銀座コリドー街のシャンソニエ「蛙たち」にて、「宝塚ナイト~藤咲えりライブ」に参加してまいりました!


えりちゃん、可愛かった!!(*^ ^*)


ソプラノの美声をたっぷり聴かせてくれただけでなく、胸声まじりのちょっと太い声もとても綺麗で、「歌で聴かせる」ライブになっていたと思います。
……トークはお茶会ノリでしたけどね! っつか、歌もけっこう歌詞を間違えたりしてましたが(^ ^;ゞ



2回公演(16時半~と19時半~)でしたが、1回目は淡いピンクのドレス、2回目は黄みがかった濃い目のピンク。どちらもよく似合っていて、とても綺麗でした。
美しい人だな、と、あらためて(*^ ^*)



というわけで、今日のところは、簡単に曲目リストを挙げておきます(^ ^)。

 1.薔薇色の人生
 2.聴かせてよ愛の言葉を
 3.オー!シャンゼリゼ
 4.枯葉
 5.幸せを売る男
 6.愛の賛歌
 7.part of your world(リトルマーメイド)
 8.一度ハートをなくしたら(Me And My Girl)
 9.祈り(オリジナル)
10.秋桜
11.Amazing Grace
12.あなたを見つめると(スカーレット・ピンパーネル)
13.My Way

そして最後に、アンコールとして「ケ・セラ」を歌って終了でした。


どの曲も良かったけど、一番印象に残ったのは「愛の賛歌」、そして最後の「My Way」でしょうか。

「愛の賛歌」は、ラストのリプライズを、歌いあげずに静かにまとめたのが印象的でした。輝くばかりの笑顔なのに、ちゃんと「そんな愛は二度と戻ってこない」とわかっているのがむしろ痛くて、きれいで、なのに本当に輝いていて。
戻らないからこそ美しい思い出。還れないからこそ懐かしい瞬間。そんな「うつくしいもの」を抱きしめて、一歩を踏みだす凛とした背中。
この曲は、メロディがそんなに難しいわけではないから、えりちゃんくらいの美声があればなんとかまとまるかな、くらいに思っていたのですが、、、予想外に素晴らしくて、吃驚しました(^ ^;ゞ

「My Way」は、とにかくすごかった!
一回目はそれほどでもなかったのですが、2回目のあの迫力は、もう。。。
私はごくごく個人的に「My Way」には思い入れがありまして(高校の時に唄ったので)、誰が歌ってもすぐ泣くんですが、、、今回はえりちゃんの男前な迫力に押されっぱなしで、圧倒されました。
いやはや、すごいや。

他にも、「幸せを売る男」の胸声のなめらかさに吃驚したり、「part of your world」のキュートな小芝居にヤラれたり、「あなたを見つめると」の切なさにきゅんとしたり、忙しい1時間でした(^ ^)。




オリジナル曲の「祈り」は、ちょっとグレゴリオ聖歌っぽいコード進行で、倍音の多いえりちゃんの美声にはぴったりな気がしました。
それこそクラシック系の音響のホールで聴いてみたいです。マイクを通さずに……は、難しいのかなあ?

春にCDを出すかもしれないそうで、それに収録するための曲……らしいのですが、いったい何のCDだかさっぱりわからず(汗)、、、
早く詳しいことを教えてくれええええ!


春の予定といえば、3月には第一ホテル東京でコンサートをするそうです♪(*^ ^*)♪
すごいなあ!!もう二度と逢えないかも、と思っていたので、歌を続けてくれるみたいでとても嬉しいです。これからもがんばってくださいねー!(誰に)



月組新人公演の「その他の配役」が発表されました。


ロザリーが97期の海乃美月さんなのは予想の範囲内、、、、なのですが。
まさか、あえて本公演と新人公演を別枠にしてまで、ロザリーを「主な配役」に入れないとは思わなかったです(@ @)。
本公演にはトップ娘役がいるけど、新人公演にはヒロインがいない……いや、トップ娘役はいるけど、ロザリーはヒロインじゃないってことなのでしょうか……
単純に、本公演にはロザリーがメインになる場面があって、新人公演ではそこはカットになる…という意味なのかもしれませんが。

まあでも、「ベルサイユのばら」のオスカルとアンドレ篇でロザリーがヒロインというのも、原作ファン的には意味がわからないので、作品のためにはその方が良いのかもしれません。
ロザリーは『ロザリーの物語』の主人公(タイトルロール)であって、オスカルを中心とした物語のヒロインではないんですよね。ロザリーはオスカルの一面を説明するための役で、オスカルにはロザリーに見せない面があるわけだから。

もし、どうしてもロザリーをヒロインにするなら、私が宝塚ファンになって以来一度も出てきたことのないポリニャック夫人やジャンヌとのエピソードを拾って、オスカルの物語とロザリーの物語、二つの筋を交互に語るような形式にするしかない……の、ですが。
そんな複雑な脚本を、植田(紳)さんに書けるはずもなく(T T)。

まあ、仕方ありませんよね、こればっかりは。
植田さんも、最初に「ベルサイユのばら」を創ってブームを起こした名声は生涯あなたのものにしていいから、100周年からは作品作りにはいっさい関わらないという英断をくだしてくださると良いんだけどな、宝塚のために(願)。




なにはともあれ。
他に「ほお!」と思った配役は、、、

まずは、ジェローデル(珠城りょう・美弥るりか)の天翔りいら。
この公演で卒業してしまうあまりらですが、最後にやりがいのありそうな役が来て良かったな、と思います。……こういう場合は、同期のたまきちが本役ってことになるのかな?二人ともがんばって役づくりを深めてほしいな、とおもいます。


次に、ベルナール(美弥るりか・明日海りお)の輝月ゆうま。
まゆぽん、凄いなあ。そりゃあ、あれだけ本公演で結果を出したんだから当たり前なんですけど、、、その「当たり前」がなかなか通用しない劇団なので、本当にがんばってほしいなと思います。がんばれーーーーっ!!


アラン(星条海斗)の珠城りょう。
たまきちはアンドレかベルナールだろう、と予想していたので、ちょっと意外な線だなと思いました。
でも、荒くれにみえて不器用な優しさをもつアランは、たまきちによく似合いそうな気がします。楽しみ!


フェルゼン(紫門ゆりや)の星那由貴。
いやこれは……ゆりやんのフェルゼンの呪縛を逃れるのが大変そうですが、星那くんも芝居上手なので、期待しています!役らしい役(いや、今回のフェルゼンがどの程度の役なのかは観てみないとわかりませんが)がつくのは、もしかしなくても初めてかな…?


ロベスピエール(華央あみり)星輝つばさ。
いや、っもう、これは、、、これしかない!かも!?的な見事な配役した。おめでとうござます!


マロングラッセ(憧花ゆりの)紗那 ゆずは。
これは、意外だけど、ツボをついた配役だな、と思いました。なんというか、トリックスターみたいな役なので、ゆずはちゃんには似合うんじゃないかなあ。どんなふうに演じてくれるんでしょう。可愛いゆずはちゃんも、気がつけば新公の中では上級生なんですね。がんばってほしいです。


アルマン(宇月颯・珠城りょう)隼海惺。
ミッシェル(響れおな・煌月爽矢)美泉儷。
ロセロワ(輝月爽矢・鳳月杏)朝美絢。
シャロン(星那由貴・宇月颯)春海ゆう。
ヴェール(鳳月杏・響れおな)蓮つかさ。
役替りまわりの役をひとまとめにしてみました。それぞれがどの役なのかはよく判りませんが・・・上の三役(アルマン、ミッシェル、ロセソワ)は、役替りメンバーと新公配役がなんとなく呼応しているような気がしつつ。


他のメンバーも楽しみですが、いかんせんどんな役になるか今の段階では未知数なのでコメントしずらい。。。
まあでも、とにかく頑張ってほしいなとおもいます。本公演も、新人公演も。
月組、がんばれ(はぁと)



今日は宙組の博多座公演の集合日。

最近、大劇場公演以外で卒業する人は少ないので(最近続きましたが)油断していたのですが。


……いちくん(泣)




博多座行くことにしといて良かったなあ!!



