いつのまにか、80万ヒットを過ぎておりました!!
普段から読んでくださり、コメントをくださるみなさま、いつもいつも、本当にありがとうございますm(_ _)m。


これからも、ぜひぜひどうぞよろしくお願いいたします。
そして、いつだって猫はみなさまのコメントをお待ちしています♪♪♪


前回70万ヒットが10月10日。それから今日まで、5ヶ月弱。
うーん、祐飛さんの卒業の日までに90万達成は難しいかな(^ ^)。




そういえば、今日、月組次回公演(「ロミオとジュリエット」)の出演者が発表されましたね。
……もうこの週末が千秋楽なんですから、それが過ぎてからでも良かったと思うんだけど、どうして今日だったんでしょうね……。


美弥るりかさんが出演する星組公演がまだ始まってさえいないのに、名前があることに違和感を覚えつつ、
英真なおきさん、美穂圭子さんの出演にBRAVO!!となりました。


英真さんは当然ロレンス神父ですよね!
美穂さんは……キャピュレット夫人と乳母で役替りしてほしいくらいですが、どちらか一つというなら乳母が観たいかなあ。
「美しき生涯」の寧々さまの銀橋も素晴らしかったから、キャピュレット夫人のソロも是非!!聴きたいのですが、芝居面で考えると、キャピュレット卿ともティボルトとも、格が違いすぎて冗談にしか見えなくなりそうだし(^ ^;ゞ

ヒロさん(一樹)がご出演くださらないのは非常に残念ですが、これはもしや、本気でるうちゃん(光月)&みくちゃん(花陽)とか、あるいは、あちょうさん(華央)&こころ(妃鳳)あたりの「現役」なキャピュレット夫妻が観れるチャンスかもっ!?
……いえ、ヒロさんも十分現役なんですけどね……すみません(^ ^;ゞ

などとあれこれ呟きつつ。


あと4日で千秋楽を迎える月組公演と、
そして、明日には集合日を迎える宙組公演に、想いを馳せて。

みんなが幸せな毎日でありますように(祈)



【7月1日まで、あと122日】
月組さんの大劇場千秋楽まであと3日と迫った今日は、宙組「華やかなりし日々/クライマックス」の集合日でした。


あらゆる意味で、ドキドキしながら迎えた今日ですが。


祐飛さん・すみ花ちゃんの他にも、大事な大事な大好きな組子が、4人も……(T T)。

風莉じんさん、
花露すみかさん、
藤咲えりちゃん、
百千糸ちゃん、、、、


器の大きな、温もりのあるお芝居、艶やかな美声。まりえったさんの後を継ぐのはちや姉しかいないと思っていたのに、本当に残念。エル・ソルドの、大劇場の空間を完全に埋めた圧倒的な歌。「記者と皇帝」での見事な芝居は、本当に主演みたいでした。いつか轟さんと「おかしな二人」を再演してほしかった。繰り言は次から次へと出てきます。ちや姉が選んだ人生ですから何も言えませんが、これほどの人に残ってもらえない宝塚。……ざんねんとしか言いようがありません。

変幻自在な声と、パスポートを求めるご婦人から娼婦までの幅の広い演技力で、場を締めていた花露さん。達者な歌と芝居で場を盛り上げてくれたアリエッティ。お二人とも本当に残念です。

そして、記憶にも新しいトゥールベル夫人で存在感を見せつけてくれたえりちゃん。「バレンシア」のシルヴィアあたりからお気に入りで、大好きでした。ここにきて、かたい蕾もやっとほころんで、凛と華ひらいたな、と思った瞬間の宣告でした。
これからなのに、これからやっと役がつくのに、という想いが溢れて止まりませんが、、、ご本人が決めることなんですよね………(溜息)。

ファンっていうのは切ないものです。止めたいのに、止められない、こんなときは。



祐飛さん、すみ花ちゃん、ちや姉、花露さん、えりちゃん、アリエッティ。
華も実もある6人の舞台人の、7月1日までのご健康と、2日からの新しい人生でのさらなる幸せを、、、、

ただ、ただ、いのっています(泣)。







「華やかなりし日々」の配役も発表されましたが、、、大野作品なみの数の役が発表されたことに驚きました。もしかして原田さん、「役を増やしてください!」っていう皆の祈りを聞き届けてくださったのかしら??、なんて思ったり。
残念ながら、役名だけ見てもどんな作品になるのかさっぱりわかりませんが(オリジナルなので)、とりあえず祐飛さんの子供時代がモンチ(星吹)で、凛城さんの子供時代がえなちゃん(月映)……ってことでいいのかなあ?モンチとえなちゃんががっつり芝居をしてくれるなら、たとえそれがワンシーンだとしても(^ ^)めっちゃ楽しみです。
えりちゃんの最後の役ジョセフィン・コーエンはどんな役かなあ。ともちん(フローレンツ・ジーグフェルド)ひきいるジーグフェルド・フォーリーズに出演する女優の一人、とかだったら嬉しいのですが。

いやー、それにしても!ともちんのジーグフェルドが楽しみで楽しみで楽しみです(^ ^)。


初日まで、あとたったの1ヶ月と10日。
……みなさん、お怪我などのないように、風邪ひきませんように、花粉が飛びませんように、、、
毎日いろいろなことを祈りながら。

誰にとっても、いま、このときにしかできない公演。
どうぞ悔いのないように、と、祈ってやみません。



【7月1日まで、あと121日】
だいぶ間があいてしまいましたが、花組新人公演「復活」について。


■鞠花ゆめ(ワシーヴァナ夫人/桜一花)
芝居巧者のゆめちゃん。最初の婚約披露パーティーなどで見せるコケティッシュさと、貴婦人としての優雅なたたずまいが違和感なく融合しているあたり、本当に巧いんだなと感心します。
小柄な人ですが、大きなドレスに負けることなく着こなしていて、可愛らしい丸顔も上手に大人っぽく描いていたし、とにかく良かった。「銀ちゃんの恋」の焼き肉屋の女将で瞠目してから、3年。女役の大役がある作品が回ってくるのを楽しみにしています!


■春花きらら(ナターシャ/初姫さあや)
こちらもお見事!!いままでも、いつもいいお芝居をする人だなと思っていましたが、最後の新人公演で、これだけ見事に大人の女性像を見せていただけるとは!たおやかだけど芯の強いロシア女性、心優しく愛情深い貴婦人像がしっかりとできていて、台詞回しもまろやかで聞きやすく、とても幸せでした。
美人だし可愛いしお芝居できるしスタイル良いし、これからが楽しみです!
花娘は人材豊富すぎてなかなか役が回ってこないかもしれませんが、どんな隅っこにいてもちゃんと観ていますから、舞台を楽しんでください。


■神房佳希(ユーリ/高翔みず希)
神房さんのユーリ、配役を聞いた時から納得して、楽しみにしていました(^ ^)。
本当は真瀬にやってほしかったくらい良い役で、私は大好きなんんですが、神房さんのさりげなさはとても素敵でした♪これからもよろしくお願いします!


■銀華水(コロソフ叔父/浦輝ひろと)
銀華さんといえばおじさま、おじさまといえば銀華というくらい、ここ数作立て続けに年配の男性役でヒットを飛ばしている銀華さん。厳格そうに見えて、意外におおざっぱでお茶目なコロソフ叔父の魅力を、存分に見せていただきました(^ ^)。


■輝良まさと(コルチャーギン公爵/夏美よう)
ハマさんといえば、ヴィジュアルは満点、芝居は赤点ギリギリ……、みたいなイメージがあったのですが(^ ^;ゞ、さすがに新公も長の学年ともなると貫録が出てくるものだなあ、と感心しました。
ミッシィとドミトリーが別れる場面で、ドミトリーを追おうとする娘にかける「追うな!」という一言とか、良かったと思います。


■天真みちる(ワーニコフ刑務所長/悠真倫)
タソの一番お得意分野の役。新公独自のアドリブも多く、なんら危なげなく演じてました。
そのまま本公演に出てきても違和感ないかも、というくらい貫録が合って自然な印象でしたが、、、真由ちゃんやがりんちゃんと同期(同年)という設定を、もう少し意識しても良かったかもしれません(^ ^;。
っていうか、あんなに髭もじゃでおっさんくさいのに、ドミトリーやシェンボックと同期だと言われても違和感ないまりんさんがすごいのかも?


■和海しょう(セレーニン検事/朝夏まなと)
押し出しの良い人だし、衣装も似合っていたと思います。ドミトリーやシェンボックが若いので、ワーニコフ以外の3人は同じ年くらいに見えたかな(まぁくんは彼らと同年には見えないので……)
でも、私は、、、和海さんはセレーニンより婚約披露パーティーの「カリンカ」の歌手の方が印象的でした。本当にいい声だ!


■日高大地(カルチンキン/扇めぐむ)
日高くんが喋ってる!!
いきなりすみません。「愛と死のアラビア」から3年半、、、ですか。人は成長するんだなあ。
ところで。カルチンキン役と、カチューシャとシモンソンの結婚を認める司祭役が同じ役者なのは、石田さんの意図なんでしょうか……?なんか、あの結婚式を観るたびに、毎回「そもそもはお前が……」と説教したい気分にかられるのですが(^ ^;


■花蝶しほ(ボーチコワ/芽吹幸奈)
ちょっとべたっとした色っぽさが、とても良かったです。日高くんの(良くなったとはいえまだまだな)芝居をしっかりフォローしつつ、銀橋の渡り方も堂々としていて、長の学年って本当にすごいなあと思いました。


■羽立光来(スメリコフ/宿の主人/紫峰七海)
身体が大きいので、事件の再現場面でカチューシャに絡むところは迫力ありました。
歌がなかったのは残念ですが、爽やか好青年のイメージがあった羽立くんの違う一面が観れて良かったです。次も楽しみにしています!
後半の宿の主人も、がんばってました(^ ^)。むしろそっちの方が違和感は小さかったかも。


■航琉ひびき(ウスチーノフ/夕霧らい)
らいらい演じるウスチーノフの、一見爽やかな好青年っぽく見えて実は怖い、みたいな二面性はそれほど目立たず、ちょっと暗い感じの役づくりだったような気がします。
暗いっていうか、おとなしかった……のかな?


■菜那くらら(婦長/遼かぐら)
もっぱら子役専科で、今公演でも本役は少女サーシャを演じているななくらちゃん。今回の新人公演は、まさに初めて観るななくらでした。大人の役もいけるね!!(喜)。
本役の遼かぐらさんも大劇場では苦戦していて、東宝にきてやっと芝居が落ち着いて嵌ってきた印象なので難しい役なんだろうな、と思うのですが、ななくらちゃんは落ち着いていて驚きました。本役ほど感情的に「娼婦に対する嫌悪感」を表に出すことはせず、事務的に語っていたのでやりやすかったのかも(?) ただ、本当は本公演くらい婦長が「嫌な女」に徹してくれた方が観客もカチューシャに共感しやすいのですが、児玉さんは、演出的な冒険はしても、芝居的な冒険はしないんだなーと思いました。



他にもいろいろ印象に残った人はいらっしゃいましたが、、、
とりあえず、そんなところでしょうか。実力不足が目立つキャストもなく、いい新人公演でした。

91期のみなさま、新人公演ご卒業おめでとうございます!
今後のご活躍を楽しみにしています(^ ^)。


【7月1日まで、あと120日】
月組大劇場公演「エドワード8世/MISTY STATION」、千秋楽おめでとうございます。
さすがに今週末は観にいけませんでしたが、きっと思い出深い一日になったことでしょうね……。
みなさま、本当にお疲れさまでした。

きりやさんのDS、まりもちゃんのMSに出演されるみなさまは休む暇もありませんが、怪我などなさいませんように、みょうなウィルスが寄りつきませんように、と祈っています。がんばれー!!




先日観劇させていただきましたが、大野さんのお芝居が本当に良く出来た名作で!!
これは本当に東宝が楽しみ、と思いました。もっとチケット取っておけば良かったなあ。
お披露目が「スカーレット・ピンパーネル」で、サヨナラが「エドワード8世」。そう思うと、幸せなトップ生活だったんじゃないかな、と素直に思えます(^ ^)。



「ミッキーマウスより人気があった」大英帝国皇太子、プリンス・チャーミング。
「スカーレット・ピンパーネル」でも思いましたが、きりやさんには、ああいう位の高い役が似合いますよね。課せられた責任を全うすることに喜びを感じるタイプ。まあ、デイヴィッドは途中で逃げちゃいますが(^ ^)。慇懃無礼な話し方とか、そこはかとなく尊大な物腰とか、、、「アルジェの男」のジュリアンみたいな役だと違和感になりやすいそういうものが、位の高い役を演じるとものすごく魅力的になるところが、霧矢さんのすごいところなんだと思います。
すごく身近な感じなのに、実はものすごく遠いところで生きている人。そういう距離感が絶妙で、すごく良かったです。さすが霧矢さん、そして、さすが大野さん!!(はぁと)


まりもちゃんのウォリス夫人も、一見ひどく頑固で情の強い女であるかのようにみえて、実際にはひどく弱い、夫の言うなりに生きてきた女であるところがすごく宛書きで、大野さんはホントに良く見ているなあと感心しました。
「男前」と評されることの多いまりもちゃんだし、ご本人も自分は「男前」だと思っていた節がありますが、役者としての本質はものすごく受け身な、心弱いウェットさにあった人だと思います。芯から「男前」なのが当たり前の月娘の真ん中で、苦労することもあったでしょうけれども。最後にこういう役で、霧矢さんの愛に包まれたまりもちゃんを観ることができて、とても幸せです。



卒業するメンバーへの愛に溢れた宛書きは、もう……ただただ、涙。
ガチャ(一色)演じるヨーク公バーティの優しさ、
もりえちゃん演じる新聞記者ロッカートの、皇室につかず離れずな距離感、、、
もう、みんな大好きすぎる!!

