東宝劇場 花組新人公演「愛と死のアラビア」
ベドウィンとマムルークの章。……男役まみれですみませんっゞ

 
 
 
とにかく若くて、元気なメンバーでした!
ベドウィンスクワットも元気いっぱい(^ ^)な感じ、でした☆

 
 
 
ザイド(悠真倫)煌雅 あさひ

アーサー、見た目もきれいだし歌も巧いし、で結構チェックしていたつもりだったのですが……
芝居も巧いって初めて知りました!(^ ^)(←無知?)

豪放磊落なリーダーシップ。ほんの少し、原作のザイドの片鱗が(ほんとにちょっとだけ)あったような気がします。思わずトマスが頼ってしまう雰囲気があって、立派でした。なのに、楽しそうに「銃をぶっ放す!」と打ち明けるときの茶目っ気が好きです。
“戦場”を愉しんでいる生まれながらの戦士の血を感じました。

盆が回る間際の、「トマスの旦那は、…やはり我々とは違うのかなあ…」という台詞の思慮深さが印象的でした。包容力があるんですね、この人の芝居には。
ラストの牢獄での演技もすごく良かったです。思わず注目してしまった(^ ^;ゞ



  
アブ・サラン(未涼亜希)月央和沙

「俺の弟は奴らに殺された!」アブ・サランの台詞として一番印象的なところですけれども、ここに持っていくまでの芝居がちょっと弱かったかも。まっつはやっぱり巧いんだなー、と改めて思ってしまいました。
でも、滑舌も良かったし、直情的で猪武者っぽい雰囲気があって、本役さんとはまた違うキャラクターをちゃんと考えていたと思います。うん。

この人も88期かー。OGのさくら(月丘七央)ちゃんと似た名前の研1さんがいるわ、あら、ちょっと写真も似た感じ、と思った7年前から、もうそんなになるんですね…(すみません、関係なくて)。


 
  
オスマン(貴怜良)瀬戸かずや

笑顔の可愛いかりやんのポジションに入った瀬戸くん。立っているだけで目立つ人なので、アブ・サランやアル・マリクと剣の稽古をする場面もやたらにカッコよかったです(^-^)。
台詞とかはあんまりなくてちょっと残念。

 
 
 

アル・マリク(華形ひかる)鳳真由

ぱっと目に付くキレイな人、という印象。ただ、見た目がちょっと子供っぽくて(丸顔だから?)、「この傷の償いは死をもってあがなってもらう!」とわめく場面とか、ちょっと子供がヒステリー起こして八つ当たりしてるみたいに見えてしまったかも(^ ^;
ただ、「馬三頭と引き換えに」とトマスに提案されて、仲間たちに「きいたかよっ!馬くれるってよ!!」みたいなことをいいながら退場する場面、あまりにも子供みたいに嬉しそうで、ホント可愛かったです♪

 
 
 

ジューバ(真野すがた)真瀬はるか

芝居巧いなあ〜!92期だから、研3になったばかり、ですよね?
凄い……。「蒼いくちづけ」のレンフィールドもびっくりしたけど、なんだか新公メンバーの中に入ると巧さが際立ちますね。
将来がとても楽しみ!

 
 
 
アリ・ジム(朝夏まなと)日高大地

こ、こちらは………ごっごめんよ、正直、真瀬くんと同期とは思えないほど台詞回しが拙かったです……(涙)。

本公演を観て、自分でもすっっっっかり日高くんのファンになったつもりだったんですが(汗)、声を聴いたのはこれが初めてでした……。(「蒼いくちづけ」Aチームに出ていらしたことも今知ったんですけど、あのときは台詞ありましたっけ…?)
また真瀬くんと掛け合いみたいに続けて喋る台詞が多いんだよあの役(T T)。苛め?

まぁ、初めて役らしい役、そんなこともあるさ!(←開き直り)

ベドウィン衣装にくるまれていてもはっきり判るスタイルの良さ。小さな頭。ビジュアル的には本当に目立つ人だと思うので……とにかく頑張っていただきたい!!です(^ ^ゞ

 
 
 
ヤシム(望海風斗)大河凜

可愛かった!文句なく!
本役のだいもんとはちょっと違う感じでした。…なんだろうな、もっと子供っぽかったのかな?子供なりに、トマスのために何かしてあげたい、この人を守ってあげたい、というひたむきさがあって、とってもキュートでした。
でも、牢獄の泣き声はちょっとやりすぎたかな…?

93期、ですか。この辺の期はできる子が多いような気がするんですけど、どうなんでしょうか。若い子の子役は芸ではないので、あまり感心しすぎてはいけないんですけどね(^ ^;

 
 
 
アッバース長官(大伴れいか)浦輝ひろと

いい声だった!抑えた低音がよく響いて、存在感と迫力がありました。
この役は出番も少ないし、台詞も少ないし……でも、ムハンマド・アリが思わず怯んでしまうだけの存在感がないと意味がない役なので。
とても良かったと思います!!なんでしたら木曜日から…(自粛)

89期かー。人材の多い期で大変でしょうけれども、今後のご活躍を楽しみにしています♪♪

 
 
 
アジズ(眉月凰)祐澄しゅん

かっこいいーーーーーっ!!
渋いね。かっこいいね。素敵だね。
殺陣もきれいに決まってました。いったん負けが決まったのに、隙をみてもう一度!というよりは、「負けたと見せかけて隙を作らせ、確実に殺してやる」みたいな計画的なものを感じてみたりしました(^ ^)。

惜しむらくは、ナイリお嬢様への恋心があんまり表現されていなかったことかな。あのカッコよさで、ナイリへの渇望まで表現しちゃったら、客席がアジズ側についちゃってマズいか?(←言ってろ)

 
 
 

スレイマン(高翔みずき、代役・日向燦)初輝よしや

ひたすら面白いマメちゃんのスレイマンに比べて、硬軟自在だけど正統派の敵役、でした♪
彼の考え方っていうのは、必ずしも視野が狭いとかなんとか言われるものではなくて、単純に保守的なんですよね。トルコ世界、という、永く続いた比較的平和で繁栄したアラビアを守ろうとした、ただそれだけ。

マメちゃんみたいに、思わず笑ってしまうほどの「ディズニーアニメに出てきそうな悪役」を創りこむのも、こういう立場の役を演じるための一つの手法ですけれども。
初輝くんの役作りも、技術面はともかくとして(汗)面白かったと思います。

本来の本役であるさお太さんのスレイマンが観られなかったことが、とってもとっても残念……。
(さお太さん、早く元気なお顔を見せてくださいね!)

 
 
 

ラシード(紫峰七海)冴月瑠那

もともと、ふみかちゃんのイヤラシイ目に注目する癖がついてしまっているので、ラシードさんから目が離せないのは当たり前っちゃ当たり前なんですけれども。
「蒼いくちづけ」でも印象的だった冴月さんの美貌は、ふみかちゃんとは違う意味で心にも瞼にも残りますね(^ ^;ゞ
渋い台詞回しも、あの美貌から出てくるとなにか冷徹なものいいに聞こえてくる(汗)。だ、だめかも私……。

冴月さん、たしか「Mind Traveller」では元気な若者でしたよね…?すっごいキレイな人がいるーと思った記憶がかすかに。(←微かすぎる)
容姿も声ももろ好みなのに、どうして本公演で見つけられないんだろう……(自己嫌悪)(牢獄の衛兵しか判んないよー)



今日で男役さんは大分すすみましたね♪
あとはムハンマド・アリご一家と女官たち、西欧人たち、そしてショー場面、か・・・さてどこまで書けるかな?(^ ^)