宙組公演「A/L」を観てまいりました。
斎藤さんとは思えないほど(←正直者)、まともな脚本でした!
痛快な娯楽活劇。スケールは小さいとはいえ、きちんとテーマとストーリーがあって、キャラが立っていて、ぴったり宛書。
タカラヅカ、において、一番大切な要素をきちんとクリアしている作品でした。
まぁ、ともちん(悠未ひろ)扮するルイ・アントワーヌ・レオンの動機が全く解らないし行動も意味不明という大穴はあいていますが、そのくらいは(←え?)スルーしてあげられますよねっ!?
あとは、ストーリー展開があらすじとも副題とも全く関係なかったですけれども、…まぁ、そんなことも気にしなければいいんです。
気にしない、気にしない、ひとやすみ、ひとやすみ♪
とにかく。
タニ(大和悠河)ちゃん、ウメ(陽月華)ちゃん、ステキなお披露目、本当におめでとうございますm(_ _)m。
タニちゃんの、一番良いところが出ていたんじゃないでしょうか。
爽やかな好青年で、可愛くて、コスチュームが似合ってて、優しくて、かっこいい。
…完璧!
そして。
斎藤さんが、いかに役者としての陽月華に惚れ込んでいるかがよくわかりました。
全編とおしてウメちゃんアニェスの視点でストーリーが進み、観客の感情もアニェスに沿って動く。
アニェスが笑うと観客も嬉しくなって、アニェスが哀しむとなんとなく切なくなって。
おてんば天使。
こんな称号の似合う娘役は他にいません。
これからも、なかなか出ないでしょうね、きっと。
この二人については。
あまりにも嵌り役すぎて、逆に本公演のお披露目を前にしてココまで宛書の作品をやってしまったら、次からいったい何をするんだろうと心配になってしまったほどです。
これで勢いがついて、本公演もうまくいくことを祈っています!
斎藤吉正。
彼の作品は、90%のキャラ萌えと10%の毒でできている。
ずっと長いこと、そう思っていました。
去年の「Young Bloods」シリーズは残念ながらほとんど観劇できなかったので論評は避けますが、
今回。「A/L」を観て、
私が思っていた斎藤さんと全く作風が違うことにびっくりしました。
むしろ、小池作品みたいじゃありませんでしたか?
大野さんというには底が浅くて、小池さんというにはキャラ萌えが強すぎて、
でも、斎藤作品を斎藤作品たらしめていた、あの甘美な『毒』が全く、ない。
これは、良いことなのか悪いことなのか。
今回は成功だったけれども、次はいったいどうなるのか。
一抹の不安は覚えますが。
斎藤さんがウメちゃんに見る夢は、まさしく「おてんば天使」なんでしょうね。
それだけはものすごーくよく解ります(笑)。
ってゆーか、この作品のテーマってそれだけなのかっ!?
斎藤さんの中の「肉」あるいは「毒」の側の代表であった叶千佳ちゃんとWヒロインだった「厳流」のアンナ。
あの救いも何もなく、“萌え”ONLYだったストーリーの中で、まさに「聖」の象徴だったウメちゃん。
今回も「聖きもの」としての扱いを受けていたウメちゃん。
今回、斎藤さんの“萌え”の対象がウメちゃん一人に集中していたことが、結果的に良い方向に転んだような気がします。
あとはまぁ、お披露目にふさわしく楽しく明るく、を意識なさっていたのと、とにかく「タニちゃんの良いところだけを見せよう!」と意識してくださったのではないかと。
思いますが。
(斎藤さんは、もともと役者の抽斗から「一番イイトコロ」を取り出して見せてくれる作家。…ストーリー展開よりも「魅せる」ことを優先してしまうのが痛いところなワケですが)
…斎藤さんってタニちゃんには萌えないんですねぇ。
わかるような気もしますが。
タニちゃんって、そういう対象としては考えにくいですものね。
良い意味で毒がないから。
それが、斎藤さんの「行きすぎ」を抑えて、ちょうど良い位置に引き留めたのだと思います。
本来なら毒がなさすぎてつまらなくなりそうなところを、ウメちゃんの聖性が誤魔化してくれている。
そして、ともちんやみっちゃん(北翔海莉)には、萌えはしないけどすごく信頼しているのを感じました。
この二人なら、なんとかしてくれそうな感じ。
ともちんはとにかくかっこいい!!魅力大爆発!
