まずは本当に「今日のニュース」。

福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」で、入社式が執り行われたそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120402-00000069-mai-soci


なんだか色々思うことはありますが、、、
フラガールの皆さまの、幸せそうな笑顔が目に沁みて痛い、です。

とにかく、1年が過ぎてなお正常な生活に戻っていない方々に、少しでも喜びが訪れますように。
そして、わけのわからない差別をする頭のおかしい人が、この世から消え失せますように。




そして、昨日書きこむつもりだったのに、サイトが落ちていて書けなかった、世界フィギュア2012。

まずは!
高橋成美/マーヴィン・トランペア、銅メダルおめでとうございます!!

日本がサッカーのワールドカップに出場する!という夢を描いた漫画「キャプテン翼」に続き、フィギュアスケートの日本代表ペアが、世界大会でメダルを獲る、という夢を描いた川原泉の名作「銀のロマンティック…わはは」も現実になる日が来たんですね……!!

すごい。すごいなあ、ほんとにすごい。
マービン・トランくんはカナダ国籍なので、オリンピックとかには出られない幻のペアではありますが、素晴らしい演技でした。お疲れさまでした!


男子シングルの高橋大輔くん、羽生結弦くん、そして女子シングルの鈴木明子さんも、メダル獲得おめでとうございます!(感涙)
男子シングルも、ますます楽しみですね♪




そして、もう一つ。
大空祐飛さま、研21おめでとうございます(^ ^)。

「組のトップスター」のままで研21、っていうのは、前代未聞……なのでしょうか?春日野さんとかはどういうことになるのかな。
まあ、前代未聞ではないとしても、相当なレアケースであることは間違いないでしょうし、おそらく今後も当分こんなことは起こらないでしょうから。

あとちょうど3ヶ月。
祐飛さんを知ってからの十数年を思えば本当に瞬く間のような気がしますが、一日一日を大切にしたいと思います。




で。最後に、今日のびっくり。

わーーーー、みーちゃんが花組さんと一緒に近松門左衛門の墓参に来てるーーーー!!
(CSニュース)



【7月1日まで、あと90日】

十二国記

2012年4月4日 読書
4月1日に、ごくごく個人的に大きなニュースがありました。
かなり本気でエイプリルフールなんじゃないかと思っていたのですが、3日過ぎて削除されないところをみると事実みたいなので、喜びを表明させていただきます♪


いままで講談社から出版されていた小野不由美さんの「十二国記」シリーズが、新潮社で新装開店……じゃない、とにかくリニューアル発行されるそうです!
http://www.shinchosha.co.jp/12kokuki/





この人は、私の中では田中芳樹と並ぶ遅筆作家でして。
「十二国記」の第一巻である「月の海、影の月」が講談社X文庫ホワイトハートから発売されたのが1992年。「大空祐飛」さんと同い年のシリーズなんですよね。

その後、外伝を含めて(というか、どれが本篇でどれが外伝なのかよくわからない)長編5篇、短編集1冊が出て……そのまま、10年間という時間を深い眠りの中で過ごしたものがたり。



小野不由美。
文章による表現力というか、イメージ喚起力の非常に高い人で、幻想的な設定をリアルにイメージさせるすべにたけた作家。ご本人は自分のホームポジションは『ホラー』だと考えていらっしゃるようですが、その卓越した文章力を一番発揮できるのは、こういうファンタジー作品だと思うんですよね。
リアルな現実とも、リアルなSF的未来世界とも違う、完全な別世界を構築し、そこに住まう人々をイメージしきれる創造力と、それを他人(読者)の脳みそでも的確に映像としてイメージできるまでに表現しきれる、稀有な人。

でも、稀有なだけに、その世界構築と文章化には死ぬほど時間がかかるんでしょうね(T T)。
その辺は理解できるつもりなのですが……それでも、10年は長かった……!!

いったい全体何があったのかはわかりませんが、新潮社にうつったら、バリバリ書いてくれるのかなあ?



「十二国記」と表裏一体の関係にある「魔性の子」(91年)や、「東京異聞」「屍鬼」などの作品はもともと新潮社から発行されているので、もともと付き合いはあるんでしょうし、
正直、ファンとしては、出版社なんてどこでもいいから書いて!!(涙)という感じなのですけどね……。



まあ、なにはともあれ。
ここ数年は、講談社の別の文庫で展開されていた「ゴーストハント」シリーズのリライトにかかりきりだったようですが、それも一段落したので、ぜひともがんばっていただきたいな、と、心から思います。

私が生きている間に、ちゃんと完結しますように!(真顔)


【7月1日まで、あと88日】
東宝劇場にて、月組新人公演「エドワード八世」を観劇してまいりました。


突発の仕事が入ってしまって(途中で逃亡してしまったので明日が来るのが怖い……)後半しか観られなかったのですが、とても良かったと思います。
あああ、最初から観たかったなーーー。

先週観るつもりで持っていたチケットも手放してしまい、結局大劇場で一回観たっきりでのぞんだ新公、しかも後半だけになってしまったので(涙)演出の違いとかは全然わからなかったのですが、たまきち(珠城)とちゃぴ(愛希)がとにかくお似合いで、すごく素敵でした。



それにしても、「エドワード八世」は名作ですね………!!(←いまさら?」
大劇場で本公演を観た時は、こんなにボロ泣きしているのは霧矢さんの卒業がさびしくて、それに関連したあれこれが脳裏をよぎるからだ、と思っていたのですが。
結局、新公もボロ泣きしました。

「国王陛下万歳」のくだりとか。
父王との会話とか。
ロッカートとの会話とか。

なんだかもう、何もかも泣けて泣けて、仕方なかったです。
……大野さんって本当に凄いわ(真顔)。



あらためて見ると、たまきちもちゃぴも、本役とは全くタイプが違うんですよね。

たまきちは、やんちゃなところもあるけど本質は物凄く優しい、「普通の男」。霧矢さんは、「上に立つものの傲慢さ」みたいなものを生来持っている人なんだなあ、と改めて思いました。
でも、たまきちはその不器用な誠実さでちゃんと「デイヴィッド」という一人の男を成立させていたので、芝居としてはこれはこれでありだなあと思いました。
なんというか、より一層「普通のファミリードラマ」になった、というか、ワイドショー感が増したというか。
身近な物語として、デイヴィッドの憔悴と恐怖をひしひしと感じました。


ちゃぴは可愛い。とにかく可愛い。デイヴィッドを守りたくて守りたくて、そのために自分の心を殺すことを厭わない。昔のスパイ活動にしても、愛する夫のために積極的にやっていたんじゃないか、とか、そんなふうに思わせる自己犠牲的な情の深さがあるんですよね。
今年の一月に発売された懐メロCD「Oldies Takarauka」で、ちゃぴに「守ってあげたい」を歌わせることを決めた誰かは、神だと思います(^ ^)。

ちゃぴのウォリスを観てあらためて考えると、まりものウォリスは、もっとずっと「女の子」なんですよね。夫に、デイヴィッドに、愛され守られるのが当たり前という感覚。過去のスパイ活動も、当時の夫に言われるまま、あまり深く考えないでやっていたんだろうなあ……と思えるんですよね。だからこそ、過去を指摘されたときの動揺が大きい。そんな感じ。

ラストの「甘えないで」という台詞に篭められた思いの色が、本公演と新人公演、全然違うなあ、と思いました。いや、もちろん、どっちも佳い女であることにかわりはありませんけどね!



