2014年4月1日の日記
2014年4月1日 宝塚全体・OG宝塚歌劇団、100回目のお誕生日、おめでとうございます!!
100年前のエイプリルフールに産声をあげた宝塚歌劇団。
22世紀になっても、大好きなタカラヅカが、“新しさ”と“伝統”との狭間で、真摯にがんばっていてくださいますように。
さて。
百周年の今日、専科・管理職人事が発表されました。
<専科へ異動>
【花組】華形 ひかる・・・2014年7月6日付で専科へ異動
【宙組】鈴奈 沙也・・・・2014年7月28日付で専科へ異動
花組は、いまの公演を最後にで悠真倫さんが専科に異動されることが既に発表されており、、、まさか、大劇場公演が終わったこのタイミングで追加が発表されるとは思いませんでした。
……でも、最初の衝撃が過ぎれば、あっさり納得できました。みつるくんの高い芝居力が活きるのは専科かもしれないな、と思うんですよね。あとは、せっかくの身体能力とダンスセンスも活かせるようなご活躍を、楽しみに!しています。
鈴奈さんも異動なんですね。宙組から専科に入るのは美風さんかなと思っていたのですが、、、鈴奈さんが抜けて、美風さんは副組長として組に残るのか。ご活躍をお祈りします、としか言えませんが、、、歌えるみとさん(梨花)みたいなイメージになるのかな。なんだか想像できませんが、、、他の組の公演に参加されている鈴奈さんを観たら、どう感じるんだろう。とっても不思議な気がしそうだなあ(^ ^)。
発表といえばもう一つ、来(2015年)夏の台湾公演も発表されました。
昨年の台湾公演(星組)からもうすぐ一年。好評だったようですが、最初から継続する前提で動いていたのでしょうか。思ったより早かったなという気がしますが。。。単に発表が早いからそう思うだけ?去年も、台湾公演だけ発表がすごく早かったから、実際に公演が始まるころには「あれ?まだやってなかったんだっけ?」的な気がしてしまったものですが(^ ^;ゞ
台湾公演の主体は、明日海りお率いる花組。
作品は、「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」と、稲葉さんの「宝塚幻想曲」の二本立て。「フェルゼンとマリー・アントワネット篇」は、今年の6月の中日劇場でも上演されますが、、、そこから二本立てにしませんか?
どこを削って100分に納めるんでしょうね。いや、こないだの雪組公演を観たかぎりでは、無駄な台詞や場面はごまんとあったので、ぜひとも名場面のみのダイジェストと割り切ってすっきりとまとめていただきたいものです。
とにかく植田(紳)さんには作・演出から手をひいていただきたい!!(真顔)……谷さんに脚本をいじってほしいとも思わないので、どうしたらいのかわかりませんが(汗)。
「宝塚幻想曲」は、来年前半の花組大劇場公演用のショーなのでしょうか。稲葉さんのショーは楽しみだなあ(^ ^)。
最後に、大事なことなのでもう一度。
本公演や中日の「ベルサイユのばら」も、二本立てにしましょうよ!!
まあ、この年度末の一番のビッグニュースは、和央ようかさんとフランク・ワイルドホーンのご婚約ですかね。。。いやー、本当に驚きました。そんなことがあるのか!?世の中っておどろきやもものきに溢れているのね!!
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100年前のエイプリルフールに産声をあげた宝塚歌劇団。
22世紀になっても、大好きなタカラヅカが、“新しさ”と“伝統”との狭間で、真摯にがんばっていてくださいますように。
さて。
百周年の今日、専科・管理職人事が発表されました。
<専科へ異動>
【花組】華形 ひかる・・・2014年7月6日付で専科へ異動
【宙組】鈴奈 沙也・・・・2014年7月28日付で専科へ異動
花組は、いまの公演を最後にで悠真倫さんが専科に異動されることが既に発表されており、、、まさか、大劇場公演が終わったこのタイミングで追加が発表されるとは思いませんでした。
……でも、最初の衝撃が過ぎれば、あっさり納得できました。みつるくんの高い芝居力が活きるのは専科かもしれないな、と思うんですよね。あとは、せっかくの身体能力とダンスセンスも活かせるようなご活躍を、楽しみに!しています。
鈴奈さんも異動なんですね。宙組から専科に入るのは美風さんかなと思っていたのですが、、、鈴奈さんが抜けて、美風さんは副組長として組に残るのか。ご活躍をお祈りします、としか言えませんが、、、歌えるみとさん(梨花)みたいなイメージになるのかな。なんだか想像できませんが、、、他の組の公演に参加されている鈴奈さんを観たら、どう感じるんだろう。とっても不思議な気がしそうだなあ(^ ^)。
発表といえばもう一つ、来(2015年)夏の台湾公演も発表されました。
昨年の台湾公演(星組)からもうすぐ一年。好評だったようですが、最初から継続する前提で動いていたのでしょうか。思ったより早かったなという気がしますが。。。単に発表が早いからそう思うだけ?去年も、台湾公演だけ発表がすごく早かったから、実際に公演が始まるころには「あれ?まだやってなかったんだっけ?」的な気がしてしまったものですが(^ ^;ゞ
台湾公演の主体は、明日海りお率いる花組。
作品は、「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」と、稲葉さんの「宝塚幻想曲」の二本立て。「フェルゼンとマリー・アントワネット篇」は、今年の6月の中日劇場でも上演されますが、、、そこから二本立てにしませんか?
どこを削って100分に納めるんでしょうね。いや、こないだの雪組公演を観たかぎりでは、無駄な台詞や場面はごまんとあったので、ぜひとも名場面のみのダイジェストと割り切ってすっきりとまとめていただきたいものです。
とにかく植田(紳)さんには作・演出から手をひいていただきたい!!(真顔)……谷さんに脚本をいじってほしいとも思わないので、どうしたらいのかわかりませんが(汗)。
「宝塚幻想曲」は、来年前半の花組大劇場公演用のショーなのでしょうか。稲葉さんのショーは楽しみだなあ(^ ^)。
最後に、大事なことなのでもう一度。
本公演や中日の「ベルサイユのばら」も、二本立てにしましょうよ!!
まあ、この年度末の一番のビッグニュースは、和央ようかさんとフランク・ワイルドホーンのご婚約ですかね。。。いやー、本当に驚きました。そんなことがあるのか!?世の中っておどろきやもものきに溢れているのね!!
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東京芸術劇場プレイハウスにて、TSミュージカル「ちぬの誓い」を観劇いたしました。
2012年の大河ドラマ「平清盛」中盤のメインテーマとなっていた、大輪田泊(いまの神戸港)の波除島構築工事の物語。いかにも謝さんらしい、生きるための「目標」を求めた闘いが切ないほど辛く苦しいものとして描かれていて、、、その辛さが、ひどくうつくしくみえました。
平氏の世の中=武士の時代=新しい時代、という夢 の美しさと厳しさに、目眩がしました。
ドラマでは清盛自ら大輪田に居座って実際の工事の指揮を執っていましたが、謝さんは同じ工事をテーマにしながら、清盛を全く登場させず、すべてを清盛の代弁者としての「陰陽師」(今拓哉)を通さないと上にあがらない(そもそも経が島造営自体が彼の上申)、という設定にしていました。この設定による「清盛」と「現場」の距離感と、「陰陽師」の設定が、工事にあたる実務担当者たちの焦りと不安を助長させ、遣る瀬なさを倍増させていたのが、とてもリアルで。。。辛かったなあ。
ドラマとしては、清盛を登場させて彼らと直接話をさせ、同じ夢に向かってがんばるぞ!!とやらせたほうがが、観客は気持ち良く感動できると思うんですよね。
でも、謝さんはあえてそうしなかった。描きたかったのは、見捨てられたのかもしれないという不安の中で、それでも夢を見捨てない、清盛の夢ではなく自分たちの夢を実現するために全力を尽くす男たちだから。清盛との間に確かにあったはずの絆や共感が時間の中で風化してしまっても、清盛の夢は、すでに彼ら自身の夢になっていたはずだから。
武士の世、それは、誰もが生まれに関わらず能力が評価される世の中。
すでに鎌倉時代以降を知っている現代人にとっては、平氏の時代はあくまでも平安時代=貴族の時代の末期であって、武士の時代ではありません。でも、当時を生きている人々にとっては、それは「武士の時代」の黎明期であったのだ、と……その実感が、ぞくぞくするほどリアルに伝わってきました。
美しい物語とはいえない、泥臭い経が島造営工事。TSらしい華やかな殺陣も少なくて、重たい会話がずっとつづく作品でしたが、、、彼らの生き様はとても美しくて、鮮烈で、目が離せませんでした。
たぶんそれは、新撰組のメンバーが視た「武士になるんだ!」という夢に近いものだったのではないかと思う。滅ぶ側に与したことも含めて、彼らには共通点が多そうな気がします。
謝さんがそんなつもりで創っていないことはわかるので、あまり突っ込まないことにしますが(^ ^)。
それでは、出演者について簡単に。
■東山義久
実務責任者の不動丸。リーダーはいつどこで観てもリーダーだなあ。。。とちょっと感慨にふけりつつ。
アンジョルラスを演じたときは歌はまだまだ、と思いましたが、少なくともこのメンバーでこの劇場でやっている分には十分な声量と美声、そして感情を伝える技術。ダンスはもともとすごいのに、歌まですごいって。。。。すごいなー(語彙少ないな)
「ニジンスキー」の再演もすごく楽しみ!チケットないけど、絶対観るぞ!
