蘭寿とむフォーエバー
2014年5月10日 宝塚(花)幸運にも、花組公演「ラスト・タイクーン/宝塚夢眩」の前楽を見ることができました!
お芝居のアドリブ的なものは、、、キキちゃん(芹香)が袖から登場したとき(セシリアをパーティーに誘う場面)、「あー、締切明日かあ……もう少し長くやってくれたらいいいのになあ」と言ったところぐらいでしょうか。
初のB席だったので、全体がよく見えて……あ、こんなところでこんなことしてたんだ、が結構あって、前楽にして新鮮でした。
最後の最後、白いスーツで振り返って微笑うところ、透明で無邪気で純粋な笑顔に、涙が溢れてしまって、、、最後まで視ているのが大変でした。。。。
そういえば、東宝に来てからの感想はちゃんと書いていないような気がするので、後日ちゃんと書きたいなと思っています。千秋楽が終わってからになると思いますが。
ショー「宝塚夢眩」は、、、「V・A・C・A・T・I・O・N」とかはもう皆やりたい放題なので、どれが前楽アドリブなのかよくわからなかったけど、とりあえず、オタク役の神房くんが「トム(はぁと)よっち(はぁと)ネコ」と書いたハチマキをしていました(^ ^)。手作り?
あと、最後に人魚を釣り上げてみんなが袖にハケるとき、神房くんが花蝶しほちゃんをお姫さま抱っこしてハケてった!!満面の笑顔で手を振るしほちゃんが激かわでしたっ!!いつもは普通にハケていたと思うので、たぶんアドリブ……だよね?(あまり自信ない)(だっていつもはべーちゃんの人魚を観てるから……)
ディアマンテの熱いエネルギー。黒燕尾の静謐。蘭寿さんのすごいところは、尽きることのないエネルギーの泉を持っていて、それを場面にあわせて出し入れできるところなんだな、と思う。以前は割と出したら出しっぱなしなタイプだと思っていたので、そう思うと、「(オーシャンズ11の時)舞台の上で力が抜けて自然に立てていると思ったので」という卒業動機も、うなずけるなあ。。。とあらためて思ったりしました。
さおりさん(高翔)による蘭寿さんのコメント読み上げと、蘭寿さんの初舞台の思い出話(おにぎりの話とか!蘭寿さん可愛すぎる!!「焼きおにぎりの子」と思っていたさおりさん素敵!!)の後、蘭寿とむサヨナラショーに。
普通だと「準備も出来たようでございます」とかで入るのに、「すみません、私の思い出話が長くなりすぎました」と言ってくれる組長さん、素敵だなあ。。。。
それでは、サヨナラショーについて、曲ごとに。
■Where In The World (ファントム)
■永遠の詩 (愛と革命の詩)
■愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
緞帳があがって、蘭寿さんが歌いだす「ファントム」。お披露目に戻った気分になって、聴き惚れました。素敵だったなあ、エリック。。。
歌いながら銀橋に出て、そのままメドレーでつないで「永遠の詩」、そして「愛した日々に…」。衣装が臙脂色の変わり燕尾(?違うかも)なのに、ちゃんとエリックにみえたり、アンドレアに見えたり、、そして、ちょい悪オトコに見えたりして、そのたびに色々思いだしてはうるうるしました(T T)。
■リベルタンゴ (Streak of Light)
蘭寿さんがハケて、本舞台の幕があがる。
リベルタンゴの音楽の中で、カツンと水色のドレスにスポットが。ルナちゃんっっっ!!と叫びそうになりました(^ ^;ゞ 美しいシルエット、リズミカルにしなやかに動く筋肉、パラリと頬にかかる少し長めの黒髪。一瞬息を呑んで、それからやっと相手役を視て。真由ちゃんっっっっ!?と、もう一度叫びそうになりました。
いやー、鳳&冴月のリベルタンゴ。思いのほかお似合いで、すごく格好良かったです。真由ちゃん、あんまり言われないけど、実はダンサーなんですよね。。。今回のショーの「銀狼」のBOYSもすごく素敵だし、もっとダンスで使ってもらえると良いのになあ。
ルナちゃんと真由ちゃんに気を取られていたので、次に踊りだすカップルはチェックできず(すみません)。。。その次の、二人にリフトされるのはきらりん(華耀)。たしかじゅりあだったはず。リフトしてた二人が誰だったのかはわかりませんでした。
蘭ちゃん、蘭寿さんが登場して、本番開始。
いやー、、、、すごかった!!!そんなに回数を観ていないので、振りが全く同じなのかどうかはわかりませんが、とにかく格好良かった!!!蘭寿さんカッコいい!蘭ちゃんサイコー!以上!!!
