今日は、朝7時からCSニュースをつけていたのですが。
朝っぱらから泣いては仕事にさしつかえる、と思って、5分でやめました(汗)。


いやあ、あの雪組千秋楽映像、相当な凶器ですね(^ ^;ゞ
さっき帰ってきてやっと観たんですが、なんか久しぶりにテレビみて声出して泣きました。




卒業生のご挨拶が、ただただ無垢に美しく、眩いまでに明るいのは、
……いつものことのような気もしますが。



さゆちゃんが可愛い。

じんじんがきれい。

ハマコさんがすてき。

ユミコさんが輝いてる。



そして。

水さんって、いいトップだなあ……(T T)



……本当に、本気でそう思ったんだもん(汗)。






さゆちゃんのお花は、香りたかいユージャリス(?)。


じんじんのお花は、芯のつよい白ばらとアマリリリス。


ハマコさんのお花は、眩しい白の胡蝶蘭に黄色いバラ。


ユミコさんのお花は、ピンクにけぶる枝垂れ桜。
ふんわりと癒し系なユミコさんの笑顔を包むように、やさしく揺れるピンクの雲。

パステルカラーの似合う男役さんでした。
これからは、パステルカラーの似合う女優さんになってくれるのかな?

「私の夢は永遠に続く」と言ってくださったユミコさん。
もう一度、舞台で会える日を楽しみにしています。


「水を置いていきます」と涙を零しながら言ったハマコさん。
……置いていくなよ……(T T)。



じんじんも、さゆちゃんも、これからの道が明るく、楽しい道でありますように。




あらたな世界に飛び込んだみなさまの幸いを祈りつつ、
……「ロジェ/ロックオン」、いつ観にいこうかな……。


シアタークリエにて、「Guys And Dolls」を観劇いたしました。



2002年の月組公演は当然観ていますが、案外覚えていない……というか、演出が結構違うものなんだな、と思いました。
まずはキャストを。東宝サイトに載っている順番をそのまま持ってきています(プログラムでは、アデレイドの由美子さんとネイサンのニッキのお二人は客演扱いで最後)。
月組のキャストと比べると、ほほう、こういう順番なのか……と思うところも多いような(^ ^)。


スカイ      内博貴(紫吹淳)
サラ       笹本玲奈(映美くらら)
アデレイド    高橋由美子(霧矢大夢)
ネイサン     錦織一清(大和悠河)

ナイスリー    田中ロウマ(大空祐飛)
ベニー      TETSUYA(月船さらら)
ラスティ     田川景一(北翔海莉)

ハリー      中村昌也(越乃リュウ)
ビッグ・ジューリ 三谷六九(汐美真帆)

カートライト将軍 荒木里佳(夏河ゆら)
アーバイド    Kuma(嘉月絵理)
ブラニガン巡査  井上高志(立ともみ)


アンサンブルで知っているのは乾あきおさんくらいだったかな。
でも、アデレイドと一緒に踊っているHOT BOXガールズが、みんなすごくスタイルよくて脚がきれいで(←すみません、拘りです)、とっても素敵でした♪


話や音楽はほとんど宝塚版と変わらないのですが、一幕前半のネイサンのナンバーが、ネイサン本人はほとんど歌っていない(回りの男どもが歌うだけ)だったり、「Sit Down」がほぼナイスリーのナンバーという扱いだったり、アーバイド(サラの祖父)がサラに歌うソロが丸々一曲あったり……
でも、全体の印象はそんなに違いませんでしたね。
意外だったのは、ナイスリーの人選かな。宝塚初演では、もっとコメディキャラで胴布団とか巻いていたと聞いていたので、祐飛さんが柄違いでも仕方がないな、と当時は思っていたのですが、田中ロウマさんも普通に二枚目のちょっとドジな部下系の可愛いタイプで役作りしていて……いまさらながら、祐飛さんももうちょっとどうにかなったんじゃないかと思ったりしました(^ ^;ゞ。