他に印象に残ったのは、なんといってもチャーチル(一樹)のからんちゃん(千海)。 もともと芝居巧者なのは知っていますが、今回のチャーチルは、さらに階段を2,3段飛ばしてた気がします。
あの曲者っぷりと、「戦いが必要だ」と訴える場面に見せる狂気、そして最後に、スピーチ原稿を直しながらふと漏らす本音のギャップ。


もう一人、ボールドウィン(越乃)のゆりやん(紫門)も良かった!!この二人が拮抗していると、物語がすごく深みを増すんだなあ、と実感。ゆりやんはこれで新人公演卒業ですが、最後に良い経験ができて良かったね、と思います。次からのご活躍をお祈りしています!
最後のご挨拶も、よくがんばりました!91期の新公挨拶の締めくくり。 本当にお疲れさまでした。


他のメンバーもみんな良かったので、また後日書きたいと思います♪




【7月1日まで、あと87日】
「天使のはしご」一幕ラストのダーシー(涼)の熱唱を聞きながら。

この違和感は覚えてる……と思って、わけもわからず怯えていました。

今にして思えば、あれは「ソルフェリーノの夜明け」の終盤、彩吹さんの銀橋ソロを聞きながら感じた違和感と、同じものだったんだと思います。
「作品」や「物語」とは関係のない、「スター」のために書かれた一曲が、お芝居の中で歌われる違和感。


「おかしな二人」の「MY WAY」、そして、今回。
宝塚の演出家は、正直で、優しくて、そして、嘘がつけないいきものなんですね……。
ジェンヌは「役者」だから嘘も吐けるけど。演出家は。




次回星組大劇場公演の卒業生が発表されました。

涼紫央さん、
碧海りまさん、
白華れみちゃん、
南風里名さん、
稀鳥まりやちゃん、
ひなたの花梨さん。

みなさまの最後の舞台が、思い出深く素敵なものになりますように。



涼さんは、サヨナラショーがあるんですね。
良かった……れみちゃんもいっぱい歌ってくれるといいなあ。涼さんははるこちゃん(音波)とのコンビが多くて、れみちゃんと芝居の役としてはっきり「コンビ」だったことはないような気がするけど、トークスペシャルに一緒に出たりして、仲は良かったんでしょうし、相性も良さげなので、最後の機会にはぜひがっつりと!!と思う。
というか、あの日経トークのメンバーは全員星組を離れるんですね……ヅカオタトーク、楽しかったなあ(; ;)。


涼さんのディナーショーは、大劇場公演が終わってすぐ。東京でもやってくれるみたいなので、ぜひ行きたいと思います。チケット取れますように!(祈)



「ハロー・ダンシング」のパパラギで惚れて以来、ずっとみてきたキトリちゃん、
「ランスロット」「おかしな二人」で覚えて以来気になってしかたがなかった碧海さん、
「オーシャンズ11」で覚えた南風さんとひなたのさん。
みんなみんな、ご活躍をお祈りしています。
正塚さん、稲葉さん、よろしくお願いします!!



【7月1日まで、あと86日】
天王州の銀河劇場にて、DANCE&ACT「ニジンスキー」を観劇してまいりました。



脚本・演出は荻田浩一。
荻田さんがいずれ「DANCE&ACT」と銘打ってヴァーツラフ・ニジンスキーを描く日がくることは、予感があったような気がします。
それにしても、今回のキャスティングはあまりにも神すぎて、、、ちょっと観ることを躊躇しておりました。いや、荻田さんオリジナルの「やりたい放題」には、何回か痛い目にあっているので(汗)。

それでも、さすがに独り立ちして何年も過ぎ、大作もいくつか手がけた一人前の演出家。
楽直前に観に行ったのですが、さすがの完成度に心が震えました。これは、もう一回観たかったな……!



ニジンスキーの妹・ブローニャ(安寿ミラ)の語りでつづられる悪夢。
「私には二人の兄がおりました。上の兄の名はスタニスラフ、下の兄の名はヴァーツラフ……」
淡々と繰り返される、空虚な言葉たち。低くて柔らかい、なのにどこか切迫感のあるヤンさんの台詞回しは、この役割にぴったりだったと思います。
悪夢をみているのはニジンスキー(東山義久)。ニジンスキーとその兄妹たちは、生まれた時から悪夢の中で生きていた。そして、彼らの悪夢は、ときおり“奇跡”という名で現実世界に忍び込む。ニジンスキーの肉体を通して。人々が彼の上にみる“夢”を通して。

「私には二人の兄がおりました。上の兄の名はスタニスラフ、下の兄の名はヴァーツラフ……」

荻田さんの「ダンスアクト」というのは、空虚な言葉(ACT)と雄弁な肉体(DANCE)の両輪で走る自転車のようなもの。喋れる役者が喋り、踊れるダンサーが踊る。両方ができる人(ニジンスキー兄妹)は両方やる。みなが自分の得意分野を持ち寄って戦っている、そんな緊張感のある舞台でした。



ヴァッツァ(ヴァーツラフ)の妻ロミシュカ(遠野あすか)。ヴァッツァのパトロンにして希代のプロデューサーであったセリョージャ・ディアギレフ(岡幸二郎)。精神を病んだヴァッツァの主治医にしてロミシュカの不倫相手となった医師フレンケル(佐野大樹)。
これにニジンスキー兄妹を加えた5人と、「悪夢」を踊る男性ダンサー4人(そのうち一人はスタニスラフ役の和田泰右)と女性ダンサー1人(舞城のどか)。計10人の舞台。

