)。
「ジキルとハイド」を原作にしつつ、ヒロインはジキルの父親ポジになるようなので、また全く違う構造の物語になるんでしょうね。。。
ここで真風くんがドラマシティということは、やっぱり、100周年にむけて、バウホールに何か手を入れる予定でもあるのでしょうか…?よくできた劇場だけど、だいぶ古くなっているはずだし。
バウホール公演は楽しくて大好きなので、これからも、いろいろな企画に挑戦してみてほしいです!ええ、内容的にも、キャスティング的にも、ね!!
■星組国際フォーラム・博多座公演
柚希礼音スペシャル・ライブ『REON!!II』
作・演出/藤井大介
えーっと。藤井さん、死なないでね。。。
私は、去年観た「REON!!」で一番好きだったのが「バーレスク」のれみちゃんと、一幕ラストの愛と死のデュエットダンス だったので、、、そのどちらもメインキャストが出られなくて、同じモノが観られないのがとても残念です。
いや、まあ、また新しいキャストで素敵な場面を魅せていただければ良いんですけどね!
……真風くんは、死も残念だけど、“ちえちゃんのママ”も観られなくて残念です(T T)。
さて、振り分けはいつごろ出るのでしょうか。今日、雪組の振り分けが出たところなので、遅くても1ヶ月後には出てるはず?早くわかるといいなあ。
みっきぃさんは、きっと去年出られなかった「REON!!」に出たいと思っているんだろうなあ。。。。ちっ。
これで、のこるは年末の月組(全国ツアー&ドラマシティ)のみ。
あ、あとイベントがどうなるか、ですね。100周年に向けて、ファンとしても盛り上がっていきたいなと思います♪
あ。最後に。
今日、雪組バウホール公演の「主な配役」が発表されました。
まさかの!4期上のヒロイン&二番手!!
92期の彩凪翔くん主演のバウなのに、ヒロイン(大湖)と二番手(鳳翔)が揃って88期ですよ!!いやー、これを驚かずして何に驚くというのか!
上級生が出るかも、とは思っていましたが、まさか88期が出るとは思いませんでした。
しかも!まなはる(真那)、ほたて(帆風)、あす(久城)と、私のお気に入りの下級生が軒並み出演するんですけど!彼ら全員に遣り甲斐のある役が与えられるのでしょうか!!!?
原田さんの今までの作品を振り返るに、難しそうだなあ。。。。まあ、次の大劇場が小柳&藤井だから、バウは諦められるか!?
チギちゃんのディナーショー(全ツ出演なし)にも驚きました。
これで、中日の「若き日の唄は忘れじ」のメインキャストで抜けるのはチギちゃん、コマちゃん、大ちゃん、翔くん。全ツで加わるのが、まっつ、ともみん、彩風さん……で、がおりちゃんあたりが替わるかな?結構、ガラっと雰囲気変わりそうですね。楽しみ♪♪♪
.
2013年のタカラヅカ【10】
2013年5月25日 宝塚(月) コメント (2)年末の月組公演の演目が出ました!
これで、あとは年末のイベント(あるとすれば)のみ……でも、それは「百周年」イベントの一環になりそうだから、「2013年」の演目としてはこれが最後、でしょうか。
最後の最後にびっくり演目がきて、、、100周年に向かう宝塚歌劇団の本気をみた、ような(^ ^)。
■月組全国ツアー公演
グランステージ『JIN-仁-』
原作「JIN-仁-」村上もとか(集英社「ジャンプコミックスデラックス」刊行)
脚本・演出/齋藤吉正
まさかの「仁」再演!
話題作でしたし、役も多くて楽しい作品でしたから、遠からずどこかで再演されるだろうとは思っていましたが、、、うーん、キムちゃんファンの方は複雑でしょうねぇ(- -;)。全国ツアーは11月から12月頭だから、東京の人間にとっては、雪組さんの「仁」が千秋楽を迎えてから「まだ一年も経ってない」んですよね……。
とはいえ、せっかく再演するなら、月組ファンだけでも盛り上がりたいところ。
普通の2本立てのお芝居より少し長めの作品でしたが、ツアーはどうなるのでしょうか。併演のショーはいつもと同じ長さだとしたら、お芝居を少し削るのかな?
