東京宝塚劇場宙組公演「クラシコ・イタリアーノ」のツボ集、その1。
すみません、ご覧になっていない方にはさっぱりわからない内容になっていると思いますが、ご容赦くださいませ。

良い作品ですので、ぜひ観てあげてください(^ ^)。



■第一場 チネチッタの撮影スタジオ
・レニーの「ハーイみなさん、ごきげんよう」が結構好きです。テンションあがる。
・グランチェッロと聞くたびに、「大きな空」と思ってちょっと笑える。
・「ストップ!」という声と共に椅子に座った祐飛さんにスポット。その度に、「どうしてハート型の紅い椅子(「シニョール・ドンファン」で紫吹さんが座ってらした椅子)を使わないんだ!!と怒りを覚える。
・祐飛さんの「そして、ミュージック!」の「U」の長音の発音がなぜかツボです。
・身体にぴったりしたミニスカートに網タイツの娘役さんたちは全員超ツボです。ええ。えりちゃんかわいーーーーーー(←全員じゃなかったんかい)。


■第二場 同
・ジョルジオ(凪七)の回りで「だるまさんころんだ」みたいになっている下級生たちがめっちゃ可愛い。個人的に、百千糸ちゃんが可愛いです(はぁと)。
・今回追加された(マイクが入った?)レニーの台詞「最後、セリ下がってましたよ…」が、週末に観たときより目立っていたような気がするんですが(^ ^;ゞ。そこは軽いツッコミだから、もう少しさりげなくお願いします。


■第三場
・大劇場の後半に観た時は、客席でミーナに話しかけられた人が「あっち」と全然逆の方向を差したりして、ミーナが「違うと思うんだけど…」とぼやきながら銀橋へ向かったりしてましたが、東宝はまだみんなおとなしいですね(^ ^)。
・「おまわりさん!」と呼びかけられたときの警官役のお二人の表情とかがとっても良いです!
・字が読めないのは確かにミーナの責任じゃないけど、それでどうして映画学校に入学できたのかが不思議なのは私だけでしょうか。筆記試験は無いのかな?あと、字が読めない役者って、どうやって台詞を覚えるんでしょうか。誰かに読んでもらうの……?
・泣きだしたミーナに、サルヴァトーレは何を囁いてあの大芝居をさせているんでしょう。
・「仕方ない。彼女でいこう」の「仕方ない」はいったいどこから?


■第四場 作業場
・大劇場の最初の頃は、ちーちゃん(蓮水)の歌が始まっても仲間たちは「あー、はいはい」って感じだったはずなのに、いつの間に耳までふさぐようになったんだ……?
・カメラマンのかいちゃん(七海)にアイロンをいじられて叱りつけるマリオの迫力。
・この場面では、メインで芝居をしているメンバーよりも、その回りでわらわらしている職人たちが面白いです。何となく浮かれていたのが、マリオに怒鳴られてシュンっとなっているこーまい(光海)、アメリカ人たちを物珍しげにワクワクしながら眺めているえなちゃん(月映)、一生懸命仕事をしながらチラッチラッと上目遣いで見上げてる女の子たち。みんな可愛いなあ。


■第五場 レセプションパーティー
・この場面はすみからすみまで見どころ満載なのでいろいろキョロキョロしてあげてください。
・初対面のサルヴァトーレに対するロナルド(鳳樹)のやさぐれ感が素晴らしいです。「さすが、アメリカの成金とはわけが違う」という上から目線な嫌味っぷりも素敵なんですけど、それ以上に「すごいお屋敷ですね」という言葉に籠められた侮蔑なんて、誰にも真似ができない気がする……。
・大ちゃん(鳳翔)のおっとりした貴族っぽさが結構ツボです。クラウディア(五峰)の尻に敷かれてるどころか、指先でぽいっとされているところがとても好きです。
・クラウディアの「あなたは誰かを幸せにできる男じゃない」っていう台詞が、作品全体を貫くテーマの一つになっているところが好きです。とはいえ、真実は「クラウディアはサルヴァトーレが幸せにしてあげられるような安い女じゃない」 だと思うんですけどね。


■第六場 チネチッタの撮影スタジオ
・普通の撮影で、何百回もNG出すとかありえません(その前に終了する)。っつか、フィルムがもったいないよ。
・撮影が終わった後、マイクを回収するモンチ(星吹)が好きです。大劇場はミーナに対してもっと優しかったと思うんだけど、東宝になってからは結構冷たい。疲れたー!という芝居になってて、これはこれで面白いです。
・モンチがマイクを回収するのをさりげなく待ってるりく(蒼羽)が可愛い。


■第七場 下町のPizzeria
・ここはもう、観たい人が多くて大変です。目があと8個ほしい(←具体的)
・えなちゃんの口上は理屈抜きで好きです。どうしてあんなに可愛いんだ。
・今までずーっと偉そうに表面を取り繕っていたサルヴァトーレが、ナポリ時代におやっさんの前で見せていた可愛い貌を初めて見せる場面。こういうのが「きゅん」なんだよ、と思う。
・靴磨きの少年(花乃)と兄貴(和希)、そしてかける(風馬)くんのエピソードが好きです。ゆいちゃん(結乃)とデートしてるかけるくんのデレデレ笑顔を視るたびに、「(靴磨きで)汚しちゃってごめんね」と思う(^ ^;ゞ。デート前だからめかしこもとうして靴磨きを頼んで、なのに汚されちゃったらそりゃ怒るよね(T T)……ああいう細かい小芝居って、自分たちで考えるんでしょうか。それとも、植田景子さんの指定?
・サルヴァトーレの「ナポリの海…」という台詞を聞くたびに、「あの日のサンセット…」を思い出します。
・祐飛さんの「懐かしいものを見せてもらった。ありがとう」の言い方の優しさは、ギャップ萌すぎて犯罪だと思う。あれじゃ女の子は惚れちゃうよ!!



ずいぶんはしょったつもりだったのに、意外と長くなってきたので、このへんでいったん切ります。
こうやって書きだしてみると、相当にツボだらけだなあ(←好きなんだってばこの作品)


そうそう。
だいぶ先の場面ですが、レニーがインタビューを終えた後の場面で流れてる音楽が、ミュージカル「RENT」のエピローグ前(マークが壁にこの一年の映像を映し出す場面)に似てるような気がするんですけど、気のせいでしょうか?
あの音楽が鳴るたびに、つい回りの壁を視てしまう私は、立派なRENTフリークです(^ ^)。



今回、下級生娘役さんのお化粧がちょっと派手目になっていて、誰か化粧指導が入ったのかな…?と思いました。今までとはだいぶ違う気がするんですが、どうでしょう。……と言っても、前回は日本物⇒黒塗りのショーだったので「今まで」が良く判らなくなっていますが(汗)。
派手目なメークが似合う人もいるけど、微妙な人も何人かいて、お化粧って難しいなあと思いました。中でも気になったのはありさちゃん(瀬音リサ)。元は可愛いのに、立ち位置もあがってきて目立つ位置にいるのに、メークがイマイチでとても残念。目元はもっとすっきりさせて、チークはそんなに幅広くつけずにメリハリ付けた方が絶対良いのに!!


宝塚歌劇団の歴史上、何年ぶりかの大規模な組替えが発表されました(@_@)


ちょっといま出張中で携帯からなので簡単にしか書けないんですが、、、


まずは、管理職人事。
ハッチさん、英真さん、飛鳥さんが専科に異動!
花組はさお太さんとまりんさん、
雪組はみとさんが専科から降りてきてゆめみさんはそのまま、
星組は柚姐とみきちぐ、
月と宙は変わらず。

まあ、ここ数年で専科の方々も一気に抜けましたから、仕方ないでしょうね。
管理職もたまには回さないと!

しかし、みとさんは管理職と専科をいったりきたりだなあ……。


そして、組子の異動(T_T)。

まずは、一番衝撃が大きいのはやはりこちらでしょう。

■北翔海莉
7月2日付で宙組→専科へ

いや〜、驚きました。
でも、これはみっちゃんにはチャンスですよね!きっと良い仕事をしてくれるだろうし、みっちゃんはまだ若いので、是非この経験を経て垢抜けて、素敵なスターになってくださいますように。
とりあえず、次の大劇場公演までは一緒ですね♪


■朝夏まなと
6月1日付で花→宙
■春風弥里
2月21日付で宙→花
■鳳翔大
7月2日付で宙→雪

まさかのまぁくん異動と、88期シャッフル!
まあ、CSのちーたらコーナーの話を聞いていて、そろそろ解体されるんだろうな〜とは思っていましたが、、、まさかこんな形とは…
大ちゃんは7月だけど、みーちゃんは2月末異動、今の東宝が一緒にやれる最後なんですね(;_;)。
春の花組の振り分けを楽しみにするか……(みーちゃんとまぁくん、同じチームだといいな!)(どっちか幸ちゃんか祐飛さんで、どっちかきりやんかタニちゃん)。


■緒月遠麻
5月28日付で雪→宙
■十輝いりす
2月25日付で宙→星

最近の劇団はトップと同期をコンビにするのが好きなんでしょうか。7月になれば、花雪星宙と5組中4組がそうなりますね(^_^)

しかし。まさこにとってもチャンスだと思いますが……まさか次の大劇場に出てくれないなんて思わなかった!ショック(涙)


■夢乃聖夏
4月1日付で星→雪
■美弥るりか
4月1日付で星→月

二番手も同期で囲みたいのでしょうか…?
みやるりの異動は意外でした。紅5はコンサートが最後だろうとは思ってたけど、動くのは他のメンバーだと信じてた。……PONDSの契約は今年度いっぱいなのでしょうか?


■凛城きら
1月21日付で雪→宙
■芹香斗亜
4月2日付で星→花
■華雅りりか
4月1日付で星→花

下級生だけど実力派な三人。それぞれ良い芝居をする人たちで、新天地での活躍が楽しみです。
みんな、がんばれ!



東京宝塚劇場宙組公演「クラシコ・イタリアーノ」のツボ集、その2。



■第七場(つづき) 抽象空間
・施設の女職員(藤咲)の、いっそ冷静なほどにつけつけした物言いが聴こえないかのように宙を視ている少年サルヴァトーレの意地っ張りな貌が好きです。しかし、君はいったいえりちゃんに何をしやがったんだい?
・「少しでいい、誰かが自分を認めてくれると信じられれば」という、前場でのサルヴァトーレの台詞。信じてもらえた瞬間のサルヴァトーレと、ミーナ。信じてくれた相手と、自分自身を信じようとする二人。それこそが人と人との『絆』である、という作者の主張と、その気持ちを思い出そうとするサルヴァトーレ。

ナポリの下町は本当にツボだらけなので、後ほどあらためて書くかもしれません。仮面劇を観てる観客たちが面白いんですよー♪


■第八場 チネチッタの撮影スタジオ
・大劇場で観た時、撮影前にミーナを視たレニーたちの態度がちょっと変わるのが面白いなと思ったのですが、東宝ではあまり目立たなくなったような?実際にカメラを回してみて、「おおっ!」という空気感を重視してるのかなあ。
・いや、だって、昨日とは立ち姿からして違うじゃないですか<ミーナ。テストなしの一発撮りをするってことは、昨日の彼女とは違うって気がついてるからだと思うんだけどなあ(だってフィルムが勿体ないじゃん!)←
・今日のミーナなら、3歩歩かせても大丈夫そうだよ。
・「初めて、微笑った」の優しさ、、、、サルヴァトーレさんあなた……(惚)
・エットーレ(澄輝)の台詞を聞きながら感慨に耽る。若い人の成長ってすごいですね。


■第九場a 作業場
・花道での会話。「マリオは必要な人間だ。私……いや、会社にとって」っていう確信犯的な言い直し台詞に毎回苦労している祐飛さんがとても可愛い。
・マリオが何か言うたびに“びくっ”となる職人たちの反応が人それぞれで面白い。聞えないふりで作業に没頭する人、気になって仕方ない様子でチラチラ横目で視てる人、面白そうにじぃーっと視てる人。そんな回りに全く気がつかないマリオ。
・何度か書いてますが、「一針一針を人の手で縫う」ことと、既製(吊るし)服というポジショニングがどうも繋がりません。いや、昔は機械で縫った方が手縫いより高価だった時代もあるわけだけど、これはそういう話じゃないし。
・ペッピーノ(蓮水)が「金儲けは大切だよ……」と言い始めたとき、心配そうに名前を呼び掛けるジーナ(琴羽)が大好きです。お兄ちゃんに逆らったことなんて無かったんだろうなあ。マリオとペッピーノ、かなり年が離れた兄弟に見えるんですが、実際はどういう設定なんでしょうね。


■第九場b オフィス
・ブランドに対する敬意の全くないロナルド(鳳樹)の提案。「欲しいのはクオリティではない」と言われてしまえば、ブランドホルダーとしては交渉の余地がないような気がするんですよねーーー。
・ブランドホルダーであるサルヴァトーレ。営業部門と、もしかしたら経理部門も束ねているかもしれないジュリアーノ。それぞれの立場で、もっと言葉を尽くして話し合っていたら、、、もしかしたら、と思うときがあります。


■第九場c CM撮影現場(オフィス)
・ちや姉(風莉)、素敵ーーーっ!!!
・銀橋にガールズが並ぶ場面で、エプロンをなおしてるすみ花ちゃんがツボです。後ろでトースターや洗濯機と戯れている若者たちも大好きなんですが、ガールズが可愛すぎてなかなか目が届かない……。


■第九場d チネチッタの撮影スタジオ
・偉そうに座ってインタビューを受けているジョルジオ(凪七)が結構ツボです。どんな話をしてくいたの坊や(^ ^)。
・フランク(春風)の「ローマの休日?……らっきい♪」は、東宝に来て普通になっちゃいました。……いや、そうあるべきなんでしょうけど、ポーズとかみーちゃんらしくて面白かったのになー。
・肩を落として、とぼとぼと機材を片づけるモンチ(星吹)と、ボードになにやら書きこみながら、考え込んでいるりく(蒼羽)。いや、だから何ってことないんですが。あれ?そういえばこの時かいちゃん(七海)は何をしていたっけ?……今度観てみます。


■第十場 フォロ・ロマーノ
・ホリゾントに浮かび上がる、祐飛さんの背中ーーー!!
・景子さんの背中萌えは、とてもとても良いと思います。
・レニーも背中がんばれ!(←そこ?)


■第11場 抽象空間(He is the Rival)
・ルサンクの「サルヴァトーレとジャコモ、対立のステージング」というト書きがツボです。
・まさこちゃんの「それもあ~なたから学んだんだぁ」という、妙に間延びしているのに重みがある台詞回しが最近ツボになってきました。
・「こんな結果ではなかったはずだ……悔しいねえ」という公爵(鳳翔)の台詞が、何かに似てる……とずっと思っていたんですが、思い出しました。「マラケシュー紅の墓標ー」のみおさん(憧れのスター・あすかに金の薔薇をプレゼントできない自分の不甲斐なさを嘆いてたんだったかな?)だ!!(←ごめん大ちゃん)
・舞台奥で踊っている下級生たちがすごく可愛いです。この場面も目が4つくらいほしい。



ところで。今更かもしれませんが、この物語の舞台って何年頃なんでしょうか?
終戦頃(1943年)にサルヴァトーレは10歳。シチリアを出てから十数年。
修行して一人前の職人になるのに10年以上かかるとして、今30代後半くらい?とすると、1960年代後半から1970年くらい、、、かなあ?でも、クラーク・ゲーブルが亡くなったのは1960年なんだよね………職人の修行期間って意外に短いのでしょうか??

……などと考えていたら、なんてことない、「1960年代」と明記してあった(^ ^;ゞ
クラーク・ゲーブルファンのおばあちゃんは、もうボケちゃっていたのかしら……。


日本青年館月組公演「アリスの恋人」を観劇いたしました。



バウホールで観劇したときの日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20111122


まずは叫びます。
ちゃぴ(愛希れいか)のアリスが可愛いーーーっ!!