スカイの内くんは、たぶん観たのは初めてだと思うんですが、スーツも似合っていたし、芝居も歌も覚悟していたほど悪くなかったと思います。最後に大太鼓を抱えてでてきたところもなかなか愛嬌がありました♪ ただ、歌い方がいかにもアイドル系なので、ナンバーはどれもいまいちだったかな。下手ではないんだけど、作品のイメージにそぐわない声なんですよね…。
「初めての恋」も「Luck Be A Lady Tonight」も、大好きな曲なだけに、非常に残念。



サラの玲奈ちゃんは、可愛かった!
ただ、ポスターやプログラムでは栗色のボブ(肩につくくらい)ですごく可愛かったのに、本番の金髪のショートヘアはちょっとキツめな感じで、、、プログラムの写真のほうがずっと可愛いのにーと思いました。化粧もちょっと大人っぽい感じで、プログラムくらい少女っぽいほうが、サラという役には合っていると思うんですけどね。

ハバナで、酔っ払っての「もしも私がベルなら」は、素晴らしかった!!
私は映美くららちゃんのこのナンバーも滅茶苦茶好きだったんですけど、玲奈ちゃんのかわいらしさはまた格別でした!!そりゃあ、スカイも恋に落ちるよね、あんなサラを見ちゃったら(^ ^)
いやぁん、本当に可愛いなあ(*^ ^*)。

大舞台のヒロインをやりなれているだけあって、内くんをよくフォローしていたと思いますが、逆にそれが大人っぽい感じになってしまって、サラとしてはどうなのかな?と思った部分もありました。役者のバランスって難しいなあ、とおもうのはそんな時ですね……。



ネイサンのニッキは、もう期待どおりというか。キャラクターがぴったりすぎてホントに素敵でした。いい加減でだらしがなくて嘘つきで、でも間違いなくアデレイドにメロメロに惚れている……、その情けなさが本当に素敵でした。

ただ、以前ほかの作品で観た時も思ったのですが、喉を痛めているみたいで台詞の声がすごく苦しそうなんですよね。前回も今回も、風邪ひいちゃったのかな。……「銀ちゃんの恋」以来、ずっとのような気がするんだけど、気のせいでありますように……。
喉が苦しそうなので、記憶していたほど歌がなくてホッとしつつ、『タニちゃんもコレでよかったのに!』と思ったり、「Luck Be A Lady Tonight」やカーテンコールで、内くんと並んで踊る姿に見惚れたりしつつ、ひさびさの当たり役で嬉しかったです♪




アデレイドの高橋由美子。まあ、彼女とニッキを目当てにチケットを取ったようなものですが、いや~~、本当に可愛かったです!あの、頭に花が咲いたような可愛らしさがたまらない(*^ ^*)。しかも、年齢相応の落ち着きと包容力もあって、ニッキを包み込むような母性があるところが最高の女っぷりでした。
小柄だし、ダンサーではないのでショーシーンでは控えめでしたが、芝居がさすがだったので全然OKだと思います♪

……アデレイドの「ストレスで風邪が治らない」っていうのは、きっと、現在だったら「花粉症」の一言で終わるんだろうなあ、と思ったりしつつ(^ ^)




ナイスリー、ベニー、ラスティのネイサンの部下三人組は、オープニングと一幕の真ん中らへんの「Guys And Dools」、二曲もほぼ三人でのナンバーがあったりしておいしい役ですが、若い二枚目を三人そろえて“無能な部下”系の演出でした。
ちょっと、わかつきめぐみの「So What?」に出てくる松1号・2号・3号を思い出したりしました(^ ^)。ちょっとトボけたところがいい味になっていて、田中ロウマくんにこんな一面があったとは!と思いました♪歌はさすがです。ええ。
ベニーのTETSUYAさんは、Bugs Under Grooveの方だけど、歌も良かったです。カッコイイ♪
ラスティの田川さんもきれいな人なのにトボけた空気があって、役に合ってました♪



