コルドバのマタドールと、熱い海
2009年5月2日 宝塚(花) コメント (6)市川文化会館にて、花組全国ツアー公演「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA2」を観劇して参りました。
お芝居は、初日のせいか段取りにいろいろトラブルが…。最初のパーティー場面への転換で、皆がスタンバイする前に前壁が動いてしまったらしく(?)、袖から駆け出してくるスカートの裾が丸見えだったりとか。名曲「エル・アモール」でセットが開いたり閉じたりするときに違うところが開いちゃったりとか。
芝居もちょっと探り探りな感じでしたし、なによりカポーティの扱いがかーなーりーヤバイ(苦笑)。
でも、一回目より二回目がずっと良かったので、これからどんどん良くなってくれることと思います♪
「哀しみのコルドバ」初演は、1986年の星組。再演は、今回振付を担当されているヤンさん(安寿ミラ)のサヨナラ公演で、阪神大震災があった1995年。
今回の公演のモトになったらしい再演時に花組にいたのは……あれ? 絵莉千晶さんだけ?組長さんから1995年初舞台のまとぶんまで、絵莉さん以外は全員組替え組だから(@ @)。
あらあら。
あ、でも逆に、組長さんは星組の初演にでていらっしゃったりするのかな…?
初演も再演も観ていない私ですが、配役とかを見ると再演版に近いのでしょうか。
観ていて、ああ、元はサヨナラ公演だったんだなあ……と強く思いました。
特に、エヴァを愛して自分の立場を捨てようとするエリオに、仲間たちがあれこれと訴える場面が切なくて、「手本は無くても歩いていかなくてはいけないだ」みたいな組長さんの台詞が胸に痛くて、これをサヨナラ公演でやられたら号泣だよなあ……と。
しかも、まがりなりにも“出来上がったスター”である二番手は、ロメロ役なのでその場面にはいない、という隙の無さ。
……まとぶんはまだまだ辞めないのに、なんだかつい引き摺られて切なくなってしまった…(^ ^;ゞ
お芝居については、また後日、あらためて語らせていただきます。
とりあえず、今日はショーの変更点を中心に、簡単に☆
ショー「RED HOT SEA2」。
私は、東宝劇場で公演やっている間に散々書いたとおり、このショーはかなり好きでして(苦笑)。今回の再演、すごく楽しみにしておりました。(←もしかして少数派?)
本公演での感想はこちらから。
http://80646.diarynote.jp/200807160156470000/
一番大きな変更は、中詰めのエイトシャルマンを無くして、ロケットと「引き潮」の間に真飛さんの客席いじりの場面を追加したこと、かな。
あとは、ロケットが無駄に豪華だったり、パレードの衣装が変わったりしてましたが……
パレードの衣装は、私は本公演のデニムの方が好きです。(←多分少数派)
ついでに言えば、パレードの構成自体が「トップお披露目」スペシャル仕様だった本公演とは違って、ノーマルなパレードになってました。あの羽の海が好きだったのに、ふつーになっちゃってつまんない(涙)(←少数派の証)。
なのに、挨拶を終えて本舞台に戻ったところで普通に終わらせることはしないで、スローテンポでのラストコーラスをつけたのはそのままなんだ……。
手拍子の入れ方が難しくて、オロオロしてしまいました(T T)。
真飛さん、彩音ちゃん、祐飛さんはほぼ変更無し。
みわっちもそのまま妖精さんなんですが、オープニングに出たり、ロケット前のソロに入ったり、いくつか増えたのでかなり大変そうでした。
まっつとめおちゃんは、役は変わっても出番自体はあんまり変わってなかったと思います。
散々観たショーなので、祐飛さんがこの一年でいかに痩せたかを実感してしまいました。ほっそーい!
あと、あのときは知っている人の方が少なかったのに、今回は全員わかる(^ ^;
一年間って長いんだなあ……。
プロローグ。
釣り人は組長と王子。王子が無駄に麗しくてちょっとドキドキします。
ペドロは月野姫花ちゃん。舟のセットは無しで、舞台の上手端にひっそりとどこでもドアみたいなセットがあって、そこから出てきました。どうやら上手袖がペドロのおうちらしい。
オープニングシリーズ。
“ぎょっ”とゆー衣装は変更なし。彩音ちゃんの頭飾りがちょっと変わってたくらいかな。
祐飛さんと一花が紫。
みわっちときらりんが青。
まっつと姫花が緑。
めおちゃんと由舞ちゃん、(祐澄)しゅん様ととみぃ(扇めぐむ)が黄色で、
まぁくんとれみちゃん、だいもん、鳳真由ちゃん、はるちゃん(雨宮菜生)、(瞳)ゆゆちゃんがオレンジ、
夕霧らいらいと天真みちるくん、遼かぐらちゃんがピンク……だったような気がする。
祐飛さんがハケた後、本公演で全員が銀橋を走って渡る場面。全ツでは、きっと皆が客席に降りて踊ってくれるに違いない!!と思っていたのに、ふつうに舞台の上をぐるぐる走るだけでした(T T)。ちょっと残念。
かもめ。
「哀しみのコルドバ」の曲を使っている関係で曲を入れ替えたりしていたので、慣れるまではかなり違和感がありそうです。キレイにつないであるので、初めて観る方は特に問題ないと思いますが……せっかくの名場面だったのに、もったいないなー。
役替りは、みつる←まぁくん。まっつとのコンビで、ご当地アドリブを期待したい(^ ^)。
波の壮ちゃんポジはめおちゃん。
幽霊船。
最初の灯台守(真飛)のソロ後半が少し変わりました。最初は驚いたけど、なかなか良い曲(*^ ^*)彩音ちゃんも、鬘を新しいのに変えて、本公演の時よりずっと似合ってる♪
幽霊船の歌は絵莉さんとまっつ。相変わらず素晴らしい。
前回シンガーだったはるちゃんは、今回は普通にダンサーの一人。紅いドレスに金髪のボブの鬘が似合ってて、ものすごく美しい。スタイルも良くて眼福眼福(*^ ^*)。組んでいるらいらいもスタイルがいいので、すごい見栄えがします。
きらりんは、しゅん様とラブラブ。一花はだいもんとだったような気がする。…身長で選んだ?とちょっと思ってしまいました。れみちゃんはとみぃ、由舞ちゃんはめおちゃんと組んでいたような…?(かなり曖昧)
女性陣の衣装は基本本公演と同じだったので、男性陣のシャツの色と合ってないコンビが多数。そこは無視なのね(^ ^;
コーヒー・ルンバ。
めおちゃんとまぁくん継続。壮ちゃん抜きで、みわっちと三人の場面になってました。
ラストの、セリに向かって飛び込む振りはどうするのかなー?と思っていたんですが、袖に飛び込む振りに変更。ただ、本公演では飛び込むと同時に暗転なので本当に飛び込んだかのように見えたのですが、今回は妖精さんのスポットを残すので、丸見えなのがちょっとイマイチ(T T)。
中詰め。
金ダルマは、一花ちゃん、きらりん、れみちゃん、はるちゃん。スタイル良くて豪華なメンバーだなー。
途中のデュエットダンスは、みわっちと一花、まっつときらりんなのは確認したのですが……れみちゃん、はるちゃんはどうだったっけ。とりあえず、みほちゃんの位置に入ってまっつと踊るきらりんがメチャメチャ可愛くて色っぽくて、くらくらしてそこしか観えませんでした。ごめんなさい。
中詰めの目玉だったエイトシャルマンが無くなったのはとても残念ですが、まぁ、男役が8人着替えて抜けちゃったら場面が成立しないもんなあ(涙)。人数減らしたら意味ないし。
…っていうか、エイトシャルマンに入りそうなメンバー、ほとんどロケッツに入ってるし!!(@ @)
ロケット。
壮ちゃんのソロはみわっちに変更。
ロケットメンバーが豪華なのは全ツのお楽しみですが、それにしても豪華!!だいもんとまぁくんが普通に(センターというわけでもなく)居るのには仰天。
まぁくん・ルナちゃん(冴月瑠那)の美脚に釘付けになりたかったのに、お二人の間に天真くんがいるのでついついそちらに目を奪われてしまった…(涙)。みなさま、上手をご覧になるときはご注意を。
ちなみに、下手側にはきらりん・れみちゃん・はるちゃんの迫力美脚美女が三人並んでます。お見逃しなく(^ ^)。
まとぶんの客席降り。
確かに、ロケットから引き潮までトップさんが出ないショーって珍しいので、良いタイミングで場面を入れたな、と思いました。前方センターブロックをゆっくり回りながら客席をいじるまとぶんがカッコいい。
途中でお客さまに「じゃあ夕日を見にいきましょう!」みたいなことを言うんですが、思わず「“祐飛”ならもうすぐ出てきますけど」と突っ込んでしまいました(^ ^;ゞ
引き潮。
役替りは、だいもん←みつる、瞳ゆゆちゃん←すみ花ちゃん、一花←みほちゃん。
全国ツアーは劇場の床がちょっと心配だったのですが、とりあえずは裸足のままやる予定のようです。いやー、本当に名場面ですよねっ(幸)
海が燃える~ヴィエント。
はるちゃんで始まる構成は本公演と同じですが、前回はただジュテで跳んでいっただけだったのに、今回はちょっと振りらしきものがついてました。いやー、それにしても本当に自然の生き物だなぁ、はるちゃん(はぁと)
銀橋に寝転んでたまとぶんは、紗幕の向こうで夕日に照らされてました。
絵莉さんは変わらず、一花の役は由舞ちゃん。男たちの争いが始まってからも、結構積極的に彩音ちゃんを止めようとしたりしてて男前でした。
壮ちゃんの役はまっつ。マルタ(彩音ちゃん)をからかってたけど、スカートめくりはやめたらしい(^ ^;。
ロープチームで、私が嵌った日高くんの衣装を着ていたのはルナちゃん。でも、ポジションはだいぶ違ってました。元々、日高くんは高翔さんの代役だったんだもんね。本来の日高くん位置だったのかも。
セリがないので、まとぶんの最期は黒カーテンで目隠ししてました。
で、その前を棺桶を担いだ葬列が通りすぎる。
カーテンが開くと、舞台前面に妖精さん、奥を葬列が通理過ぎる。
棺桶が飛ばなかったことに、どれだけ安堵したことか。
みわっちと祐飛さんのダンスが終わって、ヴィエントたちが登場するあたりで、高いジャンプで前に出てきたのはどなたでしょうか。本公演では日高くんだった位置。すぐに紛れてしまって、誰だかわからなくなってしまい…(T T)。
フィナーレ。
ペドロが帰ってきて、どこでもドアのおうちに帰っていく。
暗転して、またもやお魚さんたちの登場!
本公演では、ヴィエントに出ていなかった下級生たちが客席から登場しましたが、全ツではヴィエントとメンバーが共通なのでそん余裕は無く、舞台から登場するのが精一杯。
祐飛さんだけは、ちょっと早めにハケるので客席から登場。今日は二回とも、上手の通路から。客席を煽りながら前方センターブロックを半周くらいして舞台へ。
トップコンビのデュエットダンス(変更無し)をはさんで、パレードに。
エトワール(ズカップの位置)は、85期コンビ(めおちゃん&一花)。ただし、ワンフレーズで次(まっつ→みわっち)に引継ぎでしたが。
全員の衣装と動きは、最初に書いたとおり全面的に変更。客席は大盛り上がりでした♪
基本的に好きなショーなので、また観ることができて幸せでした★
上演中は賛否両論がありましたが、全国の皆様の反応はどうかしら(ドキドキ)。
衣装とか衣装とか魚とか、見慣れてしまった私にはわからない、新鮮な反応が楽しみです。
今月はいろいろ忙しくて、関東近辺にしか行けないのがとても残念…(T T)。
.
お芝居は、初日のせいか段取りにいろいろトラブルが…。最初のパーティー場面への転換で、皆がスタンバイする前に前壁が動いてしまったらしく(?)、袖から駆け出してくるスカートの裾が丸見えだったりとか。名曲「エル・アモール」でセットが開いたり閉じたりするときに違うところが開いちゃったりとか。
芝居もちょっと探り探りな感じでしたし、なによりカポーティの扱いがかーなーりーヤバイ(苦笑)。
でも、一回目より二回目がずっと良かったので、これからどんどん良くなってくれることと思います♪
「哀しみのコルドバ」初演は、1986年の星組。再演は、今回振付を担当されているヤンさん(安寿ミラ)のサヨナラ公演で、阪神大震災があった1995年。
今回の公演のモトになったらしい再演時に花組にいたのは……あれ? 絵莉千晶さんだけ?組長さんから1995年初舞台のまとぶんまで、絵莉さん以外は全員組替え組だから(@ @)。
あらあら。
あ、でも逆に、組長さんは星組の初演にでていらっしゃったりするのかな…?
初演も再演も観ていない私ですが、配役とかを見ると再演版に近いのでしょうか。
観ていて、ああ、元はサヨナラ公演だったんだなあ……と強く思いました。
特に、エヴァを愛して自分の立場を捨てようとするエリオに、仲間たちがあれこれと訴える場面が切なくて、「手本は無くても歩いていかなくてはいけないだ」みたいな組長さんの台詞が胸に痛くて、これをサヨナラ公演でやられたら号泣だよなあ……と。
しかも、まがりなりにも“出来上がったスター”である二番手は、ロメロ役なのでその場面にはいない、という隙の無さ。
……まとぶんはまだまだ辞めないのに、なんだかつい引き摺られて切なくなってしまった…(^ ^;ゞ
お芝居については、また後日、あらためて語らせていただきます。
とりあえず、今日はショーの変更点を中心に、簡単に☆
ショー「RED HOT SEA2」。
私は、東宝劇場で公演やっている間に散々書いたとおり、このショーはかなり好きでして(苦笑)。今回の再演、すごく楽しみにしておりました。(←もしかして少数派?)
本公演での感想はこちらから。
http://80646.diarynote.jp/200807160156470000/
一番大きな変更は、中詰めのエイトシャルマンを無くして、ロケットと「引き潮」の間に真飛さんの客席いじりの場面を追加したこと、かな。
あとは、ロケットが無駄に豪華だったり、パレードの衣装が変わったりしてましたが……
パレードの衣装は、私は本公演のデニムの方が好きです。(←多分少数派)
ついでに言えば、パレードの構成自体が「トップお披露目」スペシャル仕様だった本公演とは違って、ノーマルなパレードになってました。あの羽の海が好きだったのに、ふつーになっちゃってつまんない(涙)(←少数派の証)。
なのに、挨拶を終えて本舞台に戻ったところで普通に終わらせることはしないで、スローテンポでのラストコーラスをつけたのはそのままなんだ……。
手拍子の入れ方が難しくて、オロオロしてしまいました(T T)。
真飛さん、彩音ちゃん、祐飛さんはほぼ変更無し。
みわっちもそのまま妖精さんなんですが、オープニングに出たり、ロケット前のソロに入ったり、いくつか増えたのでかなり大変そうでした。
まっつとめおちゃんは、役は変わっても出番自体はあんまり変わってなかったと思います。
散々観たショーなので、祐飛さんがこの一年でいかに痩せたかを実感してしまいました。ほっそーい!
あと、あのときは知っている人の方が少なかったのに、今回は全員わかる(^ ^;
一年間って長いんだなあ……。
プロローグ。
釣り人は組長と王子。王子が無駄に麗しくてちょっとドキドキします。
ペドロは月野姫花ちゃん。舟のセットは無しで、舞台の上手端にひっそりとどこでもドアみたいなセットがあって、そこから出てきました。どうやら上手袖がペドロのおうちらしい。
オープニングシリーズ。
“ぎょっ”とゆー衣装は変更なし。彩音ちゃんの頭飾りがちょっと変わってたくらいかな。
祐飛さんと一花が紫。
みわっちときらりんが青。
まっつと姫花が緑。
めおちゃんと由舞ちゃん、(祐澄)しゅん様ととみぃ(扇めぐむ)が黄色で、
まぁくんとれみちゃん、だいもん、鳳真由ちゃん、はるちゃん(雨宮菜生)、(瞳)ゆゆちゃんがオレンジ、
夕霧らいらいと天真みちるくん、遼かぐらちゃんがピンク……だったような気がする。
祐飛さんがハケた後、本公演で全員が銀橋を走って渡る場面。全ツでは、きっと皆が客席に降りて踊ってくれるに違いない!!と思っていたのに、ふつうに舞台の上をぐるぐる走るだけでした(T T)。ちょっと残念。
かもめ。
「哀しみのコルドバ」の曲を使っている関係で曲を入れ替えたりしていたので、慣れるまではかなり違和感がありそうです。キレイにつないであるので、初めて観る方は特に問題ないと思いますが……せっかくの名場面だったのに、もったいないなー。
役替りは、みつる←まぁくん。まっつとのコンビで、ご当地アドリブを期待したい(^ ^)。
波の壮ちゃんポジはめおちゃん。
幽霊船。
最初の灯台守(真飛)のソロ後半が少し変わりました。最初は驚いたけど、なかなか良い曲(*^ ^*)彩音ちゃんも、鬘を新しいのに変えて、本公演の時よりずっと似合ってる♪
幽霊船の歌は絵莉さんとまっつ。相変わらず素晴らしい。
前回シンガーだったはるちゃんは、今回は普通にダンサーの一人。紅いドレスに金髪のボブの鬘が似合ってて、ものすごく美しい。スタイルも良くて眼福眼福(*^ ^*)。組んでいるらいらいもスタイルがいいので、すごい見栄えがします。
きらりんは、しゅん様とラブラブ。一花はだいもんとだったような気がする。…身長で選んだ?とちょっと思ってしまいました。れみちゃんはとみぃ、由舞ちゃんはめおちゃんと組んでいたような…?(かなり曖昧)
女性陣の衣装は基本本公演と同じだったので、男性陣のシャツの色と合ってないコンビが多数。そこは無視なのね(^ ^;
コーヒー・ルンバ。
めおちゃんとまぁくん継続。壮ちゃん抜きで、みわっちと三人の場面になってました。
ラストの、セリに向かって飛び込む振りはどうするのかなー?と思っていたんですが、袖に飛び込む振りに変更。ただ、本公演では飛び込むと同時に暗転なので本当に飛び込んだかのように見えたのですが、今回は妖精さんのスポットを残すので、丸見えなのがちょっとイマイチ(T T)。
中詰め。
金ダルマは、一花ちゃん、きらりん、れみちゃん、はるちゃん。スタイル良くて豪華なメンバーだなー。
途中のデュエットダンスは、みわっちと一花、まっつときらりんなのは確認したのですが……れみちゃん、はるちゃんはどうだったっけ。とりあえず、みほちゃんの位置に入ってまっつと踊るきらりんがメチャメチャ可愛くて色っぽくて、くらくらしてそこしか観えませんでした。ごめんなさい。
中詰めの目玉だったエイトシャルマンが無くなったのはとても残念ですが、まぁ、男役が8人着替えて抜けちゃったら場面が成立しないもんなあ(涙)。人数減らしたら意味ないし。
…っていうか、エイトシャルマンに入りそうなメンバー、ほとんどロケッツに入ってるし!!(@ @)
ロケット。
壮ちゃんのソロはみわっちに変更。
ロケットメンバーが豪華なのは全ツのお楽しみですが、それにしても豪華!!だいもんとまぁくんが普通に(センターというわけでもなく)居るのには仰天。
まぁくん・ルナちゃん(冴月瑠那)の美脚に釘付けになりたかったのに、お二人の間に天真くんがいるのでついついそちらに目を奪われてしまった…(涙)。みなさま、上手をご覧になるときはご注意を。
ちなみに、下手側にはきらりん・れみちゃん・はるちゃんの迫力美脚美女が三人並んでます。お見逃しなく(^ ^)。
まとぶんの客席降り。
確かに、ロケットから引き潮までトップさんが出ないショーって珍しいので、良いタイミングで場面を入れたな、と思いました。前方センターブロックをゆっくり回りながら客席をいじるまとぶんがカッコいい。
途中でお客さまに「じゃあ夕日を見にいきましょう!」みたいなことを言うんですが、思わず「“祐飛”ならもうすぐ出てきますけど」と突っ込んでしまいました(^ ^;ゞ
引き潮。
役替りは、だいもん←みつる、瞳ゆゆちゃん←すみ花ちゃん、一花←みほちゃん。
全国ツアーは劇場の床がちょっと心配だったのですが、とりあえずは裸足のままやる予定のようです。いやー、本当に名場面ですよねっ(幸)
海が燃える~ヴィエント。
はるちゃんで始まる構成は本公演と同じですが、前回はただジュテで跳んでいっただけだったのに、今回はちょっと振りらしきものがついてました。いやー、それにしても本当に自然の生き物だなぁ、はるちゃん(はぁと)
銀橋に寝転んでたまとぶんは、紗幕の向こうで夕日に照らされてました。
絵莉さんは変わらず、一花の役は由舞ちゃん。男たちの争いが始まってからも、結構積極的に彩音ちゃんを止めようとしたりしてて男前でした。
壮ちゃんの役はまっつ。マルタ(彩音ちゃん)をからかってたけど、スカートめくりはやめたらしい(^ ^;。
ロープチームで、私が嵌った日高くんの衣装を着ていたのはルナちゃん。でも、ポジションはだいぶ違ってました。元々、日高くんは高翔さんの代役だったんだもんね。本来の日高くん位置だったのかも。
セリがないので、まとぶんの最期は黒カーテンで目隠ししてました。
で、その前を棺桶を担いだ葬列が通りすぎる。
カーテンが開くと、舞台前面に妖精さん、奥を葬列が通理過ぎる。
棺桶が飛ばなかったことに、どれだけ安堵したことか。
みわっちと祐飛さんのダンスが終わって、ヴィエントたちが登場するあたりで、高いジャンプで前に出てきたのはどなたでしょうか。本公演では日高くんだった位置。すぐに紛れてしまって、誰だかわからなくなってしまい…(T T)。
フィナーレ。
ペドロが帰ってきて、どこでもドアのおうちに帰っていく。
暗転して、またもやお魚さんたちの登場!
本公演では、ヴィエントに出ていなかった下級生たちが客席から登場しましたが、全ツではヴィエントとメンバーが共通なのでそん余裕は無く、舞台から登場するのが精一杯。
祐飛さんだけは、ちょっと早めにハケるので客席から登場。今日は二回とも、上手の通路から。客席を煽りながら前方センターブロックを半周くらいして舞台へ。
トップコンビのデュエットダンス(変更無し)をはさんで、パレードに。
エトワール(ズカップの位置)は、85期コンビ(めおちゃん&一花)。ただし、ワンフレーズで次(まっつ→みわっち)に引継ぎでしたが。
全員の衣装と動きは、最初に書いたとおり全面的に変更。客席は大盛り上がりでした♪
基本的に好きなショーなので、また観ることができて幸せでした★
上演中は賛否両論がありましたが、全国の皆様の反応はどうかしら(ドキドキ)。
衣装とか衣装とか魚とか、見慣れてしまった私にはわからない、新鮮な反応が楽しみです。
今月はいろいろ忙しくて、関東近辺にしか行けないのがとても残念…(T T)。
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コルドバのマタドール
2009年5月4日 宝塚(花)花組全国ツアー公演「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA2」。
本当は、お芝居についてはもう少しこなれたのを観てから書こうと思っていたのですが、とりあえず“初見の印象”を残しておきたいと思います。
あまり深く考えていませんので、ご容赦くださいませ。
まとぶんのエリオは文句なく格好良かった!
初回はカポーティには弄ばれちゃってましたが(^ ^)、二回目は良かったし。闘牛士の衣装が良くお似合いで素敵♪
ただ、本来エリオってもう少し“飛びぬけた”存在感みたいなものがあってもいいんじゃないかな、と思いました。
回りの若者たちとはレベルが違うっていう感じがほしい。現実にも81期で“トップスター”のまとぶんと、88期以下の、せいぜい“新進スター”とか“若手スター”と呼ばれるメンバーなわけですから、それだけの差を見せ付けてほしかったなあ……、と。
まとぶんのエリオは、心が熱くて、思いやりがあって、優しくて、すごくいい“兄貴”なんだけど……なんていうのかな、「黙って前を歩く」タイプには見えなかったんですよね。
わいわい騒ぎながら「一緒に走ろうぜ!!」みたいな(←例えが古い)、熱血系のリーダーに見えたのです。
初日の感想でも書きましたが、そもそもこれは、ものすごくサヨナラ色の強いお芝居だと思うんです。
初演はわかりませんけど、今回の脚本は再演を参考にしたものみたいですし、そういう前知識が無くても、若いマタドールたちがエリオの選択を責める場面のやり取りをみればそういう印象を抱かないわけにはいかない。
で。若い彼らに「道標を喪って、俺たちはどうしたらいいんだ!」とまで言わせている以上、エリオと他のメンバーには、立ち位置にある程度差がないとおかしいんです。「皆の憧れ」である「エル・マタドール」グラン・エリオ、という位置にいてあげなくてはならない、その重圧とプレッシャーに負けない輝きが、必要だった。
それこそ、「My Dear New Orleans」でのトウコさん←→礼音くん以下と同じくらいの差があっても良かったんじゃないか、と。
そういうのは元々のキャラクターの問題もあるし、今のままでも、話が成立しないわけではないので、別にいいんだよ、とも思うんですけどね。
熱血で優しいまとぶんは、素直に「素敵だなあ~」とうっとりできるし(*^ ^*)。
でも。
たとえば、ビセントの行動を見ながら、エリオが「俺は絶対にあんなことはしない」とか言ったりすると、つい「いや、お前は絶対同じことするからっ!!」 とか突っ込みたくなるわけですよ(苦笑)。
もちろん、最終的にエリオは“ビセントと同じこと”をしてしまう、という物語なので、間違ってはいないんですが……
柴田さんの描いたドラマは、『絶対にそんなことをするはずもなかった、冷静な(責任感のある?)男が、恋ゆえにそういう行動に走ってしまった』っていうものだったんじゃないのかなー?、と思ったのです。
……違っていたらすみません(汗)。
なんでそんなことにこだわっているのか、というと、ロメロ役が二番手になっていたから、なんですよね。
初演は、ビセントの日向薫さんが二番手、フェリーペの紫苑ゆうさんが三番手…だったんですよね?
実際、観ていてもたしかに、ビセントの方が物語の本筋に絡む役どころで、良い役だと思いました。ロメロも本筋には絡むけど、「ロメロのエピソード」が無い。とにかく彼は「エヴァのパトロン」であるという現実のみに留まって、過去(エヴァとの出会いとか)は一切語られない。
たしかにエリオの恋敵ですけど、そもそもエリオとエヴァの恋が実らないのはロメロのせいではないわけですから。
むしろ、ロメロは最後に二人の恋の行く末を見届け、語り継ぐ立場にたつことになる。
……この人の印象は、立ち位置がだいぶ違うけど「うたかたの恋」のジャン・サルバドルに近いのでは?と思いました。
柴田作品によく出てくる、「主人公を語る」語り手、という存在。
この役が二番手に来るのは、それだけ「エリオ」の存在を大きなものにしたいんだろうな、と思ったんです。
ビセントには、彼自身のエピソードがあるから、彼の存在が物語の中で大きくなる。でも、ロメロはただエリオを語るためだけに居るんです。
彼にはエリオを語ることができる。
…いやむしろ、彼にしかエリオを語ることができない。ロメロは、エリオに相対する位置に立つ唯一の男だから。
ビセントも、他の若い仲間たちも、ただ『輝ける星』『遠い目標』でしかないエリオのことを語ることはできない。
アントンは、逆にあまりにも上すぎて、これまた語るのは難しい。
結局、この「哀しみのコルドバ」という物語は、エリオの物語なわけです。
ロメロだって、別に狂言回しとして彼の人生を説明するわけじゃない。ただ、最初と最後に惜別の言葉を贈るだけ。
でも、その言葉を語る権利があるのは、ロメロだけ。
だから、彼が二番手になる。他の人には出来ないから。
今みたいに、エリオがすっかりチームの一員として楽しそうに動いてしまうと、最後の惜別の言葉もロメロじゃなくてビセントなりぺぺなりバシリオなり、そのへんの誰かが言えばいいじゃーん、とか思ってしまうのですが。
やっぱり、脚本的に考えるとロメロが言うのが自然。だから、まとぶんにも、もう少し『周りのメンバーとは格が違う』孤独感があった方がいいのではないか、と思ったりしたのでした…。
いやあの。
なんかいろいろ理屈をこねてますけど(汗)、私は、まとぶんには本当は孤独が似合うんじゃないかと思っているのですね。
優しいけど、あたたかいけど、オラオラ(^ ^)だけど、ちょっと周りに壁がある感じ。
中日「メランコリック・ジゴロ」がそんな印象だったのもありますし、「花のいそぎ」で背負っていた孤独の影がとてもしっくりきたし。
実は「ガイズ・アンド・ドールズ」とか、似合うんじゃないかと思っています。……駄目ですかね(^ ^;ゞ
あ、でも、苦言が一つ。
台詞の語尾が早口になりがちなのと、感情が高ぶったときに台詞の最後を切り捨てるように言うのは、やっぱり悪い癖のような気がします。
台詞がすごく一本調子に聞こえるし、感情的な乱暴な台詞に聞こえてしまう。本当に感情が高ぶったときのキメ台詞だけならいいんですけど、ちょっとしたことでもそれが出るのがすごく気になる。
エリオは落ち着いた大人の役だから、あんまりああいう喋り方をしないと思うし。
メランコリック…ではあまり気にならなかったのですが、トマス、タムドクと増える一方なので、ぜひこの機会に気をつけて欲しいです!
で、リカルド・ロメロ。
常に上から目線の貴族らしい傲慢さはあるけれども、あくまでも誠実で生真面目な、騎士道精神にあふれた男。
いやあ、格好良かったです。
『立っているだけで絵になる男』って本当に居るんだなあ、と、惚れ惚れ(←贔屓目)
もう少し、エリオとロメロの魂のふれあいを描いてほしかったな、と思ったくらい、立ち位置の違う二人の男はどちらも魅力的でした。
なんというか。ちょっと違うけど、「キーン」のプリンス・オブ・ウェールズとキーンの関係を連想したんですよね……。
エリオは、「貴族」であるロメロに対して、特に何の感慨も抱いていない。
憧れも、羨望も、感謝も、むろん、憎しみもねたみも、怨みも、恨みも、何ひとつ。
彼には「マタドール」という職業を通して得た確かな実感と、そして栄光があるから。彼には自信がある。金持ちの貴族のパーティに呼ばれて、「すげぇ!」とは思っても、畏まったりする必要がない。それは彼にとっては“別世界”だから。「来てやったぜ」と思うほど傲慢ではないけれども、彼らの仲間入りをしたい!とか、なにがしの金を引き出してパトロンに…とかは考えていない。
それに対して、ロメロには「エル・マタドール」であるグラン・エリオへの憧れと、「卑しいマタドール風情」である同じ男への蔑視、両方の感情がある。髭はつけていても(超男前なんですよコレが!!/壊)、年齢的にはそんなに上っぽくつくっていないのは、この「憧れ」を素直に見せるためなんだろうな、と思いました。
それでも、エリオの前世代のアントン(組長)が彼にとっては絶対的なスターで、エリオは次世代だ、というのははっきりと見せつつ、「アントンの技を受け継いだエリオ」というスタンスで応援している。……とっても正しいタニマチの姿なんですよねぇ(^ ^)。
そういう、ちょっと微妙な男心を、少ない出番と動きで見せていくのは、難しかったと思うのですが。
……祐飛さん、さすがでした。うん。存在感の重さと甘さのない折り目正しさが、見事でしたわ。トップになってしまうとこういう役はやれないので、最後に観ることができて嬉しいです♪
彩音ちゃんのエヴァは、前半の大人っぽい方向の役作りで最後まで通したほうが魅力的なんじゃないかと思います。すぐに可愛くなりすぎる。っていうか、全体に甘すぎ。あれじゃあロメロがいたいけな少女を無理矢理さらってきた悪人みたいじゃないか(涙)。
エヴァは無体なことをされた純真な乙女じゃないわけで。彩音ちゃん、あの名場面「愛の無い結婚」のクールなキャラを忘れないでいてほしいです…。
みわっちのビセントは、みわっちの優しさがにじみ出ていてとても魅力的でした。きらりんとのラブシーンも色っぽく切なくて、回を重ねるごとに良くなりそう。
一花ちゃんのアンフェリータも良い役でとても可愛くて似合っていたんですが、ちょっと軽やかすぎたかな。歌は、ちょっとマイクの位置を見直したほうがいいかも。
れみちゃんのソニアも、ちゃきちゃきした下町っ娘らしさが出ていて良かったです。さりげなく母親を庇う仕草がとても可愛い(*^ ^*)。もともと凄い美人なんですけど、髪型はまだ工夫の余地がありそう。
京さんのエリオママは素晴らしい。絵莉さんも、ぜひ千秋楽までに京さんに太刀打ちできるよう、がんばっていただきたいです。
王子(眉月凰)のセバスチャン伯爵は嵌ってました。かっこいい(*^ ^*)でも、ちょっとロメロとキャラが被る感じはあったかな?ビセントが「法務大臣(?)に逆らったんだから、(いくら正規の決闘だったといっても)今後はちょっとしたことで仕返しされるに違いない!」みたいなことを言って何もかも捨てて逃げるんですけど、観ていて「いや、王子は紳士だからそんなことしないと思うけど……」って思っちゃったんですよね(^ ^;ゞ。
それだと話がおかしいので、もう少し貴族のいやらしさを出したほうが良いのでは、と思います。
フェリーぺのめおちゃん(真野すがた)は、すっきりとした佇まいがロメロの静けさと似合ってて、「親戚」っていうのが納得でした。ホントにコスチューム似合いますねー!
とりあえず、決闘がなし崩しに終わった後、ロメロにマントを着せ掛けるフェリーぺが超萌え(←日本語間違ってるよ!)。ある意味似合うよなあ、この二人…。
百花繚乱な娘役さんたちも、役として目立つ役はあんまり無かったけど、2,3人で喋る場面がたくさんあって、皆とても可愛かったです。聖花まいちゃん、はるちゃん(天宮菜生)、(華月)由舞ちゃん、遼かぐらちゃん、瞳ゆゆちゃん、白姫あかりちゃん、花蝶しほちゃん、、、、みんなみんな、本当に可愛い(はぁと)。
.
本当は、お芝居についてはもう少しこなれたのを観てから書こうと思っていたのですが、とりあえず“初見の印象”を残しておきたいと思います。
あまり深く考えていませんので、ご容赦くださいませ。
まとぶんのエリオは文句なく格好良かった!
初回はカポーティには弄ばれちゃってましたが(^ ^)、二回目は良かったし。闘牛士の衣装が良くお似合いで素敵♪
ただ、本来エリオってもう少し“飛びぬけた”存在感みたいなものがあってもいいんじゃないかな、と思いました。
回りの若者たちとはレベルが違うっていう感じがほしい。現実にも81期で“トップスター”のまとぶんと、88期以下の、せいぜい“新進スター”とか“若手スター”と呼ばれるメンバーなわけですから、それだけの差を見せ付けてほしかったなあ……、と。
まとぶんのエリオは、心が熱くて、思いやりがあって、優しくて、すごくいい“兄貴”なんだけど……なんていうのかな、「黙って前を歩く」タイプには見えなかったんですよね。
わいわい騒ぎながら「一緒に走ろうぜ!!」みたいな(←例えが古い)、熱血系のリーダーに見えたのです。
初日の感想でも書きましたが、そもそもこれは、ものすごくサヨナラ色の強いお芝居だと思うんです。
初演はわかりませんけど、今回の脚本は再演を参考にしたものみたいですし、そういう前知識が無くても、若いマタドールたちがエリオの選択を責める場面のやり取りをみればそういう印象を抱かないわけにはいかない。
で。若い彼らに「道標を喪って、俺たちはどうしたらいいんだ!」とまで言わせている以上、エリオと他のメンバーには、立ち位置にある程度差がないとおかしいんです。「皆の憧れ」である「エル・マタドール」グラン・エリオ、という位置にいてあげなくてはならない、その重圧とプレッシャーに負けない輝きが、必要だった。
それこそ、「My Dear New Orleans」でのトウコさん←→礼音くん以下と同じくらいの差があっても良かったんじゃないか、と。
そういうのは元々のキャラクターの問題もあるし、今のままでも、話が成立しないわけではないので、別にいいんだよ、とも思うんですけどね。
熱血で優しいまとぶんは、素直に「素敵だなあ~」とうっとりできるし(*^ ^*)。
でも。
たとえば、ビセントの行動を見ながら、エリオが「俺は絶対にあんなことはしない」とか言ったりすると、つい「いや、お前は絶対同じことするからっ!!」 とか突っ込みたくなるわけですよ(苦笑)。
もちろん、最終的にエリオは“ビセントと同じこと”をしてしまう、という物語なので、間違ってはいないんですが……
柴田さんの描いたドラマは、『絶対にそんなことをするはずもなかった、冷静な(責任感のある?)男が、恋ゆえにそういう行動に走ってしまった』っていうものだったんじゃないのかなー?、と思ったのです。
……違っていたらすみません(汗)。
なんでそんなことにこだわっているのか、というと、ロメロ役が二番手になっていたから、なんですよね。
初演は、ビセントの日向薫さんが二番手、フェリーペの紫苑ゆうさんが三番手…だったんですよね?