人数が多すぎては成立しないほどの、痛々しい緊張感。観ている方まで緊張を強いられる、その研ぎ澄まされた空気は怖いくらいでした。




セリョージャのキャラは、キャスティングを聞いた時から予想していたイメージ通り。
その存在感、圧迫感、そして押しつけがましい優しさは、ヴァッツァが「吐き気がするほど嫌だ」、というのもわかる見事さでした。



ほぼアイドルのおっかけファンのノリのまま、ヴァッツァと結婚したロミシュカ。
なぜ彼が彼女を選んだのか、その場面はなかったのでよく判りませんが、結局彼女は「ヴァーツラフ・ニジンスキー」の妻であることを希求し、夫が「ヴァーツラフ・ニジンスキー」であり続けることを望んでいた……のが問題であり、そこを荻田さんにつけこまれたんだな、と思いました。

なんというべきか。
ロミシュカは彼女なりに彼の踊りに魅了されていたし、彼を深く愛してもいた。
けれども、ヴァーツラフ・ニジンスキーはヒトとして生きていなかった……。

彼は神の道具で、神の見せるヴィジョンを自分の肉体を通して、あるいは他人の肉体を通して表現することしかできない。誰かを愛し、誰かを求めて踊るわけではない。
ただ、自分を取り囲む悪夢に操られて。

そんなヴァッツァに振りまわされたロミシュカに同情し、彼女を救いたいと願う生真面目な医師・フレンケル。
悪夢に囚われてしまったヴァッツァの傍では、どうしても生きていけないロミシュカ。



6歳で精神を病んだまま、31歳まで精神病院で過ごした、ニジンスキー家の長兄スタニスラフ。
ヴァッツァとブローニャの兄妹には、そんな兄と同じ血が流れている。いつか自分も、なにもかもわからなくなってしまうのではないか、、、という恐怖。自分自身への怯え。
そんな恐怖を共有するブローニャ、そんな恐怖を理解できないなりに感じてしまうロミシュカ。そんな狂気の存在さえ認めないセリョージャ。

ヴァッツァの一番の理解者は誰なのか。
いずれにしても、ヴァッツァの傍で生きていける存在は、この作品の中には存在しません。
そんな存在が、彼の視る悪夢に耐えられる人間がいれば、彼はこの地上にとどまったかもしれない……と、そんな幻想さえ抱かせながら。


フォーキンが振付した「ヴァーツラフ・ニジンスキー」という作品で本領を発揮した「圧倒的なジャンプ力」よりも、ヴァッツァ自身が振付した「新しい表現」=地を這うような、「クラシックバレエにない動き」に近い、おかしな方向に曲がる関節、見慣れぬ動きの数々(振付・平山素子/港ゆりか)を見事に体現してのけた東山リーダーは勿論、スタニスラフの幻影を踊る和田さんを中心としたダンサーたちのレベルの高さに、瞠目しっぱなしでした。
あのダンスは一見の価値がある!!
芝居と歌が中心となった幸ちゃんとあすかちゃんも良かったし、芝居も歌もダンスもなんでもござれなヤンさんはさすがだったし、、、でも、やはりなんといっても、リーダーは素晴らしかったね!!うん。ぶつぶつと手記(「ニジンスキーの手記」)を読み上げるていの台詞回しもすごく良かった。この人のチャーリー(←「アルジャーノンに花束を」)を観てみたい、と思いました。
(昔荻田さんが演出した「アルジャーノン……」は、チャーリー=浦井くんが歌いっぱなしだったけど。リーダーがやるなら、ぜひ“ダンスアクト”で!)



「ニジンスキー」というタイトルでは、昨年雪組さんで早霧さん主演で上演されたバージョンもありますが、さすが鬼才・荻田浩一!まったくレベルの違う「甘美な悪夢」をみせていただきました。
この舞台に出演された10人のみなさまと、荻田さんのますますのご活躍を祈りつつ、たまには宝塚の舞台も演出しにおいでよ!!と呟きつつ。



【7月1日まで、あと84日】
月組次回公演「ロミオとジュリエット」の主な配役が発表されました。



とりあえず、最大の驚きが大公=輝月ゆうま であることは異論のないところかと思います(@ @)。
95期。わずか研3であの大役。歌唱力だけならともかく(それでもすごいけど)、あの貫録を出せると思われたところが(そして、想像しただけで絶対大丈夫!と思える♪)ところは本当に凄いですね(*^ ^*)。

これは新人公演も楽しみだー!




以前書いた予想は、こちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20120221(妄想)
http://80646.diarynote.jp/?day=20120301(出演者発表後)


わーーーー、ぜんぜん違う(汗)。

とりあえず、当たったのは4人、、、でした。

ロレンス神父=英真なおきさん、
乳母=美穂圭子さん
マーキューシオ=みやるり(美弥るりか)
パリス=ゆりやん(紫門ゆりや)

まあ、この4人はかなり確信がありましたが(^ ^)
英真さんのロレンス神父がもう一度観られるのは嬉しいし、美穂さんの乳母は初演の時から切望キャストだし、みやるりのマキューシオは本当に楽しみだし!!
そして小池さん、ゆりやんのアルバイト先は探してあげてくださいね!!(^ ^)。


それにしても、パリスか。
星組のみっきぃさん、雪組のひろみちゃんとまなはる、そして今回のゆりやん。見事に私の好きな人ばっかり(^ ^)。




私が大公の候補にあげたマギー(星条海斗)は、ベンヴォーリオに。
ベンヴォーリオの候補にあげていた宇月くんは、、、おそらくどちらかの家の男として、きっと踊りまくってくれるはず(嬉)。

愛=ゆうき(煌月爽矢)、死=たまきち(珠城りょう)は、、、へー、という感じです。
「死」は、ああ、そうなんだ……というのが正直な感想。私はたまきちの不器用だけど温かみのある優しい芝居が大好きなので、「死」なのは正直なところ残念です。ただ、現在までのたまきちにはあまり無い抽斗だと思うので、貴重な経験になると思うから、がんばってほしいです。応援んします!
「愛」は、星組では礼くんの大抜擢、雪組ではダンサーせしるの抜擢で話題になった役なので、なんだか無難なところに来たなという印象。まあ、誰がやっても「REON」の礼くんや想像のちゃぴ(愛希)を超えるのは難しいと思うので(←ゆうき、ごめんね)、そういう意味では、がらっとイメージを変えるためにも娘役で観たかったなあと思いますが……(- -;ゞ



キャピュレット夫妻の越乃リュウ&憧花ゆりの、モンタギュー夫妻の綾月せり&花瀬みずかは、、、まあ、仕方ないかな、という感じですね。個人的には、ナホちゃん&すずなは歌よりダンスが魅力だし、「ロミオとジュリエット」という作品自体、歌ももちろん大事なんですけど、両家のダンスはホントに恰好良いので、勿体無いなあ~、と思ってしまいました。
「スカーレット・ピンパーネル」に続き、小池さんとはベテランの使い方について意見が合わないなーという感じです。
それこそ、すずなには雪組版のヒメ杏奈ポジで群舞シーンを締めてほしかったのですが……残念。



乳母の従者ピーター=華央あみり、神父の使者ジョン=有瀬そうは、これはこれで面白い配役ですね。小芝居得意なお二人がどんなふうに演じるのか、楽しみです!





