宝塚歌劇団宙組のみなさま&萬さん、磯野さん、

「カサブランカ」大劇場千秋楽、おめでとうございます!

そして。

萬あきらさん、安里舞生さん、
大劇場ご卒業おめでとうございますm(_ _)m。



公演が始まって早々に吹き荒れたインフルエンザの嵐も無事収まって、全員で千秋楽を迎えることができたことがとても嬉しいです。
みんな、お疲れさまでした!

タカラヅカスペシャルのみなさまは、明日からまた早速お稽古なんでしょうね。
厳しい季節ですから、どうぞ身体を大切にしてくださいね。

また全員揃って東京へいらしてくださいませ(^ ^)。
東京で、お待ちしています(はぁと)






と、いうわけで。昨日の続きを。
ちなみに、名前の順序はプログラムの登場順です(^ ^)。

琴音和葉(ポーリーン/蘭乃はな)
芝居達者で素敵な月娘の一人ですが、あの衣装を着ると、ちょっとヤバい方向に可愛かったような(^ ^;ゞ。ちょっとムチムチしたところもキュートで可愛かったです。芝居はさすがで、ああいう可愛い役も似合うんだなあ、と感心しました。




星那由貴(ディーラー/華央あみり)
まさか、新公を卒業したあちょうさんがこれだけ!?と愕然とした本公演。
まさかまさか、星那くんがこれだけ!?と、これまた愕然とした新人公演でした。

あちょうさんも星那くんも、姿勢が綺麗で格好良かったと思います。たぶん。




晴音アキ(シガレットガール/愛風ゆめ)
研1の晴音さん。お化粧はちょっと地味めでしたけど、歩き方とか綺麗だったと思います。
ちょっと他のところに気をとられていたので、あまり注目できなかった……ごめんなさい。




羽桜しずく

告白します。
猫にとって、カジノの場面の主役は、しずくちゃんでした。
肩を大きく出した黒のシンプルなドレス。
大人びた硬質な美貌を囲う、しどけないブロンド。
最初、上手のテーブルでちなつちゃん(鳳月杏)たちと喋っているときから目が離せなくて、そのままずっと、私の目はしずくを追いかけていました。

初舞台のときから目立っていた美貌。なぜ、こんな学年になるまで放置するのか?と不思議だった星組時代。この、最後の公演になって初めて惜しみなく晒された、この世のものならぬ美しさと、硝子のような硬質な輝き。「二人の貴公子」のエミーリア姫があまりにも嵌り役だったこの人を、地上に降ろすことは誰にもできなかったんだな、と、今あらためて思います。

もちろん、しずくの出番はここだけではなくて、様々な群衆の場面にはだいたい出ていたと思うのですが、とりあえず、カジノの場面でしずくを見て泣いてしまったという、我ながらちょっと情けない状況だったのでした(^ ^;




響れおな(医者/星条海斗)
この人は本当に温かい、良い芝居をするなあ、と毎回飽きずに感動してしまいます。
患者への思いやりと、彼を心配するムーアに説明する言葉の選び方、言い方。ちょっとしたことなんですけど、この人が言うなら待とうかな、と、素直に納得できる雰囲気があったと思います。




彩星りおん(アイリーン/憧花ゆりの)
本公演を観たときはあまり思わなかったんですが、新公を観て、この役はちゃんと、アリステアの相手役の一人なんだな、と思いました。落ち着いた柔らかな声と、テキパキした職業的な手際、そして、ふと垣間見せる優しさ。
少女の透明感を持っているのに、すごく母性的な包容力もあるところが、りおんの個性になりつつあるな、と思いました。元男役としての包容力を、ゆがめることなく巧いこと女役の包容力に変換できたんじゃないかと思います。
次の公演を、楽しみにしています(はぁと)。




千海華蘭(サナトリウムの医者/明日海りお)
からんちゃんは、相変わらず可愛いかったです(はぁと)。なんとなく、人をリラックスさせる雰囲気のある人なので、こういう役はぴったりだなと思いました。
今回の新公では、この役そのものよりも群衆役のダンスで目を惹きました。なんとなく、華がでてきたような?(←猫に華を語られても困るでしょうが…)