バウでも本当に可愛かったけど、帰宅してナウオンを視たりして、さらにツボに嵌ったようです(^ ^)。
ころころ変わる表情も、一挙手一投足も、ホントに可愛くてねっっ!!!(壊)


……失礼しました。
あの、これからご覧になる方は、あまり期待しすぎないでくださいね(^ ^;ゞ 私、責任は取れませんので……。




ゆりやん(紫門)の帽子屋は、色っぽくなってました(*^ ^*)。いやー、91期はみんな芝居上手で楽しいです♪ 劇中劇で演じるジャバーウォックの鬘は青年館の前に作りなおしたそうで、たしかによく似合ってました。龍の飾りが、目が大きくてキュートです(^ ^)。みりおくん演じる騎士と闘って倒れ伏した後、王子に戻るために飾りをむしりとるときの力強さが好きだ。
あああ、それにしても本当に嵌り役だった!この学年(研7)で、こんな嵌り役に出会ってしまって大丈夫なんだろうか……。


ちなつちゃん(鳳月)のヤマネ。可愛らしさが増しててびっくりしました(@ @)。眠たそうに目を擦る仕草が子供みたいで本当に可愛い!いったいどこまで可愛くなるんだ!?
歌もバウよりだいぶ安定したような気がしました。長いソロがあるわけではありませんが、歌い継ぎの短いフレーズも慣れないと難しいんですよね。良くなってて嬉しいです。
あ。残念ながら、枕は変ってませんでした……(T T)。ただ、あらためて観ると、あの枕は乱闘シーンでは盾になったり武器になったり忙しいので、あんまりフリフリしてたり変った形をしていたりすると、扱いが難しいから無理なのかもしれません。
そして、あの尻尾の動きはどうやってつけているんでしょうか……?


たまきち(珠城)の三月ウサギは、無駄な動きが減って、舞台上での“さりげない居方”に慣れてきたような気がします。本当に舞台勘のいい人ですね。
しかしうさ耳が似合うなあ(*^ ^*)。ある意味当たり役だな、と思います。次の公演でうさ耳の無いたまきちを観たら、寂しくなりそうです。(←それはヤマネもチェシャも同じですが)


ゆめちゃん(愛風)の赤の女王は、個人的にすごく嵌りました。1幕で、ブイブイと我侭にかっ飛んでいるときはそこまで思わなかったのですが、あらためて観て、2幕の一人ぼっちになった赤の女王の芝居に思いっきり引き込まれまして。
「誰か居らぬのか?」という呼びかけの、今にも泣き出しそうな幼子の声。「みんないなくなってしまった」という嘆きに籠められた悲憤。なかなか、ああいう子供っぽい声で芝居のテンションを保つのは難しいと思うんですが、、、長身でスタイルの良い、顔だちもどちらかといえば大人っぽいゆめちゃんなのに、あの衣装の威力もあって、本当に小さな少女に見えました。
青年館に来て変った、というより、2回目だからそういうところを感じとれたのかもしれませんが、こういうのも嵌り役と言うのかな、と思いました。


嵌り役と言えばもうひとり、ガチャ(一色)のジョーカー。渋くていい加減で色っぽくてすっトボケてて、いやもう、素敵すぎる(しみじみ)。バウに比べて特に変ったところは無かったと思いますが、あらためて惚れなおしました(*^ ^*)。






さて。
以下は、ちょっとネタばれしています。未見の方はご注意ください。
(大したネタでもありませんが ^ ^)




私にとって、この物語の一番好きなところは、すべての始まりがナイトメア(星条)の恋(?)だったところ、だったりします。

夢と現実(リアル)の狭間で生きる病弱な幼子と、夢の狭間を渡る「レイヴン」の守人の、初めての恋。
目覚めれば忘れられてしまうのが当たり前だったナイトメアにとって、「朝がきても忘れない」少女は、それ自体が奇跡だったのでしょう。夜明けとともに、その夜に出会ったすべてから忘れ去られ、朝がくるたびに産まれ直していたに等しいナイトメア。そんな彼にとって、記憶の連結は自我の目覚め。感情を持たない「レイヴンの守人」は、ここに至って自我を持ち、少女を母と慕う……。

少女が「現実」から消えてしまったとき、本来なら、ナイトメアの自我は時間をかけて崩壊するはずだったんですよね。なのに彼は、彼女を再び見つけてしまった。彼女を愛した、兄の夢の中で。
ルイス・キャロルが現実を拒否するまでの経緯よりも、弱ったところにつけこんだナイトメアの寂しさが印象的でした。そして、自分の弱さに気がついて立ち直ろうとするルイス・キャロルの輝き も。


ただ。
青年館にきて、マギーがだいぶ熱血になってしまったのが残念です。バウでは、もう少し感情を抑えていたので、無機質な仮面の下に篭められた想いの熱さがとても印象的だったのですが。

ナイトメアが赤の女王に向ける思慕が熱くなりすぎて「執着」になってしまうと、ラストのハッピーエンドがすごく薄っぺらくなってしまうので、そこはもう少しクールに演じてほしいなあ、と思ってしまいました。途中から、ルイス・キャロルに対しても感情がむき出しになってしまって、、、うーん、惜しいなあ!!と。

「ホフマン物語」と「アリスの恋人」、作品世界が主人公のインナーワールドであるという構造は似てるけど、『闇』の立ち位置が違うんですよね。「ホフマン物語」の悪魔は純粋に敵役で、主人公を絶望に陥とすことが目的だから何をしても『やりすぎ』にはならなかったけど、「アリスの恋人」のナイトメアは、『世界の管理者』すなわち体制側 であって、本来の務めを果たしつつ、その影で愛しい少女を囲い込もうとしただけなわけなんですよね。
だから、やりすぎちゃいけないんですよ。こっそりやらないと(^ ^)。やりすぎたら、単なる「悪役」になってしまう。

マギーももう上級生なんだから、その匙加減というか、作品の中での自分の役の立ち位置みたいなものを、もう少し考えてくれるようになると良いんですが。。。



逆に、役者とは無関係に「作品として」残念だったのは、白の女王(花瀬)が「夢の管理人」で、ナイトメアが「レイヴン(萌花)の守人」という外枠の設定を、物語の中で使いきれなかったこと。
レイヴン(大鴉=不吉な鳥)が「恐怖心」を食べる存在で、ナイトメアがレイヴンのために人の夢を悪夢に変えて恐怖心を生み出す……というのは良いんですけど、そもそもレイヴンは何のための存在なんでしょうか?レイヴンが「神の斥候(使い魔みたいなもの?)」だと言うなら、「恐怖心を食べる」以外にも何らかの役割を持っているはずですよねえ…?ましてや、守人までつけて人のインナーワールドを渡り歩かせるからには。

いや、そんなことどうでも良いといえばどうでも良いんですが(^ ^;ゞ
ルイス・キャロルとアリスの物語は綺麗に決着がつくし、ナイトメアと赤の女王の物語も収まるべきところに収まるし、帽子屋以下のファンタスマゴリアの住人たちの物語は、そもそも本筋じゃない賑やかしのエピソードだし……で、そこまでは何の問題もないんですが。
最後の最後、白の女王が出てきてご都合主義的にいろいろな伏線を片づけているの見ると、、、ちょっと萎えるというか、すべての伏線が拾いきれてないというか、そんな拾い方じゃつまらない!!というか。
……そんな、ちょっと切ない気持が残りました。そこまでは、キャラクターも展開も非常によく出来ていただけに、余計に。


ところで。
「鏡の国のアリス」に出てくる大鴉(ワタリガラス)って、、、どんな生き物でしたっけ……?
レイヴンの元ネタが思い出せない(T T)。



なんていろいろ書いてますが、私はこの作品、とても好きです。
ルイス・キャロルがみりおくんで、アリスがちゃぴで、今のキャストで観ることができて、良かったです。


こまごましたつぶやき。

「現実で一番逢いたい人を思い浮かべて、月に飛び込む!」
という『夢から醒める方法』ですが、、、
アリスはともかく、あんなにツンデレ(単なる意地っ張りともいう)なルイス・キャロルが「僕が現実で一番逢いたいのは、彼女だ!」なんて、いくら本人がいないとはいえ、あんなにあっさり口にするとは思えないんだけどなあ……。


赤の女王に見送られて塔の天辺に向かおうとして、すっと手を出すルイス・キャロルと、きょとんとしているアリスはめっちゃツボです。あれこそ胸キュンだと思う!(主張)

ここで、ふいっと振り向いてファンタスマゴリアのみんなに別れを告げる場面は、劇団四季の「夢から醒めた夢」の名場面、霊界空港から現実に戻る「愛をありがとう」に似てる気がします(*^ ^*)。カラフルな猫じゃらしをぶんぶん振りまわすチェシャ(貴千)が、あの場面のヤクザに見えて仕方ない。
あああ、なんか夢醒めを観たくなってきました……。



ちなみに「忘れられないようにしてやるよ」は、記憶を取り戻して「現実」の自分に近づいているルイス・キャロル(≒中学生)が無理して突っ張っているようにしか見えなくて、私はあまり胸キュンしませんでした……。
スレた大人ってつまらないなあ。



FNS歌謡祭の録画に失敗しました………
昨夜、苦労してHDをあけたのにぃぃぃぃぃーーーーー!!(悲嘆)


しかも、今日は家にケータイを忘れるという失態で、ワンセグで視ることもできず(涙)。あーもう!CSニュースでちらっとでも流れると良いのですが……。

しかし、キンキファンの友人とTMRファンの友人から早速メールが入っていたりして、地上波の威力をあらためて思い知りました。すごいなあ。スカイステージも楽しいけど、やっぱり地上波での舞台放映とか歌番組への出演って、興味喚起や離反客の呼び戻しには有効だと思うんですよね。
自力でチケット取って観に行くところまでには至らないけど、テレビで一回視てるとハードルが下がるらしくて、誘ったら付き合ってはくれるんですよねー、みんな(^ ^)。





それでは、あと少しなので「クラシコ・イタリアーノ」のツボを。

■第11場 抽象空間(He is the Rival)つづき
・以前にも書きましたが、撮影中止が決まったと告げられた時のスタッフたちの反応がそれぞれで好きです。ちょっと残念そうに、でもあっさりと片づけを始めるりっくん(蒼羽)、残りたそうな様子を見せるモンチ(星吹)、そんなモンチの肩に手を置いてなだめるかいちゃん(七海)。
・「これで撮るんだ!本当の俺の作品を!」と宣言すると同時に始まる若者ソングシーンが気恥ずかしい気がするのは、私が年をとった証拠でしょうか。それとも、景子さんもうちょっとなんとかしてくださいと言っても良いのでしょうか。
・ペッピーノ(蓮水)に呼び止められたマリオ(北翔)が銀橋の真ん中で一瞬立ちどまって振り向くのは、大劇場からそうでしたっけ?最初の遠征のとき、あー、このマリオは立ち止まらないんだなー、と感慨深く思ったのは気のせいだったのでしょうか……?(ありがち)
・「これが最後の条件だ。コスト削減と世界市場に供給できる大量で均質な生産の確保」というヘンリー(悠未)の冷たい声を聞きながら、眉間にしわを寄せて苦悩を見せるサルヴァトーレ。
・『人々の想いを遺してFade Out』というト書きを実現しようとする役者たちに、頭が下がります。


■第12場 下町のBAR
・下手の花道から登場するマリオの吹っ切れた笑顔。
・「俺の生まれ育った町は……」とちょっと甘えた口調で語るえなちゃん(月映)。どうしてこんなに好きなんだろう。
・「マンマの味が恋しくて、故郷に帰るのかい?」ハキハキと気風の良い女を演じる凜ちゃん(美影)……どうして辞めちゃうんだぁーーーーーっ!!!
・マリオたちとサルヴァトーレの視点の違いを、台詞で説明しようとするとすごく陳腐になるんだなあ、、と思いました。観ていればわかるはずだから、酒場で語り合うのは思い出話だけでいいと思う。
・それもこれも全部解説せずにいられないのは、景子さんの癖だと思うわけです。良くも悪くも、変らないなあ。
・静かに語る二人をチラチラ視ている他のメンバーが、「威勢の良いのやってくれ!」とマリオが言った瞬間に破顔一笑するのが好きです。
・初見のとき、たまさん(天羽)がピザ屋で歌わなかったのがちょっとショックだったので、この場面で歌ってくれてすごく安心しました(^ ^)。
・祐飛さんの酔っ払った演技は天下一品のリアルさだなあ。さすが、一時期は毎公演酔っ払い役を演じてただけのことはある。
・テーブルに突っ伏す祐飛さんの背中のラインが好きです。あと肩の角度とか。
・椅子の背にかけた上着をそっとかけてあげるマリオの優しい手と、そんな兄をじぃっと視てるペッピーノの目線が好きです。100万言の台詞よりも雄弁に伝わるものがある、と思う。
・ト書きに「朝の小鳥の声」とあることに瞠目。朝まで放置されたのかサルヴァトーレ。

■(つづき)回想
・「ビアンカって……まだ子供じゃないか」と拗ねたように言う祐飛さんが死ぬほど可愛い。
・「そうか、……佳い女になったんだな」しみじみした声に悔恨がにじむ。
・だんだんアレッサンドロと言い争いになっていくにつれて、哀しそうに口元がゆがみ、手に力がはいっていくサルヴァトーレ。自分を認めてくれた最初の人を、説得できずに逃げた自分。直視するには辛すぎて、目を逸らすには痛すぎて。それでもそれはみんな、過ぎたことなんだけど。
・「あなたの心が求めているものは、いったい何なのかしら?」というクラウディアの問いに、答えは見つかったのか、どうか。

■(つづき)下町のBARの外
・ミーナはどうやってサルヴァトーレを見つけたんでしょう。野生の勘?
・「私にもできることがあるって、貴方が信じさせてくれたから」
 「あなたは人をしあわせにできる男じゃない」と言ったクラウディアは、間違っていたんだよね。
「あなたはたくさんのひとから愛されている」
景子さんから祐飛さんへのメッセージ、「Hollywood Lover」の時から変らないなあ。いやもしかしたら、「The Last Party」のときから…?


■第13場 作業場でのインタビュー
・この場面は、全てがツボで全てが好きです。
・えなちゃんのつけたポケットは、叩くとビスケットが出てくるんだと思う。
・冗談は抜きにして、えなちゃんニーノの「アメリカ」に対する夢と希望は、あまりに真っ直ぐすぎて胸が痛い。
・かける(風馬)のやさぐれ感が好きだなあ。
・極秘ですが、こーまい(光海)は、ホントはお寝坊さんなんだそうですね(^ ^)。
・すべてが終わって「シチリア人は世界一しぶといんでしょ?」の後、サルヴァトーレが差しだす右手の手首が好きです。そして、一瞬びっくりして固まるレニーが可愛い(はぁと)。


■第14場 ローマ空港
・以前にも書きましたが、ここの場面で毎回「RENT」を思い出します。マークが撮りたいのもドキュメンタリーですよね。
・レニーが歌いあげる、限りない「肯定」の意志が好きです。「この世に生まれた それだけでLUCKY」って、良い言葉だなあ。なかなかそんな境地には至らないけど。
・「World is Beautiful、Life is Wonderful!」『世界』は美しくて、『人生』はワクワクするほど素敵。逆じゃないところがレニーらしくて、そして、テルくんらしいと思う。祐飛さんが歌うなら逆かもね。みっちゃんだと、「どっちも両方!」ってなりそうだ(^ ^)。
・でも!そういえば、レニー、前場では「人生は美しい、でしょ?」って言ってるよね……?


