黒い瞳。

2011年5月1日 宝塚(雪)
梅田芸術劇場にて、雪組公演「黒い瞳」を観劇いたしました。


良かった!!!
初演の大ファンで、散々通い詰めて台詞も全部覚えている(←多分)ねこですが、それでも改めて感動しました(はぁと)。
本当にいい作品だなあ〜〜!!


キムちゃんの若さと未熟さ、そしてまっすぐな熱情がすごく役にあっていました。
みみちゃんの頑なな純粋性と初々しさも、とても良かった。

そして、まっつ!!
リカさんでも祐飛さんでもない、まっつならではのプガチョフを創ろうと頑張っているのが凄く伝わりました。そして、ある意味「彼」自身も一人の「世直しの英雄」を創ろうとしていたのかもしれない、というリアル感がありました。
ただ。人物の大きさを見せようというのか、無理に仕草を大きくしていたのはやりすぎでは?プガチョフという人物ができていれば大丈夫だから、もう少し自然に……と思いました。

かおりちゃんのエカテリーナは、恋多き女帝の片鱗を見せて、豊潤で美しい。

サヴェーリィチのヒロさんは、もう最高!!
ヒロさん素敵すぎる!(惚)


ひろみちゃんの宿屋の主人とベロボロードフは貫禄たっぷり。
コマちゃんのシヴァーブリンは、マーシャへの恋情より貴族の嫌らしさみたいなのを優先したような印象でしたが、後半の卑屈さとか、頑張っていたなと。ただ、コマちゃんは声が籠もりぎみなので、せっかくの柴田さんの名調子がちょっと残念な感じもしました。

がおりちゃんのマクシームィチは頑張ってましたね。見せ場が削られちゃって残念でしたが、良かったと思います。

ズーリン大尉のにわにわは、気さくな面と有能な軍人の面、両方をさりげなく示して、いい仕事してました。最後にニコライが傘下に入るのも納得。

組長さんの大尉とヒメのヴァシリーサの夫婦は、婦唱夫随っぷりが素敵♪
イヴァン中尉の央雅さんは、渋くて良かった!!眼帯をしていたのは、レインスドルフ将軍と二役だから?っていうか、レインスドルフ将軍の「オレンブルクは撃って出ない!」を聞きたかったです(T_T)
セルゲイエフ少尉の詩風さんは、軽みのある芝居がとても良かったです。美形ですね〜。


プガチョフ軍では、朝風さんのフロプーシャの曲者っぷりに釘付けでした(^_^)。
ザルービンの大澄さんは美形すぎ。トマーノフの月城さんは良い声ですね(はぁと)台詞が少なくて残念。


……携帯からは字数制限があるので、このへんで。続きはまた後日?

宝塚ホテルにて、壮一帆ディナーショー「Bright」に参加してまいりました。


いやはや、楽しかった!!!


構成はとってもシンプルで正統派。でも、全編に壮ちゃんの「楽しんでもらおう」という気持ちが溢れていて、岡田さんがそれを全面的にサポートしてくれて、出演者5人がそれぞれの責任をきっちりと果たしながら自分たちが思い切り楽しんでいた……最高の時間でした。



ネタバレしない範囲で個々の感想を。

壮ちゃん、歌うまくなったなあ(はぁと)
エンターテイナーとしても一流になりましたよね。こんなに人の心を動かす舞台人なんだなあ、と改めて思いました。
ラスト前の「風に立つライオン」は絶唱としか。歌う前の前振りで泣かされて、歌でも泣かされました。素晴らしかった。



コーラス最上級生は初姫さあや。「オグリ」のデュエットを歌ってくれましたが、さすが(はぁと)。っていうか、あまりに可愛くて可愛くて、本当に目が離せませんでした!

彼女は、壮ちゃんの最初のディナーショー「SO」にも最下で出てたんですね(^_^)。役者として超一流のさあやの、意外な側面を楽しませていただきました。
……まさか真由ちゃんに突っ込まれるほどの程のボケキャラだったとは(^_^;)道理で壮ちゃんが二度とも選ぶわけだ…(納得)



次はくみちゃん(が芽吹幸奈)。しっかり者のくみちゃんが、さあやに代わっていろいろフォローしていたような。
川霧の橋のデュエットは、しっとりと落ち着いて素晴らしかったです。



コーラスでただ一人の男役、鳳真由。
いやはや、まるまる一曲ソロを歌うわ、壮ちゃんの相手役で一曲あるわ、大活躍でした。真由ちゃんのファンは絶対観るべき!! いい仕事してましたよ〜〜!!
「闇は広がる」のルドルフは、出色の出来でした♪



最下は研2の朝月希和さん。少しだけどソロフレーズもあって、なかなか綺麗な声でした。
初日で緊張していたみたいなので、明日はもっと伸び伸びできたらいいな、と思いました。



印象的な曲は他にもたくさんありましたが、まずは速報まで(^_^)



宝塚大劇場にて、星組公演「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」を観劇いたしました。



公演はとても楽しかったのですが。
なんといっても、1998~99年の月組って凄かったんだなあ!と思いました。
だって。「黒い瞳/ル・ボレロ・ルージュ」の前の大劇場公演が「WEST SIDE STORY」、次が「螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ」ですよ!!
もちろん「ノバ…」は雪組さんからの続演ですが、それにしても名作続きだったんだなあ。凄すぎる。


と、いうわけで。
藤井さん&星組さんの「ノバ・ノバ・ボサ・ノバ」、堪能いたしました!(^ ^)

さすがに12年も前ですから、通い詰めた公演だとはいっても細かいところは結構忘れていたりしましたが……演出が草野さんから藤井さんに代わっても、音楽も衣装も大きな違いはなかったような気がしました。
中盤のショーシーンでの歌い継ぎの構成以外で一番目立って違っていたのは、作品冒頭とラスト前に紗幕の中で行われる恋人たちの戯れダンスと、礼真琴くん・夢妃杏瑠ちゃんによるスキャットですね。それが無い状態で記憶に刻まれているので最初はびっくりしましたが、初演にはもともとあった場面だそうですね。
それ以外はほとんど同じだったと思います。衣装や小道具は違っていたようですが、印象が大きく変わるほどのものではなかったし。

つまり今回の「ノバ・・・」は、あくまでも鴨川演出版の再演であって、藤井さんによる新演出とはいえない……でしょうね。1999年の草野さんも同じことで、だから、1999年版と今回と、そんなに大きな違いはなかったな、という感じです。
演出が違うというより、演者が違うことによる変化の範疇内だった、かな、と。


というわけで、今夏の星組版。
熱くて、元気で、暑苦しいほどエネルギーに溢れていて、……とても良かったと思います。
私が観たのはメール夫人:夢乃聖夏、オーロ:紅ゆずる、マール:真風涼帆、マダムガード:可愛瑞穂のバージョンでしたが、それぞれにハマり役でした。カルナバルの最中と翌朝で別人のように雰囲気の違うともみんメール夫人、狂わないベニーオーロの軽やかさと間のよさ、真っ直ぐで一生懸命な真風マール。歌はそれぞれ課題はありますが、予想よりずっと良くて、私は大満足でした(^ ^)。


新人公演は観られませんでしたが、東京では3パターン+新人公演も観る予定なので、とっても楽しみです♪ 漣さんの休演はとても残念ですが、東京の新公には出てくれますように!
八百屋舞台での激しいショーですが、どうぞみなさま、お怪我のないようご注意くださいませ。これ以上の休演者が出ることがありませんように祈っています。……休演は辛いですからね、本当に……(しみじみ)。
みっきぃさん(天寿光希)、東宝ではあんまり振りの激しくないところだけ出る、とか……無理かなあ(T T)


やっと、宝塚おとめを買いました!
……正確には、GW始まってすぐに買ったんですが、そのまま放置していて、今日やっとしみじみ観てます。

祐飛さんの表紙だ~♪

渋めの赤、というか、臙脂色(?)の表紙に白の着物がとても新鮮。
ただ、色の組み合わせが強いので、キャトルレーヴの外向きの販売台一面に5フェースくらいで並べられていると、なんか入る気が宇失せるような気もするんですけどね(汗)。

後ろの写真はすっきり綺麗に映ってます♪
ショートカットのすみ花ちゃんもめっちゃ可愛い!すみ花ちゃんは、組ごとの写真の方は普通にお団子になっているので、髪を切る前の写真ですよね……?すごいな、おとめってそんなに早く撮影するんだなあ。

各組トップの写真をぱらぱらと見て、ああ、みみちゃん(舞羽美海)のトップ発表が間に合ってよかったなあ、と思いました。
……最初から「おとめ」の発売に間に合うタイミングで発表するつもりだったのでしょうか。どうしてそんなことをしなくてはならなかったんだろう……。

蘭トムさんと蘭ちゃんが並んでいる写真も初めて見たはずなのに、妙に見慣れた感じがあるのは……やっぱりれーれと散々組んでいたからでしょうか(^ ^;ゞ
舞台でのお二人の並び、楽しみにしています♪


以前も書いたとおり、「好きだった役」とか「やってみたい役」とかの項目が好きな私。みなさん色々書いてますねー♪
今度の公演で卒業してしまう妃宮さくらちゃんの「やってみたい役」は、「大人の女性の役」。最後の役となるのは、茶々の母親、美貌で知られた信長の妹・お市の方。かなり希望通りな気がします♪ 「銀ちゃんの恋」の玉美を「好きだった役」にあげてくれたタマミちゃん。初舞台から見守ってきた美女の最後の舞台を、しっかりと見届けたいと思います。



今更なんですが、ついでに「歌劇」の今月(2011年5月)号についても、ちょこっとだけ。

・最初のポートレート
 個人的なお気に入りは、もりえちゃん(青樹泉)とともみん(夢乃聖夏)の見開き。

・「Takarazuka News」大劇場での義捐金募金活動の写真
 ……祐飛さん、そのほっぺには何が入っているの?(^ ^;ゞ

・「美しき生涯/ルナロッサ」座談会
 どっちも面白そう!!
 大石静さん、ふつーに宝塚ファンっぽい……(^ ^;

・ワールドワイドオブタカラヅカ
 今月のテーマは「石田三成」。やっぱり最近三成は見直されてきているんですね。あああ、早く舞台が観たい……。

・Forever Dancing hero!!(桐生園加)
 いい挨拶ですよね。真っすぐで温かくて。優しい人なんだろうな、と思います。
 しかし、なぜ送る言葉が蘭トムさんとみわっちなんだろう……何か悔しい(T T)

・退団ご挨拶
 研ちゃんもひまりんも、どうぞ千秋楽まで舞台を楽しんでくださいね。
 そして、雅桜歌さんの退団挨拶があって良かったです(T T)

「えと文」「楽屋日記」はなかなかの力作ぞろいでした(はぁと)。
しっかし、88期はどの組も愉快だなあ……。



星組さんの夏のスケジュール(振り分け)が出ましたね!
役替りも多くてちょっと混乱しているので、とりあえず整理させてください。


【7月】
(1)東京宝塚劇場
~7/3 星組「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」
     オーロ:紅、マール:夢乃、メール:真風、マダムガード:花愛
7/8~ 宙組「美しき生涯/ルナロッサ」

(2)梅田芸術劇場
7/1~17 雪組「ハウトゥサクシード」

(3)宝塚大劇場
~7/25 花組「ファントム」
  ~4 フィリップ:愛音、ショレ:華形、セルジョ:朝夏
7/5~14 フィリップ:朝夏、ショレ:愛音、セルジョ:華形
7/15~25 フィリップ:愛音、ショレ:華形、セルジョ:朝夏
7/29~ 月組「アルジェの男/ダンスロマネスク」

(4)宝塚バウホール
7/7~11 雪組「灼熱の彼方」オデュッセウス篇(彩風咲奈)
7/15~19 雪組「灼熱の彼方」コモドゥス篇(彩凪翔)


ハウトゥとファントムとバウ、か……うーんどうしよう。
←宙組東宝公演中に何をするつもりだよ、おい。



【8月】
(1)東京宝塚劇場
~8/7 宙組「美しき生涯/ルナロッサ」
8/12~ 花組「ファントム」
  ~19 フィリップ:愛音、ショレ:華形、セルジョ:朝夏
8/20~28 フィリップ:朝夏、ショレ:愛音、セルジョ:華形
8/30~  フィリップ:愛音、ショレ:華形、セルジョ:朝夏

(2)宝塚大劇場
~8/29 月組「アルジェの男/ダンスロマネスク」

(3)宝塚バウホール
8/26~ 星組「ランスロット」

(4)博多座
8/1~23 星組「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」
  ~12 オーロ:夢乃、マール:壱城、メール:紅、ボールソ:美弥、マダムガード:毬乃
8/13~ オーロ:紅、マール:美弥、メール:夢乃、ボールソ:壱城、マダムガード:音花


さすがに博多座には行けそうにありませんが、バウは行きたいなー。なんたって生田さんだし。
なかなか絶妙に微妙なメンバーですが、生田さんならきっと私の気持ちをわかってくれるに違いない(^ ^)。

しかーし、星バウと大劇場の月組がちょっとしか被っていないのがとても残念。
去年のともみんバウの日程だったら、お盆休みだから行きやすかったのにー。なにも、大劇場公演の隙間を狙わなくてもいいいじゃないか(涙)。



【9月】
(1)東京宝塚劇場
~9/11 花組「ファントム」
    フィリップ:愛音、ショレ:華形、セルジョ:朝夏
9/16~ 月組「アルジェの男/ダンスロマネスク」

(2)宝塚大劇場
9/2~ 雪組「仮面の男/ロイヤルストレートフラッシュ」

(3)宝塚バウホール
~9/5 星組「ランスロット」

(4)中日劇場
9/17~25 星組「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」
  ~20 オーロ:紅、マール:壱城、メール:夢乃、ボールソ:美弥、マダムガード:音花
9/22~25 オーロ:夢乃、マール:美弥、メール:紅、ボールソ:壱城、マダムガード:毬乃


博多に行かないということは、自動的に中日には行くということになる?キトリちゃんのラービオスも、しーらんのエルモクラートも、すっごい観たい!
しかーし、しーらんのマールもみやるりのマールも本公演でもやってほしかったくらいだけど、さすがに2回遠征は厳しい……かも。

っていうか、この短期間で役替りされてしまうと、中日のチケットは激戦になりそうですね(T T)……いっそ、博多行った方が一回ですむし楽だったりするかも…?