実際、観ていてもたしかに、ビセントの方が物語の本筋に絡む役どころで、良い役だと思いました。ロメロも本筋には絡むけど、「ロメロのエピソード」が無い。とにかく彼は「エヴァのパトロン」であるという現実のみに留まって、過去(エヴァとの出会いとか)は一切語られない。
たしかにエリオの恋敵ですけど、そもそもエリオとエヴァの恋が実らないのはロメロのせいではないわけですから。
むしろ、ロメロは最後に二人の恋の行く末を見届け、語り継ぐ立場にたつことになる。
……この人の印象は、立ち位置がだいぶ違うけど「うたかたの恋」のジャン・サルバドルに近いのでは?と思いました。
柴田作品によく出てくる、「主人公を語る」語り手、という存在。
この役が二番手に来るのは、それだけ「エリオ」の存在を大きなものにしたいんだろうな、と思ったんです。
ビセントには、彼自身のエピソードがあるから、彼の存在が物語の中で大きくなる。でも、ロメロはただエリオを語るためだけに居るんです。
彼にはエリオを語ることができる。
…いやむしろ、彼にしかエリオを語ることができない。ロメロは、エリオに相対する位置に立つ唯一の男だから。
ビセントも、他の若い仲間たちも、ただ『輝ける星』『遠い目標』でしかないエリオのことを語ることはできない。
アントンは、逆にあまりにも上すぎて、これまた語るのは難しい。
結局、この「哀しみのコルドバ」という物語は、エリオの物語なわけです。
ロメロだって、別に狂言回しとして彼の人生を説明するわけじゃない。ただ、最初と最後に惜別の言葉を贈るだけ。
でも、その言葉を語る権利があるのは、ロメロだけ。
だから、彼が二番手になる。他の人には出来ないから。
今みたいに、エリオがすっかりチームの一員として楽しそうに動いてしまうと、最後の惜別の言葉もロメロじゃなくてビセントなりぺぺなりバシリオなり、そのへんの誰かが言えばいいじゃーん、とか思ってしまうのですが。
やっぱり、脚本的に考えるとロメロが言うのが自然。だから、まとぶんにも、もう少し『周りのメンバーとは格が違う』孤独感があった方がいいのではないか、と思ったりしたのでした…。
いやあの。
なんかいろいろ理屈をこねてますけど(汗)、私は、まとぶんには本当は孤独が似合うんじゃないかと思っているのですね。
優しいけど、あたたかいけど、オラオラ(^ ^)だけど、ちょっと周りに壁がある感じ。
中日「メランコリック・ジゴロ」がそんな印象だったのもありますし、「花のいそぎ」で背負っていた孤独の影がとてもしっくりきたし。
実は「ガイズ・アンド・ドールズ」とか、似合うんじゃないかと思っています。……駄目ですかね(^ ^;ゞ
あ、でも、苦言が一つ。
台詞の語尾が早口になりがちなのと、感情が高ぶったときに台詞の最後を切り捨てるように言うのは、やっぱり悪い癖のような気がします。
台詞がすごく一本調子に聞こえるし、感情的な乱暴な台詞に聞こえてしまう。本当に感情が高ぶったときのキメ台詞だけならいいんですけど、ちょっとしたことでもそれが出るのがすごく気になる。
エリオは落ち着いた大人の役だから、あんまりああいう喋り方をしないと思うし。
メランコリック…ではあまり気にならなかったのですが、トマス、タムドクと増える一方なので、ぜひこの機会に気をつけて欲しいです!
で、リカルド・ロメロ。
常に上から目線の貴族らしい傲慢さはあるけれども、あくまでも誠実で生真面目な、騎士道精神にあふれた男。
いやあ、格好良かったです。
『立っているだけで絵になる男』って本当に居るんだなあ、と、惚れ惚れ(←贔屓目)
もう少し、エリオとロメロの魂のふれあいを描いてほしかったな、と思ったくらい、立ち位置の違う二人の男はどちらも魅力的でした。
なんというか。ちょっと違うけど、「キーン」のプリンス・オブ・ウェールズとキーンの関係を連想したんですよね……。
エリオは、「貴族」であるロメロに対して、特に何の感慨も抱いていない。
憧れも、羨望も、感謝も、むろん、憎しみもねたみも、怨みも、恨みも、何ひとつ。
彼には「マタドール」という職業を通して得た確かな実感と、そして栄光があるから。彼には自信がある。金持ちの貴族のパーティに呼ばれて、「すげぇ!」とは思っても、畏まったりする必要がない。それは彼にとっては“別世界”だから。「来てやったぜ」と思うほど傲慢ではないけれども、彼らの仲間入りをしたい!とか、なにがしの金を引き出してパトロンに…とかは考えていない。
それに対して、ロメロには「エル・マタドール」であるグラン・エリオへの憧れと、「卑しいマタドール風情」である同じ男への蔑視、両方の感情がある。髭はつけていても(超男前なんですよコレが!!/壊)、年齢的にはそんなに上っぽくつくっていないのは、この「憧れ」を素直に見せるためなんだろうな、と思いました。
それでも、エリオの前世代のアントン(組長)が彼にとっては絶対的なスターで、エリオは次世代だ、というのははっきりと見せつつ、「アントンの技を受け継いだエリオ」というスタンスで応援している。……とっても正しいタニマチの姿なんですよねぇ(^ ^)。
そういう、ちょっと微妙な男心を、少ない出番と動きで見せていくのは、難しかったと思うのですが。
……祐飛さん、さすがでした。うん。存在感の重さと甘さのない折り目正しさが、見事でしたわ。トップになってしまうとこういう役はやれないので、最後に観ることができて嬉しいです♪
彩音ちゃんのエヴァは、前半の大人っぽい方向の役作りで最後まで通したほうが魅力的なんじゃないかと思います。すぐに可愛くなりすぎる。っていうか、全体に甘すぎ。あれじゃあロメロがいたいけな少女を無理矢理さらってきた悪人みたいじゃないか(涙)。
エヴァは無体なことをされた純真な乙女じゃないわけで。彩音ちゃん、あの名場面「愛の無い結婚」のクールなキャラを忘れないでいてほしいです…。
みわっちのビセントは、みわっちの優しさがにじみ出ていてとても魅力的でした。きらりんとのラブシーンも色っぽく切なくて、回を重ねるごとに良くなりそう。
一花ちゃんのアンフェリータも良い役でとても可愛くて似合っていたんですが、ちょっと軽やかすぎたかな。歌は、ちょっとマイクの位置を見直したほうがいいかも。
れみちゃんのソニアも、ちゃきちゃきした下町っ娘らしさが出ていて良かったです。さりげなく母親を庇う仕草がとても可愛い(*^ ^*)。もともと凄い美人なんですけど、髪型はまだ工夫の余地がありそう。
京さんのエリオママは素晴らしい。絵莉さんも、ぜひ千秋楽までに京さんに太刀打ちできるよう、がんばっていただきたいです。
王子(眉月凰)のセバスチャン伯爵は嵌ってました。かっこいい(*^ ^*)でも、ちょっとロメロとキャラが被る感じはあったかな?ビセントが「法務大臣(?)に逆らったんだから、(いくら正規の決闘だったといっても)今後はちょっとしたことで仕返しされるに違いない!」みたいなことを言って何もかも捨てて逃げるんですけど、観ていて「いや、王子は紳士だからそんなことしないと思うけど……」って思っちゃったんですよね(^ ^;ゞ。
それだと話がおかしいので、もう少し貴族のいやらしさを出したほうが良いのでは、と思います。
フェリーぺのめおちゃん(真野すがた)は、すっきりとした佇まいがロメロの静けさと似合ってて、「親戚」っていうのが納得でした。ホントにコスチューム似合いますねー!
とりあえず、決闘がなし崩しに終わった後、ロメロにマントを着せ掛けるフェリーぺが超萌え(←日本語間違ってるよ!)。ある意味似合うよなあ、この二人…。
百花繚乱な娘役さんたちも、役として目立つ役はあんまり無かったけど、2,3人で喋る場面がたくさんあって、皆とても可愛かったです。聖花まいちゃん、はるちゃん(天宮菜生)、(華月)由舞ちゃん、遼かぐらちゃん、瞳ゆゆちゃん、白姫あかりちゃん、花蝶しほちゃん、、、、みんなみんな、本当に可愛い(はぁと)。
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風の中のZORRO【2】
2009年5月5日 宝塚(雪)東京宝塚劇場にて、雪組公演「風の錦絵/ZORRO−仮面のメサイア−」を観劇してまいりました♪
とりあえず一言。
チギちゃん(早霧せいな)、すごく良かったです。
幕開き早々の白浪五人男で、パッと目を惹く華がありました。
キレイだし、日本物も似合ってて違和感無かった!
考えてみれば、和物らしい和物に出たのはチギちゃんが一番最近ですもんね < 殉情。
青天は初めてみたいでしたけど、元々の顔立ちが精悍なのでよく似合ってました(*^ ^*)。
基本的には、ショーもお芝居も、テルくんのところに全部入ったのかな…?(大劇場の詳細を覚えていないのでちょっと曖昧)。
風林火山での圧倒的なビジュアルはテルくんに一歩も二歩も譲った感じでしたが、オリバレス総督はすごく良かったです。彼の野心的なところがすごく出ていて、さすが「殉情」で“攻め系の佐助”というあり得ない男を成立させたチギちゃん♪ メンドーサ大佐(彩吹真央)に対して「闘いのことならお前に任せるが、これは政治の問題だ!」と言い切る強さに説得力があって、立派でした。
姉上様(天勢いづる)に虐げられ、その意を迎えるために汲々していたテルくん(←あれはあれで、テルくんらしい役作りでしたが)とは全然違う立ち位置で。野心に溢れ、ナポレオンを支援してスペインの王座さえ引っくり返そうとする強い意志。姉の愚痴などほとんど聞いてもいない、攻め系の弟で、素敵でした♪♪
一番心配していたのは歌だったんですが、これも特に問題は無かったと思います。いつの間にか巧くなっていたんですねぇ……(感心)。
大劇場公演は一回しか観ていないので、細かい変更点はよく判らなかったのですが。
なんだか、すごくたくさん(主にお芝居で)変更があったような気がします(汗)。
とりあえず、ネタバレにひっかかるものは黙っていることにして……
それ以外で一番びっくりしたのは、ゾロの衣装の出元かな?
最初にディエゴ(水さん)がワカンタンカの洞窟に来て、『ワカンタンカ』の大合唱になる場面。大劇場では、あそこで長老(未沙のえる)がゾロの衣装(仮面とマントつき)を持って来させて、「我らに伝わる護り主の衣装だ」 みたいなことを言ってディエゴに渡してましたよね?で、観客の9割になんで西洋風の衣装が君たちのところに伝世されてるねんっ! 「白い神」じゃあるまいし!と突っ込まれていたと思うんですが。
……東宝に来ての変更点は、なんの説明もなく、引っ込んだディエゴが次に出てきたときにはゾロの衣装を着ているだけ。
ね、どっから出てきたのその衣装?ディエゴのお父上の趣味なんですか?
まぁ……、彼らが伝世してるよりはマシかもしれませんが。
でもまぁ、ラストが変更されて随分良くなって、ロリータ(白羽ゆり)が魅力的な女になっていたのがとても嬉しかったです。
そして、個人的な感想ですが、ひろみちゃんの役が大きくなっていたのが一番嬉しい(*^ ^*)。ありがとう谷さん♪
あらためて観て、あの目くるめくフィナーレにまたもや感動してしまった(^ ^;ゞ。水くん、どんだけ着替え得意なんだ!
同じ「前モノの短いショー+後モノのお芝居+フィナーレ」でも、「マリポーサの花」のフィナーレとはぜんぜん違いますよね♪やっぱり谷さんのショーは良いなあ~(^ ^)。
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とりあえず一言。
チギちゃん(早霧せいな)、すごく良かったです。
幕開き早々の白浪五人男で、パッと目を惹く華がありました。
キレイだし、日本物も似合ってて違和感無かった!
考えてみれば、和物らしい和物に出たのはチギちゃんが一番最近ですもんね < 殉情。
青天は初めてみたいでしたけど、元々の顔立ちが精悍なのでよく似合ってました(*^ ^*)。
基本的には、ショーもお芝居も、テルくんのところに全部入ったのかな…?(大劇場の詳細を覚えていないのでちょっと曖昧)。
風林火山での圧倒的なビジュアルはテルくんに一歩も二歩も譲った感じでしたが、オリバレス総督はすごく良かったです。彼の野心的なところがすごく出ていて、さすが「殉情」で“攻め系の佐助”というあり得ない男を成立させたチギちゃん♪ メンドーサ大佐(彩吹真央)に対して「闘いのことならお前に任せるが、これは政治の問題だ!」と言い切る強さに説得力があって、立派でした。
姉上様(天勢いづる)に虐げられ、その意を迎えるために汲々していたテルくん(←あれはあれで、テルくんらしい役作りでしたが)とは全然違う立ち位置で。野心に溢れ、ナポレオンを支援してスペインの王座さえ引っくり返そうとする強い意志。姉の愚痴などほとんど聞いてもいない、攻め系の弟で、素敵でした♪♪
一番心配していたのは歌だったんですが、これも特に問題は無かったと思います。いつの間にか巧くなっていたんですねぇ……(感心)。
大劇場公演は一回しか観ていないので、細かい変更点はよく判らなかったのですが。
なんだか、すごくたくさん(主にお芝居で)変更があったような気がします(汗)。
とりあえず、ネタバレにひっかかるものは黙っていることにして……
それ以外で一番びっくりしたのは、ゾロの衣装の出元かな?
最初にディエゴ(水さん)がワカンタンカの洞窟に来て、『ワカンタンカ』の大合唱になる場面。大劇場では、あそこで長老(未沙のえる)がゾロの衣装(仮面とマントつき)を持って来させて、「我らに伝わる護り主の衣装だ」 みたいなことを言ってディエゴに渡してましたよね?で、観客の9割になんで西洋風の衣装が君たちのところに伝世されてるねんっ! 「白い神」じゃあるまいし!と突っ込まれていたと思うんですが。
……東宝に来ての変更点は、なんの説明もなく、引っ込んだディエゴが次に出てきたときにはゾロの衣装を着ているだけ。
ね、どっから出てきたのその衣装?ディエゴのお父上の趣味なんですか?
まぁ……、彼らが伝世してるよりはマシかもしれませんが。
でもまぁ、ラストが変更されて随分良くなって、ロリータ(白羽ゆり)が魅力的な女になっていたのがとても嬉しかったです。
そして、個人的な感想ですが、ひろみちゃんの役が大きくなっていたのが一番嬉しい(*^ ^*)。ありがとう谷さん♪
あらためて観て、あの目くるめくフィナーレにまたもや感動してしまった(^ ^;ゞ。水くん、どんだけ着替え得意なんだ!
同じ「前モノの短いショー+後モノのお芝居+フィナーレ」でも、「マリポーサの花」のフィナーレとはぜんぜん違いますよね♪やっぱり谷さんのショーは良いなあ~(^ ^)。
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今年のゴールデンウィークは、基本的に家に籠もって、録画したまま放置していたCS番組の群れをせっせと片付けてました。
……今頃になって、やっとCSニュースの「オグリ」稽古場レポートを見て、「子役なのっ(はぁと)」とか喜んでいるふみか(紫峰七海)にウケたり、よっち(月央和沙)のあまりの可愛らしさに壊れたり していたんですけど、今更過ぎて誰にも言えず(T T)おおさまのみみはろばのみみー、というわけで、こっそり(?)ここに書いてみたりします。
よっちってば、もう新公も卒業した上級生のくせに何なんですかあの可愛らしさはっ!(滝汗)
思わず遠征を検討してしまったじゃないか(^ ^;ゞ
あ。
そういえば、先日書いた花組全国ツアーについてちょっと訂正。っていうか、ざーっと書いたので訂正箇所いっぱいありそうなんですけど……間違いに気づいた方、お願いだから突っ込んでください!
で。訂正ですが。
ショーの、幽霊船の後の妖精さん+めおちゃん&まぁくんの場面。ラストに袖に飛び込む振り(ナウオンで「がんばってます!」って話してた奴ね)について、私は「照明さんのタイミングが合ってない!」とか偉そうに書いてしまったのですが……
あれは、演出としてみわっちに当たっているスポットライトは残す(で、みわっちが去り際にウィンクしながらハケて暗転する)ことになっているので、仕方がないんですね(汗)。
本当に本当に、大変失礼いたしましたm(_ _)m。
#本文の方は訂正させていただきました。
さて。
今日は星組さんの『太王四神記 Ver.II-新たなる王の旅立ち- 』の集合日だったそうで、卒業生と主な配役が発表されました。
まずは卒業生から。
86期の華美ゆうかさん。色っぽくて包容力のあるきれいな人で、なんとなく群舞の中でも探してしまう人でした。「ブエノスアイレスの風」のイサベラのお姉さん役は、私が観たのが幕開き早々だったせいもあってだいぶ苦労されてましたが、あの経験を経て挑むセーム役、期待しています!
……そういえば、息子(ヨン・ホゲ/凰稀かなめ)とは同期ですね。おお、偶然だ(^ ^)。ついでに、花組で同じセーム役を演じた花野じゅりあちゃんとも同期なんですね!息子の学年がぜんぜん違うけど(汗)。
で、配役について。
っていうか、配役が発表されてしまった!……しまったぁ!!私、配役予想 妄想を書くつもりで、ずっとちびちび考えてたのにー。なかなか全員決まらなかったんですが(T T)……あーあ、途中でもいいから書いとけば良かったなあ。残念。
悔しいので、今さらなんですけど書いてみてもいいですか?(^ ^;;;
ヤン王(一樹千尋)、ヨン・ガリョ(磯野千尋)、大神官(万里柚美)、フッケ将軍(にしき愛)、チョ・ジュド(美稀千種)は、順当。私の中では予想通りでした。
ヒョンゴ(英真なおき)も、まぁ、予想どおりといえば予想通り。一樹さんと磯野さんが出演されると発表されたときに、こりゃ組長はヒョンゴだな、と思ったので(汗)。
しかーし、まさかヒョンゴでも足らずに二役されるとは!!
ソスリム王(英真なおき)ってのは、ヤン王とセームの兄ですね。この人が出てくるとは思わなかったなぁ(@ @)。いえ、タムドクとホゲが生まれたのはソスリム王の時代なので、出てきてもおかしくはないのですが。
花組版では、二人が生まれた時には既にヤン王に代替わりしていたことになっていたんですが、実はこの設定はおかしいんですよね。王の長子ともなれば生誕時に色々儀式があり、生まれた日を誤魔化すために「山奥に籠もって産みます」なんて言えなかったはずなのに。
でも、ソスリム王とヒョンゴが同じ役者ってことは……ソスリム王が出てくるのはタムドクたちの誕生の場面(プロローグ)じゃなくて、もっと後に回想シーンか何かが入るのでしょうか?(ヤンとセームの確執を、セームの台詞だけじゃなくて回想シーンで見せる、とか?←適当)
トラジ(百花沙里)、パソン(琴まりえ)も正解だった!セーム(華美ゆうか)ちゃんも♪
大長老(涼紫央)も順当なんですけど、これはプルキルとは呼ばれないんでしょうかね?
スジニ(美弥るりか)とカクダン(蒼乃夕妃)は逆に読んでた。 びっくり!
スジニ=まりもちゃんは自信あったんだけどなー。みやるり………見た目はめっちゃ可愛いだろうけど、せっかくの美声がもったいない(T T)。
コ将軍(彩海早矢)は予想外。コ将軍はどいちゃん(鶴美舞夕)あたり似合いそうだなーと思ってたんですよね。渋くてかっこよくて巧い人だから。
そかそか、あかしか。彼女に何の役がいいか、実は結構悩んでいたので……あ、いいかも。ちょっと暑苦しいけど、礼音くんのタムドクとは良い師弟関係を結べそう。
サリャン(夢乃聖夏)は、実は予想通りだったりします。正確には、ともみんかベニーという予想でした。ともみんはチュムチかサリャン、ベニーはサリャンかチョロ、と思ってたんですよね。
実際は、ともみんがサリャン、ベニーがチュムチで、チョロは真風くんに回りましたね。なるほどなるほど。真風くんのアルバイトが楽しみかも(^ ^;
セドル(壱城あずさ)もちょっと意外なキャスティングでしたが、コメディセンスのある人なので楽しみです。どこの訛でやるのかしら。
しーらんには、個人的には、歌のレッスンがんばって是非ヒョンミョンを!と思っていたのですが。
ヒョンミョンって、本来はヒョンゴとそんなに年齢の違わない役なんですよね。花組版はヒョンゴがまっつで若かったからいいけど、星組版のヒョンミョンは、、、如月蓮ちゃん、がんばれー!
あとは……
部族長のどれかに、天霧真世さんとじゅんな(水輝涼)が入るだろうと思っていたので、ここもほぼ当たり。もう一人は思いつかなかったのですが、碧海りまさんかぁ。期待。
チョク・ファン(美城れん)とイルス(鶴美舞夕)は、そうなんだー!なるほど!!と。
実は最初、イルス=みきちぐっていうキャストを考えていたんです。でも、あの二人は馬にならなきゃいけないんだった、と考え直して(みきちぐの相方がいないよ/汗)、他にキャストを思いつかなかったのですが…なるほどねー。この二人なのかぁ。
花組版にあった役で、ここに載っていない役は。
まず、トラジの店の女の子たち。確かに名前が無くても良い役ですが(配役発表されたとき凄く期待したのに、結局ろくに呼ばれもしなかった/涙)、なんだか娘役の役がすごく少なく見えて寂しいです。星組さんも、可愛い子いっぱいいるのにね。
タルビ(チュムチの恋人)とチュモン(パソンの連れ)もいない。まぁ、この二人も別に、いなくても問題はないけど。もし、書いてはいないけど役はあるんだったら、タルビはキトリちゃんかみのりちゃん、チュモンは天寿光希くんか大輝真琴くんあたり希望♪♪(いや、星組ファンの方からみれば、もっと良い子がいるのかもしれませんが…)
そういえば、子タムドクと子ホゲも書いてないですね。場面自体が無いのか、配役表に無いだけなのか?花組版でも子ヒョンゴ(梅咲衣舞)や子チョロ(華耀きらり)は載っていなかったので、子役はこれからなのかもしれませんね。
そんなところでしょうか。
あとは新公キャストが気になるところですが。……願望が入りがちなので、妄想するのはやめておきます……(ドキドキ)。早く発表されますように(*^ ^*)。
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……今頃になって、やっとCSニュースの「オグリ」稽古場レポートを見て、「子役なのっ(はぁと)」とか喜んでいるふみか(紫峰七海)にウケたり、よっち(月央和沙)のあまりの可愛らしさに壊れたり していたんですけど、今更過ぎて誰にも言えず(T T)おおさまのみみはろばのみみー、というわけで、こっそり(?)ここに書いてみたりします。
よっちってば、もう新公も卒業した上級生のくせに何なんですかあの可愛らしさはっ!(滝汗)
思わず遠征を検討してしまったじゃないか(^ ^;ゞ
あ。
そういえば、先日書いた花組全国ツアーについてちょっと訂正。っていうか、ざーっと書いたので訂正箇所いっぱいありそうなんですけど……間違いに気づいた方、お願いだから突っ込んでください!
で。訂正ですが。
ショーの、幽霊船の後の妖精さん+めおちゃん&まぁくんの場面。ラストに袖に飛び込む振り(ナウオンで「がんばってます!」って話してた奴ね)について、私は「照明さんのタイミングが合ってない!」とか偉そうに書いてしまったのですが……
あれは、演出としてみわっちに当たっているスポットライトは残す(で、みわっちが去り際にウィンクしながらハケて暗転する)ことになっているので、仕方がないんですね(汗)。
本当に本当に、大変失礼いたしましたm(_ _)m。
#本文の方は訂正させていただきました。
さて。
今日は星組さんの『太王四神記 Ver.II-新たなる王の旅立ち- 』の集合日だったそうで、卒業生と主な配役が発表されました。
まずは卒業生から。
86期の華美ゆうかさん。色っぽくて包容力のあるきれいな人で、なんとなく群舞の中でも探してしまう人でした。「ブエノスアイレスの風」のイサベラのお姉さん役は、私が観たのが幕開き早々だったせいもあってだいぶ苦労されてましたが、あの経験を経て挑むセーム役、期待しています!
……そういえば、息子(ヨン・ホゲ/凰稀かなめ)とは同期ですね。おお、偶然だ(^ ^)。ついでに、花組で同じセーム役を演じた花野じゅりあちゃんとも同期なんですね!息子の学年がぜんぜん違うけど(汗)。
で、配役について。
っていうか、配役が発表されてしまった!……しまったぁ!!私、配役
悔しいので、今さらなんですけど書いてみてもいいですか?(^ ^;;;
ヤン王(一樹千尋)、ヨン・ガリョ(磯野千尋)、大神官(万里柚美)、フッケ将軍(にしき愛)、チョ・ジュド(美稀千種)は、順当。私の中では予想通りでした。
ヒョンゴ(英真なおき)も、まぁ、予想どおりといえば予想通り。一樹さんと磯野さんが出演されると発表されたときに、こりゃ組長はヒョンゴだな、と思ったので(汗)。
しかーし、まさかヒョンゴでも足らずに二役されるとは!!
ソスリム王(英真なおき)ってのは、ヤン王とセームの兄ですね。この人が出てくるとは思わなかったなぁ(@ @)。いえ、タムドクとホゲが生まれたのはソスリム王の時代なので、出てきてもおかしくはないのですが。
花組版では、二人が生まれた時には既にヤン王に代替わりしていたことになっていたんですが、実はこの設定はおかしいんですよね。王の長子ともなれば生誕時に色々儀式があり、生まれた日を誤魔化すために「山奥に籠もって産みます」なんて言えなかったはずなのに。
でも、ソスリム王とヒョンゴが同じ役者ってことは……ソスリム王が出てくるのはタムドクたちの誕生の場面(プロローグ)じゃなくて、もっと後に回想シーンか何かが入るのでしょうか?(ヤンとセームの確執を、セームの台詞だけじゃなくて回想シーンで見せる、とか?←適当)
トラジ(百花沙里)、パソン(琴まりえ)も正解だった!セーム(華美ゆうか)ちゃんも♪
大長老(涼紫央)も順当なんですけど、これはプルキルとは呼ばれないんでしょうかね?
スジニ(美弥るりか)とカクダン(蒼乃夕妃)は逆に読んでた。 びっくり!
スジニ=まりもちゃんは自信あったんだけどなー。みやるり………見た目はめっちゃ可愛いだろうけど、せっかくの美声がもったいない(T T)。
コ将軍(彩海早矢)は予想外。コ将軍はどいちゃん(鶴美舞夕)あたり似合いそうだなーと思ってたんですよね。渋くてかっこよくて巧い人だから。
そかそか、あかしか。彼女に何の役がいいか、実は結構悩んでいたので……あ、いいかも。ちょっと暑苦しいけど、礼音くんのタムドクとは良い師弟関係を結べそう。
サリャン(夢乃聖夏)は、実は予想通りだったりします。正確には、ともみんかベニーという予想でした。ともみんはチュムチかサリャン、ベニーはサリャンかチョロ、と思ってたんですよね。
実際は、ともみんがサリャン、ベニーがチュムチで、チョロは真風くんに回りましたね。なるほどなるほど。真風くんのアルバイトが楽しみかも(^ ^;
セドル(壱城あずさ)もちょっと意外なキャスティングでしたが、コメディセンスのある人なので楽しみです。どこの訛でやるのかしら。
しーらんには、個人的には、歌のレッスンがんばって是非ヒョンミョンを!と思っていたのですが。
ヒョンミョンって、本来はヒョンゴとそんなに年齢の違わない役なんですよね。花組版はヒョンゴがまっつで若かったからいいけど、星組版のヒョンミョンは、、、如月蓮ちゃん、がんばれー!
あとは……
部族長のどれかに、天霧真世さんとじゅんな(水輝涼)が入るだろうと思っていたので、ここもほぼ当たり。もう一人は思いつかなかったのですが、碧海りまさんかぁ。期待。
チョク・ファン(美城れん)とイルス(鶴美舞夕)は、そうなんだー!なるほど!!と。
実は最初、イルス=みきちぐっていうキャストを考えていたんです。でも、あの二人は馬にならなきゃいけないんだった、と考え直して(みきちぐの相方がいないよ/汗)、他にキャストを思いつかなかったのですが…なるほどねー。この二人なのかぁ。
花組版にあった役で、ここに載っていない役は。
まず、トラジの店の女の子たち。確かに名前が無くても良い役ですが(配役発表されたとき凄く期待したのに、結局ろくに呼ばれもしなかった/涙)、なんだか娘役の役がすごく少なく見えて寂しいです。星組さんも、可愛い子いっぱいいるのにね。
タルビ(チュムチの恋人)とチュモン(パソンの連れ)もいない。まぁ、この二人も別に、いなくても問題はないけど。もし、書いてはいないけど役はあるんだったら、タルビはキトリちゃんかみのりちゃん、チュモンは天寿光希くんか大輝真琴くんあたり希望♪♪(いや、星組ファンの方からみれば、もっと良い子がいるのかもしれませんが…)
そういえば、子タムドクと子ホゲも書いてないですね。場面自体が無いのか、配役表に無いだけなのか?花組版でも子ヒョンゴ(梅咲衣舞)や子チョロ(華耀きらり)は載っていなかったので、子役はこれからなのかもしれませんね。
そんなところでしょうか。
あとは新公キャストが気になるところですが。……願望が入りがちなので、妄想するのはやめておきます……(ドキドキ)。早く発表されますように(*^ ^*)。
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容疑者X=(N+sh)i+(k+w)a
2009年5月9日 演劇 コメント (1)サンシャイン劇場にて、キャラメルボックス「容疑者Xの献身」を観てまいりました。
いやーーーー、泣いた。
泣きすぎて、まだ頭が痛いです。
原作は、推理作家・東野圭吾の「ガリレオ探偵」シリーズの初の長編にして、大評判をとった「容疑者Xの献身」。映画にもなったんですよね、たしか。相変わらず映像に興味のない猫は、原作は読んだけど(デビュー当初からの東野ファンなので)まだ見ていないのですが……。
あの純粋な心理戦を、映像で表現できるとは思えなかったんですよね。
でも、キャラメルボックスが舞台化すると聞いたとき、なにはともあれ観に行くことが決定しました。
だって、西川さんの石神って、それ宛書でしょ!?って思ったんですもん(涙)。
そして、舞台を観終わった今、強烈に映画を観てみたいです。興味津々(^ ^;。っていうか、その前に原作を読み直したいのに今手許にない(泣)。
それにしても。
キャラメルボックスは、今までにもいろんな作品をやっていますが。
東野圭吾の「ガリレオ探偵」シリーズの中でも、あえてこの「容疑者Xの献身」を持ってきたのは、主役が西川さんにぴったりだからなんだろうなあ。
たぶん、西川さんのファンで原作を知らなければ、普通に「今の」西川さんに宛書の作品だと思っちゃうんじゃないかな。っていうか、原作知ってても西川さんに宛書だとしか思えなかったしな(汗)。
プログラムのプロデューサー言を読むと、脚本・演出の成井豊さんも石神タイプなんだそうですが。類友…?
いやぁ、本当に良かったです。
石神の西川さんも勿論素晴らしかったけど、湯川(ガリレオ探偵)の岡田達也さんも、靖子の西牟田恵さんも。なにより美里(靖子の娘)の實川貴美子さんがめっちゃ可愛くて、リアル高校生に見えました(^ ^)。可愛い~!
工藤警察トリオの川原和之(間宮)、齋藤歩(草薙)、筒井俊作(岸谷)のトリオも良かった!原作とは若干イメージの違う人もいましたけど、舞台空間の中では皆さん嵌り役でした♪
基本的に原作に忠実に進むので、推理小説としてのトリック自体は大したことはないのですが(東野作品において、重要なのはトリックではなくそこに到る過程)、心理戦としての湯川と石神のやりとりが秀逸なんですよねー。
原作本のモノローグや地の文章を役者たちが素に戻って読み上げる演出って、本来なら、私はあまり好きではない手法のはずなのに、今回だけはぐっときました。役者があれだけ完璧に嵌っていると、ああいう演出がただの“説明”ではなく、“本人の心の声(モノローグ)”にちゃんと見えるからなんでしょうね。
……何を書いてもネタバレしてしまうので今は自重しますが、とにかくチケット代以上の価値があったと思います!キャラメルは当日券も必ず出すので、ぜひぜひご覧になってくださいませ!
原作既読の私がこれだけ嵌りましたが、たぶん、原作を未読の方はもっと楽しめる……ん、じゃ、ないかしら(^ ^)。
カーテンコールで、岡田さんが「珍しく二公演も追加公演を入れたら、平日昼の分がちょっと大変なことになっていて…」という話をしたあと、「では、12日の14時にお会いしましょう!」 と挨拶をシメていたので、ぜひぜひ12日(火)14時公演 を観てあげて下さいね★ と最後に付け加えつつ(笑)。
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いやーーーー、泣いた。
泣きすぎて、まだ頭が痛いです。
原作は、推理作家・東野圭吾の「ガリレオ探偵」シリーズの初の長編にして、大評判をとった「容疑者Xの献身」。映画にもなったんですよね、たしか。相変わらず映像に興味のない猫は、原作は読んだけど(デビュー当初からの東野ファンなので)まだ見ていないのですが……。
あの純粋な心理戦を、映像で表現できるとは思えなかったんですよね。
でも、キャラメルボックスが舞台化すると聞いたとき、なにはともあれ観に行くことが決定しました。
だって、西川さんの石神って、それ宛書でしょ!?って思ったんですもん(涙)。
そして、舞台を観終わった今、強烈に映画を観てみたいです。興味津々(^ ^;。っていうか、その前に原作を読み直したいのに今手許にない(泣)。
それにしても。
キャラメルボックスは、今までにもいろんな作品をやっていますが。
東野圭吾の「ガリレオ探偵」シリーズの中でも、あえてこの「容疑者Xの献身」を持ってきたのは、主役が西川さんにぴったりだからなんだろうなあ。
たぶん、西川さんのファンで原作を知らなければ、普通に「今の」西川さんに宛書の作品だと思っちゃうんじゃないかな。っていうか、原作知ってても西川さんに宛書だとしか思えなかったしな(汗)。
プログラムのプロデューサー言を読むと、脚本・演出の成井豊さんも石神タイプなんだそうですが。類友…?
いやぁ、本当に良かったです。
石神の西川さんも勿論素晴らしかったけど、湯川(ガリレオ探偵)の岡田達也さんも、靖子の西牟田恵さんも。なにより美里(靖子の娘)の實川貴美子さんがめっちゃ可愛くて、リアル高校生に見えました(^ ^)。可愛い~!
工藤警察トリオの川原和之(間宮)、齋藤歩(草薙)、筒井俊作(岸谷)のトリオも良かった!原作とは若干イメージの違う人もいましたけど、舞台空間の中では皆さん嵌り役でした♪
基本的に原作に忠実に進むので、推理小説としてのトリック自体は大したことはないのですが(東野作品において、重要なのはトリックではなくそこに到る過程)、心理戦としての湯川と石神のやりとりが秀逸なんですよねー。
原作本のモノローグや地の文章を役者たちが素に戻って読み上げる演出って、本来なら、私はあまり好きではない手法のはずなのに、今回だけはぐっときました。役者があれだけ完璧に嵌っていると、ああいう演出がただの“説明”ではなく、“本人の心の声(モノローグ)”にちゃんと見えるからなんでしょうね。
……何を書いてもネタバレしてしまうので今は自重しますが、とにかくチケット代以上の価値があったと思います!キャラメルは当日券も必ず出すので、ぜひぜひご覧になってくださいませ!
原作既読の私がこれだけ嵌りましたが、たぶん、原作を未読の方はもっと楽しめる……ん、じゃ、ないかしら(^ ^)。
カーテンコールで、岡田さんが「珍しく二公演も追加公演を入れたら、平日昼の分がちょっと大変なことになっていて…」という話をしたあと、「では、12日の14時にお会いしましょう!」 と挨拶をシメていたので、ぜひぜひ12日(火)14時公演 を観てあげて下さいね★ と最後に付け加えつつ(笑)。
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コルドバのマタドール【2】
2009年5月10日 宝塚(花)花組全国ツアー公演「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA2」。
今週末は梅田で公演でしたね。
再演の安寿ミラさんの時も同じ劇場(当時は飛天だったのかな?)で上演されたんですよね。当時もご覧になった方には、さぞ感慨深かったのではないかと…盛り上がったんだろうなあ(^ ^)。
…と、いうわけで。とりあえず、「哀しみのコルドバ」下級生チェックを。
まずは、もう下級生じゃないんですけど(^ ^)まっつ(未涼亜希)から。
いやー、まっつ今回もいいです。素敵。本筋にはあんまり絡まないんだけど、傍観者になるにはエリオに近すぎる。その絶妙の距離感がいいんです(はぁと)。
まっつ的見せ場としては、プロローグの後の闘牛士たちのナンバーのソロと、ビセントとセバスチャンの決闘前の会話の真ん中…だと思うんですけど、個人的には、エリオとロメロの決闘場面(から、その後に続く母親たちの告白まで)の介添役が好きです。ライトは当たっていないんですけど、会話の一言一言に対する反応が、エリオへの想いを伝えてくれるところが好きなんです(*^ ^*)。
それと、プロローグのスパニッシュの男のダンスが抜群にカッコいい!なんていうか、キメのポーズがちゃんと止まってるっところが素敵なんです(はぁと)。小柄な分、背筋も腕も脚も常にぴんっと伸びているところが凄く好き。あと、ターンにしても何にしても、早すぎずタメすぎず、カウントに自然に沿うのが気持ちいいんです♪
ぺぺ(扇めぐむ)、マノレッテ(夕霧らい)、ルシオ(祐澄しゅん)、バシリオ(朝夏まなと)の88期長身カルテットが4人並んでまっつを取り囲んでいると、なんだかお姫様を護る護衛官みたい(爆)。いやー、本当にかっこいい(*^ ^*)。
揃って長身でスタイルが良くて強そうで、素晴らしいカルテットですよね。らいらいの色っぽさとしゅん様のストイックさ、とみぃの明るさとまぁくんの可愛らしさ、それぞれのキャラクターがしっかりあるので、4人で踊っていても興味深いです。
ぺぺとバシリオには結構場面もありますけれども、他のメンバーはグループでしか出てこないので、初日は単なる“若い闘牛士たち”みたいな、キャラのない役かと想ったのですが、回を重ねるごとにどんどんキャラ立ちしてきて、パコ(望海風斗)やマリオ(鳳真由)を加えたメンバーの会話のテンポがどんどん良くなっていったのが印象的。今頃はさぞかし……(^ ^)
また関東に戻ってきてくれるのが楽しみです★
ビセントの恋人にしてセバスチャン伯爵の妻・メリッサ(華耀きらり)。
最初のパーティに出てくる場面は、麗しい伯爵夫人を地でいっていて、あくまでも“セニョーラ”という感じなのに、次に祭りで出てきたときはえっらい可愛らしくって、どう観ても“セニョリータ”(汗)。まるっきり別人やんけ!!