いずれにしても、再演するなら脚本のこまごま壊れていたところは手当してほしいな、とは思いつつ。。。
ちゃぴの咲はぴったり!だと思うし、勝先生=コマちゃん、龍馬=みやるり、恭太郎=たまきち、千吉=としちゃん、ルロイ=ゆりやん、きんぐとがおりの二人をちなつちゃんとゆうきで、夕霧太夫=こころ、お駒=ゆずは、、、、とか妄想キャストを考えるのも、楽しくて仕方ありません(^ ^)。役が多いって素敵!!
そうそう!齋藤さん特権:野風=ちゅーちゃん(咲希)が発動されますように!!
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
全員総出の「仁」の後に、全員総出の中村ショー(^ ^)。なんだか勿体無い気がします。「風共」で泣いている宙組に、少し役を分けてほしい!!
……中村さんのショーは無条件に好きなので、楽しみです♪ としちゃんが踊りまくってくれますように!
■ドラマシティ公演
MUSICAL『THE MERRY WIDOW』
~オペレッタ「メリー・ウィドウ」より~
原作/フランツ・レハール
脚本・演出/谷正純
みりおくんが抜けて、たまきちがバウ主演した今年、年末のドラマシティはどうなるんだろう……W主演?? とか思っていたのですが。
……そっか、みっちゃんがいたか!
轟さんの「南太平洋」に続いて、今年2つ目の専科さん主演作品は、レハールの名作オペレッタのミュージカル化。同じ谷さんが演出したシュトラウスの「ジプシー男爵」よりメジャーな作品なので、観たことがある人も多いでしょうし、みっちゃんなら歌唱力も十分なので、楽しい公演になりそうですね。
ダニーロはみっちゃんとして、ヒロインのハンナは誰になるでしょうね。エネルギッシュで華やかな未亡人、パッと思いつくのはみくちゃん(花陽)なんだけど、、、みっちゃんとも合うと思うのですが。バウヒロインが続いたみゆちゃん(咲妃)だと、あのエネルギッシュな未亡人にはちょっと線が細いような気がするし。
で、二番手は男爵になるのでしょうか、色男のカミーユになるのでしょうか。男爵にマギー、カミーユにカチャで、男爵夫人にすーちゃん、、、とか、そんなキャストだったら面白くなりそう(^ ^)。
しかし、他に役がないのがなあ……。オペラ(オペレッタ)は少人数のスター歌手と大勢のコーラスが基本なので仕方ないのですが、、、「仁」が役の多い作品なので、こちらにはスターはあまり出ないのかもしれませんね。それとも、谷さんがオリジナルの役をたくさん創ってくれるかな?(←ちょっと危険な香り)
.
これで、あとは年末のイベント(あるとすれば)のみ……でも、それは「百周年」イベントの一環になりそうだから、「2013年」の演目としてはこれが最後、でしょうか。
最後の最後にびっくり演目がきて、、、100周年に向かう宝塚歌劇団の本気をみた、ような(^ ^)。
■月組全国ツアー公演
グランステージ『JIN-仁-』
原作「JIN-仁-」村上もとか(集英社「ジャンプコミックスデラックス」刊行)
脚本・演出/齋藤吉正
まさかの「仁」再演!
話題作でしたし、役も多くて楽しい作品でしたから、遠からずどこかで再演されるだろうとは思っていましたが、、、うーん、キムちゃんファンの方は複雑でしょうねぇ(- -;)。全国ツアーは11月から12月頭だから、東京の人間にとっては、雪組さんの「仁」が千秋楽を迎えてから「まだ一年も経ってない」んですよね……。
とはいえ、せっかく再演するなら、月組ファンだけでも盛り上がりたいところ。
普通の2本立てのお芝居より少し長めの作品でしたが、ツアーはどうなるのでしょうか。併演のショーはいつもと同じ長さだとしたら、お芝居を少し削るのかな?
