大空祐飛さんの卒業まであと20日となった、今日。
次の花組大劇場公演での卒業生と、そして、雪組トップ娘役・舞羽美海の退団発表がありました。



まずは花組の卒業生から。


82期の愛音羽麗。
91期の輝良まさと。
92期の銀華水。
95期の愛羽ふぶきと雪華さくら。

………(T T)


まずは、みわっち。
もうこれは、「覚悟をしていた」というほかはありません。
景子さんはそんなに素直なタイプではないから、鈴木さんのように、「この星で生きてきた 後悔は何もない」なんて歌詞で歌わせたりしなかったけど、「いまのみわっち」の一番美しいところを存分に見せつけるあの作劇は、なによりの餞なんだろうな、と……個人的には感じていました。

無論、覚悟をしていたからなんともない、平気、というものではありません。
みわっちは大好きなスターの一人だけど、個人的に応援してきたわけではない私でさえ、ひどく寂しいし、切ないし、辛いし、悲しいです。

でも、それ以上に今は、「今までいてくれてありがとう」という気持ちが強い。今までみわっちが宝塚に、花組にいてくれたからこそ「近松」を観れたんだから。嘉平次に逢えたことも、景子さんの成長も、なにもかもがただひたすらに「幸せ」だったあの時間を、体験することができて、良かったと思います。
ありがとう。本当に、ありがとう。

最後の役は、ジャン・メルモーズ。
サンテックスの「夜間飛行」に出てくる飛行士たちのモデルとなったともいわれる、南大西洋横断の英雄。
谷さんがどう料理なさるかわかりませんが、最後の役が、やりがいのある良い役でありますように。



ハマくん。
長身スタイルよし、ハンサムで踊れるカッコいいダンサー。最初に注目したのは「銀ちゃんの恋」のダンサー(小夏のバックで煌雅あさひくんと一緒に踊ってた場面)かな。もちろん、その前から知ってはいましたが。
学年が上がって、オジサマ役者として良い味を出してくれそうだったのに、このタイミングでの卒業は残念ですが、最後のショーが藤井さんなのはとても嬉しい。最後まで舞台を楽しんで、思いっきり踊ってほしいなと思います。



そして、まさかの銀華(T T)。
真瀬・天真・銀華、そして93期の鳳龍。私の中で、勝手に『花組下級生小芝居カルテット』と呼ばせていただいていた4人のうち、鳳龍が抜け、真瀬が抜け、、、そして銀華も次で卒業して、残るは天真だけになってしまいます。
もちろん、小芝居してくれる下級生はどんどん出てきているので良いんですけどね。
サブリナのパパに始まる銀華の華麗なるおじさま遍歴も、ついに終止符が打たれるのか……と思うと、ひどく寂しいです。
あんなに素敵なのに、まだ新公学年なんだよね(T T)。まだまだ素敵な銀華に逢えると思っていたのに、これが最後だなんて。あの銀華が、小芝居の余地もなさげな谷作品で卒業してしまうなんて!!
………ああいう人には、男役10年を極めるまで頑張ってほしかったです。早すぎる。残念すぎる。



愛羽さん、雪華さんは、まだはっきりと把握できていないのですが、、、たしか愛羽さんは何かでソロを歌っていて、それがとても良かったような気がします。 
まだ研4、まだまだこれから、としか思えないのになあ。
ところで、研4って大階段降りられるんでしたっけ?92期の安里舞生くんが大階段を降りずに辞めたのが「カサブランカ」で……あの時研いくつだった?89期が研7だったんだから、研4?(T T)
CSニュースのサヨナラインタビューもあったかどうか、という感じだったな、確か。寂しい……。





そんなニュースにしみじみと切なくなっていたら、、、もう一つの衝撃のメールが届きました。
年末の雪組公演で、雪組トップ娘役舞羽美海が、音月桂と同時退団、と(T T)。


結局のところ、今年卒業する3組のトップコンビは、3組とも同時就任&同時退団ということになりましたね。
もちろん、それぞれの考え方だと思うのですが、、、私は、同時退団はあまり好きじゃない……んです(T T)

まりもちゃんは元々が大人っぽいタイプだし、就任したのも研7だったから落ち着いていたけど、やっぱり研5で就任して研8で卒業するすみ花ちゃんや、研5で就任して研6で卒業するみみちゃんは、、、、ないわー、という気がしてなりません。
それでもすみ花ちゃんは3年やったけど、、、みみちゃんは、正式にトップ娘役に就任して、わずか3作、1年とちょっとですよ(T T)。絶対次期と組んでくれると思っていたのに……!!

なんだか、最近の流れを見ていると、もう娘役の成長とか、そういうのはどうでもよくなってしまったのかな、と思ってしまいます。
男役十年ではありませんが、娘役だって「娘役」として男役を支えられるようになるにはある程度の経験と年数が必要だと思うんですよね。もちろん、男役と違って十年はかからないし、必要な年数は人によって違うんでしょうけれども、とにかく、研1にはできないことがあると思うのです。でも、そういうのはもう求められていないのかな?みたいな。

でも、それってすごく勿体無いと思うんですよね。
ちゃぴ(愛希)も、みりおん(実咲)も、それぞれにダンスと歌という「圧倒的な売り」のある美少女で、トップ娘役就任には全く異論はないのですが……それでも、わずか研4で就任させるからには、少なくとも3年は居てほしいな、と本気で思います。
普通の会社の新入社員だって、1年経ってやっと半人前、丸2年かけてやっと一人前。だからこそ、転職するにしても3年はがんばってみろと言われるわけで。

ある程度できあがってから就任したならともかく、若く未熟なうちに就任するなら、せめて成長の過程を楽しませてほしい。トップ娘役として3年を務めて、研8で卒業するすみ花ちゃんでさえ、テルくんと1,2作組んでもバチはあたらないのに!!と思ってしまうのに、みみちゃんなんて、研6で卒業ですよ(T T)。
勿体無いにもほどがあるわ……。


可愛いみみちゃん。
「忘れ雪」くらいまでは、可愛いけど芝居がドライすぎてあまりピンとこないなーという印象を持っていたのですが、「オネーギン」で化けましたよね。
ジュリエットはもう、最初からみみちゃんで行けば良かったのに、と思ったくらい本当に可愛かったし、「黒い瞳」のマーシャも可愛くて可愛くて!
“本当に本当に、トップ娘役就任おめでとう!”と心の底から思ったあの日から、わずか1年、ですね(T T)。
本当の卒業の日まではまだ半年以上あるとはいえ、最後の大劇場は一本ものだから、作品で言えば「フットルース」と「仁」の二つだけ。それぞれ原作やオリジナルがあるからどんな役なのかはだいたいわかるけど、みみちゃんがどんな風に演じるのか、それがとても楽しみです。

可愛いみみちゃん。
元気なみみちゃん。
頑固なみみちゃん。
みみちゃんの可愛らしい魅力が大爆発する作品に、また巡り合えますように。



【7月1日まで、あと20日】