オーシャンズ11【3】
2012年1月12日 宝塚(星)星組東宝公演「オーシャンズ11」について、つづき。
ダニーとラスティによる、9人の仲間たちの勧誘劇をメインに。
第6場A ルーベン・ティシュコフ
元ラスヴェガスのホテル王ルーベン(美城れん)。自分のホテル(カジノ)をベネディクトに潰された恨みを晴らすため、仲間に入る。
豊富な資金と、ホテルのセキュリティシステムの情報を提供する。
素敵なおじさまで、やり手だったであろう過去と、いろんな恨みも呑みこんで悠然と生きている器の大きさがとても良かったです。そのわりに悪戯好きなところもちゃんと見えたし、いやー、良かったなあ。もうちょっと大物感があってもいいんじゃないかと思いますが、今の星組はやっぱり礼音くんがメインだから、ああいう立ち位置の方が自然なのかな。
ルーベン邸の虎の敷物に足をとられて(咬まれて)焦るラスティが可愛いです。あの虎は、「ME AND MY GIRL」の図書館で使われていた虎?別物?
第6場B フランク・カットン
カジノのディーラーをしていたフランク(夢乃聖夏)。
イカサマがばれてディーラー資格を取り消され、今は偽名(ラモーン・エスカランテ)で場末のカジノでディーラーをしている。
彼は別にベネディクトに恨みがあるわけではなく(資格を奪われたのは自業自得!)、一晩で1億5千万を稼ぐベネディクトにひと泡吹かせてやったらすっとするだろう、くらいのノリな気がしました。
フランクを勧誘するのはダニー。ああいう濃い芝居をするともみんが好きです。ちょっと手元があぶないところもひっくるめて素敵だと思いつつ(^ ^)。
買われたのはディーラーとしての腕。ちゃんとプロのディーラーとして通用する腕のある人が必要だから。現実に無資格である必要はない(^ ^)。ただ、まあ、無資格でもないとああいう危ない橋は渡ってくれないかもしれないけど。
しっかし、原作にもある役のはずなのに、妙に設定に無理があるのが不思議です。「新しい名前をつけてやる」とダニーに言われて、「ラモーン・エスカランテがいい」と答えているのに、結局その名前もこの事件の後は使えなくなるだろうし……なんでだろう、と思うことがたくさんある。
最初の登場がセリ上がりなのは、とても正しいと思います。小池さんさすが。あの脚の長さを堪能できて嬉しいです!フランクのナンバーで回りで踊るギャンブラーたちのダンスもすごく好き。本来なら、みっきぃさんもこういうところで踊っていたはずだよね……と思いつつ。
ともみんもすごいけど、十碧さんのスタイルもすごいなあ。夏樹さんの伸び伸びしたダンスがなんとなく好きです。礼くんのダンスも好きなんですけど、まだちょっと男くささが足りないなーとこういう場面では思います。がんばれ。
第6場C リヴィングストン・デル
有能なハッカーのリヴィングストン(美弥るりか)。
家賃滞納を誤魔化すために銀行に侵入して大家の口座に小細工したのがばれて警察に捕まりそうになったところを、FBIに化けたラスティに助けられて、そのまま仲間に加わる。
広い大劇場をたった一人で埋める。すごいことさせてもらってるし、そんな大きな期待にしっかり応えたところは素晴らしい。千秋楽まで体調に気をつけてがんばってください。
第6場D モロイ兄弟
「映像加工のプロ」だそうだけど、具体的に何をしてるのかよくわからない二人。とりあえずMacintosh持って画像編集しているらしいのが兄のバージル(如月蓮)、ビデオカメラ持って撮影してるのが弟のターク(天寿光希)。登場の最初から最後までずーーーーーっとじゃれ合っている仔犬のような二人ですが、基本的には弟の方がしっかりしている設定のような気がします。でもお兄ちゃんが大好きで、いじってもらうのを待っている。そんな感じ。……なんだそりゃ。
二人が仲間に加わる動機は、金。出資してくれるプロデューサーが見つからないから、自分たちで稼ごうという気になったらしい。ってことは、自主映画でも撮りたいのか?そうなると「画像加工」っていう特技も意味がよくわからなくなってくるんですが。
……すみません、昔ちょっとだけCG業界に関わったことがあるので、いろいろ気になってしまいます。
この二人は、小池さんが創作したキャラクターだけあって設定の破綻ぶりがすごいなあと(^ ^)。
とりあえず、ダニーは二人が可愛いから連れて行ったんだな、と思うことにしてます。っていうか、知らないおじさんについていっちゃいけません!と言いたくなるくらい精神年齢の低そうな二人なんですけど、大丈夫なんでしょうか、あんな子供が大金掴んだりして。
この場面のラストは、リヴィングストンやラスティも加わってラスヴェガスへ向かうダンス。PCを鞄にしまってしっかり踊るリヴィングストンとバージル、ビデオを肩に下げたまま苦心して踊るターク。星組さんはみんな踊れて恰好良いなあ。
第7場 ベネディクトのオフィス
ここだけちょっと飛ばします。後でゆっくり書きたいので(^ ^)。
とりあえず、一言だけ。
ベネディクトのした「悪いこと」って、何?