今日は花組さんの集合日。
次回公演「ファントム」の配役が発表されました。


でもその前に。
集合日につきものの悲しいご案内。

4人の花組っ子の卒業が発表されました。

華月由舞
夏城らんか
初花美咲
花輝真帆

今回はお披露目公演だから、少ないと思っていたんだけどなー。
まさか由舞ちゃんが(涙)。ショックだ……。ダンスと芝居が売りの美女なんだから、役の少ない一本ものの舶来ミュージカルで卒業するのは避けてほしかった!!(泣)
いまさらだけど。

夏城らんかちゃん、他の組の90期も去年からすごい勢いで減っているので、心配はしていたんですが。まさかのファントム卒業か…(T T)。
かろうじて名前のある役(警官パパン)がついているのが救いかなあ↓

そして、初花美咲ちゃんも個人的にすごく悲しいです。可愛い子ぞろいの花娘の中でも、パッと目立つ大人っぽい美人さんで大好きだったのにー。研5の試験で少し成績が上がったから、ちょっとだけ期待してたのになあ(泣)。

花輝さんも、まだまだこれからなのに残念だー。
とにかく、若い4人だけど、みんな新しい道を幸せに歩いてくれることを祈っています。
最後の舞台、ちゃんと楽しむことができますように。




公演配役は、、、まず、内容よりもすべての役がいきなり出たことにびっくり(^ ^;ゞ

宙組の「美しき生涯」なんて、初日まであと10日ないってのに、未だに16人しか発表されていないのに(しかも、宙組の方が基本実在の人物だから発表しがいがあるのに!!)、なんなんでしょうこの差は。
宙組も早く細かい配役を発表してくれーーーーー!!



それでは、その中のツボをいくつか。


・驚愕のイケメン従者

月央和沙、冴月瑠那、鳳真由、輝良まさと、真瀬はるか、日高大地、
真輝いづみ、大河凜、和海しょう、舞月なぎさ、水美舞斗、柚香光
以上12人。

……ちょっと驚異的なイケメン率じゃありませんか?気のせい?
宙組版では珠洲さんしか覚えられなかった「従者」役、今回はエリックも蘭トムさんだし、ダンスシーンが増えたり、振付が変わったりするんじゃなかなーと期待しています!(*^ ^*)


・驚異のカルロッタ

タキさん(出雲綾)の卒業が発表されたときから、ずーっと懸念してきたカルロッタ役。タキさんがいないばっかりに二度と「ファントム」は再演できないかもしれない、とまで思っていたこともありましたが……
まさかの一花!!(@ @;

聞いたときは本当にびっくりしましたが、まあ、考えてみれば「エリザベート」新人公演のゾフィーも評判良かったし(←未見)、観てみたら案外良いのかもしれませんね。
でも、、、とりあえず今は想像できないよー!(涙)。

ただ、一花なら、ショレのみつるくん(華形ひかる)/みわっち(愛音羽麗)との並びは完璧かな?(*^ ^*)。


そして、ヴァレリウスの(初姫)さあやちゃんとの並びも楽しみ!個人的には、新人公演で演じたさあやちゃんのカルロッタを期待していたりもしましたが、ヴァレリウスもすごく楽しみです。


・きらりのソレリ

宙組の初演では彩乃かなみ嬢、前回の花組ではナルちゃん(華城季帆)と歌姫が演じてきたソレリを、……何故きらりん?(←可愛いから(きっぱり))

……あー、すっげーうれしい(*^ ^*)。


・良かったね!

今回はあえて事前の予想は載せませんでしたが、いちおうベラドーヴァくみちゃん(芽吹幸奈)は希望(予想)どおりでした。
さあや&くみちゃんで、カルロッタ&ベラドーヴァ、どっちかがどっちかだろうなあ、と思っていたので。

というわけで、くみちゃん本当におめでとう!期待しています。今までのベラドーヴァは、歌姫は歌姫なんだけどちょっと声が硬めな方々だったので、くみちゃんにかかる期待は大きいわ~!!

ちなみに、私の予想はソレリ=実咲凜音ちゃん、子エリック=一花でした。だって、凜音ちゃんの子役って想像つかないんだもーん。


・おおお!!

と叫んだ配役は、ジョセフ・ブケー:天真みちる。
中村さん、やるな!!と思いました。

幕開き早々、楽しみにしてまーす♪




新人公演はどうなるんでしょうねえ。
全然予想がつかないのですがなんとなく、3パターン考えてみました。

①真由ちゃんエリック案
エリック→鳳、キャリエール→真瀬、フィリップ→大河、
アラン・ショレ→輝良、セルジオ→日高、リシャール→柚香

②真由ちゃんキャリエール案(←91期は来年の正月公演まで新公なので、今回は毛色の違う役を勉強する)
エリック→大河、キャリエール→鳳、フィリップ→大河、
アラン・ショレ→天真、セルジオ→輝良、リシャール→真瀬

③妄想案(なるべく歌唱力重視)
エリック→真瀬、キャリエール→天真、フィリップ→大河、
アラン・ショレ→銀華、セルジオ→和海、リシャール→羽立
この場合、真由ちゃんはルドゥ警部あたりかなー。


そんな感じでしょうか?
カルロッタ→天真くんという配役も結構真剣に考えていたんですが、本役が一花ってことは、新公も娘役でしょうね。ショレがちゃんとした二枚目になるんだろうし。
……結構、男役は新公も激戦になったような気がします。


娘役は、声のイメージからすると、凜音ちゃんと仙名さんでクリスティーヌとベラドーヴァ、どっちかがどっちか、って感じかなあ?

娘(女)役で一番の大役カルロッタは、、、鞠花ゆめちゃんとかどうでしょう?たしか、彼女も歌えましたよね。イメージだと白姫あかりちゃんとかも合いそうなんだけど、歌はどうなんだろう?

子エリックはべーちゃん(桜咲彩花)、ソレリは春花きららちゃんか初花美咲ちゃんだと嬉しいんだけど……駄目かなあ。似合いそうなんだけど。



なんて、最後は妄想に走ってしまったような気もしますが、
なにはともあれ、蘭トムさん、トップとしての第一歩、おめでとうございます。

公演、楽しみにしていますので、みなさん喉を大事にして、音楽を楽しんでください♪



壮一帆ディナーショー「Bright」、楽しいショーでした。
ちょっと間があいてしまいましたが、あらためて「おめでとうございます!」の気持ちをこめて、簡単に。



■「It’s Today」(メイム)
元気な、そして元気のでるオープニング。ミュージカルの曲を使ったコンサートなどのオープニングによく使われる曲ですが、いかにも「ショーが始まる!」というワクワク感があるのが良いですよね。
紅い衣装がみんな良く似合ってて、素敵でした♪

いきなりの挨拶とメンバー紹介。一曲歌ってMCって割と珍しいパターンのような?いや、ディナーショーってあまり行かないのでパターンと言えるほどの経験はありませんが(汗)。
東日本大震災へのお見舞いを真摯に、さらっと語って、すぐに明るくもっていくところがさすがだな、と思いました。


■「未来へ」(エクスカリバー)
「(指揮の)吉田優子先生が作曲されたた名曲を」と前振りして、壮ちゃんのソロ。
いやー、歌うまくなったなあ、と感心したのはまずここですね。なんといってもこの曲は、ずんこさん(姿月あさと)さんの声で耳に残っているので(汗)。


■ミュージカル映画『バーレスク』より三曲。
壮ちゃんがハケると、娘役が順番に「パッサージュ」のチュールレースの衣装で登場。さあやが黄色で残り二人がオレンジだったかな?違うかも。【はな さまからコメントをいただきました。さあやがピンク、くみちゃんがオレンジ、朝月さんが黄色だったそうです。失礼しました!その後の黄色の場面とごっちゃになったらしいです】
「ル・パラディ」でも使われていたけど、この衣装は本当に可愛いですよねー。大好きなので何度見ても嬉しい。可愛い娘役が着ていると、それだけで幸せになれる(*^ ^*)。

歌はちょっとムーディーで色っぽい、猥雑な空気感。コード進行が私好み♪ちょっと「キャバレー」を思い出しました。
シャツにベスト姿の真由ちゃんと娘役たちの掛け合いが良かった。真由ちゃんって色っぽいなー。

一曲終わって暗転、いきなり壮ちゃんのアカペラのソロ。
照明が入ると、センターに壮ちゃん。衣装はパーシー・ブレイクニーのシマウマの衣装(トウコさんのだったかな)。すごく似合ってて吃驚した!)。ああいうのって裾は伸ばせるのね(@ @)と思ったことは内緒です。髪形もちょっとパーシーっぽく後ろでひとくくりにしてて、可愛かった。
音楽も格好良くて、いい場面でした。「Rock’n Roll!」/「腰を振り」とか、そんな歌詞を繰り返すサビがちょっとラップっぽくてすっごい格好良かった♪


客席を盛り上げるだけ盛り上げて、MCコーナーへ。
とは言っても大したおしゃべりは無かったかな。さあやが壮ちゃんの衣装を褒めようとして自爆していたくらいしか覚えてません(ごめんなさい)。

最初に、壮ちゃんがシマウマの上衣を脱いで真由ちゃんに渡すと、真由ちゃんがいったん引っ込んで水を持って現れるんですが……、喋り続ける壮ちゃんの脇に控えて、飲み終わるのを待つ真由ちゃん、めっさ可愛かったー!
水を呑みながら「じゃあ喋ってて」と言われて「えっっっっ!」とキョドる真由ちゃんも可愛かったなあ(デレデレ)。あのネタって、蘭寿さん+鳳翔大くんでもやってたなー(^ ^)。大くんはかろうじてつないでたけど、真由ちゃんのことはさあやが助けてあげてたような(^ ^)。

飲み終わった水のボトルをもって真由ちゃんは退場、壮ちゃんと娘役三人でもう一曲♪
これもすごく格好良くて、「バーレスク」を観てみたくなりました!


■「私には羽根がある」(虞美人)
4人がハケると、上手袖から中国風の衣装に着替えた真由ちゃんが登場。
芝居の中で歌うのと、こういうコンサート(ショー)で「音楽」として歌うのとでは全然違うはずなんですが、真由ちゃんは、そこをちゃんと意識して歌っていたと思います♪ すごく良かったです。
この一曲だけのために髪まで全部用意した真由ちゃん。綺麗でした。せっかくなので、項羽と劉邦の掛け合いの歌を二人で歌ってほしかった(^ ^)


■「遥かなる呼び声~命よりも長く」(オグリ!)
コーラスの呼び声に応えて、オグリさま登場!

