2013年もよろしくお願いいたします!
2013年1月2日 呟き・ご挨拶・他 コメント (2)明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
一日遅れましたが、月組大劇場公演初日、おめでとうございます。
正月だから、初日のニュース映像も遅いのが、すごく焦らされてる感じ。早く視たいぞー!!
フィナーレのデュエットダンスはオスカルとアンドレだと聞いたのですが、そしたらちゃぴは、ベルナール(美弥)と踊るのでしょうか?可愛いだろうなあ~~~(^ ^)。
祐飛さんが卒業して、最初のお正月。いや、それを言うならお盆もクリスマスも年末も「祐飛さんが卒業して最初の」という枕詞がつくわけですが、、、なんというか、祐飛さんのファンになって以来、割と毎年お正月は忙しかったんですよね。舞台があったり、組替え発表直後だったり、いろいろあって。
今年は比較的暇だったので、珍しくCSのクロニクルを全組視てみたり、祐飛さん在団中は大劇場の元旦初日に行くことはなかったんだなぁ……、なんてしみじみしてしたりして過ごしています。
などと言いつつ、友会で星組の東宝初日が当たったので、いそいそと観に行ってまいりました(^ ^)。
やっぱりお正月から宝塚は華やかでいいなあ~、と、すごく今更なことを思いました。
これで「序破急」がチョンパで始まる春の踊り系の作品ならもっと良かったんだけど!いや、普通の公演ならこういう静かな始まり方も悪くないかもしれませんが、正月公演は、ぱぁっと華やかな方がいいような気がするんですよね。せっかくの日本物ショーだし。いや、星組さんは2年前に日本物のショーをやったばかりで、あれがチョンパだったから今回は避けたのかもしれませんが。うーむ、ちょっと残念。海外公演の絡みだから仕方ないんでしょうけど、同組で短い期間に日本物ショーが2回続いたことに無理があったんだろうな、と思います。
といいつつ、あの作品の3場面の中では「序」が一番好きです。舞台面が綺麗で楽しい。やっぱり「さくら」は、宝塚でいう「日本物ショー」の王道ですね。
お芝居は、「めぐり会いはふたたび」の続編。他愛のない物語ですが、大劇場公演の最初の頃に観て以来なので、一人ひとりの芝居がだいぶ噛み合ってきたな、と思いました。やっぱりまさこちゃん(十輝)はステキだなあ(*^ ^*)。役づきメンバーの中ではPart1に出ていない唯一の人で、決してお芝居が巧くない麻央くんとコンビで、、、二人でなんか世界に馴染まない困った感じのコンビでしたが、さすがに1ヶ月公演をしてきて、しっくり馴染んだな、と思いました。
他愛のないドタバタ喜劇ではありますが、短い時間で、トップコンビだけではなく他のカップルの物語までちゃんとオチをつけて、ほっこり幸せな気分にさせてくれた小柳さんの手腕は凄いな、と思いました。わずか40分でもあれだけのことができるんだから、100分もある通常公演の芝居で、時間が足りないは言い訳にならないですよね。……今年の前半は一本ものが続きますが、後半は二本立てを続けてくれるらしいので、100分という時間にふさわしい作品が観られるように祈っています。
ショーは、星組にあわせて12星座をイメージした藤井さんのショー。全然似ているところは無いのに、なぜか礼音くんも出ていたバウ公演「イーハトーブ・夢」をそこかしこで思い出すのは私だけでしょうか。礼音くんの踊る蠍を観ていると、映美くららちゃんと大真みらんさんを思い出すんですよね……たぶん私だけでしょうね(^ ^;ゞ
藤井さんらしい賑やかなショーで、次から次といろんなスターが銀橋を渡る中詰めも(本舞台で意外な人がセンターを取っていたりするのも含めて)楽しくて大好きですが、、、一番好きなのは射て座かなあ。「ぽっぷあっぷタイム」で、弓弦を絞って放す振りの解釈がいろいろ語られていましたが(蓮くん/笑)、弓弦の音って、そういえば古代日本では魔除けのおまじないだったんですよね。あの音で空間が浄化されていくのがうまく(照明とかで)表現されていて、すごく新鮮な気持ちになれました(^ ^)。
プロローグの黒燕尾もカッコイイし、しし座もエネルギッシュだし、好きなシーンがたくさんあるショーです。ただ、ちょっと詰め込みすぎかな、と思ったりもしました。……なんでかな、「CONGA!!」はそんな風に思わなかったのに(- -;。12場面、っていうと、通常の50分のショーにはちょっと場面数が多いのかもしれません。
あと、今回は割と男役祭りが続いて、綺麗な娘役を堪能できる場面が少なかったような気もする(T T)。ねねちゃんは別として、それ以外だと中詰めで本舞台のセンター取るのは柚姐と千寿はるさんだし(←その二人に異論はありませんが)、他の場面も……ねねちゃん以外の娘役はほとんど見せ場がなかったような(T T)。
総じて、「楽しいけどちょっと詰め込み過ぎ」な三本立て、という感じなのでしょうか、今回の公演は。
いや、楽しいから良いんですけど!
男役祭り万歳ですけど!!
でもでも、、、可愛い娘役も観たいんだよーーーーーーっ!!
正月早々、そんな結論が出たようですが。
……大劇場の月組さーん、大丈夫ですかー?
.
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
一日遅れましたが、月組大劇場公演初日、おめでとうございます。
正月だから、初日のニュース映像も遅いのが、すごく焦らされてる感じ。早く視たいぞー!!
フィナーレのデュエットダンスはオスカルとアンドレだと聞いたのですが、そしたらちゃぴは、ベルナール(美弥)と踊るのでしょうか?可愛いだろうなあ~~~(^ ^)。
祐飛さんが卒業して、最初のお正月。いや、それを言うならお盆もクリスマスも年末も「祐飛さんが卒業して最初の」という枕詞がつくわけですが、、、なんというか、祐飛さんのファンになって以来、割と毎年お正月は忙しかったんですよね。舞台があったり、組替え発表直後だったり、いろいろあって。
今年は比較的暇だったので、珍しくCSのクロニクルを全組視てみたり、祐飛さん在団中は大劇場の元旦初日に行くことはなかったんだなぁ……、なんてしみじみしてしたりして過ごしています。
などと言いつつ、友会で星組の東宝初日が当たったので、いそいそと観に行ってまいりました(^ ^)。
やっぱりお正月から宝塚は華やかでいいなあ~、と、すごく今更なことを思いました。
これで「序破急」がチョンパで始まる春の踊り系の作品ならもっと良かったんだけど!いや、普通の公演ならこういう静かな始まり方も悪くないかもしれませんが、正月公演は、ぱぁっと華やかな方がいいような気がするんですよね。せっかくの日本物ショーだし。いや、星組さんは2年前に日本物のショーをやったばかりで、あれがチョンパだったから今回は避けたのかもしれませんが。うーむ、ちょっと残念。海外公演の絡みだから仕方ないんでしょうけど、同組で短い期間に日本物ショーが2回続いたことに無理があったんだろうな、と思います。
といいつつ、あの作品の3場面の中では「序」が一番好きです。舞台面が綺麗で楽しい。やっぱり「さくら」は、宝塚でいう「日本物ショー」の王道ですね。
お芝居は、「めぐり会いはふたたび」の続編。他愛のない物語ですが、大劇場公演の最初の頃に観て以来なので、一人ひとりの芝居がだいぶ噛み合ってきたな、と思いました。やっぱりまさこちゃん(十輝)はステキだなあ(*^ ^*)。役づきメンバーの中ではPart1に出ていない唯一の人で、決してお芝居が巧くない麻央くんとコンビで、、、二人でなんか世界に馴染まない困った感じのコンビでしたが、さすがに1ヶ月公演をしてきて、しっくり馴染んだな、と思いました。
他愛のないドタバタ喜劇ではありますが、短い時間で、トップコンビだけではなく他のカップルの物語までちゃんとオチをつけて、ほっこり幸せな気分にさせてくれた小柳さんの手腕は凄いな、と思いました。わずか40分でもあれだけのことができるんだから、100分もある通常公演の芝居で、時間が足りないは言い訳にならないですよね。……今年の前半は一本ものが続きますが、後半は二本立てを続けてくれるらしいので、100分という時間にふさわしい作品が観られるように祈っています。
ショーは、星組にあわせて12星座をイメージした藤井さんのショー。全然似ているところは無いのに、なぜか礼音くんも出ていたバウ公演「イーハトーブ・夢」をそこかしこで思い出すのは私だけでしょうか。礼音くんの踊る蠍を観ていると、映美くららちゃんと大真みらんさんを思い出すんですよね……たぶん私だけでしょうね(^ ^;ゞ
藤井さんらしい賑やかなショーで、次から次といろんなスターが銀橋を渡る中詰めも(本舞台で意外な人がセンターを取っていたりするのも含めて)楽しくて大好きですが、、、一番好きなのは射て座かなあ。「ぽっぷあっぷタイム」で、弓弦を絞って放す振りの解釈がいろいろ語られていましたが(蓮くん/笑)、弓弦の音って、そういえば古代日本では魔除けのおまじないだったんですよね。あの音で空間が浄化されていくのがうまく(照明とかで)表現されていて、すごく新鮮な気持ちになれました(^ ^)。
プロローグの黒燕尾もカッコイイし、しし座もエネルギッシュだし、好きなシーンがたくさんあるショーです。ただ、ちょっと詰め込みすぎかな、と思ったりもしました。……なんでかな、「CONGA!!」はそんな風に思わなかったのに(- -;。12場面、っていうと、通常の50分のショーにはちょっと場面数が多いのかもしれません。
あと、今回は割と男役祭りが続いて、綺麗な娘役を堪能できる場面が少なかったような気もする(T T)。ねねちゃんは別として、それ以外だと中詰めで本舞台のセンター取るのは柚姐と千寿はるさんだし(←その二人に異論はありませんが)、他の場面も……ねねちゃん以外の娘役はほとんど見せ場がなかったような(T T)。
総じて、「楽しいけどちょっと詰め込み過ぎ」な三本立て、という感じなのでしょうか、今回の公演は。
いや、楽しいから良いんですけど!
男役祭り万歳ですけど!!
でもでも、、、可愛い娘役も観たいんだよーーーーーーっ!!
正月早々、そんな結論が出たようですが。
……大劇場の月組さーん、大丈夫ですかー?
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銀河英雄伝説@HAKATAZA
2013年1月12日 宝塚(宙) コメント (2)ご無沙汰いたしておりますm(_ _)m。年始早々、あまりの寒さとあれやこれやで冬眠しておりました……すみませぬ。
観たい舞台はいろいろあるのですが、いくつ観られることやら。相変わらず、宝塚以外はチケットを取る習慣がなくなってしまったので、大竹しのぶの「ピアフ」もすみ花ちゃんの「祈りと怪物」もハナちゃんの「空に落ちた涙」も、観れるかどうか・・・・(T T)。
そんな中、博多に行ってまいりました。
いやー、宙組公演「銀河英雄伝説@HAKATAZA」、最高でした!
テルくん@ラインハルト、キタロウ@ヤン、まぁくん@キルヒアイスが素敵なのは、なんというか、予想の範囲内というか予想の延長上というか、ステキで当たり前的な感じなのですが。
カイちゃんのオーベルシュタインがっ!!(興奮)
ともちんのオーベルシュタインも、なんというか、大劇場を埋めるに値する華やかなオーベルシュタインで、あれはあれで、原作のイメージとは別物の「オーベルシュタイン@TAKARAZUKA」として十分に成立していたし、とても恰好よくてステキだった……のですが。
カイちゃんのオーベルシュタインは、、、原作ファン的に、涙が出るほど「パウル・フォン・オーベルシュタイン」、でした。
弱々しい痩躯、両眼の先天的障害のため義眼をいれている、世が世なら「劣悪遺伝子排除法」によって生きることを許されなかったはずの、男。
いろいろなところで箍がゆるん時代に、その“ゆるさ”のおかげで生き延びた男が、苛烈な獅子心王のもとで帝国の打倒を謀る。緩さを許せない冷徹かつ精緻な策略家は、その能力を預けるに足る主君を得て満足するわけではなく、主君の覇気と能力を、自らの目的のために利用しようとする。
表情の動かない、のっぺりとした蒼白い顔、歩き方や仕草の一つ一つの、ロボットめいたどこか不自然な動き……そして何より、宙空をまっすぐに見据える、不自然な目線。オーベルシュタインの眼は、原作では片眼ではなく両眼が義眼なので、そっちに沿って役づくりをしているんだろうな、と思いましたが、、、カイちゃんの本気、怖かった!!
