東京宝塚劇場にて、雪組公演「風の錦絵/ZORRO−仮面のメサイア−」を観劇してまいりました♪


とりあえず一言。
チギちゃん(早霧せいな)、すごく良かったです。
幕開き早々の白浪五人男で、パッと目を惹く華がありました。
キレイだし、日本物も似合ってて違和感無かった!
考えてみれば、和物らしい和物に出たのはチギちゃんが一番最近ですもんね < 殉情。
青天は初めてみたいでしたけど、元々の顔立ちが精悍なのでよく似合ってました(*^ ^*)。


基本的には、ショーもお芝居も、テルくんのところに全部入ったのかな…?(大劇場の詳細を覚えていないのでちょっと曖昧)。
風林火山での圧倒的なビジュアルはテルくんに一歩も二歩も譲った感じでしたが、オリバレス総督はすごく良かったです。彼の野心的なところがすごく出ていて、さすが「殉情」で“攻め系の佐助”というあり得ない男を成立させたチギちゃん♪ メンドーサ大佐(彩吹真央)に対して「闘いのことならお前に任せるが、これは政治の問題だ!」と言い切る強さに説得力があって、立派でした。
姉上様(天勢いづる)に虐げられ、その意を迎えるために汲々していたテルくん(←あれはあれで、テルくんらしい役作りでしたが)とは全然違う立ち位置で。野心に溢れ、ナポレオンを支援してスペインの王座さえ引っくり返そうとする強い意志。姉の愚痴などほとんど聞いてもいない、攻め系の弟で、素敵でした♪♪

一番心配していたのは歌だったんですが、これも特に問題は無かったと思います。いつの間にか巧くなっていたんですねぇ……(感心)。




大劇場公演は一回しか観ていないので、細かい変更点はよく判らなかったのですが。
なんだか、すごくたくさん(主にお芝居で)変更があったような気がします(汗)。

とりあえず、ネタバレにひっかかるものは黙っていることにして……
それ以外で一番びっくりしたのは、ゾロの衣装の出元かな?
最初にディエゴ(水さん)がワカンタンカの洞窟に来て、『ワカンタンカ』の大合唱になる場面。大劇場では、あそこで長老(未沙のえる)がゾロの衣装(仮面とマントつき)を持って来させて、「我らに伝わる護り主の衣装だ」 みたいなことを言ってディエゴに渡してましたよね?で、観客の9割になんで西洋風の衣装が君たちのところに伝世されてるねんっ! 「白い神」じゃあるまいし!と突っ込まれていたと思うんですが。

……東宝に来ての変更点は、なんの説明もなく、引っ込んだディエゴが次に出てきたときにはゾロの衣装を着ているだけ。

ね、どっから出てきたのその衣装?ディエゴのお父上の趣味なんですか?
まぁ……、彼らが伝世してるよりはマシかもしれませんが。




でもまぁ、ラストが変更されて随分良くなって、ロリータ(白羽ゆり)が魅力的な女になっていたのがとても嬉しかったです。
そして、個人的な感想ですが、ひろみちゃんの役が大きくなっていたのが一番嬉しい(*^ ^*)。ありがとう谷さん♪




あらためて観て、あの目くるめくフィナーレにまたもや感動してしまった(^ ^;ゞ。水くん、どんだけ着替え得意なんだ!
同じ「前モノの短いショー+後モノのお芝居+フィナーレ」でも、「マリポーサの花」のフィナーレとはぜんぜん違いますよね♪やっぱり谷さんのショーは良いなあ~(^ ^)。