若者たちのオーシャンズ【2】
2013年4月27日 宝塚(花)花組新人公演「オーシャンズ11」続き。(大幅に間があいててすいません。。。)
<93期>
■菜那くらら(アン・ウッズ)
芝居も歌も標準以上なのに、毎回子役ばっかりで、いつになったら大人の役が回ってくるんだろう?とずっと思っていたななくらちゃん。アン・ウッズのさりげない存在感も良かったし、自然に大人の女性の立ち居振る舞いができていて、やっぱりそろそろ子役は卒業させようよ、と、あらためて思いました。
ベネディクトの部屋でのアドリブは「頑張ったね」という感じでしたが、VIPルームで、ダニーに「調べましたよ?」と言われた時のさりげなさとか、大仰すぎなくてでも印象的で、巧いなー、と感心。ただ、全体にちょっと「手堅い」感があったので、役的には大人なんだけどもう少し弾けても良かったかもね、と思いました。
■真輝いづみ(イエン)
すっごい可愛かった!そして、身のこなしの軽やかさが半端ない!!ラスティに紹介される場面の片手側転とか、鮮やかすぎて驚きました。
オープニングのダンスとか、恰好よすぎて溜息ものでしたわ。大劇場でみつるくんが部分休演しているときも、マキシムが誰かの代役で前に出て踊っていたと聴いた記憶が。。。恰好良かっただろうなあ。
とはいえ、ヨーヨーの扱いは、さすがに何ヶ月もの間毎日真剣勝負の中で磨かれている人とは比べられないというか(汗)、いやいやこの短期間によくやったよというか、、、、お疲れさまでした、というか(^ ^;
芝居は以前から巧いなあと思っていた人ですが、あまり台詞のないこういう役でも、相槌の間とかが凄く良いんですよね。舞台勘のある人なんだな、と思います。そして、ダンスだけじゃなくて歌も良かった! なんだ、3拍子揃ってるじゃないか(@ @)。
次は長の学年になるんだし、しどころのある役がつくことを祈ります。
■大河凜(バシャー)
本役のみーちゃん(春風)から学んだ色気が、どちらかといえば可愛い系の容姿と爽やかな持ち味にプラスされて、なんともいえない魅力的なバシャーでした。みーちゃんみたいな「危険」な感じの色香じゃなくて、華やかに人を惹きつける綺麗な花のような。
ジョルジュ役も可愛かったです、ええ(^ ^)。
思えば、「愛と死のアラビア」新人公演でだいもんの役を演じていたのが最初の認識なんですよね。華奢で可愛くて、でもそれだけじゃなくて学年のわりに達者だなあと思ったっけなあ。「
愛のプレリュード」は残念な出来だったけど、いまのがりんちゃんには、もう一度主演させてあげたいと思う魅力があると思います。べーちゃんが今回のテス役で見事に「大人の女」で魅せてくれたように、がりんちゃんにももう一度、その実力を見せるチャンスが巡ってきますように。
■桜帆ゆかり(ルビー)
歌えることは知っていましたが、あんなに歌えるんだ!びっくり!
