ハリウッドの恋人【4】
2008年2月2日 宝塚(月) コメント (4)花組中日劇場公演メンバーのみなさま、初日おめでとうございます!
そして、真飛さんお披露目おめでとうございま〜〜す(はぁと)。
ネットでの評判も上々のようで、良かった良かった☆私が観に行くのはまだ先で待ち遠しいんですが、コメディだからちょうどいいかも♪「メランコリックジゴロ」初演は未見ですが、テンポの良いお芝居らしいのでとっても楽しみです!
お怪我や病気にくれぐれも気をつけて、楽しんでくださいね♪
さてさて。
「Hollywood Lover」も、あんまりいつまでも引っ張るのもどうよ、と思いつつ、全然終わらないうちに「ホフマン物語」は終わってしまったし、中日公演が始まってしまったし…このまま「Me&My Girl」が始まってしまったらどうしよう(汗)という感じなのですが。
まだまだネタはたくさんあるので、ぼちぼちいきたいと思います…(^ ^;ゞ
「Hollywood Lover」という物語世界には、なんというか、3人の「闇を抱えた人」が居ます。
『愛を知らない』大物プロデューサー、リチャード(遼河はるひ)。
この世の、あるいは『大衆の悪意』の象徴としてのヘッダ・ホッパー(憧花ゆりの)。
そして、
無意識の『害意』となるマーガレット・コーマン(花瀬みずか)。
彼らは、『悪』ではありません。ただ、この物語世界においては主人公(ステファーノ&ローズ)と対比される対象であったというだけで、彼らには彼らの物語がある。
リチャードの“愛”は、『主観的だけれども』底知れず深く、大きなものだったし、
ヘッダが『悪意』そのものではなく、彼女はあくまでも『大衆の悪意』を“象徴するモノ”なのだし、
そして、マギーが抱いているものは『刃』ではなく、硬い『盾』でしかない。
この中で、マギーというキャラクターは、私の中でどこか消化不良なまま公演が終わってしまいました…(T T)。植田景子さんが、どういうつもりでこの女性を設定したのか、それが最後まで腑に落ちなくて。
ヘッダの、2幕後半の場面でウォルターに叫ぶ「それがハリウッド!」を聞きながら、
上手端にビリーと並んで立っているマギーもまた、心の奥底で呟いているのかもしれない、と思っていました。
…泣きながら、
「そう、それがハリウッドなのよ」
と。
私にとっては、あーちゃん演じるマギーの印象は、そんな感じでした。
ハリウッドという檻に閉じ込められたウサギ、あるいは、鳩……
コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」で語られる、本能の壊れた、武器を持たない“平和的動物”、に近いものを感じるのです。
マギーはたぶん、愛(ビリー)と夢(女優としての成功)、どちらかを択ぶ本当の岐路に立ったことはないんですよね?
夢が叶うかもしれない、というギリギリの岐路には、残念ながら辿り着かなかった人だから。
ビリーのプロポーズを受けたとき、彼女は自分の女優としての未来を諦めかけていた。「とっても愛らしかった!」と言われるタイプの女優、いえ、そうとしか言われない女優が、年齢を重ねて末永く活躍することは大変な困難を伴いますから。
将来への不安を抱えた若い彼女にとって、女優を撮りつづけてきたカメラマンのビリーが自分を択んだことは、プライドに傷をつけずに未来を諦める格好の言い訳だった。
愛と夢、どちらかひとつ、という秤の前に立ったことのないマギー。
彼女は、愛されることによる満ち足りた満足とともに、自分の欲しいものが何なのかわからない、ただ絶望的に“何かがほしい”という渇望を抱いて生きていくことになる。
最後の答えをださずに、目を逸らして歩いてきた彼女にとって、その“渇望”に気づくことは恐ろしいこと。
それまでの人生が崩壊するときです。
そして。
人生の岐路に立ったことのない彼女には、分からない。
愛と夢が両側に載った天秤などというものは、現実には存在しないということが。
ローズの前にあった天秤に載っていたのは、
「愛すること」と「愛されること」だった。
少なくとも、ローズはそう思っていた。
実際には、そこに載っていたのは「生きること」と「誰かの夢になること」だったわけですけれども…。
でも。
それでも。
マギーの妊娠を知って、ローズは呟く。
幸せそうに、微笑んで。
「素敵…!でも私、もう何も羨ましいとは思わないわ」
ローズの心にも、幸せな結婚をしていつも微笑んでいるマギーを羨ましく思う気持ちは強くあったのでしょうね。
でも、もう、いい。
愛を取り戻したから。
「あなたに出会えた。私の人生には、それだけで十分…」
……ビリーと出会えただけで、それだけで十分だったはずなのに。
“ハリウッド”によって壊されたマギーの心に、どんな闇が巣食っているのか、今の(幸福な)ローズには、思いもよらず。
『Hollywood』。
英和辞書をひくと、この単語には口語的に「けばけばしい」とか「上っ面の」といったような語感の形容句としても使われることがあるようですね。
「Hollywood」という響きに、そういう意味があるのだとしたら。
「それがハリウッド!
あたしたちは真実が知りたいの。まやかしのヴェールの裏に隠された、“真実”が」
上っ面の事実ではなく、真実を、と、ヘッダは叫ぶ。
マギーは、海辺のヴィラで“自分の一番汚い部分”をローズの前にさらけ出しました。
自身の“真実”、
たぶん、本人も見たくなかったであろう、闇を。
「あたしたちは真実が知りたいの」
マギーは知りたかったんでしょうか。
自身の“真実”を?
それだけの勇気があったのだろうか、彼女には…?
たぶん、ヘッダは知りたかった。
自分の真実も、他人の真実も、
…すべてを。
彼女は常に、観客に「語りかけて」います。
問いかけるのでも、説明するのでもなく、ゴシップ誌の見出しを読み上げるようにたんたんと。
私は基本的に、「説明役」のいる脚本は作者の手抜きだと思っている人間なのですが(汗)、ヘッダは「説明役」ではなく、あくまでも「1940年代ハリウッドで生きている記者」でした。そう思えば、微妙に台詞回しが硬いのも許せる(笑)。がんばれすずな♪♪と思いながら見守っていましたが、青年館では、バウの初日に比べれば別人のように、空気を動かせる存在になっていたと思います。
…もう少し経験豊富な、たとえば滝川末子姐あたりで観たかった役ではありますが(T T)。
でも、すずなのヘッダは、
ゴシップを探すために歩き回っているようで、本心から「真実はゴミ溜めの中にある」と信じている。ゴシップという名の真実ではなく、その裏にあるはずの真実を見抜こうとしている、裏街道の記者魂をしっかりと見せてくれたので。
…これだけの大役はなかなか回ってこないと思うので、この経験を生かして、次もがんばってくださいね♪
ヘッダの“同業者”シーラは、言う。
「私の好奇心と最大の興味は人間、そして、愛。」と。
このハリウッドじゃ大安売りされすぎて、どれが本物かわからないけど、
「だから、応援したいの。あなたたちを」と。
彼女自身の生い立ち、そしてスコット・フィッツジェラルドとの悲恋。
「The Last Party」で、ドラマティックな人生を生きたスコットにとっては「余生」を彩るものにすぎなかった穏やかな愛が、シーラにとっては「全て」であったこと。
看取った誇りと、目の前で奪われた悲しみと。
彼女が興味を持つのが「愛」なのは、この作品の中では残念ながら一言も語られることのない「シーラの過去」を考えれば当然のこと。
ならば。
ヘッダが拘るのが「ゴミ溜めの真実」であることから、彼女の人生が推測できるのだろうか?
「過去」すなわち「関係性」であることから、彼女の人生を予測することができるか?なのでしょう。
二人以上の人間がいたときに、その間に交わされる感情はどんなものか。愛なのか、憎しみなのか、恨みなのか、嫉妬なのか、
……その裏返しとしての愛、なのか。
それがハリウッド!
あたしたちは真実が知りたいの。まやかしのヴェールの裏に隠された、真実が。
「真実など誰にもわからない」
と応じる、レイの声が。
あまりにも深くて、柔らかくて、艶やかで、優しくて、
何もかもを呑み込んでしまう闇そのもの、で。
「エルドラード」以来のナホ(の声)ファンの私。
久々の、ナホちゃんお芝居大ヒット作品だったので、あの声にはカナリ壊れてました(*^ ^*)。
……オ、オ、オチがつかないっっごめんなさいっっ(逃)。
.
そして、真飛さんお披露目おめでとうございま〜〜す(はぁと)。
ネットでの評判も上々のようで、良かった良かった☆私が観に行くのはまだ先で待ち遠しいんですが、コメディだからちょうどいいかも♪「メランコリックジゴロ」初演は未見ですが、テンポの良いお芝居らしいのでとっても楽しみです!
お怪我や病気にくれぐれも気をつけて、楽しんでくださいね♪
さてさて。
「Hollywood Lover」も、あんまりいつまでも引っ張るのもどうよ、と思いつつ、全然終わらないうちに「ホフマン物語」は終わってしまったし、中日公演が始まってしまったし…このまま「Me&My Girl」が始まってしまったらどうしよう(汗)という感じなのですが。
まだまだネタはたくさんあるので、ぼちぼちいきたいと思います…(^ ^;ゞ
「Hollywood Lover」という物語世界には、なんというか、3人の「闇を抱えた人」が居ます。
『愛を知らない』大物プロデューサー、リチャード(遼河はるひ)。
この世の、あるいは『大衆の悪意』の象徴としてのヘッダ・ホッパー(憧花ゆりの)。
そして、
無意識の『害意』となるマーガレット・コーマン(花瀬みずか)。
彼らは、『悪』ではありません。ただ、この物語世界においては主人公(ステファーノ&ローズ)と対比される対象であったというだけで、彼らには彼らの物語がある。
リチャードの“愛”は、『主観的だけれども』底知れず深く、大きなものだったし、
ヘッダが『悪意』そのものではなく、彼女はあくまでも『大衆の悪意』を“象徴するモノ”なのだし、
そして、マギーが抱いているものは『刃』ではなく、硬い『盾』でしかない。
この中で、マギーというキャラクターは、私の中でどこか消化不良なまま公演が終わってしまいました…(T T)。植田景子さんが、どういうつもりでこの女性を設定したのか、それが最後まで腑に落ちなくて。
ヘッダの、2幕後半の場面でウォルターに叫ぶ「それがハリウッド!」を聞きながら、
上手端にビリーと並んで立っているマギーもまた、心の奥底で呟いているのかもしれない、と思っていました。
…泣きながら、
「そう、それがハリウッドなのよ」
と。
私にとっては、あーちゃん演じるマギーの印象は、そんな感じでした。
ハリウッドという檻に閉じ込められたウサギ、あるいは、鳩……
コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」で語られる、本能の壊れた、武器を持たない“平和的動物”、に近いものを感じるのです。
マギーはたぶん、愛(ビリー)と夢(女優としての成功)、どちらかを択ぶ本当の岐路に立ったことはないんですよね?
夢が叶うかもしれない、というギリギリの岐路には、残念ながら辿り着かなかった人だから。
ビリーのプロポーズを受けたとき、彼女は自分の女優としての未来を諦めかけていた。「とっても愛らしかった!」と言われるタイプの女優、いえ、そうとしか言われない女優が、年齢を重ねて末永く活躍することは大変な困難を伴いますから。
将来への不安を抱えた若い彼女にとって、女優を撮りつづけてきたカメラマンのビリーが自分を択んだことは、プライドに傷をつけずに未来を諦める格好の言い訳だった。
愛と夢、どちらかひとつ、という秤の前に立ったことのないマギー。
彼女は、愛されることによる満ち足りた満足とともに、自分の欲しいものが何なのかわからない、ただ絶望的に“何かがほしい”という渇望を抱いて生きていくことになる。
最後の答えをださずに、目を逸らして歩いてきた彼女にとって、その“渇望”に気づくことは恐ろしいこと。
それまでの人生が崩壊するときです。
そして。
人生の岐路に立ったことのない彼女には、分からない。
愛と夢が両側に載った天秤などというものは、現実には存在しないということが。
ローズの前にあった天秤に載っていたのは、
「愛すること」と「愛されること」だった。
少なくとも、ローズはそう思っていた。
実際には、そこに載っていたのは「生きること」と「誰かの夢になること」だったわけですけれども…。
でも。
それでも。
マギーの妊娠を知って、ローズは呟く。
幸せそうに、微笑んで。
「素敵…!でも私、もう何も羨ましいとは思わないわ」
ローズの心にも、幸せな結婚をしていつも微笑んでいるマギーを羨ましく思う気持ちは強くあったのでしょうね。
でも、もう、いい。
愛を取り戻したから。
「あなたに出会えた。私の人生には、それだけで十分…」
……ビリーと出会えただけで、それだけで十分だったはずなのに。
“ハリウッド”によって壊されたマギーの心に、どんな闇が巣食っているのか、今の(幸福な)ローズには、思いもよらず。
『Hollywood』。
英和辞書をひくと、この単語には口語的に「けばけばしい」とか「上っ面の」といったような語感の形容句としても使われることがあるようですね。
「Hollywood」という響きに、そういう意味があるのだとしたら。
「それがハリウッド!