そして、大野さんだから、上級生スターだけじゃなく、普段はガヤな下級生まで、舞台に載っている全員に「宛書き」されているところが素敵(^ ^)。
卒業生でいえば、最下の篁くん華那さんクラスまでちゃんと宛書きで役割を与えられていたのがとても嬉しい。それも、取ってつけたような餞別場面があるのではなく、ちゃんとお芝居の中に「人生」が描かれているから、本当の意味で「やりがいのある役」になっていたと思います。
また、真面目な月組っ子たちが、それぞれに限られた時間をちゃんと「役」として生きているから、本当に、私もその時代に生きているかのような錯覚に陥りました。

そして、まさお(龍)への宛書きっぷりは、さすが大野さん!!いやー、私的に、まさおのガイは博多のジャッキ-以来の当たり役でした!
基本的に説明役がいる芝居はあまり好きではないんですが、大野作品におけるああいう存在は「説明役」ではなくてちゃんと「語り手」であり、「神=観客の視点」を定める役割を担っているだけなんですよね。
あの入り組んだ複雑な物語を、観客が迷わないように灯火を掲げる役割。それがガイの立ち位置。
人事が発表された後の観劇だったせいか、ちゃんと過不足なく「次期トップ」として2番手としての仕事をしているまさおに、胸キュンでした(^ ^)。




スパイたちの使い方や、ウォリス(蒼乃)の設定など、個々のエピソードのぶっ飛び具合は相変わらずの大野節(- -;ゞ なのですが、、、でも、やっぱり好きだなあ。ガイの設定といい、みりおくんの設定(侍従たちの中で一番の新参)といい、ツボが多すぎる。
そして、プログラムという名の設定書が面白すぎる(^ ^)。一回しかご覧にならない方は、絶対あれを隅から隅まで読んでから観劇にのぞんでくださいね。




たとえ時計の針が戻せたとしても、大野さんはきりやんにエドワード8世を書いたことでしょう。
だからこそ。
いま、このときに、あのメンバーでこの作品に巡り合えた霧矢さんの運のつよさと、それを観劇できる自分の幸運に、感謝をしつつ。


……いやもう、、、本当に、
大劇場千秋楽、そしてご卒業おめでとうございました!
東京でお逢いできる日を楽しみにしています!!



【7月1日まで、あと118日】
星組日本青年館公演「天使のはしご」を観劇してまいりました!!


いやあ、これ、いいですよ!(真顔)
可愛くて楽しくて、本当にみんなが可愛いの(^ ^)。

音楽も衣装も可愛いし、とにかく舞台の上にいるメンバーが全員可愛い!
鈴木さん、GJです。これからも、しっかりした原作のある喜劇をたくさん舞台化してほしい!!シェイクスピアとか、それこそニール・サイモンもいいと思うし。

鈴木さんの良いところは、配役が神なところ。
いやー、原作自体も(読んでないけど)面白いんでしょうけれども、あの配役は本当に神だった……
http://80646.diarynote.jp/?day=20120207



ツンデレに見えて、たんに不器用なだけのダーシー(涼)。
気が強そうに見えて、たんなるツンデレなリジー(音波)。

「めぐり会いはふたたび」「オーシャンズ11」、そして今回と3作連続、ほとんど丸一年間カップルが続いているお二人。どの作品を観ても毎回違うキャラクターなのに、毎回本当に「お似合い!」なんですよね。不思議な感覚です。なにか、「組ませてみたい」と思わせるものがあるんでしょうね。
いやはや、可愛かったです!!



この作品の素敵なところは、娘役さんの役が多くて、しかもすごく可愛いこと!!
華やかで可愛くて、もうきゅんきゅんでした。
やっぱりベネット家の姉妹を観るのに5回必要だよ!!
っていうか、
妃白ゆあちゃんが眼鏡っ娘ーーーー!

英真さんのベネット夫人も絶品でしたけど、ここはやはりみきちぐ(美稀)のベネット氏が素敵だったことをご報告したい。夫人がちゃきちゃきしてて五月蠅い(^ ^)のと対象的な、おっとりと優しくて誠実で、ちゃんと先が見えている素敵なパパ。娘たちとのやりとりがどれも良くて、大好きです(はぁと)



いい加減でだらしないウィカム(夢乃)は、演じ甲斐のある役ですね。原作ではだいぶキャラクターが違うようですが、素敵でした。ただ立っているだけで恰好良い熱血ともみんですが、胡散臭いやさぐれ感もなかなか良かったです。若い女の子がふらっとするだけの魅力がありました。

明るくて素直な(ダーシーに「キミは何でも信じすぎる」と言われてた笑)ビングリー(美弥)は、1幕は主役かと(^ ^)。ベネット家の長女・ジェーン(華雅)に対する真っ直ぐな「恋」の明るさがとても良かったです。
りりかちゃんも可愛かった!優しいお姉さんって感じで、学年も上のはるこちゃんの「姉」に違和感なくみえる落ち着きと大人っぽさがありました。

ベネット家の財産の相続人であるコリンズ牧師(天寿)は、マッシュルームカットに胴布団を巻いて、体当たりの演技。あの姿でキザられたら、もう、どうしたらいいのかわからないほど可愛いです(壊)。はるこちゃんとの息もぴったりで、パリスといい、シスターマーマといい、こういう役でちゃんと舞台を動かせる役者になってきたなあと感慨深いです(←贔屓目かも)


他のメンバーもみなさん良かったです!!いや本当に。
柚姐の麗しさ怖さは文句ないし、美城さんも素敵だったし!(←そこ大切)
花愛さん・若夏さんのビングリー姉妹も、とてもあのふわふわ可愛い美弥ビングリーの妹とは思えないほど怖かったです。あんな浮世ばなれした兄がいたら、さぞ苦労が絶えないでしょうよ……。


ちなみに、碧海くんはダーシーの友達。麻央くんは士官たちの一人でした。
長身ぞろいの士官たち(汐月、真月、千寿、十碧、漣、碧海くんもアルバイト)の群舞は、なかなか見ごたえがらありました♪ なかでもしゅう様の恰好良さといったら!!(興奮)




全然関係ないんですが、「年収5000ポンド」を連呼されると、「トラファルガー」の「5000ポンドのミューズ」という台詞が頭をぐるぐるします。ちょうどあれのちょっと後ですよね、時代的には。貨幣価値は同じくらいなんでしょうか。
中産階級の娘が目の色を変える年収……いまで言えば5千万とか、そんな感じ?(←適当)
【情報をいただきました。5000ポンド=1億4千万、と当時のナウオンですみ花ちゃんが仰ったそうです。高いな】



【7月1日まで、あと115日】
今日の14時46分。
日本青年館の外階段を昇りながら、とおくサイレンの音を聞きました。

いちおう携帯のアラームもかけていたのですが、サイレンを鳴らすんだ……と思いながら、その場で黙祷。
その時間までには劇場の中に入っているつもりだったので、ちょっと焦りましたが(- -;。



祈ったから何が変わるわけでもないけど、3月11日は何でもいいから絶対舞台を観に行こう、舞台を観て、その時間になったら祈ろう……と思っていました。
一番大事なのは、『忘れない』ことだと思ったから。




この1年間、いろんなことを考えました。
「繋ぐ」ことの意味を。

繋がなくてはならないのはライフラインであり、人と人のきずなであり、夢や希望でもある。
私が仕事で関わっている商品も、ライフラインに直接関わるものではなく、「その次」の段階で必要となるものです。だから、社内でも当時、「その商品は“今”生産する必要があるのか」という議論が全てに関してなされていました。
大事な議論だったと思う。でも同時に、安易に止めることも良いことじゃないとわかりました。

「その次」が存在することが救いになった、という言葉を、たくさんの方にいただいたから。

そうやって喜んでくださる方が一人でもいるのなら、希望を見出すきっかけにしてくださる方が一人でもいらっしゃるなら、それは無意味ではないのだと。ただ、私たちは全力を尽くせばいいのだ、と。
そう思って過ごした一年でした。


きれいごとかもしれないけれども、「今は非常時だから、きれいごとはいらない」という言葉も、間違っていると思う。
非常時だからこそ、きれいごとは必要。
それこそが「希望」だから。
パンドラの函の一番底に、ひっそりと残っていたちいさな光。決して捨ててはいけないもの。



被災地の復興のために、私に何ができるのかは相変わらずわかりません。
でも、1日1日を私なりに生きながら、ずっと祈っています。
どうか、夢が喪われることがありませんように、と。

どうか、1日も早い復興がかないますように。
そして、みなさまの心に平安が訪れますように。



なんだか、今月に入ってから、ぜんぜん更新していない……(汗)。
ここのところずっと、書いている最中に寝てしまう日が続いています。疲れてるのかなあ私。昨日だって半分以上書いたはずなのに途中で寝ちゃって、起きたら消えてた(涙)。カウントダウンがせっかくゾロ目の111日だったのにぃ(涙)。

「仮面のロマネスク」「復活」「天使のはしご」「ジキル&ハイド」と、書きたいことが多すぎて文章がまとまらないんですよね。気が散るので。ううう、今月の目標達成はかなり厳しいなあ。がんばるけど。

まずは、千秋楽まであと5日と迫った花組公演について。




今日は火曜日なので、夜公演は、恒例の幕間抽選会がありました。
メンバーは、92期の真瀬はるか&天真みちる。いやー、元々芸達者で、余興のプロとしても有名な(?)お二人ですが、、、それにしても想像を絶する10分間でした。 司会の王子(眉月凰)はあっさり無視して話を進めてたけどさ、あれ拾い始めたら休憩時間30分かけても足りなかったよね。……王子もプロなんだなあ。

「復活」の幕がおりて、蘭寿さんが銀橋を下手に渡って花道を戻ると、あんまり間をあけずに王子が登場。細身のパンツにジャケット。相変わらず細くてスタイル良くて、綺麗でした。OGだなんて思えない。そのまま次のショーに出てもわからないよ!(^ ^)。
前回抽選会に参加したときは司会がめおちゃん(真野すがた)だったので、すっかり女らしく綺麗になって、なのにトークは相変わらずのめおちゃん節にちょっとうっとりしてしまいましたが(^ ^)王子の「変らなさ」も素敵だな、と思いました。

メンバーが紹介されて、みんなが上手に注目すると……
袖から出てきたのは囚人と兵士。「さっさと歩け!」と低い声で威しつける真瀬。「俺は何もしちゃいないんだ!!」と抵抗する天真。……ちなみに天真くんは「俺はただ、抽選しにきただけなんだ!」だそうです(^ ^)。
途中から(?)本公演の幕開きでだいもんが歌っている「ともしび」を二人で歌継いだりしてたんですけど……すみません、いきなり情報量が多すぎて処理しきれず、細かいことが思いだせません。諦。

センター下手よりに立っていた王子のすぐ傍までいって挨拶する二人。
「おっと、センターセンター」とか言いなが場所を確認しているようすが「悪ガキコンビ」そのもので、、、なんというか、先日最終回を迎えたドラマ「ステップファザー・ステップ」の双子たちみたいに見えました。
高い声で
「エカテリーナ・マースロワを演じる蘭乃はな……にちょっかいを出す囚人、天真みちるです(はぁと)」
「エカテリーナ・マースロワを演じる蘭乃はな……にちょっかいを出す囚人・天真みちるにちょっかいをだす兵士、真瀬はるかです!(るんるん)」
と名乗る二人。
王子が「みなさま、二人の名前はわかりましたか?」と心配そうに確認してましたね。そうだよね、長すぎるよね……(- -;

公演の見どころを聞かれて、
「今お見せしました!」
「冒頭にしていきなり見どころ」
「私たち的には」
みたいなことを口々に言いながら、「この場面は同期男役が全員出ていて、銀橋を連行されている蘭乃も同期で、92期の場面って気がするので…」という説明もちゃんとしていました。
だから、情報量が多すぎるんだってば君たち。

次がもうショーの見どころだったかな?
「口で説明してもわからないと思うので、お見せしたいと」と言ったところで客席も大拍手。
嬉しそうに二人で顔を合わせて笑ってから、
「思ったんですがしかし!」
「場所がない……かも?」
みたいなことを言いだしました。(台詞も流れも適当なので、違っていたらすみません)
客席が「ええーっ!?」とブーイングすると、「まあとりあえずやってみましょう」みたいな感じで、二人で緞帳前で向き合って片手を握り、その手を引っ張りあいながらぐるぐる回り始めました!

