花組の若人たち【3】
2008年8月4日 宝塚(花) コメント (4)東宝劇場 花組新人公演「愛と死のアラビア」、その3。
前回の続きを書く前に、ちょっとだけ違う話を。
先日、花組東宝劇場公演「愛と死のアラビア」を観劇してまいりました。
本公演については別途書きますが、取り急ぎ、先日サミーラの芝居について書いた処を確認してまいりましたので、ご報告。
結論からいうと、れみちゃんのサミーラも“アノウドが痛みのあまり気を失ったとき、慌てて自分のヴェールを脱いでアノウドにかけようとする”お芝居をしているんですが(夜野さま、ご教示ありがとうございます)、新公とは微妙に違っていました。
本役のれみちゃんは、ヴェールに手をかけんながら、咄嗟に気絶したアノウドの許に走りよろうとしていましたよね?で、1,2歩出たところで、トマスに「布を裂いてくれ」といわれて受け取りに行く感じ。
すみ花ちゃんは、戸口に控えたままの姿勢で咄嗟にヴェールに手をかけるんですが、トマスに「布を裂いてくれ」と言われるまでは動かないんです。で、そう言われて慌てて駆け寄ってたと思います。(関係ないけど、アノウドにヴェールを巻いてあげるすみ花ちゃんの手つきは、ものすごーーーーく不器用だった………)
ただの思い込みかもしれませんが。
なんとなく、れみちゃんのサミーラは気が強くてしっかりしていて、女主人とも仲のいい“乳姉妹”で、すみ花ちゃんは、おとなしくて控えめな“端女”、というふうな印象を受けました。
そして、そんな控えめな下女であるすみ花サミーラが、思わず「見てはなりません!」と厳しい口調で言い募ってしまうくらい、肌を見られるというのは女性にとって大きなタブーなのだ、という認識を与えてくれたような気がします。
元気で可愛いれみちゃんのサミーラ、
身分制のしがらみの中で、それでも女主人を守ろうとしたすみ花ちゃんのサミーラ、
どちらも可愛かったです♪
国衣の歌手(絵莉千晶)愛純もえり
さすがに絵莉さんの低音の迫力には及びませんでしたが(当たり前?)、いい声でした。幕開きの雰囲気づくり、よく出来ていたと思います。
ラストの低音で伸ばすところは声が出なかったせいか、……あれっ?カットされていたんだっけ?“ああ、鈴木さんはこういうふうに工夫するのね”、と思ったことは覚えているんですが、具体的にどうなっていたのか忘れてしまった……(ごめんなさい!ご覧になった方、教えてください/汗)
女豹S(舞城のどか)華月由舞
シャルキーの女S(〃)〃
麗しい(*^ ^*)
黒塗りにキツいツリ目。女としてもベリーダンサーとしても、抜群のスタイル。色っぽくて、可愛くて、サイコーの女でした。
振付はみほちゃんとは少し違っていましたが、目を離せないほど魅力的。素晴らしい!「エンター・ザ・レビュー」の猛獣&マヌカンメンバーには絶対入ってほしい!(^ ^)。
シャルキーの女A(すみ花の位置?)月野姫花
か、か、かわええ………(呆然)たまらないほど可愛いです。はい。
姫花ちゃん、ダンス巧いなあ〜(←今頃?)うっとり。
侍女(白姫あかり、月野姫花)瞳ゆゆ、桜咲彩花
…新公の二人がどうこう、よりも、プログラムをチェックしたおかげで本公演の二人の意味がわかったことが嬉しいかも。
二人だけが「侍女」で、他のメンバーは「シャルキーの女」なんですね!
ゆゆちゃんの、控えめに目を伏せた風情に萌えました。
桜咲さん(凄い芸名!)も可愛かった☆
ドナルド(愛音羽麗)彩城レア
元々歌えるし、声も悪くない人なんですが、台詞声のカン高さと台詞回しの硬さが役に合ってない印象がありました。台詞のテンポも乱れがちで、前半つっかけてみたり、後半転んじゃったり、いかにも喋りなれていない感じ。
……それなりに今までも役がついていたのに、あれぇ?と思ってしまいました。
みわっちの声もそんなに低くないんですが、響きが柔らかいので落ち着いて聴こえるのと、ゆったりと余裕のある口調が、谷作品の大芝居演出によく合っていたんですよね。作品によって、役によって、口調をきちんと変えられるのは役作りの基本のキなので、ネコちゃんにはもう少しがんばってほしいです。
牢獄でスコットランド民謡「ローモンド湖」をトマスとあわせる場面は、さすがに耳に優しいなー(←みわっちごめんなさい)、と感心したのですが。
数少ない西欧人の役とはいえ、化粧が少し白すぎて軍服を着るとオスカルみたい(仕草もちょっと女の子っぽい)だったとか、見た目にもいろいろ反省点はあるんですけれども。
まずは、得意分野であるはずの声のコントロールから始めてみたら良いのではないでしょうか。
……個人的には、今回くらいのタイミング(研9?)で、デジュリエ大佐とかアジズとか、ああいう威厳と迫力を必要とする役をやらせてあげたほうが、ネコちゃん自身の勉強にはなったんじゃないかなー、と思いました。
メドヘッド(嶺乃一真)天真みちる
巧い!