いずれにしても、再演するなら脚本のこまごま壊れていたところは手当してほしいな、とは思いつつ。。。
ちゃぴの咲はぴったり!だと思うし、勝先生=コマちゃん、龍馬=みやるり、恭太郎=たまきち、千吉=としちゃん、ルロイ=ゆりやん、きんぐとがおりの二人をちなつちゃんとゆうきで、夕霧太夫=こころ、お駒=ゆずは、、、、とか妄想キャストを考えるのも、楽しくて仕方ありません(^ ^)。役が多いって素敵!!
そうそう!齋藤さん特権:野風=ちゅーちゃん(咲希)が発動されますように!!
グランド・レビュー『Fantastic Energy!』
作・演出/中村一徳
全員総出の「仁」の後に、全員総出の中村ショー(^ ^)。なんだか勿体無い気がします。「風共」で泣いている宙組に、少し役を分けてほしい!!
……中村さんのショーは無条件に好きなので、楽しみです♪ としちゃんが踊りまくってくれますように!
■ドラマシティ公演
MUSICAL『THE MERRY WIDOW』
~オペレッタ「メリー・ウィドウ」より~
原作/フランツ・レハール
脚本・演出/谷正純
みりおくんが抜けて、たまきちがバウ主演した今年、年末のドラマシティはどうなるんだろう……W主演?? とか思っていたのですが。
……そっか、みっちゃんがいたか!
轟さんの「南太平洋」に続いて、今年2つ目の専科さん主演作品は、レハールの名作オペレッタのミュージカル化。同じ谷さんが演出したシュトラウスの「ジプシー男爵」よりメジャーな作品なので、観たことがある人も多いでしょうし、みっちゃんなら歌唱力も十分なので、楽しい公演になりそうですね。
ダニーロはみっちゃんとして、ヒロインのハンナは誰になるでしょうね。エネルギッシュで華やかな未亡人、パッと思いつくのはみくちゃん(花陽)なんだけど、、、みっちゃんとも合うと思うのですが。バウヒロインが続いたみゆちゃん(咲妃)だと、あのエネルギッシュな未亡人にはちょっと線が細いような気がするし。
で、二番手は男爵になるのでしょうか、色男のカミーユになるのでしょうか。男爵にマギー、カミーユにカチャで、男爵夫人にすーちゃん、、、とか、そんなキャストだったら面白くなりそう(^ ^)。
しかし、他に役がないのがなあ……。オペラ(オペレッタ)は少人数のスター歌手と大勢のコーラスが基本なので仕方ないのですが、、、「仁」が役の多い作品なので、こちらにはスターはあまり出ないのかもしれませんね。それとも、谷さんがオリジナルの役をたくさん創ってくれるかな?(←ちょっと危険な香り)
.
月組のミー&マイガール
2013年5月26日 宝塚(月) コメント (2)梅田芸術劇場メインホールにて、月組公演「ME AND MY GIRL」を観劇してまいりました。
再演を繰り返してきた月組の財産。
数年前の梅田芸術劇場公演(花組)のチケットがかなり余裕な感じだったので、今回も余裕だろうとばかり思っていたのですが、、まさかの土日完売には驚きました! やっぱり、この作品は「月組の財産」なんだなあ、と感慨深く思いつつの観劇になりました(^ ^)。
で!
ちゃぴのサリーが可愛すぎました!!