第8場A バシャー・ターとイエン
天才マジシャンとして大きなホテルのショーを仕切っていたのに、その座を追われて雑技団のマジック指導で糊口をしのぐバシャー(壱城あずさ)と、そのお気に入りで雑技団一のジャグラー・イエン(鶴美舞夕)。
マジックのネタばらしビデオに覆面で出た事実をばらされてマジシャン協会を追われたバシャーは、ベネディクトに対して強い恨みがあって、それでダニーたちに協力するわけですが……
おいおい、でっちあげられた訳でもないのに、人を怨むなよ!……と思うんですがどうでしょう。
しーらんの、やさぐれて荒んだ雰囲気と、その奥に透けて見える優しさ、そして、ちょっと力づくなコメディセンスがとても好きです、恰好良い!! 今回の役は本当に当たり役だと思うんですよね(*^ ^*)。熱いしーらんがクールに演じているのも、また魅力です。
そして、どいちゃんが可愛くて可愛くて、もう!!
雑技団メンバーも凄いですねえ。一輪車の娘役さんたちもみんな可愛いしうまいし、男役も、フープの二人は大劇場よりだいぶ巧くなりましたよね。いろんな動きを練習している二人組もすごいなあ(感心)。素直に感心。
ところで。
前にも書いたかもしれませんが、雑技団でマジックはやりません!!特異な身体能力によって驚かすのが彼らの仕事で、タネや仕掛けがあるマジックをやったらおかしいと思うんですけど。
っていうか、バシャーが指導してるのは、どう見ても身体能力であってマジックじゃないと思うんですが!?
第8場B ソール・ブルーム
悠々自適の年金生活を送るカリスマ詐欺師・ソール(未沙のえる)。
で、詐欺師の「年金」って何ですか?と思いつつ。
彼が仲間に加わる動機は、シンプルな好奇心……なんだろうな、たぶん。特にベネディクトに恨みがあるとかそういう感じじゃないし。好奇心と、あとは、昔馴染みが心配で……かな。
名優・未沙の花道となるにふさわしい、飄々とした良い役でした。パレードの拍手が物語るすべてを愛おしく思います。千秋楽まで、どうぞよろしくお願いします!
第8場C ライナス・コールドウェル
「偉大なるスリ」として伝説的なジミーの息子。偉大すぎる親を持ったプレッシャーと常に闘っている青年。身体は一人前なのに精神的にはまだ幼い「少年」、というちぐはぐさがあって、良かったと思います。
彼がダニーたちの仲間に入るのは、「変る」ためであり、「壁(=親)を乗り越える」ためでもあるんですよね。他のメンバーとは全く目的が違うところが面白い、というか。だからこそ、この作品全体が『ライナスの成長物語』に見えてくるわけですが。
シカゴの地下鉄。その中で「仕事」をするライナス。
軽快な音楽にのって踊る群舞は、下級生ばっかりだけど、見ごたえがあって楽しいです。ああいうヒップホップ系のダンス(振付:SHUN)って、ちょっと前まで宝塚が苦手な分野だったと思うのですが、あのくらいの学年だとしっくり馴染みますね。時代なのかなあ……すごいなあ、みんな。
礼くんが活き活き踊っていて楽しそうで嬉しい。ブルーザー役の汐月さんも髪を隠して参加していて、めっちゃ恰好良いです(*^ ^*)。
ところで。最初、ダニーとラスティの勧誘計画の中にはライナスは入っていなかったようですが、もしライナスが入らなかった場合、肝心の、ベネディクトのポケットから暗証番号の紙をスる仕事は誰がやる予定だったんでしょうね。いくら腕があってもダニーには出来ない(顔が割れている)し、他のメンバーに可能だとも思えないし。
……やっぱり、モロイ兄弟は編集能力のあるバージルだけを勧誘するつもりだったのにタークがついてきちゃったんじゃないのだろうか……?
