市川文化会館にて、花組全国ツアー公演「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA2」を観劇して参りました。



お芝居は、初日のせいか段取りにいろいろトラブルが…。最初のパーティー場面への転換で、皆がスタンバイする前に前壁が動いてしまったらしく(?)、袖から駆け出してくるスカートの裾が丸見えだったりとか。名曲「エル・アモール」でセットが開いたり閉じたりするときに違うところが開いちゃったりとか。
芝居もちょっと探り探りな感じでしたし、なによりカポーティの扱いがかーなーりーヤバイ(苦笑)。
でも、一回目より二回目がずっと良かったので、これからどんどん良くなってくれることと思います♪


「哀しみのコルドバ」初演は、1986年の星組。再演は、今回振付を担当されているヤンさん(安寿ミラ)のサヨナラ公演で、阪神大震災があった1995年。
今回の公演のモトになったらしい再演時に花組にいたのは……あれ? 絵莉千晶さんだけ?組長さんから1995年初舞台のまとぶんまで、絵莉さん以外は全員組替え組だから(@ @)。
あらあら。
あ、でも逆に、組長さんは星組の初演にでていらっしゃったりするのかな…?



初演も再演も観ていない私ですが、配役とかを見ると再演版に近いのでしょうか。
観ていて、ああ、元はサヨナラ公演だったんだなあ……と強く思いました。
特に、エヴァを愛して自分の立場を捨てようとするエリオに、仲間たちがあれこれと訴える場面が切なくて、「手本は無くても歩いていかなくてはいけないだ」みたいな組長さんの台詞が胸に痛くて、これをサヨナラ公演でやられたら号泣だよなあ……と。
しかも、まがりなりにも“出来上がったスター”である二番手は、ロメロ役なのでその場面にはいない、という隙の無さ。

……まとぶんはまだまだ辞めないのに、なんだかつい引き摺られて切なくなってしまった…(^ ^;ゞ




お芝居については、また後日、あらためて語らせていただきます。
とりあえず、今日はショーの変更点を中心に、簡単に☆




ショー「RED HOT SEA2」。
私は、東宝劇場で公演やっている間に散々書いたとおり、このショーはかなり好きでして(苦笑)。今回の再演、すごく楽しみにしておりました。(←もしかして少数派?)
本公演での感想はこちらから。
http://80646.diarynote.jp/200807160156470000/



一番大きな変更は、中詰めのエイトシャルマンを無くして、ロケットと「引き潮」の間に真飛さんの客席いじりの場面を追加したこと、かな。
あとは、ロケットが無駄に豪華だったり、パレードの衣装が変わったりしてましたが……

パレードの衣装は、私は本公演のデニムの方が好きです。(←多分少数派)



ついでに言えば、パレードの構成自体が「トップお披露目」スペシャル仕様だった本公演とは違って、ノーマルなパレードになってました。あの羽の海が好きだったのに、ふつーになっちゃってつまんない(涙)(←少数派の証)。
なのに、挨拶を終えて本舞台に戻ったところで普通に終わらせることはしないで、スローテンポでのラストコーラスをつけたのはそのままなんだ……。
手拍子の入れ方が難しくて、オロオロしてしまいました(T T)。


真飛さん、彩音ちゃん、祐飛さんはほぼ変更無し。
みわっちもそのまま妖精さんなんですが、オープニングに出たり、ロケット前のソロに入ったり、いくつか増えたのでかなり大変そうでした。
まっつとめおちゃんは、役は変わっても出番自体はあんまり変わってなかったと思います。

散々観たショーなので、祐飛さんがこの一年でいかに痩せたかを実感してしまいました。ほっそーい!
あと、あのときは知っている人の方が少なかったのに、今回は全員わかる(^ ^;
一年間って長いんだなあ……。





プロローグ。
釣り人は組長と王子。王子が無駄に麗しくてちょっとドキドキします。
ペドロは月野姫花ちゃん。舟のセットは無しで、舞台の上手端にひっそりとどこでもドアみたいなセットがあって、そこから出てきました。どうやら上手袖がペドロのおうちらしい。