紗那ゆずは(看護婦/花陽みら)
ゆずはちゃん、一応役がついているのがここなのでこの項目で書きますが、正直、一番印象的だったのはカジノのダンサーでした。「エリザベート」新公の娼婦でも思いましたが、この人にああいう衣装を着せるのはいろいろまずいような気がする(- -;ゞ
あのダンサーズは、本公演も新公も『良い子を揃えてみました!』って感じなんですが(汗)。ゆずはちゃん、もちろん看護婦も可愛かったなー(はぁと)。




沢希理寿&海桐望(ピアノ屋/麻月れんか&綾月せり)
新公らしい思い切った芝居で、とても良かったです。理寿ちゃんは、声がいいだけじゃなくて間が良いんだなあ(^ ^)。「エリザベート」で大役を演じる以前とは存在感が違ってきたような気がしますね。
海桐さんも手堅い役者で、お互いにフォローしあう良いコンビぶりでした。良かったですとっても。




妃乃あんじ(ローザ/花瀬みずか)
短い出番ですが、同期のみっしょんとも息があった芝居で、ちょっと類型的に造りこみつつ、ヤリスギの一歩手前で留まっていたところが良かったです。あんじちゃんの芝居、そんなに凄く良いと思ったことはなかったんですが、今回は良かったと思います♪




瑞羽奏都(ベレッタ/一色瑠加)
いやー、面白かったです。こういうアプローチがあったのか!!という驚き。
出てきたときから、なんだか随分イッちゃった化粧をしているなあとは思っていたんですが、あそこまでぶっ飛んだ役作りでくるとは予想外でした。でも、確かにあのくらいぶっ飛んでいる方が、その後の展開を納得しやすいのかも……。




花陽みら(ジンジャー/美鳳あや)
みっぽーの怪しさ(←妖しいではない)は演出指示だったんだなあ、と納得した瞬間(^ ^)。
ただ、みっぽーは根っから怪しいんですけど、みらちゃんはどこかにとぼけた味があって、「後学のために見せてください」と言うところとか、良い感じに笑いを取っていました。あれ、意図してやっているんなら凄いかも★




鳳月杏(ローレンス/青樹泉)
なんだか、すごく良くて吃驚しました。あまり期待はしていなかったのですが(すみません汗)、良かったと思います。とっても。
登場したときも、想像していたより怖さがあるなと思ったし、対決の後半の、いろいろ崩れたあたりでも巧いなあと思いました。

ただ、杖はなくても良かったんじゃないかな、と思いましたがねぇ(^ ^;ゞ




咲希あかね(アヌーク/天野ほたる)
美しいというのは強いな、と思いました。
そして、この役は正塚さんにとって「美女」の役なんだな、と(^ ^)。
比較的最初からコメディタッチだった本公演のもりえちゃんには、ほたるちゃんの、いかにも愛人らしい崩れた色気がよく似合っていたし、前半は怖さを見せたちなつちゃんには、ちゅーちゃんの、秘書役も兼任していそうな理知的な美しさがとても良く似合っていました。さすが正塚さん!!





こんなところでしょうか。
正塚作品だから仕方ないとはいえ、役少ないなあ…(泣)。






何度主演しても、いつもご挨拶はしっかりしていたみりおくん。
今回は、最後ということもあって、ちょっと言葉に詰まる一時もありました。

何から何まで、完全にみりおくんありきの新人公演に見えた、この二作。
どれだけの負荷がかかっていたのか、一観客にはまったくわかりませんが。

お疲れさま、そして、新公卒業おめでとう、と心から思います。

みりお、みっしょん、理寿ちゃん、しずく、あんじちゃん。人材豊富な月組89期も、しずくが宝塚を卒業したら、4人になっちゃうんですね。
……おかっぱ頭でころころ笑っていた89期が、もう研7。時がたつのは早いものです(; ;)。

千秋楽まで、あと、半月。
みんなみんな、悔いのないようにがんばってね(祈)。

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