配役も発表されて、突っ込みたいこともいくつかありますが。


……いちくーん(ρ_;)

日本青年館にて、花組公演「Streak of Light」を観劇いたしました。


もっと早く書くつもりだったのですが、余裕がなくて先延ばししているうちに、ドラマシティの楽も眼の前になってしまった(@ @)ので、慌てて思い出し(^ ^;ゞ

一回しか観ていないので、いろいろ記憶が曖昧ですがすみません。



とにかく一番印象に残ったのは、1幕中盤の「リベルタンゴ」。
いきなりのピンスポで誰かと思ったら、みーちゃん(春風)とルナちゃん(冴月)! 黒づくめのスーツに恰好良く帽子を被ったみーちゃんと、鮮やかなスカイブルーのミニワンピで、惜しげもなく美脚を晒したルナちゃんの!その迫力と美貌!!
難しいタンゴのステップを危なげなく踏む二人の、宝塚では滅多にないほどの肉感的な色っぽさとストイックな鋭さの同居。いやー、良いモノ観ました。
ルナちゃんは「CONGA」の「真実の愛」の場面に続き、地毛のままの女役。たぶん、ああいう激しい踊りだから(どっちも)、鬘だと邪魔なんだろうなあ、とは思うのですが。。。でも、ロングの鬘を振り乱して踊ってるルナちゃんも観てみたい気がします。いや、ショートでも本当に美しかったし、違和感はないんですけどね。


いやはや、すごかった。蘭トムさんと蘭ちゃんもすごかったんだけど、いかんせん蘭ちゃんは娘役としてもちょっと痩せすぎ(一時期の異常さは解消されましたが)なので、ルナちゃんと並ぶと迫力が足りないというか(^ ^)。いや、さすがでしたけど、でもやっぱり、「蘭トムさんと蘭ちゃんのタンゴ」という意味では「サン・テグジュペリ」の求婚のタンゴの方が凄かったような。
そのかわり、蘭トムさんセンターの男役群舞は素晴らしかった!!息を飲みました(^ ^)。

ああ、あの場面だけでもいいからもう一回観たいー!!
「リベルタンゴ」って宝塚のショーでは散々使われていて、人によっていろんな「マイベストリベルタンゴ」があると思うのですが、、、私にとっての「リベルタンゴ」の決定版は、この「Streak Of Light」になりました(^ ^)。



みーちゃんは、このリベルタンゴも凄かったけど、その前のマリオネットの場面のじゅりあ(花野)とのコンビも良かったです♪ っていうか、この公演文句なく2番手扱いで、センターの場面もたくさんあって、大活躍でした(はぁと)。
ここにきてまた少し痩せて、そうでなくても花組では目立つ長身が、本当にスタイル抜群になって……あの長い脚が滑らかに動くところはいくら観ても本当に飽きません(^ ^)。



そしてもう一人、この公演の大スター・よっち(月央)!
最近いろいろなところで良い味をみせてくれているよっちですが、、、、今回はもう!!

2幕頭の「オーディション」の場面。
……一回では観きれませんから、そんなに小芝居しまくらないでください、みなさん。(小声)

もう、この場面を縦横無尽に走り回るよっちの可愛さと自由さと、そして、誰よりキレキレのダンス!割とこの手の「ゲイの振付師」役って、芝居巧者の上級生がやることが多くて、、、ホンモノのダンサーがやることは珍しいんですよね。ほら、ダンサーは身体で語っちゃうから台詞はイマイチな人も多いし、ダンスと芝居両方できる人は持ち味がストイックなことが多いし(^ ^;

というわけで(←何が)、よっちが神でした。

この場面は、他のメンバーも面白すぎるんですけど(三つ編に丸眼鏡のきらりんとか!リュック背負ったヲタクのルナちゃんとか!妙に色っぽい花蝶しほちゃんとか!踊れない芝居をめんどくさそうにやってるじゅりあ様とか!!!)
……でも、まったく周りを視る余裕がないくらいには、よっちが神でした(^ ^)まる。





2幕中盤に中詰めっぽい場面があって、そこで蘭ちゃんが「One Night Only」を歌うのですが。
……そういえば、「Rising」でもこの曲使ってたなー、と思い出してみたり。蘭トムさんが好きな曲なのでしょうか? がんばって恰好よくウィンクしてる蘭ちゃんは可愛かったけど、こういう曲調でああいう演出なら、もうちょっとハードな衣装でも良かったかも。




蘭トムさんのことをあまり書いていませんが、蘭トムさん、大好きだー!!とずっと叫び続けたいくらい、最初から最後まで「切っても切っても蘭寿トムさん恰好良い場面の連続」でした(*^ ^*)。
ただ、「Rising」でも思ったけど、宝塚でダンサーの「コンサート」って難しいんだなあ、、、と。
人間、本気で踊れるのは数分間が限界ですものね。2時間はもつわけがない。
だからこそ、つなぎの場面づくりが大切だし、さすがにベテランの酒井さんはそういうところはお洒落で素敵だったのですが。

場面ごとに蘭トムさんのソロを入れることは重要じゃないと思うんだけどなあ。
それとも、蘭トムさんのファン的には、やっぱり歌も重要なんでしょうか。。。。



なんか、蘭々コンビについては、「CANON」の人形の館とか、「CONGA」とか、、大劇場での名場面が多すぎて「コンサート」に対する期待値が無駄に上がってしまうんですよねー。
それでも、「リベルタンゴ」はもう一回(っていうか100回くらい)観たかったし、どの場面も楽しかったのですが(*^ ^*)。






この作品、副題は「一筋の光」なんですが、ふつーに訳したら「光の筋」だよね、とずっと思っていたせいか、白い衣装の場面で「ああ、光の道がみえるー」と思ったのでした。なので、今日の日記のタイトルは「光の道」。

光の道を歩む花組トップコンビ。
次の「オーシャンズ」も、その後も、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)。


東京宝塚劇場にて、雪組公演「仁/GOLD SPARK」を観劇いたしました。


大劇場で初日あけてすぐの公演を観て、、、今日はそれ以来の観劇でした。
いやー、大劇場で一ヶ月、そして東宝で半月。こういう群衆劇は、練り上げられると別物になりますね。
大劇場でもすごく面白いと思ったけど、今日はずいぶん泣かされました。

名作、と言うにはちょっと悩ましいけど(←だって齋藤さんだし!)、役者への愛に満ち、なにより卒業生への愛に溢れた物語で、いろいろ無茶なところはたくさんありましたけれども(^ ^;、素敵な時間を過ごさせていただきました!



いやもう、なんといっても花魁・夕霧役の花帆杏奈ちゃんのセリ上がり&別れの挨拶があぁっっっ!!!
……号泣。ああもう、杏奈ちゃん大好き杏奈ちゃん大好き杏奈ちゃんだいすき・・・・。
前半の病の床で寂しげに横たわる姿も美しいし、弱々しいのに芯のあるたおやかな声も美しい。華やかな大輪の花ではなかったけれども、柔らかでなめらかな立ち姿の美しさ、仕草や裾さばきの艶やかさ、そして、髪型やアクセサリーのセンスのよさなど、キラッと光るもののあるひとでした。芝居が巧い人ではなかったかもしれませんが、上級生になって、合う役を与えられるようになってからどれも印象的で。CSのサヨナラ番組を視ながら、ああ、昔はこんなだったんだな、としみじみしたり(^ ^)。
前回公演で涼花リサちゃんが卒業してしまって、すごく寂しかったけど、でもまだ雪組には杏奈ちゃんがいるから!と自分を慰めていたのになあ。。。。と落ち込みながらの観劇だったのですが、豪華な花魁の衣装に身を包んだ杏奈ちゃんにセリの上から満面の笑顔で「夕霧は幸せでありんした……おさらばえ」と言われたら、もう納得するしかないんですよね。

幸せだったんだよね、杏奈ちゃん。
齋藤さん、ありがとう。感謝しています。



もう一人の卒業生、91期の詩風翠さんも、簪職人の佐吉役、とても良かったです。ハッタリの効く人にはハッタリの役を、小芝居の得意な人には小芝居できる役を与える。座付き作家の面目躍如というか、とても正しい座付き作家だな、と思いました(^ ^)。
大劇場公演の初日すぐとは別人のように自由自在に動いていて、とても良くなってたと思います。いやー、面白い役者になりそうだったのに、もったいないなあ。。。