■第15場 ナポリの海。
白シャツ最強。
・丸首のTシャツが惜しいとも思うけど、だからといって中に何も着ないわけにはいかないしねえ……。
・かなりな唐突感のある場面ではありますが、景子さんにしてはうまくまとめた方だと思いました。少なくとも「堕天使の涙」のラストよりはずっといいです。ホッ。
・子育て中の祐飛さんのところに押しかけてくるすみ花ちゃん。「シャングリラ」もそうだったけど、ベテランコンビとなった今の方がかえって初々しく見えるのが不思議。
・きゃいきゃい言いながら祐飛さんの回りを走り回る子供たちが可愛いです。
・第6場の終わりの、サルヴァトーレが思わず「最低最悪の女だ!」と言ってしまった場面を再現して、「絆」のデュエットに持っていくあたり、景子さん巧いなあと感心します。
・ラストシーンの祐飛さんの笑顔、とても可愛いです。景子さんありがとうございました(^ ^)。



宙組新人公演「クラシコ・イタリアーノ」を観劇いたしました。



91期生のみなさん、新人公演ご卒業、おめでとうございます!
長にして初主演のあっきー(澄輝さやと)、
侯爵夫人クラウディア(五峰)の(藤咲)えりちゃん、
ピザ屋のおかみ(美風)の(花里)まなちゃん、
外務大臣、CMディレクター(風莉)、酒場のヴァイオリン弾き(天羽)と八面六臂の大活躍だったてんれーさん(天玲美音)、
サルヴァトーレの秘書ファビオ(愛月)の役を女性に変えて演じていたえびちゃん(綾瀬あきな)、
ペッピーノの妻・ジーナ(琴羽)の(舞花)くるみちゃん。

あらためて並べてみると、華も実もあるメンバーですよね。
これからは、本公演でのご活躍をお祈りしています!




あっきーは、本当に格好良かった!新公初主演、本当におめでとうございます(^ ^)。
スーツの着こなしもGJでした(*^ ^*)。ただ、ラストのナポリの場面での白シャツは残念な気もしましたが……(T T)。
台詞は本当に巧くなりましたよね!!前半の殻に閉じこもったサルヴァトーレの堅い台詞回しと、後半のナポリでの自分を思い出してからの柔らかさの差をつけつつ、ちゃんと一人の人間として通っていたのが良かったと思います。
歌は、得意な音域が微妙に祐飛さんとずれていたのが残念ですが、がんばってました(^ ^)。

きっと素はすごく素直で優しい人なんだろうなあ、、、と思わせる個性をベースに創り上げたサルヴァトーレは、表面的には祐飛さんの芝居をなぞっているのに、出てくるものが全然違うのが面白いなあ、と。いやあ、お芝居って難しくて、そして、楽しい。



初ヒロイン(おめでとう!)のゆうりちゃん(伶美うらら)。
大人っぽい美人さんですよねー(*^ ^*)。すみ花ちゃんは生まれながらに「何もないところで転んできました」というナチュラルなドジっ娘ですが、ゆうりちゃんは緊張のあまり足がもつれた感じに見えたかな。
プルチネッラの歌とダンスは難しそうなので、どうかなーと思っていたのですが、十分に魅せてくれて、とても魅力的でした(^ ^)。頭声のコントロールはまだまだでしたが、芝居としては良かったと思います♪

2階席だったので客席登場のところはよく見えなくて、、、っていうか、あの場面の警官役の二人(美月遥、桜音れい)は事件だったので、だいぶ吹っ飛んじゃいましたけどね!
ちなみに、桜音れいちゃんは超ミニスカポリスで、美月くんと逢引の真っ最中、という設定でした。銀橋の付け根で熱烈にキスしてる真っ最中にミーナに声をかけられ、いなくなってもう一度仕切り直し!というところで袖から「今、何時ですか?」と可愛い声。怒り狂った美月くんが素敵でしたー。興が殺がれた感じでクールに立ち去る二人が、もう(*^ ^*)。ああ、1階席で観たかったなあ~!
迎える警官側が笑いを取ってくれると、ミーナはやりやすいよね、と感心しました。大劇場のときは、あまり話題になっていなかったような気がするんですが、、、あの時もやっていたんでしょうか?



レニーの愛ちゃん(愛月ひかる)。
思いのほか本役のテルくんに良く似ていたことにびっくりしました。元々大きくわければ同じカテゴリーに入るタイプだとは思っていたのですが、本当に似てた(^ ^)。そして、似ているだけに愛ちゃんの発声(発音)の課題が浮き彫りになった気はしましたね。芝居は良い物を持っている人なだけに、「トラファルガー」から1年半、そろそろ技術面のブレイクスルーがほしいところです。



マリオのりっくん(蒼羽りく)。
いやー、良かった!ホントに良かったです。酒場の場面、初めて泣きました(; ;)。
りっくんの芝居はまっすぐに相手を見凝めて、そのすべてを役として受け止めてくれるんですよね。怒っても笑っても呑んで騒いでも、そこに居るのは「マリオ」で。マリオとして全てを見ていてくれる。

「俺がお前を追い詰めたのか?」と訊かれたときの貌。
酒場でのダンスで、振り向いてサルヴァトーレと目があった瞬間の、貌。

りっくんの切なさは、不思議なくらいすっと心に沁みてきます。時代の流れを読み切れずに必死で抗おうとするサルヴァトーレを、傍らで見守ることに疲れてしまった悲しみ。もう傍にいられないことが切なくて、辛くて、でも、選んだ道は間違いじゃない。これから先の道は離れてしまうかもしれないけれども、今まで一緒に歩いてきたことは絶対に無駄じゃなかったし、間違いでもなかった、、、そんな爽快感。そんな両極端な感情にかき乱されたマリオの心が、とても好きでした。

歌は、ねえ……がんばってくださいね。
別に巧くなくても良いんですよ。その芝居力でなんとか誤魔化せるくらいになれば、鬼に金棒。本人比で少しづつ良くなってきているのはわかるのですが、声自体は良いので、音程がもうちょっと安定すればなあ……(祈)。



アレッサンドロおやっさんのかける(風馬翔)。
良かった!!個人的には、今回の新公の立役者だったと思っています。「黎明の風」新人公演の吉田茂を思い出しました。

最初の場面(ナポリの海の散歩シーン)は、「若いなー」と思ったのですが、施設の職員(彩花まり)との場面で「お」と思い、BARの場面で「おおっ」となって………
そして、インタビューの場面の「年老いた男」っぷりに泣かされました。特に最初の登場の、歩き方や仕草のぎこちなさに。回想の中のおやっさんから10数年後という時の流れ以上に、息子と思ってきたサルヴァトーレを喪ったショックで一気に老けてしまった……みたいな、アレッサンドロ側のドラマがちゃんと見えたのが良かったんだと思います。
残念ながら、場面が進むにつれて少しづつ「いつものかける」が出てきたかな?とも思いましたが、なんとか最後まで演じきってくれました。……最後の退場で思わず拍手をしそうになってしまいました(^ ^;。




かなり役の多い作品なので、男性の役を女性に替えて娘役が演じていたり、意外な人がアルバイトをしていたり、、、全部をチェックはできませんでしたが、いろいろと興味深かったです。

新公演出は上田久美子さん。なかなか意欲的な、アグレッシブな演出でした。役者を良く見てくれて、その個性に合わせて自由にやらせてくれる人という印象をもっているのですが、今回もそんな感じでしたね。
場面はいじらないけど、台詞は細かいところが結構変っていたと思います。力のある人に自由にやらせつつ、最後にはちゃんと辻褄を合わせる、そのあたりの匙加減も、なかなかに絶妙でした(^ ^)。
どんな作品を作る方なのか、そろそろオリジナルを観てみたい気がします♪



衝撃の組替え発表から1週間。
少し落ち着いてきたので、今後の状況を簡単にとりまとめたいと思います。(←自分のための整理)


発表時の日記はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20111202


以下は、組替え完了後(7月以降)の各組の布陣です。
とりあえず、新人公演またはバウなどでの主演経験者のみ書き出してみました。あと、現時点で退団発表していない人は在団していると仮定してます。いちおうね(^ ^)。

■花組■
◇蘭寿とむ、壮一帆(82)
 愛音羽麗(83)
 華形ひかる(85)
 春風弥里(88)
 望海風斗(89)
 瀬戸かずや(90)
 鳳真由(91)
 大河凜、芹香斗亜(93)

ここだけみると、「まー・みーの同期トレード」なんですね(^ ^)。
ダンスにも歌にも穴のないお二人ですが、発表されてみると、確かにまーくんの軽やかさは宙組の方が似合いそうだし、みーちゃんは花組の方が濃さが生かせそうだし、納得のトレードになりそうな気がします。
あとは、平均身長がだいぶ違う花組と宙組で、それぞれのスタイルが吉と出るか凶とでるかが気になるところですが、こればっかりは並んでみないとわからないしなあ……。

とりえあえず、ショーのどこかできらりんとみーちゃんのデュエットダンス、くらいなら期待してもいいですか?(^ ^)。

下級生では、すでに主演経験のあるキキちゃんの加入は大きいですね。真由ちゃんとキキちゃん、芝居の相性がとても良さそうなので新公で共演しないのがとても残念です。でもまあ、がりんちゃんもこの一年ですごく濃くなってきたので、キキちゃんと切磋琢磨してほしいです。
トップ二番手が同期コンビの珍しい組なので、新公も同期コンビでいってくれ!

いずれにせよ、当分、新公の花組優位は脅かされることなさそうですね。……真瀬くんの卒業が、かえすがえすも残念ではありますが(嘆)



■月組■
 青樹泉(85)
 星条海斗(86)
 龍真咲(87)
 明日海りお、美弥るりか(89)
 宇月颯(90)
 紫門ゆりや(91)
 煌月爽矢(92)
 珠城りょう(94)

霧矢さんの後継者がまだ発表されていない現状ではコメントがしにくいのですが………、とりあえず、みやるりの加入はとても楽しみです。今のメンバーのままでいくなら、それこそ「真夏の夜の夢」とか似合いそうじゃありませんか?まさおパック、もりえ&マギーでオーべロン&タイターニア、みりお&みやるりでライサンダーとディミトリアス。
……まあ、体制がどうなるにせよ、まさおのパックは似合うかも(^ ^)。



■雪組■
◇音月桂(84)
 未涼亜希(84)
 早霧せいな、沙央くらま、夢乃聖夏(87)
 大湖せしる、鳳翔大(88)
 蓮城まこと(89)
 香稜しずる(90)
 彩凪翔(92)
 彩風咲奈(93)

ともみんと大ちゃんが入って、いきなり平均身長があがりそうな雪組(^ ^)。
個人的にはせしると大ちゃんとキングの並びが楽しみです!(←何もしなくていいんです!ただ並んで気障ってるだけで!)(←気障り勝負なら大ちゃんが有利かも)

キタロウが抜けて、今までキタロウがやってきたラスボス的な役はまっつに回ることになるのでしょうか?……うーん、あまり想像がつかないなあ。でも、ともみんや大ちゃんにラスボスは無理だから、、、

しかし、この期におよんで凜城きらくんが抜けるとは思いませんでした。前回の公演で痩せたなーと思ったのですが、組替えの話ってご本人はいつごろ聞いたんでしょうね。



■星組■
 涼紫央(82)
◇柚希礼音、十輝いりす(85)
 紅ゆずる(88)
 真風涼帆(92)
 麻央侑希(94)

書き出してみて、少なっ!!と思いました。
ともみん、みやるり、キキちゃんと3人が出て、入ってくるのはまさこ一人だから、確かに二人減るんですが、なんか人数以上に「減ったなー!」という気がしますね。
星組さんは一人っ子時代が長かったので、元々他の組より新公主演者が少ないんですよね。実際の舞台ではしーらんとかも活躍していますが、「新公主演者」でくくるとこれしかいないのか……。



■宙組■
◇大空祐飛(78)
 悠未ひろ(83)
 凰稀かなめ(86)
 蓮水ゆうや、朝夏まなと(88)
 凪七瑠海、七海ひろき(89)
 澄輝さやと(91)
 蒼羽りく、愛月ひかる(93)

みっちゃん、まさこ、みーちゃん、大ちゃんと4人抜けて、まぁくんとキタロウと凜きらが加入。
生え抜きのスターが持っていかれてしまうのはさびしいけど、新天地での活躍を祈っています。

この組も、現時点ではコメントが難しい、、、ここに書いている体制がたとえ一作でもありうるものならば、やってほしい作品は「のだめカンタービレ」です(きっぱり)(それ組替えとかんけいない……)。

あと、主演はしていませんが、凜きらが加入する92期も楽しくなりそうですね。男役は二人(えなちゃんとまっぷー)しかいなくなっちゃいましたが、凜きらの加入で刺激を受けて、いい変化があるといいな。三人で切磋琢磨して、仲良く元気に舞台を楽しんでください。



新公主演者の数は、今まで宙組だけがダントツで多かったのですが、今回の組替えでだいぶ均らされましたね。星組だけちょっと少ないけど、しーらん(壱城あずさ)あたりを使っていくのでしょうか。あるいは、専科からみっちゃん(北翔)が出る、とかもありそうかな。

それにしても、宙組の88期トリオが解散になった今、雪組の87期トリオをどうするつもりなのかが気になります。あと、宙組は93期のトリオ(蒼羽・愛月・星吹)をどうするつもりなのかも気になる(^ ^)。



なにはともあれ、、、
私が言いたい言葉は、たった一つです。

  みんなが幸せになりますように。



今夜は全国的に皆既月食。
こんなに綺麗に晴れた空で、こんなにもくっきりとした「紅い月」を見たのは、もしかしたら初めてかも……?というくらい、きれいな月食でした。


なんか曇っていたり時間が合わなかったり忘れていたり(←たぶん最後のが多い)で、欠けてる姿(部分月食)は何度も見ているんですけどね。月が影から出る瞬間をちゃんと見たのは、生まれてから今日が初めてだった、と思います。

今夜は、たまたま友人たちと呑んでいて、帰ろうと外に出たら部分月食の最後の方の三日月状態⇒帰宅途中で完全に隠れて、影の満月に⇒月が影から出て、再び三日月型に、というところまで、(途中はすっ飛ばして)非常に効率よく見ることができました(^ ^)



月が影から出て、光が射した瞬間が本当に綺麗でした。
携帯しか持っていなくて、写真が撮れなかったのが残念です。


心のフィルムに、ぱちり。





紅い月、凍る夜、
あなたも一緒に旅してみませんか。





……ただいま日比谷にて、宙組絶賛公演中!(^ ^)


宙組新人公演「クラシコ・イタリアーノ」続き。



今日のニュースで新公映像が流れましたね。
愛ちゃんレニーの冒頭のアドリブ(「写真が一枚しかなくてごめんなさい。うちのフランクってプロデューサーがケチなもんで」)は流れたのに、それを受けたえなちゃんのフランクがカットで残念。


あと、そういえばラストシーンについて書くのを忘れてました。
あっきー(澄輝)のサルヴァトーレは、ミーナのすぐ隣に座ったんですよね!!(*^ ^*)。祐飛さんはわざと隙間をあけて座って、すみ花ちゃんが背中からすり寄ってくるのをニヤニヤしながら待っている(^ ^)んですが、あっきーは最初から優しい笑顔をうかべてゆうりちゃん(伶美)の隣に座ってくれる。でも、目線は合わせない。だから、ゆうりちゃんもちょっと背中を預けた感じになって、お互い相手を見ようとはせずに、遠くに目線をやりつつ、お互いの気配を探ってる……で、幕。

本公演は本公演で、心の距離が近くないとあれはできないし、トップコンビの特権的な演出だと思うんですが(*^ ^*)、新人公演の演出の方が王道だと思うし、すごく優しい空気が流れるのが好きです。あっきーの仁徳かな、と思いました。(←べつに、祐飛さんに仁がないと言いたいわけではありません)




それでは、キャストごとの続き。


クラウディア(五峰亜季)のえりちゃん(藤咲えり)。
もともとえりちゃんが好きすぎるのであまり冷静に観られてないかもですが、、、とにかく良かったです!素晴らしかった(^ ^)。
大人っぽくて、落ち着きがあって、理知的で淑やかで凛として、、、時代に取り残されたデザイナーというより、今でも現役の、切れ者の敏腕プロデューサーみたいな印象がありました。「オートクチュールのデザイナー」と紹介されてますけど、ちゃんと自分のブランドを確立し、貴婦人の道楽ではなく商売として成立させている有能な経営者で、サルヴァトーレと同じ視点で話ができる戦友なんだろうな、と。