オープニングシリーズ。
“ぎょっ”とゆー衣装は変更なし。彩音ちゃんの頭飾りがちょっと変わってたくらいかな。
祐飛さんと一花が紫。
みわっちときらりんが青。
まっつと姫花が緑。
めおちゃんと由舞ちゃん、(祐澄)しゅん様ととみぃ(扇めぐむ)が黄色で、
まぁくんとれみちゃん、だいもん、鳳真由ちゃん、はるちゃん(雨宮菜生)、(瞳)ゆゆちゃんがオレンジ、
夕霧らいらいと天真みちるくん、遼かぐらちゃんがピンク……だったような気がする。

祐飛さんがハケた後、本公演で全員が銀橋を走って渡る場面。全ツでは、きっと皆が客席に降りて踊ってくれるに違いない!!と思っていたのに、ふつうに舞台の上をぐるぐる走るだけでした(T T)。ちょっと残念。



かもめ。
「哀しみのコルドバ」の曲を使っている関係で曲を入れ替えたりしていたので、慣れるまではかなり違和感がありそうです。キレイにつないであるので、初めて観る方は特に問題ないと思いますが……せっかくの名場面だったのに、もったいないなー。
役替りは、みつる←まぁくん。まっつとのコンビで、ご当地アドリブを期待したい(^ ^)。
波の壮ちゃんポジはめおちゃん。



幽霊船。
最初の灯台守(真飛)のソロ後半が少し変わりました。最初は驚いたけど、なかなか良い曲(*^ ^*)彩音ちゃんも、鬘を新しいのに変えて、本公演の時よりずっと似合ってる♪

幽霊船の歌は絵莉さんとまっつ。相変わらず素晴らしい。
前回シンガーだったはるちゃんは、今回は普通にダンサーの一人。紅いドレスに金髪のボブの鬘が似合ってて、ものすごく美しい。スタイルも良くて眼福眼福(*^ ^*)。組んでいるらいらいもスタイルがいいので、すごい見栄えがします。

きらりんは、しゅん様とラブラブ。一花はだいもんとだったような気がする。…身長で選んだ?とちょっと思ってしまいました。れみちゃんはとみぃ、由舞ちゃんはめおちゃんと組んでいたような…?(かなり曖昧)
女性陣の衣装は基本本公演と同じだったので、男性陣のシャツの色と合ってないコンビが多数。そこは無視なのね(^ ^;



コーヒー・ルンバ。
めおちゃんとまぁくん継続。壮ちゃん抜きで、みわっちと三人の場面になってました。
ラストの、セリに向かって飛び込む振りはどうするのかなー?と思っていたんですが、袖に飛び込む振りに変更。ただ、本公演では飛び込むと同時に暗転なので本当に飛び込んだかのように見えたのですが、今回は妖精さんのスポットを残すので、丸見えなのがちょっとイマイチ(T T)。





中詰め。
金ダルマは、一花ちゃん、きらりん、れみちゃん、はるちゃん。スタイル良くて豪華なメンバーだなー。
途中のデュエットダンスは、みわっちと一花、まっつときらりんなのは確認したのですが……れみちゃん、はるちゃんはどうだったっけ。とりあえず、みほちゃんの位置に入ってまっつと踊るきらりんがメチャメチャ可愛くて色っぽくて、くらくらしてそこしか観えませんでした。ごめんなさい。

中詰めの目玉だったエイトシャルマンが無くなったのはとても残念ですが、まぁ、男役が8人着替えて抜けちゃったら場面が成立しないもんなあ(涙)。人数減らしたら意味ないし。
…っていうか、エイトシャルマンに入りそうなメンバー、ほとんどロケッツに入ってるし!!(@ @)



ロケット。
壮ちゃんのソロはみわっちに変更。
ロケットメンバーが豪華なのは全ツのお楽しみですが、それにしても豪華!!だいもんとまぁくんが普通に(センターというわけでもなく)居るのには仰天。