衣装は「太王四神記」のタムドクのだったかな?(←違うかも)黒髪ロングが似合うなあ。っていうか、まさかこの衣装でオグリかよ!と突っ込んでしまいましたが。
しかし良かったです。すみ花ちゃんとのデュエットももちろん大好きだったけど、こういうコンサートの場では、さあやちゃんの柔らかな声の方が映えるかも、と思いました。……普通に恋人同士のラブソングに聴こえる(見える)のがとても不思議。ママだったのにー。


■「眠れ愛しい子よ」(太王四神記)
壮ちゃんのプルキル、好きすぎる。あの歌を単体で聴くのは初めてでしたが、思いのほか良い歌でした。いや、あの歌きいたら眠れないけど(^ ^;ゞ
物語性のある歌が似合うひとだなあ(感心)。


■「東へ」(虞美人)
「眠れ、愛しい子よ」とメドレーのようにつながってましたが、違和感のなさに驚きました。


■日本物コーナー

・「川霧の橋」(主題歌)
同期の蘭寿さんも、3月のディナーショーでも歌っていましたが、良い曲ですよねえ。
歌い方も全然違ってて、なんかお得な気分でした。蘭寿さんは「月の燈影」のイメージまんまでしたが、壮ちゃんは日本物では不思議と貴公子っぽい雰囲気(声)がある人なので、本当に別の作品みたいだなーと思いました。

・「恋の曼荼羅」(新源氏物語)
芯の強い声が、こういう歌いあげる系の歌にあうのでしょうか。ワンコーラスだけだったのが残念なくらい似合ってました。

・「この恋は雲の涯まで」(主題歌)
壮ちゃんの義経、観てみたい!!
この作品を再演しなくてもいいんですが、鎌倉時代の武士は壮ちゃんにすごく似合いそう。
悲劇の貴公子っぽさを前面に出した脚本じゃなくて、時代の中でもがきながら主導権を握ろうとする鎌倉武士を、人間として描くような作品を観てみたいです(^ ^)。


■「愛 燃える」(主題歌)
作品はともかく、この歌はすごく好きでした。
壮ちゃんの声質にもよく合っていて、ほぼ独りでもたせた長大なコーナーの最後を飾るにふさわしい大曲を見事に歌い上げていたと思います。おおーと思いました(*^ ^*)。

CSだったかMCだったかで「(岡田先生に)歌いたい曲をいろいろ言ったら、全部採用されてしまって……主題歌だらけになってしまって大変だった」という話をしてましたが、これだけの大曲を立て続けに歌ってまったく疲れを感じさせない強靭な喉には感心(^ ^)。


■「春風の招待」(主題歌)
壮ちゃんがはけたあと、それまでとはうって変わって軽やかなメロディーが。
「Flush Collecion」のオープニングの曲ですよね?可愛い曲だなあ~♪
黄色い衣装のコーラスたちの真ん中で、真由ちゃんがメロディを歌ってました。こういう曲だったのか(「Flush…」では前奏と後奏しか使われてないような?)。
4人とも、とにかく可愛い(はあと)。

客席降りもあったのですが、ディナーショーでコーラスのみの客降りって珍しい…ですよね?
さあやちゃんがすぐ近くをとおってくれて幸せでした(はぁと)。


■「嵐が丘」(主題歌)
壮ちゃんのソロ。いやー、歌いだしが低くて吃驚。そういえば、たかこさん(和央ようか)はフランツを軽々歌ったひとだったな……。
壮ちゃんって、なにげに音域広いんですねえ(感心)


■「ジタン・デ・ジタン」(主題歌)
リズミカルな前奏に合わせて、娘役3人の「ジタン!」のコーラス。
イベントでの鳳蘭さんの熱唱が印象的な名曲。専科エンカレでも誰か歌ってたましたよね。こういう、血が滾るような曲を後半に持ってくるのは良いなあ。気持ちが盛り上がる。
色っぽい歌をきっちり色っぽく歌ってくれた壮ちゃん。とっても素敵でした。さりげなく絡む娘役との振りが素敵。



ここで、少しまとまったMCコーナーがあったのですが、
ちょっと、じゃなくてすごーーーーく長くなりそうなので、詳細は後回しにさせてください(汗)



■「闇が広がる」(エリザベート)
盛り上がったMCの空気を鎮めるように、ちょっと間をとりながら曲を紹介する壮ちゃん。
一瞬前まで賑やかだった空気が、前奏が始まった途端に闇に染まるのがすごい。

紺色のスーツの壮ちゃんと、明るい水色の真由ちゃん。光と闇な二人。
どS満開で、楽しそうに真由ルドルフを追いつめるトート閣下。真由ちゃんのピッチが少し高めなのでハーモニーは若干微妙でしたが、芝居に完全に引きこまれていました。


■「セピア色の写真」(ウォーターフロント・ララバイ)
娘役3人で歌う可愛らしいナンバー。美しいコーラスはもちろん素敵だったけど、3人でソロフレーズを歌い継ぐような感じになっていたのが嬉しかったです。三人とも歌えるってすごいなあ(*^ ^*)。


■「風に立つライオン」(さだまさし)
こう書くと、なんか「さだまさし」というミュージカルがあるみたい(^ ^)。

「私は青春のすべてを宝塚に打ち込んできました」
という壮ちゃんの独白が、とても印象的でした。
なんというか。胸にすとんと落ちてきたんですよね。壮ちゃんの「青春」の重みが。
それは本当に、「すべて」だったんだろうな、と。

「僕は風に向かって立つライオンでありたい」
そう歌う壮ちゃんの周囲を吹き抜けた乾いた風の、びょうびょうとした音が聴こえるようで。
その風が歌う「Amazing Grace」の優しい響きに、身体ごと包みこまれるようで。

壮ちゃんは、この風の音を聞きながら、今も、そしてこれからもこの場所に立ち続けてくれるのだ、と。
それが嬉しくて、そして、苦しくて。

立ともみさんが専科エンカレッジコンサートで歌ってくれた時もボロ泣きしたんですよね、私。
いや、それ以前に、さだまさしが歌ってるのを聞いたときも泣きましたけど(^ ^;ゞ

「すべてを捧げてきた」と言い切れる人でないと、なかなか歌いきれない歌だなあ、と思います。
壮ちゃんも、よく歌いきったな、と。

「Amazing Grace」は赦しの音楽なんですよね。
三木さんが「Dancing Heros!」で使っていましたが(「Rock On」全ツバージョンにも)、ああいう場面で使うとなんか安っぽい感じがしてしまう……(汗)


■「Beautiful Love」(ビューティフル・ピープル)
全精力をかけて歌いきった壮ちゃんがはけて、コーラス4人が黒で登場。メロディが綺麗で、素敵な曲でした♪

白い衣装に着替えた壮ちゃんが、輝くような美しさ。
ああ、うつくしい人だなあ、としみじみと思いました。


■アンコールその1
メニューに載っていなかったので多分アンコール扱いだと思うんですが、構成としてはここまでが一連のショー、という印象でした。
曲は「ローズ」。穏やかで優しい、素敵な曲。壮ちゃんの優しさを全身に浴びた気がしました。


■アンコールその2
いったん挨拶して、バンドのみなさんもハケた後、もう一度戻ってきた壮ちゃんと吉田優子さん。

吉田さんのピアノ伴奏で、壮ちゃんが歌う「薔薇色の人生」。
腕に数本の薔薇を抱えた壮ちゃんが、甘く歌うラヴ・ソング。

間奏でゆっくりと舞台を降り、すぐ目の前のお客さまに腕の中の薔薇を一本。
ゆっくりと会場を歩いて、中央あたりのテーブルに座っていた真飛さんに一本。感想を聞いて、軽くじゃれてからテーブルを離れ……かけて、くるんと振り向いてめおちゃんにもう一本(*^ ^*)。
その、間のとりかたが憎らしいくらいキマってて、素敵でしたぁ! スターだなあ……(←いまさら?)



ほんとに良いショーでした。
壮ちゃんのスター性と芝居力、歌唱力をしっかりと魅せつつ、総勢5人とは思えないほどいろんな組み合わせがあって、全員に見せ場があって。
音楽もバラエティに富んで飽きなかったし、なんたって、全員がある程度歌えるって素晴らしい♪

岡田さんのショーって、一定のレベルは確実に超えてきてくれるんですよね。
本当に楽しい、あっという間の一時間強でした。

素敵な、そして“Bright”な時間を、本当にありがとうございました!


東宝劇場にて、月組新人公演「バラの国の王子」を観劇してまいりました。


演出は本公演と同じ木村さん。特に演出的な見どころもなかったので、いきなり一言感想にいかせていただきます。

■野獣   煌月爽矢(霧矢大夢)
いろいろ工夫して、ゆうきなりにがんばっていたのはすごく感じられました。
ただ、この作品は本当に霧矢さんありきというか、あの圧倒的な存在感があってこそ!!という部分が大きいので、、、大変だっただろうな、と思いました。
今までの新公を観ていても、普通に歌える人だと思うのですが、、、案外声質が軽いんですね。野獣のナンバーはドラマティックな重厚な歌が多いので、思ったより苦戦していた印象。

挨拶は……あれは天然なんでしょうか。すっごく真面目に真剣に良い挨拶をしているのに、どうしてあんなに笑えたんだろう………(照)。


■ベル   愛風ゆめ(蒼乃夕妃)
とにかく声が可愛くて魅力的。喋る声も歌う声も、柔らかく澄んだソプラノで、これぞヒロインの声!と思いました。
動物たちと次々に出会って、興奮してきゃあきゃあ騒ぐ場面とかも、声が可愛いのでキャラも違和感はなかったです。うん。歌も芝居も問題ないし、課題はメークだけだなー。

「ラストプレイ」のシガレットガールがあまりにも可愛くて一度で覚えた美人さんですが、今回のメークは今一つだったかな。ちょっと大人っぽい顔立ちなので、甘さを足すように描いてみるといいんじゃないかと思います。


■王様 紫門ゆりや(龍真咲)
人を愛することの出来ないキャラ設定がまさお(龍)に宛書きだなーと思っていたので、愛情深くて優しいゆりやんにはどうにも組みたてようがなかったんだろうなあ…という残念感がありました。
この物語のテーマともいえる、「我慢することを知らない」「手を伸ばしてはいけないものさえ貪欲に求める」=それが人間である、という認識が類型的なので(脚本的に)、深めようがないんですよね……。
立ち姿とかマントさばきとか、すごくいろいろ工夫していたんですが(泣)。あと、ラストに母の背中を抱いて去る姿がすごく情に溢れていて、、、ゆりやんらしい後ろ姿だな、と思いました。

歌もがんばっていたんですが、低音部の響きの豊かさはまだまだだな~、と思いました。でも、一年前のショーヴラン(大劇場)を考えれば、着実に伸びているなあと思います。がんばれ!秋の公演を楽しみにしています。


■妹君   花陽みら(彩星りおん)
大劇場公演の評判がとても良かったので、勝手に期待しすぎてしまったらしく……思いのほか歌で苦戦していたのが意外でした。あの歌、娘役が歌うのは難しいんだなあ。
芝居は良かったです。迫力と貫録と自分への自信。ラストに、それが崩れたときの慟哭。ヒロイン経験は無駄ではないんだな、と思いました。


■清き仙女 白雪さち花(花瀬みずか)
ぬくもりのある優しい声が、役にあっていたと思います。白い華麗なドレスが良く似合って華やかでした。


■アンリ  千海華蘭(青樹泉)
可愛い可愛いと思っていたからんちゃんの、ちょっと翳りのある美貌に見惚れてしまいました。なんて綺麗なんだろう……。
本公演よりも王様の自己中心的な浅薄さが薄いので、裏切るほどに追い詰められる理由がわからないというか(汗)、よくわからない役になってしまったような。
軍服の着こなしはがんばりましょう(^ ^)。


■商人   輝月ゆうま(越乃リュウ)
いやー、巧かった。「ジプシー男爵」で話題をさらった95期ですが、本当に巧い!!渋いし格好良いし、これで研3になったばかりとか信じられない(^ ^;
将来がとても楽しみです(真顔)。


■長女   鳳月杏(星条海斗)
美しい!!「長い春の果てに」フローレンスに酷似していてびっくりしましたが、とにかく可愛かった(*^ ^*)。
芝居は回りがよく見えていて上級生の仕事ができていたと思います。っていうか違和感なく杏ちゃんのパパに見えた輝月さんすごい………(@ @)


■次女   晴音アキ(憧花ゆりの)
二作連続で同期の愛希さんの役に入っていた晴音さん、今回の役が今までで一番弾けてて魅力的でした。笑顔が可愛くて魅力的。元気いっぱいで嫌味もいっぱいで、杏ちゃんとの息もぴったり♪


■村の青年たち(兵士) 篁祐希(綾月せり)、貴澄隼人(彩央寿音)、星那由貴(華央あみり)、翔我つばき(美翔かずき)
本公演では私の眼を釘づけにしていた青年たち。
新人公演もよくがんばっていましたが、本役は本当に、歌も芝居も突出して巧いひとが配役されているんですよね……。こういう役って経験の浅い人ばかりだと難しいよね……。

篁くんは、昔とは別人のように痩せて格好良くなって、いい男役になりそう♪下級生をよく引っ張っていたと思います。
貴澄・星那は手堅い感じ。歌も台詞も安定しているし、タップも頑張ってました。
翔我さんは、声は高いけど、歌は悪くないですね。あの声質に合った歌が与えられれば伸びるような気がします。あと、美人なのにお化粧がちょっと勿体無いような。もう少し眉を太くして、地色を暗めにすれば男っぽくなるんじゃないいかなあ(ホントかな?)