ニュースでも、レセプションパーティーでのサルヴァトーレとの会話がちょっとだけ流れましたが、「負けることは許されない」の言い方が凄く好きです。まゆみさんとは全然違うけど、えりちゃんも台詞回しに独特の癖があるんですよね。ちょっと高慢な感じに聴こえる台詞回しを、うまく「貴族的な」喋り方として聴かせていたのがさすがだな、と思います。
大輪の薔薇の花ではないけれども、侯爵夫人としての格にふさわしい気品のある立ち姿は香り高い百合みたいだな、と、贔屓目にもほどがあるよと思いつつ見惚れてました(*^ ^*)。

えりちゃんとあっきーは同期なので、もっと「昔の恋」にフォーカスした芝居になるのかな、と思っていたのですが、逆に、恋愛感情は本公演よりも希薄だったような気がします。
サルヴァトーレが若々しく、クラウディアが理性の勝った「大人の女」という造形だったこともあって、サルヴァトーレに経営のノウハウを教えたのはクラウディアだったのかも?なんて考えました。かつては男と女の関係があったのかもしれないけど、今となってはそれよりも師弟関係の方が濃く残っているような感じ。
だからこそ、二人の絆は強く太いんでしょうね。恋愛という脆い糸ではなく、「生きる意味」を共有している二人だから。ひどく心配げにサルヴァトールを見凝めるクラウディアが、とてもきれいでした。


そして、えりちゃんといえばご挨拶(^ ^)。
長の挨拶も「美しき生涯」大劇場から4回目でしたが、毎回本当に感心します。新公の挨拶なんて、内容的にそんなにヴァリエーションがあるはずもないのに、毎回ちゃんと違うことを言って、なおかつ毎回「すごい!」と思わせる話の組み立て、語彙の豊富さ。本当に頭のいい、デキる人なんでしょうね。感心。



ロレンツォ侯爵(鳳翔大)のまっぷー(松風輝)。
えーっと。まず、衣装は本公演とは違いました……か?(←この役は結構衣装が重要だと思うのに、ちゃんと観とけよ自分)(だっていっつもえりちゃんと一緒……)

本役の大ちゃんは、あまり感情を表に出さずに貴族らしい役づくりなので、感情全開フルスロットルなまっぷーの侯爵に、最初のうちはびっくりしました。でも、すぐに慣れてきて、「サルヴァトーレの目指したものは、こんなものではなかったはずだ」あたりはぐっときましたね。

「おお」と思ったのは、レセプションパーティーの最後、侯爵が別室でのインタビューから戻ってきた場面。
本公演では、ほぼクラウディアとサルヴァトーレの会話が終わりかけたところに戻ってきて、特に動揺を見せずにまっすぐ妻のところに向かい、名前を呼ぶのですが、まっぷーは少し早めのタイミングで出てきて、いったん舞台前面に出て会話が終わるのを待って声をかけていた……と思います。
席が上手側だったのでその時のまっぷーの表情は視えなかったんですが、あの声かけのタイミングにはゾクっとする迫力があって、彼の中に渦巻く感情がすごく見えた気がします。
クラウディアに対する彼の愛はあけっぴろげで、サルヴァトーレに対する応援の気持ちにも嘘がないからこそ、二人の間を結ぶ恋愛感情とは違う絆に嫉妬する自分を表に出したくなくて腹に溜めてしまう。。。そういう、ひどく人間臭い役づくりが、「侯爵」という地位にふさわしいのかどうかに若干の疑問は残しつつ、役づくりとしてはすごく面白かったと思います。

生まれながらの貴族ではないにしても、サルヴァトーレとは違い、ふつうの家で育ったのであろうえりちゃんのクラウディアが、まっぷーのロッシ侯爵と結婚した理由は、本公演ほど打算的なものではなく、「あたしがいないと駄目な人」的な愛情があったのかな、なんてことも思いました。
本公演のクラウディアは、サルヴァトーレと同じような過去があっても驚かないし、大ちゃんと結婚したのも、あくまでも打算的なものに観えるんですよね。台詞も衣装も同じなのに、面白いなあと思います。
……ま、どっちにしても、選ぶのはクラウディアなのは同じですね(^ ^)。


まっぷーといえば、仮面劇の最初の口上役(本役・月映樹茉)もやってましたね。
侯爵がどーしてアルバイトしてんの!?と思いましたが、さすがに達者でした。ほわんと可愛らしくて、そして幸せそうなえなちゃんの口上に比べると、一癖も二癖もあるまっぷーの口上は、あれはあれで客寄せとしては有効かも、と思いました。



そのえなちゃんは、プロデューサーのフランク(春風弥里)。
何を演じても達者な人だなあ(感心)。みーちゃんのフランクのウザさとはまた違う、、、なんというのか、絶妙な「場違い」感がある役づくりで、新人公演と本公演の「アメリカチーム」の空気の違いは、やっぱりプロデューサーで決まるんだな、と思いました。

「Young Power」の話をきいて、(わかっていたけど)あらためて、本当に本当に本当~~~~!!に、お芝居が好きでたまらない人なんだな、と納得。軽やかで頭の回転が早くて、ちゃんと舞台の空気を読んで思った方向に動かしていける人なんですよね。早いものでもう92期も研6。1回くらい二枚目役を観てみたいのですが……(祈)

ちなみに、My Bestえなちゃんは以下のとおり。
[1]「クラシコ・イタリアーノ」ニーノ
[2]「カサブランカ」新公サム
[3]「トラファルガー」新公ジャービス提督。
……ジャービス提督は「二枚目枠」に入るのかな?



ペッピーノ(蓮水ゆうや)のモンチ(星吹彩翔)。
いつ観ても「巧いなー」と感心させられる人ですが、今公演の撮影アシスタントもすごく良いし、ペッピーノも、愛情に溢れていてとても良かったです。可愛い可愛いと思ってましたが、男っぽくなってきましたよね。「ヴァレンチノ」も良かったし、最近ノってるなーと思います。もっともっと格好良くなりそう♪♪ 組替えもあるけど、いろいろ楽しみです。

とにかく「巧い」が先に立ちがちな人ですが、今回は本当に温かみのある役づくりで、マリオともサルヴァトーレとも違う、自分なりの信念を持って生きている様が格好良かったです。
マリオとサルヴァトーレが去ったあとのグランチェッロを支えるのは彼なんだろうな、というか、彼がいるからこそサルヴァトーレもジュリアーノに後事を託して去ることができたんだろうな、と思いました。

あと、りっくん(蒼羽)と兄弟、という設定も個人的にすごくしっくりきました。私にとってこの二人は博多座「大江山」の秋風・春風なので、並んでいるとそれだけで嬉しいんです。
っていうか、そうやって考えるとあの職人メンバーは博多座メンバーですね(←関係ない)

しっかし、小柄なモンチペッピーノに対して、ジーナ(琴羽桜子)が元男役の舞花くるみちゃんというのは………いじめか?
いや、くるみちゃんも可愛かったし、実直で温かくて、ベタ靴で、とても良かったんだけど(^ ^)。



■タイトルコール
 今日のタイトルコールはみっしょん(美翔かずき)。わあ、あらためて画面で視るとすごい金髪だわ……!!
 キーワードは以前から言ってる「みっしょんのキャッチフレーズ」。あれは「ハロー!ダンシング」でしたね、そういえば。懐かしいー! 



■月組全国ツアー千秋楽
 タイミングを逸してしまってどうしよう……と思っていたのですが、やっぱり言いたいので書きます。
 真凜カンナちゃん、ご卒業おめでとうございます(; ;)。
 笑顔が可愛くて、ハキハキと元気なダンスがキュートだったカンナちゃん。「Hollywood Lover」の三人娘(舞乃、真凜、都月)も、あと残るのは都月みあちゃんだけになっちゃいました……(T T)。

 鹿児島で大ジャンプに参加されたみなさまが羨ましいわ。
 そして、鹿児島出身者の紹介が映らなかったのがとても残念です。


■雪組ドラマシティ公演稽古場レポート
 おー、にわさん(奏乃)スカイレポーター再登場!!(^ ^)。わかっていたけど、きゃびぃの驚きっぷりが可愛かったです!
 公演はなかなか面白そうじゃないですか!(前向き、前向き)悠斗イリヤくんが花帆杏奈ちゃんと組むの?本当に!?わーーーーっ!!(←とりあえず騒ぐ)
 今原作を読むのをじっと我慢しているところなので、早く観たいです(←青年館の楽近くまで観られませんがなにか)

 凜城くん、ずいぶんすっきり痩せましたねえ~。プレッシャーとかあるのでしょうか。とにかく今は、今の雪組での楽しい思い出をたくさんたくさん胸にしまいつつ、目の前の公演に全力投球していただきたいです。
 「宝塚はひとつ」、それは本当にそうですから!宙組での凜城さんを楽しみにしていますから、萎縮しないでがんばってくださいね♪ ……あ、もちろん、キタロウもね!(キタロウはまだまだ先だけど)


■花組スカイナビゲーターズトーク
 あまり新しい情報はありませんでしたが、こういう話が出てくると、お稽古も盛り上がっているんだろうなあ、と思いますね♪
 原作を読んだのはあまりに遠い過去すぎて全然思い出せませんが(←そんなんばっかりだな私)、良い作品になりますように。


■A(あきらと)K(くみの)S(スタジオ)90(ninty)
 えーっと。まずは、衣装のテイストをもうちょっと揃えようよキミタチ(^ ^)。
 そして、机の上のソレは何?

 本日のゲストは、まぁくん(朝夏まなと)。「れみのtokimekiタカラヅカ!」みたいにナビゲーター二人で内輪でやるのかと思ったら、ちゃんとゲストが来たんでびっくりしました。あ、でも、宙組もゲストを呼んでたなそういえば。あれはなんか、3人揃ってるのが当たり前みたいで違和感なかったけど(^ ^)。
 まぁくんは、ナウオンとかで上級生に囲まれているところしか印象が無かったんですが、こうやって下級生と話しているのを見ると、やっぱり上級生は上級生なんですねえ。あきらくんがすごい下級生に見える!

 組替えの話、一回じゃ受け止められなくて二度聞きした……って、ちょっとわかる気がします。私も異動の辞令をもらった時は訊きかえしたっけ。「もう一回言っていただいて良いですか?」って、まぁくんと同じこと言ったんだな(^ ^)。
 まぁくんが宙組生としてお披露目するのはだいぶ先(キタロウと一緒)なので、それまで私がタカラヅカファンでいるかどうかわかりませんが(^ ^;ゞ、まずは次の大劇場公演を、そしてその次の公演もがんばって、思い出たくさん作ってくださいね!



日経ホールにて、「トークスペシャル in 東京 宙組」に参加してまいりました。


メンバーは、七海ひろき(89期)、花里まな(91期)、月映樹茉(92期)の3人。
思ったより暖かな夜で、かさばるコートがとっても邪魔でした(^ ^)。

三人ともアウターは上下黒で揃えて、インナーは、男役二人は白シャツ、アイコちゃんはベージュのレース。「ショーに出てくる紫の薔薇になぞらえて」かいちゃんはネクタイ、アイコちゃんはコサージュ、えなちゃんはスカーフを紫に。なかなかシックな装いでした。
ちなみに、後でわかったことですが、かいちゃんはハンカチも紫で揃えていて、汗をふく姿がお洒落でした。司会の竹下さんに「汗を拭くことになる前提でご用意されたんですね」と突っ込まれてましたが(^ ^)(かいちゃんは暑がりなのかな?)


先に全体の感想を書きますと。。。
いつになくまともな話がまともに展開されたトークだったような気がします。
竹下さんのプロっぷりも際だっていたけど、三人ともよく喋ってくれて、特に最下のえなちゃんの饒舌ぶりが可愛かった♪
かいちゃんはあまり自分語りしないタイプなのかな? 語るべきことはちゃんと語るけど、基本のスタンスは、下級生二人に上手に話を振って、ちゃんと拾って拡げてまた投げ返す……という感じでした。それも、ちーちゃん(蓮水)みたいにきっちり時間まで計算してやっているんじゃなくて、天然(本能)でやってる感じ。それが、すごくかいちゃんらしいなと思いました。



まず最初のお題は、現在公演中の「クラシコ・イタリアーノ」。
かいちゃんは「とりあえず髪を切りました」と。あと、1960年代の映像などを見て、ああいう仕事ならどんな靴を履いているのかを考え、靴屋を回って探した、と。
「まずは外見から、ね。それも大事なことですから」と、すっごい真顔で語ってました(^ ^)。
あと、靴を探した話を受けて「つまり、靴は自前なんですね」と竹下さん。みなさん、かいちゃんジェフの靴に注目!

アイコちゃんは、最初にサルヴァトーレについて語る「ハリウッド俳優のマネージャー」役が本公演での初台詞だそうで、とても嬉しそうでした。かいちゃんに「低めの声が格好良い」と褒められて、植田景子さんに「デキる女、って感じで」と言われたのでそれらしい声で演じている、という話をしてくれました。
ジャーナリスト役については「あっちこっちをうろちょろしてます」みたいな言い方だったかな。銀橋に出るのでとても楽しい。今回は下級生もみんな銀橋に出るので、すごくがんばってます!というコメントが、お母さんみたいでとても素敵でした。

えなちゃんは、「ニーノはイタリア人だけど職人だから、陽気なばかりでも駄目だし…」と役づくりの苦労点を。アメリカチームとは違う、土臭い明るさを伝えたい、と。
かいちゃんが「じゅまは毎日言い方とかも違ってるし、ほんとにその時を生きてるよね」と言ってくれて、
「お芝居が大好きで、昨日と同じことはしたくない、今日だけの空気を作りたいと思う」と話していたのが印象的。ただ、日替わりすぎて安定感がないのはご本人も気にしているみたいで、「伝えなくてはいけないものが洩れているのではないかと心配になることがある」などと、すごく真面目に語っていました。
……で、かいちゃんが真顔で「ほお~~~」と合の手をいれていたのが絶妙でしたー(^ ^)。
仮面劇の口上役(←あれは座長なんだそうです)については、「みなさん!」と呼びかけると皆がざっと振り向くのが嬉しいらしい。いつ観ても幸せそうな笑顔だと思っていたら、本当に幸せだったんだな(^ ^)。



次は新公の話。
アイコちゃんは、美風さんのマリーナ。
かいちゃん「声や仕草(看板を持って帰るところ)にちゃんと年齢が出ていて、すごいなーと思った」
えなちゃん「普段はこんなに可愛い声なのに、役によって全然違う声になれるのがすごい」
二人に褒められて、ちょっと照れてる風アイコちゃんが可愛かったー♪
役の話のあと、長の学年としての苦労みたいな話が面白かった。えなちゃんに「頼りになる」と言われてまた照れてました(*^ ^*)。

えなちゃんは、春風みーちゃんのフランク。
いきなりかいちゃんに「本公演のアメリカチームも個性とチームワークのバランスに苦労されていたと思うのですが」と振ったのに驚きましたが、かいちゃんが優しくうなずいて「普段から一緒にごはん食べに行ったり、仲良くすることから始まった。新公は時間がないから大変だよね」とフォローしてくれてました。
「大劇場の新人公演は、時間がなくてチームワークの構築まで至らなかったのが反省点」、とのこと。CSのYoung Powerでも話していましたが、アメリカチームの中では長だったので、「ぴよぴよしてられな」かったらしい(^ ^)。本公演のお稽古でどんなことをしたのかをかいちゃんに聞いて、色々企画したみたいでした。ワークショップ的に、役に成りきってお茶をしたり、という話をしてました。
あと、「じっくりお芝居するのが好きだったけど、フランクは場面ごとにポンポンつないでいく役で、こういうのもチャレンジで面白いかった」というコメントが印象的でした。

一通り二人の話を聞いたところで、竹下さんがかいちゃんに「羨ましそうですね」と突っ込んでました。
笑って「確かに」と応じたかいちゃん、「でも、客席から観るのも勉強になるんですよ」と。
「下級生の成長を見ると、嬉しくてうるうるする」とかいちゃんとアイコちゃんが盛り上がっていたのが可愛かったです♪♪ 91期ももう卒業しちゃうんだもんなあ……しみじみ。



