日経ホールにて、雪組トークスペシャルに参加してまいりました。


出演は蓮城まこと、真那春人、舞園るりのフレッシュな3人。なんだかほのぼのとした明るいトークで、センターの上級生の色が出るものなんだなあと思いました。

キングはグレーのスーツ。まなはるくんはブラウンのジャケットに細身のパンツをブーツイン。るりちゃんはピンクの膝丈ワンピに白いファーボレロ。「秋らしく」というテーマで揃えた……のかな?という感じでした。


まずは本公演の話から。

アラミスのイメージはどうやってつくりましたか?みたいな質問で始まったんだったかな。
キングが「色々な本を読みました」といいつつ、何か「子供向けの本の表紙のイラスト」になっていたアラミスの「長いサラサラの金髪」をみて、「これだーっ!と思った」……という話を一生懸命していました(^ ^)。その文庫のシリーズ名が思いだせないらしかったんですが、何でしょうね。イラストがあったってことは、青い鳥文庫とかあっちのほうかなー?

とりあえず、役づくりのテーマは「伊達男」だそうです(^ ^)。
「魅力的な人物だと思うので、ああいう男になりたいと思う」と言ったら、るりちゃんがすかさず「なれてますよ!」みたいな合の手をいれていて、回転の早い子だなーと感心しました。
「復活四銃士」の出番前、袖でマントをつけて神をファサーっ!とやっている姿がとっても格好良いらしい(るりちゃん談)♪

児玉さんからの指示は「達観している人」だったそうで……。「『達観』の意味を辞書で調べたり」…と話すキングがめっちゃ可愛かったです。



るりちゃんは、「タマネギをやってます」と嬉しそう。タマネギだけかよ!?と思いつつ、でも可愛いからいいか、と思ってしまいました。
あの衣装は頭が意外に重たくて取れそうになる、という話と、「初めて野菜の役をいただいたので、タマネギの気持ちを考えて踊っています」という、物凄く真摯なコメントにとても感動しました。野菜の役、か……!(感心)

CSのYoung Powerを視たときも思ったんですが、本当にしっかりした、頭の良い人なんでしょうね、きっと。歌が上手なだけじゃなく、喋る声自体がまろやかで良い声だと思うので、やり甲斐のある役を与えてあげてほしいな、と思いました。そして、あの美声で本領はダンスなのかー、というのがちょっと驚き。

ちなみに。
三銃士そろってタマネギの衣装を着てポーズをとった写真というものがあるそうです。キャトルで四つ切りにして売ってくださいソレ。お願い。



まなはるくんは、タイトルロール(笑)の「仮面の男」。表情が見えないので、身体全体で「伝える」芝居をするのが難しい……と、まなはるくんらしい熱量で語ってくれました。
舞台の上ではキムちゃんを視て、、、いや違う、仮面の男がキムちゃんと同時に登場することはほとんどないので、「声を聴いて、今日のフィリップさん(ルイ)はこんな感じ、というのを感じて演じるようにしている」のだそうです。
「仕草とかをなるべく合わせたり、とにかく桂さんになるぞ!という気合で演じてます」とのこと。まあ、まなはるくんとキムちゃんだと、身長はともかくスタイルはだいぶ違うと思うんですが、最後の立ち回りの後の入れ替わりも意外に鮮やかですよね。

……今気がついたけど、仮面の男も二役なんですねえ。
ちなみに、袖でキムちゃんに逢うとびっくりされるそうです。うーん、似てるのかなー?




たしかこのあたりで新公の話になったと思います。

るりちゃんのミレディは、悪役がとっても楽しかった!と晴れやかな笑顔で断言してました。(そして、キングが「楽しそうだったよ」と突っ込んでました)
シリアスな場面に高笑いしながら入って行くのがイイ、と。


まなはるくんのダルタニアンは、「動かないお芝居に苦労しました」そうです。
「やろうやろうとすると小さく見える」とチギちゃんに言われた、と。
本公演は表情を隠された仮面の男。新人公演んは心を隠したダルタニアン。今回は、まなはるくんには試練の公演でしたね。次の公演につながる発見があったなら良かったですが。……黙っている甲斐のある役だったら、もっとやりやすかっただろうにね<ダルタニアン