決して小柄とはいえないカイちゃんですが、やっぱりともちんと比べると明らかに小さいので(^ ^)、「弱者」側の存在だというのが伝わってくるんですよね。「天使と悪魔」の歌も、キルヒアイスとオーベルシュタインのサイズが同じくらいなので、バランスが良くなったような(^ ^)。
ただ、オーベルシュタインをああいう“独自の目的をもつ真面目なキャラ”として造形してしまうと、「悪魔」という表現にはちょっと違和感を感じました。
ともちんオーベルシュタインは、完全に「悪魔」からスタートした役づくりで、ラインハルトを翻弄するための存在でした。そこが原作からの一番大きな変更点でもあった訳ですが、ラインハルトがそのままでオーベルシュタインだけが原作出身(^ ^)になると、どうしても違和感があるんですよね。本公演のオーベルシュタインがああなったのは、舞台という限られた表現の中でラインハルトの葛藤をわかりやすく表現しようとしたからで、テルくんの心優しい、甘えたなラインハルトにはそちらの方がわかりやすかった。でも、カイちゃんのオーベルシュタインは、妥協を許さない冷徹な参謀役に徹していてゴールデンバウム王朝への憎しみを隠さない。ラインハルトに対する態度も、ちょっとおかしな執着を感じたともちんと違って、彼のもつ能力と覇気を、自分の目的(正義)のために利用する気満々なところがわかりやすくて、とても良かったんですが、「悪魔」じゃないんですよね……。
もともと「天使と悪魔」の歌はラインハルトの葛藤を表現するナンバーで、あそこに出てくるキルヒアイスもオーベルシュタインもラインハルトのイメージなわけですが、現実のオーベルシュタインがカイちゃんになると、ラインハルトの脳内はどうなっているんだ、という気も(^ ^;ゞ
原作ファン的には全くの無問題だったのですが、小池さんの本来の演出意図との乖離は、ちょっとだけ気になったかもしれません。細かいところは案外辻褄があっていて、ほとんどカイちゃんが演出だったんじゃないのかと思うくらい、いろんなことが原作寄りになっていたのですが、根本的な作劇上の大きな改変部分が浮いたまま残っちゃった感じ。「天使と悪魔の対立」というのは、ある意味小池脚本の焦点(「スカーレット・ピンパーネル」のシャルル王太子的な)なので、オーベルシュタインが悪魔じゃなくなると困るんですよね(^ ^;ゞ
でも!
そんな違和感も気にならないくらい、カイちゃんのオーベルシュタインは本当に素敵でした(^ ^)。
元々の原作ファンでもないのに(←最初の方をちょっと読んだことがあっただけ、とご本人が仰ってました。全編読んだのは上演が決まってからだったと)、よくぞあそこまで読みこんでくれた!と、とても嬉しくなりました(はぁと)。
(特に)原作ファンの方は、ぜひぜひ!今すぐ博多にGO!!
役替りした下級生もみんな頑張っていたし、この公演が最後となったいちくんも、アルバイトもたくさんしていて、とっっても良かった!!のですが。
とりあえず、今夜のところはカイちゃん万歳!!と叫んで寝ます。
続きはまた後日。
どうでもいいことですが、「@TAKARAZUKA」と「@HAKATAZA」、「ア段」が多くてパッと見がなんとなく似ているところがなんとなく面白い(^ ^)。
銀英伝は「@TAKARAZUKA」、東宝は「Etoir de TAKARAZUKA」。どちらも宇宙と宝塚のコラボなところが面白いなあ、と思いました。星空を眺めて身近な生き物の絵を見出した古代の人々の浪漫と、銀河を駆け巡る人々を想像する現代人の浪漫。その両方を包含する宝塚の懐の深さに、年の初めから感慨深い遠征でした(^ ^)。
宝塚99周年。いま、この時にファンでいられる幸運に感謝しつつ。
.
観たい舞台はいろいろあるのですが、いくつ観られることやら。相変わらず、宝塚以外はチケットを取る習慣がなくなってしまったので、大竹しのぶの「ピアフ」もすみ花ちゃんの「祈りと怪物」もハナちゃんの「空に落ちた涙」も、観れるかどうか・・・・(T T)。
そんな中、博多に行ってまいりました。
いやー、宙組公演「銀河英雄伝説@HAKATAZA」、最高でした!
テルくん@ラインハルト、キタロウ@ヤン、まぁくん@キルヒアイスが素敵なのは、なんというか、予想の範囲内というか予想の延長上というか、ステキで当たり前的な感じなのですが。
カイちゃんのオーベルシュタインがっ!!(興奮)
ともちんのオーベルシュタインも、なんというか、大劇場を埋めるに値する華やかなオーベルシュタインで、あれはあれで、原作のイメージとは別物の「オーベルシュタイン@TAKARAZUKA」として十分に成立していたし、とても恰好よくてステキだった……のですが。
カイちゃんのオーベルシュタインは、、、原作ファン的に、涙が出るほど「パウル・フォン・オーベルシュタイン」、でした。
弱々しい痩躯、両眼の先天的障害のため義眼をいれている、世が世なら「劣悪遺伝子排除法」によって生きることを許されなかったはずの、男。
いろいろなところで箍がゆるん時代に、その“ゆるさ”のおかげで生き延びた男が、苛烈な獅子心王のもとで帝国の打倒を謀る。緩さを許せない冷徹かつ精緻な策略家は、その能力を預けるに足る主君を得て満足するわけではなく、主君の覇気と能力を、自らの目的のために利用しようとする。
表情の動かない、のっぺりとした蒼白い顔、歩き方や仕草の一つ一つの、ロボットめいたどこか不自然な動き……そして何より、宙空をまっすぐに見据える、不自然な目線。オーベルシュタインの眼は、原作では片眼ではなく両眼が義眼なので、そっちに沿って役づくりをしているんだろうな、と思いましたが、、、カイちゃんの本気、怖かった!!
決して小柄とはいえないカイちゃんですが、やっぱりともちんと比べると明らかに小さいので(^ ^)、「弱者」側の存在だというのが伝わってくるんですよね。「天使と悪魔」の歌も、キルヒアイスとオーベルシュタインのサイズが同じくらいなので、バランスが良くなったような(^ ^)。
ただ、オーベルシュタインをああいう“独自の目的をもつ真面目なキャラ”として造形してしまうと、「悪魔」という表現にはちょっと違和感を感じました。
ともちんオーベルシュタインは、完全に「悪魔」からスタートした役づくりで、ラインハルトを翻弄するための存在でした。そこが原作からの一番大きな変更点でもあった訳ですが、ラインハルトがそのままでオーベルシュタインだけが原作出身(^ ^)になると、どうしても違和感があるんですよね。本公演のオーベルシュタインがああなったのは、舞台という限られた表現の中でラインハルトの葛藤をわかりやすく表現しようとしたからで、テルくんの心優しい、甘えたなラインハルトにはそちらの方がわかりやすかった。でも、カイちゃんのオーベルシュタインは、妥協を許さない冷徹な参謀役に徹していてゴールデンバウム王朝への憎しみを隠さない。ラインハルトに対する態度も、ちょっとおかしな執着を感じたともちんと違って、彼のもつ能力と覇気を、自分の目的(正義)のために利用する気満々なところがわかりやすくて、とても良かったんですが、「悪魔」じゃないんですよね……。
もともと「天使と悪魔」の歌はラインハルトの葛藤を表現するナンバーで、あそこに出てくるキルヒアイスもオーベルシュタインもラインハルトのイメージなわけですが、現実のオーベルシュタインがカイちゃんになると、ラインハルトの脳内はどうなっているんだ、という気も(^ ^;ゞ
原作ファン的には全くの無問題だったのですが、小池さんの本来の演出意図との乖離は、ちょっとだけ気になったかもしれません。細かいところは案外辻褄があっていて、ほとんどカイちゃんが演出だったんじゃないのかと思うくらい、いろんなことが原作寄りになっていたのですが、根本的な作劇上の大きな改変部分が浮いたまま残っちゃった感じ。「天使と悪魔の対立」というのは、ある意味小池脚本の焦点(「スカーレット・ピンパーネル」のシャルル王太子的な)なので、オーベルシュタインが悪魔じゃなくなると困るんですよね(^ ^;ゞ
でも!
そんな違和感も気にならないくらい、カイちゃんのオーベルシュタインは本当に素敵でした(^ ^)。
元々の原作ファンでもないのに(←最初の方をちょっと読んだことがあっただけ、とご本人が仰ってました。全編読んだのは上演が決まってからだったと)、よくぞあそこまで読みこんでくれた!と、とても嬉しくなりました(はぁと)。
(特に)原作ファンの方は、ぜひぜひ!今すぐ博多にGO!!
役替りした下級生もみんな頑張っていたし、この公演が最後となったいちくんも、アルバイトもたくさんしていて、とっっても良かった!!のですが。
とりあえず、今夜のところはカイちゃん万歳!!と叫んで寝ます。
続きはまた後日。
どうでもいいことですが、「@TAKARAZUKA」と「@HAKATAZA」、「ア段」が多くてパッと見がなんとなく似ているところがなんとなく面白い(^ ^)。
銀英伝は「@TAKARAZUKA」、東宝は「Etoir de TAKARAZUKA」。どちらも宇宙と宝塚のコラボなところが面白いなあ、と思いました。星空を眺めて身近な生き物の絵を見出した古代の人々の浪漫と、銀河を駆け巡る人々を想像する現代人の浪漫。その両方を包含する宝塚の懐の深さに、年の初めから感慨深い遠征でした(^ ^)。
宝塚99周年。いま、この時にファンでいられる幸運に感謝しつつ。
.
銀河英雄伝説@HAKATAZA【2】
2013年1月19日 宝塚(宙) コメント (6)宙組博多座公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
公演もとっくに中日を超えて、ますます盛り上がっている頃かと思います。
あああ、もう一回観たかった!!結構真顔で今週行きたいなと思ってあれこれ画策していたのですが、手ごろな飛行機が取れなくて断念(涙)。今になってみると、飛行機代の2万や3万がなんだ!とか真顔で思ってしまったりして(- -)。
どんだけ嵌ったんだよ自分、と不思議な感じです。こんな風に思ったのは結構久しぶり。
もうちょっと体力があればなあ~。
もっと早く続きを書きたかったのですが、間があいてしまってすみません(汗)。
どんな順番で書くか迷ったのですが、とりあえず、場面順に印象に残っていることを書きとめておきたいと思います。
■第1場A 銀河の覇者
銀橋のない博多座なので、オーベルシュタイン(七海)の登場は下手袖から。オーベルシュタインの口上→幕の奥からラインハルトの登場、の流れは同じ。階段のセットはそのまま持ってきたのでしょうか。サイズは博多座に持っていく前提で創ったんでしょうね、きっと。
帝国軍に見慣れない黒髪の美形が……と思ったら、鬘を被ったルビンスキー(鳳樹)さまだった!!やー、さすがダンサー、恰好良いです(*^ ^*)。こころなしか嬉しそうに見えるのは気のせいでしょうか?出たいって言ってたもんね。
■第1場B 自由惑星同盟軍
ラップ少佐(凛城)は役替り。カチャのラップは独特の狎れ狎れしさがあって不思議な存在感がありましたが、凛きらのラップは普通の「優秀な士官」という感じだったなあ。ヤンとのバランス的にはこっちの方が対照的で良い感じだったけど、ジェシカを賭けてコイントスとかしそうな感じはしなかった……かも。
大劇場のときから思っていたんですが、「私の命令に従えば助かる」というヤンの台詞に被る音楽、ビリー・ジョエルの「Goodnight Saigon」のオープニングに似てませんか……?