発表されたときから似合うだろうと予想し、私なりに精一杯ハードルを挙げて観に行ったわけですが、どんなハードルも軽々と越えていく透明な翼。ちゃぴの背中の翼は、彼女の涙でできているんだな、と思いました。
最初にヘアフォード邸にあらわれた時の蓮っ葉だけど可愛い「俺の女の子」っぷりから、早くもときめきが止まらない(汗)。まさおくんのビルが、驚くほどガキ(←子供じゃなくてガキ)っぽい役づくりだったので、サリーが、年齢は下なんだけど、その細い腕で精一杯ビルを包んで守ってきたのがわかるような気がしました。
大きなお邸にびっくりして目を瞠っていたサリー。降って湧いたチャンスに浮かれていた少女の、その澄んだ聡明な瞳に、邸の人々の様子がだんだんと見えてくる。「あたしが来ると、侯爵夫人はイヤな貌をするんだ」……貴婦人中の貴婦人であるマリア侯爵夫人が、そんな露骨に“嫌な貌”などするはずはないのですが、サリーの瞳には人の気持ちが映るんでしょうね。つくろった笑顔の裏の気持ち。でも、「悪意」がないこともわかっている。マリアにはマリアのやり方がある、ただそれだけ。
「侯爵夫人にはわかっているんだ……あの方が勝つのさ」
ビルの幸せのために必要なものは、自分ではなくマリアなのだと。自分が傍にいたのでは、ビルは「伯爵」にはなれない……それは、生まれついての彼の権利で、その場所に戻ることが彼のしあわせなのだから、と。
そのために何を喪うのか。サリーにはその覚悟があった。すべてを喪うことになっても、ビルのためなら、ビルの幸せのためなら怖くは無いと。
どんな運命も「あごで受け止めて」、、、「あたしは笑っているのさ」、と。
「あごで受け止めて」一曲で、あんなに泣いたのは初めてでした。
あの曲を、あんなに泣きながら歌うサリーも初めてみたような気がします。今にも“わっ”と泣きだしそうになって、その一歩手前で立ち止まって笑顔を浮かべるサリー。「笑ってんのさ」、と嘯きながら。
一生懸命で、けなげで、子供で、自分のことが見えてなくて、いつも必死な、守りたがりのちゃぴ。
本当に可愛くて、なんとしても幸せになってほしいと願わずにはいられないサリーでした。
ちゃぴのサリーを観ることができただけで、幸せです。ありがとう歌劇団。
私が観たのはBパターンなので、パーチェスターはコマちゃん(沙央)、ヘザーセットはマギー(星条)、ジャッキーがみやるり(美弥)でジェラルドがカチャ(凪七)でした。
コマちゃんとカチャは初月組子作品でしたが、まあ、、、特別公演でしたし、こういう作品ですのであまり違和感もなく(^ ^)普通に馴染んでいたと思います。まあ、大劇場で全員揃った時にどう見えるのかな、というのは気にはなりますが(^ ^)。
パーチェスターは、「貴族」でも「平民」でもない「ブルジョワ」階級(?)の人間として、この作品の中では特異な位置にいるんですが、そういう独特の立ち位置を、コマちゃんはちょっとイヤらしい感じに表現していて、面白いなと思いました。
ビルが「平民でも貴族でもない」サンドイッチのハムだとしたら、手に職のあるパーチェスターは、そもそも皿が違うサラダみたいな感じなんですよね、たぶん。そういう空気をあっさり醸し出せるあたり、さすがコマちゃんだなあ、と思いました。
ただ、「パーチェスター」という役に対して期待される“軽やかさ”みたいなものがちょっと足りなかったかも、とは思いました。地に足のついた実直さがコマちゃんの良いところだと思うし、組替えしたばかりで緊張していたのもあったのかもしれませんが。。。そう考えると、組替えしていきなりではなく、もう少し「月組」に馴染んでからこの役に取り組んでほしかったような気もしました。でも、逆に、その“浮いた”感じが役にあっていたのかもしれませんね。
みやるりのジャッキーは、歌の高音部はかなり苦しそうでしたが、見た目や芝居はとても良かったと思います。カチャのジェラルドの素直な感じも良かったし、軽やかで、やっぱりそういう役の方が似合うな、と思いました。
マリア侯爵夫人のすーちゃんは、期待以上に美しく貫録のある侯爵夫人ぶりでしたが、「30年以上も愛し合ってきた」と言われるのには少し若すぎたかも、、、という気もしました。やっぱり、京さんのマリアはキュートで可愛くて素敵だったなあ(^ ^)。
ジョン卿のナホちゃんは、可もなく不可もなく、という感じでしょうか。個人的にはコマちゃんのジョン卿が観てみたかったです。
としちゃんのボブ。
私は、ミーマイではいつもボブがすごく気になって、大好きなんですよね。すごく月組らしい役だと思うのです。いや、もちろん、花組で上演されたときもボブは良かったんですが、なんていうか、こういう役に命をかけるところが月組らしくてすごく好き。
サリーとの会話の一言一言、そして、閉じたドアに向かって軽く溜息をついて零す「幸運を祈っているよ、サリー」という祈りの言葉が、とても優しくて。ライトひとつあたらない舞台の隅でもずーーーーっと果物をいじったり乞食と小芝居しているのも、めっちゃ可愛かった!