あたしたちは真実が知りたいの。まやかしのヴェールの裏に隠された、“真実”が」
上っ面の事実ではなく、真実を、と、ヘッダは叫ぶ。
マギーは、海辺のヴィラで“自分の一番汚い部分”をローズの前にさらけ出しました。
自身の“真実”、
たぶん、本人も見たくなかったであろう、闇を。
「あたしたちは真実が知りたいの」
マギーは知りたかったんでしょうか。
自身の“真実”を?
それだけの勇気があったのだろうか、彼女には…?
たぶん、ヘッダは知りたかった。
自分の真実も、他人の真実も、
…すべてを。
彼女は常に、観客に「語りかけて」います。
問いかけるのでも、説明するのでもなく、ゴシップ誌の見出しを読み上げるようにたんたんと。
私は基本的に、「説明役」のいる脚本は作者の手抜きだと思っている人間なのですが(汗)、ヘッダは「説明役」ではなく、あくまでも「1940年代ハリウッドで生きている記者」でした。そう思えば、微妙に台詞回しが硬いのも許せる(笑)。がんばれすずな♪♪と思いながら見守っていましたが、青年館では、バウの初日に比べれば別人のように、空気を動かせる存在になっていたと思います。
…もう少し経験豊富な、たとえば滝川末子姐あたりで観たかった役ではありますが(T T)。
でも、すずなのヘッダは、
ゴシップを探すために歩き回っているようで、本心から「真実はゴミ溜めの中にある」と信じている。ゴシップという名の真実ではなく、その裏にあるはずの真実を見抜こうとしている、裏街道の記者魂をしっかりと見せてくれたので。
…これだけの大役はなかなか回ってこないと思うので、この経験を生かして、次もがんばってくださいね♪
ヘッダの“同業者”シーラは、言う。
「私の好奇心と最大の興味は人間、そして、愛。」と。
このハリウッドじゃ大安売りされすぎて、どれが本物かわからないけど、
「だから、応援したいの。あなたたちを」と。
彼女自身の生い立ち、そしてスコット・フィッツジェラルドとの悲恋。
「The Last Party」で、ドラマティックな人生を生きたスコットにとっては「余生」を彩るものにすぎなかった穏やかな愛が、シーラにとっては「全て」であったこと。
看取った誇りと、目の前で奪われた悲しみと。
彼女が興味を持つのが「愛」なのは、この作品の中では残念ながら一言も語られることのない「シーラの過去」を考えれば当然のこと。
ならば。
ヘッダが拘るのが「ゴミ溜めの真実」であることから、彼女の人生が推測できるのだろうか?
「過去」すなわち「関係性」であることから、彼女の人生を予測することができるか?なのでしょう。
二人以上の人間がいたときに、その間に交わされる感情はどんなものか。愛なのか、憎しみなのか、恨みなのか、嫉妬なのか、
……その裏返しとしての愛、なのか。
それがハリウッド!
あたしたちは真実が知りたいの。まやかしのヴェールの裏に隠された、真実が。
「真実など誰にもわからない」
と応じる、レイの声が。
あまりにも深くて、柔らかくて、艶やかで、優しくて、
何もかもを呑み込んでしまう闇そのもの、で。
「エルドラード」以来のナホ(の声)ファンの私。
久々の、ナホちゃんお芝居大ヒット作品だったので、あの声にはカナリ壊れてました(*^ ^*)。
……オ、オ、オチがつかないっっごめんなさいっっ(逃)。
.
我が愛しき砂の女王よ
2008年2月5日 宝塚(月) コメント (4)月組トップ娘役の彩乃かなみ嬢が、「ミー&マイガール」千秋楽で退団されることが発表されました。
83期、研究科12年。月組トップ娘役に就任してから、丸3年。
…まだ就任したばかりかと思っていましたが、…3年かぁ。案外と長かったような、やっぱり短いような。
私がかなみちゃんを最初に認識したのは、「SPEAKEASY」のルーシー?でしたっけ?
ミキさんマクフィスの、最初の妻の役でした。
コロコロした可愛らしさで、笑顔の愛らしさが終演後までずっと印象に残っていたのを覚えています。
あれから…もう10年くらいになるのでしょうか。
抜擢するだけのことはある娘役さんだったんですねぇ…。ずっと見守ってきたわけではありませんが、ずっと“気になる娘役さん”でした。
一番好きだったのは、最初の花組エンカレッジコンサートのマダム・ヴォルフ。
そして、「レビュー・オブ・ドリームズ」の砂の女王(*^ ^*)。
多分私は、かなみちゃんを愛する大多数の方とは少し違って、ほんわかした可愛らしい笑顔よりも厳しい表情、への字に下がった可愛い眉よりも吊り上がった険しい眉、明るくキラキラした大きな瞳よりもキツい視線、そして、美しく澄んだソプラノよりも迫力のアルト…そんなかなみちゃんが好きなんだと思います。
麻子さんとのお芝居で見せる、愛され顔の幸せそうなかなみちゃんは、可愛らしくてこの上もなくキュートなんですけれども、
ショーでたまに見せる厳しい表情も、月娘のトップスターにふさわしく、豪奢な迫力に満ちていて、大好きでした。
月組にいらしてからは、芯は強いけどどちらかといえば控えめな、可愛らしい女性、という役柄が続いていて…宙組の頃はもう少し、包容力のある役とか、いろんなキャラクターを与えられていたと思うのですが(T T)、もっともっと、色んな貌を観てみたかったのに、と、終わりが決まった今更ながらに残念です。
なによりも、「A-"R"ex」で見せた、あまりにも透明で可愛らしくて、しかも子供の酷薄さを湛えた瞳を、あの瞳を持ったかなみちゃんを、もうしばらく観てみたかっ
た。
額田女王にカマラ、全国ツアーでは結構濃い大人の役もやっていらっしゃるんですけどね…。
去年の後半には、FNS歌謡祭やクリスマスCDなど、「歌姫」の呼び名にふさわしい、いえ、それ以上の大活躍ぶりで「宝塚」の名をあげてくれたかなみちゃん。
月組ファンとして、鼻が高かったです♪
……ああ〜!そっか、次は一本ものだから、もうかなみちゃんはショーには出ないのか〜!(泣←今頃気付いたか)
一度でいいから、きりやんとがっつり組んで歌いまくるかなみちゃんが観たかったなぁ〜(涙)。
麻子さんとは声質の相性が良いので、トップコンビのデュエットソングはいつもとても素敵でしたけれども、あの迫力のアルトできりやんと掛け合うような場面が、一回くらいあってもよかったのに…。
サヨナラショーでマダム・ヴォルフのコレクションを再演してくださらないかしら(涙)。
でもでも。
かなみちゃんはきっと、宝塚の外に出ても活躍し続けてくれると思うので。
あの歌がまた聴ける日がくることを信じつつ、
今は、
目の前の、ミー&マイガールを、
サリー役を、
……心の底から、楽しんでくださいますように。
.
83期、研究科12年。月組トップ娘役に就任してから、丸3年。
…まだ就任したばかりかと思っていましたが、…3年かぁ。案外と長かったような、やっぱり短いような。
私がかなみちゃんを最初に認識したのは、「SPEAKEASY」のルーシー?でしたっけ?
ミキさんマクフィスの、最初の妻の役でした。
コロコロした可愛らしさで、笑顔の愛らしさが終演後までずっと印象に残っていたのを覚えています。
あれから…もう10年くらいになるのでしょうか。
抜擢するだけのことはある娘役さんだったんですねぇ…。ずっと見守ってきたわけではありませんが、ずっと“気になる娘役さん”でした。
一番好きだったのは、最初の花組エンカレッジコンサートのマダム・ヴォルフ。
そして、「レビュー・オブ・ドリームズ」の砂の女王(*^ ^*)。
多分私は、かなみちゃんを愛する大多数の方とは少し違って、ほんわかした可愛らしい笑顔よりも厳しい表情、への字に下がった可愛い眉よりも吊り上がった険しい眉、明るくキラキラした大きな瞳よりもキツい視線、そして、美しく澄んだソプラノよりも迫力のアルト…そんなかなみちゃんが好きなんだと思います。
麻子さんとのお芝居で見せる、愛され顔の幸せそうなかなみちゃんは、可愛らしくてこの上もなくキュートなんですけれども、
ショーでたまに見せる厳しい表情も、月娘のトップスターにふさわしく、豪奢な迫力に満ちていて、大好きでした。
月組にいらしてからは、芯は強いけどどちらかといえば控えめな、可愛らしい女性、という役柄が続いていて…宙組の頃はもう少し、包容力のある役とか、いろんなキャラクターを与えられていたと思うのですが(T T)、もっともっと、色んな貌を観てみたかったのに、と、終わりが決まった今更ながらに残念です。
なによりも、「A-"R"ex」で見せた、あまりにも透明で可愛らしくて、しかも子供の酷薄さを湛えた瞳を、あの瞳を持ったかなみちゃんを、もうしばらく観てみたかっ
た。
額田女王にカマラ、全国ツアーでは結構濃い大人の役もやっていらっしゃるんですけどね…。
去年の後半には、FNS歌謡祭やクリスマスCDなど、「歌姫」の呼び名にふさわしい、いえ、それ以上の大活躍ぶりで「宝塚」の名をあげてくれたかなみちゃん。
月組ファンとして、鼻が高かったです♪
……ああ〜!そっか、次は一本ものだから、もうかなみちゃんはショーには出ないのか〜!(泣←今頃気付いたか)
一度でいいから、きりやんとがっつり組んで歌いまくるかなみちゃんが観たかったなぁ〜(涙)。
麻子さんとは声質の相性が良いので、トップコンビのデュエットソングはいつもとても素敵でしたけれども、あの迫力のアルトできりやんと掛け合うような場面が、一回くらいあってもよかったのに…。
サヨナラショーでマダム・ヴォルフのコレクションを再演してくださらないかしら(涙)。
でもでも。
かなみちゃんはきっと、宝塚の外に出ても活躍し続けてくれると思うので。
あの歌がまた聴ける日がくることを信じつつ、
今は、
目の前の、ミー&マイガールを、
サリー役を、
……心の底から、楽しんでくださいますように。
.
月組大劇場公演「ミー&マイガール」集合日。
出雲綾組長と、
組長に次ぐ最上級生の北嶋麻実さんと、
そして、86期の芝居巧者、姿樹えり緒さんの、
卒業が発表されました。
昨日発表された、トップ娘役のかなみちゃんと合わせて、4人。
月組から。
1月15日にれみちゃんが組替えして去り、
1月26日に祐飛さんが組替えして去り、
1月30日にねねちゃんが組替えして去り、
2月12日にしずくちゃんが加入して、
3月21日に初舞台生が加入して、
そして、7月6日に4人が卒業していく…。
有名な名作ミュージカルだし、
かなみちゃんのサヨナラショーがあるし、
もしかしたら複数人卒業してしまうかも?と昨夜は泣きそうに不安だったのですが。
……たきさん、まちおさん、
そして、
えりおっと……(泣)。
えりおっとを最初に覚えたのが何の公演だったのかは覚えていませんが、「長い春の果てに」かそのあたりの、かなり下級生の頃だったと思います。いかにも月組っ子らしい小芝居が楽しくて、名前もわからないのに注目していたのが“姿樹えり緒”だとわかったのは、いつだったかな?
ずっと見守っていたので、「Hollywood Lover」のヘアメークのベンが、一躍(ある意味)スターダムにのったかという勢いでブレイクしたのが凄く嬉しかったのですが。
…みちるに続き、86期の芝居巧者がまた一人……。
そんなもん、引き継がなくていいのにぃ〜〜っっ!!
学年的なこともあるのでしょうけれども、こうもポロポロと小芝居好きが卒業していくのはとてもさびしいです。今の月組は、芝居好きな下級生にとって楽しい組ではなくなってしまったのでしょうか…。それだけショーに重点がおかれているってことなのかなあ?
…芝居とショーと、両輪あってこその宝塚なんですけどねぇ(涙)。
「Hollywood Lover」で、実に実に楽しそうに役を作りこみ、深めていったえりおっと。
ベン以外の役、空港の旅行客だとか新聞記者だとか、その「世界」の空気を作る仕事を、しっかりと引き受けていたえりおっと。
「プロデューサーが、ステファーノ・グランディ監督を起用した理由を」
物慣れて落ち着いた、「仕事中のプロ」の、記者の、声。
「なんて素敵なサイン…♪」
可愛らしくて柔らかで、幸せそうな「オフの」専門家の、声。
「私の個性で輝いてみせる!」
そのとおり、誰よりも輝いていたえりおっと。
あなたは、あなたにしかないスペクトルで輝いて、
卒業しても、人生を実り豊かに楽しんでください(泣)。
まちおさん。
今となっては数少ない、“猫が月組を観始めた頃からいらっしゃる”月組生え抜きの上級生の一人。
いままで観てきたまちおさんで、一番印象に残っているのは「プロバンスの碧い空」のエディット、かなあ。実に見事な嵌り役でした。
あと、「から騒ぎ」のパーティーでのソロもすごく印象に残っています。滅多に聴けなかったけど、いい声なんですよね、本当に!