私は「仁」は原作もドラマも知らなかったのですが(タイムスリップして幕末に行っちゃう医者の話、としか)、最後までみて、そもそも胎児のエピソードはいらないんじゃ……?と思ってしまった程度にはあんまり展開が理解できていませんでした。
2回目を観て、まあ、いろいろカットされているんだろうなー、と、「銀河英雄伝説」のカットぶりを思い出しながら想像してみて、少し納得してみました。うーん、原作を知らない身で勝手な話をするならば、あれで、頭蓋の中から取り出した畸形胎児を院長さんと二人で育てていくというラストになるなら、説得力があったんじゃないかなー、と思ったりしました。
原作ファンにとっては「とんでもない!」な話なんでしょうけれども(^ ^)。

なんというか、大劇場で観たときは、「この場所で生きていく」と言って指輪を渡しておきながら、あっさり現代へ戻って、恋人を取り戻して幸せに暮らしました的な仁先生に、ちょっと納得しがたかったのですが。
「千秋楽」を目前にした今、あらためて観てみると、「この場所で生きていく」と決めても、その約束が護れないこともある……ということが逆に切ない、ということに気がつきました。
いやもちろん、キムちゃんの卒業についてはキムちゃん自身が決めたことなんでしょうけれども。ただ、「時が来てしまった」というのも一つの事故みたいなものであることもあるわけで。そういうことだったのかな、と思ったり。

ラスト、銀橋に立つ「現代」の二人を見守る組子の目線の優しさに、「その時代にやれること」から逃げなかった仁先生へのエールを感じて、ひどく嬉しくて、切なくて、そして、温かな気持ちになったのでした。



キムちゃんの卒業は、本当に、「なぜ、いま?」という疑問が大きすぎて。
卒業間際の蘭香レアちゃんに落ちた過去を持つ猫にとっては、長いこと「気になる下級生」だったキムちゃん。
正直、ファンだったことはない・・・・かもしれないけど、「エリザベート」のルキーニ以降のキムちゃんは、ちゃんと「作品を組み立てられる」スターだったな、と思います。「忘れ雪」は作品としては酷いものでしたが、あのキムちゃんは結構好きでした。圧倒的な歌唱力と、観客を巻き込む熱量のある芝居。そういえば、あの作品も医者(動物相手だけど)でしたね。
いろいろ足りないものも多くてカラ回りしていたけど、でも、あの頃を境に、カラ回りはしてもブレなくなって、ああもう大丈夫なんだな、と思った記憶があります。

とはいえ、その後もいろいろありました。ユミコさんが卒業して、水さんが卒業して、プレお披露目のドラマシティ公演ではあゆちゃんと組み、大劇場のお披露目公演では二人のジュリエット、、、、紆余曲折の末に全国ツアーでやっとみみちゃんと正式にコンビを組んでお披露目をして。これでやっと順風満帆かとおもいきや、次の大劇場作品がまさかの「仮面の男」(T T)。……祐飛さんとは全く違う意味で、いろいろあった人だったなあ、と思います。
それでも、一作ごとに存在感を増し、大きくなっていったキムちゃん。いま、雪組の立派なトップさんとして組子全員と作品世界をコントロールしているのをみると、あともう少しみていたかった……と思ってしまうのですが。
キムちゃん自身が決めたことならしかたない、と、頭ではわかっていても。



そして、みみちゃん。
「咲は武士の娘です!」と繰り返す、気丈で頑固な武家の娘は、みみちゃんにぴったりだなと思いました。
憧れに一途で諦めが悪くて、頑固で、、、自分の選んだ道なき道を、たった独りで歩きだす勇気のある娘。
幕末という時代を「仮住まい」だと思っていた仁先生が、「この時代で生きていく」ことを決める、そのきっかけになったひと。
みみちゃんの一途さは、人を巻き込む力があるんだと思います。みみちゃんが行きたいというなら、行かせてあげたいと思う。みみちゃんが居てほしいというのだから、傍に居てあげなよ、と思ってしまう。そういう「強い願い」がもつパワー。

みみちゃんの希なら、なんでも叶えてあげたい、と、きっとだれもが思うんだろうな、と、そんなふうに。
病を退治して、みんなに幸せになってほしい、という咲の願に、仁先生が抵抗できなかったように。
そのあたり、齋藤さんはホントに巧いなあ、と思います。

研2になったばかりの「凍てついた明日」メアリー、それから「マリポーサの花」で新公ヒロイン、「忘れ雪」ヒロインと抜擢が続いたみみちゃん。となみちゃんの卒業をうけて、このままトップ娘役になるのか?と思ったときもありました。
みなこちゃんのトップが決まってからも、劇団の秘蔵っ子というか掌中の珠というか、そんな感じに大事に育てられて。轟さんと組んだ「オネーギン」で劇的な成長を遂げ、ジュリエットで花開いたみみちゃん。「黒い瞳」でお披露目されてからも、一作ごとに成長して今にいたるみみちゃん。

特別な技能があるわけではないけれど、娘役らしい可愛らしさと優しい声、一途で情熱的な芝居で私を魅了したひと。キムちゃんとの相性もよい「名コンビ」でしたが、壮ちゃんとの並びも観てみたかった………みみちゃんの卒業は本当に残念です。「オネーギン」で、やっと「お芝居」というものが掴めてから、たったの2年。「同時退団が夢だった」とまで言われると、引きとめても仕方がないんだろうなあ、とは思うのですが。。。もう2,3作、いろいろな役を演じてから卒業してほしかったなと思います。





なんだか長くなってきたので、作品とショーについては、後日またあらためて書かせていただきたいと思います。

ただ、一つだけ。
原作を知らないのに偉そうに書いて申し訳ないのですが・・・私はこの物語をみながら、宮部みゆきの「蒲生邸事件」を思い出しました。
時間旅行ができる特殊能力者の生き様と、火事に巻き込まれて2.26事件直前の東京に飛んできた少年の選択。仁先生が一度は選ぼうとした道と、運命の意思。
「その時代に生きる」ことと、「その時代を生きる」ことの違い。僅かな違いのようにみえて、決定的かつ根本的に違う、生き方……2.26事件が終わって、「蒲生邸事件」の主人公の少年が、物語の終盤に大通りで叫ぼうとしたことと、明治維新の動乱のさなかに、仁先生が何度も呑みこんだ疑問。それでもなお、彼らを魅了し、選択を迷わせるのは、「その時代を生きる」ことに迷いのないひとびとの、惜しげもない、あたたかな笑顔なのだろうか、と。
仁先生が生きるべきだった時代は、本当はどちらだったのだろうか、と、そんなことを考えながらの帰路になりました。



最後に。

あんどうなつは、美味しかったけど、ちょっと食べにくかった(涙)。
東宝のロビーの売店は皿がないんですよねー。お皿に載せてフォークかなにかで切って食べたい食べ物なんですが、紙にくるんであるだけなので・・・餡にかぶせてあるビニールをとったら餡も全部とれてしまったりして、ちょっと切ない気がしました(T T)。


そして!!
あんどうなつは東宝でも発売されたのに、どうして「ロミオの焼き林檎」は駄目だったの……!?
(←調理とサーブ、どっちも無理だからですよ)(……しょぼーん)



東京宝塚劇場雪組公演「仁」。


全編にわたり、卒業生たちへの、そして雪組子への齋藤さんの愛が籠められた、楽しい作品でした。

役が多いだけではなく、大勢が出ている場面が多くて、しかもそれが無駄じゃないところがとても好きです。
「江戸の町」の温かみ、絆の深さ、、、そういったものが如何にこの作品にとって重要なモチーフであるか、それを100%理解して、幸せそうに演じている組子たち。江戸に生きる人々が全員愛しくて、その一途なエネルギーにほだされて、思わず私も「この場所で生きてみたい!」と思ってしまいそうでした(^ ^)。
あの時代、生きていくのはそれなりに大変だったと思うんですけどね。