そして。
次回公演の配役が発表されるということは……
今の公演もあとわずか、、、なんですね(T T)。

先日、「今の」月組公演を観てまいりましたが、やはり切ないです
そうこうしているうちに、大劇場の雪組公演も千秋楽を迎えて。宙組が始まるまで、あと少し。

……さびしい。本当に寂しくなりますね……。



【7月1日まで、あと83日】
宝塚大劇場宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」、初日おめでとうございます!
祐飛さんをはじめとする、大切な宙組子たちの卒業公演であり、98期生のお披露目でもある春爛漫の公演。

残念ながら今週は仕事で行けないのですが、来週がとても楽しみです。



大劇場の初日って明日のニュースで流れますよね?
早く視たい~~~!!



全然関係ありませんが、今日(4月13日)はひこにゃんの誕生日だそうですね。
http://shigahikone.blogspot.jp/2012/04/blog-post_5555.html

今日最後の公演の幕をあけた祐飛さんと、今日で6歳になったひこにゃんに、乾杯(^ ^)。



【7月1日まで、あと79日】
だいぶ間があいてしまいましたが、月組新人公演「エドワード8世」について、つづきです。

前回の日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20120405


前回書いた方以外で、印象に残った順に。


■ガイ(龍)のゆうき(煌月)。
一言喋るたびに二度見しました。声の出し方から抑揚、語尾の切り方まで、そこまで完全にコピーできるゆうきってすごい!!なんというか、ある意味その身体能力に愕然としました……。


■トーマス(明日海)のちなつちゃん(鳳月)。
みりおくんとは全然違う印象でしたが、ちなつちゃんらしいトーマスで、とても良かったと思います。
残念ながら後半しか観られず、前半の見せ場はすべて終わっていたのですが、、、でも逆に、最後の方だからこそ、デイヴィッド(珠城)を守りきれない自分の無力さに対する悔しさみたいなのがすごく見えて、切なかったです。
最後、シティへ入ろうとするデイヴィッドを止めるときの断固とした態度の中に「たとえ王子の意に添わなくても」という悲愴感が感じられて、涙を誘いました。


■ジョージ5世(磯野)の貴澄隼人さん。
貫録のある父王で、素敵でした(*^ ^*)。渋くて素敵な、良い声だなあ~~。


■メンジース(珠城)の朝美絢さん。
以前から綺麗な人だなあと思っていたのですが、今回は芝居と歌で存在感を見せつけてくれて、嬉しかったです。特に歌は、「スカーレットピンパーネル」の新人公演でこけていた印象があって(すみません)、ひそかに心配していたのですが、迫力のある良い声で、すごく良かった!(*^ ^*)
あれから2年、若い人の成長はすごいですね。(あ、そういえば「Hot Fairy」は良かったな……)

芝居は、ある意味、たまきちは生来の優しさが仇になって苦戦している印象があるので、シャープな美貌の朝美さんはやりやすかったかも?(^ ^)。
最初に登場してちゃぴ(愛希)に話しかけるときのさりげない自然さと、だんだん歌に入っていくにつれて怖さが表面にあらわれてくるあたりの、切り替えのなめらかさが良かったです。怖いよこの人!!っていうのがすぐ分かるのが凄い。あの眼力はもっと使うべきですね(^ ^)月組に生田さん来ないかなあ……。


■フレッド・アステア(宇月)のまんちゃん(貴千)。
■アデール・アステア(愛希)の紗那ゆずはちゃん。
恰好良かったです!登場シーンのダンスには間に合いませんでしたが、「ジュビリー」の曲(←すみません、タイトル忘れました)はちゃんと観れました!
ダンスはさすがの恰好よさでしたーー!……何故まんちゃんに歌わせたの?とスタッフ陣を呼び出したい気持ちでいっぱいですが。良いじゃないか!ゆずはちゃんに歌わせておけよ!!ゆずはちゃんは踊りだけじゃなくて歌も巧いんだぞー(泣)


■サラ・チャーチル(咲希)の都月みあちゃん。
あまりに可愛くて死にました。ちゅーちゃんも可愛いけどみあちゃんも可愛いいいいいいい!!
本当にキュートで可愛かったです。みあちゃんが笑顔なだけで私も幸せ!


■ヨーク公妃エリザベス(花瀬)の白雪さち花さん。
頼りない夫(バーティ)を支え、世界大戦を王妃として戦い抜いた女丈夫にふさわしい貫録と美しさ。この人の芝居はある意味完成されているな、と思います。「この方のご挨拶を受けて良いものかどうか」の言い方とか、本当に秀逸でした。
早く本公演で役がつくようにならないかなあ~~。


■王妃メアリー(妃鳳)の華那みかりさん。
本公演のこころの色っぽい低い声をイメージするとだいぶ可愛らしい感じでしたが、十分に美しかったし、良かったと思います。この作品で卒業ですが、最後に良い役で観れて良かったなと思いました。


■ブルース・ロッカート(青樹)のまゆぽん(輝月ゆうま)。
「スカーレット・ピンパーネル」以来、常に月組新人公演の話題の中心にいたまゆぽん。
「アリスの恋人」のオカマのトランプで、話題をさらったまゆぽん。
次の「ロミオとジュリエット」本公演の台風の眼になったまゆぽん。

ロッカートもとても良かったです。これも後半のみなので、あのちょっとやさぐれたところしか観ていないのですが、普通に二枚目で、長身が映えて恰好良かった!
……次を楽しみにしています(^ ^)。


■テルマ・ファーネス(憧花)の咲希あかねちゃん。
■マーティン・ポールソン(沢希)の篁祐希くん。
このお二人は主な出番が前半なので、ぜんぜん活躍を確認できず……(号泣)
とくに、篁くんの最後の新公をちゃんと観られなかったのはとても残念です。ソロ聴きたかったよ………!!