迫力のある良い声でした。黒塗りのお化粧も似合ってて、大人っぽくてびっくり。銀ちゃん組の下級生が、いつの間にかこんなに、ねえ。。。
■航琉ひびき(テーラー)
本公演もハロルドで抜擢されている航琉くん。うすくあごひげをつけた容貌はなかなかの悪い男で、切れ者の副官感と胡散臭さをが両立させていて凄いなあ、と感心しました。ほっそりした柚香くんと並ぶと、ボディーガードあがりっぽいゴツさがあるのもイイなあ、と(*^ ^*)。
いままであまり目立たなかったけど、ここのところ急速に役がついてきている気がするんですよね。どれも過不足なく演じていて、これからが楽しみです。たまには歌も聴いてみたいな(^ ^)。
■凪咲星南(エイミー)
ルナちゃん(冴月)演じる振付のエディを女性に変えての演出。ハロルド役と合わせてこの二役が女性になっているのは星組と同じ変更ですが、私、この女の子ばっかりの「クイーン・ダイアナ」軍団、大好きだったんですよね。女同士だからこその遠慮のなさとか、和気藹々としつつ大事なところにはシビアだったり、逆に見て見ぬふりしてあげたり、さりげない気づかいがあって良いなと思っていたのです。
特に今回は、3人とも学年が近いせいか、本当に学生時代からサークルで組んでやっていて、たまたまダイアナがスターになったからそのままプロになった的な(良い意味での)親しさが垣間見えて、それが逆に「プロ意識」の低さというか、ダイアナの我侭を放置する、ぬるま湯的な感覚にもつながっているような気がしました。。。。ラスト、ダイアナが1人でブロードウェイに旅立つのは、ベネディクトだけではなくエイミーたちをも捨てていくわけで。ダイアナというスターを喪った二人がこれからどうやってショービジネスを泳いでいくのか、そんなことを考えてしまいました。
……もし、意識して演出したんだとしたら、田渕さん、すごいなあ(^ ^)
■美花梨乃(ジュリー)
同期の航琉くんのハロルド役を女性に変えた役。演出上の意義は上に書いたとおりなので割愛しますが、すごく良かったです! 以前から可愛いなあと思っていたのですが、なかなか役がつかなくて、よほど芝居ができないのかとおもっていたのですが(失礼)、聴きとりやすいしきれいな台詞回しで、ダイアナやエイミーとの関係性もリアルだったし、とにかく良かったです。
髪型やアクセも、裏方らしくあまり凝り過ぎず、でも魅力的に自分の美貌を生かしていて、似合ってました。初めての役らしい役でも、与えられた役柄以上のものを見せてくれたと思うので、次もぜひ、やりがいのある役がつきますように!
■花奈澪(ローラ)
羽立くんが演じるバッキー・ブキャナンを女性に変えた役。思いきったメイクや鬘で、一瞬の出番なのにしっかり印象付けて、さすがだなと思いました。
他の場面はだいたい「客の女」でしたが、本公演とはだいぶ違うゴージャスな感じにつくっていて、そういうところはさすが花娘だなあと感心(^ ^)。いや、花奈さんだけじゃないですけどね(^ ^)。
.
<93期>
■菜那くらら(アン・ウッズ)
芝居も歌も標準以上なのに、毎回子役ばっかりで、いつになったら大人の役が回ってくるんだろう?とずっと思っていたななくらちゃん。アン・ウッズのさりげない存在感も良かったし、自然に大人の女性の立ち居振る舞いができていて、やっぱりそろそろ子役は卒業させようよ、と、あらためて思いました。
ベネディクトの部屋でのアドリブは「頑張ったね」という感じでしたが、VIPルームで、ダニーに「調べましたよ?」と言われた時のさりげなさとか、大仰すぎなくてでも印象的で、巧いなー、と感心。ただ、全体にちょっと「手堅い」感があったので、役的には大人なんだけどもう少し弾けても良かったかもね、と思いました。
■真輝いづみ(イエン)
すっごい可愛かった!そして、身のこなしの軽やかさが半端ない!!ラスティに紹介される場面の片手側転とか、鮮やかすぎて驚きました。
オープニングのダンスとか、恰好よすぎて溜息ものでしたわ。大劇場でみつるくんが部分休演しているときも、マキシムが誰かの代役で前に出て踊っていたと聴いた記憶が。。。恰好良かっただろうなあ。
とはいえ、ヨーヨーの扱いは、さすがに何ヶ月もの間毎日真剣勝負の中で磨かれている人とは比べられないというか(汗)、いやいやこの短期間によくやったよというか、、、、お疲れさまでした、というか(^ ^;
芝居は以前から巧いなあと思っていた人ですが、あまり台詞のないこういう役でも、相槌の間とかが凄く良いんですよね。舞台勘のある人なんだな、と思います。そして、ダンスだけじゃなくて歌も良かった! なんだ、3拍子揃ってるじゃないか(@ @)。
次は長の学年になるんだし、しどころのある役がつくことを祈ります。
■大河凜(バシャー)
本役のみーちゃん(春風)から学んだ色気が、どちらかといえば可愛い系の容姿と爽やかな持ち味にプラスされて、なんともいえない魅力的なバシャーでした。みーちゃんみたいな「危険」な感じの色香じゃなくて、華やかに人を惹きつける綺麗な花のような。
ジョルジュ役も可愛かったです、ええ(^ ^)。
思えば、「愛と死のアラビア」新人公演でだいもんの役を演じていたのが最初の認識なんですよね。華奢で可愛くて、でもそれだけじゃなくて学年のわりに達者だなあと思ったっけなあ。「
愛のプレリュード」は残念な出来だったけど、いまのがりんちゃんには、もう一度主演させてあげたいと思う魅力があると思います。べーちゃんが今回のテス役で見事に「大人の女」で魅せてくれたように、がりんちゃんにももう一度、その実力を見せるチャンスが巡ってきますように。
■桜帆ゆかり(ルビー)
歌えることは知っていましたが、あんなに歌えるんだ!びっくり!