それにしても、舞台が江戸であるせいか、大政奉還に至るまでの血なまぐさい事件がすべて割愛されているのは興味深いなと思いました。
あのあたりの数年間って、戦乱続きというイメージがあったんですが・・・関東では何事もなかったんだっけ。蛤御門から続く一連の戦は、確かに全部西日本だけど。桜田門外の変が1860年の早春、坂下門外の変が1862年の2月で、仁先生がタイムスリップするのがその数ヵ月後?(←季節がよくわからないけど) その後は、大政奉還の1867年の年末まで、江戸は平和だったんですよね、たぶん。火事や伝染病や、事件はいろいろあっても、政治に関わらない一般庶民にとって、江戸に「戦」はなかった。平和な江戸。平和な都市。

「現代」で恋人を喪った(救えなかった)という瑕を背負い、外界との関わりを絶って孤独に生きていた名医が、平和な江戸の街の清澄な明るさと優しさに触れて心を開き、「この場所で生きていこう」と決心するまでの説得力。あの詰め込み過ぎなエピソードの羅列の中でも押さえるべきところを外さなかった脚本と、「江戸のひとびと」の圧倒的な存在感に助けられて、キムちゃんの丁寧な芝居がちゃんと生きていたのが良かったのだと思います
どちらかといえば明るさとかパワー重視にみられがちなキムちゃんですが、繊細な芝居も良いんだということを最後に表現できて、良かったんじゃないか、と(^ ^)。



仁と深くかかわることになる、咲ちゃんと恭太郎さん(未涼)、そして二人の母親・えい(梨花)。
治療方法のなかったコレラで命を落とした父親(江戸末期のコレラの流行は、箱根で止められて江戸には入らなかったとも言われていますが、まあ、そんなことはおいといて)のために、医者を志す娘。一途で頑固な妹が目に入れても可愛くてしかたない兄と、躾に厳しい母親。厳しいけれども、愛情に溢れた良い家庭。
みみちゃん演じる咲ちゃんを観ていると、幸せになる切符を持っている娘なんだな、と無条件に信じられる。この娘を幸せにしなくちゃいけない、と。
そして、その幸せはこの江戸の町にあるのであって、東京にはないんだろうな、と。

仁先生が「将来」を考えないのは、自分がいずれは現代に帰れると思っていたからなんですよね。
ゆめの居ない東京に帰りたいという渇望はない(だから比較的すんなり江戸に馴染んだ)にせよ、やっぱり自分の生きる場所は東京であり、東都大学病院だという気持ちはあったはずだから。
でも、「この場所で生きていく」と決意したとき、驚くほどすんなりと過去の自分と訣別できた自分を発見する。きっかけになったのは咲の存在であっても、「自分の居場所はどちらなのか」と問い続けてきた自分の出した答えは、もっとずっと前からわかっていたことなんじゃないか、と。
仁には咲と一緒に東京へ帰るという発想は、ない。東京で愛した女はゆめで、江戸で愛した女は咲。ゆめと咲は貌が似ているだけで、同一人物ではないから。最終的に2012年の東京に戻ってきた彼にとって、本当に生きるべき世界がどちらなのか、一度出した答えが間違っているのかどうか、、、それはもう、決して答えの出ない問いだから。
それでも、咲は一途だから。仁が150年後に還っても、自分が選んだ道を、自分が選んだとおり、迷いなく、ますぐに歩いていく。その道の果てに、仁がいることを信じて。


で。
話は飛びますが、まっつの恭太郎がとても好きです。妹にめろめろで、女に弱くて、でも一本筋がとおった旗本の総領息子。
青天が素敵だとか、裃が似合ってるとか、道着が普段から着ているみたいに自然だとか、そういう視ればわかることはおいといて(^ ^)、不器用で一本気な男、ってまっつにぴったりだなあと思うんですよね。
お母様のみとさんと合わせて、本当に不器用で一途で一本気な家族だなあ、と。まさに遺伝、というか(^ ^)。
豪放磊落な坂本龍馬(早霧)とは気が合わない、と言いながら、自分とは違う考え方と視野の広さをもつ龍馬に対する微妙な感情を隠さないところがとても可愛い(*^ ^*)。フェリペにムーアと、役の心の闇の部分を顕わにする役が続いたこともあって、今までならあまり表だって表現しなかったであろう嫉妬や卑屈さを素直に出した役づくりが、とても新鮮でした。
幕府を護る一本の剣であろうとした恭太郎が、土壇場でやっぱり龍馬を斬れないのは、龍馬との関係だけではなくて、仁(や咲)がその場にいたから、、、という構図がとても切なくて。戦いの高揚の中で高岡側の武士を斬り捨て、戻れない道に入り込んだところで、そこまでしても龍馬を護れなかったことに気がついて絶望の表情で手を伸ばすところが、角度的に顔はあまり見えないのですが、ひどく切なくて、、、(T T)。



チギちゃんの龍馬は、豪放磊落でちょっと阿呆な一面と、その裏にある活動家としてのエネルギーのバランスがとれてきて、大劇場で観た時よりずっと良くなっていたと思います。この芝居では、龍馬個人の活動にはほとんど触れられず、仁(恭太郎)に見せる面だけが強調されて表現されるわけですが、、、それでも、ちょっとしたところでちゃんと裏を感じさせるところとか、うまいなーと思いました。
チギちゃんが宙組で演じた「龍馬伝」の龍馬は、主役だったからそのあたりはやりやすかったと思うのですが、ああいう役を脇で演じるのって難しいんだろうなあ、とあらためて思いました。



みっちゃんの勝先生は、ちょっと若づくりだなーと思いましたが(仁や恭太郎と同期生に見える……のは先入観かもしれませんが)、二枚目のセンセーで、素敵でした(はぁと)。
1862年には39歳。仕草を重々しくするほどの年ではないけど、26歳の坂本龍馬や、もっと若いかもしれない恭太郎と同世代に見えるのは、ちょっと勿体無いなあと思いました。見た目以上に、声が高いのが若く見えてしまう要因の一つなので、せめて髭くらいつけたほうが良かったんじゃないかと思いますが、、、そのあたりは拘りなんでしょうかね。
とはいえ、裃を着て銀橋で恭太郎と会話する場面がとても好きです。息子のように思っている恭太郎の身を心配しつつ、幕臣として口をつぐみつつ、、、という腹芸が良かった。江戸の街を質にして西郷と交渉する凄腕の政治家としての一面は見られませんでしたが、同期のスターとがっぷり組んで、計算だけではない芝居を少し見せてもらえたような気がします。



他にも魅力的な人がたくさんいて、書ききれないかも・・・・・↓


ところで。
訊いてはいけないことかもしれませんが、一つ質問してもいいですか。
なんだか思わせぶりに語られる野風の子供ですが、あれはいったい、誰の子設定なんでしょうか………?
(原作では、実は……というのは聞いたのですが。舞台でもそうなの?)



花組大劇場公演の集合日って、今日だったんですね。
ドラマシティ公演が終わったばかりなので、油断してました。てっきりタカラヅカスペシャルが終わってからだとばかり・・・・


知ってたら、「おかしな二人」の感想、もっと早く書いたのに(涙)。




日本青年館公演「おかしな二人」で、ピジョン姉妹の色っぽい姉を実に見事に演じきった初姫さあやが、

東宝千秋楽付けで宝塚を卒業することが発表されました。



大好きなさあや(T T)。


可愛い美少女だったり、
オモシロ姐ちゃんだったり、
妖艶な美女だったり、
穏やかな貴婦人だったり、
怖ろしい魔女だったり、

「女」の優しさも包容力も怖ろしさも残酷さも、そのすべてを演じることができた、すてきなひと。


だいすきなさあや。



千秋楽まで、ご活躍をお祈りしています。






……一度でいいから、お茶会に行ってみたかった………。

だいぶ前ですが、日本青年館にて、専科&花組公演「おかしな二人」を観劇いたしました!


1年と3か月前に、バウホールにて星組メンバーと一緒に上演されたときの感想はこちら。
http://80646.diarynote.jp/?day=20110923


今回出演している“ゆかいな8人”はこちら。

轟悠(オスカー/同)
華形ひかる(フィリックス/未沙のえる)
悠真倫(マレー警部/美稀千種)
紫峰七海(スピード/碧海りま)
大河凜(ヴィニー/如月蓮)
柚香光(ロイ/天寿光希)
初姫さあや(グウェンドリン/妃白ゆあ)
仙名彩世(セシリー/夢妃杏瑠)

ちなみに、まりんさんとさあやは、上の日記でも書いている出演希望が叶ったキャストでした。
幸せすぎる!!