■相葉裕樹
なんというか、独特の存在感と空気感のある人なので、「有らざるものが視える」能力を持つ貴族の御曹司・松王丸にはぴったりだったと思います。他のメンバーと明らかに生きている世界が違う(^ ^)。
飄々とした中に熱いものが隠されているところが、すごくいいなと思うんですよね。彼の不安と苦しみ、そし最後の決断に至る流れが自然で、説得力のある芝居をする人だなあ、と思いました。
■藤岡正明
不動丸に次ぐナンバー2の五郎丸。音楽のもつ力を一番感じさせてくれたのは彼でした。世界を動かす音楽。共感力のある
■良知真次
見捨てられた孤児で、盗賊団に育てられた過去をもつ達若。もう、あの美貌だけで全てが許せる時代は終わったはずなのに、やっぱり良知くんが苦しんでいるとトキメいてしまう(滝汗)
あの抜群のビジュアル+存在感+被虐的な雰囲気、、、つい物語のキーパーソンに設定したくなる気持ちは良く判るのですが、、、あれでお芝居がもう少しうまければねええ(溜息)
■渡辺大輔
達若の盗賊団時代の仲間で、武士に恨みをもつ常世丸。ありがちなキャラクターですが、ドラマを動かすには必要なんですよね、こういう存在が。
ちゃんと認識したのは多分今回が初めてだと思いますが、そつなくこなしてて巧いなーと思いました。
■上原理生
歌の深みと存在感はさすが。アンジョルラスのイメージが強かったので、髪はぼさぼさで黒く汚した化粧に、しばらく誰だかわかりませんでしたが、歌いだしたらわかりました(^ ^)。
ドラマを動かすというより、「そこに太く在る」という存在感がすごくあって、アンジョルラスとは全く違うけれども、とても良かったです。
■戸井勝海
渡来人の末裔、秦東儀。久しぶりに戸井さんの芝居と美声に酔いました。イロイロどうかと思うご都合主義的な無理矢理設定でしたが(苦笑)、戸井さんの芝居はすごく的確だったと思う。的確すぎて若干いけすかない感じになってたけど、それも含めてすごく良かった(*^ ^*)
■今拓哉
現場の責任者として、清盛と現場との間をつなぐ「陰陽師」。
謝さんは、彼を妖しげな人物に設定することで現場の苛立ちを強調してみせましたが、その役割をきっちり果たした今さんの存在感は、さすがの一言でした。いやー、この人本当にすごい。。。
印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
ここしばらいく忙しくてTSも観られない公演が増えつつあったのですが。。。やっぱり観つづけたいカンパニーですよね。……いや、あの、秋の公演は、思いもよらない方が主演されるので、観にいかなくてはならないわけですが。。。。
http://www.tsmusical.com/
………謝さんとは、「黒い瞳」「MAHOROBA」以来でしょうか? ショーの振付のみとかだったら他にもあるかな。
いずれにしても、歌とダンスのレベルは誰よりも謝さんがご存知だと思いますので、今の女優・大空祐飛の芝居をどう使うのか、楽しみに期待してお待ちしています!
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2012年の大河ドラマ「平清盛」中盤のメインテーマとなっていた、大輪田泊(いまの神戸港)の波除島構築工事の物語。いかにも謝さんらしい、生きるための「目標」を求めた闘いが切ないほど辛く苦しいものとして描かれていて、、、その辛さが、ひどくうつくしくみえました。
平氏の世の中=武士の時代=新しい時代、という夢 の美しさと厳しさに、目眩がしました。
ドラマでは清盛自ら大輪田に居座って実際の工事の指揮を執っていましたが、謝さんは同じ工事をテーマにしながら、清盛を全く登場させず、すべてを清盛の代弁者としての「陰陽師」(今拓哉)を通さないと上にあがらない(そもそも経が島造営自体が彼の上申)、という設定にしていました。この設定による「清盛」と「現場」の距離感と、「陰陽師」の設定が、工事にあたる実務担当者たちの焦りと不安を助長させ、遣る瀬なさを倍増させていたのが、とてもリアルで。。。辛かったなあ。
ドラマとしては、清盛を登場させて彼らと直接話をさせ、同じ夢に向かってがんばるぞ!!とやらせたほうがが、観客は気持ち良く感動できると思うんですよね。
でも、謝さんはあえてそうしなかった。描きたかったのは、見捨てられたのかもしれないという不安の中で、それでも夢を見捨てない、清盛の夢ではなく自分たちの夢を実現するために全力を尽くす男たちだから。清盛との間に確かにあったはずの絆や共感が時間の中で風化してしまっても、清盛の夢は、すでに彼ら自身の夢になっていたはずだから。
武士の世、それは、誰もが生まれに関わらず能力が評価される世の中。
すでに鎌倉時代以降を知っている現代人にとっては、平氏の時代はあくまでも平安時代=貴族の時代の末期であって、武士の時代ではありません。でも、当時を生きている人々にとっては、それは「武士の時代」の黎明期であったのだ、と……その実感が、ぞくぞくするほどリアルに伝わってきました。
美しい物語とはいえない、泥臭い経が島造営工事。TSらしい華やかな殺陣も少なくて、重たい会話がずっとつづく作品でしたが、、、彼らの生き様はとても美しくて、鮮烈で、目が離せませんでした。
たぶんそれは、新撰組のメンバーが視た「武士になるんだ!」という夢に近いものだったのではないかと思う。滅ぶ側に与したことも含めて、彼らには共通点が多そうな気がします。
謝さんがそんなつもりで創っていないことはわかるので、あまり突っ込まないことにしますが(^ ^)。
それでは、出演者について簡単に。
■東山義久
実務責任者の不動丸。リーダーはいつどこで観てもリーダーだなあ。。。とちょっと感慨にふけりつつ。
アンジョルラスを演じたときは歌はまだまだ、と思いましたが、少なくともこのメンバーでこの劇場でやっている分には十分な声量と美声、そして感情を伝える技術。ダンスはもともとすごいのに、歌まですごいって。。。。すごいなー(語彙少ないな)
「ニジンスキー」の再演もすごく楽しみ!チケットないけど、絶対観るぞ!
■相葉裕樹
なんというか、独特の存在感と空気感のある人なので、「有らざるものが視える」能力を持つ貴族の御曹司・松王丸にはぴったりだったと思います。他のメンバーと明らかに生きている世界が違う(^ ^)。
飄々とした中に熱いものが隠されているところが、すごくいいなと思うんですよね。彼の不安と苦しみ、そし最後の決断に至る流れが自然で、説得力のある芝居をする人だなあ、と思いました。
■藤岡正明
不動丸に次ぐナンバー2の五郎丸。音楽のもつ力を一番感じさせてくれたのは彼でした。世界を動かす音楽。共感力のある
■良知真次
見捨てられた孤児で、盗賊団に育てられた過去をもつ達若。もう、あの美貌だけで全てが許せる時代は終わったはずなのに、やっぱり良知くんが苦しんでいるとトキメいてしまう(滝汗)
あの抜群のビジュアル+存在感+被虐的な雰囲気、、、つい物語のキーパーソンに設定したくなる気持ちは良く判るのですが、、、あれでお芝居がもう少しうまければねええ(溜息)
■渡辺大輔
達若の盗賊団時代の仲間で、武士に恨みをもつ常世丸。ありがちなキャラクターですが、ドラマを動かすには必要なんですよね、こういう存在が。
ちゃんと認識したのは多分今回が初めてだと思いますが、そつなくこなしてて巧いなーと思いました。
■上原理生
歌の深みと存在感はさすが。アンジョルラスのイメージが強かったので、髪はぼさぼさで黒く汚した化粧に、しばらく誰だかわかりませんでしたが、歌いだしたらわかりました(^ ^)。
ドラマを動かすというより、「そこに太く在る」という存在感がすごくあって、アンジョルラスとは全く違うけれども、とても良かったです。
■戸井勝海
渡来人の末裔、秦東儀。久しぶりに戸井さんの芝居と美声に酔いました。イロイロどうかと思うご都合主義的な無理矢理設定でしたが(苦笑)、戸井さんの芝居はすごく的確だったと思う。的確すぎて若干いけすかない感じになってたけど、それも含めてすごく良かった(*^ ^*)
■今拓哉
現場の責任者として、清盛と現場との間をつなぐ「陰陽師」。
謝さんは、彼を妖しげな人物に設定することで現場の苛立ちを強調してみせましたが、その役割をきっちり果たした今さんの存在感は、さすがの一言でした。いやー、この人本当にすごい。。。
印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
ここしばらいく忙しくてTSも観られない公演が増えつつあったのですが。。。やっぱり観つづけたいカンパニーですよね。……いや、あの、秋の公演は、思いもよらない方が主演されるので、観にいかなくてはならないわけですが。。。。
http://www.tsmusical.com/
………謝さんとは、「黒い瞳」「MAHOROBA」以来でしょうか? ショーの振付のみとかだったら他にもあるかな。
いずれにしても、歌とダンスのレベルは誰よりも謝さんがご存知だと思いますので、今の女優・大空祐飛の芝居をどう使うのか、楽しみに期待してお待ちしています!
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オーシャンズ11(^ ^)
2014年4月11日 呟き・ご挨拶・他6月にシアター・オーヴで上演される「オーシャンズ11」に、真瀬はるかさんがスリージュエルズの一人として参加することが発表されました~~~!!
■真瀬はるかの定期ニュース
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11819361330.html
■「オーシャンズ11」公式サイト
http://www.oceanseleven.jp/
わあああああ(@ @)。
びっくりした。。。今年は舞台に出るというのは聞いていたので、発表をずっと楽しみにしていたのですが、まさか「オーシャンズ11」とは!!
いやー、楽しみでございます。しかもスリージュエルズかよ!!楽しみすぎる!!
あやうくこれで終わりそうになりましたが、いちおうメインキャストのご紹介を。
ダニー 香取慎吾
ラスティ 山本耕史
テス 観月ありさ
ベネディクト 橋本さとし
ダイアナ 霧矢大夢
イエン 坂元健児
ソール 斉藤暁
リヴィングストン 水田航生
フランク 角川裕明
ルーベン 芋洗坂係長
バシャー ラッキィ池田
スリージュエルズ 栗山絵美/谷口ゆうな/真瀬はるか
個人的にはモロイ兄弟を誰が演じるのかが気になるところ、なのですが!!(^ ^)
いやーーーー、錚々たるメンバーの最期に真瀬の名前がくると、なんか感慨深いですね。
霧矢さんのダイアナもすごく楽しみで、絶対観るつもりだったのですが。。。。一回じゃ足りないかなあ(^ ^;ゞ
真瀬のところでチケットの扱いがないのはとっても残念!!(役者を応援する=役者の名前でチケットを取る、だと思っているので)ですが、がんばってチケット取って、観に行きたいと思います(^ ^)
真瀬といえば、今日のスカステニュースで、たそ(天真)が、音楽学校入学当初の真瀬とのエピソードを話してくれましたが、、、面白すぎた!!美容師とメーキャップアーティスト、どっちになりたかったんだマナセ!!っていうか、本当に何でもやりたい人なんだな。。。。(しみじみ)
同期といえば、今日は「レディ・ベス」の初日ですね。
アンサンブルで出演しているえなちゃん(月映樹茉=池町絵菜)も92期。現役もOGも、92期ががんばっているとなんだか嬉しいです。92期よ永久なれーーー!!
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■真瀬はるかの定期ニュース
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11819361330.html
■「オーシャンズ11」公式サイト
http://www.oceanseleven.jp/
わあああああ(@ @)。
びっくりした。。。今年は舞台に出るというのは聞いていたので、発表をずっと楽しみにしていたのですが、まさか「オーシャンズ11」とは!!