■第1場C 両陣営
プログラムを真剣に読むの初めてなんですが、こういうふうに場面が切られてたんですね。オーベルシュタインの口上から帝国軍の群舞までがプロローグで、その後はひとつながりで「アスターテ会戦」かと思っておりました。。。
こういう場面の尊大さはラインハルトらしくてすごくいいなあ、と思います。そして、キルヒアイスのまぁくんの佇まいが大きくなったような気がしました。組替えのせいなのか作品(役)のせいなのかわかりませんが、まぁくんがすごくステキに見える。良いことだ(^ ^)。
■第2場 フェザーン自治領
鬘を取って、いろいろ付け毛をつけて、たぶん化粧も少し足して(^ ^)登場するルビンスキーさま。一癖も二癖もある感じがすごく似合ってて、当たり役だな、と思います。あらためて博多で観てみて、いちくん本当はこの大劇場で卒業するつもりだったのに、博多まで続演するから残ってくれたのかな、と思ってみたりしました。
それにしても、歌って踊れて芝居のできるいちくんの戦線離脱は、宙組にとっては大きな損失だなあ。。。。(T T)
ルビンスキーとドミニク(←考えてみると、この二つを並べるのって変ですよね。アドリアンとドミニク、またはルビンスキーとサン=ピエールのどちらかだろう普通)が説明する「ロイヤル・ファミリー」の写真は、いない人も含めてそのまま使ってましたね。皇帝の写真だけはさすがに変えてたけど、ルドルフ大帝の写真はすっしーさんのままだったし(^ ^)……ソルーナさんの先祖がすっしーさんかぁー(←違います)
■第3場A 帝国元帥任命式典
ロイヤルファミリーがブラウンシュヴァイク侯爵(一樹)とフレーゲル(桜木)のみになったのでどうなるのかなーと思っていたのですが、歌はさくっとカットされて、違和感なく繋がっていたと思います。
ただ、個人的に、クリスティーネやエリザベートがやっていた「ラインハルトを踊りに誘うプリンセス」の役割を、ヴェストパーレ男爵夫人マグダレーナ(愛白)が皇帝の寵妃の一人として演じていたことにはちょっと納得しがたいなー。単なる身分高い貴族夫人でいいじゃん。。。そもそも、マグダレーナって皇帝の寵妃なんでしたっけ?アンネローゼと親しい貴族の一人、という認識だったんだけど(←どうでもいい)
えなちゃん(月映)ファンだった私としては、ずんちゃんがどんなフレーゲルを創ってくるのか非常に楽しみにしていたのですが、、、いやあ、期待を裏切らない人だ(*^ ^*)。子供のように無邪気な残忍さがあったえなちゃんとは違い、尊大さと卑屈さの2面性を前面に出した、計算高いフレーゲルでした。殆どの場面でブラウンシュヴァイク公と二人きりで、本公演ではリッテンハイム侯が果たしていた役割までこなさなくてはならないせいか、すごく「大人」だったような気がします。「大人」なのに「社会不適応」な、、、なんというか、歪んだ感じ。うん、良い役者だなあずんちゃん。……丸いけど(- -;。
リヒテンラーデ侯はまっぷー(松風)。皇帝に昇格したソルーナさんの跡を継ぐのはプレッシャーだったと思いますが、新公の好演をそのまま進化させたような、落ち着いた宰相ぶりでした。研7にしてこの貫録……考えてみたらすごいことですよね、ホントに。宙組見慣れていると当たり前なんだけど(汗)。
マリーンドルフ侯爵は星月くん。まだ研5だけど、大人の芝居ができる貴重な人です。
呼び出しは和希くんのままだったかな。。。よく視てなかったけど(すみません)、あの声は多分。
女性たちの立ち位置や衣装が結構変っていて、全員チェックは出来ませんでした(涙)。ありさちゃん(瀬音)の髪型、本公演のアシンメトリーなボブがすごく似合ってて可愛かったのに、どうして変えちゃったんだろう(涙)。結ちゃん(結乃)はやっぱり可愛い。彩花まりちゃんもすごく綺麗だった!でも、今回眼を疑ったのはゆみちゃん(桜音)です。いつも可愛いゆみちゃんですが、今回はちょっと大人っぽい鬘にシックなドレスで、美しすぎて女神かと思ったわ……(真顔)帝国一の美女は、アンネローゼじゃなくてゆみちゃんですよ絶対。何故皇帝は彼女に眼をつけなかったんだろう。。。(すごく真顔)
貴族男にかいちゃんが居るんじゃないかと期待して、すっごい探してしまいました。。。残念なり。
■第3場B 舞踏会
ロイエンタール(澄輝)とミッターマイヤー(蒼羽)については、後で書きます(*^ ^*)二人とも新鮮で面白かった!
マグダレーナが「赤毛の坊や」に声をかける件は本公演と同じですが、博多座ではこの前にラインハルトにもコナをかけて振られているので、なんというか、、、尻軽な商売女みたいに見えちゃいました(T T)。愛白さんは悪くないんですが、マグダレーナはそんな女じゃないのにぃ~!!演出変更が憎いです。ラインハルトに振られる役はゆみちゃんか彩花まりちゃんでは駄目だったのでしょうか。。。?
ロイエンタールに声をかける女性は結ちゃんのまま。相変わらず色っぽくてステキです。ミッターマイヤーに声をかけていたのがゆみちゃんだったかな?あんな美女にからかわれても揺るがないところが「愛妻家」の面目躍如?
■第3場C 王宮の片隅
ここは役替り無し……ですよね?特に演出的にも変更はなかったと思います。たぶん。
ラインハルトを見つけてホッとするキルヒアイスの表情が、また一段と温かくなったな、と思いました。その後ヒルダに気がついた瞬間に見せる、警戒(?)の表情が好きです。ラインハルトの銃として盾として生きるキルヒアイスの、本気。
■第4場A アンネローゼの館
タラちゃん(愛花)、東宝でぐっと良くなったなあと思いましたが、その延長線上でまた進化していたと思います。根本的に柄違いなんですけど、よく合わせてきたな、と。
ラインハルトとキルヒアイスも、東宝でだいぶ出来あがっていたので、そのまま持ってきた感じでしょうか。テルくんの甘えたなラインハルトが可愛くて、それを温かく見守るまぁくんキルヒアイス、という図もすごく好きです。
■第4場B 回想
まずは叫んでもいいですか。
美月遥さんのラインハルト父、素晴らしかったです!
いやもう、今日の日記の主題はこれです。ええ。もうね、この人だけで5千字書けそうなくらい嵌りました!
ちょっと熱く語ります(←前置き)。
天玲さんのセバスチャン・ミューゼルは、ラインハルト(とキルヒアイス)が覚えている父親でした。この場面は「回想」なわけで、ラインハルトとキルヒアイスが覇王の道を突っ走るきっかけになった事件を教える場面なわけで、卑怯で悪辣で父親失格な天玲セバスチャンは、子供が真っ直ぐに憎みつつ憐れむべき対象としてとても説得力がありました。
でも。
それはよーく理解したうえで、それでも、美月くんのラインハルト父はリアルな存在感があって良かった、と思う。権力に打ち勝つ術を持たない、弱い男。娘を護れない、息子の尊敬を得られない弱い自分を憎んで、酒に溺れる、哀しい男。ラインハルトが覚えている「憎い父親」ではなく、リアルにその時代に生きていた人間としてのセバスチャン。
役人たちに突き飛ばされた息子を助けようとして振りはらわれた瞬間の悲しげな貌が、忘れられません。たったあれだけの短い場面、センターでもないし、台詞も一言くらいしかないのに、、、それでもあれだけイメージを変えることができるんだ、と目から鱗でした。彼の悲しさや弱さを理解しようとしないラインハルトの純粋さが眩しくて、つい眼を逸らす彼の「父親失格」ぶりは、天玲さんのそれとは意味が全然違っていて、、、とにかく切なかったです。
ラインハルトがいかに「子供」で、彼が振りかざす「正義」が、いかに「子供の理屈」であるか、、、物語の発端となった事件でそのことが明らかになるのは、作劇上は結構な冒険だったと思います。特に大劇場では、セバスチャンは単なる悪役であってくれた方が正解だったと思うんですよね。
テルくんの芝居が深まった今だからこそ、セバスチャンが「独りの哀しい大人」になっても物語が成立するようになったのだと思います。いや、本当に、博多で公演があって良かったなあ、と思いましたよ……真顔で。
■第4場C アンネローゼの館~フレイアの星
女官(舞花)に呼ばれて、去って行こうとする姉を引き止めるラインハルトが、東宝より子供っぽくなっていて、とても可愛かったです。テルくんの、ああいうべたべたした感じは、意外にこのドライな作品の潤いになっているんだな、と感じました。姉やキルヒアイスの前で見せる貌と、他の人間に見せる貌のギャップが、大きければ大きいほど面白い(^ ^)。
くるみちゃんは、また一段と怖くなってました(^ ^)。ラインハルトが「待たせておけば良い!」的なことを言った時、ぴくんと反応して振り向き、ジロリと目線を動かすあたりが、、、もう、怖くて怖くて。可愛いばっかりだったくるみちゃんも、新公を卒業した途端、急に大人になったような気がします。長身でスタイルよしのくるみちゃん。ああいう怖さが出てくると、女役としての幅も広がるし、これからが楽しみです。
「フレイアの星」の場面は独立しているとばかり思っていましたが、違ったんですね……意外。
あらためて聴いて、テルくんとまぁくんの声は合うなあ、としみじみしました。ピッチが合うんですよね。どちらも別にすごく歌が巧いわけじゃないけど、合わせたときに+αがある二人だな、と思います。
大劇場の2週目くらいから、歌い終わった後に二人でちょっとイチャついた後、キャッキャウフフな感じで(←誤解です)花道に消えていくようになって、それがすごく違和感だったのですが、博多座で最初に観たときはそれがなくなったのが凄く嬉しかったです。普通にラインハルトが「行くぞ!」と言って、颯爽と花道に引っ込んでいったんですよ!!(興奮)絶対そのほうが恰好良い~!!
最近またキャッキャウフフ(←だからそれは誤解)が復活したらしいと聞きましたが・・・再考してくれ頼むから。
今日のところはこのへんかな。
セバスチャンの話を書けたので、個人的にには満足しました(^ ^)が、、、続きもさくさく書きたいと思います……なるべく。
博多でご覧になっているみなさま、宙組っ子の様子を教えてください。。。
.
公演もとっくに中日を超えて、ますます盛り上がっている頃かと思います。
あああ、もう一回観たかった!!結構真顔で今週行きたいなと思ってあれこれ画策していたのですが、手ごろな飛行機が取れなくて断念(涙)。今になってみると、飛行機代の2万や3万がなんだ!とか真顔で思ってしまったりして(- -)。
どんだけ嵌ったんだよ自分、と不思議な感じです。こんな風に思ったのは結構久しぶり。
もうちょっと体力があればなあ~。
もっと早く続きを書きたかったのですが、間があいてしまってすみません(汗)。
どんな順番で書くか迷ったのですが、とりあえず、場面順に印象に残っていることを書きとめておきたいと思います。
■第1場A 銀河の覇者
銀橋のない博多座なので、オーベルシュタイン(七海)の登場は下手袖から。オーベルシュタインの口上→幕の奥からラインハルトの登場、の流れは同じ。階段のセットはそのまま持ってきたのでしょうか。サイズは博多座に持っていく前提で創ったんでしょうね、きっと。
帝国軍に見慣れない黒髪の美形が……と思ったら、鬘を被ったルビンスキー(鳳樹)さまだった!!やー、さすがダンサー、恰好良いです(*^ ^*)。こころなしか嬉しそうに見えるのは気のせいでしょうか?出たいって言ってたもんね。
■第1場B 自由惑星同盟軍
ラップ少佐(凛城)は役替り。カチャのラップは独特の狎れ狎れしさがあって不思議な存在感がありましたが、凛きらのラップは普通の「優秀な士官」という感じだったなあ。ヤンとのバランス的にはこっちの方が対照的で良い感じだったけど、ジェシカを賭けてコイントスとかしそうな感じはしなかった……かも。
大劇場のときから思っていたんですが、「私の命令に従えば助かる」というヤンの台詞に被る音楽、ビリー・ジョエルの「Goodnight Saigon」のオープニングに似てませんか……?
