宙組東宝劇場公演初日おめでとうございます!
泣いても笑っても、あと一ヶ月。30日。祐飛さんをはじめとする6人の卒業生にも、組替えされるお二人にも、全ての宙組子にとっても、、、そして宙組ファンの皆様にとっても、悔いのない30日になりますように。



と言いつつ、今の公演の感想より先に(^ ^)次公演の妄想を書いてみたいと思います。


次回の宙組大劇場公演は、凰稀かなめ率いる新メンバーによる
スペース・ファンタジー『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』


去年から上演されている舞台の、普通に男性が演じるラインハルトやヤンも良かったんですけど、宝塚の男役が演じるとまた違うだろうからとても楽しみです。
ただ。あちらの公演は、最初からいろんなバージョンを連続上演することが決まっている前提で脚本が書かれていて、その脚本がかなり良くできていたんですよねー。基本的には一本で完結させるはずの宝塚で、あの長大な物語を小池さんがどう料理するんだろうか?というのは、期待半分、不安半分というところかな。
まあ、小池さんはあの「太王四神記」をなんとかした実績があるので、不安はいらないのかもしれませんが(^ ^)

まあ、そのあたりは今更考えても仕方がないので、まずは物語の切り口とキャストをセットで3パターン考えてみました(^ ^)。
あ、けっこう露骨に原作のネタばれをしていますので、未読のかたはご注意くださいませ。





[1]皇帝篇

いま、劇団の公式ページに上がっている解説は、以下のとおり。

> 遥かな未来、限りなく広がる銀河を舞台に、彗星のごとく現れた名将を中心に
> 『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦いと、人間ドラマを壮大なスケールで描いたストーリー。


「彗星のごとく現れた名将」=ラインハルト、という前提と、「『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦い」がメインになってくることを考えると、「銀河英雄伝説」と言われて最初にイメージする、ラインハルトとキルヒアイスの友情譚(徳間ノベルズ全10巻の最初の2巻まで。銀河帝国内の内乱がメイン)ではなく、ラインハルトが帝国の実権を握ったあと、4~5巻のラグナロク作戦あたりがメインになるんじゃないかな、と思ったりしてみました。

最初は、ラインハルトが皇帝となってローエングラム王朝をひらいた6巻以降がメインになるんじゃないかと思っていたのですが。しかし、よーく考えてみたら、ローエングラム王朝には「敵」としての「自由惑星同盟」が無かったんだった……(^ ^;ゞ あはは。
ロイエンタールは旧同盟星域の支配者(?)としてラインハルトに叛くけど、それは「『自由惑星同盟』との戦い」とは言わないだろうし。

キルヒアイス・アンネローゼとのエピソードは回想で処理して、ヒルダとのちゃんとした恋人関係を描き、ヒルダがハイネセン制圧を依頼したことをヒルダからの愛の証と受け容れて……(←それラインハルトじゃないよ)、皇帝に即位したラインハルトがヤンと握手して、ヒルダの肩を抱いて「僕は宇宙を手に入れたよキルヒアイス!」と叫んで幕。どうでしょう(苦笑)。

というわけで、そのあたりの登場人物をメインに、イメージで割り振ってみました。


■帝国側:
鳳稀かなめ ラインハルト・フォン・ローエングラム
実咲凛音  ヒルデガルド(ヒルダ)・フォン・マリーンドルフ

緒月遠麻  フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
蓮水ゆうや ナイトハルト・ミュラー
七海ひろき ウォルフガング・ミッターマイヤー
澄輝さやと オスカー・フォン・ロイエンタール
風羽玲亜  アウグスト・ザムエル・ワーレン
星吹彩翔  コルネリアス・ルッツ
蒼羽りく  エルンスト・フォン・アイゼナッハ
愛月ひかる アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト
美月悠   エルネスト・メックリンガー

天玲美音  パウル・フォン・オーベルシュタイン

朝夏まなと ジークフリード・キルヒアイス(回想)
伶美うらら アンネローゼ・フォン・グリューネワルト(回想)


■同盟側:
悠未ひろ  ヤン・ウェンリー
愛花ちさき フレデリカ・グリーンヒル
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
寿つかさ  アレックス・キャゼルヌ
凪七瑠海  オリビエ・ポプラン
鳳樹いち  ワルター・フォン・シェーンコップ
天風いぶき アレクサンドル・ビュコック
月映樹茉  イワン・コーネフ
松風輝   ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
風馬翔   ダスティ・アッテンボロー