最後のフィナーレか、あるいはサヨナラショーで、歌が聴けるといいなあ…(←観るつもりか?)
タキさん。
多分、一番最初に観たのは「エクスかリバー」の怪しい奥方なんですよね。かなり好きでした(笑)。
それが強烈すぎて、その後は「何をしてもタキさん」に見えてしまって残念なことも多かったのですが。
私が観たなかで一番好きな役は、もう「タキさんにしかできないよねっ!」という大役。
かの、「ファントム」のカルロッタ。
この役だけは、他の人で観たいと思ったことさえなくて。
タキさんが卒業するってことは、「ファントム」も、もう宝塚では再演できないんだねと、かなり本気で思っています(^ ^;)ゞ。
そして、「アーネスト・イン・ラヴ」のブラックネル夫人。
これも他の人で見たいとは思わないなあ、考えてみれば。
「ハーンドバッグは父親ではない父親とはいえな・い・♪」
という早口言葉のような歌を、ぽんぽん飛びまくる音程を正確に当てながら滑舌よく歌ってくれて、本当に気持ちよかった!(^ ^)。
そして、昨年の「ダル・レークの恋」のおばあさま。
貫禄ある美しいおばあさまで、実に見事な存在感でした。
観るたびに見蕩れてた。
歌唱力。
それは、声がいいだけでは駄目で、
一番大切なのは表現力なのだ、と、タキさんの歌を聴くたびに思います。
悲劇であれ、喜劇であれ、タキさんが歌いだすと、その場が『ドラマ』の現場になるんですね。それだけの力を持った、歌。
タキさんの歌をたくさん聴けて、幸せです。かなみちゃんとタキさん、歌姫が二人揃っているなんて、月組ファンの特権だったなあ〜(笑)。
「ミー&マイガール」では、もちろん!マリア侯爵夫人。
東宝再演の涼風マリアしか観ていない私には、タキさんのマリアって本当に想像できないのですが、
あの歌を聴けるのは耳の喜びです。
最後まで月組をよろしくお願いいたします。
それにしても。
…月組、ちょっと管理職変わりすぎじゃないですか?(泣)。
まぁ、今年は雪組の副組長、花組の副組長、宙組の組長が卒業あるいは異動で組を離れるので、月組もおかしくないんでしょうけれども。
でもでも、タキさん月組組長に就任してわずか2作ですよ(涙)。
おかあさん、置いていかないで〜〜〜(T T)。
こんなに短期間に管理職が変わるのって、昔はあったことなのでしょうか?
少なくとも、私が観始めてからはこんなことはなかったと思うのですが。(星と雪なんて、10年間変わってないし)
ゆらさんは比較的長かったけど、うーさんも絵理さんもタキさんも2作かそこらだなんて(涙)。組が落ち着かないじゃないかー!!本当に切ないです…。
…タキさんの後は。誰が仕切ることになるのでしょうね。
個人的に希望を言ってもいいのなら、
昨年からずーっと月組に張り付いてくださっている未沙のえるさん、
あるいは、以前管理職として月組を引っ張ってくださっていた梨花ますみさんと、汝鳥ゆうさん…
この3人のうちのお一人に決まったら、とても幸せです。
…とりあえず、ナホちゃんがいきなり組長に昇格してガチャが副組長、とか…あり得ないよ、ね?
あぁ、いっそのこと、名実ともに頂点に立つ麻子さん、トップでなおかつ最上級生の麻子さんに、組長もやっていただくとか?
(←無理)
誰か、
誰かお願い、私の愛する月組に愛の手を。
.
出雲綾組長と、
組長に次ぐ最上級生の北嶋麻実さんと、
そして、86期の芝居巧者、姿樹えり緒さんの、
卒業が発表されました。
昨日発表された、トップ娘役のかなみちゃんと合わせて、4人。
月組から。
1月15日にれみちゃんが組替えして去り、
1月26日に祐飛さんが組替えして去り、
1月30日にねねちゃんが組替えして去り、
2月12日にしずくちゃんが加入して、
3月21日に初舞台生が加入して、
そして、7月6日に4人が卒業していく…。
有名な名作ミュージカルだし、
かなみちゃんのサヨナラショーがあるし、
もしかしたら複数人卒業してしまうかも?と昨夜は泣きそうに不安だったのですが。
……たきさん、まちおさん、
そして、
えりおっと……(泣)。
えりおっとを最初に覚えたのが何の公演だったのかは覚えていませんが、「長い春の果てに」かそのあたりの、かなり下級生の頃だったと思います。いかにも月組っ子らしい小芝居が楽しくて、名前もわからないのに注目していたのが“姿樹えり緒”だとわかったのは、いつだったかな?
ずっと見守っていたので、「Hollywood Lover」のヘアメークのベンが、一躍(ある意味)スターダムにのったかという勢いでブレイクしたのが凄く嬉しかったのですが。
…みちるに続き、86期の芝居巧者がまた一人……。
そんなもん、引き継がなくていいのにぃ〜〜っっ!!
学年的なこともあるのでしょうけれども、こうもポロポロと小芝居好きが卒業していくのはとてもさびしいです。今の月組は、芝居好きな下級生にとって楽しい組ではなくなってしまったのでしょうか…。それだけショーに重点がおかれているってことなのかなあ?
…芝居とショーと、両輪あってこその宝塚なんですけどねぇ(涙)。
「Hollywood Lover」で、実に実に楽しそうに役を作りこみ、深めていったえりおっと。
ベン以外の役、空港の旅行客だとか新聞記者だとか、その「世界」の空気を作る仕事を、しっかりと引き受けていたえりおっと。
「プロデューサーが、ステファーノ・グランディ監督を起用した理由を」
物慣れて落ち着いた、「仕事中のプロ」の、記者の、声。
「なんて素敵なサイン…♪」
可愛らしくて柔らかで、幸せそうな「オフの」専門家の、声。
「私の個性で輝いてみせる!」
そのとおり、誰よりも輝いていたえりおっと。
あなたは、あなたにしかないスペクトルで輝いて、
卒業しても、人生を実り豊かに楽しんでください(泣)。
まちおさん。
今となっては数少ない、“猫が月組を観始めた頃からいらっしゃる”月組生え抜きの上級生の一人。
いままで観てきたまちおさんで、一番印象に残っているのは「プロバンスの碧い空」のエディット、かなあ。実に見事な嵌り役でした。
あと、「から騒ぎ」のパーティーでのソロもすごく印象に残っています。滅多に聴けなかったけど、いい声なんですよね、本当に!
最後のフィナーレか、あるいはサヨナラショーで、歌が聴けるといいなあ…(←観るつもりか?)
タキさん。
多分、一番最初に観たのは「エクスかリバー」の怪しい奥方なんですよね。かなり好きでした(笑)。
それが強烈すぎて、その後は「何をしてもタキさん」に見えてしまって残念なことも多かったのですが。
私が観たなかで一番好きな役は、もう「タキさんにしかできないよねっ!」という大役。
かの、「ファントム」のカルロッタ。
この役だけは、他の人で観たいと思ったことさえなくて。
タキさんが卒業するってことは、「ファントム」も、もう宝塚では再演できないんだねと、かなり本気で思っています(^ ^;)ゞ。
そして、「アーネスト・イン・ラヴ」のブラックネル夫人。
これも他の人で見たいとは思わないなあ、考えてみれば。
「ハーンドバッグは父親ではない父親とはいえな・い・♪」
という早口言葉のような歌を、ぽんぽん飛びまくる音程を正確に当てながら滑舌よく歌ってくれて、本当に気持ちよかった!(^ ^)。
そして、昨年の「ダル・レークの恋」のおばあさま。
貫禄ある美しいおばあさまで、実に見事な存在感でした。
観るたびに見蕩れてた。
歌唱力。
それは、声がいいだけでは駄目で、
一番大切なのは表現力なのだ、と、タキさんの歌を聴くたびに思います。
悲劇であれ、喜劇であれ、タキさんが歌いだすと、その場が『ドラマ』の現場になるんですね。それだけの力を持った、歌。
タキさんの歌をたくさん聴けて、幸せです。かなみちゃんとタキさん、歌姫が二人揃っているなんて、月組ファンの特権だったなあ〜(笑)。
「ミー&マイガール」では、もちろん!マリア侯爵夫人。
東宝再演の涼風マリアしか観ていない私には、タキさんのマリアって本当に想像できないのですが、
あの歌を聴けるのは耳の喜びです。
最後まで月組をよろしくお願いいたします。
それにしても。
…月組、ちょっと管理職変わりすぎじゃないですか?(泣)。
まぁ、今年は雪組の副組長、花組の副組長、宙組の組長が卒業あるいは異動で組を離れるので、月組もおかしくないんでしょうけれども。
でもでも、タキさん月組組長に就任してわずか2作ですよ(涙)。
おかあさん、置いていかないで〜〜〜(T T)。
こんなに短期間に管理職が変わるのって、昔はあったことなのでしょうか?
少なくとも、私が観始めてからはこんなことはなかったと思うのですが。(星と雪なんて、10年間変わってないし)
ゆらさんは比較的長かったけど、うーさんも絵理さんもタキさんも2作かそこらだなんて(涙)。組が落ち着かないじゃないかー!!本当に切ないです…。
…タキさんの後は。誰が仕切ることになるのでしょうね。
個人的に希望を言ってもいいのなら、
昨年からずーっと月組に張り付いてくださっている未沙のえるさん、
あるいは、以前管理職として月組を引っ張ってくださっていた梨花ますみさんと、汝鳥ゆうさん…
この3人のうちのお一人に決まったら、とても幸せです。
…とりあえず、ナホちゃんがいきなり組長に昇格してガチャが副組長、とか…あり得ないよ、ね?
あぁ、いっそのこと、名実ともに頂点に立つ麻子さん、トップでなおかつ最上級生の麻子さんに、組長もやっていただくとか?
(←無理)
誰か、
誰かお願い、私の愛する月組に愛の手を。
.
タン・ビエット 〜また会うためのさよなら〜
2008年2月13日 ミュージカル・舞台 コメント (2)東京芸術劇場にて、TSミュージカル「タン・ビエットの唄」を観てまいりました。
初演は2004年…ってことは、もうすぐ4年になるんですね。
あのときは、愛華みれさんが主役(?)のフェイ。
ティエンの土居裕子さんとトアンの畠中洋さん、ミンの宮川浩さんは今回と同じでした。
ちなみに私の目当ては、初演の時はトアンの畠中さんと、ハインの沢木順さんだったんですよね……懐かしいわーーーー!!
今回、ハインが若くてハンサムな吉野圭吾さん、ってことで、いったいどんな話になるのかと思ったのですが…
す、すみません。
初演はあまり細かいところを覚えていないので、脚本的・演出的な違いはよくわかりませんでした(^ ^;ゞ。
ただ、縄で作った舞台装置(大田創)がすごく印象的だったので、また観ることができてよかったです。うん、やっぱりいいです、あの装置は。虚仮脅しがなくて、大好き。
「タン・ビエット」というのは、「さよなら」という意味のヴェトナム語だそうです。
有名なソンミ村虐殺事件をモデルに、架空の村(ハン・ティン村)で起こった虐殺から逃げ延びて、解放民族戦線の兵士たちに助けられた姉妹(姉ティアン、妹フェイ)と、彼女たちを助けた男たちにとっての「戦争という現実」の物語。
物語の契機となるハン・ティン村虐殺事件を1969年(ホー主席死去の年)において。
1971年に渡英したまま帰らなかった妹・フェイが、“1990年代後半”にヴェトナムに現れ、姉・ティエンを探し始めるところから物語りは始まります。
20年以上前に、ジャングルの中でティエンとフェイの二人を助けた、開放民族戦線の5人の兵士たち。
トアン(畠中)、ミン(宮川)、ビン(駒田はじめ)、ゴク(戸井勝海)、そしてハイン(吉野)。
1975年のサイゴン解放=ヴェトナム戦争終結から20年。
混迷を深めるヴェトナムで、観光客相手のシクロ(人力車)漕ぎで生計をたてるトアンを見つけたフェイは、戦争中に行方不明になったティエンを探す手伝いを頼む…。
初演は、確か「ミス・サイゴン」の再演を夏に控えた春だったと思います。「ミス・サイゴン」は、西欧から眺めたヴェトナム戦争という印象が拭えませんでしたが(←でも好きな作品です)、この「タンビエットの唄」は、アジアから眺めたヴェトナム戦争になるんだろうな、と思って観にいったので。
…痛かった…。
5人の「元兵士」たちの抱えた心の傷が、自分の記憶に灼きついたかのようでした。
痛くて痛くて、泣くのも苦しかった。
トアンが最後の最後に「それが俺の夢だったんだ…」というんですよ(涙)。
そうとしか言いようのない時代だった、と。
「それ」が何なのか書くとネタバレてしまうので遠慮しておきますが、それにしても本当に、痛い物語でした。
「みんな戦争が悪いのよ」なんぞと、木村信司さんみたいなことを絶対に言わせない謝さんは流石だなあ、と思ってしまいました。
戦争を肯定するわけでは勿論ないのですが、「戦争の中でやむをえず犯してしまった罪」と、どうおりあいをつけていくのか。
特に。戦時における最大の罪のひとつである「逃亡」。
逃げることが罪となった時代を、どうやって生き延びたのかをテーマにした作品ですから。「生きること」への限りない肯定と、愛…その深さに、驚くばかりです。
プログラムのコメントもとても素敵です。「母国」と「祖国」と…自分の人生をきちんと見つめている人にしか言えない、深い言葉だな、と思いました。
まだ週末まで一週間弱上演されておりますので。
ぜひ一度、ご覧になってくださいませ。
「良い作品」かどうかはわかりませんが(テーマがテーマなので、駄目な人もたくさんいらっしゃるかと)、
「痛い作品」であることは保障いたします(^ ^;。
.