■第1場C 両陣営
プログラムを真剣に読むの初めてなんですが、こういうふうに場面が切られてたんですね。オーベルシュタインの口上から帝国軍の群舞までがプロローグで、その後はひとつながりで「アスターテ会戦」かと思っておりました。。。
こういう場面の尊大さはラインハルトらしくてすごくいいなあ、と思います。そして、キルヒアイスのまぁくんの佇まいが大きくなったような気がしました。組替えのせいなのか作品(役)のせいなのかわかりませんが、まぁくんがすごくステキに見える。良いことだ(^ ^)。
■第2場 フェザーン自治領
鬘を取って、いろいろ付け毛をつけて、たぶん化粧も少し足して(^ ^)登場するルビンスキーさま。一癖も二癖もある感じがすごく似合ってて、当たり役だな、と思います。あらためて博多で観てみて、いちくん本当はこの大劇場で卒業するつもりだったのに、博多まで続演するから残ってくれたのかな、と思ってみたりしました。
それにしても、歌って踊れて芝居のできるいちくんの戦線離脱は、宙組にとっては大きな損失だなあ。。。。(T T)
ルビンスキーとドミニク(←考えてみると、この二つを並べるのって変ですよね。アドリアンとドミニク、またはルビンスキーとサン=ピエールのどちらかだろう普通)が説明する「ロイヤル・ファミリー」の写真は、いない人も含めてそのまま使ってましたね。皇帝の写真だけはさすがに変えてたけど、ルドルフ大帝の写真はすっしーさんのままだったし(^ ^)……ソルーナさんの先祖がすっしーさんかぁー(←違います)
■第3場A 帝国元帥任命式典
ロイヤルファミリーがブラウンシュヴァイク侯爵(一樹)とフレーゲル(桜木)のみになったのでどうなるのかなーと思っていたのですが、歌はさくっとカットされて、違和感なく繋がっていたと思います。
ただ、個人的に、クリスティーネやエリザベートがやっていた「ラインハルトを踊りに誘うプリンセス」の役割を、ヴェストパーレ男爵夫人マグダレーナ(愛白)が皇帝の寵妃の一人として演じていたことにはちょっと納得しがたいなー。単なる身分高い貴族夫人でいいじゃん。。。そもそも、マグダレーナって皇帝の寵妃なんでしたっけ?アンネローゼと親しい貴族の一人、という認識だったんだけど(←どうでもいい)
えなちゃん(月映)ファンだった私としては、ずんちゃんがどんなフレーゲルを創ってくるのか非常に楽しみにしていたのですが、、、いやあ、期待を裏切らない人だ(*^ ^*)。子供のように無邪気な残忍さがあったえなちゃんとは違い、尊大さと卑屈さの2面性を前面に出した、計算高いフレーゲルでした。殆どの場面でブラウンシュヴァイク公と二人きりで、本公演ではリッテンハイム侯が果たしていた役割までこなさなくてはならないせいか、すごく「大人」だったような気がします。「大人」なのに「社会不適応」な、、、なんというか、歪んだ感じ。うん、良い役者だなあずんちゃん。……丸いけど(- -;。
リヒテンラーデ侯はまっぷー(松風)。皇帝に昇格したソルーナさんの跡を継ぐのはプレッシャーだったと思いますが、新公の好演をそのまま進化させたような、落ち着いた宰相ぶりでした。研7にしてこの貫録……考えてみたらすごいことですよね、ホントに。宙組見慣れていると当たり前なんだけど(汗)。
マリーンドルフ侯爵は星月くん。まだ研5だけど、大人の芝居ができる貴重な人です。
呼び出しは和希くんのままだったかな。。。よく視てなかったけど(すみません)、あの声は多分。
女性たちの立ち位置や衣装が結構変っていて、全員チェックは出来ませんでした(涙)。ありさちゃん(瀬音)の髪型、本公演のアシンメトリーなボブがすごく似合ってて可愛かったのに、どうして変えちゃったんだろう(涙)。結ちゃん(結乃)はやっぱり可愛い。彩花まりちゃんもすごく綺麗だった!でも、今回眼を疑ったのはゆみちゃん(桜音)です。いつも可愛いゆみちゃんですが、今回はちょっと大人っぽい鬘にシックなドレスで、美しすぎて女神かと思ったわ……(真顔)帝国一の美女は、アンネローゼじゃなくてゆみちゃんですよ絶対。何故皇帝は彼女に眼をつけなかったんだろう。。。(すごく真顔)
貴族男にかいちゃんが居るんじゃないかと期待して、すっごい探してしまいました。。。残念なり。
■第3場B 舞踏会
ロイエンタール(澄輝)とミッターマイヤー(蒼羽)については、後で書きます(*^ ^*)二人とも新鮮で面白かった!
マグダレーナが「赤毛の坊や」に声をかける件は本公演と同じですが、博多座ではこの前にラインハルトにもコナをかけて振られているので、なんというか、、、尻軽な商売女みたいに見えちゃいました(T T)。愛白さんは悪くないんですが、マグダレーナはそんな女じゃないのにぃ~!!演出変更が憎いです。ラインハルトに振られる役はゆみちゃんか彩花まりちゃんでは駄目だったのでしょうか。。。?
ロイエンタールに声をかける女性は結ちゃんのまま。相変わらず色っぽくてステキです。ミッターマイヤーに声をかけていたのがゆみちゃんだったかな?あんな美女にからかわれても揺るがないところが「愛妻家」の面目躍如?
■第3場C 王宮の片隅
ここは役替り無し……ですよね?特に演出的にも変更はなかったと思います。たぶん。
ラインハルトを見つけてホッとするキルヒアイスの表情が、また一段と温かくなったな、と思いました。その後ヒルダに気がついた瞬間に見せる、警戒(?)の表情が好きです。ラインハルトの銃として盾として生きるキルヒアイスの、本気。
■第4場A アンネローゼの館
タラちゃん(愛花)、東宝でぐっと良くなったなあと思いましたが、その延長線上でまた進化していたと思います。根本的に柄違いなんですけど、よく合わせてきたな、と。
ラインハルトとキルヒアイスも、東宝でだいぶ出来あがっていたので、そのまま持ってきた感じでしょうか。テルくんの甘えたなラインハルトが可愛くて、それを温かく見守るまぁくんキルヒアイス、という図もすごく好きです。
■第4場B 回想
まずは叫んでもいいですか。
美月遥さんのラインハルト父、素晴らしかったです!
いやもう、今日の日記の主題はこれです。ええ。もうね、この人だけで5千字書けそうなくらい嵌りました!
ちょっと熱く語ります(←前置き)。
天玲さんのセバスチャン・ミューゼルは、ラインハルト(とキルヒアイス)が覚えている父親でした。この場面は「回想」なわけで、ラインハルトとキルヒアイスが覇王の道を突っ走るきっかけになった事件を教える場面なわけで、卑怯で悪辣で父親失格な天玲セバスチャンは、子供が真っ直ぐに憎みつつ憐れむべき対象としてとても説得力がありました。
でも。
それはよーく理解したうえで、それでも、美月くんのラインハルト父はリアルな存在感があって良かった、と思う。権力に打ち勝つ術を持たない、弱い男。娘を護れない、息子の尊敬を得られない弱い自分を憎んで、酒に溺れる、哀しい男。ラインハルトが覚えている「憎い父親」ではなく、リアルにその時代に生きていた人間としてのセバスチャン。
役人たちに突き飛ばされた息子を助けようとして振りはらわれた瞬間の悲しげな貌が、忘れられません。たったあれだけの短い場面、センターでもないし、台詞も一言くらいしかないのに、、、それでもあれだけイメージを変えることができるんだ、と目から鱗でした。彼の悲しさや弱さを理解しようとしないラインハルトの純粋さが眩しくて、つい眼を逸らす彼の「父親失格」ぶりは、天玲さんのそれとは意味が全然違っていて、、、とにかく切なかったです。
ラインハルトがいかに「子供」で、彼が振りかざす「正義」が、いかに「子供の理屈」であるか、、、物語の発端となった事件でそのことが明らかになるのは、作劇上は結構な冒険だったと思います。特に大劇場では、セバスチャンは単なる悪役であってくれた方が正解だったと思うんですよね。
テルくんの芝居が深まった今だからこそ、セバスチャンが「独りの哀しい大人」になっても物語が成立するようになったのだと思います。いや、本当に、博多で公演があって良かったなあ、と思いましたよ……真顔で。
■第4場C アンネローゼの館~フレイアの星
女官(舞花)に呼ばれて、去って行こうとする姉を引き止めるラインハルトが、東宝より子供っぽくなっていて、とても可愛かったです。テルくんの、ああいうべたべたした感じは、意外にこのドライな作品の潤いになっているんだな、と感じました。姉やキルヒアイスの前で見せる貌と、他の人間に見せる貌のギャップが、大きければ大きいほど面白い(^ ^)。
くるみちゃんは、また一段と怖くなってました(^ ^)。ラインハルトが「待たせておけば良い!」的なことを言った時、ぴくんと反応して振り向き、ジロリと目線を動かすあたりが、、、もう、怖くて怖くて。可愛いばっかりだったくるみちゃんも、新公を卒業した途端、急に大人になったような気がします。長身でスタイルよしのくるみちゃん。ああいう怖さが出てくると、女役としての幅も広がるし、これからが楽しみです。
「フレイアの星」の場面は独立しているとばかり思っていましたが、違ったんですね……意外。
あらためて聴いて、テルくんとまぁくんの声は合うなあ、としみじみしました。ピッチが合うんですよね。どちらも別にすごく歌が巧いわけじゃないけど、合わせたときに+αがある二人だな、と思います。
大劇場の2週目くらいから、歌い終わった後に二人でちょっとイチャついた後、キャッキャウフフな感じで(←誤解です)花道に消えていくようになって、それがすごく違和感だったのですが、博多座で最初に観たときはそれがなくなったのが凄く嬉しかったです。普通にラインハルトが「行くぞ!」と言って、颯爽と花道に引っ込んでいったんですよ!!(興奮)絶対そのほうが恰好良い~!!
最近またキャッキャウフフ(←だからそれは誤解)が復活したらしいと聞きましたが・・・再考してくれ頼むから。
今日のところはこのへんかな。
セバスチャンの話を書けたので、個人的にには満足しました(^ ^)が、、、続きもさくさく書きたいと思います……なるべく。
博多でご覧になっているみなさま、宙組っ子の様子を教えてください。。。
.
銀河英雄伝説@HAKATAZA【3】
2013年1月20日 宝塚(宙) コメント (2)宙組博多座公演「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」続き。
■第5場B ヤンの家
ユリアンが玲美うららちゃんから花乃まりあさんへ。小柄な花乃さんですが、顔立ちがすごく男らしいのと、仕草がとても自然で、普通に小柄な男役さんに見えました……というか、小柄な男役さんだと思ってました(^ ^;ゞ
後ろ姿はさすがに女の子でしたけど、座っている姿や正面の立ち姿が男役にしか見えない、、、ってのは、凄いことなんじゃないだろうか。。。まだ研3で「娘役」の型もついてないのかもしれませんが、意識して身に付けたんだとしたら、この短期間に凄いなあと思いました。
……しかし、うららちゃんの美形オーラは、やっぱり凄かったんだなあ……(しみじみ)(いや、花乃さんも凛々しい美少年でしたけどね!)
ヤンのキタロウは、東宝の時より大きくなったような気がしました。大きくなったというか、おおらかになったというか、、、包容力を増したというか。
原作ファン的には、ヤンがそんなに包容力のある大人になってしまうと、ちょっと戸惑ったりもするのですが(^ ^;
■第6場 戦没者慰霊集会
トリューニヒトさま(星吹)、万歳!と言うしかない場面。大劇→東宝→博多と、どんどん進化していくところも若さだなと思いました。まだ研6かー、今年一年がどうなるか、とても楽しみです。
この場面の目玉は、なんといっても市民と遺族のアルバイトの皆さま(^ ^)。
ルビンスキー、双璧、ベーネミュンデ侯爵夫人、ドミニク、アンネローゼと、あまりにも錚々たるメンバーが揃う市民たちが面白すぎる。帽子を目深にかぶったロイエンタール、何も隠すものなどないらしいミッターマイヤー。
そんな中、れーれ(すみれ乃)と組んだ美月遥くんが、ものすごい勢いでトリューニヒトをリスペクトして、彼に対して批判的なジェシカに唾でも吐きそうな勢いで睨んでいたのが、とても面白かったです、はい。他のメンバーも結構小芝居してたなあ。。。ああ、もっと何度でも観たかったー。
最後に、どうでもいいことですが(汗)、ユリアンが小柄になったので、ヤンと並んで立ったときのバランスがちゃんと「大人と子供」になったな、と思いました。
■第7場 夕暮れの墓地
ヤンとジェシカの雰囲気は、東宝よりむしろ、切ない感じになっていたような気がします。歌もとても良かった。キタロウの音程はいつもちょっと不安定なんですが、今回はきれいにハモっていた気がします。
憂国騎士団は、声が違うのでだいぶ入れ替わってたのは判るんですが・・・・本公演は誰だったんだっけ(汗)。みんな良い声でした。でも、本公演に輪をかけて弱すぎた。。。
■第8場 新元帥府
新・元帥たちの印象をまとめてここで。
ミッターマイヤー(蒼羽)
なんというか、ヤンチャなミッターマイヤーでした(^ ^)。笑顔が明るくて可愛かった!このタイミングというより、一番最初にラインハルトに出会った外伝の頃のヴォルフのイメージが近いかもしれません。ロイエンタールへの友情はさりげなく深く、という感じで、かいちゃんのようにやたらにじぃっと見凝めていたりはしなかった印象。
ロイエンタール(澄輝)
この人も、どちらかといえば外伝のロイエンタールのイメージに近かったかも。あまり破滅的ではなく、ちょっとペシミスティックだけど普通に人間らしい幸せを求めているタイプに見えました。。。この場面ではありませんが、女に対する態度も優しいんですよね。あっきーの優しさがにじみ出てるなあと思いました。(←ちーちゃんは優しくないという話ではありません)
ビッテンフェルト(風馬)
いやもう、あまりにも似合いすぎて!!食堂云々の件りもさすがでした。間がいい人なんですよね、本当に。
ルッツ(美月)
ラインハルト父がとてもステキだった美月くん。本役のルッツは、当たり前に若々しいイケメンで、ふつーにスターさんに見えました。。。びっくり(@ @)
ワーレン(春瀬)
無難にこなしてるなーという印象でした。綺麗な人なので、軍服姿はかなり眼の保養でした(*^ ^*)。
ケンプ(七生)
この歌だけはどうもすっぽ抜けがちというか、、、声が女の子すぎて吃驚しました。今まで新公とかでいろいろ観てきているけど、あんなんじゃなかったと思うんですが。確かに声は高めだけど。りっくんは、いったいどうやって歌っていたんだろうか?