■小鳥たち 星輝つばさ(沢希理寿)、天翔りいら(響れおな)、隼海惺(紫門ゆりや)、煌海ルイセ(煌月爽矢)、夢奈瑠音(輝城みつる)、愛希れいか(珠城りょう)
こちらも本公演で私の眼を捉えて離さない小鳥たち。
……あのハーモニー、合わせるのは難しいんだなあ、としみじみ思いました。

背丈がばらばらなのは本公演と同じですが、並んだときの凸凹が本公演とは違うので不思議な感じもしました。


■家臣(虎)珠城りょう(明日海りお)
歌も芝居も安定してきましたよねー。身体は大きいのに優しくて、芯から可愛い(はぁと)。主君に対する情愛に満ちた、魅力的なスターになりつつあるなあと思います。

■家臣(ライオン)貴千碧(一色瑠加)
ベルと出会う場面のダンスが格好よくて見惚れました。いやー、まんちゃん踊ると本当にかっこいいわー!

■家臣(ジャガー)有瀬そう(研ルイス)
落ち着いた重臣ぶりがよく似合っていました。歌も良かった!

■家臣(モンキー)輝城みつる(桐生園加)
園加と歌が結びつかなくて、どうして輝城くんに回ってきたんだろう?と思っていたのですが、予想外に朗々と歌う箇所があってびっくり。Mr.モンキーが結構歌を歌うキャラだということを忘れてました。
歌は当然としても、それ以外にも、ちょっとした挨拶や仕草も魅力的で、とても良かったです。

■家臣(シカ)朝美絢(光月るう)
あの美貌に注目してからもう一年近くになりますが、鹿のパペットもよく似合いますね(^ ^)。ちょっとした移動でも軽やかにステップを踏んでいるのが可愛かった!

■家臣(チーター)美泉儷(宇月颯)
ベルと最初に逢った時、なかなか名前(種族名)を言ってもらえなくて落ち込む芝居が可愛かったです(座りこんじゃうんだもん)。
肩の使い方とか、宇月くんとは全然違うけど美泉さんなりの工夫がみられて楽しかったです。

■家臣(野兎)咲希あかね(妃鳳こころ)
とにかく顔がちいさくて可愛い!!

■家臣(リス)舞乃ゆか(美夢ひまり)
とにかく可愛い!!(そればっかり…)

■家臣(山猫)真凜カンナ(萌花ゆりあ)
表情豊かなカンナちゃん。萌花さんの役を演じているとその感情の豊かさに驚きます。可愛いなあ。

■家臣(キツネ)真愛涼歌(羽咲まな)
最初のコーラスシーンですごく汗だくだったのはなんだったんだろう?後半は普通に可愛かったです。あのパペットはキツネだったのか……(わかれよ)

■家臣(ヒツジ)紗那ゆずは(夏月都)
髪を耳の上に丸くまとめて、羊のつのみたいにしていたのがめっちゃ可愛かったです。ゆずはちゃん、本当にセンスがいいなあ。次こそ良い役がつくといいんだけど……(祈)

■家臣(ビーバー)都月みあ(琴音和葉)
みあちゃんホントに可愛いよーー!!


そんなところでしょうか。
村の娘さんたちも可愛かったけど、特記することもないしなあ。

演出家が本公演と同じなせいか、なんというか、公演としての新鮮味があまり感じられない新人公演でした。あの作品ではやりようがないとはいえ、実力のある人が揃っているのに勿体無いなあ、というのが正直な感想です。
役者一人一人はがんばっていたのに、こんな感想ですみません。次回公演を楽しみにしています。



壮一帆ディナーショー「Bright」
付属のトークショー(^ ^)について。



「ジタン・デ・ジタン」を歌い終わったあとのMC。
ショーも中盤を過ぎて、客席も相当アツクなっていたんですが、トークも熱かったです(はぁと)。


とりあえず、「暑い!!」と叫びながら、MCコーナーの始まりを告げる壮ちゃん。
お題は「あなたのBrightな時間とは?そして、あなたのプチBrightは?」


・さあや
「Brightな時間は、“今”」と言いながら、「研11にして娘役は奥が深いと(改めて)気づきました」みたいな話をしていたと思います。
途中でちょっとぐたぐたになったんですが、フォローしてくれた壮ちゃんに
「壮さんも、前回の公演では素敵な女役を」
と振って、
「今日は旦那さま(←真飛さん)もいらしてます(客席拍手)」
とつなぎ、
「……私のことはいいから」
と切られて凹んだりしてました(^ ^)。

プチBrightは「家で、時刻表をみて旅した気分になること」だそうです。
思わず、どこの鉄道研究会かと思ってしまった(汗)。

「そのまま寝たら、良い夢がみれそうだね」
という壮さんのフォロー(?)を
「夢は見ないんですけど」
と切り捨てていたのが(笑)緊張しすぎていたみたいで、なんとなくかみ合わない会話が、めっちゃ可笑しかったです。


・くみちゃん
くみちゃんのプチBrightは、カラオケだそうです。最長で8時間やったこともある、と言ってました。
……猫は、友人と二人で10時間やったことがありますが。それも昼間に。……くみちゃんとカラオケ行きたいなあ(*^ ^*)。

ちなみに、くみちゃんの持ち歌は「隣のトトロ」だそうです(^ ^)

さらにちなみに、さあやの持ち歌は「ヨイトマケの歌」。いちいちさあやに振って話題を盛り上げる壮ちゃんが素敵にドSで、真顔で答えるさあやが本当に可愛かった!(*^ ^*)。

そんなさあやが壮ちゃんの持ち歌も聞いてくれました。
「ガラスの十代」と、当然のことのように胸を張って答えた壮ちゃんが可愛かったな~♪
……せっかくなので、残り二人にも聞いてみてほしかったよー。


・真由ちゃん
新人公演の長の学年になって、50人をまとめて一つの公演を創るというのはすごくBrightなことだと実感しました……みたいな、すごく真面目なことを喋っているのに、、、聞いているうちになぜか笑わずにはいられなくなるのが真由ちゃんの才能かも、と思いました。
なんか、子供が一生懸命説明しているみたいでめっさ微笑ましかったんだもん!

あと、宝塚ファンだったころから舞台から香ってくる匂い(ドーランとかの匂い?)が好きだったので、最近それに似た香りの香水(?)を見つけて嬉しかった、今日もつけているので、客席おりのときにご注目ください、みたいなことを言って手首を差し出してました(^ ^)。


・朝月さん
プチBrightは、お菓子を作ることが好きなので、「美味しいお菓子を作って、食べたみんなが笑顔になるのを見ながらアイスを食べることです」…という話だったと思います。
可愛いなー。
さあやが「(交換条件なしで)お菓子をくれるなんて、いいBrightですね!」みたいなことを真顔で言っていたのもめっちゃツボでした。


・壮さん
肝心の壮さんは?と聞かれて、
「お客さまのキラキラした笑顔で、私たちもBrightになれているなーと思う」
……という話を、いたって真面目に話す壮ちゃん。

それなのに。
話が一瞬途切れた瞬間に、すかさず「壮さんのプチBrightは?」と突っ込んで、「今すごく良い話してたんやけど、きいてた!?」と返され、玉砕するさあや。その繋ぎをいれなくてはならないので、コーナーが始まったときから一人で緊張してテンパってたんだろうな~と思ったら、可愛くて可愛くてたまりません(*^ ^*)。

で、壮さんのプチBrightは、「いたずらを待つ時間」だそうな。さすがどSの面目躍如!という結論でした。



この場面でのトークはそんな感じだったかな。


あとは……ラストの「Beautiful Love」を歌ったあとだったかな?さあやが
「無事に終わって良かったです」
と言い放ったのは。
壮ちゃんは、一瞬沈黙してそのまま流そうとしていたんですが、さあやの隣で、真由ちゃんがかすかな声で
「まだ終わってません!まだ終わってません!」
と囁いていたのが、もう……

結局、壮ちゃんも放置できなくなってさあやにツッコミいれて、さらに真由ちゃんに
「ふじぴーも突っ込めるようになったんやな!ちょっと声小さかったけど
と、褒めつつ駄目だしするという高度な指導をしていらっしゃました(^ ^;ゞ

いやー、さあやのおかげで、あのとき他のメンバーがどんなコメントしたのかすっかり忘れてしまいましたわ……


なんだか、すっかり「初姫さあやMCレポ」になってしまってすみません。
同じ人のディナーショーに2回呼ばれるってことは、それなりの理由があるんだな、と納得いたしました(^ ^)。



私が観たのは宝塚ホテルの初日でしたが、客席には真飛さんめおちゃんだけでなく、花組の上級生がかなり来てました。
組長さん以下、2テーブル半くらいは花組だったような。

雪組さんは大凪さんと透水さらさちゃんを見掛けたけど、他はどうだろう。あの時宝塚に居たのはバウ組だけだから、壮ちゃんが雪組に居た時代の組子は少なかったはずですよね……。
星組さんも何人かいらしてたみたいですが、私が見たのはともみん(夢乃聖夏)だけかな?あとは誰が来ていたんでしょうね。大劇場公演中だから、ディナーから参加するとなると結構慌ただしいですよね。

会場奥の椅子席はかなりたくさん用意されていたんですが、残念ながら私の席からは誰が座ったのかよく見えず(↓)。宙組ッ子も何人か見かけましたが、祐飛さんすみ花ちゃんはいらしてなかったみたいで、とても残念!!



ディナーショーについてはこんなところでしょうか。
宝塚の二日目や、東京に参加されたみなさま、トーク内容と客席のお客様を、ぜひぜひ教えてくださいませ~~!



四季劇場「秋」にて、劇団四季オリジナルミュージカル「夢から醒めた夢」を観劇してまいりました。



赤川次郎原作、三木たかし(&宮川彬良)作曲、浅利慶太演出。初演以来、何度かリニューアルされながら再演を繰り返し、劇団四季の誇る名作ミュージカルのひとつ。
この作品は、私にとって、日本のオリジナルミュージカル(除く宝塚)の中で5本の指に入るくらい好きな作品なので、ちょっとあらすじなど紹介してみたりします(^ ^)。


夢の配達人が案内する「夢」の世界。彼は一人の女優に「ピコ」という少女の役割を与え、観客を案内していく。
ちょっとだけ幽霊の世界をのぞいてみたい、なんて好奇心旺盛なピコは夜の遊園地で幽霊の少女マコに出会う。突然の交通事故で命を落としたマコは、嘆き悲しむ母親に一目会ってお別れが言いたい。そのために入れ替わってくれる人を探してさまよっていた。
話を聞いたピコは、マコへの友情と好奇心から彼女の願いを叶え、一日だけ、霊たちの世界を旅する冒険は始まる……。


初演は1987年。このときはファミリーミュージカルだったのが、翌年にはパワーアップして「オリジナルミュージカル」に。
私が初めて見たのはいつかなあ……。1994年くらいだったのかな?そのときのキャストは、ピコ=保坂千寿、マコ=堀内敬子、マコ母=末次美沙緒、メソ=荒川務、デビル=光枝明彦、エンジェル=八巻大、夢の配達人=下村尊則、、、、あとはヤクザの野中さんくらいしか覚えていませんが(キャスト表はどっかにあるはずだが探せない)、とにかく泣いて笑ってまた泣いて、忙しい観劇だったことは鮮明に覚えています。

作品(音楽)がすっかり気に入って、その後も何度か観ていましたが、本格的にハマったのはたぶん2000年のリニューアル後。メソを演じていた道口瑞之さんの声に惚れて、しばらく通い詰めてましたね(^ ^)。
その後、事情があってあまり観劇できなくり、四季の会も自然消滅してすっかり観なくなっていたのですが、たまたま道口さんが夢の配達人を演じている(!)と聞いて、慌ててチケットを取ってみました(^ ^)。


今回の上演は2000年の加藤敬二さんによる新演出版で、開演前のロビーパフォーマンスもそのまま。ついついメソ役の方がやっている操り人形の遣い手に握手をしてもらったりしていたのですが、今回の目当てはそっちじゃなくて配達人だった!と思いだして、開演ギリギリに登場する青いマントの後をついて歩いてみたのですが……あの人は手を出せない(配達人の衣装がばれちゃうから)ので握手は無理なのでした(T T)しょぼん。



この作品の一番の売りは、なんといっても三木たかしの甘いメロディだと思うので、歌唱力のあるメンバーが揃った今回のキャストはまあまあ良かったと思います。
ただ、2000年のリニューアル以来、最初の遊園地の場面や霊界空港でのダンスも売りの一つになっていると思うのですが、そこはちょっと不満が残りました。アクロバティックな振りがちょっと残念な感じ。あと、霊界空港の女性アンサンブルも、もう少しスタイルが揃っていると見栄えがいいのになーと思いました。
でもまあ、全体的には十分満足♪


それでは、キャストごとに一言ずつ。

■夢の配達人 道口瑞之
すみません、猫は道口くんのファンで、あの声を聞いただけで幸せになってしまうので、全く客観的な評価はできません(^ ^;
いやあ~、何年もあの声を聴かずにいたなんて信じられない。おっかけが復活してしまいそうです(^ ^;;;;夢醒めが終わったら何に出るんだろう~~~?