いやー、何度観ても面白い作品ですね。ブラボー、ニール・サイモン!


基本の流れは同じでしたが、細かいところは結構違っていたような気がします。舞台がバウから青年館に変り、空間として大きくなったために必然的に変ったところもありましたし、元々アドリブだった部分もたくさんあったみたいですし。

轟さんが、同じ役とは思えないほど……といったら大袈裟ですが、でも、ずいぶん軽やかになっていたと思います。初演は相手役のマヤさんが軽やかだったから、バランスとれていたのかな。

みつるのフィリックスは、もう、可愛くて可愛くて!!
どちらかといえば地に足のついたリアルな芝居が持ち味なので、マヤさんのような浮世離れした感じはなかったなーと思います。そのせいか、2幕あたりのウザさが増していて。ちょっとだけ、オスカーに同情したくなりました(^ ^;ゞ
人の話を全然きいてないところとか、ものすごく頑固でわがままなところとか、そういう「嫌な奴」的な面を逃げずに描いて、なおかつ可愛くみせられるのが、みつるの魅力だなーとすごく思いました。


マレー警部は、ガタイはずいぶん大きくなってイメージも穏やかになったなーと思いましたが、どっちも良いですね。みきちぐの可愛らしさも捨てがたいし、まりんさんのおっとりした感じも良かったです。

キャストで一番イメージが変ったのはスピードかな?星組の碧海さんは「気が短くて怒りっぽい」だったけど、ふみかは「強面」っていう感じがして、なんかぜんぜん違うなあ、と。きゃんきゃんしたスピッツが、ドーベルマンになった感じ。
うん、イメージがあんなに違うのに、劇中での役割が変らなかったことも含めて、スピッツとドーベルマンで正しいのかも?

ヴィニーは可愛い!!ここは、イメージもほとんど踏襲してた気がします。がりんちゃんの方がれんたより幼い感じで、あ、、そーえいば奥さんに娘までいたんだっけ、というのが意外な気がしたりはしましたが。

ロイは随分違ってたなー。柚香くんは、もう少し「自分らしさ」を出しても良かったんじゃないかと思います。がんばってたけど、ちょっと方向性として初演のみっきぃさんを追いかけすぎてしまって、届いてないなーという印象が残ったのが残念。轟さんの「中途半端に気障るなよ」という台詞で笑いが取れてしまうのは、ちょっと勿体無いなあ……と。
いや、本来なら柚香くんは気障も似合うと思うので、いい練習になったかもしれませんが(^ ^)。次の「オーシャンズ11」の新公あたりで、ロイで鍛えた「気障」っぷりを発揮していただければ良いなーと思います!

ピジョン姉妹は、素晴らしかったの一言。
ゆあちゃん・あんるちゃんも良かったけど、さすがに、さあや姉さまの艶やかな色っぽさと捨て身の顔芸を観てしまうと、可愛かったなーと思ってしまいますね。さあや、本当に素晴らしかった!もちろんゆきちゃんも、こういう役だと本当に魅力的だなと思います。あと一公演、さあや姉さまからもたくさんのことを学んで、素敵なバイプレイヤーになってください(^ ^)



フィナーレは、初演とほぼ同じ流れで、すごく良かったです。本当に好きだ、このフィナーレ。
CSさんも、本篇を流すことができないのは仕方ないけど、フィナーレは関係ないんだから流してよ!!と強く思う。

初演でマヤさんが「My Way」をソロで歌った部分は、みつるが「関白失脚」を歌ってくれました。
最初は、みつるの唄にも、後ろでコーラス(?)しているさあやとゆきちゃんにも爆笑だったのですが・・・・歌の後半、「がんばれ!」を連呼するみつるを視ていたら、泣けてしまって大変でした。

いやあの、「おかしな二人」で泣くとか思ってなかったから、ぜんぜん用意してなくて、ですね……焦ったわー、本当に。



とにかく。
今回の公演、敢闘賞はみつる(と、さあや)に。

「銀ちゃんの恋」「フィフティ・フィフティ」「おかしな二人」と、石田さんからの絶大な信頼を寄せられているみつるが、石田作品で単独主演する夢をみつつ。





最後にひとこと。
昨年、マヤさんの卒業が発表されたとき、真っ先に思ったのは「もうこの作品は上演できないんだなー」ということでした。
なので、予想を覆す今回の再演は、とても嬉しい事件でした(^ ^)。せっかくの佳作なので、他の組でも上演してほしいなあ~~。たとえばホラ、壮ちゃんのオスカーとか(*^ ^*)

……言い逃げっ!



SORA-MACHI道中

2012年12月23日 日常
SORA-MACHI道中
ソラマチに行ってきました!



などと、意気揚々と書いてますが、整理券をもらい損ねてスカイツリーには昇れず(^ ^)写真だけ撮って帰ってきました。
ま、まずは東京タワーに昇らないとね!!(←足元には行ったことがありますが、昇ったことはない)



じゃあ、何のために行ったのか、というと・・・・
こちらの記事のためでございますwww
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11417261041.html

ソラマチの一角(?)にある「すみだ水族館」で、真瀬の歌が聴ける。。。というので。
ああ、私ってば意外に真面目なファンだったのかしら。と思いつつ。



すみだ水族館について、詳しくはこちら。
http://www.sumida-aquarium.com/

ビルの上の小さな水族館ですが、そのスペースのほとんどを占める巨大なペンギンプールは見ごたえがありました(^ ^)。
ペンギンがたくさんいて、みんな元気に泳いでいて、癒されたー♪
同じプールでオットセイも生活しているんですが、ちょうど私たちがほけっと休憩している間に「オットセイのお散歩」の時間があって、眼の前(陸上)をオットセイの子供が歩いていったのがとても可愛かったです(はぁと)。

サンゴ礁を模した長細い水槽がいくつかあったのですが、その砂地いちめんに生えて(?)小さなアナゴが可愛かった……!!めっちゃテンションあがりました(^ ^)。
それ以外は、かなり大きな円筒水槽(小笠原あたりの海をイメージしているらしい?)が一つあった以外は、小さな水槽ばかりでしたが、世界が小さいだけに見せたい生き物が隠れるところもなく(^ ^)しっかり見えて、しかも、みんな元気に動き回っていたのが印象的でした。
海の世界は賑やかなんだな、と実感できて、良い展示だと思いました。

入場料は大人2000円、ただし年間パスポートは4000円という謎な値段設定。ペンギン好きなら2000円は高くないし、もうちょっと家から近ければ年間パスポートにしても良かったのになー(^ ^)。
いちおうカフェがあって、ペンギンプールを見ながら飲んだり食べたりできるのですが、、、あまりメニューは豊富ではないのでご注意を。とはいえ、スイーツはそれなりに美味しかったです♪わらび餅はわりとお勧め♪



肝心の真瀬(だけではありませんが)の唄は……というと。
30分ごとにちょっと館内の照明が落ちて、そこで音楽が流れ出すのですが……あまり音量が大きくないのと、ヒーリングミュージック的な耳馴染みのよい音なので、聴こうとしないと気がつかない感じ(^ ^)。
最初にぼーっと聴いたときは木管楽器かと思った柔らかな音が、二回目で人の声だと気がついて、おお、と思いました。途中で一瞬力強くなるところに「いつもの真瀬」の片鱗がありましたが、全体にとてもふんわりした声で、頬を撫でる風のようなイメージの音楽でした。

次にコンサートをするときは、こういう声も聴かせてくれるのかなあ。
っていうか、次はどんな形で私たちの前に顕れてくれるのでしょう……。



水族館の後は、ソラマチでショッピング……というか、ウィンドウショッピング(^ ^)。
いろんなお店があって面白かったです。
結構歩きまわって、最後に上のレストラン街でごはんたべて、、、「ソラマチ」はかなり満喫した気がします♪
……ツリーには昇ってないけどね!