オーベルシュタイン(七海)については最初に叫んだので割愛。いやもう、本当に素敵でした。。。もう一回観たいよー(涙)。
■第9場 オペラ座
皇帝の「アンネローゼのいれる寝酒が」という台詞。本公演のすっしーさんは、「疲れたので安眠したい」という風に聴こえたけど、ソルーナさんだと違う意味に聴こえる……やっぱりソルーナさんは色っぽいなあ、と思いました。すっしーさんは、若い役だと死ぬほど恰好良いけど、年配の薬をすると枯れちゃうんですよね。。。専科さん恐るべし。
この場面に愛白さんが出てたのは知っていたけど、ヴェストパーレ男爵夫人として出てたとは思わなかった……どうせなら、アンネローゼと親しげに話ながら降りてくるとか、そのくらいやってもいいだろうに。
そして、貴族の女性たち(結乃、桜音、愛咲)が、就任式のとは違う豪華なドレスで舞台の隅に固まっていたのが残念。せっかくだから、もっと前に出してあげてほしい!
ベーネミュンデ侯爵夫人(美風)は、博多にきて神懸ってきたような気がします。すごい迫力でした。
そんなあおいさんにバッグをさしだすかいちゃんオーベルシュタインの異様さは、フレーゲル(桜木)に毛嫌いされるのも仕方ない気がしました。目線が定まらない人って怖い……。
■第11場 ブラウンシュヴァイク公爵邸
ここも、ロイヤルファミリーがいないのでどうなるのかなと思っていたのですが、なんの違和感もなくつながっていてびっくり。キーとなるのはフレーゲルだと思うのですが、さすがに芝居巧者のずんちゃん、ヒロさんとがっぷり4つに組む難しい役をよく消化していたと思います。
グレーザー医師(星月)は、銀縁眼鏡が良く似合う、ごく普通のお医者さん……に見えて、腹の底が真っ黒なところがとても素敵でした。美月くんと並んで、もっと大きな役で観てみたい人です。この公演は大活躍してくれて嬉しかったー!
■第12場B ハイネセン市街
トリューニヒトの側近は夢月くん。美形なのであんまり芝居には期待していなかったのですが(←失礼な)、聴きやすい落ち着いた声で、すごく良かったと思います。この役の他にも、本公演でずんちゃんがやっていた侍従とかが全部夢月くんに回ってきていて、小池さんの信頼がある子なんだなと感心しました。
この場面も元帥府メンバーが全員アルバイトしていましたが、盆が回ったあたりで抜けちゃうんですよね。またすぐ元帥たちとして出なくちゃいけないから……忙しい人たちです。
ジェシカに声をかける党員はありさちゃん(瀬音)……だったかな?すみません、忘れました。
個人的には、彩花まりちゃんが大人っぽく綺麗にまとめてて見惚れました。そして、結ちゃん(結乃)はかっこいい(*^ ^*)
■第15場 皇帝の寝室
13~14場まで飛ばして、皇帝の寝室へ。
ここで眼を惹いたのは、なんといっても謎の近未来的医療機器(たぶん点滴)。えっと、東宝までは普通の点滴だったと思うんですけど!!
何のために変えたんでしょうね。未来感を出すため?……いやしかし、東宝ならともかく、博多でわざわざ変える理由がわからん。。。
いやもちろん、医療機器ばかり観ていたわけではないんですよ!(←いまさら)
感心したのは、ソルーナさんの死に際の台詞回しですね。こういう時に経験が物を言うんだな、と想いました。さすがです。
■第16場 銀河の運命
ある程度回数を観ないことには、黒衣の貴婦人たちの並びが把握しきれない。。。もうちょっと顔が見えればわかるのになあ(溜息)。
アンスバッハ(凛城)は、ここが初登場なのですが、、、凛きらは、長身でこそないけどカチャよりだいぶたくましいので、ごく普通に「有能な軍人」に見えたのは良かったと思います。声も低いし、無表情なキャラクターは似合っていたような。
一幕終わりにふさわしい「大コーラスは、小池さんの“いつもの手”なんですけど、やっぱり感動しますね。人数が半分になっても、メンバー1人1人の気迫が倍になった分、全体の迫力が落ちてなかったのはさすがだと思いました。
元帥府メンバー、門閥貴族たち、同盟軍、、、と次々に登場して、芝居をしつつ歌い継いでいく構成の見事さに、あらためて感じ入りました。小池さんは神。
一幕が終わったので、次は二幕のアムリッツァから書いていきたいと思います。
あと一回で終わるかなー?
.
■第5場B ヤンの家
ユリアンが玲美うららちゃんから花乃まりあさんへ。小柄な花乃さんですが、顔立ちがすごく男らしいのと、仕草がとても自然で、普通に小柄な男役さんに見えました……というか、小柄な男役さんだと思ってました(^ ^;ゞ
後ろ姿はさすがに女の子でしたけど、座っている姿や正面の立ち姿が男役にしか見えない、、、ってのは、凄いことなんじゃないだろうか。。。まだ研3で「娘役」の型もついてないのかもしれませんが、意識して身に付けたんだとしたら、この短期間に凄いなあと思いました。
……しかし、うららちゃんの美形オーラは、やっぱり凄かったんだなあ……(しみじみ)(いや、花乃さんも凛々しい美少年でしたけどね!)
ヤンのキタロウは、東宝の時より大きくなったような気がしました。大きくなったというか、おおらかになったというか、、、包容力を増したというか。
原作ファン的には、ヤンがそんなに包容力のある大人になってしまうと、ちょっと戸惑ったりもするのですが(^ ^;
■第6場 戦没者慰霊集会
トリューニヒトさま(星吹)、万歳!と言うしかない場面。大劇→東宝→博多と、どんどん進化していくところも若さだなと思いました。まだ研6かー、今年一年がどうなるか、とても楽しみです。
この場面の目玉は、なんといっても市民と遺族のアルバイトの皆さま(^ ^)。
ルビンスキー、双璧、ベーネミュンデ侯爵夫人、ドミニク、アンネローゼと、あまりにも錚々たるメンバーが揃う市民たちが面白すぎる。帽子を目深にかぶったロイエンタール、何も隠すものなどないらしいミッターマイヤー。
そんな中、れーれ(すみれ乃)と組んだ美月遥くんが、ものすごい勢いでトリューニヒトをリスペクトして、彼に対して批判的なジェシカに唾でも吐きそうな勢いで睨んでいたのが、とても面白かったです、はい。他のメンバーも結構小芝居してたなあ。。。ああ、もっと何度でも観たかったー。
最後に、どうでもいいことですが(汗)、ユリアンが小柄になったので、ヤンと並んで立ったときのバランスがちゃんと「大人と子供」になったな、と思いました。
■第7場 夕暮れの墓地
ヤンとジェシカの雰囲気は、東宝よりむしろ、切ない感じになっていたような気がします。歌もとても良かった。キタロウの音程はいつもちょっと不安定なんですが、今回はきれいにハモっていた気がします。
憂国騎士団は、声が違うのでだいぶ入れ替わってたのは判るんですが・・・・本公演は誰だったんだっけ(汗)。みんな良い声でした。でも、本公演に輪をかけて弱すぎた。。。
■第8場 新元帥府
新・元帥たちの印象をまとめてここで。
ミッターマイヤー(蒼羽)
なんというか、ヤンチャなミッターマイヤーでした(^ ^)。笑顔が明るくて可愛かった!このタイミングというより、一番最初にラインハルトに出会った外伝の頃のヴォルフのイメージが近いかもしれません。ロイエンタールへの友情はさりげなく深く、という感じで、かいちゃんのようにやたらにじぃっと見凝めていたりはしなかった印象。
ロイエンタール(澄輝)
この人も、どちらかといえば外伝のロイエンタールのイメージに近かったかも。あまり破滅的ではなく、ちょっとペシミスティックだけど普通に人間らしい幸せを求めているタイプに見えました。。。この場面ではありませんが、女に対する態度も優しいんですよね。あっきーの優しさがにじみ出てるなあと思いました。(←ちーちゃんは優しくないという話ではありません)
ビッテンフェルト(風馬)
いやもう、あまりにも似合いすぎて!!食堂云々の件りもさすがでした。間がいい人なんですよね、本当に。
ルッツ(美月)
ラインハルト父がとてもステキだった美月くん。本役のルッツは、当たり前に若々しいイケメンで、ふつーにスターさんに見えました。。。びっくり(@ @)
ワーレン(春瀬)
無難にこなしてるなーという印象でした。綺麗な人なので、軍服姿はかなり眼の保養でした(*^ ^*)。
ケンプ(七生)
この歌だけはどうもすっぽ抜けがちというか、、、声が女の子すぎて吃驚しました。今まで新公とかでいろいろ観てきているけど、あんなんじゃなかったと思うんですが。確かに声は高めだけど。りっくんは、いったいどうやって歌っていたんだろうか?
オーベルシュタイン(七海)については最初に叫んだので割愛。いやもう、本当に素敵でした。。。もう一回観たいよー(涙)。
■第9場 オペラ座
皇帝の「アンネローゼのいれる寝酒が」という台詞。本公演のすっしーさんは、「疲れたので安眠したい」という風に聴こえたけど、ソルーナさんだと違う意味に聴こえる……やっぱりソルーナさんは色っぽいなあ、と思いました。すっしーさんは、若い役だと死ぬほど恰好良いけど、年配の薬をすると枯れちゃうんですよね。。。専科さん恐るべし。
この場面に愛白さんが出てたのは知っていたけど、ヴェストパーレ男爵夫人として出てたとは思わなかった……どうせなら、アンネローゼと親しげに話ながら降りてくるとか、そのくらいやってもいいだろうに。
そして、貴族の女性たち(結乃、桜音、愛咲)が、就任式のとは違う豪華なドレスで舞台の隅に固まっていたのが残念。せっかくだから、もっと前に出してあげてほしい!
ベーネミュンデ侯爵夫人(美風)は、博多にきて神懸ってきたような気がします。すごい迫力でした。
そんなあおいさんにバッグをさしだすかいちゃんオーベルシュタインの異様さは、フレーゲル(桜木)に毛嫌いされるのも仕方ない気がしました。目線が定まらない人って怖い……。
■第11場 ブラウンシュヴァイク公爵邸
ここも、ロイヤルファミリーがいないのでどうなるのかなと思っていたのですが、なんの違和感もなくつながっていてびっくり。キーとなるのはフレーゲルだと思うのですが、さすがに芝居巧者のずんちゃん、ヒロさんとがっぷり4つに組む難しい役をよく消化していたと思います。
グレーザー医師(星月)は、銀縁眼鏡が良く似合う、ごく普通のお医者さん……に見えて、腹の底が真っ黒なところがとても素敵でした。美月くんと並んで、もっと大きな役で観てみたい人です。この公演は大活躍してくれて嬉しかったー!
■第12場B ハイネセン市街
トリューニヒトの側近は夢月くん。美形なのであんまり芝居には期待していなかったのですが(←失礼な)、聴きやすい落ち着いた声で、すごく良かったと思います。この役の他にも、本公演でずんちゃんがやっていた侍従とかが全部夢月くんに回ってきていて、小池さんの信頼がある子なんだなと感心しました。
この場面も元帥府メンバーが全員アルバイトしていましたが、盆が回ったあたりで抜けちゃうんですよね。またすぐ元帥たちとして出なくちゃいけないから……忙しい人たちです。
ジェシカに声をかける党員はありさちゃん(瀬音)……だったかな?すみません、忘れました。
個人的には、彩花まりちゃんが大人っぽく綺麗にまとめてて見惚れました。そして、結ちゃん(結乃)はかっこいい(*^ ^*)
■第15場 皇帝の寝室
13~14場まで飛ばして、皇帝の寝室へ。
ここで眼を惹いたのは、なんといっても謎の近未来的医療機器(たぶん点滴)。えっと、東宝までは普通の点滴だったと思うんですけど!!
何のために変えたんでしょうね。未来感を出すため?……いやしかし、東宝ならともかく、博多でわざわざ変える理由がわからん。。。
いやもちろん、医療機器ばかり観ていたわけではないんですよ!(←いまさら)
感心したのは、ソルーナさんの死に際の台詞回しですね。こういう時に経験が物を言うんだな、と想いました。さすがです。
■第16場 銀河の運命
ある程度回数を観ないことには、黒衣の貴婦人たちの並びが把握しきれない。。。もうちょっと顔が見えればわかるのになあ(溜息)。
アンスバッハ(凛城)は、ここが初登場なのですが、、、凛きらは、長身でこそないけどカチャよりだいぶたくましいので、ごく普通に「有能な軍人」に見えたのは良かったと思います。声も低いし、無表情なキャラクターは似合っていたような。
一幕終わりにふさわしい「大コーラスは、小池さんの“いつもの手”なんですけど、やっぱり感動しますね。人数が半分になっても、メンバー1人1人の気迫が倍になった分、全体の迫力が落ちてなかったのはさすがだと思いました。
元帥府メンバー、門閥貴族たち、同盟軍、、、と次々に登場して、芝居をしつつ歌い継いでいく構成の見事さに、あらためて感じ入りました。小池さんは神。
一幕が終わったので、次は二幕のアムリッツァから書いていきたいと思います。
あと一回で終わるかなー?