えーっと。
その振りって、正確には二人で回りあうんじゃなくて、どちらか(本公演なら蘭トムさん)が一点から動かないでスピンし、その回りをもう一人(壮ちゃん)が回る……というのが本来の形のはず。
でも、たしか二人で回りあってたよね……?しかも、超・笑顔で嬉しそうすぎて、「おててつないでランランラン」とかやってるようにしか見えませんでしたけど何か。………

「フィナーレで蘭寿さんと壮さんが……」「男の友情的な」「男役なら誰もが憧れる振り!」とほめちぎる二人。「やっぱりみどころといえばあれでしょう」とうなずき合ってる二人。
わかったからあんたたち出てるとこのみどころをいえ、と王子のプレッシャー。
顔を見合わせて、「……中詰め?」「水玉の衣装のところで、、、」「あそこは振付もフリーなんです。足元さえ、こう(サンバステップ実演)なっていれば」「ってことは……!!?」乞うご期待、「ねっ?」「ねー♪」
……というような、ほぼ100%創作ですがだいたい内容はあっているはずなそんな感じでした。

いやー、あの二人やっぱり宗野直と哲だよ絶対。


なんか他にもいろいろやらかしていたと思うんですが、あまりの情報量に記憶槽がオーバーフローしたので、すみません。
あと覚えているのは、真瀬の卒業の話を振りながら「惜しい人を……」と言ってのけた王子と、
「卒業したら一緒に(花組を)観にこようね」と言ってくれたOGに、「ともよさんのような、王子(おうじ)様みたいな素敵なOG(おーじー)になってね!」と言ってのけたタソと、
……えーっと、真瀬は何かな。っていうか、面白いことしか言わないから記憶に残らないんですあのひと(涙)。

可愛いなあ可愛いなあ二人とも。


最後、「では化粧替えに……」と王子に送りだされた二人は、一瞬にして今までの「可愛い下級生」から「兵士と囚人」に逆戻りし、「さっさと歩け!」「無実なんだ~~~!!」とやって出て行きました。
いやはや。CSとかで番組を持つ前に解散してしまうのが惜しいコンビでございました。
他の日の抽選メンバーに比べたら、客席の期待度というか、「なにをやってくれるか」というワクワク度は格段に大きかったと思いますが、期待以上の面白さでした。



抽選会はあと一回。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加くださいませ(^ ^)。



ちなみに、中詰めの後半「QUAND QUAND QUAND」。
予告通り、水玉の二人は念願の振付で踊っていたようです(^ ^)。
残念ながら私の席からはあまりよく見えなかったのですが、たぶん幸せだったと思います。




真瀬くんが92期で、花組で、……天真みちると同じ組になったのは、運命以外の何ものでもないんだろうな、と、、、、ときどき思います。

天真は感覚、真瀬は計算、とは「蒼きくちづけ」で同じレンフィールド役に取り組んだ時に小池さんに言われた言葉だそうですが、、、二人の中に色濃く残る言葉だったんだろうな、と。
蘭ちゃんの「Brilliant Dreams」は、色んな意味で本当に面白い企画でしたが、その中でもとくに、この二人の会話が印象に残っています。痛みと共に。

キャリエールの役づくりについて、「計算を捨てて、ただ、キャリエールとしてエリックに出会ってみようと思った」と話していた真瀬くん。
鳳真由という、これまた超天然の感覚タイプな役者がエリックだったから、そうせざるをえなかったのかもしれませんが、逆に、真由ちゃんだったからこそ挑戦できたという面もあるんだろうな、と思います。

一度原点に戻れたからこそ、新しい一歩を踏み出そうと思ったのかな、と、そんなことも。
寂しさとともに。
もし、キャリエールが天真くんだったら、どうなっていただろうか、とも思いながら。





……公演の話を書くつもりだったのですが、思ったより長くなったので(というか関係ない話になってきたので)(- -;;;;ゞ、とりあえずこのあたりで。



【7月1日まで、あと110日】
日経ホールにて開催された、「トークスペシャル in 花組」に参加してまいりました。


出演は瀬戸かずや(90期)、鳳真由(91期)、桜咲彩花(93期)。
いやはや、楽しかったです!!

メインのあきらくんは、おっとり(というか、ゆるゆる)で穏やか~な空気感。
ぽっぷあっぷとか、昔の新公トークとかをみていて、すごく言葉を選びながら丁寧に話すひとだという印象を持っていたのですが、、、、えっと、どっちが通常営業なんでしょうか。穏やかな小春日和の縁側で寝てる大型犬みたいでした。(←誉めてます)

ちなみに、今公演のあきらくんのMyツボは、「ヴォラーレ」です。まぁくんやだいもんが普通に踊っている隣で、あきらだけなんかカウントの取り方とか肩の動きがちがう感じで好き(*^ ^*)。


真由ちゃんの天然っぷりは通常運転。相変わらず軽やかというか自由自在というか(^ ^)、
ネタを落さずに拾うし、話もちゃんと広げるし、トークは上手いと思うんですよね。ただ、すぐどっか飛んでいってしまうので、遠からず実施されるであろう真由ちゃんセンターのトークスペシャルでは、司会の竹下さん苦労しそうだなあ、と思いました。

ちなみに、今公演での真由ちゃんのツボは、、、うーん、どこも好きなんですけど、べーちゃんと踊っているペテルブルグのパーティーかな。あそこは二人で夫婦設定なんだそうです。マヨヤーノフとベカテリーナという名前もあるらしい(^ ^)。


べーちゃんは可愛い!!
あきらくんが「ベーちゃんの笑顔には爆発的な破壊力がある」とコメントしていましたが、そのとおりだ!!とあらためて思いました。
話は、口調がちょっと甘えたな感じなんですが(←そこが可愛い)、内容は案外しっかりまとまっているし、漫然と聞いていてもわかりやすいです。頭の回転が早いひとなんだろうな、と思います。

べーちゃんのツボは、全部です。
とにかく出てる場面は全部要チェックです!(とっても真剣)
その中でもツボなのは、曖昧宿の酌婦と、タンゲーラ……かな。いままで「可愛い」一本だったべーちゃんが、その2場面は色っぽくて綺麗です(これも真顔)。



ちなみに服装は、あきらくんが黒のかっちりスーツに紺のインナー、真由ちゃんが上着なしでブルーのシャツに赤と白のネクタイ。べーちゃんは、ペパーミントグリーンの膝丈ワンピに薄黄色のボレロ。凝った髪型もすごく似合ってて、春らしくて、すごく可愛かったです。
入口から三人が入ってきたときは、今回は特にテーマは決めなかったのね、と思ったのですが、あらかじめ「春らしくパステル ジェラート カラ―で」と話していたんだそうです。
あきらのその服のどこが「パステルカラー」なのか教えてくれ。(いや、よく似合ってて恰好良かったけど!)

さらに。あきらくんが「パステルカラー、って決めただけで、色は特に指定しなかったんですけど、今日来てみたら3人ともブルーで揃ってて……」と嬉しそうに話してくれたのですが……
べーちゃんのその服はどう見ても「ペパーミント“グリーン”」だと思うんだけど違うのかなあ(^ ^;ゞ


立ち位置も座り位置もなんとなく混乱しつつ(あきらくんは自分がセンターであるという意識をもったほうが良いと思う ^ ^;)、竹下さんの主導でトークへ。

全体の印象を先に書くと、話がちゃんとテーマに沿って盛り上がるという感じで、とても楽しかったです。
珍しいなと思ったのは、竹下さんがまず最初に最下のべーちゃんに話をふったこと。
やっぱり、最下がスカイフェアリーズ経験者で、物怖じせずにちゃんと喋れる子だっていうのは強かったかな。あの伝説の「ニュース速報」で鍛えられてるし(^ ^)。
うん。べーちゃんが可愛くて、可愛すぎて、、、可愛い妹と、妹にメロメロなシスコンの兄二人、っていう感じ…だったかな(真顔)



最初の質問は「原作は読みましたか?」。まあ、軽くジャブ、って感で。

あきらくんが「文字が苦手なので、本ではなくDVDで勉強しました」と言うと、下級生二人もそれに追随して、口々に「途中までは読んだのですが……」と(^ ^)。
DVDで印象的だったのは列車の場面。時間の経過が映像なのでよくわかって、「こんなに時間がかかるんだ……」と実感したそうです。たしかに、列車の旅で3ヶ月とか、想像を絶する世界ですよね。



そして、それぞれの役について、ということで、まずはべーちゃんに「いろんな役をなさっているそうですが?」と。

べーちゃんがあの調子で「そうなんですよー!」と一つ一つの役について説明を始めてすぐに、真由ちゃんが「べーちゃんの酌婦は男役に大人気なんですよ」と茶々を。
蘭ちゃんのカチューシャが気だるげに唄う場面の下手端のテーブルで、客とずーーーーっとイチャイチャしている緑のドレスがベーちゃんなんですが、「ふと眼をあげたら、袖に男役が鈴なりで吃驚した」らしい。「男役はみんな見てるよね」と肯きあうあきらくんと真由ちゃんも良い感じです。

まあでも、そうやって袖に人がたかるのもわかるわー。あの場面のべーちゃんは、本当に色っぽくて素敵です!ちょっと隅っこなので上手の席だとみにくいんですが、ぜひチェックしてあげてください(^ ^)。

他の役についても、「婚約披露パーティーの紫のドレスの貴族は、ネフリュードフさんとミッシィを見守る、という感じで」「ペテルブルグのパーティーの女性は鳳さんと夫婦」「囚人たちが檻に入っている場面は、遊園地のアトラクションみたいですごく楽しい」(←盆が回りながらセリ上がったり下がったりするので)などと、一言ずつ。
端的にまとめた説明がうまいなーと思いました。

そういえば、べーちゃん自身が役を説明するときも、「娼婦」じゃなく、あくまでも「酌婦」だったんですよね。あまり日常会話では遣わない言葉なので、面白いなと思いました。
あ、そうそう。真由ちゃんは、酌婦のべーちゃんを見ると「うちの奥さん何してんの」と思うそうです(^ ^)。さらに、檻の中の囚人たちについては「奈落で通りがかると、みんなが集まって喋ってる様子が、女子会みたいですごく楽しそうなんですよね。よく誘ってもらってます」とのこと。なんか、微笑ましいなあ花組っ子(^ ^)。



あきらくんは、DVDで勉強した、という話のときも「兵士役なので、兵士としての居方を研究したり…」と言っていましたが、ここでも「ロシアの風を吹かせたい」と抱負(?)を語っていました。
幕開きの最初に銀橋に出るので、待ち構えているお客さまの気持ちを「ロシアに連れて行く」という言い方をしていて、なるほどー、と思いました。
元旦初日の、初っ端の銀橋は相当緊張したそうです。舞台稽古は怖かったそうな。カチューシャが乱暴な言葉を吐いたときの客席の反応にドキドキした、と。でも、実際お客さまの入った劇場の銀橋でお芝居をするのは楽しいみたいで、「東京に来てからは、(見張り役というのを意識して)客席をロシアの荒野に見立ててあやしいものがいないか睥睨したりしてます」と話してくれました。



真由ちゃんはマトヴェイ検事。竹下さんにも「知的な役ですよね?」とふられて、ちょっと困ったようにしていたのが可愛かったです。
芝居巧者な先輩(華形ひかる)と芝居をするので最初は緊張したけれども、ファナーリンの論説を聞いている時の客席へのはたらきかけは、だんだん面白くなってきたところ、だそうです。「稽古場ではすごくやりにくかったんですが、お客さまが入ると違うなあ、と…」と満面の笑顔でした。



新人公演については、真由ちゃんが「べーちゃんミッシイとのお芝居がやりやすかった」と言えば、べーちゃんは感極まったように「幸せでした……」と返して、なんか空気がピンクに染まってました(*^ ^*)。
桜咲「考えるより前に、『とにかくドミトリー(鳳さん?)が大好き!』という役づくりができていたので、、、(やりやすかった?) 振られるたびに泣いてました」
鳳「辛かった……」
という、なんのノロケですがあなたたち、のオンパレードで、真瀬くんとべーちゃんの「ハートフルコンビ」ファンとしては、ちょっと妬けてしまうくらいでした(^ ^;ゞ

真由ちゃんは、「蘭寿さんの『さりげない巧さ』が素晴らしくて、真似したいんだけどどうしても気合が(肩に力が)入ってしまう」という話をしていたかな。婚約披露パーティーでの「誓いのダンス」とか、本当に恰好良いですもんね、蘭寿さん。
いやでも、真由ちゃんも素敵だったよ!(^ ^)。



ショーについては、口々に「悠久の時がながれるロシアから、あのアップテンポなプロローグまで、小休憩で切り替えるのが大変」と。いや、そんなことないだろう……と思うんですが、どうなんでしょうね。ああでも、今は平日夜公演で抽選会したりしているから、忙しいのかも。

プロローグの途中、まあくん(朝夏)たち若手男役が数人で銀橋に出る場面のことを、あきらくんがしきりに「カルガモのように銀橋を渡る」と言っていましたが、あそこは花組内では「カルガモの場面」なんでしょうか?(汗)
あと、プロローグの後半で、下手の最奥で踊るベーちゃんが可愛いんだそうです(真由ちゃん談)。癒される、と。たしかに可愛いので、ぜひチェックしてみてください♪


タンゲーラは、なんか振付をうけてがんばって覚えるというより、場面コンセプトから何から何まで、出演者と振付のKAZUMI-BOYさんが共同作業で「創り上げた」という感じだったのかな?と思いました。最初からマリオネット設定だったわけではなく、「マリオネット風に踊ってみたら採用された」みたいなお話をしていたので……。
リフトも、「上手から下手へ、蘭寿さんを流すようなイメージ」というコンセプトに合わせて、どんな形がいいかいろいろと試して、今の形になった、と。
へーーーーーっ!そんなふうに創るんだー!?と、かなり目から鱗でした。



ヴォラーレについては、「先生が踊ると粋でカッコいいのに、真似できなくてずっと3人で稽古してた」と。廊下でもどこでも、だいもんが口三味線をはじめたらそこが稽古場、みたいな。
たしかに大劇場ではちょっと「ん?」って感じでしたけど、東京にきてグッとよくなったし、特にあきらはあの場面ですごく光ってると思います♪


パシオンネグロについては、真由ちゃんの独壇場(^ ^)。銀橋でまぁくんに無視される場面については、「この子(鳳)に手を出したら深みに嵌るから無視する」というコンセプトだそうです。なるほど(^ ^)。
祈りについては、あきらくんが「娘役の衣装がすごく可愛いよね♪♪」とべた褒めでした。
姫花ちゃんとみぃ(扇)真瀬くんが踊っているとき、あきらくん(舞台中央)とべーちゃん(下手前方)が目を合わせている、というエピソードにほっこり(*^ ^*)。たしかに、あの場面のべーちゃん、途中でぱっと顔が輝いたことがあったんですよね。誰に向けた笑顔だったのかわからなかったけど、もしかしたらあきらくんだったのかも??



