市川文化センターにて、雪組全国ツアー公演「若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアール」を観劇いたしました。
素晴らしかった!
「若き日の唄は忘れじ」
冬の中日で初めて観劇し、心底から感動した名作。こうして、ふたたび壮ちゃんの文四郎さまにお逢いすることができて、とても幸せです。
そういえば、水さんととなみちゃんのお披露目だった「星影の人」も、中日では初顔合わせの初々しさが逆に新鮮で良かったけど、「エリザベート」を経た秋の全国ツアーではまた全然違う、しっとりとした魅力があって、とても素敵な公演だったなあ……なんて懐かしく思い出したりして。
どちらもお芝居が日本ものなのは偶然なんでしょうけれども、、、やっぱり日本物は(作品と人を選ぶけど)良いものだなあ、と思いました(^ ^)。
そして。
今回の全国ツアーは、出演者の関係で、中日とはだいぶキャストが変わったわけですが……キャストに合わせて演出が全く違うことに、本当に驚きました。
大野さんすげー!!
脚本を(ほとんど)変えてないのに、演出だけでこれだけ違う作品になるなんて!!
中日ではキング(蓮城)が演じた武部春樹に、大ちゃん(鳳翔)が演じた佐竹の要素を足した役をまっつ(未涼)が演じて、チギちゃん(早霧)が演じた小和田逸平をともみん(夢乃)が演じる。これが役の重みづけを大きく変えた部分ですが……いやはや、大野さんのまっつへの信頼というか期待というか……まっつにこういう役をやらせたかったんだな、というのがすごく伝わってきたし、まっつ側も、大野さんの期待に応えようという気合をすごく感じました。
石栗道場の師範代だった佐竹。彼にあった「剣豪」という要素を加えた武部のキャラクターは、とても複雑な、興味深いものになっていたと思います。単なる立身出世を望む策謀家ではなく、「剣」に生きたかったのに、「剣」に選ばれなかった哀れな剣士、というものに。
文四郎を温かく見守り、その成長を心の底から言祝いでいた佐竹とまったく同じ言葉を与えながら、心の底では文四郎を憎んでいた武部。文四郎の不運は、武部の眼の前で「剣」に選ばれてしまったことだった……たぶん。「剣」に選ばれた文四郎を羨みつつ憎みつつ、なのに、憎む理由から目をそらして生きるしかない武部が哀れにさえ見えて、、、こんな複雑な物語になりえたのか、と、目から鱗でした。
脚本はほとんど変わってないのにーーー!!
もちろん、まっつの武部はそれだけの男ではなくて。志摩守のために忠義を尽くし、牧助左衛門(夏美)の動向を探り…と大活躍。むしろ、里村(蓮城)のほうが武部に巻き込まれたんじゃないかと思ってしまうほどの有能っぷりがすごい。ナウオンで「(里村邸のメンバーは)みんな武部が好き」と大野さんが言ったとのエピソードが披露されていましたが、、、まあ「好き」っていうと若干語弊があるけど、「武部が中心」であることは間違いなかったですね。うん。
あとは、最初の野合わせでの文四郎と武部の遣り取りがすごく印象的で。
物語の終盤、逃避行のラストにラスボスとして武部が登場した時、あの野あわせの場面をすごく思い出しました。「秘剣・村雨を」と要求する声の響きが、とても好きです。まっつのああいう切羽詰まった芝居って珍しい気がするので、とても嬉しい(^ ^)。
他にもいろいろ印象的な役替りは多かったのですが、、、逸平と与之介(彩風)もまた全然違ってて、面白かったです。それこそ全く同じ台詞で同じ動きのはずなのに、ぜんぜん違いすぎて、、、本当にびっくり。
中でも凄いと思ったのは、、、壮ちゃんと彩風さんって11期違うんですよね。壮ちゃんとともみんが5期。なのに、16歳の親友トリオ、と言われて、違和感無かった!! 星組「ロミオとジュリエット」Aパターンで、ロミオを演じた礼音くんとベンヴォーリオの礼くんの学年差が10期で、あれだけ「親友に見えない!」って言われていたのに。
もちろん、研5の礼くんと研7の彩風さんの経験値の違いも多少はあるかもしれませんが、やっぱり壮ちゃんの16歳の違和感のなさが凄いってことじゃないかな、と思いました(*^ ^*)。
ともみんの逸平は、本能的な優しさとパワーのバランスがすごく良かったです。チギちゃんの逸平はもっと文四郎に近い感じがあったけど、ともみんの逸平は、本能的に文四郎を理解してはいてもそれを言葉に表せない感じがすごく可愛くて、絶妙な距離感のある遣り取りが、一つ一つがどれも大好きになりました。
彩風さんの与之介は、本当に情けなくて可愛くて、、、ちょっと違うんですけど、私が最初に彩風さんに注目した「凍てついた明日」のジョーンズを思い出しました。守られてばっかりで、それを情けないと思っているんだけどどうしようもない子供。そんな与之介と並ぶと、あの可愛いあんりちゃん(星乃)がすごく大人に見えて、箒を構えた姿勢がとても凛々しく決まっていて、、、素敵すぎました(*^ ^*)。
側室のきゃびぃ(早花)は、哀しかった。。。。中日のヒメ(舞咲)は、どちらかといえば「怖さ」が勝った印象だったと思うのですが、きゃびぃからはもっと、なんというか人間らしい感情がいろいろ見えたような。
台詞もない、動きだけの役ですが、ちょっと能でいう「直面」を思わせる無表情から、逆にいろんな感情が伝わってくるような気がしました。
石栗先生のにわにわ(奏乃)のとぼけた味わいと温かみは、飛鳥さんの重みや包容力とはまた違う役づくりで、とても興味深かったです。佐竹さんという存在がいなくなって、事実上道場を一人で切りまわしているわけですが(^ ^)、あのとぼけた調子で毎日を楽しく軽やかに過ごしていらっしゃるんだろうな、と、そんな想像をしてしまったほど、自然な「先生」感がありました。
山根清二郎の月城かなとくん。月城くんがどうこうというより、作品的に、中日で犬飼と山根に役が分れていたのが統合されて、文四郎との対立軸がわかりやすくなったなと思いました。剣士として武部に憧れているのもわかりやすかったし。
と言いつつ、設定とかなんとか全部ほっといて、月城くんが恰好良かった!!いやはや、二枚目ですね。って今更なんですけど、あれだけ大きな役で芝居しているのを観るのは初めて…少なくとも新公以外では初めてだと思うのですが、声の良さと押し出しに感動しました。あれで研5?95期、おそるべし(←いまさらだってば)
「ナルシス・ノワールII」
岡田さんの傑作ショーのリメイク。私は初演を観ていませんが、だいぶ違うのだそうですね。
中詰めは「ローズ・ガーデン」と同じだそうですが……「ローズ・ガーデン」観たはずなのに全然まったく記憶に無かった…(汗)。言われてみればたしかに、黒水仙というよりは薔薇という感じの場面だなあと思ったのですが。本当にそうだったとは。
その後の「光と影」は元々「ナルシス・ノワール」の場面なんですよね?ってことは、そこからフィナーレまでの構成は同じ?
全体的に、洗練された美しい場面の連続で、これぞ「ロマンティック・レビュー」の真髄というものなのかもしれないな、と思ったりしました。先年再演された「ル・ポアゾン」は(←これもだいぶ場面の入れ替えがあったようですが)、もう少しエネルギッシュというか、エロティックな場面があったりして体温があがる気がしましたが、「ナルシス・ノワールII」は、もう少し穏やかな、「気持ちいい」感じがありました。
一種の“充足感”、なのでしょうかね、あれは。
ちょっと全体の観にくい席だったので、詳しいことはもう一度観てから書きたいと思います。
あ、でも、娘役についてちょっとだけ。
ひーこ(笙乃)かわいいよひーこ!! ひなちゃんがお姉さんで美しすぎてすごくびっくりした(いまさら)。 うきちゃん(白峰)、今回はあんまり目立ってなかったような気が……彼女には、もっと布地の少ない衣装を着せたいです(真顔)。
蝉しぐれの似合う季節、と壮ちゃんが初日のご挨拶で言っていましたが、、、休憩の間に劇場の外に出たら、本当に蝉の声が聴こえて、なんだかあらためて感動したのでした。
最後の仙台まで、誰も怪我などすることなくあの世界を生ききってくださいますように!
次の観劇を、楽しみにしています。
.
素晴らしかった!
「若き日の唄は忘れじ」
冬の中日で初めて観劇し、心底から感動した名作。こうして、ふたたび壮ちゃんの文四郎さまにお逢いすることができて、とても幸せです。
そういえば、水さんととなみちゃんのお披露目だった「星影の人」も、中日では初顔合わせの初々しさが逆に新鮮で良かったけど、「エリザベート」を経た秋の全国ツアーではまた全然違う、しっとりとした魅力があって、とても素敵な公演だったなあ……なんて懐かしく思い出したりして。
どちらもお芝居が日本ものなのは偶然なんでしょうけれども、、、やっぱり日本物は(作品と人を選ぶけど)良いものだなあ、と思いました(^ ^)。
そして。
今回の全国ツアーは、出演者の関係で、中日とはだいぶキャストが変わったわけですが……キャストに合わせて演出が全く違うことに、本当に驚きました。
大野さんすげー!!
脚本を(ほとんど)変えてないのに、演出だけでこれだけ違う作品になるなんて!!
中日ではキング(蓮城)が演じた武部春樹に、大ちゃん(鳳翔)が演じた佐竹の要素を足した役をまっつ(未涼)が演じて、チギちゃん(早霧)が演じた小和田逸平をともみん(夢乃)が演じる。これが役の重みづけを大きく変えた部分ですが……いやはや、大野さんのまっつへの信頼というか期待というか……まっつにこういう役をやらせたかったんだな、というのがすごく伝わってきたし、まっつ側も、大野さんの期待に応えようという気合をすごく感じました。
石栗道場の師範代だった佐竹。彼にあった「剣豪」という要素を加えた武部のキャラクターは、とても複雑な、興味深いものになっていたと思います。単なる立身出世を望む策謀家ではなく、「剣」に生きたかったのに、「剣」に選ばれなかった哀れな剣士、というものに。
文四郎を温かく見守り、その成長を心の底から言祝いでいた佐竹とまったく同じ言葉を与えながら、心の底では文四郎を憎んでいた武部。文四郎の不運は、武部の眼の前で「剣」に選ばれてしまったことだった……たぶん。「剣」に選ばれた文四郎を羨みつつ憎みつつ、なのに、憎む理由から目をそらして生きるしかない武部が哀れにさえ見えて、、、こんな複雑な物語になりえたのか、と、目から鱗でした。
脚本はほとんど変わってないのにーーー!!
もちろん、まっつの武部はそれだけの男ではなくて。志摩守のために忠義を尽くし、牧助左衛門(夏美)の動向を探り…と大活躍。むしろ、里村(蓮城)のほうが武部に巻き込まれたんじゃないかと思ってしまうほどの有能っぷりがすごい。ナウオンで「(里村邸のメンバーは)みんな武部が好き」と大野さんが言ったとのエピソードが披露されていましたが、、、まあ「好き」っていうと若干語弊があるけど、「武部が中心」であることは間違いなかったですね。うん。
あとは、最初の野合わせでの文四郎と武部の遣り取りがすごく印象的で。
物語の終盤、逃避行のラストにラスボスとして武部が登場した時、あの野あわせの場面をすごく思い出しました。「秘剣・村雨を」と要求する声の響きが、とても好きです。まっつのああいう切羽詰まった芝居って珍しい気がするので、とても嬉しい(^ ^)。
他にもいろいろ印象的な役替りは多かったのですが、、、逸平と与之介(彩風)もまた全然違ってて、面白かったです。それこそ全く同じ台詞で同じ動きのはずなのに、ぜんぜん違いすぎて、、、本当にびっくり。
中でも凄いと思ったのは、、、壮ちゃんと彩風さんって11期違うんですよね。壮ちゃんとともみんが5期。なのに、16歳の親友トリオ、と言われて、違和感無かった!! 星組「ロミオとジュリエット」Aパターンで、ロミオを演じた礼音くんとベンヴォーリオの礼くんの学年差が10期で、あれだけ「親友に見えない!」って言われていたのに。
もちろん、研5の礼くんと研7の彩風さんの経験値の違いも多少はあるかもしれませんが、やっぱり壮ちゃんの16歳の違和感のなさが凄いってことじゃないかな、と思いました(*^ ^*)。
ともみんの逸平は、本能的な優しさとパワーのバランスがすごく良かったです。チギちゃんの逸平はもっと文四郎に近い感じがあったけど、ともみんの逸平は、本能的に文四郎を理解してはいてもそれを言葉に表せない感じがすごく可愛くて、絶妙な距離感のある遣り取りが、一つ一つがどれも大好きになりました。
彩風さんの与之介は、本当に情けなくて可愛くて、、、ちょっと違うんですけど、私が最初に彩風さんに注目した「凍てついた明日」のジョーンズを思い出しました。守られてばっかりで、それを情けないと思っているんだけどどうしようもない子供。そんな与之介と並ぶと、あの可愛いあんりちゃん(星乃)がすごく大人に見えて、箒を構えた姿勢がとても凛々しく決まっていて、、、素敵すぎました(*^ ^*)。
側室のきゃびぃ(早花)は、哀しかった。。。。中日のヒメ(舞咲)は、どちらかといえば「怖さ」が勝った印象だったと思うのですが、きゃびぃからはもっと、なんというか人間らしい感情がいろいろ見えたような。
台詞もない、動きだけの役ですが、ちょっと能でいう「直面」を思わせる無表情から、逆にいろんな感情が伝わってくるような気がしました。
石栗先生のにわにわ(奏乃)のとぼけた味わいと温かみは、飛鳥さんの重みや包容力とはまた違う役づくりで、とても興味深かったです。佐竹さんという存在がいなくなって、事実上道場を一人で切りまわしているわけですが(^ ^)、あのとぼけた調子で毎日を楽しく軽やかに過ごしていらっしゃるんだろうな、と、そんな想像をしてしまったほど、自然な「先生」感がありました。
山根清二郎の月城かなとくん。月城くんがどうこうというより、作品的に、中日で犬飼と山根に役が分れていたのが統合されて、文四郎との対立軸がわかりやすくなったなと思いました。剣士として武部に憧れているのもわかりやすかったし。
と言いつつ、設定とかなんとか全部ほっといて、月城くんが恰好良かった!!いやはや、二枚目ですね。って今更なんですけど、あれだけ大きな役で芝居しているのを観るのは初めて…少なくとも新公以外では初めてだと思うのですが、声の良さと押し出しに感動しました。あれで研5?95期、おそるべし(←いまさらだってば)
「ナルシス・ノワールII」
岡田さんの傑作ショーのリメイク。私は初演を観ていませんが、だいぶ違うのだそうですね。
中詰めは「ローズ・ガーデン」と同じだそうですが……「ローズ・ガーデン」観たはずなのに全然まったく記憶に無かった…(汗)。言われてみればたしかに、黒水仙というよりは薔薇という感じの場面だなあと思ったのですが。本当にそうだったとは。
その後の「光と影」は元々「ナルシス・ノワール」の場面なんですよね?ってことは、そこからフィナーレまでの構成は同じ?
