東宝劇場にて、宙組新人公演「薔薇に降る雨」を観劇してまいりました。
かいちゃん(七海ひろき)、初主演おめでとうございます(はぁと)。
本役がタニちゃんなだけに、「美形」というのはちょっとはばかられる面はありましたが(汗)、すごく誠実で等身大の、少年性を色濃く残した“普通の青年”でした。
ジャスティンの追いかける夢のカタチや色が、はっきり見えたことが収穫でした。
新公演出は田渕大輔氏。
おそらく、私がお名前を意識したのは初めてだと思うのですが……
メインの役が全員まるっきり本役とキャラが違うのに、まるでこっちに宛書だったかのようにキレイにまとめあげた手腕にちょっと感心しました。観ているときは、あまりの違和感の無さに、正塚さんが自分で演出したのかと思っておりました。
残念ながら、私は本公演をそんなに回数観ているわけではないので、細かい違いはよく判らないのですが……(汗)。
ただ一ついえること、は。
本公演のキャストは、皆あんまり“現実に生きている”感じがしないんですよね。
タニちゃんのジャスティンは、まるっきりキラキラした別世界の王子様だし。どうしても、全体的に別世界感がある。ファンタジーなんですよね、すべてが。
でも。新公では、すごく現実的な話だなー、と思ったのです。
これは、かいちゃんのジャスティン個人の話ではなく、新公全体の印象として、の話なのですが。
実際、設定をよく考えてみると、軍隊で苦労したり、イヴェットに振られてヨーロッパ中を彷徨ったり、意外と苦労してるんですよね、ジャスティンって。街を歩いていたら協力者が次々に見つかって、、、みたいな話じゃないんだな、と思ったのです。
そういう、ちゃんと地面を一歩づつ歩いている男の力強さみたいなものが、まっすぐに伝わってくるジャスティン像で、特に、ヘレンとの関係が全く違って見えたのが、とても興味深かったです。
ヒロイン・イヴェット(陽月華)の愛花ちさきちゃんは、「Paradice Prince」に続き二作目。
半年前のキャサリンを思えば、別人のような成長っぷりでした。割と地に足のついた芝居をする人なので、正塚芝居に向いているのかもしれませんね。
ただ、、、、衣装は変えてあげてほしかった(涙)。ウメの、ウメによってアレンジされたウメのための衣装を着せるのは、ちょっと可哀相だと思う……(; ;)
オーランジュ男爵(蘭寿とむ)は、鳳樹いちさん。
手堅い人ですね。なんとなく、新公時代の樹里ちゃんってこんな感じだったのかなー?なんて思ったりしました。全然違うのかもしれませんが…すみません。
公爵夫人(彩苑ゆき)は、百千糸ちゃん。
可愛い………。あまりにも可愛らしくて、役割として必要なはずの貫禄はあまり感じませんでしたが、存在感があって良かったと思います。歌手であることは知っていましたが、さすがに台詞の声も良いですね(*^ ^*)素敵でした。
回想後、クラブの場面でジャスティンたちが退場した後のコーラスの歌いだしとか、間のいいひとだなあ、と。
イヴェットの弟・フランシス(北翔海莉)は、蒼羽りくくん。
爽やかな好青年で、役柄にぴったりあっていたような気がします。姉を心配する様子も自然で、最後までテンションを保って、良い芝居をしてくれました(*^ ^*)。
みっちゃんのフランシスは、芝居の後半でがらっと性格が変わって面白くなってしまうのですが、新人公演では、演出としてもそのあたりはやり過ぎないように抑えたのかな、と思いました。
歌は………がんばれ(泣)。台詞の声は普通に良い声なので、あとは訓練あるのみ!
この抜擢具合からみると、あまり時間の余裕はないかもしれないので。本当に本当に、がんばってほしいと切望します。……いい素材であることは間違いないと思う、ので。
フランシスの恋人(?)で侯爵夫人の孫・ヴェロニカ(花影アリス)は、すみれ乃麗ちゃん。
いやーーーー、可愛い!!(それだけ?)(うん、それだけ)(モノスゴク輝いてたけど!)