とりあえず、公演についてはこんなところだったと思います。
公演ものこり僅かになってきましたが、そんなこんなを思い浮かべつつ、チェックしてみたいと思いまーす♪




【7月1日まで、あと109日】
日生劇場にて、ミュージカル「ジキル&ハイド」を観劇いたしました。



日本初演からずっと主役を演じてきた鹿賀丈史さんが降りられて、ニューキャストでの初演。
素晴らしかった!!

私はもともとこの作品の大ファンで、ブロードウェイオリジナルキャストのCDは死ぬほど聴いたし、現地まで観に行って大感激して、日本初演を待ちわびていたのですが、鹿賀さんのジキルやマルシアさんのルーシーは、あまり私のイメージに合わなくて……(- -;
「Facade」「Muder, Muder」などのアンサンブルナンバーの素晴らしさはブロードウェイより良いぞ!と思いましたが、あとはちょっと違うな、と思っていたのですが。

新しいキャストは、石丸さんのジキル、濱田めぐみさんのルーシー、笹本怜奈さんのエマ、そして吉野圭吾さんのアターソン!!
キャストが発表されたときから、今の日本ミュージカル界で、ある程度ベテランを揃えて上演することを考えたら、私的にはかなりベストだなと思っていたのですが、期待以上に良かったです。



全体の演出はそんなに大きく変わってはいなかったと思いますが、細かいところはいろいろありました。
まず、幕開き冒頭のジキルのソロが一曲増えていて、ちょっとびっくりしました(@ @)。良い曲だけど、慣れるまでちょっとかかりそう。

この一曲の影響か、全体にジキルの印象が強くなった、というか……鹿賀さんは芝居の方向性としてもハイドの異常性が印象的だったのですが、石丸さんはあくまでもジキルの一部としてのハイドだったと思います。
それが物足りない方というもいらっしゃるかもしれませんが、私はすごく納得できたんですよね。なんていうか、ハイドこそジキルの最大の理解者であるという設定が垣間見えるというか。ハイドに理解され、憐れまれている自分を否定しようと、逆方向に突っ走っていくジキルの辛さ。もっと早い段階で自分の中のハイドを受け容れていればあんなことにはならなかったかも……と思ったりもするんですよね。
もちろん、実際には、ハイドが恋したルーシーはジキルに片思い中なわけで、平和な解決は望めないのですけれども。

すれ違う愛と、恋。哀しい物語だな、とあらためて強く思いました。


ルーシーのめぐみちゃんは、あまり娼婦らしい色気がなかった(というか、衣装が似合ってなかった)のと、「どん底」のセットやダンスがつまらなくなっていたのでだいぶ割を食ってましたが、「A NEW LIFE」でお釣りがきました。
素晴らしかった!!

エマの玲奈ちゃんは、嵌り役。若いのに包容力があって、大先輩である石丸さんや濱田さんと対等に戦っている感じが本当に良かった!

吉野くんのアターソンも嵌り役でした!この役はいわゆる「おいしい役」で、今までのキャストもみんな良かったんですが、吉野くんの良い意味での軽さというか明るさがジキルにとってどんな意味を持つのかが、すごく鮮明に出ていたと思います。
石丸さんと吉野さんの並びも良かった。この二人が組んだ舞台をもっと観てみたいな、と思いました。


ストライドは畠中さん。
今まで、彼の印象はただの「嫌味な男」で、彼がエマに片思いしていることがこんなに鮮明に表現されていたのは初めてのような気がします。……いままで観てなかっただけかなあ?いやでも、禅ちゃんがやってたんだけど。おかしいな。
ストライドとジキルの間にあるのがただの敵愾心ではなく嫉妬であり、この二人が恋仇だというのがこんなに物語の印象を変えるとは思いませんでした。なるほど。
いや、ハンサムで恰好よくて歌が迫力あって、そして、殺されるシーンのアクションの派手さにはちょっと笑ってしまいましたが(汗)、畠中さんらしくてとっても素敵でした(*^ ^*)。


理事会メンバーも一新されて、継続したのはグロソップの石山さんのみ。以前は長いメンバーが多かったので阿吽の呼吸みたいなものがありましたが、いまはまだ、開幕したばかりで探り探りな印象だったかな。これからまとまってくるんじゃないかと思います。ビーコンズフィールド夫人が岡田静さんだったのは驚きましたが、老けメイクも自然でさすがの芝居勘でした。

一つだけ今回のメンバーで不安を言うなら、ダンヴァース卿の中島しゅうさんでしょうか。初演以来ずっと演じていた浜畑さんが嵌り役だったのもあるかもしれませんが、歌も芝居も残念の一言。
中嶋さん自身はいい役者さんだと思うのですが、ああいう貴族の役になぜ中嶋さんをふったのかな…?というのがとても謎です。しかも、歌も結構多いのにね。
他のキャストがかなりベストに近いだけに、ここだけ再考してくれればよかったのに……という気持ちがぬぐえません(涙)。



でもまあ、メインキャストがこれだけ嵌っている公演も珍しいので、とても幸せでした。
石丸さんの「This Is The Moment」、濱田さんの「A New Life」、玲奈ちゃんの「Once Upon a Dream」、どれも本当に素晴らしかった!!
東京公演は28日まで。ぜひ、今までの上演をご覧になって「うーん…」と思われた方にはとくにお勧めします!
ワイルドホーンのデビュー作、甘美な音楽にうっとりしてください(^ ^)。



【7月1日まで、あと107日】
花組東宝劇場公演「復活/カノン」。


「復活」

なんとなく、ちゃんと書いていないような気がするので、(この千秋楽が明日に迫った今さらですが)あらためて書かせていただきます。

私はこのお芝居、とても好きなんですよね。
石田さんの脚本はいろいろとツッコミどころがあるのですが、そのうちのいくつかは原作でも同じ展開だそうですし(汗)、物語の展開自体はすごく納得できる。

最終的にシモンソンを選ぶカチューシャの心情というのは、先日のトークスペシャルでも鳳真由ちゃんが「なんで!?」と言っていたくらいで、すごくわかりにくいものだと思います。特に、ネフリュードフに肩入れする視線で観ていると、「どうして~~っ!!」と思うんですが、あの場面にいたるまでのカチューシャの態度……ファナーリンとの会話や、シベリア出発前のやりとりなどで、彼女の気持ちがすごくよく伝わってくるので、「もう仕方ないよね……」と思ってしまうんですよね。
カチューシャの気持ちが恋から愛に変わったことが鮮明に提示されたら、もう、納得するしかない。



石田さんが神だなあ、と思うのは、蘭トムさん演じるネフリュードフを「嘘のつけない男」と設定したところ。
そりゃそうだ!蘭トムさんは、嘘は吐けない役者なんだもの!!

実は、今回の花組公演が石田さん、ときいて、最初に思ったのは「蘭トムさん、役の上でも嘘を吐いてるの観たこと無いけど、石田作品大丈夫?」ってことだったんですよね。何度か書いていると思いますが、私は、石田作品の特徴は「嘘吐きな人間を描きたがるところ」だと思っているので。
いやはや、蘭トムさんだからああいう男になったのか、石田さんのイメージするネフリュードフがああいう男だから蘭トムさんの花組で上演することになったのか、、、どちらなんでしょうね。

でも、この作品を観て、「おお!」と思ったのは……
谷崎の「春琴抄」を原作にした舞台「殉情」に似てる!(@ @)ということでした。

主人公がヒロインのために全てを捨てて尽くすことに満足してしまうところも似ているし、ヒロインが主人公の献身に苦しんで、余計に辛く当たる展開も似てる。日本とロシア、地理的にも環境も遠く離れた土地で、わりと似たような時期に書かれた作品ですが、意外な共通点があるものなんだな、と思いました。……いや、ラストは「復活」と「殉情」、真逆ですけどね(^ ^)。

そっか、石田さんには、主人公が嘘つきという作品ばかりじゃなく、主人公は嘘が吐けなくて、ヒロインや二番手が嘘をつきまくる作品というジャンルがあるんですね。納得。
「殉情」には無駄な説明役がいましたが、今回「復活」は正面から説明役なしでこの難解な物語に取り組んでいて、とても良かったと思います。いつもそうしようよ!!>石田さん

ちなみに、全国ツアーで上演される「長い春の果てに」も、ヒロインが最初から最後まで嘘を吐いている話、、、なんですよね。
……蘭ちゃん、愛されてるなあ(^ ^)。



蘭寿さんのネフリュードフがカチューシャに金を渡すのは、「これっきり」の手切れ金……とは思ってなさそうですよね。彼は本気でカチューシャが可愛いと思っているし、次にこの別荘に立ち寄ったときには相手をしてもらいたいと思っている。というか、またすぐ来るつもりだった……みたいな感じ。
でも、士官学校を卒業して軍籍に入った彼は、なかなか休暇も取れず、次第に可愛いメイドのことを忘れていった……元々、結婚とかそういうのは考えていなかっただろうし。
そうして8年という時が流れて。彼は身分の釣り合う美しい女性を紹介され、婚約する。

彼がミッシィを愛していない、というのは、この物語を「愛の物語」にする上でキーになっていると思うのですが。
彼はミッシィを愛していないし、ミッシィも彼を愛していた訳ではない。ただ、ハンサムなイケメン士官を紹介されて有頂天になって、「憧れの人」と結婚できる喜びに溢れている……本公演はそんな感じでした。
新人公演のべーちゃん(桜咲彩花)は、もう少し本気でネフリュードフに恋をしている印象が強かったかな。それも、単なる憧れではなくて、ある程度ちゃんと彼を理解して、その弱さも知った上で愛している、、、という印象。

そう。
ちょっと話は飛ぶのですが、先日「ジキル&ハイド」の笹本エマを観て、べーちゃんのミッシィを思い出しました。
笹本エマなら、ジキルの中に潜むハイドの存在を知っても愛し続けただろうに……という無念感と共に、べーちゃんのミッシィは、ぜひモスクワに戻ってくるネフリュードフを迎えに行ってあげてほしい、と、改めて思ったのでした……。

閑話休題。

話を戻しますが、ネフリュードフがミッシィを愛していないのは、彼が不誠実だからじゃないんですよね。彼はいつでも真剣で、その真剣さは一度に一つの方向にしか向かいようがない。
最初の婚約披露の場面時点では、彼の興味はまだ「女」あるいは「伴侶」には向いていない。
いや、正直な言い方をすれば、彼の興味は最後まで「伴侶」には向かなかったな、と。

「弟は農民を救いたいんじゃないのよ。彼自身の魂を救いたいの」

さあやのやわらかな声が残酷に真実をえぐる。
善行を施して、それで満足することは子供でもできる。農民に土地を与えるだけでは駄目なんです。農法をちゃんと教え、さまざまな薬剤や装備を与えなくては、ロシアの大地で十分な作物を得ることは難しい。小作人というのは、要は労働者ですから、耕す以外のことはできない。まして、ロシアの農業はこの頃にはかなり大規模化していたはずですから、隣近所と協力してさまざまな作業をしなくては、いままでのような収穫は望めない。分け与えられた小さな土地をせこせこ耕しても、面積比で収穫量は減るばかり。ならば、誰がどうやって音頭をとって作業をするのか?そういったことも、最初は指導が必要でしょう。
施しではなく、どうすれば彼らが望む人生を送れるのか。それは難しい課題ですけれども、たぶんネフリュードフは、これからもそれを悩んで生きて行くのでしょう。

そして、
施しではなく、どうすればカチューシャを幸せにしてあげられるのか。

それにはまず、ネフリュードフが幸せにならなくてはならない………
それが、最後には彼にも理解できたんだろう、と思えるラストシーンが、とても好きです。



話を混ぜっかえすのは、シェンボック。
新人公演のときも書きましたが、私は、このシェンボックの設定というか、この役を壮ちゃんに振ったことが、この作品の成功の最大の要因だと思っています。
出てくるだけでぱぁっと光が射すような明るさと、因習に縛られない軽やかさ、なのに、貴族のお坊ちゃんとは違う、地に足のついたリアルな知識に裏打ちされた人生哲学。ネフリュードフにとっての「心の中の神」であり、背中を叩いてくれる「パワーの源」でもあるシェンボック。
彼の台詞に「嘘」は一言もないんですが、不思議と「嘘を吐いてもおかしくないぞ」と思わせるちゃらんぽらんさがとても好きです。花組に来てからの壮ちゃんは本当にヒット続きですが、このシェンボック役も、素晴らしいヒットだったと思います(^ ^)。



シモンソンのみわっち。
いやはや。この役がこんなに似合ってしまうみわっち。
素敵だ………(うっとり)。

今回のシモンソンで、一番好きな台詞は「ただのビラ撒き男ですよ」だったりします(^ ^)。
いや、もちろん、カチューシャを挟んでのネフリュードフとの会話も緊迫感があってすごく好きなんですけど、“台詞”という意味では。なんていうか、含みのある笑い方が素敵。
シモンソン、良い役ですよねえ、本当に!!ものすごく説得力があったし、ホントに素敵でした。

最後、銀橋を下手から花束をもって渡ってくるネフリュードフと、カチューシャの隣で頭に柊の冠をかぶったシモンソンが、銀橋と本舞台にわかれてハモる場面がすごく好きです。神父さま(扇)の低い声と、カチューシャのちょっと舌足らずな「はい、誓います」が歌の合間に入るところが好き。本当に大好き。
全然関係ないけど、あの場面の神父さまを観るたびに、「全ての元凶はお前だろうに……!!」と思ってしまいます(^ ^)(←最初の事件の主犯カルチンキンと神父の二役なので)



ファナーリンのみつる(華形)。
いやはや。これも前に書きましたが、「愛想尽かししたのか!?」は私の最初の泣きポイントなので。
ここで泣くとあとは大変。ここがスルーできれば、割と最後まで大丈夫。(それでも駄目な時もありますけどね!)