あと、関係ないけど、「コールドウェル」は、最初の「コ」にアクセントがあるんですね。最初聞いた時はかなり違和感がありました。もう慣れましたけど。
さて。
これで11人が揃ったわけですが。
……みなさんは、それぞれ何歳に見えますか?
私は映画は観ていませんが、小池さんの脚本から推測できる本来の設定を考えると、ソールが60歳前後、ルーベンは50歳前後、ダニー・ラスティ・フランクが30代半ばくらい。バシャーは30前後、リヴィングストンとモロイ兄弟が20代半ばか後半、ライナスが20歳前後、イエンは年齢不詳、、、とか、そんな感じのはずだと思うのですが……。
実際に演じているのを見ると、ソールとルーベン以外はかなり若い感じがするんですよね。
まず、筆頭のダニーが(先日も書きましたが)テスと同世代の20代半ばくらいにしか見えない!
そうなると、同世代のはずのラスティもそのくらいということになって、その二人より明らかに年下のリヴィングストンやモロイ兄弟、ライナスあたりはどれも5歳くらいずつ若くせざるをえない。
フランクとバシャーは、設定としてはダニーやラスティより年上でもかまわないと思うし、実際ちょっと落ち着いた感じで、20代後半か30前後くらいに見えるかな。だから、この二人は違和感はないんですが、モロイ兄弟とライナスは、、、(- -;ゞ。3人とも、どうみても高校生ぐらいにしか見えない可愛らしさ全開で演じていて、それはそれでとても似合うし、観ていて楽しいんですが!
……しかし、問題は二幕。
二幕でソールのSPに化けるモロイ兄弟や、賭博協会の委員に化けるライナスが十代に見えるのって、それでいいのか??という疑問が……。
まあ、あまり理屈を考えても仕方ないし、あれはあれで良いんでしょう、たぶん(^ ^)。
とりあえず、ライナスやモロイ兄弟の無理のない可愛らしさは、とってもツボです。はい。特に、モロイ兄弟の仔犬っぷりにはやられました。……バシャーがすごく兄弟(特に弟)を可愛がってくれてるのが楽しいです。
【7月1日まで、あと171日】
ダニーとラスティによる、9人の仲間たちの勧誘劇をメインに。
第6場A ルーベン・ティシュコフ
元ラスヴェガスのホテル王ルーベン(美城れん)。自分のホテル(カジノ)をベネディクトに潰された恨みを晴らすため、仲間に入る。
豊富な資金と、ホテルのセキュリティシステムの情報を提供する。
素敵なおじさまで、やり手だったであろう過去と、いろんな恨みも呑みこんで悠然と生きている器の大きさがとても良かったです。そのわりに悪戯好きなところもちゃんと見えたし、いやー、良かったなあ。もうちょっと大物感があってもいいんじゃないかと思いますが、今の星組はやっぱり礼音くんがメインだから、ああいう立ち位置の方が自然なのかな。
ルーベン邸の虎の敷物に足をとられて(咬まれて)焦るラスティが可愛いです。あの虎は、「ME AND MY GIRL」の図書館で使われていた虎?別物?