初演は2004年…ってことは、もうすぐ4年になるんですね。
あのときは、愛華みれさんが主役(?)のフェイ。
ティエンの土居裕子さんとトアンの畠中洋さん、ミンの宮川浩さんは今回と同じでした。
ちなみに私の目当ては、初演の時はトアンの畠中さんと、ハインの沢木順さんだったんですよね……懐かしいわーーーー!!
今回、ハインが若くてハンサムな吉野圭吾さん、ってことで、いったいどんな話になるのかと思ったのですが…
す、すみません。
初演はあまり細かいところを覚えていないので、脚本的・演出的な違いはよくわかりませんでした(^ ^;ゞ。
ただ、縄で作った舞台装置(大田創)がすごく印象的だったので、また観ることができてよかったです。うん、やっぱりいいです、あの装置は。虚仮脅しがなくて、大好き。
「タン・ビエット」というのは、「さよなら」という意味のヴェトナム語だそうです。
有名なソンミ村虐殺事件をモデルに、架空の村(ハン・ティン村)で起こった虐殺から逃げ延びて、解放民族戦線の兵士たちに助けられた姉妹(姉ティアン、妹フェイ)と、彼女たちを助けた男たちにとっての「戦争という現実」の物語。
物語の契機となるハン・ティン村虐殺事件を1969年(ホー主席死去の年)において。
1971年に渡英したまま帰らなかった妹・フェイが、“1990年代後半”にヴェトナムに現れ、姉・ティエンを探し始めるところから物語りは始まります。
20年以上前に、ジャングルの中でティエンとフェイの二人を助けた、開放民族戦線の5人の兵士たち。
トアン(畠中)、ミン(宮川)、ビン(駒田はじめ)、ゴク(戸井勝海)、そしてハイン(吉野)。
1975年のサイゴン解放=ヴェトナム戦争終結から20年。
混迷を深めるヴェトナムで、観光客相手のシクロ(人力車)漕ぎで生計をたてるトアンを見つけたフェイは、戦争中に行方不明になったティエンを探す手伝いを頼む…。
初演は、確か「ミス・サイゴン」の再演を夏に控えた春だったと思います。「ミス・サイゴン」は、西欧から眺めたヴェトナム戦争という印象が拭えませんでしたが(←でも好きな作品です)、この「タンビエットの唄」は、アジアから眺めたヴェトナム戦争になるんだろうな、と思って観にいったので。
…痛かった…。
5人の「元兵士」たちの抱えた心の傷が、自分の記憶に灼きついたかのようでした。
痛くて痛くて、泣くのも苦しかった。
トアンが最後の最後に「それが俺の夢だったんだ…」というんですよ(涙)。
そうとしか言いようのない時代だった、と。
「それ」が何なのか書くとネタバレてしまうので遠慮しておきますが、それにしても本当に、痛い物語でした。
「みんな戦争が悪いのよ」なんぞと、木村信司さんみたいなことを絶対に言わせない謝さんは流石だなあ、と思ってしまいました。
戦争を肯定するわけでは勿論ないのですが、「戦争の中でやむをえず犯してしまった罪」と、どうおりあいをつけていくのか。
特に。戦時における最大の罪のひとつである「逃亡」。
逃げることが罪となった時代を、どうやって生き延びたのかをテーマにした作品ですから。「生きること」への限りない肯定と、愛…その深さに、驚くばかりです。
プログラムのコメントもとても素敵です。「母国」と「祖国」と…自分の人生をきちんと見つめている人にしか言えない、深い言葉だな、と思いました。
まだ週末まで一週間弱上演されておりますので。
ぜひ一度、ご覧になってくださいませ。
「良い作品」かどうかはわかりませんが(テーマがテーマなので、駄目な人もたくさんいらっしゃるかと)、
「痛い作品」であることは保障いたします(^ ^;。
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若人たちのミーマイ【配役発表】
2008年2月15日 宝塚(月)月組大劇場公演「ME&MY GIRL」の新人公演配役が発表されました。
ウィリアム(ビル) みりお(明日海りお)くん
サリー (羽桜)しずくちゃん
ジョン卿 一幕 マグ(流輝一斗)ちゃん
二幕 (光月)るうちゃん
ジェラルド 一幕 (紫門)ゆりやくん
二幕 宇月颯くん
ジャッキー 蘭乃はなちゃん
おお、みりおくんが通しでビルだったら、という前提での予想が、発表された分は全員当たったわo(^-^)o。書いておけばよかった!
(ちなみに、予想していたのはコレと、みりおくんマリア夫人バージョンと、みりおくん二幕のみビルの2パターン)
個人的には、あとランベスキング=美翔かずき、ときたらほぼ完璧なような…。まあ、宇月くんのキングでみっしょんはジェラルド、ってのも観てみたかったけど…(←私だけ?)
ああ、でも「ハロー!ダンシング」の役付きで考えたら、ランベスキングは貴千碧くんで決まりかしら…。貴千くんはダンスも素晴らしいし、彼女が使われるのは全然不思議じゃないんですが…、
みっしょんも充分に“出来る子”なので、何か役をつけてあげてほしいんです(涙)……ってゆーか、役少なすぎだよミーマイ…(T_T)
ちなみに。
万が一みりおくんが新人公演も女役…だったら、
るうちゃん&マグちゃんがビルだろう、と思ってたんですよね(←有り得なかったですね、やっぱり)
そうなったら、希望キャストは、
ジョン卿をみっしょん(ハリラバのパーティーでのダンディなオジサマが素敵すぎました。髭萌え〜〜!)とあちょうさん(絶対素敵だと思う)。
ジェラルド”は、ゆりやんと(彩星)りおんくん。
で、ランベスキング&クイーンは絶対に宇月&麗百愛ちゃん!!
とか。
勝手に妄想していたんですが……(苦笑)。
それにしても。
みりおくん、昼公演は娘役(ソフィア)、夜はビルか……殺人的なスケジュールですよね(T_T)。喉の調整、万全を期しててほしいです。
劇団も、せつかくの『掌中の珠』なんですから、しっかりケアしてくださいね。
他に気になるキャストは…
まずは、パーチェスターです!!誰かなあ?
月組の88期89期90期あたりは芝居上手が集中していて、役の少ないミーマイなのが勿体ないくらい(涙)。パーチェスター候補もいっぱいいるんですが…最右翼はきっしー(彩央寿音)か、あちょうさん(華央あみり)あたり?歌があるから、五十鈴ひかりさんの可能性も…?
ああ、とにかく楽しみです、新公!!しずくちゃんも組み替え早々の抜擢キャストで不安でしょうけれども、がんばってほしいよ〜〜(泣)。
月組の若人たちのがんばりを、楽しみにしています★
.
ウィリアム(ビル) みりお(明日海りお)くん
サリー (羽桜)しずくちゃん
ジョン卿 一幕 マグ(流輝一斗)ちゃん
二幕 (光月)るうちゃん
ジェラルド 一幕 (紫門)ゆりやくん
二幕 宇月颯くん
ジャッキー 蘭乃はなちゃん
おお、みりおくんが通しでビルだったら、という前提での予想が、発表された分は全員当たったわo(^-^)o。書いておけばよかった!
(ちなみに、予想していたのはコレと、みりおくんマリア夫人バージョンと、みりおくん二幕のみビルの2パターン)
個人的には、あとランベスキング=美翔かずき、ときたらほぼ完璧なような…。まあ、宇月くんのキングでみっしょんはジェラルド、ってのも観てみたかったけど…(←私だけ?)
ああ、でも「ハロー!ダンシング」の役付きで考えたら、ランベスキングは貴千碧くんで決まりかしら…。貴千くんはダンスも素晴らしいし、彼女が使われるのは全然不思議じゃないんですが…、
みっしょんも充分に“出来る子”なので、何か役をつけてあげてほしいんです(涙)……ってゆーか、役少なすぎだよミーマイ…(T_T)
ちなみに。
万が一みりおくんが新人公演も女役…だったら、
るうちゃん&マグちゃんがビルだろう、と思ってたんですよね(←有り得なかったですね、やっぱり)
そうなったら、希望キャストは、
ジョン卿をみっしょん(ハリラバのパーティーでのダンディなオジサマが素敵すぎました。髭萌え〜〜!)とあちょうさん(絶対素敵だと思う)。
ジェラルド”は、ゆりやんと(彩星)りおんくん。
で、ランベスキング&クイーンは絶対に宇月&麗百愛ちゃん!!
とか。
勝手に妄想していたんですが……(苦笑)。
それにしても。
みりおくん、昼公演は娘役(ソフィア)、夜はビルか……殺人的なスケジュールですよね(T_T)。喉の調整、万全を期しててほしいです。
劇団も、せつかくの『掌中の珠』なんですから、しっかりケアしてくださいね。
他に気になるキャストは…
まずは、パーチェスターです!!誰かなあ?
月組の88期89期90期あたりは芝居上手が集中していて、役の少ないミーマイなのが勿体ないくらい(涙)。パーチェスター候補もいっぱいいるんですが…最右翼はきっしー(彩央寿音)か、あちょうさん(華央あみり)あたり?歌があるから、五十鈴ひかりさんの可能性も…?
ああ、とにかく楽しみです、新公!!しずくちゃんも組み替え早々の抜擢キャストで不安でしょうけれども、がんばってほしいよ〜〜(泣)。
月組の若人たちのがんばりを、楽しみにしています★
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花組バウ・ワークショップ「蒼いくちづけ」を観てまいりました。
思っていた以上に花組の下級生を知らないことにちょっと落ち込みつつ、めお(真野すがた)ちゃんを中心に組子のみ30名が、とっても楽しそうに21年前の名作に取り組んでいるのを、ほほえましく観てまいりました。
めおちゃんバージョンは今日で千秋楽だったんですよね…。
3月からはじまる朝夏まなとくんバージョンも観たいけど、、、さすがに無理だろうなあ…(涙)。せめて祐飛さんのディナーショーとかぶっていたら、と思ったのに、ちょうど一日ずれているし(涙)。
えーっと。
私は、小池修一郎作品って、そんなにたくさん観ているわけではないのですが。
とりあえず「薔薇の封印」の原点はコレだったのね、と深く深く納得しました。
いやー、あの時どうして「薔薇の封印」を作っちゃおう!とか思わないで、「蒼いくちづけ」をそのまま一本モノ大劇場作品として上演しなかったんでしょうね。
そのほうがずっ(黙)。
…もとい。
めおちゃんの“ドラキュラ伯爵”は。
………がんばってた!!(←感動)
最初から小池さんがめおちゃんのために新作を書いたとしたら、ドラキュラものは宛てなかっただろうな、と思うのですが。
めおちゃんってあまり「人外」のイメージのない人なので。
でも、めおちゃんの誠実さとか、真面目さとか、そういうところはよく出ていたと思います。
誠実で、真面目で、優しくて、気が弱くて、暖かい。
耽美さとか、迫力とか、人外っぷりとか、そういうものを求めると物足りないけど、一人の「孤独な」男と、「がんばりやの」少女との出会いと恋、と思えば、成立するストーリーだな、と思いました。
今回はワークショップということで、作品ありきの新人公演だったからちょっと残念なところもありましたけれども、歌もよくがんばっていたし(驚きました!!)(←どんだけ…)、今後の活躍が、あらためて楽しみになりました★
…ね、はにはにさま(★o★)
華耀きらりちゃんは、ドラキュラ伯爵が欲する美少女ルーシー/アイドル候補のヴィーナス。
いやぁ、前からお気に入りだった美人さんですが、超!可愛かったです!頭小さくて、首が長くて、ドレスが似合うこと似合うこと。ヴィーナスのアイドル衣装も滅っ茶苦茶似合いすぎる!足の出し方が非常に的確です。小池さんさすが。いや、この場合は衣装の任田さんが的確だったのか?
