仙台のイズミティ21にて、雪組全国ツアー公演「若き日の唄は忘れじ/ナルシス・ノアール」を観劇いたしました。
ゲリラ豪雨と共に初日を迎え、台風と共に千秋楽を終えた全国ツアー。
台風18号が日本列島に着実に接近する中、私自身は、マンニィが関東に来るより前に東京を発ち、公演が終わった時にはもうすっかり通り過ぎた後だった……という、むしろ東京で何かを観ようとするより楽だったのではないかという一日でしたが、仙台は前日に豪雨だったそうで、、、いや、大変でしたよね。
雪組ファンのみなさま、お疲れさまでした。
どんな土砂降りでも突風が吹いても、交通機関さえ動いていたら這ってでも仙台まで行くぞ!と思ったくらいには、どうしても文四郎さまに逢いたかった私。愛は強し、と、改めて思ったのですが……。
壮ちゃんの文四郎さまには、それだけの価値がありました。
たった2週間前の市川で観た文四郎さまの素敵さとはまたレベルの違う、あまりにも圧倒的な恰好良さ。凛として清冽な、真っ直ぐな生き様が美しくて、愛に溢れていて、本当に素晴らしかった。
最後にもう一度、壮ちゃんの文四郎さまにお逢いできて、本当に幸せでした。
幕開きのソロの「16歳」の声。
若さと未来に溢れた少年の、まだまだ「なにものでもない」笑顔と、声。
役者というものの、年齢を超越した存在感には何度も感銘をうけてまいりましたが、今回の壮ちゃんは、本当にすごかった(@ @)。チークの入れ方、眉の描き方、声の出し方から、立ち方、歩き方、ちょっとした仕草も作品の前半と後半で別人のように違っていて。
心と技術、両方が釣り合っての文四郎さまの造形は
本当にありえないほど美しかった……(惚)。
「思い遺すことばかりです……!!」とか、その後の背中とか、、、とにかく、すべてが大好きすぎてもう……、もう!!(泣)(←言葉にならない)
もとい。
壮ちゃんが素敵すぎました、というのは当たり前の感想すぎるので、他に印象に残った方について。
逸平のともみん(夢乃)の、すべてにおいて「本能」で生きているところが大好きです。
文四郎の考えていることなんて全く理解できていないのに、全ての場面において真実をちゃんと見抜いているんだよね。その、わかっていなさと正しさの加減が絶妙で、文四郎は彼の存在に本当に救われただろうな、と思いました。
父との最後の面会の後、文四郎の替わりに泣いてくれる逸平。
本能的に文四郎とふくの気持ちに気づいていながら、文四郎に否定されると素直に受け容れる逸平。
そして、おふくの名を出した与之助を、慌てて留めようとする逸平。
言葉にすることは大概間違っているんだけど、でも本能で真実を見抜いてしまう不器用で優しい逸平が、大好きです。
与之助の彩風さん。いやもう、ヘタレな若者にはかなりのキャリアを積みつつある彩風さんですが、今回はかなりの嵌り役になったな、と思います。
“なまっちろくてひょろんとした”というイメージ通りのビジュアルと、ちゃんと頭が良さそうにみえる涼やかな声と明晰な台詞回し。八重歯が可愛い丸顔の男役って大変だなあとばかり心配していたけど、この半年くらいでまた痩せて、一段と男らしくなったな、と思いました
全然全く違うんですけど、なんとなく、「ロミオとジュリエット」のモンタギュー家の3人を思い出した3人でした。
壮ちゃんロミオ、ともみんベンヴォーリオ、彩風さんマーキューシオ……ちょっと観てみたい、かも(*^ ^*)。
江森(亜聖)と新川(和城)
山根(月城)の“金魚のふん”な二人。二人とも若いのに声が良いですよね。巧いのは知っていたけど、あらためて感心しました。
少年時代の、闇雲に苛々して嫌味を吐きだす感じと、大人になって本気で「敵対」したときの
ああ、やっぱり雪組新公観たいよ~~。
ふく(愛加)の両親(央雅、麻樹)。
央雅さんの声が本当に素敵(うっとり)。説明台詞をあんなに色っぽく(違)語ってくれる人は滅多にいないと思います。。。ゆめみさんの落ち着いた声との組み合わせも良かった♪
藤次郎(香音)
物語の序盤、火事見舞いを持ってくる、村の総代。助左衛門の性格やいろんな立場(設定)を伝えるためのエピソードですが、自然な芝居がとても気持ち良かったです。そして、クライマックスの欅御殿からの脱出で再び登場したときの存在感は、さすが。いい男ですよね、本当に。
娘の桃花ひなちゃんがまた可愛くて素敵に怖くて、とても良かったです。香音さんの娘なら、そのくらいの気働きはできるかも!?と納得させられました(^ ^)。
留伊(透水)
中日では、もう少し迷いが感じられた留伊。武部のキャラクターが変わったせいか、留伊の怒りが直接的になって、全体にわかりやすくなった気がしました。
歌声がとても好きなので、歌がなくて残念……。
萩(星乃)
可愛かった可愛かった可愛かった!!