ファナーリンは、元々国撰弁護人だったはずですよね?カチューシャが弁護人を雇えるはずがないんだから。
それでも彼は、カチューシャに深く同情し、また、ネフリュードフにたいする共感もあって、全面的に協力する。
愛想尽かしの場面のラスト、ライトが落ちるまでの無言の芝居がすごく好きです。あと、恩赦の赦免状をセレーニンから受け取るときの、花道に登場してから赦免状を受け取るまで、そして、銀橋を渡りながら途中でしみじみと幸せそうに立ち止まり、セレーニンに慰められているところも含めて、とにかく好きです。本当に、今回のお芝居はファナーリンの一挙手一投足から目が離せません。
……ペテルブルグのパーティへの乱入の仕方が、回を重ねるごとに派手になってきているのはいいのかな…?と思いつつ。



セレーニン検事のまぁくん(朝夏)。
まぁくんって背が高いんだなー、と改めて思いました。
壮ちゃんより一回り大きいんだ!!とびっくり(@ @)。これなら、宙に来ても大丈夫かも(^ ^)。

大劇場ではちょっと微妙な感じで、セレーニンさん何を怒っているの?みたいな感じだったのですが、東宝にきてだいぶ印象が変りました。とくに後半、3月に入ってからは見違えるほど良くなったと思います。
なんといっても、蘭トムさんや壮ちゃんと同期に見えるようになった!のが大きいですね。大劇場の頃はそういう風格が全然なくて、「同期って……当時は苛められっ子で3人のパシリだったとか、そんな感じ?」とか失礼なことを考えていたんですが、もうそんな感じは全然ないです。
ちゃんと仲が良くて、いろいろ語りあった仲……というのがよくわかる。
まあ、あまり打ち解けないタイプだったのかな?という印象はまだ残っていますが、それはそれで、堅苦しい男だという設定は間違っていないと思うので良いんですよ。とにかく、ああいう役は遠慮をしたらおしまいだし、いいパワーバランスになってきたなと思います。

実際、今まであまり観たことなかったけど、上から目線なキャラクターって実はまぁくんによく似合うんだな、と。人材豊富な宙組に異動するうえで、抽斗は多いに越したことないと思うので、ぜひモノにしていただきたいと思います♪



ミハイロフのだいもん(望海)。
冒頭の「ともしび」を歌う柔らかな深い声とか、随所で見せるワーニコフ(悠真)への忠誠心など、非常に生真面目な軍人らしさがあって、とても良かったです。
ネフリュードフ邸のサロンで、上官とその友人の貴族たちの会話に割って入るところとかも、ちょっと遠慮がちに入るところが可愛くて、、、新人公演のミハイロフくんがすごく空気読めない感じで、むしろ会話の邪魔をしていたので、あらためて本役はさすがだなあと思いました。上官に可愛がられるのもわかるわー(^ ^)。



他にも魅力的なキャラクターはたくさんいるのですが、とりあえずメインはこんなところかな?
女役・娘役の大役も多い作品で、そっちも是非語りたいけど……止まらないから今日のところはここまでに。


大好きなこのお芝居も、あと一日。
心して見送りたいと思います。


明日は晴れますように。



【7月1日まで、あと106日】
花組東宝公演「復活/カノン」、千秋楽おめでとうございます。



幸運にも楽を観劇することができましたが、本当に素晴らしくて、花組ファンになってしまいそうでした。
いや、すでにファンかもしれませんが(^_^;


扇めぐむさん、
浦輝ひろとさん、
煌雅あさひさん、
瞳ゆゆさん、
彩咲めいさん、
真瀬はるかさん、
月野姫花さん、

ご卒業おめでとうございます\(^ー^)/


なんだかいまは、胸がいっぱいで何も書けませんが、、、
温かくて、優しくて、痛いほど切ない、不思議な空間でした。


ありがとう、という感謝に満たされた、ひどく優しい時間。


7人のジェンヌさんと、いま、ここで、この花組で出会えて、幸せでした。
素敵な出会いに、感謝を。


とりあえず、7人全員を均等に観ることはできなかったのですが、勝手に動ける場面(復活祭とか、ペテルブルグとか、兵士たちとか)は悉くお別れパーティー状態で。

同期や、学年近い上級生下級生にもみくちゃにされたり、
引っ込みに拍手が入ったり。
(コロソフおじさんの引っ込みでも拍手すればよかった!!後悔!)



いい加減涙も溜まってきたところで、ショー。

涙をこらえた笑顔とか、
ジェンヌ同士で目を合わせて涙+笑顔とか、、、
凶器だから!!お願いやめて!!と思いながらハンカチを握りしめていました。


特にプロローグは危険地帯でした……。
みんな、笑顔なんだもん。
目はうるうるでいまにもこぼれそうなのにさー………



泣くなよ。




みんな、卒業生に優しすぎです。
花組、だいすきです(T_T)




花組全国ツアー公演と、バウホール公演の配役が発表されました。
どちらもなかなか楽しい公演になりそうで、花組最強伝説(私的に)は続く見込みです。

いやはや、それにしても、昨日千秋楽を迎えたばかりなのに、もう集合したの!?早過ぎる……(涙)。みなさん、くれぐれも身体は大事にしてくださいね(ファンのみなさま含む)



まずは、全国ツアー公演「長い春の果てに」。
今回の公演での配役と、月組本公演・中日劇場・新人公演のキャストを順に括弧内にまとめています。

ステファン蘭寿とむ(紫吹淳/紫吹淳/月船さらら…脳外科医)
エヴァ蘭乃はな(映美くらら/映美くらら/紫城るい…ピアニスト志望の少女)
クロード壮一帆(湖月わたる/湖月わたる/北翔海莉…ステファンのライバル)

ここまでは発表済み……と書こうと思ったんですが、壮ちゃんのクロードは発表されてなかったんでしたっけ?あれ?すーっかり発表されてると思ってたんですが、単なる私の予想だったの?
いや、まあ、普通にクロードでしたね。切れ者の医者役ですよ!似合うに決まってる!!白衣楽しみ!!

ジョルジュ高翔みず希(星原美沙緒/星原美沙緒/研ルイス…ステファンの父)
ナタリー桜一花(汐風幸/汐風幸/城咲あい…ステファンの元婚約者。精神科医)
イボンヌ花野じゅりあ(夏河ゆら/夏河ゆら/芽夢ちさと…ステファンの母)
アルノー朝夏まなと(霧矢大夢/霧矢大夢/彩那音…麻酔医)
フローレンス華耀きらり(大空祐飛/大空祐飛/椎名葵…ステファンの現在のGF。弁護士)
ヴァール月央和沙(北翔海莉/真野すがた/龍真咲…研修医)
ブリス望海風斗(大和悠河/大和悠河/青樹泉…ステファンの親友)
マドレーヌ芽吹幸奈(美々杏里/美々杏里/花城アリア…看護婦長)
スザンヌ遼かぐら(美原志帆/美原志帆/宝生ルミ…エヴァの母親)
エマニエル花蝶しほ(花瀬みずか/花瀬みずか/憧花ゆりの…ヴァールの恋人)
ジャン芹香斗亜(汐美真帆/汐美真帆/楠恵華…ゴシップ記者)
ピエール大河凜(月船さらら/一色瑠加/真野すがた…クロードの助手)
シモーヌ仙名彩世(紫城るい/紫城るい/天野ほたる…女優


まずはやっぱり!祝!きらりんフローレンス!!
多少変更とかもあるのかもしれませんが、とりあえず乗馬服はあるよねっ!?
タイトミニでの銀橋は、演出が変るでしょうからどうなるかわかりませんが、とにかく、きらりんが「こんどフローレンスを演じさせていただくことになりました!」とかって祐飛さんに挨拶しに行くところを想像しただけでにまにまします。ぜったい可愛いよね!祐飛さんもデレデレするに違いない(^ ^)。

一花のナタリーも嬉しいです。白衣!!(←そこ?)いや~あ、楽しみ。
そして、なにげに大役なステファンの母は、じゅりあ。これも似合いそうでいいなあ。肉食系美女。
っていうか、ウサギ(映美・汐風・大空・夏河⇒蘭乃・桜・華耀・花野)が楽しみすぎて目眩がします。いやー、今の娘役天国な花組で、このあたりの役を男役に回すわけない!と思ってはいましたが、石田さんを信じて待ってて良かったですわ(^ ^)(当時の月組娘役陣に含みはありません)


婦長さんのくまちゃんは、順当。
エヴァのママは、「復活」の医療刑務所で怪演を見せた遼かぐらちゃん。良い役なのに勿体無いー、と思った役なので、楽しみです。
花蝶しほちゃんのエマニエルは、彼女のちょっと婀娜っぽい持ち味が生きれば、面白い役になりそう。相手役(ヴァ―ル)もよっちだし、だいぶ雰囲気変りそうですね。
仙名ちゃんはるいちゃんのシモーヌ。出番は少なかったような気がしますが、わりと印象に残っている役なので、がんばってほしいです。


男役陣は、まず、まあくんがアルノーでブリスがだいもん!!まぁくん×一花と
だいもん×きらりん!
わーーー、私得。
バランス(主に身長の)を考えると、だいもん×一花、まぁくん×きらりんの方が並びが良さそうな気もしますが、まあ、きらりんもそんなに長身なわけでもないし、いいのかな。だいもんのブリスは絶対可愛い!!似合う!!(*^ ^*)。まぁくんは、セレーニンで新境地を見せたところなので、ここでまたもう一皮むいてから宙組に行かせたいものです。がんばれ!!

そして、ジャンがキキちゃんでピエールががりんちゃんですよ!!わー、さすが石田さん、判ってるなあ!そうだよね、93期はここで使わなくっちゃ!
この作品は、ステファンをめぐる女たち(エヴァ、ナタリー、フローレンス)のドラマと、クロードをめぐる男たち(ジャン&ピエール)のドラマが面白いので、この配役はかなり楽しみです(*^ ^*)。キキちゃんのジャン、どう出るかなあ。黒けりゃいいって役でもないし、バランスの難しい役なんですが。
……ふつーにキキちゃんがこの配役表に入っていて、違和感もないのがなんか面白いです。花組のキキちゃんも楽しみです。

ヴァ―ル(よっち)以外の研修医は誰がやるんでしょうね。ハマ(輝良)とマキシム(真輝)、日高くんあたりかな。……月組本公演では、一色・楠・研という、、、今の花組でいえば真瀬・天真・銀華の92期トリオみたいな(^ ^;ゞ 小芝居の専門家たちが日替わりで楽しそうに遊んでいて、目が離せなくて大変だったのですが(^ ^)。


それにしても、10年前か……
配役表に名前がある人で、今も劇団にいるのは、きりやんと祐飛さんとみっちゃんとあーちゃんの4人だけ。新公中日をいれても、ガチャともりえとすずなとまさお、、、ぐらいか。さびしいなあ。
あの頃とと同じように祐飛さんを応援している身としては、あれ?そんなに昔だったっけ?と思ってしまうんですけどね。時の流れって怖いなあ。年はとりたくないもんだわ(涙)。



バウホール公演「近松・恋の道行」。

「生玉心中」と「曽根崎心中」を中心に構成したと書いてあるので、その二つと照らし合わせつつ。
っていうか、登場人物をみると、「生玉心中」が基本で、それに劇中劇としての「曽根崎心中」が人形浄瑠璃で語られる……っぽいような気がします。


■生玉心中

一つ屋嘉平次(松屋町の茶碗屋『一つ屋』の跡取り息子) 愛音 羽麗
柏屋さが(嘉平次と相思相愛の『柏屋』の見世女郎) 実咲 凜音
一つ屋五兵衛(嘉平次の父親) 汝鳥 伶
お香(『柏屋』の遣り手、元『天満屋』の遊女) 光 あけみ
ふさ(塩町に嫁いだ嘉平次の姉) 初姫 さあや
印伝屋長作(嘉平次から金をだまし取る性悪の商人) 瀬戸 かずや
幾松(目の不自由な嘉平次の弟、きはを秘かに慕っている) 鳳 真由
きは(嘉平次の許嫁) 華雅 りりか

許嫁の名前が違う本もあるようですが、景子さんは「きは」で行くんですね。……「太王四神記」を思い出す名前ですね(^ ^)。
長作は元々嘉平次の友人で、嘉平次は彼に父親の店の品物を闇で売ってもらって現金を得ようとするんだけど騙される、、、というのが元々の物語なんですが、景子さんの書き方は、そのままやるっぽいかなあ。長作の側にもやむにやまれぬ事情があって、つい出来心で持ち逃げしちゃった……とかにしても面白いと思うんですが。


■作品名不明

寺坂吉右衛門(赤穂浪士の生き残りとして、遺族の援助に尽くす) 紫峰 七海
早水清吉(忠清)(小間物の行商人、赤穂浅野家家臣・原家に代々仕えた足軽の息子) 華形 ひかる
小弁(喜世)(さがの妹女郎、浅野家家臣・原惣右衛門の妾の娘) 桜咲 彩花

公式サイトのあらすじに書いてある「小弁と清吉の恋」の元ネタがわからないので「作品名不明」なんて書いてますが(すみません)、配役表に出ている中で関係ありそうなのはこの3人。
「赤穂浪士」とか「足軽」とかが出てくると、「碁盤太平記」くらいしか出てこないんですが、、、関係なさそうだし……ご存知の方、いらっしゃいましたらぜひ教えてください!