ちゅーちゃんのテルマは、後半で「やりすぎたのよ、あなた」みたいな台詞を冷たく言う場面がすごく素敵でした。高慢ちきな、嫌な女。ロイヤル・ミストレスの座をウォリスに奪われても、なお、卑屈になることなく、胸を張って「嫌な女」でいられる強さ。その生き方も美しいな、と思いました。
美しくて歌えて踊れて、芝居もできるちゅーちゃん。新人公演卒業して、これからが楽しみです!がんばってくださいね。



【7月1日まで、あと78日】
78日、か………。いや、だからなに、って感じですが(^ ^;ゞ
東京国際フォーラム ホールCにて、「銀河英雄伝説~第二章:自由惑星同盟篇」を観劇してまいりました。



あまり期待していなかったのですが、予想以上に面白かったです(^ ^)。

ただ、なんというか……「面白い舞台」ではなく、「面白い映画」のような印象でした。別に悪い意味ではないのですが。

たぶん、映像と芝居の関係が非常に緊密だったことと、音作りが映画っぽかったことがそういう印象につながったと思うんですよね。
特に、印象を左右したのは音かな。BGMの使い方とかがミュージカル映画っぽくて。フォーラムの音響も元々ああいう感じなので、余計に「ナマ」っぽさが消えて、映画っぽい仕上がりになっていたのだと思います。

映像の使い方は面白かったです。今まで観た舞台作品の中では一番興味深かったかも。フライングボール(映像)を使ったダンスシーンも面白かったし、殺陣(戦闘機によるビーム線)での使い方もアイディアの勝利でした。
ただ、私は1階センター席だったので、おそらく演出家のイメージにかなり近い映像を観ていたと思うのですが、端席とか3階席とかで観たらどうだったのかなあ?とは思いましたが……。



第一章の帝国篇は、ビジュアル的にやっぱり外部作品だと厳しいなと思った点もありましたが、同盟篇は、その点衣装もシンプルだし、あまり違和感を感じずに最後まで楽しむことができました。
艦橋の表現の仕方も面白かったし、なにより、額縁の広さ(高さ)を生かしたセットが良く出来ていて、映像とのコンビネーションも相俟って舞台転換に違和感がなかったのが良かったと思います。
結構実験的かつ画期的な舞台面になっていると思うので、また続編が楽しみです。
と同時に、この舞台面はDVDだとどうなるのかなあ?と、さらに興味深いです(^ ^)。




物語は、アスターテの会戦からイゼルローン奪取、そして、その後の出兵決定まで。
原作の流れにほぼ沿って語られていたのですが、驚いたことに、ヒロインはジェシカ・エドワーズ(馬渕英俚可)で、二番手はロベール・ラップ(野久保直樹)でした(^ ^)。
ロベールは冒頭のアスターテで全滅する弟六艦隊の一員なのですが、その後のストーリーの中にも学生時代の回想が何度も入り、ロベールとの友情と、ジェシカとのすれ違いを意外と丁寧に描いていました。

ヤン・ウェンリー役は河村隆一。舞台で観たことがないので、キャストが決まったときは「へーっ」と思っただけでしたが、予想以上に声がイメージどおり で、とても吃驚しました。
淡々とあまり感情を入れずに語る語り口は、舞台俳優として巧いのかどうか判断に迷うところもありますが、ことヤン役にはぴったりだったと思います。
ヴィジュアルはおいといて(すみません)、芝居は良かったと思います(^ ^)。


この作品は元々ミュージカルではないのですが、今回はラストにジェシカとフレデリカ(はねゆり)ではじまるフィナーレナンバーがあって、これはいちおう生歌だったと思う……たぶん。後半は録音かな?という気もしましたが、最初の歌い継ぎは生歌だったはず。ちょっとだけでしたが、中川晃教くんの歌が聴けて嬉しかったです。
第一章の時から言われていましたが、ミュージカル作品の常連キャストが多く出演しているのに歌わないのは勿体無いので、こういうフィナーレナンバーで歌うのは良い演出だなあと思いました。




その他、印象に残ったキャストについて。

まず、ムライの大澄賢也。
こういうストイックな役が似合うとは予想外すぎて、本当に驚きました。でも
というか、大澄さんが出演すると聞いた時から、ずっとトリューニヒトだと信じて疑わなかったので、トリューニヒト(井田國彦)が登場したときにはしばらく呆然としておりました(真顔)(^ ^;ゞ


そして、キャゼルヌの天宮良。
天宮さんといえば、私にとっての最初の出会いはナリス様(グイン・サーガ)。
あれから何年たったんだ……?と、その穏やかな渋みのあるおじさまっぷりを観ながら思ってしまいましたが。いや、あれ以来初めてというわけではもちろんないはずなんですが、なんとなく。軍服だからかなあ?(←全然時代が違いますが)
まあ、そんな与太話はおいといて、素敵でした。河村さんのヤンを包み込む優しさとさりげないユーモアがいかにも「キャゼルヌ」な感じで。奥方が出てこなかったのが残念だなあ。


ポプランの中川くん。
出演していることはもちろん知っていましたが、役が何なのかは意識していなかったので……朱いスペーススーツ(?)に身を包んで登場したときには吃驚しました。赤毛のソバージュで、陽気でやんちゃで自信家のポプランには合っていたけど、、、正直、女にモテモテなイメージはなかったなあ(←ごめんなさい)
うーん、中川くんって男と友情をはぐくむイメージも、女の尻を追い掛けてるイメージもないんですよねー。典型的な天才型で、一人の中で自己完結してるイメージが強い。そういう役はだいたい成功してるし、そうでない役は、私の中で「いまいち」に分類されてることが多いし。
じゃあ誰が良いのか、というと、具体的に浮かぶ訳ではないのですが。特に、次の作品が「撃墜王篇」でポプラン主役ってことを考えると、ある程度知名度もないと無理だし……ぶつぶつ。


イワン・コーネフの中村誠治郎さん。
すみません。猫は同盟軍では断然コーネフ贔屓なので、ドキドキしながら観ていたのですが、最初に撃墜王が4人出てきたときから恰好良いなと思った人がコーネフだったので嬉しかったです(^ ^)。
クールでクレバーな雰囲気がちゃんとあって、落ち着いた語り口もコーネフらしくて、すごく良かったと思います(贔屓目)。撃墜王篇が楽しみ!
……いま、プログラムを読んで知った。「戦国BASARA」の石田三成役をやってる人なのか……!!(←だから何なの)(「戦国BASARA」観にいく暇はないと思うけど?)