いやー、楽しみでございます。しかもスリージュエルズかよ!!楽しみすぎる!!
あやうくこれで終わりそうになりましたが、いちおうメインキャストのご紹介を。
ダニー 香取慎吾
ラスティ 山本耕史
テス 観月ありさ
ベネディクト 橋本さとし
ダイアナ 霧矢大夢
イエン 坂元健児
ソール 斉藤暁
リヴィングストン 水田航生
フランク 角川裕明
ルーベン 芋洗坂係長
バシャー ラッキィ池田
スリージュエルズ 栗山絵美/谷口ゆうな/真瀬はるか
個人的にはモロイ兄弟を誰が演じるのかが気になるところ、なのですが!!(^ ^)
いやーーーー、錚々たるメンバーの最期に真瀬の名前がくると、なんか感慨深いですね。
霧矢さんのダイアナもすごく楽しみで、絶対観るつもりだったのですが。。。。一回じゃ足りないかなあ(^ ^;ゞ
真瀬のところでチケットの扱いがないのはとっても残念!!(役者を応援する=役者の名前でチケットを取る、だと思っているので)ですが、がんばってチケット取って、観に行きたいと思います(^ ^)
真瀬といえば、今日のスカステニュースで、たそ(天真)が、音楽学校入学当初の真瀬とのエピソードを話してくれましたが、、、面白すぎた!!美容師とメーキャップアーティスト、どっちになりたかったんだマナセ!!っていうか、本当に何でもやりたい人なんだな。。。。(しみじみ)
同期といえば、今日は「レディ・ベス」の初日ですね。
アンサンブルで出演しているえなちゃん(月映樹茉=池町絵菜)も92期。現役もOGも、92期ががんばっているとなんだか嬉しいです。92期よ永久なれーーー!!
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日本青年館にて、雪組公演「心中・恋の大和路」を観劇してまいりました。
泣いた………(T T)
……散々言いつくされていることですが、この作品を観るときは、タオルをお忘れなく!!
私は汐風幸さんが大好きだったので、17年前の再々演もバウホールまで観に行ったわけですが、、、、
あの時も「目がとけるほど泣く」という慣用句の意味を理解できそうなほど泣きました。泣きながらサバキ待ちして、何人かの方をギョッとさせたのも懐かしい思い出です(^ ^)
宝塚にもこんな完璧な「芝居」があるのか、と感銘をうけ、本格的に宝塚に嵌った、思い出の作品。
バウのみの予定だったのに、千秋楽に青年館東上が発表されて、嬉しかったなあ。八右衛門はケロさん(汐美真帆)からコムさん(朝海ひかる)に交替して、だいぶ雰囲気の違う作品になっていましたが、やっぱり泣くだけ泣いたなあ……。その後、OG公演として上演された瀬戸内美八さん、若葉ひろみさん、峰さを理さん版も観て(当たり前に号泣)、百周年の今年は、ドラマシティ&青年館で、壮ちゃん、あゆっち、まっつという雪組シルバートリオでの上演。
今でも、「宝塚作品で一番好きな作品は何か」と問われたら、「心中・恋の大和路」と答えるかもしれない程度には、本気でこの作品は宝塚の代表作の一つだと思っているわけですが、、、
それほどの名作を、この百周年の年に任された、我らが壮一帆!
壮ちゃんの忠兵衛の、一本筋の通った前向きな愚かしさが、すごく壮ちゃんらしくて新鮮でした。
幸ちゃんの忠兵衛から感じた“弱さ”とは違う、“愚かな強さ”とでも言うべきもの。
大和へ「逃げる」幸ちゃんと、新口村に「向かう」壮ちゃん。恋にも人生にも前のめりな、おそらくは商売にも前のめりだった時期があったのだろう忠兵衛像が、とても新鮮で、そして、それゆえに哀しかった。壮ちゃんって、若者を演じても中年のサラリーマンを演じても、どこかに「若さゆえの愚かしさ」を隠し持てる役者なんだな、と思いました。
もはや叶わ夢だけど、壮ちゃんのロミオが観たかったな、と。プレスギュルヴィック氏の、という意味ではなくて、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、壮ちゃんとあゆっちで観てみたかった。そんなこと、今まで思ったこともなかったのに。どちらかと言えば、壮あゆで観たい作品はマクベスだったはずなのに……。
あゆっちの梅川。衣装が違うせいか、そこは技術なのか(?)、貴咲美里ちゃんが苦戦していた裳裾の処理がきれいで、女郎としての立ち居振舞いもちゃんとできていたと思います。
忠兵衛の愛想づかしと、それに対する懐剣での自死のほのめかし。女郎とその客の駆け引きめいたやり取りの中に真を見出す忠兵衛と、そんな忠兵衛に運命を預ける梅川。その一連の芝居が自然で、翌朝の忠兵衛の「わたしはあんなに、梅川をいとしいと思たことがない」という台詞に説得力がありました。
あーーーー、それにしても、若葉ひろみさんの梅川は、根っからの純粋培養な「お女郎」感が素晴らしすぎた。。。。あゆっち、がんばれ。
まっつの八右衛門。ケロさんのいかにも「遊び人の旦那」ぶりとも、コムさんの「忠兵衛の遊び仲間」っぽさとも違う、飛脚宿の主と米問屋の主の、商売を超えた友情が、胸に沁みました。
お、と思ったのは、与平(月城)をかもん太夫(大湖)に引き逢わせた翌朝、「昨夜は場所柄控えたが」と番頭たちに告げるときの重みです。あの重み、「お金のことはキチッとしたい」という台詞を、真面目そうにではなく、商売人ゆえの真剣さとちゃんと伝えてくれる芝居力はさすが、、、とあらためて思いました。
新口村での忠兵衛とのやりとり、そこからの「この世にただ一つ」の絶唱は、まさにこの世にただ一つのものでした。。。。(号泣)幸ちゃんの時は与平役のハマコさん(未来優希)が歌ったのですが、歌としては本当に素晴らしかったけど、、、、やっぱり八右衛門が歌ったほうがこの作品は嵌るな、と思いました。
名作の中の名曲、「この世にただひとつ」。
一幕でこの曲が歌われるのは、廓の中で、忠兵衛と梅川が気持ちを確かめあう場面ですが。
あの場面の暗転前のポーズが、2幕ラストの雪山での最期のポーズと全く同じであることに、愚かな私は今日気が付きました。
……あの時にはもう、すべては決まっていたこと、と。そういう意味なのでしょうか。。。。震撼。
横堀川で、三百両を懐に立ち竦む忠兵衛。
「三百両や、石ころや、だが三百両や、石ころや………!!」という絶叫が、まだ耳に残る気がします。
壮ちゃんの忠兵衛を観ていると、あの金を懐にして新町に向かうのは、その金をおかみに渡すためなんだな、と、そう素直に感じられました。
幸ちゃんの忠兵衛は、迷ってしまって決心がつかず、とりあえず先延ばしして梅川に逢いにいっただけのようにも見えたのですが、壮ちゃんは違うなと。店に渡すつもりで新町に向かい、店に入る前に我に返って思いとどまる……それまで毎日そうしていたように、そうなるはずだった。八右衛門が、余計なことをしてさえいなければ。
いや、もちろん、八右衛門が間違っていたわけでもない。すべては運命だった。間が悪かった……それだけのこと。
「間ぁが悪かったですみますかっ!!」と叱りつける藤屋さん(香稜)の迫力は、さすがでした。。。。ごめんですめば警察はいらない。間が悪かったですめば罪人もない……残念なことに、世の中はそれでは回らないのだから。
最後に、もう一つだけ。
そういえば、私はこの作品の嶋屋(飴売り)で、蒼海拓さんのファンになったんだった……!!と鮮明に思いだしたくらい、久城あすくんの嶋屋さんが素敵すぎて、もう、最初から最後まで釘づけでした(T T)(泣くな)。
青天姿の麗しさ、憎々しい台詞の口跡のよさ、そして歌の素晴らしさ!! やばい、本格的に嵌る予感。。。
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泣いた………(T T)
……散々言いつくされていることですが、この作品を観るときは、タオルをお忘れなく!!
私は汐風幸さんが大好きだったので、17年前の再々演もバウホールまで観に行ったわけですが、、、、
あの時も「目がとけるほど泣く」という慣用句の意味を理解できそうなほど泣きました。泣きながらサバキ待ちして、何人かの方をギョッとさせたのも懐かしい思い出です(^ ^)
宝塚にもこんな完璧な「芝居」があるのか、と感銘をうけ、本格的に宝塚に嵌った、思い出の作品。
バウのみの予定だったのに、千秋楽に青年館東上が発表されて、嬉しかったなあ。八右衛門はケロさん(汐美真帆)からコムさん(朝海ひかる)に交替して、だいぶ雰囲気の違う作品になっていましたが、やっぱり泣くだけ泣いたなあ……。その後、OG公演として上演された瀬戸内美八さん、若葉ひろみさん、峰さを理さん版も観て(当たり前に号泣)、百周年の今年は、ドラマシティ&青年館で、壮ちゃん、あゆっち、まっつという雪組シルバートリオでの上演。
今でも、「宝塚作品で一番好きな作品は何か」と問われたら、「心中・恋の大和路」と答えるかもしれない程度には、本気でこの作品は宝塚の代表作の一つだと思っているわけですが、、、
それほどの名作を、この百周年の年に任された、我らが壮一帆!