同じ脚を出すにも、きらりちゃんにはホットパンツで(花野)じゅりあちゃんには腰までスリットのタイトドレスなところが、最高にGOOD JOB。
やっぱり衣装も、その「人」にあるいは「キャラ」に合わせた衣装って大事ですよね★
可愛くて、一所懸命で、がんばりやで、くじけなくて。
ホント可愛い女の子でした。ドラキュラ伯爵みたいな「不思議な人」あるいは「変な人」を、ついつい庇ってしまう正義感とか、
…恋してしまう不器用さ、とか。
うーん可愛い。本当に可愛い(はぁと)(結論はソレですか)
…歌も芝居も、すっごくがんばってました。うん。「がんばってました」としか言えないのはちょっとだけ残念ですが。でもがんばってたもん。良かったもん!……声質が結構好みなので、ちょっと甘めですが(汗)
ふみか(紫峰七海)ちゃんは、一幕がヘルシング教授、2幕がプロデューサー(?)のデイヴ。
いやーカッコイイ。
マジで色っぽい。
ヘルシング教授は老人設定なのですが、嫌味な爺さんで実に実に巧いんですよ、コレが。
で、一幕ですっかり「おお、ふみかちゃん巧いなー、さすがだなー」モードに入っていた私をひっくり返した2幕。
……二番手ですか?ふみかなのに?いったいいつからそんなことに?(←超失礼)
どうみても「LUNA」のリカさんの役なんですけど?
「薔薇の封印」のサエちゃんの役なんですけど?
「シルバー・ローズ・クロニクル」のきたろうの役なんですけどっ!?(←それは小池作品ではありません)
そして、その大抜擢に応えてみせたふみかちゃん。
考えてみれば、「ファントム」新公でキャリエールやった人なんですよね、この人。観ていないので忘れがちですが。
ホント巧いし、かっこいいし、色っぽいし、
樹里ちゃん路線に乗ったら最強なんじゃないかと思うんですが……(←痛すぎ)
扇めぐむくんは、1幕が誠実で気弱な家庭教師ジョナサン。
2幕では大人気!のアイドルでヴィーナスのライバル・ジョニー。
これはまた、別格の格好良さでした(はぁと)。髪型も工夫していたし、スタイルがいいから衣装も似合ってました。
歌もさすがに素晴らしくて♪久しぶりに堪能できて、嬉しかったです♪1幕の気弱っぷりと、2幕のイケイケぶりの対比がおもしろくて、いい芝居するなあと思いました。
この人にかぎらず、この作品で面白かったのは「120年前」の19世紀末ロンドン(郊外だけど)と、「現代」の21世紀ロンドンの『異世界感』でした。
……ってな話は、明日以降に回していいですか(^ ^)。
長くなりそうなので…(滝汗)。
若いメンバーでの公演、エネルギーに満ち溢れていて、とても楽しかったです。
ここで学んだあらゆることを、次の作品でも生かしてくださいますように。
また観にいくのを、楽しみにしています!
なにはともあれ。
めおちゃん、ふみかちゃん、扇くん、きらりちゃん、千秋楽おめでとうございました!
継続出演となる26名&まぁくん、だいもん、鳳くん、姫花ちゃん、お稽古大変でしょうけれどもがんばってくださいね(はぁと)
.
思っていた以上に花組の下級生を知らないことにちょっと落ち込みつつ、めお(真野すがた)ちゃんを中心に組子のみ30名が、とっても楽しそうに21年前の名作に取り組んでいるのを、ほほえましく観てまいりました。
めおちゃんバージョンは今日で千秋楽だったんですよね…。
3月からはじまる朝夏まなとくんバージョンも観たいけど、、、さすがに無理だろうなあ…(涙)。せめて祐飛さんのディナーショーとかぶっていたら、と思ったのに、ちょうど一日ずれているし(涙)。
えーっと。
私は、小池修一郎作品って、そんなにたくさん観ているわけではないのですが。
とりあえず「薔薇の封印」の原点はコレだったのね、と深く深く納得しました。
いやー、あの時どうして「薔薇の封印」を作っちゃおう!とか思わないで、「蒼いくちづけ」をそのまま一本モノ大劇場作品として上演しなかったんでしょうね。
そのほうがずっ(黙)。
…もとい。
めおちゃんの“ドラキュラ伯爵”は。
………がんばってた!!(←感動)
最初から小池さんがめおちゃんのために新作を書いたとしたら、ドラキュラものは宛てなかっただろうな、と思うのですが。
めおちゃんってあまり「人外」のイメージのない人なので。
でも、めおちゃんの誠実さとか、真面目さとか、そういうところはよく出ていたと思います。
誠実で、真面目で、優しくて、気が弱くて、暖かい。
耽美さとか、迫力とか、人外っぷりとか、そういうものを求めると物足りないけど、一人の「孤独な」男と、「がんばりやの」少女との出会いと恋、と思えば、成立するストーリーだな、と思いました。
今回はワークショップということで、作品ありきの新人公演だったからちょっと残念なところもありましたけれども、歌もよくがんばっていたし(驚きました!!)(←どんだけ…)、今後の活躍が、あらためて楽しみになりました★
…ね、はにはにさま(★o★)
華耀きらりちゃんは、ドラキュラ伯爵が欲する美少女ルーシー/アイドル候補のヴィーナス。
いやぁ、前からお気に入りだった美人さんですが、超!可愛かったです!頭小さくて、首が長くて、ドレスが似合うこと似合うこと。ヴィーナスのアイドル衣装も滅っ茶苦茶似合いすぎる!足の出し方が非常に的確です。小池さんさすが。いや、この場合は衣装の任田さんが的確だったのか?
同じ脚を出すにも、きらりちゃんにはホットパンツで(花野)じゅりあちゃんには腰までスリットのタイトドレスなところが、最高にGOOD JOB。
やっぱり衣装も、その「人」にあるいは「キャラ」に合わせた衣装って大事ですよね★
可愛くて、一所懸命で、がんばりやで、くじけなくて。
ホント可愛い女の子でした。ドラキュラ伯爵みたいな「不思議な人」あるいは「変な人」を、ついつい庇ってしまう正義感とか、
…恋してしまう不器用さ、とか。
うーん可愛い。本当に可愛い(はぁと)(結論はソレですか)
…歌も芝居も、すっごくがんばってました。うん。「がんばってました」としか言えないのはちょっとだけ残念ですが。でもがんばってたもん。良かったもん!……声質が結構好みなので、ちょっと甘めですが(汗)
ふみか(紫峰七海)ちゃんは、一幕がヘルシング教授、2幕がプロデューサー(?)のデイヴ。
いやーカッコイイ。
マジで色っぽい。
ヘルシング教授は老人設定なのですが、嫌味な爺さんで実に実に巧いんですよ、コレが。
で、一幕ですっかり「おお、ふみかちゃん巧いなー、さすがだなー」モードに入っていた私をひっくり返した2幕。
……二番手ですか?ふみかなのに?いったいいつからそんなことに?(←超失礼)
どうみても「LUNA」のリカさんの役なんですけど?
「薔薇の封印」のサエちゃんの役なんですけど?
「シルバー・ローズ・クロニクル」のきたろうの役なんですけどっ!?(←それは小池作品ではありません)
そして、その大抜擢に応えてみせたふみかちゃん。
考えてみれば、「ファントム」新公でキャリエールやった人なんですよね、この人。観ていないので忘れがちですが。
ホント巧いし、かっこいいし、色っぽいし、
樹里ちゃん路線に乗ったら最強なんじゃないかと思うんですが……(←痛すぎ)
扇めぐむくんは、1幕が誠実で気弱な家庭教師ジョナサン。
2幕では大人気!のアイドルでヴィーナスのライバル・ジョニー。
これはまた、別格の格好良さでした(はぁと)。髪型も工夫していたし、スタイルがいいから衣装も似合ってました。
歌もさすがに素晴らしくて♪久しぶりに堪能できて、嬉しかったです♪1幕の気弱っぷりと、2幕のイケイケぶりの対比がおもしろくて、いい芝居するなあと思いました。
この人にかぎらず、この作品で面白かったのは「120年前」の19世紀末ロンドン(郊外だけど)と、「現代」の21世紀ロンドンの『異世界感』でした。
……ってな話は、明日以降に回していいですか(^ ^)。
長くなりそうなので…(滝汗)。
若いメンバーでの公演、エネルギーに満ち溢れていて、とても楽しかったです。
ここで学んだあらゆることを、次の作品でも生かしてくださいますように。
また観にいくのを、楽しみにしています!
なにはともあれ。
めおちゃん、ふみかちゃん、扇くん、きらりちゃん、千秋楽おめでとうございました!
継続出演となる26名&まぁくん、だいもん、鳳くん、姫花ちゃん、お稽古大変でしょうけれどもがんばってくださいね(はぁと)
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ドラキュラ伯爵の恋【2】
2008年2月19日 宝塚(花)花組バウ・ワークショップ「蒼いくちづけ」について。
メイン4人については先日書きましたので、今日は、作品と他のキャストを。
この作品は、一幕も二幕も同じロンドン郊外の邸を舞台にしていますが、時代が違っています。
一幕は「1887年」。「120年前」である19世紀末。
二幕は「2008年」。「現代」つまり、21世紀初頭。
(21年前の初演では、二幕が「1987年」で、100年後という設定だったそうですね。というか、上演年ありきで一幕を1887年にしたんでしょうけれども)
19世紀末には普通に貴族(ウェステンラ家)の別荘であったカーファックス荘。
21世紀には、120年前に吸血鬼がこの邸に現れたという伝説によって「ドラキュラ博物館」になっている、という設定が楽しかったのですが。
この一幕と二幕の「異世界感」が、すごくよく出ていたと思いました。
同じロンドンの、同じ邸を舞台を舞台にしながら、「120年」という時間が流れたことを意味のある舞台装置として使っていたのが、さすがというか。
物語は邸の中だけで進むので、実際に「時代は変わった」ことを示すものは、登場人物の中にしかない。一人ひとりの衣装と、髪と、態度と、言葉遣いと、そして、考え方と。
きらりちゃんの芝居に、この「異世界感」がすごくあって。
それがとっても良かったし、観てて嬉しかったところでした(はぁと)。
ふみかちゃんや扇くんは完全に「二役」で、全く違う人格でしたけど、きらりちゃんだけは「生まれ変わりオチ」でこそないけど、同じ人と恋に落ちるので。
違う人なんだけど、同じ魂を持っている、という存在なんだと思うんですよね。それがすごく良い感じで出ていて、私は好きでした♪
逆に、主人公のめおちゃんだけは、一幕も二幕も全く同じ存在なんですね。だけど、時代が違うから、一幕はただただ「かっこいい!」と思わせる大仰な仕草や時代がかかった言葉遣いを、そのまんま二幕でやるところがすごく笑える。
多分、実際には「全く同じ」ではなく、二幕では意識してすこーし大袈裟にやっているんだろうと思うんですけどね(ウケるように)、ちゃんと「めおちゃんは一幕と同じことやっているのに、なんかオカシイ!」と思わせてくれたのが凄いな、と。
まぁ、これは小池さんの演技指導も良かったんでしょうけれども。
ルーシー(19世紀)はジョナサンと共に“家を守る”ことを選び、ヴィーナス(21世紀)は弟ノエルに全てを託して“恋”を選ぶ。
もちろんヴィーナスとルーシーは別人で、全く別の人生をたどってきたのだからその選択が違うのは当たり前なのですけれども。
でも、その選択にはやっぱり、19世紀末と21世紀、という時代の影響、“家”と“個人”、どちらを取るか、という時代の考え方の違いがあるんですよね。
ルーシーの凜とした美しさと、ヴィーナスのキビキビとした可愛らしさ。
時代が求める美しさと個性、それが、ドラキュラ伯爵が選ぶ『美』と同じものなのだろうと思いました。
何百年も生きていても、彼の感性は古びない。つねに、その時代が求める『美』を、彼は求めるんですね。
だからこそ、彼は常に『美』の象徴でいられるのです。
時代を超えて、求められ続ける『美』そのもの、の。
作品自体は、やっぱり古いなー、とも思いましたが。
21年前の初演の頃は、まだ「ドラキュラもの」がコメディに堕す前だったと思うので(その後、三谷幸喜とかもやっちゃいましたしね…)、観客にとってはものすごく新鮮だっただろうな、と思うんですよね。
でも、「薔薇の封印」などなど、いくつかの“小池さん流コメディ”のオリジナルとしてのこの作品を、21年前に作ったのか、と思うと、彼の才能に感服せずにはいられません。
ある意味、彼はこの頃から「エリザベート」初演直後くらいまでの貯金で現在も食いつないで(脚本のネタとしても、演出のネタとしても)いるんだなあ、と、少しさびしい思いもあります。
でも、元々才能が無いわけではないんですから。
またリフレッシュして、「21世紀の」名作を創ってくださいますように、心の底から祈っております。
……というわけで、以下出演者について(一幕での役を中心に)。
ルーシー(きらり)の両親・ウェステンラ夫妻は、絵莉千晶さんと紫陽レネさん。
お二人とも的確な演技で、物語を締めていました。
絵莉さんは、どちらかというと二幕でのジョニー(扇)の母親役の方が印象的かも(^ ^)。
ルーシーに求婚する金持ちの莫迦息子(?)・アーサー・ゴダルミングは瀬戸かずやさん。すらっとスタイルがよくて、カッコよかったです。はい。
その父親・ゴダルミング卿はかりやん(貴怜良)。これがまた、イケイケダンディなおじさまで惚れそうでした。
カーミラ(花野じゅりあ)との色っぽいダンスがとてもステキ★
カーミラは、ウェステンラ卿の妹(ルーシーの叔母)という設定だったと思います。しっとりとした色っぽい美女で、夫に別れて次の金づるを物色中、みたいな役だったような。
クリス(天宮菜生)とピーター(冴月瑠那)という二人の息子がいるとは思えないほど若くて美しい、でもいかにも“人妻”で“母親”な色気と危うさのある未亡人でしたね(はぁと)。久々の嵌り役だったんじゃないかと思います♪
二幕の、小池さんの作品によく出てくる殺し屋系の3人組の女もカッコよかった〜!あの腰までスリットのタイトスカートが、小池さんごちそうさま、って感じでした(おい)。
あと印象に残ったのは、天宮菜生くんかなー。一幕では、ドラキュラ伯爵に魅了されてしまう美少年クリス(カーミラの息子)。二幕ではヴィーナスの弟・アイドル予備軍のノエル少年。
とにかく『美少年』なんですよね、この子は!なんというかのかな。“耽美”をやらせたら右に出るものはいないんじゃないかと思うほど、そして、“金髪マッシュルームカットがこんなに似合う子がいたのかっ!”と思ってしまうほどの、透明感のある美少年。
前からお気に入りだったのに、普通にリーゼントして群舞で出てくると見つけられなかったりしがちだったのですが(汗)、今回かなり目に焼き付けたので、もう大丈夫かな(^ ^)。
声も良いんですねー。歌えるとは思ってもいなかったので(失礼)とってもびっくりしました。
ぱっと見た感じ、ピーターの冴月くんの方が体格もいいし、顔立ちも男らしくて年上に見えるんですけど(汗)、いちおうクリスがお兄ちゃんっていう設定でいいのかなあ?(よくわからなかった)
しっかし、あんなおにいちゃんがいたら弟は心配だろうなぁ……(←何がだ)
冴月くんは、二幕ではかりやん&じゅりあと一緒に、デイヴ(紫峰七海)の部下のヤバイ系3人組。…しかも、女装(!)。
っていうか、私は冴月くんがわかっていなかったので。
「花組さんカッコイイ女役さんがいるんだなー、じゅりあは色っぽいし、この人は男前だし、人材豊富♪♪」
くらいに思っておりまして。
……プログラム見て仰天しました。
はい、美人でした(*^ ^*)。
あと印象に残ったのは、レンフィールドの真瀬はるかくん。
こんなに巧い子、今までそれなりに新公観てるのにぜんぜん気がつかなかったよ…(↓)と落ち込んでいたのですが。
……研2だったとはっ!!いやー、本当に驚愕でした。
あの巧さで研2…しかも、ただ“巧い”だけじゃなくて、ちゃんと「男役の芝居」が出来ているだなんて。
そんなに身体に恵まれている感じでもないのに、凄いです!