だいぶ長くなってきたので、いったん切ります。
他のキャストはまた後日。


【7月1日まで、あと77日】
宙組の次期トップスター&娘役トップと、お披露目の演目が発表されました。


テルくん(凰稀かなめ)、みりおん(実咲凛音)、おめでとうございます!!

正直、あれ?まだ発表されていなかったっけ?くらいな感覚だったりするのですが(^ ^)、、、予想通りとはいえ、ちゃんと発表されたことはとても嬉しいです。
私が言ってはいけないかもしれませんが、テルくんだけでも組内からで良かったな、と思いました。

みりおんは、すみ花ちゃんに続いて連続で花組からの組替え就任ですが、芝居のすみ花、歌のみりおんと全然違うのが面白いですね。まだ若いみりおんですが、クリスティーヌもアジャーニも良かったので、宙組で、テルくんの隣で大輪の花を咲かせてくださいますように、祈っています。




そして!!
問題のお披露目演目ですが!!



スペース・ファンタジー
『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
田中芳樹作「銀河英雄伝説」(東京創元社刊)より
脚本・演出/小池修一郎



…………何の冗談ですか。

私が去年、「銀河英雄伝説 第一章」を観劇したときに書いた日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20110118

こちらでも書かせていただきましたが、当時の公式サイトに、こんな会話が載っておりました。
(今もあるかはわかりませんが)

>【安達氏】 「銀河英雄伝説」は、以前にも舞台化の話があったとお聞きしていますが。
>【田中氏】 はい。当時の徳間書店の編集者さんが宝塚歌劇団にお話しを持って行ったことがあります。もう20年近く前の話になりますが。だ、そのときは「恋愛の要素が薄い」ということで実現しなかったと聞いております。




当時(20年ほど前)断りやがったやつ、出てこい。




この日記でも縷々書かせていただいておりますが、私は「銀河英雄伝説」を宝塚で上演してほしいとずっと思っていましたし、やるなら今の宙組が良いだろうと思っておりました。

えーっと。
祐飛さんは卒業してしまいますが(T T)、テルくんなら充分期待できるし、今の宙組で軍服祭りは幸せそうですし!!(客席にリディアがたくさん出現しそうですね♪)
とても楽しみです。

ただ、20年前に断る理由に使われた 恋愛色が薄いという欠点は、どう克服するつもりなんでしょうかねえ……?


今アップされている解説では、あの長大な原作のどこを切りだすのかはっきりしませんが、「銀河英雄伝説をついに宝塚で上演!!」と大上段に出しておいて、いきなり同盟篇とかありえないし、いきなり外伝チックな双璧篇から、とかも考えにくいので、、、
ここは普通にラインハルト主役の帝国篇で、本編の1~2巻をやるんですよねきっと……?

そうなると、、、ラインハルトは基本的に女性と恋愛しないから(涙)、、、言ってみればオスカル様みたいな役なんですよねー。
柴田さんの名作「チェーザレ・ボルジア」なみに、姉のアンネローゼをヒロインにしちゃうことになるのか?それとも、2巻までではほとんど接点のないヒルデガルド・マリーンドルフを無理やりヒロインにするのか?はたまた、ラインハルトの身の周りの世話をするロザリーみたいな役を創作してヒロインにするのか?
みりおんの学年と芝居、経験値を考えると、最後のが良さそうですが……さて。



今まで小池さんは、数々の“恋愛色の薄い”“宝塚らしくない”作品をちゃんと“宝塚作品”に仕上げてきているので、今回もどんな切り札を出してくるのか、興味津々です。
ある意味、おそらく原作オタクであろう齋藤さんとか鈴木さんとかが演出でなくて良かったな、と(^ ^)。思いきって設定を変えないと、宝塚の大劇場作品としては成立しないでしょうから、原作ファンには辛い仕事になりそうですからね。



あ、わからないこともう一つ。
私にとって「銀河英雄伝説」の原作本=徳間ノベルズ、なんですが。原作本の「東京創元社刊」って……?もしかして内容も違うんでしょうか……?


そして、最後に心配がひとつ。
月組の「ロミオとジュリエット」は、大丈夫なんでしょうか?(←真顔)






それにしても。
久々に、本気で驚愕した演目発表でした。
ちょうど昨日、同盟篇の感想を書いたばかりだったから、余計に。

妄想キャストとか、同盟篇を上演してほしい組とか、そういうのはまた後日ゆっくり書きたいと思っておりますが(妄想キャストは何度か書いたことがあるような気がするけど)、とりあえず、

予定は未定、だから人生面白い!

という格言を書いて、今日の感想とさせていただきます。



【7月1日まで、あと76日】
月組千秋楽、おめでとうございます。


結局、仕事が忙しすぎて東宝は一回(+新公)しか観られませんでしたが、やっぱり大野作品が好きだなあ、と実感した作品でした。
せっかくの名作、もっともっと観たかった……それだけが心残りです。



今日は宝塚で祐飛さんの大劇場最後のお茶会があったため、中継にもパレードにも行けませんでしたが、、、今回の卒業生は本当に惜しいメンバーばかり。
霧矢さん・まりもちゃんは勿論ですが、本来的に月組ファンの猫にとっては、ガチャ(一色)の卒業も同じくらい辛いです。歌にダンスに芝居に、長年月組を支えてきてくれたガチャ。いままで本当にありがとう。
もりえちゃんも、ここ数年間の充実ぶりは素晴らしかった!男役としての完成度、飄々として軽やかで、柔らかな包容力のある芝居、霧矢さんとの並びの麗しさ。霧矢時代を支える存在として、なくてはならない人でした。


りずちゃん。りおん。篁くん。華那さん。みんなみんな、研1、2の頃から知っている、可愛い可愛い月組っ子たち。


祐飛さんのお茶会でも、霧矢さんとのグラフでのトークの話が出ました。
楽しいエピソードも色々話てくれましたが、珍しいくらいしみじみと「一つの時代が終わるんだな、と思う」的なコメントをしたのが印象的でした。