全体的に、洗練された美しい場面の連続で、これぞ「ロマンティック・レビュー」の真髄というものなのかもしれないな、と思ったりしました。先年再演された「ル・ポアゾン」は(←これもだいぶ場面の入れ替えがあったようですが)、もう少しエネルギッシュというか、エロティックな場面があったりして体温があがる気がしましたが、「ナルシス・ノワールII」は、もう少し穏やかな、「気持ちいい」感じがありました。
一種の“充足感”、なのでしょうかね、あれは。
ちょっと全体の観にくい席だったので、詳しいことはもう一度観てから書きたいと思います。
あ、でも、娘役についてちょっとだけ。
ひーこ(笙乃)かわいいよひーこ!! ひなちゃんがお姉さんで美しすぎてすごくびっくりした(いまさら)。 うきちゃん(白峰)、今回はあんまり目立ってなかったような気が……彼女には、もっと布地の少ない衣装を着せたいです(真顔)。
蝉しぐれの似合う季節、と壮ちゃんが初日のご挨拶で言っていましたが、、、休憩の間に劇場の外に出たら、本当に蝉の声が聴こえて、なんだかあらためて感動したのでした。
最後の仙台まで、誰も怪我などすることなくあの世界を生ききってくださいますように!
次の観劇を、楽しみにしています。
.
ミスター・スウィング!
2013年9月9日 宝塚(花)稲葉さんの、稲葉さんによる、蘭寿さんと花組のためのショーを観劇してまいりました!
もとい。
宝塚大劇場にて、花組公演「愛と革命の詩/Mr. Swing! 」を観劇いたしました。
いやはや。テンションあがりすぎました………
お芝居は、植田景子さんの新作「愛と革命の詩」。革命詩人アンドレ・シェニエの人生を綴ったオペラ「アンドレア・シェニエ」を題材とした新作。
大きな翼の生えた装置(松井るみ)がとても印象的で、音楽もダンスもとても良かったのですが、全体を貫くテーマがちょっと弱いな、という印象もありました。まだまだ役者も探り探りなところがあった気がするので、、、やっぱり、こういう作品だと、舞台として完成するのは東宝なのかもしれないな、と思いました。
というわけで、現時点ではあまり詳細は書かず、東宝を楽しみにしています(^ ^)。
といいつつ、一人だけは書きたい!みつる(華形)が演じたアンドレの弟マリー・ジョゼフが、素晴らしかった!!!
断片的な出番、少ない台詞の中で、実に的確に高潔な兄への憧憬と憎悪という背反する想いをにじませ、実に説得力がありました。自分が創るモノに対する自信と疑問、兄の高潔さに対する苛立ちと焦り。最後に牢獄へ現れる場面、泣けました……(; ;)。
植田(景)さんの過去の佳作のテーマを考えると、オペラに合わせてアンドレアとジェラールを中心にするよりも、実在のアンドレとマリー・ジョゼフという詩人兄弟を中心にしたほうが面白くなったのではないかと思うのですが……それでは蘭寿さんが希望した「大!恋!愛!物!!」にならないから、駄目なのか……(納得)
ショーは、すごく良かった!
一年前の今頃、藤井さんの「CONGA!」に狂っていたことを思いだすと、花組のショー力の高さをしみじみと感じますね。良い作品に当たっているのもあるんだろうけど、良い作品にする力もあるんだな、と。
私は稲葉さんのショーは「カルネヴァーレ」からずっと好きなので楽しみにしておりましたが、今までの傾向からいて、いきなり「スウィングしなけりゃ意味がない」から始まるとは思ってなくて、すごく吃驚しました(@ @)。いくらタイトルがタイトルだって、そういうベタなオープニングをするとは思わなかったんだよー!
一番好きな場面は何だろう。。。意外と「Mr. FullSwing!」だったりするかも。みんな可愛くて可愛くてもう(←主に娘役が)
いや、どの場面も好きなんですけどね(真顔)
フィナーレ前の、みーちゃん(春風)を送り出す場面は、、、みーちゃんが卒業するから、というだけではなくて、場面としてとても良い場面だったのが嬉しかったです。スタイルが良くて歌える二枚目のダンサーが、美しくて軽やかなダンサー娘役とがっつり踊って、いろいろあって銀橋に出て客席を釣りながら歌って、、、思い入れを置いといても、ショーの一場面としてすごく好きです。
みーちゃんに思い入れのある人は何を観たって泣くんだけど、あれだったら、みーちゃんに興味がない(ツアー客とか)も、「おお、すごいな!」と思ってくれるんじゃないかな、と。
今回のショーの目玉でもある役替り、蘭寿さんとねっとりとデュエットを踊っていたのは、キキちゃん(芹香)。化粧替えの時間はないのでしょうが、がっつり男役化粧のままショートボブの鬘だけ被って、「ボーイッシュな美人」に見えるのは大したものだな、と思いました(*^ ^*)。ドレスは紅、割としっかり身体を覆った禁欲的なドレスで、情熱的な場面によく合っていました。……と思っていたのですが、初日映像を視てみたら、あきら(瀬戸)は肩回りがオーガンジーの紫のドレスだったので、3人ともドレスは違うのでしょうか。柚香くんは何色かなあ。……黒?(←それは芝居)
「稲葉さんらしさ」が少しずつ見えてきた、今回のショー。
東宝に向けて、さらに磨き上げられるのを楽しみに、大きな期待と共に!!東上をお待ちしています(^ ^)。
.
もとい。
宝塚大劇場にて、花組公演「愛と革命の詩/Mr. Swing! 」を観劇いたしました。
いやはや。テンションあがりすぎました………
お芝居は、植田景子さんの新作「愛と革命の詩」。革命詩人アンドレ・シェニエの人生を綴ったオペラ「アンドレア・シェニエ」を題材とした新作。
大きな翼の生えた装置(松井るみ)がとても印象的で、音楽もダンスもとても良かったのですが、全体を貫くテーマがちょっと弱いな、という印象もありました。まだまだ役者も探り探りなところがあった気がするので、、、やっぱり、こういう作品だと、舞台として完成するのは東宝なのかもしれないな、と思いました。
というわけで、現時点ではあまり詳細は書かず、東宝を楽しみにしています(^ ^)。
といいつつ、一人だけは書きたい!みつる(華形)が演じたアンドレの弟マリー・ジョゼフが、素晴らしかった!!!
断片的な出番、少ない台詞の中で、実に的確に高潔な兄への憧憬と憎悪という背反する想いをにじませ、実に説得力がありました。自分が創るモノに対する自信と疑問、兄の高潔さに対する苛立ちと焦り。最後に牢獄へ現れる場面、泣けました……(; ;)。
植田(景)さんの過去の佳作のテーマを考えると、オペラに合わせてアンドレアとジェラールを中心にするよりも、実在のアンドレとマリー・ジョゼフという詩人兄弟を中心にしたほうが面白くなったのではないかと思うのですが……それでは蘭寿さんが希望した「大!恋!愛!物!!」にならないから、駄目なのか……(納得)
ショーは、すごく良かった!
一年前の今頃、藤井さんの「CONGA!」に狂っていたことを思いだすと、花組のショー力の高さをしみじみと感じますね。良い作品に当たっているのもあるんだろうけど、良い作品にする力もあるんだな、と。
私は稲葉さんのショーは「カルネヴァーレ」からずっと好きなので楽しみにしておりましたが、今までの傾向からいて、いきなり「スウィングしなけりゃ意味がない」から始まるとは思ってなくて、すごく吃驚しました(@ @)。いくらタイトルがタイトルだって、そういうベタなオープニングをするとは思わなかったんだよー!
一番好きな場面は何だろう。。。意外と「Mr. FullSwing!」だったりするかも。みんな可愛くて可愛くてもう(←主に娘役が)
いや、どの場面も好きなんですけどね(真顔)
フィナーレ前の、みーちゃん(春風)を送り出す場面は、、、みーちゃんが卒業するから、というだけではなくて、場面としてとても良い場面だったのが嬉しかったです。スタイルが良くて歌える二枚目のダンサーが、美しくて軽やかなダンサー娘役とがっつり踊って、いろいろあって銀橋に出て客席を釣りながら歌って、、、思い入れを置いといても、ショーの一場面としてすごく好きです。
みーちゃんに思い入れのある人は何を観たって泣くんだけど、あれだったら、みーちゃんに興味がない(ツアー客とか)も、「おお、すごいな!」と思ってくれるんじゃないかな、と。
今回のショーの目玉でもある役替り、蘭寿さんとねっとりとデュエットを踊っていたのは、キキちゃん(芹香)。化粧替えの時間はないのでしょうが、がっつり男役化粧のままショートボブの鬘だけ被って、「ボーイッシュな美人」に見えるのは大したものだな、と思いました(*^ ^*)。ドレスは紅、割としっかり身体を覆った禁欲的なドレスで、情熱的な場面によく合っていました。……と思っていたのですが、初日映像を視てみたら、あきら(瀬戸)は肩回りがオーガンジーの紫のドレスだったので、3人ともドレスは違うのでしょうか。柚香くんは何色かなあ。……黒?(←それは芝居)
「稲葉さんらしさ」が少しずつ見えてきた、今回のショー。
東宝に向けて、さらに磨き上げられるのを楽しみに、大きな期待と共に!!東上をお待ちしています(^ ^)。
.
天寿光希さま
お誕生日おめでとうございます\(^ ^)/
博多座の「ロミオとジュリエット」から3年、
「ランスロット」「おかしな二人」から丸2年、
「琥珀色の雨に濡れて」から1年、
……そして、「ロミオとジュリエット Bパターン」の最終日から、明日でちょうど4週間。
新公を卒業して、にもかかわらず、びっくりするほど盛りだくさんな日々でした。
「琥珀色の雨に濡れて」の“完璧な”ジゴロ、「めぐり会いはふたたび2」のユリウス、「南太平洋」の2役、そして、「ロミオとジュリエット」のパリスとマーキューシオ。名前のないショーの役も含めて、たくさんの舞台ひとつひとつを糧に成長してきた天寿さん。
私が思っていたよりも、ずっと純粋で無垢な舞台莫迦だった研9のあなたを、私なりにちゃんと見凝めることができて、良かった……と思っています。
これからの一年が、役者としての天寿さんにとって、幸いな日々となりますように。
生まれてきてくださって、宝塚に入ってくださって、ありがとうございました。
.
お誕生日おめでとうございます\(^ ^)/
博多座の「ロミオとジュリエット」から3年、
「ランスロット」「おかしな二人」から丸2年、
「琥珀色の雨に濡れて」から1年、
……そして、「ロミオとジュリエット Bパターン」の最終日から、明日でちょうど4週間。
新公を卒業して、にもかかわらず、びっくりするほど盛りだくさんな日々でした。
「琥珀色の雨に濡れて」の“完璧な”ジゴロ、「めぐり会いはふたたび2」のユリウス、「南太平洋」の2役、そして、「ロミオとジュリエット」のパリスとマーキューシオ。名前のないショーの役も含めて、たくさんの舞台ひとつひとつを糧に成長してきた天寿さん。
私が思っていたよりも、ずっと純粋で無垢な舞台莫迦だった研9のあなたを、私なりにちゃんと見凝めることができて、良かった……と思っています。
これからの一年が、役者としての天寿さんにとって、幸いな日々となりますように。
生まれてきてくださって、宝塚に入ってくださって、ありがとうございました。
.