というわけで。
ひさしぶりに人ごみに押し流されて、三連休を満喫した一日でした(^ ^)。


東京宝塚劇場雪組公演、千秋楽おめでとうございます。
そして、キムちゃん、みみちゃん、杏奈さま、ハウルくん、ご卒業おめでとうございますm(_ _)m。

キンっと澄んだ、明るい一日。
寒かったけど、最後まで雨も降らず、良いお天気で何よりでした。雪組子もファンのみなさまも、本当にお疲れさまでした。



卒業されるみなさまへの気持ちは先日吐き出したので、今日は他のみなさまについて。


■緒方洪庵(飛鳥裕)
西洋医学所頭取。高名な医者だけに、こういう展開の話だと完全に味方につくか、敵に回るかどちらかだと思うのですが、やっぱり飛鳥さんには善人が似合うなあと改めて思いました。
出演されていることに違和感がなさすぎて、ショーの群舞で真剣に探してしまいました(汗)。そういえば今公演からは専科さんなのか。……だけど、ハッチさんもナガさんも踊れるんだからショーにも出てほしかったよ(T T)。

■佐分利祐輔(沙央くらま)
龍馬と共に江戸に出てきた蘭方医。コマちゃんお得意のとぼけた役で、説明の多いグループ芝居をしっかり支えて、素晴らしかった!
ただ、ちょっとこういう役が続きすぎている気もしました。こういう役を安心して任せられるのがコマちゃんしかいないのもわかるんですが、意外と役柄の幅が広い人なので、もっといろんな役で観てみたいなあと思います。
いやむしろ、こういう役を楽しそうに演じているコマちゃんが印象的すぎて、そればっかりやってるような気がするだけなのかもしれませんが……

■山田純庵(彩凪翔)
緒方先生の許、西洋医学所で学んでいた医師。最初は仁に反発するが、コレラに罹り、それを治療してくれた仁に傾倒する……というありがちなキャラクターでした。癖のある役でやりやすかったのかもしれませんが、なかなか頑張っていたと思います。あとは、もうちょっと声が通ればなあ……惜しい。

■仁友堂メンバー(沙月、真那、他)
今回プログラムをよく見ていなかったので、一人ひとり役名があることにびっくりしました(しかも、刺客にまで名前があるよ?)(←いまさらすみません)(^ ^;
真那くんは蓑田玄沢っていう役だったのね。この人は実在の人物だったのでしょうか?(お茶会まで行ったんだから質問に書けば良かった…)。ちなみに、「玄沢」って杉田玄白・前野良沢のパクリかと思ったら、実際に「玄沢」という医者がいたようなので、医者としてはありふれた名前なのかもしれませんね。
割り台詞だけど思ったより台詞が多くて、私は真那くんの声が好きなので幸せでした。ああ、新公観たかったなあ………(泣)。
「フットルース」に続いて沙月さんとずーっといちゃいちゃしているのでてっきり恋人かと思っていたら、あれは姉弟なんだそうで(^ ^)、ちょっとシスコンじゃない?と思いつつ、微笑ましく見守ってみました(^ ^)。

他のメンバーも、コマちゃんの指導のもと(?)キムちゃんをまっすぐに視ているのが伝わってきて、いいチームだなあと思いました。東宝は後半で観たので、「京に行け!」と仁と咲を送り出す場面とか、みんな泣きそうになっていて、、、ぐっときましたね(; ;)。
仁が江戸で得た「居場所」は、やっぱり立花家じゃなくてこの仲間たちであり、「仁友堂」という建物が出来る前からゆっくりと築かれていった絆なんだな、と感じました。



■新門辰五郎(夏美よう)
火消し「を組」の頭取。いやー、渋いね恰好良いね!大親分らしい見得切りの迫力が、おもわず拍手したくなるレベルだったのはさすがでした。むしろ掛け声かけたかったよ(^ ^)よっ、頭取っ!って(^ ^)。
史実を言うなら、辰五郎は勝による江戸城明け渡しのときもまだ頭取をしていたはずなんだけど(勝の切り札の一人だったはず)、、、原作でも仙吉に跡目を譲って隠退したことになっているのかな。まあ、仙吉が名前ごと継いだことになっているなら不思議はないか。

■千吉(夢乃聖夏)
大劇場公演では雪組デビューとなったともみんは、いかにもともみんらしい熱くて可愛い、そして空気の読めない役でした(^ ^)。お駒ちゃんへのベタ惚れっぷりは可愛いし、ウザくても可愛い!!(真顔)ランベルト先生に続く「ともみん」らしさ、無駄に暑苦しい優しさが、これからも雪組でうまく生かされることを祈ります。

■お駒(大湖せしる)
縫製の仕事をしながら弟妹を育てている江戸娘。手先が器用で、……懐がさびしいと、ついつい他人の懐を狙ってしまうスリ稼業に精をだして、幼馴染の千吉に怒られたりしてますが、、、むしろ千吉に怒られたいだけじゃないのかと思うくらいには、千吉のいるところでばかりスッているような(^ ^)。
もともと美人だし、「双曲線上のカルテ」のわがままお嬢さんもなかなかがんばっていましたけど、、、着物姿の婀娜っぽさはまた格別でした(*^ ^*)。ちょっと個性的な髪型も良かったし、美味しい役をちゃんとおいしく演じていて、とても良かったです。ともみんともお似合いだった!

■火消したち(香音、透真、他)
辰五郎親分を中心に銀橋で歌いながら見得を切る場面があるんですが……みんな粋でいなせで、恰好良かったです♪
香音さんは冒頭の恭太郎の付人でも目立っていたし、りーしゃは現代での患者役もあったけど、やっぱり二人ともこの火消し役がメインという気がしました。出番はあまり多くないけど、恰好良かったー♪

■読売り(久城あす)
長七郎、っていう名前があったんですね。そういえば、何度か呼ばれていたような気もする。
声もいい口跡もいい、ダンスもいい!!最近すっかりお気に入りの下級生ですが、期待に応えた出来だったと思います。メインで出ている時以外も、仁友堂の開院祝いとか、さりげない小芝居がとても自然で、大好きです。

■喜市(星乃あんり)
原作では主要人物の一人であると聞きましたが、今回のお芝居ではちょっと目立つ子役…という感じだったかな。でも、仁をからかうアドリブは観るたびに違っていて、たぶん毎日替えていたんだと思いますが、よくがんばったなあと思います。可愛かった!

■澤村田之助(帆風成海)
ホタテは本当に達者だなあ(感心)。
歌舞伎役者としての口上も見事だけど、仁友堂の開院祝いで、さりげなく「いまも役者を続けていられるのは仁先生のおかげなのさ」と語る声の絶妙な色。「当代一の女形」らしい柔らかな物腰と口調のなめらかさ、さりげない美しさがとても良かったと思います。さすが!

■歌舞伎役者たち(大澄、悠斗、月城、永久輝)
綺麗どころの下級生が並んでましたね。眼福、眼福!口上+見得も、大劇場最初に比べると別人のようにみんなよくなってて、下級生にとって3ヶ月は長い時間なんだなあと思いました。



■鈴屋の主人夫婦(奏乃はると、麻樹ゆめみ)
吉原の廓では一番の大店、と言われる鈴屋の主人夫婦。とはいえ、遣り手というよりは、野風に「おやじさま、おふくろさま」と呼ばれるにふさわしい穏やかな人柄で、にわにわの温かみによく似合っていたと思います。そんなんで商売大丈夫か?と思わないでもないけど、逆にそういうところが信頼されたりするのかも。
呼び出しを張ったことがある夕霧太夫のために尽力したり、、、と、こういう主人の許でなら女郎も幸せだったかも、と思えた二人でした(; ;)。

■野風(愛加あゆ)
夕霧の妹女郎で、現・鈴屋の呼び出し。姉女郎のために仁を呼びだし、梅毒の治療を依頼する。これがきっかけで仁はペニシリン製造=歴史の改変に踏み出し、それが仁友堂の礎となっていく。そして、次には自分の病気の治療(手術)を依頼する。。。実は、この物語のドラマの根幹を一人で担当している人なんですよね。
作劇的に、野風の手術は、現代でゆめを救えなかった仁の再生の象徴となるエピソードなので、もう少し丁寧に処理してほしかったような気がするのですが……「この場所で生きていく」と決意した仁の心象風景の中で処理してしまったために、ちょっとわかりにくかったんじゃないかなー、と思いました。だからといって、「長い春の果てに」みたいな手術ダンスをするわけにもいかないし、処理としては難しいところだったとは思いますが。
……こうやって考えると、「仁」と「長い春の果てに」って、結構被るなあ。やっぱり「仁」を石田さんが潤色してたらどうなったのか、興味深いわ。

話が飛びますが、病床の夕霧が野風を幼名で「ちどり」と呼ぶ声がとても好きです……っていうのは、野風の項目に書くことじゃないかな。でも、そう呼ばれて、泣きそうな貌で「ねえさん」と返す野風もとても好きなので、あえてここに書いておきます。
ちなみに。私は原作知らないんですが、野風も現代からタイムトラベルして来た人なんですか……?