ところで。
「生玉心中」のあらすじを読むと、ラストに生玉神社でことを為そうとしたときに、「柏屋の主人とさがの妹女郎」が探しにくる、と書いてあるんですよね。
柏屋の主人=お香だとして、「妹女郎」ってべーちゃん演じる小弁(喜世)のことですよね?二つの物語世界を繋ぐキーパーソンだなんて、べーちゃん出世したなあ……としみじみ。
どっちにしても、みつるとべーちゃんが恋仲だってよ!!(興奮)



■竹本座と曽根崎心中

近松門左衛門(当代一の人気を誇る浄瑠璃作家) 夏美 よう
竹田出雲(竹本座の座本兼浄瑠璃作者) 悠真 倫
杉森鯉助(近松景鯉)(浄瑠璃作家を目指す近松門左衛門の二男) 春風 弥里
徳兵衛(浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、醤油問屋平野屋の手代) 柚香 光
お初 (浄瑠璃人形)(『曽根崎心中』の主人公、天満屋の見世女郎) 乙羽 映見

柏屋のお香が「元・天満屋の遊女」とわざわざ書かれているところをみると、お香が門左衛門にお初徳兵衛の話を教えるのが物語全体の大枠だったり……しないかな。
でもたぶん、この三人+人形二人が語り部チームになると思うんですよね。どういう構成になるのかはよくわかりませんが。
嘉平次は芝居好きで、特に「曽根崎心中」が好き、っていうのも原作の設定らしいので、そのあたりからひも解いていくのかな?

いずれにしても、「曽根崎心中」で重要な役割を果たす九平次(生玉…の長作みたいな役割)がいないので、こちらは本筋にはならないと思うんですけどね。
ラストに至る場面の展開とかはもしかしたら曽根崎に沿うのかもしれませんが(←曽根崎の方が有名だから)。


しかし、あらためてあらすじを比べると、「生玉…」と「曽根崎…」は表裏一体の関係にあるんですね。
「生玉…」は、さがが『天満社近くの茶屋(=天満屋?)』で客と逢っている最中の密会から始まるし、
「曽根崎…」は『生玉神社の近く』でお初と徳兵衛がばったり遭遇wするところから始まるし。
遊女がで歩ける範囲なんて決まってるんでしょうから当たり前かもしれませんが、面白いなと思いました。

いやあ、面白そうな作品で、ワクワクしますね。
早く開幕しないかなあ(^ ^)。


【7月1日まで、あと104日】

藤咲えりさま、お誕生日おめでとうございます!

えりちゃんが歌劇団ですごす、最後のお誕生日。
今日もお稽古だったのでしょうか……幸せな一日でありますように、と祈っています。

どんな作品になるんでしょうねえ。芝居もショーもまだ全然わからないけど、やりがいのある作品であることを祈っています。




今日のニュースで、花楽映像が流れましたね。
いきなりアーサーのソロで始まったのでちょっと驚いてしまいましたが、やっぱり嬉しいなあ、こういうのって。
良い楽でしたよね、本当に。映像でみてても、あの温かさが伝わってくるような。
「あごをあげて歩いていく」と宣言したとおり、「あごをあげて」正面をみながら大階段を降りる真瀬くんに、涙しました。いつも、パレードではすっごい下をみていた人なのに……怖かっただろうなあ。がんばったね。

あらためて見てみて、今回組からのお花を渡す人がずいぶんカオスだなあと思いました。真瀬くんに蘭ちゃんが渡していたのは、同期の花だよね?(組からは一花)。でも、その後他の方に組からの花を渡しに来るかと思ったら、なかった……。組からの花、後半は壮ちゃん⇒ゆゆちゃん、まりんさん⇒アーサー、さおりさん⇒みずぽん、とトップさん以外は学年順だったんですよね。なんとなく、二番手三番手トップ娘役は後から出てくるものかと思っていたのですが、花組は基本が学年順なのでしょうか…?
……大劇場の楽の映像は、泣くからちゃんと視てないんです……。いまさらの話題だったらすみません(汗)。



月曜ドラマ「ステップファザー・ステップ」。
録画していた千秋楽 最終回を、やっと視ました。
お涙頂戴のファミリードラマになっているのはわかっていたんですが、こう終わらせるのか!!とちょっとびっくり(@ @)。
いや、別れの愁嘆場を長々やっていたのがわざとらしかったので、まあそうなるよね、とは思いましたが。本当に別れるんだったら、「俺」は絶対逃げるよね、絶対(^ ^)。
倉志木のエピソードは好きだったので、こういうふうに使われるとは思いませんでしたが、まあこれはこれで面白い……かな。あの秘書の設定がちょっと弱かったのが残念ですが、そこはファミリードラマだしなあ。

原作では「パパ」と「おとうさん」の使い分けが結構なポイントだったんですよね。ドラマでも使い分けてたし、灘尾先生の息子も「ママ」と「おかあさん」を使い分けていた、しかもそれが逆だった、っていうのが個人的にすごくツボだったんですが、印象としては半端だったかなあ。もうちょっとそこは出してもいいような気がしました。まあ、原作は「俺」の語りなのでそういうのを入れやすいけど、ドラマでモノローグさせるほどのことでもないし、難しいところですね。
ただ、双子が父親に逢ってなんと呼びかけるのか、きいてみたかったような気がします。

で。突然ですが、最後に書いておく。初回から、オリジナルキャラのナオちゃん(平山あや)が大好きでした。良い子だったなあ(*^ ^*)。もうナオちゃんと結婚しちゃえよ、と何度思ったことか!(←財産丸ごと持っていかれそうですが)(油断禁物)



月組東宝劇場公演「エドワード8世/Misty Station」、初日おめでとうございます。

来週さっそく観に行くつもりだったのですが、ここにきて急に仕事が忙しくなってしまい、いろんな予定が闇の彼方に沈みつつあります。しょぼん。いまのところ東宝初見は新人公演になりそうですが(←そこは死守したい)、チケット探す暇がない―(T T)。

まあ、「暇」と「やりがい」は両立しないものなので、しばらくはがんばりたいと思います(- -;



そんなことをしているうちに、次回宙組東宝劇場公演千秋楽まで、あと100日となりました。
祐飛さん、すみ花ちゃん、ちや姉、花露さん、(藤咲)えりちゃん、アリエッティ(百千)の最後の日まで、あと100日。

100日、というと、3ヶ月とちょっと。
季節でいうなら、まるっと一つ先。
だからといって「まだまだ:なんて思っていたら、あっという間に眼の前に来るものだということをつい先週思い知ったばかりなので。油断せずに日々を過ごしたいと思います。




本当は、中日劇場の千秋楽からもうすぐ一ヶ月なので、「仮面のロマネスク」について最後にもう一回書いておくつもりだったのですが………
こないだから、書いても書いてもデータが飛んだり消してしまったりの繰り返しで全然書けないんですよね。何か呪いでもかかっているんだろうか(溜息)。
「天使のはしご」も同じ状態です。あちらはまだバウが始まったばかりだから、楽までには何か書けるかなあ………。


そんなわけで、なんだかとりとめのない呟きが続いていてすみません。
しばらくはこんなんばっかりかも……(嘆)。



スカパー!HDの3D専門チャンネル「スカチャン3D」で、宙組・東京宝塚劇場公演『クラシコ・イタリアーノ』『NICE GUY!!』が放送される(3/31)ので、それに先駆けて特別試写会が行われました(^ ^)。

私も応募したけどあっさり外れたんですが、友人から誘っていただいて、体験することができました(^ ^)。


会場は、赤坂のオムニバス・ジャパンのスタジオ。スカチャン3D の映像編集はここでやっているのでしょうか?チラシはポスターがいろいろあったりして、面白かったです。
試写会場は、結構本格的な部屋でした。あんな部屋もあったのねえ。椅子の座り心地がとても良くて、ちょっとねむくな……(黙)


3D用の眼鏡を貰って座ると、すぐに始まりました。
公演が「NICE GUY」なので、まずは暗い舞台の奥から娘役さんが駆け出してくる場面からスタート。
最初は引き映像だったので、立体感も何も…という感じでしたが、だんだん寄って行って、舞台奥の祐飛さん(馬たちと一緒に)が登場すると、だいぶ舞台の奥行きを感じられるようになりました。
その後、男役群舞になって、祐飛さんが銀橋に出ると……銀橋と本舞台の距離感はかなり大きく感じましたね。祐飛さんがただ一人白い衣装で浮き上がってみえて、なんだか不思議な感覚でした。
下手や上手から群舞を視る角度だと、手前で踊っている人と反対側で踊っている人の見え方がだいぶ違うのが面白かったです。3D変換すると、普通の映像より若干エッジがたつ(輪郭がはっきりする?)ので、踊りのラインが綺麗にみえたのも印象的でした。


いわゆる「3D映像アトラクション」的な、眼の前まで何かが飛び出してくるような演出はなかったのですが、ひとりひとりが粒だって見えるので、群舞のフォーメーションやデュエットダンスの動きがとても綺麗に見えるのが印象的でした。
あと、そういえば。イケメンオークションの冒頭、花道から娘役さんたちが登場するところとかは、かなり遠近感を強めに出していて、動きとして面白かったです♪



あまりにもアトラクション的に派手な3D映像は、1時間とか視ると疲れるから……ということで、編集的に「3Dならではの効果」を重視せず、本当に「奥行きを出す」にとどめたそうですが、確かに、良く言えばあまり違和感なく楽しめましたし、違う言い方をすればあまり迫力はなかった……かな?という感想でした。

まあ、正直なところ。3Dだからどうこう……というよりも、とにかくエッジのはっきりした美しい映像で、大好きなショーを観ることができた、ということが嬉しくて、とても幸せな1時間でした(^ ^)。
スカパーさん(?)、素敵な企画をありがとうございました!



【7月1日まで、あと98日】
日本青年館にて、星組公演「REON!!」を観劇してまいりました。


藤井さんによる、トップスターの名前を冠したコンサート、という意味では……1年半前の「“R”ising!!」以来、かな?
今日の夜公演を観たのですが、たまたま蘭寿さんが観劇されていた回でした。もちろん席は遠かったのであまりよく見えなかったのですが、礼音くんが舞台の上から蘭トムさんに「蘭寿さんも作詞されたんですよね?」とかなんとか話しかけていて(^ ^)、すごく懐かしかったです(^ ^)。



内容は、まさに「藤井さんらしい」バラエティ・ショー。
「“R”ising!!」の感想と同じような書きだしになってしまうのですが(汗)、
笑いあり、シリアスあり、ギャグ多めで、礼音くんと星組精鋭24名(ドラマシティを休演していたひろ香さんも復帰してました♪)が、全力で歌い、踊り、ジャンプし、コントする2時間半。
劇場の外はまだまだ桜の気配もない寒さでしたが、劇場内は熱帯夜のような湿っぽい熱に満ちていました。


「シリアス」方面で一番印象に残ったのは、1幕中盤の「バーレスク」。壮ちゃんのディナーショー「Bright」でも使われたナンバーもありましたが、また全然違う印象でした。
なかでも、「頽廃」と「猥雑」の象徴のような白華れみ嬢の素晴らしさといったら!!
いやもう、この舞台全体を通じて、一番印象に残ったのはれみちゃんだったかもしれません。

月娘伝統の男前さという土台に、花娘の華やかさと星娘の強さを地層のように重ねたれみちゃん。
「娘役」の枠などとうに飛び越えて、一人の完成された「パフォーマー」となった彼女が、これからどんな道を歩むにせよ、その姿を見守っていけるのは幸せなことだと思います(*^ ^*)。

いや、礼音くんと踊る女役のどいちゃん(鶴美)の肉体美も素晴らしかったけど、今回ばかりは研ぎ澄まされたれみちゃんの美しさに持っていかれっぱなしでした(*^ ^*)。



「笑い」方面で一番印象に残ったのは、同じく一幕中盤、「バーレスク」の次の「ちえちゃん」。
礼音くんが作詞して青木朝子さんが曲をつけてくれたそうですが、、、藤井さんに「日記みたいだ」と言われたというその詞の内容は、礼音くんの家族の物語。「ちえちゃん」という娘が生まれてから、彼女が宝塚でスターになるまでの家族の日々をつづった……全然違うけど、さだまさしの「親父の一番長い日」みたいな感じの歌でした。

で、
何が「笑い」」なのかといえば。

その歌を熱唱する礼音くんの後ろで繰り広げられる寸劇が!!
タイトルロールの「ちえちゃん」=壱城あずさ、「おとうさん」=紅ゆずる、「おかあさん」=真風涼帆、「おにいちゃん」=如月蓮。開演前にプログラムでこのキャスティングを見た時から、駄目だこれは、、、と思っていたのですが!!もう想像以上でした!!
まずね、ベニーのお父さんが!眉毛が▲なの!!れんた兄ちゃんも!!しーらんはおかっぱにミニスカートだし!

真風くんは落ち着いた感じの低めのシニョンに割烹着(←その下に着てる着物の帯は解けてたけどさ!)。顔まわりのおくれ毛をきれいに巻いて、とても美しかったです。真風くんの女役は空気が柔らかくて良いですね!なんともいえず、愛情に溢れた温かみのあるお母さんで、まさに「昭和の母」という感じでした。
……いや、礼音くんなんてまだ若いんだから、お母様もずっとお若いはずだよね、と思うんですけどね(^ ^;ゞ

いやでも本当に!笑いだけじゃなくて、かーなーりー泣けますあの場面。「ちえちゃんで良かった」という礼音くんの歌と、真風かあさんの微笑みと、紅とうさん・蓮にいちゃんのフリーダムさと、壱城ちえちゃんの無邪気さと。すべてがあいまって、なんともいえず引きこまれます。
まあ、やっぱり「親父の一番長い日」なんですよね、あの感じ。うん、良い場面でした!