ランベスに生きる人々の代表として、リアルな存在感のある役だと思うんですよね。ビルもまた、確かにここに生きていた、という片方の現実。そして、今となってはもう、ビルはランベスには戻れない、という現実もまた、ボブを見ているとわかってしまう。もう違う世界の住人なのだ、と。
そんな、ビルにとっては喪われた故郷ともいうべき「ランベス」を象徴する存在。
前回の博多座でボブを演じたのはひびきち(響)でしたが、あれからもうすぐ5年が経とうという今、ボブを演じるのは同期のとしちゃん(宇月)。いや、すごくいい役なので不満はないんですが、、、ミーマイって本当に役がないんだなあ(しみじみ)
るうちゃんのブラウン夫人。
目端がきいて儲け話は見逃さないけれども、約束はきちんと守る律義な人。生き馬の眼を抜くランベスで生き抜くすべと、その中で生きる仲間を見守る「大いなる母」の目線、両方を兼ね備えた人。るうちゃん(光月)の女役は初めて観たような気がしますが、思いの外自然だったし、おおらかな包容力があって、良かったと思います。
星組の美城さんみたいな、素敵な役者さんになってくれますように。
ゆりやんのサー・バターズビー。
姐さん女房(萌花)の尻に敷かれっぱなしの気弱なボンボン貴族。ゆりやんって、ああいう役にかけては天才的ですよね。なんともいえず間が良くて、大好きです。
……いや、「アルジェの男」のジュリアンもすごく良かったですよ!(←フォロー?)
特に印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
「ミー&マイガール」、良い作品なのですが、いかんせん役がないので、裏が下級生バウだけだと辛いですね(涙)。でも、ちゃぴのサリーを観ることができて良かった!!(大事なことなのでもう一度)あの「あごで受け止めて」だけでもいいから、もう一回観たい………です。(←無理)
.
再演を繰り返してきた月組の財産。
数年前の梅田芸術劇場公演(花組)のチケットがかなり余裕な感じだったので、今回も余裕だろうとばかり思っていたのですが、、まさかの土日完売には驚きました! やっぱり、この作品は「月組の財産」なんだなあ、と感慨深く思いつつの観劇になりました(^ ^)。
で!
ちゃぴのサリーが可愛すぎました!!