■ジャン・ルロン(鳳翔大)
こんなに大ちゃん宛書きの役があるとは!!(@ @)。村上もとか、恐るべし。

■濱口儀兵衛(朝風れい)
醤油醸造ヤマサの頭取。いやー、渋くて良い男でした。貫録ついてきたなあ(感心)。



■中岡 慎太郎(蓮城まこと)
中岡としての出番は最後の方にちょっとだけ、という感じでほとんどしどころはありませんでしたが、スマートな美剣士でとても恰好良かったです。殺陣も悪くなかった……というか、全体的に殺陣のレベルは(T T)
作品の前半ではがおりちゃんとコンビで酔っ払いを演じていて、とっても可愛かったです(*^ ^*)。

■近藤勇(香綾しずる)
白黒の新撰組の羽織が良く似合って、恰好良かったです。しどころのない役ではありましたが、銀橋をただ渡る、っていうのがこんなに難しいものだったとは、、、というのは目から鱗でした。がおりちゃんなら何でも出来ると思っていたよ……。
作品の前半はキングとコンビで酔っ払い。鼻を真っ赤にしての好演(^ ^)でした♪

■高岡玄斉(彩風咲奈)
こちらも前半はずっと傀儡師でほけほけ江戸の町を歩いていましたが、「高岡さま」としての出番では、がんばって仕草もゆったりと、貫録を見せるように努力していたなーと思います。しかし……うーん、何が足りないんだろう……(; ;)。
あと、これは彩風さんが悪いんじゃないんだけど、高岡さまが楓を引きとめなかったら、彼女はあっさり龍馬に追いついて止めをさせたんじゃないか?と思ったりしました(^ ^;

■楓(笙乃茅桜)
ぴったり宛書きすぎて、これまた村上もとか恐るべし、と思いました。え、ルロンさんも楓ちゃんも、原作にもいるキャラクターなんですよね?ね?だって、もし楓が吉正オリジナルキャラだったら、ミニスカのくの一コスだったはずですもんね?
音もなく走ってきて、高岡さまの脇にピタッと座るところとか、めちゃくちゃ好きです。懐刀で斬りかかるところも素敵過ぎて!ああもう、今回は楓といいショーといい、ひーこに釘づけでした。

■沖田総司(煌羽レオ)
見た目はシャープで総司にぴったりだと思うのですが。。。あの奇妙な口調は齋藤さんの演技指導なんでしょうか?新公とかで観たかぎり、普通に喋れる子だったはずなのになあ。なんというか、ちょっとオカマっぽいような奇妙な口調……せっかくの良い役なのに、もったいないー!(T T)



……そんなところかな。
他にも印象的な役がたくさんあって、下級生までみんな出番も多くて、遣り甲斐のある作品だっただろうな、と思いました。
「生きる使命」が、人それぞれに違っていることが強く印象に残りました。ひとりひとりが違う人生を、違う使命を抱えて、それでも手を取り合って生きていく、、、たとえ道が離れても、今まで手を繋いで歩いてきたことに意味があるんだ、と、そんなイマジネーション。まだ若いトップコンビの、早すぎる卒業にふさわしい、未来を感じさせる作品になっていたと思います。



といいつつ、最後にひとつだけ。

「万事は尽くした」って……言いたいことはわかるけど、、、いいのか?



例年通り、東宝公演が終了した年末に衝撃的な組替えが発表されましたね・・・・・
ちょっと年末仕事が忙しすぎてコメントできませんでしたが、予想の範囲内とはいえ、現実として発表されるとやはり衝撃は衝撃……(T T)いや、蘭トムさんとみりおくんの並びはめっちゃ楽しみなんですけどね!!


まぁ、100周年に向けて、2013年の体制も発表されたところで、2012年のMyベスト作品を選びたいと思います(^ ^)


■本公演
年始の花組から年末の星組まで、10作品。今年も無事全部観れました(^ ^)。しかも、大半は大劇場でも観ているという(^ ^)今年は4月から急に忙しくなったので、トータルの観劇数は大劇場と東宝、あまり変らないかもしれません(汗)。

祐飛さんの卒業公演を別にすると、回数は最多は花組「復活」か月組「ロミオとジュリエット」。次いで宙組「銀河英雄伝説」と花組「CONGA!!」、星組「ダンサ・セレナータ」……かなあ?月組「エドワード8世」と雪組の2作品は、もっと観たかったけどチケットが取れなかったんですよね。。。

□お芝居
1.月組「エドワード8世」
2.花組「復活 -恋が終わり、愛が残った-」
3.雪組「JIN-仁-」
番外 星組「めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~」

1位は文句なく。2位と3位はちょっと迷ったけど、、、やっぱりこっちで。
昨年文句なく2位だった星組「めぐり会いはふたたび」の続編は、、、続編であることのハンデはちゃんと乗り越えていて、小柳さんすごい!と思ったのですが……さすがにちょっと他愛がなさすぎて(^ ^;。いや、好きですが。というわけで、続編は番外にしておきます。



□一本もの:
1.月組「ロミオとジュリエット」
2.宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」

再演を含めて2本しかなかったのでちょっと迷ったのですが、、、作品としての力の差と、あまりにも魅力的だったジュリエットに加点。
そうそう。この項目を書きながらあらためて思ったこと。今年は二本立てが多くて楽しい一年でしたね!



□ショー:
1.花組「CONGA!!」
2.雪組「Shining Rhythm!」
3.月組「Misty Station」、雪組「GOLD SPARK!」

1位は文句なく。2012年どころか、ここ数年で最高のショーだったんじゃないかと思っています。来年の全ツあたりで、再演してほしい!もちろん蘭蘭コンビで!(祈)

2位3位は迷いました。ショーは、観た回数で評価が変ってしまうので難しいんですよね。宙組「クライマックス」程度のショーでも、あれだけの回数を観るとそれなりに感動できたりするし(^ ^;ゞ
なるべく初めて観た時に「これはもう一回観たい!」と思ったかどうかを基準に考えたつもりですが、、、星組「Étoile de TAKARAZUKA」も良かったです!



■中劇場(梅田・DC・中日)
1.宙組「仮面のロマネスク/Apasionado!!II」
2.雪組「フットルース」
3.花組「Streak of Light」と星組「REON!!」

1位と2位は文句なく。本当に素晴らしかった!!
3位は二つのコンサートを同率で。どちらも、構成としてはまあまあでしたが、前者はリベルタンゴとよっちの振付師、後者はれみちゃんの「バーレスク」と愛と死のデュエットダンスに(^ ^)。



■バウ
1.花組「近松・恋の道」
2.月組「春の雪」
3.星組「天使のはしご」
4.雪組「インフィニティ」
5.花組「Victorian Jazz」、専科「おかしな二人」

去年、「バウにも当たり年がある」と書きましたが……今年も当たり年のうちかな、という気がします(^ ^)。ただ、去年の「ランスロット」みたいな圧倒的な作品はなかったので、順位にはだいぶ迷いましたが。

特に悩んだのは、2位と3位をどっちにするか、、、でした。最終的には、生田さんの緻密さに軍配を上げましたが、「天使のはしご」の、あの可愛らしさと幸せ感も捨てがたい(^ ^)。鈴木さん、バウは結構良い仕事しますね。
「インフィニティ」は、今年行われた3本のコンサート作品の中では、主演が歌えるという強みを最大に発揮して、見事な構成だったと思います。娘役や下級生の活躍ぶりも嬉しかった!せめてもう一回観たい!とどれだけ思ったことか。
「Victorian JAZZ」は、冷静に脚本を追ったら単なる意味不明のどたばた劇なんですが、キャストの魅力をよく引き出して、うまくまとめいたな、と。実力派の下級生の初主演作としては楽しくて良かったんじゃないかと思います。
「おかしな二人」は、説明不要ですよね(^ ^)。



■全国ツアー
1.花組「長い春の果てに/カノン」
2.月組「愛するには短すぎる/Heat on Beat!」
3.星組「琥珀色の雨にぬれて/Celebrity」

今年の全ツは、3本とも主演者は初出演の過去作品の再演。ショーは、花と星は直前の本公演のショー、月だけは2年前の作品の再演で主演者も違いました……が。
率直に言うなら、3作品とも芝居は最高、ショーはイマイチ、でしたねぇ。。。

そんな中で、芝居も素晴らしかったし、ショーも本公演より練られて楽しくなっていた花組を1位に、芝居がとにかく宛書きかと思うほど良かった月組が2位。女役は良かったけど男役陣が柄違いで苦戦していた星組を3位にしてみましたが、、、あまりに僅差で迷いました。どれも良かったです!