■プロローグの男役群舞 (Mr.Swing!)
蘭寿さんが紅いスーツに黒のソフト帽だなあ、、、とは思っていたのですが、まさかそのまま「Mr.Swing!」のプロローグにつなぐとは思わなかった。齊藤さん、やるなあ(*^ ^*)
ヤンさんの振付が連続で観れて、全然イメージが違うのに、どっちもめちゃくちゃ格好いい、、、すごいなあ。「リベルタンゴ」はダークなエネルギーに満ちて、「Mr. Swing!」はスタイリッシュでスピーディーで。ヤンさんの才能、というか、ヤンさんと蘭寿さんの才能のぶつかりあいを何度も観ることができて、今の花組ファンは本当に幸せだなあと思いました。
■FATE CITY (オーシャンズ11)
そして、そのまま「FATE CITY」ですよ!
ラスティがみつる(華形)ですよっっ!!
後から他のメンバーが出てくるのかと思っていたら出てこなくて、最後まで二人で踊り切りました。広い大劇場を埋めきった二人。みつるのラスティ、絶対似合っただろうなあ。。。。と思ったり。
ここの流れはなんというか、ホントにすごかった。花組の蘭寿とむ、ここにあり!と、蘭寿さんがあの笑顔で、全身で、告げていました。。。
■くらわんか (くらわんか)
……という、カッコいい流れでものすごくテンションがあがったところに、すとんと水をさす「はちごろうは~~~ん」という声。
「くらわんか」は残念ながら観ていないので、ほえーと思いながら観ておりましたが、ついさっきまでダニーとラスティだった蘭寿さんとみつるの切り替えの早さというか、、、いやもう、それ以前に着替えの早さにびっくりしました(@ @)みつるなんて、どこからどう見ても貧乏神だし(^ ^)
二人が可愛すぎて周りを視る余裕がなく。。。誰がいたんだろう。だいもんといぶちゃんはいたよね。あとは?
メンバーがハケた後、背中に「八五郎」とと書かれた法被を着た蘭寿さんが銀橋に出て、犬に説教する長台詞を。これはきっと場面の再現なんですよね?声色の使い方とか、巧いなあと思って聞いていました。
そして、最後の暗転際の笑顔が超素敵でした(^ ^)。
■主題歌 (カノン)
明日一緒に卒業する、よっち(月央)、ネコ(彩城)、遼、花蝶、凪咲がコーラス。懐かしいなあ、カノン。真瀬くんの卒業公演だったから、この蘭寿さんのサヨナラショーで観ると、感慨深いです。。。
■プロローグ(CONGA!!)
下級生たちの「カノン」でちょっとほっこりしたところで、またもやガツンと入ってくるリズムセクション。
「真実の愛」をやることは知っていたけど、プロローグもやるのか!!(@ @)っていうか、蘭寿さんの体力すごすぎる!!どっから出てくるんだそのエネルギーは!?誰よりも歌い、誰よりも踊り、誰よりも……反る振りでは誰よりも反るし、ジャンプでは誰よりも高く翔ぶし、この人って本当にすごい人なんだな、と。
衣装も公演のそのままで、みんなでガツガツ踊ってくれました。黒塗りじゃないのが残念なくらい(^ ^)。
壮ちゃんのポジションにはみりお(明日海)、みわっち(愛音)のポジションにはみつる。蘭寿さんが途中ではけた後は、だいもんも含めて3人で二人でがんばって盛り上げてくれました。いやーーーー、みりお、がんばってたなあ。。。
■真実の愛(CONGA!!)