そして、今回の殺陣はフェンシングがメインということで、フェンシングの話に。
雪組はあまりフェンシングのある作品をしたことがなく、基本の動作を習う講座(?)があったそうです。
で。その基本の動きに、しゃがんだ状態から立ちあがりざまにツキをいれる、という動作があって。
……その動作をえんえんとやらされたメンバーは、翌日小鹿のように歩いてた(脚の筋肉がパンパンでまともに歩けず、内またでちょこちょこ歩く様子をそう言っていたんだと思われる)らしい。キングやまなはるくんがトナカイの角つけて歩いている姿を想像して煮えたぎった……けど、絶対この想像は間違っているんだろうなあ。



次は、ショーについてそれぞれの「好きな場面」を下級生順に。

るりちゃんは「インディアン」と即答して、すぐに続けて「猛獣ショー」。「猛獣似合ってる!」と一欠片の悪意もなく言い切ったキングの笑顔が本当に素敵でした(^ ^)。キングが銀橋から花道にはけるとき、ちょうどそのあたりにるりちゃんがいて、お出迎え(?)してくれるらしい。


まなはるは、こちらも即答で「渇望」。お芝居仕立ての場面だから、芝居としても楽しい、と。


キングはアリス。前半は「マトリックス」を意識したキャラでオーディションに臨むタレントなんだけど、アリスが変身し(←ボディコンになって、と言ってた。君はいくつだい?)たら、ヲタクになる、、、その変化が楽しい、と。
………そこ!?(@ @)と思ったことは内緒です。



あとはプライベートの話かな。
休演日は何をしますか?という質問に、るりちゃんは今度も即答で「ディズニーランド!」
よっぽど好きなんだなあ。
あんまり楽しそうで、私も久しぶりに行きたくなりました(^ ^)。

まなはるくんは(あまりテーマパークには興味がないらしく)映画をよく観るそうです。今公演は三銃士に嵌った、と(^ ^)。まあ、そりゃそうでしょうねぇ。楽屋でも大人気なんだそうです。


キングは……あれ?そういえば、キングは質問には答えてないような?今の公演が終わったら家族とディズニーシーに行く、というピンポイントな予定は教えてくれたけど、、、

そういえば、るりちゃんのTDL話の途中で、キングが下級生時代の思い出を話してくれました。まだせーこ(純矢)が雪組だったころ、同期みんなでTDLに行こう!となって、キングは事前に分刻みのスケジュールを作ってみんなに配ったそうです(^ ^)。「行く前が楽しい」「プランを作るのが好き」というコメントが微笑ましくて、ちょっといばった感じの言い方が可愛かったー♪

あと、竹下さんが「作品に関係のあるところに行ったりとかしますか?」と訊いてくれたんですが、キングは「(雪組はヨーロッパの話が多いんですが)私、ヨーロッパに行ったことないんです」と。
「まとまった休みがなかなか無くて、どうせ行くなら数日じゃ嫌だし…」とぶつぶつぼやいていたら、まなはるくんが「プランをちゃんと立てて、ね!」とフォロー(?)してました。下級生がんばった!



今年はどんな年だった?という質問には、「ロミジュリで始まって……」と、ロミジュリの思い出話にちょっと花が咲いてました。あれから一年、か。長かったような、短かったような。
雪組さんは結構バラエティに富んだ作品をたくさんやっていたせいか、下級生二人が口をそろえて「いろんな役に巡り合えた一年」と言っていたのが印象的でした。



ほわんほわんなキングと、しっかり者の下級生二人。なかなかに面白い、新鮮な組み合わせで、した。話がちょっとあちこち飛びがちで、「……で、何の話だっけ?」と思うことも多かったけど、華やかで明るい空間で、楽しい時間(はぁと)竹下さんも仕切りやすそうに見えました。


今日の発見は、素化粧で黙ってすまーしているまなはるくんが、月組の響れおな嬢によく似て見えたこと、かな。まなはるくんのことは大好きだけど、ついぞビジュアル系だと思ったことはないんだけどなあ。(ひびきちは、私にとって相当なビジュアル系です)(←譲れない)
そして、まだ93期のるりちゃんが、本当にびっくりするほどしっかりしていて素敵な女役になりそうだな、というのも発見でした。月娘かと見まごうほどの「強い女役」っぷりに感動。雪組さんは下級生娘役に逸材が多くて羨ましいなあ。




次回のトークスペシャルは、12月の宙組。うっかりしていて友会入力を忘れてしまったのですが、すっごい楽しみにしているのでチケットを探しています。もし余っている方がいらっしゃいましたら声かけてくださいねー(^ ^)。