次のお題は、ショー「NICE GUY」。
かいちゃんは(本公演での?)客席降りが初めてだそうで、毎日ワクワクしているそうです。
「セクシャル9」の話はそれくらいで、3人ともコットンクラブに出ているので、その話が多かったかな。
かいちゃん「前の場面(薔薇の棘)が妖しげなので、私達は、ぱぁっと太陽が射してきたように明るく」
えなちゃん「劇場(?)に入るドアが狭くて、段差もあるので気をつけてます」「最後なのでドアを閉めるんですが、ちゃんと閉めないとセットが上げられないので……」と。まあ、注意点はいろいろあれど、ひっくるめて「うっきうきな場面」だそうです。エスコートする相手がいないことについては特にコメントなかったなあ。残念。

アイコちゃんの「好きな場面」は、イケメンオークション。「私は買えなくて残念なんですけど」と本気で残念そうでした。
かいちゃんに「誰を買いたいの?」と訊かれて、わりと即答で「蓮水さん」と。竹下さんに「どんなところが気にいったんですか?」と突っ込まれて、「爽やかさと、元気になれそうなところ……かな?……いや、あの、純粋に個人的にタイプなんです」と、素直なお答えでした。

風の場面の話では、「膝をつく振りが多いときは、振付の前日とかに『膝注意』と回ってくる(ニーパッドを用意したりするらしい)んですが、今回なくて、なのに振付を受けてみたら床に行く振りがかなりあって、みんな膝があざだらけになった」と。
「昨日言ってほしかったねー、ってみんなで言ってて」と笑顔で言うかいちゃんがとっても天然でした。


……かいちゃんが「じゅまは『Never Sleep』の警官役が印象的。あーお芝居好きなんだなーと思って、私もお芝居好きだから嬉しかった」って話してたのはどこだっけー?
かいちゃんとえなちゃん、そういえばちゃんと組んで芝居してるの観たこと無いですね。今後に期待、でしょうか。



公演関係の話はこのくらいだったと思います。
あとは芸名の由来、宝塚を目指したきっかけ、、、などなど、楽しい話題でいっぱいでしたが、長くなりそうなのでこのあたりで切ります。

いやー、かいちゃんの天然な目配りの良さと、アイコちゃんのしっかり者の肝っ玉母さんぶり、そして、えなちゃんの生真面目な暴走っぷり、、、とても楽しい1時間でした(*^ ^*)。



ちょっと間があいてしまいましたが、宙組新人公演「クラシコ・イタリアーノ」続きを。
毎回反省するんですが、やっぱりすぐに書かないと細かいことはすぐ忘れてしまいますね……(; ;)すみません。


■ヒューストン・アジャーニ陣営

ヒューストン社長(悠未ひろ)の美月悠。
格好良かったです(*^ ^*)。ビジュアルも良いし、曲者感もあって、良い役者なんですよね、美月くん。声もいいし台詞もうまいのに、なかなか役がつかないのをもどかしく思っていたので、配役が発表されたときは嬉しかったんですが……しかし、実際みてみたら、下級生にとってのハードルがものすごく高い役だった(T T)。
考えてみれば、学年差は本役(78期→83期だから5年)より新公(91期→94期で3年)の方が小さいんですが、元が若いから、経験量の差が出てしまうんでしょうか。サルヴァトーレよりずっと若く見えて、なりたての新米社長が取引先にわがままを言っているみたいに見えてしまったのが残念でした。
……まあ、そういう解釈でも話は成り立ちますけどね(^ ^)。


アジャーニ(十輝いりす)の桜木みなと。
見た目も丸顔で可愛いし、体格も(宙組では)小柄で、少年役を得意とするずんちゃん。
ここ数作は毎回良い芝居を見せてくれて、成長を楽しみにしている人なのですが、、、残念ながら、今回みたいな存在感を必要とする敵役を演じるには、まだまだ経験不足、役者不足でしたね(T T)。「やらなくてはならないこと」をこなすのに精いっぱいで、サルヴァトーレを見ていない、という印象を受けてしまいました。
相手は長の期の大先輩なんだから、もっと思い切ってぶつかってみても良かったのでは、と思います。

まあ、彼女もそろそろ敵役を経験して芸幅を広げるべき頃合いだったと思うので、今回の配役は良かったと思います。まだ若いので、今回の経験を糧に、次は良いものを見せてくださいね♪


ロナルド・トレイシー(鳳樹いち)役にあたるアナ役の百千糸。
本役のいちくんは、すごく上から目線で嫌味っぽくて大好きなんですけど、アリエッティのアナは、ちょっとキツめの「デキる女」という感じに見えました。女性の役を嫌味につくると本気で厭な感じになりがちなので、正解だったと思います。アナは、サルヴァトーレに対して悪意があるわけではなく、ただ、「グランチェロ」ブランドへの敬意がないだけなんですよね。そういうビジネスライクなところはちゃんと伝わってきたし、とても良かったと思います。


外務大臣・CMディレクター(風莉じん)、ヴァイオリニスト(天羽珠紀)の天玲美音。
元々芸達者な人だとは思っていたんですが、宙組の誇るバイプレイヤー二人の役をまとめてやってくれて、あらためて感心しました。外務大臣は裏の顔を持つ百戦錬磨のプロの政治屋ぶりを見せてしたたか、CMディレクターはとにかく可愛く意外なほど華やか、そして、ヴァイオリニストのたしかな存在感と歌声。この公演で新公を卒業する研7ですが、いい記念になったと思います。お疲れさまでした!



■サルヴァトーレ周辺

ジュリアーノ(寿つかさ)の星月梨旺。
もともと綺麗な人なんですが、お化粧とかはすっしーさんに教わったのでしょうか?苦み走った表情とか、時々びっくりするほど似て見えました。芝居もよく似てて、すごく意識したんだろうな、と。ちょっと居方の難しい役なので、今はまだ真似でも仕方ないかな。
ちょっと台詞が若いので、もう少し貫録が出せるようになると幅が広がるだろうなと思いました。


パメラ(純矢ちとせ) 瀬音リサ。
落ち着いた芝居で、がんばっているなあと思いました。ふんわりと可愛らしい人だと思っていたんですが、もしかしたら、こういうキャリア系のメークの方が似合うのかも?
せーこちゃんの存在感には及びませんでしたが、よくがんばっていたと思います。ちょっと月組の花瀬みずか嬢を思い出させるトコロがあったかも(^ ^)。


ファビオ(愛月ひかる)にあたる、ウルスラ役の綾瀬あきな。
しっかりした秘書で、良い芝居をしてくれました。見た目があまりに可愛いのでどうするのかなと思っていたのですが、大人っぽくて格好良かったです。
博多座のあっきーといい、「逆転裁判」のえびちゃんといい、、、下級生の成長っていうのは本当にすごいなあ……!


ジョルジオ(凪七瑠海)の春瀬央季。
こちらも綺麗な人で、声もいいし、台詞も判りやすくてとても良かったと思います。
ただ、「脚本を読んでいる」的な印象はあったかな。棒読みというわけではないんですが、ジョルジオになって観客に語りかけて(トーク)いるのではなく、脚本を読みあげて(リーディング)いる、という印象が。
今までもそれなりに役はついていたし、そんなに違和感を感じたことは無かったのですが……まあ、この役は特殊な役だし、そもそも本役のカチャもそんな感じなので、さすがに難しかったのでしょうか。

そうそう。オープニングの次のジョルジオたちの銀橋、人が少なくてびっくり(@ @)しました。オープニングの華やかさを重視して、銀橋の記者はジョルジオ以外はたった4人(!)(愛白もあ、彩花まり、真みや涼子、美桜エリナ)。
でも、みんながんばってましたね!真みやさんの表情が豊かすぎて目が離せませんでした。



■アメリカ撮影チーム
フランク(月映)につては先日書いたので、他のメンバーについて。

リズ(愛花ちさき)のすみれ乃麗。
可愛かった!本役のタラちゃんより出るところの出た“グラマーなアメリカ娘”っぽい感じで、可愛かったです。ただ、その分「有能なマネージャー」感が弱まって、「レニーのガールフレンド」感が強く出ていたような気がします。それはそれでアリだし違和感もなかったんですが、個人的にはタラちゃんの雰囲気の方が好きかも。
いやあの、本当に文句は無いです。リズとして、とてもよかった。ただ、バウヒロインも経験ずみのれーれに、いまさら普通のお嬢さんの役を与えても勉強にはならないんじゃないの?という気がしました。前回のお市が凄く印象的だったので、ああいう大人っぽい役をやらせてみる手もあったのに、と。……でも、クラウディアはえりちゃんがすごく良かったし、他にないか……(T T)。


ジェフ(七海ひろき)の七生眞希。
すっきりとした二枚目で、かいちゃんほどパフォーマンスの派手さはないんですが、がんばっていたと思います。本公演みたいな、ポールとの小芝居はあまり見られず、そのあたりはニュートラルな感じ。でもビジネスライクなわけではなくて……むしろ、本公演より気持ちがレニーに近いように見えたかも。


マシュー(蒼羽りく)の和希そら。
個人的に「ルナ・ロッサ」以来気になっているダンサーさんですが、化粧も綺麗でちゃんと二枚目だったので、思わず二度見してしまいました(^ ^)。顔まわりは少し痩せたのかな?いやでも、ショーの姿はあんまり変ってないような……。
りっくんの絶妙なウザさ(←誉めてる)はないけど、台詞も普通に喋れていたし、下級生なのに巧いなあと思いました。しっかりしているようでちょっと抜けてる感じの役づくりが可愛かったです。


ポール(星吹彩翔)の秋音光。
今公演、なぜかものすごくポールが気に入ってしまってずーっと観ているのですが、秋音くんもなかなか良い動きでした。モンチをコピーするのはいろんな意味で大変だと思うんですが、がんばっていたと思います。



■グランチェッロの職人チーム

ニーノ(月映樹茉)役にあたるカーラの真みや涼子。
娘役なのに、絶妙のやさぐれ感があって、とても面白い役づくりだったと思います。えなちゃんとはまったく270度くらい違う役づくりで、「そりゃ貴女が店を持つのは難しいでしょうよ」と素直に納得させられました(^ ^)。
えなちゃんの、切ないほどピュアな「憧憬」とは全然違う、ちょっと歪つな、世を拗ねた感じがすごく胸に堪えました。新公は、サルヴァトーレが本役ほどひねこびてなくて、とても素直で優しい人だったので、その分までカーラの苦労が際立つというか、、、こうしてここで笑って話ができるようになるまで大変だったんだろうなあ、と思って、えなちゃんとは違う意味ですごく泣けました。
いやー、面白かった!男性の役を女性に替えただけではなくて、キャラが全然違っていたのがホントに面白かったです。「シャングリラ」の少年カイも巧いなーと思ったけど、ホントにお芝居好きな人なんでしょうね。


ルッカ(風馬翔)の留美絢。
真みやさんがいきなりホームランを打ってくれたので、留美くんはどうでるかな、と思ったのですが……残念ながら、あまり印象に残りませんでした。わりと真面目そうにみえて、あんまり「街の不良少年」だった過去が視えなかったような。
うーん、でも、インタビューを受ける3人が全員やさぐれてるのも困るでしょうから、ニーノのキャラを変えたときに、同時にルッカをどうするのか考えてあげないといけないと思うんですよね>上田さん。……しみじみ、お芝居のバランスって難しいですよね。


ミゲル(光海舞人)の秋音光。
あの学年で、ポールとミゲルという大役を二つも抱え、本公演でも結構目立つ役。大変だっただろうな、と思いました。まだ若いんだし、実力もあるみたいだから、新公はどちらかに集中させてあげても良かったのに、とも思いましたが……まあ、無難にこなしていたから正解なのかな?勿体ないような気もしましたが。



■下町の人々

マリーナ(美風舞良)の花里まな。
先日の日経トークでも話が出ていましたが、声も仕草もさすがの巧さでした♪
あおいさんの賑やかさとはまた違う、あたたかな肝っ玉母さんぶりは素晴らしかった(^ ^)。新公卒業して、女役として役がつくまで長い道程かもしれませんが、どうぞがんばってくださいね。


パオロ(天羽珠紀)の朝央れん。
こちらも堅実な芝居だったと思います。実力派の上級生と夫婦役で、勉強になったんじゃないでしょうか。


アルレッキーノ(七生眞希)の結乃かなり。
ダンスは本当にさすがでした。七生くんも十分踊れているし側転も綺麗なんですけど、なんというか、、、立ち姿が違うとでもいえばいいのかな(^ ^)。本公演でも、もっともっとたくさん踊ってほしいし、芝居もできる人なのでそろそろ役をつけてあげてほしいなと思います。


本公演ですごく注目している、ピッツェリアの前の花売りと靴屋の兄弟とかけるくんのお芝居は、さすがにあちこち忙しくて、残念ながらチェックできませんでした……↓↓ あのかけるくんのところは誰がやったんだろう?それとも、小芝居自体がなかったのでしょうか……?



■ナポリの人々

施設の女職員(藤咲えり)彩花まり。
あの台詞は難しいと思うのですが、ちゃんと聴かせてくれて、流石だなと思いました。良い声してますよねー♪♪


ビアンカ(瀬音リサ)の夢涼りあん。
可愛かったー。本役のありさちゃんよりおとなしめな、優しい感じで、「真っ黒になって遊びまわってた、あのお転婆」が、大人になって別人のように綺麗になった……というのが伝わってきました。
ありさちゃんは逆に、「お転婆」がそのまま育って、性格は全然かわって無いんだけど実は美人だった、、、という感じで、それはそれで好きなんですけどね(^ ^)。りあんちゃん、スタイルはいいのでもう少しお化粧をがんばってほしいなと思います(←いや、化粧はありさちゃんも相当がんばってほしいけど)



印象として残っているのは、そのくらいでしょうか。
先日も書きましたが、上田久美子さんの演出は、ある程度役者に任せて自由にやらせてくれる度量と、役者の個性に合わせてかなり細かいところまで辻褄をあわせてくれるきめ細かさが両方そろっていて、なかなか見ごたえがあったと思います。
これからのご活躍に期待しています!