そのまま場面が極まって、暗転すると……次は静謐。
カッチーニの「アヴェ・マリア」が流れて、セリの上にあの印象的なポーズで横たわる蘭々コンビ。
本公演のときは、意外とぐらぐらゆれていた蘭ちゃんの脚が、ピタッと静止していたのがすごいな、と思いました。蘭ちゃん、最近急激に筋力がついて、ダンスが安定してきたなと思っていたので、嬉しかったです。
あの印象的な花のセットが無かったのがとても残念でした。セットの裏で蘭ちゃんとルナちゃんが入れ替わるところとか、すごく好きだったので。
でも、本当に好きな場面だったので。。。もう一度観れて、本当に嬉しかった。
蘭寿さんも蘭ちゃんもよっちも本当に素敵だったけど、、、本公演では金髪ベリーショートでひどく野性的なイメージがあったルナちゃんが、ちょっと長めの黒髪を振り乱して踊る姿には、煽情的な色気と危険な匂いがプンプンして……いやー、次回公演はぜひルナちゃんのマデレーネでお願いしたいです。。。
みわっちが歌っていた「愛、愛、愛…」という歌は、だいもん(望海)。これまた素晴らしかった!!!
いやもう、ホントに。この場面だけでチケット代の元がとれた気がしました(^ ^)。
■主題歌(戦国BASARA―真田幸村編―)
蘭々コンビがセリ下がって、暗転……すると、またガツンとした音楽がはじまって。
下手すっぽんからみりおがセリ上がってきて、「戦国BASARA」の主題歌を歌いながら銀橋を渡ります。「真実の愛」の迫力で茫然としていた客席が、少しずつ手拍子にのっていくようすが、これからのみりおへのエールになるといいな、と思いながら。
■アシナヨ(ル・ポァゾン)
ああ、サヨナラショーももう終盤、とりあえず泣いていいかな、という空気の中で、蘭々コンビの、本当に幸せそうなデュエットダンス。
本公演のときは、まだコンビを組んで初のショーという感じで。。。ダンサーコンビだから形はとてもきれいだったけれども、こんなふうに、胸を締めつけるような優しい空気が出ていたかというと……どうかなあ、と。
白い優雅な衣装が華やかで、眩しくて、本当に美しかった。テクニックで押すのではなく、雰囲気で魅せる。最期にもう一度、進化したこのデュエットダンスを観ることができて、幸せでした。
いくつもの名場面を創ってきた二人が、最後に選んだデュエットダンスがこれであったことが、とにかく、嬉しかった。
■主題歌(Streak of Light)
「アシナヨ」が終わると、両袖から組子が登場。
そうか、蘭寿さんは最後にこの曲を選ぶのか…と思いました。一筋の光に向かって、真っ直ぐに。
みりおが紅薔薇を抱えてきて、蘭寿さんに渡しただけで、なんだかもう、涙でした。渡すみりお、受け取る蘭寿さん、どっちも本当にきれいだった……。
花束を抱えて銀橋へ。歌いながら客席に撒いて(この演出、最近多いなあ。。。)
優しくて華やかで、サヨナラショーが始まる前にさおりさんが仰っていたとおり、太陽のような笑顔。
「♪仲間がいれば 愛があれば この世界は美しい」という歌詞が、大好きで。蘭寿さんも同じ気持ちなんだなあ、と思いながら、気持ちよく泣きながら、降りてくる緞帳を涙とともに見守って。。。。。
で!
■クンバンチェロ(CONGA!!)
間違いなく途中まで降りてきた緞帳が、あっさりと観客の涙を裏切って巻き戻っていき、
華やかなリズムセクションの前奏の中で、蘭寿さんのきっぱりした掛け声。
「エル クンバンチェロ!」
いやーーーー、話には聞いていたのですが、実際に体験すると破壊力すごいです。
優雅な白いひらひらした衣装で、誰よりも熱く、誰よりも元気よく、誰よりも気障に、誰よりも恥ずかしく、歌い、踊る蘭寿さん。
大好き。
もう、大好き。
ラストの掛け声前の客席煽りもさすがの蘭寿さんで、いろんなところからヒューヒュー声が飛んでました。。。
今度こそ緞帳が完全に降りても、音楽が終わっても、拍手は止まず。
もう一度緞帳があがって、、、、
「もう一回観たいかーっ!?」
おーーーーーっ!!