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2013年のタカラヅカ【7】
2013年1月25日 宝塚(花) コメント (4)さて、今年一発目のラインナップは、花組から二題。
■初姫さあや イゾラベッラ サロンコンサート
2013年3月13日(水)、14日(木) ディナー 18:45~
さあや~~~!!
行きたい行きたい行きたい絶対行きたい!!
休めるかどうかわかりませんが、全力を尽くします。っつか、休むよねこの場合。
きっとやってくれるだろうとは思っていましたが、あらためて嬉しいです。
さあやにとって、思い出にのこる素敵な二日間になりますように。
■バウ・ミュージカル・ロマンス
『フォーエバー・ガーシュイン』-五線譜に描く夢-
作・演出/野口幸作
キキちゃん(芹香)、初主演おめでとうございます!!
いずれ主演するだろうと思っていたし、とくにこないだ「ぐるっと関西」出演が発表されてからは“もしかして?”というのもありましたが、、、研7かあ。良いタイミングですが、ファンの方は大変ですね(^ ^)。
いやー、野口さんの演出も楽しみです。
田渕さん・野口さんのデビュー、生田さんの東上、、、期待の若手が次々出てきて、100周年に向けてスターーも制作陣も面白くなってきましたね♪
一つだけ残念なのは、真由ちゃん(鳳)とキキちゃんで主演と二番手、という夢が遠くなったことです……(T T)新公が惜しいところで被らなかったから、がっつり組んだことがないんですよね、この二人。
みっきぃさん(天寿)とキキちゃんは、新人公演でも「ランスロット」でも結構組んでくれたんだけど、、、。
まあ、キキちゃん主演、真由ちゃんヒロインだったら、ある意味すごく正解なんだけど!!さすがに、そーゆーわけにもいかない、よね。。。
(真由ちゃんの女役が観たいわけでも、男同士の恋愛が観たいわけでもございませんので、誤解のないように)
なにはともあれ、おめでとうございます。
バウがキキちゃん、ということは、スターはほとんどシアターオーヴの「戦国BASARA」に全力投入、になるんでしょうか。鈴木さんは、メインキャストは個性豊かにいろいろ書きこんでくれるから楽しいけど、あまり役をたくさん作ってくれるタイプではないので、、、ちょっと心配だなあ。
逆に、94期以下はほとんどバウになるのでしょうか?どんな作品になるかわからないけど、野口さんには期待しているので、振り分けが楽しみです(はぁと)。
というわけで、宙星雪のバウ公演もよろしくね!!>劇団
星組は……とっとと礼真琴くんに主演させてしまえ!と思っていたりする
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■初姫さあや イゾラベッラ サロンコンサート
2013年3月13日(水)、14日(木) ディナー 18:45~
さあや~~~!!
行きたい行きたい行きたい絶対行きたい!!
休めるかどうかわかりませんが、全力を尽くします。っつか、休むよねこの場合。
きっとやってくれるだろうとは思っていましたが、あらためて嬉しいです。
さあやにとって、思い出にのこる素敵な二日間になりますように。
■バウ・ミュージカル・ロマンス
『フォーエバー・ガーシュイン』-五線譜に描く夢-
作・演出/野口幸作
キキちゃん(芹香)、初主演おめでとうございます!!
いずれ主演するだろうと思っていたし、とくにこないだ「ぐるっと関西」出演が発表されてからは“もしかして?”というのもありましたが、、、研7かあ。良いタイミングですが、ファンの方は大変ですね(^ ^)。
いやー、野口さんの演出も楽しみです。
田渕さん・野口さんのデビュー、生田さんの東上、、、期待の若手が次々出てきて、100周年に向けてスターーも制作陣も面白くなってきましたね♪
一つだけ残念なのは、真由ちゃん(鳳)とキキちゃんで主演と二番手、という夢が遠くなったことです……(T T)新公が惜しいところで被らなかったから、がっつり組んだことがないんですよね、この二人。
みっきぃさん(天寿)とキキちゃんは、新人公演でも「ランスロット」でも結構組んでくれたんだけど、、、。
まあ、キキちゃん主演、真由ちゃんヒロインだったら、ある意味すごく正解なんだけど!!さすがに、そーゆーわけにもいかない、よね。。。
(真由ちゃんの女役が観たいわけでも、男同士の恋愛が観たいわけでもございませんので、誤解のないように)
なにはともあれ、おめでとうございます。
バウがキキちゃん、ということは、スターはほとんどシアターオーヴの「戦国BASARA」に全力投入、になるんでしょうか。鈴木さんは、メインキャストは個性豊かにいろいろ書きこんでくれるから楽しいけど、あまり役をたくさん作ってくれるタイプではないので、、、ちょっと心配だなあ。
逆に、94期以下はほとんどバウになるのでしょうか?どんな作品になるかわからないけど、野口さんには期待しているので、振り分けが楽しみです(はぁと)。
というわけで、宙星雪のバウ公演もよろしくね!!>劇団
星組は……とっとと礼真琴くんに主演させてしまえ!と思っていたりする
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東京グローブ座にて、ダンスパフォーマンス「No Words, No Time ~空に落ちた涙~」を観劇いたしました。
主演は少年隊の東山紀之……かと思っていたら、KAT-TUNの田口淳之介とW主演、という設定でした。開演前にプログラムを見ていなかったので、観ていてあまりにも田口くんの扱いが大きくてドキドキしましたわ(@ @)。カーテンコールで二人同時に出てきたときは、なんだか吃驚しすぎて呆然としてしまいました(^ ^;ゞ
田口くん、単独での舞台出演は初めてだそうですが、大先輩の胸を借りつつ、役柄としての責任はちゃんと果たしていたんじゃないかと思います。
若干贔屓目入ってるかもしれませんが、がんばってましたー(^ ^)。
私は、以前も書きましたが、樹里ちゃんが初めて「SHOCK!」に出演したときから田口くんのダンスが好きで、ずっと舞台出演を待ち焦がれておりました。
映像での彼には残念ながらあまりときめかなくて、舞台映えする容姿も、伸び伸びしたダンスも、すべてにおいて映像より舞台サイズの人なんだから、早く舞台デビューしてほしかったんですよね。それも、コンサートとかだと無駄なサービス精神が前に出過ぎてしまうので、しっかりした演出家が指導するダンスパフォーマンスに出すべき人材なんだけどなあ、、、と。
そんな10年来の夢がかなって、とても贅沢で幸せな二時間でした(*^ ^*)。
演出はG2。グローブ座の決して広くない舞台上に、ぎっしりと詰め込まれたダンサーたちが踊り続ける作品でした。
メインキャストはW主演のお二人(東山・田口)と花總まり、振付も兼ねている黒田育世さんの4人。あとは陰山泰を含めてアンサンブルダンサーが8人。
パラレルワールドを行きかう、台詞のないダンス・パフォーマンス。
まずは事故で妻(花總)と子供を喪った男(東山)の日常の風景が丁寧に描かれます。悪夢にうなされて起きて、朝食を食べ、通勤電車に乗って職場へ向かい、時に女性管理職から口説かれたりしながら淡々と仕事をこなし、ふたたび満員電車に乗って空っぽの家に帰る……空虚で満たされない毎日。
張り出した舞台の周りがちょっとしたエプロンステージになっていて、袖ではなくて客席側の両脇から人やセットを出し入れしたり、舞台の下からダンサーが登場して、その場で着替えたり、、、という動きがとても面白かったです。この作品、前方席(エプロンステージがよく見える)と後方席(舞台の上だけで完結する)でだいぶ見え方が違うんじゃないかなあ、と思いました。
私はたまたま前方席だったので、ある意味すごく面白かったけど、一方で舞台上のパフォーマンスに集中できなかったような気もしました。後方席でも一回観て観たかった、かも。
最初の、「男」の自宅の場面では、アンサンブルメンバーはちょっと妖精的な衣装(肌色の全身タイツみたいな)なのですが、彼が外に出かけるまでにちゃんと着替えてスーツ姿になり、満員電車になるところが巧い演出だなーと思いました。セットもシンプルで、たくさんの180×90cmくらいの枠が窓になったり電車になったり、自由自在に使われていました。
しかも、その枠を並べたり、机を片づけたり……といった場面が、どれも見事なダンス場面になっていたのもすごいなあ、と感心したり。
男に言い寄る“女性管理職”は黒田さん自らパフォーマンス。ダンスは素晴らしかったけど、ああいうタイトなスーツでのダンスはちょっと違和感があったかも。。。後半に違う衣装で踊る場面が素晴らしくて、別人かと思いました(^ ^;ゞ
毎年めぐってくる記念日に、男は二人へのプレゼントをもって帰宅する。
妻へはちいさなハンドバッグ、息子には消防自動車のおもちゃ。
喪った家族を思い出して男泣きに泣く男の前で、消防自動車が勝手に走りだす……鏡を通り抜け、現実にはありえないパラレルワールドへ向けて。
ここまでの場面のヒガシの衣装は、黒っぽいスーツに白いシャツ。
で、途中でちょっと田口くんが出てくるんですが、彼は白っぽい銀のスーツに黒いシャツで、ちょうどネガポジ反転のようになっているんですよね。
でもって、鏡を通り抜けた先では、黒いスーツに白いシャツの青年(田口)が、黒い服のハナちゃんと二人で暮らしている。
設定としては、消防自動車が導いてくれたのは、事故の結果、「男」の妻(花總)が生きていて「男」が死んでしまった“パラレルワールド”なのだそうです。
「男」にとっての現実が裏返しになった世界。
で、その世界に突如顕れた「男」は、白っぽい銀の上着に黒いシャツになっている。いつの間にか。現実が反転した世界、という設定がビジュアルでわかるようになっていて、なるほどなーと思いました♪
このあたりのストーリーはあまり理解せずに観ていたのですが、1回しか観ないのであれば、どちらかといえば事前に予習をしておいたほうが楽しめるんじゃないかなーと思います。
プログラムを買わなくても、ロビーに「ご観劇ガイド」というグレーの紙が置いてあるので、あれを一通り読んでおかれるといいと思います。
2回以上ご覧になるなら、初回は何も読まずに観たほうが楽しいかもですが。
……いや、えっと、この日記を最後まで読んでくださった方は、「ご観劇ガイド」を読む必要ないんじゃね? ←(@ @)
というわけで、以下は若干ネタばれかも。
ラストにどうなるかは書きませんが、途中にいくつか謎のハードルがあるので、それは書いちゃいます。
気になる方はお読みにならないでくださいませ。
パラレルワールドで生きている「妻」を見つけた「男」は、「妻」と一緒に暮らしている「青年」と争いになる。
なんのことはない、彼は「男」の「息子」であることがわかって、3人は仲直りするわけですが!
黒い服に身を包んだハナちゃんと田口くんのダンスはなかなか色っぽくて、しばらくは二人が母子であることに気がつきませんでした(汗)……いや、さすがにツバメかなくらいには見えましたが。
ハナちゃん美しいよ若いよさすがだよ。
この場面の、ヒガシと田口くんのダンスは、見どころその1です(*^ ^*)
パラレルワールドで出会った親子3人。
でも、パラレルワールドに不法侵入した「男」は、不思議な人たちに追われることになる。彼らは「時空管理官」的な存在であるらしい。要するに、“世界”にとっての異物を排除する免疫機能のようなもの、なんでしょう。
彼らのダンスも凄かったけど、囚われた「男」を救いに来る「青年」のダンスは、私的見どころその2でした(*^ ^*)田口くん恰好良いよ田口くん(はぁと)。
最後の選択とラストシーンは、このあたりのストーリーをちゃんと理解していたほうが感慨深いと思うので、やっぱり予習は重要かもしれません。
(←あまり理解できていなかった人間の感想です)
最後に、これからご覧になる方へ。
休憩なしの一幕物ですので、必ず開演前にお手洗いをすませておいたほうがいいですよ!