イヴェットの父・ジェローム(寿つかさ)香翔なおとさん
面白かった、です。はい。
ただ、あまりにもすっしーさんに完璧に宛書された役すぎて、さすがにちょっと苦労されていましたね。どうしたってキャラクター違うし(汗)。そのギャップを埋めようと必死なのはすごくよく判りました。……ここだけは、もう少し演出家が見てあげられなかったのかな、という気もしますが、自分なりにがんばって役作りしたんだなあ、と、そこだけは認めてあげたいです。
次回はぜひ、“舞台全体”を見ることができるように…またがんばってほしいなあと思います。
【rereさまからご指摘をいただきました。香翔さんは今公演で卒業されるので、“次回”はありません…(T T)。
勉強不足で、本当に失礼いたしました。
……あああ、芝居好きな下級生が新公学年で卒業してしまうことほど、残念なことって他にないです…(泣)】
イヴェットの母・カミーラ(鈴奈沙也)藤咲えりちゃん
私は「バレンシア」の時からエリちゃんがお気に入りだったりするのですが…(汗)、いやー、やっぱり美人がいてくれて嬉しいなあ(*^ ^*)。落ち着いた柔らかな声が大好きです。
旦那(香翔なおと)のアレコレに対するツッコミの間も絶妙で、元々良い役なんですけど、本当にいい仕事してくれました!
わーい、今後の更なるご活躍をお祈りしていますー♪
抱擁の男女(春風弥里・大海亜呼)は、澄輝さやと&すみれ乃麗。
本公演でも印象に残る場面でしたが、新公もなかなか良かった!!
……澄輝くんもれーれも、グザヴィエやヴェロニカより魅力的だったような気がします(^ ^)。
月組の蘭ちゃん(蘭乃はな)のジャッキーやマデレーネを観ても同じように思うのですが、れーれのダンスもかなり色っぽいですよね。健康的な色気というか、退廃さのない、可愛らしい色っぽさがあって、こういう場面でもいやらしさがなくていいなあと思いました。
澄輝くんもすっきり系のハンサムで、お似合いのお二人でした♪
とりあえず、前半に出番があった人については、このあたりでいったん切りますね。
ジャスティンのオフィスと、事件の関係者については、また後日。
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かいちゃん(七海ひろき)、初主演おめでとうございます(はぁと)。
本役がタニちゃんなだけに、「美形」というのはちょっとはばかられる面はありましたが(汗)、すごく誠実で等身大の、少年性を色濃く残した“普通の青年”でした。
ジャスティンの追いかける夢のカタチや色が、はっきり見えたことが収穫でした。
新公演出は田渕大輔氏。
おそらく、私がお名前を意識したのは初めてだと思うのですが……
メインの役が全員まるっきり本役とキャラが違うのに、まるでこっちに宛書だったかのようにキレイにまとめあげた手腕にちょっと感心しました。観ているときは、あまりの違和感の無さに、正塚さんが自分で演出したのかと思っておりました。
残念ながら、私は本公演をそんなに回数観ているわけではないので、細かい違いはよく判らないのですが……(汗)。
ただ一ついえること、は。
本公演のキャストは、皆あんまり“現実に生きている”感じがしないんですよね。
タニちゃんのジャスティンは、まるっきりキラキラした別世界の王子様だし。どうしても、全体的に別世界感がある。ファンタジーなんですよね、すべてが。
でも。新公では、すごく現実的な話だなー、と思ったのです。
これは、かいちゃんのジャスティン個人の話ではなく、新公全体の印象として、の話なのですが。
実際、設定をよく考えてみると、軍隊で苦労したり、イヴェットに振られてヨーロッパ中を彷徨ったり、意外と苦労してるんですよね、ジャスティンって。街を歩いていたら協力者が次々に見つかって、、、みたいな話じゃないんだな、と思ったのです。
そういう、ちゃんと地面を一歩づつ歩いている男の力強さみたいなものが、まっすぐに伝わってくるジャスティン像で、特に、ヘレンとの関係が全く違って見えたのが、とても興味深かったです。
ヒロイン・イヴェット(陽月華)の愛花ちさきちゃんは、「Paradice Prince」に続き二作目。