東京宝塚劇場にて、月組新人公演「ルパン」を観劇してまいりました。
新人公演演出は、谷貴矢さん。本公演を一回しか観ていないので演出上の違いとかはよくわかりませんが、概ね違和感なくまとまっていたと思います。
ただ、群衆芝居のまとめ方がちょっと弱い気がして、、、この1年、月組は大劇場では一本ものが続いて、緻密な芝居を一度もやったことがない下級生が多いんだから、もう少し演出家が指導してあげたらもっと全体に良くなったんじゃないかな、と思ったところもありました。
……月組なので、群衆芝居は出来て当たり前だと思っていたんだな、私。すみません、勝手にハードルを上げていたのは私です多分。
では、メインキャストについて一言ずつ。
■アルセーヌ・ラウール・ルパン(珠城)
たまきちの包容力と優しさが活きた、とても「大人」なルパンだったと思いました。
さまざまな過去の経験、完全に癒えることはないたくさんの傷を背負ったまま、それでも、ためらわずに前を向いて歩いていこうとする強さと、人を愛することに憶病な弱さをあわせもつ、寂しい男。
カーラへの深い愛情は確かにそこにあるのに、それを“カーラのために”必死でおさえつけようとする優しさ。たまきちの芝居は、いつだって本当に優しくて、情が深くて、、、抑えた感じが大人だなあ、と思うんですよね。どちらかと言えば受け身の芝居を得意とするタイプだと思いますが、ルパンもとても素敵でした♪
喉の調子があまりよくなかったようで、いつも滑舌がよくて柔らかな台詞回しが何度もひっかかったり、歌も若干苦戦気味だったのが残念ですが、芝居は本当に良かったです(*^ ^*)。
■カーラ・ド・レルヌ(咲妃)
「ロミオとジュリエット」「月雲の皇子」と、たまきちとの相性の良さは証明済みのみゆちゃん。
どちらかといえば浮世離れした役が似合う姫役者ですが、カーラの「お嬢さん」なところがとても魅力的になっていて、納得の芝居でした。
本役のちゃぴ(愛希)が、かなり気が強くて一途でなイメージに創っていたのに対して、ヘアフォール伯爵が用意してくれた館で何年でも大人しく待っていそうな、そんな頑固さと絶妙な儚さのある芝居は、みゆちゃんの個性だなあ、と。特に、ラストでたまきちに手をひかれて一緒に銀橋を渡る場面の可愛らしさが印象に残りました。
歌も芝居も標準以上の研4.いつまでも月組にいてくださいますように。
■モーリス・ルブラン(輝月)
今回の新人公演の敢闘賞を差し上げたい。
髭が似合うのも歌えるのも芝居ができるのも知っていましたが、それにしても良かった!!
ルブランがルパンの熱烈なファンであることが、こんなにこの芝居をわかりやすいものにするのか!と目から鱗でした。大好きなスターの前で興奮してキャッキャしているルブランが可愛くて、可愛すぎて、うるさいお喋りもKYな行動も全然気にならなかったよ!!
まゆぽんの落ち着いた声と柔らかな台詞回しで、膨大な台詞もすんなり入ってきたし、なにより、たまきちとの会話のテンポのよさはさすがでした。プライベートの仲がどうなのかは知りませんが、バウでもずっと一緒だし、新人公演でもお互い大役で絡みの多い役をいろいろやっているから、気心知れた仲であることは間違いないでしょうし、ね。
■トニー・カーベット(輝城)
みくちゃん(花陽)と二人、新人公演離れした実力を見せつけた、長の期のジョーくん。
ちょっと投げやりな感じもあった本役のコマちゃん(沙央)とはあえて役づくりを変えて、真面目な色悪に挑戦していましたが、これはこれですごく良かったと思います。
いい芝居する人なんですよね、本当に。新人公演を卒業したら、本公演でもちゃんと役がつきますように(祈)。
■ヘアフォール伯爵(朝美)
カーラと二人だけで会話をする、かなり長い場面がある役ですが、途中でダレることもなく、説明台詞(歌)をきちんと聴かせていて、さすがでした。元々しっかりした人で、落ち着きのある大人っぽい役は得意分野なのだと思いますが、それにしても歌も芝居も良かったし、優しさもあって、とても素敵でした(*^ ^*)
あえて難をいうなら、衣装の着こなしはもう一工夫できたかな……本公演のコロスやショーでの着こなしは良いのに、どうもお芝居でスーツを着ると着られてしまいがちなのは何故だろう(涙)。スタイル抜群というタイプではないけど、補正でどうにでもなる範囲だとおもうのですが。
それと、こういう役では難しいのかもしれませんが、もう少し「あーさならでは」のものがあると良いのにな、と思いました。いや、別に何が足りないということもないのですが。。。なんだろうなあ、ちょっと理性が勝った役づくりだったからかな。
一年前のマーキューシオはとても良かったので、あのくらい没頭できる役にまた出会えるといいな、と思いつつ。
■ドナルド・ドースン(蓮)
すっきりした二枚目に気障な眼鏡。実に見事な二枚目っぷりで、眼を惹きました。
役らしい役がつくのも今回が初めて……ですよね、まだ研3ですものね。その経験値であの難役をよくやりきったな、と素直に誉めたい出来ではありました。声も良かったし、台詞も自然で聴きやすくて。
しかし、そもそも本役のカチャ(凪七)が東宝に来た今でも大苦戦している印象のぬぐえない役を、経験値0に近い蓮くんにあてるからには、試されているのは演出家の力量(指導力)だと思うんですよね。。。
ううむ、お芝居って難しいな。
蓮くん自身はとても良かった、と思います。彼女なりに人事を尽くして舞台に立っているのがわかる出来でした。これからのご活躍を楽しみにしています。
あと印象的だったのは、コロスの娘役二人(紗那ゆずは、晴音アキ)でしょうか。
手足をまっすぐ伸ばして踊る姿はとても美しくて、男役4人の誰よりも恰好良かった!!
.
新人公演演出は、谷貴矢さん。本公演を一回しか観ていないので演出上の違いとかはよくわかりませんが、概ね違和感なくまとまっていたと思います。
ただ、群衆芝居のまとめ方がちょっと弱い気がして、、、この1年、月組は大劇場では一本ものが続いて、緻密な芝居を一度もやったことがない下級生が多いんだから、もう少し演出家が指導してあげたらもっと全体に良くなったんじゃないかな、と思ったところもありました。
……月組なので、群衆芝居は出来て当たり前だと思っていたんだな、私。すみません、勝手にハードルを上げていたのは私です多分。
では、メインキャストについて一言ずつ。
■アルセーヌ・ラウール・ルパン(珠城)
たまきちの包容力と優しさが活きた、とても「大人」なルパンだったと思いました。
さまざまな過去の経験、完全に癒えることはないたくさんの傷を背負ったまま、それでも、ためらわずに前を向いて歩いていこうとする強さと、人を愛することに憶病な弱さをあわせもつ、寂しい男。
カーラへの深い愛情は確かにそこにあるのに、それを“カーラのために”必死でおさえつけようとする優しさ。たまきちの芝居は、いつだって本当に優しくて、情が深くて、、、抑えた感じが大人だなあ、と思うんですよね。どちらかと言えば受け身の芝居を得意とするタイプだと思いますが、ルパンもとても素敵でした♪
喉の調子があまりよくなかったようで、いつも滑舌がよくて柔らかな台詞回しが何度もひっかかったり、歌も若干苦戦気味だったのが残念ですが、芝居は本当に良かったです(*^ ^*)。
■カーラ・ド・レルヌ(咲妃)
「ロミオとジュリエット」「月雲の皇子」と、たまきちとの相性の良さは証明済みのみゆちゃん。
どちらかといえば浮世離れした役が似合う姫役者ですが、カーラの「お嬢さん」なところがとても魅力的になっていて、納得の芝居でした。
本役のちゃぴ(愛希)が、かなり気が強くて一途でなイメージに創っていたのに対して、ヘアフォール伯爵が用意してくれた館で何年でも大人しく待っていそうな、そんな頑固さと絶妙な儚さのある芝居は、みゆちゃんの個性だなあ、と。特に、ラストでたまきちに手をひかれて一緒に銀橋を渡る場面の可愛らしさが印象に残りました。
歌も芝居も標準以上の研4.いつまでも月組にいてくださいますように。
■モーリス・ルブラン(輝月)
今回の新人公演の敢闘賞を差し上げたい。
髭が似合うのも歌えるのも芝居ができるのも知っていましたが、それにしても良かった!!
ルブランがルパンの熱烈なファンであることが、こんなにこの芝居をわかりやすいものにするのか!と目から鱗でした。大好きなスターの前で興奮してキャッキャしているルブランが可愛くて、可愛すぎて、うるさいお喋りもKYな行動も全然気にならなかったよ!!
まゆぽんの落ち着いた声と柔らかな台詞回しで、膨大な台詞もすんなり入ってきたし、なにより、たまきちとの会話のテンポのよさはさすがでした。プライベートの仲がどうなのかは知りませんが、バウでもずっと一緒だし、新人公演でもお互い大役で絡みの多い役をいろいろやっているから、気心知れた仲であることは間違いないでしょうし、ね。
■トニー・カーベット(輝城)
みくちゃん(花陽)と二人、新人公演離れした実力を見せつけた、長の期のジョーくん。
ちょっと投げやりな感じもあった本役のコマちゃん(沙央)とはあえて役づくりを変えて、真面目な色悪に挑戦していましたが、これはこれですごく良かったと思います。
いい芝居する人なんですよね、本当に。新人公演を卒業したら、本公演でもちゃんと役がつきますように(祈)。
■ヘアフォール伯爵(朝美)
カーラと二人だけで会話をする、かなり長い場面がある役ですが、途中でダレることもなく、説明台詞(歌)をきちんと聴かせていて、さすがでした。元々しっかりした人で、落ち着きのある大人っぽい役は得意分野なのだと思いますが、それにしても歌も芝居も良かったし、優しさもあって、とても素敵でした(*^ ^*)
あえて難をいうなら、衣装の着こなしはもう一工夫できたかな……本公演のコロスやショーでの着こなしは良いのに、どうもお芝居でスーツを着ると着られてしまいがちなのは何故だろう(涙)。スタイル抜群というタイプではないけど、補正でどうにでもなる範囲だとおもうのですが。
それと、こういう役では難しいのかもしれませんが、もう少し「あーさならでは」のものがあると良いのにな、と思いました。いや、別に何が足りないということもないのですが。。。なんだろうなあ、ちょっと理性が勝った役づくりだったからかな。
一年前のマーキューシオはとても良かったので、あのくらい没頭できる役にまた出会えるといいな、と思いつつ。
■ドナルド・ドースン(蓮)
すっきりした二枚目に気障な眼鏡。実に見事な二枚目っぷりで、眼を惹きました。
役らしい役がつくのも今回が初めて……ですよね、まだ研3ですものね。その経験値であの難役をよくやりきったな、と素直に誉めたい出来ではありました。声も良かったし、台詞も自然で聴きやすくて。
しかし、そもそも本役のカチャ(凪七)が東宝に来た今でも大苦戦している印象のぬぐえない役を、経験値0に近い蓮くんにあてるからには、試されているのは演出家の力量(指導力)だと思うんですよね。。。
ううむ、お芝居って難しいな。
蓮くん自身はとても良かった、と思います。彼女なりに人事を尽くして舞台に立っているのがわかる出来でした。これからのご活躍を楽しみにしています。
あと印象的だったのは、コロスの娘役二人(紗那ゆずは、晴音アキ)でしょうか。
手足をまっすぐ伸ばして踊る姿はとても美しくて、男役4人の誰よりも恰好良かった!!
.
仙台のイズミティ21にて、雪組全国ツアー公演「若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアール」を観劇いたしました。
ゲリラ豪雨と共に初日を迎え、台風と共に千秋楽を終えた全国ツアー。
台風18号が日本列島に着実に接近する中、私自身は、マンニィが関東に来るより前に東京を発ち、公演が終わった時にはもうすっかり通り過ぎた後だった……という、むしろ東京で何かを観ようとするより楽だったのではないかという一日でしたが、仙台は前日に豪雨だったそうで、、、いや、大変でしたよね。
雪組ファンのみなさま、お疲れさまでした。
どんな土砂降りでも突風が吹いても、交通機関さえ動いていたら這ってでも仙台まで行くぞ!と思ったくらいには、どうしても文四郎さまに逢いたかった私。愛は強し、と、改めて思ったのですが……。
壮ちゃんの文四郎さまには、それだけの価値がありました。
たった2週間前の市川で観た文四郎さまの素敵さとはまたレベルの違う、あまりにも圧倒的な恰好良さ。凛として清冽な、真っ直ぐな生き様が美しくて、愛に溢れていて、本当に素晴らしかった。
最後にもう一度、壮ちゃんの文四郎さまにお逢いできて、本当に幸せでした。
幕開きのソロの「16歳」の声。
若さと未来に溢れた少年の、まだまだ「なにものでもない」笑顔と、声。
役者というものの、年齢を超越した存在感には何度も感銘をうけてまいりましたが、今回の壮ちゃんは、本当にすごかった(@ @)。チークの入れ方、眉の描き方、声の出し方から、立ち方、歩き方、ちょっとした仕草も作品の前半と後半で別人のように違っていて。
心と技術、両方が釣り合っての文四郎さまの造形は
本当にありえないほど美しかった……(惚)。
「思い遺すことばかりです……!!」とか、その後の背中とか、、、とにかく、すべてが大好きすぎてもう……、もう!!(泣)(←言葉にならない)
もとい。
壮ちゃんが素敵すぎました、というのは当たり前の感想すぎるので、他に印象に残った方について。
逸平のともみん(夢乃)の、すべてにおいて「本能」で生きているところが大好きです。
文四郎の考えていることなんて全く理解できていないのに、全ての場面において真実をちゃんと見抜いているんだよね。その、わかっていなさと正しさの加減が絶妙で、文四郎は彼の存在に本当に救われただろうな、と思いました。
父との最後の面会の後、文四郎の替わりに泣いてくれる逸平。
本能的に文四郎とふくの気持ちに気づいていながら、文四郎に否定されると素直に受け容れる逸平。
そして、おふくの名を出した与之助を、慌てて留めようとする逸平。
言葉にすることは大概間違っているんだけど、でも本能で真実を見抜いてしまう不器用で優しい逸平が、大好きです。
与之助の彩風さん。いやもう、ヘタレな若者にはかなりのキャリアを積みつつある彩風さんですが、今回はかなりの嵌り役になったな、と思います。
“なまっちろくてひょろんとした”というイメージ通りのビジュアルと、ちゃんと頭が良さそうにみえる涼やかな声と明晰な台詞回し。八重歯が可愛い丸顔の男役って大変だなあとばかり心配していたけど、この半年くらいでまた痩せて、一段と男らしくなったな、と思いました
全然全く違うんですけど、なんとなく、「ロミオとジュリエット」のモンタギュー家の3人を思い出した3人でした。
壮ちゃんロミオ、ともみんベンヴォーリオ、彩風さんマーキューシオ……ちょっと観てみたい、かも(*^ ^*)。
江森(亜聖)と新川(和城)
山根(月城)の“金魚のふん”な二人。二人とも若いのに声が良いですよね。巧いのは知っていたけど、あらためて感心しました。
少年時代の、闇雲に苛々して嫌味を吐きだす感じと、大人になって本気で「敵対」したときの
ああ、やっぱり雪組新公観たいよ~~。
ふく(愛加)の両親(央雅、麻樹)。
央雅さんの声が本当に素敵(うっとり)。説明台詞をあんなに色っぽく(違)語ってくれる人は滅多にいないと思います。。。ゆめみさんの落ち着いた声との組み合わせも良かった♪
藤次郎(香音)
物語の序盤、火事見舞いを持ってくる、村の総代。助左衛門の性格やいろんな立場(設定)を伝えるためのエピソードですが、自然な芝居がとても気持ち良かったです。そして、クライマックスの欅御殿からの脱出で再び登場したときの存在感は、さすが。いい男ですよね、本当に。
娘の桃花ひなちゃんがまた可愛くて素敵に怖くて、とても良かったです。香音さんの娘なら、そのくらいの気働きはできるかも!?と納得させられました(^ ^)。
留伊(透水)
中日では、もう少し迷いが感じられた留伊。武部のキャラクターが変わったせいか、留伊の怒りが直接的になって、全体にわかりやすくなった気がしました。
歌声がとても好きなので、歌がなくて残念……。
萩(星乃)
可愛かった可愛かった可愛かった!!