というわけで、カーテンコールがありました(*^ ^*)。
お上品に「マエストロ、プリーズ(^ ^)」と笑顔でふる蘭寿さんが素敵すぎて。
クンバンチェロのラストのくんだりをもう一度やって、緞帳を降ろして、、、熱い拍手は止まる気配もなく、、、客席はいつの間にか総立ちで。
緞帳がもう一度上がって、息も乱れていない(たぶん)蘭寿さんが、
蘭寿「えー、まだ観たいの?」
客席「うん!」
蘭寿「踊る?」
客席「……うん!」
で、カーテンコール2回目。
3回目は、緞帳が上がるまでちょっと長め。蘭寿さんの笑顔がきらきらしてて、眩しくて。
蘭寿「ホントに踊った?」
客席「踊ったよ!!」
蘭寿「踊るんならやろうか」
客席「踊るー!」
……なんというか。
三回目のカーテンコールの最後の最後まで、組子の誰よりも元気に、いっぱいいっぱいに身体を反らして踊っていた蘭寿さんに、泣いてる場合じゃないんだけど、涙しかなくて。
すごいなあ、ホントにすごい人だなあ、と。
サヨナラショーが豪華すぎて、すごすぎて、蘭寿さんの体力の底なしっぷりに感動しかなくて。だって、今日なんて、2回公演の後ですよ!?2回公演やって、そのあとに、生半可なショー一本やるより大変そうな内容の濃いサヨナラショー……
すごい。神に選ばれた男(役)には、かなわないなあ……。
おおぞらさんのサヨナラショーなんて、このはんぶんくらいだったのに、ファンはみんなさいごまでもつのかをしんぱいしてたっけなあ(こっそり)(しかも、たぶんおおぞらさんがそつぎょうしたときより、じつねんれいは上だよね?)(こそこそ)
さすがに千秋楽は観られませんが、お見送りには行けるかな。。。。
いつの間にこんなに蘭寿さんが大好きになったのかよくわからないけど(^ ^)、大空さんトップ時代の前半を支えてくれた蘭寿さんはじめとする6名の卒業生のみなさま。
明日が幸せな一日になりますように。
.
お芝居のアドリブ的なものは、、、キキちゃん(芹香)が袖から登場したとき(セシリアをパーティーに誘う場面)、「あー、締切明日かあ……もう少し長くやってくれたらいいいのになあ」と言ったところぐらいでしょうか。
初のB席だったので、全体がよく見えて……あ、こんなところでこんなことしてたんだ、が結構あって、前楽にして新鮮でした。
最後の最後、白いスーツで振り返って微笑うところ、透明で無邪気で純粋な笑顔に、涙が溢れてしまって、、、最後まで視ているのが大変でした。。。。
そういえば、東宝に来てからの感想はちゃんと書いていないような気がするので、後日ちゃんと書きたいなと思っています。千秋楽が終わってからになると思いますが。
ショー「宝塚夢眩」は、、、「V・A・C・A・T・I・O・N」とかはもう皆やりたい放題なので、どれが前楽アドリブなのかよくわからなかったけど、とりあえず、オタク役の神房くんが「トム(はぁと)よっち(はぁと)ネコ」と書いたハチマキをしていました(^ ^)。手作り?