……旦那の前では「奥方」だけど、恋人の前では「乙女」なのね、と納得してしまった私は、きらりんのファンです。すみません。きらりんが何をやらかしても、とにかく可愛ければ許してしまうんです……(^ ^;ゞ
決闘の後、駆け込んできてビセントと会話するときの台詞は、朋子声じゃなくてもう少し落ち着いた声にした方が良いだろうな、と思ったりはするのですが。
なによりも、あの電波系入った声であの台詞を喋られると、「それ(ビセントが連絡をする)までに、始末をつけておきますわ」という決意の台詞が、何度聞いても 伯爵にとどめをさしておきますわ という意味に聴こえて怖いんだよぉ…。
占い師(華月由舞)。
良い声ですよねぇ。ちょっとヤリスギ感もありますけど、存在感があってよかったです。
個人的には、祭りの場面のジプシーダンサーが凄く好きです。やっぱり由舞ちゃんのダンス好きだ~!!
エヴァの友達・リサ(聖花まい)。
結構大人っぽくていいなあと思いました。コルドバで再会したエリオとエヴァのところに踏み込もうとするロメロを止める声の芝居(あれは録音なんでしょうか?)が結構好きです。声だけって難しいですよね。その後、間をあけて駆け込んでくるときの心配そうな顔もいいなあ、と思っています。
柴田作品なので、リサにはリサの恋人がいそうな気がするんですけどね。今回はそういうのなかったですね。パーティーでの紫陽レネちゃんとは良い雰囲気でしたけど。
マタドール志望の子供たち(冴月瑠那、夏城らんか)。
「太王四神記」に引き続き、コンビな二人。いやー、やっていることはシウ族んときと変わらないような気がしますが、とにかく可愛い!目を大きく見開いて、唇を尖らせて、姿勢悪く立っているだけで生意気なガキに見えるルナちゃん。にやり笑いをうかべて、ガニマタで走り回り、後ろからぺぺにじゃれつくらんかちゃん。二人とも、本当に可愛い~!!
最後の場面で旗持ちをしている姿が、ほんのちょっと姿勢が良くなっているところとか芸が細かいなあ、と感心します。
子役以外では、パーティーの若者も普通にいい芝居しているし、あとはなんと言ってもルナちゃんのジプシー(濃いピンクに黒の水玉)がカッコよかった!!あの眼つきの悪さがとても好きです。いやあ、実は美形なんですよこの人(*^ ^*)。踊れるし、実は歌もいけるし。皆さん観てあげてくださいね☆
紫陽レネちゃんは、今回は出番が少なくて寂しい(涙)。パーティから祭りまでしか出てないんだもん…。芝居のできる人なので、パーティでいろいろ説明ふくめて喋っているのは嬉しいんですけどね。後半ももうちょっと出てほしかったような気がします。
まぁ、作品的に、闘牛士チーム以外は殆ど役がないので、どうしようもないんですけどね…仕方ないか。
はるちゃん(天宮菜生)は、エリオファンの女の子たちのリーダーとしても目立ってましたが、やっぱりお祭りの場面が印象的。彼女は野生の生き物なので、ジプシーのダンスも似合いますよね。あの吊りあがったキツい眼が凄く好きです。
そして、驚いたのは、歌。天真みちるちゃんも巧いから、メインのメロディ(低音部)は彼女が歌っているのかと思ったんですが、よーく口の動きを見ると、どうやらはるちゃんが一番低いところを歌っているみたいなんですよね。すごい艶のある美声で、娘役に転向したことであの声を封印したんだとしたら惜しい!! と思いました。
ここは遼かぐらちゃんも一緒に歌っていて、すごく格好良いです。一番高音がかぐらちゃんなのかな?彼女が歌えるってことも初めて知りましたが、綺麗な響きでした(惚)。
瞳ゆゆちゃんはとにかく可愛い!!以前から可愛いと思っていたのですが、トラジの店の西域系の女の子以来、すごく目立つ華やかさが身についたような気がします。とにかく、どの場面でも可愛くて、表情豊かで、眼が離せません(*^ ^*)。
白姫あかりちゃんは、可愛くドレス来てきゃぴきゃぴしている時より、ジプシーダンサーとしてガツガツ踊っているときの方が好きかも♪かっこいいですよね。そんなに太いわけでは全然ないのに、ちょっとふっくらして見えるのは何故だろう……。回りが細すぎるのかな?
花蝶しほちゃんも可愛い!おっとりとしたイメージがありますし、そんなに目立つわけではないんだけど、何か惹きつけるものがあってつい観てしまいます(^ ^)。
月野姫花ちゃんは今回は目立つ役は特になかったけど、一言台詞を喋るだけで顔を見ていなくても姫花ちゃんだとわかるのは良いのか悪いのか(^ ^;ゞ。とにかく圧倒的な可愛らしさと華やかさ、舞台の隅に立っていてもそこにピンスポットが当たっているかのような輝きは間違いないので、一刻も早く見た目に見合うだけの実力をつけてほしいと願ってやみません。
初花美咲ちゃんは、個人的にものすごく好みのタイプなので、これからが楽しみです。きゃぴきゃぴした“エリオファンの女の子”をやっていても、表情がすごく可愛くて魅力的だし、ちょっと控えめだけど目元に色気があって大人っぽい役もやれそう。次の新公を楽しみにしていたのですが……ベルばらじゃ役ないだろうなぁ(↓)
菜那くららちゃん、桜咲彩花ちゃんも可愛いですよね!二人とも花娘らしい可憐さがあっていいなあと思います。もう少し、ただ通り過ぎるだけ、立っているだけの時間が減るともっと良いんですが…。
天真みちるちゃんは、やっぱりジプシーが目立ってたかな。思っていた音と違うところを歌っていたのでちょっと戸惑いましたが(汗)。あとは、後半のコルドバでの場面で、お嬢さんたちを連れてエリオの家の前を通りがかるところの芝居が好きです。芝居巧いですよねー。もう少し痩せてくれれば、全然二枚目路線もいけると思うんだけどなあ……(凹)。
真輝いづみちゃんは、ある意味最初のパーティの給仕、お祭りの場面でのセバスチャンの従者と目立ちまくりで美味しい立場でしたね(^ ^)。観劇した人の多くに刷り込まれたんじゃないでしょうか。
個人的には、給仕役の時の垢抜けた雰囲気が好きです。かっこいい♪
とにかく花娘さんたちが可愛くて可愛くて、観るのが大変な作品です。とっかえひっかえいろんな組み合わせで出てくる花娘さんたち。誰を見ても可愛くて眼が離れません(*^ ^*)。
ある意味、ロメロさんの出番が少なくて嬉しいのかも(滝汗)。
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今週末は梅田で公演でしたね。
再演の安寿ミラさんの時も同じ劇場(当時は飛天だったのかな?)で上演されたんですよね。当時もご覧になった方には、さぞ感慨深かったのではないかと…盛り上がったんだろうなあ(^ ^)。
…と、いうわけで。とりあえず、「哀しみのコルドバ」下級生チェックを。
まずは、もう下級生じゃないんですけど(^ ^)まっつ(未涼亜希)から。
いやー、まっつ今回もいいです。素敵。本筋にはあんまり絡まないんだけど、傍観者になるにはエリオに近すぎる。その絶妙の距離感がいいんです(はぁと)。
まっつ的見せ場としては、プロローグの後の闘牛士たちのナンバーのソロと、ビセントとセバスチャンの決闘前の会話の真ん中…だと思うんですけど、個人的には、エリオとロメロの決闘場面(から、その後に続く母親たちの告白まで)の介添役が好きです。ライトは当たっていないんですけど、会話の一言一言に対する反応が、エリオへの想いを伝えてくれるところが好きなんです(*^ ^*)。
それと、プロローグのスパニッシュの男のダンスが抜群にカッコいい!なんていうか、キメのポーズがちゃんと止まってるっところが素敵なんです(はぁと)。小柄な分、背筋も腕も脚も常にぴんっと伸びているところが凄く好き。あと、ターンにしても何にしても、早すぎずタメすぎず、カウントに自然に沿うのが気持ちいいんです♪
ぺぺ(扇めぐむ)、マノレッテ(夕霧らい)、ルシオ(祐澄しゅん)、バシリオ(朝夏まなと)の88期長身カルテットが4人並んでまっつを取り囲んでいると、なんだかお姫様を護る護衛官みたい(爆)。いやー、本当にかっこいい(*^ ^*)。
揃って長身でスタイルが良くて強そうで、素晴らしいカルテットですよね。らいらいの色っぽさとしゅん様のストイックさ、とみぃの明るさとまぁくんの可愛らしさ、それぞれのキャラクターがしっかりあるので、4人で踊っていても興味深いです。
ぺぺとバシリオには結構場面もありますけれども、他のメンバーはグループでしか出てこないので、初日は単なる“若い闘牛士たち”みたいな、キャラのない役かと想ったのですが、回を重ねるごとにどんどんキャラ立ちしてきて、パコ(望海風斗)やマリオ(鳳真由)を加えたメンバーの会話のテンポがどんどん良くなっていったのが印象的。今頃はさぞかし……(^ ^)
また関東に戻ってきてくれるのが楽しみです★
ビセントの恋人にしてセバスチャン伯爵の妻・メリッサ(華耀きらり)。
最初のパーティに出てくる場面は、麗しい伯爵夫人を地でいっていて、あくまでも“セニョーラ”という感じなのに、次に祭りで出てきたときはえっらい可愛らしくって、どう観ても“セニョリータ”(汗)。まるっきり別人やんけ!!
……旦那の前では「奥方」だけど、恋人の前では「乙女」なのね、と納得してしまった私は、きらりんのファンです。すみません。きらりんが何をやらかしても、とにかく可愛ければ許してしまうんです……(^ ^;ゞ
決闘の後、駆け込んできてビセントと会話するときの台詞は、朋子声じゃなくてもう少し落ち着いた声にした方が良いだろうな、と思ったりはするのですが。
なによりも、あの電波系入った声であの台詞を喋られると、「それ(ビセントが連絡をする)までに、始末をつけておきますわ」という決意の台詞が、何度聞いても 伯爵にとどめをさしておきますわ という意味に聴こえて怖いんだよぉ…。
占い師(華月由舞)。
良い声ですよねぇ。ちょっとヤリスギ感もありますけど、存在感があってよかったです。
個人的には、祭りの場面のジプシーダンサーが凄く好きです。やっぱり由舞ちゃんのダンス好きだ~!!
エヴァの友達・リサ(聖花まい)。
結構大人っぽくていいなあと思いました。コルドバで再会したエリオとエヴァのところに踏み込もうとするロメロを止める声の芝居(あれは録音なんでしょうか?)が結構好きです。声だけって難しいですよね。その後、間をあけて駆け込んでくるときの心配そうな顔もいいなあ、と思っています。
柴田作品なので、リサにはリサの恋人がいそうな気がするんですけどね。今回はそういうのなかったですね。パーティーでの紫陽レネちゃんとは良い雰囲気でしたけど。
マタドール志望の子供たち(冴月瑠那、夏城らんか)。
「太王四神記」に引き続き、コンビな二人。いやー、やっていることはシウ族んときと変わらないような気がしますが、とにかく可愛い!目を大きく見開いて、唇を尖らせて、姿勢悪く立っているだけで生意気なガキに見えるルナちゃん。にやり笑いをうかべて、ガニマタで走り回り、後ろからぺぺにじゃれつくらんかちゃん。二人とも、本当に可愛い~!!
最後の場面で旗持ちをしている姿が、ほんのちょっと姿勢が良くなっているところとか芸が細かいなあ、と感心します。
子役以外では、パーティーの若者も普通にいい芝居しているし、あとはなんと言ってもルナちゃんのジプシー(濃いピンクに黒の水玉)がカッコよかった!!あの眼つきの悪さがとても好きです。いやあ、実は美形なんですよこの人(*^ ^*)。踊れるし、実は歌もいけるし。皆さん観てあげてくださいね☆
紫陽レネちゃんは、今回は出番が少なくて寂しい(涙)。パーティから祭りまでしか出てないんだもん…。芝居のできる人なので、パーティでいろいろ説明ふくめて喋っているのは嬉しいんですけどね。後半ももうちょっと出てほしかったような気がします。
まぁ、作品的に、闘牛士チーム以外は殆ど役がないので、どうしようもないんですけどね…仕方ないか。
はるちゃん(天宮菜生)は、エリオファンの女の子たちのリーダーとしても目立ってましたが、やっぱりお祭りの場面が印象的。彼女は野生の生き物なので、ジプシーのダンスも似合いますよね。あの吊りあがったキツい眼が凄く好きです。
そして、驚いたのは、歌。天真みちるちゃんも巧いから、メインのメロディ(低音部)は彼女が歌っているのかと思ったんですが、よーく口の動きを見ると、どうやらはるちゃんが一番低いところを歌っているみたいなんですよね。すごい艶のある美声で、娘役に転向したことであの声を封印したんだとしたら惜しい!! と思いました。
ここは遼かぐらちゃんも一緒に歌っていて、すごく格好良いです。一番高音がかぐらちゃんなのかな?彼女が歌えるってことも初めて知りましたが、綺麗な響きでした(惚)。
瞳ゆゆちゃんはとにかく可愛い!!以前から可愛いと思っていたのですが、トラジの店の西域系の女の子以来、すごく目立つ華やかさが身についたような気がします。とにかく、どの場面でも可愛くて、表情豊かで、眼が離せません(*^ ^*)。
白姫あかりちゃんは、可愛くドレス来てきゃぴきゃぴしている時より、ジプシーダンサーとしてガツガツ踊っているときの方が好きかも♪かっこいいですよね。そんなに太いわけでは全然ないのに、ちょっとふっくらして見えるのは何故だろう……。回りが細すぎるのかな?
花蝶しほちゃんも可愛い!おっとりとしたイメージがありますし、そんなに目立つわけではないんだけど、何か惹きつけるものがあってつい観てしまいます(^ ^)。
月野姫花ちゃんは今回は目立つ役は特になかったけど、一言台詞を喋るだけで顔を見ていなくても姫花ちゃんだとわかるのは良いのか悪いのか(^ ^;ゞ。とにかく圧倒的な可愛らしさと華やかさ、舞台の隅に立っていてもそこにピンスポットが当たっているかのような輝きは間違いないので、一刻も早く見た目に見合うだけの実力をつけてほしいと願ってやみません。
初花美咲ちゃんは、個人的にものすごく好みのタイプなので、これからが楽しみです。きゃぴきゃぴした“エリオファンの女の子”をやっていても、表情がすごく可愛くて魅力的だし、ちょっと控えめだけど目元に色気があって大人っぽい役もやれそう。次の新公を楽しみにしていたのですが……ベルばらじゃ役ないだろうなぁ(↓)
菜那くららちゃん、桜咲彩花ちゃんも可愛いですよね!二人とも花娘らしい可憐さがあっていいなあと思います。もう少し、ただ通り過ぎるだけ、立っているだけの時間が減るともっと良いんですが…。
天真みちるちゃんは、やっぱりジプシーが目立ってたかな。思っていた音と違うところを歌っていたのでちょっと戸惑いましたが(汗)。あとは、後半のコルドバでの場面で、お嬢さんたちを連れてエリオの家の前を通りがかるところの芝居が好きです。芝居巧いですよねー。もう少し痩せてくれれば、全然二枚目路線もいけると思うんだけどなあ……(凹)。
真輝いづみちゃんは、ある意味最初のパーティの給仕、お祭りの場面でのセバスチャンの従者と目立ちまくりで美味しい立場でしたね(^ ^)。観劇した人の多くに刷り込まれたんじゃないでしょうか。
個人的には、給仕役の時の垢抜けた雰囲気が好きです。かっこいい♪
とにかく花娘さんたちが可愛くて可愛くて、観るのが大変な作品です。とっかえひっかえいろんな組み合わせで出てくる花娘さんたち。誰を見ても可愛くて眼が離れません(*^ ^*)。
ある意味、ロメロさんの出番が少なくて嬉しいのかも(滝汗)。
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東京宝塚劇場にて、雪組新人公演「ZORRO ~仮面のメサイア~」を観劇してまいりました。
幸せでした(*^ ^*)。
ありがとうございます! >歌劇団
もう、がおりちゃん(香稜しずる)とミナコちゃん(愛原実花)が好きすぎて、客観的に観るなんてまーったく無理でした(^ ^;ゞ 幕開きの大階段の上のシルエットから、最後のご挨拶まで、ずーっとドキドキワクワクしっぱなしで。
がおりちゃん、ほんとーにほんとーに、心の底から幸せそうだったなあ……(しみじみ)
っていうか、がおりちゃんってもしかして物凄く舞台度胸がある?なんか、細かいトラブルが沢山あったような気がするんですけど、さら~っと流してませんでしたか?笑顔で(^ ^)。
…化粧については何も言うまい。
ミナコちゃんは、登場からそのドレス映えするデコルテの美しさとスタイルが最大限に生かされていて、猫はホントに幸せでした(*^ ^*)。
正直、私は役者としての彼女が好きすぎて、宝塚ヒロインとしてどうか、なんてことを全然解らないんですけど、ロリータ(レディ・ゾロ)って、別に“宝塚娘役っぽい”役ってわけじゃないんですね。となみちゃんがやると“正統派娘役がやるコメディのヒロイン役”に見えるんだけど、ミナコちゃんがやると、普通に“革命の闘士”に見える……(^ ^;; かっこいー&可愛い(はぁと)
新公演出は鈴木圭氏。「愛と死のアラビア」新公のときは“手堅いなー”という感想を書いたと思うんですけど、今回は凄かったです。いやー、新公演出に「凄い」って形容詞は我ながらどうかと思うけど、でも、他に言いようが無い……(汗)。
大きな演出変更はプリド家ご夫妻(大月さゆ&詩風翠)がまるっと入れ替わっていたくらい、かな。他にも細かいところに手が入っていて、結構印象違いましたねー。細かいことは忘れてしまいましたが。
それにしても。
プリド家ご夫妻は、もう、、、、最高!でした♪ さゆちゃん、やりたい放題!でしたね。声もいいし台詞に緩急があって仕草ともよくマッチしていて、本当に爆笑してしまったわ(汗)本舞台の幕が上がったら、すぐにシリアスに芝居を始めなくてはならないオリバレス総督(彩風咲奈)は大変だっただろうなあ……(ごめんなさい…)
さゆちゃん、大人っぽい髪型や衣装が良く似合って、すごく素敵でした。年配の役なのに、コメディに不可欠な“ジェットコースターに乗ったような勢いと華やかさ”があるのが凄い。今の今まで、“お隣の女の子”的な可愛くてリアル感のある少女役が似合うタイプだと思っていましたが、案外とオペラ「ばらの騎士(←あえて「愛のソナタ」とは書かない)」の侯爵夫人みたいな役が似合うのかも?あるいは、「真夏の夜の夢」のタイターニアとか。……観てみたいわ~~(*^ ^*)。
さゆちゃんの方が全体に目立っていたので、カルロス・デ・ラ・プリド(未沙のえる)役の詩風さんは割を食ったように見えたかもしれませんが、達者さと相手の呼吸に合わせる力のある人だなあと思いました。あと、本当に老人みたいな声だったり、仕草だったりも出来てて…下級生なのに凄いなあ、と。
あ、あと、これは演出変更っていうかなんていうか…なのですが。
水さん・ユミコさん・キムちゃんのサプライズ出演がありました。
教会に逃げ込んだレディ・ゾロを、ガルシアたちが追いかけてくる場面。ファナが下手の懺悔室に入って、兵隊さんが追いかけてきたーと思ったら水さんたちだった。(←しかも、衣装はもしかしてベルばらの衛兵隊?)
お約束のように「「ゾロのあごは四角い(←がおりちゃん)」「いや丸い(←帆風くん)」とユミコさんとキムちゃんが言い合っているところに水さんが割って入って、キメポーズ(&キメ顔)で「ケッ、ホンモノのゾロはなぁ、あごが尖っているんだぜ! 」という、という…お前はどこの石田さんですか的なベタなネタで大爆笑を取ってました。
メンドーサ大佐(彩吹真央)は、92期の凜城きらさん。観るたびに「達者な人だなあ…」と感心するんですけど、今回も本当に安心して観ていられるのが凄いなあ、と。
彼女ももう研4なんですねぇ。早いなあ…。そろそろスタイルも磨かれ始める頃かなあ?(楽しみ♪)
ベルナルド(音月桂)は、93期の帆風成海さん。この人も凜城さんと同じで、まず「達者」というキーワードが浮かぶタイプ。最初に洞窟でディエゴと再会する場面で、「沈鬱」な表情がちょっと笑っているように見える(← 元々の口角がちょっと吊りあがり気味で、意識せずに真面目な顔をすると笑い顔に見えてしまいがち。元四季の山口祐一郎さんとか)ので、鏡を見て研究すると良いのではないでしょうか。
あと、猫的に主役陣の一人だったガルシア軍曹(緒月遠麻)役の真那春人くん。
いやーーー、やっぱりこの子の芝居好きかも。「身体は熊のよう」と言われる役なのに、そこまで背もないし幅は全然無いけどどうするのかな?と思っていたら、あごに割れ線を入れてきましたね。肩まわりも大分詰め物いれていたような気がします。背はそのままなのに、身体に厚みのを出して“マッチョ”な男、イコール“脳みそまで筋肉で出来ていそうなタイプ”に、ちゃんと作ってきてたことに感心。
本公演のキタロウを観たときから美味しい役だなあ~と思っていましたが、あらためて観てみると、結構出ずっぱりですよね!(感心)しかも、怒ったり困ったり嬉しそうだったり、表情豊かで可愛いです♪
ただ、声が苦しそうだったのがちょっと気になる…。
「マリポーサの花」のラファエルの時は大丈夫だったんだけどなー。もしかして、本当に喉が弱いのか…?(涙)。
あと、彼女で気になるのは、化粧した笑い顔が宙組のみっちゃん(北翔海莉)によく似ていること。でも、芸風はだいぶ違う…よね?(ドキドキ)。みっちゃんは一人いればいいので、真似をするのはやめましょうねっ(*^ ^*)。私は真那くんがジェレミー 真那くんだから好きなんだ!(←叫ぶな)
.
幸せでした(*^ ^*)。
ありがとうございます! >歌劇団
もう、がおりちゃん(香稜しずる)とミナコちゃん(愛原実花)が好きすぎて、客観的に観るなんてまーったく無理でした(^ ^;ゞ 幕開きの大階段の上のシルエットから、最後のご挨拶まで、ずーっとドキドキワクワクしっぱなしで。
がおりちゃん、ほんとーにほんとーに、心の底から幸せそうだったなあ……(しみじみ)
っていうか、がおりちゃんってもしかして物凄く舞台度胸がある?なんか、細かいトラブルが沢山あったような気がするんですけど、さら~っと流してませんでしたか?笑顔で(^ ^)。
…化粧については何も言うまい。
ミナコちゃんは、登場からそのドレス映えするデコルテの美しさとスタイルが最大限に生かされていて、猫はホントに幸せでした(*^ ^*)。
正直、私は役者としての彼女が好きすぎて、宝塚ヒロインとしてどうか、なんてことを全然解らないんですけど、ロリータ(レディ・ゾロ)って、別に“宝塚娘役っぽい”役ってわけじゃないんですね。となみちゃんがやると“正統派娘役がやるコメディのヒロイン役”に見えるんだけど、ミナコちゃんがやると、普通に“革命の闘士”に見える……(^ ^;; かっこいー&可愛い(はぁと)
新公演出は鈴木圭氏。「愛と死のアラビア」新公のときは“手堅いなー”という感想を書いたと思うんですけど、今回は凄かったです。いやー、新公演出に「凄い」って形容詞は我ながらどうかと思うけど、でも、他に言いようが無い……(汗)。
大きな演出変更はプリド家ご夫妻(大月さゆ&詩風翠)がまるっと入れ替わっていたくらい、かな。他にも細かいところに手が入っていて、結構印象違いましたねー。細かいことは忘れてしまいましたが。
それにしても。
プリド家ご夫妻は、もう、、、、最高!でした♪ さゆちゃん、やりたい放題!でしたね。声もいいし台詞に緩急があって仕草ともよくマッチしていて、本当に爆笑してしまったわ(汗)本舞台の幕が上がったら、すぐにシリアスに芝居を始めなくてはならないオリバレス総督(彩風咲奈)は大変だっただろうなあ……(ごめんなさい…)
さゆちゃん、大人っぽい髪型や衣装が良く似合って、すごく素敵でした。年配の役なのに、コメディに不可欠な“ジェットコースターに乗ったような勢いと華やかさ”があるのが凄い。今の今まで、“お隣の女の子”的な可愛くてリアル感のある少女役が似合うタイプだと思っていましたが、案外とオペラ「ばらの騎士(←あえて「愛のソナタ」とは書かない)」の侯爵夫人みたいな役が似合うのかも?あるいは、「真夏の夜の夢」のタイターニアとか。……観てみたいわ~~(*^ ^*)。
さゆちゃんの方が全体に目立っていたので、カルロス・デ・ラ・プリド(未沙のえる)役の詩風さんは割を食ったように見えたかもしれませんが、達者さと相手の呼吸に合わせる力のある人だなあと思いました。あと、本当に老人みたいな声だったり、仕草だったりも出来てて…下級生なのに凄いなあ、と。
あ、あと、これは演出変更っていうかなんていうか…なのですが。
水さん・ユミコさん・キムちゃんのサプライズ出演がありました。
教会に逃げ込んだレディ・ゾロを、ガルシアたちが追いかけてくる場面。ファナが下手の懺悔室に入って、兵隊さんが追いかけてきたーと思ったら水さんたちだった。(←しかも、衣装はもしかしてベルばらの衛兵隊?)
お約束のように「「ゾロのあごは四角い(←がおりちゃん)」「いや丸い(←帆風くん)」とユミコさんとキムちゃんが言い合っているところに水さんが割って入って、キメポーズ(&キメ顔)で「ケッ、ホンモノのゾロはなぁ、あごが尖っているんだぜ! 」という、という…お前はどこの石田さんですか的なベタなネタで大爆笑を取ってました。
メンドーサ大佐(彩吹真央)は、92期の凜城きらさん。観るたびに「達者な人だなあ…」と感心するんですけど、今回も本当に安心して観ていられるのが凄いなあ、と。
彼女ももう研4なんですねぇ。早いなあ…。そろそろスタイルも磨かれ始める頃かなあ?(楽しみ♪)
ベルナルド(音月桂)は、93期の帆風成海さん。この人も凜城さんと同じで、まず「達者」というキーワードが浮かぶタイプ。最初に洞窟でディエゴと再会する場面で、「沈鬱」な表情がちょっと笑っているように見える(← 元々の口角がちょっと吊りあがり気味で、意識せずに真面目な顔をすると笑い顔に見えてしまいがち。元四季の山口祐一郎さんとか)ので、鏡を見て研究すると良いのではないでしょうか。
あと、猫的に主役陣の一人だったガルシア軍曹(緒月遠麻)役の真那春人くん。
いやーーー、やっぱりこの子の芝居好きかも。「身体は熊のよう」と言われる役なのに、そこまで背もないし幅は全然無いけどどうするのかな?と思っていたら、あごに割れ線を入れてきましたね。肩まわりも大分詰め物いれていたような気がします。背はそのままなのに、身体に厚みのを出して“マッチョ”な男、イコール“脳みそまで筋肉で出来ていそうなタイプ”に、ちゃんと作ってきてたことに感心。
本公演のキタロウを観たときから美味しい役だなあ~と思っていましたが、あらためて観てみると、結構出ずっぱりですよね!(感心)しかも、怒ったり困ったり嬉しそうだったり、表情豊かで可愛いです♪
ただ、声が苦しそうだったのがちょっと気になる…。
「マリポーサの花」のラファエルの時は大丈夫だったんだけどなー。もしかして、本当に喉が弱いのか…?(涙)。
あと、彼女で気になるのは、化粧した笑い顔が宙組のみっちゃん(北翔海莉)によく似ていること。でも、芸風はだいぶ違う…よね?(ドキドキ)。みっちゃんは一人いればいいので、真似をするのはやめましょうねっ(*^ ^*)。私は真那くんが
.
タイトルとは関係ないんですが、今日は、スカイステージで「黒い瞳」の新人公演が放映されていましたね(喜)。ああ、本当に好きだったなあ、この作品。もう一度観たかった……(T T)。
この新公演出、植田景子さんだったんですね。タニちゃんがキラキラで素敵だ!!あーちゃんが軽やかで可愛いなぁ(*^ ^*)。
そして、宿屋でコートを貰って、膝をついてタニちゃんの手をとってキスをするお髭の祐飛プガチョフに萌え(はぁと)。
…こほん。
気を取り直して、昨日の続きを。
あ、もう新公も終わったので、ネタバレさせていただきます。これからご覧になる方はご注意を。
<総督陣営>
オリバレス総督(凰稀かなめ/早霧せいな)
93期の彩風咲奈さんは、ちょっと苦戦気味だったかな。前回のキムちゃんの役は表情豊かで良かったけど、今回は威厳を出そうとして少し空回りしてしまった印象。声がいいのと、テルくんともチギちゃんとも違う役作りに挑戦しようとした気概は買いたいけど、まだテルくんのを丸写しした方が良かったのではないか、と。(←キャラ的に、チギちゃんバージョンは難しい)
あと、せっかくスタイル良いんだから衣装の着こなしはもうちょっとがんばってほしかった!立ち姿がまるっきり女の子みたいだったのが残念(T T)。
ルイーザ(天勢いづる)沙月愛奈
良かった!いづるんが元男役らしく男前な感じで造っている役ですが、沙月さんの、ちょっとイヤらしさのある女らしい嫌味なルイーザも、いじわるでとても素敵でした(^ ^)。“現地人”を蔑まずにはいられない誇り高さや、国を追われた悔しさがよく伝わってきて、ぽんぽん文句を言うだけ言って気持ち良さそうな役だと思っていたんですが、意外と辛い役であることに気づきました…(ごめんなさい)。
総督夫人(花帆杏奈)花夏ゆりん
終始寂しげに眼を伏せて、引っ込み思案でちょっと暗い感じの役作りでしたね。華やかな場ではちょっととまどっているように見えたのは、個性なんでしょうか。「凍てついた明日」のビリーも、ちょっと困ったような表情が印象に残ったな、そういえば…。
アマリアは、オリバレス家での生活は幸せではないかもしれませんが、本国スペインの宮廷でもそれなりに存在感があったはずのオリバレス家に嫁ぐほどの家柄の姫君だったはず。芝居は巧い人だと思うもう少し華やかさがあっても良いと思うんだけどな。本役の杏奈ちゃんは、おとなしいけれどもパーティでは艶やかな総督夫人として居たので、そういう違和感は感じなかったのですが…。
ああいう役作りでいくなら、ラストに、首飾りを投げ捨ててにっこりと微笑んだところで、もっとぱぁっと花が咲いたように華やかになってほしいなぁ、と。
元々が可愛い人なので、笑顔にパワーが出ると凄く華やかになるだろうし、そのあたりをもう少しがんばってほしいような気がします♪
ホセ・ディアス(未来優希)蓮城まこと
……渋い。
「マリポーサの花」のサルディバル大統領は、もう少しギトギトした感じがあったと思うのですが、今回はずいぶん渋くキメてきたなあと思いました。
いやー、格好いいです(*^ ^*)。美形でスタイルも良くて、次の新公で卒業ですよね?楽しみ!!(←観る気満々)
<ネイティヴチーム>
長老(未沙のえる)香音有希
マヤさんで見慣れてしまったので、若くて大きくてハンサムな長老にちょっとドキドキしてしまいました(汗)。せっかく身体がある人なので、もう少し大きくゆったり動いたほうがこの役にはあっていたかもしれません。ちょっと動きすぎて威厳が目減りしたような印象はありました。
でも、芝居も歌も重厚さがあってとても良かったです。
ブラック・エルク(彩那音)凰華れの
雪組の誇る美形軍団に、今回から正式に入ったと思っていいんでしょうか。大劇場から東宝にきて、銀山の場面の脚本が大きく変更になり、ブラック・エルクがほぼヒロイン(=人質)の役割を果たすようになった(真顔)のですが、ひろみちゃんもれのちゃんも美形なので、なんとなく納得してしまいます(苦笑)。
ブレイブ・バッファロー(沙央くらま)彩凪翔
この人も美形軍団の新入り扱いしといていいですか。キツめの美貌はかなり私のストライクだったんですけど。
というか、最初、真波そらちゃんがまだ新公に出ているのかと思ってびっくりしました……目元の化粧が似てませんか?本公演とかでは似てると思ったことなかったんですが。
歌も歌えるんですね。短いパートですが、良い声でした♪ 92期は人材豊富だなあ~!
夜の稲妻(愛原実花)舞羽美海
衣装もよく似合って、可愛かったです♪ミナコちゃんとは台詞の言い方が全然違ってて面白かった!
帆風さんと同期だけあって、息のあったお芝居でしたね。
……でも私は、美海ちゃんのこういう役より、本役のファナみたいな役の方が好き、かも(^ ^;
マニトゥ(舞咲りん)悠月れな
いい表情で芝居をしていました。元々存在感のある人ですが、今回はかなり嵌ってたと思います。
キッキング・ベア(蓮城まこと)梓晴輝
キングの爽やかな笑顔と、梓さんの甘い色気のある流し目笑顔の落差が大きくて、ちょっと照れた(汗)。梓さんは、この役よりもメキシコ人にさりげなく混ざって小芝居しているときの方が印象的でした。芝居好きなんでしょうか。
フライング・ホース(彩風咲奈)大澄れい
舞台の奥で楽器を叩きながら微笑んでいる大澄さん。綺麗でした……(←それだけっ!?)
リトル・クロウ(凜城きら)久城あす
アルセニオ(麻樹ゆめみ)千風カレン
久城さん、男前ですねぇ~♪ 元星組のヒロコさん(久城彬)とは何か関係あるのでしょうか。
台詞も確かだし、これから使われていくんでしょうね。ご活躍楽しみにしています♪
千風さんは、巧い!の一言。この人の、もう少しちゃんと本筋に絡むしっかりと芝居のできる役を、一度でいいから観てみたいなぁと思うのですが…。
<メキシコ人>
フェリペ神父(真波そら)透真かずき
こんなところにも美形軍団候補が(汗)。雪組さんってどうしてそう人材豊富なの?
透真さんの佇まいは、いかにも神職な感じで、すごく良かったです。ただ、世代的に、あんなに見た目が若いのはどうかと思うのですが……でも、本役もそらちゃんだし、いいのかな?(^ ^;ゞ。
マルケス(奏乃はると)涼瀬みうと
いい男っぷりでした♪ 芝居も達者ですよね。「私どもは副業として葬儀屋もやっておりまして…」というくだりも、自然でよかったです。
フェリペ神父の処刑の場で、民衆たちが砦の兵隊たちを「(アレハンドロの処刑のあと)酒場で呑んでた!」「女を抱いてな!」と責める場面で、その酒場の主人である彼がしょんぼりと肩をすくめて、すごく小さくなっていたのが印象的でした(^ ^)。
サンチョ(帆風成海)悠斗イリヤ
本役の帆風さんも随分と下級生での大抜擢なのにしっかりと応えていて凄いなあと思うのですが、悠斗さんも可愛くて一生懸命で、とても良かったと思います。コケ方も自然だったし(^ ^)、なにより、仕草がちゃんと男の子になっていて可愛かった~♪♪
フリオ(大湖せしる)朝風れい
歌える人なので、ソロが聴けて嬉しかったです。芝居も悪くなかったし、姿のきれいなひとなので、真ん中にいると凄く目立ちますね♪
エレナ(大月さゆ)愛加あゆ
ファナ(舞羽美海)透水さらさ
本公演の二人が可愛くて可愛くて嵌ってしまったのですが、新公の二人も可愛かったなぁ~~(*^ ^*)。
ゴメス(香稜しずる)冴輝ちはや
ミゲル(大凪真生)煌羽レオ
冴輝さんは達者な人なので、安心して観ていられました(^ ^)。
煌羽レオさんも久城さんと同じ94期なんですね。上演中は全然違和感無く観ていて、終わってからプログラムを観て、あまりにも下級生なんでびっくりしました。
アレハンドロ(飛鳥裕)愛輝ゆま
雰囲気のある人ですよね。出番は少ないんですけど、格の高さを感じられるいい芝居でした。
ラスト、いろいろ解決してハッピーエンドになる場面あたり、群衆の中でトイプルニアの肩を抱いてただ立っている、みたいな場面の居方はまだ難しそうでしたが、息子への愛の籠もった視線が良かったです。……ロリータのこともまとめて心配そうに視ていたのがツボ(笑)。
トイプルニア(ゆり香紫保)美乃ほのか
柔らかくて落ち着きのある、いい声ですねぇ~!!喋り方にも母性があって、素敵です。花野じゅりあちゃんをちょっとたおやかにした系の女役さんになりそうで、今後が楽しみ☆
ジプシーの歌手(晴華みどり)此花いの莉
かおりちゃんの歌はソプラノの美声ですが、この歌は此花さんくらい低音域を響かせちゃってもかっこいいんだな、と感心しました。スパニッシュらしいパンチのある声で、ちょっとぞくぞくしました。いい声だなあ~♪
っと、そんなところでしょうか。
92期以下の下級生がびっくりするほど使われていて、雪組はこれからさらに面白くなりそうだな、と思いました。美形軍団もしっかり補充できそうだし(笑)、もう一回本公演観たいなあ…。
作品に対する突っ込みは、またいずれ書かせていただきます☆
.