発表されたときから似合うだろうと予想し、私なりに精一杯ハードルを挙げて観に行ったわけですが、どんなハードルも軽々と越えていく透明な翼。ちゃぴの背中の翼は、彼女の涙でできているんだな、と思いました。
最初にヘアフォード邸にあらわれた時の蓮っ葉だけど可愛い「俺の女の子」っぷりから、早くもときめきが止まらない(汗)。まさおくんのビルが、驚くほどガキ(←子供じゃなくてガキ)っぽい役づくりだったので、サリーが、年齢は下なんだけど、その細い腕で精一杯ビルを包んで守ってきたのがわかるような気がしました。
大きなお邸にびっくりして目を瞠っていたサリー。降って湧いたチャンスに浮かれていた少女の、その澄んだ聡明な瞳に、邸の人々の様子がだんだんと見えてくる。「あたしが来ると、侯爵夫人はイヤな貌をするんだ」……貴婦人中の貴婦人であるマリア侯爵夫人が、そんな露骨に“嫌な貌”などするはずはないのですが、サリーの瞳には人の気持ちが映るんでしょうね。つくろった笑顔の裏の気持ち。でも、「悪意」がないこともわかっている。マリアにはマリアのやり方がある、ただそれだけ。
「侯爵夫人にはわかっているんだ……あの方が勝つのさ」
ビルの幸せのために必要なものは、自分ではなくマリアなのだと。自分が傍にいたのでは、ビルは「伯爵」にはなれない……それは、生まれついての彼の権利で、その場所に戻ることが彼のしあわせなのだから、と。
そのために何を喪うのか。サリーにはその覚悟があった。すべてを喪うことになっても、ビルのためなら、ビルの幸せのためなら怖くは無いと。
どんな運命も「あごで受け止めて」、、、「あたしは笑っているのさ」、と。
「あごで受け止めて」一曲で、あんなに泣いたのは初めてでした。
あの曲を、あんなに泣きながら歌うサリーも初めてみたような気がします。今にも“わっ”と泣きだしそうになって、その一歩手前で立ち止まって笑顔を浮かべるサリー。「笑ってんのさ」、と嘯きながら。
一生懸命で、けなげで、子供で、自分のことが見えてなくて、いつも必死な、守りたがりのちゃぴ。
本当に可愛くて、なんとしても幸せになってほしいと願わずにはいられないサリーでした。
ちゃぴのサリーを観ることができただけで、幸せです。ありがとう歌劇団。
私が観たのはBパターンなので、パーチェスターはコマちゃん(沙央)、ヘザーセットはマギー(星条)、ジャッキーがみやるり(美弥)でジェラルドがカチャ(凪七)でした。
コマちゃんとカチャは初月組子作品でしたが、まあ、、、特別公演でしたし、こういう作品ですのであまり違和感もなく(^ ^)普通に馴染んでいたと思います。まあ、大劇場で全員揃った時にどう見えるのかな、というのは気にはなりますが(^ ^)。
パーチェスターは、「貴族」でも「平民」でもない「ブルジョワ」階級(?)の人間として、この作品の中では特異な位置にいるんですが、そういう独特の立ち位置を、コマちゃんはちょっとイヤらしい感じに表現していて、面白いなと思いました。
ビルが「平民でも貴族でもない」サンドイッチのハムだとしたら、手に職のあるパーチェスターは、そもそも皿が違うサラダみたいな感じなんですよね、たぶん。そういう空気をあっさり醸し出せるあたり、さすがコマちゃんだなあ、と思いました。
ただ、「パーチェスター」という役に対して期待される“軽やかさ”みたいなものがちょっと足りなかったかも、とは思いました。地に足のついた実直さがコマちゃんの良いところだと思うし、組替えしたばかりで緊張していたのもあったのかもしれませんが。。。そう考えると、組替えしていきなりではなく、もう少し「月組」に馴染んでからこの役に取り組んでほしかったような気もしました。でも、逆に、その“浮いた”感じが役にあっていたのかもしれませんね。
みやるりのジャッキーは、歌の高音部はかなり苦しそうでしたが、見た目や芝居はとても良かったと思います。カチャのジェラルドの素直な感じも良かったし、軽やかで、やっぱりそういう役の方が似合うな、と思いました。
マリア侯爵夫人のすーちゃんは、期待以上に美しく貫録のある侯爵夫人ぶりでしたが、「30年以上も愛し合ってきた」と言われるのには少し若すぎたかも、、、という気もしました。やっぱり、京さんのマリアはキュートで可愛くて素敵だったなあ(^ ^)。
ジョン卿のナホちゃんは、可もなく不可もなく、という感じでしょうか。個人的にはコマちゃんのジョン卿が観てみたかったです。
としちゃんのボブ。
私は、ミーマイではいつもボブがすごく気になって、大好きなんですよね。すごく月組らしい役だと思うのです。いや、もちろん、花組で上演されたときもボブは良かったんですが、なんていうか、こういう役に命をかけるところが月組らしくてすごく好き。
サリーとの会話の一言一言、そして、閉じたドアに向かって軽く溜息をついて零す「幸運を祈っているよ、サリー」という祈りの言葉が、とても優しくて。ライトひとつあたらない舞台の隅でもずーーーーっと果物をいじったり乞食と小芝居しているのも、めっちゃ可愛かった!