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主演は少年隊の東山紀之……かと思っていたら、KAT-TUNの田口淳之介とW主演、という設定でした。開演前にプログラムを見ていなかったので、観ていてあまりにも田口くんの扱いが大きくてドキドキしましたわ(@ @)。カーテンコールで二人同時に出てきたときは、なんだか吃驚しすぎて呆然としてしまいました(^ ^;ゞ
田口くん、単独での舞台出演は初めてだそうですが、大先輩の胸を借りつつ、役柄としての責任はちゃんと果たしていたんじゃないかと思います。
若干贔屓目入ってるかもしれませんが、がんばってましたー(^ ^)。
私は、以前も書きましたが、樹里ちゃんが初めて「SHOCK!」に出演したときから田口くんのダンスが好きで、ずっと舞台出演を待ち焦がれておりました。
映像での彼には残念ながらあまりときめかなくて、舞台映えする容姿も、伸び伸びしたダンスも、すべてにおいて映像より舞台サイズの人なんだから、早く舞台デビューしてほしかったんですよね。それも、コンサートとかだと無駄なサービス精神が前に出過ぎてしまうので、しっかりした演出家が指導するダンスパフォーマンスに出すべき人材なんだけどなあ、、、と。
そんな10年来の夢がかなって、とても贅沢で幸せな二時間でした(*^ ^*)。
演出はG2。グローブ座の決して広くない舞台上に、ぎっしりと詰め込まれたダンサーたちが踊り続ける作品でした。
メインキャストはW主演のお二人(東山・田口)と花總まり、振付も兼ねている黒田育世さんの4人。あとは陰山泰を含めてアンサンブルダンサーが8人。
パラレルワールドを行きかう、台詞のないダンス・パフォーマンス。
まずは事故で妻(花總)と子供を喪った男(東山)の日常の風景が丁寧に描かれます。悪夢にうなされて起きて、朝食を食べ、通勤電車に乗って職場へ向かい、時に女性管理職から口説かれたりしながら淡々と仕事をこなし、ふたたび満員電車に乗って空っぽの家に帰る……空虚で満たされない毎日。
張り出した舞台の周りがちょっとしたエプロンステージになっていて、袖ではなくて客席側の両脇から人やセットを出し入れしたり、舞台の下からダンサーが登場して、その場で着替えたり、、、という動きがとても面白かったです。この作品、前方席(エプロンステージがよく見える)と後方席(舞台の上だけで完結する)でだいぶ見え方が違うんじゃないかなあ、と思いました。
私はたまたま前方席だったので、ある意味すごく面白かったけど、一方で舞台上のパフォーマンスに集中できなかったような気もしました。後方席でも一回観て観たかった、かも。
最初の、「男」の自宅の場面では、アンサンブルメンバーはちょっと妖精的な衣装(肌色の全身タイツみたいな)なのですが、彼が外に出かけるまでにちゃんと着替えてスーツ姿になり、満員電車になるところが巧い演出だなーと思いました。セットもシンプルで、たくさんの180×90cmくらいの枠が窓になったり電車になったり、自由自在に使われていました。
しかも、その枠を並べたり、机を片づけたり……といった場面が、どれも見事なダンス場面になっていたのもすごいなあ、と感心したり。
男に言い寄る“女性管理職”は黒田さん自らパフォーマンス。ダンスは素晴らしかったけど、ああいうタイトなスーツでのダンスはちょっと違和感があったかも。。。後半に違う衣装で踊る場面が素晴らしくて、別人かと思いました(^ ^;ゞ
毎年めぐってくる記念日に、男は二人へのプレゼントをもって帰宅する。
妻へはちいさなハンドバッグ、息子には消防自動車のおもちゃ。
喪った家族を思い出して男泣きに泣く男の前で、消防自動車が勝手に走りだす……鏡を通り抜け、現実にはありえないパラレルワールドへ向けて。
ここまでの場面のヒガシの衣装は、黒っぽいスーツに白いシャツ。
で、途中でちょっと田口くんが出てくるんですが、彼は白っぽい銀のスーツに黒いシャツで、ちょうどネガポジ反転のようになっているんですよね。
でもって、鏡を通り抜けた先では、黒いスーツに白いシャツの青年(田口)が、黒い服のハナちゃんと二人で暮らしている。
設定としては、消防自動車が導いてくれたのは、事故の結果、「男」の妻(花總)が生きていて「男」が死んでしまった“パラレルワールド”なのだそうです。
「男」にとっての現実が裏返しになった世界。
で、その世界に突如顕れた「男」は、白っぽい銀の上着に黒いシャツになっている。いつの間にか。現実が反転した世界、という設定がビジュアルでわかるようになっていて、なるほどなーと思いました♪
このあたりのストーリーはあまり理解せずに観ていたのですが、1回しか観ないのであれば、どちらかといえば事前に予習をしておいたほうが楽しめるんじゃないかなーと思います。
プログラムを買わなくても、ロビーに「ご観劇ガイド」というグレーの紙が置いてあるので、あれを一通り読んでおかれるといいと思います。
2回以上ご覧になるなら、初回は何も読まずに観たほうが楽しいかもですが。
……いや、えっと、この日記を最後まで読んでくださった方は、「ご観劇ガイド」を読む必要ないんじゃね? ←(@ @)
というわけで、以下は若干ネタばれかも。
ラストにどうなるかは書きませんが、途中にいくつか謎のハードルがあるので、それは書いちゃいます。
気になる方はお読みにならないでくださいませ。
パラレルワールドで生きている「妻」を見つけた「男」は、「妻」と一緒に暮らしている「青年」と争いになる。
なんのことはない、彼は「男」の「息子」であることがわかって、3人は仲直りするわけですが!
黒い服に身を包んだハナちゃんと田口くんのダンスはなかなか色っぽくて、しばらくは二人が母子であることに気がつきませんでした(汗)……いや、さすがにツバメかなくらいには見えましたが。
ハナちゃん美しいよ若いよさすがだよ。
この場面の、ヒガシと田口くんのダンスは、見どころその1です(*^ ^*)
パラレルワールドで出会った親子3人。
でも、パラレルワールドに不法侵入した「男」は、不思議な人たちに追われることになる。彼らは「時空管理官」的な存在であるらしい。要するに、“世界”にとっての異物を排除する免疫機能のようなもの、なんでしょう。
彼らのダンスも凄かったけど、囚われた「男」を救いに来る「青年」のダンスは、私的見どころその2でした(*^ ^*)田口くん恰好良いよ田口くん(はぁと)。
最後の選択とラストシーンは、このあたりのストーリーをちゃんと理解していたほうが感慨深いと思うので、やっぱり予習は重要かもしれません。
(←あまり理解できていなかった人間の感想です)
最後に、これからご覧になる方へ。
休憩なしの一幕物ですので、必ず開演前にお手洗いをすませておいたほうがいいですよ!
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日本青年館にて、宙組公演「逆転裁判3」を観劇してまいりました。
ともちん(悠未)、初の東上主演、本当におめでとうございます!!
本当は「ドラマシティ初主演」を祝うべきなのですが、今回ドラマシティでは観られなかったので、こちらで。
ともちんの主演作を観るのは、バウワークショップ「Le Petit Jordan」以来、2回目。あのアランも、優しくて温かくてすごくともちんらしい素敵な青年役だったけど、今回のエッジワースもとても良かったです(*^ ^*)。
正直、3年前に「逆転裁判2」でともちんのエッジワースを観た時は、「1」で同役を演じていた七帆ひかるさんのイメージが強すぎて、若干の違和感を感じていたのですが……、今回はエッジワースが主演ということもあり、また、周りのキャストも全部違っていたこともあって、すんなりと「世界」に馴染むことができたような気がします。
なお。
「3」は、設定的に「1」と「2」の間に位置する物語でした。「1」でフェニックス・ライト(蘭寿)との対決に敗れ、自分の「ルール」を見喪った天才検事が、3年間の彷徨の果てに幼馴染のラリーと再会し、故郷カリフォルニアへ戻る決心をしてから、実際に戻る前に巻き込まれた不思議な出来事。
正直、「2」のエッジワースの不可思議な言動は、今回の「3」で彼の身に起きた異常な体験の直後だったんだとしたら仕方ないかも、と納得させてくれるものになっていたと思います。。。えっと、え、3年前からそんな壮大な計画があったの?あの鈴木圭さんに??
まあ、そんなことは置いておいて。
青年館の緞帳にでかでかと貼られた「逆転裁判3」のステッカー。
「異議あり!」ポーズをキメたシルエットの髪型が、センターパーツです!!
まず、そこで死にそうになりました(^ ^)。
芸が細かいな鈴木圭。(チラシやプログラムにはロゴしかなかったと思うのですが。。。今更でしたらすみません)
プロローグの映像はさすがに恰好良いんですが、今回ちょっと動かし過ぎかも、と思いました。動きに違和感があるのはわざとのはずなんですが、観客が物語世界に入りこむ前にやられると「なんか変だなー」と思ってしまうんですよね。
前回みたいに、キメポーズで静止した状態で3Dにすり替わったほうが自然だったのになーと思いました。
……3D言うな>自分。
物語は、さすが鈴木圭、としか言いようのない荒唐無稽な展開でしたが、メインキャストのキャラクターは実によく嵌っていて、面白かったです。伶美うららちゃんが役柄的に勿体無かったくらいで、上級生はそれなりに役があって、みんな楽しそうに演じていました。
ただ、「1」「2」でも思ったのですが、下級生は基本的に陪審員とコロスしか出番がなくて、しどころの欠片もないんですよね(T T)。それなりに組ファンなはずの私でさえわからないような子ばっかりで、ある程度使える下級生は全員博多に出ていたんだなーとあらためて思ったりしました。。。
逆転裁判組の下級生も、これからがんばってくださいね!
とりあえず、ネタばれにならない範囲で、主要登場人物の印象を簡単に。
■マイルズ・エッジワース(悠未ひろ)<1=七帆、2=悠未>
今回はほんとうに、ともちんらしい、不器用だけど温かくて優しい正義漢キャラになっていて、素敵でした~~~(惚)。
アリソンに対する不器用な優しさや、グレゴリーに対する押しの弱さ、それでいて、意外に決断力というか割り切りの早さがあるあたりのギャップが、とても魅力的なエッジワースでした。
フェニックス・ライトとの対決に敗れ、3年間も彷徨った末に故郷へ帰ろうと飛行に乗ったら、、、ついたのは30年前だった、という唐突なタイムトラベルで始まる荒唐無稽さを、ともちんのお芝居にある人間味とリアル感がカバーして、なんとなく納得させられていたような気がします。
なんとなくですけど、小人の国に迷い込んだガリバー的な「エトランゼ」感があったんですよね、エッジワース。良い意味で浮いてる感じ。あれは何なんだろうなあ。。。不思議な感覚でした。
「1」での七帆くんの、シャープだけどか細くて、すぐに折れてしまうレイピアのような天才肌の鋭さと、一敗地にまみれても再び立ちあがってくる戦士のようなともちんの骨太さが、「エッジワース」という1人の人間の中に違和感なくまとまってみえたことが、今回の最大の収穫だったような気がします。とにかく素敵でした!まる!
■グレゴリー・エッジワース(蓮水ゆうや)
マイルズの父親。1987年にはまだ独身で、無罪判決を勝ち取るためには何でもしていたらしい。
エッジワース(初代)の父親なんですね、間違いなく。
ものすごく恰好良かったです!!トレンチコート似合いすぎ!帽子の扱いが素敵すぎる!!オールバック似合いすぎ!眼が青と黒じゃないのが残念!(←関係ない)いやはや、めっちゃときめきました。。。恰好良いよー!
■ラリー・バッツ(凪七瑠海)<1=鳳翔、2=不在>
可愛い子といえば声をかけまくり、「ときめ木」だのなんだのを植えまくっていたラリーが、3年たったら、「3つのing」って言って口説いてました。……いや、無理だろうそれも。
大ちゃんのラリーは莫迦すぎて可愛かったけど、カチャのラリーはウザ可愛かった!「仮面のロマネスク」のアゾランに続き、ああいうちゃっかりしたサムい役は似合うんだなあ(誉めてます)。
月組に異動して、ジェラルドとジャッキーの役替り、っていうのがすごく自然に想像できる。。。
■アリソン・トレーザ(すみれ乃麗)
普通にれーれがヒロインで良いんですよね?ナウオンもヒロイン席だったし、フィナーレの扱いとかも。
とにかく可愛かったー!「逆転裁判」といえば、れーれのマヤちゃん、というくらい印象的なキャラクターでしたが、今回は普通の、勇気ある女性の役。難しい役でしたが、よく表現していたと思います。可愛かったし、歌も良かったです!
■タイレル・バッド(愛月ひかる)
今回観劇前にナウオンを観たのですが、、、ともちんが“渋い髭役”ときいて不安がる愛ちゃんに「中味はともかく、外見は大丈夫なんだから!」と励ましたというエピソードにちょっと苦笑(^ ^;ゞ 非常に的確でしかも正しいけど、でも、若干失礼だと思う。。。。よ?>ともちん
そんなふうに言われていても、今回の愛ちゃんは、声も見た目も中味も、本当にがんばってました~!Bestではないけど、成長も感じられたし、良かったと思います!
ちなみに、もう一つナウオンネタ。
彼がいつもなめているチュッパチャップスについて、「最初の方で咥えているのは新しいやつ。公演の最後の場面では、咥えたまま喋りたいので、自分でなめて小さくしたのを使っています」と、結構あつく語っていました(^ ^)。おかげで、各場面のチュッパチャップスチェックに忙しかったです(苦笑)。
最後の場面の飴は、確かに小さいけど、ちゃんと咥えてる!と感動しました。ナウオンは視ておくべきですね!