中日でも可愛いと思いましたが、この半年でずいぶん大人っぽくなったな、と思いました。
……与之助が可愛すぎるから?
逸平の妻(笙乃)
いやー、可愛いです。頭ちいさくて細くて、日本髪がなんて似合うの(でれでれ)。
与之助の結婚式で、調子にのってベラベラ喋り出す夫をピシャッと抑える口調とか、素敵でした!顔に合わないハスキーな声が、こういう台詞だと映えるなあ、と、こんなところで大野さんに感心。いや可愛かった。
磯貝(朝風)と北村(煌羽)
欅御殿でふくを守る二人の武士。彼らが忠誠を尽くす「おふくさま」としての彼女の価値を教えてくれる役ですが、、、市川では、ごく個人的にちょっとだけ残念に思ったのですが、仙台ではとても良かったです。
私が観た時がたまたまイマイチだったのか、この2週間で替わったのか、私の気のせいか、さてどれだ?(^ ^)(磯貝の朝風さんについては、私が慣れたというのが大きいかも。中日で演じた久城さんの声が大好きなので)
役名のある人たちはこんなところでしょうか。
あとは、欅御殿の侍女たちがとても素敵でした(はぁと)。ひなちゃん、あんりちゃに加えて、うきちゃん(白峰)、妃桜、華蓮……なんという美女ぞろい!しかも、小太刀を構えた姿の極まりよう、目線の鋭さ!!雪娘おそるべし!!(*^ ^*)
思ったより長くなってしまったので、ショーについてはちょっとだけ。
一言でいうなら、ゆるやかで落ち着いた、大人なショー、でした(^ ^)。
イズミティは1階しかないのですが、後方席でも意外と舞台が近く感じられて、とても観やすかったです!
どの場面も好きなのですが、、、一番好きなのは、実は「ジェラシー」かもしれません。。。
うきちゃんの挑戦的なウィンク爆撃に撃墜されたり、あんりちゃんの笑顔にふらふらしたり、ひーこのクールな表情にときめいたり、ひなちゃんの美しさにうっとりしたりしているうちに終わっちゃうんですけどね……(滝汗)。
「光と影」の後、喪服のあゆちゃんと一緒に出てくるコロンビーヌ二人(桃花・白峰)の無邪気な怖さに、ちょっと吃驚しました。華やかで可愛らしいトップ娘役を囲む、若手娘役二人。お二人の個性的な存在感は、これからの雪組の大きな切り札になるかもしれないな、と、楽しみになりました(^ ^)。
あとは、全ツのショーのお楽しみ、ロケットが素晴らしかった!
センターを取った彩風さんの美脚……というか、もともと脚が長くてスタイルが良いのは知っていたけど、本当に痩せたなあ!!(@ @)
腰回りがあんなにスッキリすると、シルエットはまるで別人ですね。。。すごいなあ。
若いと思っていた彩風さんも、もう研7。次で新人公演も卒業ですね。
これから先、どんなふうに成長していかれるのでしょうか。予想外に壮ちゃんとの相性も良かったし、これからもがんばって、お芝居の勉強をしてくれたらいいなあ。さらなるご活躍をお祈りしています。
千秋楽のご挨拶は、すずやかに、そして真っ直ぐに想いを伝えてくれて、とても温かな気持ちになりました。
カーテンコールのラストの一言に篭められた「気持ち」を、忘れません。
本当に素敵な公演でした。
台風の間を縫って全国を巡ってくださった雪組&雪組ファンのみなさま、本当にお疲れさまでした(^ ^)。
大劇場公演、めっちゃ楽しみです!!!
.
ゲリラ豪雨と共に初日を迎え、台風と共に千秋楽を終えた全国ツアー。
台風18号が日本列島に着実に接近する中、私自身は、マンニィが関東に来るより前に東京を発ち、公演が終わった時にはもうすっかり通り過ぎた後だった……という、むしろ東京で何かを観ようとするより楽だったのではないかという一日でしたが、仙台は前日に豪雨だったそうで、、、いや、大変でしたよね。
雪組ファンのみなさま、お疲れさまでした。
どんな土砂降りでも突風が吹いても、交通機関さえ動いていたら這ってでも仙台まで行くぞ!と思ったくらいには、どうしても文四郎さまに逢いたかった私。愛は強し、と、改めて思ったのですが……。
壮ちゃんの文四郎さまには、それだけの価値がありました。
たった2週間前の市川で観た文四郎さまの素敵さとはまたレベルの違う、あまりにも圧倒的な恰好良さ。凛として清冽な、真っ直ぐな生き様が美しくて、愛に溢れていて、本当に素晴らしかった。
最後にもう一度、壮ちゃんの文四郎さまにお逢いできて、本当に幸せでした。
幕開きのソロの「16歳」の声。
若さと未来に溢れた少年の、まだまだ「なにものでもない」笑顔と、声。
役者というものの、年齢を超越した存在感には何度も感銘をうけてまいりましたが、今回の壮ちゃんは、本当にすごかった(@ @)。チークの入れ方、眉の描き方、声の出し方から、立ち方、歩き方、ちょっとした仕草も作品の前半と後半で別人のように違っていて。
心と技術、両方が釣り合っての文四郎さまの造形は
本当にありえないほど美しかった……(惚)。
「思い遺すことばかりです……!!」とか、その後の背中とか、、、とにかく、すべてが大好きすぎてもう……、もう!!(泣)(←言葉にならない)
もとい。
壮ちゃんが素敵すぎました、というのは当たり前の感想すぎるので、他に印象に残った方について。
逸平のともみん(夢乃)の、すべてにおいて「本能」で生きているところが大好きです。
文四郎の考えていることなんて全く理解できていないのに、全ての場面において真実をちゃんと見抜いているんだよね。その、わかっていなさと正しさの加減が絶妙で、文四郎は彼の存在に本当に救われただろうな、と思いました。
父との最後の面会の後、文四郎の替わりに泣いてくれる逸平。
本能的に文四郎とふくの気持ちに気づいていながら、文四郎に否定されると素直に受け容れる逸平。
そして、おふくの名を出した与之助を、慌てて留めようとする逸平。
言葉にすることは大概間違っているんだけど、でも本能で真実を見抜いてしまう不器用で優しい逸平が、大好きです。
与之助の彩風さん。いやもう、ヘタレな若者にはかなりのキャリアを積みつつある彩風さんですが、今回はかなりの嵌り役になったな、と思います。
“なまっちろくてひょろんとした”というイメージ通りのビジュアルと、ちゃんと頭が良さそうにみえる涼やかな声と明晰な台詞回し。八重歯が可愛い丸顔の男役って大変だなあとばかり心配していたけど、この半年くらいでまた痩せて、一段と男らしくなったな、と思いました
全然全く違うんですけど、なんとなく、「ロミオとジュリエット」のモンタギュー家の3人を思い出した3人でした。
壮ちゃんロミオ、ともみんベンヴォーリオ、彩風さんマーキューシオ……ちょっと観てみたい、かも(*^ ^*)。
江森(亜聖)と新川(和城)
山根(月城)の“金魚のふん”な二人。二人とも若いのに声が良いですよね。巧いのは知っていたけど、あらためて感心しました。
少年時代の、闇雲に苛々して嫌味を吐きだす感じと、大人になって本気で「敵対」したときの
ああ、やっぱり雪組新公観たいよ~~。
ふく(愛加)の両親(央雅、麻樹)。
央雅さんの声が本当に素敵(うっとり)。説明台詞をあんなに色っぽく(違)語ってくれる人は滅多にいないと思います。。。ゆめみさんの落ち着いた声との組み合わせも良かった♪
藤次郎(香音)
物語の序盤、火事見舞いを持ってくる、村の総代。助左衛門の性格やいろんな立場(設定)を伝えるためのエピソードですが、自然な芝居がとても気持ち良かったです。そして、クライマックスの欅御殿からの脱出で再び登場したときの存在感は、さすが。いい男ですよね、本当に。
娘の桃花ひなちゃんがまた可愛くて素敵に怖くて、とても良かったです。香音さんの娘なら、そのくらいの気働きはできるかも!?と納得させられました(^ ^)。
留伊(透水)
中日では、もう少し迷いが感じられた留伊。武部のキャラクターが変わったせいか、留伊の怒りが直接的になって、全体にわかりやすくなった気がしました。
歌声がとても好きなので、歌がなくて残念……。
萩(星乃)
可愛かった可愛かった可愛かった!!
中日でも可愛いと思いましたが、この半年でずいぶん大人っぽくなったな、と思いました。
……与之助が可愛すぎるから?
逸平の妻(笙乃)
いやー、可愛いです。頭ちいさくて細くて、日本髪がなんて似合うの(でれでれ)。
与之助の結婚式で、調子にのってベラベラ喋り出す夫をピシャッと抑える口調とか、素敵でした!顔に合わないハスキーな声が、こういう台詞だと映えるなあ、と、こんなところで大野さんに感心。いや可愛かった。
磯貝(朝風)と北村(煌羽)
欅御殿でふくを守る二人の武士。彼らが忠誠を尽くす「おふくさま」としての彼女の価値を教えてくれる役ですが、、、市川では、ごく個人的にちょっとだけ残念に思ったのですが、仙台ではとても良かったです。
私が観た時がたまたまイマイチだったのか、この2週間で替わったのか、私の気のせいか、さてどれだ?(^ ^)(磯貝の朝風さんについては、私が慣れたというのが大きいかも。中日で演じた久城さんの声が大好きなので)
役名のある人たちはこんなところでしょうか。
あとは、欅御殿の侍女たちがとても素敵でした(はぁと)。ひなちゃん、あんりちゃに加えて、うきちゃん(白峰)、妃桜、華蓮……なんという美女ぞろい!しかも、小太刀を構えた姿の極まりよう、目線の鋭さ!!雪娘おそるべし!!(*^ ^*)
思ったより長くなってしまったので、ショーについてはちょっとだけ。
一言でいうなら、ゆるやかで落ち着いた、大人なショー、でした(^ ^)。
イズミティは1階しかないのですが、後方席でも意外と舞台が近く感じられて、とても観やすかったです!
どの場面も好きなのですが、、、一番好きなのは、実は「ジェラシー」かもしれません。。。
うきちゃんの挑戦的なウィンク爆撃に撃墜されたり、あんりちゃんの笑顔にふらふらしたり、ひーこのクールな表情にときめいたり、ひなちゃんの美しさにうっとりしたりしているうちに終わっちゃうんですけどね……(滝汗)。
「光と影」の後、喪服のあゆちゃんと一緒に出てくるコロンビーヌ二人(桃花・白峰)の無邪気な怖さに、ちょっと吃驚しました。華やかで可愛らしいトップ娘役を囲む、若手娘役二人。お二人の個性的な存在感は、これからの雪組の大きな切り札になるかもしれないな、と、楽しみになりました(^ ^)。
あとは、全ツのショーのお楽しみ、ロケットが素晴らしかった!
センターを取った彩風さんの美脚……というか、もともと脚が長くてスタイルが良いのは知っていたけど、本当に痩せたなあ!!(@ @)
腰回りがあんなにスッキリすると、シルエットはまるで別人ですね。。。すごいなあ。
若いと思っていた彩風さんも、もう研7。次で新人公演も卒業ですね。
これから先、どんなふうに成長していかれるのでしょうか。予想外に壮ちゃんとの相性も良かったし、これからもがんばって、お芝居の勉強をしてくれたらいいなあ。さらなるご活躍をお祈りしています。
千秋楽のご挨拶は、すずやかに、そして真っ直ぐに想いを伝えてくれて、とても温かな気持ちになりました。
カーテンコールのラストの一言に篭められた「気持ち」を、忘れません。
本当に素敵な公演でした。
台風の間を縫って全国を巡ってくださった雪組&雪組ファンのみなさま、本当にお疲れさまでした(^ ^)。
大劇場公演、めっちゃ楽しみです!!!