この新公演出、植田景子さんだったんですね。タニちゃんがキラキラで素敵だ!!あーちゃんが軽やかで可愛いなぁ(*^ ^*)。
そして、宿屋でコートを貰って、膝をついてタニちゃんの手をとってキスをするお髭の祐飛プガチョフに萌え(はぁと)。
…こほん。
気を取り直して、昨日の続きを。
あ、もう新公も終わったので、ネタバレさせていただきます。これからご覧になる方はご注意を。
<総督陣営>
オリバレス総督(凰稀かなめ/早霧せいな)
93期の彩風咲奈さんは、ちょっと苦戦気味だったかな。前回のキムちゃんの役は表情豊かで良かったけど、今回は威厳を出そうとして少し空回りしてしまった印象。声がいいのと、テルくんともチギちゃんとも違う役作りに挑戦しようとした気概は買いたいけど、まだテルくんのを丸写しした方が良かったのではないか、と。(←キャラ的に、チギちゃんバージョンは難しい)
あと、せっかくスタイル良いんだから衣装の着こなしはもうちょっとがんばってほしかった!立ち姿がまるっきり女の子みたいだったのが残念(T T)。
ルイーザ(天勢いづる)沙月愛奈
良かった!いづるんが元男役らしく男前な感じで造っている役ですが、沙月さんの、ちょっとイヤらしさのある女らしい嫌味なルイーザも、いじわるでとても素敵でした(^ ^)。“現地人”を蔑まずにはいられない誇り高さや、国を追われた悔しさがよく伝わってきて、ぽんぽん文句を言うだけ言って気持ち良さそうな役だと思っていたんですが、意外と辛い役であることに気づきました…(ごめんなさい)。
総督夫人(花帆杏奈)花夏ゆりん
終始寂しげに眼を伏せて、引っ込み思案でちょっと暗い感じの役作りでしたね。華やかな場ではちょっととまどっているように見えたのは、個性なんでしょうか。「凍てついた明日」のビリーも、ちょっと困ったような表情が印象に残ったな、そういえば…。
アマリアは、オリバレス家での生活は幸せではないかもしれませんが、本国スペインの宮廷でもそれなりに存在感があったはずのオリバレス家に嫁ぐほどの家柄の姫君だったはず。芝居は巧い人だと思うもう少し華やかさがあっても良いと思うんだけどな。本役の杏奈ちゃんは、おとなしいけれどもパーティでは艶やかな総督夫人として居たので、そういう違和感は感じなかったのですが…。
ああいう役作りでいくなら、ラストに、首飾りを投げ捨ててにっこりと微笑んだところで、もっとぱぁっと花が咲いたように華やかになってほしいなぁ、と。
元々が可愛い人なので、笑顔にパワーが出ると凄く華やかになるだろうし、そのあたりをもう少しがんばってほしいような気がします♪
ホセ・ディアス(未来優希)蓮城まこと
……渋い。
「マリポーサの花」のサルディバル大統領は、もう少しギトギトした感じがあったと思うのですが、今回はずいぶん渋くキメてきたなあと思いました。
いやー、格好いいです(*^ ^*)。美形でスタイルも良くて、次の新公で卒業ですよね?楽しみ!!(←観る気満々)
<ネイティヴチーム>
長老(未沙のえる)香音有希
マヤさんで見慣れてしまったので、若くて大きくてハンサムな長老にちょっとドキドキしてしまいました(汗)。せっかく身体がある人なので、もう少し大きくゆったり動いたほうがこの役にはあっていたかもしれません。ちょっと動きすぎて威厳が目減りしたような印象はありました。
でも、芝居も歌も重厚さがあってとても良かったです。
ブラック・エルク(彩那音)凰華れの
雪組の誇る美形軍団に、今回から正式に入ったと思っていいんでしょうか。大劇場から東宝にきて、銀山の場面の脚本が大きく変更になり、ブラック・エルクがほぼヒロイン(=人質)の役割を果たすようになった(真顔)のですが、ひろみちゃんもれのちゃんも美形なので、なんとなく納得してしまいます(苦笑)。
ブレイブ・バッファロー(沙央くらま)彩凪翔
この人も美形軍団の新入り扱いしといていいですか。キツめの美貌はかなり私のストライクだったんですけど。
というか、最初、真波そらちゃんがまだ新公に出ているのかと思ってびっくりしました……目元の化粧が似てませんか?本公演とかでは似てると思ったことなかったんですが。
歌も歌えるんですね。短いパートですが、良い声でした♪ 92期は人材豊富だなあ~!
夜の稲妻(愛原実花)舞羽美海
衣装もよく似合って、可愛かったです♪ミナコちゃんとは台詞の言い方が全然違ってて面白かった!
帆風さんと同期だけあって、息のあったお芝居でしたね。
……でも私は、美海ちゃんのこういう役より、本役のファナみたいな役の方が好き、かも(^ ^;
マニトゥ(舞咲りん)悠月れな
いい表情で芝居をしていました。元々存在感のある人ですが、今回はかなり嵌ってたと思います。
キッキング・ベア(蓮城まこと)梓晴輝
キングの爽やかな笑顔と、梓さんの甘い色気のある流し目笑顔の落差が大きくて、ちょっと照れた(汗)。梓さんは、この役よりもメキシコ人にさりげなく混ざって小芝居しているときの方が印象的でした。芝居好きなんでしょうか。
フライング・ホース(彩風咲奈)大澄れい
舞台の奥で楽器を叩きながら微笑んでいる大澄さん。綺麗でした……(←それだけっ!?)
リトル・クロウ(凜城きら)久城あす
アルセニオ(麻樹ゆめみ)千風カレン
久城さん、男前ですねぇ~♪ 元星組のヒロコさん(久城彬)とは何か関係あるのでしょうか。
台詞も確かだし、これから使われていくんでしょうね。ご活躍楽しみにしています♪
千風さんは、巧い!の一言。この人の、もう少しちゃんと本筋に絡むしっかりと芝居のできる役を、一度でいいから観てみたいなぁと思うのですが…。
<メキシコ人>
フェリペ神父(真波そら)透真かずき
こんなところにも美形軍団候補が(汗)。雪組さんってどうしてそう人材豊富なの?
透真さんの佇まいは、いかにも神職な感じで、すごく良かったです。ただ、世代的に、あんなに見た目が若いのはどうかと思うのですが……でも、本役もそらちゃんだし、いいのかな?(^ ^;ゞ。
マルケス(奏乃はると)涼瀬みうと
いい男っぷりでした♪ 芝居も達者ですよね。「私どもは副業として葬儀屋もやっておりまして…」というくだりも、自然でよかったです。
フェリペ神父の処刑の場で、民衆たちが砦の兵隊たちを「(アレハンドロの処刑のあと)酒場で呑んでた!」「女を抱いてな!」と責める場面で、その酒場の主人である彼がしょんぼりと肩をすくめて、すごく小さくなっていたのが印象的でした(^ ^)。
サンチョ(帆風成海)悠斗イリヤ
本役の帆風さんも随分と下級生での大抜擢なのにしっかりと応えていて凄いなあと思うのですが、悠斗さんも可愛くて一生懸命で、とても良かったと思います。コケ方も自然だったし(^ ^)、なにより、仕草がちゃんと男の子になっていて可愛かった~♪♪
フリオ(大湖せしる)朝風れい
歌える人なので、ソロが聴けて嬉しかったです。芝居も悪くなかったし、姿のきれいなひとなので、真ん中にいると凄く目立ちますね♪
エレナ(大月さゆ)愛加あゆ
ファナ(舞羽美海)透水さらさ
本公演の二人が可愛くて可愛くて嵌ってしまったのですが、新公の二人も可愛かったなぁ~~(*^ ^*)。
ゴメス(香稜しずる)冴輝ちはや
ミゲル(大凪真生)煌羽レオ
冴輝さんは達者な人なので、安心して観ていられました(^ ^)。
煌羽レオさんも久城さんと同じ94期なんですね。上演中は全然違和感無く観ていて、終わってからプログラムを観て、あまりにも下級生なんでびっくりしました。
アレハンドロ(飛鳥裕)愛輝ゆま
雰囲気のある人ですよね。出番は少ないんですけど、格の高さを感じられるいい芝居でした。
ラスト、いろいろ解決してハッピーエンドになる場面あたり、群衆の中でトイプルニアの肩を抱いてただ立っている、みたいな場面の居方はまだ難しそうでしたが、息子への愛の籠もった視線が良かったです。……ロリータのこともまとめて心配そうに視ていたのがツボ(笑)。
トイプルニア(ゆり香紫保)美乃ほのか
柔らかくて落ち着きのある、いい声ですねぇ~!!喋り方にも母性があって、素敵です。花野じゅりあちゃんをちょっとたおやかにした系の女役さんになりそうで、今後が楽しみ☆
ジプシーの歌手(晴華みどり)此花いの莉
かおりちゃんの歌はソプラノの美声ですが、この歌は此花さんくらい低音域を響かせちゃってもかっこいいんだな、と感心しました。スパニッシュらしいパンチのある声で、ちょっとぞくぞくしました。いい声だなあ~♪
っと、そんなところでしょうか。
92期以下の下級生がびっくりするほど使われていて、雪組はこれからさらに面白くなりそうだな、と思いました。美形軍団もしっかり補充できそうだし(笑)、もう一回本公演観たいなあ…。
作品に対する突っ込みは、またいずれ書かせていただきます☆
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風の中のZORRO【3】
2009年5月16日 宝塚(雪) コメント (2)宝塚雪組公演「ZORRO ~仮面のメサイア~」について、ちょっと突っ込みを箇条書きで。
※昨日に引き続きネタバレしております。未見の方はご注意くださいませ。
・カリフォルニアあたりにも「ジプシー」っていたんでしょうか?
・そもそも、ディエゴの留学先に事件を伝えようとした人はいなかったの?
・ディエゴは、帰国してから家に寄る前にまずマルケスの店に来たようでしたが、荷物はどうしたんだろう……。
・ディエゴは「出迎えも無い」とか言って拗ねていましたが、帰国予定はいつ決まって、どういうルートで連絡した(つもり)だったのでしょうか。
・フェリペ神父は「最初に入植した神父と6組の家族」の一人なんだから、世代的にはアレハンドロとかカルロスとかと同世代かそれ以上でもおかしくないのに、どうしてああ若々しいの?新公はまるで若造だし、本公演は無駄に色っぽいし(汗)。
・私は大劇場も観ているから良いんですけど、東宝で初めてご覧になった方は、ゾロが二人いる意味はわかったのでしょうか?っていうか、そもそも二人いることに気づいたでしょうか…?
・総督邸の場面で、「ゾロの剣はスペインの剣」で、「メキシコ人の剣は駄目」とかゆー台詞があるんですけど、この時代の「メキシコ人」の定義って何?
スペイン生まれの移民はスペイン人なんでしょうし、「フェリペ神父と6組の家族」もスペイン人カウントなんでしょうけれども、じゃあ、たとえば、ディエゴは?彼は母親がネイティヴなんだから、当然メキシコ生まれ。でもスペイン人カウント。
彼の剣の腕は、留学している間に磨いたの?それとも父親直伝だからスペイン風なのか?
そして、ガルシアは入れ替わったベルナルド(ゾロの影)とも闘ってますが、剣の腕の違いはわからないってことでいいのでしょうか。それとも、ディエゴの剣が父親譲りなら、ベルナルドの剣はご主人様(&若様)仕込み?
・アルセニオは、そもそもの最初、アレハンドロたちが総督に捕まったときから“ご主人様”を含む銀山の囚人たちの世話をしていたわけですよね?
ってことは、長老たちは「命の声は消えていない」とかじゃなくて、具体的にどこでどのようにして生きているのか直接聞いて知っていたはず。どうしてディエゴに両親の最期について問われたとき、あんな曖昧な言い方をしたのでしょうか?
…せめて、アルセニオは銀山の囚人たちの世話はしていたけど、普段は入れない分かれ道の奥の方に懐かしいご主人様が居るとは思わなかった、とかでは駄目だったんでしょうか、谷さん(T T)。
・メンドーサとディエゴの関係がよくわからない。メンドーサの両親がネイティヴに殺されたことを誰も知らないってことは、その事件が起きたのがカリフォルニアではなかったってことですよね?
メンドーサの一家は、いわゆる“アメリカ人”の開拓者で、西部へ向かう途中で襲撃を受けて彼以外は全滅したとか、そういう設定でもあるんでしょうか…?
細々と気になっていたことを突っ込んではみましたが、私はこの作品、結構気に入ってます。
とりあえずオープニングの格好良さに血が騒ぐし!(^ ^)
私はプチ歴史オタクなんですけど、実は北アメリカ史って完全な空白地帯なんです(汗)。宝塚作品もいろいろ観ているつもりですが、こんなに時代背景がわからない作品は珍しくて、余計面白かったです。もうちょっと暇だったらもう少し勉強してから観たかった…。
とりあえず、時間ができたら映画のビデオでも借りてみようと思っています。となみちゃんが大好きだというヒロインも観てみたいし(^ ^)
.
※昨日に引き続きネタバレしております。未見の方はご注意くださいませ。
・カリフォルニアあたりにも「ジプシー」っていたんでしょうか?
・そもそも、ディエゴの留学先に事件を伝えようとした人はいなかったの?
・ディエゴは、帰国してから家に寄る前にまずマルケスの店に来たようでしたが、荷物はどうしたんだろう……。
・ディエゴは「出迎えも無い」とか言って拗ねていましたが、帰国予定はいつ決まって、どういうルートで連絡した(つもり)だったのでしょうか。
・フェリペ神父は「最初に入植した神父と6組の家族」の一人なんだから、世代的にはアレハンドロとかカルロスとかと同世代かそれ以上でもおかしくないのに、どうしてああ若々しいの?新公はまるで若造だし、本公演は無駄に色っぽいし(汗)。
・私は大劇場も観ているから良いんですけど、東宝で初めてご覧になった方は、ゾロが二人いる意味はわかったのでしょうか?っていうか、そもそも二人いることに気づいたでしょうか…?
・総督邸の場面で、「ゾロの剣はスペインの剣」で、「メキシコ人の剣は駄目」とかゆー台詞があるんですけど、この時代の「メキシコ人」の定義って何?
スペイン生まれの移民はスペイン人なんでしょうし、「フェリペ神父と6組の家族」もスペイン人カウントなんでしょうけれども、じゃあ、たとえば、ディエゴは?彼は母親がネイティヴなんだから、当然メキシコ生まれ。でもスペイン人カウント。
彼の剣の腕は、留学している間に磨いたの?それとも父親直伝だからスペイン風なのか?
そして、ガルシアは入れ替わったベルナルド(ゾロの影)とも闘ってますが、剣の腕の違いはわからないってことでいいのでしょうか。それとも、ディエゴの剣が父親譲りなら、ベルナルドの剣はご主人様(&若様)仕込み?
・アルセニオは、そもそもの最初、アレハンドロたちが総督に捕まったときから“ご主人様”を含む銀山の囚人たちの世話をしていたわけですよね?
ってことは、長老たちは「命の声は消えていない」とかじゃなくて、具体的にどこでどのようにして生きているのか直接聞いて知っていたはず。どうしてディエゴに両親の最期について問われたとき、あんな曖昧な言い方をしたのでしょうか?
…せめて、アルセニオは銀山の囚人たちの世話はしていたけど、普段は入れない分かれ道の奥の方に懐かしいご主人様が居るとは思わなかった、とかでは駄目だったんでしょうか、谷さん(T T)。
・メンドーサとディエゴの関係がよくわからない。メンドーサの両親がネイティヴに殺されたことを誰も知らないってことは、その事件が起きたのがカリフォルニアではなかったってことですよね?
メンドーサの一家は、いわゆる“アメリカ人”の開拓者で、西部へ向かう途中で襲撃を受けて彼以外は全滅したとか、そういう設定でもあるんでしょうか…?
細々と気になっていたことを突っ込んではみましたが、私はこの作品、結構気に入ってます。
とりあえずオープニングの格好良さに血が騒ぐし!(^ ^)
私はプチ歴史オタクなんですけど、実は北アメリカ史って完全な空白地帯なんです(汗)。宝塚作品もいろいろ観ているつもりですが、こんなに時代背景がわからない作品は珍しくて、余計面白かったです。もうちょっと暇だったらもう少し勉強してから観たかった…。
とりあえず、時間ができたら映画のビデオでも借りてみようと思っています。となみちゃんが大好きだというヒロインも観てみたいし(^ ^)
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宝塚大劇場にて、宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」を観劇してまいりました。
初舞台生の口上は、晴音アキさん、凰津りささん、輝月ゆうまさん。二人目の凰津さんの声がとても素敵でした。いい声が聴けて幸せ(*^ ^*)。
元星のゆかりちゃん(綺華れい)にそっくりな人がいてびっくりしました。プログラムの写真を見てもいまひとつ確信が持てず……誰だったんだあれは。ロケットでもすごく目立っていたのですが。
しかし、初舞台生ロケットは、何度観ても楽しいですね!本当に“フレッシュ!”って感じで。
エトワールのまさみちゃん(美羽あさひ)の周りを囲む雛鳥たちが、本当にキラキラしていました♪
この作品、プログラムの表紙のタニちゃんが凄く素敵ですね!とくに、私は裏表紙の後姿のシルエットが、ライティングからなにから完璧な出来でめっちゃ感動してしまいました。
正塚さん、ポスターも良かったしプログラムも素晴らしいし、舞台面も綺麗だし、そういうセンスはホントに凄いなあ、と毎回感心します。
作品としては、「愛するには短すぎる」とちょっと似た展開でした…よね?
昔愛し合っていたのに故あって別れた恋人たちが、数年ぶりに再会する。けれども二人は、もう違う道を歩いてしまっている……。(ずいぶん乱暴なまとめですが)
男には恋人(美羽あさひ)がいて、女には婚約者(悠未ひろ)がいる。
男にとっての恋人は空気のような存在で、
女にとっての婚約者は、家を救ってくれる大富豪……。
ちょっとした陰謀がらみの事件を解決して、もつれた糸を解くのが調査会社を営むタニちゃんなわけですが。
この陰謀がまた、解決含めていかにも正塚さんらしい“やっつけ仕事”なので、細かいツッコミはしませんが。どうも正塚さんは、「マリポーサの花」くらい真剣に取り組むとちゃんと細かいところまでつじつまを合わせてくるけど、こういう軽いタッチの恋愛モノになると「とりあえずなんか事件をおこしとけ」的ないい加減さがありますよね。
それでも、主役が格好良ければそれで良いのが宝塚ではありますが。
ただ、やっぱり物語の根幹に関わるところで、イヴェットの父親(寿つかさ)が、『7年前、娘を閉じ込めてまで平民の男と別れさせようとした厳格で貴族的な父親』というイメージとは全く違うキャラクターだったのは……ちょっとどうかと思いましたね。
でも、すっしーさんのキャラクターを変えてしまうと後半の話が成り立たないので、イヴェットがジャスティンに語る言い訳を変えればいいと思うんですよ。実際、あの父親を見てしまうと、あれはあくまでも言い訳で、実際には閉じ込められたりしたわけではなく、イヴェット自身の意思がくじけてしまって列車から降りられなかったんだろうな、とは思ったんですけどね。
ウメちゃんは、ちゃんと「嘘吐きな女」としてイヴェットを創っていたので、それはそれで良いような気もしますが。
みーちゃん(春風弥里)とえつこちゃん(大海亜呼)の二人は、最初のクラブシーンですでに「7年前のジャスティンとイヴェット」なんですね。(役名は“コロス”)
二人が「愛の一夜」を過ごす場面のダンスは、平澤智さんの振付なんですね。清冽な激情のダンスで、とても良かったです。動きが軽やかで重さを感じないところが幻影らしくていい。平澤さんってこういう振付もするんだ……と、目から鱗の数分間でした。
翌朝、髪を降ろしたイヴェットの気怠げな風情に、惚れ直しました(*^ ^*)。ウメちゃんであのダンスを観たかった!
タニちゃんのジャスティンは、正塚作品の主人公にしては随分饒舌。
あんなにベラベラと自分の過去やら未来の夢やらを語りまくる主人公って珍しくないですか?突然ペンギンを視にいきたくなったりしても、その理由やら何やらを喋り捲ったりする人は今までいなかったような気がするんですが…。
やっぱりタニちゃんだと、若さに任せてなんでも言っちゃう(黙っていられない)男になってしまうのかしらん。
むしろ、蘭トムくんのヴィクトールの方が、寡黙でしっかりもので有能で、従来の正塚作品の主人公っぽい(笑)。立ち位置としては「愛するには短すぎる」のトウコさんの役みたいな感じでしたけど、『元々二人は親友だった』とか『ヴィクトール → イヴェットの片想い』という設定がない分、主役コンビとの絡みが薄くなって、有能で仕事熱心なところが前面に出ていました。
その分、回りの卒業生たちとさりげなーく絡んだりして、面白い役になっていたような気がします。
あと、今回印象的だったのはゆっち(彩苑ゆき)の公爵夫人。すごく良かったです!最初気がつかなくて、あの巧い人は誰だろう?とか思っていたのですが。
威厳と重々しさがあって、なのに軽みもあって、実にいいお芝居でした。正塚さんありがとう。
卒業生ではまちゃみも良かったです。リアル感のないタニウメのコンビに対して、良い感じに現実味があって。“現実”を引きずる重たさを感じさせて、良い意味で存在感がありました。
ぱっと目を惹く華やかさのある人ではありませんが、しっとりとした柔らかさがあって、こういう役はいいなあと思います。これまた正塚さんありがとう!!と凄く思いました♪
…書きたいことはいろいろあるんですが、ネタバレしないでこれ以上のことを書くのが難しいので、東宝に来るのを待つことにします。
ショーはただただひたすら“綺麗”。
美しくて華のあるトップコンビがいると、これだけ「ただただ美しいだけ」の場面が続いても十分楽しめますね。とりあえずどの場面のウメちゃんも溜息が出るほど美しくてうっとりしました。タニちゃんももちろん綺麗!
麗しくて華やかでうっとりできた一時間でした。
幸運にも前楽を観ることができましたので、今更ですが、「大和悠河サヨナラショー」の曲目リストだけアップさせていただきます。
すっしーさんがタニちゃんの経歴を読み上げている間に、ちゃんと光る触角をつけたアスカルゴ(華凜もゆるさん)が袖から登場。読み終わった原稿を奪い取って、分厚い白い本を渡す…
○「宙・ファンタジスタ」プロローグ(全員)
残念ながら、卵のセットは無し。タニちゃんは後姿でせり上がり、組子全員の「ファンタジスタ!」の叫びと共に振り返ってスポット。
「トップスター・タニちゃん」の始まりを告げたあの印象的なショーを、サヨナラショーの始まりに持って来るあたりはさすが、と嬉しくなりました。
○「シンデレラ・ロック」(タニちゃん)
銀橋で2+6カラットと。いやー、映像でしか観てないのに凄く好きになった作品で、タニちゃんの原点だなあと思います。「若さスパークリング」な2+6カラット(トムくん、みっちゃん、ともちん、七帆くん、十輝くん、みーちゃん、大くん、ちーちゃん)のがんばりっぷりが可愛い(^ ^)。
○「コパカバーナ」ボレロ(タニちゃん)
どっかで聴いた曲……とだいぶ悩んでしまいました(星組版しか観ていないので/汗)
○「エイジ・オブ・イノセンス」(まちゃみ)
懐かしかった……。可愛かったなあ、まちゃみ。ちょっとウザい役でしたけど(^ ^;)
○「バレンシアの熱い花」瞳の中の宝石(タニちゃん・ウメちゃん → ゆっち)
フェルナンドとイザベラで歌ったあと、デュエットダンスのバックでゆっちのソロ。このソロはかなり絶品でした。かなり泣けた。
…でも、本当はロドリーゴとシルヴィア(全ツ版/七帆&まちゃみ)にも出てきて欲しかった……。
○「UNDERSTUDY」(七帆)
良い歌でした。残念ながら舞台は観られなかったのですが、初めて生で聴いて、思わず泣けてしまいました。
七帆………どうして辞めてしまうの(泣)あんなに素敵なのにどうしてどうして……(繰り言)。
○「雨に唄えば」Good Morning!(ウメちゃん)
トムくん、みっちゃんと三人で。
わざわざサヨナラショーのある前楽を観に行った最大の目的は、大好きだったウメちゃんのキャシーを観るためだったので、もんのすごぉく嬉しかったです!!
タップも相変わらず軽やかで華やか。いやー、本当に可愛いよぉ~(はぁと)ウメちゃんのキャシー、本当に大好きだったんですよぉ(感涙)
○「雨に唄えば」Singi’ In The Rain(タニちゃん)
銀橋を一人渡り。さすがに雨は降りませんでしたが。
○「The Last Party」LIFE(タニちゃん)
「雨に唄えば」からそのまま続けて、だったと思いますが、タニちゃん完全に泣いちゃってて、最初歌になりませんでした。サビに入ってやっと復活、という感じ。
たぶん、舞台でもそうやって歌っていらしたんでしょうね。ああ、宙組さんにとっては、スコットはあくまでもタニちゃんただ一人なんだろうなあ、と寂しく想いながら。
○「A/L」
大階段でのダンス。娘役さんたち+タニちゃん→ウメちゃん。
○「宙・ファンタジスタ」(男役)
大階段のダンス。カッコよかった!!(感涙)
○「外伝・ベルサイユのばら」
最初卒業生が全員並んでて、ウメちゃんがセンターに来て、、、そのへんでちょっと泣いてしまったので記憶が曖昧ですが、その後組全員が揃って、最後にタニちゃんがセリ上がり(?)だったような気がします。
タニちゃんらしい、清清しくて爽やかなサヨナラショーでした。
月組ファン的には月組時代が「シンデレラ・ロック」一本だったのは残念ですが、その後の方が長くて濃いんだから仕方ないのかな。
ただ、星組さんの公演でも思ったんですが、トップコンビ同時退団の場合でも、コンビのサヨナラショーではなく、あくまでもタニちゃんのサヨナラショーに卒業同期がちょっと特別扱い、みたいな感じになるものなんですね。ウメちゃんのファン的には、ちょっと寂しいかも。
まぁ、娘役のサヨナラは千秋楽にしかショーがつかないから、私みたいな軽いファンがふらっと観たりできないので、ありがたいことですが。
今日は千秋楽でしたね。
観ることはできませんでしたが、タニちゃん、ウメちゃん、ゆっち、七帆くん、まちゃみ、華凜さん、美牧さん、香翔さん、萌野りりあちゃん、咲真さん、みんなみんなお疲れ様でした♪
この大切な日に、素晴らしいお天気になって何よりでした。ファンの皆様が悔いなくお見送りできたことを祈ります。
そして、宙組の皆様、東京でお待ちしていま~す♪
.
初舞台生の口上は、晴音アキさん、凰津りささん、輝月ゆうまさん。二人目の凰津さんの声がとても素敵でした。いい声が聴けて幸せ(*^ ^*)。
元星のゆかりちゃん(綺華れい)にそっくりな人がいてびっくりしました。プログラムの写真を見てもいまひとつ確信が持てず……誰だったんだあれは。ロケットでもすごく目立っていたのですが。
しかし、初舞台生ロケットは、何度観ても楽しいですね!本当に“フレッシュ!”って感じで。
エトワールのまさみちゃん(美羽あさひ)の周りを囲む雛鳥たちが、本当にキラキラしていました♪
この作品、プログラムの表紙のタニちゃんが凄く素敵ですね!とくに、私は裏表紙の後姿のシルエットが、ライティングからなにから完璧な出来でめっちゃ感動してしまいました。
正塚さん、ポスターも良かったしプログラムも素晴らしいし、舞台面も綺麗だし、そういうセンスはホントに凄いなあ、と毎回感心します。
作品としては、「愛するには短すぎる」とちょっと似た展開でした…よね?
昔愛し合っていたのに故あって別れた恋人たちが、数年ぶりに再会する。けれども二人は、もう違う道を歩いてしまっている……。(ずいぶん乱暴なまとめですが)
男には恋人(美羽あさひ)がいて、女には婚約者(悠未ひろ)がいる。
男にとっての恋人は空気のような存在で、
女にとっての婚約者は、家を救ってくれる大富豪……。
ちょっとした陰謀がらみの事件を解決して、もつれた糸を解くのが調査会社を営むタニちゃんなわけですが。
この陰謀がまた、解決含めていかにも正塚さんらしい“やっつけ仕事”なので、細かいツッコミはしませんが。どうも正塚さんは、「マリポーサの花」くらい真剣に取り組むとちゃんと細かいところまでつじつまを合わせてくるけど、こういう軽いタッチの恋愛モノになると「とりあえずなんか事件をおこしとけ」的ないい加減さがありますよね。
それでも、主役が格好良ければそれで良いのが宝塚ではありますが。
ただ、やっぱり物語の根幹に関わるところで、イヴェットの父親(寿つかさ)が、『7年前、娘を閉じ込めてまで平民の男と別れさせようとした厳格で貴族的な父親』というイメージとは全く違うキャラクターだったのは……ちょっとどうかと思いましたね。
でも、すっしーさんのキャラクターを変えてしまうと後半の話が成り立たないので、イヴェットがジャスティンに語る言い訳を変えればいいと思うんですよ。実際、あの父親を見てしまうと、あれはあくまでも言い訳で、実際には閉じ込められたりしたわけではなく、イヴェット自身の意思がくじけてしまって列車から降りられなかったんだろうな、とは思ったんですけどね。
ウメちゃんは、ちゃんと「嘘吐きな女」としてイヴェットを創っていたので、それはそれで良いような気もしますが。
みーちゃん(春風弥里)とえつこちゃん(大海亜呼)の二人は、最初のクラブシーンですでに「7年前のジャスティンとイヴェット」なんですね。(役名は“コロス”)
二人が「愛の一夜」を過ごす場面のダンスは、平澤智さんの振付なんですね。清冽な激情のダンスで、とても良かったです。動きが軽やかで重さを感じないところが幻影らしくていい。平澤さんってこういう振付もするんだ……と、目から鱗の数分間でした。
翌朝、髪を降ろしたイヴェットの気怠げな風情に、惚れ直しました(*^ ^*)。ウメちゃんであのダンスを観たかった!
タニちゃんのジャスティンは、正塚作品の主人公にしては随分饒舌。
あんなにベラベラと自分の過去やら未来の夢やらを語りまくる主人公って珍しくないですか?突然ペンギンを視にいきたくなったりしても、その理由やら何やらを喋り捲ったりする人は今までいなかったような気がするんですが…。
やっぱりタニちゃんだと、若さに任せてなんでも言っちゃう(黙っていられない)男になってしまうのかしらん。
むしろ、蘭トムくんのヴィクトールの方が、寡黙でしっかりもので有能で、従来の正塚作品の主人公っぽい(笑)。立ち位置としては「愛するには短すぎる」のトウコさんの役みたいな感じでしたけど、『元々二人は親友だった』とか『ヴィクトール → イヴェットの片想い』という設定がない分、主役コンビとの絡みが薄くなって、有能で仕事熱心なところが前面に出ていました。
その分、回りの卒業生たちとさりげなーく絡んだりして、面白い役になっていたような気がします。
あと、今回印象的だったのはゆっち(彩苑ゆき)の公爵夫人。すごく良かったです!最初気がつかなくて、あの巧い人は誰だろう?とか思っていたのですが。
威厳と重々しさがあって、なのに軽みもあって、実にいいお芝居でした。正塚さんありがとう。
卒業生ではまちゃみも良かったです。リアル感のないタニウメのコンビに対して、良い感じに現実味があって。“現実”を引きずる重たさを感じさせて、良い意味で存在感がありました。
ぱっと目を惹く華やかさのある人ではありませんが、しっとりとした柔らかさがあって、こういう役はいいなあと思います。これまた正塚さんありがとう!!と凄く思いました♪
…書きたいことはいろいろあるんですが、ネタバレしないでこれ以上のことを書くのが難しいので、東宝に来るのを待つことにします。
ショーはただただひたすら“綺麗”。
美しくて華のあるトップコンビがいると、これだけ「ただただ美しいだけ」の場面が続いても十分楽しめますね。とりあえずどの場面のウメちゃんも溜息が出るほど美しくてうっとりしました。タニちゃんももちろん綺麗!
麗しくて華やかでうっとりできた一時間でした。
幸運にも前楽を観ることができましたので、今更ですが、「大和悠河サヨナラショー」の曲目リストだけアップさせていただきます。
すっしーさんがタニちゃんの経歴を読み上げている間に、ちゃんと光る触角をつけたアスカルゴ(華凜もゆるさん)が袖から登場。読み終わった原稿を奪い取って、分厚い白い本を渡す…
○「宙・ファンタジスタ」プロローグ(全員)
残念ながら、卵のセットは無し。タニちゃんは後姿でせり上がり、組子全員の「ファンタジスタ!」の叫びと共に振り返ってスポット。
「トップスター・タニちゃん」の始まりを告げたあの印象的なショーを、サヨナラショーの始まりに持って来るあたりはさすが、と嬉しくなりました。
○「シンデレラ・ロック」(タニちゃん)
銀橋で2+6カラットと。いやー、映像でしか観てないのに凄く好きになった作品で、タニちゃんの原点だなあと思います。「若さスパークリング」な2+6カラット(トムくん、みっちゃん、ともちん、七帆くん、十輝くん、みーちゃん、大くん、ちーちゃん)のがんばりっぷりが可愛い(^ ^)。
○「コパカバーナ」ボレロ(タニちゃん)
どっかで聴いた曲……とだいぶ悩んでしまいました(星組版しか観ていないので/汗)
○「エイジ・オブ・イノセンス」(まちゃみ)
懐かしかった……。可愛かったなあ、まちゃみ。ちょっとウザい役でしたけど(^ ^;)
○「バレンシアの熱い花」瞳の中の宝石(タニちゃん・ウメちゃん → ゆっち)
フェルナンドとイザベラで歌ったあと、デュエットダンスのバックでゆっちのソロ。このソロはかなり絶品でした。かなり泣けた。
…でも、本当はロドリーゴとシルヴィア(全ツ版/七帆&まちゃみ)にも出てきて欲しかった……。
○「UNDERSTUDY」(七帆)
良い歌でした。残念ながら舞台は観られなかったのですが、初めて生で聴いて、思わず泣けてしまいました。
七帆………どうして辞めてしまうの(泣)あんなに素敵なのにどうしてどうして……(繰り言)。
○「雨に唄えば」Good Morning!(ウメちゃん)
トムくん、みっちゃんと三人で。
わざわざサヨナラショーのある前楽を観に行った最大の目的は、大好きだったウメちゃんのキャシーを観るためだったので、もんのすごぉく嬉しかったです!!
タップも相変わらず軽やかで華やか。いやー、本当に可愛いよぉ~(はぁと)ウメちゃんのキャシー、本当に大好きだったんですよぉ(感涙)
○「雨に唄えば」Singi’ In The Rain(タニちゃん)
銀橋を一人渡り。さすがに雨は降りませんでしたが。
○「The Last Party」LIFE(タニちゃん)
「雨に唄えば」からそのまま続けて、だったと思いますが、タニちゃん完全に泣いちゃってて、最初歌になりませんでした。サビに入ってやっと復活、という感じ。
たぶん、舞台でもそうやって歌っていらしたんでしょうね。ああ、宙組さんにとっては、スコットはあくまでもタニちゃんただ一人なんだろうなあ、と寂しく想いながら。
○「A/L」
大階段でのダンス。娘役さんたち+タニちゃん→ウメちゃん。
○「宙・ファンタジスタ」(男役)
大階段のダンス。カッコよかった!!(感涙)
○「外伝・ベルサイユのばら」
最初卒業生が全員並んでて、ウメちゃんがセンターに来て、、、そのへんでちょっと泣いてしまったので記憶が曖昧ですが、その後組全員が揃って、最後にタニちゃんがセリ上がり(?)だったような気がします。
タニちゃんらしい、清清しくて爽やかなサヨナラショーでした。
月組ファン的には月組時代が「シンデレラ・ロック」一本だったのは残念ですが、その後の方が長くて濃いんだから仕方ないのかな。
ただ、星組さんの公演でも思ったんですが、トップコンビ同時退団の場合でも、コンビのサヨナラショーではなく、あくまでもタニちゃんのサヨナラショーに卒業同期がちょっと特別扱い、みたいな感じになるものなんですね。ウメちゃんのファン的には、ちょっと寂しいかも。
まぁ、娘役のサヨナラは千秋楽にしかショーがつかないから、私みたいな軽いファンがふらっと観たりできないので、ありがたいことですが。
今日は千秋楽でしたね。
観ることはできませんでしたが、タニちゃん、ウメちゃん、ゆっち、七帆くん、まちゃみ、華凜さん、美牧さん、香翔さん、萌野りりあちゃん、咲真さん、みんなみんなお疲れ様でした♪
この大切な日に、素晴らしいお天気になって何よりでした。ファンの皆様が悔いなくお見送りできたことを祈ります。
そして、宙組の皆様、東京でお待ちしていま~す♪
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雪組トークスペシャル
2009年5月20日 宝塚(雪)ヤクルトホールにて、雪組トークスペシャルに参加してまいりました♪
出演者は、大湖せしる・梓晴輝・愛加あゆの三人。
普通に登場して、客席通路を歩いて舞台へ上がった後、三人で張り出し舞台の前まで出てきて、「WELCOME!」とポーズをキメてくれました!