中日でも可愛いと思いましたが、この半年でずいぶん大人っぽくなったな、と思いました。
……与之助が可愛すぎるから?
逸平の妻(笙乃)
いやー、可愛いです。頭ちいさくて細くて、日本髪がなんて似合うの(でれでれ)。
与之助の結婚式で、調子にのってベラベラ喋り出す夫をピシャッと抑える口調とか、素敵でした!顔に合わないハスキーな声が、こういう台詞だと映えるなあ、と、こんなところで大野さんに感心。いや可愛かった。
磯貝(朝風)と北村(煌羽)
欅御殿でふくを守る二人の武士。彼らが忠誠を尽くす「おふくさま」としての彼女の価値を教えてくれる役ですが、、、市川では、ごく個人的にちょっとだけ残念に思ったのですが、仙台ではとても良かったです。
私が観た時がたまたまイマイチだったのか、この2週間で替わったのか、私の気のせいか、さてどれだ?(^ ^)(磯貝の朝風さんについては、私が慣れたというのが大きいかも。中日で演じた久城さんの声が大好きなので)
役名のある人たちはこんなところでしょうか。
あとは、欅御殿の侍女たちがとても素敵でした(はぁと)。ひなちゃん、あんりちゃに加えて、うきちゃん(白峰)、妃桜、華蓮……なんという美女ぞろい!しかも、小太刀を構えた姿の極まりよう、目線の鋭さ!!雪娘おそるべし!!(*^ ^*)
思ったより長くなってしまったので、ショーについてはちょっとだけ。
一言でいうなら、ゆるやかで落ち着いた、大人なショー、でした(^ ^)。
イズミティは1階しかないのですが、後方席でも意外と舞台が近く感じられて、とても観やすかったです!
どの場面も好きなのですが、、、一番好きなのは、実は「ジェラシー」かもしれません。。。
うきちゃんの挑戦的なウィンク爆撃に撃墜されたり、あんりちゃんの笑顔にふらふらしたり、ひーこのクールな表情にときめいたり、ひなちゃんの美しさにうっとりしたりしているうちに終わっちゃうんですけどね……(滝汗)。
「光と影」の後、喪服のあゆちゃんと一緒に出てくるコロンビーヌ二人(桃花・白峰)の無邪気な怖さに、ちょっと吃驚しました。華やかで可愛らしいトップ娘役を囲む、若手娘役二人。お二人の個性的な存在感は、これからの雪組の大きな切り札になるかもしれないな、と、楽しみになりました(^ ^)。
あとは、全ツのショーのお楽しみ、ロケットが素晴らしかった!
センターを取った彩風さんの美脚……というか、もともと脚が長くてスタイルが良いのは知っていたけど、本当に痩せたなあ!!(@ @)
腰回りがあんなにスッキリすると、シルエットはまるで別人ですね。。。すごいなあ。
若いと思っていた彩風さんも、もう研7。次で新人公演も卒業ですね。
これから先、どんなふうに成長していかれるのでしょうか。予想外に壮ちゃんとの相性も良かったし、これからもがんばって、お芝居の勉強をしてくれたらいいなあ。さらなるご活躍をお祈りしています。
千秋楽のご挨拶は、すずやかに、そして真っ直ぐに想いを伝えてくれて、とても温かな気持ちになりました。
カーテンコールのラストの一言に篭められた「気持ち」を、忘れません。
本当に素敵な公演でした。
台風の間を縫って全国を巡ってくださった雪組&雪組ファンのみなさま、本当にお疲れさまでした(^ ^)。
大劇場公演、めっちゃ楽しみです!!!