■デビル   川原洋一郎
光枝明彦さんが退団されたときに、たくさんの人が抱いたであろう疑問。
「デビルはこれから誰がやるの?」「っていうか、夢醒めは今後上演できるの?」
いやー、宝塚版「ファントム」のカルロッタも、出雲綾さんが卒業されたときに同じように思ったんですが、案外どうにかなるものなんですねえ。
【すっかり四季から離れていたので知らなかったのですが、道口くんがデビルを演じたこともあるんですね!(@ @)いや~、観たかった~~!!】


川原さんのデビル。全く想像もしていなかったけど、観てみれば「なるほどー」という感じでした。もっと全然違うキャラクターになるのかなと思っていたけど、脚本的にも、その解釈も、ほぼ光枝さんの時と同じでした。
ギャグも同じだったし(^ ^)。
光枝さんは自由奔放にやってましたが、川原さんはまだ探り探りかな?という気もしましたが、ただの先入観なのかも。光枝さんのを観たことがなくて今回初めて観た人だったら、たぶん何の問題もないんじゃないかなあ……。
あ、でも、個人的には鬘は付けた方がいいんじゃないかなーと思いましたが(汗)。

むしろ気になったのは脚本というか、ギャグが古くなっちゃったことですね。
「規制緩和」とかの一連は、当時はホントに爆笑しちゃうくらい鮮烈だったけど、今となっては……という感じだし。
これは演じ手の問題ではなく、時代の問題だと思うんですが。


■ピコ    岡村美南
ちーさん(保坂千寿)と樋口麻美さんのお二人は観たことがあるので、3人目のピコ、ということになる……のかな?あれ、吉沢さんのピコも観たことあるかな?(記憶喪失)
まあそれはともかく。
岡村さん、良かったと思います。ロングランキャストとして過不足ないんじゃなかな。ちーさんのファンなので、ちーさんと比べるといろいろいろいろ言いたくなりますが、そういうのを抜きで考えれば、歌も良かったし芝居も可愛かったし。
エルファバに入ったこともある人だそうですが、納得の実力だったと思います。

ただ、劇団四季の女優としてはものすごい長身な人で、小柄なマコと並ぶと親子みたいでしたけど(汗)、まあ今回は配達人も長身だから問題なかったかな。
あの長身とスタイル、そして顔の感じがちょっと男役っぽいというか、ぶっちゃけ昨年末に卒業した星組の水輝涼さんにすごく良く似ていて、開幕してからしばらくは真顔で「まさか……?」と思ってました(^ ^;


■マコ    苫田亜沙子
苫田さんを観たのは初めてかな…?お名前は見たことがあるような気がしますが。
今まで観たマコの中で、一番『強い』マコでした。幽霊だから「元気」っていうのではないのですが……一番近いのは「頑固」かな(^ ^)。二幕の後半で「悲しみに別れ告げて 私ひとり逝くの」と歌う声の強さに、とても感動しました。
「行かないで」のナンバーで、マコ母ではなくマコの歌に泣かされたのは初めてでした(汗)。

これだけマコが強いと、生半可なピコでは負けてしまうと思うのですが、岡村さんの明るいパワーというかエネルギーも素晴らしかったです。このお二人の組み合わせが良かったのかも。


■マコの母  早水小夜子
ここは不動ですね。歌唱力は相変わらず素晴らしいなあ。芝居も相変わらずだけど(^ ^;。


■メソ    飯村和也
荒川さん、道口くん、有賀くんときて、4人目のメソ……かな?
長身の二枚目で、歌もテノールの良い声でした。若干インパクトには欠けたけど、まあこんなものかなあ。

びっくりしたのは、メソの自殺の原因がイジメになっていたこと(オリジナルでは、受験の失敗を苦にして…だったはず)。
うーん、まあ確かに、2000年当時でさえ、“浪人くらいで自殺なんてするかよ…”と思ってはいましたけど(- -;


■エンジェル 有賀光一
歌も芝居も良かったです。やっぱり有賀くんは根っからの天使なんだなあ(*^ ^*)
「み~んなが幸せになれたらいいなあ~」という決め台詞が、ちょっと流れてしまっていたのが気になりましたが、意外としっかりデビルに突っ込んでいたりして面白かったです。


■ヤクザ   野中万寿夫
光枝さんなき今、唯一のオリジナルキャストですね(^ ^)。
本当に素晴らしい。ピコが霊界空港を離れる場面のヤクザの芝居が、さらに情に脆くて可愛くなっていて、、、泣けましたー!


■暴走族   西尾健治
■部長    田中廣臣
お二人とも手堅く演じていらっしゃったような。田中さんの部長は全然悪くないんですが、今まで結構印象的な人が演じていらっしゃったので(広瀬さんとか)、大変だろうなーと思いました。


■老人    高橋征郎
■老婦人   佐和由梨
高橋さん、ってこの役は何回くらいなさっているんでしょうか。芝居はがちょっとぎこちないような気がしました。あんなものかなあ。
佐和さんはとにかく素晴らしかった!!コンビとしては良かったと思います♪


■子供たち
三人とも良かったんですけど、あれは誰だったんだろうー?
昔はソロのある三人の子供はキャスト表に名前があったと思うのですが、今回は女性アンサンブルのうちの誰がどれなのかわからなくて残念。
三人とも良かったけど、とくにラストの「パレスチナの子供」の声が印象的でした。

出身地は「アジア」「アフリカ」「パレスチナ」で、私が初めて観たころに戻っていたような気がします。たしか、オリジナルは「アジア」「アフリカ」「アラビア」だったはず(それぞれの間奏がそれっぽい音楽になっている)。
公演のたびに、「カンボジア」になったり「アフガニスタン」になったり「ボスニア・ヘルツェゴビナ」になったりしていましたが、けっこう音楽のイメージが鮮明なので、現実の紛争地帯に拘る必要はないと思っていたんですよねー。

あ、歌詞は「パレスチナの子供」の死因がテロになっていたのが前と違ってました。他にもこまごま違っていたような気がするけどわからない(涙)。



そんなところでしょうか。
久しぶりに観て、ああ、やっぱり良い作品だなーと嬉しくなりました♪
しばらくご無沙汰していた劇団四季ですが、またちょっと復活するかも(^ ^)。

その中でも、道口くんのご活躍をお祈りしています♪ もうルミエール(美女と野獣)は演じていらっしゃらないのかしら?(^ ^)あと、ついにスカーもやったんですね!(私が観ていたころは、キャスティングはされたけど演じたことはなかった……涙)他の役でもいいから、あの声をたくさん聴きたいー!


.
ものすごーく今更なのですが。

やっと先週のCSニュースを見ました♪


■間もなく始まる宙組公演「美しき生涯」に先駆けて、祐飛さんたちが三成の生誕の地に行ったニュース。

ネットで祐飛さんとすみ花ちゃんの『デート企画』みたいなものだと聞いていたので、石田さんも一緒だったことにがっかり(←そこ?)

すみ花ちゃん髪のびたなあ♪ かわいーーーー!
で、最初の映像で、画面右下で写メしてるのは誰なんでしょう?めっちゃ気になるー。

琵琶湖の波打ち際で、座ろうとして当然のようにコケそうになるすみ花ちゃんと、真顔で(背中だけど)駆け寄ろうとする祐飛さん。噂は散々聴いていたんですが、実際に映像でみると本当に萌だなーーーー(しみじみ)


■宙組稽古場レポート
出演者:
壱番槍 フクくんこと福島正則(北翔) 奥方は鈴奈沙也さん
弐番槍 かぁくんこと加藤清正(悠未) 奥方は風莉じんさ
参番槍 カトくんこと加藤嘉明(十輝) 奥方は美風舞良さん
四番槍 ワキくんこと脇坂安治(春風) 奥方は花音舞さん
五番槍 ヒラくんこと平野長泰(鳳翔) 奥方は愛花ちさきさん
六番槍 カスくんこと糟屋武則(蓮水) 奥方は花露すみかさん
七番槍 カタくんこと片桐且元(凪七) 奥方は大海亜呼さん

話はなかなか盛り上がって楽しかったのですが、
ただでさえカオスになりがちな宙組なのに、レポーターいれて9人もいたら、そりゃー収拾つかないわなあ……。
みんな勝手に喋っているし、話飛びまくるし。

個人的に、ともちんがみーちゃんを「みさと」と呼んでいたのがツボでした。大ちゃんのことは「大ちゃん」なのに、どーしてみーちゃんのことは「みさと」なんだ!(*^ ^*)。

明日はいよいよ稽古場映像が流れるはず!これで少しは雰囲気が見えるでしょうか。楽しみです♪


……というわけで、もう寝ます(*^ ^*)


花組大劇場公演「ファントム」の新人公演主なキャストが発表されました(はぁと)


エリック    鳳真由
クリスティーヌ 実咲凜音
キャリエール  真瀬はるか


予想通り、といえば予想通り……なのかもしれませんが。

……すみません。ここは叫んでもいいですか。

真瀬くん、キャリエールおめでとう!!
歌も芝居も、すっごい楽しみです!期待しています(^ ^)。

もちろん、真由ちゃんエリックも凜音ちゃんクリスティーヌもとても嬉しい♪
一本ものの大作主演、おめでとうございます!
真由ちゃんのエリックは、個人的にめちゃくちゃイメージぴったりなので是非観たい!!と思っていたし、凜音ちゃんも、綺麗なソプラノがじっくり聴けるのが嬉しい。「My True Love」は期待しててもいいかなあ……。「サブリナ」「コードヒーロー」「愛のプレリュード」とお芝居は苦戦が続いていますが、今回は得意の歌が武器になる役だし、真由ちゃん真瀬くんという芝居巧者が必ず受け止めてくれるから、思い切ってがつん!といってほしい(^ ^)

いやー、それにしても、真由ちゃんと真瀬くん、かあ(*^ ^*)。二人の芝居がそれぞれに本当に大好きなので、この二人が芝居でがっつり組んでくれることがすごく嬉しいです。
今までもずっと同じ舞台に立ってきているんだけど、案外ちゃんと組んだことはないような気がする。少なくとも、私が二人を意識して観るようになって(太王四神記)からは、ずっと違うチームなんですよね~。いやあ、嬉しいなあ。楽しみだなあ。

特に、最近の真由ちゃんの芝居は本当に神だと思うので(^ ^)。
「麗しのサブリナ」、「コードヒーロー」ときて、「愛のプレリュード」でのヒロインっぷりと壮さんのディナーショーでのルドルフ、、、いやあ、この勢いでエリックを演じてくれたら、もしかしたら、あの作品がすごく好きになれるかもしれない(^ ^;。
新公配役予想も、いろいろ考えたけど、やっぱり真由ちゃんのエリックが観たいというのが第一希望だったもんなあ……。


そして、花組に配属されて最初の出演作品が「ファントム」だった真瀬くん。
新人公演でふみか(紫峰七海)の警官役に入っていたんですよね…(こないだ、録画していた新公の映像を視かえしてみたら、カフェのボーイで踊ってる満面の笑顔が可愛かった☆全然変わってない/笑)

5年の歳月を経て、今、あのとき新人公演でふみかが演じたキャリエールが回ってくるのも、すごい偶然だなと思います。
研6でファントムという作品が回ってきたのは運命でも、そこでキャリエールという役を掴んだのは今までの努力あったればこそだと思うので、ぜひぜひ、がんばっていただきたい!です!!!(ダイエット含めて!)(←あっ……!)