.
奏乃はるとさま、イゾラベッラサロンコンサート、おめでとうございます!
残念ながら仕事で参加できませんでしたが、素敵なコンサートだったようでなによりです(^ ^)。全篇放映はないけど、ニュースでちょっとだけ流れますよね。月曜日が楽しみ!
宙組公演「風と共に去りぬ」も、新人公演の詳細配役が発表されましたね!
彩花まりちゃん、スカーレットII おめでとうございます!!
以前日生劇場で観たとなみちゃん(白羽)のスカーレットIIが大好きだったので、とっても楽しみです。
あと、目玉はベル(愛月)と3夫人(ワイティング夫人/星吹、メリーウェザー夫人/結乃、エルシング夫人/風馬)あたりでしょうか。……いやいや、個人的には美月くんのミード博士もかなり目玉なんですが(^ ^)。
っていうか、いま気がついたんですが、今回の日経トークショーは、ベルとメリーウェザー夫人とワイティング夫人なんですね……3人ともスカートだったりして?(^ ^)久しぶりに行きたいなあ。
新人公演の詳細配役が発表されると、いよいよ初日が近づいたなあ…という気がします。
でも、次公演の初日が近づいたということは、絶賛上演中の公演の千秋楽が近づいたということ。
みーちゃん(春風)たちが大劇場を卒業するまで、あとわずかに2日間。……寂しいかぎりですが、最後まで笑顔で、楽しい思い出がたくさんできますように(祈)
.
残念ながら仕事で参加できませんでしたが、素敵なコンサートだったようでなによりです(^ ^)。全篇放映はないけど、ニュースでちょっとだけ流れますよね。月曜日が楽しみ!
宙組公演「風と共に去りぬ」も、新人公演の詳細配役が発表されましたね!
彩花まりちゃん、スカーレットII おめでとうございます!!
以前日生劇場で観たとなみちゃん(白羽)のスカーレットIIが大好きだったので、とっても楽しみです。
あと、目玉はベル(愛月)と3夫人(ワイティング夫人/星吹、メリーウェザー夫人/結乃、エルシング夫人/風馬)あたりでしょうか。……いやいや、個人的には美月くんのミード博士もかなり目玉なんですが(^ ^)。
っていうか、いま気がついたんですが、今回の日経トークショーは、ベルとメリーウェザー夫人とワイティング夫人なんですね……3人ともスカートだったりして?(^ ^)久しぶりに行きたいなあ。
新人公演の詳細配役が発表されると、いよいよ初日が近づいたなあ…という気がします。
でも、次公演の初日が近づいたということは、絶賛上演中の公演の千秋楽が近づいたということ。
みーちゃん(春風)たちが大劇場を卒業するまで、あとわずかに2日間。……寂しいかぎりですが、最後まで笑顔で、楽しい思い出がたくさんできますように(祈)
.
シアタークリエにて、「Next to Normal」を観劇いたしました。
2009年にブロードウェイで上演され、その年のトニー賞の主演女優賞(アリス・リプリー)、楽曲賞(トム・キット)、編曲賞を受賞。作品賞は「リトル・ダンサー」に持って行かれたけれども、話題になったので、タイトルだけはそういえば記憶にある……かも?(←自信ない)
「双極性障害(いわゆる“躁鬱病”と同じっていう解釈でいいのかな?)」を抱えた独りの女性と、彼女を包む家族の物語。
題材的にはもっと突っ込んだ表現もできたと思うのですが、どちらかといえば「治療」の厳しさと精神科医のキャラクターにドラマを取られて、トラウマ部分については思ったよりサラッと解決させたな、という印象でした。
ところで、日本でもああいう治療はされているんですかね?あまり聞かないけど、ことがことだけに、当事者以外は知らないってのもあるだろうしな……。
個人的には、ヒロインのダイアナよりも、娘のナタリーに感情移入して観ておりまして、、、なんというか、途中でひどく辛くなったんですが、最後は思ったよりあっさり立ち直ってくれたので、良かったなと思いました。
ああいう世を拗ねた妹には、ああいう能天気な彼氏がいると安心ですね!(真顔)うん、きっとこれから良いことがあるよ、貴女の人生にも、辛いこともあるだろうけれどもね……と、声をかけてあげたい気持ち。
とかなんとか言いつつ、ラストは夫のダンに全部持って行かれました(*^ ^*)
ああ、岸さん素敵だった!!優しくて無力で、誰のことも(自分自身も)救えなくて。でも、確かに生きていました。彼が一番、リアルだった。彼がいちばん「ノーマル」に近いから、なんでしょうね、あのリアル感は。
実際には、もっとも「ノーマル」から遠いのも、彼なのだけれども。
この作品の最大の魅力は、やっぱり楽曲ですね。耳馴染みのいいロックとバラードが交互に流れる空間。作者の掌の上で、不安になったり高揚したり、彼らの思い通りに感情を転がされている気がするほどの、コントロールに優れた音楽。これ!という目立つアリアはないけれども、2時間を通して心をゆっくりと揺さぶり続ける音楽でした。
演出は「RENT」のマイケル・グライフ、日本版のリステージは、「Next to Normal」の前身となった2005年の「Feeling Electric」のADだったローラ・ピエトロピント。
舞台全体を埋める大きな3階建てのセットを組んで、それぞれのフロアで芝居をする斬新な演出は、平面的といえばこの上もなく平面的だけれども、立体的といえばこれ以上はないほど立体的で、とても効果的で面白く、圧倒的されました。
ただ、私は比較的後方のセンター席だったので、マーク・ウェンドランドの斬新な装置を堪能させていただきましたが、あれは、前方席だとかなり観にくいのでは……?と、人ごとながら心配になりましたが(^ ^;ゞ
前方席でご覧になったかた、いかがでしたか?
それでは、キャストごとに簡単に。
【ネタばれしておりますので、未見の方はご注意ください】
■ダイアナ(シルヴィア・グラブ)
シルヴィア、良かった!!歌も芝居も文句なく良かったです。ただ、一幕冒頭、「セックス、セックス!」と連呼する場面はもう少しセクシーに出てほしいな(冒頭だし)、と思いましたが、、、あれは演出なのでしょうか。抗鬱剤の副作用、という設定?
シルヴィアって、前田美波里なみに根っからのポジティブしかできないタイプに見えるけど、意外と闇を抱えた役が似合う役者なんですよね。今回はそれがすごくうまく嵌っていたなと思いました。
特に、同じ闇でも、「不安」と「自責」の泥沼に嵌っていく様子に説得力があって、それがすごく良かったです。
自分が悪いんだ、自分が家族の重荷になっている、という強迫観念は、結局家族全員を傷つける両刃の剣だから。それを握ってしまったダイアナの恐怖と怯え、その怯えた剣先を突き付けられたダンの報われなさ。
家の中には愛があるのに、それが地にうち捨てられ踏みつけになっている現実が、とても切なかったです。
今回はスケジュール的に一回しか観られないので、トウコさん(安蘭)のダイアナは観られないのですが、この役は本当に、二人とも観たくなる役替りだな、と思いました。
トウコさんはどんなふうにあのダイアナを演じるのでしょうか。私のイメージだと、もっと「怯え」を前面に出して来そうな気がするんですが、そうなると、話の根幹の設定がだいぶ変わるよなあ、、、と。
うーん、両方ご覧になったフラットな方の意見を聞いてみたいです(^ ^)。
■ゲイブ(ダイアナの息子/小西遼生)
ダイアナとダンの、幼い頃に死んでしまった息子……の、魂、なのかな?ダイアナの幻覚なんだけど、彼自身の意志があるものとして表現されていて、興味深い存在でした。
特にラスト、いままで自分のことを封じようとしてきた父親の前に現れた彼がとても優しくて、寂しそうで……なにかイケナイ展開が始まるのかとドキドキしてしまいました……すみませんすみませんすみません(滝汗)。
一幕の前半は、普通に「息子」として見えていて、彼が他の家族と会話をしていないことに全然気がつかなかったんですよね。演出が巧いんだけど、小西君もさりげなく巧いなーと思いました。特に「この世のものならぬ」雰囲気を出す必要のない役ではありましたが、場面ごとにコロコロと色を変えて登場してくれて、、、間がいいんだなあ、と感心しました。
小西くんといえば、「レ・ミゼラブル」にマリウスで出演してから、もう何年……?あの時は、歌が酷過ぎてあまり良い印象は無かったのですが、、、いや、今回は歌も良かったです。見た目は元々文句ないし、歌が上手になってくれて嬉しいです!これからのご活躍、チェックしていきたいと思います♪
■ダン(ダイアナの夫/岸祐二)
優しくて温かくて色気があって、愛情深いダイアナの夫。妻があの状態で、いったい何の仕事をしているのかちょっと疑問でしたが(汗)、歌も芝居も本当に良かったです。
ダイアナとの相互依存的な関係は、ダンか優しいだけにとても辛くて。
ドクター・マッデンに勧められて電気ショック療法を受けさせると決めるまでの葛藤はとても優しいのに、治療によって殆どの記憶を奪われた妻に、「なにもかもうまくいく…」と歌いながら次々に思い出の品を見せるところや、息子の死を隠そうとする場面の高圧的な感じのギャップが切なくて、そうせずにはいられないほど追いつめられた「夫」の苦悩が哀れでした。
記憶を取り戻した妻が出て行った後の、息子と二人の場面が、とても切なかった。ダンはそれまで、ゲイブのことは心から閉め出していた。ダイアナを喪ったことは、そのことへの罰なんですよね、きっと。
いつかきっと、ダイアナが帰ってくる。その日を信じて、時々カウンセラーに罹りながら待っている彼が、たぶん、「アメリカにおけるノーマル」なんでしょうね、きっと。
余談ですが、「ゲイブ」って「ガブリエル」の愛称なんですね。……生後たったの8ヶ月で逝ってしまったガブリエル。彼の誕生ゆえに若すぎる結婚をした二人にとって、彼の死は運命だったんだろうな。。。
■ナタリー(ダイアナの娘/村川絵梨)
ナタリーは「妹」なんだな、ということを、すごく強く思いました。
感性の鋭い、芸術家肌の「妹」。自分の中の母の血に怯え、自分にそそがれない愛情に飢えて、すべてに毒を吐き続ける。家庭に幸せがないから、新しい家庭をつくることに興味がもてない、孤独な少女。
現実には、彼女が生まれる前にゲイブは神に召されているので、彼女は「一人娘」なんですよね。でも、両親は彼女を「妹」として扱い、彼女自身も「自分は妹である」と思って育つ。彼女と両親の間には「兄」がいるんです。それは大きくて高い透明な壁で、彼女は親の愛を受けられなくなっている。
……正確には、彼女が受け容れられないだけで、それなりに愛は降り注がれてはいるのだけれど。
上でも書きましたたが、今回の観劇では、何故だかすごくナタリーに感情移入してしまったので、彼女がラストに母親と和解し、彼女の手を離してダンスパーティーに現れる場面で、かなり泣いてしまいました。
いままで彼女は、母親の手をつかむことができなかったから、離すこともできなかったんだよね。でも、あの病院で、はじめて彼女は魂の入った母親に抱きしめられて、愛されていることを実感する。
……だから、もう大丈夫、と手を離す。もう大丈夫、親離れできる、と。
彼女の中のダイアナの血が、彼女の魅力の一部を形作っているのだから、それを排除することはできない。
彼女がその「血」に怯えるさまはとても切なくて、リスクはなくならないから単純なハッピーエンドにはならないけれども、結局は自分を信じて前に進むしかない。ただ、「ノーマルの隣」で、諦めずに、孤独にならずに生きて行こう、と。もう独りではないのだから。
■ヘンリー(ナタリーの恋人/松下洸平)
優しくて能天気で、本能で生きている青年。
ナタリーみたいなタイプには、こういうまっすぐな好青年がいいよね!と思う。たぶん、ダンもこういう青年だったんだろうな、と(←それを思わせる演出もある)
松下さん、お名前は知ってましたが観たのは初めて……かな?温かみのある、いい芝居でした。ナタリーが、意地をはりつつも、気を抜くとつい甘えてしまう(←ただのツンデレ?)ところが可愛くて、そういう彼女の可愛いところを引き出したヘンリーの存在感に感心しました。良かったです!
■精神科医(新納慎也)
素晴らしかった!!「ダイアナにはロックスターに見える」ドクター・マッデンがメインでしたが、1幕前半の精神科医(薬物療法が中心)も、なんというか、、、あやしげで良かったです。
誰がどうみても、「ノーマル」から一番遠いのは彼でしたが、それは狙いどおりなのでしょうか?(^ ^;ゞ
6人の出演者が、全員役に嵌っていて、しかも誰ひとり歌も芝居もコケる人がいない。
素晴らしい座組で、素晴らしい音楽でした。人によっては受け入れにくいかもしれない、難しいテーマかなという気もしますが、私は良い作品だなと思いました(^ ^)。
.