「コント」方面で一番印象に残ったのは、2幕冒頭の紅子さんの劇場スタッフかな……。
散々蘭寿さんをいじっておいて、「すみません、後でちゃんと謝ります」と急にしおらしくなったり、礼音くん(女装)にあれこれキッツいことを言っておいて、ブーイング寸前な客席に「脚本なんです!」と嘯いたり。
フリーダムにランダムに、は、紅5のテーマである以前にベニーのテーマなんだなあ、と思いました。
それに続く藤井さんお得意のパロディ場面もよくできていましたが、まあ、「コント」としては紅子さんに一票かなあ。



あとは、なんといっても一幕ラストの「僕は怖い」の愛(礼真琴)と死(真風)のダンスが素晴らしかった!!礼音くんのロミオと愛と死の三つ巴のダンスも良かったし、ロミオがはけた後の、愛と死のデュエットも本当に素晴らしかった!!
今回は、「ロミオとジュリエット」本編とは違って死の勝利で終わるというストーリーになっていたのですが、真風くんのこの1年の成長っぷりに瞠目しました。
動きも表情も、博多で観たのとは全然違う!こんなにも『妖しい色気』と『危険な誘惑』と『罪深い強引さ』みたいな、ドラマティックな芝居をする人だったんだな、という感動。生真面目で可愛いばかりかと思っていた真風くんも、いろいろな経験を経て、「男役」として掴んだものがあるんだろうな、と思いました。

それにしても、振付も素晴らしかった!
プログラムでは、「世界の王」~「僕は怖い」~「ロミオの嘆き」まで一場面で、振付が御織ゆみ乃さんとKAZUMI-BOYさんの二人になっていたんですが、どういう振り分けなんでしょうね。少なくとも、「僕は怖い」から先はKAZUMI-BOYさんだと思うんだけどなあ。




他の場面も、どれも良かったです。テンション上がりました!
まさに「二本立てのショー」という言葉がぴったりで、礼音くんがトップになってからの星組にショーが少ないのをカバーするかのような、楽しい時間でした。

ただ、蘭トムさんの「“R”ising!!」でも思ったのですが、やっぱり宝塚のショーってどうしてもトップが歌う場面が多いんですよね……。別に礼音くんが歌うことに不満はないのですが、やっぱり「歌ってないで踊ろうよ!!」って何度も思っちゃいました。いやはや、勿体無い。
もちろん、そんなにずーっと踊っているのは人間には無理だというのも分かっているんですけどね……毎回同じようなことを書いているような気がしますが。すみません。




【7月1日まで、あと97日】
渋谷のオーチャードホールにて、「Dancin’ Crazy2」を観劇いたしました。


構成・演出は三木章雄。
2007年8月に、同じ演出家で大浦みずきさんメインで上演された「Dancin’ Crazy」の第二弾、という位置づけの公演なのですが、コンセプトからして全く違う作品でした。



5年前に観劇したときの感想は、正直、ちょっと辛口だったのでここにはリンクはしません。
ただ、5年前に私が「いまいち……」と思ったいくつかのことが、今回はことごとく解決されていたことにすごく感激しました。
もう千秋楽も終わってしまいましたが、もし前回公演がイマイチ…と思って今回観劇をやめた方がいらっしゃいましたら、次回は是非がんばってチケットを取ってください!とお伝えしたいです(^ ^)。


まず一番大きかったのは、ゲスト歌手を用意したこと。
ずんちゃん(姿月あさと)が参加して、公演の音楽面をしっかり支えてくれていたのが大きかったと思います(^ ^)。

先日「REON」の感想でも書きましたし、他の公演でも散々書いておりますが、私は、ダンス公演ではなるべくダンスに集中してもらいたいと思っているのです。
歌いながら踊るとなれば、どうしたって振付のレベルも多少は下げざるをえませんし、それ以前に、こういう公演でメインをはるほどのダンサーで、なおかつ歌も得意だという方は非常に希少なので……(^ ^;ゞ。
宝塚のショーはある程度“お約束”の中でやっているから、トップスターは歌もダンスもたっぷり多めで設計されるのが普通ですが、「ダンス公演」と銘打つんだったらダンサーには踊らせようよ!と思うんですよね。実際、ダンスメインで公演をうつ場合、歌専門のメンバーがいるケースは多いと思うのです(←Diamond DOGSとか)
当然、生で踊るんですから、“ありもの音楽”の録音より生バンドのほうが良いに決まっているわけで。今回はずんちゃんの存在に加えてソンちゃん(秋園美緒)が歌メインで入ってくれていて、なかなか良いバランスでした♪


また、『男役』と『女役』にきちんと役割をわけて、補正や化粧も中途半端ではなく本気でやっていたのが良かったです。『男役』は全員短髪だったのもなんとなく嬉しかった(^ ^)。
「プロの男役」はこうでなくっちゃ、という気合があって、すごく良かったと思います。



前回は、とにかく『なつめさんありき』のショー構成だったんですよね。
なつめさんが出ずっぱりなのは良いんですが、ワンマンショーの必然として、歌もほとんどなつめさんが歌うことになってしまい、結果として本気のダンスは少なくなってしまい……(T T)。なつめさんのダンスが観たいのに!!という不満が大きかった。回りのダンサーさんたちも、『プロの女性ダンサー』のまま男役を片手間にやっている感じがぬぐえなくて、なんかいろいろ残念だったのですが。

OG公演の舞台には、「元娘役」はいても、「娘役」という存在がいないんですよね。だから、現役以上に「男役」として舞台上に存在するのが難しいんだと思います。
「娘役」と組むからこそ「男役」になれる。「男役」で在れる、というのかな。「娘役」がいない舞台での男役は、「男装した女性ダンサー」になってしまいがち。

そんな、「男役」というものの持つ「脆さ」と「夢」を、座付き作家ならもっと大切にして欲しいな、と思っていたので。
「娘役」がいなくても「男役」でいられるメンバーを揃えるてくれた制作側の気合も含めて(^ ^)すごく嬉しかったです(*^ ^*)。



今回の目玉は、一幕の「CHICAGO」ダイジェスト。(演出・構成は吉川徹)
正真正銘の、宝塚OGによる本格的ミュージカル でした。

この試みはすごく意欲的だと思ったし、出来も非常に良かったと思います。
これを観た翌日に星組さんの「REON」を観たのですが、次回の「Dancin’ Crazy3」では、「バーレスク」をOGたちで本気で演出してほしいな、と思いました(^ ^)。
観てみたい!



1幕、2幕とおして、「とにかく楽しかった」です。
この作品なら、宝塚ファンじゃなくても観たいんじゃないかな、と思いました。

もちろん、OGファンだけで客席は埋まるので、ファンじゃない人がふらっと行くような公演ではないし、「月夜歌聲」とか、ファンじゃないと意味がない場面はやっぱりあったのですが……
でも、宝塚に興味ないひとでも、歌とダンスで十分に楽しめる公演になっていたと思います。
関係者のみなさま、本当にお疲れさまでした。


みんな綺麗だったし恰好良かった!!
キャストごとの感想はまた後日♪


【7月1日まで、あと95日】
日本青年館公演「REON!!」。


今、プログラムを真剣に見て、はじめて正式タイトルを知りました
エクスクラメーションマークは2個なのね。前回の日記も直しておかねば。


さて。一番印象に残ったことは前回書きましたので、今回は細かいツボを。

Scene1

オープニングシリーズ。
振付はASUKA-TAKAHASHIさん。ところどころに見慣れない動きがあって面白かったんですが、なんというか、オープニングのまだ客席があたたまっていない場面で新しい振付家を使うのって冒険なのかも、と思いました。
一曲(夜空に眠るまで)が終わって、ねねちゃん筆頭に娘役が入ってきたあたりでやっと盛り上がったような。スリットの入ったミニタイトから伸びる脚が素敵すぎてくらくらする。髪も鬘でなく地毛っぽく降ろしているひとが多くて、色っぽかったです。

後半の方で、縦3列に並んで踊る場面、先頭が礼音くんとれみちゃんと真風くんなのにびっくりしました。すごいなあ、その並び。

礼音くんが客席に降りて劇場中を駆け回る場面、本舞台で踊っているメンバーの笑顔が眩しくてとても好きです。中でも、キキちゃん(芹香)の可愛らしい笑顔にちょっと見惚れました。あなた、いつものニヤリ顔はどこにしまってあるの?


Scene2

礼音くんの「きらきら星」から始まる、お星さまメドレー。
壱城5がかっこいい!ピンクのギンガムチェックの衣装で歌い踊る5人は、めちゃめちゃアイドルでした。かっこいー(^ ^)。
最初、階段のセンターのしーらんに照明が入って、それからその回りの4人に順番にスポットが当たっていくのが本当にアイドルのコンサートみたい。スポットが当たるとみんな1ポーズするんですが、下手手前の礼くんがその場で高く脚を広げたジャンプ(←技の名前がわからない)をしていて、、、、漫画「ライジング!」で祐紀が演じるアラビアの踊り子ライラの登場場面を思い出しました(←わかりにくい)。

その後も懐メロが続いて、、、いやはや、懐かしかったです。ええ。ねねちゃんの「ラムのラヴソング」爆弾に吹っ飛ばされたあと、「Another Orion」は、礼音くんにもねねちゃんにも本当に申し訳ないけど、バトンのどいちゃん(鶴美)に釘づけでした。凄すぎる。

このメドレーは、結構下級生が小人数でデュエットしたり前列で踊っていたりと大活躍。次々に曲が変わって、センターのメンバーも入れ替わるのが面白かった。しかも、上級生がハケないで後列で踊ってたりするんだよね(@ @)なんか嬉しかったなあ。
キトリちゃん(稀鳥まりや)センターに娘役さんがみんなで歌ってるところは、なんともいえず可愛かった。「星空のドライブ」だったかな?あと、輝咲くんとかも歌ってたなー。あれはどの曲だっけ。いい声ですよね。

キトリ好きとしては、最初の方でちょっと真風くんと組んで、最後の方で今度はキキちゃんと組んでるのがすごく嬉しい!あの身長差はかなり嵌るわ!!
礼音くんベニー真風くんがセンターで歌う場面(どこ?)、礼音くんやベニーが歌ってる間、自分が歌う順番を待ってる真風くんが、てもちぶさたそう~にしているのが可愛かった!!……そこは勝手に自分で振付考えて踊ったりしないんですね。


Scene3 Burlesque
Scene4 ちえちゃん

ここについては先日書いたので割愛。
とにかく、Burlesqueの最初のナンバーの白華ファイブが恰好良くて素敵すぎるぅぅぅ!!(うっとり)


Scene5

まずはねねちゃんセンターに娘役のナンバー。れみちゃんとねねちゃんが並んで歌ってたのはここでしたっけ。モノクロの円形(?)の上衣にショートパンツというモノクロの衣装がすごく好きです。あああ、私、本当にキトリちゃんが好きなんだなあ……笑顔がはじけて可愛かった!
男役全員での「Before The Dawn]はかなか恰好良かったです。振付は井島さんっていうんですね。
ラストのボイパは……いや、みんなよくがんばりました。なにもそんな苦労してやらせなくても、とも思いつつ、頑張る姿はすごいなと思いました


Scene6 Romeo & Julia

これも先日書いたので割愛。
とにかく、「僕は怖い」のラストで死のキスをうけるロミオ、という設定が面白かったなあ。
そして、愛と死のストーリーダンスの迫力は本当に半端ない。いやー、あのダンスはもう一回(何度でも)観たい。……CSで流れますように!(祈)



休憩をはさんで、2幕。
コント場面については前回書いたので割愛……と思いましたが、ちょっとだけ。
まず、ベニーもフリーダムだけど、星組ファンのお客さまが一番フリーダムでランダムだったよ!

「ライライライラーイ」と「アマール・アマール」のさわりを歌うREONねねちゃんの低音の歌声が素晴らしい!!や、前から思っていたんですが、ねねちゃんがもし男役だったら、私絶対ファンになったと思うんですよね(^ ^)。……あ、でも、男役になったら脚もデコルテも背中も出してくれないのか……(T T)。

ファンたちはもう、しーらんが可愛すぎて釘づけすぎて他があまり観れてません(きっぱり) REONさんファンが圧倒的な中、数少ないSUZUHOさんファンがめっちゃ濃いのが面白かった。夏樹れいくんの笑顔がとても素敵です♪

楽屋に忍びこんでしまうちえちゃん。「ライライライラーイ」と発声練習をするREON(夢咲)のところに紛れ込む、という設定の無理やりさが藤井さんらしいなあ。
そういえば、「希望の瞳」の前に、ねねちゃんが自分のことを「顔も丸いし…男役には向いていないの」と歌うナンバーがありましたが、あれも何かの主題歌でしたっけ……?いきなり「希望の瞳」につながって、しかもそのまま「ノバ・ボサ・ノバ」の決闘シーンの音楽につながるところは本当にすごいなと思う。手島恭子さん、良い仕事するなあ。


Scene2

「MIDNIGHT BEAST」⇒「LOVE HUNTER」。
大月さゆちゃんが着ていた象の衣装の夏樹くん、すごく色っぽくて声もハスキーで良かったなあ。歌っていても芝居心のある人ですね。素敵でした。
シマウマの衣装の海隼人さんはおっとりとした美しさ。礼音くんと結構ながくデュエットで踊るのですが、美しくて良かったです。ダンサー同士のデュエットが観れて幸せ。


Scene3 CLUB REON

「バードランドの子守唄」で組んで踊るしーらんとれみちゃん。同期コンビで身長もあまり変わらない二人の、遠慮のなさがいいですね。れみちゃん本当に恰好良い。
他の2組は、れんた(如月)とキトリ、キキちゃんとあんるちゃん(夢妃)。れんたとキトリは、小柄なダンサー同士の気心知れた感じがとても良いです。振りが何気に細かくて、手足がめまぐるしく動くのが凄いなー、と。キキちゃんとあんるちゃんは、こちらも同期コンビですね(^ ^)。他の2組に比べるとかなりのどかな二人でしたが、息のあった動きのなめらかさが素敵です。

礼音くんたちが入って、総踊りへ。振付はScene2から引き続きで平澤さん!色っぽくてすごく好きです。平澤さんの振りは、わりと娘役が恰好良いんですよね(^ ^)。組んで踊ってても女性上位のカップルが多くて、娘役好きな猫としてはとても幸せです♪
平澤さんの、ポールを使ったダンスも大好きなんですが、そういえば今回はあまり印象に残って無いなあ。「“R”ising!!」みたいに、それだけで見せ場ひとつ、みたいにしてなかったから…かな?
れみちゃんが恰好良いのは当たり前なのでもうやめますが、いつも可愛いキトリちゃんが、ずいぶん挑むような顔でガツガツ踊るようになって、もう上級生なんだなーと思いました。

ラスト、「クレオパトラの夢」で登場する美女二人(紅、真風)。いや、文句なく美女でしたよ、ええ(*^ ^*)眼福、眼福!