今日は「タカラヅカスペシャル2011」初日ですね(^ ^)。
CSには稽古場も流れなかったし、どんな感じなんだかさっぱり見当がつかないのですが、、、今年もパロディコーナーがあったみたいで、来年の放送が楽しみです。年に一度のお祭り、観客のみなさまも楽しまれますように。
星組の礼真琴くんがコーラス枠なのに目立つところで歌ったとききましたが、おととしの宙組の七瀬りりこ嬢みたいな感じだったのでしょうか?来年の放送が楽しみです。


さて。今日はアドベント(待降節)の4回目。早いもので来週はクリスマスですね。クリスマスってことは、宙組公演も終盤にはいるってことで、、、自分で思っていた以上に、今回の作品が終わってしまうのがとてもさびしいです。まだまだずっと観ていたいくらい、大好き。祐飛さんのサルヴァトーレを観ていると、「役で生きる」ってこういうことなんだな、と思うんですよね。歌もダンスもアレレな人ですが、本当に「サルヴァトーレがそこにいる」という確信があるのはすごいなあ、と素直に思います。
そして、インタビューを受ける3人の職人さんが本当に好き。大好き!!ありがとう景子さん、ありがとう(^ ^)。




それでは、あと1週間となった宙組公演から、ショーの方のツボを。

■Yearning(憧れ)
・娘役さんが一人ずつ出てきてジュテ(?)していくのをみていると、同じ子でも日によって結構高さやポーズが違ったりして、毎日演じるのって大変なんだろうなあと思います。
・ナウオンで、すみ花ちゃんが「最初は後ろ向きでセリ上がりだったんですが、カマクラみたいだって言われて前を向いて上がることになりました」っていうコメントを聞いて以来、「後ろ向いたらカマクラ」と思っちゃって、観るたびに笑ってしまいます(^ ^;
・YAMATO(蒼羽りく)とNADESHIKO(伶美うらら)が可愛いー。不思議な衣装ですが、私は結構好きかも。りっくんのダンスのポージングの綺麗さが際だつ衣装だな、と思っています。
・ポーズを決めた祐飛さんの脇で、祐飛さん登場時の衣装をもそもそと片づけている2頭がめっちゃ可愛い(はぁと)。


■Yip(威勢よく)
・みっちゃん、ともちん、と一人づつ出てくる登場はカッコいいなあ~。
・テルくんの背中はまだまだ頼りないなあ、と思っていたんですが、セリ上がってくる背中は結構力強くて感心しました。
・緩急のある構成は飽きなくて楽しい。帽子の使い方もうまいなーと思います。客席降りもあって、盛り上がりますよね(^ ^)。掴みはOK!!なショーはやっぱり最後まで楽しいです。
・もう一回娘役さんたちが出てくると思っていたのに、出てこなかったのはちょっとだけ残念。


■Yak(むだ話)
・モテモテアイドルを自認する祐飛さんに、「Hey, You!」と歌いかけるすみ花ちゃんがすごく好きです。
・YAMATOとNADESHIKOがかわいーーー。


■Young Bood(青春の血潮) ←イケメンオークション
・あおいさん(美風)の頭飾り、虎の頭だけじゃなくてしっぽもあるのね……(髪に絡めてある)。
・(藤咲)えりちゃんは、ちーちゃん(蓮水)のミスター・ブラジルにも金を出そうとするけど、誰か(花音舞ちゃんかな?)に先を越されてしまう……んですよね?それは、「オークション」ではなく「早いもの勝ち」というのでは……?
・大ちゃん(鳳翔)の盛大なウィンクに倒れたえりちゃんが無事ミスター・アラビアを落札して高笑いすると、その向こうであゆみさん(鈴奈)が悔しそう(^ ^)。やっぱり早い者勝ち……


■Yow(偏揺) ←薔薇の館
・セリ上がってきて花道で踊るれーれ(すみれ乃)は普通なのに、銀橋の途中で倒れて起き上がったれーれは表情が違いすぎてて見惚れずにはいられません。祐飛さんに憑依されている設定だと聞いたけど、れーれの祐飛さんに対するイマジネーションがすごいなと思う。
・「悪い貌」して薔薇の花を肩に担ぐれーれが素敵。
・幕が上がって本舞台に居並ぶ薔薇の棘たちの黒いオーラに怯えるテルくん。逃げるなら今なんだけどな。
・テルくんをセンターにした一連のダンスの最後にテルくんとちょっと踊るのが和希くんだったことにびっくり。確かにものすごい迫力だったけど(怯)。
・すみません、祐飛さんが出てきて以降は祐飛さんしか視てないもんで、後半についてはコメントすることがありません。。。
・一番最後、テルくんの腕を掴んで引き摺っていく祐飛さんの後ろ姿が本当に好き。そして、暗転してスポットが消える一瞬前の昏い笑みが好きすぎて、入りこみすぎて拍手ができません(ごめんなさい)。ナウオンで話の出ていたれーれ(すみれ乃麗)の『悪い貌』も観たいんですが、そんな余裕がない………(; ;)。


■Yellow jacket
・かいちゃん(七海)、あっきー(澄輝)、愛ちゃん(愛月)が下手花道に登場した途端、ぱぁっと明るくなる照明。前場の爛れた空気を払拭する三人の輝きが素敵です。
・下手から登場する下級生4人(桜木、七生、秋音、瑠依)。ずんちゃん(桜木)がマメちゃんに見えるときがある……まぁ、まだ若いのでたまにはやりすぎも良い、かな。七生くんのダンスはシンプルできれい。
・上手花道から登場する紳士淑女。基本学年順で組んでたかな?えなちゃん(月映)と星月くんだけ相手役さんがいなくて、二人でくるくる回っているのがちょっと面白いです。次場がロケットなので、娘役さんは結構上級生まで次場に取られちゃっているんですよね(^ ^)。
・チャールストンは、みーちゃん(春風)&(琴羽)桜子、大ちゃん&(美影)凜ちゃん、ちーちゃん&えりちゃん。スタイルの良いメンバーで、蛸足ダルマがお似合い♪
・盆が回って、アダルトなジャズクラブ(多分)。ブラウンのドレスの女性たちが色っぽい。結乃かなりちゃんがこっちに回っているのは嬉しいけど、でもロケットにも出てほしかった……(せっかくの美脚がスリットごしにしか見えないなんて!)(←要するに全部に出てほしいんです)

・お立ち台が縦にまっすぐになったところで、舞台奥の小セリがセリ上がって祐飛さんの登場。このセリと盆の使い方は新しいなあ。
・藤井さんのセットの使い方は本当にすごいと思う。舞台機構のもつ能力を最大限に引き出して、観客の眼を飽きさせない。今のところアイディアの泉も枯れてないみたいで、毎回うまいなーと唸らされてます。
・この場面全体の目玉は、珠洲さんとカチャ(凪七)の女役。濃い茶色のシンプルなドレスがスタイルの良さを際立たせて、とても麗しい。
・盆がまた少し回って、男役の群舞に。みっちゃんのこういう歌はホントに嵌るー!!もっと歌ってほしい(^ ^)。
・お立ち台の奥からすみ花ちゃんが登場して、歌手も美穂さんに交替。トップコンビ、テルくん&カチャ、ともちん(悠未)&珠洲さん豪奢な3組デュエットへ。「宙・ファンタジスタ」の火星のコンビ(ともちん・珠洲さん)に嵌りきった猫としては、曲調は全然違うけどこの二人が踊ってくれるだけで幸せです。トップコンビは安定、テル&カチャは本当にお似合い(←小顔コンビ!)(本当にお似合い)(真顔)。
・珠洲さんをぐいっと引き寄せるともちん、手を差し出して、カチャが来るのを待つテルくん。

・ぱぁん!と花火があがって、盛り上がる中詰めへ。
・花火のセットがシンプルでイケてなくて可愛い(^ ^)。
・スターが次々銀橋を渡るあたりは、いかにも藤井さんな感じ。ワンパターンといえばワンパターンだけど、王道といえば王道ともいえる。
・とりあえず、プログラムにはスター(曲)ごとにわけて書いてください!(祈)曲ごとメンバー入れ替えてるんだからいいじゃんかー。大劇場では間に合わないとかあるかもしれないけど、東宝では載せてほしい!!それでこそ、東宝のプログラムも買おうという気になるし。
・ともちんに「キャラバン」を歌わせるのは、ワンパターンなのか王道なのか?
・祐飛さんがYellow Jacketで再登場してからの裏打ちでの手拍子は、無理しなくていいと思うんだけどなあ。リタルダンドかかるところは止めていいと思います。っていうか、揃わないんだから止めようよぉ(願)。


■Yourself
・黒のスーツと銀のドレスに着替えたトップコンビが再登場。さっきまでの喧騒がうそのような、閉店後のダンスホールで軽く踊る二人。
・そのお立ち台に椅子からよじ登る二人がお気の毒。せめてすみ花ちゃんの方だけでも何か置いてあげてほしい……(切実)。東宝に来る時に絶対何か変更されると思ったのにー。
・でも、大劇場のときよりスムーズに上がれるようになったすみ花ちゃんはさすが。大劇場のときは、最初に椅子(に使っている台)に足を載せる段階でものすごいスカートをたくしあげてたもんなあ……)
・酔っ払って眠り込んだすみ花ちゃんに、ちょっかいを出しつつ一緒に居てあげるNADESHIKO(←起こす気はあまりない)がめっちゃ可愛い。
・眠り込んだ「美女」に紫の薔薇を残して立ち去る祐飛さん。白いロングコートを渡して心配そうに見送るYAMATO。
・銀橋を渡る祐飛さんを追いかけて銀橋に足をかけるのに、諦めて本舞台に戻って踊るりっくん。りっくんのダンスはこの場面が一番好きかな。切ない気持が溢れているような気がします。
・「俺のダンディズム……」と呟きながらセリ下がる祐飛さんを見送るYAMTO。


■Yonder(さらに向こうの)←風
・藤井さんの、藤井さんによる、いかにも藤井さんな場面。……ええ、大好きですとも。(藤井ファンですから)
・あの衣装って、「ミロワール」の「AQUAの地球」の衣装でしょうか?
・最初に出てくるチームがダンサーチームっていう位置づけのような気がします。娘役さんは桜子、えびちゃん、くるみちゃん、れーれ、、、だった気がする。男役は誰だったかな?
 【コメントをいただきました。男役はカチャ、いち、もんち、かけるの4人だそうです。】
・あもたまさんの「Stand Alone」から、卒業生たちの群舞への流れは、藤井さんの確信犯ぶりに「泣くまい」とこらえた日もありました。が、そろそろ限界かな……。
・「ゆうひが照らしてる」……泣笑。


■Yawp
・前場でしみじみと心洗われたところに、ガツンと食い込んでくるセクシャル9。
・さすがに月組さんの「月下美男」とは年季(=学年)が違うわ。
・色も派手だし(←そこ?)

・大階段のテルくんを囲む、眞白な娘役たち。ああもう、本当に可愛い……。

・上からざっざっ!と降りてくる男役たち。紫の祐飛さん、白の男役陣。
・この場面の音楽がものすごく好きです。なんか有名な曲ですよね?何だっけ。
・平場に出てからのダンスとか、涙が出そうになるくらい好き。
・前場の娘役さんたちはもう一度出てくるんだと思っていたのに、なくて残念。せっかく白の衣装で揃ってるのにー。
・すみ花ちゃんが登場して、ちょっとだけ二人で踊るとテルくんが出てきて、そのまま銀橋へ。トップコンビ+2番手で銀橋、っていうと「ル・ボレロ・ルージュ」のフィナーレを思いだします。あの場面、本当に好きだった……優子姫(風花舞)のサヨナラ公演で、1000days後半は観るたびに泣いてました……。


■Yell
・アリエッティ(百千)、エトワールおめでとう(^ ^)。
・次の公演から、センター降りはどういう組み合わせになるんだろう……なんて余計なことを考えてしまう自分が厭だ。
・祐飛さんの役名に「!」が2個もついてる(驚)。


この公演がもうすぐ終わってしまうなんて信じられないです。……さびしい(T T)。
今回はお芝居にもショーにも嵌ってるんですが(^ ^)。書きたいことが多すぎるとかえって書けないものだなあ……と思いつつ、楽にむけて精進したいと思います(^ ^)。



珍しく(たぶん数年ぶり)Graphを発売日に買ったので、ちょっとだけレポを。


表紙の雰囲気がずいぶん変わってて吃驚しました。店で見たとき、最初はGraphだと気がつかなかったくらい(^ ^)。
そして、Graphだと気がついてからもしばらくは誰だか分らなかった(汗)。いや、冷静に見れば、そんなにいつもと違うわけではなかったんですけどね。


テルくんのポートは、モノクロのの方が質感が好きです。でも、一番好きなのは巻末の窓越しのショットかな。水滴の似合うひとだな、と思う。(←?)


トップスターのお正月ポートは……祐飛さん、こういう雰囲気の前も撮ってましたよね(^ ^)。しかし似合うなあ、この空気感。思いっきりガンつけてて、いい貌してる。大好きです(告白)。

トップ娘役はみんな可愛いなあ(*^ ^*)。背景の色は組とは関係ないんですね。5組の色は5組の色なんだけど。



ドラゴンイラストミュージアム。
「ドラゴン」を描いたのは半数、ってところでしょうか。タツノオトシゴを描いた人が5人、ドラゴンを描いた人が5人、不思議な生き物を描いた人が1人。……花組さんと雪組さんは、コンビで揃ってタツノオトシゴなんですけど、お互い確認したのかな?それにしても蘭ちゃんのはタツノオトシゴじゃなくてヘビに見える……って話をしていたら、「来年も使えるね」って言われて撃沈しました。辰年のつぎは巳年(!)さすがだわ友よ。
それにしても、すみ花ちゃんが描いたそれは、何?なんか腕が生えてますけど……?


自画像クイズ。
実は全然判りません。宙組トップコンビしかわかんないよ!っていうか、宙組トップコンビだけ判るような気がするよ!!(泣)


ゲームトライアスロン。
とりあえず、タツノオトシゴに頬をすりすりしている蘭トムさんが可愛いんですけど!!
あと、去年に引き続き、無表情にゲームを進めている祐飛さんが面白い。特に、はみだしショットで湯たんぽを凝視している姿がステキ!


ゲームトライアスロン娘役編。
みんな可愛いー(そればっかり)。結果発表のすみ花ちゃんのソレは、ウィンクなんでしょうか??
あと、なにげに「コンビ」で足すと宙組が1位なのが嬉しいです(単純)(^ ^)祐飛さん、時間と長さには強かったのにね!(重さはわからないらしい……そんなずるずるした衣装を着てるからでは!?)



星組「オーシャンズ11」舞台写真。
楽しい作品だったけど、そういえばまだ日記に書いてないような気が(汗)。
個人的には、フランク(夢乃)とダニー(柚希)が並んでる写真が好きです。今回のGraph、ともみんの写真はどれも良いなあ。
あと、金庫破りの場面のダニーとライナス(真風)、下方にイエン(鶴美)の図も好き。なんか構図が恰好良い。
フィナーレは真風くんセンターのフィナーレCの写真が嬉しい。みっきぃさん(天寿)も他のメンバーも、良い貌で映ってます♪



ザ・コスチュームは、宙組トップコンビ。
祐飛さんは「棘」。いやー、観劇のたびに登場から暗転までずーっとオペラグラスで凝視している衣装ですが、こうして静止画でアップになるとまた印象が違いますね。好きだなあ、この衣装。っていうか、場面全体が好きだー!
せっかくなので、あの打ち掛けを拡げて見せてほしかったな。それだけが心残りです。

すみ花ちゃんは、「He is the Rival」あたりからインタビューまで着ているワンピース。可愛い衣装だな、と思っていたので、ゆっくり見れて嬉しいです。あのパッチンどめも似合ってて可愛いなあとは思っていたけど、そんなエピソードがあったなんて!!(感動)。次回じっくり見てみます!
ブーツも可愛いですよね。いかにもミーナらしくて可愛いなあと思っていたので、同じようなことがコメントされてて嬉しかったです。公演が終わったら普段履きにしちゃえ!(^ ^)。


SIDE SHOT SELECTIONは、宙組公演。
客席からは見えない角度の画像はどれも嬉しいけど、特にありがとう!!と思ったのはインタビューを受けている祐飛さんの背中と、それを撮っているテルくんの真剣な貌のショット。っていうか、祐飛さんの背中はどれも好きです。はみだしショットの三連発が嬉しい。この写真がほしい!!(←売ってください)



91期生の紹介は、「天寿観音 ~悔い(91)のない人生を~」と題して、ライターはみっきぃさん。
栄えある第一回目ははるこちゃん(音波)!!かーわーいーいー!!大きな金色のリボンがめっちゃ似合ってます(*^ ^*)それにしてもはるこちゃん優しいなあ。そんなにみっきぃさんのことばっかり話さないで、自分のことをもっと語ってほしいんだけどな(^ ^)。

次回の「甘いソフトな二枚目」って誰だろう……ゆりやん?真由ちゃん?……ゆりやんかなあ。
このコーナー、第一回は同組のことが多いような気がしますね。やっぱり最初は緊張するから少しでも慣れた人と……っていう配慮があるのでしょうか。うん、良いことだ!なにはともあれ、みっきぃさん、1年間がんばってくださいね(^ ^)。



新コーナー、TOTTEOKI PHOTOは、すずみん、っまさお、れみちゃん、かいちゃん。
まさおの「携帯電話の『ふかひれ』っていうフォルダに(ふかひれ料理の画像を)撮りためています」っていうコメントがめっちゃツボ。それを眺めるだけで幸せな気分になれるのかー、そうかー、私も美味しいものの写真を撮りだめしてみようかな(^ ^)。
そして、カイちゃんの本棚にはめっちゃ反応しました。でも思ったほどかぶってないなーーーー。半分くらいかな?もうちょいかぶってるかと思ったんですが。



そんなところでしょうか。結構盛りだくさんになっちゃいましたすみません。
この後は、はみだしショットの天寿さんの後ろ頭をぽんぽんしたくなったりしつつめくっていって、茂次さんのポートで意識が飛びました……なんでそんなに男前なんですか蘭寿さん@青天!?ステキすぎる……。また江戸ものやってくださいね。お願いします。待ってます!(きっぱり)