あとは、コロスのセンターで場面を引っ張っていたえびちゃん(綾瀬)がめちゃくちゃ恰好良かった!!ひさびさにえびちゃんのダンスを堪能しました。素敵でした!
92期以上はなんだかんだいっても役がついていましたが、ネタばれに絡む人もいるので明日以降にまた書きます(^ ^)。
フィナーレの立ち位置は、完全にれーれがヒロイン。ちーちゃん・カチャ・愛ちゃんは、扱いとしては3人ほぼ同格だけど、並び順とかは学年順でちーちゃんが上。。。。相変わらず劇団もいろいろ考えるなあ。。。
そういえば。
私はゲームをしないので原作の設定を全く知らないのですが、最初に上演された「逆転裁判1」の物語は、2016年の物語なんだそうですね。
それから3年間あちこちを彷徨して、自分を取り戻しかけたところで、ラリーに再会し、カリフォルニアへ向かう飛行機に乗って・・・・ついたのは1987年。 ……あれ?30年前、って何度も言うけど、計算が合わない……(←鈴木圭ですが何か?)
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ともちん(悠未)、初の東上主演、本当におめでとうございます!!
本当は「ドラマシティ初主演」を祝うべきなのですが、今回ドラマシティでは観られなかったので、こちらで。
ともちんの主演作を観るのは、バウワークショップ「Le Petit Jordan」以来、2回目。あのアランも、優しくて温かくてすごくともちんらしい素敵な青年役だったけど、今回のエッジワースもとても良かったです(*^ ^*)。
正直、3年前に「逆転裁判2」でともちんのエッジワースを観た時は、「1」で同役を演じていた七帆ひかるさんのイメージが強すぎて、若干の違和感を感じていたのですが……、今回はエッジワースが主演ということもあり、また、周りのキャストも全部違っていたこともあって、すんなりと「世界」に馴染むことができたような気がします。
なお。
「3」は、設定的に「1」と「2」の間に位置する物語でした。「1」でフェニックス・ライト(蘭寿)との対決に敗れ、自分の「ルール」を見喪った天才検事が、3年間の彷徨の果てに幼馴染のラリーと再会し、故郷カリフォルニアへ戻る決心をしてから、実際に戻る前に巻き込まれた不思議な出来事。
正直、「2」のエッジワースの不可思議な言動は、今回の「3」で彼の身に起きた異常な体験の直後だったんだとしたら仕方ないかも、と納得させてくれるものになっていたと思います。。。えっと、え、3年前からそんな壮大な計画があったの?あの鈴木圭さんに??
まあ、そんなことは置いておいて。
青年館の緞帳にでかでかと貼られた「逆転裁判3」のステッカー。
「異議あり!」ポーズをキメたシルエットの髪型が、センターパーツです!!
まず、そこで死にそうになりました(^ ^)。
芸が細かいな鈴木圭。(チラシやプログラムにはロゴしかなかったと思うのですが。。。今更でしたらすみません)
プロローグの映像はさすがに恰好良いんですが、今回ちょっと動かし過ぎかも、と思いました。動きに違和感があるのはわざとのはずなんですが、観客が物語世界に入りこむ前にやられると「なんか変だなー」と思ってしまうんですよね。
前回みたいに、キメポーズで静止した状態で3Dにすり替わったほうが自然だったのになーと思いました。
……3D言うな>自分。
物語は、さすが鈴木圭、としか言いようのない荒唐無稽な展開でしたが、メインキャストのキャラクターは実によく嵌っていて、面白かったです。伶美うららちゃんが役柄的に勿体無かったくらいで、上級生はそれなりに役があって、みんな楽しそうに演じていました。
ただ、「1」「2」でも思ったのですが、下級生は基本的に陪審員とコロスしか出番がなくて、しどころの欠片もないんですよね(T T)。それなりに組ファンなはずの私でさえわからないような子ばっかりで、ある程度使える下級生は全員博多に出ていたんだなーとあらためて思ったりしました。。。
逆転裁判組の下級生も、これからがんばってくださいね!
とりあえず、ネタばれにならない範囲で、主要登場人物の印象を簡単に。
■マイルズ・エッジワース(悠未ひろ)<1=七帆、2=悠未>
今回はほんとうに、ともちんらしい、不器用だけど温かくて優しい正義漢キャラになっていて、素敵でした~~~(惚)。
アリソンに対する不器用な優しさや、グレゴリーに対する押しの弱さ、それでいて、意外に決断力というか割り切りの早さがあるあたりのギャップが、とても魅力的なエッジワースでした。
フェニックス・ライトとの対決に敗れ、3年間も彷徨った末に故郷へ帰ろうと飛行に乗ったら、、、ついたのは30年前だった、という唐突なタイムトラベルで始まる荒唐無稽さを、ともちんのお芝居にある人間味とリアル感がカバーして、なんとなく納得させられていたような気がします。
なんとなくですけど、小人の国に迷い込んだガリバー的な「エトランゼ」感があったんですよね、エッジワース。良い意味で浮いてる感じ。あれは何なんだろうなあ。。。不思議な感覚でした。
「1」での七帆くんの、シャープだけどか細くて、すぐに折れてしまうレイピアのような天才肌の鋭さと、一敗地にまみれても再び立ちあがってくる戦士のようなともちんの骨太さが、「エッジワース」という1人の人間の中に違和感なくまとまってみえたことが、今回の最大の収穫だったような気がします。とにかく素敵でした!まる!
■グレゴリー・エッジワース(蓮水ゆうや)
マイルズの父親。1987年にはまだ独身で、無罪判決を勝ち取るためには何でもしていたらしい。
エッジワース(初代)の父親なんですね、間違いなく。
ものすごく恰好良かったです!!トレンチコート似合いすぎ!帽子の扱いが素敵すぎる!!オールバック似合いすぎ!眼が青と黒じゃないのが残念!(←関係ない)いやはや、めっちゃときめきました。。。恰好良いよー!
■ラリー・バッツ(凪七瑠海)<1=鳳翔、2=不在>
可愛い子といえば声をかけまくり、「ときめ木」だのなんだのを植えまくっていたラリーが、3年たったら、「3つのing」って言って口説いてました。……いや、無理だろうそれも。
大ちゃんのラリーは莫迦すぎて可愛かったけど、カチャのラリーはウザ可愛かった!「仮面のロマネスク」のアゾランに続き、ああいうちゃっかりしたサムい役は似合うんだなあ(誉めてます)。
月組に異動して、ジェラルドとジャッキーの役替り、っていうのがすごく自然に想像できる。。。
■アリソン・トレーザ(すみれ乃麗)
普通にれーれがヒロインで良いんですよね?ナウオンもヒロイン席だったし、フィナーレの扱いとかも。
とにかく可愛かったー!「逆転裁判」といえば、れーれのマヤちゃん、というくらい印象的なキャラクターでしたが、今回は普通の、勇気ある女性の役。難しい役でしたが、よく表現していたと思います。可愛かったし、歌も良かったです!
■タイレル・バッド(愛月ひかる)
今回観劇前にナウオンを観たのですが、、、ともちんが“渋い髭役”ときいて不安がる愛ちゃんに「中味はともかく、外見は大丈夫なんだから!」と励ましたというエピソードにちょっと苦笑(^ ^;ゞ 非常に的確でしかも正しいけど、でも、若干失礼だと思う。。。。よ?>ともちん
そんなふうに言われていても、今回の愛ちゃんは、声も見た目も中味も、本当にがんばってました~!Bestではないけど、成長も感じられたし、良かったと思います!
ちなみに、もう一つナウオンネタ。
彼がいつもなめているチュッパチャップスについて、「最初の方で咥えているのは新しいやつ。公演の最後の場面では、咥えたまま喋りたいので、自分でなめて小さくしたのを使っています」と、結構あつく語っていました(^ ^)。おかげで、各場面のチュッパチャップスチェックに忙しかったです(苦笑)。
最後の場面の飴は、確かに小さいけど、ちゃんと咥えてる!と感動しました。ナウオンは視ておくべきですね!
あとは、コロスのセンターで場面を引っ張っていたえびちゃん(綾瀬)がめちゃくちゃ恰好良かった!!ひさびさにえびちゃんのダンスを堪能しました。素敵でした!
92期以上はなんだかんだいっても役がついていましたが、ネタばれに絡む人もいるので明日以降にまた書きます(^ ^)。
フィナーレの立ち位置は、完全にれーれがヒロイン。ちーちゃん・カチャ・愛ちゃんは、扱いとしては3人ほぼ同格だけど、並び順とかは学年順でちーちゃんが上。。。。相変わらず劇団もいろいろ考えるなあ。。。
そういえば。
私はゲームをしないので原作の設定を全く知らないのですが、最初に上演された「逆転裁判1」の物語は、2016年の物語なんだそうですね。
それから3年間あちこちを彷徨して、自分を取り戻しかけたところで、ラリーに再会し、カリフォルニアへ向かう飛行機に乗って・・・・ついたのは1987年。 ……あれ?30年前、って何度も言うけど、計算が合わない……(←鈴木圭ですが何か?)
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千秋楽おめでとうございます
2013年1月28日 宝塚(宙) コメント (2)本日、二つの公演が千秋楽を迎えました。
日本青年館の「逆転裁判3」と、博多座の「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
どっちもとても面白くて、今の宙組の充実っぷりを実感した日々でした。
特に博多座は、本当に本当に本当に!!もう一回観たかったよーーーー(泣)。
いちくん、ご卒業おめでとうございます。
最後の日にお見送りは出来なかったけど、きっと素敵な笑顔でフィナーレを迎えられたんだろうな、と思うと、なんか眼が熱いです。
どうぞ、明日からのあなたの道が、平坦なものでありますように。
そしてカチャ、組替えおめでとうございます!
月組でも、あなたらしくがんばってくださいね。ご活躍を楽しみにしています。
ネタばれな感想は、また後日(^ ^)。
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日本青年館の「逆転裁判3」と、博多座の「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」。
どっちもとても面白くて、今の宙組の充実っぷりを実感した日々でした。
特に博多座は、本当に本当に本当に!!もう一回観たかったよーーーー(泣)。
いちくん、ご卒業おめでとうございます。
最後の日にお見送りは出来なかったけど、きっと素敵な笑顔でフィナーレを迎えられたんだろうな、と思うと、なんか眼が熱いです。
どうぞ、明日からのあなたの道が、平坦なものでありますように。
そしてカチャ、組替えおめでとうございます!
月組でも、あなたらしくがんばってくださいね。ご活躍を楽しみにしています。
ネタばれな感想は、また後日(^ ^)。
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大空祐飛さま、
半年ぶりの出演舞台初日、おめでとうございます!
なんだかすごく不思議な感じです(^ ^)。
というわけで、今日のところは、まずはお祝いまでに。
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若人たちのオーシャンズ
2013年1月31日 宝塚(花) コメント (2)花組公演「オーシャンズ11」の新人公演配役が発表されました♪
テリー・ベネディクトが柚香光くん、ラスティ―がマイティー(水美)。本公演のモロイ兄弟がラスティ―とテリーを演じるんですね。なんだかお稽古が楽しそうだな(←気のせい)
ソールの天真とか、ダイアナの仙名さんとか、なんだか当たり前すぎて「あれっ、まだ発表されてなかったっけ?」的なキャストも居ますが、意外だったのはリヴィングストンの舞月なぎささんでしょうか。綺麗な人なのに今までほとんど役がついたことがなかったので、素直に嬉しいです(はぁと)。
そして、イエンのマキシム(真輝)&バシャーの凛ちゃん(大河)という同期コンビも楽しみだー。
娘役は色々楽しみですが、中でも3ジュエルズに乙羽映見ちゃんが入ったのがとても嬉しい!歌えるんですね、彼女!?あまりにも可愛いから、歌とか全然期待していなかったのですが、楽しみだなあ。
そして、マイク(本役・大河凜)はどうなるんでしょう?まさか、3ジュエルズの3人が全部歌っちゃうの……?
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テリー・ベネディクトが柚香光くん、ラスティ―がマイティー(水美)。本公演のモロイ兄弟がラスティ―とテリーを演じるんですね。なんだかお稽古が楽しそうだな(←気のせい)
ソールの天真とか、ダイアナの仙名さんとか、なんだか当たり前すぎて「あれっ、まだ発表されてなかったっけ?」的なキャストも居ますが、意外だったのはリヴィングストンの舞月なぎささんでしょうか。綺麗な人なのに今までほとんど役がついたことがなかったので、素直に嬉しいです(はぁと)。
そして、イエンのマキシム(真輝)&バシャーの凛ちゃん(大河)という同期コンビも楽しみだー。
娘役は色々楽しみですが、中でも3ジュエルズに乙羽映見ちゃんが入ったのがとても嬉しい!歌えるんですね、彼女!?あまりにも可愛いから、歌とか全然期待していなかったのですが、楽しみだなあ。
そして、マイク(本役・大河凜)はどうなるんでしょう?まさか、3ジュエルズの3人が全部歌っちゃうの……?
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