ランベスに生きる人々の代表として、リアルな存在感のある役だと思うんですよね。ビルもまた、確かにここに生きていた、という片方の現実。そして、今となってはもう、ビルはランベスには戻れない、という現実もまた、ボブを見ているとわかってしまう。もう違う世界の住人なのだ、と。
そんな、ビルにとっては喪われた故郷ともいうべき「ランベス」を象徴する存在。
前回の博多座でボブを演じたのはひびきち(響)でしたが、あれからもうすぐ5年が経とうという今、ボブを演じるのは同期のとしちゃん(宇月)。いや、すごくいい役なので不満はないんですが、、、ミーマイって本当に役がないんだなあ(しみじみ)
るうちゃんのブラウン夫人。
目端がきいて儲け話は見逃さないけれども、約束はきちんと守る律義な人。生き馬の眼を抜くランベスで生き抜くすべと、その中で生きる仲間を見守る「大いなる母」の目線、両方を兼ね備えた人。るうちゃん(光月)の女役は初めて観たような気がしますが、思いの外自然だったし、おおらかな包容力があって、良かったと思います。
星組の美城さんみたいな、素敵な役者さんになってくれますように。
ゆりやんのサー・バターズビー。
姐さん女房(萌花)の尻に敷かれっぱなしの気弱なボンボン貴族。ゆりやんって、ああいう役にかけては天才的ですよね。なんともいえず間が良くて、大好きです。
……いや、「アルジェの男」のジュリアンもすごく良かったですよ!(←フォロー?)
特に印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
「ミー&マイガール」、良い作品なのですが、いかんせん役がないので、裏が下級生バウだけだと辛いですね(涙)。でも、ちゃぴのサリーを観ることができて良かった!!(大事なことなのでもう一度)あの「あごで受け止めて」だけでもいいから、もう一回観たい………です。(←無理)
.
今日は、月組宝塚大劇場公演の集合日。
3人の卒業生が発表されました。
ナホちゃん。
気がつけば、長い付き合いになりました。「エルドラード」新人公演の船長さんとか、「黒い瞳」新人公演の大尉とか、大好きだったなあ……。
祐飛さんとは本当にずっと仲良し(^ ^)で、お茶会のゲストに来て手をつないで写真を撮られていたのも懐かしい思い出です。「長い春の果てに」プログラムの“世界で一番好きな人”エピといい、「Hollywood Lover」の日本青年館千秋楽の挨拶といい、、、なにもかもみななつかしい。
舞台ではあんなにダンディなのに、根は乙女で泣き虫なナホちゃん。「ME&MY GIRL」でジョン卿を演じると発表される前からずっと覚悟はしておりましたが、ここまで来たら100周年まではいてくれるのかな、と思っていました。
まだ配役が発表されていないので最後に何を演じるのかわかりませんが、、、、とりあえず、ショーでは元気にバリバリ踊ってほしい!です(^ ^)。
しかし。麻子さんの時代から月組の管理職は任期が短い気がしますよね。。。なんとなく組内が落ち着いてないような印象があるんだよなあ。
ナホちゃんが卒業したら、すーちゃん(憧花)が組長になって、、、、まいまい(萌花)が副組長になるんでしょうか。それとも、専科からどなたか来てくださるのかな? 星組からみきちぐかさやかさんが来てくれたらいいのになあ~!(祈)
こころ。
全く予想外だった、とは言いません。でも、今だとは思ってなかった……悲しいです。全ツの「仁」で、夕霧姐さんを演じてほしかった!!