第6場B フランク・カットン
カジノのディーラーをしていたフランク(夢乃聖夏)。
イカサマがばれてディーラー資格を取り消され、今は偽名(ラモーン・エスカランテ)で場末のカジノでディーラーをしている。
彼は別にベネディクトに恨みがあるわけではなく(資格を奪われたのは自業自得!)、一晩で1億5千万を稼ぐベネディクトにひと泡吹かせてやったらすっとするだろう、くらいのノリな気がしました。
フランクを勧誘するのはダニー。ああいう濃い芝居をするともみんが好きです。ちょっと手元があぶないところもひっくるめて素敵だと思いつつ(^ ^)。
買われたのはディーラーとしての腕。ちゃんとプロのディーラーとして通用する腕のある人が必要だから。現実に無資格である必要はない(^ ^)。ただ、まあ、無資格でもないとああいう危ない橋は渡ってくれないかもしれないけど。
しっかし、原作にもある役のはずなのに、妙に設定に無理があるのが不思議です。「新しい名前をつけてやる」とダニーに言われて、「ラモーン・エスカランテがいい」と答えているのに、結局その名前もこの事件の後は使えなくなるだろうし……なんでだろう、と思うことがたくさんある。
最初の登場がセリ上がりなのは、とても正しいと思います。小池さんさすが。あの脚の長さを堪能できて嬉しいです!フランクのナンバーで回りで踊るギャンブラーたちのダンスもすごく好き。本来なら、みっきぃさんもこういうところで踊っていたはずだよね……と思いつつ。
ともみんもすごいけど、十碧さんのスタイルもすごいなあ。夏樹さんの伸び伸びしたダンスがなんとなく好きです。礼くんのダンスも好きなんですけど、まだちょっと男くささが足りないなーとこういう場面では思います。がんばれ。
第6場C リヴィングストン・デル
有能なハッカーのリヴィングストン(美弥るりか)。
家賃滞納を誤魔化すために銀行に侵入して大家の口座に小細工したのがばれて警察に捕まりそうになったところを、FBIに化けたラスティに助けられて、そのまま仲間に加わる。
広い大劇場をたった一人で埋める。すごいことさせてもらってるし、そんな大きな期待にしっかり応えたところは素晴らしい。千秋楽まで体調に気をつけてがんばってください。
第6場D モロイ兄弟
「映像加工のプロ」だそうだけど、具体的に何をしてるのかよくわからない二人。とりあえずMacintosh持って画像編集しているらしいのが兄のバージル(如月蓮)、ビデオカメラ持って撮影してるのが弟のターク(天寿光希)。登場の最初から最後までずーーーーーっとじゃれ合っている仔犬のような二人ですが、基本的には弟の方がしっかりしている設定のような気がします。でもお兄ちゃんが大好きで、いじってもらうのを待っている。そんな感じ。……なんだそりゃ。
二人が仲間に加わる動機は、金。出資してくれるプロデューサーが見つからないから、自分たちで稼ごうという気になったらしい。ってことは、自主映画でも撮りたいのか?そうなると「画像加工」っていう特技も意味がよくわからなくなってくるんですが。
……すみません、昔ちょっとだけCG業界に関わったことがあるので、いろいろ気になってしまいます。
この二人は、小池さんが創作したキャラクターだけあって設定の破綻ぶりがすごいなあと(^ ^)。
とりあえず、ダニーは二人が可愛いから連れて行ったんだな、と思うことにしてます。っていうか、知らないおじさんについていっちゃいけません!と言いたくなるくらい精神年齢の低そうな二人なんですけど、大丈夫なんでしょうか、あんな子供が大金掴んだりして。
この場面のラストは、リヴィングストンやラスティも加わってラスヴェガスへ向かうダンス。PCを鞄にしまってしっかり踊るリヴィングストンとバージル、ビデオを肩に下げたまま苦心して踊るターク。星組さんはみんな踊れて恰好良いなあ。
第7場 ベネディクトのオフィス
ここだけちょっと飛ばします。後でゆっくり書きたいので(^ ^)。
とりあえず、一言だけ。
ベネディクトのした「悪いこと」って、何?
第8場A バシャー・ターとイエン
天才マジシャンとして大きなホテルのショーを仕切っていたのに、その座を追われて雑技団のマジック指導で糊口をしのぐバシャー(壱城あずさ)と、そのお気に入りで雑技団一のジャグラー・イエン(鶴美舞夕)。
マジックのネタばらしビデオに覆面で出た事実をばらされてマジシャン協会を追われたバシャーは、ベネディクトに対して強い恨みがあって、それでダニーたちに協力するわけですが……
おいおい、でっちあげられた訳でもないのに、人を怨むなよ!……と思うんですがどうでしょう。
しーらんの、やさぐれて荒んだ雰囲気と、その奥に透けて見える優しさ、そして、ちょっと力づくなコメディセンスがとても好きです、恰好良い!! 今回の役は本当に当たり役だと思うんですよね(*^ ^*)。熱いしーらんがクールに演じているのも、また魅力です。
そして、どいちゃんが可愛くて可愛くて、もう!!
雑技団メンバーも凄いですねえ。一輪車の娘役さんたちもみんな可愛いしうまいし、男役も、フープの二人は大劇場よりだいぶ巧くなりましたよね。いろんな動きを練習している二人組もすごいなあ(感心)。素直に感心。
ところで。
前にも書いたかもしれませんが、雑技団でマジックはやりません!!特異な身体能力によって驚かすのが彼らの仕事で、タネや仕掛けがあるマジックをやったらおかしいと思うんですけど。
っていうか、バシャーが指導してるのは、どう見ても身体能力であってマジックじゃないと思うんですが!?