あの学年で、あの声で喋れて、あの音域で歌えて、あの顔(男役の貌)で踊れるなんて!!
一幕のレンフィールドがまぐれじゃなかった証拠に、二幕でもジョニーのバックダンサーメンバーの一人として、しっかり良い位置で踊っていたんですよね。
これから新公楽しみだなあ、と思いました。
いやはや…こないだ落ちたばかりの星組の真風涼帆ちゃんといい、92期おそるべし(^ ^;ゞ
他にも可愛い下級生、巧いなーと思った下級生、いーっぱいいたのですが。
……ごめんなさいm(_ _)m。これからじっくりと勉強させていただきます……(^ ^)。
後半の部は、残念ながら観にいけそうにありませんが。
CSでの放映を、楽しみにしています!!がんばれがんばれ、花組若手♪
.
メイン4人については先日書きましたので、今日は、作品と他のキャストを。
この作品は、一幕も二幕も同じロンドン郊外の邸を舞台にしていますが、時代が違っています。
一幕は「1887年」。「120年前」である19世紀末。
二幕は「2008年」。「現代」つまり、21世紀初頭。
(21年前の初演では、二幕が「1987年」で、100年後という設定だったそうですね。というか、上演年ありきで一幕を1887年にしたんでしょうけれども)
19世紀末には普通に貴族(ウェステンラ家)の別荘であったカーファックス荘。
21世紀には、120年前に吸血鬼がこの邸に現れたという伝説によって「ドラキュラ博物館」になっている、という設定が楽しかったのですが。
この一幕と二幕の「異世界感」が、すごくよく出ていたと思いました。
同じロンドンの、同じ邸を舞台を舞台にしながら、「120年」という時間が流れたことを意味のある舞台装置として使っていたのが、さすがというか。
物語は邸の中だけで進むので、実際に「時代は変わった」ことを示すものは、登場人物の中にしかない。一人ひとりの衣装と、髪と、態度と、言葉遣いと、そして、考え方と。
きらりちゃんの芝居に、この「異世界感」がすごくあって。
それがとっても良かったし、観てて嬉しかったところでした(はぁと)。
ふみかちゃんや扇くんは完全に「二役」で、全く違う人格でしたけど、きらりちゃんだけは「生まれ変わりオチ」でこそないけど、同じ人と恋に落ちるので。
違う人なんだけど、同じ魂を持っている、という存在なんだと思うんですよね。それがすごく良い感じで出ていて、私は好きでした♪
逆に、主人公のめおちゃんだけは、一幕も二幕も全く同じ存在なんですね。だけど、時代が違うから、一幕はただただ「かっこいい!」と思わせる大仰な仕草や時代がかかった言葉遣いを、そのまんま二幕でやるところがすごく笑える。
多分、実際には「全く同じ」ではなく、二幕では意識してすこーし大袈裟にやっているんだろうと思うんですけどね(ウケるように)、ちゃんと「めおちゃんは一幕と同じことやっているのに、なんかオカシイ!」と思わせてくれたのが凄いな、と。
まぁ、これは小池さんの演技指導も良かったんでしょうけれども。
ルーシー(19世紀)はジョナサンと共に“家を守る”ことを選び、ヴィーナス(21世紀)は弟ノエルに全てを託して“恋”を選ぶ。
もちろんヴィーナスとルーシーは別人で、全く別の人生をたどってきたのだからその選択が違うのは当たり前なのですけれども。
でも、その選択にはやっぱり、19世紀末と21世紀、という時代の影響、“家”と“個人”、どちらを取るか、という時代の考え方の違いがあるんですよね。
ルーシーの凜とした美しさと、ヴィーナスのキビキビとした可愛らしさ。
時代が求める美しさと個性、それが、ドラキュラ伯爵が選ぶ『美』と同じものなのだろうと思いました。
何百年も生きていても、彼の感性は古びない。つねに、その時代が求める『美』を、彼は求めるんですね。
だからこそ、彼は常に『美』の象徴でいられるのです。
時代を超えて、求められ続ける『美』そのもの、の。
作品自体は、やっぱり古いなー、とも思いましたが。
21年前の初演の頃は、まだ「ドラキュラもの」がコメディに堕す前だったと思うので(その後、三谷幸喜とかもやっちゃいましたしね…)、観客にとってはものすごく新鮮だっただろうな、と思うんですよね。
でも、「薔薇の封印」などなど、いくつかの“小池さん流コメディ”のオリジナルとしてのこの作品を、21年前に作ったのか、と思うと、彼の才能に感服せずにはいられません。
ある意味、彼はこの頃から「エリザベート」初演直後くらいまでの貯金で現在も食いつないで(脚本のネタとしても、演出のネタとしても)いるんだなあ、と、少しさびしい思いもあります。
でも、元々才能が無いわけではないんですから。
またリフレッシュして、「21世紀の」名作を創ってくださいますように、心の底から祈っております。
……というわけで、以下出演者について(一幕での役を中心に)。
ルーシー(きらり)の両親・ウェステンラ夫妻は、絵莉千晶さんと紫陽レネさん。
お二人とも的確な演技で、物語を締めていました。
絵莉さんは、どちらかというと二幕でのジョニー(扇)の母親役の方が印象的かも(^ ^)。
ルーシーに求婚する金持ちの莫迦息子(?)・アーサー・ゴダルミングは瀬戸かずやさん。すらっとスタイルがよくて、カッコよかったです。はい。
その父親・ゴダルミング卿はかりやん(貴怜良)。これがまた、イケイケダンディなおじさまで惚れそうでした。
カーミラ(花野じゅりあ)との色っぽいダンスがとてもステキ★
カーミラは、ウェステンラ卿の妹(ルーシーの叔母)という設定だったと思います。しっとりとした色っぽい美女で、夫に別れて次の金づるを物色中、みたいな役だったような。
クリス(天宮菜生)とピーター(冴月瑠那)という二人の息子がいるとは思えないほど若くて美しい、でもいかにも“人妻”で“母親”な色気と危うさのある未亡人でしたね(はぁと)。久々の嵌り役だったんじゃないかと思います♪
二幕の、小池さんの作品によく出てくる殺し屋系の3人組の女もカッコよかった〜!あの腰までスリットのタイトスカートが、小池さんごちそうさま、って感じでした(おい)。
あと印象に残ったのは、天宮菜生くんかなー。一幕では、ドラキュラ伯爵に魅了されてしまう美少年クリス(カーミラの息子)。二幕ではヴィーナスの弟・アイドル予備軍のノエル少年。
とにかく『美少年』なんですよね、この子は!なんというかのかな。“耽美”をやらせたら右に出るものはいないんじゃないかと思うほど、そして、“金髪マッシュルームカットがこんなに似合う子がいたのかっ!”と思ってしまうほどの、透明感のある美少年。
前からお気に入りだったのに、普通にリーゼントして群舞で出てくると見つけられなかったりしがちだったのですが(汗)、今回かなり目に焼き付けたので、もう大丈夫かな(^ ^)。
声も良いんですねー。歌えるとは思ってもいなかったので(失礼)とってもびっくりしました。
ぱっと見た感じ、ピーターの冴月くんの方が体格もいいし、顔立ちも男らしくて年上に見えるんですけど(汗)、いちおうクリスがお兄ちゃんっていう設定でいいのかなあ?(よくわからなかった)
しっかし、あんなおにいちゃんがいたら弟は心配だろうなぁ……(←何がだ)
冴月くんは、二幕ではかりやん&じゅりあと一緒に、デイヴ(紫峰七海)の部下のヤバイ系3人組。…しかも、女装(!)。
っていうか、私は冴月くんがわかっていなかったので。
「花組さんカッコイイ女役さんがいるんだなー、じゅりあは色っぽいし、この人は男前だし、人材豊富♪♪」
くらいに思っておりまして。
……プログラム見て仰天しました。
はい、美人でした(*^ ^*)。
あと印象に残ったのは、レンフィールドの真瀬はるかくん。
こんなに巧い子、今までそれなりに新公観てるのにぜんぜん気がつかなかったよ…(↓)と落ち込んでいたのですが。
……研2だったとはっ!!いやー、本当に驚愕でした。
あの巧さで研2…しかも、ただ“巧い”だけじゃなくて、ちゃんと「男役の芝居」が出来ているだなんて。
そんなに身体に恵まれている感じでもないのに、凄いです!
あの学年で、あの声で喋れて、あの音域で歌えて、あの顔(男役の貌)で踊れるなんて!!
一幕のレンフィールドがまぐれじゃなかった証拠に、二幕でもジョニーのバックダンサーメンバーの一人として、しっかり良い位置で踊っていたんですよね。
これから新公楽しみだなあ、と思いました。
いやはや…こないだ落ちたばかりの星組の真風涼帆ちゃんといい、92期おそるべし(^ ^;ゞ
他にも可愛い下級生、巧いなーと思った下級生、いーっぱいいたのですが。
……ごめんなさいm(_ _)m。これからじっくりと勉強させていただきます……(^ ^)。
後半の部は、残念ながら観にいけそうにありませんが。
CSでの放映を、楽しみにしています!!がんばれがんばれ、花組若手♪
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ちょっと間があいてしまいましたが。
花組中日劇場公演「メランコリック・ジゴロ/ラヴ・シンフォニーII」を観劇してまいりました!