まずは叫んでおきます。
紅5コンサート、おめでとうございます!!ああ、行きたかったなあ……。
でも、DVDが発売されるらしいので、それを楽しみに年を越したいと思います(^ ^)。



さて。そんなイベントも終了したところで、毎年恒例!Myベスト作品を選びたいと思います♪


■大劇場(東宝)作品
本来は東宝主体ですが、年始の宙組「誰がために鐘は鳴る」は去年書きましたので、今年は雪組「ロミオとジュリエット」から、星組「オーシャンズ11」まで。いちおう全部観てますね。回数にはムラがありますが(^ ^;

□お芝居
1.宙組「クラシコ・イタリアーノ」
2.星組「めぐり会いは再び」
3.該当なし

1位と2位は文句なく。どっちも本当に好きです。宛書きの勝利、という言葉をしみじみと思った佳品でした。こういう作品が絶えず作られるタカラヅカであってほしい、です。


□一本もの:
1.花組「ファントム」
2.雪組「ロミオとジュリエット」
3.星組「オーシャンズ11」

「ロミオとジュリエット」も良かったんですが、キャラ違いかと思ったら全く違うファントム像を作り上げてきた蘭トムさんと、従者をフィーチャーした新演出に敬意を表して。
「オーシャンズ11」は、ああ、小池作品だなあと(^ ^)。「カサブランカ」を観ているのでつい期待してしまって、あちこちに残念感がありましたが、役も多いし宛書きだしみんなの出番も多いし、あちこちツボだらけで、3時間十分に楽しめる作品でした。


□ショー
1.星組「ノバ・ボサ・ノバ」
2.宙組「NICE GUY!!」
3.花組「Le Paradis!!」、宙組「ルナロッサ」

うわっ、藤井さん演出の作品が3本入ってる(^ ^; どんだけファンなんだ私。

「ノバ・ボサ・ノバ」は、観れば観るほど細部に至るまでよくできてるなあ、とあらためて思いました。
宛書きではないけど、今回はブリーザのれみちゃんが素晴らしかった分で加点。あと、あんまり藤井演出という印象がないですね。「ノバ…」は、あくまでも鴨川作品という気がします。

「NICE GUY!!」は、「棘」だけでも良いセンいきそうなのに、フィナーレも好きすぎる。もちろん「風」も好きだし、、、というわけで。
それでも「ノバ」を抜けないのは、さすが巨匠・鴨川!でしょうか。

あとはどれもそこそこで選びにくい……「ル・パラディ」は、大劇場(ちなみに初見が前楽)では全然良いと思わなかったのに、震災を挟んで東宝で観たときに大感動した作品。逆に、「ルナ・ロッサ」は、大劇場でみてすっごい好きだと思ったのに、東宝に来てもあまり進化を感じず、それ以上の感動がなかった作品です。
どちらも惜しいと思うところはあったけど、作品としては好きです♪



■中劇場(梅田・DC)
えーっと。「サムライ」が青年館待ちなの以外は全部観たかな?中日&博多座は、大劇場と演目が同じだったので今回は省略……とすると。

1.月組「STUDIO 54」
2.花組「カナリア」
3.宙組「ヴァレンチノ」
番外 星組「愛するには短すぎる/ル・ポァゾン 愛の媚薬II

「初演」という加点をつけようとしたら、そもそも初演作品がスタジオ54しかなかった(^ ^;ゞ。
……1位が「スタジオ54」になったのはそういう理由です(^ ^)。まあでも、今のところトップになってからの霧矢さんでは「スカーレット・ピンパーネル」のパーシーに次いで好きな役なので、1位なのも不思議はないです。はい。

「カナリア」と「ヴァレンチノ」はどちらもすごく良かったので迷ったのですが、宛書きだとしか思えなかった「カナリア」に一票いれさせていただきます。「ヴァレンチノ」は、小池さん自身がプログラムで書いていましたが、「今、このキャストに宛書きで作ったらこうはならなかったかも」と思わせるモノがそこここにあったので……。

本来なら2位にしてもいいと思ったくらい良かった星組中日公演は、すみません、ちょっと個人的な感傷により番外とさせていただきました。これも、トップ3は本当に宛書きみたいに嵌ってたなあ。



■バウ
バウにも当たり年があるんだなー……と思ったりしました。一昨年は当たり、去年は不作、今年は当たり(^ ^)。……来年が不作にならないといいんですが。
いちおう、雪組「灼熱の彼方 オデュッセウス篇」以外は全部観ています。観たものについては、とりあえず全部に順位をつけてみました。……あの、あくまでも私のランキングですからご容赦くださいませ(^ ^)

1.星組「ランスロット」
あまりにも「世界」に嵌り過ぎてしまって、冷静ではない自覚はあるんですが……すみません(^ ^)単なる生田ファンなんですが、お許しを。
ああいうスケールの大きさと、どこかが大きく歪んだ世界を説得力をもって構築するちからがあるのは素晴らしいことだと思います。まだしばらくは大劇場デビューしなくていい(たぶん100分じゃまとめられないだろう)から、来年はぜひ東上してほしいなあー。(ランスロット再演東上でも良いんだけど!)(←真顔))(あっ、でも、モルドレッドがいない……↓↓↓)

2.月組「アリスの恋人」
「ランスロット」以外の作品の中ではダントツで好きです。なんか、「わかる」って思う。今の小柳さんなら、念願の萩尾作品にもう一度挑戦してみてもいいかも、と思いました。

3.専科「おかしな二人」
作品自体が「名作」だからこそ、その素材をいじくり回さず素直に料理して舞台に載せた石田さんのセンスは流石だと思いました。キャスティングも素晴らしかった!
いつか是非、あれをワークショップとして各組の下級生メインでやってほしいです(←どうせ映像は残らないんだしね)

4.月組「Dancing Heroes!」
園加にやたらと歌わせたりしないで、もっともっと踊らせてくれれば順位は上がったと思うんだけど。……やっぱり、人間が「本気」で踊れるのはせいぜい数分なんだろうな、と改めて思った2時間でした。んー、難しい。

5.宙組「記者と皇帝」
作品はすごっく良かったです。大野さんBravo!「皇帝」サイドのエピソードに涙・涙でした。

6.星組「メイちゃんの執事」
長編漫画をよく2時間にまとめたな、と思いました。演出も意欲的で面白かったし、なによりキャラクターがみんな嵌ってた(^ ^)。バウでならああいう作品もありだと思います。

7.雪組「ニジンスキー」
ああいう設定の物語に真正面から取り組むなら、いろんな意味でもう少し慎重に構えた方が良かったんじゃないかと思います。原田さんは、なんていうか、そういうところの詰めが甘いと思うんですよね。……大劇場公演、よろしくお願いいたします。

8.雪組「灼熱の彼方 コモドゥス篇」
公演の企画として、これだけ観てもわからない作品になるだろうなという予想はしていたのですが、スケジュール的にこれしか観られなかったのが残念です。オデュッセウス篇を観ていたら、評価は違ったのかもしれません。



■全国ツアー

1.花組「小さな花がひらいた/ル・ポァゾン 愛の媚薬II」
2.雪組「黒い瞳/ロック・オン!」
3.月組「我が愛は山の彼方に/Dance Romanesque」

これはもう、迷う余地なく。
秋の花組は、全ツもDCも、本当に宛書きとしか思えないの連発でした(^ ^)。
春の雪組は、「黒い瞳」を再び観れて、とても幸せでした。ショーは違うのが良かったと思うけど。
秋の月組は、予想より良かったですが、やっぱり柄じゃないなーと思ってしまいました。あ、でも、雪組とは逆に、ショーは良かったです♪♪



■新人公演
2年ぶりで全作品観ました! なかんづく、2回も大劇場まで新人公演を観に行ったとか我ながら(汗)。
順位をつけるとしたらこんな感じ。評価のポイントは、主演者の芝居がどうこうではなく、「本公演とは違う、新人公演ならではの良さがあったかどうか」のつもりです。

1.花組「ファントム」
2.月組「アルジェの男」
3.星組「オーシャンズ11」

まあ、これはいろいろ思い入れもありますが、主要3役で本公演とはまったく違う関係性を構築してのけた「ファントム」は素晴らしかった(*^ ^*)。
そして、主要役のほとんどすべてで、実力はともかく、役への嵌り度合いで本公演を超えた「アルジェの男」がその次。
3位には、雪組「ロミオとジュリエット」と迷ったのですが、主演コンビと敵役の三角関係が鮮明に出ていて興味深かった「オーシャンズII」を。東宝でもう一度観られるのがとても楽しみです。



■ディナーショー
1.壮一帆DS 「Bright」
2.蘭寿とむDS「MUGEN」
3.龍真咲DS 「Hot Fairy」

壮ちゃんのディナーショーは楽しすぎました!!(*^ ^*)
蘭トムさんのディナーショーは「逆転裁判」コントコーナーがすべて、かな。
まさおのディナーショーも楽しかったです。しかし、1年に3回ディナーショーに行ったのか私……道理で財布がうすっぺらいと(- -;ゞ。



ディナーショー以外のイベントは、小林公平一周忌も舞踊会もタカスペも行ってません……。
やっぱり大劇場まで行くのは結構負荷なので、イベントのためだけにはなかなか行けません(涙)。
まあでも、そこそこちゃんと観てたんですね、私。完全に飛んだのは「灼熱の彼方 オデュッセウス篇」だけか。まあ、よくがんばった方かな(自画自賛)。



こうしてあらためて順位をつけてみると、星組さんの作品運の良さと、雪組さんの作品運の悪さが際だってみえてくるような気がします。まあ私の個人的な好みによる順位だとはいえ、ほぼ全ての項目で3位以内に入っている星組と、ほとんど出てこない雪組の差は大きいような。
宙組花組はまあまあで、月組はちょっと微妙……そんな感じの一年でした。




なにはともあれ、今年も一年間、楽しませていただきました(^ ^)。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします! >歌劇団



今日は月組大劇場公演「エドワード8世/Misty Station」の集合日。
大勢の卒業生が発表されてしまいました………ある程度予想も覚悟もしていたつもりでしたが、やっぱり、凹む……。



ガチャ(一色瑠加)、
もりえ(青樹泉)、
りずちゃん(沢希理寿)、
彩星(りおん)、
篁(祐希)くん、
華那みかりさん……(T T)


「アリスの恋人」のジョーカーでいぶし銀の輝きを放っていたガチャ。
その昔、祐飛さんのディナーショーにも出てくれましたよね。綺麗でかっこよくてダンサーで、大好きでした。最近、芝居でも本当にいぶし銀というか、渋い男の魅力をしみじみと実感させてくれたひと。
組長になるまでいてくれるとおもっていたのになあ……。


「我が愛」の玄喜で心いやしてくれたもりえちゃん。スタイルがよくてダンサーで、お芝居は優しくて暖かい。霧矢さんとの相性は抜群で、きりやさんがトップになって以来、いつも本当に良い仕事をしてくれていました。霧矢さんと一緒に卒業していくのは、予想の範疇ではあったけれども、でも、やっぱりさびしいです(T T)。


「アリスの恋人」で美声を聴かせてくれたりずちゃん。最近やっと本公演でもソロが回ってくるようになって、これからだと思っていたのになあ。最後の公演、またその声が聴けることを祈っています。


「ダンス・ロマネスク」ジプシーの場面の歌がステキだったりおん。「ファンシーダンス」の「チャンピオン」で、顔芸も豊かに踊っていた下級生、男役時代から大好きでした。女役に転向してもなかなか役がつかなくて、どうなるんだろう……と思っていたら、まさかの「スカーレット・ピンパーネル」新人公演ヒロイン。マルグリットのナンバーが聴けて、本当に幸せでした。本領は『大人の女役』なのに、可愛らしい娘役二番手みたいな役が回ってきて苦労していましたが、大野さんが何か良い役を宛書きしてくれているといいなあ。


91期の篁くん、「MAHOROBA」の頃から注目していた、表情豊かな下級生。最近すっかり垢抜けて、痩せて格好良くなったなあと思ったら卒業ですか(涙)。これからを楽しみにしていたのに、残念だー!!


同じく91期の華那みかりさん。落ち着いた女役を多く演じていた印象がある美人さんですが、最後になにかやりがいのある役が回りますように。



大好きな月組。8人が卒業して、みやるりが加わって、そして、どんな月組になっていくのかわかりませんが、とりあえず今は、霧矢さんと、7人の卒業生の幸せを祈りつつ、応援したいと思います。






東京宝塚劇場宙組公演「クラシコ・イタリアーノ」のツボ集、続き。
第一場から、あらためて落ち穂拾いを。


■第一場 チネチッタの撮影スタジオ
・オープニングの銀ラメの美女たち。窓の中で踊っているときの、なわとびみたいな振り(……伝わる?)がかなりツボです。
・銀橋に向かう前、サルヴァトーレさんに肩を抱かれてちょっと照れるえりちゃん、堂々としたれーれ。対照的な二人。
・ところで、レニーさん少し髪切りましたか?(あれ?)


■第二場 同
・カチャの声が、少し安定してきたような気がする(贔屓目?)
・大胆な花柄のスカートが良く似合う記者の夢莉みこちゃん。髪型が可愛い。もう一人の花柄のワンピースは誰だろう?こちらも可愛い。


■第三場
・ミーナが5番スタジオに姿を見せる前、ちょっとムッとしているサルヴァトーレさんの肩をさりげなく抱いて椅子に座らせるフランク(春風)が、なんか恰好いいです(*^ ^*)。
・「あまりに違いすぎる!」の前後のかいちゃん(七海)のいやがりようが、どんどん派手になってきているような……。
・この場面のりくとモンチは結構対照的。


■第四場 作業場
・いまさらですが。みっちゃんのマリオは、「伝統を変えた」ことそのものに反対なんですね。あれっ?じゃあ、分業してスーツを作るっていう新しいやり方を創り上げるときも、心の中では反対だったってこと?