ああ、とにかく嬉しいです!
週末が発売だから、明日には出るだろうと思っていたのですが、、、今日出るとは思わなかった(^ ^)。昨日ちょっと仕事で嫌なことがあったので凹んでいたのですが、おかげで復活しましたわ(*^ ^*)。

あと気になるのはカルロッタとショレの配役ですね。
誰が来るのかなあ?
カルロッタは、本公演が一花ちゃんであることを考えると仙名さんあたりが来る可能性が高いのでしょうか。ショレは誰かなあ。なんか予測がつかない(^ ^;ゞ



なにはともあれ、本公演ともども、新人公演も素晴らしい公演になりますように!
花組の若人たちに幸あれ☆



遠征は来週までお預けなので、宙ファンらしいことを書いてみたいと思います(^ ^)。


■稽古場映像
なんだかテルくん(凰稀かなめ)がいることに違和感がない(^^)。
そして、祐飛さんとの並びが予想以上に良いような気がします(期待値も相当に高かったはずなんですが……生で観たらどうなんだろう?)

七本槍とお嫁さんたちが面白すぎ!誰を観るか決めて、14回観るべきですなこれは。

すみ花ちゃんが意地をはるところ、台詞や雰囲気が「殉情」のこいさんっぽい(*^ ^*)。


ショーのお稽古、宙組の男役は完全男性体型な人が多いので、テルくんが(あれだけ長身にも関わらず)娘役に見える瞬間がある。

れーれのしっぽ!!(歓喜)



■初日映像
すみ花ちゃんの子供時代がめっちゃ可愛いー。
(妃宮)さくらのお市、出番は少なそうだけど綺麗だなあ。

っていうか、祐飛さん綺麗だぁ……(←いまさら?)

未沙さんが扇子で三成さんをいじめる場面は、どう解釈したらいいのでしょうか。そこだけ切り取って視ると、めっちゃ萌なんですけど。

石田みつにゃんの兜がちゃんと登場してくれてとても嬉しい。


ショーはバラエティがあって面白そう。

だがしかし!ま、ま、まさか蜃気楼の衣装が使いまわされる日が来ようとは!!………それも、演出家違うのに!?

れーれのしっぽ!白猫なのになぜしっぽだけ黒いんだ!?私の見間違い?

せっかくテルくんが女役するのに、どうして脚を隠すのよっっっ!?


そんなところでしょうか。
相変わらず祐飛さんの挨拶はいいなあ(*^ ^*)。




ついでに、今日GETした「Graph」について(^ ^)。

今月のGraph、宙組関係は……まっつの「One Day Report」に祐飛さんが登場(←プガチョフの先輩として)したのと、東日本大震災義捐金募集の呼び掛け、「ヴァレンチノ」舞台ルポ(by デソウル)と蘭寿さんのディナーショー、波瀾爆笑我が人生のちや姉(風莉じん)、「My First…」のみっちゃん、そして、巻末のコレクションカードのカチャ、ピンナップのテルくん。
なかなか見どころ満載、って感じかな?(^ ^)


宙組以外のツボは……
・「ステージサイドウォッチ」の、ベッドに横たわる野獣(霧矢)

・「Approach」の壮さんの私物。とくに「ぐるんぱ」のクッションが!!壮さん教えて、どこにあるのそれ!!私も欲しい!!

・87期同期アンケートの(初姫)さあや!!

・「アーサーと円卓の90期」で、アーサー(煌雅あさひ)に後ろから抱かれて、まるで娘役みたい(サイズが)な宇月(颯)くん。どうしてそんなにギラギラな男役衣装なのにアーサーとお似合いなのよっ?
下級生に「レアもの」と呼ばれるとしちゃん、、、想像できない!!
っていうか、雫でもいいから「開脚で飛んだとしちゃん(とアーサー)」の写真を載せてほしかった……↓

・まっつの「One Day Report」の雫。写真がというよりコピーが秀逸。

・コレクションカードのはるこちゃん!!可愛い!!


そんなところでしょうか。
とりあえず、宙組公演、作品も良さそうで楽しみです♪ 暑い夏に向けて、みんながんばってね!!


新宿高島屋にて、「フラガール全国きずなキャラバン」のイベントに参加してまいりました。


3月11日の東日本大震災で被害を受け、現在休館中のスパリゾートハワイアンズ(旧称・常磐ハワイアンセンター)の専属ダンシングチームによる全国巡業の一環としての公演。

企画が最初にニュースになったときに書いた日記はこちらです。
http://80646.diarynote.jp/?day=20110404

今月の頭に巡業を開始して、各地の避難所を回っていた彼らが、やっと一般客の前で踊ってくれる、というので、さっそく行ってまいりました(^ ^)。


「巡業」とはいっても、ショーでお金を取るわけではなく、「震災」を前面に出したイベントでしたけれども、まずはそれでいいんだと思います。
純粋にダンスとして観ても十分鑑賞に耐えるレベルだったと思いますけれども、派手なショーを見慣れた観客にアピールしてなにがしかの入場料を取るには、いろんな意味でちょっと弱いな、というのが正直なところ。
やはり、本来は「スパリゾートハワイアン」という箱の中で演じられるショーですからね。

でも、今のこの状況の中、練習するスペースの確保も難しいだろうに、きちんと揃っていた群舞の美しさと、なによりも彼女たちの輝くような笑顔の美しさは、他の舞台では決して観ることのできないものかもしれません。
短い時間だったけれども、貴重な体験でした。
私にとっても、とても貴重な宝物になったと思います。



新宿高島屋でのイベントは終わってしまいましたが、彼らの巡業は、今後は首都圏・東北・北関東地区、さらには西日本地区ほかへの巡回公演を予定しているようです。
イベントの詳細や今後の予定はこちらで案内してくれる…はず(?)
http://blog.livedoor.jp/hawaiians/

ぜひとも時々チェックいただいて、お近くで実施される際は、ぜひぜひ!お時間の許す限り行ってあげてください。
もちろん、義捐金その他の形で支援をすることも大事なんですけど、やっぱり彼女たちは舞台に立つ人たちだから、その舞台を観てあげることが一番の応援になるんだろうと思うし。

難しいことを考えなくても、しっかり訓練された素敵なダンサーが揃ってますので♪♪
みなまさまもどうぞ、純粋にダンサーさんたちのダンスを楽しみに行くもよし、街角の募金箱にコインを入れるの同じ気持ちで行くもよし。
とにかく、一人でも多くの方が、彼女たちの「極上の笑顔」に触れて、お互いに「元気」を分け合っていただけたら、と祈っています。

思うようにならない世界に負けることなく、一生懸命踊っている彼女たちのところへ、ぜひ、足を運んであげてくださいm(_ _)m。



まだ阪急コミュニケーションズのサイトにはあがっていないようですが……

少し前から噂になっていた組本、どうやら本当に発売されるみたいですねっっっ!

【予約】ザ・タカラヅカ V 宙組特集
http://www.boople.com/bst/BPCatalog?ipr=4484115078


……阪急コミュニケーションズにも出てないし、他の宝塚系書籍を取り扱っているオンライン書店サイトにはどこにも出ていないみたいなのに、なぜここだけ出ているのか……?
もしかしたらこのページ自体がデマなのかもしれませんが(もしそうだったらすみません)、とりあえずこれが現実であると仮定して喜んでおきたいと思います(^ ^)。

なんて言い訳しつつ。



前回の「IV」の時は、組替えの嵐に翻弄されて花組にも宙組にも載り損ねた祐飛さんとすみ花ちゃん(祐飛さんは月組にも載れなかった…)なので、今回なんとか間に合って(感涙)、とても嬉しいです。
楽しみだーーーーっ!!


「おとめ」の表紙も嬉しかったけど、やっぱり組本に全く載らなかったのは結構悲しかったので、なんだかすごくホッとしてます。しかも、組替え直後の探り探りな時じゃなくて、すっかり馴染んだ(たぶん)今、この時に出るというのがとても嬉しい。
楽しい本になりますように(*^ ^*)。


他の組も、これから順次出して行くんですよね?
前回の祐飛さんたちみたいな、卒業したわけでもないのにどの組本にも載っていない(T T)なんていう哀しい人が出ないように、祈っています。


帝国劇場にて、「レ・ミゼラブル」スペシャルキャストバージョンを観劇してまいりました。


開幕早々からすごい迫力で、おお、すごいな~~~~、さすがスペシャルキャスト!と思っていたら。
カーテンコールでジョン(ジョン・ケアード。この作品の演出家)が登場!

……そりゃー、みんな盛り上がるわけですね(^ ^;


今回は、ケアード版のラストと言われているせいか、他の仕事がらみなのか、何度か来ているみたいですね。以前は数年に一回しか来なくて、ジョンに直接指導してもらったことをずっと大事にしてる、みたいな感じだったのに。
やっぱりジョンがいると空気が違うんでしょうねえ~(^ ^)。今回のシリーズはまだ二回しか観ていないけど、アンサンブルのメンバーとか殆ど同じだったのに、前回とは全然違ったもんなー。



それでは、キャストごとに。

◆バルジャン   今井清隆
◆ジャベール   鹿賀丈史
お祭りですねー。滝田さんが出てくださらない以上、今井さんしかいないんでしょうけれども……うーむ。今井さんだと声がキレイすぎて、鹿賀さんのジャベールとのバランスが悪すぎる(涙)。
そして。私は、鹿賀さんにトラウマが……台詞を喋るたびに身構えてしまうんですよ(T T)。後半は鹿賀さんも声が出ていたので安心して聴いていられましたが、最初の牢獄での「奴をここへ呼べ」でいきなりかましてくださったもんだから、「スターズ」くらいまでずーっと落ち着きませんでした(T T)。


◆エポニーヌ   島田歌穂
◆ファンテーヌ  岩崎宏美
私は初演は観ていませんが、1997年の10周年記念公演では散々聴かせていただいたお二人。本当に過不足なく、素晴らしかったし、あの頃のままでとても懐かしかった。
でも、今のキャストもいいなーと改めて思いました(*^ ^*)。

「On My Own」の後、閉じて行くバリケードの間をすり抜けて走りこむエポニーヌ。
本田美奈子ちゃんがやっていた、帽子をキュッと握ってコートを翻す仕草が、今のエポニーヌの定番になっているみたいなので、歌穂ちゃんが普通に歩いて行くのがかえって新鮮でした。そうそう、歌穂ちゃんはこうやってた……!!


◆マリウス    石川禅
いやー、マリウス声が今でもちゃんと出る禅ちゃんに乾杯!!
オペラグラスを使わなければ、十分「あの頃と全然変わってない」と言ってあげられそうな気がしました。痩せましたよね?この公演のために頑張ったんだろうなあ。プロだなあ……。

禅ちゃんのマリウス、本当に好きだったんですよー。
細かいところまでちゃんと考えられてて、なんていうか、「堅物マリウス」そのもので。

「祈りの雨」で、「エポニーヌ、怪我してる!」って言ってからコートの前を開いて、一瞬息をのんでから「どこも血だらけだ…」とか、、、本当に細かいところなんですけど、そういうところで「魂が入ってる」って思えるんですよ。
あらためて、病院でのコゼットとのデュエットがワンフレーズ短くなってる(ワンコーラス目ですぐにバルジャンが加わってくるので、マリウスが立ち直る芝居をする暇がない)のがとても残念だと思いました。
今のマリウスさんたち観ても別に気にならないんだけど、あの場面の禅ちゃんが本当に好きだったから、すごく安念。


◆アンジョルラス 岡幸二郎
最後にもう一度、岡アンジョルラスという夢を見せてくれてありがとう。……といいつつ、次回も出てくれも驚かないけどさ!