下級生の子役は、ある程度のところまでは“出来て当たり前”なんですけど、この人は本当に巧いんじゃないかなぁ、と思いました。他の役はよく知らないので、なんとなく、ですが。
とにかく、ドナルドの一挙手一投足に注目して、彼のやり方を覚えたい、彼が要望を声に出す前に対応したい!という意欲がよく見える役作りでした。
この子(メドヘッド)は伸びる、いい医者になるだろう、と思わせるものがあったのが凄い!次の作品が、とっても楽しみ!!
今になって、あらためて新公プログラムを見て発見したこと。
エジプト兵に扇くんがいたり、
シャルキーの女にきらりんがいたり、
黒衣の女にすみ花ちゃんがいたり、
隊商に菜生ちゃんがいたり……
……したんですね(; ;)全然気がつかなかったよ(ToT)
牢獄の兵士(イブラヒムの私兵)たちの中に、冴月瑠那ちゃんを見つけたのは、自分でも感心したんですけど(汗)(←美人はすぐ見つけられるらしい)
まー、とにかく役の少ない公演ですので仕方ないんですが、特に娘役は、結局本公演も新人公演も同じ“シャランラの女”(シャルキーのこと。byきらりん)だったりする人も多くて、
ああ、もうすこし何とかならなかったのかなあ、と思ってしまいますねぇ。
でも、花組さんも一人ひとりは凄くがんばっていて、新人公演、やっぱりとても面白かったです!
次はもっとたくさん魅力的な役のある作品でありますように!
(一本物だそうなので、カットが心配ですが…)
……ま、とりあえずは今の公演を、あと2週間。
楽しませていただきますので、どうぞよろしくお願いいたしまーす!
ここ半月ほど、日記を書くたびに、毎回途中で一回か二回はデータが消えてしまいます。
たとえ書き始めたばかりだったとしても、書こう!という気がそがれてしまうんですよねぇ…(泣)。
……もしかして、diarynote.jpの編集画面に直打ちしちゃいけないのかしら………(T T)。
.
前回の続きを書く前に、ちょっとだけ違う話を。
先日、花組東宝劇場公演「愛と死のアラビア」を観劇してまいりました。
本公演については別途書きますが、取り急ぎ、先日サミーラの芝居について書いた処を確認してまいりましたので、ご報告。
結論からいうと、れみちゃんのサミーラも“アノウドが痛みのあまり気を失ったとき、慌てて自分のヴェールを脱いでアノウドにかけようとする”お芝居をしているんですが(夜野さま、ご教示ありがとうございます)、新公とは微妙に違っていました。
本役のれみちゃんは、ヴェールに手をかけんながら、咄嗟に気絶したアノウドの許に走りよろうとしていましたよね?で、1,2歩出たところで、トマスに「布を裂いてくれ」といわれて受け取りに行く感じ。
すみ花ちゃんは、戸口に控えたままの姿勢で咄嗟にヴェールに手をかけるんですが、トマスに「布を裂いてくれ」と言われるまでは動かないんです。で、そう言われて慌てて駆け寄ってたと思います。(関係ないけど、アノウドにヴェールを巻いてあげるすみ花ちゃんの手つきは、ものすごーーーーく不器用だった………)
ただの思い込みかもしれませんが。
なんとなく、れみちゃんのサミーラは気が強くてしっかりしていて、女主人とも仲のいい“乳姉妹”で、すみ花ちゃんは、おとなしくて控えめな“端女”、というふうな印象を受けました。
そして、そんな控えめな下女であるすみ花サミーラが、思わず「見てはなりません!」と厳しい口調で言い募ってしまうくらい、肌を見られるというのは女性にとって大きなタブーなのだ、という認識を与えてくれたような気がします。
元気で可愛いれみちゃんのサミーラ、
身分制のしがらみの中で、それでも女主人を守ろうとしたすみ花ちゃんのサミーラ、
どちらも可愛かったです♪
国衣の歌手(絵莉千晶)愛純もえり
さすがに絵莉さんの低音の迫力には及びませんでしたが(当たり前?)、いい声でした。幕開きの雰囲気づくり、よく出来ていたと思います。
ラストの低音で伸ばすところは声が出なかったせいか、……あれっ?カットされていたんだっけ?“ああ、鈴木さんはこういうふうに工夫するのね”、と思ったことは覚えているんですが、具体的にどうなっていたのか忘れてしまった……(ごめんなさい!ご覧になった方、教えてください/汗)
女豹S(舞城のどか)華月由舞
シャルキーの女S(〃)〃
麗しい(*^ ^*)
黒塗りにキツいツリ目。女としてもベリーダンサーとしても、抜群のスタイル。色っぽくて、可愛くて、サイコーの女でした。
振付はみほちゃんとは少し違っていましたが、目を離せないほど魅力的。素晴らしい!「エンター・ザ・レビュー」の猛獣&マヌカンメンバーには絶対入ってほしい!(^ ^)。
シャルキーの女A(すみ花の位置?)月野姫花
か、か、かわええ………(呆然)たまらないほど可愛いです。はい。
姫花ちゃん、ダンス巧いなあ〜(←今頃?)うっとり。
侍女(白姫あかり、月野姫花)瞳ゆゆ、桜咲彩花
…新公の二人がどうこう、よりも、プログラムをチェックしたおかげで本公演の二人の意味がわかったことが嬉しいかも。
二人だけが「侍女」で、他のメンバーは「シャルキーの女」なんですね!