アーバイドのKumaさんは、良い声でした。こういう作品にはよくいる、「この一曲のためだけに出演した人」なんですね。サラを心配するアーバイド、祖父と孫の二人っきりの場面で、宝塚版では当たり前のようにカットされていたような気がしますが(; ;)、音楽もいい曲でした♪


ビッグ・ジューリ(宝塚ではジュール)の六九さんは、ケロさんとは全然違う役作りで、観ながら思い出すことさえありませんでした(^ ^)。
小さくて可愛らしいおじさんで、でも誰かが逆らおうとすると銃を見せつける無茶苦茶ぶり。六九さんの存在感だけで作り上げたのが素晴らしいです。
いやー、あんな役になるとは思いもよらなかったなあ……


カートライト将軍の荒木さんは、さすがの歌声♪集会が盛り上がった後の歌が凄い迫力!ゆらさん、あんなところで歌ってたっけ?と思いつつ。あの歌が聴けて嬉しいです♪

ブラニガンの井上さんは、渋くて素敵。いかにもな存在感はさすがでした。うん。

キャストで目についたのはそんなところでしょうか。
男性アンサンブルも「Luck Be……」で踊ってるのが格好良かったです♪



この作品の最大の魅力がフランク・レッサーの名曲の数々であることには、みなさん異論もないかと思いますが。
結構、演出によって雰囲気の変わる作品なんだなーと思いました。

今回の東宝版の演出は、菅野こうめいさん。アンサンブルにいたるまで、役者をよく見て演出されたんだと思います。全体に隙なく、緊張感のある仕上がりで、面白かったです。
やっぱり「初めての恋」は名曲ですね(^ ^)。






明治座にて、早乙女太一主演「嗚呼、田原坂/早乙女太一 舞踊ショー」を観劇してまいりました。


まずは二幕物の「嗚呼、田原坂」(作:西田大輔、演出:岡村俊一、構成:渡辺和徳)があって、その後さらに休憩をはさんで、劇団朱雀の「早乙女舞踊ショー」という構成。
こういう構成は初めてで、いわゆる三幕構成ともちょっと違う感じでした。
雰囲気的には、明治座主導のお芝居(二幕)のあとに、劇団朱雀のショーがちょこっとついている、という印象。私は劇団朱雀の公演を初めて観たのですが、いつもこういう形式で公演されていらっしゃるのでしょうか……?



「嗚呼、田原坂」

西南戦争の激戦地であった田原坂を舞台に、そこを守り抜こうとした青年剣士・結城新之助(早乙女)の物語。
飫肥(おび)藩の藩士で、天才剣士と呼ばれた新之助。この物語は、あくまでも『新之助の物語』であって、『西南戦争』がテーマではなかったのが面白かったです。


新之助と、新之助の父親(結城惣左衛門/伊吹謙太朗)の後添えに入った伊予(持田真樹。新之助の幼馴染)との、ほのかな恋とすれ違い。伊予いる飫肥を、薩摩を守ろうとする新之助の想いは、ときおり彼の決意からはみだして、彷徨い出てしまう。
伊予が愛しい。その気持ちは父への憎しみに容易にすり替わってしまう。だから、気持ちを押し殺して剣を握る。ただ、喪ってはならないものを喪わないために。


宮崎県の南端、志布志湾の上にあたるところ。当時の「飫肥藩」は、そのあたりにあったようです。土地柄などは想像するしかありませんが、今も昔も、非常に栄えた地域だとは言い難い場所でしょうね。

それでも、島津の旗のもとに轡を並べる南九州勢のひとつ。西南戦争では、当然薩摩側に立つことになります。
久留米から南下してきた政府軍と、熊本までを勢力範囲とする薩摩軍が、田原坂でぶつかり合う。地形的に要所である田原坂を奪われれば、熊本は、ひいては薩摩全土が政府軍の手に落ちる、と背水の陣の薩摩軍。何がなんでも田原坂を奪って内乱をおさめなければ、諸外国に付け込まれる、と必死の突撃を繰り返す政府軍。