ヤクルトホールの舞台ってT字型になっている…というか、舞台の中央部から客席の真ん中らへんまで、ファッションショーの舞台みたいな張り出し部分があるんですが、その一番前まで来てくれたんですよね(*^ ^*)。ちゃんとスポットも当たって、見事な演出でした!たまたま、いただいたチケットがその張り出し舞台の正面の席で、思わず照れてしまって直視できなかったくらい格好良かったんですよ~~★
トークスペシャル自体は何度か参加しているんですが、こんな演出は今まで無かったような気がします。三人とも本当にカッコよかったです~っ!!
ちなみに、このポーズは「タクシーの中で考えた」らしい。
「誰が考えたんですか?」という質問には「えー?」「三人で、かなあ…」という感じでしたが、とりあえず「受けなかったら自分らで拍手して盛り上げようと思っていた」とコメントしていたあずりんが言い出したっぽい印象を受けた、かも。
せしるはシンプルな白いシャツにグレーのパンツ。
あゆちゃんは可愛い白黒のワンピにキラキラのハイヒール。
あずりんは、白のジャケットに濃いグレーのパンツ。大き目のベルトをアクセントにしていたのはいいんですが。ジャケットのインナーは、なんと 蛇柄。
ファッションテーマは「キレカジ!」とせしるは言ってましたが……言葉の解釈がだいぶ違っていたようで(笑)。いろんな意味で、幕開き早々いきなりあずりんに持っていかれてしまった感じでした(^ ^;;;
とにかく、最初から最後まで大盛り上がりの楽しいトークでした!
すっごく時間が短く感じて、司会の竹下さんが「それでは席替えを…」と言い出したときは本当に驚いてしまいました。まだ始まったばかりかと思っていたのに…。
私は以前からせしる好きなんですけど、今回はもう、あんなにテンション高いのにあずりんに押されっぱなしで(^ ^)そのヘタレな可愛らしさに、もうメロメロでした(笑)。いやー、新公も卒業した今になって、あんなに可愛らしい姿をファンの前にさらしていいのかと思うほど(*^ ^*)。
あずりんがまた、あんな綺麗な貌をして“大坂のおばちゃん”になりきっていたのも凄い!まだ若いのに……(^ ^;ゞ この二人がぽんぽんと関西弁で弾丸トークをしているのを、微笑みながら聴いている癒し系あゆちゃん、という構図が、素晴らしくバランスよくて萌えでした。
共に兵庫県出身の男役二人。学年は二年違うけど、家も近いし、仲良しなのかなあ?
とにかく会話のテンポが速くて、濃い感じ(^ ^)めっちゃ盛り上がって、楽しかったです♪
「ハロー!ダンシング」で、かなり目立つ位置にいたあずりん。背が高くてスタイル良くて、素敵な人ですよね(*^ ^*)なのにどうして役がつかないんだろう……。話を聴いていると、もっとやらせてあげてほしいなあと思います。
ちょっと声がかすれていたのが気になりましたが、いつもあんな感じなのでしょうか?元々いい声だった記憶があるので、喉は大事にしてほしいです(; ;)。
では、トークの内容について。
まずは、現在公演中の「風の錦絵」の話から。
せしるが「日本もののショーは初めて」なのは解るんですが、あずりんとあゆちゃんは、なんと「日本もの自体が初めて」(@ @)。“日本物の雪組”と言われていた組だけど、大劇場ではずっとやっていなかったんですね……。そりゃチギちゃんが慣れて見えるわけですね(納得)。
「踊るとすぐ着崩れるので、まずは着物の着方からお稽古が始まりました」だそうです。
お化粧も違いますか?という質問には、せしるが即答で「まつげが違うんです!」と。
「洋物はカールしているのですが、和物はまっすぐなんです。それを、少し下向きな感じにつけて、ラインも切れ長な感じに入れて、伏し目がちに色っぽく…」など、一生懸命に手真似つきで説明するせしるが素敵★
某化粧品会社のマスカラの説明に「日本人のまつ毛は下向きでひさし状だから、欧米人みたいな派手顔になるためには、しっかりカールさせてそれをキープすることが大切です!」みたいなことが書いてありましたが、まさにそうなんだなー、と思って面白かったです。
あと、せしるは「轟さんにまつ毛を見ていただいた」ことをすっごく嬉しそうに話していましたね(^ ^)。
ちなみに、ジェンヌさんたちはこの“カールさせて上向きのまつ毛にする”ことを「咲かせる」と言うみたいですね。「咲かせてしまうと(和物に)合わないので…」とか説明してくれたんですが、解りやすくて可愛い言い方だなあ♪と感心しました。
あゆちゃんは、プロローグの振袖(黄色でしたっけ?)がすごく豪華で可愛いんです!と嬉しそうでした。「重たくて、帯も鬘も大きくて大変なんですけど、でも嬉しい」と。
あとは「小僧さんが楽しくて楽しくて」と。これについては、せしるもあずりんも「あの場面は本当に楽しい。私も入りたい」と口々にコメントしていました(^ ^)。
松本さんを観て思うことは?という質問には「普通の振袖でも重くて反るのは難しいのに、あんな大きな帯をつけて綺麗に反っていらっしゃるのがすごい」という話を。なるほどー、あまり着物を着たことがない(まして反ったことなど無い)のでよくわかりませんが、そういうものかもしれませんね。次に観劇するときは、そういう観点で見てみよう……。
風林火山については、まずあゆちゃんが「カッコいいですよねぇ~~!!」とめっちゃくちゃ嬉しそうにコメント。
それに対して、せしるとあずりんは、顔を見合わせて「……大変だよねー」「そうなんですよねー」「踊りにくくて」「衣装が本当に大変で」と口々に。でも嬉しそうだよ?二人とも(^ ^)。
振付の時、普通は日本物なので着物で振付を受けるんですが、あの場面だけはジャージだったんだそうです。で、皆で「何をやらされるんだろう…」と思った、と(笑)。Tシャツにジャージで、でも手には扇子を持たされて……確かに、「何が始まるんだろう?」だったでしょうねぇ……。うおお、想像すると可愛い!(笑)。
あと、せしるが「私の衣装は、左側だけ鎧があるので、真っ直ぐ立ってるだけでも傾いてる感じ」と言っていたのが面白かったです。「くるんと回る、とかの振りでも、バランスが違うのでいつもと違うところに力が入る。左側だけ凝っちゃいます」とぼやいていました。
んー、「風の錦絵」についてはこんな感じだったかなあ。
とにかく、「日本物のショーと言われたので、雅やかで華やかなものを想像していたのですが、全然(←力入りまくり)違っていて、斬新で激しくて、楽しい」「日本物でもここまで“男役”がやれることに驚いた」ということを何度か繰り返して、「男役をもっと追いかけていきたいです」と締めくくっていました。
あ、なんだか読み返してみるとあずりんがあまり話をしていないみたいですね…変だなあ。すごく沢山喋ってくれたんですけど!……あ、でも、全体にあずりんはあまり「饒舌に」「自分の考えを滔々と話す」という感じではなくて、むしろ、せしるやあゆちゃんの話を細かく拾って、突っ込んでいたような気がします。だから、こうやって記憶を辿ると、「あずりんが凄く面白かった」っていう記憶はあるんだけど、具体的に何を話していたかはあまり想い出せない…みたいな。
自分のことはあまり話さなくて「小僧さんたちの場面が超面白い」話とか、せしるの話を受けて「あの場面のせしるさんは○○ですよね!」とか、そういうコメントが多かったんですよねー。…もしかしたら、基本的にはせしるを立てていたのかも。説明とかは全部任せていたし。あと、せしるが割と常識的なことを先に全部言ってしまうので、それに乗る形でコメントしていたせいもあるかもしれませんが。
……すみません、あずりんの発言をうまく思い出せなくて(凹)。
でも、とにかく、せしるとあずりんのやり取りが面白くて面白くて、爆笑に次ぐ爆笑、でした(*^ ^*)
「ZORRO」の話から先は、また後日に。
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出演者は、大湖せしる・梓晴輝・愛加あゆの三人。
普通に登場して、客席通路を歩いて舞台へ上がった後、三人で張り出し舞台の前まで出てきて、「WELCOME!」とポーズをキメてくれました!
ヤクルトホールの舞台ってT字型になっている…というか、舞台の中央部から客席の真ん中らへんまで、ファッションショーの舞台みたいな張り出し部分があるんですが、その一番前まで来てくれたんですよね(*^ ^*)。ちゃんとスポットも当たって、見事な演出でした!たまたま、いただいたチケットがその張り出し舞台の正面の席で、思わず照れてしまって直視できなかったくらい格好良かったんですよ~~★
トークスペシャル自体は何度か参加しているんですが、こんな演出は今まで無かったような気がします。三人とも本当にカッコよかったです~っ!!
ちなみに、このポーズは「タクシーの中で考えた」らしい。
「誰が考えたんですか?」という質問には「えー?」「三人で、かなあ…」という感じでしたが、とりあえず「受けなかったら自分らで拍手して盛り上げようと思っていた」とコメントしていたあずりんが言い出したっぽい印象を受けた、かも。
せしるはシンプルな白いシャツにグレーのパンツ。
あゆちゃんは可愛い白黒のワンピにキラキラのハイヒール。
あずりんは、白のジャケットに濃いグレーのパンツ。大き目のベルトをアクセントにしていたのはいいんですが。ジャケットのインナーは、なんと 蛇柄。
ファッションテーマは「キレカジ!」とせしるは言ってましたが……言葉の解釈がだいぶ違っていたようで(笑)。いろんな意味で、幕開き早々いきなりあずりんに持っていかれてしまった感じでした(^ ^;;;
とにかく、最初から最後まで大盛り上がりの楽しいトークでした!
すっごく時間が短く感じて、司会の竹下さんが「それでは席替えを…」と言い出したときは本当に驚いてしまいました。まだ始まったばかりかと思っていたのに…。
私は以前からせしる好きなんですけど、今回はもう、あんなにテンション高いのにあずりんに押されっぱなしで(^ ^)そのヘタレな可愛らしさに、もうメロメロでした(笑)。いやー、新公も卒業した今になって、あんなに可愛らしい姿をファンの前にさらしていいのかと思うほど(*^ ^*)。
あずりんがまた、あんな綺麗な貌をして“大坂のおばちゃん”になりきっていたのも凄い!まだ若いのに……(^ ^;ゞ この二人がぽんぽんと関西弁で弾丸トークをしているのを、微笑みながら聴いている癒し系あゆちゃん、という構図が、素晴らしくバランスよくて萌えでした。
共に兵庫県出身の男役二人。学年は二年違うけど、家も近いし、仲良しなのかなあ?
とにかく会話のテンポが速くて、濃い感じ(^ ^)めっちゃ盛り上がって、楽しかったです♪
「ハロー!ダンシング」で、かなり目立つ位置にいたあずりん。背が高くてスタイル良くて、素敵な人ですよね(*^ ^*)なのにどうして役がつかないんだろう……。話を聴いていると、もっとやらせてあげてほしいなあと思います。
ちょっと声がかすれていたのが気になりましたが、いつもあんな感じなのでしょうか?元々いい声だった記憶があるので、喉は大事にしてほしいです(; ;)。
では、トークの内容について。
まずは、現在公演中の「風の錦絵」の話から。
せしるが「日本もののショーは初めて」なのは解るんですが、あずりんとあゆちゃんは、なんと「日本もの自体が初めて」(@ @)。“日本物の雪組”と言われていた組だけど、大劇場ではずっとやっていなかったんですね……。そりゃチギちゃんが慣れて見えるわけですね(納得)。
「踊るとすぐ着崩れるので、まずは着物の着方からお稽古が始まりました」だそうです。
お化粧も違いますか?という質問には、せしるが即答で「まつげが違うんです!」と。
「洋物はカールしているのですが、和物はまっすぐなんです。それを、少し下向きな感じにつけて、ラインも切れ長な感じに入れて、伏し目がちに色っぽく…」など、一生懸命に手真似つきで説明するせしるが素敵★
某化粧品会社のマスカラの説明に「日本人のまつ毛は下向きでひさし状だから、欧米人みたいな派手顔になるためには、しっかりカールさせてそれをキープすることが大切です!」みたいなことが書いてありましたが、まさにそうなんだなー、と思って面白かったです。
あと、せしるは「轟さんにまつ毛を見ていただいた」ことをすっごく嬉しそうに話していましたね(^ ^)。
ちなみに、ジェンヌさんたちはこの“カールさせて上向きのまつ毛にする”ことを「咲かせる」と言うみたいですね。「咲かせてしまうと(和物に)合わないので…」とか説明してくれたんですが、解りやすくて可愛い言い方だなあ♪と感心しました。
あゆちゃんは、プロローグの振袖(黄色でしたっけ?)がすごく豪華で可愛いんです!と嬉しそうでした。「重たくて、帯も鬘も大きくて大変なんですけど、でも嬉しい」と。
あとは「小僧さんが楽しくて楽しくて」と。これについては、せしるもあずりんも「あの場面は本当に楽しい。私も入りたい」と口々にコメントしていました(^ ^)。
松本さんを観て思うことは?という質問には「普通の振袖でも重くて反るのは難しいのに、あんな大きな帯をつけて綺麗に反っていらっしゃるのがすごい」という話を。なるほどー、あまり着物を着たことがない(まして反ったことなど無い)のでよくわかりませんが、そういうものかもしれませんね。次に観劇するときは、そういう観点で見てみよう……。
風林火山については、まずあゆちゃんが「カッコいいですよねぇ~~!!」とめっちゃくちゃ嬉しそうにコメント。
それに対して、せしるとあずりんは、顔を見合わせて「……大変だよねー」「そうなんですよねー」「踊りにくくて」「衣装が本当に大変で」と口々に。でも嬉しそうだよ?二人とも(^ ^)。
振付の時、普通は日本物なので着物で振付を受けるんですが、あの場面だけはジャージだったんだそうです。で、皆で「何をやらされるんだろう…」と思った、と(笑)。Tシャツにジャージで、でも手には扇子を持たされて……確かに、「何が始まるんだろう?」だったでしょうねぇ……。うおお、想像すると可愛い!(笑)。
あと、せしるが「私の衣装は、左側だけ鎧があるので、真っ直ぐ立ってるだけでも傾いてる感じ」と言っていたのが面白かったです。「くるんと回る、とかの振りでも、バランスが違うのでいつもと違うところに力が入る。左側だけ凝っちゃいます」とぼやいていました。
んー、「風の錦絵」についてはこんな感じだったかなあ。
とにかく、「日本物のショーと言われたので、雅やかで華やかなものを想像していたのですが、全然(←力入りまくり)違っていて、斬新で激しくて、楽しい」「日本物でもここまで“男役”がやれることに驚いた」ということを何度か繰り返して、「男役をもっと追いかけていきたいです」と締めくくっていました。
あ、なんだか読み返してみるとあずりんがあまり話をしていないみたいですね…変だなあ。すごく沢山喋ってくれたんですけど!……あ、でも、全体にあずりんはあまり「饒舌に」「自分の考えを滔々と話す」という感じではなくて、むしろ、せしるやあゆちゃんの話を細かく拾って、突っ込んでいたような気がします。だから、こうやって記憶を辿ると、「あずりんが凄く面白かった」っていう記憶はあるんだけど、具体的に何を話していたかはあまり想い出せない…みたいな。
自分のことはあまり話さなくて「小僧さんたちの場面が超面白い」話とか、せしるの話を受けて「あの場面のせしるさんは○○ですよね!」とか、そういうコメントが多かったんですよねー。…もしかしたら、基本的にはせしるを立てていたのかも。説明とかは全部任せていたし。あと、せしるが割と常識的なことを先に全部言ってしまうので、それに乗る形でコメントしていたせいもあるかもしれませんが。
……すみません、あずりんの発言をうまく思い出せなくて(凹)。
でも、とにかく、せしるとあずりんのやり取りが面白くて面白くて、爆笑に次ぐ爆笑、でした(*^ ^*)
「ZORRO」の話から先は、また後日に。
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雪組トークスペシャル【2】
2009年5月22日 宝塚(雪)大湖せしる・梓晴輝・愛加あゆのトークスペシャル(ヤクルトホール)つづき。
まずは、お芝居「ZORRO ~仮面のメサイア~」の話から。
司会の竹下さんに「ZORROの魅力は?」と問われて、まず最初にあゆちゃんが「プロローグがカッコいい!!」と満面の笑顔(笑)。
せしるとあずりんが、すかさず「はやっ!」と突っ込んでましたが、「私は(次のジプシーの場面で歌うので)花道から観ているんですが、ホントにカッコいいんです!」と瞳をキラキラさせて言うあゆちゃんがめっちゃ可愛かったです。
男役二人は、仲良く目を見交わして笑み崩れ、「大変だったよねぇ~」みたいな感じ。
で、せしるが「衣装も大きいし、下(階段)が見えなくて」という話をしながら、「大変だったんですよー、マスクづくり」とぼやきに入って、あずりんに力強く「そっから!?」と突っ込まれてました。
マスクは、透明なプラスティックの板(?)を目に当てて、形を自分で取っていくのですが(ナウオンでも話が出ていましたね)、何度もラインを描きなおしているうちにどの線が正解だかわからなくなってしまう、とか、「鏡に向かってずらっと男役が並んで、皆目元に板巻いて目の形を描いている」様子がいかに面白いか、といった話で盛り上がってました。
あと、あれは鼻が高い人は大変なんだそうです。鼻に当たるとつぶしてしまって息ができないので、伸ばしてもらう(?)のだとか。あずりんが「(凰華)れのとか…」と例にあげていたのですが、たしかにれのちゃんは鼻が高いし、顔が小さいからたしかにアイマスクがもろに鼻に被りそうだ……。
で、せしるが「なんか呼ばれたような気がして振り返ったら、『鼻が高い人集まって~』って言われて、あ、あたし関係ないわ、みたいな」とちょっと自虐ネタで笑いを取ってました(爆)。
小道具さんの周りに“鼻の高い人”たちが集まって、直してもらっていたんだそうです(^ ^)。
「マントは重いですか?」との質問には、「重くない」と即答。軽くてぺらぺら(?)だそうです。「でも、水さんのは、飾りもついているので重たいかも」「あ、がおり(香稜しずる)が重いって言ってました」みたいな会話もありましたが。
マントを綺麗に翻らせるコツは?という質問には、せしるが「マントの先を意識すること」と上級生らしい答えを言って、あずりんがかなり感心した感じでコメントしていました♪
あとは…「とにかく前(下も)が見えないので怖かったけど、だいぶ慣れた」という話と、「今のところ誰も落ちてないはず」「落ちそうになったことはあるけど、顔が(マスクと帽子で)隠れているので、お客様にはバレてないと思う」みたいな話があったくらいかなー?
プロローグが終わって、それぞれの役になってからの話は…
兵隊チームのあずりんは、「とにかく走ってます」と。東京に来て、フェリペ神父救出後の場面などでセットの上まで上がることになって、その位置エネルギー分がまた大変、だとか。
でも、大変だけど楽しい。普段生活していてこんなに必死で走ることがないので、ランナーズハイになって気持ち良くなっちゃう、みたいな、ちょっとキケンな話をしていました(^ ^;。
あゆちゃんはネイティヴチームですが、まず最初にジプシーの歌手の場面について、「大人っぽい役が難しい」とコメント。たしかに笑顔の雰囲気はちょっと可愛らしいけど、でも色っぽくていい女なんですよねぇ~♪ 歌えるということを知らなかったので、嬉しかったです!
役としては、「インディアンフルートをナマで吹くので緊張する」そうです。
あのフルートは手作りの逸品(?)で、お稽古の後半になってやっと北海道(←なぜ北海道?)から届いたそうです。それまではずっと笛がなくて、でもリコーダーでは穴の数も違うし吹き方もぜんぜん違うらしいので、練習できなくてすごく不安だった、と。やっと届いて、キムちゃんと二人、半日くらい稽古場にこもって教えてもらった。先生に「笛は気持ちで吹く」と教えられて、実際そのとおりでした、などなど、嬉しそうに話してくれました。
あずりんが「笛を吹いているあゆっちが、すごい真剣で可愛い」と言っていたので、次に観るときはじっくり注目したいと思います☆
せしるはメキシコ人チーム。キャラクターは?と問われて「正義漢」と即答。
台詞があるのは男役ではせしるだけなので、“皆の代表”だと思って大切にやっているそうです。
衣装は、「とにかく “じゅうたん”が重くて 大変!!」と。しかも、左肩にかけているので 左肩だけ凝る らしい。……さっきも同じこと言ってたよね?せめて、ショーの鎧が左ならじゅうたん(←じゅうたん言うのもやめなさい)は右に掛けるとか、工夫できないんでしょうか。片方に重いものを乗せたまま動くと、いらん癖がつきそうで心配…(; ;)。
東京から、「ビバ!ゾロ」でゾロが客席に降りるようになったので、それを目で追うと首が妙な角度に曲がったりして結構辛い、と。でも、居てくれる方が歌い甲斐があって気持ちが入る、とも。なるほどねー。身体が辛いことより、演じやすいほうが良いのか…それはそうかもね。
でも、一生懸命歌い踊っても、どうしても客席にいるゾロに持っていかれてしまいがちなので、「命賭けてがんばってます」と真剣な顔で話していました(^ ^)。
ラストに総督夫人アマリアが捨てたネックレスを拾うところについて、あゆちゃんが「あそこのせしるさんにウッとくる」と言ってました。せしるは「いろいろタイミング(段取り?)が決まっていて、自分の感情だけでは動けないのが難しい」とコメント。うんうん、タイミング的に難しいと思うんですけど、私もあの芝居、好きです♪
で、拾ったネックレスは“じゅうたん”についているポケットにしまうそうです!最初は手で持ったまま踊るつもりだったけど、「ちょうど良い場所にポッケがついていたので」そこに入れることにして、衣装部さんにマジックテープ(?)をつけてもらった、と話していました。
そんなこんな、お芝居の話をして、、、次が新人公演の話だった……かな?
あずりんは「本公演では兵隊、新人公演ではインディアンと、逆の立場をやらせていただいたことが一番の収穫」と。
あゆちゃんは、「侍女二人、ずーっと一緒ですごく楽しかった!」そうです。ファナ役の透水さらさちゃんとは実生活でもすごく仲が良いので、「その仲の良さが役に生きていたらいいなー」と。……大丈夫!生きてましたよ(^ ^)♪♪
初めて客席から新公を観たせしるは…
「もの凄く緊張した!」 らしい。…なんとなく、せしるらしいな(^ ^)。
「幕があがって、がおちゃんにライトが当たった瞬間に、泣いた」と言って、あずりんに思いっきり突っ込まれてましたが、、、なんだか解るような気がするわ、その気持ち(^ ^;ゞ。
「0番に立つのが案外難しい」という話で、あずりんが「そういえばがおちゃんも注意されてたなー」と言ってましたね。お芝居やダンスの真っ最中に足元のテープを見るわけにもいかないし、慣れるまでは難しいんでしょうね。……あずりん、君にもいずれわかるよ(*^ ^*)。
あと、研究科一年が入っていないので、いつもより人数が少ないのに、「この大芝居をよくがんばったよね!」とせしるが言って、三人で肯き合っていたのですが……星組さんの「大王四神記II」は、研一さん出るんでしたっけ?あれこそ人数が少ないと物凄く大変な作品なんだけど、大丈夫かな…?(本公演でさえ、皆アルバイトしまくりでがんばってたくらいだし!)
今回の新公の目玉だった「トップスリーの特出」については、「自分たちも何も聞いてなかった」と言ってました。まあ、舞台稽古の時にはわかってたみたいですが。
「楽屋に遊びに来たOGや同期とかにも言わなかったみたい」と。へー、そんな厳重な秘密だったのか!
で。
あのネタ(ホンモノのゾロはあごが尖ってるんだぞ!)は、水くん自ら考えたんだそうです。
……ありがとう水くん。サイコーでしたよ(^ ^)。
そして、水くんについては「下級生の一人一人を本当に良く見ていて、気がついたことを言ってくださるのがありがたい。公演が終わると、皆で水さんの前に長蛇の列(^ ^)」だそうです。
そうやって皆をよく見てあげているからこそ、新公特出とかも出来るのかもしれませんね。
このあたりで公演の話はひと段落。竹下さんの、「水さんも偉大な上級生ですが、大湖さんも、二人から見たら立派な上級生ですよね」とゆー前振りから、下級生二人から見たせしるの話、になるのですが。
ちょっと長くなってきたので、もう一回続きます(^ ^)。
.
まずは、お芝居「ZORRO ~仮面のメサイア~」の話から。
司会の竹下さんに「ZORROの魅力は?」と問われて、まず最初にあゆちゃんが「プロローグがカッコいい!!」と満面の笑顔(笑)。
せしるとあずりんが、すかさず「はやっ!」と突っ込んでましたが、「私は(次のジプシーの場面で歌うので)花道から観ているんですが、ホントにカッコいいんです!」と瞳をキラキラさせて言うあゆちゃんがめっちゃ可愛かったです。
男役二人は、仲良く目を見交わして笑み崩れ、「大変だったよねぇ~」みたいな感じ。
で、せしるが「衣装も大きいし、下(階段)が見えなくて」という話をしながら、「大変だったんですよー、マスクづくり」とぼやきに入って、あずりんに力強く「そっから!?」と突っ込まれてました。
マスクは、透明なプラスティックの板(?)を目に当てて、形を自分で取っていくのですが(ナウオンでも話が出ていましたね)、何度もラインを描きなおしているうちにどの線が正解だかわからなくなってしまう、とか、「鏡に向かってずらっと男役が並んで、皆目元に板巻いて目の形を描いている」様子がいかに面白いか、といった話で盛り上がってました。
あと、あれは鼻が高い人は大変なんだそうです。鼻に当たるとつぶしてしまって息ができないので、伸ばしてもらう(?)のだとか。あずりんが「(凰華)れのとか…」と例にあげていたのですが、たしかにれのちゃんは鼻が高いし、顔が小さいからたしかにアイマスクがもろに鼻に被りそうだ……。
で、せしるが「なんか呼ばれたような気がして振り返ったら、『鼻が高い人集まって~』って言われて、あ、あたし関係ないわ、みたいな」とちょっと自虐ネタで笑いを取ってました(爆)。
小道具さんの周りに“鼻の高い人”たちが集まって、直してもらっていたんだそうです(^ ^)。
「マントは重いですか?」との質問には、「重くない」と即答。軽くてぺらぺら(?)だそうです。「でも、水さんのは、飾りもついているので重たいかも」「あ、がおり(香稜しずる)が重いって言ってました」みたいな会話もありましたが。
マントを綺麗に翻らせるコツは?という質問には、せしるが「マントの先を意識すること」と上級生らしい答えを言って、あずりんがかなり感心した感じでコメントしていました♪
あとは…「とにかく前(下も)が見えないので怖かったけど、だいぶ慣れた」という話と、「今のところ誰も落ちてないはず」「落ちそうになったことはあるけど、顔が(マスクと帽子で)隠れているので、お客様にはバレてないと思う」みたいな話があったくらいかなー?
プロローグが終わって、それぞれの役になってからの話は…
兵隊チームのあずりんは、「とにかく走ってます」と。東京に来て、フェリペ神父救出後の場面などでセットの上まで上がることになって、その位置エネルギー分がまた大変、だとか。
でも、大変だけど楽しい。普段生活していてこんなに必死で走ることがないので、ランナーズハイになって気持ち良くなっちゃう、みたいな、ちょっとキケンな話をしていました(^ ^;。
あゆちゃんはネイティヴチームですが、まず最初にジプシーの歌手の場面について、「大人っぽい役が難しい」とコメント。たしかに笑顔の雰囲気はちょっと可愛らしいけど、でも色っぽくていい女なんですよねぇ~♪ 歌えるということを知らなかったので、嬉しかったです!
役としては、「インディアンフルートをナマで吹くので緊張する」そうです。
あのフルートは手作りの逸品(?)で、お稽古の後半になってやっと北海道(←なぜ北海道?)から届いたそうです。それまではずっと笛がなくて、でもリコーダーでは穴の数も違うし吹き方もぜんぜん違うらしいので、練習できなくてすごく不安だった、と。やっと届いて、キムちゃんと二人、半日くらい稽古場にこもって教えてもらった。先生に「笛は気持ちで吹く」と教えられて、実際そのとおりでした、などなど、嬉しそうに話してくれました。
あずりんが「笛を吹いているあゆっちが、すごい真剣で可愛い」と言っていたので、次に観るときはじっくり注目したいと思います☆
せしるはメキシコ人チーム。キャラクターは?と問われて「正義漢」と即答。
台詞があるのは男役ではせしるだけなので、“皆の代表”だと思って大切にやっているそうです。
衣装は、「とにかく “じゅうたん”が重くて 大変!!」と。しかも、左肩にかけているので 左肩だけ凝る らしい。……さっきも同じこと言ってたよね?せめて、ショーの鎧が左ならじゅうたん(←じゅうたん言うのもやめなさい)は右に掛けるとか、工夫できないんでしょうか。片方に重いものを乗せたまま動くと、いらん癖がつきそうで心配…(; ;)。
東京から、「ビバ!ゾロ」でゾロが客席に降りるようになったので、それを目で追うと首が妙な角度に曲がったりして結構辛い、と。でも、居てくれる方が歌い甲斐があって気持ちが入る、とも。なるほどねー。身体が辛いことより、演じやすいほうが良いのか…それはそうかもね。
でも、一生懸命歌い踊っても、どうしても客席にいるゾロに持っていかれてしまいがちなので、「命賭けてがんばってます」と真剣な顔で話していました(^ ^)。
ラストに総督夫人アマリアが捨てたネックレスを拾うところについて、あゆちゃんが「あそこのせしるさんにウッとくる」と言ってました。せしるは「いろいろタイミング(段取り?)が決まっていて、自分の感情だけでは動けないのが難しい」とコメント。うんうん、タイミング的に難しいと思うんですけど、私もあの芝居、好きです♪
で、拾ったネックレスは“じゅうたん”についているポケットにしまうそうです!最初は手で持ったまま踊るつもりだったけど、「ちょうど良い場所にポッケがついていたので」そこに入れることにして、衣装部さんにマジックテープ(?)をつけてもらった、と話していました。
そんなこんな、お芝居の話をして、、、次が新人公演の話だった……かな?
あずりんは「本公演では兵隊、新人公演ではインディアンと、逆の立場をやらせていただいたことが一番の収穫」と。
あゆちゃんは、「侍女二人、ずーっと一緒ですごく楽しかった!」そうです。ファナ役の透水さらさちゃんとは実生活でもすごく仲が良いので、「その仲の良さが役に生きていたらいいなー」と。……大丈夫!生きてましたよ(^ ^)♪♪
初めて客席から新公を観たせしるは…
「もの凄く緊張した!」 らしい。…なんとなく、せしるらしいな(^ ^)。
「幕があがって、がおちゃんにライトが当たった瞬間に、泣いた」と言って、あずりんに思いっきり突っ込まれてましたが、、、なんだか解るような気がするわ、その気持ち(^ ^;ゞ。
「0番に立つのが案外難しい」という話で、あずりんが「そういえばがおちゃんも注意されてたなー」と言ってましたね。お芝居やダンスの真っ最中に足元のテープを見るわけにもいかないし、慣れるまでは難しいんでしょうね。……あずりん、君にもいずれわかるよ(*^ ^*)。
あと、研究科一年が入っていないので、いつもより人数が少ないのに、「この大芝居をよくがんばったよね!」とせしるが言って、三人で肯き合っていたのですが……星組さんの「大王四神記II」は、研一さん出るんでしたっけ?あれこそ人数が少ないと物凄く大変な作品なんだけど、大丈夫かな…?(本公演でさえ、皆アルバイトしまくりでがんばってたくらいだし!)
今回の新公の目玉だった「トップスリーの特出」については、「自分たちも何も聞いてなかった」と言ってました。まあ、舞台稽古の時にはわかってたみたいですが。
「楽屋に遊びに来たOGや同期とかにも言わなかったみたい」と。へー、そんな厳重な秘密だったのか!
で。
あのネタ(ホンモノのゾロはあごが尖ってるんだぞ!)は、水くん自ら考えたんだそうです。
……ありがとう水くん。サイコーでしたよ(^ ^)。
そして、水くんについては「下級生の一人一人を本当に良く見ていて、気がついたことを言ってくださるのがありがたい。公演が終わると、皆で水さんの前に長蛇の列(^ ^)」だそうです。
そうやって皆をよく見てあげているからこそ、新公特出とかも出来るのかもしれませんね。
このあたりで公演の話はひと段落。竹下さんの、「水さんも偉大な上級生ですが、大湖さんも、二人から見たら立派な上級生ですよね」とゆー前振りから、下級生二人から見たせしるの話、になるのですが。
ちょっと長くなってきたので、もう一回続きます(^ ^)。
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雪組トークスペシャル【3】
2009年5月23日 宝塚(雪) コメント (2)大湖せしる・梓晴輝・愛加あゆのトークスペシャル(ヤクルトホール)つづき。
・(下級生二人に)大湖せしるってどんな上級生?
あずりん「……(考え込む)」
せしる「何その沈黙(←突っ込みが早い)」
あずりん「(焦)いえ、あの、大切にお話させていただきますが、……いろいろお世話になりすぎてえっと(挙動不審)」
厳密になんて言ったのかは覚えていないのですが(T T)、だいたい上のような一幕があって、少し間をあけてから真面目な顔をして話し始めたあずりん。
何か解らないことなどがあったり困ったりして相談すると、とてもわかりやすく整理して話してくれるから、すごく納得できるんです、という話をしていたのが印象に残りました。舞台のせしるを観ていて、あんまり理論的に組み立てたりするイメージがなかったのですが(ごめんなさい)、たしかにこのトークショーで話しているのを聞いていて、頭の回転の早い人なんだなあと思いました(^ ^)。
とにかくあずりんが真面目な顔で、しかも声のトーンも低く落として(笑)語っている隣で、だんだん居たたまれない感じに挙動不審になっていくせしるがすごく可愛かったです(^ ^)。
「男役へのこだわりが凄くて、“自分にしか出せない色”をすごく研究していらっしゃる方で……」みたいな話になったあたりで、「誉めすぎやろ!」と突っ込んでいましたが、あのあずりんが素だったのか、照れて怒るせしるがあまりにも可愛いからわざとやっていたのか、ちょっと興味津々でした(^ ^;;
(あゆ)「何回か相手役をさせていただいたんですが、本当に本当にお世話になりました!
舞台では熱いけど、普段は意外とほんわかしていてなごむんですよ。癒し系ですね♪」
(せしる)「…あゆっちの方が癒し系だから…(照)」
・(せしるに)男役へのこだわりは?
(せしる)こだわりはすごくある。
言葉にするのは難しいけど、いつでも(クールな役でも)“熱いもの”を忘れないでいたい。
細かいところにこだわってる。カフスとか、髪型とか。
(あずりん)「エリザベートの群舞で、すごく素敵だったんですよね!指先まで綺麗で!」
(せしる)「それや!あたしのこだわりは、指先!」
・(男役二人は兵庫、あゆっちは富山の出身ですが)東京の印象は?
(せしる)「あー、緑がないなーーー」(しみじみと)
(あずりん)「ですねー」(←それ東京っていうか都心の印象なんじゃ?)
(せしる)「星を見るのが好きなんですが、東京だと星が見えなくて寂しい」(←だからそれは…)
(あずりん)「宝塚は星が綺麗ですからね」(←どんだけ)
(あゆ)「富山はもっと綺麗ですよ!今度ぜひいらしてください!」(すごく自慢気)
・東京の楽しみは?
(あゆ)「買い物」
せしると司会の竹下さんがいっせいにあずりん(のシャツ)の方を見る。
(竹下)「東京の方がシックでしょう…?」
(あずりん)「え?コレ(蛇柄のシャツを指して)は東京で買ったんですけど。銀座のショーウィンドウに飾ってあって」
・おしゃれのポイント
(せしる)「カジュアルが好き。ジーンズとかが多い。
宝塚に入るまでは、ずーっとスカートでパンツは穿いたことがなかった。最近やっと男役らしい服が着れるようになって、メンズの店に行ったりする(メンズのSサイズをちょっと無理して着てる感じ?)」
(あずりん)「……実はチカさんと好みが似てるんです」と衝撃の告白。蛇柄のシャツも「それいいね」と誉められたとか。
革やクロコダイル、特殊素材が好き。光りモノとか、関西人の血が騒ぐらしい。
(あゆ)「ワンピースとか可愛いな、と」って話してるあゆっちが一番可愛いです……。
「選ぶポイントは、一目見て“可愛い!”と思ったもの。欲しいと思ったらすぐ買います」
(せしる)「あゆっちはいつも可愛い。センスが良いよね」
・(男役二人に)ワンピースとか着てみたいですか?