マミさん時代の後半から、リカさん、麻子さん、霧矢さん……時代時代で変化しながらも、私が最初に宝塚ファンになった時の月組は、霧矢さんできれいに幕をひくんだな、と。

それはたぶん、明日からの月組を更に輝かせるためなんだから、悲しいことではないのだけれど、
……ただ、しみじみとさびしくて。



霧矢さん、まりもちゃん、ガチャ、もりえ、りずちゃん、りおん、篁くん、華那さん。

大好きな、大好きな、月組っ子たち。


明日からの新しい人生も、いままで同様、笑顔で走り抜いてください(T_T)。



祐飛さんの卒業まで、あと70日となりました。

霧矢さんを見送って、あともうひとふんばり、私も走り抜けたいと思います。



【7月1日まで、あと70日】
月組公演が千秋楽を終えた、今日。
雪組トップスター・音月桂さんが、次回大劇場公演で卒業するとの発表がありました。

最後の作品は、齋藤さん作・演出の『JIN-仁-』と、中村暁さんのショー・ファンタジー『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』。



いやはや、びっくりしました。

研3の「猛き黄金の国」で新公主演をして以来、雪組さんの掌中の珠として大切に育てられてきたキムちゃん。
星組の礼音くんと並んで、100周年の顔になるんだとばかり思っていました。

就任してからわずか二年。「ロミオとジュリエット」「仮面の男」「ドン・カルロス」、そして今日発表された「JIN」……大劇場作品4作で卒業していくなんて、思ったこともなかったです。

小柄なスタイルと少年めいた美貌。その見掛けから、どうしてもピュアな少年役が多かったキムちゃん。確かにそういうのもよく似合ってましたけど、私はルキーニとか、ああいう骨太な芝居をしているときのキムちゃんが好きで、もっと大人の役を観てみたいなあ、とずっと思っていました。
それに和物の美しさは格別だと思うので、最後に「JIN」が来たのは嬉しいけど、和物のショーをやってほしかったなあ……。
なんだかもう、いろいろ残念。っていうか、、、あまりにも残念、です(T T)。



っていうかさ、キムちゃんって今年もうGraphの表紙になりましたよねっ!? どうするんでしょうね。年に2回表紙をやるのかな。それはそれでアリだと思いますが。
でも。
今だから書きますが、「次号の表紙は音月桂」と書いてあるのを見たときに、『ってことは、今年はキムちゃんは卒業しないのね!そりゃそうだよね(^ ^)』と思ったんですよね……。まさかのまさか、という気がしています。


そしてもう一つ驚いたのは、発表のタイミング。
霧矢さんが10月24日、祐飛さんが12月26日、、、どちらも東宝楽の約半年前だったのに、キムちゃんは前公演の東宝開幕直前。約8か月前……霧矢さん祐飛さんより2カ月も早いんですよね。
他の組のトップ退団公演中は発表しない、という不文律も破ってまで、今日発表したのは何故なんだろう?……とても不思議です。

「JIN」がらみの理由なら、演目だけ先に発表して、人事は東宝楽後の5月末でも良かったはずなのに。「『JIN』を宝塚で上演!」だけでも十分ニュースヴァリューがあるのに、「トップ退団」のニュースに埋もれちゃって、宝塚の人事に興味のない「JIN」ファンの眼に留まらなくなるのはとても残念だと思うのですが。
(「銀河英雄伝説」と次期トップ決定のニュースが被ったのも勿体無いと思いましたが、『JIN』は銀英伝以上に一般の知名度があるので、余計に勿体無い感が……)





まあ、いろいろな意味で衝撃の発表ではありましたが。
なにはともあれ、「JIN」は楽しみです。初演の主演作にはこれぞ!という名作がなかったキムちゃんにも、最後の最後に良作が来たのだと思いたい。

いや、あの。
任期の前半にはいろんなことがあったけど、これから名作が続くんだろうな、と思っていたのになあ……(溜息)



とはいえ、まずは未見の「ドン・カルロス」を楽しみにしつつ。
それを含めてあと3作、元気いっぱい、キムちゃんパワーで走り抜けてくださいますように。



【7月1日まで、あと69日】
宝塚大劇場にて、宙組公演「華やかなりし日々/クライマックス」を観劇いたしました。

初日週は行けなかったので、これが初見でした。
観るまでは、と思ってナウオンも初日映像も視ないでのぞんだ観劇。



個人的には、良い意味で「サヨナラ」色が薄く、さりげなくて良かったな、と。
ここ数年のトップスター卒業公演の作品は、これでもかとばかりに泣かせにくるものが多く、『3時間のサヨナラショー』に体力を使い果たしてしまいがちで。
それこそ、前作の「クラシコ・イタリアーノ/ナイスガイ」みたいな作品を本当のサヨナラ公演でやられた日には、千秋楽頃には本気で廃人になってしまいそうでしたので、このくらい薄くてちょうど良かったかも、と、少しホッとしています(^ ^)。



■華やかなりし日々

私は原田さんの作品は今のところ全部観ているはずですが、、、この作風だったら1幕物の方が向いているんじゃないかしら、と思っておりました。
ただ、過去の作品では物語を動かすキャストが少なく、一昔前のブロードウェイミュージカルみたい(少数のメインキャストと大勢のアンサンブル)な構成だったので、大劇場公演は当分無理だろうと思っていたのですが……。

それが今回、まず集合日の配役を見てちょっと驚いたんですよね。だって、これだけの人数に名前があるだけでも、原田さんにしては画期的!!(^ ^)
実際に観てみても、メインのメンバーにはそれなりのエピソードと役割があって、しかも1幕100分にちゃんとおさまっている!(^ ^)。一つ一つのドラマの説得力は弱いんですけど、それでも原田さんにしては頑張ったなーと思いました(^ ^)。

とりあえず、終盤のフォーリーズのショーからラストにかけての流れが好きです。
あの場面をするために話を組み立てたんだろうな、と思ったら、ちょっとしみじみしました。

「20年かけてマンハッタンをのぼっていった」という発言には、かなりウケましたけど(←すみません)



主人公が詐欺師で、ちょっと大規模な詐欺を企んでいて、その詐欺の現場で純真無垢な女の子と出会って恋をして、、、最後には、彼女の望みを叶えつつ彼は独りで姿を消す。……「華やかなりし日々」って、こうして大枠を辿ってみると「花咲く港」、あるいはそれを原案とする「パリの空よりも高く」と酷似していると思うんですよね。
でも、あれと一番違うのは、詐欺師の「過去」の扱い。彼の過去に生涯を賭けた夢とシリアスな事件を設定したことで、話を膨らませようとしたあたりが原田さんらしいなと思うのですが、ちょっと蛇足感がありました。
ああいう形でお洒落に終わらせるなら、過去の事件ももう少しお洒落に扱ったほうがしっくりきたと思うんだけどな、と。