壮ちゃんの忠兵衛の、一本筋の通った前向きな愚かしさが、すごく壮ちゃんらしくて新鮮でした。
幸ちゃんの忠兵衛から感じた“弱さ”とは違う、“愚かな強さ”とでも言うべきもの。
大和へ「逃げる」幸ちゃんと、新口村に「向かう」壮ちゃん。恋にも人生にも前のめりな、おそらくは商売にも前のめりだった時期があったのだろう忠兵衛像が、とても新鮮で、そして、それゆえに哀しかった。壮ちゃんって、若者を演じても中年のサラリーマンを演じても、どこかに「若さゆえの愚かしさ」を隠し持てる役者なんだな、と思いました。
もはや叶わ夢だけど、壮ちゃんのロミオが観たかったな、と。プレスギュルヴィック氏の、という意味ではなくて、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、壮ちゃんとあゆっちで観てみたかった。そんなこと、今まで思ったこともなかったのに。どちらかと言えば、壮あゆで観たい作品はマクベスだったはずなのに……。
あゆっちの梅川。衣装が違うせいか、そこは技術なのか(?)、貴咲美里ちゃんが苦戦していた裳裾の処理がきれいで、女郎としての立ち居振舞いもちゃんとできていたと思います。
忠兵衛の愛想づかしと、それに対する懐剣での自死のほのめかし。女郎とその客の駆け引きめいたやり取りの中に真を見出す忠兵衛と、そんな忠兵衛に運命を預ける梅川。その一連の芝居が自然で、翌朝の忠兵衛の「わたしはあんなに、梅川をいとしいと思たことがない」という台詞に説得力がありました。
あーーーー、それにしても、若葉ひろみさんの梅川は、根っからの純粋培養な「お女郎」感が素晴らしすぎた。。。。あゆっち、がんばれ。
まっつの八右衛門。ケロさんのいかにも「遊び人の旦那」ぶりとも、コムさんの「忠兵衛の遊び仲間」っぽさとも違う、飛脚宿の主と米問屋の主の、商売を超えた友情が、胸に沁みました。
お、と思ったのは、与平(月城)をかもん太夫(大湖)に引き逢わせた翌朝、「昨夜は場所柄控えたが」と番頭たちに告げるときの重みです。あの重み、「お金のことはキチッとしたい」という台詞を、真面目そうにではなく、商売人ゆえの真剣さとちゃんと伝えてくれる芝居力はさすが、、、とあらためて思いました。
新口村での忠兵衛とのやりとり、そこからの「この世にただ一つ」の絶唱は、まさにこの世にただ一つのものでした。。。。(号泣)幸ちゃんの時は与平役のハマコさん(未来優希)が歌ったのですが、歌としては本当に素晴らしかったけど、、、、やっぱり八右衛門が歌ったほうがこの作品は嵌るな、と思いました。
名作の中の名曲、「この世にただひとつ」。
一幕でこの曲が歌われるのは、廓の中で、忠兵衛と梅川が気持ちを確かめあう場面ですが。
あの場面の暗転前のポーズが、2幕ラストの雪山での最期のポーズと全く同じであることに、愚かな私は今日気が付きました。
……あの時にはもう、すべては決まっていたこと、と。そういう意味なのでしょうか。。。。震撼。
横堀川で、三百両を懐に立ち竦む忠兵衛。
「三百両や、石ころや、だが三百両や、石ころや………!!」という絶叫が、まだ耳に残る気がします。
壮ちゃんの忠兵衛を観ていると、あの金を懐にして新町に向かうのは、その金をおかみに渡すためなんだな、と、そう素直に感じられました。
幸ちゃんの忠兵衛は、迷ってしまって決心がつかず、とりあえず先延ばしして梅川に逢いにいっただけのようにも見えたのですが、壮ちゃんは違うなと。店に渡すつもりで新町に向かい、店に入る前に我に返って思いとどまる……それまで毎日そうしていたように、そうなるはずだった。八右衛門が、余計なことをしてさえいなければ。
いや、もちろん、八右衛門が間違っていたわけでもない。すべては運命だった。間が悪かった……それだけのこと。
「間ぁが悪かったですみますかっ!!」と叱りつける藤屋さん(香稜)の迫力は、さすがでした。。。。ごめんですめば警察はいらない。間が悪かったですめば罪人もない……残念なことに、世の中はそれでは回らないのだから。
最後に、もう一つだけ。
そういえば、私はこの作品の嶋屋(飴売り)で、蒼海拓さんのファンになったんだった……!!と鮮明に思いだしたくらい、久城あすくんの嶋屋さんが素敵すぎて、もう、最初から最後まで釘づけでした(T T)(泣くな)。
青天姿の麗しさ、憎々しい台詞の口跡のよさ、そして歌の素晴らしさ!! やばい、本格的に嵌る予感。。。
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若者たちのラスト・タイクーン
2014年4月24日 宝塚(花)表題について語る前に、ひとつだけ。
まっつ(未涼)、ご卒業おめでとうございます………っ!!(泣)
まっつも研16。いつか必ずこの時が来ることはわかっていたのだし、覚悟もしていたつもりでした。
でも、まだ信じたくない。。。(T T)
麻樹ゆめみ副組長をはじめ、白渚すずさん、大澄れいさん、天舞音さらちゃん、寿春花果さん、そして壮ちゃんあゆっちまっつを含めて8人の卒業生。寂しくなりますね。。。いやでも、チギちゃんみゆちゃん以下、下級生まで充実した雪組が、9月以降も続きますように……。
ゆめみさん卒業後の副組長は、85期のにわにわ(奏乃)。私が初めて観た初舞台生が、もう管理職か……(←いや、花組のふみかの方が下ですから!!)
そんな動揺の中、花組新人公演「ラスト・タイクーン」を観劇してまいりました。
新人公演演出は、田渕大輔さん。生田さんもまだ若いから、新人公演も自分で演出するかも?と思っていたのですが、違いましたね。まだ東宝は1回しか観ていないので細かい演出の違いはあまりわかりませんでしたが、東宝にきての演出変更も含め、概ね本公演と同じ演出で、いかにも新人公演らしい新人公演でした
芸達者ぞろいの93期も、これが最後の新人公演。みんなそれぞれに存在感を見せて、良かったと思います。
一番印象に残ったのは、マキシム(真輝)のアルフレードとピート・ザブラス、かなあ。特にアルフレードは、本役の真由ちゃん(鳳)とは全然違う感じで、面白かったです。
あと、べーちゃん(桜咲)のケイティも、落ち着きと包容力があって、すごく良かった!カラ回りしがちな柚香くんのモンローをさりげなくフォローして、大人っぽくてしっかりしてて、、、本当に「包容力」という感じ。素敵でした♪ 本役の一花とは全然雰囲気が違っていて、べーちゃんらしい、気持ちの入った芝居はとても気持ちが良かったです。
がりんちゃん(大河)のボックスレーも印象的。特に、銀橋の歌が素晴らしくて、この役は意外に歌の役なんだなあとあらためて気がついたり。ただ、ラストのキャサリン、ピートとボックスレーが話す場面で、ちょっと違和感を感じたことは書いておきます。確かにあの3人、それまで全く接点がないのに、急に親しげに話しているんですよね。本公演ではまったく気にならなかったのに、なんでだろう。。。本公演では、やっぱり「蘭ちゃんとまりんさんとみつる」と思って観ているのかしら……?
ボックスレーといえば、彼を映画の世界にいざなう「或る女」の紗愛せいらちゃんがまた、謎めいて美しくて、とても良かったです(*^ ^*)美人はすべてを超えるなあ(真顔)
キキちゃんのブロンソンは、ほぼほぼ予想通り、かな。私がキキちゃん好きすぎて、ちょっと期待のハードルをあげ過ぎた……かも。
ちゃほちゃん(桜帆)は、マーサ(本役・鞠花)。鞠花さんの、なんとも切羽詰まった怖さはないのですが、必死感はよく伝わってきてきました。巧いなー、やっぱり。
こりのちゃん(美花)のジェーン(本役・遼)は、もっと全然役づくりを変えてくるかと思ったのですが、意外に本役どおりでした。動きとかはコミカルで可愛かったけど、あのキャラクターの方向性は演出指示なんでしょうか。。。
ななくらちゃんは、秘書(本役・芽吹)。やっぱり、こういう大人っぽい役のほうが良い!と思いました。
航琉さんはライディングウッド(本役・紫峰)。曲者感はないけど、それが逆に、「真面目にやってきたのに何故クビになるんだ!?」という不信感が素直に納得できるなーと思いました(^ ^)。
今公演で卒業する凪咲さんは、ピートの妻・テレサ(本役・梅咲)。CSのサヨナラインタビューでも語っていましたが、同期のマキシムと組んでの芝居は、気心のしれた感じがとても良かったです。
花奈さんは、ライディングウッドの後任で監督になる役がメインなのだろうと思いますが。。個人的には「二つの貌」で踊る女がとても印象的でした。
……この9人が、次から新人公演には参加しなくなるんですね。92期が卒業したときもすごく心配になったけど、蓋をあけてみれば93期がこれだけやってくれたのだから、94期も大丈夫かなあ(ドキドキ)。
花組新人公演は、私が観はじめただいもんの時代からずっとハイクオリティを保ってきたので、次回はがんばってほしいな、と思います(^ ^)。
93期を先に書いてしまいましたが、他に印象に残ったみなさまを。
主演の柚香くんは、やはりビジュアルのインパクトは圧倒的ですね(^ ^)。センターが似合うことといったら!
歌が弱いのはいずれ克服していただくとして(期待)、台詞の声が浅いのは気になるし、台詞量が増えると喉を痛めるので、もう少し深いところから出せるようになるといいんだけどなあ、と思いました。
6月にはバウ主演を控えて、いまは色々焦ってしまう時期かもしれませんが、これからの花組を背負って立つ逸材になるべく、発声をもう一度見直して、がんばってほしいです!バウは、チケット探します。。。(泣)
ヒロインの華雅さんは、「天使のはしご」の好演が印象に残っていたので楽しみにしていたのですが、、、包容力と落ち着きのある大人っぽい娘役さんだから、逆にこういう、ギリギリのところを歩いている不安定な女性は苦手なんだろうな、と思いました。もっと似合う役でのヒロインを観てみたかったなと思います。
……蘭ちゃんの芝居って、蘭ちゃんならではのキュートさで持っていくところがあるから、意外と新人公演では苦戦しがちなんですよね……。
ブレーディのマイティ(水美)は、水際立ったダンディさがとても良かったです。かーっこいいーーーーっ!!
もう少し、芝居として悔しさをあからさまに出しても良かったと思うのですが。。。そのへんはやっぱり、若さが出ちゃったかな。でも、歌も良かったし、がんばっていたと思います。若い二枚目役も観てみたいなあ♪
あと印象に残ったのは、仙名さんのヴィヴィアン(本役・華耀)。
コケティッシュで魅力的なきらりんのヴィヴィアンに対して、仙名さんのヴィヴィアンは、まさに「高慢で尊大な大女優」。おそらく、今回の新人公演で、意思をもって本役と違う役づくり(演出)になっていたのは彼女だけだったと思います。
台詞も動きも同じなのに、台詞の言い方(声)と仕草であんなに雰囲気が違うんだなあ、と。ハスキーで色っぽい、どちらかといえば迫力のある仙名さんの声は独特なので、ちょっと回りを小馬鹿にしたような尊大な態度(表情)とあいまって、とっても「大女優」感があったんですよね。
良い意味で、それがすごく出ていたのが、ストライキの場面でしょうか。あまり大袈裟な動きはせず、落ち着いて対応している感じがいかにも頭が良さそうで……きらりんの役づくりとは全く違ってて、すごく面白かったです。
ただ、ヴィヴィアンは最後に「私はモンローを選ぶわ。だって、彼のほうが佳い男だもの」という台詞で場を沸かせるという大事な役割があるのですが。。。そこまで尊大キャラで通していて、そこだけ急にコケティッシュになるのは難しいんだなあ、と思いました。決して悪くは無いけれども、微妙なところでバランスが悪いのが気になる……っていうか、ぶっちゃけ、惜しい!と思いました。
芝居全体、場面場面ではなくてプロローグからエピローグまでの芝居全体の流れの中で「1人の人物」を演じる、という意識がもう少し出てくると、良い役者になると思うんだけどなあ。。。それって、出来るようになる人とならない人がいるから、、、難しいことなんでしょうね、きっと。うーん、でもがんばってほしいなあ。
そしてもう一人、エドナ(仙名)役の真彩希帆ちゃんが!!