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ゲリラ豪雨と共に初日を迎え、台風と共に千秋楽を終えた全国ツアー。
台風18号が日本列島に着実に接近する中、私自身は、マンニィが関東に来るより前に東京を発ち、公演が終わった時にはもうすっかり通り過ぎた後だった……という、むしろ東京で何かを観ようとするより楽だったのではないかという一日でしたが、仙台は前日に豪雨だったそうで、、、いや、大変でしたよね。
雪組ファンのみなさま、お疲れさまでした。
どんな土砂降りでも突風が吹いても、交通機関さえ動いていたら這ってでも仙台まで行くぞ!と思ったくらいには、どうしても文四郎さまに逢いたかった私。愛は強し、と、改めて思ったのですが……。
壮ちゃんの文四郎さまには、それだけの価値がありました。
たった2週間前の市川で観た文四郎さまの素敵さとはまたレベルの違う、あまりにも圧倒的な恰好良さ。凛として清冽な、真っ直ぐな生き様が美しくて、愛に溢れていて、本当に素晴らしかった。
最後にもう一度、壮ちゃんの文四郎さまにお逢いできて、本当に幸せでした。
幕開きのソロの「16歳」の声。
若さと未来に溢れた少年の、まだまだ「なにものでもない」笑顔と、声。
役者というものの、年齢を超越した存在感には何度も感銘をうけてまいりましたが、今回の壮ちゃんは、本当にすごかった(@ @)。チークの入れ方、眉の描き方、声の出し方から、立ち方、歩き方、ちょっとした仕草も作品の前半と後半で別人のように違っていて。
心と技術、両方が釣り合っての文四郎さまの造形は
本当にありえないほど美しかった……(惚)。
「思い遺すことばかりです……!!」とか、その後の背中とか、、、とにかく、すべてが大好きすぎてもう……、もう!!(泣)(←言葉にならない)
もとい。
壮ちゃんが素敵すぎました、というのは当たり前の感想すぎるので、他に印象に残った方について。
逸平のともみん(夢乃)の、すべてにおいて「本能」で生きているところが大好きです。
文四郎の考えていることなんて全く理解できていないのに、全ての場面において真実をちゃんと見抜いているんだよね。その、わかっていなさと正しさの加減が絶妙で、文四郎は彼の存在に本当に救われただろうな、と思いました。
父との最後の面会の後、文四郎の替わりに泣いてくれる逸平。
本能的に文四郎とふくの気持ちに気づいていながら、文四郎に否定されると素直に受け容れる逸平。
そして、おふくの名を出した与之助を、慌てて留めようとする逸平。
言葉にすることは大概間違っているんだけど、でも本能で真実を見抜いてしまう不器用で優しい逸平が、大好きです。
与之助の彩風さん。いやもう、ヘタレな若者にはかなりのキャリアを積みつつある彩風さんですが、今回はかなりの嵌り役になったな、と思います。
“なまっちろくてひょろんとした”というイメージ通りのビジュアルと、ちゃんと頭が良さそうにみえる涼やかな声と明晰な台詞回し。八重歯が可愛い丸顔の男役って大変だなあとばかり心配していたけど、この半年くらいでまた痩せて、一段と男らしくなったな、と思いました
全然全く違うんですけど、なんとなく、「ロミオとジュリエット」のモンタギュー家の3人を思い出した3人でした。
壮ちゃんロミオ、ともみんベンヴォーリオ、彩風さんマーキューシオ……ちょっと観てみたい、かも(*^ ^*)。
江森(亜聖)と新川(和城)
山根(月城)の“金魚のふん”な二人。二人とも若いのに声が良いですよね。巧いのは知っていたけど、あらためて感心しました。
少年時代の、闇雲に苛々して嫌味を吐きだす感じと、大人になって本気で「敵対」したときの
ああ、やっぱり雪組新公観たいよ~~。
ふく(愛加)の両親(央雅、麻樹)。
央雅さんの声が本当に素敵(うっとり)。説明台詞をあんなに色っぽく(違)語ってくれる人は滅多にいないと思います。。。ゆめみさんの落ち着いた声との組み合わせも良かった♪
藤次郎(香音)
物語の序盤、火事見舞いを持ってくる、村の総代。助左衛門の性格やいろんな立場(設定)を伝えるためのエピソードですが、自然な芝居がとても気持ち良かったです。そして、クライマックスの欅御殿からの脱出で再び登場したときの存在感は、さすが。いい男ですよね、本当に。
娘の桃花ひなちゃんがまた可愛くて素敵に怖くて、とても良かったです。香音さんの娘なら、そのくらいの気働きはできるかも!?と納得させられました(^ ^)。
留伊(透水)
中日では、もう少し迷いが感じられた留伊。武部のキャラクターが変わったせいか、留伊の怒りが直接的になって、全体にわかりやすくなった気がしました。
歌声がとても好きなので、歌がなくて残念……。
萩(星乃)
可愛かった可愛かった可愛かった!!