せしるは“着てみたい”、あずりんは“遠慮します……”って感じだったかな。
あずりんは女役をやったことがないそうです。「君を愛してる」の黄色いドレスの女たちに入ってなかったっけ?意外だ…。
(あずりん)「あ、でも、同期の娘役にわっかのドレスは今度着させてもらうことになってるんで」
(せしる)「わっかのドレスは良いよ~!二回着たけど、楽しい」
で、男役のやる女役の話になって、
(せしる)「女役はやってみるべき。相手役の気持ちとかもわかるし、すごく勉強になる」
(あずりん)「…話を聞いてるとやってみたくなりますね(←素直)。わかりました、来年のおとめには女役って書きます(←気の長い話だな…)」
関係ないんですけど、雪組さんって衣装の貸し借り、とくに「娘役の衣装を男役が借りる」っていう話が多いですよね。らぎちゃんも毎公演必ずやってたみたいだし、他の人のお茶会に行ってもたいていそんな話が出るような気がします。
月組でも花組でもあまり聞かない話なので、最初の頃は驚いたのですが…組によって違うんでしょうか。それとも、他の組でもよくある話だけど、偶々私が知らないだけなのかなあ…。
・今後やってみたい役は?
(あゆ)「なんでも」
(あずりん)「小僧さんやったら、怖いものはないよね」
(せしる)「初宝塚がPUCKだったので、パックはやってみたい。あと、お芝居で通しでの女役をやってみたい」
せしるの女役……似合うだろうけど、ちょっと心配だなあ。白雪姫はめっちゃ良かったので、あんな感じの役ならぜひぜひ観てみたいです♪♪
(あずりん)「人間ではない役」
即答でしたね。黒天使がとてもたのしかったので……だそうです。
(せしる)「そういえば、忘れ雪のお稽古のときやってたじゃん」
(あずりん)「……クロスの代役?」
忘れ雪のお稽古中、美海ちゃんがクロスの訓練をする場面(舞台では映像で処理していたところ)を、あずりんがクロスの代役でやっていたんだそうです……
マジですか。ぜひ舞台でもあずりんで観たかったぞ!!
・(せしるに)トークスペシャルは二度目ですが、いかがですか?
(せしる)「前回は凰稀かなめ様(何故か“さま”呼び)がいらっしゃったので引っ張っていただけたんですが、今回は引っ張らないと!!と思っていたのですが…そんな心配まったく要らなかった ですね」
(あずりん)「いやいや、引っ張っていただきましたってー」
……そういうコメントがすぐに出るところが既に引っ張る必要がないんだってば。>あずりん
そんなところだったかな。あとは締めのご挨拶で終わりだったと思います。
いやー、本当に弾丸トークでめっちゃ面白かったです!!あずりんのお茶会とか、すごく面白そう(^ ^)。ぜひ行ってみたいです。
今更ですが、私の頼りにならない海馬に沿って書いているので、抜けや勘違いも多いと思います。お気づきの点はコメントをいただければ幸いです。
特に、言い回しはイメージのみです。言葉の選び方とか、全然違うと思いますのでご容赦くださいませ。
雪組公演「風の錦絵/ZORRO」もあと残すところ一週間ですね。一ヶ月公演って本当に短いなあ……ちょっと油断しているとすぐに終わってしまう(涙)。
今日観ていた友人によると、チギちゃんもユミコさんも、ゴールデンウィークあたりに比べると随分変わったみたいですね。あああ、最後にもう一回観たいんだけど、無理かなあ………(T T)。
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・(下級生二人に)大湖せしるってどんな上級生?
あずりん「……(考え込む)」
せしる「何その沈黙(←突っ込みが早い)」
あずりん「(焦)いえ、あの、大切にお話させていただきますが、……いろいろお世話になりすぎてえっと(挙動不審)」
厳密になんて言ったのかは覚えていないのですが(T T)、だいたい上のような一幕があって、少し間をあけてから真面目な顔をして話し始めたあずりん。
何か解らないことなどがあったり困ったりして相談すると、とてもわかりやすく整理して話してくれるから、すごく納得できるんです、という話をしていたのが印象に残りました。舞台のせしるを観ていて、あんまり理論的に組み立てたりするイメージがなかったのですが(ごめんなさい)、たしかにこのトークショーで話しているのを聞いていて、頭の回転の早い人なんだなあと思いました(^ ^)。
とにかくあずりんが真面目な顔で、しかも声のトーンも低く落として(笑)語っている隣で、だんだん居たたまれない感じに挙動不審になっていくせしるがすごく可愛かったです(^ ^)。
「男役へのこだわりが凄くて、“自分にしか出せない色”をすごく研究していらっしゃる方で……」みたいな話になったあたりで、「誉めすぎやろ!」と突っ込んでいましたが、あのあずりんが素だったのか、照れて怒るせしるがあまりにも可愛いからわざとやっていたのか、ちょっと興味津々でした(^ ^;;
(あゆ)「何回か相手役をさせていただいたんですが、本当に本当にお世話になりました!
舞台では熱いけど、普段は意外とほんわかしていてなごむんですよ。癒し系ですね♪」
(せしる)「…あゆっちの方が癒し系だから…(照)」
・(せしるに)男役へのこだわりは?
(せしる)こだわりはすごくある。
言葉にするのは難しいけど、いつでも(クールな役でも)“熱いもの”を忘れないでいたい。
細かいところにこだわってる。カフスとか、髪型とか。
(あずりん)「エリザベートの群舞で、すごく素敵だったんですよね!指先まで綺麗で!」
(せしる)「それや!あたしのこだわりは、指先!」
・(男役二人は兵庫、あゆっちは富山の出身ですが)東京の印象は?
(せしる)「あー、緑がないなーーー」(しみじみと)
(あずりん)「ですねー」(←それ東京っていうか都心の印象なんじゃ?)
(せしる)「星を見るのが好きなんですが、東京だと星が見えなくて寂しい」(←だからそれは…)
(あずりん)「宝塚は星が綺麗ですからね」(←どんだけ)
(あゆ)「富山はもっと綺麗ですよ!今度ぜひいらしてください!」(すごく自慢気)
・東京の楽しみは?
(あゆ)「買い物」
せしると司会の竹下さんがいっせいにあずりん(のシャツ)の方を見る。
(竹下)「東京の方がシックでしょう…?」
(あずりん)「え?コレ(蛇柄のシャツを指して)は東京で買ったんですけど。銀座のショーウィンドウに飾ってあって」
・おしゃれのポイント
(せしる)「カジュアルが好き。ジーンズとかが多い。
宝塚に入るまでは、ずーっとスカートでパンツは穿いたことがなかった。最近やっと男役らしい服が着れるようになって、メンズの店に行ったりする(メンズのSサイズをちょっと無理して着てる感じ?)」
(あずりん)「……実はチカさんと好みが似てるんです」と衝撃の告白。蛇柄のシャツも「それいいね」と誉められたとか。
革やクロコダイル、特殊素材が好き。光りモノとか、関西人の血が騒ぐらしい。
(あゆ)「ワンピースとか可愛いな、と」って話してるあゆっちが一番可愛いです……。
「選ぶポイントは、一目見て“可愛い!”と思ったもの。欲しいと思ったらすぐ買います」
(せしる)「あゆっちはいつも可愛い。センスが良いよね」
・(男役二人に)ワンピースとか着てみたいですか?
せしるは“着てみたい”、あずりんは“遠慮します……”って感じだったかな。
あずりんは女役をやったことがないそうです。「君を愛してる」の黄色いドレスの女たちに入ってなかったっけ?意外だ…。
(あずりん)「あ、でも、同期の娘役にわっかのドレスは今度着させてもらうことになってるんで」
(せしる)「わっかのドレスは良いよ~!二回着たけど、楽しい」
で、男役のやる女役の話になって、
(せしる)「女役はやってみるべき。相手役の気持ちとかもわかるし、すごく勉強になる」
(あずりん)「…話を聞いてるとやってみたくなりますね(←素直)。わかりました、来年のおとめには女役って書きます(←気の長い話だな…)」
関係ないんですけど、雪組さんって衣装の貸し借り、とくに「娘役の衣装を男役が借りる」っていう話が多いですよね。らぎちゃんも毎公演必ずやってたみたいだし、他の人のお茶会に行ってもたいていそんな話が出るような気がします。
月組でも花組でもあまり聞かない話なので、最初の頃は驚いたのですが…組によって違うんでしょうか。それとも、他の組でもよくある話だけど、偶々私が知らないだけなのかなあ…。
・今後やってみたい役は?
(あゆ)「なんでも」
(あずりん)「小僧さんやったら、怖いものはないよね」
(せしる)「初宝塚がPUCKだったので、パックはやってみたい。あと、お芝居で通しでの女役をやってみたい」
せしるの女役……似合うだろうけど、ちょっと心配だなあ。白雪姫はめっちゃ良かったので、あんな感じの役ならぜひぜひ観てみたいです♪♪
(あずりん)「人間ではない役」
即答でしたね。黒天使がとてもたのしかったので……だそうです。
(せしる)「そういえば、忘れ雪のお稽古のときやってたじゃん」
(あずりん)「……クロスの代役?」
忘れ雪のお稽古中、美海ちゃんがクロスの訓練をする場面(舞台では映像で処理していたところ)を、あずりんがクロスの代役でやっていたんだそうです……
マジですか。ぜひ舞台でもあずりんで観たかったぞ!!
・(せしるに)トークスペシャルは二度目ですが、いかがですか?
(せしる)「前回は凰稀かなめ様(何故か“さま”呼び)がいらっしゃったので引っ張っていただけたんですが、今回は引っ張らないと!!と思っていたのですが…そんな心配まったく要らなかった ですね」
(あずりん)「いやいや、引っ張っていただきましたってー」
……そういうコメントがすぐに出るところが既に引っ張る必要がないんだってば。>あずりん
そんなところだったかな。あとは締めのご挨拶で終わりだったと思います。
いやー、本当に弾丸トークでめっちゃ面白かったです!!あずりんのお茶会とか、すごく面白そう(^ ^)。ぜひ行ってみたいです。
今更ですが、私の頼りにならない海馬に沿って書いているので、抜けや勘違いも多いと思います。お気づきの点はコメントをいただければ幸いです。
特に、言い回しはイメージのみです。言葉の選び方とか、全然違うと思いますのでご容赦くださいませ。
雪組公演「風の錦絵/ZORRO」もあと残すところ一週間ですね。一ヶ月公演って本当に短いなあ……ちょっと油断しているとすぐに終わってしまう(涙)。
今日観ていた友人によると、チギちゃんもユミコさんも、ゴールデンウィークあたりに比べると随分変わったみたいですね。あああ、最後にもう一回観たいんだけど、無理かなあ………(T T)。
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シラノ・ド・ベルジュラック
2009年5月24日 ミュージカル・舞台日生劇場にて、ミュージカル「シラノ」を観劇してまいりました。
音楽は「ジキルとハイド」「スカーレットピンパーネル」のフランク・ワイルドホーン。
脚本はレスリー・ブリカス、演出は山田和也、座長は鹿賀丈史、劇場は日生……「ジキルとハイド」日本初演と同じ組み合わせですが。
……うーん、やっぱり山田和也はワイルドホーンみたいな重厚でドラマティックな音楽にはあまり向いてないような気がするんですよねぇ(T T)。彼の演出作品もずいぶん観ているし、軽やかな楽しいコメディは最高なんだけどなあ…。
作品的には、ワイルドホーンらしい音楽も随所にあったし、脚本もしっかりしていてとても良くできていました。「シラノ」のミュージカル版を観るのは二度目(前回観たのはオランダ版)ですが、今回の方が作品的には面白かったかな?(単に、ワイルドホーンのファンなだけかも)
ただ。
率直に書きますが、鹿賀さんは、また病気(?)が復活してしまわれたのでしょうか…?
もしそうだとしたら、今すぐ休演してでも療養されたほうがいいのではないかと思うのですが……。
声が出ない。舌が回らない。台詞も歌もかすれがちで、しかもそれが3時間の舞台が進むにつれて目に見えて酷くなっていく。あと一週間とはいえ、2年前の「ジキルとハイド」の後、一度は快復されたのに、あのときと同じくらい、いえ、あの時は歌は大丈夫だったので、あの時より悪いかもしれない。
もし、あれで安定しているのだとしたら、舞台役者としてはもう終わっていると思います。そのくらい、観ているのが辛い状態でした。作品のラストシーン、瀕死の状態でロクサーヌを訪ねてくる場面の緊迫感が半端なくて、本当に恐ろしかったです。こんな恐怖感は、観客としてあまり味わいたくないです…(T T)
のっけから暗い話になってしまいましたが、それ以外はとても良かったと思います。
助演陣も実力派ぞろいでよかったですし、アンサンブルも凄い迫力でした。個人的に、一番の名場面は「我らガスコン!」ですね(^ ^) いやー、あれは名曲です♪
アンサンブルはレ・ミゼラブル組がすごく多くて、ガスコン青年隊の場面は、どれもABCカフェやバリケードシーンに見えて、仕方なかったです(笑)。佐山さん……は、学生はやってないかな?でも、、林アキラさん、大須賀さん、小関さん、、、、懐かしい面々です。もちろん、阿部さん、岩田さん、大江さん、中山さん、、、(他にもいらしたらごめんなさい!)皆さん短いながらもソロもあって、どれもワンフレーズで誰だかわかる自分にちょっと驚いてしまいました(汗)。しかも台詞では全然わからないところがレ・ミゼ組(笑)
…学生の面影は、ある人もいれば無い人もいましたが(^ ^)。
女性アンサンブルも、皆さん美人で素敵でした!宝塚OG(85期)の岡本茜(神月茜)ちゃんが、凄く可愛かった~~!!出演していることを知らなくて、最初の場面で白い豪華なドレスを着てスポットライトを浴びて出てきたとき(マダム・シャヴニー役)、しばらく私はロクサーヌだと信じて疑わなかったという(汗)。ドレスから出ている胸元の柔らかさ、デコルテの美しさ、長い首とバランスの良い小さな頭。華やかな美女が出てきたぞっ!という雰囲気があって…(*^ ^*)。
オペラグラスで観て、“あれっ?ロクサーヌはコムさん(朝海ひかる)だったはずなのに?”と思ったというオチがつきましたが。
その後に出てきたロクサーヌは、ちょっと胸元は寂しかったけど(←おい)、もちろん!とっても美しかったです(*^ ^*)。私は、コムさんの男役時代の芝居はあまり好きではなかったのですが、女役の芝居は結構好きなんですね。TSミュージカルのカルメンも素晴らしかったし、今回のロクサーヌも、思い込みの激しい“若い娘”っぷりがよく似合っていて、歌も案外良かったです。
クリスチャンは、Wキャストの片方、浦井健治さんの方を観ました。
イケメンで優しくて、でも頭の中身は筋肉…という役ですが、なかなか魅力的なクリスチャンでした。ただ、シラノと掛け合いで歌う「完璧な恋人」(シラノの頭脳とクリスチャンの外見が合わされば、完璧な恋人が出来上がる…という歌)で、シラノの美点は「知識」「知性」「剣」「腕力「度胸」「愛嬌」と次から次と出てくるのに、クリスチャンはひたすら「美貌」と繰り返すばかり……というネタが(^ ^;ゞ。浦井くんはイケメンだけど、なんというか、そこまで絵に描いたような美貌というのとはちょっと違うタイプだと思うので……(汗)(汗)(汗)。
ただ、他のアンサンブルメンバーよりちょっと肌の色を白めにして、貴族の若者っぽく見せていたのはさすがだなと思いました。回りのガスコン青年隊メンバーとは違う空気を纏っている感じが出ていて、良かったと思います。…首や生え際は塗っていないので、横顔はちょっと違和感ありましたけどね。
中河内さんも観てみたかったなあ……写真で見るとすごく美形だし(笑)。
ロクサーヌの求愛者であるド・ギッシュ伯爵役の、鈴木綜馬さん(*^ ^*)。
いやー、壮年期のちょっとコミカル風味の色悪ぶりと、ラストシーン(15年後)の枯れた美老人ぶり、どちらも素晴らしかったです。歌が思ったより少なかったのが残念ですが、良い役ですよね。
戸井勝海さんは、シラノの友人、ル・ブレ。ガスコン青年隊のサブリーダー的な存在で、シラノの片腕(?)みたいな感じでした。彼がメインの場面こそ無いけど、歌もちょこちょこあって……なんとなく、レ・ミゼラブルのコンブフェール役を思い出して、とても懐かしかったです。
15年後の場面にも出てくるのですが、これがまた ものすごいイケメンな美老人で、ちょっとうっかり惚れ直してしまいました(^ ^;ゞ
いやー、「エリザベート」の重臣かツェップスあたりに出てくれないものでしょうか。美老人役をぜひまた観てみたいです。
しっかし。ガスコン青年隊は全員似たような栗色の長髪ソバージュの鬘で、見分けるのが本当に大変でした……(涙)。小関さんぐらい小柄だとか、体型的に特徴があれば解るんだけど(涙)。
光枝明彦さんは、ガスコン青年隊御用達のレストランのオーナー、ラグノー。
相変わらず硬軟自在で本当にステキ(*^ ^*)。大きなナンバーはレストランのナンバー(「料理人で詩人」)くらいだと思うんですが、あれを聴くだけで結構モトを取れたような気がしてしまいます(^ ^)。
作品的な目玉であるバルコニーシーン(シラノとクリスチャンが入れ替わりながらロクサーヌに愛の言葉を捧げる場面)は、一幕の半ばに。いやー、最初はクリスチャンに口伝えで言葉を教えてやって客席の爆笑を誘っているのに、そのうち次第にシラノ自身の歌に移り変わっていくあたりが、実に感動的で素晴らしかったです。鹿賀さんが100%なときに観てみたかった!!
その後のド・ギッシュとのやり取りもかなり笑えます。あのあたりの呼吸は、コムさん巧いなあ、と感心。ド・ギッシュの嫉妬で最前線に送られることになったガスコン青年隊、というか、クリスチャンの身を心配してロクサーヌが歌う「Take care of him」がとても良かったです♪
二幕はほぼ、最前線の砦で進行します。
包囲戦のはずなのに、何故か飢えに苦しむガスコン青年隊。しかしシラノは、ロクサーヌに約束したとおりクリスチャンをさりげなく護りつつ、毎日“クリスチャンの手紙”を送るために前線をこっそり突破し、手紙を送っていた。
ちょっと細かい突っ込みなんですけど、“包囲戦”なのにどうして“前線を突破して”郵便を届けるんだろう…??
そんな砦に、男装をしたロクサーヌが訪ねてくる。
この物語のミソは、この時点でロクサーヌが愛している(命を賭けて遭いに来る)のは、手紙をくれるクリスチャン(=シラノ)であるところなんだと思うんですよね。
でも、シラノはそれを信じない。彼女がシラノに言う「もう、私が愛しているのはあの人の美しさではないの」「あの人が世界で一番醜いものでも、私の愛は変わらないわ」という台詞が、どれほどに残酷な響きを持って彼の耳に到達することか。口ではそんなことを言っても、実際に手紙を書いたのが俺だと知ったら泣くだろうに…… と。
けれども、実際にロクサーヌと話をしたクリスチャンは気づいてしまう。彼女が愛しているのは既に自分ではないことに。
彼女の気持ちが解ってしまったクリスチャンが、断腸の思いでシラノに訴える「She Loves You」が素晴らしい名曲でした。この作品の中でも白眉になる名場面だったと思います。
シラノに「彼女に言ってあげてください!手紙を書いていたのは自分だと!」と言って、「外を見守ってきます」と砦から出て行くクリスチャン。
ロクサーヌに話そうか話すまいか迷っているうちに、敵軍が接近。クリスチャンが撃たれて運ばれてくる。
嘆くロクサーヌを慰める言葉を持たないシラノ。ただ「決して言えない…」と呟くばかり。
嘆きの歌「I Can Never Tell Her」「So Young, So Beautifull」もいい曲でした。
15年後の修道院の場の演出も、夕暮れの演出が印象的で美しかったです。
喪服に身を包んだロクサーヌがしっとりと美しく、未亡人の艶やかさがあって魅力的でした。静かな修道院に、ちょっと不思議な響きのあるまろやかな低い声がよく似合って、とても良かったです。
実年齢を考えれば、浦井くんとは随分な差があるはずなのですが、クリスチャンとの恋に身を焦がしている前半は同い年か浦井くんより下くらいにちゃんと見えたのがすごいなあ、と、この喪服の場面の落ち着きっぷりを見て思いました。ちゃんと芝居で若く見せていたんですね。凄いかも!(*^ ^*)
純粋な愛の物語で、宝塚でも上演したらいいかも、、と思いましたが……うーん、キャストがばっちり嵌る組がないなあ、今は。
トップが知性的な役が似合って、二番手が若く無鉄砲な超イケメンの体育会系で、色悪ができる上級生がいて、、、うーん、トウコさん時代後半の星組とか合いそうなんだけどなあ…。
…という話をしたら、友人に「剣と恋と虹と」という、シラノを元にした作品があったということを教えてもらいました。おおー、さすが宝塚。こんな有名な名作を見逃すはずはなかったですね(^o^)
.
音楽は「ジキルとハイド」「スカーレットピンパーネル」のフランク・ワイルドホーン。
脚本はレスリー・ブリカス、演出は山田和也、座長は鹿賀丈史、劇場は日生……「ジキルとハイド」日本初演と同じ組み合わせですが。
……うーん、やっぱり山田和也はワイルドホーンみたいな重厚でドラマティックな音楽にはあまり向いてないような気がするんですよねぇ(T T)。彼の演出作品もずいぶん観ているし、軽やかな楽しいコメディは最高なんだけどなあ…。
作品的には、ワイルドホーンらしい音楽も随所にあったし、脚本もしっかりしていてとても良くできていました。「シラノ」のミュージカル版を観るのは二度目(前回観たのはオランダ版)ですが、今回の方が作品的には面白かったかな?(単に、ワイルドホーンのファンなだけかも)
ただ。
率直に書きますが、鹿賀さんは、また病気(?)が復活してしまわれたのでしょうか…?
もしそうだとしたら、今すぐ休演してでも療養されたほうがいいのではないかと思うのですが……。
声が出ない。舌が回らない。台詞も歌もかすれがちで、しかもそれが3時間の舞台が進むにつれて目に見えて酷くなっていく。あと一週間とはいえ、2年前の「ジキルとハイド」の後、一度は快復されたのに、あのときと同じくらい、いえ、あの時は歌は大丈夫だったので、あの時より悪いかもしれない。
もし、あれで安定しているのだとしたら、舞台役者としてはもう終わっていると思います。そのくらい、観ているのが辛い状態でした。作品のラストシーン、瀕死の状態でロクサーヌを訪ねてくる場面の緊迫感が半端なくて、本当に恐ろしかったです。こんな恐怖感は、観客としてあまり味わいたくないです…(T T)
のっけから暗い話になってしまいましたが、それ以外はとても良かったと思います。
助演陣も実力派ぞろいでよかったですし、アンサンブルも凄い迫力でした。個人的に、一番の名場面は「我らガスコン!」ですね(^ ^) いやー、あれは名曲です♪
アンサンブルはレ・ミゼラブル組がすごく多くて、ガスコン青年隊の場面は、どれもABCカフェやバリケードシーンに見えて、仕方なかったです(笑)。佐山さん……は、学生はやってないかな?でも、、林アキラさん、大須賀さん、小関さん、、、、懐かしい面々です。もちろん、阿部さん、岩田さん、大江さん、中山さん、、、(他にもいらしたらごめんなさい!)皆さん短いながらもソロもあって、どれもワンフレーズで誰だかわかる自分にちょっと驚いてしまいました(汗)。しかも台詞では全然わからないところがレ・ミゼ組(笑)
…学生の面影は、ある人もいれば無い人もいましたが(^ ^)。
女性アンサンブルも、皆さん美人で素敵でした!宝塚OG(85期)の岡本茜(神月茜)ちゃんが、凄く可愛かった~~!!出演していることを知らなくて、最初の場面で白い豪華なドレスを着てスポットライトを浴びて出てきたとき(マダム・シャヴニー役)、しばらく私はロクサーヌだと信じて疑わなかったという(汗)。ドレスから出ている胸元の柔らかさ、デコルテの美しさ、長い首とバランスの良い小さな頭。華やかな美女が出てきたぞっ!という雰囲気があって…(*^ ^*)。
オペラグラスで観て、“あれっ?ロクサーヌはコムさん(朝海ひかる)だったはずなのに?”と思ったというオチがつきましたが。
その後に出てきたロクサーヌは、ちょっと胸元は寂しかったけど(←おい)、もちろん!とっても美しかったです(*^ ^*)。私は、コムさんの男役時代の芝居はあまり好きではなかったのですが、女役の芝居は結構好きなんですね。TSミュージカルのカルメンも素晴らしかったし、今回のロクサーヌも、思い込みの激しい“若い娘”っぷりがよく似合っていて、歌も案外良かったです。
クリスチャンは、Wキャストの片方、浦井健治さんの方を観ました。
イケメンで優しくて、でも頭の中身は筋肉…という役ですが、なかなか魅力的なクリスチャンでした。ただ、シラノと掛け合いで歌う「完璧な恋人」(シラノの頭脳とクリスチャンの外見が合わされば、完璧な恋人が出来上がる…という歌)で、シラノの美点は「知識」「知性」「剣」「腕力「度胸」「愛嬌」と次から次と出てくるのに、クリスチャンはひたすら「美貌」と繰り返すばかり……というネタが(^ ^;ゞ。浦井くんはイケメンだけど、なんというか、そこまで絵に描いたような美貌というのとはちょっと違うタイプだと思うので……(汗)(汗)(汗)。
ただ、他のアンサンブルメンバーよりちょっと肌の色を白めにして、貴族の若者っぽく見せていたのはさすがだなと思いました。回りのガスコン青年隊メンバーとは違う空気を纏っている感じが出ていて、良かったと思います。…首や生え際は塗っていないので、横顔はちょっと違和感ありましたけどね。
中河内さんも観てみたかったなあ……写真で見るとすごく美形だし(笑)。
ロクサーヌの求愛者であるド・ギッシュ伯爵役の、鈴木綜馬さん(*^ ^*)。
いやー、壮年期のちょっとコミカル風味の色悪ぶりと、ラストシーン(15年後)の枯れた美老人ぶり、どちらも素晴らしかったです。歌が思ったより少なかったのが残念ですが、良い役ですよね。
戸井勝海さんは、シラノの友人、ル・ブレ。ガスコン青年隊のサブリーダー的な存在で、シラノの片腕(?)みたいな感じでした。彼がメインの場面こそ無いけど、歌もちょこちょこあって……なんとなく、レ・ミゼラブルのコンブフェール役を思い出して、とても懐かしかったです。
15年後の場面にも出てくるのですが、これがまた ものすごいイケメンな美老人で、ちょっとうっかり惚れ直してしまいました(^ ^;ゞ
いやー、「エリザベート」の重臣かツェップスあたりに出てくれないものでしょうか。美老人役をぜひまた観てみたいです。
しっかし。ガスコン青年隊は全員似たような栗色の長髪ソバージュの鬘で、見分けるのが本当に大変でした……(涙)。小関さんぐらい小柄だとか、体型的に特徴があれば解るんだけど(涙)。
光枝明彦さんは、ガスコン青年隊御用達のレストランのオーナー、ラグノー。
相変わらず硬軟自在で本当にステキ(*^ ^*)。大きなナンバーはレストランのナンバー(「料理人で詩人」)くらいだと思うんですが、あれを聴くだけで結構モトを取れたような気がしてしまいます(^ ^)。
作品的な目玉であるバルコニーシーン(シラノとクリスチャンが入れ替わりながらロクサーヌに愛の言葉を捧げる場面)は、一幕の半ばに。いやー、最初はクリスチャンに口伝えで言葉を教えてやって客席の爆笑を誘っているのに、そのうち次第にシラノ自身の歌に移り変わっていくあたりが、実に感動的で素晴らしかったです。鹿賀さんが100%なときに観てみたかった!!
その後のド・ギッシュとのやり取りもかなり笑えます。あのあたりの呼吸は、コムさん巧いなあ、と感心。ド・ギッシュの嫉妬で最前線に送られることになったガスコン青年隊、というか、クリスチャンの身を心配してロクサーヌが歌う「Take care of him」がとても良かったです♪
二幕はほぼ、最前線の砦で進行します。
包囲戦のはずなのに、何故か飢えに苦しむガスコン青年隊。しかしシラノは、ロクサーヌに約束したとおりクリスチャンをさりげなく護りつつ、毎日“クリスチャンの手紙”を送るために前線をこっそり突破し、手紙を送っていた。
ちょっと細かい突っ込みなんですけど、“包囲戦”なのにどうして“前線を突破して”郵便を届けるんだろう…??
そんな砦に、男装をしたロクサーヌが訪ねてくる。
この物語のミソは、この時点でロクサーヌが愛している(命を賭けて遭いに来る)のは、手紙をくれるクリスチャン(=シラノ)であるところなんだと思うんですよね。
でも、シラノはそれを信じない。彼女がシラノに言う「もう、私が愛しているのはあの人の美しさではないの」「あの人が世界で一番醜いものでも、私の愛は変わらないわ」という台詞が、どれほどに残酷な響きを持って彼の耳に到達することか。口ではそんなことを言っても、実際に手紙を書いたのが俺だと知ったら泣くだろうに…… と。
けれども、実際にロクサーヌと話をしたクリスチャンは気づいてしまう。彼女が愛しているのは既に自分ではないことに。
彼女の気持ちが解ってしまったクリスチャンが、断腸の思いでシラノに訴える「She Loves You」が素晴らしい名曲でした。この作品の中でも白眉になる名場面だったと思います。
シラノに「彼女に言ってあげてください!手紙を書いていたのは自分だと!」と言って、「外を見守ってきます」と砦から出て行くクリスチャン。
ロクサーヌに話そうか話すまいか迷っているうちに、敵軍が接近。クリスチャンが撃たれて運ばれてくる。
嘆くロクサーヌを慰める言葉を持たないシラノ。ただ「決して言えない…」と呟くばかり。
嘆きの歌「I Can Never Tell Her」「So Young, So Beautifull」もいい曲でした。
15年後の修道院の場の演出も、夕暮れの演出が印象的で美しかったです。
喪服に身を包んだロクサーヌがしっとりと美しく、未亡人の艶やかさがあって魅力的でした。静かな修道院に、ちょっと不思議な響きのあるまろやかな低い声がよく似合って、とても良かったです。
実年齢を考えれば、浦井くんとは随分な差があるはずなのですが、クリスチャンとの恋に身を焦がしている前半は同い年か浦井くんより下くらいにちゃんと見えたのがすごいなあ、と、この喪服の場面の落ち着きっぷりを見て思いました。ちゃんと芝居で若く見せていたんですね。凄いかも!(*^ ^*)
純粋な愛の物語で、宝塚でも上演したらいいかも、、と思いましたが……うーん、キャストがばっちり嵌る組がないなあ、今は。
トップが知性的な役が似合って、二番手が若く無鉄砲な超イケメンの体育会系で、色悪ができる上級生がいて、、、うーん、トウコさん時代後半の星組とか合いそうなんだけどなあ…。
…という話をしたら、友人に「剣と恋と虹と」という、シラノを元にした作品があったということを教えてもらいました。おおー、さすが宝塚。こんな有名な名作を見逃すはずはなかったですね(^o^)
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花のME AND MY GIRL
2009年5月25日 宝塚(花)花組梅田芸術劇場公演「ME AND MY GIRL」の主な配役(&役替り)が発表されました!
ビル 真飛聖
サリー 桜乃彩音
マリア 京三紗
パーチェスター 未沙のえる
は解っていましたが、主要三役は、以下の組み合わせで二通りの役替り。
ジョン卿 壮一帆 、 愛音羽麗
ジェラルド 愛音羽麗 、 朝夏まなと
ジャッキー 朝夏まなと 、 壮一帆
去年の博多座の例があったので、ジャッキーは多分役替りだろうな、というのは予想していて、
とりあえず「太王四神記」で娘役を演じたみわっちのジャッキーは無いだろう、
そして、役替りには88期のまぁくんがメンバーとして入るはず、、、、、
……というところまでは読んでいたのですが。
まさか壮ちゃんがジャッキーもやってくれるとは!!(@ @)劇団にしてやられました。
壮ちゃんもまぁくんも、まとぶんより大きいよねぇ…?ビルとジャッキーは立って並ぶ場面はないからいいのかな……(^ ^;
あああ、楽しみだな~~!!
っていうか、何が嬉しいってみわっちのジョン卿が楽しみです。はい(*^ ^*)
ちょうど私の遠征予定が壮ちゃんジャッキー、みわっちジョン卿、まぁくんジェラルドの日なので、めっちゃ楽しみだ♪♪
でも、案外良く考えて有るなあ。壮ちゃんジャッキー&まぁくんジェラルドは長身&スタイル抜群コンビ、みわっちジェラルド&まぁくんジャッキーは(ちょっと小柄だけど)包容力と愛情深い上級生&(ちょっとデカいけど)笑顔の可愛い元気印の下級生、とゆー楽しそうなコンビ。
……ああ、こういうことを書いていると段々両方観たくなってくるな……(^ ^;ゞ。
三役以外ではヘザーセットの組長さんだけが発表になりましたが、他の役は誰になるのでしょうね。
役らしい役はほとんど無い作品なのに、絵莉さん、一花、ふみか、さあや、マメちゃん、、、、なんでこんなに芸達者なタレントがいっぱい出てるんだよ(涙)。もったいなくて涙が出そうです。絵莉さんなんてマリアでもいいくらいなのに。(京さんのマリアは絶品だったので、出てくださってとても嬉しいんですけどね!)
アナスタシア・ブラウン夫人……絵莉さんかな、さあやかな……ここはやっぱり、学年順で絵莉さんかな?月組では(桜)一花と同じ85期のみっぽー(美鳳あや)だったけど、月組は上級生が少なくて、みっぽーが女役では上から二番目の上級生だったし。
貴族たちは…バターズビー夫人が一花でバターズビー卿がふみか(紫峰七海)、ジャスパー卿にマメ(日向燦)、チーフメイドに(初姫)さあや、、、ってところでいかがでしょうか?
で、…ランベスキングにしゅん様、ランベスクイーンに(華月)由舞ちゃんだったら、猫はとっても幸せです☆
あと娘役は……ソフィア・ブライトンにはるちゃん(天宮菜生)、ワーシントン・ワーシントン夫人に芽吹幸奈ちゃん、ディス夫人に聖花まいちゃん、メイに月野姫花ちゃん、とか、そんな感じでいかがしょうか(←猫が決めるんじゃないから!)。
瞳ゆゆちゃんや初花美咲ちゃんには、メイド服を着てうろうろしていてほしい(*^ ^*)けど、テニスプレーヤーにも入ってほしい(祈)。
男役は……他に目立つ役ってボブと警官と灯火係、くらいじゃないか?何をやるんだ?まだまだ目立つ人いっぱいいるのに。
とりあえず、警官はよっち(月央和沙)かなあ……。
ボブはすごく良い役なので、誰が演じるにしても楽しみです。芝居のできる人に回りますように。
今回ジャッキーが二人とも大きいので、仲買人は長身メンバーで揃えてきそうですね。
髭つけるのは誰と誰かしらん★
ふみかが貴族メンバーで抜けるとすると、しゅん様・浦輝さん・瀬戸くん・輝良くん・日高くんとか、そういうメンバーになるのでしょうか。航流ひびきさんも(おとめによると)かなり大きいみたいですが、仲買人って確か5人でしたよね…?…仲買人たちが並んでジャッキーを持ち上げる振付で、「足があまるから一人追加しよう!」とかいう話にならないことを祈っています(^ ^)。
なにはともあれ。
キャストが発表されると、俄然公演が近づいたような気がしますね。
まだ今は、「哀しみのコルドバ」も「オグリ!」もラストスパートがかかりはじめたばかり。
今週いっぱい、「オグリ!」は来週月曜日まで、無理して体調を崩したりしないよう気をつけながら、最後まで舞台を楽しんでいただきたいなと思います(^ ^)。
.
ビル 真飛聖
サリー 桜乃彩音
マリア 京三紗
パーチェスター 未沙のえる
は解っていましたが、主要三役は、以下の組み合わせで二通りの役替り。
ジョン卿 壮一帆 、 愛音羽麗
ジェラルド 愛音羽麗 、 朝夏まなと
ジャッキー 朝夏まなと 、 壮一帆
去年の博多座の例があったので、ジャッキーは多分役替りだろうな、というのは予想していて、
とりあえず「太王四神記」で娘役を演じたみわっちのジャッキーは無いだろう、
そして、役替りには88期のまぁくんがメンバーとして入るはず、、、、、
……というところまでは読んでいたのですが。
まさか壮ちゃんがジャッキーもやってくれるとは!!(@ @)劇団にしてやられました。
壮ちゃんもまぁくんも、まとぶんより大きいよねぇ…?ビルとジャッキーは立って並ぶ場面はないからいいのかな……(^ ^;
あああ、楽しみだな~~!!
っていうか、何が嬉しいってみわっちのジョン卿が楽しみです。はい(*^ ^*)
ちょうど私の遠征予定が壮ちゃんジャッキー、みわっちジョン卿、まぁくんジェラルドの日なので、めっちゃ楽しみだ♪♪
でも、案外良く考えて有るなあ。壮ちゃんジャッキー&まぁくんジェラルドは長身&スタイル抜群コンビ、みわっちジェラルド&まぁくんジャッキーは(ちょっと小柄だけど)包容力と愛情深い上級生&(ちょっとデカいけど)笑顔の可愛い元気印の下級生、とゆー楽しそうなコンビ。
……ああ、こういうことを書いていると段々両方観たくなってくるな……(^ ^;ゞ。
三役以外ではヘザーセットの組長さんだけが発表になりましたが、他の役は誰になるのでしょうね。
役らしい役はほとんど無い作品なのに、絵莉さん、一花、ふみか、さあや、マメちゃん、、、、なんでこんなに芸達者なタレントがいっぱい出てるんだよ(涙)。もったいなくて涙が出そうです。絵莉さんなんてマリアでもいいくらいなのに。(京さんのマリアは絶品だったので、出てくださってとても嬉しいんですけどね!)