どんなにキャラが意味不明でもオオマヌケでもいいんです。かっこいいから全て許す。
歌ってよし、喋ってよし、踊ってよし。
こんな男役、他にいませんよ。大事にしてほしいなあ。
なんだったら月組にいらっしゃいませんか?(大歓迎/笑)
みっちゃんはやっぱり巧い!
笑顔のみっちゃんは、実はあまり好きではないのですが。
「『笑顔』と『シリアス』をキチンと使い分けている」みっちゃんは大好きです。
声もいいしね♪かなりコメディタッチなシャーロックホームズでしたが、すんごいぴったりでした。みっちゃんも「一番良いみっちゃん」を出してもらっていたような。
そして。
みっちゃんの相方、ワトソンくんの春風弥里くんっ!!
私は惚れました。
はい。
予感はありましたが。
本当に一撃でした。
いやもう、開幕前の漫才の時点で既に落ちてました。
素晴らしい声、素晴らしいキャラ。
ヤバイくらいステキでした。
ほんとーにほんとーに、大好きになりそうです。
ドキドキ。
しょっちゅういろんな人に落ちててすみません…m(_ _)m。
でも、絶対新公チケット取ろう!と思いました(爆死)。
とにかく、面白かったです!チケット代分、損はしないかと。
タニちゃんも「ぜひ名古屋まで足をお運びください」と仰っていましたので。
ぜひぜひ。
タニちゃんとウメちゃんのプチお披露目公演、観てあげてくださいね♪
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斎藤さんとは思えないほど(←正直者)、まともな脚本でした!
痛快な娯楽活劇。スケールは小さいとはいえ、きちんとテーマとストーリーがあって、キャラが立っていて、ぴったり宛書。
タカラヅカ、において、一番大切な要素をきちんとクリアしている作品でした。
まぁ、ともちん(悠未ひろ)扮するルイ・アントワーヌ・レオンの動機が全く解らないし行動も意味不明という大穴はあいていますが、そのくらいは(←え?)スルーしてあげられますよねっ!?
あとは、ストーリー展開があらすじとも副題とも全く関係なかったですけれども、…まぁ、そんなことも気にしなければいいんです。
気にしない、気にしない、ひとやすみ、ひとやすみ♪
とにかく。
タニ(大和悠河)ちゃん、ウメ(陽月華)ちゃん、ステキなお披露目、本当におめでとうございますm(_ _)m。
タニちゃんの、一番良いところが出ていたんじゃないでしょうか。
爽やかな好青年で、可愛くて、コスチュームが似合ってて、優しくて、かっこいい。
…完璧!
そして。
斎藤さんが、いかに役者としての陽月華に惚れ込んでいるかがよくわかりました。
全編とおしてウメちゃんアニェスの視点でストーリーが進み、観客の感情もアニェスに沿って動く。
アニェスが笑うと観客も嬉しくなって、アニェスが哀しむとなんとなく切なくなって。
おてんば天使。
こんな称号の似合う娘役は他にいません。
これからも、なかなか出ないでしょうね、きっと。
この二人については。
あまりにも嵌り役すぎて、逆に本公演のお披露目を前にしてココまで宛書の作品をやってしまったら、次からいったい何をするんだろうと心配になってしまったほどです。
これで勢いがついて、本公演もうまくいくことを祈っています!
