若者たちのオーシャンズ【4】
2013年5月1日 宝塚(花) コメント (2)花組新人公演「オーシャンズ11」続き。
<95期>
■水美舞斗(ラスティ)
恰好良かった!!もう、ホントにイケメンで、大人の男で、色っぽくて!!
リヴィングストンを迎えに来る場面の演出もさりげなくて良かったし、全体に、学年を感じさせない落ち着きのあるラスティでした。本役が割とガチャガチャした感じで元気に演じているので、全然違う印象でした。歌も力強い声で「JUMP!」の熱気が伝わってきたし、芹香ダニーとの並びも良かったし、とにかく“佳い男”だったなあ~!!
「カナリア」でいきなり出てきた印象のあった95期。いやはや、95期の人材豊富さには、どの組を観ても驚くばかりです(@ @)。
■柚香光(ベネディクト)
配属直後から抜擢つづきで、ダンスはピカ一&歌と芝居もそこそこ出来る、という印象のあった柚香さん。今回は、演出が田渕さんだったせいもあってか、直前にあったバウ「Victorian JAZZ」のアルバート皇太子の印象が色濃く残ったベネディクトでした。
「自分は正しい」という根拠のない自信。「悪事」の自覚をもたない「夢を売る男」。こういう役、こういう演出で臨むなら、周囲に悪事の部分をそっと処理してくれる担当がいなくてはならないのですが、、、それが航琉くんのテーラーってことなんですよね、たぶん。浮世離れした、肥大した自意識と英雄願望の塊みたいな若者と、社会の底辺を歩いてきた大人の男というコンビは、なかなか意味性を感じる取り合わせではありました。
本役のだいもんとは全然違うテリーになるだろうなというのは予想していたのですが(だいもんのテリーに近いのは、作品違うけど、星組新公の天寿さんだと思う。。。)、それにしても全然違うキャラクターすぎて驚きました。
あれはあれで、作品としては斬新で面白かったけど、アルバート皇太子の転生かと思うような役づくり(演出)は、柚香さんの経験(成長)という意味では一作勿体無かったような気もしましたが。。。。そのあたり、田渕さんのお考えをきいてみたい気もしました。
■真鳳つぐみ
リヴィングストンを逮捕しにくるミニスカポリスが一番目立ってたかな?マイティのラスティ(←ダジャレみたいだ)に口説かれて、とろんとしてる姿がめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。
花組の誇る可愛子ちゃんの一人。そろそろ喋ったり歌ったりしてる姿も観てみたいなー。
■美蘭レンナ
しょみちゃんと一緒だったリヴィングストンを逮捕しにくる警官と、あとは、レストランでテリーを待つテスのところにワインを持ってくるソムリエでしょうか、単体で目立っていたのは。
キリッとした顔立ちなので、ああいうストイックな役柄だとシャープでカッコいいし、普通に「客の女」でドレスを纏えば、素晴らしく華やかで綺麗で、頭の小ささと首の長さ、デコルテの美しさが目に残ります。パッと目を惹く華やかさで、「ファントム」の頃から目立っていたのに、なかなか役がつかない。。。。成績が良くないとはいえ、あの美貌ならと思うんですが。もうちょっとボロが出なくなるのを待ってるのかな(←檀ちゃん的な?)不思議。
■こと華千乃
目立つ役といえるのは、ダイアナの最初のショーの生贄の役でしょうか。「すみませぇん!」の言い方とかも可愛かったです。
<96期以下(印象に残った方のみですすみません)>
■優波慧(ライナス)
キキちゃんにはあまりヘタレな空気がないので、もしかしたら新公の方が合うかも、、、くらいに思っていたのですが。でも、実際に観てみると、さすがに本役は本役だなあ、と思いました。似合わないなりに、ちゃんと「役」として生きることができているんですよね。
結構早くから抜擢されていて経験も積んでいるし、下手っていうのともちょっと違うんですが、なにを演じても“その役”じゃないなあ、という印象が残るのが残念。一度でいいから、ブルーザーとかテーラーみたいな役に取り組んでみたら勉強になるのではないかと思うんですが。。。
■乙羽映見(サファイア)、朝月希和(エメラルド)
歌も化粧も存在感も、とても良かったです♪ 桜帆ゆかりちゃんと合わせて3人、迫力のある良いトリオでした!
本公演ではダブルトリオにも入ってる二人。これからもがんばってください。
■蘭舞ゆう(バージル)、矢吹世奈(ターク)
モロイ兄弟、特にタークには思い入れのある私から観ても、可愛くて魅力的なタークでした。ちょっと雪組のホタテ(帆風)に似た印象の97期。本公演のギャンブラーにも入っているけど、並み居るダンサーと遜色なく踊れていて、すごいなーと思っています。これからも楽しみ!
■春妃うらら(ポーラ)
文句なく可愛い!!可愛くて可愛くて、ヘロヘロでした。
いやー、あんな幼いポーラだったら、ラスティが迷うのもわかるわー!!あの年の差が素敵★身体全体のスタイルバランスがちょっと子供っぽいのは残念ですが、お化粧や髪型はもっともっと磨けるはずだし、さらに素敵な娘役さんになってくれると信じて待っています(*^ ^*)。
そんなところでしょうか。
とにかく、花組若手のタレントの多さ、実力の平均点の高さに目を瞠った新人公演でした。みんな本当に巧い!特に、最初にも書きましたが、92期の芝居力の高さにはあらためて感じ入りましたし、93期以下も本当に巧い人が多いなあ、と思いました。
バウデビューを果たした田渕さんともども、花組若手の今後の活躍、楽しみにしています!