まあ、そのあたりは好みでしょうか。
原田さんの最初の構想と、実際の舞台にのった脚本はだいぶ違うんだろうな……と、こまごましたところで思ったりもしましたが、大空野々の役者コンビが脚本では省かれている心情の推移をよくフォローして、うまくまとめていたと思います。
原田さん、良い形での大劇場デビュー、おめでとうございます(*^ ^*)


ショーについてはまた後日~。

【7月1日まで、あと65日】
宙組大劇場公演「華やかなりし日々/クライマックス」より、ショーについて。


今回のショーのタイトルって、正式タイトルがカタカナ表記の「クライマックス」で、アルファベット表記は「CRY-MAX」だとばかり思っていたのですが。

「CRY-MAX」はあくまでも副題で、正式タイトルの英字表記は「climax」なんですね(^_^;)
ポイントポイントでセットに書いてあるタイトルを見ながら、ちょっと違和感を感じてました。
もう慣れましたけど(^_^)


詳しいことはまた東宝が始まったあたりで書かせていただくとして、とりあえず今は、簡単にツボをメモしておきます。


○三木さんって本当に「CARAVAN」が好きだよね(^_^;)


○お芝居が「ジークフェルト・フォーリーズ」で、ショーは「ムーランルージュ」なのは打ち合わせ済みですか?


○去年の月組「ONE」に続き、シューマッハの二人がそれぞれの形で宝塚礼讃的なショーを上演しているのが面白い。


○フィナーレの、娘役群舞→デュエットダンス→黒燕尾の流れがすごく好きです。すれ違っていく組子たちが、祐飛さんの背中をしっかりと視てくれているのがとても嬉しい。これからも宙組をよろしくね。


○こないだの月組公演がすごく「トップコンビの卒業」公演だったのに比べると、今回は芝居もショーも「大空祐飛の卒業」公演なんだなあ、と思います。私は祐飛ファンだけど、すみ花ちゃんも大好きだから、なんだか少し切ない。


○テルくんとすみ花ちゃん、ちゃんと組んでるのを観たのは始めてな気がするんですけど、お似合いですよね(^_^)


○まさこちゃんみーちゃんが抜けた以上に、若手が出てきた印象。随分雰囲気が変わるものだな、と思いました。娘役は相変わらずだけど(^w^)



そんなところでしょうか。

あ、あと、セットでは今回、花組の「CANON」で使った竹を割ったようなセットにすごくよく似たものが多用されていて、内心花組全ツは大丈夫かなあ?と思いました(^_^;)
全ツ始まったけどあまり話題になってないところをみると、ああいう形のセットはたくさんあるのでしょうか……?




ちょっと前ですが、シアタークリエにて、ミュージカル「道化の瞳」を観劇してまいりました。


……号泣しました(^ ^;ゞ

ちょうど仕事でいろいろあって情緒不安定になっていた時だったせいか、幕開き早々、どんな話になるのかまったく分かっていないときから涙が止まらなくて、かなり困り果てました(^ ^;
あまり客観的な評価はできていないと思います……すみません。



作・演出の玉野さんが、「CLUB SEVEN vol.3」で上演したダンス場面のネタを膨らませて、2幕もののミュージカル作品に仕立てた作品。
vol.3では、今回の公演で2幕に当たる、チャップリン時代のイギリスをイメージした場面だけだったと思うのですが(←詳しくは思いだせず……すみません)、今回の作品ではその場面を丸ごと劇中劇(主人公の少年が書いた小説)にして、「現実」の舞台は現代日本の癌病棟になっていました。

若年性白血病でずっと入院している少年(屋良朝幸)とその母親(彩吹真央)。
彼の主治医(小堺一機)をはじめとする医者(原田優一・佐々木喜英)や看護士(桐生園加・美羽あさひ・佐藤洋介)たちは、「笑えば免疫力が上がる!」という院長の考えに沿って「明るく楽しい病院」を目指している。
しかし、院長は病気で倒れ、その息子(小西遼生)と彼の信頼する腕利きの副院長(保坂知寿)によって効率的な病院経営への転換がはかられており、小堺たちと対立している。
そんな中、少年の再発(骨髄移植の失敗?)が判明し、病院は再移植派と化学療法派にわかれる……。

こうしてあらすじを書くと固い話みたいですが、作品は全面的に少年の目線で描かれていて、とてもピュアな物語でした。
やんちゃな悪戯坊主と、いつまでも子供の心を忘れない小堺医師の心の交流が目に眩しくて。
目の見えない母親のピュアな少女性、俗界の汚れに触れたことのない、透明感のある存在感が心に眩しくて。
少年が純粋な愛慕と共に母親に捧げる「守ってあげたい」という気持ちと、「守ってあげられない」という苦しさ。彼が自身の死と共に見据えたものが、自分のいなくなった後の母親のことだったという切なさ。

そして、その切なさを人形のチャーリーに託した、彼の愛。




屋良くん、ジャニーズ系の作品で何度か観たことのある実力派ですが、今回は本当に彼の魅力が大爆発していたと思います。しっかりした芝居力、台詞術、歌、そしてダンス。ダンスはストリート系なので回りのダンスからはちょっと浮いていましたが(^ ^)、センターで踊っている分には気になりませんでしたし、運動神経の良さはさすがだなと思いました。
辛い入院生活でも明るさを忘れず、人(特に母親)に心配をかけまいとする少年の芯の強さと、ふとしたときに漏れる怯えのギャップが色鮮やかで。2幕の、幻想の世界に入ってからの弾けっぷりも、さすがに魅力的でした。
……すみません、かなり絶賛してますね私(^ ^)。でも、本当に良かったです!!また舞台に出たら、ぜひ観にいきたいと思っています。


結末は最初から見えている……というか、まあこういう話なんだからこうなるよね、という王道的な泣かせ脚本な上に、不要なエピソードも多くて、観ながら「無理して2幕に膨らませたんだなあ」という気もしましたが、、、
小堺さんの圧倒的な巧さ、ちーさん(保坂)の圧倒的な存在感、小西さんの堅実さ、原田くんの優しさ。佐々木さん・佐藤さんの魅力的なダンス。宝塚OGでは、彩吹さんの透明感と歌、桐生・美羽の楽しそうな小芝居にダンス、と見どころ満載な作品でした(^ ^)。


クリエ公演は終わってしまいましたが、大阪はちょうど今上演中……なはず。ピュアに泣きたいみなさま、どうぞお見逃しなく(←客観的な評価はできていませんので、泣けなくても責任はとりませんけどね!)(逃)



【7月1日まで、あと62日】