■第五場 レセプションパーティー
・上手で酔っ払っているえっちゃん(大海)を心配げに世話するえりちゃんが可愛い。
・さっつん(風羽)と(綾音)らいらちゃん、パーティーの最初からいるんですよね。プログラムではただの「招待客」なんですけど、いちおうジャコモ・アジャーニの秘書の通し役として演じてるらしい。上手側の先頭で、サルヴァトーレさんやヒューストン社長の一言一句に反応して、嘲っている感じが秀逸で、すごく好きです。
・この二人は最初上手にいて、途中で「あら、時間だわ」みたいな感じで下手に向かう……途中でえっちゃんに絡まれてるのが面白いです。えっちゃん、なんだかんだ言ってるけど、実は、サルヴァトーレの味方としてアジャーニ側の二人に因縁つけてるみたいに見えます(^ ^)。
・えっちゃんに絡まれた後、いったん下手袖に引っ込んで、またすぐにアジャーニと一緒に出てくる。アジャーニを迎えに行った感じだなーと思いながら観てます。……以上、さっつん&らいらレポでした(^ ^)。
・天玲さんもいるんですけど、こちらは後半のジャコモの秘書とは別人……っていうか、ここは「レオポルド・ロゼッティ」で出てるんですよね。スポットが来るのは一瞬だけど(^ ^)。えーっと、誰と踊ってたっけな。あおいちゃん(美風)かな?
・他のカップルは、珠洲さんとせーこ(純矢)は役のまま、ですよね。ジュリアーノ(寿)と花露さんは、カチャとえりちゃん、こーまい(光海)と美風凜ちゃん、愛月くんとうららちゃん、美月くんと夢莉さん、夢月せらくんとあいこちゃん(花里)、和希くんと誰だっけな。みんなそれぞれに雰囲気を出していて面白いです。
・パーティーの最後の方、檀上でモンチりく愛で話しているのがなんかほのぼの。サルヴァトーレ側の愛月くんと、アメリカチームの二人。楽しそうに情報交換しています。
・クラウディアたちにサルヴァトーレをとられた後、ムッとして煙草をふかしているれーれが素敵(*^ ^*)。


■第六場 チネチッタの撮影スタジオ
・こないだ書き忘れたんですが、すみ花ちゃんが最初にスタジオに入ってくるときの歩き方(←てるてる坊主で)、あんまりハイヒールを履きなれていないように見えないんですよね。いっそのこと、違う靴を履いてはいってきちゃえばいいのに、と思う。……履きかえる暇はないのかなあ。
・「人と同じことができない」ってことは、人と違う個性を持ってる…ってことですよね。パフォーマーとしては得難い個性だわ。そこを見抜いたんだとしたら、サルヴァトーレの炯眼もおそるべし、というところか。


■第七場 下町のPizzeria
・まっぷーとらいらちゃんが夫婦。あの娘は誰だったかな。
・天風くんと凜ちゃんがカップル。凜ちゃん、今回は同期のカップルが多くて良かったね、と思いながら観ています。
・テーブルに座っているのは美月くんと愛白もあちゃん。
・「一足の靴を買うのが夢だった」ってすごく良い台詞だと思うんですけど、祐飛さんのお茶会以来、「まみさんwww」と思ってしまって笑いが止まりません。真琴つばささんが観にきてくださったとき、「一足の靴がどうこう、って言うから、そのうち靴を作り始めて、フェラガモになるんだと思ってたのに最後まで仕立て屋のままだったね」って仰ったそうです。かなり大幅に意訳してますが。
・サルヴァトーレが銀橋に出る直前、かけるくんと結乃かなりちゃんの熱烈なキスは一見の価値あり。


■第七場(つづき) 抽象空間
・施設の女職員のえりちゃん、サルヴァトーレ少年が憎いのではなく、本当に手を焼いているんだ……といううんざりした感じがよく出ているような気がします。でも、少年側は貴女にいじめられてると感じてい思いますが(^ ^)。いじめた側は気づかないことも多いものですから。
・でも、親方の話を聴いているときの雰囲気とか、サルヴァトーレ少年が泣きだした途端にオロオロしてしまうところとか、彼女に悪意がないのはなんとなくわかるような気がする。でも、難しい役ですね、あれは。


■第八場 チネチッタの撮影スタジオ
・ミーナの撮影が成功して、「良かったなあ!よかった、良かった!!」と言うフランクみーちゃんがすごくツボです。
・おばあちゃんへの二度目の電話で出てくる名前は「ハンフリー・ボガート」。一回目は「クラーク・ゲープル」だったのに、おばあちゃん若いなあ。


■第十場 フォロ・ロマーノ
・月を見上げてスパイスをかけるルイス・キャロル(明日海りお)。フォロ・ロマーノでエネルギーを充填するサルヴァトーレ。


■第十二場 下町のBAR
・最初に喋りだすえなちゃん(月映)、同じテーブルにこーまいと凜ちゃん。90期二人はカップルな感じ。
・……鳥の声なんて聞えませんよ?>景子さん。 鐘は鳴るけど。誰かのために。


■第十三場 作業場のインタビュー
・マリオと決定的に対立した時と、職人たちのインタビュー。タイミング的にはどっちが先だったんでしょうね。
・インタビュー映像をみているときとか、その後のおやっさんのやりとりとか、すごく良い場面だと思うんだけど、撮らなくていいの?>レニー



そんなところでしょうか。
楽へ向けて盛り上がってきているので、まだまだ細かいツボはたくさんあるのですが……、とりあえずこの辺りで。


みなさま、よいクリスマスを(^ ^)。


大江戸鍋祭

2011年12月24日 演劇
Merry Xmas ♪

まず最初に、叫ばせてください。
藤咲えりちゃん、中日劇場公演「仮面のロマネスク」、トゥールベル夫人おめでとうございます!
そして、高橋大輔さん、優勝おめでとうございます!(^ ^)。




イルミネーション輝くクリスマスイブに、明治座にて、「大江戸鍋祭り~あんまりはしゃぎ過ぎると討たれちゃうよ~」を観劇してまいりました(^ ^)。

いやー、楽しかった!(はぁと)


『戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~』のキャストを中心としたお祭り舞台。
今回のテーマは「忠臣蔵」(!)それも、五代将軍徳川綱吉の側用人・柳沢吉保を中心に描いたコントまじりのお芝居(音楽あり)と、戦国鍋TVの人気ユニットによるミニショー。お芝居2幕、ミニショー1幕の3幕構成で、どっちもめっちゃ楽しかったです。


テレビの方は私の家では入らないので視ていないのですが、歴女のはしくれとして(^ ^)参加させていただきました♪

ご参考までに、戦国鍋TVのサイトはこちら。
http://www.tvk-yokohama.com/sengokunabe-tv/



あんまり詳しいことを書くとネタばれになるので割愛しますが、、、いやーーーー、ありとあらゆるいろんなパロディが満載で、本当に楽しい時間でした!
私的には、「最後のダンス」と「ベルサイユのばら(アニメ版)」のパロディが一番受けたかなあ(^ ^)。あまりに笑いすぎて胸が苦しくなりました(汗)。


脚本は穴吹一朗。演出は板垣恭一。
コント混じりとはいえ、話は案外ちゃんとまとまっていたし、役者に任せる場面もあって、とても良く出来ていたと思います。ある程度の予備知識は必要ですが、番組をあまり視ていなくても問題なかったし、こういう作品にありがちな内輪受けのネタも少なくて、普通に楽しめる作品でした。
役者さんたちも、「テニスの王子さま」などなどの作品で活躍している人たちが多く、歌もダンスもそこそこできて、課題の芝居もまあまあみれる、という、「舞台役者としての基礎体力」のちゃんとした人が多く、安心して観ていられました。


とにかく、楽しかった!!
楽しいクリスマス・イヴでした(^ ^)。



宙組公演「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!」千秋楽おめでとうございます。
私の中では「カサブランカ」以来……いや、最終的には「Hollywood Lover」以来のような気さえするほどオオハマリした作品になりました。


この作品を創ってくださった植田景子さん、藤井大介さんをはじめとするスタッフのみなさま、
舞台の上で、人と人の絆や「World Is Beautifull、Life Is Wonderfull」を体現してくださった大空祐飛さんはじめとする出演者のみなさま、
そして、
素晴らしいご挨拶と、輝かしい笑顔を残して翔びたっていった6人の卒業生たちに、心からの感謝と愛を。



今日の日記のタイトルは、「世界中を探したって、宙組ほど良い組はねぇ~!」というたまちゃんのご挨拶からとりました(^ ^)。この言葉に「いつだって自分の組が世界一だと思ってる!宙組っ子らしい!」とかえした祐飛さんの頭の回転のはやさには、毎度のことながら感動します。



25日の昼の部は、クリスマススペシャル公演でした(^ ^)。
幕開きのレニーがサンタ帽を被って登場して、
「ハァーイ!みなさん、Merry Xmas♪」
と笑顔で言ってくれたのが最初の衝撃。いやー、金髪にサンタ帽はそりゃー可愛かったですとも。
フランク(春風)の「お前なんて格好してるんだ!」っていう突込みが、あんなに真に迫っていたことはない(^ ^)。

いつまで被っているのかなーと思ったら、「ミュージカル風」のオープニングが終わってもう一度出てきたときには脱いじゃってました。残念!サルヴァトーレさんにも突っ込んでもらいたかったなあ(怖)。



さらに、ショーのイケメンオークションは「クリスマススペシャルオークション」。
みっちゃん、まさこちゃん、ちーちゃん、大ちゃん、ちや姉、すっしーさん、ともちんと全員がサンタ帽を被って登場!
みっちゃんの薄紫の髪にサンタ帽の似合うこと似合うこと(^ ^)。
まさこちゃん以下は、最初にスクリーンにシルエットが映る時点で「……なんか被ってる!!」ってなって、客席は大盛り上がりでした。

そして!
「ちょーっと待ったぁーーー!!」
の声とともにスクリーンに映るシルエット………(崩壊)

アイドルな祐飛さんは、ピンクの衣装にキラキラしたトナカイの角(耳つき)カチューシャをつけてご登場(*^ ^*)

いやーーーー、盛り上がりましたわ〜〜〜!!ホントに楽しかった(^ ^)。
イヴも似たようなことをやったらしいので、観れなかったのが残念です(←鍋を選んだことに後悔はないけどね)。



ああ、いえ、あの、その。
そんなことをやっていても、芝居は皆ものすごい集中力で演じ切ってくださって、素晴らしかったです。
いつも千秋楽の日の昼公演は芝居は端整に仕上がることが多いんですが、今回はなんか、みんな最初から箍が外れてた感じ。
ニーノ(月映)に散々泣かされて、おやっさんと再会したサルヴァトーレが、キラキラした涙を流しながら笑顔で見送ったあたりで、私はもう、ボロボロでした。

いやしかし、あのニーノくんは、本当に粋なポケットを作れるんだろうか……?(←かなり疑問)



もとい。
ナポリの海は、「変わらぬもの」の象徴なんですよね。
シチリア出身のサルヴァトーレにとって、ナポリの海はおやっさんそのもの。頑固で融通がきかなくて、変わってほしいと思っても、変わってはくれなくて。
ローマに出てきてからも、サルヴァトーレの瞳には、常におやっさんの背中が視えていたんだなあ、と思ったのは、レニーのとりなしで再会する場面です。
常に自分の目に映っていたおやっさんと、「現実」のおやっさんがきちんと重なって焦点があうまでの、祐飛さんの目の動きと「……おやっさん、」というかすれた声が、好き。
驚いて名前を呼ぶのではなく、つぶやくように言うところが。

呼びかけるための名前ではなく、自分の中でその存在を分類しなおすための、確認の声。
「名前を呼ぶ」のではなく、自分に言い聞かせるように、唇からこぼれ落ちるんですよね。
あれはいつもの幻じゃない、現実だよ、だって、ほら、あんなに頭が白くなってる……

頭が黒くて足腰もしっかりして頑固で融通がきかない「師匠」ではなく、白髪頭に足元も不安定な、けれども瞳は炯炯とした、一流の仕立て屋。
その存在を確認して、「今の自分」の中で、分類しなおす。

人生に、意味を与えてくれたひと。
自分自身のルーツ。
同じ道のずっと先を歩んでいる、先人。
戦争で全てを喪った者同士、そっと寄り添って歩んできた、家族。
「ナポリの海」の体現者。

それこそが、
「……おやっさん」
という呟きの、意味。



千秋楽も、本当にみんなテンションが高くて、びっくり(@ @)。
レセプションのくーちゃん(綾音らいら)は、大臣(風莉)が挨拶に出てきたときの「どういうことっ!?」みたいなパフォーマンスがいつもよりちょっと派手な感じ。拍手の仕方の嫌らしさも増して、ステキでした(^ ^)。
ちなみにあの場面、えっちゃん(大海)の話をさっつんと二人できいているのは、えっちゃんに掴まったのではなく、サルヴァトーレのスキャンダルを聞きにいったみたいですね。たいした情報は無かったみたいですけど。
PIZZERIAの前の広場の場面、赤ん坊を抱いたくーちゃんの(綾音らいら)回りで子供たちや観客仲間がわいわい騒いでいたり、仮面劇メンバーもあれこれサービスしてたみたいで。
BARの場面は、上手側のテーブルのこーまい(光海)と(美影)凛ちゃんにあおいちゃん(美風)がちょっかいをかけていました。90期コンビは左手を広げて薬指を指差してて、たぶん「婚約したんだ俺たち!」「あらまあ、いつの間に!?おめでとう!」みたいな芝居をしていたような気がします。えなちゃんが羨ましそうに指をくわえて眺めていたのが可愛かった(^ ^)。その後、後ろのテーブルに呼ばれて、泣いてるえびちゃん(綾瀬)をこーまいが慰めていたりとか、みんなで乾杯をしたりとか、、、真ん中のテーブルではかなりシリアスな芝居をしているんですけど、その芝居を邪魔しないように気をつけつつ、精一杯のエールを送る宙っこたちが可愛くて可愛くて、、、、千秋楽だけは、祐飛さんでもみっちゃんでもちーちゃんでも桜子でもなく、みんなの笑顔に泣かされました。

日替わりで毎日全然違う芝居をしていたえなちゃん。
元不良少年が、居場所を見つけて丸くなった姿を体現してくれたかける(風馬)。
そして、暖かく穏やかに、一針一針ひととひとの絆を縫い合わせている姿が似合う、こーまい。

「戦場」なのに、他のどこよりも暖かくて、穏やかで、そして温かな、「作業場」という名の聖域。
1ヶ月、舞台という名の聖域で戦ってきたみんなに、乾杯。



今回で卒業する方も多く、さらに大規模な組替もあって、次の大劇場公演ではだいぶ顔ぶれが変わってしまう宙組。
どの公演にも卒業生はいるものだし、組替だって初めてじゃないけど。でもやっぱり、お芝居で、ショーで、見慣れた並びがもう二度と見られないんだなあ、と思うと、どうしても感傷的になってしまいますね。
この公演に通うことができて、良かったです。
いい作品で、いい公演でした。

今の宙組も大好き。
これからの宙組も、大好き。

たくさんの思い出を得て、あらためてそう思うことができた、幸せな一ヶ月でした。




1月1日の「いますみれ花咲く」で幕をあけた2011年。
たくさんの悲しみとたくさんの苦しみと、そして、たくさんの絆とたくさんの愛があった、2011年。

そんな2011年も、あと残りわずかです。
……そうは言っても、まだ約1週間あって、年賀状も大掃除もなにひとつ手付かずの私ですけれども。

この年の暮れに思うことはたくさんありすぎて、言葉にはできないけれども。
それでも、「生きている、それだけでHappy」といえる自分でありたい、と思うことができました。
ありがとう。

心からの、感謝をこめて。



.
7月1日までのナイスガイ、最高の男
宙組トップスターの大空祐飛さんが、2012年7月1日の東宝劇場公演千秋楽付けで宝塚歌劇団を卒業することが発表されました。



Yahooニュースに出ていたので、何となく記念にdumpしてみました(^ ^)。
あと、朝日コムの記事にリンクしておきます。
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/OSK201112260080.html
「影のある大人を表現できる男役として活躍し、今年2月に松尾芸能賞優秀賞を受賞した」という説明が、、、なんだか不思議。





昨日の千秋楽で「Hollywood Lover」青年館楽を思い出したのは、間違いじゃなかった……の、かな。
優しくて、温かくて、ひどく切ない愛情が、あの大きな劇場空間を満たしていた感覚。
もちろんそれは祐飛さん一人に向けられたものではなくて、卒業生や組替する宙っ子や、、、一緒に舞台に立って一つの「世界」を造っていたメンバー全員に向けたものだったのですけれども。

それでも、ああいう空気を舞台の真中で受け止めて、投げ返すのが「トップスター」の役割。
大空祐飛さんは、舞台人としての技術面は歌もダンスもアレですが(^ ^;ゞ、その「差し出された気持ちを受け止めて、自分の気持ちを加えて返す」ことにかけては誰にも負けない、そういうひとなんだと思っています。

愛を注げば、ちゃんと舞台の上から返してくれる。
そう。そんなふうに、「あなたはたくさんの人に愛されている」のだから。





12月26日、といえば、祐飛さんの月⇒花組への異動を含む組替えが発表された日からちょうど4年目、なんですよね。
わずか4年前でさえ、トップになるなんて全く思ってもしていなかった祐飛さん。そりゃあそうです。だって、あの時点で研16。マミさん(真琴つばさ)が卒業した学年だったんですものね……(←元がマミファンなので、どうしても基準がマミさんになる)

あれから4年がすぎて、祐飛さんも研20(@ @)。次の春には研21になって、98期生を迎えて、そして、翔びたっていく。
なんだか、信じられない気持です。
実感がない、ってこういうことなのかなあ。
嫌だという気持ちも、さびしいという気持ちも、なにもない。
ただ、いとおしい。
祐飛さんが、宙組っ子たちが、積み重ねてきた時間が、それらのすべてが、胸をかきむしられるようにいとおしい。






記者会見は明日なんですよね。

最後にもう一度ディナーショーをやるのかな、とか、
そのタイトルは、やっぱり「S」で始まるのかな、とか、

そんなことを考えながら。






祐飛さんのファンになって、十数年間。
すべての公演で、「次の公演が最後かもしれない」と思いながら劇場に通ってきました。

その時間に、悔いはありません。


あと、半年。
188日。


期限の定まった『最高のナイスガイ』に、乾杯。




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