斎藤吉正。
彼の作品は、90%のキャラ萌えと10%の毒でできている。
ずっと長いこと、そう思っていました。
去年の「Young Bloods」シリーズは残念ながらほとんど観劇できなかったので論評は避けますが、
今回。「A/L」を観て、
私が思っていた斎藤さんと全く作風が違うことにびっくりしました。
むしろ、小池作品みたいじゃありませんでしたか?
大野さんというには底が浅くて、小池さんというにはキャラ萌えが強すぎて、
でも、斎藤作品を斎藤作品たらしめていた、あの甘美な『毒』が全く、ない。
これは、良いことなのか悪いことなのか。
今回は成功だったけれども、次はいったいどうなるのか。
一抹の不安は覚えますが。
斎藤さんがウメちゃんに見る夢は、まさしく「おてんば天使」なんでしょうね。
それだけはものすごーくよく解ります(笑)。
ってゆーか、この作品のテーマってそれだけなのかっ!?
斎藤さんの中の「肉」あるいは「毒」の側の代表であった叶千佳ちゃんとWヒロインだった「厳流」のアンナ。
あの救いも何もなく、“萌え”ONLYだったストーリーの中で、まさに「聖」の象徴だったウメちゃん。
今回も「聖きもの」としての扱いを受けていたウメちゃん。
今回、斎藤さんの“萌え”の対象がウメちゃん一人に集中していたことが、結果的に良い方向に転んだような気がします。
あとはまぁ、お披露目にふさわしく楽しく明るく、を意識なさっていたのと、とにかく「タニちゃんの良いところだけを見せよう!」と意識してくださったのではないかと。
思いますが。
(斎藤さんは、もともと役者の抽斗から「一番イイトコロ」を取り出して見せてくれる作家。…ストーリー展開よりも「魅せる」ことを優先してしまうのが痛いところなワケですが)
…斎藤さんってタニちゃんには萌えないんですねぇ。
わかるような気もしますが。
タニちゃんって、そういう対象としては考えにくいですものね。
良い意味で毒がないから。
それが、斎藤さんの「行きすぎ」を抑えて、ちょうど良い位置に引き留めたのだと思います。
本来なら毒がなさすぎてつまらなくなりそうなところを、ウメちゃんの聖性が誤魔化してくれている。
そして、ともちんやみっちゃん(北翔海莉)には、萌えはしないけどすごく信頼しているのを感じました。
この二人なら、なんとかしてくれそうな感じ。
ともちんはとにかくかっこいい!!魅力大爆発!
どんなにキャラが意味不明でもオオマヌケでもいいんです。かっこいいから全て許す。
歌ってよし、喋ってよし、踊ってよし。
こんな男役、他にいませんよ。大事にしてほしいなあ。
なんだったら月組にいらっしゃいませんか?(大歓迎/笑)
みっちゃんはやっぱり巧い!
笑顔のみっちゃんは、実はあまり好きではないのですが。
「『笑顔』と『シリアス』をキチンと使い分けている」みっちゃんは大好きです。
声もいいしね♪かなりコメディタッチなシャーロックホームズでしたが、すんごいぴったりでした。みっちゃんも「一番良いみっちゃん」を出してもらっていたような。
そして。
みっちゃんの相方、ワトソンくんの春風弥里くんっ!!
私は惚れました。
はい。
予感はありましたが。
本当に一撃でした。
いやもう、開幕前の漫才の時点で既に落ちてました。
素晴らしい声、素晴らしいキャラ。
ヤバイくらいステキでした。
ほんとーにほんとーに、大好きになりそうです。
ドキドキ。
しょっちゅういろんな人に落ちててすみません…m(_ _)m。
でも、絶対新公チケット取ろう!と思いました(爆死)。
とにかく、面白かったです!チケット代分、損はしないかと。
タニちゃんも「ぜひ名古屋まで足をお運びください」と仰っていましたので。
ぜひぜひ。
タニちゃんとウメちゃんのプチお披露目公演、観てあげてくださいね♪
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