あと、最後に人魚を釣り上げてみんなが袖にハケるとき、神房くんが花蝶しほちゃんをお姫さま抱っこしてハケてった!!満面の笑顔で手を振るしほちゃんが激かわでしたっ!!いつもは普通にハケていたと思うので、たぶんアドリブ……だよね?(あまり自信ない)(だっていつもはべーちゃんの人魚を観てるから……)
ディアマンテの熱いエネルギー。黒燕尾の静謐。蘭寿さんのすごいところは、尽きることのないエネルギーの泉を持っていて、それを場面にあわせて出し入れできるところなんだな、と思う。以前は割と出したら出しっぱなしなタイプだと思っていたので、そう思うと、「(オーシャンズ11の時)舞台の上で力が抜けて自然に立てていると思ったので」という卒業動機も、うなずけるなあ。。。とあらためて思ったりしました。
さおりさん(高翔)による蘭寿さんのコメント読み上げと、蘭寿さんの初舞台の思い出話(おにぎりの話とか!蘭寿さん可愛すぎる!!「焼きおにぎりの子」と思っていたさおりさん素敵!!)の後、蘭寿とむサヨナラショーに。
普通だと「準備も出来たようでございます」とかで入るのに、「すみません、私の思い出話が長くなりすぎました」と言ってくれる組長さん、素敵だなあ。。。。
それでは、サヨナラショーについて、曲ごとに。
■Where In The World (ファントム)
■永遠の詩 (愛と革命の詩)
■愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
緞帳があがって、蘭寿さんが歌いだす「ファントム」。お披露目に戻った気分になって、聴き惚れました。素敵だったなあ、エリック。。。
歌いながら銀橋に出て、そのままメドレーでつないで「永遠の詩」、そして「愛した日々に…」。衣装が臙脂色の変わり燕尾(?違うかも)なのに、ちゃんとエリックにみえたり、アンドレアに見えたり、、そして、ちょい悪オトコに見えたりして、そのたびに色々思いだしてはうるうるしました(T T)。
■リベルタンゴ (Streak of Light)
蘭寿さんがハケて、本舞台の幕があがる。
リベルタンゴの音楽の中で、カツンと水色のドレスにスポットが。ルナちゃんっっっ!!と叫びそうになりました(^ ^;ゞ 美しいシルエット、リズミカルにしなやかに動く筋肉、パラリと頬にかかる少し長めの黒髪。一瞬息を呑んで、それからやっと相手役を視て。真由ちゃんっっっっ!?と、もう一度叫びそうになりました。
いやー、鳳&冴月のリベルタンゴ。思いのほかお似合いで、すごく格好良かったです。真由ちゃん、あんまり言われないけど、実はダンサーなんですよね。。。今回のショーの「銀狼」のBOYSもすごく素敵だし、もっとダンスで使ってもらえると良いのになあ。
ルナちゃんと真由ちゃんに気を取られていたので、次に踊りだすカップルはチェックできず(すみません)。。。その次の、二人にリフトされるのはきらりん(華耀)。たしかじゅりあだったはず。リフトしてた二人が誰だったのかはわかりませんでした。
蘭ちゃん、蘭寿さんが登場して、本番開始。
いやー、、、、すごかった!!!そんなに回数を観ていないので、振りが全く同じなのかどうかはわかりませんが、とにかく格好良かった!!!蘭寿さんカッコいい!蘭ちゃんサイコー!以上!!!
■プロローグの男役群舞 (Mr.Swing!)
蘭寿さんが紅いスーツに黒のソフト帽だなあ、、、とは思っていたのですが、まさかそのまま「Mr.Swing!」のプロローグにつなぐとは思わなかった。齊藤さん、やるなあ(*^ ^*)
ヤンさんの振付が連続で観れて、全然イメージが違うのに、どっちもめちゃくちゃ格好いい、、、すごいなあ。「リベルタンゴ」はダークなエネルギーに満ちて、「Mr. Swing!」はスタイリッシュでスピーディーで。ヤンさんの才能、というか、ヤンさんと蘭寿さんの才能のぶつかりあいを何度も観ることができて、今の花組ファンは本当に幸せだなあと思いました。
■FATE CITY (オーシャンズ11)
そして、そのまま「FATE CITY」ですよ!
ラスティがみつる(華形)ですよっっ!!
後から他のメンバーが出てくるのかと思っていたら出てこなくて、最後まで二人で踊り切りました。広い大劇場を埋めきった二人。みつるのラスティ、絶対似合っただろうなあ。。。。と思ったり。
ここの流れはなんというか、ホントにすごかった。花組の蘭寿とむ、ここにあり!と、蘭寿さんがあの笑顔で、全身で、告げていました。。。
■くらわんか (くらわんか)
……という、カッコいい流れでものすごくテンションがあがったところに、すとんと水をさす「はちごろうは~~~ん」という声。
「くらわんか」は残念ながら観ていないので、ほえーと思いながら観ておりましたが、ついさっきまでダニーとラスティだった蘭寿さんとみつるの切り替えの早さというか、、、いやもう、それ以前に着替えの早さにびっくりしました(@ @)みつるなんて、どこからどう見ても貧乏神だし(^ ^)
二人が可愛すぎて周りを視る余裕がなく。。。誰がいたんだろう。だいもんといぶちゃんはいたよね。あとは?