2009年にブロードウェイで上演され、その年のトニー賞の主演女優賞(アリス・リプリー)、楽曲賞(トム・キット)、編曲賞を受賞。作品賞は「リトル・ダンサー」に持って行かれたけれども、話題になったので、タイトルだけはそういえば記憶にある……かも?(←自信ない)
「双極性障害(いわゆる“躁鬱病”と同じっていう解釈でいいのかな?)」を抱えた独りの女性と、彼女を包む家族の物語。
題材的にはもっと突っ込んだ表現もできたと思うのですが、どちらかといえば「治療」の厳しさと精神科医のキャラクターにドラマを取られて、トラウマ部分については思ったよりサラッと解決させたな、という印象でした。
ところで、日本でもああいう治療はされているんですかね?あまり聞かないけど、ことがことだけに、当事者以外は知らないってのもあるだろうしな……。
個人的には、ヒロインのダイアナよりも、娘のナタリーに感情移入して観ておりまして、、、なんというか、途中でひどく辛くなったんですが、最後は思ったよりあっさり立ち直ってくれたので、良かったなと思いました。
ああいう世を拗ねた妹には、ああいう能天気な彼氏がいると安心ですね!(真顔)うん、きっとこれから良いことがあるよ、貴女の人生にも、辛いこともあるだろうけれどもね……と、声をかけてあげたい気持ち。
とかなんとか言いつつ、ラストは夫のダンに全部持って行かれました(*^ ^*)
ああ、岸さん素敵だった!!優しくて無力で、誰のことも(自分自身も)救えなくて。でも、確かに生きていました。彼が一番、リアルだった。彼がいちばん「ノーマル」に近いから、なんでしょうね、あのリアル感は。
実際には、もっとも「ノーマル」から遠いのも、彼なのだけれども。
この作品の最大の魅力は、やっぱり楽曲ですね。耳馴染みのいいロックとバラードが交互に流れる空間。作者の掌の上で、不安になったり高揚したり、彼らの思い通りに感情を転がされている気がするほどの、コントロールに優れた音楽。これ!という目立つアリアはないけれども、2時間を通して心をゆっくりと揺さぶり続ける音楽でした。
演出は「RENT」のマイケル・グライフ、日本版のリステージは、「Next to Normal」の前身となった2005年の「Feeling Electric」のADだったローラ・ピエトロピント。
舞台全体を埋める大きな3階建てのセットを組んで、それぞれのフロアで芝居をする斬新な演出は、平面的といえばこの上もなく平面的だけれども、立体的といえばこれ以上はないほど立体的で、とても効果的で面白く、圧倒的されました。
ただ、私は比較的後方のセンター席だったので、マーク・ウェンドランドの斬新な装置を堪能させていただきましたが、あれは、前方席だとかなり観にくいのでは……?と、人ごとながら心配になりましたが(^ ^;ゞ
前方席でご覧になったかた、いかがでしたか?
それでは、キャストごとに簡単に。
【ネタばれしておりますので、未見の方はご注意ください】
■ダイアナ(シルヴィア・グラブ)
シルヴィア、良かった!!歌も芝居も文句なく良かったです。ただ、一幕冒頭、「セックス、セックス!」と連呼する場面はもう少しセクシーに出てほしいな(冒頭だし)、と思いましたが、、、あれは演出なのでしょうか。抗鬱剤の副作用、という設定?
シルヴィアって、前田美波里なみに根っからのポジティブしかできないタイプに見えるけど、意外と闇を抱えた役が似合う役者なんですよね。今回はそれがすごくうまく嵌っていたなと思いました。
特に、同じ闇でも、「不安」と「自責」の泥沼に嵌っていく様子に説得力があって、それがすごく良かったです。
自分が悪いんだ、自分が家族の重荷になっている、という強迫観念は、結局家族全員を傷つける両刃の剣だから。それを握ってしまったダイアナの恐怖と怯え、その怯えた剣先を突き付けられたダンの報われなさ。
家の中には愛があるのに、それが地にうち捨てられ踏みつけになっている現実が、とても切なかったです。
今回はスケジュール的に一回しか観られないので、トウコさん(安蘭)のダイアナは観られないのですが、この役は本当に、二人とも観たくなる役替りだな、と思いました。
トウコさんはどんなふうにあのダイアナを演じるのでしょうか。私のイメージだと、もっと「怯え」を前面に出して来そうな気がするんですが、そうなると、話の根幹の設定がだいぶ変わるよなあ、、、と。
うーん、両方ご覧になったフラットな方の意見を聞いてみたいです(^ ^)。
■ゲイブ(ダイアナの息子/小西遼生)
ダイアナとダンの、幼い頃に死んでしまった息子……の、魂、なのかな?ダイアナの幻覚なんだけど、彼自身の意志があるものとして表現されていて、興味深い存在でした。
特にラスト、いままで自分のことを封じようとしてきた父親の前に現れた彼がとても優しくて、寂しそうで……なにかイケナイ展開が始まるのかとドキドキしてしまいました……すみませんすみませんすみません(滝汗)。
一幕の前半は、普通に「息子」として見えていて、彼が他の家族と会話をしていないことに全然気がつかなかったんですよね。演出が巧いんだけど、小西君もさりげなく巧いなーと思いました。特に「この世のものならぬ」雰囲気を出す必要のない役ではありましたが、場面ごとにコロコロと色を変えて登場してくれて、、、間がいいんだなあ、と感心しました。
小西くんといえば、「レ・ミゼラブル」にマリウスで出演してから、もう何年……?あの時は、歌が酷過ぎてあまり良い印象は無かったのですが、、、いや、今回は歌も良かったです。見た目は元々文句ないし、歌が上手になってくれて嬉しいです!これからのご活躍、チェックしていきたいと思います♪
■ダン(ダイアナの夫/岸祐二)
優しくて温かくて色気があって、愛情深いダイアナの夫。妻があの状態で、いったい何の仕事をしているのかちょっと疑問でしたが(汗)、歌も芝居も本当に良かったです。
ダイアナとの相互依存的な関係は、ダンか優しいだけにとても辛くて。
ドクター・マッデンに勧められて電気ショック療法を受けさせると決めるまでの葛藤はとても優しいのに、治療によって殆どの記憶を奪われた妻に、「なにもかもうまくいく…」と歌いながら次々に思い出の品を見せるところや、息子の死を隠そうとする場面の高圧的な感じのギャップが切なくて、そうせずにはいられないほど追いつめられた「夫」の苦悩が哀れでした。
記憶を取り戻した妻が出て行った後の、息子と二人の場面が、とても切なかった。ダンはそれまで、ゲイブのことは心から閉め出していた。ダイアナを喪ったことは、そのことへの罰なんですよね、きっと。
いつかきっと、ダイアナが帰ってくる。その日を信じて、時々カウンセラーに罹りながら待っている彼が、たぶん、「アメリカにおけるノーマル」なんでしょうね、きっと。
余談ですが、「ゲイブ」って「ガブリエル」の愛称なんですね。……生後たったの8ヶ月で逝ってしまったガブリエル。彼の誕生ゆえに若すぎる結婚をした二人にとって、彼の死は運命だったんだろうな。。。
■ナタリー(ダイアナの娘/村川絵梨)
ナタリーは「妹」なんだな、ということを、すごく強く思いました。
感性の鋭い、芸術家肌の「妹」。自分の中の母の血に怯え、自分にそそがれない愛情に飢えて、すべてに毒を吐き続ける。家庭に幸せがないから、新しい家庭をつくることに興味がもてない、孤独な少女。
現実には、彼女が生まれる前にゲイブは神に召されているので、彼女は「一人娘」なんですよね。でも、両親は彼女を「妹」として扱い、彼女自身も「自分は妹である」と思って育つ。彼女と両親の間には「兄」がいるんです。それは大きくて高い透明な壁で、彼女は親の愛を受けられなくなっている。
……正確には、彼女が受け容れられないだけで、それなりに愛は降り注がれてはいるのだけれど。
上でも書きましたたが、今回の観劇では、何故だかすごくナタリーに感情移入してしまったので、彼女がラストに母親と和解し、彼女の手を離してダンスパーティーに現れる場面で、かなり泣いてしまいました。
いままで彼女は、母親の手をつかむことができなかったから、離すこともできなかったんだよね。でも、あの病院で、はじめて彼女は魂の入った母親に抱きしめられて、愛されていることを実感する。
……だから、もう大丈夫、と手を離す。もう大丈夫、親離れできる、と。
彼女の中のダイアナの血が、彼女の魅力の一部を形作っているのだから、それを排除することはできない。
彼女がその「血」に怯えるさまはとても切なくて、リスクはなくならないから単純なハッピーエンドにはならないけれども、結局は自分を信じて前に進むしかない。ただ、「ノーマルの隣」で、諦めずに、孤独にならずに生きて行こう、と。もう独りではないのだから。
■ヘンリー(ナタリーの恋人/松下洸平)
優しくて能天気で、本能で生きている青年。
ナタリーみたいなタイプには、こういうまっすぐな好青年がいいよね!と思う。たぶん、ダンもこういう青年だったんだろうな、と(←それを思わせる演出もある)
松下さん、お名前は知ってましたが観たのは初めて……かな?温かみのある、いい芝居でした。ナタリーが、意地をはりつつも、気を抜くとつい甘えてしまう(←ただのツンデレ?)ところが可愛くて、そういう彼女の可愛いところを引き出したヘンリーの存在感に感心しました。良かったです!
■精神科医(新納慎也)
素晴らしかった!!「ダイアナにはロックスターに見える」ドクター・マッデンがメインでしたが、1幕前半の精神科医(薬物療法が中心)も、なんというか、、、あやしげで良かったです。
誰がどうみても、「ノーマル」から一番遠いのは彼でしたが、それは狙いどおりなのでしょうか?(^ ^;ゞ
6人の出演者が、全員役に嵌っていて、しかも誰ひとり歌も芝居もコケる人がいない。
素晴らしい座組で、素晴らしい音楽でした。人によっては受け入れにくいかもしれない、難しいテーマかなという気もしますが、私は良い作品だなと思いました(^ ^)。
.
花組大劇場公演、千秋楽おめでとうございます。
盛り上がったんだろうなあ。。。みーちゃん、本当にお疲れさまでした!他のみなさまも、ゆっくり充電してくださいね。東京で、お待ちしています!
さて。
ちょっと時間がたってしまいましたが、雪組バウホール公演「春雷」について。
出演者(主な配役)が発表されたときに驚愕して遠征を決め、ポスターの美しさにワクワクしたこの作品。
実際に舞台を観ても、舞台面の美しさには感銘を受けました。中でも、舞台奥にずっと鎮座するおおきな樹がとても印象的で、時代感のある衣装もとても綺麗で、とにかく美しかった!
作・演出は原田諒。衣装は有村淳、舞台装置は大劇場の「愛と革命の詩」と同じく、松井るみ。
松井るみといえば、数々の舞台で印象的な装置を創ってきたひと…というか、私にとっては「装置が凄いなー」と思ってプログラムを見るとことごとく松井さん、という人。宝塚の舞台に参加されるのは同じ原田さんの「南大平洋」に続いて二度目だと思いますが(←コメントありがとうございました)、それがまた大劇場とバウとで同時なところも面白い偶然……なのでしょうか。
舞台全体を括る象徴的な大きなオブジェと、それを引き立てつつ舞台転換するちいさなセット(作品によって吊り物だったり運ばれてきたりいろいろですが)の組み合わせが絶妙で、結果的に舞台転換もスピーディーになる。演出と一体化した装置が得意なひとだから、うまく使いこなせれば舞台の質が格段にあがるんですよね。
しかし。
花組公演を観た時もちょっとだけ思ったのですが、生半可な作品では、松井さんの装置を使いきれないんですね……。
なんというか、装置が印象的すぎて、それに負けてしまうんです。セットありきの演出に見えてしまって、作品世界に入りにくい。
入ってしまえばあの「世界そのもの」のような装置が最大の味方になるのですが、そこまでいけるかどうかは演出(脚本)にかかっているのだな、と、あらためて思いました。
原田さんの作品は、舞台面の美しさには定評があって、「ロバート・キャパ」の空とか、「華やかなりし日々」のレビューシーンとか、本当に綺麗なんですよね。今回も、大きな樹を背景にした森の場面の美しさは格別でした。登場人物の美しさも含めて、これだけの美形ばかり集めたキャスティングができたことも含めて、プロデュース力はあるひとなんだろうな、と思います。
ただ、今回は、残念ながら原作から改変したところが悉く失敗していて、結果的に、彼の「物語」の構築力の弱さが露呈した形になったなと感じました。
「春雷」の原作は、ゲーテの名作「若きウェルテルの悩み」。
この作品の中でも象徴的に使われる「オシアンの歌」は、1765年にイギリスの詩人マクファーソンが「古代スコットランドの吟遊詩人オシアンによる叙事詩」であるとして発表したもの。この真贋については諸説あるようですが、同時代人であった若き日のゲーテは、「新しく発見された古代の叙事詩」である、と認識していたのでしょうね。
突如発見された古代の文書……いまでいえば、「死海文書」みたいなものなんでしょうか?叙事詩(物語)だから、それとはまたちょっと違うかな。むしろ、「東日流外三郡誌」みたいなものなのでしょうか?もしそうだとすると、「常識ある大人」を自称するアルベルト(鳳翔)が偉そうに「そんなお伽話を読んでいるのか」とシャルロッテ(大湖)を非難するのもわかる、かも。
原作のクライマックスで、長々と引用される「オシアンの歌」。
「春風よ、我を呼び起こししは何ゆえぞ」で始まるこの歌は、ウェルテルの決意を象徴する詞になっています。原田さんは、この詩をあまり具体的には使っていませんが、「我が葉をふるい落す嵐は迫れり」というあたりから今回の作品のタイトルをつけたのでしょうか?