迫力のある良い声でした。黒塗りのお化粧も似合ってて、大人っぽくてびっくり。銀ちゃん組の下級生が、いつの間にかこんなに、ねえ。。。
■航琉ひびき(テーラー)
本公演もハロルドで抜擢されている航琉くん。うすくあごひげをつけた容貌はなかなかの悪い男で、切れ者の副官感と胡散臭さをが両立させていて凄いなあ、と感心しました。ほっそりした柚香くんと並ぶと、ボディーガードあがりっぽいゴツさがあるのもイイなあ、と(*^ ^*)。
いままであまり目立たなかったけど、ここのところ急速に役がついてきている気がするんですよね。どれも過不足なく演じていて、これからが楽しみです。たまには歌も聴いてみたいな(^ ^)。
■凪咲星南(エイミー)
ルナちゃん(冴月)演じる振付のエディを女性に変えての演出。ハロルド役と合わせてこの二役が女性になっているのは星組と同じ変更ですが、私、この女の子ばっかりの「クイーン・ダイアナ」軍団、大好きだったんですよね。女同士だからこその遠慮のなさとか、和気藹々としつつ大事なところにはシビアだったり、逆に見て見ぬふりしてあげたり、さりげない気づかいがあって良いなと思っていたのです。
特に今回は、3人とも学年が近いせいか、本当に学生時代からサークルで組んでやっていて、たまたまダイアナがスターになったからそのままプロになった的な(良い意味での)親しさが垣間見えて、それが逆に「プロ意識」の低さというか、ダイアナの我侭を放置する、ぬるま湯的な感覚にもつながっているような気がしました。。。。ラスト、ダイアナが1人でブロードウェイに旅立つのは、ベネディクトだけではなくエイミーたちをも捨てていくわけで。ダイアナというスターを喪った二人がこれからどうやってショービジネスを泳いでいくのか、そんなことを考えてしまいました。
……もし、意識して演出したんだとしたら、田渕さん、すごいなあ(^ ^)
■美花梨乃(ジュリー)
同期の航琉くんのハロルド役を女性に変えた役。演出上の意義は上に書いたとおりなので割愛しますが、すごく良かったです! 以前から可愛いなあと思っていたのですが、なかなか役がつかなくて、よほど芝居ができないのかとおもっていたのですが(失礼)、聴きとりやすいしきれいな台詞回しで、ダイアナやエイミーとの関係性もリアルだったし、とにかく良かったです。
髪型やアクセも、裏方らしくあまり凝り過ぎず、でも魅力的に自分の美貌を生かしていて、似合ってました。初めての役らしい役でも、与えられた役柄以上のものを見せてくれたと思うので、次もぜひ、やりがいのある役がつきますように!
■花奈澪(ローラ)
羽立くんが演じるバッキー・ブキャナンを女性に変えた役。思いきったメイクや鬘で、一瞬の出番なのにしっかり印象付けて、さすがだなと思いました。
他の場面はだいたい「客の女」でしたが、本公演とはだいぶ違うゴージャスな感じにつくっていて、そういうところはさすが花娘だなあと感心(^ ^)。いや、花奈さんだけじゃないですけどね(^ ^)。
.