あの遠征からこっち、気が狂いそうに忙しかったのでついつい感想を書くのも後回しになってしまい…公演も千秋楽を迎えてしまいましたが(涙)。
なるべく簡単に書かせていただきますね。
まずは。
あらためて、
まとぶん、トップ就任おめでとうございます〜〜〜♪
やはり、「真飛聖」という人はセンターが似合うな、と。
いろいろな意味でまだまだ半人前、という印象も拭えませんでしたが、とにかくセンターに立つことに全く違和感のない人だ、と、あらためて思いました。
良くも悪くも「春野寿美礼オン・ステージ」だったここ数年の花組公演では、どうもしっくりこない、というか…なんとなく居場所を探しているふうに見えてしまっていたまとぶん。
あんなに居場所が見つからないふうだった「ラヴ・シンフォニー」でさえ、どこをどう変えたのか私には解らないくらい構成も演出もそのまんまだったのに(苦笑)、本人が真ん中に立ってみれば、立ち位置が変わっただけでこんなに“まとぶん仕様”になってしまうのか、と感嘆してしまいました(汗)。
ちなみに、私が一番好きなまとぶんは、中詰めで「オラオラ」しながら客席を煽りまくる野郎なまとぶんでした♪♪
ステキだったわ〜〜(*^ ^*)。
中日劇場公演でのプレお披露目、といえば、昨年の雪組もそうでしたね。
水&白羽コンビの「星影の人/Joyfull2」。
私にとっては、新しい出会いのあった思い出の公演ですが(笑)、
あの時も、水くんは昇格、となみちゃんは星組からのスライド就任。
柴田さんの往年の名作の再演と、コムちゃん時代の名作ショーの新バージョンという組み合わせでしたね。
今回は、まとぶんが昇格、彩音ちゃんは残留。
正塚さんの往年の名作の再演と、オサさんのサヨナラ公演のショー新バージョン。
タイミングの問題もあって、中日のお披露目って結構珍しいと思うのですが(水くんの前は……もしかしてノンさんのME&MY GIRLまで遡るのでは?)、たまたま2年続いた中日のお披露目、構成としてはよく似た公演になったのは、偶然なのかなぁ…?
二番手を努める壮(一帆)ちゃんは、
……がんばってたなぁ〜(はぁと)。
スタン、という役は、壮ちゃんが嵌るタイプの役ではありませんでしたし、正塚さんもあえてそこは壮ちゃんに合わせて変更することなく、(多分)そのまんまイタに載せたのだろうと思うので、壮ちゃんもかなり苦労したんじゃないかなー…。
でも、ショーはでずっぱりでがんばってましたね♪
カッコよかったですよ〜。
……本当に、びっくりするほど早替わりだったり、息が弾んでいたり、いろいろと大変そうだったので。どこかひとつくらい、若手で試してみても良かったんじゃないか?とも思いましたけどね>中村(一)さん!
壮ちゃん、あんなに身体細いのに、折れちゃったらどうするんですかっ!(怒)
みわっち(愛音羽麗)は、凄かったーー!!
芝居もショーも、八面六臂の活躍、と言っていいのでは。
それにしても、「アデュー・マルセイユ」の“真珠貝から生まれてきた”ショーガール、「メランコリック・ジゴロ」のヤクザ(?)、そして「舞姫」の豊太郎………
同じ役者が続けて演じるとは思えない幅の広さ。
懐の深い役者ですよね。大好きになりました。
フォンダリあんちゃん、本当にステキでした。しかも、まとぶんに「あんちゃん」と呼ばれることに違和感のない貫禄と年輪、本当に見事でしたよ〜〜(感心)!!
次の「血と砂」でどんな役を演じるのか、谷さんがどんな役を宛てるのか、とても楽しみにしています。
っていうか、この人がちょうど一年前には、あのワケのワカラナイ書生をやっていたのかと思うと、あらためて木村さんへの怒りがふつふつと………(汗)。
まっつ(未涼亜希)も大活躍でしたねっ(嬉)。
この人も、「アデュー」のマフィア、「メランコリック」の暴れ者、そして「舞姫」の優等生……幅の広い人だなあと感心してしまいます。
まったく持ち味に合わないバロットを、よくあそこまで“可愛い男”っぽく創りこんだものです。いや、本当に。……モデルは素の園加なのかな、なーんて感じたことは内緒ですが(^ ^;ゞ
まとぶん、あやねちゃん、壮ちゃん、みわっち、まっつ、めおちゃん、みつるくん、まぁくん…………
この中に、祐飛さんが加わるんですねぇ……。
組替えが発表されてから、早いものでもう2ヶ月。
実際に異動してからでさえ、丸一ヶ月が過ぎたわけですが、未だにまったく想像ができません。
…ディナーショーで可愛子ちゃんに囲まれてウハウハしている祐飛さんは、容易に想像できるんだけどな(汗)。
野郎系のまとぶんと、癒し系の壮ちゃん、
…っていうのは、ただの私のイメージですけれども。
壮ちゃんが太陽で、
祐飛さんが月で、
まとぶんが何でも受け入れてくれる広大な海…
…そんな感じになるんでしょうかねぇ…これからの花組は。
なんにせよ、まずは来月の「舞姫」が楽しみなのですが、
やはり5月の大劇場公演がとても楽しみです。
「主な配役」はそろそろ発表されるのかなー?
祐飛さんはどんな役でしょうか。
花組公演に通う自分、というものが未だに想像できないままに、
日は過ぎていきますが。
新生花組、
そして、花組の祐飛さんを、
こころから応援しています!(^ ^)
.
花組中日劇場公演「メランコリック・ジゴロ/ラヴ・シンフォニーII」を観劇してまいりました!
あの遠征からこっち、気が狂いそうに忙しかったのでついつい感想を書くのも後回しになってしまい…公演も千秋楽を迎えてしまいましたが(涙)。
なるべく簡単に書かせていただきますね。
まずは。
あらためて、
まとぶん、トップ就任おめでとうございます〜〜〜♪
やはり、「真飛聖」という人はセンターが似合うな、と。
いろいろな意味でまだまだ半人前、という印象も拭えませんでしたが、とにかくセンターに立つことに全く違和感のない人だ、と、あらためて思いました。
良くも悪くも「春野寿美礼オン・ステージ」だったここ数年の花組公演では、どうもしっくりこない、というか…なんとなく居場所を探しているふうに見えてしまっていたまとぶん。
あんなに居場所が見つからないふうだった「ラヴ・シンフォニー」でさえ、どこをどう変えたのか私には解らないくらい構成も演出もそのまんまだったのに(苦笑)、本人が真ん中に立ってみれば、立ち位置が変わっただけでこんなに“まとぶん仕様”になってしまうのか、と感嘆してしまいました(汗)。
ちなみに、私が一番好きなまとぶんは、中詰めで「オラオラ」しながら客席を煽りまくる野郎なまとぶんでした♪♪
ステキだったわ〜〜(*^ ^*)。
中日劇場公演でのプレお披露目、といえば、昨年の雪組もそうでしたね。
水&白羽コンビの「星影の人/Joyfull2」。
私にとっては、新しい出会いのあった思い出の公演ですが(笑)、
あの時も、水くんは昇格、となみちゃんは星組からのスライド就任。
柴田さんの往年の名作の再演と、コムちゃん時代の名作ショーの新バージョンという組み合わせでしたね。
今回は、まとぶんが昇格、彩音ちゃんは残留。
正塚さんの往年の名作の再演と、オサさんのサヨナラ公演のショー新バージョン。
タイミングの問題もあって、中日のお披露目って結構珍しいと思うのですが(水くんの前は……もしかしてノンさんのME&MY GIRLまで遡るのでは?)、たまたま2年続いた中日のお披露目、構成としてはよく似た公演になったのは、偶然なのかなぁ…?
二番手を努める壮(一帆)ちゃんは、
……がんばってたなぁ〜(はぁと)。
スタン、という役は、壮ちゃんが嵌るタイプの役ではありませんでしたし、正塚さんもあえてそこは壮ちゃんに合わせて変更することなく、(多分)そのまんまイタに載せたのだろうと思うので、壮ちゃんもかなり苦労したんじゃないかなー…。
でも、ショーはでずっぱりでがんばってましたね♪
カッコよかったですよ〜。
……本当に、びっくりするほど早替わりだったり、息が弾んでいたり、いろいろと大変そうだったので。どこかひとつくらい、若手で試してみても良かったんじゃないか?とも思いましたけどね>中村(一)さん!
壮ちゃん、あんなに身体細いのに、折れちゃったらどうするんですかっ!(怒)
みわっち(愛音羽麗)は、凄かったーー!!
芝居もショーも、八面六臂の活躍、と言っていいのでは。
それにしても、「アデュー・マルセイユ」の“真珠貝から生まれてきた”ショーガール、「メランコリック・ジゴロ」のヤクザ(?)、そして「舞姫」の豊太郎………
同じ役者が続けて演じるとは思えない幅の広さ。
懐の深い役者ですよね。大好きになりました。
フォンダリあんちゃん、本当にステキでした。しかも、まとぶんに「あんちゃん」と呼ばれることに違和感のない貫禄と年輪、本当に見事でしたよ〜〜(感心)!!
次の「血と砂」でどんな役を演じるのか、谷さんがどんな役を宛てるのか、とても楽しみにしています。
っていうか、この人がちょうど一年前には、あのワケのワカラナイ書生をやっていたのかと思うと、あらためて木村さんへの怒りがふつふつと………(汗)。
まっつ(未涼亜希)も大活躍でしたねっ(嬉)。
この人も、「アデュー」のマフィア、「メランコリック」の暴れ者、そして「舞姫」の優等生……幅の広い人だなあと感心してしまいます。
まったく持ち味に合わないバロットを、よくあそこまで“可愛い男”っぽく創りこんだものです。いや、本当に。……モデルは素の園加なのかな、なーんて感じたことは内緒ですが(^ ^;ゞ
まとぶん、あやねちゃん、壮ちゃん、みわっち、まっつ、めおちゃん、みつるくん、まぁくん…………
この中に、祐飛さんが加わるんですねぇ……。
組替えが発表されてから、早いものでもう2ヶ月。
実際に異動してからでさえ、丸一ヶ月が過ぎたわけですが、未だにまったく想像ができません。
…ディナーショーで可愛子ちゃんに囲まれてウハウハしている祐飛さんは、容易に想像できるんだけどな(汗)。
野郎系のまとぶんと、癒し系の壮ちゃん、
…っていうのは、ただの私のイメージですけれども。
壮ちゃんが太陽で、
祐飛さんが月で、
まとぶんが何でも受け入れてくれる広大な海…
…そんな感じになるんでしょうかねぇ…これからの花組は。
なんにせよ、まずは来月の「舞姫」が楽しみなのですが、
やはり5月の大劇場公演がとても楽しみです。
「主な配役」はそろそろ発表されるのかなー?
祐飛さんはどんな役でしょうか。
花組公演に通う自分、というものが未だに想像できないままに、
日は過ぎていきますが。
新生花組、
そして、花組の祐飛さんを、
こころから応援しています!(^ ^)
.
\(^o^)/ 祝★10万アクセス★
2008年2月27日 呟き・ご挨拶・他 コメント (8)本日、10万アクセスを突破いたしました(はぁと)
2月は記事数もここまでにわずか9個。我ながらびっくりするほどの少なさでしたが、予想外に大勢の方に読んでいただけていたようでとても嬉しいです。
つたない文章なのに、本当にありがとうございますm(_ _)m。
今、“早く書きたい!”、とゆープレッシャーがかかっているのは…
「Hollywood Lover」は、引っ張りすぎで申し訳ないんですけど、まだリチャードの話をしていないんですよね(涙)。
そして、中日公演「メランコリック・ジゴロ」の話はもう少し書きたいです。主に正塚作品について。
あとは「タン・ビエットの唄」と「ウェディングシンガー」ですね。
観たい作品は他にもたくさんあったのですが、あれこれ忙しくて全然観られませんでした(涙)。雪組もまだだし。
3月は観たいもの全部観られるといいなあ…(希)。
なにはともあれ。
ここにいらしてくださる皆様に、少しでも面白いお話ができるよう、精進して(?)まいりますので。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます!
そして、みなさまからのコメントを心よりお待ちしておりますです、はい(^ ^)/
.
2月は記事数もここまでにわずか9個。我ながらびっくりするほどの少なさでしたが、予想外に大勢の方に読んでいただけていたようでとても嬉しいです。
つたない文章なのに、本当にありがとうございますm(_ _)m。
今、“早く書きたい!”、とゆープレッシャーがかかっているのは…
「Hollywood Lover」は、引っ張りすぎで申し訳ないんですけど、まだリチャードの話をしていないんですよね(涙)。
そして、中日公演「メランコリック・ジゴロ」の話はもう少し書きたいです。主に正塚作品について。
あとは「タン・ビエットの唄」と「ウェディングシンガー」ですね。
観たい作品は他にもたくさんあったのですが、あれこれ忙しくて全然観られませんでした(涙)。雪組もまだだし。
3月は観たいもの全部観られるといいなあ…(希)。
なにはともあれ。
ここにいらしてくださる皆様に、少しでも面白いお話ができるよう、精進して(?)まいりますので。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます!
そして、みなさまからのコメントを心よりお待ちしておりますです、はい(^ ^)/
.