1997年から2000年のシリーズで散々通い詰めた岡アンジョルラス。
あの頃のクールで孤独な貴方はどこへ行ったの、と思うほど、スキンシップの多いアンジョルラスだったような気がします。
しっかし、この人の「闘うものの歌が聴こえるか」の歌いだしとか、「立つのだ仲間よ!世界に自由を!」を聴くたびに「求心力」という言葉の意味を実感します。「死の大天使」と呼ばれた役に、これほどふさわしい人がいるだろうか、、、。


◆コゼット    神田沙也加
可愛かったー♪ 歌もまあまあ及第点、というか、1997年当時だったら絶賛されていたレベルかと。(純名里沙ちゃんはハイCが下がりがちだったし、早見優ちゃんは、芝居は好きだったけど歌は……だったし(^ ^;ゞ
うん、コゼットは可愛くて歌えればそれだけでOKですわ♪♪


◆テナルディエ  斎藤晴彦
◆テナルディエ妻 鳳蘭
鳳さんのマダム・テナルディエ、すごーく観てみたかったのでとても満足です!
齋藤さんのテナルディエともお似合いでしたね。なるほど、ああいう感じだったんだろうなあ。

テナルディエ夫妻は結構組み合わせの相性がありますよね。
森久美子さんなら駒田一さん、夏木マリさんなら山形さんがコンビとして好きでした。
そして、たぶん、鳳さんにはやっぱり齋藤さんがいいんじゃないかと思う(^ ^)。なんていうか、お二人が芝居しているときの空気がとても好きです。

テナルディエ酒場のラスト、バルジャンが置いていった1500フランを一人占めする鳳マダムと、それを追いかけながら「俺にも半分くれよー、半分ー!!」と情けなく訴える齋藤テナルディエに胸キュン(←え?)でした(^ ^;


◆司教      林アキラ
おおー、久しぶりにアキラさんの司教/レーグルが聴ける!と思っていたら、、、アキラさんは司教さまだけで、レーグルは別の人が歌っていたことに吃驚!
禅ちゃんがマリウスやってる公演なんだから、アキラさんみたいな学生が居たっていいじゃないか!!何を贅沢なことをっ!! と思っていたんですが。

……あれは、カーテンコールで司教さまで登場するためだったのかな?(違う?)
平日夜の部は、子役は場面が終わったら帰ってしまうので、アンジョルラスと司教さまが二人で出てくる(普段ならアンジョルラスとガブローシュ)のがとても微笑ましかった(^ ^)。いつかアキラさんを肩車してあげてください >岡さん


◆グランテール    石飛幸治
初見でしたが、吃驚するほど前向きな、そして「普通の大人」なグランテールでした。
……1997年シリーズのグランテールが基準の私にとっては(^ ^)。
アンジョルラスに対する執着がなさすぎて、なのに最後にバリケードを駆け上がる背中に説得力があるのが不思議。ああいう解釈もあるんだなあ、と感心しました。


◆ジョリ       大津裕哉
吃驚するほど小柄で童顔で、そのままガブローシュやっても違和感無さそう…と思ってしまいました(汗)。年齢はおいくつなんだろう。若いのかなあ……?声もちょっと不思議な発声で、目立ってました。
親友のマリウスが禅ちゃんなので、なんというかあのー、という感じもしましたが、芝居自体は良かったと思います。……うん。

前回おや?と思った、バリケード陥落後の片足でのぶら下がりですが、普通にやっていました。ただ、以前よりバリケードの回りだしが早くなったので、片足を外してぶらんとぶら下がる頃には下手からは見えなくなっちゃうんですね。だから前回気がつかなったのか……と納得。

軽いので、小柄な齋藤さんに担がれていても違和感なかったです♪ ああ、だからあの死体はジョリなんだなあ…。


◇レーグル      武井基治
前回と同じ役(前回と同じ方は「◇」を使ってます)でしたが、司教さまナシでレーグルだけ、っていうと、また少し印象が変わりますね。司教さまのソロは素晴らしかったけど、レーグルのソロはあまり印象に残らないなーと思ったのですが、今回は、ついアキラさんの声を期待して、“あ、違った”というのがあり、とても印象に残りました……。
武井さんの声は強くて豊かで、ああ、こういう声もありだねーと思いました。どちらかといえば大須賀さん系?……かなあ?


◆クールフェラック  西川大貴
◇コンブフェール   谷口浩久
◆フイイ       鎌田誠樹
◇バベ        高山光乗
◆ブリジョン     田村雄一
◇プルベール     五葉隼人
◇モンパルナス    尾崎功使
◆クラクスー     石川剛

あまりキャスト表を真剣にチェックしていなかったので、田村雄一さんが出ていることに全然気がつかなかった……あららー。プリュジョンはちょっと予想外だった(汗)。
そう言われてみれば、テナルディエ一味、みんな二枚目だったなあ(←化粧がすごすぎてよくわからんかったが)
石川剛さんはさすがでした。よっ、男前!
フイイの鎌田さんも良い声でした。ああ、「共に呑もう」リプライズを聴いてみ(黙)。


◆買入れ屋      吉川恭子
◇マテロット     曲木佐和子
◇ファクトリーガール さとう未知子
◇ジベロット     中村美貴
◇マダム       谷口ゆうな
◇少年1       北川理恵
◆少年2       高田亜矢子
◇かつら屋      絵理

女性陣は殆ど前回と同じメンバーでした。
印象に残ったのは、少年2の高田さんの澄んだ声かな。ちょっと印象的な声でした。
絵理ちゃんはやっぱり巧いなー、とあらためて感心。仕草の一つ一つがさりげなくリアルなんですよねー。さすがだなあ。ファンティーヌが追い出される工場での一つ一つの動きを追っていくとすごく面白い。コゼット役の女の子(最初はファンティーヌの味方なのに、途中で裏切る)をさりげなく庇う仕草とか、好きだー。


◇ガブローシュ    鈴木知憲
◇リトルコゼット   飛鳥井里桜
◇リトルエポニーヌ  蒲生彩華

女の子二人は前回と同じでした。飛鳥井さんは前回の方が巧かったような。でもどっちも可愛いからいいんです。
ガブローシュは元気な美少年でした。いやー、ホント美少年だった!!くりくり頭がよく似合う(*^ ^*)歌はちょっと不安定でしたが、芝居は元気いっぱいで良かったです。
死体になってからずーっと目をあけていたような気がするんですが、気のせい?盆が回るまでだいぶ時間あるけど、、、、(^ ^;ゞ


そんなところでしょうか。
全体的に、スペシャルキャストを観てみて、あらためて最近(ここ数年)の日本ミュージカル界のレベルアップを実感しました。
外れキャストがいないし、アンサンブルもレベル高いし。

でも、それと面白さは必ずしもイコールではないんだな、と。
マリウスとアンジョルラス、マリウスとエポニーヌ。役者の好き嫌いとは関係なく(多分)、禅ちゃん、幸ちゃん、歌穂ちゃんには、何年も一緒にやってきた仲間意識と連帯感を感じました。ここ数年、トリプル、クアトロキャストが当たり前になって、カンパニーとしての求心力を弱めていた「レミゼ」スタッフおよびキャストにとって、喝になったらいいなあ、と思いますね。

ケアード演出版はこれで最後。
次回はどんな演出になるんでしょうね。…と思いつつ、もう一回くらい今の作品を観ておきたいなーとも思いつつ。まあ、チケットは完売のようなのでどうなるかわかりませんが(^ ^)。


なんかあんまり(というか全然)作品の内容に触れてないけど、こんなんでいいのかな~?


東京宝塚劇場にて、月組公演「バラの国の王子/ONE」を観劇いたしました。


大劇場で観た時の感想はこちら。
http://80646.diarynote.jp/201104260216074945/


もうあと3日で千秋楽を迎えてしまうので、慌てて書かせていただきます(^ ^)。


研ちゃん(研ルイス)、園加(桐生園加)、ひまりん(美夢ひまり)の卒業公演。

まずは、研ちゃん。
「ブエノスアイレスの風に」のバンドネオン弾きで名前を覚えてから、早いものでもう13年。すっかり上級生なんですよね。博多座「ME AND MY GIRL」の執事さん、大好きだった!でも、「プロヴァンスの碧い空」のソロ(ル・テアトル銀座のみ)でぐっと心を掴まれた猫としては、もっともっといろんな歌を聴いてみたかった気もします。
最後のカゲソロは面白い使い方で刺激的でしたけど、最期なので普通の歌も聴きたかったなあ……なんて、これは愚痴ですが。


園加は、ショーは基本的に(パレード以外は)二番手位置にいたような。きりやんが一人で歌っているところに最初に加わるのも全部園加だったし、上級生のダンスリーダーとして、(お芝居の分を取り戻す勢いで)きちんと活躍の場を与えられていて、良かったなと思います。
園加の好きだった役……月組に来てからは、「Hollywood Lover」のビリーと、博多座「ME AND MY GIRL」のジョン卿、かなあ。「夢の浮橋」も良かったけど。
でも、一番好きなのは、未だに忘れられない博多座「エンター・ザ・レビュー」の猛獣使い。卒業のその日まで、「花組らしさ」を忘れることなく突っ走ってほしい。それが桐生園加なんだろうから。
……そう、今は思います。多少は複雑なところもありますけれども。


ひまりんは、これはまた吃驚するほど完璧な「月娘」。それこそ「血と砂」の「6つよ!」という台詞以来ずっと見守ってきて、その硬い花弁をほんわりと開いた満開の今、この時に見送ることができて、良かったなと思います。
歌も芝居もダンスも、どれも高水準だったひまりん。好きだった役はたくさんありますが、やっぱり「二人の貴公子」の三人の王妃と、「HAMLET!」の墓掘りは秀逸だったと思っています。


お三方とも、ご卒業後はどうなさるのでしょうか。……ひまりんとか、シェイクスピア作品に出てほしいような気がしますが、さて(^ ^)。

なにはともあれ、新しい道が平坦で歩きやすい、明るい道でありますように。




それでは、お芝居の方でちょっと気になったことを箇条書きにしてみたいと思います!

・野獣と話します。言葉が通じるのですもの。
・言葉が通じるからといって、話し合えるとは限らない。

ベルが気付いた真実は、私の実生活においても真実だったりします。
「日本語が通じる」ことと、「話し合う」ことって全く違うし、まして「コミュニケーションをとる」ことはもっと違う。
この台詞を聞くたびに、たまには木村さんも良いこと言うじゃん、と思います。

っていうか、木村さん自身も、自分自身と話が通じてないような気がするのは気のせい…?


・言葉を離さぬ薔薇の声を聴き、花咲く日を夢見る。

この作品の中には、いくつかの基本設定があると思います。
「人」 =「言葉を話す」=「奪う」
「獣」 =「言葉で語る」=「与える」
「薔薇」=「喋らない」 =「受け入れる」
……みたいな感じの。

「人」と「獣」の対立のように見せかけておいて、実は「理想」あるいは「象徴」となるのは「薔薇」であるところが非常に面白い、と思いました。


・「手に入らない」ということが理解できません。

まさおがこの台詞を語るとすごい説得力がある……と思った私。
あはははは(乾笑)。


・決して満足しない

それが「人間」の業であり、「与えられたもので満足する=獣」という図式があるのかないのか、木村さんの中で整理されていないような気がしました。
このあたりがちゃんと整理されてラストにつながっていたら、それなりに納得できたと思うのですが……。


・王子だからではなく、王だからでもなく、たとえ再び野獣に変えられたとしても。

この台詞、本当は

「王子だからではなく、王だからでもなく、野獣だからでもなく!」

……と言ってほしかった……。
こういうところが、私と木村さんの感性が合わないところ、なんでしょうね。
うみゅー。



泣いても笑ってもあと3日。
私はもう観られませんが、大劇場に比べれば格段にまとまって面白くなっていたので、そのままの勢いで千秋楽までつっぱしてくれますように。


なんとなく、テーマに「CS」というが必要なような気がしてならない今日この頃。


そのうち設定するかもしれませんが、まあ、今のところはまだ「宝塚全体」で。

7月からの、スカイ・レポーターズとスカイ・ナビゲーターズが発表になりました♪



今まで、研3~5あたりの下級生がやっていた「スカイ・フェアリーズ」をやめて、新公を卒業した研8~9あたりの中堅を起用する、ということのようですが。
……下級生は新公のお稽古などが忙しいから外した、って感じなのでしょうか?