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<95期>
■水美舞斗(ラスティ)
恰好良かった!!もう、ホントにイケメンで、大人の男で、色っぽくて!!
リヴィングストンを迎えに来る場面の演出もさりげなくて良かったし、全体に、学年を感じさせない落ち着きのあるラスティでした。本役が割とガチャガチャした感じで元気に演じているので、全然違う印象でした。歌も力強い声で「JUMP!」の熱気が伝わってきたし、芹香ダニーとの並びも良かったし、とにかく“佳い男”だったなあ~!!
「カナリア」でいきなり出てきた印象のあった95期。いやはや、95期の人材豊富さには、どの組を観ても驚くばかりです(@ @)。
■柚香光(ベネディクト)
配属直後から抜擢つづきで、ダンスはピカ一&歌と芝居もそこそこ出来る、という印象のあった柚香さん。今回は、演出が田渕さんだったせいもあってか、直前にあったバウ「Victorian JAZZ」のアルバート皇太子の印象が色濃く残ったベネディクトでした。
「自分は正しい」という根拠のない自信。「悪事」の自覚をもたない「夢を売る男」。こういう役、こういう演出で臨むなら、周囲に悪事の部分をそっと処理してくれる担当がいなくてはならないのですが、、、それが航琉くんのテーラーってことなんですよね、たぶん。浮世離れした、肥大した自意識と英雄願望の塊みたいな若者と、社会の底辺を歩いてきた大人の男というコンビは、なかなか意味性を感じる取り合わせではありました。
本役のだいもんとは全然違うテリーになるだろうなというのは予想していたのですが(だいもんのテリーに近いのは、作品違うけど、星組新公の天寿さんだと思う。。。)、それにしても全然違うキャラクターすぎて驚きました。
あれはあれで、作品としては斬新で面白かったけど、アルバート皇太子の転生かと思うような役づくり(演出)は、柚香さんの経験(成長)という意味では一作勿体無かったような気もしましたが。。。。そのあたり、田渕さんのお考えをきいてみたい気もしました。
■真鳳つぐみ
リヴィングストンを逮捕しにくるミニスカポリスが一番目立ってたかな?マイティのラスティ(←ダジャレみたいだ)に口説かれて、とろんとしてる姿がめっちゃ可愛かった(*^ ^*)。
花組の誇る可愛子ちゃんの一人。そろそろ喋ったり歌ったりしてる姿も観てみたいなー。
■美蘭レンナ
しょみちゃんと一緒だったリヴィングストンを逮捕しにくる警官と、あとは、レストランでテリーを待つテスのところにワインを持ってくるソムリエでしょうか、単体で目立っていたのは。
キリッとした顔立ちなので、ああいうストイックな役柄だとシャープでカッコいいし、普通に「客の女」でドレスを纏えば、素晴らしく華やかで綺麗で、頭の小ささと首の長さ、デコルテの美しさが目に残ります。パッと目を惹く華やかさで、「ファントム」の頃から目立っていたのに、なかなか役がつかない。。。。成績が良くないとはいえ、あの美貌ならと思うんですが。もうちょっとボロが出なくなるのを待ってるのかな(←檀ちゃん的な?)不思議。
■こと華千乃
目立つ役といえるのは、ダイアナの最初のショーの生贄の役でしょうか。「すみませぇん!」の言い方とかも可愛かったです。
<96期以下(印象に残った方のみですすみません)>
■優波慧(ライナス)
キキちゃんにはあまりヘタレな空気がないので、もしかしたら新公の方が合うかも、、、くらいに思っていたのですが。でも、実際に観てみると、さすがに本役は本役だなあ、と思いました。似合わないなりに、ちゃんと「役」として生きることができているんですよね。
結構早くから抜擢されていて経験も積んでいるし、下手っていうのともちょっと違うんですが、なにを演じても“その役”じゃないなあ、という印象が残るのが残念。一度でいいから、ブルーザーとかテーラーみたいな役に取り組んでみたら勉強になるのではないかと思うんですが。。。
■乙羽映見(サファイア)、朝月希和(エメラルド)
歌も化粧も存在感も、とても良かったです♪ 桜帆ゆかりちゃんと合わせて3人、迫力のある良いトリオでした!
本公演ではダブルトリオにも入ってる二人。これからもがんばってください。
■蘭舞ゆう(バージル)、矢吹世奈(ターク)
モロイ兄弟、特にタークには思い入れのある私から観ても、可愛くて魅力的なタークでした。ちょっと雪組のホタテ(帆風)に似た印象の97期。本公演のギャンブラーにも入っているけど、並み居るダンサーと遜色なく踊れていて、すごいなーと思っています。これからも楽しみ!
■春妃うらら(ポーラ)
文句なく可愛い!!可愛くて可愛くて、ヘロヘロでした。
いやー、あんな幼いポーラだったら、ラスティが迷うのもわかるわー!!あの年の差が素敵★身体全体のスタイルバランスがちょっと子供っぽいのは残念ですが、お化粧や髪型はもっともっと磨けるはずだし、さらに素敵な娘役さんになってくれると信じて待っています(*^ ^*)。
そんなところでしょうか。
とにかく、花組若手のタレントの多さ、実力の平均点の高さに目を瞠った新人公演でした。みんな本当に巧い!特に、最初にも書きましたが、92期の芝居力の高さにはあらためて感じ入りましたし、93期以下も本当に巧い人が多いなあ、と思いました。
バウデビューを果たした田渕さんともども、花組若手の今後の活躍、楽しみにしています!
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