花組トップ娘役の蘭ちゃん(蘭乃はな)が、次回大劇場公演「エリザベート」で宝塚を卒業することが発表されました。



予想通りといえば予想どおりですが、まさかこんなに早く発表されるとは思っていなかったので、とても驚きました。
どんなに早くても、4月の100周年イベント以降だろうと思っていたのに、、、何故こんなに早かったんでしょうね。
単純に、ご本人がもう隠しておきたくない、と思ったとか、そういう理由だったりするのでしょうか。。。
直前に宙組の集合日があり、れーれ(すみれ乃)の卒業が発表されて、、、あのニュースを聞いたとき、心の片隅で“蘭ちゃんはどうするんだろう?”と思わなかったとは言いませんし、ご本人もいろいろ思うところあったのかもしれないな、と思うと、ちょっとせつないです。。。。(T T)

私は、以前から何度も書いているとおり、トップコンビは同時退団が美しいという感覚がないので、蘭ちゃんが蘭寿さんと一緒に卒業しなかったことについては特に何の感慨もありませんでした。
ただ、「オーシャンズ11」「愛と革命の詩/Mr. Swing」あたりで、お二人がすごくしっくりと馴染んで、“ひとつ”になったなーと感じたときが何度があったので、そのまま二人で翔びたってしまうのかしら、と不安になった時期もありました。
結果的には、蘭ちゃんは「エリザベート」を生きることを選び、新たな道に踏み込んでいくわけですが。
きっと苦労もたくさんあるでしょうけれども、芝居としては蘭ちゃんのシシィはすごくぴったりだと思うので。。。。あとは歌!問題は歌だけなの!!……がんばってくれるだろうことは判っているけど、どうぞ、その成果が公演に間にあいますように(祈)



宝塚が大好きで、大ファンで(^ ^)。高い意識と誇りをもって「娘役」を演じ、踊っていた蘭ちゃん。
組配属は「暁のローマ」。当時は隠れもない月組ファンだった私にとって、蘭ちゃんは、本当に小さい頃からずっと見守ってきた、“笑顔が可愛くてスタイル良くて踊れて芝居心もある”可愛子ちゃん。
一番最初に認識したのは、「ファンシーダンス」のロケットか何かで、一期上のバレリーナ・麗百愛ちゃんと並んで、足あげの角度や速さを競うようにガツガツ踊っていた時でした。
だから、つまり、、、私にとって蘭ちゃんは、何よりもまず“ダンサー”で、誰よりも“ショースター”だったのでした。

「Hollywood Lover」若き日のローズ。キュートで可愛くて、幸せそうな笑顔と伸びやかなダンスが魅力的で美しくて、、、祐飛ファンとして忘れられない作品の、忘れられない役。
「二人の貴公子」牢番の娘と、「ハムレット」のオフィーリア。可憐にキュートに繊細に、丁寧にこの大役を演じて、シェイクスピアの世界に観客を引き込む力を見せてくれた蘭ちゃん。どちらの役も大好きだった!!

花組トップ娘役に就任してからも色々な役を演じていますが、芝居の役として一番好きだったのは、実はお披露目の「麗しのサブリナ」だったような気がします。;キュートで可愛くて一途でけなげで諦めがよくて、、、大好きだったなあ(*^ ^*)。
蘭寿さんと組んでからの役は本当にどれも好きで、選べない(汗)。キュートで一途で頑固、というキャラクターの魅力が、どんな役を演じてもちゃんと活かされていて、どれもすごく違う役なのに、根っこにある蘭ちゃんの魅力は色褪せないなあ、と感心したものです。


「ラスト・タイクーン」のミナとキャシー、「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット、そして、「エリザベート」のシシィ。みりおくんと組む2作がどちらも再演なのは残念ですが、蘭ちゃんらしいマリーとシシィで、幼馴染みのみりおくんを支えてくださいますように。


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