半年前のキャサリンを思えば、別人のような成長っぷりでした。割と地に足のついた芝居をする人なので、正塚芝居に向いているのかもしれませんね。
ただ、、、、衣装は変えてあげてほしかった(涙)。ウメの、ウメによってアレンジされたウメのための衣装を着せるのは、ちょっと可哀相だと思う……(; ;)
オーランジュ男爵(蘭寿とむ)は、鳳樹いちさん。
手堅い人ですね。なんとなく、新公時代の樹里ちゃんってこんな感じだったのかなー?なんて思ったりしました。全然違うのかもしれませんが…すみません。
公爵夫人(彩苑ゆき)は、百千糸ちゃん。
可愛い………。あまりにも可愛らしくて、役割として必要なはずの貫禄はあまり感じませんでしたが、存在感があって良かったと思います。歌手であることは知っていましたが、さすがに台詞の声も良いですね(*^ ^*)素敵でした。
回想後、クラブの場面でジャスティンたちが退場した後のコーラスの歌いだしとか、間のいいひとだなあ、と。
イヴェットの弟・フランシス(北翔海莉)は、蒼羽りくくん。
爽やかな好青年で、役柄にぴったりあっていたような気がします。姉を心配する様子も自然で、最後までテンションを保って、良い芝居をしてくれました(*^ ^*)。
みっちゃんのフランシスは、芝居の後半でがらっと性格が変わって面白くなってしまうのですが、新人公演では、演出としてもそのあたりはやり過ぎないように抑えたのかな、と思いました。
歌は………がんばれ(泣)。台詞の声は普通に良い声なので、あとは訓練あるのみ!
この抜擢具合からみると、あまり時間の余裕はないかもしれないので。本当に本当に、がんばってほしいと切望します。……いい素材であることは間違いないと思う、ので。
フランシスの恋人(?)で侯爵夫人の孫・ヴェロニカ(花影アリス)は、すみれ乃麗ちゃん。
いやーーーー、可愛い!!(それだけ?)(うん、それだけ)(モノスゴク輝いてたけど!)
イヴェットの父・ジェローム(寿つかさ)香翔なおとさん
面白かった、です。はい。
ただ、あまりにもすっしーさんに完璧に宛書された役すぎて、さすがにちょっと苦労されていましたね。どうしたってキャラクター違うし(汗)。そのギャップを埋めようと必死なのはすごくよく判りました。……ここだけは、もう少し演出家が見てあげられなかったのかな、という気もしますが、自分なりにがんばって役作りしたんだなあ、と、そこだけは認めてあげたいです。
次回はぜひ、“舞台全体”を見ることができるように…またがんばってほしいなあと思います。
【rereさまからご指摘をいただきました。香翔さんは今公演で卒業されるので、“次回”はありません…(T T)。
勉強不足で、本当に失礼いたしました。
……あああ、芝居好きな下級生が新公学年で卒業してしまうことほど、残念なことって他にないです…(泣)】
イヴェットの母・カミーラ(鈴奈沙也)藤咲えりちゃん
私は「バレンシア」の時からエリちゃんがお気に入りだったりするのですが…(汗)、いやー、やっぱり美人がいてくれて嬉しいなあ(*^ ^*)。落ち着いた柔らかな声が大好きです。
旦那(香翔なおと)のアレコレに対するツッコミの間も絶妙で、元々良い役なんですけど、本当にいい仕事してくれました!
わーい、今後の更なるご活躍をお祈りしていますー♪
抱擁の男女(春風弥里・大海亜呼)は、澄輝さやと&すみれ乃麗。
本公演でも印象に残る場面でしたが、新公もなかなか良かった!!
……澄輝くんもれーれも、グザヴィエやヴェロニカより魅力的だったような気がします(^ ^)。
月組の蘭ちゃん(蘭乃はな)のジャッキーやマデレーネを観ても同じように思うのですが、れーれのダンスもかなり色っぽいですよね。健康的な色気というか、退廃さのない、可愛らしい色っぽさがあって、こういう場面でもいやらしさがなくていいなあと思いました。
澄輝くんもすっきり系のハンサムで、お似合いのお二人でした♪
とりあえず、前半に出番があった人については、このあたりでいったん切りますね。
ジャスティンのオフィスと、事件の関係者については、また後日。
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