キュートで可愛くて元気いっぱいで、なのにちゃんとエドナの役割を果たしている絶妙の芝居勘に驚きました。歌も、綺麗なソプラノが本領かと思うのですが、少し胸声を混ぜた「二つの貌」のナンバーも魅力的で(*^ ^*)本役の仙名さんほど“危険”な感じではなかったけれども、ちゃんと“表と裏”のイマジネーションは伝わりました。
それにしても、、、、かーわーいーかーった、なぁーーーーーっ!!!
ただ、スチームローラーの場面など、スタッフの一員としてアンサンブルで出ている時もエドナの化粧のままなので、ちょっと回りから浮いてしまうのは少し気になりました。ショートの鬘はとても似合ってて可愛かったけど、化粧が直せないなら、もう少し顔を隠す髪型を考えるとか、もう少しなにかやれたんじゃないかなあ、と思ったりはしました。
なんて色々書いてますが、可愛かったのでなんでもいいです(投)。スタッフのときは、上手側で春妃うららちゃんや紗愛せいらちゃんと固まっていることが多くて、猫の幸せが集まった一角ができてました。。。
田渕さんありがとうございます!(*^ ^*)
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Bunkamuraオーチャードホールにて、「天守物語」を観劇いたしました。
言わずと知れた、泉鏡花の傑作戯曲。播州姫路の白鷺城の天守に住まう、妖かしの姫のものがたり。
宝塚OGと能楽師、歌舞伎役者、そして現代劇の役者……相容れない様々なジャンルの役者が集まり、泉鏡花の「異界」を描く、というコンセプトがとても興味深くて、彼らをまとめる演出の高橋正徳さんの手腕を楽しみにしていったのですが。。。
いやー、面白い(興味深い)舞台でした!!
元々よく知っている宝塚OGを別にすると、一番印象に残ったのは、亀姫役の中村梅丸さんでしょうか。
まだお若いのに、滑らかでやわらかな所作の美しさと、そして、なんともいえないはんなりとした可愛らしさ!!まとう空気が本当にお可愛らしくて、シャキっと男前な祐飛さんの冨姫に比べると、本当に少女のようでした。お二人がイチャイチャと(^ ^)仲良く言い合っている場面がなんともいえず微笑ましくて、並びたっていながらも「おあねえさま」と慕う亀姫と、可愛い妹分を目を細めて可愛がる冨姫の関係が、とても素敵に見えました(*^ ^*)。
そして、泉鏡花役の三上博史さん。なんというか、「泉鏡太郎」ではなく、すでに“異界”を生きている感のある「泉鏡花」として舞台の上で生きていて、凄いなあと。
狂言回しのはずなのに、ちゃんと異界の存在だったのが面白いというかさすがだな、と思いました。
そういえば、私、昔はけっこう三上さんのファンだったんですよね。。。スワロウテイルとか、好きだったなあ(懐)
図書之助は須賀貴匡さん。過去にも舞台姿を観たことがありますが、そのときの印象とは全然違うなーと思いました。鏡花の美しい詞を紡ぐ口跡の美しさと、ちょっと無骨な感じが良かったです。
ただ、姫路城城主に愛された寵臣の役と考えると、もう少し色気があってもいいのかなー?と思ったりはしましたが(^ ^)
あとはやっぱり、青井陽治さんでしょうか。演出作品はいくつか観ていますが、板の上のお姿を拝見するのは初めてでしょうか?女形姿がとても自然で、やわらかくて表情豊かで……美しい台詞も口跡よく紡いでくださって、とても良かったと思います。
主演・冨姫の大空祐飛さん。
やっぱり、このひとの「世界観」の創り方、、、というか、客席と「世界観」を共有する能力は侮れないな、と思いました。異界の住人、という言葉がこんなに似合う人もなかなかいないと思うのですが、それ以上に、その纏う空気を客席に送り込み(?)、一時的にその世界の住人にしてしまう力を持っているなあ、と。
所作の技術という点では、まだ若い梅丸さんからもっともっと学んでほしいという感じでしたが、、、声の出し方や口調、表情などのリアルな「異界」感は、さすがでした。そして、化粧も含めて、超絶可愛かった!です(←のろけ)。
大江山花伝の茨木童子を思い出して、すごく懐かしかった(*^ ^*)。……そういえば、あれも「異界」の物語ですね。。。うん、
腰元の春風弥里(桔梗)、花瀬みずか(葛)、風莉じん(女郎花)、初姫さあや(萩)。
男役を卒業して間がないみーちゃんも含め、4人とも綺麗で役に似合っていて、違和感もなく、とても良かったです!
女優姿を初めてみたみーちゃんの、しっとりとした色っぽさと雰囲気。
さあやの、はんなりとした色気、隙のない存在感、美しい所作とやわらかな笑顔。
ちや姉の、やわらかくて寂びのある存在感と、あーちゃんの貫録や美貌……
いやー、宝塚ってすごいなあ、すごいところなんだなあ……すごく今更なんですけど、これだけの人材を次から次に輩出しているかと思うと、あらためて凄いなあ、と自慢に思いました(^ ^)。
出演者が発表されたときから、異種格闘技的な展開を想像しないでもなかった作品ですが、良い意味で「異界」の空気を感じられて、鏡花の世界にたっぷり浸ることができました。
美しい詞によって紡がれる、美しい恋の物語。短い公演ですが、堪能させていただきたいと思います!
最後にひとこと。
さあや可愛いよさあや………っ!!(感動)
.
言わずと知れた、泉鏡花の傑作戯曲。播州姫路の白鷺城の天守に住まう、妖かしの姫のものがたり。
宝塚OGと能楽師、歌舞伎役者、そして現代劇の役者……相容れない様々なジャンルの役者が集まり、泉鏡花の「異界」を描く、というコンセプトがとても興味深くて、彼らをまとめる演出の高橋正徳さんの手腕を楽しみにしていったのですが。。。
いやー、面白い(興味深い)舞台でした!!
元々よく知っている宝塚OGを別にすると、一番印象に残ったのは、亀姫役の中村梅丸さんでしょうか。
まだお若いのに、滑らかでやわらかな所作の美しさと、そして、なんともいえないはんなりとした可愛らしさ!!まとう空気が本当にお可愛らしくて、シャキっと男前な祐飛さんの冨姫に比べると、本当に少女のようでした。お二人がイチャイチャと(^ ^)仲良く言い合っている場面がなんともいえず微笑ましくて、並びたっていながらも「おあねえさま」と慕う亀姫と、可愛い妹分を目を細めて可愛がる冨姫の関係が、とても素敵に見えました(*^ ^*)。
そして、泉鏡花役の三上博史さん。なんというか、「泉鏡太郎」ではなく、すでに“異界”を生きている感のある「泉鏡花」として舞台の上で生きていて、凄いなあと。
狂言回しのはずなのに、ちゃんと異界の存在だったのが面白いというかさすがだな、と思いました。
そういえば、私、昔はけっこう三上さんのファンだったんですよね。。。スワロウテイルとか、好きだったなあ(懐)
図書之助は須賀貴匡さん。過去にも舞台姿を観たことがありますが、そのときの印象とは全然違うなーと思いました。鏡花の美しい詞を紡ぐ口跡の美しさと、ちょっと無骨な感じが良かったです。
ただ、姫路城城主に愛された寵臣の役と考えると、もう少し色気があってもいいのかなー?と思ったりはしましたが(^ ^)
あとはやっぱり、青井陽治さんでしょうか。演出作品はいくつか観ていますが、板の上のお姿を拝見するのは初めてでしょうか?女形姿がとても自然で、やわらかくて表情豊かで……美しい台詞も口跡よく紡いでくださって、とても良かったと思います。
主演・冨姫の大空祐飛さん。
やっぱり、このひとの「世界観」の創り方、、、というか、客席と「世界観」を共有する能力は侮れないな、と思いました。異界の住人、という言葉がこんなに似合う人もなかなかいないと思うのですが、それ以上に、その纏う空気を客席に送り込み(?)、一時的にその世界の住人にしてしまう力を持っているなあ、と。
所作の技術という点では、まだ若い梅丸さんからもっともっと学んでほしいという感じでしたが、、、声の出し方や口調、表情などのリアルな「異界」感は、さすがでした。そして、化粧も含めて、超絶可愛かった!です(←のろけ)。
大江山花伝の茨木童子を思い出して、すごく懐かしかった(*^ ^*)。……そういえば、あれも「異界」の物語ですね。。。うん、
腰元の春風弥里(桔梗)、花瀬みずか(葛)、風莉じん(女郎花)、初姫さあや(萩)。
男役を卒業して間がないみーちゃんも含め、4人とも綺麗で役に似合っていて、違和感もなく、とても良かったです!
女優姿を初めてみたみーちゃんの、しっとりとした色っぽさと雰囲気。
さあやの、はんなりとした色気、隙のない存在感、美しい所作とやわらかな笑顔。
ちや姉の、やわらかくて寂びのある存在感と、あーちゃんの貫録や美貌……
いやー、宝塚ってすごいなあ、すごいところなんだなあ……すごく今更なんですけど、これだけの人材を次から次に輩出しているかと思うと、あらためて凄いなあ、と自慢に思いました(^ ^)。
出演者が発表されたときから、異種格闘技的な展開を想像しないでもなかった作品ですが、良い意味で「異界」の空気を感じられて、鏡花の世界にたっぷり浸ることができました。
美しい詞によって紡がれる、美しい恋の物語。短い公演ですが、堪能させていただきたいと思います!