メンバーがハケた後、背中に「八五郎」とと書かれた法被を着た蘭寿さんが銀橋に出て、犬に説教する長台詞を。これはきっと場面の再現なんですよね?声色の使い方とか、巧いなあと思って聞いていました。
そして、最後の暗転際の笑顔が超素敵でした(^ ^)。
■主題歌 (カノン)
明日一緒に卒業する、よっち(月央)、ネコ(彩城)、遼、花蝶、凪咲がコーラス。懐かしいなあ、カノン。真瀬くんの卒業公演だったから、この蘭寿さんのサヨナラショーで観ると、感慨深いです。。。
■プロローグ(CONGA!!)
下級生たちの「カノン」でちょっとほっこりしたところで、またもやガツンと入ってくるリズムセクション。
「真実の愛」をやることは知っていたけど、プロローグもやるのか!!(@ @)っていうか、蘭寿さんの体力すごすぎる!!どっから出てくるんだそのエネルギーは!?誰よりも歌い、誰よりも踊り、誰よりも……反る振りでは誰よりも反るし、ジャンプでは誰よりも高く翔ぶし、この人って本当にすごい人なんだな、と。
衣装も公演のそのままで、みんなでガツガツ踊ってくれました。黒塗りじゃないのが残念なくらい(^ ^)。
壮ちゃんのポジションにはみりお(明日海)、みわっち(愛音)のポジションにはみつる。蘭寿さんが途中ではけた後は、だいもんも含めて3人で二人でがんばって盛り上げてくれました。いやーーーー、みりお、がんばってたなあ。。。
■真実の愛(CONGA!!)
そのまま場面が極まって、暗転すると……次は静謐。
カッチーニの「アヴェ・マリア」が流れて、セリの上にあの印象的なポーズで横たわる蘭々コンビ。
本公演のときは、意外とぐらぐらゆれていた蘭ちゃんの脚が、ピタッと静止していたのがすごいな、と思いました。蘭ちゃん、最近急激に筋力がついて、ダンスが安定してきたなと思っていたので、嬉しかったです。
あの印象的な花のセットが無かったのがとても残念でした。セットの裏で蘭ちゃんとルナちゃんが入れ替わるところとか、すごく好きだったので。
でも、本当に好きな場面だったので。。。もう一度観れて、本当に嬉しかった。
蘭寿さんも蘭ちゃんもよっちも本当に素敵だったけど、、、本公演では金髪ベリーショートでひどく野性的なイメージがあったルナちゃんが、ちょっと長めの黒髪を振り乱して踊る姿には、煽情的な色気と危険な匂いがプンプンして……いやー、次回公演はぜひルナちゃんのマデレーネでお願いしたいです。。。
みわっちが歌っていた「愛、愛、愛…」という歌は、だいもん(望海)。これまた素晴らしかった!!!