新公主演の学年も下がってますものね。89期までは長の学年で主演(初主演)する人が多かったけど、去年くらいから一気に若返った感があって。スカイフェアリーズの任期中に主演あるいはヒロインした(する)人が、花組のがりんちゃん(大河凜)、月組のゆめちゃん(愛風ゆめ)、雪組の彩風(咲奈)さん、星組のキキちゃん(芹香斗亜)、宙組のりっくん(蒼羽りく)とありさちゃん(瀬音リサ)、6人もいるのはめずらしい。
これからも、どんどん若い人が主演していくんでしょうね。がんばってほしいです、みんな。


まあ、そんな外野の話はおいておいて。
今回のメンバーは以下のとおり。

■花組 瀬戸かずや(90)・芽吹幸奈(90)
90期コンビ。あと、二人ともフェアリーズ暦がないのは花組だけなんですね。
まあ、このくらいの学年になれば、特別な訓練をしなくてもああいうアナウンス的な話し方は出来る筈だし。花組らしく、楽しんでほしいですね。
月組のとしちゃんとあきらは仲良しらしいので、いろいろ教えてもらったりするのかなー(はぁと)

■月組:宇月 颯(90)・彩星りおん(90)
こちらも90期コンビですね。としちゃんは第6期フェアリーズ。……としちゃんがフェアリーズに選ばれたときは相当びっくり!!したものですが、今回は全然違和感ないのが不思議(^ ^)。
りおんは、当時はまだ男役だったのかな……?とりあえずフェアリーズではなかったはず(90期でフェアリーずしたのは玲実くれあ)。こういう場は初めて、かな?普段から「可愛らしく」あるいは「美しく」出る(映る)、ということを意識して、がんばってくださいね。

■雪組:蓮城まこと(89)・沙月愛奈(89)
こちらは89期コンビ。経験者はキング(第4期)だけか。沙月さん、ナウオンとかも出てないし、どんな話し方をする人なのかすごく興味があります。「黒い瞳」のパラーシカは割と良かったけど、、、(^ ^)
キングはとっても楽しみです。可愛いだろうなあ♪

■星組:壱城あずさ(89)・白華れみ(89)
89期の、しかも経験者コンビですね。しーらんが第5期、れみちゃんが第4期。
このお二人の並びがなにげに好きなので、嬉しいです♪ ああ、やっぱりしーらんのマール、観たいなあ~!!(突然叫んですみません)

■宙組:蓮水ゆうや(88)・愛花ちさき(89)
なぜか、宙組だけ学年が違うコンビですが……でも、経験者コンビなんですね。ちーちゃんが第3期、タラちゃんが第4期。
たしかに、こういう仕事をさせたら宙組にはちーちゃんの右に出る者はいないかもしれないけど……他の組では88期がレポーターになりつつあるのに、、、という気もします(^ ^;
ちーちゃん、一年の任期が終わったら次はレポーター、とか………ないかなあ?



続いて、第4期スカイ・レポーターズも発表されたので、ついでに。


■花組:紫峰七海(86)・初姫さあや(87)
(花野)じゅりあ⇒さあや、なんですね。同期コンビもまったりとして良かったけど、先日の壮さんのディナーショーで炸裂していたさあやのボケボケ弾がふみかを撃ち抜く日が楽しみです。

■月組:光月るう(88)・夏月 都(88)
研ちゃん⇒るうちゃんは納得だけど、すーちゃんまで変わるとは思ってませんでした(@ @)。みっぽー(美鳳あや)からすーちゃんに交替したのいつだっけ。……そんなに経ったかなあ?

ちなみに、この二人も元フェアリーズコンビなんですね(るうちゃん第4期、なっつ第3期)。
もう彼らがレポーターをやる学年になったのか……。

■雪組:大凪真生(88)・早花まこ(88)
そのまま継続のお二人。長身の大凪さんと小さなきゃびぃのコンビがとても好きなので、まだしばらく観ていられるんだーと思うと嬉しい。っていうか、卒業しなくていいよ二人とも(^ ^)。

■星組:鶴美舞夕(87)・音花ゆり(87)
こちらも継続。どいちゃんのトボケた喋りと不思議な衣装が大好きで、星組さんの稽古場レポートはいつも楽しみでした(^ ^)。

■宙組:風莉じん(84)・大海亜呼(85)
タマちゃん⇒ちや姉への引き継ぎ。タマちゃんは、はっちゃん(初嶺麿代)から引き継いでずいぶん長いことやっていたので、まあそろそろ引き継ぐのも不思議はないかな……?という感じですね。っていうか、他の組に比べると、宙組は上級生の層が厚いなあ、と感心(*^ ^*)
えっちゃんはまだまだ頑張ってほしい♪スパスパ突っ込んでいくトーク、いつも楽しみにしています♪



なんだか、以前よりレポーターズとナビゲーターズの学年差がなくなってきたので、来年はどうなるんだろう?と思ったりもしました。

まあでも、まずは目の前の「引き継ぎ式(?)」をどうするのかなあ、と興味津々です。
一年間お疲れ様番組はやるんですよね……?過去のフェアリーズが登場したりとか、そういうのはないのかなあ(- -;


宝塚大劇場にて、宙組公演「美しき生涯~石田三成、永遠の愛と義~/ルナ・ロッサ」を観劇してまいりました!



いやはや、噂には聞いておりましたが。
祐飛さん、美しすぎる!

なんだかもう、なんというか。
もう、ここまできたらなにがどうでもいいや、と。
石田三成、永遠の愛と美でしたね、まさしく。




大石静さんの脚本に大島ミチルさんの音楽、と話題満載の作品でしたが、初の試みとしては一定の成功を収めらるんじゃないかという気がします。

とりあえず、大島ミチルさんのスケールの大きい音楽がとても良かった!!「美しき人生」とか「生きること、生かすこと」とか、いろんな人が同じ曲を何度も歌う構造がすごくミュージカルっぽくて。繰り返されるたびに重ねられていくものがあるのが興味深かったですね。

大島さんの脚本はすごいなあと思いました。なかなかあそこまで深い情、というか……「業」を表に出す作品って宝塚では珍しいと思うのですが、それを演じてしまうトップコンビ+未沙&美穂の専科コンビが、本当に凄いなと思いました。

まだちょっと脚本と演出と役者の芝居がかみあっていない部分がありましたが、まだ公演が始まって1週間なので、これからかなと思います。
中でも美穂さん(お寧々)の銀橋での歌は本当に本当に素晴らしかった!
いやもう、美穂さんに銀橋わたらせちゃいかんよ。舞台ごとさらっちゃうじゃん(^ ^;


愛と業をぶつけあう4人をよそに、カラッと明るい七本槍の場面を配したセンス……大島さんの発案なのか石田さんのアドバイスなのかわかりませんが、舞台には絶対必要な転換だと思うので、良かったと思います。

ただ、もう少し具体的に三成との対立の場面があっても良かったのになあ、と思ったりはしました。
福島正則(北翔海莉)がラストに、
「俺は昔から三成が大嫌いだった」
と独白するんですが……その裏付けが一個くらいあってもいいような気がするんですよね。そもそも、福島は本来、最後の最後の別れの場面で泣くようなキャラクターではないと思うんですが、、、そういう性格に作るなら、そういうエピソードがないと観ていてストンと落ちないなあ、という気がしました。



そして、三成を清廉潔白な聖人に設定したがために、本来は三成が差配していたはずの様々な裏工作を担当することになった甲賀者の疾風(凰稀かなめ)。
祐飛さんとの並びは絶対似合うだろうと思っていたんですが、予想以上に似合ってて良かったです(嬉)。ただ、声のピッチがあってないのでデュエットが苦しい(^ ^;;;。祐飛さんは常に低めだし、テルくんは微妙に上擦りがちなので、二人で合わせると不思議な世界になってしまうんだもん(T T)。これはもう、回数を重ねるうちに合ってくることを祈っています(祈)。


それにしても。
「関ヶ原」前の疾風との会話で見えてくる三成の性格は、戦国時代に曲りなりにも五奉行のひとりにまでなった石田三成像としては、どうしたものかと。
裏切りを抑えるために秀頼の出馬を乞うだけの知恵がある人が、「夜討ちのような卑怯なことはしない」とか莫迦なこと言わないから!そもそも彼は、兵站だけでなく、和平交渉や事前工作に通じていたからこそのあの地位なのになー。戦場での槍働きに匹敵するだけの武功は、兵站だけでは立てられないでしょう、やっぱり。

人に敬遠されるほどの『頑な』な清廉潔白さと、そういう交渉術っていうのは相反するものなのかもしれませんが、それにしても、「義のための戦いだから裏切りなどありえない」とか、どんだけお花畑なんだよみたいに描かれていたのは悲しい気がしました(^ ^)。



あと、脚本的に気になったことを二つほど。

・「『三成』は『三つのなすこと』と書くのであろう」と茶々が言うけど、、、正しくは「三つの成ること」じゃないか?「なすこと」なら「三為」になるのでは……?(「成す」って普通の使い方?)

・処刑の場面で家康(寿つかさ)が三成に初対面のような挨拶をしていましたが、そんなはずないですよね…?





ショー「ルナ・ロッサ」は、楽しかったです(^ ^)。まだ開幕から時間が経っていないせいか、まだまとまりがないというか、猥雑感が先に立っているような気もしましたが、、、あらためて稲葉さんのショーは面白いなあと思いました。


ただ、一つだけ大きな不満が。
月下美人は脚を出すべき!
それだけは譲れません。せっかくのテルくんの脚を隠すなんて、ありえん!!

好きな場面は「砂漠の豹」と「祈り」です。「砂漠の豹」は、振付が今一つなのが残念。音楽も良いし、いい場面になりそうなのになー。「祈り」は、みんなが舞台上を踊るんじゃなくて走り回っているのに最初は驚きましたが、なんていうか、あれはあれで、観ていてすごく発散できるんですよね。凄かったです。
でも、月下美人が脚を出してくれたら、月下美人が一番になるかも(^ ^)。





最後に、ナウオンの演出家インタビューで印象に残ったこと。

「カサブランカ」のとき、小池さんに「キスが巧い」と褒められた祐飛さん。
今度は、石田さんに「土下座が格好良い」と褒められてる(^ ^)。
どちらも、なかなか男役を褒めるポイントになりにくい部分だと思うんですが。……やっぱり祐飛さんってオンリーワンの存在なのかも。

しかし。
たしかに、今回の作品の一番の見せ場は、三成が土下座する3場面(秀吉にと茶々にと家康にと)のような気がするわ、、、演出家って凄いなあ(@ @)。



月組の愛希れいかさんが、本日付で娘役に転向すると発表がありました。


一年前の「スカーレット・ピンパーネル」のルイ・シャルル役で一気に名を知らしめた、95期。
続く「ジプシー男爵」でまさお(龍真咲)の相手役を務め、桐生園加主演のバウ「Dancing Heros」でも「赤い靴」の場面で娘役としてのダンスで観客を魅了して、、、どうするつもりなのかなあ、と思っていた人ですが。

思ったより早い決断でびっくりしましたが、どうせ転向するならこういうタイプは早い方がいいと思うので、がんばってほしいなと思います。
「バラの国の王子」新人公演の小鳥ちゃんも可愛くて可愛くて!!(でれでれ)ヴィオルカは歌も芝居も良かったし、ダンスも本当に良いと思うし、、、これからも楽しみです(はぁと)。


それにしても。
(彩星)りおんが転向したときにも思ったのですが、こういうのって事前に発表するわけにはいかないものなのでしょうか。最後の男役姿を目に焼き付けたい、と思うファンもきっといただろうに、と思うのですが(T T)。

りおんは転向してから1年くらい役のつかない時期がありましたが、ちゃぴもそういうのはあるのでしょうか。娘役と男役のスキルは違うから、やっぱりしばらく準備期間が必要なのかな……。




というわけで、昨日は月組さんの千秋楽でした。
CSで流れるのは明日かな。明後日かな。
研ちゃん、園加、ひまりん、凛華もえさん、美宙果恋さん、ご卒業本当におめでとうございます。
これからも、ご活躍をお祈りしています。




そして、今日は小林公平さんを偲ぶチャリティ・イベントの日ですね。
大劇場は盛り上がったんだろうなあ~。

霧矢さんとまりもちゃんはトップになって初めてのイベント。
キムちゃんとみみちゃん、蘭トムさんと蘭ちゃんは、新コンビお披露目。
星組さんは去年の年末のタカラヅカスペシャルに出ていないし、宙組は今年の年末に出られないし……なかなか5組揃うことがないので、トップコンビが10人で並んだ姿だけでも観てみたかったです(T T)。仕事だから仕方ないけどー。
CSでの放送が楽しみです♪



CSと言えば。
なんだかとってもいまさらですが、天寿光希さんがゲストで参加された「オシエテ!?」を、やっと視ました。
いやはや。若いころのみっきぃさん(←今でも若いです)の美少女っぷりに呆然。こんな美形だったとは知らなかったよ(^ ^;



そして、久しぶりに「パッサージュ」を視て、ハマってます。
あああ、すべての音楽が好きすぎる(*^ ^*)。

蘭香レアちゃんの卒業公演だったので、舞台を観ているときはそれで頭がいっぱいでしたが、あらためて観ると、映像であってもはっきりと名作だとわかるのがすごいなあ。
荻田さんの作品はどれも好きでしたが、その中でも、やっぱりこのショーがダントツで好きです。荻田さんのショーデビューだったんですよね。荻田さんの「使いたい音楽」や「使いたいモチーフ」をすべて詰め込んだ作品だったんだなあ、と、今になってあらためて思ったりしました。

いつか謝さんみたいに、荻田さんも外部演出家として参加してくれることがあったらいいのになあ。
次世代の宙あたり、ぜひ考えてみてほしい……。


1 2