アナスタシア・ブラウン夫人……絵莉さんかな、さあやかな……ここはやっぱり、学年順で絵莉さんかな?月組では(桜)一花と同じ85期のみっぽー(美鳳あや)だったけど、月組は上級生が少なくて、みっぽーが女役では上から二番目の上級生だったし。
貴族たちは…バターズビー夫人が一花でバターズビー卿がふみか(紫峰七海)、ジャスパー卿にマメ(日向燦)、チーフメイドに(初姫)さあや、、、ってところでいかがでしょうか?
で、…ランベスキングにしゅん様、ランベスクイーンに(華月)由舞ちゃんだったら、猫はとっても幸せです☆
あと娘役は……ソフィア・ブライトンにはるちゃん(天宮菜生)、ワーシントン・ワーシントン夫人に芽吹幸奈ちゃん、ディス夫人に聖花まいちゃん、メイに月野姫花ちゃん、とか、そんな感じでいかがしょうか(←猫が決めるんじゃないから!)。
瞳ゆゆちゃんや初花美咲ちゃんには、メイド服を着てうろうろしていてほしい(*^ ^*)けど、テニスプレーヤーにも入ってほしい(祈)。
男役は……他に目立つ役ってボブと警官と灯火係、くらいじゃないか?何をやるんだ?まだまだ目立つ人いっぱいいるのに。
とりあえず、警官はよっち(月央和沙)かなあ……。
ボブはすごく良い役なので、誰が演じるにしても楽しみです。芝居のできる人に回りますように。
今回ジャッキーが二人とも大きいので、仲買人は長身メンバーで揃えてきそうですね。
髭つけるのは誰と誰かしらん★
ふみかが貴族メンバーで抜けるとすると、しゅん様・浦輝さん・瀬戸くん・輝良くん・日高くんとか、そういうメンバーになるのでしょうか。航流ひびきさんも(おとめによると)かなり大きいみたいですが、仲買人って確か5人でしたよね…?…仲買人たちが並んでジャッキーを持ち上げる振付で、「足があまるから一人追加しよう!」とかいう話にならないことを祈っています(^ ^)。
なにはともあれ。
キャストが発表されると、俄然公演が近づいたような気がしますね。
まだ今は、「哀しみのコルドバ」も「オグリ!」もラストスパートがかかりはじめたばかり。
今週いっぱい、「オグリ!」は来週月曜日まで、無理して体調を崩したりしないよう気をつけながら、最後まで舞台を楽しんでいただきたいなと思います(^ ^)。
.
今更かもしれませんが、CSニュースで、ウメちゃん(陽月華)のミュージックサロンの映像を観ました!
アメユキだーーーーーっっっ!!
可愛いよぉ、可愛いよぉ、可愛いよぉ(感涙)
あああ、ナマで視たかった……一回でもいいから東京でやってくれればなぁ。どうして宝塚だけなのどうしてどうし(号泣)
何年前ですか、あれ(「イーハトーブ・夢」)。「血と砂」と同じシリーズでしたよね?ってことは……(汗)。
ああ、本当に可愛かったなあ…。歌を口ずさむたびに大変なことになってましたけど(←それは今でもあんまり変わってない気が)、とにかく飛びっきりの美少女で、うっとりするほど可愛かった……。
そういえば、礼音くんをちゃんと覚えたのもザネリだったような気がする。あれから○年が過ぎて、アメユキはトップ娘役になって卒業の時を迎え、ザネリはトップお披露目のお稽古中。……不思議な縁ですよね、二人とも。
のっけからタイトルと関係のない話ですみません。
書いている途中で二回もデータが消えてしまった……二回とも結構終わりに近かったのにさっ(涙)。といいつつ、懲りずに三回目もべたで書いている私。さて、今回はちゃんと最後まで書きあがるでしょうか?
というわけで(←何がだ)、花組バウホール公演「オグリ!」を観劇してまいりました(はぁと)。
いやー、面白かった!木村作品の殆どはあまり好きではない私でさえ、すごく楽しめました。
木村さんは、こういう荒唐無稽な物語のが凄く良いです!!
荒唐無稽っていうか、“無茶な物語”が良い。彼の個人的な主義主張を差し挟む余地がないような、ぶっ飛んだ物語を舞台化すると、彼の美点である演出のはったりがましさとかケレン味(←誉めてる)とか、そうい迫力が生きてくるんですよね。
「不滅の棘」もそんな感じでしたし、ある意味シェイクスピアもそういうところがあると思うのです。
どうしてもオペラシリーズがやりたいんなら、「魔笛」をやればいいのに、って以前から思っていたんですよねー。ストーリーが複雑で登場人物が煩雑で、そして、かなり無茶苦茶な物語(^ ^)なら、凄く良さそうに思うので。
あるいは、自雷也とかどうでしょうかね(爆)。衣装を思いっきり派手にして(←おい)。
いやもう、とにかく演出の迫力に押されっぱなしでした。
とにかくセットが凄い!大道具や衣装を見ただけで、なんだか物語世界に引き込まれてしまうのです。
舞台空間を埋め尽くしてしまいそうな、巨大な馬(馬頭観音)のセット。
無駄にリアルな、なめらかで優しげな大仏の手。
見る目童子(愛純もえり)の奇抜な衣装(←セット扱い?)や、神様たちの実在感。
これが木村さんの真骨頂なんだなあ、と、ある意味すごく納得した舞台でした。
壮ちゃんは、絵に描いたような『美丈夫』っぷりがぴったりと役に嵌っていて、実に見事でした。
前半の優雅な貴公子ぶりから、総髪になってからの後半の迫力まで、壮ちゃんの魅力を存分にみせてもらった!という満足感がありました。いやー格好良い。木村さんとの相性、良いですよね。「黒蜥蜴」の浪越くんも良かったし。……っていうか、浪越くんと小栗判官、共通点が何もないような気がするよオイ。どんだけ振り幅が大きいんだ壮一帆(^ ^;ゞ。
照手姫の野々すみ花ちゃんは、、、やっぱりこの人は天才なんでしょうか。その頭の回転の早さ、愛情の深さ、芯の強さ。
情熱的で清冽で、心延えの美しさが面に現れたような、出来すぎみたいに優れた姫君の、“絵に描いたような”リアルさ。その衝撃。
すみ花ちゃんの持ち味は、決して「姫君」ではないと思うのですが、木村作品との相性は抜群ですね(*^ ^*)。「黒蜥蜴」の早苗(葉子)さんも良かったけど、今回も本当に良かったです。
青年館が始まって、あと約一週間。花組での思い出を、持ちきれないほどたっぷり創ってくださいね。
みつる(華形ひかる)くんは、小栗と照手の仲人を務める商人・後藤左衛門がメインで、あとは都の男とか、照手を拾う漁師とか、神託を降す樵とか、いろんな役をやっていました。ファン的には、いろんなみつるくんに会えて楽しいし、どの役もしっかり創りこんで芝居に仕上げているみつるくんって凄いなあ、という嬉しさもあるのですが、いかんせん物語の主筋に絡む役ではないので……
「やらずの雨」のひろみちゃん(彩那音)とかもそうでしたけど、和物のこういうお芝居って、二番手役が存在しないことがままあるんですよね(涙)。……まぁみつるくんの場合、「銀ちゃんの恋(原作的には主役)」と今回を足して二で割ると、ちょうど“普通の二番手役になる”…って感じ、かな?(笑)。
物語の立ち上がりは、“馬頭観音の縁日”
人々に物語をねだられた語り部が、美濃国安八郡墨俣に伝わる、奇想天外な小栗判官の物語を語り始める……。
とりあえず、青年館公演も始まったばかりなので、猫的見所を簡単に箇条書きで。
あ、物語は有名なので、あまりネタバレ配慮していません。予習したくない方はご注意を。
・語り部は藤京子さん。彼女が語りだすと、聴衆が役者としてその物語を演じ始めるあたり、「ラ・マンチャの男」みたいな構造だなあと思いました。あんなに複雑な構造ではないのですが、作品全体を「馬頭観音の縁日」という額縁にはめこんだ(その象徴が、巨大な馬のセット)ところが、木村さんの巧いところだと思いました。
藤さんの語りは、良い意味で年齢を感じさせる荒れた声と滑舌で、水干姿(男装)と相俟って異様な存在感がありました。「縁日」という異空間の持つあやしさ、異世界感。それが、この荒唐無稽な物語にリアル感を与えていたと思います。
いやー、藤さんが居なかったら、この作品は成立しなかったかもしれない、と思いましたよー!
・小栗の父親(悠真倫)、母親(初姫さあや)のやわらかなほのぼの感。いいなあ、あんな美しくて優しげな母親がほしいよーーーーっ!
さあやは今回、あまりハジケたところは見せず、ほぼ“大納言の妻”役に徹していました。途中でちょっとアンサンブルで出るくらい?ラスト前の、小栗とのやり取りが慈愛に満ちていてとても良かったです(*^ ^*)。さあや、ホントに素敵……(惚)。
・花野じゅりあちゃんの大蛇(深泥池の主)は実に素晴らしかったんですが、個人的にはマメと組んだ“よろず屋”の女主人が好きです(^ ^;ゞ。
マメちゃんは、一幕冒頭の毘沙門天とか日光大明神も素敵でしたが、このあたりは出番も一瞬なので(笑)。“よろず屋”の主人は、存在が実にリアルな感じでよかったです。さすがマメちゃん!
・ふみか(紫峰七海)、嶺乃(一真)くん、アーサー(煌雅あさひ)。
横山の息子たち。…アーサーが長男で嶺乃くんが次男、ふみかが三男なのは何の冗談かと思いましたが、観ている分にはそんなに違和感なかったです。三男は知恵者なんだね(^ ^)。
アーサーもそれなりに貫禄があるし、嶺乃くんには真ん中らしいちょこまか感があって、別に若々しく創る、とか全然考えてなさそうなふみかと並んでいても、特に“妙だなあ”とか思うことも無かったですね。ふと我に返った瞬間に笑っちゃったりはしましたが(笑)。
アーサーの声、もっと聴きたかったなあ…(結構喋ってたのに、贅沢な!)
・よっち(月央和沙)、愛純もえり
よっちはいろんな役を演じて大活躍でしたが、プログラムに載っている太夫がやっぱり一番印象的です。父親によって淵に沈められた照手姫を拾って、養女にしようとする。なのに、もえりちゃん扮する姥に騙されてしまう、素直で優しい翁。本当に本当に可愛いなあ(*^ ^*)。
もえりちゃんは、プログラムには姥で載っていますが、これより、二幕で出てくる見る目童子の方が印象的でした。…役が、というよりは衣装が、ですけど。
っていうか、こんなに美人で可愛くて巧いのに、主な役が姥と見る目童子、って……どうなのよそれは >木村さん
・瀬戸かずや、輝良まさと、真瀬はるか、銀華水、日高大地、大河凜
壮ちゃん小栗の家来たち。みなさんそれぞれにキャラが決まっているんですけど、あまり場面がないのでそれが見せられなかったのが残念だなあ。
とりあえず、瀬戸くんの美形っぷりに堕ちまくりました。なんなんだあの格好良さはっ!最後の方で、復活した小栗が生家を訪ねてくる場面にも出ているのですが、なんだかちょっと危険な匂いがします。今更花組にご贔屓増やしてどうするんだよ私(汗)。
輝良くん・日高くんは、扮装がよく似合ってて普通にカッコいい。
あと、大河凜ちゃんは、こういう役にはちょっと笑顔が可愛らしすぎるかも、と思いました(^ ^)。
・浦輝ひろと、彩城レア
役として目立つのは、横山の家来(鬼王・鬼次)になるのでしょうか?お二人とも声がいいので、都の男での一言台詞がいちいち良かったんですが。
・萬あきら
照手姫の父・横山と、閻魔大王の二役。いやー、どっちも良かったんですが、、、小栗を暗殺した後、「人の子を殺した以上、自分の子も淵に沈める」と宣言して照手を連れて行かせるときの苦渋の芝居、二幕で“車を曳く”芝居の重厚さはさすがでした。
今回、これだけ芸達者な組子をかき集めての上演に専科から重鎮が二人も出るなんて勿体無い!とか思っていたのですが。まりんさん、みつる、ふみか、さあや、マメ……かなり勿体無い使い方だったし。でも、やはり観てみると藤さんも萬さんも余人には替え難くて。
作品の質をあげるためには、コレしかなかったんだな、と納得しました。
ま、とにかく。
木村作品を敬遠していた皆様も、これはぜひ観てみてくださいませ♪損はしないと思いますよー。
壮ちゃんとすみ花ちゃん、特にすみ花ちゃんは出ずっぱりで物語を動かしてる♪本当に本当に可愛いです♪
あと一週間。この珍しい物語を、出演者一同、存分に楽しんでくださいますように☆
花組全ツ組は、いつ観に行くのかなー?(^ ^)
.
アメユキだーーーーーっっっ!!
可愛いよぉ、可愛いよぉ、可愛いよぉ(感涙)
あああ、ナマで視たかった……一回でもいいから東京でやってくれればなぁ。どうして宝塚だけなのどうしてどうし(号泣)
何年前ですか、あれ(「イーハトーブ・夢」)。「血と砂」と同じシリーズでしたよね?ってことは……(汗)。
ああ、本当に可愛かったなあ…。歌を口ずさむたびに大変なことになってましたけど(←それは今でもあんまり変わってない気が)、とにかく飛びっきりの美少女で、うっとりするほど可愛かった……。
そういえば、礼音くんをちゃんと覚えたのもザネリだったような気がする。あれから○年が過ぎて、アメユキはトップ娘役になって卒業の時を迎え、ザネリはトップお披露目のお稽古中。……不思議な縁ですよね、二人とも。
のっけからタイトルと関係のない話ですみません。
書いている途中で二回もデータが消えてしまった……二回とも結構終わりに近かったのにさっ(涙)。といいつつ、懲りずに三回目もべたで書いている私。さて、今回はちゃんと最後まで書きあがるでしょうか?
というわけで(←何がだ)、花組バウホール公演「オグリ!」を観劇してまいりました(はぁと)。
いやー、面白かった!木村作品の殆どはあまり好きではない私でさえ、すごく楽しめました。
木村さんは、こういう荒唐無稽な物語のが凄く良いです!!
荒唐無稽っていうか、“無茶な物語”が良い。彼の個人的な主義主張を差し挟む余地がないような、ぶっ飛んだ物語を舞台化すると、彼の美点である演出のはったりがましさとかケレン味(←誉めてる)とか、そうい迫力が生きてくるんですよね。
「不滅の棘」もそんな感じでしたし、ある意味シェイクスピアもそういうところがあると思うのです。
どうしてもオペラシリーズがやりたいんなら、「魔笛」をやればいいのに、って以前から思っていたんですよねー。ストーリーが複雑で登場人物が煩雑で、そして、かなり無茶苦茶な物語(^ ^)なら、凄く良さそうに思うので。
あるいは、自雷也とかどうでしょうかね(爆)。衣装を思いっきり派手にして(←おい)。
いやもう、とにかく演出の迫力に押されっぱなしでした。
とにかくセットが凄い!大道具や衣装を見ただけで、なんだか物語世界に引き込まれてしまうのです。
舞台空間を埋め尽くしてしまいそうな、巨大な馬(馬頭観音)のセット。
無駄にリアルな、なめらかで優しげな大仏の手。
見る目童子(愛純もえり)の奇抜な衣装(←セット扱い?)や、神様たちの実在感。
これが木村さんの真骨頂なんだなあ、と、ある意味すごく納得した舞台でした。
壮ちゃんは、絵に描いたような『美丈夫』っぷりがぴったりと役に嵌っていて、実に見事でした。
前半の優雅な貴公子ぶりから、総髪になってからの後半の迫力まで、壮ちゃんの魅力を存分にみせてもらった!という満足感がありました。いやー格好良い。木村さんとの相性、良いですよね。「黒蜥蜴」の浪越くんも良かったし。……っていうか、浪越くんと小栗判官、共通点が何もないような気がするよオイ。どんだけ振り幅が大きいんだ壮一帆(^ ^;ゞ。
照手姫の野々すみ花ちゃんは、、、やっぱりこの人は天才なんでしょうか。その頭の回転の早さ、愛情の深さ、芯の強さ。
情熱的で清冽で、心延えの美しさが面に現れたような、出来すぎみたいに優れた姫君の、“絵に描いたような”リアルさ。その衝撃。
すみ花ちゃんの持ち味は、決して「姫君」ではないと思うのですが、木村作品との相性は抜群ですね(*^ ^*)。「黒蜥蜴」の早苗(葉子)さんも良かったけど、今回も本当に良かったです。
青年館が始まって、あと約一週間。花組での思い出を、持ちきれないほどたっぷり創ってくださいね。
みつる(華形ひかる)くんは、小栗と照手の仲人を務める商人・後藤左衛門がメインで、あとは都の男とか、照手を拾う漁師とか、神託を降す樵とか、いろんな役をやっていました。ファン的には、いろんなみつるくんに会えて楽しいし、どの役もしっかり創りこんで芝居に仕上げているみつるくんって凄いなあ、という嬉しさもあるのですが、いかんせん物語の主筋に絡む役ではないので……
「やらずの雨」のひろみちゃん(彩那音)とかもそうでしたけど、和物のこういうお芝居って、二番手役が存在しないことがままあるんですよね(涙)。……まぁみつるくんの場合、「銀ちゃんの恋(原作的には主役)」と今回を足して二で割ると、ちょうど“普通の二番手役になる”…って感じ、かな?(笑)。
物語の立ち上がりは、“馬頭観音の縁日”
人々に物語をねだられた語り部が、美濃国安八郡墨俣に伝わる、奇想天外な小栗判官の物語を語り始める……。
とりあえず、青年館公演も始まったばかりなので、猫的見所を簡単に箇条書きで。
あ、物語は有名なので、あまりネタバレ配慮していません。予習したくない方はご注意を。
・語り部は藤京子さん。彼女が語りだすと、聴衆が役者としてその物語を演じ始めるあたり、「ラ・マンチャの男」みたいな構造だなあと思いました。あんなに複雑な構造ではないのですが、作品全体を「馬頭観音の縁日」という額縁にはめこんだ(その象徴が、巨大な馬のセット)ところが、木村さんの巧いところだと思いました。
藤さんの語りは、良い意味で年齢を感じさせる荒れた声と滑舌で、水干姿(男装)と相俟って異様な存在感がありました。「縁日」という異空間の持つあやしさ、異世界感。それが、この荒唐無稽な物語にリアル感を与えていたと思います。
いやー、藤さんが居なかったら、この作品は成立しなかったかもしれない、と思いましたよー!
・小栗の父親(悠真倫)、母親(初姫さあや)のやわらかなほのぼの感。いいなあ、あんな美しくて優しげな母親がほしいよーーーーっ!
さあやは今回、あまりハジケたところは見せず、ほぼ“大納言の妻”役に徹していました。途中でちょっとアンサンブルで出るくらい?ラスト前の、小栗とのやり取りが慈愛に満ちていてとても良かったです(*^ ^*)。さあや、ホントに素敵……(惚)。
・花野じゅりあちゃんの大蛇(深泥池の主)は実に素晴らしかったんですが、個人的にはマメと組んだ“よろず屋”の女主人が好きです(^ ^;ゞ。
マメちゃんは、一幕冒頭の毘沙門天とか日光大明神も素敵でしたが、このあたりは出番も一瞬なので(笑)。“よろず屋”の主人は、存在が実にリアルな感じでよかったです。さすがマメちゃん!
・ふみか(紫峰七海)、嶺乃(一真)くん、アーサー(煌雅あさひ)。
横山の息子たち。…アーサーが長男で嶺乃くんが次男、ふみかが三男なのは何の冗談かと思いましたが、観ている分にはそんなに違和感なかったです。三男は知恵者なんだね(^ ^)。
アーサーもそれなりに貫禄があるし、嶺乃くんには真ん中らしいちょこまか感があって、別に若々しく創る、とか全然考えてなさそうなふみかと並んでいても、特に“妙だなあ”とか思うことも無かったですね。ふと我に返った瞬間に笑っちゃったりはしましたが(笑)。
アーサーの声、もっと聴きたかったなあ…(結構喋ってたのに、贅沢な!)
・よっち(月央和沙)、愛純もえり
よっちはいろんな役を演じて大活躍でしたが、プログラムに載っている太夫がやっぱり一番印象的です。父親によって淵に沈められた照手姫を拾って、養女にしようとする。なのに、もえりちゃん扮する姥に騙されてしまう、素直で優しい翁。本当に本当に可愛いなあ(*^ ^*)。
もえりちゃんは、プログラムには姥で載っていますが、これより、二幕で出てくる見る目童子の方が印象的でした。…役が、というよりは衣装が、ですけど。
っていうか、こんなに美人で可愛くて巧いのに、主な役が姥と見る目童子、って……どうなのよそれは >木村さん
・瀬戸かずや、輝良まさと、真瀬はるか、銀華水、日高大地、大河凜
壮ちゃん小栗の家来たち。みなさんそれぞれにキャラが決まっているんですけど、あまり場面がないのでそれが見せられなかったのが残念だなあ。
とりあえず、瀬戸くんの美形っぷりに堕ちまくりました。なんなんだあの格好良さはっ!最後の方で、復活した小栗が生家を訪ねてくる場面にも出ているのですが、なんだかちょっと危険な匂いがします。今更花組にご贔屓増やしてどうするんだよ私(汗)。
輝良くん・日高くんは、扮装がよく似合ってて普通にカッコいい。
あと、大河凜ちゃんは、こういう役にはちょっと笑顔が可愛らしすぎるかも、と思いました(^ ^)。
・浦輝ひろと、彩城レア
役として目立つのは、横山の家来(鬼王・鬼次)になるのでしょうか?お二人とも声がいいので、都の男での一言台詞がいちいち良かったんですが。
・萬あきら
照手姫の父・横山と、閻魔大王の二役。いやー、どっちも良かったんですが、、、小栗を暗殺した後、「人の子を殺した以上、自分の子も淵に沈める」と宣言して照手を連れて行かせるときの苦渋の芝居、二幕で“車を曳く”芝居の重厚さはさすがでした。
今回、これだけ芸達者な組子をかき集めての上演に専科から重鎮が二人も出るなんて勿体無い!とか思っていたのですが。まりんさん、みつる、ふみか、さあや、マメ……かなり勿体無い使い方だったし。でも、やはり観てみると藤さんも萬さんも余人には替え難くて。
作品の質をあげるためには、コレしかなかったんだな、と納得しました。
ま、とにかく。
木村作品を敬遠していた皆様も、これはぜひ観てみてくださいませ♪損はしないと思いますよー。
壮ちゃんとすみ花ちゃん、特にすみ花ちゃんは出ずっぱりで物語を動かしてる♪本当に本当に可愛いです♪
あと一週間。この珍しい物語を、出演者一同、存分に楽しんでくださいますように☆
花組全ツ組は、いつ観に行くのかなー?(^ ^)
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評論家の中島梓さん死去
2009年5月27日 時事ニュース コメント (4)
心よりお悔やみを申し上げます。
中島梓さん=栗本薫さんとして、いったい何冊の本を書かれたのか、誰か数えた方はいらっしゃるのでしょうか?
56年と言う、今の時代に決して長いとは言えない一生の間に、いったい何人分のエネルギーを費やされたのか。本だけではなく、ネットでも精力的に活動して巨大コミュニティを運営し、舞台脚本を何本も書き、演出もし、音楽も創り…
二つのペンネームを駆使して次から次と本を出し、さらにネットにも、毎日毎日大量の文字をアップされていた、偉大なるクリエーター。
練りに練ったものではなく、ただ身体の裡からあふれ出してくる“何か”を、叩きつけるように形に成していく彼女のクリエートは、時として粗が多く不完全なものに見えたこともありました。そんなこともあって、ここ数年はあまり読んでいなかったというのが正直なところです。
だけど。
あれだけのパワーとエネルギーを持つクリエーターは、しばらく現れることはないかもしれない、と思うと、とても寂しくなります。
何度も癌の手術をして、闘病記も書いていた。なのに、私は彼女がこんなに早く儚くなるとは夢にも思っていなかったみたいで。
還暦、いえ米寿も過ぎてからになるかもしれないけど、今まで勝手気ままに溢れ出てきて彼女を煽りつづけた“才能”が落ち着いて、彼女の感性がじっくりと物語に向かい合う時間をが来る日を、ただひたすらに待っていたような気がします。
有り余る“創造”のエネルギーが、彼女の生命を削っていたことは、今にして思えば明白なのに。
私が一番最初に読んだ彼女の作品は、たぶん「やさしい密室」だと思います。図書館で、本棚の隅から隅まで片っ端から読んでいた時代なので、順番はあまりよく覚えていませんが……
その頃出ていた本を片っ端から読んで、嵌ったのが「心中天浦島」でした。「グイン・サーガ」も「ぼくらの時代」や「猫目石」などの推理小説も好きでしたけど、やっぱり彼女は、初期のSF短編に秀逸なものが多いと思います。「心中天浦島」所収の「遥かな草原に…」も印象的でしたし、「レダ」も好きだった(*^ ^*)。
「心中天浦島」については、後年「さらしなにっき」所収の「ウラシマの帰還」と、それに関する後書きの著者コメントを読んで哀しい思いをしたりもしましたが……(T T)。でもそれも、ある意味“良い思い出”だったりします。作品は、発表された瞬間に作者の手を離れて読み手のものになるんだな、と納得したりして。
自分が創った物語世界に執着しない栗本薫は、やはり巨匠たる器だったってことなのだろうな、と、今では思います。(自分はなかなかそんなふうに思い切れない…)
話がちょっと飛びますが。
先日、シアター1010で、「The Game Of Love ~恋のたわむれ~」を観劇してまいりました。
ミュージカル俳優の岡幸二郎さんが主演格(友人役の今井清隆さんとW主演みたいな感じでしたが…)で、5人の“美女”(寿ひずる、彩輝なお、紫城るい、菊池美香、小笠原一葉)たちとの“恋のゲーム”の思い出をたどる…みたいな作品。
作品としても大変よく出来た実に面白いミュージカルで、キャストも皆嵌り役で、こんな短期間の公演だったことが悔やまれてならない…という思ったのですが(涙)。
ちょうど日記で感想を書こう!と思った日に、直接は全然関係ないんですけど、観劇したときには思いもよらなかったニュースが飛び込んできたことに驚きました(T T)
岡さんと中島さんの間には、(私にとっては)浅からぬ縁があるので。
……岡幸二郎さん、といえば、まずは「レ・ミゼラブル」のアンジョルラス!という方が今でも多いかと思うのですが。
猫にとって、アンジョルラスの次に来たのが、ミュージカル「グイン・サーガ ~炎の群像~」のイシュトヴァーン、でした。中島梓作・演出のこの作品は、、、ご存知ない方も多いんでしょうねぇ…。今にして思えば結構豪華キャストだったんですが。
作曲もほとんど中島さんご自身がなさってて、イシュトヴァーンのソロナンバー「消えた蜃気楼」は本当に本当に本当~~~っ!!に!!素晴らしい名曲でした。
歌った岡さんの才能ももちろんですけれども、本職ではないはずの中島さんのメロディラインが本当に美しくて、役にも役者にもぴったり合っていて……本当に才能のある人なんだなあ、としみじみ感動したんですよね。
そんなご縁もあって、私は岡さんを見るたびに私はイシュトヴァーンを思い出すので、このタイミングでのニュースに、とても驚いたのでした…。
#宝塚ファン的に、ミュージカル「グイン・サーガ」について「ナリス様は紫苑ゆう様しかないって作者自ら書いてたくせにっ!!」と怒りの対象だった、ってのは本当でしょうか?
あ、ちなみに、朝香じゅんさんのアムネリスがとても綺麗で素敵でした(*^ ^*)♪
#中島さんからは逸れますが、アンジョルラス、イシュトヴァーンと来て、猫の思う岡幸二郎ベスト3の3つ目は、「真説・カサブランカ」だったりします。……どなたにもわからない話ですみません(汗)。
一人の偉大なクリエーターの死去を悼み、完結していないシリーズたちの今後に心を痛めつつ、
ただただ昔の本を引っ張り出しながら、ご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
たくさんの素敵な物語たちを世に送り出してくれて、本当にありがとうございましたm(_ _)m
.
中島梓さん=栗本薫さんとして、いったい何冊の本を書かれたのか、誰か数えた方はいらっしゃるのでしょうか?
56年と言う、今の時代に決して長いとは言えない一生の間に、いったい何人分のエネルギーを費やされたのか。本だけではなく、ネットでも精力的に活動して巨大コミュニティを運営し、舞台脚本を何本も書き、演出もし、音楽も創り…
二つのペンネームを駆使して次から次と本を出し、さらにネットにも、毎日毎日大量の文字をアップされていた、偉大なるクリエーター。
練りに練ったものではなく、ただ身体の裡からあふれ出してくる“何か”を、叩きつけるように形に成していく彼女のクリエートは、時として粗が多く不完全なものに見えたこともありました。そんなこともあって、ここ数年はあまり読んでいなかったというのが正直なところです。
だけど。
あれだけのパワーとエネルギーを持つクリエーターは、しばらく現れることはないかもしれない、と思うと、とても寂しくなります。
何度も癌の手術をして、闘病記も書いていた。なのに、私は彼女がこんなに早く儚くなるとは夢にも思っていなかったみたいで。
還暦、いえ米寿も過ぎてからになるかもしれないけど、今まで勝手気ままに溢れ出てきて彼女を煽りつづけた“才能”が落ち着いて、彼女の感性がじっくりと物語に向かい合う時間をが来る日を、ただひたすらに待っていたような気がします。
有り余る“創造”のエネルギーが、彼女の生命を削っていたことは、今にして思えば明白なのに。
私が一番最初に読んだ彼女の作品は、たぶん「やさしい密室」だと思います。図書館で、本棚の隅から隅まで片っ端から読んでいた時代なので、順番はあまりよく覚えていませんが……
その頃出ていた本を片っ端から読んで、嵌ったのが「心中天浦島」でした。「グイン・サーガ」も「ぼくらの時代」や「猫目石」などの推理小説も好きでしたけど、やっぱり彼女は、初期のSF短編に秀逸なものが多いと思います。「心中天浦島」所収の「遥かな草原に…」も印象的でしたし、「レダ」も好きだった(*^ ^*)。
「心中天浦島」については、後年「さらしなにっき」所収の「ウラシマの帰還」と、それに関する後書きの著者コメントを読んで哀しい思いをしたりもしましたが……(T T)。でもそれも、ある意味“良い思い出”だったりします。作品は、発表された瞬間に作者の手を離れて読み手のものになるんだな、と納得したりして。
自分が創った物語世界に執着しない栗本薫は、やはり巨匠たる器だったってことなのだろうな、と、今では思います。(自分はなかなかそんなふうに思い切れない…)
話がちょっと飛びますが。
先日、シアター1010で、「The Game Of Love ~恋のたわむれ~」を観劇してまいりました。
ミュージカル俳優の岡幸二郎さんが主演格(友人役の今井清隆さんとW主演みたいな感じでしたが…)で、5人の“美女”(寿ひずる、彩輝なお、紫城るい、菊池美香、小笠原一葉)たちとの“恋のゲーム”の思い出をたどる…みたいな作品。
作品としても大変よく出来た実に面白いミュージカルで、キャストも皆嵌り役で、こんな短期間の公演だったことが悔やまれてならない…という思ったのですが(涙)。
ちょうど日記で感想を書こう!と思った日に、直接は全然関係ないんですけど、観劇したときには思いもよらなかったニュースが飛び込んできたことに驚きました(T T)
岡さんと中島さんの間には、(私にとっては)浅からぬ縁があるので。
……岡幸二郎さん、といえば、まずは「レ・ミゼラブル」のアンジョルラス!という方が今でも多いかと思うのですが。
猫にとって、アンジョルラスの次に来たのが、ミュージカル「グイン・サーガ ~炎の群像~」のイシュトヴァーン、でした。中島梓作・演出のこの作品は、、、ご存知ない方も多いんでしょうねぇ…。今にして思えば結構豪華キャストだったんですが。
作曲もほとんど中島さんご自身がなさってて、イシュトヴァーンのソロナンバー「消えた蜃気楼」は本当に本当に本当~~~っ!!に!!素晴らしい名曲でした。
歌った岡さんの才能ももちろんですけれども、本職ではないはずの中島さんのメロディラインが本当に美しくて、役にも役者にもぴったり合っていて……本当に才能のある人なんだなあ、としみじみ感動したんですよね。
そんなご縁もあって、私は岡さんを見るたびに私はイシュトヴァーンを思い出すので、このタイミングでのニュースに、とても驚いたのでした…。
#宝塚ファン的に、ミュージカル「グイン・サーガ」について「ナリス様は紫苑ゆう様しかないって作者自ら書いてたくせにっ!!」と怒りの対象だった、ってのは本当でしょうか?
あ、ちなみに、朝香じゅんさんのアムネリスがとても綺麗で素敵でした(*^ ^*)♪
#中島さんからは逸れますが、アンジョルラス、イシュトヴァーンと来て、猫の思う岡幸二郎ベスト3の3つ目は、「真説・カサブランカ」だったりします。……どなたにもわからない話ですみません(汗)。
一人の偉大なクリエーターの死去を悼み、完結していないシリーズたちの今後に心を痛めつつ、
ただただ昔の本を引っ張り出しながら、ご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
たくさんの素敵な物語たちを世に送り出してくれて、本当にありがとうございましたm(_ _)m
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シアターコクーンにて、「雨の夏、30人のジュリエットが還ってきた」を観劇いたしました。
作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄。
この二人の巨匠が、現代人劇場~櫻社で共に舞台を創っていた頃のことを、私はまったく知りません。
それでも、私にはまったく想像することもできないような深いモノが、作品の裏に横たわっていることだけは感じられました。
蜷川さんは1935年生まれ(今年74歳)、清水さんが一つ下。…長い人生の中で、現代人劇場~櫻社にいたる1967年から73年という時代は、まさに30代、クリエーターとして脂の乗り切った時期だったはず。
その時代を共に生き、おそらくは全てを賭けてぶつかりあい、共同で“創造”という苦しみを味わった、二人の天才。
そんな二人が袂を分かってから9年後の1982年に初演された「雨の夏・30人のジュリエットが帰ってきた」。
この作品は、作品単体としても非常に興味深くて面白かったのですが、作者二人の深い葛藤が色濃く残っていることが面白みを増しているんだろうな、と思いました。
たぶん、今、私が観て感じることとは全く違うモノを、昔から清水さんや蜷川さんを観てきた人たちは感じることができるんだろうな、と。
プログラムには色々書いてありますが、そんなものをいくら読んでも、二人の真実はさっぱりわかりません。
それは、作品を観て感じるしかないことなのでしょうけれども、同時代で観ていればわかることも、今再演されてもよくわからない……、というのが正直なところです。
ただ、「生きた真似より死んだ真似」という台詞で『真情あふるる軽薄さ』を思い出したり、そういういろんなメタファーの、多分半分も私は解っていないんだろうなあ~、と思いながら観ることはストレスもありました。当時を知る方々がとても羨ましくもあり……でも逆に、「作品と関係ないこと」に左右されることなく作品を楽しむことができて良かったなぁ、とも思いましたね。
舞台は、ある地方のデパートの、巨大な階段と踊り場がある吹き抜けの空間のワンセット。
このセットが素晴らしかったです(美術:中越司)。ちょっと古びたデパートの風情がただよっていて。
開演までは緞帳の前にマネキンを飾ったディスプレイが置いてあって、東急本店がそのまま透けて見えているみたい(シアターコクーンは東急本店と同じ建物の中にあります)。だから、緞帳があがると、そのディスプレイウィンドウを通して巨大な階段のセットが見えてくる。その奥行きの深さが凄いなあ、と。
シアターコクーンの舞台はって幅にくらべて奥が深いと思うのですが、その奥にわだかまる闇が、謎をはらんでいるみたいで印象的でした。
物語の元になったのは、かつて福井市に実在した「だるま屋歌劇団」の物語。
福井県初の百貨店であった「だるま屋」の専属歌劇団で、1931年設立(宝塚少女歌劇団の第一回公演の16年後)、北陸初の“少女歌劇”。百貨店内の180席ほどの“劇場”で公演をしたようで、舞台のように広場の階段でやっていたわけではないようですが(^ ^)。地元の男性ファンを中心に人気を博したものの、時局の悪化に抗しきれず、わずか5年で幕を降ろすことになりました。直接の原因は、盧溝橋事件を目前にした時代の「百貨店内での興行を禁ず」という通達で、人気が落ちたとかそういう理由ではなかったようですが。
それから約20年後、太平洋戦争どころか朝鮮戦争も終わり、高度成長が始まった1958年。福井新聞に、だるま屋少女歌劇のファンに宛てた広告が掲載されました。
元歌劇部員たちの同窓会に、ファンの方々も往年のスターたちに会いにいらっしゃいませんか という誘いの広告。
この広告のエピソードが、物語の構想の最初にあったのでしょうね。
もちろん、内容は違います。
舞台で語られる「広告」は、某地方のデパート専属の“石楠花歌劇団”が解散してから30年後に、「往年の娘役スタァである風吹景子主演で『ロミオとジュリエット』を上演するため、出演者を募集します。元石楠花歌劇団の団員はご連絡ください」という広告。劇団自体も戦中まで存続したことになっていて、「空襲で慰問先が爆撃され、団員は全員散り散りに…」という、現実よりもずっと悲惨な設定になっていました。
その空襲で頭を打ち、ずっと植物人間同然だったのに、突然目覚めた元・娘役スタァの風吹景子(三田和代)。
視力を喪った元・男役スタァ、弥生俊(鳳蘭)。
二人の再会と、その二人が共同で「ロミオとジュリエット」という作品を創るところがクライマックスになるわけですが。
お二人があまりにも巨大な存在すぎて、他のエピソードがすごく瑣末なものに見えました(以下、後ろのほうでネタバレあり)
三田さんは、見た目のグロテスクさと声や芝居の可愛らしさ、純粋な透明感のギャップが素晴らしくて、本当に素晴らしかった。いかにも四季出身らしい、滑舌のはっきりした明快で朗らかな台詞術が、膨大な台詞を詰め込まれた“風吹景子(ふうこ)”を軽やかに見せます。まさに、重力にも他の何ものにも捕らえることのできない、人外の存在の輝き。
転じて鳳蘭さんの、しっかりと地に脚のついた重厚さが素晴らしかった。大地を踏みしめて歩く巨人のようなたくましさと、圧迫感のある実在性。まさに「伝説の男役」なんだな、と納得させてくれました。
芝居のお稽古中の、ふうことの侃侃諤諤の言い争いの迫力は物凄く、しかもそこにこめられた演劇論の二律背反さも物凄くて。清水・蜷川のコンビは、この議論にどう決着をつけて活動を続けたのだろうか、と興味がわいたくらい、ものすごい名場面でした。
そして。
その言い争いに続く、「ロミオとジュリエット」のラストシーンで。
毒を飲もうとする鳳さんの迫力の物凄さに、本気で鳥肌が立ちました。
三田さんは、よく平然とすぐ前で横たわっていられるな、と思ったほどに、ものすごい空気で……
この後に続く展開がほぼ完全に読めた、一瞬の閃光のような、お芝居。
あまりの迫力に、『鳳さん、このまま階段を登ったら、一番上で息絶えるに違いない!!』と確信した私……、
鳳さんが自分の脚で袖に消えていって、それから“階段落ち”の音響が入ったときには微妙に拍子抜けしてしまいました(汗)。
そして。
弥生俊と、彼女の後を追ったふうこの遺体を、“墓場”のセットに、ラストシーンどおりに横たえて、“30人のジュリエット”たちの慟哭のコーラスが響き渡る。
「ロミオは死んだ、ジュリエットも死んだ!!」
この場面を視ながら。
泣きながら。
なんとなく、この物語は死者の物語なのかもしれない、なんてことを思いました。
生きているのは、男たちとふうこ、それだけだったのかもしれない。
弥生俊も、30人の“ジュリエット”たちも、全員が遠い昔に爆撃で死んでいて、
ふうこも、植物状態から快復することは無かったのかもしれない、と。
すべては風吹景子の夢だったのではないか。
起き上がって「ロミオとジュリエット」を練習する自分。
還ってくる弥生俊と、かつての仲間たち。
……つきつめていけば、「ばら戦士の会」の男たちの妄想。
ラストシーンの「ロミオは死んだ。ジュリエットも死んだ!!」の絶叫を聞きながら、
思い出していたのは「キサラギ」でした。
全てを賭けて愛し、憧れ、夢を見た“アイドル”への手向けに、オフ会をひらくメンバーたち。
「キサラギ」は、ご存知の通り、思い出話に浸ったあと、妄想に走る前に推理モードになりましたが、
普通だったら、思い出話がひと段落したら、“もし○○が生きていたら…”という妄想を話し合いますよね?