第8場B ソール・ブルーム
悠々自適の年金生活を送るカリスマ詐欺師・ソール(未沙のえる)。
で、詐欺師の「年金」って何ですか?と思いつつ。
彼が仲間に加わる動機は、シンプルな好奇心……なんだろうな、たぶん。特にベネディクトに恨みがあるとかそういう感じじゃないし。好奇心と、あとは、昔馴染みが心配で……かな。
名優・未沙の花道となるにふさわしい、飄々とした良い役でした。パレードの拍手が物語るすべてを愛おしく思います。千秋楽まで、どうぞよろしくお願いします!
第8場C ライナス・コールドウェル
「偉大なるスリ」として伝説的なジミーの息子。偉大すぎる親を持ったプレッシャーと常に闘っている青年。身体は一人前なのに精神的にはまだ幼い「少年」、というちぐはぐさがあって、良かったと思います。
彼がダニーたちの仲間に入るのは、「変る」ためであり、「壁(=親)を乗り越える」ためでもあるんですよね。他のメンバーとは全く目的が違うところが面白い、というか。だからこそ、この作品全体が『ライナスの成長物語』に見えてくるわけですが。
シカゴの地下鉄。その中で「仕事」をするライナス。
軽快な音楽にのって踊る群舞は、下級生ばっかりだけど、見ごたえがあって楽しいです。ああいうヒップホップ系のダンス(振付:SHUN)って、ちょっと前まで宝塚が苦手な分野だったと思うのですが、あのくらいの学年だとしっくり馴染みますね。時代なのかなあ……すごいなあ、みんな。
礼くんが活き活き踊っていて楽しそうで嬉しい。ブルーザー役の汐月さんも髪を隠して参加していて、めっちゃ恰好良いです(*^ ^*)。
ところで。最初、ダニーとラスティの勧誘計画の中にはライナスは入っていなかったようですが、もしライナスが入らなかった場合、肝心の、ベネディクトのポケットから暗証番号の紙をスる仕事は誰がやる予定だったんでしょうね。いくら腕があってもダニーには出来ない(顔が割れている)し、他のメンバーに可能だとも思えないし。
……やっぱり、モロイ兄弟は編集能力のあるバージルだけを勧誘するつもりだったのにタークがついてきちゃったんじゃないのだろうか……?
あと、関係ないけど、「コールドウェル」は、最初の「コ」にアクセントがあるんですね。最初聞いた時はかなり違和感がありました。もう慣れましたけど。
さて。
これで11人が揃ったわけですが。
……みなさんは、それぞれ何歳に見えますか?
私は映画は観ていませんが、小池さんの脚本から推測できる本来の設定を考えると、ソールが60歳前後、ルーベンは50歳前後、ダニー・ラスティ・フランクが30代半ばくらい。バシャーは30前後、リヴィングストンとモロイ兄弟が20代半ばか後半、ライナスが20歳前後、イエンは年齢不詳、、、とか、そんな感じのはずだと思うのですが……。
実際に演じているのを見ると、ソールとルーベン以外はかなり若い感じがするんですよね。
まず、筆頭のダニーが(先日も書きましたが)テスと同世代の20代半ばくらいにしか見えない!
そうなると、同世代のはずのラスティもそのくらいということになって、その二人より明らかに年下のリヴィングストンやモロイ兄弟、ライナスあたりはどれも5歳くらいずつ若くせざるをえない。
フランクとバシャーは、設定としてはダニーやラスティより年上でもかまわないと思うし、実際ちょっと落ち着いた感じで、20代後半か30前後くらいに見えるかな。だから、この二人は違和感はないんですが、モロイ兄弟とライナスは、、、(- -;ゞ。3人とも、どうみても高校生ぐらいにしか見えない可愛らしさ全開で演じていて、それはそれでとても似合うし、観ていて楽しいんですが!
……しかし、問題は二幕。
二幕でソールのSPに化けるモロイ兄弟や、賭博協会の委員に化けるライナスが十代に見えるのって、それでいいのか??という疑問が……。
まあ、あまり理屈を考えても仕方ないし、あれはあれで良いんでしょう、たぶん(^ ^)。
とりあえず、ライナスやモロイ兄弟の無理のない可愛らしさは、とってもツボです。はい。特に、モロイ兄弟の仔犬っぷりにはやられました。……バシャーがすごく兄弟(特に弟)を可愛がってくれてるのが楽しいです。
【7月1日まで、あと171日】