最後にひとこと。
さあや可愛いよさあや………っ!!(感動)
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2月、3月に観た作品の、落ち穂を拾わせていただきます(^ ^)。
■少年社中15周年記念公演「好色一代男」(紀伊国屋ホール)
矢崎広くんの世乃介!!ということで観にいきました(^ ^)
井原西鶴も少年社中も、ちゃんと観るのは初めてだったのですが、とても刺激的で面白い公演でした♪
外部でもご活躍されている毛利亘宏さんらが中心となって結成された「少年社中」。早大劇研出身だそうですが、骨組みのしっかりした芝居を創る、レベルの高い演劇集団で、機会があればまた観てみたいなと思っています。(ちなみに、次回公演は7月「ネバーランド」だそうです……ピーターパンってこと?)
たまたま観劇したのが少年社中さんの15周年のまさにその日だったようで、ご挨拶がありました。「15年もたつと、『少年社中』っていうか『中年社中』みたいになってきますが……」とさりげなく笑わせて、「『心は少年』でがんばります」と〆る話術もさすがでした(^ ^)。
西鶴の原作は、連作短編のような形式になっていたと思いますが、この芝居は原作の最終話、還暦を過ぎた世之介が、「責め道具」をいっぱいに積んだ舟で女護ヶ島へ向けて船出した後から始まります。
女護ヶ島への船旅の途中で嵐に逢い、難破した世之介。意識を取り戻した世之介は、若返った自分と、過去に関係をもった人々の姿を見出して驚く。さらに、その場に「お前の人生を語ってほしい」と言いだす人物が現れる。……このあたりで、いま世之介がいるのは「あの世」と「この世」の境目なんだな、というざっくりした設定は何となくわかったのですが、ネタバレ的な意味では、それが判っていて良かったのかどうか…?という気もしました。
セットは、舞台中央を占める大きな階段がメイン。そのど真ん中で、あちこち肌蹴てほぼ半裸みたいな衣装にざんばら髪の矢崎くんは、色っぽくてきれいで、とても魅力的で……これはもう、いろいろ仕方ないな、とすんなり納得できたことがたくさんありました。
やっぱり私、矢崎くんのお芝居、好きだなあ(*^ ^*)。
プロローグ的なひとくさりの後は、ほぼ原作に沿って世之介の人生が回想として辿られる。
とても優しくて、魅力的な世之介。男女を問わず、出会った人間は皆、彼に惚れてしまう。でも、深く付き合うには、優しすぎて、無責任で、掴みどころがなくて……その理由を探るうちに、彼の中の空虚があからさまになっていく。
親に愛されなかった子供。
「関係した女は3742人、男は725人」といわれるほどに沢山の男女と関係しても、愛することも愛されることも学ぶことができずに還暦を迎えた世之介の、細い身体を埋め尽くした空虚。
「孤独」でさえない、「孤独」に耐える強ささえない世之介が、身の裡に抱えこんだ「うつろ」。
それでも、世之介に惚れた人々は、彼の空虚を愛で埋めたいと願う。世之介のしたことで結果的に不幸になった人はたくさんいたけれども、それでも、彼らは世之介の動機が優しさであったことを知っていて、彼に幸せになってほしいと思う。愛を知らない不幸に、世之介だけが気づいていないことにさえ気づいていた。
だから彼らは、「自分など地獄に落ちた方がいい」と嘆く世之介に語りかける。
「ありがとう」と。
「あなたに会えてよかった」と。
愛とは何か、そんなことわからなくても、人に温かいものをわたすことはできる。
世之介が女たち(男も)に渡していたのは、愛ではないかもしれないけれども、それにとてもよく似た、温かくて柔らかな、優しいモノだった……だから。愛を知らないなら教えてあげる。心が虚ろで寒いなら、温めてあげる。そのために男と女がいて、「愛」という言葉があるのだから。
それを教えられた世之介の、最後の決断を、私はとても美しいと思いました。
彼の中にあった空虚が埋められた瞬間。埋めてくれたのは今まで関係してきた大勢の人たちであり、いま目の前で酒瓶を差し出している「彼」であり……そして、世之介自身の「世界」への肯定の意思でもある。
無責任に生きてきた世之介が、このとき初めて、1人の人間の人生に責任を持とうとする。その、重みに耐えようとする意思が、彼の空虚を埋める。その意思の清しさが、世之介自身が気づいていない「愛」なのだ、と。それがとても美しくて、自然に涙が出てきました。。。。
泣くような作品だと思っていなかったので、ちょっと驚きましたが(@ @)
この作品を観たのは2月なので、先日「心中・恋の大和路」を観たときは全く連想しなかったのですが、いまになって感想を書こうと思って思い出してみると……「色・欲・金」と「愛」に対する価値観の相違が面白いな、と感じました。
忠兵衛にとっては「ままならぬもの」だった三百両、それをポンと使って、女郎たちに幸せを振りまく世之介の、忠兵衛とは全く違う苦悩。
忠兵衛には「愛」しかなかったし、世之介には「色・欲・金」しかなかった……彼はそう感じていた。最後のあの瞬間まで。
井原西鶴と近松門左衛門。似たような時代の似たような地域(上方)で人気を博した二人のクリエーター。
仲の悪い浄瑠璃一座同士の争いで、両陣営が二人に注文をしたようなこともあったようですが、作風の違いがなかなか興味深い!!もっと他の作品も観てみたいなあ、と今更思ったりして。。。
近松を語るのが植田景子さん(近松・恋の道行き)であるならば、西鶴を語るのは齋藤さんとか石田さんとかが適任なのでしょうか。エロティックな話が多いので、宝塚では難しいとは思いますが、うまくまとめてkれるなら観てみたいな、と思います。
■SHOW-izm VII「ピトレスク」(シアタークリエ)
小林香さんの「SHOW-izm」シリーズ第七弾。私は今回が初だったのですが、お芝居仕立てのショーかな?くらいの軽い気持ちで観に行って、、、完全に打ちのめされました。
こんな物凄いお芝居だとは思わなかった!!もっと覚悟して観に行くべきだった……!!
時代背景は1942年9月、ナチス占領下の巴里……ユダヤ人の強制連行が始まった直後。時代的には、先月観た「国民の映画」の方が少し早い、かな?あれはベルリンの物語で、こちらは巴里ですが。
同時代の作品は色々ありますが、最初に「国民の映画」を連想したのは、観た時期が近かったのもありますが、それ以上に、どちらも「芸術」のもつ力について語る作品だったから、だと思います。
「国民の映画」は“ドイツ帝国の権威”の象徴としての名作映画で、「ピトレスク」は、“支配への抵抗と精神の自由”の象徴としてのショー(“燃えない絵”)、でしたけれども
作品タイトルにもなっている「pittoresque」は、フランス語で「絵のように美しいさま」を意味する詞。この詞を象徴的に「燃えてしまった絵」に対する「燃えない絵」の意味にも使った脚本は、とても美しくて残酷で、綺麗でした。
自由な巴里の象徴だったキャバレー「La Figue(いちじく)」。その店がナチスによって閉店させられた時、店の象徴だった絵を避難させた「La Figue」の関係者たちが、夜な夜な閉鎖された額縁工場に集まり、ショーを創っている。自由の精神を受け継いだ地下キャバレーを開店するために。
登場人物は9人。
「La Figue」の象徴となる絵を描いた元ドイツ貴族の画家タマラ(保坂知寿)
ユダヤ人の恋人を強制連行で連れて行かれた、脚本家のジャン・ルイ(中川晃教)
ベルリンから亡命してきた、ユダヤ系ドイツ人小児科医のマルゴー(クミコ)
元「La Figue」衣装係で、タマラに愛されるカミーユ(彩輝なお)
ロマの血をひく「La Figue」の歌手、マヌエラ(JKim)
「La Figue」にパンを卸していたロシア系のピョートル(岡本知高)、肉屋のリュシエンヌ(風花舞)、その夫トマ(三井聡)
占領軍の兵士で、ダンスが大好きで、憧れの巴里で芸術品を扱う任務についているフリードリヒ(舘形比呂一)
元女給のイヴェット(美鳳あや)
構造としては群像劇なので、明解な主役は居ないのですが、タマラとカミーユ、そしてフリードリヒの物語が主軸になっていたと思います。特に……私が保坂さんのファンであるせいか、タマラが事実上の主役にも見えました。突出した存在感で「亡命した元ドイツ貴族」かつ「ドイツ政府が欲しがる芸術家」という設定に説得力がありました。
とはいえ、群像劇として一人ひとりのドラマがきちんと描かれていたことで、厚みのある作品に仕上がっていたと思います。
それぞれの人生を必死に生きている人々。肉屋は肉屋の、パン屋はパン屋の日常があり、それでも夜中の地下活動にも協力する。
「なりゆきで」と嘯きながらも、一生懸命に。
でも、やっぱり「なりゆき」は「なりゆき」で……タマラの選択も、フリードリヒの判断も、、、リュシエンヌの叫びまで、すべては『運命』の命じるままに動くしかなくて。
それでも、一度は額縁工場を出ていった彼らが、もう一度戻ってくるラストシーン……あれはたぶん、心だけ、なのだと思うのですが……あの場面がとても温かいものとして心に残りました。
ほとんどトラウマになっていた「国民の映画」の「普通の人々」の怖さが、少し拭われたような気がしました。人間は怖いけど、でも、信じられる人もいるのだ、と。
そういう人に出会えること自体が、僥倖なのかもしれないけれども。
今作でもう一つ印象に残ったのは、出演者の出自のバラバラさ加減、でした。
でも、その出自のバラバラさを、それぞれの役の人物の出自と重ねて個性を出させていたのが、巧いなー、と思いました。
・フランス人(ジャン・ルイ、カミーユ、リュシエンヌ、トマ、イヴェット)
ほぼミュージカル界から。しかも、うち3人は宝塚OG。
・ロシア系フランス人(ピョートル)
クラシック系のソプラニスタ
・ロマ系フランス人(マヌエラ)
韓国出身、劇団四季で活躍
・ユダヤ系ドイツ人(マルゴー)
シャンソン歌手
・ドイツ人(タマラ、フリードリヒ)
保坂さんは劇団四季、館形さんはコンボイ。
「天守物語」とはまた違った意味での「異種格闘技」でしたが、さまざまなジャンルから人を集めただけの意味がある、見事なキャスティングでした。
物語の合間合間に入るショーシーンも、ダンサーと歌手を揃えた座組の魅力がよく出ていて、どれもとても良かったです。。。芝居仕立てのショー、じゃなくて、ショーシーンのある芝居であるということが、先行のチラシではよく判らなくて、一回しか観なかったことを悔やんでいます……(T T)
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■少年社中15周年記念公演「好色一代男」(紀伊国屋ホール)
矢崎広くんの世乃介!!ということで観にいきました(^ ^)
井原西鶴も少年社中も、ちゃんと観るのは初めてだったのですが、とても刺激的で面白い公演でした♪
外部でもご活躍されている毛利亘宏さんらが中心となって結成された「少年社中」。早大劇研出身だそうですが、骨組みのしっかりした芝居を創る、レベルの高い演劇集団で、機会があればまた観てみたいなと思っています。(ちなみに、次回公演は7月「ネバーランド」だそうです……ピーターパンってこと?)