ゆゆちゃんの、控えめに目を伏せた風情に萌えました。
桜咲さん(凄い芸名!)も可愛かった☆
ドナルド(愛音羽麗)彩城レア
元々歌えるし、声も悪くない人なんですが、台詞声のカン高さと台詞回しの硬さが役に合ってない印象がありました。台詞のテンポも乱れがちで、前半つっかけてみたり、後半転んじゃったり、いかにも喋りなれていない感じ。
……それなりに今までも役がついていたのに、あれぇ?と思ってしまいました。
みわっちの声もそんなに低くないんですが、響きが柔らかいので落ち着いて聴こえるのと、ゆったりと余裕のある口調が、谷作品の大芝居演出によく合っていたんですよね。作品によって、役によって、口調をきちんと変えられるのは役作りの基本のキなので、ネコちゃんにはもう少しがんばってほしいです。
牢獄でスコットランド民謡「ローモンド湖」をトマスとあわせる場面は、さすがに耳に優しいなー(←みわっちごめんなさい)、と感心したのですが。
数少ない西欧人の役とはいえ、化粧が少し白すぎて軍服を着るとオスカルみたい(仕草もちょっと女の子っぽい)だったとか、見た目にもいろいろ反省点はあるんですけれども。
まずは、得意分野であるはずの声のコントロールから始めてみたら良いのではないでしょうか。
……個人的には、今回くらいのタイミング(研9?)で、デジュリエ大佐とかアジズとか、ああいう威厳と迫力を必要とする役をやらせてあげたほうが、ネコちゃん自身の勉強にはなったんじゃないかなー、と思いました。
メドヘッド(嶺乃一真)天真みちる
巧い!
下級生の子役は、ある程度のところまでは“出来て当たり前”なんですけど、この人は本当に巧いんじゃないかなぁ、と思いました。他の役はよく知らないので、なんとなく、ですが。
とにかく、ドナルドの一挙手一投足に注目して、彼のやり方を覚えたい、彼が要望を声に出す前に対応したい!という意欲がよく見える役作りでした。
この子(メドヘッド)は伸びる、いい医者になるだろう、と思わせるものがあったのが凄い!次の作品が、とっても楽しみ!!
今になって、あらためて新公プログラムを見て発見したこと。
エジプト兵に扇くんがいたり、
シャルキーの女にきらりんがいたり、
黒衣の女にすみ花ちゃんがいたり、
隊商に菜生ちゃんがいたり……
……したんですね(; ;)全然気がつかなかったよ(ToT)
牢獄の兵士(イブラヒムの私兵)たちの中に、冴月瑠那ちゃんを見つけたのは、自分でも感心したんですけど(汗)(←美人はすぐ見つけられるらしい)
まー、とにかく役の少ない公演ですので仕方ないんですが、特に娘役は、結局本公演も新人公演も同じ“シャランラの女”(シャルキーのこと。byきらりん)だったりする人も多くて、
ああ、もうすこし何とかならなかったのかなあ、と思ってしまいますねぇ。
でも、花組さんも一人ひとりは凄くがんばっていて、新人公演、やっぱりとても面白かったです!
次はもっとたくさん魅力的な役のある作品でありますように!
(一本物だそうなので、カットが心配ですが…)
……ま、とりあえずは今の公演を、あと2週間。
楽しませていただきますので、どうぞよろしくお願いいたしまーす!
ここ半月ほど、日記を書くたびに、毎回途中で一回か二回はデータが消えてしまいます。
たとえ書き始めたばかりだったとしても、書こう!という気がそがれてしまうんですよねぇ…(泣)。
……もしかして、diarynote.jpの編集画面に直打ちしちゃいけないのかしら………(T T)。
.