凛城きら  ヨブ・トリューニヒト


■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ


5巻で終わるのであれば、地球教はなくてもいいかな、と思いつつ。
だいぶ適当なところもありますが、ご容赦くださいませ。

実際には、帝国軍も同盟軍も、将軍たちの何人かは女性に変更することになりそうだな、と思いつつ。





[2]同盟(イゼルローン)篇

同じ解説文を読んで、「彗星のごとく現れた名将」=ヤン・ウェンリー、というかなり無茶な曲解をしてみました。

いや、単純に、テルくんはキャラ的にラインハルト(獅子心王)よりヤン(歴史学者志望のクレバーな傍観者タイプ)だろうな、と感じるので、ちゃんと芝居で観てみたいんです!!
ああ、いや、ラインハルトの扮装をしたテルくんは、ホントにすっごい楽しみなんですけどね(^ ^)。

しかし、「同盟篇」……実現するとしたら、時代的にはイゼルローン奪回から9巻まで、、、かなあ?2時間でどういう展開になるのか想像できないけど……(←心配しなくても、やらないから大丈夫!)(T T)


■同盟側:
鳳稀かなめ ヤン・ウェンリー
実咲凛音  フレデリカ・グリーンヒル

寿つかさ  アレクサンドル・ビュコック
悠未ひろ  ワルター・フォン・シェーンコップ
緒月遠麻  アレックス・キャゼルヌ
風羽玲亜  ヨブ・トリューニヒト
鳳樹いち  ダスティ・アッテンボロー
松風輝   ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
月映樹茉  イワン・コーネフ
すみれ乃麗 ユリアン・ミンツ
蒼羽りく  オリビエ・ポプラン

愛花ちさき ジェシカ・エドワーズ(回想)
凛城きら  ロベール・ラップ(回想)


■帝国側:
朝夏まなと ラインハルト・フォン・ローエングラム
蓮水ゆうや オスカー・フォン・ロイエンタール
七海ひろき ウォルフガング・ミッターマイヤー
澄輝さやと ナイトハルト・ミュラー
天玲美音  パウル・フォン・オーベルシュタイン
愛月ひかる フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
星吹彩翔  コルネリアス・ルッツ
伶美うらら ヒルデガルド(ヒルダ)・フォン・マリーンドルフ


■フェザーン:
純矢ちとせ ルビンスカヤ
凪七瑠海  ルパート・ケッセルリンク


■地球教
人が足りない……特に、ちや姉が辞めた今、オジサマ役者が少なすぎる(涙)。
どなたか専科さんのご登場を希望します(切実)。




[3]キルヒアイス篇

解説文はマルっと無視して、「私が観たいテルくん」が、文句なくキルヒアイスなんだもん!!
なんでトップお披露目で銀英伝なんだ!!今の布陣でやってほしかったよ!!(←別に祐飛さんのラインハルトが観たいわけでもなく、祐飛さんに演じてほしいのはロイエンタールだったりします。ままならぬもの、それは宝塚)

いろいろボヤきつつ、いちおう夢は夢なので、書かせていただきます。
物語はもちろん2巻まで!なんだったら「白銀の谷」あたりからずーっとやってくれてもいいよ!

■帝国:
鳳稀かなめ キルヒアイス
実咲凛音  アンネローゼ

悠未ひろ  ロイエンタール
朝夏まなと ラインハルト
七海ひろき ミッターマイヤー
純矢ちとせ ヒルダ
鳳樹いち  オーベルシュタイン

純矢ちとせ ベーネミュンデ侯爵夫人


■同盟側
寿つかさ  キャゼルヌ
緒月遠麻  ヤン
蓮水ゆうや アッテンボロー
凪七瑠海  ポプラン
愛花ちさき フレデリカ
澄輝さやと シェーンコップ




こうやって配役を考えてみると、どのバージョンにしても、キャストが多いのはやっぱり魅力ですね♪
それぞれのキャラクターに印象的な台詞が必ずあるので、そのあたりをうまく使って構成してもらえたら、絶対組ファンにとって楽しい作品になると思います。

原作ファンなだけに不安もありますが、小池さんと宙組っ子を信じて、初日を楽しみにしています★



【7月1日まで、あと30日】