たまたま観劇したのが少年社中さんの15周年のまさにその日だったようで、ご挨拶がありました。「15年もたつと、『少年社中』っていうか『中年社中』みたいになってきますが……」とさりげなく笑わせて、「『心は少年』でがんばります」と〆る話術もさすがでした(^ ^)。
西鶴の原作は、連作短編のような形式になっていたと思いますが、この芝居は原作の最終話、還暦を過ぎた世之介が、「責め道具」をいっぱいに積んだ舟で女護ヶ島へ向けて船出した後から始まります。
女護ヶ島への船旅の途中で嵐に逢い、難破した世之介。意識を取り戻した世之介は、若返った自分と、過去に関係をもった人々の姿を見出して驚く。さらに、その場に「お前の人生を語ってほしい」と言いだす人物が現れる。……このあたりで、いま世之介がいるのは「あの世」と「この世」の境目なんだな、というざっくりした設定は何となくわかったのですが、ネタバレ的な意味では、それが判っていて良かったのかどうか…?という気もしました。
セットは、舞台中央を占める大きな階段がメイン。そのど真ん中で、あちこち肌蹴てほぼ半裸みたいな衣装にざんばら髪の矢崎くんは、色っぽくてきれいで、とても魅力的で……これはもう、いろいろ仕方ないな、とすんなり納得できたことがたくさんありました。
やっぱり私、矢崎くんのお芝居、好きだなあ(*^ ^*)。
プロローグ的なひとくさりの後は、ほぼ原作に沿って世之介の人生が回想として辿られる。
とても優しくて、魅力的な世之介。男女を問わず、出会った人間は皆、彼に惚れてしまう。でも、深く付き合うには、優しすぎて、無責任で、掴みどころがなくて……その理由を探るうちに、彼の中の空虚があからさまになっていく。
親に愛されなかった子供。
「関係した女は3742人、男は725人」といわれるほどに沢山の男女と関係しても、愛することも愛されることも学ぶことができずに還暦を迎えた世之介の、細い身体を埋め尽くした空虚。
「孤独」でさえない、「孤独」に耐える強ささえない世之介が、身の裡に抱えこんだ「うつろ」。
それでも、世之介に惚れた人々は、彼の空虚を愛で埋めたいと願う。世之介のしたことで結果的に不幸になった人はたくさんいたけれども、それでも、彼らは世之介の動機が優しさであったことを知っていて、彼に幸せになってほしいと思う。愛を知らない不幸に、世之介だけが気づいていないことにさえ気づいていた。
だから彼らは、「自分など地獄に落ちた方がいい」と嘆く世之介に語りかける。
「ありがとう」と。
「あなたに会えてよかった」と。
愛とは何か、そんなことわからなくても、人に温かいものをわたすことはできる。
世之介が女たち(男も)に渡していたのは、愛ではないかもしれないけれども、それにとてもよく似た、温かくて柔らかな、優しいモノだった……だから。愛を知らないなら教えてあげる。心が虚ろで寒いなら、温めてあげる。そのために男と女がいて、「愛」という言葉があるのだから。
それを教えられた世之介の、最後の決断を、私はとても美しいと思いました。
彼の中にあった空虚が埋められた瞬間。埋めてくれたのは今まで関係してきた大勢の人たちであり、いま目の前で酒瓶を差し出している「彼」であり……そして、世之介自身の「世界」への肯定の意思でもある。
無責任に生きてきた世之介が、このとき初めて、1人の人間の人生に責任を持とうとする。その、重みに耐えようとする意思が、彼の空虚を埋める。その意思の清しさが、世之介自身が気づいていない「愛」なのだ、と。それがとても美しくて、自然に涙が出てきました。。。。
泣くような作品だと思っていなかったので、ちょっと驚きましたが(@ @)
この作品を観たのは2月なので、先日「心中・恋の大和路」を観たときは全く連想しなかったのですが、いまになって感想を書こうと思って思い出してみると……「色・欲・金」と「愛」に対する価値観の相違が面白いな、と感じました。
忠兵衛にとっては「ままならぬもの」だった三百両、それをポンと使って、女郎たちに幸せを振りまく世之介の、忠兵衛とは全く違う苦悩。
忠兵衛には「愛」しかなかったし、世之介には「色・欲・金」しかなかった……彼はそう感じていた。最後のあの瞬間まで。
井原西鶴と近松門左衛門。似たような時代の似たような地域(上方)で人気を博した二人のクリエーター。
仲の悪い浄瑠璃一座同士の争いで、両陣営が二人に注文をしたようなこともあったようですが、作風の違いがなかなか興味深い!!もっと他の作品も観てみたいなあ、と今更思ったりして。。。
近松を語るのが植田景子さん(近松・恋の道行き)であるならば、西鶴を語るのは齋藤さんとか石田さんとかが適任なのでしょうか。エロティックな話が多いので、宝塚では難しいとは思いますが、うまくまとめてkれるなら観てみたいな、と思います。
■SHOW-izm VII「ピトレスク」(シアタークリエ)
小林香さんの「SHOW-izm」シリーズ第七弾。私は今回が初だったのですが、お芝居仕立てのショーかな?くらいの軽い気持ちで観に行って、、、完全に打ちのめされました。
こんな物凄いお芝居だとは思わなかった!!もっと覚悟して観に行くべきだった……!!
時代背景は1942年9月、ナチス占領下の巴里……ユダヤ人の強制連行が始まった直後。時代的には、先月観た「国民の映画」の方が少し早い、かな?あれはベルリンの物語で、こちらは巴里ですが。
同時代の作品は色々ありますが、最初に「国民の映画」を連想したのは、観た時期が近かったのもありますが、それ以上に、どちらも「芸術」のもつ力について語る作品だったから、だと思います。
「国民の映画」は“ドイツ帝国の権威”の象徴としての名作映画で、「ピトレスク」は、“支配への抵抗と精神の自由”の象徴としてのショー(“燃えない絵”)、でしたけれども
作品タイトルにもなっている「pittoresque」は、フランス語で「絵のように美しいさま」を意味する詞。この詞を象徴的に「燃えてしまった絵」に対する「燃えない絵」の意味にも使った脚本は、とても美しくて残酷で、綺麗でした。
自由な巴里の象徴だったキャバレー「La Figue(いちじく)」。その店がナチスによって閉店させられた時、店の象徴だった絵を避難させた「La Figue」の関係者たちが、夜な夜な閉鎖された額縁工場に集まり、ショーを創っている。自由の精神を受け継いだ地下キャバレーを開店するために。
登場人物は9人。
「La Figue」の象徴となる絵を描いた元ドイツ貴族の画家タマラ(保坂知寿)
ユダヤ人の恋人を強制連行で連れて行かれた、脚本家のジャン・ルイ(中川晃教)
ベルリンから亡命してきた、ユダヤ系ドイツ人小児科医のマルゴー(クミコ)
元「La Figue」衣装係で、タマラに愛されるカミーユ(彩輝なお)
ロマの血をひく「La Figue」の歌手、マヌエラ(JKim)
「La Figue」にパンを卸していたロシア系のピョートル(岡本知高)、肉屋のリュシエンヌ(風花舞)、その夫トマ(三井聡)
占領軍の兵士で、ダンスが大好きで、憧れの巴里で芸術品を扱う任務についているフリードリヒ(舘形比呂一)
元女給のイヴェット(美鳳あや)
構造としては群像劇なので、明解な主役は居ないのですが、タマラとカミーユ、そしてフリードリヒの物語が主軸になっていたと思います。特に……私が保坂さんのファンであるせいか、タマラが事実上の主役にも見えました。突出した存在感で「亡命した元ドイツ貴族」かつ「ドイツ政府が欲しがる芸術家」という設定に説得力がありました。
とはいえ、群像劇として一人ひとりのドラマがきちんと描かれていたことで、厚みのある作品に仕上がっていたと思います。
それぞれの人生を必死に生きている人々。肉屋は肉屋の、パン屋はパン屋の日常があり、それでも夜中の地下活動にも協力する。
「なりゆきで」と嘯きながらも、一生懸命に。
でも、やっぱり「なりゆき」は「なりゆき」で……タマラの選択も、フリードリヒの判断も、、、リュシエンヌの叫びまで、すべては『運命』の命じるままに動くしかなくて。
それでも、一度は額縁工場を出ていった彼らが、もう一度戻ってくるラストシーン……あれはたぶん、心だけ、なのだと思うのですが……あの場面がとても温かいものとして心に残りました。
ほとんどトラウマになっていた「国民の映画」の「普通の人々」の怖さが、少し拭われたような気がしました。人間は怖いけど、でも、信じられる人もいるのだ、と。
そういう人に出会えること自体が、僥倖なのかもしれないけれども。
今作でもう一つ印象に残ったのは、出演者の出自のバラバラさ加減、でした。
でも、その出自のバラバラさを、それぞれの役の人物の出自と重ねて個性を出させていたのが、巧いなー、と思いました。
・フランス人(ジャン・ルイ、カミーユ、リュシエンヌ、トマ、イヴェット)
ほぼミュージカル界から。しかも、うち3人は宝塚OG。
・ロシア系フランス人(ピョートル)
クラシック系のソプラニスタ
・ロマ系フランス人(マヌエラ)
韓国出身、劇団四季で活躍
・ユダヤ系ドイツ人(マルゴー)
シャンソン歌手
・ドイツ人(タマラ、フリードリヒ)
保坂さんは劇団四季、館形さんはコンボイ。
「天守物語」とはまた違った意味での「異種格闘技」でしたが、さまざまなジャンルから人を集めただけの意味がある、見事なキャスティングでした。
物語の合間合間に入るショーシーンも、ダンサーと歌手を揃えた座組の魅力がよく出ていて、どれもとても良かったです。。。芝居仕立てのショー、じゃなくて、ショーシーンのある芝居であるということが、先行のチラシではよく判らなくて、一回しか観なかったことを悔やんでいます……(T T)
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花組トークスペシャル
2014年4月30日 宝塚(花)日経ホールにて、花組トークスペシャルに参加してまいりました。
飛び石連休の狭間で急ぎの業務もなく(やりたくても相手方がお休みだったりとか!)、久しぶりにちゃんと最初から参加できたので、簡単にレポートを。
メンバーは、88期の夕霧らいを中心に、菜那くらら、大河凛の93期コンビの3人。
入場するなり、司会の竹下さんに口をはさむ隙を与えず、とっとと挨拶して席に座ったらいらいが、さすが88期、でした……(^ ^;ゞ。いつも、座る前に軽くファッションチェックをする竹下さんが、とりあえず座ってから、らいらいの紅い細身のパンツにだけ突っ込んでいたのが微笑ましかったです(^ ^)。
ななくらちゃんは水色の清楚なミニワンピ。可愛くて大人っぽくて、その絶妙の塩梅がとてもお似合いで、素敵でした。
がりんちゃんは黒のスーツだったかな。らいらいは紅いパンツに黒のブーツが印象的すぎて上衣を忘れました。。。あまりテーマ的なものは無さそうでしたが、実際のところはどうだったのでしょうね。定番の話題なので、話してほしかったなあ。。。
最初だけでなく、全体に、竹下さんの司会とは無関係に、らいらい進行ですすんでいた印象でした。トークの順番もらいらいのペースだったので、なんだか、珍しいくらい竹下さんの突っ込みを聞いた気がしました。(「あら、もうその話に行きますか?」とか)
あと、らいらいが何度も「今のカットで」と(監督に?)言っていたんですが、……いや、このトークは収録一時間で放映も一時間だから、そんなにカットされませんよね……?