ストーリーも人物配置も、意外と骨太なつくり。

……だけど。

なんといっても、見どころは、早乙女くんの素晴らしい殺陣!!でした(はぁと)。

いやー、もう、本当に(^ ^)。3年程前の「Club SEVEN」で観て以来、早乙女くんの殺陣に惚れこんでいる猫としては、今回も殺陣を観に行ったようなものだったんですが……(^ ^;ゞ、すっごい、すっごい、大満足でした★



キャスト的な目玉は、、、
まず、村田新八(薩摩軍大隊長)役の山崎銀之丞さま(*^ ^*)。
もぉ男の色気だだ漏れで♪♪♪、こちらもとっても素敵でした。銀さまと早乙女くんの本気の殺陣がなかった(味方同士だから)のが非常に残念。

そして、野津道貫(薩摩出身の新政府軍参謀長)役の山本亨さん。
こちらは新之助の剣の師でありながら、出身地である薩摩ではなく新政府のために尽くす人物ですが、なかなかに奥深い役作りで、新之助とのやりとりも刺激的でした。
こちらは早乙女くんと何度も殺陣があって嬉しかったです♪

新之助がリーダーとなる抜刀隊の中でも、メインの一人である久坂従吾役の内野謙太さん。
結構複雑な役どころでしたが、がんばっていたと思います。元気よく動いていて、なめらかにスムーズに動く早乙女くんとの対比が良かったです。

あとは、個人的に結構好きな知念里奈さん。
滅んで久しい琉球王国の巫女、という役どころでしたが、独特の存在感が、幻想的な役によく似合っていたと思います。なかなか設定的にも強烈な役で、面白い存在でした。
新之助と少しは色っぽい展開があるものと思いながら観ていたのですが、全く無くてちょっと拍子抜け(^ ^)。いや、知念さんも早乙女くん(男役)もあまり色気がないので、ちょっと無理かなーという気もしたんですが(^ ^;

アンサンブルでは、瑠菜まりちゃんくらいかな、確実に知っていたのは。知念さんに従う三人官女みたいな役に入っていて、ちょっと怖い感じだけどきれいでした。あと、姫咲ひなのさんもいらっしゃいました。可愛かったけど、あまり印象にはのこらなかったかな…。




お芝居についてはそんなところでしょうか。


第三部のショーについては、私は早乙女くんの本気の女形を観るのが初めてなのですが、たしかにこれは評判になるのもわかるわ、と思いました。
美しい、というのか、なんというのか……
現実味がないんですよね、あの姿には。
どんなにライトをあてても、影ができなそうなイメージがある。
あるいは、どんなにライトを浴びても、周囲に闇が凝っているようにみえる……とでも言えばいいのか。

表現しようのない、なにか禍々しいような神々しさがありました。
神秘と畏怖は同じものから生まれる感情なのかもしれない、と、そんなふうに。



基本的に、主演の早乙女太一くんは、色っぽい遊女や花魁の役で一人舞。
その間々を、ご両親(葵陽之介・鈴花奈々)や弟さん(早乙女友貴)がつなぐ感じでしたね。
場面としては、劇団朱雀の若手が勢ぞろいする場面(友貴さんがセンター)の場面が迫力があって面白かったです。また、踊りとしては葵さん・鈴花さんはさすがベテランの味があって、それぞれに見ごたえがありました。
短いショーでしたが、思ったよりバリエーションがあって、飽きずに最後まで楽しめました♪


かなり忙しい時期だったのですが、無理して行った甲斐がありました(^ ^)。
早乙女くんの動きは、本当にきれいですね。バレエ系のダンサーの動きとは全く違う、柔らかな、風に揺れる柳のような美しさ。
一度是非、ダンス系のパフォーマンスに参加してみてほしいな、と思います。


……発声については、これからも舞台で生きていかれるおつもりなら、死ぬ気で勉強していただきたいところではありますが……(^ ^;


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