歌えて踊れて芝居も達者で、しかも美女なのに、いったいどうしたことかと思うほど役がつかなくて、いつも不思議で仕方ありませんでした。最後の公演が正塚さんではあまり期待はできませんが、遣り甲斐のある役でありますように。
ゆずは。
これまた、歌えて踊れて芝居も達者な、美貌の娘役。ショーでは結構目立つところで使われていますが、バウでも新公でもなかなか大きな役がつかなくて、いつもやきもきしていました。そんな彼女が、卒業(T T)……せめてあと一年、新公を卒業するまで居てほしかった。とてもとても、残念です。
中村一徳さんはゆずはのダンスは好きだと思うので、ショーで何か目立つ場面があるといいなあ……。
三人とも、大事な月組の戦力で、財産で、大事な仲間でした。
どんな想いを抱えて、100周年を目前にしたこのタイミングで卒業していくのかわかりませんが、これからの4ヶ月が、ご本人たちにとってもファンのみなさまにとっても充実した日々となりますように。
.
3人の卒業生が発表されました。
ナホちゃん。
気がつけば、長い付き合いになりました。「エルドラード」新人公演の船長さんとか、「黒い瞳」新人公演の大尉とか、大好きだったなあ……。
祐飛さんとは本当にずっと仲良し(^ ^)で、お茶会のゲストに来て手をつないで写真を撮られていたのも懐かしい思い出です。「長い春の果てに」プログラムの“世界で一番好きな人”エピといい、「Hollywood Lover」の日本青年館千秋楽の挨拶といい、、、なにもかもみななつかしい。
舞台ではあんなにダンディなのに、根は乙女で泣き虫なナホちゃん。「ME&MY GIRL」でジョン卿を演じると発表される前からずっと覚悟はしておりましたが、ここまで来たら100周年まではいてくれるのかな、と思っていました。
まだ配役が発表されていないので最後に何を演じるのかわかりませんが、、、、とりあえず、ショーでは元気にバリバリ踊ってほしい!です(^ ^)。
しかし。麻子さんの時代から月組の管理職は任期が短い気がしますよね。。。なんとなく組内が落ち着いてないような印象があるんだよなあ。
ナホちゃんが卒業したら、すーちゃん(憧花)が組長になって、、、、まいまい(萌花)が副組長になるんでしょうか。それとも、専科からどなたか来てくださるのかな? 星組からみきちぐかさやかさんが来てくれたらいいのになあ~!(祈)
こころ。
全く予想外だった、とは言いません。でも、今だとは思ってなかった……悲しいです。全ツの「仁」で、夕霧姐さんを演じてほしかった!!
歌えて踊れて芝居も達者で、しかも美女なのに、いったいどうしたことかと思うほど役がつかなくて、いつも不思議で仕方ありませんでした。最後の公演が正塚さんではあまり期待はできませんが、遣り甲斐のある役でありますように。
ゆずは。
これまた、歌えて踊れて芝居も達者な、美貌の娘役。ショーでは結構目立つところで使われていますが、バウでも新公でもなかなか大きな役がつかなくて、いつもやきもきしていました。そんな彼女が、卒業(T T)……せめてあと一年、新公を卒業するまで居てほしかった。とてもとても、残念です。
中村一徳さんはゆずはのダンスは好きだと思うので、ショーで何か目立つ場面があるといいなあ……。
三人とも、大事な月組の戦力で、財産で、大事な仲間でした。
どんな想いを抱えて、100周年を目前にしたこのタイミングで卒業していくのかわかりませんが、これからの4ヶ月が、ご本人たちにとってもファンのみなさまにとっても充実した日々となりますように。
.