まぁくん・ルナちゃん(冴月瑠那)の美脚に釘付けになりたかったのに、お二人の間に天真くんがいるのでついついそちらに目を奪われてしまった…(涙)。みなさま、上手をご覧になるときはご注意を。
ちなみに、下手側にはきらりん・れみちゃん・はるちゃんの迫力美脚美女が三人並んでます。お見逃しなく(^ ^)。



まとぶんの客席降り。
確かに、ロケットから引き潮までトップさんが出ないショーって珍しいので、良いタイミングで場面を入れたな、と思いました。前方センターブロックをゆっくり回りながら客席をいじるまとぶんがカッコいい。
途中でお客さまに「じゃあ夕日を見にいきましょう!」みたいなことを言うんですが、思わず「“祐飛”ならもうすぐ出てきますけど」と突っ込んでしまいました(^ ^;ゞ



引き潮。
役替りは、だいもん←みつる、瞳ゆゆちゃん←すみ花ちゃん、一花←みほちゃん。
全国ツアーは劇場の床がちょっと心配だったのですが、とりあえずは裸足のままやる予定のようです。いやー、本当に名場面ですよねっ(幸)



海が燃える~ヴィエント。
はるちゃんで始まる構成は本公演と同じですが、前回はただジュテで跳んでいっただけだったのに、今回はちょっと振りらしきものがついてました。いやー、それにしても本当に自然の生き物だなぁ、はるちゃん(はぁと)
銀橋に寝転んでたまとぶんは、紗幕の向こうで夕日に照らされてました。

絵莉さんは変わらず、一花の役は由舞ちゃん。男たちの争いが始まってからも、結構積極的に彩音ちゃんを止めようとしたりしてて男前でした。
壮ちゃんの役はまっつ。マルタ(彩音ちゃん)をからかってたけど、スカートめくりはやめたらしい(^ ^;。

ロープチームで、私が嵌った日高くんの衣装を着ていたのはルナちゃん。でも、ポジションはだいぶ違ってました。元々、日高くんは高翔さんの代役だったんだもんね。本来の日高くん位置だったのかも。


セリがないので、まとぶんの最期は黒カーテンで目隠ししてました。
で、その前を棺桶を担いだ葬列が通りすぎる。

カーテンが開くと、舞台前面に妖精さん、奥を葬列が通理過ぎる。
棺桶が飛ばなかったことに、どれだけ安堵したことか。


みわっちと祐飛さんのダンスが終わって、ヴィエントたちが登場するあたりで、高いジャンプで前に出てきたのはどなたでしょうか。本公演では日高くんだった位置。すぐに紛れてしまって、誰だかわからなくなってしまい…(T T)。



フィナーレ。
ペドロが帰ってきて、どこでもドアのおうちに帰っていく。
暗転して、またもやお魚さんたちの登場!

本公演では、ヴィエントに出ていなかった下級生たちが客席から登場しましたが、全ツではヴィエントとメンバーが共通なのでそん余裕は無く、舞台から登場するのが精一杯。
祐飛さんだけは、ちょっと早めにハケるので客席から登場。今日は二回とも、上手の通路から。客席を煽りながら前方センターブロックを半周くらいして舞台へ。

トップコンビのデュエットダンス(変更無し)をはさんで、パレードに。

エトワール(ズカップの位置)は、85期コンビ(めおちゃん&一花)。ただし、ワンフレーズで次(まっつ→みわっち)に引継ぎでしたが。
全員の衣装と動きは、最初に書いたとおり全面的に変更。客席は大盛り上がりでした♪




基本的に好きなショーなので、また観ることができて幸せでした★
上演中は賛否両論がありましたが、全国の皆様の反応はどうかしら(ドキドキ)。
衣装とか衣装とか魚とか、見慣れてしまった私にはわからない、新鮮な反応が楽しみです。
今月はいろいろ忙しくて、関東近辺にしか行けないのがとても残念…(T T)。