春の嵐によってうちたおされる英雄と自分自身を重ねた、身勝手な若者のイマジネーションをあざ笑うように、舞台奥に鎮座していた世界樹の存在感。本来、その辺をねらった演出だったのだろうな、と推測はできるのですが、残念ながら終盤の脚本も演出も中途半端で、しかも、最後にゲーテの場面に戻したりするものだから、テーマがブレちゃったな、と、非常に残念に思いました。
とにかく、今回の作品の脚本面での最大の問題は、最初と最後に「若きゲーテ」を出したところだと思うんですよね。
なんというか、、、後味が悪い、というのかな。ウェルテルの選択の結果を見せられた後で、ゲーテの歓喜を見せられると、、、ウェルテルは運が悪かったんだね、というか、そういう気になってしまって……そう、とにかく後味が悪いんです。
ウェルテルは「若き」のまま消えうせ、ゲーテは「大人」になってたくさんの作品を後世に残す。その差がどこにあったのか、というところが、こういう展開にする場合に重要なことだと思うのですが、あの展開だと、二人の違いは「幸運」ということになってしまうのがなあ……。
せめて、ゲーテを出すにしても、「若き」ゲーテではなく、晩年の功なり名とげたゲーテなら、まだわかったかもしれないのですが。でも、それだと多分、原田さん的には意味がないんだろうな……たぶん(よくわかりませんが、たぶん)
そもそも論になりますが、原田さんには、「原作」である「若きウェルテルの悩み」に、もっとまっすぐに向き合ってほしかったな、と思う。彼の悩みが何であったか、観客にウェルテルの何を伝えたかったのか。
映画は映画でいいと思うけど、「原作」と「映画」の間には何らかの「解釈」があるわけだから、シチュエーションだけ拝借してはいけないと思うんですよね。ちゃんと「映画」を原作にするならそれもありなのですが、今回は違うのだから。
初の「原作もの」でしたが、「作品世界」に対する敬意というか重みの掛け方が、残念ながら私とはとことん合わないんだなあ、と思いました。
もう一点、今回の演出上の大きな疑問。
嵐の夜、ウェルテルとロッテの間に既成事実を作らせた意味は何だったのでしょうか?
あそこにラブシーンを入れるのはわかります。でも、本来は抱擁か、せいぜいキスどまりであるべきでは?
そこまでやったら洒落にならない。嵐の夜に、しかも野外ですよ?抵抗しないロッテもあり得ないし、あきらかに服が駄目になるだろうに気がつかない家族もどうかと思う。いくら母親がいないとはいえ……
いや、そんなことはどうでもよくて。
その後の展開のすべてが既成事実がない前提で進んでいくのが、、、本当に気持ちが悪くて、とにかく無理でした(涙目)。
ロッテ自身もそんな事実は無かったかのような態度だし、、、あのラブシーンがああいうことになったのは後付けだったと聞きましたが(しかも、実際の動きの細かいところは大ちゃんが付けたらしい/汗)、、、それならそれで、それ以降の脚本をそれに合わせて修正しないと、物語全体の構成がぶっ壊れるってことが何故わからないんだ!!(怒)
いろいろな点で、原田さんは、もう一度、「宝塚」で自分がやりたいことが何なのか、というか、やりたい何かが宝塚にあるのかどうか、考え直してみたほうがいいのではないかと真顔で思った観劇後でした
そういえば、上でもちょっと書きましたが、何故「春雷」というタイトルになったんでしょうね。ナウオンとかでもタイトルの話はしていなかったような?(聞き逃していたらすみません)
内容的には「若きウェルテルの悩み」で良かったと思うんだけどな。ゲーテを出したこと自体がそもそも蛇足の極みなのだし。
キャストは本当に皆素晴らしかったので、それはまたあらためて書きたいと思います!
.
盛り上がったんだろうなあ。。。みーちゃん、本当にお疲れさまでした!他のみなさまも、ゆっくり充電してくださいね。東京で、お待ちしています!
さて。
ちょっと時間がたってしまいましたが、雪組バウホール公演「春雷」について。
出演者(主な配役)が発表されたときに驚愕して遠征を決め、ポスターの美しさにワクワクしたこの作品。
実際に舞台を観ても、舞台面の美しさには感銘を受けました。中でも、舞台奥にずっと鎮座するおおきな樹がとても印象的で、時代感のある衣装もとても綺麗で、とにかく美しかった!
作・演出は原田諒。衣装は有村淳、舞台装置は大劇場の「愛と革命の詩」と同じく、松井るみ。
松井るみといえば、数々の舞台で印象的な装置を創ってきたひと…というか、私にとっては「装置が凄いなー」と思ってプログラムを見るとことごとく松井さん、という人。宝塚の舞台に参加されるのは同じ原田さんの「南大平洋」に続いて二度目だと思いますが(←コメントありがとうございました)、それがまた大劇場とバウとで同時なところも面白い偶然……なのでしょうか。
舞台全体を括る象徴的な大きなオブジェと、それを引き立てつつ舞台転換するちいさなセット(作品によって吊り物だったり運ばれてきたりいろいろですが)の組み合わせが絶妙で、結果的に舞台転換もスピーディーになる。演出と一体化した装置が得意なひとだから、うまく使いこなせれば舞台の質が格段にあがるんですよね。
しかし。
花組公演を観た時もちょっとだけ思ったのですが、生半可な作品では、松井さんの装置を使いきれないんですね……。
なんというか、装置が印象的すぎて、それに負けてしまうんです。セットありきの演出に見えてしまって、作品世界に入りにくい。
入ってしまえばあの「世界そのもの」のような装置が最大の味方になるのですが、そこまでいけるかどうかは演出(脚本)にかかっているのだな、と、あらためて思いました。
原田さんの作品は、舞台面の美しさには定評があって、「ロバート・キャパ」の空とか、「華やかなりし日々」のレビューシーンとか、本当に綺麗なんですよね。今回も、大きな樹を背景にした森の場面の美しさは格別でした。登場人物の美しさも含めて、これだけの美形ばかり集めたキャスティングができたことも含めて、プロデュース力はあるひとなんだろうな、と思います。
ただ、今回は、残念ながら原作から改変したところが悉く失敗していて、結果的に、彼の「物語」の構築力の弱さが露呈した形になったなと感じました。
「春雷」の原作は、ゲーテの名作「若きウェルテルの悩み」。
この作品の中でも象徴的に使われる「オシアンの歌」は、1765年にイギリスの詩人マクファーソンが「古代スコットランドの吟遊詩人オシアンによる叙事詩」であるとして発表したもの。この真贋については諸説あるようですが、同時代人であった若き日のゲーテは、「新しく発見された古代の叙事詩」である、と認識していたのでしょうね。
突如発見された古代の文書……いまでいえば、「死海文書」みたいなものなんでしょうか?叙事詩(物語)だから、それとはまたちょっと違うかな。むしろ、「東日流外三郡誌」みたいなものなのでしょうか?もしそうだとすると、「常識ある大人」を自称するアルベルト(鳳翔)が偉そうに「そんなお伽話を読んでいるのか」とシャルロッテ(大湖)を非難するのもわかる、かも。
原作のクライマックスで、長々と引用される「オシアンの歌」。
「春風よ、我を呼び起こししは何ゆえぞ」で始まるこの歌は、ウェルテルの決意を象徴する詞になっています。原田さんは、この詩をあまり具体的には使っていませんが、「我が葉をふるい落す嵐は迫れり」というあたりから今回の作品のタイトルをつけたのでしょうか?
春の嵐によってうちたおされる英雄と自分自身を重ねた、身勝手な若者のイマジネーションをあざ笑うように、舞台奥に鎮座していた世界樹の存在感。本来、その辺をねらった演出だったのだろうな、と推測はできるのですが、残念ながら終盤の脚本も演出も中途半端で、しかも、最後にゲーテの場面に戻したりするものだから、テーマがブレちゃったな、と、非常に残念に思いました。
とにかく、今回の作品の脚本面での最大の問題は、最初と最後に「若きゲーテ」を出したところだと思うんですよね。
なんというか、、、後味が悪い、というのかな。ウェルテルの選択の結果を見せられた後で、ゲーテの歓喜を見せられると、、、ウェルテルは運が悪かったんだね、というか、そういう気になってしまって……そう、とにかく後味が悪いんです。
ウェルテルは「若き」のまま消えうせ、ゲーテは「大人」になってたくさんの作品を後世に残す。その差がどこにあったのか、というところが、こういう展開にする場合に重要なことだと思うのですが、あの展開だと、二人の違いは「幸運」ということになってしまうのがなあ……。
せめて、ゲーテを出すにしても、「若き」ゲーテではなく、晩年の功なり名とげたゲーテなら、まだわかったかもしれないのですが。でも、それだと多分、原田さん的には意味がないんだろうな……たぶん(よくわかりませんが、たぶん)
そもそも論になりますが、原田さんには、「原作」である「若きウェルテルの悩み」に、もっとまっすぐに向き合ってほしかったな、と思う。彼の悩みが何であったか、観客にウェルテルの何を伝えたかったのか。
映画は映画でいいと思うけど、「原作」と「映画」の間には何らかの「解釈」があるわけだから、シチュエーションだけ拝借してはいけないと思うんですよね。ちゃんと「映画」を原作にするならそれもありなのですが、今回は違うのだから。
初の「原作もの」でしたが、「作品世界」に対する敬意というか重みの掛け方が、残念ながら私とはとことん合わないんだなあ、と思いました。
もう一点、今回の演出上の大きな疑問。
嵐の夜、ウェルテルとロッテの間に既成事実を作らせた意味は何だったのでしょうか?
あそこにラブシーンを入れるのはわかります。でも、本来は抱擁か、せいぜいキスどまりであるべきでは?
そこまでやったら洒落にならない。嵐の夜に、しかも野外ですよ?抵抗しないロッテもあり得ないし、あきらかに服が駄目になるだろうに気がつかない家族もどうかと思う。いくら母親がいないとはいえ……
いや、そんなことはどうでもよくて。
その後の展開のすべてが既成事実がない前提で進んでいくのが、、、本当に気持ちが悪くて、とにかく無理でした(涙目)。
ロッテ自身もそんな事実は無かったかのような態度だし、、、あのラブシーンがああいうことになったのは後付けだったと聞きましたが(しかも、実際の動きの細かいところは大ちゃんが付けたらしい/汗)、、、それならそれで、それ以降の脚本をそれに合わせて修正しないと、物語全体の構成がぶっ壊れるってことが何故わからないんだ!!(怒)
いろいろな点で、原田さんは、もう一度、「宝塚」で自分がやりたいことが何なのか、というか、やりたい何かが宝塚にあるのかどうか、考え直してみたほうがいいのではないかと真顔で思った観劇後でした
そういえば、上でもちょっと書きましたが、何故「春雷」というタイトルになったんでしょうね。ナウオンとかでもタイトルの話はしていなかったような?(聞き逃していたらすみません)
内容的には「若きウェルテルの悩み」で良かったと思うんだけどな。ゲーテを出したこと自体がそもそも蛇足の極みなのだし。
キャストは本当に皆素晴らしかったので、それはまたあらためて書きたいと思います!
.
今日は、雪組大劇場公演の集合日。
5人の卒業生が発表されました(T T)。
香音有希さん、亜聖樹さん、芽華ららさん、夢華あみさん、凰いぶきさん、、、千秋楽まで、よろしくお願いいたします。
全国ツアーでも芝居達者なところを見せつけてくれた香音さん、亜聖さん。上級生になればなるほど魅力を発揮しそうな役者が、この学年で抜けてしまうのはあまりにも残念すぎて……ショックすぎる(T T)。
この公演が終わったら、89期はたった二人、93期も3人になってしまうんですね(涙)。
94期の芽華ららちゃん、96期の夢華あみさんと凰いぶきさん。3人とも、これからだったのになあ。特に、夢華さんは、研1の時に娘役スキル0で抜擢された時の悪印象が強すぎて、、、最近やっと、将来はいの莉さんや花音舞ちゃんみたいな素敵な女役さんになれるかも、と期待しはじめていたのにな……。
なんというか。
卒業を発表したときに、惜しむ前に「なんだったんだろうあれは」と思わせてしまうような抜擢をしてはいかん な、と、あらためて思ってしまいました(- -)。
配役も発表されましたたが、まずは、ぜんぶおいといて、一言叫ばせてください。
月城かなとくん、新公初主演、おめでとうございます!!
次かその次くらいにはもしかしたら…と思っていましたが、思ったより早かったなあ(*^ ^*)楽しみ!!
新公は、チギちゃん(早霧)が演じるエラ役がヒロイン格のでしょうか。で、そこに(星乃)あんりちゃん?なるほどー!あんりちゃん、全ツがすごく良かったので、期待です。
それで、あゆちゃんの演じる本公演のヒロイン役は誰が演じるんでしょうか……それこそ、夢華さんの予定だったけど、卒業することが決まって変更になったとか?だったら今日発表されなかったことも納得ですが。
大人っぽいタイプの方がいいのであれば、長の期の舞園るりちゃんとか?雪組さんは下級生に可愛い子がいっぱいいるから、誰がきても眼福になりそうで楽しみです。あるいは、いっそのこと思いっきり若いところで、98期の星南のぞみちゃんとかどうでしょう?(←どうって何が)
本公演配役は……映画を観ていないので何ともいえませんが、話題の「竹中直人」がやっていた役がともみん(夢乃)、「渡辺えり」が演じた役が(大湖)せしる、で合っているのでしょうか?それとも、それはともみんの役の相手役候補になっているあゆみちゃん(沙月)?
大ちゃん(鳳翔)の「不器用な男性」と、その婚約者きゃびぃ(早花)のカップルも滅茶苦茶楽しみだー!
個人的には、「ダンサー」の男女がおいしすぎて、彼らの扱いが気になるところです。
……「めぐりあいは再び」の旅芸人sみたいなものなのか、それとも……(ドキドキ)
月組全国ツアー「仁」の配役も、今日出たんですね。
個人的な希望はいろいろあったのですが、、、残念ながらほとんど外れちゃいましたね。
コマちゃん(沙央)の龍馬と、美弥さんの恭太郎。どっちも楽しみです!