中日でも可愛いと思いましたが、この半年でずいぶん大人っぽくなったな、と思いました。
……与之助が可愛すぎるから?
逸平の妻(笙乃)
いやー、可愛いです。頭ちいさくて細くて、日本髪がなんて似合うの(でれでれ)。
与之助の結婚式で、調子にのってベラベラ喋り出す夫をピシャッと抑える口調とか、素敵でした!顔に合わないハスキーな声が、こういう台詞だと映えるなあ、と、こんなところで大野さんに感心。いや可愛かった。
磯貝(朝風)と北村(煌羽)
欅御殿でふくを守る二人の武士。彼らが忠誠を尽くす「おふくさま」としての彼女の価値を教えてくれる役ですが、、、市川では、ごく個人的にちょっとだけ残念に思ったのですが、仙台ではとても良かったです。
私が観た時がたまたまイマイチだったのか、この2週間で替わったのか、私の気のせいか、さてどれだ?(^ ^)(磯貝の朝風さんについては、私が慣れたというのが大きいかも。中日で演じた久城さんの声が大好きなので)
役名のある人たちはこんなところでしょうか。
あとは、欅御殿の侍女たちがとても素敵でした(はぁと)。ひなちゃん、あんりちゃに加えて、うきちゃん(白峰)、妃桜、華蓮……なんという美女ぞろい!しかも、小太刀を構えた姿の極まりよう、目線の鋭さ!!雪娘おそるべし!!(*^ ^*)
思ったより長くなってしまったので、ショーについてはちょっとだけ。
一言でいうなら、ゆるやかで落ち着いた、大人なショー、でした(^ ^)。
イズミティは1階しかないのですが、後方席でも意外と舞台が近く感じられて、とても観やすかったです!
どの場面も好きなのですが、、、一番好きなのは、実は「ジェラシー」かもしれません。。。
うきちゃんの挑戦的なウィンク爆撃に撃墜されたり、あんりちゃんの笑顔にふらふらしたり、ひーこのクールな表情にときめいたり、ひなちゃんの美しさにうっとりしたりしているうちに終わっちゃうんですけどね……(滝汗)。
「光と影」の後、喪服のあゆちゃんと一緒に出てくるコロンビーヌ二人(桃花・白峰)の無邪気な怖さに、ちょっと吃驚しました。華やかで可愛らしいトップ娘役を囲む、若手娘役二人。お二人の個性的な存在感は、これからの雪組の大きな切り札になるかもしれないな、と、楽しみになりました(^ ^)。
あとは、全ツのショーのお楽しみ、ロケットが素晴らしかった!
センターを取った彩風さんの美脚……というか、もともと脚が長くてスタイルが良いのは知っていたけど、本当に痩せたなあ!!(@ @)
腰回りがあんなにスッキリすると、シルエットはまるで別人ですね。。。すごいなあ。
若いと思っていた彩風さんも、もう研7。次で新人公演も卒業ですね。
これから先、どんなふうに成長していかれるのでしょうか。予想外に壮ちゃんとの相性も良かったし、これからもがんばって、お芝居の勉強をしてくれたらいいなあ。さらなるご活躍をお祈りしています。
千秋楽のご挨拶は、すずやかに、そして真っ直ぐに想いを伝えてくれて、とても温かな気持ちになりました。
カーテンコールのラストの一言に篭められた「気持ち」を、忘れません。
本当に素敵な公演でした。
台風の間を縫って全国を巡ってくださった雪組&雪組ファンのみなさま、本当にお疲れさまでした(^ ^)。
大劇場公演、めっちゃ楽しみです!!!
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