Scene4 On Stage

ここは「思い出の名シーンをもう一度」的なコーナー。「ブエノスアイレスの風」のデュエットダンス、「JACKPOT」、「君はどこに」の3曲でした。この中では、別バージョンの「JACKPOT」がみんな恰好良くて良かったかなあ。懐かしかった!


Scene5

ベニーと真風くんの客席登場からスタートする、フィナーレ的な一連。
客席を所狭しと走り回ってアピールしまくりなベニー&真風くんと、本舞台の3カップルズ。みんな、ピンクのTシャツがよく似合うなあ……。段々、ビジュアル系アイドルにしか見えなくなってきます。

キキちゃんとキトリちゃん、ここでも組んでて、めっちゃお似合い。かわいーーーー!
……キキちゃん、行かないでえええ(T T)。


ラスト、白い衣装に着替えた礼音くんが、ロミオ&ジュリエットの「いつか」に合わせてソロダンス。1幕ラストの黒ロミオの振りにちょっと似てる気がしたので、もしかしたら両方とも御織ゆみ乃さんの振付なんでしょうか?(2幕Scene5の振付は御織さんだけ)
悪くない場面でしたが、個人的には、あと1年半(台湾終わって一作)は在団することが決定している礼音くんに、こんな卒業間際っぽい演出する必要ないのになーと思いました。
(「Dancin’ Heroes!」の園加を思い出してしまった……)
せめて、一幕か二幕、どちらかだけでももう少し賑やかに終わってもいいと思うんですよね。ラストの印象が似ているというだけで、なんか1幕と2幕が似ていたような印象が残るのが勿体無い。
でも、ナウオンの話を聞いていると、いちおう礼音くんの意志なのかな?あのラストって。……にゃー。


Scene6 Message

カーテンコールは、礼音くんが作詞した「Message」と、オープニングで使った「REON!!」のリプライズ。どっちもテンション高く終わりました。楽しかった!



全体に、セットも衣装もシンプルなモノクロが多くて、そんな中に“さし色”のように色のついた場面がはさまるのが面白かったです。藤井さんうまいなーと膝を叩いたところはいくつもあって、やっぱり好きだなあと実感しました。
今回は、れみちゃんがいたせいか、娘役の扱いが珍しく良かったような気がします。……気のせい、かな……?(そうかも)



【7月1日まで、あと94日】
年度末の金曜日のタカラヅカニュースは、いきなりえなちゃん(月映樹茉)の笑顔から始まりました♪♪♪
何かと大変だった3月でしたが、最後に可愛い笑顔に癒されて、何となく元気になりました。

キーワードは「マフィアの日」。「マフィア」というのは、1282年にシチリアで起きた事件の主導者たちが使っていた合言葉(の頭文字)からきているそうなんですが……(へーへーへー)
そんな「マフィア」誕生秘話を笑顔で語るえなちゃん。ものすごーく可愛いんですけど、、、そういう言葉を選んだということは、次の作品ではマフィアなの………?

ちなみに、その合言葉はこちら。
「Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」



本編もいろいろ猫得でした♪
なかでも、としりなのラブラブ同期トークが楽しすぎて、泣き笑い。
「ファンシーダンス」の「チャンピオン」のとしりな、大好きだったなー。としちゃんのダンスは実際すごかったし、りおんの小芝居まじりのダンスも良かったし!
この二人が「大空祐飛さんと一緒だよ!」とか騒いでいるのを想像するだけで、すごく微笑ましい(^ ^)。

せっかくだから、りおんの後を継ぐちびあず(琴音和葉)も交えて、3人でトークしてくれてもよかったのになあ、と思いました。としりなと並ぶと、ちびあず小さくてすごく可愛いです(*^ ^*)。



【7月1日まで、あと93日】
星組バウホール公演「天使のはしご」、千秋楽おめでとうございます\(^ ^)/


幸運にも千秋楽を観劇できることになり、はるばる行ってまいりました(^ ^)。
千秋楽の前に、公演の感想をまとめるつもりだったのですが、、、ちょっとそれは後回しにして、千秋楽の感想を簡単に。


β あらためて、すずみん単独主演おめでとうございます!

最初の登場から、ピンと背筋の伸びた涼さんの佇まいの美しさに、目が離れませんでした。
青年館ではここまで思わなかったんだけど、バウに来て、回りがさらに濃くなっている中で、ダーシーが疑いようもなくピンで主演であったことの意味が、すごくよくわかりました。

慇懃無礼な“貴族らしい”動きから、真実の愛を知って柔らかな笑顔を思い出すまでのダーシーの変化。彼が変わるから回りも変るんですよね。ウィカム(夢乃)も、リジー(音波)も、そしてビングリー(美弥)も。
この学年で単独初主演、というと誰かさんを思い出してしまうのですが(^ ^)、すずみんはすずみんの道を真っ直ぐに歩いていってほしいです。この素敵な作品が、こんなに素敵に仕上がったンは、やっぱりダーシーがすずみんだからなんだな、と、心の底から思いました。

一幕ラストの(物語とは関係のない、「涼紫央」のテーマソング的な)ソロの絶唱が、まだ耳に、、、いいえ、心に残っています。

ありがとう。
こんな素敵な作品を観せてくださってありがとう。
ダーシーを演じてくれて、ダーシーに逢わせてくださって、ありがとう。
今までタカラヅカに居てくれて、本当に本当に、ありがとうございました!


β 青年館版とはかーなーりー別モノ!!でした(@ @)。

のっけから「千秋楽の感想」ではなくてすみません(汗)。
何が違う、どこが変わった、と明確に指摘できないのですが、とにかく全然違いました。
青年館で観た時だって、観終わった後は十分にほっこりと温かい、柔らかな気持ちになれてとても幸せだったのですが、やっぱりあれから2週間という時間は長かったんですね……。
大道具の動きもスムーズだったし(青年館では蝋燭がつかなかったり、大道具の向きを間違えて芝居が始まってからもくるくる回ってたり、いろいろあったので汗)、涼さんはるこちゃんはじめ、全員が芝居に集中できていて、本当に役の人生を生きているのを感じました。
小芝居もいろいろあったし……でもとにかく、みんなが凄く幸せそうだった(はぁと)おすそわけ、ありがとうございました!


β メアリの歌

もともと小芝居の多い芝居ですし、バウにきていろんな枝葉がついていたので、どれがアドリブでどれが小芝居なんだか良く判らなくなっていましたが、とりあえずこれはアドリブなのね、と思ったところ。
2幕の終わり、ビングリー(美弥)がジェーン(華雅)にプロポーズして、ドアが壊れて(^ ^)、、、ビングリー夫妻とウィカム夫妻が辞去する場面。
お祝いの讃美歌を歌っていたメアリ(妃白)に、リディア(綺咲)が「歌うまくなったわね!」と言って立ち去り、喜ぶメアリに母親のベネット夫人(英真)がかける一言。

11時 「前から上手よ」
千秋楽「明日も聴きたいわ」

……英真さんうまいなあ、さすがだなあ、、、私も、明日聴きたいです。メアリの歌。ゆあちゃん可愛い~~~(結局そこか)


β ジェーンの涙

青年館の頃から、いまにも零れそうなほど涙を溜めてビングリーのプロポーズを受けていたジェーン。
千秋楽はもう、ライトが当たった時にはすでにボロ泣きしてました。
ポロポロ涙を零しながら、幸せそうな笑顔でチャールズ寄り添うジェーンに、貰い泣きした……(; ;)。
美弥さんもすっごい嬉しそうでね(; ;)、眉間にしわをよせて、幸せそうに微笑む美弥さん。もうもうホントに優しそうで素敵で優しそうで恰好良かった!!


β コリンズ(天寿)の柴犬化

これは、千秋楽だからというわけではないようですが、コリンズさんが犬になってました。(真顔)
リジー(音波)にプロポーズしようと他の家族がはけるのを待っている間、部屋中走り回るのは青年館でもやってた気がしますが、バウでみたら、きゅーーん、きゅーーーん、と犬笛のような声で鳴いてるんですけど!?(←もしもし?犬笛は可聴域外ですよ?)
いつからなんですかあれは。

11時を観た時は、何の音かな?(セットが動く音とかそういう意味の)と思ったのですが、、、
どうやらあれは声だったらしい。人間にあんな声出せるのか!というレベルでした(@ @)

千秋楽はさらに走り回り方が激しくなって、、、鳴き方も激しかった(^ ^;ゞ よく息が続くな、というレベルで……可愛いよ可愛いよ豆柴。


β ごあいさつ

まずは組長の柚姐。公演の成功を言祝ぎ、今後の予定を簡単に述べて、組替えメンバー(「REON」キキちゃん含む)の前途を祝して、すずみんへ。

内容は……
・宝塚が大好きで、とにかくここまで突っ走ってきた
・今、このタイミングで「高慢と偏見」という作品に出会えて、このダーシーという役に出会えたことは運命だと思う
・鈴木さんが「お客さまが、観終わった後に幸せな気分で主題歌を口ずさみながら帰る、そんな宝塚の原点のような作品を創るたい」と言っていた。
・毎日が幸せすぎて、今日が来るのが怖かった
・でも、終わないと次が始まらないので。みんなでこの経験を次に生かしてがんばります!

で、関係各位に感謝を述べてから、これからも宝塚を愛しつづけてください……だったかな。


あいさつを聞いていると、あらためて誠実で、そして不器用な人なんだな、と思うんですよね。
ナウオンでは「ダーシーとは全然違う」っていう結論になっていましたが、「高慢」を脱ぎ捨てた後の、2幕後半のダーシーは、すずみんそのものなんじゃないかと思います。
マリオ、ラスティ、ダーシー。こうやって考えると、2011年度のすずみんは当たり役続きだったんだな、と思います。星組全体が作品に恵まれて、当たり役の多い一年だったんですが、芝居のできるすずみんは特にその印象が強いです。

正塚さんは、すずみんにどんな役を書いてくれるのでしょうか。
2012年度のすずみんも、とっても楽しみです。


β 組替えメンバーのごあいさつ

最初のカーテンコールで、すずみさんが組替えメンバーに話を振って、一言ずつ。
すずみん⇒りりかちゃん「私の最初のDSに出てくれたんだけど、いつの間にかこんなに綺麗な娘役さんになって」
りりかちゃん「組替え発表から4カ月、星組の素晴らしさを感じる毎日でした。明日からは、花組の華雅りりかとして、みなさまに愛される舞台人になれるよう精進してまいります」

すずみん⇒美弥さん「るりかは(私以上の?)マニアックな宝塚ファンで、いつもヅカトークで盛り上がってます」みたいな紹介。
美弥さん「愛する星組のみなさんと過ごした9年間は、大きな大きな宝物です。これからも宝塚を愛し、星組男役魂を忘れず、月組でも私らしくがんばりたいです」

すずみん⇒ともみん「(星組には有名な余興集団がありまして、)下級生の頃から(その余興集団で)一緒にやってきましたが、こんなに格好良い男役になって!」
ともみん「ついにこの瞬間がきてしまいました……今言えることは、心から感謝の気持ちでいっぱいだということです。明日から雪組生になりますが、変らず、元気に、明るく、男らしく、アツく、男役を楽しみつつ、極めていきたいです。今度は皆さまと一緒に星組を観るのを楽しみにしています!」(←これには美弥さんもうなずいてました) 「涙は見せません!」

すずみん⇒英真さん「エマエージェンシーの産みの親」(←創業22年だそうです!@ @)「今は女役をされていますが、男役魂もこの方に教えていただきました」
英真さん「これからは各組にエージェンシーの種を撒きにいきます!これからも星組も宝塚も、どうぞよろしくお願いいたします!」みたいなかんじ?だいぶ違う気がするけど、そんなコメントもしてたはず。ちょっと泣いてたので記憶が飛んでますすみません。



たかが組替え、されど組替え。
ご本人の不安もさることながら、ファンのみなさまの不安はさぞ大きいことでしょう。私も昔は当事者でしたから、とてもよくわかります。

でもね、大丈夫ですよ(^ ^)。
基本的に月組ファンの猫は心から美弥さんを歓迎していますし、専科としてご出演くださる英真さんも楽しみだし、
猫の中の花組ファンの部分はキキちゃんりりかちゃん大歓迎で大騒ぎだし、
雪組ファンの部分は、ともみんと大ちゃんの並びが楽しみでなりません(^ ^)。


祐飛さんが組替えして新しい出会いがあったように、
組替えされるみなさまと、そのファンのみなさまに、素敵な出会いがありますように。




鈴木圭さん、素敵な作品を、どうもありがとうございました。
開演前にロビーでお見かけしましたが、やっぱりプログラムもう一冊買ってサインもらえばよかったなあ、と悔やんでいます。
これからも、原作つきで素敵な作品を、ぜひぜひお願いいたします!(真顔)