宙組青年館公演「ヴァレンチノ」、千秋楽おめでとうございます。
そして、妃宮さくらちゃん、ご卒業おめでとうございます!



なんだか、作品についていろいろ書きたいことがあったんですが、昨日力尽きて寝てしまったらもう千秋楽という(T T)。
7日間10公演。長いようで短いようで長いようで、やっぱり短かったな、という気がしています。
観るには十分な期間だけど、咀嚼して自分の中で解釈をまとめるには時間が(体力も?)足りない。そんな感じでした。


まあ、とりあえずは深く考えず、せっかく観ることができた千秋楽の様子を。

まず。

カイちゃんが化けました。
青年館の初日でもすごく良くなってて、おお!と思ったカイちゃん(七海ひろき)のナターシャ。
その後も観るたびにいろいろ違っていて、おもしろいなあと思っていたのですが。
千秋楽にまた大きく変わっていて、びっくりしました(@ @)。特に違うなあと思ったのは2幕かな。最後の「おしまいね、なにもかも」につながる心情の動きを丁寧に見せていて、一人の女性としてすごくなめらかになった気がしました。


もちろん、カイちゃんだけじゃなくて、祐飛さんはじめみんな色々違っていたし、普段の公演よりも「これで最後だ!」という気持ちが強かったような気がします。
やっぱり、一度中途半端な形で終了させられた作品が奇跡の再演を果たしたことで、観客の気持ちもずいぶん違うけど、演者の思い入れはもっと大きいんだろうなあ、と実感しました。


さくら(妃宮)関連は……お芝居では特になかったと思います。(←見落としてるようでしたら教えてください!)
いつも宙組の千秋楽は、カフェの場面とかで卒業生の回りに人が集まっていろいろやるのが定番のような気がするんですが。今回はテックスの店でも人の動きはそんなに変わらなくて。
フィナーレのダンスで、衣装に白い花をつけていたのが嬉しかったです。今回は特例だったので、そういうのも何もなしかなあ、と思っていたので。

フィナーレの最後、いったん音楽が止まって皆が奥に並び、祐飛さんが「アランチャ」を歌いながら一人ずつ目を合わせつつ回っていく場面。
さくらのところまできたら、いつも目礼だけで素通りする祐飛さんが、思いっきりさくらをハグしてあげてました。
サプライズに驚いたさくらの笑顔に、いきなり泣けました(^ ^;



挨拶はごくシンプルにまとめた祐飛さん。
さくらにもちょっと振って、笑顔で見守っていたのが可愛かったー(*^ ^*)。




祐飛さん、29名の宙組生徒たち、そして、スタッフのみなさま。

この素晴らしい作品を再演してくださり、本当にありがとうございましたm(_ _)m1.
「ハッピーエンド」とは違うけれども、「ハートフル」ではある物語。
今、この時に、この熱い夏に、30名誰ひとり欠けることなくこの物語を紡いでくださったことに、心から感謝しています。