いろいろと衝撃的なニュースが届いた一日でした。
大空祐飛さんのディナーショー「SORA」のポスター、
花組の舞音里音ちゃんの卒業発表、
月組「ME&MY GIRL」新公キャスト発表、
大劇場宙組・月組演目発表、
月組次期組長・副組長発表、
雪組全国ツアーとバウワークショップの振り分け、
(今日じゃないのもまざってますが)
そして、花組ドラマシティ公演演目発表。
実は、宝塚と関係ないところでも一件衝撃的なニュースがあったのですが(汗)、
そんななにもかもを、すべて吹っ飛ばして、
祐飛さん、「銀ちゃんの恋」でのドラマシティ&青年館主演、おめでとうございます〜〜〜!!
「銀ちゃんの恋」
上演当時はまだヅカファンではなかった私。ビデオでしか観たことがないのですが、テレビの前で大泣きしたのを鮮明に覚えています。
タオルが絞れるくらいボロボロと、泣けて泣けて、どうしようもなくて。どうしてもナマで観たい!と願い続けてきた作品です。
その再演が叶っただけでも泣けてくるほど嬉しいのに、
ホントウですか?
大空祐飛さんが、ノン(久世星佳)さんの演じた銀四郎を演じる、ってのは、ホントウにホントウの事実なのかしら?
私の妄想ではなくて?
「銀ちゃんの恋」
言わずと知れた、つかこうへいの渾身の名作「蒲田行進曲」の宝塚版。
とりあえず、キャスティングの個人的な希望を(駄目元で♪)書いておきます。
小夏(風花舞) …野々すみ花
ヤス(汐風幸) …未涼亜希
橘(樹里咲穂) …紫峰七海
監督(真山葉瑠) …高翔みずき
カメラマン(卯城薫)…日向燦か夕霧らい
ヤスの母(邦なつき)…邦なつき
玉美(東京は檀れい)…桜一花または初姫さあや
銀ちゃんの浮気相手 …華月由舞
(まだあまり花組さんに詳しくないので、とんちんかんだったらごめんなさい)
…ヤスは、みわっちかまっつか物凄ーく悩んだのですが(汗)、
たぶん、みわっちは全国ツアーで必要だろうし、
めおちゃんもみつるくんもまぁくんも扇くんもだいもんも全国ツアー組に行ってしまいそうなので………
せめてまっつだけでも!!
ということで。
銀ちゃんとヤス。
この二人を、祐飛さんとまっつが演るのか?(←まだ決まってませんが)
銀ちゃん⇒ヤス、
銀ちゃん⇒小夏、
ヤス⇒小夏、
ヤス⇒銀ちゃん、
小夏⇒銀ちゃん、
小夏⇒ヤス、
この6つの感情が、どれも重たくて、痛くて、切ない、
それがつかこうへいの「蒲田行進曲」。
ノンさん&優子姫&汐風幸ちゃんの、
いや、石田昌也の「銀ちゃんの恋」は、
どちらかといえば銀ちゃんと小夏、ヤスと小夏の関係に重点を置いたお芝居でしたけれども。
舞台をドラマシティに移した再演。
脚本は変わるのでしょうか?
全身全霊を懸けて銀ちゃんに尽くす、どMなヤス。
役者としての鬱憤の全てをヤスに向け、暴虐の限りをつくす、どSな銀ちゃん。
銀ちゃんが愛した女だからこそ、小夏に恋するヤス。
憧れぬいた銀ちゃんの真似をして、小夏に暴力を振るうヤス。
そして、
ヤスがいなくては何もできない銀ちゃん。
ヤスに依存しきって、自分の存在価値の根拠ををヤスの忠誠に置く銀ちゃん。
誰よりもヤスが必要だからこそ、その存在を確認するために、ヤスを苛まずにはいられない銀ちゃん………
この3人、もう本当に、想像するだけで痛すぎるんですけど!!
祐飛さんと、すみ花ちゃんと、まっつ。
この3人がホントに揃ったら、ねこは休暇を申請したいと思います。
まさか植田景子さんの宛書新作の次に「銀ちゃんの恋」が来るとは思わなかった。
本当に夢のようで幸せです。歌劇団&花組プロデューサーに、心から感謝を。がんばって通わせていただきます!
祐飛さん。役者として、今までいろんなことがありましたけれども、とにかく主演作品はすべて名作なんだよなあ…。
結果的には、これが一番幸せな道だったのかもしれませんね(^ ^)。
完璧なまでに『宝塚作品』で、かつ『宝塚ヒーロー』だった「Hollywood Lover」ステファーノの半年後に、完全に宝塚を超えたアンチ・ヒーロー「銀ちゃんの恋」の銀ちゃん。
芯の通った侠気のある男たちを描くをサトクリフ作品をはさんで、まったく真逆の価値観を持つ二つの役。
ご活躍をお祈りしています。
そして。
ウメちゃん、ゆっくり養生してまた元気な笑顔を見せてくださいね。
大野さん、大劇場デビューおめでとうございます!
次はぜひとも花組へ♪♪
ナホ(越乃リュウ)ちゃん、あー(花瀬みずか)ちゃん、月組管理職就任おめでとうございます。
可愛い可愛い月組っ子たちを、どうぞよろしくねっm(_ _)m。
五十鈴ひかりちゃん、みっしょん(美翔かずき)、新公パーチェスター役おめでとう!単純に嬉しいです。役がついたことが。
ソフィア(本役・羽桜しずく)の咲希あかねちゃんも嬉しいなあ〜〜〜!「Hollywood Lover」良かったもんね♪♪♪
そして(彩星)りおんくんのマリア公爵夫人に仰天!確かに、美人さんだし女装も似合うだろうけど。それにしても、マリアか……(@ @;)。
そして。
雪組全ツのキャストの豪華さに眩暈がしました。
まさか85期全員全ツとは………そ、そんなに役があるんですか?ベルばら(しかも一幕もの)に。……不安。
「凍てついた明日」は、小劇場公演にしては印象に残る役の多い作品だったので。もう少し上級生がいても良かったと思うんだけどなぁ。クライドの兄は誰が演るんでしょうか。キタロウ?それとも、ハマコさん?超気になる……
なにはともあれ。
今日はにぎやかにいろんなニュースが出ましたけれども、
なにはともあれ、
祐飛さん、本当に本当に、おめでとうございます!!
あんな作品を任せてもらえる人を応援してきたことは、私の誇りです。
ありがとう。
演目が発表されただけで、こんなに幸せになれる。
ファンはなんて単純なのでしょうか。
…大変でしょうけれども、がんばってね。
プレッシャーに負けないで、ノンさんとは違う、“祐飛さんの銀ちゃん”に会えるのを、
心から楽しみにしています。
.
大空祐飛さんのディナーショー「SORA」のポスター、
花組の舞音里音ちゃんの卒業発表、
月組「ME&MY GIRL」新公キャスト発表、
大劇場宙組・月組演目発表、
月組次期組長・副組長発表、
雪組全国ツアーとバウワークショップの振り分け、
(今日じゃないのもまざってますが)
そして、花組ドラマシティ公演演目発表。
実は、宝塚と関係ないところでも一件衝撃的なニュースがあったのですが(汗)、
そんななにもかもを、すべて吹っ飛ばして、
祐飛さん、「銀ちゃんの恋」でのドラマシティ&青年館主演、おめでとうございます〜〜〜!!
「銀ちゃんの恋」
上演当時はまだヅカファンではなかった私。ビデオでしか観たことがないのですが、テレビの前で大泣きしたのを鮮明に覚えています。
タオルが絞れるくらいボロボロと、泣けて泣けて、どうしようもなくて。どうしてもナマで観たい!と願い続けてきた作品です。
その再演が叶っただけでも泣けてくるほど嬉しいのに、
ホントウですか?
大空祐飛さんが、ノン(久世星佳)さんの演じた銀四郎を演じる、ってのは、ホントウにホントウの事実なのかしら?
私の妄想ではなくて?
「銀ちゃんの恋」
言わずと知れた、つかこうへいの渾身の名作「蒲田行進曲」の宝塚版。
とりあえず、キャスティングの個人的な希望を(駄目元で♪)書いておきます。
小夏(風花舞) …野々すみ花
ヤス(汐風幸) …未涼亜希
橘(樹里咲穂) …紫峰七海
監督(真山葉瑠) …高翔みずき
カメラマン(卯城薫)…日向燦か夕霧らい
ヤスの母(邦なつき)…邦なつき
玉美(東京は檀れい)…桜一花または初姫さあや
銀ちゃんの浮気相手 …華月由舞
(まだあまり花組さんに詳しくないので、とんちんかんだったらごめんなさい)
…ヤスは、みわっちかまっつか物凄ーく悩んだのですが(汗)、
たぶん、みわっちは全国ツアーで必要だろうし、
めおちゃんもみつるくんもまぁくんも扇くんもだいもんも全国ツアー組に行ってしまいそうなので………
せめてまっつだけでも!!
ということで。
銀ちゃんとヤス。
この二人を、祐飛さんとまっつが演るのか?(←まだ決まってませんが)
銀ちゃん⇒ヤス、
銀ちゃん⇒小夏、
ヤス⇒小夏、
ヤス⇒銀ちゃん、
小夏⇒銀ちゃん、
小夏⇒ヤス、
この6つの感情が、どれも重たくて、痛くて、切ない、
それがつかこうへいの「蒲田行進曲」。
ノンさん&優子姫&汐風幸ちゃんの、
いや、石田昌也の「銀ちゃんの恋」は、
どちらかといえば銀ちゃんと小夏、ヤスと小夏の関係に重点を置いたお芝居でしたけれども。
舞台をドラマシティに移した再演。
脚本は変わるのでしょうか?
全身全霊を懸けて銀ちゃんに尽くす、どMなヤス。
役者としての鬱憤の全てをヤスに向け、暴虐の限りをつくす、どSな銀ちゃん。
銀ちゃんが愛した女だからこそ、小夏に恋するヤス。
憧れぬいた銀ちゃんの真似をして、小夏に暴力を振るうヤス。
そして、
ヤスがいなくては何もできない銀ちゃん。
ヤスに依存しきって、自分の存在価値の根拠ををヤスの忠誠に置く銀ちゃん。
誰よりもヤスが必要だからこそ、その存在を確認するために、ヤスを苛まずにはいられない銀ちゃん………
この3人、もう本当に、想像するだけで痛すぎるんですけど!!
祐飛さんと、すみ花ちゃんと、まっつ。
この3人がホントに揃ったら、ねこは休暇を申請したいと思います。
まさか植田景子さんの宛書新作の次に「銀ちゃんの恋」が来るとは思わなかった。
本当に夢のようで幸せです。歌劇団&花組プロデューサーに、心から感謝を。がんばって通わせていただきます!
祐飛さん。役者として、今までいろんなことがありましたけれども、とにかく主演作品はすべて名作なんだよなあ…。
結果的には、これが一番幸せな道だったのかもしれませんね(^ ^)。
完璧なまでに『宝塚作品』で、かつ『宝塚ヒーロー』だった「Hollywood Lover」ステファーノの半年後に、完全に宝塚を超えたアンチ・ヒーロー「銀ちゃんの恋」の銀ちゃん。
芯の通った侠気のある男たちを描くをサトクリフ作品をはさんで、まったく真逆の価値観を持つ二つの役。
ご活躍をお祈りしています。
そして。
ウメちゃん、ゆっくり養生してまた元気な笑顔を見せてくださいね。
大野さん、大劇場デビューおめでとうございます!
次はぜひとも花組へ♪♪
ナホ(越乃リュウ)ちゃん、あー(花瀬みずか)ちゃん、月組管理職就任おめでとうございます。
可愛い可愛い月組っ子たちを、どうぞよろしくねっm(_ _)m。
五十鈴ひかりちゃん、みっしょん(美翔かずき)、新公パーチェスター役おめでとう!単純に嬉しいです。役がついたことが。
ソフィア(本役・羽桜しずく)の咲希あかねちゃんも嬉しいなあ〜〜〜!「Hollywood Lover」良かったもんね♪♪♪
そして(彩星)りおんくんのマリア公爵夫人に仰天!確かに、美人さんだし女装も似合うだろうけど。それにしても、マリアか……(@ @;)。
そして。
雪組全ツのキャストの豪華さに眩暈がしました。
まさか85期全員全ツとは………そ、そんなに役があるんですか?ベルばら(しかも一幕もの)に。……不安。
「凍てついた明日」は、小劇場公演にしては印象に残る役の多い作品だったので。もう少し上級生がいても良かったと思うんだけどなぁ。クライドの兄は誰が演るんでしょうか。キタロウ?それとも、ハマコさん?超気になる……
なにはともあれ。
今日はにぎやかにいろんなニュースが出ましたけれども、
なにはともあれ、
祐飛さん、本当に本当に、おめでとうございます!!
あんな作品を任せてもらえる人を応援してきたことは、私の誇りです。
ありがとう。
演目が発表されただけで、こんなに幸せになれる。
ファンはなんて単純なのでしょうか。
…大変でしょうけれども、がんばってね。
プレッシャーに負けないで、ノンさんとは違う、“祐飛さんの銀ちゃん”に会えるのを、
心から楽しみにしています。
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