■新人公演
今年は半分くらいしか新人公演を観られず……しかも、さらに半分くらいは途中から参加だったので、コメントは差し控えます。
個人的には、花組「復活」の新人公演が印象的でした。真由ちゃんのお芝居、本当に好きなんだなあ私。



■ディナーショー
1.大空祐飛 ディナーショー「YUHizm」
2.明日海りおディナーショー「Z-LIVE」
2.涼紫央ディナーショー「HOME」
2.愛音羽麗ディナーショー「麗人」
2.壮一帆ディナーショー「So in Love」

これは、順位をつけるのは難しい。。。複数回参加した「YUHizm」が1位なのは動かないけど、他は全部同率2位で。とにかくどれも楽しかったです。今年は私にとって、ディナーショーの当たり年でした(^ ^)。おかげで財布が軽い……(- -;ゞ


月、宙、雪とトップコンビが3組卒業した2012年。
印象深かったのは、3つの卒業公演がどれも2本立てで、どれもショーのフィナーレにシンプルな黒燕尾の大階段群舞があったことでしょうか。
霧矢さんの「My Way」、祐飛さんの「月光」、キムちゃんの「誰も寝てはならぬ」、、、飾りのないシンプルな黒燕尾に身を包んでも、3人それぞれの個性が見事に光っていたな、と思います。

辿ってきた道も、トップとしての在り方も、コンビの雰囲気も、それぞれに違っていた3組のトップコンビ。
彼らが卒業して、私の中でも確実に一つの時代が終わり、、、
  …………そしてまた新しい時代が始まるんだろうな、とあらためて感じた年の瀬。


なにはともあれ、今年も一年間、楽しませていただきました!!
来年も、素敵な作品に巡り合えますように(^ ^)



2012年も残すところあとわずか。

宝塚ファンとしての猫には大きな変化のあった一年。とはいえ、あまり変った気がしないのは気のせいかな……?(^ ^;ゞ
また、それとは別にプライベートでも色々あって、思うように観劇できなかった一年でもありました。12月なんて、宝塚いれても2本3回しか観劇してないよ(@ @)。
来年はもう少し生活を立て直せると良いのですが。。。もう一度異動しないかぎり無理だろうなあ(; ;)



そんな訳で、今年は外部作品については私が順位をつけるとかおこがましくて、申し訳ありません・・・という巻じなのですが。
あくまでも、私が観た中で、私が「もう一度観たい!」と思った作品を挙げさせていただいているだけなので、ご容赦くださいませ。



■ミュージカル(再演)
私は元々新作主義なので、いつも新作優先で書いているのですが、今年は演出およびキャストを変えての再演作でのヒットがあまりに多かったので、そちらを先に挙げさせていただきます。

1.「ジキル&ハイド」
これはもう!ブロードウェイで観たとき(日本初演前)から観たいと思っていた石丸さんのジキルというだけでもテンションがあがるのに、めぐみちゃんのルーシーに玲奈ちゃんのエマとか。素晴らしかった!観れて良かったです。ぜひぜひ再演してほしいです!!

2.「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」
初演の印象がまったく残っていない(香寿さんしか覚えてない)のが不思議でたまらないくらい、今回は嵌りました。キャストというか、演出が良かったんだと思います。
そして、今になって映像でいいから初演をもう一度観たいと思っていたりして(^ ^;ゞ ああ、でも、今回のバージョンの再演も観たい!(切望)

3.「I Got Merman」「ラ・カージュ・オ・フォール」
年始早々、元気と幸せをたくさんいただきました。ありがとうございました。
この2作品は、これからもずっと、キャストを変えつつ上演を続けてほしいなと思います。

他にこの項目に入るのは、「デュエット」くらいかな。。。あとは来日版の「ロミオとジュリエットか。他に何かあったかなあ?



■ミュージカル(新作)

1.Dance&Act「ニジンスキー」
本当に嵌ったんですよね、これ。荻田さんの残酷さが際立った作品でした。
ミュージカルなのか?というのは若干謎ですが、とりあえずここにいれてみました。コンサートじゃないしねえ。

2.「サンセット大通り」
それこそ、タナボタで岡幸二郎さんが「With One Look」を歌った頃から、生で観たくて観たくてたまらなかった作品を、無事観ることができてとても幸せです。ターコさんのノーマという夢は叶わなかったけど、トウコさんのノーマも魅力的でした(*^ ^*)

3.「道化師の瞳」
予想通りの、ありきたりな展開なのに、気持ち良く泣かされました。玉野さんらしい無理矢理な構成だったけど、これはこれでありなんだなと思いました。ただ、もし再演されるなら、もう少し構成を見直したほうがいいとは思いますが(真顔)

他にこの項目に入るのは、「ボニー&クライド」「ハムレット」などいくつかありますが。まあ、どれも一長一短、という印象でした。



■ストレートプレイ

1.「モンティパイソンのスパマロット」
あのサイズの劇場でやるのは大変だったと思うけど、演出家も役者も、劇場に合わせてよく創り上げたと思います。素晴らしかった!何度も観る作品ではないけど、年始に毎年ワンパターンでいいからやってくれても良いかもね、と思ったり。

2.「マクベス」
まっすぐでエネルギッシュなマクベスがとても素敵で、シェイクスピアの戯曲の中ではあまり好きではなかった「マクベス」という作品を見なおすきっかけになりました。
うまく料理したら宝塚でやっても映えるんじゃないかしら。大劇場なら花組か雪組、中小劇場ならみりおくんとか(^ ^)。

3.「銀河英雄伝説 ~自由惑星同盟篇~」
河村ヤンの嵌りようと、脚本のまとまりに敬意を表して。

他には「エッグ」「日の浦姫物語」「中原中也」他、いくつか観ています。。。



■ショー・ライブ

1.「真瀬はるかディナーコンサート」
もう、これは圧倒的に。幸せすぎてしばらく現実に戻れませんでした。
大好きだ……!!

2.「チェス in Concert」
「アンセム」一曲しか知らなかった「チェス」。どんなストーリーかも知らなかったのですが、面白そうな作品だな、と思いました。コンサートはもういいから、やるとしたらちゃんと上演してほしいです。中川くんが楽しそうだったなあ。

3.「Dancin’ Crazy」
抜粋版の「シカゴ」がなかなか良く出来ていたし、OGが集まって踊る意味のある公演だったなと思います。


「CLUB SEVEN」と「DOWN TOWN FOLLIES」は、まあ、ああいうものなので(^ ^)。
ああ、あと「エリザベート・ガラ・コンサート」が抜けていますね。さえちゃんのトート+となみシシィというのは、私にとってはかなり理想的なキャスティングでしたが、、、まあ、あれはお祭りだしね(^ ^)。




そんなところでしょうか。
日記に書いていない作品も結構あるので、他にもあるかもしれません。思い出したらこっそり修正します(^ ^;ゞ
あ、さっそく思い出した!「藤咲えり in 蛙たち」をどこにいれよう……ライブは結局、真ん中の人のことがどれだけ好きかで決まっちゃうから、難しいなあ(^ ^;;;;





一年の最後に、この一言をもう一度心に刻んで、新しい年を迎えたいと思います。

宝塚を愛してくださるみなさまに、幸せがいっぱいありますように これからもずっと祈っています。

……やっぱり、大空祐飛さんの挨拶集は出版しようよー>歌劇団