東京宝塚劇場にて、星組新人公演「ノバ・ボサ・ノバ」を観劇してまいりました。


残念ながらひろ香祐さんは休演でしたが、他のメンバーはみんな元気に、フルパワーで舞台の上を縦横無尽に駆け回ってました。
人数は半分なのに、スカスカ感は感じなっかったなあ。若々しいエネルギーに満ちた、良い新人公演でした。これからの星組さんが、とっても楽しみです。


新人公演演出は野口幸作さん。
本公演との違いは特には感じませんでしたが、大劇場では漣さん、今回はひろ香さんと怪我人がいて、フォーメーションの修正とか大変だっただろうなーと思います。全く違和感はなかったということは、野口さんも下級生さんたちもがんばったんですよね(^ ^)お疲れさまでした!




■ソール(麻央侑希/柚希礼音)とエストレーラ(早乙女わかば/夢咲ねね)
二人とも中日劇場の時とは別人のように普通に歌えていて、非常にホッとしました(^ ^)。
まだまだ課題は多いし、好みが別れる声質だなとは思いますが、まあ、あれはあれでありなソール&エストレーラだと思いました。

面白いと思ったのは、二人とも本役である礼音くん&ねねちゃんのコンビよりも、1999年月組のマミさん(真琴つばさ)&檀ちゃん(檀れい)の方に似ていたこと(@ @)。特に麻央くん。「ソル・エ・マル」の時から礼音くんとは全然ちがうなー、誰かを思い出すなー、と思ってはいたのですが、「クイダード」(←くずや)ですごくマミさんを思い出したんですよね。マミさんの、あのなんともいえない色気とか、お客さんをひっぱる力はないんですけれども、方向性はそっちに近いような気がしました。
見た目は、マミさんじゃなくてタニちゃん(大和悠河)なのになー。

わかばちゃんは、中詰めのピンクのダルマがあまりにも檀ちゃんそっくりで(汗)。自信無さげな歌といい、何となく挙動不審な感じといい、お披露目したばかりでトップ娘役という地位に完全に位負けしていた頃の檀ちゃんを、すっごく思いだしました。
エストレーラとしての芝居は堂々としていて良かったんですが(^ ^)。将来が楽しみです。



■ルーア神父(礼真琴/涼紫央)とシスターマーマ(天寿光希/英真なおき)
「ソル・エ・マル」でルーア神父が登場して、最初のワンフレーズを歌い始めた瞬間に、ルーア神父ってこういう役だったのか!!と耳から鱗が落ちた気がしました。
若いというより幼くて、可愛くて、純粋で、明るい、誠実な神父さま。見た目も声も、本当にそんな感じでした。私は「歌えるルーア神父」を観たのが初めてなので、すっごく感動しました(^ ^;

シスターマーマは、、、あんなにぶっ飛んで、楽しそうで、嬉しそうで、自分を見失ったみっきぃさんを観たのは初めてです(^ ^;ゞ
よっぽど「ノバ・ボサ・ノバ」に出たかったんだろうなあ……今まで、どちらかというとクレバーな芝居が得意なタイプだと思っていたんですが、あんなふうに、場面全体を見ること出来なくまでぶっ壊れちゃうこともあるんですねぇ……。

中詰めでオーロが歌っているときに回りで踊る「カサ」と、「シナーマン」の「リオの女A」の美しさには、思いっきり見惚れてました。ホントに美人なんだなあ!!そして、脚がキレイだなあ(^ ^;

最後の挨拶で、いっぱいいっぱいになりながらもしっかりと話すキトリ(稀鳥まりや)と、とつとつと自分の気持ちを述べる麻央くんと、そんな二人をものすごく優しい笑顔で見守っていたみっきぃさん。個人的に、すっごいときめいた並びでした(^ ^)。
長の期に思わぬ怪我で、本公演は出られなくなってしまって……プレッシャーだったんだろうなあ。新人公演のチャンスはあと一回。「オーシャンズ」でも、また素敵な役に巡り合いますように。


オーロ以下もみんなとっても良かったです(はぁと)。続きはまた、近いうちに!