大まかな流れは、最初に「今公演で卒業される蘭寿さんについて」で、、、本公演のお芝居の話、新人公演、本公演のショー……と話して席替え、だったと思います。
本公演のお芝居については、3人とも同じ会社の社員ですね、と言われて、らいらいが「私は重役なので、二人とは違って、こんな感じ(ふんぞりかえって)ですけどね」と実演してくれました。あと、衣裳係のななくらちゃんが「手首に針山をつけて」という話をしたら、しみじみと「可愛い~」と呟いたりしてました(^ ^)。
がりんちゃんは大道具と小道具担当、だそうで、「脚立を運んでいます」だそうです。大劇場のとき、早替わりの都合か何かでギリギリになってしまい、ダッシュで運んだことがあるそうで、らいらいが「この華奢な身体で、すごい勢いで大きな脚立を運んでいくんですよ!」と話していました。
あと、「本当に普通の脚立なので、よく宝塚舞台さんの使うものと間違われます」というのがちょっと面白かった。。。今度観劇するとき良く見てみよう(^ ^)。
今回、具体的な動きは演出ではなく出演者に任されている場面が多い、、、という話で、ななくらちゃんが「ストライキをしたことがなく、それを実行するほどの怒りがわからなくて、どんな気持ちなんだろうとみんなで話し合って…」みたいな真面目な話をしていたら、らいらいに「怒ったことないの?わからなかった?」と突っ込まれて、ちょっと困り顔になっていたのがとても可愛かったです(←)
そのあとも何度も「(怒りはわからなくても)その気持ちはわかるんだ?」と突っ込まれて……いやー、可愛かったのですが、ちょっとだけ気の毒になりました(^ ^)。
ショーの話は……いろいろあったのですが、一番印象的だったのは、がりんちゃんの「ディアマンテ」でしょうか。
銀橋を渡るとき、「ただ渡らないで、何かして!」という指示があった(←なんてアバウトな)という話で、、、満面の笑顔で「飛んでます!」と。で、らいらいに言われて、舞台の下手から上手に向けて、走って、ジャンプして、指さしウィンク!という一連を実演してくれました(*^ ^*)。
ななくらちゃんも、銀狼の場面のステップを実演してくれて、全体に実演の多いトークショーでした(^ ^)。
そして。
始まる前に竹下さんが「サプライズがあります!」と言っていたので、なんだろう?と思っていたのですが。。。
席替えのタイミングで、「だって俺たちは映画バカ~♪」の場面の振付を教える「振付講座」がありました(^ ^)私たちは座ったままで、ななくらちゃんの実演と男役二人の歌にあわせて練習するのですが。。。素化粧にワンピでちょっと恥ずかしそうに踊るななくらちゃんが可愛くて可愛くて。。。。いや、らいらい、確信犯だなあ(^ ^)。
最後に音源でやってみたのですが、」「だって、俺たちは宝塚バカ~♪」と歌うはずだったのに、「映画バカ~」とやってしまって、悔むらいらいも可愛かったです(^ ^)。
そのあとは、宝塚百周年への思いとか、記念公演のこととか、お互いへの印象とか………いつもの話題を振りながら、らいらい進行で進んでいきました。
らいらいが自分のことを「いつも形式ばった、つまらない人間だねってみんなに言われて」って騙ったり(本当にそういうことを言われる人間は自分でそんなこと言いません)(っていうか両側で後輩がびっくりしてますよー)、いろいろあったのですが、たぶんほとんどカットされないと思うので(^ ^)詳しくは放送でご覧下さいませ。
それにしても。
らいらいの真骨頂は、最後に退場するときに後輩二人にかけた「ゆっくり!ゆっくり歩くんだよ!」ですよね!!
いやもう、夕霧らいと書いてタラシとよむ、的な。ゆっくり歩きながら笑顔を振りまくらいらいの花男っぷりに、頭痛がしました。。。。
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飛び石連休の狭間で急ぎの業務もなく(やりたくても相手方がお休みだったりとか!)、久しぶりにちゃんと最初から参加できたので、簡単にレポートを。
メンバーは、88期の夕霧らいを中心に、菜那くらら、大河凛の93期コンビの3人。
入場するなり、司会の竹下さんに口をはさむ隙を与えず、とっとと挨拶して席に座ったらいらいが、さすが88期、でした……(^ ^;ゞ。いつも、座る前に軽くファッションチェックをする竹下さんが、とりあえず座ってから、らいらいの紅い細身のパンツにだけ突っ込んでいたのが微笑ましかったです(^ ^)。
ななくらちゃんは水色の清楚なミニワンピ。可愛くて大人っぽくて、その絶妙の塩梅がとてもお似合いで、素敵でした。
がりんちゃんは黒のスーツだったかな。らいらいは紅いパンツに黒のブーツが印象的すぎて上衣を忘れました。。。あまりテーマ的なものは無さそうでしたが、実際のところはどうだったのでしょうね。定番の話題なので、話してほしかったなあ。。。
最初だけでなく、全体に、竹下さんの司会とは無関係に、らいらい進行ですすんでいた印象でした。トークの順番もらいらいのペースだったので、なんだか、珍しいくらい竹下さんの突っ込みを聞いた気がしました。(「あら、もうその話に行きますか?」とか)
あと、らいらいが何度も「今のカットで」と(監督に?)言っていたんですが、……いや、このトークは収録一時間で放映も一時間だから、そんなにカットされませんよね……?
大まかな流れは、最初に「今公演で卒業される蘭寿さんについて」で、、、本公演のお芝居の話、新人公演、本公演のショー……と話して席替え、だったと思います。
本公演のお芝居については、3人とも同じ会社の社員ですね、と言われて、らいらいが「私は重役なので、二人とは違って、こんな感じ(ふんぞりかえって)ですけどね」と実演してくれました。あと、衣裳係のななくらちゃんが「手首に針山をつけて」という話をしたら、しみじみと「可愛い~」と呟いたりしてました(^ ^)。
がりんちゃんは大道具と小道具担当、だそうで、「脚立を運んでいます」だそうです。大劇場のとき、早替わりの都合か何かでギリギリになってしまい、ダッシュで運んだことがあるそうで、らいらいが「この華奢な身体で、すごい勢いで大きな脚立を運んでいくんですよ!」と話していました。
あと、「本当に普通の脚立なので、よく宝塚舞台さんの使うものと間違われます」というのがちょっと面白かった。。。今度観劇するとき良く見てみよう(^ ^)。
今回、具体的な動きは演出ではなく出演者に任されている場面が多い、、、という話で、ななくらちゃんが「ストライキをしたことがなく、それを実行するほどの怒りがわからなくて、どんな気持ちなんだろうとみんなで話し合って…」みたいな真面目な話をしていたら、らいらいに「怒ったことないの?わからなかった?」と突っ込まれて、ちょっと困り顔になっていたのがとても可愛かったです(←)
そのあとも何度も「(怒りはわからなくても)その気持ちはわかるんだ?」と突っ込まれて……いやー、可愛かったのですが、ちょっとだけ気の毒になりました(^ ^)。
ショーの話は……いろいろあったのですが、一番印象的だったのは、がりんちゃんの「ディアマンテ」でしょうか。
銀橋を渡るとき、「ただ渡らないで、何かして!」という指示があった(←なんてアバウトな)という話で、、、満面の笑顔で「飛んでます!」と。で、らいらいに言われて、舞台の下手から上手に向けて、走って、ジャンプして、指さしウィンク!という一連を実演してくれました(*^ ^*)。
ななくらちゃんも、銀狼の場面のステップを実演してくれて、全体に実演の多いトークショーでした(^ ^)。
そして。
始まる前に竹下さんが「サプライズがあります!」と言っていたので、なんだろう?と思っていたのですが。。。
席替えのタイミングで、「だって俺たちは映画バカ~♪」の場面の振付を教える「振付講座」がありました(^ ^)私たちは座ったままで、ななくらちゃんの実演と男役二人の歌にあわせて練習するのですが。。。素化粧にワンピでちょっと恥ずかしそうに踊るななくらちゃんが可愛くて可愛くて。。。。いや、らいらい、確信犯だなあ(^ ^)。
最後に音源でやってみたのですが、」「だって、俺たちは宝塚バカ~♪」と歌うはずだったのに、「映画バカ~」とやってしまって、悔むらいらいも可愛かったです(^ ^)。
そのあとは、宝塚百周年への思いとか、記念公演のこととか、お互いへの印象とか………いつもの話題を振りながら、らいらい進行で進んでいきました。
らいらいが自分のことを「いつも形式ばった、つまらない人間だねってみんなに言われて」って騙ったり(本当にそういうことを言われる人間は自分でそんなこと言いません)(っていうか両側で後輩がびっくりしてますよー)、いろいろあったのですが、たぶんほとんどカットされないと思うので(^ ^)詳しくは放送でご覧下さいませ。
それにしても。
らいらいの真骨頂は、最後に退場するときに後輩二人にかけた「ゆっくり!ゆっくり歩くんだよ!」ですよね!!
いやもう、夕霧らいと書いてタラシとよむ、的な。ゆっくり歩きながら笑顔を振りまくらいらいの花男っぷりに、頭痛がしました。。。。
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