勝先生にはるうちゃん(光月)。ここの頑張りが肝心、かな。
齋藤さん、やったね!と思ったのは、ルロンさんのみずきちゃん(瑞羽)と、みあちゃん(都月)の夕霧太夫です。夕霧は演出的にあのラストの演出は出来ないと思うけど、落ち着いて佳い女を見せてほしいなと思います。
ルロンさんは、初演が初演なので大変かと思いますが、顔の濃さなら負けないので(^ ^)がんばってほしいなと思います♪
としちゃん(宇月)が佐分利先生で、からんちゃん(千海)が山田純庵。小柄な二人が角つきあわせてかんかんがくがくやったら、楽しそうですね。
としちゃんは、せっかくコマちゃんがいるんだから、あの軽やかなお芝居を勉強させていただけたらいいな、と思います。
ちなつちゃん(鳳月)の高岡は、「切れ者」な感じが出ると良いですね。くノ一の楓が早桃さつきちゃんなので、可愛いコンビになりそう♪(←いや、ちゃんとシャープに演じてくれると思います)
みくちゃんの野風は普通に楽しみです。うーん、でも「メリー・ウィドウ」のヒロインも観てみたかったよーーーー。
ちゅーちゃん(咲希)とまいまい(萌花)は、逆でもいいじゃんかー、と思いつつ……
まあでも、概ね納得の配役ですよね(^ ^)。
あまり予定があわなくて、いろいろなところには行けないのですが……そのぶん、集中して観劇したいと思います。楽しみにしています♪♪
.
5人の卒業生が発表されました(T T)。
香音有希さん、亜聖樹さん、芽華ららさん、夢華あみさん、凰いぶきさん、、、千秋楽まで、よろしくお願いいたします。
全国ツアーでも芝居達者なところを見せつけてくれた香音さん、亜聖さん。上級生になればなるほど魅力を発揮しそうな役者が、この学年で抜けてしまうのはあまりにも残念すぎて……ショックすぎる(T T)。
この公演が終わったら、89期はたった二人、93期も3人になってしまうんですね(涙)。
94期の芽華ららちゃん、96期の夢華あみさんと凰いぶきさん。3人とも、これからだったのになあ。特に、夢華さんは、研1の時に娘役スキル0で抜擢された時の悪印象が強すぎて、、、最近やっと、将来はいの莉さんや花音舞ちゃんみたいな素敵な女役さんになれるかも、と期待しはじめていたのにな……。
なんというか。
卒業を発表したときに、惜しむ前に「なんだったんだろうあれは」と思わせてしまうような抜擢をしてはいかん な、と、あらためて思ってしまいました(- -)。
配役も発表されましたたが、まずは、ぜんぶおいといて、一言叫ばせてください。
月城かなとくん、新公初主演、おめでとうございます!!
次かその次くらいにはもしかしたら…と思っていましたが、思ったより早かったなあ(*^ ^*)楽しみ!!
新公は、チギちゃん(早霧)が演じるエラ役がヒロイン格のでしょうか。で、そこに(星乃)あんりちゃん?なるほどー!あんりちゃん、全ツがすごく良かったので、期待です。
それで、あゆちゃんの演じる本公演のヒロイン役は誰が演じるんでしょうか……それこそ、夢華さんの予定だったけど、卒業することが決まって変更になったとか?だったら今日発表されなかったことも納得ですが。
大人っぽいタイプの方がいいのであれば、長の期の舞園るりちゃんとか?雪組さんは下級生に可愛い子がいっぱいいるから、誰がきても眼福になりそうで楽しみです。あるいは、いっそのこと思いっきり若いところで、98期の星南のぞみちゃんとかどうでしょう?(←どうって何が)
本公演配役は……映画を観ていないので何ともいえませんが、話題の「竹中直人」がやっていた役がともみん(夢乃)、「渡辺えり」が演じた役が(大湖)せしる、で合っているのでしょうか?それとも、それはともみんの役の相手役候補になっているあゆみちゃん(沙月)?
大ちゃん(鳳翔)の「不器用な男性」と、その婚約者きゃびぃ(早花)のカップルも滅茶苦茶楽しみだー!
個人的には、「ダンサー」の男女がおいしすぎて、彼らの扱いが気になるところです。
……「めぐりあいは再び」の旅芸人sみたいなものなのか、それとも……(ドキドキ)
月組全国ツアー「仁」の配役も、今日出たんですね。
個人的な希望はいろいろあったのですが、、、残念ながらほとんど外れちゃいましたね。
コマちゃん(沙央)の龍馬と、美弥さんの恭太郎。どっちも楽しみです!
勝先生にはるうちゃん(光月)。ここの頑張りが肝心、かな。
齋藤さん、やったね!と思ったのは、ルロンさんのみずきちゃん(瑞羽)と、みあちゃん(都月)の夕霧太夫です。夕霧は演出的にあのラストの演出は出来ないと思うけど、落ち着いて佳い女を見せてほしいなと思います。
ルロンさんは、初演が初演なので大変かと思いますが、顔の濃さなら負けないので(^ ^)がんばってほしいなと思います♪
としちゃん(宇月)が佐分利先生で、からんちゃん(千海)が山田純庵。小柄な二人が角つきあわせてかんかんがくがくやったら、楽しそうですね。
としちゃんは、せっかくコマちゃんがいるんだから、あの軽やかなお芝居を勉強させていただけたらいいな、と思います。
ちなつちゃん(鳳月)の高岡は、「切れ者」な感じが出ると良いですね。くノ一の楓が早桃さつきちゃんなので、可愛いコンビになりそう♪(←いや、ちゃんとシャープに演じてくれると思います)
みくちゃんの野風は普通に楽しみです。うーん、でも「メリー・ウィドウ」のヒロインも観てみたかったよーーーー。
ちゅーちゃん(咲希)とまいまい(萌花)は、逆でもいいじゃんかー、と思いつつ……
まあでも、概ね納得の配役ですよね(^ ^)。
あまり予定があわなくて、いろいろなところには行けないのですが……そのぶん、集中して観劇したいと思います。楽しみにしています♪♪
.
9月30日のニュース
2013年9月30日 宝塚全体・OG コメント (2)上期の最終日の今日、2014年初頭の宝塚についていくつか発表がありました。
とりあえずは、発表順に。
■宙組ドラマシティ公演 一部の配役発表
朝夏まなと主演の『翼ある人びと―ブラームスとクララ・シューマン―』 。
ヒロインのクララ=伶美うらら、その夫ロベルト・シューマン=緒月遠麻の二人が発表されました。
クララよりロベルトが先に名前がある、ってことは、うららちゃんも本来的な意味での「ヒロイン」ではない扱いにする、ってことですか?
最近の劇団の「ヒロイン」役の扱いって、よくわからないなあ。。。
まあ、なにはともあれ、これで同時上演の中日劇場「ロバート・キャパ」のヒロイン・ゲルダは実咲凛音ちゃんがやることも決定ですよね。
ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)はどっちに出るんでしょうね。「the WILD MEETS the WILD」を再演するとしたら、中日公演の終了後が一番可能性があるんだけど……。
■月組梅田芸術劇場メインホール公演 配役発表
個人的な目玉は、コマちゃん(沙央)のアシュレです。
目玉もへったくれも、出演者が発表になった時点で予想できたキャストじゃないかと仰る方もいるかもしれませんが……すみません、期待して違うと辛いので、あまり考えないようにしておりました。。。。あああ、良かった!!楽しみですし、嬉しいです。本当に嬉しい!
梅田のみの公演ということで、行けるかどうかわかりませんが、だいぶ心が動いています(^ ^;ゞ
もう一つの目玉は、ベル・ワットリングの(光月)るうちゃん。「ME AND MY GIRL」のブラウン夫人が良かったから、、、なのかなあ?大役ですが、がんばってほしいなあと思います。
スカーレットII はカチャ(凪七)。まさおとカチャ、宝塚でも1,2を争う小顔の二人が、「私とあなたは裏表~♪」と歌うのか……感慨深いな。
そして、ひびきち(響)のルネが嬉しいです!!
宙組とはだいぶ違うようなので、どんな役になるのかわかりませんが……それでも、ちゃんとエピソードのある役をするひびきち自体が久しぶりですよね……(涙)大好きなひびきち。良い役でありますように。
マミーの汝鳥さんは、宙組本公演から引き続きですね。どうぞよろしくお願いいたします!
作品としては、轟さんが日生劇場で演じたバージョンに近いものになる……のかな?
具体的なことはあまり覚えてはいませんが、脚本的にはあまり引っかからなかったような気がするので、安心して観れるのかも?
あああ、どうしよう……観にいけるのかなあ私(悩)
■星組大劇場公演 出演者
ヒロさん(一樹)、じゅんこさん(英真)、美穂さん、みっちゃん(北翔)、、、4人の専科さんが出演!?
プレスギュルイック氏の書き下ろしの音楽を使ったミュージカルの世界初演、という状況に対する劇団(小池さん?)の気合を感じる出演者ですね。。。
しかし!ヒロさんじゅんこさん美穂さんはともかく、みっちゃんって、実質の稽古期間は3週間もないくらいですよね……?ご自分が主演する「Merry Widow」の千秋楽が12月11日なんだから!!
ちびあず(琴音)たち、「Merry Widow」と「月雲の皇子」の両方に出るメンバーも、稽古期間1週間弱で「月雲の皇子」初日という過酷なスケジュールですが、、、いやいや、今年上演したばかりの公演の、ほぼ同じメンバーでの再演と、小池さんの新作は全然違うでしょうに。
そこまで無理してみっちゃんを出さなくても、、、という気がするんですが……なにか、みっちゃんでないと駄目なナニカがあるのかなあ?(T T)。
……お願いですから、小池さんの脚本はどうせ2週間くらい前にならなきゃ来ないから、大丈夫! とか言わないでください……ドキドキ。
.
とりあえずは、発表順に。
■宙組ドラマシティ公演 一部の配役発表
朝夏まなと主演の『翼ある人びと―ブラームスとクララ・シューマン―』 。
ヒロインのクララ=伶美うらら、その夫ロベルト・シューマン=緒月遠麻の二人が発表されました。
クララよりロベルトが先に名前がある、ってことは、うららちゃんも本来的な意味での「ヒロイン」ではない扱いにする、ってことですか?
最近の劇団の「ヒロイン」役の扱いって、よくわからないなあ。。。
まあ、なにはともあれ、これで同時上演の中日劇場「ロバート・キャパ」のヒロイン・ゲルダは実咲凛音ちゃんがやることも決定ですよね。
ちーちゃん(蓮水)、かいちゃん(七海)はどっちに出るんでしょうね。「the WILD MEETS the WILD」を再演するとしたら、中日公演の終了後が一番可能性があるんだけど……。
■月組梅田芸術劇場メインホール公演 配役発表
個人的な目玉は、コマちゃん(沙央)のアシュレです。
目玉もへったくれも、出演者が発表になった時点で予想できたキャストじゃないかと仰る方もいるかもしれませんが……すみません、期待して違うと辛いので、あまり考えないようにしておりました。。。。あああ、良かった!!楽しみですし、嬉しいです。本当に嬉しい!
梅田のみの公演ということで、行けるかどうかわかりませんが、だいぶ心が動いています(^ ^;ゞ
もう一つの目玉は、ベル・ワットリングの(光月)るうちゃん。「ME AND MY GIRL」のブラウン夫人が良かったから、、、なのかなあ?大役ですが、がんばってほしいなあと思います。
スカーレットII はカチャ(凪七)。まさおとカチャ、宝塚でも1,2を争う小顔の二人が、「私とあなたは裏表~♪」と歌うのか……感慨深いな。
そして、ひびきち(響)のルネが嬉しいです!!
宙組とはだいぶ違うようなので、どんな役になるのかわかりませんが……それでも、ちゃんとエピソードのある役をするひびきち自体が久しぶりですよね……(涙)大好きなひびきち。良い役でありますように。
マミーの汝鳥さんは、宙組本公演から引き続きですね。どうぞよろしくお願いいたします!
作品としては、轟さんが日生劇場で演じたバージョンに近いものになる……のかな?
具体的なことはあまり覚えてはいませんが、脚本的にはあまり引っかからなかったような気がするので、安心して観れるのかも?
あああ、どうしよう……観にいけるのかなあ私(悩)
■星組大劇場公演 出演者
ヒロさん(一樹)、じゅんこさん(英真)、美穂さん、みっちゃん(北翔)、、、4人の専科さんが出演!?
プレスギュルイック氏の書き下ろしの音楽を使ったミュージカルの世界初演、という状況に対する劇団(小池さん?)の気合を感じる出演者ですね。。。
しかし!ヒロさんじゅんこさん美穂さんはともかく、みっちゃんって、実質の稽古期間は3週間もないくらいですよね……?ご自分が主演する「Merry Widow」の千秋楽が12月11日なんだから!!
ちびあず(琴音)たち、「Merry Widow」と「月雲の皇子」の両方に出るメンバーも、稽古期間1週間弱で「月雲の皇子」初日という過酷なスケジュールですが、、、いやいや、今年上演したばかりの公演の、ほぼ同じメンバーでの再演と、小池さんの新作は全然違うでしょうに。
そこまで無理してみっちゃんを出さなくても、、、という気がするんですが……なにか、みっちゃんでないと駄目なナニカがあるのかなあ?(T T)。
……お願いですから、小池さんの脚本はどうせ2週間くらい前にならなきゃ来ないから、大丈夫! とか言わないでください……ドキドキ。
.