いやもう、ホントに。この場面だけでチケット代の元がとれた気がしました(^ ^)。
■主題歌(戦国BASARA―真田幸村編―)
蘭々コンビがセリ下がって、暗転……すると、またガツンとした音楽がはじまって。
下手すっぽんからみりおがセリ上がってきて、「戦国BASARA」の主題歌を歌いながら銀橋を渡ります。「真実の愛」の迫力で茫然としていた客席が、少しずつ手拍子にのっていくようすが、これからのみりおへのエールになるといいな、と思いながら。
■アシナヨ(ル・ポァゾン)
ああ、サヨナラショーももう終盤、とりあえず泣いていいかな、という空気の中で、蘭々コンビの、本当に幸せそうなデュエットダンス。
本公演のときは、まだコンビを組んで初のショーという感じで。。。ダンサーコンビだから形はとてもきれいだったけれども、こんなふうに、胸を締めつけるような優しい空気が出ていたかというと……どうかなあ、と。
白い優雅な衣装が華やかで、眩しくて、本当に美しかった。テクニックで押すのではなく、雰囲気で魅せる。最期にもう一度、進化したこのデュエットダンスを観ることができて、幸せでした。
いくつもの名場面を創ってきた二人が、最後に選んだデュエットダンスがこれであったことが、とにかく、嬉しかった。
■主題歌(Streak of Light)
「アシナヨ」が終わると、両袖から組子が登場。
そうか、蘭寿さんは最後にこの曲を選ぶのか…と思いました。一筋の光に向かって、真っ直ぐに。
みりおが紅薔薇を抱えてきて、蘭寿さんに渡しただけで、なんだかもう、涙でした。渡すみりお、受け取る蘭寿さん、どっちも本当にきれいだった……。
花束を抱えて銀橋へ。歌いながら客席に撒いて(この演出、最近多いなあ。。。)
優しくて華やかで、サヨナラショーが始まる前にさおりさんが仰っていたとおり、太陽のような笑顔。
「♪仲間がいれば 愛があれば この世界は美しい」という歌詞が、大好きで。蘭寿さんも同じ気持ちなんだなあ、と思いながら、気持ちよく泣きながら、降りてくる緞帳を涙とともに見守って。。。。。
で!
■クンバンチェロ(CONGA!!)
間違いなく途中まで降りてきた緞帳が、あっさりと観客の涙を裏切って巻き戻っていき、
華やかなリズムセクションの前奏の中で、蘭寿さんのきっぱりした掛け声。
「エル クンバンチェロ!」
いやーーーー、話には聞いていたのですが、実際に体験すると破壊力すごいです。
優雅な白いひらひらした衣装で、誰よりも熱く、誰よりも元気よく、誰よりも気障に、誰よりも恥ずかしく、歌い、踊る蘭寿さん。
大好き。
もう、大好き。
ラストの掛け声前の客席煽りもさすがの蘭寿さんで、いろんなところからヒューヒュー声が飛んでました。。。
今度こそ緞帳が完全に降りても、音楽が終わっても、拍手は止まず。
もう一度緞帳があがって、、、、
「もう一回観たいかーっ!?」
おーーーーーっ!!
というわけで、カーテンコールがありました(*^ ^*)。
お上品に「マエストロ、プリーズ(^ ^)」と笑顔でふる蘭寿さんが素敵すぎて。
クンバンチェロのラストのくんだりをもう一度やって、緞帳を降ろして、、、熱い拍手は止まる気配もなく、、、客席はいつの間にか総立ちで。
緞帳がもう一度上がって、息も乱れていない(たぶん)蘭寿さんが、
蘭寿「えー、まだ観たいの?」
客席「うん!」
蘭寿「踊る?」
客席「……うん!」
で、カーテンコール2回目。
3回目は、緞帳が上がるまでちょっと長め。蘭寿さんの笑顔がきらきらしてて、眩しくて。
蘭寿「ホントに踊った?」
客席「踊ったよ!!」
蘭寿「踊るんならやろうか」
客席「踊るー!」
……なんというか。
三回目のカーテンコールの最後の最後まで、組子の誰よりも元気に、いっぱいいっぱいに身体を反らして踊っていた蘭寿さんに、泣いてる場合じゃないんだけど、涙しかなくて。
すごいなあ、ホントにすごい人だなあ、と。
サヨナラショーが豪華すぎて、すごすぎて、蘭寿さんの体力の底なしっぷりに感動しかなくて。だって、今日なんて、2回公演の後ですよ!?2回公演やって、そのあとに、生半可なショー一本やるより大変そうな内容の濃いサヨナラショー……
すごい。神に選ばれた男(役)には、かなわないなあ……。
おおぞらさんのサヨナラショーなんて、このはんぶんくらいだったのに、ファンはみんなさいごまでもつのかをしんぱいしてたっけなあ(こっそり)(しかも、たぶんおおぞらさんがそつぎょうしたときより、じつねんれいは上だよね?)(こそこそ)
さすがに千秋楽は観られませんが、お見送りには行けるかな。。。。
いつの間にこんなに蘭寿さんが大好きになったのかよくわからないけど(^ ^)、大空さんトップ時代の前半を支えてくれた蘭寿さんはじめとする6名の卒業生のみなさま。
明日が幸せな一日になりますように。
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