もしふうこが元気だったら。
もし弥生俊が生きていたら。
きっとこんなふうに大喧嘩しながら役作りをして。
きっとこんなふうに、
……きっと。
「ロミオは死んだ。ジュリエットも死んだ」のリフレインが、野辺送りの嘆き女のように聞こえてきて。
……最初から、すべては夢だったのかもしれない、と。
清水&蜷川の交友も、政治活動と密接に結びついた“アンダーグラウンド”としての演劇活動も。
最後に、出演者について簡単に。
男優陣は、『石楠花歌劇団』ファンのリーダー的な役割を果たした古谷一行、その仲間の石井けん一、磯部勉、山本龍二、そして、ファンだった父親の後を継いだばかりの“一世代下”北村英二を演じた横田英二、その弟のウェンツ瑛士の6人。
古谷さんの格好良さに惚れ惚れ(はぁと)
女優陣は、弥生俊の妹を名乗る真琴つばさ、古谷さんの義妹で振り付け家の中川安奈以外は全員“石楠花少女歌劇団”のOGという設定でした。歌劇団の歌姫役の毬谷友子さんが、ソロも多く、一番目立っていました。本当に美しいわ……。
そして、マミさん(真琴つばさ)の男前ぶりに惚れ直しました(*^ ^*)もともとファンなので嬉しかったです☆脚本的には中途半端で意味不明な役ではありましたが、芝居自体も良かったな、と。
中川安奈さんも魅力的な美人で、芝居がとても印象的でした。「振付家」という設定ならば、もう少し踊れる方が良かったような気もしつつ、それ以外は良かったです!
ふうこの「あたしを信じさせて。あたしは今、13歳のうら若くて美しい乙女なのだと、そうあなたの瞳には映っていると信じさせて!!」という血を吐くような叫びに深く疵付いた横顔。
「どうしたらいいの?あたしにちゃんとインプットしてよ、義兄さん!」「だってあたしは、弥生俊の代役なんかじゃないんだわ。義兄さんたちの代わりにあのひとの相手をしているのよ!?」と古谷さんの腕にすがりつく、細い指。
一番かわいそうな人は、この人なんだ、と、心の底から想います。“ばら戦士”たちの、そしてふうこや俊の妄想に巻き込まれて、何もかも奪われてしまったひと。
事件が終わったあと、日常生活に戻ったのかどうかが心配になったのは、彼女だけ。それだけ、切羽詰った激しさが印象に残りました。
「歌劇団」=宝塚、と思う宝塚ファンですが、今作品、残念ながらOGは鳳さん、マミさん、毬谷さん、衣通真由美さんと、あとはタラちゃん(祐輝薫)…だけだったような。少なっ!(@ @)。初演(1982年)は全員宝塚OGだったそうなのですが…今回は幅広くいろんな人が参加していたようです。
タラちゃん、白燕尾にシルクハットで階段を下りてくる冒頭のレビューシーンなんかでは、彼女にだけ光が当たっているかのように美しく、目立ってました。本当に着こなしから姿勢から化粧から、何から何まで違うのねぇ(実感)。
ただ、歌劇団が消滅してから30年って設定なんだから、いくらなんでも若すぎてヘンだよ?と思ってしまい……。横田さんみたいに「母が亡くなりましたので娘の私が替わりに」みたいな設定だと思えば良いのか?(汗)
何はともあれ、大変に面白く、興味深い作品でした。
1960年代、70年代の演劇界について、勉強してみたくなりました(^ ^)どなたか詳しい方、いらっしゃったら講義していただけませんか?m(_ _)m。
.
作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄。
この二人の巨匠が、現代人劇場~櫻社で共に舞台を創っていた頃のことを、私はまったく知りません。
それでも、私にはまったく想像することもできないような深いモノが、作品の裏に横たわっていることだけは感じられました。
蜷川さんは1935年生まれ(今年74歳)、清水さんが一つ下。…長い人生の中で、現代人劇場~櫻社にいたる1967年から73年という時代は、まさに30代、クリエーターとして脂の乗り切った時期だったはず。
その時代を共に生き、おそらくは全てを賭けてぶつかりあい、共同で“創造”という苦しみを味わった、二人の天才。
そんな二人が袂を分かってから9年後の1982年に初演された「雨の夏・30人のジュリエットが帰ってきた」。
この作品は、作品単体としても非常に興味深くて面白かったのですが、作者二人の深い葛藤が色濃く残っていることが面白みを増しているんだろうな、と思いました。
たぶん、今、私が観て感じることとは全く違うモノを、昔から清水さんや蜷川さんを観てきた人たちは感じることができるんだろうな、と。
プログラムには色々書いてありますが、そんなものをいくら読んでも、二人の真実はさっぱりわかりません。
それは、作品を観て感じるしかないことなのでしょうけれども、同時代で観ていればわかることも、今再演されてもよくわからない……、というのが正直なところです。
ただ、「生きた真似より死んだ真似」という台詞で『真情あふるる軽薄さ』を思い出したり、そういういろんなメタファーの、多分半分も私は解っていないんだろうなあ~、と思いながら観ることはストレスもありました。当時を知る方々がとても羨ましくもあり……でも逆に、「作品と関係ないこと」に左右されることなく作品を楽しむことができて良かったなぁ、とも思いましたね。
舞台は、ある地方のデパートの、巨大な階段と踊り場がある吹き抜けの空間のワンセット。
このセットが素晴らしかったです(美術:中越司)。ちょっと古びたデパートの風情がただよっていて。
開演までは緞帳の前にマネキンを飾ったディスプレイが置いてあって、東急本店がそのまま透けて見えているみたい(シアターコクーンは東急本店と同じ建物の中にあります)。だから、緞帳があがると、そのディスプレイウィンドウを通して巨大な階段のセットが見えてくる。その奥行きの深さが凄いなあ、と。
シアターコクーンの舞台はって幅にくらべて奥が深いと思うのですが、その奥にわだかまる闇が、謎をはらんでいるみたいで印象的でした。
物語の元になったのは、かつて福井市に実在した「だるま屋歌劇団」の物語。
福井県初の百貨店であった「だるま屋」の専属歌劇団で、1931年設立(宝塚少女歌劇団の第一回公演の16年後)、北陸初の“少女歌劇”。百貨店内の180席ほどの“劇場”で公演をしたようで、舞台のように広場の階段でやっていたわけではないようですが(^ ^)。地元の男性ファンを中心に人気を博したものの、時局の悪化に抗しきれず、わずか5年で幕を降ろすことになりました。直接の原因は、盧溝橋事件を目前にした時代の「百貨店内での興行を禁ず」という通達で、人気が落ちたとかそういう理由ではなかったようですが。
それから約20年後、太平洋戦争どころか朝鮮戦争も終わり、高度成長が始まった1958年。福井新聞に、だるま屋少女歌劇のファンに宛てた広告が掲載されました。
元歌劇部員たちの同窓会に、ファンの方々も往年のスターたちに会いにいらっしゃいませんか という誘いの広告。
この広告のエピソードが、物語の構想の最初にあったのでしょうね。
もちろん、内容は違います。
舞台で語られる「広告」は、某地方のデパート専属の“石楠花歌劇団”が解散してから30年後に、「往年の娘役スタァである風吹景子主演で『ロミオとジュリエット』を上演するため、出演者を募集します。元石楠花歌劇団の団員はご連絡ください」という広告。劇団自体も戦中まで存続したことになっていて、「空襲で慰問先が爆撃され、団員は全員散り散りに…」という、現実よりもずっと悲惨な設定になっていました。
その空襲で頭を打ち、ずっと植物人間同然だったのに、突然目覚めた元・娘役スタァの風吹景子(三田和代)。
視力を喪った元・男役スタァ、弥生俊(鳳蘭)。
二人の再会と、その二人が共同で「ロミオとジュリエット」という作品を創るところがクライマックスになるわけですが。
お二人があまりにも巨大な存在すぎて、他のエピソードがすごく瑣末なものに見えました(以下、後ろのほうでネタバレあり)
三田さんは、見た目のグロテスクさと声や芝居の可愛らしさ、純粋な透明感のギャップが素晴らしくて、本当に素晴らしかった。いかにも四季出身らしい、滑舌のはっきりした明快で朗らかな台詞術が、膨大な台詞を詰め込まれた“風吹景子(ふうこ)”を軽やかに見せます。まさに、重力にも他の何ものにも捕らえることのできない、人外の存在の輝き。
転じて鳳蘭さんの、しっかりと地に脚のついた重厚さが素晴らしかった。大地を踏みしめて歩く巨人のようなたくましさと、圧迫感のある実在性。まさに「伝説の男役」なんだな、と納得させてくれました。
芝居のお稽古中の、ふうことの侃侃諤諤の言い争いの迫力は物凄く、しかもそこにこめられた演劇論の二律背反さも物凄くて。清水・蜷川のコンビは、この議論にどう決着をつけて活動を続けたのだろうか、と興味がわいたくらい、ものすごい名場面でした。
そして。
その言い争いに続く、「ロミオとジュリエット」のラストシーンで。
毒を飲もうとする鳳さんの迫力の物凄さに、本気で鳥肌が立ちました。
三田さんは、よく平然とすぐ前で横たわっていられるな、と思ったほどに、ものすごい空気で……
この後に続く展開がほぼ完全に読めた、一瞬の閃光のような、お芝居。
あまりの迫力に、『鳳さん、このまま階段を登ったら、一番上で息絶えるに違いない!!』と確信した私……、
鳳さんが自分の脚で袖に消えていって、それから“階段落ち”の音響が入ったときには微妙に拍子抜けしてしまいました(汗)。
そして。
弥生俊と、彼女の後を追ったふうこの遺体を、“墓場”のセットに、ラストシーンどおりに横たえて、“30人のジュリエット”たちの慟哭のコーラスが響き渡る。
「ロミオは死んだ、ジュリエットも死んだ!!」
この場面を視ながら。
泣きながら。
なんとなく、この物語は死者の物語なのかもしれない、なんてことを思いました。
生きているのは、男たちとふうこ、それだけだったのかもしれない。
弥生俊も、30人の“ジュリエット”たちも、全員が遠い昔に爆撃で死んでいて、
ふうこも、植物状態から快復することは無かったのかもしれない、と。
すべては風吹景子の夢だったのではないか。
起き上がって「ロミオとジュリエット」を練習する自分。
還ってくる弥生俊と、かつての仲間たち。
……つきつめていけば、「ばら戦士の会」の男たちの妄想。
ラストシーンの「ロミオは死んだ。ジュリエットも死んだ!!」の絶叫を聞きながら、
思い出していたのは「キサラギ」でした。
全てを賭けて愛し、憧れ、夢を見た“アイドル”への手向けに、オフ会をひらくメンバーたち。
「キサラギ」は、ご存知の通り、思い出話に浸ったあと、妄想に走る前に推理モードになりましたが、
普通だったら、思い出話がひと段落したら、“もし○○が生きていたら…”という妄想を話し合いますよね?
もしふうこが元気だったら。
もし弥生俊が生きていたら。
きっとこんなふうに大喧嘩しながら役作りをして。
きっとこんなふうに、
……きっと。
「ロミオは死んだ。ジュリエットも死んだ」のリフレインが、野辺送りの嘆き女のように聞こえてきて。
……最初から、すべては夢だったのかもしれない、と。
清水&蜷川の交友も、政治活動と密接に結びついた“アンダーグラウンド”としての演劇活動も。
最後に、出演者について簡単に。
男優陣は、『石楠花歌劇団』ファンのリーダー的な役割を果たした古谷一行、その仲間の石井けん一、磯部勉、山本龍二、そして、ファンだった父親の後を継いだばかりの“一世代下”北村英二を演じた横田英二、その弟のウェンツ瑛士の6人。
古谷さんの格好良さに惚れ惚れ(はぁと)
女優陣は、弥生俊の妹を名乗る真琴つばさ、古谷さんの義妹で振り付け家の中川安奈以外は全員“石楠花少女歌劇団”のOGという設定でした。歌劇団の歌姫役の毬谷友子さんが、ソロも多く、一番目立っていました。本当に美しいわ……。
そして、マミさん(真琴つばさ)の男前ぶりに惚れ直しました(*^ ^*)もともとファンなので嬉しかったです☆脚本的には中途半端で意味不明な役ではありましたが、芝居自体も良かったな、と。
中川安奈さんも魅力的な美人で、芝居がとても印象的でした。「振付家」という設定ならば、もう少し踊れる方が良かったような気もしつつ、それ以外は良かったです!
ふうこの「あたしを信じさせて。あたしは今、13歳のうら若くて美しい乙女なのだと、そうあなたの瞳には映っていると信じさせて!!」という血を吐くような叫びに深く疵付いた横顔。
「どうしたらいいの?あたしにちゃんとインプットしてよ、義兄さん!」「だってあたしは、弥生俊の代役なんかじゃないんだわ。義兄さんたちの代わりにあのひとの相手をしているのよ!?」と古谷さんの腕にすがりつく、細い指。
一番かわいそうな人は、この人なんだ、と、心の底から想います。“ばら戦士”たちの、そしてふうこや俊の妄想に巻き込まれて、何もかも奪われてしまったひと。
事件が終わったあと、日常生活に戻ったのかどうかが心配になったのは、彼女だけ。それだけ、切羽詰った激しさが印象に残りました。
「歌劇団」=宝塚、と思う宝塚ファンですが、今作品、残念ながらOGは鳳さん、マミさん、毬谷さん、衣通真由美さんと、あとはタラちゃん(祐輝薫)…だけだったような。少なっ!(@ @)。初演(1982年)は全員宝塚OGだったそうなのですが…今回は幅広くいろんな人が参加していたようです。
タラちゃん、白燕尾にシルクハットで階段を下りてくる冒頭のレビューシーンなんかでは、彼女にだけ光が当たっているかのように美しく、目立ってました。本当に着こなしから姿勢から化粧から、何から何まで違うのねぇ(実感)。
ただ、歌劇団が消滅してから30年って設定なんだから、いくらなんでも若すぎてヘンだよ?と思ってしまい……。横田さんみたいに「母が亡くなりましたので娘の私が替わりに」みたいな設定だと思えば良いのか?(汗)
何はともあれ、大変に面白く、興味深い作品でした。
1960年代、70年代の演劇界について、勉強してみたくなりました(^ ^)どなたか詳しい方、いらっしゃったら講義していただけませんか?m(_ _)m。
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真っ赤で熱い砂の海【千秋楽】
2009年5月31日 宝塚(花)今日は、雪組東宝劇場公演と花組全国ツアー公演のW千秋楽でした。
…個人的には、他にも「僕たちの好きだった革命」とか「この森で、天使はバスを降りた」とか「タンゲーラ」とか、いろんな公演の千秋楽が被りまくりで(汗)。どれも観たかったな~、と思うのですが……
今回は、迷ったのですが花組全国ツアーを選んで、グリーンホール相模大野へ「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA 2」を観劇してまいりました。
でも、その感想を書くまえに……
鞠輝とわさん、
穂月はるなちゃん、
たにやん(谷みずせ)、
ゆり香紫保さん、
そして………
となみちゃん、
ご卒業おめでとうございます!
みなさまのこれからのご活躍を、健康を、いえ、なによりも、
お幸せを、心からお祈りしています!!(泣笑)
と、いうわけで。
私は、雪組さんの別れの涙雨の余波に、神奈川の地で濡れてまいりました(^ ^)。
こちらはこちらで、小さな別れ。
祐飛さんが花組公演に組子として出るのは最後で。
しかも、「哀しみのコルドバ」も「RED HOT SEA2」も大好きな猫は、この作品を(このメンバーでは)二度と観ることができないことがとても寂しかった(T T)。
祐飛さんのリカルド・ロメロ、優しくて公正で生真面目で真摯で、、、、本当に優しくて、いい男だったなあ…(*^ ^*)。
二度とあのロメロに逢えないことが、とてもさびしいです。
「哀しみのコルドバ」。
武蔵野公演以来、半月以上ぶりの観劇でしたが、皆本当に良くなって、柴田さんの作品をきちんと理解し、表現しようとしている人が増えたなあ、と思いました。
柴田作品って本当に展開に隙がないというか、ひとつひとつの伏線がきちんと最後に意味を成すところが凄い!と思うのですが、全体の構成が複雑なだけに、役者を選ぶ作品だとも思うんですよね。
最初の宴会で、ビセント(愛音羽麗)とメリッサ(華耀きらり)が舞台の端と端で見凝め合って苦しそうにしているところとか、アンフェリータ(桜一花)に一目惚れしているフェリペ(真野すがた)とか……がきちんと表現できていないと、その後の展開で“えーっ、なんで!?”“吃驚したなぁ~”になってしまいがちなので。
そのあたりは、役者も勿論がんばらないといけないんですけど、演出面でもう少し観客の目を惹く工夫をしてくれるともっと良かったのでは…とも思いましたね。
舞台のど真ん中でエリオやロメロが芝居をしているときに、それを挟んで、両端で見凝め合っている恋人たちの芝居がとっても良かったので、勿体無いなあ~!!と。
あれって、普通に観ていたら気づかないんじゃないかと思うのですが……そんなことないのかなあ??
二人とも、近くにいるひとに話しかけられればそちらに反応しつつ、ちょっとした隙に相手を盗み見て……いるつもりなのに、ハッと気づくとがっつり凝視している、みたいな芝居がすごく可愛くて。
しかも、そんなビセンテを心配そうに後ろで見守って、声をかけるべきかそっとしておくべきか悩んでいるアルバロ(未涼亜希)がまた、いい貌してるんですよねぇ~(*^ ^*)。
まっつのアルバロは、エリオとロメロの決闘の場面でも凄く良い芝居をしていて、こういう人がいると柴田芝居もやりやすいだろうなあ、と思いました。
でも、演出面でもっともっと質を上げることはできたと思いますよっっ!!>中村さん(涙)。
千秋楽の決闘の場面(母親たちの告白)で、まとぶんのエリオは、母親を責めながら滂沱の涙を流していましたのですが。
それを辛そうに、切なげに見守るロメロがまた、すごく良かった(; ;)。
すーっと音もなく近寄って、す、と手を差し出す仕草に込められた、温かないたわり。
かける言葉をあぐねて、結局何も言わずに背を向ける優しさ。
ラストシーン、運ばれていくエリオに背をむけて、空を見凝めて立ち尽くすリカルドの胸に去来した気持ちを想像するだけで、泣けてきました。
彼は本当に、エリオというマタドールを認めて、愛していたんだろうなあ。
あの幕切れも、余韻があって良いんですよねぇ(T T)。
夕陽に染まったアリーナ、
鳴り響く音楽、
悲しみにくれる群像、
そして、そこから少し離れて空を見上げ、思い出を噛み締める男。
「エリオ・サルバドール」を語るには、言葉はいらない。
ただ、アリーナの砂の上に立ってみればわかるのだ、と。
「RED HOT SEA2」
いや~~~~、花組っ子は皆可愛い過ぎます~~~(はぁと)
娘役も男役も、本当に本当に(語彙少なすぎ)みんな可愛いっ!
もう、ぼーっと観ているだけで幸せでした。
っていうか、ぼーっと観ていることしかできませんでした。
…視たいものが多すぎて。
最初から最後まで、ほぼパーフェクトに祐飛さんと組んでくれた一花。プロローグから、可愛い笑顔が何か切なげだなあと思っていたら、引き潮は泣いていたような…猫の妄想?
きらりんは、ほんのちょっとの絡みでもすかさず逃さずアピールしまくりで、めっちゃ可愛かった!!あああ、この可愛い花娘たちと同じ舞台にたって、でろでろ鼻の下を伸ばしている祐飛さんも見納めかぁ~~(しみじみ)。
アドリブは……いろいろあったんですけど(汗)。
幽霊船は……
たしか、31日の昼の部に「1ヶ月も幽霊に付きまとわれてたってこと!?こうなったら最後まで応援してよねっ!!」みたいなのがあって、
ラストは「幽霊さん、一ヶ月ありがとうございましたm(_ _)m」と、みわっちと二人で土下座してくれましたよ(爆)。
付きまとってたのは、幽霊じゃなくて観客だけどね!(^ ^)
コーヒールンバのラストは……
昼の部ではふつうにいつもの準備(?)をしてからみわっちに袖に突き飛ばされていて、
千秋楽は、、、「せん!」って言って鼻をつまんで、「しゅう!」って言いながら耳をふさいで、「らく!」って言いながら、また突き飛ばそうとするみわっちに逆襲しようとして、回し蹴りで蹴りこまれて……いたような気がします。
妖精さん、男前だったわ~(惚)。
……あれ?アドリブってそんなものだっけ?
「ウノ、ドス、トレス、、、」は普通だったし……
真飛さんの客席降りは、好き放題劇場を駆け回ってくださるので、、、アドリブというか何というか。あ、貝が次々に出てきたのが楽しかったです。たしか3つくらい配っていたはず(^ ^)。そして、最後はえらいギリギリになって、音楽が終わると同時に小階段を駆け上がって舞台に戻ってポーズ!!うわぁ間に合った!!……みたいな感じでした。
昼の部はふつーだったのになあ~。
あ。
グリーンホール相模大野には、下手の花道に客席降り用のスポットライト(ディナーショーとかで良く使われる手動のタイプ)があって、客席降りの場面になると袖から黒い服のスタッフさんがライトまでスタスタと歩いてくるのが凄くおかしかったです(^ ^)。
そのおかげで、まとぶんも祐飛さんも顔が良く見えました♪楽しかった(*^ ^*)。
ご挨拶は……
まずは組長さんが、神奈川ジェンヌを京さんから順番にご紹介。
えーっと、たしかレネちゃんあたりから投げキッスをし始めたんですよね?(……だいもんだったかな)。で、ルナちゃん、らんかちゃんと順番に可愛く投げキッスをしていって、ラストの天真くんが、投げキッスじゃなくて……手にキスしてふっと息を吹くやつで締めてくれました。さすが天真くん!と大ウケ(^ ^)。
組長さんの「元気で明るい(だったかな?)神奈川ジェンヌ」という紹介がぴったりのメンバーでした。(ちなみに、30日の公演では“お調子者の神奈川ジェンヌ”だったらしい)
で、大空祐飛が組替えとなりました、とご紹介していただきました。
「野々すみ花と二人、宙の王となります(だったかな?)お薦めです!」と(^ ^)。
それを受けて、前に出た祐飛さんは、、、
「ただいまお薦めいただきました大空祐飛です」みたいな前振りをした後、
「花組サイコー!!」 って(T T)。
「これからも花組を、そして宙組も、よろしくお願いいたします」と、明るく笑いながらも真面目な瞳で組替えのご挨拶を締める祐飛さん。
なんだか。
……嬉しいんだか寂しいんだかよく判らない涙が、私の視界をぼわっと遮って……(T T)。
そのあと、組長さんが「今後の花組の公演」について…と言って梅芸ミーマイ、バウ、巴里祭と紹介したあと、「そして、8月3日からは博多座にて大江山花伝と………アパ…?」と、(公演名はわからないながらも)宙組公演の宣伝までしていただきました(泣)。
「これら全ての公演をご覧いただくことが可能です!どうぞこれからも、よろしくお願いいたします」と。
組長さんの優しい思いやりが、しみじみと温かかったです。
……私はちゃんと、全部行くもんねっ!(←いばりんぼ)
真飛さんにも、すごく愛情のこもったメッセージをいただきました。
わざわざ振り返って、「祐飛さんがいなくなってしまうと思うと寂しい」ですってよアナタ…(T T)。
でも、「出会えたからこそ絆が出来た」と言っていただけて。
幸せでした。
大空さんって、本当に、本当に、幸せな人なんだなあ……(真顔)
花組に属した時間は、2008年1月26日から2009年6月15日までの、わずか一年半弱。
実際に「花組生」として大劇場公演のお稽古に参加した集合日から数えたら、本当に一年とほんのちょっと、なんですよね。
一年前には、自分がこんなに花組が、花組っ子が一人残らず大好きになるとは思っていませんでした。
今はとても、別れが寂しい。
温かく受け入れて、構って、可愛がって、慕ってくれた、たくさんの花組っ子たち。
真飛さんはじめ、上級生には本当にいろいろお世話になったのだろうと思います。
ありがとう。
本当に、ありがとう。
別れるわけじゃないんだよね。宝塚は一つだから。
いつだってまた逢える。
だから。
一年半、本当にありがとうございました。
心からの感謝を込めて。
(…まだ、あと半月は花組っ子だけどね!)
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…個人的には、他にも「僕たちの好きだった革命」とか「この森で、天使はバスを降りた」とか「タンゲーラ」とか、いろんな公演の千秋楽が被りまくりで(汗)。どれも観たかったな~、と思うのですが……
今回は、迷ったのですが花組全国ツアーを選んで、グリーンホール相模大野へ「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA 2」を観劇してまいりました。
でも、その感想を書くまえに……
鞠輝とわさん、
穂月はるなちゃん、
たにやん(谷みずせ)、
ゆり香紫保さん、
そして………
となみちゃん、
ご卒業おめでとうございます!
みなさまのこれからのご活躍を、健康を、いえ、なによりも、
お幸せを、心からお祈りしています!!(泣笑)
と、いうわけで。
私は、雪組さんの別れの涙雨の余波に、神奈川の地で濡れてまいりました(^ ^)。
こちらはこちらで、小さな別れ。
祐飛さんが花組公演に組子として出るのは最後で。
しかも、「哀しみのコルドバ」も「RED HOT SEA2」も大好きな猫は、この作品を(このメンバーでは)二度と観ることができないことがとても寂しかった(T T)。
祐飛さんのリカルド・ロメロ、優しくて公正で生真面目で真摯で、、、、本当に優しくて、いい男だったなあ…(*^ ^*)。
二度とあのロメロに逢えないことが、とてもさびしいです。
「哀しみのコルドバ」。
武蔵野公演以来、半月以上ぶりの観劇でしたが、皆本当に良くなって、柴田さんの作品をきちんと理解し、表現しようとしている人が増えたなあ、と思いました。
柴田作品って本当に展開に隙がないというか、ひとつひとつの伏線がきちんと最後に意味を成すところが凄い!と思うのですが、全体の構成が複雑なだけに、役者を選ぶ作品だとも思うんですよね。
最初の宴会で、ビセント(愛音羽麗)とメリッサ(華耀きらり)が舞台の端と端で見凝め合って苦しそうにしているところとか、アンフェリータ(桜一花)に一目惚れしているフェリペ(真野すがた)とか……がきちんと表現できていないと、その後の展開で“えーっ、なんで!?”“吃驚したなぁ~”になってしまいがちなので。
そのあたりは、役者も勿論がんばらないといけないんですけど、演出面でもう少し観客の目を惹く工夫をしてくれるともっと良かったのでは…とも思いましたね。
舞台のど真ん中でエリオやロメロが芝居をしているときに、それを挟んで、両端で見凝め合っている恋人たちの芝居がとっても良かったので、勿体無いなあ~!!と。
あれって、普通に観ていたら気づかないんじゃないかと思うのですが……そんなことないのかなあ??
二人とも、近くにいるひとに話しかけられればそちらに反応しつつ、ちょっとした隙に相手を盗み見て……いるつもりなのに、ハッと気づくとがっつり凝視している、みたいな芝居がすごく可愛くて。
しかも、そんなビセンテを心配そうに後ろで見守って、声をかけるべきかそっとしておくべきか悩んでいるアルバロ(未涼亜希)がまた、いい貌してるんですよねぇ~(*^ ^*)。
まっつのアルバロは、エリオとロメロの決闘の場面でも凄く良い芝居をしていて、こういう人がいると柴田芝居もやりやすいだろうなあ、と思いました。
でも、演出面でもっともっと質を上げることはできたと思いますよっっ!!>中村さん(涙)。
千秋楽の決闘の場面(母親たちの告白)で、まとぶんのエリオは、母親を責めながら滂沱の涙を流していましたのですが。
それを辛そうに、切なげに見守るロメロがまた、すごく良かった(; ;)。
すーっと音もなく近寄って、す、と手を差し出す仕草に込められた、温かないたわり。
かける言葉をあぐねて、結局何も言わずに背を向ける優しさ。
ラストシーン、運ばれていくエリオに背をむけて、空を見凝めて立ち尽くすリカルドの胸に去来した気持ちを想像するだけで、泣けてきました。
彼は本当に、エリオというマタドールを認めて、愛していたんだろうなあ。
あの幕切れも、余韻があって良いんですよねぇ(T T)。
夕陽に染まったアリーナ、
鳴り響く音楽、
悲しみにくれる群像、
そして、そこから少し離れて空を見上げ、思い出を噛み締める男。
「エリオ・サルバドール」を語るには、言葉はいらない。
ただ、アリーナの砂の上に立ってみればわかるのだ、と。
「RED HOT SEA2」
いや~~~~、花組っ子は皆可愛い過ぎます~~~(はぁと)
娘役も男役も、本当に本当に(語彙少なすぎ)みんな可愛いっ!
もう、ぼーっと観ているだけで幸せでした。
っていうか、ぼーっと観ていることしかできませんでした。
…視たいものが多すぎて。
最初から最後まで、ほぼパーフェクトに祐飛さんと組んでくれた一花。プロローグから、可愛い笑顔が何か切なげだなあと思っていたら、引き潮は泣いていたような…猫の妄想?
きらりんは、ほんのちょっとの絡みでもすかさず逃さずアピールしまくりで、めっちゃ可愛かった!!あああ、この可愛い花娘たちと同じ舞台にたって、でろでろ鼻の下を伸ばしている祐飛さんも見納めかぁ~~(しみじみ)。
アドリブは……いろいろあったんですけど(汗)。
幽霊船は……
たしか、31日の昼の部に「1ヶ月も幽霊に付きまとわれてたってこと!?こうなったら最後まで応援してよねっ!!」みたいなのがあって、
ラストは「幽霊さん、一ヶ月ありがとうございましたm(_ _)m」と、みわっちと二人で土下座してくれましたよ(爆)。
付きまとってたのは、幽霊じゃなくて観客だけどね!(^ ^)
コーヒールンバのラストは……
昼の部ではふつうにいつもの準備(?)をしてからみわっちに袖に突き飛ばされていて、
千秋楽は、、、「せん!」って言って鼻をつまんで、「しゅう!」って言いながら耳をふさいで、「らく!」って言いながら、また突き飛ばそうとするみわっちに逆襲しようとして、回し蹴りで蹴りこまれて……いたような気がします。
妖精さん、男前だったわ~(惚)。
……あれ?アドリブってそんなものだっけ?
「ウノ、ドス、トレス、、、」は普通だったし……
真飛さんの客席降りは、好き放題劇場を駆け回ってくださるので、、、アドリブというか何というか。あ、貝が次々に出てきたのが楽しかったです。たしか3つくらい配っていたはず(^ ^)。そして、最後はえらいギリギリになって、音楽が終わると同時に小階段を駆け上がって舞台に戻ってポーズ!!うわぁ間に合った!!……みたいな感じでした。
昼の部はふつーだったのになあ~。
あ。
グリーンホール相模大野には、下手の花道に客席降り用のスポットライト(ディナーショーとかで良く使われる手動のタイプ)があって、客席降りの場面になると袖から黒い服のスタッフさんがライトまでスタスタと歩いてくるのが凄くおかしかったです(^ ^)。
そのおかげで、まとぶんも祐飛さんも顔が良く見えました♪楽しかった(*^ ^*)。
ご挨拶は……
まずは組長さんが、神奈川ジェンヌを京さんから順番にご紹介。
えーっと、たしかレネちゃんあたりから投げキッスをし始めたんですよね?(……だいもんだったかな)。で、ルナちゃん、らんかちゃんと順番に可愛く投げキッスをしていって、ラストの天真くんが、投げキッスじゃなくて……手にキスしてふっと息を吹くやつで締めてくれました。さすが天真くん!と大ウケ(^ ^)。
組長さんの「元気で明るい(だったかな?)神奈川ジェンヌ」という紹介がぴったりのメンバーでした。(ちなみに、30日の公演では“お調子者の神奈川ジェンヌ”だったらしい)
で、大空祐飛が組替えとなりました、とご紹介していただきました。
「野々すみ花と二人、宙の王となります(だったかな?)お薦めです!」と(^ ^)。
それを受けて、前に出た祐飛さんは、、、
「ただいまお薦めいただきました大空祐飛です」みたいな前振りをした後、
「花組サイコー!!」 って(T T)。
「これからも花組を、そして宙組も、よろしくお願いいたします」と、明るく笑いながらも真面目な瞳で組替えのご挨拶を締める祐飛さん。
なんだか。
……嬉しいんだか寂しいんだかよく判らない涙が、私の視界をぼわっと遮って……(T T)。
そのあと、組長さんが「今後の花組の公演」について…と言って梅芸ミーマイ、バウ、巴里祭と紹介したあと、「そして、8月3日からは博多座にて大江山花伝と………アパ…?」と、(公演名はわからないながらも)宙組公演の宣伝までしていただきました(泣)。
「これら全ての公演をご覧いただくことが可能です!どうぞこれからも、よろしくお願いいたします」と。
組長さんの優しい思いやりが、しみじみと温かかったです。
……私はちゃんと、全部行くもんねっ!(←いばりんぼ)
真飛さんにも、すごく愛情のこもったメッセージをいただきました。
わざわざ振り返って、「祐飛さんがいなくなってしまうと思うと寂しい」ですってよアナタ…(T T)。
でも、「出会えたからこそ絆が出来た」と言っていただけて。
幸せでした。
大空さんって、本当に、本当に、幸せな人なんだなあ……(真顔)
花組に属した時間は、2008年1月26日から2009年6月15日までの、わずか一年半弱。
実際に「花組生」として大劇場公演のお稽古に参加した集合日から数えたら、本当に一年とほんのちょっと、なんですよね。
一年前には、自分がこんなに花組が、花組っ子が一人残らず大好きになるとは思っていませんでした。
今はとても、別れが寂しい。
温かく受け入れて、構って、可愛がって、慕ってくれた、たくさんの花組っ子たち。
真飛さんはじめ、上級生には本当にいろいろお世話になったのだろうと思います。
ありがとう。
本当に、ありがとう。
別れるわけじゃないんだよね。宝塚は一つだから。
いつだってまた逢える。
だから。
一年半、本当にありがとうございました。
心からの感謝を込めて。
(…まだ、あと半月は花組っ子だけどね!)
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